アパート 朝


コナミ「zzzzzz……」


ピンポーン



コナミ「zzzz…zzzz」


ピンポーンピンポーン



コナミ「zzzz…………zz」

ガチャッ バタンッ


「……………」


「にゃ……」



「三郎……GO……」バッ


「にゃあぁーーー!」バッ



ぼふんっ!



コナミ「!?ごふっ!」


「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ!!」バタバタバタ!



コナミ「うぁぁぁあ………!暴れんなぁ…!なんだこれは!……」ぐぐぐぐ……



レイン「起きて………店長が呼んでる…」


コナミ「ぐぅ……恵か………?何でお前が…」


「にゃー…」


コナミ「三郎……お前が暴れたからベッド毛だらけじゃねーか…まったくよー…よっと」ヒョイッ


レイン恵「私は三郎の世話しないといけないから……休みの日は大体あの店にいる…」


コナミ「そうだったな………顔洗ってくるから待ってろ……鍵かけた方がいいかな……」ブツブツ スタスタ






35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 01:53:39.48 ID:DLzFNxh90

……………‥……………………‥……………………‥……………………‥……………………


コナミ(ダークシグナーとの戦いから半年……シティとサテライトは繋がった)



コナミ(人々は街の復興に力をいれて頑張っているみたいだ…)


コナミ(俺はカードショップのバイトとして生計を立てている……遊星達ともよく連絡をしている)スタスタ



レイン恵「にゃ…………にゃー♪…………」モフモフ テクテク


三郎「ニャーニャー」


コナミ(こいつはレイン恵…半年ほど前から三郎という名の猫と共にショップに出入りしている)スタスタ


コナミ(三郎はショップに住みついてるからそれの世話をしているのだ…)スタスタ



コナミ「まだ10時じゃん、何のようだよ店長ー…」



カードショップKURUMIZAWA


カランカラン…


コナミ「どうした店長ーー」スタスタ



店長「おーコナミ、お前寝過ぎだ、もっと早くから活動した方がいいぞ」



コナミ「人は寝ることによって体力を回復してるんだよ、仕方ねーな」


店長「お前体力そんなに使わないだろ?」


コナミ「いや、ライティングは結構疲れるぞ」


店長「まあ、そんな事はいいや、ちょっと店番頼むぞ」



コナミ「またどっか行くのか?」


店長「ああ、配達頼まれたんだ、3時間くらいでもどるから」」スタスタ


カランカラン…


コナミ「………カードショップの店長が配達……?」




37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 02:03:13.14 ID:DLzFNxh90


コナミ「たく………カウンターにいればいいんだろ?」どさっ


ピョンッ

三郎「にゃ…………」ゴロン


コナミ「あ、こいつカウンターで寝始めやがった」



レイン恵「そこは三郎のいつもの特等席…」


コナミ「え、そうなの?ならいいや…」


シーーーン


コナミ「それにしても……この店は客がこねえな…」



レイン恵「あと30分ほどでいつもなら客が集まる……一時間後位にピークが訪れる…」



コナミ「よく知ってるな……」


レイン恵「いつも三郎と一緒に見てるから……」


三郎「にゃ」


コナミ「ふーん…………あ、そういえば俺のDPってどれ位たまってんだ…?見てみるか…」カチャカチャ…


カチッ 300P

コナミ「あー………やっぱり家賃で結構消えてるな……300しかねえじゃん…」カチッ


レイン恵「店長が………ちゃんと払えって……愚痴ってた」


コナミ「そう言われてもな…食費やDホイールメンテで結構給料飛ぶんだよ……」







38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 02:12:50.97 ID:DLzFNxh90


カランカラン…


コナミ「お、いらっしゃいませー」


あげは「あれ?キミが何でカウンターに?店長は…」スタスタ


コナミ「あ、あげはじゃないか、カードを見に来たのか?」


ゆま「私もいますよぉ」スタスタ



コナミ「珍しいな……あげはが一人じゃないとは」



あげは「う、うるさいよ!ボクだって友達くらいいるよ!」


ゆま「コナミさんはバイトですか?」



コナミ「ああ、生きるためにはやるしかないのさ」


三郎「にゃー」


ゆま「わぁ!三郎くん今日も可愛いですね!」モフモフ



あげは「今日もカウンターを占領してるんだね」


コナミ「え、このネコ結構知られてるのか?」



ゆま「アカデミアでは有名ですよ、KURUMIZAWAは」



あげは「通学路に近いし、カードの他にも色々あるしね」


レイン恵「そう………三郎はみんなに人気…」


ゆま「あ、レインさん!こんにちわ!」


54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 19:57:38.66 ID:DLzFNxh90


コナミ「で、何を買いに来たんだよ?」


あげは「新発売のブリューナクプリンだよ、今日発売だったでしょ?」


コナミ「プリン……カードショップでプリン…」


ゆま「この店はお菓子まであるからいいですよねぇ」


コナミ「でもたしかあのプリンって……高いんじゃなかったか?」


レイン恵「高い、ブリューナクプリンは2300円、グングニールプリンは2500円、トリシューラプリンは2700円」


コナミ「何だと………?プリン一つが2000円オーバー…?」


ゆま「お小遣い貯めて来たから大丈夫です!」チャラッ


あげは「ボクとゆまちゃん二人で一つだけどね」


コナミ「はあー………まあ好きにしろよ、あっちのコーナーにあると思うぞ」


ゆま「はーい!」スタスタ


三郎「にゃー」


コナミ「なあ三郎……プリン一つが俺の一週間分の食費だってよ……どう思う?」グリグリ


三郎「にゃにゃ!…」


レイン恵「こめかみをグリグリするな………俺にとっては一ヶ月分以上の食費だ………と言っている…」


コナミ「…………いつの間に猫語を覚えた………?!」


レイン恵「四六時中一緒にいるから……自然と覚えた…」フンス



57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 20:09:31.34 ID:DLzFNxh90


コナミ「そうかい」


三郎「にゃ」


コナミ「そういえば…恵はアカデミアじゃどんな感じなんだ?あげはやゆまとは仲良いのか?」


レイン恵「私は……元々偵察が目的で潜入してるから………友達なんていらない…………」


コナミ(………設定だよな?)


レイン恵「……と、思ってた……けど、三郎に出会って……この店で育ててるうちに……有名になった……」


コナミ「ああ………このショップはアカデミア生徒よく見るからな、いつもいれば噂にもなるか」


レイン恵「それでアカデミアでも……よく話しかけられるように……なった………結構……楽しい」


コナミ「へえー、じゃあ友達いるんだな」



レイン恵「人と関わるのも……悪くないと…思った、三郎のおかげ…」ナデナデ


三郎「にゃー」


コナミ「良かったなー、ぼっちは多分つらいぜ?俺は学校がなかったからマーサに叩き込まれたけど」


レイン恵「そう………店長にも…感謝している……三郎を引き受けてくれた…」


コナミ「そうだな、店長意外と乗り気だったから」



レイン恵「でも……あなたには…一番感謝している…」



コナミ「ぅえ?」


58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 20:23:38.85 ID:DLzFNxh90



レイン恵「あなたが………三郎を拾ってくれたから………全て…始まった……」


コナミ「ああ………まあそうだな」


レイン恵「あの出会いが無かったら…多分……未だに私は一人……」


コナミ「ははは………感謝しろよ」


三郎「にゃ」


レイン恵「………調子に乗るな帽子ヤロー……早く鯖缶もってこい……と言っている」


コナミ「なにぃ…!?偉くなったなコラ」グリグリ


三郎「にゃぁぁ……!」グリグリ


コナミ「だが……朝食まだか?三郎」



レイン恵「そういえば……店長与え忘れている………」


コナミ「そうか、仕方ねえ、鯖缶持ってくるか…」ガタッ



コナミ「………鯖缶俺が食いたいくらいだ……ちょっとパクってもばれないかな?………」ボソッ スタスタ


レイン恵「………」



三郎「にゃー」


レイン恵「………」ナデナデ



59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 20:51:38.92 ID:DLzFNxh90


カチャカチャ

コナミ「持ってきたぞ、鯖缶の中身を皿にぶちまけただけだけどな」スタスタ


コトッ


コナミ「ほら食え三郎」


三郎「……………にゃ」



レイン恵「………何か少ない………さてはお前……くすねたなこのヤロー……と言っている」



コナミ「はぁ?!なな何を世迷い言を!」ドキン


三郎「しゃーーーー!」バッ



コナミ「うわあ!仕方なかったんだよ!腹減ってたし!」タタッ


タタタタタッ………! カランカラン


レイン恵「………ふふ……」


ゆま「お会計お願いしますコナミさん………あれ?」スタスタ



あげは「なんだ………店員がいないじゃん………もぉ」



レイン恵「………私が代わりにやる」

ゆま「え?いいんですか」


レイン恵「………いつも見てるからできる」



あげは「それじゃお願いしようよ、それにしてもレインさん…」



レイン「……?」



あげは「なんか表情最近柔らかくなったね、半年くらい前はもっと近寄り難かったっていうか…………あ、ごめん」


レイン恵「いい……………確かに………壁を作ってた………」


ゆま「でも、確かに最近は優しい顔になりました、えへへ」



レイン恵「………ありがとう」






60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 20:58:38.75 ID:DLzFNxh90


コナミ「はあー………たく……鯖缶ごときで熱くなりやがって……」カランカラン


三郎「にゃ!」



ゆま「あ、コナミさん、三郎くんを頭に乗せて仲いいですね!」


コナミ「よく見な帽子に噛みつかれてるぞ、皮膚だったら大惨事だ」スタスタ



あげは「どうせ餌をネコババとかしたんでしょ、自業自得だよ、あははは」


コナミ「く…………2000円オーバーのプリンなど買う小娘には分からない、貧乏人は大変なんだよ」どさっ



レイン恵「………………三郎、食べな……」すっ



三郎「にー」ガツガツ……



あげは「さて………どこで食べる?」



ゆま「外は暑いんで店内の座れる所で食べましょう」スタスタ


あげは「そうだね」スタスタ









61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 21:06:26.75 ID:DLzFNxh90


コナミ「それならよ、食べ終わったらデュエルでもしようぜ」


ゆま「あ、いいですね!」



あげは「キミバイト中でしょ?」


コナミ「カードショップじゃ店員が混ざるのはよくある事だろ」


あげは「……確かに…」



三郎「しゃぁー」



レイン恵「働け社畜のように……と言っている」



コナミ「三郎ー!口悪過ぎお前!」


ゆま「あはははは」


あげは「三郎くんが正しいけどねー」


レイン恵「………ふふ………」



コナミ「ん?どうした恵」



レイン恵「……毎日が…とても………楽しい」



コナミ「……は、そうか、良かったな」ナデナデ


レイン「!」ピク


コナミ「ん?どうした」



レイン「…………頭には電源スイッチがあるからあまり……触れないでほしい」



コナミ「また設定か、面白いなーお前」スタスタ



レイン「……………なに?この気持ち………」







76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 23:23:05.62 ID:DLzFNxh90

‥……………………‥……………………‥……………………‥……………………‥………………


あげは「スクラップ・ドラゴンで攻撃!」バッ


スクラップ・ドラゴン「ゥォォォーーーンン!!!」ドォオォーーー!


コナミ「ぐうええーーー!?」LP0 ピーー


ゆま「青葉さんが勝ちました!」


三郎「にゃ」


レイン恵「まだまだだな……と言っている」


コナミ「くそぉおおぉ………!」


あげは「ふふ、何度やっても同じ同じ」カシャッ


コナミ「あげは、強えなあー」



あげは「いや、君は拾ったカードなんか使わずに買いなよ、ここカードショップだよ?」


コナミ「いや、生活費で収入は消えるから」


あげは「あ、ごめん」


コナミ「くそー………あれからいろんなカード拾って強くなったと思ったんだけどな……デッキも組み直したし…」


ゆま「まあデュエルですから、勝つ時と負ける時両方あります」


コナミ「く……」


カランカラン


店長「ただいま、またせたなコナミ」スタスタ



77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 23:31:07.12 ID:DLzFNxh90


コナミ「あ、店長おかえり」


ゆま「店長たんこんにちはです!」


あげは「こんにちはー」


レイン恵「………おかえり、店長…」


店長「今日は客が少ないな、君たちだけか…」スタスタ


あげは「確かに……もう少し賑わっててもいいよね」


店長「せっかく新パック発注したのにな……よいしょっ」どさっ


コナミ「え、その箱パックか?」


店長「ああ、戦士族が強化されるパックだ、今日から並べる」



ゆま「へえー、戦士族ですか、E-HEROはでますか?」


店長「どうかな?買ってみなくちゃ分からないな」


コナミ「ま、買えない俺には関係ないけどな」ガタッ


店長「あ、コナミ、店番ありがとよ、代わるぞ」


コナミ「ああ、サンキュー」スタスタ


カランカラン


龍亞「コナミいるーー!?」スタスタ


龍可「ちょっと龍亞、声大きい、他の人の迷惑になるわよ」スタスタ


79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 23:36:55.65 ID:DLzFNxh90


コナミ「お、龍亞龍可」


あげは「あ、君たちも来たんだ」


店長「いらっしゃい」


龍亞「コナミ、遊星が呼んでたよ」


コナミ「え?何だ?」


龍可「さあ?とにかくポッポタイムに来てだって」


コナミ「ああ、分かった」


龍亞「よーし、あげは姉ちゃん、デュエルしようよ!」



あげは「いいよ、相手してあげる!」


ゆま「二人とも頑張ってください!」



コナミ「ちょっと出かけてくるな」スタスタ


店長「ああ」


龍可「いってらっしゃい」



クリボン「クリクリー」



龍可「あ、クリボン」ナデナデ


コナミ「…………?!」



80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 23:42:46.95 ID:DLzFNxh90

コナミ「………え…?」


龍可「?どうしたの」ナデナデ


クリボン「クリ?」



コナミ「……」ゴシゴシ… パチッ


クリボン「クリー?」



コナミ「……なんだそいつは」


龍可「え……?そいつって………クリボンのこと!?」



コナミ「クリボン……モンスターか、何でそんな所で実体化してんだ?」


龍可「うそ………コナミ、見えるのクリボンが」


コナミ「え、普通に見えるけど……?」


龍可「カードの精霊が………見えるようになったんだ…」


コナミ「え!?これがお前がいつも言ってるカードの精霊!?」



コナミ「電波少女の電波発言じゃなかったのか!?」



龍可「ちょっとコナミ!それひどい!」



コナミ「あ、ああ……ごめん………まさか本当にカードの精霊なんているとは…」






82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 23:49:19.88 ID:DLzFNxh90


コナミ「うわー……マジかよ…イキナリ見えるようになったぞ…」


龍可「まったく………でもこれでコナミも私と一緒ね」


コナミ「………ま、見えて不都合なことは無いし、いいか」



龍可「そうよ、この子達優しいし」ナデナデ


クリボン「くりー♪」

龍可「あ、それならさ…コナミ、頭の上見てみなよ」



コナミ「え?」ヒョイッ



ジェネクス・コントローラー「ウィンウィン♪」


コナミ「ジェネクス・コントローラ!?え、こいつも精霊!?」



龍可「うん、私にはいつも見えてた、コナミにいつもくっついてるその子が」


コナミ「うへぇ……そうだったのか」



コントローラー「ウィーーン」


コナミ「まさか捨てられてたこいつが精霊だったとは」コツコツ


龍可「その子もうれしそう、ふふ」


龍可「……あ、それよりコナミ、早く遊星の所行ったほうが…」


コナミ「あ、そうだったな」スタスタ





カランカラン



84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/22(月) 23:58:48.96 ID:DLzFNxh90


コナミ「おい、いつも俺の上に乗ってたのか?」



コントローラー「ウィン」



コナミ「なんて言ってるんだ……まあいいか…」スタスタ


コナミ「……あ!今Dホイールメンテナンス中じゃねーか!しまったぁあぁぁ……!」


コナミ「くう………メンテ終了は明日の昼だ………」



コナミ「……ま、ここからポッポタイムまで歩いても30分くらいだ」



コナミ「歩いて行ってもいいか」スタスタ




………………………………………………………………………………………………………………


中央広場


コナミ「……」スタスタ


コナミ「ここは結構人いるな」スタスタ



コナミ「あ、ミスティの広告だ、人気なんだなやっぱり…」



コナミ「なんか絵はがきが大量に送られてくるからちょっと怖いんだよな…」スタスタ


コナミ「あと俺の名前トビーじゃねえし」スタスタ



コナミ「……………ん?」



88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/23(火) 00:12:57.90 ID:SPjOzaLi0


