―――プラネタリウム
店員「いらっしゃいませ」
垣根「これ使いたいんですけど」チケット
店員「ペアチケットですね。かしこまりました」
店員「こちらキャンペーンの品になります。どうぞ」
初春「キャンペーン?」
店員「ただいまカップルで来られたお客様にはお揃いのアロマキャンドルをプレゼントしてるんです」
垣根「どうも」
店員「あと数十分で始まりますので入場してお待ち下さい」
垣根「わかりました。行くぞ」
初春「はい」
500: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 01:50:41.39 ID:Vmr2MzLc0
垣根「けっこう人居るんだな」
初春「そうですね」
垣根(つーか、マジでカップルだらけじゃねーか…!)
初春「このアロマキャンドル可愛いですねぇ」
垣根「もう開けてんのかよ」
初春「ピンクと青のキャンドルですね。2個もくれるなんて親切です」
垣根「カップルにやってるから2個なんだろ」
初春「あぁ…そうでしたね」
垣根「2個欲しいならやるよ」
初春「本当は違うのに貰っちゃうなんて悪い気がしますね」
垣根「……」
垣根(二人きりで浮かれてたけど、それだけじゃ意味ないんだよな…)
初春「でも貰った物ですしきちんと使ったほうがいいですよね」
垣根「…悪いと思ってんなら本当にそうするか?」
初春「え?」
垣根「いや、なんでもない。忘れろ」
初春「…?」
垣根(あぁぁぁぁぁ!俺の馬鹿!なんであと一歩ってとこで肝心なことが言えねぇんだよ!!)
初春「そうですね」
垣根(つーか、マジでカップルだらけじゃねーか…!)
初春「このアロマキャンドル可愛いですねぇ」
垣根「もう開けてんのかよ」
初春「ピンクと青のキャンドルですね。2個もくれるなんて親切です」
垣根「カップルにやってるから2個なんだろ」
初春「あぁ…そうでしたね」
垣根「2個欲しいならやるよ」
初春「本当は違うのに貰っちゃうなんて悪い気がしますね」
垣根「……」
垣根(二人きりで浮かれてたけど、それだけじゃ意味ないんだよな…)
初春「でも貰った物ですしきちんと使ったほうがいいですよね」
垣根「…悪いと思ってんなら本当にそうするか?」
初春「え?」
垣根「いや、なんでもない。忘れろ」
初春「…?」
垣根(あぁぁぁぁぁ!俺の馬鹿!なんであと一歩ってとこで肝心なことが言えねぇんだよ!!)
501: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 01:52:06.91 ID:Vmr2MzLc0
アナウンス「ただいまより、星空の旅が始まります」
アナウンス「消灯を全て消させていただきます」
垣根「思ったより真っ暗だな…」
初春「でもすぐに明るくなりますよ」
アナウンス「では、ロマンと神秘をお楽しみください」
キレイナホシゾラネ
キミノホウガキレイダヨ
初春(周りはけっこうお喋りしてるなー…小声だったら平気なんですね)
垣根「…!」
初春「綺麗ですね」
垣根「…おう」
初春「垣根さん?」
垣根「思ってたより、すげぇな…」ビックリ
初春「ふふふ…」クスクス
垣根「何笑ってんだよ」
初春「子どもみたいで可愛いなーと思っただけです」
垣根「あ?変なこと言ってんじゃねぇ」
初春「すいませんねぇ」
垣根「あほ…」
初春「……」
垣根「……」
502: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 01:53:01.45 ID:Vmr2MzLc0
初春(綺麗だなぁ…)
初春(そういえばさっき垣根さん何を言いたかったんでしょうか…?)
初春(本当にそうする…って何を………)
初春(いや、それはないですって…)
垣根「すげー…」ワクワク
初春(さっきもだけど自意識過剰すぎですよ私!)
初春(佐天さん達がたくさん変なこと言うせいです…)
垣根「流れ星だと…!」
初春(…垣根さんは普通に楽しんでるし、変なこと考えないようにしないと)
垣根「おい」
初春「なんですか?」
垣根「プラネタリウムの流れ星でも願い事って叶うのか?」
初春「…は?」
503: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 01:54:43.07 ID:Vmr2MzLc0
垣根「だってすげぇ本物っぽいし叶ったとしても不思議じゃねぇだろ?」ワクワク
初春「ぷっ…」
垣根「なんだよ?」
初春「ちょっ…笑わせないで下さいよ…!」クスクス
垣根「は?別に笑わせてねーよ」
初春「そんなこと考える人…普通居ないですよ…」オナカイタイ
垣根「だからって笑うことねーだろ…」
初春「本当にメルヘンなんですね」クスクス
垣根「…ほっとけ」
垣根(今のは失言だったか?……でもこいつが楽しそうだからいいか)
初春(いきなり変なこと言うなんて可愛いwwwwやっぱり垣根さんは可愛いですよwww)
初春(ふぅ…なんだか落ち着いてきました。勝手に勘違いしちゃうなんて垣根さんに申し訳ないですね…)
初春「垣根さん、今あっちにも流れ星ありましたよ?」
垣根「なんだと?見逃した…!」
初春「…ふふふ」
垣根「……笑うなっつーの」
504: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 01:56:24.56 ID:Vmr2MzLc0
初春「すいませんねぇ。でも必死な姿が可愛くて」クスクス
垣根「だから変なこと言ってんじゃねーよ。…可愛いってのはお前みたいなやつのこと言うんだろうが」
初春「垣根さんの方が可愛いですよ」
垣根「気色悪いこと言うな」
初春「褒めてるんですよ?」
垣根「嬉しくねーよ馬鹿」
初春「馬鹿じゃないですよ」
垣根(さっきのけっこう緊張したのに普通にスルーされたな…)
初春(やっぱり綺麗だなぁ…今度佐天さん達とも来たいですね)
垣根(積極的って言ってもどうすりゃいいんだ…からかうのは平気なんだけどな…)
初春(その時は白井さんと御坂さんの席は離さないと駄目ですね。暗いしカップルのお客さん多いし…)
初春「……!!」
初春(前の人達、キ、キスしてます…!?)
初春(初めてあんなの見ました…。というかよくこんな所であんなことが…)
505: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 01:58:32.11 ID:Vmr2MzLc0
初春(…キスシーンもそれ以上のこともよく描いてるのに)
初春(本物ってなんだか…………)
初春(どうしよう……すっごく、恥ずかしい……)ドキドキ
初春「……」キョロキョロ
初春(よく見てみると本当にカップルだらけじゃないですか…!)
初春「……」
垣根「…?」
垣根(いきなり俯いたぞ。気分でも悪くなったのか?)
垣根「おい、どうした?」
初春「…なんでもないです」
垣根「気分でもわりぃの?」
初春「いや、その……大丈夫です」
初春(暗くて良かったです…きっと顔真っ赤になっちゃってます…)
垣根(なんか慌ててるみてぇだな?どうしたんだこいつ…)
初春(どうしよう顔上げれない……)
垣根(もしかして眠いのか?あんだけ喰ってたし仕方ねぇか)
垣根「眠いなら寝てもいいぞ?終わったら起こすし」
初春「違いますよ…」
垣根「本当にどうしたんだ?」
初春「…いや、その……前の人達が……」
506: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:00:26.77 ID:Vmr2MzLc0
垣根「前?」
初春「……」
垣根(すっげぇイチャついてるな。キスまでしてんじゃねーよ見せつけやがって……チクショウ羨ましい)イライラ
垣根「あれが気に喰わないのか。俺もだから安心しろ」
初春「いや…見ちゃいけない気がして……」
垣根「周りに見せつけてんだろ。気にすることじゃねーよ」
初春「そういう問題じゃないですよ……」
垣根「もしかして恥ずかしいのか?」
初春「……垣根さんは恥ずかしくないんですか?」
垣根「ムカつきはするけどそれはない」
初春「そうですか……」
垣根「なんだ?お子様には刺激が強すぎるか?」ニヤニヤ
初春「うるさいですよ…!初めてあんなの見たんです…仕方ないじゃないですか…」
垣根(…やべぇ可愛い)
初春「周りなんてカップルだらけだし……」
垣根「そうだな」
507: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:02:20.65 ID:Vmr2MzLc0
初春「……私、場違いですよ」
垣根「場違い?」
初春「……はい」
垣根(場違い…?周りがイチャついてるから嫌なのか?)
初春(これじゃ集中できませんよ…!)アワアワ
垣根(居づらそうにしてるし…出た方がいいか?)
垣根(…なんとかしてやりてぇな)
垣根「…!」
垣根(こうすればいいじゃねーか!俺って頭いいかもしんねぇ!)
初春「……」
垣根「なぁ」
初春「なんですか?」
垣根「俺達もそうすれば場違いじゃなくなるんじゃないか?」
初春「…………は?」
垣根「だから他の奴らみたくすればいいだろ?」
初春「なにを、いってるんですか?」
508: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:03:38.88 ID:Vmr2MzLc0
垣根「何って…」ギュッ
初春「!!!??」
垣根「カップルみたくすれば場違いじゃねーだろ。だから居づらいとか思うな」
初春「そういう問題じゃ…」
垣根「もっとこっち来いって」グイッ
初春「ひゃっ…!」
初春(…ち、近い!どうしよう!近いです!!)
垣根「暗いし誰も見てねーよ。安心しろ」
初春「そういう問題じゃ…!」
垣根「公園で抱き合った仲だろ?これくらい気にすんな」
初春「あの時は、だって…!」アワアワ
垣根「お前すっげぇ顔熱いな」ペタ
初春「!」
垣根「暗くて分からねぇけど、真っ赤なんじゃねーの?」
初春「だって……垣根さんが…」
垣根「あ?」
初春「いきなり変なことするから…!」
垣根「……嫌?」
初春「えっと…い…いや…」
垣根「嫌なら離すからちゃんと言え」
初春(そっか!これってからかってたんですね!)
初春「!!!??」
垣根「カップルみたくすれば場違いじゃねーだろ。だから居づらいとか思うな」
初春「そういう問題じゃ…」
垣根「もっとこっち来いって」グイッ
初春「ひゃっ…!」
初春(…ち、近い!どうしよう!近いです!!)
垣根「暗いし誰も見てねーよ。安心しろ」
初春「そういう問題じゃ…!」
垣根「公園で抱き合った仲だろ?これくらい気にすんな」
初春「あの時は、だって…!」アワアワ
垣根「お前すっげぇ顔熱いな」ペタ
初春「!」
垣根「暗くて分からねぇけど、真っ赤なんじゃねーの?」
初春「だって……垣根さんが…」
垣根「あ?」
初春「いきなり変なことするから…!」
垣根「……嫌?」
初春「えっと…い…いや…」
垣根「嫌なら離すからちゃんと言え」
初春(そっか!これってからかってたんですね!)
509: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:05:25.33 ID:Vmr2MzLc0
垣根「……」
初春「……い、いや」
垣根「……」ナデナデ
初春「…………じゃないです」
垣根「そりゃ良かった」
初春「…!」
初春(私は何を言ってるんですか!!!!嫌って言って離してもらえば良かったじゃないですか!!!?)
初春(どうしよう!!なにこれ!?)
初春(これじゃ…まるで…本当にデートしてるみたいじゃないですか…!)ドキドキ
垣根(肩に手を回すくらいしかできねーのがヘタレだな……)ハァ
初春(落ち着け!落ち着け私!変なこと言っちゃったのは混乱してるからですよ!)アワアワ
垣根(手繋いでるやつら多いな。空いてる方の手はそうしてみるか?でも調子乗り過ぎか…?)
初春(この雰囲気に流されちゃっただけですよ!離してもらおう。そうすれば落ち着く筈です!!)
初春「かきねさん」
垣根「なんだよ」
初春(顔が近い!!!!)
初春「なんでもないです…」プイッ
垣根「…?」
初春(ど、どうしよう……)ドキドキ
初春「……い、いや」
垣根「……」ナデナデ
初春「…………じゃないです」
垣根「そりゃ良かった」
初春「…!」
初春(私は何を言ってるんですか!!!!嫌って言って離してもらえば良かったじゃないですか!!!?)
初春(どうしよう!!なにこれ!?)
初春(これじゃ…まるで…本当にデートしてるみたいじゃないですか…!)ドキドキ
垣根(肩に手を回すくらいしかできねーのがヘタレだな……)ハァ
初春(落ち着け!落ち着け私!変なこと言っちゃったのは混乱してるからですよ!)アワアワ
垣根(手繋いでるやつら多いな。空いてる方の手はそうしてみるか?でも調子乗り過ぎか…?)
初春(この雰囲気に流されちゃっただけですよ!離してもらおう。そうすれば落ち着く筈です!!)
初春「かきねさん」
垣根「なんだよ」
初春(顔が近い!!!!)
初春「なんでもないです…」プイッ
垣根「…?」
初春(ど、どうしよう……)ドキドキ
510: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:11:15.38 ID:Vmr2MzLc0
初春(そうだ!妄想すれば落ち着く筈です!)
初春「……」
初春(駄目です…!何も浮かんでこない!!)
垣根「下向いてたら何も見えねーぞ?」
初春「そうですけど…でも……」
垣根「あ?」
初春「……なんでもないです」
垣根(やっぱり嫌なのか?でもさっき嫌じゃないって言ってたし…)
初春(下向いてると変に思われちゃうかな…でも……)チラッ
垣根(こいつってなんかいい匂いする…って変 みたいじゃねーか!)
初春(近い!やっぱり近いです…!)
初春(……やっぱり垣根さんって整った顔してるんだな)
垣根(なんかすげぇ見てくる……嬉しいけど恥ずかしいなクソ)
初春(手も大きいし…なんだかいい匂いもするし…)
初春(私や佐天さんが描いてる垣根さんなんかよりも、ずっと……)
垣根(俺の顔に何か付いてんのかな…)チラッ
初春(…ってこっち向きました!?)
垣根(近くで見ても可愛いなクソ。…唇とかすげぇ柔らかそうだし…)
初春(見られてる…!?凄い見られてる…!顔に何か付いてるのかな!?)ドキドキ
垣根(不味い…変な気分になってきた……星でも見て頭冷やすか……)プイッ
初春「……」ホッ
初春(びっくりした……見詰めてくるから何事かと思いました…)
511: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:12:53.91 ID:Vmr2MzLc0
垣根「……」
初春「……」
垣根「あれって白鳥座だよな?」
初春「そうですね」
垣根「あれが鳥に見えるって昔のやつはおかしいと思う」
初春「感受性が豊かだったんですよ」
垣根「お前はあれ鳥に見えんの?」
初春「無理ですね」
垣根「だよなぁ」
初春(垣根さん普通だな…私が気にしすぎなのかな…?)
垣根(手繋ぎたいけど、何て言ったらいいんだ……)
初春「……」
垣根「……」
―――数十分後
初春「綺麗でしたね」
垣根「そうだな」
初春「あの……そろそろ……その」
垣根「わりぃ」パッ
初春「いえ…」
垣根(なんだ?なんかすげー気まずい…)
初春(なんでだろう…なんか顔合わせずらいです…)
垣根「…出るか」
初春「そうですね…」
初春「……」
垣根「あれって白鳥座だよな?」
初春「そうですね」
垣根「あれが鳥に見えるって昔のやつはおかしいと思う」
初春「感受性が豊かだったんですよ」
垣根「お前はあれ鳥に見えんの?」
初春「無理ですね」
垣根「だよなぁ」
初春(垣根さん普通だな…私が気にしすぎなのかな…?)
垣根(手繋ぎたいけど、何て言ったらいいんだ……)
初春「……」
垣根「……」
―――数十分後
初春「綺麗でしたね」
垣根「そうだな」
初春「あの……そろそろ……その」
垣根「わりぃ」パッ
初春「いえ…」
垣根(なんだ?なんかすげー気まずい…)
初春(なんでだろう…なんか顔合わせずらいです…)
垣根「…出るか」
初春「そうですね…」
512: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:14:46.16 ID:Vmr2MzLc0
―――外
垣根「綺麗だったな。作り物のくせに感動しちまったよ」
初春「流れ星ではしゃいでましたからね」
初春(良かった…垣根さんいつも通りです…)
垣根「普通そうだろ」
初春「そんなことないですよ」クスクス
垣根「笑うなよ。なんか恥ずかしいじゃねぇか…」
垣根(こいつ元に戻ったみてぇだな…)
初春「やっぱり垣根さんって可愛いですよね。メルヘン思考な所とか」
垣根「変なこと言ってんじゃねぇよ。つーか他人のキス見て恥ずかしがってるお前の方が可愛いと思うけど?」ニヤニヤ
初春「…その話はやめて下さい」
垣根「お子様だな」
初春「うるさいですよ……」
垣根「最近のガキは進んでると思ったけどそうでもないんだな」
初春「それは偏見です」
垣根「なら安心だ」
初春「え?」
垣根「なんでもねぇよ」
初春「……今日の垣根さんおかしいです」
垣根「あ?」
垣根(え?俺何かキモいことした?それともキョドってたか?)アワアワ
垣根「綺麗だったな。作り物のくせに感動しちまったよ」
初春「流れ星ではしゃいでましたからね」
初春(良かった…垣根さんいつも通りです…)
垣根「普通そうだろ」
初春「そんなことないですよ」クスクス
垣根「笑うなよ。なんか恥ずかしいじゃねぇか…」
垣根(こいつ元に戻ったみてぇだな…)
初春「やっぱり垣根さんって可愛いですよね。メルヘン思考な所とか」
垣根「変なこと言ってんじゃねぇよ。つーか他人のキス見て恥ずかしがってるお前の方が可愛いと思うけど?」ニヤニヤ
初春「…その話はやめて下さい」
垣根「お子様だな」
初春「うるさいですよ……」
垣根「最近のガキは進んでると思ったけどそうでもないんだな」
初春「それは偏見です」
垣根「なら安心だ」
初春「え?」
垣根「なんでもねぇよ」
初春「……今日の垣根さんおかしいです」
垣根「あ?」
垣根(え?俺何かキモいことした?それともキョドってたか?)アワアワ
513: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:16:05.94 ID:Vmr2MzLc0
初春「いつもより意地悪だったりとか…」
垣根「わりぃな。お前の反応が面白くて」ナデナデ
初春「面白くないですよ!」ムッ
垣根「怒るなって」プニプニ
初春「ちょっ…やめて下さいよ…」
垣根「触りたくなるような頬してるお前が悪い」プニプニ
初春「い、意味分からないですよ!」
垣根「何?照れてんの?」ニヤプニ
初春「~~!」ムカッ
垣根「やっぱりお前k…」
初春「えいっ」ペチッ
垣根「いてっ」
垣根「…な、なんだよ」
初春「お返しです。やられっぱなしは嫌なので」プニプニ
垣根「………男の頬触ってもつまんねーだろ」プニプニ
初春「そんなことないです」プニプニ
垣根(え…何この状況……)プニプニ
初春(肌すべすべですね…羨ましいです…)プニプニ
垣根「…っ……」
初春「どうかしました?」プニプニ
垣根「いや、ちょっと痣が…」
初春「へ?痣?だいじょうぶですか?」セノビ
垣根「!!!」
514: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:17:10.16 ID:Vmr2MzLc0
垣根(顔ちけぇっ!!い、息が…!)
初春「失礼します。よく見えないので髪どかしますね」ソッ
垣根(昨日のそげぶ痕か……顔に痣あるとかかっこわりぃ…)
初春「髪に隠れて分からなかったですけど、けっこう痛そうですよ?」
垣根「……平気だから気にすんな」
初春「喧嘩でもしたんですか?」
垣根「願掛けみたいなもんだよ」
初春「がんかけ?」
垣根「まぁ気にすんなって。日落ちてきたしさっさと帰るぞ」
初春「はい」
垣根「今日はありがとな」
初春「突然なんですか?」
垣根「一日俺に付き合ってくれただろ?」
初春「そんなことでお礼なんていいですよ。私がしたくてした事ですから」
垣根「あそこの店のケーキ美味かったな」
初春「ですよね!私のお気に入りなんですよ」
垣根「…なぁ、その…えっと…」
初春「なんですか?」
垣根「いや、なんでもない…」
初春「…?」
515: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:19:30.62 ID:Vmr2MzLc0
垣根(次会う約束してこいとか無理だろ…何て言えばいいんだよ…)
初春「あ!わかりました!」
垣根「は?」
初春「またあのお店行きたいんですね!」
垣根「え…うん…」
初春「垣根さんは食いしん坊ですねぇ。今度また連れて行ってあげますよ」
垣根「……頼む」
初春「そこまでケーキ好きだとは思いませんでした」
垣根「よく言われる」
垣根(別にケーキが好きなわけじゃないだけどな……)
初春「最初は怖い人だと思ってたからそういうギャップが新鮮です」
垣根「……そうか」
初春「そんな顔しないで下さいよ。今は怖いと思ってませんから」
垣根「……本当かよ」
初春「怖いと思ってる人に自分の好きなお店教えたりしません」
垣根「……」ナデナデ
初春「なんで撫でるんですか?」
垣根「感謝の気持ちだ」ナデナデ
516: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:21:11.22 ID:Vmr2MzLc0
初春「は?まぁ…撫でられるの嫌いじゃないですけど」
垣根「…そうか」ナデナデ
初春「よく佐天さんが撫でてくれるんですよ。それが気持ち良くて」ニコニコ
垣根(また佐天かよ…!!あいつが男じゃなくて本当に良かった…!)
垣根「……」ワシワシ
初春「ちょっ!髪ボサボサになっちゃいますよ!」
垣根「撫でられんの嫌じゃねーなら俺もやってやるよ」ナデナデ
初春「いいですけど……子ども扱いしてません?」
垣根「してねーよ。つーかお前ら仲良すぎじゃないか?」
初春「当然です!佐天さんは親友ですから」
垣根「へぇー…」
初春「意地悪な所もあるけど優しい所もたくさんあるんです。それに私のこと一番分かってくれてるんですよ」
垣根(女に嫉妬とか…したくねぇけど、すっげぇムカつく)
初春「それに好きなものも同じで一緒に居て落ち着くんです」
垣根「好きなもの…?もしかして趣味のことか?」
初春「へ?あ、そうですね…」
517: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:22:56.85 ID:Vmr2MzLc0
垣根「それって何?」
初春「いや、なんでもないです」
垣根「…そんなに言いたくねぇの?」
初春「言いたくないっていうか…」
垣根「……」
初春(無理ですよ!垣根さんがあんなことになってる漫画とか上一が好きとか言えるわけないです…!!)アセアセ
初春「えーっとあれです!乙女の秘密ってやつです!」
垣根「なんだそりゃ…」
初春(ふぅ…なんとか切り抜けました……)
垣根「……そういや前に漫画が好きとか言ってけど、それとは別なのか?」
初春「べ、別です!全然関係ないです!!」
垣根「そうか」
初春「はい!」
垣根「そういえば漫画で思い出したんだけどな」
初春「なんですか?」
垣根「こないだすっげぇ変わった漫画読んだ」
初春「どんな漫画ですか?」
垣根「なんか男同士が てるやつ」
初春「!!!!!?」
518: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:24:25.69 ID:Vmr2MzLc0
垣根「しかもそれキャラが上条と一方通行がモデル?になってるみたいで超そっくりだった」
初春「…………マジ、デスカ?」
垣根「やっぱり驚くよな。俺も超驚いたし」
初春「……………」
垣根「しかもそれ普通の漫画と違ってでかくて薄かったんだよ」
初春(なんで垣根さんが上一の同人を読んでるんですか!!?なんで!?)
初春「それ、どこで買ったんですか?」
垣根「買ってねーよ。詳しいことは言えねぇけど」
初春「……ちなみになんてタイトルの漫画だったんですか?」
初春(まさかとは思うけど、私が描いたやつじゃないですよね…)ドキドキ
初春(いや、大丈夫です!上一の同人誌ってたくさんありますし…!)
垣根「あー…なんだったかな。確か“君が最強で最弱が俺で”だったと思う」
初春「―――!!!!」
初春(それって、私が描いたやつじゃないですか!!!!!!)
519: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 02:26:21.02 ID:Vmr2MzLc0
垣根「そんな漫画あるなんて世界は広いよなぁ」
初春「そ、そうですね……」
初春(どうしよう!すっごく気まずいです!死にそうです!!!!!)
垣根「でも絵がすげー上手いんだその漫画」
初春「へ?」
垣根「プロじゃないらしいんだが、下手したらプロより上手い絵だったな」
初春「……」
垣根「しかも薄いのにストーリーあって普通の漫画みてぇだった。内容はともかく」
初春「……そうなんですか」
垣根「あ、わりぃ。いきなり変な話して」
初春「いえ……」
初春(BL好きじゃないのにそう言ってくれる人、初めてです)
初春(けっこう前に出した本なのに絵が上手いって……)
初春(なんだか、嬉しいな…)
初春「……」
532: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 22:46:28.38 ID:Vmr2MzLc0
垣根「お前の家こっちだっけ?」
初春「はい」
垣根「送ってやるよ」ナデナデ
初春「垣根さんって人の頭撫でるの好きなんですか?」
垣根「別に?誰にでもしてるわけじゃねーし。相手による」
初春「そうなんですか…」
初春(……相手によるって、つまりその…)
初春(は!また自意識過剰になるところでした…!!)
初春「は、早く帰りましょうか!」
垣根「そうだな」
初春「……っ!」
垣根「どうした?」
初春「なんでもないです」
垣根「もしかして靴ずれしてんの?」
初春「……たぶん」
垣根「どおりで歩き方に違和感あったわけだ。さっさと言えよ馬鹿」
初春「でも絆創膏持ってるから平気です」
垣根「なら早く貼れ。痛いの我慢してんじゃねぇ」
533: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 22:47:26.12 ID:Vmr2MzLc0
初春「そこまで痛くなかったんですよ」ゴソゴソ
初春「…あ」
垣根「ん?」
初春「そっか…あの時…」
垣根「ガキに使ったのか。仕方ねぇな」ヒョイッ
初春「ちょっ!何するんですか!?またですか!!?」
垣根「歩いたら痛いだろ?」
初春「ですけど!でも大丈夫ですよ!」バタバタ
垣根「暴れんなよ!また頭突きすんぞ!」
初春「だからこれは嫌です!恥ずかしいです!」
垣根「いてっ!髪引っ張るな!!」
初春「じゃあ降ろして下さい!!」ジタバタ
垣根「うるせーな…」
初春「前も言いましたけど誰かに見られたらからかわれるんですよ!だから嫌なんです!」
垣根「…なるほど。誰にも見られなきゃいいんだな?」
初春「へ?」
534: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 22:48:32.18 ID:Vmr2MzLc0
垣根「つかまってないと落ちるぞ?」バサッ
初春「」
初春「ちょっ!本気ですか!?」
垣根「空なら誰も居ないだろ?目撃なんてされねぇよ」バッサバッサ
初春「ちょっ!まっ」モゴ
垣根「喋んな。スピード出すから舌噛むぞ」
初春(手が口に…!苦しいです!というか高い!高いです!!)
垣根「もう喋ってもいいぞ。ゆっくり飛ぶから」
初春「高いですよ!」ギュッ
垣根「高いの苦手だったか?」
初春「そうじゃないですけど、いきなりだから驚いたんですよ!」
垣根「わりぃ」
535: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 22:49:30.37 ID:Vmr2MzLc0
初春「垣根さんって時々すごく強引ですよね」
垣根「お前が言うこと聞かないからだ」
初春「私は大丈夫って言ったじゃないですか」
垣根「お前って我慢強いだろ?大丈夫なんて信用できねぇよ」
初春「そんなことないです…」
垣根(…今気付いたけどすげぇ密着してんな)ドキドキ
初春「……」
垣根「どうかしたか?」
初春「…景色が綺麗で見惚れてました」
垣根「あ?」
初春「せっかく飛べるのにそんなことも気付かなかったんですか?」
垣根「飛びまわることなんてねぇからな」
初春「えー!勿体ないです!私だったら毎日飛んじゃいますよ!」
垣根「そしたらスカートの中 えだな」
初春「ばか!」ベシッ
垣根「いてっ」
536: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 22:50:32.51 ID:Vmr2MzLc0
初春「…あ!夕焼けがすっごく綺麗ですよ」
垣根「そうだな」ギュッ
初春「…かきねさん?」
垣根「せっかくだから遠回りしようぜ?」
初春「へ?」
垣根「もっと見てたいだろ?」
初春「はい!」
垣根(空が二人きりになれる場所だとは盲点だった…)
初春「鳥が!鳥が近く通りましたよ!?」
垣根「お前すっげぇ楽しそうだな」
初春「当たり前じゃないですか!」
垣根「やっぱりガキだな」
初春「そういう垣根さんは楽しくないんですか?」
垣根「すっげー楽しい」ギュー
初春「ちょっ…苦しいです!」
垣根「…わりぃ」
初春「もっとあっちに行ってみません?」
垣根「いいぜ。ちゃんとつかまってろよ」
537: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 22:51:54.73 ID:Vmr2MzLc0
―――初春家前
初春「ありがとうございました!」
垣根「あんなのお安い御用だ」
初春「すっごく楽しかったです!!」
垣根「…なら、またやってやろうか?」
初春「本当ですか!?お願いします!!」
垣根「わかった。覚えとく」
初春「えへへ。楽しみだなぁ」ニコニコ
垣根「……おい」
初春「何ですか?」
垣根「今日は本当にありがとな」
初春「こちらこそありがとうですよ!」
垣根「お前が居たから、すっげぇ楽しかった」ニコリ
初春「……」
垣根「靴ずれ早く治せよ?」ナデナデ
初春「はい…」
垣根「じゃあな」スタスタ
初春「はい、また」
初春(垣根さんってあんな顔で笑うんだ…)
初春「ありがとうございました!」
垣根「あんなのお安い御用だ」
初春「すっごく楽しかったです!!」
垣根「…なら、またやってやろうか?」
初春「本当ですか!?お願いします!!」
垣根「わかった。覚えとく」
初春「えへへ。楽しみだなぁ」ニコニコ
垣根「……おい」
初春「何ですか?」
垣根「今日は本当にありがとな」
初春「こちらこそありがとうですよ!」
垣根「お前が居たから、すっげぇ楽しかった」ニコリ
初春「……」
垣根「靴ずれ早く治せよ?」ナデナデ
初春「はい…」
垣根「じゃあな」スタスタ
初春「はい、また」
初春(垣根さんってあんな顔で笑うんだ…)
538: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/16(土) 22:54:36.51 ID:Vmr2MzLc0
―――初春家
初春「疲れた…」
初春「でも楽しかったですね。色々ありましたけど」
初春(垣根さんの新たな一面をたくさん見た気がしますね…)
初春「……」
初春(なんだろう…なんとなく落ち着かない…)ソワソワ
初春「BLでも読んで落ち着きますか」
初春「」ペラペラ
初春「……」
初春(やっぱり佐天さんの描いた垣根さん本はいいなぁ)
初春(でも、本物の垣根さんってもっと、こう…………)
初春「って!私は何を考えてるんですか!!?」アワアワ
初春(というか垣根さん、私の描いた上一読んだって言ってましたよね…!?)
初春(すっごく恥ずかしいです!!!)ジタバタ
初春「……」
初春「でも、気持ち悪いって言ってなかったな……」
初春(…そういえば、垣根さんの笑った顔って初めて見ました)
初春「……」
初春(怖いと思ってたなんて嘘みたい……)
初春(疲れてるのに、眠くないなぁ…)
初春「……」
初春「疲れた…」
初春「でも楽しかったですね。色々ありましたけど」
初春(垣根さんの新たな一面をたくさん見た気がしますね…)
初春「……」
初春(なんだろう…なんとなく落ち着かない…)ソワソワ
初春「BLでも読んで落ち着きますか」
初春「」ペラペラ
初春「……」
初春(やっぱり佐天さんの描いた垣根さん本はいいなぁ)
初春(でも、本物の垣根さんってもっと、こう…………)
初春「って!私は何を考えてるんですか!!?」アワアワ
初春(というか垣根さん、私の描いた上一読んだって言ってましたよね…!?)
初春(すっごく恥ずかしいです!!!)ジタバタ
初春「……」
初春「でも、気持ち悪いって言ってなかったな……」
初春(…そういえば、垣根さんの笑った顔って初めて見ました)
初春「……」
初春(怖いと思ってたなんて嘘みたい……)
初春(疲れてるのに、眠くないなぁ…)
初春「……」
555: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:24:56.80 ID:xgtLevfZ0
―――翌日
一方「よォ」ニヤニヤ
上条「昨日は楽しかったみたいだな」ニヤニヤ
垣根「なんだよ。朝っぱらから……」
上条「報告を聞きに来たんだよ」
一方「で、昨日はどうだったンだ?」
垣根「あー…やっぱり俺ってヘタレだな…」
一方「はァ?」
上条「え?」
垣根「だって手も繋げなかったしよ……」
上条「でもアーンしたり撫でたり頬触り合ったり肩抱いたりお姫様抱っこで空飛んでたりしたじゃん」
一方「手繋ぐよりこっちのがハードルたけェだろ」
垣根「それは…勢いみたいなもんで…」
一方「つゥか手繋ぐ為のアドバイスしてやっただろォ」
垣根「人ゴミなんて通らなかったんだよ…」
上条「でもけっこう積極的だと思ったぞ?」
垣根「…え?…あれ?」
一方「なンだよ」
垣根「何でお前ら知ってんの?」
一方「よォ」ニヤニヤ
上条「昨日は楽しかったみたいだな」ニヤニヤ
垣根「なんだよ。朝っぱらから……」
上条「報告を聞きに来たんだよ」
一方「で、昨日はどうだったンだ?」
垣根「あー…やっぱり俺ってヘタレだな…」
一方「はァ?」
上条「え?」
垣根「だって手も繋げなかったしよ……」
上条「でもアーンしたり撫でたり頬触り合ったり肩抱いたりお姫様抱っこで空飛んでたりしたじゃん」
一方「手繋ぐよりこっちのがハードルたけェだろ」
垣根「それは…勢いみたいなもんで…」
一方「つゥか手繋ぐ為のアドバイスしてやっただろォ」
垣根「人ゴミなんて通らなかったんだよ…」
上条「でもけっこう積極的だと思ったぞ?」
垣根「…え?…あれ?」
一方「なンだよ」
垣根「何でお前ら知ってんの?」
556: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:26:48.40 ID:xgtLevfZ0
上条「あ…それは…」
一方「お前らが遊びに行く所にたまたま妹達が居ただけだ。たまたまなァ」
垣根「ふざけんなよ!何がたまたまだ!絶対わざとだろ!!?」
一方「偶然だよ偶然。そいつもデート中だったンだよ」
上条「それで打ち止めがその妹から報告を聞いててそれを俺達に教えてくれたんだ」
垣根「まぁ…見られて困ることはないからいいけどよ…」
一方「オマエ、あンだけのことしといて何で手繋げないわけ?」
垣根「手繋ぐって緊張するし恥ずかしいだろ」
上条「無理矢理フォーク突っ込むほうが出来ないと思うぞ」
垣根「そうか?」
一方「しかもお姫様抱っこで飛行デートだとォ?普通はメルヘンすぎて実行できねェよ」
垣根「そんなことねぇだろ。手繋ぐ方ができねぇよ」
上条「肩に手を回すのとあんまり変わらないだろ…」
垣根「はぁ?全然ちげーよ」
一方「同じだっつーのォ」
垣根「肩に手を回したり抱き上げたりすんのは一方的に触ってるだけだろ?」
上条「まぁ、そうなるな」
557: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:28:05.71 ID:xgtLevfZ0
垣根「でも手を繋ぐのはお互い触れ合ってる感じがすげぇするじゃん?だから恥ずかしいんだよ」
上条「いや、昨日お前がしたことの方が恥ずかしいから」
一方「……やっぱりオマエには常識が通用しねェなァ」
垣根「は?意味わかんねぇ」
上条「そういや初春さんは楽しんでたのか?」
垣根「楽しんでたみたいだな。次も会う約束もできたし」
一方「そりゃ良かったなァ」
上条「妹が言ってた男として意識してもらうってのは出来たのか」
垣根「わからん。…たぶんできてない」
一方「オマエ餓鬼だな。好きってアピールはできねェくせに意地悪はできるなンて小学生男子かよォ」
垣根「うるせぇ黙れ。でも頭撫でる権利は手に入れたぜ」
一方「なンだそれェ……」
上条「でもあれだけのことされたら、もしかして私のこと好きなのかなって初春さん思うんじゃないか?」
垣根「お前の口からそんな言葉が出てくるなんて驚きだ」
一方「俺も」
上条「なんだそれ」
558: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:29:41.33 ID:xgtLevfZ0
一方「本人に聞けば分かることなンだけどなァ」
垣根「そんなことできねぇだろ」
一方「でもオマエがただのヘタレの粗大ゴミじゃなくて安心したぜェ」
垣根「そうか?俺的にはかなりヘタレだと思ったんだが…」
一方「オマエのヘタレの基準が分からねェ…」
上条「次会う約束できたってことは嫌われてはないみたいだな」
垣根「だよな。本当によかった」
一方「あンだけのことを許してくれるなンて初春飾利は心の広い奴だなァ」
垣根「それを言うなら妹達もそうじゃねぇか」
一方「……」
上条「なぁ腹も減ってきたし続きは何か食べながらにしないか?」
垣根「お前は空気読めよ」
上条「悪い。でも朝ごはん喰ってなくて…」グー
一方「仕方ねェな。何か出前取るか」
559: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:30:47.02 ID:xgtLevfZ0
―――初春家
佐天「おはよう!!」
初春「……いきなりなんですか?」
佐天「昨日のことが気になっちゃってさ」
初春「んー…帰って下さいよ。昨日眠れなくて眠いんです……」
佐天「初めてなのに寝かせて貰えなかったとは…」
初春「佐天さんが考えてるようなことはありません!!」
佐天「キスはした?」
初春「するわけないです!!」
佐天「えー……」
初春「大体キスなんて私にはまだ早いですよ!」
佐天「そうかなぁ」
初春「そういえば昨日プラネタリウムでキスしてる人達見ちゃったんですよ」
佐天「なんと」
佐天「おはよう!!」
初春「……いきなりなんですか?」
佐天「昨日のことが気になっちゃってさ」
初春「んー…帰って下さいよ。昨日眠れなくて眠いんです……」
佐天「初めてなのに寝かせて貰えなかったとは…」
初春「佐天さんが考えてるようなことはありません!!」
佐天「キスはした?」
初春「するわけないです!!」
佐天「えー……」
初春「大体キスなんて私にはまだ早いですよ!」
佐天「そうかなぁ」
初春「そういえば昨日プラネタリウムでキスしてる人達見ちゃったんですよ」
佐天「なんと」
560: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:32:30.35 ID:xgtLevfZ0
初春「すっごくびっくりしました。やっぱり漫画とは全然違いますね」
佐天「やっぱ妄想と現実は別物ね」
初春「それを凄い実感しましたよ」
佐天「垣根さんはどんな感じだったの?」
初春「えーっと……なんだかいつもより少し意地悪な感じでした」
佐天「……どういうこと?」
初春「私をからかうのを面白いとか言うんですよ。でもいきなり優しくなったり」
佐天「まぁ初春をからかうのが楽しいって気持ちは私もわかるわ」
初春「分からなくていいです!!あとちょっとした発見もありましたね」
佐天「発見?」
初春「はい。垣根さんって幼い子にけっこう優しいんですよ」
佐天「それは意外ね」
初春「ですよね。飛んで行った風船を飛んで取っちゃったんですよ。凄くないですか?」
佐天「便利な能力だなぁ。羨ましいわ」
初春「私もそう思いました。それでその後に女の子の我がままに付き合って一緒に飛んであげてたんです」
佐天「けっこう優しいじゃない」
561: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:34:18.77 ID:xgtLevfZ0
初春「あとケーキが凄い好きみたいでまた行く約束しました」
佐天「ケーキが好き、ねぇ……」
初春「それにプラネタリウムで可愛いこと言ってたんですよ」
佐天「可愛い?」
初春「流れ星で願い事叶うかって真剣に聞いてきて、それが凄い子どもみたいだったんです」クスクス
佐天「それは…物凄いメルヘン思考ね…」
初春「あ!!!そうだ!!衝撃ニュースです!!」
佐天「なに?」
初春「垣根さん、上一の同人誌を読んでたんです……!」
佐天「は、はぁぁあぁあ!!???」
初春「しかも私の描いたやつだったみたいで」
佐天「なんという…なんという…」ガクブル
初春「なんで読んだのか詳しくは聞けなかったんですけど…」
佐天「というか聞けないわね。もしかして腐男子かな?」
初春「そういう様子でもなかったです」
佐天「一般人なのにBL読むなんて凄いショック受けただろうね」
初春「だと思います。でも垣根さん気持ち悪いって言ってなかったんです」
佐天「…本当?」
初春「はい。びっくりしたとは言ってたんですけどね」
佐天「まぁそうよね」
562: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:35:25.47 ID:xgtLevfZ0
初春「……それに、私の絵を上手いって言ってくれたんですよ」
佐天「……」
初春「何も知らない人にそう言われるのってなんだか嬉しかったです」
佐天「…そう」
ファーリンラブ 15ノハルニデアッテイライ~♪
初春「あ、白井さんからだ……」
佐天「メール?」
初春「あ!そうだ!今日は支部に行かなくちゃいけないんでした!」
佐天「あー…お邪魔してごめんね」
初春「大丈夫です!むしろ佐天さんが来てくれなきゃ起きてませんでしたから!」
佐天「あたしも一緒に行っていい?」
初春「いいですよ。急いで準備しますから待ってて下さい」
佐天「……」
佐天(今日の初春なんだかおかしいな……)
佐天(なんだろう…)
佐天「……!」
佐天(男の人の話なのに腐った話が出てないんだ!)
