1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:30:33.96 ID:67FTLv350
マリベル「さ、はやく言って」

アルス「……え?なに、いきなり」

マリベル「なぁによその顔。アルスのくせに生意気よ」




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:31:33.16 ID:67FTLv350
アルス「いや、突然呼び出されたら何かあったのかと思うじゃないか。どうしたのマリベル?」

マリベル「べっつにぃー。ただ、パパは王様のところに行っちゃったし、
ママもそれに付いて行っちゃって誰もいないからヒマなのよ」

アルス「住み込みのメイドがいるんじゃないの?」

マリベル「あら、私を楽しませるのはアルスの仕事でしょ?」

アルス「…………」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:32:55.39 ID:67FTLv350
アルス「じゃ、じゃあ……どこか行く?エンゴウのお祭りでも見に行くとか」

マリベル「そんな気分じゃないわ。今日はうちから出たくないの。
だからアルスを呼びつけたんじゃない。それくらい気づきなさいよ」

アルス(弱ったなぁ……冒険してた時は色々あってナリを潜めてたわがままが、
平和になってからまた顔をもたげてきたよ……)

マリベル「あ、今なにか変なこと考えたでしょ。このムッツリ。やらしっ」

アルス「そんなの考えてない!」

マリベル「まぁ分からなくもないけどね。なにせアンタの前にいるのは
フィッシュベルの網元の一人娘、キレイでステキな魔法使い、みんなのアイドルマリベルちゃんだもの……
でもやらしいのはナシよ。したらメラゾーマよメラゾーマ」

アルス「しないって」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:34:04.73 ID:67FTLv350
マリベル「プクク……知ってるわよ。アルスにそんな度胸がないことくらい」

アルス「んなっ……ひどいなマリベル。僕だって一応、その……男なんだよ?」

マリベル「へぇー?アルスって男だったんだ。マリベルちゃん知らなかったぁ」

アルス「……マリベル」

マリベル「なによ、生意気ぃ。アルスのくせに」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:35:41.12 ID:67FTLv350
アルス「はぁ……いいよもう、で?僕を呼びつけて何をさせたいのさ。
いっぱつギャグ?ステテコダンス?コミックソング?」

マリベル「あのねぇ、お笑い大好きなどっかの神様や英雄じゃないんだからそんなの望んでないわよ」

アルス「じゃあ何なんだよ」

マリベル「だから言ってよ。私のステキなところ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:36:48.11 ID:67FTLv350
アルス「……本気?」

マリベル「アンタ、私がこんなくだらない事でウソつくと思ってるの?」

アルス(むしろウソであって欲しいよ……)

アルス「じゃあ……まずは見た目からで」

マリベル「ん」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:38:43.07 ID:67FTLv350
アルス「目が綺麗だなって」

マリベル「ふぅん、妥当なところを選ぶわね」

アルス「海みたいな綺麗な色をしているなって思ったことがあるよ」

マリベル「アルスのくせに中々言うじゃない。吟遊詩人にでもなったつもり?」

アルス「一応、極めてはいるよ」

マリベル「どうでもいいのよそんなことは。じゃあ次ね」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:40:20.71 ID:67FTLv350
アルス「次は……髪。亜麻色の癖っ毛が、風に揺れてるとこがいいなって」

マリベル「髪の毛ねぇ。アルスにしては悪くない着眼点だわ。
この巻きを保つのは苦労するのよ?アルスのぼさぼさ頭じゃ想像もできないでしょうけど」

アルス「あのさマリベル」

マリベル「なによ」

アルス「やっぱりやめない?天気もいいし、外に出てどこかに行こうよ」

マリベル「いいのよたまには。今日はうちにいるの。
プラチナキングが来ようとギガミュータントが来ようとにじくじゃくが来ようと
ぜーたいに出ないんだから。さ、次よ次」

アルス(弱ったなぁ……)

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:41:37.53 ID:67FTLv350
アルス「えーっと、じゃあ次は……指先も整ってて綺麗だなって」

マリベル「……なんで体のことばかりなのよ。アンタまさか私を……」

アルス「ちちち違うよっ!だって100個も言うんだからちょっとくらいそういうのが入ってても仕方ないだろ!」

マリベル「あー、そうだったわね、うん。100個ね、そうね……」

アルス「え、なに今の。もしかして自分で言ったのを忘れてたの?」

マリベル「そんな訳ないでしょ。アルスのくせにわたしを勘ぐるなんて10年早いわ」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:42:48.58 ID:67FTLv350
アルス「なんだよもう……じゃあ次は性格の方でいくよ」

