1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:04:18.12 ID:GXP3O7p90
夜神月「ここは…どこだ…?」

そこはどこかのマンションの一室の様だった。

夜神月「僕は確か…」

夜神月「…そうだ。確か、魅上の馬鹿がミスをしたせいで、僕はニアに負けて……死んだ」

夜神月「…ならばここはどこなんだ?」

?「びえええええええええええええええええええええええええええん!!!!!!」

夜神月「!!な、なんだ…?」

メイ「びえええええええええええええええん!!!!お姉ちゃああああああああああん!!!!!!!!!!」




15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:17:44.06 ID:GXP3O7p90
夜神月「…(餓鬼か…うるさいな…)」

メイ「びえええええええええええええええええええええええん!!!!!」

夜神月「お嬢ちゃん?どうしたんだい?なんで泣いてるのか、お兄さんに教えてくれるかな?」キラッ

メイ「うう…ひっく…しちこくやまびょういん…」

夜神月「?病院?」

メイ「お母さんがびょうきで…おねえちゃんがいっちゃって…」

夜神月「…??(コイツ…何を言っている?)」

メイ「びえええええええええええええええええええええええええええええええええん!!!!!」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:27:39.87 ID:GXP3O7p90
夜神月「…??(コイツ…何を言っている?)」

メイ「びえええええええええええええええええええええええええええええええええん!!!!!」

夜神月「(チッ…うるさいな……仕方ない)」

夜神月「ほらほら、そんなに泣かないで!えっと、お嬢ちゃんはなんてお名前なのかな?」ニコッ

メイ「………めい…」

夜神月「メイちゃんか!可愛い名前だね。じゃあ苗字はわかるかな?あとどういう字で書くのかも教えてほしいな」ニコッ

メイ「みょうじ?」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:33:53.30 ID:GXP3O7p90
夜神月「そうだよ。先に言うの方の名前のことだよ!」キラッ

メイ「メイはかたかなでかく…みょうじは……」

夜神月「苗字は?」ニコッ

メイ「……」

夜神月「……苗字は」

メイ「……しらない人としゃべっちゃだめだっていわれた…」

夜神月「………」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:43:04.20 ID:GXP3O7p90
夜神月「(コイツ……仕方ない。あれでいくか)」

夜神月「……いやいや、知らない人じゃないよ!ほら、僕たちはもう出会っているじゃないか!!

夜神月「これはもう運命としか言いようがない!!!」

メイ「うんめい…?」

夜神月「そうさ!!」サワヤカッ

メイ「……///」

夜神月「……で、苗字は?」

メイ「……くさかべ…///」

夜神月「(やった!!やっぱりコイツ馬鹿だ!!)」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 18:58:33.37 ID:GXP3O7p90
夜神月「(この状況はまったくわからない…が、今の僕にはノートに関する記憶が残っている。つまり、少なくともまだ僕はノートの所有権を失っていない、ということだ)」

夜神月「(今、僕の手にノートはない…が、どうやら今の僕はニアとの決戦で松田に撃たれた時の傷がない…癒えた、と言うよりは傷そのものがなくなっている感じだ……)」

夜神月「(そして!ニアの名前を書き損ねたハズの、時計に仕込んでおいたノートの切れ端!!これが白紙の状態で時計に残っていた!!)」

夜神月「(僕はニアの名前を覚えている……ニアに勝った!!!ニアさえ消せば、後はどうとでもなる…。捜査本部も、SPKも、みんなまとめて消してやる……ふふふ)」ニヤニヤ

メイ「……?」キョトン

夜神月「(と、言いたいところだが、今のこの状況を打開しないことにはどうしようもなさそうだ。そのためには利用できるものは何でも利用する必要がある。この餓鬼もだ)」

夜神月「(そのためにはコイツの名前を知っておく必要がある…殺す必要はなくとも、死の前の行動を操れば少しは役に立つかもしれない)」

夜神月「(そして既に名前は手に入れた……。やはり馬鹿な女は運命という言葉に弱い!!!)」ドンッ

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:13:28.59 ID:GXP3O7p90
夜神月「(まあ…全てはここが死後の世界等ではなかったとして、だが)」

夜神月「(……さてと)」

夜神月「で、メイちゃん」

メイ「なに?」

夜神月「さっきの話の続きなんだけどね。……メイちゃんはどうしてここにいるのかな?」

メイ「えっと……おかあさんがびょうきで、おねえちゃんがいっちゃって、さがしてたらここにいた」

夜神月「(……何が何だかわからない…)」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:19:55.41 ID:GXP3O7p90
夜神月「(どういうことなんだ…?)」

メイ「!!」

夜神月「ん?」

メイ「あ、あれ……」


ジジジジジジジジジジジジジ


見ると、そこには人体の断面図の様なものがせり出してきていた。
部屋の奥にある黒い球体から、レーザーが射出されており、その断面図はその光から出てきているようだった。

夜神月「な、なんだこれは…」

メイ「びえええええええええええええええええええええええええん」

西くん「………なんだ、お前ら」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:33:39.74 ID:GXP3O7p90
西「ああ……そういうことか」

