1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 21:30:24.93 ID:AxNe7vy/0
某国──

大統領「側近! 側近はいるか!?」

側近「はっ、ここに!」シュタッ

大統領「この窓から町を見てみよ」

側近「はい」

ザワザワ…… ガヤガヤ……

大統領「……どうだ」

側近「はっ、人とモンスターであふれ返っていますな」

側近「少し前まではありえなかった光景でしょう」

大統領「うむ」




6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 21:36:41.20 ID:AxNe7vy/0
大統領「数年前、モンスターがこの地球に現れ──」

大統領「さまざまな出来事があったが──」

大統領「今や町中では人間とモンスターが一緒にいる光景が日常となった」

大統領「おそらく地球上全ての国々がこのような状況になっているだろう」

側近「はい」

大統領「しかし、このままではいささか物足りないのだ」

側近「──と、いいますと?」

大統領「この状況をもっと生かすことができないか、ということだ」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 21:42:15.70 ID:AxNe7vy/0
大統領「今や人間とモンスターは切っても切り離せない関係だ」

大統領「これを楽しまない手はない」

大統領「この状況をより面白くする娯楽を考えてまいれ」

側近「ははっ、かしこまりました!」

大統領「これは最重要命令扱いとする」

大統領「現時刻をもってお前を全ての日常業務から解放する」

大統領「頼んだぞ!」

側近「必ずや、ご期待に応えてみせましょう」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 21:49:23.06 ID:AxNe7vy/0
一週間後──

側近「閣下、ご報告に参りました」

大統領「おお、待っていたぞ」

側近「既存のオモチャやゲームの中になにかヒントはないものか、と」

側近「この一週間、世界中のオモチャやゲームを調査いたしました」

大統領「ふむ……で、どうだった?」

側近「はい、東洋の島国日本にて、面白いゲームを発見いたしました」

大統領「日本、か」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 21:53:09.53 ID:AxNe7vy/0
側近「日本にはポケモンというゲームがあります」

大統領「ほう」

大統領「ポケモン……聞き慣れぬ響きだが、どのようなゲームなのだ?」

側近「正式な名称を“ポケットモンスター”といいまして」

側近「まぁゲーム内容は説明するよりも、閣下自身が体験される方がよいでしょう」

側近「取り急ぎ、シリーズの中でもっとも古いものを取り寄せましたので」

側近「どうぞ、プレイしてみて下さい」

大統領「うむ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:00:23.63 ID:AxNe7vy/0
大統領「ん」

大統領「なんだ、この少年は」

側近「大統領の分身となるキャラクターです」

大統領「この少年が戦うのか?」

側近「いえ、この少年はポケモントレーナーでして」

大統領「ポケモントレーナー?」

側近「ポケモンと呼ばれる存在を使役し、それらを戦わせるのです」

大統領「ほう、そういうことか」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:05:15.39 ID:AxNe7vy/0
大統領「町を出ようとしたら、変な博士に呼び止められてしまったが……」

大統領「この三匹の中から選ぶのか」

側近「はい」

大統領「ヒトカゲ、ゼニガメ、フシギダネ、か」

大統領「じゃあ……ヒトカゲで。一番強そうだ」

側近「…………」

大統領「ん、なんだ?」

側近「いえ、どうぞどうぞ」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:11:08.63 ID:AxNe7vy/0
大統領「む!?」

大統領「オイ、敵はゼニガメを選んだぞ」

側近「はい」

側近「ちなみにヒトカゲは炎タイプで、ゼニガメは水タイプです」

大統領「!?」

大統領「ん、ちょっと待て。水は火を消すよな」

大統領「ヒトカゲはゼニガメに不利じゃないのか?」

側近「不利ですね」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:18:22.36 ID:AxNe7vy/0
大統領「ふざけるな! 不利と分かっていて、みすみすヒトカゲのままでいられるか!」

大統領「草は水を吸うから多分有利だな」

大統領「よし、ワシはフシギダネに変える!」

側近「無理です」

側近「一度選んでしまったら、もう変えられません」

大統領「なんだと!?」

大統領「ならばこのオーキドとかいう博士を殺してでも奪い取って──」

側近「無理です」

大統領「くそっ、フシギダネにしておけばよかった……!」

側近「そしたら敵はヒトカゲ選びますけどね」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:22:47.59 ID:AxNe7vy/0
大統領「あ、敵とのバトルが始まった!」

