1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:26:33.81 ID:ymgnHExd0
765プロ、更衣室


真「はぁあ~」クンカクンカ

真「ホントもうたまんないよ~」スーハースーハー

真「うふ、うふふふふふふ……」

クンカクンカクンカクンカ



春香「…………なにしてんの……真……」

真「!?」ビクゥッ

真「え!?は、春香!?なん、え、いや……そ、その、ちょ……あ、あの……」

真「なんでここに……ていうか、あの、こ、これはちがくて……ちがう、ちがうんだって!」

バタバタバタバタ

雪歩「真ちゃん……今の……どういうことなの…………」

雪歩「なん……なん、なんで……春香ちゃんのジャージをニオイを……」

真「ゆ、ゆきほ……!?え、あの、あの、これは、えーとその……!」

真「ち、ちがう!……その…………とにかく違うんだよ!」 




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:31:12.69 ID:ymgnHExd0
雪歩「違うって……だってさっきの真ちゃんは……」

雪歩「実際に、は、春香ちゃんのジャージを……」

雪歩「あ、あ、あんなにわやくちゃに…………それに汗のニオイがどう、って……」

雪歩「そ、そ、それで……」

バタン

春香「!?ゆ、雪歩!?雪歩大丈夫!?」

真「あ、あぅ、うぁ……だ、大丈夫かい、雪歩……」

雪歩「…………」

春香「……ショックが強すぎて倒れちゃったみたい」

真「…………」

―――

春香「……っと、とりあえず雪歩はこのまま寝かせておいて……」

春香「…………どういうことか、きちんと説明してもらおうかな?ま・こ・と・くん?」

真「あうぅ……そ、そのぉ……あの…………」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:36:45.28 ID:ymgnHExd0
春香「はは……そりゃあこっちもね、あんなの見たら、ちょっと真を見る目も変わっちゃうけど……」

春香「私のジャージだからね……ちゃんと説明してもらわないと」

真「ふうぅ……///」

春香「ま、真が、ねぇ……あ、あはは……『そっち』の人だったなんて……」

真「!?ち……違うんだ!」

春香「……?違うって?」

真「……うん、そりゃあアレを見られて、そう思わないわけがないだろうけど……違うんだよ」

春香「どういうこと?」

真「あの、その……春香のことは嫌いじゃないよ?ていうかむしろ好きだよ?」

真「で、でも……ボクは春香をそういう目で見てるだとか、ましてや女の子が好きだ、とか……」

真「そういうことでは、決してないんだよ!」

春香「…………」

真「…………」

春香「……さっぱり話が見えてこないんだけど…………」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:41:48.85 ID:ymgnHExd0
真「あ、あの……///」

真「ボクってその……『匂いxxx』だったみたいで……」

春香「だったみたい?」

真「う、うん……最近、はっきりと気付いたんだ」

真「自分のもそうだけど……他人の……特に、春香の汗のニオイが、たまらなく好きなんだ……」

春香「……あ、汗……の、ニオイ……」

真「……はは……うん。……あんな姿見せた後だし、いくらでも軽蔑してもらって構わないよ」

春香「……」

春香「……いつから?」

真「え?」

春香「私のジャージのニオイを嗅ぐのは、いつからやってたの?」

真「…………」

真「……1、2ヶ月くらい前から、だった」

真「最初は、春香と一緒にダンスレッスンしてるときに……春香のこと、良いニオイがする、ってだけ思ってた」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:48:37.43 ID:ymgnHExd0
春香「……」

真「それは、雪歩とか伊織とかと同じで、女の子の独特のニオイなんだと思ってた」

真「で、でも……普段、事務所で会うときの春香からはそのニオイがしなかった」

真「それで……ダンスレッスンの終わったある日……」

真「春香たちが話してたのを見計らって、……その、出来心でロッカーの中の、春香のジャージのニオイを嗅いでみた」

春香「それで……真の言う『良いニオイ』が、私の汗だった」

真「…………うん」

春香「……フゥ……なるほどね」

真「…………」

春香「それで……それから、私のジャージのニオイを、隙を見ては嗅いでたんだね」

真「…………うん」

春香「もしかして……変なことに使ったりとか……」

真「!?な、ないないない!……それは断じてない!」

真「その……ニオイを嗅ぐのも十分変なことだけど……それ以上のことはしてないよ!」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:57:28.19 ID:ymgnHExd0
春香「なんでそう言えるの?」

