【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】 前編
【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】 中編
678: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 21:56:52.81 ID:TyhsjsHe0
-------------------------------------------------
【学級裁判 開廷!】
モノクマ「まずは学級裁判のルールの確認から始めます」
モノクマ「学級裁判では皆さんの中に潜むクロを探していただきます」
モノクマ「議論の結果指摘されたクロが正解ならクロのみがおしおき、不正解ならクロ以外の全員がおしおきとなります」
モノクマ「さあ議論の果てに生き残るのは、どっちなんだーっ!?」
智代子「じゅ、樹里ちゃん……本当に大丈夫なの?」
樹里「おう……まあ頭がガンガンして、脚の骨が折れてるだけだからな」
めぐる「大変だ!全然大丈夫じゃないよ!」
樹里「まあアタシは万全じゃねーけど……それより議論のが大事だろ?忘れてねーよな、この議論には全員の命が懸かってる」
灯織「もちろん……私たちはこの学級裁判も絶対に生き残って見せるよ」
凛世「はい……小糸さんは、透さんの死を経て……克己心を人一倍持っておりました……」
凛世「凛世たちは、小糸さんのためにも……この裁判を乗り越えねばなりません……」
智代子「もちろんだよ!」
【学級裁判 開廷!】
モノクマ「まずは学級裁判のルールの確認から始めます」
モノクマ「学級裁判では皆さんの中に潜むクロを探していただきます」
モノクマ「議論の結果指摘されたクロが正解ならクロのみがおしおき、不正解ならクロ以外の全員がおしおきとなります」
モノクマ「さあ議論の果てに生き残るのは、どっちなんだーっ!?」
智代子「じゅ、樹里ちゃん……本当に大丈夫なの?」
樹里「おう……まあ頭がガンガンして、脚の骨が折れてるだけだからな」
めぐる「大変だ!全然大丈夫じゃないよ!」
樹里「まあアタシは万全じゃねーけど……それより議論のが大事だろ?忘れてねーよな、この議論には全員の命が懸かってる」
灯織「もちろん……私たちはこの学級裁判も絶対に生き残って見せるよ」
凛世「はい……小糸さんは、透さんの死を経て……克己心を人一倍持っておりました……」
凛世「凛世たちは、小糸さんのためにも……この裁判を乗り越えねばなりません……」
智代子「もちろんだよ!」
679: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 21:58:32.51 ID:TyhsjsHe0
摩美々「じゃあそろそろ議論を始めよっかー」
摩美々「今回の被害者は小糸だったわけだけど……明らかに普通の殺人じゃなかったよねー」
円香「……」
(樋口さん、どうしたんだろう……小糸の遺体を見つけた時からずっとそう……)
(本来ならもっと取り乱しそうなものだけど……)
円香「……」
雛菜「……円香先輩」
(単純に気が沈んでいるだけ……じゃないよね)
摩美々「まずは小糸の遺体の特徴、そこから議論を始めよっかー」
めぐる「よーし!絶対犯人、見付けるぞー!」
智代子「うん……!絶対、負けないよ!」
(ううん、今は議論に集中しなきゃ!……なんとしても、小糸を殺した犯人を見つけ出す!)
680: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:00:03.89 ID:TyhsjsHe0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【血文字】
‣【死体発見アナウンス】
‣【脚立】
‣【凛世の証言】
めぐる「小糸は胸を刺されて死んじゃってたんだよね……」
甘奈「凶器には【包丁】を使ってたよね!」
智代子「ぐっさりと刺さっておりました……」
霧子「あそこまで深く刺されると……【即死だった】んじゃないかな……」
樹里「くそ……えげつねーことしやがる……」
摩美々「それに加えて現場には……」
摩美々「【犯人を指し示す証拠】があったよねー」
めぐる「えっ?!いきなり犯人?!」
めぐる「じゃあ裁判ももうおしまい?!」
甜花「勝った……!第三部、完……!」
【正しいコトダマもしくは議論中の発言で正しい発言に同意しろ!】
↓1
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【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【血文字】
‣【死体発見アナウンス】
‣【脚立】
‣【凛世の証言】
めぐる「小糸は胸を刺されて死んじゃってたんだよね……」
甘奈「凶器には【包丁】を使ってたよね!」
智代子「ぐっさりと刺さっておりました……」
霧子「あそこまで深く刺されると……【即死だった】んじゃないかな……」
樹里「くそ……えげつねーことしやがる……」
摩美々「それに加えて現場には……」
摩美々「【犯人を指し示す証拠】があったよねー」
めぐる「えっ?!いきなり犯人?!」
めぐる「じゃあ裁判ももうおしまい?!」
甜花「勝った……!第三部、完……!」
【正しいコトダマもしくは議論中の発言で正しい発言に同意しろ!】
↓1
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681: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 22:03:25.52 ID:+2phJeWE0
【血文字】
683: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:07:02.12 ID:TyhsjsHe0
灯織「それに賛成です!」
【BREAK!】
灯織「摩美々さんの言う犯人を指し示す証拠……それって現場に残されていた【血文字】の事ですよね?」
めぐる「血文字?」
灯織「うん、めぐるたち樹里捜索班はすぐに現場を離れて捜索を再開したから、ちゃんと見てなかったかもしれないけど……」
灯織「現場には小糸の血を使って『成敗』の二文字が残されていたんです……」
智代子「成敗……武士っぽいね!」
樹里「誰かさんのツイスタみたいだな」
愛依「で、その成敗の血文字で犯人がわかんの?」
智代子「そうか!筆跡だね!」
智代子「成敗のとめ・はね・はらい……そこから犯人を割り出すんだよ!」
摩美々「私たちは素人だよー?筆跡鑑定なんかできないでしょー」
摩美々「それに指で書いた文字なんか……勝手も違うんじゃなーい?」
めぐる「えー?じゃあどうやって犯人を特定するの?」
(血文字から見る犯人の特定……それにはあれを使えばいいに違いない!)
684: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:08:10.16 ID:TyhsjsHe0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【世界殺人鬼名鑑】
‣【死体発見アナウンス】
‣【脚立】
‣【樹里の骨折】
智代子「血文字で犯人が分かるの?!」
智代子「まさか……【筆跡鑑定】?!」
摩美々「素人には無理でしょー」
甘奈「愛依ちゃんとか凛世ちゃんとかぐらい【達筆】ならわかるんだけどねー」
霧子「【文字を書いた方法】で特定するのかな……」
樹里「【書いてある文字自体】が犯人の証拠だったりしねーか?」
甜花「【暗号で書いてあった】、とか……!」
めぐる「実は【小糸が書いたダイイングメッセージ】だったりするのかな?」
凛世「灯織さん……犯人は、ご存じのはず……」
凛世「凛世とともに確認した、あの方でございます……」
愛依「だ、誰なん誰なん?!」
【正しいコトダマもしくは議論中の発言で正しい発言に同意しろ!】
↓1
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【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【世界殺人鬼名鑑】
‣【死体発見アナウンス】
‣【脚立】
‣【樹里の骨折】
智代子「血文字で犯人が分かるの?!」
智代子「まさか……【筆跡鑑定】?!」
摩美々「素人には無理でしょー」
甘奈「愛依ちゃんとか凛世ちゃんとかぐらい【達筆】ならわかるんだけどねー」
霧子「【文字を書いた方法】で特定するのかな……」
樹里「【書いてある文字自体】が犯人の証拠だったりしねーか?」
甜花「【暗号で書いてあった】、とか……!」
めぐる「実は【小糸が書いたダイイングメッセージ】だったりするのかな?」
凛世「灯織さん……犯人は、ご存じのはず……」
凛世「凛世とともに確認した、あの方でございます……」
愛依「だ、誰なん誰なん?!」
【正しいコトダマもしくは議論中の発言で正しい発言に同意しろ!】
↓1
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685: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 22:11:00.53 ID:O70Recga0
【書いてある文字自体】に【世界殺人鬼名鑑】
686: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:13:47.16 ID:TyhsjsHe0
灯織「それに賛成です!」
【BREAK!】
灯織「樹里の言う通り、書いてある『成敗』の二文字……あれこそが犯人を示す証拠だったんだよ」
樹里「でも、成敗なんて普段は使わねーけど、みんな知ってる言葉だろ?」
灯織「いや、今回の犯人はこの『成敗』の言葉を決まって現場に残す犯人なんだ」
樹里「……武士っぽい言葉を使うやつなら約一名心当たりがあるな」
智代子「樹里ちゃん?さっきからそれ誰の事?まさか私じゃないよね?」
樹里「安心しろ、チョコアイドルのコトだ」
智代子「チョコアイドル……へぇ……世間にはそんなアイドルがいるんだ……」
凛世「智代子さん、記憶が……!?」
灯織「……そういうことじゃなくて、この本を見てほしいの」
霧子「世界、殺人鬼名鑑……?」
甜花「ひぃん……!!さ、殺人鬼……?!」
摩美々「灯織、そういうの好きだったんだー」
灯織「いや、そういうわけでは……!」
咲耶「灯織、気にせず話してくれ」
687: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:15:04.72 ID:TyhsjsHe0
灯織「えっと……この本にも記されているんですが、『ジャスティスブラック』という連続殺人鬼は決まって現場に『成敗』の血文字を残すことで知られているんです」
甘奈「そっか、小糸ちゃんの死体も、同じ血文字があったから……」
樹里「ジャスティスブラック……!?アイツか!」
智代子「そういえばこの学園に来たときに、黒幕を考えるときに私が持ち出した殺人鬼もジャスティスブラックだったね!」
樹里「ジャスティスブラック……果穂の大好きなジャスティスファイブの評判を落とす、許せねーやつだ」
智代子「そ、そのジャスティスブラックがこの中にいるの?!」
灯織「本人……とまではわからないけど、犯人はジャスティスブラックのことを知る人物なのは確かだよ」
愛依「つってもあんだけテレビでやってたら知らない人なんかいないんじゃん?」
灯織「……まあ、そうですね」
咲耶「じゃあ、いったんジャスティスファイブのことは置いておいて、犯人がどのように小糸を殺害したのかを検討しようか」
めぐる「そうだね!血文字に気を取られていて周りの情報の議論がまだだったもんね!」
(小糸がどのように殺害されたか……まずはそこからだ)
(小糸が殺害された状況も併せて考えてみよう……)
688: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:16:57.72 ID:TyhsjsHe0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
‣【世界殺人鬼名鑑】
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【包丁】
‣【モノクマファイル2】
樹里「【犯人はジャスティスブラック】……」
樹里「そんなことが本当にあるのかよ?」
摩美々「賛同するにも否定するにもまずはそれ以外のところからじゃなーい?」
咲耶「そもそもどうして【小糸は玄関ホールで死んでいた】のかな?」
凛世「玄関ホールには、そうそう立ち寄りません……」
甘奈「【誰かに玄関ホールに呼び出された】んだよ!」
甘奈「透ちゃんが真乃ちゃんを呼び出した時みたいに!」
智代子「今回は、そのまま呼び出した人が犯人になった……ってこと?」
甘奈「そう、小糸ちゃんは【そのまま包丁で刺されちゃった】んだよ!」
愛依「甘奈ちゃんスゲーわ!天才じゃん!」
甜花「なーちゃんの推理力は世界一……にへへ」
【正しいコトダマもしくは議論中の発言で矛盾する発言を論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
‣【世界殺人鬼名鑑】
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【包丁】
‣【モノクマファイル2】
樹里「【犯人はジャスティスブラック】……」
樹里「そんなことが本当にあるのかよ?」
摩美々「賛同するにも否定するにもまずはそれ以外のところからじゃなーい?」
咲耶「そもそもどうして【小糸は玄関ホールで死んでいた】のかな?」
凛世「玄関ホールには、そうそう立ち寄りません……」
甘奈「【誰かに玄関ホールに呼び出された】んだよ!」
甘奈「透ちゃんが真乃ちゃんを呼び出した時みたいに!」
智代子「今回は、そのまま呼び出した人が犯人になった……ってこと?」
甘奈「そう、小糸ちゃんは【そのまま包丁で刺されちゃった】んだよ!」
愛依「甘奈ちゃんスゲーわ!天才じゃん!」
甜花「なーちゃんの推理力は世界一……にへへ」
【正しいコトダマもしくは議論中の発言で矛盾する発言を論破しろ!】
↓1
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689: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 22:22:59.94 ID:5EBWzglu0
小糸の持っていた手紙 → 誰かに玄関ホールに呼び出された
690: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:26:46.10 ID:TyhsjsHe0
灯織「それは違います!」
【BREAK!】
灯織「確かに小糸は、誰かに呼び出されていたはずです」
灯織「ただ、呼び出された先は、玄関ホールじゃなかった。図書室だったんです」
甘奈「え……?でも、小糸ちゃんは玄関ホールで死んじゃってたんだよね?」
灯織「小糸の持ってた手紙……よく見てみて」
霧子「深夜二時に、図書室……ほんとだ……」
咲耶「犯人と移動した、と考えるのが自然だろうね」
智代子「でもどうして移動する必要があったのかな?」
智代子「凶器が包丁なら……別に図書室でもよかったんじゃないのかな」
(いや、図書室だと……犯人にとって都合が悪かったんだ。それはきっと……現場に残っていたあれのため)
-------------------------------------------------
・包丁を持ってくるため
・現場に血文字を残すため
・死体が発見されやすくするため
・小糸の遺言を守るため
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
691: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 22:29:52.77 ID:O70Recga0
現場に血文字を残すため
693: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:32:45.65 ID:TyhsjsHe0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「血文字……あれを書くには図書室は勝手が悪かったんだと思う」
智代子「そっか!図書室には机もあるし……床もタイルだから血文字を書こうとしたら、溝にハマったりしてやりづらいもんね!」
甘奈「それってつまり……そこまでして血文字を残したかったってことになるよね」
甘奈「でも、なんで?血文字がそんなに大事なの?」
摩美々「連続殺人鬼の思考なんてわかんなぁい」
灯織「いわゆる自己顕示欲の一種なんじゃないかな、自分が殺したっていうことを見せびらかしたりとか……」
甜花「そのために、福丸さんは移動させられて……玄関ホールで殺されちゃったんだよ、ね……」
樹里「ちっ……小糸のやつ、どんな気持ちで移動してたんだろうな……」
樹里「深夜の呼び出しに応じて、場所を変えるっていう提案にも乗って……よっぽど信頼してたんだろうに、裏切られて殺されて……胸糞悪い話だな」
霧子「小糸ちゃん、最近変わろうとして……すっごく頑張ってた……」
霧子「透ちゃんが亡くなって……誰よりもつらかったはずなのに、朝礼にも毎日出席して……必死に、変わろうとしてたのに……」
円香「……」
雛菜「……」
(本当に、どうしてしまったんだろう……樋口さんも市川さんも、うつむいて黙り込んで……)
(議論を進めることしかできないけど、さすがに気になるな……)
694: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:35:56.67 ID:TyhsjsHe0
摩美々「玄関ホールに移動して、犯人に刺殺されることになったわけだけどー」
摩美々「普通の刺殺だったのかな?」
樹里「……ん?どういう意味だ?」
智代子「そりゃ、成敗!なんて書かれて普通の殺され方じゃないけど、それ以外にも何か気になるところがあるの?」
摩美々「犯人はわざわざ小糸の胸部を狙って刺してたんだよねー」
愛依「……ん?普通の刺殺と、何が違うん?」
咲耶「……そうか、刺し殺すならむしろ胸部は不適切なんだね。胸部には肋骨があるから刃先が通りにくいし、殺すだけなら臓器の多い腹部を突きさした方が手っ取り早いはずだ」
智代子「そっか!途中で刃が引っ掛かったら殺し損ねちゃうんだ!」
摩美々「まぁ犯人がジャスティスファイブなら何かしらの考えがあってのことなのかもしれないけど、不自然に感じちゃうよねー」
摩美々「で、気になるところはもう一つあるんだけど……灯織はわかるー?」
(摩美々さんが言っていることは、多分あれだ)
・ななめ上から刺されている
・真正面から刺されている
・ななめ下から刺されている
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
695: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 22:36:45.06 ID:eMFQ7zCOo
真正面から刺されている
697: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:41:00.60 ID:TyhsjsHe0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「刺し傷が、一直線だったことですか?」
愛依「えーっと……二度目でキョウシュクなんだけど……」
灯織「先ほど咲耶さんがおっしゃっていた通り、胸部を突き刺すのは大変なんです。骨があって刃先は通りにくいし、何より立っていた場合高さがありますから」
摩美々「小糸は私たちの全員より身長が低いとはいえ、まあ狙いやすい高さじゃないよー」
めぐる「むむむ……確かにどうあれ包丁を刺すってなると角度がついちゃいそうだよね!」
めぐる「人を刺すなら普通包丁を振り下ろすか、下から突き上げるよね……?」
灯織「うん、だと思う……」
樹里「おいおい!それじゃあもしかして……透の時と同じようにまた包丁を垂直に落下させたとでも言うつもりかよ?!」
霧子「ううん……多分、それは違う……と思うよ……」
霧子「包丁さんは、刃こぼれしてなかったし……人の体に突き刺すなら、落下させただけじゃ無理だと思う……皮膚とか肉とかの弾力があるし……」
愛依「え?それじゃ……どういうことなん?」
摩美々「【普通に】は刺さなかったんだろうねー」
(胸部に真正面に突き刺さった包丁……それが意味するのは、事件当時の犯人と福丸さんの姿勢だ……)
(立っていたわけじゃないなら……)
(二人の姿勢は事件当時はああなっていたはず……)
-------------------------------------------------
【ひらめきアナグラム開始!】
り う ま の
【正しい順番に並べ替えろ!】
↓1
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【解!】
灯織「刺し傷が、一直線だったことですか?」
愛依「えーっと……二度目でキョウシュクなんだけど……」
灯織「先ほど咲耶さんがおっしゃっていた通り、胸部を突き刺すのは大変なんです。骨があって刃先は通りにくいし、何より立っていた場合高さがありますから」
摩美々「小糸は私たちの全員より身長が低いとはいえ、まあ狙いやすい高さじゃないよー」
めぐる「むむむ……確かにどうあれ包丁を刺すってなると角度がついちゃいそうだよね!」
めぐる「人を刺すなら普通包丁を振り下ろすか、下から突き上げるよね……?」
灯織「うん、だと思う……」
樹里「おいおい!それじゃあもしかして……透の時と同じようにまた包丁を垂直に落下させたとでも言うつもりかよ?!」
霧子「ううん……多分、それは違う……と思うよ……」
霧子「包丁さんは、刃こぼれしてなかったし……人の体に突き刺すなら、落下させただけじゃ無理だと思う……皮膚とか肉とかの弾力があるし……」
愛依「え?それじゃ……どういうことなん?」
摩美々「【普通に】は刺さなかったんだろうねー」
(胸部に真正面に突き刺さった包丁……それが意味するのは、事件当時の犯人と福丸さんの姿勢だ……)
(立っていたわけじゃないなら……)
(二人の姿勢は事件当時はああなっていたはず……)
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【ひらめきアナグラム開始!】
り う ま の
【正しい順番に並べ替えろ!】
↓1
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698: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 22:42:13.63 ID:+2phJeWE0
馬乗り
699: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:44:56.96 ID:TyhsjsHe0
灯織「そうか……わかりました!」
【解!】
灯織「……馬乗り、だったんじゃないでしょうか」
樹里「馬乗りぃ?!」
摩美々「小糸が犯人に対して上半身を無防備にさらした状態……常識的に考えるとそういうことだよねー」
甜花「ってことは……福丸さんは、犯人に乗られて……動けなくなったところに、とどめの一撃を食らっちゃったってこと……?」
愛依「うわ……考えただけで怖いわ……」
凛世「包丁を振り下ろす犯人の形相を、その視界に収めながら絶命……その恐怖感たるや、想像を絶します……」
愛依「だよね……しかも信頼してついていった相手、裏切られたって気持ちもあるからヨケーに辛いわ……」
咲耶「そういえば小糸の遺体の下の血痕もそれを表しているね」
霧子「うん、立った状態で刺されたなら……もっと滴った血痕になると思う……」
甜花「でも、なんで馬乗りになっちゃったのかな……福丸さんが眠くなっちゃったわけじゃ、ないよね……?」
樹里「透の事件の時でもちょっと話題になったけど、個室の外での故意の睡眠は校則違反だからな。寝ちまった可能性はないだろ」
(そうだ……状況からみて犯人が小糸に馬乗りになっていたのはほぼ間違いない。でもどうして馬乗りにまでなったんだろう……?)
-------------------------------------------------
ノンストップ議論の追加説明
これよりノンストップ議論に論破する【矛盾点】と同意する<賛同点>が同時に出現することがあります。
回答する際は論破するべきか同意するべきかを見極めて回答するようにしてくださいませ。
【論破】と<同意>の区別は見ての通り、【】と<>の違いでございます。
それでは健闘を祈ります。
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700: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:46:57.33 ID:TyhsjsHe0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル2】
‣【包丁】
‣【小糸の死体】
‣【後頭部の怪我】
摩美々「犯人は小糸に【馬乗り】になってたんだよー」
甜花「福丸さんが眠くなったわけじゃないなら、どうして……?」
智代子「犯人が急に包丁を持ち出して小糸ちゃんは相当焦っちゃったんだよ!」
智代子「だから必死に抵抗して、【バトル状態に】……!」
智代子「その結果≪興奮状態の犯人が馬乗りになって≫……グサッ!」
智代子「ドラマとかでもよくあるよね?」
愛依「あー!確かによく見るかも!」
樹里「それ昼ドラとかのやつじゃねーか……?」
甜花「動機は、≪痴情のもつれだった≫……?」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破もしくは同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル2】
‣【包丁】
‣【小糸の死体】
‣【後頭部の怪我】
摩美々「犯人は小糸に【馬乗り】になってたんだよー」
甜花「福丸さんが眠くなったわけじゃないなら、どうして……?」
智代子「犯人が急に包丁を持ち出して小糸ちゃんは相当焦っちゃったんだよ!」
智代子「だから必死に抵抗して、【バトル状態に】……!」
智代子「その結果≪興奮状態の犯人が馬乗りになって≫……グサッ!」
智代子「ドラマとかでもよくあるよね?」
愛依「あー!確かによく見るかも!」
樹里「それ昼ドラとかのやつじゃねーか……?」
甜花「動機は、≪痴情のもつれだった≫……?」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破もしくは同意しろ!】
↓1
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701: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 22:47:59.77 ID:+2phJeWE0
【バトル状態に】に【小糸の死体】
702: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:50:34.95 ID:TyhsjsHe0
灯織「それは違います!」
【BREAK!】
灯織「いや、多分小糸は犯人と格闘状態にはなってなかったんじゃないかな」
灯織「包丁を持った犯人と格闘状態になったなら、もっと全身に切り傷とか刺し傷とかがないとおかしいよね?」
甜花「全部避けちゃった、とか……?」
凛世「でしたら、殺されることもなかったかと……」
摩美々「そもそも包丁には目立った刃こぼれがなかったから、胸に刺す目的以外ではあんまり使われてなかったと思うんだよねー」
甘奈「んー……?甘奈、よくわからないんだけど……」
甘奈「小糸ちゃんは突然襲われて、そのまま馬乗りになって……そのまま刺されちゃったってこと?」
甜花「犯人の、超絶早業……!」
灯織「それも、不自然なんですよね……」
凛世「普通なら、包丁を振り下ろそうとする犯人に対し……何らかの抵抗を施すものかと……」
咲耶「小糸の服にも目立った乱れはなかった……馬乗りになられても小糸は抵抗すらしていないように見える」
めぐる「もしかして……小糸は意識がなかったんじゃないかな?」
愛依「……マジ?」
樹里「おいおい!また透の事件と重なるじゃねーか!」
灯織「小糸が包丁を刺されたときに死んでいたかはわからないけど、意識はなかったかもしれない……」
咲耶「教えてくれるかい?」
(その証拠を私は持っている……)
【>>675>>676より正しいコトダマを指摘しろ!】
↓1
703: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 22:51:53.33 ID:+2phJeWE0
【睡眠薬】
704: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:53:58.42 ID:TyhsjsHe0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「図書室に落ちていた使用済みの睡眠薬……もしかして、小糸を連れ出す際に用いたものなんじゃないでしょうか」
咲耶「深夜の呼び出しに応じる相手なんだ……そこまでの信頼を受けていれば何かと理由をつけて睡眠薬を飲ませることは容易だろうね」
樹里「……で、寝ちまった小糸をそのまま玄関ホールに連れてったのか」
めぐる「それなら馬乗りになったのも納得だね!」
霧子「……あれ?」
(……そう、この睡眠薬、霧子さんなら見覚えがあって当然)
摩美々「あれー?その睡眠薬って倉庫にあった奴ですかぁ?」
霧子「うん……わたしが、おくすりは一通り見たけどその中にあったよ……」
智代子「わ、わたしは倉庫には頻繁に出入りしてたけど、違うよ!?」
甘奈「あれ?そのパッケージ……なんだか見たことあるよ!?」
甜花「甜花も、見たことある……多分……!!」
めぐる「わたしもだ!?あれれ、どこで見たんだろう……」
(そう、あの人は、私たちの目の前で、これを服用していた……あの人なら、これを持っていてもおかしくないんだ……!)
-------------------------------------------------
【怪しい人物を指名しろ!】
↓1
705: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 22:55:14.79 ID:+2phJeWE0
樋口
707: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:56:44.14 ID:TyhsjsHe0
灯織「あなたしか……いません!」
【解!】
灯織「樋口さん……この睡眠薬を服用していましたよね……?」
円香「……は?」
樹里「ここに来ての第一声がそれかよ!?」
智代子「ていうか円香ちゃん?!円香ちゃんが犯人なの?!」
灯織「甘奈と甜花さん、めぐると四人でお風呂に入った後に食後のお茶を飲んでいたとき……樋口さんがやってきましたよね?」
めぐる「うん、わたしたちが証人だよ!」
灯織「あの時樋口さんは眠れないからと言って……一杯の水とともに睡眠薬を口にしていました。その時のパッケージと図書室に落ちていた睡眠薬は同じなんですよ!」
円香「……ふーん」
愛依「ふーんって……どうなん?!円香ちゃん?!」
円香「呆れた……私が睡眠薬を使ってたのを見たから何?」
円香「その目に映るのがこの世のすべて?別に私以外が倉庫から持ち出した可能性もあるでしょ?」
灯織「そ、それは……」
円香「霧子とかなら、薬は一通り集めてそうだけど……」
霧子「倉庫には、あんまり行ってなかったから……睡眠薬があることは、知らなかったよ……?」
円香「後でならなんとでも言えるでしょ」
摩美々「確かに睡眠薬だけなら、円香と直結はしないかもねー」
円香「……だけなら?」
凛世「しかし……円香さんが、小糸さんを殺めるとはさすがに思い難く……」
円香「そう、何より私たちは幼馴染。何があっても裏切るなんてありえない」
雛菜「……円香先輩」
(樋口さんはあくまでも認めないつもりだ……それなら、ずっと抱いていたあの疑問を樋口さんに突きつける!)
