1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:32:07.18 ID:xu6mOdiBI

ニャル子「なんで小さくなったんでしょう……パジャマもぶかぶかですし……」

ニャル子「うう……これじゃ学校にも行けないですよお……」

ニャル子「それに、これじゃ真尋さんのお嫁に行けません……なんとかしないと」

ニャル子「……とりあえず、起きましょうか」

トテトテ

ニャル子「……はっ!!」

ニャル子「真尋さんになんて説明しよう……」 




2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:34:21.48 ID:xu6mOdiBI
ニャル子「う~ん……」

ニャル子「……やっぱりどう考えても説明なんてできませんよ……」

ニャル子「こうなったら、布団にこもるしか……」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:36:52.32 ID:xu6mOdiBI
居間


真尋「ニャル子のやつ、遅いな……」

クー子「女の子の日だからしょうがない……」

真尋「……邪神にそういうのあるのか?」

ハス太「もちろんあるよ!」

真尋「お前が答えるなよ……」

クー子「多分ある……少年、おかわり」スッ

真尋「はいはい……それにしてもニャル子はまだ起きないのか?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:42:06.12 ID:xu6mOdiBI
ニャル子「……」ぐう~

ニャル子「お腹空きました……でもここで降りるわけには……」


コンコン

ニャル子「ひゃあっ!?」

真尋「ニャル子~、起きてるのか?」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:45:44.18 ID:xu6mOdiBI
ニャル子「……(寝たふりをしときましょう……)」

真尋「ニャル子~、応答しろ」

ニャル子「……」

真尋「おーい、ニャル子!……ったく、遅刻しても知らないからな!」

ニャル子「……」

真尋「やれやれ……」スタスタ

ニャル子「……ごめんなさい、真尋さん…」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:49:23.22 ID:xu6mOdiBI
ニャル子「これからどうしましょうか……」

ニャル子「ずっとこのまま引きこもるわけにもいきませんし……」

ニャル子「とりあえず、真尋さん達が出るまで待ちましょう」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:53:26.12 ID:xu6mOdiBI
クー子「少年、ニャル子は?」

真尋「まだ夢の中みたいだよ……」

ハス太「どんな夢を見てるんだろう?」

真尋「ハス太、気にするところ違うぞ」

ハス太「自分の見たい夢を見られたらいいよね。そうしたら僕も……えへへへ……」

クー子「ハス太君、よだれ……」

真尋「おい、ハス太!こっちの世界に戻れ!」

ハス太「えへへへへ……」

真尋「ダメだこいつ」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 00:57:41.93 ID:xu6mOdiBI
クー子「少年、ニャル子はどうするの?」

真尋「僕が一回起こしに行ったけど、あいつ起きなかったんだよ……」

クー子「……私が起こしてみる」

真尋「大丈夫なのか?ニャル子を襲うとかやめてくれよ」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:02:27.60 ID:xu6mOdiBI
 

クー子「少年はニャル子を私に取られたくないの……?」

真尋「いや、そういうわけじゃ……」

クー子「少年がデレた」

真尋「デレてないっ!!クー子、さっさと起こしに行くぞ!」

クー子「おっけー」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:01:23.32 ID:xu6mOdiBI
真尋「ニャル子~」コンコン

ニャル子「…っ!」ビクッ

真尋「起きろ~、最終通告だぞ」

ニャル子「(ダメです、ここで起きるわけにはいきません!)」

真尋「……ダメか。クー子、頼む」

クー子「イエッサー」

ニャル子「!?」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:08:25.21 ID:xu6mOdiBI

クー子「ニャル子……私の愛で眠りから覚ましてあげる」

ガチャ

真尋「いきなり部屋に入るのか……」

クー子「ニャル子…寝てるの?」

ニャル子「……(ふふふ…布団の奥深くに隠れてるなんて気づくはずn

クー子「……布団の形がおかしい」

ニャル子「!?」ドキッ

真尋「いやそれh

クー子「トラップカードオープン」バッ!

