1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/26(金) 18:26:27 j1W4505c
教師「俺の嫁です」





2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/26(金) 21:51:03 j1W4505c
女「はい?」

教師「だから、嫁」

豚「ぶひっ」

スリスリ

教師「ははは、お前を仲間と思っているようだな」

女「わっ、私は人間です!豚じゃありませぇん!」

ドスコイ

教師「とか何とか言いながら張り手してる」

女「しまった」


3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/26(金) 21:53:36 j1W4505c
豚「ぶひっぶひっ」

スリスリ

女「まぁ、可愛いには可愛いですね」

教師「当たり前だ、俺の嫁なんだからな」

女「本気で言っているんですか…ペットかなにかなんでしょう?」

カチン

教師「訂正しろ!人の嫁をペット呼ばわりだと!」

女「ひいっ」


4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/26(金) 21:56:03 j1W4505c
豚「ぶひひっ」

教師「あ、あぁ、すまん…熱くなりすぎた。お前の事となるとつい、な」

テレテレ

豚「ぶ、ひぃぃん…」

テレテレ
イチャイチャ

女「マジモンのxxxxやんけ」


5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/26(金) 22:07:04 j1W4505c
スッ

豚「ぶひっ…」

ジュンッ

豚「ひぃぶひぃぶ…ぶぶぶ…」

トロォ

教師「おいおい、もうこんなに…まったくとんだ 乱イベリコだな」

女「なんなのこの光景は…おぞましいわ」


6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/26(金) 22:11:11 j1W4505c
教師「ンフフフフ…」

スッ

女「あ、あれは…数学教師が常備している巨大三角定規!」

教師「ご名答」

豚「ぶひっ…」

教師「なんだって?止めてくれだって?」

豚「ぶひひ…」

教師「その割にはもの欲しそうな顔をしているじゃあないか」

ジュルリ

豚「ひぃぶ…」

教師「さぁ正直に言えよ…三角定規が欲しいって!言えよ!」


7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/26(金) 22:19:12 j1W4505c
豚「ぶひひん…ぶひ、ぶ…ぶひひぃぃぃぃぃ!」

訳:ちょうだい…はっ、は…早くちょうだいぃぃぃぃぃ!

教師「お望み通りになぁ!」

ブワァッ

女「これは…これは惨劇になるに違いない!」

豚「ぶひぃぁぁぁ!」


8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/26(金) 22:37:04 j1W4505c
そして巨大三角定規が宙を舞い
きらり、ひらりと回り
迷い無く豚の尻穴に向かい

放たれた。



放 た れ た !


9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/26(金) 22:39:37 j1W4505c
ズボンヌ!

豚「ぶひっ…」

グリグリグリ

豚「ぶひっ!ぶひっ!ぶひっ!ぶひっ!ぶひっ!ぶひっ!ぶひっ!ぶひっ!ぶひっ!ぶひっ!ぶひっ!」

そして巨大三角定規は
豚の腸内で
ぬらりと爆ぜた。

ボフン

豚「ひぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」


 


11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 12:04:19 xtkTeW3.
粉々に砕けた三角定規は
豚の腸を●しに●し
もはやそれは腸の役目を果たす事はできない程に
重傷であった。

教師「さぁて、下準備は出来たぜベイビー」

ヌギッ ボロンッ
ボロネーゼェ…

女「な、何をする気なの…ま、まさか!」

教師「そのまさか、さ」

ズイッ


12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 12:06:27 xtkTeW3.
豚「ひぃっ…」

女「豚はたった今!腸が破裂したばかりなのよ!なのに…なのに貴方は何をしようとしているの!?」

教師「君の想像している通りの事さ…もう…もうとっくに、ご存じなんだろう?」

女「あ、貴方は…なにものなの…」

教師「とっくにご存じなんだろう?」


13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 12:08:49 xtkTeW3.
女「や、やめ…」

ズイッ

教師「さぁて、今から俺は可愛がる…嫁を!この俺が!可愛がるんだぜ!?」

ビンッビン…

豚「ぶぶぶひぃ…」

トロォン…

女「なっ…」

女(何故そんな表情ができるの…貴方は腸が破裂しているのよ…なのに…なのに!)

