2: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)17:14:40 ID:4rtm
朝潮「司令官、次のご命令を!」


朝潮を秘書艦にしてから暫く経つが彼女ほど忠実な艦娘は居ないのではないだろうか


元々この鎮守府では秘書艦は交代制であった。しかし彼女が着任して秘書艦を一度担当してから自分がやると言い出したのだ


こちらとしては不都合は無かったので受け入れたのだが、どうやらある種の艦娘にも好意的に受け入れられたようだ


名前を出すのは控えておくが、事務仕事を嫌う艦娘が意外と多かったということだ。退屈な秘書艦をするくらいなら出撃したい、そもそも面倒な仕事などしたくない…などなど


結果的に朝潮は秘書艦の位置に落ち着き出撃と両立して仕事も手伝ってもらっている。決して負担は少なくないだろう、よく頑張ってくれている




3: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)17:21:25 ID:4rtm
朝潮「司令官どうかしましたか?」


提督「ああいや、大丈夫だ」


朝潮が心配そうにこちらを覗き込んできた。なんていい子だろうとも思ってしまう、見た目は学生のそれに違いないのだから


そうだ彼女は見た目通り幼いのかもしれない。学生ならば思春期…悩みもあって当然とも思える。今は執務室には自分と朝潮の二人だけだ、聞いておくのは悪いことじゃないかもしれない


提督「実は朝潮のことを考えていたんだ。秘書艦を毎日やってくれてありがとう」


朝潮「任務ですから当然です!」


提督「出撃もあって毎日大変じゃないか?」


朝潮「私がやりたいと言い出したので苦痛ともなんとも思っていません!」


提督「それは良いんだが…悩みなんかは無いか?ここには俺しか居ない、もしなにか悩んでいることがあれば教えて欲しい」


↓2朝潮の悩み。無くても良

5: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)18:05:06 ID:P1ff
妹の司令官に対する態度が悪いのではないか

6: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)18:17:13 ID:4rtm
朝潮「悩みは…あります。私の妹についてです」


自分自身に対することではなかったがやはり悩みはあったようだ。朝潮から語られた内容は妹が自分に対する態度が悪いということだった


朝潮「司令官のことをクズなどと許せるはずがありません!」


提督「その気持ちは嬉しいが俺は気にしていないぞ」


朝潮「司令官が許す許さないの問題では無いんです!これは艦隊の士気にも関わることなんです!」


ここまで怒っている朝潮は見たことがない。今まで口に出せなかった分を吐き出しているようだ


提督「朝潮の気持ちはわかったから一旦落ち着こう。お茶でも淹れてくれないか?」


朝潮「はい…失礼しました」


怒ったままでは冷静に話し合いはできない。ここは一旦間を置こう

7: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)18:22:18 ID:4rtm
朝潮「ふう」


お茶を飲みリラックスしたところで会話に戻る。朝潮はやはり妹が自分に対する態度が許せないらしい


朝潮「本当だったら霞に強く言って注意します。でも私は朝潮型で一番着任が遅かったんです」


提督「どうしても着任順で年功序列が決まってしまうんだな。姉妹艦によっては気にしていないのも居るみたいだが」


朝潮「ハッキリ言って強く言えません。実力でも負けていると自覚しています」


提督「秘書艦をやりながらだと練度も上がりにくいし仕方ない所もある」


朝潮「そもそも司令官はどうして霞のあの態度を許しているんですか。ちゃんと教育するのも司令官の仕事だと思うのですが」


↓2霞の態度を許してる理由とか事情

9: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)19:37:58 ID:cNK0
どうしてと言われると霞お姉ちゃんだから…

10: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)19:51:35 ID:4rtm
どういう意味でお姉ちゃん?

↓2

12: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)20:40:47 ID:bgk0
霞からそのつもりで接しろって

13: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)22:28:17 ID:4rtm
提督「霞は俺にとってお姉ちゃんなんだ」


朝潮「お姉ちゃん…?」


朝潮は理解できないといった表情でこちらを見る。確かに詳細を知らなければ意味は全くわからないだろう


提督「霞とは長い付き合いになる。プライベートなことも話し合ったし相談にも乗ってもらった」


朝潮「それとお姉ちゃんは結びつきません」


提督「最後まで聞いてくれればいい。それでだな俺には弟と妹がいるんだが兄や姉は居なかった。霞が言うにはそれがいけないんだと」


はぁ、と朝潮は納得しない様子だ。俺も最初に霞から姉のように振舞うと言われた時は理解ができなかったから当然だろう


提督「俺に度胸や思い切りが足りないのは兄や姉のような身近で上の存在が無かったからだと霞は言ったんだ」


朝潮「だから霞が姉になると言ったんですか」

14: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)22:31:13 ID:4rtm
提督「みんなはこの事情を知っているから誰も文句は言わないんだ」


朝潮「私は知りませんでした…」


落胆する朝潮。そういえば朝潮とプライベートな会話は殆どしていなかった、もっと早くこういう会話をしておく必要があったようだ


提督「そういうわけで霞のあの態度は一種の俺への愛情ということなんだ」


朝潮「愛情…愛」


ぶつぶつとなにかを言っていたが一応納得はしてくれたようだ。この調子で朝潮と会話を続けてみよう


↓2次の話題

15: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)22:35:50 ID:grca
姉妹仲は良好か

17: 名無しさん@おーぷん 21/04/10(土)23:50:54 ID:Lx70
提督「朝潮の姉妹仲はどうなんだ」


姉妹仲と言われてピクリと反応する。この反応は予想していなかった


提督「なにかあったのか?」


朝潮「霞のことを知らなかったように姉妹間でコミュニケーションが足りていないのだと思います」


トーンが低くなり落ち込んだ様子になってしまった。朝潮にも自覚があったようだ


提督「コミュニケーションが足りないのも俺のせいになるか、すまない」


朝潮「そうではありません」


俺の言葉を遮るように朝潮が言う


朝潮「私は卑怯な艦娘です。仕事に逃げてコミュニケーションをわざと疎かにしていました」

18: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)00:03:22 ID:Zqbp
朝潮が秘書艦に志願したのは一人でここに居る艦娘、つまり先輩達と挨拶をするのが嫌で仕方なかったのだと語ってくれた


提督「そんなに嫌だったのか」


朝潮「嫌でした」


提督「だから秘書艦に志願した。確かにそうすれば一人で挨拶に回らずに済むし俺が居るから手間も省ける」


朝潮「申し訳ございませんでした」


泣きそうな顔で頭を下げる。しかし俺は怒るつもりは全くなかった


提督「謝る必要はない寧ろ策士だと褒めておこうか」


はい?という表情で朝潮はこちらを見る


提督「自分の苦手なことを避けるのは褒められないが、逃げるのではなく代わりの手段を用意するのは褒めるべきだろう」


朝潮「はい…」


提督「朝潮は卑怯なんかじゃない、少し他人よりコミュニケーションが苦手なだけだ。そうだな、これから姉妹艦と話してみようか」


朝潮「これから、今からですか?」


提督「もちろんそうだ、俺は陰から見守っているから安心してればいい」


↓2朝潮は誰と話す?

20: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)00:56:59 ID:pEaZ
満潮

21: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)01:20:44 ID:Zqbp
満潮「秘書艦の仕事はどうしたのよ」


朝潮「ええっとですね」


満潮「やっぱり司令官の隣は嫌だっていうのね」


朝潮「…」


いつもの朝潮ならなにか言い返しているところだが黙り込んでしまった。姉妹艦の二人だけで会話するのも苦手なようだ


満潮「黙りこんでなんなのよ私をおちょくりにきたってわけ?」


朝潮「違っ…」


満潮「あーもうなんなのよ!」


煮え切らない態度の朝潮にイライラを募らせる様子の満潮。このままだと姉妹仲も悪化してしまうだけだ、助けに行った方が良いだろうか


↓1助けるかどうか

22: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)08:46:37 ID:DtVj
助けよう

23: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)10:47:13 ID:Zqbp
提督「二人ともどうしたんだ?」


満潮「どうしたもこうしたもないわよ!」


俺が現れるといつもの強気の口調で捲し立てる。こちらは普段と同じように対応するが朝潮は俯いて黙ったままだ


満潮「こんなところで仕事をサボっていい身分ね」


提督「そんなことはない少し休憩がてらみんなと話そうかと思ったんだ、なあ朝潮」


朝潮「…」


満潮「司令官まさか朝潮に変なことでもしたんじゃないでしょうね」


提督「どうしてそうなる?」


満潮「こんな朝潮見たことないわよ、顔色も悪いし下を向いて喋らないし」

24: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)10:54:19 ID:Zqbp
確かにそう言われれば顔色が優れないようだ、体調を悪くしてしまったのだろうか。もしそうなら医務室に連れて行ってやらないといけない


提督「大丈夫か朝潮?」


朝潮「…」


満潮「司令官なら秘書艦の体調くらい管理して当然でしょ!」


提督「そうは言ってもさっきまで元気だったんだ」


満潮「さっきはさっきでしょ!」


満潮の言う通りなのだが、先程まで執務室で話していた時は全く体調が悪いようには見えなかった。しかし朝潮の様子は明らかにおかしいのも事実だ


提督「その通りだ申し訳ない、医務室に連れて行ってやってくれないか?」


満潮「当たり前でしょ、あとこのことは霞に言いつけておくわよ!」


↓2朝潮の反応や起こったこと

25: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)12:00:46 ID:e923
情けないやら恥ずかしいやらで泣いちゃう
さらに慌てる二人になんとか心境説明する

27: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)14:56:45 ID:Zqbp
朝潮「う、うううう…」


朝潮が突然泣き出す。その理由がわからずに俺と満潮は狼狽えることしかできない


満潮「ななななに泣かせてるのよ!」


提督「いや俺はなにもしてない」


満潮「私のせいだって言いたいの!」


提督「そうは言ってないじゃないか」


満潮「言ってるのと同じなのよ!」


どうしていいか判らず俺に叫ぶことしかできない満潮。俺も対応に困りなんとか満潮を宥めるので精一杯だった


朝潮「違う、違います、朝潮が悪いんです」


動揺する俺と満潮に朝潮は泣きながら理由を話してくれた

28: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)15:04:33 ID:Zqbp
朝潮「私、やっぱり一人じゃ、話すことも、できなくて」


朝潮「満潮の機嫌も悪くなって、どうしたらいいか判らなくなって」


満潮はバツが悪そうに朝潮の話を聞いている。コミュニケーションが苦手なのを知らずに、普段の調子で朝潮に話しかけたのがまずかったと認識しているようだ


朝潮「それに、司令官まで、困らせてしまって。恥ずかしいやら、情け無いやらで、涙が、あああ…」


…どうやら俺にも責任はあったようだ。あそこは助けに行かずに他の方法を探った方がよかったのかもしれない


満潮「どうするのよ」


提督「いや…」


再び泣き出してしまった朝潮。その原因を作ってしまった二人は優しい声をかけることもできずに狼狽しているだけという重い空気が流れる


↓2助けに入る人物か起こった出来事

30: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)15:32:39 ID:4lL7
ふたりでーだきしめてー

31: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)15:57:29 ID:Zqbp
とにかく朝潮には泣き止んでもらうしかない。そう考えるよりも先に体が動いていた


提督「大丈夫だ朝潮」


朝潮「ふぇ…」


満潮「な!」


気がつくと朝潮を抱きしめていた。朝潮はなにが起こっているか判らず混乱し、満潮は指を刺して今にも叫ぼうとしていた


満潮「このセクハラ…!」


ここで叫ばれるのはまずい。これ以上ことをややこしくしたくないのに加えて朝潮がまた泣き出してしまう。それを避けるために必死にアイコンタクトで満潮を制する


提督(待て満潮)


満潮「あ、う」


なんとか満潮に伝わったようで大ごとになるのは避けられた。これで朝潮に集中できる

32: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)16:04:13 ID:Zqbp
朝潮「あの?」


提督「朝潮を助けようとしたが余計なお世話だったようだな、すまない」


朝潮「司令官は悪くありません」


提督「いや謝らせて欲しい。朝潮のことをなにも理解できていなかった」


朝潮「そんなこの朝潮が悪いのに」


目に涙を溜めてまた泣き出しそうになる朝潮。その時、満潮が朝潮を後ろから抱きしめた


満潮「私も悪かったわよ」


朝潮「う、あの」


提督「朝潮は悪くないんだ」


満潮「悪いのはこのセクハラ司令官と…私よ」


二人に挟まれる形となった朝潮は戸惑いの目を俺と満潮に向ける。もはや泣いている場合ではないのだろう

33: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)16:11:55 ID:Zqbp
満潮「朝潮がコミュ障なのは知ってたけどまさかここまでとは思わなかったわ」


提督「知ってたのか?」


満潮「出撃の時なんか司令官を通してじゃないと会話できないもの」


朝潮「ごめんなさい…」


一旦落ち着いて朝潮の事情を話したがどうやら朝潮のことは知れていたようだ


満潮「ただのコミュ障なら甘えるなって強く言ってたわよ。でも朝潮の事情もあったから対応には困ってたわね」


提督「それは朝潮が朝潮型で最後に着任したからか」


満潮「長女が最後に着任となるとややこしいのよ。姉と呼ぶには練度不足だし威厳も無いし」


朝潮「ごめんなさいごめんなさい…」


満潮「あ」


満潮に悪気はないのだがよく知っていないとこの口調で萎縮してしまう。再び下を向いてしまった朝潮を満潮は必死にフォローする

34: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)16:17:38 ID:Zqbp
満潮「…私たちも色々と考えてたのよ。朝潮と仲良くなる為にどうしたらいいのかって」


朝潮に悪気はないと説得し、再び会話に戻る


満潮「朝潮がコミュ障気味なのは着任順のことがあるからだって思ってたのだけど、まさか会話すらできないくらいのコミュ障だとは思わなかったわ」


朝潮「…」


提督「満潮は朝潮を責めてるんじゃないからな」


満潮「それよりこの話を聞いてセクハラ司令官に聞きたいことができたんだけど!」


いつにも増して口調が激しくなる。俺に向けられるならまだいいのだが


満潮「こんな状態の朝潮がセクハラ司令官に懐いてるのが理解できないのよ」


満潮「でも心当たりが一つできたわ。あんたまさか、朝潮を手込めにして言うこと聞かせてるんじゃないでしょうね!」


↓2提督の台詞

36: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)17:16:58 ID:i1bR
してないぞ

37: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)17:41:46 ID:Zqbp
提督「そんなことはしていない」


満潮「じゃあなんで朝潮が司令官にだけ懐いてるのよ!」


その理由は俺には判らない。ちょうど本人がいるのだからこの際聞いてみようと思い朝潮の方を見てみるが…


提督「朝潮はどこに行ったんだ?」


満潮「今までここに居たのに!」


提督「俺と満潮が話している僅かな時間に逃げてしまったのか」


居心地が悪くなって逃げてしまうのは判る。だが朝潮にはこういう時な頼れる存在はいるのだろうか?


満潮「私も司令官と同じことを考えてると思うわ。朝潮が逃げる場所が思いつかないのよ」


提督「執務室は考えられないし自室か?」


満潮「それくらいしか無いでしょうね急いで向かうわよ!」

38: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)17:49:12 ID:Zqbp
居ない。朝潮は自分の部屋にも帰っていなかった


満潮「あーもうどこに行ったのよ!」


提督「一人でどこかに隠れているのか」


満潮「そんなこと知らないわよ!」


朝潮のことをよく知っていれば検討がつくのだが。後悔しても遅いので今は探すことを優先しよう


提督「固まって行動するより手分けして探そう」


満潮「それしかなさそうね」


満潮とは別れ朝潮の捜索に入る


↓2朝潮の居た場所か朝潮の行動

40: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)18:12:03 ID:4lL7
大潮がよしよししてる

41: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)18:19:46 ID:Zqbp
大潮部屋、ここに朝潮は連れてこられていた


朝潮「う、ぐ、うううう」


大潮「よしよし」


泣いていた朝潮を不審に思い部屋に連れ帰った大潮。会話を試みようとするが泣くばかりで無理だったのでなんとか泣き止ませようとしている


大潮「なにがあったんですか?」


朝潮「ううううう」


大潮「どうしようアゲアゲじゃないことが起こったのは確かですね」


なにがあったのかを聞くために泣き止むのを待つことにした大潮。こちらの問い掛けを無視しているような気がしていたが、どうすることもできないので待つという選択肢しか無い

42: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)18:24:25 ID:Zqbp
大潮「なにがあったのか話してくれますか?」


朝潮「…」


暫くして泣き止んだ朝潮。だが会話はできない


大潮「どんなことがあったのか教えてくれないとどうにもできません」


朝潮「…」


大潮「ええっとお」


朝潮「ううう」


大潮「また泣いちゃいました…」


この状況でもうまく喋ることが出来ずにまた涙を流す朝潮


大潮「大潮ではお手上げかもしれません、司令官に任せた方が良さそうです」


朝潮を連れて執務室に向かうことに決めた大潮。自分の部屋までは来てくれたので多分執務室へもついてくるだろう


↓2執務室に行くまでにあった事か行動

43: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)18:39:12 ID:FIlq
俯きがちに袖を引きながら付いてくる朝潮にきゅんきゅんキちゃう大潮

44: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)18:56:59 ID:JSyW
>>43
手をぎゅって握ってあげたらきゅって握り返してきてもっとキュンキュンキュン

45: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)19:43:04 ID:Zqbp
執務室へ朝潮を輸送することにした大潮。その最中にあることが起こる


朝潮「うう」


大潮(なんでしょうかこの可愛い生物は!)


俯きながら大潮の袖を持ち移動する朝潮。その姿はまるで幼い子どものようだ


大潮(はあああこれはマズイですよ大潮の大潮が大潮しちゃいます!)


こんなところで痴態を晒すわけにはいかない。気を取り直し執務室への歩みを強めるが、それが早足となってしまい朝潮は焦る


朝潮「あ…」


大潮「ひゃあああ!」


思わず大潮の手を握り締め、それに反応してしまう大潮。その様子を見て朝潮は困惑することしかできない


大潮「もう我慢できません!!」


大潮は執務室から目的地を変え別の場所に向かう

46: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)19:50:42 ID:Zqbp
大潮は朝潮を風呂場に連れ込んだ。不幸か幸いか誰も使っていないようである


朝潮「…」


朝潮もここが風呂場であることはわかっていたが二人きりなので喋ることができない


大潮「たくさん泣いてたみたいですから顔を洗いましょう。なにも他意はありませんからね」


息の荒い大潮を他所に朝潮はそれに従うしかない。洗面台で顔を洗おうと近付くが…


大潮「あーーーごめんなさい手が滑ってしまいました!」


明らかに故意ともとれる大潮のせいで水の入ったバケツを被った朝潮。当然全身はびしょ濡れになる


大潮「大潮のせいでごめんなさい!ここがちょうど風呂場で助かりました!」


大潮「さあ早く脱いで下さい!むしろ脱がさせて下さい!」


朝潮「…」


朝潮は拒否をすることもできず大潮のなすがまま服を脱がされる。逃げ出そうにもその最初の一歩がまるで金縛りにあったかのように出ないのだ


↓2朝潮はどうなったかどうした?

