1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 03:55:09.94 ID:X0w5RzYe0
スマイル スマイル スマイル スマイル スマイル プリキューア レッツゴー♫

イリヤ「スマイル スマイル プリキュア 一緒に~♪」

切嗣(プリキュアもイリヤも可愛いな)

切嗣(そうだ!)

切嗣「タイムアルター、ダブルアクセル!」シ シ シ シ シ

切嗣「ぐぅっ……!はぁ……はぁ……!」

切嗣「………」フキフキ 

イリヤ「ヤッちゃえプリキュア!」

切嗣(ふぅ、気づかれてないようだ)

切嗣「2倍の速度で動けばこんなに堂々  れるなんて今まで気づかなかったよ。」

セイバー「…………」




4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 03:57:16.72 ID:X0w5RzYe0
セイバー「切嗣、あなたはご息女の前でなんてことをしているのです!」

切嗣(無視無視………)

セイバー「意地でも口を聞かないというのですね」

セイバー「それなら私にも考えがあります」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 03:59:25.23 ID:X0w5RzYe0
セイバー「アイリスフィールにこのことを言いつけますよ?」

切嗣「………!!」

セイバー(あっ、すっごい怒ってる。もしかしたら、話しかけてくれるかも………)ウキウキ

セイバー「どうしました、切嗣。釈明するなら今のうちですよ?」

切嗣(騎士王……、この外道が……!!)

セイバー(さぁ、早く私に話しかけて下さい!)ウキウキ

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:00:29.75 ID:X0w5RzYe0
切嗣(セイバーに何とか言い訳をしないと、アイリとの連携に支障が出る………)

切嗣(そうなったら聖杯戦争を勝ち抜けなくなってしまう………)

切嗣(僕の聖杯に託す願望、イリヤをプリキュアにすることもこのままでは叶えられない……)

切嗣「ぐっ………!イリヤぁ………!」

セイバー(切嗣、まだですか?)

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:01:59.03 ID:X0w5RzYe0
切嗣(仕方ない。セイバーに話しかけるか………)

切嗣「セイバー、さっき見たことは誰にも口外しないでくれ」

セイバー(やった!初めて声をかけてもらえた!)

切嗣「頼む、この通りだ!」ドゲザー!!

セイバー(土下座まで!)

セイバー「も、もちろんです!騎士の名にかけてその盟約を果たします!」

切嗣「そうか。じゃ……」

セイバー「え……、それだけですか?」

切嗣(無視無視……………)

セイバー「ひ、ひどい………!この外道!私にもっとかまって下さい!」

切嗣(無視無視……………)

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:06:05.11 ID:X0w5RzYe0
セイバー「私ともっとお話をしないと、さっきの事をばらしますよ!」

切嗣「なん……だと……!貴様は、騎士のくせに約束をたがえるのか!」

セイバー「へんっ、無視されるよりは100倍マシです!」

切嗣「この………、見下げ果てたぞ騎士王!」

セイバー(すごい、言葉のキャッチボールが続いてる。嬉しい!)

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:07:09.32 ID:X0w5RzYe0
切嗣(これ以上セイバーを図に乗らせるわけにはいかない。どうすれば………!)

切嗣(僕はセイバーと話したくなんかないのに…………いや、待てよ)

切嗣(そうだ、僕にはこれがあるじゃないか!)

切嗣「令呪を持って告げる………」

セイバー「な、何をするつもりですか切嗣!?」

切嗣「セイバーよ、星空みゆきになるんだ!」

セイバー「う、うあぁぁぁぁぁ!!」

切嗣「ふっ、お手並み拝見といこうか。可愛い騎士王さん」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:08:14.23 ID:X0w5RzYe0
セイバー「うっ………くっ…………!」

切嗣「今の気分はどうだ、セイバー?」

セイバー「ウ………」

切嗣「ウ?」

セイバー「ウルトラハッピー!」

切嗣「よし、成功だ!」

セイバー「ねぇねぇ、切嗣!絵本はどこにあるの?」

切嗣「たしか書斎にあったはずだ。案内しようみゆきちゃん」

セイバー「やったー!」

切嗣(ふふふ………、これはイイ………)

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:08:52.93 ID:X0w5RzYe0
アイリ「ねぇ、舞弥さん。最近、切嗣が私とお話をしてくれないの、寂しいわ」

