1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:25:37.79 ID:3gqzWlXd0
P「いやー、今日はほんと参ったよ、サボテン君。」
サボテン君「……」
小鳥「プロデューサーさん、お帰りなさい」
P「あ、音無さん。ただいまです」
小鳥「大変だったみたいですけど、どうかなさったんですか?」
P「え?あ、いや。あずささんとはぐれてしまいまして」
小鳥「それで探すのに手間取ったんですか?」
P「まあ、そんなかんじですね」
P「サボテン君はほとんど動かないから、迷ったりしないよなー」
サボテン君「……」
サボテン君「みつからない?」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:26:19.49 ID:3gqzWlXd0
あずささんは、うんめいのひとをさがしているんだって。
そんなあずささんを、ぷろでゅーさーはいつもさがしているんだって。
ついでにうんめいのひともさがしてあげればいいのに。
もしかして、ものぐさなひと?だめなおとこ。
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:30:14.89 ID:3gqzWlXd0
亜美「聞いてアロエリーナ、ちょっと言いにくいんだけどー♪」
亜美「聞いてアロエリーナ、兄ちゃんがちょっと冷たいー♪」
亜美「きいてくれてあーりがと、アロエリーナ♪」
サボテン君「……」
P「亜美、サボテン君はアロエじゃなくてサボテンだぞ」
亜美「でも兄ちゃん、どっちも触るといたいよ?」
P「そんなこといったら、針葉樹とかどうなるんだよ」
P「なあ、サボテン君?」
サボテン君「……」
サボテン君「きばやし」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:30:51.91 ID:3gqzWlXd0
あみは、まみとふたごだからよくにている。
どっちがあみでどっちがまみなのか、よくわからない。
もしかしたら、まみがあみであみがまみかもしれない。
こうみょうないれかわりとりっく、じけんのかおり?
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:34:50.22 ID:3gqzWlXd0
真美「聞いてアロエ…」
P「それはもうさっき亜美がやった」
真美「なん…だと」
P「そんなこの世の終わりみたいな悲痛な顔されてもな」
真美「兄ちゃん、微妙に空気よめないなー」
亜美「だよねー」
P「アイドルの奇行を諌めるのが俺の仕事だからな」
P「ごめんな、サボテン君。双子そろって同じことやって」
サボテン君「……」
サボテン君「どっちがどっち?」
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:36:13.33 ID:3gqzWlXd0
まみとあみは、たんじょうびがおなじなんだって。
ぱらどくすがないてにげだす、さいきょうのふたご。
さるとくもにはごちゅうい。いやん。
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:38:10.17 ID:3gqzWlXd0
次の日
P「おはようございまーす」
社長「やあ、おはよう。今日も早いね」
P「そりゃあ、アイドルのみんなよりも早くこないとだめですしね」
P「誰が気まぐれ起こして早朝にやってこないとも限りませんし」
社長「うん。感心感心」
P「サボテン君も、おはよう」
サボテン君「……」
サボテン君「かっとびんぐ」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:39:31.57 ID:3gqzWlXd0
しゃちょうは、まえのしゃちょうからひきついでしゃちょうになったらしい。
まえのしゃちょうは、ぜんこくをとびまわってるんだって。
とびまわるってことは、いまはおそらのうえにいるのかな。
じょうくうからなむこぷろをにらんでたりして。かるくほらー?
