シティ ゴドウィン邸付近


コナミ「ふう…………これくらいにしとくか」



龍亞「いっぱいデュエルできたね」



コナミ「あの後6人も挑んだもんな」


雪乃「ふふ、ボウヤの勝率も上がってきたわね」



龍亞「へへ…………なんか……俺すごく強くなった気がするよ!」



コナミ「俺の考えは正しかったか……!」



龍亞「うん!今なら遊星にも勝てる気がする!」



雪乃「遊星って………フォーチュンカップチャンピオンじゃない」



コナミ「まあこれくらいの自信があった方がいいだろ」


龍亞「コナミはもう相手にならないかもねー!」



コナミ「何だと?………身の程を教えてやろうか」ガシャンッ



龍亞「かかってこーい!」ガシャン





7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 15:46:36.26 ID:+8JHjTiw0


雪乃「…………………そういえば」



コナミ「?どうした」



雪乃「もう気付けば夕方よ、あなたたち誰かを待たせてるんじゃなかったかしら?」



龍亞「え………………………?」




コナミ「………え?もうそんな経ってた!?………!」



龍亞「う、うそー!龍可達の所に戻らないと!」



コナミ「やばい!遊星達メチャクチャ待ってるカモしれねぇ!」ガタッ



龍亞「龍可ーーーー!」ただただっ



コナミ「ゴドウィン邸に戻るぞ!」タッ



雪乃「ふう…………私を走らせるなんてね」タッ









8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 15:52:40.20 ID:+8JHjTiw0


……………………………………………………………………………………………………………………


ゴドウィン邸



龍亞「龍可ーーー!!遊星ーー!!」タタタッ



コナミ「すまん!遅れた!」タタタッ


雪乃「…………誰もいないじゃない」



龍亞「……龍可!?遊星!?みんなー!?」キョロキョロ



コナミ「これは…………まさか俺たち…ハブられ………」



龍亞「えぇーー!?俺たち仲間外れ?何で!シグナーじゃないから?!」



雪乃「来るのが遅いからじゃない」


コナミ「くう……………ん?あ、デュエルディスクに連絡入ってるぞ」ピピ



ピッ



9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 16:00:22.26 ID:+8JHjTiw0


遊星『コナミ、龍亞、どこにいるんだ、俺たちは今から治安維持局の屋上に向かう、連絡を早めにしてくれ』ピッ



コナミ「…………」



龍亞「…コナミ……この連絡っていつ頃きたの……?」



コナミ「…………1時間くらい前だ」



龍亞「………………」



雪乃「とにかく、今から連絡してみなさいよ」



コナミ「ああ」ピピッ


プルルルルルルル………



コナミ「まだ待っててくれるといいんだけど…………」


龍亞「………」ドキドキ



ピッ


遊星『…………コナミか』



コナミ「遊星!すまん、今どこにいるんだ?」



10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 16:09:06.61 ID:+8JHjTiw0



遊星『すまない………今俺たちは治安維持局のヘリでサテライトに向かってる』



コナミ「?!ヘリだって」



遊星『サテライトが大変なことになってるんだ、黒い霧に覆われて人々が消える事件が起こっている、おそらくダークシグナーの仕業だ』


コナミ「何だと……………」



龍亞「遊星ーー!何で俺たちを待ってくれないのさ」



遊星『その声…龍亞か、ジャックやゴドウィンが……』



ジャック『かせ遊星!小僧!貴様が遅いからだ!」



龍亞「ジャック!?」



ジャック『サテライトがピンチなのだ!遊んでる貴様らを待ってる暇などない!』



コナミ「あ、遊んでたわけじゃねーよ!」


ジャック『ふん、そもそもシグナーでもない貴様らなど、いても邪魔になるだけ!そこで待ってるがいい』



龍亞「そ、そんなことない!俺は龍可を守るんだ!」











11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 16:18:44.63 ID:+8JHjTiw0


ガチャ


龍可『龍亞?』



龍亞「!龍可?、待ってて!すぐ俺も行くから!」



龍可『ごめんね、私も龍亞を待とうって言ったんだけど……』



龍亞「うう……………俺の方こそ、遅れてごめんね………」



ジャック『とにかく!俺たちはもう引き返せん!来たければ自力で何とかしろ!』


ブツンッ!



コナミ「く……………なんてこったい……」



雪乃「ふう…………私ももう少し早く声を掛けるべきだったわ」



龍亞「こ、こうしちゃいられない!コナミ、早くD・ホイールでサテライトに向かおうよ!」



コナミ「そうだな、まだ間に合うかも……」


雪乃「あなたたち、知らないのかしら?現在シティとサテライト間はセキュリティによって完全に遮断されてるのよ」



龍亞「うそ!?」



コナミ「ゴドウィンめ…………ヤローの策略か……」



12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 16:28:25.29 ID:+8JHjTiw0


龍亞「じ、じゃあサテライトには行けないの!?」


雪乃「ま………そういうことになるわね」


コナミ「くっそ……………!仲間はずれにしやがって…………」



龍亞「そういえば…………あのアキ姉ちゃんにくっついてた人はどうなったのかな?」



コナミ「あ、ナオミ………そういえば」


………………………………………………………………………………………………………………………………


ヘリ内


アキ「ナオミ!いい加減に離れて……………!!」



ナオミ「私はお姉様から離れません……えへへへ」ギュッ



深影「……………何この子」


………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「まあ…………いないってことは一緒に行ったんだろ……」



龍亞「いいな~…………」






14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 16:36:00.31 ID:+8JHjTiw0


雪乃「……で?どうするつもりかしら?」



コナミ「…………………」


龍亞「……………………」


雪乃「…………」



コナミ「どうすれば……………いいんだ」



龍亞「…………!船で行くっていうのは?!」



コナミ「船か!………」


雪乃「…………海上もセキュリティの監視の目だらけよ」


龍亞「う………………………」




コナミ「………やっぱり行くなら空からか…………」





龍亞「空かー……………」





16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/23(日) 16:42:06.30 ID:+8JHjTiw0


龍亞「空って言ってもさ………コナミはヘリコプターもってる?」



コナミ「持ってると思う?カードショップでバイトしてる俺が」



龍亞「……………ごめん、雪乃姉ちゃんは?」



雪乃「ごめんなさいボウヤ、流石にヘリコプター何てものは……」



龍亞「そうだよね…」


コナミ「ていうか龍亞、お前トップスじゃん、持ってないの?」



龍亞「そんな、ヘリコプター何て高すぎるよ」



コナミ「だよな…」


雪乃「…………………ふう…………」



コナミ「ヘリコプターか………………トップス…」



龍亞「…」



コナミ「どっかの財閥とかくらいだよなー、自家用ヘリなんて…………………」



コナミ「……………………………あ」



 

44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 21:06:02.25 ID:3kiIXuUM0

 


………………………………………………………………………………………………


トップス


コナミ「ここは相変わらず高層ビルばっかだな」スタスタ


龍亞「コナミ、何でトップスに来たの?俺ん家来ても何もないよ?」スタスタ



雪乃「久しぶりに入ったわ…」スタスタ



コナミ「やっぱりヘリを借りるならここしかないだろ」スタスタ


龍亞「えー、借りられないから俺達困ってるのに、あてはあるの?」



コナミ「ああ、黙ってついて来な」スタスタ


雪乃「………嫌な予感しかしないわ」スタスタ



そして


海野財閥本社


コナミ「お、ここか」



龍亞「え!?ここって大企業の海野財閥の会社じゃん!コナミここの人と知り合いなの?」


雪乃「……」






48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 21:14:58.03 ID:3kiIXuUM0


コナミ「まあな、ちょっと待ってろ……ぱぱっと借りてくる」スタスタ……


ウィィーーーン


龍亞「すげー………コナミって意外と顔広いんだね」



雪乃「ふぅ……………あまり期待しない方がいいわよ」



内部


コナミ「すいません」


受付嬢「はい、ご用件を御伺いいたします」


コナミ「幸子ってどこにいるの?」



受付嬢「幸子……?海野幸子様でございますか?」



コナミ「うん、令嬢のあいつ」


受付嬢「申し訳ございませんが……アポはとっておいででしょうか?」


コナミ「……………あぽ?」



受付嬢「はい、事前に連絡をしていただかないといけない決まりになっていますので」



コナミ「ええ……………そうなの?……………ちなみに何階にいる?」




受付嬢「え?現在なら…………最上階ではないかと………」



ダダダッ!!


受付嬢「え?ちょっ、だから勝手に………!け、警備員さーん!!」







50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 21:22:08.90 ID:3kiIXuUM0


わーーーわーーー!!わーーー!


龍亞「……………なんか騒がしいね」



雪乃「はあ…………こうなると思ったわ……お姉さん頭が痛い…」


ウイーーーン


警備員「オラ!」シュッ



コナミ「ぐぇ!」ドサッ!!



ウィィーーーン


龍亞「こ、コナミー!!」ダッ


コナミ「くう………くそ……エレベーターは遅すぎた……階段で上って行くべきだったな……」



雪乃「コナミ、あなたそのうち捕まるわよ、やめなさい」



コナミ「ガードが固すぎるな…………海野財閥ダメだ」



龍亞「一番ダメなのはコナミだと思う……」



コナミ「ぐ…………確かに少し強引だったけど」


雪乃「少しじゃないわ……」




51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 21:32:39.41 ID:3kiIXuUM0


海野財閥最上階


幸子「……………」カリカリカリカリ……



ウィィーーーン


黒服「幸子様…」


幸子「?なんです、わたくしは忙しいのですが?」カリカリカリカリ


黒服「先ほど、一階受付で不審者を取り押さえましたので一応報告をと…」


幸子「…………不審者ですって?まさか他者のスパイ…?」



黒服「初犯ということで外に放置しましたが……」


幸子「ふう…………………どこの回し者かしら?」



黒服「赤い帽子をかぶった20歳前後の男だったそうです」



幸子「…………赤帽子……?」



黒服「はい、どうも……幸子様に会いたいと受付に言ってたとか……………どうしましょう?拘束しますか?」


幸子「………………………ほっときなさい………バカバカしくて聞いてられませんわ」カリカリカリカリ……



黒服「はっ」


ウィィーーーン……



54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 21:42:55.77 ID:3kiIXuUM0

シティ

コナミ「また振り出しだよ……」スタスタ……



龍亞「もおー!コナミのせいで時間無駄にしちゃったじゃーん!」


コナミ「ごめんね」スタスタ



雪乃「どうしたらものかしらね………」


コナミ「いざとなったら……セキュリティのガードをD・ホイールでぶち破るって策が……」


龍亞「うーん…それ……危ないよね……」


コナミ「龍可を守るためだ…仕方ないだろ」



龍亞「う!………それを言われると…」



雪乃「…早くダークシグナーを倒さないと、この街で安心して暮らせないわ」スタスタ


コナミ「ああ…………くっそー……」


龍亞「………」



雪乃「…………………」



コナミ「……………………あ」


龍亞「どうしたの?」





55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 21:50:20.45 ID:3kiIXuUM0


コナミ「いや、知り合いがいた、オーーイ!」


あげは「………………」スタスタ


コナミ「おい!あげは、無視すんなって!」バッ!



あげは「うぇ!?ぼ、ぼく……!?」ビクッ



あげは「って………………きみは…」



雪乃「……………あれは…青葉さん?」



コナミ「よう」



あげは「お、おどかさないでよ全く…!」


コナミ「周りに人いなかったからすぐ気付くと思って」



あげは「だ、だって…………ボクは人に呼ばれる事なんかあまり無いし…………べ、別にぼっちってわけじゃないけど…」ブツブツ…


コナミ「……?」



あげは「…な、なんでもない……それで?ボクに何の用?」


コナミ「え?別に用は無いんだけど……見つけたから声かけただけで」



あげは「あ……そ、そう」


58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 22:05:33.63 ID:3kiIXuUM0


龍亞「コナミ、その人友達?」



コナミ「ああ、アカデミア生徒のあげはだ」


あげは「と…………友達……えへへ………」


龍亞「オレ、龍亞っていうんだ!よろしくあげは姉ちゃん!」


あげは「え?う、うん、こっちこそよろしくね龍亞……」



雪乃「ふふ、アカデミア外で会うのは初めてね、青葉さん」スタスタ



あげは「え?あ、藤原さん……え?何その面子…」



コナミ「まあ色々あんのよ、あげははこれから何処かに行くのか?」


あげは「うん、実はこの前福引きで特賞当ててね、アトラクションのチケットもらったからやりに行こうと思って」


コナミ「へー、良かったな、一人で行くのか?」



あげは「…………ゆまちゃんを誘ったんだけど………嫌なんだって断られちゃった、ボク一人だよ、ふふふふ」



コナミ「そうか…………………アトラクションってなんだ?」



あげは「スカイダイビング…」



コナミ「へー」


雪乃「……………!」



龍亞「……!!コナミ、俺いい事思いついたよ!」







59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 22:12:03.58 ID:3kiIXuUM0


コナミ「え?なんだよ」



雪乃「………ちょっと……………ぼうや、あまり滅多な事は言うものじゃないわよ?」



龍亞「空から行けばいいんでしょ?」


コナミ「ああ、そうだよ」



龍亞「あげは姉ちゃん、そのスカイダイビングって何人までい行けるの?」


あげは「え?うーん………確か五人までだよ」


龍亞「よし!いけるぞ!」



コナミ「だから何が?」



雪乃「ボウヤ……!お姉さんを困らせないで…!」



龍亞「だからつまり………………」




………………………………………………………………………………………………………………………………………



60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 22:21:39.92 ID:3kiIXuUM0


ネオドミノシティ上空


ババババババババババババババ……


ヘリ内


コナミ「なるほど………スカイダイビングで行けばいいってことか」


龍亞「そーいうこと!いい考えでしょ?」



コナミ「確かに、ヘリに乗り込めたしな……」


あげは「みんなが一緒に来てくれてよかったよ………ボク一人じゃ心細かったから」


雪乃「……………………」カタカタカタカタカタカタカタカタ……………



コナミ「?どうした雪乃、震えてるぞ、寒いのか?」


龍亞「もしかして雪乃姉ちゃん……スカイダイビング怖いんじゃないの?」ニヤ



雪乃「お、おおおおおおお…面白いことを言うボウヤね………ふ、ふふ、ふふふ」



雪乃「この私が……こ、怖がってるるる、な、なんて…」カタカタカタ…


龍亞「平気ならいいけどさー」



コナミ「………操縦士さん、今どこらへん飛んでる?」



操縦士ロボ「ゲンザイ、サテライト地区付近ヲ、飛ンデオリマス」



61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 22:30:05.14 ID:3kiIXuUM0


ババババババババ……………

………………………………………………………………………………………………………………………………

サテライト


マーサハウス


アキ「遊星……………何かしらあれ」


遊星「あれは………ヘリだが………この辺を飛ぶヘリなんてあるのか……?」


ジャック「…………嫌な予感がするぞ」



………………………………………………………………………………………………………………………………



あげは「え?サテライト地区!?」



コナミ「おう、俺達ここに飛ぶから」



あげは「な、なんで!?今サテライト地区は謎の黒い霧が発生して危ないって…………」



雪乃「そ、そうよコナミ……青葉さんの言うとおりだわ……」カタカタカタ


龍亞「大丈夫!このメイドインネオドミノシティのスコープなら邪魔な霧を透けて見ることができるんだ」カチャッ



あげは「で、でも決まった場所に落ちないと……パラシュートとかどうやって店の人に返すのさ!」



雪乃「その通り、まさにその通りよ」カタカタカタ…



コナミ「……………ネオドミノシティの命運がかかってるんだ………あとで店の人に謝ろう」



あげは「え?命運って………………?」



62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 22:40:11.49 ID:3kiIXuUM0


コナミ「いや、なんでもない、とにかく!これ以外にサテライトに行く方法はないんだ!腹を決めろ!」、



龍亞「おおーー!!」



雪乃「くぅ………………」



あげは「……………うぅ……キミたちなにしてるのさ…」



操縦士ロボ「オイ、サテライト地区ハモウイイカ?ヒキカエスゾ?」



コナミ「ああ、ちょっと待ってくれ」スタスタ……



ガチャッ


ごおおおおぉぉぉぉぉおおお!!



雪乃「!ち、ちょっと………!いきなり開けないで……!!」



龍亞「ふう……………待っててね龍可…」ゴオオォォ…



コナミ「よし………みんなパラシュートはつけたな、飛ぶぞ」カラカラカラ……



あげは「うえ!?ま、まさかとは思ってたけど……キミそのD・ホイールと一緒に飛ぶ気!?」



コナミ「ああ、こいつをおいて行くわけにはいかないだろ」



あげは「ば、バカじゃないの……!?危ないって…!」


コナミ「知らないのかあげは、巷ではダイビング&ライディングデュエルというものがはやってるんだ」



あげは「そんなウソいらないって!!」



コナミ「ほら、パラシュートの説明文見てみ、300kgまでは大丈夫って書いてあるだろ」カサッ




あげは「う…………いや、でも」



64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 22:46:26.95 ID:3kiIXuUM0


龍亞「コナミ、雪乃姉ちゃん、俺先に飛ぶねー!」バッ


ビュウウウウウウゥウゥーーーー!



コナミ「お!行ったー!」



雪乃「…………大丈夫…あんなボウヤすら行けたのよ…」ガタガタ…


雪乃「私は未来のトップ女優……これくらい…」


コナミ「よし、次は俺が…………」カラカラカラ……



あげは「ち、ちょっと待……」タタッ



ツルッ



あげは「うえぇぇぇーーーーーーー!!!?」ビュウウウウウウゥウゥーーーー!



コナミ「!?あげは?!なんであいつも飛んだ…!?あ、滑ったのか……!」


雪乃「…」


コナミ「うーん………まあ、最新型パラシュートだから………オートで開くし……大丈夫だろ」




67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 22:51:06.30 ID:3kiIXuUM0


コナミ「さて……………次は俺が」カラカラカラ


ギュッ


コナミ「ん?」


雪乃「……………」



コナミ「雪乃?…」



雪乃「ち…………ちょっと待ちなさい……落ち着かせて…」ギュッ



コナミ「お、おお…………………」ギュ…………


コナミ(なにこれ緊張する…………柔らか…………)



雪乃「ふぅ…………………………」ギュ…………


コナミ「……ゆ、雪乃…やっぱり怖いか…?」



雪乃「こ、怖くなんかないわ………………」



コナミ「うーん………俺のD・ホイールの後ろに乗るか?」



雪乃「え?」


コナミ「あそこなら安定するし………………」



雪乃「…………」



………………………………………………………………………………………………………………………




70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 22:58:22.17 ID:3kiIXuUM0


マーサハウス



アキ「あ!遊星!あれを!」バッ



遊星「ん?……あれは……空中に……龍亞!!?」



ジャック「あの小僧!何をしている!?」



龍可「え?龍、龍亞ーーーーー!!?」


ナオミ「………近くにもう一人いるわね………あれは……………………青葉さん…………?」



雑賀「…おいおい…あんなことをするやつは…………!」



遊星「まさか………!?」



龍可「あ!またヘリコプターから飛び降りたわ!」



アキ「あれって………D・ホイールと一緒に!?」



ジャック「なにぃ!?どこのバカだ!?スカイダイビングなど!しかもあれ………二人乗りしているぞ!?」」



遊星「……………………あれは…………コナミだ」



雑賀「…………………やっぱりな」ハア



…………………………………………………………………………………………………………………………

74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/24(月) 23:06:29.70 ID:3kiIXuUM0

ゴオオォォーーーーーーーーー!!!

コナミ「ひゃっほぉおぉぉーーーーーーーー!!!!」



雪乃「うううぅうぅぅぅぅぅぅ…………!!!!」ゴオオォォーーーーーーーーー!!!



コナミ「雪乃、もう少し我慢しろ!そろそろパラシュートが開くぞ!」


ゴオオォォーーーーーーーーー!!!


バサアァァッッッ!!!!!


