あらすじ


コナミ、鬼柳、ツァンディレのチーム・満足はWRGP予選に進出した






選考会から3日後


コナミのアパート



コナミ「みんな集まったか」バタンッ



鬼柳「ああ、何の用だ呼び出して」



ツァン「このメンバーが集まったって事は……WRGP関連?」



雪乃「新しい動きがあったのかしら?」



コナミ「ああ、ていうか雪乃よ、ナチュラルにここにいるけど」



雪乃「いいじゃない、私もチーム・満足の一員でしょう?イメージガールとして」



コナミ「イメージガールがいるチームは他にあるのだろうか……まあいいか」



コナミ「これを見ろ!」バッ



鬼柳「WRGPのプレミアイベントの招待券か……」





4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 01:02:39.13 ID:MWf2ei2d0


コナミ「来いって、出場者は」



ツァン「それTVでもやってた、イェーガー副長官が演説をするらしいよ」



鬼柳「強制なのか?」



コナミ「色んなルール説明とかあるから行った方がいいぞ」



鬼柳「そうか……」



雪乃「イベントって事は色んなチームが来るんじゃない?ふふ、楽しみだわ」



コナミ「遊星達も来るだろうし、行ってみようぜ」



鬼柳「そうだな」



ツァン「今午後5時だけど?何時からよ?」



コナミ「午後6時からだ」



ツァン「そろそろ行こうよ、ゆとりをもってさ」



コナミ「よし、チーム・満足、乗り込むぜぇーーーー!」


……………………



イベント会場


8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 01:12:30.15 ID:MWf2ei2d0


がやがやがやがや…


コナミ「おいおい………立食パーティ会場か…ここは」



鬼柳「どいつもこいつも着飾って……俺たち浮いちまってるぜ……認識が甘かった」



ツァン「あんた達それくらい予想しなさいよ、ボクは制服だから問題無いしー」



コナミ「く……………おのれ」



鬼柳「………あ?藤原どこ行った?」



コナミ「あれ、さっきまで一緒にいたはずだが……」



ツァン「そういえば…会場に入った途端いなくなったね…」キョロキョロ



コナミ「あまりキョロキョロするな、舐められるぜ」



ツァン「な!え、偉そうに!いつもの赤いジャケットのくせに!」



コナミ「俺の一張羅だ!」



鬼柳「どうする……舐められないようにハーモニカで演奏でも……」



ツァン「やめてよ!あんたから距離おくからね!」



11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 01:22:30.07 ID:MWf2ei2d0


雪乃「あ、コナミ、そこにいたのね」スタスタ



コナミ「あ、雪乃、どこ行ってた……って何それ」



雪乃「パーティといえばドレスを着るのが当たり前よ」



鬼柳「さては慣れてるなお前、パーティ玄人か」



雪乃「ええ、両親の都合で何度かね、ふふ……コナミ、どうかしら?」サラッ



コナミ「おおう…………映えるな…」



ツァン「ちょ、ちょっと大胆すぎない……?背中パックリじゃん…」



雪乃「これくらい当然よ、ぼうや達には刺激が強すぎるかしら?」チラッ



コナミ「おい鬼柳、見ろ、あれ!チョコレート・フォンデュってやつじゃないか!?」



鬼柳「なに?うお!マジだ……あれ自由にバナナとか刺して食っていいのか?満足してきたぜ………!」



雪乃「……………………」



ツァン「…………ま、まあチョコレートフォンデュ珍しいし……」



雪乃「…………………何故?クラスメイトの子は私のドレス姿なんて泣いて喜ぶのに…」ブツブツブツ…



12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 01:30:55.76 ID:MWf2ei2d0



コナミ「俺はマシュマロンマシュマロでいくか」ドローーー



鬼柳「甘いな………やっぱりチョコ好きだ俺」パクッ



コナミ「ん………なあ鬼柳、ローストビーフって……これ、?美味いのか」



鬼柳「ローストビーフ……?おい……真っ赤じゃねえか、満足に火を通してないぜそれ、やめとけ」



コナミ「そうか………危なかった」



ツァン「あんた達、そんなガツガツ食べてたらそれこそバカにされるよ!」



コナミ「高級料理なんかそうそうありつけない俺たちだぞ!」



鬼柳「満足するまで食っていく、それが俺たちだ、この三日間レッドデーモンズヌードルしか食ってねえからな」



ツァン「はあ……………」



雪乃「ふ、ふふ………空腹すぎて私の魅力に気付けなかったのね、許してあげるわ、特別に………」



パシャパシャパシャ!



コナミ「!?このフラッシュは……?」



ツァン「う………?あ、チーム・ユニコーンだ、優勝候補って言われてる!」


17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 01:37:41.74 ID:MWf2ei2d0


ジャン「……」パシャパシャパシャ


アンドレ「……」パシャパシャパシャ


ブレオ「…」パシャパシャパシャ



ツァン「すごい………写真めちゃくちゃ撮られてる」



コナミ「優勝候補はあんな注目されるのか………」


鬼柳「俺たちも注目されるんじゃねえか?優勝候補だろ?」



ツァン「………ボク達は下馬評では予選敗退確実!とか言われてるよ…今月のデュエルマガジンに書いてあった」



コナミ「何だと…………?」



鬼柳「舐めやがって………満足できねえぜ」



ツァン「ボクも悔しかったよ、でも一般人からの出場だし……仕方ないかな……」



雪乃「あ、そういえば選考会で受かったというもう一チーム……たしかチーム・太陽は……?」



コナミ「チーム・太陽か………なかなか良いネーミングだな」



鬼柳「俺たちの最大のライバルになるかもな」



コナミ「で、そのチーム・太陽はどこだ?」




20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 01:43:13.89 ID:MWf2ei2d0


ヨシ「うわぁー!ジン、見ろよ、これ好きなだけ食べていいんだって!」



ジン「おいヨシ!ワタワタするなよ、都会の奴らに舐められるだろ!」




太郎「まあジン、確かにこんな機会は初めてなんだ、いいじゃないか」



ヨシ「そうだよね!この骨付きの肉、食べてみよう!」



ジン「あ、ヨシ!走るなって!」



コナミ「……………あれだな」



鬼柳「ジャージ着てるぜ、色違いの」



ツァン「あそこまで浮く事は………なかなかできないよ」



雪乃「でも選考会を突破したチームでしょう?油断はできないわ」



コナミ「ああ、そうだな」



遊星「………あ、コナミ?」



コナミ「ん……?おお、遊星!やっぱり来てたか」




23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 01:49:34.75 ID:MWf2ei2d0


クロウ「おお!お前も出るのか!で、メンバーは?」



鬼柳「ようクロウ」



クロウ「おお!?鬼柳、お前かよ!?」



アキ「あと一人は?」



ツァン「ボクだよ……」



アキ「ええ…!?ツァンさん……?すごいじゃない!」



ツァン「えへへ………十六夜さんは?」



アキ「私はチーム5Dsのベンチウォーマーなの、出番は無いかもしれないけど…」



ツァン「へえ…………」



遊星「……………」スタスタ…



コナミ「あ、遊星、どこ行くんだよ」



鬼柳「せっかくの再開だってのに」



クロウ「ああ、すまねえ…遊星の奴イライラしてるんだ……」



コナミ「?何で」



クロウ「新しい戦い方が見つからないらしくてよ……」



コナミ「新しい戦い方……?何で今更」



クロウ「ま、そういう事だ、後でな」タタッ



28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 01:59:50.20 ID:MWf2ei2d0


コナミ「……」



鬼柳「ま、あいつらにも色々あるんだろ」



コナミ「そうか………」



ツァン「……あ、あれってデザイナーのシーサイド村本さんじゃない?」



雪乃「あら本当、有名人がやっぱり集まるのね…」



コナミ「…………あ」



コナミ「おい、幸子ー」スタスタ



幸子「……ん?あら、庶民」



コナミ「はい庶民です、お前何でここにいるんだ?」



幸子「この一大イベントに、海野財閥が関わらないと思って?」



コナミ「Dホイールの製造はうまくいってるのか?あの事件以来」



幸子「あたりまえです、妨害さえなければ我が社のD-ホイールは他社を遥かにしのぎますわ」



コナミ「でも、最近TVでみるのはボルガー&カンパニー社の方が多いんだが」



幸子「………ボルガー&カンパニー社だけは………流石と言わざるとえませんわ………」



コナミ「やっぱり押され気味か」



幸子「社長がDホイーラーですからね、あの会社は、仕方ないでしょう」



29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 02:07:27.68 ID:MWf2ei2d0


コナミ「そうだったのか………」



ミスティ「あ、ふふ、コナミじゃない、奇遇ね」



コナミ「!…………ミスティ」



ミスティ「久しぶりに会えて、嬉しいわ」



コナミ「そ、そうか…………久しぶりだな」



ミスティ「あなたも大会に出場するの?」



コナミ「ああ……まあそうかな」



ミスティ「頑張って、応援しているわよ」



コナミ「おおう……………」



幸子「………まさか?女優のミスティ・ローラさん…?」


ミスティ「はい?呼んだかしら?」



幸子「あ、……庶民、大女優と知り合いなんて貴方……どんな汚い手を使ったの?」



コナミ「人聞きが悪いぞ!何をするか俺が!」



幸子「…………」




イェーガー「ヒッヒッヒッ、皆様静粛にお願いします」



コナミ「あ、盗人ピエロ」


74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 20:35:52.14 ID:MWf2ei2d0


………………………………


プラシド「ドングリピエロの演説が始まったか」



ルチアーノ「みんなバカだよねぇ、WRGPがサーキットを描くものだなんて知らないで盛り上がっちゃってさあ」



ホセ「この大会でサーキットは完成するだろう……人類は生まれ変わる……」



プラシド「それにしても……回りくどいやり方だ、俺の趣味に合わないぜ…」



ルチアーノ「プラシドはどうせ上手くいかないんだから、ホセに従ってたほうがいいんじゃない?キャヒハハハハ!!」



プラシド「…………ち、ガキが」



ホセ「………………ん?」



………………………………………………




バギャアァアァーーーーーーン!



ツァン「!!な、何……!」



鬼柳「窓ガラスが!」



イェーガー「なぁあーーー!?何事ですっ!」



ドボックル「はっはーー!」ギャアアアアーーーー!






76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 20:41:54.42 ID:MWf2ei2d0


コナミ「ん?なんだあいつ」



鬼柳「変にでかいDホイールで乱入してきたな」



牛尾「な、なんだ貴様ぁ!」



ドボックル「へ、お上品なことだぜ」キキィィィ……!



遊星「………あいつは……」



カーリー「あいつは街の荒くれ者ドボックル!」



ジャック「ぬ?カーリーいたのか」



幸子「…………下品なDホイールですわね」



コナミ「モヒカン頭なんて久々に見たぞ」



ドボックル「何がWRGPだ!ライディングデュエルってのはな、そんなお遊びじゃないんだよ!」



ドボックル「こんなもんぶっ潰してやるぜ!」ブオオオーーー!!!!



ガシャァアァーーーン!



ツァン「ちょっ!あいつ大暴れ……!」



牛尾「取り押さえろーーー!」タタタッ



キャーキャーー!!



78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 20:47:35.22 ID:MWf2ei2d0


………………………


プラシド「くく、これはいい余興だぞ」



ホセ「………」


………………………



ドボックル「ははははーーーーーーー!!」ブオオオーーー!!!!



龍亞「うわあああ……!あ、アキ姉ちゃん!なんとかできない!?」



アキ「く…ごめんなさい、デュエルディスクを置いてきてしまったの」



コナミ「あの野郎…………!」



鬼柳「俺たちの立食パーティを台無しに………!」



雪乃「あなた達の中ではもはや立食パーティなのね」



セキュリティ「ぐはーーーー!?」ドシャアアッ



ドボックル「そんなもんで俺のDホイールのパワーに勝てるか!」ブオオオーーー!!!!