夜神月「なんだ…お前、ここがどこか知っているのか?」

西「知らない」

夜神月「しかし今、『そういうことか』って言ったように聞こえたが」

西「……。『ああ、そういうことか。俺死んじゃったんだなあちくしょー!』……って思ったんだよ」ニヤニヤ

夜神月「…そうかい。(こいつ何か知ってるな…。生意気な…殺すぞ)」

メイ「びええええええええええええええええええええええええええええええん」

西「チッ…うぜえ」

夜神月「子供なんだから仕方ないだろう。……メイちゃん、大丈夫だよ。お兄さんがいるからね」ニコッ

メイ「……ひっく…ぐすん……」コクリ

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 19:47:31.09 ID:GXP3O7p90
メイ「……ひっく…ぐすん……」

夜神月「大丈夫かい?メイちゃん」ヨシヨシ

西「(こういう偽善面した馬鹿が真っ先に死ぬんだ。死に顔をじっくり拝んでやる)」ニヤニヤ

夜神月「(さて、コイツの名前はどうやって手に入れる。恐らくこいつは中学生くらいだろう。表情や態度等から見て、自分のことを賢いと思い込んで、他者を見下しているだけの非力な馬鹿に違いない)」

夜神月「(しかし警戒心だけは人一倍、と言った所か。さっきのように聞いても無理だな…ん?)」


ジジジジジジジジジジジジジ

夜神月「(またか…)」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:06:05.77 ID:GXP3O7p90
その後、何人もの人間が現れた。
サラリーマン風の、自称教師の男、やくざのような二人組、金髪で軽そうな雰囲気の男、病院の患者服を着た中年…(GANTZ一巻の初期メンバー)

西「(今日は多いな…)」

夜神月「(…いろいろとわかってきたぞ)」

夜神月「(どうやらここに送られてきている人間は死者ばかりらしい…。部屋の奥にある黒い球から出てくる)」

夜神月「(更にどういうわけかこの部屋から出ようとしても、何か特殊な力が働いているらしく、脱出できない。玄関も、窓もだ)」

夜神月「(もしかしたらここは本当にあの世なのか?しかしリュークは……)」


ジジジジジジジジジジジジジ


やくざA「またかいな!!」

金髪「お、女だ!裸だ!!!」

巴マミ「………」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:18:42.71 ID:GXP3O7p90
巴マミ「……ん…てぃろ……」

金髪「お、おお…結構良い…」

やくざB「……」ムクムク

夜神月「(こいつ…裸…だと?)」

夜神月「(あくまでも仮定だが…ここにくる人間はみんな一度死んだ者達…と考えれば)」

夜神月「(風呂場で自殺、か)」

マミ「……。……あれ…ここ…どこ…」パチ

やくざB「……」ガバッ

金髪「ちょ、まじかよ!」

巴マミ「え?え!?ちょ!?」

夜神月「(xxxか…猿か、コイツ)」

巴マミ「キャアアア!!!誰か!!」

夜神月「(犯罪者は殺す…が、今はノートにも僕自身にもそこまでの余裕はない…)」

メイ「びえええええええええええええええええええええええええええん!!!!!!!!!!!」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:26:24.75 ID:GXP3O7p90
やくざB「うるせえな!!!殺すぞガキ!!!」

メイ「びえええええええええええええええええびええええええびえびえええええええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!」

夜神月「(チッ…)」

夜神月「…まあまあ、落ち着きましょうよ」ニコッ

やくざB「ああ!?ごらぁ!!!」ブンッ

夜神月「……」ヒラリ

やくざB「!?」

夜神月「ね、落ち着いて。今はこの状況をなんとかしましょうよ」

やくざB「……チッ」スタスタ

夜神月「(馬鹿の扱いなんてこんなものだ)」

巴マミ「あ、あの…」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:38:13.55 ID:GXP3O7p90
夜神月「?はい」

巴マミ「あ、ありがとうございました!」

夜神月「ああ、いいですよ。そんなこと…。それよりもこれでも羽織っていてください」ファサッ

月は上着をマミに羽織らせる。

巴マミ「…///」

夜神月「メイちゃんも、大丈夫かい?」

メイ「……うん」コクリ

夜神月「そっか、よかった」ニコリ

夜神月「(これから何があるのかわからない以上、味方を作っておくに越したことはない…。僕に惚れた女はその中でも一番便利に動いてくれる……)」ニヤ

巴マミ「あ、あの!このお礼は必ずします!!私魔法少女なんでs…あっ」

夜神月「…?(コイツ今なんて…)」

巴マミ「あ、いや…なんでもないです///」

124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 20:46:28.10 ID:GXP3O7p90
夜神月「(…そういえば……僕の考えではこいつは自殺…。服を着ていなかった、ということから風呂場で手首を切った、というあたりが妥当だろう)」

