1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 16:51:25.51 ID:LljQ1Z3g0
律子「いいですねぇ、プロデューサーは」

P「何が?」

美希「またね、ハニー♪」チュッ

P「おう、また明日な」



律子「朝っぱらからずぅっと、そういうシーンをベッタベタと見せつけられると、嫌でもそう思いますよ」

P「一応言っておくが、こっちから手は出してないからな」





2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 16:54:57.12 ID:LljQ1Z3g0
律子「分かってますよ。でも、男なら誰もが羨むんでしょうね、プロデューサーのこと」

P「……俺がそういう人間に見えるのか?ハーレムを作ってる、みたいな」

律子「見えます」

P「ふむ……それじゃあ律子、俺と代わってみる気はないか」



律子「……はい?」

P「明日一日、立場を代わってみる気はないか、と言ってるんだが」

律子「ふーん……そんなにお気楽に見えるなら、お前が彼女達のプロデューサーになってみろ、と?」

P「まぁ、簡単に言えばそういう事になるかもな。別に嫌味で言ってる訳じゃないぞ」

律子「ふふっ、冗談がお好きなんですね。プロデューサー殿は」

P「いや、本気なんだが……」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 16:58:20.57 ID:LljQ1Z3g0
律子「はいはい、分かりましたよ。いいでしょう」

P「そうか」

律子「ま、プロデューサーに出来て、私に出来ない訳ないと思いますけどね~」

P「自信たっぷりだな。そんじゃ早速」ガタッ

律子「?」

P「ドーーーーーーーーーーーーーーン!!」ビシッ





P「じゃ、明日から頼むなー。“プロデューサー殿”」

律子「……何で喪黒福造?」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:03:26.70 ID:LljQ1Z3g0
~翌日~

律子「朝起きたら、プロデューサーの身体になってた!」

律子「……なぁんて事はなかったわね。はぁ、アホらし」





雪歩「おはようございます、律子さん」

律子「あら、おはよう雪歩」

雪歩「あ、あのっ……お茶でも、いかがですか?」

律子「えっ?……うーん、今私そんなに喉渇いては」

雪歩「グスッ……わ、私のお茶、そんなに飲みたくないんですか?」

律子「そ、そんな事ないわよ。それじゃ、いただくわね」スッ

雪歩「………」ニヤリ

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:06:48.75 ID:LljQ1Z3g0
響「律子ー、それ飲んだらお腹壊すぞ」ヒョイ

律子「えっ……?」

雪歩「……チッ」

響「雪歩はお茶に下剤を仕込んで、律子をトイレに誘いこもうとしてるんさー」

律子「!?」

雪歩「……響ちゃん、どうして私の邪魔をするの……?」ギリッ

響「早朝を狙う奴が一人は出てくるとは思ってたさー。抜け駆けは禁止だぞ?」



律子「(……わ、私に下剤?……どういう事……?)」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:10:39.42 ID:LljQ1Z3g0
響「……ところで律子ー」

律子「何かしら」

響「自分、さーたーあんだぎー作ってきたんだけど。ちょっと味見してみない?」スッ

雪歩「!ちょ、ちょっと響ちゃん!?」

律子「あら、おいしそうねそのドーナツ」

響「さーたーあんだぎー、だぞ。とにかく早く食べてみるがいいさー」

雪歩「だ、ダメです律子さんっ!他の女が作った食べ物なんて……!」

響「雪歩には何も言われたくないなー。ささっ、どうぞ」

律子「え、えぇ……」スッ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:14:41.01 ID:LljQ1Z3g0
パシッ

律子「痛っ……!?」

貴音「なりません、律子嬢」

響「……貴音ー、どうして自分の邪魔をするんさー?」

貴音「昨日響が手に入れた 薬……その菓子の中に、混ぜているのでしょう?」

律子「 、 薬!?」

貴音「二人とも、このような搦め手で律子嬢を御するなどと……ふぇあではありませんね」

雪歩「……邪魔をする気なら、いくら四条さんでも許しませんよ?」

律子「な、何だかよくわからないけど……ありがとうね、貴音」

貴音「いえ。あなた様のためならば、わたくし……」ポッ

律子「えっ」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:19:12.58 ID:LljQ1Z3g0
響「って言うか貴音はなんでこんな朝早くから来てるんだ!」

雪歩「そ、そうですよ!今日の四条さんはオフのはずです!」

貴音「律子嬢はわたくしと一緒に、これかららぁめんを食べる約束をしております故」

雪歩「朝からラーメンとか食べられるはずありません!そうでしょ、律子さん!?」

律子「……って言うか、そんな約束したかしら……?」

響「ほらー!律子はそんな約束知らないって言ってるぞ!」

雪歩「さぁ律子さん、こんな人たちはほっといて女子トイレに……」

貴音「お待ちなさい、萩原雪歩!」

ギャーギャー ワーワー


律子「ど、どういう事なの……?」

亜美「律っちゃん、律っちゃん」チョイチョイ

律子「……亜美?」

真美「こっちこっち」チョイチョイ

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:23:16.29 ID:LljQ1Z3g0
亜美「いやー大変だったね、律っちゃん」