舞弥「マダム、どうかお気になさらず」

アイリ「私を代理のマスターにする予定だったのに、自分からサーヴァントと組むと言って聞かないし……」

舞弥「マダムを危険から遠ざけたいだけだと思いますよ」

アイリ「はぁ……、聖杯になってしまう定めを背負った以上、仕方のないことだけど、やっぱり愛する人と1秒でも長く過ごしたいわ」

舞弥「マダム………」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:10:11.56 ID:X0w5RzYe0
‐その頃‐

セイバー「きゃぁぁ……!!切嗣、この人すごく強いよ!」

切嗣「ランサーいい加減にしろ!みゆきちゃんが痛がっているだろうが!」

ケイネス「ええい、何をしているランサー!それでも三騎士の一人か!」

ランサー「なぜだ!なぜ私には誰も応援してくれる者がいないのだ………!」

ケイネス「使えん奴め……、所詮は女たらしの英霊か………」ボソッ

ランサー「………!!うっ………もう、やだぁ…………」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:16:01.49 ID:X0w5RzYe0
セイバー「切嗣!あそこにいるおじさんが今、ランサーに酷いことを言ってました!」

切嗣「なに!そいつは許せないな。みゆきちゃん、やってくれ。あいつの心を浄化するんだ!」

セイバー「わかりました!はぁぁぁ………、プリキュア・ハッピー………シャワーー!!」

ケイネス「なっ………うわぁぁぁぁ!!」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:20:17.09 ID:X0w5RzYe0
ランサー「マ、マスターーー!!セイバー、貴様は騎士として誇りまで失ったのか!?見損なったぞ!」

切嗣「みゆきちゃんに酷いこと言うんじゃない!」ベシン!

ランサー「ぐっ……!マスターを直接狙うとは………、正々堂々と勝負しろ腰抜けが!」

切嗣「まだ言うか!」ボコッ!

ランサー「いてっ……!なんなんだこいつ………!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:25:21.38 ID:X0w5RzYe0
ケイネス「ラ、ランサー………」

ランサー「ご無事ですか、我が主!」

ケイネス「今まですまなかった………。お前に対してみっともなく嫉妬をしてしまった………」

ランサー「主……」

ケイネス「許してくれ………これからは心を入れ替える。一緒に時計塔へ帰って仲良くみんなで過ごそう………」

ランサー「はい………!」

セイバー「イェイ!イェイ!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:31:09.02 ID:X0w5RzYe0
切嗣「これで、最有力候補のケイネスは時計塔へ帰っていったか。もうこの時点で聖杯は完成しないから戦う気が起きないな」

キャスター「ジャアンヌゥゥゥ!!どこにいらっしゃるのですかぁぁぁぁ!!お顔を見せてくださいぃぃぃ!!」

セイバー「切嗣!知らない人が大声で叫んでます!どうしましょう!」

切嗣「近所迷惑だから注意してくるか。みゆきちゃんはここにいてくれ」

セイバー「私もいきます。マスターをお守りするのが私の役目ですから!」

切嗣「そうか……じゃあ、一緒に行こうか」

セイバー「はい♪」

切嗣(みゆきちゃんにして正解だったな)

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:38:42.64 ID:X0w5RzYe0
キャスター「ジャアアンヌゥゥゥゥゥ!!!」

切嗣「こんな夜中に何を騒いでいる!静かにしろ!」

キャスター「誰ですかあなたは?邪魔をしないでいただ………ジャ、ジャンヌではありませんか!?」

セイバー「ジャンヌ?私は星空みゆきですよ、おじさん」

キャスター「おお、嘆かわしい!記憶を失くしてしまわれたのですか!?神はいつまでジャンヌに苦難を与えるのだ………!」

切嗣「おい!この娘は星空みゆきちゃんだ。変な名で呼ぶな!」

キャスター「お黙りなさい!ジャンヌを騙しているのはあなたですか?許しませんよ!!」

切嗣「こいつ………!何をわけの分からんことを言っているんだ!」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:45:43.33 ID:X0w5RzYe0
セイバー「切嗣、この人怖いです………」

切嗣「大丈夫だ、みゆきちゃんは僕が守る!」ガシッ

セイバー「切嗣///」

キャスター「キィィィィ!!汚らわしい手でジャンヌに触れるな、この俗物がぁぁ!!」バキッ

切嗣「ぐはぁ…!!」

セイバー「ひどい!!よくもやりましたね。もう許しません!」

セイバー「プリキュア・ハッピー………シャワーー!!」

キャスター「ジャンヌゥゥゥゥゥゥ!!」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 04:54:09.42 ID:X0w5RzYe0
キャスター(なんだ、この光は……!心が澄み切ってゆく……)