708: 思ったより早めですが、そろそろ区切りがつきそうなのでそこでいったん終了します ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 22:58:40.71 ID:TyhsjsHe0
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【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【世界殺人鬼名鑑】
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【血文字】
‣【包丁の出どころ】
円香「確かに私はあの睡眠薬を服用してた」
円香「けど【それだけで事件への関与を問われても】困る」
円香「私以外にも≪持ってた人はいる≫んじゃないの?」
雛菜「……」
めぐる「【他にも睡眠薬を持っていた人がいた】のかな……?」
智代子「ここに来てからぐっすり寝れた日の方が少ないよね……」
樹里「そんなのよっぽど神経が図太いやつぐらいだろ……」
甜花「……ぁぅ……」
甘奈「甜花ちゃん?!」
樹里「あーいや!!別に悪く言ってるわけじゃねえからな?!」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破もしくは同意しろ!】
↓1
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【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【世界殺人鬼名鑑】
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【血文字】
‣【包丁の出どころ】
円香「確かに私はあの睡眠薬を服用してた」
円香「けど【それだけで事件への関与を問われても】困る」
円香「私以外にも≪持ってた人はいる≫んじゃないの?」
雛菜「……」
めぐる「【他にも睡眠薬を持っていた人がいた】のかな……?」
智代子「ここに来てからぐっすり寝れた日の方が少ないよね……」
樹里「そんなのよっぽど神経が図太いやつぐらいだろ……」
甜花「……ぁぅ……」
甘奈「甜花ちゃん?!」
樹里「あーいや!!別に悪く言ってるわけじゃねえからな?!」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破もしくは同意しろ!】
↓1
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709: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/19(金) 23:04:32.85 ID:O70Recga0
【それだけで事件への関与を問われても】に【包丁の出どころ】
711: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 23:06:32.65 ID:TyhsjsHe0
灯織「それは違います!」
【BREAK!】
灯織「樋口さん……樋口さんが事件に関与してる可能性は睡眠薬だけじゃないです」
灯織「小糸の遺体に刺さっていた包丁。あの出所を考えるとおのずと樋口さんが浮上するんです」
円香「……え?」
凛世「凛世と樹里さんは、毎日のように厨房を出入りしておりましたが……ちょうど五日前、透さんの事件の前夜から包丁の数が一本足りていないのです……」
咲耶「確かその包丁は透が真乃に会う際に護身用に持ち出した一本だったね」
愛依「そうそう!で、事件現場には包丁は無くって、確か円香ちゃんが裁判場に持ち込んだんだよね」
モノクマ「あれには困ったよねー、だってボクに代わって櫻木さんを殺そうとするんだもん!」
灯織「その時の包丁……どうしたんですか?」
円香「…………!」
灯織「答えてください!」
モノクマ「ちなみに言っておくと、ボクはその包丁に関しては完全ノータッチだったからね!」
モノクマ「樋口さんの鎮静には福丸さんが一役買ってくれたから、出る幕すらなかったんだよね」
モノクマ「ただでさえ画面の前の奥様のハート泥棒なのに、ギャラ泥棒属性まで増えちゃうよ!」
摩美々「あの時円香以外に持ち帰った人はー?」
全員「……」
摩美々「いないよねー?」
712: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 23:07:05.41 ID:TyhsjsHe0
円香「…………潮時」
灯織「……え?」
(……認、めた……?)
713: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 23:07:41.20 ID:TyhsjsHe0
雛菜「……ま、円香先輩……?」
円香「そう、小糸を刺したのは私。深夜に小糸を呼び出してね」
樹里「はぁ?!ほ、本気で言ってんのかよ?!」
甘奈「な、なんで?!小糸ちゃんは円香ちゃんたち幼馴染の一員で、すっごく仲が良かったよね?!」
円香「なんで……?理由を聞いてるの……?」
樹里「当たり前だろ?!納得いかねえよ!なんで、なんで幼馴染を裏切るような真似しちまったんだよ!」
円香「……私は、裏切ってなんかない」
灯織「……え?」
円香「私は小糸を裏切ったわけなんかじゃない、むしろその逆。幼馴染として、仲間として、友達として……小糸を救ったの」
甜花「樋口、さん……?」
円香「いい?友情も大事だけど、それより優先されるものがある。そのぐらいわかるでしょ?」
樹里「は、はぁ?!何言ってんだよ?!」
714: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 23:08:34.19 ID:TyhsjsHe0
円香「……正義」
灯織「……え?」
715: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 23:10:49.58 ID:TyhsjsHe0
円香「正義は何よりも優先される、何よりも崇高な理念」
円香「正義があるからこそ私たちは平和を手にできるし、正義があるからこそ理想を追い求めることができる。人類には正義が必要なの」
甘奈「なになになに?!ど、どうしたの?!」
智代子「き、急にキャラ崩壊がすさまじいよ円香ちゃん?!」
摩美々「文字数一人で稼ぎすぎじゃなーい?」
灯織「な、なんの話をしているんですか……?」
円香?「……戸惑うのを恥じる必要はない。凡庸な君たちが、絶対的な正義を目の前にしたときの反応は私の想像にも容易い」
愛依「く、口調まで変わってない……?」
智代子「だ、誰が凡庸だよ!」
樹里「……そうだな、凡庸なやつなんていないよな」
円香?「……清聴せよ」
716: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 23:11:33.46 ID:TyhsjsHe0
(樋口さんはそのまましばらくうつむいて……)
円香?「正義を叫べ……心で叫べ……」
円香?「そう、私こそが正義を守る……最強・アイムヒーロー……」
円香?「……ジャスティスブラック」
(顔を上げた時には、黒いジャスティスファイブのお面をつけていた)
717: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 23:12:53.57 ID:TyhsjsHe0
樹里「はあああああああああああ?!?!」
甘奈「じゃ、ジャスティスブラック?!」
摩美々「……ま、円香ぁ?」
円香?「聞こえなかったか?……私は樋口円香ではない。ジャスティスブラックだ」
雛菜「円香先輩……本当に……?」
愛依「いやいやいや?!意味分からんって!!」
(な、なにが起きてるの……?)
円香?「どうした?悪の怪人がジャスティンソードを食らったような顔をして……」
円香?「そんなにお友達がジャスティスブラックだったことが衝撃?」
甜花「甜花、キャパオーバー……」
円香?「君たちも幼いころは、正義の味方に憧れたものだろう?……むしろ喜ぶべきじゃないか?」
めぐる「じゃ、ジャスティスブラックって殺人鬼だよね?!」
円香?「ほう……そういう風な言われ方をするのか。困ったな……私はただ正義を遵守しているだけなのだがね」
咲耶「その正義とやらのために、小糸を手にかけたっていうのかい……?」
円香?「その通り、なぜなら私はジャスティスブラックだからな」
樹里「や、やべえ……頭痛くなってきた……」
(こんなの、悪い冗談すぎる……)
(樋口さんが、小糸さんを刺した犯人で、ジャスティスブラック……?)
(そんなことが、そんな悪夢が、あっていいの……?)
718: ◆zbOQ645F4s 2021/03/19(金) 23:13:28.75 ID:TyhsjsHe0
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【学級裁判中断!】
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【学級裁判中断!】
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728: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:03:22.25 ID:xH1wq64w0
円香?「君たちは正義というものを考えたことはあるか?」
円香?「テレビに出ているヒーローが悪役をやっつけることだけが正義じゃないだろう?」
円香?「人が人として、誇り高く生きていくことこそが正義」
円香?「そこに一点の曇りもあっちゃならない……人の心は常に正義で満たされていなければいけない」
(悪夢だ……こんなの、悪夢だ……)
(私たちの間に、連続殺人鬼ジャスティスブラックがいるなんて……)
樹里「なぁ、頼むから冗談だって言ってくれよ……」
樹里「円香、お前だってアタシたちと一緒にアイドルとして上り詰めていく夢を追ってここまで来たんじゃなかったのかよ?!」
愛依「円香ちゃんは……その裏でずっと、人を殺してたん……?」
円香?「……正義を下すことを殺しというなら否定はできない」
咲耶「その一環で、小糸にも手をかけたというのかい?」
円香?「君たちが思うほど彼女も善性だったわけじゃない……なにせ彼女は公文書の偽造だってやっていたのだからな」
摩美々「……ぎ、偽造……っ?!」
めぐる「そ、そんなの嘘だよ!」
円香?「こればかりは、本当だ……」
729: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:04:54.98 ID:xH1wq64w0
智代子「だ、だとしても……なんで殺す必要があるの?!」
円香?「まあ偽造なんてものが殺害の理由になったわけじゃない……落ち着きたまえよ」
円香?「いいかい、人は生まれた時が一番美しい……悪を知らない、そのすべてが正義で満たされた状態で生まれる……」
円香?「だけど、どうあがいても人は年を取り、余計なものに触れてしまう……悪に侵されてしまう……」
円香?「だから、その前に殺した」
灯織「……それがあなたの正義、なんですか……?」
凛世「行き過ぎた性善説……凛世は、理解に苦しみます……」
円香?「私だって胸が苦しいさ……幼馴染だったからな……だけど、彼女たちが社会に毒され、悪に侵され続けていくのを見る方が私には耐えがたい……」
樹里「……もういい」
円香?「……は?」
樹里「もうさっさと終わりにしよう、モノクマ投票タイムだ」
灯織「……じゅ、樹里?!」
730: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:05:54.21 ID:xH1wq64w0
樹里「もう……見てらんねえんだよ、こんなの……」
樹里「なんで、なんで……仲間を疑うどころか、憎しまなきゃなんねーんだよ!」
円香?「憎む……それは言葉がおかしいな、正義には憧憬を向けられこそすれ、憎悪を向ける対象ではないぞ」
樹里「アタシはな、この状況下だ……殺しが起きても、その気持ちを少しは理解してやれると思ってた」
樹里「でも……こいつはなんなんだ!」
樹里「人を殺しておいて罪悪感を抱くこともなく、ただ自分の理想だなんだを語って……!くそっ……なんで、なんで!」
樹里「なんで仲間に死んでくれなんて思わなきゃなんねーんだよ!」
(……!!)
(樹里がここまで言うなんて……でも、樹里の言うこともわかる……)
(仲間だと思っていた相手が、頭のねじのとんだ殺人鬼で、別の仲間を殺してしまったなんて……認められるわけがない)
モノクマ「はい!それじゃあ投票タイムと行きましょうか!」
モノクマ「オマエラはお手元のスイッチで投票してくだ……」
731: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:07:10.83 ID:xH1wq64w0
めぐる「待って!!」
732: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:07:46.78 ID:xH1wq64w0
(……めぐる?)
めぐる「もうちょっと……もうちょっと議論をしてみようよ!」
めぐる「ほら、今回の事件は小糸と樹里が襲われた事件でしょ?樹里の方はまだ話すらしてないし……まだ決めるには早いよ!」
甘奈「で、でも……ジャスティスブラックは連続殺人鬼なんだよね?」
甘奈「それなら、どっちもジャスティスブラックが襲ったんじゃないの……?」
咲耶「いや、そう考えるのは危険かもしれない。同じタイミングでたまたま別の事件が起きた可能性も、考慮する必要があるんじゃないかい?」
円香?「それはない、と私から言っておこうか」
霧子「え……?」
円香?「私はそちらの金髪の少女を撲殺した後、幼馴染の少女を刺殺したよ」
智代子「こ、声高らかに自白?!」
樹里「本人がこう言ってるんだ、決まりじゃねえか」
めぐる「本人が言ってても!だって、そうじゃないと……真乃の言ってたこと、守れないから……!」
(そうだ……こんななし崩しに結論を決めてちゃダメだ)
(私たちは、負けられないんだ……!)
733: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:08:29.43 ID:xH1wq64w0
灯織「皆さん、もう少し議論を続けましょう!」
樹里「ひ、灯織まで……」
摩美々「たとえ円香が犯人でもー」
円香?「ジャスティスブラックだ」
摩美々「たとえ円香」
円香?「ジャスティスブラックだ」
摩美々「……たとえジャスティスブラックが犯人でも、疑問が残ったままなのは気持ち悪いですよねー」
灯織「ジャスティスブラック、あなたが犯人だというなら……事件の説明をしてもらえませんか?」
円香?「……は?」
灯織「事件の最初っから最後まで……説明できるはずですよね?」
円香?「……いいだろう。それならばよく耳を傾けることだ……」
円香?「私が二人の女子高生に正義を執行する物語、その全貌を!」
(樋口さんが本当に犯人なのかどうか……その真実に自分の手でたどり着くまでは、結論は下せないし、下すべきじゃない……!)
(わずかな矛盾でも見つけ出して、指摘しよう……!)
734: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:10:31.93 ID:xH1wq64w0
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【ノンストップ議論開始!】
‣【モノクマファイル2】
‣【包丁の出どころ】
‣【樹里の骨折】
‣【脚立】
円香?「ご清聴願おう、我が正義の物語……その一幕を」
摩美々「さっさと喋ってくれますー?」
円香?「始まりは深夜一時……まずは【西城クンを図書室に呼び出した】」
円香?「そして彼女を【背後から一撃】……不意打ちで撲殺した」
円香?「まあ……殺し損ねたんだがな」
円香?「その半死体を【プールのロッカー】に隠しておいて次の正義だ」
円香?「次に呼び出したのは福丸クン、彼女をまずは図書室に呼び出して」
円香?「【睡眠薬】で寝かせたらそのまま玄関ホールに連れて行き」
円香?「そこで【胸に正義の包丁を振りかざした】」
円香?「……これで事件はおしまいだよ」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破しろ!】
↓1
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【ノンストップ議論開始!】
‣【モノクマファイル2】
‣【包丁の出どころ】
‣【樹里の骨折】
‣【脚立】
円香?「ご清聴願おう、我が正義の物語……その一幕を」
摩美々「さっさと喋ってくれますー?」
円香?「始まりは深夜一時……まずは【西城クンを図書室に呼び出した】」
円香?「そして彼女を【背後から一撃】……不意打ちで撲殺した」
円香?「まあ……殺し損ねたんだがな」
円香?「その半死体を【プールのロッカー】に隠しておいて次の正義だ」
円香?「次に呼び出したのは福丸クン、彼女をまずは図書室に呼び出して」
円香?「【睡眠薬】で寝かせたらそのまま玄関ホールに連れて行き」
円香?「そこで【胸に正義の包丁を振りかざした】」
円香?「……これで事件はおしまいだよ」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破しろ!】
↓1
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735: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 21:17:38.76 ID:YHtAE3tm0
【背後から一撃】に【樹里の骨折】
736: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:22:03.47 ID:xH1wq64w0
灯織「それは違います!」
【BREAK!】
灯織「……ジャスティスブラック、一つ聞いてもいいですか?」
円香?「なにがだ?」
灯織「あなたは樹里を一発殴った以外に、何かしましたか?」
円香?「……いや、特にはしていないが。私は彼女は死んだものだと思っていたからな」
樹里「あの時はありがとよ、いい一撃だったぜ」
灯織「……だとしたらおかしいんですよ、樹里の骨折の説明がつきません」
霧子「あ……!」
灯織「皆さんも目撃したはずです、樹里がモノクマの救急車に運ばれる直前」
灯織「樹里は脚の骨が折れていたがゆえに転倒していた……歩くこともままならないほどの大けがを負っていたんです!」
樹里「モノクマの治療で、なんとか裁判に出れるくらいには回復したけどまだ自分じゃ歩くこともできねーな」
智代子「そういえばモノクマ、どんな治療をしたの?」
樹里「ばっ……そんな……こんなところで、言えるかよ……」
智代子「な、なにその赤面……?!何をされたの、樹里ちゃん?!何をシたの、樹里ちゃん?!」
737: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:23:04.01 ID:xH1wq64w0
灯織「いまのジャスティスブラックの話ではそんな怪我を負う場面はなかった……これはおかしいですよね?」
円香?「……むぐっ!」
咲耶「頭を殴ったときに転んで骨折……にしても足の骨がそこまで折れるのは変だね」
灯織「説明してもらえますか?」
円香?「……ああ、思い出した。そうだ、私は頭を殴った後脚もついでに殴っておいたんだった」
円香?「すまない、言い忘れていただけだ。言葉のあやというやつだよ」
霧子「わ、忘れてたってこと、なのかな……」
摩美々「そんなことふつう忘れますー?」
円香?「正義の味方にとって正義を執行することなんて日常茶飯事だからね」
円香?「そんな些細なこと、とるに足らないミスさ」
樹里「……てめぇ……!」
(……いや、おかしい!ジャスティスブラックの言動はやっぱり変だ!)
(小糸の件はジャスティスブラックの主張でおかしくはないけど……樹里の方は説明がつかないところがある!)
738: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:24:51.10 ID:xH1wq64w0
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【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【樹里の証言】
‣【後頭部の怪我】
‣【血文字】
‣【モノクマファイル2】
円香?「すまない、うっかり忘れていた」
円香?「不意打ちを食らわせた後に、【西城クンの足も殴りつけておいた】んだった」
円香?「だってただ【頭を殴っただけ】だからな」
円香?「私は正義の戦士だが、ごらんの通りの≪女子高生≫……」
円香?「自分の力にはいささか疑問が残る」
霧子「円香ちゃんは、腕力が強いわけでもないよね……」
智代子「わかんないよ、脱いだら実はすごいのかも……!」
樹里「おい、チョコ……おっさんくせーぞ」
円香?「【逃げられて私が犯人だと言いふらされたら】たまったもんじゃない」
円香?「身動きが取れないように、脚にジャスティン追撃を食らわせたんだ」
甜花「どこか、矛盾があるのかな……?」
円香?「ふん……【正義に矛盾などあるはずもない】」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破しろ!】
↓1
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【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【樹里の証言】
‣【後頭部の怪我】
‣【血文字】
‣【モノクマファイル2】
円香?「すまない、うっかり忘れていた」
円香?「不意打ちを食らわせた後に、【西城クンの足も殴りつけておいた】んだった」
円香?「だってただ【頭を殴っただけ】だからな」
円香?「私は正義の戦士だが、ごらんの通りの≪女子高生≫……」
円香?「自分の力にはいささか疑問が残る」
霧子「円香ちゃんは、腕力が強いわけでもないよね……」
智代子「わかんないよ、脱いだら実はすごいのかも……!」
樹里「おい、チョコ……おっさんくせーぞ」
円香?「【逃げられて私が犯人だと言いふらされたら】たまったもんじゃない」
円香?「身動きが取れないように、脚にジャスティン追撃を食らわせたんだ」
甜花「どこか、矛盾があるのかな……?」
円香?「ふん……【正義に矛盾などあるはずもない】」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破しろ!】
↓1
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739: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 21:29:04.46 ID:f5euCnVO0
【逃げられて私が犯人だと言いふらされたら】に樹里の証言
740: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:34:13.43 ID:xH1wq64w0
円香?「……どういうことだ?」
円香?「やはりキミもすでに悪に侵されている……そんな詭弁では正義は砕けないぞ」
(しまった……みんなの心証が悪くなってしまったみたい……)
(確かに樹里は結果として記憶を失っているから、そういう意味では言いふらすような心配はない……)
(でも、それを当事者であるジャスティスファイブが事件当時に知っていたとは考えづらい……)
(頭を殴った後で下骨折させた……そんな必要はなかったことを示せないかな……?)
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【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【樹里の証言】
‣【後頭部の怪我】
‣【血文字】
‣【モノクマファイル2】
円香?「すまない、うっかり忘れていた」
円香?「不意打ちを食らわせた後に、【西城クンの足も殴りつけておいた】んだった」
円香?「だってただ【頭を殴っただけ】だからな」
円香?「私は正義の戦士だが、ごらんの通りの≪女子高生≫……」
円香?「自分の力にはいささか疑問が残る」
霧子「円香ちゃんは、腕力が強いわけでもないよね……」
智代子「わかんないよ、脱いだら実はすごいのかも……!」
樹里「おい、チョコ……おっさんくせーぞ」
円香?「【逃げられて私が犯人だと言いふらされたら】たまったもんじゃない」
円香?「身動きが取れないように、脚にジャスティン追撃を食らわせたんだ」
甜花「どこか、矛盾があるのかな……?」
円香?「ふん……【正義に矛盾などあるはずもない】」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破しろ!】
↓1
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741: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 21:34:32.82 ID:V2BjkvEH0
【逃げられて私が犯人だと言いふらされたら】に【後頭部の怪我】
742: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:39:14.11 ID:xH1wq64w0
灯織「それは違います!」
【BREAK!】
灯織「……樋口さん、逃げられる可能性を考慮して脚を折った、ということですか?」
円香?「ああ、その通りだ」
灯織「あなたは頭から血を流して気絶した人間を見て、まだ逃げるかもと思ったんですか?」
愛依「あっ……!」
霧子「樹里ちゃんを殴った衝撃はかなり強かったみたいで……後頭部の皮膚が裂けてたみたい……」
愛依「その一撃で意識を失ったってのはうちも聞いた話だよ!」
摩美々「死体をいたぶるのが趣味だっていうなら話は別だケド」
摩美々「小糸の死体に目に見える傷はないし、そうじゃないですよねー?」
円香?「なるほど……そう来たか、それならお答えしよう」
咲耶「……なんだって?」
円香?「もともと西城クンはそこまでの傷ではなかったんだよ、ロッカーに押し込む際に、力が入ってしまってな」
円香?「たまたま殴られた痕と全く同じ場所を打ち付けてしまったらしくそこで出血をしたんだ」
円香?「だからそれまでは、意識の有無に確信はなかったんだ」
凛世「一応は、理屈は通ります……」
甜花「血が出てなかったら、甜花もわかんないかも……」
(流石に無茶な話ではあるけど、否定できる材料はない……?)
円香?「どうだ?これでも私の物語にケチをつけるか?」
(でも、あのジャスティスブラックにもほころびが見えて来た!)
(あとはあの仮面の裏に隠れた真相を暴くだけ……!)
743: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:39:55.79 ID:xH1wq64w0
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【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル2】
‣【包丁】
‣【小糸の死体】
‣【小糸の持っていた手紙】
円香?「西城クンを殴った際は出血もしていなかったので気絶の確信がなかった」
円香?「だからその前に【私が彼女の足を折った】のは何の矛盾もない」
円香?「ロッカーに西城クンを押し込む際に彼女は頭を打って出血をした」
円香?「【その出血があればやがて絶命するだろう】と思い、私はそこで正義が完了したと判断したんだ」
円香?「【そのままその場を離れたら】次の正義の時間」
円香?「そしてその後図書室に呼び出した福丸クンを玄関ホールで殺害した」
円香?「君たちも見ただろう、あの【血文字】を」
円香?「あれこそが私の正義の証だ」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破しろ!】
↓1
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【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル2】
‣【包丁】
‣【小糸の死体】
‣【小糸の持っていた手紙】
円香?「西城クンを殴った際は出血もしていなかったので気絶の確信がなかった」
円香?「だからその前に【私が彼女の足を折った】のは何の矛盾もない」
円香?「ロッカーに西城クンを押し込む際に彼女は頭を打って出血をした」
円香?「【その出血があればやがて絶命するだろう】と思い、私はそこで正義が完了したと判断したんだ」
円香?「【そのままその場を離れたら】次の正義の時間」
円香?「そしてその後図書室に呼び出した福丸クンを玄関ホールで殺害した」
円香?「君たちも見ただろう、あの【血文字】を」
円香?「あれこそが私の正義の証だ」
【正しいコトダマか議論中の発言で論破しろ!】
↓1
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744: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 21:46:44.34 ID:U2nNtoGC0
【そのままその場を離れたら】に【血文字】
745: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:50:12.73 ID:xH1wq64w0
灯織「それは違います!」
【BREAK!】
灯織「そうだ……ずっと疑問に思っていたことがあります!」
めぐる「なになに!?教えて、灯織!」
灯織「犯人がジャスティスブラックなら……どうして樹里の方には成敗の血文字がなかったんですか?!」
円香?「……っ!」
灯織「犯行現場には必ず成敗の血文字を残す……それは当然知っていたはずなのに、ロッカーにはそんな血文字はなかった……」
霧子「ほんとだ……!」
灯織「これはどういうことなんですか?!」
摩美々「例えば……その時はジャスティスファイブじゃなかった、とかね」
愛依「ど、どゆこと……?まるで話が分からんけど……」
摩美々「樹里を殴ったのは衝動的で、とっさにロッカーに隠しただけとか?まぁあくまで可能性の一つですケド」
円香?「……ぐっ!」
灯織「……図星、ですか?」
めぐる「あれ?衝動的な犯行だったら……おかしくない?樹里も小糸も……どっちも犯人に呼び出されてたんだよね?」
灯織「そう……それが連続殺人鬼のジャスティスブラックなら、なおさら」
灯織「殺害にポリシーを感じるような殺人鬼が、こんな杜撰な真似をするわけない……!」
746: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:50:44.36 ID:xH1wq64w0
円香?「ふぅん……あくまでキミは正義に抗うんだな」
灯織「……え?」
円香?「愚かだ……悪に侵されると人はここまで愚かになるのか」
円香?「正義の光がなければ、進むべき道もわからないのか。同情するな」
摩美々「わけのわからないことをまた捲し立てて時間稼ぎでもするつもりですかー?」
円香?「ちがう!これは正義だ!」
円香?「この世界の秩序……社会正義を守るため、私はその責務を全うした」
円香?「なぜそれがわからない?正義のいろはもわからないのか?」
摩美々「こんなの聞き流すとしてー」
摩美々「……灯織、今しかないよねー?相手が猛攻に走ってるときは、防御がおろそか」
摩美々「今なら、この似非殺人鬼も止められるんじゃなーい?」
灯織「……はい!」
めぐる「灯織、頑張ろう!もうちょっとだよ!」
円香?「いいだろう、それなら私がキミに、引導を渡してやろう!」
灯織「……望むところです、私も受けて立ちます!」
灯織「この場所で……樹里の事件の真実を、暴き出します!」
(私たちは真実を突き止めなきゃならない……だから)
(こんな茶番……終わらせないと!)
747: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:51:51.38 ID:xH1wq64w0
-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】
円香?「正義を執行する!」【防御力20】
円香?「ジャスティンソード!」【防御力25】
円香?「正義を叫べ!」【防御力30】
円香?「心で叫べ!」【防御力35】
円香?「絶対正義!」【防御40】
【盾の防御力をコンマで削り取れ!】
↓直下から五回コンマで判定
-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】
円香?「正義を執行する!」【防御力20】
円香?「ジャスティンソード!」【防御力25】
円香?「正義を叫べ!」【防御力30】
円香?「心で叫べ!」【防御力35】
円香?「絶対正義!」【防御40】
【盾の防御力をコンマで削り取れ!】
↓直下から五回コンマで判定
-------------------------------------------------
748: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 21:52:47.77 ID:V2BjkvEH0
せい
754: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 21:59:31.61 ID:xH1wq64w0
-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】
円香?「正義を執行する!」【BREAK!】
円香?「ジャスティンソード!」【BREAK!】
円香?「正義を叫べ!」【残り防御力23】
円香?「心で叫べ!」【BREAK!】
円香?「絶対正義!」【残り防御力11】
【盾の防御力をコンマで削り取れ!】
(くっ……まだ届かない……)
(あと少し……あと少しで文字通り……)
(化けの皮を剥がすことができるはず……!)
