1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 11:44:21.08 ID:HALkgGOb0
上条「ちくしょうなんてことだ・・・」

海原「上条さん・・・」

上条「お前と約束したのにな・・・」

海原「・・・・」

上条「御坂はすごく傷ついてしまった・・・」

黒子「食蜂の仕業とはいえ私たちも・・・・」

佐天「ええ・・・・」

海原「悪いのは全て食蜂です、あの女が・・」

黒子「私もう我慢できませんわ!!」

佐天「あたしもです!!」

上条「俺もだ!!」




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 11:51:20.89 ID:HALkgGOb0
海原「自分も当然許すことはできません」

上条「そうか、みんな本当にやるんだな?」

黒子「当然ですわ」

佐天「あたし覚悟はできてます!!」


上条「SHOCK FOR!!!!」

食蜂「え?」

海原「見つけましたよ!!」

黒子「お姉さまの敵!!」

佐天「死んでないけど敵も同然!!」


 

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 11:58:43.75 ID:HALkgGOb0
食蜂「あら、あなたたち御坂さんのお友達じゃない」

黒子「そうですわ!」

佐天「あんたに記憶を改ざんされたおかげで御坂さんは・・・」

海原「絶対に許しません!!」

上条「てめぇ、覚悟はいいだろうな?」

食蜂「ふふっ、私の能力を忘れたのかしら?今度は四人で御坂さんをなでなでさせてあげようかしら」

黒子「くっ・・・」

佐天「なんてひどいことを・・・」

海原「御坂さんを無理やりなでなでするだなんて・・・」

上条「お前には血も涙もないのか!!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:03:45.41 ID:HALkgGOb0
食蜂「なんとでもいいなさい!私は顔を真っ赤にして照れている御坂さんをみると鼻血が出てしまうのよ!!」

黒子「このっ・・・」

佐天「悪魔・・・」

海原「たったそれだけのために御坂さんを・・・」

上条「この間は初春さんを操作して御坂と初春さんにペアルックを・・・」

食蜂「ええ、花飾りまでばっちりとね・・・」

黒子「操作された初春は涙ながらにお姉さまに頼み込んでいましたわ・・・」

佐天「初春とおそろいの格好で歩き回る御坂さん・・・当然・・・」

海原「どれだけ恥ずかしかったことでしょう・・・もちろん映像で保存してありますが、これを見るたびにはらわたが煮えくり返るようです」

上条「てめぇだけは!!てめぇだけは絶対にゆるさねえ!!」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:10:39.86 ID:HALkgGOb0
食蜂「余計なごたくはたくさんだわ、さああなたたちを操ってあげるわあ!!」スッ

バキッ

食蜂「えっ?リモコンが!!」

上条「さすがだな海原」

海原「ええ、このなんとかの槍に破壊できないものはありません!」

黒子「これであなたの能力は使えませんわね」

佐天「さあ、ここからはお仕置きタイムですよ?」

食蜂「い、いや・・・ごめんなさい!!謝るから!!」

上条「しらねえなあ」

海原「ええ」

黒子「お姉さまが味わった苦しみを」

佐天「たっぷりと味わわせてあげます!!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:15:13.57 ID:HALkgGOb0
食蜂「いやあああああ!!!!」

上条「ぐへへ・・・」ニヤニヤ

黒子「きれいなお肌がこんなになってしまいましたわね」ニヤニヤ

佐天「さっきまでの面影がどこにもありませんね」ニヤニヤ

海原「ええ、すごくお似合いですよ?」

食蜂「ひくっ・・・ひどいわぁ・・・・」

上条「だがまだまだこんなもんじゃおわらねえぜ!!」

黒子「ええ、次はこの薬品を・・・・」

佐天「たっぷりと縫ってあげますからね?」

海原「ここからまだまだかわいがってあげます」

食蜂「いやぁ・・・」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:19:52.49 ID:HALkgGOb0
上条「綺麗なお顔になったじゃねえか・・・」