コナミ「おぅっ!」ガクッ



雪乃「っ!」ガクッ



フワフワフワ…………………



コナミ「ふう……………………スリル満点だった…」



雪乃「ふ………ふふふふふふふ、中々…楽しめたわね」



コナミ「調子が戻ったか」フワフワフワ…………………



あげは「ちょっとー!何でボクまでこんな目にー!?」フワフワフワ



龍亞「ふう」フワフワフワ



コナミ「みんな無事だったか、良かった」フワフワフワ


ヒュウッ



コナミ「うお!?風」ふわぁーーーー



雪乃「D・ホイールの重さのおかげでビクともしないわね」



あげは「うわーーーー!」ヒュウーーーー



龍亞「俺たちは飛ばされちゃうよー!」ヒュー



コナミ「あ、龍亞ー!あげはー!」


雪乃「マズイわ、離れてしまう」

105: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 21:46:54.56 ID:gvYR2A/w0


ビュウウウウウウゥウゥーーーー!

…………………………………………………………………………………………………………………………



アキ「…………龍亞達が風に流されたわ」



龍可「ゆ、遊星、龍亞を迎えに行きましょうよ」



遊星「ああ…………コナミ達も何処かに着地しそうだが…」


ジャック「奴はほっておけ、心配するだけ無駄だ」


ガチャッ

マーサ「あんた達、いきなり外に出てどうしたんだい?」



遊星「マーサ、俺たち今から…………ん!?」



ルドガー「………………ふふふ」ズズズズ……




遊星「!誰だおまえは!?」バッ



ジャック「!?いつの間に……!」



龍可「え……?あ!」



アキ「龍可、あたしの後ろに」バッ



ナオミ「お姉様、私の後ろに」バッ



アキ「結構よ」


106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 22:00:27.62 ID:gvYR2A/w0


ルドガー「私の名はルドガー」



遊星「ルドガー…!?ダークシグナーか!?」



ルドガー「ああ、お前達を歓迎しよう」ズズ………



龍可「あ……アザが」



ジャック「どうやら本物のようだな、ノコノコと」




ルドガー「ふふふ、歓迎の宴はもちろんデュエルでね」カシャッ



遊星「く…………いいだろう!俺が相手をしてやる、ついて来い!」ダッ


ジャック「マーサ!中で隠れていろ!」



マーサ「あ、ああ」


龍可「ゆ、遊星!」



アキ「私がついて行くわ!龍可はジャックと一緒にいて!」ダッ





………………………………


マーサハウス


牛尾「おーい、トイレ掃除終わったぞー」スタスタ



タタタタッ バタンッ



雑賀「ふう……………子供達は全員いるか?」



マーサ「ああ、今数えるよ…‥」



牛尾「?どうしたんだ?そんな慌てて」



雑賀「ダークシグナーが攻めて来たんだ!」



107: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 22:08:38.35 ID:gvYR2A/w0

牛尾「!もう来たか」


雑賀「いま遊星がデュエルをしている………俺たちは子供を守るぞ」


牛尾「あ、ああ」


ジャック「おい、全員無事か!?」


マーサ「…………………た、大変だよ!岬と手島がいない…!」



牛尾「!?」



ジャック「なんだと!?あいつらどこに……」



牛尾「ち…俺が探してくる!」ダッ



マーサ「わ、私も…」ダッ



雑賀「マーサさん!」



ジャック「雑賀!ここの子供は任せたぞ!」ダッ


………………………………………………………………………………………………………………………………


ジャッカル岬「おい手島、本当にこっちに遊星は行ったのかよ?」



戦士手島「あたりまえよ!俺たちも応援するんだ」タタッ



岬「マーサに後で怒られるなこりゃ」タタッ



…………………………………………………………………………………………………………



108: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 22:17:56.07 ID:gvYR2A/w0

サテライト とある地区


コナミ「………なあ雪乃、ここどこなんだ?」



雪乃「さあ………サテライトは景色が同じだから分からないわ」



コナミ「ふう……………龍亞とあげはを見つけないとな……どうしよう」



雪乃「とりあえずデュエルディスクのセンサーを入れておきましょう、私達の居場所をみんなに伝えるのよ」カチッ



コナミ「………それって危なくね?ダークシグナーにも居場所特定されるぞ」



雪乃「………………迂闊だったわ………」カチッ



コナミ「ま、とにかく歩いてみるか、誰かに会うかもしれないし」スタスタ ゴロゴロ…




雪乃「……………ダークシグナーに会うかもしれないのね………スリルがあるわ…」スタスタ



………………………………………………………………………………………………………………………………


サテライト とある地区



龍亞「やばいよー!コナミ達と離れちゃった」



あげは「うぅ…………ボクはこんなところ来たくなかったのに…」



龍亞「あ、ごめんねあげは姉ちゃん……………巻き込んじゃって」



あげは「う…………いいよ、過ぎたことだし……これからどうするの?」










109: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 22:26:17.85 ID:gvYR2A/w0


龍亞「これからかー………なんとか遊星達に会いたいなー……」



あげは「遊星?……それってフォーチュンカップチャンピオンの不動遊星?」



龍亞「うん、そうだよ」



あげは「へえ………龍亞ってそんなすごい人と知り合いなんだ」



龍亞「気を付けてねあげは姉ちゃん、ここからはいつダークシグナーが襲ってくるか分からないから!」



あげは「え?ダークシグナー……って…何それ」



龍亞「えっと……すっごく悪い奴らだよ、世界を滅ぼそうとしてるんだ」



あげは「ああ、なるほどー」(男の子特有の設定みたいなやつかー)



龍亞「うー、あげは姉ちゃん、信じてない?」



あげは「あははは…………だって突然そんなこと言われても」



龍亞「もー!とにかく行こう、空から見た感じだと多分こっちだと思う」スタスタ


あげは「はあー………ボク明後日の学校までにシティに帰れるかなぁ…」スタスタ



………………………………………………………………………………………………


110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 22:43:17.16 ID:gvYR2A/w0


ルドガー「ふははははは……」



遊星「く…お前とゴドウィンが……兄弟で…俺の父親の助手だっただと……………!?」



ルドガー「そう、そして…後にモーメントの開発は私に引き継がれ…ゼロ・リバースが起こることになる」



遊星「まさか……?あの爆発はお前が故意に………!?」



ルドガー「くくくくく…………」



遊星「答えろ!なんのためにそんなことを!」



アキ「遊星…………!」



手島「うわぁ、な、なんだこの炎は……!」



岬「こりゃあコナミとタッグで戦った時の………あれより遥かにでかい………」



遊星「!?な…………お前達!何で来たんだ!」



手島「お前の応援にきてやったんだぜ!感謝しろ!」



岬「おい…手島、帰った方がいいかもしれねえ……足手まといだ……」


手島「は?」



ルドガー「はははは!これは丁度いい!生贄がいるではないか!」



遊星「!や、やめろルドガー!岬達は関係ない!」









111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 22:50:55.17 ID:gvYR2A/w0


タタタタタタタタタタタタタッ


牛尾「お前らぁーー!!」



マーサ「ハアハア………手島!岬!なにしてるんだい!早く戻るよ!」



手島「げ!?マーサ…」



岬「確かに…………俺たちは戻った方が良さそうだぜ…」タタッ



ルドガー「逃がしはしない!私は人々の魂を生贄に自縛神を召喚する!」バッ



ズズズズ…………………………!!



岬「うぐっ……………!!?」ズズズズ……



手島「うぁ……………な、なんだこれ…………」ズズズズ……



アキ「まずい!……このままじゃ二人の魂が生贄になってしまう……!」



遊星「ぐ………やめろ!やめるんだルドガー!!」


ルドガー「はーーーははははは!!」



岬「くぁぁ…………………!」



手島「ううぅう……………!」



牛尾「お、お前達!」



マーサ「ふざけんじゃないよ遊星!あの子達を助けるんだ!……」


遊星「くそ………!この地上絵から出られない……………!!」




112: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 22:56:57.11 ID:gvYR2A/w0



遊星「く………俺は……またなす術もなく………!」



ブォォォオオオオォォオ!!!!


ジャック「自縛神などどれほどのものかぁーーーーー!!!!!」



ルドガー「む?」



遊星「!」



アキ「ジャック!」



マーサ「ああ!ジャック!」


牛尾「こ、子供達を…!」


キキィィィィイ!!


ジャック「任せておけ!ジャック・アトラスは応援してくれる子供達を決して裏切りはしない!」バッ



岬「ジ……ジャック…………」ズズズズ……


ジャック「はぁああーーーーー!!!!」カアァッ!!



アキ「ああ…………ジャックのアザが二人を守っている………」



牛尾「おお…………!」





113: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 23:03:07.52 ID:gvYR2A/w0


マーサ「ありがとうよジャック!」


遊星「ジャック………恩に着る…!」



岬「はあ………はあ………」


手島「た…………助かった…」



ジャック「遊星!自縛神などさっさと潰してしまえ!」


遊星「ああ!なんとしてもな!」



ルドガー「ふん………とんだ茶番だったな………守ったつもりか?それで」



ジャック「なんだと!?」


マーサ「うううう…………!!?」ズズズズ……



牛尾「!?ど、どうしたんだ」



遊星「!?今度はマーサを……!ルドガー!」


ジャック「なにぃ………あそこまでは…間に合わんぞ!」



アキ「う、牛尾さん!」



牛尾「くそ……ど、どうしたらいいんだ!」



ルドガー「無駄だ、シグナーでもないものに生贄は止められん」



マーサ「あああああ………!!」ジュワァアアアア


遊星「!マーサーーーーーーー!!!!」


114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 23:13:09.74 ID:gvYR2A/w0


ジャック「馬鹿な…………マーサが…!」



アキ「く……………!」



牛尾「ま、ま、マーサ………………!」



ルドガー「はははは!生贄となったか!現れろ!自縛神Uru!」



Uru「……………………」ゴゴゴゴゴ……………!!!!!!!


遊星「ぐ……………ルドガー!!マーサをよくも……!」



ルドガー「はははははは!!安心しろ、お前もすぐに殺してやる」


………………………………………………………………………………………………………



コナミ「与作はぁ~木を切る~……」スタスタ



雪乃「ヘイヘイホ~……ヘイヘイホ~…」スタスタ



コナミ「こだまは~かえるよ~……」スタスタ



雪乃「ヘイヘイホ~…ヘイヘイホ~…」スタスタ



コナミ「女房は~はたを織る~」スタスタ


雪乃「トントント…………!コナミ、あれって…!?」



コナミ「え?与作で気分上げてる時になんだよ……………って………あれは…!蜘蛛の地上絵……!?」





116: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 23:20:24.28 ID:gvYR2A/w0


雪乃「かなり遠いけど…………何かしら…………?」



コナミ「たしか………鬼柳の時も同じような地上絵が出たな…………巨人の…」



コナミ「!つまり………あれは本物のダークシグナーの地上絵か…!」



雪乃「え……何ですって……!委員長達みたいな洗脳じゃない……?」



コナミ「ああ……………委員長やゆま、他の人達を洗脳した張本人達があそこにいるんだ……!」


雪乃「本物のダークシグナー……………」



コナミ「遠いけど向かってみよう!龍亞や遊星たちがいるかも!」



雪乃「分かったわ、ヘルメットを貸して」



コナミ「ほれ、フルスロットルで行くぞ」ドルウウウゥゥゥゥン……


雪乃「分かったわ…!」ぎゅー……



コナミ「なんかお前…慣れてきたな」



雪乃「ふふ………あなたと一緒にいると自然に心臓が強くなるわ……」ぎゅー……



コナミ「よし!いくぜ!」ブウン!




ブォォォオオオオォォオ!!!!




118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/25(火) 23:26:32.22 ID:gvYR2A/w0

………………………………………………………………………………………………………


龍亞「あ!あげは姉ちゃん!見て!」ピッ



あげは「え?…!!何あれ…………!」



龍亞「ダークシグナーだ………ついに遊星達とのデュエルが始まったんだよ………」



あげは「ええ…!?ま、まさか…さっき言ってた事って……本当!?」



龍亞「だから言ってんじゃーん、やっと信じてくれた?」


あげは「……て事は……あの蜘蛛の地上絵の下では…い、命がけのデュエルが行われているの?」



龍亞「うん……………遊星か………ジャックかわかんないけど……みんな必死に戦ってるんだ………!」



あげは「ううぇ…………ますますとんでもない所に落ちてきちゃったよー……」




龍亞「でも…ここからすごく遠いね………」



あげは「う、うん……………どうする?」



龍亞「いくあてもないし、あそこに向かおうよ、遊星達もいるかもしれないしさ」



あげは「分かったよ、行こう」スタスタ……




141: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 22:16:18.78 ID:hin+cHgG0


……………………………………………………………………………………………………………………………




ラリー「ゆ、遊星……………サテライトを……守って……」



遊星「ラリー!しっかりするんだ!………」


シュウウゥゥゥゥゥゥゥゥ……………


遊星「あ………ぅぐ…………!」


遊星「ラリーィイーーーーーーーーーーーー!!!!!!」



ルドガー「はははは!面白い見世物だったな」



ジャック「貴様ぁーーー!」


牛尾「く……………おのれ…!」


ザザッ………


鬼柳「いい様だぜ遊星、ヒヒヒヒヒ」



遊星「鬼柳…………………!」


ルドガー「ダークシグナーもそろったか」




142: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 22:25:53.58 ID:hin+cHgG0


ザザッ

ミスティ「…」


ディマク「…」


カーリー「…」



アキ「アレがダークシグナー……」


ジャック「………!?あの女………」


遊星「ダークシグナー………!お前達は許さない…!」


鬼柳「はっ、遊星、地縛神の恐怖を克服したなんて思うなよ」



鬼柳「まだまだたっぷり恐怖は残ってるはずだろ?俺への恐怖がよ」


鬼柳「ヘァハハハハハハハハ!!!」



遊星「……………ああ……………俺は恐ろしい…!」



遊星「貴様達を倒す事を…………これほど欲している……」



遊星「この俺自身の怒りが!」



鬼柳「くくっ……」



ジャック「おい、そこの女」



カーリー「…」



143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 22:33:35.80 ID:hin+cHgG0


ルドガー「ふふふ、それではそれぞれの宿星 その宿命の地で会おう」



ルドガー「はははは!」シュン


遊星「待て!お前達とはここで決着をつける!」ダッ



龍可「あ!遊星」



遊星「逃げるな!俺と決着をつけろ!!」ダダダッ



遊星「どこだ!ルドガー!逃げるんじゃない!」



遊星「待て!俺と………俺と戦え!」



遊星「俺と!俺とデュエルしろぉーーーーーーーー!!!!!!」



シーーーーーーーーン…


ジャック「まてぃ!そこの貴様!話がある!」タタッ



カーリー「………」



ジャック「おまえ……やはりカーリーか?そうなんだな………………?」



カーリー「…」スルッ




ジャック「ば、バカな……なぜお前がダークシグナーに……………?」



カーリー「……私に会いにきて………愛しいジャック」


タタタタタタタッ



ジャック「…………く…」



145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 22:40:58.39 ID:hin+cHgG0


………………………………………………………………………………………………………


マーサハウス


岬「すまねえ…!俺たちが余計な事をしたせいで………!」



手島「うわぁーーーーー!マーーーサーーーーー!」ボロボロボロボロ………



牛尾「く……………俺がいながら……………!!すまない!許してくれ………!」



ジャック「えーい!メソメソするんじゃない!」



遊星「ああ、お前達のせいじゃない、ダークシグナーのせいだ………」



遊星「マーサやラリーを助けるには………やつらダークシグナーを倒すしかない!」



アキ「やるしかないわね……」



ナオミ「大変な事になってきたわ……」



龍可「うー………こんな時に龍亞はなにしてるのよ……!」


雑賀「あとコナミな……」



遊星「龍亞達も心配だ…そろそろ夜が明ける………」



ジャック「行くしかあるまい!」


遊星「ああ!決戦だ………」





146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 22:47:06.99 ID:hin+cHgG0

………………………………………………………………………………………………………


遊星「みんな、これからは四手に別れてそれぞれの制御装置に向おう」



遊星「俺は巨人………鬼柳の所へ行く…」



ジャック「俺は………ハチドリの制御装置に行くぞ」


アキ「私は…………トカゲに行くわ」


ナオミ「私もついて行きます、お姉様」



龍可「じゃあ私は…………猿の制御装置………に行く…」



遊星「龍可……大丈夫か…………龍亞がいないが」



龍可「う、うん………エンシェントフェアリーを取り返すんだから………私一人でもやらないと」



深影「アキさん達は私が送り届けます」



牛尾「じゃあ龍可ちゃんは俺が行こう」



遊星「よし…………みんな、無事に帰ってきてくれ!」


ジャック「ふん…自分の心配をしろ、遊星」



147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 22:54:13.34 ID:hin+cHgG0


遊星「俺たちは離れていても…絆は繋がっている!」



アキ「ええ」


ジャック「互いの健闘を祈る!」ブォォォオオオオォォオ!!!!


龍可「うん………………きっとできる」



雑賀「マーサハウスの事は俺に任せとけよ」



遊星「よし、行くぞみんな!」



ブォォォオオオオォォオーーーーーーーーー!!!!!!



…………………………………………………………………………………………………………………………………………



龍亞「あーあ………地上絵消えちゃったね」



あげは「これでまた行き先を失っちゃったね」



龍亞「ううー…………龍可がこうしてる間にもダークシグナーと戦ってるかもしれないっていうのに…!」



あげは「龍可って……?」



龍亞「あ、俺の双子の妹なんだ」



あげは「え?それってまずいんじゃ…」



龍亞「うん、龍可に命がけのデュエルなんてさせるもんか!俺が助けるんだ!」




あげは「……………る…龍亞は強いんだね……ボクより年下なのにさ…」




龍亞「ん…………?あげは姉ちゃん、あれ何かな?」


148: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 23:00:10.71 ID:hin+cHgG0


あげは「え?あれって………」


龍亞「なんかポツンと建物みたいな………行ってみようよ」スタスタ……



あげは「うん」スタスタ


…………………………………



龍亞「何だこれー」



あげは「あ、側面になんかマークが…………これって………猿の絵?」



龍亞「猿?………あ、中に入ってみようよ」スタスタ



あげは「うーん……これ、ナスカの地上絵に似てる……………?」



龍亞「……ん?中はスカスカだなー…真ん中のこの台座は…………」



龍亞「なんか………………カードを差し込むくぼみがあるな………何だろこれ」



あげは「…………………特に意味はないのかも…」


龍亞「あげは姉ちゃん、よくわかんないや、行こう」



あげは「うん、ボロボロだしね」



スタスタスタスタ……




ボボボボボボボボ………………!!!!!!!