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:44:21.35 ID:3gqzWlXd0
律子「おはようございます、プロデューサー殿」
P「おはよう、律子。今日も暑いな」
律子「午後には30度こえるそうですよ?」
P「あー、それきいたら一気にテンションさがってきた」
律子「ふざけてないで、あの子たちが来る前に書類の整理でもしたらどうですか?」
P「…クーラーつけていい?」
律子「10時にまるまでダメです」
P「くっ」
P「サボテン君はいいよな、暑さに強そうだし」
サボテン君「……」
サボテン君「がねめ」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:45:14.32 ID:3gqzWlXd0
りつこは、あいどるだったけどいまはぷろでゅーさーらしい。
あいどるじだいのりつこはしらないけど、どうだったんだろう。
いちぶのはなしによると、ことりさんよりじむいんにむいてるとかむいてないとか。
てきざいてきしょってむずかしい、しゃかいのやみだ。
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:49:37.65 ID:3gqzWlXd0
数時間後
やよい「うっうー!おはようございます!」
P「おはよう、やよい。今日は元気がいいな?」
やよい「はい!今日のチラシ見たら、もやしが安くて!」
P「いや、もやしは普段から安いだろ?」
やよい「なんと、普段の半額らしいんです!うっうー!」
P「そ、それはよかったな…。」
やよい「昨日はスーパーいかなくてよかったですー、昨日もやしかってたら大損してました!」
P「あはは、節約するにこしたことはないからな」
P「サボテン君は、もやしとか食べるのか?」
サボテン君「……」
サボテン「びんぼうひまなし?」
24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:50:13.31 ID:3gqzWlXd0
やよいにはたくさんきょうだいいるらしい。
でも、やよいはたよれるおにいさんみたいなひとがほしいんだって。
そんなことより、きのうはすーぱーでたまごがとくばいでしたよ。
あちゃー。
29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:53:58.62 ID:3gqzWlXd0
P「千早ー、ちょっといいか?」
千早「なんでしょう?」
P「いや、新しい歌のデモテ届いたんだけど」
P「なんとなく、デモの声が気に入らないから千早で撮りなおそうかなと」
千早「あの、デモテープですし…、別にそういったのは必要ないのでは?」
P「おれのやる気に関わる」
千早「…そ、そうですか…。わかりました、でしたらデモテープと歌詞を後でこちらに」
P「おう、ありがとうな」
P「サボテン君も、千早の歌きいたらきっとよく育つだろうな。情操教育ってやつだ」
サボテン君「……」
サボテン君「ななじゅうに」
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:54:42.82 ID:3gqzWlXd0
ちはやは、おむねがちいさいってぷろでゅーさーがいってた。
でも、それもかのじょのみりょくらしい。
ちはやはちはやだから、それでいいんだって。
こういうのを、とーとろじーっていうらしい。
はくがくさぼてん。えへん。
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:58:02.88 ID:3gqzWlXd0
伊織「ねえ、ちょっといい?」
P「どうした、伊織」
伊織「このデモテープの声、聞き覚えあるんだけど」
P「千早だからな!」
伊織「なんでデモテープをうちの人間が収録してるのよ!」
P「デモテープの声がなんかいやだったからとり直してもらった」
伊織「アンタそれ、…あっち側にばれたら怒られるじゃすまないわよ!?」
P「なんとかなるって、なあサボテン君」
サボテン君「……」
サボテン君「おでこがきらり」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 22:58:53.62 ID:3gqzWlXd0
いおりは、ちゃれんじゃーらしい。
おかねもちだけど、じぶんでなにかをつかみたいんだって。
おかねでかえないかちがある。ちょっとうさんくさい?
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:02:30.14 ID:3gqzWlXd0
小鳥「あ、プロデューサーさん」
P「どうかしましたか、音無さん」
小鳥「さっき、あずささんから電話があって」
P「また迷ったんですか?」
小鳥「いえ、迷わなかったそうです」
P「 」
小鳥「……あの、そこまで驚くのってあずささんに失礼では」
P「て、天狗じゃ…、天狗の仕業じゃ!」
小鳥(天狗の鼻…プロデューサーさんのお尻…いける!)
P「サ、サ、サボ、テン君…、明日はきっと大雨だよ」
サボテン君「……」
サボテン君「おはなし」
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:03:04.73 ID:3gqzWlXd0
ことりさんは、よくぼくにはなしをしてくれる。
ことりさんによると、ぷろでゅーさーはすごくただれてるんだって。
なんてひとなんだ、そんなひとがぷろでゅーさーをやっているだなんて
くびにしなさい。
でも、はなしているときのことりさんはしあわせそう。
うーん。
37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:07:05.63 ID:3gqzWlXd0
真「プ、プロデューサァアアアア!!」
P「おわっ、真。どうしたんだ、そんなテンションあげあげで…」
真「今日ここに来る前、おじいさんに道をきかれたんですけど…」
P「うんうん、それで?」
真「その人、僕に声かけるときに「お嬢さん」っていってくれたんですよ!」
P「あー、そうか」
真「…なんか、リアクション薄くないですか?」
P「まあ、俺の中では真は普通に女の子だし」
真「 」ズキューン
P「そういや、サボテン君ってどっちなんだろ、男かな、女かな?」
サボテン君「……」
サボテン君「にりつはいはん」
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:07:42.24 ID:3gqzWlXd0
まことは、おんなのこらしくなりたいんだって。
でも、ふぁんはそういうののぞんでないひともいるから、
そのうち、そのふたつにおしつぶされるかもってぷろでゅーさーがしんぱいしてた。
そしたら、ぺちゃんこになっちゃう?