真美「でもまぁ、あの色情魔の三人に先制されるのは予定の範囲内だよね」

律子「色情魔って、あんた達……ひゃっ!?」

亜美「いやー、やはり律っちゃんは、りっ  より、りっちりですなぁ」サワサワ

律子「はっ!?ちょっ……!」

真美「ズボンじゃなくてスカート、ストッキングなら完璧なのにねー」サワサワ

亜美「あー、いいよねストッキング。あの手触りは最高だよねー」サワサワ

律子「い、いいからやめなさいっ!」バシッ

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:27:02.93 ID:LljQ1Z3g0
律子「も、もう……いきなり何してくれてんのよ、あんた達はっ!!」

亜美「…」

真美「…」





真美「ふあぁ……り、律っちゃんが怒ったぁ……怒ったよぉ、亜美ぃ……」ゾクゾク

律子「!?」ゾワッ

亜美「い、いい……すごくいいっ!もっと、もっと怒ってぇ、律っちゃあん……」ゾクゾク

律子「ひっ……!」ダッ

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:30:25.63 ID:LljQ1Z3g0
律子「はぁっ……はぁっ……」

律子「(……おかしい。何これ絶対おかしい……!)」

律子「(アイドルの約半数が私に好意……それもほぼ歪んだ物を持たれてる)」

律子「(亜美真美に至っては、歪んだを通り越して気持ち悪いレベルに……)」

律子「(も、もしかして、これがプロデューサーの言ってた……!?)」

律子「(じょ、冗談じゃないわよ!私にそういう趣味は……!)」





やよい「あ、律子さん。こんな所にいたんですね」

律子「……やよい、あなたまでおかしくなってないわよね?」

やよい「えっ?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:34:06.22 ID:LljQ1Z3g0
律子「その、私の事が狂おしいほど……好きだとか、そういう……」

やよい「私は他の皆とは違いますよー」

律子「ホントに?」

やよい「そんな事より、伊織ちゃんが呼んでますよ?律子さん」グイッ

律子「あっ、ちょ、ちょっと……!」



伊織「……よ、ようやく来たわね、律子」モジモジ

律子「(……ブルータス、お前もか……)」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:37:29.27 ID:LljQ1Z3g0
やよい「さぁ律子さん、早く!」

律子「いや、早くって言われても……」

やよい「伊織ちゃんとのキスを、私に見せつけてください!」

律子「……は?」

伊織「や、やよい、やっぱりそんな、まだ早過ぎじゃ……」

やよい「そんな事言ってるから、いつまで経っても律子さんとの仲が進展しないんだよ、伊織ちゃん」





律子「……あの、やよい?」

やよい「何ですかー?」

律子「あなたの意図が、正直読めないんだけど」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:40:51.99 ID:LljQ1Z3g0
やよい「私も、律子さんのことが大好きですよ。他の誰よりも」

律子「(……面と向かってそう言われると、思わず照れそうになるわね……)」

やよい「ただ、私は特定の……し、しゅつ……」

伊織「シチュエーションよ、やよい」

やよい「そう、しゅちゅえーしょんじゃないとダメなんです!」

律子「シチュエーション……?」

やよい「私の好きな人が、私の目の前で、私の親友と……うっうー!」

やよい「それって、すっごくコーフンするじゃないですかー!」ハァハァ

律子「(あ、やっぱりこの子おかしい)」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:44:43.03 ID:LljQ1Z3g0
伊織「やよいもこう言ってる訳だし……か、観念しなさいよ、律子」ドキドキ

律子「いやいやいやいや!ち、ちょっと落ち着きなさい、伊織!」

伊織「……ん……」プルプル

やよい「律子さん、早く!伊織ちゃんと!早くっ!!さぁ!!!」



真「せいっ」


トスッ トスッ


やよい「」パタリ

伊織「」パタリ

律子「……ま、真?」

真「やぁ。アブない所だったね律子」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:48:04.47 ID:LljQ1Z3g0
真「二人とも手刀で気絶させただけだから。もう大丈夫だよ」スクッ

律子「えっ?あ、ちょっ……!?」

真「ん?」

律子「な、何で抱きかかえっ……!」

真「あ、お姫様だっこ、嫌だった?」ニコッ

律子「(うぐ……そ、その笑顔は、反則っ……)」





真「えっと……事務所のソファーでも、別にいいかな」

律子「……ソファー?」

真「ベッド代わりになるかなーって」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:51:33.68 ID:LljQ1Z3g0
律子「……ちょっと待って、ちょっと待って!」