コナミ「あれって……」



ツァンディレ「ちょっと!………いきなりでてこないでよ!」



ヤリザ「お願いでござるよツァン殿ー……拙者ももうちょっとデュエルで使ってくだされー」



ツァンディレ「外では話しかけないで!虚空に向かって叫ぶ痛い人だって思われるでしょ!」



ヤリザ「なんで拙者はピン挿しなんでごさるか、カゲキ殿は三枚なのにー」



ツァンディレ「あの子は使えるからいいの!キミをピン挿ししてあげてるだけでもありがたく思ってよ!まったく!」



ヤリザ「時代は直接攻撃でござるよー」



ツァンディレ「ボクのデッキは普通にビートダウンで勝てるから必要ないの!何度も言ってるでしょ!」


ザンジ「ヤリザ!見苦しいぞ!ツァン殿も困っておられるだろう!」にゅっ



ヤリザ「む、ザンジ!貴殿は出番がそこそこあるからいいでござるよな!」


ツァンディレ「もぉおお…………!うるさぁーーーい!!」ブンブンッ


ぽんっ

ぽんっ


ツァンディレ「はぁ……はぁ……やっと消えた………」


ツァンディレ「……誰にも見られてないよね……?」キョロキョロ


コナミ「……………」ジー



ツァンディレ「ぁ!」




122: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/23(火) 19:51:09.58 ID:SPjOzaLi0

ツァンディレ「‥………」


コナミ「……」


ツァンディレ「……………………見た?」


コナミ「………ああ」


ツァンディレ「…………ふぅん………そ、そう………」


ツァンディレ「何も無い所に大声出してる所見てたんだ…………笑えば?!」グスッ


コナミ「え、いや………侍みたいな奴と言い争いしてるのを見たんだが」


ツァンディレ「…………え?」


ヤリザ「なんと!?拙者達の姿が見えるのでござるか!?」にゅっと


ツァンディレ「っく!」ブンブンッ


ヤリザ「ツァン殿、すぐ消そうとするのやめて欲しいでござる」スッ


コナミ「ああ………お前ってやっぱり……カードの精霊か?」


ツァンディレ「うそ…………この子達が見えるなんて……」


ヤリザ「初めて会ったでござるな…」


コナミ「やっぱりそうか、大変そうだな」



ツァンディレ「え……うん、大変だよホントに…………ふぅ……」


ジェネクス・コントローラー「ウィーン」にゅっ



ヤリザ「む!貴殿は……!?」


コナミ「あ、俺も精霊いるんだよ」


ツァンディレ「!………この子達以外にもいたんだ」


123: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/23(火) 20:02:36.88 ID:SPjOzaLi0



コントローラー「ウィーンウィンウィン」



ツァンディレ「その子はなんか可愛い感じだね」



ヤリザ「いや、ツァン殿!騙されてはならぬ、彼奴は拙者よりも攻撃力が上でござる!あんななりしておいて!」



ツァンディレ「君が見かけゴツイくせに攻撃力低いだけだよ」



コナミ「そいつよく喋るなー、仲良いのか?」


ツァンディレ「べ………別に仲良くないよ…この子がうるさいから言い争いになるだけ」


ヤリザ「ツァン殿、ツンデレをここで使う意味がわからんでござる」



ツァンディレ「ツ、ツンデレじゃないし!バッカじゃないの!?ブンッ


ぽんっ


ツァンディレ「はぁ……はぁ……まったく…」


コナミ「大きい声出しすぎじゃね?周り見てみ…」


ツァンディレ「はっ……!」


クスクス………ナニアレー……ナニモナイトコロニハナシカケテルー……


ツァンディレ「ぅうぅ…………/////!」カァァ…


コナミ「あそこのベンチ……行くか…」スタスタ


ツァンディレ「…」スタスタ




125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/23(火) 20:12:12.63 ID:SPjOzaLi0

…………………………………………………………………………………………………………


ミーーーンミーーーーン

コナミ「………暑…………大変だな」



ツァンディレ「………うん、まあね……気付いたらあの子達いたから」


コナミ「そうか………俺はちょうど今日見えるようになったから、そういう悩みはまだわかんねぇ」


ツァンディレ「はぁー……なんで初対面の人間にボクは愚痴ってるんだろ……」


コナミ「まあいいだろ、これもなんかの縁だよ、見える奴同士仲良くやろうぜ」


ツァンディレ「……………………アンタ…」


ツァンディレ「言っとくけどボクは初対面の人間を簡単に信用しないから」


ツァンディレ「何か手を出したらすぐセキュリティに連絡するからね」スッ


コナミ「信用ないなー俺……まあ当然か、別に手なんて出さねえよ……暑」


ツァンディレ「ふん………まあ、まだ連絡はしないであげる」スッ


コナミ「どうも…暑」


コントローラー「ウィンウィン」



ヤリザ「ほうほう………なるほど…」


ツァンディレ「……またあの子は………勝手に出てきて行動を……」はぁー……




127: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/23(火) 20:23:37.04 ID:SPjOzaLi0


コナミ「あいつが問題児か?」


ツァンディレ「まあね……あの子はいつも手札コストとかにしてるから…鬱憤が溜まってるんだと思う」


コナミ「精霊ってあいつだけ?」


ツァンディレ「いや………ボクは体質的にああいうのが集まってくるらしいんだ」


コナミ「へえ」



ツァンディレ「出てこないけど……デッキの中にあと11人精霊がいるよ」


コナミ「そんなにいるのか!すげえなー…」


コナミ「学校とか大変だろ、いきなり出てこられると」



ツァンディレ「………ふふ……学校……か」


コナミ(…………え、地雷踏んじゃった?)


ツァンディレ「別に寂しくないし…………孤高の存在なんだ…ボクはー……」ブツブツ


コナミ「…………と、友達いないのか……?」


ツァンディレ「い、いないとかそういうのじゃないもん!ボクは成績いいからみんな謙遜して話しかけられないだけだし!」ガバッ


コナミ「………………」



ヤリザ「流石我が主、その自信はなかなかもてないでござるよ!」パチパチ


コナミ「…………確かに……すげえなお前…………」



ツァンディレ「…………く………////」ペタン


128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/23(火) 20:33:30.19 ID:SPjOzaLi0

ミーーーンミーーーーン………


コナミ「………あーーー…………暑い……」ジリジリ


ツァンディレ「そうだね………ぅう…………」ジリジリ


コナミ「これからお前………あ、名前聞いてなかったな……なんていうんだ…?」


ツァンディレ「…………まあ、名前くらいは教えてあげるよ…ボクはツァンディレ、あんたは?」



コナミ「ツァンな、分かった………俺はコナミだ」


ツァンディレ「コナミね………忘れるまでは覚えておくよ」



ヤリザ「と言いつつ一度聞いた名前を忘れるのは失礼だと思うから決して忘れまいとするツァン殿であった」


ツァンディレ「っ!うるさーーい!」ブンッ


ぽんっ


ツァンディレ「ふう……………」


コナミ「これからツァンはどこか行くのか?…暑…」



ツァンディレ「ボクは…そうだ…今日戦士族の強化パックが出るらしいからカードショップKURUMIZAWAに行こうと思ってたんだ」スクッ


コナミ「KURUMIZAWA…?奇遇だな、俺そこの店員だ」


ツァンディレ「え?そうなんだ」


コナミ「バイトだけどな、確かに戦士族パック仕入れてたな」



130: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/23(火) 20:43:07.03 ID:SPjOzaLi0



ツァンディレ「そろそろ行こうかな、じゃあね」


コナミ「おう、もしかしたらショップで会うことあるかもな」



ツァンディレ「そうだね、まあ覚えてないかもしれないけど」


ヤリザ「今まで人の名前を忘れたことなど無かったツァン殿であった」にゅっ



ツァンディレ「!」ブンッ


ぽんっ


コナミ「ははは、おもしれーなあいつ」



ツァンディレ「疲れるなぁもう……」スタスタ


コナミ「またなー」ブンブンッ



コントローラー「ギキロギーー」



ツァンディレ「罰として君は一週間鳳翼の爆風のコストね」スタスタ



ヤリザ「なんと!?」





136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/23(火) 21:32:32.75 ID:SPjOzaLi0


……………………………………………………………………………………………………………………

カフェラジーン前


コナミ「……………」スタスタ


♪~~~♪~~~~


コナミ「ん?……なんだ」



嶺開花「ラーーーーー♪ラーーーーー♪♪」


ワーーー!ワーーーーーーー!!ワーーー!



嶺開花「♪ーーーーーー♪ーーーー」


コナミ「……あ、あれってアイドルの……」


嶺開花「みんなーーー!応援ありがとうーーー!」


コナミ「……嶺開花だ、テレビに出てたやつ!」


ワーーーーーーー!!嶺ちゃーーーーーん!



嶺開花「イエーーーーーーーーイ!☆」


コナミ「おおーーーーーー!やっぱりアイドルってのは華があるな!」


コナミ「頑張れーーーーー!」



137: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/23(火) 21:47:07.53 ID:SPjOzaLi0


「みなさん、ライブステージご覧いただきありがとうございました」


「嶺開花、ソロライブは終了します」



コナミ「あ、もう終わりなのか」


「そこの売店で嶺開花グッズが販売しておりますので」


コナミ「へえー、見てみよう、買えないだろうけど」スタスタ



スタスタ



コナミ「………ほう………うちわとかキーホルダーがあるな…」



「なにかお探しですか?」


コナミ「え、いや、ただ見てるだけ……」



「今なら無料くじ引きができますが、AからE賞までそれぞれ嶺開花グッズが当たります」


コナミ「無料?そうなんだ、あの子可愛かったし……じゃあやってみようか」


雪乃「はい、それではどうぞ…………」



コナミ「はい…………………」



雪乃「………」



コナミ「………」



173: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 20:23:47.16 ID:znVZFZ4Y0


雪乃「………………」


コナミ「………雪乃……なにやってんだ…」


雪乃「……………嶺さんに頼まれて営業手伝ってるのよ……この企業には色々世話になっているし」


コナミ「…………そうか、頑張れよ」スタスタ


ガシィィッ!


コナミ「ぐふっっ………!?」カクンッ


雪乃「ぼうや………あなた嶺さんのことがお気に入りなのかしら?」ググ……


コナミ「ぐ………!て、手首が………砕け……!」ググ……


雪乃「気になるわ、答えてくれないかしら………嶺さんのどこが気に入ったか…」ググ……



コナミ「うぐぁあぁ…………!!!て、テレビでちらっと見かけて可愛いって思ったんだ………!」ぐぐぐぐ……


雪乃「わざわざこんなイベントにまでやって来るのだから相当お熱なのよね……?」ぐぐぐぐ……



コナミ「うおおぉぉ……!!?どこにこんな力が………!?」ミシ……ミシ…


雪乃「ふふふふ……………妬けちゃうわ…」ギリギリギリギリ………



コナミ「い、いや!ぐ、偶然通りかかっただけだ……!遊星の所に向かってんだよ……ぅおおぉ…!」ミシ……



雪乃「女優志望の私を差し置いて………いろんな娘をはべらかしているのでしょう……?」ぐぐぐぐ……



コナミ「誤解だぁああ…………!!ぐぉおおぉぉぉぉ…………!!」



175: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 20:32:52.43 ID:znVZFZ4Y0


……………………………………………………………………………………………………………………


雪乃「なに?偶然だったの…………それならそうと早く言いなさい」パッ



コナミ「いてて…………何回も言ってたんだけどね………」


雪乃「残念だけど私は今日は見ての通り忙しいの、ぼうやとお茶してる暇はないわ、残念だったわね」ウフフ


コナミ「いや、俺も用事あったし別にいいけど」



雪乃「…………………………おかしいわね…クラスメイトの男子はみんな残念そうな顔をしたのだけれど…」ブツブツ…


コナミ「あ、そういえばさ」



雪乃「なにかしら?」


コナミ「嶺開花ちゃんのくじ引きまだやってないんだが」


雪乃「…………………」



雪乃「…………一回15000円よ」



コナミ「…………え!?いやいや、さっきお前無料って」



雪乃「15000円よ」



コナミ「そんな高いくじ引きがあってたまるか…」



雪乃「15000円よ」



コナミ「く…………引かせない気かこいつめ」



雪乃「残念だけどお金がなくちゃ引けないわね、代わりにこれをあげるわ」スッ

177: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 20:44:22.47 ID:znVZFZ4Y0


コナミ「……なにこれは?」



雪乃「ゆきのんフィギュア、1/10スケール(制服ヴァージョン)よ」


コナミ「マジだ……………雪乃じゃん………フィギュア化してるのか」



雪乃「ふふ………私の美貌に惚れたフィギュア部がぜひ作らせてくれと懇願するものだから、作らせてあげたのよ」



コナミ「この自信満々の表情………そっくりだな」



雪乃「すごいでしょう?世界に一つしか無い一品よ、大切にしなさい、なんなら家宝にしなさい」


コナミ「貰っていいのか、これ」



雪乃「いいわよ、元々あなたにあげようと……、コホンッ…私が持ってても仕方がないし」


コナミ「そうか………………それならもらっとくわ、ありがとな」



雪乃「ふふ……………それを見て、いつでも私を思い出しなさい」


コナミ「部屋に飾っておくか……………ん?これってスカートの中はどうなってんだ?」スッ



ガシィィッ!



コナミ「く………!?」


雪乃「……見たら潰すわよ」ギリギリ……








178: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 20:51:12.25 ID:znVZFZ4Y0

コナミ「………………分かった…覗かないようにする」


雪乃「万が一覗いた時は…………覚悟することね…」


コナミ「イエッサー…」



嶺開花「雪乃ちゃーん!」タタッ


雪乃「?嶺さん」


コナミ「あ!嶺開花、本物だ」


雪乃「イベントは終了したのかしら?」


嶺開花「うん!みんな楽しんでいってくれたみたい!」



雪乃「ふふ、良かったわね」


嶺開花「うん!………ん?君は?」



コナミ「え?ああ、俺はあれだ……偶然通りかかった奴だ」



嶺開花「へー!私デュエルアイドルの卵の嶺開花、よろしくねー☆!はい握手」ギュッ



コナミ「ああ」ギュッ



雪乃「…………」



コナミ(何か雪乃が睨んでくるな………)





179: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 20:55:18.31 ID:znVZFZ4Y0


嶺「あ、私スタッフの人たちに挨拶しにいかないと!じゃねー!」タタタッ


雪乃「ええ…」


コナミ「…………………嵐のようなやつだった」


雪乃「………コナミ、こっち向きなさい」


コナミ「え?」くるっ



雪乃「握手よ」ギュッ



コナミ「…………な、なんで?」ギュ…………



雪乃「それは……あれよ……………………上書き」ボソッ




コナミ「ん?」



雪乃「な、なんとなくよ!お姉さんと握手できるのを幸運に思いなさい……」ギュッ



コナミ「…………」ギュ……



雪乃「……………ふふ…」


……………………………………………………………………………………………………………………




181: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 21:04:46.52 ID:znVZFZ4Y0

ポッポタイム


コナミ「………やっぱり女子の手って柔らかいんだな」スタスタ


コナミ「……このフィギュア……」スッ



コナミ「………………やっぱり覗くのやめておこう…ポケットの中にいれておこう」スポッ



スタスタスタ…


コナミ「ここだな、ポッポタイム…………変に時間かかっちまったな」スタスタ



ゾラ「……」さっさっ



コナミ「あ、ゾラ、元気か?」



ゾラ「ん?ああ、コナミかい、別に風邪は引いてないよ」



コナミ「遊星たちいるか?」



ゾラ「ああ、車庫でまた実験でもしてるんじゃないかい?」


コナミ「そうか、サンキュー」スタスタ



ドオォォォオオォーーーーーーンン!!


コナミ「ぐぁあぁーーーー!?」ゴアアァァッ!


ゾラ「!!?」





183: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 21:13:53.20 ID:znVZFZ4Y0

パラパラパラ………シュウゥゥゥウ…



コナミ「ゴホゴホ………な、なんだぁぁぁ………!?」


ゾラ「くぅ………まーたやったね!」タタタッ


バターーン!


