1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:23:44.46 ID:3OrSkmNg0
真美「ねぇ兄ちゃーん。ヒマだよー」

P「俺は今仕事中だっての……」カタカタ

真美「遊んで遊んでー!」

P「もうちょい待てって……」

貴音「あの、あなた様」

P「ん? あぁ、貴音。そろそろ仕事か」

貴音「えぇ。では行って参ります」

P「おう、行ってこいー」

ガチャ、バタン

P「ふぅ、一段落着いたなー」

真美「……」

P「どうしたんだ真美。珍しく難しい顔して」

真美「珍しいは余計だよ兄ちゃん! あのさー、前から思ってたんだけど……」

P「ん?」

真美「お姫ちんって結局のとこ、ナニモンなのー?」 



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:26:17.73 ID:3OrSkmNg0
P「さぁ? 俺も実際よく知らないんだよなぁ……」

真美「んっふっふ~、そんなことだろうと思ったよ!!」

P「何で自信満々なんだ」

真美「じゃーん!これを見るのだ!!」

P「お姫ちんの正体に迫る? ……なんだこのファイル」

真美「真美ね、お姫ちんの正体について色々レポしてきたの!!」

P「……聞こうじゃないか」

真美「じゃあまずはね……」

『もしもお姫ちんの正体が吸血鬼だったら→』  提案:M.F
『兄ちゃんの血を吸いたくてたまらなかったら→』提案:A.F

真美「これにしようか~」

P「確かに貴音はどことなくそんな雰囲気があるな……」

真美「でしょでしょー!」

P「ていうか、この提案って双海しま 真美「セイ! そこは気にしちゃダメだぜ~」

P「……あいあいさー」

真美「グッド! んじゃさっそく行ってみよ→!」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:29:21.79 ID:3OrSkmNg0
--------------------------------------------------

貴音「ただいま戻りました」

P「おーお疲れ貴音」

貴音「はい。 はぁ……」

貴音(最近、血を補充出来ていませんね……体が重いです……)

貴音(人間に紛れるとはなんと苦しいことでしょうか……)

P、「……」カタカタ

貴音(プロデューサーの血液。それはとても甘美な響き)

貴音(しかし、プロデューサーの血を吸う、などと……そんなことをすれば)

貴音(……わたくしの正体が露見してしまいます)

P「どうしたんだ貴音。なんか顔色悪いぞ?」

貴音「そうでしょうか?」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:32:27.17 ID:3OrSkmNg0
P「んー……仕事疲れかねぇ。まぁゆっくり休めよ」ポン

貴音「! あんっ……」

P「えっ?」

貴音「い、いえ。何でもございません。はぁ……ふぅっ……」

貴音(なんと……プロデューサーに触れられるだけで……我慢ができなく……)

P「あ、あぁ」

貴音「はぁっ……はぁっ……」

P「しっかりしろって……」

貴音「あの、あなた様……」

P「ほんと大丈夫か? 貴音?」

貴音(あぁ、プロデューサーの匂い……こんなにもお側に……)


貴音(……欲しい)ギラッ

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:35:34.91 ID:3OrSkmNg0
P「おい、何で……目が真っ赤に……? ていうか、牙……!?」

貴音「わたくし、もう限界なのです……お願いですから……」ガシッ

P「た、貴音?!」

貴音「あなた様を、下さい……」

かぷっ

P「なっ!」

貴音「ちゅっ……ん、ごくっ……」

P「あ……うぁ……」

貴音「ぷはっ、ふぅ……あ……」

P「いたたた」

貴音「! も、申し訳ありません……あなた様にこのような無礼を!!

P「き、気にすんな」

貴音「……今、舐めて差し上げますね……ぺろ…………」

P「大丈夫だって。くすぐったいからやめろってば」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:38:30.36 ID:3OrSkmNg0
貴音「あの、あなた様」

貴音「ご覧のとおり、わたくし吸血鬼なのです」

貴音「怖い、でしょうか……?」

P「……」

P「確かに驚いたが…… 貴音は貴音だ。別に怖いとか思ってないよ」

貴音「! ありがとうございます……」

P「ただいきなり吸うのは心臓に悪いぞ……」

貴音「ふふっ、あなた様の味……」

貴音「とても、美味しゅうございました」

貴音「また頂いてもよろしいでしょうか……?」


--------------------------------------------------

真美「いいですともー!」

P「なかなか 靡だ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:41:33.53 ID:3OrSkmNg0
真美「チュッと吸ってはーんだね」