ニャル子「ひゃあっ!?」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:14:22.07 ID:xu6mOdiBI

真尋「ニャル子……?」

クー子「布団を取ったらニャル子そっくりの少女が出てきた」

ニャル子「うう……私はニャル子ですよ……」

真尋「ニャル子…なんで身体が小さくなってるんだ?」

ニャル子「分かりませんよ……朝起きたらこんな姿に……」

クー子「ニャル子……幼稚園の時みたいで可愛い……ハァハァ」

真尋「おいやめろ」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:20:26.67 ID:xu6mOdiBI
クー子「少年のフォークは強烈……」

真尋「ニャル子、お前は姿を自由に変えられるんじゃないのか?」

ニャル子「やってもダメだから困ってるんですよ……」

クー子「それはありがたい……神様ありがとう」

ニャル子「クー子!あんたは下心丸見えなんですよ!!」

真尋「クー子、自重しような」

クー子「……くすん」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:25:13.85 ID:xu6mOdiBI
真尋「で、これからどうするかだけど……」

クー子「……少年、時間が」

真尋「もうこんな時間か……クー子とハス太は学校に行くんだ」

ニャル子「真尋さんはどうするんですか?」

真尋「僕は今日は休むよ。ニャル子をこのままにもできないだろ」

ニャル子「真尋さん……」キュン

クー子「抜け駆けは許さない」

真尋「そういうのじゃないよ!!」

クー子「じゃあ、少年は  コン?」

ニャル子「えっ……真尋さんは  コンなんですか?」

真尋「違う!クー子、お前は早く学校行けよ!!」

クー子「はーい」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:31:09.07 ID:xu6mOdiBI

真尋「とりあえず……服を着替えよう」

ニャル子「こんな小さいサイズのものなんて持ってませんよ…」

真尋「ってことは買いに行くしかないのか!?」

ニャル子「別に私は裸でもいいんですよ?」

真尋「仕方ない、昔の僕の服で我慢してくれ」

ニャル子「真尋さんの服……ふふふ」

真尋「ニャル子、変なこと考えてないよな……」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:37:15.46 ID:xu6mOdiBI

真尋「じゃあ、買いに行くか」

ニャル子「はーい」

真尋「平日に出歩きたくはないんだけどなあ……どうした?」

ニャル子「だっこ……」

真尋「え?」

ニャル子「だっこ……してください」モジモジ

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:41:58.59 ID:xu6mOdiBI

真尋「……」

ニャル子「だ、ダメ……ですよね。変なこと言ってごめんなさい」

真尋「仕方ないな……それっ」

ニャル子「わわっ」

真尋「これでいいんだよな?」

ニャル子「最高ですよ!もう死んでもいいです!」

真尋「じゃあ、行くよ」

ニャル子「えへへへ、真尋さんあったか~い……」

真尋「(なんだろう、ニャル子が可愛い)」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:47:37.04 ID:xu6mOdiBI
デパート


真尋「まあ、ここなら服はある程度揃ってるだろ」

ニャル子「楽しみですねえ、ワクワクしてきました」

真尋「どれぐらい掛かるんだろう…あんまりお金無いんだけど」

ニャル子「控え目にするから大丈夫ですよ」

真尋「どれだけ高いのを買うつもりだったんだよお前は」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:52:52.32 ID:xu6mOdiBI
ニャル子「真尋さん、これがいいです!」

真尋「どれどれ……ってこれ高いな……」

真尋「まあいいや、これでいいんだよな?」

ニャル子「はい!真尋さん、ありがとうございます!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:55:55.10 ID:xu6mOdiBI

ニャル子「いや~、大量でしたねえ」

真尋「そうだな。そろそろ帰るぞ」

ニャル子「あ……」

真尋「どうしたんだニャル子?」

ニャル子「……」ジー

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 01:58:21.84 ID:xu6mOdiBI
真尋「何見てるんだ?……ぬいぐるみ?」