佐天(あれ?…そんなのって今まであったっけ?)
563: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:37:47.30 ID:xgtLevfZ0
―――翌日
一方「よォ」
垣根「おはよ」
一方「例の物のことなンだけどよ」
垣根「朝からその話か」
一方「今日、持ち主が研究所から抜ける時間ができたらしいンだ。だから渡してやってくれねェか」
垣根「は?俺が?」
一方「…本当にすまねェ。俺はガキを病院に連れて行ってやらなきゃいけねェンだ……」
垣根「それなら仕方ねぇな」
一方「これが指定された場所と時間だ」
垣根「放課後か。まぁ暇だから問題ない」
一方「あンな気色悪い本、長い間預からせちまって悪かった……」
垣根「別に気にしてねぇよ」
一方「よォ」
垣根「おはよ」
一方「例の物のことなンだけどよ」
垣根「朝からその話か」
一方「今日、持ち主が研究所から抜ける時間ができたらしいンだ。だから渡してやってくれねェか」
垣根「は?俺が?」
一方「…本当にすまねェ。俺はガキを病院に連れて行ってやらなきゃいけねェンだ……」
垣根「それなら仕方ねぇな」
一方「これが指定された場所と時間だ」
垣根「放課後か。まぁ暇だから問題ない」
一方「あンな気色悪い本、長い間預からせちまって悪かった……」
垣根「別に気にしてねぇよ」
564: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:38:55.73 ID:xgtLevfZ0
―――放課後
初春「昨日は凄い大変だったんですよー。支部に行ったら固法先輩まで面白がって……」
御坂「ははは。まぁ仕方ないわよ。デートなんて誰でも気になるわ」
初春「そうですか?もしかして御坂さんまでからかったりしないですよね…」
御坂「そんなことしないわよ。でもちょっと気になるかな…」
初春「からかわないで下さいね」
御坂「いや、そのね…実は妹がたまたま初春さん達を見たって言ってたんだけど…」
初春「へ?」
御坂「……飛行デートしたって本当?」
初春「え!?違いますよ!!」
御坂「でもお姫様抱っこで空飛んでたって言ってわよ」
初春(垣根さんの馬鹿!しっかり目撃されてるじゃないですか!!)
御坂「いいじゃない。ロマンチックで」
初春「まぁ…景色は凄い綺麗でしたけどね…」
初春「昨日は凄い大変だったんですよー。支部に行ったら固法先輩まで面白がって……」
御坂「ははは。まぁ仕方ないわよ。デートなんて誰でも気になるわ」
初春「そうですか?もしかして御坂さんまでからかったりしないですよね…」
御坂「そんなことしないわよ。でもちょっと気になるかな…」
初春「からかわないで下さいね」
御坂「いや、そのね…実は妹がたまたま初春さん達を見たって言ってたんだけど…」
初春「へ?」
御坂「……飛行デートしたって本当?」
初春「え!?違いますよ!!」
御坂「でもお姫様抱っこで空飛んでたって言ってわよ」
初春(垣根さんの馬鹿!しっかり目撃されてるじゃないですか!!)
御坂「いいじゃない。ロマンチックで」
初春「まぁ…景色は凄い綺麗でしたけどね…」
565: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:40:02.22 ID:xgtLevfZ0
御坂「いいなぁ。空飛ぶなんて普通はできないわ」
初春「またやってもらう約束したんですよ!楽しみです!」
御坂「……でもさ」
初春「はい?」
御坂「飛んでる時って、その、くっついちゃうんじゃない?」
初春「…言われてみれば……」
初春(景色に見とれて忘れてましたけど、あれってすっごい恥ずかしいことだったんじゃ……)
御坂「初春さん?」
初春「なんでもないです!」
御坂「本当?なんだか顔赤く見えるけど」ニヤニヤ
初春「気のせいですよ!!」
御坂「それで何か変わったこととかあった?」ワクワク
初春「御坂さんも面白がってますね……」
御坂「そんなじゃないわ!ちょっと気になるだけで…」
初春「変わったことなんて無いですよ…」
御坂「まぁ一日遊んだくらいじゃないわよねぇ」
初春「…あ」
御坂「え、何?何かあったの?」
566: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:41:24.30 ID:xgtLevfZ0
初春「いや、大したことじゃないんですけどね」
御坂「うん」
初春「笑顔を」
御坂「?」
初春「彼の笑顔を初めて見たんです」
御坂「……」
初春「優しく笑うんだな、って思いました」
御坂「……それで好きなったりしちゃったの?」ニヤニヤ
初春「なってません!!佐天さんみたいなこと言わないで下さいよ!」アワアワ
御坂「ははは、冗談よ。…でもさやっぱり垣根さんって初春さんのこと好きなんじゃないかな?」
初春「な、何言ってるんですか!?」
御坂「だってあんなことするのよ?好きじゃなかったらしないって」
初春「…あんなこと?御坂さんどのこと言ってるんですか?」
567: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:44:15.42 ID:xgtLevfZ0
御坂「ケーキバイキングとかプラネタリウムのこととか…」
初春「……なんでそんなに知ってるんですか?」
御坂「妹がたまたま現場に居たみたい。それを聞いたの」
初春「また妹さんですか!?」
御坂「あの子もデート中だったのよ」
初春(一体何を見られたんだろう…?)
御坂「その妹が初春さんが満更でもなさそうだったって言ってわよ?」ニヤニヤ
初春「気のせいですよ!!……まぁ、素敵な人だとは思いますけど」
御坂「…そっか」
ゲコゲコゲコ
初春「携帯鳴ってますよ?」
御坂「誰かしら?…あ!……ごめん、ちょっと用事が」
初春「平気ですよ」
御坂「今度四人でまたどこかに行きましょう」
初春「はい!!」
御坂「またね!」ダッシュ
御坂(またあいつとタイムセールか!)ウキウキ
568: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:46:34.41 ID:xgtLevfZ0
初春「御坂さんなんか嬉しそうだったな。もしかして上条さん絡みですかね」
初春「…なんだかんだで御坂さんも面白がってましたね」
初春(……御坂さんって普段私のことからかわないのに)
初春(垣根さんが私のこと好き、だなんてありえるわけないじゃないですか……)
初春(でも、もしそうだったら…………)
初春「いや、ないですってば!!」
初春(なんか……落ち着かないな……)
初春「……」
初春「帰りますか」スタスタ
―――帰り道
初春「今日は家でゲームでもしようかな」
初春「ん…あれって…垣根さんと」
初春「御坂さん…?」
569: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:48:51.75 ID:xgtLevfZ0
??「お待たせしましたとミサカは息を整えながら言います」
??「垣根帝督さんですね。ミサカのシリアルナンバーは10801ですとミサカは軽く自己紹介します」
垣根「そうかよ。ほら」
10801「ありがとうございますとミサカは久しぶりに手元に戻ってきた本を笑顔で見つめます」ニヘラ
垣根「そんなに大事なのか…」
10801「少々過剰包装ではないですか?とミサカは首をかしげます」
垣根「仕方ないだろ。見られたくねーんだよ」
10801「納得しましたとミサカはうなずきます」
垣根「他のやつらはゴーグル付けてんのにお前はないのか?」
10801「急いで来たので忘れてしまったのですとミサカは答えます」
垣根「つーかこんなのガキに貸すなよ」
10801「そうですね。今後気をつけますとミサカは反省します」
10801「ところで貴方はこれを読んだのですかとミサカは問いかけます」
垣根「あぁ」
10801「素晴らしくなかったですか!?とミサカは期待を込めて聞いてみます」ニヘラ
垣根「素晴らしくはねーよ」
10801「仲間ができるチャンスだと思ったのにとミサカは落胆します…」シュン
垣根「なんだそりゃ……。まぁ世界は広いしできるんじゃないか?」
10801「そうですよね!励ましてくれてありがとうございます!とミサカはお辞儀します」ペコリ
垣根「礼言うほどじゃねーだろ…」
570: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:49:58.87 ID:xgtLevfZ0
10801「とにかくミサカは戻らなければなりません」
垣根「ちょっと待て。お前髪にゴミついてんぞ」
10801「どこですか?とミサカは鏡を持って来なかったことを後悔します」
垣根「仕方ねーな。じっとしてろ」ペタッ
10801「すいません……とミサカは頭をそちらに向けます」
垣根「…取れねーな」ワサワサ
10801「からまってしまっているみたいですねとミサカは予想します」
垣根「よし、取れたぞ」
10801「ありがとうございます。ではこれd…」
10801「!」
垣根「どうかしたか?」
10801「いえ、誰かに見られてると思ったのですが気のせいのようですとミサカは勘違いを恥ずかしがります」
垣根「気をつけて帰れよ」
10801「わかりました。では失礼しますとミサカは小走りします」タッタッ
垣根「これで本当に一件落着だな」フゥ
垣根(さっさと帰るか)
垣根「……あ?」
垣根(あの茂みからはみ出てる花って…もしかしてあいつか?)
571: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:51:14.99 ID:xgtLevfZ0
初春(思わず隠れちゃいました……)
初春(会話は聞こえないけど何か渡してましたね)
初春(…丁寧に包装されてたしプレゼントかな?)
初春(御坂さん嬉しそうに受け取ってましたね)
初春(さっき御坂さんが言ってた用事ってこれなのかな?)
初春(撫でてたし仲良さそうでしたね……)
初春(…………相手による、って言ってたくせに)
初春「……」
初春「あれ?ん…?」
初春(なんだろう…なんか嫌な感じがする……)
垣根「お前何やってんの?」
初春「ひゃっ!!?」
572: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:52:16.16 ID:xgtLevfZ0
垣根「帰り?」
初春「は、はい」
初春(…なんか、一緒に居たくないな……なんでだろう…)
垣根(すげぇ偶然!長期間ホ 漫画を預かってたご褒美だな!!)ニヤリ
初春「……」
垣根「送ってやるよ。途中でクレープでも奢ってやろうか?」ナデナデ
初春「…っ!」パシッ
垣根「あ、……わりぃ」
初春「あ…いや…私もすいません。いきなり振り払ったりして…」
垣根「いや、突然だったしわりぃ……」
初春「今日は一人で帰りたい気分なのですいません!」ペコリ
垣根「……おう」
初春「失礼します!!」ダッシュ
垣根「……」
垣根「…」
垣根「」
575: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/18(月) 00:55:48.67 ID:xgtLevfZ0
初春「はぁっはぁっ…」
初春(なんで走ってきちゃったんだろう…)フゥ
初春(なんか……すっごく息苦しい……)
初春(走ったから当たり前か……でも、なんか……)
初春「………なんであんなにムキになちゃったんですかね?」
初春「……」
初春「帰って漫画でも描こう…」
591: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:36:30.57 ID:b2JY5WV90
―――翌日
一方「三下ァ、ちょっと付き合え」
上条「なんだ待ち伏せなんかして」
一方「今日、あの馬鹿が休ンだ。理由は知らねェがなァ」
上条「風邪かな…?とにかく行ってみるか」
―――垣根家
上条「鍵開いてるから勝手入ったぞー」
一方「よォ元気だったかァ?」
上条「冷蔵庫に話しかけるなよ…」
一方「だって居ねェし」
上条「どこ行ったんだ?」
一方「……部屋の隅で布団が団子になってンだがあれか?」
上条「あ!あれっぽいな。おい垣根」ポンポン
一方「出てこい羽毛!!」ゲシッ
垣根「……」
上条「よぉどうしたんだ?」
垣根「……」
一方「おい、しっかりしろォ」ベシベシ
垣根「……れ」
上条「は?」
垣根「…ほっといてくれ」
一方「…あ?」
上条「目が死んでるなどうしたんだこいつ」
一方「三下ァ、ちょっと付き合え」
上条「なんだ待ち伏せなんかして」
一方「今日、あの馬鹿が休ンだ。理由は知らねェがなァ」
上条「風邪かな…?とにかく行ってみるか」
―――垣根家
上条「鍵開いてるから勝手入ったぞー」
一方「よォ元気だったかァ?」
上条「冷蔵庫に話しかけるなよ…」
一方「だって居ねェし」
上条「どこ行ったんだ?」
一方「……部屋の隅で布団が団子になってンだがあれか?」
上条「あ!あれっぽいな。おい垣根」ポンポン
一方「出てこい羽毛!!」ゲシッ
垣根「……」
上条「よぉどうしたんだ?」
垣根「……」
一方「おい、しっかりしろォ」ベシベシ
垣根「……れ」
上条「は?」
垣根「…ほっといてくれ」
一方「…あ?」
上条「目が死んでるなどうしたんだこいつ」
592: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:38:25.83 ID:b2JY5WV90
一方「もしかしてフラれたのか?」
垣根「あ、」
一方「あン?」
垣根「あおあおおおおおおおおおおおァァァァァ!!!」ドゴォン
上条一方「「!!」」
一方「てめェ!部屋で能力使ってンじゃねェ!!」
上条「駄目だ!完全に暴走してる!何も聞こえてない!」
一方「くそっ!仕方ねェな!」カチッ
上条「お前まで能力使ったらこの周辺の建物倒壊するぞ!!?」
一方「でも…!」
上条「いいから俺に任せろ!」
一方「三下!!」
上条「目を覚ませぇ!!!そげぶ!!!!」バキッ
ドコッバキッドオォンドカバキゴシュメメタァ
一方「……ちょっと、やりすぎじゃないですかねェ」
上条「あれ?寝ちまったぞ?」
一方「気絶したに決まってンだろ!?コラ起きろ雑魚野郎」ベシベシ
垣根「…あ?……あれ、俺は一体何を…?」
一方「ようやく正気に戻ったかァ」
593: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:40:04.00 ID:b2JY5WV90
垣根「なんか体中が超痛いんですけど」
上条「暴走して能力使いまくってたからな。その影響じゃないか」
一方「え」
垣根「そうか…」
上条「何かあったのか?…やっぱりフラれたのか?」
垣根「……」
一方「はっきりしやがれェ」
垣根「嫌われた……」
上条「え?」
垣根「昨日あいつに話かけたら凄い勢いで拒絶された……」
一方「花を●●●にxxxxしたのがバレたンだろォ」
垣根「してねーよ!本命でそんなことできるか馬鹿!!」
上条「じゃあ原因は分からないんだな」
垣根「…………あんなことしといて調子乗ったのが悪かったんだよ仕方ねぇよ」ブツブツ
一方「完全にネガティブになってンぞ……」
上条「よく見ると涙の跡がある……」
594: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:41:43.08 ID:b2JY5WV90
垣根「俺なんか超クズだしコミュ障だしヘタレだし常識は通用しねぇし
工場長だし●●だしメルヘンだし冷蔵庫だし所詮は2位だし仕方ねぇよ……」ウジウジ
上条「…これは」
一方「…超うぜェ」
上条「どうにかして立ち直らせないと…」
一方「おい、花に会いに行くぞ」
垣根「え、でも……」
上条「嫌われたとは決まってないだろ?初春さん生理で機嫌悪かっただけかもしれないじゃないか」
一方「爽やかな顔でそういうこと言うの止めろォ!」
垣根「……しぬかも」
一方「はァ?女に嫌われただけでそンなになってンじゃねーよ」
垣根「じゃあお前は打ち止めちゃんに拒絶されたらどうする?」
一方「!!!!!!」
一方「それはァ……しぬな……」
垣根「だろ?」
一方「想像しただけでも呼吸が止まりそうだァ…!」
上条「お前らレベル高いくせに精神力弱いな」
垣根「…うるせぇ」
上条「とにかく外出るぞ、顔洗って来い」
垣根「……ん」スタスタ
一方「でもよォ花は放課後どこに居るんだァ?」
上条「んー…風紀委員かもしれないし御坂達と居るかもしれないしわからないな…」
一方「まァ、今はあの野郎を元気付ければいいだろォ」
上条「そうだな。会えたらどうにかすればいいか」
垣根「終わった…」
上条「じゃあ行くか」
一方「何か喰いたい物とかあったら奢ってやンぞ?」
垣根「食欲なんかねぇよ……」
上条「…本当にメンタル弱いな」
工場長だし●●だしメルヘンだし冷蔵庫だし所詮は2位だし仕方ねぇよ……」ウジウジ
上条「…これは」
一方「…超うぜェ」
上条「どうにかして立ち直らせないと…」
一方「おい、花に会いに行くぞ」
垣根「え、でも……」
上条「嫌われたとは決まってないだろ?初春さん生理で機嫌悪かっただけかもしれないじゃないか」
一方「爽やかな顔でそういうこと言うの止めろォ!」
垣根「……しぬかも」
一方「はァ?女に嫌われただけでそンなになってンじゃねーよ」
垣根「じゃあお前は打ち止めちゃんに拒絶されたらどうする?」
一方「!!!!!!」
一方「それはァ……しぬな……」
垣根「だろ?」
一方「想像しただけでも呼吸が止まりそうだァ…!」
上条「お前らレベル高いくせに精神力弱いな」
垣根「…うるせぇ」
上条「とにかく外出るぞ、顔洗って来い」
垣根「……ん」スタスタ
一方「でもよォ花は放課後どこに居るんだァ?」
上条「んー…風紀委員かもしれないし御坂達と居るかもしれないしわからないな…」
一方「まァ、今はあの野郎を元気付ければいいだろォ」
上条「そうだな。会えたらどうにかすればいいか」
垣根「終わった…」
上条「じゃあ行くか」
一方「何か喰いたい物とかあったら奢ってやンぞ?」
垣根「食欲なんかねぇよ……」
上条「…本当にメンタル弱いな」
595: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:43:19.24 ID:b2JY5WV90
―――支部
白井「初春、今日はなんだか調子悪そうですの」
初春「……寝不足です」
白井「ゲームでもしてたんですの?」
初春「ちょっと考え事をしてただけです」
白井「眠れないくらいの考え事…?何か悩んでますの?」
初春「大丈夫ですよ」
白井「…ならいいですの」
ガチャッ
佐天「お邪魔しまーす!」
御坂「差し入れ持ってきたの。黒子が好きなお店のシュークリームよ」
白井「流石お姉さまですの!今すぐ紅茶を入れますわ!」
初春(御坂さんだ…なんだか、嫌だな…)
御坂「初春さんもこっちきなよ」
初春「…はい」
御坂「元気ないわね?どうしたの?」
初春「別に…」
御坂(なんか初春さん素っ気ない…私の方見ないし……何かしちゃったかな…)
白井「初春は寝不足らしいですわよ」
御坂「疲れてるの?じゃあ甘い物食べなきゃね!」ニッコリ
初春(御坂さんは優しいのに、私って嫌なやつだな…)
白井「初春、今日はなんだか調子悪そうですの」
初春「……寝不足です」
白井「ゲームでもしてたんですの?」
初春「ちょっと考え事をしてただけです」
白井「眠れないくらいの考え事…?何か悩んでますの?」
初春「大丈夫ですよ」
白井「…ならいいですの」
ガチャッ
佐天「お邪魔しまーす!」
御坂「差し入れ持ってきたの。黒子が好きなお店のシュークリームよ」
白井「流石お姉さまですの!今すぐ紅茶を入れますわ!」
初春(御坂さんだ…なんだか、嫌だな…)
御坂「初春さんもこっちきなよ」
初春「…はい」
御坂「元気ないわね?どうしたの?」
初春「別に…」
御坂(なんか初春さん素っ気ない…私の方見ないし……何かしちゃったかな…)
白井「初春は寝不足らしいですわよ」
御坂「疲れてるの?じゃあ甘い物食べなきゃね!」ニッコリ
初春(御坂さんは優しいのに、私って嫌なやつだな…)
596: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:45:17.89 ID:b2JY5WV90
御坂「初春さんってここのシュークリーム初めてでしょ?凄く美味しいわよ」
初春「……」
白井「紅茶ですの」
初春「ありがとうございます」
佐天「いただきます!」
御坂「どうぞどうぞ」
佐天「そういえば御坂さん昨日は良かったですねぇ」ニヤニヤ
初春「!?」
御坂「は!?何言ってるの!!?」
佐天「たまたま見ちゃったんですけどね、あんなに嬉しそうにしてる御坂さん初めて見ましたよ」ニヤニヤ
白井「…お姉さま、またですの?」
初春(“また”って……一回だけじゃなかったんだ…)
御坂「佐天さん変なこと言わないでよ!?」アワアワ
佐天「でも彼と御坂さんってお似合いだと思いますよ?」
白井(あの殿方のホ 漫画描いてるくせによく言いますわね…)
初春(当たり前ですよね…二人とも高レベルの能力者同士なうえに美男美女ですし…)
初春(分かってるけど、何か…嫌、だなぁ……)
初春「……」
白井「紅茶ですの」
初春「ありがとうございます」
佐天「いただきます!」
御坂「どうぞどうぞ」
佐天「そういえば御坂さん昨日は良かったですねぇ」ニヤニヤ
初春「!?」
御坂「は!?何言ってるの!!?」
佐天「たまたま見ちゃったんですけどね、あんなに嬉しそうにしてる御坂さん初めて見ましたよ」ニヤニヤ
白井「…お姉さま、またですの?」
初春(“また”って……一回だけじゃなかったんだ…)
御坂「佐天さん変なこと言わないでよ!?」アワアワ
佐天「でも彼と御坂さんってお似合いだと思いますよ?」
白井(あの殿方のホ 漫画描いてるくせによく言いますわね…)
初春(当たり前ですよね…二人とも高レベルの能力者同士なうえに美男美女ですし…)
初春(分かってるけど、何か…嫌、だなぁ……)
597: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:47:04.29 ID:b2JY5WV90
佐天「初春もそう思うよね?」
初春「…………は、はい」
御坂「初春さんまで!?そんなことないって…!」アワアワ
初春「……だって、2位と3位じゃないですか」
御坂「へ?」
佐天「ん?」
白井「は?」
初春「え?」
佐天「あたしは上条さんと御坂さんがスーパーで一緒に買い物してるのを目撃した話をしてるんだけど…」
初春「…すーぱー?」
御坂「そうなの。あいつのタイムセールに付き合ってあげてるのよ。
お一人様一個とかの商品を多く買う為だけで別に変な意味はないけどね!!」
初春「た、たいむせーる?」
白井「そうですの。わたくしは反対してますけどね。スーパーで買い物なんて夫婦みたいですの」イライラ
御坂「はぁ!?ふ、ふう!!?」
初春「……あ!そうですよね!御坂さんの好きな男の人って言ったら上条さんですよね!!」
御坂「な!!!!?」
佐天「今更否定しても無意味ですよー」ニヤニヤ
御坂「別に私は…その…」モジモジ
白井「ちくしょう…!あいつが憎い…!!」
598: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:48:13.58 ID:b2JY5WV90
初春「すいません。私勘違いして変なこと言っちゃって…」
佐天「…2位って垣根さんよね?なんでいきなり」
初春「きのう垣根さんと御坂さんが一緒に居る所を見かけたので」
御坂「んー…妹じゃないかな?私は会ってないし」
初春「そうだったんですか」ホッ
初春(でも、妹さんと垣根さんってどういう関係なんだろう…)
佐天「…もしかして初春」
初春「はい?」
佐天「ヤキモチ焼いてたの?」
初春「……は?」
佐天「だって御坂さんに対して素っ気なかったし私が話振った時も嫌そうだったし…」
初春(そっか……あれってヤキモチだったんだ……)
初春(え…?でも、それって…私が垣根さんのことを……)ドキッ
御坂「なるほどー勘違いで私に焼いてたわけかー」ニヤニヤ
初春「ニヤつかないで下さい…!」
白井「お姉さまがあの殿方と会ってないと言った時に安心したような顔してましたの」ニヤニヤ
初春「白井さんまで!」
599: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:49:48.90 ID:b2JY5WV90
御坂「だから素っ気なかったのね。初春さんって可愛いなぁ」ニヤニヤ
初春「……そんなことないですよ」
御坂「やっぱり、垣根さんのこと好きになっちゃったんじゃない?」
初春「え!?いや、違うと思います…」
佐天「じゃあなんで嫉妬なんてしたの?」
初春「それは、えーっと……分からないです」
白井「一般的に考えれば答えは一つしかないと思いますの」
初春「……でも、理由がありません」
白井「人を好きになるのに理由なんて要りませんの」
初春「それに知り合ってからそんなに時間経ってないですし…」
白井「そんなの初春と垣根さんが仲良くなるのに時間が必要なかっただけですの」
初春「……」
白井「わたくしだってお姉さまを好きになったのに特別な理由はありませんの」
白井「凛々しいけれどとても優しい方で気付いたら好きになっていただけですわ」
初春「……」
御坂(改めてあんなこと言われるとなんだか恥ずかしいわね…)
初春「……そんなことないですよ」
御坂「やっぱり、垣根さんのこと好きになっちゃったんじゃない?」
初春「え!?いや、違うと思います…」
佐天「じゃあなんで嫉妬なんてしたの?」
初春「それは、えーっと……分からないです」
白井「一般的に考えれば答えは一つしかないと思いますの」
初春「……でも、理由がありません」
白井「人を好きになるのに理由なんて要りませんの」
初春「それに知り合ってからそんなに時間経ってないですし…」
白井「そんなの初春と垣根さんが仲良くなるのに時間が必要なかっただけですの」
初春「……」
白井「わたくしだってお姉さまを好きになったのに特別な理由はありませんの」
白井「凛々しいけれどとても優しい方で気付いたら好きになっていただけですわ」
初春「……」
御坂(改めてあんなこと言われるとなんだか恥ずかしいわね…)
600: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:50:52.69 ID:b2JY5WV90
佐天「そういえばこれって両想いじゃないの?」
初春「……そんなこと言われても良く分かりませんよ」
佐天「分からない?」
初春「もう気にしてませんけど出会いは最悪なものでしたし…」
佐天「あー…あれから好きなるって考えられないわよね」
御坂「あれって?」
白井「何ですの?」
初春「…すいません。言えません」
御坂「あ、別に無理しなくていいのよ」
初春(白井さんと御坂さんに言ったら垣根さんが怒られちゃいそうですし…)
初春「それに私は…彼の…」
白井(もしかしてホ 漫画のことを気にしてるんですの…?)
御坂「ん?」
佐天「初春!BLのことは言っちゃ駄目だよ!御坂さん居るんだから!」ボソボソ
初春「はっ!な、なんでもないです!!」
御坂「……そう」
601: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:52:11.21 ID:b2JY5WV90
白井「と、とにかく彼が初春を好きなのは確実だと思いますの。思い切って告白してみたらどうですの?」
初春「は?告白?」
白井「そうですの」
初春「むりむりむり!無理です!!!!」
白井「でも垣根さんはイケメンな殿方ですし、ライバルも多いもかしれませんの」
佐天「その可能性はあるかもしれないですね」
白井「だから善は急げですの」
初春「でも、まだ……」
御坂「心の整理が出来てないんでしょ?」
初春「…はい。皆に言われても彼を好きかどうかってよくわかりません……」
佐天「ヤキモチにも気付いてなかったしねぇ」
初春「でも、もし…」
初春「垣根さんが私のこと好きだったら嬉しいな、とは思います……」
初春「は?告白?」
白井「そうですの」
初春「むりむりむり!無理です!!!!」
白井「でも垣根さんはイケメンな殿方ですし、ライバルも多いもかしれませんの」
佐天「その可能性はあるかもしれないですね」
白井「だから善は急げですの」
初春「でも、まだ……」
御坂「心の整理が出来てないんでしょ?」
初春「…はい。皆に言われても彼を好きかどうかってよくわかりません……」
佐天「ヤキモチにも気付いてなかったしねぇ」
初春「でも、もし…」
初春「垣根さんが私のこと好きだったら嬉しいな、とは思います……」
602: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:53:39.78 ID:b2JY5WV90
御坂「……」
白井「…それってやっぱり好きじゃないですの?」
初春「そうかもしれないですけど!でも…まだちょっと……分からなくて……」
佐天「そっか……」
白井「初春、今日はもう帰っていいですの」
初春「へ?でも、まだ仕事が…」
白井「今の状態の初春がまともに仕事出来ると思えませんわ」
初春「……すいません」
白井「佐天さん、初春を送って下さいな」
佐天「わかりました!」
初春「御坂さん…」
御坂「何?」
初春「勘違いしちゃってすいませんでした」ペコリ
御坂「気にしてないわ」
初春「では、失礼します」
佐天「それじゃ!」
バタン
白井「…それってやっぱり好きじゃないですの?」
初春「そうかもしれないですけど!でも…まだちょっと……分からなくて……」
佐天「そっか……」
白井「初春、今日はもう帰っていいですの」
初春「へ?でも、まだ仕事が…」
白井「今の状態の初春がまともに仕事出来ると思えませんわ」
初春「……すいません」
白井「佐天さん、初春を送って下さいな」
佐天「わかりました!」
初春「御坂さん…」
御坂「何?」
初春「勘違いしちゃってすいませんでした」ペコリ
御坂「気にしてないわ」
初春「では、失礼します」
佐天「それじゃ!」
バタン
603: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:54:34.68 ID:b2JY5WV90
御坂「まさか初春さんがねー…」
白井「両想いなんだからもっと喜べばいいですのに…」
御坂「初めて誰かを好きになったんだから仕方ないわ。きっと戸惑ってるのよ」
白井「…それはお姉さまの実体験ですの?」
御坂「……そういうことは気にしないの」
白井「やっぱりあの殿方が憎いですの……!!」
御坂「私もそろそろ帰ろうかな…」
白井「寄り道しないで真っ直ぐ帰って下さいな」
御坂「分かってるわよ」
白井「殿方が居るからって追いかけちゃ駄目ですの」
御坂「分かってるわよ!!」
白井「初春の分の仕事をすると帰りが遅くなるかもしれないですの…だから……」
御坂「寮監には上手く言っておくわ」
白井「ありがとうございますの!」
御坂「じゃあね。頑張って」
白井「頑張りますの!お姉さまも気をつけて!」
白井「両想いなんだからもっと喜べばいいですのに…」
御坂「初めて誰かを好きになったんだから仕方ないわ。きっと戸惑ってるのよ」
白井「…それはお姉さまの実体験ですの?」
御坂「……そういうことは気にしないの」
白井「やっぱりあの殿方が憎いですの……!!」
御坂「私もそろそろ帰ろうかな…」
白井「寄り道しないで真っ直ぐ帰って下さいな」
御坂「分かってるわよ」
白井「殿方が居るからって追いかけちゃ駄目ですの」
御坂「分かってるわよ!!」
白井「初春の分の仕事をすると帰りが遅くなるかもしれないですの…だから……」
御坂「寮監には上手く言っておくわ」
白井「ありがとうございますの!」
御坂「じゃあね。頑張って」
白井「頑張りますの!お姉さまも気をつけて!」
604: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:56:16.91 ID:b2JY5WV90
―――帰り道
御坂「……」
御坂(ヤキモチ焼くなんて可愛いなぁ…でも妹と垣根さんが?)
10032「お姉さまではありませんか、とミサカは偶然に驚きます」
御坂「あれ、アンタ…どうしてこんな所に」
10032「少し散歩をしていたのですとミサカは答えます」
御坂「そう…せっかくだし、一緒に帰る?」
10032「いいのですか!?やったー凄い嬉しいとミサカは心の中で密かに思います」
御坂「…全然密かじゃないわよ」
10032「では、行きましょうとミサカはお姉さまの腕を掴みます」
御坂「ちょ、腕じゃなくて手にしなさい」
10032「……はい」
御坂「ねぇ、そういえばさ…」
10032「また初春飾利さんの話を聞きたいんですか?とミサカはMNWの準備をします」
御坂「えっと、今日は初春さんじゃなくて垣根さんのことを聞きたいの」
10032「冷蔵庫の話を聞いても面白くないと思いますよとミサカはアドバイスします」
御坂「れいぞうこ?」
御坂「……」
御坂(ヤキモチ焼くなんて可愛いなぁ…でも妹と垣根さんが?)
10032「お姉さまではありませんか、とミサカは偶然に驚きます」
御坂「あれ、アンタ…どうしてこんな所に」
10032「少し散歩をしていたのですとミサカは答えます」
御坂「そう…せっかくだし、一緒に帰る?」
10032「いいのですか!?やったー凄い嬉しいとミサカは心の中で密かに思います」
御坂「…全然密かじゃないわよ」
10032「では、行きましょうとミサカはお姉さまの腕を掴みます」
御坂「ちょ、腕じゃなくて手にしなさい」
10032「……はい」
御坂「ねぇ、そういえばさ…」
10032「また初春飾利さんの話を聞きたいんですか?とミサカはMNWの準備をします」
御坂「えっと、今日は初春さんじゃなくて垣根さんのことを聞きたいの」
10032「冷蔵庫の話を聞いても面白くないと思いますよとミサカはアドバイスします」
御坂「れいぞうこ?」
605: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 00:58:26.54 ID:b2JY5WV90
10032「気にしないで下さいとミサカは言います」
御坂「わかった。聞きたいことって言うのはね、あんた達の間で垣根さんと仲良い子とか居る?」
10032「居ないです。ミサカ達の好みにあんなチャラ男は入りませんとミサカは即答します」
御坂「そう……」
10032「何かあったのですか?とミサカは心配そうに問い掛けます」
御坂「実は初春さんが妹と垣根さんが一緒に居るの見たって言ってて、それで気になったの」
10032「そういうことですか。ちょっと待って下さいねとミサカはMNWで質問します」
御坂「ごめん。ありがと」
10032「構いません。お役立てて嬉しいですとミサカはネットワークをフル活用します」
御坂「助かるわ」
10032「……なるほど」
御坂「何かわかった?」
10032「10801号が昨日第2位と会ったみたいですとミサカは報告します」
御坂「…その子は垣根さんのことどう思ってるのかな」
10032「お姉さまが心配するようなことはありませんとミサカは溜息をつきながら言います」
御坂「へ?」
御坂「わかった。聞きたいことって言うのはね、あんた達の間で垣根さんと仲良い子とか居る?」
10032「居ないです。ミサカ達の好みにあんなチャラ男は入りませんとミサカは即答します」
御坂「そう……」
10032「何かあったのですか?とミサカは心配そうに問い掛けます」
御坂「実は初春さんが妹と垣根さんが一緒に居るの見たって言ってて、それで気になったの」
10032「そういうことですか。ちょっと待って下さいねとミサカはMNWで質問します」
御坂「ごめん。ありがと」
10032「構いません。お役立てて嬉しいですとミサカはネットワークをフル活用します」
御坂「助かるわ」
10032「……なるほど」
御坂「何かわかった?」
10032「10801号が昨日第2位と会ったみたいですとミサカは報告します」
御坂「…その子は垣根さんのことどう思ってるのかな」
10032「お姉さまが心配するようなことはありませんとミサカは溜息をつきながら言います」
御坂「へ?」
606: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 01:01:03.40 ID:b2JY5WV90
10032「彼女は今ホ 漫画に夢中なのですとミサカは嫌そうな顔で呟きます」
御坂「は?ほ ?」
10032「はい。お姉さまは知らないのですか?上条当麻と一方通行を題材にした漫画なのですけれど…」
御坂「知らないわ。っていうか誰と誰って言った!!?」
10032「上条当麻と一方通行ですとミサカは聞き取りやすく言います」
御坂「え…あの二人ってホ だったの?」
10032「現実では違うと思います!!とミサカは力強く言います」
御坂「そうよね!」
10032「10801号の話に戻りますがその本を上位個体に貸したそうですとミサカは呆れます……」
御坂「上位個体って……打ち止め?」
10032「そうです。そしてその本を一方通行が見つけてしまって保管場所に困っていたそうですとミサカは言います」
御坂「まぁ、自分のホ 漫画なんて手元に置いておきたくないでしょうね…」
10032「そこで彼の友人である第2位が10801号に返すまでの期間
預かることになったそうですとミサカは第2位の優しさに感心します」
御坂「それで、昨日はその本を返したってこと?」
10032「そういうことですとミサカは真実が伝わったことに安心します」
御坂「は?ほ ?」
10032「はい。お姉さまは知らないのですか?上条当麻と一方通行を題材にした漫画なのですけれど…」
御坂「知らないわ。っていうか誰と誰って言った!!?」
10032「上条当麻と一方通行ですとミサカは聞き取りやすく言います」
御坂「え…あの二人ってホ だったの?」
10032「現実では違うと思います!!とミサカは力強く言います」
御坂「そうよね!」
10032「10801号の話に戻りますがその本を上位個体に貸したそうですとミサカは呆れます……」
御坂「上位個体って……打ち止め?」
10032「そうです。そしてその本を一方通行が見つけてしまって保管場所に困っていたそうですとミサカは言います」
御坂「まぁ、自分のホ 漫画なんて手元に置いておきたくないでしょうね…」
10032「そこで彼の友人である第2位が10801号に返すまでの期間
預かることになったそうですとミサカは第2位の優しさに感心します」
御坂「それで、昨日はその本を返したってこと?」
10032「そういうことですとミサカは真実が伝わったことに安心します」
607: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 01:02:11.96 ID:b2JY5WV90
御坂「そっか…やっぱり初春さんの勘違いだったんだ…」
10032「もしかして彼女はあの二人が恋仲だと思ったのですか?とミサカは問い掛けます」
御坂「ヤキモチ焼いてたし、そうなのかな?」
10032「初春飾利さんは可愛い女の子なのですねとミサカはニヤつきます」ニヘラ
御坂「そうなのよ。可愛いわよね」ニヤニヤ
10032「話が盛り上がってきた所ですがそろそろ別れ道です…とミサカは名残惜しそうにします」
御坂「またどこかに行きましょうよ。そんな顔する止めなさい」
10032「はい!とミサカは大きく返事をします」
御坂「ありがとね。色々教えて貰っちゃって。じゃあ、またね」
10032「では、また会いましょうとミサカは大きく手を振ります」
618: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 15:56:47.69 ID:b2JY5WV90
―――帰り道
初春「からかわないんですね」
佐天「当り前じゃない。悩んでる初春にそんなことしないわ」
初春「……私って垣根さんのこと好きなんですか?」
佐天「あたしに聞かれても……でもあたしにはそう見えるわ」
初春「でも、私が彼を好きになっていいんでしょうか…」
佐天「へ?」
初春「だって私は垣根さんのあれな漫画を描いてるじゃないですか…」
佐天「別に問題ないでしょ。妄想と現実は違うし」
初春「…そうですけど」
佐天「それを気にしてるのね」
初春「……はい。こんなこと相談できるの佐天さんしか居ませんし」
佐天「んー…本人にバレなきゃいいと思うけどね」
初春「…………それは駄目だと思います」
佐天「でも実際に腐女子を隠して付き合ってる人なんてたくさん居るわけでしょ?」
初春「そうですね…」
佐天「ねぇ初春」
初春「なんですか?」
佐天「あれって、垣根さん達じゃない?」
初春「あ…」
佐天「話しかけてみれば?」
初春「無理ですよ!」
佐天「えー…でもいいじゃない」
初春「どんな顔して垣根さんに会えばいいか分からないです!」
佐天「そんなの会ってから考えればいいわ」
初春「からかわないんですね」
佐天「当り前じゃない。悩んでる初春にそんなことしないわ」
初春「……私って垣根さんのこと好きなんですか?」
佐天「あたしに聞かれても……でもあたしにはそう見えるわ」
初春「でも、私が彼を好きになっていいんでしょうか…」
佐天「へ?」
初春「だって私は垣根さんのあれな漫画を描いてるじゃないですか…」
佐天「別に問題ないでしょ。妄想と現実は違うし」
初春「…そうですけど」
佐天「それを気にしてるのね」
初春「……はい。こんなこと相談できるの佐天さんしか居ませんし」
佐天「んー…本人にバレなきゃいいと思うけどね」
初春「…………それは駄目だと思います」
佐天「でも実際に腐女子を隠して付き合ってる人なんてたくさん居るわけでしょ?」
初春「そうですね…」
佐天「ねぇ初春」
初春「なんですか?」
佐天「あれって、垣根さん達じゃない?」
初春「あ…」
佐天「話しかけてみれば?」
初春「無理ですよ!」
佐天「えー…でもいいじゃない」
初春「どんな顔して垣根さんに会えばいいか分からないです!」
佐天「そんなの会ってから考えればいいわ」
619: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 15:57:56.41 ID:b2JY5WV90
初春「でも…」
佐天「それに初春が垣根さんと二人きりになったら上条さんと一方通行さんも二人きりじゃない」
初春「!!!」
初春「それは…盲点でした…」
佐天「じゃ、行くわよ」ガシッ
初春「え、でも…!」
垣根「……」
一方「駄目だ…こいつ全然元気にならねェな…」
上条「相当ショックだったんだな」
佐天「お久しぶりです!!」
一方「あン?」
上条「ん?」
初春「…こ、こんにちは」
垣根「…よお」
一方(すっげェー重い雰囲気だァ…!今すぐここから離れたい…!)
