1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:16:14 BSNdKLuw
男「遅いなぁ、、」
男「かれこれ40分待ってるのに、」
男「携帯も通じないし。今頃走ってるのかな?笑」
男「来たら今日のご飯は奢らせよう!」
男「となると、何食べたいかなぁー。」
男「…はぁ、、遅いなぁ」
男「一応もう一回メールしとくか」
男「おーい、今日デート忘れたのかー?っと」
2 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:17:53 BSNdKLuw
男「既読にもならないもんなぁ。」
男「帰るか、、いや、もし今全速力で向かってたとしたら申し訳ないもんな」
男「あと30分待って来なかったら帰るか…」
男「メールしとこ」
男「あと30分したら帰るよー。っと」
3 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:19:53 BSNdKLuw
男「経ってしまったなぁ。」
男「はぁ、なんかあったのかな」
男「まぁ、帰るか…」
4 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:20:40 BSNdKLuw
男「ただいまぁーっと」
男「まぁ誰もいないんだけどね。」
男「あいつ大丈夫かな」
男「電話するか」
5 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:21:23 BSNdKLuw
男「やっぱり繋がらない」
男「うーーん、昨日飲み過ぎて携帯充電せず爆睡してるのかな」
男「あり得る…!!」
男「しっかたがないなぁー、お迎えに行くか」
男「男君は優しいなぁ~、ぬははは」
6 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:23:15 BSNdKLuw
男「ピンポーーン」
男「おーい、待ちわびて来てしまったぞー」
男「寝てるなら起きなさいー!」
男「電気は付いてるしなぁ」
男「おーい、起きろってー!」ドンドン
7 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:23:47 BSNdKLuw
男「あれー?いないのか?」
管理人「あ、男さん、、」
男「あ、こんにちはー。」
管理人「こんにちは、」
男「女見かけませんでした?」
管理人「彼女なら大分前に、」
男「あぁー、そうですか。」
男(じゃあ、待ち合わせ場所で待ってた方が良いのかなぁ)
男「じゃあ失礼します!」
管理人「…気をつけて」
8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:25:15 BSNdKLuw
男「とうちゃーくっと」
男「うーーん、いないなぁ」
男「待てど暮らせどどこにも彼女らしき姿は見えぬ」
男「あいつ、、まさか浮気を、、」
男「いや、そんな事する子じゃないしな」
男「今日は無しかな、」
男「はぁ、今日予約してた店にキャンセルした方が良さそうだなぁ、、」
男「今日こそはプロポーズしようと思ってたのに」
9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:26:26 BSNdKLuw
男「あ、もしもし、」
レストラン「もしもし、こちらヒルズレストランです」
男「今日予約してた男という者なんですが、」
レストラン「…あ、はい。男様ですね。どうかなさいましたか?」
男「すみません、お料理用意してもらっていると思うのですが、、
ちょっと予約をキャンセルしたくてですね、、」
レストラン「わかりました。大丈夫ですよ。」
10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:27:00 BSNdKLuw
男「キャンセル料はお支払いするので…」
レストラン「いえいえ、大丈夫です。キャンセル料は男様からは頂けませんよ」
男「本当に良いんですか?」
レストラン「はい、大丈夫です。」
男「すみません、ありがとうございます。」
レストラン「またのご来店を心よりお待ちしています」
11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:27:33 BSNdKLuw
男「やはり高い金かかるだけあって対応も素晴らしいなぁ」
男「それにしても、女はどうしているのだろうか」
男「はぁ、、いい加減帰るか」
12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:28:35 BSNdKLuw
男「ただいまぁ、、」
男「はぁ、、」
男「明日になって連絡がきたら思いっきり叱ろう!」
男「ふぅ、、今日は寝よう、、」
男「今日も疲れたな、、」
男「…グスン」
男「…あれ、なんで泣いてるんだ…?」
男「…寝よう、、」
13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:29:56 BSNdKLuw
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:30:35 BSNdKLuw
女「……ふぁ~」
女「あー久しぶりによく寝た」
女「アラーム鳴ってないけど、、もしや」
女「…良かったー!まだ朝の6時じゃん!」
女「朝の6時だよね、、18時じゃないよね?」
女「…うん、どうみても6時」
女「日付も異常なし!!」
女「いやー寝坊したかと思ったよ、」
15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:31:59 BSNdKLuw
女「今日は久しぶりに男君とデートだもんね」
女「遅刻しなくて良かった良かった」
女「待ち合わせの時間は…」
女「そうだそうだ15時だった」
女「余裕!余裕すぎて今日一日充実な日になりますなぁー」
女「デートまで何しようかなー」
女「うむ、たまにはゆっくり過ごすのもありですな!」
女「ベッドでぬくぬくしながらテレビでもみるか」
女「うひゃー、こんな休日感あるの久しぶりだなぁ」
女「ふぁー…」
17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:32:38 BSNdKLuw
女「…寝てた。」
