コナミ「ん?遊星どっか行くのか?」 【タッグフォース】 前編

519: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/03(月) 22:48:27.45 ID:Clm75uZh0

次の日

コナミのアパート


コナミ「zzzzz」


コンコンッガチャッ


遊星「コナミ、起きてくれ」スタスタ


ユサユサ……



コナミ「ん?……………く……遊星か…………?」ふわぁぁ……



遊星「ああ、もう9:00だ、活動を始めた方が良い」



コナミ「俺は朝弱くて……………ふぅ…」ブンブンッ



遊星「良いニュースを持ってきたぞ」



コナミ「?何だよ」



遊星「クロウと再開した、今さっきな」



コナミ「クロウ………?え?マジで?」



遊星「ああ、今下で待たせてるんだ、会ってみろ」




521: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/03(月) 23:06:13.67 ID:Clm75uZh0


コナミ「久しぶりだなー、あいついつもセキュリティに捕まってたからな」ゴシゴシ



遊星「先に行ってるぞ」スタスタ


…………………………………………………………………………………………………………



クロウ「へぇ、じゃあコナミもデュエリストになったのか?」



遊星「ああ、俺と同じく拾ったカードだけどな」



クロウ「あいつと会うのも久しぶりだな、譲り受けた俺のこのブラック・バードを魔改造した時は腹立ったけど」


遊星「許してやってくれ、真っ直ぐすぎるだけなんだ」




クロウ「まあ昔の事だし……別に今は怒ってないぜ」



カンカンカンカン………



コナミ「クロウ!久しぶりだな!」



クロウ「おう、コナミ、まさかお前がデュエリストなんてな」




522: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/03(月) 23:22:18.47 ID:Clm75uZh0

…………………………………………………………………………………………………………


コナミ「久しぶりにこれだけ集まったな、これから喫茶店でも行くか?」



遊星「いや、やめておこう」


クロウ「今からサテライトに向かうんだとよ」



コナミ「サテライト?何でだ?フォーチュン・カップの後、ラリー達の無事は確認しただろ」



遊星「…………俺は昨日、ゴドウィンと話をした」



コナミ「?」



遊星「そこでシグナーとダークシグナーの永きに渡る闘いの宿命を聞いたんだ」



コナミ「ダークシグナー?!………シグナーって………?」



遊星「このアザを見てくれ」ぐいっ


コナミ「ん?遊星、ぶつけたのか?赤くなってるじゃねーかよ」



クロウ「うお、本当だ、シップ貼っとけよ遊星」


遊星「……………………これは怪我じゃない、シグナーの証だ」



524: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/03(月) 23:30:30.73 ID:Clm75uZh0

コナミ「え?………って事は遊星はシグナーなのか?」



遊星「ああ、このアザを持つ者はダークシグナーとの闘いの運命が待っている…」



コナミクロウ「……………」ゴソゴソゴソ………


コナミ「…………うーむ、俺はないな」



クロウ「俺もだ、肘に擦りむいた跡があるくらいだな」



コナミ「あ、それって3年前のあの時のやつか?」



クロウ「そうそう、ハデに転んだからな」


遊星「…………ダークシグナーに負ければ、地獄の世界になってしまうらしい」


コナミ「え!?何そのヤバイ話、いきなりそんな事言われても……」



クロウ「他のシグナーって見つかってるのか?」



遊星「ああ、ジャック、十六夜アキ、龍可の三人が確定している………あと一人いるはずだが………分かっていない」



コナミ「龍可も?あいつ体弱いのに………龍亞は?」



遊星「龍亞にはアザはなかった……」



コナミ「へー」




525: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/03(月) 23:39:37.43 ID:Clm75uZh0


クロウ「ダークシグナーってのは何人いるんだよ?」


コナミ「あ、ダークシグナーなら俺と雪乃で二人倒したぞ、やったね」


遊星「……コナミ、残念だがそれらは全て操られていただけにすぎない……一般人だ」


コナミ「なん………………だと?」



クロウ「ま、シグナーと同じくらいの数だろ」


遊星「ああ……それで俺は今からゴドウィンの進言通りサテライトに向かう、そこにダークシグナーがいるらしい」



コナミ「なるほどな……」



クロウ「俺もついていくぜ!ガキどもにも会いたいしな!」


コナミ「………よっしゃ、俺もいくぞ!」



遊星「ふ…………分かった」



ブゥゥウウウウウウゥウウウウウウウ………………



ゴオオォオオオォオォーーーーーー!!


………………………………………………………………………………………………………


改札


ジャック「………」スタスタスタスタ…



ビーーーーー カイサツケンヲイレテクダサイ


ジャック「むう!?なぜ通れないのだ!」


カーリー「わー!何やってんのよジャックー!目立っちゃうんだから!」バタバタ


529: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/03(月) 23:51:06.31 ID:Clm75uZh0
…………………………………………………………………………………………………………
サテライト

ゴオオォオオオォオォーーーーーー!! キキィイィ


マーサハウス前


クロウ「久しぶりに来たな」



コナミ「そうだな、マーサは元気にしてるかな?」



遊星「入ってみよう」スタスタスタスタ



ガチャッバタンッ


クロウ「ガキどもー!クロウ兄ちゃんがきてやったぞーー!」



コナミ「マーーーサーーー!!!腹減ったーーー!」



遊星「…………ここは変わらないな」スタスタスタスタ



少年「え?あ!クロウ兄ちゃんだー!」タタタッ



少女「ええ?本当だー!」タタタッ



戦士手島「なにぃ!?クロウだとー!」タタッ



ジャッカル岬「おーーい!!ガキども走るな!マーサにゲンコツくらいてーのか!!?」



530: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 00:02:19.27 ID:JuwJNSJh0


手島「うお………そ、それはまずいな」てくてく…


クロウ「最近はカード持って来れなくてごめんな、さみしかったか?」


少女「うん、でもみんなと一緒だから大丈夫だよ!」



手島「へ、俺様がこいつらを仕切ってやってるから問題ねーよ!」



コナミ「おうおう、手島、相変わらずのお山の大将か?」



手島「うるせー!コナミ、お前がマーサハウスの外壁に穴開けた事もうマーサにチクったからな!」



コナミ「な…………!?なんだと?」



手島「ざまーみろバーカバーカ!」



コナミ「あ、あれは俺たちの秘密だろうがよ!」


手島「へ、仕方ねーだろ、マーサに気付かれたんだからよ」



岬「まあビニールシートで隠すだけじゃ怪しまれて当然だけどな」



コナミ「な…………………なんてこった…」






532: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 00:13:22.79 ID:JuwJNSJh0



遊星「……………岬、マーサはいないのか?」



岬「あ?ああ、マーサはさっき最近住み始めた雑賀って奴と一緒に買い出しに行ったぞ」



遊星「雑賀だと………?あいつ、ここに住みついたのか」



コナミ「ふぅ……今はいないのか、助かった」



クロウ「なんだよ……久しぶりに会おうと思ったのに」



遊星「ああ…………少し待つか」



コナミ「やっぱりか…………仕方ない、腹くくるか」




手島「おいクロウ!俺とデュエルしろよ!」



クロウ「なにい?面白いじゃねえか!」


タタタッ



少年「クロウにいちゃんと手島君がデュエルするんだって!みんな見に行こうよ!」タタタッ




533: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 00:20:34.21 ID:JuwJNSJh0


ワイワイガヤガヤ


遊星「…………ここは平和だな」



岬「ああ、俺も退屈だよ」



コナミ「ジャッカル、お前まだケンカに明け暮れてんのか?」



岬「へ、そんな事してたらマーサにしばかれるだろうが、たまにしかしてねえよ」


コナミ「たまにしてんのかよ………まあ、俺も偉そうな事言えないけどよ」



岬「いきなりお前と遊星がシティに侵入したって聞いた時は俺も驚いたぜ」



コナミ「マーサハウスまで伝わってたのか…」



遊星「ふふ………」



…………………………………………………………………………………………………………



クロウ「BF-暁のシロッコでとどめだ!」


手島「うがああぁーーーーー!!!?」ドオオオォオオォオオォ!!




534: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 00:27:53.61 ID:JuwJNSJh0



クロウ「俺に勝とうなんて10年はえーぜ!!」



手島「くそおおぉーーー!!インチキ効果共ぉおおーー!!」



少年「やっぱり手島くん負けちゃった」



少女「クロウおにいちゃんすごーい!」



クロウ「はははは、まあな」



手島「ち………次は俺が勝つからな!」



クロウ「いつでもかかって来いよ」



ザッザッザッザッ



マーサ「あんたたち、なにしてんだい?」ザッザッザッ



雑賀「騒がしいな……」ザッザッザッ



クロウ「ん?お、マーサ」



マーサ「あんた……?クロウじゃないか!」




535: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 00:44:15.00 ID:JuwJNSJh0



…………………………………………………………………………………………………………



マーサ「遊星、クロウ、コナミ、よく来たね」



雑賀「まさかまた会うとはな…………」



コナミ「いてぇ…………く………いきなりゲンコツとは」



マーサ「壁を破壊して黙ってたお仕置きだよ、まったく……」



岬「でかいタンコブできてるぞ」


クロウ「元気なようで安心したぜ」



マーサ「まだまだくたばりはしないさ、あんた達の成長を見届けるまではね」



コナミ「へへ、なんかいいなその言葉」



遊星「ああ、心が暖かくなる、ありがとうマーサ」



マーサ「ま、今日のところは泊まって行きな、もてなしてあげるからね」



538: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 22:45:38.48 ID:JuwJNSJh0


夕方


マーサ「コナミ、まだあんたは野菜も満足に切れないのかい!?」



コナミ「ぐ…………なかなか難しいぞこれは………指切りそうになるしよ……」トン…トン…



クロウ「うわああ……!いきなり味噌汁が溢れて……あっちいいい……!!」


雑賀「バカ、よく見て温度を調節しろって言っただろうが」カチャカチャ



遊星「…………」トントントントントン……



コナミ(遊星だけ手慣れている………奴め、一体どこで?) トン…トン…



岬「おいおい、役に立たないなら邪魔だから居間にいやがれ!」ジューーーー



クロウ「お前は魚を焼くだけの楽な仕事だからいいよな!」



コナミ「まったくだ………岬が包丁使えば指切り落とすな」トン…トン…



マーサ「喋ってないで手を動かしな!」ガタガタッ



少年「夕ご飯まだー?」


手島「腹減ったぞー!」



539: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 22:54:15.01 ID:JuwJNSJh0


…………………………………………………………………………………………………………

深夜


コナミ「zzzz」


マーサ「……」スー……スー……



雑賀「zzzz」


手島「…………zzzz」



岬「……」



少年少女「くー…」スー……スー……



遊星「…………」ムクッ


コソコソ…


カチャッ…………パタン…



ザッザッザッ……



遊星「………」ザッザッザッ




クロウ「一人で行く気か遊星?」



遊星「!?……クロウ、起きてたか」



クロウ「ダークシグナーのところに行くなら俺もついて行くぜ」


遊星「………だが、危険が伴う」



541: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 23:01:26.67 ID:JuwJNSJh0


クロウ「かまわねーよ、俺たちは仲間じゃねーか、お前一人に危ない橋は渡らせねえよ」


遊星「………ありがとうクロウ、なら一緒にきてくれ」



クロウ「ああ、………コナミはどうした?」


遊星「あいつは寝ていた」



クロウ「まったく……気づかないもんかな?ま、無理に起こす事もねえか」


遊星「ああ、俺たちだけで向かおう」


クロウ「で?行き先は決まってんのか?」



遊星「ああ、サテライトの無法地帯、通称BADに向かう」



クロウ「BAD!?まじかよ……」


遊星「あそこにダークシグナーが待っているとゴドウィンから聞いた」



クロウ「はあ………よっしゃ、じゃあ行こうぜ」


ブウウウゥゥゥ…………………


ゴォオオオォオォオーーーーーーーーーーー!!!!



岬「…………」


コソコソ…………


ガチャッバタンッ…


コナミ「zzz」


ぺチーン!



コナミ「うお痛っ………!?だ、誰だ……?」ムクッ


岬「何ぼさっとしてんだよ」





542: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 23:08:25.54 ID:JuwJNSJh0


コナミ「ぼさっとって…………夜は寝るだろ」


岬「バーカ、いいのか?遊星とクロウはどっかに行っちまったぞ?」


コナミ「え!?こんな夜中に何をしに?」


岬「なんか………ダークシグナーの所に行くとか………言ってたが…」


コナミ「ダークシグナー………!?なんだよ水くせえな…俺も起こせし」ガバッ


岬「追いかけるのか?」



コナミ「ああ、心配だしな、どこ行くか言ってたか?」



岬「BADだってよ……まったく……危険だぜ?」


コナミ「BAD………か、まあいい、急ぐぜ」コソコソコソコソ


ガチャッバタンッ


スタスタスタスタ…


コナミ「今から向かえば追いつけるはずだが……」ドサッ


岬「よし、ぶっ飛ばしてけよ」ポスッ



コナミ「………………なんで後ろ乗るんだよ?」


岬「おいおい、俺を仲間外れにすんなよ、俺だって行きたいぜ」



545: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 23:17:44.18 ID:JuwJNSJh0


コナミ「………まあいいや、ヘルメットはかぶれよ、ほれ」ヒュッ


岬「よーし、まかせな」カポッ


ブウウウゥゥゥ…………………


コナミ「BAD区に向けて出発だあぁーー!!」


ゴォオオオォオォオーーーーーーーーーーー!!!!


…………………………………………………………………………………………………………



BAD区


ゴーーーーーーーーーォォォーーーーーー!!!



遊星「…………」キイイイーーーーーン



クロウ「…………遊星、まだつかないのか?」キイイイーーーーーン



遊星「もうすぐだ!あの鉄くず広場に行くぞ!」キイイイーーーーーン!



ゴーーーーゥーーーーーォォォーーーーーー!!!



ゴオオオオォオオオオーーー!!



シャッ!


遊星「!!?危ない!」ギュイイイーーーン!!キキイィィ!!



ザクッ!



クロウ「な、なんだ!?カードが飛んできたぞ?あの岩に突き刺さった…」


「ブラッド・ヴォルス」



クロウ「……!こ、このカードは……!」



548: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 23:26:15.38 ID:JuwJNSJh0


遊星「大丈夫かクロウ!」


クロウ「ああ、誰だ!?出て来い!」



鬼柳「久しぶりだなぁ!遊星!クロウ!」ザッ



遊星「!!お前は…………鬼柳!?」



クロウ「生きていたのか鬼柳京介!」


鬼柳「あぁ、お前らに復讐する為に蘇ったんだよ、ヒャハハハハハ!!」



遊星「く……………なんでお前がここにいる!?このBAD区に!」



鬼柳「くくくく…………このアザを見ろよ」スルッ


遊星「!!………それは」



クロウ「き、鬼柳!お前がダークシグナーだったのか!」



鬼柳「その通り!ダークシグナーの鬼柳京介だ!遊星、テメェと戦うのは俺なんだよ!」



遊星「??!」




550: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 23:47:31.64 ID:JuwJNSJh0


鬼柳「ヒャハハハハハ………俺はこの時をずっと待っていた!」


鬼柳「逃がしはしないぜ!」カアァァ!!!


ボボボボボボボボッッッ!!!

ドドォオオオオォォォォオオオオォォ!!!


遊星「な、なんだ!!?」



クロウ「地面から炎が……………これは……地上絵か!!?」



鬼柳「ヒャッハーーー!」ブォオオオーーーー!!


ダンッ



鬼柳「さあ遊星!死のライディングデュエルを始めようぜ!」



遊星「く……」(鬼柳を倒さなければ………この地上絵からは出られないという事か………)



遊星「いいだろう……!そのデュエル受けて立つ!」



クロウ「く…………遊星!」


鬼柳「アハハハハハハ!!!スピードワールドセット!オン!」ピッ



遊星「!」ブオオオオオオォォォォーー!!!!




552: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/04(火) 23:55:53.22 ID:JuwJNSJh0

ギュイイイーーーン!!


鬼柳「俺かお前、どっちかがくたばるまでここからは出られない、行くぜ遊星!」


遊星「…………来い!鬼柳!!」


「「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」」


ギュイイイーーーーーーーーーーー!!!




クロウ「Dホイールで電波を飛ばせば……デュエルの内容を知る事ができる……負けんなよ遊星………!」ピッ ウィィーーーーン



…………………………………………………………………………………………………………………

ネオドミノシティ上空ヘリコプター内

ババババババババババ…………



ジャック「まだ着かないのか!ダークシグナーに逃げられてしまうぞ!」


深影「もう少しですアトラス様」


カーリー「うう…………なんかドキドキしてきたんだから……」



ジャック「!!?何だあれは…………空に模様が……」


深影「え!あ、本当……あれは……巨人……?」



カーリー「うわー!写真撮っとこう!」パシャッ








553: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 00:08:23.42 ID:kJWOpKiq0

…………………………………………………………………………………………………………


ブオオオオオオォォォォーー!!!!

コナミ「そろそろ追いつくか!?」



岬「てめーがしまりのある走りができりゃあもっと早くついたんだけどな」


コナミ「うっせーよ!お前は走れんのか!」



岬「Dホイール持ってねーし!」


ゴーーーーーーーーーォォォーーーーーー!!!


?「…………」フラフラ


?「………」フラフラ


コナミ「ん?うおおーーーーー!!?危ねえ、飛び出しだ!!」キキィィィィィ!



岬「うおお…………なんだと!?」グラグラ



コナミ「ふぅう………轢かずにすんだ…」


岬「おい!てめえらどこ見て歩いてんだよ!危ねえだろうが!」



ノーマネー弥生「…デュエルしろ………」キィィイイィィン


kenyou「デュエルしようぜぇぇ…………」キィィイイィィン



岬「ん?…………!あ、姉御……!?」




554: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 00:13:22.34 ID:kJWOpKiq0


コナミ「!!おい、この二人アザを持ってる………ダークシグナーだ…」


岬「ああ!?この二人が……?」



弥生「あたい達と………デュエルしやがれ………」ズズズ…



kenyou「つーか、にがさねぇしー」ズズズ…


ボボボボボボボボッッッ


岬「うおお…………!?何だこりゃ、炎が下から……!」



コナミ「あの時と一緒だ…………こいつら操られてるぞ」



岬「なんだと…………」



弥生「命を……差し出しな………………」カシャッ



kenyou「つーか……負ければ死ぬからな…………」カシャッ



岬「く…………おい、弥生の姉御!どうしちまったんだ!?」



コナミ「落ち着け岬、気持ちは分かるが落ち着け!」



555: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 00:20:47.90 ID:kJWOpKiq0


岬「うるせえ!姉御に何があったんだ??!」


コナミ「遊星が言ってた話だが……あの形のアザを持つダークシグナーは操られてるんだ、本物は別にいる」



岬「く…………なにか?姉御はそいつに利用されてるって…………そういう事か?」



コナミ「ああ………前にも同じ事があったんだ」


岬「くっそ…………そいつは許さねぇ……………!!見つけ出してズタボロにしてやる……!!」



コナミ「ああ、だが今はこの状況を乗り切らないとな…」


岬「姉御はどうしたら元に戻るんだ………?」


コナミ「デュエルで勝つんだ、それが一番手っ取り早い」



弥生「デュエル………しなぁ…………!」



kenyou「やろーぜえ、デュエル………」



岬「……………ち、それしかないってんなら仕方ねえ!」ガシャンッ


コナミ「一人で行こうとすんなよ、2対1だぞ」



岬「関係ねーよ!速攻で目を覚まさせてやる!」


コナミ「いやいや、俺も混ぜろって!」ガシャンッ



556: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 00:25:13.17 ID:kJWOpKiq0


岬「ああ……?なんだよ、お前デュエルできるようになったのか」


コナミ「ああ、2対2の方が絶対いいだろ」



岬「へ、仕方ねえな!足引っ張んなよ、俺のデュエルについてこい!」



コナミ「やけに自信満々じゃねーか、よし、行くぜ!」



弥生「消えろ………消えろ…!」



kenyou「つーか……目障りだから消えてくんねー?」



「「「「デュエル!!!」」」」



…………………………………………………………………………………………………………



鬼柳「ヒャハハハハハ!俺の先行だ!満足させてくれよォ!!!」




遊星「鬼柳………………!!!」





563: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/05(水) 23:54:59.57 ID:kJWOpKiq0


岬「俺の先行、ドロー!」シャッ


岬「ガンナードラゴンを召喚!」バッ


ガンナードラゴン「ウォオォオォォ」


《可変機獣 ガンナードラゴン/Fusilier Dragon, the Dual-Mode Beast》 †
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2800/守2000
このカードは生け贄なしで通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。


コナミ「なに?いきなり☆7のモンスターを召喚!?」



岬「へへへへ、ガンナードラゴンはリリースなしで召喚できるんだよ、能力値は半減するけどな」


ガンナードラゴン 攻2800→1400


コナミ「なんだ……ルール無視かと思ったぞ」



岬「俺がんな事すっかバーカ!カードをセットしてターンエンドだ!」バシッ 手札4


弥生「あたいのターンだ、ドロー!」シャッ


弥生「アマゾネスの剣士を召喚だよ!」バッ


《アマゾネスの剣士/Amazoness Swords Woman》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1600
このカードが戦闘を行う事によって受ける
コントローラーの戦闘ダメージは相手が受ける。



弥生「アマゾネスの剣士でガンナードラゴンを攻撃!首刈りの剣!」



564: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 00:03:56.70 ID:pf9//UAK0


アマゾネスの剣士「おおおぉぉ!!」


ガンナードラゴン「カーーー」


岬「へへへ!リバースカードを発動!禁じられた聖杯!こいつでガンナードラゴンの効果を無効にするぜ!」ピッ



《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。



ガンナードラゴン「カアアアアーー!!」攻1400→3200


岬「ザコを返り討ちにしろ!ガンナードラゴン!」


アマゾネスの剣士「ギャアアアァ!!」ドオオォン!


弥生「ち…………」


コナミ「よっしゃ!いきなりやりやがった…………ん?」LP4000→2300 ピッ



岬「…………!?なに?俺達のLPが減ってるぞ!?」


弥生「アマゾネスの剣士と効果だよ、戦闘ダメージは相手が受ける!」



岬「なんだと………さすがは姉御だぜ…………」


弥生「あたいはリバースカードをセットしてターンエンドだ!」手札4 バッ



コナミ「俺のターンだな!」シュッ



565: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 00:13:19.60 ID:pf9//UAK0


コナミ「ダメージには驚いたが………相手の場はガラ空きだ……ガンナードラゴンの攻撃力は2800……」


コナミ「この勝負もらった!魔物の狩人を召喚!」バッ



《魔物の狩人/Kojikocy》 †
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1200
人を狩る凶悪な狩人。岩をも砕く強い力を持つ。


コナミ(自陣の合計攻撃力は4300!ジ・エンドだ)


弥生「残念だが……トラップ発動だよ!激流葬!」カチッ



《激流葬/Torrential Tribute》 †
通常罠(準制限カード)
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
フィールド上のモンスターを全て破壊する。



ザバアアアァァァアアーーーーーン!!!!!