遊星「く…………また失敗か」


クロウ「ストップって言っただろうがジャック!」


ジャック「お前の声がちいさいからだ!」


ゾラ「またあんたたちかい!」



クロウ「う…………ゾラの婆さん」



ジャック「………ふん、うるさいババアだ」



ゾラ「なんだいその言い草は!マーサの知り合いだから置いてやってるのに、問題起こすなら出てっておくれ!」


ジャック「待って!これは事故だ!」 新しいエンジンを…」


ゾラ「早速言い訳かい!男なら黙って自分のやったことを認めるもんだよ!」


クロウジャック「く……………」


遊星「ゾラ………」



コナミ「おいおい、なんだよ今の爆発は」タタッ



クロウ「あ、コナミがきたぞ」

185: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 21:26:21.53 ID:znVZFZ4Y0



遊星「ゾラ………すまない」


ゾラ「あらー、いいんだよ遊星ちゃん、失敗の一つ二つ」


コナミ「!?扱いがまるで違う」



ゾラ「大家だから一応叱っておかないとね……ってことだから」


遊星「あ………ああ」



ジャック「不公平だ………」



……………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「なんであんな爆発が起きたんだ?」



遊星「新エンジンの開発をしていたんだ」


コナミ「新エンジン……?なんで」



クロウ「知りねえのかコナミ、一年後のWRGPのこと」



コナミ「バイトで忙しいからわかんねえ」



ジャック「ネオドミノシティで開催されるライディング・デュエルの大会だ!」



コナミ「ライディング・デュエルの大会…」






186: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 21:35:42.75 ID:znVZFZ4Y0

コナミ「そういえば最近Dホイーラーが増えてきたよな………あれはそういうわけだったのか」



コナミ「それで、その大会に向けて開発してるのか」


遊星「ああ、それが無くては優勝は難しいからな」



ジャック「栄えある第一回大会!優勝者はライディング・デュエル界の伝説となる!」



ジャック「その優勝を手にすることこそ、俺たちの夢!」



コナミ「へー」


クロウ「そのために遊星は開発、俺とジャックは寝る間も惜しんで資金調達をしてるってわけだ」



コナミ「……でもお前らならスポンサーつくんじゃないの?」


遊星「それじゃ意味がないんだ、俺達だけで戦い抜く………そうする事で、見える気がするんだ」



遊星「俺達がどうやってこの街に貢献できるのか…」



コナミ「なるほど、一年後か………」



クロウ「あ、コナミ、お前も出ればいいんじゃねえか?」


ジャック「ふん、もし出ようというのなら、俺と戦う事がないよう祈るのだな」



コナミ「………考えとくわ」



遊星「………」

189: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/24(水) 21:41:53.80 ID:znVZFZ4Y0


コナミ「………そういえば、なんで俺を呼んだんだ?その大会の事言いに来たのか?」


遊星「……………そうだ、コナミ、言っておくことがある」


コナミ「?」



遊星「最近、ゴーストと名乗るDホイーラーの噂を聞いたことがあるか?」




コナミ「ゴースト…?いや、無いな」


遊星「気をつけろ、何人ものDホイーラーがそいつによってクラッシュに追い込まれている」



コナミ「クラッシュ……!?ライディング・デュエル中にか?」


遊星「ああ」



クロウ「多分そいつはWRGP出場者だぜ」



ジャック「大会前にクラッシュさせ、ライバルを減らそうという下衆な考えだろう」


コナミ「なるほど……そういう奴が出て来るのか」


遊星「牛尾達が探しているそうだが、まだ捕まえられていないらしい」



クロウ「気をつけろよコナミ」



コナミ「ああ、サンキュー」


221: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 20:01:52.81 ID:XP2UqLwo0

次の日


コナミ「………zzz」



コンコン


コナミ「zzz……z」


カチャカチャ ガチャッ


コナミ「zz」


レイン恵「………」スタスタ


コナミ「zz……」



レイン恵「………起きて」シュッ


コナミ「ぐっは……!?」ゴッ


レイン恵「もう8時……」



コナミ「く…鳩尾に貫手はやめろ……8時だと………?余裕で睡眠タイムだわ…………」



レイン恵「アカデミア行く前に店長に頼まれた…」


コナミ「くそ………ていうか……何で入れた…?鍵をかけたはず…」ムクッ



レイン恵「店長から………合鍵預かってる………」チャラッ



コナミ「なにぃ………!?俺のプライバシーって一体……」


レイン恵「起きたようだから……私はアカデミアに行く…………」スクッ



コナミ「…………ああ…頑張れよ…」

222: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 20:13:08.80 ID:XP2UqLwo0

……………………………………………………………………………………………………………………


コナミ「こんな早く起きて………どうするっていうんだ……」バシャバシャ


コナミ「ぁあぁ~~~……ふぅ~~~」ゴシゴシ…


コナミ「………………少しスッキリ」


コナミ「………テレビでもつけるか」スッ


ピッ


tv「続いてのニュースです」


コナミ「ニュース番組か…………ゴドウィンがいなくなった直後はそのニュースばかりで大変だったな…」


tv「海野財閥が開発したDホイールに走行中にボルトが外れる異常が見られたとして、回収騒ぎになる事件が起こりました」


コナミ「へー……走行中にボルトが………おっかねーな」


tv「海野財閥はDホイール開発に力をいれていただけにこの損害はあまりに大きく……」


ピッ


コナミ「まあ………俺の手作りのDホイールなら問題ねーし、丁度メンテナンスしてるし…」



コナミ「メンテナンス終了は正午だったからな……散歩でも行くか…」スタスタ


ガチャッ

バタンッ


コナミ「朝だからそんなに寒く無いな」スタスタ


コナミ「……………あれ」


コナミ「………………そういえば……さっき……何財閥って言った………?」


223: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 20:33:39.39 ID:XP2UqLwo0


……………………………………………………………………………………………………………………

海野財閥本社 会議室



海野「あり得ないわ………ボルトが外れるなんて…」



「しかし………現実に7件……苦情が入っておりますし…」



海野「く…………他社の嫌がらせでは無くて……?!」


「はい…7件に共通点は見当たりません」


海野「技術開発部に………問題があったというの……?」



「まずいですよ幸子様………WRGPが一年後に迫ったこの時にこの事件………」



「損害額が甚大になる恐れが……」


「他社はこうしてる間にも………」



「Dホイール開発から身を引くとなると……」



ダンッ!

幸子「騒がしいわ!…とにかくわたくしは認めません!」



幸子「自分で確かめるまでは………!く……」


幸子「今からDホイール製造工場へ飛ぶわよ………ヘリ用意!」

224: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 20:43:36.99 ID:XP2UqLwo0


……………………………………………………………………………………………………………………


バババババババ……!!!


幸子「工場にネズミがいるとすれば…………ボルガー&カンパニー社の回し者かしら……?」


幸子「しかし…………社長のボルガー氏はそんなタイプじゃなかったわ……」


幸子「しかし………他にこの辺でDホイールを扱っている大手企業は……」



ババババババババババババババ……!!!


……………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「はあ…………学生ばっかだな、登校時間だからか…」



ゆま「あ、コナミさんおはようございます!」スタスタ



コナミ「おー、ゆま、頑張って勉強して来いよ」


ゆま「はい!」スタスタ



コナミ「…………」



ツァンディレ「あ……」スタスタ



コナミ「ん、ツァンじゃないか、また会ったな」


ツァン「そうだね、こんな朝早くから再開するなんて」



ヤリザ「運命を感じるでござるな」



ツァン「朝から……!引っ込んでて!」ブンッ


ぽんっ



コナミ「サムライも相変わらずか」



225: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 20:50:51.40 ID:XP2UqLwo0


ツァンディレ「まあね、ふふ」


コナミ「ん……やけに機嫌がいいな」



ツァンディレ「あ、わかる?昨日買った戦士族強化パックでボクのモンスターが強化されてね」



コナミ「ほお………強くなったのか」


ツァンディレ「うん、今度の試験乗り切れそう」



コナミ「良かったな、またKURUMIZAWAに来てくれよな」


ツァンディレ「考えとくよ、じゃあね」スタスタ


コナミ「ああ」スタスタ


コナミ「コンビニで立ち読みでもしてるか」スタスタ



……………………………………………………………………………………………………………………



時は進み 正午


コナミ「あ、もうこんな時間か、Dホイール引き取りにいかないと」


ウィーーン


ウィーーン



コナミ「……まあ、多分問題ないとは思うけどな」スタスタ



226: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 21:05:15.02 ID:XP2UqLwo0


海野Dホイール製造工場


コナミ「着いたー」スタスタ


ウィーーン



コナミ「ちょっといい」



受付「はい、いかがいたしましたか?」



コナミ「Dホイールをメンテナンスに出してたコナミなんだけど、引き取りに来た」


受付「コナミ様ですね、お待ちしておりました、こちらにどうぞ」スッ



コナミ「分かった」スタスタ


そして


コナミ「おお、綺麗になってるなー」



「検査の結果、どこにも異常は見られませんでした」


コナミ「ああやっぱり?サンキュー」



「カウルの塗装もしておきました」



コナミ「まじで?サービスいいな」




228: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 21:10:49.72 ID:XP2UqLwo0


ブゥウウウゥウゥゥゥゥウウゥ………


コナミ「エンジンも問題無いな………」


「これからもご贔屓に…」



コナミ「ああ、それで代金は……?」


「○○円でございます」


コナミ「……………………く………○○円……」



コナミ「…………はい…」スッ



「丁度いただきます、ご利用ありがとうございました」


ウィーーン



コナミ「……………生活費の半分を持っていかれたぜ………」ゴロゴロ



ババババババババババババババ……!!!



コナミ「………?なんだ」



バババババババ……!!!



コナミ「……あ!………これって幸子のヘリ…………」





230: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 21:16:18.13 ID:XP2UqLwo0



バババババババ……!!!


コナミ「何でここに………………あ、ここって海野財閥の工場か…」


ウィーーン


幸子「…」スタッ スタスタスタ


コナミ「幸子乗ってたし………あいつ店に入って行くな…」


ウィーーン


コナミ「…………なんか急いでた感じだ…」



コナミ「………………ちょっと気になるな…入ってみるか」スタスタ…



ウィーーン


コナミ「おーい、幸……」



幸子「時期社長権限です、わたくしを工場に入れなさい」ズイッ



受付「し……しかし…幸子様といえど……その…事前のご連絡が無くては………」


幸子「…いい?…あなたを今すぐクビにしてやっても良くてよ………」



受付「あ…………どうぞ」スッ



コナミ「怖…………」




231: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 21:25:10.65 ID:XP2UqLwo0


幸子「ふん」スタスタスタ


コナミ「おい、幸子ー」



幸子「……く、なんですの…!?わたくしは急いで………」ばっ!



コナミ「俺だよコナミ、久しぶりだな」



幸子「……庶民、何でここに?」



コナミ「Dホイールのメンテナンスしてもらってたんだ」


幸子「…そう、気を付けて帰ることね」くるっ スタスタ


コナミ「まあ、待てよ、何でそんなに急いでるんだ、アカデミア休んだだろ」



幸子「…………庶民………あなた……今朝のニュース……見まして?」


コナミ「ニュース?…………もしかしてあの……ボルトが外れるっていう…?」



幸子「そう、わたくしの会社で……そんなミスを犯すなんて信じられないのよ…」



コナミ「やっぱりあって海野財閥だったか…」



幸子「というわけでわたくしは一刻も早く確かめなくてはならないの…妨害者が故意にやったものか…本当のミスなのか」


コナミ「なるほどな」



幸子「調べた結果ではここ一ヶ月間でこの工場を辞めた者は出ていないわ、ネズミがいるならまだ逃げられていない」


幸子「もしいるなら逃がす前に捕まえなくては…庶民と話している暇なんてないのよ」スタスタ



232: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 21:35:09.34 ID:XP2UqLwo0


コナミ「……よし、俺も手伝ってやるよ」



幸子「………何ですって?」


コナミ「お前一人じゃ不安だろ?spもいないし」



幸子「………」


コナミ「しかも俺意外と起用だからよくDホイールの修理とかしてるんだよ、違和感あればすぐ気付くぜ」



幸子(………確かに……この庶民は身元がはっきりしている分信用はできますわ…)


幸子「………ふん、まあいいでしょう、ト・ク・ベ・ツ・について来ることを許可してあげますわ」スッ



コナミ「よし、任せな」スタスタスタ


幸子「わたくしの後に続きなさい庶民…!」スタスタ




受付「………………クビは免れたよね……?」



……………………………………………………………………………………………………………………


工場内


幸子「う…………このの匂い……好きじゃありませんわ」



コナミ「え?この匂い好きだけどなあ」



幸子「高貴なわたくしと庶民の鼻を同じにしないでくださいます?」


コナミ「……………相変わらずだな」

 

237: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 23:26:01.62 ID:XP2UqLwo0


幸子「さて…………わたくし達は何気無く見て回り、怪しい者を探しますわ、これをかぶりなさい」スッ


コナミ「?何だこの帽子」



幸子「作業員の帽子ですわ」


コナミ「ああ、でもお前のその長い髪は目立つだろ」



幸子「わたくしの美しい髪は……まあ仕方ないでしょう」サラッ


スタスタスタスタスタスタ…………


コナミ「じゃあ俺はあっちから…」スタスタスタ…………



……………………………………………………………………………………………………………………


スタスタスタ…………


幸子「…」スタスタスタ


(何だ?…………あの娘)カチャカチャ


(バカ…令嬢の海野幸子だ……!)ジジジ……


(え…!?海野財閥の………マジかよ…何でここに……?)


(知らん……働いとけ……)


幸子「………………」



239: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 23:40:40.20 ID:XP2UqLwo0


コナミ「………」スタスタスタ…………


コナミ(…………ボルトをはめてるところを見てみるか…)スタスタスタ…………



……………………………………………………



コナミ「………ここか」


(………くく)カァーン!


カポッ


コナミ「あいつがボルト担当か…」



カァーン!


カポッ


コナミ「………?」



カァーン!



カポッ


コナミ「……」(何でボルトをハンマーで叩いてからはめてんだ……?)


(ひひひ……)カァーン!


243: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/25(木) 23:59:02.50 ID:XP2UqLwo0


コナミ(あんなことしたら緩んで危ないだろ…)



カァーン!


カァーン!


コナミ「………………………!!」



コナミ「あ、まさかあいつ…」


(くくく………海野財閥も終わりだ……)カァーン!



コナミ「おい、お前」


(!?)ビクッ



コナミ「ちょっといいか?」



「な……………なんですか?」


コナミ「お前さ………さっきボルトに細工してなかったか?」



「な、なにを………?言ってんだよ」



コナミ「だってこれ、これも、歪んでるぜ」スッ


「あ…………」


コナミ「ボルトが外れる事件がおこってんだよ、お前か……?」









246: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 00:09:21.85 ID:kcDUqVTY0


幸子「……」


コナミ「おーい、幸子」ブンブン



幸子「ん………?どうしましたの庶民」スタスタスタ



コナミ「こいつのことを吟味してほしいんだが」



幸子「怪しい者が現れたの!?」タタッ



「く…………げえ!?海野財閥の……」



コナミ「ほれ、このボルト見てみろ」スッ



幸子「これは…………明らかに変形している…」



「う…………」(もっと早めに身を隠すべきだったか………!)


幸子「…………あなた、話を聞かせていただきますわ…」ゴゴゴゴゴゴ……


コナミ「コレは完全にクロだろ……」



幸子「説明していただきましょうか?庶民」ゴゴゴ……



「く…………その…」

247: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 00:19:22.13 ID:kcDUqVTY0


ガターーーーーーーーーン!!


コナミ「!?」



幸子「!!逃げる気?」


「はははははは!こうなりゃ逃げるが勝ちだぜ!」タタッ


コナミ「ヤロォー!待てっ」



幸子「コナミ!追いかけるわよ!」



コナミ「ああ!」


タタタッ



「何だ…?」「脱走か?」「俺も次の就職先探さねえとなー」「ここ潰れるらしいしな」



………………………………………………………………………………………………


「十分妨害はした……!この工場はもう終いらしいしな…!」タタッ



「へへ…………Dホイールの数も減っただろ…!」


幸子「…コナミ、思い出したわ…あの男」



コナミ「ん?知り合いだったか?!」タタタッ


幸子「いえ………プロのDホイーラー……恐らくWRGPに向けてライバルを減らそうと考えて工場に侵入したのでしょう」タタッ



コナミ「なるほどな、Dホイールが少なくなればその分Dホイーラーも消えるから…!」


幸子「捕まえてマスコミの前に放り込んでやるわ……!」







248: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 00:23:43.10 ID:kcDUqVTY0


ブォオオーーーーー!!!!


「ひゃははー!」ブォオオーーーーー!!!!


コナミ「あ!あいつDホイールで逃げやがった!」


幸子「逃がさないわ…!コナミ、あなたのDホイールで追うのよ!」



コナミ「よし、ちょうどいいところに止めておいて良かったぜ!」ブルルルルゥウウウ………



幸子「わたくしを後ろに乗せなさい!」バッ



コナミ「え……?まあいいや、ヘルメットはかぶれよ」スッ



幸子「ええ」カポッ



コナミ「よし………しっかり捕まってろよ!」ブルルルルゥウウウ………



ブォオオーーーーー!!!!



コナミ「おお!?メンテナンスのおかげか………!?いいスタートだ!」ブォオオーーーーー!!!!



幸子「このスピードなら追いつけるわ!」



…………………………………………………………




250: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 00:28:34.14 ID:kcDUqVTY0


デュエルレーン


「………ふう」ブォオオーーーーー!!!!



コナミ「待てやコラァーー!」ブォオオーーーーー!!!!



「なに!?追いかけてきやがった!」


幸子「庶民!舐めた真似してくれたわね!許しませんわよ!」



「ち…………!」



コナミ「終わりだ!おとなしく捕まれ!」


「おとなしく………!?やなこった!ぜってえ逃げ切ってやるぜ!」



コナミ「はっ、性能じゃ俺の方が上なんだぜ!?」



「そのようだな……なら、これでどうだ!?」カチッ



ヴォオォ………………ン!!