黒子「ええ、とっても素敵ですわ」

佐天「このまま男子校に放り込んだらどうなりますかね?」

海原「当然争奪戦が始まるでしょうね」

食蜂「そ、そんなぁ・・・・」

上条「それじゃあ次はどうする?」

黒子「基本中の基本、爪ですわ」

佐天「ならここはあたしにまかせてください」

海原「当然足の爪もですね」

食蜂「や、やだぁ・・・・」プルプル

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:26:02.69 ID:HALkgGOb0
食蜂「うぅ・・・・・・・」

上条「おい見ろよこいつのこの張りのある綺麗な肌を」

海原「アステカの秘薬で染み一つないすべすべのお肌に仕上げました」

黒子「これでもうあなたはこの秘薬無しには生きていけませんわ」

佐天「今ならまだ引き返せますよ?」

食蜂「このお肌を失うなんて・・・できないわあ・・・」

上条「堕ちたな」

海原「ええ」

黒子「こんなにあっさりと落ちるとは思いませんでしたわ」

佐天「ですがお肌だけじゃありません」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:29:27.28 ID:HALkgGOb0
食蜂「それに・・・この顔・・・」

上条「ああ、すごく綺麗に仕上がったじゃないか」

海原「元の素材の良さを引き出してさらに綺麗にみせるなんて・・・」

黒子「これも淑女のたしなみですわ」

佐天「ですが常盤台は化粧を禁止されている・・・」

食蜂「みんなの模範にならなきゃいけないレベル5なのに、校則を破っちゃう悪い子になっちゃうわあ・・・」

上条「これでたいていの男はお前に釘付けだぜ」

海原「みんなの視線がつきささるということです」

黒子「それがどれだけ恥ずかしいことだということかは」

佐天「わかっていますよね?」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:34:13.53 ID:HALkgGOb0
食蜂「爪も・・・こんなに・・・」

上条「足のさきまできっちりと・・・」

海原「お風呂に入ったくらいじゃどうにもなりませんよ?」

黒子「これを何とかするには」

佐天「これを塗らないといけないんですけどね?」

食蜂「そんな・・・こんなにかわいいネイルアートをはずすことなんてできないわあ・・・」

上条「クックック・・・」

海原「とことん堕ちるところまで落ちてしまいましたね・・・」

黒子「この快楽から逃れる術はありませんわ・・・」

佐天「ですがまだまだ終わりません」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:42:41.02 ID:HALkgGOb0
食蜂「私の髪・・・」

上条「こんなに長くて良く手入れはされているが・・・」

海原「やはりところどころ痛んでいますね・・・」

黒子「こんなところに枝毛が・・・」

佐天「こっちにもありますよ?」

食蜂「やめてえ!そんなにじっくりと見ないでえ!!」

上条「この痛んだ部分を切るとなるとどうなるだろうな?」

海原「御坂さんと同じくらいの長さになりますね」

黒子「それも面白そうですわね」

佐天「色もヘアピンもおそろいにしてあげましょうか・・・」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:47:21.96 ID:HALkgGOb0
食蜂「そんな・・・・そんなことになったら・・・」

上条「どうなるっていうんだ?」

食蜂「うぅ・・・」

海原「きちんと言ってくれないと伝わりませんよ?」

食蜂「だめ、いえないわあ・・・」

黒子「では、仕方ありませんわね」シャキッ

佐天「私たちが素敵なヘアスタイルにしてあげます」

食蜂「言う!!言うからやめてえ!!」

上条「ほう?」

海原「では教えていただきましょうか」

黒子「さあ」

佐天「御坂さんとおそろいになるとどうなるんです?」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:54:32.72 ID:HALkgGOb0
食蜂「止まらなくなるの・・・・」

