1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 17:29:14.80 ID:KnFkxzUw0
まどか「マミさん!!助けて!!」

マミ「どうしたの?」

まどか「キュゥべえが……!!」

マミ「え?」

QB「まどかぁぁぁぁぁ!!!!!!魔法少女になってよぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!」グルグルグル!!!!

マミ「円を描くように走ってくる?!なにあれ?!」

まどか「キュゥべえ……です」

マミ「ちょっと!!落ち着いて!!」

QB「うわぁぁぁぁぁ!!!!どうして!!!こんなに懇願しているのに魔法少女になってくれないのさぁぁぁぁぁ!!!まどかぁぁぁ!!!」グルグルグル!!!

まどか「こわい……」

QB「まったくわけがわからぁぁぁぁぁぁないよぉぉぉぉぉ!!!!!!!」





6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 17:39:55.58 ID:KnFkxzUw0
QB「まどかぁぁぁぁ!!!!!けいやくぅぅぅぅぅ!!!!!!してよぉぉぉぉぉ!!!!!」グルグルグルグル!!!!!!

まどか「ひっ……」

マミ「ちょっと……」

QB「魔法少女たのしいよぉぉぉぉぉ!!!!!!」ダダダダダッ

まどか「きゃぁぁぁ!!!」

マミ「だめっ!!」ガシッ

QB「何をするんだ、巴マミ!!!」

マミ「怖がってるから……」

QB「まどかはね。魔法少女になるべきなんだ。それだけの力があるんだ。だから契約しないとダメなんだ」

マミ「えっと……」

QB「まどかぁぁぁぁ!!!!!魔法少女になってよぉぉぉぉお!!!!!かわいい衣装も用意するからぁぁぁぁあぁあああ!!!!!」ダダダッ

マミ「あぁ……」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 17:44:03.36 ID:KnFkxzUw0
まどか「さやかちゃぁぁん!!」

さやか「ん?まどか?」

QB「まどかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」タタタタタッ

さやか「なんか逆立ちで迫ってくるのがいるけど?!」

まどか「助けて……」ガタガタ

さやか「いや……どうやって……?」

QB「まほぉぉぉぉぉしょうじょになろぉぉぉぉぉよぉぉぉぉぉお!!!!!!」

さやか「こわ……なにこれ……?」

まどか「うぅ……」

QB「まどかぁ!!!君は運命というなのレールからは逃れられないんだぁ!!!!さぁ!!!!契約して魔法少女になってよぉ!!!」

さやか「い、嫌がってるのに、迫ってこないで!!」

QB「さやかはどうでもいいんだ!!!どけよぉ!!!」

さやか「ひっ」ビクッ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 17:48:51.36 ID:KnFkxzUw0
QB「まどか!!!魔法少女だよ!?すごいじゃないか!!!人生で一度きりのチャンスだ!!!!レッツトライ!!!」

まどか「いや……」

QB「えー?!聞こえないよ!!!さぁぁ契約だぁ!!!!」

さやか「まどか、こっち!!」

まどか「うん」

QB「僕から逃げられるとでも思っているの……?!まどかぁぁぁああああ!!!!!」

まどか「追ってくるよ?!」

さやか「私が囮になる。まどかは行って!!」

まどか「でも!!」

さやか「いいから!!」

まどか「ご、ごめんね!!」

さやか「さぁ、こい!!」

QB「まどかぁぁぁ!!!!!今ならマドカアローもつけっるからぁぁぁぁぁ!!!!!!!」ダダダダダッ

さやか「……いっちゃった……ごめん、まどか……」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 17:53:08.90 ID:KnFkxzUw0
杏子「ふわぁぁ……なんか面白いことでもないかなぁ……」

まどか「きゃぁぁああああ!!!!!!!」

杏子「ん?」

QB「まどかぁぁぁぁ!!!!どぉぉぉぉうしてにげるのぉぉぉぉぉ?!?!?!」

杏子「なんだ……あれ……」

まどか「いやぁぁぁぁ!!!!!だれかぁぁぁ!!!!」

QB「全くわけがわからないよぉぉぉぉお!!!!!!まどかぁぁぁぁぁ!!!!!」

杏子「おい」ガシッ

QB「だれ?!」

杏子「誰ってなんだよ?!」

QB「ジャマァ!!!」

杏子「そういうわけにも行くか。完全に怯えてるじゃん」

まどか「うっく……ぐすっ……」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 17:57:56.90 ID:KnFkxzUw0
QB「まどか……どうして泣いてるの?」

