1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:27:26.67 ID:KvXEh+WQ0

スザク「別に兄妹の仲が良いのは悪い事じゃないよ、ただルルーシュは度が越えている…」

ルル「スザァァァアク!!!」

リヴァル「まぁまぁ、落ち着けよルルーシュ」

スザク「そこで僕からの提案なんだけどさ、そのシスコンを改善しない?」

ルル「はぁ…はぁ…改善だと……?これ以上、俺はナナリーに何をすればいいんだ……」

リヴァル(こりゃもう末期だな……中毒者を見てる気分だ……)

スザク「僕なりに色々考えてみたんだけど、ナナリーと別々に暮らすっていうのはどうだい?」

ルル「俺とナナリーが……別々に暮らす……?」

スザク「うん、ナナリーのお世話は咲世子さんができるし…ルルーシュも良い経験になると思うんだ」





2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:32:00.39 ID:KvXEh+WQ0

ルル「一晩……一晩だけ時間をくれ」

リヴァル「お、おいルルーシュ……そんな死んだような顔をしてまで……」

ルル「いや、いいんだリヴァル……俺も薄々気付いていたよ」

ルル「ナナリーに対する扱いが過保護すぎるとな……」

リヴァル「ルルーシュ……」

スザク「過保護すぎて少し気持ち悪いかな」

リヴァル「おい」

ルル「また明日の放課後だ、生徒会室に集まろう……」


―――
――――――

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:39:47.95 ID:KvXEh+WQ0

 ― 放課後 ―

ルル「――――、遅くなって悪いな」

リヴァル「おっ、ルルーシュか……昨日より大分顔色が良くなったなぁ」

ミレイ「昨日、私が居ない間に何か面白い事でもあったの?」

リヴァル「あはは、まぁ色々と深い事情がありまして……」

スザク「それでルルーシュ、結論は決まったのかい?」

ルル「あぁ……スザク、俺は……!!」

ルル「克服のために一人暮らしを始める!!!」

スザク「ルルーシュ……!僕も多少なりとも力になるよ!!」

リヴァル「これで本当に良かったのか……?」

ミレイ「え?え?ねぇ、どういうこと?」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:47:06.50 ID:KvXEh+WQ0

 ― クラブハウス ―

ルル「ナナリー……すまないが少しの間、離れて暮らす事になる」

ナナリー「そんな……」

ナナリー「…………でも、ちゃんと帰ってきてくれますよね?」

ルル「当たり前だろ、ちゃんとナナリーの元へ戻って来るさ」

ナナリー「はい……寂しいですけど…私、頑張りますね」

ルル「あぁ、俺もちゃんと頑張るから……」

ルル「……咲世子、ナナリーをよろしく頼む」

咲世子「……」ペコリ

ルル「それじゃー俺は部屋の荷物を整理するから……またあとで」

ナナリー「はい」ニコッ

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:51:48.00 ID:KvXEh+WQ0

プシュッ

ルル「…………」

ルル「クッ……ナナリーィ……!」ポロッ

C.C.「おい、急に部屋で泣くな」

ルル「黙れ!!」

C.C.「はぁ……それで、住む場所は決まっているのか?」

ルル「あぁ……」ゴシゴシ

ルル「ここのアパートの部屋を貸してもらう」

C.C.「…………まったく、こんな狭い部屋に2人で暮らさないといけないのか」

ルル「…?なにを言っているんだ、お前は留守番に決まっているだろ」

C.C.「……なに?」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:57:55.35 ID:KvXEh+WQ0

ルル「逆に聞くが、どうしてお前を連れていかないといけないんだ?」

C.C.「お前と私は共犯者だろ?」

ルル「あぁ、確かに俺とお前は共犯者だ……が、婚約者でも側近でもなんでもない」

C.C.「まぁ待て、落ち着いて話そうじゃないか」

ルル「俺は十分に落ち着いている、それにこれから荷物をまとめたりで忙しいんだ」

ルル「わかったなら俺の部屋から少しの間出ていろ」

C.C.「お前、私を見捨てるのか?」

ルル「お前の世話は咲世子に任せてあるから心配はいらない」

C.C.「……ふん、勝手にしろ!」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 11:12:31.73 ID:KvXEh+WQ0

