1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 21:16:22.41 ID:8JVOGaNY0
まどか「さやかちゃんってよく男の子にされるよね」

さやか「不本意だけどね」

まどか「でもさ、やっぱりさやかちゃんは女の子の方がいいよ」

さやか「だよね!」

さやか「いや~さすがあたしの嫁はわかってるよね」

まどか「ウェヒヒ」

さやか「まったく失礼な話だよね」

まどか「本当だよね!さやかちゃんは男になったところで上手くいきっこないのに」

さやか「は…?」




2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 21:22:00.64 ID:8JVOGaNY0
まどか「さやかちゃんが男の子だと全部いい方向に動いてっていうけど、絶対ないよ」

さやか「なんだろ?嬉しいような悲しいような複雑な気持ちになってきた」

まどか「なんやかんやでマミさんが命拾いしたり、さやかちゃんが魔女にならないから杏子ちゃんが助かったり」

まどか「いいことずくめみたいに言われるけど、そんな未来はない来ないよね」

さやか「否定しても肯定しても負けな気がする」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 21:24:28.72 ID:8JVOGaNY0
まどか「さやかちゃんのことだから絶対どっかでやらかすに決まってるよ!」

さやか「あんたはあたしをなんだと思ってるんだ!?」

まどか「トラブルメーカー」

さやか「うん、間違ってないけどさ」

さやか「かといってそこまで言われる覚えはないよ!」

まどか「本当に?」

さやか「…ちょっと、嘘ついた」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 21:28:36.90 ID:8JVOGaNY0
まどか「どうせさやかちゃんが男になったところでさ」

まどか「マミさんが助かったたとするでしょ?」

まどか「そこで凹んでるマミさんに対してフラグを立てたりするわけだよ」

まどか「でも、さやかちゃんはその気がないのにマミさんがその気になって結局絶望する」

まどか「杏子ちゃんは死ぬ」

さやか「なんでだよ!?」

まどか「マミさんが魔女化しない代わりに杏子ちゃんが死ぬのは暗黙のルールなんだよ」

さやか「聞いたことないし」

まどか「さやかちゃんは馬鹿だから知らないと思うけど世の中には様式美ってことがあるんだ」

さやか「様式美を具体的にはしたないけどここで言う言葉じゃないと思うんだ」

9:  2012/01/12(木) 21:33:27.40 ID:8JVOGaNY0
まどか「で、杏子ちゃんに至っては絶対に落とすよね?その気もないのに」

さやか「落とさないよ!」

まどか「ごめん、言葉えらびを間違えたね」

まどか「杏子ちゃんは絶対に恋に落ちるよね?さやかちゃんはその気もないのに」

さやか「なんで言いなおす!?」

まどか「さやかちゃんが理解して無いようだったので」

さやか「ちょっと、馬鹿にされ過ぎてる気がする」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 21:38:08.27 ID:8JVOGaNY0
まどか「ほむらちゃんに対してなんか絶対に対立しててもさ」

まどか「ほむらちゃんの『そんなつもりじゃないのに』的なフラグを見落とさなさそうだよね」

まどか「で、ほむらちゃんにもうアタックしてラッキー   とかして結果、立つ」

さやか「立つって何が?」

まどか「フラグが」

さやか「た・た・な・い!ほむらだってそんな単純な子じゃないよ!!」

まどか「初めてできた友達の私のためにあそこまでしてくれるんだよ?」

まどか「あんな一途な子は結構、小さなきっかけでフラグが立つものなんだよ!」

さやか「その発言はちょっとほむらも馬鹿にしてない?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 21:45:17.15 ID:8JVOGaNY0
さやか「ってか、あたしが男になったらあんたとの関係とかどうなるのさ?」

まどか「最初から好感度振り切れてるけど本ルートにはならない幼馴染」

さやか「…いや、あんたがいいならいいけどさ」

まどか「魔法少女助けるために奮闘するさやかちゃんを献身的に支える私」

まどか「でも、さやかちゃんは私を見向きもしないでほかの女の子のために頑張り続けるんだろうね」

さやか「やったことないのになんでそこまで言えるのさ」

まどか「魔法少女になったら最終的に私の気持ちを振り払ってひどく傷つけたことを私は忘れない」

さやか「そこ持ち出されると辛い」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 21:49:19.71 ID:8JVOGaNY0
さやか「そういえば恭介や仁美の扱いはどうするのさ?」