まどか「だって……怖いから……」

QB「誰がだい?」

杏子「お前がだろ。どう見ても」

QB「怖い?僕が?心外だなぁ」

まどか「……」

杏子「嫌がってるなら、今契約しないでいいじゃん」

QB「もう……2週間だよ?」

杏子「なにが?」

QB「僕が……まどかに……魔法少女の契約を説明してから……」

杏子「お、おい……」

QB「何度も何度も何度も何度も……説明したのに……まどかは首を横に振るばかり……」

QB「まどかはテニスの試合でもみてるのかい?!えええ?!どうなの?!」

まどか「み、みてないけど……」

QB「じゃあ首を縦に振ればいいじゃないかぁ!!!!!わけがわからないよぉぉぉぉ!?!?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:03:36.79 ID:KnFkxzUw0
杏子「うお!?」

QB「もう発狂しそうだよぉぉぉ!!!!まどかぁぁぁぁあああああああ!!!!!!」

まどか「ひっ……」ビクッ

杏子「あのさぁ……」

QB「さっきから疑問だったんだけど……」

杏子「なに?」

QB「君だれ?!離してくれないかな?!気安く触らないでくれるかい?!はぁぁぁぁ!?」

杏子「な、なんだよ……!!なんでそんな言われ方されないと―――」

QB「はなせっつてんだよぉ!!!日本語わからないの?!わけがわからないよぉ!!!!」

杏子「ごめん」パッ

QB「まどか……まどか……まどかまどかまどかまどかまどかまどかまどか……」

まどか「うぅ……」

QB「魔法少女と契約して僕になってよぉぉぉぉぉおぉ!!!!!!」ダダダダッ

まどか「いやぁぁぁぁ!!!!!」

杏子「あー……行っちゃった……ま、いっか」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:08:52.40 ID:KnFkxzUw0
ほむら「……」

まどか「ほむらぢゃぁぁぁん!!!!!」

ほむら「!?」

まどか「たすけてぇぇぇぇ!!!!」

ほむら「え?どうしたの?」

まどか「くる……くるよぉ!!」

ほむら「来るって……」

QB「魔法少女パラダイスゥゥゥゥウゥゥ!!!!!!」グルグルグルグル

ほむら「狂ってるわ……」

QB「魔法契約と僕して少女になってよ!!!」

ほむら「……」

まどか「うぅぅ……」ガクガク

QB「ねぇ!!!なってよぉ!!!!僕を助けると思ってぇぇ!!!」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:17:14.23 ID:KnFkxzUw0
ほむら「……」カチャ

QB「何をする―――」

バァン!!!

ほむら「まどか。もう安心よ?」

まどか「う、うん……本当に?」

ほむら「新しいのが来たら、もう正常になっているはずだから」

まどか「なら―――」

QB「まどかぁ!?」

まどか「ひっ」ビクッ

ほむら「そんな……あの一匹が故障したんじゃ……」

QB「君の気持ちはよくわかったよ!!!契約したくないってことだろぉ!?」

まどか「う、うんうん!!」

QB「じゃあ、その願いを叶えてあげるから魔法少女になってよぉ!!!」

ほむら「一緒じゃないの!!!」

QB「ばれたぁぁぁぁ!!!!うわぁぁぁぁぁ!!!!!暁美ほむらのせいで僕の計画がだいなしじゃないかぁぁぁぁ!!!!」ジタバタ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:22:06.81 ID:KnFkxzUw0
まどか「もうやだよぉ……こんなのぉ……」ウルウル

ほむら「こんなの……どの時間軸でも経験しなかった……どうしたら……」

QB「……」

まどか「……え?」

ほむら「動きがとまった……」

QB「僕が間違ってたよ。まどか」

まどか「キュゥべえ……?」

QB「強引に契約を迫っても成功しない。それを僕は学んだよ」

まどか「……」

ほむら「……」

QB「じゃあ、またね」

まどか「うん……」

ほむら「な、なんだったの?」

まどか「さぁ……」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:29:03.01 ID:KnFkxzUw0
鹿目宅

まどか「はぁ……今日はずっと叫んでた気がする……」

まどか「ジュースでも……」ガチャ

QB「やぁ!まどか!!今日は冷蔵庫からこんばんわ!!!」

まどか「……!!!」バタンッ!!!