 ― 一週間後 生徒会室 ―

リヴァル「ルルーシュ、そろそろ一人暮らしも慣れてきたか?」

シャーリー「えぇ!!ルル、一人暮らししてるの?!」

ルル「正確には2人暮らしだが……あの魔女め!!」

シャーリー「え?2人?それって女の人じゃないよね?」

ルル「女だがシャーリーの考えているような関係じゃない、絶対にな」

シャーリー「……ほんとにー?」ジト

ミレイ「でも、"あの"ルルーシュが一人暮らしなんてねー?」ニヤニヤ

スザク「順調なら何よりだよ」

カレン「―――遅くなってごめん!!」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 11:18:23.03 ID:KvXEh+WQ0

ミレイ「……そうだ!今日は生徒会の皆でルルーシュの家でパーティってのは、どう?」

カレン「……へ?」

リヴァル「あ!いいですね!しましょうよ!」

シャーリー(こ、これはルルと一緒に住んでいる女の人を見れるチャンス!!)

ルル「ま、待て!!俺は良いとは言っていない!!」

スザク「……あ、もしもしピザ○ットですか?…はい、ここの住所にピザを……」

ルル「スザァァァアク!!」

カレン「ねえちょっと、どういう事?」

リヴァル「今日はルルの部屋でパーティだってさー」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 11:22:28.95 ID:KvXEh+WQ0

ニーナ「……」カタカタ

ミレイ「もちろん、ニーナも来るわよね?」

ニーナ「え……?私は……その……」

シャーリー「ニーナもおいでよ!絶対楽しいって!!」

ルル「だから俺はまだ良いと言ってないだろ!!」

スザク「……はい、はい…マルゲリータで……」

ルル「スザァアアアク!!」

カレン「……とりあえず、飲みものだけ買っておこうかしら」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:04:29.79 ID:KvXEh+WQ0

 ― ルルの住んでいるアパート ―

スザク「へぇー、ここが新しく住んでるルルーシュの家か」

リヴァル「なんか随分とボロくなっちまったな」

ルル「一時的に住み込むだけだからだよ、あんまり広い部屋でも掃除が大変だからな」

ミレイ「一時的に?っていうか、克服とか言ってたけどなんで一人暮らししてるの?」

シャーリー「私もそれ気になってた!!」

ルル「あぁ、それはまた中で話すよ……」

カレン「あの、飲み物重いんだけど……」

ガチャッ

C.C.「おや?遅かった……ってなんだ、客でも来たのか?」

リヴァル(うおー!!なんかすげー美人!!)

スザク(確かこの人は……ルルーシュと一緒に住んでいる……)

カレン(C.C.……やっぱりか)

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:08:41.44 ID:KvXEh+WQ0

シャーリー「あ、あの!!」

C.C.「なんだ?」

シャーリー「る、るるるルルとは、一体どんな関係なんですか?!」

シャーリー(ちゃんと聞いておかないと……!ルルとの関係を!!)

C.C.「ん……ほうほう、なるほどな」

C.C.「ルルーシュ、お前も罪作りな奴だ」

ルル「?」

シャーリー「それで……ルルとの関係は……」

C.C.「私はルルーシュの婚約者だ」

「「「「「……」」」」」

ルル「この馬鹿ッ!!違う!!それは違うぞ!!おいシャーリー!!泣くな!!」

シャーリー「だ、だって……ルルにはもう婚約者が……」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:17:48.10 ID:KvXEh+WQ0


――
――――

シャーリー「なんだ……ただの同居人だったの」

シャーリー「って!!男の一人暮らしに女の人が同居してるってダメですよ!!」

C.C.「そこらへんは安心しろ、あいつはまだ●●だ」

ルル「俺は●●じゃない!!」

シャーリー「ど、どうッて……!」

ミレイ「あらー?シャーリー、強敵が現れちゃったわね」

ミレイ「それでルルーシュ、どうしてナナリーと別の場所で住んでるの?」

ルル「それはこの間、生徒会室でこんな事があって……」

(回想中)

ミレイ「なるほどねー…ルルーシュのシスコンを直す、か……」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:24:50.36 ID:KvXEh+WQ0