牛尾「ちくしょう……!Dホイールから引きずりおろせれば……!」



遊星「………コナミ、できないか?」



コナミ「え?分からん……なんとかなるかも」



81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 20:53:24.20 ID:MWf2ei2d0



幸子「さっさとやってしまいなさい、これ以上下品な笑い声は聞きたくないわ」



コナミ「ええ、俺が?………俺だって怪我する事も……」



ドボックル「おらーーー!どかねえとミンチにすんぞぉおーーーーーー!!!」ブオオオーーー!!!!



ツァン「うわわ!突っ込んできた!」



コナミ「何いぃ!?おとなしくしやがれ!」タンッ



ガシッ ズルウッ!!



ドボックル「ぬおおおぉおお!?てめえ離せっ!」



ガターーーーーン!



コナミ「組み伏せたぞ牛尾ーーーーーー!!」ギギギギギ…………!



ドボックル「ぐおおおーーー!!?」ググググ…………



牛尾「よくやった!確保だぁーーーーー!」タタッ



ワアアァァァアアーーーーー!



雪乃「流石ねコナミ、手慣れた動き」



ツァン「これって表彰ものだよね………」



89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 20:59:24.59 ID:MWf2ei2d0



………………………


ルチアーノ「あの帽子男、いい動きするじゃん、キャハハハハハ」



プラシド「ち………余計な事を」



………………………



牛尾「よし、連れていけ」



ドボックル「くそがぁあ……!てめえ帽子男!覚えてやがれえ!」



コナミ「改心して出直してきやがれ!」



鬼柳「今度はこんなもんじゃ済まさねえぞ!」



ザッザッザッザッザッ…



遊星「………ふう、コナミ、助かった」



コナミ「怪我人は?」



クロウ「あれだけハデに暴れたからな……だが重傷者出てないようだ、その点は良かったぜ」




牛尾「取り押さえがスピーディーだったからな」



コナミ「牛尾、これ俺に褒美出てもおかしくないよな」



92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 21:04:18.95 ID:MWf2ei2d0


牛尾「まあ、そうだな」



コナミ「へへへ………お前に貸し1な」



牛尾「く……」



イェーガー「はあああ………助かりました……しかしこの惨状では……」



ツァン「今日は帰った方が良いかもね…」



雪乃「そうね………会場がめちゃくちゃだわ」



幸子「はあぁ…………時間を無駄にした気分ですわ……」



コナミ「落ち込むな幸子、ほら、この骨付き肉まだ食えるぞ」



幸子「いりませんわ!」バシッ



コナミ「うああぁーーーー!?」



ジャック「仕方ない………帰るぞ」



龍亞「ちぇーーーー」



クロウ「結局ブルーノの奴最後まで来なかったな」



94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 21:10:21.76 ID:MWf2ei2d0


ザッザッザッザッザッ……


鬼柳「……………俺達も帰るか」



ツァン「うん、さっきボクが同じ事提案したよね」スタスタ



雪乃「さ、行きましょうコナミ」スッ



コナミ「ん?何だこの手は、骨付き肉か?」スッ



雪乃「ふっ」バシッ!



雪乃「エスコート、よろしく」ガシッ



コナミ「肉が飛び散ったぞ……おおう、引っ張るな」グイグイ



ツァン「あぁ………!」



鬼柳「ん、お前もああいうのに憧れるタイプが?この鬼柳京介がエスコートで満足させてやってもいいぜ」スッ



ツァン「いい!」スタスタ



鬼柳「……………………………おかしいな…ニコは喜んでくれたんだが」スタスタ



……………………………


96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 21:16:02.61 ID:MWf2ei2d0


駐車場


遊星「………」スタスタ…



ジャック「せっかく作らせた衣装が無駄になった…」スタスタ



クロウ「ジャックてめえ!これ以上の浪費はマジにやめやがれ!」スタスタ



遊星「…………………ん?」



謎のDホイーラー「…………」



遊星「………お前は………?」



クロウ「ん?何だそいつ」



ジャック「通行の邪魔だぞ」



謎のDホイーラー「…………」



遊星「………?」



クロウ「…………おい、行こうぜ」スタスタ



遊星「………ああ」スタスタ



謎のDホイーラー「…………………今のままでは、ゴーストに勝つ事はできない」




遊星「!!……お前……」


99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 21:21:04.12 ID:MWf2ei2d0


ジャック「ゴーストだと!?」



クロウ「お前、何か知っているのか!?」



謎のDホイーラー「ついて来い…………新しい可能性を見せてやる」スタスタ



遊星「………」



遊星「………」スタスタ…



クロウ「おい、遊星!罠かもしれねえぞ!」



遊星「………俺は知りたい、新たな可能性を……!」



龍亞「ん?どうしたの遊星」



龍可「真剣な顔してどこ行くのかな」



…………………………………………………………




ブォォオオーーーーーーーーーーーーー!!!!!




103: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 21:28:51.20 ID:MWf2ei2d0



謎のDホイーラー「…………」ブォォオオーーーーーーーーーーーーー!!!!!



遊星(こいつ……かなりのドライビングテクニック……!ただものじゃない……一体……?)ブォォオオーーーーーーーーーーーーー!!!!!



謎のDホイーラー「……ふ、ここまではついて来ているようだな」




謎のDホイーラー「いいだろう!遊星!よく見ておけ!ゴーストに対抗する力!」



遊星「…………これは!?」



謎のDホイーラー「クリアマインドォ!!」ギュアアァアァァァーーーーーーー!!!!!



キュイイィイィィーーーーーーンン!!!



パシュウン!!


遊星「!消え………」



シュゴアァアァアアァァァーーーーーー!!!



謎のDホイーラー「うおおぉおーーーーーーー!!」ゴオォォオォオォォーーーーーー!



遊星「後ろから……?」



謎のDホイーラー「これぞアクセルシンクロモンスター!TGブレード・ガンナー!」


…………………………………………………………



コナミ「おやすみー」



雪乃「ふふ、またね」



鬼柳「ふう………疲れた…」



ツァン「ボクも…………帰ったら速く寝よう」



110: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 22:09:33.57 ID:MWf2ei2d0



一週間後



ブォォオオーーーーーーーーーーーーー!!!!!



コナミ「…………」



コナミ「……………なんだ?マーサのやつ……突然呼び出すとは」



ブォォオオーーーーーーーーーーーーー!!!!!



……………………………



マーサハウス



キキィィイィィーーーーー!!!



コナミ「久々のマーサハウスだ」カタッ



スタスタ…



コナミ「おい、マーサ?どうした」ガチャッ



マーサ「ああ、来たねコナミ」



111: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 22:16:43.24 ID:MWf2ei2d0


雑賀「あ、コナミか………久しぶりだな」



コナミ「雑賀、すっかりマーサハウスに馴染んだな」



雑賀「ああ、居心地が良くてな」



マーサ「こっちだよコナミ、きておくれ」



コナミ「ああ」スタスタ…



バタンッ



コナミ「………何で俺を呼んだんだよ、今何時だと思ってる?」



午前6時30分



マーサ「早起きは良い事だよ!あんたは起こさないといつまでも寝てるんだから!」



コナミ「く……母ちゃんか……」



マーサ「あんたに頼みたい事があったんだよ」




コナミ「俺に頼みごとだと……?」




114: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 22:26:14.68 ID:MWf2ei2d0



マーサ「入るよー」ガチャッ



「ちょ、待て!勝手に入んな!」



コナミ「ん?この声」スタスタ



ジャッカル岬「あ…………こ、コナミ!」



コナミ「岬………お前………その格好は………」



マーサ「サテライトとシティが一つになったんだ、岬もアカデミアに行った方がいいと思ってね」



岬「必要ねえっつーのに………俺は」



コナミ「お前がアカデミアに………制服着てか」



岬「ち………似合わねえだろうが、俺はデュエル番長だぜ」



コナミ「いや、様になってるぜ、なかなかにな」



岬「………………………そーかい」



マーサ「あんた、岬を送ってやってほしいんだ」



コナミ「ああ、そういう事」



120: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 22:32:41.09 ID:MWf2ei2d0



コナミ「いいぞ別に、岬はニケツできるしな」



マーサ「たのんだよ」



岬「んじゃ、行こうぜ、ガキども起こすなよ」



ガチャッ


バタンッ



雑賀「お、岬、行くのか」



岬「ああ、本当は行きたくねーけどな」



コナミ「………………よし」ブウゥゥゥウゥウ………



雑賀「学校なんざ行ける時にしかいけないんだ、しっかり勉強してきな」



岬「……………………へ、保護者かお前」



コナミ「よし、いけるぞ岬、スペアヘルメットしろよな」



岬「ああ」スポッ



マーサ「頑張ってきなよ」



ブォォオオーーーーーーーーーーーーー!!!!!



128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 22:43:36.16 ID:MWf2ei2d0


……………………………

デュエルアカデミア高等部



キキィィイィィーーーーー!!!



コナミ「ふうう……………着いたぜ」



岬「ありがとよ、ここがアカデミアか…」



コナミ「デカイだろ、初めて見たときはビビったぜ」



岬「ああ……………確かにな、サテライトにはねえよ、こんな建物」



コナミ「友達とかもできるだろうよ………いや、どうかな?」



岬「ダチか……………へ、俺のなり見たらビビって離れて行くんじゃねえか?」



コナミ「フレンドリーに接していけば大丈夫だ、笑顔をしてみろ」



岬「笑顔?………………………こうか?」ギギギギギィ



コナミ「何でメンチ切ってんだよ……ちょっとビビっちまったぞ!」



岬「……………わかんねえよ!」カッ!



コナミ「怒るなよ……………これから頑張れ」




132: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 22:49:08.68 ID:MWf2ei2d0


岬「ち…………行ってくるぜ」ガタッ



コナミ「おう」



スタスタスタ……………



コナミ「……」



岬「………」スタスタスタ……………



ヒュウウゥゥーーーーーーー!