マリベル「どーぞ。好きなだけ言いなさい」

アルス「えーっと……」

マリベル「……」

アルス「その……あぁ、あれはちょっとな……こっちもまずいか……」

マリベル「~~~ッ!アルス!早く言いなさいよ!」

アルス「い、いやちょっと待って!あぁそう!それ!
言いたいことをハッキリと言うところ!ステキだと思うよウン!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:44:02.77 ID:67FTLv350
マリベル「なーんか納得がいかないわ」

アルス「本当だってば!僕じゃあ言えないようなことも、
マリベルならハッキリと言えるのを見てて凄いなって思ったんだって!」

マリベル「具体的にはなによ。そこまで言うのならひとつくらい覚えてるでしょ」

アルス「えぇっとぉ~……」

マリベル「なんだか暑いわね、マヒャドでも唱えたい気分だわ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:45:47.37 ID:67FTLv350
アルス「あぁぁレブレサック!そう!
レブレサックではマリベルにいてほしかったなって思ったんだ!」

マリベル「ん?どこよそれ。私しらないわよ」

アルス「アミットさんが病気で倒れてる間だから、マリベルはこっちに残ってたんだよ……
その村で、ちょっと色々とあってね」

マリベル「なによそれ気になる。ちょっと話しなさいな」

アルス「うん、少し長いんだけどさ……」

…………。



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:47:29.27 ID:67FTLv350
マリベル「なによなによなによそれぇ~っ!
聞いてるだけでイライラしてくるじゃない!
なんなのその村人たちは!おかしいでしょ!納得できないわ!」

アルス「お、落ち着いてよマリベル……石版の向こうの世界だからさ」

マリベル「そんなの関係ないわよ!やっていい事と悪い事はいつの時代も変わらないでしょ!
私がその場にいれば村人一人ずつにメラの一発でもぶつけてあげるのに!」

アルス(やっぱりいなくて良かったかも……)

アルス「と、とにかく……そんな感じで、こう言いたいことを言ってくれるのって、
一緒に旅をしていてすごく頼りになったんだ」

マリベル「……そうね、私に比べたらアンタってどこか頼りないもの。
よわっちぃから魔法で守ってないといけないし、回復だって楽じゃないのにまったく……」

アルス(……あ)

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:48:35.32 ID:67FTLv350
アルス「次、行っていい?」

マリベル「ん?いいわよ。何よいきなり乗り気になって」

アルス「マリベルって優しいよね」

マリベル「……と、当然でしょ。
美しさと優しさを兼ね備えているのがマリベル様の魅力の一つなんだから」

アルス「ウッドパルナって覚えてる?」

マリベル「覚えてるに決まってるじゃない。私たちが初めていった世界なんだから。
あの時の私はまだ幼くてそれはもう天使のような愛くるしさだったわ。そうでしょアルス」

アルス「あ、はぁ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:50:02.20 ID:67FTLv350
マリベル「文句あるの?」

アルス「無いです……で、そのウッドパルナで、マチルダさんに花の種を渡した時にさ……
あぁマリベルってわがままなだけじゃないんだなって、そう思ったんだ」

マリベル「ふぅん。じゃあそれまではわがままだけだと思ってたのね」

アルス(ま、まずい!思わず口を滑らせてしまった!)

マリベル「……ま、いいわ。昔の私がほんの少し自分勝手だったのは認めざるを得ないから」

アルス「え?」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:51:28.46 ID:67FTLv350
マリベル「成長すると分かるの。
いくらバカ王子や鼻たれアルスと違ってデキのよかった私でも、
あの頃はまだ子供だったんだなって……ね」

アルス(なんだか自然とバカにされたけれど突っ込むとうるさいし黙っておこう)

マリベル「それにしても、マチルダさんか……」

アルス「天国では、幸せになってるといいね」

マリベル「なってるわよ。現世で辛いおもいをした人は、そのぶん天国では幸せになれるものなの」

アルス「じゃあマリベルは死んだら大変だ」

マリベル「バカね、私は例外に決まってるでしょ。死んだら天国でアイドルよ。
その時はアルスも苦労してるでしょうから助けてあげるわ、幼馴染のよしみでね。感謝なさい」

アルス「はいはい」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:52:37.44 ID:67FTLv350
マリベル「ねぇ、今度ウッドパルナにお花畑を見に行きましょうよ」