上条「何が?」ニヤニヤ

海原「はっきりと言っていただかないと」ニヤニヤ

黒子「ですわ」ニヤニヤ

佐天「何がとまらなくなるんですか?」ニヤニヤ

食蜂「・・・・・鼻血よぉ、御坂さんとおそろいだなんて興奮して鼻血が止まらなくなるのよお!!」

上条「ついに自分が変 だということを認めやがったぜ!!」

海原「これが常盤台の頂点に立つお嬢様のお言葉ですか!!」

黒子「鼻血を出すなど!!わたくしなんてげふんげふん」

佐天「もちろんここまでばっちりと録画済みですよ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 12:59:53.71 ID:HALkgGOb0
食蜂「な、なによぉ・・・・御坂さんと手つなぎたいなとか思っちゃいけないっていうの?」

上条「おやおや、聞いてもいないのに自分から話してくれるなんてな」

海原「こんなに恥ずかしい妄想を人に話すなんて」

黒子「ですがまだまだお話してもらいますわ」

佐天「この後御坂さんの顔を遠くからも見ることができないくらいに・・・」

食蜂「ひ、卑怯よ!!」

上条「何とでも言うんだな」

海原「あなたがその気にならないというのなら」

黒子「当然」

佐天「その気にさせるだけです」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 13:16:53.67 ID:HALkgGOb0
食蜂「そ、それをどうしようっていうのよお・・・」

上条「たっぷりと塗りこんでやる」

食蜂「きゃっ、なんかつめたい・・・」

海原「当然、自慢のアステカの秘薬です」

黒子「たっぷりと染みこませてあげますわ」

食蜂「なに・・・こわい・・・」

佐天「大丈夫ですよ、ちゃんとなじんでますからね」

食蜂「なじむって・・・・やっ・・・」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 13:22:23.54 ID:HALkgGOb0
食蜂「そ、そんな・・・」

上条「見ろよこのつやつやな髪を」

海原「さっきまで傷んでいた髪がうそのように」

黒子「当然、枝毛のケアもばっちりですわ」

佐天「そしてべたつくことなくサラサラな仕上がり・・」

食蜂「なんてことをしてくれたのよお・・・」

上条「それじゃあここらでちょいと趣向を変えてみようか」

海原「ええ、あれを実行するんですね?」

黒子「楽しみですわ」

佐天「覚悟はいいですか?」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 13:28:16.44 ID:HALkgGOb0
食蜂「な、なにをするつもりよぉ・・・」

上条「今まで御坂にしてきたことをそのまましてもらうだけだ」

海原「つまり」

黒子「お姉さまとデートしてもらいますの」

食蜂「い、いやよ!!そんなことできっこないわ!!」

佐天「ならこれを見ても同じことがいえますか?」ピッ

食蜂「こ、これは・・・・」

上条「どうした?てめえの日常の一こまじゃないか」

食蜂「いつの間にこんなもの撮影されてたのよぉ・・・」

海原「われわれに不可能はありません・・・」

黒子「なんでもお見通しですわ」

佐天「ふふふ・・・」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 14:46:57.19 ID:HALkgGOb0
食蜂「あぁ・・・・御坂さあん・・・」

食蜂「ハァハァ・・・・」

食蜂「かわいい・・・・・」

食蜂「うっ・・・・」

食蜂「御坂さんを想うと・・・こんなに・・・・」

食蜂「あぁ・・・・・とまらない・・・」

食蜂「どうして素直になれないのかしら・・・・・・あぁっ・・・」

食蜂「みさかさあん・・・・・」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 14:50:41.16 ID:HALkgGOb0
上条「御坂の普段の授業風景や登下校」

海原「そしてみなさんと過ごすひと時」

黒子「すばらしい角度で撮影されていますわね」

佐天「プロ並みの編集がされています」

食蜂「いやあああ!!!どうして私の部屋に監視カメラが仕掛けられているのよおお!!!」

上条「それはまあ」

海原「お互い様だからいいんじゃないですか?」

黒子「お姉さまが買おうか迷ったゲコ太のぬいぐるみをだきしめながら」

佐天「鼻血ドバドバで身悶えてるなんてとても普段からは想像できませんね」

食蜂「やめてえええ!!みないでええええ!!!」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:04:37.93 ID:HALkgGOb0
上条「そこで俺たちは考えた」