真美「分かんない人は『きゅんっ!ヴァンパイアガール』で検索だよ!」

P「真美はいい子だなぁ」

真美「……えへへ」

真美「んじゃ次ねー!」


『な、なーんと!貴音さんは実はびんぼーな人だったんです!!』 ていあん:Y.T


P「なんで ひらがな なの」

真美「そのほうが分かりやすいかなーって」

P「口癖をパクっちゃ駄目。というかやy……にキーボード打たせたのか?」

真美「一文字一文字頑張って打ってたよ~」

P「……提案者は今度美味しいもん食べさせてやろう」

真美「喜ぶよ~、やy……じゃなくて提案者の人!」

真美「んじゃ行ってみよ→!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:44:45.97 ID:3OrSkmNg0
--------------------------------------------------

貴音「はぁ……」

貴音「財布の中には1000円。給料日はあと半月……」

貴音「いかがいたしましょうか……」

貴音「決心いたしました。今月は無駄な出費を控えましょう」


---翌日---

貴音「らぁめん、大変美味でした」

テクテク

貴音「……なんと」

貴音「野口殿が消えてしまわれました……」

貴音「面妖な……」


---翌日---

貴音「」グゥー

貴音「うぅ、お腹が空きましたね……」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:47:35.98 ID:3OrSkmNg0
---翌日---

P「……」

貴音「」

P「なんで貴音がこんなとこで行き倒れてるんだ」

貴音「あ、あなた様……」

P「どうしたんだ、貴音!」

貴音「最後に、伝えなければ……」

P「おい、しっかりしろ!最後なんて言うなよ!!」

貴音「せめて、もう一杯……」

貴音「らぁめんを……」

P「……」

P「食い過ぎだ」

貴音「いけずです……」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:50:14.85 ID:3OrSkmNg0
貴音「ごちそうさまでした。真、感謝の言葉もありません……」

P「お金は計画的に使えよ」

P「ほら、取っておけ」スッ

貴音「こ、これは!諭吉殿!!」

P「」グッ

貴音「……この借りはいずれお返しします」

----一週間後----

貴音「あの、あなた様……」

P「マジか」

貴音「らぁめんが! らぁめんがわたくしを呼ぶのです……!」

P「反省しろ」スッ

貴音「500円玉……面妖なっ!」

--------------------------------------------------

真美「腹ぺこお姫ちんだね」

P「食費どんだけかかってるんだろうな……」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:52:03.46 ID:3OrSkmNg0
P「ていうか偏食家なはずなのにスタイルいいよなぁ貴音……」

真美「……むぅ」

P「どうしたんだ真美」

真美「べっつに~」

P「?」

真美「んじゃ、次行こう次!」


『やっぱ月のプリンセスだよね!地球には恋を学ぶために来てそこから生まれる……』 提案:M.K


P「このメルヘン具合……」

真美「ノリノリだったよー」

P「まっこまこやで」

真美「ちなみに話が長かったから途中で寝ちゃったんだ☆てへっ」

P「さっき奴が落ち込んでたのはそれが理由か……」

真美「んじゃ行ってみよ→」

20: 推奨BGM:夏の月 2012/06/18(月) 00:54:19.63 ID:3OrSkmNg0
--------------------------------------------------

四条貴音。

俺が担当するアイドルの少女。そして、俺が恋をした少女。

そんな彼女からの誘いは、期待していたものとは全く違ったものであり。

「わたくし、月に帰ることになりました」

――もしも貴音が月の姫だったら。


屋上のドアを開けても彼女は振り返らず月を見たままだった。

月を見る姿は何度も見た。なのに今日はいつもと違って見えて。

P「着物なんて珍しい格好してるじゃないか」

P「こんなところに呼び出してどうしたんだ」

貴音「あなた様、お待ちしておりました」

P「貴音……?」

振り返った彼女は儚く笑う。

どうして――

P「どうしてそんなに悲しそうな顔を……?」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:56:14.85 ID:3OrSkmNg0
貴音「わたくし、言わなければならないことがあります」

P「……なんだ?」

貴音「実はわたくし……月の姫、なのです」

P「……そう、だったのか」

貴音「あまり驚かれないのですね」

P「何かしら人に言えない秘密はあると思ってたさ」

貴音「……」

P「なんでアイドルになろうと?」

貴音「地球の暮らしを知るように、と。ですが……」

P「ん?」

貴音「この度、月へと帰るよう伝令を授かりました」

P「……は?! いつだ?!」

貴音「……本日、日付が変わる前に」

P「そんな……」

P「急、すぎるだろ……」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:58:13.30 ID:3OrSkmNg0
貴音「……申し訳ございません」