48: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)20:04:27 ID:PEW6
朝潮の裸見て(なぜか)冷静になった大潮、自分も脱いで一緒に入浴

大潮ェ……

49: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)20:22:19 ID:Zqbp
大潮「とってもアゲアゲなお湯ですね!」


朝潮「…」


朝潮だけではなくなぜか大潮も一緒に入浴している。朝潮も困惑しているがそれを口に出すことはできない


大潮(危なかったです、もう少しで一線を超えてしまうところでした)


大潮(朝潮の裸が凄く刺激的で助かりました。見た瞬間にアゲアゲになっちゃって結果オーライです)


一種の賢者のような思考になった大潮は冷静さを取り戻し、無事?入浴させることに成功した


大潮「湯船にはゆっくり浸かりましょうね」


朝潮「…」


優しく語りかけてはいるが先程までの態度を思うと朝潮は安心はできない

50: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)20:29:29 ID:Zqbp
大潮(さてどうしたらいいんでしょうか)


湯船に浸かりながら大潮は考える。朝潮はコミュニケーションが苦手そうなのは知っていたがまさかここまでとは想像もしていなかった


ひょっとして泣いていたのもそれが関係しているのだろうか。そうだとしたら話しかけるのは難しい


朝潮(早くここから逃げないと)


大潮はそんなことを考えている横で朝潮はこの場からどう逃げ出すかしか考えていなかった。それもそうだろう、血走った目で自分の服を脱がした人物が裸で隣に居るのだ


朝潮(こんなとき司令官が居たら…ああああダメだまた司令官に頼ろうとしてしまった)


こんなときでも提督を頼ろうとしてしまった。そんな自分が情けなくまた目に涙が溜まる


大潮(朝潮がまた泣きそうになってる、どうにかしないと。とりあえず涙を舐めてあげるのがいいかもしれません!)


朝潮の顔に大潮が近付く。朝潮はそれには気付いていない


↓2朝潮はどうなったかどうしたか

52: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)20:56:35 ID:TK0v
ざばっと立ち上がって頭を洗って気持ちを入れ替える
ジャンプーハットなしで洗うのを見て大潮は一番艦の凄さを知る

53: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)21:11:10 ID:Zqbp
朝潮(よし…気持ちを入れ替えましょう)


大潮「ひゃわっ!」


顔まであと少しまで迫っていた大潮をよそに朝潮は湯船から立ち上がる。そしてそのまま洗い場に向かう


大潮「ま待って下さい大潮も一緒に洗います!」


慌てて大潮も後を追う。この時点でよからぬ欲求より心配が勝っていたがそれが朝潮に伝わることはないだろう


朝潮「…」


案の定大潮は無視され朝潮は一人で洗い場に歩みを進める


大潮(どうすれば朝潮とお話しできるんでしょうか)


自らの態度を改めない限りその機会は永遠に来ない。大潮がそれに気付くのはいつになるだろうか

54: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)21:19:12 ID:Zqbp
朝潮が無視するので仕方なく後ろから様子を伺っていた大潮が思わず声を上げる


大潮「シャンプーハット無しで頭を洗えるなんて流石はネームシップです!」


朝潮「…」


わしゃわしゃと頭を洗う後ろで大潮がなにかを喋っているが当然返事はできない


大潮「練度では大潮が優っていますが立派なお姉ちゃんですね!」


朝潮「お姉ちゃん…」


大潮「朝潮はアゲアゲなお姉ちゃんです!」


自分のことを姉だと言ってくれたのが嬉しくて思わず反応する。しかし会話はまだできない


大潮「その頭を洗う技術はどこで会得したんですか?」


朝潮「あ、えう」


大潮「よければ大潮に教えてください朝潮お姉ちゃん!」


↓2朝潮の台詞か行動か起こった出来事

55: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)22:02:20 ID:JSyW
ネームシップだかららしいところ見せないとと練習した
目に入らないようハット無しで大潮の髪を洗ってあげてコミュニケーション

57: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)22:26:44 ID:Zqbp
朝潮「ネームシップ…なので…練習…」


大潮「凄いです!」


なんとか大潮と喋ることができたが会話と呼ぶには不自然なものだった。しかしそんなことは気にしなくていい状況になっていた


大潮「その技術を大潮は味わってみたいです!お姉ちゃんが大潮の頭を洗ってください!」


朝潮「えと…」


大潮「遠慮はいりませんどーーんとお願いします!」


頭を突き出しお願いする大潮、その誘いを断ることは朝潮にはできなかった

58: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)22:35:47 ID:Zqbp
大潮「おほ、おおおん」


朝潮「変な声、出さないで、下さい」


大潮「超絶テクが効いて…はわあ」


仕方なく大潮の頭を洗っている朝潮だがそのリアクションが気持ち悪く、どうにかならないかと思いながら手を動かす


朝潮「姉妹間で、洗いっこ、しないんですか」


大潮「大潮は一人でお風呂が多く…ほおん」


朝潮は気付く。先程の自分への態度を大潮は他の艦娘にも行っていたのではないかと。朝潮に欲 したのだから姉妹艦であってもお構いなしなのだ


朝潮「…」


大潮「そんな激しく…いけません…んああっ!」


やっぱり自分は頭を洗っているだけ。それでこうなっている大潮がおかしいのだと確信した朝潮は逃げることを第一に考える


朝潮「すぐに流しますから待っててくださいね」


大潮「どーーーんと一気にお湯をかけてください!」


今だ!大潮の頭を充分に洗ったあと流すことはせずそのまま風呂場から逃げる


朝潮(すいませんやっぱり司令官を頼らせて下さい!)


朝潮は逃げる。大潮という魔の手から逃れるために


↓2朝潮はどうなったかもしくは起こったこと

59: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)23:15:56 ID:e923
ちょうど朝潮捜索に加わっていた朝雲とエンカウント

61: 名無しさん@おーぷん 21/04/11(日)23:57:31 ID:Zqbp
朝雲「朝潮はどこに行ったのかしら」


満潮から連絡を受けた朝雲は朝潮を探していた。山雲がついてこようとしていたが効率を考えて別行動を取っている


朝雲「コミュ障なのはなんとなく知ってたけど泣いて逃げ出すほどだったなんてね」


構ってあげるだけ感謝しなさいよね、そう思いながら鎮守府の中を探していると不審な格好をした艦娘をみつける


朝雲「ちょっと貴女どうしたのよ?」


朝潮「…」


髪は濡れ制服は乱れている。近くに風呂場があるから髪が濡れているのは説明できるとして、この服装は説明できない


もしかして朝潮の身になにかあったのではないか。そう考えて真っ先に思いついたのはアゲアゲな姉のことである


朝雲「ひょっとして大潮姉さんにやられたの?」


朝潮は答える変わりにピクッと反応する。その様子を見た朝雲は頭を抱え込んでしまう


朝雲「もおおあのレ 姉!事態をややこしくしないで!」

62: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)00:06:52 ID:rExL
大潮が追ってくることを考えて一旦自室に匿うことにした朝雲。朝潮と会話を試みるがうまくいかない


朝雲(ひょっとすると一線を越えられたのかしら。ここまで喋れないとなるとカウンセラーとか必要なやつじゃない?)


朝潮「…」


朝雲(そもそもコミュ障で二人だと喋れない可能性もあるわよね。どうにかして意思疎通をしたいわ)


悩む朝雲。その時頭の中で山雲とのやり取りが再生された


朝雲(今のってなに?)


山雲(こうすれば相手の気持ちが判るのよ~)


朝雲(そんなの嘘よ)


山雲(本当よ~朝雲姉の考えてることは~)


朝雲(…凄いわ正解よ!)


山雲(うふふふ~)

63: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)00:10:15 ID:rExL
山雲が言うには姉妹艦だからできると言っていた。山雲以外に試したことはないが朝潮は姉である、成功する可能性はある


朝雲(いつもの調子で騙されただけかもしれないけど、やる価値はあるわよね)


朝雲「朝潮ちょっとこっち向きなさい」


朝潮「…」


朝雲「今から相手の気持ちが判るっていうおまじないみたいなのをするからそこから動かないで」


朝潮「…」


朝雲「喋らない朝潮が悪いんだから文句は言わないでよね!」


↓2山雲式おまじないの内容

64: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)00:37:17 ID:GPXB
おでこくっつけて目を合わせて見つめ合う

65: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)00:58:00 ID:N4no
>>64プラス手は恋人つなぎ

66: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)01:38:22 ID:rExL
朝雲「両手出して」


朝潮「…」


朝雲「これで手を繋いだら、おでこをくっつけてと」


朝潮の両手に指を絡め、そのまま額を付ける。そしてそのまま朝潮の目をじっと見つめる朝雲


朝潮「…」


朝雲「んーーー」


やっていることは同じなはずだが違和感がある。なにかが足りないようだ


朝雲「ちゃんとやってるはずなのにどうしたのかしら」


ここで朝雲は違和感の正体に気付く。朝潮の目は全く自分を見ていなかった


朝雲「目を逸らさないでちゃんと見てすぐに終わるから!」


ほぼゼロ距離に近付かれるのも朝潮にとっては苦痛でしかなかった。だが逃げられる状況ではなかったので大人しく従うしかない


朝雲「そうよそれでいいのよ!」


果たして朝雲は朝潮の考えていることが判るのだろうか


↓3結果とか
寝ます

69: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)08:20:00 ID:mVtF
成功!お悩みをばっちり読み取れる
んほぉ~この可愛い姉たまんない~もう大好き
責任を持って司令のところまで護衛しなくちゃ

70: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)15:18:23 ID:TgTn
朝雲「読めたわよ朝潮の悩み。朝潮型のネームシップなのに着任が一番最後なのを気にしてたのね」


え?という表情で朝雲を見つめる。まさか本当に伝わったのだろうか


朝雲「練度が一番低いといくらネームシップといえども姉とは認められないわ。それにコミュ障なのは元々なのね」


ここまで言われてしまうと疑う余地はない。山雲のおまじないは本物だったのだろう


朝潮「…」


朝雲(考えてることが筒抜けなのにまだ黙ったままなのね。これは相当拗らせてるわ)


執務室で提督の隣に居るときとはまるで違う朝潮の姿。それはまるで怯える小動物のように見える

71: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)15:25:27 ID:TgTn
朝雲(それにしてもこの朝潮は可愛いわね。チワワとかハムスターとかそんな感じがするわ)


朝雲(無理に治す必要はないんじゃない?それこそ餌をあげて飼ってあげれば…なんて)


朝雲(この前ペットの特集をテレビで見て、ちょっと欲しいなって思ってたのよ。朝潮なら飼えるわよね)


朝潮「!!」


その瞬間朝潮は手を振り払い朝雲のもとから走り去る


朝雲「突然なんなのよ危ないじゃない!」


朝雲は叫ぶはもう朝潮の姿は見えなくなっていた


朝雲「後ろに大潮が居たわけじゃないのになんで逃げるのよ。まるでこっちが悪者みたいじゃない」


そう言ってから気付く。今自分はなにを考えていたのだろうか


朝雲「朝潮の考えてることがわかるなら、こっちのが判ってもおかしくないわよね…やらかしちゃったわ」


朝雲の頭の中に湧いた出来心。ほんの冗談だったとしてもいまの朝潮には通じない


↓2朝潮は誰と出会った?

73: 【4】 21/04/12(月)16:29:01 ID:1Uj8
夕雲

74: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)17:42:18 ID:TgTn
夕雲「そんなに急いでどうしたの?」


逃げる朝潮の前に夕雲が通りかかる。夕雲は朝潮型ではないが話すのに少しまごついてしまう


朝潮「あ、う」


夕雲「なにかあったのねもう大丈夫よ」


朝潮の乱れた衣服を見て非常時であると夕雲は判断する。提督を疑ってもいい状況だがこの鎮守府にはあの艦娘が居るのだ


夕雲「大潮はこっちには来てないわ、だから逃げるならこっちよ」


夕雲は朝潮の手を引いて走り出す。朝潮としては結果オーライで朝雲から逃げることに成功した

75: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)17:50:00 ID:TgTn
夕雲は無事に朝潮を送り届けることに成功した。朝潮は念の為医務室に運ばれ、ベッドで横になっている


満潮「大潮姉さんに襲われたのは計算外だったわ」


提督「これがトラウマになって悪化しないかが心配だ」


疲弊した朝潮から事情を聞いて医務室に運んだのは提督だった。とてもそのまま仕事に戻ってくれとは言える状況ではなかった


提督「大潮はどうにかするとして朝雲も要注意だったか」


満潮「山雲から変な影響を受けてるわね」


提督と満潮が話していると医務室に霞が入ってきた


↓2霞の台詞か行動

76: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)17:55:27 ID:r4Hf
朝潮お姉ちゃんは無事なの?!??

78: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)20:23:55 ID:rExL
霞「朝潮お姉ちゃんは無事なの?!」


医務室に飛び込んできた霞が放った第一声は朝潮を心配するものだった。霞の眼中に俺は写っていないようだ


満潮「精神的に疲れたから寝かせただけよ。少し心配し過ぎじゃないの?」


霞「せっかく会えたのにもうお別れになんてなったら私…」


ここで俺が視界に入ったようだ。霞はいつもの調子で話しかけてくる


霞「よくも朝潮お姉ちゃんを危険な目にあわせたわねこのクズ!」


提督「原因が俺にあっても危害を加えようとしたのはまた別だ」


霞「屁理屈言ってんじゃないわよ!」


満潮「少し声を抑えなさい、朝潮が寝てるでしょ」


起きているのかは判らないが大声を出すのはよくない。霞も自覚があったのか一気にトーンが下がる


79: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)20:36:29 ID:rExL
霞「朝潮は本当に無事なのね」


提督「大潮は未遂で朝雲のは誤解だと言っていた」


霞「よかった…」


ほっと胸を撫で下ろすがまだ問題が解決したわけではない


満潮「またこんなことが起こっても面倒だし朝潮のコミュ障は治すしかないわね」


提督「そう簡単には治らないがやるしかない」


霞「体の怪我なら入渠や妖精さんがいるけど、これは心の問題よね」


専門家に任せる方がいいのだろうというのが提督達の考えのようだ。そうなると必然的にカウンセラーに頼ることになる


満潮「試しにあの子と一緒の病院に診てもらいましょう」


提督「俺たちで様子を見るにしても専門家の意見が欲しい」


霞「病気の可能性もあるし一度診てもらうのは悪くないわね」


朝潮は一度診察を受けることになった


↓2既に通院している艦娘

81: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)20:46:52 ID:mrmD
浜風

82: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)21:14:35 ID:rExL
浜風の部屋のドアがノックされ、提督が入ってくる


提督「良いと聞いているが体調はどうなんだ?」


浜風「…ハイ」


消え入るような声で浜風は答える。目には光がない


提督「カーテンも閉まったままじゃないか、太陽の光を浴びないとよくないぞ」


浜風「…」


浜風の状態は芳しくない。最近はカウンセリングの効果があって調子は悪くないと聞いていたが今日はそうではないようだ


提督「浜風に頼みがあるんだ。今度病院に行くときに朝潮も連れて行って欲しい」


浜風「…」


提督「無理ならいいんだ。一人で行くより気晴らしになるかと思っただけだから気にしなくていいぞ」


浜風「…」


浜風は答えずゆっくりと頷く


↓2浜風の病名か状態

86: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)21:33:20 ID:KEsL
ナゾの声が頭に響く

87: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)21:42:21 ID:rExL
謎の声が頭に響く。最初は冗談かと思ったが浜風の表情がただ事ではないと示していた


最初は出撃後に少し声がする程度だったのが現在では常に聴こえているのだという


提督「浜風の症状がどうなっているかも聞きたい。今度朝潮と三人で病院に行こうな」


浜風「…」


朝潮の状態を説明するのには俺が行った方がいいだろう。浜風のことも聞けるしやはり俺が行くべきだ


いくら調子が良いと聞いていても浜風と朝潮の二人で病院に向かわせるのは悪手だった。それに気付けて正解だ

88: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)21:49:14 ID:rExL
後日。俺は浜風と朝潮を連れて病院に来ている。二人とも調子はそこそこのようだ


浜風のカウンセリングは長くなるようなので先に朝潮の診察結果から聞くことになった


不安そうに診察室に入っていく朝潮。病院に来るのは大袈裟だったかもしれないがあの時行っていればと後悔するよりマシだ


朝潮「行って…きます」


俺に心配をかけまいと笑顔を見せるがその体は震えていた。今更後悔しても遅いが病院に連れて来るのは早かったかもしれない


↓2朝潮の診察結果

90: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)22:17:52 ID:HQxR
精神疾患などではないので大丈夫です
ただ心のふれあいが足りないようなので少しずつ周りとふれあっていきましょう

91: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)22:29:45 ID:rExL
「朝潮さんは精神疾患などではありません大丈夫ですよ」


カウンセラーからそう告げられホっとする。朝潮にも安堵の表情が見えるがカウンセラーはただ、と話を続ける


「心の触れ合いが足りないように思います。少しずつ周りと触れ合っていきましょうね」


朝潮「はい」


病気でないと判明し心のつっかえが取れたのだろう。病院に来る前とは表情も違っていた


その後カウンセラーからいきなり大人数と触れ合うのではなく、少しずつ慣らしていきましょうとアドバイスをもらったところで朝潮の診察は終わった

92: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)22:34:26 ID:rExL
朝潮には念のために安定剤が処方されたが使うことは無いと言っている。俺としても無闇に使って欲しくはないので一旦俺が預かることになった


安定剤を飲みたくなるほど悩んでいるなら相談すればいい。それでダメなら薬に頼る、そう朝潮と約束すると彼女にも笑顔が見えた


提督「さて俺は浜風のところに行ってくる。時間がかかるかもしれないが待っていてくれるか?」


朝潮「司令官の為ならこの朝潮いつだって待ち続けます!」


提督「かなり遅くなるなら看護師さんに伝えるからその時は帰るんだぞ」


朝潮「はい!」


朝潮は病気ではなく安心できた。この調子で浜風も良い話を聞ければいいのだが


↓2浜風の結果

94: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)23:07:15 ID:3vIC
原因不明

95: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)23:32:42 ID:rExL
提督「原因が不明?」


「原因がわからないので病名が付くこともありません」


あれだけ苦しんでいる浜風を助けることができない。その事実は認めたくはなかった


「もちろん仮病だと疑っているわけでもありません。ですが鬱やPTSDとも違います」


提督「対処法もないと言いたいんですね」


「頭痛薬や安定剤を処方するといったことしかできません」


原因がわからないのだから当然ではある。浜風は一生このまま苦しみ続けるしかないと言われているのだ


「心の病はある日突然よくなることもあります。気持ちで負けずに根気よくいきましょう」


元気付けてはくれるがありきたりの言葉としか聞こえない。せめてこいつがヤブであってくれと願うことしかできない自分が情けない

96: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)23:37:02 ID:rExL
診察結果を聞き朝潮のところに向かうまで浜風と二人で話をする


提督「すまない」


浜風「提督は悪くありません謝らないで下さい」


提督「浜風になにもしてやれない自分が情けないんだ」


朝潮のコミュ障に気付けなかったのと同じで浜風のナニかに気付けなかったのかもしれない


出撃が終わったあと頭を気にしていることは無かっただろうか。体調不良を訴えていた時はなかっただろうか


自信を持ってなかったと言えない自分が情け無い。自分の艦娘のことをなにも知れていないじゃないか


自分に対する怒りが込み上げてきていたその時、浜風が俺に話しかけてくる


↓2浜風の台詞

97: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)23:51:31 ID:N4no
私は大丈夫です、もっとどっしり構えて下さい
でも……ありがとうございます、心配してくれて…

98: 名無しさん@おーぷん 21/04/12(月)23:53:52 ID:HQxR
>>97
その優しさが1番のお薬です

99: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)00:29:01 ID:ZILu
浜風「私は大丈夫です、提督なんですからもっとどっしり構えてください」


俺の気持ちを察したかのように浜風は言う。苦しいのは自分のはずなのにどこまで優しいのだろうか


浜風「でも嬉しいですそんなに心配してくれるなんて」


提督「当たり前じゃないか浜風は大切な艦娘だ」


浜風「ありがとうございます」


浜風には不安が残ったが朝潮は心配いらないという結果をもらった。朝潮がどうなるかはこれからの俺にかかっている


病院で得たものは大きかった。提督が艦娘との付き合い方を改めるきっかけとなったのだ

100: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)00:35:07 ID:ZILu
帰り道、朝潮にも浜風の結果を伝える