夜神月「(それに加え……今……ま、魔法少女…だと……?ダメだこいつ…)」

巴マミ「…///」ジーッ

夜神月「(と、とにかく…こいつも含めて…早くなんとかしないと…)」

夜神月「(…よし)」キリッ

夜神月「みなさん!注目してくれませんか!」

サラリーマン「?」

やくざA「なんや、兄ちゃん」

やくざB「……」

夜神月「せっかくですし、今からみなさんで自己紹介をしましょう!!」キラッ

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:02:14.73 ID:GXP3O7p90
金髪「はあ!?そんなもんするかよ。馬鹿じゃねーの」

夜神月「そんなこと言わないで、ね?(馬鹿はお前だ…。後で殺してやる)」

夜神月「まあ名前は当然として…職業と…あとはどう死んだか…くらいですかね」

夜神月「(何も全員でなくともいい。今は少数でも名前がわかればそれだけで価値がある)」

サラリーマン「いいですね!僕は賛成です!」

夜神月「(よし、馬鹿がいる)じゃあとりあえず僕から行きますね!」

夜神月「僕は竜崎総一郎と言います。職業は…残念ながら休職中です。死因は良くわかりませんね…急に胸が苦しくなったので…」

サラリーマン「それって心臓麻痺なんじゃ…まさか、き、キラ様に…」

夜神月「ははは。でも僕は誓って悪人じゃあありませんよ。じゃあ、次はあなたです(キラ様…か…)」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:15:04.10 ID:GXP3O7p90
サラリーマン「あ、は、はい…僕は山田雅史といいます…」

夜神月「まさしさんですか!いい名前ですね。どんな字ですか?」

サラリーマン「そ、そうですか?ありがとうございます。みやびな歴史のし、と書きます」

夜神月「そうですか。じゃあ次の方!」

患者服「…鈴木五郎…」

夜神月「(こいつ…政治家の鈴木か…。確かこいつには収賄の容疑がかかっていて、魅上が処理した男…)」

夜神月「じゃあ次は…」チラッ

金髪「あー、俺いいから、次行って次」

夜神月「そうですかー。(殺す)じゃあ次は君だね」ニコッ

西「(馬鹿が…。どうせ三十分もしたらお前は死んでるんだよ)」

西「……。西…丈一郎…」

夜神月「そっか」ニッコリ

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:27:26.57 ID:GXP3O7p90
夜神月「じゃあ次は…」

巴マミ「あ、わ、わたし…」

夜神月「あ、はい」

巴マミ「と、巴マミ…と言います…」

夜神月「(まあ…こいつは………後で考えよう)」

メイ「……」

夜神月「ああ、メイちゃんはいいよ。お兄さんのそばにいてね」

メイ「…///」コクリ

夜神月「じゃあ最後…そこの二人」チラッ

やくざA「……わしらは……二人ともやくざや。死因は知らん。はい、終わり」

やくざB「……」

夜神月「……。(…まあ……そんなところだろうとは思っていたが……少しまずいな。こいつら、銃を持っている可能性がある)」


あーた~~らし~いっあ~さが~きたきぼーうのあーさーがっ

一同「!?」

162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:42:18.76 ID:GXP3O7p90
黒い球から急に音楽が流れ出した。見ると、球体に何かが映し出されている。


『てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい』


マミ「ねぎ星人…?」

金髪「変なの!!なんじゃコイツ!!」

サラリーマン「なんかゲームでも始まるんですかね?」

メイ「げーむ??」キラキラ

患者服「もしかして、外に出られるんじゃないか?」

夜神月「(そうなのか…?クソッ!!考えが追いつかない!!…い、いや…落ち着け…)」

ガタンッ

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 21:50:01.71 ID:GXP3O7p90
球体が開いた。見ると、中には少し小さめのアタッシュケースの様なものが入っており、そして…裸の男が入っていた。


夜神月「(………)」

金髪「うぇ。なにこいつ…」

サラリーマン「つ、作りもんでしょ?どーせ…」

メイ「びえええええええええええええええええん」

マミ「め、メイちゃん、落ち着いて…ね?」ニコッ

メイ「…」グスッ

患者服「おい…このケース、名前書いてあるぞ」

180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:03:07.80 ID:GXP3O7p90
サラリーマン「あ、本当だ…なんか…あだ名みたいな…」

夜神月「(名前…?これは…どういうものか解らないが、こちらの素性を知っている者がいるということか…?)」

夜神月「(不味いな…僕はさっき偽名を使っている……。まあ、そんなことならどうとでも誤魔化せるか…)」フゥ

金髪「ん?なまくび…?誰のだ、これ」

巴マミ「!!!そ、それ、私のじゃありませんから!!」ドキッ

金髪「はあ…?まあいいや。…こっちの箱は……んん?」

サラリーマン「え?なにこれ」

患者服「……『キラさま』…と書いてあるな」

夜神月「(……………)」

191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:14:56.51 ID:GXP3O7p90
夜神月「(どういうことなんだ……)」

やくざA「キラやと!?…ここにキラがおるってことか!!」

サラリーマン「い、いや…それは知りませんけど…そもそもキラ様って神様なんじゃ…」

やくざB「ああ?殺すぞ」ギロリ

サラリーマン「ひっ」

夜神月「(…とにかくこの状況を打開しなければならない…)」

夜神月「(…どうやらこのアタッシュケースは一人一つずつ割り当てられているらしい。まだ球体にはアタッシュケースがいくつか残されている。とにかくあれの中から一つ取っておくしかなさそうだ)」

