1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 16:03:07.90 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「は?パラレルマシンとは何だ弟者?」

(´<_ ` )「その名の通りだ、タイムマシンは分かるだろ兄者?」

( ´_ゝ`)「あぁ、時空を移動するマシンだな」

(´<_ ` )「その通りだ、それと同じでパラレルマシンは平行世界を移動する、つまり『あったかも知れない世界』に移動するマシンだな」

(;´_ゝ`)「またとんでも無い物を作ったな弟者…それはちゃんと動くのか?」

(´<_ ` )「あぁ、理論上は動くはずだ、危険も無いと思う」

( ´_ゝ`)「そうか…それで何故俺を呼んだんだ弟者」

(´<_ ` )「決まっているだろう、今から人体実験するためだ」

( ´_ゝ`)「…俺は絶対に協力しないからな弟者」

(´<_ ` )「…冷蔵庫にアイスが入っていただろう兄者?あれは母者が風呂上がりに食べようと取っておいた物だ」

( ´_ゝ`)「OK弟者、どんな事でも言ってくれ」

(´<_ ` )「流石は兄者、気前が良いな」 




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 16:14:54.04 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「それで、どうやって平行世界へ移動するんだ?」

(´<_ ` )「うむ、まぁ正しく説明すると、脳波を平行世界へ跳ばすんだ」

( ´_ゝ`)「脳波?」

(´<_ ` )「あぁ、その脳波を…まぁ兄者の場合は兄者と同じ脳波を持つものに一時的に上書きする」

( ´_ゝ`)「なる程、俺の人格を平行世界の俺にコピーするわけか」

(´<_ ` )「簡単に言うとそういう事だな、本当は体ごと飛ばしたかったんだがな」

( ´_ゝ`)「…コピーされた俺の記憶とコピーした俺はどうなるんだ?」

(´<_ ` )「コピーされた兄者は自分が動いていると錯覚して記憶も残る、コピーした兄者は平行世界へ移動している間植物状態になる」

(;´_ゝ`)「植物状態?本当に大丈夫何だろうな弟者」

(´<_ ` )「あぁ、俺を信用しろ兄者、骨は拾ってやる」

(;´_ゝ`)「おい弟者」

(´<_ ` )「冗談だ兄者」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 16:24:26.58 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「…それで、その装置はどこにあるんだ?」

(´<_ ` )「あぁ、これだ兄者」

( ´_ゝ`)「このヘッドギアか…見るからに危険そうだな…」

(´<_ ` )「細かい事は気にするな兄者、では装着してくれ」

( ´_ゝ`)「俺もここまで来たら覚悟を決めよう、これで良いのか弟者?」

(´<_ ` )「あぁそれで良い、この部屋は時間の流れを歪ましてるから何日向こうに居ても問題無いぞ、安心して行ってくれ」

( ´_ゝ`)「時空まで歪ましてるのか…流石だな弟者」

(´<_ ` )「まあな、では出発だ」ポチッ

(;´_ゝ`)「おい!そんない――」

(´<_ ` )「…脳波異常無し、成功だな、流石は俺」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 16:34:39.15 ID:FHiJG0PAO
―――
――


(;´_ゝ`)「つ…頭が痛いな…カウントダウン位しろよ弟者…」

( ´_ゝ`)「…外か、どうやら成功したようだな、ここは…近所の公園か」

( ´_ゝ`)「体に異常は…何故か節々が痛いが問題なく動くな、そして着ているのは学生服…」

( ´_ゝ`)「学校でもサボったのか?」pipipipipi

( ´_ゝ`)「…電話か、もしもし?」

『もしもし、俺だ兄者、どうやら成功したようだな、流石は兄者、頑丈だな』

( ´_ゝ`)「成功…元の世界の弟者か、ん?どうやってかけているんだ?」

(´<_ ` )『脳波をとばせるんだ、電波位とばせるに決まっているだろう』

( ´_ゝ`)「そんなものか…うん?弟者さっき頑丈だなとか言ってなかったか?」

(´<_ ` )『…』

( ´_ゝ`)「おい、何とか言え弟者」

(´<_ ` )『伝える事があったんだ兄者、一度しか言わないからよく聞いてくれ」

( ´_ゝ`)「…まぁ良い、それで伝えたい事とは何だ?」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 16:49:39.12 ID:FHiJG0PAO
(´<_ ` )『まず一つ目、そちらの状況は兄者の視神経を通してモニターに映し出している、犯罪は犯すなよ』

( ´_ゝ`)「もう訳が分からんが、つまり俺が見ている景色を弟者も見ているって事か?」

(´<_ ` )『そういう事だ、音は聞こえないがな、それと二つ目、とばしてから二時間は元の世界には帰れない、膨大なエネルギーが必要だからな』

( ´_ゝ`)「そのエネルギーをどこから汲々しているのかは聞かないでおこう、それで三つ目は?」

(´<_ ` )『あぁ、これが一番重要だ、もしそちらの世界で兄者が死ぬような事があれば、兄者の脳波も消える』

( ´_ゝ`)「…つまり元の世界の俺は永遠に植物状態か」

(´<_ ` )『…無いとは思うが、死ぬなよ兄者』

( ´_ゝ`)「フッ、俺がそう簡単に死ぬように見えるか弟者?」

(´<_ ` )『…あぁ、殺しても死にそうにないな』

( ´_ゝ`)「『HAHAHAHAHAHAHAHA!!!』」(´<_ ` )

( ´_ゝ`)「…ん?よくよく考えたらそんな危険な事をさせたのは弟者じゃないか?」

(´<_ ` )『…それじゃあ俺は切るぞ、俺と話したい時は『45450721』で繋がるはずだ、健闘を祈る』ブツッ

( ´_ゝ`)「…まぁ良い、取り敢えず色々調べてみるか」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 16:55:51.49 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「…うーん…平行世界に来たという実感が無いな…」

( ´_ゝ`)「辺りも普通に見知った所だ…取り敢えず学校にでも行ってみるか」

( ´_ゝ`)「名札は、と…『VIP高校 二年生』この世界の俺は高二か…年齢が変わってるな」

( ´_ゝ`)「確かVIP高校はここから割と近かったはず、行くか」

( ´_ゝ`)「しかし体が痛いな…とんだ時の副作用か?」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 17:07:08.85 ID:FHiJG0PAO
~VIP高校 校門~

( ´_ゝ`)「ここか、本当に近かったな」

( ´_ゝ`)「…入っても大丈夫なのか?」

( ^ω^)「あ、兄者君、こんな時間にどうしたんだお…もう二時間目始まっているお?」

( ´_ゝ`)「…(ブーン?…30代位か?それにこの格好…教師か)」

(;^ω^)「ん?僕の顔に何かついてるかお兄者君」

( ´_ゝ`)「いや何でも無い、少し寝坊してな」

(;^ω^)「そ、そうかお、兄者君何だか雰囲気変わったお?」

( ´_ゝ`)「…いや、そんな事は無いぞ、それで一つ聞きたいんだが俺は何組だ?」

(;^ω^)「え?三組だったと思うお…」

( ´_ゝ`)「そうか、すまんな、では行ってくる」

(;^ω^)「う、うん、分かったお、行ってらっしゃいお!」


(;^ω^)「…あれ?兄者君がタメ口?…何かがおかしいお…イメチェンかお?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 17:17:50.76 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「…しまった、場所を聞くのを忘れていた…まぁ二年何だから二階にあるだろ」

~VIP高校 二階~

( ´_ゝ`)「…一組…二組…あった、ここが三組か」

( ´_ゝ`)「そういえば授業中だったな…まぁいい、入るか、すまない遅れた」ダンッ!

ザワザワ

( ´_ゝ`)「む?強く開けすぎたか…」

(´・ω・`)「遅かったな兄者、早く座れー」

( ´_ゝ`)「うむ、開いてる席は…あそこだけ、つまりあそこが俺の席だな」

( ´_ゝ`)「…(まぁ席があったのは良いが…)」

(,,゚Д゚)「…」ニヤニヤ

( ^Д^)「…」ニヤニヤ

ザワザワ ザワザワ

( ´_ゝ`)「…(何だこの違和感は?まぁいい、席に移動するか)」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 17:27:40.49 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「…何だこれは」

( ´_ゝ`)「…(椅子の上に画鋲が大量に乗っている…いや、張り付いているのか、暇人過ぎるだろ)」

( ´_ゝ`)「…なるほどな、だから体の節々が痛かったのか…」

(´・ω・`)「どうしたんだ兄者?早く座りなさい」

(,,゚Д゚)「そうだぞw早く座れよw」

( ^Д^)「おいwそんな所で突っ立ってたら邪魔だろw早く座れってw」

( ´_ゝ`)「…(そして俺を虐めている主犯格は俺の席の後ろにいる…元の世界で言うギコと右隣の席の…誰だ?プギャーか?)」

(,,゚Д゚)「おいw良いから早く座れよw」

( ´_ゝ`)「…(それにしても鬱陶しい喋り方だな、目玉くり抜いてやろうか)」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 17:41:46.20 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「…まぁいいか、おい先生、この椅子には座れないぞ、椅子を取り替えてくれ」

ザワザワ ザワザワ ザワザワ

(,,゚Д゚)「は?」

( ^Д^)「え?」

(´・ω・`)「何言ってるんだ?そんなはず無いだろう」

( ´_ゝ`)「…良いから来いショボン」

(´・ω・`)「はい分かりました、すぐに向かいます(こっわ!!こいつこんな何人も殺したような目してたか!?)」

(´・ω・`)「あの…何でしょu…なんだこれ」

( ´_ゝ`)「見ての通り、画鋲だな」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 17:46:00.75 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「見ての通り、画鋲だな」

(´・ω・`)「しかも…全部上向きに張り付けてるな、分かった、すぐに取り替えよう」

( ´_ゝ`)「うむ、頼むぞショボン」

(´・ω・`)「…気づけなくてすまなかった兄者、この事は俺が絶対に…」

ザワザワ ザワザワ

( ´_ゝ`)「…いや、大丈夫だ、今は黙っていてくれ」

(´・ω・`)「しかし兄「黙っていろ」了解しました、誰にも話しません、じゃあ椅子持ってきますね!」

( ´_ゝ`)「うむ、早く頼むぞ」

ザワザワ ザワザワ

( ^Д^)「お、おいギコ…」

(#,,゚Д゚)「こいつ…調子に乗りやがって…絶対にぶっ殺してやる…」

( ^Д^)「…」

( ´_ゝ`)「…(…中々大変みたいだな、この世界の俺は)」

ザワザワ

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 18:01:45.53 ID:FHiJG0PAO
~授業終了 昼休み 屋上~

( ´_ゝ`)「…『45450721』と…」

pipipipi pipipipi pi

(´<_ ` )『もしもし、中々大変だったみたいだな兄者』

( ´_ゝ`)「あぁ、久し振りに頭を使った、もう授業は勘弁だ」

(´<_ ` )『…冗談言ってる場合じゃないだろ兄者、どうする気だ?』

( ´_ゝ`)「…まぁ、取り敢えず五感の一つは覚悟してもらわないと困るな」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 18:09:18.34 ID:FHiJG0PAO
(´<_ ` )『…やりすぎるなよ兄者』

( ´_ゝ`)「冗談だ、それで彼奴らの情報を少し集めて欲しいんだが…できるか?」

(´<_ ` )『まぁ…何とかやってみよう』

(;´_ゝ`)「出きるのか…流石だな弟者」

(´<_ ` )『まぁな…フッ、こんな風に通信機を使っていると、昔俺達…兄者が傭兵部隊の隊長だった頃を思い出すな』

( ´_ゝ`)「…昔の話だろ、それじゃあ電話を切るぞ弟者、彼奴らが来た」

(´<_ ` )『了解だ兄者』ブツッ

(#,,゚Д゚)「…おい、覚悟は出来てるんだろうな?」

( ^Д^)「www」ニヤニヤ

(;´_ゝ`)「…完全にテンプレだな、ひねりが全く無い」

(#,,゚Д゚)「何ぶつぶつ言ってんだゴルァ!!いつもより100発多くぶん殴ってやる!!」

( ^Д^)「あ~あwお前本当に死んだわwバカなやつw」ニヤニヤ

( ´_ゝ`)「…(プギャーはキョロか、スネ夫的なポジション…一発ぶん殴れば静かになるな、問題はギコか…こういうのはアホな分執念深いからな)」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 18:18:46.08 ID:FHiJG0PAO
(#,,゚Д゚)「何とか言えやゴルァ!!」

