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7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/07(木) 22:57:12.11 ID:gLmgFpDm0
あらすじ
チームラグナロクを倒し決勝進出したチーム満足だった
弥生のホテル
鬼柳「…………」シュッシュッ
鬼柳「…………ネクロマンサー召喚………効果……デーモン蘇生……ガンサーチ……」ブツブツ
鬼柳「ビートル特殊召喚………効果……トリシューラ召喚……ガン発動……」ブツブツ
鬼柳「…シンクロキャンセル発動…………」ブツブツ
鬼柳「………………ダイレクトアタック!勝利ーーーー!」バンッ
鬼柳「ヒャハハハハ!インフェルニティの展開力を思い知ったか!」
メイ「もし、鬼柳あなたうるさいですわ、ソリティアで遊んでないでそこ退きなさい」パッパッパッ
メイ「箒をかけられないでしょう、その床に並べたカードも早く集めて」サッサッサッ
鬼柳「お、メイお前……何をしてるんだ」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/07(木) 23:07:54.14 ID:gLmgFpDm0
メイ「弥生さんにはお金も払わずこのホテルに置いてもらってるのだから、できる限りは働いて恩を返そうと思うの」
鬼柳「ああそうかい、ご苦労なことだな」カサカサッ
鬼柳「確かにこのホテル彼方此方に蜘蛛の巣はってるからな……がんばれよ」トントンッ
鬼柳「じゃ、外行ってくるわ」スタスタ
メイ「待ちなさい」クイッ
鬼柳「く……な、なんだよ?」
メイ「あなたも手伝いなさい、穀潰し」
鬼柳「は?おいおい、俺はちゃんと金払ってるんだぜ」
鬼柳「なんでそんなこと…」
メイ「ほら、雑巾かけなさい」ポイッ
鬼柳「……」ペシャッ
鬼柳「く……………」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/07(木) 23:20:08.58 ID:gLmgFpDm0
………………
鬼柳「ひゃはははははは!」ダダダダダ!
鬼柳「ヒャハハハハ!」ダダダダダ!
鬼柳「床のゴミ共を生贄にいいーーー!!」ダダダダダ!
鬼柳「現れろ雑巾にへばりついた埃の塊ヒャハハハハ!」ダダダダダ!
メイ「うるさいわ!静かに雑巾掛けできませんの!?」
鬼柳「掃除してやってるんだから文句言うなよ」ジャバジャバ…
メイ「まったく……ドタドタ走ると余計埃が舞うでしよう」
鬼柳「………ん?なんかカードが落ちてるぞ」カサッ
チェンジ・スライム
鬼柳「……ああー、太郎たち置いて行きやがったな」
鬼柳「まあ、とりあえずもらっておくか…」
………………………………
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/07(木) 23:29:17.69 ID:gLmgFpDm0
メイ「……ふぅ……これくらいでいいでしょう」フー
鬼柳「くそ…………なんか疲れた………」
メイ「勝手に大暴れしたせいでしょう」
鬼柳「ああーー………お茶持ってきてくれ」
メイ「………そうね、私も喉乾いたし…ちょっと待っていなさい、持ってくるわ」
スタスタ バタン…
鬼柳「…………ふう……」
プルルルルルルルルル………
鬼柳「ん………電話…俺の部屋にってことは…俺宛てか…」スタスタ
鬼柳「もしもし、こちら鬼柳」ガチャッ
ニコ『あ、鬼柳さん?』
鬼柳「おお、ニコか、何か用か?」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/07(木) 23:39:42.95 ID:gLmgFpDm0
ニコ『はい、鬼柳さん、お金は足りていますか?』
鬼柳「ああ、計画的に使ってるからな、まだまだ保ちそうだぜ」
ニコ『それは良かったです』
鬼柳「この前の試合見たか?」
ニコ『ええ、鬼柳さんカッコ良かったです、最近鬼柳さんのおかげでサティスファクションタウンがものすごく繁盛していますよ』
鬼柳「マジか、まあそうか、決勝進出したからな」
ニコ『ウエストもテレビの前で大興奮でしたよ、ふふ』
鬼柳「あいつらも元気か」
ニコ『はい、この前なんて……』
ガチャッ
メイ「鬼柳、緑茶しかなかったわ」スタスタ
鬼柳「あ、サンキュー」
ニコ『………鬼柳さん?』
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/07(木) 23:48:54.90 ID:gLmgFpDm0
メイ「あら?電話しているの」
鬼柳「ああ、第二の故郷からな」
メイ「ふうん……まあいいわ」コポコポ……
メイ「はい」コトッ
鬼柳「悪いな」
鬼柳「……ああ、ニコ、中断してすまん」
鬼柳「で、ウエストがどうしたって…?」
ニコ『……』
鬼柳「ニコ?……おいニコ?」
ニコ『鬼柳さん………今どこにいるんですか?』
鬼柳「え、ホテルだけど」
ニコ『ホテル………………え、鬼柳さん近くに誰かいますよね…』
鬼柳「ん………」チラッ
メイ「…………なにか?」ズズー……
鬼柳「ああ、いるが……」
ニコ『声聞こえたんですけど………女の人の声が…』
37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/07(木) 23:59:27.69 ID:gLmgFpDm0
鬼柳「女……………」
ニコ『近くにいる人……女の人ですか』
鬼柳「………!?」ブワッ (なんだ………威圧感が……こ、こいつは……!?)
ニコ『…………ふふ、誰です?』
鬼柳「えーと…………なんだ……なんか声色が……怒ってるか?」
ニコ『いいえ、怒ってませんよ』
鬼柳「そうか………で、ウエストがなんだって……?」
ニコ『ウエストは今はどうでもいいでしょう…ねえ?』
鬼柳「え?いや、お前が……」
ニコ『とにかく、近くにいる人に代わっていただけませんか?』
鬼柳「え……………あ………」
メイ「………?」ズズー……
ニコ『鬼柳さん?』
鬼柳「………」(なんだ…おれの中の…警戒レベルが5だ……!)
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 00:05:52.61 ID:tyjYePTs0
メイ「………なにか?」
鬼柳「…………あ、ああ」
ガチャッ
弥生「おい、メイ、ちょっと来てくれ!」
メイ「あ、弥生さん、わかりましたわ」
メイ「鬼柳、お茶はそこに置いておくから、自分で片付けなさい」
スタスタ… バタン
鬼柳「あ………ああ」
ニコ『………どうしました?』
鬼柳「ニコ、悪いが用事があるらしい、行っちまったよ」
ニコ『……………そうですか、残念です』
鬼柳「そ、そうか…」(残念……?)
ニコ『…………じゃあ、そろそろ私も切りますね』
鬼柳「そうか、わかった」
ニコ『………近いうち…また電話しますね』ガチャッ
鬼柳「…………き、切り際に戦慄……!」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 00:16:14.69 ID:tyjYePTs0
…………………………………
ポッポタイム ガレージ 正午
遊星「………」スタスタ…ガチャッ
ブルーノ「あ、遊星おかえり」
遊星「ああ、ただいま」
クロウ「どこ行ってたんだよ」
ジャック「これから全員で昼飯だというのに」
遊星「すまない、歩いてたら呼び止められたんだ」
ブルーノ「呼び止められた…?」
クロウ「おいおい、絡まれたのかよ」
遊星「いや、この手紙を読んでくださいと渡されただけだ」サッ
ジャック「手紙だと………果たし状ではないのか」
遊星「わからない」
クロウ「手紙って…………」チラッ
クロウ「………ハート形のシールが貼ってありやがる……」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 00:24:02.01 ID:tyjYePTs0
遊星「何がかいてあるのか……」
ブルーノ「どんな人からもらったんだい?」
遊星「俺たちと同年代くらいの女性だった」
ジャック「女だと………果たし状ではないのか」
ブルーノ「いや、わからないよ、デュエルの申し込みかも……」
ジャック「デュエル……まさか、イリアステルか……!明後日の俺たちとの試合の前に罠を……」
遊星「……こんなこと言いたくはないが……可能性なあるな」
クロウ(あるわけねーだろ!恋文率1000%じゃねーか……!)
クロウ(チャンピオンだし、WRGPでも活躍してるし……ファンからだろうな)
遊星「どうする………読んで見た方がいいか」
ジャック「開けたらドカン!なんて事は無いだろうな」
ブルーノ「はは、そんな事は無いと思うけど……」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 00:31:14.40 ID:tyjYePTs0
遊星「まあ、放置もできない……読んでみよう」スッ
クロウ「…………」
ジャック「…………」サッ
ブルーノ「み、身構えないでよジャック、怖いなぁ…」サッ
遊星「………」カサカサッ
ガチャッ
アキ「遊星ー、いるかしら?」
クロウ「うあああぁ………!!」ガタッ
遊星「!?どうしたクロウ!」
ジャック「十六夜が入ってきただけだ、落ち着けクロウ」
アキ「?脅かせちゃった?ごめんなさいクロウ」
クロウ「あ………あぁ………」(なんでこのタイミングで来るんだよ………!)
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 00:42:35.20 ID:tyjYePTs0
アキ「何をしているの?」
遊星「ああ…実は」
クロウ(言うのか……!?遊星言うのか……!?命は惜しくねえのか……)
ピラッ
アキ「ん…?」
ジャック「落としたぞ遊星」
クロウ「げ……」
アキ「それなに?手紙みたいだけど…」
ブルーノ「遊星がさっき女の人からもらってきた手紙だよ」
アキ「……」ゾワッ
クロウ「!ドリルが外れた…!」
遊星「!?アキ、どうした!」
ジャック「お、落ち着け……十六夜はもうサイコパワーを使う事はできん!」
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 00:50:52.20 ID:tyjYePTs0
アキ「…………女…手紙………イコール……」ズズズズ……
遊星「く…………!」
ジャック「馬鹿な……この圧力はなんだ……!」
ブルーノ「まるでサイコパワーを使えるみたいだ……!」
クロウ「くそったれ……!配達の仕事してれば良かった………!」
ゴゴゴゴ……
アキ「遊星………」
遊星「どうしたアキ………なぜそんな凄みを…」
アキ「その手の紙を渡して……」
遊星「なに………この手紙の事か……」
アキ「急いで……」
ブルーノ「うわわわわ……」
ジャック「く……遊星!渡してしまえ!」
クロウ「そうだそうだ!そいつを持っているからこんなことになってんだ!」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 00:58:05.18 ID:tyjYePTs0
遊星「く……受け取れアキ!」シュッ
アキ「…」パシッ カサカサッ
アキ「……………………」ジー…
クロウ「すげえ顔して読んでる………」
ジャック「鬼気迫る表情だな……」
遊星「…………」
アキ「……ふ……ふふ…………ふふふふふふ」
ブルーノ「あ、悪役三段笑いだ……」
遊星「あ、アキ………大丈夫か…?」
アキ「………」カチッ シュボボボオオオォォーーーーー!!