まどか「……」ガチャッ

QB「どうして閉めるんだい!?全くわけがわからないよっ!!!!」

まどか「ごめんなさい……驚いて……」

QB「そうなんだ!!!そういってくれないとわけがわからないよ!!!」

まどか「……な、なにしてるの?」

QB「なんだよ……まどか……契約もしてくれないのに……僕が冷蔵庫にいる権利まで奪うのかい?!えぇぇ!?びっくりだよ!!!」

まどか「あ、えと……いて……いいから……」

QB「ありがとう!!まどか!!!まどかは優しいね!!きっといい魔法少女になれるよ!!!」

まどか「……」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:32:05.18 ID:KnFkxzUw0
QB「で、何が欲しいんだい?僕がとってあげるよ!!」

まどか「オ、オレンジジュース……」

QB「自分でとりなよ!!!!なんで甘えるのさ!!!!!」

まどか「ひっ!!!」

QB「はい。これでしょ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:35:22.85 ID:KnFkxzUw0
QB「で、何が欲しいんだい?僕がとってあげるよ!!」

まどか「オ、オレンジジュース……」

QB「自分でとりなよ!!!!なんで甘えるのさ!!!!!」

まどか「ひっ!!!」

QB「はい。これでしょ?」

まどか「ありがとう」

QB「お礼よりもするべきこと……あるでしょ?」

まどか「……宿題?」

QB「あー!惜しいね!!!契約だよぉ!!!!僕との契約!!!さぁぁ!!!!」

まどか「ひぃぃ!?」

QB「この霜降りのお肉を叩いてあげるから、契約してよ?!ね!?」

まどか「……」フルフル

QB「はいっ!!はいっ!!!はいっ!!!はいっ!!!!」ペチペチペチペチ

まどか「……」バタンッ!!!

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:43:02.74 ID:KnFkxzUw0
まどかの自室

まどか「はぁ……怖い……怖いよぉ……」ブルブル

まどか「あんなに必死なキュゥべえ……怖い……」ガクガク

まどか「……」キョロキョロ

まどか「い、いないよね……」

まどか「はぁ……と、とりあえず……気分転換に音楽でもきこっと」

まどか「今日は……これにしよう」ピッ

まどか「……あれ?聞こえない……どうして?」

まどか「でも……再生になってる……」

QB『ぼぼぼぼ、ぼぼっぼくと、けけけけけけけ、契約してYO!!!イェー!!!』

まどか「なにこれ!?音楽が違う!?あれ!?CDは?!……一緒だ。間違ってない……」

まどか「……」ピッ

QB『まままままま、まどかは全然、けけけっけいやくしてくれないZE!!わわわわ、わけわわわけがわからないYO!!!』

まどか「もういやぁ!!!!」ダダダッ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:50:35.62 ID:KnFkxzUw0
まどか「キュゥべえ!!!」ガチャッ

まどか「あれ……?いない……。冷蔵庫から移動したのかな……?」

まどか「じゃあ、どこに……?」キョロキョロ

QB「まどか。何してるの?」

まどか「キュゥべえ!?」

QB「なんだい?」

まどか「私のCDに変な細工したでしょ!?」

QB「ななななな、なんの話だYO?!」

まどか「それ!!」

QB「全くわけが分からないYO!」

まどか「もうやめて!!」

QB「それが願いだね?」

まどか「違う!!!」

QB「もう!!!!僕は君のために身を削ってるのに!!!!!なんでそんなことしかいえないの!?はぁぁぁ!?」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 18:56:57.33 ID:KnFkxzUw0
まどか「家から出て行って!!」

QB「わかった。それが願いか。じゃあ、契約成立だね」

まどか「違う!!!」

QB「願いは一つまでだよ?」

まどか「問題はそこじゃないの!!」

QB「そこしかないよ!!!!僕にとってはね!!!!」

まどか「うぅ……」

QB「そんなことより!!まどか!!!見てみて!!!」

まどか「……」

QB「僕ね、気がついたんだ!!!!お鍋の中に入ると落ち着くって!!!」

まどか「……」

QB「土鍋が一番だよ!!!さあ、蓋をして!!!」

まどか「……」

QB「蓋ぐらいしてくれてもいいんじゃないかなぁ!?!!!」

まどか「し、します!!だから、怒鳴らないで!!」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 19:04:51.79 ID:KnFkxzUw0
まどか「はい……」カポッ

QB「うわー。まどかー。くらいよー」

まどか(そうだ……!!このまま火にかけちゃえ!!)