( ^Д^)「www」ニヤニヤ

(;´_ゝ`)「…こいつこんな血の気が多いのに何であんな陰湿な手使ってるんだ?」

(#,,゚Д゚)「無視か…ぶっ殺す!!!」ブン

( ^Д^)「うはwギコの本気パンチw兄者死んだわw」ニヤニヤ

( ´_ゝ`)「おっと」ヒラリ

(#,,゚Д゚)「…あ?」

(;^Д^)「嘘だろ…」

(;´_ゝ`)「遅すぎるだろ…ハエが止まるぞギコ」

(#,,゚Д゚)「調子乗ってんじゃねぇゴルァ!!!」

ボコッ バキッ ガスッ グシュ
グシャァ ゴキッ

………
……

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 18:33:34.49 ID:FHiJG0PAO
(#)Д゚)「…つぅ」

((#)Д;)「うぅ…痛い…」

(;´_ゝ`)「よわ…この世界の俺はこんな奴に虐められてたのか、自分で情けなくなってきた…」

(#)Д゚)「…お前こんなに強かったのかよ…」

( ´_ゝ`)「いや…まぁ、そうだな」

((#)Д;)「うぅ…グス…」

(#)Д゚)「プギャー…お前いつまでも泣いてんじゃねぇよ…」

( ´_ゝ`)「…それで、ギコ、お前が俺を虐めている奴の主犯で良いんだな?」

(#)Д゚)「…いや、違う」

( ´_ゝ`)「ん?どういう事だ…?」pipipipi

( ´_ゝ`)「…弟者か、ちょっと待ってろギコ、もしもし?」

(´<_ ` )『もしもし、面白い情報を手に入れたぞ兄者』

( ´_ゝ`)「…大体察しが付くが、その情報とは何だ弟者」

(´<_ ` )『虐めの主犯格は、そこでぼろ雑巾になっているギコじゃなくて……ショボン先生だ』

(;´_ゝ`)「…テ、テンプレ過ぎるだろ…」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 18:46:40.17 ID:FHiJG0PAO
(;´_ゝ`)「…まぁ良い、しかしそんな様子全く無かったぞ?」

(´<_ ` )『完全に裏に徹しているみたいだからな、演技もかなり頑張っているみたいだ』

(;´_ゝ`)「頑張っている…まぁいい、それで俺は何をされていたんだ?」

(´<_ ` )『うむ、テンプレの水、おめぇの席ねぇから、公開xxxxに弁当ボッシュートンは勿論』

(´<_ ` )『無視のフルコースに虫のフルコース、自殺の練習、耐久サンドバックとか色々されてたみたいだな、よく自殺しなかったな、流石は兄者、平行世界でも鬼の精神力だ』

(;´_ゝ`)「…まるで拷問だな、まぁいい、ケリをつけてくる」

(´<_ ` )『了解だ、あとエネルギーはもう満タンだからいつでも帰れるぞ兄者』

( ´_ゝ`)「了解だ弟者」ブチッ

( ´_ゝ`)「…さてと、ギコに尋問でもするか」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 18:56:27.56 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「おいギコ、ショボンが主犯で間違い無いのか?」

(#)Д゚)「…おう」

( ´_ゝ`)「そうか、今ショボンはどこに居るんだ?」

(#)Д゚)「…いつも校舎の裏で報告してたからな、今頃そこにいるんじゃないか?」

( ´_ゝ`)「校舎の裏、これまたテンプレだな…まぁいい、行ってくる」

(#)Д゚)「…おい」

( ´_ゝ`)「どうしたギコ?」

(#)Д゚)「…クラスの連中の後始末はやっといてやる、もう終わりだってな」

( ´_ゝ`)「…それで許してもらえるとでも?」

(#)Д゚)「いや…お前何か虐めてたら命が幾つあっても足りないだけだよ」

( ´_ゝ`)「そうか、これはまたテンプレだな」

(#)Д゚)「テンプレ?」

( ´_ゝ`)「いや、行ってくる、許して貰えるかどうかは明日の俺に聞くんだな」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 19:07:36.30 ID:FHiJG0PAO
(#)Д゚)「行ったか…明日の俺…か、謝る気何か無いっつうの…」

((#)Д;)「うぅ…グス…ヒグ…ウェ…」

((#)Д゚)「お前はいい加減泣き止めゴルァ!!あと今から付き合え」

((#)Д;)「え…どうしたギコ…ヒグ…」

((#)Д゚)「…虫のフルコース食いに行くぞ」

((#)Д;)「…は?」

~校舎裏~

( ´_ゝ`)「ふむ、本当にいるとはなショボン」

(´・ω・`)「…彼奴ら…役にたたねぇな…」

( ´_ゝ`)「しかし演技の上手い奴だな、全く気付かなかったぞ」

(´・ω・`)「…」

( ´_ゝ`)「黙りか…まぁ一応聞いとくか、何故俺を虐めた?」

(´・ω・`)「…楽しいからだよ、それ以外に何かあるか」

( ´_ゝ`)「そうか、テンプレも良い所だな、しかし自分がやられていた理由だと思うと一番腹が立つ」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 19:22:20.10 ID:FHiJG0PAO
(´・ω・`)「お前…俺がこのままやられるとでも思っているのか?」チャキ

( ´_ゝ`)「バタフライナイフか、教師がこんな物持っているとは、世も末だな」

(´・ω・`)「うるさい、バレちまったらしょうがないだろ…お前ぶっ殺すしか無いだろうが」

( ´_ゝ`)「なんだ基地外か、まぁ基地外でもなければ虐め何かしないわな」

(´・ω・`)「ごちゃごちゃウルサいんだよ!」ブォン

( ´_ゝ`)「おっと…そんな大振りじゃ当たるものも当たらない、ぞ!」ゴスッ

(´;ω;`)「ゴフッ…腹…が…」ドサッ

(;´_ゝ`)「よわ…まぁいい、このナイフは預かっておくぞショボン」

( ´_ゝ`)「さて…どう料理するか…」

(´;ω;`)「や、やめろ…やめてくれ…」

( ´_ゝ`)「泣くなみっともない、それに止めるわけ無いだろ、骨の二、三本は覚悟しろよショボン」

(´;ω;`)「クゾ…ヂグジョヴ…」

―――
――

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 19:33:44.67 ID:FHiJG0PAO
~一時間後 公園~

( ´_ゝ`)「『45450721』と…」

pipipipi pipipipi

(´<_ ` )『もしもし、また派手にやったな兄者』

( ´_ゝ`)「まぁな、しかし良いお灸になっただろう」

(´<_ `;)『手の指の骨全て折って良いお灸か…兄者だけは敵に回したく無いな』

( ´_ゝ`)「本当は三本だけにするきだったんだがな、まぁアレくらいで済んだのを感謝してもらいたい位だ」

(´<_ ` )『確かに兄者は虫にサンドバックだからな…少し足りないくらいか、しかし警察沙汰になったらどうする気だ兄者?』

( ´_ゝ`)「大丈夫だろ、もしそうなったら弟者が情報操作してくれ」

(´<_ ` )『そっちの世界を情報操作か…まぁ出来ない事は無いが』

(;´_ゝ`)「冗談のつもりだったんだがな…まぁ良い、早く元の世界に戻してくれ」

(´<_ ` )『了解だ兄者』ブツッ

(;´_ゝ`)「おいだからカウ――


( ´_ゝ`)「…」

(;´_ゝ`)「あぁぁぁ……僕は何してるんだ……指を折る何て…オェ……これからどうしよう……」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 19:46:22.99 ID:FHiJG0PAO
~同時刻 元の世界線~

(;´_ゝ`)「グォォ…頭が…」

(´<_ ` )「おい、大丈夫か兄者」

(;´_ゝ`)「だからとばす時はカウントダウン位だな…」

(´<_ ` )「しかし早く戻せと言ったのは兄者だろ」

( ´_ゝ`)「…そうだな、それより弟者、アイスはどうなった?」

(´<_ ` )「あぁ、しっかり準備しておいた、もう命の危機は去ったぞ」

(;´_ゝ`)「そうか…一安心だな」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 19:47:31.65 ID:FHiJG0PAO
(´<_ ` )「じゃあ今日はもう休め兄者、明日またとんでもらわなければいけないんだからな」

(;´_ゝ`)「明日?俺はもうこりごりだぞ弟者!」

(´<_ ` )「…冷蔵庫にプリンが入っていただろう兄者、アレは母者が今晩食べようと温めておいた物だ、しかも昨日から発売中止だ、しかし俺はそのプリンの最後のありかを知っている」

( ´_ゝ`)「何万回だろうがとんでやるぞ弟者、いつでも俺を呼びだしてくれ!」

(´<_ ` )「そうか流石は兄者、気前が良いな」

( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!」(´<_ ` )

(;´_ゝ`)「はぁ…」

( ´_ゝ`)兄者、初めての平行世界移動編 完

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 20:19:01.61 ID:FHiJG0PAO
~虐め世界線 翌日~

(;´_ゝ`)「あぁぁぁ…学校行きたくないなぁ…昨日あんな事あったし……」

(;´_ゝ`)「でも何で昨日あんな事しちゃったんだ?ギコと…誰だっけ?…まぁいいや、二人をブった押して、しかもショボン先生は…オェ…」

( ´_ゝ`)「でも…変な感じだったな、誰かに乗っ取られたみたいな…それも何度も死線をくぐり抜けた人に…」

( ´_ゝ`)「…あれ、そういえば昨日誰かと電話してたような…誰だっけ…それだけ思い出せない…」

( ´_ゝ`)「…」

( ´_ゝ`)「…そうか!あれは夢だったんだ!!だから記憶も混乱してるんだ!!」

( ´_ゝ`)「イヤにナマナマしかったけど…もう夢って事にしとこう!!」

( ´_ゝ`)「よし、そうと決まれば学校に行くぞ!!」

( ´_ゝ`)「…」

(;´_ゝ`)「夢じゃ無かったとしてもやっぱり行きたくないなぁ…でも仕方ないよな…はぁ…」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 20:29:50.89 ID:FHiJG0PAO
~VIP高校 校門~

(;´_ゝ`)「ついちゃった…」

(;´_ゝ`)「あぁぁぁ…行きたくねえぇぇぇ……」

(;´_ゝ`)「…………ふぅ」

( ´_ゝ`)「よし行こう、俺は行ける、俺は行ける、俺は行ける…」

(´・ω・`)「おい、校門でぶつぶついって…る……のは………」

(;´_ゝ`)「あ、先生…」

(´・ω・`)「…」

(;´_ゝ`)「…」

(´;ω;`)「う、うわぁぁああああ!!!!殺さないでくれぇえええええ!!!!」

( ´_ゝ`)「え」

(´;ω;`)「嫌だ、いやだぁあああああ!!!!うわぁぁああああ!!!!」
(;^ω^)「…ど、どうしたんだお!?何か悲鳴が聞こえてきたけど!!あ、兄者君何か知らないかお!?」

(´;ω;`)「あぁぁぁ…あがぁああああ……やめてくれぇ…たすけてぇ……」

( ´_ゝ`)「……」

( ´_ゝ`)「……いや、知らないです、何か急に発狂しだしました」

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 20:38:26.91 ID:FHiJG0PAO
(´;ω;`)「いやだぁぁぁ……指…指があぁぁぁ………」