佐天「垣根さん元気ないですね。大丈夫ですか?」
垣根「あ?気のせいだ…」
一方(この女すげェ…!どう見ても不機嫌なヤツに気安く話かけるとは…!)
初春「…垣根さん」
垣根「…何?」
初春「昨日はすいませんでした」ペコリ
垣根「…別に。俺が悪かったし」
上条(目が死んだままだ…)
佐天「それに初春が垣根さんと二人きりになったら上条さんと一方通行さんも二人きりじゃない」
初春「!!!」
初春「それは…盲点でした…」
佐天「じゃ、行くわよ」ガシッ
初春「え、でも…!」
垣根「……」
一方「駄目だ…こいつ全然元気にならねェな…」
上条「相当ショックだったんだな」
佐天「お久しぶりです!!」
一方「あン?」
上条「ん?」
初春「…こ、こんにちは」
垣根「…よお」
一方(すっげェー重い雰囲気だァ…!今すぐここから離れたい…!)
佐天「垣根さん元気ないですね。大丈夫ですか?」
垣根「あ?気のせいだ…」
一方(この女すげェ…!どう見ても不機嫌なヤツに気安く話かけるとは…!)
初春「…垣根さん」
垣根「…何?」
初春「昨日はすいませんでした」ペコリ
垣根「…別に。俺が悪かったし」
上条(目が死んだままだ…)
620: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 15:59:08.31 ID:b2JY5WV90
佐天「そうだ!私、上条さんと一方通行さんに用があったんです!」
上条一方「「?」」
佐天「その…ちょっと御坂さん絡みのことで…」
上条「御坂の友達なのか。だから俺のこと知ってたんだな」
佐天「はい!」
一方「わりィけど、今それどころじゃn…」
佐天「ここじゃちょっと話せないことなんですよねー」
佐天「だから、あっちに行きません?」
佐天「でもそうすると初春が一人になっちゃうんですよねー」
佐天「可哀想な初春…」
佐天「あ!垣根さんが初春と一緒に帰ればいいんですよ!」
垣根「でも…」
佐天「決まりですね!!」
一方(こいつ一人で喋ってやがる…!!)
上条(会話する気が一切ないぞ…!!)
佐天「じゃあ、これで!バイバイ初春!!」
初春「え…?」
上条一方「「?」」
佐天「その…ちょっと御坂さん絡みのことで…」
上条「御坂の友達なのか。だから俺のこと知ってたんだな」
佐天「はい!」
一方「わりィけど、今それどころじゃn…」
佐天「ここじゃちょっと話せないことなんですよねー」
佐天「だから、あっちに行きません?」
佐天「でもそうすると初春が一人になっちゃうんですよねー」
佐天「可哀想な初春…」
佐天「あ!垣根さんが初春と一緒に帰ればいいんですよ!」
垣根「でも…」
佐天「決まりですね!!」
一方(こいつ一人で喋ってやがる…!!)
上条(会話する気が一切ないぞ…!!)
佐天「じゃあ、これで!バイバイ初春!!」
初春「え…?」
621: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 16:00:18.00 ID:b2JY5WV90
佐天「二人とも行きますよ?」ダッシュ
上条「へ?ちょっと待ってくれ!」タッタッ
一方「あ?意味分かンねェぞ!待て女!」ダッシュ
―――数分後
上条「はっ…はっ…」ゼーハー
一方「」チーン
佐天「二人とも情けないですねー。ちょっと走っただけで」
一方「…ざ、…ンな…の…ぅ……」ゼーハーゼーハーゼーハー
上条「お前喋れてないぞ…」
上条「それで用件ってなんだ?」
佐天「もう済みました!」
上条「え?」
佐天「私はこれで失礼しますね!それじゃ!!」タッタッ
上条「まだ走れるのか……」
佐天(一方通行きゅん体力無さ過ぎwwwこれはネタにせねばwww)
佐天「……」
佐天(初春、頑張れ…!)
622: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 16:01:30.20 ID:b2JY5WV90
初春(佐天さん強引過ぎですよ…!!!)
垣根「……」
初春(どうしよう…何話せばいいんだろう…)
垣根「……」
初春(なんとなく、緊張しちゃう…)ドキドキ
垣根「悪い」
初春「へ?」
垣根「俺のこと嫌いなんだろ?」
初春「は?」
垣根「一緒に居たくねぇだろうし帰るよ」
初春「え?」
垣根「じゃあな」スタスタ
初春「え…ちょ、ちょっと待って下さい!」
垣根「…?」
初春「どうしたんですか?私そんなこと言ってないですよ?」
垣根「だって…昨日……」
初春「あ…あれはその…ちょっと……」
623: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 16:02:27.01 ID:b2JY5WV90
垣根「……」
初春(ヤキモチ焼いてたなんて言えません…!)
垣根「無理しなくていいって…」
初春「してないですよ」
垣根「ちょっと遊んだくらいで調子乗って悪かった」
初春(目、合わせてくれない…)
垣根「あんなことしたんだ。嫌われたって驚かねぇ」
初春(…私のせいで傷つけちゃったんだ)
垣根「今まで俺みたいなクズを相手にしてくれてありがとな」
初春「そんな」
垣根「もう会わないしメアドも消す」
初春「……へ?」
垣根「だから安心してくれ」
初春「……あわない?」
垣根「そうだ」
初春「…………す」
垣根「?」
624: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 16:03:20.55 ID:b2JY5WV90
初春「嫌です!」
垣根「え?」
初春「そんなの絶対嫌です!!」
垣根「は?何を言って…」
初春「約束したじゃないですか!」
垣根「約束?」
初春「忘れちゃったんですか?もう一回空に連れて行ってくれるんじゃないんですか?」
垣根「……それは」
初春「それに前にも言ったじゃないですか!?」
垣根「…?」
初春「垣根さんはクズじゃありません!」
垣根「……」
初春「そんなこと言ったら私が許さないって!!」
初春「私は垣根さんのこと嫌いじゃないです!」
初春「撫でてくれるのも少し意地悪な所も嫌じゃありません」
初春「だからっ、だから…ッ」
垣根「え?」
初春「そんなの絶対嫌です!!」
垣根「は?何を言って…」
初春「約束したじゃないですか!」
垣根「約束?」
初春「忘れちゃったんですか?もう一回空に連れて行ってくれるんじゃないんですか?」
垣根「……それは」
初春「それに前にも言ったじゃないですか!?」
垣根「…?」
初春「垣根さんはクズじゃありません!」
垣根「……」
初春「そんなこと言ったら私が許さないって!!」
初春「私は垣根さんのこと嫌いじゃないです!」
初春「撫でてくれるのも少し意地悪な所も嫌じゃありません」
初春「だからっ、だから…ッ」
625: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 16:04:14.39 ID:b2JY5WV90
初春「泣きそうな顔なんてしないで…!」ギュッ
垣根「!?」
初春「会えない、なんて嫌です」グスッ
垣根「…………は?」
初春「……」グスッ
垣根「……泣くなよ。分かったから」
初春「垣根さんのばかぁ…」
垣根「ごめん…」
初春「……昨日のはヤキモチだったんです」コゴエ
垣根「…は?聞こえねーよ」
初春「何でもないです」ギュゥ
垣根「そうか?」
626: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 16:05:28.98 ID:b2JY5WV90
初春「……」ギュッ
垣根「……」
垣根(え…あれ?……どういう状況だこれ)
初春「……」ギュー
垣根(……なんで抱きつかれてんだ?)
初春「…と、とにかく私は垣根さんのこと嫌いじゃないですから」パッ
垣根(よく分からねぇけど、嫌われてはないんだよな…)
初春(ど、どうしよう!勢いで抱きついちゃった…!)ドキドキ
垣根「……」
初春「え?垣根さん?どうしたんですかしゃがみこんじゃって…」
垣根「安心したら、力抜けた」
初春「へ?」
垣根「あんま見んな。すげー格好わりぃから…」
初春「そんなことないですよ」ナデナデ
627: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/20(水) 16:06:03.96 ID:b2JY5WV90
垣根「……」
初春「垣根さんの髪って柔らかいですね」ナデナデ
垣根「しらねーよ…」
初春(垣根さんの顔、赤いな……なんか可愛い…)キュン
垣根「…そろそろ帰るか」スクッ
初春「そうですね」
垣根「あ?家そっちじゃねぇだろ?」
初春「クレープ、奢ってくれるんじゃないんですか?」
垣根「…わかったよ、この食いしん坊」ワシワシ
初春「ちょっ…!髪がボサボサに…!」
645: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:06:13.89 ID:stmspClJ0
―――クレープ屋
初春「私は苺ジェラートで!」
垣根「じゃ、それ一つ」
店員「少々お待ち下さい」
初春「垣根さんは食べないんですか?」
垣根「腹減ってねぇんだよ」
店員「お待たせ致しました」ドウゾ
初春「ありがとうございます」ドウモ
垣根「あっちのベンチで喰うか」
初春「はい」
初春「私は苺ジェラートで!」
垣根「じゃ、それ一つ」
店員「少々お待ち下さい」
初春「垣根さんは食べないんですか?」
垣根「腹減ってねぇんだよ」
店員「お待たせ致しました」ドウゾ
初春「ありがとうございます」ドウモ
垣根「あっちのベンチで喰うか」
初春「はい」
646: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:07:58.76 ID:stmspClJ0
初春「いただきますっ!」モグモグ
垣根「お前って本当に美味しそうに食べるよな」
初春「だって凄く美味しいですから!」モグモグ
垣根「そうかよ」ナデナデ
初春「垣根さんも食べます?」
垣根「じゃ、一口貰う」
初春「わかりました。どうz…」
垣根「……」ペロリ
初春「!!!!??」
垣根「もっと落ち着いて喰えよ。頬に付いてたぜ?」
初春「…へ…は……」
垣根「ごちそうさま、でした」ニヤニヤ
初春「ふ、普通に教えてくれればいいんじゃないですか!」
垣根「何焦ってんだよ」
初春「~~っ!!」ベシッ
垣根「いてっ」
初春「垣根さんの馬鹿!」
垣根「馬鹿でわりぃな」ナデナデ
初春「……」モグモグ
647: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:09:19.04 ID:stmspClJ0
垣根「お前にあんなこと言われるとは思わなかった」
初春「へ?」
垣根「嫌いじゃない、なんてな」
初春「私だって垣根さんがあんなこと言うとは思いませんでした」
垣根「そうか」
初春「はい」モグモグ
垣根「…ありがとな」
初春「はい?」
垣根「あんなことしたのに嫌わないでくれて」
初春「引きずり過ぎですよ」モグモグ
垣根「……」
初春「そういえば、その、昨日は本当にすいませんでした」
垣根「あ?別に気にしてねーよ」
垣根(嬉しいことありすぎて昨日のことなんて忘れてた…)
初春「実は、えっと………ヤ……」
垣根「や?」
648: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:12:45.83 ID:stmspClJ0
初春「八つ当たりしちゃったんです!機嫌悪くって!!」
垣根「お前でもそんなことあるのか。ストレスなんて溜めるもんじゃねぇぞ?」
初春「本当にすいません。垣根さんは関係ないのに…」
初春(やっぱりヤキモチ焼いてたなんて言えませんよ!!)
垣根「つーか、お前あんな所で何してたんだ?ボーっとしてたみてぇだけど」
初春(私が見てたの気付いてなかったんですね…)
初春「えっと…いや……あ!ちょっと調子が悪くて落ち着くまでじっとしてたんです!」
垣根「調子が悪い……?」
初春(本当は妹さんのことを聞きたいけど、怖くて聞けません…)
垣根「…今は平気なのか?」
初春「はい!」
垣根「ふーん……」
垣根(機嫌が悪くて、調子が悪いだと……?)
垣根「!!!」
垣根(もしかして上条がふざけて言ってたことが本当だったのか!?)
649: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:14:00.42 ID:stmspClJ0
初春「本当にすいませんでした」
垣根「別にいいって言ってんだろ。……それより腹冷やすなよ」
初春「はい?」
垣根「ジェラートなんて喰って平気なのか?」
初春「大丈夫ですよ?大好きですから」
垣根「そうじゃなくて…」
初春「?」
垣根「……なんでもない」
初春「そうですか」
初春(そういえば、何で撫でてたんだろう…気になるし聞いちゃおうかな……)
初春(でも…なんか恥ずかしいな…聞けないかも…でも、それじゃモヤモヤしたままですし…)
初春(聞いてみますか!)
初春「垣根さん」
垣根「あ?」
650: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:15:09.68 ID:stmspClJ0
初春「その…えっと、実は…」
垣根「何だよ?」
初春「……撫でて欲しいんですけど」
初春(って違う!!!全然違うこと言ってるじゃないですか!私の馬鹿!!)
垣根「は?」キョトン
初春(垣根さんも凄い驚いた顔してますし!)アワアワ
垣根「お前ってそんなに甘えん坊だったっけ?」
初春「いや、その!」
初春(どうしよう!恥ずかしい!!)
垣根「ま、いいけど」ナデナデ
初春(何も聞けませんでした。私の意気地なし…)シュン
垣根「お前の方が髪柔らかいだろ」ナデナデ
初春(…………でも、今はいいや)スリスリ
垣根(いつも可愛いけど今日はすげぇ可愛いな……)ナデナデ
垣根「何だよ?」
初春「……撫でて欲しいんですけど」
初春(って違う!!!全然違うこと言ってるじゃないですか!私の馬鹿!!)
垣根「は?」キョトン
初春(垣根さんも凄い驚いた顔してますし!)アワアワ
垣根「お前ってそんなに甘えん坊だったっけ?」
初春「いや、その!」
初春(どうしよう!恥ずかしい!!)
垣根「ま、いいけど」ナデナデ
初春(何も聞けませんでした。私の意気地なし…)シュン
垣根「お前の方が髪柔らかいだろ」ナデナデ
初春(…………でも、今はいいや)スリスリ
垣根(いつも可愛いけど今日はすげぇ可愛いな……)ナデナデ
651: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:16:44.74 ID:stmspClJ0
―――数分後
垣根「そろそろ帰るか?」
初春「はい。クレープごちそうさまでした」
垣根「こっちこそ、ごちそうさまでした」ニヤニヤ
初春「馬鹿!」ベシッ
垣根「ははは。いてーよ」
初春「……」
初春(やっぱり垣根さんの笑顔って、好きだな…)
垣根「何ボーっとしてんだ?」
初春「いえ、なんでもないです」
652: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:18:35.93 ID:stmspClJ0
―――初春家
初春「……」
初春(恥ずかしいこと、しちゃいましたね…)
初春「……」
初春(…会わないって言われた時、びっくりしたな)
初春(…あんなに必死なるなんて自分でも思いませんでした)
初春「……」
初春「そういえば、ほっぺた……」ペタ
初春(あの時キス、されるかと思いました……)ドキドキ
初春(…こんな気持ちになるなんて思わなかったな……)
初春(……あんな出会い方だったのに)
初春「……不思議ですね」
初春「……」
初春(意地悪になったと思ったら急に優しくなったり忙しい人ですよね…)
初春(見た目より子どもっぽくて……時々、強引だし……)
初春「……」
初春(恥ずかしいこと、しちゃいましたね…)
初春「……」
初春(…会わないって言われた時、びっくりしたな)
初春(…あんなに必死なるなんて自分でも思いませんでした)
初春「……」
初春「そういえば、ほっぺた……」ペタ
初春(あの時キス、されるかと思いました……)ドキドキ
初春(…こんな気持ちになるなんて思わなかったな……)
初春(……あんな出会い方だったのに)
初春「……不思議ですね」
初春「……」
初春(意地悪になったと思ったら急に優しくなったり忙しい人ですよね…)
初春(見た目より子どもっぽくて……時々、強引だし……)
653: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:19:33.33 ID:stmspClJ0
初春「……」
初春(どうしよう…垣根さんのこと考えると…)
初春「…………」
初春「……………」
初春「そっか…やっぱり…」
初春(私って、垣根さんのこと好きになってたんだ…)
初春(ヤキモチなんて焼いちゃいましたし…)
初春(そういえば妹さんとはどういう関係なんだろう…)
初春(気になるけど、垣根さんには聞きたくないな…)
初春「……ヤキモチ、かぁ」
654: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:21:01.29 ID:stmspClJ0
初春「!!」
初春(そういえば上一でヤキモチネタって描いてないですね!)
初春(一方通行きゅんのヤキモチとか可愛いすぎますwwwwwww)
初春(上条さんってモテモテだから一方通行きゅんも困っちゃうだろうなぁwww)
初春(いつもモヤモヤしてるのに素直に言い出せないんですね!!
wwwwフヒヒヒwwwテンション上がってきましたwwww)
初春「これはやらねば!!」
初春「……」
初春(でも、いいのかな……腐女子でいても…)
初春(垣根さんって傷付きやすいみたいだし、自分が×××になってる同人誌読んだら落ち込んじゃいそうですね…)
初春「……」
初春「やめたほうがいいのかな…」
655: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:22:46.74 ID:stmspClJ0
―――垣根家
垣根「なんで居るの?」
上条「あの後どうなったかなと思って」
一方「戻ってもオマエらが居ないからとりあえず家に来たンだよ」
垣根「それは悪い」
一方「まァ…気持ち悪い腑抜けた顔してるから大丈夫そうだなァ」
垣根「よく分かんねぇけど嫌われてなかった」
上条「良かったな」
一方「じゃあ帰るかァ」
垣根「ちょっと待てよ」
上条「ん?」
垣根「せっかく待ってたんだし、話を聞いて行け」
一方「……いらいないですゥ」
垣根「遠慮すんなよ!友達だろ!?」
上条「元気が出たら出たで…」
一方「うっぜェなァ…」
垣根「なんで居るの?」
上条「あの後どうなったかなと思って」
一方「戻ってもオマエらが居ないからとりあえず家に来たンだよ」
垣根「それは悪い」
一方「まァ…気持ち悪い腑抜けた顔してるから大丈夫そうだなァ」
垣根「よく分かんねぇけど嫌われてなかった」
上条「良かったな」
一方「じゃあ帰るかァ」
垣根「ちょっと待てよ」
上条「ん?」
垣根「せっかく待ってたんだし、話を聞いて行け」
一方「……いらいないですゥ」
垣根「遠慮すんなよ!友達だろ!?」
上条「元気が出たら出たで…」
一方「うっぜェなァ…」
656: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:23:58.19 ID:stmspClJ0
~お話し中~
一方「…マジ?」
垣根「嘘つくわけないだろ」
上条「……」
一方「抱きつかれたり泣かれたりって本当かよォ…」
垣根「おう。超可愛かった。嬉しすぎてやばい。今なら何でも出来る気がする」デレデレ
一方「きもいからしね」
垣根「実際、ちょっと調子乗ったし」
一方「あン?」
垣根「俺とあいつの秘密だよ気にすんな」
一方「うざいからしね」
上条「…その話が本当ならさ」
垣根「ん?」
上条「初春さんってお前のこと好きなんじゃない?」
垣根「……え?」
一方「…マジ?」
垣根「嘘つくわけないだろ」
上条「……」
一方「抱きつかれたり泣かれたりって本当かよォ…」
垣根「おう。超可愛かった。嬉しすぎてやばい。今なら何でも出来る気がする」デレデレ
一方「きもいからしね」
垣根「実際、ちょっと調子乗ったし」
一方「あン?」
垣根「俺とあいつの秘密だよ気にすんな」
一方「うざいからしね」
上条「…その話が本当ならさ」
垣根「ん?」
上条「初春さんってお前のこと好きなんじゃない?」
垣根「……え?」
658: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/21(木) 01:26:03.26 ID:stmspClJ0
一方「冷静に考えてみろ。何とも思ってねェ男に会わないって言われてそこまで動揺しねェだろ?」
垣根「え…でも…………」
上条「そこは素直に喜んでおけよ」
垣根「だってそれはお前らが勝手に言ってるだけだろ?あいつから言われたわけじゃねーし…」
一方「思い切って告白してみればァ?」
垣根「むりむりむり!絶対無理!!!」
上条「…ヘタレめ」
垣根「だって…振られたら心臓止まる…」
一方「根性無し」
垣根「うるせぇ」
一方「とにかく俺達は帰ンぞ」
上条「何かあるたびに学校休むの止めろよ?一方通行が寂しい思いするから」
一方「しねェよ馬鹿ウニ!!!」ゲシッ
上条「いたっ」
垣根「明日は学校行くから安心してくれ」
一方「来ンな!死ね!!」
上条「じゃあな」
垣根「おう」
バタン
垣根「……」
垣根「やべぇな……」
垣根(告白、か…)
垣根(仲良くなることばっかり考えてそんなこと思いつかなかったな…)
681: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:09:43.38 ID:j1vOkg8o0
―――翌日
佐天「うーいーはーるぅー!」スカートバサァ
初春「ひゃっ!!」
佐天「おっはよー」
初春「止めて下さいよ!!」
佐天「今日も可愛い だね」
初春「佐天さんの馬鹿!」
佐天「…元気そうだね」
初春「はい。…それにしても昨日は強引すぎですよ」
佐天「別にいいじゃない。で、昨日は何かあった?」
初春「昨日…」
初春(抱きついたり、クレープご馳走になったり…あと………)
佐天「何恥ずかしそうにしてるの?」
初春「え?何でもないですよ?」
佐天「ふーん…」
初春「な、何ですか?」
佐天「何があったの?」
初春「え…別に…その……」
佐天「まぁ、放課後ゆーっくり聞くからいいわよ。御坂さんと白井さんにも連絡しなくちゃ」
初春「か、勝手に何言ってるんですか!?」
佐天「放課後が楽しみね」ニヤニヤ
佐天「うーいーはーるぅー!」スカートバサァ
初春「ひゃっ!!」
佐天「おっはよー」
初春「止めて下さいよ!!」
佐天「今日も可愛い だね」
初春「佐天さんの馬鹿!」
佐天「…元気そうだね」
初春「はい。…それにしても昨日は強引すぎですよ」
佐天「別にいいじゃない。で、昨日は何かあった?」
初春「昨日…」
初春(抱きついたり、クレープご馳走になったり…あと………)
佐天「何恥ずかしそうにしてるの?」
初春「え?何でもないですよ?」
佐天「ふーん…」
初春「な、何ですか?」
佐天「何があったの?」
初春「え…別に…その……」
佐天「まぁ、放課後ゆーっくり聞くからいいわよ。御坂さんと白井さんにも連絡しなくちゃ」
初春「か、勝手に何言ってるんですか!?」
佐天「放課後が楽しみね」ニヤニヤ
682: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:11:44.95 ID:j1vOkg8o0
―――放課後
佐天「さぁ!素直に白状しなさい!」
初春「はくじょうって……」
御坂「……」
白井「まさか垣根さんと会っていたとは…凄い偶然ですの」
初春「別に、特別なことは特になかったですよ?」
佐天「嘘ね」
初春「な!」
佐天「で、何があったの?」
初春「えーと…その……」
~お話し中~
白井「初春ったら…!」
御坂「……大胆なのね」
初春「別に、その、抱きついただけじゃないですか…」
佐天「…初春、もうあなたは立派な女よ」
初春「何言ってるんですか!?」
初春(この様子だとクレープのことは言わないほうがいいですね…)
佐天「というかそれ告白してるようなもんでしょ」
白井「そうですの。今頃垣根さんは式の準備してるかもしれませんの」
初春「何アホなこと言ってるんですか!!?」
佐天「さぁ!素直に白状しなさい!」
初春「はくじょうって……」
御坂「……」
白井「まさか垣根さんと会っていたとは…凄い偶然ですの」
初春「別に、特別なことは特になかったですよ?」
佐天「嘘ね」
初春「な!」
佐天「で、何があったの?」
初春「えーと…その……」
~お話し中~
白井「初春ったら…!」
御坂「……大胆なのね」
初春「別に、その、抱きついただけじゃないですか…」
佐天「…初春、もうあなたは立派な女よ」
初春「何言ってるんですか!?」
初春(この様子だとクレープのことは言わないほうがいいですね…)
佐天「というかそれ告白してるようなもんでしょ」
白井「そうですの。今頃垣根さんは式の準備してるかもしれませんの」
初春「何アホなこと言ってるんですか!!?」
683: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:13:16.62 ID:j1vOkg8o0
佐天「それでどうするの?告白?」
御坂「それは初春さんの気持ちがしっかりしてからのほうがいいわよ」
初春「…そのことなんですけど」
御坂「ん?」
初春「その、私…垣根さんのこと、好き、みたいです……」
佐天「えんだああああああああああああああ」
白井「いやあああああああああああああ」
初春「いきなり大声出さないで下さい!!」
御坂「それで、初春さんはどうしたいの?」
初春「へ?どうしたいって?」
御坂「告白、したいの?」
初春「……むりですよ」
白井「この期に及んで…」
初春「だって、その…」
佐天「あー…そっか」
御坂「ん?」
佐天「いや、なんでもないです」
御坂「そう…」
御坂「それは初春さんの気持ちがしっかりしてからのほうがいいわよ」
初春「…そのことなんですけど」
御坂「ん?」
初春「その、私…垣根さんのこと、好き、みたいです……」
佐天「えんだああああああああああああああ」
白井「いやあああああああああああああ」
初春「いきなり大声出さないで下さい!!」
御坂「それで、初春さんはどうしたいの?」
初春「へ?どうしたいって?」
御坂「告白、したいの?」
初春「……むりですよ」
白井「この期に及んで…」
初春「だって、その…」
佐天「あー…そっか」
御坂「ん?」
佐天「いや、なんでもないです」
御坂「そう…」
684: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:15:08.89 ID:j1vOkg8o0
佐天(きっとBLのことだろうな。御坂さんが居るから言えないけど)
御坂「……あのさ」
白井「なんですの?」
御坂「今言うことじゃないって分かってるんだけどさ」
佐天「はい?」
御坂「前からずっと思ってたんだけど、私に何か隠してるわよね?」
初春「…え」
御坂「そりゃ三人は同じ学年だし仕方ないけど…やっぱり気になるのよ…」
白井「お姉さま…」
白井(でもお姉さまに隠してることって言ったら、二人のホ 漫画趣味のことですの…)
佐天(上一描いてるなんて…上条さんのことが好きな御坂さんには…)
初春(絶対言えません…!!!)
御坂「それに、その秘密が初春さんの悩みになってるみたいだし…」
白井「でもお姉さまには…」
御坂「…私には言えない?」
白井「……はい」
御坂「……あのさ」
白井「なんですの?」
御坂「今言うことじゃないって分かってるんだけどさ」
佐天「はい?」
御坂「前からずっと思ってたんだけど、私に何か隠してるわよね?」
初春「…え」
御坂「そりゃ三人は同じ学年だし仕方ないけど…やっぱり気になるのよ…」
白井「お姉さま…」
白井(でもお姉さまに隠してることって言ったら、二人のホ 漫画趣味のことですの…)
佐天(上一描いてるなんて…上条さんのことが好きな御坂さんには…)
初春(絶対言えません…!!!)
御坂「それに、その秘密が初春さんの悩みになってるみたいだし…」
白井「でもお姉さまには…」
御坂「…私には言えない?」
白井「……はい」
685: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:16:44.96 ID:j1vOkg8o0
御坂「……」
佐天「……すいません」
御坂「……いいのよ!ごめんね。いきなり変なこと言っちゃって!」
初春「御坂さん…」
御坂(どうしよう…かなり、ショックかも…)
御坂「変な雰囲気にしちゃってごめん!」
白井(お姉さま…仲間はずれにされたと思ってそうですの…でもこの話題は知らない方が…!)
佐天「……」
御坂「ちょっと、そんな深刻そうな顔しないでよ!」
初春「すいません…」
御坂「ごめんはこっちよ!初春さんの恋愛相談なのに私が余計なこと聞いちゃったせいで…」
初春(隠してるせいで御坂さんが…落ち込んじゃうなんて…どうしよう……)
御坂「そ、そういえば話変わるんだけどね!」
白井「なんですの?」
御坂「そう!昨日ね、妹に会ったの。その時に一昨日のこと聞いたわ!」
佐天「妹さん?」
佐天「……すいません」
御坂「……いいのよ!ごめんね。いきなり変なこと言っちゃって!」
初春「御坂さん…」
御坂(どうしよう…かなり、ショックかも…)
御坂「変な雰囲気にしちゃってごめん!」
白井(お姉さま…仲間はずれにされたと思ってそうですの…でもこの話題は知らない方が…!)
佐天「……」
御坂「ちょっと、そんな深刻そうな顔しないでよ!」
初春「すいません…」
御坂「ごめんはこっちよ!初春さんの恋愛相談なのに私が余計なこと聞いちゃったせいで…」
初春(隠してるせいで御坂さんが…落ち込んじゃうなんて…どうしよう……)
御坂「そ、そういえば話変わるんだけどね!」
白井「なんですの?」
御坂「そう!昨日ね、妹に会ったの。その時に一昨日のこと聞いたわ!」
佐天「妹さん?」
686: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:18:05.22 ID:j1vOkg8o0
御坂「初春さんが垣根さんと一緒に居る所見たって言ってたでしょ?だから聞いてみたの」
初春「……どうでした?」
御坂「預かり物を受け取ってただけなんだって。初春さんが思ってるようなことは何も無いわよ?」
初春「そうなんですか…」
初春(何も無いなら良かった…)ホッ
初春(でも、頭撫でてたような…)モヤモヤ
御坂「それでね、その預かり物ってなんだと思う?絶対分からないと思うわ」
佐天「えー……なんだろう…」
白井「分からない物…ってことは意外な物ですわよね…」
初春「うーん…食べ物しか出て来ません……」
御坂「なんとね…」
御坂「ホ 漫画だったの!」
佐天白井初春「「「!!!!!」」」
初春「……どうでした?」
御坂「預かり物を受け取ってただけなんだって。初春さんが思ってるようなことは何も無いわよ?」
初春「そうなんですか…」
初春(何も無いなら良かった…)ホッ
初春(でも、頭撫でてたような…)モヤモヤ
御坂「それでね、その預かり物ってなんだと思う?絶対分からないと思うわ」
佐天「えー……なんだろう…」
白井「分からない物…ってことは意外な物ですわよね…」
初春「うーん…食べ物しか出て来ません……」
御坂「なんとね…」
御坂「ホ 漫画だったの!」
佐天白井初春「「「!!!!!」」」
687: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:19:26.75 ID:j1vOkg8o0
白井(お、お姉さま…!)
佐天(さっき話変わるって言ってたのに…)
初春(全然変わってませんよ…!!)
御坂「びっくりよねー」
初春「え、ええ…」
御坂「しかもそれあいつと一方通行の漫画なんだって」
佐天「………へ……は?」
御坂「超びっくりしたわよ。あの二人なんてねー」
白井「……ソウデスワネ」
御坂「ありえないわよね。笑っちゃうわよ。ね?」
白井「……ですの」
佐天「は、はい…」
初春(上一の同人誌を垣根さんが預かってたなんて……
もしかしてこないだ読んだって言ってた私の描いたやつなんじゃ……)ダラダラ
御坂「どうしたの?」
佐天「いや…その…」
初春「……御坂さん」
御坂「何?」
佐天(さっき話変わるって言ってたのに…)
初春(全然変わってませんよ…!!)