朝潮「原因不明…」


浜風「病院によっては気のせいと言われてもおかしくないんでしょうね」


提督「そんなことはない浜風が苦しんでいるのは事実なんだ」


朝潮「…」


提督「心の病に効く万能薬があればいいんだが」


浜風「私にとって提督の優しさが一番の薬です」


提督「そう、か」


予想していなかった答えが出てきて一瞬動揺するがすぐに冷静になる。浜風に縋れるものは少ないのかもしれない


ならば俺を頼ってくれればいい。その気持ちを浜風に伝えると心なしか顔が綻んでいた


浜風「提督…ふふふ」


朝潮「…」


↓3鎮守府に帰るまでに起こった出来事
寝ます

103: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)05:12:13 ID:NQll

山雲と朝雲は朝潮に対する過剰極まりない愛情がヒートアップして朝潮を捕獲するトラップを仕掛けてた












104: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)19:42:41 ID:ZILu
朝雲「できたわね」


山雲「これで朝潮を捕まえるわよ~」


鎮守府の近くでなにかを作っている二人。日曜大工にしては凝ったものを作っている


朝雲「このネットで捕まえて射出装置で打ち上げる」


山雲「それをキャッチして部屋まで運ぶの~」


作っていたものは朝潮捕獲機一号。ご丁寧に名前まで掘られている


朝雲「思い返してみてもやっぱり朝潮はペットみたいな可愛さがあるのよ。山雲と二人なら飼えるわよね!」


山雲「もちろんよ任せておいて~」


朝潮を捕まえてペットにするのは正常な考えではないがそれを止める人物は居ない

105: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)19:47:09 ID:ZILu
朝雲「来たわよ!」


山雲「装置のセット完了~」


地面にネットを敷き土を被せる。この上を朝潮が通れば装置は作動する


朝雲「浜風も居るみたいだけど大丈夫かしら」


山雲「朝潮が先頭を歩いているから平気よ~」


提督は浜風と手を繋ぎながら歩いており、少し先に朝潮が歩いている


朝雲「また暗い表情してる…でもそれがいいのよ!」


山雲「ペットは何匹いてもいいものね~」


朝潮は二人に捕まってしまうのだろうか


↓2朝潮はどうなったか

106: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)19:47:45 ID:sIrx
気付く
提督に報告

108: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)20:12:02 ID:ZILu
朝潮「少しよろしいでしょうか」


歩いていると朝潮からの報告を受ける。もうすぐ鎮守府に着くがそれに関係しているのだろうか


朝潮「あそこに罠のようなものがあります、破壊しておきますか?」


朝潮が指を指す方向を見ると不自然に土が盛り上がっており近くの木に機械仕掛けも見える


提督「ここは鎮守府の近くだ艦娘の誰かが仕掛けた可能性がある」


浜風「どんな目的で罠を仕掛けるんでしょうか」


そう言われると困る。海の近くで獣は見かけないし熊のような大型を捕まえらるようなものに見えない


朝潮「私たちがここを通ると知って仕掛けたのではないですか」


その可能性はある、むしろそちらの方が当たっているかもしれない

109: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)20:21:37 ID:ZILu
浜風「私を捕まえるために?」


提督「誰が浜風を捕まえようとするんだ」


浜風「大潮」


その名前を出されるとなにも言えない。大潮は重巡や戦艦相手にも容赦はないのだ


朝潮「大潮ではありませんが仕掛けたのは朝潮型だと思います」


朝雲が自分を飼うために仕掛けたトラップだと朝潮は言う。一人でこんな大掛かりなことはできないと反論するが山雲が協力すれば可能だと言う


朝潮「朝雲のためなら山雲はなんでもします。私をペットにするためならこんな装置くらい作ります」


浜風「本当にそうなら壊した方がいいですね」


提督「よし壊しておこう。苦情が来ても俺が許可したと言えばいい」


俺の命を受け朝潮と浜風は木に仕掛けてある機械を壊す。その直後に二人分の声が聞こえたのは気のせいだろうか


↓2鎮守府に戻ってからの出来事

110: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)20:27:05 ID:sIrx
朝潮型(朝潮抜き)会議
議題:最近朝潮を怖がらせた姉妹へのお仕置き

111: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)20:32:15 ID:jgdq
>>110
みんな朝潮お姉ちゃん大好きだからぷんぷん

112: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)20:53:17 ID:ZILu
鎮守府のとある部屋。ここに朝潮を除く朝潮型が集合していた


満潮「大潮、朝雲、山雲は前に来なさい」


朝雲「うう」


山雲「朝雲姉は悪くないのよ~」


峯雲「大潮さんはともかく朝雲さんまでだなんて意外です」


荒潮「山雲もたいがいおかしいからぁ、悪い影響を受けてるのねぇ」


霰「んちゃ」


霞「大潮姉さんは随分と余裕そうね」


大潮「朝雲がやろうとしていたことに比べれば大潮のなんて優しいものです」


朝雲「うううう」


朝潮をペットにしようとしていたことは既に知られている。山雲に乗せられたとはいえ異常なことを考えていた自覚はあるようだ


朝雲「だって朝潮姉さんが可愛かったんだもの!」


霰「んちゃ」


荒潮「それについては同感だって言ってるわぁ」

113: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)21:04:27 ID:ZILu
峯雲「私たちを意識してビクビクしてる様子は確かに可愛いとは思います。でも飼いたいかと言われると…」


朝雲「もうやめてよぉ!」


満潮「そんな簡単には許さないわよ」


口には出していないが朝潮のことが好きなのは共通している。この会は抜けがけをしようとしたことに対しての制裁の意味もある


霰「んちゃ」


荒潮「とりあえず処す?って言ってるわよぉ」


霞「なにかしらの罰は必要よね」


山雲「罰?」


その言葉を聞いた瞬間山雲の目の色が変わる


山雲「朝雲姉に危害を加えるっていうの?」


満潮「あーもう鬱陶しいわねこの姉妹は!!」


霞「大潮は隙をみて逃げようとしない!」


大潮「アゲアゲ…」


霰「んちゃ」


荒潮「そうねぇ数で囲めば大丈夫よねぇ~」


峯雲「朝潮型ってとても個 的ですよね」


もはや会議と呼べる状況ではない


↓2会議の結果


115: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)21:28:50 ID:i6cc
反省文&しばらく朝潮と接触禁止

116: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)21:41:44 ID:ZILu
その日の夜、提督の私室で霞と話し合いをしている


霞「大潮姉さん達は反省文としばらく朝潮と接触禁止になったわ」


提督「大潮はいつものことで納得できるが朝雲と山雲のペアは意外だった」


霞「山雲がそそのかしたのよ。それと後半は会議とは名ばかりの大乱闘だったわ、山雲は朝雲のことになると制御がきかないから」


提督「だから部屋が半壊していたのか」


会議をしているだけならば普通は部屋は壊れないはず。しかし朝潮型が会議をすると普通なことは起こらない


提督「妖精さんに頼んでおいたが明日までに直るかは微妙だな」


霞「徹夜で直してもらって申し訳ないわ、山雲には追加の罰を課しておきましょう」

117: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)21:46:20 ID:ZILu
霞「でも朝潮姉さんが病気じゃなくてよかったわ」


提督「朝潮も気にしていたようだ。これでハッキリしてよかったよ」


霞「病気じゃないなら私たちにかかってるってことね。やってやるわよ!」


やる気に溢れるのはいいが、がっつき過ぎると朝潮は引いてしまう。いい塩梅で触れ合っていこう


霞「やることも決まったし今日は寝ましょう」


提督「ああお休み霞」


提督の部屋から電気が消える。


↓2朝までに起こった出来事

119: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)21:59:16 ID:sIrx
あんな事があって一人で眠るのが怖い朝潮が提督の寝室に突貫

120: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)22:06:45 ID:ZILu
眠ることに意識が向かっていた提督、そのとき部屋のドアがノックされた


提督「誰だ…?」


朝潮「朝潮です」


断るわけにもいかず電気をつけ朝潮を迎え入れる。朝潮は不安な様子だ


朝潮「少し眠れなくて。司令官と一緒ならと思って」


提督「ああいいぞこっちに来い」


提督はベッドから移動して机に向かおうとするが、その前に朝潮が提督の目の前に立つ


提督「どうしたんだ?」


朝潮「一緒に寝ていいですか」


提督「お、おお」


本来なら断るべきだろうが朝潮の様子を見ていると拒否することはできなかった

121: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)22:12:19 ID:ZILu
朝潮「温かい」


提督「…」


朝潮「司令官と同じベッドで寝れるなんて幸せです」


この状況は良くない。良くないことはわかっているがどうすることもできない


朝潮「んふふふ」


提督の気持ちも知らずに朝潮はベッドを堪能している


提督(寝付いたら部屋まで運んでいこう。そうするのが朝潮にとって一番だ)


提督は先に朝潮が寝るまで待つことにした。だが朝潮はまだ寝るそぶりはない

122: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)22:21:51 ID:ZILu
ひとしきりベッドを楽しんだあと朝潮が提督に話しかける


朝潮「司令官は皆さんを大切に扱っていますよね」


提督「艦娘も人間も変わらないんだ、ちゃんと一人の人間として扱っているからな」


朝潮「浜風さんはどうなんですか」


朝潮の口調が重くなる。浜風は朝潮が来る前から調子が悪く、提督はなにかと面倒を見ていた


朝潮「浜風さんは司令官と話している時は幸せそうですよね」


提督「そうか…?」


朝潮「そうなんです!私も同じだからわかるんです!」


朝潮の情緒がおかしい、こういう時こそ安定剤の出番だろうか。提督が薬のことを考えていると朝潮が提督に抱きつく


提督「どうした?」


朝潮「お願いです司令官」


潤んだ目で提督を見る朝潮。その意味は提督も理解するがすぐに拒否する


提督「ダメだ」


朝潮「私が子どもだからですか」


提督「違うんだ」


朝潮「お願いですせめてキスだけでも」


朝潮の体は震えていた。興奮や緊張ではなく恐怖や孤独を感じているような震えだった


↓2どうなった?

124: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)22:41:47 ID:CMrv
浜風も参戦

125: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)22:55:58 ID:ZILu
その時、提督の部屋のドアがまた開いた


朝潮「浜風さんですか」


浜風「抜けがけは許しませんよ」


提督「おい…」


提督が止めるも当然聞かず、浜風もベッドに入る


浜風「解体されてもおかしくない私を提督は大切に扱ってくれました」


提督「それは提督として当然なんだ」


浜風「嘘はやめてください」


朝潮「それは私も同じです。まともにコミュニケーションを取れない私は解体されるべきでした」


責め立てて来る二人になす術がない提督。駆逐艦とはいえ二人で来られると迫力もある

126: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)23:01:09 ID:ZILu
浜風「朝潮さん共闘しませんか」


朝潮「いいですね」


提督「なにをするつもりなんだ」


浜風「お礼ですよ」


提督「そんなものは望んでいない」


朝潮「それでは感謝の印ということにしましょう」


提督「おいい…」


ジリジリと迫る浜風と朝潮。提督に逃げ場はなく袋の鼠だ


浜風「せめて今だけでもあなただけのものに」


朝潮「これは私たちからの感謝です」


↓2どうなる?

128: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)23:06:18 ID:zPM2
こうなったら二人共まとめて娶ってやるぜ!

129: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)23:16:16 ID:ZILu
どうなる?って安価の聞き方が曖昧過ぎたかもしれない、もう少しなにか欲しい

直下、追加で安価

130: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)23:27:16 ID:TUwD
覚悟を決めて二人をがっつり 教して従順な 婦にしてしまう

132: 名無しさん@おーぷん 21/04/13(火)23:50:40 ID:ZILu
提督「判った俺の負けだ。だからそっちからというのはやめてくれ」


浜風「なぜですかそうやって逃げるつもりだからですか」


浜風が更に提督に迫る。がそれと同時に提督も顔を近付け二人の距離が無くなる


浜風「あ…」


提督「こういうのは男からじゃないと格好が付かない。迫られた男が言える台詞じゃないがな」


顔を赤らめ困惑する浜風の隣で朝潮は今にも泣きそうになっている


提督「そんな顔するな朝潮も同じだ」


朝潮「先に浜風さんと」


提督「そこは着任順ということで許してくれないか?」


朝潮「…許します」


少しの沈黙のあと朝潮とも口づけをする。朝潮の表情は安堵でいっぱいだった

133: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)00:00:24 ID:NVTi
提督「ああもうこんな時間か」


一頻りの行為が終わると既に夜は明けていた。なにがとは言わないが控えめの朝潮と、これでもかも主張している浜風を交互に、二人を一度に相手にするとなるといくら時間があっても足りないようだ


一方の浜風と朝潮は満足そうに寝ている。総員起こしの前にシャワーを浴びさせておきたいが眠気が限界まできている


提督「これは少しだけ仮眠をしないと無理だ…」


提督も眠りにつく。徹夜で作戦を考えることはあってもこんな形で夜を明かした経験はない


提督「…」


意識を睡眠に持っていく暇もなく眠ってしまう。提督は体力の限界まで頑張ったのだ


↓2朝、どうなった?

135: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)00:23:42 ID:OlFi
睡魔に負ける提督
総員起こしのラッパで目覚め、状況を把握する二人
急げ!誰かに見つかる前にせめて体をきれいにするんだ!

136: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)00:35:33 ID:NVTi
パパパァーァァーー


朝、いつもの総員起こしのラッパが鳴り艦娘たちは目を覚ます。提督も例外ではないのだが今日だけは事情が違った


提督「しまった…!!」


ベッドの中には一夜を共にした二人が居る。朝潮と浜風もラッパで目が覚めたようでその状況に気付く


提督「早く起きろ二人とも!」


浜風「どどうしましょう」


提督「誰かに見られる前にせめて体は綺麗にするんだ!」


浜風「か……」


昨夜のことを思い出したのか浜風が固まってしまう。一方で朝潮は行動を始めていた


朝潮「大急ぎでシャワーを浴びてきます!」


提督「急げ急ぐんだ!」


まだ動けていなかった浜風を仕方なく抱えて走り出す提督と朝潮。果たして間に合うのだろうか


↓2なんとかなったかどうか

138: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)00:52:02 ID:gZsv
ひとまずは誤魔化せたが何かに気づいた磯風が使われていない部屋に提督を呼び出した

139: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)01:03:18 ID:NVTi
提督たちは奇跡的に間に合った。その日偶然にも数名が寝坊し朝礼が遅れたことが幸いしたのだ


なんとか誤魔化せたと提督は思っていたが朝礼が終わると磯風と二人で話がしたいと使われていない部屋に呼び出された


提督「話の内容はなんなんだ?」


磯風「なんだと思う?」


磯風は睨むでもなく微笑むでもない表情で提督を見ている


提督「ああそうか朝礼に遅刻しそうになったことか」


磯風「違うだろう?」


表情は変わらないが明らかに口調は強くなっている


磯風「司令はつまらない嘘で私を失望させるような人でないと信じているぞ」


磯風には嘘や誤魔化しは通用しない。正直に話すしかないと提督は腹を括る

140: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)01:14:46 ID:NVTi
提督「どうして浜風のことだと判ったんだ?」


磯風「どれだけ私が浜風の側に居たと思っているんだ」


提督「すまなかっ…」


磯風「謝るなっ!!」


提督の言葉を遮り叫ぶ磯風。今にも掴みかからんとする勢いで提督に詰め寄る


磯風「謝まれば済むと思っているのか!」


提督「責任は取る」


磯風「言葉だけではなんとでも言えるっ!!」


そう言われ提督は思い返す。急いでシャワーを浴びて朝礼に遅れそうになったのは昨夜のことを誤魔化そうとしたからだ


提督(俺は浜風との関係をも誤魔化そうとしてしまったのか)


そう思うと磯風が怒っている理由も理解できる。大事な妹をなんだと思っているのかと

141: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)01:23:22 ID:NVTi
提督「誤魔化そうとしたのは誤解だ。人前に出れるように身支度をしただけだ」


磯風「屁理屈を言うな!」


提督「あんな状態で全員の前に立てば艦隊の士気にも関わる」


磯風「ぐ…」


納得はしていないが言い返せず閉口する磯風。責任を取ると言った提督の言葉に嘘はないと証明するため弁明を続ける


提督「後先考えずに一夜だけなんて微塵も思わない。俺と居ることが浜風の助けになるなら全力でサポートする」


磯風「…」


提督「浜風も朝潮も大事な存在になったんだ」


磯風「待て、朝潮『も』だと?」


提督「ああそうだ昨夜は朝潮とも…」


磯風「ふざけるなぁぁぁぁっ!!!!」


部屋のガラスが割れんばかりの大声で叫ぶ。これが使われていない部屋ではなく提督や磯風の部屋ならすぐに誰かが飛び込んできていただろう

142: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)01:31:08 ID:NVTi
磯風「貴様、貴様、貴様ぁぁっ!!」


提督「お、落ち着くんだ」


磯風は怒りを通り越し殺意を抱いているようにも見える


磯風「こんな不埒なヤツに浜風を好き放題されるとは!!絶対に許せない!」


提督「二人も了承しているし俺も守ると決めたんだ」


磯風「……もういい」


急にスイッチが切れたように勢いがなくなる磯風。その様子を不審、いや恐怖に感じ思わず磯風から距離をとる


磯風「もう貴様は口を開くな」


提督「なあ」


磯風「黙って地獄に堕ちろ」


磯風の手が提督の首を締め上げる


↓3提督はどうなったか

寝ます
描写はあれくらいならセーフよね

145: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)01:46:48 ID:OlFi
浜風が飛び込んできて磯風を引き剥がす

姉妹思いはいい事……だ

146: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)19:00:33 ID:HeEL
両手で首を締め上げ提督の体が宙に浮く。磯風は手加減を一切せず殺意を持って力を入れ続ける


そのとき部屋のドアが開き浜風が駆け込んできた


浜風「やめて下さい!」


磯風を提督から引き剥がし状態を確認する。呼吸はできていて骨が折れている心配も無いとわかり浜風は安堵する


磯風「そんな男を庇うのか」


浜風「私にとって提督は何ものにも変えられない存在なんです」


磯風「こんな不埒な男が大事なのか!!」


浜風に介抱されている提督を睨み付ける磯風。浜風がなにか言おうとするがそれを制し提督が口を開く

147: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)19:09:54 ID:HeEL
提督「磯風が怒るのは当然だ俺は最低なことをしている」


磯風「黙れ」


磯風は睨み付けながら冷たく言い放つ。再び暴力を振るいそうなほど怒りに溢れているが浜風が提督を庇う


浜風「これ以上提督に危害は加えさせません」


磯風「どうしてだこんな男のなにがいい」


浜風「とても一言では伝わりません」


磯風「…」


磯風と浜風の睨み合いが続く


↓2この状況はどうなった?