女「やばい、今何時だ」
女「12時…、、」
女「午前中無駄にしたあああ」
女「ってか準備しないと意外とヤバイ」
女「あぁ、なんでベッドの中で過ごそうなんて考えちゃったんだろ」
女「シャワー入って、お化粧して、お気に入りの服着て、、」
18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:33:32 BSNdKLuw
女「準備完了!」
女「少し早いけどもう出るか!」
女「早めについて男君に何か奢らせよう!」
女「なーに奢ってもらおうかなぁー」
女「久しぶりのデートだなぁ」
22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:35:19 BSNdKLuw
女「20分も早く現地についてしまいそうだ」
女「何も食べてないし、一駅手前で降りて気になってたパン屋に行こー」
女「あ、でも今食べると晩御飯とかに支障が…」
女「無いか!無いわな!」
女「いくらでも入っちゃうものな!」
23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:36:44 BSNdKLuw
女「サンドイッチ美味しいなぁ」
女「この胡椒のききがたが絶妙っすなぁ~」
女「こうやって歩きながら食べてるの行儀悪いのはわかるけど」
女「こうも晴れてるとね、仕方が無いよね」
女「はぁ…。」
女「久しぶりに男君とデート、楽しm
24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:38:34 BSNdKLuw
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
男「…はい……」
男「……はい」
男「静病院ですね…」
男「はい、すぐ向かいます…」
25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:40:14 BSNdKLuw
男「大丈夫、大丈夫、大丈夫」
男「女にかぎって、、女にかぎってそんなことは」
男「絶対大丈夫、本当にそんな事…」
男「タ、タクシー!」
男「すみません、静病院まで!できるだけ早くお願いします!!」
男「…………」
26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:42:04 BSNdKLuw
男「お釣りはいらないです!」
男「大丈夫、、大丈夫、きっと大丈夫」
男「あ、お母さん!」
女母「さっきね、手術が終わって…」
男「どうなんですか?」
女母「まだわからないって、、先生が、、」
女母「まだ、、意識無いの、、」
女母「一応やれる事はやったって、、」
女母「でもね、、まだ意識が、、」
27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:42:51 BSNdKLuw
男「きっと大丈夫ですよ、、」
男「きっと大丈夫ですから、、」
男「強い子だったじゃないですか…」
男「だから大丈夫です…きっと大丈夫なんです」
女母「そうね…そうよね…」
女母「声…かけてあげて…」
男「…はい」
28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:45:12 BSNdKLuw
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
男「はい……もしもし…」
男「お母さん…そんな…」
男「謝らないで…どうか…」
男「謝らないでください…」
男「私が…私があの日…」
男「誘いさえしなければ…」
男「あの時間じゃなければ…」
男「私と関わっていなければ…」
29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:45:45 BSNdKLuw
男「…僕の、僕のせいです…」
男「…あの日誘ってしまった僕の……」
男「……」
男「…」
30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:47:04 BSNdKLuw
男「遅いなぁ、、」
31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:47:38 BSNdKLuw
男「かれこれ40分待ってるのに、」
32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:48:32 BSNdKLuw
ーーーーーーーーーーーーーーーー
男「遅いなぁ、、」
男「かれこれ40分待ってるのに、」
男「携帯も通じないし。今頃走ってるのかな?笑」
男「来たら今日のご飯は奢らせよう!」
男「となると、何食べたいかなぁー。」
男「…はぁ、、遅いなぁ」
男「一応もう一回メールしとくか」
男「おーい、今日デート忘れたのかー?っと」
33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:49:23 BSNdKLuw
男「既読にもならないもんなぁ。」
男「帰るか、、いや、もし今全速力で向かってたとしたら申し訳ないもんな」
男「あと30分待って来なかったら帰るか…」
男「メールしとこ」
男「あと30分したら帰るよー。っと」
男「経ってしまったなぁ。」
男「はぁ、なんかあったのかな」
男「まぁ、帰るか…」
男「ただいまぁーっと」
男「まぁ誰もいないんだけどね。」
男「あいつ大丈夫かな」
男「電話するか」
34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:50:22 BSNdKLuw
男「やっぱり繋がらない」
男「うーーん、昨日飲み過ぎて携帯充電せず爆睡してるのかな」
男「あり得る…!!」
男「しっかたがないなぁー、お迎えに行くか」
男「男君は優しいなぁ~、ぬははは」
男「ピンポーーン」
男「おーい、待ちわびて来てしまったぞー」
男「寝てるなら起きなさいー!」
男「電気は付いてるしなぁ」
男「おーい、起きろってー!」ドンドン
男「あれー?いないのか?」
管理人「あ、男さん、、」
男「あ、こんにちはー。」
管理人「こんにちは、」
男「女見かけませんでした?」
管理人「彼女なら大分前に、、」
男「あぁー、そうですか。」
男(じゃあ、待ち合わせ場所で待ってた方が良いのかなぁ)