QB「蓋を持ち上げて、腰を振って踊りたいところだけど、僕にはそんな芸当ができないんだ!」

まどか(いそげ!いそげ!!)カチカチ

QB「全く!!わけがわからないよ!!!」

まどか(点火)ボッ

QB「まどか……」

まどか「な、なに……?」

QB「もしかして……僕……鍋の具になってない?」

まどか「な、なってないよ……?」

QB「そうだよね。なってない……あついねええええ!!!!!!まどかぁぁぁぁ!!!!!!とってもファイヤァァァァ!!!!!」ガタガタ

まどか「ひぃ!?」

QB「どこの魔女裁判だい?!ええ!?僕は魔女ですか?!これは傑作だぁ!!!いやっほー!!!」ガタガタ

まどか「あぁぁぁ……」ガタガタ

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 19:12:51.40 ID:KnFkxzUw0
QB「まどかは契約もしてくれないのに!!!僕を火あぶりにするんだぁ!!!君のほうがよっぽどワルプルギスだね!!!」

まどか「ごめんなさい……ごめんなさい……!!」

QB「謝って済むなら魔法少女と契約して僕になってよぉぉぉぉぉ!!!!!!まどかぁぁぁあぁぁあああ!!!!!!」

まどか「ごめんなさい……私は悪い子です……許してください……」ガクガク

QB「あぁぁぁ!!!もえる!!!!僕がもえるよ!!!まどかぁ!!!!!」

まどか「うぅぅぅ……聞こえない……何も聞こえない……」

QB「これはもう損害賠償魔法少女契約請求をするよ!!!!まどかぁぁぁぁ!!!!!」

まどか「もう……いや……いやぁ……」

まどか「……?」

まどか「静かになった……?」

まどか「はぁ……はぁ……」

まどか「キュゥべえ……?」

まどか「……」

まどか「はぁ……と、とりあえず……火を消して……部屋に戻ろう……」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 19:23:12.10 ID:KnFkxzUw0
自室

まどか「キュゥべえ……?いるの……?」

まどか「……」

まどか「いないみたい……」

まどか「つかれた……」

まどか「ちょっと寝よう……」

まどか「……」

QB「昔昔、あるところにおじいさんとおばあさんが済んでいました」

まどか「……」ピクッ

QB「おじいさんは山へまどかと契約しに芝刈りに。おばあさんは川でまどかと契約しに洗濯に行きました」

QB「すると、下流のほうからまどかがどんぶらこ、どんぶらこ、とバタフライで逆行してきました」

まどか「……」

QB「まどかはいいます。クソ婆様!!!!鬼退治に行ってきますわ!!!!!」

QB「まどか!!!!口悪い!!すげえええええ!!!!」

まどか「もうやめてぇ!!!何がしたいの!?」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 19:29:29.78 ID:KnFkxzUw0
QB「契約だよ?」

まどか「はぁ……もう……いや……絶対に契約なんてしないっ!!」

QB「え?……おいおい……なんて言ったの?」

まどか「契約なんて……しないっ!!」

QB「聞いたかい?まどか、契約しないってさ」

QB「アハハハハ。ここではアメリカンジョークは通じないよ?」

まどか「冗談でもジョークでもない!!!」

QB「……」

まどか「出て行って!!お願い!!!私は魔法少女になんてならない!!」

QB「まどか。まどか」チョンチョン

まどか「……なに?」

QB「んぁぁぁぁぁああああ!?」

まどか「ひぐっ?!」

QB「今更、そんな  の締りが悪い話をされても、困るんだよね」

まどか「……」ガクガク

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 19:36:23.35 ID:KnFkxzUw0
QB「君ほどの逸材はいないって……説明したよね?」

まどか「か、関係ないよ……」

QB「まどかぁ。どうしてそんなこというんだい?」

まどか「だ、だって……」

QB「君は選ばれし魔法少女。レジェンドオブマジックガールなんだよ。わかるよね?」

まどか「……」

QB「そんな君が魔法少女にならないなんて……許されると思ってるの?」

まどか「関係……ないよ……」

QB「どうしても契約しないんだね?」

まどか「……」コクッ

QB「分かった……なら……僕も考えがある」

まどか「な、なに……?」

QB「まどかの机の引き出しに住み着いてみるよ!!!」

まどか「どうして?!」

QB「まどかが机の椅子に座るたびに、勢い良く引き出しをあけて、鳩尾にダメージを与えるためだよ!!!!」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 19:45:35.72 ID:KnFkxzUw0
まどか「あぁぁぁ……」

QB「よっと!!」ガラッ

QB「さあ!!座ってみてよ!!まどか!!!」

まどか「……」フルフル

QB「ほらぁ!!!はやくしなよぉ!!!!」ガッ!!!ガッ!!!!

まどか「いや……いや……!!」

QB「いいね!!!この引き出し!!!滑りがいいよ!!!」

まどか「うぅぅぅ……」ウルウル

QB「まどか!!こっちにおいで!!!」

まどか「やだ……」フルフル

QB「どうしてこないの?!全くわけがわからないよぉぉぉぉぉ!!!!」

まどか「……」

QB「ほーら!!!まどか!!!」ガッ!!!ガッ!!!!!