P「……また帰ってくるんだよな?」

貴音「一度戻ればもう二度と帰らないでしょう」

P「おい、嘘だろ……!!」

貴音「……全て事実です」

P「トップアイドルになるんじゃなかったのか?!」

貴音「わたくしは……我侭を言える立場ではございません」

貴音「従え、と言われれば従うのみ、です……」

P「……でも!」

貴音「あなた様」

貴音の人差し指が俺の口をふさぐ。続けようとした言葉は出ない。

貴音「……あなた様との日々は、かけがえのない宝物です」

P「あ……」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 00:59:36.33 ID:3OrSkmNg0
彼女の頬をつぅ、と一筋の涙が伝う。

憂いを帯びた微笑はどこか幻想的だった。

きっと俺が触れていいものではなく、

貴音「……」

別れは必然なのだろう。

P「貴音」

――それでも。

P「これをお前に……」

貴音「……この箱は、一体?」

P「ずっと渡そうと思っていたものだ。……開けてみろ」

貴音「指輪、ですか……」

P「……左薬指にとても似合うと思う」

貴音「!!」

P「好きだ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:01:12.19 ID:3OrSkmNg0
貴音「あなた様……! ぐすっ……うぅ……」

P「……何で泣くんだよ」

貴音「わたくしも……ずっとお慕いしておりました」


貴音「ですが……」

P「んっ?!」

気付いたら、彼女に口づけをされていた。

貴音「……申し訳ありません」

貴音「記憶を奪わせていただきます」

P「記憶?……あれ……」

どんな魔法か。貴音との記憶が俺の中からこぼれ落ちる。

忘れたくないことを忘れていく。膝に力が入らず崩れ落ちる。

P「おい、どうして……?」

貴音「思い出をありがとうございました」

P「貴音……!」

貴音「わたくしのことなどお忘れに。どうか……幸せになってください」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:04:16.96 ID:3OrSkmNg0
そう言って背を向けた彼女を追いかけられない。

P「貴音!」

P「……たか、ね」

P「……」

P「……あ……れ?」

P「何で俺は泣いてるんだろうか……?」

P「とても悲しいことがあったはずなのに……なんで思い出せないんだ」

P「……帰ろう」

……

貴音「さようなら……わたくしの愛したお方……」


きら、と夜空に光るのは、指輪か星か涙か。

明日からはまた、いつもの日々が始まるのだろう。

空を見上げても、今宵の月は隠れてしまい、姿を見せない。

もう名も呼べぬ誰かとの、永遠の決別を告げるが如く。

--------------------------------------------------

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:07:19.85 ID:3OrSkmNg0
真美「……ぐすん」

P「月の姫と人間の叶わぬ恋、か」

P「悲恋だねぇ」

真美「うわーん! お姫ちん、行っちゃやだよー!!」

P「ま、真美?! これは妄想だってば!!」



P「落ち着いたか?」

真美「うん……」

P「んじゃ、気を取り直して次行ってみよう」

真美「うん! 次は似たようなのをまとめたよー!」

『プロデューサーさん!貴音さんはDQNですよ!DQN!』             提案:H.A

『私みたいに弱気な四条さんっていうのは……いえ、何でもないですぅ……』 提案:Y.H

『実は女王様とか面白いんじゃないかしら?にひひ!』              提案:I.M

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:10:25.65 ID:3OrSkmNg0
P「……イニシャルにしてる意味あるのか?大体特定できるんだが」

真美「個人のぷらいばし~をソンチョーしてるのだ!」

P「まあ、なんでも、いいですけれど」

真美「んで、これはお姫ちんの面妖喋りが全部作り物だって設定だね」

P「隠された本性か」

真美「ざっつらいと!」

真美「1.やんきーお姫ちん」

真美「2.弱気なお姫ちん」

真美「3.女王様お姫ちんの3本でお送りするよ→!」

--------------------------------------------------

チュンチュン

P「ん、朝か……」

P(まさか残業で事務所で一晩過ごすとは思わなかった……)

貴音「おはようございます。はて、まだ誰も来ておりませんね……」

P(貴音か……? 俺に気付いてないっぽいな……)

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:13:39.03 ID:3OrSkmNg0
貴音「……」

貴音「あぁマジ仕事だっりぃ~」ダラーン

P(?!)