コナミ「うわああああーー!!」



岬「ちっ……!このバカヤロオー!!」ザザーーーンッ


弥生「あんたらのモンスターは全滅だ、くくくく」



コナミ「くそ…………………なんてこった………ガンナードラゴンまで死んじまった……!」



コナミ「くぅ……………カードを二枚セットしてターンエンドだ!…」ババッ 手札3



kenyou「んじゃ俺のターン………」シュッ





566: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 00:28:59.28 ID:pf9//UAK0


kenyou「どーすっかなぁ………マタンゴ召喚…」バッ



《マタンゴ/Mushroom Man #2》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1250/守 800
自分のスタンバイフェイズ毎に、コントローラーに
300ポイントダメージを与える。
自分のエンドフェイズに500ライフポイントを払えば、
このカードのコントロールは相手に移る。



コナミ「く………変なのが出てきた…」


ken「マタンゴで攻撃すっかぁ………!」バッ


マタンゴ「ひゃはーーー!」ドグッ!



コナミ「ぐほぉおお!!?」ドオオオーン! LP2300→1050


コナミ「ぐ………ダメージはマジもんなんだった…………」ぐぐ……



岬「何してんだこら!その二枚のリバースカードは飾りかよ!」



コナミ「ぐう………うるせー!トラップ発動!無抵抗の真相!」カチッ



《無抵抗の真相/Wolf in Sheep's Clothing》 †
通常罠
相手モンスターの直接攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けた時、
手札のレベル1モンスター1体を相手に見せて発動する。
相手に見せたモンスター1体と、自分のデッキに存在する同名モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する。


コナミ「俺は手札のバニーラを選択する!こいつとデッキのもう一体のバニーラを特殊召喚だ!」ババッ 手札3→2


《バニーラ/Bunilla》 †
通常モンスター
星1/地属性/獣族/攻 150/守2050
甘いものがとっても大好きな甘党うさぎ。
世界一甘いと言われる甘糖人参を探し求め、
今日も明日もニンジンをかじりたい。


バニーラ×2「むぅぅ……」




567: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 00:38:02.47 ID:pf9//UAK0


ken「なーんかうっぜぇなぁ…………カードをセットするわ………」バンッ


ken「エンドフェイズにマタンゴの効果を発動すっかぁ、LPを500払ってマタンゴをお前らにやるわぁ」LP4000→3500


マタンゴ「よろしくー」ピョンッ


コナミ「な、なんだあ……キノコがこっちきたぞ…」


岬「………まあいい、俺のターンだな、ドロー!」シュッ



ken「マタンゴの効果がこの瞬間発動ぅ………300Pのダメージを与えるわぁ」


岬「あぁ!?」


バリバリバリバリバリ!!


岬「うぅあああぁあああぁー!!!?」LP1050→750 ビリビリビリビリ!



コナミ「!!大丈夫か岬!」


岬「ぐぐ…………う…こ、この程度の痛み…………きかねえよ……」フラ…



岬「このキノコが………キメェ効果だぜ……………てめえなんかいらねえよ!」


岬「俺はバニーラ二体とマタンゴをリリースだ!」バッ



マタンゴ「ああーーーー」

バニーラ×2「「ひぃいーー」


岬「神獣王バルバロスを召喚!」バッ


《神獣王バルバロス/Beast King Barbaros》 †
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
このカードはリリースなしで通常召喚できる。
この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
また、このカードはモンスター3体をリリースして召喚できる。
この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊する。



568: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 00:46:49.22 ID:pf9//UAK0


コナミ「おお、攻撃力3000とは!」



岬「それだけじゃないぜ、こいつは3体をリリースして召喚された時、相手の場を破滅させる効果があるんだよ!」


弥生「ち…………!」



ken「マジでぇ…………?」



岬「てめえのリバースカードを破壊してやるぜ!」


バルバロス「ヴアアアアー!」カッ!



ドゴオオオォォオオォォ!


ken「まじかよー、リビングデッドの呼び声が………」


岬「さあ道は開かれた、くらいやがれよ、バルバロスでダイレクトアタックだ!トルネードシェイパー!」


バルバロス「ゥォオオオオーーー!!!」ゴアアアアァ!!!



ken「ぐふぅううううぅ!!…………まじ……でぇ……!?」ドオオオォオオォオオォ!! LP4000→1000




岬「どうだよ!思い知ったかこの野郎が!」



コナミ「よし!3000もダメージを与えたぜ!」


岬「さってと……………俺はカードをセットしてターンエンドだ!」バッ 手札3







569: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 01:03:14.80 ID:pf9//UAK0


弥生「ちぃ………あたいのターンだ!ドロー!」シュッ


弥生「あんまりいい気になるんじゃないよ………あたいはアマゾネスの聖戦士を召喚!」バッ



《アマゾネスの聖戦士/Amazoness Paladin》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1700/守 300
自分のフィールド上の「アマゾネス」という名のついたモンスターカード1枚につき、
このカードの攻撃力は100ポイントアップする。



アマゾネスの聖戦士「うぉっ!」攻1800→1900


弥生「さらにリバースカードを二枚セットするよ!」ババッ 手札2



岬「どうしたよ姉御、そんなモンスターじゃバルバロスに瞬殺だぜ?」



弥生「…………………ふん、あたいはターンエンドだよ」


コナミ「俺のターン!」シュッ 手札3→4


コナミ「どうすっかな…………」



岬「コナミ、さっさと二人を解放してやれよ、バルバロスで攻撃すりゃ終わりだぜ」



コナミ「ああ…………でも………なんか怪しくね?」



岬「はあ?」



コナミ「バルバロスいるのに攻撃表示だぞ………あのリバースカードが何かあると思う……」




571: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 01:15:46.69 ID:pf9//UAK0


弥生「…」リバースカード2



岬「ビビってんじゃねえよ、あんなのたいしたことねーって」



コナミ「ビビってるとかじゃねーよ、く…………」



コナミ「どうするか………」



弥生「……………へ!そんなに悩んでんならあたいが決めてやるよ!トラップ発動!」ピッ



コナミ「なんだと!?」



弥生「バトルマニアだ!お前のモンスターは攻撃を強制された!」



《バトルマニア/Battle Mania》 †
通常罠
相手ターンのスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターは全て攻撃表示になり、
このターン表示形式を変更する事はできない。
また、このターン攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない。



コナミ「攻撃を強制…………!?」




岬「おいおい、あっちからきてくれるとはな………やっちまえコナミ!」


コナミ(なんか…………ヤバイぞ!)


コナミ

572: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 01:24:57.91 ID:pf9//UAK0

コナミ「く…………だが………もう止められねえか!」


コナミ「よし、やってやるぜ!バルバロスの攻撃だ!トルネードシェイパー!」バッ



岬「これで決まりだああぁ!!!」


バルバロス「アアァァウォォオオ!!!」ゴオオォオ!



弥生「ははは!トラップ発動!アマゾネス転生術!」カチッ


《アマゾネス転生術/Amazoness Shamanism》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する
「アマゾネス」と名のついたモンスターを全て破壊する。
その後、破壊した数と同じ数まで
自分の墓地に存在するレベル4以下の「アマゾネス」と名のついたモンスターを
表側守備表示で特殊召喚する事ができる。


コナミ「なんだと!?」


岬「くっ!?」


弥生「あたいのフィールドのアマゾネスの聖戦士を破壊して、墓地のレベル4以下のアマゾネスを特殊召喚する!」



岬「墓地のアマゾネス……?だと」



弥生「蘇れアマゾネスの剣士!」バッ



アマゾネスの剣士「はあぁっ!」バンッ



コナミ「そ、そいつは!」


弥生「くくくく、そうさ、ダメージを相手に与えるモンスターさ」


岬「!!やべえ!コナミ!ストップだ!」



コナミ「ああ!攻撃を中断……!…」



弥生「残念だが!バトルマニアの効果で中断はできないね!」



バルバロス「ウオオオオオ!!」ゴオオォオ!


アマゾネスの剣士「うあああ…!」










573: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 01:33:22.75 ID:pf9//UAK0
今更だがアマゾネス転生術の効果で矛盾が発生しました……このまま勢いで続けてしまおうと思います

岬「くそ!なんて事だ……バルバロスとアマゾネスの剣士の攻撃力の差は1500!」LP750


弥生「消えちまいなぁあああ!!!」



バルバロス「ゔぉおおおおおおーーーー!!」



アマゾネスの剣士「ヌンッ!」



コナミ「リバースカードオープン!撤収命令!!」カチッ




《撤収命令/Sound the Retreat!》 †
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターを全て持ち主の手札に戻す。



岬「!?それは…………!」



弥生「何だってええ…………!?」



コナミ「バルバロスを手札に戻す!これでバトルは終了だ!」


バルバロス「さらばぁ!」シュンッ


コナミ「俺の手札に戻れ!」パシッ!手札4→5



574: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/06(木) 01:34:30.44 ID:pf9//UAK0
今回はここまでで………


ホントに嫌になってきますね………こういうミスは


すみません…

582: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 00:11:42.57 ID:8MAUc3wZ0


弥生「ち…………しぐじっちまったか……」


ken「なんだよォ………」LP500


岬「ふう………ハラハラさせやがって」



コナミ「やっぱり攻撃はやばかっただろ?俺の勘は意外と鋭いからな」



岬「ち……………今回は反論できねえよ」



コナミ「俺はカードを一枚セット!」手札5→4


コナミ「さらにバルバロスを妥協召喚だ!」バシッ 手札4→3


バルバロス「再びヴォォオオオオオォ!!」攻1900



コナミ「ターンエンド」



コナミ岬 バルバロス リバースカード×2 LP750



弥生ken アマゾネスの剣士 LP500


ken「なんかやベーなー、俺のターン?」シュッ 手札4→5










583: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 00:23:33.67 ID:8MAUc3wZ0


ken「どーすっかなー………」


弥生「アマゾネスの剣士の自爆攻撃じゃ奴らのLPはけずりきれないからねぇ」




ken「言われなくてもわかってるっつーの…………んじゃ先ずはこれか?」スッ


ken「サイクロン発動ー、コナミの場のリバースカードを破壊でー」バッ



ゴオオォオーーーーーーー!!


バリイインン!


コナミ「ぐ……!?断頭台の惨劇が……」


ken「そして巨大ネズミを召喚だーー!」バッ


巨大ネズミ「チュー」攻1400

《巨大ネズミ/Giant Rat》 †
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1400/守1450
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の地属性モンスター1体を
表側攻撃表示で特殊召喚できる。



コナミ「なんだよ、そんな奴じゃバルバロスには勝てねえぜ」



岬「俺のバルバロスを舐めんなよ」





584: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 00:31:01.49 ID:8MAUc3wZ0


ken「別に舐めてねーしー、手札から強制転移を発動なー」バッ 手札3→2


《強制転移/Creature Swap》 †
通常魔法
お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、
そのモンスターのコントロールを入れ替える。
そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。


コナミ「は?………モンスターを入れ替えるだと!?」



岬「俺達の場にはバルバロスしかいねえ…………」


ken「バルバロスもらいー、巨大ネズミを代わりにくれてやるよ」


バルバロス「グオオォオオオ!!」クルッ



ネズミ「チュー」クルッ



コナミ「うああ!バルバロスが取られた!これってやばくね!?」



ken「総攻撃で終わりだな…」


弥生「くくく、あたいのアマゾネスの剣士の攻撃もあるからねえ!」



コナミ「ぐ…………!ど、どうする……岬!?」


岬「…………」



コナミ「!?…………」






585: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 00:37:42.77 ID:8MAUc3wZ0



ken「くらえー、バルバロスでこーげきー!」


バルバロス「ヴォォオオオオオォ!!」ゴアアアアァ!!!



ネズミ「し、死ぬ…………!?」



コナミ「く……………!」



岬「…………………へへへ」



コナミ「ん……?岬?」



岬「トラップ発動!魔法の筒!」カチッ


《魔法の筒/Magic Cylinder》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。



岬「こいつは攻撃を無効にし、その分のダメージをてめぇらに与えるカードだ!」



コナミ「よし!ナイスだ岬!ダメかと思った!」ぐっ



ken「ええーーーーーーーー?まじかよーーーー!」



弥生「そんなばかな……………!!?」



ゴオオォオオォォォォォォオオオオ!!!!



586: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 00:42:41.20 ID:8MAUc3wZ0


弥生「おい!責任持ってなんとかしな!」バッ


ken「ええー?無理だしー」


ドガアアアアァァア!!


ken「うげえええーーーーーーー!!」LP500→0 ピーー


弥生「うああああぁぁあ……………!!」



岬「よっしゃ!やってやったぜ!」


コナミ「勝った!!最後呆気なかったけど!」



ボボボボボ…………………シュウウウ……


岬「!……炎も消えた……」


弥生「うっ…………」ドサッ



ken「きもちわりっ」ドサアッ



コナミ「あ!倒れたぞ!洗脳がとけたのか!!?」



岬「あ、姉御ーー!」タタッ



…………………………………………………………………………………………

587: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 00:48:57.98 ID:8MAUc3wZ0


………………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「この二人、どうだった?」



岬「大丈夫だ………気絶しただけ……呼吸もある…」


コナミ「んー?あ、アザも消えてる、洗脳も解けたようだな」


岬「く……………姉御を洗脳なんかしやがって…………!!」


コナミ「許せねえな、ダークシグナー……」



岬「おおよ、見つけ次第デュエルでぶちのめしてやる!」



コナミ「よっしや!その意気だぜ!」



岬「行くぞコナミ!遊星達を追いかけるんだよ!」ガバッぼすっ



コナミ「ああ、すぐ近くにいるはずだからな!」カポッ



ブウウウゥゥゥゥゥウウ……………



コナミ「いくぞ岬!」




岬「ぶっとばせ!!」




ブウウウゥゥゥゥゥウウオオオオォォォォォオオオオォォオ!!




597: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 22:59:01.60 ID:8MAUc3wZ0

コナミ「おらああぁあ!!」ブオオォォーーーーーー!!


岬「ひゃはーーーーーーー!!」ゴオオォオーーーーーーー!!



…………………………………………………………………………………………………………………


鬼柳「ひやはははははははははは!!!!!終わりだ遊星!地縛神Ccapac Apuで攻撃!!」バッ



コカパクアプ「おおぉ」ゴゴゴゴゴッッ!



クロウ「遊星…………!!」



ジャック「遊星ーーーーー!!!」



遊星「く……………スターダスト!!」バッ



スターダスト「コォオオォォオオォォ!!」ゴアアァ!!


スカッ



鬼柳「無駄だ!地縛神は直接攻撃ができる!」



コカパクアプ「おぉぉーー」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………



遊星「何!?く…………くず鉄のかかし!!発動!」カチッ



かかし「」にゅっ



かかし「」すぽっ ぱたんっ



遊星「!?くず鉄のかかしが無効に………!?」




599: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 23:06:13.95 ID:8MAUc3wZ0


鬼柳「ひゃーーーーははははーーーー!!!!それも無駄だあ、地縛神にトラップは通用しない!!」


遊星「ば、ばかな……………!!?」


コカパクアプ「おおぉおおぉ」グアアアアアァッ



クロウ「なにぃ!?直接攻撃できてトラップの効果を受けない………?インチキ野郎があ!」



ジャック「かわせ遊星!!」



遊星「ぐ………オートパイロットモードになっている………自由が効かない!!?」グラグラッ



鬼柳「しねぇぇえええーーーーーー!!」



ドゴオオォオオォォオオォオオオ!!!!!



…………………………………………………………………………………………



グラグラッ


コナミ「ん?地震か…………?」ブオオォォーーーーーー!!



岬「!?お、おい!あれをみろ!」ピッ



コナミ「ん?…………おお!?なんだあれ………巨人……!?まさかダークシグナー?」



岬「あそこに遊星達もいるかもしれねえ!おい!スピードを上げろ!」バシバシ


コナミ「しゃああーーーーー!!」ブオオォォーーーーーー!!




600: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 23:19:04.14 ID:8MAUc3wZ0


……………………………………………………………………………………………

ガシャアアアアアァアアアア!!!



遊星「ぐああぁああああぁぁあぁぁあああぁぁ!!!!」ドオオォオォン!!


ゴロゴロゴロッ ドサアッ



クロウ「遊星ーーーーー!!!」


ジャック「く……………おのれ…!」



鬼柳「ははははははははーーーーーー!!!!」ブオオォォーーーーーー!!


遊星「うぐぅぅ…………………!!」


ブオオォォーーーーーー!! キキィィッ



鬼柳「………………へ、Dホイールの性能の悪さに救われたな……運がいい野郎だ」


遊星「ぐ……………」


鬼柳「ヒャハハハハハ!苦しめ!怯えろ!かって俺が味わった辛酸を貴様も味わうがいい!!」



遊星「ぅう…………………」




鬼柳「へ、命は預けた、次に会う時まで恐怖に怯え生き恥を晒すがいい!」



ブオオォォーーーーーー!!!!







601: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 23:24:58.02 ID:8MAUc3wZ0


ブオオォォーーーーーーオオオオオォォォーーーーー!!



コナミ「あ!見えてきたぞ!クロウ達だ!」


岬「あのヘリは………ジャックじゃねえか?」


ブオオォォーーーーーー!!



鬼柳「?何だあのDホイールは…」



クロウ「ん?あ!コナミ!起きてたのかよ!」



ジャック「コナミだと……?」



遊星「ぅぐ………………こ…………コナミ?」



ブオオォォーーーーーー!!


岬「んあ!!?おい!遊星が倒れてるぞ!負けちまったのか!?」



コナミ「隣のあいつ………………?まさか…?」


鬼柳「あぁ…………?コナミだと…………?ふ、ヒャハハハハハハハハハハハハ!!!!!!おいおい!こいつはいい!チームサティスファクションの復活じゃねえか!!ヒャハハハハハハハハ!!」



コナミ「……あ!あいつ鬼柳だ!」


岬「あ?誰だ?」



ブオオォォーーーーーー!!


602: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 23:33:59.18 ID:8MAUc3wZ0


キキイイイィィィィィ!!!



コナミ「おいおい!大丈夫か遊星!………げ、腹に尖ったやつ刺さってる……!ヤバイ…………!」タタタッ



クロウ「岬、お前がコナミを起こしたのか?」



岬「ああ、こいつも必要だと思ってよ」


鬼柳「くくくくく、コナミ、会えて嬉しいぜ……」



コナミ「どうしたんだ鬼柳?!何でここに………………ってかそのアザは……」



鬼柳「あ?ほお………アザの事を知ってたか、くくく…………そうだよ、俺がダークシグナーだ!正真正銘、操り人形なんかじゃなくなぁ………」


コナミ「なにぃ………!?セキュリティに捕まっちまって………どうしてたのかと心配してたら………ダークシグナー……!?」



遊星「ぐ……………コナミ…危険だ………離れろ…………!」



コナミ「遊星……………あまりしゃべるな…おーい!クロウ!遊星を頼む!!」


クロウ「ああ!遊星!」タタタッ


鬼柳「ひひひひひ、遊星はこの俺に対する恐怖に怯え、もうまともにデュエルも出来ねぇかもなぁ………」


遊星「あぐ………………」ズルル……


コナミ「鬼柳……!何でこんな事を………!」




603: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 23:42:18.62 ID:8MAUc3wZ0


鬼柳「裏切られた復讐だよ、ヒャハハハハハハハハハハハハ!!!いずれてめえらも地縛神の生贄にしてやるからよ!楽しみにしてな!」ブウウウゥウウウウ………………



コナミ「あ!ま、待て!」ザッ



鬼柳「あばよ!ヒャッハァーーーーーーーー!!!!!!!」ゴオォォオーーーーーーー!!!!


キィイィーーーーーーーーーーーーン!



コナミ「く……………鬼柳……………」


ジャック「おのれ鬼柳!待たんか!!!」ガタガタッ



カーリー「ちょっとジャック!暴れないで!ヘリの中は狭いんだからー!」



深影「落ち着いてください!アトラス様!」


岬「……………上騒がしいな………!つうか!あの野郎!逃げやがって!!」くそー!




クロウ「とにかく!遊星をマーサの所に運ぶんだ!俺がDホイールで連れてってやる!」ドサッ



遊星「ぐ…………」



コナミ「ああ!頼む!!」


ブオオォォーーーーーー!!!!!!




604: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 23:47:18.06 ID:8MAUc3wZ0


オオオオオォォォーーーーー!!


深影「私たちも一旦戻りましょう、いいですね?アトラス様?」



ジャック「ふん…………勝手にするがいい!」



ババババババババ……………………




岬「……………」


コナミ「………」



岬「……結局……俺達は間に合わなかったって訳か…………」



コナミ「そうだな…………鬼柳には会えたけど」



岬「つうかよ、あの鬼柳って奴は何なんだ?お前らの知り合いかよ?」



コナミ「うんまあ…………昔の仲間でな…………今はいいだろその話は……」



コナミ「それよりも………あれ、どうする?」



岬「あ?あれ?」クルッ



遊星号の残骸「…………」



岬「……………ほっとけばいいじゃねえか」


605: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/08(土) 23:55:13.55 ID:8MAUc3wZ0


コナミ「いやいや…………あれは遊星の大切なDホイールだから…………持ってってやろうぜ」


岬「持ってくだぁ?バカ言えよ、お前はDホイールに乗っていくから………俺一人で持っていかなきゃならねえじゃねえか!」



コナミ「……無理か?」



岬「流石に重すぎるぜ、人手が足りねえ……しかもここはサテライトの無法地帯BADだ」



コナミ「ぐ……………途中で追い剥ぎに襲われる事もあるかもな………」




岬「タイイチなら負ける気はしねーが………大勢で来られちゃ流石にきついぞ、Dホイールをかばわなきゃならねえし…」



コナミ「く…………………無理か…………?」



岬「ああ、お手上げだ」



コナミ「うう…………さっきジャック達がヘリで持ってってくれればよかったのによぉー!」



岬「気が利かねえな………」


コナミ「ヘリ……か…………うう…………そんなもん一般人に用意できるわけ………………」



コナミ「………………うん?」ピーン!