夜神月「(それに…)」チラッ

西「……」

夜神月「(あいつが何かを知っているのは間違いない。その西が、真っ先にあのケースを取っていくのを僕は見逃さなかった!!)」

夜神月「(これが何なのかは知らないが…確保しておくべきだろう)」スタスタ

夜神月「…。これでいいか。……『執事』…?…まあいい」

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:27:24.90 ID:GXP3O7p90
金髪「おい!!ここ銃みたいなのも置いてあるんですけど!!」ウヒョー

サラリーマン「うわ、ほんとだ!」

患者服「おい、このケースの中、変なタイツ入ってるぞ…」

やくざA「なんや、これ…」

西「……」ニヤニヤ

夜神月「(あの武器の様なものも確保しておくべきだろうな…)」

夜神月「メイちゃん、箱は取った?」

メイ「とったよ!」

夜神月「そう。よかった」ニコッ

夜神月「えー、マミさんは?」

巴マミ「わ、わ、私はなくていいです!」アセアセ

夜神月「…ああ、そうですか…(まあいいい…こいつには深入りしないほうが良いだろう)」

夜神月「…とりあえず、僕もスーツとやらを出すか」

夜神月「……ん?」

『執事』と書かれた箱の中は、既に空だった。

244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 22:52:45.75 ID:GXP3O7p90
『執事』と書かれた箱の中は、既に空だった。

西「ん?」

夜神月「(……どういうことだ…)」

西「(あいつ…)」

やくざA「お、おい!!は、畑中ぁ!!」

やくざB「……!!」ドタバタ

やくざBの上半身がなくなっていた…。

夜神月「(これは……い、いや…落ち着け…。さっきまで人が出てきていた時と同じだ…おそらくどこか別の場所に送られているんだ…)」

やくざBは消えた。

245: ◆YR0f69PD.2 2012/09/14(金) 22:53:55.16 ID:GXP3O7p90
サラリーマン「う、うわあ!今度は僕だ!!」

メイ「びええええええええええびええええええええええええええん!!!!!!」

巴マミ「いや!!いやあ!!!首が無くなるっ!!!!!」

次々と人が消えていく…。

夜神月「(とりあえず武器…だと考えられる物は持った…。あの西が着ていたスーツが無いのは少し気になるが、
    この際仕方が無い。僕がキラだということが露呈されるよりはマシだ。)」

夜神月「(それに……転送される場所によっては、考えがある)」

夜神月「………」

…全員が転送された。

夜神月「(ここは…)」

金髪「あれ?ここ東京じゃね?」

270: ◆YR0f69PD.2 2012/09/14(金) 23:08:31.01 ID:GXP3O7p90
金髪「あれ?ここ東京じゃね?」

夜神月「(よし!やった!!)」

サラリーマン「あ…ほんとだ。ここ、最寄駅何でしたっけ?」

金髪「えーと……」

西「ねえ。ちょっとまって」

金髪「あん?」

・・・・・・・

サラリーマン「い、一千万!?」

西「テレビだよ。うちのお父さんがプロデューサー…」

金髪「おいおい~まじかよ~」

西「一千万はゲームの賞金なんだ。…この地球には人間にばれないように、宇宙人が紛れ込んで生活してる。僕らはそれをやっつけるんだよ」

281: ◆YR0f69PD.2 2012/09/14(金) 23:14:34.49 ID:GXP3O7p90
巴マミ「すご~い…」

メイ「いっせんまんってなに??」

夜神月「……………」

西「このコントローラーに敵がマッピングしてある」キュイン

金髪「おっ…結構ちけーじゃん!」

西「制限時間は一時間だよ。急がないと」

やくざB「何っ」

やくざA「それをはよ言わんかい!!」

サラリーマン「い、いそげっ!!」

…西たちは走って行ってしまった。

夜神月「……ふふ」

300: ◆YR0f69PD.2 2012/09/14(金) 23:26:21.10 ID:GXP3O7p90
患者服「…くだらん。私は帰る」スタスタ

夜神月「………」

夜神月「(西が言っていたことが本当かどうか…そんなことはどうでもいい…)」

夜神月「(デスノートの所有権はいまだ僕にある。そしてここは日本の東京…。僕は生きている!!)」

夜神月「(表向きは僕は死んだことになっているのか…?まあいい。どの道皆殺しだ)」ニタリ

メイ「お兄ちゃん!」ガシガシ

巴マミ「竜崎さん…これからどうするんですか…?」

夜神月「あ…そ、そうですね…僕らも帰りましょうか(お前らもすぐに殺してやるよ)」ニヤニヤ

巴マミ「…?ど、どうかされたんですか?」

夜神月「(う、嬉しさのあまりにやけてしまう…だめだ…まだ笑うな…疑われるぞ…)」

315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/14(金) 23:44:25.20 ID:GXP3O7p90
夜神月「と、とにかく帰りましょう…。あのおじさんは道を知っているようですし、着いていきましょう」ヒクヒク