男「じゃあ失礼します!」
管理人「…気をつけて」
35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:51:07 BSNdKLuw
管理人「…あ、あの」
男「はい?」
管理人「いや、ごめんなさい、なんでもないわ」
男「は、はぁ、そうっすか。ではまた!」
36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:53:17 BSNdKLuw
男「とうちゃーくっと」
男「うーーん、いないなぁ」
男「待てど暮らせどどこにも彼女らしき姿は見えぬ」
男「あいつ、、まさか浮気を、、」
男「いや、そんな事する子じゃないしな」
男「今日は無しかな、」
男「はぁ、今日予約してた店にキャンセルした方が良さそうだなぁ、、」
男「今日こそはプロポーズしようと思ってたのに」
男「あ、もしもし、」
レストラン「もしもし、こちらヒルズレストランです」
男「今日予約してた男という者なんですが、」
レストラン「…あ、男様ですね。えっと、どうかなさいましたか?」
男「すみません、お料理用意してもらっていると思うのですが、、ちょっと予約をキャンセルしたくてですね、、」
レストラン「…わかりました。大丈夫ですよ。」
37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:54:21 BSNdKLuw
男「キャンセル料はお支払いするので…」
レストラン「いえいえ、大丈夫です。キャンセル料は頂けませんよ」
男「本当に良いんですか?」
レストラン「はい、大丈夫です。」
男「すみません、ありがとうございます。」
レストラン「ご来店、心よりお待ちしております」
38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:54:56 BSNdKLuw
男「やはり高い金かかるだけあって対応も素晴らしいなぁ」
男「それにしても、女はどうしているのだろうか」
男「はぁ、、いい加減帰るか」
男「ただいまぁ、、」
男「はぁ、、」
男「明日になって連絡がきたら思いっきり叱ろう!」
男「ふぅ、、今日は寝よう、、」
男「今日も疲れたな、、」
男「…グスン」
男「…あれ、なんで泣いてるんだ…?」
男「…寝よう、、」
39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:55:33 BSNdKLuw
男「遅いなぁ、、」
男「かれこれ40分待ってるのに、」
男「携帯も通じないし。今頃走ってるのかな?笑」
男「来たら今日のご飯は奢らせよう!」
男「となると、何食べたいかなぁー。」
男「…はぁ、、遅いなぁ」
男「一応もう一回メールしとくか」
男「おーい、今日デート忘れたのかー?っと」
男「既読にもならないもんなぁ。」
男「帰るか、、いや、もし今全速力で向かってたとしたら申し訳ないもんな」
男「あと30分待って来なかったら帰るか…」
男「メールしとこ」
男「あと30分したら帰るよー。っと」
男「経ってしまったなぁ。」
男「はぁ、なんかあったのかな」
男「まぁ、帰るか…」
男「ただいまぁーっと」
男「まぁ誰もいないんだけどね。」
男「あいつ大丈夫かな」
男「電話するか」
40 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:56:11 BSNdKLuw
男「やっぱり繋がらない」
男「うーーん、昨日飲み過ぎて携帯充電せず爆睡してるのかな」
男「あり得る…!!」
男「しっかたがないなぁー、お迎えに行くか」
男「男君は優しいなぁ~、ぬははは」
男「ピンポーーン」
男「おーい、待ちわびて来てしまったぞー」
男「寝てるなら起きなさいー!」
男「電気は付いてるしなぁ」
男「おーい、起きろってー!」ドンドン
男「あれー?いないのか?」
41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:57:02 BSNdKLuw
男「あ、こんにちはー。」
男「女見かけませんでした?」
男「あぁー、そうですか。」
男(じゃあ、待ち合わせ場所で待ってた方が良いのかなぁ)
男「じゃあ失礼します!」
男「とうちゃーくっと」
男「うーーん、いないなぁ」
男「待てど暮らせどどこにも彼女らしき姿は見えぬ」
男「あいつ、、まさか浮気を、、」
男「いや、そんな事する子じゃないしな」
男「今日は無しかな、」
男「はぁ、今日予約してた店にキャンセルした方が良さそうだなぁ、、」
男「今日こそはプロポーズしようと思ってたのに」
42 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:58:53 BSNdKLuw
男「あ、もしもし、」
レストラン「こちらヒルズレストランです」
男「今日予約してた男という者なんですが、」
レストラン「…あ、男様ですね。えっと、どうかなさいましたか?」
男「すみません、お料理用意してもらっていると思うのですが、、ちょっと予約をキャンセルしたくてですね、、」
レストラン「はい、わかってますよ。」
男「キャンセル料はお支払いするので…」
レストラン「いえいえ、大丈夫です。キャンセル料は頂けませんよ」
男「本当に良いんですか?」
レストラン「はい、大丈夫です。」
男「すみません、ありがとうございます。」
レストラン「ご来店、心よりお待ちしております」
43 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 10:59:37 BSNdKLuw
男「やはり高い金かかるだけあって対応も素晴らしいなぁ」
男「それにしても、女はどうしているのだろうか」
男「はぁ、、いい加減帰るか」
男「ただいまぁ、、」
男「はぁ、、」
男「明日になって連絡がきたら思いっきり叱ろう!」
男「ふぅ、、今日は寝よう、、」
男「今日も疲れたな、、」
男「…グスン」
男「…あれ、なんで泣いてるんだ…?」
男「…寝よう、、」
44 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2016/05/30(月) 11:02:37 BSNdKLuw
「遅いなぁ、、」
「かれこれ40分待ってるのに、」
おわり
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