真尋「ニャル子、あれが欲しいのか?」

ニャル子「と、とんでもない!私はそんなに子供じゃ……」

ニャル子「……」ジー

真尋「本当は欲しいんだろ?」

ニャル子「……」コクッ

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 02:06:44.00 ID:xu6mOdiBI
真尋「ニャル子、心まで子供になったんじゃないか?」

ニャル子「ほっといてください……」

真尋「少なくとも、●●りとか言うよりは可愛いぞ」

ニャル子「えっ……」

真尋「でも、普段のニャル子もどっちかと言うと好きだけどな」ニコッ

ニャル子「(うう…そのセリフと笑顔は反則ですよ…)」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 02:11:05.43 ID:xu6mOdiBI

真尋「一気に財布が寒くなったな……」

ニャル子「すみません……」

真尋「別にいいよ、いつもニャル子に守られてばっかりだし。その恩返しだよ」

ニャル子「真尋さん…」

真尋「それじゃ、帰ろうか」

ニャル子「はいっ」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 02:14:44.78 ID:xu6mOdiBI
真尋「もう昼か……早いな」

ニャル子「お腹空きましたねえ……」

真尋「そうか、お前は朝ご飯食べてないんだよな」

ニャル子「お恥ずかしいことに…」

真尋「やれやれ…じゃあ急いで帰るぞ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 02:20:04.90 ID:xu6mOdiBI

ガチャ


真尋「やっと帰れた……炎天下の中で走るのはきついな」

ニャル子「大丈夫ですか、真尋さん?」

真尋「これぐらいなら大丈夫だよ、これからご飯作るからちょっと待ってろ」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 02:24:15.38 ID:xu6mOdiBI
ニャル子「と、言われてもやることが無いですね……」

ニャル子「ソファーにでも寝転がってみましょうか」

ゴロン

ニャル子「おおっ!これはまた新しい感触です!」

ニャル子「昔に帰るのもいいものですね~」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 02:29:57.37 ID:xu6mOdiBI

真尋「ニャル子~、できたぞ」

ニャル子「は~い、今行く~」

真尋「(……あれ?)」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 02:33:28.33 ID:xu6mOdiBI

真尋「いただきます」

ニャル子「いただきま~す」

モグモグ

真尋「(こうして見ると……余計に可愛いな……外見だけじゃなくて)」

ニャル子「真尋さん、とってもおいしいよ!」

真尋「……ニャル子……?」

ニャル子「どうしたの?」

真尋「お前、喋り方が変わってるぞ…」

ニャル子「そうかなあ?わたしはふつーだよ?」

真尋「あ、うん(本人に自覚は無いのか……?)」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 02:36:31.33 ID:xu6mOdiBI

ニャル子「ごちそうさまでしたー。……うーん、ねむくなってきちゃった」

真尋「……(丁寧語のニャル子が普通だから違和感がすごいんだよな……)」

ニャル子「すう……すう……」

真尋「もう寝たのか……ちゃんと布団で寝ないとダメだぞ」

ニャル子「えへへ……まひろお兄ちゃんだいすき……」

真尋「呼び方まで変わってるよ……これは大変だな」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 02:39:19.25 ID:xu6mOdiBI

真尋「ニャル子は寝かしたけど……いろんなことしたから疲れたよ……」

真尋「僕もちょっと寝よう……」ゴロン

真尋「……」

真尋「ニャル子は元に戻れるのかなあ……」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 08:25:20.94 ID:xu6mOdiBI

真尋「…Zzz……」

真尋「……うわっ!?」ガバッ

真尋「かなり寝てたな……もうあいつらが帰ってくる時間だ」

真尋「次は夕飯の準備か……なんか今日はご飯ばっかり作ってるな……」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 08:29:04.91 ID:xu6mOdiBI
帰り道