御坂「びっくりよねー」
初春「え、ええ…」
御坂「しかもそれあいつと一方通行の漫画なんだって」
佐天「………へ……は?」
御坂「超びっくりしたわよ。あの二人なんてねー」
白井「……ソウデスワネ」
御坂「ありえないわよね。笑っちゃうわよ。ね?」
白井「……ですの」
佐天「は、はい…」
初春(上一の同人誌を垣根さんが預かってたなんて……
もしかしてこないだ読んだって言ってた私の描いたやつなんじゃ……)ダラダラ
御坂「どうしたの?」
佐天「いや…その…」
初春「……御坂さん」
御坂「何?」
688: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:20:26.13 ID:j1vOkg8o0
初春「実は、その…」
白井「初春!何を言う気ですの!?」
初春「白井さん、佐天さん、すいません。これ以上隠すのは無理です」
佐天「初春…」
初春「御坂さんを傷つけてまで隠すことはできません」
白井「………そうですわね」
佐天「……そうね」
御坂「へ?何?どうしたの?」
白井「…お姉さま」
御坂「……何?」
白井「わたくし達がお姉さまに隠していたことを話しますの。もしかしたらショックを受けるかもしれませんわ」
御坂「え」
白井「それでもよろしくて?」
御坂「…うん」
白井「初春!何を言う気ですの!?」
初春「白井さん、佐天さん、すいません。これ以上隠すのは無理です」
佐天「初春…」
初春「御坂さんを傷つけてまで隠すことはできません」
白井「………そうですわね」
佐天「……そうね」
御坂「へ?何?どうしたの?」
白井「…お姉さま」
御坂「……何?」
白井「わたくし達がお姉さまに隠していたことを話しますの。もしかしたらショックを受けるかもしれませんわ」
御坂「え」
白井「それでもよろしくて?」
御坂「…うん」
689: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:21:59.78 ID:j1vOkg8o0
初春「実は私と佐天さんはホ 漫画、いえ、ボーイズラブが大好きなんです」
佐天「つまりは腐女子なんです」
御坂「は…?ぼーいずらぶ?ふじょし?」
初春「腐った女子って書いて腐女子です」
御坂「え?腐った…?」
佐天「それで私達はその中でも上条さんと一方通行さんのBLが好きなんです」
御坂「え?あの二人がホ なのが良いの?」
初春「良い、とうか萌えるんです」
御坂「…もえ?」
佐天「もちろん、私達の頭の中の話です」
御坂「……うん」
白井「そしてこの二人は彼等がにゃんにゃんしてる漫画を描いて発行してるんですの」
御坂「にゃんにゃん…?」
佐天「つまりは腐女子なんです」
御坂「は…?ぼーいずらぶ?ふじょし?」
初春「腐った女子って書いて腐女子です」
御坂「え?腐った…?」
佐天「それで私達はその中でも上条さんと一方通行さんのBLが好きなんです」
御坂「え?あの二人がホ なのが良いの?」
初春「良い、とうか萌えるんです」
御坂「…もえ?」
佐天「もちろん、私達の頭の中の話です」
御坂「……うん」
白井「そしてこの二人は彼等がにゃんにゃんしてる漫画を描いて発行してるんですの」
御坂「にゃんにゃん…?」
691: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:24:24.90 ID:j1vOkg8o0
初春「同人誌っていうんですけどね…」
佐天「それを好きなことを御坂さんにずっと隠してたんです」
御坂「…そうなんだ」
初春「すいませんでした」
佐天「ごめんなさい」
御坂「いや、謝ることじゃないでしょ…それに、正直言うと話が理解できないわ」
白井「ま、普通はそうですわね」
佐天「……じゃあ実際に読んでみますか?」
白井「は!?お姉さまに汚物を晒すと言うのですの!!?わたくしは反対ですの!?」
御坂「…ちょっと、読んでみたいかも」
白井「な!!!?」
初春「わかりました…でも、その……」
御坂「何?」
初春「……それでも私達と友達でいてくれるんですか?」
御坂「え?そんなこと心配してるの?」
佐天「そりゃ…当たり前ですよ」
御坂「あははは!そんなことくらいで友達やめるなんてありえないじゃない!」
佐天「それを好きなことを御坂さんにずっと隠してたんです」
御坂「…そうなんだ」
初春「すいませんでした」
佐天「ごめんなさい」
御坂「いや、謝ることじゃないでしょ…それに、正直言うと話が理解できないわ」
白井「ま、普通はそうですわね」
佐天「……じゃあ実際に読んでみますか?」
白井「は!?お姉さまに汚物を晒すと言うのですの!!?わたくしは反対ですの!?」
御坂「…ちょっと、読んでみたいかも」
白井「な!!!?」
初春「わかりました…でも、その……」
御坂「何?」
初春「……それでも私達と友達でいてくれるんですか?」
御坂「え?そんなこと心配してるの?」
佐天「そりゃ…当たり前ですよ」
御坂「あははは!そんなことくらいで友達やめるなんてありえないじゃない!」
692: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:25:40.83 ID:j1vOkg8o0
白井「読んでからもその言葉を言えますでしょうか…」
御坂「だって黒子はその本を読んでもこの二人と友達なんでしょ?だったら私も大丈夫よ」
白井「……」
佐天「じゃあ、どうぞ」
白井「なんで持ってるんですの!?」
初春「学校の友達に貸したやつです」
白井「……」
御坂「わ…これが……。これって描いたのは二人?」
佐天「はい。前半は私で後半は初春です」
初春「気分が悪くなったら中断してもいいですから…」
御坂「じゃあ、読むわね」
初春「……」
佐天「……」
御坂(うわ…絵上手い…なんだか本格的なのね)パラパラ
御坂(き、きすしてる!?あの二人が…!!!)パラパラ
御坂「だって黒子はその本を読んでもこの二人と友達なんでしょ?だったら私も大丈夫よ」
白井「……」
佐天「じゃあ、どうぞ」
白井「なんで持ってるんですの!?」
初春「学校の友達に貸したやつです」
白井「……」
御坂「わ…これが……。これって描いたのは二人?」
佐天「はい。前半は私で後半は初春です」
初春「気分が悪くなったら中断してもいいですから…」
御坂「じゃあ、読むわね」
初春「……」
佐天「……」
御坂(うわ…絵上手い…なんだか本格的なのね)パラパラ
御坂(き、きすしてる!?あの二人が…!!!)パラパラ
693: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:27:17.08 ID:j1vOkg8o0
御坂「…!!!!」
御坂(あいつが一方通行の服に手を…!)パラパラ
御坂「え…?まじで?」
御坂(あいつの裸ってこんな感じなのかな……)ドキドキ
御坂(これってあいつの……!?え、なんで初春さん達が知ってるの……)
御坂(…愛してる、か)
御坂(この漫画の一方通行、たくさん触ってもらってるな…)
御坂(…………羨ましい)
御坂(わ、私もいつかはこんなふうに…あいつと………)
御坂「って何考えてるのよ!!!!!」
初春「へ?」
佐天「み、御坂さん…?」
御坂「いや!なんでもないわ!なんでもないから!」
白井「……食い入るように読んでましたわね」
御坂「だって、なんだか本格的だし……」
佐天「読破するとは…」
御坂「ありがとうね」ドウゾ
佐天「いえいえ」ドウモ
御坂(あいつが一方通行の服に手を…!)パラパラ
御坂「え…?まじで?」
御坂(あいつの裸ってこんな感じなのかな……)ドキドキ
御坂(これってあいつの……!?え、なんで初春さん達が知ってるの……)
御坂(…愛してる、か)
御坂(この漫画の一方通行、たくさん触ってもらってるな…)
御坂(…………羨ましい)
御坂(わ、私もいつかはこんなふうに…あいつと………)
御坂「って何考えてるのよ!!!!!」
初春「へ?」
佐天「み、御坂さん…?」
御坂「いや!なんでもないわ!なんでもないから!」
白井「……食い入るように読んでましたわね」
御坂「だって、なんだか本格的だし……」
佐天「読破するとは…」
御坂「ありがとうね」ドウゾ
佐天「いえいえ」ドウモ
694: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:29:06.75 ID:j1vOkg8o0
初春「これが私達が好きなものなんです…」
佐天「…軽蔑しましたか?」
御坂「しないわよ。二人が何を好きでも二人の勝手でしょ?」
白井「お姉さま…!なんて心の広い…!」
御坂「変 的な妄想を無理矢理実行しようとする黒子に比べたらまだ健全じゃない」
白井「な!?それはおかしいですの!」
御坂「おかしくないわよ」
白井「だって男同士なんてありえないですの!」
御坂「そんなの、女同士でも同じじゃない」
白井「う゛……」
佐天初春「「御坂さん…!」」ガシッ
御坂「へ?どうしたの?」
初春「ありがとうございます…!」ギュー
佐天「御坂さんに言ったら…嫌われると思ってて…」ギュー
御坂「そんな、大げさよ…」ギュッ
白井「何を抱きついてるんですの!離れなさい!」ヒュン
佐天「わっ!」
初春「白井さん!びっくりするじゃないですか」
御坂「わざわざワープで離れさせなくても…」
佐天「…軽蔑しましたか?」
御坂「しないわよ。二人が何を好きでも二人の勝手でしょ?」
白井「お姉さま…!なんて心の広い…!」
御坂「変 的な妄想を無理矢理実行しようとする黒子に比べたらまだ健全じゃない」
白井「な!?それはおかしいですの!」
御坂「おかしくないわよ」
白井「だって男同士なんてありえないですの!」
御坂「そんなの、女同士でも同じじゃない」
白井「う゛……」
佐天初春「「御坂さん…!」」ガシッ
御坂「へ?どうしたの?」
初春「ありがとうございます…!」ギュー
佐天「御坂さんに言ったら…嫌われると思ってて…」ギュー
御坂「そんな、大げさよ…」ギュッ
白井「何を抱きついてるんですの!離れなさい!」ヒュン
佐天「わっ!」
初春「白井さん!びっくりするじゃないですか」
御坂「わざわざワープで離れさせなくても…」
695: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:31:08.70 ID:j1vOkg8o0
御坂「趣味に関しては何も思わないけど、隠されてたことにはショックかな…」
佐天「う…すいません…」
御坂「いつから好きなの?」
佐天「生まれた瞬間から好きです」
初春「私もです」
白井「……うわぁ」ドンビキ
御坂「ははは!そんな冗談言うなんてよっぽど好きなのね!」バクショウ
佐天「はい。大好きなんです」
御坂「だったらもっと早く言ってくれれば良かったのに。……私ってそんなに冷たい人間に見える?」
初春「いいえ…」
御坂「でもきちんと話してくれてありがとうね。私があいつのこと好きだから気を使ってくれたんでしょ?」
初春「……」
御坂「それでさ、質問なんだけど…」
佐天「はい?」
佐天「う…すいません…」
御坂「いつから好きなの?」
佐天「生まれた瞬間から好きです」
初春「私もです」
白井「……うわぁ」ドンビキ
御坂「ははは!そんな冗談言うなんてよっぽど好きなのね!」バクショウ
佐天「はい。大好きなんです」
御坂「だったらもっと早く言ってくれれば良かったのに。……私ってそんなに冷たい人間に見える?」
初春「いいえ…」
御坂「でもきちんと話してくれてありがとうね。私があいつのこと好きだから気を使ってくれたんでしょ?」
初春「……」
御坂「それでさ、質問なんだけど…」
佐天「はい?」
696: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:32:32.70 ID:j1vOkg8o0
御坂「なんで、その…あいつの……を描けるの?」モジモジ
初春「へ?それは他の漫画を参考にしてるんですよ」
佐天「あ!もしかして私達が実際に見たとか勘違いしてます?」
御坂「な!ちちち違うわよ!別に!ちょっと気になっただけで!!」
初春「安心して下さい。御坂さんの心配してることは何もないので」ニヤニヤ
御坂「な、なんでニヤニヤするの!?」
佐天「いやー上一読んでそんな心配する人初めて見ましたよ」
御坂「別に心配なんか!?」
初春「やっぱり御坂さん可愛いですねー」ニヤニヤ
白井「くそがっ…!あのウニっ…!」
御坂「私のことはどうでもいいのよ!今は初春さんのことでしょ!?」
初春「あ…忘れてました」
白井「忘れてたって……」
御坂「やっぱりこの趣味を垣根さんに言うかどうかで悩んでるの?」
初春「言えるわけないです!!!」
御坂「そうかな…」
初春「へ?それは他の漫画を参考にしてるんですよ」
佐天「あ!もしかして私達が実際に見たとか勘違いしてます?」
御坂「な!ちちち違うわよ!別に!ちょっと気になっただけで!!」
初春「安心して下さい。御坂さんの心配してることは何もないので」ニヤニヤ
御坂「な、なんでニヤニヤするの!?」
佐天「いやー上一読んでそんな心配する人初めて見ましたよ」
御坂「別に心配なんか!?」
初春「やっぱり御坂さん可愛いですねー」ニヤニヤ
白井「くそがっ…!あのウニっ…!」
御坂「私のことはどうでもいいのよ!今は初春さんのことでしょ!?」
初春「あ…忘れてました」
白井「忘れてたって……」
御坂「やっぱりこの趣味を垣根さんに言うかどうかで悩んでるの?」
初春「言えるわけないです!!!」
御坂「そうかな…」
697: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:33:51.95 ID:j1vOkg8o0
初春「だって…今、御坂さんが読んだのは上一でしたけど…私は垣根さんがそうなってる漫画も描いてるし、好きなんです」
御坂「……上一?」
佐天「上条当麻×一方通行のことです」
白井「余計な知識は教えなくていいですの!!」
御坂「…そっか、垣根さんの漫画も描いてるってわけね」
初春「はい」
御坂「へー。漫画にしちゃうなんて、垣根さんのこと大好きなのね」ニヤニヤ
初春「いや、それとこれとは別ですよ!!!」
御坂「でも絵描く人って好きな人を描いたりするんでしょ?」
初春「あるかもしれないですけど、違います!」
御坂「よく分からないわね…」
初春「それで…その、本当は佐天さんだけに言うつもりだったんですけど…」
佐天「ん?」
初春「私、腐女子やめたほうがいいのかなって…思い始めてるんです」
佐天「………え?」
御坂「……上一?」
佐天「上条当麻×一方通行のことです」
白井「余計な知識は教えなくていいですの!!」
御坂「…そっか、垣根さんの漫画も描いてるってわけね」
初春「はい」
御坂「へー。漫画にしちゃうなんて、垣根さんのこと大好きなのね」ニヤニヤ
初春「いや、それとこれとは別ですよ!!!」
御坂「でも絵描く人って好きな人を描いたりするんでしょ?」
初春「あるかもしれないですけど、違います!」
御坂「よく分からないわね…」
初春「それで…その、本当は佐天さんだけに言うつもりだったんですけど…」
佐天「ん?」
初春「私、腐女子やめたほうがいいのかなって…思い始めてるんです」
佐天「………え?」
698: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:36:05.32 ID:j1vOkg8o0
白井「やめればいいですの。大歓迎ですの」
御坂「うーん…初春さんがそう思うならそれでいいんじゃないかしら…」
佐天「……」
初春「でも、やっぱりBLは大好きだし妄想するのは楽しいし、どうすればいいか分かりません…」
佐天「初春、本気で言ってるの?」
初春「はい」
佐天「…………そっか」
初春「垣根さんが自分のBL漫画を読んだら不快な気持ちになる筈です」
佐天「うん…」
初春「だから、やめようと思ったんです」
御坂「…でもそんなに好きなものを止められるの?」
初春「……わかりません」
佐天「…初春がそんなこと言うなんて思ってなかったらびっくりしたわ」
初春「でも、どうすればいいか本当に分からないんです…」
白井「全部捨てたらどうですの?」
初春「す…すてる…?」
佐天「いや、いきなりは無理でしょ」
初春「…やっぱりもうちょっと考えてみます」
御坂「うーん…初春さんがそう思うならそれでいいんじゃないかしら…」
佐天「……」
初春「でも、やっぱりBLは大好きだし妄想するのは楽しいし、どうすればいいか分かりません…」
佐天「初春、本気で言ってるの?」
初春「はい」
佐天「…………そっか」
初春「垣根さんが自分のBL漫画を読んだら不快な気持ちになる筈です」
佐天「うん…」
初春「だから、やめようと思ったんです」
御坂「…でもそんなに好きなものを止められるの?」
初春「……わかりません」
佐天「…初春がそんなこと言うなんて思ってなかったらびっくりしたわ」
初春「でも、どうすればいいか本当に分からないんです…」
白井「全部捨てたらどうですの?」
初春「す…すてる…?」
佐天「いや、いきなりは無理でしょ」
初春「…やっぱりもうちょっと考えてみます」
699: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:37:51.62 ID:j1vOkg8o0
佐天「昨日も言ったけど腐女子趣味を隠して恋愛してる子なんていっぱい居るわよ?」
初春「…隠し通す自信なんてありません」
御坂「垣根さんがその趣味に理解ないって決まったわけじゃないでしょ?言ってみればいいじゃない」
初春「無理です!絶対に無理です!」
白井「…そんなにあの殿方を不快な気持ちにさせたくないんですのね」
佐天「いつの間にか凄い好きになってるじゃない」
初春「自覚したら、そうなっちゃったんです」
佐天「ふっ切れすぎじゃない?」
初春「そうですか?」
御坂「初春さんは凄いわね…」
白井「さっさと告白すればいいじゃないですの」
初春「それは…その…」
白井「振られるなんてありえませんの。わたくし達が保証しますの」
初春「……でも腐女子のまま彼に好き、なんて言えません」
佐天「……初春」
初春「…隠し通す自信なんてありません」
御坂「垣根さんがその趣味に理解ないって決まったわけじゃないでしょ?言ってみればいいじゃない」
初春「無理です!絶対に無理です!」
白井「…そんなにあの殿方を不快な気持ちにさせたくないんですのね」
佐天「いつの間にか凄い好きになってるじゃない」
初春「自覚したら、そうなっちゃったんです」
佐天「ふっ切れすぎじゃない?」
初春「そうですか?」
御坂「初春さんは凄いわね…」
白井「さっさと告白すればいいじゃないですの」
初春「それは…その…」
白井「振られるなんてありえませんの。わたくし達が保証しますの」
初春「……でも腐女子のまま彼に好き、なんて言えません」
佐天「……初春」
700: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:39:42.94 ID:j1vOkg8o0
初春「上条さんも一方通行さんも彼の友達なんです。このままじゃいけないんですよ」
佐天「……」
初春「すいません。もうちょっと一人で考えたいです」
白井「捨てる決心がついたら教えて下さいの。手伝いますわ」
佐天「初春、一緒に帰ってもいい?」
初春「…はい」
御坂「じゃあ気をつけてね」
佐天「はい、では」
―――帰り道
初春「佐天さん、怒ってます?」
佐天「怒ってないわよ。ただ、少し寂しいかな」
初春「さみしい?」
佐天「だって初春が腐女子じゃなくなったら妄想話できる相手いなくなるじゃない」
初春「…そうですね」
佐天「まぁ、ネットで知り合った人もたくさん居るし大丈夫よ」
初春「なんだか、すいません…」
佐天「謝らないでよ。でもさ…」
初春「はい?」
佐天「腐女子ってやめられるの?」
初春「え?」
佐天「……」
初春「すいません。もうちょっと一人で考えたいです」
白井「捨てる決心がついたら教えて下さいの。手伝いますわ」
佐天「初春、一緒に帰ってもいい?」
初春「…はい」
御坂「じゃあ気をつけてね」
佐天「はい、では」
―――帰り道
初春「佐天さん、怒ってます?」
佐天「怒ってないわよ。ただ、少し寂しいかな」
初春「さみしい?」
佐天「だって初春が腐女子じゃなくなったら妄想話できる相手いなくなるじゃない」
初春「…そうですね」
佐天「まぁ、ネットで知り合った人もたくさん居るし大丈夫よ」
初春「なんだか、すいません…」
佐天「謝らないでよ。でもさ…」
初春「はい?」
佐天「腐女子ってやめられるの?」
初春「え?」
701: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:41:14.28 ID:j1vOkg8o0
佐天「初春は何で腐女子になったか、覚えてる?」
初春「なった時、ですか…?」
佐天「あたしは心当たりがありすぎてよくわからないわ」
初春「…言われてみれば私もそうかもしれません」
佐天「自分の意思で腐ろうと思ってたわけじゃないでしょ?気付いたら腐ってたの」
初春「…確かに」
佐天「だから、自分の意思でやめるって出来るのかな?」
初春「…それは」
佐天「でも初春がやめるって言うならあたしは応援するよ?」
佐天「もちろんやめないのも大歓迎だし…」
佐天「だから、その…」
初春「佐天さん…?」
佐天「これからもあたしと友達でいてくれる?」
初春「当たり前じゃないですか!何言ってるんですか!?」
佐天「……本当?」
初春「本当ですよ。どうしたんですか、いきなり…」
佐天「だって、初春が腐女子じゃなくなってもあたし達今まで通りに付き合っていけるか不安で……」
初春「そんなの大丈夫決まってるじゃないですか!」
佐天「…そうだよね」
初春「はい!」
初春「なった時、ですか…?」
佐天「あたしは心当たりがありすぎてよくわからないわ」
初春「…言われてみれば私もそうかもしれません」
佐天「自分の意思で腐ろうと思ってたわけじゃないでしょ?気付いたら腐ってたの」
初春「…確かに」
佐天「だから、自分の意思でやめるって出来るのかな?」
初春「…それは」
佐天「でも初春がやめるって言うならあたしは応援するよ?」
佐天「もちろんやめないのも大歓迎だし…」
佐天「だから、その…」
初春「佐天さん…?」
佐天「これからもあたしと友達でいてくれる?」
初春「当たり前じゃないですか!何言ってるんですか!?」
佐天「……本当?」
初春「本当ですよ。どうしたんですか、いきなり…」
佐天「だって、初春が腐女子じゃなくなってもあたし達今まで通りに付き合っていけるか不安で……」
初春「そんなの大丈夫決まってるじゃないですか!」
佐天「…そうだよね」
初春「はい!」
702: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:42:21.97 ID:j1vOkg8o0
佐天「ごめん。変なこと言っちゃった。やっぱりあたしけっこう驚いてるかも」
初春「まぁ…私自身も驚いてますから…」
佐天「前に腐女子やめるくらいなら彼氏なんていらないって言ってたもんね」
初春「ははは、そうですね」
佐天「ねぇ、初春」
初春「はい?」
佐天「垣根さんと付き合えるといいね」
初春「…つ、つきあう…」
佐天「付き合いたくないの?」
初春「……そうなればいいな、って思います」
佐天「正直でよろしい!」スカートバサァ
初春「ひゃっ!何するんですか!?」
佐天「あたしはいつでも初春の味方だからね!」ナデナデ
初春「……私、佐天さんと友達で良かったです」
佐天「あたしも!」
初春「では、ここで」
佐天「うん!また明日ね!」
初春「まぁ…私自身も驚いてますから…」
佐天「前に腐女子やめるくらいなら彼氏なんていらないって言ってたもんね」
初春「ははは、そうですね」
佐天「ねぇ、初春」
初春「はい?」
佐天「垣根さんと付き合えるといいね」
初春「…つ、つきあう…」
佐天「付き合いたくないの?」
初春「……そうなればいいな、って思います」
佐天「正直でよろしい!」スカートバサァ
初春「ひゃっ!何するんですか!?」
佐天「あたしはいつでも初春の味方だからね!」ナデナデ
初春「……私、佐天さんと友達で良かったです」
佐天「あたしも!」
初春「では、ここで」
佐天「うん!また明日ね!」
703: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:43:56.62 ID:j1vOkg8o0
―――初春家前
初春「……やっぱり佐天さんが居ると安心するなぁ」
??「すいません」
初春「はい?」
??「初春飾利さんですか?とミサカは問い掛けます」
初春「へ?そ、そうですけど……え?御坂さん!?」
??「初めまして、貴方の大ファンですとミサカは緊張しながら伝えます」
初春「ふぁん…?」
10801「はい、どうしても会いたくてミサカは待ち伏せしていました」
初春「……もしかして妹さんですか?」
10801「…そうなりますねとミサカは答えます」
初春「凄い御坂さんにそっくりなんですね!さすが姉妹です!」
10801「時間が限られているのでさっそく本題に入りたいのですが良いでしょうか?とミサカは問い掛けます」
初春「なんですか?」
初春「……やっぱり佐天さんが居ると安心するなぁ」
??「すいません」
初春「はい?」
??「初春飾利さんですか?とミサカは問い掛けます」
初春「へ?そ、そうですけど……え?御坂さん!?」
??「初めまして、貴方の大ファンですとミサカは緊張しながら伝えます」
初春「ふぁん…?」
10801「はい、どうしても会いたくてミサカは待ち伏せしていました」
初春「……もしかして妹さんですか?」
10801「…そうなりますねとミサカは答えます」
初春「凄い御坂さんにそっくりなんですね!さすが姉妹です!」
10801「時間が限られているのでさっそく本題に入りたいのですが良いでしょうか?とミサカは問い掛けます」
初春「なんですか?」
704: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:46:11.87 ID:j1vOkg8o0
10801「あなたの描いた同人誌が大好きなのですとミサカは告白します」
初春「え…?」
10801「詳しくは言えませんがミサカはある実験に関わっていました」
10801「その実験は学園都市の歴史に残るものだと聞いていました。
それに貢献できることを誇りに思っていたのです、とミサカは当時を思い出します」
10801「しかし実験は中止になりました」
10801「それから何をしたら良いか分からずミサカは自暴自棄になったのです」
10801「何のために生み出されたのか、自分の存在に価値があるのか分かりませんでした、とミサカは俯いて言います」
初春「……」
10801「他のミサカ達は恋をしたりダイエットをしたりスネークをしたり変 になったりしました」
初春(他のミサカ…?たくさん姉妹がいるのかな?)
10801「しかしどれにも興味が出なかったのですとミサカは少し前の自分を振り返ります」
初春「…それで、どうしたんですか?」
10801「そんな時です。あなたのBL同人誌に出会ったのです」
初春「……え?」
初春「え…?」
10801「詳しくは言えませんがミサカはある実験に関わっていました」
10801「その実験は学園都市の歴史に残るものだと聞いていました。
それに貢献できることを誇りに思っていたのです、とミサカは当時を思い出します」
10801「しかし実験は中止になりました」
10801「それから何をしたら良いか分からずミサカは自暴自棄になったのです」
10801「何のために生み出されたのか、自分の存在に価値があるのか分かりませんでした、とミサカは俯いて言います」
初春「……」
10801「他のミサカ達は恋をしたりダイエットをしたりスネークをしたり変 になったりしました」
初春(他のミサカ…?たくさん姉妹がいるのかな?)
10801「しかしどれにも興味が出なかったのですとミサカは少し前の自分を振り返ります」
初春「…それで、どうしたんですか?」
10801「そんな時です。あなたのBL同人誌に出会ったのです」
初春「……え?」
705: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:49:44.39 ID:j1vOkg8o0
10801「その時、生まれて初めて満たされました、とミサカはあの瞬間のトキメキを思い出します」
10801「少し恥ずかしいような、でも嬉しいような、そして愛おしいような……よく分からない感情を手に入れたのです」
10801「そう、“萌え”という感情を…」
10801「それからミサカの生活は一変しました、とミサカは感謝をこめて貴方を見つめます」
10801「ミサカは絵を描いたり小説を書くようになりました」
10801「自分でHPも立ち上げました。そしてインターネットでの出会いもありました」
10801「今週末は即売会に初めてサークル参加します」
10801「その全てが新鮮で鮮やかです」
10801「モノクロだったミサカの世界に色が着いたのです」
10801「それは全て貴方のBL同人誌のおかげです」
10801「ミサカの生まれてきた意味を教えてくれて、本当にありがとうございます、とミサカは深く頭をさげます」ペコリ
初春「え?そんな大げさすぎですよ!頭を上げてください!」
10801「ずっと感謝の言葉を伝えたかったのですとミサカは頭をあげつつ言います」
初春「私の同人誌を読んでそんな感想持った人初めてですよ…」
10801「突然押し掛けてすいませんでした、とミサカは反省します」
初春「いえ…描いたのが私ってよく分かりましたね」
10801「自力で調べましたとミサカは誇らしげに言います」
初春「それは、凄いですね…」
706: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:51:22.56 ID:j1vOkg8o0
10801「それで、もしよろしければ、初めて発行した同人誌を読んで頂きたいのですが、良いですか?」
初春「え…でも…」
10801「駄目ですか。なら仕方ないですね、とミサカは諦めます」シュン
初春「よ、読むくらいならいいですよ!」
10801「本当ですか!?ではさっそくどうぞ、とミサカは手渡します」
初春「ありがとうございます。あ、上一じゃないですか!」ペラペラ
10801「なんだか緊張します、とミサカは目を逸らします」ドキドキ
初春(コピー本か…私も最初はコピー本だったな…)ペラペラ
10801「……」ドキドキ
初春(一冊、一冊、ホチキスで止めたっけ…)ペラペラ
初春「……」
初春(…………やっぱり、上一っていいなぁ)
10801「どうですか?とミサカは緊張しながら感想を求めます」
初春「凄いですよ!初めてなのに絵も綺麗で可愛いしストーリーもめちゃくちゃ萌えました!」
10801「…!」
10801「嬉しいです…嘘でも嬉しいですとミサカは感激のあまりガッツポーズをします」
初春「嘘なんかじゃありませんよ?全部本当のことです」
10801「……!ありがとうございます!とミサカは言葉に出来ない喜びに戸惑います」ニヘラ
初春「でも…その…」
10801「?」
初春「私は、もうBLは描かないかもしれないです」
707: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:54:23.89 ID:j1vOkg8o0
10801「それは……とても残念ですが、あなたが決めたことなら仕方ないですねとミサカは言います」
初春「ごめんなさい、せっかく来てくれたのに…」
10801「いいえ。今日は感謝の言葉を伝えに来ただけなので大丈夫ですとミサカは目的を伝えます」
初春「それと…その、垣根さんってご存知ですか?」
10801「この街の第2位ですよね?彼がどうかしましたか、とミサカは首をかしげます」
初春「…実は、一緒に居る所をたまたま見たんですけど、仲が良さそうだったので気になって……」
10801「仲良くないですよ、とミサカは言います」
初春「でも、その…頭撫でで貰っていたので…」
10801「…頭……?いえそんな記憶はありません」
初春「え?でも…」
10801「あ!もしかしたら髪についたゴミを取ってくれたのを見間違えたのでは?とミサカは推理してみます」
初春「ご、ごみ?」
10801「そうです。位置がわからず彼に取ってもらったのです、とミサカは本当のことを正確に伝えます」
初春「そうだったんですか」ホッ
10801「はい。チャラい見た目のわりには親切な人ですよね、とミサカは言います」
初春「そうですよね!彼、とっても優しい人なんですよ!!」ニコニコ
10801「しかし第2位には全く興味がありません、とミサカは冷めた声で言います」
初春「…じゃあ貴方は垣根さんのこと、好きとかじゃないんですね?」
10801「もちろんです。今は上一しか興味ありません!!と力強く言います」
初春「そうなんですか…」ホッ
708: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 04:58:29.53 ID:j1vOkg8o0
10801「もしかして一昨日ミサカ達を見ていたのは貴方だったのですか?と、ミサカは視線が勘違いでなかったことに驚きます」
初春「…そうなんです……何かプレゼントされてるように見えて、ビックリしちゃって……」
10801「プレゼント…?あぁ、過剰包装された同人誌のことですね、とミサカは納得します」
初春「…なんで垣根さんから同人誌を受け取っていたんですか?」
10801「……実は、一方通行きゅんと同居している上位こ…ではなく女の子にその同人誌を貸したのです」
10801「それを見つけた一方通行きゅんは同人誌を取り上げました。
しかしミサカの都合が悪く、すぐに返して貰うことができなかったのです」
10801「一方通行きゅんは保管場所がなく困っていました。
なのでミサカの予定が空くまで第2位がその同人誌を預かっていてくれたのです。そしてつい最近返して貰いました」
初春「あ…それがあの時だったんですね」
10801「その通りです。どうやら誤解させてしまったようですね、とミサカは申し訳ない気持ちになります」
初春「いや、私が勝手に勘違いしただけなので貴方は悪くありませんよ!」
10801「…初春さんは彼のことが好きなのですか?とミサカは尋ねます」
初春「……はい」
10801「そういえばMNWによると、彼mあばばばばばbbb」ビビビ
初春「!?」
10801「いえ、なんでもありません。上位個体に怒られただけですとミサカは反省します」
初春「……?」
709: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 05:00:07.57 ID:j1vOkg8o0
10801「とにかく実るといいですね、とミサカは師匠の恋を応援します」
初春「…ししょう?」
10801「はい。ミサカのBLの師匠です、とミサカは勝手に決めたことを暴露します」
初春「…でも、私はもう……」
10801「平気です。師匠の意思はミサカが継ぐので!とミサカはやる気満々です!」
初春「ふふふ…そうだ、良かったら私が今まで発行した同人誌あげましょうか?」
10801「!!!」
10801「いいのですか…?」
初春「もちろん!…でも量が多いので持って帰れないかもしれないですね」
10801「ではこの住所に送って下さい。送料などは全て出しますからとミサカは楽しみで死にそうです」
初春「わかりました。じゃあ早めに送りますね」
10801「ありがとうございます!とミサカは感謝を込めておじきします」ペコリ
初春「いえいえ」
10801「!…すいません。そろそろ戻らねばなりませんとミサカは名残惜しそうにします」
初春「気をつけて帰って下さいね」
10801「はい。今日はありがとうございました、とミサカは言います」
初春「こちらこそ素敵な同人誌を読ませて頂いてありがとうございます」
10801「では、さようならとミサカは手を振ります」
初春「はい、また」
10801「」タッタッ
初春「……」
初春「…ししょう?」
10801「はい。ミサカのBLの師匠です、とミサカは勝手に決めたことを暴露します」
初春「…でも、私はもう……」
10801「平気です。師匠の意思はミサカが継ぐので!とミサカはやる気満々です!」
初春「ふふふ…そうだ、良かったら私が今まで発行した同人誌あげましょうか?」
10801「!!!」
10801「いいのですか…?」
初春「もちろん!…でも量が多いので持って帰れないかもしれないですね」
10801「ではこの住所に送って下さい。送料などは全て出しますからとミサカは楽しみで死にそうです」
初春「わかりました。じゃあ早めに送りますね」
10801「ありがとうございます!とミサカは感謝を込めておじきします」ペコリ
初春「いえいえ」
10801「!…すいません。そろそろ戻らねばなりませんとミサカは名残惜しそうにします」
初春「気をつけて帰って下さいね」
10801「はい。今日はありがとうございました、とミサカは言います」
初春「こちらこそ素敵な同人誌を読ませて頂いてありがとうございます」
10801「では、さようならとミサカは手を振ります」
初春「はい、また」
10801「」タッタッ
初春「……」
710: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/24(日) 05:03:11.95 ID:j1vOkg8o0
―――初春家
初春「私の同人誌に影響される人が居るなんて思いませんでした」
初春「…初めてなのにクオリティ高かったですね」
初春(なんだか創作意欲が沸いてきました!)
初春「はっ!!」
初春(やめるって言ったばっかりなのに…)
初春「でも…」
初春(あんな嬉しいこと言われたら…やめられなくなっちゃう…!)
初春「…私って駄目だな」
初春(でも、あのことが私の勘違いで本当に良かったです…)
初春(あんなに可愛い女の子が垣根さんのこと好きだったら私なんか敵わないだろうな…)
初春「!!」
初春(そ、そういえば垣根さんって格好いい人だしライバルって多いのかも!?)ハラハラ
初春「……」
初春(今まで同人誌一筋だったから…お金もそれにばっかり使ってたけど…)
初春「やっぱり、やめよう」
初春(それでもっとお洒落とかしなくちゃ……)
初春(今のまま告白なんて、やっぱり駄目ですね!)
初春「頑張らなくちゃ!」
初春「まずはサイトを閉鎖しますか」
初春「……」
初春(突然だけど、決心が鈍らないうちにやらないと…)
初春「……」カタカタ
初春「……」
初春「これで、いいですね」
初春「私の同人誌に影響される人が居るなんて思いませんでした」
初春「…初めてなのにクオリティ高かったですね」
初春(なんだか創作意欲が沸いてきました!)
初春「はっ!!」
初春(やめるって言ったばっかりなのに…)
初春「でも…」
初春(あんな嬉しいこと言われたら…やめられなくなっちゃう…!)
初春「…私って駄目だな」
初春(でも、あのことが私の勘違いで本当に良かったです…)
初春(あんなに可愛い女の子が垣根さんのこと好きだったら私なんか敵わないだろうな…)
初春「!!」
初春(そ、そういえば垣根さんって格好いい人だしライバルって多いのかも!?)ハラハラ
初春「……」
初春(今まで同人誌一筋だったから…お金もそれにばっかり使ってたけど…)
初春「やっぱり、やめよう」
初春(それでもっとお洒落とかしなくちゃ……)
初春(今のまま告白なんて、やっぱり駄目ですね!)