クロウ「チャッカマンで手紙を燃やしやがった……!」
ブルーノ「あんなもの持ち歩いてるなんて……!」
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 01:06:11.62 ID:tyjYePTs0
パラパラパラ………
アキ「フフフフフ…」
遊星「アキ……手紙には何が書いてあったんだ…?」
アキ「心配しないで遊星、嫌がらせの手紙だったわ」
遊星「なに…?」
クロウ(そんな訳あるか……)
アキ「おそらくあなたの活躍を妬んだ者の犯行ね」
遊星「そうか……」
ジャック「ふん……小さいことをする奴がいるものだな」
ブルーノ(威圧感消えてよかった……)
アキ「……なにが一目みた時から……そんな事………大体………」ブツブツ…
クロウ「……………ふう……とにかく…こんなもんで済んで良かった……」
ジャック「…………む、こんな時間か」
遊星「?ジャック、用事か?昼飯は……」
ジャック「話し込んでいたらもう13時だ、俺は食べている暇は無いな」
ブルーノ「なにがあるの?」
ジャック「ドラガンが俺にデュエルを挑んできたのだ、奴と戦って来る」
クロウ「ああ…ラグナロクの……」
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 02:18:22.67 ID:tyjYePTs0
ジャック「奴にキングのデュエルを見せてやる!」
遊星「なるほど、頑張って来い、ジャック」
ブルーノ「ライディングデュエルかい?」
ジャック「ああ」スタスタ
ガチャ バタン
クロウ「……俺ほもそろそろ仕事行かねえと」
遊星「そうか、クロウも用事が…」
ブルーノ「って遊星、僕たちだってこれから修理の仕事だよ」
遊星「なに、予定入ってたか……よし……行こう」
アキ「……ふう、ふう…………」
遊星「アキ、俺たちは仕事に行かなければならない、お前はどうする」
アキ「あ……………そう………じゃあ私も帰るわ…」
遊星「そうか…」
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 02:27:07.64 ID:tyjYePTs0
…………………………………
中央広場
アキ「…………」スタスタ…
アキ「…………あの手紙」
一目見た時からあなたの事が気になっていました、中央広場のベンチに来てください 、今日の15時まで待っています ケイトモヘアより
アキ「…………ケイトモヘアさん………」
アキ「……………遊星に宛てたあの手紙………」
アキ「きっと…緊張しながら書いたのよね……」
アキ「気が動転して遊星に見せる前に燃やしちゃって……」
アキ「私…冷静になれば……ひどい事したわ」
アキ「……………………謝りましょう…」
アキ「遊星は取られたくないけど………ていうか私のものじゃないのだけれど……」
アキ「はぁ………」
…………………………………
アキ「…………あ、あそこのベンチね」
ケイトモヘア「………………」
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 02:33:01.72 ID:tyjYePTs0
アキ「………あの人が…」
アキ「なんというか………雰囲気が……告白みたいな感じじゃない……?」
アキ「………まあ…はなしかけてみましょう」スタスタ
ケイト「………………」しゅっしゅっカシャンッ!
アキ「あの……」
ケイト「!来たねチャンピオン!」ガタッ
アキ「うっ!?」
ケイト「さあ、デュエルを……………ん?」
アキ「な、なに……?」
ケイト「なんだ………不動遊星じゃないのかい」カシャッ
アキ「!やっぱり、あなたがケイトモヘアさん……?」
ケイト「あれ、なんでアタイの名前……」
アキ「あの……………すいません…!あなたの恋文……」
ケイト「恋文………?」
95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 02:41:29.50 ID:tyjYePTs0
……………………………………………
ケイト「ははははははっ!そうか、あれを恋文と勘違いしたのかい!」
アキ「え、だ、だって一目見た時からとか………」
ケイト「ああー…確かに紛らわしかったかもしれないね、手紙なんて滅多に書かないからさ」
アキ「恋文じゃなかったら……あれは…?」
ケイト「果たし状に決まってるじゃないか」
アキ「ええーーーー!?」ガーン
ケイト「あのフォーチュンカップ優勝者が近くにいると聞いてね、ぜひデュエルしてみたいと思って筆を執ったんだ」
アキ「でも………ハートのシールで手紙を…」
ケイト「あれしかなかったんだよ、待ち伏せしてたから買う余裕もなかったし」
アキ「はあ…………………」
ケイト「こう見えてアタイはプロデュエリストでね、強い奴とデュエルしたいんだよ」
アキ「なるほど………」
96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 02:47:36.35 ID:tyjYePTs0
アキ「強い奴とデュエル………」
ケイト「でも聞いた話によると、あんた燃やしちゃったんだろ?」
アキ「あ………その……………う…」
ケイト「まったく……なんでそんな事をしたんだい……」
アキ「ええと……………私………遊星が……」
アキ「う……………////……」
ケイト「………………………あぁ……」
ケイト「……………チャンピオンにほの字ってわけかいアンタ」(古臭い言葉だけど…)
アキ「ほ、ほの字って……!そんな……///」
ケイト「可愛いねぇー……青春じゃないか」
アキ「ううぅ…………////」
ケイト「遊星を奪われると思ったわけかい、アンタ名前は?」
アキ「え……」
ケイト「アタイはケイトモヘアだ、手紙に書いてあったから知ってるだろう、アンタの名前を教えなよ」
98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 02:53:05.04 ID:tyjYePTs0
アキ「えと、十六夜アキです」
ケイト「十六夜アキねぇ………ふーむ………」
アキ「遊星とデュエルしたいなら…私が伝えておきますよ…?」
ケイト「ああ、ま、それもお願いしたいけど…」
ケイト「十六夜アキって………アンタチーム5Dsねメンバーに居なかったかい?」
アキ「え、はい、控えとして」
ケイト「ほーう……控えとはいえ優勝候補のチームに………」ニヤ
ケイト「こいつは面白くなって来たね」
アキ(これってまさか…)
ケイト「よし…………アキ、アタイとデュエルしよう」
アキ「え、私と!?」
ケイト「これから用事あるのかい?」
アキ「いえ、特には」
ケイト「だったらいいじゃないか、デュエリストが出会えばデュエルが始まるのは当たり前だよ」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 03:00:41.14 ID:tyjYePTs0
アキ「……」
ケイト「ずっとここでチャンピオンを待っていたからね、ウズウズしてたのさ」
アキ「へえ…」
ケイト「アンタとしてもプロとデュエルできるのはそうはないチャンスだよ」
アキ「確かに、プロデュエリストと一対一なんて…」
ケイト「アンタ面構えがいいし、楽しめそうだ」
アキ「でも、遊星とのデュエルは?」
ケイト「それは後日もう一度頼めばいいさ、今はアンタとデュエルがしたいんだよ」
アキ「はあ………」
ケイト「なんだい気の抜けた返事して」
アキ「いえ、あの…予想外の展開すぎて……」
ケイト「くく……確かに、恋敵に会いに行ったと思ったらデュエル申し込まれたんだから、予想外だろうね」
ケイト「でも人生こんなものだよ」
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 03:05:01.40 ID:tyjYePTs0
アキ「なるほど……」
ケイト「さあアキ!デュエルディスクを開きな!」カシャッ
アキ「……………ふふ」
アキ「わかりました、デュエルをしましょう!」カシャッ
ケイト「そう来なくちゃね、5Dsの力見せてもらうよ」
アキ「遠慮はしません!」
ケイト「遠慮なんかしたら手紙の事一生許さないよ」
アキ「うっ………」
ケイト「まあ、手紙はもういいさ、このデュエルに神経を集中しな」
アキ「………ハイ!」
ケイト「よし……いくよデュエル!」
117: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 23:25:49.74 ID:tyjYePTs0
アキ「私のターン」シュッ 手札6
アキ「プロデュエリスト………しかし…私は最善の手を」
アキ「フェニキシアンシードを召喚」バッ
《フェニキシアン・シード/Phoenixian Seed》 †
効果モンスター
星2/炎属性/植物族/攻 800/守 0
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札から「フェニキシアン・クラスター・アマリリス」1体を特殊召喚する。
シード「……」
アキ「このモンスターをリリースする事で、手札からフェニキシアンクラスターアマリリスを特殊召喚できる!」バッ
《フェニキシアン・クラスター・アマリリス/Phoenixian Cluster Amaryllis》 †
効果モンスター
星8/炎属性/植物族/攻2200/守 0
このカードは「フェニキシアン・シード」またはこのカードの効果でしか特殊召喚できない。
このカードは攻撃した場合、そのダメージ計算後に破壊される。
自分フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
相手ライフに800ポイントダメージを与える。
また、自分のエンドフェイズ時、
このカード以外の自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外する事で、
このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚する。
アマリリス「キョフフ」攻2200
ケイト「いきなり攻撃力2200‥……」
118: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 23:39:32.09 ID:tyjYePTs0
アキ「カードを二枚セットしてターン終了」バッ 手札2
ケイト「アタイのターン!」シュッ 手札6
ケイト「モンスターをセット、さらにカードを一枚セット」バッ
ケイト「ターン終了」手札4
アキ「守備か………ドロー」シュッ 手札3
アキ「ロードポイズンを召喚」バッ
《ロードポイズン/Lord Poison》 †
効果モンスター
星4/水属性/植物族/攻1500/守1000
このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、
自分の墓地に存在する「ロードポイズン」以外の
植物族モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する。
ロードポイズン「……」
アキ「バトル、フェニキシアンクラスターアマリリスで守備モンスターを攻撃!フレイムペタル!」
アマリリス「シュババッ!」
ドオォーーーン!