(;^ω^)「これ尋常じゃ無いお!?何かえげつないトラウマ抉られたみたいになってるお!?」

( ´_ゝ`)「いやもう本当に知らないです、勘弁してくださいよ先生」

(;^ω^)「…わ、分かったお、じゃあここは僕が何とかするから、兄者君は教室に向かうと良いお」

( ´_ゝ`)「分かりました、じゃあ行きますねブーン先生」

( ^ω^)「…兄者君、いつも通りだったお、昨日は何かあったのかと思ってたけど、取り越し苦労だったお、良かったお」

(´;ω;`)「ぁぁぁぁ……うわぁぁあああああ!!!」

(;^ω^)「あぁもうウルサいお…精神病院にでも連れて行くお」

(´;ω;`)「あがぁぁぁ………」

その後、ショボンが病院から帰ってくる事は無かった

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 20:45:37.15 ID:FHiJG0PAO
~VIP高校 三組教室前~

( ´_ゝ`)「…」

(;´_ゝ`)「大丈夫だよな、もう虐めないって言ってたし」

(;´_ゝ`)「…うん、行くか」ガラッ

「「「「「「おはようございます、兄者さん!!!」」」」」」

( ´_ゝ`)「…」

( ´_ゝ`)「…え」

( ´_ゝ`)「あ、おはようございます…」

(,,゚Д゚)「…よう、兄者」

( ´_ゝ`)「…あ、ギコ君…」

( ^Д^)「…」

( ´_ゝ`)「…と、えっと……スネ夫?」

(;^Д^)「スネ夫じゃないですよ!俺はプギャーです!!今までの事本当にすいませんでした!!!」ドケザ

( ´_ゝ`)「…」

( ´_ゝ`)「…え」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 20:52:21.94 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「…え?どうしてこんな事に…」

(,,゚Д゚)「…言っただろ、昨日クラスの奴らに言っとくって」

( ´_ゝ`)「…あぁ…うん」

(,,゚Д゚)「それで昨日の事を添えながら話したら…まぁ…」

( ´_ゝ`)「…え、それが何でこんな事に…」

(,,゚Д゚)「……いや、だってここの奴らも一応虐めに加担してたろ、それでお前に許して貰うためにクラス会議を開いたらしい…それがヒートアップしたそうだ」

( ´_ゝ`)「…え?このクラスってバカなの?」

「「「「「「はい!俺達はどうしようもないバカです、今まですいませんでした」」」」」」ドケザ

( ´_ゝ`)「…」

(;´_ゝ`)「えぇ~」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 20:58:24.86 ID:FHiJG0PAO
「兄者さん、のど乾かないですか!?」

(;´_ゝ`)「あぁ…うん、大丈夫…」

「兄者さん!肩凝らないですか!?」

(;´_ゝ`)「いやもう本当に大丈夫だからみんな席に戻って…」

「「「「「「はい!!分かりました!!!」ザザザッ

(;´_ゝ`)「…軍隊かよ……別にこんな事しなくても良いのに」

(,,゚Д゚)「…兄者」

(;´_ゝ`)「…え?ど、どうしたの?」

(,,゚Д゚)「今日の昼休み、屋上に来い」

(;´_ゝ`)「え…お、屋上?(まさかまた殴られるんじゃ…)」

(,,゚Д゚)「…殴ったりしねぇよ、お前には勝てないからな」

(;´_ゝ`)「あぁ…う、うん…分かった…」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 21:10:18.15 ID:FHiJG0PAO
~昼休み 屋上~

(;´_ゝ`)「そ、それで…用事って何?(怖い怖い怖い怖い怖い怖い)」

(,,゚Д゚)「…これを見てくれ」

(;´_ゝ`)「お弁当箱?中身は…え?これって…」

(,,゚Д゚)「そうだ、カブトムシの幼虫、バッタ、そしてテントウムシだ」

(;´_ゝ`)「それも弁当箱一杯…ま、まさか…これを食えって……」

(,,゚Д゚)「…」バクッ

( ´_ゝ`)「」

(,,゚Д;)「ゴフッ…中々きついなこれ…」

(;´_ゝ`)「…は?何やってんの?」

(,,゚Д;)「見たら分かるだろ…飯食ってんだよ…グフッ…」バクッ

(;´_ゝ`)「いやいやいや!!何で!?」

(,,゚Д;)「お前に…喰わせただろ虫…だから俺も虫食ってんだよ…ゴフッ…」

(;´_ゝ`)「いや俺が食わされたの二匹だけだし!!」

(,,゚Д;)「うるせぇ…ガフッ…黙っ…オェ…て見てろ…」バクッ

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 21:18:20.73 ID:FHiJG0PAO
~30分後~

(,,;Д;)「あ~…ガフッ…ごちそうさま…ゴホ…ケホ…」

(;´_ゝ`)「ギコ…そこまでしなくても…」

(,,;Д;)「うせぇぞゴルァ……虫弁当箱食ったんだから、俺の言うこと聞けや……」

(;´_ゝ`)「…言ってみてよ」

(,,;Д;)「…クラスの奴らとプギャーは…許してやってくれ……」

(;´_ゝ`)「…」

(,,っД;)「あ~…涙がとまらねぇ…」

(,,゚Д;)「だからよ……彼奴らは俺が命令したからやっていただけだ…何も悪くない…プギャーは……昨日俺と一緒に虫を少し食わせた、それで何とか許してやってくれ…」

(;´_ゝ`)「ギコ…お前そんなキャラじゃないだろ…」

(,,゚Д;)「うるせぇぞゴルァ……キャラとかどうでも良いんだよ……」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 21:28:54.50 ID:FHiJG0PAO
(,,゚Д゚)「ふ~…何とか落ち着いたわ」

(;´_ゝ`)「…大丈夫か?」

(,,゚Д゚)「…俺がお前にしてきた事に比べたらな」

(;´_ゝ`)「…」

(,,゚Д゚)「…俺は単に楽しんでやっていた、ショボンの口車に自分から乗ってな…プギャーは……何だ……分からんが悪いのは俺とショボンだけだ」

(,,゚Д゚)「罪は全部俺が背負う、毎日虫を食うしサンドバックにもなる」

(;´_ゝ`)「何でそこまで…」

(,,゚Д゚)「…いや、ショボンの指へし折ったの兄者だろ」

( ´_ゝ`)「…あぁ…まぁ…」

(,,゚Д゚)「クラスの奴らまで指へし折られて狂ったらと思うと…流石の俺でも夢見が悪すぎる……」

(;´_ゝ`)「…あぁ…うん、そうだね」

(,,゚Д゚)「…俺の指なら良い、だから、彼奴らは何とか助けてくれないか?」

(;´_ゝ`)「うん分かったよ、言いたい事はよく分かった、クラスの人達はちゃんと許すよ」

(,,゚Д゚)「…おう」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 21:39:13.26 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「あと、ギコの事も許すよ、虫も食う必要は無いしサンドバックにもならなくて良い」

(,,゚Д゚)「…何を言ってるんだお前は」

(;´_ゝ`)「いや、だから、ギコの事許すよ」

(,,゚Д゚)「お前はバカかゴルァ!!今までやられたことをたったあれだけで許すってか!?」

(;´_ゝ`)「だって許すしか無いだろ!!毎日あんな大量に虫食ってしかもサンドバックになってたらギコ死んじゃうでしょ!!」

(,,゚Д゚)「…お前、自分が何言ってるか分かってるのか?」

( ´_ゝ`)「分かってるよ…それに」

(,,゚Д゚)「それに…?」

( ´_ゝ`)「ギコに死なれちゃ…俺も夢見が悪いんだよ」

(,,゚Д゚)「…バカが…カッコつけてんじゃねえよ…」

( ´_ゝ`)「ハハッほら早く行こ、もう昼休み終わっちゃうよギコ」

(,,゚Д;)「あぁ…行きたいのは山々何だが…腹が……もうだめだ………」

(;´_ゝ`)「え?ギコ?」

(,,゚Д;)「救…急車………」

(;´_ゝ`)「ギコーーーーー!!!!」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 21:49:14.55 ID:FHiJG0PAO
~三日後~

(;´_ゝ`)「ギコ、今日でやっと退院か……」

(;^Д^)「いくら何でも無茶し過ぎなんだよギコ…」

(,,゚Д゚)「うるせぇぞゴルァ…たく、毎日見舞いに何か来やがって……」

(;´_ゝ`)「またそんな憎まれ口ばかり叩いて…」

( ^Д^)「来てくれて嬉しいって素直になれよギコ」

(#,,゚Д゚)「黙れプギャー!!んなこと欠片も思ってねえよ!!!」

(;´_ゝ`)「ギコ!ここ病院!」

(,,゚Д゚)「お、おう…すまねえ……」

( ^Д^)「ギコ…常識考えろよ」

(#,,゚Д゚)「お前のせいだろうがぁ…」

(;´_ゝ`)「落ち着けってギコ、まぁ、明日からまた学校だな」

(,,゚Д゚)「…あぁ、クラスの奴らにも謝らないとな、許して貰えるかどうかは分からんが」

( ^Д^)「多分大丈夫だぞギコ、ほら、外見て見ろよ」

(,,゚Д゚)「あ?」

114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 21:58:22.61 ID:FHiJG0PAO
「「「「「「ギコさん!!!退院おめでとうございます!!!!」」」」」」

( ^Д^)「な?」

(,,゚Д゚)「…いやいやいや、何でだよ!、つか迷惑だろあれ!!」

( ´_ゝ`)「いや、昨日ギコが救急車に運ばれてからクラスの奴らに聞かれたんだ」

( ^Д^)「兄者さん!!!あの頑丈で殺しても死なないようなギコに何があったんですか!?ってな」

(,,゚Д゚)「あいつら後でぶっ殺す…つか兄者、お前…」

( ´_ゝ`)「うん、全部話した」

(,,゚Д゚)「おい!!!」

(;^Д^)「だからここ病院!」

( ´_ゝ`)「お前も似たような事したし、まぁお互い様って事で良いだろギコ」

(,,゚Д゚)「お互い様って…お前なぁ…」

( ^Д^)「まぁ、良いじゃんギコ、それよりも…」

( ´_ゝ`)「退院おめでとう、明日からよろしくね、ギコ!」

(,,゚Д゚)「…おう」

( ´_ゝ`)兄者、初めての平行世界移動編 後日談 完

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 22:06:10.33 ID:FHiJG0PAO
兄者が女の世界とか男女立場があべこべの世界とか魔法が存在する世界とか考えたけど蛇足にしかならなそう
後日談書いたしこれで終わりって事で

136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 22:34:30.12 ID:FHiJG0PAO
~流石家 地下室~

( ´_ゝ`)「…それで今度は何のようだ弟者」

(´<_ ` )「分かってるんだろ兄者?さぁ、早くこのヘッドギアを被るんだ」

(;´_ゝ`)「…今の弟者には恩があるからな、仕方がない、貸せ弟者」

(´<_ ` )「うむ」

( ´_ゝ`)「…よし、装着完了、準備OKだ弟者」

(´<_ ` )「了解、では出発だ」ポチッ

(;´_ゝ`)「弟者、ちょっとは俺の要――

(´<_ ` )「脳波異常無し、モニターよし、完璧だな、流石は俺」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 22:44:26.70 ID:FHiJG0PAO
(;´_ゝ`)「グォォォ……頭が……」

(;´_ゝ`)「…ふう、収まったか、流石にこれは何度やってもなれんな」

pipipipi pipipipi

( ´_ゝ`)「電話か…もしもし、弟者か?」

(´<_ ` )『あぁ、俺だ兄者、遅いじゃないか、今どこにいるんだ?』

( ´_ゝ`)「…(弟者は弟者でもこの世界の弟者のようだな…)」

(´<_ ` )『おい、どうした兄者?』

( ´_ゝ`)「いや、何でも無い、ここは…VIP通りだな」

(´<_ `;)『まだそんな所にいるのか、早くニュー速通りまで来い兄者』

( ´_ゝ`)「ニュー速通り…一駅向こうだな、すぐにいく、待っていてくれ」

(´<_ ` )『最近 女の被害が増えているから、ちゃんと男性専用車両でくるんだぞ兄者、では待ってるからな』ブツッ

(;´_ゝ`)「…は 女?男性専用車両?…まて弟者、話が…切れたな」ツーツーツー

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 22:53:44.36 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「どういう事だ…まぁ良い『45450721』と…」