海原「どうすればあなたにとっても御坂さんにとっても良い結果になるのかを」

黒子「私としては癪ですがお姉さまと仲良くなっていただきますわ」

佐天「ぶっちゃけ素直に仲良くなってくれれば誰も被害をこうむりませんしね」

食蜂「そんなあ・・・無理よお・・・・」

上条「じゃあこのままでいいのか?」

食蜂「え・・・だって・・・」

海原「このままでは御坂さんとの距離も離れていくだけですよ?」

食蜂「で・・でも・・・」

黒子「正直ここで何とかしないとお姉さまはあなたと会話することすら拒否しますの」

食蜂「う・・・うぅ・・・」

佐天「さ、勇気を出して御坂さんとデートしてください」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:13:47.77 ID:HALkgGOb0
食蜂「だ、だめよ・・・デートなんて・・・・うっ」ボタボタ

上条「やはりか・・・」

海原「わかってはいましたが実際に見ると少し引きますね」

黒子「その興奮を保ちつつ己の体をコントロールできてこそ淑女ですのに」

佐天(●●●ぱくる人は言うことがちがうわ・・・)

食蜂「でも、こんな鼻血たらしながらデートなんて御坂さんに嫌われちゃうわあ・・・」

上条「そこは安心のアステカだ」

海原「ええ、興奮を抑える秘薬がありますよ」

黒子「これで冷静に対処できますわね」

食蜂「でも、どうしたらいいか・・・」

佐天「大丈夫です、インカムで指示を出しますから」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:29:23.22 ID:HALkgGOb0
食蜂「え?」

上条「安心しろ、俺たちが見守っているからな」

食蜂「それって・・・」

海原「失敗しても大丈夫ですよ、後で一緒に映像で振り返りながら一緒に考えましょう」

食蜂「盗撮?」

黒子「いえ、きちんと見えないところからカメラにばっちりと収めるだけですわ」

食蜂「それって盗撮じゃないの?」

佐天「いいえ、メモリアルです」

上条「盗撮っていうのは・・・なあ?」

海原「ええ」

黒子「こういうのではなくて?」

食蜂「やめて!」

佐天「うわー、体くねくねさせてる」

食蜂「見ないで!!」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:40:47.29 ID:HALkgGOb0
食蜂「うぅ・・・・緊張する・・・・」


上条「よし、所定の位置についたようだな」

海原「御坂さんのほうは大丈夫なんですか?」

黒子「ええ、ばっちりですわ、今日はゲコ太の映画をごらんになるはずですの」

佐天「あ、御坂さん来ましたよ」


御坂「げーこーたー♪ げーこーたー♪」

『いまだ、さりげなく御坂にはなしかけろ!!』

食蜂「あ、あらあみさかさんじゃないのお!!!」

食蜂(御坂さん今日もかわいい・・・・)

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:55:14.11 ID:HALkgGOb0
御坂「げっ!」

食蜂(うぅ・・・やっぱりこの反応・・・)

『くじけちゃだめです!!さりげなく今日の予定を聞きだすんです!!』

食蜂「み、みさかさんはこれからなにするのお!?」

御坂「は?」

『ストレートに聞くやつがあるかあああああ!!!』

食蜂「あ、あははははは!!!」

御坂「えっと・・・何か用?」

『そうですわ、もういっそのことゲコ太の映画が見たいと言ってくださいまし!!』

食蜂「ゲコ太の映画が見たいのよおおおおお!!!」

御坂「え?・・・・うん・・・」

食蜂(あ、あああああ!!!!御坂さんが引いてるうううう!!!)アタフタ

『あわてないでください!!落ち着いて、落ち着いてもう一度』

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 15:59:12.34 ID:HALkgGOb0
食蜂(も、もう一度・・・もう一度・・・・)