龍亞あげは「!!!?」




149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 23:10:48.47 ID:hin+cHgG0


あげは「え?え?な、なになに……!?」



龍亞「い、いきなり炎が下から……!」



あげは「こ、これって…………まさか…さっきの蜘蛛の地上絵と同じ…………」



龍亞「え………?って事はこれって…………」



「お待ちしておりました、シグナーどの」



あげは「!?」


龍亞「!だ、誰だ」



ディマク「我が名はディマク………ダークシグナー」



あげは「だ、……………ダークシグナー…!」



龍亞「う………………ついに出たな…!」




ディマク「さあ……さっそく始めよう…永年にわたる戦いを」カシャッ



ディマク「………………ん?お前、シグナーではない……?誰だ」



龍亞「お、俺はシグナーの龍可の兄貴だ」



150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 23:17:48.44 ID:hin+cHgG0


ディマク「ふん……………なるほど、哀れなヒロイックか」



龍亞「お前は俺が倒してやる!」カシャッ



ディマク「バカめ、シグナーでないものが私に勝てると思うか」



龍亞「そんな事わかんないだろ!俺がお前を倒せば龍可が危険な目にあわないですむんだ!」



あげは「う……………」



ディマク「ま………いいだろう、お前をいたぶっていればシグナーの妹が現れるだろうからな」



龍亞「いくぞ………!」



あげは「ま、まって!」


ディマク「…?」




龍亞「……あげは姉ちゃん……?」



あげは「ぼ…………ボクもやるよ!わ「


龍亞「え!?」






152: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 23:25:44.05 ID:hin+cHgG0



ディマク「…………おい小娘、分かっているのか?」



ディマク「このデュエル……命がかかっている………負ければお前は死ぬんだぞ」



あげは「わ………分かってるよ!でも………」



あげは「こんな………一回り年下の男の子が戦うのに……………ボクだけ…」



あげは「ボクだけ逃げ出すなんて……で、できる訳ない!」



龍亞「あ、あげは姉ちゃん…………………」ジーーン…



ディマク「哀れな……自ら寿命を縮めるか…」



あげは「…!」カシャッ



あげは「そっちには悪いけど……二人掛かりでいかせてもらうよ…!」



ディマク「ふん……………シグナーじゃない者が何人徒党を組もうと同じだ」







153: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 23:32:50.45 ID:hin+cHgG0



龍亞「へへ…………余裕ぶってるけどこのハンデはでかいぞ!」



ディマク「当然平等とはいかん、私のLPは8000でいかせてもらう、お前らは二人合わせて4000だ」



龍亞「えー!?二倍じゃん」



ディマク「これくらいは当然だ、いいだろうな」



あげは「………」(大丈夫…LPが倍だとしても……こっちの方が有利なはず…!)



龍亞「………ま、分かったよ!そっちは8000でいい!」


ディマク「よし、では始めるぞ」



あげは「…………ごくっ」



龍亞「よーし……………みてろ…!」


ディマク「くくくくく………………」


「「「デュエル!!!」」」




156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/26(水) 23:41:46.71 ID:hin+cHgG0

………………………………………………………………………………………………………………


遊星「…ん?あれは………!」ブゥゥーーーーーーーン!


ズズ…………………



遊星「猿の地上絵………………!!」


………………………………………………………………………………………………………………………


ジャック「む……!あれは………!早すぎではないか………!!」


ブゥゥーーーーーーーン!

…………………………………………………………………………………………………………………………………


龍可「え!?あ、あれは………!」



牛尾「さ、猿の地上絵………………!あれは龍可ちゃんのはず………!」



龍可「私より先に……デュエルをしてる人がいるんだ……!」



牛尾「な、なにぃ…!?だ、誰だ!そんな無謀…」


龍可「い、急いで牛尾さん!」



牛尾「あ、ああ!」



ブゥゥゥウウーーーーーーーーーーーン!!



 
169: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/27(木) 22:04:03.04 ID:im8+Pqvm0


………………………………………………………………………………………………………………………………


龍亞「俺のターン!ジャキーン!」シュッ手札6



龍亞「俺はD・ラジオンを召喚!」バッ




《D・ラジオン/Morphtronic Radion》 †
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1000/守 900
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターの攻撃力は800ポイントアップする。
●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターの守備力は1000ポイントアップする。



ラジオン「ウィン」攻1000→1800


龍亞「俺はターンエンド!」手札5


龍亞(バトルロイヤルルールじゃ全員一ターン目は攻撃できない………ここはこれで大丈夫!)


ディマク「わたしのターン」シュッ手札6



ディマク「ふふ…………ダークシグナーの力………思い知るがいい…」






170: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/27(木) 22:11:13.90 ID:im8+Pqvm0


ディマク「私はファイターズ・エイプを召喚!」バッ



《ファイターズ・エイプ/Ape Fighter》 †
効果モンスター
星4/闇属性/獣族/攻1900/守1200
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
このカードが自分のターンで攻撃を行っていない場合、
この効果でアップした数値はそのターンのエンドフェイズ時に0に戻る。



ファイターズ「うぉおおぉお………!!」



ディマク「さらに、カードを二枚セットしてターンエンドだ」ババッ 手札3



あげは「ぼ、ボクのターン!」シュッ 手札6



あげは「ボクはクレボンスを召喚!」バッ



《クレボンス/Krebons》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/サイキック族/攻1200/守 400
このカードが攻撃対象に選択された時、
800ライフポイントを払って発動できる。
その攻撃を無効にする。



あげは「とりあえず……ターンエンド」手札5












172: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/27(木) 22:21:38.66 ID:im8+Pqvm0


龍亞「よーし!ここからは攻撃できる……行くぞー!」シュッ 手札6


あげは「でもファイターズ・エイプの攻撃力1900に対してラジオンは1800……」


龍亞「そこで!ダブルツールD&Cを発動!」バッ



《ダブルツールD&C/Double Tool C&D》 †
装備魔法
自分フィールド上の「パワー・ツール・ドラゴン」または「D(ディフォーマー)」と
名のついたレベル4以上の機械族モンスターにのみ装備可能。
それぞれのターンで以下の効果を適用する。
●自分のターン:装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが攻撃する場合、
バトルフェイズの間だけ攻撃対象モンスターの効果は無効化される。
●相手のターン:相手は装備モンスター以外のモンスターを攻撃対象に選択できない。
また、装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
その相手モンスターを破壊する。


ラジオン「ういぃん!」攻1800→2800



ディマク「ほう…」



あげは「おお!攻撃力2800!」



龍亞「いけー!ラジオンでファイターズ・エイプを攻撃!イヤホーン・シュート!」


ディマク「甘いぞ小僧!トラップ発動、聖なるバリア-ミラーフォース!」バッ




《聖なるバリア-ミラーフォース-/Mirror Force》 †
通常罠(準制限カード)
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。


龍亞「うぇー!?」


ディマク「貴様達のモンスターをすべて破壊する」


ラジオン「ウイイ!!」ドォォォン!



クレボンス「キキキキキキキキ」ドォォォン!



あげは「うわ………ボクのクレボンスも………!」


龍亞「くっそお…………あげは姉ちゃんゴメン………!」




175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/27(木) 22:32:58.38 ID:im8+Pqvm0


あげは「う、ううん…気にしないで!」



龍亞「う………俺はカードを一枚セットして、さらにモンスターをセットするよ!」バッ


龍亞「……ターンエンド!」手札3


ディマク「私のターン!」シュッ手札4


ディマク「ふ、少年よ…自分だけは守備で守りを固めたようだが……このデュエルはバトルロイヤルルール」



ディマク「そちらの女にダイレクトアタックしてもダメージが通る事を忘れるな」



龍亞「あ!………う……あげは姉ちゃん…」



あげは「だ………大丈夫だよ!心配しないで」



ディマク「ふふ………だがここはあえて少年を狙う…」



あげは「え?…」


ディマク「私はリバースカードを発動、吠え猛る大地を発動!」ピッ


《吠え猛る大地/Roaring Earth》 †
永続罠
自分フィールド上に存在する獣族モンスターが
守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
この効果が適用された事によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の
攻撃力・守備力は500ポイントダウンする。



ディマク「このカードがある限り、私の獣族モンスターは貫通効果を得る!」


龍亞「なんだって!?」





176: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/27(木) 22:42:28.99 ID:im8+Pqvm0


ディマク「守備で逃がしはしない、ファイターズ・エイプで裏守備モンスターを攻撃!


エイプ「うおこここここ!!」バッ 攻1900


ドゴォ!


D・リモコン「グ……」守1200


龍亞「!?うわぁぁー!」LP4000→3300 ゴォオォオォ!!



ザザザザッ!


あげは「!?なに……この衝撃は」



龍亞「あぐ…………ディヴァイン以上だ……………」


ディマク「ふふふ、これがダークシグナーとのデュエルだ、怯えるのだな」


ディマク「さらにファイターズ・エイプの効果を発動、相手を戦闘で破壊すした時、攻撃力が300Pアップする」


エイプ「ううおおおぉぉぉ」攻1900→2200


龍亞「うぐ………まだまだ!」バッ



ディマク「ふふふ……私はモンスターをセットし、さらにリバースカードを一枚セット」ババッ


ディマク「ターンエンドだ」手札2







179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/27(木) 22:53:17.79 ID:im8+Pqvm0


あげは「く……ぼ、ボクのターン!」シュッ 手札6


あげは(冗談じゃなかった………本当に負けたら死んでしまうデュエル………!)



あげは「くぅ……………ボクは簡易融合を発動!」バッ



《簡易融合/Instant Fusion》 †
通常魔法
1000ライフポイントを払って発動できる。
レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとして
エクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、
エンドフェイズ時に破壊される。
「簡易融合」は1ターンに1枚しか発動できない。



あげは「ううううぅ………!」LP3300→2200


あげは「ら、LPを1000払いエクストラデッキからカルボナーラ戦士を特殊召喚!」バッ


カルボナーラ「うぇい!」


《カルボナーラ戦士/Karbonala Warrior》 †
融合モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1200
「マグネッツ1号」+「マグネッツ2号」



ディマク「ふん……脆弱な」



あげは「まだまだ!霞の谷の戦士を召喚!」バッ



《霞の谷の戦士/Mist Valley Soldier》 †
チューナー(効果モンスター)
星4/風属性/鳥獣族/攻1700/守 300
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードとの戦闘で破壊されなかった相手モンスターを
ダメージステップ終了時に持ち主の手札に戻す。


霞の谷の戦士「……………」


龍亞「チューナーモンスター…!」



180: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/27(木) 22:59:56.61 ID:im8+Pqvm0


あげは「いくぞ☆4のカルボナーラ戦士に☆4の霞の谷の戦士をチューニング!」


☆4+☆4=☆8

カッ!


あげは「シンクロ召喚!ギガンテック・ファイター!」バッ




《ギガンテック・ファイター/Colossal Fighter》 †
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2800/守1000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードの攻撃力は、
お互いの墓地の戦士族モンスターの数×100ポイントアップする。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分または相手の墓地の戦士族モンスター1体を選択し、
自分フィールド上に特殊召喚できる。


ギガンテック「しゃああーー!!」攻撃力2900


あげは「墓地にカルボナーラ戦士がいるから攻撃力が100Pアップ」


龍亞「すげー!攻撃力2900、ファイターズ・エイプを超えた!」


ディマク「ぬ……………」


あげは「いくよ、ギガンテック・ファイターでファイターズ・エイプを攻撃!」バッ



ギガンテック「うらぁぁ!!」ドゴォォー!


ディマク「ぐう…………!!」LP8000→7300 ゴォオォ!


あげは「よし!」




184: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/27(木) 23:12:33.12 ID:im8+Pqvm0


あげは「さて……………ボクはカードを一枚セットしてターンエンドだよ」バ 手札3

現在状況


龍亞 手札3 リバースカード1
LP2300
あげは 手札3 リバースカード1 ギガンテック・ファイター

ディマク LP7300 裏守備1 リバースカード1



龍亞「俺のターン!ドーーン!」シュッ 手札4


龍亞「俺はD・ラジカッセンを召喚!」バッ




《D・ラジカッセン/Morphtronic Boomboxen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守 400
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
●守備表示:1ターンに1度、自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と
名のついたモンスターが攻撃対象に選択された時、
その攻撃を無効にできる。


ラジカッセン「ウィーン!」


龍亞「このモンスターは2回攻撃ができるんだ!」


ディマク「なに………!?」



龍亞「いけー!ラジカッセンで裏守備モンスターを攻撃だ!」バッ


ラジカッセン「ウィーン!!」ズバッ


ドッペルゲンガー「くけけけー!」守900 ドサアッ


ドッペルゲンガー
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 650/守 900
リバース:フィールド上にセットされた魔法・罠カード2枚を選択して破壊する。



ディマク「ふふ、ドッペルゲンガーの効果を発動!お前達のリバースカードを一枚ずつ破壊する!」バッ



あげは「うわっ!……く…」 死霊ゾーマ


龍亞「うぐ………!」 パワーアップ・コネクター



185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/27(木) 23:16:22.21 ID:im8+Pqvm0
ミス ディマクの場に吠え猛る大地を追加で



龍亞「こしゃくなー!いくよ、いけ!ラジカッセン!今度はダイレクトアタックだ!」バッ


ラジカッセン「う!」ズバッ!


ディマク「ぐうう……!!」LP7300→6100 ゴアアアァ!!


あげは「よし!」


ディマク「ふん…………」



龍亞「へへ、ターンエンド!」手札3


………………………………………………………………………………………………………


ゴォオォオーーーーーーー




龍可(嫌な予感がする…………まさか龍亞が…………?)



牛尾「そろそろ着くぞー!」ブォォォオオオオォォオ!!!!




191: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/28(金) 06:44:54.52 ID:qdIKTb1j0
乙ー
だが残念ながらラジオンにD&Cはつけられないんだ…

194: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/28(金) 22:03:17.99 ID:Z1SP0m1f0

>>191えー……デーモンの斧だったという事で………すみません


ブォォォオオオオォォオ!!!!

遊星「龍可ー!」



龍可「あ、遊星!」


牛尾「遊星?なんでここにいるんだ?」


遊星「気になったから寄ってみたんだ、やはりデュエルの相手は龍可じゃなかったか…!」


牛尾「ああ、一体誰がダークシグナーと………」



遊星「わからない、とにかく、急いで向かうぞ!」


ブォォォオオオオォォオ!!!!



………………………………………………………………………………………………


コナミ「うわ………今度は猿の地上絵だ、あそこでもデュエルが行われてるんだな」



雪乃「本格的に戦いが始まったようね」



コナミ「そうだな、俺たちも気を付けて行こうぜ」



雪乃「ええ」


ガタガタガタ………


コナミ「!?ん……今あの箱動かなかったか……?」


雪乃「え、箱?……あの廃棄された冷蔵庫の事かしら」


コナミ「ああ………ガタガタって………」スタスタ……


雪乃「気のせいじゃないかしら」


コナミ「まあまあ……開けてみようぜ………」グッ…



コナミ「……セーの………!」グッ!



バカァーーーン!


クロウ「ぶはああーーーーー!!助かったぜ!」



コナミ「うああ!?」

195: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/28(金) 22:12:59.02 ID:Z1SP0m1f0

………………………………………………………………………………………………………


ディマク「調子にのるな………私のターンだ」シュッ手札3


ディマク「私は太陽の神官を特殊召喚!」バッ



《太陽の神官/Oracle of theSun》 †
効果モンスター
星5/光属性/魔法使い族/攻1000/守2000
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
デッキから「赤蟻アスカトル」または「スーパイ」1体を手札に加える事ができる。


神官「ふぉーーー」



龍亞「☆5の特殊召喚モンスター……」


ディマク「さらに私は、DTダーク・エイプを召喚!」バッ




DTダーク・エイプ
ダークチューナー(効果モンスター)
星2/闇属性/獣族/攻0/守0
このカードをシンクロ素材とする場合、
ダークシンクロモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
このカードがダークシンクロモンスターの
シンクロ召喚に使用され墓地に送られた場合、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。


ダーク・エイプ「ウキー……」


あげは「だ………ダークチューナー……!?」


龍亞「なにあれー!?」


ディマク「ダークチューナーとはダークシンクロ専用のチューナーモンスターだ、今その力を見せてやろう」ズズ……………



196: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/28(金) 22:24:16.66 ID:Z1SP0m1f0


あげは「ダークシンクロ……?それって………」


ディマク「ダークシンクロはチューナー以外の素材からダークチューナーのレベルを引き、マイナスのレベルで行うシンクロ召喚だ」



龍亞「レベルマイナス…!?で、でも太陽の神官は☆5でダーク・エイプの☆は2………引いたってマイナスになんかならないじゃないか!」


ディマク「ふふふふ……そこでこの魔法カードを使う、ダーク・ウェーブ発動!」バッ



ダーク・ウェーブ
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するチューナー以外の
モンスター1体を選択して発動する。
このターン選択したモンスターをダークシンクロモンスターの
シンクロ召喚に使用する場合、レベルをマイナスの値として扱う。



ディマク「このカードの効果で太陽の神官の☆はマイナスとして扱う!」



あげは「え………!?てことは…合計マイナス☆7……」


ディマク「私は☆マイナス5の太陽の神官に☆マイナス2のダーク・エイプをチューニング!」バッ



ズズズズズズ………!!!!


ディマク「暗黒より生まれし者、万物を負の世界へと誘いざなう覇者となれ!ダークシンクロ!現れよ、猿魔王ゼーマン!」




猿魔王ゼーマン:Zeman the Ape King
ダークシンクロ・効果モンスター
星7/地属性/獣族/攻2500/守1800
チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー
このカードはシンクロ素材となるチューナー以外のモンスター1体の
レベルからダークチューナーのレベルを引き、
その数値が-7に等しい場合のみシンクロ召喚することができる。
このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで
魔法・罠カードを発動する事ができない。
また、相手モンスターの攻撃宣言時、自分の手札またはフィールド上の
モンスター1体を墓地へ送る事で、相手モンスター1体の攻撃を無効にする。


ゼーマン「ふぅぅうう…………………!!」



197: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/28(金) 22:35:13.44 ID:Z1SP0m1f0


あげは「れ…レベルマイナス7…!?こんなモンスターが…!?」


龍亞「や、やばいよ…!」


ディマク「ここでDTダーク・エイプの効果を発動、ダークシンクロの素材となった時カードを一枚ドローする」シュッ 手札1


あげは「ふ……ふん、でも攻撃力はたかが2500、ギガンテックファイターには及ばないよ!」


ギガンテック「うっしゃー!」攻2900


ディマク「ふ……私はフィールド魔法カード、クローザーフォレストを発動する!」カッ!



《クローザー・フォレスト/Closed Forest》 †
フィールド魔法
自分の墓地に存在するモンスター1体につき、
自分フィールド上に表側表示で存在する獣族モンスターの
攻撃力は100ポイントアップする。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド魔法カードを発動する事はできない。
このカードが破壊されたターン、
フィールド魔法カードを発動する事はできない。


ゴゴゴゴゴゴ……………!!!


あげは「う………な、なに…?」


龍亞「このフィールドは……?」


ディマク「このフィールドでは、私の墓地のモンスター一体につき私のフィールドの獣族モンスターの攻撃力は100Pアップするのだ」



ゼーマン「うぐぅううううぅぅぅ!」攻2500→2900


207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 15:22:55.00 ID:+b/4qLJj0

龍亞「ゼーマンの攻撃力が2900に……!」



あげは「く……………」


ディマク「いくぞ、ゼーマンでラジカッセンを攻撃、カースド・フレア!」



ゼーマン「はぁああああああぁぁ!」ドシュウゥゥーー!



ラジカッセン「ゥウヴ………!!」攻1200 ガシャアァァン!



龍亞「うわぁあああーーーーーー!!!!?」LP2200→500 ゴォオォオォ!!



ザザザザザザッッ!!!



あげは「龍亞!?」


龍亞「あぐぅ………………!」ズズ………



ディマク「ふふふふふ………思い知ったか?ダークシグナーの力を」



あげは「龍亞…………大丈夫…!?」タタッ



龍亞「ぐ……………だ……大丈夫だよ………!」ぐぐぐぐ………



ディマク「私はターンエンドだ」手札0 LP6100




208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 15:38:28.32 ID:+b/4qLJj0


龍亞「はー………はー………!」


あげは「く…………ボクのターン!」シュッ 手札4



ディマク「残りLP500でなにができるか」


あげは(龍亞は限界が近い………ボクが頑張らないと……!)