ディフェンドガイ「…………」
《D-HERO ディフェンドガイ/Destiny HERO - Defender》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻 100/守2700
相手のスタンバイフェイズ時、
このカードがフィールド上に表側守備表示で存在する場合、
相手はデッキからカードを1枚ドローする。
アキ「!守備力2700なんて……」LP4000→3500
ケイト「はははは、甘いねえ」
アキ「く…でもアマリリスは攻撃後自壊、そして相手に800Pのダメージを与える!」
ドーーーーーン!
ケイト「うぁっ……」LP4000→3200
121: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/08(金) 23:52:57.90 ID:tyjYePTs0
アキ「ターン終了、そしてアマリリスは墓地の植物族モンスターを除外して特殊召喚できる」
アキ「墓地のフェニキシアンシードを除外」シュッ
アマリリス「キュオオーー」
アキ「ターン終了」 手札2
ケイト「厄介な………ドロー!」シュッ 手札5
ケイト「ディフェンドガイをリリースして、ダッシュガイを特殊召喚!」
《D-HERO ダッシュガイ/Destiny HERO - Dasher》 †
効果モンスター
星6/闇属性/戦士族/攻2100/守1000
1ターンに1度、自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで1000ポイントアップする。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
また、このカードが墓地に存在する限り1度だけ、自分のドローフェイズ時にカードをドローした時、
そのカードがモンスターだった場合、その1体をお互いに確認して自分フィールド上に特殊召喚できる。
ダッシュガイ「……」
ケイト「フィールド魔法、ダークシティ発動!」カシャンッ カシャッ
《ダーク・シティ/Dark City》 †
フィールド魔法
「D-HERO」と名のついたモンスターが攻撃する時、
攻撃モンスターの攻撃力が攻撃対象モンスターの攻撃力よりも低い場合、
攻撃モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ1000ポイントアップする。
ゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!!
125: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 00:02:50.48 ID:B4OaW9Lf0
アキ「このフィールドは………?」
ケイト「D-HEROが自分より強いモンスターに攻撃する時、攻撃力を1000アップする!」
ケイト「ダッシュガイでアマリリスを攻撃、ライトニング・ストライク!」
ダッシュガイ「……!」ギュオォォーーーン! 攻2100→3100
アマリリス「ギェエーーー!」攻2200 ズドオオン!
アキ「あっぐ………」LP3500→2600
ケイト「アマリリス撃破、くく……」
アキ「だけど、アマリリスの効果発動、破壊された時800Pのダメージを与える!」
ケイト「!く…………」LP3200→2400
ケイト「カードを一枚セットしてターン終了!」手札2
アキ「……私のターン!」シュッ 手札3
アキ「トラップ発動、竹頭木屑」カチッ
《竹頭木屑/Bamboo Scrap》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する植物族モンスター1体をリリースして発動する。
相手フィールド上に「プラントークン」
(植物族・地・星1・攻800/守500)2体を守備表示で特殊召喚する。
126: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 00:07:43.21 ID:B4OaW9Lf0
アキ「ロードポイズンをリリースして、あなたのフィールドにプラントークンをを二体守備表示で特殊召喚する!」
プラントークン「……」
プラントークン「……」
ケイト「ん、アタイのフィールドに……?」
アキ「そしてトラップ発動、リビングデッドの呼び声!」カチッ
《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †
永続罠
自分の墓地のモンスター1体を選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。
アキ「ロードポイズン復活!」
ロードポイズン「……」
アキ「さらにロードポイズンをリリースし、ローズテンタクルスを召喚!」バッ
《ローズ・テンタクルス/Rose Tentacles》 †
効果モンスター
星6/地属性/植物族/攻2200/守1200
このカードは特殊召喚できない。
自分のバトルフェイズ開始時に相手フィールド上に
表側表示で植物族モンスターが存在する場合、
このターンこのカードは通常の攻撃に加えて、
その植物族モンスターの数だけ攻撃する事ができる。
このカードが戦闘によって植物族モンスターを破壊した場合、
相手ライフに300ポイントダメージを与える。
テンタクルス「……」ウシュウジュ
128: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 00:16:50.07 ID:B4OaW9Lf0
アキ「ローズテンタクルスは、通常の攻撃に加えて、相手フィールドの植物族の数だけ攻撃ができる!」
ケイト「なに…」
アキ「バトル、ローズテンタクルスでプラントークンを攻撃!ソーン・ウィップ1!」
シュバッ!
ドゴンッ!
ケイト「うあっ……」LP2400→2100
アキ「ローズテンタクルスが植物族モンスターを破壊した時、相手に300Pのダメージを与える、続いてソーン・ウィップ2!」
シュバッ ベチィン!
アキ「二体目のプラントークンを撃破!」
ケイト「く……」LP2100→1800
アキ「そして最後に、ダッシュガイを攻撃!ソーン・ウィップ3!」
シュバ!
ケイト「させないよ、トラップ発動!」カチッ
《D-カウンター/D - Counter》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する
「D-HERO」と名のついたモンスターが
攻撃対象に選択された時に発動する事ができる。
攻撃モンスターを破壊する。
アキ「!」
ケイト「攻撃モンスターを破壊する!」
テンタクルス「グヘヒャアァア!」ドーーーン!
129: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 00:21:30.21 ID:B4OaW9Lf0
ミス アマリリスは守備で蘇生でした アキLP2600→3500
アキ「く………!しまった」
ケイト「そう簡単には行かないよ」
アキ「カードを一枚セットしてターン終了…」バシッ 手札1
アキ「墓地のフェニキシアンクラスターアマリリスの効果発動、墓地のロードポイズンを除外して蘇生する!」シュッ
アマリリス「………」守0
ケイト「ち………懲りないね」
アキ「く………!しまった」
ケイト「そう簡単には行かないよ」
アキ「カードを一枚セットしてターン終了…」バシッ 手札1
アキ「墓地のフェニキシアンクラスターアマリリスの効果発動、墓地のロードポイズンを除外して蘇生する!」シュッ
アマリリス「………」守0
ケイト「ち………懲りないね」
131: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 00:33:31.63 ID:B4OaW9Lf0
ケイト「アタイのターン!」シュッ 手札3
アキ「攻撃すればまた800Pのダメージがあるわ、しかも墓地にはローズテンタクルスがいる、もう一度蘇生できる!」
アキ(この効果で押し切る……!)
ケイト「残念だけどそいつには退場してもらうよ、魔法発動、ブラック・コア!」ガッ
《ブラック・コア/Dark Core》 †
通常魔法
自分の手札を1枚捨てる。
フィールド上の表側表示のモンスター1体をゲームから除外する。
アキ「ブラックコア…………!」
ケイト「手札を一枚捨て、アマリリスを除外する!」
ジジジジジジジジ……!!
アマリリス「キャアアアァ……!」
アキ「うぐ………」
ケイト「これでガラ空き、ドゥームガイを召喚!」バッ
《D-HERO ドゥームガイ/Destiny HERO - Fear Monger》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1000
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、
次の自分のスタンバイフェイズ時に発動する。
自分の墓地から「D-HERO ドゥームガイ」以外の
「D-HERO」と名のついたモンスター1体を
選択して特殊召喚する。
ドゥームガイ「フヘヘヘ…」
ケイト「もらった、ダッシュガイとドゥームガイでダイレクトアタック!」
ギュウウゥーーーーーーン!!
アキ「っうああ………!?」LP3500→400 ゴオォォオッ
133: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 00:43:20.04 ID:B4OaW9Lf0
ケイト「ははは、ターン終了」
アキ「く…………ドロー!」シュッ 手札2
アキ「夜薔薇の騎士を召喚!」バッ
《夜薔薇の騎士/Twilight Rose Knight》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/戦士族/攻1000/守1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は植物族モンスターを攻撃対象に選択する事はできない。
このカードが召喚に成功した時、
手札からレベル4以下の植物族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
騎士「ふっ」
アキ「このカードが召喚に成功した時、手札から☆4以下の植物族モンスターを特殊召喚できるわ」
アキ「私はギガントセファロタスを召喚!」バッ!
《ギガント・セファロタス/Gigantic Cephalotus》 †
効果モンスター
星4/地属性/植物族/攻1850/守 700
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
フィールド上に存在する植物族モンスターが墓地へ送られる度に、
このカードの攻撃力は200ポイントアップする。
セファロタス「クアアア……」
ケイト「チューナーモンスターかい」
136: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 00:55:12.00 ID:B4OaW9Lf0
アキ「私は☆3の夜薔薇の騎士に☆4のギガントセファロタスをチューニング!」バッ
☆3+☆4=☆7 カァッ
アキ「冷たい炎が世界のすべてを包み込む、漆黒の華よ、開け!」
アキ「シンクロ召喚!ブラックローズドラゴン!」バッ
《ブラック・ローズ・ドラゴン/Black Rose Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上のカードを全て破壊できる。
また、1ターンに1度、自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
相手フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にし、
エンドフェイズ時までその攻撃力を0にする。
ブラックローズ「キュオオオォォーン!」
ケイト「!?このモンスターは……見た事ないね」
アキ「そすてリバースカード、エネミーコントローラーを発動!」カチッ
《エネミーコントローラー/Enemy Controller》 †
速攻魔法
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択し、表示形式を変更する。
●自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択し、エンドフェイズ時までコントロールを得る。
アキ「これによってダッシュガイを守備表示にする!」
ダッシュガイ「……」守1000
アキ「ブラックローズドラゴンの効果発動、墓地の植物族モンスターを除外して、守備表示モンスターを攻撃表示にし、攻撃力を0にする!」
ケイト「!?」
アキ「私は墓地のローズテンタクルスを除外!」
143: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 01:08:34.79 ID:B4OaW9Lf0
アキ「そしてダッシュガイを攻撃表示にする!ローズ・リストリクション!」
ブラックローズ「!」シュルルルルル!
ダッシュガイ「……」攻2100→0 ギシィイ……!