セイバー「目が覚めましたか、おじさん?」

キャスター「すまなかった。私はどうもおかしくなっていたようだ。正気に戻してくれてありがとう」

セイバー「どういたしまして」

キャスター「君、立てるかね?さっきは殴ってゴメン」

切嗣「いや、構わないさ」

キャスター「さらばだ、2人共。私は贖罪の旅にでる。君たちが聖杯を手にすることを心から願っているよ」

セイバー「行っちゃいましたね……」

切嗣「ああ……」

切嗣(聖杯の完成は遠のくな……)

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 05:01:16.34 ID:X0w5RzYe0
キャスター「ただいま、龍之介」

龍之介「旦那ぁ、見てくれよこの娘!超イカスだろ!今度はこの娘で人間オルガン作ろうと思うんだけど、どうかな?」

キャスター「人間オルガン?」

龍之介「ほらぁ、この娘を痛めつけてさ、その声でオルガンみたいに演奏すんの!最高にCOOLだろ!」

キャスター「…………」ブルブル

龍之介「それでさ、旦那には手伝ってもらおうと……あれ、旦那?おーい」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 05:11:17.01 ID:X0w5RzYe0
キャスター「このろくでなしがぁぁぁ!!」バキッ

龍之介「ごはぁぁ!!」

キャスター「大丈夫かい、お嬢ちゃん?すぐにお家に帰してあげるからね」

女の子「うん…………」

龍之介「ちょっと待ってよ旦那ぁ!話が違うじゃないか!」

キャスター「うるさい!」バキッ

龍之介「うぎゃぁ!!」

キャスター「なんと罪深き行い……!貴様それでも人間かぁ!」

龍之介「ふぁ……ふぁい……」

キャスター「貴様を更正してやる!ついてこい!」ズルズル

龍之介(どうしてこうなった……)

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 05:20:30.36 ID:X0w5RzYe0
切嗣「連続殺人犯ついに捕まる……か。奇跡的に監禁されていた子供たちは無事救出」

切嗣「聖杯戦争中にこの冬木で良いニュースが聞けるのは嬉しいな」

切嗣「さて、サーヴァントが勝負を放棄していったから聖杯が完成しなくなっちゃったな。どうしよう……」

綺麗「はぁぁ!!」ガシャーン

セイバー「切嗣、窓からいきなり人が……!」

切嗣「言峰綺礼!何のつもりだ!」

綺礼「衛宮切嗣、貴様は私と同じ空虚な人間だ。そうだろ?」

切嗣「いや、違うな。僕の心はプリキュアで満たされている」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 05:27:51.45 ID:X0w5RzYe0
綺礼「バカな、心が満たされているだと……!ならば、なぜ聖杯戦争に参加した?貴様の願いは何だ!?」

切嗣「イリヤをプリキュアにすることだ」

綺礼「………」

綺礼「それは、愉悦なのか?」

切嗣「ああ、楽しいぞ。参考までにプリキュアを見せてあげよう。見るか?」

綺礼「ならば、少し……」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 05:36:24.63 ID:X0w5RzYe0
切嗣「君とイェイ イェイ イェイ イェイ 笑って~♪」

綺礼「泣いちゃう 気ー持ちを 吹き飛ばしー いつも♪」

セイバー「イェイ イェイ イェイ 元気に 明日へ 走って行こう♪」

ギルガメッシュ「何をやってる綺礼?遊んでいるのか……」

綺礼「ギルガメッシュ、私は見つけたのだ!これこそが私が求めていたものだ!」

ギルガメッシュ「ふんっ……」ドガァ!

切嗣「貴様………!ブルーレイディスクごと再生機を破壊するとは何事だ!!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 05:47:09.04 ID:X0w5RzYe0
綺礼「やりすぎだぞ、英雄王!早く切嗣に謝るんだ!」

ギルガメッシュ「我をさんざん待たせたうえ、その物言い。万死に値するぞ!」

綺礼「令呪を持って告げる。ギルガメッシュよ、切嗣に土下座して謝るんだ!」

ギルガメッシュ「ぐぅぅ……!ブルーレイ壊してゴメンなさい!もうしません!」ドゲザー

切嗣「いいさ、また買えばいいんだ。そう気にするな」

綺礼「すまん、衛宮切嗣。お前の心の広さに感服するよ」

切嗣「ははは、よせよ」

セイバー「さすが、切嗣です!」

ギルガメッシュ(なんだこの茶番は……!)