コナミ「そうだ…………Dホイールの連絡機能で…………」タタッ



岬「?」



カチャカチャカチャ…………





606: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/09(日) 00:07:10.66 ID:rwZk2j3f0


ビーーーーーーーーーーーーー


岬「何だ?どっかに連絡入れてんのか?」



コナミ「ああ、こんな夜中につながるかは分からないが…………寝てるだろうし…」ビーーーーーーーーーーーーー



ビーーーーーーーーーーーーー ガチャッ



雪乃『こ、コナミかしら…………?こんな夜中に連絡なんて随分大胆じゃない…………おねえさんに何の用?』



コナミ『お!つながった!雪乃か!?』



雪乃『ふふ………私のIDなんだから当たり前よ』



コナミ『そうだな、こんな時間にすまん!』



雪乃『まったくよ、睡眠不足は肌に悪いのよ?この私に夜更かしさせるつもりかしら?ふふ』



岬「おい、誰だよ電話相手は、そいつがDホイールを動かせんのか?」



コナミ「まあまて……………色々話してみないとわかんないからよ」



雪乃『!?…………コナミ……近くに誰かいるのかしら?……今の声………女性の声じゃない……?』



コナミ『え?ああ、知り合いがいるぞ………それでよ、こんな夜中にこんな願い事をするのははばかれるんだけど…………』



雪乃『だれ?』


コナミ「え………?なに?だ、誰って?」



雪乃『近くにいる知り合いって誰なのかしら?すごく気になるわ』




609: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/09(日) 00:14:49.38 ID:rwZk2j3f0


コナミ『い、いや…………今はそんな事は……………』



雪乃『誰?』


コナミ『だから………えっと……』



雪乃『誰なの?』



コナミ『幸子の番号…………知ってたり……』



雪乃『その人は貴方の何なのかしら?』



コナミ『……………おーい…話が噛み合って無いぞ…』



雪乃『こんな夜中に一緒にいるような仲なのね?』


コナミ『だーかーらー………それは今は…………』



雪乃『まさかそこはコナミの家?一緒に住んでるとか?どうなのかしら?』



コナミ「…………」



雪乃『見せつけるために連絡を取ってきたの?そういうのが燃えるの?』



コナミ『…………ただの知り合いだから、変な妄想はやめてくれ!深夜のテンションか?!」



岬「めんどくせぇ…………」ハァ…



………………………………………………………………………………………………………………………………………




627: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/10(月) 23:01:17.69 ID:NpuxxskZ0


ブオオォォーーーーーー!!


遊星「ぐ………」



クロウ「もうすぐマーサハウスに着く!気張れ遊星ー!」ブオオォォーーーーーー!!



ゴオオオォォォォォォオーーーーーーーーーーー!!!


遊星「く…………き……鬼柳…………!」


ギキィィィ!!!



クロウ「よっしゃ到着!待ってろ!今マーサを起こしてやる……!」タタタッ



ドンドンドンドン!



クロウ「おい!マーサ!起きてくれ!遊星がヤバイんだよ!」ドンドンドンドン


ガチャッ


マーサ「クロウかい………?こんな夜中に何を…………」


クロウ「遊星を運ぶのを手伝ってくれ!」タタッ



マーサ「え?!!ゆ、遊星……!どうしたんだい!酷い怪我じゃないか!」タタタッ


クロウ「早く医務室に………………!」ズルズル…



遊星「う…………………く、クロウ………………」



マーサ「待ってな!今医者を呼んでくるからね!」タタタッ


雑賀「どうした…………な!?遊星!……しっかりしろ!」ダダッ


クロウ「あんた………!運ぶのを手伝ってくれ!……」ズルズル…


雑賀「わ、分かった!」







628: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/10(月) 23:13:39.46 ID:NpuxxskZ0

……………………………………………………………………………………………………………………………


雪乃『ふぅ…………ごめんなさい、少し取り乱してしまったわ」


コナミ『やっと落ち着いてくれたか……』


雪乃『この事は後でじっくり問い詰めるとするわね』



コナミ『ええ………なにそれ………終わったんじゃないのかよ………』


岬「……………」


雪乃『で?結局何の用?こんな丑三つ時に………』


コナミ『ああ………………あのさ、雪乃ってデュエルアカデミア生徒だよな?』



雪乃『ええ、制服着てたじゃない』


コナミ『そうだよな………結構交友関係って広いのか?』



雪乃『ふふ、何?コナミは私の周囲が気になるのかしら?安心して、確かに交友関係は広い方だけど私を満足させられた男はいないわ」



岬「…………こいつ聞いてない事よく話すな……」ボソッ



コナミ『はははは、そうかー、友達多いんだな』



雪乃『ええ私の美貌は知らぬうちに周りを虜にしてしまうようね♡」



コナミ「そうか…………それじゃあさ、海野幸子って奴とは友達か?」



雪乃『…』ガシャアアアァァン!


コナミ岬『!!?』ビクッ



コナミ『……………え?何だ?雪乃?今の音………何か破壊したみたいな音が…』



雪乃『海野さんに貴方が何の用かしら?』





631: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/10(月) 23:30:43.97 ID:NpuxxskZ0


コナミ『いやいや、どこか怪我してないのか?今の結構な…………』


雪乃『今はそんな事関係ないでしょう…………?私と会話しましょう?』


コナミ『あ………ああ』


雪乃『海野さんってトップスの海野さんでいいのね?』



コナミ『お、おう…………海野財閥の令嬢の…………』



雪乃『………………』



コナミ『……………?雪乃?』



雪乃『……………なに?貴方………海野さんと仲がいいの?』



コナミ『え?い…いや………デュエル仲というか………知り合いっつーか』


雪乃『…………へぇ………海野さんと知り合いなの…』


コナミ『…まあな……………』


雪乃『………………逆玉狙ってるのかしら?』



コナミ『何でそうなるんだよ!話の繋がりからしてあり得ねえだろ!』



雪乃『で、でもね、聞いてコナミ、私も女優デビューが決まってて中々に裕福よ?』



コナミ『聞け!聞いてくれ!俺がゲス野郎みたいに感じるから……!」


……………………………………………………………………………………………



雪乃『なによ?重いものを運びたいから海野財閥の力を借りたいって事?』


コナミ『ああ、俺たちだけじゃとても無理なんだ』



雪乃『まったく………そんな事で私の睡眠を妨害してきたの?』



コナミ『いや…………一刻を争うんだよ、この地域には盗人が多いから、気づかれる前に運びたいんだ』

632: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/10(月) 23:39:01.26 ID:NpuxxskZ0



雪乃『…………ま、仕方ないわ、貴方には借りがあるもの、海野さんのIDを送ればいいのね?』



コナミ『ああ、頼む』



雪乃『でも……コナミ、いくら知り合いっていってもヘリコプターなんてものをポンとかしてくれるかしら?』



コナミ『う…………た、たしかに…俺とあいつの関係ってデュエルしただけだし………』



雪乃『ふぅ…………それじゃ無理よ、あの娘はそう簡単に首を縦には振らないわ』



コナミ『や………やっぱり……?図々しいとは思ってたが……………!」


雪乃『あの娘はプライドが高いから………何か恩でも売っておけばやりやすいのだけど』



コナミ『恩か…………そんなもの無い……!』ガクッ



岬「え?おい!どうした……!?」


雪乃『……………………ふふ………コナミ……運がいいわ、私に連絡を取った事は幸運よ』



コナミ『え?』







635: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/10(月) 23:52:16.42 ID:NpuxxskZ0


雪乃『IDはやっぱり送らないわ』


コナミ『え?それは困るんだけど…』


雪乃『どうせ貴方じゃ弾かれておしまいよ』


コナミ『そ…………そうかもしれないけど、一応連絡取ってみて………』



雪乃『絶対に無理よ、確実に』



コナミ『…………そんなに無理?』



雪乃『ええ』



コナミ『ぐ……………じゃあどうすれば……………!』



岬「なんだよ?ふりだしに戻っちまったか?」



コナミ『ああ………………無理があった……』



雪乃『……だから、私に任せなさい♪』



コナミ『え?』



雪乃『私が海野さんに頼んであげるわ』



コナミ『で、でも……成功するか?』



雪乃『ふふ、おねえさんには秘策があるのよ』


コナミ『お、おお…………じ、じゃあ頼む…』



雪乃『コナミには借りを返さなきゃいけないからね、ふふ』


コナミ『本当に助かる、サンキュー、一度切るぜ?』


雪乃『ええ、あ、それとコナミ、あなたのデュエルディスクのサーチモードをONにしておきなさい』



コナミ『サーチモード?』


岬「ID持ってる奴に自分の居場所を送信するモードだ」


コナミ「詳しいな岬、そうか……このボタンか?」カチッ

636: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/10(月) 23:59:10.67 ID:NpuxxskZ0

ブォン…………



雪乃『……コナミの居場所がわかったわ、ここに行けばいいのね?』


コナミ『お、送られたか、頼むぜ』



雪乃『任せておきなさい♡』


ブチッ……………ツーツー……………


コナミ「……ふぅ…………雪乃がうまくやってくれればいいけど……」



岬「連絡を待つしかねえな…」



コナミ「ああ………………そういえば、岬…何でサーチモードなんて知ってんだ?」



岬「馬鹿野郎、デュエルディスクの機能くらいガキでも知ってるぜ」



コナミ「あ………そうすか」


岬「さてと…………俺は武器を集めてくる…木材とかしかねえだろうけどよ……」スッ



コナミ「武器?なんでそんなものを」



岬「今集団に襲われたら危険だろうが、獲物持ってりゃそれだけでアドバンテージなんだよ」スタスタ…



コナミ「なるほどな」


…………………………………………………………………………………………



637: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 00:05:26.44 ID:1+JdfEVd0

遊星「うぐあああぁあぁああぁぁぁぁ…………!!!!!!」ズキズキズキ………



マーサ「頑張るんだよ遊星………!」ギュッ



医者「もう少しで破片は抜ける………!我慢してくれ……!」



遊星「あぐぅうううぅぅううぅぅ………………!!!!!」


マーサ「遊星…………………!!」ギュウウウ………


部屋の外


ぐああぁあぁぁぁああぁぁぁぁぁ…………!!!!



クロウ「遊星……………!!耐えてくれ………!」


雑賀「ぐ……………遊星………!!!!!」



手島「頑張れ遊星ーーーー!!!!!」



少年「遊星兄ちゃん…………頑張って……」ギュッ



少女「お兄ちゃん………」ギュッ



ぐああぁあぁあぁああぁぁぁあぁ……………!!



医者「よし……………摘出完了………あとは傷を塞ぐだけだ………!」




638: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 00:10:34.80 ID:1+JdfEVd0


クロウ「く……………」


雑賀「クロウ…………岬とコナミはどうした……?」



クロウ「…………わかんねえ急いで俺が戻ってきたからな………」



雑賀「たく………どこにいるんだ………」


…………………………………………………………………………………………



岬「フンッフンッ!」ブンブンッ


コナミ「中々いい太刀捌きだな、木材だけど」


岬「へ、デュエル喧嘩番長舐めんなっての」ブンブンッ



コナミ「そういえば………遊星大丈夫かな………」



岬「あいつがあんなんでくたばるかよ、信じろや」ブンッブンッ



コナミ「そうだな…………」


岬「俺たちは遊星のDホイールをきちんと回収するんだ、それが任務だ」



コナミ「おう、盗まれるわけにはいかねえぞ」




639: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 00:25:04.54 ID:1+JdfEVd0

20分後


バババハバババババババ………!!!



コナミ「お!ヘリコプターだ、幸子か?」



岬「…………側面に海野財閥って描いてあるな………」



コナミ「雪乃の交渉が成功したんだ!」


岬「こっちに近づいてくる…間違いねえな」


バババハバババババババ………!!!



ヘリ内部



幸子「まったく………!こんな夜中に何でこのわたくしが直々にサテライトなんて行かなくてはなりませんの?……しかもあの庶民のお願いで……!」グチグチグチグチ…………


雪乃「あら?無理に貴女がくる事はなかったんじゃないかしら?ヘリコプターを貸してくれればそれで良かったのよ?」


幸子「お父様が言うんですもの……!『お前も一度くらいサテライトを見ておいた方がいい』って……!」


雪乃「私もサテライトに行くのは初めてね…………上空から見た限りじゃ……鉄くずの山ばっかりなのねぇ………」



幸子「さっさとおさらばしたいですわ!こんな所!」



雪乃「明日が………もう今日ね、今日が休日で良かったわ………」



バババハバババババババ!



黒服「幸子さま!見えました!コナミがいます!」


幸子「ふう………雪乃さんに借りがなければ……こんな面倒な事にはならなかったのだけどねぇ…」



雪乃「ふふふふ、貴女の財閥が関係してるキャンペーンのイメージガールになってあげたのだから、感謝してほしいものね」



幸子「く……………正イメージガールが体調を崩さなければ…………というか、何で貴女も乗ってるの?ついてくる意味が無いと思うのですが?」



雪乃「いいじゃない、私にも色々あるのよ」







640: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 00:28:09.06 ID:1+JdfEVd0
今回はここまででー


648: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 23:09:40.51 ID:1+JdfEVd0


バババハバババババババ…………


コナミ「こっちだこっちだ!」


岬「こんなのが降りたらいろんな奴に勘付かれちまわねえか?」



コナミ「そんな事言ってらんねえだろ」


バババハバババババババ………!!!



雪乃「ふふふ、感謝しなさいよコナミ」


雪乃「………………誰かしら隣のあの娘?」


シュゥゥゥ………………


ウィーーーーーーン…ガチャン…



幸子「来てやったわよ庶民!」スタスタスタ


コナミ「おお、幸子、ありがとな」


幸子「ふん、借りを返しただけですわ、トップに君臨するものは義理堅いのよ」


雪乃「…ふふ……」スタスタスタ









650: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 23:21:38.39 ID:1+JdfEVd0


コナミ「雪乃も来てくれたのか、わざわざすまないな」



雪乃「いいのよ、私が勝手に来ただけ」スタスタ



コナミ「早速ついて来てくれ、運んでほしい物はこっちなんだ」ダダッ



幸子「はぁ………降りて改めて見ても酷い所ですわね」キョロキョロ



岬「…………あ?」



幸子「どんな生活を送っていますの?サテライトの人々は?」スタスタスタ…



岬「おい、サテライト馬鹿にしてんじゃねーぞ」



幸子「あら?なんですの貴女は?」




岬「サテライト在住者だよ、住んでる所の悪口は聞いてて気持ちよくねーんだ」



幸子「そうでしたの、ごめんあそばせホホホホホホホ、まだどんな所か把握できていませんゆえ」




岬「チッ……………」スタスタスタ…




651: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 23:29:40.12 ID:1+JdfEVd0



コナミ「おーい、幸子こっちだ来てくれ」



幸子「庶民の分際でわたくしに指図かしら!?」スタスタスタ…


黒服「………」スタスタスタ…



岬「………ま、運んでくれるんだし………感謝はしねえといけねえか………」スタスタスタ…



雪乃「…………」ジイィィーー………



岬「………………?」



雪乃「……」ジイィィィィィィィ………




岬「……………おい、紫ツインテ」


雪乃「……それは私の事かしら?私には藤原雪乃という名前があるのよ」



岬「あーそうかい、藤原な、俺はジャッカル岬だ」



雪乃「……岬さんね…………」



岬「なんだよ?さっきから俺の事ジロジロ見やがって………」






652: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 23:36:27.49 ID:1+JdfEVd0


雪乃「…………あなた、コナミの仲間?」



岬「あ?ああ、まあな」



雪乃「コナミの………何かしら?」



岬「はぁ?何……?ダチっつーか……腐れ縁っつーか………まあそんな感じだ」



雪乃「………そうなの」



岬「それがどうしたよ?」



雪乃「いえ、なんでも無いわ、ふふ」(とりあえず現時点では問題はなさそうね…)スタスタ…



岬「変な奴だ………」スタスタ…



コナミ「このDホイールだよ」



幸子「Dホイール……?これが?わたくしにはジャンクにしか見えませんわ…」



コナミ「ああ……訳あってクラッシュしちまってな」



幸子「ふうん……………はあ…まさか鉄くず一つを運ぶのにわたくしが動かされるなんてね…」


黒服「……」



653: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 23:43:12.62 ID:1+JdfEVd0


コナミ「これをここから5kmくらい離れたマーサハウスって所に運んでほしいんだよ」


幸子「なるほど、分かりましたわ、さっさとやってしまいましょう」パンッパンッ


黒服「かしこまりました」ガシッ


ぐぐぐぐ…………


コナミ「おお…………黒服のおっさん……一人でDホイールを持ち上げやがった…」



幸子「黒服がヘリにジャンクを運んだら出発しますわ」スタスタ…



黒服「………」ズルズル……


コナミ「分かった」



幸子「雪乃さん、あなたもヘリに乗りなさい、置いていきますわよ」



雪乃「ええ、わかったわ………ん?」ピクッ



岬「………何だよ」



雪乃「岬さんはどうやって移動するのかしら?」




岬「あ?俺はいつも通りにコナミのDホイールに乗ってくぜ?」


雪乃「………」




654: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/11(火) 23:54:28.75 ID:1+JdfEVd0


幸子「雪乃さん?………わたくし同じ事を何回も言いたくないのですが」



雪乃「…」



岬「どうした?あいつが呼んでるぜ?」



ブウウウウゥゥゥウ………


コナミ「よし、俺のDホイールはやっぱり問題ねぇ……フルスロットルでいけるぜ…………ん?カードが落ちてる」スッ


ブラッドヴォルス


コナミ「あ…これ昔鬼柳が使ってた……………あいつおとしたのか?ったく、拾っておこう」スッ



コナミ「おーい!いくぞ岬!」



岬「ん?ああ」スタスタ…



雪乃「ちょっと待って岬さん」



岬「ああ?」



雪乃「Dホイールには私が乗ってもいいかしら?」


岬「……………なんだと?」





655: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/12(水) 00:03:06.05 ID:ZoxUQYkB0


…………………………………………………………………………………………


3分後


コナミ「おっせーな岬……なにしてんだ?」



雪乃「ふふふ、お待たせコナミ♪」



コナミ「ん…!?雪乃か?何でおまえが」



雪乃「Dホイールの後ろには私が乗るわ、岬さんはヘリで行くそうよ」



コナミ「そりゃまたなんで…………?」



雪乃「なんでもいいじゃない、さ、ヘルメットを貸しなさい」



コナミ「……ああ…まあいいや、ほれ」シュッ



幸子「……………………遅いわね……!」イライラ……



岬「……………失礼するぜ」スタスタ



幸子「え?なぜ貴女が…?雪乃さんは?」




岬「コナミのDホイールの後ろに乗ってくとよ」



幸子「……………どうしてかしら?」




岬「さあな、しつこいし涙目になってきてたから変わってやったよ」



幸子「……………まあいいですわ、とにかく出発よ!」



黒服「いえっさー」ガチャンッ


バババハバババババババ………!!!







656: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/12(水) 00:13:56.87 ID:ZoxUQYkB0


コナミ「俺たちが動いて案内してやんないとな、ちょっと速くなるけど、大丈夫か?」



雪乃「ええ………捕まってるから大丈夫よ………ふふ…////」ギュッ


コナミ「よし、行くぜ!」ブウウゥゥゥウウウウ…………



ブオオォォーーーーーー!!!


…………………………………………………………………………………………


幸子「黒服、コナミのDホイールを追いかけなさい」



黒服「イエッサー」グイっ


岬「うへぇ…………たっけーなー……」



バババハバババババババ………!!!



…………………………………………………………………………………………



コナミ「ひゃっほーーーーーー!!!」ブオオォォーーーーーー!!



雪乃「ううぅ………!こ、コナミ………速すぎじゃないかしら……?!」ギュゥゥ……



コナミ「そんな事ねーよ、普通くらいだぜ」ブオオォォーーーーーー!!



雪乃「ひいぃ…………うう……」ギューーー………






659: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/12(水) 00:22:33.06 ID:ZoxUQYkB0


…………………………………………………………………………………………



そして


マーサハウス


ブオオォォーーーーーー!!! キキキキキィィィィィイ!!!



コナミ「ふう、着いたぜ」



雪乃「…………………め、目が回るわ……」グワングワン…


コナミ「よく耐え切った、Dホイールの才能あるかもな」



雪乃「ふふ……地面が………安定しないわ………」フラフラ…



バババハバババババババ………!!!



コナミ「幸子達もついてきたな」



プシュウウウゥゥウウゥ………ウィーーーーーーン…ガチャン…


幸子「着いたわね………この建物はなんですの?」


岬「マーサハウスっていう孤児院だよ」



幸子「……………孤児院………」


黒服「……」ズルズル……ガシャン!





668: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 22:12:22.33 ID:W6zo5KBk0



コナミ「ご苦労さんお前らー」スタスタ



雪乃「この建物はなんなのかしら?」


コナミ「え?ああ、俺たちの母親みたいな奴が住んでる所だよ」



雪乃「…へえ、母親ねぇ………………………………!!!?」




幸子「庶民、このジャンクはどこに置けばいいの?」


コナミ「ああ、その辺に置いといてくれ、俺は中の様子を見てくる」



タタタッ



ガチャッ


コナミ「クロウ………?居るのか……?」



クロウ「ん…………おお、コナミじゃねーか」



雑賀「どこ行ってたんだお前は」



コナミ「あ、雑賀もいたか……………みんなはどうした……?」



クロウ「ガキどもは寝たよ、騒ぎまくって疲れたんだろ」





669: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 22:19:08.59 ID:W6zo5KBk0



コナミ「そうか……………遊星は?大丈夫か?」



クロウ「ああ………運よく医者が近くに居てな、今は寝てるよ」



雑賀「大変だったぜ…」



コナミ「へえ…………ふう、とりあえずは安心だな」



クロウ「ああ、遊星が回復したらこれからの対策を考えようぜ……」


雑賀「それにしても…………遊星があそこまでやられるとは…」


コナミ「…………………ダークシグナーはかなりヤバげな連中だ……」



クロウ「………そして…鬼柳が生きてたなんてな…」



コナミ「あいつとはじっくり話し合わねーと…」



雑賀「うむ……………そういえば、コナミは何をしてたんだ?」


クロウ「ああ、確かに、ずいぶん帰ってくるのが遅かったじゃねーか」



コナミ「ん?ああ、遊星のDホイールを運んできたんだよ、手間取っちまった」



クロウ「遊星のDホイール………?クラッシュしたやつか……」


コナミ「あれは遊星にとって大切な物だからな」




671: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 22:26:54.33 ID:W6zo5KBk0



ガチャッ!