ケイト「縛られて攻撃力が0に………」LP1800
アキ「勝った……!ブラックローズドラゴンでダッシュガイを攻撃!ブラック・ローズ・フレア!」
ブラックローズ「ブアアァ!」ドオオォーーーーーー!!
ケイト「く、トラップカード、地縛霊の誘い発動!」カチッ
《地縛霊の誘い/Call of the Earthbound》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
攻撃モンスターの攻撃対象はこのカードのコントローラーが選択する。
アキ「!」
ケイト「これにより攻撃対象をドゥームガイに変更する!」
ギュンッ!
ドゥームガイ「……」攻1000
ドオォーーーーーーーン!!
ケイト「うあっ………!」LP1800→400
アキ「そんな……」
144: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 01:16:55.80 ID:B4OaW9Lf0
ダッシュガイは守備になってました………すいませんこのまま行きたいと思います
ケイト「ふ………危なかった」
アキ「く……………もう手は無い……終了」手札0
ダッシュガイ攻0→2100
ケイト「アタイのターン」シュッ 手札0
ケイト「ドゥームガイの効果発動、スタンバイフェイズに墓地のD-HEROを特殊召喚できる」
ケイト「よってデビルガイを召喚!」
《D-HERO デビルガイ/Destiny HERO - Doom Lord》 †
効果モンスター
星3/闇属性/戦士族/攻 600/守 800
このカードが自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する場合、
1ターンに1度だけ相手モンスター1体をゲームから除外する事ができる。
この効果を使用したプレイヤーはこのターン戦闘を行えない。
この効果によって除外したモンスターは、
2回目の自分のスタンバイフェイズ時に同じ表示形式で相手フィールド上に戻る。
ケイト「そしてダッシュガイの効果発動、デビルガイをリリースし攻撃力を1000アップ!」
ダッシュガイ攻2100→3100
アキ「う………」
ケイト「ダークシティもある……これで万全」
ケイト「バトル、ダッシュガイでブラックローズドラゴンを攻撃!」
ギュウゥーーーーン!!
ゴシャアァン!!
アキ「ああっ……!」LP400→0 ぴーーーー
ケイト「よしっ!」
145: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 01:22:30.68 ID:B4OaW9Lf0
……………………………………………
アキ「負けたわ………」
ケイト「ふふ、プロとして負けるわけにはいかないからね」
アキ「悔しいわ……」
ケイト「アキもいい線行っていたよ、何度かひやっとした」
アキ「ケイトさん………」
ケイト「でも、アタイの切り札を出す事は無かったけどね」
アキ「切り札……………そういえばそのモンスターたち……E・HEROは知ってるけど、Dって………」
ケイト「知らなくて当然だよ、このモンスターたちはかなり貴重だからね」
アキ「どうしてそんなものを……」
ケイト「知り合いから譲り受けた、色々あるのさ」
アキ「はあ………」
ケイト「あ………そうそう、アキ、ID交換しようか」
アキ「え………」
146: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 01:27:53.06 ID:B4OaW9Lf0
ケイト「あんたは気に入ったからね、またいつか会おう」
アキ「あ、わかりました」ガチャッ
ケイト「それに不動遊星とのデュエルの件もあるしね」
アキ「そ、そうだった…」
ケイト「ふふふ………」
アキ「でも、遊星は勝ちますよきっと」
ケイト「対した信頼だね」
アキ「負けたところを見た事ないから…」
ケイト「それは凄い……ワクワクしてきたよ」ピピッ
ケイト「よし、交換終了…」カシャッ
アキ「…」カシャッ
ケイト「ま………今日はいいや、また今度連絡する」
アキ「はい、わかりました」
ケイト「じゃあね」スタスタ…
アキ「………」フリフリ
147: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 01:31:01.61 ID:B4OaW9Lf0
次の展開は…
1コナミの日常
2クロウの日常
決めた………今までよそ見しながら書いてたけどこれからはミスを確認しながら書いていこう
これからはミスを減らすと約束しますわ
>>150
150: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/09(土) 01:33:16.74 ID:yvQe6F1So
2
156: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 01:45:04.87 ID:B4OaW9Lf0
……………………………………………
ブオオオオーーーーーーーーーーー!!
クロウ「ふう…………ブラックバードデリバリー本日の仕事は終了っと…」ブオオオオーーーーー
クロウ「まったく……いくら稼いでもジャックがブルーアイズマウンテン飲みまくってるせいで全然生活が楽にならねえな…」
クロウ「一言ズバッと言ってやらねえとわかんねえのかな」
クロウ「でもこの前言ったのに分からなかったよな……仕事しろっての」ブオォオォーー
クロウ「今日もデュエルに行っちまったし……ハア…」
クロウ「……そういや帰っても誰もいなかったな…」
クロウ「……このあとどうするかな…久しぶりにマーサんとこ行ってみるか」
ブオォオォーーーーーーーーー!!
………………
マーサハウス
ブオォオォーーーーーーーーー!!
157: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 01:57:21.43 ID:B4OaW9Lf0
キキキィィイイ!
クロウ「ふう…」カポッ
クロウ「ここに来るのも久しぶりだぜ」スタスタ
クロウ「あいつらいるかな…」
クロウ「おーい!ガキどもー!クロウ兄ちゃんが帰ってきてやったぜー!」
ガチャッ
手島「なに!クロウだとーーーー!」
ミント・ロケット「おおーー!」
河合都「クロウ兄ちゃん来たのー!?」
ワイワイガヤガヤ
クロウ「ははは、また何人か増えてやがるな、拾って来たのかマーサの奴」
クロウ「久しぶりだなお前ら」スタスタ
158: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 02:06:43.90 ID:B4OaW9Lf0
マーサ「ああ、クロウかい、よく来たね」
クロウ「元気そうだなマーサ」
マーサ「子供達が元気すぎてね、疲れてなんかいられないんだよ」
クロウ「確かにな」
マーサ「せっかくきたんだ、夕飯食べて行きなよ」
クロウ「悪いな」
マーサ「用意できるまでは子供達と遊んであげておくれ」
手島「こらくーー!ここであったが100年目!決着をつけようぜ!デュエルだ!」
クロウ「手島、懲りねえな」
ミント「手島、激待った!クロウはボクが絶対に爆倒す!」
手島「引っ込んでろ!リーダーは俺だー!」
ワーーー!ワーーーー!
クロウ「おーい!喧嘩すんなよ!」
159: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 02:14:55.94 ID:B4OaW9Lf0
……………………………………………
クロウ「暁のシロッコ、攻撃!」
ドオーーーーーーン!!
手島「ぎゃーーーーーー!」LP0
ミント「ああーーーーー!」LP0
クロウ「残念だったなぁ!クロウ様の勝利だぜ!」
都「クロウ兄ちゃん強いね!」
手島「くそ…………ミントが足引っ張るから」
ミント「何言うか!手島の方がボクの足を最高引っぱってただろ!」
クロウ「人のせいにするなよまったく……」
手島「ぐぐ………」
ミント「クロウめ…………」
マーサ「ほら子供達!夕飯の時間だよー!」
クロウ「お、聞いたかお前ら、ハウスに戻ろうぜ」スタスタ
都「はーい!」タッタッ
手島「次は俺が勝つ……」
ミント「いや、ボクが爆勝つ…」
160: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 02:26:36.84 ID:B4OaW9Lf0
…………………
二時間後
クロウ「ふう………落ち着くな」
マーサ「クロウ、泊まっていくのかい?」
クロウ「ああ、そうさせてもらおうかな」
マーサ「わかったよ」
マーサ「ところでクロウ…一つ頼みたい事があるんだ」
クロウ「?なんだよ」
マーサ「実はね……最近シティから地上げ屋がよくここに来るんだよ」
クロウ「地上げ屋だ?」
マーサ「この孤児院を取り壊してべつの建物を建てたいとか言ってきてね」
クロウ「なんだと!」
161: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 02:33:52.92 ID:B4OaW9Lf0
クロウ「そんな勝手な事言ってんのかよ、ガキどもだっているんだぜ?」
マーサ「ああ、当然追い返したさ、でもそれ以来度々やってきては嫌がらせのような事をして来るようになってね」
クロウ「なにぃ……………?」
マーサ「子供達がいるんだ、孤児院を守らないとならない…」
クロウ「セキュリティに相談しちまえよ」
マーサ「それもしたんだけどねぇ……セキュリティはWRGP関連の事で忙しいらしくて……」
マーサ「そもそもセキュリティは民事不介入が原則らしいから…」
マーサ「それに注意されたとしても別の日にまた来て嫌がらせは続くような気がするよ…」
クロウ「確かに…………くだらねえことしやがって………」
マーサ「困ったもんだよ…シティとサテライトが一つになるのはいいけど、こういう問題まで流れてきたんじゃあねぇ」
162: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 02:40:06.49 ID:B4OaW9Lf0
クロウ「……………」
マーサ「で、そんな状態がもう2ヶ月ほど続いててね」
クロウ「二ヶ月か……しつこいな」
マーサ「むこうも痺れを切らしたのか、決着をつけようと申し出てきて」
クロウ「決着?何でだ…」
マーサ「代表者一人を立ててのデュエルだよ」
クロウ「デュエル…」
マーサ「むこうは強力な助っ人を用意してきたみたいで……あたしたちにはそんな奴に対抗できるデュエリストはいないんだ」
マーサ「返事を先延ばしにしてたんだけど…………期限が明日の朝なんだ」
クロウ「明日……」
マーサ「明日の朝に奴らがここに来る……クロウ、助けてくれないかい」
クロウ「………………へ、マーサ、安心しな」
クロウ「この鉄砲玉のクロウ様が来てやったのが幸運だったな」
クロウ「そのデュエル、俺が引き受けたぜ!」
マーサ「おお、そう言ってくれると思ってたよ!」
188: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 23:20:53.47 ID:B4OaW9Lf0
次の日 早朝
マーサハウス入口
クロウ「…………」シュッシュッシュッシュッ
クロウ「…………へー、いつでも来いってんだ」カシャンッ
クロウ「絶対にここは退かねえからな………」
マーサ「……今6時20分…………あと十分で約束の時間…」
…………
ザッザッザッ……
クロウ「!」
マーサ「来たようだね」
地上げ屋「どーも、ひひ」
クロウ「こいつか…」
189: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 23:33:08.25 ID:B4OaW9Lf0
地上げ屋「マーサさあぁぁん、決着つけましょうや、こっちはデュエルっつー譲歩をしてあげてるんですから」
地上げ屋「断り続けるんなら………誰かが怪我をするかもしれないっすよ?」
