2: ナナシ 2021/04/03(土) 11:15:04 ID:j7SfXM1I
【アナタにとって私は何?】
恋愛ドラマにありそうなありきたりなセリフ
私も演技とはいえ何回か言ったことがある
でも現実にこんな事思うのは初めてで混乱している
【アナタにとって私は何?】そうアナタに尋ねるとする
答えは決まっている
恋愛ドラマにありそうなありきたりなセリフ
私も演技とはいえ何回か言ったことがある
でも現実にこんな事思うのは初めてで混乱している
【アナタにとって私は何?】そうアナタに尋ねるとする
答えは決まっている
3: ナナシ 2021/04/03(土) 11:15:37 ID:j7SfXM1I
同じ学年の友人A
同じ同好会の仲間B
こんな所だろう。私は【ただの観客だ】
【アナタとのロマンスを望んでも続きはしないことを知らされるばかりだ】
でも
かすみ「しず子どうかした?」
しずく「え?」
かすみ「さっきからボーっとして」
同じ同好会の仲間B
こんな所だろう。私は【ただの観客だ】
【アナタとのロマンスを望んでも続きはしないことを知らされるばかりだ】
でも
かすみ「しず子どうかした?」
しずく「え?」
かすみ「さっきからボーっとして」
4: ナナシ 2021/04/03(土) 11:17:04 ID:j7SfXM1I
しずく「な、何でもないよ」
かすみ「むー・・・あ!はぁは~ん♪かすみん分かっちゃった」
ドキ
しずく「な、何」
かすみ「かすみんのあまりのかわいさに魅了されてたんだね♪」
しずく「・・・」
かすみ「まぁ、かすみんは世界一かわいいし、見とれちゃうのは分かるけど~♪」
かすみ「むー・・・あ!はぁは~ん♪かすみん分かっちゃった」
ドキ
しずく「な、何」
かすみ「かすみんのあまりのかわいさに魅了されてたんだね♪」
しずく「・・・」
かすみ「まぁ、かすみんは世界一かわいいし、見とれちゃうのは分かるけど~♪」
5: ナナシ 2021/04/03(土) 11:17:36 ID:j7SfXM1I
かすみ「特別にかすみんの頭をなでなでしていいよ~♪」
しずく「・・・」ナデナデ
かすみ「えへへ♪」
しずく「・・・」
【アナタの髪に触れる度、胸が痛いや・・・でも甘くていい匂いがするな・・・】
~部室~
しずく「・・・はぁ」
【慣れてしまえばこういう関係も悪くないと思うけど】
しずく「苦しいな」
しずく「・・・」ナデナデ
かすみ「えへへ♪」
しずく「・・・」
【アナタの髪に触れる度、胸が痛いや・・・でも甘くていい匂いがするな・・・】
~部室~
しずく「・・・はぁ」
【慣れてしまえばこういう関係も悪くないと思うけど】
しずく「苦しいな」
6: ナナシ 2021/04/03(土) 11:18:13 ID:j7SfXM1I
侑「え!?」
しずく「え」
侑「しずくちゃん大丈夫!?何処か悪いの!?」
しずく「え、いえどこも」アセアセ
侑「だってさっき苦しいって」
しずく「あ、あれはその・・・」
侑「その?」
しずく「ちょっと悩み事というか何というか」
しずく「え」
侑「しずくちゃん大丈夫!?何処か悪いの!?」
しずく「え、いえどこも」アセアセ
侑「だってさっき苦しいって」
しずく「あ、あれはその・・・」
侑「その?」
しずく「ちょっと悩み事というか何というか」
7: ナナシ 2021/04/03(土) 11:18:47 ID:j7SfXM1I
侑「悩み事?」
しずく「は、はい」
侑「・・・良し!話してみて」
しずく「ええ!?い、今ですか!?」
侑「うん。早い方がいいと思うし何よりしずくちゃんが苦しむ姿を見たくないしね」
しずく「・・・分かりました。あの」
侑「分かってるよ。誰にも言わない」
しずく「ありがとうございます。あの私」
しずく「は、はい」
侑「・・・良し!話してみて」
しずく「ええ!?い、今ですか!?」
侑「うん。早い方がいいと思うし何よりしずくちゃんが苦しむ姿を見たくないしね」
しずく「・・・分かりました。あの」
侑「分かってるよ。誰にも言わない」
しずく「ありがとうございます。あの私」
8: ナナシ 2021/04/03(土) 11:19:27 ID:j7SfXM1I
侑「うん」
しずく「【ある人を好きになってしまって】」
侑「う゛ん!?」
しずく「あの・・大丈夫ですか?」
侑「ウン、ダイジョウブダヨ」
しずく「はぁ・・・じゃあ続けますね」
侑「(不味い不味い不味い。私、恋バナ?なんて初めてだよ!しかも後輩!!!)」
しずく「その人は、【人懐っこくて】【いたずら好きで】こういっては何ですがスゴク子供っぽい人です」
しずく「【ある人を好きになってしまって】」
侑「う゛ん!?」
しずく「あの・・大丈夫ですか?」
侑「ウン、ダイジョウブダヨ」
しずく「はぁ・・・じゃあ続けますね」
侑「(不味い不味い不味い。私、恋バナ?なんて初めてだよ!しかも後輩!!!)」
しずく「その人は、【人懐っこくて】【いたずら好きで】こういっては何ですがスゴク子供っぽい人です」
9: ナナシ 2021/04/03(土) 11:20:20 ID:j7SfXM1I
侑「へ、へー以外だね。しずくちゃんもっと大人っぽい人が好みだと思ってたけど」
しずく「はい、だから混乱してしまって」