クロウ「どこだ?」スタスタ


コナミ「あれだよ、知り合いがヘリで運んでくれたんだ」スタスタ


雑賀「ヘリだと……!?すごいな…」スタスタ



コナミ「幸子、ありがとな」スタスタ



幸子「ふん、もっとかしこまりなさい」



クロウ「あんたが運んでくれたのか?」スタスタ



幸子「……………また一人無礼そうな庶民が現れましたわね」



岬「お前ホントに偉そうだな」



黒服「……」ガシャッ



雑賀「う………これはひどいな、直るのか……?」



クロウ遊星ならできるだろ、コナミもいるしよ」



コナミ「ああ、俺も手伝ってやるぜ」




672: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 22:37:08.92 ID:W6zo5KBk0



クロウ「……ま、とにかく行動は日が登ってからだ、今は休もうぜ」



コナミ「そうだな、遊星が回復してからだ」


雑賀「わざわざすまない、こんな所までヘリを使わせてしまって………」



幸子「ふん…………貧窮な庶民に手を差し伸べてやるくらいの情が無くてはトップとは言えませんわ」



雪乃「……………ど、どうしましょう………コナミのお母様が…………いや………でも早すぎる気も………」アタフタ



岬(………なにしてんだあいつ、おもしれー…………)



クロウ「おい、あんたらもマーサハウスに入れよ、布団くらいならあるぜ」



幸子「いいえ、わたくし達はお暇させていただきますわ、暇では無いので」


黒服「………」コクッ



クロウ「そうか……………おーい、そっちのお前はどうする?」



雪乃「…え?ど、どうしましょうか…………明日は休日だものねぇ……」



コナミ「もう真っ暗だし、泊まってけばいいんじゃね?」



雪乃「そ…そうね……コナミがそういうのなら、泊まって行きましょうか……」ギクシャクギクシャク…




673: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 22:45:58.38 ID:W6zo5KBk0


クロウ「ふああぁ………俺も眠いぜ………」


雑賀「まってろ、人数分の布団を用意してくる」スタスタ


岬「………俺も疲れた…寝たいぜ…」


雪乃「……………ど、どんな人かしら………コナミのお母様………」ドキドキ…


スタスタスタスタ…………



ガチャッ


バタンッ



幸子「…………さて、黒服、帰りますわよ」ザッ


黒服「はい」



コナミ「気をつけて帰れよ、またな」ブンブンッ


幸子「庶民も気をつけなさい、危険はどこに潜んでいるかは分からないのだからね」スタスタ…


カサッ



幸子「?……何か踏みましたわ………これは…カード……?」



ジェネクス・コントローラー



コナミ「お、カード拾ったのか、いいな」


幸子「…………ふん…拾ったカードなんてこの私が使えませんわ…庶民に譲ります」スッ


コナミ「まじ?ありがとう」サッ







674: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 22:52:20.68 ID:W6zo5KBk0


コナミ「ラッキー………ん?こいつチューナーなのか………困ったな」


幸子「?何が困りますの?」



コナミ「いや………俺さ、シンクロモンスターを持って無いんだよね…だからこのままじゃこいつを使いこなせないんだ」


幸子「シンクロを持ってない……?そういえば………庶民のデッキって…………マイナーなカードばかりだった気がしますわ…」



コナミ「ああ、俺のデッキは全部拾ったカードでできてんだ」



幸子「………………」



コナミ「……………………?」



幸子「………な…なんですって……?」ブルブル…



コナミ「え?だから拾い物デッキだって……」



幸子「……………わ、わたくしは………そんな…拾い物に…………ま……負けましたの…!!?」ブルブルブル…



コナミ「ど、どうしたんだ?」



幸子「!!」キッ!



コナミ「うっ…睨むなよ……」



676: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 22:59:03.51 ID:W6zo5KBk0


幸子「庶民!」


コナミ「な、なんだ!?」


幸子「この屈辱は……忘れませんわ!!」



コナミ「え!?い、いきなりどうしたんだ!?」


幸子「わたくしが一度でもそんなデッキに、遅れをとるなど………!」ワナワナ…



幸子「黒服!」パンパンッ



黒服「あいあいさー」ガサガサ………スッ


コナミ「………?なんだ?このアタッシュケースは………」



黒服「……」ガチャッガチャガチャ……


スッ



幸子「ごくろうさま」スッ



幸子「庶民!」シュッ!



コナミ「ん?いきなりカード投げんなよッ……」パシパシッ



幸子「そのシンクロカード達は貴方に譲りましょう、そしてきちんとしたデッキを作り上げなさい」



コナミ「え?!わ、悪いぜそんなの……こんなに、たくさんのシンクロモンスター……」



679: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 23:06:58.06 ID:W6zo5KBk0


幸子「うるさいわ!そしていずれわたくしと再戦なさい!今度こそ完膚なきまでに屈服させてやりますわ!」


コナミ「そんな熱くなるなよ」


幸子「ふん!」プイッ


幸子「…………そのシンクロモンスターたちはそのチューナーと合わせてこそ力を発揮します……よく考えて使う事ね」



コナミ「あ、ああ……このシンクロモンスター……全部名前にジェネクスってつくのか……」カサカサ…



幸子「………ったく………イライラしますわね………」ザッザッ…


黒服「……」ザッザッ



コナミ「あ………お、おい!」



幸子「コナミ!」



コナミ「!なんだ………?」


幸子「貴方との再戦……………楽しみにしてますわ」ザッ…ザッ…



コナミ「………………………へへへ」



コナミ「おう!俺も楽しみだぜ!また会おうな!」


幸子「ふ…」スタスタ…



682: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/13(木) 23:15:29.22 ID:W6zo5KBk0


ババババババババババッッ!……………


コナミ「………………」




コナミ「………………いっちまったか……忙しいんだろうな…………」



コナミ「ふう…………俺も寝ようかな………」スタスタスタスタ…………



コナミ「幸子との約束を果たすには……ダークシグナーに勝たねえと………」



ガチャッ


バタンッ


………………………………………………………………………………………………………………………



シティ


アルカディアムーブメント内部



龍亞「うわああぁぁあああーー!!!」ドオオオォォーーーン!!!!




龍可「龍亞ーーーーーーーー!!!!!!」



ディヴァイン「ふん、こいつはサイコデュエリストではないか」




693: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 16:11:13.77 ID:PvzUJQ/T0


…………………………………………………………………………………………………………………………


早朝


マーサハウス


チュンチュン………



雑賀「くー…………」zzz


岬「スー………スー…」zz



コナミ「くー…………」zzz



コナミ「ん…………?朝か…………?」


モゾモゾ……


コナミ「ん?……………なんかいるのか……?」ピクッ



雪乃「お…………おはよう………コナミ…………/////」


コナミ「……………!!!?」


コナミ「ぬおおぉぉぉっっ!!?」ガバっっ!


ギュルルルッ! ダンッ



コナミ「な…………なんだあっ!?ゆ、雪乃……………!!?」


雪乃「ふ……ふふふふ、な、なにかしら………興奮しちゃった……?ふふ………私の魅力に////」


コナミ「い………いや…びっくりした…………いきなり同じ布団に……」



695: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 16:21:47.59 ID:PvzUJQ/T0


雪乃「か、勘違いはして欲しくないわね…ふ、ふふ……寒かっただけよ………////」モゾモゾ……



コナミ「あ、ああそう…………変な汗かいちまった……ふー」



コナミ「ちょっと顔洗ってくるな」スタスタ… 」


スタスタ…


雪乃「……………抱きつくくらいするべきだったかしら…………?でも緊張するし…………」ブツブツ…



コナミ(朝からはヤバイって、からかうんじゃないよ…………)スタスタ ドキドキ…



…………………………………………………………………………………………………………………



そして


クロウ「ふう…………朝か………」


コナミ「クロウ、起きたか」




クロウ「あれ?早いなコナミ…………」フワァ…


雪乃「私もいるわよ…」


クロウ「あんたもか、健康的だな」



コナミ「……………まあな」




696: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 16:28:51.06 ID:PvzUJQ/T0



岬「んぐ………………ふぁぁ」ゲシッ



雑賀「がっ…………おい…蹴るなよ………ふわぁぁ」



岬「あぁ…………わりい……」モゾモゾ



コナミ「みんな起きてきたな、子供も起こすか」スタスタ



クロウ「ああ、頼む、俺は遊星の様子を見てくる」スタスタ


コナミ「わかった」スタスタ…



コナミ「おい!手島、朝だぞ起きろ!」ワッ



手島「んぐ…………うっセーな~………」モゾモゾ……



コナミ「………背中に氷入れとくか」カランッ



ぐおおぉおぉぉぉーーーーっ!!?



そして…



コナミ「ははは」



手島「くそ…………ぶっ飛ばしてやる………」



コナミ「さっさと起きないのが悪いのだ」



697: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 16:40:10.47 ID:PvzUJQ/T0


岬「ふう…………寝みぃな………」


雑賀「ふう…………」



コナミ「みんな起きたか……」



タタタタタッ


クロウ「おい!遊星が目覚めたぞ!お前ら!」



コナミ「え……………!マジか!?………今どこに?」



クロウ「ベッドに寝てるよ、こっちだ」


タタタッ



ガチャッ!



コナミ「遊星ー!」タタッ



遊星「…………コナミか」


マーサ「静かにしなコナミ!体に悪いよ!」


コナミ「ああ…………ご、ごめん」



698: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 16:52:24.96 ID:PvzUJQ/T0



遊星「心配をかけたな、もう大丈夫だ」


コナミ「そうか…、腹は?」



遊星「ああ、それも問題ない、痛みはない」



クロウ「目覚めて良かったよ」



遊星「さて………動きだそう、俺たちは寝ている暇は無い」ザッ



マーサ「遊星?!安静にしてなきゃダメだよ!」



遊星「マーサ、ありがとう、だが俺は行かないとならないんだ……」



クロウ「もう動けるのか?」



遊星「ああ、まずはシティに戻ろう」



マーサ「遊星…………!」



コナミ「…………」



…………………………………………………………………………………………………………………………



遊星「……」ブウウゥゥゥウウゥゥゥ………


クロウ「ふう…………」ブウウゥゥゥウウゥゥゥ………



コナミ「…………いくか」ブウウゥゥゥゥゥゥゥ……………




699: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 17:07:03.41 ID:PvzUJQ/T0

マーサ「…………」


岬「もう行くのか」



雑賀「あいつらにはやる事があるんだろ」



手島「勝ち逃げかクロウーーー!!」


少年「またねー!」


少女「頑張ってねぇーー!!」



クロウ「…………」ブウウゥゥゥゥゥゥゥ……………



遊星「………マーサ、すまない……」



マーサ「遊星………クロウ……コナミ……」



コナミ「マーサ、俺たちは大丈夫だって」



遊星「ああ、必ず戻る」



雪乃「………」ギュッ


700: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 17:17:37.35 ID:PvzUJQ/T0

マーサ「……」


遊星「………いくぞ!」ブウウゥゥゥゥゥゥゥ


クロウ「ああ!」



コナミ「捕まってろよ雪乃!」ブウウゥゥゥゥゥゥゥ



雪乃「ええ」



ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!




キィィィィイイーーーーーーン!


雑賀「…………行ったか」



岬「…………心配だぜ…」



マーサ「……………」


…………………………………………………………………………………………………………………………

アルカディアムーブメント最上階


カーリー「あはははは!消えなよディヴァイン!永遠の闇に!」



ディヴァイン「ぐああぁああぁ!!!??」



ドゴオオォォォォオオオオォォォオオ!!!



吹き抜け


アキ「!?この衝撃は……!?」



ミスティ「ふふ、地縛神の力よ、貴女の大切な人に何かあったのかも?」



ディヴァイン「うあああぁぁああーーー!!?」ゴオオォォオオオ!!



アキ「ディヴァイン!?落ち…………!」









705: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 20:57:11.96 ID:PvzUJQ/T0


アキ「ディヴァインーーーーーーーー!!!!」


ああああぁぁぁぁぁ…………………



ミスティ「この高さじゃ助からないわね」



アキ「く…………よくもディヴァインを…………………!」


ミスティ「人の心配をしてる暇はないわよ、後ろを見て見なさい」スッ


アキ「…………?」クルッ



Ccarayhua「アアァァァァアアァ…………」



アキ「!?な、なに………この大きさは…………!!」ビクッ



ミスティ「これが地縛神、ふふふふ」


Ccarayhua「……」ギョロリ


アキ「ひっ………」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………



アキ「?!…………これは…」



ミスティ「………この建物……崩れるようね………残念だけどここまでかしら」カシャンッ




706: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 21:08:16.13 ID:PvzUJQ/T0


アキ「く…………」グラグラ……



…………………………………………………………………………………………………………………………


ジャック「なんだ………?あれは………地縛神…………!?鬼柳とは別の……………?!」ブオオォオーーー



ジャック「いってみるか!はああーー!」ブオオオォオオォォォォォーーーーー!



ジャック「あの建物………崩れるのか!?中に人は…………!」ブオオオォオオォォォォォーーーーー



…………………………………………………………………………………………………………………………


アルカディアムーブメント屋上


ミスティ「さ、行きましょう」



カーリー「……………」


ババババババババ……………!!!



カーリー「……………………ジャック………」



…………………………………………………………………………………………………………………………



アキ「ぐ…………」グラグラグラグラ…………ゴゴゴゴゴゴ………!



キィィィィイイーーーーーーン! キキイィイ!!



ジャック「おい!誰かいないのか!?」


アキ「…………う………」



ジャック「!?あれはたしか………十六夜……………!?」


ゴゴゴゴゴゴ………




ジャック「ちぃい!」




ジャック「脱出だ!掴まれ十六夜!」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!


………………………………………………………………………………………………………………………………

707: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 21:27:51.12 ID:PvzUJQ/T0


シティ

ブオオォオオオォォオオオ!


コナミ「…………雪乃、家どこだ?」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!



雪乃「ひぃぃ………え?あ、ああ………あそこを曲がった所よ……」ゴオオォォォオーーーーー!!!!!!




コナミ「遊星!俺は雪乃を家に送って行く!」



遊星「ああ、わかった」


クロウ「俺たちはどこに行く?遊星」



遊星「どこか適当な所にDホイールを止めて情報収集をしよう」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!



クロウ「了解!」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!




コナミ「俺もまた合流するからなー!」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!




キキィイィィイ!




…………………………………………………………………………………………………………………………




708: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 21:36:21.21 ID:PvzUJQ/T0

病院



アキ「……………」ピッ……ピッ…


龍可「………アキさん」



龍亞「大変な事になったね…………」



ジャック「……………」



医師「ご家族の方は…………?」



タタタタタッ


十六夜英雄「せ……先生……!あの子の親です…!」


十六夜節子「あの子は………娘の容態は………?」



医師「こちらの部屋でお話ししましょう…」スタスタ…ガチャッ


龍亞「アキ姉ちゃんのお父さんとお母さんか……」



ジャック「……ふん、こんな状態になるまで娘を放置とは、ろくな親ではないな」


龍可「仲直りできるのかな……?」



ジャック「………さあな」









709: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 21:48:19.96 ID:PvzUJQ/T0


そして


ガチャッ

英雄「あぁ………なんて事に………」


節子「うぅう…………アキ…………」



龍亞「あ、アキ姉ちゃんは大丈夫なんですか?」



英雄「ああ…………死ぬなんて事はないらしいが…………問題はアキが目を覚ましたあと………」



龍可「どういう事……?」


英雄「アキは………支えとなる人を失ったショックで軽いパニック状態にあるらしい……」


節子「うううぅ………私たちが…アキを拒絶してしまったから………」



英雄「目が覚めた時………パニックをおこしてしまう可能性があると…………く………」


ジャック「ディヴァインの事か……やつは救えん」



英雄「どうすれば………!私達では……今のアキの支えになってやる事なんて………できない…!」


龍亞「……………」


龍可「……」



ジャック「……………一人だけ、この女の心の扉を開きかけた男がいた……やつなら……」



英雄「え……!?だ、誰です……」



ジャック「不動遊星」







710: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 21:53:02.92 ID:PvzUJQ/T0

…………………………………………………………………………………………………………………………


遊星「…………」スタスタ…



クロウ「…………」スタスタ…



遊星「…………?あの建物…………」


クロウ「え?うお…崩壊してんな…………なんだありゃ」



遊星「人だかりができている………行ってみるか」タタタッ



ガヤガヤガヤガヤ……


遊星「ちょっと聞きたいんだが」


男「ん?なんだよ」



遊星「この建物に何があったんだ?」



男「ああ、アルカディアムーブメントな、突然崩れたんだとよ」




遊星「アルカディアムーブメント…………?」



クロウ「………突然って……?」




711: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 22:20:22.97 ID:PvzUJQ/T0


男「ニュースでもやってたんだが、二体の巨大な化け物がビルを襲ったらしいぞ」


遊星「二体の巨大な化け物………………まさか」


クロウ「遊星………」


遊星「く……………じ、地縛神…………」カタカタカタ………


クロウ「おいおい………決めつけすぎじゃねえか…?」



遊星「いや………アルカディアムーブメント……この建物には十六夜がいた…………」



クロウ「十六夜…?」



遊星「シグナーの一人だ…地縛神を持つダークシグナーに狙われてもおかしくは無い……」カタカタカタ………



遊星「く…………ふ、震えが……………」カタカタカタ………



クロウ「……………」(まだ鬼柳に対する恐怖が抜け切ってねえ………)



クロウ(ここは……俺がダークシグナーを一人でも潰して、遊星に楽をさせねぇと…)



クロウ「遊星、悪い、ここからは別行動だ……用事が出来ちまった」




遊星「え?ああ………わかった」ブルブル…



712: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/15(土) 22:27:05.10 ID:PvzUJQ/T0


クロウ「また会おうな!」タタタタッ


遊星「……ああ、気をつけろよ…」



遊星「…………十六夜は無事なのか……………」



遊星「あいつは………ディヴァインに利用されていた……解放してやりたい…………………」



遊星「だが………俺に………今の俺に十六夜の力になる事など…………」



プルルルルルルルルル…………



遊星「?通信が入った…………」ピッ




遊星「だれだ?」


英雄『不動遊星さんですか………?』


遊星「ああ………あんたは?」



英雄『申し遅れました……私は十六夜英雄………アキの父親です』



遊星「!?…………十六夜の……………?」



英雄『貴方と話がしたい………会えませんか?』



遊星「……………………わかった……カフェ・ラジーンで待っている」




英雄『ハイ、それでは………』ピッ



ツー…ツー…



遊星「………………く…………」






720: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 20:30:32.33 ID:WAwzQ4dg0

…………………………………………………………………………………………………………………………


カフェ・ラジーン


遊星「…………………」



コツコツコツコツコツ………



英雄「遊星さんですか………?」



遊星「ああ……………あんたが十六夜の……………?」



英雄「ハイ……父の英雄です…」



遊星「座ってくれ……」カタッ



英雄「失礼します」スッ



遊星「………………それで…?なぜ俺と話を…?」


英雄「…………遊星さん……娘を………アキを助けてください……!」バッ



遊星「!?…………どういう事なんだ…十六夜に何か……?」



英雄「ええ…………アキは今……入院してます………」



遊星「なんだと………?」





英雄「



721: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 20:45:39.76 ID:WAwzQ4dg0

遊星「なんでそんな事に?」


英雄「すべて話します………今回の事………そして私達親子の亀裂も…」



10分後


遊星「…………そんなことがあったのか…」


英雄「私達がアキを拒絶してしまったばかりに……あの子の心は閉ざされてしまいました…!」


遊星「それでアキはアルカディアムーブメントに…………」


英雄「そして今……ディヴァインはいなくなりました…アキの心を支える存在が必要なんです………遊星さん……貴方にお願い出来ませんか…!?」



遊星「く……………俺にそんなことが…」



英雄「どうかお願いします………!あのジャックアトラスから私は聞いた…………貴方ならやってくれると…!」


遊星「今の俺に………何ができると………?」


英雄「アキと会ってあげてください………どうか…………!」



遊星「……………………」



遊星「…………………………………く……分かった」



…………………………………………………………………………………………………………………………………







722: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 21:02:57.22 ID:WAwzQ4dg0

ブオオォオオオォォオオオ

キキキキキィィィィイイィ!!


コナミ「ふう…ここでいいか?」


雪乃「ええ…………でも、別に私…今は家に戻る気は無いわよ?」



コナミ「え?」


雪乃「今日は休日だもの、家でじっとなんてしてられないわよ」


コナミ「ああ……確かにな」



雪乃「ふふ、このままツーリングと行きましょうか?」



コナミ「うーん……でも俺やることあるし…」


雪乃「そういえば貴方たち…シティで何をしているの?朝急いで蟹頭の人のDホイールを修理したと思ったらすぐ出発して、明らかに急いでるわよね?」


コナミ「ああ………実はな………ダークシグナーとの戦いが始まったんだ」


雪乃「ダークシグナーって………まさか委員長達を操った…!?」


コナミ「ああ………遊星はそれに負けてあんな怪我を負っちまった」



雪乃「危険じゃない………コナミ…………そんなのやめなさい」



コナミ「く………………あ、ユーフォロイド」ピッ



雪乃「え?」クルッ


コナミ「またなーーーーー!!!」ブオオォオオオォォオオオ!


雪乃「しまった……こ、コナミ………!!!」


ブオオォォオオオーーーーーーーーーン



雪乃「……………コナミ…」





725: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 21:10:37.77 ID:WAwzQ4dg0


そして…

キキキキイイィィィィィ!



コナミ「ふう……雪乃には悪いけど………俺だけ逃げるってわけにも行かないよな………」


コナミ「遊星達は何をしてんだ………まずは合流しないとな」ピッピッピッ


コナミ「通信モード………ON!」カチッ


プルルルルルルルルル………………


ガチャッ

遊星『コナミか……?』


コナミ「ああ、合流しようと思うんだけど、どこにいんの?」



遊星『俺は今病院に向かっている』



コナミ「病院?まさか傷が開いたか!?」



遊星『いや、俺じゃない、十六夜が入院してるんだ』


コナミ「十六夜……って確かシグナーの………?」



遊星『ああ』



コナミ「ふーん………分かった、俺も向かうな、どこ?」




726: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 21:22:35.51 ID:WAwzQ4dg0

遊星『○○病院の○○○室だ』


コナミ「○○○室……ね、わかったよ、一度切るぜ」


遊星『ああ、あまり十六夜を刺激しないでくれ、不安定な状況らしいからな』



コナミ「りょーかい」ピッ ツー…ツー…


コナミ「…………ふう……十六夜アキか………シグナーって大変だな…」


「ちょっとあんた、今十六夜アキって言った?」



コナミ「え?あ、ああ………どうしたそれが」



「アキお姉様の居場所を知ってるの?」



コナミ「え…………お姉様って?……」



「質問に答えなさい!」ゴウッ


コナミ「ぐっ………!?」(なんだこいつのプレッシャーは……!)ビリビリ…



コナミ「ああ…………知ってるけど」


「私を連れていきなさい」ガッ



コナミ「えー……でも知らないやつにそんな…」



「ひねり潰すわよ?」ギギギギギ…………!



コナミ「おおおぉぉぉぉおおぉおぉ…………!!!?」(こ、この女学生……細いくせになんて握力………!つ、潰れ………!)