ギリッ


14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 12:11:47 xtkTeW3.
女は無意識のうちに
下唇を噛んでいた。
鮮やかな赤い血がしたたり
女の唇は紅がさしたように
赤くなっていた。

嫉妬。

それは嫉妬なのか
女にも分からなかった。
ただひとつ分かったのは
女性として、雌として
あるべき姿のひとつが
そこにあるという事であった。


15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 12:14:34 xtkTeW3.
教師「さぁ…祭りだ」

ズイッ

ヒタリ

豚「ぶひっ」

ビクン

教師「さぁ…さぁさぁさぁ…さぁさぁさぁさぁ!」

ヌッ

豚「トンッ…トロォォォ…」

女「喋っとるやないか!」


16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 12:21:13 xtkTeW3.
傷だらけの腸を
教師のそれが優しく撫でた。

羽毛のような軽さで
ぬるま湯のような温度で
それはいうなれば
母が我が子を包む羊水のような
慈愛のものであった。

豚「っひぃ…ぶっ…べいぶ…」

プルプル

女「快感…安らぎ…安堵…そのどれでもあり、そのどれでも表せない…これは…一体…」

この世に産み落とされた時の感情の高ぶりと
この世を去るときの穏やかな死の静寂が
混ざったような世界

白と黒が混ざり合い
だがそれは灰色ではない
素敵な世界

光と闇が混ざり合い
だがそれはどちらも包む
分け隔ての無い世界


17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 12:24:39 xtkTeW3.
それらはありえない事。
あるとすれば、奇跡。
そんな奇跡が起こる事が奇跡。

鼻で笑ってしまう与太話。
感情を逆撫でする話。
聞く耳持たない話。
噂にすらならない馬鹿話。

だから
だからこそそれを目の当たりにした時、人は

失禁してしまう程の衝撃を受けるのだ。

女「あばばばば…」

ジョバジョバジョバジョバ…


18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 21:34:52 xtkTeW3.
女「あ、あ、あで…」

シロメ グルンッ
バタリ

女「…」

教師「ンフフフフ…俺達の情熱的なxxxを見て気絶したか…ウブな少女には刺激が強すぎたかな」

豚「ひぃっぶっ!」

教師「あせんなって」

ズイッ

豚「んぶっ…ぶっぶっぶっ」

教師「おかわりだ!」

ズモォ

パンパンッ

モッサン! ゴッサン!

豚「エクスタシーーーーー!」


19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 21:38:15 xtkTeW3.
教師「ふぅ…」

豚「はぁっ…はぁっ…」

ヌプリ

教師「ふぅ、ちぃと疲れて腹が減ったな…教室に出前でも頼むか」

ピポパ

教師「あ、どんぶり将軍さん?カツ丼三人前、お願いします。場所は○○○高校の一年一組の教室で…はい、はい…はい、そうです…はい…ではよろしくお願いします」

プツ


20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/27(土) 21:40:25 xtkTeW3.
・ ・ ・ ・ ・

女「…」

ムクッ

女「うぅん…私は…」

教師「おっ、目覚めたか」

女「先生…私は一体…あれっ、何だかいい匂いが…」

教師「カツ丼だ。お前の分も頼んでおいた。食いな」

豚「ぶひっ」

女(共食い…)


21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/28(日) 15:32:31 N5VJrVDk
教師「どうした、遠慮せず食べろ食べろ」

ズイッ

女「は、はい」

カチャッ
モグ…

女「!」

サクッ ジュワッ ジュワッ ジュワッ
フワッ サクジュワッ サクジュワッ

女「口内が…衣の食感、肉のうまみ、白米の優しさ、たまごの包容力…そしてそれをまとめる出汁の力強さに支配されて!支配されてェェェンッダァァァァァ!」

ジョバジョバ!

そう、感動した時、人は
失禁するのである。





23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/28(日) 17:27:20 N5VJrVDk
アンッ モニア!