あげは「ギガンテック・ファイターでぜーマンを攻撃!」バッ



龍亞「な………なんで?お互いに攻撃力は2900……相打ちに……!」



あげは「ギガンテックファイターは戦闘で破壊された時、戦士族を復活できる!」



ディマク「なるほどな、自分の効果でギガンテック・ファイターを復活させ、追撃をする気か」



ディマク「させん、リバースカードを発動、針虫の巣窟!」カチッ



《針虫の巣窟/Needlebug Nest》 †
通常罠
自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。


あげは「なに……!?」





209: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 15:49:33.13 ID:+b/4qLJj0


ディマク「私のデッキを5枚墓地に送る」シュッシュッシュッシュッシュッ


ダーク・マター
マジシャンズ・エイプ
地砕き
地縛神Cusillu
スケープゴート


ディマク「結果……モンスターが二体墓地に送られた、クローザーフォレストの効果が発動する!」バッ



ゼーマン「うぉぉおおおぉぉ!」攻2900→3100



龍亞「あ…!ゼーマンの攻撃力がギガンテックふを超えた……!!」



あげは「ぐう………!」




ディマク「さあゼーマン、返り討ちにするのだ!」バッ




ギガンテックファイター「ぐあああぁぁ!」攻2900


あげは「あぐううううぅぅ……!!!」ゴァアアァアォォ! LP500→300



龍亞「あ……あげは姉ちゃーーん!!」


あげは「はあ………はあ……… く、ギガンテックファイターの効果を発動!ギガンテックファイターを復活させる!」バッ



ギガンテック「ぅぇい……………!」守1000


あげは「か……カードを一枚セットして……ターンエンド…!」手札3



210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 16:01:17.25 ID:+b/4qLJj0


龍亞「くそぉ………ま…………負けるもんか…!俺のターンだ!」シュッ 手札4



あげは「龍亞……何もできなかった……ゴメンね………」


龍亞「大丈夫……!俺がなんとかして見せる………コナミ達との修行の成果を見せるんだ!」



龍亞「俺は………ジャンクBOXを発動!」バッ



《ジャンクBOX/Junk Box》 †
通常魔法
自分の墓地からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」
と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。


龍亞「墓地のD・リモコンを復活!」


リモコン「ウィン」



龍亞「さらに手札から、D・ステープランを召喚!」バッ




《D・ステープラン/Morphtronic Staplen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1400/守1000
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが戦闘によって破壊された場合、
このカードを破壊したモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。
●守備表示:このカードは戦闘では破壊されない。
このカードが攻撃された場合、そのダメージ計算後に
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して守備表示にし、
このカードの表示形式を攻撃表示にする。


ディマク「ふ…………シンクロ召喚か」


龍亞「☆4のステープランに☆3のリモコンをチューニング!世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング、シンクロ召喚!」


パワーツール「ウォォォォオォーーーン!」



《パワー・ツール・ドラゴン/Power Tool Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2300/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
デッキから装備魔法カードを3枚選んで相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
相手が選んだカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻す。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。


龍亞「パワーツールドラゴン!」



211: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 16:12:52.29 ID:+b/4qLJj0


ディマク「シグナーの龍でもないモンスターなど…」


龍亞「パワーツールの効果を発動!パワーサーチ!」


シャシャシャッ!


龍亞「さあ、一枚選べ!それを俺の手札に加えるぞ!」



ディマク「ふん、真ん中だ」



龍亞「わかった、それ以外はデッキに戻す」カシャッ



龍亞「おれは、装備魔法団結の力を発動!」バッ



《団結の力/United We Stand》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体につき800ポイントアップする。


パワーツール「ヴォオオォォ!」 攻2300→3100


ゼーマン「ヴおおおおおぉぉ」攻3100



ディマク「ほう…」



あげは「まだ……ぜーマンを超えない…!」





212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 16:28:24.57 ID:+b/4qLJj0
龍亞「まだまだ!魔導師の力を発動!」


《魔導師の力/Mage Power》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールド上の魔法・罠カード1枚につき
500ポイントアップする。



パワーツール「ゥウヴ!」攻3100→4100


あげは「よし!憎きゼーマンの攻撃力を超えた!」



龍亞「さらに!ジャンクアタックを発動!」バッ



《ジャンク・アタック/Junk Barrage》 †
装備魔法
装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。


パワーツール 攻4100→4600


ディマク「三枚の装備魔法……だと」



龍亞「受けてみろゼーマン!クラフティブレイク!」バッ!



ギュイイイィィイイィイィィン!!


ゼーマン 攻3100



ディマク「なんだと………!」



ドゴォォォオオオーーーーーーン!!


ディマク「ぐはぁぁ……!!」LP6100→4600



215: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 16:39:59.05 ID:+b/4qLJj0


あげは「やったー!ゼーマンを倒した!」



龍亞「さらに、ジャンクアタックの効果を発動!ゼーマンの攻撃力の半分のダメージを与える!」



ディマク「うぐぁあ!!」LP4600→3350 グアアアッ!



龍亞「見たか!俺達の力!ターンエンドだ!」手札0



ディマク「おのれ…………わたしを……ここまで……!」



あげは(あいつの手札は0………フィールドには燃え猛る大地とクローザーフォレスト……役には立たない…いける!)



ディマク「おのれ………………!なめるんじゃない!」シュッ 手札1



龍亞「…………」



あげは「……」



ディマク「ふ………ふふふ、私は死者蘇生を発動する!」バシンッ



《死者蘇生/Monster Reborn》 †
通常魔法(制限カード)
自分または相手の墓地のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。


216: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 16:52:56.85 ID:+b/4qLJj0



あげは「!?死者蘇生……!?」



龍亞「な…………」



あげは「まずい………守備表示のギガンテックファイターの能力値は1000………燃え猛る大地の貫通効果をくらったら……!」LP300


ディマク「ふふふふふ………私が蘇生させるのは、地縛神Cusillu!」



ドドドドドドドドド!!!

ボゴオオォーーーーン!!!


Cusillu「うぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーー!!!」 攻2800→3500



《地縛神 Cusillu/Earthbound Immortal Cusillu》 †
効果モンスター
星10/闇属性/獣族/攻2800/守2400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
「地縛神」と名のつくカードを召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができない。
フィールド上にフィールド魔法が表側表示で存在しない場合、
このカードの以下の効果は無効となり、このカードはエンドフェイズ時に破壊される。
●このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
●相手モンスターはこのカードを攻撃対象にする事ができない。
●このカードは相手の魔法・罠カードの効果を受けない。
●フィールド上に表側表示で存在するこのカードが戦闘によって破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上のモンスター1体を
リリースして相手のライフポイントを半分にできる。



あげは「な…………なにこのモンスター…!なんて大きさ…!!」



龍亞「うわ………!こ……こんなモンスターいつの間に墓地に……!?」



218: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 17:13:50.17 ID:+b/4qLJj0


あげは「たぶん………針虫の巣窟の際………」



ディマク「はははは!その通りだ、終わらせてやるぞ、地縛神はダイレクトアタックができるのだ」



龍亞「はあ!?だ、ダイレクトアタックなんて……………!」



あげは「な…………………」



ディマク「さらに、地縛神はお前達の魔法、トラップの効果を受け付けない」



龍亞「えぇ!?………………そんな反則カード!」


ディマク「ふははははは!!お前達になす術はない!いけ、地縛神Cusilluよ!少年にダイレクトアタックだ!」



Cusillu「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」ドドドドドドドドド…



龍亞「うわぁああああ…!!」


………………………………………………………………………………………………



ゴ ゴゴゴゴゴゴ………!


遊星「!?な、あれは…………!!」


牛尾「な………あのモンスターは……!!蜘蛛の野郎と同じ………!」



龍可「地縛神………!デュエルで出たのね……!」



遊星「それほどのデュエル……!急ぐぞ!」


ブォォォオオオオォォーーーーーー!!


………………………………………………………………………………………………………


219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 17:30:16.74 ID:+b/4qLJj0



Cusillu「おおぉおおおぉぉぉぉ!!!」ドオォォン!!



龍亞「うわあああああ!」 LP300



あげは「く…………!トラップ発動!!」カチッ



ディマク「地縛神にトラップなど………!」



あげは「ホーリーライフバリアーは地縛神に使うトラップじゃない!」


《ホーリーライフバリアー/Hallowed Life Barrier》 †
通常罠
手札を1枚捨てる。
このカードを発動したターン、相手から受ける全てのダメージを0にする。




あげは「手札を一枚捨てて、すべてのダメージを遮断する!」手札3→2


ガキィイィィィィィィンン……!!!



龍亞「はあ………はあ………!た、助かったー………!」


ディマク「な………ば……馬鹿な」


あげは「よし……守りきった!」


220: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 17:37:41.40 ID:+b/4qLJj0


ディマク「まさか……!?地縛神の攻撃をしのぐなど……!」



あげは「他にキミがやることはない、ボクのターン!」シュッ 手札3


あげは「ギガンテック・ファイターを攻撃表示に変更!」ザッ!



ギガンテック「うぃええ!」攻2900 ザッ


ディマク「ちい……なにを…地縛神を攻撃対象することはできない!」



あげは「うん、だから地縛神を攻撃はしない……ボクが攻撃するのは……!」



あげは「プレイヤーの君自身だ!」バッ!



ディマク「し……しまっ!……」


龍亞「そ…………そうか!」



あげは「いけ!ギガンテックファイター!」バッ



ファイター「はああ!!」ドォォォ!!



ディマク「ぐあああぁああーーーー!!!」 LP3350→450



ゴオオォォオオオオ!!

221: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/29(土) 17:45:37.79 ID:+b/4qLJj0

ディマク「がは……………」


あげは「よし!ボクはターンエンド!」



龍亞「へへ、俺のターン!ドーーーン!」シュッ 手札0→1



龍亞「おっちゃん、これで終わりだ!パワーツールドラゴン、ダイレクトアタック!クラフティ………ブレイク!」バッ



ディマク「ま……待て……がふ………」


パワーツール「ウィイィン!」攻4600


ギュイイイィィイイィイィィン!!


ディマク「ぐう………!ぐああぁぁあーーーーーーーー!!!!!!!」ドオオオオオオォオン! LP450→0 ピーーーー





龍亞「やったぁーーーー!!!俺たちで倒したんだーー!」バッ!



あげは「やった……!!は……ははは、こ、腰抜けた……」ふにゃ……



ディマク「あぐうう………………」



243: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/30(日) 22:43:39.74 ID:haOdg7yc0


ディマク「ゔぐああぁああ…………!!おのれぇええええ………!!!!」ズズズズズズ………!!!!


龍亞「!あいつ何かする気か……!」



あげは「ぐ…………」



ディマク「この私がああぁぁぁあこんな奴らにぃぃいいぃいい!!」ズズズズズズ………!!!!



あげは「…………………?消えてきてる……」



ディマク「る……ルドガーさま………………申し訳ございません……!」


ズズズズズズズズズズズズ………!!!!


シュウウウゥゥウゥウウウ…………



龍亞「消えちゃった………」



あげは「夢を見てるみたい……」



シューーーーーーーン!



龍亞「ん?カードがこっちにきた」パシッ



エンシェントフェアリードラゴン



龍亞「あ!…………このカードは…!」


244: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/30(日) 22:51:06.77 ID:haOdg7yc0


あげは「はあ…………しばらく立てないかも」ぺとっ


ブォォォオオオオォォーーーーーー!!!



龍亞「!?Dホイールの 音……?」



あげは「ま………まさか新手が…?」


キキキキィイィイィイィィ!!!



遊星「龍亞!?龍亞なのか!」タタタッ



龍亞「あ、遊星!あげは姉ちゃん、大丈夫、味方だよ」



あげは「え………あ、遊星………フォーチュンカップチャンピオン」



遊星「まさか………お前がダークシグナーと?」



龍亞「うん!安心して、倒したよ!シグナーじゃないけどやれたんだ!」


遊星「まさか………なんて無茶をするんだ!龍可達も心配していたんだぞ!」


龍亞「う………やっぱり?どうしようかな………怒ってた?」



遊星「ああ、というよりすぐそこにきてるぞ」



龍亞「え?……」



ブォォォオオオオォォーーーーーー……



245: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/30(日) 22:59:59.34 ID:haOdg7yc0


キキキキィイィイィイィィ!


龍可「龍亞ーーーーーーー!!!!!」ダダダダダダッッッ!!!!



龍亞「あ………………龍可……」



龍可「バカーーーーーーー!!!」ガバッ!



龍亞「うげっ!」ドフーーーン!!!



ズザザザザ!!!!



あげは「あれが龍可ちゃん……確かにそっくり」



牛尾「やっぱり龍亞だったか!無事だったのか…?」



遊星「ああ、ダークシグナーを倒したらしい」



牛尾「なに!?まさか………!」



龍可「バカバカバカバカ……!!」ギュウウゥゥゥウウ………!



龍亞「うえええ………は、離して龍可!し、しまってる……………!!」ギギギギ…




246: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/30(日) 23:16:55.97 ID:haOdg7yc0


…………………………………………………………………………………………………………………………


遊星「なるほど………そこの青葉と協力して……」



龍亞「うん!あげは姉ちゃんのおかげで勝てたようなもんだよ、本当に頼りになるんだ」



龍可「あげは姉ちゃん…?……」ピクッ



あげは「い、いや…………ボクなんて………」テレッ



遊星「いや、青葉…………ありがとう、龍亞を守ってくれて」



あげは「いやー………そんな」(チャンピオンに褒められちゃった………)


牛尾「とにかく無事なようで良かったぜ」



遊星「ああ、あとはセキュリティ装置を破壊すればいいんだが…」



龍可「あ………エンシェントフェアリーが必要なんだ…………」



龍亞「あ、そうだ、はい龍可、これ」 エンシェントフェアリードラゴン



龍可「あ……!エンシェントフェアリー………どうして?」



龍亞「ダークシグナー倒したら出てきたんだ」



龍可「そう、ありがとう龍亞…」ギュッ



龍亞「えへへ………」



248: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/30(日) 23:27:13.14 ID:haOdg7yc0


カチッ ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………!!!


ずずずずずずずずずずん!!!


遊星「ふう……これでここはよし……」



龍亞「良かったー」


牛尾「さて………他の奴は大丈夫か?」


あげは「心配だな……コナミ達は特に…」



遊星「ああ………コナミ達はシグナーじゃない………ダークシグナーも甘い連中じゃない………」



龍亞「早くみんなを探しに行こう!」



龍可「……」(エンシェントフェアリー………大丈夫?)


エンシェントフェアリー(はい、龍亞に助けられました……あの少年は強くなってきています)


龍可(龍亞………………)



エンシェントフェアリー(あなたのためです、龍可)


龍可(え…?)


エンシェントフェアリー(あなたを守りたいという彼の強い思いが彼を大きくしたのです……)


龍可(………えへへへへ………)









250: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/30(日) 23:38:41.65 ID:haOdg7yc0


龍亞「ん?龍可ー、何してんの、早く行こうよ」



龍可「え?あ、うん!」タタタッ


あげは「あ…足が………気が抜けちゃって……」カクカク……



龍亞「あげは姉ちゃん、まだ足がしびれてるの?」



あげは「え?うん、ちょっとふらつくだけだよ……」



龍亞「俺が手を握って支えてあげるよ!」ギュッ



龍可「!!!?」



あげは「あはは、ありがとう龍亞」スタスタ………



牛尾「おーい、俺の車にあと二人乗れる、女学生も龍亞もこっちに乗れー」



あげは「はーい」スタスタ


龍亞「おっけー!」スタスタ


バタンッ


龍可「………」スタスタ


バタンッ


龍可「……」ムスッ ポスン



龍亞「?龍可、どうしたの怖い顔して……?」



龍可「別にーー……なんでもないですよーだ」ムスッ



あげは「…?」



251: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/30(日) 23:48:53.12 ID:haOdg7yc0


……………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「びっくりさせんなよクロウー!いきなり冷蔵庫から出てきやがってー」



クロウ「すまねえすまねえ、色々やばくてよ」



雪乃「まったく……ダークシグナーかと思ったわ……」


コナミ「気を付けろよ、この辺にダークシグナーがいるらしいから」



クロウ「へ、いつでもこいっての!」ゴロゴロゴロゴロ………



コナミ「俺達はシグナーとかいうのじゃねえけど、関係ないよな!」スタスタ



クロウ「おう!シグナーがなんぼのもんってね!やってやろうぜ」スタスタ



雪乃「…………ふぅーーー……大丈夫よ……私…」スタスタ………


クロウ「おらー!ダークシグナー!出て来いやー!」



コナミ「ビビってらっしゃりますかーー!?」


雪乃「………謎の心強さね」



ブォォォオオオオォォーーーーーー…!!!!!


コナミクロウ雪乃「!?」


252: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/30(日) 23:54:42.94 ID:haOdg7yc0


ブォォォオオオオォォーーーーーー


コナミ「この音……Dホイール…」



クロウ「へ……………早速きたか?」



雪乃「……………」ドキドキ


ドオオォオオ!!!



ボマー「……………」キキキキィイィイィイィィ!!!



コナミ「うわあ!!で、でけぇ……!!」



クロウ「なんだぁ!!?戦車みてぇなDホイールだ…!」


ボマー「……………お前達は……」


雪乃「く…………!ダークシグナーね……」


コナミ「おい!お前はダークシグナーか!?」



ボマー「……………ああ……お前達は…シグナーではないな……何故無事なのだ?」



クロウ「あ?」



ボマー「サテライトの住民はすべて地縛神の生贄になったはずだ……」



コナミ「!!?」



クロウ「!?なんだと……!」



雪乃「!?………」



253: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 00:02:40.07 ID:kZvn0cbV0


クロウ「生贄……だと!?サテライトの住民が………?」



コナミ「そういえば……人をみてないぞ…!」



雪乃「なんてことを……!!」


ボマー「……………運良く生き残ったか、まあ…その命、大切にするのだな」



クロウ「まて!みんなが消えたのは……てめえらのせいなのか!?」



ボマー「…………ああ、地縛神復活のための犠牲になったのだ」


コナミ「や………野郎……!!」


クロウ「て、てめえらぁあ………!!!」



ボマー「……私はお前達にかまっている暇はないのだ」ブウウウゥウウゥウゥ………!!



クロウ「あ!ま、待ちやがれ!俺が育ててたガキどもは…!?」



ボマー「さあな……いないのなら生贄になったのだろう…」ブォォォオオオオォォーーーーーー


コナミ「あっ!」



クロウ「!!おい!てめぇ!!待ちやがれ!」


ブォォォオオオオォォーーーーーー……


クロウ「おい!話はまだ終わってねぇぇーーー!!!!!」ブウウウゥウウゥウゥ ブォォォオオオオォォーーーーーー!!!



コナミ「あ!クロウも追いかけて行っちまった…!」



雪乃「コナミ!私たちも……!」



コナミ「ああ!乗れ雪乃!」ガバッ



ブウウウゥウウゥウゥ


ブォォォオオオオォォーーーーーー!!!!




273: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 20:30:19.09 ID:kZvn0cbV0


ブォォォオオオオォォーーーーーー!!!!


コナミ「待ちやがれーーーー!!」


クロウ「俺達から逃げられると思うなよー!」


ボマー「……………ふん、しつこい者達だ」


雪乃「うぅ……………!」ゴォォーーーーーー!!


クロウ「てめえらをぶっ倒してガキどもを取り戻してやる!」ブォォォオオオオォォーー



コナミ「デュエルしろーーーー!!!」




ボマー「…デュエルか…シグナーでない者とは極力避けたかったのだがな……」


ボマー「いいだろう、私の邪魔をするというのなら、お前達から屠り去ってやる」


ボマー「はあアアァア!!」ズズズズズズ………!!!!



ボボボボボボボボボボボボボボボボ……!!!!!


コナミ「う!下から炎が……!!でけぇ……!」



雪乃「これは…………委員長達のとはまるで違う……!」


クロウ「こんなもんで、ビビってられるかよー!」



274: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 20:42:18.63 ID:kZvn0cbV0


……………………………………………………………………………………………………………………


遊星「!………あれは」


牛尾「うお!また地上絵か……!」


龍亞「うわ……!あそこでデュエルが……」



龍可「まって、あの地上絵…………なに?」



あげは「えっと………シャチみたいだね」



遊星「シャチ……ダークシグナーにシャチのアザを持つ奴はいなかったはず……?」


牛尾「どうする遊星?」



遊星「俺が見に行く!牛尾達は先に行っててくれ!」


龍亞「え、お、俺達も行くよ!」



遊星「………わかった!あとからついて来てくれ!」


ブォォォオオオオォォーーーーーー!!