コナミ「わ、分かった!OKOK!連れてくよ!」







727: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 21:33:51.93 ID:WAwzQ4dg0

「分かればいいのよ、わざわざ私も汚い手を触らなくて済むし」フキフキ……


コナミ「おのれ………お前十六夜とはどんな関係だよ、流石にそれくらいは聞いておかないといけないぜ」


「え?ふ、私はね、アキお姉様の恋人よ!」バン



コナミ「恋人…………え?でもお前女………まさか十六夜アキが………男…?」


「ぶっ潰すわよ!そんなわけないじゃない!」シュッ


コナミ「ぐふっ」ドコッ


「私達の間に下賎なy染色体なんてないのよ!」



コナミ(こ……こいつつまり……あれか……)


コナミ(……同性愛者………ガチレ だ…)


コナミ「そ、そうか………つまり…お前………えーと…?」



大庭ナオミ「大庭ナオミよ、教えとておくわ」


コナミ「ああサンキュ…十六夜とナオミは女だけどお互いを愛し合っている………」


大庭ナオミ「その通りよ、男の割には理解が早いわね」



コナミ(十六夜って同性愛者だったのか……)


ナオミ「それで、お姉様はどこにいるのよ、最近アカデミアにもまったく来なくなって……枕を濡らしたわ」



コナミ(なんか危ない奴だが)


コナミ「うーん…………仕方ない………連れて行こう」



730: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 21:44:28.05 ID:WAwzQ4dg0


ナオミ「言っておくけど、あんた私に触れないでね?汚いから」


コナミ「…………お前言いたい放題か……」


ナオミ「だって本当のことだし」



コナミ「く……………じゃあDホイールも無理か?後ろで俺に捕まることになるんだが」


ナオミ「え?無理に決まってるじゃない、あんたにしがみつくなんてゴメンよ」


コナミ「…………Dホイールはどっかに止めとくか…」ゴロゴロゴロ……


ナオミ「……」スタスタ…



コナミ「……あ、そういえば俺の名前は……」



ナオミ「別に覚える気ないし、言わなくていいわよ」


コナミ「…………そうすか」






…………………………………………………………………………………………………………………



○○病院


アキ「……」


遊星「……………十六夜」




731: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 21:49:55.68 ID:WAwzQ4dg0


アキ「……………」ピッピッピッ…


龍亞「龍可、アキ姉ちゃん大丈夫かな…?」



龍可「遊星ならなんとかしてくれるわよ………きっと…」



ジャック「……………」



英雄「…………アキ」ギュ…………


節子「……………」ギュ…………




ピッビッピッ………


遊星「………十六夜」


アキ「……………………ぅ」パチ……



英雄「!………目覚めた!」


節子「アキー!」タタタッ



ジャック「……………どうなる?」タッ



龍可「目覚めたって!」



龍亞「うそ!」タタタッ


アキ「う……………こ、ここは……?」


遊星「十六夜、大丈夫か?」




732: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 22:01:02.16 ID:WAwzQ4dg0


アキ「あなたは………遊星…?」



遊星「ここは病院だ、お前は怪我をして気を失ったんだ」



アキ「う…………た、確か…………」



英雄「アキ!」タタタッ


遊星「親父さん達もきてくれたぞ」



アキ「!!?…………パパ…ママ……何しにきたの…………」


遊星「い、彼らはお前を心配して…」



アキ「そんな訳ないじゃない!この二人は私を捨てたのよ!?」



遊星「違うぞ十六夜!この二人は…………」



アキ「違くない!だから私はアルカディアムーブメントに入ったの!」



英雄「う………あ、アキ…………」


節子「うぅ……………ごめんなさいアキ……………」



アキ「そしてそこでディヴァインは私に………パパが私から取り上げた物を与えてくれた………!」



アキ「あぁあ…………思い出した……ディヴァインは……………」



アキ「ディヴァインは……………もういない……唯一の私の理解者……………」ブルブル…



英雄「あ、アキ…………………」


アキ「!」


アキ「あなたは……………また私を笑いにきたのね………!」


遊星「まて十六夜!その人はお前と……!」



アキ「聞きたくないわ!もう私はカラッボよ!………ディヴァイン亡き今………この世のすべては憎むべき物になってしまった…」

733: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 22:07:43.52 ID:WAwzQ4dg0


節子「………………そんな」


アキ「つまり…あなた達は!………私から居場所を奪う敵………!」ゴゴゴゴゴゴ………



遊星「!?」



遊星「まて!いざよ……」



アキ「はああぁぁあ」ゴアアァアアアアァァア!!


ガシャアアアアン!


遊星「ぐうっ…………!!」ゴオオォォ!!!!!!



龍亞龍可「うあああぁぁ!?」



ジャック「ぐ………これがサイコデュエル!?」



英雄「うわああぁぁ!!」



節子「うううぅぅ!」


アキ「ハア…ハア…」



遊星「く………やはり……十六夜の心を開くには……デュエルしか…」カシャンッ




アキ「そう!………私達は仲間じゃない!……やはり戦う運命なのよ!」カシャンッ



英雄「アキ!やめてくれ!」タタッ



ゴオオォォォォウウウゥ!!



英雄「うあああ!!」ドオオオ……



遊星「下がっていてくれ!十六夜の心は取り戻して見せる!」




734: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 22:13:56.03 ID:WAwzQ4dg0


アキ「みんな引き裂いてやるわ………大切な物を壊してあげる………私からディヴァインをうばったように!」



遊星「十六夜!これは俺達が仲間であることを確かめ合うデュエルだ!」



龍可「遊星頑張って……!」



龍亞「遊星ー!」


ジャック「……………」


英雄「ぐう………わ、私達は………やはり何もできないのか……………!?」



節子「………………アキ」



遊星「いつでも来い!」



「「デュエル!!」」



…………………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「………」スタスタ……



ナオミ「………………まだつかないの?」スタスタ



コナミ「え、ああ、歩きだからな」スタスタ



ナオミ「ふぅん……………どこに向かってんのよそもそも」




コナミ「ん、病院だ」


ナオミ「はあ!?病院………?なんでそんな所にお姉様が?………」






735: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 22:21:36.64 ID:WAwzQ4dg0


コナミ「分からねえけど………そこに入院してるんだとよ」



ナオミ「………入院……まさか……」





ナオミ(美しすぎるアキお姉様→下衆な野獣が手を出す→お姉様が心に傷を負う→ショックで学校どころではない)


コナミ「…………ん?」



ナオミ「……………」ギリギリギリギリ…………!!


コナミ「!!?な、なんだ…………」


ナオミ「………………許せないわ……確実に駆逐してやる…!」



コナミ「え?物騒なことを何突然……………」



ナオミ「急ぐわよ!アキお姉様の所へ!」



ナオミ「お姉様は心の癒しを求めているに違いないわ!私が抱きしめてあげないと!」


コナミ「あ………ああ、そう」



ナオミ「モタモタしてんじゃないわよ!早く!」



コナミ「わかったよ!ついて来い!」タタタッ



ナオミ「待っててお姉様!!」タタタッ







736: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 22:36:52.36 ID:WAwzQ4dg0


○○病院前


コナミ「あの病院だ!」



ナオミ「いくわよ!最短距離で!」タタタタタッ


鈴木泰斗「……」ヌッ


ナオミ「!?あっぶな!」ギギキキキィィィ!!


コナミ「なんだあのセキュリティ……突然出てきやがって……?」


ナオミ「ちょっと……危ないじゃな…………危ないじゃないですか!」



コナミ(一応男でもセキュリティには敬語で行くのか)



泰斗「……………デュエルしましょう」カシャンッ


ナオミ「はあ……?」



コナミ「…………!?まさかこいつ…」



泰斗「……………」ズズズズ………



コナミ(!あのアザ………ダークシグナー………本物か…………!?)



サージャント相川「………デュエルだ………!」ザッザッ………


ナオミ「もう一人!?……なんか気持ち悪っ………」



コナミ「…!あ、あのセキュリティ………牛尾と一緒にいた……………あいつは操られてるな…」


ナオミ「通してくれませんか?急いでるので」



泰斗「デュエルで……勝ったらどきましょう」カシャンッ


相川「負ければ消えてもらう……!」カシャンッ




738: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 22:41:36.54 ID:WAwzQ4dg0

ナオミ「な、なんなのこのセキュリティ………!?」



コナミ「おい!そいつらから離れろ!」タタッ



相川「逃がさん」ズッ………



ボボボボボボボ…………!!



コナミ「!?遅かったか……!」



ナオミ「?!………周りが………炎に囲まれた……?」



泰斗「これでデュエルするしかない……………」



相川「一生でられんぞ」



コナミ「……く、ナオミ、こうなったらやるしかないぜ」



ナオミ「え…………くう………もう少しだったのに………邪魔を……」



ナオミ「これがなんなのかは分からないけど………デュエルで勝つと消えるのね?」



コナミ「ああ、あいつらを倒せばいいんだ!」


泰斗「………」


相川「…」


ボボボボボボボ…………


739: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/16(日) 22:46:30.59 ID:WAwzQ4dg0


ナオミ「………ふん、それならやってやるしかないわ」カシャンッ



コナミ「俺も手伝うぜ」カシャンッ



ナオミ「…………男とはタッグなんて組みたくなかったけど………仕方ないわね」



コナミ「我慢しろ」



コナミ(負けたら死ぬとか言わない方がいいよな……プレッシャーになるし…)



相川「いくぞ!…………」



泰斗「光なき世界に…」



ナオミ「あんた………足引っ張らないでよ、速攻片付けてお姉様に会うんだから」



コナミ「善処する」


ナオミ「こんな周りの炎なんか、私とお姉様の愛の炎に比べればなんてことないわ!」



コナミ(変なこと言い始めたぞこいつ)



「「デュエル!!」」




747: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/17(月) 22:53:15.88 ID:d78F4/al0


コナミ「俺の先行だ、ドロー!」シュッ


コナミ「俺はネコ耳族を召喚!」バッ



《ネコ耳族/Cat's Ear Tribe》 †
効果モンスター
星1/地属性/獣戦士族/攻 200/守 100
相手ターン時のみこのカードと戦闘する相手モンスターの
元々の攻撃力はダメージステップ時に200になる。


ネコ「にゃ」


コナミ「カードを3枚セットしてターンエンドだ!」ババッ 手札6→2


ナオミ「………三枚?」



コナミ(デプス・アミュレットとリフレクト・ネイチャー、断頭台の惨劇の三枚………とりあえずは固めたか)



相川「本官のターン!」シュッ


相川「本官は魔法カード、大嵐を発動!」バッ


《大嵐Heavy Storm》 †
通常魔法(制限カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。


コナミ「…………………は?」



ドオオオオォォォォーーーー!!!!



コナミ「うおおおーーー!?マジかぁ!?」 リバースカード3→0


ナオミ「な…………なにやってんのアンタ!対策もなしに3枚もセットするんじゃないわよ!バカ!」



コナミ「ぐ………あんなカードがあったなんて」




748: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/17(月) 23:02:07.74 ID:d78F4/al0


相川「はははは!本官はサイコリターナーを召喚!」バッ



《人造人間-サイコ・リターナー/Jinzo - Returner》 †
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻 600/守1400
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
このカードが墓地へ送られた時、自分の墓地の
「人造人間-サイコ・ショッカー」1体を選択して特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚した「人造人間-サイコ・ショッカー」は、
自分のエンドフェイズ時に破壊される。


リターナー「おおお…」


コナミ「キモイな…だがネコ耳族には……」


相川「サイコ・リターナーでダイレクトアタック!」


リターナー「しややゃゃああああ!」ドオオオォォ!


コナミ「え!?うごおおおっ!?」ドオオォォォオン!! LP4000→3400


ナオミ「サイコ・リターナーはモンスターの有無関係無くダイレクトアタックできるのよ!知らないの!?」



コナミ「ぐ…………かは…そうだったか…」



ナオミ(妙に苦しそうね………ソリットヴィジョンなのに)


相川「カードを2枚セットして本官はターンエンドだ」ババッ 手札6→2



ナオミ「よし、むさ苦しいセキュリティなんかすぐに………私のターン!」シュッ


ナオミ(2枚のリバースカードか……しかしここは)





749: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/17(月) 23:10:13.47 ID:d78F4/al0

ナオミ「私はライトロード・パラディンジェインを召喚!」バッ


《ライトロード・パラディン ジェイン/Jain, Lightsworn Paladin》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1800/守1200
このカードは相手モンスターに攻撃する場合、
ダメージステップの間、攻撃力が300ポイントアップする。
また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。


ジェイン「…………」


ナオミ「そんな人造人間は粉々にしてやるわ!パラディンジェインで攻撃!」



ジェイン「はああ!」攻1800→2100


リターナー「うひ…」攻600



相川「本官がそんなことをさせるか!速攻魔法発動、月の書!」ピッ


《月の書/Book of Moon》 †
速攻魔法(制限カード)
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。


ジェイン「裏向き………!?」ぱたんっ


ナオミ「く…………これじゃ墓地にカードを捨てられない……」


ナオミ「カードを1枚セットしてターンエンドよ…」バッ 手札6→4


コナミ「おのれ相川…」


泰斗「私のターンですねぇ」シュッ



751: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/17(月) 23:26:07.70 ID:d78F4/al0


泰斗「そうですね………魔法カード、クロス・ソウルを発動します」バッ


《クロス・ソウル/Soul Exchange》 †
通常魔法
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
このターン自分のモンスターをリリースする場合、
自分のモンスター1体の代わりに選択した相手モンスターをリリースしなければならない。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。



泰斗「裏守備のジェインをリリースしさせていただきましょう」



ナオミ「何ですって…?」


泰人「私は氷帝メビウスをアドバンス召喚!」バッ



《氷帝メビウス/Mobius the Frost Monarch》 †
効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールド上の魔法・罠カードを2枚まで選択して破壊できる。


コナミ「ナオミのモンスターを使ってアドバンス召喚だと……!?インチキやろう!」


泰斗「ふふふふふ、メビウスの効果を発動、ナオミさんのリバースカードを破壊します」


メビウス「こおおおおぉぉー!!」ピュオ!


ナオミ「ふ………なめるんじゃないわ、リバースカードを発動!激流葬!」カチッ



《激流葬/Torrential Tribute》 †
通常罠(準制限カード)
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
フィールド上のモンスターを全て破壊する。


ナオミ「これであんた達のモンスターは全滅よ、クロスソウルの効果でバトルも行えない!」


ザバアアァアァァァーーーン!!


泰斗「ううん………?困りましたね…」



相川「はははは!甘いぞ!トラップ発動!サイコ・ショックウェーブ!」カチッ


《サイコ・ショックウェーブ/Psychic Shockwave》 †
通常罠
相手が罠カードを発動した時、
手札から魔法・罠カード1枚を捨てて発動できる。
自分のデッキから機械族・闇属性・レベル6のモンスター1体を特殊召喚する。


ナオミ「え!?」


相川「本官は手札の非常食を捨てて効果を発動!サイコショッカーをデッキから特殊召喚だ!」ババッ 手札2→1




752: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/17(月) 23:37:06.84 ID:d78F4/al0

ナオミ「サイコショッカー……!?」



《人造人間-サイコ・ショッカー/Jinzo》 †
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いに罠カードの効果は発動できず、
フィールド上の全ての罠カードの効果は無効化される。


ショッカー「おおおぉぉぉぉぉぇぉえぇぉお!」


相川「そしてぇ!サイコショッカーがフィールドにいる限り!トラップの効果は無効となるぞ!トラップサーチ!」


ドゴオオォォォォン!


ナオミ「うう!?激流葬が…………!」



コナミ「おいおいおい………やばくねえか…あの二人やけに息があってやがるな…」


相川「はははは!」



泰斗「バトルはできないので……私はターンエンドですね」手札6→4


コナミナオミ フィールド 無し LP3400


相川泰斗 フィールド サイコショッカー メビウス リターナー LP4000



ナオミ「く………赤帽子!何とかするのよ!私までターンを回しなさい…!」


コナミ「頑張ってみるけどよ………ドロー!」手札2→3


コナミ(サイコショッカーがいる限りトラップが使えねえだと…………嘘だろ…)



コナミ(どうするか……)









755: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/17(月) 23:55:21.53 ID:d78F4/al0

コナミ「……………く……やばい……!」


コナミ「どうすれば………、ん?」

ジェネクス・コントローラー


コナミ「……………………よし…幸子、使わせてもらうぞ!」


コナミ「俺は切り込み隊長を召喚!」



《切りこみ隊長/Marauding Captain》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は表側表示で存在する他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。


隊長「はっ」



コナミ「切り込み隊長の効果発動!手札からジェネクス・コントローラーを特殊召喚する!」バッ




《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。


コントローラー「ウッス」



ナオミ「チューナーモンスター?」


相川「ほう」


コナミ「いくぜ!☆3の切り込み隊長に☆3のジェネクス・コントローラーをチューニング!」


3+3=6


カアッ!


コナミ「シンクロ召喚!ジオ・ジェネクス!守備表示だ!」バッ!



《ジオ・ジェネクス/Geo Genex》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/機械族/攻1800/守2800
「ジェネクス・コントローラー」+チューナー以外の地属性モンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上にレベル4以下の
「ジェネクス」と名のついたモンスターが存在する限り、
このカードの元々の攻撃力と元々の守備力をエンドフェイズ時まで入れ替える事ができる。



756: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 00:06:52.65 ID:4ulGHroy0

ジオ・ジェネクス「ギギギギ…………」守2800

コナミ「ふう……守備力2800これなら……」


ナオミ「少しはやるじゃない、一ターンでシンクロ召喚するなんて」


泰斗「硬いですねぇ…」


コナミ「俺はカードを1枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札3→0


相川「本官のターン!」シュッ手札1→2



相川「ふ…………ジオ・ジェネクスか……なかなかの守備力じゃないか!」


ショッカー攻2400 メビウス攻2400 リターナー攻600


相川「本官のフィールドのモンスターでは倒せんな」



コナミ「へ、ならターンエンドしろよ」


相川「ははは!だが!ジオ・ジェネクス、機械族が仇となったぞ!」



ナオミ「何をする気?!」


相川「本官はリターナーをリリース!サイバードラゴンをアドバンス召喚!」バンッ


サイバードラゴン「オオオォオオォ」攻2100


コナミ「そいつじゃジオ・ジェネクスは倒せねーよ、諦めろ!」



相川「そして本官は!サイバードラゴン、サイコリターナー、そしてお前の場のジオ・ジェネクスを融合!」



コナミ「はあ!?俺のモンスターを使って融合………だと!?」



相川「キメラティック・フォートレス・ドラゴンを特殊召喚だ!」バシュウ!


ジオジェネクス「ギギギギ!?」シュウウウウウ



コナミ「ジオ・ジェネクスーーー!」


《キメラテック・フォートレス・ドラゴン/Chimeratech Fortress Dragon》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合素材モンスターとして使用する事はできない。
自分・相手フィールド上の上記のカードを墓地へ送った場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードの元々の攻撃力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×1000ポイントになる。


フォートレス「カァァーーーーーーーーーー!!」攻3000

760: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 00:22:44.98 ID:4ulGHroy0


さらにミスった


リターナーはいないのでサイバードラゴンとジオ・ジェネクスの二体でフォートレスの攻撃力は2000ということで!


何度も済まん………

761: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 00:43:44.15 ID:4ulGHroy0



ジオ・ジェネクス「ギギギギ…………」守2800

コナミ「ふう……守備力2800これなら……」


ナオミ「少しはやるじゃない、一ターンでシンクロ召喚するなんて」


泰斗「硬いですねぇ…」


コナミ「俺はカードを1枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札3→0


相川「本官のターン!」シュッ手札1→2



相川「ふ…………ジオ・ジェネクスか……なかなかの守備力じゃないか!」


ショッカー攻2400 メビウス攻2400 リターナー攻600


相川「本官のフィールドのモンスターでは倒せんな」



コナミ「へ、ならターンエンドしろよ」


相川「ははは!だが!ジオ・ジェネクス、機械族が仇となったぞ!」



ナオミ「何をする気?!」


相川「本官はリターナーをリリース!サイバードラゴンをアドバンス召喚!」バンッ


サイバードラゴン「オオオォオオォ」攻2100


コナミ「そいつじゃジオ・ジェネクスは倒せねーよ、諦めろ!」



相川「そして本官は!サイバードラゴン、そしてお前の場のジオ・ジェネクスを融合!」



コナミ「はあ!?俺のモンスターを使って融合………だと!?」



相川「キメラティック・フォートレス・ドラゴンを特殊召喚だ!」バシュウ!


ジオジェネクス「ギギギギ!?」シュウウウウウ



コナミ「ジオ・ジェネクスーーー!」


《キメラテック・フォートレス・ドラゴン/Chimeratech Fortress Dragon》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合素材モンスターとして使用する事はできない。
自分・相手フィールド上の上記のカードを墓地へ送った場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードの元々の攻撃力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×1000ポイントになる。

フォートレス「カァァーーーーーーーーーー!!」攻2000

781: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 21:31:03.80 ID:4ulGHroy0


現在状況

ナオミコナミ リバースカード1 ネコ耳族 LP3400


相川泰斗 メビウス フォートレス ショッカー





ナオミ「な……………なんてこと…シンクロモンスター消された挙句相手にモンスターが増えたなんて」


コナミ「くそ………………トラップカードも使えないし…」


相川「さて、消し去ってやるか!」


泰斗「ふふふ、あきらめてください」



コナミ「やべぇよ…………攻撃力2000越えが3体だと……」


相川「キメラティック・フォートレス・ドラゴンでネコ耳族を攻撃だ!エヴォリューション・リザルト・アーティレリー!!」


フォートレス「キュオオオオォォォォォォォォォォォ………………」


ネコ耳「にゃ……!?」


コナミ「ネコ耳族の効果を発動!こいつに攻撃したモンスターの元々の攻撃力は200になる!」



相川「関係あるか!いけ!」


フォートレス「カァ!」ゴオオォォォ!!! 攻200


ネコ「にゃ!」攻撃200


ドゴオオオオォォォォン!


コナミ「く………相打ちだ………!」






782: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 21:55:21.74 ID:4ulGHroy0


相川「フォートレス・ドラゴンは失ったが、まだメビウスとサイコショッカーが残っているぞ!」


コナミ「共に攻撃力2400だと…………!」


ナオミ「コナミ!なんとしても凌ぎ切るのよ!」


泰斗「しかしトラップは封じられていますからねぇ」


相川「滅びろ!サイコショッカーで攻撃!電脳エナジーショック!」


ショッカー「うぉおお!」ギュオオ!


コナミ「させるか!速攻魔法発動、終焉の焔!」カチッ




《終焉の焔/Fires of Doomsday》 †
速攻魔法
このカードを発動するターン、
自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「黒焔トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは闇属性モンスター以外のアドバンス召喚のためにはリリースできない。



相川「なんだと…!?」


トークン「うぇーい」×2


コナミ「俺に攻撃は通らねえよ!」


相川「ち、ショッカー、メビウスでトークンを二体破壊!」バッ



ショッカー「うぉぉ!」 メビウス「シャア!」シュバッ


トークン「うげえ!」ドォン!




784: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 22:09:23.55 ID:4ulGHroy0


コナミ「ふう……危ねえ危ねえ」



ナオミ「全くよ………ま、よく守ったわ」


相川「ち………本官はターンエンドだ」手札1


ナオミ「待ちに待ったわ、私のターン、ドロー!」シュッ 手札4→5


ナオミ「手札から光の援軍を発動!」バッ



《光の援軍/Charge of the Light Brigade》 †
通常魔法(制限カード)
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動する。
デッキからレベル4以下の「ライトロード」と
名のついたモンスター1体を手札に加える。


ナオミ「まず手札を三枚墓地に送るっ!」シャッ!

ライトロード・ビースト ウォルフ
ライト・リサイエンス
リビングデッドの呼び声


ナオミ「おっと………ビーストウォルフの効果を発動よ、このモンスターを特殊召喚!」バッ


《ライトロード・ビースト ウォルフ/Wulf, Lightsworn Beast》 †
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻2100/守 300
このカードは通常召喚できない。
このカードがデッキから墓地へ送られた時、このカードを特殊召喚する。



相川「なんだそいつは………!」


ナオミ「そして光の援軍の効果で私は……………ライトロード・サモナー ルミナスを手札へ!」ニュッ


ナオミ「ふふふ……私はウォルフをリリースしてライトロード・エンジェル ケルビムをアドバンス召喚!」バッ!