巴マミ「あ、はい…」

夜神月「……」スタスタ

メイ「おにいちゃん…おうちかえりたい……」テク・・・テク

夜神月「…うん。大丈夫だよ。すぐに送ってあげるから」スタスタ

メイ「おにいちゃん…」ウトウト

巴マミ「あ、この子うとうとしちゃってる…。私、おぶってあげますね?」ヨイショッ

夜神月「あ…どうも…」

巴マミ「ふふ…かわいい」

メイ「……」スヤスヤ

夜神月「(……。だめだ…情なんか持つな…馬鹿はそれで失敗するんだ……)」スタスタ

巴マミ「……」テクテク・・・ンポロパンポン

巴マミ「……あれ?何か聞こえませんか?」ピンポロパンポン

335: ◆YR0f69PD.2 2012/09/15(土) 00:12:38.02 ID:VGODFMVo0
巴マミ「……あれ?何か聞こえませんか?」ピンポロパンポン

夜神月「ん……」ピンポロパンポン

夜神月「本当だ…着信音か何か…」

夜神月「(……いや、何か変だ…音の方向が掴めない…)」

夜神月「…」チラッ

患者服「…ったく、なんだこの音は…」スタスタピンポロパンポン

患者服「……だんだんでかくなってる…」ピンポロパンポンピンポロパンポン

患者服「………………」ピンポロパンポンピンポロパンポン

患者服「え、ええい!うるさっ

バンッ

夜神月「?!!!」

340: ◆YR0f69PD.2 2012/09/15(土) 00:19:03.00 ID:VGODFMVo0
患者服「」

ビチャッ
ビチャビチャッ

夜神月「な、なんだ?!」

巴マミ「キャアアアア!!!」

メイ「……ほえ?」ムニャムニャ

巴マミ「あっ…だ、だめ!見ちゃだめ!!」

夜神月「(…クソッなんなんだ…!あの政治家の頭が破裂しただと?…この音も鳴り止まないし…)」ピンポロパンポン

夜神月「…一旦戻りましょう」スタスタ

巴マミ「あ、は、はいっ」

353: ◆YR0f69PD.2 2012/09/15(土) 00:33:59.23 ID:VGODFMVo0
・・・・・・・・・・


夜神月「……」

夜神月「(どういうことなんだ…。あそこから引き返して来る途中、何人かの人間とすれ違ったが、まるでこちらが見えていないようだった…)」

夜神月「(どうやら僕はただ単に生き返った、という訳ではないらしい…。それにあの音、そして頭の爆発…。仮説が立てられない訳ではない)」

夜神月「………」

巴マミ「あのう、私たちって…やっぱり死んでるんですか?」

夜神月「……今はなんとも言えませんね」

巴マミ「そういえば、他の人はどうしてるんでしょう?」

夜神月「(!!……。そうだ、西の言っていた話。あれも、あながちすべてが作り話という訳ではないのかもしれない)」

夜神月「(とにかく奴は何かを知っている…)」

夜神月「僕らも彼らのところに行って見ましょうか」

夜神月「(可能ならば、そろそろあれが来るはずだ)」

360: ◆YR0f69PD.2 2012/09/15(土) 00:44:52.70 ID:VGODFMVo0
・・・・・・・・・・・・

サラリーマン「」

金髪「」

やくざA「」

やくざB「」

ねぎ星人(親)「………」フシュー

夜神月「(…な、なんだあれは……)」

巴マミ「……」ガクガク

メイ「スヤスヤ」

365: ◆YR0f69PD.2 2012/09/15(土) 00:56:25.42 ID:VGODFMVo0
夜神月「(ねぎ星人…だったか。あれがそうなのか…?…本当に宇宙人…なのか?馬鹿馬鹿しい!)」