真「え?……えーと……自分で言うのもアレだけど…………」

真「ボクも……年頃の女の子だから、こう……ムラッとすることもたまにはあるんだ」

春香「……まぁ、ね」

真「でも……春香のジャージのニオイを嗅いでるときに、そういう気持ちになったことは……ない」

真「本当に……ただ純粋に、春香の汗のニオイを嗅いでると……幸せな気持ちになる」

真「その……あああ、もう……上手いこと言えないんだけど……///」

真「春香の汗のニオイが、ボクを元気にする……ん、だ……よ。……うん///」

春香「…………」

真「…………ゴメン。本当にゴメン」

真「……そうだよな。拒絶されてもいいから、それを最初に春香に伝えておくべきだったんだ」

真「いまさら、こんな形で話すことになって……ボクってば最低だよ」

春香「…………」

真「春香……嫌いになってくれて構わない。みんなに言いふらしてくれても構わない」

真「でも、……その、春香に……許してもらいたいんだ……」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:00:59.56 ID:ymgnHExd0
真「お願いだ……このとお

春香「土下座なんてしなくていいよ」

真「…………え?」

春香「……顔あげて、真」

真「…………う、うん」

春香「…………」

真「…………」

春香「私の……」

真「え?」

春香「……私の汗のニオイ……どこが気に入ったの?」

真「え……え!?」

真「ど、どこが気に入ったかって……そんなこと聞いてどうするのさ!?」

春香「許してほしいんでしょ?」

真「え、あ、……うん」

春香「じゃあ教えて」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:09:24.39 ID:ymgnHExd0
真「えーと、う……ま、まいったなぁ……///」

春香「ちゃんと教えてくれないと、絶対に許さない」

真「うぐぅう……。……え、と……春香は普段から、良いニオイがするよ」

真「多分シャンプーとかのニオイだと思う」

真「……ボクはそういうの、あんまり気にしたことないからわかんないんだけど……」

春香「……それで?」

真「それで……でも、それは……普通に良いニオイだな~ってだけで……」

真「だけど、春香って……こんなことになって知ったことだけど、ボクたちよりも汗をかきやすい体質みたいなんだ」

春香「……うん、私もちょっと気にしてた」

真「あ、ごめん!……ごめんよ、そんなつもりは無くて

春香「その話はいいから……続けて?」

真「……うん、わかった……。それで、汗をかきやすいから、人よりもジャージに汗が溜まりやすいみたいだった」

真「春香のジャージを嗅いだときに感じたのは……」

真「普段からするシャンプーの良いニオイと、汗独特の……その…………ちょっとすっぱいニオイと……」

真「だけど……その二つが合わさって……普段の春香のときよりも、すごく良いニオイに感じた」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:16:30.14 ID:ymgnHExd0
春香「……具体的に、私の汗のニオイは?……すっぱいってだけじゃなくて」

真「はぁ!?は……え、ええぇ……///」

春香「教えて」

真「はぁう……///」

真「……そのぉ…………柑橘系の感じ………か、かなぁ///」

春香「…………」

真「は、春香ぁ……もうこれくらいで勘弁してくれよぉ」

春香「…………」

春香「……そう、だね。もう大体わかったかな」

真「……わかったって?」

春香「真が……とーんでもない変 さんだってことが」

真「あぅ…………」グスン

春香「ふふふ……大丈夫だよ」

真「え?」

春香「私も変 だもん」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:24:23.49 ID:ymgnHExd0
真「…………」