(´<_ ` )『もしもし、何か問題があったのか?電話がかかってきたようだが』

( ´_ゝ`)「あぁ少しな、弟者、 女の被害とか男性専用車両とか訳の分からない単語が出てきた、どういう事か分かるか?」

(´<_ ` )『 女の被害?男性専用車両?……まぁ一つ分かることがあるな』

( ´_ゝ`)「それは何だ弟者」

(´<_ ` )『男性専用車両何てむさ苦しい電車には死んでも乗りたくないって事だ』

( ´_ゝ`)「あぁ、それは俺も全く持って同意見だ、気があるな弟者」

(´<_ ` )『そうだな兄者』

( ´_ゝ`)「『HAHAHAHAHAHAHAHA!!!!』」(´<_ ` )

ナンダアノコ ネェ、ケッコウカッコヨクナイ?
ザワザワ ザワザワ

( ´_ゝ`)「…流石に街中で高笑いはレベルが高かったか、では行ってくる弟者」

(´<_ ` )『了解だ、俺も色々調べてみよう、気をつけろよ兄者』ブツッ

( ´_ゝ`)「了解だ…よし、では行くか」

146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 23:01:32.69 ID:FHiJG0PAO
~2ch駅~

( ´_ゝ`)「よし、駅についたな、えっと…ニュー速通り方面は…あっちだな」


( ´_ゝ`)「よしここだな、少し待つか」

(;´_ゝ`)「しかし来る途中に見つけたが、本当に男性専用車両があったなまぁ痴漢冤罪はなくなって良いだろうが…あんなむさい電車にはやはり乗りたくはないな」

( ´_ゝ`)「……」

( ´_ゝ`)「…お、電車が来たな…普通電車か、よしコレに乗ろう」

ザワザワ ザワザワ

( ´_ゝ`)「…ん?何故か回りが騒がしいな…まぁ細かい事は気にしないでおこう」

(;´_ゝ`)「しかし見事に女しか居ないな…凄い疎外感を感じる…」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 23:15:39.64 ID:FHiJG0PAO
( ´_ゝ`)「…おっと、すいません」グラッ

jk「いえ…」

(;´_ゝ`)「…(発車した反動でjkにぶつかってしまった…てか俺の周りに人集まりすぎだろ、隣の車両に行け…)」

jk「……ハァ…ハァ…ハァ」

(;´_ゝ`)「…(…何かこのjk息荒く無いか…まさか痴漢か?…しかし周りには女しか居ないし…痴漢冤罪は流石の俺もどうする事もできんぞ)」

jk「……ハァハァ…ハァハァ」サワ

( ´_ゝ`)「…(…ん?ケツに何かが、まぁ密着してたら仕方ないか…)」

jk「…ハァハァ…ハァ…」サワサワ

(;´_ゝ`)「…(…これ明らかに撫でまして無いか?いや、まさかな…)」

(;´_ゝ`)「…フー…(しかし暑いな…この蒸し暑さは何とかならんのか…)」パタパタ

jk「…!フー…フー…」

OL「…!」チラッ

( ´_ゝ`)「…?(ん?空気が変わった?)」

153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 23:25:24.34 ID:FHiJG0PAO
jk「…フー…フー…フー…!フー…!」サワサワナデナデ

OL「…あ、すいません…」グラッ

(;´_ゝ`)「あ、あぁ、大丈夫だ…(明らかに不自然にもたれ掛かってきたぞこのOL…しかも前向きで…)」

jk「フー…!フー…!フー…!」ナデナデサワサワ

(;´_ゝ`)「…(それにこのjk明らかに俺の  を  回してる…まさか、いやまさかな)」

OL「……//////」スリスリスリスリ

(;´_ゝ`)「…(このOLは体を擦りつけるんじゃない!!!!)」

ツギハー ニューソクー ニューソクー
プシュー…

(;´_ゝ`)「よしダッシュだ!!!」ダダダダダッ!

jk「あっ……」

OL「……チッ」

156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 23:32:06.77 ID:FHiJG0PAO
~ニュー速通り~


(;´_ゝ`)「はぁー…はぁー……フゥー…」

(;´_ゝ`)「…●●にはキツい世界だった…あれ以上いたら流石の俺でも●●してしまう…」

(;´_ゝ`)「…しかし何だったんだアレは…どういう事だ…」

( ´_ゝ`)「まさかアレが 女の被害って奴か…て事はもしかしたら……」

(;´_ゝ`)「いやいや…そんな●●の妄想みたいな世界あるわけが…」

(;´_ゝ`)「……」

( ´_ゝ`)「まぁこの問題は置いておこう、今は弟者を探すか」

159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 23:41:24.42 ID:FHiJG0PAO
~五分後~

( ´_ゝ`)「やっと見つけたぞ弟者」

(´<_ ` )「遅かったな兄者…ん?何か疲れてないか?」

( ´_ゝ`)「…いや、別にそんな事は無いぞ」

(´<_ ` )「…そうか…まぁ良い、それじゃあ行くか」

( ´_ゝ`)「あぁ、それは良いんだが…どこに行く予定だったか教えてくれないか?」

(´<_ ` )「…兄者、遂にボケたのか、ご愁傷様」

( ´_ゝ`)「下らない事を言うな弟者、早く教えろ」

(´<_ ` )「今日は久しぶりに六人で集まって酒を飲むんだろうが」

(;´_ゝ`)「こんな真っ昼間からか?」

(´<_ ` )「何言ってるんだ兄者、時間が来るまでこの辺を久しぶりに回って見ようと言ったのは兄者だろうが」

( ´_ゝ`)「…そうだったな、すまない」

(´<_ ` )「しっかりしろよ兄者…では行くか」

( ´_ゝ`)「了解だ」

164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/17(水) 23:56:30.37 ID:FHiJG0PAO
~三時間後 居酒屋嫌儲~

ξ゚⊿゚)ξ「遅かったわね、今までどこほっつき歩いてたのよ!」

川 ゚ -゚)「悪いが先に飲んでいるぞ兄者、弟者」

ζ(゚ー゚*ζ「二人ともごめんねー」

('A`)「やっと男が来たか…お前ら俺を一人にするなよ」

(´<_ ` )「悪いな、ぶらぶらしてたら遅くなった」

( ´_ゝ`)「…(ツン、クー、デレ、ドクオ、後は俺達二人で六人か…」

(´<_ ` )「…おい、兄者?」

( ´_ゝ`)「…(あまり飲み過ぎて暴走しないように気をつけないとな…)」

(´<_ ` )「おいどうした兄者?、さっきから上の空だぞ」

( ´_ゝ`)「あ、あぁ…大丈夫だ、問題ない」

('A`)「本当か?無理するなよ兄者」

川 ゚ -゚)「倒られても困るからな、頼むぞ兄者」

( ´_ゝ`)「大丈夫だ、心配するな、じゃあ、俺達も飲むとするか弟者…」

(´<_ ` )「そうだな兄者」

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 00:08:02.36 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「よし、では乾杯するか弟者」

(´<_ ` )「そうだな兄者」

( ´_ゝ`)「乾杯」(´<_ ` )
キチーン・・

('A`)「おいおい、二人だけで乾杯するなよ」

ζ(゚ー゚*ζ「私達とも乾杯しようよ!」

(´<_ ` )「お前らはもう飲んでいるだろうが」ゴクッ

( ´_ゝ`)「そうだぞ、我慢しろ…」ゴクッ

(;´_ゝ`)「…!!(何だこの酒は…無茶苦茶美味いぞ!!…この世界線は酒も美味いのか…)」ゴクッゴクッゴクッ!!

川 ゚ -゚)「お、良い飲みっぷりだな兄者」

ξ;゚⊿゚)ξ「え?でも兄者ってそんなに酒強かったかしら…」

(;´_ゝ`)「…ん、変だな…天井が回っている…そんなバカな…本当なら3樽は余裕なのに……」フラフラ

(´<_ `;)「酒弱いクセに一気するからだぞ兄者、いつもは殆ど飲まないのに…」

(;´_ゝ`)「ちくしょう……この世界の俺は酒に糞弱かったのか…あ、駄目だ…意識が…」

171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 00:17:29.60 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「……」

(;'A`)「おい、倒れたまま動かなくなったぞ」

ζ(゚ー゚;ζ「あ、兄者は大丈夫なの弟者?」

(´<_ `;)「いや…大丈夫だとは思うんだが…」

( ´_ゝ`)「…」ムクリ

川 ゚ -゚)「む、起き上がったぞ、大丈夫だったみたいだな」

( ´_ゝ`)「イヤー今日は暑いなー!!ヒック……」

(;'A`)「おい…顔色は変わってないのにキャラが変わってるぞ」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと本当に大丈夫なの弟者!?」

(´<_ ` )「俺に聞くなツン」

( ´_ゝ`)「イヤー本当にあついなー……脱ぐか!…ヒック…」ヌギヌギ

ζ(//ー//*ζ「え!?」

ξ//⊿//)ξ「ち、ちょっと兄者!!何脱いでるの!!」ハァハァ

(;'A`)「おいバカ何脱いでるんだ!!!止めろ弟者!!!」

(´<_ ` )「ほう、兄者は酔うと  狂になるのか」

174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 00:27:13.72 ID:x0R5hR5cO
(;'A`)「バカ、何を冷静に分析してるんだ!!!」

川 ゚ ー゚)「うん…これは中々…」マジマジ

(;'A`)「クーはマジマジと見てるんじゃない」

( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHA!!どうだこの筋肉!!最高だろう!!!」

(;'A`)「兄者は見せつけずに服を着ろ!!」

(´<_ ` )「確かにこれ以上はヤバいな、早く服を着ろ兄者」

( ´_ゝ`)「暑いから絶対に着ないぞ!……ヒック…」

川 ゚ ー゚)「…いや…それにしても中々良い筋肉だな兄者」マジマジ

ξ//⊿//)ξ「だからあんたはマジマジ見てるんじゃないわよ!!」チラッチラッ

( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHA!!!何なら触ってみるか??…ヒック…」

ζ(゚ー゚*ζ「…本当?」ピクッ

ξ゚⊿゚)ξ「…良いの?」ピクッ

川 //-/)「え、いや…流石にそれは……」

(;'A`)「何だか不味い方向に話が進んでないか」

(´<_ `;)「うむ、流石にこれ以上はアウトだ、手をうったほうが良さそうだな

177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 00:36:14.81 ID:x0R5hR5cO
(;'A`)「はいストップ!!ストップだストップ!!!」

(´<_ ` )「これ以上はアウトだ、配置に戻れ」

ξ#゚⊿゚)ξ「黙れ●すぞ」

('A`)「端っこで酒飲んでようぜ弟者」

(´<_ ` )「そうだな、それが良いなドクオ」

ζ(//ー//*ζ「ハァハァ…じゃあ行くよ兄者?本当に良いのね?」

( ´_ゝ`)「ドンと来い!!HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!…ヒック」

ζ(//ー//*ζ「じゃあ遠慮無く…おぉ…」ペタ

ξ//⊿//)ξ「は、早く変わりなさいよデレ!」ハァハァハァハァハァハァ

川 //-/)「こんなチャンスは…いやしかし…」ブツブツ

( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!!どうだ俺の筋肉は!!!」

ζ(//ー//*ζ「胸筋…凄い……あ、鼻血が…ちょっとトイレ行ってきます」ボタボタボタ

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 00:45:50.76 ID:x0R5hR5cO
ξ//⊿//)ξ「行ったわね…さぁ!!次は私の番よ!!」