貴音「つぅか~? こんなキャラ付けしなきゃよかった感じ~」ダラダラーン

P「た、貴音……さん?」

貴音「あ。」

貴音「こほん。あなた様、おはようございます」

P「いや、あのな」

貴音「見られましたか?」

P「うん……見たくなかったけど」

貴音「あ~やっぱ驚きましたァ~?」

P「」

貴音「すっげー面妖な顔してるんですけどぉ! うけるー!!」

P「貴音ェ……」

貴音「きゃはは! ほら、飯食い行きましょ!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:16:35.04 ID:3OrSkmNg0
--------------------------------------------------

P「貴音はそんな事言わない」

真美「うん」

P「……次に行こう」

真美「うん」

--------------------------------------------------

P「おはよう、貴音ー」

貴音「あなた様、おはようございます」

貴音(今日も一番にプロデューサーに挨拶できちゃった……)

貴音(う、嬉しいなぁ……)

P「貴音、今日の仕事なんだが……」

貴音「はい」

P「グラビア撮影をやってもらうから」

貴音「ぐらびあ、ですか」

貴音(え? そ、それって水着姿をカメラに撮られるの……?)

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:19:34.73 ID:3OrSkmNg0
P「そうだ」

貴音(は、は、はずかしいよぉ……)

P「……? 貴音、もしかして体調悪い?」

貴音「いえ、そのようなことはありませんが」

P「ふむ……」ピト

貴音「わわ!」

P「わわ?」

貴音「……何でもございません」

貴音(はわわ、プロデューサーのおでこと私のおでこがごっつんこ……)

P「んー、熱は無さそうだな……」

貴音「ふふ、女性の顔にみだりに触れるのは感心しませんよ?」

貴音(ていうか顔赤くなってないよね?大丈夫だよね?)

P「おっと、すまんな」

貴音「お気になさらず。では、行って参ります」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:22:23.18 ID:3OrSkmNg0
P「頑張ってこいよー」

貴音「ありがとうございます、あなた様」

貴音(よーし、頑張ろう! しじょうたかね、ふぁいとー!おー!!)グッ

ガチャ、バタン

P「……」

P(心の声が全部漏れてる、なんて今更言えんよなぁ……)

--------------------------------------------------

P「……あのさ」

真美「うん」

P「ちょっと、イタい

真美「それ以上はやめようよ兄ちゃん」

P「……次だ」

真美「そだね」

--------------------------------------------------

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:25:34.93 ID:3OrSkmNg0
貴音「ふふふ……」

P「貴音」

P「俺を縛り付けて、どういうつもりだ」

貴音「あなた様を……」

貴音「少々、苛めたくなったのです」

P「……?」

貴音「」シュルッ

P「な、なんで靴下を脱いでいるんだ……」

貴音「ほら、  て下さい」

P「……は? 何を言って」

貴音「私の足を  て下さい、と申し上げたのです。綺麗にしてくださいね」

P「で、できるかそんなこと!」

貴音「上手に  ることが出来たら離してあげてもいいのですよ?」グリグリ

P「……くそっ」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:28:24.02 ID:3OrSkmNg0
ペロ…… 

貴音「いい子ですね」

P「……」

貴音「では、次は」

P「離してくれるんじゃないのか?」

貴音「お黙りなさい」ピシッ

P「……痛いな、おい」

貴音「はて、あなた様はとても反抗的な目をしておりますね」

貴音「どうやら、立場というものを分からせる必要があるようです……」

P「……」

貴音「ふふっ……安心してください……」

貴音「わたくし無しでは生きられないようにして差しあげます……」

--------------------------------------------------

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:31:20.76 ID:3OrSkmNg0
P「これ以上はいけない」

真美「ちょっとドキドキしちゃったよ……」

P「真美も将来こんなふうになっちゃうのかねぇ」

真美「んなっ!真美はこんなことしないもん! もちっと、こう……兄ちゃんと……愛を……」

P「そっか」

真美「ちょ……何言わせるんだよぉ……」

P「よし、次に行こう」ナデナデ

真美「撫ーでーるーなー!」


『え~、ミキ今からお昼寝するの。面倒だし猫が変身してるとかでいいの。あふぅ』 提案:M.H

P「……プライバシーの尊重は?」

真美「うわー!名前出ちゃってるYO!」

P「まぁ大体分かってるし、いいんじゃねーの」

真美「そだね!」

P「動物が人間に変身っていうのは物語にはよくある設定だな」

真美「リチョーさんだね」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:34:26.26 ID:3OrSkmNg0
P「山月記は人間→動物だっけ。というか真美はまだ習ってないんじゃ」