真「………………え?」

春香「あれ、聞こえなかった?」

春香「わ・た・し・も、へ・ん・た・い…………なんだ」

真「え……え、と…………」

真「…………え?」

春香「あはははは……実はね、私の方からも真に言うことがあったの」

真「……ボクに?」

春香「うん。……ずっと隠していてもよかったんだけど……真がちゃんと話してくれたし」

春香「何より……真も『そっち』側の人間だって、わかったから」

真「……え?何?どういうこと?」

春香「……私も、『匂いxxx』なんだ」

真「…………春香も……」

春香「そう……最初に真に『そっちの人』って言ったのも、そのつもりだったんだけど……」

春香「変な勘違いされちゃったみたいだね」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:30:30.30 ID:ymgnHExd0
真「え……だ、だってあの状況で……そっち、なんて言われたら……そりゃあ……」

春香「ふふふ。……でも真、あのときは否定してたけど、結局は『そっち』の人だったでしょ?」

真「う……そ、そうだけどぉ……///」

春香「それでね……真に言わなきゃいけないことがあって……」

真「あ、うん。そういえばその話だったね」

春香「真は……『汗のニオイ』xxxでしょ?」

真「……ん、まぁ」

春香「私はね、『足のニオイ』」

真「…………え?あ、足……?」

春香「うん、『足のニオイ』xxxなの」

真「は、春香が……足のニオイ…………」

春香「……でも真だって、自分の靴とか、足の裏のニオイって……嗅ぎたくならない?」

真「ん……うん、否定はしない……けど…………」

春香「私はね、自分のだけじゃなくて、人のニオイを嗅ぐのも好きなの。真と同じで」

真「ぼ、ボクと同じ、かぁ……」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:41:45.35 ID:ymgnHExd0
春香「でね……私が一番好きなニオイは……」

春香「……真の、スニーカーのニオイ」

真「ひぇ!?」

春香「……びっくりした?……ていうか、軽蔑しちゃったかな?」

真「え、あ……そ、そんな……こと……」

春香「ま、同じ匂いxxxって言っても……匂いの部位が違うと分かり合えないもんだよね」

春香「でもね……私は本気なんだよ?」

春香「真が、私のジャージのニオイを嗅いで、幸せな気持ちになってくれてるのと同じように」

春香「私も……真のスニーカーのニオイを嗅ぐと、これ以上無いくらいに元気が出る」

真「……は、はは…………そう、かぁ」

春香「……中学3年の頃からかな。……足のニオイが好きってことをはっきり意識したの」

春香「自分の足のニオイから始まって……その頃はそれで満足してた」

春香「……765プロで、真と会うまでは」

真「…………!」

春香「私……興味本位で真のスニーカーを初めて嗅いだとき……その……」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:49:46.26 ID:ymgnHExd0
春香「……間違っても悪い意味じゃないよ?そこまで酷かったら、みんなだって何か言うだろうし」

真「?」

春香「その……私の理想の……私が一番好きだって言えるニオイに出会って……」

春香「え、と……気絶……しちゃったの。……もちろん、嬉しすぎてね」

真「…………きぜ、つ……」

春香「……何回も言うけど、気絶するほど酷いニオイだった、ってわけじゃないからね?」

真「う、うん……」

春香「私も……真と同じで、女の子を……真のことを恋愛対象に見てる、ってわけじゃない」

春香「…………と思いたい」

真「……それは、ボクもだよ」

春香「うん。……だけど……真のスニーカーのニオイを、私は何よりも愛してる」

真「…………」

春香「…………こんなこと……一生、誰にも話すことなんて無いと思ってた」

春香「真が正直に話してくれたから……私も……」

春香「それこそ、真からどんなに蔑まれてもいいから、告白したい。……って、そう思えたんだ」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:56:59.97 ID:ymgnHExd0
真「…………」