幸子「これは……!?」



コナミ「スピードワールド2か………!」



「その通りよ!デュエルでケリつけようじゃねーか!!」



251: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/26(金) 00:33:25.93 ID:kcDUqVTY0



《スピード・ワールド 2》
フィールド魔法
このカードは魔法・罠・効果モンスターの効果を受けず、
フィールド魔法カードをセット及び発動する事ができない。
お互いのスタンバイフェイズ時に
自分用スピードカウンターを1つ置く(最大12個まで)。
「Sp(スピードスペル)」と名のついた
魔法カード以外の魔法カードをセット及び発動した場合、
そのコントローラーは2000ポイントのダメージを受ける。
お互いのプレイヤーは、自身のメインフェイズに
自分用スピードカウンターを以下の数だけ取り除く事で以下の効果を発動する。
●4個:手札にある「Sp(スピードスペル)」と名のついた魔法カード1枚につき、
相手に800ポイントのダメージを与える。
●7個:自分のデッキからカード1枚ドローする。
●10個:フィールド上のカード1枚を破壊する。



幸子「WRGPに向けて…新しく開発されたスピードワールド……!」



コナミ「デュエルを挑んできやがった……、どうする幸子?」



幸子「……ふん、さっさとなぎ倒してししまいなさい!あんな庶民に負けることは許しません!」



コナミ「……よし!そのデュエルのった!」カチッ


ブウゥウゥゥ………………ン!



「ひひ…………そうかいそうかい……!」



コナミ「行くぜ……!」



「「デュエル!!」」





274: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:11:58.92 ID:2dBTI26H0
《デュエルが開始されます 使用可能な最適レーンをサーチ デュエルレーン、セントラルに申請、オーソリぜーション》


ブォオォォーーーーーーー ガションガションガションガション…



幸子「………一般車両にとってはいい迷惑ね……」


コナミ「俺の先行だ!」シュッ


コナミ「ブロックマンを召喚!」バッ



《ブロックマン/Blockman》 †
効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1000/守1500
このカードを生け贄に捧げる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在した自分のターン数と同じ数だけ
「ブロックトークン」(岩石族・地・星4・攻1000/守1500)を
守備表示で特殊召喚する。
このトークンは攻撃宣言を行う事はできない。


ブロックマン「ウス」


コナミ「カードを1枚セットしてターン終了だ!」バンッ 手札4


「俺のターン!」シュッ


コナミ sc0→1
enemy sc0→1



「俺はモンスターを守備表示でセット、同じくカードを1枚セットしてターン終了だ」バンッ 手札4


コナミ「俺のターンだ!」シュッ 手札5


コナミ sc1→2
enemy sc1→2

276: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:27:44.15 ID:2dBTI26H0

コナミ「俺はサムライソード・バロンを召喚!」バッ



《サムライソード・バロン/Samurai Sword Baron》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1200
1ターンに1度、相手フィールド上に守備表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にする。


バロン「はァ!」


コナミ「バロンの効果を発動だ、お前のセットモンスターを攻撃表示にしてやる!」バッ


「なに……?」


ワーム・ヤガン「ウジュウジュ…」攻1000



《ワーム・ヤガン/Worm Yagan》 †
効果モンスター
星4/光属性/爬虫類族/攻1000/守1800
自分フィールド上のモンスターが「ワーム・ゼクス」1体のみの場合、
このカードを墓地から裏側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
このカードがリバースした時、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。


コナミ「!何だあれ……気持ち悪……!」



幸子「下品な…よりによってワームですの………!?」


「はははは、随分な嫌われ様だぜ……悪くはない効果があるんだがな、ワーム・ヤガンの効果発動!」バッ


バロン「うぉおっ?」ヒュンッ


コナミ「う…?サムライソード・バロンが手札に……?」


278: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:42:19.84 ID:2dBTI26H0


「ワーム・ヤガンが表になった時、モンスターを一体手札に戻せるんだよ!」


コナミ「く…………ブロックマンとワーム・ヤガンの攻撃力は互角か………!」


コナミ「あいつは残しておくとヤバイか…………?ここは…」



コナミ「仕方ねえ、ブロックマンでワーム・ヤガンを攻撃だ!」


ブロックマン「はぁっー!」ゴォッ!


「おっと、くず鉄のかかし発動!」カチッ



《くず鉄のかかし/Scrap-Iron Scarecrow》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体の攻撃を無効にする。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。


ガキィィンン!


コナミ「うっ!?」


「ヤガンは破壊させねえよ、はははは!くず鉄は再びセットする!」



コナミ「ち………ならばブロックマンの効果を発動、こいつを二体のブロックトークンに分裂する!」バッ


ブロックトークン×2 守備表示
星4/地属性/岩石族/攻1000/守1500


幸子「とっさに守りを固めたわね、しかし…」


コナミ「ターン終了だ!」手札5








280: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 01:00:01.45 ID:2dBTI26H0

「俺ののターン!」シュッ手札5

コナミ sc2→3
enemy sc2→3


「くく、ワーム・ゼクス召喚!」バッ



《ワーム・ゼクス/Worm Xex》 †
効果モンスター
星4/光属性/爬虫類族/攻1800/守1000
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「ワーム」と名のついた爬虫類族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
自分フィールド上に「ワーム・ヤガン」が存在する場合、
このカードは戦闘では破壊されない。


ゼクス「ウジュルル…」



幸子「う………コナミ!これ以上あのモンスター達を増やしたら起こるわよ!」


コナミ「んなこと言われてもな…」


「こいつの召喚時にデッキのワーム一体を墓地に送ることができる、俺はワーム・ヤガンを墓地に送る!」シュッ



「さらにsp-運命の呪縛を発動!」バッ



《Sp-運命の呪縛/Sp - Destiny Bind》 †
通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合、自分フィールド上に
表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターに呪縛カウンターを2つ乗せる。
呪縛カウンターを1つ取り除く事で、そのモンスターの
攻撃翌力の半分のダメージを相手ライフに与える。
呪縛カウンターは1ターンに1つしか取り除く事ができない。
呪縛カウンターを取り除く場合、そのターンそのモンスターは攻撃できない。


「俺はこの効果をワームヤガンに使う、ヤガンに呪縛カウンターを二つ乗せてやるぜ!」バッ


ヤガン「ウジュルル」呪縛カウンター2 攻撃翌力1000


「そしてこのカウンターを一つ取り除くことで、お前にヤガンの攻撃翌力の半分のダメージを与える!」


コナミ「ぐぉっ!?」LP4000→3500 ズォッ!


「はははは!ゼクスでトークンに攻撃だ!」


ゼクス「う!!」攻1800


トークン「ああー」バキィーン! 守1500



281: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 01:12:58.89 ID:2dBTI26H0

コナミ「まずい………!ヤロー……好き勝手してくれるぜ」


「ターンエンドだ!」手札3


コナミ「俺のターンだ!」シュッ 手札6


コナミ sc3→4
enemy sc3→4


コナミ「俺はsp-サモンスピーダーを発動!」バッ



《 Sp-サモン・スピーダー》
通常魔法
自分用スピードカウンターが4つ以上ある場合に発動する事ができる。
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できない。


コナミ「手札の☆4以下のモンスターを一体特殊召喚できる、ジェネクス・コントローラーを特殊召喚!」バッ


コントローラー「ウィーーン」



《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。



幸子「それは……わたくしが譲ったモンスターですわね」


コナミ「ああ、かなり大切に使ってるぜ、シンクロモンスターもな」


コナミ「そしてジェネクス・ウンディーネを召喚!」バッ



《ジェネクス・ウンディーネ/Genex Undine》 †
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1200/守 600
このカードが召喚に成功した時、
デッキから水属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「ジェネクス・コントローラー」1体を手札に加える。



ウンディーネ「オッス」

282: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 01:19:33.48 ID:2dBTI26H0


「なに………モンスターが三体……まさか」



コナミ「そのまさかだよ!シンクロさせてもらうぜ!」


コナミ「俺は☆4のブロックトークンと☆3のジェネクス・ウンディーネに、☆3のジェネクス・コントローラーをチューニング!」バッ


☆4+☆3+☆3=☆10 カッッ!


幸子「☆10のシンクロ……!?」


コナミ「現れろ!A・O・Jディサイシブ・アームズ!」バッ



《A・O・J ディサイシブ・アームズ/Ally of Justice Decisive Armor》 †
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻3300/守3300
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
相手フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
●手札を1枚墓地へ送る事で、
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
●自分の手札を全て墓地へ送る事で、
相手の手札を確認してその中から光属性モンスターを全て墓地へ送る。
その後、この効果で墓地へ送ったモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。


ディサイシブ「ガショォーーーーーーーーン!」



「な、なにぃ………!?よりによってそいつだと………!?」


幸子「なるほど!ワームはすべて光属性、A・O・Jの力が存分に使えるということね…!」



コナミ「これもくれてありがとな、幸子!」



幸子「ふふ………少しは強くなっているようですわね」

283: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 01:20:48.17 ID:2dBTI26H0


眠い…!

今回はここまでで


このデュエル…意外とすぐ終わるかもしれない


ディサイシブ・アームズのせいで

286: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 02:14:26.87 ID:2dBTI26H0
「まさかそいつが現れるとは………!」


コナミ「へへ、こいつは天敵だろ?光属性にとってはな」


「く…………!」



コナミ「さあ!ディサイシブアームズの効果を発動するぜ!一ターンに一度、相手のセットカードを一枚破壊する!」バッ!


「ノーコストで一枚破壊だと…………!」



コナミ「くず鉄のかかしが再セットされてたな、それを破壊してやる!」


ディサイシブ「エネルギー…………充電………!!」キュィィィィィ…



コナミ「発射!」


ドォオォォオォォーーーーーーーーーー!!!!!!


バリィィイン!!


「ぐああ………!!」


幸子「やりましたわ!奴の防御壁は崩壊!」


コナミ「よっし!バトルだ…!」


「くぅ………ゼクスはヤガンがいる限り戦闘破壊されねえぞ…!」


コナミ「ああ、なら当然まずは………ヤガンを狙うぜ!」


ディサイシブ「再充電…………………!!」キュィィィィィ


「く…………ヤガンの攻撃力は1000……」(攻撃を誘うために攻撃表示のままにしてたのが仇となったか……!)


コナミ「発射ーーー!」



287: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 02:26:59.38 ID:2dBTI26H0

ドォオォォオォォーーーーーーーーーー!!!!!!


ヤガン「ギェエェェェェーーーー!!!」ズアァァァ!!


「ぐあぁぁ!!」LP4000→1700 ゴォォオーーーーー


幸子「大ダメージを与えたわ!」


コナミ「見たか!」


「く……………くそが……!」


コナミ「俺はターンエンドだ!」手札3



「いい気になってんじゃねえぞ……!俺のターンだ!」」シュッ 手札4


コナミ sc 4→5
enemy sc4→5

「墓地のワームヤガンの効果を発動するぜ!」バッ



コナミ「墓地のモンスター効果を……!?」


「俺の場にワーム・ゼクスのみ存在してる時、ヤガンを裏守備表示で特殊召喚できる!」バシッ!


幸子「く………またあのモンスターが……バウンス狙いね…」



(だが……ディサイシブアームズは対ワーム用最終兵器…………このまま守りに入っちまうとヤバイ……)


「ここは攻める!俺はワーム・ゼクスをリリース!ワーム・イリダンを召喚だ!」バッ!


《ワーム・イリダン/Worm Illidan》 †
効果モンスター
星5/光属性/爬虫類族/攻2000/守1800
自分フィールド上にカードがセットされる度に、
このカードにワームカウンターを1つ置く。
このカードに乗っているワームカウンターを2つ取り除く事で、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。


イリダン「ォォォオォオオ」


コナミ「攻撃力2000程度じゃねえか!」


幸子「いや…あのモンスターは確か…!」






288: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 02:36:28.16 ID:2dBTI26H0

「くく……カードを2枚セット!」バッ


「この瞬間!イリダンにワーム・カウンターが二つ乗る!」


コナミ「ワームカウンター……?」


幸子「イリダンは自分がカードをセットするたびにカウンターが乗るのよ…」


「そう、そしてカウンターを二個取り除くごとにカードを一枚破壊するんだよ!」


コナミ「!なんだと」


「俺はワーム・イリダンの効果を発動!ワームカウンターを取り除きディサイシブアームズを破壊する!」バッ



イリダン「ォォォオォオオ!!」ブォォーー!


幸子「まずい………!ディサイシブアームズを失ったらもう…!」


コナミ「く…………!」


ドゴォオォァァァオォンン!


ディサイシブ「グァァァ…………!!」


「はははは!ディサイシブアームズ撃破ーーーーーー!」


幸子「…………なんてこと!」


コナミ「……」


「ディサイシブアームズがいなくなった以上勝負は見えたぜ!てめえは終わりだ!」



コナミ「終わりだと………ディサイシブアームズがいなくなっただと?」



コナミ「フィールドを見てみろ!」


「なに?……………」


ディサイシブ「フゥ……………」


「!?馬鹿な………確実に破壊したはずだ……!?」





289: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 02:44:11.71 ID:2dBTI26H0



幸子「?!………何がおこったの……?」



コナミ「トラップカードが発動してたんだよ!」



《リボーン・パズル/Puzzle Reborn》 †
通常罠
自分フィールド上のモンスター1体のみが
カードの効果によって破壊された場合、その1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。



「!………そいつはリボーン・パズル……!」


コナミ「破壊されたディサイシブアームズは再びフィールドに戻ってきた!」


「そんな…………くそ……!ターンエンドだ!」手札1


コナミ「俺のターンだ!」シュッ 手札4


コナミ sc5→6
enemy sc5→6


コナミ「俺はディサイシブアームズの効果を発動!手札を一枚捨てることで相手の魔法トラップを全滅させる!」シュッ 手札3



「俺の魔法トラップを全滅だ…………と……!?」


ディサイシブ「エネルギー…………チャージ……!」キュィィィィィ


コナミ「発射ーーーー!」


ドゴォオォァァァオォンン!


バリィンバリィンバリィン!

リビングデッドの呼び声 奈落の落とし穴



「あああ………!」



291: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 02:53:50.29 ID:2dBTI26H0


コナミ「そして俺は、スピードワールド2の効果を発動!」バッ


「ス…スピードワールド2の……?」


コナミ「スピードカウンターを4つ取り除き、手札のスピードスペル一枚につき800Pのダメージを与える!」sc5→1 ピッ


コナミ「俺のスピードスペルは一枚、800のダメージだ!」バッ!


バリリリリリ!!!


「ぐあぁあーーー!」LP1700→900


コナミ「よし………これでお前のLPはディサイシブアームズとワーム・イリダンの攻撃力の差以下になった…」



「ぐ…………ま、まさか………!負ける……!?」



幸子「やってしまいなさい!コナミ!」



「相性が悪かったばっかりに……俺がこんな素人に………!」


コナミ「運が悪かったな!とどめだ!」



コナミ「ディサイシブアームズ!ワーム・イリダンに攻撃だ!」バッ!


ディサイシブ「トドメダーーーーーー!!!」ドゥウゥゥッ!!! 攻3300


イリダン「ぎぇええぇええぇ……………!!」ジュワァアァァ… 攻2000


「ぐああーーーーーーー!!!」ギャギャギャギャ……LP900→0


コナミ「よっしゃーー!プロに勝ったぜ!」


幸子「……奇跡的に相性が良かったからだと思いますわ」



幸子「とにかく、停止後捕獲するのよ!」



314: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 01:11:27.57 ID:U/EG4h5S0

………………………………………………………………………………………………………


黒服「……」ぐぐぐぐ……



「イテテテテテッ!ちょ、優しくしてくれ……!にげないから…!」グギギ………


幸子「ふう、連れて行きなさい」


黒服「はい」


「くそが……!もう少しだったのに…………!」



スタスタスタ………



コナミ「…………行ったか、一件落着だな」



幸子「ええ、手間をかけさせてしまったわね」



コナミ「いいって、前にカードを貰っただろ、そのお礼だ」


幸子「そう言ってくれると気が楽ですわ」


幸子「わたくしも庶民のデッキも少しは強化されているようで安心しましたわ」



コナミ「まあ、シティにはいろんなカード落ちてるからな」


コナミ「そうだ、俺とデュエルするか?この前言ってたろ、リベンジするって」



幸子「………今はやめておくわ、時間もないし」



コナミ「ああ、そう」


315: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 01:17:12.10 ID:U/EG4h5S0


幸子「わたくしはこれからやる事があるので帰ります、また会いましょう庶民」スッ



コナミ「おう、暇な時にはKURUMIZAWAに来てくれよな」



幸子「考えておきましょう」スタスタスタ…………



コナミ「じゃーなー」ブンブン


スタスタスタ…………



コナミ「………さて、まだ日が沈むには時間があるな……」


コナミ「うろついてみるか」ブウゥゥウゥウ…………



コナミ「なんかDホイール調子いいな」



コナミ「ヒャッホホーーーーーー!!」ブウゥーーーーーーーーーン!


………………………………………………………………………………………………………



デュエルアカデミア高等部



ゆま「…………」




ツァンディレ「…………」


先生「試験デュエル、はじめっ!」




316: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 01:27:30.42 ID:U/EG4h5S0




ゆま ツァンディレ「よろしくお願いします!」


…………………………………



ツァンディレ「新六武衆-シエンで攻撃!」ばっ!