↓直下から2回コンマで判定
-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】
円香?「正義を執行する!」【BREAK!】
円香?「ジャスティンソード!」【BREAK!】
円香?「正義を叫べ!」【残り防御力23】
円香?「心で叫べ!」【BREAK!】
円香?「絶対正義!」【残り防御力11】
【盾の防御力をコンマで削り取れ!】
(くっ……まだ届かない……)
(あと少し……あと少しで文字通り……)
(化けの皮を剥がすことができるはず……!)
↓直下から2回コンマで判定
-------------------------------------------------
755: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:00:06.55 ID:1dAIh8Gz0
そい
757: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:02:12.54 ID:xH1wq64w0
【ALL BLEAK!】
-------------------------------------------------
【円香?「私はジャスティスブラックだ!今回も正義を執行したんだ!」】
大/殺人鬼/日本/観
【正しい順番に並び替えて、コンマ値40以上でぶつけろ!】
↓1
-------------------------------------------------
758: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:03:59.66 ID:1dAIh8Gz0
日本殺人鬼大観
760: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:05:49.87 ID:xH1wq64w0
灯織「これが真実です!」
【BREAK!】
灯織「……ジャスティスブラック、あなたは本物のジャスティスブラックなんですか?」
円香?「……は?な、なにを……」
灯織「あなたの行動はジャスティスブラックとしては不十分なんですよ!」
樹里「は、はぁ?!血文字だってそうだし、何よりコイツ本人が自白してるじゃねーか!」
摩美々「逆に言えばそれだけなんだよねー」
摩美々「やたら喋るからその圧に負けてるだけで、円香がジャスティスブラックであることの決定的な証拠は別に出てないんだよねー」
灯織「そう……むしろ落ち着いて考えてみると、樋口さんがジャスティスブラックであるわけがないんです」
灯織「そうだよね、凛世」
凛世「はい……ジャスティスブラックさまの行動は、矛盾まみれでございます……」
円香?「せ、正義を愚弄するつもりか……?」
灯織「今回の事件と、ジャスティスブラックの事件とでは矛盾があるんです……その証拠ももちろんあります」
(日本殺人鬼大観に書いてあったジャスティスブラックの特徴と、福丸さんの遺体の違いを指摘するんだ!)
-------------------------------------------------
‣血文字の内容が違う
‣血文字の書き方が違う
‣血文字の書体が違う
‣血文字の大きさが違う
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
761: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:09:34.17 ID:V2BjkvEH0
血文字の内容が違う
762: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:12:58.41 ID:xH1wq64w0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「あなたが血文字を残した方……福丸さんの方もそもそも血文字が不十分なんです」
智代子「……え?でも現場には成敗の血文字があったよね?」
凛世「本物の事件では、遺体は【Vの血文字】の上に横たえられているのです……」
円香?「……V?」
灯織「ジャスティスファイブの、ローマ数字の5です……」
灯織「これも踏まえてただの殺人鬼にジャスティスブラックなんてたいそうな名前がつくことになったんですから、これが本来外れるわけないんですよ!」
円香?「ま、待て……それはおかしい……!」
円香?「そんなもの、私は……!」
灯織「それだけじゃないです……もう一つ、決定的な矛盾があるんですよ」
(そう、そもそも福丸さんが殺されている……このことこそが矛盾なんだ!)
-------------------------------------------------
・被害者は全員前科者
・被害者は全員男性
・被害者は全員高身長
・被害者は全員高収入
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
763: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:15:51.13 ID:YHtAE3tm0
被害者は全員前科者
764: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:18:05.83 ID:xH1wq64w0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「被害者……ジャスティスブラックが犯人なら、それが小糸であるはずがないんですよ!」
円香?「ば、馬鹿を言え!私は悪に染まりかけた少女に正義を執行したまで!そこに何ら矛盾など……」
灯織「確かにジャスティスブラックは、悪人を罰する殺人鬼です……ですが、その殺人対象は『元服役囚』に限られているんです」
円香?「な、なんだと……?」
灯織「小糸に前科があるなら話は別ですが……そんなことはないですよね?!」
円香?「…………」
甘奈「黙っちゃった……」
灯織「本物のジャスティスブラックなら、この説明をしていただけますか」
円香?「…………」
愛依「で、でもなんでそんな矛盾が発生すんの?!」
愛依「円香ちゃんって……ジャスティスブラックじゃなかったの?!」
(今ならわかる……この矛盾の原因が!)
-------------------------------------------------
・犯人は片方の本しか読んでいなかった
・犯人は二重人格だった
・犯人は記憶喪失だった
・犯人は二人いた
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
765: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:19:16.98 ID:U2nNtoGC0
犯人は片方の本しか読んでいなかった
767: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:21:47.21 ID:xH1wq64w0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「今提示したとおり、ジャスティスブラックについて書かれた本は二冊あったんです」
甘奈「世界殺人鬼名鑑と……日本殺人鬼大観だったよね☆」
凛世「両者は、書庫内でもおかれたコーナーが異なりました……」
凛世「今回、円香さんは世界殺人鬼名鑑の方しか確認しなかったため……再現が成敗の血文字を残すにとどまったのではないか、と……」
灯織「実際凛世以外にもあの本を読んでいたみたいなんだよね」
灯織「ページ角につけられた折り目……ほかの誰かが開いた証拠だよ」
凛世「凛世がつけたものでは、ございません……」
円香?「…………」
灯織「樋口さんなんじゃないですか?この折り目を付けたの」
円香?「…………」
灯織「お願いです……仮面越しじゃない、あなた自身の言葉で教えてくれませんか」
円香?「…………」
灯織「本当は、何があったんですか?」
円香?「…………」
768: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:22:45.19 ID:xH1wq64w0
円香?「……………………………………」
円香?「……………………………………………………………」
円香?「……………………………………………………………………………………」
円香「……はぁ」
769: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:23:55.85 ID:xH1wq64w0
大きなため息を一つつくと、樋口さんはゆっくりとその仮面を外し、あの憂い気な表情をあらわにした。
円香「……やるんじゃなかった、黒歴史確定」
樹里「……お、終わったのか?」
円香「……灯織の指摘通り、私は本物のジャスティスブラックなんかじゃない。ジャスティスブラックの名前を借りれば事件の攪乱がうまくいくと思っただけ」
樹里「か、攪乱って……!?」
樹里「なんで攪乱なんかしたんだよ?!そんなことしたって……アタシたちが死んじまうだろ?!」
円香「さあ?」
樹里「さあって……」
円香「攪乱のためとはいえ、最悪の演技をしなくちゃいけなくなったし最悪の気分」
智代子「だ、だいぶノリノリに見えたけど……」
(やっぱり……私たちの中に連続殺人鬼なんかいなかったんだ!)
770: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:24:59.39 ID:xH1wq64w0
摩美々「もう、円香って呼んでいいんだよね?」
円香「……お好きにどうぞ」
摩美々「ジャスティスブラック状態の話、どこまで信じていいのー?」
円香「樹里の脚の骨を折ったこと以外はすべて本当ですよ」
円香「樹里の頭を殴ったのも私だし、小糸の胸に包丁を突き立てたのも私です」
甜花「……あれ?結局、樋口さんが犯、人……?」
咲耶「円香……本当に小糸を刺したのかい?」
円香「はい、そうですね」
咲耶「なんでそんなことをしたんだい……?!二人の間に、何があったんだい……?!」
円香「……私はこれ以上情報を出すつもりはありません」
(……!!)
円香「あなた方に協力するつもりはありませんので」
樹里「くそっ、何考えてるのかわけわかんねーよ!」
(仮面を取ったのに、そこにあった樋口さんの本当の表情は……敵意?)
(私たちと協力しない、その言葉には強い圧を感じる……)
(樋口さんの本当の狙いは、なんなんだろう……)
摩美々「ここまで言ってるんだし、円香の言ってることは信用していいと思うー」
摩美々「だからあとは樹里の脚の骨折を突き詰めるべきなんじゃなーい?」
樹里「お、おう……」
甘奈「円香ちゃんが折ったんじゃないなら、誰が折っちゃったんだろうね?」
愛依「う~ん……」
(樋口さんが樹里の脚の骨を折ったんじゃないなら……樹里が骨を折ったのはあの時なんじゃない……?)
771: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:25:51.60 ID:xH1wq64w0
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
Q.1 樹里が脚の骨を折ったのはいつ?
A.円香に襲われる前 B.円香に襲われたとき C.円香に襲われた後
Q.2 樹里が脚の骨を折ったのはどこ?
A.プール B.図書室
Q.3 樹里は誰に骨を折られた?
A.円香 B.小糸 C.誰にも折られていない
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
Q.1 樹里が脚の骨を折ったのはいつ?
A.円香に襲われる前 B.円香に襲われたとき C.円香に襲われた後
Q.2 樹里が脚の骨を折ったのはどこ?
A.プール B.図書室
Q.3 樹里は誰に骨を折られた?
A.円香 B.小糸 C.誰にも折られていない
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
772: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:28:03.23 ID:V2BjkvEH0
c,b,c
773: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:30:41.37 ID:xH1wq64w0
(いや、違う……樹里は樋口さんに殴られてそのまま気絶して、ロッカーに閉じ込められた……)
(それ以降の樹里にまつわる話は出てないし、樹里が骨折するタイミングはないんじゃないかな……?)
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
Q.1 樹里が脚の骨を折ったのはいつ?
A.円香に襲われる前 B.円香に襲われたとき C.円香に襲われた後
Q.2 樹里が脚の骨を折ったのはどこ?
A.プール B.図書室
Q.3 樹里は誰に骨を折られた?
A.円香 B.小糸 C.誰にも折られていない
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
774: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:32:08.91 ID:1dAIh8Gz0
a→b→c
775: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:35:16.49 ID:xH1wq64w0
灯織「そうか、わかりましたよ!」
【COMPLETE!】
灯織「樹里の骨折……そういうことだったんだ」
樹里「わ、わかったのか?!」
灯織「……うん、樋口さんの話も含めて考えると可能性が見えて来た」
灯織「樋口さんは証言通り樹里を一発殴っただけ……それは物的証拠から見ても明らか」
灯織「そうなると樹里が脚の骨を折るタイミングは、樋口さんに襲われる前しかない……」
智代子「円香ちゃんに襲われる前……?でも、樹里ちゃんって図書館にいたんだよね?」
摩美々「だから図書館で骨折したんでしょー?」
愛依「図書室で骨折?円香ちゃんと戦ったとか?」
灯織「いや……小糸と同様に樹里にも体に目立った傷はなかったですし、なにより図書室自体がそこまで荒らされているわけでもなかったです」
咲耶「誰かに脚を折られたわけではない、ということかな?」
めぐる「うーん、誰かにおられたわけじゃないならなんで樹里は骨折したの?」
灯織「おそらく、【事故】だったんじゃないでしょうか」
霧子「……事故?」
灯織「樋口さんが脚を折った本人でない以上可能性はそれしかないかと……事実、図書室内で脚を折りかねない事故が発生していた証拠があります」
(樹里が事故で脚の骨を折ったとき、あれを使っていたんだ……)
-------------------------------------------------
【正しいコトダマを指摘しろ!】
↓1
776: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:36:11.74 ID:V2BjkvEH0
【脚立】
777: 選択肢が続きますがお付き合いください ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:38:26.65 ID:xH1wq64w0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「現場に残っていた脚立……これが証拠です」
めぐる「本棚の上の方にある本をとるための脚立……だよね」
凛世「凛世は図書室を頻繁に利用しておりましたが、昨日の事件の後……足場が急にガタガタになっておりました……」
凛世「もとより不安定な足場ではありましたが……ここまでのものでは無かったかと……」
智代子「じゃあ樹里ちゃんはその脚立を使って、脚立から落ちたから脚の骨を折ったの?」
咲耶「……いや、脚立から落下するなら着地はお尻から。それで脚の骨を折るとは思えない」
灯織「……そう、樹里はただ脚立から落ちただけじゃなかったんだよ」
樹里「ど、どういうことなんだ!?教えてくれ!」
摩美々「まぁ脚立を使う状況を考えればおのずと見えてくるんじゃないかなー」
(樹里が脚立から落ちたってことは……事故当時樹里がやっていたことはあれしかない)
-------------------------------------------------
・犯人と格闘していた
・背比べをしていた
・本棚の本を取ろうとしていた
・本棚を掃除していた
↓1
778: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:40:23.30 ID:1dAIh8Gz0
本棚の本を取ろうとしていた
779: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:42:58.71 ID:xH1wq64w0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「樹里は事故当時、本を取ろうとしていたってことですよね?」
摩美々「そうなるよねー」
樹里「ん?なんでアタシは呼び出された先で、相手を放っておいて本を取ろうとしてるんだ?」
灯織「どんなやり取りがあったのかはわからないけど、呼び出し相手がそれを要求したんじゃないかな。背が足りなくて届かない本がある、とか言って」
摩美々「樹里のことだから安請け合いしちゃったんじゃなーい?」
灯織「高いところにある本を取ろうとして、脚立を使う……でもその脚立は不安定だから樹里はそこから落ちてしまった」
灯織「とっさに樹里がつかんだのは本棚だったんです」
愛依「え?ってことは……」
樹里「アタシが落下するときに、【そのまま本棚ごと倒しちまった】ってことか?!」
めぐる「でも、それなら納得だよ!」
めぐる「わたしでも急に足元がガクガクって壊れちゃったら手に取れる範囲で掴んじゃうかも!」
灯織「そう、それで樹里の体は本棚の下敷きになって……その勢いのまま骨折になったんじゃないかな!」
【霧子「その推理は傷だらけ……」反論!】
780: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:43:56.82 ID:xH1wq64w0
灯織「き、霧子さん……?」
霧子「図書室はわたしも調査したけど……図書室の本棚は倒れてなかったし、乱れてもなかったよ……!」
霧子「樹里ちゃんは、本当に事故で骨折したのかな……?」
(そうだ、私がこの可能性に気づいた根拠を教えてあげないと……!)
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【樹里の骨折】
‣【凛世の証言】
‣【脚立】
‣【樹里の持っていた手紙】
霧子「樹里ちゃんは本当に事故で骨折したのかな……?」
霧子「わたしも、詳しいわけじゃないけど……」
霧子「なにか、すごくつよい力で殴られて骨折になってて……」
霧子「確かにあれだけの本が詰まった本棚が落ちてきたら、折れるかもしれないけど……」
霧子「その証拠は現場には残って無かったよね……?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「確かに捜査のタイミングでは……」
灯織「そっくりそのまま倒れた本棚はなかったですけど……」
灯織「本棚が倒れた可能性は否定できません!」
-------------------------------------------------
霧子「本棚が倒れた可能性……」
霧子「どうやったらそれがわかるのかな……」
霧子「たとえ【倒れていても本棚に証拠は残らない】よね……」
霧子「脚立の故障は、事件には無関係じゃないかな……」
霧子「円香ちゃんがやっぱりクロで……」
霧子「樹里ちゃんは、その前に骨折してたんだよ……」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
霧子「図書室はわたしも調査したけど……図書室の本棚は倒れてなかったし、乱れてもなかったよ……!」
霧子「樹里ちゃんは、本当に事故で骨折したのかな……?」
(そうだ、私がこの可能性に気づいた根拠を教えてあげないと……!)
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【樹里の骨折】
‣【凛世の証言】
‣【脚立】
‣【樹里の持っていた手紙】
霧子「樹里ちゃんは本当に事故で骨折したのかな……?」
霧子「わたしも、詳しいわけじゃないけど……」
霧子「なにか、すごくつよい力で殴られて骨折になってて……」
霧子「確かにあれだけの本が詰まった本棚が落ちてきたら、折れるかもしれないけど……」
霧子「その証拠は現場には残って無かったよね……?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「確かに捜査のタイミングでは……」
灯織「そっくりそのまま倒れた本棚はなかったですけど……」
灯織「本棚が倒れた可能性は否定できません!」
-------------------------------------------------
霧子「本棚が倒れた可能性……」
霧子「どうやったらそれがわかるのかな……」
霧子「たとえ【倒れていても本棚に証拠は残らない】よね……」
霧子「脚立の故障は、事件には無関係じゃないかな……」
霧子「円香ちゃんがやっぱりクロで……」
霧子「樹里ちゃんは、その前に骨折してたんだよ……」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
781: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:45:23.29 ID:U2nNtoGC0
【凛世の証言】
783: 11時目安でいったん終了します ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:48:47.20 ID:xH1wq64w0
霧子「灯織ちゃん……刃先がぶれてるよ……」
霧子「ちゃんと、正面から斬らないと……」
(ダメ、切れ味が足りていない……!)
(指摘は間違ってないはず……)
(コトノハを砥いで、今度こそ正面から叩き切る!)
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【樹里の骨折】
‣【凛世の証言】
‣【脚立】
‣【樹里の持っていた手紙】
霧子「樹里ちゃんは本当に事故で骨折したのかな……?」
霧子「わたしも、詳しいわけじゃないけど……」
霧子「なにか、すごくつよい力で殴られて骨折になってて……」
霧子「確かにあれだけの本が詰まった本棚が落ちてきたら、折れるかもしれないけど……」
霧子「その証拠は現場には残って無かったよね……?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「確かに捜査のタイミングでは……」
灯織「そっくりそのまま倒れた本棚はなかったですけど……」
灯織「本棚が倒れた可能性は否定できません!」
-------------------------------------------------
霧子「本棚が倒れた可能性……」
霧子「どうやったらそれがわかるのかな……」
霧子「たとえ【倒れていても本棚に証拠は残らない】よね……」
霧子「脚立の故障は、事件には無関係じゃないかな……」
霧子「円香ちゃんがやっぱりクロで……」
霧子「樹里ちゃんは、その前に骨折してたんだよ……」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
784: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:50:21.68 ID:1dAIh8Gz0
【凛世の証言】
785: ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:51:33.26 ID:xH1wq64w0
灯織「その矛盾、切らせてもらいます!」
【BREAK!】
灯織「いえ……図書室の本棚は間違いなく一度倒れていたんです」
霧子「えっ……?!」
灯織「事件後、本棚は一見元通りになっていましたが……」
灯織「図書室に通い詰めていた凛世いわく、事件の前後で本棚の並びが滅茶苦茶になっていたんです」
凛世「はい……もともと作者ごとに固めて並べられていたのが、事件のあとは無秩序な並びになっておりました……」
摩美々「誰かが本棚を起こして、あとから本棚を適当に詰めたんだろうねー」
摩美々「事件が起きたのは深夜だから、時間はたっぷりあったし、他の人が来る心配もなかったんでしょ」
樹里「それも、アタシがやったのか?」
灯織「いや、樹里は違うと思う……本棚の下敷きになって骨折してたわけだから、本棚を起こすなんてことは不可能だったんじゃないかな」
甜花「じゃ、じゃあ……誰が本棚を、直したの……?」
灯織「それは……おそらくあの人です」
-------------------------------------------------
【怪しい人物を指摘しろ!】
↓1
786: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 22:52:55.38 ID:e1OpRb5e0
樋口円香
787: 次の安価で最後にします ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 22:59:28.87 ID:xH1wq64w0
灯織「あなたしか……いません!」
【解!】
灯織「樋口さん、ですよね?」
円香「……」
樹里「って、結局円香かよ!」
摩美々「樹里を襲ったのが円香なんだしー、他の誰も本棚のことを話してなかったんだしねー」
凛世「凛世も、事件の後になってようやく、本棚の異変に気付きました……」
咲耶「それに、あれほどの重量のある本棚……この中で立たせることができるような人間は限られているだろうね」
めぐる「そうだね……身長がある程度ないと力も出なさそうだし……」
めぐる「円香はなんだか強そうだもんね!」
智代子「な、なんかわかるかも……!」
智代子「特に決まった武術を使いこなすわけじゃないけど、日々の生活の中で力を身に付けているタイプだね!」
愛依「地下闘技場のダークホース的なやつ!」
(男兄弟が居る組がなんか盛り上がってしまった……)
788: この安価で最後です ◆zbOQ645F4s 2021/03/20(土) 23:00:48.88 ID:xH1wq64w0
愛依「……ねえ、それだったらもうよくない?結局小糸ちゃんを殺した犯人も、円香ちゃんなんでしょ?」
愛依「投票タイムじゃ……ダメなん?」
甘奈「……ちょっとストップ愛依ちゃん!」
愛依「んん?」
甘奈「本棚を起こしたのも円香ちゃんなら、樹里ちゃんに本を取るように要求したのも円香ちゃんってことになるよね……?」
甜花「あ、あれ……?西城さんも、樋口さんも身長……あんまり、変わらない……」
灯織「そう、樋口さんが樹里と待ち合わせていたなら脚立を使う状況は不自然なんです。咲耶さんぐらい身長差がある相手を選ぶはずです」
摩美々「咲耶ならノーガードだからいつでもどこでも呼べそうだしねー」
咲耶「こらこら」
樹里「アタシとそんな身長差がある相手……」
摩美々「一人いるじゃーん?」
灯織「……そうか、やっぱり樹里は樋口さんに呼び出されたわけじゃなかった!樹里を呼び出したのはあの人だったんだ!」
-------------------------------------------------
【怪しい人物を指摘しろ!】
↓1
789: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/20(土) 23:01:54.85 ID:1dAIh8Gz0
福丸小糸
798: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 21:54:13.65 ID:pEV0iz4B0
灯織「あなたしか、いない……!」
【解!】
灯織「樹里と身長差がある相手、小糸なんじゃないでしょうか」
めぐる「こ、小糸が?!」
愛依「いや、待って!確か小糸ちゃんって犯人に呼び出されてたよね?」
愛依「ほら、死体のそばにあった手紙……樹里ちゃんより一時間も後に呼び出されてんじゃん!」
摩美々「別の誰かが偽造したんじゃない?それこそさっきの連続殺人鬼さんが、あたかも自分が二人を襲ったように見せかけるため、とか」
円香「……」
摩美々「ほら、偽造しちゃえば犯行順序の偽装なんかもできるわけじゃないですかー」
智代子「いやいや!円香ちゃんは小糸ちゃんを刺したって自白してたよね?!犯人は、円香ちゃんなんじゃないの?!」
摩美々「刺した、とは言ったけど殺した、とは言ってないよねー」
円香「……」
【甘奈「ちょっと待ったー☆」】反論!
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんと身長差がある子が樹里ちゃんを呼んだのはわかったよ?」
甘奈「でも小糸ちゃんが呼び出したってのはやっぱりおかしいよ!」
甘奈「他にも樹里ちゃんより背の低い女の子はいるわけだし……
甘奈「灯織ちゃんの推理はどこかで決定的に間違ってるんじゃないかな?!」
(確かに今ある情報では、小糸に絞り込めないかも……)
(ただ、小糸の発見当時のあれで、もっと絞り込めるんだ……)
799: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 21:55:04.64 ID:pEV0iz4B0
------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【死体発見アナウンス】
‣【日本殺人鬼大観】
‣【脚立】
甘奈「樹里ちゃんの骨折は」
甘奈「ガタガタの脚立を使ったせいで落ちちゃって」
甘奈「とっさに掴んだ本棚が倒れたせい」
甘奈「それだけなら呼び出した人は別に小糸ちゃんじゃなくてもいいよね?!」
甘奈「だって小糸ちゃんは被害者なんだよ?!」
甘奈「別の誰かがいたんじゃないかな?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「でも、樹里を頼るほどの身長差があるんだよ……?」
灯織「そんなの10cm以上の身長差がある相手じゃないとおかしいよね?」
灯織「候補は福丸さん以外にいない……!」
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんは160cm」
甘奈「小糸ちゃんは148cm」
甘奈「確かに身長の上では自然だけど」
甘奈「樹里ちゃんと身長差が10cm以上ある候補は小糸ちゃんだけじゃないよ?!」
甘奈「【智代子ちゃんだって犯人候補】だよ!」
甘奈「もっと他に疑う人がいるよね?!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【死体発見アナウンス】
‣【日本殺人鬼大観】
‣【脚立】
甘奈「樹里ちゃんの骨折は」
甘奈「ガタガタの脚立を使ったせいで落ちちゃって」
甘奈「とっさに掴んだ本棚が倒れたせい」
甘奈「それだけなら呼び出した人は別に小糸ちゃんじゃなくてもいいよね?!」
甘奈「だって小糸ちゃんは被害者なんだよ?!」
甘奈「別の誰かがいたんじゃないかな?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「でも、樹里を頼るほどの身長差があるんだよ……?」
灯織「そんなの10cm以上の身長差がある相手じゃないとおかしいよね?」
灯織「候補は福丸さん以外にいない……!」
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんは160cm」
甘奈「小糸ちゃんは148cm」
甘奈「確かに身長の上では自然だけど」
甘奈「樹里ちゃんと身長差が10cm以上ある候補は小糸ちゃんだけじゃないよ?!」
甘奈「【智代子ちゃんだって犯人候補】だよ!」
甘奈「もっと他に疑う人がいるよね?!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
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800: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 21:58:17.11 ID:/Yv7LF+t0
【智代子ちゃんだって犯人候補】に【死体発見アナウンス】
801: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 21:59:29.67 ID:pEV0iz4B0
甘奈「小糸ちゃんが呼び出したなんて考えられないよ……!」
甘奈「灯織ちゃん、考え直して……!」
(くっ……手ごわい……)
(反論をねじ伏せるには、あと少し、力が足りない……!)
------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【死体発見アナウンス】
‣【日本殺人鬼大観】
‣【脚立】
甘奈「樹里ちゃんの骨折は」
甘奈「ガタガタの脚立を使ったせいで落ちちゃって」
甘奈「とっさに掴んだ本棚が倒れたせい」
甘奈「それだけなら呼び出した人は別に小糸ちゃんじゃなくてもいいよね?!」
甘奈「だって小糸ちゃんは被害者なんだよ?!」
甘奈「別の誰かがいたんじゃないかな?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「でも、樹里を頼るほどの身長差があるんだよ……?」
灯織「そんなの10cm以上の身長差がある相手じゃないとおかしいよね?」
灯織「候補は福丸さん以外にいない……!」
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんは160cm」
甘奈「小糸ちゃんは148cm」
甘奈「確かに身長の上では自然だけど」
甘奈「樹里ちゃんと身長差が10cm以上ある候補は小糸ちゃんだけじゃないよ?!」
甘奈「【智代子ちゃんだって犯人候補】だよ!」
甘奈「もっと他に疑う人がいるよね?!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
802: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:02:34.19 ID:hxj2+utY0
【智代子ちゃんだって犯人候補】に【死体発見アナウンス】
803: コンマェ…… ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:04:37.68 ID:pEV0iz4B0
【コンマ19】
甘奈「小糸ちゃんが呼び出したなんて考えられないよ……!」
甘奈「灯織ちゃん、考え直して……!」
(くっ……手ごわい……)
(反論をねじ伏せるには、あと少し、力が足りない……!)