さやか「あたしが男になっちゃたらそこが余計拗れるだけじゃん」

まどか「むしろさやかちゃんが特に入り込む余地がなくなって二人ともよりスムーズにラブラブチュッチュッしてるよ」

さやか「…」

まどか「結論、二人はさやかちゃんが男の方がうまくいく」

まどか「あれ、これってプラス要素だったね」

さやか「そんなプラス要素はいらない!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 21:52:25.42 ID:8JVOGaNY0
まどか「そこまで考えて私は気が付いた」

さやか「気が付いた?」

まどか「さやかちゃんが男になるよりもむしろ私が男のだったらすべてうまくいく」

さやか「幼馴染の言ってることが理解できない」

19:   2012/01/12(木) 21:58:36.95 ID:8JVOGaNY0
まどか「だって主人公だよ?」

さやか「主人公だからだよ!」

まどか「私が主人公になったらきっと右手に不思議な力が宿っててさ」

まどか「『その絶望をぶち殺す!』とか言って魔法少女を救えるポジションになってたはずだよ!」

さやか「それはやっちゃだめだと思う」

まどか「主人公なんだからそのくらいの設定はあるはず」

さやか「設定とかいうな」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 22:03:13.06 ID:8JVOGaNY0
さやか「あんた作品名知ってる?」

まどか「魔法少女まどか☆マギカ」

さやか「うん、魔法『少女』まどか☆マギカ」

さやか「あんたが男になったら完全にタイトル詐欺になっちゃうじゃん」

まどか「設定とか言うなっていうのにそこは気にするんだ…」

まどか「まあ、でもさ」

まどか「本編でも私ってほむらちゃんの回想とを除くと最終話まで変身しないし」

さやか「それは言っちゃ駄目!!」

まどか「だから主人公が男でも魔法少女とか銘打ってて全く問題ないよ」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 22:10:56.97 ID:8JVOGaNY0
さやか「なんか納得いかない」

まどか「それに最近はさ、男が魔法少女になったところで許される世の中だし」

さやか「そんな世の中は嫌だな…」

まどか「ほら、魔法少女ってまるでゾンビみたいだし」

まどか「前例があるから許されるはずだよ」

さやか「あたはなんの話をしてるのよ?」

まどか「最終話でポカーンってなった話」

さやか「そんな事情は知らないよ!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 22:16:55.71 ID:8JVOGaNY0
まどか「駄目?」

さやか「駄目だと思う」

まどか「う~ん、じゃあ世界で唯一魔法少女になれる男の子ってのは?」

さやか「まあ主人公っぽいっていえば主人公っぽいよね」

まどか「それで女の子だらけの魔法少女学園、略してMS学園に転校してくるんだ」

さやか「それどっかで聞いたことある話なんだけど!?」

27:   2012/01/12(木) 22:22:10.76 ID:8JVOGaNY0
まどか「MS学園で転校して幼馴染のさやかちゃんと再会してさ」

さやか「あ、あたしはそのポジションなんだ…」

まどか「それでクラス別魔法少女対抗戦の代表を決める戦いで仁美ちゃんにケンカ売られたり」

さやか「仁美、結構いいポジションだね」

まどか「そのあと別のクラスにマミさんが転校してきて昔、ケーキを作ってくれる約束してたり」

さやか「あだ名はケーキとか可愛い方かな…」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 22:28:16.56 ID:8JVOGaNY0
まどか「私に色々な都合で男のふりして近づいてくる杏子ちゃんとか」

さやか「杏子が男の振りとかすぐにボロが出る気がするけど…」

まどか「最後には私に対してなにかやたら敵愾心を抱いてるほむらちゃんが転校してくる」

さやか「ほむらの出番最後なんだ…」

まどか「そんな話を今考えたんだけどどうかな?」

さやか「ないと思う」

まどか「ですよね」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 22:32:29.59 ID:8JVOGaNY0
さやか「っていうか人にさんざんフラグがどうのこうの言ってた割にそのチョイスは間違ってない?」

まどか「どこが?」

さやか「いや、よく知らないけどそれって女の子たちから言い寄られるって話でしょ」

まどか「私は最初からハーレムルートしか狙ってないから問題ないよ」

さやか「…最低」

まどか「大丈夫だよ、さやかちゃんはちゃんと一番さんだから」

さやか「その上から目線がやたら腹立つんだけど」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 22:35:33.10 ID:8JVOGaNY0
まどか「納得できないと?」