真「うん?」

律子「真はソファーをベッド代わりにして何をする気なの?」

真「それは……今、言わなきゃダメかな?」

律子「正直出来れば聞きたくないんだけど、言いなさい」

真「えっと……その……」





真「べ、ベッドの上では……律子が、ボクをお姫様にしてくれるって……」モジモジ

律子「(いつ言った?私がいつそんな事言った?)」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:54:55.53 ID:LljQ1Z3g0
律子「も、もういいわ真、私大丈夫だから。もう降ろして」

真「えっ?だ、ダメだよ、ちゃんとベッドまで……」

律子「いいから早く離しなさいっ!」ジタバタ

真「うわっ、ちょ、暴れ……」


バチッ


真「」ガクン

律子「きゃあっ!?」ドスン

律子「いったたた……真、一体どうし」


バチッ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 17:58:28.79 ID:LljQ1Z3g0
律子「……ん……」パチッ

律子「……あ、あれ?……私……」



小鳥「お目覚めですか、律子さん」



律子「げぇっ!こ、小鳥さん!?」

小鳥「会っていきなりげぇっ、は無いでしょう?げぇっ、は」

律子「ま、真は……?」

小鳥「律子さんと同じで、これでちょーっと眠ってもらいました♪」バチバチ

律子「(す、スタンガン……!)」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:02:11.11 ID:LljQ1Z3g0
律子「こ、小鳥さん!あなた、自分が何をやっているか……!」

小鳥「えぇ、分かってますよ。律子さんを 着姿にして両手を縛ってるだけですから」

律子「!ちょっ……い、いつの間に!?」

小鳥「律子さんはもう、籠の中の小鳥さんなんですよ。うふふふ……」

律子「一体何でここまでして、私を……」

小鳥「……この年になると、悟っちゃうんですよね~」

律子「さ、悟る?」

小鳥「自分の理想の人なんて、どこにもいやしないんだって。だったら……」



小鳥「相手はもう、身近にいて、若い人間なら……それでいいかな~って」ジュルリ



律子「(うわぁ……)」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:06:17.76 ID:LljQ1Z3g0
小鳥「あ、今失敬な事考えてたでしょ、律子さん」

律子「………」

小鳥「でもいいんです。今更律子さんには、何もできやしませんからね」

律子「くっ……!」ガチャガチャ

小鳥「さぁ律子さん!このありのままの私を!受け入れてくだs」


バキッ


小鳥「ぴ、ピヨッ……」ガクッ

春香「はぁっ、はぁっ……ご、ごめんなさい、小鳥さん」

律子「春香、あなた……!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:09:38.21 ID:LljQ1Z3g0
春香「大変でしたね、律子さん。もう大丈夫ですよ」カチャカチャ

律子「いやもう、誰が来たら大丈夫なのか、分かんないんだけど……」

春香「えっ?」

律子「助けてもらってなんだけど……春香も、私に何かする気なんでしょう?」

春香「別に何もしませんよ?」

律子「えっ」

春香「皆がああだから……私の事、信じられないんですか?」

律子「……ハッキリ言わせてもらうと、そうね」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:13:10.50 ID:LljQ1Z3g0
春香「……いいんです。律子さんが無事なら、それで」

律子「うっ……」

春香「みんな感情のままに動いてるけど……」

春香「律子さんの前では、私はそうなりたくないですから」

律子「……春香、残念だけど……私は、あなたの気持ちには応えられない、と思う」


ポロポロ


律子「!」

春香「そ、そうですよね……女の子同士なのに、こんな……」ポロポロ

春香「あはは……あれ?私、何で……」ポロポロ

律子「(ぐっ……な、何なの、この湧きあがる罪悪感はっ……!)」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:17:32.34 ID:LljQ1Z3g0
春香「ごめんなさい、律子さん……グスッ……ごめんなさい……」ポロポロ

律子「は、春香……」



律子「春香?あのね……わ、私……」


バターン


美希「ハァァァァニィィィィィィィッ!!」

あずさ「あらあらあら……」

律子「!?」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:21:00.74 ID:LljQ1Z3g0
美希「ハニー、春香に騙されちゃダメ!」

律子「美希……ハニーって、ちょっと……」

春香「………」

あずさ「誰もかれも周りが信じられない中で、一人だけ弱い姿を見せたり、正常であろうとする……」

あずさ「相手が男の人なら、コロッとその子に傾いちゃうでしょうね~」

春香「グスッ……なぁんだ、やっぱりあずささんにはお見通しでしたか」

律子「は、春香……!?」

美希「涙を自分の意思で出せるなんて、デコちゃんか春香位なの」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:24:57.74 ID:LljQ1Z3g0
律子「春香、今の話って……」