ニーナ「でも、それって無理に直す必要あるのかな……?」

ミレイ「それよそれ!別に直さなくてもナナちゃん大好きー、でいいじゃない」

スザク「会長、ルルーシュのシスコンはもう度を超えてるんですよ」

ルル「…………」

カレン「ちょ、スザク……!」

C.C.「ぷふっ、言えてるな」

スザク「これからナナリーがお嫁に行ったりしたらルルーシュはどうするのさ?」

ルル「お嫁……だと?」

ルル「スザァァアアク!!そんな奴は国外追放、そして生き埋めだ!!」

カレン(うわぁ……)

スザク「ほらね?これはもう妹Loveっていうレベルじゃないよ、病気だ」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:30:15.63 ID:KvXEh+WQ0

ミレイ「ま、頑張りなさいよルルーシュ……寂しくなったらいつでも電話してね☆」

シャーリー「あ!会長ずるい!!ルル、私にも電話してね!!」

ルル「あ、あぁ……ありがとう」

C.C.(……いいのか、お前は?言わなくて)

カレン(う、うるさい!!)

リヴァル「ま、でも今の所離れていても平気そうだしすぐに矯正できそうだな」

ピンポーン

スザク「ピザが来たみたいだね」

C.C.「ピザだと?」

リヴァル「よっしゃ、今日はたくさん食べようぜ!!ルルーシュの奢りらしいし!!」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:37:04.46 ID:KvXEh+WQ0

 ― 一週間後 生徒会室 ―

ルル「…………」

リヴァル「お、おいルルーシュ?」

ルル「リ、リヴァルか……生徒会室に来るのが早いな」

リヴァル「お前、どうしたんだ?なんか老けたような……」

ルル(……くそっ、まさかナナリーに会えないのがこれほど辛いとはな)

ルル(授業中にノート1Pにナナリーと書いたがそれでも収まらなかった……)

シャーリー「ルル、本当に大丈夫?」

ルル「あぁ……俺は大丈夫だから、今はそっとしておいてくれ」

ルル「…………」

シャーリー「ルル、本当に平気かな……」

リヴァル「体調が悪いだけかもしれないしさ、3日くらいしたらルルーシュも元に戻るだろ」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:49:47.38 ID:KvXEh+WQ0

 ― 更に一週間後 ―

シャーリー「ちょっとルル!!どうして白髪が生え始めてるのよ!!」

ルル「シャ、シャーリーか……」

リヴァル「おいおい、これは流石に不味いんじゃ……」

スザク「……ルルーシュ、今日は先に帰って寝ていなよ」

ルル「……しかし……俺には生徒会の仕事が……」

スザク「それは僕達でやっておくから、今すぐ帰って布団に入り寝るんだ」

ルル「そ、そうか……じゃあよろしく頼む……」

バタン

スザク「これは何か対策が必要だね……」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:58:10.45 ID:KvXEh+WQ0

スザク「よし、皆揃ったね」

スザク「これより!!第1回『ルルーシュシスコン克服会議』を始めようと思う!!」

カレン「はぁ……また訳の分からない事を……」

スザク「僕の大誤算だったよ……まさかルルーシュがあんな症状になるなんてね」

ミレイ「それで、どうするの?」

スザク「カレンにしか頼めない僕からの提案があるんだけど、いいかな?」

カレン「?」

スザク「カレン、君にはお兄さんが居たね」

カレン「……」

スザク「ルルーシュの!妹になってあげてくれないか!!」

カレン「はぁ?!」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:06:07.18 ID:KvXEh+WQ0

スザク「妹属性を持っているカレンなら、ルルーシュを楽にしてあげられるかもしれない」

カレン「ちょ、ふざけないでよ!!どうして私があいつなんかを……」

スザク「カレン!!これは遊びじゃないんだ!!」

カレン「……」ビクッ

カレン「で、でも私……他の人の妹なんて……」

シャーリー「わ、私じゃダメかな?!」

スザク「……ダメだ、シャーリーにお兄さんは居ない」

ミレイ「羨ましいわねー、ルルーシュの妹になれるなんて」

カレン「ま、待ってください!私はまだやるなんて……!!」

スザク「決まりだね!!」

カレン「ちょっと!!」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:13:29.38 ID:KvXEh+WQ0

 ― 次の日 ―

ルル「……」フラッ

カレン「ほら、大丈夫?」

ルル「カレン、か……」

カレン(な、なんて言えばいいのよ!!お兄ちゃん?お兄様?おにい?)

