1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:18:17.09 ID:wZ5qXC5p0
岡部「おい助手」

紅莉栖「助手じゃないって言っとろーが。なに?」

岡部「少し、こっちに来てくれ」

紅莉栖「はあ? いまはガジェットの制作に忙しいの。後にして」

岡部「頼む……紅莉栖」

紅莉栖「!? し、仕方ないわね……」トテトテ

紅莉栖「そ、それで? 何の用なの?」

ぎゅ

紅莉栖「へ……?」

岡部「好きだ」

紅莉栖「お、おまっ! な、なにをして……ふぇ? いま、なんて……」

岡部「もう一度言う。俺は、お前が好きだ。お前はどうだ?」

紅莉栖「~!! わ、わたしも……わたしも、岡部の事が大好き!」

岡部(……まさか、30秒程度で攻略できるとは)





29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:06:21.35 ID:J+kLNu2dO
岡部「助手よ」

紅莉栖「だから助手じゃn」

岡部「好きだ」

紅莉栖「ぶふぉっ!?は、はぁっ?いいいいきなり何言い出すのよ」

岡部「ずっと好きだった」

紅莉栖「ううう嘘乙!いや釣り乙!」

岡部「紅莉栖。冗談でも釣りでもない」

紅莉栖「・・・本気?」

岡部「好きだ」

紅莉栖「・・・わ、わたしも」


30秒だな

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:09:36.45 ID:tnTedbFjO
岡部「と、言うことがあった」

ダル「……」

岡部「…ダル?どうかしたか?」

ダル「なんで…なんでいつもオカリンだけがいい思いをするんだお…クソッ…」ブツブツ

岡部「ま…まぁ落ち着けダルよ。お前にも近い内に彼女がだな」

ダル「うるさい!リア充の励ましなんていらないお!」

ダル「オカリンが出来たんだ!僕だって…僕だって!」

ダル「やってやるお!!」ガタッ

岡部「待て、話を聞け」

ダル「>>38のところに行ってくるお!!」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:12:50.57 ID:DyI+Afg10

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:18:08.94 ID:tnTedbFjO
~ブラウン管工房~

ダル「こんにちはだお」

鈴羽「ちーっす!橋田至」
綯「こ…こんにちは…」

ダル「あれ?ブラウン氏は?」
鈴羽「店長ならさっきお客さんのとこに出張してったよ」

鈴羽「にしても橋田至がここに来るなんて珍しいね」

ダル「ま…まぁたまには挨拶でもと…」

ダル(これは…チャンスだお!)

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:24:31.61 ID:tnTedbFjO
ダル「そ、そーいえば阿万音氏。いいサイクルショップ見つけたんだけど」

鈴羽「ホントに!?どこにあるの?一緒に行こ!」

ダル「そうしたいのは山々なんけどガジェットの調整しなきゃいけなくて行けないんだお」

鈴羽「そっかぁ…じゃあ場所教えて!地図持ってるからさ」

ダル「えーっと…ここを右行って…うん…そう。そこを左に行けば…」

鈴羽「オーキードーキー、ちょっと行ってくるよ!」

鈴羽「綯、店長には内緒ね!」
綯「うん!わかった!」


ダル(邪魔者は…消えた!)ニヤッ

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:34:45.29 ID:tnTedbFjO
ダル「………」

綯「………」

ダル(いざ二人きりになってみると何を話せばいいかわからんお…)

ダル(落ち着け…こんなとき天然たらしのオカリンなら何て言うんだろう…)

ダル「あー…その…綯氏?」

綯「」ビクッ

ダル「…が…学校は楽しいかお?」

綯「えっ…あ…はい。楽しいです」

ダル「それは良かったお」

ダル「小学生の内にしかできないこともある。だから今は目一杯遊んで笑って過ごすといいお」ポンッ

綯「」ビクッ

綯「…はい」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:41:36.48 ID:tnTedbFjO
綯「…ダルおじさんは」