夜神月「(…しかし現に、あのサラリーマン達は死んでいる様だ…。あいつらも、あの部屋に置いてあった銃のようなものは持っていっていたはずだが…)」

夜神月「…待てよ。西がいないな」

夜神月「(結局、スーツを着ていたのは西だけだった。そして、星人を探しに行った者の中で西だけが居なくなっている…)」

夜神月「(これは、スーツに何かがあると考えるのが自然だろう…。しかしこちらにはメイが持ってきた小さいスーツしかない…)」

夜神月「(……。よし)」

巴マミ「り、竜崎さん…どうするんですか?」

夜神月「…。僕に任せてください。あの部屋から銃は持ってきていますね?…役に立つかは解りませんが、とりあえず持っておいてください。あなた達は離れたところに逃げて」

巴マミ「え?で、でも」アセアセ

夜神月「お願いします」キリッ

巴マミ「あ、は、はい///(格好良い…)」

370: ◆YR0f69PD.2 2012/09/15(土) 00:59:13.86 ID:VGODFMVo0
・・・・・・・・・・・・・

夜神月「……よし。(ノートの切れ端は……あるな)」

夜神月「(ここは現実の世界だ。僕が幽霊だろうがなんだろうが…ノートの所有者には、死神が憑く)」

夜神月「……………」


バサッ…バサッ…


夜神月「………来たか。久しぶりだなあ。リューク」

リューク「…お前、なんで生きてんの…?」バサッ

夜神月「それは僕が、神だからだよ」キリッ

リューク「………」

589: ◆YR0f69PD.2 2012/09/15(土) 08:48:15.34 ID:VGODFMVo0
リューク「…本当に、なんで生きてんの」

夜神月「……とにかくだ。今はこの状況を打開する必要がある」

リューク「(面倒だなぁ…)」

夜神月「リューク、これからまたお前に面白いものを見せてやるよ」

リューク「なんだよ…」

夜神月「…あれだ」クイッ

ねぎ星人「フシュー・・・フシュー・・・」

リューク「!?え…なにあれ!!死神か?」ワクワク

夜神月「死神ではないと思うが…わからない。宇宙人…かもしれない」

リューク「う、宇宙人…!!?」ドキドキ

593: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 08:52:36.77 ID:VGODFMVo0
リューク「う、宇宙人…!!?」ドキドキ

夜神月「なかなかだろ?」

リューク「確かに…これもまた面白!だな」ワクワクテカテカ

夜神月「よし……。リューク、僕のノートは今どこにある?まさかまだSPKが管理しているのか?」

リューク「ああ?あー…いや、それならここにあるが?」

夜神月「…よし、よし!行ける。ノートを渡せ。また林檎やるから」

リューク「林檎!!…まあ、まだ所有権はお前にある。やるよ」ポイ

夜神月「ふ…ふふふふふ。…はははははは!!!!!これでニアも、あの捜査本部も、いつでも殺せる!!キラ復活だ!勝った!!」ハァハァ

リューク「(こいつ、相変わらず勝った勝ったってうるせーな…)」

597: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 08:58:04.96 ID:VGODFMVo0
夜神月「…だが、とにかく今はあいつだな…」チラッ

リューク「あ?」

ねぎ星人「フシュー・・・フシュー・・・」

リューク「おお…」ドキドキ

夜神月「(銃は…あるな。とりあえず一番小さいものを持ってきてしまったが…まあ良いだろう)」

夜神月「リューク。「面白いこと』のためだ…。少し、協力してもらうぞ」

リューク「……」

夜神月「おい!!化け物!!!」

ねぎ星人「…!」ギロッ

602: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:04:08.24 ID:VGODFMVo0
月を見つけ、ねぎ星人が近寄ってくる

ねぎ星人「…ウオオオオオ!!」ズンズン

リューク「うわあ、すげえ顔してるww」

ねぎ星人「ウオオオオオオオ!!」ズンズン

夜神月「これを食らえ!!」バシッ

月は星人にデスノート投げた

ねぎ星人「?………!!?」ビクッ

リューク「お前…ノートをそんな粗末に……ん?」

ねぎ星人「…ア…アウ…ア…」ガクガク

リューク「…?…あー!!こいつ、俺が視えてるのか!!」ウヒョー

609: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:12:54.73 ID:VGODFMVo0
ねぎ星人「…ウ…ウオオオオオ!!!」キシャー

リューク「え、何…俺と戦うの?」

ねぎ星人「ガアァ!!グアア!!!」ブンッブンッ

リューク「悪いけど当たらないな。…俺一応神だし」ククク

ねぎ星人「…ガアァ!!アア!!!」スカッスカッ

ねぎ星人「……………」

ねぎ星人「…ネギ…アゲ…マス…」ガクガク

リューク「あ、なんだよ…こいつ怖がってるじゃん!ほら、怖くないですよー」ピョンピョン

ねぎ星人「…ネ、ネギ…アゲ…マス…ユルシテクダ…サイ」ガクガク

夜神月「よし、今だ!!」ギョーンギョーン

…ババンッ!!

ねぎ星人「…ユルシテ…」

612: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:16:03.79 ID:VGODFMVo0
リューク「(あー。こうやって殺すつもりだったのかぁ。…しかし月もワンパターンだなぁ)」ボーッ

夜神月「よし、いいぞ!!」ギョーンギョーン

ババンッ!!!ババンッ!!!

ねぎ星人「………」

夜神月「まだ死なないのか!!」ギョーンギョーン

ババンッ!!!

ねぎ星人「……ウオオオオオ!!!!!」キシャー

夜神月「う、うわっ!!不味い!!リューク、助けろ!!」

リューク「おお、やべーな月!また死ぬぞーww」ワクワクテカテカ

614: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:20:27.08 ID:VGODFMVo0
夜神月「こいつっ!!」

ねぎ星人「ウオオオオオ!!!!!」

夜神月「うわああああああ!!!」


パシュッ

ねぎ星人「!?」

巴マミ「ティロ・フィナーレ!!」キリッ

マミがYガンを使った

ねぎ星人「…グウウウ…」ギチギチ

巴マミ「大丈夫ですか?竜崎さん!」

622: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:29:31.98 ID:VGODFMVo0
夜神月「あ…巴…さん…」

巴マミ「無事でよかった…。やっぱり心配で…戻ってきました///」

夜神月「そ、そうですか…それはどうも…(僕が一人で会話しているところを見られてはいないだろうな…?)」

巴マミ「でもすごいですね、竜崎さん!一人で戦うなんて…///私も同じだったから…」

夜神月「同じ?」

巴マミ「魔法少女だったときに…あっ」

夜神月「………」

リューク「おい月、まほうしょうじょってなんだ?」

夜神月「(そんなことこっちが聞きたい!ちょっと黙ってろ死神!!)