コナミ「…………風か」



「うわっハンカチが……」



岬「……!」ヒョイッ



「あ、それ俺の、ありがとう」スタスタ



岬「………おらよ」ギロッ




「!!?す、すいませんでしたっ!」タタッ



岬「あ!おい………………」



コナミ「……………あいついつでも眉間に皺を寄せてるな………」



……………………………


135: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/19(月) 22:56:04.03 ID:MWf2ei2d0


アカデミア内


岬「………………おい」



コナミ「なんだ」



岬「何でお前がついて来てんだよ、関係者以外は立ち入り禁止だろうが」



コナミ「心配だからな、お前の学校デビュー、失敗したら可哀想だし」



コナミ「保護者って事で」



岬「保護者?へっ………お前がか…………」スタスタ…



コナミ「お前が暴走しそうになったら止めてやるから」



岬「俺だって誰これ構わずケンカは売らねえよ、最近じゃデュエルで解決してるぜ」



コナミ「だからデュエル番長か………お、職員室だ」



ガラッ


加藤友紀「あれ………あなた達は…」



岬「転入生のジャッカル岬だ」



コナミ「保護者です」



 

145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/20(火) 22:17:51.39 ID:IbyIyBAS0



友紀「ああ、岬さん、待ってたわ」



岬「俺はどこのクラスに行けばいいんだ?」



友紀「私のクラスですよ、今からHRなので一緒に行きましょう」



岬「おう」



コナミ「担任の先生だったか」



友紀「あの………あなたは?」



コナミ「保護者だって」



友紀「保護者の方………でもキミどう見ても岬さんとそんなに年齢変わらないじゃない?」



コナミ「見ての通りね、こいつ切れやすいだろ、俺がストッパーの役目もしてるんだ」



コナミ「まあまあ今日だけだから、いいじゃない」



友紀「………まあいいわ」



岬「いいのかよ、軽いな」


スタスタ…


……………………………


146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/20(火) 22:34:03.81 ID:IbyIyBAS0


教室



ツァン「………………寝てるふりじゃないから………本当に眠いから……」ブツブツ



ヤリザ「ツァン殿…………最近は皆と仲良くなったと思っていたのでござるが」



ツァン「いや……朝のテンションで自分から話しかけるなんて無理………」ブツブツ



ヤリザ「悲壮感が………」



雪乃「ツァンさん」



ツァン「!えっ、な、何か………?藤原さん」ガバッ



雪乃「知ってる?今日転入生がくるそうよ」



ツァン「え……転入生…………?へー」


雪乃「しかも旧サテライト地区からですって、ふふ……どんなワイルドが来るか楽しみね」



ツァン「旧サテライト………あっちの方苦手だな………」



ヤリザ「ツァン殿に話しかけてくれる人が増えて来てるでござる………拙者も嬉しいぞ」



雪乃「そろそろHRね、くる頃かしら」




149: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/20(火) 22:42:28.62 ID:IbyIyBAS0



ゆま「青葉さん、どんな人が来るんでしょうね」



あげは「ああ、転入生………仲良くできるかな……」



ひなた「大丈夫だよー、モンスターがくるわけじゃないんだし」



レイン「……………………」



ガラララッ



友紀「みなさんおはようございます」スタスタ



ひなた「あ、先生来た」



友紀「さて、HRを始めますが、今日から仲間が増えます、転入生です」



ザワザワ………ザワザワ………



友紀「旧サテライト地区から来たのでシティにまだ慣れていません、皆さん親切にしてあげましょう」



えー、旧サテライト地区……? 何か怖いー



友紀「紹介します、ジャッカル岬さんです」



ガラッ!


岬「……………」スタスタ




154: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/20(火) 22:51:49.78 ID:IbyIyBAS0


………シーーーーン…


岬「…………ジャッカル岬だ、夜露死苦」ギラッ



「な、なんだぁ……!?眼圧か……!?」ゾクッ



「あの睨み…………直視できねえ……!」ぐぐ…



雪乃「なんだ………女子だったの、残念……」



ナオミ「……………いや、全然いけるわ…」



ツァン「…………どう考えても仲良くなれない気がする」



ゆま「岬さんかぁ……仲良くなれるといいですねっ」



あげは「………む、難しいかもしれない…」



ひなた「なんかかっこいい感じの人だね」



友紀「岬さんの席はあそこの空いてる所よ」スッ



岬「ああ」スタスタ



ツァン「空いてる席………?」



岬「………」ドサッ




ツァン(ボクの隣かい……!)






157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/20(火) 23:03:11.35 ID:IbyIyBAS0


シーーーーーーン


友紀「…………………?皆さん、仲良くしましょう、では、一旦休み時間です」



ガラガラ パタン


ワイワイガヤガヤ……



ツァン(通常転入生というのは最初の休み時間にみんなから質問攻めにあうはず………)



ツァン(けど…………)


岬「……………………」



ツァン(誰も話しかけない……!なんとかして………!ここだけ冷め切ってるよ!)



「ねえ……質問とか……」ヒソヒソ

「えーー……ちょっと怖いんだけど………」ヒソヒソ

「隣にツァンさんがいるから余計に行きづらいよね……」ヒソヒソ



ツァン(ボクのせいでもあるわけ…!?確かに今も外見では不機嫌そうにツーンとしてるけど……心の中じゃこんなに悲鳴をあげてるよ、気付いて!)


「近づき辛いな……」

「あの眼光に足が震えちまってるぞ……」

「ツァンさんも不機嫌そうだし……成績いいから、ヤンキーっぽい娘に隣に座られて気分悪いんじゃない」



ツァン(そんなに性格悪いイメージなのボク……!今更この顔やめられないんだよ……!)



岬「……………………チッ」



コナミ「おい岬、早速やばいぞお前、ハハハハハ」



岬「ああぁ!?るっせぇ!」



161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/20(火) 23:13:19.88 ID:IbyIyBAS0


ツァン(なんでコナミはそんな煽るみたいな事………!)



コナミ「最初の紹介の時に睨んだのがダメだったな」



岬「睨んでねえよ!友好の眼差しをしただろうが」



コナミ「殺意が伺えたぞお前の眼は」



岬「……………………ちっ」ダンッ



コナミ「おいおい、机に足を乗せんなよ」



岬「ダリィ……………俺は別につるまなくてもやっていけるんだよ…」



コナミ「ああーー…………岬、マーサが心配するぞ、アカデミアからマーサハウスに連絡が入るかもしれん……」



岬「うぐ……………そりゃまじいな…………」



コナミ「なあツァン、隣同士の縁だ、仲良くなってやってくれ」



ツァン「………………いや、いやいや………………なんでいるのよ!!!」ガタッ



岬「おおう……!てめ、いきなり大声を」



ツァン「はっ!」


「ツァンさんが大声出した………初めて聞いた」

「あの人誰………?ツァンさんの知り合いかな……」



163: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/20(火) 23:20:29.43 ID:IbyIyBAS0


ツァン「く………………!」ガタッ



ヤリザ「見られてるでござるよツァン殿………クラス中が注目してるでござる」



ツァン(うるさい!うるさい!………つい大声出しちゃった…!…)



岬「なんだよ、コナミこいつと知り合いか?」



ツァン(それはボクのセリフだよ!)



コナミ「ああ、チームメイトだ」


岬「チーム……なんのチームだ………」


ツァン「あ………あんたこそ…そいつの知り合い……?」


岬「あぁ………腐れ縁だ」



コナミ「腐ってたか」



ツァン「ふ、ふーん?……つか、コナミなんでアカデミアにいるのよ、加藤先生に何も言われなかったの?」



コナミ「岬が心配だったからな、今日だけ見学に来た」



岬「…………面白半分で来やがって」



麗華「そういう事ですか、先生が許可を出しているならいいでしょう」


コナミ「サンキュー委員長」


167: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/20(火) 23:30:08.13 ID:IbyIyBAS0


麗華「一瞬不審者が来たと思って焦りましたよ」


岬「…………お前は?」



麗華「クラス委員長の原です、よろしくお願いします岬さん」



岬「あぁ…………………そうだな」



ゆま「私はゆまっていいます!岬さん!よろしくお願いしますねっ!」



岬「!!どいつもこいつも唐突に話しかけてきやがって………ああ、ゆまな……覚えたぜ」



ゆま「岬さん、仲良くなるために色々質問してもいいですかっ!?」



岬「え……?ああ、別に…………」



ひなた「んじゃ私もーー!色々教えてーー!」


ひなた「みんなも聞きたい事あるなら聞こうよー!」


岬「おいちょっ………群れるのは……勘弁しろっ!」


コナミ「おおぉ………?岬が人気者に……………」



ツァン「やっぱり宮田さん……すごいね」



コナミ「あのコミュニケーション能力は………才能だな……………相変わらず仮面つけたままだが」






187: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 01:47:53.08 ID:ek1aDjPF0


ワーーーーワーーーー!



コナミ「……………」ポツン



ツァン「…………コナミ、アンタの役目は果たされたみたいだよ」



コナミ「ああ…………まさか岬、一日目でここまでは馴染むとは」



ツァン「どうするの?」



コナミ「この調子ならもう俺はいらないな、帰るとするか」



ツァン「へー………あ、あのさ……」



コナミ「ん?」



ツァン「この前………お願い聞いてくれるって言ったじゃん?」ボソボソ



コナミ「ああ……言ったな」



ツァン「それを使って今度の日曜………」



雪乃「あら?コナミじゃない、学校にいるなんてどういう事?」



コナミ「え?ああ、雪乃」



ツァン「あ………………………」



ツァン「くっ!」グリッ



コナミ「ぐっ!?故意か過失か!?どっちにしろつま先をかかとで踏んでるぞ!!いてて!」



ツァン「フン」」



188: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 01:54:08.13 ID:ek1aDjPF0


雪乃「ふふ」



コナミ「いてて……で、ツァン、何だって?」



ツァン「何でもないよ!バーーカ!」



コナミ「ば、バカってあんた…」



雪乃「そういえばあの娘、ダークシグナーとの戦いの時にいた娘ね、思い出したわ」



コナミ「ああ、シティとサテライトがひとつになっただろ、それであいつもこのアカデミアに通う事になったんだよ」



雪乃「そうだったの、ふふ、仲良くなれるかしら?」



コナミ「あんな見た目だけどやる時はやるから、大丈夫だ」



ツァン「大丈夫なの………?」



「おいおい……あの帽子男、藤原さんと親しげに喋ってるぞ」


「うわ、いいなちくしょう………」



コナミ「……?え」



雪乃「ふふふふ」



189: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 02:01:28.54 ID:ek1aDjPF0


……………………………………………………


アカデミア外



コナミ「結局授業始まるっつーことで追い出されちまった……」



コナミ「レインがずっとこっちを見てたけどなんなんだろうな………無表情だから分からねえ…」



コナミ「岬は…………今の所は大丈夫だろうが…………いずれ何かあるかもな「?

プルルルルルル………



コナミ「はい?なんだよマーサ」ピッ



マーサ『あ、コナミ!岬を送ってくれたかい?』



コナミ「ああ、今の所は上手くやっていけそうだ」



マーサ『そうかい、ありがとよ、私は心配でねぇ』



コナミ「岬より手島とかの方が手がかかるだろ、ところで、あいつ帰りもおくるのか?」



マーサ『ああ、それは心配いらないよ、弥生の宿屋にただで置いてくれるとさ」



コナミ「弥生…………?」



マーサ『岬が慕ってる子でね、宿屋を経営してるんだ』



コナミ「ああ………姉御とか呼ばれてる………」



190: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 02:05:20.57 ID:ek1aDjPF0


コナミ「とにかく、わかった、送り迎えは必要ないんだな」



マーサ『ああ』



コナミ「オッケェーーーイ」ピッ



コナミ「ふう………………」



コナミ「………ゆまとかがいるから……騒ぎは起こらないと思うが……………」



コナミ「なんか嫌な予感がするぜ……」



スタスタ



ブオォォオォオーーーーーーーーー!!!!




ォォォォ…………



ハイトマン「…………」ザッ






194: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 02:11:21.23 ID:ek1aDjPF0


さらに一週間後

午前8時

コナミアパート


コナミ「ふああぁ…………」ぐぐ……


コナミ「あぁ…………眠い………」スタスタ


バシャバシャジャーーー



コナミ「………ふぅ…」



ガチャッ


レイン「…コナミ、起き……………」



コナミ「すでに起きてるぜ、そのわさびを何に使うつもりだったんだ」



レイン「……残念」



コナミ「寝起きドッキリする気だったろ……明るくなったなお前、表情は変わらんが」



レイン「今日は………休みの日だから………遊んでみようと思った……」



コナミ「残念だったな!今日は大切な日だから目覚まし時計を10個用意しておいたんだよ!」



レイン「………店長が………家賃………一ヶ月分……溜まってるって……」



コナミ「…………………まずいかなやっぱり」


…………………



195: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 02:17:51.26 ID:ek1aDjPF0


ブオォォオォオーーーーーーーーー!!!!


コナミ「………家賃は後で考えるとして………」



コナミ「今日は一週間後に迫ったWRGP予選の組み合わせ発表……遅れるわけにはいかないぞ」



コナミ「治安維持局によく行くなー俺」


ブオォォオォオーーーーーーーーー!!!!



…………………


治安維持局



キキィィイィィーーーーー!!!


コナミ「着いた………」



ウィーン


コナミ「……………」スタスタ


受付(うわっあの人また来た、選考会突破したの?)