『そこで深呼吸です、ゆっくりとですよ』

食蜂「すうううう はああああ」

御坂「えっっと・・・・」

食蜂(はっ!!うっすらと御坂さんの香りが・・・)クンクン

食蜂「ハァハァ・・・」スーハー

御坂「あのちょっと顔がだんだん近づいてくるんだけど・・・」

『お姉さまの香りを楽しもうというのはわかりますが今やってはいけませんの!!!』

食蜂「はっ!!」

御坂「あたしもう行きたいんだけど・・・」

『いまだ!一緒にゲコ太の映画を見ましょう!!』

食蜂「一緒にゲコ太の映画をみましょおおおお!!!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 16:12:30.00 ID:HALkgGOb0
御坂「・・・え?」

食蜂「御坂さんとゲコ太の映画が見たいのよ!!」

『そうです!!それでいいんですよ!!』

御坂「えっと・・・」

食蜂「うぅ・・・・」

『御坂さんと一緒に見たい って言うんだ!!』

食蜂「御坂さんと一緒に見たいのよお・・・・」

御坂「、あんたがこんなこと言い出すなんて逆に怪しいんだけど・・・」

食蜂「そ、そんなぁ・・・」ジワッ

『もう一回、心をこめてお願いするんです、御坂さんとゲコ太の映画が見たいって』

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 16:27:10.72 ID:HALkgGOb0
食蜂「み、みさかさあん」ジワッ

御坂「え?」

食蜂「みさかさんとえいがみたいのよぉ・・・」グスッ

『そうですわ、お姉さまは情に脆いお方、これでお姉さまはイチコロですの!!』

御坂「あの・・・えっと・・・」オロオロ

『よし、とどめの一押しだ!! だめ? って聞いてみろ!』

食蜂「みさかさあん・・・だめぇ?」グスッ

御坂「わわわかったわ!!一緒に見ましょう!!!だから行きましょう!!!今すぐ!!」グイッ

食蜂「うん・・・・」グスッ

『やりました!!第一段階成功ですね!!』

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 16:36:41.40 ID:HALkgGOb0
御坂(何この状況!なんでよりにもよってこいつがあたしと一緒に映画みたいなんていいだすのよ!!)

食蜂(ああ・・・御坂さん困らせちゃった・・・・どうしよう・・・また嫌われちゃう・・・)

『きいいいい!!!お姉さまと手をつなぐだんんてきいいいい!!』

食蜂「・・・あれ?」

『おちついてください白井さん、こういうこともありえるってわかってたじゃないですか』

食蜂(わたし・・・御坂さんと手・・・つないで・・・)

食蜂「きゃあああああああああ!!!!!!」

御坂「えええええ!!!!」ビクゥ

食蜂「いやああああああああ!!!!!」

『お前が取り乱してどうするんだああああ!!!!』

『落ち着いてください!!前部ぶちこわしにするつもりですか!!』

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 16:50:10.23 ID:HALkgGOb0
御坂「何よ!!何なのこれどうしたらいいの!!」

食蜂「えええいやああのおおみさかさああああん!!!」

御坂「はいいい!!??」

食蜂「すっごくたのしみよねえええええ!!!???」

御坂「・・・・はい?」

『おい』

『いや、もうこれはこうなってしまったからにはやれることをやるだけですよ』

食蜂(あ、やばっ・・・またやっちゃった・・・)

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 17:03:04.21 ID:HALkgGOb0
御坂「えっと、なんかよくわからないんだけどさ」

食蜂「はい」

御坂「いつもの余裕たっぷりなあんたはどこに行ったの?」

食蜂「その・・・・えっと・・・・」

御坂「はあ・・・・まあいいわ・・・あんたも見るんでしょ?映画」

食蜂「え?ええ、そうよぉ・・・」

御坂「ほら、早く行きましょ?始まっちゃうわよ?」ギュッ

食蜂「・・・・うん・・・」

食蜂(また手・・・つないでくれるんだ・・・)

『はー、やっと映画までたどり着けたか・・・』

『ここまで取り乱すとはさすがに・・・』

『くうううお姉さまと映画なんてわかっていても悔しいですわ・・・』

『ですから落ち着いてくださいよ白井さん』

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 17:14:48.84 ID:HALkgGOb0
御坂「ほら、そろそろ始まるわよ・・・」

食蜂「えぇ・・・」

食蜂(この映画館の薄暗い中で御坂さんと隣同士・・・・)

『あー、そろそろ落ち着いたころだと思う、さっきがさっきだったから言っておくけど絶対に動くなよ?』

食蜂(動くな?)