教師「くっ、臭い!実にアンモニア臭い!」

豚「ひぃぶぅ…」

教師「まるで…汚い公衆便所の小便器にある尿まみれのトイレットペーパーのような…下劣な臭さ…こいつは…こいつは!」

豚「xxxxx!」

女「あ…あぁ…」

ジョバジョバ…


24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/28(日) 17:32:12 N5VJrVDk
女「も、もう一口…」

モグ…
サクジュワッ サクジュワッ フワッ

女「アイエエエ!美味い!美味い!イク!イク!イク!死ぬ!生きる!生まれる!壊れる!見える!現れる!殺す!殺さないで!助けて!嫌嫌嫌!あ゛あ゛あ゛!世界が!宇宙が銀河がアンドロメダが時の流れが数字で見える!」

シロメ グルンッ
アワ ブクブク

女「ふつふつふつ…む、がり…おだむ…ど…ぽぅ…」

ガックリ

女「…」

教師「え…お、おい女…ま、まさかお前…」


25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/28(日) 17:56:29 N5VJrVDk
女「…」

豚「ひぃっ…し、死んでる…」

教師「まじかよxxxxx!」

豚「ぶひぶひ…」

教師「まさかカツ丼のあまりの美味さに死ぬとは…さすがどんぶり将軍のカツ丼…破壊力がダンチだぜ!」

ダンチ「呼んだ?」

教師「哲也の世界に帰れ」

ダンチ「ツバメ返しぃーー!」


26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/28(日) 18:02:12 N5VJrVDk
教師「さて、このままでは面倒な事になりかねない」

豚「ぶひ」

教師「どうにかして女を生き返らせる必要がある」

豚「んぶひ」

教師「これは俺の考えだが…美味いものを食って死んだのなら、逆に不味いものを食ったら生き返るんじゃないか?」

豚「ぶひぶひ!」

訳:確かに!

教師「だから、超絶不味いものを用意して食わせればいい…」

豚「んぶっ」


27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/28(日) 22:33:29 N5VJrVDk
教師「俺的には超絶不味いものといえば、ねるねるねるねなんだが…」

豚「ぶひっ?ぶひんひん」

訳:まじ?味覚障害かよ

教師「だってあれ、何なんだよ。練り菓子ってジャンル?形容しがたい食べ物だろ」

豚「ぶんっひっ」

教師「そうかぁ。案外人気なんだな」

豚「ぶひぶひ」


28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/02/29(月) 17:04:26 F4OEvLh6
いや、豚…一瞬しゃべったよね


29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/01(火) 00:15:36 LOz786UQ
教師「ならば何を食わせれば…」

ピキーン

教師「そうだ」


30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/01(火) 00:22:11 LOz786UQ
教師「いいこと思いついた。お前、女の口の中でショベンしろ」

豚「えぇー」

教師「ションベンは排泄物…つまり食い物ではない。つまり美味い訳が無いのさ、これがな」

豚「確かに」

教師「理解できたか。ならやるんだ」

豚「ぶひぶひぶぶひぃ…」

訳:しょうがないにゃあ…

ピョイッ カポッ

豚「固定完了、システムオールグリーン」

教師「やっちゃぇぇぇ!」

豚「ぶひっ」

プルッ…
チョロッ…チョロッ…
ジョ…
ジョバジョバ…
ジョバジョバジョバジョバ!


31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/01(火) 00:24:00 LOz786UQ
女「…」

ピクッ

女「…」

ピクッピクッ

教師「おっ、なにやら反応が」

女「…」

パチッ

女「アンモニア臭くて…おちおち死んでもいられないですわね」

教師「女ー!」

豚「ぶひー!」


32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/01(火) 00:32:16 LOz786UQ
教師「そうか…豚の尿には蘇生作用があるんだな!」

女「あながち間違いとはいえませんわね…現に私は生き返った」

教師「これは金になる…そうだ、豚の尿を商品化して売りだそう…名前は…」



教師「『イベリコの奇跡』ってのはどうだ?」

!?

女「へぇ…素敵(ワンダフル)な名前(ネーミング)ですわね」

教師「これは売れるに違いない…俺は大金持ちだ…金持ちになれる…″待″ってたぜェ…この″瞬間(とき)″をよォ!」


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/03/01(火) 00:36:42 LOz786UQ
・ ・ ・ ・ ・

こうして教師は
イベリコ豚から尿を搾り取り
イベリコの奇跡と名付けて売り出した。

しかしそんな物売れる筈も無く
教師はあっという間に破産した。
豚は愛想を尽かし三行半を突きつけた。



豚「″破産(じこ)″る奴は…」

豚「″不運(ハードラック)″と″踊(ダンス)″っちまったんだよ…」

!?

【完】