------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【死体発見アナウンス】
‣【日本殺人鬼大観】
‣【脚立】
甘奈「樹里ちゃんの骨折は」
甘奈「ガタガタの脚立を使ったせいで落ちちゃって」
甘奈「とっさに掴んだ本棚が倒れたせい」
甘奈「それだけなら呼び出した人は別に小糸ちゃんじゃなくてもいいよね?!」
甘奈「だって小糸ちゃんは被害者なんだよ?!」
甘奈「別の誰かがいたんじゃないかな?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「でも、樹里を頼るほどの身長差があるんだよ……?」
灯織「そんなの10cm以上の身長差がある相手じゃないとおかしいよね?」
灯織「候補は福丸さん以外にいない……!」
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんは160cm」
甘奈「小糸ちゃんは148cm」
甘奈「確かに身長の上では自然だけど」
甘奈「樹里ちゃんと身長差が10cm以上ある候補は小糸ちゃんだけじゃないよ?!」
甘奈「【智代子ちゃんだって犯人候補】だよ!」
甘奈「もっと他に疑う人がいるよね?!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
甘奈「小糸ちゃんが呼び出したなんて考えられないよ……!」
甘奈「灯織ちゃん、考え直して……!」
(くっ……手ごわい……)
(反論をねじ伏せるには、あと少し、力が足りない……!)
------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【死体発見アナウンス】
‣【日本殺人鬼大観】
‣【脚立】
甘奈「樹里ちゃんの骨折は」
甘奈「ガタガタの脚立を使ったせいで落ちちゃって」
甘奈「とっさに掴んだ本棚が倒れたせい」
甘奈「それだけなら呼び出した人は別に小糸ちゃんじゃなくてもいいよね?!」
甘奈「だって小糸ちゃんは被害者なんだよ?!」
甘奈「別の誰かがいたんじゃないかな?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「でも、樹里を頼るほどの身長差があるんだよ……?」
灯織「そんなの10cm以上の身長差がある相手じゃないとおかしいよね?」
灯織「候補は福丸さん以外にいない……!」
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんは160cm」
甘奈「小糸ちゃんは148cm」
甘奈「確かに身長の上では自然だけど」
甘奈「樹里ちゃんと身長差が10cm以上ある候補は小糸ちゃんだけじゃないよ?!」
甘奈「【智代子ちゃんだって犯人候補】だよ!」
甘奈「もっと他に疑う人がいるよね?!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
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804: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:08:37.18 ID:Kq0lX80H0
【智代子ちゃんだって犯人候補】に【死体発見アナウンス】
805: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:11:04.99 ID:pEV0iz4B0
コンマが振るいませんね……
正直謎の難易度が易しい分、コンマで厳しめに判定とって調整させてくださいね
【コンマ18】
甘奈「小糸ちゃんが呼び出したなんて考えられないよ……!」
甘奈「灯織ちゃん、考え直して……!」
(くっ……手ごわい……)
(反論をねじ伏せるには、あと少し、力が足りない……!)
------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【死体発見アナウンス】
‣【日本殺人鬼大観】
‣【脚立】
甘奈「樹里ちゃんの骨折は」
甘奈「ガタガタの脚立を使ったせいで落ちちゃって」
甘奈「とっさに掴んだ本棚が倒れたせい」
甘奈「それだけなら呼び出した人は別に小糸ちゃんじゃなくてもいいよね?!」
甘奈「だって小糸ちゃんは被害者なんだよ?!」
甘奈「別の誰かがいたんじゃないかな?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「でも、樹里を頼るほどの身長差があるんだよ……?」
灯織「そんなの10cm以上の身長差がある相手じゃないとおかしいよね?」
灯織「候補は小糸以外にいない……!」
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんは160cm」
甘奈「小糸ちゃんは148cm」
甘奈「確かに身長の上では自然だけど」
甘奈「樹里ちゃんと身長差が10cm以上ある候補は小糸ちゃんだけじゃないよ?!」
甘奈「【智代子ちゃんだって犯人候補】だよ!」
甘奈「もっと他に疑う人がいるよね?!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
806: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:11:28.32 ID:hxj2+utY0
コンマ弱過ぎて正論ぶつけられても絶対意見を曲げない甘奈が誕生してしまった
808: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:13:44.10 ID:pEV0iz4B0
惜しい……
甘奈めーっちゃ手ごわい……
【コンマ32】
甘奈「小糸ちゃんが呼び出したなんて考えられないよ……!」
甘奈「灯織ちゃん、考え直して……!」
(くっ……手ごわい……)
(反論をねじ伏せるには、あと少し、力が足りない……!)
------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【死体発見アナウンス】
‣【日本殺人鬼大観】
‣【脚立】
甘奈「樹里ちゃんの骨折は」
甘奈「ガタガタの脚立を使ったせいで落ちちゃって」
甘奈「とっさに掴んだ本棚が倒れたせい」
甘奈「それだけなら呼び出した人は別に小糸ちゃんじゃなくてもいいよね?!」
甘奈「だって小糸ちゃんは被害者なんだよ?!」
甘奈「別の誰かがいたんじゃないかな?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「でも、樹里を頼るほどの身長差があるんだよ……?」
灯織「そんなの10cm以上の身長差がある相手じゃないとおかしいよね?」
灯織「候補は小糸以外にいない……!」
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんは160cm」
甘奈「小糸ちゃんは148cm」
甘奈「確かに身長の上では自然だけど」
甘奈「樹里ちゃんと身長差が10cm以上ある候補は小糸ちゃんだけじゃないよ?!」
甘奈「【智代子ちゃんだって犯人候補】だよ!」
甘奈「もっと他に疑う人がいるよね?!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
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809: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:16:30.10 ID:N/HLS2lJ0
【智代子ちゃんだって犯人候補】に【死体発見アナウンス】
811: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:17:23.94 ID:pEV0iz4B0
ひぃん……
【コンマ10】
甘奈「小糸ちゃんが呼び出したなんて考えられないよ……!」
甘奈「灯織ちゃん、考え直して……!」
(くっ……手ごわい……)
(反論をねじ伏せるには、あと少し、力が足りない……!)
------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【死体発見アナウンス】
‣【日本殺人鬼大観】
‣【脚立】
甘奈「樹里ちゃんの骨折は」
甘奈「ガタガタの脚立を使ったせいで落ちちゃって」
甘奈「とっさに掴んだ本棚が倒れたせい」
甘奈「それだけなら呼び出した人は別に小糸ちゃんじゃなくてもいいよね?!」
甘奈「だって小糸ちゃんは被害者なんだよ?!」
甘奈「別の誰かがいたんじゃないかな?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「でも、樹里を頼るほどの身長差があるんだよ……?」
灯織「そんなの10cm以上の身長差がある相手じゃないとおかしいよね?」
灯織「候補は小糸以外にいない……!」
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんは160cm」
甘奈「小糸ちゃんは148cm」
甘奈「確かに身長の上では自然だけど」
甘奈「樹里ちゃんと身長差が10cm以上ある候補は小糸ちゃんだけじゃないよ?!」
甘奈「【智代子ちゃんだって犯人候補】だよ!」
甘奈「もっと他に疑う人がいるよね?!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
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【コンマ10】
甘奈「小糸ちゃんが呼び出したなんて考えられないよ……!」
甘奈「灯織ちゃん、考え直して……!」
(くっ……手ごわい……)
(反論をねじ伏せるには、あと少し、力が足りない……!)
------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【小糸の持っていた手紙】
‣【死体発見アナウンス】
‣【日本殺人鬼大観】
‣【脚立】
甘奈「樹里ちゃんの骨折は」
甘奈「ガタガタの脚立を使ったせいで落ちちゃって」
甘奈「とっさに掴んだ本棚が倒れたせい」
甘奈「それだけなら呼び出した人は別に小糸ちゃんじゃなくてもいいよね?!」
甘奈「だって小糸ちゃんは被害者なんだよ?!」
甘奈「別の誰かがいたんじゃないかな?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「でも、樹里を頼るほどの身長差があるんだよ……?」
灯織「そんなの10cm以上の身長差がある相手じゃないとおかしいよね?」
灯織「候補は小糸以外にいない……!」
-------------------------------------------------
甘奈「樹里ちゃんは160cm」
甘奈「小糸ちゃんは148cm」
甘奈「確かに身長の上では自然だけど」
甘奈「樹里ちゃんと身長差が10cm以上ある候補は小糸ちゃんだけじゃないよ?!」
甘奈「【智代子ちゃんだって犯人候補】だよ!」
甘奈「もっと他に疑う人がいるよね?!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ40以上で論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
812: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:17:59.95 ID:/Yv7LF+t0
【智代子ちゃんだって犯人候補】に【死体発見アナウンス】
815: 乙です……コンマスレの妙ですね ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:20:26.03 ID:pEV0iz4B0
灯織「その矛盾、切らせてもらいます!」
【BREAK!】
灯織「甘奈、チョコは犯人候補にはなりえないんだよ」
甘奈「えっ?な、なんで……?」
灯織「死体発見アナウンスだよ……あれはもともと、【犯人以外の三人が】死体を目撃した瞬間に鳴るものなんだけど」
灯織「チョコの叫び声を聞いた私が駆け付けた時点でアナウンスが鳴ったの」
樹里「ってことは灯織とチョコはクロになることはありえねーのか」
灯織「そもそも樋口さんの話にチョコは全く登場してないし、やっぱり呼び出したのは小糸だったんだよ」
凛世「お待ちください……!」
灯織「凛世?どうしたの?」
凛世「死体発見アナウンスは犯人以外の三人が死体を目撃した際に鳴るのでしたよね……?」
凛世「だとすれば、残り一名はどなたなのですか……?」
めぐる「確かに!チョコと灯織より先に小糸の死体を見つけてた人がいるってこと?!」
摩美々「……そういうことかぁ」
灯織「それならもうわかってるよ」
めぐる「……えっ?!」
-------------------------------------------------
(今までの議論の流れからしても、私たちより先に小糸の遺体を目撃していた可能性があるのは、あの人しかいない……!)
【怪しい人物を指摘しろ!】
↓1
816: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:21:10.57 ID:b6MKWW0bo
樋口
817: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:22:40.05 ID:pEV0iz4B0
灯織「あなたしか……いません!」
【解!】
灯織「樋口さん、ですよね?」
円香「……」
智代子「相変わらずのだんまりでいらっしゃる……」
灯織「あなたは犯行を自白したのに、樹里の骨折については説明もできなかった……しかし、それ以外の情報は正確なものだった」
灯織「となると、事件現場にいた、加害者でも被害者でもない第三者だったということになるんです!」
樹里「ど、どうなんだよ!円香!」
灯織「あなた以外の人間が小糸の遺体を目撃していたなら既に名乗り出ているはずです……認めてください」
円香「……はぁ」
円香「……ご明察。私は犯人じゃない」
愛依「……ま、マジ?!」
咲耶「……つまり円香は、樹里を殴って小糸の死体に包丁を刺しはしたが、直接その命を奪ってはいないということかい?」
円香「……はい、私がしたのはそこまで。私に投票しても得は何一つないですよ」
甘奈「な、なんでこんな攪乱なんか……?!」
円香「……」
(多分、樋口さんの目的はあれだ……)
-------------------------------------------------
・間違った結論にもっていくため
・犯人をかばうため
・真犯人をあぶりだすため
・自己満足
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
818: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:23:57.20 ID:/Yv7LF+t0
間違った結論にもっていくため
819: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:25:27.58 ID:pEV0iz4B0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「もしかして、心中するつもりだったんじゃないですか?」
霧子「し、心中……?!」
灯織「樋口さんは明らかなミスリードをいくつも設けて、自分に投票させようとしていた……」
灯織「裁判中の豹変も、殺人鬼を演じることで票を集めやすくしていたんですよね?」
愛依「確かにうちは、連続殺人鬼っていうイメージに引っ張られて投票しようとしてたしね……」
めぐる「じゃあ円香はこの裁判に負けようとしてたの……?!」
甜花「樋口さんは、死にたがってたの……?」
甘奈「学級裁判を使っての自殺ってこと……?」
円香「そんなんじゃない……私がやりたかったのは」
820: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:26:03.89 ID:pEV0iz4B0
円香「全員をこの場で殺すこと」
821: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:27:39.46 ID:pEV0iz4B0
(……!!)
樹里「な、なに言ってんだよ……」
円香「この学園に来てから……私は透と小糸、二人の幼馴染を失った……しかも、あなたたちのお仲間に殺されて」
灯織「……っ!」
めぐる「で、でも!透の裁判では一緒に進もうって、前に向かって頑張ろうって誓ったよね!?」
円香「その誓いを踏みにじったのはどちらですか?」
灯織「……ふ、踏みにじるって……!」
円香「確かに私もあなたがたの妄信する【絆】とやらを一度は信じようとしました、それは小糸と雛菜も同じ」
円香「実際小糸は私たちの誰よりも早く立ち直り、あなたがたと一緒に希望を持つことを望んだ……」
円香「朝礼にも自分から顔を出し、交流も積極的になった」
円香「それなのに、小糸は殺された……!【絆】なんてものを信じたせいで、小糸は殺された……!」
(……!!)
円香「許せるわけない……憎しみしかない……」
円香「美徳を掲げることだけに執着して、他の人間の事なんか蔑ろにして……」
円香「それでも生に縋る、醜いあなたたちに反吐が出た」
円香「だから、殺そうとした」
(そうだ……樋口さんは、誰よりも優しいから……誰よりも強く、裏切りを感じてしまったんだ……)
円香「理解してもらおうとは思いませんし、あなた方に理解ができるとは思えません」
円香「だってこの場で私たちだけが、『奪われ続けた人間』なんですから」
(続けざまに幼馴染二人を失って……彼女は、殺意を抱いてしまったんだ……!)
822: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:29:16.98 ID:pEV0iz4B0
雛菜「もう……やだ……」
灯織「……え?」
(市川さん……?)
雛菜「……円香先輩なんか……円香先輩なんか……」
雛菜「円香先輩なんか、大っ嫌い!!!!」
円香「……は?」
雛菜「雛菜はずっと気づいてたよ、円香先輩が何をしたのかも……何を思ってたのかも」
咲耶「え?ひ、雛菜は全部知っていたのかい?」
雛菜「わかりますよ、だって他のアイドルと違って雛菜は円香先輩と幼馴染ですから!」
そう言って裁判場に響き渡る絶叫する市川さんの眼もとには、うるうると涙が滲んでいた。
……私たちの前で、はじめて市川さんが感情をあらわにしていた。
雛菜「小糸ちゃんの死体発見の時、円香先輩は透先輩の時と反応が明らかに違ったもん!」
雛菜「小糸ちゃんの死を知って……憎むんじゃなくて、もうすでに何かを決意した目をしてた!」
円香「……」
雛菜「それ見た瞬間、円香先輩は……犯人なんかどうでもよくなってたのがわかったよ」
雛菜「だって幼馴染だったんだもん……一目でそれぐらいの事わかるもん……」
823: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:31:19.42 ID:pEV0iz4B0
雛菜「それなのに、円香先輩は透先輩の気持ちも、小糸ちゃんの気持ちもまるでわかってないじゃん!」
円香「……ちょっと、雛菜うるさい」
雛菜「小糸ちゃんが殺されたからってみんなを恨みながら死んでいったと本当に思ってるの?!円香先輩のバカ!バカバカ!バ~~~~~~~~~~カ!」
灯織「い、市川さん、落ち着いて……」
雛菜「雛菜決めたよ、もう円香先輩のことなんか知らな~い!絶交だから!」
めぐる「ぜ、絶交なんて……ダメだよ雛菜!」
雛菜「円香先輩のこと許せないよ……勝手にみんな殺そうとして、そのために小糸ちゃんの死体を傷つけて……もう幼馴染なんかじゃないから!」
円香「好きにすれば?……雛菜こそ、まるで現実を理解してない。この人たちは仲間なんかじゃない、絆なんて耳触りがいいだけの言葉を妄信する愚鈍な人たち」
円香「私が、本当の【絆】を教える……絶対、この合宿生活で私が勝利して透と小糸の無念を晴らすから」
それだけ言うと樋口さんはまたしても押し黙る形となり、しばらく市川さんの泣きじゃくる声だけがこだましていた。
幼馴染の絶交……私たちのどのユニットよりも深い縁だったであろう縁が、
目の前でぷっつりと切れてしまったことに、私たちも言葉を挟めずにいた。
雛菜「……うぅ……ひっぐ……」
モノクマ「えーっと……すっごくボク気まずいんだけど、オマエラどうにかしてくんない?」
モノクマ「ボクってさ、事なかれ主義だからさ。人が揉めてたりしたら席移動するタイプだからさ、酔っ払いがいたら車両変えるタイプだからさ」
智代子「え、えーっと……じゃあ……議論、再開、する?」
雛菜「雛菜も協力しま~す……もう円香先輩のことなんか知らないから」
灯織「え、ええっと……」
(樋口さんと市川さんが仲違いした形になったけど……これで、よかったのかな)
(今の二人の話に嘘はないだろうけど……)
824: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:31:59.98 ID:pEV0iz4B0
摩美々「でも、もうほとんどすべてのピースは揃ってるんだよねー、あの図書室で何が起きたのか、あとはピースをつなぎ合わせるだけ」
愛依「え?!そうなん?!」
摩美々「ここまでやったから円香の話は信用していいと思うしねー」
灯織「はい……あとは論理でそれらを合わせるだけ、ですよね……」
摩美々「本当の犯人にたどり着くまであと少し……灯織、あとはそのロジックを完成させてー」
灯織「はい……私たちは私たちで……絆を証明して見せます!」
(よし……考えるんだ……あの図書室、本当の事件現場でなにがあったのか……!)
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
Q.1 図書室に樹里と小糸がやってきた順序は?
A.樹里が先 B.小糸が先 C.同時
Q.2 樹里が本棚の下敷きになったとき側にいたのは?
A.円香 B.小糸
Q.3 小糸はいつ死んだ?
A.樹里が殴られる前 B.樹里が殴られた後
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
825: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:36:52.55 ID:hxj2+utY0
c→b→a
826: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:38:38.52 ID:pEV0iz4B0
(あれ……?樹里は確か小糸に呼び出されてたはずだったよね……)
(だったら二人の間には到着までのタイムラグがあったはず……)
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
Q.1 図書室に樹里と小糸がやってきた順序は?
A.樹里が先 B.小糸が先 C.同時
Q.2 樹里が本棚の下敷きになったとき側にいたのは?
A.円香 B.小糸
Q.3 小糸はいつ死んだ?
A.樹里が殴られる前 B.樹里が殴られた後
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
------------------------------------------------
827: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:39:36.73 ID:b6MKWW0bo
bbaかな?
829: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:41:07.80 ID:pEV0iz4B0
灯織「推理はつながりました!」
【COMPLETE!】
灯織「……そうか、わかりましたよ!あの日、図書室で何が行われていたのか、その全貌が!」
愛依「マジで?!」
灯織「樹里に小糸が本棚の本を取ってもらったということは、二人は同時に図書室にいたことになりますよね」
灯織「ということは、樹里が本棚に下敷きになったときも小糸は側にいたはずです」
灯織「となると、樹里が図書室で樋口さんに襲われたときにも、その場に小糸も居合わせていた……普通ならその段階で樋口さんのことを止めますよね?」
咲耶「ああ、幼馴染ならなおさらね」
雛菜「小糸ちゃんならそうしたと思います~、小糸ちゃん優しくて正義感が強かったから~」
灯織「だけど、小糸はそんなことをしていないし、樋口さんもそんな証言はしていない……その段階で小糸は命を落としていたと思われます」
甘奈「ってことは……樹里ちゃんと二人で図書室にいるときに、小糸ちゃんは死んじゃったってこと……?」
甜花「あ、あれ……?それって、つまり……」
摩美々「灯織、犯人は分かったよねー?」
灯織「……はい」
(そう、この事件の登場人物はもともと少なかった)
(樋口さんの大胆な偽装工作、その目撃者がいなかった時点であの場にいた人間は限られる)
(……嫌だ、認めたくない……)
(けど、ここで止まるわけにはいかない!)
(小糸のためにも……私たちのためにも!)
-------------------------------------------------
【怪しい人物を指摘しろ!】
↓1
830: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:43:49.47 ID:hxj2+utY0
西城樹里
832: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:45:03.53 ID:pEV0iz4B0
灯織「犯人は……あなたです!」
【解!】
灯織「犯人は、樹里なんじゃないかな……?」
樹里「なっ……あ、アタシ……?ちょ、ちょっと待てよ、アタシそんなの知らねー……」
灯織「うん……樹里は覚えてない、忘れちゃったんだよ……」
智代子「ちょっ、ちょっと待ってよ灯織ちゃん!樹里ちゃんは骨折してるし、殴られてるし……こ、殺すなんて!」
摩美々「殴られたのは事件が終わった後、円香がやったことでしょー?事件には関係しないでしょー」
凛世「なら、骨折はどうなるのですか……?骨を折った後に、小糸さんを殺害したというのですか……?」
灯織「確かに、骨を折った状態では殺害は難しい……」
灯織「けど、この方法なら、樹里の骨折は殺害を否定できなくなる!」
-------------------------------------------------
・樹里の骨折と小糸の死は同時だった
・樹里がトリックをつかって小糸を殺害した
・樹里の骨折は演技だった
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
833: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:45:40.24 ID:b6MKWW0bo
樹里の骨折と小糸の死は同時だった
834: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:47:35.51 ID:pEV0iz4B0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「樹里が骨折したのと、小糸が殺されたのが同時だったなら……どうでしょう?」
樹里「は、はぁ?!」
灯織「つまり、小糸は樹里と同時に本棚の下敷きになっていたんです」
灯織「足場がガタガタになっていた脚立を使用していた以上、その支えに小糸はついていたんじゃないでしょうか……?」
灯織「そうなると倒れてくる本棚を避けることもできない……」
樹里「な、なに言ってんだよ……」
灯織「私たちの中で一番小柄な小糸なら、身動きも取れずそのまま圧死……というのも考えられませんか?」
摩美々「小糸は死後包丁を突き立てられたのが確定していて、ずっと本当の死因が謎だったんですよねー」
摩美々「切り傷や刺し傷をつけず、後も残りにくい死に方……圧死ならあてはまるんじゃない?」
霧子「本棚くらい重たいものなら……内臓が圧迫されて、死んじゃうこともあるかも……」
めぐる「確かに……地震が起きた時の死因に家具に押しつぶされちゃうのが多いってのは聞いたことがあるよね」
智代子「い、いや!そんなわけないよ!だって樹里ちゃんだよ!?」
智代子「あんなに面倒見もいいし、面白いし、かっこいいし……人を殺すなんてないない!」
灯織「それは、わかってる……だから、この殺人は……事故、だったんだと思う」
凛世「事故……」
835: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:48:24.31 ID:pEV0iz4B0
灯織「小糸に促されるまま、本棚の本を取ってあげてるのは……私たちもよく知る樹里の人柄からして想像できる」
灯織「たまたま、偶然にもその時脚立が破損したがゆえに起きてしまった事件だったんだよ……」
樹里「……ま、マジかよ……」
灯織「そのことも……樋口さんに殴られたときに、記憶を失ってしまったんだと思う」
めぐる「そ、そんな……」
摩美々「ねぇモノクマー、被害者が事故死だった場合ってクロはどうなるのー?」
モノクマ「浅倉さんの時にも話したけど、クロの判定は被害者が死ぬことになった直接の原因を引き起こす行動を起こした人がクロになるんだよ?」
モノクマ「だから本棚が倒れて福丸さんが死んだなら、本棚を倒した人……脚立から落ちた人がクロになるんじゃないですかね!」
智代子「……違う!違う!樹里ちゃんが犯人なわけないよ!」
智代子「本棚が倒れてたからって……本当にそれに小糸ちゃんが巻き込まれた証拠もないよね?!」
智代子「た、多分……図書室にはもう一人犯人がいたんだよ!それで小糸ちゃんを殺して……」
灯織「そうなると、死体発見アナウンスの説明が……」
智代子「じゅ、樹里ちゃんは目隠ししてたんだよ!」
樹里「チョコ……」
智代子「だ、だから!絶対に樹里ちゃんは犯人なんかじゃない!」
(……心苦しいけど、ここは退けない)
(チョコに……小糸が本棚の下敷きになったその証拠を突き付ける!)
(それでこの事件に……決着をつける!)
836: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:49:40.77 ID:pEV0iz4B0
-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】
智代子「違う違う違う!」【防御力25】
智代子「精進が足りないよ!」【防御力30】
智代子「糖分が足りてないんじゃない?」【防御力35】
智代子「樹里ちゃんはすっごく優しいんだから!」【防御力40】
智代子「灯織ちゃん!聞いてよ!」【防御力45】
【盾の防御力をコンマで削り取れ!】
↓直下より5回連続でコンマ判定
-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】
智代子「違う違う違う!」【防御力25】
智代子「精進が足りないよ!」【防御力30】
智代子「糖分が足りてないんじゃない?」【防御力35】
智代子「樹里ちゃんはすっごく優しいんだから!」【防御力40】
智代子「灯織ちゃん!聞いてよ!」【防御力45】
【盾の防御力をコンマで削り取れ!】
↓直下より5回連続でコンマ判定
-------------------------------------------------
837: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:50:19.24 ID:b6MKWW0bo
はい
842: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:53:54.04 ID:pEV0iz4B0
コンマ00は100とみなす最高値です
-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】
智代子「違う違う違う!」【残り防御力1】
智代子「精進が足りないよ!」【BREAK!】
智代子「糖分が足りてないんじゃない?」【残り防御力6】
智代子「樹里ちゃんはすっごく優しいんだから!」【BREAK!】
智代子「灯織ちゃん!聞いてよ!」【BREAK!】
【盾の防御力をコンマで削り取れ!】
(あと少し……)
(チョコにも、真実を届けないと……)
(この事件は、終われない……!)
↓直下より2回連続でコンマ判定
-------------------------------------------------
-------------------------------------------------
【パニックトークアクション開始!】
智代子「違う違う違う!」【残り防御力1】
智代子「精進が足りないよ!」【BREAK!】
智代子「糖分が足りてないんじゃない?」【残り防御力6】
智代子「樹里ちゃんはすっごく優しいんだから!」【BREAK!】
智代子「灯織ちゃん!聞いてよ!」【BREAK!】
【盾の防御力をコンマで削り取れ!】
(あと少し……)
(チョコにも、真実を届けないと……)
(この事件は、終われない……!)