……………………………………………………………………………………………………




ボマー「さあ、地上絵が出たからにはもう逃げられん、我々は戦うしかないぞ」


クロウ「上等だ……!ガキどもの仇……!とってやるぜ……!!」ブォォォオオオオ




275: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 20:50:51.01 ID:kZvn0cbV0


コナミ「クロウ、大丈夫か!?」


クロウ「ああ!コナミ達は隣でみてろ!すぐにぶっ潰してやる!」



コナミ「ああ、わかった!」




ボマー「……残念だが……私とデュエルするのはお前ではない」



クロウ「ああ!?なんだと!?」


ボマー「この地上絵を出現させた時、戦う者同士も決まっている………私と戦うのは…」


ボマー「赤帽子のお前だ」ピッ



コナミ「!俺が……!?」



雪乃「コナミに決まっている………?」



クロウ「おい!どういうことだ!俺と戦いやがれ!」



ボマー「お前とはこの男の次に相手をしてやる、待っていろ」


クロウ「ふ……!ふざけ………!!!」



ゴオオォォォオォオォオォ!!!!


クロウ「!!ぐああぁあ……!!」 ザザザザザザザザザザザザ!!!


ボマー「戦わない者がいつまでも喚いていると……神の怒りを喰らうぞ」



クロウ「ぐ………ちくしょぉおおお………!!!!」



コナミ「………仕方ねえ!クロウ、俺に任せろ!」



クロウ「!…………コナミ……?」


277: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 20:58:17.39 ID:kZvn0cbV0


雪乃「!コナミ……分かっているの?このデュエル…ただではすまない………!」


コナミ「ああ、だが……もう決まっちまった事なら仕方ねえ!クロウは下がっててくれ!」



クロウ「コナミ……………………く…お前…デュエルできんのかよ?昔は……肉弾戦要員だったお前が……!」



コナミ「任せろ!俺もデュエリストだ!昔とはちがうって事見せてやるぜ!」



クロウ「……へ」


クロウ「……………………………分かったよ!見せてもらうぜ、お前のデュエルを!」


コナミ「しゃあーーーーーー!!!!!」ブォォォオオオオォォーーー


ボマー「……………決心がついたか?」


コナミ「ああ、お前は、俺が倒してやる…」


雪乃「………」ギュッ



コナミ「というわけだ雪乃、一旦降りてくれ……」


雪乃「……いやよ」



コナミ「………え?」



雪乃「コナミ一人に……危険な真似はさせないわ、私にも付き合わせて…」


コナミ「お前……」



ブォォォオオオオォォーーーーーー


278: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 21:06:49.59 ID:kZvn0cbV0


雪乃「私も……それなりの覚悟をもってここに来たのだから」


コナミ「………」



クロウ「おーい後ろの女、こっちに飛び移れ、あぶねーぞ!」



コナミ「…なかなかの正義感だ………オッケー、そこまで言うなら仕方ねえ……しっかり捕まってろよ!」



雪乃「ええ、ふふふ……」ギュッ


コナミ「クロウ、こいつはこのままでいい!後ろに乗せて行く!」



クロウ「はあ!?本気か……!?」



コナミ「言っても聞かないから仕方ねえだろ、さあ、デュエルだ!」



ボマー「……………よかろう……ならば……次のカーブを先に曲がったほうが先行だ」


ブォォォオオオオォォーーーーーー


コナミ「スピードワールド、セットオーーン!」カチッ


ボマー「……………」カチッ


《スピードワールドセット、デュエルモードオン、オートパイロットスタンバイ》


コナミ「おっと……オートパイロットはOFFにしておかねーとな」カチッ


クロウ「ああ、ダークシグナーの攻撃は実際に響くからな」


ボマー「……………ふ」




280: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 21:13:32.11 ID:kZvn0cbV0


ブォォォオオオオォォーーーーーー!!!


コナミ「うおおおおーーーーーーー!!!」キィィーーーーーン


ボマー「……………」キィィーーーーーン


クロウ「どっちだ……どっちが先行をとる!」


ぐぐぐぐ……


雪乃「うう………いいわよコナミ、こっちの方がスピードが速いわ……!」


コナミ「よし…!このままカーブを……!」



ボマー「…………ふふ」


ぐいっ


コナミ「!!雪乃!俺に掴まれ!」


雪乃「え?え…?」ギュッ


ドガァアァァアアァ!!!


コナミ「うぐううぅ!!………やろ…」 グラグラ



雪乃「うぅぅぅうう……!?なんてタックルを……!」グラグラ



ボマー「悪いな…お前達のDホイールとは馬力が違うのだ」


キィィーーーーーン!!!


グクロウ「ああ……!!先に曲がられちまった…!!」


ボマー「私のターン!」シュッ 手札6



282: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 21:27:35.54 ID:kZvn0cbV0


コナミ「ちくしょー……先行を取られちまったか…!」


ボマー「私はモンスターをセット、さらにカードを一枚セットする!」ババッ


ボマー「ターンエンドだ」手札4


コナミ「よし……俺のターン!」シュッ 手札6


コナミ SC 0→1
ボマー SC 0→1


コナミ「守備表示モンスターにビビってられるか、八つ手サソリを召喚!」バッ


《八つ手サソリ/8-Claws Scorpion》 †
効果モンスター
星2/闇属性/昆虫族/攻 300/守 200
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
裏側守備表示の相手モンスターを攻撃対象にした場合、
このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ2400ポイントになる。


サソリ「カサカサカサ……」攻300


コナミ「いけ!八つ手サソリでセットモンスターを攻撃!」バッ!


雪乃「!?コナミ、無謀だわ……!そのモンスターは攻撃力が……!」



コナミ「へ、安心しろ!八つ手サソリはセットモンスターに攻撃する時、攻撃力が2400になる!」


サソリ「カサカサカサ!」攻2400



クロウ「よぉーし!2400なら!」



285: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 21:35:21.09 ID:kZvn0cbV0


ボマー「甘いぞ、トラップカード、フェイク・エクスプロージョン・ペンタを発動する!」カチッ



《フェイク・エクスプロージョン・ペンタ/Fake Explosion》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
モンスターはその戦闘では破壊されず、
ダメージ計算後、自分の手札・墓地から
「サモン・リアクター・AI」1体を選んで特殊召喚する。


トラップリアクター「ヒヒヒ」守1800 クルッ


ガキィイン!!


コナミ「う……!?」


雪乃「攻撃力では優っていたのに?」


ボマー「このカードの効果だ、バトルでモンスターは破壊されず、手札からサモンリアクターを特殊召喚できる!」バシッ



《サモン・リアクター・AI/Summon Reactor・SK》 †
効果モンスター
星5/闇属性/機械族/攻2000/守1400
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
相手フィールド上にモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時、
相手ライフに800ポイントダメージを与える。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
この効果を使用したターンのバトルフェイズ時、
相手モンスター1体の攻撃を無効にできる。
また、自分フィールド上に表側表示で存在する、
このカードと「トラップ・リアクター・RR」
「マジック・リアクター・AID」をそれぞれ1体ずつ墓地へ送る事で、
自分の手札・デッキ・墓地から「ジャイアント・ボマー・エアレイド」
1体を選んで特殊召喚する。


サモンリアクター「ヒヒヒヒ!!」攻2000


コナミ「く………攻撃を止められた挙句…上級モンスターまで」


サソリ「カサ……」攻2400→300


雪乃「しかも……サソリは低攻撃力に戻ってしまった……!」


286: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 21:45:10.20 ID:kZvn0cbV0


ボマー「どうした……?終わりか…?」


コナミ「く……サソリのさらなる効果を発動!一ターンに一度、こいつを裏守備表示にできる!」バッ


サソリ「カサカサ」クルンッパタ


コナミ「そして………カードを3枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札2


クロウ「やべえな………」


雪乃「サモンリアクター…トラップリアクターがフィールドに……」


ボマー「私のターンだ!」シュッ 手札3→4


ボマー「行くぞ、私はマジック・リアクター・AIDを召喚!」バッ



《マジック・リアクター・AID/Spell Reactor・RE》 †
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻1200/守 900 
1ターンに1度、相手が魔法カードを発動した時に発動できる。
その魔法カードを破壊し、相手ライフに800ポイントダメージを与える。



雪乃「く……!すでに手札に……!?」


コナミ「モンスターが三体……!」



ボマー「私は、三体のリアクターを合体させる!」


ウィイーーーーーーーンン!!


ガシャンガシャンガシャン!!


コナミ「合体だと……!?」


クロウ「くそ……!こうもあっさり…!」


ボマー「デッキから現れろ、ジャイアントボマー・エアレイド!」バッ!



《ジャイアント・ボマー・エアレイド/Flying Fortress SKY FIRE》 †
効果モンスター
星8/風属性/機械族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
「サモン・リアクター・AI」の効果でのみ特殊召喚できる。
1ターンに1度、手札を1枚墓地へ送る事で、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
また、相手のターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手がモンスターの召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
そのモンスターを破壊し、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
●相手がカードをセットした時に発動できる。
そのカードを破壊し、相手ライフに800ポイントダメージを与える。

288: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 21:57:24.00 ID:kZvn0cbV0

ドドドドド……!!!

エアレイド「ブウウウゥウウウウゥウン!」攻3000


コナミ「な……なんだこの戦闘機は…!」


雪乃「コナミ、避ける準備よ……!」



ボマー「ジャイアントボマー・エアレイドの効果を発動!手札を一枚墓地に捨てる事で、相手フィールドのカードを一枚破壊する!シャープ・シューティング!」バッ


エアレイド「ヒュウウウゥウゥ…………」 パカッ


コナミ「うわ!ミサイルが落ちて来た!」



ドゴォオオオオォオォンン!!


ボマー「私は、お前のリバースカードを一枚破壊する、真ん中だ」



コナミ「く…………!逆さ眼鏡が……!なら、発動しとけ!逆さ眼鏡!」カチッ


《逆さ眼鏡》 †
通常罠
フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの攻撃力を
エンドフェイズ時まで半分にする。


エアレイド「……………」攻3000→1500


ボマー「苦し紛れのチェーン発動か、だが問題はない」


ボマー「いけ、エアレイドよ、セットモンスターを空爆せよ!デス・エアレイド!」


バババババババババ!!!!!!!!



サソリ「カサカサカサカサ!!!」ドゴォオオオオォオォンン! 守200



コナミ「ぐああぁ………!!」


ボマー「ふ……カードをセット、ターンエンドだ」バッ 手札1








289: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/01(月) 22:06:23.87 ID:kZvn0cbV0


コナミ「やろ………俺のターン!」シュッ 手札3


コナミ SC2→3
ボマー SC2→3


コナミ「ジャイアントボマー・エアレイド……攻撃力3000だと……恐ろしい奴だ…」


雪乃「コナミ…恐ろしいのは攻撃力だけじゃないわ……超攻撃的モンスター効果があるのよ……」


コナミ「ち…………だが……いいカードを引いたぜ…」


コナミ「俺はカードを一枚セット!」


ボマー「この瞬間!ジャイアントボマー・エアレイドの効果が発動する!」



コナミ「なにぃ……!?」



雪乃「まずいわ……!」


ボマー「相手ターンに一度、セットされたカードを破壊し、相手に800Pのダメージを与える!デス・ドロップ!」



コナミ「なにぃいいい!?」


ヒュウウウゥウゥ…………ズドオォォォオオオォン!!


底なし流砂 バリイイイイィン!


コナミ「あぁ!俺のカードが……」


雪乃「よけてコナミ!まだ来るわ!」


ズドオォォォオオオォン!!


コナミ「ぐううううぅ……!!か、間一髪…!」 LP4000→3200


ボマー「ジャイアントボマー・エアレイドからは逃げられないのだ」



310: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 00:42:00.93 ID:Vgd3vvbO0


コナミ「くそ……!あいつのターンで一枚破壊しにきて…俺のターンでも破壊するだと……」


クロウ「あのインチキ野郎!」


ボマー「ふふふふ、どうした?」



コナミ「まだだ、切り込み隊長を召喚!」バッ


《切り込み隊長/Marauding Captain》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は表側表示で存在する他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。



コナミ「効果発動!手札の☆4以下を特殊召喚できる、こいつだ!一撃必殺!」バッ


一撃必殺侍 /Sasuke Samurai #4》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1200/守1200
このカードが戦闘を行う場合、
ダメージ計算の前にコイントスで裏表を当てる。
当たった場合、相手モンスターを効果によって破壊する。


侍「うい」


コナミ「一撃必殺侍でジャイアントボマー・エアレイドを攻撃だ!」バッ


ボマー「愚かな、攻撃力1200ごときで」


コナミ「へ………一撃必殺侍とバトルしたモンスターはコイントスで俺が当てれば破壊されるんだよ!」


ピーーーーーーン!


雪乃「この博打………当てないと…」


クロウ「コナミの勝機はほぼ消えちまう…!」


コナミ「…………表ぇーーー!!!!」


からんっ 表

ボマー「ぬぅ……!?」



311: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 00:50:28.75 ID:Vgd3vvbO0


コナミ「よしっ!」


雪乃「やった……!当たったわ……!」


侍「はっ!」ズバァ


エアレイド「グォオオォ……!」ヒュルルルルルル………


ドゴオオォォォォォォーーン!!!


ボマー「なんと……!ジャイアントボマー・エアレイドが……!」


コナミ「まだまだ!切り込み隊長でボマーにダイレクトアタックだ!」バッ



隊長「はああぁ!!」シュッバァ!


ボマー「ぐううぅう………!!?」LP4000→2800 SC3→2


クロウ「よし!スピードワールドの効果で、1000P以上のダメージごとにSCが1減る!スピードでも優ったぜ!」


コナミ「俺は、ターンエンドだ!」


現在状況

コナミ LP3200 手札0 切り込み隊長 一撃必殺侍 リバースカード2

ボマー LP2800 手札1 リバースカード1



ボマー「おのれ……私のターン!」シュッ 手札2


313: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 01:00:24.10 ID:Vgd3vvbO0


雪乃「彼の手札は2……モンスターは無し…博打に勝ったぶんこちらが有利ね」


コナミ「ああ、SCも俺達が上だ!」SC3→4


ボマー「ジャイアントボマー・エアレイドを倒したことは褒めてやろう……」SC2→3


ボマー「だが、まだ空爆は終わらないぞ!私は墓地のDTデス・サブマリンの効果を発動する!」バッ



DTデス・サブマリン
効果モンスター(ダークチューナー)
星9/闇属性/機械族/攻0/守300
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードを墓地から特殊召喚する事ができる。
「DTデス・サブマリン」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
このカードをシンクロ素材とする場合、
ダークシンクロモンスターの シンクロ召喚にしか使用できない。


コナミ「なにぃ………?」


雪乃「……だ、ダークチューナーですって………?」


ボマー「このモンスターは私にモンスターがいない時、墓地から復活できる!」


サブマリン「ウヘヘヘ」☆9


コナミ「あんなのいつの間に…!?」



雪乃「ジャイアントボマー・エアレイドの効果の折よ………おそらく」


クロウ「☆9のモンスターをコスト無しで特殊召喚だと……!?インチキ効果も大概にしやがれ!」



ボマー「さらに、ダークシー・レスキューを召喚!」

《ダークシー・レスキュー/Darksea Rescue》 †
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードがシンクロモンスターの
シンクロ召喚に使用され墓地へ送られた場合、
自分はデッキからカードを1枚ドローする。


レスキュー「ウキキ……」



314: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 01:09:10.74 ID:Vgd3vvbO0


ボマー「みるがいい…私は☆1のダークシー・レスキューに☆9のデス・サブマリンをダークチューニング!」バッ


☆1ー☆9=ー☆8


雪乃「レベル……マイナス8……!?」


ボマー「暗闇の底より聞こえし慟哭よ、死神の鎧をまとい、姿を現すがいい!ダークシンクロ!現れろ、ダーク・フラット・トップ!」バッ


ダーク・フラット・トップ/Dark Flattop
ダークシンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 0/守3000
チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー
このカードはシンクロ素材とするチューナー以外のモンスター1体のレベルから
ダークチューナーのレベルを引き、
その数値が-8に等しい場合のみ、シンクロ召喚する事ができる。
1ターンに1度、自分の墓地に存在するレベル8の機械族モンスター1体を
召喚条件を無視して特殊召喚する事ができる。


ダークフラットトップ「ウィィイーーン」守3000 ゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!!!


コナミ「なんだよあの空母は………でけえ……!」


雪乃「守備力3000なんて……!」



クロウ「……へ、図体だけでかくてたいしたことない……よくある話だぜ!」


ボマー「残念ながら私のデッキにそんなモンスターは入っていない、ダークシー・レスキューの効果を発動、シンクロ素材となった時、カードを一枚ドローする!」シュッ 手札2


コナミ「くそー、手札まで回復しやがったぞ……!」



315: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 01:18:32.18 ID:Vgd3vvbO0


ボマー「驚くのは早いぞ、ダークフラットトップの効果を発動!一ターンに一度、墓地の☆8機械族モンスターを特殊召喚できる」


コナミ「はあー!?」


クロウ「ふざけんな!!」


雪乃「つまり……ダークフラットトップがいる限り……ジャイアントボマー・エアレイドは不滅ってこと……!?」


ボマー「その通りだ、いでよ、ジャイアントボマー・エアレイド!」バッ


エアレイド「ババババババ!!」攻3000


コナミ「くそぉ………!せっかく倒したのによ……!」


雪乃「かなりまずいわ……こっちは手札が0……反撃しようにも策が……」


ボマー「さて、先ずはうるさい侍に退場願おうか、ジャイアントボマー・エアレイドの効果を発動!」バッ


ボマー「手札を一枚捨て、一撃必殺侍を破壊する、シャープ・シューティング!」シュッ


ヒュルルルルルル………!


コナミ「させてたまるかよ………!トラップ発動、安全地帯!」カチッ



《安全地帯/Safe Zone》 †
永続罠
フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターは相手の効果の対象にならず、
戦闘及び相手の効果では破壊されない。
また、選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時このカードを破壊する。


侍「よっと」シュン


ボマー「なに……?一撃必殺侍がジャイアントボマー・エアレイドの死角に……あそこにいられては爆撃できない……!」


316: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 01:30:53.56 ID:Vgd3vvbO0


コナミ「安全地帯がある限り、一撃必殺侍はお前とのバトル及び効果じゃ破壊されねぇ!」


ボマー「く………まあいい、ジャイアントボマー・エアレイド、切り込み隊長を攻撃!デス・エアレイド!」バッ


ヒュルルルルルルル ドオォォォォオオン!!


コナミ「ぐああぁあ………!!?」LP3200→1400


グラグラグラグラ!


雪乃「くうぅ………た、耐えて…!」


ボマー「私はターンエンドだ」手札1



グラッ……ブォォオオオオーーーーー!


コナミ「あぶねぇ………なんとか立て直したか……俺のターン!」シュッ 手札1


コナミSC4→5
ボマーSC3→4


コナミ「俺はsp-エンジェル・バトンを発動!」バッ



《 Sp-エンジェル・バトン》

通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札を1枚捨てる。


コナミ「俺は二枚のカードをドロー!」シュッ


タスケルトン
イタクァの暴風


コナミ「………そして手札を一枚墓地に捨てる!」シュッ


317: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 01:38:44.53 ID:Vgd3vvbO0


ボマー「ふ……だが、お前はジャイアントボマー・エアレイドの効果によってセットカード、もしくは召喚したモンスターを破壊される運命にある」


コナミ「………どうかな……!俺は一撃必殺侍でジャイアントボマー・エアレイドを攻撃!」バッ


雪乃「な……!コナミ、分かっているの?!これを外せばこっちのLPは0になるのよ……!」


コナミ「ああ……だが…やらなくてもどうせやられちまう、こいつに賭けるしかねぇ!」


ピーーーーーーーーン


クロウ「く………コナミ…!」


ボマー「……」



コナミ「………表だ!」


クルクルクルクル………パタ



雪乃「!やった……!また表だわ……」


侍「はぁ!」ズバァ!