149: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)19:16:41 ID:OlFi
絶対に折れそうにない浜風に磯風がこの場は引く
「姉さん達とも話すからな……浜風、お前の事を一番に考えているのは私達だぞ」

152: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)19:53:47 ID:HeEL
陽炎「はいはいそこまでにしなさい」


陽炎を先頭に陽炎型の面々が部屋に入ってくる。どうやら全員揃っているようだ


磯風「お前は出しゃばるなこれは私たちの問題だ」


黒潮「うちは陽炎型の問題やと思うねぇ」


不知火「司令、磯風の無礼をお許しください」


提督「ああ…」


磯風と浜風が二人で居なくなったことに疑問を感じ鎮守府内を捜索していたという。そんな最中に磯風の大声を聞き雪風が集合をかけたのだと聞かされる


陽炎「こういうときはやっぱり雪風頼りよね」


雪風「幸運の女神は雪風の味方です!」


陽炎はよくやったわねと雪風の頭を撫でる。磯風の表情は未だ険しいままだ

153: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)19:59:39 ID:HeEL
陽炎「この場は陽炎型ネームシップであるこの陽炎が預からせてもらうわよ」


磯風「…」


陽炎に対しても掴みかからんとする磯風に浦風と谷風が近付く


谷風「気持ちはわかるけどさぁ手を出したのはマズイって」


浦風「ここは大人しくいうことを聞ぃとき」


二人からの説得に折れたようで無言で部屋を後にする。その際陽炎と肩が当たったが謝ることはなく立ち去る


陽炎「なによ私の言うことは聞かないくせに」


不知火「これより陽炎型で会議を行いますので浜風を連れて行きます」


提督は拒否することなく頷く。浜風は一瞬戸惑うが陽炎の後をついついく


黒潮「もちろんあとで司令はんの話も聞くからなぁ~」


提督の呼び出しも確定したようだ


↓2陽炎型会議の様子

155: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)20:06:02 ID:gZsv
浜風を救えなかった自分達に提督を非難する資格はないと早々に決着
磯風は提督にお詫びに行くことお詫びの方法は浜風に一任
その後ほとんどの時間を浜風の提督との体験を根掘り葉掘り聞きだす女子会に

156: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)20:26:18 ID:HeEL
とある会議室にて開かれた陽炎型会議。議題は浜風についてで結論が出ないような長丁場になることも考えられたが…


陽炎「で、で?キスのあとはどうしたの?」


浜風「それは…」


会議は浜風を救えなかった自分達に提督を非難する資格はない。と早々に決着がつき、磯風は提督にちゃんと謝るということになった


普通ならそこで終わるが会議は女子会という体の浜風の体験談を聞き出す会となっていた


初風「体 はどんなのだったのよ」


浜風「私が上になりました…」


天津風「貴女初体験でそんな大胆なことしたの?!」


浜風「●●されるのが少し怖かったので…」


親潮「ききき気持ちよかったんですか?!」


浜風「…」


浜風は答える変わりに小さく頷く。その反応を見て他の陽炎型は大騒ぎする


時津風「メロンがゆっさゆっさと揺れる光景は絶景だったろうねぇ~」


野分「メロンで済めばいいですけど最近また少し大きくなってますよね」

157: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)20:31:23 ID:HeEL
陽炎「で?で?で?!」


陽炎は更に食いつく


嵐「そもそも痛くなかったのかよ?」


浜風「少し痛かったです、でも提督が優しくしてくれたので…」


舞風「激しく動いてると は破れるっていうけど嘘だったんだねー」


浜風「人によると思います。私は少し血が出ましたが朝潮は出なかったようです」


不知火「経験済みというわけではないんですよね」


浜風「朝潮は時々一人でしていると言っていたのでそれが関係しているのかもしれません」


黒潮「朝潮なぁ」


朝潮の名前が出ると雰囲気が変わる。朝潮と同時に関係を持ったことが引っかかっているようだ

158: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)20:35:02 ID:HeEL
不知火「浜風が選んだのなら文句はありません。司令を責めることもできないでしょう」


黒潮「でもいきなり同時ってどうなんやろうなぁ」


段階を踏んでいけば受け入れられたかもしれないが、提督は二人を同時に選んだのだ


陽炎「浜風がいいって言うならいいけど後悔しない?」


浜風「するはずがありません」


黒潮「そこまで言い切るんやったら仕方ないなぁ」


陽炎「よし、司令の意見を聞きに行きましょう。全員で押しかけると迷惑だから何人かに絞っていくわよ」


陽炎たちは提督の所へと向かった


↓2提督との話し合いの様子

160: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)20:52:05 ID:NlEx
偶然朝潮型とパッティング
そんで提督の真摯な思いが分かる面々

161: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)21:33:42 ID:HeEL
執務室には陽炎型代表の陽炎、黒潮、不知火。朝潮型の満潮、霞が訪れている。陽炎たち三人は執務室に来るまでに満潮たちに偶然遭遇し、一緒に向かうことになったのだ


黒潮「朝潮もおるしちょうどええなぁ」


陽炎「司令の考えをタップリ聞かせてもらうわよ」


満潮「変なことを言ったらただじゃおかないから!」


霞「司令官は変なことを言うような人じゃないって信じてるわよ」


朝潮「司令官…」


不安そうに朝潮が提督を見つめる。なにも心配することはないと頭を撫で陽炎たちの方を向く


↓2提督の台詞

163: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)22:25:49 ID:1UB0
愛の誓いの宣誓を始める、ここにいる全員が証人だって
そして浜風のとこにも行く!

164: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)22:43:56 ID:NVTi
提督「少し早いと思っていたが丁度いい機会だ、やってしまうか」


提督は机からなにかを取り出し朝潮の前に立つ。そして朝潮の左手をとる


朝潮「指輪…」


提督「最大練度までは遠いが気持ちとして受け取って欲しい」


朝潮「はい、わかりました」


朝潮の薬指に指輪を嵌める。その様子を陽炎たちが見守っている


提督「ここにいる全員が証人だ。もし俺が朝潮を裏切ったりすればなにをしてくれても構わない」


陽炎「言ったわね?」


黒潮「そこまで言えるだけの覚悟はあるみたいやねぇ」


満潮「浮気でもしたらぶっ飛ばすから覚悟しておきなさい!」


提督の責任を取るという言葉に偽りはなかった。その気持ちも無事に伝わったようだ

165: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)22:47:28 ID:NVTi
不知火「これだけじゃありませんよね」


提督「もちろんだ浜風のところにも行ってくる」


提督はもう一つ指輪を取り出す


霞「よく二つもあったのね。もしかして最初から二人以上を選ぶつもりだったの?」


霞からそう言われるが提督は動じない


提督「それが俺にもよくわからないんだ。なぜか二つあった方がいいと思って用意していた」


陽炎「それって運命ってことかもしれないわね」


黒潮「ほんまやったら素敵やねぇ」


提督「じゃあ俺は浜風のところに行ってくるぞ」


提督は指輪を持って執務室を後にする。朝潮は嬉しそうに指輪を眺めていた


↓3浜風の反応か台詞か

166: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)23:00:24 ID:1UB0
ksk
提督の言葉に嬉しそうにうなずいて指を差し出す

168: 名無しさん@おーぷん 21/04/14(水)23:45:14 ID:OlFi
>>166
その目には光るものが

169: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)00:19:46 ID:pcPW
浜風にも朝潮と同じように指輪を差し出す。提督の気持ちも嘘偽りなく伝えるとゆっくりと頷き左手を出す


提督「受け取ってくれて嬉しい」


浜風「…」


薬指に指輪が嵌まると同時に浜風の目から涙が溢れる


浜風「欠陥品の私に指輪までくれるなんて」


提督「自分のことをそんな風に言うんじゃない。浜風は立派な艦娘だ」


浜風「提督…ううう」


提督に抱き着き涙を流す浜風。提督は優しく抱き締め返す

170: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)00:30:46 ID:pcPW
朝潮「~」


提督が浜風の所に行っている間、執務室で朝潮は一人待っている。仕事を進めておかなければいけないのは判っているが、それどころでは無さそうだ


朝潮「指輪。司令官の気持ちを形にしてもらうのがこんなに嬉しいだなんて」


もらった指輪を穴が空きそうなほど何度も眺める。他のことは考える気にもなれないようだ


朝潮「指輪、指輪。司令官の指輪。うふふふ」


ニコニコと眩しい笑顔で指輪を眺める朝潮は誰よりも幸せそうだった


↓2朝潮か浜風のどっちかに何か起こる

172: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)00:39:48 ID:Mapj
幸せな朝潮を観察し隊(朝潮型)もドアの隙間から幸せそう

173: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)01:04:56 ID:pcPW
峯雲「朝潮さん幸せそうですね」


荒潮「本当よね~」


ドアの隙間から覗くのは幸せな朝潮を観察し隊こと朝潮型である


霰「んちゃ」


朝雲「霰はなんて言ってるの?」


山雲「さぁ~」


霞「あれが女としての喜び。艦娘も女としての幸せを掴めるもの」


朝雲「今の一言にそんな意味があったなんて!」


満潮「本当に幸せそうよね。この勢いで私たちとの距離も縮まればいいわね」


提督と関係を築くことには成功したが根本的な問題は解決していない

174: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)01:08:21 ID:pcPW
霞「ひょっとしたら今なら平気かもしれないわよ」


満潮「提督とはどうだったのかとか指輪のことを聞けば答えてくれそうね」


大潮「…」


朝雲「大潮姉さんのテンションが低いのはなに?」


山雲「男の人のものになった女の子には興味がないみたいよ~」


霰「んちゃ」


荒潮「レ はそのまま黙ってろ、ですって~」


↓2朝潮のコミュ障は改善した?

176: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)01:21:21 ID:Y1df
泣く事は無いし一言二言なら会話も可能に

177: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)01:32:59 ID:pcPW
朝雲「指輪見せて見せて!」


朝潮「はい…」


霰「綺麗」


荒潮「霰が普通に喋ってる?!」


満潮(前みたいに泣いたりはしないようね)


精神的にも安定しているのか朝潮は怯えることはなく会話もできている


霞「よかったわね朝潮。ちゃんと幸せになりなさい」


朝潮「ありがとうございます…」


朝潮型に祝福されるのは嬉しいがまだ完全に克服はできていないようで、少しずつ顔色が悪くなっていく


峯雲「朝潮さんの顔色が悪いような気がしますけど平気ですか?」


朝潮「ええ…」

178: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)01:39:07 ID:pcPW
霞「ここまでにしておきましょう。そもそも一度に大勢で来すぎよ」


満潮「あんたが率先したくせに」


朝雲「また今度話聞かせてよ絶対だから!」


山雲「お幸せに~」


朝潮「ありがとう、ございます」


嵐のように去っていく面々。騒がしいだけではなくちゃんと朝潮のことを思って行動しているのだ


朝潮「私は幸せ者です。こんな卑怯な私がこんなに幸せになっていいのでしょうか」


朝潮は目に溜まった涙を拭い決意する。苦手なコミュニケーションを克服し提督に相応しい艦娘になるのだと


↓3浜風の方になにか起こる

寝ます

179: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)06:58:09 ID:9W3a
愛のパワーで頭に響く謎の声が…消えた…!

181: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)08:34:13 ID:czMq
>>179
魅力もアップアップ

182: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)17:05:52 ID:muRc
再び浜風の部屋。提督に抱きついたままでいた浜風が突然なにかに気付く


浜風「声が…頭の中から声が消えました!」


本当かと確認すると笑顔ではいと答える。眠る時でさえ聞こえていた声が消え去っていたのだ


提督「ひょっとして指輪のお陰なのか」


そんな機能は無かったはずだが現に浜風の頭の中から声は消えた。愛の力という言葉で解決できればいいが物事には理由がある


提督はそう考えはしたがそもそも声の原因は不明で理由が判っていない。理由の判らないものが愛という形のないもので治ったのであればそれでいい


そんなことを一人考えていると提督の目の前にまで浜風の顔が迫っていた


浜風「私を見捨てず救ってくれた提督が大好きです」


昨夜とは違い浜風から唇を重ねる

183: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)17:14:41 ID:muRc
浜風はずっと声に悩まされていて明るい表情は殆ど見たことがなかった。俯きがちで顔は髪に隠れいつも暗いイメージだった


だが目の前にいる浜風はどうだろう。この方がいいと言ってしまうのは失礼かもしれないが、笑顔がこんなに素敵だとは知らなかった


提督に愛と感謝の気持ちを込めキスを続ける浜風。提督もそれに応えるために彼女の体を引き寄せる


浜風(嬉しい…提督からも…)


軽いキスだったものから舌を絡め段々と激しさを増す二人。提督への気持ちが止まらない浜風と彼女の本来の魅力に気付いた提督。行為を止める理由はお互いにない


↓2どうなった?

185: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)17:51:28 ID:wmP6
磯風カットイン
小言の一つも言ってやろうかと思ったら浜風の顔が今までで一番明るいことに気付く

186: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)19:05:18 ID:muRc
磯風「…」


愛を確かめ合う二人をドアから覗いている磯風。提督に謝りに行く前に浜風と会っておこうとした結果、二人の姿を目撃することになった


磯風(これを見て謝れというのかそんなのは私にはできない)


暴力を振るうとまた問題になるのは理解しているのでせめて暴言を浴びせてやろうとしたところ、浜風の顔がチラリと見えた


磯風(なんだあの表情は私たちの前では見せたことはない)


磯風や陽炎たちの前でも明るい表情は見せらなかった浜風。その彼女が提督のお陰で幸せそうな顔をしている


磯風「…」


自分が暴言を吐いたところで浜風は幸せにはならない、それどころか表情を曇らせてしまうだろう。それが理解できた磯風は動くことができない

187: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)19:17:24 ID:muRc
陽炎「それが正解よ二人の邪魔はするべきじゃないの」


動けなくなっていた磯風の元に陽炎がやって来る。ちゃんと提督の所に謝りに行くのを確認するために後を付けていたようだ


陽炎「何度も言うけど私たちじゃ浜風をどうにもできなかった」


磯風「うるさい」


陽炎「あんなに幸せそうな顔をさせてあげられなかった」


磯風「黙れ」


陽炎「私たちの負けなのよ」


磯風「…」


なにも言い返せず黙ることしかできない。磯風も言いたいことはあるがそれを口にすると惨めなだけだとわかっている


陽炎「姉妹の幸せを認めるのも大切なことなのよ」


磯風「あんな男でもか」


陽炎「司令のことを悪く言えば言うほど私たちの価値も下げるのよ」


自分たちは不埒で最低な男に負けた。その悔しさで震えていると陽炎が磯風の頬を叩いた

188: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)19:25:57 ID:muRc
何をする!といまにも叫びそうな磯風の口に手をやり黙らせる。提督たちの邪魔をしてはいけない


陽炎「そんなんじゃあんたは一生成長しないわよ」


磯風「ネームシップだからと調子に乗るな。私はお前を姉だと認めていない」


はぁ、と深いため息をつく。馬鹿にしているのかと磯風が更に怒るが陽炎は続ける


陽炎「そもそも浜風のことについて勝ち負けを気にしてるあんたの負けよ」


磯風「…っ!!」


磯風は優等生だった。出撃でも遠征でも常に結果を出す頼れる存在だった


私にできないことはないとまで自信に満ち溢れていた磯風が唯一解決できなかったのが浜風


浜風を治すのが当然、治せて当たり前。そんなことを考えながら浜風を治そうと努力を続けていた


磯風「あ、あああ、あああ」


自分は最初から間違っていた。それに気付いた磯風は泣き崩れることしかできない


↓2このあとどうなる?

189: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)19:29:30 ID:rvDC
自覚できただけマシ

190: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)19:55:33 ID:Vf2o
陽炎「>>189、さっ行くわよ」
磯風を連れて離れようとしたが浜風が出てきて、磯風が自分の事をとても考えていてくれた事が嬉しいとお礼を

191: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)21:39:35 ID:muRc
陽炎「自覚できただけマシね、さっ、行くわよ」


陽炎は磯風を連れて離れようとするが部屋から浜風が出てくる


浜風「すいません聞こえてしまいました」


陽炎「あちゃー…あのね浜風」


浜風「大丈夫ですわかっていますから」


磯風の手を取る浜風


浜風「どんな理由であれ私のことを考えてくれてありがとうございました」


磯風の目からは涙が溢れている

192: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)21:46:18 ID:muRc
浜風「仮病だと言われてもおかしくない状況で磯風はいつも真剣に向き合ってくれました」


浜風「磯風の行動に裏があったとしてもそれは関係ありません」


浜風の言葉を聞くほど磯風の涙が溢れ出る


磯風「私が間違っていた…許してくれ……」


浜風「許すも許さないもありません。私は磯風にお礼を言っているんです」


磯風はとうとう泣き崩れる。そんな彼女を浜風は優しく受け入れる


陽炎「まったく、こんないい子は司令には勿体ないかしら」


悩みを抱えていたが誰よりも優しかった浜風。彼女は誰かを傷付けるようなことからは遠い存在だった


↓2朝潮の方でなにか起こる

193: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)22:02:01 ID:DAW0
少人数から慣れていこうと考える朝潮
まず柔らかそう(物腰)な峯雲とおしゃべり作戦

194: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)22:06:19 ID:TG0u
>>193
着実な進歩に姉の新たな魅力を見出す姉妹達
これが尊いという気持ち

195: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)22:46:31 ID:muRc
朝潮と浜風が指輪を受け取ってから数日、浜風の頭の中の声が治ったのを知った朝潮は自分も前に進むべきだと考えた


朝潮型の全員とコミュニケーションが取れるようになる、その目的を達成するために努力を続けていた


少人数から慣れていこうという方針は固まったが誰と話すかというのは大事だ。大潮は既に朝潮から興味を無くしているがとても適任とは言えない


まずは物腰が柔らかそうな峯雲から慣れていこうということで今日も二人で会話を試みている


峯雲「秘書艦の仕事は浜風さんと交代交代で行うようになったんですね」


朝潮「ええ…」


峯雲「空いた時間で今日も沢山お話ししましょう」


朝潮「はい…」


以前ならば返事をすることも無理だった。朝潮は着実に成長している

196: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)22:50:55 ID:muRc
一方その頃別室では朝潮との会話を楽しんでいる他の朝潮型が居た


朝雲「ちゃんと峯雲の顔を見れるようになってるわね」


荒潮「大したものよね~」


霞「私や満潮は論外だしやっぱり峯雲に頼んで正解だったわね」


峯雲のポケットには通話状態の電話。峯雲と二人で話すとは言ったが会話は聞かないとは言っていないのでちゃっかり盗聴していたのだ


満潮「峯雲は女子力も高いし頼んで正解なのは否定しないわよ」


山雲「朝潮姉さんも尊いわね~」


↓2会話の内容

198: 名無しさん@おーぷん 21/04/15(木)23:40:59 ID:zldJ
朝潮型以外の人当たりのいい人に頼んで話し相手になってもらわないか

199: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)00:14:30 ID:ZsTL
峯雲「朝潮さんは私たちと普通に話せるようになりたいんですよね。ではこういうのはどうでしょうか」


峯雲は朝潮型以外の人とも会話をしてみてはどうかと提案する。朝潮は即座に否定するが峯雲は続ける


峯雲「朝潮さんが提督さんと親密な仲にならなければこんなことは言いませんでした」


朝潮「う」


峯雲「例えば提督さんがなにかのパーティーに呼ばれたとして、当然朝潮さんも同席しますよね。その時に今の状況はどう思いますか?」


朝潮「それは」


朝潮が提督の隣に居るのならばコミュニケーション能力は必須。峯雲の言うことは最もである


峯雲「浜風さんに代役を頼む方法はあります。でもずっとそれではいけませんよね」


朝潮「やって…みます」


峯雲「話しやすい人を紹介しますから頑張ってください」


↓2誰を紹介された?