コナミ「すいませーん、WRGP関係って何階だったっけ」


受付「ええと………三階でございます」



コナミ「ありがとう」



スタスタ…



警備員「……」



コナミ「失礼しまーす」ピース スタスタ



196: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 02:27:22.61 ID:ek1aDjPF0


三階


コナミ「…」スタスタ…



鬼柳「あ、コナミ、来たか」



コナミ「鬼柳、早いな」



鬼柳「ああ、ツァンも来てるぞ」



ツァン「コナミが1番遅いよ、遅れてはないけどさ」



雪乃「ふふ、眠かったの?可愛い人」



コナミ「なんだ………全員集合してたか」


鬼柳「それより見ろよ、そろそろ電光掲示板に予選の組み合わせが発表されるぜ」


ツァン「ついに一週間後かー……」



コナミ「そういや…どうすれば予選突破だっけ?」



雪乃「たしか……32チームが4チームごとに8ブロックに別れ、そのブロックでリーグ戦を行って上位2チームが決勝トーナメントに進めるのよ」



コナミ「リーグ戦か…………面白くなって来たな」


ツァン「選考会を突破したんだし、やるからには勝ちたいよね!」



鬼柳「プロだろうがアマだろうが……チーム・満足を止めることはできねえぞ!」




198: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 02:33:36.92 ID:ek1aDjPF0


コナミ「燃えてるな鬼柳、サティスファクションタウンの人達も応援してるぞ」



鬼柳「ああ!満足させてもらうぜ」



ツァン「どうしよう………ドキドキしてきた……」



コナミ「まだ組み合わせ発表だけだぜ、リラックスしろよ」



ツァン「そんなこと言っても………クラスメイトの人とかも見るかもしれないし……」



ツァン「本戦もそうだけど、この組み合わせ発表、その後のプラクティスの様子も全国ネットで放送されるんだって」



コナミ「全国ネットか…………う……俺も緊張を」ブルブル



雪乃「コナミ、貧乏ゆすりをやめてちょうだい」



コナミ「ああごめん」スッ



鬼柳「余裕じゃねえか」


ツァン「なんなの」



ブィーーーーーーン




200: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 02:41:28.43 ID:ek1aDjPF0


鬼柳「ん?電光掲示板に動きが」



コナミ「組み合わせ発表か」



ツァン「うわぁあ……有名なチームと同じブロックはやめて欲しいなぁ」



雪乃「あ、MCの人が出てきたわよ」



MC「お待たせいたしましたぁーーー!これより!WRGP予選の組み合わせ発表を、始めまーーーーーーーす!!」



ワァアアァァァーーーーーー!!!!


MC「第一回チャンピオンに輝くのは、どのチームなのかぁーーーーー!?」



ワァアアァァァーーーーーー!!!!


鬼柳「チーム・満足だぁーーー!」


MC「予選では、知っての通り32のチームが8つのブロックに別れる!この組み合わせが運命を分けると言っても過言ではないーーーー!!!」



MC「それでは発表するぞ!まずはAブロックーーーー!!」



コナミ「Aブロックか………どうなるかな?そういえば遊星達もいるはずだな…」


ツァン「……」ドキドキ



MC「Aブロック一組目はぁ…………!選考会で勝ち上がってきたダークホース!チーム・満足だぁーーーー!!」



201: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/21(水) 02:49:41.96 ID:ek1aDjPF0


ツァン「ええ……!?」


コナミ「チーム・満足だと!どこのチームだ!?」」


鬼柳「間違いねえコナミ、俺たちだ!」



雪乃「まさか一番目に……!」


ワァアアァァァーーーーーー!!!!


MC「初っ端からダークホースの登場で興奮が隠せないかぁーーー!?続いてAブロック二チーム目を発表するぞぉーーーーー!!」



コナミ「あーいきなりでびびった」



鬼柳「まあ、まだどうってことねえよ」



ツァン「そ、そうだよね………肝心なのは相手チームなんだから」



雪乃「なるべく強いチームは避けたいわね」



コナミ「強いチーム………5Dsとかか」


ツァン「うん、あとプレミアイベントにもいたチーム・ユニコーンとか」



コナミ「ああ、写真めちゃくちゃ撮られてた…」



MC「Aブロック!二チーム目はぁ…………!」


ツァン「まあ、のこり31チームあるし……そう簡単には…」



MC「優勝候補!アトランティス大会でも優勝経験がある実力派!チーム・ユニコーンだぁーーーー!!」


ツァン「……」


コナミ「………」


雪乃「………ユニコーン…?」



ツァン「ええーーーーーーーーー!!!?」



261: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 01:34:45.58 ID:nQkAZDii0


ツァン「チ、チーム・ユニコーンって……うそぉ…………」



コナミ「いや、諦めるな、チーム・ユニコーンが二チーム存在することも……」



雪乃「残念だけど…………アトランティス大会優勝経験があるチーム・ユニコーンは……世界で一チームだけよ……」



コナミ「ああ、やっぱり?」



ツァン「くうう……………どういう確率………!?一回戦で最大の優勝候補となんて………」



鬼柳「もう決まったことだ、仕方ねえだろ」



MC「続いてーーーーーー!チーム…………」



コナミ「逆にここを勝っちまえば、この大会の胸突き八丁は越えたってことだぜ、ポジティブに考えろツァン!」



ツァン「……………………そ、そうだね」



アンドレ「お、あんた達だな、チーム・満足は」スタスタ



コナミ「ぬ?お前は…………?」



アンドレ「俺はチーム・ユニコーンのアンドレ、こっちがブレオでこっちがジャンだ」



ブレオ「ああ、よろしく」



ジャン「………」



262: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 01:43:00.64 ID:nQkAZDii0


ツァン「うわすごい、本物のチーム・ユニコーンだ」



アンドレ「お、お嬢さん、俺たちのことを知っているのか」



ツァン「うん…雑誌でもよく見かけるし…」



アンドレ「ありがとよ、ところで君は……………?」



ツァン「え、あ、チーム・満足のチームメンバーです」



アンドレ「へええ………女の子がチームメンバー、やるねプレイボーイ」トンッ



コナミ「?ああ」



ブレオ「まさか本当にあの女の子がチームメンバーとはなぁ……」コソコソ



ジャン「ふふ、俺の睨んだ通りだったろう?」コソコソ



雪乃「……………?」



鬼柳「いきなり対決になるとは思わなかったが、ここまできた以上、満足できる戦いをしようぜ」



アンドレ「もちろんだ、俺たちはいつでも一切の妥協はしない」



コナミ「かっこいいなお前……」



ジャン「さて………そろそろチーム5Dsのプラクティスタイムだ……作戦を開始しなければな」ボソッ



ジャン「おいアンドレ、そんな奴らほっといで早くプラクティスに行こうぜ!?」




263: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 01:49:20.85 ID:nQkAZDii0



コナミ「ん?」



アンドレ「おいジャン、そんな奴らって言い方は失礼だぞ、あ、すまないな……こういう奴で」



コナミ「いや、いいよ、それより急いだ方がいいんじゃないのか」



アンドレ「ああ、そろそろプラクティスなんだ、じゃあ行ってくる」



アンドレ「いい試合にしようじゃないか」スタスタ



スタスタスタスタ…



コナミ「………………あれがチーム・ユニコーンか…………アンドレって奴の髪型は確かにユニコーンだった」



鬼柳「どんな奴らなんだ?」



ツァン「あ、今月のデュエルマガジン持ってきてるよ、確か乗ってるはず」ガサガサッ



コナミ「おお、これが………………表紙になってんじゃん」



雪乃「あら、凄いわね」



鬼柳「なになに……………?122Pか……」ペラッ



265: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 01:56:14.05 ID:nQkAZDii0



………………


鬼柳「想像以上だアンドレ……こいつ一人でほとんどの試合を終わりにしている……」



コナミ「三タテばっかだな………」



ツァン「そう……だから他の二人の実力は未知数のままなんだ」



雪乃「あと頭の角は伊達ではないということね」



コナミ「へええ……………」



ツァン「ふう……まあ、どんな相手でも勝たなきゃならないからね」



鬼柳「そうよ、ここでチーム・ユニコーンを倒せば俺達の知名度は跳ね上がるだろうぜ、ついでにサティスファクションタウンも」



コナミ「雑誌見てビビっててもしょうがないよな」



雪乃「ふふ」



ツァン「さて…………これからどうする?」



コナミ「今、電光掲示板見たら遊星達がプラクティス走行してるらしいぜ、見に行ってみるか」



鬼柳「そうだな…………」スタスタ…




267: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 02:04:22.02 ID:nQkAZDii0


………………………………


スタスタ…



ツァン「そういえばさ、ボルガー&カンパニー社の社長、捕まっちゃったらしいよ」



コナミ「え?」スタスタ



雪乃「ええ、ニュースでやっていたわね、この辺で最大級のDホイール製造会社だったから、驚いたわ」スタスタ



ツァン「何をやらかしちゃったんだろうね……ボクのDホイールボルガー社で作られたやつだから、不備があったのか心配になってきちゃったよ」スタスタ



コナミ「………ボルガー………ああ、幸子が言ってた………」



鬼柳「っと、ここから見えるぞ、遊星達が走ってるぜ」チラッ



コナミ「あ、本当だ」




雪乃「……でも、あと3分でチーム・ユニコーンと交代のようね」



………………………………


ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



クロウ「すげえパワーだ……!やみつきになっちまったぜ…!」ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



クロウ(ボルガー、ピアスン……お前らの意志、俺が受け継ぐ…!)ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



遊星「とばしすぎだ、クロウ!」ブォォォォオーーーーーー!


………………



コナミ「………クロウが楽しそうだな」



鬼柳「何かあったのか……?」



268: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 02:10:28.11 ID:nQkAZDii0


ピンポーーーーーーン♪



チーム・満足は、プラクティス時間が10分後になっております、第三レーンに至急集まってください



コナミ「あ、俺達のプラクティスが近い……」



鬼柳「よち、Dホイールに乗って早く行こうぜ」



ツァン「プラクティスかぁ………転ばないでやれるかな……」



雪乃「特別なことは何もしないのだから、大丈夫よ」



スタスタスタスタ………

………………………………



クロウ「どんどんスピードが上がるぜ………!たまんねえ!」


ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



ピンポーーーーーーン♪


チーム・5Ds、プラクティス時間が終了しました…レーンから退場してください



ジャック「ぬ?」



遊星「聞いた通りだ、この周回でレーンを出よう!」



クロウ「俺はもう一周いかせてもらうぜ!次のチームなんてそうそうこねぇよ!」


ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



遊星「あ、クロウ!」


ジャック「まったく……あいつは…!」




269: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 02:13:59.78 ID:nQkAZDii0


ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!


クロウ「くうぅ………!速い速い……!気持ちいいぜぇ!」



ブレオ「………」ブゥウーーーーーン……



クロウ「…………ん?あ!アブねぇっ!!」ビクゥッ



ブレオ「ん?ああっ!?」



クロウ「くそっ!止まんねえぇ………!!!」


ギャギャギャギャギャギャギャギャ………!!!!!!



ゴシャアァァァーーーーーーン!!