さやか「どこに納得できる要素があったと?」

まどか「駄目なんだ…」

まどか「う~ん…」

まどか「そうだ!第一話で私が転校してくるっていうのは!?」

さやか「さっきも転校してきたじゃん」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 22:41:11.77 ID:8JVOGaNY0
まどか「今度はちゃんと男女共学だよ!」

さやか「そこは別にどっちでもいいよ」

まどか「そこで私は初日から遅刻してクラスメイトから引かれるんだ」

さやか「遅刻して引かれる…?」

まどか「それで上手く人付き合いができなくてクラスで浮き始めるんだ」

さやか「で、私は?」

まどか「さやかちゃんはクラスで最初っから馴染めないでぼっち」

さやか「なんか読めてきた」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 22:49:21.31 ID:8JVOGaNY0
まどか「ある日私は放課後の教室で」

さやか「エア友達と話してるってんでしょ…」

さやか「あたしってそんなキャラじゃないと思うんだけど」

まどか「一人でお人形さんごっこしてるさやかちゃんと遭遇するんだ」

さやか「ちょっと怖くない!?」

まどか「そっちの方がさやかちゃんらしいかなって」

さやか「どこをどうしたらそんな解釈ができるのよ!?」

まどか「コンサートホールで幼馴染もどきの演奏を守ろうとしてる某魔女のやってるとってさ、一種のお人形遊びだよね」

さやか「…わかった この話はやめよう!ハイ!!やめやめ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 22:54:54.24 ID:8JVOGaNY0
まどか「さやかちゃんがわかってくれて嬉しいな」

さやか「…まあ、話続けて」

まどか「あれ?なんか大人しくなったね?」

さやか「とりあえず聞くだけ聞く」

まどか「…」

まどか「で、なんやかんやあってぼっち二人が部活を作ろうとする」

まどか「早速部員募集すると先輩のぼっちさんが必死で入部させてくれと懇願してくるんだ」

さやか「そこは予想通りだね」

さやか「まあ、ちょっと見てみたい気はするけど」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 23:06:09.46 ID:8JVOGaNY0
まどか「それで最初は三人で色々友達作ろうと頑張る中で部員が増えていくんだ」

さやか「そうなるだろうね」

まどか「自分は男だと思い込んでる杏子ちゃんが私の舎弟になる」

さやか「ちょっと無理がない?」

まどか「そのあとにほむ室にこもりっきりの色々腐ってるほむらちゃんが入部してくる」

さやか「ほむ室!?」

まどか「ほむらちゃんの匂い漂う天国のようなほむらちゃん専用の教室」

さやか「匂いは必要か…?」

まどか「特別教室って独特な雰囲気があるでしょ」

さやか「だからといってほむらの匂いって…いや、もう置いておく…」

さやか「でも一番科学とか強そうって言えば強そうかな…?」

さやか「本当は勉強できないけど」

まどか「理科系だけできればいいよ」

まどか「頑張れば爆弾くらい作れそうだし、ほむらちゃんはやればできる子」

さやか「そこは同意する」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 23:10:41.12 ID:8JVOGaNY0
さやか「あれ、でも顧問は?」

まどか「仁美ちゃん」

さやか「仁美、そこかよ!?」

まどか「いいポジションだと思うけどな…全裸で外を走り回ったり」

さやか「ただの 女じゃん!」

まどか「お嬢様だから世間のことをよくわかってないんだよ」

さやか「…たしか、あんたは男の子って前提じゃなかったっけ?」

まどか「ウェヒヒ」

さやか「おい、笑ってごまかすな」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 23:18:37.98 ID:8JVOGaNY0
まどか「まあ、この話の問題はさやかちゃんのお色気ガードが固すぎるってことなんだけど」

さやか「いいじゃん、健全で」

まどか「一番露出の多い魔法少女衣装の癖に」

さやか「別にあたしが望んだわけじゃない!」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 23:21:29.04 ID:8JVOGaNY0
さやか「…ところで、もう出尽くしたけど妹ポジションはどうするつもり?」