201: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)00:37:07 ID:AB4e
がっささん

203: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)00:53:23 ID:ZsTL
衣笠「こんにちは朝潮!」


朝潮「こんにちは…」


衣笠「峯雲から事情は聞いてるわこの衣笠さんにお任せ!」


明るく話しかけるが朝潮はそのテンションについて行くことができない


衣笠「提督と一緒に話すときはもっと元気よく話せてるのに。やっぱり一人だと難しい?」


朝潮「申し訳ありません…」


衣笠「謝らなくていいから!」


じゃあゆっくりお話しましょうと衣笠と二人で話す朝潮。不安はあるがやるしかないと気合いをいれる

204: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)01:04:41 ID:ZsTL
衣笠「そんなに頑張ろうとしないでさ、気楽にやろう!」


朝潮の心を読んだかのように釘を刺す衣笠。しかし朝潮にとって気楽に話すことが難しい


朝潮「…」


衣笠「緊張とは違うんだ?」


朝潮「はい…」


朝潮の様子がおかしいことに気付いた衣笠が心配するが、すぐにいつもの調子に戻る


衣笠「楽しい話をすればいっぱい喋れるようになるから話そう!」


不安の方が大きいが衣笠に騙されるつもりで頑張ろう。朝潮はそう決意する


↓2会話の様子はどうか

206: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)07:53:13 ID:Bq1c
お互いの姉妹の話で楽しく盛り上がる

207: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)20:20:00 ID:ZsTL
朝潮「青葉さんって以外と乙女なんですね」


衣笠「霞ちゃんがちゃんと提督のお姉ちゃんしてるのはびっくりしちゃう」


お互い姉妹の話題で盛り上がり不安は消え去ってしまっていた。峯雲の人選に間違いはなかったようだ


衣笠「やっぱり姉妹艦の話は盛り上がるね。これでもう衣笠さんと二人でも話せる!」


朝潮「わざわざありがとうございました」


衣笠「朝潮ちゃんが本気なの知ってるから協力したんだよ!」


衣笠が言うには朝潮がコミュニケーションを頑張ろうとしている様子は艦隊に知れ渡っているそうだ


衣笠「こうやって二人で話すのも頑張ってる証。朝潮ちゃんは偉い!」


朝潮「ありがとうございます」


褒められて嬉しい朝潮だが安心してはいけない。まだ問題は解決はしていないのだ

208: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)20:23:14 ID:ZsTL
衣笠「峯雲ちゃんに次に話す人を選んでって言われたけど少し冒険してみない?」


朝潮「冒険ですか」


衣笠「誰とでも話せるようになるのがゴールだと衣笠さんは思う!」


峯雲や衣笠のように話しやすい艦娘だけでなく、どちらかというとコミュニケーションが取りにくいような艦娘とも話すのが大事らしい


衣笠「いまの朝潮ちゃんなら平気だから!」


朝潮「頑張って…みます」


衣笠「よしっ!」


↓2次に話す艦娘

210: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)20:30:43 ID:Fy2K

211: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)21:42:55 ID:ZsTL
曙「…」


朝潮「…」


衣笠の紹介を受け朝潮の所にやってきた曙。衣笠としては口の悪い曙とうまく会話できればコミュニケーション能力が上がると考えていた


しかし曙は駆逐艦相手にはそこそこの口の悪さだが一番悪いのは提督に対してである。重巡や戦艦などにはちゃんと礼儀を弁えている


曙の口ぐせにもなっているクソ提督という言葉。もし朝潮の前で言ってしまえばどうなるだろうか


曙「…」


朝潮「…」


曙はそれがわかっているので自分から話しかけることができない。ついウッカリと口に出してしまう可能性があるからだ


朝潮は当然自分から話すことなどできない。よって二人の間には沈黙が流れ続けている

212: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)21:46:22 ID:ZsTL
曙「ク……提督とはどうなのよ」


このままでは意味がないと曙から話題を出す。なんとかクソ呼ばわりは回避したものの朝潮は気付く


朝潮「司令官のことをクソ呼ばわりしましたか?」


曙「し…してないわよ」


朝潮「…」


一瞬口にした程度でこの噛みつき方はマズイ。自分ではどうすることもできないのではないかと曙は考え始める


曙(衣笠さんの頼みだから断れなかっただけなのに。逃げるのは衣笠さんの顔に泥を塗ることになるわよね)


朝潮「…」


会話が生まれない。再び長い沈黙が始まった


↓2二人はどうなった?

214: 名無しさん@おーぷん 21/04/16(金)22:12:13 ID:Bq1c
ぎこちなくでも会話してくとクソとは思ってないとわかる朝潮
これが…ツンデレ

215: 名無しさん@おーぷん 21/04/17(土)01:14:50 ID:29RL
ぎこちないながらも会話は進み、曙のことも理解し始めた朝潮


曙「て、提督はちゃんとあんたを見てたのね」


朝潮「司令官はうわべだけの人ではありませんから」


曙「知ってるわよそんなの!」


朝潮「え?」


曙「あいや、違うのよ。いや違わないことはないというか…」


曙の口は悪くても相手を否定するようなことは言わない。相手を信頼しているからこそあんな態度になるのだと朝潮は気付いた

216: 名無しさん@おーぷん 21/04/17(土)01:22:46 ID:29RL
朝潮「司令官のこと好きなんですね」


曙「んなぁ!!誰があんな奴!!」


否定はしないんですね、とは言わず胸にしまっておく朝潮。口が悪い相手ほど信頼しているということにも気付いたようだ


朝潮「曙さんの好きは恋愛の好きかは知りませんが、司令官は渡しませんよ」


曙「そんなこと言ってないでしょ!!」


顔を真っ赤にして叫ぶがやはり否定はしない


朝潮(これがツンデレというものですね。司令官の好みであったら危険でした)


提督に選ばれたのは自分と浜風。ある種の余裕を持ちながら曙のツンデレを楽しむ朝潮だった


↓3曙とはどうなった?

寝ます

219: 名無しさん@おーぷん 21/04/17(土)12:15:28 ID:En5X
軽口を言い合えるように

221: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)17:39:25 ID:BfCe
朝潮「今日はありがとうございました」


曙「もう二度と話さないわよこのクソむっつり!」


曙との会話は成功し、ツンデレとむっつりとお互いに呼び合える仲になれた。朝潮は自分がむっつりと呼ばれるのは違和感があったが提督との過ごし方を事細かに教えたところ曙から指摘された


朝潮(曙と話せるようになったのは自信が付きます。この調子で頑張りましょう)


曙と話す目標は達成できたので一度戻ることに決めた朝潮

222: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)17:46:28 ID:BfCe
戻っている最中に食堂に通りかかった朝潮。腹ごしらえのついでにあることを思い付く


朝潮(会話だけでなく誰かと食事をできるようになる必要もありますね)


話すだけがコミュニケーションではないことは朝潮も知っている。コミュ障が知られるまでは必ず提督と食事を共にし、出撃や遠征で不可能なときは食べていないほどだった


朝潮(夜中にお腹を空かせていた過去とはお別れです。私は司令官に相応しい艦娘になるんです)


意を決して食堂に乗り込む朝潮



↓2食堂に誰が居た?

224: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)18:05:07 ID:He6C
青葉

225: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)18:20:40 ID:BfCe
青葉「これはこれは朝潮ちゃんじゃないですかぁ!」


食堂に居たのは青葉で朝潮の姿を見つけるとすぐに話しかける


朝潮「…」


青葉のテンションについていけず口を開くことができなかったが、そんなことは関係無しに青葉の質問攻めが始まった


青葉「一度お話しを聞きたいと思ってたんですぅ!浜風さんとのダブルケッコンはどうですか?」


青葉「青葉としては重婚は無しかなぁって感じのんですけど二人とも幸せそうなのが見ててわかるんですよぉ!」


青葉「夫婦円満の秘訣ってなんですか?そもそも喧嘩とかしちゃうんですか?」


朝潮「…」


青葉「もし教えてもらえるなら夜戦の話なんかも…あ~年齢制限入っちゃいますよぉ!」


スイッチが入ったかの如く質問を続ける青葉。朝潮でなくともまともに話すのは難しい状況になっている

226: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)18:24:59 ID:BfCe
青葉「申し訳ありませんでした…」


朝潮「いえ…」


ひとしきり質問したあと我に帰った青葉は素直に謝る。誰とでも話せるようになりたいと思う前なら絶対に逃げている状況だが今回は違う


青葉「一つずつ質問していきますので答えてくれますか?」


朝潮「もちろん、です」


朝潮はぎこちないながらも質問に答えようとする。食事をとりながらゆっくりと質疑応答をしましょうと青葉は食事とメモを用意する


朝潮(一言だけじゃなくて、聞かれたことはちゃんと答えないようにしないといけません)


朝潮への質問、青葉の取材が始まった


↓2取材はどうなった?

228: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)18:38:24 ID:iBvC
青葉が聞き上手なので朝潮も気持ちよく話せて二人の食事もススムくん

229: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)19:58:12 ID:BfCe
先程の質問攻めからは考えられないくらいスムーズに取材は進んだ。青葉が聞き上手なのもあり会話も問題なく食事にも支障はなかった


青葉「ありがとうございます!これは記事の書きがいがありますよぉー!」


想定以上に聞きたいことが聞けて青葉は満足げなようだ。朝潮は話しながら食事をするという目的を達成できてほっとしている


朝潮(会話と食事ができたのは進歩ですね。後退しないように努めていきましょう)


青葉「~~なんですか?」


朝潮「え…」


考えごとをしているときに質問が来てしまった。もう一度聞くのは失礼だと判断した朝潮はとっさに答える


朝潮「そうです、ね」


青葉「おおおおーー!」


かなり喜んでいる様子を見て否定するよりよかったと思う朝潮。青葉はかなり満足した様子で帰っていった

230: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)20:07:30 ID:BfCe
夜。食事のあと緊急の遠征に出撃した朝潮は鎮守府に戻ってきた


朝潮(タンカー護衛は緊急要請が多いです。前もって申請してくれればいいのに)


緊張要請のあったタンカーに愚痴りつつ執務室に向かう朝潮。その時掲示板にあるものが貼り付けられていた


朝潮(これは青葉さんの鎮守府通信)


そこには号外という形で青葉の記事が掲示されていた


朝潮(私へのインタビューの内容を早速記事にしたんですね)


どんな記事になっているのか期待して読んでみる朝潮


↓2記事の内容?

231: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)20:19:06 ID:owuF
提督は脱ぐとスゴイ

233: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)21:02:56 ID:BfCe
【衝撃!提督は脱ぐと凄かった!】


朝潮「いやいやいやいや」


信じられない見出しを見て困惑する朝潮。どうなっているか確かめるため記事を読んでいく


・提督は朝潮と浜風を取っ替え引っ替えで愉しむくらい絶 

・浜風も朝潮も提督に感謝している。だから早く妊娠したい

・どちらが早く妊娠するか競争している

・提督のアレは腕くらい太い。それを二人がかりで奉仕している

・浜風の方が夜戦に積極的


ざっとまとめるとこのような内容になっていたが朝潮にはこんなことを言った記憶はない


朝潮(なにをどうすればこんな記事が出来上がるんですか)

234: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)21:12:34 ID:BfCe
朝潮(浜風と交代交代で秘書艦をしていることは言いました。でもそれは夜戦とは関係ありません)


朝潮(司令官に感謝するのは当然です私も浜風も司令官に助けてもらったんです)


朝潮(だから助けになりたいとは言いましたが妊娠したいだなんて…)


青葉への答えを勝手に解釈されてしまった記事であるようだ


朝潮(司令官のが腕くらい太いだなんて言ってません!これに関しては嘘じゃないですか)


ここで青葉の最後の質問の内容を聞いていなかったことを思い出す


朝潮(あの質問が司令官のモノの大きさについてだとしたら…)


朝潮は急いで提督の所に向かう。この記事の最後には【情報提供、朝潮】の文字があった


朝潮(説明させてください司令官!)


↓2提督の反応とか部屋であったこととか

236: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)21:34:17 ID:iBvC
部屋に向かうとき途中に私は悪いゴシップ記者ですって板を首にぶら下げて正座してる青葉がいる

237: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)21:50:12 ID:BfCe
部屋に向けて走っている最中、食堂近くの目立つ位置に青葉の姿が見えた


一言文句でも言おうと青葉に近付いたが…


【私は悪いゴシップ記者です】


青葉「…」


廊下では板をぶら下げた青葉が正座していた。反省のさせ方から提督が指示したことがわかる


朝潮(青葉さんに司令官の制裁があったということは全て知られてしまっている!)


青葉は無視し部屋に急ぐ朝潮。自分の口から説明しなければ提督に嫌われ全てが終わってしまう。そう考えながら全力で提督の元に急ぐ


↓2どうなった?

239: 名無しさん@おーぷん 21/04/18(日)23:03:34 ID:inhL
提督にしゃべる隙を与えず弁明をまくし立てて嫌わないで捨てないでと縋り付く
提督(全部分かってるから大丈夫なんだよなあ)

240: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)00:09:54 ID:790B
朝潮「違うんですあれは全て青葉さんの過大解釈なんです!」


部屋につくなり弁明を始める朝潮。提督に喋る隙を与えることなく一方的に捲し立てる


朝潮「私はあんな下品なことは言いませんし思ってても言いません!」


提督(必死になって説明してくれているがこっちは全て判っているんだよな)


青葉の取材と記事は普段はまともで役に立つことが多い。しかし一度スイッチが入ると内容が誇大していくという悪いクセがあった


提督(青葉には反省させているし朝潮はなにも悪くないと説明してやらないとな)


しかし朝潮の口は止まらない。懇切丁寧に取材でどう答えたかを説明しているのだ

241: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)00:17:47 ID:790B
まだ朝潮の口は止まらず流石にもういいと止めようと思っていると


朝潮「…」


ようやく朝潮の説明も終わり全て判っていると伝えようとした時、朝潮が提督の足元にしがみつく


朝潮「私のことを嫌わないでください…」


そんなことはしなくてもいいと慌てて引き剥がそうとするが朝潮は離れない


朝潮「お願いですから捨てないで下さい!!」


捨てるつもりなんて微塵もないと言っても効果はない


朝潮「私の全ては司令官なんです!どんなことでもしますから側に置いて下さい!!」


半ば発狂しながら提督に懇願する朝潮。提督の言葉を聞けないほど取り乱しているようだ

242: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)00:24:54 ID:790B
朝潮をなんとか落ち着かせことなきを得た提督。一息ついたあと朝潮との関係について考えていた


提督(朝潮は自分に落ち度があって捨てられる恐怖がある)


朝潮がコミュニケーション能力に欠けているのは問題だがそれ程大きい問題ではない。しかし朝潮本人はそうは思えていない


提督(俺に嘘をついていたという後ろめたさが朝潮を追い込んでいるのか)


過去のことを許したとは言っても本人の心に残っているのならそれは解決したことにならない


提督(このままではいつか関係にヒビが入る。それはなんとしても避けたい)


出撃や遠征は提督と艦娘という関係であったとしても、指輪を送られたのならプライベートは別。男女の仲で対等であるのが普通なのだ


↓3朝潮をどうするか
寝ます

245: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)01:13:02 ID:dLrG
慌てん坊さんで勘違いしちゃだめだぞ
正直   がでかいと言われて嫌な気分になる男はいない
二人の妻に愛されて嫌な気がする男もいない
かと言って盛りすぎるのも良くない
今回は話を変な方向に膨らませて誇張した青葉が悪いんだよ

丁寧に諭してあげる

246: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)10:18:55 ID:790B
提督「朝潮よく聞いて欲しい」


俯いたままの朝潮に提督は優しく語りかける


提督「男として正直…  でかいと言われて嫌な気分にはならない。そして二人の妻に愛されて嫌な気がするはずがないんだ」


提督は正直に気持ちを伝える。自分が本心で話さなければ意味がないと考えてのことだった


提督「このことは事実だとしても話を盛りすぎるのは良くない。今回のは話を膨らませて誇張した青葉が悪いんだ」


朝潮「でも」


提督「朝潮は悪くない。万が一悪いことをしたとしても捨てたりなんか絶対にしない」


じっと朝潮の目を見て話しかける。朝潮は俯いた顔を上げて提督の目を見る


朝潮「信じていいんですよね」


提督「朝潮に送った指輪に誓おう」


ここまで言われようやく朝潮の表情は明るくなった

247: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)10:24:15 ID:790B
提督「朝潮に提案があるんだ」


朝潮のことを大切にしていると判ってもらった提督は思案した結果を話す


提督「これからは朝潮と浜風と一緒に寝ようと思う」


朝潮「私だけでは満足していただけないんですか…?」


再び朝潮の表情が曇るがそれは違うと即答する。今回のような解釈をされない為に必要なことだと言う


提督「秘書艦は日替わりでやってもらうが毎晩二人と一緒に寝ていれば変な噂も立たない。夫婦なんだから一緒に寝るのはおかしなことはない」


朝潮「司令官がそう言うのなら私は構いません」


提督「浜風はまだ起きているか…この際だ、話をしに行こう」


急遽浜風の所に向かうことにした提督。この提案はどうなるのか


↓3浜風の返事とか反応

250: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)16:16:50 ID:FpiD
大賛成

251: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)19:20:45 ID:790B
三人で一緒に寝ないかという提案に浜風は大賛成。さっそく今日から一緒に寝ようと提督の部屋に集まったが…


提督「狭いな」


朝潮「狭いですね」


浜風「狭いです」


初夜を迎えた日は朝方まで行為が続いていたので狭さは気にならなかったが、ゆっくり寝ようとすると明らかに狭い


提督「そもそも俺一人でゆったり寝れるくらいのサイズのベッドだからな」


朝潮「二人でなら丁度よかったんですけどね」


浜風「こればっかりは仕方ありません」


艦娘とケッコンすることは全く考えておらず更に同時に二人などど予想はできなかった


朝潮「今日はこのまま我慢して明日にでも寝具を買いに行きませんか?」


提督「行きたいのは山々だが提督と秘書艦が揃って外出するのはどうだ」


浜風「公私混同で士気にも関わりますね」


たかがベッドを買いに行くだけ。しかしそれが積み重なって提督の不信に繋がる可能性がある

252: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)19:27:50 ID:790B
朝潮「ネット通販を利用するのが妥協案でしょうか」


提督「実際に物を見れないのが不安だが仕方ないな」


浜風「ネットの情報を一緒に見ましょう」


そうだなと端末を取り出す提督。三人で見れるように見やすい位置に持っていくが朝潮が提督の肩に寄る


浜風「ズルいですよ朝潮さん」


負けじと浜風も朝潮の真似をしようとするが少し考えたあと腕にしがみつく


提督「操作がしにくいぞ」


浜風「んふふふ」


朝潮「むぅ」


わざと提督の腕を胸に当てている浜風。朝潮も負けじとなにかをしようとするが朝潮には武器がない


朝潮「もう脱ぐしかありません!」


提督「先にベッドを決めておきたいんだが」


浜風「提督が悪いんですからね」


三人で一緒でも仲良く過ごせそうだ


↓2どうなる?

254: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)20:07:30 ID:HwlD
キングサイズベッド納入の日

256: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)21:00:24 ID:790B
数日後、提督の自室にベッドが運び込まれようとしていた。サイズはキングサイズで三人で寝るには申し分ないが別の問題が発生した


提督「ベッドが大きすぎて部屋に入らない?」


提督はその一報を受けるが仕事中のためどうしようも無く、業者には空いていてベッドの入る部屋に運んでもらうことになった


朝潮「分解された状態で届いてあとで組み立てるものを買いましたよね?」


提督「分解できない部分がドアより大きかったんだ」


提督達の測った寸法が甘く部屋のドアよりも大きいベッドを買ってしまった。このまま返品するしかないかと思っていたがある手段を思い付く

257: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)21:05:54 ID:790B
提督「家具職人の妖精ならどうだろうか」


朝潮「それなら可能かもしれません」


北欧風家具は直接北欧から仕入れここで組み立てるノックダウン式も扱っている家具職人の妖精ならばと期待を込め打診してみる


家具妖精「…」


朝潮「ベッドの分解はできるそうですよ!」


事情を聞いた妖精はグッと親指を立てて可能であることを伝える


提督「それは良かった運ぶのは俺たちでやっておくからドアより小さい状態にしておいてくれ」


家具妖精「…」


朝潮「…え、頼み事ですか?」


それくらいお安い御用だが一つ頼みたいことがあるそうだ


提督「俺たちにできることならなんでも言ってくれ」


↓2家具妖精の頼みは?