ちはやはひとりでじゅうぶん。
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:10:51.48 ID:3gqzWlXd0
響「はいさーい!」
P「お、響は今日も元気だな。」
響「自分、暑いのには慣れてるからな」
響「サボテン君も、サボテンだから暑いの大丈夫なのかな」
P「響ー、サボテンはゴーヤじゃないぞー」
響「じ、自分…、それくらいはわかるぞ」
P「いってみただけ」
P「…でも、サボテン君って顔があるんだから、ゴーヤとかも食べそうだよな」
サボテン君「……」
サボテン君「どうぶつらんど」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:11:50.86 ID:3gqzWlXd0
ひびきは、たくさんのともだちがいるんだって。
ぼくもそのなかにはいっているのかな。
それより、やよいってひびきのなまえをかけるのかな。
ぼくにはこわくてきけない、えいえんのなぞ。
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:13:57.37 ID:3gqzWlXd0
P「…ん、この弁当うまいな」
P「値段も安いし、それなりに量もあるし…」
P「今度からこの弁当にしよう」
P「……はあ、俺も弁当つくってくれる人がいたらなあ」
P「……ッ!?」
P「い、いま、一瞬、ものすごい視線を感じた…」
P「……サボテン君、じゃないよな?」
サボテン君「……」
サボテン君「かげのしはいしゃ」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:14:33.31 ID:3gqzWlXd0
ぷろでゅーさーは、なむこぷろのきゅうせいしゅなんだって。
かれがきて、みんなをぷろでゅーすするようになってから
げきてきにじょうきょうがかわったんだって。
ごつごうしゅぎ、しゅじんこうほせい。きらいじゃない。
うーん。
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:21:24.77 ID:3gqzWlXd0
P「おーい、雪歩ー」
雪歩「は、はいっ…!?」
P「あ、いたいた。ちょっと生ゴミの処理をしたんだけど、穴掘り手伝ってくれないか?」
雪歩「へっ!?あ、はい…いいですけど」
P「いやー、やっぱ穴掘りといえば、雪歩だよな」
雪歩「ぐ~ ま~ ぐま ま?」
P「ぐま♪」
雪歩「ぐま!」
P「サボテン君はアナグマ語しゃべれるんだっけ?」
サボテン君「……」
サボテン君「うえにはうえがいる」
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:23:09.52 ID:3gqzWlXd0
ゆきほは、ひんそーでひん でちんちくりんらしい。
それをいうたびに、きずつくひとがいる
なんていえない、しがないさぼてん。
こまった。
61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:25:15.43 ID:3gqzWlXd0
P「さて、ゴミの処理もおわったし…」
P「もうちょっとしたら、昼の予定の時間だな」
P「今日はレッスンか…、みんなが力を合わせれば、きっと何倍もの成果があるはずだ」
P「サボテン君も、みんなのことを応援してやってくれよ?」
サボテン君「……」
サボテン君「みんななかよし」
62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:26:11.29 ID:3gqzWlXd0
せかいはいめーじだって、だれかがいったんだって。
ぼくがあるとおもうから、なむこぷろがあるらしい。
だったら、ぼくはみんなのえがおをいめーじしよう。
なんてけなげなさぼてんなんだ。えへん。
64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:29:57.09 ID:3gqzWlXd0
一方そのころ
翔太「あれ、冬馬くん待ちうけかえたんだ?」
冬馬「ばっ、覗くなよ…!」
北斗「なんだいこれ…サボテン?」
翔太「なにかのマスコットかな?」
北斗「へえ、冬馬にもこんな趣味があったんだね☆」
冬馬「ち、ちげぇよ!」
冬馬(い、いえねえ…、アイツらのところ行ったときにこのサボテンの写メとったなんて…)
サボテン君「つんでれ」
65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:30:32.76 ID:3gqzWlXd0
じゅぴたーのとうまは、ほんとうはいいひと。
このまえなぜかなむこぷろにきたとき、ぼくにはなしかけてくれた。
ぼくとおはなしするひとに、わるいひとはいない。
なのになんであんなわるぶるんだろ?