↓直下より2回連続でコンマ判定
-------------------------------------------------
843: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:54:24.53 ID:b6MKWW0bo
うん
845: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:55:42.55 ID:pEV0iz4B0
【ALL BLEAK!】
-------------------------------------------------
【智代子「小糸ちゃんが本棚の下敷きになった証拠なんかないよね?!樹里ちゃんとは別の事件だったんだよ!」】
折/肋骨/の/骨
【正しい順番に並び替えて、コンマ値50以上でぶつけろ!】
↓1
-------------------------------------------------
846: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/03/21(日) 22:56:15.66 ID:b6MKWW0bo
肋骨の骨折
847: 以上で安価とコンマは終了になります、お疲れ様でした。 ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 22:59:07.05 ID:pEV0iz4B0
灯織「これで証明する!」
【BREAK!】
灯織「チョコ……小糸の死体には、もう一つ謎が残ってたんだ」
智代子「……えっ?」
灯織「肋骨の骨折……樋口さんの証言でも、これを解決する要素はなかったんだ」
智代子「で、でも外傷はないって……」
灯織「切り傷や刺し傷といった目に見える外傷は、なんだよ……骨折はこれに含まれてなかったんじゃない?」
モノクマ「ギクゥ!?」
めぐる「肋骨の骨折なんて普通じゃありえないよね……押さえつけられるみたいな力がないと……」
智代子「そんな……」
灯織「間違いない、小糸は本棚に下敷きになってたんだよ!」
灯織「……これが、私たちの推理。私たちの結論……どうかな、樹里……」
樹里「…………」
848: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 23:00:34.36 ID:pEV0iz4B0
樹里「_______そっか、多分間違いねえよ」
智代子「樹里ちゃん!」
樹里「チョコ、凛世、ありがとな。嬉しかったぜ、最後まで庇ってくれてさ」
凛世「最後なんて言わないでください……凛世は、凛世は……」
樹里「灯織、アタシはみんなのことを信じてる……だからみんなで導き出した納得できる結論なら、それに間違いはないと思うぜ」
灯織「樹里……」
樹里「だからさ、最後にこの事件の全貌を教えてくれねーか?今から処刑されちまうアタシに、納得させてくれよ……」
凛世「樹里さん……」
智代子「うぅ……うぅ……」
灯織「わかった……事件をはじめから全部振り返って……これでこの事件を終わらせるから!」
樹里「……おう!頼んだぜ!」
(……やるしかない)
(それが樹里のため、私たちのためだから……!)
849: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 23:01:13.65 ID:pEV0iz4B0
-------------------------------------------------
【クライマックス推理開始!】
【act.1】
灯織「今回の事件はもともとは単純な事故でした。それに第三者の樋口さんの介入があって、複雑になってしまった事件……。それをはじめから振り返ります」
灯織「事件は、小糸が今回の犯人を図書館に呼び出したことに始まります。夜時間にわざわざ呼び出して二人で……そこで何があったのかはわかりませんが、おそらく血なまぐさいやりとりはなかったものと思われます。だって小糸には争った痕跡は微塵もありませんでしたから」
灯織「小糸は浅倉さんの事件を経て、変わろうとしていた。そのために、男勝りな性格で、他のみんなにも頼られている……そんな強いイメージのある犯人に会っていたのかもしれません」
【act.2】
灯織「小糸は呼び出した犯人に、本棚の上段にあった本を自分の代わりに撮ってもらうように頼みました。二人の身長差は約12cm、小糸では届かないところにも犯人なら届くと考えたんでしょう」
灯織「その時に用いたのが図書室に備え付けの脚立。ただ、この選択が結果として不幸にも事件を引き起こすことになったんです」
灯織「足場がガタガタになっていた脚立から犯人が落下。とっさに掴んだ本棚はその勢いのまま二人側に倒れこんだんです!」
灯織「その際に脚立を支えていた小糸は避けることもできず、結果として犯人よりも抜け出しづらい体制のままプレスされることになったんです。あんなにギチギチに詰め込まれた本棚……その重量はすさまじく、人ひとり押しつぶすには十分だったでしょう」
灯織「一方で犯人も右脚が下敷きになり骨折。そんな状態の犯人では本棚を立て直すことは不可能……おそらくそのまま、小糸の救出は間に合わず……死んでしまったんだと思います」
【クライマックス推理開始!】
【act.1】
灯織「今回の事件はもともとは単純な事故でした。それに第三者の樋口さんの介入があって、複雑になってしまった事件……。それをはじめから振り返ります」
灯織「事件は、小糸が今回の犯人を図書館に呼び出したことに始まります。夜時間にわざわざ呼び出して二人で……そこで何があったのかはわかりませんが、おそらく血なまぐさいやりとりはなかったものと思われます。だって小糸には争った痕跡は微塵もありませんでしたから」
灯織「小糸は浅倉さんの事件を経て、変わろうとしていた。そのために、男勝りな性格で、他のみんなにも頼られている……そんな強いイメージのある犯人に会っていたのかもしれません」
【act.2】
灯織「小糸は呼び出した犯人に、本棚の上段にあった本を自分の代わりに撮ってもらうように頼みました。二人の身長差は約12cm、小糸では届かないところにも犯人なら届くと考えたんでしょう」
灯織「その時に用いたのが図書室に備え付けの脚立。ただ、この選択が結果として不幸にも事件を引き起こすことになったんです」
灯織「足場がガタガタになっていた脚立から犯人が落下。とっさに掴んだ本棚はその勢いのまま二人側に倒れこんだんです!」
灯織「その際に脚立を支えていた小糸は避けることもできず、結果として犯人よりも抜け出しづらい体制のままプレスされることになったんです。あんなにギチギチに詰め込まれた本棚……その重量はすさまじく、人ひとり押しつぶすには十分だったでしょう」
灯織「一方で犯人も右脚が下敷きになり骨折。そんな状態の犯人では本棚を立て直すことは不可能……おそらくそのまま、小糸の救出は間に合わず……死んでしまったんだと思います」
850: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 23:01:52.43 ID:pEV0iz4B0
【act.3】
灯織「その後、遅れて図書室にやってきた樋口さんはその場で小糸の死を知りました。記憶を失う前の犯人に直接聞いたのかもしれません。だって犯人は殺意があって小糸を殺したわけではないんですから」
灯織「でも、樋口さんはそれを許しませんでした。激昂した樋口さんはその場で犯人を後頭部が出血するほどの勢いで殴りつけたんです!そのまま昏倒した犯人をプールサイドのロッカーに押し込んだところで、樋口さんの偽装工作が始まったんです」
灯織「もしかすると、この段階で樋口さんは犯人のことを殺したと思い込んでいたのかもしれませんね。だってそうでもないと、わざわざ自分を連続殺人鬼だなんて偽る理由がないですから。いかれた殺人鬼の連続殺人が今ここに始まったように思わせようとしたのかもしれません」
【act.4】
灯織「図書室に戻ってきた樋口さんは本棚を起こし、散らばった本を手当たり次第に適当に戻しました……凛世が感じた本棚の並びの違和感は、おそらくここで生じたんだと思います。樋口さんも錯乱状態にあっただろうし、並びなんて些細な事、そこまで気が回らなかったんでしょうね」
灯織「樋口さんは本棚により圧死した小糸の死体を玄関ホールまで連れて行き、その場で包丁を胸に突き刺しました。これは連続殺人鬼、ジャスティスブラックの犯行だと思わせ、捜査を攪乱する狙いがあったんです」
灯織「しかし、樋口さんの知識は世界殺人鬼名鑑にとどまっていたので、日本殺人鬼大観にあった【Vの血文字】、被害者の法則などは抜け落ちてしまっていた。その結果犯人はジャスティスブラックではないということが分かったんですがね」
灯織「樋口さんの偽装工作に加え、本人自体が殺害を忘れていてしまったことから、ここまで闇に隠れ続けていた犯人……」
灯織「……それは、樹里だったんだよ」
【COMPLETE!】
-------------------------------------------------
851: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 23:03:18.64 ID:pEV0iz4B0
灯織「どうかな、これが樹里の失われた記憶……小糸の事件のすべてだよ」
樹里「……へっ、へへっ」
樹里「そっか……本当に、アタシだったんだな……」
樹里「ったくよ……みんなのことを守るだのなんだの息まいておいて……むしろ小糸のこと殺してんじゃねーか……」
樹里「世話ねーよな、ほんと」
智代子「じゅ、樹里ちゃん……」
樹里「もう、いいよ……もう、終わりにしてくれ……」
咲耶「なんてことだい……」
円香「……」
モノクマ「どうやら議論が終わったようですね!」
モノクマ「それではオマエラはお手元のスイッチで、犯人と思う生徒に投票してください!」
モノクマ「裁判の結果導き出したクロは正解なのか、不正解なのかー!さあ、どっちなんでしょうかね?」
852: ◆zbOQ645F4s 2021/03/21(日) 23:04:24.39 ID:pEV0iz4B0
-------------------------------------------------
【VOTE】
〔樹里〕〔樹里〕〔樹里〕
CONGRATULATIONS!!!!
パッパラー!!!
-------------------------------------------------
【学級裁判 閉廷!】
【VOTE】
〔樹里〕〔樹里〕〔樹里〕
CONGRATULATIONS!!!!
パッパラー!!!
-------------------------------------------------
【学級裁判 閉廷!】
862: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:01:29.79 ID:NYbaCknc0
モノクマ「というわけで、福丸さんを殺した”不運”と”踊”っちまったクロは西城さんなのでしたー!」
樹里「……」
(……これで、よかったんだ)
(樹里がクロだった、それなら私たちは……樹里に投票する)
(これしか、選択肢は無かったんだ……)
智代子「そんな……そんな……おかしいよ……」
凛世「凛世は、信じません……」
モノクマ「しかしつまんない事件だったね!結局のところ事故じゃん!コロシアイとしては消化不良なんだよね!」
モノクマ「それでも攪乱を図ってくれた円香さんのおかげで学級裁判を開けるぐらいにはなったから、樋口さんにはモノクマポイントを進呈しようかな!」
円香「……生きてたんだその設定」
863: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:03:52.01 ID:NYbaCknc0
智代子「も、モノクマ!」
モノクマ「ん?どうしたの?」
智代子「今言った通り樹里ちゃんの事件は完全に事故だったんだしさ……」
智代子「おしおきはしなくていいよね?!ね?!だってクロじゃないんだよ?」
モノクマ「何言ってるの?西城さんがクロじゃない?」
モノクマ「そんなわけないでしょ!西城さんは立派なクロ!殺人犯ですよ!」
智代子「なんで……?だって樹里ちゃんは記憶もなくて……事故の記憶もないんだよ!そんなんでおしおきなんて……理不尽だよ!」
モノクマ「理不尽?なにそれ、意味わかんないんですけど!」
モノクマ「あのねぇ……覚えてないから無罪?それだったら園田さんは百万円貸した友達も、借りたことを忘れてたら返済免除するの?違うよね?」
モノクマ「それに事故って言ってもしっかり西城さんの行動が原因で本棚が倒れてるんだから見方によっては立派な殺人だよ!」
モノクマ「そもそもここでの生活において事故死なんかないんだよ!殺人以外の死なんて病死か衰弱死ぐらいのものなんだよ!」
凛世「そんなの……あんまりでございます……」
樹里「……悪い、チョコ」
智代子「じゅ、樹里ちゃんが謝ることなんてないよ……!」
864: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:05:41.47 ID:NYbaCknc0
モノクマ「それにさぁ……ほんとに西城さんはまるっきり覚えてなかったのかな?」
(……!?)
灯織「ど、どういう意味ですか……?!」
モノクマ「西城さんはしっかり覚えてて嘘ついたんじゃないかっていうこと!そう簡単に人の記憶が飛ぶと思う?そうじゃないよね?」
違う。絶対に樹里は覚えてなかったんだ。
そうじゃないと……この裁判でのやり取りは……!?
凛世「違います……樹里さんは、いつもと変わらぬ樹里さんでした……もし記憶が健在ならば、凛世は必ず……気づきました……!」
モノクマ「オマエラとしてはそう思いたいよね?でも実際のところは西城さん以外分かんないんだよね!」
樹里「…………」
モノクマ「ほら、素直になっちゃえよ!」
智代子「違う!樹里ちゃんは!」
樹里「……覚えては、無かったよ」
灯織「そうだよね……樹里、だって」
樹里「途中までは、な……」
(……!?)
865: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:09:12.88 ID:NYbaCknc0
そう語る樹里の顔は、私たちを欺き生き残ろうとした人間としてはあまりにも悲しすぎた。
本当に他の人間を蹴落とそうとしていたなら、こんな表情はしない。
樹里「裁判の途中で、断片的に記憶が何度もよみがえったんだ。あのときの痛み、あのときの苦しみ、あのときの小糸の声……それはアタシの目の前で小糸が死んだことを表してて……」
樹里「言えなくて……悪かった」
モノクマ「ぷひゃひゃひゃひゃ!あんなに仲間意識の強かった西城さんが裏切ってたんだって!どう思う?みんな!」
灯織「……違う」
灯織「樹里は裏切ってなんかないです……!だって、樹里もこの裁判で、命を懸けていたんだから……これは裏切りなんかじゃなくて……!」
樹里「そう言ってくれると助かるよ、灯織」
モノクマ「ふぅ……見上げたお仲間意識ですなぁ!」
智代子「樹里ちゃん……私も灯織ちゃんと同じだよ!だから……」
智代子「私たちに悪いとか思わなくていいんだよ、樹里ちゃんは樹里ちゃんのやるべきことをやっただけだよ!」
樹里「……ああ」
モノクマ「しっかし事故とはいえ胸が痛みますなぁ……西城さんみたいに強い人間が福丸さんのように弱い人間を殺す!まさに弱肉強食!残酷な世界やで……」
樹里「小糸は弱くなんかねーよ!!」
灯織「……樹里?」
樹里「小糸が弱いわけないだろ……あん時だってよ……小糸は必死にモノクマ、てめーに立ち向かおうとしてたんだよ!」
866: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:11:14.64 ID:NYbaCknc0
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【図書室】
樹里「……おーい、誰だ?こんな時間に呼び出して」
小糸「あ、あの……西城さん……こんばんは」
樹里「小糸……?!どうしたんだよ、急に呼び出したりして」
小糸「あ、あの……ち、ち、力を……貸してもらいたくて」
樹里「力?」
小糸「あそこの本棚、気になる本があるんです……とってもらえませんか?」
樹里「そ、そんなんでいいのか……?なんでわざわざアタシなんだ?身長もそんな変わんねー円香とか、背なら雛菜の方がでけーだろ」
小糸「円香ちゃんも雛菜ちゃんも、今は透ちゃんのことで葛藤していて……これ以上、背負わせたくないんです……」
樹里「い、いや……だとしてもよ」
小糸「それに……西城さんに、あこ……あ……憧れて、ます……」
樹里「あ、憧れ?!あ、アタシに?!」
【図書室】
樹里「……おーい、誰だ?こんな時間に呼び出して」
小糸「あ、あの……西城さん……こんばんは」
樹里「小糸……?!どうしたんだよ、急に呼び出したりして」
小糸「あ、あの……ち、ち、力を……貸してもらいたくて」
樹里「力?」
小糸「あそこの本棚、気になる本があるんです……とってもらえませんか?」
樹里「そ、そんなんでいいのか……?なんでわざわざアタシなんだ?身長もそんな変わんねー円香とか、背なら雛菜の方がでけーだろ」
小糸「円香ちゃんも雛菜ちゃんも、今は透ちゃんのことで葛藤していて……これ以上、背負わせたくないんです……」
樹里「い、いや……だとしてもよ」
小糸「それに……西城さんに、あこ……あ……憧れて、ます……」
樹里「あ、憧れ?!あ、アタシに?!」
867: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:14:01.23 ID:NYbaCknc0
小糸「さ、西城さんは、皆さんの中でも……一番強そうで……」
小糸「モノクマにも立ち向かっていける勇気があるから……わ、わたしも……そうなりたくて!」
樹里「アタシは別にそんな……」
小糸「だ、だから……一緒にトレーニングとかも、できたらな……って」
樹里「でも、なんだってそんなに強くなろうとしてんだ……?アタシたち仲間だっているんだし、みんなを頼っても……」
小糸「それも確かにそうなんですけど……」
小糸「西城さんは、この前のモノクマの動機をどう思いますか……?」
樹里「……っ!……果穂と夏葉は無事だ、アタシはそれを信じることしかできねー」
小糸「そう……ですよね、わたしも……そう思うんですけど……」
小糸「やっぱり、プロデューサーさんが無事かどうか……気になって……」
樹里「おいっ!間違っても誰かを殺すなんて考えんじゃねーぞ!」
小糸「ぴぇっ?!い、いえ!だ、誰かを殺すなんかじゃなくて……その……」
樹里「あ、悪い……つい大きい声出しちまった」
868: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:15:49.37 ID:NYbaCknc0
小糸「自分の力で脱出して、実際どうなのか……自分の目で見てみたくて……!」
樹里「そりゃそれができれば一番いいけどよ……結局二階にも手掛かりなかっただろ?」
小糸「ま、まだ調査が終わってないのがありますよね……っ!」
樹里「え?」
小糸「そ、そこのノートパソコンです……詳しい人がいなかったから、おいてありますけど……」
小糸「わ、わたしがプログラミングを学んだり、もっと詳しくなったりしたら……どうにかならないかなって……!」
樹里「……!」
小糸「少しでも、外の世界のことが分かれば……みなさんの希望になるのかなって!」
樹里「小糸……それでこんな本棚の上にある分厚い本を……」
小糸「は、はい……まずは入門レベルから、ですけど……わたしも、何か役に立ちたくて……!」
樹里「……そっか。任せとけ!勉強もちょっとぐらいなら……付き合うぜ?」
小糸「ぴゃっ?!ほ、ほんとですか……!?」
樹里「ああ」
確かに小糸は体も小さくて……ちょっと臆病で……気も弱いかもしれない。
けど、自分にできることは何かないかって身近なところから希望を見出して……
嘆いてばかりのアタシたちなんかよりよっぽど強い奴だったんだよ。
869: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:17:00.54 ID:NYbaCknc0
樹里「……まあ、とりあえず本とりゃいいんだな?」
小糸「は、はい!」
樹里「……っしょっと!小糸、しっかり支えてくれよ」
小糸「は、はい!へーきです!」
だからアタシは小糸のことを応援してやりたくて、小糸のためにできることならやってやりたくて……
アタシは脚立に登ったんだ。
でも、それは突然だったんだ。
______バキッ!
樹里「……っ!?」
突然、足元が抜けた。
やばい、怪我しちまう……そう思うより早く手は本棚をつかんでいた。
けどその勢いは止まることなく、ぐるんと本棚は視界の外に消えた。
______そしてそのままアタシは、頭を床に強く打ち付けた。
870: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:18:31.97 ID:NYbaCknc0
とてつもない轟音とともに一気に埃が舞い上がり、事態を把握するにはしばらく時間がかかった。
アタシは必死に脚を本棚から引き抜いた後もしばらく痛みに悶えていた。
樹里「いってぇ……くそっ……脚が、下敷きに……」
樹里「……あれ?小糸は?」
微かに聞こえてくる 声。
それは本棚の下から聞こえてくる。
樹里「まさか……おい!小糸!?無事か?!」
小糸「……ぁ……か……」
樹里「くそっ!待ってろ!今助ける!」
だけど、アタシの右脚は既に折れちまってて……
樹里「痛っ!!ダメだ……力が入らねえ!アタシ一人じゃ……助けらんねえのかよ!」
871: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:20:20.34 ID:NYbaCknc0
樹里「……チクショウ!小糸、もう少しだ……もう少しだけ待ってくれ!今すぐみんなを起こしてくる!」
けど、この時にはすでに円香はアタシのことを見ていたんだろうな。
円香の目には、アタシが小糸を見殺しにしたように映ったんだろ……
あの時の円香は、本気でアタシを殺す気だった。
樹里「とりあえずは咲耶とめぐるか……?インターホン鳴らせば起きるか……?」
樹里「待ってろよ……絶対、助けるからな……っ!」
_____ガララッ
円香「……許さない」
アタシはそのとき円香には気づいちゃいなかった。
だから振り下ろされた一撃は、完全に想定外で、無防備にアタシは後頭部にそれを食らっちまったんだ。
_____ガンッ!!
図書室の扉を開けた瞬間。
世界が砕けるような音がして、アタシは意識を手放した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
872: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:22:01.45 ID:NYbaCknc0
樹里「小糸は、最後の最後までみんなの希望であり続けたんだ……だから、だから!」
樹里「小糸のことを弱いなんて言うんじゃねえ!」
灯織「……樹里」
樹里は私たちをいつも引っ張る立場にいて、常に私たちのことを支えてくれていた。
そんな彼女のことを私も強いヒトだと感じていたけど、それだけじゃない。
人の強さも弱さもわかってくれる、【強くて弱いヒト】だったんだ。
モノクマ「確かに他のオマエラよりは福丸さんは前向きだったかもね!あのパソコンなんて初日に調べて他のみんなはすぐ諦めちゃってたもんね!」
樹里「……ああ、小糸はアタシたちよりも未来のことを見据えて、それでなにができるか考えて……」
モノクマ「まあその福丸さんの着眼点もミスっちゃってるんだけどさ!」
樹里「……は?」
873: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:25:28.18 ID:NYbaCknc0
モノクマ「これだよね?そのノートパソコンってさ!」
モノクマがどこからか取り出したそれには強い既視感。
確かに図書室にあったものだ。
モノクマ「これさ……そもそもおもちゃなんですけど!」
樹里「……えっ?」
モノクマ「だから、ただのおもちゃだよ!キーボードなんか押したところで反応するわけないし、液晶もつくわけない!小学生が遊ぶためのなんちゃってパソコンなんだよ!」
モノクマ「それなのに福丸さんったら必死にプログラミングなんか覚えようとして……こんな世界でプログラミングなんか学んだところで意味ないのにさ!」
足元が抜け落ちたように、全身の血の気が引いた。
……最悪だ。モノクマがやっていることは単純な挑発じゃない、小糸が最後に掴もうとした希望を私たちの前で踏みにじる……
小糸の想いすらも粉々に砕こうとするようなそんな真似だった。
言い得も知れぬ喪失感で凍り付く中、彼女は全身の血を沸騰させるほど怒り狂っていた。
樹里「……ざけんな」
モノクマ「え?」
樹里「ふざけんな!お前は……お前はどこまで人を馬鹿にしたら気が済むんだよ!」
私たちが気が付いた時には樹里は声を張り上げるとともに、
血が出るほどに強く握りこんだ拳でモノクマのことを殴りつけていた。
874: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:28:19.32 ID:NYbaCknc0
智代子「じゅ、樹里ちゃん?!そんなことしたら!」
樹里「関係ねえ!どうせアタシはおしおきされるんだ!なら……なら……!」
樹里「死ぬその瞬間までこいつのことを殴らねえと!小糸の希望を馬鹿にしたこいつを殴らねえと!」
樹里「じゃないと小糸が……報われないだろ!」
(……!!)
泣いていた。モノクマを殴りつける樹里は泣いていた。
拳と金属がぶつかる鈍い音が響くたび、赤と無色の飛沫があたりに飛び散る。
樹里「小糸に謝れ!小糸に謝れよ!」
モノクマ「痛っ!痛いよっ!校則違反にも限度があるよ!」
樹里の校則違反、これが無数に湧き出るモノクマに対して無力なことであることは本人にもみている私たちにもわかっていた。
______でも、私たちはそれを止めようとはしなかった。
むしろ、心の中では樹里のことを応援する気持ちすらあった。
(樹里……負けないで……!頑張って……!)
875: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:30:16.09 ID:NYbaCknc0
樹里「どうなってもいい……アタシは、アタシの命と引き換えにしてでもぶん殴らねえと気が済まねえんだ!」
モノクマ「くそっ!離せ、離せよう!」
樹里が一発一発殴るたび、私たちの背中が押されているような気がしたから。
樹里の一発はむしろ私たちに向けられている。
一発一発がぶつけられる度、私たちの中でじんわりと広がっていくものがある。
モノクマ「あーもう!仕方ないな!余韻もボインもあったもんじゃないね!こうなったらおしおき強行だ!」
樹里「好きにしろ!アタシは殺されようがこの拳は止めねーぞ!」
樹里の死……それを目前にして、私たちは樹里から託される熱いものを感じていた。
_____それは【命】。絆よりももっと熱くて重くて、強いものだ。
私たちには、託される【命】を最後のその瞬間まで見届ける義務があるんだ……!
876: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:31:38.18 ID:NYbaCknc0
モノクマ「超高校級の……痛っ!【応援団長】痛っ!……の西城さんのために……痛っ!」
樹里「お前だけは……!お前だけは……!」
モノクマ「スペシャルなおしおきを用意しました!痛いよ!しつこいなぁ!」
樹里「みんなのために、アタシも爪痕を残す……【絆】をつなぐんだ……!」
877: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:32:16.14 ID:NYbaCknc0
モノクマ「痛っ!痛いよ!……あーもう、張り切って参りましょう!おしおきターイム!」
樹里「地獄の底まで一緒に殴り合おうぜ、モノクマ!」
878: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:33:54.83 ID:NYbaCknc0
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GAMEOVER
サイジョウさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
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サイジョウさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
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879: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:35:30.21 ID:NYbaCknc0
紅蘭偉魔空珠学園……
かつて伝説の不良たちが名を轟かせたこの学園も、今となっては一人の生徒会長による絶対統制により脅かされていた。
そんな腐った学校をぶっ壊すために……
金色の猛獣・ジュリが今、殴りこむ……!!
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【人生☆CLIM@X!!
超高校級の応援団長 西城樹里 処刑執行】
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指をぽきっと鳴らせば臨戦態勢。
不良たちの喧嘩はステゴロが基本。
右脚が折られているものの、そんな怪我なんか気にしない……それがアタシたちのルール。
____アンタたちが何人いようが関係ねーよ。
たった一人でジュリは無数のモノクマたちに殴りかかった!
彼女の拳は的確に一撃一撃でモノクマたちを仕留め、破壊破壊破壊!
880: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:37:14.63 ID:NYbaCknc0
取り囲まれようと、不意打ちを食らおうとも、負傷した右脚を狙われようとも。
ジュリはひるまず、臆さず、ただ拳をふるい続けた。
全ては学園の自由のため、そして己の意地とプライドのため_____
貫き通すものがあるヤツは、強ェーんだ。
いつしか全身はボロボロ……
口にたまった血涎を吐き捨てる。
____どうやらアタシの勝ちみてーだな。
気が付けばジュリを取り囲んでいたはずのモノクマはもはやあと四人にまで減っていた。
喧嘩の終わりが見えてきて思わず口角が上がるジュリ。
滴る汗を拳で拭い、最後の闘争に向かって駆けだした!
____オラァッ!
881: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:41:42.46 ID:NYbaCknc0
最後の戦い、振り上げた拳!!
……は空中でそのまま静止した。
ジュリにはその拳を振り下ろすことなんかできなかった。
______果穂?
このまま拳をふるえば、ジュリは何よりも大切な仲間の顔を殴ることになる。
残りのモノクマは、ユニットの仲間たちのお面をつけていたのである……!!
まさに外道!
ジュリの優しき心に付け込んだ非道な戦法!
その一瞬の心の揺らぎ、それをモノクマたちは見逃しませんでした。
……悲しいけどこれおしおきなのよね。
まあ、生き残るだなんだの瀬戸際で、
お仲間の顔が見えただけで拳をふるえなくなっちゃうようなもやしじゃ、この先も生き残れないってことで!