マーサ「あたしはなにされようとくじけないよ」
地上げ屋「それはわかってますよ、でもぉ……子供達に不幸な事故が起こるかもぉ…?」
マーサ「なんだって…?」
地上げ屋「いやいや、あっし達は何もしませんよそりゃぁ、ふへへ」
地上げ屋「でも車がいきなり突っ込んで来るなんてことが……」
マーサ「あんたら、そんな事したら…!」
クロウ「受けてやるぜそのデュエル!守銭奴野郎!」カシャッ
地上げ屋「ぬ?」
クロウ「デュエルをやろうぜ、てめえらが用意したっつー、助っ人とよ!」
地上げ屋「なるほど……そっちの助っ人というわけですかぁ」
マーサ「クロウ!………頼んだよ」
192: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 23:42:15.38 ID:B4OaW9Lf0
クロウ「俺に勝ったらマーサハウスはくれてやるぜだが…」
クロウ「俺に負けた時は、一生ここに来るんじゃねえぞ」
地上げ屋「ふひひ、やっとデュエルする気になったんですかマーサさん」
マーサ「ああ、あんたらの顔はもう見たくないからね」
マーサ(クロウが来てくれて本当に助かった…)
クロウ「で、助っ人はどこにいるんだよ、お前はデュエリストじゃねえだろ」
地上げ屋「そうですね、出てきてもらいましょうか、おうい!」バッ
スタスタ…
マーサ「あ………」
クロウ「あいつか……」
地上げ屋「へへ、元プロなんすよ、助っ人さん」
高橋秀行「しゃああーーー!」
クロウ「うわ、うるせっ」
199: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 23:53:06.96 ID:B4OaW9Lf0
秀行「わしにまかせておけやぁーーー!」
地上げ屋「頼みましたぜ、ひひ」
クロウ「元プロねぇ………へっ、対した事ねえさ!」
マーサ「その通りだよ」
秀行「ふん、おどれが相手か……面白いじゃないかい」
助っ人「ひひ、なんかねぇ…困ってると言ったらへんな姉妹が助けてくれるって言ってきたんですがね、やっぱりそんなのよりプロに頼む事にしたんですよ」
クロウ「お前の事情なんてどうでもいいんだよ」
秀行「今回はこいつに勝てばいいんじゃな」
地上げ屋「えぇ」
秀行「ひひ、この仕事は儲かるのぉ…副業としては最高じゃい」
クロウ「勝った気でいやがるようだが、このクロウ様がそう簡単に負けるかよ!」
秀行「んじゃ早速始めようじゃないかい」
カシャッ
207: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/09(土) 23:58:15.62 ID:B4OaW9Lf0
クロウ「よし…!」カシャッ
秀行「へ…」
マーサ「勝ちなさいよクロウ!」
クロウ「ああ」
秀行「デュエルじゃあぁ!」LP4000
クロウ「俺の先行だぁー!」シュッ 手札6
クロウ「早速永続魔法を使うぜ!」バシッ
《黒い旋風/Black Whirlwind》 †
永続魔法
自分フィールド上に「BF」と名のついたモンスターが召喚された時、
そのモンスターの攻撃力より低い攻撃力を持つ
「BF」と名のついたモンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。
クロウ「そして手札から、BF-蒼炎のシュラを召喚だ!」バッ
《BF-蒼炎のシュラ/Blackwing - Shura the Blue Flame》 †
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守1200
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキから攻撃力1500以下の「BF」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
シュラ「ふっ!」
208: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 00:05:19.39 ID:YMswi0TW0
クロウ「ここで黒い旋風の効果だ、デッキからBF-月影のカルートを手札に加えるぜ」シュッ 手札5
クロウ「カードを一枚セットしてターン終了だ!」バッ 手札4
秀行「ワシのターンじゃあ!」シュッ 手札6
秀行「手札からエーリアン・ソルジャーを召喚じゃああ!」バッ
《エーリアン・ソルジャー/Alien Shocktrooper》 †
通常モンスター
星4/地属性/爬虫類族/攻1900/守 800
謎の生命体、エーリアンの上級戦士。
比較的高い攻撃力を持つが、反面特殊な能力は身につけていない。
ソルジャー「シャルァ」
クロウ「攻撃力1900か…」
秀行「さらにカードを二枚セットしてターン終了じゃあ!」バッ 手札3
クロウ「攻撃しないのかよ」
秀行「そのリバースカード、どうせトラップだろうがい、それに手札に加えたカルートの効果もワシは忘れてないぜよ!」」
クロウ「…………俺のターン!…」シュッ 手札5
210: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 00:10:55.13 ID:YMswi0TW0
クロウ「よし……」
秀行「トラップ発動、毒蛇の供物じゃああ!」カチッ
《毒蛇の供物/Offering to the Snake Deity》 †
通常罠
自分フィールド上の爬虫類族モンスター1体と
相手フィールド上のカード2枚を選択して破壊する。
クロウ「なに…」
秀行「うざったいその黒い旋風と、リバースカードを破壊してやるわぁ!」バッ
ドーーーーーーン!!
黒い旋風 聖なるバリア
クロウ「く…ミラフォが割られたか…」
クロウ「だがそのせいでお前のフィールドはガラ空きだ!」
クロウ「手札からBF-黒槍のブラストを特殊召喚!」バッ
《BF-黒槍のブラスト/Blackwing - Bora the Spear》 †
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1700/守 800
自分フィールド上に「BF-黒槍のブラスト」以外の
「BF」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
ブラスト「…」
211: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 00:16:44.62 ID:YMswi0TW0
クロウ「こいつはフィールドにBFがいる時、特殊召喚できる!」
クロウ「さらにBF-そよ風のブリーズを召喚!」バッ
《BF-そよ風のブリーズ/Blackwing - Breeze the Zephyr》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/鳥獣族/攻1100/守 300
このカードがカードの効果によって自分のデッキから手札に加わった場合、
このカードを手札から特殊召喚できる。
このカードをシンクロ素材とする場合、
「BF」と名のついたモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。
ブリーズ「ヒャー」
クロウ「俺は☆4のブラストに☆3のそよ風のブリーズをチューニング!」バッ
☆4+☆3=☆7
カッ
クロウ「黒き旋風よ、天空へ駆け上がる翼となれ!シンクロ召喚!」バッ
クロウ「現れろBF-アーマード・ウィング!」バッ
《BF-アーマード・ウィング/Blackwing Armor Master》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/鳥獣族/攻2500/守1500
「BF」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘では破壊されず、
このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
このカードがモンスターを攻撃したダメージステップ終了時、
そのモンスターに楔カウンターを1つ置く事ができる(最大1つまで)。
また、相手モンスターに乗っている楔カウンターを全て取り除く事で、
楔カウンターが乗っていた全てのモンスターの攻撃力・守備力をエンドフェイズ時まで0にする。
アーマード・ウィング「フオォォ!」
212: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 00:26:06.72 ID:YMswi0TW0
秀行「シンクロモンスターかいぃ…」
クロウ「これで攻撃力合計は4000を超えた!終わりだ!」
秀行「させるかい、リバースカード発動」カチッ
《和睦の使者/Waboku》 †
通常罠
このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける
全ての戦闘ダメージは0になる。
このターン自分のモンスターは戦闘では破壊されない。
クロウ「!………なんだよ、ダメージ与えられないか」
クロウ「カードを二枚セットしてターン終了」バッ 手札1
秀行「ワシのターン!」シュッ
秀行「魔法発動、大嵐!」バッ
《大嵐/Heavy Storm》 †
通常魔法
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
クロウ「なにぃ………!」
秀行「これでおどれのリバースカード二枚を破壊じゃあーー!」
ごおぉおお!!
ブラックリターン 黒羽の導き
クロウ「くそったれ……!」
216: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 00:38:51.25 ID:YMswi0TW0
秀行「モンスターを守備で出してターン終了じゃい」バッ 手札2
クロウ「俺のターン!」シュッ 手札2
クロウ「守備モンスターか、よし、蒼炎のシュラで守備モンスターを攻撃!」バッ
シュラ「ふぉ!」ゴォオーーー!
ドガァン!
《エーリアン・グレイ/Alien Grey》 †
効果モンスター
星2/光属性/爬虫類族/攻 300/守 800
リバース:相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
Aカウンターを1つ置く。
また、リバースしたこのカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキからカードを1枚ドローする。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
Aカウンターが乗ったモンスターは、「エーリアン」と名のついたモンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算時のみAカウンター1つにつき攻撃力・守備力が300ポイントダウンする。
秀行「ははは!こいつをリバースさせた時、おどれのモンスター一体にAカウンターが乗るぜよ!」
アーマードウィング「……」Ac0→1
秀行「さらに一枚ドロー」シュッ 手札3
クロウ「Aカウンターだぁ………だがシュラの効果も発動するぜ!デッキから現れろ、BF-疾風のゲイル!」バッ
《BF-疾風のゲイル/Blackwing - Gale the Whirlwind》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 400
自分フィールド上に「BF-疾風のゲイル」以外の
「BF」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターの攻撃力・守備力を半分にする。
219: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 00:56:46.88 ID:YMswi0TW0
クロウ(よし、カルートの効果と合わせて終わりだ……!)