《ライトロード・エンジェル ケルビム/Celestia, Lightsworn Angel》 †
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻2300/守 200
「ライトロード」と名のついたモンスターをリリースして
このカードのアドバンス召喚に成功した時、
自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送って発動できる。
相手フィールド上のカードを2枚まで選択して破壊する。

788: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 23:07:02.61 ID:4ulGHroy0


ケルビム「ふふふふふふふふ」


コナミ「おお?」


相川「なんだそいつは………!?」


ナオミ「このモンスターがライトロードをリリースしてアドバンス召喚された時、デッキを4枚墓地に送ることで相手カードを2枚破壊する!」シュバッ


ライトロード・ハンター ライコウ
ライトロード・レイピア
閃光のイリュージョン
スキル・サクセサー


ナオミ「私はサイコショッカーとメビウスを破壊するわ!」バッ


ショッカー「おおぉぉぉぉぉぉ!!!」ドゴオオオオォォォォン!


メビウス「ぎゃゃあああぁあ!」ドゴオオオオォォォォン!


コナミ「おおお!?すげえ、あのモンスターを一瞬で!」



相川「なにいぃぃ!?不正か?不正なのか!?」


ナオミ「そして墓地に送られたライトロード・レイピアの効果を発動!」バッ


《ライトロード・レイピア/Lightsworn Sabre》 †
装備魔法
「ライトロード」と名のついたモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は700ポイントアップする。
このカードがデッキから墓地に送られた時、
このカードを自分フィールド上に存在する「ライトロード」
と名のついたモンスター1体に装備する事ができる。


ナオミ「エンジェル ケルビムの攻撃力を700Pアップ!」


ケルビム「ふふふふふふ」攻2300→3000


泰斗「攻撃力3000ですか…………」


コナミ「がら空きだ!やっちまえ!」


ナオミ「あんたに言われるまでもないわ、ケルビムでダイレクトアタック!」



ケルビム「はっ!」シュバッ



相川「ぐはあああああぁぁぁぁーーー!!」ドゴオオオオォォォォーーー! LP4000→1000


ナオミ(?やけに吹き飛んだわね…)


相川「ぐぐう………………おのれ…………!」ぐぐぐぐ…


コナミ(いたそ…………)


ナオミ「……私はカードを2枚セットしてターンエンドよ」ババッ 手札4→2

791: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 23:15:54.02 ID:4ulGHroy0



泰斗「………私のターン」シュバッ 手札4→5


コナミ「攻撃力3000ならそう簡単にはやられないだろ」



ナオミ「甘いわよ、安心はできないわ」


泰斗「私はクリボーを呼ぶ笛を発動します」バッ


《クリボーを呼ぶ笛/The Flute of Summoning Kuriboh》 †
速攻魔法
自分のデッキから「クリボー」または「ハネクリボー」1体を選択し、
手札に加えるか自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


泰斗「私はデッキからクリボーを守備表示特殊召喚」バッ


クリボー「くり……」


コナミ「いやにちっちぇえのが出てきたな」



ナオミ「たしか…………あのセキュリティは前のターンメビウスをだしてきた………」



ナオミ「まさか?…………」


泰斗「私はクリボーをリリース、雷帝ザボルグをアドバンス召喚します」バッ



《雷帝ザボルグ/Zaborg the Thunder Monarch》 †
効果モンスター
星5/光属性/雷族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。


ザボルグ「天罰!」カッ



ケルビム「ぐはああああぁあぁ!?」バリバリバリドッカーン!


コナミ「うわっ!?ケルビムがやられちまった………!?」


ナオミ「く………やはり帝…………」




792: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 23:26:47.00 ID:4ulGHroy0

泰斗「意外と呆気ないものですねぇ」


ナオミ「………く…」


泰斗「さらに私は、永続魔法、進撃の帝王を発動」バッ




《進撃の帝王/March of the Monarchs》 †
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上のアドバンス召喚したモンスターは
カードの効果の対象にならず、カードの効果では破壊されない。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。


コナミ「な、なんだと……………!」


ナオミ(これじゃリバースカードの一枚、ミラーフォースは使えない……!)


泰斗「いきますよ、ザボルグでナオミさんにダイレクトアタック」バッ


ザボルグ「しゃああああ!」バリバリバリバリ…………


ナオミ(ここは受けるしか…………!)



コナミ「!おい、ガードしろ!」



ナオミ「は…?」



バリィィィイイイイイィイィ!!!!


ナオミ「あああああぁああぁああぁあぁぁぁぁ!!!!??」バリバリバリバリバリバリバリバリ! LP3400→1000



コナミ「ナオミーー!!!」ダダダッ



ナオミ「ぐ……………は」どさっ…………




794: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 23:34:57.33 ID:4ulGHroy0


コナミ「おい!大丈夫か………!?」タタッ



ナオミ「く…………な、何?今の痛みは…………」ぐぐぐ………


コナミ「手を貸してやる、立て」サッ


ナオミ「べ…………別にいらないわ……男の手助けなんか……」ぐぐぐ………


コナミ「立ててねぇだろ!ほら!」ぐいっ



ナオミ「うっ…………く、余計なことを……」

ザッ



コナミ「…すまんな、だまってて……」


ナオミ「……このデュエルはなんなの?この周りの炎も…」



コナミ「……このデュエル、ダメージは本物だ………そういうふうに出来てる」



ナオミ「はあ!?何を……………って、いままさに体験したばかりだし………」フラッ


コナミ「あいつらを倒せば問題ないってことは本当だ……」


ナオミ「……………勝ったらって…………負けたら?」


コナミ「……………えっと……………」


泰斗「負ければあなた達死にますよ、地縛神の生贄になります」



コナミナオミ!!余計なこと……!)



ナオミ「死ぬ……!?まさか?…………本当に?」



コナミ「………く………………ああ、マジだ」





795: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 23:46:43.18 ID:4ulGHroy0


ナオミ「…………………」


コナミ「…………………………」(女学生にこの現実は………辛いかやっぱり……)


ナオミ「………………なんで黙ってたわけ?」


コナミ「え?」


ナオミ「あんたは知ってたんでしょ?……なんで最初に言わなかったのよ」


コナミ「それは…………プレッシャーを与えてはヤバイと……」


ナオミ「………………このバカ!」バチィィン!!


コナミ「ぐはらああぁぁ!!?」ドサッ



ナオミ「…………余計な気を聞かせるんじゃないわよ…」



コナミ「な、なんだと………?」


ナオミ「私は…………私はアキお姉様に会うためなら……どんなことだってしてやるわ!」


ナオミ「負けたら死ぬ?それがどうしたってのよ、そんな恐怖じゃ私の愛の炎は消せないわ!甘く見るんじゃないわよ!」


コナミ「す………すまん」(なんて奴………ある意味カッコいいぜ………)


ナオミ「この現象がなんなのかは今は置いといて、絶対勝つわよ、燃えてきたわ!」


コナミ「………………よし、わかった!」



泰斗「…………………あ、終わりました?私はカードを1枚セットしてターンエンドです」 手札3→2 バッ



コナミ「俺の………ターン!シュバッ 手札0→1



796: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/18(火) 23:57:58.61 ID:4ulGHroy0


相川「はははは!手札1枚で打破できるか!?」


コナミ「…………………く…!」 偉大魔獣ガーゼット


コナミ(こいつはリリースしなきゃ召喚できねえ………だめだ…)


ナオミ「………………あんた、もしかしてピンチ?」



コナミ「え?………ああ」



ナオミ「……仕方ない、男に私のカードを使われるのは嫌だけどそうも言ってられないわ……リバースカードオープン!閃光のイリュージョン!」カチッ


《閃光のイリュージョン/Glorious Illusion》 †
永続罠
自分の墓地の「ライトロード」と名のついたモンスター1体を選択し、
表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。
また、自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。



ナオミ「私は墓地のライトロード・エンジェル ケルビムを特殊召喚!」


ケルビム「はあ!」攻2300


コナミ「!…ナオミ、ナイスだぜ!」



ナオミ「あんたに託したわ、使いなさいよ」



コナミ「おう、俺はケルビムをリリース!そして偉大魔獣ガーゼットをアドバンス召喚だ!」バッ



《偉大魔獣 ガーゼット/Great Maju Garzett》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
モンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる。



ガーゼット「ガアアァァァァァア!!!!」攻4600




799: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 00:17:15.82 ID:KG6Gl4P+0

相川「攻撃力………4600だとお!?不正か!?」


コナミ「不正じゃねえ!ガーゼットの攻撃力はリリースモンスターの倍になるんだよ!」

泰斗「あら…………これは………」LP1000


相川「や、ヤバイぞ……………」


ザボルグ「………」攻2400


ナオミ「よし……!ザボルグとの、攻撃力の差は2200…!」


コナミ「くらえ!ガーゼットでザボルグを攻撃!」ばっ


ガーゼット「があああぁぁぁぁ!!!」


泰斗「そうは行きませんよ、トラップ発動、奇策」カチッ

《奇策/Nitwit Outwit》 †
通常罠
手札からモンスター1体を捨て、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力は、捨てたモンスターの元々の攻撃力分ダウンする。


コナミ「あ!それは俺も持ってる…………」


泰斗「私は手札の地帝グランマーグを捨てて効果を発動、ガーゼットの攻撃力を2400Pダウンさせます」サッ 手札2→1


ガーゼット「ガァァア!!!!」攻4600→2200

ザボルグ「しゃあ!」攻2400


コナミ「攻撃力が逆転しちまった………!!ヤバイ!」


相川「ははは!次のターンお前を守るモンスターはいなくなる!終わりだ、しねぇ!!!」


ザボルグ「しゃあー!」バリバリバリバリ!


コナミ「もう手札もリバースカードも無い…………くそっ!」


ナオミ「いいえ、まだ墓地があるわ、私は墓地のトラップカード、スキル・サクセサーを発動!」カチッ



コナミ「え!?」


相川「墓地だとぉ!?」

《スキル・サクセサー/Skill Successor》 †
通常罠
自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで400ポイントアップする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外する事で、
自分フィールド上のモンスター1体を選択し、
その攻撃力をエンドフェイズ時まで800ポイントアップする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できず、
自分のターンにのみ発動できる。

ガーゼット「ガアアァァァァァア!!!!」攻2200→3000


ザボルグ「えええぇぇ!?」攻2400

801: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 00:22:57.85 ID:KG6Gl4P+0


相川「い、いつの間にそんなカードを……!!」


ナオミ「ちゃんと確認したわよ、忘れてたの?」


泰斗「予想外です……」



ガーゼット「ガアアァァァァァア!!!!」ドォオオオン!!!


ザボルグ「ぐえ!」


泰斗「うぐ……………!」LP1000→400



コナミ「はあ…………はあ…………た、助かったな………サンキューナオミ!」



ナオミ「まだ勝ったわけじゃないわ、油断しないこと」


コナミ「ああ、俺はやることがねえ、ターンエンド!」手札0



相川「ぐぐ………おのれ、本官のターン!」シュッ 手札1→2


ガーゼット「ガアアア」攻2200


 
818: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 21:51:36.06 ID:KG6Gl4P+0

相川「本官はカードを二枚セットだ!」バッ


コナミ「悪あがきするんじゃねえ!」


相川「……ターンエンドだ」手札2→0


ナオミ「私のターン、ドロー!」シュッ 手札2→3

ナオミ「さて…………決めるわよ、ガーゼットでダイレクトアタック!」



ガーゼット「ガァァァ!」ゴォォォォ! 攻2200


相川「ふん、通してたまるか!リビングデッドの呼び声を発動!」カチッ


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †
永続罠
自分の墓地のモンスター1体を選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。


ナオミ「ちっ!」



相川「本官は墓地のサイコショッカーを蘇生する!」


ショッカー「おおおぉ」攻2400



ナオミ「サイコショッカー………!ガーゼットの攻撃をストップよ!」



ガーゼット「…………」



コナミ「またトラップ封じか…………」


ナオミ「ふう……………どうしようか…このLPじゃ…裁きの龍の効果は使えないし………」LP1000


ナオミ「でも………出し惜しみなんてしてる場合じゃないわね……私は手札から裁きの龍を特殊召喚!」バッ



《裁きの龍/Judgment Dragon》 †
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の「ライトロード」と名のついた
モンスターが4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
1000ライフポイントを払う事で、
このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。
また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。


コナミ「なんだこいつは……!でか…」



裁きの龍「woooooooooo」


ナオミ「これで攻撃を抑制するわ………カードを一枚セットしてターンエンド」手札3→1


820: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 22:06:58.83 ID:KG6Gl4P+0


泰斗「攻撃力3000ですか………厄介ですね…………私のターン」シュッ手札2→3


ナオミ(安心はできないわ………帝を召喚されればあっという間に消されてしまう)



泰斗「そうですね……私はサイコショッカーをリリース、そして風帝ライザーをアドバンス召喚します」バッ


《風帝ライザー/Raiza the Storm Monarch》 †
効果モンスター
星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールド上のカード1枚を選択して持ち主のデッキの一番上に戻す。



ナオミ「うわ……よりによって…………!」


ライザー「ひょおおおお」


コナミ「また新しい奴が……!」


泰斗「ライザーの効果を発動、裁きの龍をデッキの一番上に戻します」



裁きの龍「nooooooooooo」ヒュンッ!



ナオミ「く…………!」



泰斗「ふう、これでよし、さて、ガーゼットをライザーで攻撃しましょう」バッ


ナオミ(!進撃の帝王でまたミラーフォースが通用しない…………!)


ライザー「ひゅおおおおお!」ビュウウウウウ!


ガーゼット「ごおおおぉぉ!?」ドカン!

ナオミ「あううぅぅぅううぅ!!!」ゴアアァァア! LP1000→800


コナミ「ナオミ!大丈夫か?!」



ナオミ「………ええ……くっ…」フラッ


泰斗「ふふ、私はターンエンドです」手札2




821: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 22:17:28.04 ID:KG6Gl4P+0

現在状況


コナミナオミ リバースカード2(一枚はミラーフォース) LP800


相川鈴木 ライザー 進撃の帝王 リバースカード1


コナミ「俺の…………ターン!」シュッ 手札0→1



泰斗「また手札1枚ですか、大変ですねぇ貴方は」



相川「ははははは!もう逆転はない、諦めろ!」



ナオミ(流石に厳しい…………?あいつのデッキにこの状況を打破できるカードがあるの……?)



ナオミ(癪だけど……信じることしかできないわ……一応補助の為にカードを伏せておいたけど………)


相川(ふ……カード効果で殺れない以上戦闘破壊しかあるまい…だが…それができれば苦労は無いんだよ)


コナミ(ライザーに進撃の帝王…………カード効果では破壊されないだと………くそ………………)



コナミ(頼む……逆転を………………)チラッ

炎の魔神



コナミ「!こ、こいつは……………」









822: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 22:27:53.69 ID:KG6Gl4P+0


コナミ「ぐ……………だめだ…」


コナミ(炎の魔神は低レベル通常モンスター……守備で出すくらいしか無い……)


ナオミ「………あんた………いいカードが引けなかった…………?」



コナミ「え?………ああ、すまねえ……」


ナオミ「………………私のカードを使いなさい、それでなんとかするのよ…」


コナミ「…………なんだと…?」


ナオミ「リバースカード、リビングデッドの呼び声を発動!」バッ


相川「何?!お前もか………!」


泰斗「今日はリビングデッドがをよく見ますねぇ…」



コナミ「それは…………!」



ナオミ「残念だけど私達の墓地の最強モンスターはライトロード・エンジェルケルビム……攻撃力2300でライザーに及ばない……」


ナオミ「それでも何とかするのよ!このままじゃジリ貧で負けるわ………!」


コナミ「く…………墓地から一体を蘇生……………一体何を………?」


コナミ(普通に考えれば………守備力2800のジオ・ジェネクス……?いや、リビングデッドは攻撃表示でしか召喚できない………だめだ…)







823: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 22:41:17.59 ID:KG6Gl4P+0


相川「はははは!何を復活させようが無駄だ、諦めるのだ」


コナミ「くそ………………!ムチャぶりをしてくれるぜ………」



ナオミ(………やっぱり無理……?)


相川(はははは……本官のリバースカードはディメンション・ウォール…攻撃対策も出来てるのだ……)


コナミ「く………………………ん?」


炎の魔神


コナミ「…………………あ」



コナミ「…………まてよ…………そうだ……」



ナオミ「……?どうしたのよ」



コナミ「………………………」



コナミ「よし、俺は決めたぜナオミ、ありがたく使わせてもらうぞ!」



ナオミ(何か思いついた?)「ええ、勝手にしなさいよ」






825: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 22:48:21.86 ID:KG6Gl4P+0


コナミ「俺は墓地のジェネクス・コントローラーを蘇生する!」バッ



ジェネクスコントローラー「ウゥゥゥィイイイ」


相川「!?ジェネクスコントローラー………そいつは」


ナオミ「攻撃力1400の通常モンスターじゃない……どうする気?」


コナミ「確かに攻撃力は低い……だがこれでいいんだ」


コナミ「俺は手札から炎の魔神を召喚!」バッ



《炎の魔神/Fireyarou》 †
通常モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1300/守1000
炎につつまれた魔人。
まわりの炎を自在に操り攻撃する。


魔神「おおおっす!」


相川「ふん……低レベルモンスターばかりならべて……なんだっていうんだ」



泰斗「いや……シンクロ召喚でしょう」



相川「なに?……またか?」



コナミ「俺は☆4の炎の魔神に☆3のジェネクス・コントローラーをチューニング!」


4+3=7




827: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 22:55:35.44 ID:KG6Gl4P+0


コナミ「シンクロ召喚!A・ジェネクス・トライフォース!」バッ



《A・ジェネクス・トライフォース/Genex Ally Triforce》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2500/守2100
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードのシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの属性によって、
このカードは以下の効果を得る。
●地属性:このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
●炎属性:このカードが戦闘によってモンスターを破壊した場合、
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
●光属性:1ターンに1度、自分の墓地の光属性モンスター1体を選択して、
裏側守備表示で特殊召喚できる。



トライフォース「シャアアアアアアァァ!!ヤッテヤルゼ……!」攻2500


ナオミ「なるほどシンクロ召喚………!」


相川「ぬうう…………!?攻撃力がライザーを超えた……!」LP400


コナミ「はははは!戦闘で破壊しちまえば文句あるまい!」LP800


泰斗「…………あれ?あのモンスターの効果ってたしか…………………」


コナミ「いけ!トライフォースでライザーを攻撃!」バッ



トライフォース「ファイヤーーーー!モエヤガレクソガーーーーー!!」ボオオォォォ!!!



ライザー「ギャアアァァァィア!!」ボオオオオオオォ!


相川(ダメージは100!これならディメンション・ウォールは温存だな…………!)



泰斗「うぐ……………!」LP400→300







828: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 23:02:22.39 ID:KG6Gl4P+0


相川「どうした!?これで終わりか?まだLPは残っているぞ!」


コナミ「へ、残念だがデュエルは終了だ…!」



相川「なに?」



コナミ「A・ジェネクス・トライフォースは炎属性モンスターをシンクロ素材にした時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える効果を得るんだよ!」



相川「なんだと…………破壊したモンスター攻撃力…………って」



ライザー 攻撃力2400



相川「なにぃぃーーーーー!!!?」


ナオミ「これで奴らに2400Pのダメージ!あんた、よくやったわ!」



相川「す、鈴木……………!」



泰斗「…………私にはどうしようもないです」


相川「そ………そんなバカな……………!」



トライフォース「マルヤキニシテヤルゼ!クソドモガーーーーーー!!」ボオオオオオオォ!




相川泰斗「うわああああああぁあぁぁぁあ…………………!!!」ボオオオオオオォ LP300→0 ピーーー



831: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 23:08:39.30 ID:KG6Gl4P+0

…………………………………………………………………………………………………………………………


相川「…………」


泰斗「……………」



コナミ「ふう……………危なかった」



ナオミ「もうボロボロよ……これ制服なのに」


コナミ「………休日になぜ制服を着るんだ…?」



ナオミ「アカデミアの帰りだったのよ!まったく………スカートもズタズタになってるわ………」スリスリ



コナミ「ま……助かっただけよしとしようぜ」



ナオミ「………この男どもはどうなったの?まさか……………」



コナミ「ん?ああ、大丈夫だ、こいつらは死んでない、気絶してるだけだ」



ナオミ「ふーん………少し安心したわ、男といえども命ですもの」



コナミ「俺もお前が男にそれくらいの情を持ってて安心だよ……」



ナオミ「ふん……………周りの炎も消えたわね…」




833: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 23:16:24.36 ID:KG6Gl4P+0


ナオミ「………そうだ!アキお姉様!」


ダダダダダタダダダッッ!!?



コナミ「うお!?おい、病院じゃ走るなよ!?」



ナオミ「待っててくださいお姉様!!!」ダダダダダタダダダッッ



コナミ「………ブレねぇ~…………」スタスタ…



………………………………………………………………………………………………………………



遊星「スターダスト!攻撃だ、シューティング・ソニック!」バッ



スターダスト「カアアアアアアァァァァァ!!」



ブラックローズ「ウオオォオ…………!」ドカアァァァァン!!



アキ「……………遊星…ありがとう…」LP0 ピー



英雄「アキ……………!」ギュ…



節子「ううう…………アキ……………!」ギュ…



アキ「パパ……ママ…………ありがとう…………ごめんなさい………」ギュ…




遊星「お前にはその二人がいる、一人じゃないんだ」



遊星「そして……そのアザも忌むべき印じゃない、俺達の仲間の印だ!」バッ



ジャック「……」



龍可「……………アキさん」



龍亞「そうだよ!………俺はアザないけどー」



835: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 23:21:38.89 ID:KG6Gl4P+0


アキ「みんな……………う…………ありがとう……!」ブルブル



遊星「……………ふ、さあ、一緒に行こう」


ジャック「……フン、ようやくシグナーが集まったか、まだ1人見つかってないがな」


龍亞「アキ姉ちゃんも仲間になってくれたらすごく心強いよ!」



アキ「……………パパ」


英雄「…………いいんだ、お前の好きなようにしなさい、私達は止めないさ」


節子「そうよ、遊星さんなら安心だわ………」



アキ「………ありがとう、私、いくね……」タタタタ………


遊星「…………」



ダダダダダタダダダッッ!


ジャック「……なんだ?」


バァン!!