真美「細かいことは全部気にしない!んじゃ行ってみよ→」

--------------------------------------------------

貴音「あにゃた様」

P「あぁ、貴音」

貴音「おはようございますにゃ」

P「うん、おはよう……」

貴音「どうかにゃさいましたか?」

P「あのさ……貴音って、実は猫だよな?」

貴音「……にゃ?」

P「なんかたまに猫耳とか出てるし」

貴音「」ピコピコ

P「嬉しい時とか尻尾見えてるし」

貴音「」ブンブン

P「猫、だよな?」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:37:29.82 ID:3OrSkmNg0
貴音「……」

貴音「そのようなことはございません。にゃ」

P「そっか……」

P「話変わるけど今日の朝ごはんは?」

貴音「鰹節ご飯ですにゃ」

P「魚介系スープとか好きだよな?」

貴音「好物です。にゃ」

P「ていうか猫舌じゃないの?」

貴音「熱さには慣れましたにゃ」

P「……やっぱり、猫だよな?」

貴音「断じて、そのようにゃことは無いです。にゃ」

P「……そうか」

貴音「そうでございますにゃ」

P「ならば」

貴音「?」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:41:04.69 ID:3OrSkmNg0
P「――ここに取り出したるは猫じゃらし」スッ

貴音「!!」

P「」フリフリ

貴音「あ……あ……」

P「」フリフリ

貴音「ふしゃー!!」

P「ほーれほーれ」ブンブン

貴音「ふかーっ!!」

P「あっはっは!やべー楽しいー!」フリフリ

貴音「みゃーお、ごろごろ……」

P「よーし営業行くかー」

貴音「にゃー……はっ!」

P「んじゃな、貴音」スタスタ

ガチャバタン

貴音「あにゃた様!わたくしは猫ではございませんにゃ!あにゃた様ー!!」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:44:24.08 ID:3OrSkmNg0
--------------------------------------------------

真美「あからさますぎてビビるね」

P「なるほど」

真美「兄ちゃん?」

P「……犬耳もありだな。あえてエルフ耳…?いや、狐耳あたりも……」

真美「帰ってきてよー、兄ちゃん」



真美「……結論は?」

P「牛耳までなら許す」

真美「……そっかー」

P「? まぁ、次にいこうか」

真美「おっけー!」


『貴音は怖がりなところがあるぞ! ユーレイとかダメだって聞いた!』 提案:H.G


真美「ん~、意外ですな~」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:47:26.10 ID:3OrSkmNg0
P「というかこれ、単なる暴露じゃないか……?」

真美「んじゃ、一緒にホラー映画見るシチューでいい?」

P「シチュ、な」

真美「んじゃ行ってみよ→」

--------------------------------------------------

P「~♪」

貴音「あなた様、ご機嫌ですね」

P「あぁ、見たかった映画が手に入ったんだ。貴音も見るか?」

貴音「是非、見たいです」

P「んじゃ準備しよう」パチン

貴音「……どうして電気を消すのでしょう?」

P「いや、ゾンビ映画だし暗いほうが雰囲気が出る」

貴音「ゾンビ、ですか」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:50:33.61 ID:3OrSkmNg0
キャアアアアア!!!

貴音「ひっ!」

P「あの、貴音さん」

貴音「あなた様、何でしょう?」

P「どうして私の腕を掴んでいるのでしょう?」

貴音「いけませんか?」ウルウル

P「……いや、いいけどさ」

ウワアアアアア!!!!

貴音「きゃっ!」ガシッ

むにょん

P(あ、特盛)

貴音「」ガタガタ

むにょんむにょん

P(ここが……ここがユートピアか……)

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:53:29.46 ID:3OrSkmNg0
P「貴音。あの、貴音? 終わったから離してくれないか」

貴音「嫌でございます」ギュッ

P「あの」

貴音「申し訳ありません……もう少々このままで居て下さい……」ブルブル

P「はぁ、分かったよ……」

--------------------------------------------------

P「イイネ!」

真美「お姫ちんは普段とのギャップに萌えるね~」

P「弱点とか無さそうだからなー貴音」

真美「真美、怖いの見ても一人でおトイレ行けるよ!」

P「偉い偉い」ナデナデ

真美「えへへ、んじゃつぎつぎー!」


『四条さんの正体? 難しいわね。でも心読む能力とかありそうよね』 提案:C.K

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:56:32.07 ID:3OrSkmNg0
P「これは超能力を使えるという設定か」