カレン(あー、もう!!わからないわよー!!)

ルル「カレン、迷惑を掛けてすまないな……」

カレン「………………しゃ、」

カレン「シャンとしなさいよ!!お兄ちゃん!!」

ルル「……!!」

カレン「…………ルルーシュ?」

ルル「ふ………ふはははははは!!!行くぞカレン!!!」

106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:18:35.48 ID:KvXEh+WQ0

 ― 生徒会室 ―

ルル「おはようございます!!」

シャーリー「ルル?!顔色良くなってるじゃない!!」

ルル「ああ、心配を掛けて悪かったな」

スザク「……カレン、成功したんだね」

カレン「も、もう……2度とやらないわよ……」

ルル「カレン!!喉が渇いたりしていないか?!」

カレン「それ、何度目よ?乾いてないから平気」

ルル「そうか!!困った事があったらいつでもお兄ちゃんを頼るがいい!!」

カレン「わ、わかったからあまり大きな声を出さないでよ!!」

ニーナ「……なにがあったの?」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:25:58.98 ID:KvXEh+WQ0

 ― 一週間後 ―

ルル「うぅ……ナナリー……!」

シャーリー「ちょ、ルル!!早く泣き止んでよ!!男の子でしょ!!」

リヴァル「ルルーシュ、マジ泣きじゃねえか……」

ルル「でもっ……やっぱり俺にはナナリーが……!!」

カレン「ちょっと!スザク!!悪化してるじゃない!!」

スザク「あはは、こりゃ参ったね」

カレン「笑ってる場合か!!」

スザク「……カレン、ルルーシュにもう一度お兄ちゃんと言ってあげてくれないか?」

カレン「ッ……!仕方ないわね……」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:31:32.24 ID:KvXEh+WQ0

ルル「うぅ……!!」

シャーリー「あ、カレン!!」

カレン「コ、コホン……」

カレン「お、お兄ちゃん!!見っとも無いから泣かないの!!」

リヴァル「……なんだかんだ言ってカレンもノリノリだな」

ルル「…………」

カレン「…………」

ルル「……良く考えてみたら、高校生はババアだ」ボソッ

カレン「はぁ!?」

ルル「うぅ……!!ナナリィー……!!」

カレン「ちょっと!!今すごい失礼な事言ったでしょ?!」

ミレイ「あららー、やっぱりナナちゃんじゃないと妹は勤まらないのかしらね」

120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:38:11.59 ID:KvXEh+WQ0

スザク「妹……そうか!!」

カレン「さっき言った事を前言撤回しなさい!!ルルーシュ!!」

リヴァル「ま、まぁまぁ!少し落ち着けって!!」

スザク「皆!!もしかしたら解決できるかもしれない!!」

ミレイ「え?」

スザク「逆の発想だよ!」

スザク「今、ルルーシュは弱っている……妹がダメなら、支えてくれるお姉さんが必要だ!!」

ミレイ「あ、姉なら年上の私とか?いやー、もう仕方無いわねー!」

シャーリー「こ、今度こそ私が……!!」

スザク「いや、もっと適任の人を僕は知っている……」

ミレイ「……?」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:42:14.95 ID:KvXEh+WQ0

ギルフォード「……との事ですが」

コーネリア「……」

コーネリア「……ギルフォード!!」

ギルフォード「はッ!!」

コーネリア「私は少し用が出来た、しばらくここをお前に任せても平気だな?」

ギルフォード「ご安心を、姫様」


―――
―――――

ルル「シスタァー……シスタァー……」

リヴァル「おいスザク、適任が居るとか言ってあれから一週間だけど……」

スザク「大丈夫、あの人なら必ず来てくれるはずさ」

129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:48:22.73 ID:KvXEh+WQ0

ザッ ザッ ザッ ・ ・ ・

スザク「来たみたいだね……リヴァル、一応背筋を伸ばして立っていてくれ」

リヴァル「?わ、わかった……」

ガチャッ

コーネリア「枢木スザクは居るかぁ!!」

リヴァル(コ、コーネリア総督……!!)