ナオミ「アキお姉様!!」



遊星達「!!!?」



アキ「え………………貴女は………………ナオミ…?」









836: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 23:26:44.31 ID:KG6Gl4P+0


ナオミ「!アキお姉様……………!」タタタッ ギュッ



アキ「ち、ちょっと………!」



英雄「この子は?アキの友達かね?」



アキ「え、ええ、アカデミアの級友というか………」


ナオミ「お姉様…………私、寂しかったです、お姉様がアカデミアにこなくなって」き


アキ「………ご、ごめんなさいナオミ」



英雄「………アキのことを慕ってくれる子もいるじゃないか、良かったな、アキ………」



アキ「いや……ナオミは慕ってくれるというか………」


ナオミ「ふふふふ………」ギュ……



ジャック「……なんだあいつは」



遊星「おそらく…コナミが連れてきたんだろう、アキはやはり一人じゃなかった、アカデミアにも居場所はあるんだ」


スタスタ………



コナミ「遊星いるか………?」スタスタ…



遊星「コナミ、きたか」


龍亞「あ、コナミだ!」


837: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 23:32:14.24 ID:KG6Gl4P+0


ナオミ「♪」ギュ……


コナミが「あ、やっぱりナオミも来てたか」



ジャック「あの小娘はお前が連れて来たのか?」


コナミ「あ、ジャック……ああ、あいつは十六夜アキに会いたくて仕方ないんだってよ」



遊星「それほど慕われているのか……」



コナミ「うん……ていうかあいつな、十六夜アキと付き合ってるんだってよ」



龍亞龍可「?え?」


ジャック「…………十六夜とあの小娘がか?」


遊星「?つまりあの子は男なのか?」


アキ「!ちょっとあなた!何を言ってるの!?」



ナオミ「お姉様…………!」ギュ……



アキ「は、離してナオミ…!」


コナミ「いや、実は十六夜アキな…………同性愛者なんだってよ……」ボソッ



龍可龍亞「」


ジャック「」



遊星「…」


アキ「」


英雄節子「」



ナオミ「うふふ……」ギュ……

838: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/19(水) 23:38:38.73 ID:KG6Gl4P+0


英雄「な…………何だってキミ……………」


節子「ま、まさか……………」



ジャック「そ………そうか」


龍可「ひ、人の自由だから!」



龍亞「う、うん!いいと思うよ別に!」



アキ「………ち、ちが…………違うの遊星…!そんな事実は……!」



遊星「………………ふ、アキ、安心しろ、どんなことがあっても俺たちは仲間だ…………がんばれよ」グッ


アキ「」



ナオミ「うふふふ………お姉様…………」ギュ………



コナミ「……………ん?なんかまずったか?……俺」



アキ「……………」ズズズ…ズズズズズズ………


ジャック「!?な、何だあのオーラは……!」


遊星「………!?」



アキ「帽子のあなた………………覚悟はいい………?」




コナミ「え?俺?……コナミってんだ、よろしく…………!?」



アキ「ローズテンタクルスを召喚!!」バッ



コナミ達「うおおおおお!!?」









853: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 00:04:53.48 ID:ez4dSZBT0


……………………………………………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「がは……………」



ジャック「くそ……………あの女…」


遊星「なんとか…助かったな……………」



アキ「………………自業自得よ」



龍亞「アキ姉ちゃんサイコパワー操れたじゃん」



龍可「怒りで制御したのね…」


ナオミ「素敵ですお姉様…………!」ギュ



アキ「ああもう………!少し離れてっナオミ」バタバタ



コナミ「……………んで、これからどうする…?」



遊星「これからか……………ゴドウィンの所に向かおう」



ジャック「ゴドウィン?……なぜだ?」



遊星「奴から呼ばれてるんだ、シグナーに話があるらしい」






855: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 00:14:19.68 ID:ez4dSZBT0



ジャック「ほう……ならば行くぞ」



遊星「ああ、ゴドウィン邸はここから近い、歩いて行こう」



龍可「どこ行くの?」



龍亞「遊星?」



コナミ「ふうん………長官の所か」



アキ「ふう……………………私も行くわ、シグナーだもの」


英雄「ああ、行ってきなさい、遊星さん、アキを頼みます」



遊星「ああ、アキは絶対に守る、安心してくれ」



アキ「遊星……………………」


龍亞「よーし、行こう!」タタタッ



ナオミ「お姉様が行くなら私も行くわ、お姉様は私が守る!」



………………………………………………………………………………………………………………




864: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 22:42:49.52 ID:ez4dSZBT0


ゴドウィン邸


遊星「ここだ……」スタスタ


ジャック「ふん、相変わらず無駄に広い」スタスタ



アキ「………………ハア」スタスタ



ナオミ「♪~」スタスタ ギュッ


龍可「結構広い……………」スタスタ



コナミ「ん?龍亞、あそこにカード落ちてね?」



龍亞「え?あ、本当だ!何だろ!?」タタタッ



コナミ「俺にくれよー」


龍亞「拾った者勝ちだよー!」タタタッ



キーメイス


龍亞「………」


コナミ「ん?何だった?」


龍可「二人とも、置いて行かれるわよー!」







865: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 22:50:32.13 ID:ez4dSZBT0


遊星「…………」スタスタ



ゴドウィン「お待ちしておりましたよ、シグナー諸君」


遊星「ゴドウィン……」



ジャック「貴様、我々に何の用だ!」



アキ「ダークシグナーについて……知ってるのね?」



ゴドウィン「ふ、まあ、入ってください、話はそこで」スッ



遊星「ああ………」スタスタ…



ジャック「俺は二度目だ……」スタスタ


龍可「ほら、遊星たち先に入っちゃったわ、行きましょう」スタスタ


コナミ「キーメイスか…………くれるのか?」


龍亞「うん、俺のデッキじゃ使えないし、よーし、行こう!」タタタッ


ナオミ「お姉様、私たちも行きましょう!」


アキ「そうね、あと離れて」スタスタ


ゴドウィン「待ちなさい」ザッ



コナミ「?」


868: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 23:02:06.78 ID:ez4dSZBT0


ゴドウィン「君達は 行ってください」スッ



アキ龍可「え?はい」スタスタ…


スタスタスタスタ…


ナオミ「あ、お姉様ー」タタッ


ガシッ!


ナオミ「!?」



龍亞「?!何すんのさオジサン!」


ゴドウィン「君達はシグナーじゃありませんね、招待した覚えはないが?」


龍亞「え?そ、そんな固いこと言わないでさぁー」


ゴドウィン「シグナーじゃない者に用はありません、お引き取り願います」


龍亞「え?あ…………ぅ」



ナオミ「ていうかいつまで腕を掴んでるつもり!?」ブンッブンッ


パッ


ゴドウィン「私は君たちを屋敷に招くつもりはありません」


コナミ「えぇ?マジで……?」






869: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 23:08:18.64 ID:ez4dSZBT0


ナオミ「……」


コナミ「……」



龍亞「…………あ……あの」


ゴドウィン「帰りなさい、警備の者を呼びましょうか?」



タタタッ


龍可「待って!」



龍亞「!龍可……」


龍可「私は龍亞と一緒じゃなきゃ行かない!」



ゴドウィン「…………」


コナミ「おお………いい奴だな龍可」



ナオミ「あの子も可愛いわね」


龍可「さ、行きましょう龍亞」グッ



龍亞「………………俺は…いいや」


龍可「え?」



龍亞「行ってきなよ龍可、俺のことはいいからさ」タタッ


龍可「!龍亞!!」





870: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 23:13:17.35 ID:ez4dSZBT0


コナミ「あ!おい龍亞ー!」タタタッ


龍可「わ、私も…!」


ナオミ「あいつに任しておけば大丈夫よ、龍可ちゃんは中に入って」


龍可、え?で、でも……」


ゴドウィン「そうです、あんな少年にかまってる暇はありません」、他のシグナー諸君を待たせてしまいますからね」



龍可「う…………」



ナオミ「私がここで見張ってるから、心配しないで行ってきなさい」


龍可「………分かりました、お願いします」スタスタ…



ゴドウィン「私も行きますか」スタスタ…


ザッザッザッザッ…


ナオミ「………………ムカつくオヤジね…」



………………………………………………………………………………………………………………………






871: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 23:22:12.03 ID:ez4dSZBT0

広場


コナミ「龍亞?どこ行った?」タタタッ


コナミ「うーん………あいつあんなにショックだったのか…?」タタタッ


コナミ「どこだー!龍亞ー!………ん?」




龍亞「………………………」



コナミ「おいおい、どうしたんだこんなところで体育座りして」スタスタ…



龍亞「…………………コナミ……ごめんね、勝手に駆け出して…」



コナミ「ゴドウィンに邪魔者扱いされたのが堪えたのか?俺だって同じだぜ」



龍亞「うん………でもそれだけじゃないんだ………俺、龍可の事守れるのかな………」



コナミ「え?」



龍亞「俺さ、いつも龍可は俺が守るーって粋がってた………でも、最近薄々気付いてきたんだ……」



コナミ「何だよ…………龍可を守れないって事か?」




872: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 23:30:54.52 ID:ez4dSZBT0

龍亞「………………………うん」



コナミ「何でだよ、そんな決めつけて…」


龍亞「…………フォーチュンカップであっさり負けてさ……アルカディアムーブメントでもディヴァインって人にやられちゃった…」



龍亞「………それなりに努力してきたつもりだったんだ…龍可を守るために」



コナミ「……」


龍亞「でもダメだったんだ………シグナーじゃないし、アザもない………俺が龍可を守るなんて………」



龍亞「凡人の俺じゃさ………龍可の迷惑になるって…………」





コナミ「…………努力してきたのか」




龍亞「え?うん………必死にデッキを考えたりシミュレーションしたりしたんだ………」



コナミ「へえ…………それじゃああれじゃね?お前に足りないもの」


龍亞「?俺に足りないもの……?」



コナミ「実践経験」


龍亞「え?」





873: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 23:39:03.90 ID:ez4dSZBT0


龍亞「実践経験……って」



コナミ「ああ、確かお前ら、アカデミアには行ってなかったんだよな」


龍亞「うん………家庭学習だよ……」


コナミ「お前、いつも龍可とばっかりデュエルしてなかったか?」



龍亞「それは……………他に相手がいないから…」



コナミ「それだろ、多分経験が足りてないんだって」



龍亞「そうかな…?」


コナミ「俺も弱かったけどな、正直最弱だった、でもいろんな奴とデュエルしたんだ」


コナミ「やってるうちにだんだんわかってくるんだよ、次はどうすればいいのか、とか、戦術はどうするかとか………」



龍亞「………」


コナミ「まあ、今も正直強くない、タッグパートナーとかに助けられて頑張ってきたって感じだ」



龍亞「え?でも遊星は……」



コナミ「あれはお世辞みたいなもんだよ、遊星は気を使うから」


龍亞(確かに…………龍可とばっかりデュエルして………新しい戦術とか………全然考えてなかったかも…)



874: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 23:43:25.58 ID:ez4dSZBT0


龍亞「…………いろんなデュエリストと…デュエルしなきゃダメかな」



コナミ「そうだ!お前は弱くなんかない、少なくとも俺よりは」



コナミ「あとは実践なんだよ」



龍亞「……おれ、龍可をまもれるかな………?」



コナミ「ああ、余裕だ!」



龍亞「………………よーし……!やる気出てきたかも……!!」すくっ



コナミ「その意気だよ、龍亞復活!龍亞復活!龍亞復活!龍亞復活!」



龍亞「……………デュエルしてぇ~~~…………」



コナミ「………」



龍亞「…………………………ぷふっ」



コナミ龍亞「アハハハハハハハハハハ!!!」



…………………………………………………………………………………………………………………………………………



876: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 23:48:44.52 ID:ez4dSZBT0


シティ ゴドウィン邸近く


コナミ「よーし」スタスタ…



龍亞「コナミ、どうしてここにきたの?」


コナミ「今から龍亞がデュエルするためだ」



龍亞「え!?いきなり………?」



コナミ「ああ、デュエルディスクはめてる奴がいたら話しかけるんだ」



龍亞「うわ………緊張してきたかも……断られないかな……?」



コナミ「デュエルするためにディスクはめてんだから、大丈夫だって」



龍亞「いろんな奴とデュエルか……………」



コナミ「ここで脅威的レベルアップして、龍可達を驚かせてやろうぜ」




龍亞「う、うん!…………でも遊星たちほっといてもいいのかな?」



コナミ「大丈夫、遊星にはメール連絡をいれといたから」



877: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/21(金) 23:55:06.82 ID:ez4dSZBT0


龍亞「そっか………よーーーし!まっててね龍可!俺強くなって帰ってくるから!」カシャンッ


コナミ「さてさて………誰と戦う?」



龍亞「…………さ、最初はあんまり強くない感じの人がいいなー」


コナミ「甘えるな!」


龍亞「うぐっ!だ、だって」


コナミ「龍亞の負け癖を払拭するためには、そんな事は言ってられんわ!」



龍亞「ま、負け癖って言わないでよ!」



コナミ「いいから、デュエリスト探そうぜ」キョロキョロ…


龍亞「うー…………いないかな…………」キョロキョロ


……………………………



コナミ「……あ!あいつデュエリストだ、龍亞!」


龍亞「!よ、よーし……………」


 

886: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 00:13:00.64 ID:p/YQnKiM0


コナミ「…………ん?あの紫ツインテ………は……」


龍亞「すいませーーん!俺とデュエルしてください!」タタタッ


雪乃「あら?私?ふふ、可愛いお誘いね」


龍亞「ありがとうございます!コナミ、OKもらったよー!」


コナミ「あ、ああ、そうか」



雪乃「あら………コナミ?コナミかしら?」スタスタ


コナミ「雪乃…………久しぶりだな…」


龍亞「え?このお姉さんと知り合いなのコナミ」



雪乃「うふふふふ、3時間ぶりくらいじゃない、私を放置して………さみしかったわ、身体が熱くなったもの」


コナミ「あーー、すまん」



雪乃「今度は離さないわ、ふふふふ、ダークシグナーと戦うのなら私も連れて行きなさい」



コナミ「ぇえ……………分かったよ……お前がそこまで言うなら」


雪乃「うふふふ、探し回った甲斐があったわ」




コナミ「それでさ、さっき言った通りこの龍亞とデュエルしてやってほしいんだよ」



龍亞「俺、龍亞っていいます!」


雪乃「かまわないわよ、ふふふ」



888: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 00:21:56.31 ID:p/YQnKiM0


雪乃「コナミ、あなたは?」


コナミ「ああ……俺は今回は応援するんだ」



雪乃「へえ…………私を応援してくれるのかしら?」



龍亞「ええーー!?俺を応援してよコナミー!」


コナミ「うぐ……………ど、どっちも応援するぞ!頑張れよ!」



雪乃「ふ……………コナミらしいわ……さて、始めましょうか」カシャンッ



龍亞「オッケー!よろしくね……えーと…?」



雪乃「ああ、ふふふ、私は藤原雪乃よ、よろしくねボウヤ」



龍亞「雪乃姉ちゃんだね!よーし!負けないぞ!」



コナミ「………………でも雪乃ってワンターンキルをやったことあるよな……………」


コナミ「大丈夫か龍亞…………」


雪乃「コナミ、私の強さ見せつけてあげるわ、一瞬も見逃したらダメよ」



龍亞「なにをー!俺だってー!」



「「デュエル!!」」




898: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 14:29:50.43 ID:p/YQnKiM0


龍亞「俺のターンだ!ドロー!ジャキィーーン!」シュ


龍亞「D・ステープランを召喚!」バッ!



《D・ステープラン/Morphtronic Staplen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1400/守1000
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが戦闘によって破壊された場合、
このカードを破壊したモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。
●守備表示:このカードは戦闘では破壊されない。
このカードが攻撃された場合、そのダメージ計算後に
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して守備表示にし、
このカードの表示形式を攻撃表示にする。


ステープラン「ウィーーン」



龍亞「さらにカードを1枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札6→4


雪乃「私のターン、満足させてねボウヤ、フフフ」シュッ



雪乃「私はソニックバードを召喚ね」バッ



《ソニックバード/Sonic Bird》 †
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守1000
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
自分のデッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える事ができる。


龍亞「何だろ……?」


バード「くぁー…」



雪乃「ソニックバードの効果を発動、デッキから高等儀式術を手札に加えるわ」カサッ








900: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 14:37:28.95 ID:p/YQnKiM0


雪乃「ふふふ、そして高等儀式術を発動するわ」バッ



《高等儀式術/Advanced Ritual Art》 †
儀式魔法(準制限カード)
手札の儀式モンスター1体を選び、そのカードとレベルの合計が
同じになるようにデッキから通常モンスターを墓地へ送る。
その後、選んだ儀式モンスター1体を特殊召喚する。



龍亞「え?」


雪乃「私はデッキからネオバグを二体墓地に送り、闇の支配者ゾークを召喚するわ」バッ



《闇の支配者-ゾーク/Dark Master - Zorc》 †
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2700/守1500
「闇の支配者との契約」により降臨。
フィールドか手札から、レベルが8以上になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
1ターンに1度だけサイコロを振る事ができる。
サイコロの目が1・2の場合、相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
3・4・5の場合、相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。
6の場合、自分フィールド上のモンスターを全て破壊する。


ゾーク「おぉぉ……………!」


龍亞「うわああ!………ウッソー!?」



コナミ「落ち着くんだ龍亞ー!」


龍亞「う……………うん………!」



雪乃「ふふふふ、いくわよボウヤ」




901: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 14:51:52.89 ID:p/YQnKiM0


雪乃「ゾークの効果を発動、サイコロを振る洗脳ダイス!」



カラカラカラカラカラ…………


龍亞「サイコロ?なになに?」



からんっ 4


雪乃「ふふふふふ、4の効果は相手モンスター一体を破壊する、私はステープランを破壊するわ」



ステープラン「ガガガ……!」ドゴォォン!



龍亞「うわーー!?ステープランが………!」


コナミ「うわー!」



雪乃「さあ行くわよ、ゾークでボウヤを攻撃するわ」バッ


ゾーク「おおおぉぉぉぉ!!!」ゴォォォォ!


龍亞「うわーーーーーー!!!」ドゴォォン! LP4000→1300




雪乃「まだまだこれからよ、頑張りなさいボウヤ、ふふ」



龍亞「あ、あっという間にLPが………!」









903: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 15:02:07.23 ID:p/YQnKiM0



雪乃「私はさらにソニックバードでボウヤを攻撃、終わりかしら?」バッ


龍亞「うっ、さ、させるもんか!トラップ発動、コンフュージョン・チャフ!」カチッ



《コンフュージョン・チャフ/Confusion Chaff》 †
通常罠
1度のバトルフェイズ中に2回目の直接攻撃が宣言された時に発動する事ができる。
その相手モンスターは、直接攻撃した1体目の相手モンスターと戦闘しダメージ計算を行う。


雪乃「!なんですって……」



バード「くああーー!」攻1400


ゾーク「ぉお!!」ドゴッ! 攻2700


雪乃「うっ…………!ふふ」LP4000→2700


コナミ「あぶねー、あわやワンターンキルだ」


龍亞「ふう………遊星の真似をして入れてみたんだ、良かったー」


雪乃「やるじゃないボウヤ、私はカードを1枚セットしてターン終了よ」バッ 手札5→4


龍亞「よーし……………負けるもんか……俺のターン!ドオオーン!」シュッ 手札4→5










904: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 15:09:10.87 ID:p/YQnKiM0


龍亞「………魔法カードサイクロンを発動!そっちのリバースカードを破壊するよ!」バッ


ゴオオオオオオオ!


サンダーブレイク


雪乃「うっ………ふふふふ、結構分かってるじゃない…」


龍亞「へへへ、俺はジャンクBOXを発動!」バッ



《ジャンクBOX/Junk Box》 †
通常魔法
自分の墓地からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」
と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。



龍亞「復活しろ!ステープラン!」バッ


ステープラン「ウィーーン」



龍亞「さらにD・リモコンを召喚!」



《D・リモコン/Morphtronic Remoten》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 300/守1200
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、自分の墓地の
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選択してゲームから除外し、
デッキからそのモンスターと同じレベルを持つ
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●守備表示:1ターンに1度、手札の「D(ディフォーマー)」と
名のついたモンスター1体を墓地へ送り、
自分の墓地からそのモンスターと同じレベルを持つ
他の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える。



雪乃「チューナーモンスターね……」



コナミ「おお!」



907: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 15:20:26.01 ID:p/YQnKiM0


龍亞「行くぞ!俺の切り札を見せてやるぜー!」


雪乃「ふふふ」



龍亞「俺は☆4のステープランに☆3のリモコンをチューニング!」


☆4+☆3=☆7


龍亞「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング!シンクロ召喚!」


パワーツールドラゴン「ウィィィイーーーーーン!!」



龍亞「愛と正義の使者、パワー・ツール・ドラゴン!」



《パワー・ツール・ドラゴン/Power Tool Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2300/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
デッキから装備魔法カードを3枚選んで相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
相手が選んだカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻す。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。



コナミ「おおー!何だよこいつ!」


雪乃「なかなか楽しませてくれるわね」


龍亞「へっへーん!パワーツールドラゴンの効果を発動!パワー・サーチ!」



シャシャシャッ!


龍亞「デッキの装備カード3枚選択してランダムに相手に一枚選ばせる、そのカードを手札に加えるよ!」ザッ


雪乃「私が選ぶのね?………………真ん中よ」



龍亞「オッケー!真ん中以外はデッキに戻すよ!」カサッ シャシャシャシャシャシャ!



908: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 15:27:43.67 ID:p/YQnKiM0



コナミ「そしてそして?」


龍亞「俺はパワー・ツール・ドラゴンに装備カード、ダブルツール・D&Cを装備するよ!」バシッ




《ダブルツールD&C/Double Tool C&D》 †
装備魔法
自分フィールド上の「パワー・ツール・ドラゴン」または「D(ディフォーマー)」と
名のついたレベル4以上の機械族モンスターにのみ装備可能。
それぞれのターンで以下の効果を適用する。
●自分のターン:装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが攻撃する場合、
バトルフェイズの間だけ攻撃対象モンスターの効果は無効化される。
●相手のターン:相手は装備モンスター以外のモンスターを攻撃対象に選択できない。
また、装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
その相手モンスターを破壊する。



パワーツール「ウィィィイーーーーーン!!」ギュルルルルル! 攻2300→3300


雪乃「攻撃力3300……!」



コナミ「ゾークを上回ったぞ!」


龍亞「いくよ!パワーツールでゾークを攻撃!クラフティ・ブレイク!」


パワーツール「ウィィィイーーーーーン!」ギュルルルルル!



ゾーク「おごぉおぉぉぉ!!」ドォォォン!