259: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)21:21:10 ID:y6xn
寝室の改装もさせて(趣味)(家具妖精の鑑)

260: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)21:33:36 ID:790B
提督「寝室の改装もさせて欲しいと言われるとは思っていなかった」


朝潮「あのベッドに部屋が合わないということでした」


ベッドがいいものだったのでそれに合わせて部屋を改装したい。家具妖精の趣味になるが悪いことではない


朝潮「私たちがケッコンしたのも知っていてそれにも合わせてくれるそうです」


提督「至れり尽くせりというやつだな」


朝潮「家具妖精の鑑ですね」


妖精は気紛れで艦娘や人間の味方をしない時がある。面倒くさがって仕事を放り投げるのも居るがこの鎮守府の妖精はかなり協力的だ


提督「どんな部屋になるか楽しみにしていよう」


↓2何風、どんな部屋に仕上がったか

262: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)21:50:42 ID:dLrG
ベッドに合った北欧風
照明も雰囲気に合わせて光量を調節化
元々はなかった朝潮浜風の衣装棚とかも作ってくれた

263: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)22:14:32 ID:790B
なんと改装はその日の夕方には完了した。提督たちは家具妖精にお礼を言うが自分がしたかっただけだから礼はいらないと去っていった


提督「随分と男らしい妖精だな」


朝潮「良い意味で気紛れということかもしれません」


どんな部屋になったか期待しつつ部屋に入る。すると昨日までとは見違える光景が目に入ってきた


提督「これは凄い。北欧風にまとめられているな」


朝潮「ベッドに合わせてくれたんですね」


雰囲気だけでなく家具も追加されとても一日でできるような改装では無いことに驚く二人

264: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)22:19:49 ID:790B
提督「照明の光量が調整できるのか。これは便利だな」


朝潮「雰囲気が良くなってきたらこうですね」


照明をスイッチをいじるとそれらしい雰囲気が醸し出される


提督「凄いという言葉しか出てこない。業者に頼めばいい値段がするぞ」


朝潮「司令官見て下さい!」


朝潮が見つけたのは女性用の衣装棚。一つではなく二つも用意されていた


提督「ちゃんと二人分あるということか。浜風にも言って服をここに運んで来てもいいぞ」


朝潮「大急ぎで持ってきます!」


嬉しそうに部屋を飛び出していく朝潮。ベッドを買って部屋の改装までするのは予想外だったがいい結果に転がって提督は満足気のようだ


↓2部屋で起こったこと

266: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)22:40:53 ID:FpiD
浜風が膝枕してくれる

267: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)23:01:40 ID:790B
朝潮と浜風が衣類を運び終え一息ついている所に提督が部屋に入ってくる


提督「もう終わったみたいだな」


朝潮「わざわざ部屋から出て行かなくてよかったんですよ」


提督「いくら夫婦といってもプライバシーがあるだろう」


提督なりに気を使って席を外していたのだがその必要はないと言う


朝潮「服はともかく 着は司令官に見せますし脱がせてもらいますから」


提督「それとこれとは違うだろう」


浜風「私は提督のそういう所が好きですよ」


私もです!と浜風に負けじと朝潮もアピールするがここは浜風が有利なようだ


浜風「こっちに来てくれませんか?」


ベッドに座り自分の膝をぽんぽんと叩く浜風

268: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)23:05:08 ID:790B
浜風「具合はどうでしょうか」


提督「これはいいなぁ」


浜風の膝枕を堪能する提督。駆逐艦にしては良い肉付きがここでも役に立っているようだ


浜風「提督への恩はこんなことでしか返せませんが存分にお楽しみ下さい」


提督「ありがとう」


朝潮「むううう」


浜風の一方的な行動に良い気のしない朝潮。それに気付いた浜風は大丈夫ですと答える


浜風「次は朝潮さんが提督を癒してあげて下さい。順番ですからちゃんと次は譲りますよ」


朝潮「わかりました!」


朝潮も浜風に負けじと奮闘する


↓2朝潮の癒し

270: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)23:25:35 ID:dLrG
横になってる提督にぴたっと抱きつく

271: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)23:32:34 ID:790B
ベッドの中心で横になっている提督に抱き着く朝潮


朝潮「私のことを抱き枕だと思って抱いてくれませんか?」


提督「こんな感じか」


朝潮を抱き枕のように抱き締め脚も絡める提督


朝潮「~~っ!」


浜風「少し刺激が強いみたいですよ」


提督「そうだったかすまん」


軽く抱かれる程度を想定していた朝潮のキャパをオーバーしてしまったようだ


朝潮「まだ心の準備ができていないと固まってしまいますね」


浜風「これから慣れていけばいいんですよ」


朝潮と浜風でお互いに助け合っていこう。そう確認し合えた二人だった

272: 名無しさん@おーぷん 21/04/19(月)23:36:54 ID:790B
浜風「提督、今日はその、しますよね」


提督「二人がよければだが。無理はしなくてもいい」


朝潮「無理なんかしません!」


浜風「今日は汗をかいたのでお風呂に入ってきたいんです」


提督「出撃と遠征があったんだご苦労様だな」


朝潮「私もお風呂に入ってきます!」


提督「そうかじゃあ俺も入ってくるとしよう」


提督は食事の前に風呂派なのを知っていた浜風だからこその提案だった


↓2風呂での出来事

274: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)00:03:38 ID:nwN0
ふたりで背中流してくれる

276: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)00:26:51 ID:hdEz
艦娘たちが使う大風呂ではなく提督専用の小さな風呂に三人は入っていた


提督「なぜこっちに来たんだ狭いだろう」


浜風「提督の背中を流したかったんです」


朝潮「ちょうどいい機会でしたのでやらせて下さい!」


狭い以外に断る理由がないので受け入れる提督。しかし二人とも男の背中を洗うのは初めてで加減が判らない


浜風「これだとどうですか?」


提督「もう少し強くてもいいぞ」


朝潮「これはどうですか?」


提督「いたたたたた」


力を入れすぎてしまいましたと謝る朝潮。どれくらいが良いのか二人で相談し始める


浜風「姉妹艦でなら背中の流し合いの経験はあるです。けどその時の強さでは物足りないみたいです」


朝潮「私は艤装を磨くくらいの強さで試しましたが強すぎました」


ちょうどいい加減がわからず考え込む二人。このままでは提督が風邪を引いてしまうと考え始めた頃浜風があることを思いつく

277: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)00:31:37 ID:hdEz
浜風「タオルを取ってください」


朝潮「いいですけどなにをするんですか?」


体に巻いていたタオルを取り一糸纏わぬ姿になる二人。浜風はなにをするかと思えばボディーソープを体に塗りたくる


浜風「これくらいなら丁度いいですよね」


提督「なに?!」


朝潮「私もやります!」


自らがタオルの代わりとなり提督の背中を洗う二人。力加減は申し分ないようだが別の問題が発生していた


提督「これはマズイだろう?!」


浜風「夫婦なんですから問題無しです」


朝潮「司令官の体を直接綺麗にします!」


困惑する提督をよそに背中を洗い続ける二人だった


↓2この後どうなった

279: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)08:20:09 ID:5X2G
たつ

280: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)16:24:02 ID:hdEz
浜風「あっ」


浜風が提督の体の異変に気付く。裸で密着されると嫌でも反応してしまうのは仕方ないことで提督は悪くはない


朝潮「ど、どうしますかここでしますか」


提督「狭いから怪我をするかもしれないぞ」


そんなに激しく!と朝潮は思うがこの密室で三人で動くのは危険だと理解する


浜風「では試してみたいことがあります」


そう言うと浜風は提督の正面に回り込む


朝潮「私もします!」


浜風がなにをしようとしているか気付き朝潮も続く


浜風「いい機会なので練習しておきましょう」


朝潮「司令官にご奉仕します!」


思いがけず濃厚な時間を過ごすことになった提督だった

281: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)16:30:02 ID:hdEz
風呂から出た三人は食堂に来ていた


提督「なにを食べるかな」


浜風「濃厚なものは先程頂いたのでアッサリ目のものを食べましょう」


朝潮「そうですね」


司令官は精のつくものを食べて下さいと勝手にメニューを決める朝潮。浜風も同じ気持ちなようで止めようとはしない


朝潮「司令官は二人分頑張ってもらう必要がありますからね!」


浜風「さっきのは前座で夜が本番なんですから」


提督「そうなんだよな…」


枯れる心配は無いが体調管理は気を付けようと思う提督だった


↓2食事中の出来事

283: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)18:23:03 ID:zlUK
お楽しみでしたか~?
にやにやしながら秋雲さん

284: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)19:43:07 ID:hdEz
秋雲「御三方お楽しみでしたか~?」


三人に話しかけてきたのは秋雲。書類上では陽炎型に属しているが陽炎達とは交流が薄い。その為浜風とも姉妹艦という感じでは無さそうだ


浜風「秋雲も今からご飯ですか」


秋雲「話を逸らすってわかりやす過ぎぃ!」


大袈裟にリアクションを取る秋雲。その様子にムっとする朝潮


朝潮「だとしたらなんだって言うんですか」


秋雲「おおーっと秋雲さんは喧嘩はしないよ」


朝潮「その態度をやめて下さい」


秋雲「やっぱり提督と居るときはハキハキ喋れるんだねぇ」


ギリっと歯軋りをしながら秋雲を睨む。一方の秋雲には悪気は全く無さそうだ

285: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)19:53:05 ID:hdEz
提督「ネタは提供しないぞ」


秋雲「えーー」


提督「プライベートは曝け出すつもりはない」


秋雲「ちぇっ、つまんないの」


つまらなそうに三人から離れていく秋雲。いつもスケッチブックを片手に歩いている彼女はいつでもネタを探している。そのせいでトラブルになってしまうことも少なくない


提督「秋雲に悪気があったんじゃないんだ」


朝潮「…」


浜風「秋雲は誰に対してもああいう態度なんです」


提督「本人の気にしていることでもお構い無しに口にしてしまうのが悪い癖だ」


朝潮に気にしなくていいと伝えるが表情は曇ったままだった


↓2この後どうなるか

287: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)20:24:19 ID:dAxb
朝潮「やはりコミュ障解消を頑張らなければ……浜風さん!ご姉妹の誰かに手伝ってくれる様頼んで貰えませんか!」

288: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)21:05:21 ID:hdEz
食事を終えて部屋に戻ってきた三人。朝潮はなにかを決意したようだ


朝潮「やはりコミュ障解消を頑張らなければなりません。浜風さん、ご姉妹の誰かに手伝ってくれる様頼んで貰えませんか?」


もちろん伝えると答える浜風。陽炎型は朝潮型に勝るほど個 的なのでいい訓練にはなるだろう


提督「頑張るのはいいが無理は禁物だからな」


浜風「事態が悪化しないように私が遠くから見守っています」


それはいいですと言いかけたところで秋雲の存在を思い出す。もしあんなことを言われたらトラウマになり逆に悪化するかもしれない


そのリスクを考えるとバックアップはあった方いいと判断した朝潮は浜風の提案を受け入れた

289: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)21:12:29 ID:hdEz
朝潮「そうと決まれば明日から頑張ります!」


より一層気合いを入れる朝潮。その勢いのまま提督に抱き着く


朝潮「明日から頑張るために目一杯司令官に愛してもらいます!」


提督に甘えている横で浜風は照明のスイッチをいじっている


浜風「こうすると雰囲気も出ますね」


こんな感じでいいですかと提督に確認を求めるが既に始まっていたようだ


浜風「服を脱ぎながらキスをするなんて器用になりましたね」


朝潮は提督の為に色々と覚えている最中のようだ


↓2このあと?

291: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)21:35:06 ID:nwN0
浜風も提督の為に色々と覚えているようだ

292: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)22:09:35 ID:hdEz
提督「う、うう、浜風」


浜風「私も勉強しているんですよ」


先にへばってしまった朝潮とは違い提督の上で責め続ける浜風


浜風「これくらい慣れてしまえば容易いです。どうすれば気持ちよくなってもらえるかもわかりますから」


そう言いながら腰を落としぐりぐりと責め立てる


浜風「もっとです。どれだけ提督のことを思っているかを行動で示しますからね」


提督の為だけに磨かれた技を存分に発揮し続ける浜風。提督は動く隙がなく全身で浜風の気持ちを受け取っていた

293: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)22:14:47 ID:hdEz
朝潮「ううー」


浜風との延長戦が終わると朝潮がまた抱き着いてくる。提督は流石にもうと思っていたがどうやら違うようだ


朝潮「私にはやるべきことが多すぎます。出撃と秘書艦とコミュ障の改善に 技を覚えたり」


提督「最後のは必須ではないぞ」


朝潮「私だって司令官に満足して欲しいんです!」


快楽に浸って寝ている時に朝潮は見ていた。浜風の責めに提督が見たこともない表情で満足そうにしていたのだ


提督「優劣をつけるつもりは無い。朝潮は朝潮でいいじゃないか」


浜風「練習したいのなら付き合いますよ」


朝潮「…」


二人が優しいのは知っているが自分だけの武器があってもいい。そうは思うが中々口には出せない朝潮だった


↓2このあと~

294: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)22:19:19 ID:zlUK
コミュ障解消会話レッスン~対陽炎型~

296: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)23:27:04 ID:hdEz
次の日から早速特訓が始まる。まずは長女同士でということで陽炎と話すことになった


陽炎「当然だけど二人だけで話すのは初めてね」


朝潮「…」


陽炎「返事くらいしなさい!」


朝潮「は、い」


個 的な陽炎型を束ねる長女なだけあり厳しい時は厳しい


陽炎「同じ長女として情け無い姿を見せてるんじゃないわよ!」


朝潮「ご、ごめんな、さ」


陽炎「甘やかすのは司令がやってくれるから私はとことんやってやるわよ!」


陽炎のスパルタ特訓が始まった

297: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)23:37:55 ID:hdEz
朝潮「一…至誠に悖る勿かりしか…」


陽炎「声が小さい!」


朝潮「言行に恥づる…」


陽炎「はじめからちゃんと言いなさい!」


陽炎の前で五省を暗唱させられている朝潮。陽炎が合格を出すまで続けるらしい


朝潮「一、至誠に…」


陽炎「声が小さいって言ってるでしょ!」


朝潮「…」


陽炎「黙ってると一生司令に会えないわよ!これくらいできて当然なのよ!」


陽炎のスパルタはまだ続く


↓2どうなった?

298: 名無しさん@おーぷん 21/04/20(火)23:49:39 ID:nwN0
まずは根性が身につく朝潮ちゃん

299: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)00:11:10 ID:DoXn
>>298
しばらく陽炎に対しハキハキ敬語に

300: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)00:16:17 ID:EWsi
陽炎との特訓が終わりそうなのを浜風が確認しに来る


浜風「ずっと見てましたけどあれで良かったんですか」


陽炎「嫌われ役は慣れてるからこれでいいのよ。ねえ朝潮」


朝潮「はいそうです」


明るい表情にはなっていないが陽炎とは話せているようだ


陽炎「多分私が一番厳しいと思うからそれに耐えたらもうあとは楽よ!」


朝潮「そうですね」


陽炎「じゃあ引き続き頑張ってね~」


陽炎は手を振りながら去って行った

301: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)00:19:07 ID:EWsi
浜風「どうでしたか」


朝潮に素直な感想を聞く浜風。朝潮は真剣な表情で答える


朝潮「今までの私なら途中で投げ出していました。司令官の為にと耐えることができたのは進歩です」


朝潮のコミュニケーション能力は上がらなかったが根性が身についたようだ


浜風「進歩があったなら引き続きやりますか?」


朝潮「お願いします!」


浜風は次の陽炎型を呼びに行く


↓2誰

寝ます

302: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)00:54:13 ID:wX0M
時津風
別にコミュ障でもいいじゃ~ん
遊ぼ遊ぼ~と陽炎とは打って変わってゆるい

303: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)06:25:00 ID:xjkE
>>302
今度は許容する心が見につく朝潮ちゃん

304: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)18:23:40 ID:EWsi
続いてやってきたのは時津風。陽炎とは全く違う雰囲気のようだ


時津風「特訓なんかつまんないし遊ぼ遊ぼ!」


朝潮「そういう、わけには」


時津風「別にコミュ障でもいいじゃん遊びは今しかできないからそっち優先で!」


朝潮が返事をするより先に押し切る時津風。朝潮は反論しようにもうまく喋ることができない


↓2遊びの内容

306: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)18:53:47 ID:DoXn
どちらが上手く犬のマネ出来るか(時津風は撫でて貰いたい、が9割)

307: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)19:24:40 ID:EWsi
時津風「わんわん!」


朝潮「わん…」


提督「この状況はなんだろうか」


提督の前に突然現れた二人。なにを言うでもなく犬の鳴き声を繰り返している


提督「説明してくれないのか」


時津風「わんわんわん~」


朝潮「わん…」


これは困ったと腕を組んで考える提督。最適な答えを出すためにじっと考え込む

308: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)19:30:04 ID:EWsi
提督「よしよし」


時津風「わぅ~ん」


時津風のいつものパターンを思い出し頭を撫でる提督。これが正解だったようで時津風は喜んでいるようだ


朝潮「…」


無言で頭を差し出す朝潮。提督はもちろん朝潮の頭も撫でる


朝潮「んふふ」


時津風「しれーどっちの方が似てた?」


目的が達成されて満足した時津風。犬の真似をやめ提督に普通に話しかける


提督「なんの話だ」


時津風「犬の物真似してた!それでどっちが似てる?」


答えに悩む提督。いつも犬っぽいのは時津風だが朝潮の性格からすると負けることは嫌なのかもしれない


↓2提督の答え

310: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)20:07:50 ID:sBB9
流石に時津風

311: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)20:18:11 ID:EWsi
提督「どっちの方がと言われると時津風だな」


やったぁ!と喜ぶ時津風。たかが遊びで優劣を付けるくらいなら大丈夫だと判断したがその結果は


朝潮「負けるのは構いませんが特訓はどうなるんですか」


朝潮は特に気にしていないようで提督の判断は正しかったようだ


時津風「あたしはそんなのしないってぇ」


朝潮「仕方ありませんね」


時津風のゆるい態度に押されてそれ以上の追求はしない朝潮。許容する余裕が生まれたのだろうか

312: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)20:22:31 ID:EWsi
時津風の次は初風がやってきた


朝潮「…」


初風「二人だけだと相変わらずね。遠くに浜風が居ても無理って重症よ」


朝潮から見えない位置から浜風は見守っている


初風「この距離なら大丈夫そうね。ついてきなさい」


突如朝潮の手を引っ張り走り出す初風。あまりに突然だったので浜風は反応が遅れる


浜風「見失ってしまいました…」


初風は朝潮を連れて鎮守府のどこかに行ってしまった


↓2初風はどうした

313: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)20:29:54 ID:DoXn
朝潮に似合うと思う(確信)で色々な衣装を着てくれるようせがむ初風

315: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)20:44:23 ID:EWsi
朝潮は初風の隠し部屋もといコスプレ部屋に連れてこられていた


初風「ずっと貴女のこと気になってたのよ」


朝潮「…」


初風「特訓なんか知らないわよ。私は自分の欲求を満たすことしか考えてないから」


もちろん朝潮は反論できない。それができるのなら特訓なんかしないで済む


初風「まずはこれを着て。それで色々確かめたいから」


初風に渡された衣装を無言で受け取り試着室に入る朝潮

316: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)20:48:54 ID:EWsi
初風「いいわねよく似合ってるわよ」


初風が渡したのはメイド服。フリフリの衣装が目立つ


初風「ダウナー系のメイドっていいわよね。やっぱり素材がいいと違うわ」


朝潮は想像以上に良かったらしくご満悦の様子。そのまま朝潮の着せ替えタイムが始まった


朝潮「…」


初風「あーーーいいわ最高よ朝潮」


初風の欲求は徐々にエスカレートしていく


↓2最終的に着させた衣装

318: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)20:54:59 ID:xjkE
一周回って朝潮型の制服

319: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)21:02:33 ID:EWsi
初風「やっぱりその服が一番似合うわね」


着させられた、というより元の制服姿に戻る朝潮


初風「思う存分堪能したからもういいわ帰してあげる」


結局朝潮はコスプレをさせられただけで特訓は全く進まなかった


初風「あんな衣装も着たんだから恥ずかしさが改善されたんじゃないの。多分」


元の服に戻るまでに過激な衣装も着させられていた。そういう意味では進歩があったかもしれない


初風「言っておくけどこの部屋のことを言ったらただじゃおかないわよ」


口止めし朝潮を解放した初風


↓2このあとどうなった?