『さっきあれだけ叫んでしまったわけですからもう映画にだけ集中していてください』

食蜂(なるほど、それもそうねえ・・・)

『お姉さまはゲコ太に集中するはずですからあなたも映画だけに集中していてくださいまし』

食蜂(うん・・・映画・・・映画・・・・・)

『ここで心を落ち着けてくださいね?』

食蜂(そう、今は御坂さんが好きなゲコ太に集中よお・・・・)

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 17:32:02.52 ID:HALkgGOb0
御坂「やぁんゲコ太かわいぃ・・・」ホワー

食蜂(御坂さんがときめいてる・・・・)ゴクリ

御坂「やーゲコ太あぶなーい」キャー

食蜂(御坂さんすごくうれしそう・・・・)

食蜂(でもこれは・・・・・)チラッ

御坂「ゲコ太がんばれ!!」キラキラ

食蜂(この御坂さんの顔・・・・ずっと見てたい・・・)

『映画』

食蜂「はっ!」

『御坂さんの顔を見たらだめですよ、ここは映画に集中です』

食蜂(うぅ・・・こんなにつらい映画は始めてだわぁ・・・)

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 17:45:09.64 ID:HALkgGOb0
『ここでしっかりと映画を見ておかないと映画が終わった後に御坂さんと感想を言い合ったりできませんよ?』

食蜂(そう・・・そうよね・・・ここで落ち着いておかないと・・・)



食蜂(いよいよ映画もクライマックス・・・なんとか映画に集中することができたわあ・・・)

御坂「うぐっ・・・・ぐすっ・・・げこたぁ・・・・」

食蜂(泣いてらっしゃる!!!!)

『まずい!!』

『これはもう最悪の事態を引き起こすかもしれません!!』

『ええ!私でしたらどさくさにまぎれて唇を奪いますの!!』

『おいやめろ!!』

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 18:04:52.92 ID:HALkgGOb0
食蜂(く・・・くちびる・・・・)ゴクリ

『やはり、御坂が隣で泣いていて気にするなというほうが無理な話か!!』

『この映画って泣けるお話でしたっけ?』

『いえ、お友達と仲良く遊んで楽しかったねで終わりですけど』

『まさか御坂さんが涙を流すなんて考えてもみませんでしたね』

食蜂(が、がまんよ・・・・がまん・・・・)

御坂「うぅ・・・・」ポロポロ

食蜂(がまん・・・・)

『ここでこらえるんだ!!ここでこらえて後で御坂をそっと・・・いいな!?』

食蜂(そうよ!!我慢しただけハッピーな展開が待ってるんだから!!)

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 18:15:02.23 ID:HALkgGOb0
御坂「うぅ・・・いい映画だったわ・・・」グスッ

食蜂「そ、そうねぇ・・・とっても感動したわぁ・・・・」

御坂「あー、やばっ、ちょっとこの顔見せられないわ・・・」

食蜂「あ、うん、あっち向いてるわぁ・・・」

食蜂(はぁ・・・御坂さんの泣き顔なんてめったに見れないのに・・・・)

『もう少しですよ、もう少しの辛抱です』

食蜂(わかってるわよぉ・・・)

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 18:26:52.07 ID:HALkgGOb0
御坂「あー・・・落ち着いた、もう出ましょ?」

食蜂「あ?そうねぇ」

御坂「わっ・・・」

食蜂「え?」

ガシッ

御坂「あ、ごめん、足もつれちゃって」

食蜂「え?え、ええええ・・・」

食蜂(み、みさかさんのかおがめのまえにいいいいいい!!!!)

『いかん!!!』

『すぐに現場にかけつけましょう!!』

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 18:36:24.83 ID:HALkgGOb0
ブシュウウウウウウウウ!!!!!