初春「頑張らなくちゃ!」
初春「まずはサイトを閉鎖しますか」
初春「……」
初春(突然だけど、決心が鈍らないうちにやらないと…)
初春「……」カタカタ
初春「……」
初春「これで、いいですね」
735: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/28(木) 00:51:02.80 ID:XGuXsBBR0
―――翌日
初春「ファッション雑誌を買いに行こうと思うんですけど、お勧めってありますか?」
白井「……数日前までの初春とは別人ですの」
御坂「恋すれば人は変わるって言うじゃない」
佐天「別に初春は変わってませんよ。自分が決めたことを曲げないだけです」
御坂「ファッション雑誌かぁ…立ち読みはするけど買ったことはないわ…」
白井「わたくしもですの」
佐天「あたしはたまに買うよ?今月は買ったから、それ貸してあげるよ」
初春「ありがとうございます!」
白井「いきなりお洒落に興味が出るとは初春もすっかり恋する乙女ですわね」
初春「だって…その……」
御坂「どうしたの?」
初春「垣根さんって格好いいですし、今の私じゃ釣り合わないですから…」
佐天「そんなことないと思うけどな」
白井(…どう見ても初春に惚れてるってのに何でそこまで心配してるのか理解できませんの)ハァ
初春「ファッション雑誌を買いに行こうと思うんですけど、お勧めってありますか?」
白井「……数日前までの初春とは別人ですの」
御坂「恋すれば人は変わるって言うじゃない」
佐天「別に初春は変わってませんよ。自分が決めたことを曲げないだけです」
御坂「ファッション雑誌かぁ…立ち読みはするけど買ったことはないわ…」
白井「わたくしもですの」
佐天「あたしはたまに買うよ?今月は買ったから、それ貸してあげるよ」
初春「ありがとうございます!」
白井「いきなりお洒落に興味が出るとは初春もすっかり恋する乙女ですわね」
初春「だって…その……」
御坂「どうしたの?」
初春「垣根さんって格好いいですし、今の私じゃ釣り合わないですから…」
佐天「そんなことないと思うけどな」
白井(…どう見ても初春に惚れてるってのに何でそこまで心配してるのか理解できませんの)ハァ
736: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/28(木) 00:53:52.37 ID:XGuXsBBR0
御坂「好きな人できるとお洒落したくなるわよね。その気持ちわかるな」
白井「うぐぅ……ぎぎぎ…」
佐天「白井さんから変な音が……」
初春「それに垣根さんの彼女だった人って綺麗な女性ばっかりだったんだろうなって思ったら、なんとかしないとって思いまして…」
御坂「あー…確かに、そうかもしれないわね」
佐天「イケメンでチャラそうな見た目してるから彼女とかたくさん居たんだろうね……」
初春「あと、モテてそうですし…このままじゃ駄目だって思ったんです」
佐天「なるほどねー」
白井「……正直わたくしはそう思いせんの」
佐天「へ?白井さんも今までチャラ男って言ってたじゃないですか」
白井「最初会った時はそう思ってましたけど、カフェで会った時に少し印象が変わりましたわ」
御坂「何で?」
白井「恋愛に慣れている殿方でしたら自分で初春をデートに誘っていた筈ですの」
佐天「そういえば、そうかも」
白井「でもあの時は一方通行さんが二人を出かけさせようとしてましたわ」
初春「…そうでしたっけ?」
白井「それに彼が見た目通りのチャラ男ならデートの時に確実に れてますの」
御坂「 、 れるって…そんな……」
白井「以上のことから垣根さんはわたくし達が思っているほど恋愛経験豊富なチャラい男性ではないかもしれませんわ」
白井「うぐぅ……ぎぎぎ…」
佐天「白井さんから変な音が……」
初春「それに垣根さんの彼女だった人って綺麗な女性ばっかりだったんだろうなって思ったら、なんとかしないとって思いまして…」
御坂「あー…確かに、そうかもしれないわね」
佐天「イケメンでチャラそうな見た目してるから彼女とかたくさん居たんだろうね……」
初春「あと、モテてそうですし…このままじゃ駄目だって思ったんです」
佐天「なるほどねー」
白井「……正直わたくしはそう思いせんの」
佐天「へ?白井さんも今までチャラ男って言ってたじゃないですか」
白井「最初会った時はそう思ってましたけど、カフェで会った時に少し印象が変わりましたわ」
御坂「何で?」
白井「恋愛に慣れている殿方でしたら自分で初春をデートに誘っていた筈ですの」
佐天「そういえば、そうかも」
白井「でもあの時は一方通行さんが二人を出かけさせようとしてましたわ」
初春「…そうでしたっけ?」
白井「それに彼が見た目通りのチャラ男ならデートの時に確実に れてますの」
御坂「 、 れるって…そんな……」
白井「以上のことから垣根さんはわたくし達が思っているほど恋愛経験豊富なチャラい男性ではないかもしれませんわ」
737: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/28(木) 00:55:32.25 ID:XGuXsBBR0
白井「あくまで推測ですけどね」
初春「そうかもしれませんけど、やっぱり…」
御坂「可愛くなりたいって思ってるのね」ニヤニヤ
初春「その顔やめて下さい……」
白井「…わたくしは今のままの初春が彼のタイプだと思いますわよ?」
佐天「でも可愛くなりたいって思ってるんですからいいじゃないですか」
白井「……さっさと告白すればいいものを……」ハァ
初春「あとお洒落にお金を使えば同人活動に必要な資金がなくなるので自然とやめられるかなって思ったんです」
佐天「確かに!一石二鳥ね!」
白井「…止めることは決心しましたの?」
初春「はい。……全部処分しようと思います」
佐天「えー!?処分?勿体ないよ!あたしが貰うよ!」
白井「……」
初春「いいですよ。でも部屋に入るんですか?」
佐天「置けない分は実家に送るから平気よ!」
白井「どんだけあるんですの…」
初春「そうかもしれませんけど、やっぱり…」
御坂「可愛くなりたいって思ってるのね」ニヤニヤ
初春「その顔やめて下さい……」
白井「…わたくしは今のままの初春が彼のタイプだと思いますわよ?」
佐天「でも可愛くなりたいって思ってるんですからいいじゃないですか」
白井「……さっさと告白すればいいものを……」ハァ
初春「あとお洒落にお金を使えば同人活動に必要な資金がなくなるので自然とやめられるかなって思ったんです」
佐天「確かに!一石二鳥ね!」
白井「…止めることは決心しましたの?」
初春「はい。……全部処分しようと思います」
佐天「えー!?処分?勿体ないよ!あたしが貰うよ!」
白井「……」
初春「いいですよ。でも部屋に入るんですか?」
佐天「置けない分は実家に送るから平気よ!」
白井「どんだけあるんですの…」
738: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/28(木) 00:59:05.87 ID:XGuXsBBR0
初春「そういえば、お洒落ってどれくらいやればいいんでしょうか…」
御坂「どれくらいって?」
初春「その、お化粧とかもしたほうがいいのかなって…」
白井「そんなもの必要ないですの。素肌で通用する年齢なんですから逆にマイナスですの」
初春「でも服だけ可愛くても仕方ないですよね…」
佐天「うーん…髪を伸ばしてみるとか?」
初春「そうすれば女の子っぽくなりそうですね!」
白井「でも、垣根さんってショートが好きそうですの」
御坂(まぁ…初春さんがショートなわけだしね)
初春「うーん…あとは何をすればいいんでしょうか…ダイエットとか?」
白井「そんなことしたら、ただえさえ存在感の無い胸が消滅しますわよ?」
初春「それは困ります!!!」
御坂「胸、か……やっぱり男は大きい方がいいのかな?」
佐天「男の人は大きさよりも形とか色とか味が気になるんじゃないですか?」
御坂「…いろ?…あじ?」
御坂「どれくらいって?」
初春「その、お化粧とかもしたほうがいいのかなって…」
白井「そんなもの必要ないですの。素肌で通用する年齢なんですから逆にマイナスですの」
初春「でも服だけ可愛くても仕方ないですよね…」
佐天「うーん…髪を伸ばしてみるとか?」
初春「そうすれば女の子っぽくなりそうですね!」
白井「でも、垣根さんってショートが好きそうですの」
御坂(まぁ…初春さんがショートなわけだしね)
初春「うーん…あとは何をすればいいんでしょうか…ダイエットとか?」
白井「そんなことしたら、ただえさえ存在感の無い胸が消滅しますわよ?」
初春「それは困ります!!!」
御坂「胸、か……やっぱり男は大きい方がいいのかな?」
佐天「男の人は大きさよりも形とか色とか味が気になるんじゃないですか?」
御坂「…いろ?…あじ?」
739: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/28(木) 01:01:54.81 ID:XGuXsBBR0
初春「……胸ってどうすれば大きくなるんですかね」
御坂「毎日ヨーグルト食べてるけど効果ないわ」
白井「なら黒子がお しますの!!きっと大きくなりますわ」
御坂「……」バチバチ
白井「冗談!冗談ですから!電撃はお止めになって!」
佐天「あたしはこうやって手を合わせるといいって聞いたことあるよ」
初春「錬金術みたいですね」
御坂「れんきんじゅつ?」
佐天「漫画の話なので気にしないで下さい」
白井「でも のが一番効果あると思いますの。彼氏が居る女性って胸の大きい人が多いですし」
御坂「た、確かに…」
初春「 ……ですか……」
白井「垣根さんに“私の を で大きくして下さい”って言えば告白もできるし丁度いいと思いますの」
初春「何馬鹿言ってるんですか!!!?そんなこと言ったら変 だと思われるじゃないですか!!!」
白井「彼にとっては最高の言葉だと思いますけどね…」
初春「そんなことあるわけないですよ!!ばか!」
御坂「はぁ…いつまでたってもAのままね…」
佐天「胸の大きさなんて、どうでもいいことじゃないですか」
御坂「……」
初春「……」
佐天「それくらいじゃ女性の価値は決まりませんって!」
白井「…あなたが言っても嫌味にしか聞こえませんのよ」
佐天「へ?」
御坂「毎日ヨーグルト食べてるけど効果ないわ」
白井「なら黒子がお しますの!!きっと大きくなりますわ」
御坂「……」バチバチ
白井「冗談!冗談ですから!電撃はお止めになって!」
佐天「あたしはこうやって手を合わせるといいって聞いたことあるよ」
初春「錬金術みたいですね」
御坂「れんきんじゅつ?」
佐天「漫画の話なので気にしないで下さい」
白井「でも のが一番効果あると思いますの。彼氏が居る女性って胸の大きい人が多いですし」
御坂「た、確かに…」
初春「 ……ですか……」
白井「垣根さんに“私の を で大きくして下さい”って言えば告白もできるし丁度いいと思いますの」
初春「何馬鹿言ってるんですか!!!?そんなこと言ったら変 だと思われるじゃないですか!!!」
白井「彼にとっては最高の言葉だと思いますけどね…」
初春「そんなことあるわけないですよ!!ばか!」
御坂「はぁ…いつまでたってもAのままね…」
佐天「胸の大きさなんて、どうでもいいことじゃないですか」
御坂「……」
初春「……」
佐天「それくらいじゃ女性の価値は決まりませんって!」
白井「…あなたが言っても嫌味にしか聞こえませんのよ」
佐天「へ?」
740: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/28(木) 01:04:08.58 ID:XGuXsBBR0
御坂「初春さん!頑張りましょう!!」
初春「はい!!まずはBを目指しましょう!」
白井「……低い目標ですのね」
初春「あとは何すればいいですかね?」
白井「髪と肌を綺麗に保つことが大事だと思いますの」
佐天「肌と髪が綺麗だとそれだけで可愛くなったように見えますからね」
初春「わかりました!でも肌って…どうやれば……良い化粧水を使うとかですか?」
白井「生活習慣を正すことですの。夜更かしと便秘はNGですの」
初春「勉強になります!夜更かしは今までしょっちゅうだったので直さないと駄目ですね」
御坂「あんたなんでそんなに色々知ってるのよ」
白井「わたくしはいつでも綺麗でいる努力をしていますから」キリッ
御坂「…確かに、アンタの髪って凄いサラサラだし肌も綺麗よね」ペタ
白井「はぅ!!!!お姉さまが!!わたくしをお褒めに!!!」ビクビク
御坂「………」
白井「引かないで!引かないで下さい!」
初春「はい!!まずはBを目指しましょう!」
白井「……低い目標ですのね」
初春「あとは何すればいいですかね?」
白井「髪と肌を綺麗に保つことが大事だと思いますの」
佐天「肌と髪が綺麗だとそれだけで可愛くなったように見えますからね」
初春「わかりました!でも肌って…どうやれば……良い化粧水を使うとかですか?」
白井「生活習慣を正すことですの。夜更かしと便秘はNGですの」
初春「勉強になります!夜更かしは今までしょっちゅうだったので直さないと駄目ですね」
御坂「あんたなんでそんなに色々知ってるのよ」
白井「わたくしはいつでも綺麗でいる努力をしていますから」キリッ
御坂「…確かに、アンタの髪って凄いサラサラだし肌も綺麗よね」ペタ
白井「はぅ!!!!お姉さまが!!わたくしをお褒めに!!!」ビクビク
御坂「………」
白井「引かないで!引かないで下さい!」
741: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/28(木) 01:05:57.18 ID:XGuXsBBR0
初春「よし、今日から実行します!」
白井「あと、柔軟もしたほういいと思いますわ」
初春「柔軟か…私ってすっっっっごく体硬いんですよね」ハァ
白井「体が硬いとHする時につまらないって本に書いてあったですの」
初春「何言ってるんですか!!?白井さんの馬鹿!?」
御坂(…………今日から柔軟しようかな)
佐天「でも付き合うことになったら、そういうこともするんじゃないの?」
初春「まだ付き合うとは決まってないですよ!それに、そんなこと…まだ早いですよ……」モジモジ
白井「それほど恋愛経験豊富ではないかもしれないと言ったばかりですけど、彼が●●だとは考えにくいですわ」
佐天「●●●●っぽい顔してますからね」
白井「ですの」
初春「そういうこと言わないで下さい!!」
佐天「ごめんごめん」
御坂「……そういう話題はもうちょっと恥じらい持って話しなさいよ」
白井「ですから、見られても恥ずかしくない体系をつくることを目標にしたらどうですの?」
初春「……やっぱり、胸が問題ですね」
御坂「…………」
佐天「垣根さんが大きいの好きって決まったわけじゃないでしょ?」
初春「でも…」
白井「あと、柔軟もしたほういいと思いますわ」
初春「柔軟か…私ってすっっっっごく体硬いんですよね」ハァ
白井「体が硬いとHする時につまらないって本に書いてあったですの」
初春「何言ってるんですか!!?白井さんの馬鹿!?」
御坂(…………今日から柔軟しようかな)
佐天「でも付き合うことになったら、そういうこともするんじゃないの?」
初春「まだ付き合うとは決まってないですよ!それに、そんなこと…まだ早いですよ……」モジモジ
白井「それほど恋愛経験豊富ではないかもしれないと言ったばかりですけど、彼が●●だとは考えにくいですわ」
佐天「●●●●っぽい顔してますからね」
白井「ですの」
初春「そういうこと言わないで下さい!!」
佐天「ごめんごめん」
御坂「……そういう話題はもうちょっと恥じらい持って話しなさいよ」
白井「ですから、見られても恥ずかしくない体系をつくることを目標にしたらどうですの?」
初春「……やっぱり、胸が問題ですね」
御坂「…………」
佐天「垣根さんが大きいの好きって決まったわけじゃないでしょ?」
初春「でも…」
742: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/28(木) 01:08:31.96 ID:XGuXsBBR0
御坂「そうだ!垣根さんにタイプの女の子聞いてみたら?」
御坂(どうせ初春さんだろうけど)
初春「それいいですね!そうしてみます」
佐天「本人に直接聞くの?恥ずかしくない?」
初春「別に恥ずかしくはないですね。だって、好きな人のこと知るって嬉しいじゃないですか」
御坂「そうね…」
初春「垣根さんのこと何も知らないので色々知りたいんですよ」
佐天「なるほどね」
白井「はぁ…別にタイプなんて気にしなくていいじゃないですの」
初春「良くないですよ。気になりますし」
白井「初春みたいな子に決まってますの。というか初春ですの」
初春「……前にも同じようなこと言ってましたけど、私はそうは思えません」
佐天「なんで?」
初春「だって、からかわれたりして子ども扱いされてますから…」
白井「……苛めで気を引こうとする小学生男子みたいですわね」
初春「正直に言うと、もしかしてそうなのかな?って思う時もあるんですけど……」
御坂「けど?」
初春「あんなに素敵な人が私なんかのこと、好きになってくれるんでしょうか?」
白井「……」
佐天「…初春」
初春「はい?」
佐天「本当に、垣根さんのこと好きなんだね」
初春「……そうみたいです」
御坂(どうせ初春さんだろうけど)
初春「それいいですね!そうしてみます」
佐天「本人に直接聞くの?恥ずかしくない?」
初春「別に恥ずかしくはないですね。だって、好きな人のこと知るって嬉しいじゃないですか」
御坂「そうね…」
初春「垣根さんのこと何も知らないので色々知りたいんですよ」
佐天「なるほどね」
白井「はぁ…別にタイプなんて気にしなくていいじゃないですの」
初春「良くないですよ。気になりますし」
白井「初春みたいな子に決まってますの。というか初春ですの」
初春「……前にも同じようなこと言ってましたけど、私はそうは思えません」
佐天「なんで?」
初春「だって、からかわれたりして子ども扱いされてますから…」
白井「……苛めで気を引こうとする小学生男子みたいですわね」
初春「正直に言うと、もしかしてそうなのかな?って思う時もあるんですけど……」
御坂「けど?」
初春「あんなに素敵な人が私なんかのこと、好きになってくれるんでしょうか?」
白井「……」
佐天「…初春」
初春「はい?」
佐天「本当に、垣根さんのこと好きなんだね」
初春「……そうみたいです」
743: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/28(木) 01:09:34.16 ID:XGuXsBBR0
御坂(どうやれば初春さんみたく素直になれるんだろう…)
白井「また聞きたいことがあったら何でもおっしゃって下さいまし」
初春「わかりました。ありがとうございます!」
佐天「雑誌は明日学校に持っていくね」
初春「はい!」
御坂「じゃあそろそろ帰りましょうか」
白井「そうですの」
初春「皆さんありがとうございます。なんだかやる気出てきました!」
御坂「……私も頑張らなくちゃ」
白井「そんな必要ないですの!!!」
佐天「じゃあ、あたし達こっちなんで」
御坂「じゃあね」
白井「また聞きたいことがあったら何でもおっしゃって下さいまし」
初春「わかりました。ありがとうございます!」
佐天「雑誌は明日学校に持っていくね」
初春「はい!」
御坂「じゃあそろそろ帰りましょうか」
白井「そうですの」
初春「皆さんありがとうございます。なんだかやる気出てきました!」
御坂「……私も頑張らなくちゃ」
白井「そんな必要ないですの!!!」
佐天「じゃあ、あたし達こっちなんで」
御坂「じゃあね」
764: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/29(金) 01:53:03.20 ID:vK2c801r0
―――帰り道
佐天「ねぇねぇ、ちょっと寄り道しない?」
初春「いいですけど、あんまり時間ないですよ」
佐天「ちょっと遠回りしたいの。もしかしたら意味ないかもしれないけど」
初春「?」
初春(この辺って長点上機の学生が帰り道に使う通りですよね…)
初春「!」
初春「佐天さん、もしかして…」
佐天「あ!居た居た!あたしら運いいなぁ」
一方「ティガの金冠が出ないだァ?」
垣根「もうあいつの姿は見飽きたよ」
一方「乱数調整すればいいンじゃねェの?」
垣根「それはぜってぇ嫌だ。自力で出した金冠が全部無駄になんだろ」
一方「めンどくせェやつだなァ…」
垣根「つーかお前乱数調整なんてやってんのかよ。ゴミだな」
一方「やってねェよ。そンな手間掛かることしてられっかァ」
佐天「こんにちは!」
一方「あ?」
初春「こ、こんにちは」
垣根「よぉ」
初春(今のってゲームの話ですよね。私もやってるやつだし、一緒にやろうって誘ってみようかな…)
佐天「ねぇねぇ、ちょっと寄り道しない?」
初春「いいですけど、あんまり時間ないですよ」
佐天「ちょっと遠回りしたいの。もしかしたら意味ないかもしれないけど」
初春「?」
初春(この辺って長点上機の学生が帰り道に使う通りですよね…)
初春「!」
初春「佐天さん、もしかして…」
佐天「あ!居た居た!あたしら運いいなぁ」
一方「ティガの金冠が出ないだァ?」
垣根「もうあいつの姿は見飽きたよ」
一方「乱数調整すればいいンじゃねェの?」
垣根「それはぜってぇ嫌だ。自力で出した金冠が全部無駄になんだろ」
一方「めンどくせェやつだなァ…」
垣根「つーかお前乱数調整なんてやってんのかよ。ゴミだな」
一方「やってねェよ。そンな手間掛かることしてられっかァ」
佐天「こんにちは!」
一方「あ?」
初春「こ、こんにちは」
垣根「よぉ」
初春(今のってゲームの話ですよね。私もやってるやつだし、一緒にやろうって誘ってみようかな…)
765: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/29(金) 01:55:05.34 ID:vK2c801r0
佐天「いやー偶然ですね!良かったら一緒に帰りません?」
初春「え!?」
一方「いいぜェ」
垣根「……俺も、いいけど」
一方「つーかオマエ、こないだは何の用だったンだよ」
佐天「あ!用って言えばですね!またお話があるんですよ!」
佐天「でも聞かれたら嫌なのであっち行きましょう!」ガシッ
一方「あン?」
佐天「じゃあね!初春!」ダッシュ
初春「佐天さん!?」
一方「ちょっ!はやっ!…はやいィィ!」ズルズルズル
初春(また、強引なことを…!)
垣根「何だ?あいつら仲良いのか?」
初春「さ、さぁ?どうなんでしょう?」
―――数十分後
一方「」シカバネ
佐天「体力ないですねぇ」
一方「……ざ……ン…」ゼーハーゼーハーゼーハー
佐天「そんなに体力ないと彼が満足しませんよ?」
一方「…?」ゼーハーゼーハー
佐天「やっべぇ口に出た。何でも無いです気にしないで下さい」
一方「…て……ェ」ゼーハーゼーハー
佐天「じゃ!あたしはこれで!」タッタッ
佐天(手首ほせぇwwwwwwwwwたぎったwwwww)
一方「なンだよ…あのクソ女……」
一方「……もしかしてェ、あいつらを二人にしようとしたのか?」
一方(…ってことはァ……)
766: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/29(金) 01:56:31.31 ID:vK2c801r0
垣根「あいつらどっか行ったけど、俺らは帰るか」
初春「そ、そうですね」
垣根「佐天ってやつは変な女だな」
初春「へ?そんなことないですよ」
垣根「第1位にあんなことするやつ滅多に居ないぜ?」
初春「確かにそうですね」
垣根(あの女がこいつのスカート たりしてんだよな…羨ましい)イライラ
初春(あ!今って好きなタイプ聞くチャンスじゃないですか!?)
垣根(俺の前でもやってくれねーかな……)
初春「あの、聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」
垣根「いきなりだな。何だよ?」
初春「えっと…その…」
初春「垣根さんの好きなタイプの女の子ってどんな子ですか?」
垣根「好きなタイプ……?」
初春「はい!」
垣根(……お前だよばか)
初春「そ、そうですね」
垣根「佐天ってやつは変な女だな」
初春「へ?そんなことないですよ」
垣根「第1位にあんなことするやつ滅多に居ないぜ?」
初春「確かにそうですね」
垣根(あの女がこいつのスカート たりしてんだよな…羨ましい)イライラ
初春(あ!今って好きなタイプ聞くチャンスじゃないですか!?)
垣根(俺の前でもやってくれねーかな……)
初春「あの、聞きたいことがあるんですけど、いいですか?」
垣根「いきなりだな。何だよ?」
初春「えっと…その…」
初春「垣根さんの好きなタイプの女の子ってどんな子ですか?」
垣根「好きなタイプ……?」
初春「はい!」
垣根(……お前だよばか)
767: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/29(金) 01:58:02.19 ID:vK2c801r0
垣根「そんなの考えたことねぇ」
初春「えー…じゃあ、髪は長いほうがいいですか?」
垣根「……短いほうが好き」
初春(…伸ばす必要はないですね。良かったぁ…)
初春「背が高いのと低いのどっちがいいですか?」
垣根「低いほうがいいな」
初春「どういう服装の子が可愛いと思いますか?」
垣根「ワンピースが似合う子」
初春「性格はどんなのが好きですか?」
垣根「優しい性格」
初春「可愛いと綺麗だったらどっちが好きですか?」
垣根「可愛いほう」
初春(……胸のこと聞いたら変に思われるかな?)
垣根(何でこんなこと聞くんだこいつ?)
初春(でも、気になるし……)
垣根(なんで、俺の好きな女のタイプなんて………いや、まさかな。ありえねぇ…)
768: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/29(金) 01:59:15.50 ID:vK2c801r0
初春「えっと、じゃあ……」
垣根「?」
初春「……む、胸は?」
垣根「……は?」
初春「お、大きいのが好きですか?」
垣根(胸、だと…?xx見る時は巨 の女優が多いけど●●が残念だと萎えるしな……)
垣根(黒いのは論外だ。話にならねぇ)
垣根(……ってこんなこと言えるかよ!?)
初春「垣根さん?」
垣根「……普通」
初春「普通…?ってなんですか」
垣根「普通は普通だ。察しろ」
初春「分からないに決まってるじゃないですか。普通って…」
初春(平均的ってことかな…BとかCとかかな……遠いですね)ハァ
垣根「つーか胸なんて好きな女のだったら何でもいいんだよ」
初春「…そうなんですか?」
垣根「そういうもんだろ」
初春(……大きいのが好きって言われなくて良かった)ホッ
垣根「?」
初春「……む、胸は?」
垣根「……は?」
初春「お、大きいのが好きですか?」
垣根(胸、だと…?xx見る時は巨 の女優が多いけど●●が残念だと萎えるしな……)
垣根(黒いのは論外だ。話にならねぇ)
垣根(……ってこんなこと言えるかよ!?)
初春「垣根さん?」
垣根「……普通」
初春「普通…?ってなんですか」
垣根「普通は普通だ。察しろ」
初春「分からないに決まってるじゃないですか。普通って…」
初春(平均的ってことかな…BとかCとかかな……遠いですね)ハァ
垣根「つーか胸なんて好きな女のだったら何でもいいんだよ」
初春「…そうなんですか?」
垣根「そういうもんだろ」
初春(……大きいのが好きって言われなくて良かった)ホッ
769: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/29(金) 02:00:49.45 ID:vK2c801r0
垣根「……お前はどんな男が好きなんだよ」
初春「へ!?わ、私ですか?」
垣根「人に聞いといて自分は言えないのか?」
初春「えっ…いや…」
初春(垣根さんです、なんて言えない……)
垣根「お子様はそんなこと考えたことねーか」
初春「失礼な!ちゃんと考えてますよ!」
垣根「じゃあどんなのだよ?」
初春「……格好良くて、優しくて、笑顔が素敵な人です」
垣根「漠然としすぎだ。俺には具体的に聞いたくせに」
初春「垣根さんが考えたことないって言ったから具体的に聞いたんですよ」
垣根「お前の好きなタイプってもやしだと思ってた」
初春「え?」
垣根「一方通行に憧れてるって言ってたじゃねぇか」
初春「だから、恋愛感情はないですって!」
垣根「ふーん」
770: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/04/29(金) 02:02:09.12 ID:vK2c801r0
初春「……それに私は、背の高い人が好きです」
垣根(初めて背高くて良かったって思ったぜ)
初春「髪は茶色で少しだけ長いといいな、って思います」
垣根「へー……」
初春「あと、子どもっぽい所があると可愛くていいですよね」
垣根「……子どもっぽい、ねぇ」
初春「ちょっと意地悪な所があっても良いかなって思います」
垣根「……お前、ウザい男が好きなの?悪趣味だな」
初春「違いますよ!」
垣根(…背と髪形くらいしか当て嵌まってねーな)ハァ
初春(垣根さんのこと言ってるつもりなのに、全然伝わってないですね……)シュン
初春(……もう家についちゃう。嫌だな……)
795: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:19:57.85 ID:/Ki17krp0
―――初春家前
初春「送ってくれてありがとうございます」
垣根「気にすんな」
初春「いつもすいません。遠回りになっちゃいますよね?」
垣根「それくらい平気だ」
初春(そういえば、私って垣根さんの家知らないなぁ…)
初春(…そうだ!こうすればいいじゃないですか!)
初春「垣根さん!」
垣根「ん?」
初春「今度は私が送ってあげますね!」
垣根「いらねーよ」
初春(家どこか知りたいのに…)
垣根「そんなことしたら帰る時が暗くて危ねぇだろ?」
初春「大丈夫ですよ!私は風紀委員ですから!」
垣根「はぁ?お前何もできねぇじゃん」
初春「逃げ足は速いですよ!……多分」
垣根「とにかく駄目だ。大人しく門限守っとけ」ナデナデ
初春(うぅ…子ども扱いされてる…)
初春「送ってくれてありがとうございます」
垣根「気にすんな」
初春「いつもすいません。遠回りになっちゃいますよね?」
垣根「それくらい平気だ」
初春(そういえば、私って垣根さんの家知らないなぁ…)
初春(…そうだ!こうすればいいじゃないですか!)
初春「垣根さん!」
垣根「ん?」
初春「今度は私が送ってあげますね!」
垣根「いらねーよ」
初春(家どこか知りたいのに…)
垣根「そんなことしたら帰る時が暗くて危ねぇだろ?」
初春「大丈夫ですよ!私は風紀委員ですから!」
垣根「はぁ?お前何もできねぇじゃん」
初春「逃げ足は速いですよ!……多分」
垣根「とにかく駄目だ。大人しく門限守っとけ」ナデナデ
初春(うぅ…子ども扱いされてる…)
796: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:22:11.59 ID:/Ki17krp0
垣根(怖い思いなんて絶対させたくないし仕方ねぇだろ)
初春「じゃあ、早い時間だったらいいですか?」
垣根「何でそんなに送りたがってんの?」
初春「いや…なんとなく…」
垣根「もしかして俺の家知りたいのか?」
初春「え!?」
垣根「そんなわけないよな。冗だ…」
初春「そうです……」
垣根「は?」
初春「だ、駄目ですか?」
垣根「……は、…え…?」
初春「あ、いや、何でもないです!忘れて下さい!」アワアワ
垣根「…………別に構わないけど」
初春「へ?」
垣根「場所、知りたいんだろ?」
初春「いいんですか?」
垣根「おう」
初春「……えっと、じゃあ……お、お邪魔してもいいですか?」
垣根「は?」
初春「駄目ですか?」シュン
垣根(その上目遣いやめろ…断れねぇ…)
初春「…すいません。いきなりなんて迷惑ですよね」
垣根「…………別にいいけど」
797: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:23:43.06 ID:/Ki17krp0
初春「いいんですか!?」
垣根「来ても別に面白くねぇぞ?」
初春「そんなことないですよ」
垣根「俺の家なんて何も無いぞ」
初春「えっと、そのゲームしませんか?」
垣根「ゲーム?」
初春「さっき一方通行さんと話してたやつですよ」
垣根「知ってんのか?」
初春「私もやってるんです。その、良かったら一緒にやりませんか?」
垣根「まじで?お前もやってんの?」
初春「はい!けっこう自信ありますよ」
垣根「じゃあ、やろうぜ。家来る時に持ってこい。充電器も忘れんなよ」
初春「はい!いつにしますか?」
垣根「……片づけたいからちょっと待って貰ってもいいか?」
初春「いいですよ」
垣根「片付いたらメールするな」
初春「はい。待ってますね」ニコニコ
垣根「……嬉しそうだな」
初春「当たり前じゃないですか!」
垣根「…………」
初春「どうかしました?」
垣根「いや、なんでもねぇ。またな」
初春「はい!」
798: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:26:21.87 ID:/Ki17krp0
―――初春家
初春「ど、どうしよう…!」ジタバタ
初春(家に行く約束しちゃいました…!)
初春「何着て行きましょうか…。やっぱりワンピースですかね」
初春「今から緊張しちゃいますね…」ソワソワ
初春(家、かぁ…)
初春(そういえば一方通行きゅんも上条さんの家に行ったりするのかな…?)
初春(きっと布団から上条さんの匂いして、ドキドキしちゃうんですね!)
初春(フヒヒwwwww想像するだけで萌えるwwww)
初春(家ネタって良いなぁwww次の新刊にしますかwww)
初春「って!駄目ですよ!!」
初春(気抜くと…妄想しちゃいますね…)
初春「そうだ!白井さんに言われたことやらないと!」
初春(……胸ってどうやれば大きくなるのか)
初春「……」
初春「……調べてみますか」カタカタ
初春(わ…たくさん出て来ましたね…)
初春「……」
初春「…やっぱり って効果的なんですね」
初春(胸だけじゃなくて、わきの下とかもやらなきゃいけないんだ…)
初春「あ!マッサージ方法ってありますね」
初春(えっと…手をこうして…この辺りを……)ムニムニ
初春「…………効果あるのかなぁ」ムニムニ
初春「5分から10分くらいやらなきゃ駄目なんですね」
初春「……けっこう疲れるなぁ」
初春「お風呂上がりにやったほうがいいみたいですね。後でやろうっと」
初春「…豆乳を飲むもの効果的みたいですね」
初春(明日買いに行きましょう…)
初春「ど、どうしよう…!」ジタバタ
初春(家に行く約束しちゃいました…!)
初春「何着て行きましょうか…。やっぱりワンピースですかね」
初春「今から緊張しちゃいますね…」ソワソワ
初春(家、かぁ…)
初春(そういえば一方通行きゅんも上条さんの家に行ったりするのかな…?)
初春(きっと布団から上条さんの匂いして、ドキドキしちゃうんですね!)
初春(フヒヒwwwww想像するだけで萌えるwwww)
初春(家ネタって良いなぁwww次の新刊にしますかwww)
初春「って!駄目ですよ!!」
初春(気抜くと…妄想しちゃいますね…)
初春「そうだ!白井さんに言われたことやらないと!」
初春(……胸ってどうやれば大きくなるのか)
初春「……」
初春「……調べてみますか」カタカタ
初春(わ…たくさん出て来ましたね…)
初春「……」
初春「…やっぱり って効果的なんですね」
初春(胸だけじゃなくて、わきの下とかもやらなきゃいけないんだ…)
初春「あ!マッサージ方法ってありますね」
初春(えっと…手をこうして…この辺りを……)ムニムニ
初春「…………効果あるのかなぁ」ムニムニ
初春「5分から10分くらいやらなきゃ駄目なんですね」
初春「……けっこう疲れるなぁ」
初春「お風呂上がりにやったほうがいいみたいですね。後でやろうっと」
初春「…豆乳を飲むもの効果的みたいですね」
初春(明日買いに行きましょう…)
799: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:27:14.27 ID:/Ki17krp0
初春「ついでにメールチェックもしちゃいますか」カタカタ
初春「…!」
初春「なんでこんなにたくさん…」
初春(あ…そっか……昨日、サイト閉鎖したから……)
初春「…読んでみますか」
初春「……」
初春「……」
初春(残念ですとか戻ってきて下さいっていうのが多いなぁ……)
初春「……」
初春(サイトくらいは、運営しててもいいかな…)
初春「はっ!駄目です!やめるって決めたんですから!」
初春(嬉しいメールばっかりだけど…でも……!)
初春「……」
初春「…お風呂入って寝よう……夜更かしはNGって言われましたし」
800: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:28:31.29 ID:/Ki17krp0
―――翌日
垣根「お前らに協力して欲しいことがある」
一方「クマ出来てるぞォ」
垣根「昨日寝てねぇんだよ。まぁ、そんなことはどうでもいい」
上条「なんだ?」
垣根「……実は、あいつが俺の家に遊びに来ることになった」
上条「え」
一方「…はァ?」
上条「え?なんでそういうことになったんだ?」
垣根「……あいつが来たいって言ったから」
上条「だから昨日眠れなかったのか…」
垣根「それもあるけど…」
一方「おめでとう●●メルヘン」
垣根「●●って言うな糞モヤシ」
一方「だってよォ、初春飾利がオマエの家来たらオマエは●●じゃなくなるンだろ?●●の垣根くン」
垣根「え」
一方「だから今のうちいっぱい言っておいた方がいいだろォ」
上条「なるほど」
垣根「お前らに協力して欲しいことがある」
一方「クマ出来てるぞォ」
垣根「昨日寝てねぇんだよ。まぁ、そんなことはどうでもいい」
上条「なんだ?」
垣根「……実は、あいつが俺の家に遊びに来ることになった」
上条「え」
一方「…はァ?」
上条「え?なんでそういうことになったんだ?」
垣根「……あいつが来たいって言ったから」
上条「だから昨日眠れなかったのか…」
垣根「それもあるけど…」
一方「おめでとう●●メルヘン」
垣根「●●って言うな糞モヤシ」
一方「だってよォ、初春飾利がオマエの家来たらオマエは●●じゃなくなるンだろ?●●の垣根くン」
垣根「え」
一方「だから今のうちいっぱい言っておいた方がいいだろォ」
上条「なるほど」
801: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:29:45.62 ID:/Ki17krp0
垣根「納得すんな!大体、話が飛躍しすぎだろ!別にそんな…」
一方「はァ?女が自分から男の部屋遊びに来たいなんて“●●て下さい”って言ってるようなもンだ」
垣根「いや…違うだろ…。それにあいつはまだガキだぜ?」
一方「女ってのはなァ、俺達が思ってるほどガキじゃねェンだよ…」シミジミ
上条「なんだそれ。お前の実体験か何か?」
垣根「……まさか打ち止めちゃんと何かあったの?」
一方「何もねェよ」
垣根「目を逸らすな真性 コン」
上条「え……お赤飯?」
垣根「マジかよ……あんな幼い子でもできるのかよ……」
一方「一線越えたりするわけねェだろ。成長待てねェほど飢えてねェよ」
上条「キスでもされたのか?」
一方「…………俺の話はどうでもいいンだよ。今は垣根くンの話だ」
垣根「へー。キスされたのか。良かったじゃん。 コンの一方通行さん」
上条「打ち止めってマセてるな。MNWあるからその手の知識凄そうだし…」
一方「うるせェな…だまれェ……」
一方「はァ?女が自分から男の部屋遊びに来たいなんて“●●て下さい”って言ってるようなもンだ」
垣根「いや…違うだろ…。それにあいつはまだガキだぜ?」
一方「女ってのはなァ、俺達が思ってるほどガキじゃねェンだよ…」シミジミ
上条「なんだそれ。お前の実体験か何か?」
垣根「……まさか打ち止めちゃんと何かあったの?」
一方「何もねェよ」
垣根「目を逸らすな真性 コン」
上条「え……お赤飯?」
垣根「マジかよ……あんな幼い子でもできるのかよ……」
一方「一線越えたりするわけねェだろ。成長待てねェほど飢えてねェよ」
上条「キスでもされたのか?」
一方「…………俺の話はどうでもいいンだよ。今は垣根くンの話だ」
垣根「へー。キスされたのか。良かったじゃん。 コンの一方通行さん」
上条「打ち止めってマセてるな。MNWあるからその手の知識凄そうだし…」
一方「うるせェな…だまれェ……」
802: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:31:04.93 ID:/Ki17krp0
垣根「第1位の一方通行さん顔が赤いじゃないですかー」ツンツン
上条「白いから目立ってますよー。学園都市最強の一方通行さん」ツンツン
一方「……」カチッ
上条「スイッチ入れるな!」
垣根「ちょっとからかっただけで、そんな怒るなよ!」
一方「この話は終わりだ。いいなァ?」
上条垣根「「はい」」
一方「そういえばよォ、昨日はあれから二人で帰ったのか?」
垣根「うん」
上条「ラッキーだったな」
一方「やっぱりそうかァ……」
垣根「何だよ?」
一方「初春飾利はオマエに惚れてる可能性がたけェ」
垣根「……」
一方「三下、ロン毛の女を覚えてるか?」
上条「うん」
一方「あいつが俺たちに用があるって言って走ってったよなァ?」
上条「足速いし体力あるしびっくりしたな。お前なんか死にかけてたし」
一方「それが昨日もあった」
上条「また?」
上条「白いから目立ってますよー。学園都市最強の一方通行さん」ツンツン
一方「……」カチッ
上条「スイッチ入れるな!」
垣根「ちょっとからかっただけで、そんな怒るなよ!」
一方「この話は終わりだ。いいなァ?」
上条垣根「「はい」」
一方「そういえばよォ、昨日はあれから二人で帰ったのか?」
垣根「うん」
上条「ラッキーだったな」
一方「やっぱりそうかァ……」
垣根「何だよ?」
一方「初春飾利はオマエに惚れてる可能性がたけェ」
垣根「……」
一方「三下、ロン毛の女を覚えてるか?」
上条「うん」
一方「あいつが俺たちに用があるって言って走ってったよなァ?」
上条「足速いし体力あるしびっくりしたな。お前なんか死にかけてたし」
一方「それが昨日もあった」
上条「また?」
803: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:34:37.52 ID:/Ki17krp0
一方「あれはどう考えてもオマエらを二人にする為だ。強引すぎるけどなァ」
上条「初春さんの友達がそんなことするなんて一方通行の言う通りかもしれないな。良かったな、垣根」
垣根「……」
一方「黙ってねェで何か言え。もしかしてまた否定すンのか?」
垣根「いや、実はな…」
上条「?」
垣根「昨日、あいつに好きなタイプの女を聞かれた」
一方「……」
垣根「それで別れ際に俺の家に来たいって言ったんだ」
上条「それって…」
垣根「勘違いかもしんねーけど、もしかしたらって思ってたんだよ」
一方「そりゃ確実だなァ」
垣根「でもあいつが俺なんかのこと、好きになるのか?」
上条「それだけのことして嫌いってのはないと思うけど…」
垣根「好かれる理由が分からねぇ」
一方「そンなの本人に聞け。俺達が知るわけねェだろ」
垣根「…そうする」
上条「とにかく、ここまで来たらすることは一つだな」
垣根「……そうだな」
一方「オマエにできるのか?ヘタレ野郎」
垣根「分からねぇけど、もう決めたんだよ」
上条「……」
垣根「あいつが家に来たら、告白するって」
一方「へェ…。頑張れヘタレ野郎」
804: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/02(月) 03:35:45.21 ID:/Ki17krp0
垣根「そこで、お前達に手伝ってほしいことがある」
上条「なんだ?俺達にできることなら何でもするぞ?」
一方「さっさと言え」
垣根「部屋の掃除を手伝ってくれ」
一方「はァ?」
上条「お前の部屋って綺麗じゃん」
垣根「リビングはな……そこしか使ってねぇし」
上条「…そういえば俺達もリビングしか見たことないな」
一方「寝室で寝てねェのかよ」
垣根「ソファのが気持ちいいんだよ。…だから寝室が物置きになってる」
上条「……贅沢だ」
垣根「物置きっていうか…ゴミ箱みたいになってる……」
上条「はぁあぁぁぁ!?」
垣根「そんなに怒るなよ」
上条「ふざけんな!ふざけんなよ!!!」
垣根「だから、あいつがうっかりドアなんて開けたらヤバい」
一方「なら、さっさと片付けようぜェ」
垣根「助かる!」
823: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:29:17.29 ID:p7jvGFUn0
―――垣根家
垣根「こんな感じだ」
一方「…これは」
上条「思っていたよりも…」
垣根「一人じゃ無理だと思ってたから本当に助かる」
一方「ベッドが見えねェぞ…」
上条「…そもそも床が見えない」
垣根「ま、頑張ろうぜ」
上条「頑張らなきゃいけないのはお前だろうが!!」
―――数分後
上条「服の脱ぎ捨てが多いぞ!」
垣根「洗うの面倒だからここにほうり投げてたんだ」
一方「ジャンプは溜めこむなよォ……まだハンターが載ってンじゃねェか…」
垣根「捨てるの面倒くさいし…」
上条「これ学校で配られたプリントだろ?ちゃんとしとかなきゃ駄目だろ?」
垣根「そんな物いらねーよ」
上条「じゃあ捨てろよ」
垣根「面倒で、つい」
上条「靴があるんですが…」
垣根「それ履かないからいいんだよ」
上条「だったら捨ればいいだろ…」
垣根「面倒くさいからここに置いておこうと思って」
上条「」ブチッ
垣根「こんな感じだ」
一方「…これは」
上条「思っていたよりも…」
垣根「一人じゃ無理だと思ってたから本当に助かる」
一方「ベッドが見えねェぞ…」
上条「…そもそも床が見えない」
垣根「ま、頑張ろうぜ」
上条「頑張らなきゃいけないのはお前だろうが!!」
―――数分後
上条「服の脱ぎ捨てが多いぞ!」
垣根「洗うの面倒だからここにほうり投げてたんだ」
一方「ジャンプは溜めこむなよォ……まだハンターが載ってンじゃねェか…」
垣根「捨てるの面倒くさいし…」
上条「これ学校で配られたプリントだろ?ちゃんとしとかなきゃ駄目だろ?」
垣根「そんな物いらねーよ」
上条「じゃあ捨てろよ」
垣根「面倒で、つい」
上条「靴があるんですが…」
垣根「それ履かないからいいんだよ」
上条「だったら捨ればいいだろ…」
垣根「面倒くさいからここに置いておこうと思って」
上条「」ブチッ
824: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:32:11.57 ID:p7jvGFUn0
一方「待て!三下落ち着けェ!!」ガシッ
上条「離せ!こいつはブッ飛ばさないと気がすまない!!」ジタバタ
垣根「なんだよ…意味わからねぇ…」
上条「いくら何でもだらしなさ過ぎだ!」
垣根「そう言われても…」
上条「こんなことしてたら、初春さんに嫌われるぞ!!!!」
垣根「!!!」
垣根「す、捨てます!いらない物は全部捨てます!」
上条「さっさとゴミ袋持ってこい。あと服は全部洗濯して干しとけ」
垣根「わかった」スタスタ
上条「……一方通行、何やってんだ?」
一方「 本出てきた」
上条「だからって読むな!掃除進まないだろ!?」
一方「まァ、いいから見てみろって」
上条「あのな!……あ、これいいな」
一方「あいつけっこういい趣味してンなァ…」パラパラ
上条「お前って巨 好きだったっけ? コンだからてっきり貧 好きかと」
一方「俺が見てンのは●じゃねェ。くびれだ」
上条「なるほどな。…こういうポーズいいよな」
一方「俺はこっちのがいい」パラパラ
825: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:34:44.91 ID:p7jvGFUn0
垣根「ゴミ袋持って来たぞ。……お前ら何してるんだ?」
一方「お前の持ってる 本って巨 ばっかじゃねェか」
垣根「!!!!」
上条「お前もこういうの見るんだな」
垣根「見てんじゃねぇよ!!!」
一方「これでxxxxしてンの?」
垣根「うっせぇ!!黙れ!!!」
一方「これを初春飾利が見たらどうなるのかねェ…?」ニヤニヤ
垣根「捨てるに決まってんだろ!!こっち寄こせ!!」
上条「おい、一方通行!xx出てきたぞ!?」
一方「なンだと!?再生しろコラ!」
垣根「見ようとするな!!」
上条「まぁまぁ息抜きも必要ですよ」サイセイ
一方「ちょっとならいいだろォ?」
垣根「そんなことしてたら進まねぇだろ!!」
一方「まァ…座れよ」
垣根「はぁ!?今は掃除を…」
826: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:36:22.51 ID:p7jvGFUn0
TV<あっ…ぃやっ!あ、あぁん…
上条「な、座れよ?」
垣根「……おう」ストン
上条「お前やっぱり巨 好きなの?」
垣根「嫌いではない」
一方「初春飾利はぺったンこじゃン」
垣根「あいつの胸には未来があるんだよ」
一方「メルヘンのくせに良いこと言うじゃねェか」
上条「この女優可愛いな…誰?」
垣根「パッケージに書いてあるだろ?」
上条「……覚えとくか」
垣根「この女優のやつはいいぜ?かなり世話になってる」
上条「別のも気になるな…」
垣根「だったら貸すぜ?」
上条「サンキュー」
一方「オマエらうるせェよ。黙れ」
827: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:38:20.73 ID:p7jvGFUn0
上条「……」
垣根「……」
一方「……」
上条「……」
垣根「……」
一方「……」
上条「……トイレ借りても良いでせうか?」
垣根「汚すな。手洗え」
上条「おう」
―――数時間後
垣根「おいおい、何で掃除がxx鑑賞になってんだコラ」
一方「てめェがあンなの持ってるのが悪いンだろうがクソ」
上条「お前らもきっちり致してたくせにそんなこと言うなよ」
垣根「…今日はもうやる気でねぇな」
一方「そうだなァ。明日やればいいだろ」
上条「本当に借りてもいいのか?」
垣根「インデックスちゃんにバレるなよ?」
上条「そんなヘマはしない。大丈夫だ」
垣根「じゃあまた明日頼むな」
上条「おう」
828: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:39:34.87 ID:p7jvGFUn0
一方「明日は強力な助っ人連れて来てやンよ」
垣根「…は?」
一方「楽しみに待っとけ」
垣根「わかったよ…」
バタン
垣根「…全然進まなかったな」
垣根「洗濯はするか…」
垣根「あとは 本とジャンプをまとめて…」
ピロリーン
垣根「ん?」
---------------------------------------
【From】初春飾利
【Sub】 無題
---------------------------------------
お掃除進んでますか?