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 05:53:12.67 ID:X0w5RzYe0
ギルガメッシュ「ええい、いい加減にしろ雑種ども!!我にこんな真似をしてただで済むと思うなよ!」

綺礼「いかん!よく分からんが怒っているようだ!」

切嗣「沸点の低いサーヴァントだな……。あいつの心も穢れきっているに違いない。みゆきちゃん!」

セイバー「はい!プリキュア・ハッピー………シャワーー!!」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 06:05:26.17 ID:X0w5RzYe0
ギルガメッシュ「なにぃぃ!!」

ギルガメッシュ(これはなんだ?我の心が……癒されていく………)

ギルガメッシュ「ふっ……、ふははははは………」

セイバー「どうしたんですか、金ピカさん?」

ギルガメッシュ「我の負けだ。貴様の技のせいで戦う気が全く起こらなくなってしまった」

セイバー「よかったぁ。どうです、今度私達と一緒にプリキュアを見ませんか?」

ギルガメッシュ「いいのか?」

切嗣「もちろんだ」

綺礼「お前もプリキュアを見てウルトラハッピーになるといい」

ギルガメッシュ「ふっ、我も丸くなったものだ………」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 06:13:20.86 ID:X0w5RzYe0
‐1週間後‐

ピース「ピカピカぴかりんじゃんけんポン!」

綺礼「負けた……」

切嗣「僕もだ……」

ギルガメッシュ「やったぞ、我の勝ちだ!今日は祝杯をあげるぞ!」

セイバー「すごーい、金ピカさん!今日は一日ウルトラハッピーだね!」

ギルガメッシュ「ふはははは……、こんな素敵な気分で迎える朝は久しぶりだ!」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 06:20:49.07 ID:X0w5RzYe0
バーサーカー「―――■■■■■■■■!」ガシャーン

ギルガメッシュ「何だ貴様は!この我が余韻に浸っているところを邪魔するな!」

バーサーカー「―――■■■■■■■■!」

セイバー「きゃぁぁ!!なんで私に……!」

ギルガメッシュ「やめろ、この雑種が!」

バーサーカー「―――■■■■■■■■!」バキッ

ギルガメッシュ「ぐはぁ……うっ……痛いよぉ……」

セイバー「金ピカさん!」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 06:31:25.14 ID:X0w5RzYe0
綺礼「まずい!ハッピーシャワーを浴びた今のギルガメッシュではこいつには勝てん!」

切嗣「頼んだよ、みゆきちゃん!」

セイバー「いっくよー!プリキュア・ハッピー………、シャワーーー!!!」

バーサーカー「……Ar……thur……!!」

ランスロット「アーサー……、やっとあなたに私の罪を裁いてもらえた……」

ランスロット「この日が待ち遠しかった……、さあ、トドメを………!」

セイバー「あなたは誰?」

ランスロット「そ、そんな!わ、わたしのことをお忘れですか!?ランスロットです!あなたを裏切ったクズ野郎です!」

セイバー「ん~、ごめんなさい。思い出せません!」

ランスロット「うわあぁぁぁぁぁ!!!!なんでだ!私は何のために狂化してまでこんなをことをしているんだぁぁぁぁ!!!」

切嗣「……」ポンッ

ランスロット「なんですか……惨めな私を笑いたいんですか?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 06:45:19.81 ID:X0w5RzYe0
切嗣「そう自嘲するな。君は間桐の家のサーヴァントだな?そんなに落ち込むことはない。君がすべきことはあるだろ?」

ランスロット「今の私にいったい何があるというのか……」

切嗣「マスターの願いを叶えてやれよ。君の力を必要としているはずだ」

ランスロット「………!!そ、そうか、まだ私にはやれることがあるんだ!」

ランスロット「皆さん、お邪魔しましたぁぁ!!」

セイバー「行っちゃいましたね……」

切嗣「ああ」

綺礼「なんてことだ、あいつのせいでせっかくのプリキュアを見逃してしまった!」

切嗣「問題ない、不測の事態に備えてHDDレコーダーには既に録画してあるんだ」

綺礼「なんと……!流石だな、衛宮切嗣」

セイバー「早く見ましょう切嗣♪」

切嗣「ああ、再生スタートだ!」

ギルガメッシュ「」ワクワク

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 06:54:29.56 ID:X0w5RzYe0
-その頃-