春香「…………」

真「……は、ははははは」

春香「どうしたの?真」

真「はははは、だってさぁ……春香のその、ボクのスニーカーのニオイを嗅いでたって話……」

真「どんなに気持ち悪く思おうとしても……無理なんだもの」

春香「真…………」

真「ボクたち、似たもの同士じゃないか」

真「どうせ他人からすれば、二人とも気持ち悪がられるだけなんだ……」

真「春香がボクのことを認めてくれたように……ボクが春香のことを認めないで、どうするっていうんだい」

春香「……ふふ、じゃあ……どうしてくれるの?」

真「へへっ。……これまでと同じさ」

真「ボクのスニーカーでよかったら、思う存分嗅いでくれよ、春香」

真「ギブアンドテイクってわけじゃないけど……そのときは、春香のジャージのニオイ、嗅がせてほしいかなぁ」

真「って……なんか凄い取引みたいになっちゃったけど……どうかなぁ?」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:02:58.02 ID:00hHxXi20
春香「……ジャージだけ、でいいの?」

真「え?」

春香「あのね。こういう状況になって……」

春香「私、前から……ずっと前から、してみたかったことがあるの」

真「……なんだい?」

春香「真の……スニーカーじゃなくて……」

春香「真の足の裏のニオイを……嗅がせてほしい」

真「…………ボクの……」

春香「靴のニオイと足のニオイって、全然違うんだよね」

春香「一度でいいから……真の足のニオイを……足の裏、指の間、いろんな所、嗅いでみたかったんだ」

真「…………」

春香「ジャージだけでいいのか……って言ったのは、その……」

春香「真さえよければ……」

春香「私、ジャージ着て運動するから…………脱がないで直で、私と私のジャージのニオイ、嗅いでいるのはどうかな?って」

真「…………!!!」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:07:24.28 ID:00hHxXi20
春香「どう?」

真「ど、どう、も何も……」

真「……そんなことして、本当にいいのかい?」

春香「交換条件、として……釣り合うかどうかはわかんないけど……」

真「…………釣り合わないわけがないよ」

真「ボクの方こそお礼を言いたいくらいだ」

春香「ふふ……そう?」

真「ああ……」

真「普段の春香から香る、とっても良いニオイって……やっぱりジャージだけだと半減しちゃうんだ」

真「運動し終わった後の、汗で湿ってる春香のジャージを……直接嗅ぐだなんて……」

春香「……取引成立……かな?」

真「…………へへっ」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:13:58.44 ID:00hHxXi20
―――

みなさんこんにちわ、萩原雪歩です。

ダンスレッスンが終わった後に春香ちゃんと更衣室を訪れたところ、

憧れの真ちゃんが、春香ちゃんのジャージであんなはしたない事を……

と、ショックのあまり、お恥ずかしながら先ほどまで気絶しておりました。

……が、ちょっと前に目が覚めて、寝たふりをしながら様子を伺っておりました。

そしてその結果、春香ちゃんが足のニオイが好きだとか何とか。

その衝撃的過ぎる事実を耳にして、

……お恥ずかしながら、またもや気絶しておりました。

そしてたった今、二度目の気絶から目が覚めたばかりです。

……なのですが…………

また気絶しそうです。さっきまでとは別の意味で



春香「……」スンスン

春香「…………」スンスンスンスン

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:20:24.03 ID:00hHxXi20
真「春香……どう、かな」

春香「……」スンスンスンスン

真「……春香?」

春香「ハッ!?……ご、ごめん」

春香「ちょっと……あまりの興奮で聞こえてなかった……」

真「そんなにボクの足のニオイがいいのかい?」

春香「うん……!」

春香「スニーカー以上に……私にとって、この世で一番いいニオイだよ」

真「そ、そんなにぃ!?」

春香「うん、なんて言うかな……足の裏は、スニーカーとニオイが似てるんだけど……」

春香「足の指の間は……もうまったくの別物だよ」

真「ぐ……具体的に……は?」

春香「……さっきのお返し?……ふふ……」

春香「そうだなぁ。私にも……なんて表現したらいいかわかんないよ。ただ凄く良いニオイ。……それだけははっきり言える」

真「そう、かぁ……///」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:26:59.16 ID:00hHxXi20
ま、真ちゃんが裸足で椅子に座って、春香ちゃんが地べたに膝付いて

……さっきまでと間逆ですぅ。わけがわからないです……。

しかも……な、なんで春香ちゃんが真ちゃんの足を……

あ、あんなに丹念に嗅ぎまわってるんですかぁ……。

…………

は、萩原雪歩……これを悪夢だと信じることにしました!