大統領「ヒトカゲ、ガソリンを浴びせてから炎を喰らわせろ!」

大統領「このカメを丸焼きにしてやれ!」

側近「無理です」

側近「まだ技は“ひっかく”と“なきごえ”だけです」

大統領「たったの二つだけか」

大統領「どっちの技が強いんだ?」

側近「とにかく“ひっかく”で攻撃してみましょうか」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:27:38.59 ID:AxNe7vy/0
大統領「ふん、あっけない」

大統領「“ひっかく”だけで勝利してしまったぞ」

側近「おめでとうございます」

大統領「……うぅむ、勝ったのは嬉しいが」

大統領「なんというか、もっと派手な戦いを期待していたんだが」

側近「まあ、まだ最初ですので」

側近「経験を積ませれば、色々な技を覚えていきますし」

側近「敵もどんどん強くなっていきます」

大統領「そうなのか」

大統領「まぁいい、続けてみるか」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:35:00.63 ID:AxNe7vy/0
大統領「草むらを歩いていたら、敵が出てきたぞ!」

大統領「名前は……コラッタだ!」

側近「これは野生のポケモンですね」

大統領「野生?」

側近「ようするに、トレーナーの手中にないポケモンですな」

側近「野生のポケモンは倒すことも、捕まえることもできます」

大統領「よし、捕まえてみるか」

側近「無理です」

大統領「今捕まえることができるっていったじゃないか!」

側近「あるアイテムがないとダメなのです」

大統領「なんだと!?」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:41:43.56 ID:AxNe7vy/0
大統領「アイテムというのはなんだ?」

側近「モンスターボールというアイテムです」

側近「モンスターボールを使わなければ、ポケモンを捕えることはできません」

大統領「ふむう、面倒だな」

大統領「こんなネズミ一匹、素手で捕まえられんのか?」

側近「無理です」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:47:05.27 ID:AxNe7vy/0
大統領「ようやくモンスターボールを入手したぞ!」

側近「おめでとうございます」

大統領「お、またも野生のコラッタ」

大統領「もらった!」ポイッ

側近「あ」

大統領「なんだ、ボールから出てきてしまったぞ!」

側近「いきなりボールを投げつけても、なかなか捕まりませんよ」

側近「弱らせたり眠らせたりすると、捕獲できる確率を上げることができます」

大統領「なかなか奥が深いな……」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:55:18.42 ID:AxNe7vy/0
大統領「やったーっ! ついにコラッタを捕まえたぞ!」

側近「おめでとうございます」

側近「このゲームの目的は主に二つありまして」

側近「一つは他のトレーナーをやっつけて」

側近「ラスボスであるライバルを倒し、チャンピオンになることです」

大統領「ん? 今ものすごいネタバレがあったような」

側近「もう一つは今の閣下のように、色々なポケモンを捕まえて」

側近「ポケモン図鑑を完成させることです」

大統領「なるほど」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 22:59:14.00 ID:AxNe7vy/0
大統領「道に迷いつつもだいぶ進んだが……」

大統領「なんだこの敵は? 今までと曲がちがうぞ」

側近「ジムリーダーのタケシですね」

大統領「ジムリーダー?」

側近「ようするにボスキャラクターです」

側近「ジムリーダーの持ってるバッジを集めないと」

側近「最終ステージに行けない仕組みなのです」

大統領「なるほど」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:07:20.62 ID:AxNe7vy/0
大統領「くそーっ、ワシのトランセルが!」

大統領「あれだけ硬くなったというのに!」

側近「しかし、瀕死になったコラッタの奮戦で向こうもかなり弱っています」

側近「トキワの森で修業したヒトカゲでゴリ押ししましょう」

大統領「ようし、“ひのこ”の恐ろしさを思い知れ!」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:10:14.75 ID:AxNe7vy/0
大統領「……死闘だったな。イワーク……強敵だった」

側近「森で迷いまくったかいがありましたね」

大統領「うむ」

大統領「よしキリがいいし、一度この辺りで中断するか」

側近「レポートを忘れないで下さいね」

大統領「分かっておる」ピローン

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:15:19.51 ID:AxNe7vy/0
側近「──とまぁ、だいたいこのようなゲームなのです」