クロウ「ぐうぉっ!?」



ブレオ「ぐっは」


遊星「ん?なんだ………この音は……!?」



ジャン「どうしたぁ!!ブレオ!」(作戦通り……)



アンドレ「だ、大丈夫かお前らっ!」


………………………………



271: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 02:22:51.07 ID:nQkAZDii0


第三レーン


コナミ「そういえばよ、お前ら、ちょっと気になったんだが」ブゥウゥゥゥーーーーン



ツァン「なによ?」



コナミ「お前らのDホイールって、手札どうやって置いておくタイプだ?」



コナミ「おれのは自作のDホイールだから、Dホイールに上から引いたカードを差し込む場所を取り付けただけだが……」



鬼柳「そういえばそれぞれ違うな……俺は腕にデッキを取り付けて、そこに手札を差せるようになってるぜ」



ツァン「ボクのは……コナミと似て、Dホイールに差し込むタイプだけど、下からカードを入れるとDホイールが綺麗に並べてくれるんだ」


コナミ「ツァンのが一番使いやすそうだな」



ツァン「へへん、お父さんのおさがりだけどね」



鬼柳「ていうか走行中に何を無駄話してんだ俺たちは」



コナミ「確かに、真面目に行くか!」



ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



……………………………………………………







272: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 02:27:32.55 ID:nQkAZDii0


30分後


ピンポーーーーーーン♪


チーム・満足、プラクティス走行終了の時間です、退場してください



コナミ「あ、終わりだってよ」


ツァン「次のチームがする前に退場しよう」



鬼柳「よし、この周回で終わりだな」



ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



…………………………………………………………



雪乃「…………あら、お帰りなさい」



コナミ「おーう、上から見ててどうだった?」



雪乃「安定してたわ、問題点はなさそう」



鬼柳「良かったぜ」



ツァン「あー………ちょっと疲れた」



コナミ「さて……帰るか?遊星達も帰っただろうし」



274: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 02:31:42.07 ID:nQkAZDii0


鬼柳「ああ……」


ツァン「そうだね」



スタスタ………



コナミ「…………ん?デュエルしてるぞ…?」



雪乃「あら…?本当ね、なんでかしら?」



ツァン「……………………あ、チーム・ユニコーンじゃない!?」



鬼柳「そうだな、しかも相手は遊星……どうなってるんだ?」



コナミ「遊星と………アンドレが戦ってるのか」



雪乃「チャンスね……これは」



鬼柳「ああ、アンドレの実力をこの目で見れれば……対策がしやすいからな」



コナミ「……よし、行ってみようぜ」



スタスタ………



……………………




294: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 23:05:27.34 ID:nQkAZDii0


ジャック「く………あのアンドレとか言う男……強い!」


クロウ「遊星をここまで追い詰めるとは……!」



龍亞「どんどん強力なモンスターが出てくるよ…!」



ブルーノ「流石は優勝候補だね」



アキ「遊星……」



コナミ「おーう、5Ds」スタスタ



龍可「あ、チーム・満足だわ」



鬼柳「チーム・ユニコーンがデュエルしてるらしいじゃねえか」



ジャック「ああ、貴様らの最初の相手だ、見ておいたほうがいいだろう」



ツァン「アンドレって、どんなデッキを使うの?」



アキ「見ての通りよ、グリーンバブーン、ベヒーモス、ガオドレイク…獣族の大型モンスターを使うパワーデッキ」



ツァン「パワーデッキか………」



コナミ「遊星がピンチじゃねえか」



クロウ「ああ、プラクティスとはいえ……買ってほしいぜ…!」



296: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 23:13:19.51 ID:nQkAZDii0



……………………


ブレオ「あ、おい見ろよジャン、チーム・満足が来たぜ」



ジャン「ふふ……やはり来たか、そりゃ当然だよなぁ……」



ブレオ「奴ら、アンドレのデッキを対策するだろうぜ」



ジャン「あのパワーデッキを対策してくれるのなら、ありがたいことだな、ふふふふ」



ブレオ「くく、そうだな……それにしても不動遊星…アンドレと互角とはな……かなりやるぜ」



ジャン「ああ……ブロックは違うが、奴らは間違いなく最大のライバルになるだろう」



ブレオ「お前がそう言うのなら、そうなんだろうさ、だが予選で足を掬われないようにしないとな」



ジャン「安心しろ、ふふ……すでにチーム・満足も俺の術中だ、奴らのデータも揃っている」



ブレオ「♪~、流石はジャンだぜ」


ジャン「ふふ……」



……………………


鬼柳「なるほどな……パワーで圧すデッキか……」



クロウ「鬼柳、お前らの相手なんだ、対策を考えろよ」



コナミ「そうだよな……ていうかなんで違うブロックのお前らとデュエルしてるんだろうか?」



ツァン「えっと……何ブロックだっけ?」


アキ「私達はBブロックよ」




297: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 23:19:20.66 ID:nQkAZDii0


ジャック「クロウがよそ見をして迷惑をかけたからだ」



クロウ「ぐ……すまねえ…!」



コナミ「?……まあいいや」



雪乃「それにしても……やはり優勝候補…甘くはないわね」



龍亞「うん、すごいなー」



ピーーーーーーーーーーーー


プラクティス終了です、退場してください



コナミ「ん?」



クロウ「プラクティス終了?デュエルは中断か」



ジャック「決着がつかなかったな」



ブオォォォォォ………キキィーーーーーー!!



遊星「…………終了…」



アンドレ「ああ、危なかったぜ、このままなら俺が負けていたかもな」



遊星「そうかな……?」



アンドレ「遊星、流石だ、決勝トーナメントで決着をつけたいな」



遊星「ふ……望むところだ!」



298: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 23:26:08.57 ID:nQkAZDii0



スタスタ………



クロウ「いいデュエルだったぜ」



ブレオ「ああ、ご苦労だったな、アンドレ」



コナミ「やっぱりお前ら強いな、アルステルダム大会で優勝しただけの事はあるぜ」



雪乃「アトランティス大会よ」



アンドレ「ああ、チーム・満足、一週間後、楽しみにしてるぜ」



鬼柳「ああ、俺たちもさ」



ツァン「うー………緊張が」



スタスタ………



ジャン「おい!アンドレ!もういいだろ!?そろそろ帰ろうぜぇ!?」



アンドレ「ああ、わかった!」



ブレオ「それじゃ、俺たちはこれで」



遊星「ああ、一週間後の試合、俺たちも見学に行かせてもらうぞ」



アンドレ「それは光栄だな」



スタスタスタ………………



ジャン「いい【仕込み】だった」ボソ



アンドレ「ああ、ミスはしないさ」



299: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 23:30:37.31 ID:nQkAZDii0


遊星「………」



ジャック「………チーム・ユニコーンか」



クロウ「恐ろしい敵だな」



ブルーノ「どうやら、一筋縄じゃいかないようだね」



鬼柳「…まあ、一週間で対策を立てようぜ」



アキ「……」


………………



?「チームユニコーンが恐ろしい敵……?へへへ、甘い奴らだ」



?「本当の恐ろしさを知らないようだな」



?「Aブロックがカオスに陥れられるとも知らずに………くくく」



……………………………





303: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 23:39:16.16 ID:nQkAZDii0


治安維持局 外


ウィーーン



コナミ「ふう………大変な事になった」



ツァン「まさか初戦に優勝候補とはね」



鬼柳「そういや、Aブロックの他のチームってどうなってるんだ」



雪乃「ええと……チーム・カタストロフとチーム・セキュリティというチームね……」



コナミ「………セキュリティ?」



ツァン「とりあえず…チーム・ユニコーン以外には有名なチームはいないね…」



コナミ「…………セキュリティって……」



鬼柳「よし!コナミのアパートでミーティングだ!」



コナミ「なぬ?」



鬼柳 「一週間後に向けて、今から準備しないとな」



ツァン「ええ…!?コ、コナミのアパートって………もう午後7時だよ!?」



鬼柳「当然泊まっていけよ、満足しようぜ!」



ツァン「アカデミアはWRGP記念ってことで長期休暇だけど……泊まるっていうのは…」



雪乃「…………コナミの…………アパート……!?」



307: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 23:46:32.16 ID:nQkAZDii0


コナミ「鬼柳、お前は女心がわかっていないな、だからモテないんだよ」



鬼柳「!?コナミ、どういうことだよ!」



コナミ「女子ってのは繊細なんだよ、いきなり泊まっていけなんて言われても困るだけさ」



鬼柳「う……お、お前…!そんな知識どこで……!?」



コナミ「昨日テレビでやってた」



ツァン「テレビかよ」



鬼柳「ち………じゃあダメか…悪かったなツァン」



ツァン「あ…………今お母さんに連絡したらOKが出たよ」



コナミ「なにぃーーーーーー!!!?」



鬼柳「はっはーー!?コナミィ!よく言ったもんだな!女心が分かってないだぁ!?それはてめえだ!」ビッ!



ツァン「それは言えてる」



雪乃「ええ」



コナミ「………くっ、テレビめ、嘘つきやがったな」ブツブツ



ツァン「友達の家に泊まるってお父さんに嘘言っといてくれるって」



312: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/22(木) 23:55:51.41 ID:nQkAZDii0