夜神月「…そ、そういえばメイちゃんはどうしたんですか?見当たらないみたいですが」

巴マミ「あ、それはお爺さんが……」

625: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:33:43.30 ID:VGODFMVo0
夜神月「お爺さん?」

巴マミ「ええお爺さんもあのh……あれ?本当にさっきまで一緒だったんですけど…迷ってるのかな?」

ねぎ星人「……」フシュー・・・フシュー・・・

巴マミ「そうだ…この、宇宙人?は…どうするんですか?」

夜神月「どうって…んん(そうだ…こいつは倒せばそれでいいのか…?まあ、こちらが生き残るためにはそれくらいしかなさそうだが)」

巴マミ「でも…本当になんなんでしょうね…この…ねぎ星人?でしたっけ…魔女でもないみたいだし」ジーッ

ねぎ星人「……」フシュー・・・フシュー・・・

マミは興味半分怖さ半分といった様子でねぎ星人を眺める

夜神月「……」

西「さっさと殺せよ」バチバチッバチッ

夜神月「!?」

西「殺せばいいんだよ。バーンってさ」

629: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:40:54.92 ID:VGODFMVo0
夜神月「(こいつ…いきなり現れたぞ…?)」

巴マミ「君…今までどこにいたの…?」

西「…ずっとあんたらの近くにいたよ」ニヤニヤ

夜神月「(あのスーツの力なのか?……これは…)」

西「爺さんもその辺いるはずだけど……まあいいや。今回の点数はあんたにやるよ」

夜神月「点数…?」

西「その銃で撃てばいいんだよ。あと数発で死ぬだろ」

夜神月「……」チャカッ


630: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:42:26.38 ID:VGODFMVo0



ドンッ!!


夜神月「!!?」

西「うおっ!」

ねぎ星人「」

ねぎ星人はペシャンコになっている!

西「デカ銃か……。ジジイがやりやがったか。……ん?」

巴マミ「」

夜神月「う、うわっ!!!」

635: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:47:29.30 ID:VGODFMVo0
巴マミ「」ビクンビクン

西「こいつ、頭なくなってるじゃねーかww」ゲラゲラ

夜神月「なんだ?何が起きた?」

西「…あれだろ、あのデカ銃の射程の中に居たんだろ、首から上だけ。こいつ星人のこと眺めてたしw」ニヤニヤ

巴マミ「」ビクンビクン

夜神月「な、なんなんだ…意味がわからない…」

西「まあ…いいじゃん。もう終わったんだ。帰れるぜ」

夜神月「帰れる…のか?」

西「そう。またあの部屋に戻る」

645: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 09:58:18.02 ID:VGODFMVo0
夜神月「………」

西「…そうだ………あんた、一人で面白いことを言ってたなぁ」

夜神月「!?」

西「ずっと見てたぜ。……いろいろと教えてもらいたいことがある」ニヤニヤ

夜神月「…………」

西「っと…転送来たか。じゃ、お先~。部屋で待ってるぜ」ジジジジジ

夜神月「(……)」

月はノートを開く

夜神月「………」カキカキ

649: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 10:03:07.29 ID:VGODFMVo0
・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジジジジジジジジジジジジジ

夜神月「……」

西「おっ来たな!……じゃあ教えてもらおうか。……お前は…キラなのか?」

西「おっと、変な真似はするなよ?もし仮にお前がキラだったとしても、俺を心臓麻痺で殺そうとしたら、相打ちでもお前を殺す」チャカ

夜神月「5…4…3…」

西「おい、聞けよ。なあ、しにが…み…っ…………」

夜神月「…どうかしましたか?…」

西「…オレハモウダメダ…シンダホウガイインダ……」ブツブツ

夜神月「…僕はキラですよ」ニヤニヤ

西「…」ダッ

西は走ってマンションから出て行った

夜神月「さよなら、西丈一郎」

654: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 10:10:52.15 ID:VGODFMVo0
ジジジジジジジジジジジジジ

夜神月「…ん、メイか」

メイ「………」スヤスヤ

夜神月「(寝てる…殺しておいたほうがいいか…?)」

メイ「……ん?お兄ちゃん?」ムニャムニャ

夜神月「………」

メイ「あれ?ほかのひとは?」

夜神月「……(こいつを殺せば僕のことを知る者は……)」

夜神月「……いや、待てよ。そういえば、星人は別の誰かが潰したんじゃ」

ワタリ「その通りです」バチバチッバチッ

夜神月「え?」

664: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 10:15:31.07 ID:VGODFMVo0
夜神月「わ、ワタリ…?」