なので……もう一度気絶することにします

次起きた時には……きっといつもの二人に戻ってるはずですよね!


バタリ


真「は、春香……息が荒いよぉ……」

春香「ご、ごめん真……で、でもぉ……」

真「なんだかちょっと怖いよ。……春香の鼻の穴に足の指入っちゃうよ、危ないってば」

春香「も、もうちょっと……もうちょっとだけだから……」スンスンスンスン

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:30:34.67 ID:00hHxXi20
―――

真「……フゥ。どうだった?」

春香「…………ムフー」テカテカ

真「……すごくよかったんだろうなぁ……ていうのは伝わったよ」

春香「そうかな?」

真「ああ……」

春香「……じゃあ、次は真の番だね」

真「……!う、うん……そうだね」

春香「……いつものジャージ、でいいのかな?」

真「ああ、それでお願い」


イソイソ


春香「……雪歩、まだ気絶してるみたい」

春香「……と、着替え終わったよ」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:36:22.48 ID:00hHxXi20
春香「うーん……運動ってどのくらいがいいかなぁ?」

真「そう、だなぁ……」

真「汗が出るくらいならなんでも……いつものダンスレッスンでいいかな」

春香「……わかった」

―――

春香「ここで……ジャンプ!」

春香「……フゥー……ハァ、ハァ……」

春香「ハァー、ハァー……このくらい?」

真「う、うん……」ゴクリ

真「ハァハァ……は、……ハァハァ……春香、こっち来て……」

春香「ま、真のほうも何か怖いって……」

真「ご、ごめん……でも……春香の体から出てる汗を見ると我慢できそうになくて……」

春香「……もう」

春香「…………はい!思う存分嗅いでね?」

真「春香…………」ゴクリ

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:42:13.21 ID:00hHxXi20
―――

みなさん再びこんにちわ、萩原雪歩です。

目覚めて早速ですが、もう一度気絶しようと思います。

最近悪夢を見ることが多くなってきているようですね。

どうにかしないといけないです……。


バタン


真「は、春香……春香ぁ……!」スーハースーハー

春香「ふふ……やっぱり匂いxxx的には……腋が気になるの?」

真「ああ……た、たまんないよぉ……!」クンカクンカ

真「汗まみれの春香の……ジャージの腋のニオイを嗅げるなんてぇ……」クンカクンカクンカクンカ

春香「もぉ~、腕上げてばっかりだと疲れるんだよ?」

真「ご、ごめんよ。でも、やっぱり我慢できないんだ……」

真「ハァ……は、春香ぁ…………最高だよ……ハァ、ハァ」

春香「ふふ、鼻息が荒いから……腋がくすぐったいよ真」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:47:41.35 ID:00hHxXi20
春香「……腋はもう終わり?腕、下ろすね」

真「は、春香……次は……」

春香「どこがいいの?」

真「後ろの襟……うなじのあたり、を……」

春香「ん」クルッ

真「……」ゴクリ

真「…………」スンスン、スンスン

春香「はひゃ!?ちょ、もー……うなじがこそばゆいよぉ……」

真「…………」スンスン、スンスン

春香「は、あ……ふぅうぅ……」

真「…………」スンスン、スンスン

真「さっきの腋のニオイは……どうにかなりそうなくらい興奮しちゃったけど……」

真「うなじの部分は……すっごく気分が落ち着く。優しくて心地良いニオイだ」

真「……」スンスン

春香「はぁぅ……そ、そう……?」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:55:21.86 ID:00hHxXi20
真「うん……」スンスン