側近「いかがでしたか?」

大統領「うむ、なかなか楽しめたぞ」

側近「今回はコンピュータが相手でしたが」

側近「このゲームの醍醐味は、プレイヤー同士の対戦にあるでしょうね」

大統領「プレイヤー同士の対戦?」

側近「ちょっと閣下と私でやってみましょうか」

大統領「面白い、ワシのヒトカゲの強さを思い知れ!」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:23:49.32 ID:AxNe7vy/0
大統領「ぐぬぅ……」

大統領「完敗だ……!」

大統領「なんなんだ、そのミュウツーとかいうポケモンは」

大統領「タケシをも倒したワシのヒトカゲが一撃でやられてしまったぞ」

側近「このように、育てたポケモンをプレイヤー同士で戦わせることができるのです」

側近「他にもポケモンを交換することも可能です」

側近「中には通信しなければ手に入らないポケモンもいるそうです」

大統領「なるほど……」

大統領「じゃあ、ワシのトランセルとお前のミュウツー交換してくれ」

側近「イヤです」

大統領「…………」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:27:09.15 ID:AxNe7vy/0
側近「ちなみにこのゲームは大人気で、これ以降も次々に続編が出ています」

側近「私もまだそこまで調査が及んではおりませんが」

側近「システムやグラフィックその他がさらに進化しているとのことです」

側近「これをクリアされたら、続編も取り寄せてみましょう」

大統領「ふむ、ぜひ頼む」

側近「なんにせよ、このゲームの一番面白いところは」

側近「自分が捕まえ育てたキャラを、戦わせるというところにあるでしょうね」

大統領「自分が戦うのではない、というのがなんだか新鮮だな」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:30:22.87 ID:AxNe7vy/0
大統領「なんとなく話が分かってきたぞ」

大統領「つまり、お前がいいたいのは」

大統領「この現実でもポケモンのようなことをやろう、ということだな?」

側近「はい」

側近「特設のリングを作り、ルールを整備し、大会を開き──」

側近「優れたトレーナーにはさまざまな報酬や特権を与え──」

側近「いずれはゲーム内の世界のように公式のスポーツにできれば面白いかと」

大統領「うむ」

大統領「人間とモンスターとが同時に存在する今の時代にはもってこいの娯楽だな」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:37:17.23 ID:AxNe7vy/0
大統領「ふむう……」

大統領「──よし、この件はお前に全て一任する!」

大統領「予算、人員、その他、自由に使え!」

大統領「“リアルポケモン”実現させてみせい!」

側近「はっ、必ずや!」

大統領「ではワシはゲームの続きをやるとするか……」ピコピコ

大統領「今日中に三つぐらいバッジを……」ピコピコ

側近「…………」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:42:23.26 ID:AxNe7vy/0
二週間後──

側近「閣下」

大統領「おお、側近か」

大統領「聞いてくれ、ようやくシルフカンパニーを救ったぞ」

大統領「ロケット団め、ワシのリザードンに惨敗して逃げていきよったわ」

側近(まだクリアしてなかったのか……)

側近「それより、今日“リアルポケモン”の第一回大会が開かれます」

側近「まだまだ実験的な意味合いが強い大会ですが、閣下もどうぞご覧ください」

大統領「うむ」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:50:08.64 ID:AxNe7vy/0
大会会場──

ワアァァァァァ……!

大統領「試験的な大会だというのに、客席が満杯になっているな」

側近「えぇ、宣伝費をだいぶかけましたからね」

側近「それに……観客たちもそれだけ娯楽に飢えていたということですよ」

大統領「ところで選手はどこだ?」

側近「まもなく入場してきますよ」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:55:24.78 ID:t1Iwf3FR0
大統領「なぜ同じレベルでもステータスが微妙に違うのだ?」

大統領「同じレベルのコラッタでもワシがマサラから共に旅したコラッタのほうが
    明らかにステータスが高いぞ、どういうことなのだ?」

大統領「めざめるパワーとは何なのだ?」

大統領「パワーレンズ・・・一体何に使うのだこの道具は」

大統領「そうとうゆうしゅう・・・? このジャッジという者は何を言っておるのだ?」

大統領「前々から気になっていたが『きそポイント』とは何なのだ?」

大統領「ヤジアイス・・・? レジアイスにはそんなあだ名があるのか」

大統領「先制技はありえない・・・なるほどなるほど」

大統領「皇族に負担をかける・・・か・・・」

ヤい統領「んんwww補助技は相手に交換の隙を与える糞技ですぞwwwありえないwww」

側近「」



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 23:55:45.37 ID:AxNe7vy/0
実況『皆さま、大変長らくお待たせいたしました!』