伝説の不良とやらはお仲間のお面をつけたモノクマにリンチでミンチにされちゃいましたとさ、おしまい。
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882: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:43:28.82 ID:NYbaCknc0
モノクマ「ヒャァーホォウッッ!やっと終わった!なんだよあのDV女!ボクのプリチーな体を傷めつけやがって!」
モノクマ「ま、スペアは無限なんで意味はないんですがね!」
樹里が死んだ。彼女の死にざまが目に焼き付いて離れない。
命の灯が消えるその瞬間まで、モノクマに…黒幕に…彼女は拳をふるい続けた。
目は血走り、唇をかみちぎりそうなほど食いしばり、その手は自分の血にまみれていた。
その光景だけ見れば彼女は修羅のようだった。
でも、私たちにはおしおきという言葉を出されても一切ひるまない樹里の姿は、強く気高く見えた。
血を流そうが何があろうがひるまない……それは一つの、【希望】の姿だったんだ。
最後まで絶望に抗い続けたんだ。
だからおしおきが終わった後でも私たちは……
めぐる「泣かない……泣かないから、樹里……!」
モノクマ「……はれ?」
883: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:45:36.45 ID:NYbaCknc0
悲しみに飲まれるんじゃなく、その胸には火をともしていた。
樹里から受け継いだ【命】……それはモノクマに対する反逆の火。
咲耶「みんな、帰ろう」
モノクマ「あれ?随分とあっさりしてるんだね、もしかして西城さんってハブられてた?」
甘奈「樹里ちゃんは私たちのかけがえのない仲間だよ!でも、だからこそ」
甜花「西城さんのために、甜花たちは泣かない……!」
愛依「……うん、樹里ちゃんと小糸ちゃんの想いを絶対無駄にしちゃだめだもんね」
智代子「ここで泣いちゃってたら、樹里ちゃんに怒られちゃうよね!」
凛世「はい……樹里さんのことです、天国より叱責されてしまいます……」
灯織「うん、樹里ならそれぐらいやっちゃいそうだよね……!」
摩美々「まずは帰ってしっかり休んで……明日から頑張るんでしょー?」
霧子「うん……立ち止まってちゃ、ダメだよね……!」
めぐる「樹里、見守っててね……モノクマなんかに負けないから!」
そう、私たちは戦い続ける……
樹里と一緒に、戦うんだ……!
884: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:47:04.94 ID:NYbaCknc0
摩美々「その前に、一つだけいいですかぁ?」
(……摩美々さん?)
摩美々「樹里のおしおきの直前、モノクマが言ってた『プログラミングなんてこの世界では意味ない』ってやつ……あれってどういう意味なんですかぁ?」
モノクマ「ん?」
摩美々「だっておかしいでしょー、私たちにとって【世界】なんてこの学校だけで完結してるのに、なんでわざわざそんな言い方する必要があるわけー?」
モノクマ「細かいこと気にするんだね、さては文系だね?」
摩美々「答えてもらえますー?」
モノクマ「深い意味はないよ、文字通りこの世界ではプログラミングなんか意味ないってだけ!」
モノクマ「それ以上でもそれ以下でもない!」
摩美々「だから聞きたいのはそんなことじゃ……」
モノクマをつなぎとめようとする摩美々さんを無視して、モノクマはそのまま姿を消してしまった。
885: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:48:54.56 ID:NYbaCknc0
咲耶「ふぅ……やはり私たちにとって得になることはしてくれないようだね」
摩美々「あしらうにしてももっと上手にやってほしいんだケド」
摩美々「まぁ考えても仕方ないですねー」
めぐる「うんうん、とりあえずはこれからに向けて頑張らないと!」
私たちはそのまま涙を流さずに、裁判場を後にした。
その足のまま、食堂で私たちは食事会を開いた。
樹里と小糸は、きっと私たちが落ち込むことをよしとしないから。
少しでも前を向くために、少しでも絆を深めるために。
いっぱいご飯を食べて、いっぱい笑って、いっぱい泣いた。
生きる……生きるんだ。
それが生き残った私たちの義務なんだから。
……でも、この私たちの絆の輪とも言うべき結束には、そもそも前提として欠落がある。
【彼女】は食堂にはいなかったから。
886: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:50:24.43 ID:NYbaCknc0
【???】
円香「……モノクマ」
モノクマ「はいはい!およびですか?……ってなんだ樋口さんじゃん、裁判お疲れ様!キミのおかげで今回の裁判もよかったよ?」
円香「……そう」
モノクマ「今回の事件ってさ、キミがいないとすっごい退屈なものだったと思わない?」
モノクマ「やっぱりこうやってかき乱してくれる存在がいないと、予定調和になっちゃうからさ!」
円香「……」
モノクマ「で?なんの用なの?」
円香「……単刀直入に聞きます」
円香「もし仮に……」
887: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:50:50.10 ID:NYbaCknc0
円香「私が全員を皆殺しにする計画を立てるから協力してほしいってなったらモノクマは協力してくれるの?」
888: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:54:10.30 ID:NYbaCknc0
モノクマ「うぷぷぷ……そんなことを言ってくるなんて変わってるねキミは」
円香「できるかできないかで答えて」
モノクマ「できないよ!」
円香「……ふーん」
モノクマ「ボクは別にシリアルキラーでもないんだ。みんなに死んでほしいんじゃなくて、みんなに絶望してほしくてこのコロシアイ合宿生活を始めたんだから、皆殺しなんて許せないよ」
モノクマ「むしろコロシアイにおいてメインなのはほら、学級裁判なわけじゃん!」
円香「やっぱりそうなんだ」
モノクマ「そういうこと!……面白い相談だけど、今回は断らせてもらうよ!ごめんね!」
円香「……まあ、だろうと思ったけど」
モノクマ「でも、キミのおかげで校則の抜け目を見つけられたよありがとうね!」
【校則が追加されました】
【コロシアイ学園生活で同一のクロが殺せるのは、2人までとします】
モノクマ「これでよしっと!」
円香「……なるほどね」
889: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:55:06.72 ID:NYbaCknc0
円香(別に今すぐ全員を殺そうなんて本気で思ってるわけじゃない)
円香(ただ私は……透と小糸を裏切ってものうのうと生きてる連中に)
円香(詭弁の【絆】なんてものをありがたがってる連中に)
円香(死者の想いを引き継ぐこと、【絆】を守るということの本当の意味を)
円香(傷を刻み付けることで教えてやるだけ)
円香(その心をズタズタのぼろぼろに引き裂くまで、私は止まらない)
円香(それが私にとっての【絆】になる)
円香(偽善者たちに、思い知らせてやるだけ)
モノクマ「うぷぷぷ……いいねえ、いい顔してるよ」
モノクマ「ボクのゲームに乗ってくれる奴はこれまでにも何人もいたけど、キミは中でもいい顔してるよ」
モノクマ「絶望を生み出せる……選ばれた人間だけができる顔だよ」
モノクマ「キミがそうやって絶望を振りまいて振りまいて……」
モノクマ「みんなが絶望に沈み切ったときにこそ」
890: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:55:56.86 ID:NYbaCknc0
モノクマ「________きっと美しい希望は生まれるんだろうね」
891: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:56:52.02 ID:NYbaCknc0
-------------------------------------------------
【CHAPTER 02 存在証明を、この悲鳴を、或いは絶望を】
END
残り生存者数 12人
To be continued...
-------------------------------------------------
【CHAPTER 02 存在証明を、この悲鳴を、或いは絶望を】
END
残り生存者数 12人
To be continued...
-------------------------------------------------
892: ◆zbOQ645F4s 2021/03/23(火) 22:57:47.45 ID:NYbaCknc0
【CHAPTER02をクリアしました!】
【学級裁判クリア報酬としてモノクマメダル49枚を入手しました!】
【CHAPTER02クリア報酬としてアイテム『紅蘭偉魔空珠』を手に入れました!】
〔CHAPTER02を生き抜いた証。ドラマで演じた不良と、彼女の最期には共通したものを感じさせる。熱い命がそこで燃やされたことを決して忘れてはいけない〕
【CHAPTER02クリア報酬としてスキル『意地っ張りサンセット』を習得しました!】
〔反論ショーダウン・PTAのコンマ値の基礎値が+10される〕
900: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:16:03.75 ID:wsdCZq+f0
【モノクマげきじょう】
901: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:17:43.51 ID:wsdCZq+f0
モノクマ「人生とは選択の積み重ねなんだ」
モノクマ「どこを切り取ったとしても、そこで必ず人は選択を行なっているんだよ」
モノクマ「意志と言い換えてもいいだろうね。人間は常に何かと何かを比べて選び取ることでしか生きていけないんだよね」
モノクマ「例えば朝起きた時、この時点であなたは選択をすでに終えているのです」
モノクマ「春の麗かな温もりの下に、睡眠の快楽を享受するという選択肢を捨てて、社会の歯車となるために起床するという選択をしたわけだね」
モノクマ「いやぁ……殊勝でケッコウケッコウ!」
モノクマ「それで社会の歯車となることを決意したあなたは次の選択に移ります」
モノクマ「昨日の飲み会帰りに撒き散らした自分の吐瀉物を掃除するか、締め切りを過ぎた書類についての謝罪の電話を上司にするかの二択だね!」
モノクマ「どっちを選んだとしても、異なった結末がそこには待っていることはもはや言うまでもないよね!」
902: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:18:16.39 ID:wsdCZq+f0
モノクマ「こうやって人の人生……80年という年月は過ぎていく」
モノクマ「毛細血管が体中に張り巡らされているように人生という表面の下にはグロい数の枝分かれがあるんだよ!」
モノクマ「そう、人生はマルチエンディングなんだ!」
モノクマ「どう生きるか、どう死ぬかを決めるのもすべてはあなた次第なんだ!」
モノクマ「……そういう意味では、あの子たちはつまんない選択をしたんだね」
モノクマ「だって一回きりの人生、殺されてちゃ勿体ないよね!」
モノクマ「だから仏のように慈悲深いボクが彼女たちに、『あるかもしれなかった』エンディングを見せてあげようかと思うんだよね」
モノクマ「うぷぷぷ……今から始まるのは、枝分かれと枝分かれの成れの果て」
903: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:19:15.59 ID:wsdCZq+f0
モノクマ「もはやそうなることはあり得ない、もう一つの結末ってやつだよ」
904: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:20:10.74 ID:wsdCZq+f0
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GAMEOVER
アサクラさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
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GAMEOVER
アサクラさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
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905: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:23:10.98 ID:wsdCZq+f0
肩を竦めて椅子に腰掛けている浅倉さん。
おやおや、どうしたことでしょうか、顔色が悪いですね。
ダメですよ浅倉さん、成績が芳しくなかったんですからしっかりと“追試”は受けてもらわないと。
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【追試】
retest
【超高校級の??? 浅倉透 処刑執行】
-------------------------------------------------
_______カタタタタ…
浅倉さんの座る椅子と机はベルトコンベアでどんどん後ろへと運ばれていきます。
試験官モノクマも浅倉さんの追試を見届けるために同じくベルトコンベアに乗って進んでいきます。
906: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:24:50.08 ID:wsdCZq+f0
そしてその行き着く先には、酸でできたプール。
浅倉さんの後ろにいる生徒たちは次々とプールに飲み込まれていきます。
_______ジュワァァァ…
この音はプールに生徒たちが呑み込まれて行く、落第のサインなのでしょう。
浅倉さんもほら、ちゃんと試験を頑張らないと!
肩で呼吸をして鼻息を荒くしてる場合じゃないですよ!
目の前の試験用紙、そして黒板には
『人間の記憶について』と書かれています。
そういえば浅倉さんは誰かに自分のことを思い出してほしいんでしたっけ?
それなら自分自身が一番そのことに詳しくないとダメですよね!
_______ジュワァァァ…
……でも、彼女に解答なんてできません。
死がすぐそばまで迫っているのです、まともな思考すらできません。
907: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:26:21.09 ID:wsdCZq+f0
_______ジュワァァァ…
あ、ほらまた後ろで生徒が一人溶けたみたいです。
あんなにクールだった浅倉さんの表情も気がつけば真っ青に。
豪胆ぶってもやっぱり人の子なんですね。
_______ジュワァァァ…
ほら、終着点まであと少しですよ。
早くしないと落第ですよ!
_______ジュワァァァ…
浅倉さんは歯を食いしばり、目を目一杯瞑った後に助けを懇願するかのように、弱々しく顔を上げました。
そりゃそうです、試験官だって先生なんですから。学生が先生に助けを求めるのは当然のことです。
ですが、先生も先生である以前に人の子、いやクマの子でしたね。
どうやら眠たくなってお昼寝中のようです。
浅倉さんが最後に見せた表情は、
顔面が蒼白を通り越して紫色に染まった、絶望的な表情でした。
_______ジュワァァァ…
容姿端麗、クールな彼女の姿は
彼女自身のミュージックビデオのように泡沫に消えて行きましたとさ。
908: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:27:06.07 ID:wsdCZq+f0
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GAMEOVER
フクマルさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
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GAMEOVER
フクマルさんがクロにきまりました。
おしおきをかいしします。
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909: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:28:29.92 ID:wsdCZq+f0
いや〜〜〜めでたい!
まさかうちの学校からあの大会に優勝する学生が出るなんてね、これは盛大に祝わないといけませんよね!
学校をあげて応援しちゃいましょう!
先生もみんな揃って、生徒もみんな揃って!
当然、ボクらの学級委員である福丸さんにも祝ってもらいますよ!
-------------------------------------------------
【祝!全国大会出場!】
【超高校級の学級委員 福丸小糸 処刑執行】
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合格をお祝いするためにはやっぱり垂れ幕を作らないとダメですよね。
というわけで今回は書道家として高名なモノクマ先生にお越しいただきました。
_______先生、今日はよろしくお願いします。
_______先生、道具から拘っていらっしゃるんですって?
なるほど、凡庸な毛先の筆では良い書は書けない……
910: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:29:47.97 ID:wsdCZq+f0
______だから福丸さんを棒の先端に縛り付けてあるんですね!
成績優秀な福丸さんの髪を使って書を書けば、さぞいい作品が出来上がるでしょうね!
福丸さんを頭から墨汁でジャブジャブしたら準備OK!
それでは一筆入魂……参ります!
おっと!流石は書道家モノクマさん、気迫が違う!
躊躇うことなく福丸さんを頭から紙に擦り付けていく!
どんどん書き上げられていく垂れ幕!
世界よ、見ているか?!これが日本の芸術だ!!
何度も何度も福丸さんを墨汁の中に押しつけ、
何度も何度も紙に頭から擦り付け、
それを繰り返すことで芸術は生まれるのです!
芸術は爆発だーーーーーーー!!!
911: ◆zbOQ645F4s 2021/03/27(土) 21:31:20.40 ID:wsdCZq+f0
そして書き上げられた垂れ幕。
『呪!大食いコンテスト全国大会出場!』
いやぁ……美しい文字ですね。
______特にこの、途中から墨汁に赤色が混じるところがいいですね。
命の躍動感と言いましょうか、魂の叫び、苦しみの中から捻り出した感情のようなものを感じられます。
やっぱり書道家の先生は違いますね!
って先生!最初の漢字間違えちゃってますよ!
画竜点睛を欠くとはこのことですね。
えへへ、いっけね☆
使い終わったし筆は適当に捨てちゃいましょうね、
どうせこんなボロボロの筆二度と使えないし。
914: ◆zbOQ645F4s 2021/03/29(月) 21:02:25.49 ID:2Dkr5fwy0
3章の準備が整ったので、明日3/30(火)22:00~で再開できそうです。
新スレの方で3章冒頭から始める予定なのですが、
新スレに行く前にこのスレの残りを埋めるのもかねて購買パートやっちゃうのもありですかね?
モノモノマシーンを引くとなるとコンマ判定も時間がかかりますし……
購買パートやらないならやらないで別途埋めネタを用意するのでどちらでも大丈夫です!
現在モノクマメダルは75枚ありますがどうでしょう?
所持品
【色恋沙汰リング】
【スカラベのブローチ】
【新品のサラシ】
【斬鉄剣】
【昭和ラジオ】
【携帯ゲーム機】
【超技林】
【ジャスティスV変身ベルト】
916: ◆zbOQ645F4s 2021/03/29(月) 21:36:26.27 ID:2Dkr5fwy0
自販機はまだ作中で登場自体はしてないです!
メダル複数枚消化で特定アイテム取得のシステムです。
モノモノマシーンでの使用するメダルの枚数にも特に上限はないのでご自由にしていただければ。
とりあえずテンプレ置いておきますね。
-------------------------------------------------
【購買】
灯織「さて……せっかくだし何か買っておこうかな?」
【自動販売機】
【贈答用】
・ノロマ号 10枚
・希望のパーカー 10枚
・最高にカッコいいネックレス 10枚
・にちかちゃん人形 10枚
・柄入りブルゾン 10枚
・カミサマの憤懣 10枚
・親愛のお守り 20枚
【お役立ち品】
・ロボット掃除機 30枚…生活が豊かなものになるかも?
・283プロのタオル 30枚…裁判で有利に働くかも?
・サイリウムブレード 40枚…裁判で有利に働くかも?
・敏腕記者の名刺 60枚…生活が豊かなものになるかも?
・スーパーはづきさん人形 99枚…?????
-------------------------------------------------
【現在モノクマメダルを75枚所持しています】
どうしますか?
【自動販売機を使って商品購入する場合は商品指定
モノモノマシーンに挑戦する際は枚数指定をお願いします】
【同時選択可】
メダル複数枚消化で特定アイテム取得のシステムです。
モノモノマシーンでの使用するメダルの枚数にも特に上限はないのでご自由にしていただければ。
とりあえずテンプレ置いておきますね。
-------------------------------------------------
【購買】
灯織「さて……せっかくだし何か買っておこうかな?」
【自動販売機】
【贈答用】
・ノロマ号 10枚
・希望のパーカー 10枚
・最高にカッコいいネックレス 10枚
・にちかちゃん人形 10枚
・柄入りブルゾン 10枚
・カミサマの憤懣 10枚
・親愛のお守り 20枚
【お役立ち品】
・ロボット掃除機 30枚…生活が豊かなものになるかも?
・283プロのタオル 30枚…裁判で有利に働くかも?
・サイリウムブレード 40枚…裁判で有利に働くかも?
・敏腕記者の名刺 60枚…生活が豊かなものになるかも?
・スーパーはづきさん人形 99枚…?????
-------------------------------------------------
【現在モノクマメダルを75枚所持しています】
どうしますか?
【自動販売機を使って商品購入する場合は商品指定
モノモノマシーンに挑戦する際は枚数指定をお願いします】
【同時選択可】
918: ◆zbOQ645F4s 2021/03/29(月) 22:06:22.49 ID:2Dkr5fwy0
モノクマメダルを30枚消費してモノモノマシーンに挑戦します。
かなり時間とレスがかかるので連投でもなんでも気軽にしていただければ。
12時ごろにも到達してなかったら私が適当に連投して判定しておきます。
【モノクマメダルを30枚消費します】
【残りモノクマメダル45枚】
【直下より30回コンマ判定します】
【消費した枚数分だけコンマ判定を行い、番号に応じたアイテムが獲得できます】
↓1~30
950: ◆zbOQ645F4s 2021/03/29(月) 23:00:42.93 ID:2Dkr5fwy0
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【ローズヒップコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】
【ツルカメダイヤモンド】
【ブルベリの香水】
【スカラベのブローチ】×2
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【高級チンチラシート】
【むらまさ】
【狂戦士の鎧】
【水晶のドクロ】
【黄金のスペースシャトル】
【月の石】
【蝶ネクタイの変声機】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ダンベル君主論】
【冬優子ちゃん育成キット】
を手に入れました!
灯織「張り切って回しすぎた……?いや、でもどうせみなさんにもお分けするんだし……」
-------------------------------------------------
92.EYE GRASS
〔とあるアイドルとのタイアップで作られた商品。機能性に優れたデザインでありつつも、どこか女性らしさを感じさせるフォルムは同世代からの支持も厚い〕
95.ダンベル君主論
〔ダンベルに電子書籍が埋め込まれた画期的商品。ダンベルを持ち上げる度一ページ詠み進めよう。文武両道を目指すあなたにおすすめ〕
96.冬優子ちゃん育成キット
〔超高校級の昆虫博士と超高校級の生物学者が共同で作ったクワガタ育成キット。箱を開けるとともにフリーズ状態の幼虫が蘇生し、成長を始める〕
-------------------------------------------------
【残りモノクマメダル枚数…45枚】
(どうしよう、これで終わっておこうか?)
↓1
【ルアックコーヒー】
【ローズヒップコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】
【ツルカメダイヤモンド】
【ブルベリの香水】
【スカラベのブローチ】×2
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【高級チンチラシート】
【むらまさ】
【狂戦士の鎧】
【水晶のドクロ】
【黄金のスペースシャトル】
【月の石】
【蝶ネクタイの変声機】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ダンベル君主論】
【冬優子ちゃん育成キット】
を手に入れました!
灯織「張り切って回しすぎた……?いや、でもどうせみなさんにもお分けするんだし……」
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92.EYE GRASS
〔とあるアイドルとのタイアップで作られた商品。機能性に優れたデザインでありつつも、どこか女性らしさを感じさせるフォルムは同世代からの支持も厚い〕
95.ダンベル君主論
〔ダンベルに電子書籍が埋め込まれた画期的商品。ダンベルを持ち上げる度一ページ詠み進めよう。文武両道を目指すあなたにおすすめ〕
96.冬優子ちゃん育成キット
〔超高校級の昆虫博士と超高校級の生物学者が共同で作ったクワガタ育成キット。箱を開けるとともにフリーズ状態の幼虫が蘇生し、成長を始める〕
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【残りモノクマメダル枚数…45枚】
(どうしよう、これで終わっておこうか?)
↓1
951: ◆zbOQ645F4s 2021/03/29(月) 23:27:00.40 ID:2Dkr5fwy0
自販機での買い物は大丈夫そうですかね?