おとしごろ?いやん。
66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:33:33.78 ID:3gqzWlXd0
戻って、765プロ
美希「ハニー、ハニー!」
P「美希ー、この真夏の2時に抱きつくのやめてくれないか」
P「お前が雪女だったら、俺から抱きつくんだけどな」
美希「!…美希、雪女になるの!」
P「いや、ムリだろ。妖怪になるとかむりだからな」
小鳥「雪女ですと…岩手ですね」
P「いや、遠野を勧めるのやめてくれません?」
美希「ハニィ~…」
P「これ以上ベタベタするなら、サボテン君に刺してもらうぞ!」
サボテン君「……」
サボテン君「のびた」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:34:13.19 ID:3gqzWlXd0
みきはよくねているけど
あんなにねてて、だいじょうぶなのかな
きっと、だいじょうぶなんでしょう。ねたからあのさなんでしょう。
ぼくもよく、ことりさんのはなしのとちゅうでねてるけど、
それはばれてないのかなあ。でもあのひとははなせればいいんだろうから、
これでいいとおもう、いねむりばんざい。
69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:37:28.17 ID:3gqzWlXd0
春香「プロデューサーさん、レッスン終わりですよ、終わり!」
P(無理やりその言い方せんでも)
P「ああ、お疲れ様。よくがんばったな」
春香「はい、メインヒロインとしての意地がありますから!」
P「そうか、それはよかった」
P(……まあ、でも基本的にメインヒロインって人気投票で1位とれないよな)
春香「どうかしました?」
P「あ、いや。なんでも。ただ、サボテン君って見てて和むなって」
春香「ああ、たしかに。あの顔かわいいですよね」
P(しかし、本当にサボテン君は癒し系だよな)
サボテン君「……」
サボテン君「つくだにみたい」
70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:38:10.62 ID:3gqzWlXd0
はるかは、めいんひろいんなんだってー!?
しらなかった。ただのどーむですよじゃなかったんだ。
ころんでしまったひょうしに、めいんひろいんのしょうごうをおとさないように。
どんがらがっしゃん。そしてまたころんだ。なにやってんだい。
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:44:19.70 ID:3gqzWlXd0
P「あ、貴音。今度新しいラーメン屋ができるんだって」
貴音「その情報(だーてん)はすでに手に入れております」
P「だ、…え、えっ?」
貴音「あなた様、時には聞き流すということを覚えてはいかかでしょうか…」
P「いや、だって俺プロデューサーだし」
貴音「それはさておき、あなた様」
P「ん、なんだい?」
貴音「あなた様さえよろしければ、その…、今度、でーとしていただけないでしょうか?」
P「あー、いいぞ。そのとき、ラーメン屋いこうな」
貴音「は、はいっ」
P「…サボテン君、そのうち君の日記が俺と貴音に支配されるぜ!」
サボテン君「……」
サボテン君「めんよう」
74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:44:51.67 ID:3gqzWlXd0
たかねは、らーめんがすきで
らーめんはたかねのことはそこまですきじゃないんだって。
かなしいかたおもい。
あれ、ぷろでゅーさーさんかたこってるんですか?