川 ゚ -゚)「…いや、待て、次は私だ」

ξ#゚⊿゚)ξ「何ですって!!あなたさっきまで端っこでブツブツ言ってたじゃないの」

川 ゚ -゚)「あぁ…それで決心を固めた…それに、一番最後の方がその分長く触れるんじゃないか?」

ξ゚⊿゚)ξ「…なるほど、一理あるわね…じゃああなた行きなさいよ」

( ´_ゝ`)「誰でも良いぞ、ドンとこーい!!ヒック…」

川 //-/)「そ、それじゃあ遠慮無く…お、おぉ…これは…」ピタッ

ξ//⊿//)ξ「…ど、どうなのよ…」

川 //-/)「…しっかりしてて、たくましい…」サスサス

( ´_ゝ`)「…ん、ちょっとこしょばゆいぞ…ヒック…」

川 //-/)「あ、これ以上は駄目だ…ちょっとトイレ行ってくる」

ξ//⊿/)ξ「ふ、フフフ次は私の番よ兄者!!」

( ´_ゝ`)「んー…」

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 00:53:25.82 ID:x0R5hR5cO
ξ゚⊿゚)ξ「ど、どうしたのよ兄者!!何か文句でもあるわけ!?」

(;´_ゝ`)「いや…そういう訳じゃ無いんだが…」

ξ゚⊿゚)ξ「じ、じゃあどうしたのよ…」

(;´_ゝ`)「いや、気持ちが悪…オボロロロロロロ」

ξ;゚⊿゚)ξ「き、キャーッ!兄者大丈夫!?」

(;'A`)「あーあ、一気何かするから…てかツン思いっきりゲロ浴びてるじゃねぇか…」

ξ゚⊿゚)ξ「いや、私の業界だとご褒美だからそれは良いわ、それよりお水!!」

(´<_ ` )「今とんでもない事聞いた気がするが気にしないでおこう、じゃあ水いれてくるぞ」

(;'A`)「おう頼んだぞ…ツンは服を早く拭け」

ξ//⊿/)ξ「いや…胸触れなかったんだしもう少しこのまま…」

(;'A`)「理解できねぇ…」

188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 01:03:18.52 ID:x0R5hR5cO
~20分後~

(;´_ゝ`)「ん?ん~…」

('A`)「お、目が覚めたか兄者」

(´<_ ` )「大丈夫か兄者、水飲むか?」

(;´_ゝ`)「うむ、貰おう…それより何かとんでもない事した気がするんだが…」

(;'A`)「…いや、何も無かったよ」

(´<_ `;)「あぁ…そうだな、確かに何も無かった」

(;´_ゝ`)「そ、そうか…ん?女三人がいないがどうしたんだ?」

(;'A`)「いや、ちょっと前に三人ともトイレに入ったっきり出てこなくてな」

(´<_ ` )「あぁ、きっと腹でも壊したんだろう、後兄者が目を覚ましたら先に帰ってても良いと言っていたぞ」

(;'A`)「そ、そうだったな、獣が帰って来る前に早く帰ろう!」

( ´_ゝ`)「何を急いでるんだ…まぁ良い、それじゃあ帰るとするか」

(´<_ ` )「うむ、早く帰ろう」ピロリロリン ピロリロリン

(´<_ ` )「…ん、メールか」

『帰っても良いけど、また近いうちに飲みにきましょうね(ハート) ツン』

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 01:07:03.56 ID:x0R5hR5cO
(´<_ ` )「…」

('A`)「どうしたんだ弟…者…」

( ´_ゝ`)「…ん?どうしたんだ?」

('A`)「…何でもない、先ずは帰ろうぜ弟者」

(´<_ ` )「そうだな、話はそれからだ」

( ´_ゝ`)「…二人とも何か隠してないか?」

(;'A`)「「いや、隠してないぞ!」」(´<_ `;)

(;´_ゝ`)「そ、そうか」

194: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 01:16:56.93 ID:x0R5hR5cO
~20分後 2ch駅 男性専用車両~

(´<_ ` )「しかし今日は大変だったな、兄者、これからは絶対に一気はするなよ」

( ´_ゝ`)「うむ、了解だ」pipipipi pipipipi

( ´_ゝ`)「…ん?元の世界の弟者からか…弟者、少し席を外すぞ」

(´<_ ` )「ん?分かった、気をつけろよ兄者」

( ´_ゝ`)「あぁ、了解だ」


( ´_ゝ`)「どうした弟者」

(´<_ ` )『あぁ、兄者か、情報が集まったぞ』

( ´_ゝ`)「今更か…そして、何が分かったんだ?」

(´<_ ` )『あぁ、そこは男女立場逆転の世界だ…昔には女尊男卑の風習があり、男の 欲はそれ程でもないが女の 欲がヤバい事になっている」

( ´_ゝ`)「…いや、知っているぞ弟者…今更過ぎるだろ…」

198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 01:25:03.87 ID:x0R5hR5cO
(´<_ ` )『む、そうか…残念だな』

( ´_ゝ`)「…弟者…何をしていた?」

(´<_ ` )「あぁ、 女されてる時のモニター見てたら我慢出来なくなってな、トイレ行ったついでに  をしていたぞ」

(;´_ゝ`)「…弟者がとばしたんだ、ちゃんと最後まで見ているのが筋だろう」

(´<_ ` )『悪いが生理現象はどうしようもない』

( ´_ゝ`)「まぁ…そうだな、まぁ良い、早く元の世界に戻してくれ」

(´<_ ` )『了解だ、では電話を切るぞ』ブツッ

(;´_ゝ`)「うぐ…早速始まっ―――

( ´_ゝ`)「…」

( ´_ゝ`)「…うむ、何故俺は一気何かしたんだ…?まぁ良い、弟者の所に戻るか」

201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 01:33:48.39 ID:x0R5hR5cO
(;´_ゝ`)「ウグゥゥゥ……この頭痛は何とかならんのか…」

(´<_ ` )「脳波だけとはいえ次元をこえるんだ、それくらいの副作用はどうしようもない」

( ´_ゝ`)「…うむ、まぁ分かることは分かるんだが…もう飛ぶのはごめんだな」

(´<_ ` )「だが良い思いも出来ただろ兄者、俺は人体実験できた、兄者は良い思いをできた、winwinな関係じゃないか」

( ´_ゝ`)「…まぁそう言われればそうなんだがな…」

(´<_ ` )「まぁ、今日はもう休め、また明日とんでもらうんだからな」

(;´_ゝ`)「また明日も飛ぶのか?」

(´<_ ` )「また良い思いが出きるかもしれないぞ?」

( ´_ゝ`)「ん…うむ…まぁ仕方ない、手伝ってやるとするか」

(´<_ ` )「流石は兄者、 欲に素直、変 だな」

( ´_ゝ`)「黙れ弟者」

( ´_ゝ`)男女立場逆転アマゾネス編 完

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 01:52:35.84 ID:x0R5hR5cO
~翌日~

( ´_ゝ`)「またか弟者…」

(´<_ ` )「何万回でも飛ぶと言ったのは兄者だろ、さぁヘッドギアを被ろうか兄者」

( ´_ゝ`)「確かに言ったが…まぁ仕方ない、貸せ」

(´<_ ` )「どうぞ兄者」

( ´_ゝ`)「うむ、よし、装着したぞ弟者」

(´<_ ` )「そうだな兄者」ポチッ

( ´_ゝ`)「うむ、唐突にとばされるのに――

(´<_ ` )「…オールグリーン、完璧だ、流石は俺」

209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 02:04:00.64 ID:x0R5hR5cO
(;´_ゝ`)「グゥゥゥ…この頭痛だけはなれないな…」

「…おい、おい!!勇者!!!」

( ´_ゝ`)「耳元でうるさい奴だな…一体誰だ?」

(;'A`)「うるさいは無いだろ!!魔法を教えてたらいきなり頭を抱えて苦しみ出したのは勇者だろうが!!」

( ´_ゝ`)「……ドクオか?何だその格好は…」

(;'A`)「…おい、本当に大丈夫か勇者?これは魔法使いの制服みたいなもんだろ、旅に出てからいつも見てるだろうが…」

( ´_ゝ`)「…そ、そうか…まぁ良い、それで魔法がどうとか言ってなかったか?」

(;'A`)「お前が魔王と戦うまでに覚えられる事は全部覚えたいからって俺に魔王を学びに来たんだろうが!!」

( ´_ゝ`)「…魔王に魔法……あと、俺が勇者か…とんでもない世界に来てしまったみたいだな…」

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 02:16:19.71 ID:x0R5hR5cO
('A`)「続き話すぞ?魔法ってのは己の精神力に比例してだな」

( ´_ゝ`)「ちょっと待ってくれドクオ」

(;'A`)「もう何なんだよ勇者!?やる気あるのか!?」

( ´_ゝ`)「いや、魔法は後で学ぼう、その勇者ってなんだ?」

(;'A`)「遂にボケたか…お前が自分を勇者って呼べって言うから、わざわざ勇者って呼んでるんだろうが!」

( ´_ゝ`)「…俺は何故そんな事を…?」

(;'A`)「知らねえよ…常時勇者の気分に浸りたかったとかじゃねえの」

(;´_ゝ`)「…この世界線の俺はもしかしてアホなのか…?」

('A`)「そうだな、お前はアホだ勇者」

( ´_ゝ`)「ドクオ、その勇者ってのは止めて名前で呼べ」

('A`)「名前…兄者か?」

( ´_ゝ`)「おう、そうだ、頼んだぞ」

(;'A`)「呼び方とかコロコロ変えるなよ…まぁ良いか」

267: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 14:16:46.60 ID:x0R5hR5cO
('A`)「それで、魔法の続きだが、魔法の威力や範囲は全て発動者の精神力…」

( ´_ゝ`)「待てドクオ、もう少しだけ」

(;'A`)「…あぁ、もう何でも言ってみろ」

( ´_ゝ`)「仲間はお前だけなのか?」

(;'A`)「お前本当に大丈夫かよ…最初から今まで二人のみだっただろ?」

( ´_ゝ`)「いや、普通こういう場合もう少し人数いるんじゃないのか?例えば四人とか」

(;'A`)「しょうがねぇだろ、俺も兄者もお互いと家族以外には極度のコミュ障なんだから…」

(;´_ゝ`)「コミュ障なのか…」

(;'A`)「あぁ…もう良いだろ、泣きそうになってきた…それで続きだが」

( ´_ゝ`)「いや、最後にもう一個」

(;'A`)「お前本当にやる気あるのかよもぉおおおお!!!」

270: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 14:21:55.86 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「いや、先に魔法を一度見せてもらおうかと思ってな」

('A`)「ん?どうした、いつも見てるだろうが」

( ´_ゝ`)「いや、一度改めて見てからの方が理解しやすいかと思ってな」

('A`)「何だそう言う事か、やっとやる気が出て来たみたいだな…じゃあ外出るぞ、この先に雑魚モンスターしか居ない原っぱがあるからそこに行こう」

( ´_ゝ`)「ん、そう言えばここはどこなんだ?」

('A`)「三日前から厄介になっている宿屋だろうが、早く行くぞ兄者」

( ´_ゝ`)「了解だドクオ」

272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 14:30:56.25 ID:x0R5hR5cO
~5分後 VIP平原~

('A`)「よし、ついたな兄者」

( ´_ゝ`)「思ったより近かったなドクオ」

('A`)「何回も来てるだろうが…多分ここら辺にいるはず何だが」

スライム の 群れが 現れた!

('A`)「お、いたいた」

( ´_ゝ`)「ほう…本物のモンスターを見るとすこし興奮するな」

(;'A`)「危ない奴だなお前…と、無駄話してる場合じゃないな、じゃあ先ずは簡単な魔法唱えるから見てろ兄者」

( ´_ゝ`)「了解だドクオ」

('A`)「え~と…スライムの数は…」

スライム×3 スライム×1

('A`)「…」

( ´_ゝ`)「…親近感を覚えるのか?」

('A`)「うるさい黙れ」

276: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 14:40:22.71 ID:x0R5hR5cO
('A`)「じゃあボッチスライムに狙いを付けて…メラ!」ボォォ…

スライムD「ピギー!!」

スライムDに23のダメージ! スライムは死んでしまった

(*´_ゝ`)「ほう…凄いなドクオ」

('A`)「感心してる場合じゃ無いだろ…スライムが襲ってくるぞ!」

スライムABC「ピギー!!」

スライムAの攻撃! 兄者にスライムが体当たり!