シエン「ハアアーー!」ズバッ!



ゆま「あううぅ………!!」LP0 ピーーー



先生「勝負あり!」


ツァンディレ「ふふ………やった!」ぐっ



ゆま「負けちゃいました……」



ツァンディレ「良い勝負だったよ、ボクも危なかったし」



ヤリザ「先行一ターン目に六武の門を発動した者の台詞とは思えませんぞ」にゅっ



ツァンディレ「!」ブンッ ぽんっ


ゆま「えへへ…………また勝負しましょうね」



ツァンディレ「あ、うん、もちろん…」









317: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 01:37:08.44 ID:U/EG4h5S0

…………………………………


ナオミ「裁きの龍で攻撃!」バッ


龍「ぶぉぉぉおおぉ!!!」ゴォォオーーーーー!



ゆま「きゃああぁ………!」LP0 ピーーー



先生「勝負あり!」



ナオミ「よし………」ぐっ



ゆま「うぅ………」



ナオミ「宮田さん、気にする事ないわ、今回は私が勝っただけだからね」



ゆま「そうですね……うう」



ナオミ「あ、帰りに家に寄っていかない?宮田さんの好物のワタポン饅頭用意したんだけど…」



ゆま「また負けちゃいましたぁ………」ブツブツ スタスタスタ…………



ナオミ「……………あ、聞こえてなかった?………」


ナオミ「なかなか可愛い女子を家に連れ込めないわね……やり方変えようか……」ブツブツ…






322: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 01:50:14.96 ID:U/EG4h5S0


そして


先生「今日はここまで、解散!」


ザワザワザワ…


帰りどこか寄っていくー? そうだねー

俺Dホイール試験受かるかな…? 今から練習していくか?

ザワザワザワ


ゆま「……」ガタッ…


トボトボ………


あげは「………ゆまちゃん、なんか元気ないね……」


ひなた「うん、ゆまちゃん今日の試験散々だったから…」


あげは「ああ…………ツァンさんと大庭さんのペアね……」


ひなた「成績トップクラスの二人だから、気を落とす事は無いよって言ったんだけど…結構ダメージ大きいねあれは」


あげは「明日には戻ってるといいけどね……」


………………………………………………………………………………………………………

シティ内陸部



ゆま「………はぁ………悔しいです………」スタスタ



ゆま「私のHEROの……何がいけないんだろう…」スタスタ




323: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 01:57:49.19 ID:U/EG4h5S0


ゆま「うー………もう7連敗中………」


ゆま「はぁ………」スタスタスタ…………



プラシド「おい」



ゆま「?!………私ですか?」


プラシド「そうだ、お前…勝利に飢えてるだろう」



ゆま「え…………?い、いきなりなんですか?そんな」



プラシド「隠さなくて良い、お前は勝利を強く望んでいる…」



ゆま「う…」


プラシド「くく…………こいつをお前に譲ろう」スッ



ゆま「………これって……?」



プラシド「お前のデッキの悪を増大させる仮面だ、お前が勝てないのは甘さが抜けないからだ」


プラシド「こいつを付けてデュエルしてみろ……お前は無敗…………トップにもたてる…!」



ゆま「うぅ…………でも………」



325: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 02:05:49.94 ID:U/EG4h5S0

ゆま「そんな………悪い力に頼って………」



プラシド「勝ちたくはないのか?また負け犬になりたいか?」


ゆま「………………で、でも…」


プラシド「………ち……手間を取らせやがる……もういい」


ゆま「え……?」


プラシド「お前は強制的に手駒になってもらう!この街をカオスに陥れるためにな!」グィィッ



ゆま「きゃっ!や、やめてください……!」


プラシド「はじめから俺は貴様の考えなど知ったことではない!無理やり付けさせてやる!」


ゆま「や、やめて………」ガバッ!


プラシド「ふん……………これでいい」


ゆま「あ……………ぅ……」ズズ…………


プラシド「おい、貴様はなんだ?」



ゆま「私は…………破滅の女神……ダークネスゆま…」



プラシド「っはははは!それでいい、貴様は今から俺の手駒だ!」


………………………………………………………………………………………………………




327: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 02:20:53.00 ID:U/EG4h5S0


次の日


午前8時

コナミアパート


コンッコンッ


ガチャッ


レイン恵「…………」スタスタ


レイン恵「……起きる時間………ん?」



コナミ「ふぁあ…………起きてるよ、そう何度も攻撃で起こされちゃたまんないからな…」ぐぐ……



レイン恵「……意外………貴方が起きてるなんて………」



コナミ「そうかい、俺のことはいいから、アカデミア行って来い」スタスタ ジャーー バシャバシャ


レイン恵「……………なんか…………物足りないけど…………わかった…」


コナミ「物足りないって…………朝に俺を攻撃するのが日課みたいになっちまってるぞ…」


レイン恵「いってくる…………」バタン




コナミ「いってらっしゃーい……今日はバイトだ………ふう」


コナミ「用意するか…」モゾモゾ

329: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 02:28:35.37 ID:U/EG4h5S0


コナミ「………」シャカシャカシャカシャカ


コナミ「……ガラガラガラガラ…ぺっ!」


コナミ「よし、ショップ行くか…」



………………………………………………………………………………………………………



アカデミア高等部


先生「よーし…授業始めるぞー」


あげは「………………ゆまちゃん来てない………」


ひなた「本当だ、どうしたんだろうね?」


ツァンディレ「………」ソワソワ…


ヤリザ「宮田殿来ないでござるね………」



ツァンディレ「そ、そうだね……………昨日やりすぎたかなぁ……」



ヤリザ「いいや、デュエルは真剣勝負…手を抜いたりするとかえって相手を傷つけることになるでござる、ツァン殿はあれで良かったでござるよ」


ツァン「………………う、うるさいし!わかってるよそんな事!」ブンッ



ヤリザ「拙者いい事言ったのになぜー……」ぽんっ





338: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 23:08:09.91 ID:U/EG4h5S0


シティ沿岸部



ゆま「…………」フラ……フラ……


ゆま「………デュエル………デュ……エル…」フラ……フラ……



田中康彦「ん?………何をしてるんだいレディ」


ゆま「…………」


康彦「制服を来ているって事は君は学生だろ?アカデミアに行かないのかい?」


ゆま「デュ……………エル」



康彦「は……?」


ゆま「デュエルを………しましょう…」カシャンッ



康彦「デュエル……?」


康彦「何だって……?ミーとデュエルをしたいのかい?」



ゆま「……………」


康彦「ミーは女の子が相手なら別にいいけど、キミ……なんか変じゃないかい?…」



ゆま「……デュエル!」


康彦「!………あ、ああ………」カシャッ



341: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 23:38:26.52 ID:U/EG4h5S0


………………………………………………………………………………………………………


アカデミア 放課後


あげは「…結局最後まで来なかったね…」


ナオミ「連絡もなしに欠席なんて………宮田さんらしくないわ」


ひなた「うん……ゆまちゃんに何かあったのかな…」



あげは「……で、でも…一日休んだだけでそれは……」



ひなた「……………今日さ、ゆまちゃんの家に行ってみようよ!」



ナオミ「宮田さんの家……」


ひなた「風邪ひいてるだけかもしれないしさ、ね?」


あげは「そうだね、行ってみようよ」


ナオミ「ええ」

スタスタ…………



ツァンディレ「…………」


ヤリザ「ツァン殿は行かないでござるか…?」


ツァンディレ「………だ、だって……ボク…青葉さん達とあまりしゃべった事ないし……」


………………………………………………………………………………………………………



カードショップ


コナミ「あーー……だれもこねぇ…………ひ、ま」



カランカラン


コナミ「お、いらっしゃいませーー」


雪乃「あら?コナミだけなの?」



コナミ「あ、雪乃、店長は今いないぜ」



雪乃「そう」スタスタ

342: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 23:46:42.65 ID:U/EG4h5S0


コナミ「今のオススメは入荷したばかりの戦士族デッキだ、買っていくか?」


雪乃「いえ、今日は買いにきたわけじゃないわ」


コナミ「え?」



雪乃「ここでゆっくりするのも悪くないと思ったのよ」


コナミ「……ここ店なんだけどな」



雪乃「一人も客がいないならいいじゃない、この椅子借りるわよ」


三郎「にゃっ」



コナミ「三郎か、まだ夕飯には早いぞ」


雪乃「あら可愛い」ナデ…


三郎「にーー……」ゴロッ



コナミ「こいつ………初対面の人間には媚を売ってやがる…俺が撫でようとしようものなら猫パンチをかましてくるくせに……」コポコポ…………


雪乃「ふふ…」


コナミ「まあいいや、緑茶でも飲んでいけよ」コトッ


雪乃「いただくわ」ズズ……


コナミ「しかし……………来ないな客………」


シーーーーーン………………


雪乃「アカデミアが終わったし、学生がそろそろ来るわよ」


コナミ「そうかな………?」




343: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/28(日) 23:56:13.11 ID:U/EG4h5S0


ピッ

コナミ「この時間はニュース速報がやってるはずだな」


雪乃「ダーク・シグナーの騒動以降のネオドミノシティは平和ね……」


コナミ「ああ……でも最近はWRGPの開催地って事もあってDホイール関係の事件が起こってるからな…」


………………………………



コナミ「………」ボーー…



雪乃「…………」ボーー…



コナミ「……………ん?今…何時だ?」



雪乃「………え?あ……あら、もう20時……?」スッ



コナミ「マジかよ、居心地が良くてついぼーっとしてたら…」



雪乃「私も……ふふ、家以上に落ち着けるわこの場所は…」



雪乃「もうこんな時間ね……そろそろ帰るわ」ガタッ


コナミ「ああ、事故に気を付けろ」


雪乃「ええ」


TV「速報です、黒薔薇の魔女、再来か?ネオドミノシティ沿岸部で傷害事件が発生しました」


コナミ「……ん?」


344: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 00:03:06.30 ID:5gIqDPXB0



雪乃「傷害事件……?物騒ね…」


コナミ「ていうか……黒薔薇の魔女ってたしか、十六夜の事だったはずだ……」


雪乃「そういえば………まさか、十六夜さんがまた…?」



コナミ「ええ………!?それはないと信じたい…あいつ遊星にあってから落ち着いたし……」ピッピッピッ



プルルルルル………



雪乃「だれに連絡しているの?」



コナミ「十六夜」


ピッ


アキ「コナミ?何の用?」



コナミ「あ、十六夜…お前今日シティ沿岸部に行ったか?」



アキ「え………?今日はアカデミアから帰ってきて、今は遊星達のガレージにいるのだけれど」



コナミ「ああそうか…………わかった、何でもないんだ」



アキ「え?そう、じゃあ切るわね」



ピッブツッ


コナミ「……十六夜のじゃねえな…」


雪乃「そう………つまり……別の…」



345: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 00:12:23.70 ID:5gIqDPXB0


コナミ「ああ、黒薔薇の魔女って言われてるから……多分サイコ・デュエリストだな………」


雪乃「……あ、まさか…コナミが倒した……」



コナミ「……あ、ディヴァイン……!?まさか…」


雪乃「可能性はあるわ…」



コナミ「うう…………ま、とにかく近づかないのが一番だな、沿岸部ってここから結構遠いし」



雪乃「そうね、私の家からも離れてる……関わらないのが懸命ね」



コナミ「俺たちは賢く生きて行こうぜ」


雪乃「……あ、そういえば今日、珍しく宮田さんが休んだのよ」


コナミ「宮田……?あ、ゆまね」



雪乃「あの子の事、何か聞いてないかしら?」


コナミ「いや、しらねぇ」


雪乃「そう、じゃあ……今度こそ私、帰るわね」スッ



コナミ「ああ、じゃあなー」



TV「この事件により、一般男性2人とデュエルアカデミア高等部の女子生徒数名が怪我を負いました」



コナミ雪乃「!!?」



347: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 00:18:36.41 ID:5gIqDPXB0


コナミ「……アカデミア高等部の女子生徒数名………?」



雪乃「何かしら………胸騒ぎがするわ……」



コナミ「いや………女子生徒なんて沢山いるからな……」


雪乃「ええ…………知り合いの可能性は低いわ……大丈夫よね……」



コナミ「………あげはに連絡とってみるか……」ピッピッピッ


プーーーーーーープーーーーーーー………


コナミ「…………………」



雪乃「……………」



コナミ「……………やばいか………?」


雪乃「どうかしら………偶然携帯の電源が入っていないという事も……」



TV「被害にあったのは、田中康彦さん、高橋秀行さん、青葉あげはさん………」



コナミ「沿岸部にいくぞぉおおおぉおおぇあぁあーーーー!!!」ダッ!


雪乃「まさか本当に……!」ダッ



ブオォォーーーーーーーーーーーー!!!!!

349: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 00:27:17.79 ID:5gIqDPXB0


…………………………………………………………………………………………………………………


シティ沿岸部



ブオォォーーーーーーーーーーーー!!!!!


キキキィイイイ!!


コナミ「ふう、着いた!」



雪乃「事件現場は……?」



牛尾「ん?なんだお前ら、こんな時間に、帰って寝る時間だぜ」



コナミ「あ、牛尾!お前事件を調べにきたのか!」



牛尾「ああ、黒薔薇の魔女再来らしいな」


コナミ「怪我人はどうなったんだ?お前も知ってるだろ、あげは達が巻き込まれたんだ」


牛尾「安心しろ、運良く全員軽傷ですんでる……全員病院で二、三日入院すりゃ回復するよ」



コナミ「何だそうか…」


雪乃「安心したわ…」



牛尾「俺は犯人を調べにきたんだ、黒薔薇の魔女をな」


コナミ「なんか分かってんのか?」



牛尾「奴はどうやらデュエルをしかけてくるらしい、そのデュエルが実際のダメージを伴うデュエル……まあ十六夜の力と同じ様なものなんだ」



コナミ「やっぱりサイコ・デュエル…」



350: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 00:33:02.83 ID:5gIqDPXB0


牛尾「しかし……………この様子じゃあ……もうここにはいねえな」


コナミ「逃げたあとか………」



雪乃「しかし……………何の目的で……」


牛尾「さあな………今日は引き上げるか、お前らも帰れ」



コナミ「ああ………」



バタンッ


ブォオオォォォォーーーーー………



コナミ「………牛尾は行ったか…」



雪乃「で?どうするのコナミ…青葉さん達は無事だったみたいだけど……」



コナミ「明日…………病気行ってあげは達に聞いてみるか……今日は帰ろう」


雪乃「そうね………私も同行するわ」



コナミ「お前アカデミアあるだろ?」



雪乃「いいじゃない、友達のお見舞いくらいするわよ」



コナミ「………まあいいや」




351: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 01:44:36.66 ID:5gIqDPXB0


次の日 午前11時


病院


コナミ「あげはは105号室か………こっちだな」スタスタ


雪乃「お見舞いの品、メロンで良かったかしら?」スッ


コナミ「いいだろ、ていうかいいなそれ、俺も食べたい」



雪乃「残念だけど青葉さん達の物だから、コナミにはあげられないわ」スッ


コナミ「ち……………あ、見えたぞあの部屋だ」スタスタ


ツァンディレ「105号室………こ、ここだ………」ドキドキ


ツァンディレ「お見舞いの品…………りんごで大丈夫だよね………うん…」カサッ



ツァンディレ「べ、別にクラスメイトだし…!お見舞いくらい当たり前だし……!」


コナミ「ん?」



ツァンディレ「………………ぁ」



雪乃「………ツァンさん…………?」






364: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 20:24:20.67 ID:5gIqDPXB0



コナミに 「お、ツァンじゃないか、お前も見舞いに来たのか?アカデミア休んで」



ツァンディレ「も、文句あるっ……?」



コナミ「いや、俺は教師じゃないし、どうこう言うつもりはねーよ、入ろうぜ」スタスタ



ツァンディレ「う………うん」スタスタ



雪乃「ツァンさんもニュースを見たの?」



ツァンディレ「藤原さん………まあ、そんなところ…」



雪乃「そう…」


スタスタスタ…………




雪乃(なんか…知らないうちにどんどんコナミの知り合いの女の子が増えてきてない………?)スタスタ…


コンッコンッ


コナミ「入るぞー」ガララ……




あげは「ん……?あ、コナミに藤原さん」


ナオミ「………ああ、アンタね」


ひなた「ん?えーと……誰かな?」


365: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 20:32:04.15 ID:5gIqDPXB0


コナミ「あれ?…あげはだけじゃ無かったか」スタスタ


雪乃「大庭さんと夏乃さんも怪我をしてたのね」スタスタ



ツァンディレ「し、失礼します」おずおず…


ナオミ「あら、藤原さんとツァンさん、お見舞いにきてくれたの?嬉しいわありがとう」ニコッ


コナミ「ナオミ、俺もいるぞ」



ナオミ「ち………あんたは来なくて良かったわ」



コナミ「辛辣すぎる………」


あげは「えーと……ニュースでやってたの?ボク達の怪我のこと」



コナミ「ああ、黒薔薇の魔女にやられたらしいじゃないか」



あげは「…………………うん…」


雪乃「夏乃さん、親族の人達は…?」


ひなた「あ、さっき帰ったよ、入れ違いになった感じ」



ツァンディレ「こ、これ…よかったら…」スッ


ひなた「え、リンゴだ、ありがとー!」カサッ





366: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 20:42:57.85 ID:5gIqDPXB0