ハス太「クー子ちゃん、それ本当?」

クー子「…本当」

ハス太「信じられないなあ…ニャル子ちゃんの身体が小さくなったなんて」

クー子「幼稚園の時みたいで可愛いかった……」

ハス太「クー子ちゃん、鼻血出てるよ……」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 08:31:59.38 ID:xu6mOdiBI
ガチャ

ハス太「ただいま」

真尋「おかえr

クー子「少年、ニャル子はどこ?」

真尋「反応はえーよ」

ハス太「学校でもニャル子ちゃんのことばっかりだったんだよ…」

真尋「最近またエスカレートしたな…」

クー子「ニャル子……ニャル子はどこ?」

真尋「そればっかりだな……あいつは上で寝てるよ」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 08:36:46.34 ID:xu6mOdiBI

クー子「それさえ聞けば他はどうでもいい……」ダッ

真尋「あっ、おい待てクー子!」

ハス太「行っちゃったね……」

真尋「やれやれだよ……」

真尋「そういえばお前ら、どうやって僕が休んだことをごまかしたんだよ?」

ハス太「えっと……男の子の日って言っといた」

真尋「おいふざけんな」

ハス太「でも、そういう日ってないかな?」

真尋「ねえよ」

ハス太「真尋くん……がったいしよう?」

真尋「さっさと飯食べるぞ……これ以上言ったらフォーク刺すよ」

ハス太「ごめん……」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:01:24.34 ID:yvXgpfSJI
ガチャ

クー子「ニャル子……」

ニャル子「すう…すう……」

クー子「可愛い……抱きしめたい」

クー子「我慢できない……この衝動を抑えられない……」

148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:07:14.76 ID:yvXgpfSJI
ダキッ

クー子「ニャル子の身体、柔らかい……」

ニャル子「う……ううん…」

ニャル子「だれ…?」

クー子「起きてしまった……こうなったら強行で……」

サワサワ

ニャル子「ひっ!?」

クー子「胸まで小さくなってる……ニャル子の身体、もっと触りたい…」サワサワ

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:12:53.57 ID:yvXgpfSJI

ニャル子「うう…やめてよぉ……」

クー子「よいではないか…よいではないか」

真尋「よくねえよ!!」ドシュッ!

クー子「うっ……」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:16:34.15 ID:yvXgpfSJI

真尋「お前何やってんだよ!明らかに襲ってただろ!!」

クー子「これはただのスキンシップ…」

真尋「ニャル子の様子じゃ、そうは見えないんだが」

ニャル子「ぐすっ……ひっく…」

クー子「ニャル子の泣き顔が見たかっただけ……許して」

真尋「……お前、次やったら張り付けにするぞ」

クー子「ぐっ……了解した」

152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:24:37.90 ID:yvXgpfSJI

ニャル子「うっ……えぐっ……ひっく……」

真尋「ほらほら、ニャル子ももう泣くな。もう大丈夫だから」

ニャル子「もう……なにもしない……?」

真尋「クー子、もうニャル子に何もしないよな」

クー子「それは……」

真尋「……クー子」

クー子「しない……青き清浄なる世界に誓って」

真尋「よし、じゃあ晩ご飯食べよう」

ニャル子「わーい!」

クー子「ニャル子……だっこしてあげるよ……?」

ニャル子「いや!!」

クー子「」

真尋「自業自得だな」

155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:36:16.18 ID:yvXgpfSJI
また出ないといけなくなった…
度々ごめん

240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 20:42:34.05 ID:xu6mOdiBI

真尋「で、晩ご飯を食べてるわけだが……これからどうする?」

クー子「少年、質問」

真尋「…マシな質問しろよ」

クー子「ニャル子の口調が朝と違う……なぜ?」

真尋「それは僕にも分からないんだよ……だんだん変わっていって今に至るってことだけさ」

ハス太「だんだんニャル子ちゃんが子供になっていってるのかなあ……」

241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 20:43:53.32 ID:xu6mOdiBI