侑「そ、そうなんだ(良し!付いていけてる)」
しずく「そうして一緒にいるうちに私もよく笑ったり呆れたりスゴク楽しくて」
侑「うん」
しずく「気がついたら・・・その・・・好きになってしまって///」
侑「かっわ」
しずく「え?」
侑「う゛うん。何でもないよ続けて?」
しずく「はい、だから混乱してしまって」
侑「そ、そうなんだ(良し!付いていけてる)」
しずく「そうして一緒にいるうちに私もよく笑ったり呆れたりスゴク楽しくて」
侑「うん」
しずく「気がついたら・・・その・・・好きになってしまって///」
侑「かっわ」
しずく「え?」
侑「う゛うん。何でもないよ続けて?」
10: ナナシ 2021/04/03(土) 11:21:15 ID:j7SfXM1I
しずく「でも最近思うんです。【この恋は実らないって】」
侑「・・・」
しずく「【もっと違う設定で】【もっと違う性格で】【もっと違う価値観で】」
しずく「【あの人とのラブストーリーを描き演じている自分に気づいたんです】」
侑「・・・」
しずく「でも恋愛ってそうじゃなくてもっとこう【無責任に】ありのままを伝えなければいけないのに」
しずく「私にはそれができないんです。それが苦しくて悔しくて」
しずく「だからもう、終わりにしようと思います」
侑「そっか」
しずく「はい」
侑「・・・」
しずく「【もっと違う設定で】【もっと違う性格で】【もっと違う価値観で】」
しずく「【あの人とのラブストーリーを描き演じている自分に気づいたんです】」
侑「・・・」
しずく「でも恋愛ってそうじゃなくてもっとこう【無責任に】ありのままを伝えなければいけないのに」
しずく「私にはそれができないんです。それが苦しくて悔しくて」
しずく「だからもう、終わりにしようと思います」
侑「そっか」
しずく「はい」
11: ナナシ 2021/04/03(土) 11:21:52 ID:j7SfXM1I
侑「じゃあさ、最後に思いっきり気持ちを伝えてきたらどうかな?」
しずく「え!?そ、それは」
侑「今までの関係が壊れるのが怖い?」
しずく「・・・はい」
侑「そうだよね・・・ごめんね変なこと言って」
しずく「いえ」
ゆうしず「・・・」
しずく「あの」
侑「うん?」
しずく「え!?そ、それは」
侑「今までの関係が壊れるのが怖い?」
しずく「・・・はい」
侑「そうだよね・・・ごめんね変なこと言って」
しずく「いえ」
ゆうしず「・・・」
しずく「あの」
侑「うん?」
12: ナナシ 2021/04/03(土) 11:22:39 ID:j7SfXM1I
しずく「やっぱり気持ち・・・伝えてきます」
侑「そっか・・・うん、それがいいよ。【言わないときっと後悔すると思うから】」
しずく「はい。行ってきます!」
侑「うん。頑張って」
ガララ
侑「・・・青春だな~」シミジミ
侑「そっか・・・うん、それがいいよ。【言わないときっと後悔すると思うから】」
しずく「はい。行ってきます!」
侑「うん。頑張って」
ガララ
侑「・・・青春だな~」シミジミ
13: ナナシ 2021/04/03(土) 11:23:20 ID:j7SfXM1I
~廊下~
しずく「ハァ・・・ハァ・・・」タタタタ
【アナタにとって私は何?】
しずく「(ただの友達?それも否めない。でも分からない)」
【アナタの運命の人は私じゃない?】
しずく「(【辛いけど否めない。でも分からない】)」
【アナタと離れたくない?】
しずく「(当たり前だよ!)」
【じゃあどうするの?】
しずく「(【答えは分からない・・・分かりたくもない!!でも!!】)」
しずく「ハァ・・・ハァ・・・」タタタタ
【アナタにとって私は何?】
しずく「(ただの友達?それも否めない。でも分からない)」
【アナタの運命の人は私じゃない?】
しずく「(【辛いけど否めない。でも分からない】)」
【アナタと離れたくない?】
しずく「(当たり前だよ!)」
【じゃあどうするの?】
しずく「(【答えは分からない・・・分かりたくもない!!でも!!】)」
14: ナナシ 2021/04/03(土) 11:23:58 ID:j7SfXM1I
しずく「かすみさん!」
かすみ「?」
かすみ「ど、どうしたのしず子!?」
しずく「話したいことがあるんだけど、時間いいかな?」
かすみ「え?う、うんいいよ」
【それもこれもロマンスの定めというのならば】
しずく「あのねかすみさん」
【永遠の約束もできないけど】
しずく「私、かすみさんのことが・・・」
【たった1つ確かなことがある。それは・・・】
【私は、かすみさんが好きだ・・・大好きだ・・・】
~終わり~
かすみ「?」
かすみ「ど、どうしたのしず子!?」
しずく「話したいことがあるんだけど、時間いいかな?」
かすみ「え?う、うんいいよ」
【それもこれもロマンスの定めというのならば】
しずく「あのねかすみさん」
【永遠の約束もできないけど】
しずく「私、かすみさんのことが・・・」
【たった1つ確かなことがある。それは・・・】
【私は、かすみさんが好きだ・・・大好きだ・・・】
~終わり~
コメントする
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。