…………………………………………………………………………………………………


コナミ「それにしてもお前ら、不運だったな」


雪乃「というか………なんで沿岸部になんて行ったの?」


ひなた「そ、それは……その…」


ナオミ「……」



あげは「じ………実はさ、昨日ボク達ゆまちゃんをさがしてたんだ」


ツァンディレ「…………う…」


ひなた「そ、そうなんだよ………ゆまちゃんの家に行ってみたら昨日から帰ってきてないって言われて…」


雪乃「昨日って…」


ナオミ「つまり試験デュエルがあった日から帰ってないってこと」


コナミ「ふーん」


ツァンディレ「…まさか負け続けたのがショックで………」


あげは「そうかもしれない……ゆまちゃんは悲しいことしまい込むから…」



雪乃「それで?」



ひなた「アタシ達そのあと心配になってさ、探すことにしたんだよ、しらみつぶしに」




367: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 20:50:30.11 ID:5gIqDPXB0


あげは「ゆまちゃんが行きそうなところを回ってみたり、デュエルレーン行ってみたりしたんだけど…見つからなくて」


あげは「そのあと沿岸部に行ってみたんだよ、もしかしたらいるかもしれないと思ってさ」


コナミ「そこで襲われたのか?」



あげは「うん…」


雪乃「ふう…………宮田さん、どこに行ったのかしらね」



ツァンディレ「あ、案外もう家に戻ってたりしてね」


ひなた「………」



あげは「…」



ナオミ「…………ちょっといい?」



コナミ「ん?」


ナオミ「二人が言わないから言うけど…………私達を襲った人が…」



あげは「待って、決めつけは良くないよ…!」


ナオミ「でも…特徴が似てたでしょ?」


あげは「う…………」


ひなた「そ、そんなわけないと思うけどなー……」



雪乃「…?」



コナミ「なに……?話が見えないぞ」


368: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 21:01:10.61 ID:5gIqDPXB0


ナオミ「ああ、話を続けるけど……私達を襲った人………フードをかぶってたからよく分からなかったんだけど……髪の毛の色が栗色で…」


ナオミ「デュエルアカデミアの制服を着ていた………ように見えたのよ」


コナミ「…………栗色…」



ナオミ「あと…身長も小柄で………私のセンサーが働いたし…おそらく女性だった……」


雪乃「アカデミアの制服を着ていたって………」



コナミ「まさか十六夜………」


ナオミ「お姉様がそんなことする訳ないじゃない、人中穿つわよ」


コナミ「あ、はい」


ツァンディレ「………それって………まるで宮田さんの外見…」



ひなた「いやいやー、偶然だって!見間違いかもしれないし、そもそもゆまちゃんにあんな力無かったし」


ナオミ「でもHEROデッキ使っていたじゃない」



ひなた「うぐ……」


雪乃「黒薔薇の魔女はHEROデッキ……?」


シャアアアアーーー!



秀行「おんどりゃぁ!話し声うっさいぞ!病院じゃ静かにせんかいぼけぇ!」


コナミ「なに… !?おっさんの方がうるせーぞ!」


秀行「「ぁん……!?あ、おどれは………」



コナミ「ん……?」


369: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 21:15:19.39 ID:5gIqDPXB0


コナミ「ああ、エーリアンの元プロのおっさんじゃないか」


あげは「え?あ、本当だ」


秀行「いつかのムカつくジャリどもかい…」


秀行「けっまさかこんなところで再開するとはのう…」


コナミ「おっさんも黒薔薇の魔女にやられたのか?」



秀行「………ち、不覚をとっただけじゃあ…いつもならこうはいかん…!」


コナミ「やられたんだ……」


秀行「まさかデュエルのダメージが現実のものになるなんざ………信じられんかった…」



コナミ「それは確かにな」



秀行「わしゃこんなところで寝てる暇はないっちゅーのに…」ゴロン


ゴロン「まあ、慌てないでゆっくり休んでいけよ」



雪乃「あ、私からもこれ、メロン、みんなで食べて頂戴」スッ



ひなた「ええ!?なんか悪いなぁー…すぐ退院なのにこんな……ありがとう!」


ツァンディレ(見舞い品の質で負けてる………!)ガーン


………………………………………………………………………………………………………………………………




372: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 21:22:00.28 ID:5gIqDPXB0

本当に誰だゴロン


コナミのミスでした

376: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 21:37:34.54 ID:5gIqDPXB0


ハイウェイ

ブォオオォォォォーーーーー!!!


コナミ「……」ブォオオォォォォーーーーー



雪乃「………コナミ、シティ沿岸部に行くの………?」ギュー


コナミ「ああ、雪乃はどうする、アカデミアに送ってやろうか?」ブォオオォォォォーーーーー


雪乃「いいえ、一緒に行くわ」



コナミ「そうか、構わないぞ」ブォオオォォォォーーーーー


ツァンディレ「ボクも一緒にいくよ!」ブォオオォォォォーーーーー



コナミ「好きにしろー」



コナミ「ていうかお前、Dホイーラーだったのか!」



ツァンディレ「まあね、移動手段にもなるし放課後暇だったから頑張って練習してライセンスをとったんだ」ブォオオォォォォーーーー



コナミ「へえ…」


コナミ「若いのにやるじゃねーか………放課後暇……?」ブォオオォォォォーーーーー



雪乃「……深くは考えちゃダメ」



ツァンディレ「………く……」ブォオオォォォォーーーーー




379: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 21:50:44.31 ID:5gIqDPXB0


シティ沿岸部


ブォオオォォォォーーーーー

キキキィイイイ!!!


コナミ「ふう…………」


雪乃「着いたわね」



ツァンディレ「ふう…………」



コナミ「ツァン、なかなかの運転だったぜ」



ツァンディレ「ちょっと緊張した、ライダースーツもまだなれないし…」キュッキュッ



コナミ「まあいずれ慣れるさ、さて………探索してみるか」スッ



雪乃「私はあっちを探すわ」スタスタ



ツァンディレ「それじゃあボクはあっちを」スタスタ



コナミ「気を付けろよー」スタスタ


………………………………………………………………



380: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 21:58:15.17 ID:5gIqDPXB0

コナミ「……」キョロキョロ



コナミ「………うーん…誰もいねえな」スタスタ



ツァンディレ「ふう…………」テクテク



コナミ「あ、ツァン、黒薔薇の魔女見つかったか?」



ツァンディレ「いや…全然」



コナミ「そうだよな………ここを中心に行動してるって訳じゃないのかもな」



ツァンディレ「無駄骨だったかも……学校休んで」



コナミ「そういうなよ、とりあえず雪乃と合流しようぜ」スタスタ


ツァンディレ「そうだね」スタスタ


スタスタスタスタ…………



コナミ「ん?………この辺にいるはずだがな………」



ツァンディレ「よく探してみようよ」



コナミ「雪乃ーーーーーー!おーーーい!」



381: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 22:06:39.13 ID:5gIqDPXB0


コナミ「………返事がない」



ツァンディレ「そんな遠くに行ってるのかな……」


コナミ「おーい……」スタスタ…………



雪乃「…」ぐた…



ツァンディレ「………………!!?藤原さん………!」



コナミ「んあ?見つかったか?……………!!あ、雪乃ーーー!」タタッ



雪乃「………」



コナミ「おい、雪乃…!どうした大丈夫か!?」グッ


ツァンディレ「………気絶してるね……外傷はたいした事ないみたいだけど」


コナミ「そうだな………そのうち目覚めるか……………」



雪乃「………」


コナミ「…………………」チラッ


ツァンディレ「……………いま、アンタ…いやらしい目で見たでしょ?」



コナミ「!!?ば、バカ言ってもらっては困る……!」サッ



ツァンディレ「はあー、やだやだ」フリフリ


コナミ「く…とにかく!雪乃は俺が背負って行くから、周りを警戒しろ!」バッ




383: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 22:16:42.48 ID:5gIqDPXB0


ツァンディレ「………そうだね、藤原さんをやった奴がこの辺にいるから……」キョロキョロ


コナミ「ああ………背後警戒怠るな……」スッ


ツァンディレ「言われなくてもわかってるよ…」キョロキョロ



ヤリザ「拙者も手伝うでござるよ…」にゅっ


ツァンディレ「……今回は素直にお願いするよ…」


コナミ「……………………………む!?」



ゆま「…………」ザッザッ…



コナミ「黒いフード…………あいつは…」



ツァンディレ「え…………?まさかあれって……」



ゆま「……」ザッザッ…




コナミ「……………ちらっと見える髪の色は………栗色だな……」



ツァンディレ「ほぼ確定じゃないかな…」


コナミ「お前もそう思うか…………」



387: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 22:27:44.46 ID:5gIqDPXB0


ゆま「…」ザッザッ…



コナミ「おい!止まれお前!」バッ


ゆま「………」ザッザッ



ツァンディレ「……止まる気ないよ…………」


ゆま「………」ピタッ



コナミ「止まった…」



ツァンディレ「……」



ゆま「……」


コナミ「……何者だ……?お前は」


ゆま「………デュエル……」



バサァアッ!!



ゆま「デュエルしましょう………」



ツァンディレ コナミ「!!?」








388: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 22:38:42.56 ID:5gIqDPXB0



ツァンディレ「宮田さん……………!?」


コナミ「おいおいおい…………どうなってんだよ…」



ゆま「私は………破滅の女神………ダークネスゆま!」ドン



ツァンディレ「ダークネスゆま……?」



コナミ「なんだあの仮面は………」



ゆま「さあ…………デュエルしましょう………私と……」



ツァンディレ「デュエルって………やっぱり宮田さんが青葉さん達を……!?」



ゆま「さあ…………早く」ズズズズ……………



コナミ「……………話が通じないな…………なんか様子が変だ……」



ツァンディレ「確かに………藤原さんはどこかで休ませておいた方がいいよ」


コナミ「そうだな」タタタッ


ゆま「……」



ツァンディレ「………」



390: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 22:45:25.92 ID:5gIqDPXB0


………………………………………


コナミ「雪乃はそこに休ませておいた」


ツァンディレ「そう…どうする…宮田さん…」



ゆま「デュエル……………デュエル……」



コナミ「…………ち、仕方ねえな……ここは戦うしかないだろ………」



ゆま「……ふふ」カシャッ



コナミ「ふっ!」カシャッ



ツァンディレ「…………よし、ボクも参加させてもらうよ」カシャッ



ゆま「………二対一……………いいでしょう……………」


ゆま「いきますよ…!」ゴアッ!


ゴオォォォーーーーーー


コナミ「くっ……!」


ツァンディレ「!っ……なに……この圧は…」





394: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 23:00:58.36 ID:5gIqDPXB0


ゆま「私達三人のLPはそれぞれ4000…………ただし、私には二対一のハンデとして手札を倍の10枚もらいます」



コナミ「LPは変わらないで…手札を10枚だと…」



ツァンディレ「……まあ、仕方ないか…!」



コナミ「そうか………よし、それでいいだろう!」バッ



ゆま「ふ、ふふ………いきますよ…!」



コナミ「……!」



ツァンディレ「……よし…準備オッケー!」



「「「デュエル!!」」」



コナミ「先行もらった!ドロー!」シュ 手札6



コナミ「俺は舌魚を召喚!」バッ



《舌魚/Tongyo》 †
通常モンスター
星4/水属性/魚族/攻1350/守 800
他の魚を長い舌で捕まえ、エネルギーを吸収する。



舌魚「ギョッ」


コナミ「カードを2枚セットしてターンエンドだ!」ババッ 手札3



400: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 23:11:00.64 ID:5gIqDPXB0


ゆま「私のターン」シュッ 手札11


ゆま「私は、E・HEROバブルマンを召喚します」バッ


《E・HERO バブルマン/Elemental HERO Bubbleman》 †
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200
手札がこのカード1枚だけの場合、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に
自分のフィールド上と手札に他のカードが無い場合、
デッキからカードを2枚ドローする事ができる。



バブルマン「はぁっ」


ゆま「私もカードを2枚セットします」バッ 手札8



ゆま「ターンエンドです」


ツァンディレ「ボクのターン!」シュッ 手札6


ツァンディレ(バトルロイヤルでは…一巡目は攻撃できない…………)


ツァンディレ(とはいえ……手札は悪くない)


ツァンディレ「よし、永続魔法カード、六武の門を発動!」カッ!


《六武の門/Gateway of the Six》 †
永続魔法(制限カード)
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを2つ置く。
自分フィールド上の武士道カウンターを任意の個数取り除く事で、以下の効果を適用する。
●2つ:フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」または「紫炎」と名のついた
効果モンスター1体の攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。
●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●6つ:自分の墓地に存在する「紫炎」と名のついた効果モンスター1体を特殊召喚する。


ゆま「……」


ツァンディレ「さらに永続魔法、六武衆の結束を発動!」



《六武衆の結束/Six Samurai United》 †
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
また、武士道カウンターが乗っているこのカードを墓地へ送る事で、
このカードに乗っていた武士道カウンターの数だけデッキからカードをドローする




407: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 23:19:24.60 ID:5gIqDPXB0


ツァンディレ(よし……!門と結束……この二つを使って……)


ツァンディレ「ボクは真六武衆ーカゲキを召喚!」バッ



《真六武衆-カゲキ/Legendary Six Samurai - Kageki》 †
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 200/守2000
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の
「六武衆」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「真六武衆-カゲキ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。

カゲキ「任せいっ」


ツァンディレ「カゲキの効果を発動、手札から六武衆の影武者を特殊召喚する!」バッ



《六武衆の影武者/Kagemusha of the Six Samurai》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。


影武者「ふう…………」


コナミ「一ターンでチューナーと飛チューナーを揃えたか…!」


ツァンディレ「さらに!この瞬間六武の門と六武衆の結束に武士道カウンターが乗る!」バッ


六武の門カウンター×4

六武衆の結束カウンター×2


ツァンディレ「ここで………」


ゆま「この瞬間速攻魔法を発動します、マスク・チェンジ!」バッ




《マスク・チェンジ/Mask Change》 †
速攻魔法
自分フィールド上の「HERO」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地へ送り、
選択したモンスターと同じ属性の「M・HERO」と名のついた
モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。



410: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/29(月) 23:32:23.60 ID:5gIqDPXB0

ツァンディレ「!マスク・チェンジ……!?」


ゆま「この効果により、バブルマンを墓地に送り、同じ属性のM・HEROを特殊召喚します…!」


バブルマン「ふ」シュンッ



コナミ「変身するのか……!」


ツァンディレ「く………!」


ゆま「M・HEROアシッドを特殊召喚!」バッ



《M・HERO アシッド/Masked HERO Acid》 †
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2600/守2100
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊し、
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。


アシッド「ずあああぁ……!」ドンッ



コナミ「攻撃力2600だと…」


ゆま「さらにアシッドが特殊召喚に成功した時、相手の魔法トラップをすべて破壊します、Acid rain」!」バッ



ザバアァアアーーーーンンンンン!!!

バリィンバリィン

ツァンディレ「な………!?六武の門と六武衆の結束が……!」


コナミ「ああ……!俺のカードも……」女神の加護 トラスト・チェーン


ゆま「さらに相手モンスターの攻撃力を300Pダウンさせます」


ツァンディレ「くっ……!」


舌魚攻撃力1050 カゲキ 攻撃力1400 影武者攻撃力100



431: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 00:30:42.12 ID:SdE7xsaB0


ツァンディレ(なんてこと………ボクのデッキのキーカードが対策されていた…)


ゆま「ふふふ……」


ツァンディレ(いつもの宮田さんじゃないね……)


コナミ「おいツァン……なんとかなるか……?」



ツァンディレ「………当たり前」



ツァンディレ「ボクは☆3のカゲキに☆2の影武者をチューニング!」バッ!


☆3+☆2=☆5 カッ!


コナミ「シンクロ召喚…か!」


ツァンディレ「いでよ!真六武衆ーシエン!」バッ!