コナミ「ああ、とにかく……ツァンはミーティング参加ってことで」



鬼柳「よし、チーム・満足……いくぞ」



雪乃「当然私も行くわよ」



コナミ「え?雪乃……大丈夫か?」



雪乃「ええ、私一人暮らしなのよ」



コナミ「そ、そうか………?」



ツァン「ボクも藤原さんがいてくれると心強いな」



雪乃「ふふ、楽しみだわ……」



コナミ「言っておくが殺風景だぞ」




鬼柳「いいさ、問題はない」



ツァン「ちょっと買い物行きたいんだけど、いい?」



コナミ「ああー、構わんよ」



………………



318: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:06:04.17 ID:TiWHtUDG0



スポーツジム


ジャン「チーム・満足、奴ら、以外と侮れない」



アンドレ「へえ……ジャンがそんなに警戒するのは珍しいな」



ジャン「鬼柳京介が使うインフェルニティモンスター、勢いに乗られるとやっかいだ」



ブレオ「ツァンディレも侮れないぜ、六武衆は高速でシンクロが行えるからな」



ジャン「ふふ、安心しろ……そいつらの対抗策はすでに完成している」



ブレオ「流石だなジャン、頼もしいぜ」



ジャン「だが………コナミという男……奴は未知数……」



アンドレ「帽子のか……」



ジャン「奴のデッキは変幻自在だ…対策が取りづらい」



ブレオ「ああ、確かにな」



ジャン「まあ……お前達二人が鬼柳とツァンを封殺してくれれば、俺が決める、任せてくれ」



アンドレ「信頼してるぜ」


………………………………



324: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:11:05.83 ID:TiWHtUDG0


コナミのアパート


コナミ「ようこそ我が家へ」



鬼柳「ここがお前の部屋か」



ツァン「………」



雪乃「……お、お邪魔します」



レイン恵「……お帰りなさい」



コナミ「!?レイン」



鬼柳「なんだ?なんで先客が?」



レイン「…………」



ツァン「レインさん……!?え!?ど、どういう………?」



レイン「……………待ってた」



コナミ「待ってたって………部屋に不法侵入とは」



レイン「……………いつものこと」



ツァン「い、いつものこと……!?あ、アンタ…!何を……」



コナミ「え……?」




328: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:20:18.78 ID:TiWHtUDG0


レイン「……伝達………店長が……家賃を払えって……」



コナミ「あ……ああ、ちょっと待ってくれ……」



レイン「……………」



鬼柳「なんだ、店長の使いか」



ツァン「あ…………ああ、そういう」



雪乃「なんだ…………安心したわ」カチャッ



鬼柳「……藤原、包丁なんてなにに使うんだ?」



雪乃「ふふ…………料理よ」



コナミ「料理?…買い物って食料か?」



雪乃「ええ、カップラーメンは苦手なのよ」



ツァン「ボクも、カレー作るよ、カップラーメンは体に悪いから」



鬼柳「……カップラーメンをディスられたか…?」




331: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:25:56.08 ID:TiWHtUDG0


コナミ「まじで?俺達の分は?」



ツァン「し、仕方ないから作ってあげるよ……」



鬼柳「ありがとよ……久しぶりに満足な食事だ……」



レイン「……………」



雪乃「レインさん、あなたも食べて行ったら?」



レイン「……………いいの?」



コナミ「いいだろ、せっかくだし」



レイン「……………うれしい」



鬼柳「よし、頼んだぞ、コナミ、俺たちはミーティングだ、ノーパソを持ってきた」スッ



コナミ「おお、わかった」



鬼柳「まずはあいつらの試合を見てみよう」カタカタ…



……………………




335: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:31:51.05 ID:TiWHtUDG0


午後11時



レイン「……………そろそろ、帰る……」



コナミ「おお、また明日」



鬼柳「またな」



ギイィ……バタン




ツァン「ふあぁ………眠いなぁ」



雪乃「私も…………夜更かしは美容の大敵なのよね…」



コナミ「おまえらも限界か………」



ツァン「ボク達は先に寝るね、続きは明日で」



コナミ「おう」



雪乃「おやすみなさい」



ツァン「い、言っておくけど、カーテンの中に入って来たらぶっ飛ばすから…」



鬼柳「ああ……このカーテンのしきりはそのための」



雪乃「コナミ……ふふ、私はウェルカムよ…////」



コナミ「?おやすみー」



雪乃「………く」シャアッ




339: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:38:41.13 ID:TiWHtUDG0


コナミ「……………ていうか……」



鬼柳「どうした?」



コナミ「あいつら、ベッド占領したから、俺たち床に寝るようだぞ……」



鬼柳「……なに……?」




次の日



午前8時



ツァン「……ん……………ふぁぁ………」



ツァン「…あ……ここは…?…………そうだ、コナミのアパート…」



ツァン「…………ね、寝起きの顔見られたくないなぁ……洗面所かしてもらおう///」スタスタスタ…………



雪乃「……あ?ツァンさん、おはよう」



ツァン「ああ、藤原さん、起きてたんだ」



雪乃「ええ、ちなみにコナミは鬼柳さんと一緒に走りに行ったわよ」



ツァン「ええ……速いね」



……………………



ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



コナミ「………いい速さだ」




342: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:42:56.67 ID:TiWHtUDG0


鬼柳「…………」ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



コナミ「あ…鬼柳はあっちを走っているのか」



コナミ「あいつも調子良さそうだな」



ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



30分後



コナミ「いゃっーーーーほーーーーーー!!」ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



ツァン「あ、ここにいた」ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



コナミ「ん?おお、ツァン、起きたのか」



ツァン「あんた達が走りに行ったっていうからさ、ボクもやろうかなって」



コナミ「おう、一緒に行くか!」



ツァン「うん、藤原さんは一度家に帰るって」



コナミ「そうか」



ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!




344: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:47:51.73 ID:TiWHtUDG0


コナミ「やっほーーーーー!!」ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



ツァン「スピード出しすぎじゃない?」



コナミ「大丈夫だぁーーーー!」ブォォォォオーーーーーーーーー



キィイーーーーーーーン!



?「………………へへ」



ヒドゥン・ナイト-フック


ドクンッ!



ガキィィァィーーーーーーンンン!!!!



コナミ「!!!?なにぃ!?」グワアァッ!




コナミ(い、いきなりDホイールがロックしやがった……!)



ツァン「ーーーーーー!!?こ、コナミーーーーー!!!」



ギャアァアァアアァアーーーー!!!!



ドシャアァアーーーーーン!!



コナミ「ぐっはぁ……!!?」ドサアッ



ツァン「だ、大丈夫……!ちょっと!…あ、あんな勢い………!無事で………!?」キキィイィィーーー!!




347: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:53:17.34 ID:TiWHtUDG0


?「ははーー!また一人クラッシュ!」



?「ひゃははははは!ざまあみろ!」


ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!



…………………



コナミ「ぐ……………!」ズリ……



ツァン「コ、コナミ……!しっかりして……!」タタタッ



コナミ「うぐ………………ぅ……!」



ツァン「そ、そんな………えと……な、なんでこんなことに…………ど、どうすれば…」グスッ



ツァン「び、病院………!れ、連絡を……あ、ううぅ……!!」ボロボロ……




コナミ「………………く………」



ツァン「い、急がないと………!うああぁ……!ひっく…あんなスピードで……し、死んじゃダメ……!」ボロボロ……



コナミ「くぅ………………ああーーーーー!!」ガバッ



ツァン「!?」



コナミ「いてて………くそ…………どうなってんだ」スリスリ



ツァン「!!?????」







349: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 00:57:43.31 ID:TiWHtUDG0


ツァン「え………え…………?ええー………」



コナミ「受け身を失敗しちまった………肩にアザできちまったぞ……」パンパン



ツァン「あ……あんた……無事……なの…?」



コナミ「え、ああ、なんとか最低限の防御ができたからな」



ツァン「…………」



コナミ「しかし……一体何が…………ロックされた感じが………」スタスタ………



コナミ「Dホイールは……無事か」ガタッ



ブウゥゥゥウゥゥ……………!!



コナミ「よし、問題ない」



ポスンッ


コナミ「ん?」



ツァン「ーー!」ギュウゥ…



コナミ「ど、どうした……苦しいんだけど」




356: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 01:03:37.21 ID:TiWHtUDG0


ツァン「……し、心配したんだから……!!」グスッグスッ…



コナミ「う…心配させたか……すまん……」



ツァン「バカ!バカバカ………うぁぁ……………!」ボロボロ……



コナミ「………………悪かったよ」



鬼柳「…………あいつら、なんで抱き合ってるんだ?」ブォォォォオーーーーーーーーー



コナミ(あのクラッシュ………なんかおかしいよな……)



ツァン「うぅ…………………」グスッ…



………………………………………………



遊星「クロウがクラッシュ……!?」



ジャック「何だとぉ!?」



ブルーノ「そんな………」


……………………………………………


361: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 01:14:19.49 ID:TiWHtUDG0


そして……一週間後


コナミ「……………ついにこの日が来たな!」



鬼柳「ああ、チーム・満足の第一歩だ」



ツァン「ついに……」



雪乃「ふふ…………流石に緊張するわね」



コナミ「よし!スタジアムに乗り込むぜぇーーー!!」



ブウゥゥゥウゥゥ……………



ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!


………………………



367: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 01:40:29.63 ID:TiWHtUDG0


スタジアム


ワアァワアァワアァーーーー!!!



ワイワイガヤガヤ…


パンッパンッ



MC「みなさん!お待たせいたしましたァーーーー!」



ワァアアアァアーーーーーーーー!!!!



MC「ついに、この時がやって来たァ!フォーチュンカップ以上の興奮が、このスタジアムに!」



MC「この会場では、予選A、Bブロックの試合を行いまーーーーーす!!」



MC「今日は、Aブロックの初戦、チーム・満足とチーム・ユニコーンの試合だぁーーーーーーー!!!」



「ユニコーン!」「頑張れユニコーーン!」



ワーーーワーーーー!




ジャック「ち……うるさい奴らめ」



龍亞「チーム・満足の応援だっているよーーーーー!!」




369: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 01:47:03.10 ID:TiWHtUDG0


MC「この一大イベント、WRGPを勝ち上がり、優勝するのはどのチームなのかぁーー!?」



ワーーーワーーーー!



ゆま「ついに始まりましたね……!」ワクワク



あげは「うん、楽しみだね」



岬「……なんで俺まで」



ゆま「いいじゃないですか、すごく盛り上がってて楽しそうです!」



岬「ち………俺はチームなんてよくわかんねえよ」



あげは「ボクも、チーム・ユニコーンは知ってるけど、チーム・満足は知らないなー」



ゆま「いい名前ですね満足、頑張って欲しいです!」



………………………


遊星「クロウ、大丈夫か?」



クロウ「ああ……ちと痛むが、観戦くらいできるぜ」



アキ「無理しないでね」



クロウ「ああ、それよりアキ、お前は明日の試合、頑張れよ、このクロウ様の代わりによ!へへ」



遊星「クロウ……」



クロウ「いいんだ遊星…俺はお前達を信じてる、俺がいなくても5Dsは負けねえ!」



ジャック「その通りだ!貴様はさっさと怪我を治せ!」



371: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 01:51:08.21 ID:TiWHtUDG0


MC「それでは!両チーム入場だーーーーー!!」



アンドレ「……」スタスタ



ブレオ「……」スタスタ



ジャン「………」スタスタ



「ユニコーーン!頑張れーーーーーー!!」


ワァアアアァアーーーーーーーー!!!!



コナミ「……」スタスタ



ツァン「……」ドキドキ スタスタ



鬼柳「チーム・満足とサティスファクションタウンをよろしく頼むぜーーーー!!」



雪乃「ふふ」フリフリ



「チーム・満足ーー!」「どんなデュエルなんだぁーーー!」


ワァアアアァアーーーーーーーー!!!!



ゆま「あれ………?コナミさんです!」



岬「なにぃ!!?」



あげは「ツァンさんと藤原さんもいるよ!あ、あと……たしかダークシグナーの………」




372: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 01:56:26.21 ID:TiWHtUDG0


龍亞「コナミーーーーー!」



遊星「鬼柳!俺達も応援してるぞ!」



ジャック「どこまでやれるか見させてもらう!」



龍可「頑張れー!」



アキ「ツァンさん!頑張って!」



ワーーー!ワーーー!



MC「両チームに歓声が響き渡るーーー!試合開始まであとわずかだぁーーーー!!」




コナミ「……で、ファーストホイーラー(第一走者)は」



鬼柳「作戦通り、俺だな」



ツァン「うん、アンドレのパワーを打ち破るには鬼柳が適任だよ」



雪乃「そういうことになるわね」



鬼柳「任せな、ぶっちぎってやるぜ」







373: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/23(金) 02:00:16.12 ID:TiWHtUDG0


……


ジャン「ふふふ………やはり奴ら、ファーストホイーラーは鬼柳京介できたな……」



ブレオ「作戦通りだな」



ジャン「ああ、この試合、ほとんどもらったようなものだ」



アンドレ「ふふ…………」



ジャン「しくじるなよ、アンドレ」



アンドレ「まかせな、ミスはしないさ」




スタスタ



コナミ「チーム・ユニコーン」



ジャン「ん?ああ、コナミじゃないか、どうした?」



コナミ「いい試合にしようじゃねーか」スッ



ジャン「ふふ、もちろんだよ、もっとも、すでに勝負は始まっているがねぇ」ギュッ



コナミ「?」(なんかこいつプラクティスの時と態度ちがくねぇ……?)




388: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 00:12:35.39 ID:amdJ3IRz0



ジャン「ふふ…………」スタスタ



コナミ「…………」スタスタ



MC「チームリーダー同士の挨拶が終了し、ついに試合開始だぁーーーーー!!」



ツァン「スタート地点について」



鬼柳「ああ」ガラガラ……



アンドレ「……」ガラガラ……



牛尾「まさかコナミが出るとはな……」



遊星「どうなるのか、検討もつかないな」



コナミ「よし、ツァン、雪乃、ピットに戻れ!」



ツァン「わかった」スタスタ



雪乃「うふふ」スタスタ



鬼柳「……お前のパワーデッキ、俺が封殺してやる…」ブオォォォ……



アンドレ「………」




390: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 00:18:33.75 ID:amdJ3IRz0


ツァン「ふぅ……いよいよ始まるね……」



コナミ「ああ、俺達の夢への第一歩だ」



雪乃「頑張りましょう」



MC「それでは!10カウントダウンを始めるぞぉーー!!」



ジャック「ついに……」


クロウ「鬼柳!負けんなよー!」



ピッピッピッ………………



コナミ「……」ピッピッ……



ジャン「…」ピッピッ


鬼柳「…」ピッ…………



ピーーーーー!!



MC「ライディングデュエル、アクセラレーション!!」



ブオォォォーーーーーーーーーーーー!!!