アルス「ん?でもあの花はグランエスタードにも……」

マリベル「あっちで見たいの。だめ?」

アルス「……いいよ」

マリベル「フフ、ありがと」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:53:49.43 ID:67FTLv350
アルス「あの時はこんな冒険をするだなんて思ってもみなかったなぁ。
ただキーファと一緒に遊んで、秘密の遺跡を探検して、それで石版を拾って……」

マリベル「キーファか……あのバカ王子は今頃どうしてるのかしらね」

アルス「今じゃないよマリベル。キーファがいるのは遠い昔さ」

マリベル「分かってるわよそんなこと。言葉のあやよ、あや」

アルス「キーファはきっと頑張ってるよ」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:54:47.57 ID:67FTLv350
マリベル「頑張ってライラさんとよろしくやってるんでしょ、あのxx王子のことだから」

アルス「マリベルぅ?」

マリベル「なによ良いじゃない。最後まで好き勝手やったんだから、
好き放題言われるくらいアイツは甘んじて受け止めるべきなのよ……
王様やリーサ姫の気持ちを考えたらそれでも足りないくらいだわ」

アルス「そっか……うん、二人も元気になるといいよね」

マリベル「なるわよきっと。平和な世界っていうのは、そういうものでしょ」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:57:06.38 ID:67FTLv350
アルス「メルビンやガボ、アイラも元気かなぁ」

マリベル「メルビンとガボは殺しても死にそうにないわね」

アルス「ひどいけど、少し言えてるかも」

マリベル「アイラは今もどこかで踊ってるでしょ。もう一度みたいわね、あの踊り」

アルス「大地の儀式?」

マリベル「そ。トゥーラ付きでね。ジャンとライラさんも良かったけど、
アイラの踊りもとってもステキなんだもの」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:58:49.99 ID:67FTLv350
アルス「思い返してみると、本当に色々あったね……」

マリベル「良いことも悪いこともね……
でもまぁ、全体的にみても悪くなかったわ。アルスはどう?」

アルス「……うん。旅をして良かったと、そう思ってるよ」

マリベル「よろしい。私と一緒に旅が出来たんだから当然よね」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:00:16.22 ID:67FTLv350
アルス「ところでマリベル、僕そろそろ帰ろうかなーって思ってるんだけど……」

マリベル「何言ってるのよ。まだ全然100個になってないでしょ」

アルス(しっかり覚えてるんだもんなぁ)

マリベル「さ、続きをどうぞ」

アルス「えぇーっと、そうだな、じゃあモンスターとの戦闘の時に……」


…………。



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:01:27.74 ID:67FTLv350
アルス「……って感じで、これで100個そろったよ。もう、いいかな」

マリベル「ん、今日はこんなところで許してあげるわ」

アルス(もう最後は無理やりひねり出したよ……)

マリベル「しかしアレよね」

アルス「ん?」

マリベル「改めて私って凄いと思うわ。
普通の人なら100個もステキなところなんて出てこないもの。
出て10個がいいところよね」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:03:07.96 ID:67FTLv350
アルス「僕も10個あるの?」

マリベル「あら、アルスも自分のどこがステキなのか知りたいの?」

アルス「そ、それは少しくらいなら……」

マリベル「教えてあげない」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:03:58.47 ID:67FTLv350
アルス「なんだよ僕はちゃんと100個言ったのに、ずるいよマリベル」

マリベル「仕方ないわねぇ……でも面倒だから一つだけよ。
一つだけ教えてあげるわ。心して聞きなさい」

アルス(もうこの際一つでもいいや)

アルス「ん」

マリベル「いくわよ。アンタのステキなところはぁ~……」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:05:15.15 ID:67FTLv350
マリベル「わたしの壁になって戦闘でダメージを負ってくれるところよ」

アルス「……全然うれしくないんですけど」

マリベル「なぁによ、気に入らないっていうの?
数少ないアンタの長所なんだからしっかり伸ばしなさいよね」

アルス「はいはい」

マリベル「返事は元気よく!一回で!」

アルス「はい!分かりました!」

マリベル「よろしい。じゃあ外も暗くなるしそろそろ帰っていいわよ」

アルス「ようやく帰れるよ……」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:06:53.94 ID:67FTLv350
マリベル「何か言った?」