《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai - Shi En》 †
シンクロ・効果モンスター(制限カード)
星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。
その発動を無効にし破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。


シエン「しゃああ!」


ゆま「………」




433: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 00:47:20.79 ID:SdE7xsaB0


コナミ「攻撃力2500か……おしい…アシッドの2600にわずか及ばず…!」


ツァンディレ「ふん、そんなことはわかってるよ、カードを一枚セット!」バッ


ツァンディレ「ターン終了」手札1


コナミ「……よし、俺のターン!」シュッ 手札4


ツァンディレ「このターンから攻撃ができる、アンタがアシッドを倒しちゃえばそれが一番だよ」


コナミ「そうだな……俺はジェネクス・ニュートロンを召喚!」バッ


《ジェネクス・ニュートロン/Genex Neutron》 †
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1800/守1200
このカードの召喚に成功したターンのエンドフェイズ時に発動できる。
デッキから機械族のチューナー1体を手札に加える。




ニュートロン「参上ダゼ」



コナミ「……カードを一枚セットする………ターン終了だ!」バッ



ツァンディレ「!?ちょっと、結局倒せないんじゃん!」



コナミ「そう簡単に行くか!俺だって倒せるもんなら倒したかったわ!」


コナミ「だが、この瞬間ジェネクス・ニュートロンの効果を発動!バッ


ニュートロン「ジェネコン君ネー……ホレッ」ぽいっ


コナミ「このモンスターが召喚したターンのエンドフェイズにデッキの機械族チューナーを手札に加えることができる」パシッ


コナミ「ジェネクス・コントローラーをサーチ!」手札3






434: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 00:57:20.52 ID:SdE7xsaB0


ツァンディレ「サーチか……随分のんびりしてるね…」


ゆま「なら私のターン」シュッ 手札7


コナミ「ここで俺のトラップを発動!」フィッシャーチャージ!」バッ


《フィッシャーチャージ/Fish Depth Charge》 †
通常罠
自分フィールド上の魚族モンスター1体をリリースし、
フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。


ゆま「!…」


コナミ「俺の舌魚をリリースする事でアシッドを破壊する!」


舌魚「さよならギョッ」シュンッ



アシッド「ぅずああーーー!?」ドーーン!



ツァンディレ「おお!しかもフィッシャーチャージはカードを一枚ドローできる!」


コナミ「その通り!はははは!」シュッ 手札4


ゆま「く…………!」


ツァンディレ「少しはやるじゃない」



コナミ「まあな」


ゆま「……私は魔法カードサイクロンを発動します」バッ



《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。



ツァンディレ「む……!」



ゆま「ツァンさんのセットカードを破壊!」


ゴォォォーーーーーーー!!


ツァンディレ「ふふ、甘いね!ボクのフィールドのシエンの効果を発動!」バッ



シエン「キェエエエーーーー!」バキィィン!


ツァンディレ「一ターンに一度魔法トラップカードの発動を無効にして破壊する!」


コナミ「セットカードを守ったか…!」

435: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 01:06:27.85 ID:SdE7xsaB0


ツァンディレ「よし……シエンがいる限り、宮田さんの動きは鈍くなる…」


ゆま「………ふ、ツァンさん、そんな早くその効果を使うのはいかがなものでしょう?」


コナミ「なにぃ………?」



ツァンディレ「……………」


ゆま「私はシエンの効果を忘れたわけじゃありません、今のサイクロンは囮です」


ゆま「ミラクル・フュージョンを発動!」バッ


《ミラクル・フュージョン/Miracle Fusion》 †
通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって
決められたモンスターをゲームから除外し、「E・HERO」という
名のついた融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)



コナミ「ミラクル………?墓地融合だと……?!」



ツァンディレ「…何を出す気………?」


ゆま「私は墓地のバブルマンとアシッドを除外し融合……!」バッ


グニャァアアアァァ……



ゆま「E・HEROアブソルートZeroを融合召喚!」バシッ




《E・HERO アブソルートZero/Elemental HERO Absolute Zero》 †
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する
「E・HERO アブソルートZero」以外の
水属性モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。


アブソルート「はあああ!」シュバッ



437: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 01:18:22.66 ID:SdE7xsaB0

コナミ「く………簡単に上級モンスターが出てくるな…!」


ツァンディレ「アブソルートZero……嫌なやつが現れたね……」


ゆま「さて…………攻撃の前に………手札のE・HEROキャプテン・ゴールドを墓地に捨てて効果を発動します!」シュッ




《E・HERO キャプテン・ゴールド/Elemental HERO Captain Gold》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 800
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「摩天楼 -スカイスクレイパー-」1枚を手札に加える。
また、フィールド上に「摩天楼 -スカイスクレイパー-」が存在しない場合、
このカードを破壊する。


ゆま「デッキから摩天楼ースカイスクレイパーーを手札に加える事ができる」シュッ


コナミ「摩天楼…?」


ゆま「私はE・HEROエアーマンを召喚!」バッ


《E・HERO エアーマン/Elemental HERO Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールド上の
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊できる。
●デッキから「HERO」と名のついたモンスター1体を手札に加える。



エアーマン「ブーーーン!」


コナミ「またヒーローが増えたぞ」


ゆま「エアーマンの召喚に成功した事で、デッキからE・HEROオーシャンを手札に加えます」シュッ


ゆま「フィールド魔法、スカイスクレイパー発動……!」カシャンッ



438: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 01:29:26.65 ID:SdE7xsaB0

ゴゴゴゴゴォゴゴゴゴゴゴォゴ……………!!!!!!


コナミ「うぉぉ……!?なんだなんだ………!?高層ビルが生えてきやがった……!」


ツァンディレ「ハデなフィールドだね………!」



ツァンディレ「…このフィールドがある限り、E・HEROが攻撃力で勝るモンスターを攻撃する場合、攻撃力をダメージ計算時のみ1000Pアップする……」



《摩天楼-スカイスクレイパー-/Skyscraper》 †
フィールド魔法
「E・HERO」と名のつくモンスターが攻撃する時、
攻撃モンスターの攻撃力が攻撃対象モンスターの攻撃力よりも低い場合、
攻撃モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ1000ポイントアップする。



ゆま「その通り」



コナミ「なんだと……ずるいじゃねーか……!」



ゆま「これで……エアーマンがシエンを破壊できますね、ふふ」



ツァンディレ「うく………狙いはボクか…………!」


ゆま「いきますよ……!エアーマンでシエンを攻撃!」バッ



エアーマン「ブーーーーーーーーーン!」ギュオッ! 攻1800→2800


シエン「ぬぅ……!?」攻2500


ツァンディレ「来た…………でも簡単にはいかないよ!トラップカード、発動!」カチッ



《六武派二刀流/Six Style - Dual Wield》 †
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターが、表側攻撃表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体のみの場合に発動する事ができる。
相手フィールド上に存在するカード2枚を選択して持ち主の手札に戻す。




439: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 01:40:44.58 ID:SdE7xsaB0


むま「う…!?」


ツァンディレ「ボクのフィールドに六武衆モンスターが攻撃表示で一体だけいる場合、相手のカードを2枚手札に戻す事ができる!」


コナミ「よし…!ゆまのモンスターを無力化できる…!」



ツァンディレ(アブソルートZeroはフィールドを離れた時にこちらのモンスターを道ずれにする……しかし…)


ツァンディレ(次のボク達のターンでモンスターを出し、総攻撃で4000Pは削れるはず……ならモンスターは邪魔…!)


ツァンディレ「宮田さんのフィールドのエアーマンとアブソルートZeroを手札に戻すよ!」バッ



シエン「シャアアー!」シュバアアッ!


コナミ「行ったーーー!!」



ゆま「こちらだって簡単にはいきません、手札から速攻魔法を発動、マスク・チェンジ!」バッ


ツァンディレ「え………?!また…!」




《マスク・チェンジ/Mask Change》 †
速攻魔法
自分フィールド上の「HERO」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地へ送り、
選択したモンスターと同じ属性の「M・HERO」と名のついた
モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。


ゆま「対象になったアブソルートzeroを一手早く墓地に送ります」シュッ


ゆま「変身召喚!M・HEROヴェイパー!」バッ




《M・HERO ヴェイパー/Masked HERO Vapor》 †
融合・効果モンスター
星6/水属性/戦士族/攻2400/守2000
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードはカードの効果では破壊されない。



ヴェイパー「ウリャーーー!」



440: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 01:51:51.23 ID:SdE7xsaB0


ゆま「ふ、ふふふふ」手札4


ツァンディレ「六武派二刀流が躱された……!」



ゆま「エアーマンは効果を受けたので手札に戻しますね」シュッ手札5


ゆま「そして、アブソルートZeroの効果を発動!相手モンスターをすべて破壊する!」



ズバァァアアーーーーーーーーー!!!!!!!


コナミ「ええぇーーーー!!?」


シエン「グ………!スマヌ…!」ドォォォン!


ジェネクス・ニュートロン「ぐっええええぇ!」ドォォォン!



ツァンディレ「シエン……………」


ゆま「バトルをする場フェイズを続行します、ヴェイパーでツァンさんにダイレクトアタック、フリアティクエクスプロージョン!」バッ


ヴェイパー「カアアーー!」シュバアッ 攻2400


ツァンディレ「く……」LP4000



コナミ「ツァン!守れ!これが危険なデュエルだって事を忘れたかー!!」



ツァンディレ「!!」バッ


ゴアァァアアーーーーーー!!!!


ツァンディレ「!!?あぐううぅうううぅ………!!!!!」ドシャアアァァァッ!! LP4000→1600






441: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 01:55:30.46 ID:SdE7xsaB0
ミス

ゆま「バトルをする場フェイズを続行します」←なんだこれ


ゆま「バトルフェイズを続行します」
でした

442: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 02:05:11.44 ID:SdE7xsaB0


コナミ「ああ!ツァンがぶっ飛ばされた……!」



ツァンディレ「あぐ…………………ぅ…」ぐぐ………


コナミ「大丈夫か……!?」タタッ


ゆま「あはははは………!」


ツァンディレ「く…………へ…へっちゃら…!」グググ……


ツァンディレ「ハァ………く、ゲホッ…」


コナミ「無理すんな……それにしてもゆま、人の怪我を笑うとは…………」



ツァンディレ「み、宮田さんは…………そんな事しないよ……………」



コナミ「…そうだな………やっぱり…操られてんのか………?」


ゆま「ふふ、私はカードを一枚セットしてターン終了です!」バッ 手札3


ツァンディレ「……ゴホ…ボクのターン……!」シュッ 手札2


コナミ(ツァンがピンチだ…………フィールドがガラ空きで手札は2枚しかねえ…)


ツァンディレ「………カードを、二枚セット………!」バッ 手札0


ツァンディレ「ターン……エンド…」


コナミ「俺が何とかしなくては……!ドロー!」シュッ 手札5






444: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 02:23:28.37 ID:SdE7xsaB0


コナミ「だが…………ヴェイパーは効果で破壊できない特殊なモンスター………ディヴァインの野郎の切り札と同じか………」


ツァンディレ「フゥ…………ふう…………」



コナミ(これ以上のツァンへのダメージはマジに危ない……)


コナミ(二枚の伏せカードか……)


コナミ「関係ねーよ………魔物の狩人を召喚!」バッ


《魔物の狩人/Kojikocy》 †
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1200
人を狩る凶悪な狩人。岩をも砕く強い力を持つ。


狩人「ぉうう」


ツァンディレ「………だめだ………」



ゆま「コナミさん、そんなモンスターで何をする気ですか……?」



コナミ「どうするかって……?こうするのさ」スッ



コナミ「魔法カード発動、鹵獲装置!」バッ



《鹵獲装置/Creature Seizure》 †
通常魔法
お互いが自分フィールド上モンスターを1体ずつ選択し、
そのモンスターのコントロールを入れ替える。
ただしこのカードのコントローラーは自分フィールド上に
表側表示で存在する通常モンスターを選択しなければならない。


ゆま「鹵獲装置………!?」



454: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 22:20:10.45 ID:SdE7xsaB0

ズズズズ……………!


ツァン「こ………の、機械は…?」


コナミ「この効果により、俺のフィールドの通常モンスターと相手のフィールドのモンスターのコントロールを入れ替える!」


ゆま「コントロールを………」



コナミ「俺の魔物の狩人とゆまのヴェイパーを交換させてもらう!」


ジジジジ……!!!


ヴェイパー「……………」シュンッ


魔物の狩人「…」シュンッ



コナミ「これでヴェイパーは俺のものだ!」



ゆま「くぅ…………」



ツァン「よし…!ヴェイパーはカード効果で破壊されない……」



コナミ「いくぞ!ヴェイパーで魔物の狩人を攻撃!フリアティクエクスプロージョン!」バッ



ヴェイパー「ハーーー!」ゴアッ 攻2400



狩人「………え?」攻1500



ズァアアーーーー!



ゆま「あぅう…………!」攻4000→3100 ゴゥウウッ




460: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 22:40:33.78 ID:SdE7xsaB0


ゆま(くぅ…………セットカードの一枚、聖なるバリアは通用しない…)


コナミ「よし……カードを2枚セットして……ターン終了!」手札1


現在状況

コナミ 手札1 M・HEROヴェイパー リバースカード2 LP4000

ツァン 手札0 リバースカード2 LP1600

ゆま 手札3 リバースカード2 スカイスクレイパー LP3100




ゆま「ぬぅ…………ドロー!」シュッ 手札4


ツァン「……宮田さんの手札は確実に減ってきてる……あと一息…!」



ゆま「まだ………!E・HEROエアーマンを召喚!」バッ



《E・HERO エアーマン/Elemental HERO Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールド上の
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊できる。
●デッキから「HERO」と名のついたモンスター1体を手札に加える。



エアーマン「ブーーーン!」

ゆま「エアーマンの召喚に成功したため、デッキからE・HEROフォレストマンを手札に加えます」シュッ 手札4



ゆま「魔法カード、融合を発動!」バッ



《融合/Polymerization》 †
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する。

465: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 22:50:17.62 ID:SdE7xsaB0


コナミ「また合体………」



ゆま「手札のE・HEROオーシャンとフォレストマンを融合………!」グニャァアアアァァ


ゆま「二体目のアブソルートZeroを召喚!」バッ


《E・HERO アブソルートZero/Elemental HERO Absolute Zero》 †
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する
「E・HERO アブソルートZero」以外の
水属性モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。


アブソルート「はあぁ!」


ツァン「………厄介な…」


コナミ「攻撃力2500か…」


ゆま「さらに、融合回収を発動!」バッ



《融合回収/Fusion Recovery》 †
通常魔法
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、
融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。


ゆま「融合カードとE・HEROフォレストマンを再び手札に」シュッ 手札3


ゆま「私は…………融合を発動!」バッ


コナミ「おいおいおい……!」


ゆま「フィールドのエアーマンと手札のフォレストマンを融合!」グニャァアアアァァ……



467: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 23:04:02.93 ID:SdE7xsaB0


ゆま「………E・HEROGreatTORNADOを召喚!」バッ



《E・HERO Great TORNADO

/Elemental HERO Great Tornado》 †
融合・効果モンスター
星8/風属性/戦士族/攻2800/守2200
「E・HERO」と名のついたモンスター+風属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが融合召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在する
全てのモンスターの攻撃力・守備力を半分にする。



TORNADO「ブーーーーーーーーーーーーーン!!」



ツァン「こ、このモンスターは………!?」


ゆま「このモンスターの融合召喚成功時、相手のモンスターは攻撃力守備力が半減する!ダウンバースト!」バッ


ヴェイパー「うぉおぉ!?」攻撃力1200 ギュルルルルルルル



コナミ「げぇ……!ヴェイパーが………!」


ゆま「これで………敵はいない…………!」


コナミ「ヤバイ………、俺はともかく……ツァンは……!」



ツァン「…………く………」LP1600


ゆま「バトルフェイズ!アブソルートZeroでヴェイパーを攻撃!」


アブソルート「はあ!」攻撃力3000


ツァン「!?アブソルートZeroの攻撃力が上がってる………ヴェイパーが水属性だからか……!」


コナミ「くそ……!トラップカード発動!逆さ眼鏡!」カチッ


《逆さ眼鏡》 †
通常罠
フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの攻撃力を
エンドフェイズ時まで半分にする。


468: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 23:16:04.51 ID:SdE7xsaB0

ヴェイパー攻撃力600


アブソルート攻撃力1500



ゆま「関係ありません!瞬間氷結!」バッ


ズギャァーー!


コナミ「がはっ……!」LP4000→3100 ゴゥウウッ


ツァン「だ、大丈夫……!?」



ゆま「人の心配をしている暇はありませんよ、Great TORNADOでツァンさんにダイレクトアタック!スーパーセル!」バッ


TORNADO「ブゥゥゥウゥーーーン!」ギュルルルルルルル 攻1400


ツァン「!?あぁーーーーーー!」LP1600→200 ドォーーーーーーーーン!


ズシャアアアア………!!