リューク「これは面白いことになったなぁ!月!!」クク

ワタリ「はい。ご無沙汰しております。夜神さん」ペコリ

メイ「やがみ…?」

ワタリ「ああ、これは私としたことが…竜崎さん…でしたね」ニコッ

夜神月「……!!!」

夜神月「(お、落ち着け…考えるんだ……。なぜワタリがここにいるんだ?)」

ワタリ「私は一度死んだのです。それはあなたもよくご存知の筈。…そしてここに来た、という訳です」

夜神月「そ、そんな馬鹿なことが…」

夜神月「(…!!そうか…あのアタッシュケース…『執事』と書いてあったものがワタリの物!だからあれは空だったのか)」

夜神月「(しかしそうなると…自体はかなり深刻だ…いや、待て…考えろ…)」

ワタリ「竜崎…さん?さあ、そのノートを渡してもらいましょうか」チャカッ

675: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 10:24:46.07 ID:VGODFMVo0
夜神月「(…ワタリの名前なら知っている……)」

夜神月「…わかった」

月からワタリにノートが手渡された

夜神月「(そうだ。だがワタリはこちらが名前を知っている、という事実を知らないはずだ)」

夜神月「(更に!!ワタリは時計に仕込んだ切れ端のことを知らないはず!)」

夜神月「(…隙を見て、消す!!!)」ドンッ

ワタリ「その時計の中の切れ端も、ですよ」

夜神月「!!」

ワタリ「私はあなたがこの部屋に転送された時から、既にこの部屋に居たのです。それからは姿を消して、あなたを監視しておりました」

夜神月「……」

リューク「絶体絶命だな、月」ククク

682: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 10:35:44.93 ID:VGODFMVo0
メイ「…さっきからなんのおはなししてるの?」

ワタリ「……」

夜神月「………こ、これは罠だっ!!僕は…僕は何もしていないっ!!」アセアセ

ワタリ「……」ハァ

リューク「言い訳も同じか、月」ククク

夜神月「ぐっ…」

ワタリ「…まあいいでしょう。とりあえず、先に採点です」

夜神月「……(採点…?)」

ワタリ「変な真似をすれば殺します。私の射撃の腕は…知っていますね?」

686: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 10:45:12.07 ID:VGODFMVo0
夜神月「……」

『それぢわ ちいてんを はじぬる』チーン

メイ「なにこれー!!」

『キラさま  0てん』

夜神月「なんだ……これは」

ワタリ「まあ見ていてください」

リューク「月が0点…」

『執事  106てん  100てんめにゅ~』

夜神月「?」

ワタリ「…ついに」

夜神月「おい、これは何なんだ?なんで僕は0てんなんだ」

ワタリ「…これからLを生き返らせます。…まあ正確には生き返らせるのとは違いますが…」

夜神月「!!?」

698: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 10:57:48.96 ID:VGODFMVo0
ワタリ「Lと私は、同時期にこの部屋へと招かれました…。まあほぼ同時に死んだのですから当然です」

夜神月「………」

ワタリ「しかしその時は勝手がわからず、Lは私を庇い死んでしまったのです」

ワタリ「この球は、ここに招かれた人間を再生する機能を持っている。まあ条件はありますが…私はそのためにここまで戦ってきた」

ワタリ「そしてやっと、やっとLを再生できるというところまで来た今回、どういうわけかあなたがやってきた、と言うわけです」

夜神月「……」

メイ「えるってなに?」


ワタリ「ガンツ…Lの再生を…」


・・・・・・・・・・

ジジジジジジジジジジジジジ

「・・・・ん」

704: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 11:05:45.20 ID:VGODFMVo0
L「ん…ワタリ……?」

ワタリ「え、L!!」

夜神月「(本当に…Lだ…)」

L「………あれ?夜神君じゃあないですか」

ワタリ「L…私があなたを再生しました」

L「再生…?………。ああ、この部屋は…なるほど。だいたい解りました」

L「しかし…夜神君がこの部屋に居るというのは…」

夜神月「……」

L「君、死んだんですか?」

夜神月「…うるさい」

リューク「(しかしデスノートで死んだはずの人間がこんなに蘇るとは……)」ゴクリ

リューク「(まあ面白いし、別にいいか!)」

711: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 11:11:30.76 ID:VGODFMVo0
ワタリ「…さて、L、りゅ…あ、いや、夜神さんの処分についてですが」

L「……ふむ」

夜神月「(…どうする)」




あーた~~らし~いっあ~さが~きたきぼーうのあーさーがっ


ワタリ「え?」

717: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 11:19:10.99 ID:VGODFMVo0
『てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい』


『ぬらりひょん』


ワタリ「つ、追加ミッション…?」

メイ「いやあ、なかなかに面白かったぞ、お主ら」ザシュッ!

夜神月「え?」




ワタリ「」

L「ワタリ…?」

ワタリ「」ゴロン

L「く、首が…!!ワタリ!!」

夜神「メイ…ちゃん…?」

メイ「神の存在を…感じたことは……あるか?」

734: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/15(土) 11:23:46.32 ID:VGODFMVo0
とりあえずここで終わり
遅筆で申し訳なかった
先のこと考えずに書き出したから最後のほうめちゃくちゃでごめん
ここまで読んでくれてありがとうね

引用元: 夜神月「ガンツ・・・・・・?」