スザク「はい!!お忙しいなk」「そんな話はどうでもいい!!」

コーネリア「私の弟、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアはどこだ!!枢木スザク!!」

リヴァル「ん?ブリタニア?弟?」

スザク「はい!!あそこに座っているのがルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです!!」

ルル「ナナリィ……!」

134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:54:46.42 ID:KvXEh+WQ0

コーネリア「ん?どれだ?」

スザク「あそこで伸びてるのがルルーシュです!!」

コーネリア「な、なんだと……!!」

コーネリア「おい!!しっかりしろ!!ルルーシュー!!!」

ルル「あ、姉上ですか……?」

コーネリア「そうだ!わかるか?!」

ルル「うぅ……姉上……!!」

コーネリア「話は枢木スザクから聞いている……辛かったな」ナデナデ


リヴァル「なぁスザク……あれ、本当にエリア11の総督、コーネリアだよな?」

スザク「そうだけど……」

リヴァル「あと、ブリタニアとか弟とか言ってたけど……」

スザク「そこらへんは聞かない方が良いよ」

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:01:12.66 ID:KvXEh+WQ0


――
――――

ルル「姉上!今日の晩御飯はうちで食べていってください」

コーネリア「ふはははは、ルルーシュはお姉ちゃんとご飯を食べたいのか?」

ルル「積もる話もたくさんありますからね、今日は色々とお話したいです!」

コーネリア「いいだろう!ルルーシュ!!今日はお前とずっと一緒に居てやろう!!」

ルル「お姉ちゃん!!」ダキッ

コーネリア「ルルーシュ!!」ダキッ


シャーリー「あの……なんで生徒会室に総督が?」

ミレイ「さ、さぁ……?」

カレン「それより今、お姉ちゃんって言わなかった?」

145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:08:26.31 ID:KvXEh+WQ0

コーネリア「さぁルルーシュ!今日は背中流しから睡眠まで1日付いているぞ!!」

ルル「姉上!流石に背中流しは恥ずかしいです!」

コーネリア「照れるな!!弟の発育を見るのも姉の仕事だからな!!」

シャーリー「ちょ、そんなの絶対ダメ……!」

コーネリア「……何か文句があるのか?」

シャーリー「う……無いです、けど」

コーネリア「決まりだな、では行くぞ!!ルルーシュ!!」

ルル「そういうわけだから、また明日に会おう!皆!!」

ガララッ

ニーナ「な、なんだったの……?一体……」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:16:33.13 ID:KvXEh+WQ0

 ― 一週間後 ―

ルル「……」

リヴァル「とうとう言葉すら発しなくなったな……」

スザク「これは重傷だね……」

ルル「…………」

シャーリー「ルル?平気?」

ルル「…………」

スザク「さて、どうするか……」

カレン「どうしてあのおばさんが良くて、私がダメなのよ……」

ミレイ「まだ言ってるの?」

スザク「そろそろ、ナナリーに会わせても良いと思うんだけど……」

ルル「それは本当かっ……!!スザク!!」

158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:25:09.32 ID:KvXEh+WQ0

ナナリー「お兄さま……!!」

スザク「ナナリー!!どうして!!」

ナナリー「ごめんなさい!!その、やっぱり寂しくて……」

ルル「あ……あぁ……」

ナナリー「お兄さま?」

ルル「ンナナリィィイイイイイイイイ!!!!!」

ナナリー「きゃあ!!」

ルル「良かった……本物のナナリだー……!」クンクン

ナナリー「も、もう……くすぐったいですよ」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:29:13.43 ID:KvXEh+WQ0

 ― 次の日 ―

ナナリー「うふふ」

ルル「あはは」

リヴァル「スザク……なんか前にも増して酷くなってないか」

スザク「おかしいな……僕の計算だと矯正できてるはずなんだけど……」

カレン「ちょっと!!私の努力はなんだったのよ!!」

シャーリー「でも、元に戻ったんだね……良かった」

ミレイ「ちぇー、面白かったのにー」


ルル「ずっと一緒だぞ、ナナリー!」

ナナリー「はい!お兄様♪」


引用元: ルルーシュ「シスコンで何が悪い!!」