秀行「トラップ発動、エーリアンブレイン!」カチッ
《エーリアン・ブレイン/Alien Brain》 †
通常罠
自分フィールド上に存在する爬虫類族モンスターが
相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地に送られた時に発動する事ができる。
その時に攻撃を行った相手モンスターのコントロールを得て、
そのモンスターを爬虫類族として扱う。
秀行「シュラのコントロールはもらった!」バッ
シュラ「!?」攻1800
クロウ「なに………ち、そんなもの苦し紛れだぜ!」
クロウ「アーマード・ウィング!シュラを攻撃!」
ウィング「はっ!」攻2500 バキッ
秀行「くっ…」LP4000→3300
クロウ「そしてゲイルでダイレクトアタック!」バッ
クロウ「手札のカルートを捨て、攻撃力アップだ!」シュッ 手札1
《BF-月影のカルート/Blackwing - Kalut the Moon Shadow》 †
効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻1400/守1000
自分フィールド上の「BF」と名のついたモンスターが
戦闘を行うダメージステップ時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
そのモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで1400ポイントアップする。
ブーーーーン!!
秀行「ちい…………!」LP3300→600
クロウ「ははは!大ダメージだぜ!」
220: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 01:06:31.44 ID:YMswi0TW0
マーサ「いいよクロウ!そのままやっちゃいな!」
地上げ屋「おぅい!大丈夫かぁ!」
秀行「ち………」(だが…)
秀行(ワシの手札にエーリアンモナイトが入った……!)
秀行(宇宙砦ゴルガーをシンクロして……Aカウンターで地獄に落としてやるわい)
クロウ「どうだBFの切れ味は!」
秀行「やかましいわ!終わったならターン終了せんかい!」
秀行「攻撃命令はすべて終了したじゃろうが!」
クロウ「いや、まだ攻撃できるモンスターは残ってるぜ!」
秀行「なんじゃとぉ…?」
クロウ「手札から速攻魔法、スワローズ・ネストを発動!」バッ
《スワローズ・ネスト/Swallow's Nest》 †
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
鳥獣族モンスター1体をリリースして発動する。
リリースしたモンスターと同じレベルの
鳥獣族モンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する。
秀行「!?」
223: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 01:14:44.59 ID:YMswi0TW0
秀行「スワローズネスト…?!そいつはたしか……」
クロウ「フィールドの鳥獣族モンスターをリリースし、同じレベルのモンスターを特殊召喚できるぜ!」
クロウ「おれはゲイルをリリース!」
ゲイル「……」シュンッ ☆3
クロウ「デッキから現れろ、BF-極夜のダマスカス!」
《BF-極夜のダマスカス/Blackwing - Damascus the Polar Night》 †
効果モンスター
星3/闇属性/鳥獣族/攻1300/守 700
このカードを手札から捨て、
自分フィールド上の「BF」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
ダマスカス「ふっ!」
秀行「新たなモンスターが出てきおった…!」
クロウ「チェックメイトだぜ、発破の点火、オーライ!」
クロウ「ダマスカスでダイレクトアタック!」
ダマスカス「!」キューン! 攻1300
ドカッ!
秀行「ぐうおぉ!」LP600→0 ピーーーー
クロウ「これがクロウ様の実力だぜぇー!」
226: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 01:24:49.04 ID:YMswi0TW0
…………………………
地上げ屋「な、なにやってんすかあーー!」
秀行「……うぐぐ……!」
マーサ「さあ!もうここにはくるんじゃないよ!」
クロウ「次きたらぶっ飛ばすぞ、ガキどもの居場所なんだよここは!」
地上げ屋「ぬうう………ち、わかりましたぁー……」
秀行「報酬は無しか……はあ…本業頑張るかい……」
クロウ「帰れ帰れ!マーサ、塩まけよ!」シッシッ
秀行「おどれの名前を聞いておこうか!」
クロウ「あ、クロウ・ホーガンだ覚えとけ!」
秀行「クロウか………おどれはワシのリベンジリストに載ったわい!今度あったらリベンジさせてもらうぜよ!」
クロウ「それならマーサハウス関係なしに来やがれ!それならいつでも受けてやらぁ!」
地上げ屋「ほらほら、行きますよ!」スタスタ
秀行「…………」スタスタ
229: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 01:30:39.29 ID:YMswi0TW0
…………………………
マーサ「ありがとうよクロウ、助かった」
クロウ「当然の事をしたまでだよ」
クロウ「これで立退きの話はなくなったんだろ?」
マーサ「ああ、あいつらはもう来ないだろうしね」
ガチャッ
手島「ふあぁ………あれ、何やってんだよ」
マーサ「子供達も起きてきたね、そろそろ朝食にしようか」
ミント「ふあぁ…………不発………」
クロウ「そうだな、俺も食っていくぜ」スタスタ
マーサ「なら用意を手伝っておくれ」スタスタ
…………………………
230: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 01:38:29.09 ID:YMswi0TW0
カードショップKURUMIZAWA
コナミ「……………」
レイン恵「……」ナデナデ
三郎「にゃああ……」
コナミ「………暇だな」
恵「客………今日…こない」
コナミ「ま、忙しいよりはいいか、給料はもらえるしな」
雪乃「そうね」
恵「……」
コナミ「雪乃がいても驚かなくなってきたわ…お前も暇なの?」
雪乃「心外ね、私は今日も撮影を終えて少ない時間を使ってここに来てあげてるというのに」
コナミ「そうなのか」
231: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 01:44:27.59 ID:YMswi0TW0
恵「……………そろそろ、餌の時間」
三郎「にゃー!」
コナミ「ああ、そうか、持ってくる」スタスタ
雪乃「ふふ………」
…………………………
コナミ「…………」
雪乃「そういえば、ツァンさんの包帯取れたらしいわよ」
コナミ「へー、あのトールにやられた怪我が…良かった」
雪乃「決勝には出られるらしいわ」
恵「……」ナデナデ
コナミ「あいつ、今日はなにしてんだ?」
雪乃「さあ、休みの日だし分からないわ」
232: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 01:58:01.66 ID:YMswi0TW0
コナミ「………………それにしても…決勝まで決勝まで来るとはな」
雪乃「ええ……これってかなりすごい事よ」
コナミ「でもなんで俺は町で声とかかけられないんだ?」
雪乃「帽子かぶってるから分かりづらいのよきっと、ふふ、目立たなくていいと思うわ」
恵「私も……テレビで応援してる………」
コナミ「おう、ありがとよ」
コナミ「最初は賞金欲しくてやってたのにな………いつの間にかイリアステルやら三皇帝やら……世界の危機やら」
雪乃「明日の5Ds対ニューワールド戦……世界の運命を決める戦いらしいわね」
恵「……」ピクッ
コナミ「まあ、遊星達なら大丈夫だろ」
雪乃「油断はできないわ……あのシンクロキラーの恐ろしさは」
233: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 02:03:01.82 ID:YMswi0TW0
恵「…………あなた達は」
コナミ「ん?」
恵「……5Dsを応援している…………?」
コナミ「ああ、そりゃまあな」
雪乃「恵さんは?」
恵「…………………」ナデナデ
三郎「にゃ」
恵「…………私も………………コナミ達と同じところを応援する…………」
雪乃「そう」
恵「…………マスター……私は…」
コナミ「あ、三郎の水が無くなってる、持ってきてやるか」カタッ
恵「…………………この…………生活を………捨てることは………」
235: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 02:14:23.52 ID:YMswi0TW0
…………………
一時間後
コナミ「……あ、バイト終了時間だ」
雪乃「あら」
三郎「………zz」
恵「………寝た」
コナミ「今日はもう店閉めていいんだったよな」スタスタ
雪乃「これから暇ならコナミ、私の買い物に付き合ってくれないかしら?」
コナミ「ええ………アパートで寝てようと思ったのに」
恵「…………歩いた方が…健康にいい」
雪乃「そうよ、寝るのは夜だけでいいわよ」
コナミ「く…………だって荷物持ちだろ?」
雪乃「まあそうなのだけれど…お姉さんとデートすることができるじゃない」
コナミ「………………」
雪乃「……ここで飛びつかないのが学校の男子とは違うところよね、素敵よ………」ゾクゾク
恵「………なんで…興奮している………?…」
236: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 02:24:18.21 ID:YMswi0TW0
雪乃「そうね………ご褒美あげる」
コナミ「ご褒美……高級なバックなんていらないぜ俺は」
恵「………」
雪乃「海馬コーポレーションの高級フィレ肉ステーキを奢ってあげるわ」
コナミ「行こうか…………お嬢様」ガタッ
恵「身代わり…………早すぎ………」
コナミ「お手を……」スッ
雪乃「ふふ、ありがとう」
雪乃「あ、恵さんも一緒にどう?」
恵「?……私…………」
恵「……雪乃………コナミと………二人きりが……いいのでは…?」
雪乃「そんなの、食事を餌にすればぼうやは簡単に釣れるもの、今度でもいいわ」
コナミ「ぼうやって久しぶりに言われたわ」
240: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 02:39:08.57 ID:YMswi0TW0
雪乃「一緒に行ったほうが楽しいと思ったのだけれど………迷惑かしら?」
恵「………………」
恵「いや…………私も……行きたい」
コナミ「そうだぞ、ついでに膨大になるであろう俺の荷物も少し持ってくれると嬉しい」
雪乃「そんなには買わないわよ」
コナミ「どうかな…」
恵「…この世界での……思い出を……沢山作りたい…から」
雪乃「?じゃあ、行きましょうか」スタスタ
コナミ(恵の設定続いていたのか)スタスタ
恵「ふふ…………」スタスタ
雪乃「まずは繁華街に……」
コナミ「まずはだと……」
恵「………………………!?」ドクンッ
恵「…ぐぅ……?っ……………」
恵「……………と、トイレ……!」タッ
コナミ「ん?ああ」
241: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 02:43:44.84 ID:YMswi0TW0
……………
タタッ
恵「ぐ………!ぐうぅ………く………!」フラッ
恵「ッ……ハァーーー……ハァ………!」
恵「ゲホッ………ぅ…………ハァハァ………」
恵「…………げ、限界が近い…………の?」
恵「マスター……………どうして………」
恵「…………いや…………もう少しなら…………大丈夫……!…」
恵「私は………………指名より大切な…………」
恵「…………………ふう……………」
恵「…………戻ろう…」
スタスタ…
……………………
290: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 22:45:44.73 ID:YMswi0TW0
………………………
繁華街 19:30
コナミ「買いすぎだろやっぱり…………」スタスタ
雪乃「そう?抑えたほうなんだけど」
コナミ「靴とか…化粧品とか………持ちにくいな」ズル…ズル…
雪乃「もうこれ以上は買わないから、頑張って」
恵「………」スタスタ
コナミ「お前はなにも買わなくて良かったのか?」
恵「私は……買いたいもの…ない」
コナミ「そうか、楽しいか?」
恵「………有意義な…時間………」
コナミ「へえ…」
雪乃「さて………そろそろ海馬コーポレーションのレストランに行きましょうか」
コナミ「お、待っていたぜ」
コナミ「ん……………WRGP会場に灯りが……誰かいるのかな」
雪乃「あら本当」
291: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 22:50:55.86 ID:YMswi0TW0
WRGP会場
遊星「………」
ジャック「……」
クロウ「……」
アキ「………」
ブルーノ「……」
龍亞「ま、またあの浮いてる城が見えるの……?」
龍可「うん……また少し近づいてきてる」
龍亞「…………」スッ
龍亞「!うわ、龍可の痣に触ったら俺にも見えたよ!」
遊星「あれは人類最後のモーメント…あれを近づけてはならないと、父さんは言っていた」
クロウ「あの城がネオドミノシティに現れるってのか?」
遊星「ああ」
292: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 22:57:31.78 ID:YMswi0TW0
スタスタ
コナミ「誰かーいるのかっ!」
恵「…………」
雪乃「……あ、5Dsだわ」
イェーガー「やはりここに来ていましたか」
コナミ「む、イェーガー!牛尾と深影さんも一緒か」
牛尾「なんか遊星達、深刻な顔つきだな」
深影「なにをしているのかしら?」
恵「………………」
遊星「……………」
ヴォオン!