393: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 00:26:23.21 ID:amdJ3IRz0


鬼柳「………!」ブオォォォーーーーーーーー


アンドレ「…………」ブオォォォーーーーーーー



コナミ「第一コーナーを先に曲がった方が先行だ……!」



ツァン「鬼柳ー!加速加速!」



鬼柳「任せな!おらァ!」グンッ ブオォォォーーー



ブレオ「アンドレはこの第一コーナー、勝てるかね?」



ジャン「安心しろ、あれを使うように言ってある」



アンドレ「秘密兵器を使わせてもらうぜ…!」カチッ



バシュウゥーーーーーーーー!!!!!



アンドレ「おぉ……すげえ加速……!」ブオォォォーーーーーーーーーーー!!



鬼柳「なにぃーー!?」



コナミ「何だあの加速は!?」



ツァン「お、オーバーブーストシステム……!」



遊星「あれは……!使用後に最高速に制限がかかる諸刃の剣……!」



MC「アンドレ、オーバーブーストシステムで先行をとったぞーーーー!」



395: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 00:37:40.91 ID:amdJ3IRz0


鬼柳「そこまでか……!まあいい、先行くらいくれてやる!」LP4000



アンドレ「ふふ、勝負だ鬼柳京介!」LP4000



ブォォォォオーーーーーー!!!!



アンドレ「俺のターン!」シュッ 手札6



アンドレ「俺はライオウを召喚!」バッ



《ライオウ/Thunder King Rai-Oh》 †
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1900/守 800
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、
相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。


ライオウ「うおぉ!」



鬼柳「ライオウ!?」



コナミ「なんだ…………?獣じゃないのが出て来たぞ!?」



ツァン「ライオウ………?ライオウってたしか」



雪乃「まずいわ………」



鬼柳「そのモンスターは……?!」




アンドレ「さらにカードを二枚セット!」バシッ


アンドレ「ターンエンドだ」手札3



399: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 00:47:05.62 ID:amdJ3IRz0


ジャック「どういうことだ……奴は獣族デッキのはず……」



遊星「………」



鬼柳「く、俺のターン!」シュッ 手札6


鬼柳sc0→1
アンドレsc0→1



鬼柳「どうする……ここは……」



鬼柳「モンスターをセット!」ガッ



鬼柳「カードを一枚セットして………ターンエンドだ…!」手札4



コナミ「どうした……鬼柳にいつものキレが無いぞ」



ツァン「コナミ………ボク達……嵌められたかもしれない…」



コナミ「何?」



アンドレ「俺のターン!」シュッ 手札4



鬼柳sc1→2
アンドレsc1→2




403: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 00:55:53.18 ID:amdJ3IRz0


アンドレ「くく、一角獣の使い魔を召喚!」バッ



《一角獣の使い魔/Uni-Horned Familliar》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
表側守備表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカード以外の自分フィールド上に存在するモンスター1体を
ゲームから除外する事で、このカードをゲームから除外する事ができる。
その時の攻撃モンスターは攻撃しなければならない。
この効果で除外したこのカードは、
次の自分のスタンバイフェイズにフィールド上に戻る。


使い魔「ぐぁうう……」


鬼柳「チューナーモンスターか……」


アンドレ「さらに!手札のsp-ジ・エンドオブ・ストームを除外し、モノケロースを特殊召喚!」ガッ




《モノケロース/Monoceros》 †
効果モンスター
星3/光属性/獣族/攻1000/守1000
このカードは通常召喚できない。
手札の魔法カード1枚をゲームから除外した場合に特殊召喚する事ができる。
このカードと獣族チューナーを素材としたシンクロ召喚に成功した時、
そのシンクロ召喚の素材とした獣族チューナー1体を
墓地から特殊召喚する事ができる。


モノケロース「ウオオ!」



コナミ「どんどんモンスターを!」



鬼柳「シンクロ召喚か……!」







404: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 01:04:14.66 ID:amdJ3IRz0



アンドレ「俺は☆3のモノケロースに☆2の一角獣の使い魔をチューニング!」バッ


☆3+☆2=☆5


アンドレ「天駆ける雷よ、猛き烈風と交わりて、幻想の世界より姿を現せ!」



アンドレ「シンクロ召喚、いななけ!サンダーユニコーン!」ガッ




《サンダー・ユニコーン/Thunder Unicorn》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/光属性/獣族/攻2200/守1800
獣族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に
相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
自分フィールド上に存在するモンスターの数×500ポイントダウンする。
この効果を発動するターン、このカード以外のモンスターは攻撃する事ができない。



サンダーユニコーン「ヒャヒャーーーーーン!!」



鬼柳「サンダーユニコーン……」



ジャン「実に順調だ…………アンドレ」



アンドレ「モノケロースの効果を発動!シンクロ素材となった獣族チューナーをフィールドに特殊召喚する!現れろ、一角獣の使い魔!守備表示!」バッ



一角獣「ぐううう……」守1000




436: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 20:46:42.02 ID:amdJ3IRz0


ツァン「シンクロモンスターが出てきた……鬼柳のフィールドには守備モンスターしかいないのに……!」



アンドレ「行くぞ!バトルフェイズ!サンダーユニコーンで守備モンスターを攻撃!サンダースピア!」バッ



サンダーユニコーン「ヒャヒャーーーーン!!」タタタタッズガァーーン! 攻2200



ヘルウェイ・パトロール「ぐぉお……!!」守1200 バゴーーン!



アンドレ「さらに、ライオウでダイレクトアタック!ライトニングキャノン!」バッ



ライオウ「ふおぉ」バリィッ攻1900



鬼柳「うぉおおーーーー……!!」LP4000→2100



遊星「鬼柳ーーーーー!!」



クロウ「モロに喰らいやがったぞ!」



コナミ「満足さんーーーーー!!」



ツァン「LPが半分に!」



鬼柳「くそ………!」







438: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 20:56:21.00 ID:amdJ3IRz0


ブレオ「よしやったぜ!」



ジャン「鬼柳京介のデッキの核となるインフェルニティ・デーモンはデッキからインフェルニティをサーチできる……だが」



ブレオ「アンドレのライオウの効果でそれが封じられている」



ジャン「ふふ、やりづらいだろうなぁ……鬼柳……!」



コナミ「おいおい、プラクティスの時の大型モンスターはどうなった?全く出て来ないぞ」



ツァン「……さっきも言ったけど、嵌められたんだよボク達は」



コナミ「なにぃ………?」



雪乃「チーム・ユニコーンはプラクティスの時わざと私達にデュエルを見せ、デッキを晒したのよ」



ツァン「それでファーストホイーラーに鬼柳を誘導してきたんだ…おそらくアンドレの今のデッキはアンチインフェルニティデッキ…」



コナミ「え……て事は…俺たちはまんまと作戦に引っかかったのか……!」


………………………………


ジャン『すでに勝負は始まっているがねぇ』


………………………………



コナミ「………ああ!ヤロー……そういうことか」





442: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 21:07:48.98 ID:amdJ3IRz0


ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!


鬼柳「ち、やるじゃねえか……」



アンドレ「俺はターンエンド、お前のターンだ!」手札1



鬼柳「俺のターン!」シュッ 手札5


鬼柳sc2→3
アンドレsc2→3



鬼柳「くそ……ライオウ……邪魔な野郎だ」



鬼柳「だがそんなもんで満足を止められると思うな!カードを一枚セット、さらに墓地のヘルウェイ・パトロールの効果を発動だ!」バッ



《ヘルウェイ・パトロール/Stygian Street Patrol》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1200
このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターのレベル×100ポイントダメージを相手ライフに与える。
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。



鬼柳「こいつを除外し、現れろ、インフェルニティ・アーチャー!」ガッ



《インフェルニティ・アーチャー/Infernity Archer》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守1000
自分の手札が0枚の場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。



アーチャー「ハッハーーー」



鬼柳「この召喚はライオウじゃ無効にできねえ」





444: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 21:18:45.13 ID:amdJ3IRz0


コナミ「よっしゃ、ライオウの攻撃力を超えたぞ!」



ツァン「鬼柳、行け……!」



鬼柳「インフェルニティ・アーチャーでライオウを攻撃!煉獄弩弓撃!」バッ



アーチャー「バッ!!」シャァッ! 攻2000



ライオウ「うぐぅ………!?」ドスッ! 攻1900



アンドレ「……まあいいさ、ライオウはもう用済みだ」LP4000→3900



MC「ライオウが破壊された!これでデッキからカードを加えられるぞぉー!!」




鬼柳「トラップ発動!インフェルニティ・インフェルノ、俺は手札からゾンビキャリア、デプス・アミュレットを墓地に捨てる!」シュッ 手札2




《インフェルニティ・インフェルノ/Infernity Inferno》 †
通常罠
自分の手札を2枚まで捨てる。
その後、この効果で捨てた枚数分だけ
デッキから「インフェルニティ」と名のついたカードを墓地へ送る。



鬼柳「そしてデッキから、インフェル二ティ・ネクロマンサー、インフェルニティ・デーモンを墓地に送る!」シュッ



コナミ「鬼柳の墓地が満ちていくぞ!」



遊星「鬼柳、そのまま決めてしまえ……!」



446: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 21:26:27.61 ID:amdJ3IRz0


鬼柳「俺は墓地のゾンビキャリアの効果を発動!手札を一枚デッキトップに戻し、こいつを特殊召喚する!」




《ゾンビキャリア/Plaguespreader Zombie》 †
チューナー(効果モンスター)(制限カード)
星2/闇属性/アンデット族/攻 400/守 200
手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。



ゾンビキャリア「ウォォ……」



ジャン「う………あの戻したカードは…?」



雪乃「あの戻した手札、多分インフェルニティ・デーモンね」



コナミ「え…?」



ツァン「次のターン、ハンドレスコンボを使える……」



鬼柳「☆5のインフェルニティ・アーチャーに☆2のゾンビキャリアをチューニング!」バッ

☆5+☆2=☆7


カッ!



鬼柳「シンクロ召喚!スクラップ・デスデーモン!」ガッ



《スクラップ・デスデーモン/Scrap Archfiend》 †
シンクロモンスター
星7/地属性/悪魔族/攻2700/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上


デスデーモン「ガアァァーーーー!」



MC「ここで鬼柳、強力モンスターを召喚だあ!」



コナミ「よし、サンダーユニコーンの攻撃力を超えた!」



鬼柳「さらにカードを一枚セット、ターンエンド!」 手札0



アンドレ(!ハンドレス………)



遊星「よし、鬼柳がハンドレスだ……」




449: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 21:36:58.77 ID:amdJ3IRz0


ブレオ「おい………まずいぞ、ライオウも消えちまった」



ジャン「なに、大丈夫さ、アンドレは天才だ……」



アンドレ「俺のターン!」シュッ 手札2



アンドレ(二枚のセットカード、そして………デッキの一番上……)



アンドレ「ふふ…………ま、なんとかなるだろ」



アンドレ「俺はサンダーユニコーンの効果を発動!俺のフィールドのモンスター一体につき相手モンスター一体の攻撃力を500下げる!」



アンドレ「俺のフィールドにはサンダーユニコーンと一角獣の使い魔、よってスクラップ・デーモンの攻撃力を1000下げる!サンダースクレイプ!」



鬼柳「させるか!トラップ発動、インフェルニティ・ブレイク!」カチッ



《インフェルニティ・ブレイク/Infernity Break》 †
通常罠
自分の手札が0枚の場合に発動できる。
自分の墓地の「インフェルニティ」と名のついた
カード1枚を選択してゲームから除外し、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。



鬼柳「墓地のインフェルニティ・インフェルノを除外し、サンダーユニコーンを破壊!」バッ


バリィッ!!