真美「まいんどりーでぃんぐ!」

P「というか正体から離れてる気がするんだが……」

真美「細けぇことはいいんだよー!」

P「……うん」

真美「真美のやってたゲームにも超能力で人の心を読める主人公が居てね」

P「ほう、そうなのか」

真美「ラ○ブ・ア・ライブっていうんだけど」

P「なあ……そうだろ、松ッ!! 」

真美「通りすがりのたいやき屋さんだねっ!」

P「なんで知ってんだよ」

真美「ピヨちゃんに借りたのだ! んじゃそろそろ行ってみよ→」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:58:44.97 ID:3OrSkmNg0
--------------------------------------------------

P「はぁ」

貴音「あなた様、何かお困りですか?」

P「あぁ、貴音。いや、別に何でもないよ」

貴音「……ふむ」

貴音(使いたくありませんでしたが……仕方ありませんね)

ビビビ

P(あぁ、貴音の後ろ髪に頭そ突っ込んでスンスンしたいなぁ)

貴音「な、なんと破廉恥な……」

P「? どうした?」(今日も可愛いなぁ貴音)

貴音「いえ、あの……」

貴音「何でもありません」カァァ

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 01:59:50.67 ID:3OrSkmNg0
P「そっか」(あー貴音と結婚したい)

貴音「こ、婚約ですか? まだ早いのでは無いのでしょうか?」

P「どうしたんだ? いきなり」(ちゅっちゅしたい)

貴音「ちゅっ?!……あの、わたくし、仕事に行ってまいります!!」ダッ

P「あ、行っちゃった……」

貴音「はぁっ……はぁっ……」

貴音「プロデューサーはいつもあのようなことを……」ドキドキ

--------------------------------------------------

真美「中々のヘン  っぷりだね。兄ちゃん」

P「妄想だし。あとさ……」

P「なんか、やよいを見る千早って感じがする」

真美「……あ~」

P「……次行こっか」

真美「うん」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:02:07.34 ID:3OrSkmNg0
『貴音ちゃんの正体ですか~? 実はお嫁さんとかどうでしょうか~』 提案:A.M

P「!」

真美「!」

P「つまりそれは……!」

真美「……人妻という名の禁忌(タブー)!!」

P「思わぬ伏兵がここに……!」

真美「んじゃ行ってみよ→」

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P「ただいまー」

貴音「あなた様、お帰りなさいませ。スーツお預かりしますね」

P「おう、ありがとな。貴音」

貴音「いえ、あなた様の為ですから。すぐ夕食にいたしますか?」

P「うん、頼むよ」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:05:15.48 ID:3OrSkmNg0
P「いただきます」

貴音「どうぞ召し上がってくださいませ」

モグモグ

P「うん、美味い。貴音、料理上手になったよなー」

貴音「事務所の皆より教わっていますので」

P「ホント助かってるよ」

貴音「……それは、とても良き事」



P「んじゃ風呂入るわー」

貴音「はい」

貴音「では、お背中を流させていただきます」



ジャー

P「あぁ、気持ちいい」

貴音「あなた様は近頃お疲れのご様子」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:08:26.55 ID:3OrSkmNg0
P「色々任されることも増えたしなー」

P「というか外であなた様とか呼ぶなよ」

貴音「では……そうですね、『ご主人様』とお呼びしても?」

P「わざとやってんだろ……」

貴音「ふふっ。さて、どうでしょうか」



貴音「明日は何時に起床でしょうか?」

P「いつもと同じ時間で大丈夫だ」

貴音「それでしたらお弁当を用意しておきますね」

P「マジか、ありがとなー」

貴音「ふふっ」



P「んじゃお休み貴音」

貴音「えぇ。お休みなさいませ。あなた様……」

ちゅっ

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:11:51.35 ID:3OrSkmNg0
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P「良妻!」

真美「りょ→さい!」

P・真美「お早うからお休みまでお姫ちん!!」

P「いや、いいお嫁さんになりそうだなぁ貴音」

真美「座って礼するのが似合うよねー!」

P「でもだな」

真美「うん」

P「俺より稼ぎそう」

真美「あ~……兄ちゃんリーマンだもんね」

P「……自分で言って落ち込んだ」

真美「うわわ! ヘコまないでよ兄ちゃん! 真美がジュース買ってあげるから、ね!」

P「あぁ、ありがとな。真美もいいお嫁さんになれるよ」

真美「それなら……兄ちゃんがお嫁さんにもらってくれる……?」

P「んじゃ最後行ってみようか」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:14:32.14 ID:3OrSkmNg0
真美「スルー?! 良くないよそういうの!!」