ダル「ん?」

綯「意外と…いい人なんですね」

ダル「意外とってひどいお」

綯「ごっごめんなさい!いつもオカリンおじさんと一緒にいるからつい…」

ダル「僕はあんな厨二全開のおバカさんじゃないお」

綯「今まで怖がってごめんなさい…」

ダル「いいんだお。綯氏がわかってくれれば」ニコッ

ダル(掴みはこれでよし…と)

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:47:02.64 ID:tnTedbFjO
~ラボ~

ダル「ただいまだお~」

岡部「ダル!生きて帰ってこれたか!」

ダル「オカリン大袈裟だお」

岡部「そりゃそうだろ。シスターブラウンの陰にはミスターブラウンがついて回る」

岡部「で、どうだった?」

ダル「ふっ…順調だお」

ダル「僕は無駄に  ゲをしてた訳じゃないのさ…」

岡部「なん…だと…」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:54:31.18 ID:tnTedbFjO
次の日
~ラボ~

バァン

ブラウン「橋田ぁぁぁぁ!!!」

岡部「ミ…ミスターブラウン!?」

ダル「えっ…僕?」

ブラウン「てめぇぇぇ!綯に手ぇ出すたぁどういうこった!?」

紅莉栖「橋田…あんたついに…」

ダル「ちっ…違う!濡れ衣だお!」

ブラウン「うるせぇ!言い訳なんていらねぇからこっち来い!」ガシッ

ダル「オカリーン!牧瀬氏ぃぃ!」

岡・紅「…」プイッ

綯「待って、お父さん!」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:01:27.98 ID:tnTedbFjO
ブラウン「綯!?」

ダル「綯氏!」

綯「ダルおじさんは何もしてないよ!私とお話ししてただけだもん!」

ブラウン「で、でもなぁ綯」

綯「お父さん聞いて」

綯「ダルおじさんはいつもオカリンおじさんと一緒にいる。でもダルおじさんは変な高笑いしないし変な電話もしたりしない」

紅莉栖「…」プルプル

岡部「」

綯「お父さんが思ってるよりずっと優しい人だよ」

ダル「綯氏…」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:05:41.99 ID:tnTedbFjO
ブラウン「…綯がそこまで言うなら仕方ねぇ」

ブラウン「でも変な事したときは…わかってるな?」

ダル「重々承知でございますはい」

ブラウン「お前もだぞ?」

岡部「お…俺がそんなことするはずなかろう!」

綯「ほら、お父さん!お店に戻ろうよ」

ブラウン「ああぁ」


カンカンカンカンカン

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:11:38.05 ID:tnTedbFjO
岡部「ダル…お前はこれでもまだやるのか?」

ダル「……」

紅莉栖「何の話?」

岡部「ダルが綯を口説く」

紅莉栖「えっ?」

岡部「ダルが綯を口説く」

紅莉栖「プッ…橋田…あんた……フフッ」

ダル「……」ピクッ

ダル「オカリン…僕やるお…」
岡部「…本気か?」

ダル「必ず!綯氏と!キスまで持って行って見せる!」

ダル「でも僕はあくまでフェイリスたん一筋と言うことを忘れないでほしい!」ドンッ

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:15:46.06 ID:tnTedbFjO
ダル「綯氏が僕を庇ってくれた!」

ダル「勝負するなら今日しかない!」

ダル「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!」ダダダダダダダダ

岡部「死んだな」

紅莉栖「死んだわね」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:25:13.05 ID:tnTedbFjO
~ブラウン管工房~

ダル「綯氏!!」

綯「あっ、こんにちはダルおじさん」

ブラウン「性懲りもなくあの野郎…」

ダル「君が好きだ!結婚してくれ!!」

綯「えっ…」

ブラウン「」ピクッ

綯「あっあの…いきなりそんな…」

ブラウン「綯…奥のブラウン管で笑っていいともでも見てろ。俺はちょっと…」

ブラウン「こいつと話がある」



その日以降

ラボメンNo.002こと橋田至は

行方不明となった

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:37:12.81 ID:tnTedbFjO
さてどうしよう

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:42:25.33 ID:tnTedbFjO
岡部「と、言うことがあった」
ダル「……」