( ´_ゝ`)「おっと…危ないだろう、が!」ヒラリ バキッ!

スライムA「ピギャ!!」ドシャァ…

しかし兄者のカウンター! スライムAは65のダメージ! スライムAは死んでしまった

(;'A`)「おい、こんなのありかよ」

( ´_ゝ`)「黙ってやられる事も無いだろドクオ」

('A`)「まあ確かに…じゃあこれからはずっと俺のターンだ!!」

勇者一行は『ずっと俺達のターン』を習得した!

280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 14:51:11.60 ID:x0R5hR5cO
~10分後~

('A`)「とまぁ、こいつらを的にして一通り魔法を見せた訳だが、何か役にたったか?」

スライムだったもの「…」

( ´_ゝ`)「…うむ、まぁ魔法がどんな物かは一応分かった、確か精神力が威力や攻撃範囲に関係するんだったな?」

('A`)「あぁそうだ
、そして魔法を唱えるのに必要なMPも精神力で絶対量が決まる」

( ´_ゝ`)「という事はお前も精神力が…強い?」

(#'A`)「おい、なんで疑問系なんだ」

( ´_ゝ`)「細かい事は気にするな、そして魔法を唱える方法だが」

('A`)「…まぁ良いか、炎魔法なら炎、氷魔法なら氷を強くイメージしながら魔法名を唱えれば良い」

( ´_ゝ`)「了解だ、ではやってみるか」

282: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 14:59:02.22 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「では炎を強くイメージ…」

( ´_ゝ`)「…」

( ´_ゝ`)「…よし、メラ!」ゴォオオオ!!!!

ドゴォォォン!!!

(;'A`)「…は?」

( ´_ゝ`)「…あれがメラか?」

(;'A`)「いやいやあれは全く別物だろ…メラゾーマじゃね?、お前メラゾーマ何か使えたのかよ…」

( ´_ゝ`)「…いや、俺は確かにメラを唱えたはずだが…」

(;'A`)「…」

( ´_ゝ`)「…」

(;'A`)「…おい、MPを確認してみるぞ兄者」

( ´_ゝ`)「どうやって?」

('A`)「もう良い、俺が勝手に見るからな」

ドクオ MP 33/87
兄者 MP 測定不能

(;'A`)「…何が何だか分からない」

286: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 15:08:02.98 ID:x0R5hR5cO
(;'A`)「…うーん…勇者の名は伊達じゃ無いって事か…?でも測定不能だ何て…」

( ´_ゝ`)「…測定不能?」

(;'A`)「…あぁ、魔王とかのMPの∞みたいなもんだろうな」

(;´_ゝ`)「ドクオは何故魔王のMPを知っているんだ…」

( ´_ゝ`)「…ん?という事は魔法使い放題と言う事か?」

('A`)「そうだな…それにあの威力…魔法の種類さえ覚えればこの大陸では間違いなく最強の魔法使いだな」

( ´_ゝ`)「…そうか」

('A`)「おう…」

( ´_ゝ`)「………イオナズ――

(;'A`)「お前何でそんな魔法知ってるんだ!?止めろ使うんじゃない!!!」

289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 15:16:38.48 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「…まぁ良い、では魔法を思う存分使える所は無いのかドクオ?」

('A`)「…あるにはあるぞ、確かここから真っすぐ行った所に魔王の右腕と言われる奴が支配している塔が…でもその周辺にいる雑魚魔物すら俺達のレベルじゃ勝てないな」

( ´_ゝ`)「俺の魔法なら勝てるんじゃないか?」

('A`)「…」

( ´_ゝ`)「…」

('∀`)「ハハッもうどうにでもなーれ☆行くか兄者」

( ´_ゝ`)「うむ、そうしよう」

290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 15:29:08.28 ID:x0R5hR5cO
~30分後 鬼女塔周辺~

( ´_ゝ`)「こんな近い所にこんな塔が…普通に考えたらおかしいだろ」

('A`)「お前が普通を語るな兄者…話してる途中にいきなりチート仕様になりやがって…」

( ´_ゝ`)「細かい事は気にするなドクオ、それにしても…」

グルルルル… グォオオオ…

( ´_ゝ`)「…凄い魔物の数だな」

('A`)「そうだな…よし兄者、片付けろ」

( ´_ゝ`)「了解、……イオラ!」バゴォォオオオオオン!!!!!

大量の魔物が吹き飛んだ! 大量ね経験値とゴールドを手に入れた!

ドクオはレベルが上がった!
兄者はレベルが上がった!
ドクオは(ry
兄者(ry
ド(ry
(ry

294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 15:41:09.82 ID:x0R5hR5cO
ドクオ レベル43
兄者 レベル45

('A`)「よし、思った通りレベルが上がったな、これなら何とかなるかも」

( ´_ゝ`)「…卑怯なやり方だなドクオ」

(;'A`)「仕方が無いだろ…よし、塔の前まで来たぞ……分かってはいたけど近づいたらこれまた高いな兄者」

( ´_ゝ`)「そうだな…おいドクオ、試したい事があるんだが、やっても良いか?」

('A`)「ん?良いんじゃないか?」

( ´_ゝ`)「そうか、じゃあやってみるぞ……トリプル!」シュゥゥン!

兄者 は トリプルを使えるようになった!

(;'A`)「…は?トリプルってなんだ?」

( ´_ゝ`)「なるほど異世界の魔法も使えるのか…では」

( ´_ゝ`)「……フレア×3!」ドォォオオン!ドォォオオン!ドォォオオン!!

ドゴォォォン…
塔は 轟音をたてながら 崩れ落ちた!!

(;'A`)「ho…クレイジー…」

299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 15:53:48.40 ID:x0R5hR5cO
兄者は フレアを 使えるようになった!

おめでとう!魔王の右腕を倒したぞ!

(;'A`)「……わけが分からん」

( ´_ゝ`)「まぁ倒せたんだから良いだろドクオ、あまり深く物を考えると禿げるぞ?」

('A`)「うるさい黙れ兄者、それに兄者は一々やり過ぎなんだよ…」

( ´_ゝ`)「やり過ぎでも倒せれば良いんだドクオ、大事なのは過程ではなく結果だ、やり方を選んでも死んでしまっては意味が無いからな」

('A`)「…あぁ、まぁそうだな、それで良い」

( ´_ゝ`)「…しかし流石に疲れたな、一旦宿に戻るかドクオ」

(;'A`)「あぁ、そうだな…俺も違う意味で疲れたわ…」

302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 16:02:06.03 ID:x0R5hR5cO
~35分後 名無しの宿 自室~

(;´_ゝ`)「ふぅー…やっと戻って来たか…」

(;'A`)「疲れたな兄者…」

(;´_ゝ`)「あぁ…もう元の世界に…あ、携帯が無いな…」

( ´_ゝ`)「おいドクオ、何か書くものは無いか?」

('A`)「書くもの?確か下の階にホワイトボードが…」

( ´_ゝ`)「ホワイトボードはあるのか…じゃあちょっと下の階に行ってくるぞドクオ」

('A`)「おう、俺はもう寝るわ…」

305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 16:09:04.50 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「…」キュッキューッ

( ´_ゝ`)「…よし、これで伝わるだろう」

『弟者、もう充分だ、そろそろ戻してくれ』

( ´_ゝ`)「…よし、これでしばら――

( ´_ゝ`)「…」

(;´_ゝ`)「俺はいつの間にあんな魔法を使えるように…」

(;´_ゝ`)「うーん…」

( ´_ゝ`)「…」

( ´_ゝ`)「…フレア!」

兄者はフレアを唱えた!
しかしMPが足りない!

( ´_ゝ`)「…は?」

兄者 MP 0/0

309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 16:22:02.90 ID:x0R5hR5cO
~元の世界線~

(;´_ゝ`)「ウグゥゥゥ…早過ぎるだろ……」

(´<_ ` )「早い方が良いだろ、それにしても派手にやっていたな兄者」

( ´_ゝ`)「…あぁいうのは派手にやった方が気持ち良いだろ弟者」

(´<_ ` )「まぁ確かにそうだが…兄者、それはさておき一つ試して欲しい事がある」

( ´_ゝ`)「あぁ、俺も試してみようかと思っていた、ではいくぞ弟者?」

(´<_ ` )「うむ、やってくれ兄者」

( ´_ゝ`)「……フレア!!」

( ´_ゝ`)「……何もおきないな」

(´<_ `;)「何もおきなくて本当に良かった、もし発動していたらこの地下室など吹っ飛んでいたぞ兄者」

( ´_ゝ`)「起きなかったんだから良いだろ弟者、細かい事は気にするな、HAHAHAHAHAHA!!!」

~30分後~

テレビ「緊急ニュースです、今から30分ほど前、山が突然大爆発をおこしたとの事です、幸い怪我人はいませんでしたが、山は完全に抉れており――

(´<_ ` )「……まさかな」

( ´_ゝ`)チート勇者兄者編 完

318: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 16:47:44.59 ID:x0R5hR5cO
~翌日 流石家 地下室~

(´<_ ` )「よし来たな兄者、では早速装着して貰おうか兄者」

(;´_ゝ`)「…もう有無も言わさない勢いだな弟者」

(´<_ ` )「うむ、どうせ兄者は断らないしな」

( ´_ゝ`)「…まぁそれもそうだが…別に良いか、装着したぞ弟者」

(´<_ ` )「よし、出発だ兄者」ポチッ

( ´_ゝ`)「さて、次はどんな世――

(´<_ ` )「……オール問題なし、成功だな、流石は俺」

322: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 17:08:36.67 ID:x0R5hR5cO
(;´_ゝ`)「ウガァァァ…これだけは何度飛んでもなれないな……」

ドゴーン!!!

(;´_ゝ`)「うぉ!なんだ!?」

(`・ω・´)「馬鹿野郎兄者!!んな所で何をやってやがる!!!死にてぇのか!?」

タタタタッ!!! ダンッ!! ダンッ!!