『え、私もなの? そうね、貴音には先生とか似合いそうよね……あとは、えっと……』 提案:R.A


P「先生かー。Rっちゃんらしい、のか?」

真美「ネタ切れともいうね」

P「というか最後まで話聞いてやれよ……」

真美「ごめんねっ☆」

P「かわいいから許す」

P「貴音はメガネとか装備させると似合いそうだな」

真美「うんうん! わかるわかるー!」

P「……メガネか」

真美「兄ちゃん?」

P「雪歩にメガネもありか? あれ、美希も意外と……? なるほど、めがちはというのも……」

真美「また行っちゃったよ……」

P「うん、メガネ装備させたい子ばっかだな、うちの事務所は」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:17:26.77 ID:3OrSkmNg0
真美「その発言した翌日にゃー、765プロがメガネっ娘だらけになるね!」

P「おっと、話がずれたな。今回は先生がメインだっけ?」

真美「うん!」

真美「んじゃ行ってみよ→」

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貴音「君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ」

P「……」

貴音「この歌は、恋する者の為に雪に降られながらも野草を摘む、という歌であり……」

キーンコーンカーンコーン

貴音「ふむ、時間が来ましたね。では終業と致しましょう」



P「……はぁ、難しいな。四条先生の授業は」

貴音「もし」

P「あれ、どうしたんですか?四条先生」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:20:12.16 ID:3OrSkmNg0
貴音「先日の試験の結果ですが、赤点を取った者は貴方だけです」

P「マジっすか」

貴音「まじ、です。放課後に居残り授業ですよ、P」

P「分かりました……」



P「あの、四条先生」

貴音「どうしましたか?」

P「この問題が分からないんですが」

貴音「ふむ。その問はですね」スッ

P(ちょっ、近い近い)

貴音「この文をこう解釈するとこういうことになり……」ギュムッ

P(当たってる!当たってるよ!!)

貴音「と、このような感じで……P、聞いているのですか?」

P「す、すみません。聞いてませんでした」

貴音「全く……いけない子ですね」コツン

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:23:15.63 ID:3OrSkmNg0
P「……」カァァ

貴音「ふふ、焦らずとも大丈夫ですよ」

貴音「一緒に頑張りましょう、ね?」

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P「貴音先生と放課後の個人授業……」

真美「なんでこんなに  いんだろうね……」

P「分からんがとりあえずメガネ装備だな」

真美「推してくるね、兄ちゃん」



真美「出たのはこれくらいだねー」パタン

P「案外暇つぶしになったなー」

真美「ていうか兄ちゃーん」

P「ん?」

真美「お仕事は?」

P「あ」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:26:41.25 ID:3OrSkmNg0
バタバタ

P「ちょ、もうこんな時間かよ!」

真美「焦りすぎだよ兄ちゃーん!」

P「いや、アポ取ってるからマズいんだって!!」

P「真美、すまん!そのファイルしまっといてくれ!!」

真美「あ、あいあいさー!」

ガチャバタン

真美「……」

真美「結局、お姫ちんの正体って……?」

貴音「真美。呼びましたか?」

真美「うわ?! お姫ちん!!」

貴音「……? このファイルは一体……」

ペラペラ

真美「あー……あはは……」

貴音「ふむ、なるほど……」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:29:31.15 ID:3OrSkmNg0
貴音「この予想……案外当たっているかも知れませんね」

真美「え? どういうことー?!」

貴音「いえ、何でもございません」クスッ

真美「ちょっとお姫ちーん! 気になるじゃんかよー!」


貴音「はてさて。では、これにて終劇としましょうか」


        ◆月のワルツ◆
      歌:四条貴音(原由実)
作詞:湯川れい子       作曲:諫山実生


貴音「ところで響。重要なお話があります」

響「ん? どうしたんだ貴音ー?」

貴音「こちらへ……」

響「うん!」タッタッタッ



ウギャアアアアアア!!!