そうなんだよ、かたがおもくて
かたがおもい、かたおもい。
きょうもなむこぷろは、とてもへいわです。
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:47:52.16 ID:3gqzWlXd0
小鳥「プ、プロデューサーさん!」
律子「プロデューサー殿!」
P「どうしたんですか?二人して」
小鳥「あ、あ、あ、あ、あ、あ…あずささんが迷子になっちゃったんです!」
P「えっ!?」
律子「携帯の電池も切れてるみたいで…」
P「は、八方塞じゃないですか!」
サボテン君「……」
サボテン君「……」 ググッ…
トテトテトテ
P「…あ、あれ?サボテン君がいない?」
律子「さっきまで、ここにいたのに…」
小鳥「もしかして…」
P「さっきの話をきいて探しに!?」
76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:50:00.16 ID:3gqzWlXd0
「サボテン、人をさがす」
78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:53:36.37 ID:3gqzWlXd0
P「サボテン君、動けるのはしってたけどここまで行動的だなんて…!」
小鳥「サボテン君、小さいから人ごみの中にはいって蹴られたりしたら…」
律子「それより、蹴った人に針が…」
P「くそっ!俺、二人を探してきます!」
小鳥「探すといっても、手がかりは何もないんですよ?ピヨ…。」
P「大丈夫、アイドルを見つけられないようじゃプロデューサーの名が咽び泣くってもんですよ!」
P「それじゃあ、いってきます!」
律子「ほか娘たちにも、手伝ってもらうようにいっておきますから!」
79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/21(火) 23:55:54.44 ID:3gqzWlXd0
サボテン「……」 トテトテ
サボテン「……」
サボテン「……!」 コテッ
サボテン「……」
サボテン「……」 ムクッ
サボテン「…あずささん、みつけないと」
82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:00:31.72 ID:l05QHcsz0
P「…とはいえ、本当に手がかりがないな」
占い師「ちょいと、お兄さん。困ってるなら占いやっていかない?」
P(…そんなもんに頼ってるヒマは…。いや、いまは藁でもすがっておかないと)
P「や、やります」
占い師「500円だよ。生活かかってんだから、まけらんないよ」
P(あ、ちょっとリーズナブルだ)
占い師「それでは…」
占い師「ビタミン カロチン カリウム ファイバー…」
占い師「ポリフェノォ~~~ルッ!」
占い師「自分の思うとおり行け、ですね」
占い師「迷ってる暇はないってこと?」
P(…くそ、明日は昼飯ぬきだな)
84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:03:40.83 ID:l05QHcsz0
P「とはいえ、迷ってるヒマがないっていうのはあたりかもしれない」
P「ありがとう、果物のおねーさん!」
P(……とはいえ、どうしよう…!)
青年「おい」
P「え、あ…はい?」
青年「人を探しているんだが、白いドレスをきた女の子をみなかったか?」
P「あ、みてません」
青年「そうか、じゃましたな…。クソッ!」
P「あ、あの…俺も人をさがしてるんですが…、胸の大きい女性をみませんでしたか?」
青年「…それだけじゃ、わからないな。すまない」
P「そうですよね…」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:06:40.49 ID:l05QHcsz0
P(今日は迷子の多い日なのかな…)
prrrr
P「もしもし?」
千早「あ、プロデューサー、どうですか?」
P「全然だめだ、そっちはどうだ?」
千早「こちらもさっぱりです、春香たちにも連絡をとってみたんですが…」
P「わかった、ありがとう。千早はどのあたりにいるんだ?」
千早「事務所から少し西のあたりをさがしています」
P(俺は東に出てるから、真逆か…、いいかんじにバラけてるかもな」
P「千早、携帯の電池に気をつけろよ、それじゃっ」
ピッ
P(さて、もうひと踏ん張りだな)
88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:08:40.47 ID:l05QHcsz0
男「ねー、彼女ー、暇してるなら俺とお茶しない?」
あずさ「あ、あの…」
男「いいじゃん、いいじゃん、ね?」
あずさ「その…」
男「ひゅーっ!かわいい、ぜってー持って帰るぞこれ」
サボテン君「……あ」
サボテン君「あずささん、みーつけた」
あずさ「サ、サボテンちゃん?」
男「あ、なんだあれ?」
91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:13:32.17 ID:l05QHcsz0
男「なに、このサボテン。君の?」
あずさ「はい。私の大切なお友達です。」
あずさ「そういうわけなので、ごめんなさい」
男「さ、サボテンにまけたっ…!?」
男「ショックだ、…もう今日は家に帰ろう…」
男「じゃーね、またヒマな時にあったらよろしくね」
サボテン君「あずささん、むかえにきた」
あずさ「あらあら、私のこと迎えにきてくれたのね?」
サボテン君「あ」
サボテン君「…かえりかた、わからないや」
あずさ「 」