321: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)21:17:54 ID:v1E5
朝潮を探していた浜風と遭遇
泣きはしないけど安心するためひしっと抱き着き

322: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)21:40:40 ID:EWsi
浜風「どこに行ってたんですか随分探したんですよ」


部屋から出て暫くすると浜風と出会う。突然居なくなった二人をずっと探していたようだ


浜風「外傷はないようですが変なことはされていませんか」


浜風がそう言い終わると同時に抱き着く朝潮


朝潮「…」


浜風はなにかあったことを察するが今は安心してもらう為に優しく抱きしめる。朝潮は泣きそうになるのを必死に堪えていた

323: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)21:43:36 ID:EWsi
一方の初風は朝潮をアッサリ帰し過ぎたと後悔していた


初風(もう少しちゃんと口止めしておくべきだったわね)


朝潮の練度は低く暴力を振るわれれば勝ち目はない


初風(コスプレ部屋がバレるのは死活問題よ。そうなる前に一度シめておきましょう)


提督に情報が行く前に暴力で止める。決して褒められた方法ではないがそれくらいしか手段は残っていないのだ


↓2コスプレ仲間

325: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)22:26:47 ID:xjkE
初月くん

328: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)22:54:37 ID:EWsi
初月「暴力はよくないんじゃないかな」


初風の話を聞いた初月は非協力的な態度を取る。取ろうとしている手段が最悪なため初月の意見が正しい


初風「あんたは私に逆らえないでしょ」


ドガッと初月の●●を蹴り上げる。初月は悶絶しながら倒れ込む


初風「艦娘なのに男の貴方がおかしいのよ」


艦娘は字が表す通り女性である。しかし特定の艦娘で稀に男として建造されてしまう場合があるのだ


初風「提督が受け入れたのなら貴方の存在は納得するわ。だからってあんなことをしていいわけないわよね」


初月「ごめ、ごめんなさい」


初月は男である。そんな中艦娘という周りが女性しか居ない環境に放り込まれれば間違いの一つは起きてしまう

329: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)22:59:54 ID:EWsi
初風「私の 着を汚した罪は一生消えないわよ」


初月の●●を踏み躙りながら見下す。すると初月の●●から反応がある


初風「呆れたわねこんな状況でも  の?」


初月「う、うああ」


初風「情け無い声」


ぐりぐりと足の動きを強める初風。 


初風「続きをして欲しかったら朝潮をここに連れて来なさい」


初月「は、い」


初風「刃渡りの短いナイフも用意しておくのよ」


初月「さすがにそれは…」


初風「殺すつもりはないのよ軽く刺すだけ。貴方は文句を言う資格すらないのを自覚しなさい」


●●を抑えたまま部屋を後にする初月


↓2どうなったか

330: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)23:03:39 ID:myjE
裏切って提督に全部話す

331: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)23:22:51 ID:wX0M
>>330
話を聞いた提督
自分にとっても他人事ではなかったかもしれないと
朝潮と浜風とこうなる前は俺も苦労した…初月にもそういう相手を探してやろう
それはそうと初風を呼びつける

332: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)23:38:12 ID:EWsi
初月は提督に全てを打ち明けた。初風がやろうとしていたことも自分の犯した罪も洗いざらい告白した


初月「僕は…」


提督「それ以上言わなくてもいい。辛かっただろう」


その言葉を聞いた初月は涙を流す。安心や後悔など複雑な感情が入り混じった涙だった


初月が落ち着くと提督は自分も同じ過ちを犯すところだったと打ち明ける


提督「 処理は俺も苦労した覚えがある。一歩間違えれば同じことをしていただろう」


初月「やっぱり提督と僕は違う…欲求に負けてしまった僕は情け無いよ」


落ち込む初月にここだけの話だぞと小さい声で話す提督

333: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)23:43:42 ID:EWsi
提督「俺だって発散しなければ初月より危なかったかもしれない」


初月「発散…」


提督は執務室にある金庫からあるカードを取り出し初月に手渡す


提督「これは風 店のカードだ」


初月「!!」


提督「そのカードは年会費を払えば 的なサービスを受けられる証だ」


初月「あ、ああっ!」


このカードがどういうものかを理解し思わず声をあげる初月


提督「俺にはもう必要のないものだ。今年度の分はまだ残っているから好きに使えばいい」


今年の有効期限はまだタップリ残っているようだ

334: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)23:48:58 ID:EWsi
何度もお礼を言う初月。しかし改めてカードを見てみるとあることに気付く


初月「これは風 店のカードと言ったけどどの店で使えるんだい」


カードにはそれらしい情報は全くなく店でカードとして使えるのかも怪しい


まさか冗談だったのかと本気で思い始めたとき、あることを思い出した


初月「提督…朝潮とケッコンするまで定期的に他の鎮守府に出張してたよね」


提督はなにも言わない


初月「泊まりの時もあったけどほとんどが一泊二日だったね」


初月「提督……風 店って…色んな鎮守府のこと……?これを持ってれば…艦娘と……できるの…?」


↓2提督の台詞

336: 名無しさん@おーぷん 21/04/21(水)23:58:18 ID:xjkE
多くの提督は男なんだ
間違いを犯さないために   大好きな艦娘が集まった   な鎮守府があるんだ
もちろん無理やりなんて娘はいないぞ

337: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)00:09:20 ID:KrXa
一度浅く深呼吸をしたあと初月の質問に答える


提督「多くの提督は男なんだ間違いを犯さないために   が大好きな艦娘が集まった   な鎮守府がある」


その言葉に初月の目が輝く


提督「もちろん無理やりなんて娘はいない。全員がそうなんだ」


初月「そんな夢みたいな鎮守府があるなんて!!」


静かに、と人差し指を立てる提督。この事実は朝潮達も知らないのだ


提督「下は海防艦、上は戦艦まで揃っている」


初月「そんな話を聞いたら僕たまらないよ!!」


カードはいつでも使えるものではなく予約が必要だと教える提督。指名表も貰い満面の笑みで初月は帰っていった

338: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)00:12:51 ID:KrXa
初風「なにか用かしら。朝潮ならさっき浦風と一緒に居たわよ」


執務室に初風を呼び出した提督。初風の態度は特に変わりはない


提督「俺に言うことはないか」


初風「なによそれ冷やかしなら帰るわよ」


提督「これが最後のチャンスだ」


いつになく冷たい声で話す提督。その目は初風だけをしっかりと見ている


↓2初風はどうした?

340: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)00:20:13 ID:RcjR
正直やばいと思ったわ、でも欲望を抑えきれませんでした
ドゲザー

342: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)00:33:23 ID:KrXa
初風「正直やばいと思ったのよ」


初風は悪びれる様子はなく話す


初風「朝潮は提督が選ぶくらいだし可愛いわよね」


提督はなにも言わない


初風「ごめんなさい欲望を抑えきれませんでした」


提督に対して土下座で誠意を示す。朝潮を勝手にコスプレさせたことに対しては十分な謝罪だが提督はまだ口を開かない


初風「勝手に着替えさせたり変な格好をさせたのは謝るわよ。いくら新婚だからって怒り過ぎじゃない?」


朝潮には手を出さず帰したのだから許して欲しいと初風は言う。しかし提督の表情は厳しいままだ


提督「それでもう終わりなんだな」


その問いに初風はどう答えるのか


↓2初風の台詞か行動

344: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)01:49:53 ID:Jdid
自分の欲望の為に他者を巻き込んだ事を怒っているのだろうか
初月には後で謝るから…
提督の冷たい目を見ているとだんだん不安になる…そしてなんだかゾクゾクする

345: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)02:03:16 ID:KrXa
初風「初月にはあとで謝るから…」


絞り出すような声で初風は答える。本来なら朝潮に危害を加えようとしたことを謝るべきであるが初風はそれどころではなかった


初風(提督の冷たい目を見てると不安になってゾクゾクする。こんなの初めて)


謝りながらも快感を感じている初風。はじめての経験で自分でもコントロールができなくなっている


痺れを切らした提督がそれだけじゃないだろうと責めようとしたところで初風は膝から崩れ落ちてしまう


明らかに様子がおかしいことに気が付いた提督だったがもう遅かったようだ


初風「はひ、は、ひひぃ」


情け無い顔を晒しながら快感の波に震える初風。自分の意思ではどうしようも無く彼女はただ震えることしかできない

346: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)02:10:12 ID:KrXa
体の震えが止まるも立ち上がることができない。最早怒りどころではない提督が不審そうに尋ねる


提督「なんなんだお前は」


初風「自分でも判らないの…提督の冷たい目と責められてる感覚が下半身が疼かせるのよ」


震える足で立ち上がる初風。スカートには染みができてしまっている


初風「罰があるなら受けるし反省もするわ。けどその前に着替えさせて」


提督「ああ…」


そうとしか返事のできない提督。初風も開き直った態度ではなく戸惑っているようで怒ることもできない


執務室から出て行く直前に提督に話しかける


初風「私ってド なの?」


提督「俺が知るわけないだろう」


初風「そうよね…なんで提督に聞いちゃったのかしら」


初風はまだ混乱しているようだ


↓3どうなったか

寝ます

348: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)07:43:36 ID:aQI3
初風のお仕置き決め(陽炎型会議)

349: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)08:18:42 ID:RcjR
ウキウキ初月が初風をうっかり無視しちゃったことでMとして完全に目覚めて悔い改める初風
そのあと>>348

350: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)15:58:47 ID:KrXa
執務室から自室に戻る途中、初月がこちらに向かって歩いていることに気付く初風。全てを提督に知られているので謝罪をしておく必要があると思い初月に話しかける


初風「いままで悪かったわね」


ところが初月は完全に無視し通り過ぎていく


初月(予約って電話だよね番号を聞くのを忘れてたよ)


初月の頭の中は別のことでいっぱいで初風に話しかけられても反応できなかった。そうとは知らない初風は立ったまま震えている


初風(私はド に目覚めてしまったのね。無視されて快感を覚えるだなんて)


悔しさより快感が勝り動けない初風。彼女の 癖は大きく狂ってしまった

351: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)16:09:43 ID:KrXa
その後初風は陽炎に呼び出され陽炎型会議が開かれることになった


不知火「朝潮を脅し刃物で刺そうとしていたとは言語道断です」


黒潮「殺す気はなくてもそんなことを考えた時点であかんわなぁ」


事情は全て知っている陽炎型から続々と厳しい言葉を投げかけられる初風。反論できずに震えているだけだとほぼ全員が思っていたが陽炎だけは違った


陽炎「この子はもうお終いかもしれないわ」


磯風「更生するチャンスすら与えないのか」


陽炎「そうじゃないわよ」


見てなさいと言い初風をビンタする陽炎。野分が陽炎を止めに入るが初風の様子がおかしい


陽炎「なんで頬じゃなくて●●を抑えてるの」


初風「き…気持ち良かったから…」


痛みより快楽が上回っている様子の初風を見て他の陽炎型は衝撃を受けている


↓2会議の結果

353: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)17:53:06 ID:0ylZ
精神を鍛え直すために長良型主催ブートキャンプ特別コースに叩き込むことにする

354: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)18:21:12 ID:KrXa
陽炎型会議の結果初風は長良型主催のブートキャンプ行きとなった。精神面を鍛え直す目的としては申し分無いだろう


ひとまず初風の処置は終わったとしてあとは妹の不始末を付ける。陽炎は一人で執務室に向かっていた


陽炎(朝潮にあんなことをしておいてこれじゃ軽過ぎかもしれないわね)


提督の性格を考えると姉の陽炎が責任を取ると言っても通らず問題を起こした本人が悪いとなる


陽炎(最悪は解体。良くても左遷ってところかしら)


提督は厳しくても非情ではないと知っている陽炎。実際に解体されることはないとしてもその覚悟は必要だ


陽炎「陽炎、入ります」


執務室のドアがノックされ陽炎が中に入る


↓2提督との会話内容

356: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)18:25:15 ID:RcjR
陽炎が初風を真っ当に立ち直るのを見届けること!

359: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)19:15:17 ID:KrXa
朝潮「私は着せ替え人形にされただけで実害はありません」


朝潮からそう言われ陽炎は困惑する。未遂であっても初風は危害を加えようとしていたのだ


朝潮「長良さんのキャンプ行きは十分な罰だと思います」


陽炎がなんと言おうと被害者である朝潮がこう言っているのだから反論はできない


更に提督が続ける


提督「俺としても朝潮が言いというのなら許す。だが陽炎はそれでは納得しないようだな」


陽炎の心中を察し提督はある条件を出す

360: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)19:23:30 ID:KrXa
提督「初風が真っ当に立ち直るのを見届けるんだ。見捨てることは許されない」


陽炎は感謝よりも驚きが勝っていた。実質に処罰が無いような判断をされるとは思っていなかったのだ


なにか裏があると勘繰るのは悪い癖ではない。しかし今回の場合は何も裏が読めない、一体どうしてこうなったのか陽炎は判らない


提督「話はこれで終わりだ。もうすぐ出撃だから準備は怠らないように」


納得はいかなかったが陽炎は執務室を後にする。朝潮は長良キャンプ行きになった初風を心配できるほど許容する心を持っていた


提督「…」


朝潮をよそに考え込む提督。実は陽炎の読みは正しくこの判断には裏があったのだ。しかしその意図は読み取れずモヤモヤしたものが陽炎の胸の中に残っただけだった


↓2このあと?

362: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)19:51:42 ID:aQI3
朝潮と浜風のコスプレ用に衣装を何着か譲り受ける取引が成立していたのだ

363: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)20:30:51 ID:KrXa
初風の隠し部屋、そこに提督は居た


提督「…」


提督は衣装を吟味していた。朝潮と浜風に似合うコスプレはどれかと真剣に悩んでいた


提督(できるだけ状態のいいものを選ぼう)


提督の部屋に二人のクローゼットができたがまだ空きはある。コスプレ衣装の何着かは余裕で仕舞えてしまう


提督(俺からのプレゼントだと言えば受け取ってくれるだろう)


初月にカードを託したことに後悔は無いがかつてを思い出してしまう時がくる。その時に過ちを犯さないように朝潮達で発散しようと提督は考えたのだ

364: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)20:53:01 ID:KrXa
コスプレ衣装も安くはない。タダで受け取れるものではなく初風との交渉があってのことだった。それを示すかのように初風が部屋に入ってくる


初風「早速選んでるみたいね」


この日の長良型ブートキャンプは終わったようでコスプレ部屋に来たようだ


提督「本当なら許していないのを覚えておけよ」


初風「判ってるから衣装をあげるんでしょ」


初風も一緒に衣装を選ぶ。未使用のものを中心に選んでいくがその最中に提督が口を開く


提督「ブートキャンプはどうなんだ」


初風「最悪ね」


提督「どういう意味でだ」


初風の 癖を開花させてしまった提督だからこその質問だった


初風「厳しくて辛くて興奮しかしないわよ」


提督「やっぱりか」


初風はキャンプではまともに訓練ができていなかった。長良達の目からは体力と忍耐が無いように見えていたが実際には違っていた

365: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)20:57:24 ID:KrXa
初風「陽炎が私が立ち直るまで面倒を見るって言ってたけど無理かもしれないわよ」


忍耐が無いのではなくまともに訓練ができない。そうなると無理というのは大袈裟な話ではなくなる


提督「このままド が治らなければ出撃は認められない」


初風「でしょうね」


敵の砲弾を受け興奮することもあり得る状況で海に出すことは不可能だ


初風「そうなったら解体よね。そうならないように頑張るわ」


提督「解体はしない」


役立たずは存在するだけ無駄だと初風は言うが提督は否定する


提督「とりあえずはキャンプは続けるんだ。どうやっても無理なら俺に知らせてくれ」


提督には考えがあることを知った初風だがどうなるか判らないので全力でキャンプに挑むのは変わりない


↓2ブートキャンプの結果

367: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)21:31:02 ID:RcjR
ド だからこそ辛い訓練が続けられるようになった初風
これが訓練の名門初風ブートキャンプの始まりであった

368: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)22:00:55 ID:KrXa
数日後、そこには長良キャンプを終えた初風の姿があった


初風「少しはマシになったんじゃないかと自分でも思うわよ」


以前のような偏った考えは無くなり真っ当な艦娘として活躍できそうだ


初風「提督がド に目覚めさせてくれなかったら正直耐えられなかったわ」


考え方はともかくド な部分は矯正されずむしろ初風はプラスと捉えている


初風「陽炎も安心してたわ。迷惑をかけたのはこれでチャラにして欲しいわね」


ブートキャンプを無事終えることのできた初風を認めてはいるが、陽炎は安心はしていないようだった

369: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)22:06:36 ID:KrXa
コスプレに居る二人は改めて衣装をチェックする。未使用品の殆どは提督が持っていくことになったのだ


初風「これだけ確認したんだから大丈夫よ。私の私物だったってバレないわ」


提督「それならいいんだ」


初風「それより一つ教えて欲しいのよ」


初風はずっと気になっていたことを聞く。もし訓練をギブアップしていた場合どうなっていたのかを


提督「もしそうなったら他の鎮守府に移籍だった」


初風「まともに出撃できない私を引き取る鎮守府があるわけ?」


説明に納得のいかない初風。その疑問は当然で提督のいう鎮守府とは例の風 代わりの鎮守府のことだったのだ


そのことを口にすると自分が利用していたことも知られてしまう。それは避けたい提督だったが他に言い訳を用意していなかった


↓2初風はどうしたか

371: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)22:19:11 ID:aQI3
まあ、私はそうならないと信じてくれたって事にするわと初風
練度がみるみる上がる

372: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)22:41:50 ID:KrXa
初風「まあ、私はそうならないと信じてくれたって事にするわ」


納得はできなかったが追求する気になれずそれで良しとした初風。提督はなんとか面子を保つことができて一安心だった


初風にとってこの一件は大きなターニングポイントとなった。長良型のブートキャンプを元にしたオリジナル訓練は好評で初風式訓練として正式に採用され、初風の練度もみるみる上がっていった


基礎能力の高い陽炎型とはいえ改二には勝てないのが常識。初風がその常識を覆すことになるのだがそれはまだ未来の話である

373: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)22:44:50 ID:KrXa
提督は初風にもらったコスプレ衣装を丁寧に梱包し二人にプレゼントする用意をしていた


じきに二人が部屋に帰ってくるのですぐに渡せるように準備は終わっている


提督「二人はどうリアクションするかだな」


朝潮は前向きに受け取ってくれそうか、いや浜風の方が前向きか


何パターンかを想像していると丁度二人が部屋に帰ってきた


↓2二人のリアクション

374: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)22:51:41 ID:Jdid
浜風は普通に喜ぶ
朝潮もくれた相手やシチュエーションが変わればここまで違うのかというくらいには嬉しそう

376: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)23:21:02 ID:KrXa
浜風「ありがとうございます」


反応が不安だった提督だが二人とも受け入れてくれて安心したようだ


浜風は普通に喜んでいるようで朝潮は最初は複雑そうな表情をしていたが最終的には喜んだ


朝潮「司令官にこういった趣味があるのは意外でした」


朝潮は素直にそう言う。普段の提督からは想像できない趣味だが浜風は違ったことを言う


浜風「提督は私たちとケッコンするまで一人で処理をしていたんです。色んなものに手を出さないと発散できませんから」


朝潮はなるほどと納得する。事実は言えない提督は頷くことはなくただ二人を見ていた

377: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)23:25:09 ID:KrXa
提督から贈られた衣装を見ていた浜風がこんなことを言い出した