岡部「…ダル?どうかしたか?」

ダル「なんで…なんでいつもオカリンだけがいい思いをするんだお…クソッ…」ブツブツ

岡部「ま…まぁ落ち着けダルよ。お前にも近い内に彼女がだな」

ダル「うるさい!リア充の励ましなんていらないお!」

ダル「オカリンが出来たんだ!僕だって…僕だって!」

ダル「やってやるお!!」ガタッ
岡部「待て、話を聞け」

ダル「>>85のところに行ってくるお!!」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:43:22.76 ID:abAjaaeRP
すずは

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:46:17.20 ID:tnTedbFjO
~ブラウン管工房~
ダル「こんにちはだお」

鈴羽「ちーっす!橋田至」
綯「こ…こんにちは…」

ダル「あれ?ブラウン氏は?」
鈴羽「店長ならさっきお客さんのとこに出張してったよ」

鈴羽「にしても橋田至がここに来るなんて珍しいね」

ダル「ま…まぁたまには挨拶でもと…」

ダル(てことは阿万音氏は暇…チャンスだお!)

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:49:24.54 ID:tnTedbFjO
ダル「そ、そーいえば阿万音氏。いいサイクルショップ見つけたんだけど」

鈴羽「ホントに!?どこにあるの?一緒に行こ!」

ダル「うん。ちょうど僕も暇してたし」

鈴羽「綯、店長には内緒ね」

綯「うん、わかった!」

鈴羽「よーし、そんじゃ行こっか!橋田至」

ダル「オーキードーキー!」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:55:11.16 ID:tnTedbFjO
~サイクルショップ~

ダル「ハァ…ハァ…」

鈴羽「だらしないなぁ橋田至」

ダル「まさか…二人乗りなんて…」

鈴羽「じゃあ早速見て回ろっか!」

ダル「あっ…ちょっと…待って…」フラフラ

鈴羽「しょうがないなぁ…ほら、肩貸してあげるから」

ダル「!あ…ありがとう…」

ダル(まさか…脈アリ!?)

102: サイクルショップは分岐点てことで 2012/08/16(木) 02:03:55.83 ID:tnTedbFjO
鈴羽「わーっ!こんなにたくさんパーツがあるよ!」

鈴羽「さっすが橋田至!」

ダル「そ…そうかな?」

鈴羽「うん!あっ、そーいや前輪のスポークが一本折れてたなぁ……ネジも……」

ダル(ついてけないお)

鈴羽「こっちのもいいなぁ…うーん…でもお金が…」

ダル「!あのっ…阿万音氏、僕でよければお金貸すお!」

鈴羽「えっ、いいの!?」

ダル「もちろん!」イケメンスマイル

鈴羽「じゃあ…ちょっとだけ…」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:08:41.22 ID:tnTedbFjO
アザッシター

鈴羽「いやー、橋田至のおかげでいい買い物ができたよ!」

ダル「それ程でもないさっ」ニコッ

鈴羽「あはは、謙虚だなぁ橋田至は。このこの~」ツンツン

ダル「!!!」

鈴羽「んー?どうかした?橋田至」

ダル「なっ…なんでもないお!」

ダル(いける…いけるぞっ!!!)

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:16:42.97 ID:tnTedbFjO
~ラボ~

ダル「オカリン…人間ってのは見た目じゃねぇよな…」

岡部「なんなんだ突然」

ダル「ふぅ…世の中まだまだ捨てたもんじゃねぇな…」

岡部「ダル?」

ダル「知ってるか?オカリン」
ダル「女の子ってやつは…柔らかいんだぜ…」

岡部(これはマジでヤバい)

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:23:58.72 ID:tnTedbFjO
次の日
~ラボ~

ダル「さて、今日はどうしようか…」

ダル「思い切って告白…は駄目だな…」

ダル「まったく…僕が綯氏に告白してブラウン氏に抹殺される夢をなんて見るなんて…」

ダル「一人で考えてても決まらないな」

ダル「よし!ここはVIPの皆さんにアイデアをもらおう」

ダル「>>114さん!頼むお!」

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:35:34.30 ID:NpQCOzgm0
コミマ

123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:40:14.97 ID:tnTedbFjO
ダル「そういえばもうそんな時期か」