エアレイド「グォオオォ……!?」ズズズズズ……………ドゴォオオオォォォォ!!


コナミ「よし…!二回目の撃墜…!」


ボマー「……ふん、だが、ダークフラットトップがいる限りはな………」


コナミ「ああ、しかしカードをセットさせてもらうぜ!」バッ


コナミ「ターンエンドだ!」手札0




319: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 01:45:36.39 ID:Vgd3vvbO0


ボマー「私のターンだ!」シュッ 手札2


コナミSC4→5
ボマーSC4→5


コナミ「……………」



ボマー(なぜジャイアントボマー・エアレイドを危険を冒してまで破壊した?すぐに復活することは自明の理…)


ボマー(やはり…奴が伏せたあのカード、あれが秘策なのだろう………しかし…)


ボマー(私にはさらに策がある…!)


ボマー「…………いくぞ、ダークフラットトップの効果を発動!ジャイアントボマー・エアレイドを蘇生する!」バッ


エアレイド「ババババババ!!」攻3000


雪乃「駄目………!きりがないわ……!あの空母を破壊しない限り………!」


クロウ「コナミが何回潰しても………!」


コナミ「………へ、かかったなボマー!」


ボマー「なに………?かかった……だと?」




320: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 01:56:06.62 ID:Vgd3vvbO0


コナミ「トラップカードをオープン、イタクァの暴風!」カチッ



《イタクァの暴風/Windstorm of Etaqua》 †
通常罠
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。


コナミ「こいつでジャイアントボマー・エアレイドを守備表示に変更するぜ!」


エアレイド「ババババババ……」シュッ 守2500

フラットトップ「ウィィイーーン」攻0


ボマー「だからどうしたというのだ?ダークフラットトップも私のターンで表示形式の変更が可能…」


コナミ「更に、トラップカード発動、断頭台の惨劇!」カチッ



《断頭台の惨劇/Tragedy》 †
通常罠
相手フィールド上モンスターが表側攻撃表示から表側守備表示になった時に
発動する事ができる。相手フィールド上の守備表示モンスターを全て破壊する。


ボマー「!なにぃ………」


エアレイド「グォオオォ!!」ドゴォオオオォォォォ!!


雪乃「相手のターンにジャイアントボマー・エアレイドを破壊した……!」


クロウ「よっしゃ!これでボマーはこのターンもうジャイアントボマー・エアレイドを召喚はできねえ!」


ボマー「く………だが、いい気になるなコナミ、次のターンで再び効果は発動する……!」


ボマー「私はダークフラットトップを守備表示に変更、更にカードをセットしてターンエンドだ!」バッ 手札1


雪乃「二枚目のリバースカード……」



321: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 02:06:31.07 ID:Vgd3vvbO0


コナミ「………このドローにかけるか……!」


雪乃「………でも…守備力3000なんて……一撃必殺侍も何回も上手くいくとは……」


コナミ「……ドロー!」シュッ 手札1


コナミSC5→6
ボマーSC5→6


コナミ「…俺はsp-シフト・ダウンを発動!」

Sp-シフト・ダウン
魔法カード
自分用スピードカウンターを6つ減らして発動する。 自分のデッキからカードを2枚ドローする。



クロウ「よし……!望みはあるぜ……!」


コナミ「更に二枚を……ドロー!」シュッ SC6→0


雪乃「………ど、どう?」



コナミ「…………へ、来たぜ切り札が!サムライソード・バロンを召喚!」バッ


《サムライソード・バロン/Samurai Sword Baron》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1200
1ターンに1度、相手フィールド上に守備表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にする。


バロン「はあっ!」


ボマー「切り札……?攻撃力は1600ではないか…」


コナミ「バロンの効果を発動!ダークフラットトップを攻撃表示に変更する!」バッ


ボマー「なんだと……………!」


トップ「ウィィイーーン」攻0




322: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 02:13:27.51 ID:Vgd3vvbO0


クロウ「やったぜ!ダークフラットトップの攻撃力は0!」


コナミ「くらえ、一撃必殺侍でダークフラットトップを攻撃!」バッ


侍「はっ!」ズバァ


トップ「ウィィイーーン!!」ズウウウウゥウン!!


雪乃「ついに空母を……破壊したわ…!」


ボマー「く、トラップ発動!スピリット・バリア!」カチッ



《スピリットバリア/Spirit Barrier》 †
永続罠
自分フィールド上にモンスターが存在する限り、
このカードのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。



ボマー「これで私へのダメージは0……」


コナミ「さらに、バロンで……!」


ボマー「させぬ!トラップチェーン発動!ダークマター!」カチッ



ダーク・マター
通常罠
フィールド上に存在するダークシンクロモンスターが戦闘または
カードの効果によって破壊された場合に発動する事ができる。
自分フィールド上に「ダーク・マター・トークン」(悪魔族・闇・星1・攻/守0)
2体を表側守備表示で特殊召喚する。
このトークンは戦闘では破壊されず、次のターンのエンドフェイズ時に破壊される。


雪乃「く……!」


ボマー「この効果で…戦闘破壊されぬトークンを二体生み出す……」


トークン二体「………」


クロウ「くそ………!ボマーまで攻撃が届かねぇ……!」



323: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 02:18:56.84 ID:Vgd3vvbO0

コナミ「ぐう…………!」


クロウ「しかも……あのトークン…まさかリリース要員じゃ…」


雪乃「惜しい………コナミ、でも艦隊は潰したわ、気落とさず行きましょう……」


コナミ「ああ……カードを一枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札0


ボマー「ふう………コナミ、まさか私の艦隊を突破するとは……驚いた」


コナミ「……このまま勝たせてもらうぞ!」


ボマー「だがここまでだ、ドロー!」シュッ 手札2


コナミSC0→1
ボマーSC6→7


ボマー「私は、二体のトークンをリリース!」バッ!



雪乃「!……アドバンス召喚……!?」


クロウ「まさか………来やがるか!……インチキ神!」



コナミ「なんだよ………!?」




324: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 02:21:56.16 ID:Vgd3vvbO0

今回はここまでで


状況

コナミLP1400 手札0 サムライソード・バロン 一撃必殺侍 安全地帯 リバース1 SC1
ボマーLP2800 手札2 トークン2体 スピリット・バリア SC7

341: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 23:07:06.06 ID:Vgd3vvbO0


ドクンッ………ドクンッ……!!


コナミ「!………あの心臓?……みたいなのは……?」


シュウウゥウウ………………!


クロウ「!おい、人間の魂が吸収されていくぞ!」



雪乃「な……………なにが始まるの……?」



ボマー「積年の恨み積もりし大地に眠る魂達よ………!今こそ穢された大地より出でて、我に力を貸さん、降臨せよ、地縛神 Chacu Challhua!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!


ザバアァァッ!!


Chacu Challhua「ボォオオォォォォオオォォォ!」攻2900



コナミ「うおおぉぉ!?し、下からっ!」



雪乃「こ……………こんなモンスター…見たことがないわ!」


《地縛神 Chacu Challhua/Earthbound Immortal Chacu Challhua》 †
効果モンスター
星10/闇属性/魚族/攻2900/守2400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、
「地縛神」と名のつくカードを召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができない。
フィールド上にフィールド魔法が表側表示で存在しない場合、
このカードの以下の効果は無効となり、このカードはエンドフェイズ時に破壊される。
●このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
●相手モンスターはこのカードを攻撃対象にする事ができない。
●このカードは相手の魔法・罠カードの効果を受けない。
●1ターンに1度、このカードの守備力の半分のダメージを
相手ライフに与える事ができる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
●このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する限り、
相手はバトルフェイズを行えない。



342: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 23:17:27.51 ID:Vgd3vvbO0


クロウ「こいつは…!鬼柳の巨人とはまた違う……この地上絵と同じシャチか…!」


Chacu Challhua「ウオオオオオォォォオ…………」ゴゴゴゴゴゴゴ…………


コナミ「………なんかヤバそうだな…くそ………!」ブォォオオオオーーーーー!


雪乃「一旦距離を置くのね、私もそれがいいと思うわ…!」



ボマー「地縛神からは逃れられない、Chacu Challhuaはコナミ、お前にダイレクトアタックができるのだ」



コナミ「なにぃーーー!?」


クロウ「攻撃力2900でダイレクトアタックだと………!ふざけた野郎だ!」



雪乃「まずい……!コナミ、そのリバースカードは…!?」


ボマー「そして、お前の魔法、トラップカードの効果も受け付けない」



雪乃「な…………そ、そんな」


コナミ「うぉおおーーー!!」ブオオオオォォオォォオーーーーーー!



ボマー「逃がしはしない!行け、Chacu Challhua!コナミにダイレクトアタック!」



Chacu Challhua「オォオォォォォオォオ!!!」 ゴアアァッ!!



クロウ「コナミのLPは1400しかねぇのに……!」





343: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 23:24:26.16 ID:Vgd3vvbO0


ギュオッ!


ボマー「地縛神に食われるがいい……!」


コナミ「させるか!俺は墓地のタスケルトンの効果を発動する!」バッ!



雪乃「!墓地のカードを……!」



ボマー「なんだと……………!?」



《タスケルトン/Bacon Saver》 †
効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻 700/守 600
モンスターが戦闘を行うバトルステップ時、
墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「タスケルトン」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。



タスケルトン「ぶー」バッ


ボヨンッ


Chacu Challhua「ううおぉおおおぉ?………」


コナミ「タスケルトンは墓地のこいつを除外することで相手の攻撃を無効にできる!」


クロウ「やったぜ!地縛神の攻撃を止めやがった!」


ボマー「まさか………この攻撃すらも守るとは……!」


雪乃「か…間一髪ね……!」



345: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 23:38:58.16 ID:Vgd3vvbO0


ボマー「く…………エンジェル・バトンの時か……!抜け目のないやつだ…」


ボマー「ならば………私はカードを一枚伏せーターンエンドだ!」バッ 手札0



コナミ「おっと、ターンエンドだって?ならこのカードを発動させてもらうぜ!捨て身の宝札!」カチッ



《捨て身の宝札/Card of Sacrifice》 †
通常罠
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター2体以上の攻撃力の合計が、
相手フィールド上に表側表示で存在する攻撃力が一番低いモンスターよりも低い場合、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
このカードを発動するターン、
自分はモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができず、
表示形式を変更する事もできない。



ボマー「このタイミングでトラップ……?!」


コナミ「おおよ、俺のフィールドの一撃必殺侍とサムライソード・バロンの攻撃力の合計2800が、お前のフィールドの地縛神の攻撃力2900よりも低いため、カードを2枚ドローできる!」シュッ 手札2



ボマー「く………手札回復の手段まであったか………!」



雪乃「これでコナミの手札は2枚………!望みは繋がれたかしら………」



コナミ「俺のターン!」シュッ 手札3



コナミSC1→2
ボマーSC7→8


347: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/03(水) 23:58:38.19 ID:Vgd3vvbO0


ボマー「言っておくが地縛神は攻撃対象に選択できない…残念だがな」


雪乃「…………!コナミ…気付いたわ、一見無敵の地縛神の攻略法…!」


コナミ「攻略法……?」


雪乃「ええ………攻撃対象に選択できないなら……そもそもしない、代わりに対象になるのは……?」


コナミ「……まさかボマーか?」


雪乃「その通り、彼のLPは2800………これを超えれば……!」


コナミ「だ、だが……………あれは…」


スピリット・バリア

雪乃「……あれが最後の難関よ…破壊してしまえば……!」



コナミ「よし、まかせろ!sp-ハイスピードクラッシュを発動!」バッ


Sp-ハイスピード・クラッシュ
通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。 フィールド上に存在するカード1枚と、 自分フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。


コナミ「こいつの効果で、俺の一撃必殺侍とお前のスピリット・バリアを破壊する!」



ボマー「ぐ…………!」


ドオオオォオォオオオ!!!!


コナミ「これであいつにダイレクトアタックができる…!」


雪乃「勝機よ………今を逃したらもう……!」



コナミ「俺はジェネクス・コントローラーを召喚!」バッ





《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。


コントローラー「ギギ……」

348: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 00:07:39.76 ID:wYDhL8jI0


クロウ「よっしゃー!コナミのフィールドの総攻撃力は3000!ボマーを殺れる数値だ…!」


ボマー「おのれ…………!」


コナミ「いくぞボマー!バロンでダイレクトアタックだ!」


ボマー「私は負けられん!墓地のネクロ・ガードナーの効果を発動する!」


《ネクロ・ガードナー/Necro Gardna》 †
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 600/守1300
相手ターン中に、墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。


コナミ「なに!?お前も墓地からだと……!」



雪乃「まさか………またジャイアントボマー・エアレイドの効果の時に……?」


ボマー「サムライソード・バロンの攻撃を無効とする!」


コナミ「ぐ……!ジェネクス・コントローラー!」バッ!


コントローラー「ギギ……!」ボオオォ!!



ボマー「ぐう…………!」LP2800→1400 SC8→7



コナミ「け、削り切れなかった……!」



雪乃「く…………!」






349: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 00:16:14.00 ID:wYDhL8jI0

ボマー「ふ……ふふふふ、お前の最終攻撃………受け止めたぞ」


クロウ「くそ…………コナミ!」


コナミ「俺は……カードを一枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札0



ボマー「だろうな、私のターン!」シュッ 手札1


コナミSC2→3
ボマーSC7→8


ボマー「行くぞ、私は……」




遊星「待てーーーーーーー!!」キィィィーーーーーーーーンン!!


クロウコナミ「!?遊星…!」


ボマー「…………遊星!」


雪乃「あ………チャンピオンの…」



遊星「やはり…コナミ、そして……ボマー、なぜお前が!?」


ボマー「………私は一度死に…蘇ったのだ、復讐のためにな」



コナミ「遊星…お前ボマーと知り合いなのか…?」


遊星「ああ…フォーチュンカップで戦った…」



遊星「復讐なんてやめるんだ……!なぜみんなを襲う…!」



ボマー「…………私の村が………シグナーの力によって消滅させられたからだ……!」



350: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 00:20:21.87 ID:wYDhL8jI0


クロウ「村…………?」



遊星「そ……そんな馬鹿な…」




コナミ「……………」



ボマー「…………………今はそんなこと話している時ではない、待っていろ遊星!」



遊星「!?」



ボマー「コナミを倒した後はお前だ………ゴドウィンの手下よ…!」



遊星「な………手下だと………なんの話だ!」


コナミ「俺を倒した後って……俺は負けねえぞ!」



ボマー「ふん………ならサッサとデュエルを続けるぞ………!このターンで決めてやるさ…!」ブォォオオオオーーーーー



クロウ「く、遊星…あいつは今は何言ってもダメだ!」ブォォオオオオーーーーー



遊星「ボマー………」




351: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 00:26:14.98 ID:wYDhL8jI0


遊星「…………コナミ…ボマー…」



遊星「……いいだろう、お前達のデュエル、俺が見届けてやる!」



ブオオオオォォオォォオーーーーーー!




ボマー「行くぞコナミ!私のターンを続行する!」



コナミ「ぐ……………」




ボマー「私は、Chacu Challhuaでコナミにダイレクトアタック!」バッ


Chacu Challhua「ぶおおおぉぉおぉぉぉぉぉ!!」攻2900



雪乃「!!こ、コナミ!」



コナミ「くそ………!掴まれ雪乃ッ!」LP1400



ドゴォオォォォオォォォオオン!!


クロウ「こ……コナミッ!!」



遊星「……コナミ………!」



ボマー「…………言ったろう…このターンで決めると………」シュウウウゥゥゥゥ………



ボマー「コナミは消滅した、死んだのだ…」




355: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 00:33:00.93 ID:wYDhL8jI0

シュウウゥウウ……………………


クロウ「くそ………!くそぉ………………!」



遊星「く………………!」



ボマー「………………」



ボマー「……………………?」(Dホイールのデュエルモードが解除されない、コナミのカードデータも映ったままだ)



ボマー「…………………まさか?」



ボゴオオォォオォォォォォォォ!!!



コナミ「まだ終わってねぇえぇぇーーーーーーーー!!!!」ブォォオオオオーーーーー


クロウ「!?な」



遊星「!コナミ」



ボマー「な………何だというのだ……!またも地縛神の攻撃を凌いだと……!?」



雪乃「ゲホッゲホッ………うぅ…ひどい目にあったわ…」ブォォオオオオーーーーー



コナミ「俺はしつこさじゃサテライトNo.1でね…!」LP1500 SC0



ボマー「どういうことだ……!奴のLPは減っていないどころか……僅かに増えている…………!?だが…SCは減っている……?」



383: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 22:13:15.61 ID:wYDhL8jI0


コナミ「お前からは地縛神が邪魔で見えなかったかもしれねえが、俺は永続トラップを発動してたんだよ!女神の加護!」



《女神の加護/Aegis of Gaia》 †
永続罠
自分は3000ライフポイント回復する。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードがフィールド上から離れた時、
自分は3000ポイントダメージを受ける。



クロウ「そうか……地縛神の攻撃力は2900、ダイレクトアタックを受けたとしても回復量が100P上回る計算か!」



遊星「すごいぞコナミ…!」



ボマー「く……コナミ…お前は……!」


コナミ「またまたトドメをさせなかったな!どうした!次のターンのダイレクトアタックで決まりだぜ!」



雪乃「彼のLPとコナミのフィールドのジェネクス・コントローラーの攻撃力は共に1400、致死量に届いてるわ…!」


ブォォオオオオーーーーー!!


ボマー「私は…………私は負けられんのだ………!ゴドウィンを殺すまでは……!」ブォォオオオオーーーーー



ボマー「永続トラップカードを発動!バサラ!」カチッ



バサラ
永続罠
1ターンに1度、トークン以外の自分フィールド上に存在するモンスター1体をリリースして発動する事ができる。
リリースしたモンスターよりレベルの高いモンスター1体を破壊し、
そのコントローラーに800ポイントダメージを与える。


コナミ「何……!?」




384: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 22:20:28.82 ID:wYDhL8jI0



遊星「ボマーにはまだ次の策が………!?」


ボマー「このカードは、私のモンスターをリリースし、それ以上のレベルを持っているモンスターを破壊する!」



ボマー「私はネクロ・ガードナーを召喚!」バッ




《ネクロ・ガードナー/Necro Gardna》 †
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 600/守1300
相手ターン中に、墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
このターン、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。



コナミ「またそいつかよ………!」


ボマー「バサラの効果を発動!☆3のネクロ・ガードナーをリリースし、☆4のサムライソード・バロンを破壊する!」バッ



ドゴォオォォォオォォォオオン!!



バロン「ぐああぁぁあ…!!」


ボマー「そして、破壊されたモンスターのコントローラーには800Pのダメージを与える!」



コナミ「うおおぉおおおーーー!!?」LP1500→700 ドオオオォオーーーーー!!



雪乃「くううううぅ…………!」ドオオオォオーーーーー!!!






385: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 22:32:26.37 ID:wYDhL8jI0


クロウ「コナミーー!」


遊星「く……流石はボマー、コナミのモンスターを減らしダメージを与えたうえ、次のターンの防御策を作り上げた…!」



コナミ「ぐ…………おっとと……!」ブォォオオオオーーーーー



雪乃「残りのLPは700………!」ブォォオオオオーーーーー



ボマー「さすがのお前もここまでだ、次の攻撃は確実に躱せない」



コナミ「ち………だがボマー!お前の心臓の鼓動も、刻々と弱まってきているんじゃないのか!?」



ボマー「何…?」



コナミ「ネクロ・ガードナーで防げる攻撃は一度だけ、次の俺のドローでモンスターを引いたら俺の勝ちだ!」


ボマー「……ふん………ならば引いてみるがいい!」



雪乃「コナミの言うとおり……けど…攻撃力1400以上のモンスターじゃなければいけない……」



遊星「…………引けるか…!?」



クロウ「くそ………!最後の最後まで展開が読めねえな………!」



コナミ「おもしれえじゃねえかよ………!やってやるぜ!」



ボマー「私はターンを終了する」手札0





386: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 22:39:02.00 ID:wYDhL8jI0


コナミ「俺のターン!」


ブォォオオオオーーーーーーーーーー!!