雪乃「ううぅぅ!…………」LP4000→3400


龍亞「やった!」






910: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 15:43:29.49 ID:p/YQnKiM0

ミス 雪乃 LP2700→2100





龍亞「へへへ、ターンエンドだ!」手札2



雪乃「私のターン、ドロー」シュッ 手札4→5


パワーツール「ウィィン」 攻3300→2300


龍亞「ダブルツールD&Cの効果が変更するよ!相手ターンだと攻撃力は戻る」


雪乃「ふぅ…………私は手札から奈落との契約を発動するわ」バッ


《奈落との契約/Contract with the Abyss》 †
儀式魔法
闇属性の儀式モンスターの降臨に使用する事ができる。
フィールドか手札から、儀式召喚する闇属性モンスターと同じレベルになるように
生け贄を捧げなければならない。



龍亞「また儀式魔法かー…」


雪乃「手札の甲虫装甲騎士とフィールドの甲虫装甲騎士をリリース」



雪乃「終焉の王デミスを儀式召喚!」バッ


《終焉の王デミス/Demise, King of Armageddon》 †
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
フィールドか手札から、レベルの合計が8になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
2000ライフポイントを払う事で、
このカードを除くフィールド上のカードを全て破壊する。




911: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 15:51:19.59 ID:p/YQnKiM0


雪乃「ふふふ、覚悟はいいかしら?」



龍亞「うわああ………で、でも俺にはパワーツールがいる……!」



雪乃「ふふ、私はデミスの効果を発動!LPを2000払うわ」LP2100→100


龍亞「え?2000も………?」



雪乃「そしてフィールドのこのモンスター以外のカードをすべて破壊する」



龍亞「ええ………!?」



デミス「アァァアァアアァァ!!!」


ドゴォォォォォン!


コナミ「龍亞ーーー!」



龍亞「く……でも、パワーツールは装備カードを身代わりにできる!」



雪乃「残念だけど装備カードも一緒に破壊されるわ、その身代わりは使えない、残念ねボウヤ、ふふ」



龍亞「え!?」



パワーツール「ウィィィ…………………ンンンン」ゴオオオオオオオ!





912: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 15:59:24.35 ID:p/YQnKiM0

ドゴォォォォォン!


龍亞「パワーツール………!!」



コナミ「やばい……龍亞のフィールドが空に……」



雪乃「これで終わりね、楽しかったわ、ふふ、デミスでボウヤにダイレクトアタック!」バッ


デミス「アアアアァァァ!!」ドォォオオ!!


龍亞「うわぁーー!」LP1300→0 ピー



コナミ「あちゃー!」




雪乃「ふふふ、なかなか楽しめたわよ」



龍亞「うう~~~~………」ぐぐっ


コナミ「龍亞、大丈夫かーー!」タタッ


龍亞「コナミ………うん、へっちゃらだよ」スクッ










914: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 16:14:36.84 ID:p/YQnKiM0


…………………………………………………………………………………………………………………………



龍亞「結局負けちゃったかー…………」



コナミ「でもいい経験になっただろ?」



龍亞「うん!龍可とは全然違うデュエルができて楽しかったよ!」



コナミ「これを何回かやれば強くなるさ」


雪乃「ふふふ、ボウヤとのデュエル楽しかったわ」




龍亞「あ、雪乃姉ちゃん、俺とまたデュエルしてくれる?」



雪乃「ええ、いずれまたやりましょう、ふふ」



コナミ「前向きになったな龍亞」



龍亞「うん!早く次の人とデュエルしようよ!」



雪乃「この子は伸び代あるわね、この楽しんでる感じ、嫌いじゃないわ」



916: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 16:27:19.90 ID:p/YQnKiM0

 
龍亞「よーーーーーし!次の相手を探すぞーー!!」キョロキョロ



コナミ「もうか、頑張るな」


龍亞「へへ、早くデュエルしたいんだ!強くならないといけないし!」



雪乃「若々しいわねぇ、お姉さんも見習わなくちゃ……」



コナミ「俺も探すか」キョロキョロ


雪乃「今日は休日だし結構いると思うけど…」



龍亞「うーん………やっぱり強そうな人と戦った方がいいのかな…」キョロキョロ



コナミ「………………お、龍亞!あそこの奴デュエルディスクはめてるぞ!」



龍亞「ん!?」

 

922: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 16:55:17.16 ID:p/YQnKiM0


龍亞「え?でもコナミ、あの人セキュリティだよ、仕事中じゃないの?」


コナミ「ま、はなしかけてみようぜ」スタスタ



コナミ「すんませーん、デュエルしませんか?」



ネオ「ん!?デュエルだと?俺っちとか!?」




コナミ「ああ……仕事中なら……無理にとは言わないけど」



龍亞「…」



ネオ「いいだろう!俺っちは今日は休みだからな!」



コナミ「おお!……セキュリティの服着てるのにか?」




ネオ「これは治安維持局の決まりだからだ!」



コナミ「へえ」




龍亞「なーんだ、良かった、よーし!オジサンよろしくー!」



ネオ「ん?ボウズが相手か?!」



龍亞「うん!強くなりたいんだ!」



コナミ「頑張れよ龍亞、今度こそ」




雪乃「ふふ、頑張りなさい」



ネオ「よーーし!!俺っちがボウズを鍛えてやる!セキュリティの力を教えてやるぞ!」カシャンッ



龍亞「へへ、いくぞー」



「「デュエル!!」」




934: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 21:26:10.30 ID:p/YQnKiM0


ネオ「俺っちの先行だ、ドロー!」シュッ



ネオ「俺っちは王虎ワンフーを召喚!」バッ



《王虎ワンフー/King Tiger Wanghu》 †
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1700/守1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
攻撃力1400以下のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、
その攻撃力1400以下のモンスターを破壊する。



ワンフー「グァルルル…」



龍亞「うわー、強そー」



ネオ「こいつがいる限り攻撃力1400以上のモンスターは召喚成功時に破壊されるぜ!気を付けなボウズー!」


龍亞「え?攻撃力1400以上って」



雪乃「早速マズイわね…」


コナミ「ん?どうした」



雪乃「あのボウヤのディフォーマーモンスターは全体的に攻撃力が低いのよ、下手をすればワンフー一体で制圧されてしまうかも…」


コナミ「え?マジ………?」



龍亞(やばいよー………俺の手札には攻撃力1400以下のモンスターしかいない…)



ネオ「さらに俺っちは!強者の苦痛を発動だ!」バッ



《強者の苦痛/Burden of the Mighty》 †
永続魔法
相手フィールド上のモンスターの攻撃力は、
そのモンスターのレベル×100ポイントダウンする。


936: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 21:32:43.58 ID:p/YQnKiM0


龍亞「今度は何それ…?」


ネオ「へへへへへ!これがある限りボウズのモンスターの攻撃力は☆一つにつき100Pダウンする!」


龍亞「ええ……………!?」



雪乃「…………ボウヤにとって最悪の展開だわ」



コナミ「あのセキュリティ強くね?頑張れ龍亞ー!」



ネオ「俺っちはこれでターンエンドだ」手札4




龍亞「う………お、俺のターン!ジャキィーーン!」シュッ


龍亞「どうしよう………モンスターを出したらやられるし…」



龍亞「ワンフーの攻撃力は1700…………ここは…」



龍亞「俺はモンスターをセットするよ!」バッ



雪乃「ここはそれしかないわね」


龍亞「さらにカードを二枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札3


ネオ「くくくく、防戦一方かボウズ、俺っちのターン!」シュッ 手札4→5





938: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 21:43:18.20 ID:p/YQnKiM0



ネオ「俺っちは霊滅術師カイクウを召喚!」バッ



《霊滅術師カイクウ/Kycoo the Ghost Destroyer》 †
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 700
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手の墓地のモンスターを2体まで選択してゲームから除外できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手はお互いの墓地のカードをゲームから除外できない。



カイクウ「南無阿弥陀仏南無阿弥陀佛」



龍亞「うわー……怖い…」



ネオ「いくぜボウズ!カイクウでセットモンスターを攻撃!」



カイクウ「破ッッッッ!!!!」ドォォオ!


D・ボードン「ウィィィイーン……ヤカマシインダケド!」 守1800



ガキィィィン!


龍亞「へへ!残念だったね、ボードンの守備力はカイクウの攻撃力と同じだよ!」

《D・ボードン/Morphtronic Boarden》 †
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 500/守1800
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターは
相手プレイヤーに直接攻撃できる。
●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカード以外の自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターは
戦闘では破壊されない。


ネオ「ぬ……………」



941: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 21:59:54.37 ID:p/YQnKiM0

コナミ「おお!何とか防いだぞ!」


龍亞「へへ!残念だったね!」



ネオ「やるじゃないか!面白くなってきたぞ!」


ネオ「俺っちはカードを1枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札4→3


龍亞「俺のターン!ジャキィーーン!」シュッ



龍亞「………俺はD・モバホンを召喚!ドォォオン!」バッ



モバホン「ウィーーン」攻100→0



《D・モバホン/Morphtronic Celfon》 †
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守 100
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選び、
召喚条件を無視して特殊召喚し、
残りのカードはデッキに戻してシャッフルする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
●守備表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードを
確認して元の順番でデッキの上に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


雪乃「!?そんなモンスターじゃ……!」



ネオ「へへへへ!ワンフーの効果が発動だ!攻撃力が1400以下のモンスターは破壊される!」



ワンフー「グァルルル!」ゴォ!




942: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 22:14:31.66 ID:p/YQnKiM0


龍亞「へへ!俺だってそれくらいわかってるもんね!速攻魔法発動!禁じられた聖杯!」カチッ


《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。


龍亞「これをワンフーに使うことでワンフーの効果は無効になるよ!」


ワンフー「グァルルル……!」攻1700→2100


ネオ「なにぃーー!?」


雪乃「考えたわね、ふふ」



龍亞「よーし!俺はモバホンの効果を発動!ダイヤルーーーーー・オーーン!」バッ


カラカラカラカラカラ…………3


龍亞「3だ!デッキを3枚めくっディフォーマーがいれば一体を特殊召喚するよ!」シャシャシャ…


D・ゲイザー
D・リモコン
ガジェット・トレーダー


龍亞「よーし!俺はD・リモコンを特殊召喚!」バッ


《D・リモコン/Morphtronic Remoten》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 300/守1200
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、自分の墓地の
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選択してゲームから除外し、
デッキからそのモンスターと同じレベルを持つ
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●守備表示:1ターンに1度、手札の「D(ディフォーマー)」と
名のついたモンスター1体を墓地へ送り、
自分の墓地からそのモンスターと同じレベルを持つ
他の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える。



リモコン「ウィーーン」攻300→0


943: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 22:21:02.50 ID:p/YQnKiM0

コナミ「おお!モンスターがこんなに」


龍亞「俺は☆3のボードンと☆1のモバホンに、☆3のリモコンをチューニング!」


☆3+☆1+☆3=☆7


龍亞「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング!シンクロ召喚!」


パワーツール「ウィーーン!!」攻2300→1600


龍亞「愛と正義の使者、パワーツールドラゴン!」


《パワー・ツール・ドラゴン/Power Tool Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2300/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
デッキから装備魔法カードを3枚選んで相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
相手が選んだカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻す。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。


ネオ「おおおぉぉ…………!?」


コナミ「またでた!龍亞の切り札!」


龍亞「パワーツールの効果をはつどーう!!パワー・サーチ!」シャシャシャ…


龍亞「装備カードをおっちゃんがランダムに選んで、それを手札に加えるよ!」



ネオ「ぬ…………………右だ!」


龍亞「オッケー!それ以外はデッキに戻す」シャシャシャ!


雪乃「何が加わったのかしら?」









944: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 22:27:54.30 ID:p/YQnKiM0


ネオ「だが、パワーツールの攻撃力は強者の苦痛によって1600、俺っちのモンスターにはかなわないぞ!」


龍亞「そこで俺は装備カードを使う!団結の力!」バッ



《団結の力/United We Stand》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体につき800ポイントアップする。


パワーツール「ウィーーン!!」攻1600→2400


ネオ「おおおぉおおーー!?」


コナミ「きた!パワーツールが敵の攻撃力を超えた!」


雪乃「へえ………」



龍亞「いけ!パワーツールドラゴン!クラフティ・ブレイク!」



ギュイイイィイィィィン!!


ワンフー「グァルルル!!?」攻2100


ネオ「…………ふ!甘いぞボウズ!速攻魔法を発動!サイクロン!」


《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。


コナミ雪乃「!?」




945: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 22:39:08.27 ID:p/YQnKiM0


ネオ「これで俺っちは団結の力を破壊する!パワーツールの攻撃力も戻るぞ!」


ごぉおぉぉおおおおぉおぉぉぉ!!


雪乃「まずいわ…………いまパワーツールを失ったら……!」



コナミ「何とかしろ龍亞ーーー!!」



龍亞「うわああぁ…………と、トラップカードオープン!亜空間物質転送装置!」



《亜空間物質転送装置/Interdimensional Matter Transporter》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
このターンのエンドフェイズ時までゲームから除外する。


ネオ「ほう……」


龍亞「こ、これで俺はパワーツールドラゴンを除外するよ…!」


グニャアアアアァア


コナミ「ふぅ…………何とか止まったか…」



雪乃「ええ……でも……やられるのが一ターン伸びただけかも……」


ネオ「ふ、パワーツール破壊はならなかったが、団結の力は消滅した、攻撃力も1600に逆戻りだな」


龍亞「うぐ……………俺はカードを2枚セットしてターンエンドだよ」手札3→1







946: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 22:51:13.78 ID:p/YQnKiM0


グニャアアアアァア

パワーツール「ういいぃいいん」攻1600



ネオ「戻ってきたかパワーツール!倒してやるぞ!」シュッ手札3→4


ネオ「二枚のリバースカードか……」


龍亞「………」



ネオ「さては罠を張っているのか……?俺っちに対して…」


コナミ「………」



ネオ「ふ………ならば魔導戦士ブレイカーを召喚!」




《魔導戦士 ブレイカー/Breaker the Magical Warrior》 †
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1600/守1000
このカードが召喚に成功した時、
このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
また、自分のメインフェイズ時に
このカードに乗っている魔力カウンターを1つ取り除く事で、
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。


ブレイカー「ふっ!」


雪乃「次から次へと汎用性の高いモンスターを……」


龍亞「く…………」




947: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 23:00:15.51 ID:p/YQnKiM0


ネオ「ははは!ブレイカーの効果を発動!魔力カウンターを一つ取り除くことで魔法罠カードを一枚破壊する!」



ブレイカー「は!」ゴアッ!


龍亞「うわっ!」バリィイン!


重力解除


ネオ「重力解除か………このままバトルをしていれば止められていたな……くくく」


龍亞「くっそーー!」


コナミ「ああ………トラップが…」


雪乃「万事休すかしら………?」


龍亞「うぐ……………」


ネオ「さあいくぜ!俺っちはカイクウでパワーツールを攻撃!」



カイクウ「滅ッッッッ!!!!」ゴアッ 攻1800


パワーツール攻1600





948: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 23:08:17.54 ID:p/YQnKiM0


コナミ「龍亞ーー!!」



龍亞「させるもんか!トラップ発動!D・インパクトリターン!」



《 D・インパクトリターン》

通常罠
相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを2枚まで選択して発動する。
選択したカードを相手の手札に戻し、
手札から「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を自分のデッキに戻す。


ネオ「なんだと!?」



龍亞「俺は手札のD・チャッカンをデッキに戻す!」手札1→0 カシャッ


龍亞「そして、おっちゃんの強者の苦痛を手札に戻す!」


シュッ


ネオ「ぐ……………!」



パワーツール「ウィーーン!」攻1600→2300


カイクウ「諸行無常!!?」攻1800



ドゴォォォォォン!


ネオ「うごぉぉお!」LP4000→3500





龍亞「返り討ちにしろ!パワーツールドラゴン!」

949: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 23:16:55.20 ID:p/YQnKiM0


ネオ「く…………やってくれるじゃないか……!俺っちも熱くなりそうだぜ…!」


雪乃「何とか跳ね返したわね……」



コナミ「でも手札が0になっちまったぞ……」



ネオ「俺っちはワンフーを守備表示に変更、さらに強者の苦痛を再発動してターンエンドだ!」シュッ


龍亞「俺のターン!ドーーン!」シュッ手札0→1


雪乃「再び強者の苦痛……パワーツールの攻撃力が1600に……」


龍亞「俺はパワーツールの効果を発動!パワー・サーチ!」シャシャシャ!


ネオ「また選ぶのか………真ん中だボウズ!」


龍亞「よし、他のカードはデッキへ」シャシャシャ!



龍亞「俺はダブルツールD&Cをパワーツールに装備だ!」バッ


《ダブルツールD&C/Double Tool C&D》 †
装備魔法
自分フィールド上の「パワー・ツール・ドラゴン」または「D(ディフォーマー)」と
名のついたレベル4以上の機械族モンスターにのみ装備可能。
それぞれのターンで以下の効果を適用する。
●自分のターン:装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが攻撃する場合、
バトルフェイズの間だけ攻撃対象モンスターの効果は無効化される。
●相手のターン:相手は装備モンスター以外のモンスターを攻撃対象に選択できない。
また、装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
その相手モンスターを破壊する。



パワーツール「ウィーーン!!」攻1600→2600


コナミ「よし、攻撃力2600!」




950: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 23:28:26.12 ID:p/YQnKiM0


龍亞「いけ!クラフティ・ブレイク!ワンフーに攻撃だー!」


ギュイイイィイィィィン!!



ワンフー「ゥォォォォオオン!!」ドゴォォォォォン!



ネオ「く……!」


龍亞「よし!カードを一枚セットしてターンエンドだよ」バッ 手札1→0


現在状況


龍亞 手札0 パワーツールドラゴン ダブルツールD&C リバースカード1 LP4000


ネオ 手札3 魔導戦士ブレイカー LP3500



雪乃「結構巻き返してきたわね」


コナミ「ああ、厄介なワンフーも消えた」


ネオ「ぐ、俺っちのターンだ!!」シュッ 手札3→4


ネオ「俺っちは異次元の女戦士を召喚!」


《異次元 の女戦士/D.D. Warrior Lady》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1500/守1600
このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、
そのモンスターとこのカードをゲームから除外できる。



女戦士「ふぁ!」


龍亞「それは………」


ネオ「ふ、いくぞ、パワーツールを攻撃!」



コナミ「!?どういうことなんだ、強者の苦痛があるにしてもパワーツールの攻撃力は1600、女戦士は1500だぞ」


雪乃「状況解説ありがとう、女戦士には厄介な効果があるのよ」



ネオ「そう!女戦士とパワーツールをゲームから除外するぞ!」



龍亞「!?除外?」



雪乃「除外じゃパワーツールの効果も使えない……」


 

956: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 23:46:37.96 ID:p/YQnKiM0
グニャアアアアァア………!


ネオ「ふふ、パワーツール破れたり」LP3500→3400


龍亞「うぐ……………」



コナミ「マズイぞ……パワーツールが」


ネオ「魔導戦士ブレイカーでダイレクトアタック!」



ブレイカー「は!」ズバ!



龍亞「くう……………」LP4000→2400


ネオ「ははは!俺っちはターンエンドだ」手札3



龍亞「お、俺のターン!ドーーン!」シュッ 手札0→1


龍亞「俺はD・ラジカッセンを召喚!」バッ



《D・ラジカッセン/Morphtronic Boomboxen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守 400
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
●守備表示:1ターンに1度、自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と
名のついたモンスターが攻撃対象に選択された時、
その攻撃を無効にできる。


ネオ「ふ、攻撃力1200……いや、800か、対したことはないぞ!」


龍亞「まだだ!リバースカードを発動!リビングデッドの呼び声!」



957: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/22(土) 23:57:41.70 ID:p/YQnKiM0


コナミ「またみた、リビングデッドの呼び声!あれ便利だよなー」


雪乃「ま、確かによく見るカードよね」



龍亞「俺はD・モバホンを蘇生させるよ!」



モバホン「ウィーーン!」攻100→0


ネオ「また出てきたか、しかしそれでどうする!?」


龍亞「モバホンにかける!効果発動、ダイヤルーオーーン!」



カラカラカラカラカラ…………2


龍亞「う………2か………デッキから2枚めくるよ」ペラ



アームズ・ホール
D・リモコン


龍亞「きた!リモコンを特殊召喚!」バッ



リモコン「ウィーーン」


ネオ「そいつはチューナーモンスター……」



龍亞「リモコンの効果を発動!墓地のボードンを除外して、デッキからチャッカンを手札に加えるよ!」サッ



コナミ「ほうほう………」




958: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 00:04:52.92 ID:+8JHjTiw0


龍亞「そして☆1のモバホンに、☆3のリモコンをチューニング!」





コナミ「☆4?」



龍亞「シンクロ召喚!いでよ、アームズエイド!」



《アームズ・エイド/Armory Arm》 †
シンクロ・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1800/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備、
または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚できる。
この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、
装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


コナミ「なに!?☆4のシンクロなんていたのか!?」



雪乃「知らなかったの?数は少ないけど確かにいるわよ」



ネオ「あ、アームズエイド……?」



龍亞「へへ…………これも遊星の真似してみたんだ…」


雪乃「でも……確かにアームズエイドとラジカッセンのコンボは強力ね…」


コナミ「え?」

959: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 00:13:18.45 ID:+8JHjTiw0


龍亞「いくよ!俺はラジカッセンにアームズエイドを装備させる!」



アームズエイド「イクゾー」


ラジカッセン「イイフィットカンダゼ!」ガシャン! 攻800→1800


ネオ「く………そして確か…ラジカッセンは二回攻撃ができる………マズイな」



龍亞「これでおっちゃんの負けだよ!ラジカッセンでブレイカーを攻撃!」


ブレイカー「ぐあ!!」ドーーン!



ネオ「く!…………ん?な、何だこの減り方は!」LP3400→1600


龍亞「へへ、アームズエイドは装備したモンスターに破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える効果を備わせるんだ!」


戦闘ダメージ200+効果ダメージ1600=1800


ネオ「ヌウウーー!?俺っちのLPが……」



龍亞「さあ!もう一度ラジカッセンで攻撃だ!くらえーーーー!!!」



ラジカッセン「シャアアア!」ドォォオオ!!



ネオ「おおーーーーーーー!!?」LP1600→0ピー


コナミ「決まったーーー!!龍亞の勝ちだ!」




雪乃「ふふふふ、楽しませてもらったわボウヤ」






961: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 00:22:16.55 ID:+8JHjTiw0
………………………………………………………………………………………………………………



龍亞「やったよコナミー!勝ったー!」


コナミ「ああ!お前強くねー!?」



龍亞「ほんと!?えへへへへへ…………!」



ネオ「く………俺っちの負けか………だがいい勝負だったな」



龍亞「うん!おっちゃんとのデュエルすっごくよかったよ!」



ネオ「へ、俺っちもさ、あんなに熱くなったのは久しぶりだ」


ガシッ!


龍亞「また勝負しようね!」



ネオ「ああ!俺っちのリターンマッチだ!」


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ゴドウィン邸


遊星「ん?コナミ達から連絡か…………」ビビッ



龍可「え?龍亞は!?龍亞は見つかった?」



遊星「……………ああ、書かれている、見つかったらしい」



龍可「よかった…………」


遊星「写真が貼られてるな………なんだ?」カチッ



【龍可がコナミと雪乃とネオと一緒に笑顔で楽しそうな写真】



遊星「ふ…………どうやら龍亞にいい事があったみたいだな…」



龍可「……いいな……龍亞……こんなに楽しそう…………私といる時より……」



遊星「ん?」



龍可「!いや………な、なんでもない」


引用元: コナミ「ん?遊星どっか行くのか?」 【タッグフォース】