92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:17:00.54 ID:l05QHcsz0
あずさ「どうしましょう…」
P「あずささぁーん!」
サボテン「あ」
あずさ「プロデューサーさん…!」
P「や、やっと見つけた…、ゼー、ハー、ゼー、ハー…」
P(あの占い、捨てたモンじゃないな…、勘で走ってたらみつかったぞ)
P「は、は…サボテン君もいたんだ…、あずささん探してくれたんだな」
P「偉いぞ」 ナデナデ
グサッ
P「 」
あずさ「あらあら…」
あずさ「それじゃ、プロデューサーさん。手当てもしなくちゃいけませんし、かえりましょうか」
P「は、はい…」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:19:52.71 ID:l05QHcsz0
765プロ
春香「あずささん!」
やよい「うっうー!」
伊織「もう、何やってるのよ…」
響「でも、みつかってよかったぞ!」
美希「くー…、くー…」
真(寝てる…)
雪歩「やっぱり、穴の中にはいなかったです…」
P「雪歩」
雪歩「は、はい」
P「ぐげ」
雪歩「 」
96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:22:26.89 ID:l05QHcsz0
社長「いやー、でも無事みつかってよかった、よかった」
P「本当ですよ、今回のMVPはサボテン君ですね」
小鳥「そうなんですか?」
P「だって、俺より先にあずささんを見つけたんですから」
P「ね、あずささん?」
あずさ「はい、そうですね」
貴音「それは、よきことですね」
亜美真美「さすがアロエリーナ!」
P「だから違うって!」
P「ほんと、今日はありがとうな、サボテン君」
サボテン君「……」
サボテン君「えっへん」
100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:25:21.91 ID:l05QHcsz0
あずさ「あ、あのプロデューサーさん」
P「はい?」
あずさ「今日は、ありがとうございました」
P「ああ、いいですよ、大丈夫です」
あずさ「プロデューサーさんが、私たちを見つけてくれたとき」
あずさ「すごく、うれしかったんです」
P「ははは、そいつはよかった」
あずさ(なによりも、あなたが探してくれたことが…)
P(…GPSつきの携帯もたせようかな?)
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:27:00.78 ID:l05QHcsz0
数ヵ月後
サボテン君「……」
真「で、その時にプロデューサーが転んじゃって」
真「もう、ボクすごく笑っちゃって」
真「そうしたら、プロデューサーが鬼の形相でボクをにらんで」
真「それで必死で逃げたら、社長とぶつかっちゃって…」
サボテン君「……」
102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:29:35.07 ID:l05QHcsz0
P「あずささん、今日は営業ですね」
あずさ「そうですね…」
P「あれ、どうかしたんですか?」
あずさ「いえ、また迷ってみんなに迷惑かけちゃわないかと思うと不安で…」
P「大丈夫ですよ、その時は俺が─俺とサボテン君が、また見つけてあげます!」
P「それこそ、たとえブラジルにいたって!」
P「なっ、サボテン君」
サボテン君「……」
サボテン君「ですてぃにー」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:30:28.82 ID:l05QHcsz0
いろいろとあったけど、
ぼくはものすごいものをみつけてしまった。
だれかにいいたいけど、これはひみつ。
さぼてんもみすてりあすなほうがいいとおもう。
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:31:57.07 ID:l05QHcsz0
サボテン君「……」
サボテン君「……」
サボテン君「おしあわせに」
「サボテン、人をさがす」
おわり
109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:36:35.08 ID:l05QHcsz0
P「うーん、やっぱり夏とちがって、冬は仕事がはかどるなー」
真「プロデューサー、もうすぐクリスマスですね」
P「そうだな、みんなでパーティでもしようか」
やよい「うっうー!いいですね」
P「もちろん、やよいの弟たちもつれてきていいからな」
やよい「きっとみんなよろこびます!」
P「それじゃ、クリスマスはみんなで楽しくパーティだな!」
サボテン君「……」
サボテン君「ひつようふかけつ」
112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:38:15.53 ID:l05QHcsz0
ぷろでゅーさーは、なくてはならないそんざいらしい。
いろいろないみで、あいどるたちにひつようなんだって。
なんだか、うさんくさいので、しんようできないけど。
なんだかんだで、じっかいしてしまったのがこまりもの。
うーん。めぇ。
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/22(水) 00:39:17.93 ID:l05QHcsz0
サボテン君「……」
サボテン君「……」
サボテン君「おわり」
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