遊星「………………」




クロウ「……………」



ボマー「…………」



コナミ「………………っ」



雪乃「………?…どうしたの……?」



コナミ「く…………情けない話…内心………今…かなり俺はビビってる……!」ブル…



雪乃「……………………コナミ」



コナミ「くそ…………カードを引く右手が震えるぜ…………!」カタ………カタ………



コナミ「くうぅうう………………」ギュッ…


ブォォオオオオーーーーー!



ボマー「…どうした?早く引け、その一枚は我々の運命を決める神からの施しなのだ」




コナミ「う、……うるせー!引いてやるからちょっと待っとけ!武者震いが収まるのをな…!」カタ…カタ……




389: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 22:47:25.83 ID:wYDhL8jI0



コナミ「……………よし…………俺の……ターーン!」グッ



うぉぉおぉぉぉぉぉぉお………………! うぉおぉぉぉおおぉおおお…………!!



コナミ「!?……この呻き声は………?」



クロウ「な、何だぁ……!?悲痛な声が聞こえやがる……!」


雪乃「う……………い、一体…なに…!?」



遊星「…………!みんな、地縛神だ!奴の体をみろ!」



コナミ「え……?」サッ



Chacu Challhua「………くるしぃ…………よぉぉ………たす………けぇ………」ズズズズズズズ……!!



クロウ「!?何だ………人々が…………!」



雪乃「まさか………生贄になってしまった者の悲痛の叫び………!?」



遊星「おい!ボマー!見るんだ!地縛神を見てみろ!」



ボマー「なに?地縛神を…………?」サッ





392: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 22:54:51.60 ID:wYDhL8jI0


Chacu Challhua「たすけて…………たすけてぇ………けて……くるし…………ぃ…」



ボマー「!!?な………何だこれは………!この声は…!」



コナミ「く…………心にくる声だな………」グッ


ボマー「なぜ………なぜChacuChallhuaの中で………こんな声が………」



Chacu Challhua「………たすけ…………て………たすけて……………」



ボマー「は!こ………この声は……………まさか…!?」



ボマー「ば、バカな…………何で聞こえるのだ……!村の…私の村の人々の……声が……!」



遊星「!なんだと!?…」



クロウ「そ……それじゃこの地縛神は…………ボマーの村の住人を生贄に召喚されたってのか!?」



雪乃「なんて………悲しそうな顔…………」



ボマー「あ…………あぐううぅぅ…………そ、そんな……では…私は何のために………!?」カタカタ……



ボマー「わ…私の村を襲ったのは……シグナーではなく……ダークシグナーの方だと言うのか…………!」カタカタカタ……


コナミ「…………ボマー」



ブォォオオオオーーーーー!

394: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 23:02:41.01 ID:wYDhL8jI0



遊星「ボマー!分かっただろう!これ以上の戦いは無意味だ!」



ボマー「……………遊星」



遊星「デュエルを中断しよう!まだ間に合うはずだ!」



ボマー「…………………すまない…遊星…」



遊星「謝らないでくれ!ボマー!早く中止を……!」



ボマー「…………う……うぐぉおお!?おおおおぉおぉおおおおぉおぉぉぉお…………!!??」ズアアアアァアアァアアァァァォォ………



クロウ「何だ………ボマーが……!?」


ボマー「…………この男に続ける意思が無いのならば……私が代わろう…」ズズズズズズズ……



遊星「貴様…………誰だ!ボマーじゃないな!」



ボマー「私は…冥界の王…!」



コナミ「王だと…………?」


ボマー「さあ……続行するぞ、コナミ、貴様のドローフェイズだ………」



クロウ「な、何者かに乗っ取られちまったのか……!」



398: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 23:10:47.87 ID:wYDhL8jI0


コナミ「く、てめえ!ボマーはどうした!?」



ボマー「精神の深層部で寝ている、このデュエルが終わるまでは目覚めはしない」


クロウ「くそ…………これじゃ…倒すしかねえ……!」



遊星「く………………コナミ!頼む!」



コナミ「遊星……………!」



遊星「ボマーを………解放してやってくれ!勝ってくれ…………!」



コナミ「………ああ………俺が勝たなきゃ救えない……!」



ボマー「さあ、ドローしろ、放棄するならば私のターンだ」



コナミ「…………お、俺の…………ター……」


ギュッ


コナミ「!?……手を………」


雪乃「………コナミ、安心して」


コナミ「ゆ……雪乃」



雪乃「負けて………消えるなら、私も一緒に消えてあげる……一人にはしないわ……」キュゥゥ……


コナミ「…………あ………お前……」




400: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 23:17:43.19 ID:wYDhL8jI0


雪乃「…………っ」ブル……


コナミ(!ふ…震えている……こいつは………何歳だ……俺とそんなに変わりはしないだろ…おそらく16・17あたり………)



コナミ(………そうだ……後ろに…雪乃が乗ってる………俺はこいつの命を預かってるんだよ…!)


コナミ(俺がビビってる場合かっての!)


バチーーーーン!!


雪乃「!?」ビクッ



コナミ「く………強くやりすぎた………が!」


コナミ「……へ、迷いは消えたぜ…ありがとよ…」ヒリヒリ



雪乃「え…ええ、コナミ………両頬が真っ赤よ…?」



コナミ「いくぜ!俺のターンだ!」



遊星「頼む………コナミ…!」



コナミ「ドローだあああぁ!!」シュッ!


ボマー「………」



402: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 23:26:40.41 ID:wYDhL8jI0
コナミSC3→4
ボマーSC8→9



クロウ「………………」


遊星「………………」



コナミ「…………………っ!」



UFOタートル


コナミ「……ッッ!ありがとよぉーー!」



コナミ「UFOタートルを召喚!」バッ!



《UFOタートル/UFO Turtle》 †
効果モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1400/守1200
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の炎属性モンスター1体を
表側攻撃表示で特殊召喚できる。



ボマー「なにぃぃ…………………!」


クロウ「よっしゃああああぁーーーー!!」


遊星「やったな…………コナミ!」



コナミ「今助けてやる…!俺はUFOタートルでボマーにダイレクトアタック!」


タートル「おおぉーーーー」ゴオッ


ボマー「く………墓地のネクロ・ガードナーの効果を発動!このカードを除外して攻撃を無効にする!」


ガキィィィィイイィン!!



403: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 23:34:32.35 ID:wYDhL8jI0


コナミ「そして!ジェネクス・コントローラーでダイレクトアタック!」


コントローラー「ウイイィイィン!」攻1400


ボマー「うおおぉぉぉおおぉぉ…………!!?」LP1400


ドゴオオォォオオォオォオオオーーーーー!!!



ボマー「ぐああぁーーーーーーーー!!!!!」LP1400→0 ピーーーー


ギャギャギャギャギャギャギャ!!!!!



遊星「ボマーーーーーーーーーーーーーー!!」


ガシャアァァァァアーーーーーン!!



……………………………………………………………………………………………………………………




シュウウゥゥウウウウゥゥ……………


ボマー「ぐ…………う…………!」ガララ……


クロウ「ボマーが瓦礫に………!」



コナミ「ボマー!…………」



405: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/04(木) 23:39:17.76 ID:wYDhL8jI0

今回はここまででー


コナミのD・ホイールは現在は遊星のとあまり変わりません
遊星号が青くなった感じです………


これから強化していく予定です

424: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 22:00:30.91 ID:brx8sJWO0

ゴォォーーーーーーー!!

ギギギギィィッ……


遊星「ボマー!無事か!?」



タタタタタッ


クロウ「ボマー………おい!しっかりしろ!」


ボマー「ぐぅう…………!」ガララ……



コナミ「ボマー!死ぬんじゃねぇー!タタッ


ボマー「く…………コナミ………見事だった………」


コナミ「もとに戻ったか………!いま瓦礫をどかすからな……!」


ガララ…


コナミ「くそ………!重っ!」げしっ!


ボマー「もういい…コナミ………わたしはすぐに消滅する…………デュエルに負けたのだから……」



遊星「そんな…ボマー…」


ボマー「だ…だが…これでいいのだ、これで…村の人々は……………元に戻れる筈………」


雪乃「………………」







426: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 22:07:24.24 ID:brx8sJWO0


遊星「ぐ……………死ぬな!ボマー!」



ボマー「遊星…………お前の言う通りだった………復讐は………何も生みはしない…辞めるべきだったのだ……」



コナミ「ぐぐぐぐぐ………!無理、重すぎ、クロウ!手伝ってくれー!」ガララ…



クロウ「あ、ああ!」タッ



ボマー「遊星…………ダークシグナーを倒すのだ……世界を…………救ってくれ……」


遊星「!諦めるな!ボマー!」



ボマー「さら……ば…」シュゥゥゥウウウゥゥウ…………


サラサラサラサラサラ……………………


遊星「ボ…………ボマー…………くそっ!」



コナミ「あ!ボマーーーーーーー!!」



クロウ「消えちまった……………」



雪乃「これが…………敗けた者の末路………」


コナミ「ちくしょおぉ…………!許さん!……誰が悪いんだ!」


クロウ「俺も胸糞悪いぜ……………!」



遊星「ルドガー…………奴がリーダーだ………!俺も許さない……!」


……………………………………………………………………………………………………………………



427: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 22:14:20.00 ID:brx8sJWO0

ブオオォォオオオオオォ………………………


遊星「…………」ドルルルルルゥゥウン……



クロウ「遊星、行くのか?鬼柳のところに」



遊星「ああ、俺の戦いはまだこれから、少し寄り道しすぎた」


クロウ「そっか………俺たちも後からついて行くよ、負けんなよ!」



遊星「ああ、必ず鬼柳を……救い出してみせる!」ぐいっ


ブォォオォォォオオォォォーーーーーーーー!!!



クロウ「…………………遊星、まだ鬼柳の事を諦めてねえのか……」



コナミ「………………ボマー………」



カサッ


コナミ「?………カードだ…ボマーのか……?」



急降下ボム



コナミ「……………………使わせてもらうぜ、ありがたく」ピッ


ブウウゥウゥゥウーーーーーーーーーン



コナミ「ん?」





428: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 22:22:09.53 ID:brx8sJWO0


キキキキイィィイイイイッッッ!!!


牛尾「無事だったかお前ら!」ガチャッ



コナミ「げ、お前は確か………牛尾!セキュリティの!」


牛尾「安心しろ、もうお前を捕まえやしねえ……………クズ野郎なんて言って悪かったよ……」ボリボリ


コナミ「!?………何があったんだ………」



牛尾「何でもいいだろ、俺は認識を改めた」



龍亞「コナミ!無事だったんだね!」ガチャッ


龍可「心配したわ」ガチャッ


コナミ「あ…お前ら、再開してたのか」



あげは「……………」ガチャッ



コナミ「あげはもいたか、みんな無事で何よりだ」


あげは「大変な事になってるね…」


コナミ「…ダークシグナーに会ったのか、本当だよ、早く何とかしないとな」


クロウ「お、またダークシグナーか?」


コナミ「いや、仲間達だよ」




429: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 22:30:04.46 ID:brx8sJWO0


……………………………………………………………………………………………………………………


龍亞「そっか………遊星が戦いに………」



クロウ「ああ、そろそろ俺たちも行かねえと…もう始まってるかもしれねえ」


龍可「ジャックとアキさんは…大丈夫かな」



雪乃「アキさん?………まさか十六夜アキさん?」



コナミ「お、何で知ってんだ?まさか…元クラスメイトか?」



雪乃「いえ…アカデミアで彼女を知らない人はいないわよ」



あげは「十六夜さんが…………闘ってるの?」


龍亞「うん………シグナーなんだ、アキ姉ちゃん…」



コナミ「たしかにな…………そっちも心配だ……」



クロウ「でもそいつらどこに居るか分からないだろ」


牛尾「深影さんに連絡を取ればわかるが…………」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………!!!



430: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 22:40:06.61 ID:brx8sJWO0


コナミ「おおお……!?何だ?地震か………」


クロウ「い…いや、これは……………あ!あれを見ろ!」


牛尾「あぁ!?……何だあの地上絵は!……………」


龍可「誰かがデュエルを始めたんだわ………!」



龍亞「あの地上絵何?………………ガチャピン?」


雪乃「確かに……………ガチャピンに見えなくもないわね」



クロウ「…………あれは鬼柳のアザだ…………つまり…遊星が戦いを始めたんだ!」



龍亞「遊星が!?早く行こうよ!」



牛尾「あ、ああ、そうだな!」


あげは「………チャンピオンが…」



グラグラグラグラ………!!


クロウ「とと…………ここは不安定だな…………さっさと行かねえと」



ブォォォオッ! ダン! ブォォオォォォオオォォォーーーーーーーー!!!



コナミ「あ!クロウめ、我先にと!」



431: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 22:53:57.78 ID:brx8sJWO0


雪乃「コナミ、私たちも早く行きましょう」



コナミ「ああ!俺のDホイールは………」キョロキョロ



あげは「え?これでしょ」カラカラ…



コナミ「おお!俺のホイール!そんなところに」



あげは「まったく、大切なものなら目を離しちゃ駄目だよ」カラカラ…



コナミ「悪いなあげは」スタスタスタッ



グラグラグラグラ………!!



龍亞「うわっ!ここ危ないよ、早く移動しよう!」フラフラ



龍可「崩れちゃうかも……」フラフラ


コナミ「おっとと!あぶねえっ」フラッ


あげは「ちょっ、危ない!」



ムニッ


コナミ「ふう………すまんあげは…………………ん?」



あげは「危ないなぁ……………ん?」


ムニ………ムニ……



龍亞「コナミ………それはないよ」



龍可「この非常時に………サイテー…」



雪乃「………………………」ズズズズズズズ………













432: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 23:01:31.44 ID:brx8sJWO0


コナミ「…………」


あげは「………………」


コナミ「……………え?」


あげは「……………………ッ!////」



バチィイーーーン!!


コナミ「がべらっーー!!!」ズザアアアァァァァア!



あげは「さ、最低だよっ!地震に応じて…ぼ、ボクのっ……////何回も触るなんて!」


コナミ「ちゃうねん………事故なんだ……故意は無いんだ…………!」ヒリヒリ…



あげは「ううぅぅぅうーーー…………//////!!」ベシベシッ



コナミ「痛っ!ま、マジで!ちょっ!」


牛尾「おい………コナミ、俺の前でやってくれるじゃねーか」カチャッ



コナミ「え!?なにその手錠は………!事故だって!信じろ牛尾!」


龍可「……………」



龍亞「……………」





436: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 23:13:52.92 ID:brx8sJWO0


あげは「………………///」カアアァ……


牛尾「…………」


龍亞「……」


龍可「………」



コナミ「なぜ俺は…………ゴミを見るような目で凝視されている…………事故だ………許してくれ………」



雪乃「………ゴミ、いえ、コナミ」スタスタスタ



コナミ「え?ごめんいま暴言が聞こえた…………」


雪乃「安心して、私は分かっているわ、あれは事故よ」スタスタスタ


コナミ「そうだろ?さすが雪乃………、手かしてくれないか、立ちたいから」スッ



雪乃「え?きこえないわ」グリッ



コナミ「!?ぐええぇぇぇ……!?ちょっ、何やってんのお前……!ローファーで腹踏むなあぁぁ!!ぅげええぇぇ!」グリグリ…



雪乃「ふふふふふふ」グリッ



コナミ「がっ両足で乗るなっ!ぐおおぉぉぉ…………!!!で、出る……口から何かが………!」グリグリ…



雪乃「すべて分かってるわ、安心してコナミ」ピョンッグリッピョンッグリッ



コナミ「腹の上でジャンプすんなぁぁ!ぐげええぇぇ……!!命がけの戦いをした者にこの仕打ち!」ガハッ



龍亞「………………コナミ痛そう、なにあれ?」



牛尾「さあな…………愛の形じゃないか?」



龍亞「へー!あれが愛なんだ!」


龍可「………………」(龍亞が間違った知識を………なんとかしないと)



あげは「…………////」

439: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 23:21:44.59 ID:brx8sJWO0

………………………………………………………………………………………………………



鬼柳「ひゃははははは!いくぜ遊星!チームサティスファクションのラストデュエルだ!」



遊星「鬼柳!俺は…………お前を絶対に救ってやる!」


ブオオォォォーーーーーーーーーーーー!!!!


「「ライディングデュエル、アクセラレーション!!!」」



クロウ「…………遊星……………負けんな…!」



………………………………………………………………………………………………………



ジャック「……あれは……ついに遊星と鬼柳が………」ブオオォォォーーーーーーーーーーーー


………………………………………………………………………………………………………



アキ「遊星………………負けないで」



深影「アキさん、私たちもそろそろ着きます」ブウウウゥウーー!



ナオミ「お姉さまは私が守って見せます!」ギュッ


深影「ふふ………随分と想われてるわね」



アキ「…………………ええ…………そうですね…」






441: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/06(土) 23:29:26.93 ID:brx8sJWO0

………………………………………………………………………………………………………


コナミ「ぅぐ…………死んだとおもった……」フラフラ



雪乃「安心して青葉さん、あの変質者は退治したわ」



あげは「あ、ありがとう藤原さん」


牛尾「ま…今回はこれくらいで許しといてやるか」



龍可「………」



龍亞「コナミ、大丈夫………?」ヒソヒソ



コナミ「く……………絶対アザになってるね、痛た…………はっ!これで俺もシグナー!?」



龍亞「え!?ほんと!?お、俺もアザ欲しいー!」



龍可「龍亞!コナミの言う事を本気にしたら駄目よ!」



龍亞「う…………」



コナミ「ほら!こんなことしてる場合か!行こうぜ!遊星の所によー!」ブウウウゥゥゥウウウゥ………


牛尾「ああ……………そうだな」


あげは「………まったく」スタスタ……


………………………………………………………………………………………………………

466: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/07(日) 23:11:43.34 ID:x6OkB67r0


ブオオオォオオオォォォォォオオーーーーーーーーーー!!!


鬼柳「遊星……………楽しかったよなぁあ!あの頃はよぉぉ………」



遊星「鬼柳……………俺がお前を………俺のせいでここまで…………!?」



鬼柳「あぁ……全部てめえのせいだ、てめえがあの日俺をセキュリティに売り渡したから!俺はこんなダークシグナーなんかになってまでてめえをぶっ殺してやりたいと思ったんだ!」



遊星「あの日………ち、違うんだ鬼柳!俺はお前を…売り渡してなんかいない!」



鬼柳「言い訳すんじゃねえよ!俺は見てんだよ、俺が連行される直前、てめえがセキュリティと仲良く喋ってんのをなぁ!」



遊星「あれは……そんなんじゃ無いんだ!信じてくれ…………!」



鬼柳「行け!ワンハンドレット・アイ・ドラゴン!」バッ


遊星「鬼柳……………!!くそっ!」ブオオォォオーーー!!




クロウ「遊星……………」



ブオオォォオーーー!!

ギギギギィィ……!