遊星「………!」
クロウ「なんだ!」
ジャック「貴様ら……イリアステル!」
293: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 23:04:47.70 ID:YMswi0TW0
ルチアーノ「ヒャヒャヒャ」
ホセ「…………」
プラシド「…………」
龍亞「うわあ!」
イェーガー「うわあああ!あなた達は!」
プラシド「ふ、やはり赤き竜の痣を持つ貴様らと戦うことになったか」
ルチアーノ「予定通りだけどね!」
遊星「プラシド、ホセ、ルチアーノ!あの島は何なんだ!」
遊星「お前達イリアステルと関係があるというのか!」
プラシド「くく、教えてやろう、あれは神の居城アーククレイドル…イデイテスの眠る地」
遊星「アーククレイドル………」
297: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 23:16:28.57 ID:YMswi0TW0
ホセ「ニューワールドが貴様らを倒した時、アーククレイドルは出現し…地上に降り立つ」
ルチアーノ「そうなればネオドミノシティは消滅、世界は生まれ変わるんだ、ヒャヒヒヒャヒャ!」
遊星「なんだと!」
イェーガー「消滅……?!」
アキ「ネオドミノシティが………」
コナミ「マジで言ってんのか!」
深影「そんな…」
イェーガー「ど………どうすれば止められるのです!教えなさい!」
プラシド「ドングリピエロか…お前、長官になったんだってな」
イェーガー「そ、そうです、この街を守るために……だから教えなさい!」
299: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 23:22:55.51 ID:YMswi0TW0
ホセ「それならば我々を倒す事だ……」
雪乃「倒す……………あ、コナミ、銀龍借りてるわよ……あの城がまた見えているわ」
コナミ「え、ちょっと勝手に」
恵「……………」
ルチアーノ「ま、無理なんだけどね」
プラシド「明日の決戦……俺たちの真の力を見せてやる、チーム5Ds」
ルチアーノ「ヒャヒヒヒ!」
遊星「なんだと!待て!」
ホセ「…………む」
恵「……………あ……」
ホセ「……………………フン……」
シュウウウウン………
コナミ「あ、消えやがった…」
301: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 23:29:37.50 ID:YMswi0TW0
遊星「俺たちの手に…………ネオドミノシティの運命がかかっている……!」
ジャック「世界の運命も………」
クロウ「……」
ハラルド「それが君達の運命だ」
アキ「え………?」
コナミ「あいつらは……」
遊星「チームラグナロク!いたのか」
ハラルド「奴らを倒す事………それこそがこの世界を救う唯一の方法…」
ハラルド「ルーンの瞳がその事を我々に告げている」キイイイィン
クロウ「俺たちが勝てば、あの島は止まるのか!」
ハラルド「ああ」
ジャック「それならば迷う事はない!明日の決戦!俺たちの力を全て出し切るまで!」
遊星「そしてネオドミノシティを、世界を救う!」
コナミ「完璧な作戦だな!」
恵「………」
………………………
307: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 23:40:35.19 ID:YMswi0TW0
…………………
繁華街
コナミ「マジで大変な事になって来た………!明日の勝負」
雪乃「遊星達………勝てるかしら」
コナミ「遊星達なら大丈夫だろ、チャンピオンだぞ」
恵「…………」
コナミ「さっきから無口だが、どうかしたのか?」
恵「……いや………なんでもない…」
雪乃「明日の試合は朝の9時から…………早起きしないといけないわね、9時なら流石に起きてるだろうけど…」
コナミ「そうだな……じゃあ、帰るか」
雪乃「ええ」
恵「………じゃあ………解散?」
コナミ「わかった、また明日、会場でな」
雪乃「おやすみなさい、レインさん、コナミは荷物を私の家に置いて行ってちょうだい」
コナミ「そうだな」
恵「お休み………」スタスタ…
スタスタ………
雪乃「……」スタスタ
コナミ「…………………あ!フィレ肉ステーキ!?」
雪乃「今度にしましょう」スタスタ
312: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 23:46:13.62 ID:YMswi0TW0
…………………………………
次の日
コナミのアパート
コナミ「……………zzz」
コナミ「…………………………………む」パチッ
コナミ「朝………か」むく……
コナミ「ふあぁ…………そうだ…今日は遊星達の大切な試合……」
コナミ「……まあ、今から行っても間に合うだろ」チラ
9:38 チッチッチッ
コナミ「…………………」
コナミ「…試合が…9時から………って事は、今9:38………」
コナミ「ふむ…………………」
コナミ「…まずいな…………」
317: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 23:53:59.35 ID:YMswi0TW0
バターーーン!
コナミ「寝過ごしたぁーーー!」タアーーンッ!
コナミ「もうとっくに試合始まってるぞ!」
コナミ「急がねば!」ガシッ
ブウゥウウウ……………
コナミ「発進!」ブォオォーーーーーー!!!
ブォオォーーーーーー!!!
……………
ブオオオオオーーーー
コナミ「通信をしよう………ツァンでいいや」カチッ
プルルルル………ガチャッ
コナミ「あ、ツァン!」
『なにしてんのよ!とっくに試合始まってるっつーの!』
コナミ「ごめんなさい、寝坊しちゃったんです!」
『バーカ!』
コナミ「それで……今のところ試合はどうだ!?」
318: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/10(日) 23:59:47.29 ID:YMswi0TW0
『えーと……すごくいい調子だよ、ファーストホイーラーのジャックがニューワールドのルチアーノの倒して』
『セカンドホイーラーのプラシドと戦ってる』
コナミ「へー、一勝したのか」
『うん、ジャックのLPもかなり残ってる』
コナミ「いけそうだな………」
ブオオオオオーーーーーーーー!
『………あ!今セカンドホイーラーのプラシドをジャックが倒した!」
コナミ「マジで!?ジャックが二連勝か!」
ブオオオオオーーーー
『やっぱり5Ds強いね、ニューワールドが思ったほどじゃないって感じもするけど』
コナミ「よし、俺も急いで向かってる!」ブオオオオオーーーー
『早くしなさいよ』ピッ ブツン
ブオオオオオーーーーーーー
327: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 00:10:49.78 ID:06HG1ozY0
…………………
コナミ「よし、見えてきたぜ……WRGP会場……」ブオオオオオーーーー
コナミ「………お、ここから見えるぞ……あれは」
コナミ「ジャックだ、ラストホイーラーと戦ってるんだな」
ブオオオオオーーーーーーーーー!
コナミ「相手は………やっぱりホセってやつだ、残るはあいつだけなんだな」
……………………………………
ジャック「なに…………!?走り出した……!」ブオオオオオーーーー
ホセ「はははは、チーム5Ds、ここからが本当の勝負だ!」ダダダダダダダダ!
MC「なんだぁーーーー!?ラストホイーラーホセが突然走り出したぁーーーー!」
クロウ「なにしてんだあいつ!」
遊星「!」
ホセ「はっ!」
ガシャン ガシャン!バチンバチン
ジャック「Dホイールと合体しただと……!?」
MC「なんとホセ、Dホイールと合体してしまったーーーー!?」
330: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 00:15:54.41 ID:06HG1ozY0
ツァン「はぁあー!?」
鬼柳「どうなってるんだあいつは!」
雪乃「合体………やはり人間じゃない」
ドキュウゥウウーーーーン!
ジャック「!?この領域は…………」
ホセ「ジャックアトラス、覚悟するのだな」
ブオオオオォーーーーーーン!
ジャック「なに、突撃してきただと……!?」
ギャギャギャギャギャギャ!
ホセ「ふふふふふ…………」
ジャック「く……………」
……………………………………
コナミ「うわ………なんだあいつ、合体したし」
332: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 00:25:09.48 ID:06HG1ozY0
……………………………………
遊星「ジャック!避けろ!!」
クロウ「ジャァーーーーーーーック!!」
ジャック「………!」
ホセ「愚かな人類よ………裁きを受けるときだ…」
アキ「まずいわ……あの空間では衝撃が実際に発生するのよ!」
ブルーノ「スカーレッドノヴァが奪われて…ジャックのフィールドはガラ空きだよ!…」
ホセ「機皇帝グランエルで攻撃、グランド・スローター・キャノン!」
グランエル「…………」ギュウウウゥン……!
ジャック「ば、馬鹿な…………!」
ドギュウウウウウオオオォン!!!
333: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 00:30:47.91 ID:06HG1ozY0
ゴバアァアアアアァーーーーーーーンン!!!!