まどか「私にはタツヤという素晴らしい妹がいる」

さやか「待て!今なんて言った!?」

まどか「私にはタツヤという素晴らしい『妹』がいる」

さやか「弟まで巻き込みやがった…ッ!」

まどか「だって他にいないし」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 23:26:50.54 ID:8JVOGaNY0
さやか「そんなの駄目に決まってるでしょ!」

まどか「どこが?」

さやか「全部だよ!」

まどか「でも、私がさやかちゃんと昔別れた幼馴染と気がつかなくてやきもきするさやかちゃんとか可愛いと思うけどな」

さやか「私は今あんたと幼馴染なことを若干後悔し始めたけどね」

67:   2012/01/12(木) 23:34:57.70 ID:8JVOGaNY0
まどか「これも駄目か…さやかちゃんはわがままだね」

さやか「わがままかなぁ…?」

まどか「…そうだ!これはどうかな!?」

さやか「今度は何?」

まどか「私とさやかちゃんは幼馴染だけどちょっと疎遠になってるんだ」

さやか「ちょっと新しいね」

まどか「で、ある日突然人生相談されるんだ」

さやか「今度はそれか…」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 23:41:02.66 ID:8JVOGaNY0
まどか「  い妹ゲームが大好きなさやかちゃんは私にそのことを相談するんだ」

さやか「やったことないけどね」

まどか「それで私がほむらちゃんに相談してネットで友達を探す」

さやか「なんでほむらがそっちなのさ!」

さやか「幼馴染なんだからあたしがそっちの方がよくない!?」

まどか「だってさやかちゃん眼鏡かけてないし…」

さやか「そんな理由なの!?」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 23:49:48.15 ID:8JVOGaNY0
さやか「あれ、でもあたしは人気読者モデル?いや~照れちゃいますな」

まどか「あ、そこはバッサリ省く方向でお願いします」

さやか「おい」

まどか「で、ネットで出会ったサークルのぐるぐる眼鏡の面倒見のいいマミさん」

さやか「まあ、いいところかな」

まどか「ゴスロリ姿で痛々しい言動をする杏子ちゃん」

さやか「なんか見たいような見たくないような…」

まどか「きっとそれはそれで可愛いなって」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 23:57:48.01 ID:8JVOGaNY0
まどか「それにさやかちゃんが  ゲやるのを断固反対する」

さやか「仁美だね」

まどか「そこしか余ってなかったので」

さやか「そういう言い方はやめてあげなよ!」

まどか「ただこの話には一つ欠点があるんだ」

さやか「欠点?」

まどか「それは選択肢によっては杏子ちゃんルートにしかならない」

さやか「選択肢って何!?」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 00:03:16.38 ID:ILwJ3NMG0
まどか「これはこれでありと言えばありなんだけどな…」

さやか「つまり、本命は別にいると?」

まどか「うん、みんな同時攻略が理想だしね」

さやか「待て」

まどか「どうかしたの?」

さやか「それは駄目でしょ、色々と」

まどか「私は最初からハーレムがいいって言ったよ!」

さやか「聞いたけどそれが駄目だっつってんの!!」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 00:05:54.68 ID:ILwJ3NMG0
まどか「つまり、さやかちゃんは私だけを見てってこと?」

さやか「そう言う風に受け取られるとなんか腹立つな」

まどか「ウェヒヒ、さやかちゃんも平等に愛してあげるから!」

さやか「お断りします」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 00:07:56.86 ID:ILwJ3NMG0
まどか「なら、これならどう?」

さやか「一応聞いてあげる」

まどか「ひたすら私たちがマミさんちで駄弁り続ける」

まどか「名付けて魔法少女の一存」

さやか「またどっかで聞いたことありますね」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 00:18:51.14 ID:ILwJ3NMG0
まどか「みんなに餌付けされたりするちょっと考えの足りないさやかちゃん」

さやか「我ながらそれはないと思う」

まどか「ドSな性格してるけど中身は乙女なほむらちゃんとか」

さやか「そこはまあ、いいかな…」

まどか「たまにあたしを全力で殴ってくるボーイッシュな杏子ちゃん」

さやか「う、ううん…?」

まどか「ゲーム廃人ぼっちなマミさん」

さやか「絶対にそれはない」

さやか「というか前提から無理があったよね」

まどか「勢いで書いてるからもう限界が近づいてるんだよ」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 00:28:43.41 ID:ILwJ3NMG0
さやか「っていうか、いつの間にか論点がずれてたよね」