(;^ω^)「シャキン隊長!!もう後がありません!!!」

(`・ω・´)「うるせぇ!!!後が無くても生き残るぞ!!!!」

(;´_ゝ`)「…この硝煙と血の匂い…戦場か…?」

(`・ω・´)「お前は何を呆けているんだ兄者!!!」

( ´_ゝ`)「…あぁ、そうだな、戦場では一瞬の気の緩みが死に繋がる」

(`・ω・´)「…よし、元の顔に戻ったな、お前ら!!ここに残っている奴全員で生きて帰るぞ!!!」

「「「「おう!!!」」」」

( ´_ゝ`)「…この感じ、傭兵か?」

325: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 17:19:21.79 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「…ここに今生き残っているのは俺、ブーン、ドクオ、モララー、そして隊長と思われるシャキンのみ…」

( ´_ゝ`)「援軍は…分からんが傭兵に援軍など出さんだろうな、しかもたった五人だ」

( ´_ゝ`)「そして敵兵士が多いな…戦車やRPG持った奴がいないのが不幸中の幸いか」

(;・∀・)「…クソ、敵の数が多すぎる!!!」

(;'A`)「弾もそこを尽きてきたぞ…ちくしょう!!!」

(`・ω・´)「騒ぐんじゃねえ!!!口を動かす暇があったら手を動かせ!!」

( ´_ゝ`)「…絶望的だな、さてどうするか」pipipipi pipipipi

( ´_ゝ`)「…無線機に連絡…弟者からか」

328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 17:32:25.36 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「こちら兄者、弟者か?」

(´<_ ` )『ザ…ザザ…あぁ、大変な事になったな兄者』

( ´_ゝ`)「全くだな、生き残れる可能性は?」

(´<_ ` )『…このままだとかなり低いが…少し待ってくれ、今逃走ルートを探している』

( ´_ゝ`)「了解だ、では一旦切るぞ弟者」

(´<_ ` )『…兄者、二時間死ぬなよ、二時間たったらすぐに戻すからな』

( ´_ゝ`)「…了解だ、じゃあな弟者」ブツッ

( ´_ゝ`)「…さて久し振りに頑張るか」

(`・ω・´)「おい!何を話しているんだ兄者!!」

( ´_ゝ`)「あぁ、少し助けを求めにな、もしかしたら逃走ルートが見つかるかも知れんぞシャキン隊長」

(`・ω・´)「なんだと…本当か兄者!?」

( ´_ゝ`)「あぁ、すぐに連絡が来るはずだ、それまで持ちこたえれるか?」

(`・ω・´)「力ずくでも持ちこたえさせる、おい分かったなお前ら!?」

「「「 おう!!」」」

334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 17:56:43.90 ID:x0R5hR5cO
~五分後~

(;・∀・)「クソ…まだか兄者!?」

( ´_ゝ`)「もう少しだ、もうだけ待て…」pipipipi pipipi

( ´_ゝ`)「来たぞ、もしもし、弟者か?」

(´<_ ` )『あぁ俺だ、逃走ルートが見つかったぞ』

( ´_ゝ`)「うむ、それでどちらに向かえば良い?」

(´<_ ` )『まずはそこから左の抜け道を通ってくれ』

( ´_ゝ`)「左の抜け道…ここか、おいこっちだ!行くぞ!!」

(`・ω・´)「そっちか…行くぞお前ら!」

336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 18:06:14.42 ID:x0R5hR5cO
(;・∀・)「やっとか…」

( ´_ゝ`)「そしてここからどっちに向かえば良いんだ弟者?」

(´<_ ` )『うむ、そのまま真っ直ぐに進んでくれ兄者、近くに敵兵がいるかも知れないから慎重にな』

( ´_ゝ`)「了解だ、ではこのまま先に進むぞ、近くに敵兵が潜んでいるかも知れんから慎重にな」

(;・∀・)「でも後ろから敵兵が来てるぜ?」

( ´_ゝ`)「焦って死んだら元も子もないだろ」

(`・ω・´)「兄者の言うとおりだな…慎重に急いで行くぞお前ら!!」

(;'A`)「んな無茶な……」

(;^ω^)「まぁ無茶の1つや2つはやらないとこのご時世生き残れないお」

339: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 18:21:25.16 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「……」ダンッダンッダンッ

敵兵「グワッ!」ドサッ

(;・∀・)「ふぅ…疲れたな兄者」

( ´_ゝ`)「休んでいる暇は無いぞ、後ろから追いかけているかも知れないんだ」

(`・ω・´)「そうだな、お前ら気合い入れていけよ!!」

(;'A`)「……でも流石に疲れは溜まるよな…」

(;^ω^)「敵兵と殆ど遭遇してないのが唯一の救いだお」

(;・∀・)「そうだな…兄者、後どれくらいだ?」

( ´_ゝ`)「わからん…もうそろそろだとは思うんだが…」

(;'A`)「えぇ…」

( ´_ゝ`)「文句があるなら戻って良いんだぞドクオ」

('A`)「いや、全く無いぜ!!」

341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 18:42:31.12 ID:x0R5hR5cO
(;`・ω・´)「ふぅ…流石に疲れたな、まだか兄者?」

(;´_ゝ`)「もう少しだとは思うんだが……」pipipipi pipipipi

(*・∀・)「おぉ、来たんじゃないか兄者?」

( ´_ゝ`)「うむ、弟者か?」

(´<_ ` )『あぁ、俺だ…その先に建物が見えるだろ?』

( ´_ゝ`)「…あぁ、見えるな、あれがどうかしたか?」

(´<_ ` )『あそこで待機していてくれ、そこに友軍が通りかかるはずだ、それにそこなら敵も迎え討てるだろ』

( ´_ゝ`)「…本当か?」

(´<_ ` )『あぁ、今から丁度…一時間くらいで友軍がつくはずだ』

( ´_ゝ`)「一時間…俺が戻れるのと同じくらいの時間か」

(´<_ ` )『そうだな…では一旦切るぞ』ブツッ

( ´_ゝ`)「あぁ、分かった…おいあの建物に行くぞ、一時間程で友軍が来るはずだ!!」

(*・∀・)「おぉ…!!」

(`・ω・´)「よし…行くぞお前ら!!」

342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 18:51:09.07 ID:x0R5hR5cO
~廃墟内~

(`・ω・´)「ふぅ…一安心だな…」

(;'A`)「あぁ…疲れた…」

(;・∀・)「でももう殆ど弾も無いぞ、見つかったらヤバいな」

( ´_ゝ`)「大丈夫だろ、こんな所に用は無いはずだ」

(;^ω^)「そうだと良いんだけど…」

(;'A`)「おい…変なフラグたてるなよブーン」

(`・ω・´)「フラグ?旗がどうしたって?」

(;'A`)「いや、何でも無いです」

344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 18:58:35.60 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「…おい、お前らは何で傭兵になったんだ?」

('A`)「は?いきなりどうした?」

( ´_ゝ`)「いや、願掛けだ、映画とかでもこういう話ししてると中々敵攻め込んで来ないだろ」

(;・∀・)「それって皆死にかけで最後は仲良くヤられるフラグじゃ…」

( ´_ゝ`)「細かい事は気にするなモララー」

( ^ω^)「じゃあ僕から話すかお、って言ってもマンマにありつくためってだけだけど」

(;'A`)「このご時世だもんなぁ…」

( ´_ゝ`)「うむ…中々生きるのが大変な世界のようだな」

347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 19:14:09.64 ID:x0R5hR5cO
~色々あって一時間後~

( ´_ゝ`)「…そろそろ友軍が来たみたいだな」

( ^ω^)「結局何も来なかったお!」

('∀`)「ハハッ、拍子抜けだな」

(`・ω・´)「じゃあドクオ、お前もう一度戦って来い」

(;'A`)「え!?今からですか!?」

(;・∀・)「一言多いんだよドクオ」

349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 19:16:58.29 ID:x0R5hR5cO
(`・ω・´)「…おい兄者」

( ´_ゝ`)「…ん?どうしたシャキン隊長」

(`・ω・´)「今日俺達が生き残れたのはお前のおかげだ、お前が居なければ俺達は全滅だっただろう、だから礼を言う」

( ´_ゝ`)「…フッ、自分が生き残る為にしただけだ、仲間が居た方が生存確率も上がるからな」

(`・ω・´)「…素直じゃ無い奴だなお前」

( ´_ゝ`)「…そろそろ二時間か…」

(`・ω・´)「…ん?どうかしたのか?」

( ´_ゝ`)「いや、何でもな――

( ´_ゝ`)「…」

( ´_ゝ`)「なんでも無いぞシャキン、早く友軍の所へ行こう」

(`・ω・´)「…そうだな、行くか!!」

354: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 19:26:37.86 ID:x0R5hR5cO
~元の世界線~

(;´_ゝ`)「フグゥゥ……つ、疲れたな……」

(´<_ ` )「あの状況で生き残るとは、流石だな兄者」

( ´_ゝ`)「まぁ、弟者の情報があったからな」

(´<_ ` )「…すまなかったな兄者、危険な所に飛ばしてしまって」

( ´_ゝ`)「…いや、弟者のせいでは無い」

(´<_ ` )「しかし…」

( ´_ゝ`)「…フッ、結果が全てだと言っただろ、気にするな弟者」

(´<_ ` )「兄者…分かった、気にしないでおこう、ではまた明日とんで貰うから今日はもう休め兄者」

(;´_ゝ`)「…流石は弟者、この図太さは世界一だな…」

(´<_ ` )「何か言ったか兄者」

( ´_ゝ`)「いや、何でも無いぞ弟者」

( ´_ゝ`)兄者、傭兵に返り咲き編 完

357: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 19:44:31.77 ID:x0R5hR5cO
~翌日~

ガチャッ

(´<_ ` )「やっと来たか兄者早くこ…れを…」

l从・∀・ノ!リ人「小さい兄者!やっと見つけたのじゃ!!」

(´<_ `;)「ど、どうして妹者がここに…」

l从・∀・ノ!リ人「最近大きい兄者と小さい兄者よく二人で集まってるのじゃ」

(´<_ ` )「う、うむ、そうだな」

l从・∀・ノ!リ人「それで大きい兄者に何をしているのか聞いてみたのじゃ、そしたら…」

(*´_ゝ`)『とっても楽しい事だぞ妹者、後で弟者に会いに行って見ろ』

l从・∀・ノ!リ人『分かったのじゃ!でも小さい兄者はどこにいるのじゃ?』

(*´_ゝ`)『地下室に居るはずだぞ妹者』

l从・∀・ノ!リ人『分かったのじゃ!ありがとうなのじゃ大きい兄者』

(*´_ゝ`)『どういたしまして、妹者は可愛いなぁ』

l从・∀・ノ!リ人「という訳なのじゃ小さい兄者!」

(´<_ `#)「あのシスコンが…俺も人の事は言えないが

363: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 19:56:33.46 ID:x0R5hR5cO
l从・∀・ノ!リ人「それで、大きい兄者と小さい兄者はここで何をしているのじゃ?」

(´<_ `;)「い、いや…それはだな妹者…」

l从・∀・ノ!リ人「…どうしたのじゃ?」

(´<_ `;)「…うーむ…妹者には危険というか…兄者クラスの怪物で無いと危険な世界での対応も…」

l从;∀;ノ!リ人「…私は仲間外れなのじゃ?」

(´<_ ` )「OK、すぐに準備しよう、少し待ってくれ妹者」

l从*・∀・ノ!リ人「わーいなのじゃ!ありがとうなのじゃ小さい兄者!」

(´<_ ` )「…流石だな妹者、幼いと言えど流石家の女なだけはある」

374: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 20:31:02.21 ID:x0R5hR5cO
~15分後~

(´<_ `;)「よし成功だ…危険な世界へのルートを完全途絶、とばした時の頭痛を調和、そしてヘッドギアを妹者の頭の大きさに合わせる、完璧だな」

l从・∀・ノ!リ人「小さい兄者!準備が終了したのじゃ?」

(´<_ ` )「あぁ、準備OKだ、これを被ってくれ妹者」

l从*・∀・ノ!リ人「あ、ピンクの花柄で可愛いのじゃ!…これで良いのじゃ?」

(´<_ ` )「そうだ、準備が完了したな…それではこれからやることの説明をするぞ妹者」

l从・∀・ノ!リ人「大丈夫なのじゃ小さい兄者!大きい兄者から全部聞いたのじゃ!」

(´<_ ` )「…そうか、ではカウントダウンするぞ妹者、3、2、1、……0」ポチッ

l从*・∀・ノ!リ人「レッツゴーなのじゃ!――

(´<_ ` )「…オールOK、成功だ、流石だよな俺」

377: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 20:43:34.34 ID:x0R5hR5cO
l从・∀-ノ!リ人「……ん?」

l从*・∀・ノ!リ人「……おぉ!!今さっきまでと景色が全然違うのじゃ!成功なのじゃ!!」

l从*・∀・ノ!リ人「凄いのじゃ!やっぱり小さい兄者は流石なのじゃ!!」

「き、急にどうした姉者」

l从・∀・ノ!リ人「…え?姉者?」

(´<_ `;)「急に騒ぎ出すなんて…気でも狂ったか姉者?」

(;´_ゝ`)「姉者だけが流石家唯一の良心何だ、頼むぞ本当」

l从;・∀・ノ!リ人「…え?どういう事なのじゃ?後なんだか高いような…」

379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 20:54:21.54 ID:x0R5hR5cO
l从;・∀・ノ!リ人「お、大きい兄者と小さい兄者…少し背が縮んだのじゃ?」