アンドレ「予測済みさ、リバースカード、オープン、安全地帯!」カチッ




《安全地帯/Safe Zone》 †
永続罠
フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターは相手の効果の対象にならず、
戦闘及び相手の効果では破壊されない。
また、選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時このカードを破壊する。


コナミ「安全地帯だと…!」



453: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 21:50:32.76 ID:amdJ3IRz0
今見たらアーチャーは☆6でした、すいません


鬼柳sc3→4
アンドレsc3→4


アンドレ「サンダーユニコーンを破壊する事はできない!」


鬼柳「く………!」



デスデーモン「ウォォ………」攻2700→1700



アンドレ「サンダーユニコーンの効果は有効だ、いけ!サンダーユニコーン!サンダースピア!」バッ



バリィーーー!!!


鬼柳「くう…………!」LP2100→1600



アンドレ「よし、カードを一枚セット、ターンエンド」手札1



コナミ「スクラップ・デスデーモンがやられた……やばい」



ツァン「だ、大丈夫、次のドローはインフェル二ティ・デーモンだよ」



雪乃「巻き返しはあり得るわね」



ジャン「ふふ………アンドレ、そろそろ終わらせてしまえ」








455: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 21:59:24.75 ID:amdJ3IRz0


クロウ「ここまではどうも相手ペースだが……これからが鬼柳の反撃だぜ……!」



遊星「………だが、奴には二枚のセットカードがある……」



ジャック「鬼柳、さっさと片付けてしまえーーー!!」



鬼柳「ああ…………俺のターンだ!」シュッ手札1


鬼柳sc4→5
アンドレsc4→5



鬼柳「俺がドローしたのはインフェルニティ・デーモン、効果を発動!」バッ



《インフェルニティ・デーモン/Infernity Archfiend》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
自分の手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、
このカードを相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、自分の手札が0枚の場合、
デッキから「インフェルニティ」と名のついたカード1枚を
手札に加える事ができる。




ブレオ「やっぱりだ!」



ツァン「よし!鬼柳の黄金パターン!」



アンドレ「おっと、俺もトラップを使うぜ、リビングデッドの呼び声!」カチッ




《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †
永続罠
自分の墓地のモンスター1体を選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。


鬼柳「なっ………!?」



アンドレ「墓地のライオウを特殊召喚する!」ガッ


ライオウ「あああぁ!」攻1900




456: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 22:04:26.79 ID:amdJ3IRz0



クロウ「またあいつかよ!」



遊星「まずい………鬼柳のコンボが止まる!」



鬼柳「く…………!」



アンドレ「インフェルニティ・デーモンは手札0でドローされたとき特殊召喚され、デッキからインフェル二ティをサーチできたな、だが」



アンドレ「キミにできるのはデーモンの特殊召喚のみだ、サーチ効果はライオウが封殺した」



鬼柳「………おれは…インフェルニティ・デーモンを特殊召喚……!」バッ




《インフェルニティ・デーモン/Infernity Archfiend》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1200
自分の手札が0枚の場合にこのカードをドローした時、
このカードを相手に見せて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
また、このカードが特殊召喚に成功した時、自分の手札が0枚の場合、
デッキから「インフェルニティ」と名のついたカード1枚を
手札に加える事ができる。



デーモン「フフフフ………」攻1800



コナミ「これじゃ次に繋がらねえぞ……」



ツァン「なんてこった………!」




459: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 22:11:20.41 ID:amdJ3IRz0

ブォォォォオーーーーーーーーーーー!!!!


MC「おおーーー!?アンドレ、鬼柳京介の戦術を見抜いていたぞー!」



鬼柳「………アンドレ」



アンドレ「キミに残されたのはリバースカード一枚のみ、どうする?」



ツァン「あのセットカードが何か………」



ジャン「ふ……流石だアンドレ、普通ではこうも一方的にはなるまい」



ブレオ「ああ、心強い奴だぜ、敵じゃなくてよかった」



鬼柳「俺は、インフェルニティ・デーモンで一角獣の使い魔を攻撃、ヘル・プレッシャー!」バッ



ゴオオォォオォオ!!!!



使い魔「ぐっふー!」守1000



アンドレ「きみにできるのはそれくらいだろうさ、一角獣の使い魔は守備表示だ」



鬼柳「くそ…………!ターンエンドだ」



コナミ「………まずい」





462: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 22:18:59.27 ID:amdJ3IRz0



アンドレ「俺のターン!」シュッ手札2


鬼柳sc5→6
アンドレsc5→6



アンドレ「とどめを刺す、いくぞ!サンダーユニコーンでインフェルニティ・デーモンを攻撃!サンダースピア!」バッ



サンダーユニコーン「ヒヒーーーーーーーンン!!!」ザシュウッ!! 攻2200



デーモン「おおぉーーー!!!!」攻1800 バガァーーン!



鬼柳「ぐあああぁ………!」LP1600→1200

ザザァァア………!!!



アンドレ「終わりだ、ライオウでダイレクトアタック!ライトニングキャノン!」




バリバリバリバリバリバリ!!



遊星「鬼柳ーーー!」



鬼柳「俺はトラップを使う、ファイアーダーツ!」カチッ



《ファイアーダーツ/Fire Darts》 †
通常罠
自分の手札が0枚の時に発動する事ができる。
サイコロを3回振る。
その合計の数×100ポイントダメージを相手ライフに与える。




アンドレ「何だと!」




470: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 22:27:14.76 ID:amdJ3IRz0



鬼柳「サイコロを三つ振り、出た目の100倍のダメージをお前に与える!」



カラカラカラカラ…………………カタン


4・3・5




鬼柳「決まりだな、お前には1200Pのダメージを受けてもらうぜ!」



シュシュシュッ!!



ドスッ!ドスッ!ドスッ!



アンドレ「うっぐ………!く……」LP3900→2700



ジャン「奴め、悪あがきを……」




アンドレ「バトルは続くぞ!いけ!ライオウ!」



バリリリリリィ!!



鬼柳「ぐぁああぁぁぁーーー!」LP1200→0ピーーーー



ブシュウウゥゥゥ!!!





476: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 22:35:31.09 ID:amdJ3IRz0



コナミ「鬼柳ーーーーー!!!」



ワァアアアァアーーーーーーーー!!!!


MC「決まったァーーー!鬼柳vsアンドレ!勝者はアンドレだぁーーーーー!」



MC「チーム・満足はセカンドホイーラーにバトンターーーッチ!!」



ジャン「この結果は勝負前から決まっていたのさ…ふふふ………」



ブレオ「ナイスだぜアンドレ!」



ツァン「く………」



雪乃「よくない滑り出しね……とにかく、ピットに入れるわ」タッ



コナミ「ああ、頼む!」



雪乃「こっちよ!」つ[KIRYU PIT IN] サッ



ブォォーーーーーーー!!!



キキィィーー!



鬼柳「くそ、すまねえ、満足できなかった!」ガタッ



コナミ「気にするな、まだ勝負はここからだ」





483: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 22:47:54.26 ID:amdJ3IRz0


遊星「鬼柳を一方的に」



ジャック「チーム・ユニコーン、やはり伊達では無い……」



アキ「しかもLPが2700も残ってる……!」



ワァアアアァアーーーーーーーー!!!!



コナミ「さて………ツァン、用意はできたか?」



ツァン「うん、完璧」ガラガラ



雪乃「ツァンさん、緊張は……?」



ツァン「なんか……大丈夫、闘志が湧いてきたよ」



コナミ「おお、頼もしいぜ」



鬼柳「頼むぞツァン!」



ツァン「ふうーーーー………」



ツァン「………任せて!」クイッ



ブォォーーーーーーー!!!



488: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 23:03:15.25 ID:amdJ3IRz0


ブォォーーーーーーー!!!


アンドレ「……………………ん」



ブォォーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!



ツァン「今度はボクが相手だーーーーーーーー!!」




アンドレ「きたかツァンディレ、女だからって手加減はしないぜ」



ワァアアアァアーーーーーーーー!!!!


ゆま「出てきました、本当にツァンさんですよ!」



あげは「本当だ……!頑張れ~ーーー!」



岬「お……俺の隣の席の……」



ジャック「なに…!?あの小娘で大丈夫なのか!?」



クロウ「ライディングデュエルについていけるのかよ…!」



アキ「大丈夫……ツァンさんは…只者じゃないから」



遊星「………」




496: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 23:17:55.37 ID:amdJ3IRz0


MC「チーム・満足のセカンドホイーラーはぁーーーー!!デュエルアカデミア所属の女Dホイーーーーラーーーー!!!ツァンディレだぁーーーー!」



ワァアアアァアーーーーーーーー!!!!



ジャン「さて………」



ブレオ「ツァンディレか…………どうなるかな……」



ツァン「………よし、準備完了!」シュッ手札5 LP4000



アンドレ「いいだろう、いくぞ!デュエル!」手札2 LP2700



MC「デュエル開始ーーーーーーーー!!!」



ツァン「ボクのターン!」シュ 手札6



ツァンsc6→7
アンドレsc6→7



ツァン「ボクは六武衆のご隠居を特殊召喚、守備表示!」バッ


《六武衆のご隠居/Elder of the Six Samurai》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻 400/守 0
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。



ご隠居「ひひ」 守0



遊星「六武衆のご隠居は、相手のフィールドにのみモンスターがいる時、特殊召喚ができる……」



アンドレ「………」



ツァン「動かないね……………なら」






502: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 23:25:32.08 ID:amdJ3IRz0


ツァン「sp-ハイスピード・クラッシュを発動!」ガッ




《Sp-ハイスピード・クラッシュ/Sp - High Speed Crush》 †
通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。
フィールド上に存在するカード1枚と、
自分フィールド上に存在するカード1枚を破壊する。



アンドレ「なに……?」



ツァン「ボクのフィールドの六武衆のご隠居と、そっちのリビングデッドの呼び声を破壊する!」



ギュオオォーーーー!!



ご隠居「ぐはーーーーー!?」ドーーン!



ライオウ「ぐぅっ!?」ドーーン!



鬼柳「よし!リビングデッドの呼び声につながっていたライオウが破壊されたぜ!」



コナミ「これで自由に動けるぞ」



アンドレ「やるじゃないか……」



ツァン「まだまだ、六武衆ーミズホを召喚!」バッ




《真六武衆-ミズホ/Legendary Six Samurai - Mizuho》 †
効果モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1600/守1000
自分フィールド上に「真六武衆-シナイ」が表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
1ターンに1度、このカード以外の自分フィールド上に存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、
フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。



ミズホ「はぁっ!」



503: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/25(日) 23:34:28.16 ID:amdJ3IRz0


アンドレ「だが……安全地帯につながっているサンダーユニコーンを倒せるかな?」



ツァン「ボクを甘く見ないでね、真六武衆ーシナイは、ミズホがフィールドにいる時に特殊召喚できる!」バッ




《真六武衆-シナイ/Legendary Six Samurai - Shinai》 †
効果モンスター
星3/水属性/戦士族/攻1500/守1500
自分フィールド上に「真六武衆-ミズホ」が表側表示で存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
フィールド上に存在するこのカードがリリースされた場合、
自分の墓地に存在する「真六武衆-シナイ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える。



シナイ「ヌンッ!」



MC「ツァンディレ!モンスターを並べていくーー!」



ジャン「まずいな………」



ツァン「ここでミズホの効果を発動!フィールドの自分以外の六武衆をリリースし、フィールドのカードを一枚破壊する!」



ツァン「シナイをリリース!」バッ



ミズホ「そ、そんな……ツァン殿……私に………夫を…犠牲にしろと………!?」



シナイ「いいんだ……ツァン殿のお役に立てるなら本望……!」



ツァン「ご………ごめん、あとで二人だけの時間作るから………お願い」ボソッ