クー子「私は子供のニャル子でも充分いける……」

ニャル子「ひっ!?」ビクッ

真尋「完全に警戒されてるぞ、クー子」

クー子「怯えるニャル子も可愛い……」

ハス太「クー子ちゃんはどんなニャル子ちゃんでも好きなんだね……」

245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 20:52:21.05 ID:xu6mOdiBI

クー子「私はニャル子の全てを愛してる」

真尋「だってさ、ニャル子はこの人好きか?」

ニャル子「きらい……。この人わたしにいじわるするから……」

クー子「意地悪はしてない……一つの愛情表現」

真尋「お前っていくらでも言い訳できるな……」

クー子「いぇい」

ニャル子「いぇーい」

真・ク・ハ「(可愛い)」

250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 20:59:04.99 ID:xu6mOdiBI

真尋「時間って経つの早いよな……そろそろニャル子を風呂に入れないと……」

クー子「私が…!私がニャル子をお風呂に入れる!」バッ

真尋「反応早いな……まあ女はお前しかいないし、それしかないな」

クー子「よし…!」グッ

ニャル子「え~、わたしこの人と一緒におふろにはいりたくないよ~…」

真尋「ごめんニャル子、我慢してくれ」

ニャル子「はあい……」

クー子「さあニャル子、行こう……。すぐ行こう、早く行こう、とにかく行こう…!」

ニャル子「う……うん…」

クー子「……いってきます」ビシッ

真尋「あ、ああ……いってらっしゃい」

252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:04:21.74 ID:xu6mOdiBI

バタン


ハス太「……真尋くん」

真尋「なんだハス太?」

ハス太「僕、さっきの会話にまったく入れなかった!」

真尋「確かに出てこなかったなお前」

ハス太「やっぱり積極的に行くべきなのかなあ……」

真尋「お前の積極的が正しい方向に行くことを願ってるよ……」

ハス太「だから……がったいしよう、真尋くん!!」

真尋「最初から道を間違えるなよ!!」

256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:07:39.38 ID:xu6mOdiBI

脱衣所


クー子「……じゃあニャル子、脱がせてあげる」

ニャル子「いいよ!これぐらいじぶんでもできるもん!!」

ニャル子「んしょ……えいっ!」グッ

クー子「……」

ニャル子「ん~!……あれ……?」

クー子「ニャル子……脱がせてあげようか?」

ニャル子「……うん」

258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:12:47.70 ID:xu6mOdiBI

クー子「ニャル子の裸……ハァハァ」

ニャル子「おねえちゃん……だいじょうぶ?」

クー子「大丈夫、問題ない……それより早くお風呂に入ろ」

ニャル子「おっけー」

261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:14:50.59 ID:xu6mOdiBI

クー子「じゃあ座って……身体を洗うから」

ニャル子「うん」スッ

クー子「まずは背中を流す……」ゴシゴシ

ニャル子「くすぐったいよ……」

クー子「…それは気持ちいいから」

ニャル子「ふーん」

262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:16:31.55 ID:xu6mOdiBI

クー子「……」

ニャル子「もうでてもいい?」

クー子「ダメ……10数えてから」

ニャル子「え~……」

クー子「これはお約束」

ニャル子「は~い。い~ち、に~い、さ~ん……」

266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:22:27.08 ID:xu6mOdiBI

ニャル子「……きゅ~う、じゅう!もういいよね!?」

クー子「いいよ」

ニャル子「やった~!」ザバッ

クー子「(これは素晴らしい体験だった……)」

267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:27:52.21 ID:xu6mOdiBI

クー子「ニャル子…身体拭いてあげる」

ニャル子「ありがとう、おねえちゃん!」

クー子「どういたしまして」

ニャル子「えへへ~」ぎゅっ

クー子「!!」

ニャル子「おねえちゃん、あったかいね……」スリスリ

クー子「……///」

269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:32:16.50 ID:xu6mOdiBI

ガチャ


ニャル子「おわったよ~」

真尋「長かったな……クー子、変なことはしてない……よな?」

クー子「してない……身体を洗ってそれから……ぽっ」

真尋「何をしたんだよ……」

クー子「それより少年も早くお風呂に入った方がいい……」

ハス太「真尋くん……!」ガタッ!