アルス「何も言ってないよ。じゃあねマリベル」

マリベル「アルス、今度ウッドパルナに連れて行ってくれるの忘れないでね」

アルス「大丈夫、覚えておくよ」

マリベル「忘れたらどとうのひつじをけしかけてやるんだから」

アルス「忘れないってば!」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:08:06.57 ID:67FTLv350
マリベル「ねぇ」

アルス「なんだいマリベル」

マリベル「呼んだだけよ。用なんて無いわ」

アルス「あーもう、僕帰るよ?じゃあね!」

マリベル「……なによあの態度、アルスのくせに。
他のステキなところも教えてあげようと思ったのに」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:09:55.87 ID:67FTLv350
マリベル「まぁ別にいっか。アイツのステキなところなんて
どうせこの私くらいにしか見いだせないんだから、どうでもいいわよね」

マリベル「今じゃどこに行ってもアルスさま救世主さまだけど、
フィッシュベルでのなさけなーいアイツの姿までぜんぶ知ってるのは世界でも私だけ」

マリベル「……私だけ、か」

マリベル「悪くない響きね。
そうね、アイツは私だけのものってことにしましょ」

マリベル「他のぽっと出の奴になんて渡さないわ。なぁにがアルスさま~、よ。
こっちはアイツがおねしょして泣いてる時から隣にいたんだから」

マリベル「グレーテ姫にだって……ん?」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:11:33.06 ID:67FTLv350
マリベル「……ひとの家の窓に小石をぶつけるなんてアンタはどういう教育を受けてたのかしら?」

アルス「ごめんごめん、言い忘れてたことがあってさ」

マリベル「なによ、改まって」

アルス「また明日ね、マリベル」

マリベル「それだけ?バッカじゃないの」

アルス「挨拶はちゃんとしなさいって前に言ってきたのはマリベルじゃないか」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:13:41.76 ID:67FTLv350
マリベル「……アンタそんな前のことまだ守ってたわけ!?」

アルス「だって約束したし」

マリベル「~~~ッ!……はぁ、もうホントばか
……あんたちょっと人が良すぎ!騙されてもしらないわよ?」

アルス「じゃあその時はマリベルが止めてよ。
なんでも言いたいことは言ってくれるから安心だよね」

マリベル「……なんでもじゃないわ。私にだって、言えないことくらいあるわよ」

アルス「そうなの?」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:15:22.69 ID:67FTLv350
マリベル「そうよ!この鈍感!バカ!ニブチン!地味顔!」

アルス「な、なんでいきなり怒ってるのさ」

マリベル「怒ってないわよ!じゃあね!また明日!」

アルス「あ、ちょっと!マリベ……」

マリベル「…………」

マリベル「はぁー……」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:16:53.01 ID:67FTLv350
マリベル「なんでこの私が忘れかけてることを覚えてるのよあのバカは……
しかも簡単な思いつきで言っただけなのにきちんと守ってるし……」

マリベル「アイツ、このままじゃ悪いやつに騙されて
いずれとんでもない目にあうんじゃないかしら」

マリベル「私がしっかりしてないとダメね、ウン」

マリベル「……でも、言いたいことなんて言えないわよ」

マリベル「……す……す……す……」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:18:28.52 ID:67FTLv350
マリベル「スライム!」

マリベル「っていうかなんで私から言わないといけない訳!?
こういうのは男からってのが相場ってものでしょ!?
私はただゆっくりと待ってるだけでいいのよ!
それなのにあののうみそスライム男は!
そういうところには気がきかないっていうかなんていうかぁ!」

マリベル「……ふん、待っててあげるわよ」

マリベル「何年でも待っててあげるから、さっさとしなさいよね」

マリベル「あーぁ、この気の長いところのせいで101個になっちゃったじゃない」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:20:03.65 ID:67FTLv350
マリベル「ほんとマリベルちゃんってばステキなんだから。ヤになっちゃうわ」

マリベル「こーんな私に釣り合うのなんて世界中さがしてもアンタだけなんだから、しっかり自覚しなさいよ」

マリベル「アルスのばーか」



おしまい

引用元: マリベル「マリベルちゃんのステキなところ100」