楽しみにしてるんで頑張って下さいね!
---------------------------------------
垣根「」
垣根「……」メルメル
垣根「…………」
829: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:40:53.47 ID:p7jvGFUn0
―――帰り道
一方「はァー…疲れた」
上条「何もやってないけどな」
一方「いや、なにはしただろ」
上条「……垣根に申し訳ない」
一方「あいつがわりィ。使え過ぎンのを持ってるのがわりィ」
上条「確かに」
一方「俺達は女と同居してンだぜェ?満足にできねェ不便さをあいつも知るべきだァ」
上条「一人暮らしってし放題か…羨ましい……」
一方「あァー…腹減ったなァ…ファミレスでも寄ろうぜェ」
上条「いいな。肉食べたいな、肉」
一方「決まりだなァ」
一方「はァー…疲れた」
上条「何もやってないけどな」
一方「いや、なにはしただろ」
上条「……垣根に申し訳ない」
一方「あいつがわりィ。使え過ぎンのを持ってるのがわりィ」
上条「確かに」
一方「俺達は女と同居してンだぜェ?満足にできねェ不便さをあいつも知るべきだァ」
上条「一人暮らしってし放題か…羨ましい……」
一方「あァー…腹減ったなァ…ファミレスでも寄ろうぜェ」
上条「いいな。肉食べたいな、肉」
一方「決まりだなァ」
830: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:42:39.50 ID:p7jvGFUn0
―――ファミレス
初春「ちょっ!佐天さん、勝手に送らないで下さいよ!」
佐天「いいじゃない。本心でしょ?」
フォーリンラブ 15ノハルニデアッテイライ~♪
---------------------------------------
【From】垣根帝督
【Sub】 無題
---------------------------------------
ごめんなさい
---------------------------------------
初春「…なんで謝ってるんですかね?」
白井「きっと掃除途中に 本でも出てきたんですの」
佐天「それで右手と浮気してたんですね。だから謝ってるんですね」
初春「勝手なこと言わないで下さい!!」
御坂「掃除が進んでないだけよ。そんなことないって」
初春「汚くても気にしないのに……」
佐天「向こうが気にするんでしょ。それにしても初春は大胆だなぁ…」
初春「そうですか?」
御坂「…好きな人の家に行きたいなんて普通言えないわ」
初春「でも行きたくて仕方なかったんで、つい…」
白井「……無防備過ぎますの」
初春「へ?」
初春「ちょっ!佐天さん、勝手に送らないで下さいよ!」
佐天「いいじゃない。本心でしょ?」
フォーリンラブ 15ノハルニデアッテイライ~♪
---------------------------------------
【From】垣根帝督
【Sub】 無題
---------------------------------------
ごめんなさい
---------------------------------------
初春「…なんで謝ってるんですかね?」
白井「きっと掃除途中に 本でも出てきたんですの」
佐天「それで右手と浮気してたんですね。だから謝ってるんですね」
初春「勝手なこと言わないで下さい!!」
御坂「掃除が進んでないだけよ。そんなことないって」
初春「汚くても気にしないのに……」
佐天「向こうが気にするんでしょ。それにしても初春は大胆だなぁ…」
初春「そうですか?」
御坂「…好きな人の家に行きたいなんて普通言えないわ」
初春「でも行きたくて仕方なかったんで、つい…」
白井「……無防備過ぎますの」
初春「へ?」
831: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:44:27.02 ID:p7jvGFUn0
白井「自分から遊びに行くなんて抱いて下さいって言ってるようなもんですの」
初春「違いますよ!!」
佐天「…でも密室で二人きりだったらあるかもよ?」
初春「そんなことないですよ…」
御坂「……今回ばかりは二人が正しいかも」
初春「御坂さんまで…」
御坂「その、だって……垣根さんってそういうの慣れてそうだし……」
初春「…でも…ないですよ」
佐天「だって家よ?」
初春「……す」
白井「なんですの?」
初春「もしそうなったとしても、別に構わないです……」
御坂「!!」
佐天「oh…」
白井「なんと」
832: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:45:39.77 ID:p7jvGFUn0
初春「でもそんなこと絶対ありえないですよ」
白井「だから、彼は初春のことを…」
初春「だって…私の体って、魅力ないですし……」
白井「……」
初春「御坂さんなら私の気持ちわかりますよね?」
御坂「すっっっっごくわかるわ」
佐天「胸がなくても があるじゃない」
白井「ですの。 があれば入りますの」
初春「二人とも馬鹿なんじゃないですか!!?」ベチッ
御坂「何言ってんのよ!?」ベシッ
佐天「いてっ」
白井「ぁんっ…」
御坂「……何その反応」ドンビキ
初春「とにかく!そんなことはありえません!」
佐天「そうかなー…」
833: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:48:21.48 ID:p7jvGFUn0
初春「その話は終わりです!今日は遊びに行く時どういう服装で行くかを相談したいんですよ」
御坂「そうよね…部屋に行くわけだし…気合入るわよね」
白井「 着が必要ですわ」
佐天「男の人って白が好きらしいですよ」
初春「いい加減そっちから離れて下さい」
御坂「初春さんはどういう格好で行きたいの?」
初春「ワンピース、ですかね」
佐天「いいんじゃない」
初春「実は垣根さんがワンピース似合う子が好きって言ってたので、一緒に選んで欲しいんです」
御坂「なるほどね」
初春「自分では似合ってるかどうかって分からないので」
白井「…それってただ初春のことを言ってるだけじゃ」コゴエ
佐天「垣根さんって回りくどいですね。お前が好きだ、くらい言えないんですかね」コゴエ
白井「自分からは告白しないタイプとかじゃないですの?」コゴエ
佐天「いや、ヘタレなだけかもしれませんよ」コゴエ
御坂「じゃあ買い行きましょうよ。今日は時間ないし、明日にでもどう?」
初春「あ…でも、まだ遊びに行く日が決まってないので…」
御坂「じゃあ決まってからのほうがいいわね」
初春「はい。そしたら頼みますね」
834: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/05(木) 01:49:57.01 ID:p7jvGFUn0
カランカラン
店員「いらっしゃいませー。何名様ですか?」
上条「二人です」
店員「あちらのお席どうぞ」
上条「はい」
一方「おい…あれって……」
上条「ん?…御坂じゃないか」
御坂「え!」
白井「げ…」
店員「いらっしゃいませー。何名様ですか?」
上条「二人です」
店員「あちらのお席どうぞ」
上条「はい」
一方「おい…あれって……」
上条「ん?…御坂じゃないか」
御坂「え!」
白井「げ…」
853: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) 2011/05/05(木) 20:37:03.95 ID:D01Zytqx0
更新乙!今回も面白かった!
にしても出会うのか。てっきり
佐天「あ、あれって一方通行きゅんじゃ!?」
御坂(きゅん?)
上条「にしても垣根も良い加減初春さんに告白すれば良いのにな」
御白初佐「!?」
一方「あぁ、流石にヘタレ過ぎだろ。折角両思いだってのによォ」
御白初佐「!!!」
上条「まぁどうせ次会ったら告白するんだし良いんzy「えぇーーー!?///」」
上一「!?」
御坂「ちょ!く、黒子!初春さんをテレポートして!」
黒子「は、はいですの!」ヒュン
上条「あ、なんだ御坂達か。どうしたんだ?急に騒いだりして」
御坂「い、いや、その、偶々アンタ達に会ったから驚いちゃって!」
一方「・・・フーン。ところで今日は初春さンとパンダメントはいないのか?」
御坂「きょ、今日はジャッジメントの仕事が忙しいらしくて!ね、佐天さん!?(・・・パンダメント?)」
佐天「そ、そうなんですよ!誘ったんですけどどうしても無理だって!(・・・パンダメント?)」
上条「そうなのか」
上一(危ねぇ、余計な事するとこだった)
にしても出会うのか。てっきり
佐天「あ、あれって一方通行きゅんじゃ!?」
御坂(きゅん?)
上条「にしても垣根も良い加減初春さんに告白すれば良いのにな」
御白初佐「!?」
一方「あぁ、流石にヘタレ過ぎだろ。折角両思いだってのによォ」
御白初佐「!!!」
上条「まぁどうせ次会ったら告白するんだし良いんzy「えぇーーー!?///」」
上一「!?」
御坂「ちょ!く、黒子!初春さんをテレポートして!」
黒子「は、はいですの!」ヒュン
上条「あ、なんだ御坂達か。どうしたんだ?急に騒いだりして」
御坂「い、いや、その、偶々アンタ達に会ったから驚いちゃって!」
一方「・・・フーン。ところで今日は初春さンとパンダメントはいないのか?」
御坂「きょ、今日はジャッジメントの仕事が忙しいらしくて!ね、佐天さん!?(・・・パンダメント?)」
佐天「そ、そうなんですよ!誘ったんですけどどうしても無理だって!(・・・パンダメント?)」
上条「そうなのか」
上一(危ねぇ、余計な事するとこだった)
854: 続き 2011/05/05(木) 20:37:52.21 ID:D01Zytqx0
黒子「ふぅ、危ない所でしたの。初春、大丈夫でして?」
初春「」
黒子「すっかり放心してますの・・・。まぁ無理もありませんが。初春!初春!」
初春「!し、白井さん!?」
黒子「取り敢えず彼らに気付かれる前にテレポートしましたの。」
初春「そ、そうですか・・・。って、あ、あの二人が言ってた事って!///」
黒子「垣根さんが初春の事を好きで、しかも次会った時にはこくはk」
初春「わー!一々言わなくてもいいですよ!わ、私はどうすれば・・・///」
黒子「調度良い機会じゃありませんの。ただ告白されるのを待って返事をすれば良いだけですの」
初春「そ、そんな事言われても・・・。どんな顔して会えば良いか分かんないですよ・・・。」
黒子「普通にしてれば良いんですの。ほら、折角のチャンスなんですから、しっかりするんですの」
初春「そ、そうですよね!私頑張ります!」
初春「」
黒子「すっかり放心してますの・・・。まぁ無理もありませんが。初春!初春!」
初春「!し、白井さん!?」
黒子「取り敢えず彼らに気付かれる前にテレポートしましたの。」
初春「そ、そうですか・・・。って、あ、あの二人が言ってた事って!///」
黒子「垣根さんが初春の事を好きで、しかも次会った時にはこくはk」
初春「わー!一々言わなくてもいいですよ!わ、私はどうすれば・・・///」
黒子「調度良い機会じゃありませんの。ただ告白されるのを待って返事をすれば良いだけですの」
初春「そ、そんな事言われても・・・。どんな顔して会えば良いか分かんないですよ・・・。」
黒子「普通にしてれば良いんですの。ほら、折角のチャンスなんですから、しっかりするんですの」
初春「そ、そうですよね!私頑張ります!」
855: 続き 2011/05/05(木) 20:38:29.16 ID:D01Zytqx0
数日後、垣根宅
垣根「おう、初春!初春!」
初春「ふぇ!?///な、なんですか!?///」
垣根「なんですか!?じゃねえっての。何ボーっとしてんだよ。しっかり死んでるし。」
初春「あ、す、すいません・・・。」
初春(やっぱり無理ですよ!///分かってても、寧ろ分かってるから意識しちゃいますって!///)
垣根(やっぱりボーっとしてんな。顔も赤いし。・・・もしかして風邪か?)
垣根「おい」
初春「は、はい!なんでs・・・」
ピト
初春(!!!///)
垣根「やっぱり少し熱っぽいな。何無理してんだよ」
初春(ちょ!ち、ちか!///というか垣根さん手大きい・・・///って違いますって!///)
初春「ち、違います!こ、これは・・・。これは・・・、そ、その・・・///」
垣根「何が違うんだよ。お前が大丈夫って言ってもこっちが気を遣うっての」ヒョイ
初春(!?こ、これってお姫様抱っこじゃないですか!///)
垣根「ほら、良いからひとまずベッドで寝てろっての」
初春(そ、そんなもうベッドインだなんて、幾ら何でも早すぎ・・・、って何を考えてるんですか私はあああ!///)
初春(うわーん!佐天さーん!白井さーん!御坂さーん!誰でも良いから助けてー!)
垣根「おう、初春!初春!」
初春「ふぇ!?///な、なんですか!?///」
垣根「なんですか!?じゃねえっての。何ボーっとしてんだよ。しっかり死んでるし。」
初春「あ、す、すいません・・・。」
初春(やっぱり無理ですよ!///分かってても、寧ろ分かってるから意識しちゃいますって!///)
垣根(やっぱりボーっとしてんな。顔も赤いし。・・・もしかして風邪か?)
垣根「おい」
初春「は、はい!なんでs・・・」
ピト
初春(!!!///)
垣根「やっぱり少し熱っぽいな。何無理してんだよ」
初春(ちょ!ち、ちか!///というか垣根さん手大きい・・・///って違いますって!///)
初春「ち、違います!こ、これは・・・。これは・・・、そ、その・・・///」
垣根「何が違うんだよ。お前が大丈夫って言ってもこっちが気を遣うっての」ヒョイ
初春(!?こ、これってお姫様抱っこじゃないですか!///)
垣根「ほら、良いからひとまずベッドで寝てろっての」
初春(そ、そんなもうベッドインだなんて、幾ら何でも早すぎ・・・、って何を考えてるんですか私はあああ!///)
初春(うわーん!佐天さーん!白井さーん!御坂さーん!誰でも良いから助けてー!)
865: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 02:50:25.51 ID:ZgNvTLGJ0
上条「偶然だな」
初春「こんにちは」ペコリ
佐天「どうも」
一方「……近くの席でも構わねェかァ?」
御坂「いいわよ」
佐天(二人でファミレス…デートか…)
初春(放課後にファミレスなんてデート以外考えられないですね…)
上条「4人って仲良いんだな」
白井「貴方達3人も仲良しですの。今日は垣根さんは居ないんですのね」
一方「あいつは部屋の掃除してる」
初春「そうなんですか…」
上条「頑張ってたよな」
初春「……」
御坂「あんたも手伝ってあげればいいじゃない。友達なんでしょ?」
上条「…手伝ってたんだよ」
一方「……でも、なァ…」
白井「何かあったんですの?」
一方「飽きただけだ」アセアセ
上条「俺達が居ると逆に邪魔しちまうしな!」アセアセ
御坂「それ駄目じゃない…」
初春「こんにちは」ペコリ
佐天「どうも」
一方「……近くの席でも構わねェかァ?」
御坂「いいわよ」
佐天(二人でファミレス…デートか…)
初春(放課後にファミレスなんてデート以外考えられないですね…)
上条「4人って仲良いんだな」
白井「貴方達3人も仲良しですの。今日は垣根さんは居ないんですのね」
一方「あいつは部屋の掃除してる」
初春「そうなんですか…」
上条「頑張ってたよな」
初春「……」
御坂「あんたも手伝ってあげればいいじゃない。友達なんでしょ?」
上条「…手伝ってたんだよ」
一方「……でも、なァ…」
白井「何かあったんですの?」
一方「飽きただけだ」アセアセ
上条「俺達が居ると逆に邪魔しちまうしな!」アセアセ
御坂「それ駄目じゃない…」
866: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 02:52:02.08 ID:ZgNvTLGJ0
初春(“俺達が居る”と邪魔って……)
初春(それってつまり、垣根さんの部屋でイチャつくのを我慢できないってことじゃ……!)
初春(焦ってるし…これは当たりですね!)
初春(人前でイチャつくなんて、本当にこの二人は相思相愛だなぁwwww)
初春(次の新刊は相思相愛のヤキモチネタで決定ですね!)ハァハァ
佐天「…初春?」
初春「はっ!」
佐天「今、もしかして…」ボソボソ
初春「大丈夫です!平気です!」ボソボソ
初春(駄目だ!しっかりしないと…!)
白井「……」
上条「肉と米でいいや」
一方「俺は肉だけでいい」ピンポーン
上条「お前らは?」
御坂「私達はもう済ませてあるわ」
店員「お待たせいたしました。ご注文は?」
一方「これとこれとドリングバー2つ」
店員「少々お待ち下さいませ」
一方「ジュース取って来る」
上条「俺が行くって。お前杖付いてんだから待ってろよ」
一方「…わりィ」
上条「気にすんなよ」
佐天「………!!」
初春(これは…!!)
867: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 02:54:11.24 ID:ZgNvTLGJ0
御坂「…あ、あいつってけっこう優しい所あるのね」
一方「なンだァ?惚れ直したかァ?」ニヤニヤ
御坂「な!なな何言ってんのよ!?」
白井「…くそざるがぁ……!!」ギリギリ
一方「え…なにこいつゥ…」ドンビキ
佐天「気にしないで下さい」
上条「ほら、コーヒー」
一方「どうもォ」
上条「何の話してたんだ?」
御坂「何でもないわよ!!?」
一方「三下は優しくて格好いいって話をしてたンだよ」
上条「へ?」
一方「なァ?御坂さン?」ニヤニヤ
御坂「な!なななな……」アワアワ
上条「…なんか意味分からないけど白井は大丈夫なのか…?」
白井「うぎぎぎくぐぬぅふぅうう…」ギリギリ
一方「女子中学生が発する音じゃねェぞ…」
上条「あと、そっちの二人は机に突っ伏して震えてるけど…」
佐天(やべぇぇぇ!!なんだこの破壊力!!?)
初春(一方通行きゅんが上条さんのことを格好いいって!!!)
佐天(優しくてってのがやらしくてに聞こえたしwwwwwぱねぇwww)
初春(意地悪そうな笑みも可愛いぃぃいいぃ!!小悪魔!小悪魔一方通行きゅんですぅ!!!)
白井「…ういはる」
初春「へ?」
白井「あなた、止めるって言ってたじゃないですの…」
初春「はっ!」
一方「なンだァ?惚れ直したかァ?」ニヤニヤ
御坂「な!なな何言ってんのよ!?」
白井「…くそざるがぁ……!!」ギリギリ
一方「え…なにこいつゥ…」ドンビキ
佐天「気にしないで下さい」
上条「ほら、コーヒー」
一方「どうもォ」
上条「何の話してたんだ?」
御坂「何でもないわよ!!?」
一方「三下は優しくて格好いいって話をしてたンだよ」
上条「へ?」
一方「なァ?御坂さン?」ニヤニヤ
御坂「な!なななな……」アワアワ
上条「…なんか意味分からないけど白井は大丈夫なのか…?」
白井「うぎぎぎくぐぬぅふぅうう…」ギリギリ
一方「女子中学生が発する音じゃねェぞ…」
上条「あと、そっちの二人は机に突っ伏して震えてるけど…」
佐天(やべぇぇぇ!!なんだこの破壊力!!?)
初春(一方通行きゅんが上条さんのことを格好いいって!!!)
佐天(優しくてってのがやらしくてに聞こえたしwwwwwぱねぇwww)
初春(意地悪そうな笑みも可愛いぃぃいいぃ!!小悪魔!小悪魔一方通行きゅんですぅ!!!)
白井「…ういはる」
初春「へ?」
白井「あなた、止めるって言ってたじゃないですの…」
初春「はっ!」
868: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 02:56:12.17 ID:ZgNvTLGJ0
一方「初春さン」
初春「な、なんですか?」
一方「今度、垣根の家遊びに行くンだろ?」
初春「はい。……何で知ってるんですか?」
一方「本人から聞いたンだよ」
上条「そういえばあいつって食生活偏ってるよな」
一方「だよなァ…カップ麺とか冷凍食品ばっかりだ…」
初春「…そうなんですか」
御坂「一人暮らしの男の人だとそうなっちゃうのかしらね」
佐天(なんでそんなに詳しいんだよwwwwwww)プルプル
白井「……佐天さん」
上条「だからさ初春さんが行った時、何か作ってやってくれないか?」
初春「へ!?」
御坂「いいじゃない。やってあげなよ」
初春「え…でも……」
上条「あいつ喜ぶと思うぞ?手料理なんて滅多に食べたことないみたいだし」
一方「三下が適当に作った野菜炒めで喜ぶやつだからなァ…」
佐天(男が男の為に料理作るとかwwwwwやめろ萌えるwwww)ハァハァ
白井「いい加減戻って来て下さいですの」ユサユサ
一方「ン?そいつ体調でもわりィのか?突っ伏したままだけど…」
白井「体調は悪くないですの。悪いのは頭ですの」
一方「変 な白井さンに言われるなンて相当だな」
白井「失礼な!!」
初春「な、なんですか?」
一方「今度、垣根の家遊びに行くンだろ?」
初春「はい。……何で知ってるんですか?」
一方「本人から聞いたンだよ」
上条「そういえばあいつって食生活偏ってるよな」
一方「だよなァ…カップ麺とか冷凍食品ばっかりだ…」
初春「…そうなんですか」
御坂「一人暮らしの男の人だとそうなっちゃうのかしらね」
佐天(なんでそんなに詳しいんだよwwwwwww)プルプル
白井「……佐天さん」
上条「だからさ初春さんが行った時、何か作ってやってくれないか?」
初春「へ!?」
御坂「いいじゃない。やってあげなよ」
初春「え…でも……」
上条「あいつ喜ぶと思うぞ?手料理なんて滅多に食べたことないみたいだし」
一方「三下が適当に作った野菜炒めで喜ぶやつだからなァ…」
佐天(男が男の為に料理作るとかwwwwwやめろ萌えるwwww)ハァハァ
白井「いい加減戻って来て下さいですの」ユサユサ
一方「ン?そいつ体調でもわりィのか?突っ伏したままだけど…」
白井「体調は悪くないですの。悪いのは頭ですの」
一方「変 な白井さンに言われるなンて相当だな」
白井「失礼な!!」
869: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 02:58:40.38 ID:ZgNvTLGJ0
上条「話戻るけど、初春さんは得意料理とかある?」
初春「特には…簡単な物しか作れないので…」
上条「なら平気だ。あいつカレー大好きだし。それなら簡単だろ?」
初春「はい……できると思います」
上条「あとハンバーグも好きだな。ファミレスだといつも食ってる」
初春(カレーとハンバーグが好きって子どもみたいですね。可愛いなぁ…)キュン
佐天(チャラいイケメンの好物がwwwwカレーwwハンバーグww似合わねぇwwww)プルプル
白井「佐天さん…」ヒュン
御坂「なんでいきなりテレポートさせたの?」
白井「ウザいからトイレに飛ばしましたわ」
御坂「…?」
初春「……じゃ、じゃあやってみます」
上条「それと買い物行くならこのスーパーがお勧めかな」チラシドウゾ
初春「は、はい」ドウモ
佐天「はぁ…やっと落ち着いたわ。白井さんすいません」
白井「貴方のテンションが上がったら何度でも飛ばしますの」
御坂「?」
一方「一人で買い物行くンじゃねェぞ?あいつ連れて荷物持ちでもさせてやれ」
初春「あ、はい」
初春「特には…簡単な物しか作れないので…」
上条「なら平気だ。あいつカレー大好きだし。それなら簡単だろ?」
初春「はい……できると思います」
上条「あとハンバーグも好きだな。ファミレスだといつも食ってる」
初春(カレーとハンバーグが好きって子どもみたいですね。可愛いなぁ…)キュン
佐天(チャラいイケメンの好物がwwwwカレーwwハンバーグww似合わねぇwwww)プルプル
白井「佐天さん…」ヒュン
御坂「なんでいきなりテレポートさせたの?」
白井「ウザいからトイレに飛ばしましたわ」
御坂「…?」
初春「……じゃ、じゃあやってみます」
上条「それと買い物行くならこのスーパーがお勧めかな」チラシドウゾ
初春「は、はい」ドウモ
佐天「はぁ…やっと落ち着いたわ。白井さんすいません」
白井「貴方のテンションが上がったら何度でも飛ばしますの」
御坂「?」
一方「一人で買い物行くンじゃねェぞ?あいつ連れて荷物持ちでもさせてやれ」
初春「あ、はい」
870: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:00:05.70 ID:ZgNvTLGJ0
佐天「何の話?」
初春「えっと、お勧めのスーパーを教えてもらってたんです」
佐天「なるほどね。二人で買いに行くわけか…」
上条「俺がよく行ってる所なんだ。前は一方通行とよく一緒に行ってたんだけど」
佐天(ブホォwwwスーパーで買い物!?夫婦かwwwwww)
白井「……」ヒュン
御坂「また?」
白井「気にしないで下さいまし。彼女はお腹の調子が悪いみたいですの」
御坂「佐天さん大丈夫かな…」
白井「もう駄目ですの手遅れですの」
御坂「え」
店員「お待たせいたしました。若鶏のグリルとライスのお客様」
上条「はい」
店員「リブステーキのお客様」
一方「ン」
店員「以上でよろしいでしょうか?」
上条「はい」
店員「ごゆっくりどうぞ」スタスタ
上条一方「「いただきまーす」」
初春「えっと、お勧めのスーパーを教えてもらってたんです」
佐天「なるほどね。二人で買いに行くわけか…」
上条「俺がよく行ってる所なんだ。前は一方通行とよく一緒に行ってたんだけど」
佐天(ブホォwwwスーパーで買い物!?夫婦かwwwwww)
白井「……」ヒュン
御坂「また?」
白井「気にしないで下さいまし。彼女はお腹の調子が悪いみたいですの」
御坂「佐天さん大丈夫かな…」
白井「もう駄目ですの手遅れですの」
御坂「え」
店員「お待たせいたしました。若鶏のグリルとライスのお客様」
上条「はい」
店員「リブステーキのお客様」
一方「ン」
店員「以上でよろしいでしょうか?」
上条「はい」
店員「ごゆっくりどうぞ」スタスタ
上条一方「「いただきまーす」」
871: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:01:48.16 ID:ZgNvTLGJ0
初春「上手くできますかね…」
佐天「大丈夫よ。カレーなんてよく作ってるじゃない」
白井「戻ってくるの早いですの」
初春「でも、食べてもらうやつだし…失敗しちゃったら…」
佐天「平気だって。垣根さんだったらコゲも美味しそうに食べてくれるわ」
上条「これって…やっぱり…だよな?」ボソボソ
一方「確実だ」ボソボソ
一方「それにロン毛の態度見る限り、周りの女どもはあいつの気持ちに勘づいてるな」ボソボソ
上条「まぁ…あいつもわかりやすいし…」ボソボソ
御坂「なにコソコソしてんのよ」
一方「別になンでもねェよ」
初春「…頑張らないと駄目ですね」
初春(カレーもそうだけど、妄想もやめなくちゃ…!)
初春(垣根さんだって部屋の掃除を頑張ってるんですし、私も頑張らないと…!)
一方「あと初春さン」
初春「はい?」
一方「気をつけろよォ?」
初春「何にですか?」
872: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:03:09.61 ID:ZgNvTLGJ0
一方「襲われないように、だよ」ニヤニヤ
初春「え!?え、…はぁ!?」アセアセ
御坂「ちょ!?何言ってんのよ!」
一方「冗談だよォ冗談」
上条「まぁそれはないだろ。だってあいつ…」モゴ
一方「それは言うな」
佐天「!!!!!」
初春「!!」
上条「口が滑りそうなった。危ない危ない」
初春(一方通行きゅんが上条さんの口におててを!手を!!)
初春(駄目です!止めるって決めたじゃないですか!)
初春(この二人は彼の友達で…!二人のBLなんて…)
初春「……」
初春(二人が仲良くしててヤキモチとか焼いたら可愛いですよねwww)
初春(って、全然違う!そうじゃなくて!!)
初春(……好きな人のBL妄想しちゃうなんて、最低です)
御坂「初春さん大丈夫?俯いちゃって…」
初春「大丈夫です…」
873: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:04:34.18 ID:ZgNvTLGJ0
方「もしかして、さっきので動揺したのかァ?」
初春「まぁ…そんな感じです」
一方「へェ。初春さンって可愛いンだな」
初春「一方通行さんの方が可愛いですよ!」
一方「はァ?俺が可愛い?」
初春「はっ!いやなんでもないです!!」
初春(やめるって決心したのに…全然駄目だなぁ…)シュン
御坂(……初春さん、一方通行のこと可愛いと思うんだ)
御坂「……」
御坂(確かに…一方通行って肌白いし…髪サラサラだし…細いし…か、可愛いかも)
御坂「!!!」
御坂(もしかして…こいつ…私より細いんじゃ…!)