さやか「もともとあんたが男の子ならうまくいってたんじゃないかって話だったし」

まどか「そういえばそうだね」

さやか「おい」

まどか「私が男だとしたらさいいことしかないよね」

さやか「どの辺が?」

まどか「まずマミさんが助かる」

さやか「なんで?」

まどか「私が魔法少女にならないから舞い上がって油断しなくなるでしょ」

さやか「あ~、それはあるかも」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 00:33:14.84 ID:ILwJ3NMG0
まどか「ほむらちゃんも私が男ならマミさんと対立する理由がないから一緒に戦えるよ」

まどか「やったねマミさん、仲間が増えるよ!」

さやか「そうかもしれないけど、それじゃあほむらはなんでループしてるのさ?」

さやか「あんたとほむらが恋人だったんっていうこと?」

まどか「※この時間軸でのみ鹿目まどかは男です」

さやか「ご都合主義すぎるでしょ!」

まどか「でも、ほむらちゃんの私を魔法少女にしないってのは達成してるよ」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 00:41:11.54 ID:ILwJ3NMG0
さやか「そうかもしれないけど女の子の友達を助けるためにループして結果それはほむらが報われないでしょ」

まどか「きっとほむらちゃんならそのくらい乗り越えてくれるよ!」

さやか「あたしならもう一回ループするけどね」

まどか「大丈夫、ほむらちゃんは私に惚れるはずだから」

さやか「なにその確信…」

まどか「で、さやかちゃんは上条君のために魔法少女になっちゃう」

さやか「あたしは契約しちゃうんだ」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 00:49:05.72 ID:ILwJ3NMG0
まどか「それで杏子ちゃんと一悶着あるけど私やマミさんが奮闘して和解できる」

さやか「できるのかなぁ…?」

まどか「マミさんが生き残ってるって影響は大きいと思う」

さやか「確かに」

さやか「あれ?でもそれだと杏子が見滝原に来なくなるんじゃない?」

まどか「そこはQBやほむらちゃんが裏で動き回るから大丈夫だよ」

さやか「まあ、QBはともかくほむらは戦力として杏子は巻き込むだろうね」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 00:54:55.30 ID:ILwJ3NMG0
まどか「杏子ちゃんはそんな感じでなんとかなるとしてこの後が大切なんだ」

さやか「…」

まどか「あれ?さやかちゃん黙っちゃってどうしたの?」

さやか「いや…」

まどか「ここが一番重要なのに」

まどか「私が男の子になってうまくいくかどうかはここにかかってるんだよ!」

さやか「へ、へえ…」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 01:00:13.89 ID:ILwJ3NMG0
まどか「まどか☆マギカ最大の難所、なんだと思う!?」

さやか「…」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「あ、あたしの魔女化です…」

まどか「その通り!」

まどか「さやかちゃんの魔女化によってバッドルートが確定するのです!」

さやか「まどかはあたしをいじめたいの…?」

まどか「…そんなことないよ」

105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 01:06:24.35 ID:ILwJ3NMG0
まどか「まず、私がソウルジェムを投げる必要がなくなる」

さやか「なんで?」

まどか「だって一応は女の子なんだから羽交い絞めとかで止めようとするよ…役得だし」

さやか「最後本音が漏れてるぞ」

まどか「それならソウルジェムの秘密がばれないからさやかちゃんが当面安定する」

さやか「当面ってなにさ当面って」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 01:13:35.98 ID:ILwJ3NMG0
まどか「その後もさやかちゃんの問題は残ってるからね」

さやか「自分のことだけど否定できない」

まどか「とりあえず重要なのは仁美ちゃんに焚き付けられたさやかちゃんが告白するか否か」

まどか「ソウルジェムの秘密を知らないにしてもここは五分五分だよね

まどか「私が背中を押してあげるだろうけどさやかちゃんへたれだし」

さやか「言い返せない…」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 01:23:22.11 ID:ILwJ3NMG0
まどか「告白できなかったら魔女化でバッドエンド」

まどか「告白してもフラれたら魔女化の可能性あり」

まどか「綱渡りが長すぎるよ!」

さやか「ごめんなさい…」

まどか「そんなあなたに男まどかがおすすめ」

さやか「は?」

まどか「傷心の幼馴染を慰める、これってフラグになりませんか?」

さやか「本編でそんなことやってたじゃん」

まどか「甘いな、さやかちゃん!」

まどか「男の子にフラれたさやかちゃんは自分を女の子として扱ってくれる私に靡くはずだよ!」

さやか「あたし軽くない!?」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 01:31:33.19 ID:ILwJ3NMG0
まどか「幼馴染って属性は同じだからそんなに気にする必要はないよ」