春香「……えぇ、ほぼあずささんの仰る通りですよ」

春香「でも、それの何が悪いんです?」

律子「………」

春香「誰も信じられず、逃げまどう律子さん……」

春香「その末に、律子さんがようやく辿りつくゴール!」

春香「その前に立ち、温か~く出迎えるのはもちろんこの私!」

春香「これこそが正統にして王道!」

春香「これこそ私がメインヒロインたりえる所以!」

春香「あなた達端役には到底マネ出来ない、私だけ持ち得る特権なんですよ!」ビシィ

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:28:44.66 ID:LljQ1Z3g0
美希「おかしな事言うんだね、春香って……いつからメインヒロインになった気でいたの?」

あずさ「最後に美味しい所だけ持っていくのがメインヒロイン?……冗談も程々にね、春香ちゃん」


ゴゴゴゴゴ


律子「(……一分一秒たりとも、こんな所にいたくないんですけど……)」コソコソ

春香「あっ、どこ行くんですか律子さん」ガシッ

律子「ひっ……!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:32:04.62 ID:LljQ1Z3g0
美希「ちょっと春香、ミキのハニーに乱暴な事しないでほしいな」

あずさ「それは違うわ美希ちゃん。律子さんは、私の運命の人なんですから」

春香「いいえ、律子さんは私だけの律子さんなんです!ねっ、律子さん?」

律子「えっ?……い、いや、私に振られても」




美希「…」

あずさ「…」

春香「…」

律子「(……一方に応えたら、もう二方が黙ってないわね、これは……)」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:35:27.55 ID:LljQ1Z3g0
律子「え、えーっと……」

律子「私は……そんな喧嘩しないで、みんなに仲良くしてもらいたい……かな」

春香「……みんなに?」

美希「仲良く?」

あずさ「あらあら……」

律子「だ、だって、不毛じゃない?こんな事で争うなんて……」

春香「……そうですね」

美希「そういう考え方もアリ、なのかな?」

律子「(こ、これは……何とかなりそう……?)」

あずさ「それじゃあ、みんなで仲良く、律子さんをいただきましょうね~」



律子「……へ?」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:39:03.19 ID:LljQ1Z3g0
律子「いやいやいや、おかしいでしょ?何で……」

春香「だって律子さん、私達が仲良くした方がいいんですよね?」

美希「それだったら、誰か一人だけのハニーにしなきゃいいの」

あずさ「そういう事になりますよね~」

春香「と言うか…… 着姿の律子さんをこう見続けてると、もう我慢できないんですよね」

美希「そろそろミキも、限界かな~って……あはっ☆」

律子「っ……!?」ゾワッ

あずさ「一致団結~♪団結~♪時に衝突~♪後腐れないように~♪」



律子「い、いや……来ないで、ちょっと!やめっ……ぁ……」





アッー

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:42:31.16 ID:LljQ1Z3g0
~翌日~


律子「………」ボロッ

P「よぉ、律子。お疲れ様だな」

律子「………」

P「昨日はどうだった?眠れたか?」

律子「……一睡も。何かもう、女性不信になりそうです」

P「そうか。いきなり俺の立場に代わるってなると、まぁそうなるわな」

律子「と言うか、いつもあんなアプローチかけられて、よくのうのうとしてられますね」

P「ああいうのを避けて、凌げないと、あいつらのプロデューサーはやってられんからなぁ。ハハッ」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:46:28.40 ID:LljQ1Z3g0
P「ま、今日は早く帰ってゆっくり休む事だ。そんなんじゃまともに仕事できんだろ」

律子「うっ……で、でも……」

P「後は俺がやっとくよ。とにかく休んだ方がいい」

律子「……す、すみません。それじゃ、後はお願いします……」フラフラ





P「……にしても、あれはちょっと効きすぎだろ。同性の付き合いに変わると理性のタガでも外れるのか?」

P「律子には埋め合わせ、考えとかないとなー。トラウマでも出来てたりしたら大事だし……」

千早「はぁ……女の人の事ばかり考えて、大変ですね。プロデューサーは」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 18:50:46.00 ID:LljQ1Z3g0
P「ん?……千早か」

千早「まぁ、なんでもいいですけど。ちゃんと仕事のことも、考えてくれてます?」

P「そりゃまぁ、ちゃんと考えて……」

千早「そうですか?最近は他の子のご機嫌取りしかしてないように見えますけど」

P「……ふむ。千早にはそう見えるのか」

千早「えぇ、見えますとも」



P「……千早。俺の代わり、やってみる気はないか?」

千早「えっ?」



おわり

引用元: P「プロデューサー代行」