コナミ「クロウ、どうだ!?」タタッ



クロウ「ああお前ら、今の所は五分って所だが………」


コナミ「鬼柳……………!!」



467: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/07(日) 23:22:52.19 ID:x6OkB67r0

龍亞「遊星!頑張れー!」


龍可「遊星!」



クロウ「く…………鬼柳の誤解を解くことができりゃあ……!」



コナミ「?鬼柳の誤解ってなんだよ」



クロウ「鬼柳は、遊星があの日、セキュリティに自分を売り渡したと勘違いしてやがるんだ…」



コナミ「あの日って…鬼柳が捕まった日か?」



クロウ「ああ、お前はなぜかあの日居なかったけどな」



コナミ「あの日は……………カード集めしててごめん……」


クロウ「いや、…結果的には居なくて良かったんだけどよ」



コナミ「…鬼柳の誤解を解くか………あんな何年も前のこと今更解けるのか……」


クロウ「遊星にまかせるしかねえ…」



コナミ「………あ!……そうだ、思い出の品を見せれば……」



カパッ ゴソゴソ



コナミ「俺のDホイールはサドルが開いて中にものを入れられる仕掛けになってんだ」ガサガサ



469: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/07(日) 23:30:41.95 ID:x6OkB67r0

クロウ「………何が入ってんだよ?」



コナミ「見ろ!満足ジャケットだ」バッ



クロウ「ああ!懐かしいなおい!」



コナミ「お前らがチーム解散とか言って脱ぎ捨てるから、俺が拾っといたんだ」


クロウ「すげえ…ちゃんと俺と遊星、鬼柳にジャック、コナミの5着あるじゃねえか」



コナミ「これを鬼柳に見せれば、あるいは」



クロウ「……うーん……正直意味ないと思うが……」



コナミ「いやいや、これ鬼柳考案のジャケットだから思い入れ大きいかも」



クロウ「………」



コナミ「俺が今からこれを鬼柳に見せてくる!待ってろ鬼柳ー!」ブオオォォオーーー!!



クロウ「あ、コナミ!…………しゃあねえな…」



龍亞「ねえ、あのジャケットなに?」



クロウ「ん?あれはな……若気の至りが生み出した負の遺産ってところだ」





472: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/07(日) 23:41:04.32 ID:x6OkB67r0

………………………………………………………………………………………………………………………………



鬼柳「行くぜ遊星……!地縛神Ccapac Apuで攻撃だ!」



Ccapac Apu「ぁああぁぁぁぁぁ…………!」ゴアアアァッ


遊星「ぐっ………!ぐああぁあ……!」LP3400→400


クロウ「あっ!遊星ーーーーーー!!」


遊星「まだだ…………!鬼柳!俺が…お前を助け出す……!」



遊星「俺の……ターンだ!」



コナミ「あの地縛神がいる場所に鬼柳と遊星が居る!遠いなー!」ブオオォォオーーー!!



龍亞「あああああ………地縛神が出てきちゃったよー……遊星ー!」



雪乃「あのモンスターをなんとかしなければ……」



あげは「でも…………攻撃力3000なんて」



牛尾「くそっ!……なんとかしてくれ遊星………!!」



遊星「俺は………負けられない…!鬼柳のため……仲間のため…!」




479: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/07(日) 23:51:03.68 ID:x6OkB67r0



カアアァァァアアァァッッッッ!!!


龍亞「な、なに!?」



龍可「アザが…………遊星に集まって行く………!」



雪乃「あ…………あれは?」


クロウ「なんだ……!?」



…………………………………



ジャック「アザが…遊星を求めている……!」



…………………………………



アキ「遊星…………私たちの力を使って…!」


……………………………………


遊星「俺に………アザが集まった………!そうか…これが仲間の………!」



鬼柳「なんだ………!何をしている………!?」



遊星「鬼柳!このドローが………お前を救う一手だ!」



遊星「ドロー!」カッ!



救世竜セイヴァードラゴン


ブオオォォオーーー!!



コナミ「よっしゃ追いついた!」ブオオォォオーーー!!

482: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 00:01:06.07 ID:1FhvpYXK0
 
遊星「俺は、救世竜セイヴァードラゴン召喚!」バッ



セイヴァー「へーい」


遊星「☆8のスターダストドラゴンと☆1のスターダストシャオロンに、☆1のセイヴァードラゴンをチューニング!」



☆8+☆1+☆1=☆10


遊星「集いし星の輝きが、新たな奇跡を照らし出す。光さす道となれ!シンクロ召喚!…………………光来せよ、セイヴァー・スター・ドラゴン!」



ゴオオォォオオオオオォオォォォ!!!!


セイヴァースター「オォォオオォォオロロロオオーーーーーー!」



《セイヴァー・スター・ドラゴン/Majestic Star Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/ドラゴン族/攻3800/守3000
「救世竜 セイヴァー・ドラゴン」+「スターダスト・ドラゴン」
+チューナー以外のモンスター1体
相手が魔法・罠・効果モンスターの効果を発動した時、
このカードをリリースする事でその発動を無効にし、
相手フィールド上のカードを全て破壊する。
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
その効果をエンドフェイズ時まで無効にできる。
また、この効果で無効にしたモンスターに記された効果を、
このターンこのカードの効果として1度だけ発動できる。
エンドフェイズ時、このカードをエクストラデッキに戻し、
自分の墓地の「スターダスト・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。


鬼柳「な………なんだこいつはぁあ……!!」



クロウ「あのモンスターは!?」



龍亞「すげー!遊星!」



雪乃「なに………?あれも見たことの無いカード…」



あげは「もう慣れたけどね…」



483: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 00:08:02.80 ID:1FhvpYXK0


コナミ「おお……!なんだあれは…!」



遊星「このモンスターこそ!鬼柳、お前を救うモンスター!」



鬼柳「ぐっ………!」



コナミ「鬼柳ー!遊星ー!」



遊星「!?コナミ…!」



鬼柳「!……………コナミ………!?…その手に持ってるのは……………!」



コナミ「鬼柳!忘れたか!このジャケットは、俺たちの絆の証じゃねーか!」バッ



鬼柳「満足ジャケット……!コナミ…お前は捨ててなかったのか………!」



コナミ「俺のだけじゃねえ!全員分あるぜ!」バッ



鬼柳「ああぁ…………!」



コナミ「思い出せ!楽しかった日々を!」



484: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 00:18:26.21 ID:1FhvpYXK0


遊星「コナミ…!そのジャケットを……!」


コナミ「受け取れ遊星!」バサッ



遊星「ああ!」ガシッ


スルッ



クロウ「遊星が!…………ジャケットを着た…!」



龍亞「かっこいいー!遊星!」



龍可「かっこいい………?本気?」



あげは「……………なにあれ?」



雪乃「なかなかいいセンスね」



あげは「!?」



コナミ「鬼柳!お前も受け取れぇ!」バサッ



鬼柳「く………!これが再び俺の元にくるとは……」パサ…






488: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 00:25:25.30 ID:1FhvpYXK0


鬼柳「く……………!」



遊星「鬼柳……!信じてくれ!俺は…お前を売ったりしない…!」



鬼柳「くううぅぅう………………!!」



コナミ「俺も久しぶりに着てみるか」サッ



クロウ「………………」



龍亞「ねえクロウ、クロウは着ないの?その持ってるジャケット」



クロウ「お……………俺は…!」ブルブル…


龍可「やめなさいよ龍亞、困ってるでしょ」



クロウ「…………………!うぉぉおおー!!俺だって仲間だ!着てやらあぁああーー!」バサ



コナミ「クロウも着たか!ジャックは……………ここに居なくて残念だな…」



鬼柳「こ、これ………は…チームサティスファクション…………復活か…………?」



490: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 00:32:51.83 ID:1FhvpYXK0



コナミ「ああ!鬼柳!俺たちはチームだ!仲間だ!」



遊星「そうだ……!信じてくれ、鬼柳ーーーーーー!!」



鬼柳「お前ら…………!ま、まさか……!?俺は…とんでもない勘違いを…………!?」



クロウ「!……鬼柳の疑心が……消えてきてるぜ」



コナミ「鬼柳!このジャケットこそ、俺たちのつながりのすべてだろーが!」



遊星「お前が俺たちのために…実費をはたいて作ってくれたこのジャケット…!忘れる訳がない!」



鬼柳「…………………遊星、……コナミ」



クロウ「俺だって仲間だぜ鬼柳ーーーーーー!!」



鬼柳「クロウ…………お前ら」



遊星「まだ俺たちは間に合う!デュエルを中断しよう!」



鬼柳「ぐっ………!」


498: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 01:10:13.02 ID:1FhvpYXK0


鬼柳「俺は………チームサティスファクションの………ラストデュエルを…!」



遊星「それならば鬼柳!こんな、命がけのじゃない、もっと楽しいデュエルをしよう!」



コナミ「そうだー!地縛神なんて捨てちまえ!」


クロウ「鬼柳!」



鬼柳「お、お前ら…………!!?ぐああぁぃああああぁ……………!!!!!??」



遊星「!?どうした鬼柳!」



鬼柳「があああぁぁああああぁああ………!!!!!」



クロウ「ま、まさかこれは」




コナミ「ボマーの時と同じ…!?」



鬼柳「あぁぁぁあ………!!」



遊星「まさか……!?強制的に……!」








499: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 01:16:17.36 ID:1FhvpYXK0


鬼柳「…………ああぐ…!」ガク


遊星「鬼柳!冥界の王なんかに負けては駄目だ!目を覚ましてくれ!」



鬼柳「……………この者に闘う意思が無いのならば…我がデュエルを進めよう…」ズズズズズズズ



コナミ「鬼柳!くそ……!またてめえか!冥界の王…!」



クロウ「今度は鬼柳に憑依しようってのかよ!」



遊星「鬼柳………!冥界の王……!許さない!」



鬼柳「さあ、デュエルを続けるぞ、お前のターンだったな」



遊星「俺のターン………バトルフェイズか…」



鬼柳「我のフィールドの地縛神、これをなんとかしなければお前の負けだ」



遊星「俺が勝てば………鬼柳は…!」



クロウ「きたねえ……!ちくしょう」



コナミ「鬼柳を倒すしか無いのかよ…!?」





501: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 01:24:20.06 ID:1FhvpYXK0


遊星「く…………くううぅ………!」



クロウ「……………遊星…」



コナミ「……………」



遊星「俺は!セイヴァースタードラゴンの効果を発動する!」バッ



龍亞「セイヴァースターの効果!?」



遊星「このモンスターは、相手モンスターの効果を無効にし自分のものにできる!サブリメーションドレイン!」バッ



遊星「これで俺は、地縛神の効果を無効にする!」



鬼柳「なに?!地縛神の無敵の効果を……!?」



セイヴァースター「オオォォォォーーーーー!!」ギュイイィイイイ!!


Ccapac Apu「おおおぉぉお!!!?」



遊星「これで地縛神は、攻撃対象にすることができる!」



鬼柳「なんだとぉおおおぉ………!?」LP2800









502: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 01:32:01.61 ID:1FhvpYXK0


クロウ「やるのか!遊星……!」



コナミ「これで………勝ちだが…!」



遊星「………………鬼柳…!行け!セイヴァースター!CcapacApuに攻撃だ!シューティング・ブラスター・ソニィイイィック!!!」


セイヴァー「おおぉおお!!!」ゴオオオォオオ!!?!



ドゴオオォオォォォォォオオオン!!


Ccapac Apu「おおおぉぉおーーーーー!!!」ドーーーーン!!


遊星「そして、吸収したCcapac Apuの効果を発動!………破壊したモンスターの元々の攻撃力分、相手にダメージを与える!」



鬼柳「な……ぐああぁぁあああぁあぁぁぁああーー!!!」LP2800→0 ズオオォォオオオオーー!



龍可「遊星が勝ったわ!」



牛尾「よっシャア!やったぜ!」



あげは「ふうう……とりあえずは一安心だね」



雪乃「ええ………でも…………コナミ達にとっては…悲しい勝利になりそうね…」



鬼柳「ぐああぁあああああぁ……!」ガシャアン!



コナミ「鬼柳ーーー!」




536: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 21:23:47.96 ID:1FhvpYXK0


クロウ「やべえ、鬼柳がクラッシュしやがった!」


遊星「鬼柳!しっかりするんだ!」キキィイ……タタタッ



コナミ「大丈夫かーーー!」キキィイ……タタタッ



鬼柳「ぐ……………ぁ…」



遊星「意識はあるか!?鬼柳!俺は………仲間は見捨てない…!」ギュッ



鬼柳「ぐっ………!へ………満足ジャケットが……いい塩梅にクッションになった………そんなに怪我はしてねえよ…」ぐぐ…



遊星「嘘をつくな!ボロボロだ、あまり喋っちゃ駄目だ!」



コナミ「鬼柳!」タタタッ



鬼柳「遊星…………コナミ…クロウ…………俺は…お前らに詫びなきゃならねえ…」



鬼柳「ダークシグナーになってまで…願った…チームサティスファクションのラストデュエル………」



鬼柳「それが……こんな事になっちまうなんてよ……」



コナミ「鬼柳…………」

537: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 21:30:12.43 ID:1FhvpYXK0



遊星「やめてくれ鬼柳………!お前は悪く無いんだ………!俺だ…!俺が……あの日……!」



鬼柳「へ………へへ…………ダークシグナーになったのに………」



鬼柳「憎みきれなかった………お前を…」



鬼柳「カッコ悪いよな………こんなんじゃ……」シュウウゥゥゥウ………



コナミ「鬼柳が消えちまう……!ボマーの時と同じだ……!!」



遊星「待ってくれ、行かないでくれ鬼柳……!!」



鬼柳「満足…………できねぇ………ぜ…」シュウウゥゥゥウ………



しゅううううぅぅぅぅぅううぅぅぅぅ…………………



ぅぅ…………………




コナミ「き、鬼柳…………」



遊星「………鬼柳ぅうぅーーーーーーーーーー!!!!」だんっ!だんっ!



クロウ「ぐ…………デュエルに負けたから………!」



コナミ「よくも鬼柳を……!ダークシグナー…………決して許すまじ……!!」ぐっ!



539: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 21:45:51.17 ID:1FhvpYXK0


遊星「鬼柳………!お前は…俺の仲間だ……!」



遊星「俺は…仲間のため……………お前のために…!」



遊星「絶対に……………ダークシグナーを倒す!」



遊星「鬼柳!………鬼柳…………!く………ジャケットに誓う…!」バサッ



コナミ「俺も、このジャケットは一生俺の宝だ、捨てたりするもんかよ」バサッ






クロウ「ああ…………………鬼柳の仇は……ぜってぇとる!」



………………………………………………………………………………………………………………




カチッ


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………!!!


ズウウウゥウウウン!!



遊星「これで………残るダークシグナーは3人…」



クロウ「あ、見ろよ」ピッ



「なんだ……?あれ……」「ここは…………そういえば俺たち……」「黒い霧に………?あれ」



雪乃「生贄になった人々が、元に戻れたようね‥」


遊星(そうか………と言う事はマーサとラリーも………)



龍可「これからどうするの?」



遊星「他の二人が心配だ………向かってみよう」




540: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 21:50:53.00 ID:1FhvpYXK0


牛尾「深影さん、大丈夫かな………」


スススーーーーーーー…………スポッ



牛尾「うぐっ!?」ガクッ


龍可「!?どうしたの牛尾さん?」



龍亞「牛尾のおっちゃん………!?」



遊星「……………どうした?」




コナミ「おい、牛尾ー?」


牛尾「………………………………」ズズズズズズズズ………



クロウ「様子がおかしいぜ……!?」


遊星「!お前達、そいつから離れろ!そいつは牛尾じゃない!」



双子「ええ……?!??



牛尾「ふ…………ふふふふ……久し振りだな、不動遊星」



遊星「お前は………まさかルドガー!?」



コナミ「またダークシグナーか…あっちからくるとはな」



クロウ「おい!牛尾を操ってなにしてんだ!」




541: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 21:56:00.78 ID:1FhvpYXK0



牛尾「次の相手はわたしだ遊星……ふふふ」



牛尾「わたしと戦いたければ旧モーメントに来るがいい」



遊星「旧モーメントに………?」



牛尾「待っているぞ………………………………ん?あれ、お前ら…どうした?」



クロウ「ち………もう操作を切りやがったか」



あげは「なんか……ヤバそうな雰囲気だったね」



コナミ「まさか………親玉的そんざいか?」



遊星「ああ…………………俺は旧モーメントに行く!ルドガーとの決着をつけるために!」



クロウ「旧モーメントか…」



コナミ「俺たちも行くぞ」


ブウウウゥゥゥウウウゥ………



ブォォオオオーーーーーーーーーーー!



544: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 22:05:27.35 ID:1FhvpYXK0

…………………………………………………………………………………………………………………


旧モーメント入口



ブォォオオオーーーーーーーーーーー!

キキィイ!!


遊星「…………ここだ」


コナミ「ここにダークシグナーがいるのか」



クロウ「…………なあ、お前らそろそろそのジャケット脱いでもいいだろ?」



遊星「ああ……そうだった、コナミ、この俺たちの絆の証、また持っててくれないか」スッ



コナミ「ああ、またDホイールの中に入れておくぞ」スッ かぱっ カシャン



龍亞「なんだ、なかなかカッコ良かったのに」



雪乃「残念ね」



龍可(青葉さん、あの二人のセンス変じゃない?)



あげは(うん…藤原さんは女優志望なのにあのセンスのままでいいのかな…)



遊星「よし、行こう」スタスタ…





545: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 22:15:41.43 ID:1FhvpYXK0

内部


カツーン カツーン………



遊星「………ここが旧モーメント…」スタスタ…



龍可「なんか…暗くて怖い…」



龍亞「あ、安心してよ龍可!俺が守って見せるから!」



牛尾「へ、そりゃ安心だな」


雪乃「幻想的ね…下から吹き出てくる虹色のエネルギー…」


あげは「ううぅ……」



コナミ「………………ん?クロウは?」



あげは「あれ?そういえば居ないね……」




ルドガー「きたな遊星」カツーン


遊星「!ルドガー!」



ルドガー「ふふふふ………かつての仲間を地獄に突き落としたか」


546: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 22:24:00.61 ID:1FhvpYXK0



遊星「違う!俺と鬼柳の間に、憎しみ合う理由はなかった!」




遊星「お前達ダークシグナーが俺たちの誤解を利用したんだ!」



ルドガー「ふふ………最初からお前達は命をかけて憎しみ合う運命だったのだ」



ルドガー「憎しみと悲しみに彩られた火花を撒き散らしながら破壊のモーメントを回す!」



ルドガー「わたしと不動博士のようになぁ!」



遊星「く………!ルドガー!貴様のした事を絶対に許すわけにはいかない!」



ルドガー「新たな可能性の前に多少の犠牲はつきものだ、ふふ」



遊星「ルドガー!貴様は狂っている!」



コナミ「ああ!狂ってる!」


あげは「ちょ!今はキミは黙ってなって!」ぐいっ



遊星「………………これ以上お前の好きにはさせない!」カシャンッ



ルドガー「ふふふふ………お前もこの光の中に葬ってやる」カシャンッ



547: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 22:29:35.70 ID:1FhvpYXK0


牛尾「デュエルが始まるか……!」


龍可「う………あの人からは……すごく嫌な気配を感じる…」



龍亞「遊星一人で………大丈夫かなぁ……」



コナミ「俺も混ぜろ遊星!」



雪乃「え!?」



遊星「コナミ………………」



コナミ「俺もこいつに…鬼柳を利用されてすっげー腹が立ってんだ!協力してあいつを倒そうぜ!」



遊星「…………だが、お前を危険には…」



コナミ「それはもう今更ッてやつだ!」



ルドガー「なんだ……?生贄になりたいのか?貴様も」



コナミ「生贄になんかなるかよ!鬼柳の仇だ!」



548: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/08(月) 22:39:03.47 ID:1FhvpYXK0


コナミ「二人掛かりでボコらせてもらうぜ!」カシャンッ



遊星「…………わかった!一緒に戦おうコナミ!」



ルドガー「ふ………まあいいだろう、ならばわたしのLPは8000Pだ、お前達は二人合わせて4000P、文句はあるまい」



コナミ「ああ、それくらいならくれてやるわ」



牛尾「あいつ…あの自信はどこからきてんだよ」



雪乃「ま……言ったら聞かないタイプだから、やらせるしかないわよね……大丈夫かしら」ボソッ



龍可「で、でも…………遊星一人よりは」



龍亞「そうだよ、心強くなったって!」



ルドガー「ふふ……………二人まとめてモーメントの一部にしてやる」



遊星「行くぞルドガー!俺たちの絆で貴様を倒す!」ビッ!



コナミ「鬼柳の仇……!」


「「「デュエル!!」」」