(;´_ゝ`)「演技でも無いことを言うな姉者、それに姉者よりは背高いぞ」

(´<_ `;)「あと、その大きい兄者と小さい兄者と言うのは何だ姉者?」

l从;・∀・ノ!リ人「ち、小さい兄者こそその姉者って何なのじゃ!私は姉者じゃなくて妹者なのじゃ!」

(;´_ゝ`)「本当に大丈夫か姉者?妹者は…あそこに居るだろ…」

∬´_ゝ`)「…ん?私がどうかしたか?」

l从;・∀・ノ!リ人「…あ、姉者が子供になっているのじゃ…」

l从*・∀・ノ!リ人「…可愛いのじゃ」

380: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 21:02:45.97 ID:x0R5hR5cO
l从;・∀・ノ!リ人「姉者が可愛いのは良いのじゃ…でも、どういう事なのじゃ?」

∬*´_ゝ`)「姉者、あんまり可愛い可愛い言われると照れるぞ」

( ´_ゝ`)「可愛い可愛い」

(´<_ ` )「可愛い可愛い」

∬#´_ゝ`)「…フンッ!」ボキッ バキッ

(;´_ゝ`)「ho…」ドサッ

(´<_ `;)「ゴールデンボールは…駄目だ…ぞ…」ドサッ

l从;・∀・ノ!リ人「でもやってる言はいつも通りなのじゃ…」pipipipi pipipipi

l从*・∀・ノ!リ人「あれ?電話…元の世界の小さい兄者からなのじゃ!もしもしなのじゃ!!」

(´<_ ` )『うむ、無事送れたようだが…少々面倒な世界にとんだようだな妹者』

l从;・∀・ノ!リ人「今何がおこってるのかよく分からないのじゃ…ここはどういう世界なのじゃ?」

384: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 21:14:10.01 ID:x0R5hR5cO
(´<_ ` )『うむ、調べてみた所、どうやらそこは姉者と妹者の立場が反転している世界のようだな妹者」

l从;・∀・ノ!リ人「つまり…どういう事なのじゃ!?」

(´<_ ` )「妹者、が皆の姉者で、姉者が皆の妹者だな」

l从;・∀・ノ!リ人「…うーん…何となく分かったのじゃ」

l从・∀・ノ!リ人「じゃあ、そろそろ電話を切るのじゃ、情報ありがとうなのじゃ小さい兄者!」

(´<_ ` )「うむ、では帰りたくなったらいつでも電話をかけてきてくれ、じゃあな妹者」

l从・∀・ノ!リ人「分かったのじゃ小さい兄者!」

387: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 21:24:59.29 ID:x0R5hR5cO
l从・∀・ノ!リ人「…私が皆の中で一番年上…」

l从*・∀・ノ!リ人「ふふ!一度みんなにやってみたかった事があるのじゃ!今からやってみるのじゃ!」

l从*・∀・ノ!リ人「大きい兄…じゃなくて弟者!ちょっとこっちに来てほしいのじゃ!」

( ´_ゝ`)「ん?どうした姉者?」ムクリ

(´<_ ` )「流石は兄者、玉蹴られたにも関わらず復活が早いな」ムクリ

( ´_ゝ`)「弟者ほどでは無いがな」

( ´_ゝ`)「HAHAHAHAHAHAHAHA!!!」(´<_ ` )

l从;・∀・ノ!リ人「むぅ…早く来て欲しいのじゃ大きい兄…弟者!!」

( ´_ゝ`)「む、すまないな…それで、何のようだ姉者」

l从*・∀・ノ!リ人「ふふふ…えいなのじゃ!!」ギュッ

∬;´_ゝ`)(;´_ゝ`)「「「…ッ!!?」」」(´<_ `;)

389: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 21:33:27.15 ID:x0R5hR5cO
(;´_ゝ`)「い、いきなりどうした姉者」

∬;´_ゝ`)「姉者!こんな変 に抱き付いたら何をされるか分からないぞ、早く離れた方が良い!」

(´<_ `;)「酷い言われようだな…」

l从;・∀・ノ!リ人「い、いや…抱き付い照るんじゃないのじゃ……ンー!……ふぅ、大きい弟者に高い高いをしてあげようと思ったのじゃ……」

(;´_ゝ`)「いや…流石に無理があるだろ姉者」

l从;・∀・ノ!リ人「むー…じゃあ小さい弟者を高い高いするのじゃ!!」

(´<_ ` )「よろしく頼む姉者」

( ´_ゝ`)「いや、やっても意味ないと思うぞ姉者」

(´<_ `#)「おい兄者、いらない事を言うな」

(#´_ゝ`)「本当の事を言っただけだが?」

392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 21:41:50.73 ID:x0R5hR5cO
l从;・∀・ノ!リ人「う~…大きい弟者がそういうなら止めておくのじゃ」

(´<_ `#)「よろしい、ならば戦争だ兄者」

(#´_ゝ`)「受けてたとうか弟者」

l从;・∀・ノ!リ人「もう!二人とも喧嘩は駄目なのじゃ!!」

(´<_ ` )「平和協定を結ぼうか兄者」

( ´_ゝ`)「そうだな弟者、やはり平和が一番だ」

(´<_ ` )「それに誰かを高い高いしたいなら…ほら、そこでチラチラ見てる子が…」

∬*´_ゝ`)「…チラッ…チラッチラッ…」チラッ チラッチラッ

(;´_ゝ`)「口でもチラチラ言っている…よっぽどやってほしいみたいだな」

l从*・∀・ノ!リ人「姉…妹者なら出来そうなのじゃ!妹者、こっちに来てほしいのじゃ!」

∬*´_ゝ`)「分かった姉者、姉者がそこまで言うならやってもらおうかな」

(;´_ゝ`)「どの口が言っているんだ」

394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 21:51:53.94 ID:x0R5hR5cO
l从;・∀・ノ!リ人「うぅ~……」

( ´_ゝ`)「ダメだったな弟者、アレではただの抱っこだ」

(´<_ ` )「まぁ、子供とはいえ小三を女の力で持ち上げるのは難しいだろうな」

∬*´_ゝ`)「ふぅ…満足だ…」ホクホク

( ´_ゝ`)「とうの本人は満足げだけどな」

l从;・∀・ノ!リ人「うぅ…もう良いのじゃ、高い高いをするのは諦めるのじゃ」

( ´_ゝ`)「その方が良いな姉者」

l从*・∀・ノ!リ人「だから、その代わり私を高い高いして欲しいのじゃ!!」

(;´_ゝ`)「「…ん?」」(´<_ `;)

397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 21:59:01.42 ID:x0R5hR5cO
l从;・∀・ノ!リ人「最近大きい兄者と小さい兄者は私を高い高いしてくれなかったのじゃ…」

l从*・∀・ノ!リ人「だから二人にやっていたら久し振りに高い高いしてほしくなったのじゃ!!」

(;´_ゝ`)「理由はよく分からんが…流石に無理があるだろ姉者…」

(´<_ `;)「うむ…流石に大の大人を高い高いするのは…」

l从;・∀・ノ!リ人「…駄目なのじゃ?」

( ´_ゝ`)「よし、やってみよう、久し振りに本気出すぞ弟者」

(´<_ ` )「そうか、頑張れ兄者」

(;´_ゝ`)「弟者は頑張らないのか!?」

(´<_ ` )「腕力は兄者の方が強いだろ」

( ´_ゝ`)「…そう言えばそうだったな」

399: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 22:09:40.02 ID:x0R5hR5cO
( ´_ゝ`)「ふー……よし、準備OKだ、行くぞ姉者」

l从*・∀・ノ!リ人「うん!よろしくお願いするのじゃ!」

(;´_ゝ`)「よっ!……グゥ……!!」グググ…

(´<_ ` )「おぉ、とりあえず肩の所まで上がったぞ、後もう少しだ!」

(;´_ゝ`)「フンヌッ!!!」ググググググ……

(´<_ `*)「おぉ、上がったぞ兄者!!」

l从*・∀・ノ!リ人「おぉ!凄いのじゃ大きい弟者!!」

(;´_ゝ`)「…フー…はい終わりだ姉者」サッ

l从;・∀・ノ!リ人「…え?」

(´<_ `;)「早いな兄者!!」

(;´_ゝ`)「仕方が無いだろう弟者!俺はそこまで力が無いんだ!!」

(´<_ `;)「ヘタれ過ぎるだろ…」

(;´_ゝ`)「…じゃあ弟者がやってみろ」

(´<_ ` )「謹んで遠慮しておこう」

404: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 22:20:57.58 ID:x0R5hR5cO
l从;・∀・ノ!リ人「…この世界の大きい兄者は力が弱すぎるのじゃ…」

l从;・∀・ノ!リ人「中途半端に高い高いしてもらったら余計してもらいたくなったのじゃ…もう元の世界に帰るのじゃ」

∬´_ゝ`)「…元の世界に帰るのか姉者」

l从;・∀・ノ!リ人「…え?ど、どういう事なのじゃ妹者」

∬´_ゝ`)「別に、さっきから妙に幼い発言や訳の分からない事を言って、変な顔してたから…まるで別の世界から来たみたいだな~って思っただけだよ」

l从;・∀・ノ!リ人「…こ、この世界でも姉者は凄いのじゃ…一体何者なのじゃ?」

∬*´_ゝ`)「そっちの世界では私は姉者の姉なのか…それも良いかもね」

l从;・∀・ノ!リ人「…え?どうしたのじゃ?」

∬´_ゝ`)「別に何でも無いよ姉者、元の世界に帰るんじゃなかったの?」

l从;・∀・ノ!リ人「あ、そうだったのじゃ!!じゃあ早速電話を掛けるのじゃ…」

407: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 22:35:40.16 ID:x0R5hR5cO
l从・∀・ノ!リ人「えっと確か…『45450721』…だったのじゃ?」

(´<_ ` )『…もしもし、どうした妹者、元の世界に帰るのか?』

l从・∀・ノ!リ人「えっと…」

∬*´_ゝ`)「ふふふ…私が姉者の姉か…」

(;´_ゝ`)「少し筋トレした方が良いのか弟者?」

(´<_ `;)「いや、兄者でも一般人よりは力強いと思うんだが…」

l从*・∀・ノ!リ人「…うん、元の世界に戻るのじゃ!小さい兄者!」

(´<_ ` )『了解だ、ではカウントダウンするぞ…3、2、1……0』

l从*・∀・ノ!リ人「…バイバイなのじゃ、大きい弟者と小さい弟者と妹者!――

l从・∀・ノ!リ人「…」

l从//∀//ノ!リ人「うわー…高い高いだなんて…恥ずかしい事しちゃったのじゃー…」

∬´_ゝ`)「…バイバイ、小さな姉者」

409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/18(木) 22:48:21.71 ID:x0R5hR5cO
~元の世界線~

l从・∀-ノ!リ人「……ん?戻ってきたのじゃ?」

(´<_ ` )「よし、成功だな、流石は俺」

l从*・∀・ノ!リ人「ふふふ…何だか楽しかったのじゃー!」

(´<_ ` )「それは良かったな妹者」

l从・∀・ノ!リ人「…そろそろ我慢できなくなってきたのじゃ」

(´<_ ` )「ん?どうした妹者?」

l从*・∀・ノ!リ人「高い高いしてほしいのじゃー!!」

(*´_ゝ`)「よしこっちに来い妹者」

(´<_ `;)「兄者はどこから出てきた!?」

(*´_ゝ`)「細かい事は気にするな、ほら妹者、他界他界ー」ヒョイッ

l从*・∀・ノ!リ人「もっともっと高くなのじゃー!!」

l从*・∀・ノ!リ人「やっぱり元の世界の皆が一番なのじゃ!!」

l从・∀・ノ!リ人 妹者の初めての平和世界移動 番外編&最終回 完

引用元: (´<_` )流石弟者はパラレルマシンを開発したようです