さやか「そういう問題じゃないと思う」

まどか「でも、さやかちゃんは安定しますよね?」

さやか「それはあるかもしれないけど…」

まどか「さやかちゃんが安定すれば魔女化しない、結果マミさん安定で杏子ちゃんも生き残る」

まどか「いいことだらけだね!」

さやか「あたしの影響力大きすぎない?」

まどか「そのくらいさやかちゃんは足ひ…じゃなくて重要なポジションってことだよ」

さやか「いまなんて言おうとした?」

112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 01:42:40.25 ID:ILwJ3NMG0
まどか「これでほむらちゃんから過去の話を聞けば全部うまいいくはずだよ!」

さやか「ほむらはもっと何かありそうだけど、それだけ?」

まどか「さやかちゃんが色々ありすぎるんだよ」

さやか「…」

まどか「ほむらちゃんが私たちと壁があるのは話を信じてもらえないってことが原因だし」

さやか「なるほど!」

まどか「まあ、これもさやかちゃんがほむらちゃんを敵視しなきゃ結構スムーズなんだけどね」

さやか「…」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 01:49:57.10 ID:ILwJ3NMG0
まどか「これで私が男の子になるだけでここまでうまくいくってことがわかったでしょ!」

まどか「やっぱりさやかちゃんとは違うよね!」

さやか「待て」

まどか「何?」

さやか「まだ一つ解決してないでしょ」

まどか「全部解決してるよ!」

さやか「重要な部分が終わってないよ!」

さやか「ワルプルギスの夜はどうするのさ!?」

まどか「私はみんなを信じてる」

さやか「おい」

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 01:58:09.80 ID:ILwJ3NMG0
まどか「だって、私は男の子の時点で戦力外だし」

さやか「そこは他人任せなの!?」

まどか「じゃあ、どうしろっていうの?」

さやか「なんかあるんじゃないの?」

まどか「一般人があの戦いに首突っ込んだらまず死ぬよね」

まどか「するとどうでしょう?さやかちゃんの心を救う役割が私だったわけだからさやかちゃんが絶望しかねない」

まどか「そうなるとさやかちゃんが魔女化する、マミさん発狂、杏子ちゃん死亡」

まどか「ワルプルギスの夜に勝っちゃった後だとほむらちゃんループできないかもしれない」

まどか「どうするの?これ最悪だよ?さやかちゃんは魔女化したいの?」

さやか「なんであたしが責められてるの…」

117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 02:06:16.46 ID:ILwJ3NMG0
まどか「わかったらワルプルギス戦はがんばってね」

さやか「いや、そんな応援されても…」

まどか「私の明るい未来のために!」

さやか「なんでこいつのためにほむらループしちゃったんだろ…」

まどか「というわけでQB私の願い決まったよ!」

QB「本当かい?」

さやか「いたの?」

QB「ずっと」

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 02:15:33.01 ID:ILwJ3NMG0
QB「それで君の願いはなんだい?」

まどか「私を男の子にしてやり直させて!」

QB「うん、それ無理」

まどか「なんで!?」

QB「君を男にしてもエネルギー回収できないし僕は得しないよ」

まどか「そんな…」

さやか「ですよね」

QB「残念だけどその願いはあきらめてほかの願いにしてくれないかい」

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/13(金) 02:26:03.64 ID:ILwJ3NMG0
まどか「だれが決めたの…」

さやか「え?」

まどか「男は魔法少女になれないって誰が決めたの!?」

さやか「いや、男は少女じゃないでしょ」

まどか「何事も試してみないとわからないよ!あきらめたらそこで試合終了なんだよ!」

さやか「あんたは何を言ってるの」

QB「その意気やよし!君の熱意に感動した!感情ありませんけど」

まどか「じゃあ!」

QB「おめでとう…君の願いはエントロピーを凌駕した!!!!」

さやか「もう好きにしなよ…」




まどか「失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した…」

オクタヴィア「」



終われ

引用元: まどか「さやかちゃんは女の子の方がいいよ」