一方「なンだよ…ジロジロ見やがって…」
御坂(それに…この二人って仲良いし…もしかしたら、本当に……)
上条「御坂、どうかしたか」
御坂「ねぇ…」
上条「ん?」
御坂「あんた達って、その…ホ なの?」
佐天「!!!」
白井「お姉さま!?」
初春「御坂さん!?」
上条「…は?」
一方「はァっ!?」
874: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:05:43.56 ID:ZgNvTLGJ0
御坂「いや、ないわよね!?ごめんごめん」
一方「テメェふざけンなよ!!!!気色わりィこと言ってンじゃねェェェェ!!!」ブチギレ
御坂「ごめんってば」
一方「いくらオマエでもスクラップに…」ガタッ
バシャッ
一方「あつゥっ!」
上条「いきなり立つからだろ…コーヒーなんて染みになるぞ」フキフキ
一方「こいつがふざけたこと言うのがわりィ!」プンプン
御坂「ごめんって言ってるじゃない。そんなに怒ることじゃないでしょ?」
上条「おい!一方通行動くなって!拭けないだろ」
一方「わりィ…」
白井「お姉さまいきなり何を…」
御坂「いやー…ちょっとね」
上条「ありえないって。俺好きな子居るし」
御坂「え」
上条「嘘だけど」
御坂「びっくりさせないでよ!!」
875: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:07:04.56 ID:ZgNvTLGJ0
初春(上条さんが一方通行きゅん拭いてあげてるwwww)
初春(それくらい自分でやればいいのにwww)
初春(上条さんが居ないと駄目なんだなぁwww可愛いww)
初春(つまり上条さんが居ないと生きていけない体なんですねwwww)
初春(言うことも素直に聞いてるしwww大好きなんだなぁwww)
初春(はっ!?私はまた……)
初春「……」
一方「ったく。ホ なンて気持ちわりィンだよ…」
佐天「ごめんなさい」ペコリ
一方「?」
初春(やめるって言ったばっかりなのに……)
初春「すいません」ガタッ
佐天「ういはる?」
初春「これ、私の分の代金です」チャリン
佐天「へ?」
初春「私、先に失礼します!」ダッシュ
御坂「え?」
白井「……」
佐天「あたしが追いかけますね!お金は後日渡します!」ダッシュ
一方「どうしたんだ?」
上条「さぁ?」
876: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:08:26.60 ID:ZgNvTLGJ0
―――外
佐天「初春待って!」ガシッ
初春「…っ…」
佐天「どうしたの?いきなり」
初春「……」
佐天「…あっち座ろ?」
初春「すいません…」
佐天「大丈夫?」
初春「私、すっごくダメです…!」
佐天「……」
初春「やめるって決めたのに…!駄目なんです!」
初春「気付くと妄想してるんです!新刊のこと考えてるんです!」
佐天「初春…」
初春「手伝って下さい!」
佐天「へ?」
初春「今から、家にある腐関連の物を全て片付けます」
佐天「本当に言ってるの?」
初春「はい!このままじゃ駄目なんです」
佐天「わかった」
―――初春家
初春「さて、やりますか」
佐天「原稿はどうするの?」
初春「もちろん、全部捨てます」
佐天「え!勿体ないよ!」
初春「駄目です。手元にあると、駄目なんです」
佐天「…じゃあ、私が持っててもいい?」
初春「……いいですけど、絶対私の目に触れない所に置いて下さい」
佐天「わかった」
初春「じゃあ、やりましょうか」
佐天「初春待って!」ガシッ
初春「…っ…」
佐天「どうしたの?いきなり」
初春「……」
佐天「…あっち座ろ?」
初春「すいません…」
佐天「大丈夫?」
初春「私、すっごくダメです…!」
佐天「……」
初春「やめるって決めたのに…!駄目なんです!」
初春「気付くと妄想してるんです!新刊のこと考えてるんです!」
佐天「初春…」
初春「手伝って下さい!」
佐天「へ?」
初春「今から、家にある腐関連の物を全て片付けます」
佐天「本当に言ってるの?」
初春「はい!このままじゃ駄目なんです」
佐天「わかった」
―――初春家
初春「さて、やりますか」
佐天「原稿はどうするの?」
初春「もちろん、全部捨てます」
佐天「え!勿体ないよ!」
初春「駄目です。手元にあると、駄目なんです」
佐天「…じゃあ、私が持っててもいい?」
初春「……いいですけど、絶対私の目に触れない所に置いて下さい」
佐天「わかった」
初春「じゃあ、やりましょうか」
877: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:10:38.04 ID:ZgNvTLGJ0
―――ファミレス
上条「初春さんどこ行っちゃったんだろうな…」
一方「分からねェな…」
御坂(私が変なこと言っちゃったからかな…)
白井「きっとカレー作りの練習しに帰ったんですの。心配は無用ですわ」
上条「なるほど」
一方「…なァ」
白井「はい?」
一方「初春さンって垣根のこと好きだよな?」
白井「見たままですの」
一方「オマエらは垣根が初春さンに惚れてんの気付いてンだろ?」
白井「やっぱりそうでしたか」
一方「初春さンは何を悩ンでる?」
白井「…なんでそんなこと聞きますの?」
一方「告白しても断られない保証があるのに、妙に逃げ腰だ…」
白井「お気づきでしたか。流石は1位ですの」
上条(…全然気付かなかった)
上条「初春さんどこ行っちゃったんだろうな…」
一方「分からねェな…」
御坂(私が変なこと言っちゃったからかな…)
白井「きっとカレー作りの練習しに帰ったんですの。心配は無用ですわ」
上条「なるほど」
一方「…なァ」
白井「はい?」
一方「初春さンって垣根のこと好きだよな?」
白井「見たままですの」
一方「オマエらは垣根が初春さンに惚れてんの気付いてンだろ?」
白井「やっぱりそうでしたか」
一方「初春さンは何を悩ンでる?」
白井「…なんでそんなこと聞きますの?」
一方「告白しても断られない保証があるのに、妙に逃げ腰だ…」
白井「お気づきでしたか。流石は1位ですの」
上条(…全然気付かなかった)
878: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:12:14.54 ID:ZgNvTLGJ0
白井「でも初春の悩みを知った所で貴方にできることなんて何もないですの」
一方「そンなことは分かってる」
白井「初春の悩みは他人から見れば、とってもくだらないものですの」
白井「でも今までの彼女にとってはそれが全てでしたの」
白井「それが人生の意味、生きがいでしたの」
白井「でも彼が現れてそうじゃなくなった。だから戸惑い苦しんでるんですわ」
上条「…よく分からん」
白井「わたくしが言えるのはここまでですの」
一方「……つーか俺達が聞いていいことじゃねェよな…わりィ」
白井「別に平気ですの。今のでは分からなかったと思いますし」
御坂「…私は垣根さんなら平気だと思うんだけど」
上条「平気…?」
御坂「いや、何でもないわ!」
白井「それと、垣根さんにお伝えして欲しいことがあるんですの」
一方「なンだ?」
一方「そンなことは分かってる」
白井「初春の悩みは他人から見れば、とってもくだらないものですの」
白井「でも今までの彼女にとってはそれが全てでしたの」
白井「それが人生の意味、生きがいでしたの」
白井「でも彼が現れてそうじゃなくなった。だから戸惑い苦しんでるんですわ」
上条「…よく分からん」
白井「わたくしが言えるのはここまでですの」
一方「……つーか俺達が聞いていいことじゃねェよな…わりィ」
白井「別に平気ですの。今のでは分からなかったと思いますし」
御坂「…私は垣根さんなら平気だと思うんだけど」
上条「平気…?」
御坂「いや、何でもないわ!」
白井「それと、垣根さんにお伝えして欲しいことがあるんですの」
一方「なンだ?」
879: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:14:06.42 ID:ZgNvTLGJ0
白井「もし、初春を傷つけるようなことをすれば」
上条「すれば?」
白井「 にぶら下がってるもう一人の貴方を太平洋に飛ばしますの」
一方上条「「!!!?」」
一方(●●●を海に捨てるだと…!)ガタブル
上条(悪魔だ!悪魔の発想だ…!)ガタブル
白井「わたくしは本気ですのよ?」
御坂「…あんた」
白井「だってあれだけチャラい殿方ですから、これくらいは警告しておかないと…」
上条「白井。あいつの名誉のために言っておくけど、垣根は絶対そんなことしない」
白井「信用できないですの」
上条「見た目はチャラいけど性格は全然そうじゃない」
白井「……」
上条「あいつ、初春さんのこと本当に好きみたいだし、すっごい大切にすると思う」
白井「そうでしたか…」
御坂「……」
上条「だから、あんまり心配しないでくれ」
白井「わかりましたわ。さて、わたくしはそろそろ行きますの」
御坂「へ?」
白井「お姉さまはここに居ていいですわ。これわたくしと佐天さんの分のお金ですの」チャリン
御坂「何言ってるのよ」
白井「お二人とも、お姉さまを頼みますの」
一方「ン」
上条「わかった」
御坂「へ?」
白井「失礼しますの」ヒュン
880: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:15:23.68 ID:ZgNvTLGJ0
―――数時間後
初春「ふぅ…全部まとまりました」
佐天「元から整理されてたし、そんな時間掛からなかったわね」
ピンポーン
白井「失礼しますの」ガチャ
初春「あれ?白井さん」
白井「いきなり店を出て行ったから驚きましたわ」
初春「すいません…」
白井「まぁ…この段ボールの山を見ればわたくしの予想は当たっていたみたいですの」
佐天「手伝いに来てくれたんですか?」
白井「ですの。これを佐天さんの家に運べばよろしくて?」
初春「すいません…。頼みますね」
白井「本当に、よろしくて?」
初春「はい。お願いします」
白井「もう一度聞きますわよ?本当に良いのですわね」
初春「はい」
白井「……分かりましたわ」
初春「ふぅ…全部まとまりました」
佐天「元から整理されてたし、そんな時間掛からなかったわね」
ピンポーン
白井「失礼しますの」ガチャ
初春「あれ?白井さん」
白井「いきなり店を出て行ったから驚きましたわ」
初春「すいません…」
白井「まぁ…この段ボールの山を見ればわたくしの予想は当たっていたみたいですの」
佐天「手伝いに来てくれたんですか?」
白井「ですの。これを佐天さんの家に運べばよろしくて?」
初春「すいません…。頼みますね」
白井「本当に、よろしくて?」
初春「はい。お願いします」
白井「もう一度聞きますわよ?本当に良いのですわね」
初春「はい」
白井「……分かりましたわ」
881: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:17:10.41 ID:ZgNvTLGJ0
―――数分後
白井「終わりましたの」
佐天「やっぱり能力っていいなぁー」
初春「便利ですね」
白井「それにしても…何も無い部屋になりましたわね…」
初春「私もびっくりですよ。こんなにあったなんて思ってませんでした」
白井「クローゼットとか空っぽですの…」
初春「そうだ!パソコンのお絵かきソフトも全部削除しないと駄目ですね」
佐天「そこまでするの?」
初春「…そこまでしないとやめられないと思うので」カタカタ
白井「……本気なようですのでわたくしは何も言いませんの」
佐天「そうだ。雑誌ここに置いとくね」
初春「ありがとうございます」
佐天「じゃあ私は帰ろうかな。部屋の荷物整理しなきゃだし」
白井「わたくしも帰りますの」
初春「あ、じゃあ途中まで一緒に行きますね」
佐天「別にいいのに」
初春「気にしないで下さい。コンビニに用があるので」
白井「その小さい段ボール…中身はホ 漫画ですわよね?佐天さんの家に持って行かなくていいですの?」
初春「これは…別の子に贈る物なんです」
白井「そうですの」
佐天「じゃあ行こうか」
初春「あと、豆乳買わないといけないですし」
佐天「なんで?」
初春「…なんでもないです」
白井「終わりましたの」
佐天「やっぱり能力っていいなぁー」
初春「便利ですね」
白井「それにしても…何も無い部屋になりましたわね…」
初春「私もびっくりですよ。こんなにあったなんて思ってませんでした」
白井「クローゼットとか空っぽですの…」
初春「そうだ!パソコンのお絵かきソフトも全部削除しないと駄目ですね」
佐天「そこまでするの?」
初春「…そこまでしないとやめられないと思うので」カタカタ
白井「……本気なようですのでわたくしは何も言いませんの」
佐天「そうだ。雑誌ここに置いとくね」
初春「ありがとうございます」
佐天「じゃあ私は帰ろうかな。部屋の荷物整理しなきゃだし」
白井「わたくしも帰りますの」
初春「あ、じゃあ途中まで一緒に行きますね」
佐天「別にいいのに」
初春「気にしないで下さい。コンビニに用があるので」
白井「その小さい段ボール…中身はホ 漫画ですわよね?佐天さんの家に持って行かなくていいですの?」
初春「これは…別の子に贈る物なんです」
白井「そうですの」
佐天「じゃあ行こうか」
初春「あと、豆乳買わないといけないですし」
佐天「なんで?」
初春「…なんでもないです」
882: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/06(金) 03:19:31.16 ID:ZgNvTLGJ0
―――外
初春(妹さんに同人誌贈ったし、これでやることは全部終わりましたね…)
初春「……」
初春「なんか、なぁ…」
初春「……」
初春「帰ってカレー作る練習しようかな…」
―――初春家
初春(本当に何も無い部屋になっちゃいました…)
初春「それだけBL関連しか無かったってことですね」
初春「……」キョロキョロ
初春「……」
初春(…………私の部屋じゃない、みたい)
初春「……」
初春「落ち着きません…」
初春(いつも家で漫画描いたりネッサしたりしてたから…)
初春「暇、ですね」ハァ
初春「…」
―――ったく。ホ なンて気持ちわりィンだよ…
初春(あれが普通の反応なんですよね…)
初春「…わかってるのに」
初春「……」
初春(自分のBLを読んだら、垣根さんだってそう言うに決まってます…)
初春「……」
初春(垣根さんに“気持ち悪い”って言われたら嫌だな…)
初春「だから、絶対に止めないと…!」
初春「……」
初春「……豆乳飲んでみましょうか」
初春(初めて飲むな…)
初春「……」ゴクゴク
初春「あんまり、美味しくないですね…」
初春(妹さんに同人誌贈ったし、これでやることは全部終わりましたね…)
初春「……」
初春「なんか、なぁ…」
初春「……」
初春「帰ってカレー作る練習しようかな…」
―――初春家
初春(本当に何も無い部屋になっちゃいました…)
初春「それだけBL関連しか無かったってことですね」
初春「……」キョロキョロ
初春「……」
初春(…………私の部屋じゃない、みたい)
初春「……」
初春「落ち着きません…」
初春(いつも家で漫画描いたりネッサしたりしてたから…)
初春「暇、ですね」ハァ
初春「…」
―――ったく。ホ なンて気持ちわりィンだよ…
初春(あれが普通の反応なんですよね…)
初春「…わかってるのに」
初春「……」
初春(自分のBLを読んだら、垣根さんだってそう言うに決まってます…)
初春「……」
初春(垣根さんに“気持ち悪い”って言われたら嫌だな…)
初春「だから、絶対に止めないと…!」
初春「……」
初春「……豆乳飲んでみましょうか」
初春(初めて飲むな…)
初春「……」ゴクゴク
初春「あんまり、美味しくないですね…」
913: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:30:49.40 ID:b7rdwZgN0
―――翌日
御坂「ねぇ黒子」
白井「何ですの?」
御坂「昨日はどうしたの?」
白井「初春の家に行ってましたわ」
御坂「どうだった…?」
白井「ホ 漫画を整理してましたの」
御坂「そうだったんだ…。いきなり出て行っちゃったから……」
白井「もしかして変なこと言ったせいだと思ってます?」
御坂「……」
白井「別にお姉さまが悪いことなんて何もないですの」
御坂「そうかな…」
白井「あの場にお姉さまが居なかったとしても、初春は同じ行動をしてた筈ですわ」
御坂「……」
白井「わたくし達にできることは初春がしたい、と言ったことに協力することだけですの」
御坂「……」
白井「初春に似合う可愛いワンピースでも探してさしあげましょう」
御坂「…そうね」
白井「……そういえばわたくしが帰った後はどうなりましたの?」
御坂「いきなり一方通行が用事思い出したとか言って居なくなっちゃったのよ。それでね…」テレテレ
白井「そうですの。それ以上は聞きたくないのでよろしいですわ」イライラ
御坂「ねぇ黒子」
白井「何ですの?」
御坂「昨日はどうしたの?」
白井「初春の家に行ってましたわ」
御坂「どうだった…?」
白井「ホ 漫画を整理してましたの」
御坂「そうだったんだ…。いきなり出て行っちゃったから……」
白井「もしかして変なこと言ったせいだと思ってます?」
御坂「……」
白井「別にお姉さまが悪いことなんて何もないですの」
御坂「そうかな…」
白井「あの場にお姉さまが居なかったとしても、初春は同じ行動をしてた筈ですわ」
御坂「……」
白井「わたくし達にできることは初春がしたい、と言ったことに協力することだけですの」
御坂「……」
白井「初春に似合う可愛いワンピースでも探してさしあげましょう」
御坂「…そうね」
白井「……そういえばわたくしが帰った後はどうなりましたの?」
御坂「いきなり一方通行が用事思い出したとか言って居なくなっちゃったのよ。それでね…」テレテレ
白井「そうですの。それ以上は聞きたくないのでよろしいですわ」イライラ
914: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:33:13.65 ID:b7rdwZgN0
―――放課後
初春「……はぁ」
御坂「初春さん、今日ため息多いんじゃない?」
初春「え?そうですか?」
佐天「やっぱり、無理矢理止めようとしてるのが…」
初春「大丈夫ですよ」
御坂「……自分の好きなものを無理してやめる必要あるのかな?」
初春「…御坂さん?」
御坂「例えば、私はゲコ太を大好きで愛してるわけじゃない」
佐天「愛って…」
白井(もしかしてわたくし、あのカエル以下なのでは…!?)
御坂「でも、あいつがゲコ太を嫌いでも私は嫌いにはなれないし、なる必要はないと思うの」
初春「言いたいことは分かります」
佐天「……」
初春「でも、私と御坂さんの好きなものは次元が違うんですよ」
白井「……」
初春「理解されなくて当然なものを好きなんですから、止めなくちゃいけないんです」
御坂「でも私は初春さん達を拒絶したりしてないわ。だから垣根さんも…」
初春「では、私の描いてる物がBLではなく白井さんと御坂さんの恋愛漫画だったらどうします?」
白井「大歓迎ですの!」
初春「黙って下さい」
白井「……」
初春「……はぁ」
御坂「初春さん、今日ため息多いんじゃない?」
初春「え?そうですか?」
佐天「やっぱり、無理矢理止めようとしてるのが…」
初春「大丈夫ですよ」
御坂「……自分の好きなものを無理してやめる必要あるのかな?」
初春「…御坂さん?」
御坂「例えば、私はゲコ太を大好きで愛してるわけじゃない」
佐天「愛って…」
白井(もしかしてわたくし、あのカエル以下なのでは…!?)
御坂「でも、あいつがゲコ太を嫌いでも私は嫌いにはなれないし、なる必要はないと思うの」
初春「言いたいことは分かります」
佐天「……」
初春「でも、私と御坂さんの好きなものは次元が違うんですよ」
白井「……」
初春「理解されなくて当然なものを好きなんですから、止めなくちゃいけないんです」
御坂「でも私は初春さん達を拒絶したりしてないわ。だから垣根さんも…」
初春「では、私の描いてる物がBLではなく白井さんと御坂さんの恋愛漫画だったらどうします?」
白井「大歓迎ですの!」
初春「黙って下さい」
白井「……」
915: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:34:08.58 ID:b7rdwZgN0
初春「どう思いますか?」
御坂「……それは引く、かも」
初春「そうでしょう?」
御坂「……」
初春「そういうことなんです」
御坂「…そっか。垣根さんなら平気な気がしたんだけどね」
初春「ありえませんよ」
白井「……」
佐天「とりあえず、本屋行きません?料理の本とファッション誌見に行きましょう」
御坂「そうね」
初春「ですね!」
白井「……」
916: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:36:24.33 ID:b7rdwZgN0
―――垣根家
垣根「おい、助っ人なんて居ないぞ?」
一方「後から来るンだよ」
上条「なぁ、お前に言われた物持って来たんだけど、こんなの何に使うんだ?」
一方「助っ人へのご褒美だ」
上条「は?」
垣根「何の話?」
一方「オマエも用意しとけ」
垣根「は?何を?」
一方「ガキの頃の写真」
垣根「は?そんなもんあるか分からねーよ…」ゴソゴソ
一方「俺も持ってきたから平気かもしれねェけど数は多い方がいいからな」
垣根「…研究所で撮ったやつ数枚ならあったけど」ピラ
一方「お前ガキの頃からチャラくせェな…」
垣根「そんなことないだろ」
ピンポーン
一方「おせェよ 狂」
結標「……いきなり呼び出しといて何よその態度」
垣根「そいつって、確か」
一方「ただの変 女だ。でもすげェ役に立つぜ?」
上条「変 って…手伝ってもらうのにそんなこと…」
結標「はぁ…賞味期限切れの男と酸素を共有しなきゃいけないなんて最悪ね……」
上条「……」
垣根「……」
垣根「おい、助っ人なんて居ないぞ?」
一方「後から来るンだよ」
上条「なぁ、お前に言われた物持って来たんだけど、こんなの何に使うんだ?」
一方「助っ人へのご褒美だ」
上条「は?」
垣根「何の話?」
一方「オマエも用意しとけ」
垣根「は?何を?」
一方「ガキの頃の写真」
垣根「は?そんなもんあるか分からねーよ…」ゴソゴソ
一方「俺も持ってきたから平気かもしれねェけど数は多い方がいいからな」
垣根「…研究所で撮ったやつ数枚ならあったけど」ピラ
一方「お前ガキの頃からチャラくせェな…」
垣根「そんなことないだろ」
ピンポーン
一方「おせェよ 狂」
結標「……いきなり呼び出しといて何よその態度」
垣根「そいつって、確か」
一方「ただの変 女だ。でもすげェ役に立つぜ?」
上条「変 って…手伝ってもらうのにそんなこと…」
結標「はぁ…賞味期限切れの男と酸素を共有しなきゃいけないなんて最悪ね……」
上条「……」
垣根「……」
917: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:38:05.24 ID:b7rdwZgN0
一方「こいつの能力は座標移動だ。しかも掃除上手」
垣根「まじか。ちょっと変だけど頼りにしてるぜ」ポン
結標「8年若返ってからその台詞言ってくれるかしら?」パシッ
垣根「……」
結標「じゃあ、さっさとやっちゃうわよ。ゴミはゴミ捨て場にどんどん移動させちゃっていいわね?」
一方「ン」
―――数時間後
上条「あっという間に片付いたな」
一方「残りは大量の洗濯物を畳むだけだな」
結標「 本とxxありすぎよ。これだからオッサンは…」
垣根「こいつの中のオッサンって何歳からなの?」
一方「知らねェよ。気になるなら自分で聞け」
結標「加齢臭する服畳むのなんてあんた達だけでやりなさい。私は帰るわ」
一方「これやるから最後まで手伝え」ピラッ
結標「!!!」
結標「ランドセル半ズボンアルビノショタktkr!!!」ハァハァ
結標「仕方ないわね。手伝ってあげるわよ」
垣根「……空間移動系能力を持ってるやつは変 でなきゃいけない決まりでもあるのか」
上条「……」
結標「早くよこしなさい」
一方「ン」ピラッ
結標「ふふふ。素晴らしいわ。この棒みたいな手足がショタのチャームポイントね」
一方「……」
垣根「まじか。ちょっと変だけど頼りにしてるぜ」ポン
結標「8年若返ってからその台詞言ってくれるかしら?」パシッ
垣根「……」
結標「じゃあ、さっさとやっちゃうわよ。ゴミはゴミ捨て場にどんどん移動させちゃっていいわね?」
一方「ン」
―――数時間後
上条「あっという間に片付いたな」
一方「残りは大量の洗濯物を畳むだけだな」
結標「 本とxxありすぎよ。これだからオッサンは…」
垣根「こいつの中のオッサンって何歳からなの?」
一方「知らねェよ。気になるなら自分で聞け」
結標「加齢臭する服畳むのなんてあんた達だけでやりなさい。私は帰るわ」
一方「これやるから最後まで手伝え」ピラッ
結標「!!!」
結標「ランドセル半ズボンアルビノショタktkr!!!」ハァハァ
結標「仕方ないわね。手伝ってあげるわよ」
垣根「……空間移動系能力を持ってるやつは変 でなきゃいけない決まりでもあるのか」
上条「……」
結標「早くよこしなさい」
一方「ン」ピラッ
結標「ふふふ。素晴らしいわ。この棒みたいな手足がショタのチャームポイントね」
一方「……」
918: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:40:52.35 ID:b7rdwZgN0
―――数時間後
上条「ようやく服片づけられたな…」
結標「無駄に服多いわね。一回着ただけのたくさんあるんじゃない?」
垣根「そうかもしれない」
上条「贅沢だ…敵だ…」
一方「ベッドのホコリどうにかしねェとな」
垣根「そんなもん干しときゃいいだろ」
一方「オマエはカビ臭いベッドで●●捨てる気かァ?」
垣根「はぁ!?」
結標「買い替えちゃえばいいじゃない」
一方「それいいなァ。たまにはいいこと言うじゃねェか」
垣根「じゃあそうするか」
上条「……おまえらきらい」
垣根「このベッド捨てねぇと。面倒だな」
一方「圧縮してゴミ箱に捨てればいいンだよ」カチッ
上条「は?」
結標「巻き込まれるかもしれないから部屋から出ましょう」スタスタ
垣根「そうだな」スタスタ
上条「能力の使い方間違ってるだろ…。そもそもベクトル変化ってそんな能力だっけ……」スタスタ
アッシュクアッシュクベッドヲアッシュクゥー
バギバギバギゴゴゴゴ
一方「もういいぜェ。終わった」
垣根「凄いな。流石第1位だ」
上条「これがベッドか…」
垣根「粗大ゴミ回収の仕事とかすれば?」
一方「しねェよ馬鹿」
上条「ようやく服片づけられたな…」
結標「無駄に服多いわね。一回着ただけのたくさんあるんじゃない?」
垣根「そうかもしれない」
上条「贅沢だ…敵だ…」
一方「ベッドのホコリどうにかしねェとな」
垣根「そんなもん干しときゃいいだろ」
一方「オマエはカビ臭いベッドで●●捨てる気かァ?」
垣根「はぁ!?」
結標「買い替えちゃえばいいじゃない」
一方「それいいなァ。たまにはいいこと言うじゃねェか」
垣根「じゃあそうするか」
上条「……おまえらきらい」
垣根「このベッド捨てねぇと。面倒だな」
一方「圧縮してゴミ箱に捨てればいいンだよ」カチッ
上条「は?」
結標「巻き込まれるかもしれないから部屋から出ましょう」スタスタ
垣根「そうだな」スタスタ
上条「能力の使い方間違ってるだろ…。そもそもベクトル変化ってそんな能力だっけ……」スタスタ
アッシュクアッシュクベッドヲアッシュクゥー
バギバギバギゴゴゴゴ
一方「もういいぜェ。終わった」
垣根「凄いな。流石第1位だ」
上条「これがベッドか…」
垣根「粗大ゴミ回収の仕事とかすれば?」
一方「しねェよ馬鹿」
919: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:43:25.64 ID:b7rdwZgN0
結標「女の子来るんでしょ?だったらキッチンも綺麗にしときなさい」
垣根「何で?」
結標「料理とか作って貰えるかもしれないでしょ。でも汚れてたらしてくれないわよ」
垣根「なるほど…じゃあやるか」
上条「この台所、使ってないのが一目で分かるな」
結標「ホコリ溜まってるじゃない…」
一方「鍋とかお玉も全然ねェな。買えよ」
垣根「買うわけないだろ。使わないし」
結標「料理する男って女うけいいわよ」
垣根「…ちょっとくらいはするか」
上条「俺がキッチン掃除しとくから、買い物行って来れば?」
一方「そうだなァ。行くぞメルヘン」
垣根「わかった」
上条「よし、じゃあやるか」
結標「私はやらないわ。一人でやりなさい」
上条「手伝って下さい」ピラッ
結標「両膝絆創膏半ズボンタンクトップショタktkr!!!」ハァハァ
結標「手伝うわ。手伝うに決まってるじゃない」
上条「俺の写真がこんなふうに役に立つとは…」
結標「早く写真を寄こしない。やる気が起きないの」
上条「はい」ドウゾ
結標「ふふふ。最高ね。元気に遊びまわるのがショタの仕事だわ」
上条「……」
921: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:44:50.45 ID:b7rdwZgN0
―――店
一方「これとかいいだろ」
垣根「一人用にしてはでかくね?」
一方「いいンだよ。お玉はこれな」
垣根「何で勝手に選んでるの?」
一方「あとはまな板と包丁と」
垣根「買ってもあんまり使わなそうだ…」
一方「あれば色々便利なンだよ」
垣根「そうか?」
一方「オマエはこれ会計して来い」
垣根「わかった」
一方「俺はエプロン見てくる」
垣根「はぁ?そんなもん使わねーよ」
一方「一応だよォ一応」
垣根「…ふーん。じゃあ俺はレジ行くぜ?」
一方「終わったら出口で待ってろ」
垣根「おう」
―――垣根家
上条「おかえり」
垣根「キッチンすげぇじゃねーか!」
上条「ついでに風呂とトイレと玄関とかもやったからな」
垣根「マジかよ…」
結標「ショタ写真貰った分働いただけよ」
垣根「……」
一方「これとかいいだろ」
垣根「一人用にしてはでかくね?」
一方「いいンだよ。お玉はこれな」
垣根「何で勝手に選んでるの?」
一方「あとはまな板と包丁と」
垣根「買ってもあんまり使わなそうだ…」
一方「あれば色々便利なンだよ」
垣根「そうか?」
一方「オマエはこれ会計して来い」
垣根「わかった」
一方「俺はエプロン見てくる」
垣根「はぁ?そんなもん使わねーよ」
一方「一応だよォ一応」
垣根「…ふーん。じゃあ俺はレジ行くぜ?」
一方「終わったら出口で待ってろ」
垣根「おう」
―――垣根家
上条「おかえり」
垣根「キッチンすげぇじゃねーか!」
上条「ついでに風呂とトイレと玄関とかもやったからな」
垣根「マジかよ…」
結標「ショタ写真貰った分働いただけよ」
垣根「……」
922: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:47:11.33 ID:b7rdwZgN0
一方「買ったものも片づけたし、これで終わりだ」
垣根「悪いな。本当に助かったよ」
上条「俺は大したことしてないって」
一方「今日、一番働いたのはこいつだなァ」
垣根「ありがとうな、結標さん」
結標「10年若返ってからその台詞言ってくれるかしら?」
垣根「……」
一方「俺達は帰るぜェ?」
上条「今日は疲れたなぁ…」
垣根「今度何か奢るぜ。もちろんインデックスちゃんにも」
上条「本当か!?ありがたい!」
結標「女の子が来るまでこの状態を維持しなさい。いいわね」
垣根「わかった」
結標「ショタコレクションが増えるなんて素晴らしい一日だったわ。ふふふ」
上条「……」
一方「……」
垣根「……お疲れ様です」
上条「おう。じゃあな」
バタン
垣根「そういや俺の写真は犠牲にならずに済んだな」
垣根「あとベッド買わねーと…」
923: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:49:19.23 ID:b7rdwZgN0
―――翌日
初春「…はぁ」
佐天「どうかした?」
初春「へ?なんでもないです!」
白井「……」
初春「そういえば、カレーの作り方も色々あってびっくりしました」
佐天「へぇー。カレーなんてルー溶かすだけだと思ってたわ」
白井「最近、髪に艶が出て来ましたわね」
初春「本当ですか?」
白井「ええ」
御坂「頑張ってるのね」
初春「…一番頑張ってる所は変化ないですけどね」ハァ
御坂「……これからよ!これから!」
佐天「そういえばさ、家に行く時に持っていかなくていいの?」
初春「何をですか?」
佐天「xxxxx」
御坂初春「「!!?」」
初春「…はぁ」
佐天「どうかした?」
初春「へ?なんでもないです!」
白井「……」
初春「そういえば、カレーの作り方も色々あってびっくりしました」
佐天「へぇー。カレーなんてルー溶かすだけだと思ってたわ」
白井「最近、髪に艶が出て来ましたわね」
初春「本当ですか?」
白井「ええ」
御坂「頑張ってるのね」
初春「…一番頑張ってる所は変化ないですけどね」ハァ
御坂「……これからよ!これから!」
佐天「そういえばさ、家に行く時に持っていかなくていいの?」
初春「何をですか?」
佐天「xxxxx」
御坂初春「「!!?」」
924: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:50:55.76 ID:b7rdwZgN0
白井「確かに。必要かもしれませんわね」
御坂「アンタ達何言ってるのよ!」
白井「もし、そうなった時に初春に抵抗する力は無いですの」
佐天「だから、自分を守れる方法って言ったらそれしかないじゃないですか」
初春「……変なこと言わないで下さいよぉ」
御坂「で、でも、もしそうなら、向こうが持ってるんじゃない?」
佐天「一応ですよ」
白井「数が足りなくなるかもしれませんしね」
初春「馬鹿なんじゃないですか!?」
佐天「コンビニとかに普通に売ってるし、念のため持った方がいいんじゃない?」
初春「それは…その……後で考えます」
佐天「やっだー初春ったら顔真っ赤」ナデナデ
初春「……当たり前じゃないですか。ばか」
白井「そろそろ、わたくし達は行きますわね」
佐天「常盤台は門限厳しいですからね」
御坂「そうね。二人も遅くならないうちに帰りなさい」
初春「じゃあ私達も帰りましょうか」
佐天「そうね」
御坂「じゃあね。気をつけてね」
佐天「そちらも気をつけて下さい」
白井「失礼しますの」
初春「また明日」
御坂「アンタ達何言ってるのよ!」
白井「もし、そうなった時に初春に抵抗する力は無いですの」
佐天「だから、自分を守れる方法って言ったらそれしかないじゃないですか」
初春「……変なこと言わないで下さいよぉ」
御坂「で、でも、もしそうなら、向こうが持ってるんじゃない?」
佐天「一応ですよ」
白井「数が足りなくなるかもしれませんしね」
初春「馬鹿なんじゃないですか!?」
佐天「コンビニとかに普通に売ってるし、念のため持った方がいいんじゃない?」
初春「それは…その……後で考えます」
佐天「やっだー初春ったら顔真っ赤」ナデナデ
初春「……当たり前じゃないですか。ばか」
白井「そろそろ、わたくし達は行きますわね」
佐天「常盤台は門限厳しいですからね」
御坂「そうね。二人も遅くならないうちに帰りなさい」
初春「じゃあ私達も帰りましょうか」
佐天「そうね」
御坂「じゃあね。気をつけてね」
佐天「そちらも気をつけて下さい」
白井「失礼しますの」
初春「また明日」
925: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:52:02.55 ID:b7rdwZgN0
―――帰り道
御坂「ねぇ…黒子」
白井「分かってますわ。初春のことでしょう」
御坂「うん。なんか、元気無かったから」
白井「普通に振る舞ってるみたいですけれど、バレバレですの」
御坂「やっぱり、趣味のことかな」
白井「本人が止めると言ってるんですの。わたくし達が口出すことじゃありませんの」
御坂「そうだけど……見てて可哀想だわ」
白井「そうですわね」
御坂「初春さんの趣味は凄く変わってるけど……でも……」
白井「お姉さまは優しいですわね」
御坂「そんなことないわよ。何もできないし」
白井「初春は大丈夫ですの。彼女はわたくし達が思ってるよりも強い女ですわ」
御坂「……そうよね」
御坂「ねぇ…黒子」
白井「分かってますわ。初春のことでしょう」
御坂「うん。なんか、元気無かったから」
白井「普通に振る舞ってるみたいですけれど、バレバレですの」
御坂「やっぱり、趣味のことかな」
白井「本人が止めると言ってるんですの。わたくし達が口出すことじゃありませんの」
御坂「そうだけど……見てて可哀想だわ」
白井「そうですわね」
御坂「初春さんの趣味は凄く変わってるけど……でも……」
白井「お姉さまは優しいですわね」
御坂「そんなことないわよ。何もできないし」
白井「初春は大丈夫ですの。彼女はわたくし達が思ってるよりも強い女ですわ」
御坂「……そうよね」
926: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:54:10.05 ID:b7rdwZgN0
佐天「じゃあ、あたしこっちだから」
初春「はい。明日学校で」
佐天「またねー」
初春「ふぅ……」
初春「……」スタスタ
初春(なんか、つまらないな……)
初春(料理の練習もお洒落も凄く楽しいです…)
初春(でも……なんか……)
初春「……はぁ」
??「でかいため息だな」
初春「へ?あ、垣根さん…」
垣根「ため息つくと幸せ逃げるぜ」
初春「…それ、嘘ですよ」
垣根「は?」
初春「なんでもないです」ニコニコ
垣根「…ふーん」
初春「帰りですか?」
垣根「そうだ。一人か?送ってやるよ」
初春「お願いします!」
垣根「……お前、元気ないの?」
初春「へ?そんなことないですよ?」
垣根「そうか?」
初春「もしかしてため息のこと気にしてます?」
垣根「…それもあるけど」
927: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:55:58.31 ID:b7rdwZgN0
初春「気にしないで下さい。ちょっと疲れてただけなので」
垣根「…わかった」
垣根(普通に見えるけど、なんか違和感あるんだよな…)
初春「そういえば部屋の掃除は終わりましたか?」
垣根「終わった。凄い綺麗になったぜ」
初春「本当ですか!?じゃあ、行ってもいいですよね?」
垣根「お前いつ暇?」
初春「今週末とかどうですか?垣根さんは空いてますか?」
垣根「空いてる。いいぜ」
初春「わかりました!」ニコニコ
垣根「…なぁ」
初春「なんですか?」
垣根「やっぱりお前、何か無理してるだろ」
初春「へ?」
垣根「元気そうに見えるけど無理して笑ってるんじゃないか?」
初春「そんなことないですよ!」
垣根「……ならいいけどな」
初春「垣根さんの気のせいです」
垣根「お前って辛いこと我慢するからあんまり信用できないな」
初春「そうですか?」
垣根「ま、何かあったら言えよ?」ナデナデ
初春「……はい」
垣根「…わかった」
垣根(普通に見えるけど、なんか違和感あるんだよな…)
初春「そういえば部屋の掃除は終わりましたか?」
垣根「終わった。凄い綺麗になったぜ」
初春「本当ですか!?じゃあ、行ってもいいですよね?」
垣根「お前いつ暇?」
初春「今週末とかどうですか?垣根さんは空いてますか?」
垣根「空いてる。いいぜ」
初春「わかりました!」ニコニコ
垣根「…なぁ」
初春「なんですか?」
垣根「やっぱりお前、何か無理してるだろ」
初春「へ?」
垣根「元気そうに見えるけど無理して笑ってるんじゃないか?」
初春「そんなことないですよ!」
垣根「……ならいいけどな」
初春「垣根さんの気のせいです」
垣根「お前って辛いこと我慢するからあんまり信用できないな」
初春「そうですか?」
垣根「ま、何かあったら言えよ?」ナデナデ
初春「……はい」
928: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/12(木) 00:58:29.27 ID:b7rdwZgN0
―――初春家
初春「…はぁ」
初春(…あんなこと言われちゃうなんて)
初春「……」
初春(あ、手紙だ……珍しいですね。誰からだろう?)ピラッ
初春「……これ、“てーりさん”からだ」
初春(ネットで知り合ったんですよね……何回も絵チャしたなぁ……)
初春(この人の本も好きでしたね……向こうも私の本好きって言ってくれたし…)
初春(イベントだと必ず差し入れし合って、メールでも手紙でも何回もやりとりしたっけ…)
初春「……」パラッ
初春「……」
初春「……っ…」
初春「やめないで、なんて言わないで下さいよ」
初春「どうしよう…止めなきゃいけないのに…」
初春(止めたくない、なんて思っちゃう…!)
―――やっぱりお前、何か無理してるだろ
初春「……」
初春「無理、なんてしてないですよ」
初春(この手紙、どうしよう…取っておいたら……決心が鈍っちゃう……)
初春「……捨てなきゃ、駄目かな」
初春「……」
初春「……」
初春(今、気付いた…腐女子を止めたら)
初春(無くすのは、漫画や同人誌だけじゃなかったんだ……)
初春「でも………」
初春「…………」
初春「……」
初春「……豆乳飲みますか」ハァ
初春「…はぁ」
初春(…あんなこと言われちゃうなんて)
初春「……」
初春(あ、手紙だ……珍しいですね。誰からだろう?)ピラッ
初春「……これ、“てーりさん”からだ」
初春(ネットで知り合ったんですよね……何回も絵チャしたなぁ……)
初春(この人の本も好きでしたね……向こうも私の本好きって言ってくれたし…)
初春(イベントだと必ず差し入れし合って、メールでも手紙でも何回もやりとりしたっけ…)
初春「……」パラッ
初春「……」
初春「……っ…」
初春「やめないで、なんて言わないで下さいよ」
初春「どうしよう…止めなきゃいけないのに…」
初春(止めたくない、なんて思っちゃう…!)
―――やっぱりお前、何か無理してるだろ
初春「……」
初春「無理、なんてしてないですよ」
初春(この手紙、どうしよう…取っておいたら……決心が鈍っちゃう……)
初春「……捨てなきゃ、駄目かな」
初春「……」
初春「……」
初春(今、気付いた…腐女子を止めたら)
初春(無くすのは、漫画や同人誌だけじゃなかったんだ……)
初春「でも………」
初春「…………」
初春「……」
初春「……豆乳飲みますか」ハァ
951: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:14:58.38 ID:+uPe6aPU0
―――翌日
初春「はぁ……」
佐天「おはよう!」
初春「おはようございます」
佐天「ねぇねぇセブンスミスト新作入荷してるってよ。今日、行ってみない?」
初春「本当ですか!?行きたいです!」
佐天「二人にもメールしとくね」
初春「はい」
佐天「……」メルメル
―――放課後
初春「…はぁ」
御坂「初春さん?」
初春「なんですか?」
御坂「…どうかしたの?」
初春「あ、いや……そういえば今週末、遊びに行くことになったんです!」
佐天「じゃあ、気合入れてワンピ探さないと」
白井「今週末に初春の純潔が散るんですのね…」
御坂「あほか!」ベシ
白井「ぁんっ…」ビクビク
御坂「……」
佐天「ねぇ、どうするの?勝負 着も買うの?」
初春「は!?べ、別に要りませんよ!」
白井「脱がされた時、子どもっぽい 着だったら恥をかきますわよ?」
初春「だから、そんなこと、ないですって……」
御坂「二人とも、いい加減にしなさい。ワンピース見に来たのよ?」
初春「はぁ……」
佐天「おはよう!」
初春「おはようございます」
佐天「ねぇねぇセブンスミスト新作入荷してるってよ。今日、行ってみない?」
初春「本当ですか!?行きたいです!」
佐天「二人にもメールしとくね」
初春「はい」
佐天「……」メルメル
―――放課後
初春「…はぁ」
御坂「初春さん?」
初春「なんですか?」
御坂「…どうかしたの?」
初春「あ、いや……そういえば今週末、遊びに行くことになったんです!」
佐天「じゃあ、気合入れてワンピ探さないと」
白井「今週末に初春の純潔が散るんですのね…」
御坂「あほか!」ベシ
白井「ぁんっ…」ビクビク
御坂「……」
佐天「ねぇ、どうするの?勝負 着も買うの?」
初春「は!?べ、別に要りませんよ!」
白井「脱がされた時、子どもっぽい 着だったら恥をかきますわよ?」
初春「だから、そんなこと、ないですって……」
御坂「二人とも、いい加減にしなさい。ワンピース見に来たのよ?」
952: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:16:50.08 ID:+uPe6aPU0
―――セブンスミスト
佐天「あ!これ超可愛い!試着しなよ」
初春「うーん…ちょっとフリル多くないですか?」
白井「女らしくていいじゃないですの」
御坂「着てから決めればいいじゃない」
初春「…わかりました」
~試着中~
初春「ど、どうですか?」
御坂「すっごい可愛いわ!」
初春「うーん…でも、ちょっと子どもっぽすぎじゃないですか?」
白井「どうせあの殿方は コンですの。きっと喜びますわ」
佐天「ヒールにすればそうは見えないんじゃない?」
初春「でも、家に上がったら脱いじゃいますし…。それにヒールって背伸びしすぎな気がするので……」
白井「脱ぐのは靴だけじゃないから気にしなくてもいいですの」
初春「ばか!!」バシッ
白井「痛いですの」
御坂「上にデニムのジャケット着ればそこまで子どもっぽくならないんじゃない?」
初春「なるほど!」
白井「持ってきましたわ。羽織ってみて下さいまし」
初春「はい。どうですか」
御坂「うん。いい感じね」
佐天「写メるよ」パシャッ
初春「へ?」
佐天「あとで見比べるためよ」
初春「なるほど。手際いいですね」
佐天「あ!これ超可愛い!試着しなよ」
初春「うーん…ちょっとフリル多くないですか?」
白井「女らしくていいじゃないですの」
御坂「着てから決めればいいじゃない」
初春「…わかりました」
~試着中~
初春「ど、どうですか?」
御坂「すっごい可愛いわ!」
初春「うーん…でも、ちょっと子どもっぽすぎじゃないですか?」
白井「どうせあの殿方は コンですの。きっと喜びますわ」
佐天「ヒールにすればそうは見えないんじゃない?」
初春「でも、家に上がったら脱いじゃいますし…。それにヒールって背伸びしすぎな気がするので……」
白井「脱ぐのは靴だけじゃないから気にしなくてもいいですの」
初春「ばか!!」バシッ
白井「痛いですの」
御坂「上にデニムのジャケット着ればそこまで子どもっぽくならないんじゃない?」
初春「なるほど!」
白井「持ってきましたわ。羽織ってみて下さいまし」
初春「はい。どうですか」
御坂「うん。いい感じね」
佐天「写メるよ」パシャッ
初春「へ?」
佐天「あとで見比べるためよ」
初春「なるほど。手際いいですね」
954: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:18:40.36 ID:+uPe6aPU0
佐天「じゃあ、次こっち試着してみて」
初春「いつの間に持って来たんですか…」
佐天「ほら、早く」
初春「わかりましたよぅ…」
――数時間後
初春「……試着しすぎて疲れました」
御坂「私は5着目がいいと思うけど」
白井「あれは子ども過ぎですの。初春が幼稚園生に見えますの」
佐天「私はやっぱり最初のですかね。白いワンピって男うけいいって言いますし」
白井「わたくしは最後のがよろしいと思いますの。彼は大人っぽいですし、多少背伸びした服でもよろしいかと」
初春「……私より、皆の方が熱心ですね……」
御坂「初春さんはどれがいいと思ったの?」
初春「うーん…」
タッタッタッ
??「どっしーん!ってミサカはミサカは体当たり!」
御坂「いでっ!!…あれ、打ち止めじゃない」
初春「へ…アホ毛ちゃん…?」
955: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:20:32.92 ID:+uPe6aPU0
白井「ちちちち小さいお姉さまですの!!」
佐天「わっ、かわいー。妹さんですか?」ナデナデ
御坂「そうよ。可愛いでしょ?」ナデナデ
打止「初めまして!ってミサカはミサカは行儀よく頭をペコリ!」
佐天「初めまして」ナデナデ
御坂「一人で来たの?危ないじゃない」
打止「違うよ!今日はね、実はデートなの!ってミサカはミサカは自慢しちゃう!」
初春「でーと?」
一方「おい!クソガキ!先に行くなって言ってンだろ!?」ゼーハー
御坂「…一方通行」
一方「あ…」
白井「まさかの コンでしたか」
一方「テメェいきなり何言ってンだ」
白井「小さいお姉さまがデートとおっしゃっていたもので」
一方「買いものに付き合ってるだけだろガキ!適当言ってンじゃねェ!」ベシベシベシ
打止「いたっ!…照れ隠しに高速チョップしないでって…ミサカはミサカは…っいて!」
佐天「可愛い彼女さんですねぇ」ニヤニヤ
一方「黙れロン毛」
打止「お買いもの?ってミサカはミサカは頭をさすりながら聞いてみる」
御坂「そうなの。服を買いに来てて」
佐天「そうだ!男の人の意見が聞けるじゃないですか!」
一方「あ?」
佐天「わっ、かわいー。妹さんですか?」ナデナデ
御坂「そうよ。可愛いでしょ?」ナデナデ
打止「初めまして!ってミサカはミサカは行儀よく頭をペコリ!」
佐天「初めまして」ナデナデ
御坂「一人で来たの?危ないじゃない」
打止「違うよ!今日はね、実はデートなの!ってミサカはミサカは自慢しちゃう!」
初春「でーと?」
一方「おい!クソガキ!先に行くなって言ってンだろ!?」ゼーハー
御坂「…一方通行」
一方「あ…」
白井「まさかの コンでしたか」
一方「テメェいきなり何言ってンだ」
白井「小さいお姉さまがデートとおっしゃっていたもので」
一方「買いものに付き合ってるだけだろガキ!適当言ってンじゃねェ!」ベシベシベシ
打止「いたっ!…照れ隠しに高速チョップしないでって…ミサカはミサカは…っいて!」
佐天「可愛い彼女さんですねぇ」ニヤニヤ
一方「黙れロン毛」
打止「お買いもの?ってミサカはミサカは頭をさすりながら聞いてみる」
御坂「そうなの。服を買いに来てて」
佐天「そうだ!男の人の意見が聞けるじゃないですか!」
一方「あ?」
956: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:23:04.53 ID:+uPe6aPU0
白井「実は初春の服を選んでますの。わたくし達では意見が割れてしまって」
御坂「ちょっと見てくれない?これ、写メなんだけど」
一方「俺の意見なンて参考になンのか?」
御坂「なるわよ。男目線だし」
初春「いきなり、迷惑ですよ…」
一方「別に迷惑じゃねェ」
打止「ミサカも見たいってミサカはミサカは携帯に手を伸ばしてみる」
一方「ほらよ、オマエはどれがいいと思う?」
打止「うーん…」
白井「一方通行さんはどれが初春に似合ってると思いますの?」
一方「これだな」
佐天「お姉さまと同じ物を選ぶなんて コンの意見はあてになりませんわね」
一方「なンだとォ!?」
打止「ミサカは一番最初のがいいなってミサカはミサカは意見を述べてみる」
佐天「やっぱりそうよね」
打止「初春のお姉ちゃんのホワホワな雰囲気と、このワンピース似合ってると思うってミサカはミサカは素直に褒めてみたり」
初春「ありがとうございます…でも、フリルが多すぎじゃないですか?」
957: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:25:59.45 ID:+uPe6aPU0
打止「そんなことないよ。着るとあんまり目立たないよってミサカはミサカは言ってみる」
打止「あとフリルがある服は、小さい胸を隠す効果があるってミサカはミサカは雑誌の知識を教えてあげる」
初春「!!!」
打止「それにデニムのジャケットでフリフリが控え目になってるし、
いいバランスだと思うってミサカはミサカは良いコーディネートに関心してみたり」
打止「初春のお姉ちゃんの花とも合ってるし、とっても可愛いよってミサカはミサカは大絶賛!」
初春「…アホ毛ちゃんって、幼いのに凄いですね」
打止「恋する乙女はファッションに関心なきゃ駄目じゃん!ってミサカはミサカはある人の教えを口にするじゃん!」
一方「じゃあ、これでいいだろォ。打ち止めの目に狂いは無いからなァ…」
白井「 コンだと思ったら親バカでしたの」
一方「黙れ変 」
打止「このワンピ―ス着てる初春のお姉ちゃん、抱き締めたくなるくらい可愛いよ!ってミサカはミサカはお勧めしてみる!」
初春(垣根さんもそう思ってくれますかね……)
佐天「あたしも似合ってると思うよ」
初春「じゃあ、これにします」
打止「あとフリルがある服は、小さい胸を隠す効果があるってミサカはミサカは雑誌の知識を教えてあげる」
初春「!!!」
打止「それにデニムのジャケットでフリフリが控え目になってるし、
いいバランスだと思うってミサカはミサカは良いコーディネートに関心してみたり」
打止「初春のお姉ちゃんの花とも合ってるし、とっても可愛いよってミサカはミサカは大絶賛!」
初春「…アホ毛ちゃんって、幼いのに凄いですね」
打止「恋する乙女はファッションに関心なきゃ駄目じゃん!ってミサカはミサカはある人の教えを口にするじゃん!」
一方「じゃあ、これでいいだろォ。打ち止めの目に狂いは無いからなァ…」
白井「 コンだと思ったら親バカでしたの」
一方「黙れ変 」
打止「このワンピ―ス着てる初春のお姉ちゃん、抱き締めたくなるくらい可愛いよ!ってミサカはミサカはお勧めしてみる!」
初春(垣根さんもそう思ってくれますかね……)
佐天「あたしも似合ってると思うよ」
初春「じゃあ、これにします」
958: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:27:33.00 ID:+uPe6aPU0
打止「あ!あっちから美味しそうな匂いが!ってミサカはミサカは猛ダッシュ!」ダッシュ
一方「おい!待てェ!」ダッシュ
白井「小さいお姉さまは一方通行さんを振り回しまくってますのね」
御坂(デートって言ったけど、打ち止めの冗談よね…?)