実況『ただいまより、“リアルポケモン”第一回大会を開催いたします!』

実況『今回は8選手によるトーナメント形式で行われます!』

実況『なお、“リアルポケモン”の元となったゲームでは』

実況『トレーナーは複数体のポケモンを戦わせることができますが』

実況『今回は人間一人とモンスター一体という形式になっております!』

実況『ご了承ください!』

実況『それでは一回戦第一試合を行います!』

実況『選手入場!』

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 00:04:21.45 ID:jIZw8ECR0
ワアァァァァァ……!

まず現れたのはスーツを着た男。

彼の横では“エレクトリックスネーク”が舌を出している。

<エレクトリックスネーク>
体内に電気を蓄えている蛇。
コンセントのような牙を敵に刺し込み、強烈な電撃を流し込む。



ワアァァァァァ……!

対戦相手はラフな格好をした若者。

彼の横では“アイアンゴーレム”が拳を握っている。

<アイアンゴーレム>
鉄でできた巨人。
パンチ一発で地面にクレーターを作るほどの怪力。



大統領「ほうほう」

側近「これは見ごたえがありそうな組み合わせですな」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 00:10:48.35 ID:jIZw8ECR0
側近「ところで……閣下はどちらが勝つと思いますか?」

大統領「ふむぅ……」

大統領「エレクトリックスネーク、かな」

側近「なるほど、閣下はそう読みますか」

側近「私としては、アイアンゴーレムが有利かな、と」

大統領「よし、ジュースを賭けるか」

側近「はっ」



実況『ではいよいよ試合開始ですっ!』

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 00:17:33.95 ID:jIZw8ECR0
ワアァァァァァ……!

エレクトリックスネーク「いけっ、右ストレートだ!」

男「うぅぅ……」

エレクトリックスネーク「早くしろっ!」

男「う、うおおおおっ!」ダッ

ドゴッ!

若者「ぐわぁっ!」

実況『試合開始早々、男の右ストレートが決まったぁっ!』

ワアァァァァァ……!

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 00:22:37.37 ID:jIZw8ECR0
ワアァァァァァ……!

アイアンゴーレム「若者、エルボーで反撃しろ! ひるんだらひねり潰すぞ!」

若者「ひっ……!」

若者「で……でりゃああああっ!」ブンッ

ガキッ!

男「あぐぁっ!」

実況『若者のヒジが、男の顔面にヒットォ! これは効いているぞぉ!』

エレクトリックスネーク「やるな……!」

アイアンゴーレム「そっちこそ!」

ワアァァァァァ……!

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 00:30:33.97 ID:jIZw8ECR0
バキッ! ドカッ! ドゴッ! ドズッ! ベキッ!

大統領「ふはははは! 人間どもめ、いい戦いっぷりだな」

大統領「観客も沸き上がっておるわ」

側近「えぇ、今のところ互角ですね」

大統領「我々異界のモンスターが地球に現れて早数年……」

大統領「あっという間に脆弱な人間どもを支配下に置いてしまったが」

大統領「食糧や労働力、愛玩動物くらいにしか見なしていなかった人間が」

大統領「まさかこれほどエキサイティングな娯楽の素材になるとはな」

大統領「お手柄だったぞ、側近よ」

側近「もったいないお言葉……」

77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 00:35:23.47 ID:jIZw8ECR0
側近「このまま国内で流行ったなら」

側近「私はこのスポーツを世界中で流行らせてみせます」

側近「他の国々を支配しているモンスターたちにもきっとウケますよ」

大統領「ふふふ、これほど面白い娯楽は久しぶりだ」

大統領「ほれ、ワシのツノがいつもより鋭くなってきたぞ」ビィーン

側近「私も興奮して、全身の触手がうずいてきましたよ」グジュルグジュル



数年後、この“リアルポケモン”は世界的なブームとなる──



<おわり>

引用元: 側近「日本にはポケモンというゲームがあります」大統領「ほう」