-END?-

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:33:40.72 ID:3OrSkmNg0
おまけ1:事務員さんの場合


小鳥「……」カタカタカタ

小鳥「あれは先日の出来事でした」

小鳥「『ねぇお姫ちんの正体について……あ、やっぱピヨちゃんはいいや~。どうせ変なことだろーし』」

小鳥「真美ちゃん……その言い方は無いんじゃないの?! ひどいわ!!」バンバン

小鳥「ふぅ、ふぅ……落ち着くのよ。KOOLになれ、小鳥」

小鳥「……こうしておまけ枠を得たことだし」カタカタ、ターンッ!

『天然エロな貴音ちゃん』 提案:K.O

小鳥「それでは行ってみましょう!!」

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P「ふぅ、やっと書類整理が終わった……」トントン

シュッ

P「痛っ!」

貴音「あなた様!どうしましたか?!」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:36:36.37 ID:3OrSkmNg0
P「いや、紙で切っちゃったみたいだ」

貴音「なんと……血が出ております……」

貴音「指をお出し下さい」

P「え?」

貴音「んむっ!」

ぱくっ

P「あ、ちょっと……」

貴音「はむっ……ちゅっ……」

P「おい……」

貴音「ちゅぱっ、むちゅっ……ちゅるっ……あなたひゃま……?」

P「は、はい」

貴音「い、いかがでひょうか?」

P「とても気持ちいいです」

貴音「……?」

P「……」

90: おまけ3までやったら本当に終了 2012/06/18(月) 02:38:17.38 ID:3OrSkmNg0
貴音「っ!」バッ

P「貴音?」

貴音「……い、今のことはお忘れください」カァァ

P「お、おう……」

P(貴音の舐めた指が、てらてらと光って……)

P「ごくっ……」

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小鳥「ふふ、ふふ……」

小鳥「……いい、いいわ貴音ちゃん」

小鳥「えっ本番? 体験した事無いのに書けるわけ……

貴音「小鳥嬢」

小鳥「?!」

貴音「少々、お話したいことが御座いまして。はて、このファイルは一体……」

小鳥「ちょ、だめぇ!見ちゃ駄目ェェェ!!」

小鳥「終わり!(私が)」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:41:18.45 ID:3OrSkmNg0
おまけ2:プロデューサーの場合

P「貴音の正体か」

P「……こういうのはどうだろうか?」

『もしも四条貴音が魔法少女だったら』 提案:P

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モブ「おい、ネェちゃぁ~ん、なぁにぶづがっでぎどんねや……」

雪歩「ひぃぃ……」

モブ「あやまるぁんくぁい!!」

モブ「ペッ!ちゃーっすぞ!?」

雪歩「何言ってるか分かりません~……」

モブ「何やとぉ!ゴラァ?!」


??「待ちなさい、下郎!」


モブ「だれじゃあ!!」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:43:23.56 ID:3OrSkmNg0
ジャーン!!

??「風のように清らかに、花のように美しく!」クルクル

??「白く輝くフラワーガール!」クルクル

タカネ「魔法少女タカネ! みなの平穏を守るため! 参・上いたしました!」バーン

P「あ、あれは!最近街で噂になっている正義の魔法少女タカネじゃないか!」

P「純白のドレスに身を包み、胸元を限界まで広げたコスチュームはとてもセクシーである!!」

モブ「な、何じゃい。お前……」

タカネ「女性に手を上げようとするなどと……恥を知りなさい……」

モブ「やってまえやおまえら!」

モブ「へい!」

タカネ「一気に決めさせていただきます!  ハァァ……! H ☆ K ☆ R!!」

どんがらがっしゃーん!

モブ「ぐわあああああああ!!」

モブ「クロコダイーン!!」

P「説明しよう! タカネの必殺技、HKRとは目からビームを容赦無く打つのである!デ○・キャラット!」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/18(月) 02:45:05.07 ID:3OrSkmNg0
P「ちなみに『早く帰ってラーメン食べたい』の略である!」

モブ「おぼえてやがれ!」すたこらさっさ

タカネ「悪は滅びました……」スタスタ

雪歩「ま、待って下さい!」

タカネ「? どうかしましたか?」

雪歩「あの、助けてくれてありがとうございましたぁ……せめてお名前を……」

タカネ「名前は……トップシークレット、ですよ」

P「そう! 魔法少女タカネの正体は誰にも知られてはならない! お約束である!!」

P「そして、この世に悪がある限りタカネは戦い続けるのだ!」

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P「ふむ、なかなかいいんじゃないか」

真美「兄ちゃん」

真美「ごめん。これは……ボツ」

P「何でだ?!」

真美「終わり!(兄ちゃんが)」

引用元: P「貴音の正体に迫る?」真美「うん!」