まどか「いやぁぁぁ!!!!」ダダダッ

QB「まどかのフォアグラを打つべし!!撃つべし!!!」ガッ!!!ガッ!!!

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 19:55:42.24 ID:KnFkxzUw0
浴室

まどか「お風呂入って……考えを纏めよう……」

まどか「これからどうしたら……いいのかなぁ……」

まどか「いつまでキュゥべえの脅威に怯えなくちゃいけないんだろう……」ガラッ

まどか「……!」バッ

まどか「浴室にはいない……よね?」

まどか「はぁ……」

まどか「……」ザァァ

QB「シャワーの水圧、弱いね」

まどか「……!?」

QB「もっとパワーがないと」

まどか「……」

QB「なに?」

まどか「……契約はしないよ?」

QB「うん。もういいよ。僕も反省したんだ。無理強いはよくないよね。ごめん、まどか」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 20:03:26.90 ID:KnFkxzUw0
まどか「本当に?」

QB「うん」

まどか「もう……契約を迫ったりしないの?」

QB「しないよ」

まどか「……」

QB「疑っているのかい?心外だなぁ」

まどか「ごめん……なさい……」

QB「まどか。僕は髪を洗ってあげるよ」

まどか「いい!」

QB「あ?」

まどか「お、おねがい……します……」

QB「まかせてよ!!これでも得意なんだ!!」

まどか「……」ドキドキ

QB「よっと!!!!」ガリガリガリ

まどか「いたたたたたたた!!!!いたい!!いたよ!!!!キュゥべえ!!!やめてぇ!!!」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 20:10:12.19 ID:KnFkxzUw0
QB「それが願いだね?ありがとう!!契約成立だ!!!」

まどか「ちがう!!!!」ガシッ

QB「何するんだ!!離せ!!!!汚らわしいよぉ!!!!はぁぁぁぁぁぁ!?!?」

まどか「もう……こうして……」ガラッ

QB「窓から投げ捨てる気かい?」

まどか「ふぅー……ふぅー……!!」

QB「そんなことをしても無駄だよ。僕が消えても第二第三の僕が―――」

まどか「やぁぁ!!!」ポーイ

まどか「はぁ……はぁ……」

まどか「……」ピシャッ

まどか「これで……暫くは……」

まどか「お湯につかろ」チャプ

まどか「はぁ……気持ちいい……」

QB「へえ。人間ってお湯に浸かると気持ちよくなるんだ。魔法少女になってもいないのに」

まどか「な、んで?!」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 20:14:59.85 ID:KnFkxzUw0
QB「まどかぁ……いい加減に諦めなよ」

まどか「そんな―――え!?」

QB「まどか」

QB「まどか」

QB「僕と契約して」

QB「魔法少女に」

QB「なってよ」

まどか「キュゥべえが……いっぱい……い、いつのまに……」ガクガク

QB「まどか、僕と契約してよ」

QB「わけがわからないよ」

QB「エントロピー!!」

QB「マドカァー!!!」

まどか「あぁぁぁ……!!たすけてぇ……いやぁぁ……!!!」ガクガク

QB「「「「まどかまどかまどかまどかまどかまどか」」」」ワラワラ

まどか「―――契約するぅぅぅ!!!!!契約するからもうやめてぇぇぇ!!!!!」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 20:22:58.69 ID:KnFkxzUw0
QB「流石、まどか。そう言ってくれと信じてたよ」

まどか「……」

QB「さあ、願いを言うんだ」

まどか「キュゥべえが目の前に現れないようしてください」

QB「それは無理だ。残念だけどね」

まどか「もうキュゥべえは見たくありません……」

QB「ダメだって言ってるじゃないか。ほら、別の願いだ」

まどか「キュゥべえを見たくない……」

QB「それはあれかな?盲目になるってことでいいのかな?そんな願いでいいの?」

まどか「キュゥべえを見たくないの……」

QB「そこまでいうなら……その願いで行こう。君は今から盲目だ」

まどか「……」

QB「さあ!!契約だ!!まどか!!」

まどか「キュゥべえを見たくない……」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 20:25:40.66 ID:KnFkxzUw0
数日後

ほむら「まどかぁ!!!」

杏子「あーあ……」

さやか「そんな……」

マミ「……」

QB「なんだ……意外とあっさり死んじゃったね、まどか」

QB「まぁ、いいさ。欠けたパーツはまた拾いにいけばいいだけだ」

QB「次は誰にしようかなぁ……」

QB「そうだ……あの子だ。あの子にしよう……」


QB「―――僕と契約して魔法少女になってよ」



END

引用元: QB「僕と契約して魔法少女になってよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」ジタバタ