一応所持品をまとめて整理しなおしておいたので
明日から更新予定の三章でも反映しておきます。
またしても突然の更新でしたがありがとうございました。
それではお疲れ様でした…
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・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【ローズヒップコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【ツルカメダイヤモンド】
【ブルベリの香水】
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【新品のサラシ】
【もちプリのフィギュア】
【高級チンチラシート】
【残鉄剣】
【むらまさ】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【水晶のドクロ】
【黄金のスペースシャトル】
【月の石】
【携帯ゲーム機】
【超技林】
【蝶ネクタイの変声機】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【キャットドッグプレス】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ダンベル君主論】
【冬優子ちゃん育成キット】
・現在のモノクマメダル枚数…45枚
955: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:19:07.67 ID:dNWZ7uNU0
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CHAPTER-EX
それは単純で軽率な光彩の交わり
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CHAPTER-EX
それは単純で軽率な光彩の交わり
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956: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:20:51.83 ID:dNWZ7uNU0
冬優子「はぁ?!き、希望ヶ峰学園ってあの希望ヶ峰学園?!」
愛依「ウッソー……希望ヶ峰学園なんてマジでテレビでしか知んないんだけど……」
P「俺も驚いたよ……まさかこんな仕事が舞い込んでくるとはな」
冬優子「驚いたどころじゃないわよ……大きな仕事が舞い込んできた、どころの騒ぎじゃないじゃない」
あさひ「……?そんなにすごいんすか?」
冬優子「あさひ……冗談よね?流石のあんたでも、希望ヶ峰学園を知らないーなんて抜かすわけ」
あさひ「なんなんすか?」
冬優子「はぁ……うっそでしょ、信じらんない」
愛依「あさひちゃん、マジで知んないの?希望ヶ峰ってあの希望ヶ峰だよ?」
あさひ「聞いたことはあるっすけど実際どんな感じかはよく知らないっす」
冬優子「あんた、説明」
P「お、おう……いいか、あさひ。希望ヶ峰学園ってのは文字通り日本の未来を担う才能……超高校級の学生を育てるための学校なんだ」
あさひ「ちょう……こうこうきゅう……なんか聞いたことあるっす!」
P「学園に入るのはずば抜けて優れた才能を持った学生としてスカウトされた現役の高校生のみ」
P「卒業すれば人生の成功を約束される……そこまで言われる神格化された教育機関、それが希望ヶ峰学園なんだ」
あさひ「ってことは……その学校にいる人、みんなすごい人なんすか?!」
P「ははっ、そういうことだな」
957: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:22:10.03 ID:dNWZ7uNU0
冬優子「すごいなんてもんじゃないわよ……あんなの化け物、同じ人間とは思えないような才能の持ち主ばっかなの」
愛依「うちも毎年テレビで見るの楽しみにしてるんだよねー、今年の超高校級はどんなんなんだろーって」
あさひ「で、その希望ヶ峰学園がどうしたんすか?!」
P「ああ、すごいぞ……なんとストレイライトが見学取材をすることになったんだ!」
冬優子「ほんと……信じらんないわ」
あさひ「嫌なんすか?」
冬優子「んなわけないでしょ!……希望ヶ峰学園なんか普通一生縁がない場所なのよ……そんなところに、仕事で行けちゃうなんて最高じゃない!」
愛依「アッハハ!うちも結構ミーハーだから、スゲーテンション上がっちゃうわ〜!」」
P「そう言ってもらえると嬉しいよ、せっかくの大きな仕事、喜んで取り組んでもらえた方が俺も助かる」
あさひ「あはは、わたしも楽しみっす!」
冬優子「……ねえ、あんた今回限りは好き勝手な行動すんじゃないわよ?」
あさひ「……?しないっすけど」
冬優子「オッケー、当日は首輪でもつけることにするわ」
P「お、おい……」
冬優子「万が一にでも失礼を働いてみなさいよ……ふゆたちどころか事務所ごと飛ぶわよ……あさひの好きにはさせられないわ」
P「怖いこと言うなよ……」
冬優子「希望ヶ峰は国家機関……これでも警戒は足りないぐらいよ」
あさひ「冬優子ちゃんは心配性っすね、大丈夫っすよ」
愛依「アッハハ、大丈夫大丈夫!うちが当日はちゃんと見とくからさー」
冬優子「愛依、絶対よ。絶対だからね!ふゆはこんなところで死にたくないから!」
愛依「冬優子ちゃんオーゲサすぎだって〜、あさひちゃんも変なことしないから安心しなよ〜」
958: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:28:52.41 ID:dNWZ7uNU0
_________
______________
____________________
冬優子「……なんて言ってたのはどこのどいつだっけ?」
愛依「……うち、です」
冬優子「質問その2、今芹沢あさひはどこにいるんでしょうか」
愛依「……わかんないです」
冬優子「はぁぁぁぁぁぁ……どうすんのよホントに……!なんなのアイツ……野生動物でももう少し行動が把握できるわよ」
【現在地:希望ヶ峰学園】
冬優子「どういうことなのよ、校門潜った瞬間消えてるって」
愛依「手繋いでたはずなんだけどなー……?」
冬優子「その状態でどういう原理で気づかずに消えれんのよ……愛依」
愛依「アッハハ……メンボクない……」
P「冬優子ーーーー!」タッタッタッ
P「ダメだ、警備員さんも見てないって」
冬優子「……ったくどこに行ってんのよアイツ……!!まさか生徒と接触なんかしてないわよね……!?」
冬優子「愛依、あんたも手伝いなさい!1秒でも早いとこあさひを捕まえるわよ!」
愛依「う、うん……!そだね!」
冬優子「あいつが誰かに接触する前に……ふゆたちの首が飛ぶ前に確保すんのよ!」
-------------------------------------------------
あさひ「あはは、すっごく広い学校!ひゅ〜〜〜〜〜!!」
あさひ「あ、そうだ。せっかくだし超高校級の高校生に会ってみようかな……」
あさひ「すごい才能……見てみたい!」
【ストレイライトのセンター、芹沢あさひが希望ヶ峰学園第78期生と交流します】
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冬優子「……なんて言ってたのはどこのどいつだっけ?」
愛依「……うち、です」
冬優子「質問その2、今芹沢あさひはどこにいるんでしょうか」
愛依「……わかんないです」
冬優子「はぁぁぁぁぁぁ……どうすんのよホントに……!なんなのアイツ……野生動物でももう少し行動が把握できるわよ」
【現在地:希望ヶ峰学園】
冬優子「どういうことなのよ、校門潜った瞬間消えてるって」
愛依「手繋いでたはずなんだけどなー……?」
冬優子「その状態でどういう原理で気づかずに消えれんのよ……愛依」
愛依「アッハハ……メンボクない……」
P「冬優子ーーーー!」タッタッタッ
P「ダメだ、警備員さんも見てないって」
冬優子「……ったくどこに行ってんのよアイツ……!!まさか生徒と接触なんかしてないわよね……!?」
冬優子「愛依、あんたも手伝いなさい!1秒でも早いとこあさひを捕まえるわよ!」
愛依「う、うん……!そだね!」
冬優子「あいつが誰かに接触する前に……ふゆたちの首が飛ぶ前に確保すんのよ!」
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あさひ「あはは、すっごく広い学校!ひゅ〜〜〜〜〜!!」
あさひ「あ、そうだ。せっかくだし超高校級の高校生に会ってみようかな……」
あさひ「すごい才能……見てみたい!」
【ストレイライトのセンター、芹沢あさひが希望ヶ峰学園第78期生と交流します】
959: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:31:04.36 ID:dNWZ7uNU0
-------------------------------------------------
【超高校級の幸運】
あさひ「苗木さんは才能ないっすか?」
苗木「うっ……直球だね……」
苗木「まあ、その通りなんだけどさ。ボクは他のみんなと違ってなんの才能もなく、抽選で選ばれただけの【超高校級の幸運】だから」
あさひ「ふーん、そうなんすね。それじゃ苗木さんはこれからなんすね!」
苗木「えっ……?」
あさひ「え?希望ヶ峰学園って才能の研究をしてるんすよね?それなら苗木さんもこれから新しい才能に目覚めるかもしれないじゃないっすか」
苗木「ははは、ボクなんか、何も出来やしないって」
あさひ「そういうもんっすか?」
苗木「ボクは大和田クンみたいに腕っ節が強いわけでも、十神クンみたいに頭がいいわけでもないからさ」
苗木「ボクに才能はないんだ、ごく普通のどこにでもいる高校生。それがボクだからね」
あさひ「ふーん……」
【超高校級の幸運】
あさひ「苗木さんは才能ないっすか?」
苗木「うっ……直球だね……」
苗木「まあ、その通りなんだけどさ。ボクは他のみんなと違ってなんの才能もなく、抽選で選ばれただけの【超高校級の幸運】だから」
あさひ「ふーん、そうなんすね。それじゃ苗木さんはこれからなんすね!」
苗木「えっ……?」
あさひ「え?希望ヶ峰学園って才能の研究をしてるんすよね?それなら苗木さんもこれから新しい才能に目覚めるかもしれないじゃないっすか」
苗木「ははは、ボクなんか、何も出来やしないって」
あさひ「そういうもんっすか?」
苗木「ボクは大和田クンみたいに腕っ節が強いわけでも、十神クンみたいに頭がいいわけでもないからさ」
苗木「ボクに才能はないんだ、ごく普通のどこにでもいる高校生。それがボクだからね」
あさひ「ふーん……」
960: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:31:57.74 ID:dNWZ7uNU0
苗木「でも、そんなボクだからこそこの学園でできるものもある、とは思ってるんだ」
あさひ「どういう意味っすか?」
苗木「逆にみんなはボクみたいな普通の人を知らないわけだからさ、何か彼らにも刺激になったりなんて……」
苗木「えっと、こんなこと初めて会ったキミに言うべきじゃなかったかな?」
あさひ「わたしは苗木さんはそんなに普通だとは思わないっすよ」
苗木「え?」
あさひ「アイドルやってたらいろんな人と話しますけど、苗木さんみたいに前向きでずっとい続けられる人ってそんなに多くないっすよ」
あさひ「苗木さんの中にもキラキラした何かがあるとわたしは思うっす」
苗木「芹沢さん……そう言ってもらえると嬉しいな」
苗木「で、今更なんだけど……他のアイドルの人とか、マネージャーさんとかは一緒じゃないのかな……?」
あさひ「え?……あー、大丈夫っす!」
苗木「……ほ、ホント?」
-------------------------------------------------
961: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:34:22.85 ID:dNWZ7uNU0
-------------------------------------------------
【超高校級の野球選手】
桑田「うおっ、芹沢あさひ?!」
あさひ「……?なんすか?」
桑田「いやいや、オメー芹沢あさひだろ?!ストレイライトの!え、何なに?もしかしてオレのファンだったみたいな?!」
あさひ「用がないなら先行っていいっすか?超高校級の人に会う時間がなくなるっす」
桑田「おいおい!オレも超高校級だっつーの!超高校級の野球選手だよ!」
あさひ「野球選手……?野球選手って坊主なんじゃないんすか?」
桑田「だー!そんなダセェ格好しねーよ!そんな古臭え慣習に縛られなくてもオレはデビルツエーかんな!」
あさひ「ふーん、そうなんすか?」
桑田「ふーんじゃねえよ、反応薄いなオイ!」
桑田「あのな、オレはすげーんだぞ?あの王や長嶋よりもよっぽど速い球を投げれるし打てれんだよ!何やってもオレってできちゃうわけ!」
桑田「どうよ、鬼カッケーだろ?」
【超高校級の野球選手】
桑田「うおっ、芹沢あさひ?!」
あさひ「……?なんすか?」
桑田「いやいや、オメー芹沢あさひだろ?!ストレイライトの!え、何なに?もしかしてオレのファンだったみたいな?!」
あさひ「用がないなら先行っていいっすか?超高校級の人に会う時間がなくなるっす」
桑田「おいおい!オレも超高校級だっつーの!超高校級の野球選手だよ!」
あさひ「野球選手……?野球選手って坊主なんじゃないんすか?」
桑田「だー!そんなダセェ格好しねーよ!そんな古臭え慣習に縛られなくてもオレはデビルツエーかんな!」
あさひ「ふーん、そうなんすか?」
桑田「ふーんじゃねえよ、反応薄いなオイ!」
桑田「あのな、オレはすげーんだぞ?あの王や長嶋よりもよっぽど速い球を投げれるし打てれんだよ!何やってもオレってできちゃうわけ!」
桑田「どうよ、鬼カッケーだろ?」
962: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:37:43.55 ID:dNWZ7uNU0
あさひ「運動神経いいんすね!見てみたいっす!」
桑田「ヘヘッ、それなら今度練習でも観に来いよ。めちゃくちゃカッケーからそこで惚れちまうかもな!」
あさひ「それはないっす」
桑田「……」
桑田「てかさてかさ、ストレイライトなら黛冬優子とも仲良んだろ?!サインちょうだいよサイン!」
あさひ「冬優子ちゃんのサイン?どうしてっすか?」
桑田「黛ちゃんマジカワイイじゃん……オレめっちゃ好きなんだよ!」
あさひ「わたしのサインはいらないんすか?」
桑田「え?あー、おー……そんじゃ一応」
桑田「へへっ、別に年下にはそこまでキョーミねえけどよ、オメーもアイドルだし価値はあんだろ!」
あさひ「わかったっす!それじゃまた今度持ってくるっすよ!」
桑田「えっ?!おい、ちょっと待て!今度っていつなんだよ!」
あさひ「次会う時までには準備しておくっすー!」
-------------------------------------------------
963: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:49:20.24 ID:dNWZ7uNU0
-------------------------------------------------
【超高校級の探偵】
あさひ「響子ちゃん、探偵ってことは事件を解決したりしたんすか?!」
霧切「……ええ、霧切家の人間だもの」
あさひ「響子ちゃんの話聞きたいっす!何か面白い事件とかないっすか?!」
霧切「別に面白い話なんかないわ、人の生き死になんて」
霧切「それに私は誰かに語れるほど立派な人間じゃないもの」
あさひ「……?その手袋と関係あるっすか?」
霧切「……昔の話よ、これもある事件で負った火傷。とてもじゃないけどあなたに見せられるものじゃない」
あさひ「その事件って?何があったんすか?」
霧切「……教えない」
あさひ「ヒントだけでもいいっす、その火傷……なんなんすか?」
【超高校級の探偵】
あさひ「響子ちゃん、探偵ってことは事件を解決したりしたんすか?!」
霧切「……ええ、霧切家の人間だもの」
あさひ「響子ちゃんの話聞きたいっす!何か面白い事件とかないっすか?!」
霧切「別に面白い話なんかないわ、人の生き死になんて」
霧切「それに私は誰かに語れるほど立派な人間じゃないもの」
あさひ「……?その手袋と関係あるっすか?」
霧切「……昔の話よ、これもある事件で負った火傷。とてもじゃないけどあなたに見せられるものじゃない」
あさひ「その事件って?何があったんすか?」
霧切「……教えない」
あさひ「ヒントだけでもいいっす、その火傷……なんなんすか?」
964: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:49:47.12 ID:dNWZ7uNU0
霧切「……少し話しすぎたわね。私のことはいいから、学校見学を楽しんできた方がいいわ」
あさひ「むー、響子ちゃん何も教えてくれないっす」
霧切「ふふ、探偵としての性分のようなものだから」
あさひ「ずるいっすー……せっかく希望ヶ峰学園に来たんだしもっと色々お話聞きたいっす」
霧切「それなら十神くんなんかいいんじゃないかしら、彼面倒見はいいようだし」
あさひ「十神さんっすか?」
霧切「超高校級の御曹司……この世界でも有数のお金持ちが見る世界、興味はない?」
あさひ「わかったっす!それじゃあとりあえず十神さんのところに行ってくるっすから、戻ったら響子ちゃんの話聞かせてほしいっす!」
霧切「……え?」
あさひ「それじゃあまた後でー!」
霧切「……まるで台風ね」
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965: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:53:03.97 ID:dNWZ7uNU0
-------------------------------------------------
【超高校級の御曹司】
タッタッタッ
十神「……」
タッタッタッ
十神「……おい、貴様何をウロチョロしている」
あさひ「……?探検してるっすけど」
十神「目障りだ、今すぐこの部屋から出ろ。そしてその姿を今後一生見せるな」
あさひ「ここ、十神さんの部屋なんすか?」
十神「ああ、そうだ。俺の所有物のようなものだ。わかったならさっさと出て行け」
あさひ「でもここ、学校の教室っすよ?」
十神「ここでは俺がルールなんだよ、そしてお前はルールに既に抵触している」
あさひ「えー、そんなのずるいっす」
十神「ずるい?なにがずるいんだ、言ってみろ。俺は自分の立場相応の命令を下しているだけだ、そこになんの不合理もない」
あさひ「十神さんの言うこと、よくわからないっす」
【超高校級の御曹司】
タッタッタッ
十神「……」
タッタッタッ
十神「……おい、貴様何をウロチョロしている」
あさひ「……?探検してるっすけど」
十神「目障りだ、今すぐこの部屋から出ろ。そしてその姿を今後一生見せるな」
あさひ「ここ、十神さんの部屋なんすか?」
十神「ああ、そうだ。俺の所有物のようなものだ。わかったならさっさと出て行け」
あさひ「でもここ、学校の教室っすよ?」
十神「ここでは俺がルールなんだよ、そしてお前はルールに既に抵触している」
あさひ「えー、そんなのずるいっす」
十神「ずるい?なにがずるいんだ、言ってみろ。俺は自分の立場相応の命令を下しているだけだ、そこになんの不合理もない」
あさひ「十神さんの言うこと、よくわからないっす」
966: ◆zbOQ645F4s 2021/04/05(月) 23:53:36.00 ID:dNWZ7uNU0
十神「これ以上俺の時間を無駄にするな、お前の1秒と俺の1秒とでは価値が違いすぎるんだよ」
あさひ「十神さんそれ何読んでるっすか?」
十神「話を聞け……!」
あさひ「十神さん、社長さんなんすか?」
十神「これか?……フッ、こんな凡夫の駄文を俺が本気で読んでいるとでも思ったか?」
十神「人生の敗北者がどんな文章を書くのか、冷やかし混じりの関心を気まぐれに抱いただけだ」
あさひ「えぇ……でも社長さんってお金いっぱい持ってるっすよね?」
十神「ああ、俺の預金の一厘ほどは持っているだろうな」
あさひ「……よくわかんないっすけど、十神さんってすごいっす!」
十神「おい……俺をそんな稚拙な語彙力で評するな、不快なんだよ」
あさひ「十神さん普段どんなことしてるんすか?」
十神「だから話を聞けと言っているだろう……!」
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967: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:05:37.39 ID:7ilcFB/90
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【超高校級の同人作家】
山田「ヒィィィィ!!慈悲を!!お慈悲を!!」
あさひ「なんで逃げるんすかー?ちょっと山田さんの描いた漫画見せて欲しいだけなんすよー!」
山田「それだからダメなんだよ!拙者の描く世界はその…………純粋無垢な女子の見るような代物ではない!」
あさひ「よくわかんないっす、一回見せて欲しいっす」
山田「だからダメなんだって!旧タイプの乗り方も知らないのにニュータイプに乗るようなものなんだって!」
あさひ「山田さんの言うこと難しくてよくわかんないっすよー」
山田「……あのですな、拙者の書く同人誌の題材は大人の階段を手すりから踊り場に至るまで網羅した作品……性の向こう側を題材としているんですな」
あさひ「せいのむこうがわ……っすか?」
山田「ピンと来ていないご様子……見た目通りのピュアさとお見受けしましたぞ!」
山田「拙者は青少年の健全育成を応援しているでござる!故に、なんとしても我がジャガーノートは芹沢あさひ殿には見せられぬ!」
山田「情報統制、財団職員になって出直して参れ!!」
あさひ「どういう意味っすか?それ」
山田「去れい去れい!」
あさひ「むー……」
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【超高校級の同人作家】
山田「ヒィィィィ!!慈悲を!!お慈悲を!!」
あさひ「なんで逃げるんすかー?ちょっと山田さんの描いた漫画見せて欲しいだけなんすよー!」
山田「それだからダメなんだよ!拙者の描く世界はその…………純粋無垢な女子の見るような代物ではない!」
あさひ「よくわかんないっす、一回見せて欲しいっす」
山田「だからダメなんだって!旧タイプの乗り方も知らないのにニュータイプに乗るようなものなんだって!」
あさひ「山田さんの言うこと難しくてよくわかんないっすよー」
山田「……あのですな、拙者の書く同人誌の題材は大人の階段を手すりから踊り場に至るまで網羅した作品……性の向こう側を題材としているんですな」
あさひ「せいのむこうがわ……っすか?」
山田「ピンと来ていないご様子……見た目通りのピュアさとお見受けしましたぞ!」
山田「拙者は青少年の健全育成を応援しているでござる!故に、なんとしても我がジャガーノートは芹沢あさひ殿には見せられぬ!」
山田「情報統制、財団職員になって出直して参れ!!」
あさひ「どういう意味っすか?それ」
山田「去れい去れい!」
あさひ「むー……」
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968: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:07:19.67 ID:7ilcFB/90
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【超高校級のプログラマー】
不二咲「だからね、話しかけたらそれに適切な解答をAIが導き出して勝手に返事をしてくれるんだ……」
不二咲「ボクたち人間と会話して成長する学習型AI、それがアルターエゴなんだぁ」
あさひ「こんにちはー!芹沢あさひっすー!」
アルターエゴ『こんにちは、ご主人公タマのお友達の方なのかな?』
不二咲「えっと、芹沢さんは今日は見学に来てるんだよ」
アルターエゴ『そうなんだ、よろしくね芹沢さん!』
あさひ「はいっす!」
アルターエゴ『あれ?もしかして芹沢さん……ストレイライトの芹沢あさひさん?』
あさひ「えっ?!知ってるんすか?!」
アルターエゴ『えっと……カメラがついてるから、そこから顔認証して検索しただけなんだ。知ってたわけじゃなくてごめんね』
不二咲「あはは……芹沢さんはアイドルだからすぐにわかっちゃったみたいだね」
あさひ「すごいっす!カメラで人を判別できるんすか?!」
不二咲「うん、アルターエゴはそれに加えて体調管理もやってくれるんだぁ。血色とか、網膜とかから情報を読み取ってポートフォリオを作成管理するシステムを組み込んでるから……」
不二咲「よかったら、芹沢さんのスマホにも簡易版のデータを送るけど……どうかな?」
あさひ「ホントっすか?!やったっすー!」
アルターエゴ『えへへ、アイドルとしても女の子としても無邪気でかわいい子なんだね』
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【超高校級のプログラマー】
不二咲「だからね、話しかけたらそれに適切な解答をAIが導き出して勝手に返事をしてくれるんだ……」
不二咲「ボクたち人間と会話して成長する学習型AI、それがアルターエゴなんだぁ」
あさひ「こんにちはー!芹沢あさひっすー!」
アルターエゴ『こんにちは、ご主人公タマのお友達の方なのかな?』
不二咲「えっと、芹沢さんは今日は見学に来てるんだよ」
アルターエゴ『そうなんだ、よろしくね芹沢さん!』
あさひ「はいっす!」
アルターエゴ『あれ?もしかして芹沢さん……ストレイライトの芹沢あさひさん?』
あさひ「えっ?!知ってるんすか?!」
アルターエゴ『えっと……カメラがついてるから、そこから顔認証して検索しただけなんだ。知ってたわけじゃなくてごめんね』
不二咲「あはは……芹沢さんはアイドルだからすぐにわかっちゃったみたいだね」
あさひ「すごいっす!カメラで人を判別できるんすか?!」
不二咲「うん、アルターエゴはそれに加えて体調管理もやってくれるんだぁ。血色とか、網膜とかから情報を読み取ってポートフォリオを作成管理するシステムを組み込んでるから……」
不二咲「よかったら、芹沢さんのスマホにも簡易版のデータを送るけど……どうかな?」
あさひ「ホントっすか?!やったっすー!」
アルターエゴ『えへへ、アイドルとしても女の子としても無邪気でかわいい子なんだね』
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969: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:08:56.67 ID:7ilcFB/90
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【超高校級の風紀委員】
石丸「むっ、君が芹沢あさひくんかね?」
あさひ「はいっす!お兄さんも希望ヶ峰学園の学生さんっすか?」
石丸「ああ、石丸清多夏。超高校級の風紀委員だ。座右の銘は質実剛健だ」
あさひ「芹沢あさひっす!アイドルやってるっす!」
石丸「アイドル……ということは舞園くんとは同業にあたるわけだな。はっはっはっ、若いのに殊勝なことだな芹沢くん!」
あさひ「……?それより石丸さんは、どんな才能があるんすか?」
石丸「む……いや、すまないな。僕には才能と呼べるものは何一つないんだ」
あさひ「え?どういうことなんすか?」
石丸「僕は祖父のようにはならない。その一心でこれまで努力を続けただけだ、その積み重ねの結果全国一位の学力を身につけてこの学園に招待されたんだ」
石丸「だが、僕は今の立場に甘んじることはないぞ!この学園に呼ばれたからには更なる研鑽に努めるつもりだ!」
【超高校級の風紀委員】
石丸「むっ、君が芹沢あさひくんかね?」
あさひ「はいっす!お兄さんも希望ヶ峰学園の学生さんっすか?」
石丸「ああ、石丸清多夏。超高校級の風紀委員だ。座右の銘は質実剛健だ」
あさひ「芹沢あさひっす!アイドルやってるっす!」
石丸「アイドル……ということは舞園くんとは同業にあたるわけだな。はっはっはっ、若いのに殊勝なことだな芹沢くん!」
あさひ「……?それより石丸さんは、どんな才能があるんすか?」
石丸「む……いや、すまないな。僕には才能と呼べるものは何一つないんだ」
あさひ「え?どういうことなんすか?」
石丸「僕は祖父のようにはならない。その一心でこれまで努力を続けただけだ、その積み重ねの結果全国一位の学力を身につけてこの学園に招待されたんだ」
石丸「だが、僕は今の立場に甘んじることはないぞ!この学園に呼ばれたからには更なる研鑽に努めるつもりだ!」
970: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:09:32.43 ID:7ilcFB/90
あさひ「へぇ……それじゃ石丸さんは勉強が大好きなんすね!」
石丸「勉強が、好き……そうだな、勉学は何事にも通じる。人生を豊かにしてくれるものだからな!」
あさひ「石丸さんが頭がいいのはわかったっす、他には何かないっすか?」
石丸「む……?ほ、他には……?」
あさひ「石丸さんは超高校級の風紀委員なんすよね?きっと頭がいいだけじゃないはずっす!もっと他に隠してることとかないっすか?!」
石丸「えーっと……それはだな……」
あさひ「石丸さんは何か凄いことができるんすか?!わくわく!」
石丸「……いいだろう!それならば僕も芹沢くんの期待に応えようじゃないか!」
石丸「今日からは勉学のみならず肉体の鍛錬の時間も大幅に増やそうじゃないか 、そして芹沢くんを驚愕させる特技を新たに習得してみせる!」
あさひ「ホントっすか?!」
石丸「学生諸君の期待に応えてこその超高校級の風紀委員だからな!ハーッハッハッハ!」
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971: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:12:53.38 ID:7ilcFB/90
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【超高校級のスイマー】
朝日奈「あさひちゃんすごいねー!ここまでついて来られるとは思わなかったよ!」
あさひ「あはは、葵ちゃん元気っすね!楽しくなってきたっす!」
朝日奈「あさひちゃん、何か運動とかやってるの?」
あさひ「運動っすか?……うーん、レッスンと、レッスンと……あと、レッスン……」
朝日奈「アイドルってすごい運動量なんだもんね!舞園ちゃんも言ってたよ!」
あさひ「そっすね、普通に練習してるだけで結構汗だくになるっすよ!だから体力なら、負けないっすよー!」
朝日奈「よーし、私も負けてらんないね!燃えてきたよー!」
あさひ「次はなにするっすか?」
朝日奈「走り込み20kmの後はやっぱり水泳だよ!泳ぐんだよ!泳ぎ倒すんだよ!」
あさひ「葵ちゃん水泳上手なんすよね!見てみたいっす!」
朝日奈「あさひちゃんは泳げる?」
あさひ「小学校で習ったっす!クロールと平泳ぎ背泳ぎ、あとバタフライ!」
朝日奈「一通りできるんだね……ふむふむ、よーしそれじゃあ5kmノンストップメドレーで対決だよ!」
あさひ「あはは、面白そうっす!」
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【超高校級のスイマー】
朝日奈「あさひちゃんすごいねー!ここまでついて来られるとは思わなかったよ!」
あさひ「あはは、葵ちゃん元気っすね!楽しくなってきたっす!」
朝日奈「あさひちゃん、何か運動とかやってるの?」
あさひ「運動っすか?……うーん、レッスンと、レッスンと……あと、レッスン……」
朝日奈「アイドルってすごい運動量なんだもんね!舞園ちゃんも言ってたよ!」
あさひ「そっすね、普通に練習してるだけで結構汗だくになるっすよ!だから体力なら、負けないっすよー!」
朝日奈「よーし、私も負けてらんないね!燃えてきたよー!」
あさひ「次はなにするっすか?」