白井「佐天さん、彼は コンでしたの。目が覚めまして?」
佐天「現実と妄想の区別はついてるのでなんとも思いません」
白井「…自分だけの現実が強過ぎですの」
御坂「時間遅くなってきたし、そろそろ帰りましょうか」
初春「皆さん、ありがとうございました!」
白井「決まって良かったですの」
初春「はい!」
―――帰り道
初春「……はぁ」
御坂「初春さん?」
白井「……」
初春「なんか、いっぱい試着したら疲れちゃいまして…」
御坂「そう…。お疲れ様」
白井「可愛いのがあって良かったですわね」
初春「はい。……似合うって言ってくれますかね」
佐天「大丈夫よ」
御坂「あとは当日を待つだけね」
初春「……はい」
佐天「初春が大人になるのか…」
初春「いい加減それはいいです!」
959: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:29:11.37 ID:+uPe6aPU0
―――初春家
初春(……本当に行っちゃうんだ。あと、数日したら、本当に…)
初春「…緊張、しますね」ドキドキ
初春「……」
初春「そういえばアホ毛ちゃんと一方通行さん、可愛かったなぁ…」
初春(あそこに上条さんが居れば、家族じゃないですか…)
初春(一方通行きゅんいい保護者だったし、きっと暖かい家庭ですねwwwww)
初春(上条さんも面倒見いいし、良いパパになるだろうなwww)
初春(家族ネタっていいなぁ…次はこれにしようかな…)
初春「!?」
初春「違う!今のは違います!!」ブンブン
初春(……本当に駄目、だなぁ)
初春「……」ハァ
初春(学校の宿題をやっても時間が余っちゃいますね…)
初春「暇、ですね」ハァ
初春(普通の女の子って、普段何をやってるんだろう…?)
初春「とにかく、今日もバストアップの運動しますか」
初春「……」
初春(お洒落の勉強して、料理の練習して…)
初春(洋服を買いに行って、体系作るための運動して…)
初春「……」
初春「…………私じゃないみたい」
初春(……本当に行っちゃうんだ。あと、数日したら、本当に…)
初春「…緊張、しますね」ドキドキ
初春「……」
初春「そういえばアホ毛ちゃんと一方通行さん、可愛かったなぁ…」
初春(あそこに上条さんが居れば、家族じゃないですか…)
初春(一方通行きゅんいい保護者だったし、きっと暖かい家庭ですねwwwww)
初春(上条さんも面倒見いいし、良いパパになるだろうなwww)
初春(家族ネタっていいなぁ…次はこれにしようかな…)
初春「!?」
初春「違う!今のは違います!!」ブンブン
初春(……本当に駄目、だなぁ)
初春「……」ハァ
初春(学校の宿題をやっても時間が余っちゃいますね…)
初春「暇、ですね」ハァ
初春(普通の女の子って、普段何をやってるんだろう…?)
初春「とにかく、今日もバストアップの運動しますか」
初春「……」
初春(お洒落の勉強して、料理の練習して…)
初春(洋服を買いに行って、体系作るための運動して…)
初春「……」
初春「…………私じゃないみたい」
960: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:30:46.52 ID:+uPe6aPU0
―――翌日
初春「……はぁ」テクテク
佐天「おっはよー」スカートバサァ
初春「ひゃあっ!!」
佐天「朝からそんなにテンション低いのは駄目だぞ!?」
初春「だからってスカート ないで下さい!」
佐天「ちゃんと 履いてるかの確認よ」
初春「履き忘れなんてあるわけないです!」
―――学校
初春「……」
初春(授業つまらないなー…)
初春「……」
初春(そういえば、上条さんと一方通行きゅんって学校違うんですよね…)
初春(一方通行きゅんって寂しがり屋だから、本当は一緒の学校に行きたいんだろうなwwww)
初春(きっと授業中に寂しくなっちゃうんですよwwwwww可愛いwwwww)
初春「……」カキカキ
初春(きっと、こんな感じで涙目になっちゃうに違いないです!)カキカキ
初春(これは…!我ながら良いのが描けました!)
初春(そういえば、絵なんて久しぶりに描いたなぁ……)
初春「!!!」
初春(やめるって言ったのに!!)
初春「……」
初春(私って本当に駄目なやつですね……)ケシケシ
初春「……はぁ」
初春「……はぁ」テクテク
佐天「おっはよー」スカートバサァ
初春「ひゃあっ!!」
佐天「朝からそんなにテンション低いのは駄目だぞ!?」
初春「だからってスカート ないで下さい!」
佐天「ちゃんと 履いてるかの確認よ」
初春「履き忘れなんてあるわけないです!」
―――学校
初春「……」
初春(授業つまらないなー…)
初春「……」
初春(そういえば、上条さんと一方通行きゅんって学校違うんですよね…)
初春(一方通行きゅんって寂しがり屋だから、本当は一緒の学校に行きたいんだろうなwwww)
初春(きっと授業中に寂しくなっちゃうんですよwwwwww可愛いwwwww)
初春「……」カキカキ
初春(きっと、こんな感じで涙目になっちゃうに違いないです!)カキカキ
初春(これは…!我ながら良いのが描けました!)
初春(そういえば、絵なんて久しぶりに描いたなぁ……)
初春「!!!」
初春(やめるって言ったのに!!)
初春「……」
初春(私って本当に駄目なやつですね……)ケシケシ
初春「……はぁ」
961: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:32:20.90 ID:+uPe6aPU0
―――放課後
白井「また来たんですの?支部は遊ぶ場所じゃないですの」
佐天「違いますよ!宿題しに来ました」
白井「…家でやればいいじゃないですの」
佐天「だって、初春と一緒に帰りたいじゃないですかー」
固法「友達想いねぇ。今はやることないし、勉強教えてあげようか?」
白井「な!先輩は佐天さんに甘いですの!」
固法「でも、その前に…」
佐天「?」
初春「……はぁ」
固法「初春さん、ちょっといい?」
初春「なんですか?」
固法「こないだの書類、たくさんミスあったわよ?」
初春「へ!?す、すいませんでした!すぐ直します!」
固法「大したミスじゃないから焦らないでいいわ」
初春「本当にすいません…」
白井「……」
固法「あと、最近ボーっとしてること多いわよ?」
初春「…すいません」
固法「バックアップの気が緩んでたら、現場が危険に晒されるって理解してるわよね?」
初春「…はい」
白井「また来たんですの?支部は遊ぶ場所じゃないですの」
佐天「違いますよ!宿題しに来ました」
白井「…家でやればいいじゃないですの」
佐天「だって、初春と一緒に帰りたいじゃないですかー」
固法「友達想いねぇ。今はやることないし、勉強教えてあげようか?」
白井「な!先輩は佐天さんに甘いですの!」
固法「でも、その前に…」
佐天「?」
初春「……はぁ」
固法「初春さん、ちょっといい?」
初春「なんですか?」
固法「こないだの書類、たくさんミスあったわよ?」
初春「へ!?す、すいませんでした!すぐ直します!」
固法「大したミスじゃないから焦らないでいいわ」
初春「本当にすいません…」
白井「……」
固法「あと、最近ボーっとしてること多いわよ?」
初春「…すいません」
固法「バックアップの気が緩んでたら、現場が危険に晒されるって理解してるわよね?」
初春「…はい」
962: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:33:59.54 ID:+uPe6aPU0
固法「大きな事故が起こってからじゃ遅いの。気をつけなさい」
初春「すいません…」
固法「恋愛もいいけど、風紀委員の仕事もちゃんとやってね」
初春「ぬふぇ!?な、何言ってるんですか!?」
固法「ふふふ。最近、初春さん可愛くなったわよね」
初春「え?そうですか?」
固法「ええ。風紀委員の男子もそう言ってたわよ?」
初春「……そうですか」
佐天(元々可愛いのになー…)
固法「恋する乙女は綺麗になるって本当なのね」クスクス
初春「からかわないで下さいよぉ…」
固法「ごめん、可愛いからつい。じゃあ書類直しておいてね」
初春「はい」
固法「じゃあ、やりましょうか」
佐天「本当にいいんですか!?ありがとうございます!」
固法「中学の教科書って懐かしいわねぇ」パラパラ
佐天「ここが宿題なんですけど…」
固法「あまり難しくない所だし、まずは自力でやってみて」
佐天「はい!」
963: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:35:49.32 ID:+uPe6aPU0
初春「佐天さんも頑張ってますし、私も頑張りますか」
白井「……初春らしくないですの」
初春「何がですか?」
白井「風紀委員の仕事を疎かにするなんて、何か悩みごとでもあるんですの?」
初春「別にないですよ」
白井「ふーん…。そうですの」
佐天「……」
初春「何ですか、その目」
白井「別になんでもないですの。ため息ばかりついてる女に、惚れる男なんて居るのか疑問に思っただけですわ」
初春「…何が言いたいんですか?」ムッ
白井「無理してつくる笑顔に価値なんてありませんのよ?」
初春「言いたいことがあるなら、ハッキリ言って下さいよ」
白井「なら、言わせてもらいますけど…」
964: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:37:05.81 ID:+uPe6aPU0
固法「白井さん」
白井「先輩…」
固法「お喋りしてないで手を動かしなさい」
白井「はい…すいませんですの」
初春「……」
固法「喧嘩するなら仕事が終わってからにしてちょうだい」
白井「そんなつもりじゃ…」
固法「そういえば、提出してって言った報告書まだ受け取ってないわね」
白井「はっ!!今すぐやりますの!!」
初春「…………」
固法「初春さんもボーっとしてないで、早くやっちゃいなさい」
初春「は、はい」カタカタ
佐天「……」
白井「先輩…」
固法「お喋りしてないで手を動かしなさい」
白井「はい…すいませんですの」
初春「……」
固法「喧嘩するなら仕事が終わってからにしてちょうだい」
白井「そんなつもりじゃ…」
固法「そういえば、提出してって言った報告書まだ受け取ってないわね」
白井「はっ!!今すぐやりますの!!」
初春「…………」
固法「初春さんもボーっとしてないで、早くやっちゃいなさい」
初春「は、はい」カタカタ
佐天「……」
965: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:39:08.15 ID:+uPe6aPU0
―――帰り道
初春「……」
白井「……」
佐天「……」
初春「言いたいことって何ですか?」
白井「聞かなくても分かってるくせに」
初春「……白井さんは、大歓迎って言ってたじゃないですか」
白井「でも毎日、毎日、ため息ばかりつく姿を見るのはウザったいですの」
初春「そんなに、ついてませんよ」
白井「自覚があるのにそんなこと言わないほうがいいですわよ」
初春「……仕方ないじゃないですか」
白井「何がですの?」
初春「今まで自分が大好きだったものを止めるんですから、ちょっと気持ちが沈んじゃうだけです」
白井「全然止めれてないですけどね」
初春「……うるさいですよ」
白井「本当は、止めたくないんでしょう?」
初春「そんなこと、ないです」
白井「無理してるのがバレバレですの。佐天さんはもちろん、お姉さまだって気付いてますの」
佐天「……」
初春「……」
初春「……」
白井「……」
佐天「……」
初春「言いたいことって何ですか?」
白井「聞かなくても分かってるくせに」
初春「……白井さんは、大歓迎って言ってたじゃないですか」
白井「でも毎日、毎日、ため息ばかりつく姿を見るのはウザったいですの」
初春「そんなに、ついてませんよ」
白井「自覚があるのにそんなこと言わないほうがいいですわよ」
初春「……仕方ないじゃないですか」
白井「何がですの?」
初春「今まで自分が大好きだったものを止めるんですから、ちょっと気持ちが沈んじゃうだけです」
白井「全然止めれてないですけどね」
初春「……うるさいですよ」
白井「本当は、止めたくないんでしょう?」
初春「そんなこと、ないです」
白井「無理してるのがバレバレですの。佐天さんはもちろん、お姉さまだって気付いてますの」
佐天「……」
初春「……」
966: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:41:16.45 ID:+uPe6aPU0
白井「そんなに辛いのでしたら、止めなければいいじゃないですの」
初春「何言ってるんですか!?そんなの無理に決まってるじゃないですか!」
白井「だって止めるのが無理ならそうするしかないでしょう?」
初春「無理じゃないですよ!絶対に止めれます!」
白井「100%無理ですの。酸素とホ 漫画さえあれば生きていける貴方に、そんなことできるわけないですの」
初春「そんなことないです!」
白井「実際、全然止めれてないですし、未練タラタラじゃないですの」
初春「…そ、それは」
白井「たかが男の為に大切な物を捨てるなんて馬鹿な女」
初春「…そんな言い方しなくたっていいじゃないですか」ムッ
白井「あなたは垣根さんが風紀委員を止めろと言えば止めるんですの?」
初春「彼はそんなこと言いません」
白井「趣味をやめろ、とも言ってませんの」
初春「そりゃ垣根さんは知りませんから」
白井「初春が言ってないから知らないだけですわ」
初春「言えるわけないですよ。そんなこと言ったらなんて思うか……」
967: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:43:08.28 ID:+uPe6aPU0
白井「前に垣根さんを不快にさせたくないから、腐女子をやめると仰っていましたわね?」
初春「はい」
白井「あれは、間違ってますの」
初春「間違いじゃないですよ。何言ってるんですか」
白井「彼に嫌われたくないから、趣味を捨てるんでしょう?」
初春「……」
白井「図星ですわね」
初春「自分の欠点を直すのは、当たり前のことだと思いますけど」
白井「なら、佐天さんは欠点だらけの女ですわね」
佐天「!?」
初春「なんで佐天さんが出てくるんですか!?」
白井「貴方が言ったことはそういうことですの」
初春「白井さん、何でそんなこと言うんですか?」
佐天「……」
初春「散々気持ち悪い、止めろって言ってたじゃないですか」
初春「なのに今更、止めるな、なんて言わないで下さいよ!!」
白井「あなたが全然止められる気配がないから言ってるだけですの」
初春「でも…」
白井「そもそも何で止めなくてはいけないんですの?」
初春「だって、本人のBLを描いてるんですよ?止めなくちゃいけないのは当然じゃないですか」
初春「はい」
白井「あれは、間違ってますの」
初春「間違いじゃないですよ。何言ってるんですか」
白井「彼に嫌われたくないから、趣味を捨てるんでしょう?」
初春「……」
白井「図星ですわね」
初春「自分の欠点を直すのは、当たり前のことだと思いますけど」
白井「なら、佐天さんは欠点だらけの女ですわね」
佐天「!?」
初春「なんで佐天さんが出てくるんですか!?」
白井「貴方が言ったことはそういうことですの」
初春「白井さん、何でそんなこと言うんですか?」
佐天「……」
初春「散々気持ち悪い、止めろって言ってたじゃないですか」
初春「なのに今更、止めるな、なんて言わないで下さいよ!!」
白井「あなたが全然止められる気配がないから言ってるだけですの」
初春「でも…」
白井「そもそも何で止めなくてはいけないんですの?」
初春「だって、本人のBLを描いてるんですよ?止めなくちゃいけないのは当然じゃないですか」
968: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:44:55.43 ID:+uPe6aPU0
白井「それで、貴方は優しくて可愛くて、守ってあげたくなっちゃうような女の子になるわけですのね」
初春「そんなつもりはないです…」
白井「ホ 漫画を好きでない貴方は、女の子らしい女の子ですの」
初春「……」
白井「大人しそうな見た目なのにハッキリと自己主張したり、たまにドジな所も、きっと男から見れば可愛いですのよ?」
白井「そういう初春の方が、垣根さんは喜ぶかもしれませんわね」
初春「やっぱり、止めた方がいいじゃないですか」
白井「でも、そんなのは貴方ではないですの」
初春「だから、今、直してるんじゃないですか」
白井「直す?偽るの間違いでしょう」
初春「だから、止めて偽りじゃなくするんですよ」
白井「止めれないくせに」
初春「止めれます!」
白井「お姉さまが趣味を隠されてると気付いた時、どんな気持ちになったでしょうか?」
初春「突然何ですか」
白井「傷つけてまで隠せない、と言ったのは初春じゃないですの」
白井「あのことから何も学んでないんですのね」
初春「……」
969: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:46:57.91 ID:+uPe6aPU0
白井「自分の大切な人に隠し事をされるなんて、普通はショックだと思いますの」
初春「……垣根さんに言ったほうが良いなんて思ってるんですか?」
白井「好きな人のことを知りたいと思うのは、初春だけじゃないですのよ」
初春「そうかもしれないですけど、でも…」
白井「今更、あの殿方が自分を好きなわけないって否定しないで下さい」
初春「……」
白井「趣味を止める理由は、彼に嫌われたくないという初春の我がままですの」
初春「好きな人に嫌われたくないと思って、何が悪いんですか?」
白井「悪いとは言ってないですわ。ただ、何も知らない垣根さんは可哀想だとは思いませんの?」
初春「……は?」
白井「好きな子の本当の姿を知らず、嘘を吐き続けられているではありませんか」
初春「嘘なんて吐いてないですよ。言ってないだけです」
970: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:50:16.34 ID:+uPe6aPU0
白井「しかも自分のせいで好きな子を苦しめている、ため息ばかりつかせている」
白井「そんなことを知ったら彼はどう思うでしょうか?」
初春「そんなの、気付かせなければいいんですよ」
白井「そんなことできますの?垣根さんは鋭そうな殿方ですし、元気が無い、なんてすぐ見破られると思いますの」
初春「……えっと、それは…」
白井「もしかして、もう気付かれてますの?」
初春「……」
白井「やっぱり止めるのは無理ですわね」
初春「じゃあ、どうしろって言うんですか!?」
白井「……」
初春「白井さんの言いたいことはわかります。でも、彼には言いたくないんです…!」
初春「今までは、気持ち悪いって言われても何も思わなかったです」
初春「自分が好きならそれで良かったんです」
初春「でも、…でもっ!」
初春「垣根さんに、気持ち悪い、なんて絶対に思われたくない!」
白井「……」
初春「垣根さんが私を好きになってくれたのは、本当の私を知らないからなんですよ!」
佐天「……」
初春「自分ではそう思いませんけど、さっき白井さんが言った
女の子らしい私しか知らないから、好きになってくれたんです!!」
971: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:51:48.79 ID:+uPe6aPU0
初春「だから、もし、腐女子だって知られたら」
初春「絶対に、嫌われちゃいます……!!!」
白井「……」
初春「でも、止めたくないっていう気持ちもあって…」
初春「でも、嫌われたくないですし……」
初春「白井さんにそんなこと言われたら、どうすればいいか分からなくなっちゃうじゃないですか……!」
白井「……」
佐天「初春」
初春「……何ですか?」
佐天「自分のことを、垣根さんにもっと知って欲しいって思わないの?」
初春「……え?」
佐天「そりゃ、この趣味は理解されにくいし、初春の言ったことはすっごくよく分かる」
初春「…………」
佐天「でも、腐女子だってバラしても好きだって言ってくれたら、それって幸せじゃない?」
初春「そんなの、絶対に無理ですよ……」
初春「絶対に、嫌われちゃいます……!!!」
白井「……」
初春「でも、止めたくないっていう気持ちもあって…」
初春「でも、嫌われたくないですし……」
初春「白井さんにそんなこと言われたら、どうすればいいか分からなくなっちゃうじゃないですか……!」
白井「……」
佐天「初春」
初春「……何ですか?」
佐天「自分のことを、垣根さんにもっと知って欲しいって思わないの?」
初春「……え?」
佐天「そりゃ、この趣味は理解されにくいし、初春の言ったことはすっごくよく分かる」
初春「…………」
佐天「でも、腐女子だってバラしても好きだって言ってくれたら、それって幸せじゃない?」
初春「そんなの、絶対に無理ですよ……」
972: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:53:22.62 ID:+uPe6aPU0
白井「……わたくしは、ホ 漫画なんて大嫌いですの」
初春「知ってますけど…」
白井「吐き気がしますし、理解が出来ないですし、したくもありませんわ」
初春「……」
白井「それでも、わたくしが初春との縁を切らないのは、それだけあなたのことを好きだからですの」
初春「…白井さん」
白井「だから大丈夫ですの」
初春「え?」
白井「彼が初春のことを嫌うなんてありえませんわ」
初春「……」
白井「ですから全て言うべきだと思いますの」
初春「…でも」
白井「嫌われるのが怖い、と思ってるのは向こうも同じですわ。そんなに怖気づく必要はないですの」
初春「……」
白井「帰りましょうか?」
初春「はい…」
白井「いきなり色々言って、すいませんですの」
初春「いえ……大丈夫です…」
白井「じゃあ、わたくしはこれで失礼しますわ」
初春「…はい、また明日」
佐天「じゃあ、また」
初春「知ってますけど…」
白井「吐き気がしますし、理解が出来ないですし、したくもありませんわ」
初春「……」
白井「それでも、わたくしが初春との縁を切らないのは、それだけあなたのことを好きだからですの」
初春「…白井さん」
白井「だから大丈夫ですの」
初春「え?」
白井「彼が初春のことを嫌うなんてありえませんわ」
初春「……」
白井「ですから全て言うべきだと思いますの」
初春「…でも」
白井「嫌われるのが怖い、と思ってるのは向こうも同じですわ。そんなに怖気づく必要はないですの」
初春「……」
白井「帰りましょうか?」
初春「はい…」
白井「いきなり色々言って、すいませんですの」
初春「いえ……大丈夫です…」
白井「じゃあ、わたくしはこれで失礼しますわ」
初春「…はい、また明日」
佐天「じゃあ、また」
973: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:56:08.60 ID:+uPe6aPU0
佐天「まさか白井さんがあんなこと言うなんてね」
初春「そうですね。びっくりです…」
佐天「あたしもさ、無理にやめるよりも言っちゃったほうがいいと思うんだよね」
初春「……」
佐天「協力するって言ったけど、笑顔じゃない初春を見るのは……辛いっていうか、嫌っていうか…」
初春「佐天さん…」
佐天「それに、前言ってたじゃない。垣根さんは褒めてくれたって」
初春「でも…あれは…上一でしたし…」
佐天「関係あるかなぁ…そういうの」
初春「だって、私は垣根さんの という が●●される漫画を描いてるんですよ?」
初春「それなのに、好き、なんて言えるわけないです…」
佐天「まぁ、向こうからしたら意味不明よね」
初春「……」
佐天「でも、きっと垣根さんなら平気よ」
初春「…根拠もないこと言わないで下さい」
佐天「根拠ならあるけど」
初春「なんですか?」
佐天「初春が好きになった男の人が、初春のことを傷つける訳ないでしょ?」
初春「……なんですかそれは」
佐天「初春が好きになるものって素敵なものばっかりじゃない」
初春「は?」
佐天「パフェとかケーキとかクレープとか」
初春「甘いものばっかりじゃないですか…」
佐天「風紀委員とか、クラスの友達とか、白井さんに御坂さんもそうだし」
佐天「あと、あたしとか」
初春「自分で言わないで下さいよ…」
佐天「だからあの人だって、そうだと思う」
初春「……」
佐天「ごめん、言いたいこと上手く言えなかったかも」
佐天「とにかく、帰りましょ。やめる以外の選択肢があるってこと、忘れないでね」
初春「……はい」
初春「そうですね。びっくりです…」
佐天「あたしもさ、無理にやめるよりも言っちゃったほうがいいと思うんだよね」
初春「……」
佐天「協力するって言ったけど、笑顔じゃない初春を見るのは……辛いっていうか、嫌っていうか…」
初春「佐天さん…」
佐天「それに、前言ってたじゃない。垣根さんは褒めてくれたって」
初春「でも…あれは…上一でしたし…」
佐天「関係あるかなぁ…そういうの」
初春「だって、私は垣根さんの という が●●される漫画を描いてるんですよ?」
初春「それなのに、好き、なんて言えるわけないです…」
佐天「まぁ、向こうからしたら意味不明よね」
初春「……」
佐天「でも、きっと垣根さんなら平気よ」
初春「…根拠もないこと言わないで下さい」
佐天「根拠ならあるけど」
初春「なんですか?」
佐天「初春が好きになった男の人が、初春のことを傷つける訳ないでしょ?」
初春「……なんですかそれは」
佐天「初春が好きになるものって素敵なものばっかりじゃない」
初春「は?」
佐天「パフェとかケーキとかクレープとか」
初春「甘いものばっかりじゃないですか…」
佐天「風紀委員とか、クラスの友達とか、白井さんに御坂さんもそうだし」
佐天「あと、あたしとか」
初春「自分で言わないで下さいよ…」
佐天「だからあの人だって、そうだと思う」
初春「……」
佐天「ごめん、言いたいこと上手く言えなかったかも」
佐天「とにかく、帰りましょ。やめる以外の選択肢があるってこと、忘れないでね」
初春「……はい」
974: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:57:28.16 ID:+uPe6aPU0
―――初春家
初春「…………白井さんにあんなこと言われるなんて」
初春「……」
初春(垣根さんに理解してもらう、なんて考えませんでした…)
――何も知らない垣根さんは可哀想だとは思いませんの?
初春「……」
初春(確かにそうかもしれないです。でも…)
初春「どうすればいいんでしょうか……」
――腐女子だってバラしても好きだって言ってくれたら、それって幸せじゃない?
初春「……」
初春(それは、そうですけど…でも……)
初春(カミングアウトをしてみますか?……でも、それで、もし…)
初春「……」
初春「……」
――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
――――――――――――
――――――――
――――
――
初春「…………白井さんにあんなこと言われるなんて」
初春「……」
初春(垣根さんに理解してもらう、なんて考えませんでした…)
――何も知らない垣根さんは可哀想だとは思いませんの?
初春「……」
初春(確かにそうかもしれないです。でも…)
初春「どうすればいいんでしょうか……」
――腐女子だってバラしても好きだって言ってくれたら、それって幸せじゃない?
初春「……」
初春(それは、そうですけど…でも……)
初春(カミングアウトをしてみますか?……でも、それで、もし…)
初春「……」
初春「……」
――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
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――――
――
975: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 00:59:48.54 ID:+uPe6aPU0
初春「あの、今日は大切なお話があるんですけど…」
垣根「何だよ?」
初春「えっと、その…実は、私……」
垣根「?」
初春「腐女子、なんです」
垣根「は?」
初春「…すいません。今まで黙ってて」
垣根「……」
初春「……」
垣根「腐女子ってあれだろ?野郎同士の恋愛が好きなんだろ?」
初春「はい…」
垣根「うわ…ありえねぇ…」
初春「垣根さん、でも、その」
垣根「あ?腐った口開くんじゃねぇよ。気持ち悪い」
初春「……!」
垣根「xxxxだとは思わなかった」
垣根「もっと早く言えよ。そうすりゃさっさと縁切ったのによ」
垣根「他人の 癖勝手に改悪してんじゃねぇぞクソガキ」
垣根「テメェみたいな腐れ女とは二度と会いたくねぇ」
垣根「顔見てると吐き気がすんだよ」
垣根「連絡してくるな。じゃあな」
初春「待って下さい!」ガシッ
垣根「触るな。汚ねぇだろ」バシッ
初春「いたっ」
垣根「気持ち悪いんだよ、死ね腐女子」
初春「そんな…っ……」グスッ
垣根「お前みたいなやつに、恋愛する資格なんてねぇんだよ」
初春「か、かきねさん……」ポロポロ
垣根「気持ち悪い妄想でもしながらxxxxでもしてろ糞女」スタスタ
初春「待って!待って下さい…!」
976: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 01:01:06.45 ID:+uPe6aPU0
初春「まって、ください……」ムニャムニャ
初春「……」
初春「はっ!!」
初春「…………」
初春「……夢、でしたか」ドキドキ
初春(いつ間に寝ちゃったんですかね…制服まま寝ちゃうなんて皺になっちゃいます…)
初春「……!」
初春(やだ……本当に泣いちゃってる……)グスッ
初春「……」ゴシゴシ
初春(汗、凄いですね……)
初春「顔洗って、着替えますか」スクッ
―――数分後
初春「はぁ……。制服汗臭くなっちゃったかな…」
初春(あんな夢見ちゃうなんて……)
初春(……でも、現実になったっておかしくないんですよね)
初春(9時、ですか……2時間くらい寝ちゃったみたいですね…)
初春「……」
初春「ちょっと散歩でもして頭冷やしますか…」
977: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 01:03:21.26 ID:+uPe6aPU0
―――垣根家
垣根「……」
上条「…本当にすまん」
垣根「いや、お前には世話になったし、奢るとも言った」
上条「……」
垣根「ありえないくらいの量の出前を取った」
垣根「それなのにインデックスちゃんの胃を満たせなかったのは、俺が胃袋を侮ってたからだ」
上条「すいません…」
垣根「でも、俺の晩ご飯まで食べるなよ!!!冷蔵庫空っぽだぞコラ!?」
禁書「ごちそうさまでした!」
垣根「はぁ…」
上条「ごめんなさい」
禁書「こんなにお腹いっぱい食べたのは久しぶりかも!」ニコニコ
垣根「……良かったな」
上条「えっと…本当に申し訳ございません…」
垣根「あんな笑顔されたら怒る気にもならねーよ。気にすんな」
禁書「?」
垣根「それよりインデックスちゃん、これをやろう」
禁書「なーにこれ?」
上条「それは!宅配ピザの無料券じゃないですか!?」
垣根「上条には色々世話になってるからな」
垣根「……」
上条「…本当にすまん」
垣根「いや、お前には世話になったし、奢るとも言った」
上条「……」
垣根「ありえないくらいの量の出前を取った」
垣根「それなのにインデックスちゃんの胃を満たせなかったのは、俺が胃袋を侮ってたからだ」
上条「すいません…」
垣根「でも、俺の晩ご飯まで食べるなよ!!!冷蔵庫空っぽだぞコラ!?」
禁書「ごちそうさまでした!」
垣根「はぁ…」
上条「ごめんなさい」
禁書「こんなにお腹いっぱい食べたのは久しぶりかも!」ニコニコ
垣根「……良かったな」
上条「えっと…本当に申し訳ございません…」
垣根「あんな笑顔されたら怒る気にもならねーよ。気にすんな」
禁書「?」
垣根「それよりインデックスちゃん、これをやろう」
禁書「なーにこれ?」
上条「それは!宅配ピザの無料券じゃないですか!?」
垣根「上条には色々世話になってるからな」
978: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 01:04:56.93 ID:+uPe6aPU0
禁書「よく分からないけどありがとうなんだよ!」
上条「本当にありがとう。ありがとうございます」
垣根「お前ら帰るんだろ。ご飯買うついでに送ってやるよ」
上条「悪いな」
禁書「美味しい物たくさんくれて、本当にありがとうなんだよ!」ニコニコ
垣根「俺じゃなくて上条に感謝しろ。こいつが頑張ったからあれだけ食べれたんだからな?」
禁書「とーまもありがとう!」
上条「いえいえ…」
垣根「行こうぜ。遅くなっちまう」
上条「そうだな。今日は本当にありがとな」
―――外
上条「じゃあ、今日は本当にありがとうな。また明日」
禁書「ありがとうね、ていとく!」
垣根「気をつけて帰れよー」
垣根(コンビニで何か買うか)スタスタ
垣根「……あ」
初春「……」スタスタ
初春「……はぁ」
垣根(なんで、あいつがこんな所にいるんだ?)
上条「本当にありがとう。ありがとうございます」
垣根「お前ら帰るんだろ。ご飯買うついでに送ってやるよ」
上条「悪いな」
禁書「美味しい物たくさんくれて、本当にありがとうなんだよ!」ニコニコ
垣根「俺じゃなくて上条に感謝しろ。こいつが頑張ったからあれだけ食べれたんだからな?」
禁書「とーまもありがとう!」
上条「いえいえ…」
垣根「行こうぜ。遅くなっちまう」
上条「そうだな。今日は本当にありがとな」
―――外
上条「じゃあ、今日は本当にありがとうな。また明日」
禁書「ありがとうね、ていとく!」
垣根「気をつけて帰れよー」
垣根(コンビニで何か買うか)スタスタ
垣根「……あ」
初春「……」スタスタ
初春「……はぁ」
垣根(なんで、あいつがこんな所にいるんだ?)
979: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/05/16(月) 01:06:29.84 ID:+uPe6aPU0
垣根「おい」
初春「え!か、かかかきねさん!?」
垣根「こんな時間に何やってんだ」
初春「ちょっと、お散歩を…」
垣根「は?こんな時間に?危ないだろ」
初春(ど、どうしよう!あんな変な夢見たせいで、なんだか気まずいです…!)
垣根「家からけっこう遠くだろ。送ってやるから、帰るぞ」
初春(なんでだろう…)
垣根「襲われたどうすんだ。ほら、ボーっとしてんな」ナデナデ
初春(なんで、私なんかに……)
垣根「行くぞ」
初春「垣根さん……」グゥー
垣根「……」
初春「あ、い今のは違います!!えーっと、その」アワアワ
垣根「何が違うんだよ食いしん坊」
初春(うぅ……お腹鳴っちゃうなんて最悪です…)
垣根「俺も腹減ってるし、近くのファミレス行こうぜ」
初春「へ?でも、私、お金持ってないです」
垣根「奢ってやるよ」
初春「そんなの悪いですよ!平気です!」
垣根「俺と食べるの嫌?」
初春「そうじゃないですけど…」
垣根「じゃあ、行くぞ。歩かないと抱っこするからな」スタスタ
初春「なっ!ちょっと待って下さいよ!」スタスタ
引用元: ・初春「むしろ、すっごく感謝してます!」
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