御坂「え?」

食蜂「ぐふっ・・・」パタッ

御坂「えええええええ!!!!!」

御坂「ちょっとどうしたのよおおおお!!!」

佐天「大丈夫ですか御坂さん!!」

御坂「え?佐天さん?」

黒子「まあお姉さま!返り血で大変な状況に!!ここは黒子が用意しました着替えを!!」

御坂「あれ?なんであんたそんなに準備がいいのよ」

海原「食蜂さんしっかりしてください!!」

御坂「海原さんも?」

食蜂「 」ピクピク

御坂「ん?」ヒョイ

佐天「あ、それは!!!」

『俺はテレポートで運んでもらえねーから応援するだけだ!しっかりしろ食蜂!!』

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 18:41:17.99 ID:HALkgGOb0
御坂「イヤホン?この声どこかで聞いたことあるんだけど・・・」チラッ

佐天「・・・・・」プイッ

黒子「・・・・・」プイッ

海原「・・・・・」プイッ

グシャッ

御坂「よくわかんないけどこれだけはわかるわ・・・・」

佐天「え?」ダラダラ

黒子「はて?」ダラダラ

海原「どうかしましたか?」ダラダラ

御坂「おまえらの仕業かああああああああ!!!!!」


ぎゃああああああああああ!!!!!

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 18:51:58.93 ID:HALkgGOb0
数日後

食蜂「あれからますます御坂さんに敬遠されるようになっちゃったわぁ・・・」グスッ

上条「何がいけなかったんだろうな」

海原「ええ、とりあえずこの前の映像を見直してみましょう」

黒子「そうですわね」

佐天「御坂さん攻略の糸口は絶対にあるはずです!」

食蜂「もういやよぉ・・・頭から鼻血を浴びせて完全に嫌われたわぁ・・・」グスッ

上条「のど元過ぎればなんとやらだ!!」

食蜂「もういいの、御坂さんは今までどおりそっと見守るだけでいいの」

海原「それで我慢できるんですか?」

食蜂「我慢するのぉ・・・」

黒子「ほう?こんなにお姉さまに興奮しているというのに?」

食蜂「だからそれは見ないでよおおおお!!!」

佐天「まだ完全に砕けたわけじゃありません、ここからですよ!!」

食蜂「もういやあ・・・」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 18:59:14.23 ID:HALkgGOb0
御坂「はぁ・・・いったい何だったのかしら・・・」

御坂「食蜂のやつが挙動不審に近づいてきて取り乱して映画を観て鼻血浴びせられて・・・」

御坂「あいつら何がしたかったのかしら?」

食蜂「み、みさかさぁん・・・」グスッ

御坂「っておい!!」

食蜂「あ、あの・・・あの・・・この間はごめんなさあい・・・」グスッ

御坂「はあ、はいちょっと待った」ピリッ

食蜂「え?」

ボトッ

食蜂「あ、イヤホンが・・」

御坂「またか・・・・あのさ、あいつらに何やらされてるのかわからないけど、あたしでよければ相談くらいは乗るわよ?」

食蜂「え?あ、あのあの・・」

御坂「ま、積もる話もあるだろうからさ、とりあえずそこで何か飲みましょ?」

食蜂「え、ええ・・・・」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/16(月) 19:03:47.41 ID:HALkgGOb0
上条「バレたか・・・」

海原「バレましたね・・・」

黒子「さすがお姉さま・・・・」

佐天「でもまあ・・・・」


御坂「はー、何がしたかったのかわからないけどさ、人で遊ぶようなことはしちゃだめよ?」

食蜂「う、うん、もうやらないわぁ・・・」


上条「ああやって緊張しながらも一緒におしゃべりできてることだし」

海原「一歩前進ですかね」

黒子「もう少し柔らかくなるまでは見守らないとけませんわね」

佐天「さーて、次のプランを練りましょうか!」

おわり

引用元: 上条「御坂と」海原「彼女jの周りの世界を」黒子・佐天「守る」