朝日奈「走り込み20kmの後はやっぱり水泳だよ!泳ぐんだよ!泳ぎ倒すんだよ!」
あさひ「葵ちゃん水泳上手なんすよね!見てみたいっす!」
朝日奈「あさひちゃんは泳げる?」
あさひ「小学校で習ったっす!クロールと平泳ぎ背泳ぎ、あとバタフライ!」
朝日奈「一通りできるんだね……ふむふむ、よーしそれじゃあ5kmノンストップメドレーで対決だよ!」
あさひ「あはは、面白そうっす!」
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972: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:17:45.28 ID:7ilcFB/90
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【超高校級の暴走族】
大和田「テメェが話に聞いてた見学に来たアイドルってやつか?」
あさひ「はいっす!大和田さんはなんの超高校級なんすか?」
大和田「超高校級の暴走族だよ、わかんだろ?夜の高速をバイクでかっ飛ばすんだよ」
あさひ「バイク!運転できるんすか?」
大和田「たりめーだろ、それが暴走族だ」
あさひ「後ろ、載せてほしいっす!」
大和田「は?!テメェ本気か?!あのな、“走り”ってのは男同士のガチの勝負だ、オレらは女子供乗っけたりはしねーんだよ」
あさひ「ダメなんすか?」
大和田「ダメだダメだ、そんな気軽に載せるようなものじゃねーんだよ」
あさひ「えー、ちょっとだけでいいんすよー」
大和田「しつけーぞ、ゼッテェに許可しねーかんな」
大和田「オレらにとってバイクは誰にも犯させねえ絶対領域なんだよ、テメェみたいな新参者に載せる席なんかねー」
あさひ「……そっすか」
大和田「あ?」
あさひ「……ごめんなさい、もうわたし行くっすから」
大和田「行くってどこにだよ」
あさひ「帰るっす」
大和田「ち、ちょっと待て急に……」
あさひ「大和田さんに迷惑かけたら冬優子ちゃんに怒られるっすから」
あさひ「お邪魔しましたっす」
大和田「……あー、もう、しょうがねえな!載せんのは無理だけどバイク見せるぐれーならしてやる!こっち来い!」
あさひ「ホントっすか?!」
大和田「……ったく」
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【超高校級の暴走族】
大和田「テメェが話に聞いてた見学に来たアイドルってやつか?」
あさひ「はいっす!大和田さんはなんの超高校級なんすか?」
大和田「超高校級の暴走族だよ、わかんだろ?夜の高速をバイクでかっ飛ばすんだよ」
あさひ「バイク!運転できるんすか?」
大和田「たりめーだろ、それが暴走族だ」
あさひ「後ろ、載せてほしいっす!」
大和田「は?!テメェ本気か?!あのな、“走り”ってのは男同士のガチの勝負だ、オレらは女子供乗っけたりはしねーんだよ」
あさひ「ダメなんすか?」
大和田「ダメだダメだ、そんな気軽に載せるようなものじゃねーんだよ」
あさひ「えー、ちょっとだけでいいんすよー」
大和田「しつけーぞ、ゼッテェに許可しねーかんな」
大和田「オレらにとってバイクは誰にも犯させねえ絶対領域なんだよ、テメェみたいな新参者に載せる席なんかねー」
あさひ「……そっすか」
大和田「あ?」
あさひ「……ごめんなさい、もうわたし行くっすから」
大和田「行くってどこにだよ」
あさひ「帰るっす」
大和田「ち、ちょっと待て急に……」
あさひ「大和田さんに迷惑かけたら冬優子ちゃんに怒られるっすから」
あさひ「お邪魔しましたっす」
大和田「……あー、もう、しょうがねえな!載せんのは無理だけどバイク見せるぐれーならしてやる!こっち来い!」
あさひ「ホントっすか?!」
大和田「……ったく」
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973: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:19:46.16 ID:7ilcFB/90
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【超高校級の格闘家】
あさひ「さくらちゃんさくらちゃん!肩車してほしいっす!」
大神「芹沢か……よかろう、気をつけて乗るのだぞ」
あさひ「あはは、すごく高いっす!」
大神「少し歩くぞ、お主に中庭の花を見せてやろう……今の時期が見どころなのだ」
あさひ「そうなんすか?さくらちゃん詳しいっすね」
大神「朝日奈や舞園が教えてくれたのだ。闘いに身を置くのではなく、何もない安息の時間に見出す悦楽もあるということをな」
あさひ「そういえばさくらちゃん、めちゃくちゃ強いんすよね?どれくらい強いんすか?」
大神「すまぬ……我にも実力はわからぬ……我はただ、己を超える強者を求め戦うのみなのだ」
あさひ「へぇ~……さくらちゃん、すごいっすね」
大神「芹沢よ……お主は我のことを恐れぬのか?」
あさひ「……?さくらちゃんのどこが怖いんすか?」
大神「我は年頃の付き合いとは無縁、むしろ無骨の道を歩んできた。過ぎた力は、他の人間には恐れられて然りであろう」
あさひ「でも、さくらちゃんはわたしたちに悪いことなんかしないっすもん。ただの友達っす、何も怖くないっすよ」
大神「芹沢……」
あさひ「さくらちゃんもわたしと一緒の女の子っす!」
大神「ふっ……お主のその天真爛漫さこそがアイドルたる所以なのやもしれぬな」
あさひ「……?そっすか?」
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【超高校級の格闘家】
あさひ「さくらちゃんさくらちゃん!肩車してほしいっす!」
大神「芹沢か……よかろう、気をつけて乗るのだぞ」
あさひ「あはは、すごく高いっす!」
大神「少し歩くぞ、お主に中庭の花を見せてやろう……今の時期が見どころなのだ」
あさひ「そうなんすか?さくらちゃん詳しいっすね」
大神「朝日奈や舞園が教えてくれたのだ。闘いに身を置くのではなく、何もない安息の時間に見出す悦楽もあるということをな」
あさひ「そういえばさくらちゃん、めちゃくちゃ強いんすよね?どれくらい強いんすか?」
大神「すまぬ……我にも実力はわからぬ……我はただ、己を超える強者を求め戦うのみなのだ」
あさひ「へぇ~……さくらちゃん、すごいっすね」
大神「芹沢よ……お主は我のことを恐れぬのか?」
あさひ「……?さくらちゃんのどこが怖いんすか?」
大神「我は年頃の付き合いとは無縁、むしろ無骨の道を歩んできた。過ぎた力は、他の人間には恐れられて然りであろう」
あさひ「でも、さくらちゃんはわたしたちに悪いことなんかしないっすもん。ただの友達っす、何も怖くないっすよ」
大神「芹沢……」
あさひ「さくらちゃんもわたしと一緒の女の子っす!」
大神「ふっ……お主のその天真爛漫さこそがアイドルたる所以なのやもしれぬな」
あさひ「……?そっすか?」
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974: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:24:13.33 ID:7ilcFB/90
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【超高校級の文学少女】
腐川「……なによ」
腐川「わ、わかってんのよ!そんな……本棚の影でDVに怯えるガキみたいに姿隠したところで、わ、わわ私にはわかるんだからぁ!」
ヒョコッ
あさひ「冬子ちゃん面白いこと言うっすね」
腐川「と、と、と……!?あんた、今なんてった……?!」
あさひ「……?冬子ちゃんどうかしたっすか?」
腐川「あ、あ、あんた、わざとやってんの?!あんたね、次同じこと言ってみなさい、そのだらしなく開いた口にこの部屋中の埃詰め込んでやるんだから!」
あさひ「……下の名前嫌いなんすか?」
腐川「別に嫌いってわけじゃないけど……な、慣れてないのよそんな馴れ馴れしいデリカシーのない呼び方……」
あさひ「えー……冬優子ちゃんみたいで可愛いっすよ?」
腐川「誰よそいつ……あんたに懐かれてるってことはきっと私によく似て苦労人なんでしょうね」
あさひ「それより冬子ちゃん、何やってるんすか?」
腐川「んひぃぃぃぃぃぃ!!」
あさひ「話にならないっす……」
あさひ「それより冬子ちゃん変な匂いがするっすよ?雨の後のマメ丸みたいな匂いがするっす」
腐川「は?な、なによそれ……まさか犬の名前じゃないわよね」
あさひ「果穂ちゃんちのペットっす!」
腐川「~~~~~!!あ、あんた前世でどんな罪を犯したのよ!どうやったらそんなにデリカシーってのを失ったまま産まれられるわけ?!」
-------------------------------------------------
【超高校級の文学少女】
腐川「……なによ」
腐川「わ、わかってんのよ!そんな……本棚の影でDVに怯えるガキみたいに姿隠したところで、わ、わわ私にはわかるんだからぁ!」
ヒョコッ
あさひ「冬子ちゃん面白いこと言うっすね」
腐川「と、と、と……!?あんた、今なんてった……?!」
あさひ「……?冬子ちゃんどうかしたっすか?」
腐川「あ、あ、あんた、わざとやってんの?!あんたね、次同じこと言ってみなさい、そのだらしなく開いた口にこの部屋中の埃詰め込んでやるんだから!」
あさひ「……下の名前嫌いなんすか?」
腐川「別に嫌いってわけじゃないけど……な、慣れてないのよそんな馴れ馴れしいデリカシーのない呼び方……」
あさひ「えー……冬優子ちゃんみたいで可愛いっすよ?」
腐川「誰よそいつ……あんたに懐かれてるってことはきっと私によく似て苦労人なんでしょうね」
あさひ「それより冬子ちゃん、何やってるんすか?」
腐川「んひぃぃぃぃぃぃ!!」
あさひ「話にならないっす……」
あさひ「それより冬子ちゃん変な匂いがするっすよ?雨の後のマメ丸みたいな匂いがするっす」
腐川「は?な、なによそれ……まさか犬の名前じゃないわよね」
あさひ「果穂ちゃんちのペットっす!」
腐川「~~~~~!!あ、あんた前世でどんな罪を犯したのよ!どうやったらそんなにデリカシーってのを失ったまま産まれられるわけ?!」
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975: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:25:59.73 ID:7ilcFB/90
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【超高校級のギャンブラー】
セレス「あら?あなたは……」
あさひ「……!超高校級のギャンブラー見つけたっす!」
セレス「ふふふふ……はい、わたくし超高校級のギャンブラー、セレスティアルーデンベルクと申します。退屈でしたらわたくしと一局いかがでしょうか」
あさひ「セレスちゃんゲーム強いんすよね?やってみたいっす!」
セレス「ふふふふ……でしたら手軽なところで、テキサスポーカーなどいかがでしょう?」
あさひ「わぁ!いいんすか!負けないっすよー!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あさひ「むー……勝てないっすー」
セレス「あら、あなたはよくやっているほうだとは思いますが」
あさひ「そんなことないっす!トータルで見たらセレスちゃんの圧勝じゃないっすか!」
セレス「ふふ……芹沢さんはセオリーにこだわりすぎなのです。わたくしたちがしているのはギャンブルなのですから、楽しみませんと」
あさひ「楽しむ……?」
セレス「運否天賦、ということですわ。いかに頭脳を捻って巧緻を極めて戦略でも、幸運の前には無力ですもの」
セレス「賭け事に興じるからには、賭けを避けてばかりでは勝てませんこと」
あさひ「セレスちゃんはとにかく運がいいってことっすか?」
セレス「ふふ……そうですわね」
あさひ「それじゃあ神社でおみくじ引いたらいつでも大吉が引けそうっすね!」
セレス「……随分と俗的な比喩ですわね」
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【超高校級のギャンブラー】
セレス「あら?あなたは……」
あさひ「……!超高校級のギャンブラー見つけたっす!」
セレス「ふふふふ……はい、わたくし超高校級のギャンブラー、セレスティアルーデンベルクと申します。退屈でしたらわたくしと一局いかがでしょうか」
あさひ「セレスちゃんゲーム強いんすよね?やってみたいっす!」
セレス「ふふふふ……でしたら手軽なところで、テキサスポーカーなどいかがでしょう?」
あさひ「わぁ!いいんすか!負けないっすよー!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あさひ「むー……勝てないっすー」
セレス「あら、あなたはよくやっているほうだとは思いますが」
あさひ「そんなことないっす!トータルで見たらセレスちゃんの圧勝じゃないっすか!」
セレス「ふふ……芹沢さんはセオリーにこだわりすぎなのです。わたくしたちがしているのはギャンブルなのですから、楽しみませんと」
あさひ「楽しむ……?」
セレス「運否天賦、ということですわ。いかに頭脳を捻って巧緻を極めて戦略でも、幸運の前には無力ですもの」
セレス「賭け事に興じるからには、賭けを避けてばかりでは勝てませんこと」
あさひ「セレスちゃんはとにかく運がいいってことっすか?」
セレス「ふふ……そうですわね」
あさひ「それじゃあ神社でおみくじ引いたらいつでも大吉が引けそうっすね!」
セレス「……随分と俗的な比喩ですわね」
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976: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:27:58.44 ID:7ilcFB/90
-------------------------------------------------
【超高校級の占い師】
葉隠「うおっ、なんでこんなところに子供がいるんだべ?」
あさひ「……?お兄さんも超高校級の学生っすか?」
葉隠「ん?オメーもしかして……今日見学に来るアイドルってやつか?」
あさひ「はいっす!芹沢あさひっす!」
葉隠「ナッハッハ!んなわけねーべ、いいか?アイドルってのは舞園っちみたいなやつのことを言うんだ、オメーみたいなちんちくりんお呼びじゃねーべ!」
あさひ「むー……ホントっすよ?」
葉隠「ま、オメーがアイドルかどうかなんてのはさして問題じゃねー、俺にはとっちゃ大事なのは顧客かそうじゃないかだからな!」
あさひ「顧客ってどういう意味っすか?お兄さんはお店やってるんすか?」
葉隠「俺の名は葉隠康比呂、泣く子も黙る超高校級の占い師ってんだ!」
あさひ「占い……!!葉隠さん、すごいっす!」
葉隠「おっ、興味あんのか?それじゃあ今から俺がオメーを占ってやっから、なんか気になってることとかねーか?」
あさひ「そうっすね……」
葉隠「オメーがアイドルだってんならその仕事運とかでもいいぞ?」
あさひ「いや、それはいいっす。占いなんか聞いちゃったら楽しみ半減じゃないっすか」
葉隠「お?……まあ、オメーがそう言うなら」
【超高校級の占い師】
葉隠「うおっ、なんでこんなところに子供がいるんだべ?」
あさひ「……?お兄さんも超高校級の学生っすか?」
葉隠「ん?オメーもしかして……今日見学に来るアイドルってやつか?」
あさひ「はいっす!芹沢あさひっす!」
葉隠「ナッハッハ!んなわけねーべ、いいか?アイドルってのは舞園っちみたいなやつのことを言うんだ、オメーみたいなちんちくりんお呼びじゃねーべ!」
あさひ「むー……ホントっすよ?」
葉隠「ま、オメーがアイドルかどうかなんてのはさして問題じゃねー、俺にはとっちゃ大事なのは顧客かそうじゃないかだからな!」
あさひ「顧客ってどういう意味っすか?お兄さんはお店やってるんすか?」
葉隠「俺の名は葉隠康比呂、泣く子も黙る超高校級の占い師ってんだ!」
あさひ「占い……!!葉隠さん、すごいっす!」
葉隠「おっ、興味あんのか?それじゃあ今から俺がオメーを占ってやっから、なんか気になってることとかねーか?」
あさひ「そうっすね……」
葉隠「オメーがアイドルだってんならその仕事運とかでもいいぞ?」
あさひ「いや、それはいいっす。占いなんか聞いちゃったら楽しみ半減じゃないっすか」
葉隠「お?……まあ、オメーがそう言うなら」
977: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:29:35.80 ID:7ilcFB/90
あさひ「明日の天気、教えてほしいっす!」
葉隠「明日の天気?!俺は天気予報士じゃねーぞ!?……まあ、別にいいけどよ」
葉隠「むむ……むむむ……見えた!明日は昼から土砂降りのゲリラ豪雨が来るべ!」
あさひ「雨降るんすか?!こんなに晴れてるのに?!」
葉隠「言ったべ?ゲリラだって、東南アジアのスコールばりの雨が降ると見えたべ……くれぐれも布団だけは干すんじゃねーぞ?」
あさひ「葉隠さんの占いは当たるんすか?」
葉隠「俺の占いは3割当たる!」
あさひ「3割……すごいっす……!」
葉隠「なんか逆に素直に認められると調子狂うべ……あ、そうそう今回の占いの料金はちゃんと貰うからな。代金10万円を所定の口座にお支払い頼むべ」
あさひ「じ、十万円なんて持ってないっすよ!」
葉隠「あー心配いらんべ、とっておきの魔法があるんだ。どこからでもお金を引っ張ってこれる魔法の言葉を教えてやる」
あさひ「魔法の言葉っすか?」
葉隠「オメーもアイドルなら事務所に入ってんだろ?だったらマヤより伝わる伝説の呪文『ケーヒ』を使えばいいべ、そしたら事務所の事務員だろうが社長だろうが喜んでお金を出してくれるはずだ!」
あさひ「……葉隠さんすごいっす!物知りっすね!」
葉隠「だろ?あんま褒められると照れるべ」
あさひ「早速プロデューサーさんに試してみるっす、じゃあ!」
葉隠「おー、頼んだぞー!」
葉隠「……いいパトロンになりそうだべ」
-------------------------------------------------
978: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:32:15.63 ID:7ilcFB/90
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【超高校級のギャル】
江ノ島「あれ、芹沢ちゃんじゃーん、何してんのー?」
あさひ「……ああ、愛依ちゃんが読んでる雑誌の!」
江ノ島「おっ、知ってくれてんのー?嬉しいじゃーん、一応超高校級のギャルってことでやらせてもらってんだけどさー」
江ノ島「せっかくだしここで一枚写真撮ってもいい?ほら、アタシもツイスタやってるからさ」
江ノ島「芹沢ちゃんみたいにかわいい子見かけたら乗っけとかなきゃ損じゃん?」
あさひ「写真、いいっすよ。いつでもどうぞっす!」
江ノ島「おっ、いいねえ、決まってるねえ……流石中学生でアイドルやってるだけあって肝も座ってんねえ!」
江ノ島「キラキラな目も輝いてるわぁ~……希望が詰まった綺麗な瞳をしてるわぁ~……!」
あさひ「……?もういいっすか?」
江ノ島「オッケーオッケー、サンキュね。おかげでいい写真が撮れたわ~!後でツイスタに乗っけとくからあさひちゃんも共有とかモロモロよろしくー!」
あさひ「はいっす!」
江ノ島「お、いい返事!やらなさそー!」
あさひ「盾子ちゃんとはどこかお仕事でまた一緒になるっすかね?そん時またよろしくっす」
江ノ島「オッケー、こっちこそー!」
あさひ「それじゃまた、バイバイっすー!」
江ノ島「ばいばーい♪」
タッタッタッ
江ノ島「……うぷぷぷぷ」
江ノ島「未来ある若者ってやつだね、はぁ……思わずため息が出ちゃうよ」
江ノ島「______あんな子も、自分から進んで未来を投げ打ち、無駄にするような世界……そんなの、最悪ですよね……」
江ノ島「私様も理想的で絶望的な未来の創造のために腕を振るわねばならないわね」
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【超高校級のギャル】
江ノ島「あれ、芹沢ちゃんじゃーん、何してんのー?」
あさひ「……ああ、愛依ちゃんが読んでる雑誌の!」
江ノ島「おっ、知ってくれてんのー?嬉しいじゃーん、一応超高校級のギャルってことでやらせてもらってんだけどさー」
江ノ島「せっかくだしここで一枚写真撮ってもいい?ほら、アタシもツイスタやってるからさ」
江ノ島「芹沢ちゃんみたいにかわいい子見かけたら乗っけとかなきゃ損じゃん?」
あさひ「写真、いいっすよ。いつでもどうぞっす!」
江ノ島「おっ、いいねえ、決まってるねえ……流石中学生でアイドルやってるだけあって肝も座ってんねえ!」
江ノ島「キラキラな目も輝いてるわぁ~……希望が詰まった綺麗な瞳をしてるわぁ~……!」
あさひ「……?もういいっすか?」
江ノ島「オッケーオッケー、サンキュね。おかげでいい写真が撮れたわ~!後でツイスタに乗っけとくからあさひちゃんも共有とかモロモロよろしくー!」
あさひ「はいっす!」
江ノ島「お、いい返事!やらなさそー!」
あさひ「盾子ちゃんとはどこかお仕事でまた一緒になるっすかね?そん時またよろしくっす」
江ノ島「オッケー、こっちこそー!」
あさひ「それじゃまた、バイバイっすー!」
江ノ島「ばいばーい♪」
タッタッタッ
江ノ島「……うぷぷぷぷ」
江ノ島「未来ある若者ってやつだね、はぁ……思わずため息が出ちゃうよ」
江ノ島「______あんな子も、自分から進んで未来を投げ打ち、無駄にするような世界……そんなの、最悪ですよね……」
江ノ島「私様も理想的で絶望的な未来の創造のために腕を振るわねばならないわね」
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979: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:34:25.02 ID:7ilcFB/90
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【超高校級の傭兵】
戦刃「……」
戦刃「……ッ?!」チャキッ
あさひ「わぁっ?!ビックリしたぁ?!じゅ、銃?!」
戦刃「……誰?」
あさひ「ストレイライトの芹沢あさひっす、今日は見学に来てるんす」
戦刃「そうなんだ……よろしくね。あ、えっと……超高校級の傭兵の、戦刃むくろです……」
戦刃「もう、盾子ちゃんには会ったかな……?私、お姉ちゃんなんだ……盾子ちゃんの」
あさひ「へぇ……似てないっすね!」
戦刃「うん、すっごく似てないの。盾子ちゃんは私と違ってすごく可愛くてすごく頭も良くてすごく人気者で……」
あさひ「むくろちゃん、何食べてたんすか?」
戦刃「え?あ、これはレーションだよ。軍事用の携帯食品みたいなものなんだけど、厳しい環境下でもいつでも食べられるように保存しやすいような加工がしてあるんだ。それでいて戦闘中の合間に食べやすいように、チューブ型のものであったりとか……」
あさひ「うぇぇ……なんか変な味っす」
戦刃「あっ……口に合わなかった、かな……」
あさひ「傭兵さん、いっつもこんなの食べてるんすか?大変っすね……」
戦刃「慣れたら癖になる味なんだよ」
あさひ「ホントっすか……?わたし、すごい苦手っす……」
戦刃「あっ……それだったら初心者におすすめのやつもあるから……あっ、でもこれ盾子ちゃんにもあげたらクソまずいって突き返されたんだっけ」
あさひ「……むくろちゃん?」
戦刃「あの時の盾子ちゃんの顔、可愛かったなぁ……いつも可愛いけど、苦々しい表情をする時もいつもと違った魅力があるんだよね……」
あさひ「……返事してくれないっす」
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【超高校級の傭兵】
戦刃「……」
戦刃「……ッ?!」チャキッ
あさひ「わぁっ?!ビックリしたぁ?!じゅ、銃?!」
戦刃「……誰?」
あさひ「ストレイライトの芹沢あさひっす、今日は見学に来てるんす」
戦刃「そうなんだ……よろしくね。あ、えっと……超高校級の傭兵の、戦刃むくろです……」
戦刃「もう、盾子ちゃんには会ったかな……?私、お姉ちゃんなんだ……盾子ちゃんの」
あさひ「へぇ……似てないっすね!」
戦刃「うん、すっごく似てないの。盾子ちゃんは私と違ってすごく可愛くてすごく頭も良くてすごく人気者で……」
あさひ「むくろちゃん、何食べてたんすか?」
戦刃「え?あ、これはレーションだよ。軍事用の携帯食品みたいなものなんだけど、厳しい環境下でもいつでも食べられるように保存しやすいような加工がしてあるんだ。それでいて戦闘中の合間に食べやすいように、チューブ型のものであったりとか……」
あさひ「うぇぇ……なんか変な味っす」
戦刃「あっ……口に合わなかった、かな……」
あさひ「傭兵さん、いっつもこんなの食べてるんすか?大変っすね……」
戦刃「慣れたら癖になる味なんだよ」
あさひ「ホントっすか……?わたし、すごい苦手っす……」
戦刃「あっ……それだったら初心者におすすめのやつもあるから……あっ、でもこれ盾子ちゃんにもあげたらクソまずいって突き返されたんだっけ」
あさひ「……むくろちゃん?」
戦刃「あの時の盾子ちゃんの顔、可愛かったなぁ……いつも可愛いけど、苦々しい表情をする時もいつもと違った魅力があるんだよね……」
あさひ「……返事してくれないっす」
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980: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:35:50.54 ID:7ilcFB/90
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【超高校級のアイドル】
あさひ「さやかちゃーーーーーーん!」ダダダダダダダ
舞園「あさひちゃん、もう来てたんですね!ごめんなさい、迎えに行けなくて」
あさひ「さやかちゃんは仕事帰りっすか?」
舞園「はい、午前中は撮影があって……あさひちゃんはもう学校の中見て回ったんですか?」
あさひ「はいっす!希望ヶ峰学園って面白いんすね!みんなすごい人ばっかりで、ドキドキが止まらないっす!」
舞園「ふふっ、そうですね。私も毎日圧倒されてばっかりなんですよ?」
あさひ「でも、さやかちゃんも超高校級のアイドル、なんすよね?」
舞園「はい!私もすごいんです!」
舞園「みなさんが、そう認めてくれたから……超高校級のアイドルでいられるんです」
あさひ「……?」
舞園「でも、私がここまで来るには……努力と時間、そして覚悟が必要だったんです」
あさひ「さやかちゃん……?」
舞園「嫌なことだってやったし……手段は選んでいられませんでした……」
舞園「でも、夢のためなら……一番になるためなら、そのためならと思って……」
あさひ「……」
【超高校級のアイドル】
あさひ「さやかちゃーーーーーーん!」ダダダダダダダ
舞園「あさひちゃん、もう来てたんですね!ごめんなさい、迎えに行けなくて」
あさひ「さやかちゃんは仕事帰りっすか?」
舞園「はい、午前中は撮影があって……あさひちゃんはもう学校の中見て回ったんですか?」
あさひ「はいっす!希望ヶ峰学園って面白いんすね!みんなすごい人ばっかりで、ドキドキが止まらないっす!」
舞園「ふふっ、そうですね。私も毎日圧倒されてばっかりなんですよ?」
あさひ「でも、さやかちゃんも超高校級のアイドル、なんすよね?」
舞園「はい!私もすごいんです!」
舞園「みなさんが、そう認めてくれたから……超高校級のアイドルでいられるんです」
あさひ「……?」
舞園「でも、私がここまで来るには……努力と時間、そして覚悟が必要だったんです」
あさひ「さやかちゃん……?」
舞園「嫌なことだってやったし……手段は選んでいられませんでした……」
舞園「でも、夢のためなら……一番になるためなら、そのためならと思って……」
あさひ「……」
981: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:36:51.74 ID:7ilcFB/90
舞園「……なーんて、忘れてください!」
あさひ「えぇ……?どういう意味っすか?」
舞園「うーん、私はあさひちゃんみたいなアイドルにも憧れてるって意味ですかね」
あさひ「わ、わたしっすか?」
舞園「はい!あさひちゃんってすごく自由に、楽しそうにアイドルやってるなーって」
舞園「ふふ、ステージにいる時のあさひちゃん、すごく楽しそうに見えますよ?」
あさひ「そっすね……わたし、実際アイドルのお仕事好きっすから」
舞園「それが何より一番ですよ!お仕事も楽しくないと続けられませんよね!」
あさひ「はいっす!さやかちゃんも、アイドル好きだからずっと続けてるっすもんね!」
舞園「……はい!もちろんです!」
舞園「あさひちゃんと話してたらなんだか仕事の疲れも吹き飛んじゃいました!よーし、こうなったらあさひちゃんのためにこの学園のおすすめスポットを紹介しますよ!」
あさひ「ホントっすか?!やったー!」
舞園「ふふ、こっちです!いきましょう!」
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982: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:38:23.78 ID:7ilcFB/90
P「その……本当にありがとうございます、うちのあさひが何かご迷惑をおかけしたりは」
舞園「いえいえ!むしろ私があさひちゃんとお話しさせてもらえて良かったです!」
冬優子「さやかちゃん、ありがとう!ふゆ、あさひちゃんが見当たらなくてすっごく心配してたんだ~!」
あさひ「ごめんなさい冬優子ちゃん……」
愛依「あさひちゃん、無事で良かった……」
P「あさひの面倒みるの……大変だったでしょう?」
舞園「なんだか妹ができたみたいな感覚で新鮮でした!」
冬優子(ふゆならこいつが妹なんて天地がひっくり返っても御免ね)
舞園「ストレイライトの皆さん、すごく仲がいいんですね」
冬優子「……え?」
舞園「ふふ、見てれば分かりますよ!お互いのこと大好きなんですね!」
冬優子「……う、うん!愛依ちゃんもあさひちゃんもふゆには勿体無いぐらいにいい子だから!」
舞園「私も負けていられないですね……超高校級のアイドルの座は、渡しませんよ!なーんて」
冬優子「ふ、ふふふ……負けないよ!」
冬優子(ちくしょう……めちゃくちゃかわいいわねコイツ……)
983: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:40:13.36 ID:7ilcFB/90
スタッフ「ストレイライトの皆さん、そろそろ出番ですー!」
舞園「あ、そろそろ時間みたいですね」
あさひ「さやかちゃん、ありがとうっす!また一緒に出るときはよろしくっすー!」
舞園「はーい!頑張ってくださいねー!」
タッタッタッ
冬優子「……行ったわね」プルプルプルプル
愛依「ホンモノだった……ホンモノのさやかちゃんだったよ……」
冬優子「何度か仕事一緒になったことはあるでしょ……いい加減慣れなさいよ」プルプルプルプル
あさひ「冬優子ちゃんなんで震えてるんすか?」
冬優子「舞園さやかのかわいさに屈服しそうなのを必死にこらえてるの」
愛依「アッハハ!マジでかわいかったもんね!」
984: ◆zbOQ645F4s 2021/04/06(火) 00:41:12.78 ID:7ilcFB/90
冬優子「認めざるを得ないわ、流石は超高校級のアイドルね」
冬優子「……でも、そんなすごいアイドルを倒せたら……理想的よね?」
あさひ「あはは、冬優子ちゃんすごい顔っす」
冬優子「茶化すんじゃないわよ」
愛依「でも、そーだよね……うん、あさひちゃんと冬優子ちゃんと一緒に……さやかちゃんも超えていく」
愛依「うちら三人そろったら最強だもんね!」
冬優子「ま、ふゆはその中でも一番だけどね」
あさひ「……よくわかんないっすけど、わたし超高校級のアイドルになりたいっす!」
冬優子「あんたはそれでいいわ、せいぜい頑張りなさい」
冬優子「さ、そろそろ行くわよ……」
冬優子「ふゆたちが超高校級……希望ヶ峰学園を踏み台にするための仕事が始まるんだから!」
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