浜風「どうせなら一つ着てみませんか」


朝潮はいいですねと前向きな返事をする。提督も否定はしないが未使用品であることを中心に衣装を選んでいたのでどんなものがあるか把握しきれていない


朝潮「浜風と一着ずつ選んでみるので司令官は少し待っていて下さい」


部屋から追い出される提督。しかしこの後に待っている楽しみを考えればこれくらいどうということはない


↓2朝潮
↓4浜風の格好

379: 【74】 21/04/22(木)23:36:52 ID:Yk45
深い蒼のミニ浴衣メイド

381: 名無しさん@おーぷん 21/04/22(木)23:46:27 ID:mXG8
牛柄カウガール

383: 名無しさん@おーぷん 21/04/23(金)00:20:05 ID:x3WM
朝潮「どうでしょうか司令官!」


朝潮の衣装は浴衣メイドというらしい。色は深い蒼で朝潮に良く似合っている


スカートの丈が短いのは少し気になるが衣装としてはよくできている


浜風「似合いますか」


一方の浜風は凄かった。格好だけで言えばカウガールというそこまで個性のあるものでは無いが着ているのは浜風なのだ


胸が凄い


牛柄というのも相まってそれはもうとんでもない光景になっていた

384: 名無しさん@おーぷん 21/04/23(金)00:27:14 ID:x3WM
提督「…」


浜風の格好に思わずゴクリと唾を飲む提督。胸に固執しているわけではないがこれを見れば嫌でもこんなリアクションになってしまうだろう


浜風「…やぁ」


提督の熱い視線に気付いた浜風は胸を隠すような仕草を取る。それがまた提督の煩悩に働きかけ悶々としていると突然朝潮に押し倒される


朝潮「私のこともよく見て下さい」


仰向けになった提督の上に跨る朝潮。この位置関係だと当然朝潮の 着が見えてしまうが提督の目には別のものが映っていた


提督「朝潮?!」


朝潮「浴衣は 着を着けないんですよ」


浜風「提督の、●●●」


提督が退屈する日は当分こないだろう


↓2このあと

386: 名無しさん@おーぷん 21/04/23(金)01:05:07 ID:jwR5
優しい妖精さんによって寝室にマムシドリンクが配備されるようになった

388: 名無しさん@おーぷん 21/04/23(金)01:39:05 ID:x3WM
ある日、提督は自室に小さな冷蔵庫があることに気付く


提督(こんなもの買った覚えがない)


自分ではないが朝潮か浜風の可能性があると判断し冷蔵庫を開けてみる


なんと中にはマムシ的な精力剤がギッシリと詰まっていた。提督が固まっているとそこに家具職人の妖精が現れた


提督「サービス…」


提督の体を気遣い精力剤を常備してくれるという。更に朝潮達には 薬のような効果がある漢方も仕入れるそうだ


提督「あ、ありがとう」


ぐっ、と親指を立てて返事をする妖精さん。多少方向性が違っても協力的な妖精さんは貴重だ






エンディング行ってリセットした方がいい?
このまま続けるのとどっちがいいか書き込んでみて
その他意見があるならそれも参考にする

一日くらい待ってみるからご自由に

424: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)22:11:42 ID:uOiF
浜風「朝潮のコミュ障は随分と改善されましたね」


ある日、浜風と朝潮は二人で話していた。朝潮のコミュニケーション能力は特訓のお陰で随分と改善されており、周りもそれを感じていた


浜風「提督が居なくても二人で喋れるようになって良かったですね」


朝潮「これで司令官のケッコン艦として胸を張れます!」


張るほどの胸はありませんよと浜風に指摘されるが朝潮は気にしない。朝潮にとってコミュ障が改善したことは誇りですらあった


朝潮「こんな私を受け入れてくれた司令官には感謝しかありません」


浜風「それは同感ですね」


二人は提督に愛情と同じくらい感謝を抱いている

425: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)22:15:00 ID:uOiF
浜風「少しでもいいのでなにかを返したいです」


朝潮「そうですね」


愛情は常日頃返していたとしても感謝を返す機会はあまりない。そこで浜風はあることを思い付く


浜風「二人で一緒になにかをしませんか」


朝潮「司令官に感謝の気持ちを伝えるんですね!」


浜風「二人でやれば大きなことができると思うんです」


ぜひやりましょうと朝潮は積極的なようだ。浜風も二人で一緒に協力しようと決めたようだ


↓2二人はなにをやろうとしたか

427: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)22:16:51 ID:4zxe
!AA
三人分のマフラーの編み物 

428: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)22:35:30 ID:uOiF
浜風と朝潮は三人分のマフラーを作ることにした。お揃いのものを作るのが一番いいだろうということになったのだ


朝潮「マフラーなら比較的簡単にできます!」


浜風「その分気持ちを込めて編みましょう」


本で作り方を確認しながら編んでいく二人。いまのところは問題なく進んでいるようだ


朝潮「文字を入れたくなってきますけど難しいですよね?」


浜風「この本によれば初心者がやることでは無さそうですよ」


そうですかと残念そうに言う朝潮。しかし文字ではなく簡単な模様ならなんとかなりそうだと浜風は本を見せる


浜風「これを応用すれば模様を一つくらいなら編み込めます」


朝潮「司令官のためにやります!」


朝潮に負けじと浜風も模様入りのマフラーを編むことになった

429: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)22:38:25 ID:uOiF
提督「なあ二人とも」


部屋に提督が入ってくるが朝潮が慌てて追い出す


朝潮「今は取り込み中なのであとでお願いします!」


浜風「お願いします」


提督は困惑しながらも去っていく。提督を拒否するのは悲しいがこれはマフラーの為に仕方ないのだと納得する二人


朝潮「司令官と一緒に居れないのは悲しいので早く完成させましょう!」


浜風「同感です」


慣れないマフラー作りは着実に進んでいた


↓2どうなった

431: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)22:43:45 ID:1jN0
司令官にの首の長さを測りましょう!

紐を持って提督に迫る朝潮ちゃん

432: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)22:56:19 ID:uOiF
朝潮達は重要なことに気付く。自分たちのはともかく提督の首周りの長さがわからないのだ


浜風「体の大きさはなんとなく想像できますが首周りは無理ですね」


朝潮「シャツやネクタイから推定するのも難しいと思います」


体の大きさなら服があれば想像できるが首周りというピンポイントの場所となると難しい


浜風「メジャーを持っていって測るのは避けたいですね」


サプライズの予定なのでちゃんと測ることはできない。なので多少強引でもやらなければいけないのだ


朝潮「私が行ってきます」


朝潮は急いで部屋を飛び出して行った

433: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)22:59:53 ID:uOiF
提督「もういいのか」


提督のもとを訪れた朝潮。取り込み中の用事は終わったのか尋ねるが朝潮は返事をしない


提督「なんだ?」


朝潮「少しの間じっとしてて下さい」


朝潮の手には紐が。提督が不審に思っていると朝潮は後ろに回り込み提督の首に紐を近付ける


提督「朝潮っ?!」


朝潮「大丈夫ですすぐに終わります」


提督はわけも判らず抵抗するが朝潮はそれを抑え込む。提督の首には紐がかけられようとしている


提督「ど、どうしてなんだ」


朝潮「一瞬だけでいいのでお願いします」


提督の首に紐がかけられていく


↓2どうなったか

435: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)23:22:37 ID:ZANz
提督が大人しくしたので無事に測り終わる

436: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)23:30:21 ID:uOiF
朝潮は紐を提督の首にかけると本当にすぐに帰っていった。マフラーを作っている朝潮からすれば理由のある行動だったが、提督は困惑するしかなかった


提督(なにかを拗らせたのかと思ったが違うようだ)


誰かの入れ知恵で取った行動にしては違和感がある。しかしそもそも今の行動は意味不明なのだ


提督(警告ということだったのだろうか)


浮気をしたなら首を絞められもおかしくはないが提督に身に覚えは無かった


提督(まてよ一つあるぞ)


心当たりがあった提督は本当にそれかどうなのかを考え込む

437: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)23:33:29 ID:uOiF
提督は初月を通して風 通いがバレた可能性を考えていた。ケッコン前の出来事だから警告で済んだと結論付けることはできる


提督(しかし初月がそう簡単に喋るとは思わない)


初月とは熱い男の友情がある。そんな簡単に裏切ったりはしないはずだと提督は思う


提督(朝潮のいまの行動はなんだったんだ)


頭を捻るが最適な答えは見つからない


↓2提督はどうした

439: 名無しさん@おーぷん 21/04/25(日)23:54:04 ID:2Ixp
浜風、浜風に事情を話してみる

440: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)00:06:43 ID:WiCO
提督は浜風のみを呼び出し事情を説明した


提督「朝潮の行動の意味はなんだと思う?」


マフラーが完成するまで本当のことは言えないがそうすると提督を悩ませることになる。浜風はどうするべきか考えていた


浜風(適当に誤魔化すのが無難でしょう)


そう考えた浜風は戯れているつもりだったのではと答える。しかし提督は納得した様子はない


浜風(いつもならこれで話は終わるのに。かなり悩んでいるみたいですね)



サプライズも成功させたいし提督を困らせたくない浜風


↓2浜風の行動とか言動

444: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)01:11:41 ID:R2yN
近い内に分かるからあまり気にしないで下さいと諭す
おつおやす
これからもよろしくお願いします

448: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)16:53:10 ID:WiCO
提督には近いうちにわかるのであまり気にしないで下さいと言い無理矢理納得してもらった。そのお陰かマフラーは順調に仕上がっていた


朝潮「司令官のも完成間近です!」


浜風「あともう少しですね」


自分のはそれぞれで編み、提督のものは半分ずつ編み完成させようとしている


朝潮「司令官はきっと喜んでくれますよね」


浜風「どんなものだって喜んでくれますよ」


例えマフラーが失敗しても提督は喜ぶだろう。そんな人柄だからこそ二人を幸せにできるのだ

449: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)16:55:04 ID:WiCO
完成したマフラーを持って二人は提督に会いに行く


朝潮「失礼します!」


浜風「提督にお話しがあるんです」


二人揃ってどうしたんだと

450: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)17:00:11 ID:WiCO
完成したマフラーを持って二人は提督に会いに行く


朝潮「失礼します!」


浜風「提督にお話しがあるんです」


二人揃ってどうしたんだと提督は少し困惑しているようだ


朝潮「司令官に…」


朝潮の言葉を遮り浜風が提督に質問する


浜風「私達の用はなんだと思いますか?」


朝潮は浜風の言葉の意図が判らず困惑していたがそれにウインクで答える。ほんのイタズラのつもりらしい


その意図に気付いた朝潮は浜風に続く


朝潮「当ててみてください。司令官なら判りますよね?」


提督の答えは


↓2提督の行動か言動

455: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)18:09:09 ID:X1tG
サプライズかな?

460: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)19:19:54 ID:WiCO
提督「サプライズかな?」


いつもと様子の違う提督を不思議に思うが朝潮を見て浜風は理解する


浜風「大きな袋を持ってましたね…」


提督「プレゼントだろうなというのは判るぞ」


朝潮「流石は司令官です!」


大きなラッピングされた袋を抱えた朝潮を前にして用事はなんだと言われるとプレゼントしか無い。ボケにしては中途半端な状況に提督は戸惑っていたのだ


浜風「変なことを考えずに素直に渡せばよかったですね」


提督「こういうのもいいじゃないか」


提督は責めることはせず二人からプレゼントを受け取った

462: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)19:27:28 ID:WiCO
提督「これはいい。ありがとう二人とも」


朝潮と浜風の手編みのマフラー。半分ずつ編んだのが良くわかるように途中で色が変わっていて、更にお互いに色を反転させたハートマークの模様も入っている


提督「少し長めに作ってあるのはこういうことだな」


マフラーを首に巻くとちょうどハートマークが首元に来る。日によってどちらのマークを首元に持ってくるかを選べる仕様のようだ


浜風「やっぱり気付いてくれましたね」


朝潮「気持ちが伝わったということですね。作った甲斐がありました!」


朝潮達もマフラーを取り出し身につける。三人の仲を象徴するような光景だった


↓2どうなったか


464: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)19:48:27 ID:sYzl
紐の時点であまり良くない想像していた自分を恥じる提督

465: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)20:05:28 ID:WiCO
提督(俺は馬鹿だ。どんなことがあったとしても朝潮が暴力なんてあり得ない)


提督は自分の行動を反省していた。紐を首にかけるのはおかしな行為だが朝潮は脅すなんてことはしない。それは提督が一番わかっているはずだった


提督(こんなことを考えるのは秘密があるからだ。ケッコンしたんだから全てを話そう)


提督は二人に話を聞いて欲しいと真剣な顔で言う


浜風「どうしたんですか」


朝潮「司令官のお話でしたら喜んで聞きます」


二人の反応がどうであれ提督は過去の行いを告白することにした


↓2風 通いに対する二人の反応

467: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)20:16:31 ID:dJgk
 欲があるから夜も愛してくれるのでは?
今はもう通ってないんですから気にする必要はないと思います

468: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)20:30:08 ID:WiCO
提督の告白を聞いた二人の反応は意外なものだった


浜風「風 に通うということは 欲があるということです。ですから夜も愛してくれるんですよね」


朝潮「今はもう通ってないんですから気にすることはありませんよ」


ありがとうと提督はお礼を言う。ケッコンしている二人だからこそ理解してくれたのであって、普通ならば嫌われてもおかしくはない


浜風「でも少し安心しました提督にも秘密があったんですね」


朝潮「完璧な人なんて早々いません。でも司令官は私にとって完璧ですけどね!」


後ろめたいことがなくなりほっとした様子の提督

469: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)20:33:41 ID:WiCO
提督「ちなみに二人は秘密にしてることはあるのか?」


ふと気になった提督は二人に質問する。朝潮はコミュ障を隠していたことですと答える


提督「それは確かにそうだな」


朝潮「あれ以上の秘密も失態もありません」


そこまで気にする必要はないとフォローしておき浜風の方を向く


提督「浜風はなにかあったのか?」


朝潮「声に悩まされていてそれどころじゃなかったですよね?」


浜風は頭の中で喚く声に悩んでいた。普通に行動することも難しかったくらいだが…


↓2浜風の秘密(あれば)

470: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)20:42:54 ID:R2yN
出撃中に声が酷くなった時はいっそ沈んでしまおうかと思ったこともありましたね(しみじみ)

472: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)20:59:59 ID:WiCO
浜風「提督とは方向性が違いますが秘密はあります」


どういうことかと提督が聞くと浜風は昔の話ですと話し始める


浜風「誤魔化しながら出撃を続けていた時の話です。戦闘中に声が酷くなったんです」


浜風「前を見てるはずなのになにも見えなくなって。もういっそ沈んでしまおうかと思いました」


提督とケッコンできたので沈まなくて良かったですと淡々と話す浜風


提督「そこまで酷かったのか…」


朝潮「声とは壮絶な戦いだったんですね」


浜風は頭の中の声と必死に戦っていた。それに全てをかけていた浜風は命をかけて出撃することはできなくなっていた


浜風「今はちゃんと出撃もできますしもうそんなことは思いません」


提督「当たり前だ」


そんなことは考えさせないと二人を抱きしめる提督。浜風と朝潮はその温もりを愛情と共に感じていた


↓2どうなった

473: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)21:04:02 ID:X1tG
1年後に結婚式をあげた

475: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)21:27:30 ID:WiCO
一年後


今日は提督と朝潮、浜風の挙式の日。遠方から来賓を招き盛大な式が行われようとしていた


浜風「緊張してきました」


朝潮「司令官には随分と友人が多いんですね」


訓練所からの付き合いもあるのだと提督は言う。朝潮がチラりと来賓の様子を見ると何人かの提督とその秘書艦であろう艦娘の姿もあった


朝潮(朝潮の姿が見えますね。自分で言うのもなんですが朝潮は秘書艦として優秀だということでしょう)


もう時間だと提督に急かされ定位置に着く朝潮。真ん中には提督、左手には浜風、右手は朝潮。三人でバージンロードを歩く姿は奇妙に映るかもしれない


しかしこれは提督達が見つけた愛の形なのだ。誰も文句を言うことは許されない


朝潮「司令官、私とっても幸せです!」


こうしてコミュ障の朝潮は幸せになった

476: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)21:28:14 ID:WiCO
北の鎮守府

コミュ障朝潮編 完

477: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)21:31:04 ID:WiCO
続いていきます

別鎮守府の話です

478: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)21:35:35 ID:WiCO
東西南北でいえば南の鎮守府。この鎮守府の一日が始まろうとしていた


提督が執務室に来ると同時に秘書艦の朝潮も執務室に入る。朝潮は提督に忠誠心が高く秘書艦として人気なのだ


朝潮と提督が執務室に入り今日の仕事が始まる


↓3朝潮の特徴とか

481: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)21:56:49 ID:XNU4
衣装が常にメイド服

482: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)22:10:33 ID:WiCO
朝潮「司令官この資料を優先して下さい」


朝潮は秘書艦として提督の補佐を完璧に熟す。その仕事ぶりは誰も文句を付けないが一つ特徴がある


朝潮「そろそろお茶にしましょう」


休憩時間になりお茶を運んでくる朝潮。茶菓子と緑茶かと思いきや運ばれてきたのはアフタヌーンティーであった


朝潮「今日のサンドイッチはブルーベリーを使ったフルーツサンドです」


朝潮型の制服ではなくメイド服の朝潮が紅茶を淹れる。これがこの朝潮の特徴なのだ

483: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)22:14:12 ID:WiCO
朝潮は秘書艦や提督に対しての給仕だけでなく出撃までメイド服でこなしている


朝潮「紅茶のお代わりですね」


紅茶を淹れる様はメイドとして申し分ない。しかし朝潮は艦娘なのでメイドとは違う存在だ


なのでメイド服を着た朝潮が秘書艦をしているという状態が出来上がってしまっているのだ


朝潮「お口にあったのならよかったです」


料理の腕も悪くない。まさに完璧な存在と言ってもいいのかもしれない


↓2どうなった

485: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)22:17:30 ID:hXep
扉の影からメイド服の漣が覗いている

486: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)22:43:58 ID:WiCO
漣「許せないっすよねぇ~」


執務室の扉の影から漣が中の様子を覗いていた。漣もまた朝潮と同じようにメイド服を着ている


漣「初期艦でメイド服は漣だけの特権だったのに。それを朝潮に盗られるのはメシマズですぞ」


秘書艦がメイド服で給仕を行うのは漣がやり出したことだった。当時流行っていたアニメの真似から始まったのだがそれが提督に気に入られ正式採用になったのだ


漣「そりゃメイドの真似事しかしてなかった漣より、アフタヌーンティーなんか作りやがる朝潮の方が優れてるのは認めますよ」


だがそうじゃないだろうと漣は憤慨する。提督の隣で秘書艦をしているのは自分だけなのだと

487: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)22:48:09 ID:WiCO
漣「戦力を求めて戦艦を秘書艦にするのならまだ理解できます。でも朝潮は駆逐艦!」


メシマズ、メシマズ!とイライラを募らせる漣。初期艦であり秘書艦であるのは漣の誇りの一つだったのだ


漣「なんとしてでも秘書艦の座を奪い返してやりますからね」


漣の気持ちは他所に朝潮は秘書艦、メイドとして提督に尽くしていた


朝潮「休憩はこれで終わりです。続けて頑張りましょう!」


↓2どうなる

489: 名無しさん@おーぷん 21/04/26(月)22:58:12 ID:dJgk
朝潮となかよしのボクっ子メイド皐月登場