臓硯「何のつもりだ!気でも狂ったか?」

雁夜「いいからさっさと家督を譲れ。そうすりゃてめぇには手を出さねぇ」

臓硯「半人前の貴様が家督を継いだら間桐の家は終わりじゃぞ!どうする気なんだ!」

雁夜「いいんだよ、こんな家無くなったって……。その方がみんな幸せに暮らせる」

臓硯「考え直せ雁夜。今なら……」

雁夜「うだうだうっせー!バーサーカー、こいつを消し炭にしちまえ!」

ランスロット「承った、マスター」

臓硯「わかった!はい、家督は譲るから………!ねっ、やめて!」

雁夜「ったく、さっさとそう言えばいいんだよ……」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 07:03:48.26 ID:X0w5RzYe0
雁夜「ありがとな、バーサーカー。お前が手を貸してくれて助かったぜ」

ランスロット「しかし、余命幾ばくもないあなたが家督を継いで桜ちゃんを救ったとしても、あなたが死んだらまた元に戻ってしまうのではないのですか?」

雁夜「それなんだが、桜ちゃんに魔力供給してもらうことで身体の方を保たせようと思ってる」

ランスロット「魔力供給?まさか、あなたは……!!」

雁夜「ふひひ…………」

ランスロット「うわぁぁぁぁぁぁ!!!私はなんて恐ろしい企みに手を貸してしまったんだぁぁぁぁ!!!!」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 07:23:17.65 ID:X0w5RzYe0
切嗣(父さん、今になってあなたの素晴らしさ実感することができた)

切嗣(世界中の少女をプリキュアにする研究が、協会から封印指定を受けたことは本当に残念に思うよ……)

切嗣(でも、安心してくれ。僕は全人類にプリキュアを広め、プリキュアの生き様をみんなの心に刻み込んでみせるから……)

切嗣(そして、少女たちを立派なプリキュアにしてみせる!)

切嗣(そう、女の子は誰だってプリキュアになれるんだから………)



お し ま い

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 07:30:40.20 ID:X0w5RzYe0
番外編


セイバー「そういえば切嗣。イリヤちゃんをプリキュアにする願いはどうするんですか?」

切嗣「その問題はすでに片付いたよ。」

セイバー「そうなんですか?さすが切嗣です!」

切嗣「ははは…、そんなことないさ」

切嗣(郵送したあの服、イリヤは喜んでくれてるかな)

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 07:41:31.61 ID:X0w5RzYe0
-その頃-

ライダー「お届け物で~す!」

アイリ「あら、ご苦労様。いつも悪いわね」

ライダー「なに、お安いご用ですよ!では、達者で!アララララーイ!!」

アイリ「まぁ、切嗣からプレゼントだわ!何かしら?」ゴソゴソ

イリヤ「なになにー?わあ、プリキュアの変身コスチュームだ!」

アイリ「あらっ、大きいサイズと小さいサイズがあるわね」

舞弥「こちら大人用ですね。つまり、これは………」

アイリ「まさか私達にも着ろってことなの!?もう、信じられない!」

アイリ「舞弥さんもそう思わない?」

舞弥「え、ええ……。これは少々度が過ぎてますね」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 07:42:25.10 ID:X0w5RzYe0
アイリ「これは処分ね!」

舞弥「あっ……!」

アイリ「どうかしたの?」

舞弥「いえ、なんでもありません」

舞弥(ちょっと、着てみたかったなぁ………)

アイリ「………………」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 07:50:58.63 ID:X0w5RzYe0
アイリ「でも、せっかく切嗣が送ってくれたものだから処分するのは悪い気がするわね」

アイリ「舞弥さん、悪いんだけどこれの処遇はあなたに任せるわ」

舞弥「私にですか?」

アイリ「切嗣と長い付き合いの貴方なら、これをどうすればいいのかよく知ってると思うの」

舞弥「そ、それは………」

アイリ「じゃあ、任せたわね」

舞弥「マダム……!」

舞弥(どうしよう………)

舞弥(き、着てみようかな///)

アイリ「」ニヤッ

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/20(木) 08:01:08.57 ID:X0w5RzYe0
舞弥「君とイェイ イェイ イェイ イェイ 笑って~♪」

アイリ「」パシャ パシャ

舞弥「はっ………!マダム、なぜそこに!」

アイリ「似合っていたわよ"キュアビューティ"さん。うふふ♪」

舞弥「」カァァ

アイリ「じゃあね~」

舞弥「くっ………!一生の不覚、恥ずかしい!」

アイリ(舞弥さんったら可愛いわね。私も着てみたくなっちゃったわ。今度切嗣にはキュアピースちゃんの衣装を送ってもらおっと!)



本当に お し ま い

引用元: イリヤ「キリツグー、プリキュア見ようよー」切嗣「ああ、いいよ」