真「腋も、うなじも、背中も……腰回りも……」

真「今までジャージで嗅いでた以上に、凄く良いニオイだ」スンスン

真「もっと……もっともっと、春香の汗のニオイを嗅ぎたい」スンスン

春香「真……」

春香「うん、私も……真の足のニオイも、スニーカーのニオイも」

春香「裸足でスニーカー履いた後に、切った足のツメのニオイとかも……」

春香「もっともっともっと、真のニオイ、嗅ぎたい」

真「春香……」

春香「真……」

真「…………」

春香「…………」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 01:02:53.66 ID:00hHxXi20
―――

千早「春香、最近あなた……妙にテカテカしてない?」

春香「え、そう?」

千早「元気が有り余ってるというか……ダンスレッスンだって、頑張りすぎじゃないの?」

千早「もう覚えたダンスも、あんなに汗だくになってまでやらなくても……」

春香「……ふっふっふ~…………汗をかくのはいいことだよ?千早ちゃん?」

千早「……まぁ……それは否定しないけど……」

春香「あ、ごめんね……この後、ちょっと用事があるから……今日はこれで」

千早「あ、ええ…………って春香、ジャージで行くの!?」

春香「そうだよ?」

千早「いいの?春香、その……レッスンしたばっかりで汗も乾いてないのに……」

春香「だいじょーぶだいじょーぶ!心配ご無用だよ!」

千早「そ、そう……?」

春香「うん、じゃーねー千早ちゃん!」

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 01:11:08.98 ID:00hHxXi20
―――

ガチャ

春香「お待たせ真~!」

真「お、春香ぁー!」

ガバッ

真「春香、春香ぁー!」クンカクンカクンカクンカ

春香「ひゃぁあ!もー……お疲れ様、くらい言ってくれてもいいんじゃないの?」

真「ああ、お疲れ様、お疲れ様!」スーハースーハー

春香「も~……ふふふ」

真「……はぁ~、あうぅ~……」クンカクンカクンカクンカ

春香「最近は、胸の辺りのニオイがマイブームなの?」

真「……スー……ハー……うん。スー……ハー……」

春香「胸に顔うずめるのはいいけど……あずささんほど大きくないよ?いいの?」

真「スーハー……大きさじゃないよ……。ボクは、春香の……スーハー……春香のニオイが好きなんだ」

春香「……ん、ありがと」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 01:17:22.33 ID:00hHxXi20
―――

真「……フゥ、ごちそーさま」

春香「で、真……今度はこっちの番だけど……」

真「ああ!」



春香「はあぁ~……たまらないぃ……真の足の裏、足の指ぃ……」スンスン

春香「いつもと全然違う……なのにすっごく良いニオイぃ」スンスンスンスン

真「言われた通り、サンダルで川の中歩いてきたけど……」

真「……そんなに違うものなのかい?」

春香「もちろん!全っ然違うよ!」

真「でも……川の水って結構汚いんだけど……」

春香「…………」スンスン

春香「……真の足のニオイは……私にとっては、どれも全部、最高に良いニオイだよ」

春香「どんなところを通っても、どんなものを踏んだとしても、ね」スンスンスンスン

真「……そうかぁ///」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 01:24:37.84 ID:00hHxXi20
春香「……最近ね、真のかかとのニオイにもハマってきたんだ」スンスンスンスン

真「へぇ~」

春香「……」スンスンスンスン

真「……」

春香「…………」スンスンスンスン

真「ねぇ、春香」

春香「なぁに?」

真「ボクたちって、匂いxxxで、その部分では確かに変 かもしれないけど……」

春香「……うん」スンスン

真「それ以外は……いたって普通だよな?」

春香「そんなの……当たり前でしょ?」

真「……やっぱりそうだよなぁ?」

春香「うん、……もっちろん!」スンスンスンスン




おわり

引用元: 真「はあぁ~、春香の汗のニオイ……たまんないよぉ」