ダル「…よし」

カンカンカンカンカン


~ブラウン管工房~

ダル「こんちわー阿万音氏」

鈴羽「おっ橋田至。ちーっす!」

ダル「毎日バイトで大変そうだねー」

鈴羽「まぁねー」

ダル「い…息抜きにコミマでも行かない?」


124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:45:43.01 ID:tnTedbFjO
鈴羽「えっ、コミマ!?」

鈴羽「行く行く!前から行ってみたかったんだよね~!」

ダル(思った以上に食いついたお)

ダル「じゃあ今から」

鈴羽「あー…でも今はバイトだしなー…」

鈴羽(それに運命の日は明後日だし)

鈴羽「じゃあ明後日でもいい?」

ダル「もちろんだお」

ダル(少し時間が空いてしまうがしょうがないか…)

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:51:10.28 ID:tnTedbFjO
~ラボ~

ダル「オカリン…僕はついにやったお」

ダル「なんと明後日…鈴羽たんとコミマに行って参ります!!」

岡部「おぉ、コミマか!お前が行かないと困るから安心したぞ」

ダル「え?なんでオカリンが困るん?」

岡部「いや、こっちの話だ」

岡部(しかし鈴羽も一緒か。どうなるんだろうか)

126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:59:46.47 ID:tnTedbFjO
二日後
~ラボ~

ダル「じゃあ行ってくるお」

岡部「待てダル」

ダル「ん?」

岡部「これをもってけ。ラボメンのピンバッジだ」

ダル「オカリンいつの間にこんなものを」

岡部「まぁ気にするな。こっちがお前でそっちが鈴羽のだ、間違えるなよ」

ダル「細かいなぁオカリン」

岡部「ええぃ早く行ってこい!」

ダル「はいはい」ガチャッ


岡部(盗聴器は仕掛けた…あいつが鈴羽の母に出会えるか見守らなければ)

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:02:01.81 ID:tnTedbFjO
~コミマ会場~

鈴羽「うわぁ…凄い人だねー…」

ダル「いつもこんな感じだお。でも今日は最終日だし少ないぐらいかな」

ダル「さっ、はぐれないように手を…」

鈴羽「あっ!あの人だかりなんだろ?」タタタタタ

ダル「あっ…」

ダル「待ってよ阿万音氏ー!」
鈴羽(これでいいんだよね、岡部倫太郎?)

128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:07:39.21 ID:tnTedbFjO
ダル「ハァ…ハァ…見失ったお…」ズルッ

ズドーン

ダル「っつ…!せっかくのデートなのに…」

?「あのー、大丈夫?」

ダル「あぁ、大じょ…う…」

ダル(な…なんだ!?この鈴羽似の美女は!)

由紀「手、借そうか?」

ダル「あ…あの……」

ダル「き…きみに…」

ダル(口が勝手に…?)


131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:11:53.85 ID:tnTedbFjO
ダル「君に一生萌え萌えキュン!結婚してくれーーー!!」

由紀「あはは、君面白いねー。まずは友達からならいいよ」

ダル(すまない、鈴羽…)

ダル(だが…悪くない)


~ラボ~

岡部「これが世界の収束か…」

132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:20:08.25 ID:tnTedbFjO
数週間後
~ラボ~

ダル「オカリン…やっぱ人間ってのは」

岡部「その下りはもういらん」

ダル「鈴羽たんには悪いと思ってる」

ダル「だが僕はこれ以上ない程の運命を感じてしまった」

岡部「鈴羽は最初からお前に気なんてないから安心しろ」

ダル「ふっ…オカリンの言葉、借りるぞ」


ダル「●●諸君の健闘を祈る!」

ダル「これが…運命石の扉(シュタインズ・ゲート)の選択だ!」

ダル「エル・プサイ・コングルゥ」



引用元: 岡部「紅莉栖を全力で口説けば何日で攻略できるか」