ツァン「う………ぐ………」


ゆま「……LPが妙に残っちゃいましたね…ターン終了です」手札1


ツァン「………ぅ……」


コナミ「…………ツ、ツァン……」




ゆま「ツァンさん、あなたのターンですよ?」


ツァン「く…………」ズリ……

469: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 23:29:48.23 ID:SdE7xsaB0

ゆま「立てないデュエリストにターンは回ってきませんよ?」


コナミ「ちょ、少しくらい待てや!」



ツァン「負ける…もんか…」ズリ……


コナミ「おお、立てたか…」



ツァン「ボクの…ターン……!」シュッ 手札1


ツァン「く………」フラッ


ツァン(ど、どうする………アブソルートZeroは道ずれにしてくる…………)



ツァン(今……引いたカードと…………伏せカード2枚………これで何とかする……!…)


ツァン「……………リバースカードをオープン、諸刃の、活人剣術……!」カチッ



《諸刃の活人剣術/Double-Edged Sword Technique》 †
通常罠
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター2体を選択し、
表側攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊され、
自分はその攻撃力の合計分のダメージを受ける。



ツァン「ボクは……墓地の真六武衆ーシエンと…………六武衆の影武者を……特殊召喚……!」バッ



《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai - Shi En》 †
シンクロ・効果モンスター(制限カード)
星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。
その発動を無効にし破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。



《六武衆の影武者/Kagemusha of the Six Samurai》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。

470: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 23:40:24.36 ID:SdE7xsaB0


ゆま「……」


ツァン「さらに……六武衆ーヤリザを……召喚!」バッ



《六武衆-ヤリザ/The Six Samurai - Yariza》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 500
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。


ヤリザ「任せるでござるっ」シュンッ


ツァン「く……………」



ヤリザ「ツァン殿、拙者に任せて下されっ!」


ツァン「…ハァ………今は……しんどいから…話しかけないで……ハァ…」


ヤリザ「………スマヌ…!」


コナミ「ツァンの場にモンスターが三体……………!」



ゆま「それで、どうするんですか?」


ツァン「バトルフェイズ……!ヤリザ、行ってきて……!」バッ



ヤリザ「いくでござるっ!」ダッ!


ゆま「え…?」



コナミ「ヤリザの攻撃力は1000だぞ……!」



ツァン「……ヤリザは………他の六武衆がいる時……ダイレクトアタックができる……!」



474: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/31(水) 23:56:39.91 ID:SdE7xsaB0





ゆま「トラップカード発動、聖なるバリアーミラーフォース!」カチッ


《聖なるバリア-ミラーフォース-/Mirror Force》 †
通常罠(準制限カード)
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。

キィィン!


コナミ「モンスター破壊のトラップだ!」


ツァン「シエンの効果を………!発動…!一ターンに一度、魔法トラップの発動を……無効にする…」」バッ



シエン「ゆけぇぇ!ヤリザ!邪魔はさせぬ!」バキィイン!


ヤリザ「はあー!」ズバッ


ゆま「く………!」LP2100 ビリリ………


ヤリザ「よし、やったでござる!ツァン殿…!」スタッ


ツァン「………ご苦労様………」



ゆま「ふん……………しかし、この程度……」



ツァン「まだまだ……!魔法カード…発動、六武式三段衝……!」カチッ



《六武式三段衝/Six Strike - Triple Impact》 †
通常魔法
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で3体以上存在する場合、
以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
●相手フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
●相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。



475: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 00:05:32.92 ID:FjnURtJg0


ゆま「…?」


コナミ「それは……」


ツァン「ボクの場に……六武衆が…三体以上いる時………三つの効果を選んで発動できる……………!」


ツァン「………相手の…モンスターを全滅する効果を…………発動……!」


ゆま「私のモンスターを……全滅…!?」


コナミ「だ、だか………アブソルートZeroは道連れ効果を…」


ツァン「………………コナミ…」



コナミ「ん?」


ツァン「後は………よろしくね」スッ


コナミ「なんだと……?」



ギュアァアアアアア!!



ゆま「く……………!させません、トラップ発動!亜空間物質転送装置!」カチッ



《亜空間物質転送装置/Interdimensional Matter Transporter》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
このターンのエンドフェイズ時までゲームから除外する。



476: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 00:15:35.93 ID:FjnURtJg0


ツァン「…………く…?!」


ゆま「アブソルートZeroを除外…!」


グニャァアアアァァ


コナミ「野郎……!逃げやがった…!」



ゆま「アブソルートZeroの効果は除外されても発動します!相手モンスターを全破壊!」バッ


ツァン「くうう……………三段衝……発動ぉ………!」バッ



TORNADO「ぐおおーーー!」ドーーン!


シエン「グァァ……!」


影武者「がはぁ…!」


ヤリザ「ぎゃーーーー!」


ギュウゥゥーーーーーーーン!


シュウゥ…………


コナミ「フィールドが焼け野原になった…………!」



ツァン「アブソルートZeroを…仕留め損なった………!」


ゆま「ふぅ……………」



ゆま「さあ、ツァンさん、どうします?」



ツァン「…………」


コナミ「どうするって………手札もフィールドも空のツァンに………何ができるんだよ」


493: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:19:52.68 ID:FjnURtJg0


ツァン「…………っ…」フラッ


ドサッ


コナミ「!おい、ツァン………」


ツァン「……………ご……ごめん…」ズリ……



コナミ「ボロボロじゃねーか、もういい、寝てろ!」


ゆま「放棄ですか……?それならこれからツァンさんのターンはスキップさせてもらいますよ」


コナミ「なに………?」


ツァン「………ターン…終……了…」LP200 手札0



ゆま「エンドフェイズにアブソルートZeroは帰ってきます」


グニャァアアアァァ


アブソルート「はあっ」


ツァン「……く」ガクッ



コナミ「くそ……………俺のターン!」シュッ 手札2 LP3100


コナミ「俺が決める………!終わらせてやるぜ…」



ゆま「できますか?」



496: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:38:29.88 ID:FjnURtJg0


ゆま「アブソルートzeroはリセット効果がある……手札2枚で倒せると……?」



コナミ「やらなくちゃなんねえだろ、ツァンが漢を見せたんだ…………」



コナミ「ジェネクス・コントローラーを召喚!」バッ



《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。



ジェネクス「ウィーン」


ゆま「チューナーモンスター……しかし一体では何もできませんよ」


コナミ「行け、ジェネクス・コントローラー!アブソルートzeroを攻撃だ!」バッ



ゆま「!?」



コントローラー「ウィーン!」攻1300


アブソルート「かあぁ!」攻2500



コナミ「トラップ発動、窮鼠の進撃!」カチッ



《窮鼠の進撃/Attack of the Cornered Rat》 †
永続罠
自分フィールド上に存在するレベル3以下の
通常モンスターが戦闘を行う場合、
そのダメージステップ時に100の倍数の
ライフポイントを払って発動する事ができる。
このターンのエンドフェイズ時まで、
戦闘を行う相手モンスター1体の攻撃力は払った数値分ダウンする。



ゆま「!それは…」


497: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:48:25.80 ID:FjnURtJg0


コナミ「俺の☆3以下の通常モンスター戦闘時に発動できる、俺がLPを払った分だけアブソルートZeroの攻撃力を下げる!」



コナミ「俺のLP2500を持って行け!」LP3100→600 ピーーー


アブソルート「うぉおお………!?」攻0


ゆま「アブソルートzeroの攻撃力が0に……!」


コナミ「くらえぁーーーーーーーーー!!!」


ドゴォォオオォーーン!!



ゆま「ぐうぅぅぅう………!!!」LP2100→800


コナミ「よっしゃー!倒した………!」



ゆま「ぐ………しかし…アブソルートzeroはジェネクス・コントローラーを道ずれにします!」バッ



バシャアァアーーー!!


コントローラー「ギギギィィ……!!」ドガァアン!!



コナミ「く……………」LP600



ゆま「…………お互い……LPが1000を下回りましたね………!」LP800



コナミ「ああ………そろそろ……決着だぜ…………!」


498: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:58:26.26 ID:FjnURtJg0



コナミ「お前の手札は1枚……次のドローで2枚……フィールドは空…………」



コナミ「俺を………倒せるかな……?しつこいぜ……?俺は………!想像以上にな…!」



ゆま「……コナミさんは手札1枚じゃないですか、それで守れると…?」



コナミ「……試してみろ、カードを一枚セットしてターン終了!」バッ 手札0



ゆま「私のターン!」シュッ 手札2


コナミ「…………」



ツァン「………く…………」ズリ……



ゆま「…………リバース除去カードが引ければ良かったのですけど…………運がいいですね」



ゆま「E・HEROボルテックを召喚!」バッ



《E・HERO ボルテック/Elemental HERO Voltic》 †
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1000/守1500
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
ゲームから除外されている自分の「E・HERO」と名のついたモンスター1体を
選択して自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


ボルテック「カァァアーー!」




499: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/02(金) 00:09:04.07 ID:Iov12VFq0


コナミ「モンスターを引いたか………!」



ゆま「この攻撃………躱せますか?」



ツァン「ま………………まずぃ…………宮田さんの…攻撃…を……!」



コナミ「……」



ゆま「ボルテックでコナミさんにダイレクトアタック!ボルテック・サンダー!」バッ



ボルテック「カァァアーー!」バチバチバチバチッ! 攻1000



ツァン「コ………コナミ…………!…」



コナミ「甘いぜ、トラップ発動!ピンポイント・ガード!」カチッ




《ピンポイント・ガード/Pinpoint Guard》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはそのターン、
戦闘及びカードの効果では破壊されない。



ゆま「ピンポイント・ガード…………!?」



コナミ「俺は墓地の☆4以下のモンスターを守備表示で特殊召喚する!現れろ!ジェネクス・コントローラー!」バッ



501: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/02(金) 00:25:23.34 ID:Iov12VFq0


コントローラー「ウィーン!」 守1200


ゆま「く…………ボルテックでは倒せない……」



コナミ「ピンポイント・ガードで召喚されたモンスターはこのターン破壊できないけどな」


ゆま「………しのがれましたか……カードを一枚セットしてターン終了です!」バッ 手札0


ツァン「………ボ……ボク…のターン……」


ゆま「ツァンさん、あなたにターンは回ってきませんよ」



ツァン「………………く……そぉ………」



コナミ「ツァン、休んでろ!このターンで決着だ!」シュッ 手札1



コナミ「俺はグレイヴ・オージャを召喚!」バッ




《グレイヴ・オージャ/Grave Ohja》 †
効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1600/守1500
自分フィールド上に裏側守備表示モンスターが存在する限り、
このカードを攻撃対象に選択する事はできない。
自分フィールド上のモンスターが反転召喚する度に、
相手ライフに300ポイントダメージを与える。


オージャ「ゴアアアア……!」


ゆま「攻撃力1600………!」



コナミ「お前を正気に戻してやる、ジェネクス・コントローラーを攻撃表示に変更!」



コナミ「ジェネクス・コントローラーでボルテックを攻撃!」バッ!




503: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/02(金) 00:31:22.66 ID:Iov12VFq0



コントローラー「ウィーン…!」攻1400


ボルテック「カァァア……!」攻1000



ツァン「決まった……………!」



ゆま「終わりません!速攻魔法を発動、収縮!」カチッ




《収縮/Shrink》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズ時まで半分になる。



ゆま「ジェネクス・コントローラーの攻撃力を半減して返り討ちにします!」



コントローラー「ウィィィ」攻1400→700


コナミ「逃がしはしないぜ!窮鼠の進撃の効果を発動!」バッ!



《窮鼠の進撃/Attack of the Cornered Rat》 †
永続罠
自分フィールド上に存在するレベル3以下の
通常モンスターが戦闘を行う場合、
そのダメージステップ時に100の倍数の
ライフポイントを払って発動する事ができる。
このターンのエンドフェイズ時まで、
戦闘を行う相手モンスター1体の攻撃力は払った数値分ダウンする。



ゆま「くぅうぅぅ…………!」



コナミ「俺のLP……ギリギリまで持って行きやがれ!」バッ LP600→100


ボルテック「カァァア……………!?」攻1000→500



ツァン「再逆…………転…………!」


ゆま「そんな………!」



505: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/02(金) 00:36:23.96 ID:Iov12VFq0



ドガァアン!!


ゆま「あううぅ………!!」LP800→600 ズアアッ



コナミ「そして、最後の攻撃はグレイヴオージャ…………」


オージャ「グォォォオ……」攻1600



コナミ「攻撃ー!」バッ



ドォーーーーーーーーン!



ゆま「きゃああぁーーーーーー!!!!」LP600→0 ピーー


ドォォォォオオオオーーーーー!



カラアンッ!



コナミ「やった!………ん、仮面が外れた………」



ゆま「あうぅ………!」ドサッ












506: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/02(金) 00:42:34.85 ID:Iov12VFq0

………………………………………………………………………………



プラシド「……………ちっ使えん奴め…あんなゴミ共に遅れを取とるとは…」



プラシド「……まあいい………これは遊びにすぎない……重要なのはゴースト……」



ルチアーノ「プラシド、こんなところにいたんだ、探したよ」



プラシド「……ルチアーノか、何のようだ?」



ルチアーノ「お前が送り込んだゴースト、あれ、破壊されたぞ、ヒャーーーハハハハ!!」



プラシド「なに………?ゴーストが………」



ルチアーノ「ホセからの連絡じゃ、不動遊星ってやつにやられたらしいよ」



プラシド「……少しは骨のあるやつがいるみたいだな」



ルチアーノ「くく……それにしても……プラシドの考えることって大体うまくいかないよね、ヒャハハハ!!」



プラシド「チ………次の手は考えてある」



ルチアーノ「へぇー、くく、楽しみにしてるよ」



グニャァアアアァァ……






507: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/02(金) 00:50:47.41 ID:Iov12VFq0

………………………………………………………………


コナミ「ツァン、大丈夫か」スタスタ



ツァン「あ、うん、少し座ってたら随分楽になったよ」



コナミ「そうか、ゆまはこの仮面に洗脳されてたらしい」カランッ



ツァン「この仮面…………さっさと捨てちゃいなさいよ」


コナミ「まあ、ゆまと雪乃が目覚めるまで待とうぜ」


雪乃「………………ぅ………?ここは…」ムクッ



コナミ「あ、言ったそばから、大丈夫か雪乃」



雪乃「……コナミ…私は…?」



コナミ「黒薔薇の魔女にやられたんだよ」



雪乃「………………!あ、そういえば……!」



コナミ「安心しろ、そいつは倒した、もう危険はないから」



雪乃「倒したっ………て、あなた達ボロボロじゃない…」



コナミ「大変だったんだよ」



ツァン「いてて………ボクも明日は筋肉痛がすごいかも……」



508: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/02(金) 01:09:23.44 ID:Iov12VFq0

雪乃「大分無理したのね………」


コナミ「いや…たいしたことねーよ」



ツァン「ちょっと、アンタさっきと言ってること違うじゃん」


コナミ「ははは、気分次第だからな」



ツァン「ふふ、何それ意味わかんない」


ははは…………ふふふ………



雪乃「…………あなた達……さっきまでより仲良くなってない……?」



コナミ「え…?そうかな」


ツァン「や、やめてよ藤原さん!別に意識してる訳じゃないけど…?」


雪乃「……………私の気のせいかしら………」


雪乃(いや………ツァンさんのあんな照れたような笑顔は見たことないわ…………)


コナミ「おいツァン、埃がついてるぞ」パッパッ


ツァン「え?あ、本当だ」


雪乃(!?…………あんな簡単にボティタッチを……!?…ま、まさか………)



コナミ「よし、とれた………」


ツァン「……あ、い…い、一応お礼言っておく……あ、ありがとうね…………」カァ……



コナミ「え?埃落としたくらいでそんな礼いらねえよ」



ツァン「え……ち………ちがうよ…!さ、さっきのデュエルのこと…………!」



コナミ「いや、俺だってお前のサポート無かったらヤバかったさ、それも別に礼なんて必要ない」


ツァン「あ……ふ、ふん、そうだよ!君一人じゃボッコボコだよ…!」


コナミ「まあなー、だけど、デュエルをすれば俺たちはもう仲間だ、そうだろ?」


ツァン「!あ、そ、そそ、そうだね……まあ……少しくらい……キミの事を認めてあげても……いいよ…!///」カァ……


コナミ「ああ、サンキュー」


雪乃「……………」(………ライヴァル出現…………!?)ビキ…ビキ……

511: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/02(金) 01:18:30.44 ID:Iov12VFq0


雪乃(デュエルをしたことで………信頼関係が出来上がったのね………!)


ゆま「………う……うぅ……?」ぱちっ



コナミ「む、ゆまが目覚めたぞ」



ゆま「あれ…………?」



ツァン「み、宮田さん…?」



ゆま「え………あ、ツァンさん、どうしたんですかぁ?」


コナミ「さっきまでのこと、何か覚えてるか?」



ゆま「あ、コナミさん、こんにちはです!」



ゆま「…………あれぇ………記憶が………どこかから途切れてます………うーん……」



ツァン「やっぱり覚えてないか…それが一番なんだけどね…)



コナミ「ああ……いや、何でもなかったわ、ゆま、お前ここで寝てたんだぞ」



ゆま「ええ!?私こんなところで…!?」



コナミ「まったく…天然にも限度があるぜ、ちょっと探したよ」




ゆま「あぅぅ………ごめんなさい」


ツァン(…そういうことにしておくんだね)



雪乃「……………あれ、結局魔女って宮田さん……」



コナミ「雪乃、もういいんだよ、あいつは消滅したんだから」こそっ



雪乃「え?ああ、そうなの?宮田さんじゃなかったの…まさかダークシグナーの生き残りとか……?」



コナミ「ああー…まあ、そんな感じだ」