真尋「風呂には入るよ、もちろん一人でな!」

ハス太「うう……」

272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:37:10.90 ID:xu6mOdiBI

ニャル子「おねえちゃん、本よんで~」

クー子「……それはあっちのハス太君に頼むべき」

ハス太「えっ、僕!?」

ニャル子「ハス太くん、本読んで~」

ハス太「う、うん……」

クー子「全員とフラグが立った……面白くなりそう」

ハス太「クー子ちゃん、絶対楽しんでるよね!?」

275: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:40:46.77 ID:xu6mOdiBI

ニャル子「ハス太くん、ひざの上にすわってもいい?」

ハス太「え?…あ、うん、いいよ」

ニャル子「えへへへ」スッ

ハス太「(なんだろう……ドキドキするよ…)」

277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:46:40.27 ID:xu6mOdiBI

ニャル子「よんで~」

ハス太「えっと…むかしむかしあるところに……ニャル子ちゃん?」

ニャル子「すー……すー……」

ハス太「もう寝たの……?」

クー子「ニャル子は今、3.1秒で寝た」

ハス太「本読むと言っても、一文も読んでないよ……」

クー子「寝顔が可愛いから気にしない」

ハス太「……そうだね」

279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:52:38.35 ID:xu6mOdiBI

ガチャ


真尋「風呂出たよ。……ニャル子は?」

クー子「さっき寝た……」

真尋「早いな…まだ10時来てないのに」

ハス太「やっぱりニャル子ちゃんは子供と同じようになってきてるんだよ……」

クー子「ちなみに幼稚園レベルで」

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 21:56:37.97 ID:xu6mOdiBI

真尋「元に戻さないとヤバくないか……?」

クー子「ニャル子はいつでも可愛いから私は気にしない」

真尋「おい!ハス太もなんとか言ってくれよ!」

ハス太「え?…う~ん…」

真尋「なんで悩んでるんだよ!?」

ハス太「とりあえずもう寝ようよ。明日は休みだし」

クー子「明日できることは明日すればいい……ハス太君、ナイス」

真尋「それ考え方おかしいから!良い子が真似しちゃダメだから!!」

285: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 22:00:34.10 ID:xu6mOdiBI

クー子「それよりも決めないといけないことがある……」

真尋「……なんだ?」

クー子「今日、誰がニャル子と一緒に寝るか……」

ハス太「はい!今までほとんど何もしてない僕がするよ!!」ビシッ

真尋「ハス太!?」

289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 22:06:11.91 ID:xu6mOdiBI

クー子「ダメ、ニャル子と一緒にお風呂に入った真柄の私に権利がある……」

ハス太「いや、一緒にお風呂に入ってるんだからいいでしょ!?」

真尋「あの……二人とも……」

クー子・ハス太「少年(真尋くん)は黙ってて」

真尋「あ、はい…すみません」

ニャル子「すー……すー……」

真尋「こいつどうするんだよ……」

296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 22:10:02.84 ID:xu6mOdiBI

クー子「私が」

ハス太「ダメ、僕が」

クー子「いや、これは私の義務」

ハス太「エゴだよそれは」


真尋「きりがないな……お~い、二人とも」

クー子・ハス太「……何?」

真尋「(怖い……)提案なんだけどさ」

300: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 22:15:05.11 ID:xu6mOdiBI

真尋「全員一緒に寝ればいいんじゃないかな?」

ハス太「……あ」

クー子「少年に邪神ノーベル賞を授与する……」

真尋「いらないよそんな賞……でもいい方法だと思うけど、どう?」

クー子「少年は最高、グッジョブ、サクセス……」

真尋「サクセスは違うだろ……ハス太は?」

ハス太「もちろん賛成!……で、どこで寝るの?」

322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 22:52:16.20 ID:xu6mOdiBI

真尋「ここでいいだろ。ソファーとかどけて布団を敷けば寝られると思う」

クー子「ならば善は急げ」ダッ

ハス太「ぼ、僕も何かしないと……」ウロウロ

真尋「落ち着けハス太~」

326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 22:56:20.97 ID:xu6mOdiBI

クー子「……できた」

真尋「クー子のやつ、一人で全部やりやがった……」

クー子「次はポジション決め」

真尋「寝るためにここまでするのか?」

クー子「少年は甘い……もはやこれは戦い……つまりデス、オア、ダイ……」

真尋「結局死ぬのかよ!」

329: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 23:00:39.73 ID:xu6mOdiBI

ハス太「早く決めようよ~」

真尋「じゃあ今日の貢献度で場所を決めようか」

ハス太「え、それは……」

クー子「ぷぷぷ……ハス太くんは今日はほとんど何もしてない……」

ハス太「そんなことないよ!」

クー子「でもさっき自分で言ったのに……」

ハス太「……あ」

真尋「……よし決めた」

332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 23:04:10.87 ID:xu6mOdiBI

ハス太「はぁ……」

クー子「早く早く、さあ早く、とにかく早く」

真尋「せかすなよ……え~、発表するぞ」

クー子「……」

ハス太「……」

真尋「左から、クー子、ニャル子、ハス太、僕の順番だ」

ハス太「えっ!?」

337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 23:10:11.22 ID:xu6mOdiBI

真尋「どうかしたか?」

ハス太「だって、僕ほとんど何もしてないよ…?」

真尋「でも、あんなにクー子と張り合ってたからなあ……僕も後半はほとんど何もしてないしさ」

ハス太「真尋くん……」

クー子「少年、えらい……」

真尋「もうさっさと寝よう……どんだけこれに時間掛けてるんだよ…」

340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 23:14:49.20 ID:xu6mOdiBI

クー子「それじゃおやすみなさい……」

ニャル子「う、ううん……」

ハス太「あっ……」

真尋「起きちゃったか…」

ニャル子「……みんなでねてるの?……あれ、真尋おにいちゃんは?」

342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 23:17:16.59 ID:xu6mOdiBI

真尋「ここにいるよ」

クー子「私もいる……一緒に寝よう、ニャル子……」

ニャル子「わたし……真尋おにいちゃんといっしょにねたいな……」

真尋「でも……」

344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 23:21:39.04 ID:xu6mOdiBI

ハス太「良いこと考えたよ真尋くん、僕と真尋くんの場所を入れ替えればいいんだよ」

真尋「だけどそれは……」

ハス太「いいんだよ、ニャル子ちゃんが望んでるんだし……それに僕も真尋くんの隣なら……」

真尋「ハス太……ありがたいけど、最後のやつはちょっと…」

347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 23:26:43.48 ID:xu6mOdiBI

ニャル子「えへへ~、真尋おにいちゃんだ~」ギュッ

真尋「おっ、おい、ニャル子……」

クー子「ニャル子……私にもギュ~ってして……」

ニャル子「いいよ、ぎゅ~」ギュッ

クー子「ら、ラグジュアリー……」ガクッ

真尋「クー子が夢の世界に落ちた……」

350: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 23:28:25.88 ID:xu6mOdiBI

ニャル子「ね~、真尋おにいちゃんもぎゅ~ってして?」

真尋「あ、ああ、分かった…」ギュッ

ニャル子「おにいちゃん、あったかいね……」

真尋「うん……」

ニャル子「おやすみなさい……」

真尋「おやすみ、ニャル子……」

引用元: ニャル子「朝起きたら身体が小さくなってました……」