ジャック「くあぁあぁーーーーーーーっっ!!!?」ごしゃあぁあん!
ブオオォォオーーー~ーーーーーー!!!
遊星「ジャックーーーーーーーー!!」
クロウ「おい!ジャック!ジャック!」
龍可「そんな、ジャック!?」
アキ「あんな砲撃をまともに………!」
龍亞「ジャックーーーーーーー!!?」
ブルーノ「で、出てこない……………」
MC「なんだーーーー!?グランエルの攻撃を受けたジャックアトラスが出てこないぞーーーー!?」
鬼柳「ジャアアァーーーーーーック!!」
鬼柳「返事をしてくれぇーーーーーー!!」
335: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 00:37:41.34 ID:06HG1ozY0
ルチアーノ「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」
プラシド「死んだか」
シュウウウゥウ……………
遊星「ジャック……………」
ホセ「………………これが人間の末路だ」
シュウウウゥウ……………
ジャック「……………………」ドサ…
クロウ「!ジャック!」
MC「な、なんとおおーーー!?ジャックアトラス、クラッシュしているーーー!?」
ガシャアアアンッ
雪乃「なんて事………ホイールオブフォーチュンが煙を吹いてるわ!」
ツァン「あれじゃ………走れないよ」
鬼柳「生きてるか、ジャックは無事かあぁーーーーー!?」
338: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 00:41:54.38 ID:06HG1ozY0
ジャック「…………………」
クロウ「ジャックーーーーーーー!!」ダッ
ブルーノ「あ、クロウ!」
龍亞「まってクロウ!」ダッ
MC「ホイールオブフォーチュンは走れないようだ………と、いう事は………!」
MC「な、なななんとーーー!チーム5Ds、セカンドホイーラーにバトンタッチをする事ができないーーーーー!?」
MC「ここでチーム5Ds………まさかの敗退ーーーーーーー!?」
エエエェエェエエーーーーーーー!?!!!
鬼柳「ジャック!起きてくれぇーーーーー!」
遊星「ぐ……………!……ジャック…………!」
ホセ「ふん…………………」
雪乃「チーム5Dsが……ここで敗退…………?!」
340: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 00:49:58.80 ID:06HG1ozY0
ツァン「うそ…………」
ルチアーノ「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!あいつ本当に死んだのかな!?」
プラシド「どうでもいいがな…不動遊星にリベンジできんのは癪だが…」
鬼柳「ふざけんなぁーーー!俺は認めねえぞ!明らかにニューワールドの攻撃でジャックは吹き飛ばされた!」ガタッ!
鬼柳「奴らが意図的に引き起こした事故じゃねーか!」
MC「そ、そう言われても……大会ルールに従った場合、セカンドホイーラーにゼッケンを渡せないチームは敗退で」
鬼柳「明らかな反則が起きてるだろーが!」
MC「反則という証拠が…無いと………」
鬼柳「!ぐ…………くっそおお…………」
ツァン「そんな……」
……………………
ジャック「ぐ………………」ズリ…
ホセ「意識があったか………だが立ち上がれはしないだろう、その体ではな」
ホセ「………ここで、お前を消しておく事は……未来にとって必要なことだ………」バッ
ホセ「………輝かしい未来のため……………お前を殺しておく…………許せ」
341: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 00:53:23.77 ID:06HG1ozY0
キュウゥウウン……
遊星「!まずい、ホセはジャックを殺す気だ!」ガタッ
アキ「そんな………!」
龍可「や、やめて!クロウ、龍亞!ジャックを助けて!」
ブルーノ「ぐ…………」
キュウゥウウン……
ホセ「………………」
ジャック「ぐ………………おのれ……………」ズリ…
ホセ「楽になるのだ……………」
ダダダダダダダダ!
クロウ「てめえぇーーーー!やめろぉー!」
龍亞「ハァ……ハァ……じゃ、ジャック……!」
343: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 00:59:45.12 ID:06HG1ozY0
ゆま「………えっと……冗談ですよね………こ、殺すなんて」
あげは「ま、まずいよ………!」
鬼柳「やめろてめえぇーー!」ダッ!
ツァン「鬼柳!」
雪乃「ここからじゃ…間に合わないわ!」
ホセ「………」キュウゥウウン……
クロウ「コノヤロオォ!くらえ!」シュッ
ホセ「そんなもの効かぬ」バシッ
龍亞「カード手裏剣が弾かれた…!」
ジャック「クロウ……………る、龍亞……あとは頼んだ……!」
クロウ「!そ、そういう事いうんじゃねえーーーー!」ダダッ
龍亞「諦めないでよジャックーーー!ハァ……ハァ……」
ホセ「間に合いはせん……くらえ!」バッ
遊星「ジャァアァーーーーーーーック!!」
コナミ「おらあーーー!」ガキィッ!
ホセ「ぬう!?」ガクンッ
ドギュウウウウウオオオォン!!!
349: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:06:27.03 ID:06HG1ozY0
ゴオオオオオォーーーーーー!!
クロウ「くうぁ……………!」
龍亞「す、すごい破壊力………!…」
アキ「ジャック………!」
龍可「いやあああ……………!」
遊星「いや…………いま軌道が僅かにそれた…………!?」
シュウゥウゥウ………
ホセ「……何者だ、発射口がずれてしまったではないか…」
ジャック「く………コナミ……………?」
コナミ「はーーーはーーー……クロウ、受け取れ!」ブンッ
ジャック「うおお…っ」
クロウ「あ、コナミ……!お前別のレーンから飛び込んで来たのか!」ガッ
コナミ「ジャックを連れて戻れ!」
龍亞「ジャックーーー!良かったーーーー!」
クロウ「よ、よし……ジャック……今医務室に連れていくぜ………!」
タッタッタッタッ………
354: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:10:45.33 ID:06HG1ozY0
ホセ「く…………ジャックアトラスに逃げられたか」
コナミ「あぶねぇーーー……いやマジで間一髪………」
MC「ら、乱入者だーーーー!あれは…チーム満足のコナミかーーーー!?」
鬼柳「よくやったコナミ!よし、医務室に行って来る!」ダッ
ツァン「って、今度はコナミが危ないよ!」
雪乃「どうなってしまうの…?」
ブオオォォーーーーーー
遊星「コナミ!」キキイイ!
コナミ「遊星、お前も来たのか」
ホセ「ふ………不動遊星か………」
遊星「ホセ、よくもジャックを!」
358: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:19:28.70 ID:06HG1ozY0
ホセ「まあいい……どちらにせよこの勝負は我々の勝利!」
ジジジジジジ………!!
ホセ「今まさに!サーキットは完成したのだ…!」
遊星「サーキット!?」
コナミ「何言ってんだてめー!」
ルチアーノ「ついにアーククレイドルが出てくるよ!ヒャヒャヒャ!」
プラシド「終わりだ………人間ども」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!
遊星「この地鳴りはまさか…………!?」
ホセ「そう…………神の居城が姿を表す……」
龍亞「そ、そんなぁ!」
361: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:23:26.83 ID:06HG1ozY0
ホセ「まあいい……どちらにせよこの勝負は我々の勝利!」
ジジジジジジ………!!
ホセ「今まさに!サーキットは完成したのだ…!」
遊星「サーキット!?」
コナミ「何言ってんだてめー!」
ルチアーノ「ついにアーククレイドルが出てくるよ!ヒャヒャヒャ!」
プラシド「終わりだ………人間ども」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ………!!
遊星「この地鳴りはまさか…………!?」
ホセ「そう…………神の居城が姿を表す……」
龍亞「そ、そんなぁ!」
362: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:27:04.21 ID:06HG1ozY0
ブルーノ「あああ……と、止められない……?」
…………
イェーガー「ひええぇーーーー!?そ、そんな……!」
イェーガー「ネオドミノシティが崩壊してしまうというのですか……!」
牛尾「急いで避難命令を……!」
…………
遊星「く………父さん……!」
ホセ「人類は生まれ変わるのだ……新しい未来へ……」
コナミ「なにいぃ……………」
ゴゴゴゴ………!!
龍可「ううう………」
雪乃「あの城が出てきたら………大パニックよ………」
ツァン「え!?もしかしてこの前の城が………!?」
ゆま「こ、怖いです……なんでしょうこの地響きは…」
あげは「うう………不気味」
岬「く………」
コナミ「ち、遊星!なんとかならないのか……あのシグナーのアザの力で」
ホセ「無駄だ…今まさに我らが打ち負かしたのが赤き竜の力、反抗はできん」
遊星「………………く……………」
コナミ「………くそっ……!どうにもならねえか……!?」
キィイイーーーーーーーン!
コナミ「!…………」
364: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:27:50.80 ID:06HG1ozY0
連投してしまった
すまん……
366: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:32:41.97 ID:06HG1ozY0
ホセ「………?」
コナミ「………こいつは……」
ホセ「…なんだその光は………」
遊星「…………コナミ……?」
コナミ「……………カイバーマンからもらった………フレームが黒いカード……」
キイイィーーーーーーン!
コナミ「うお…………なんだ……!?光り輝いて………」
カアァァッ!
ホセ「なに!…………………く……」
遊星「そのカードから……激しい力を感じる………これは……まさか…!?」
ズズズズ……… ……………
ホセ「なんと!アーククレイドルの出現が止まった……!?」
……………
ルチアーノ「!はああ!?なんだよこれ!」
プラシド「サーキットは完成しているんだぞ!」
……………
372: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:39:25.66 ID:06HG1ozY0
アキ「なに?…………地響きが止まったわ……」
龍可「……アーククレイドルが……出てこないの……?」
……………
イェーガー「ぬ!?どうなっているのです!?」
牛尾「…………何も…起きませんね」
…………………
ホセ「なんだその異物は……!未来にそんなものは無かった……!アーククレイドルを止める力をもつカードなど……!」
ホセ「何者なのだ……お前は…私のデータにも……お前の存在は載っていない………」
遊星「……止まった……のか」
コナミ「アーククレイドルは出現しない……………」
ホセ「チーム満足………!どこまでも我々の作戦を掻き回しおって…………」
コナミ「……よくわからんが…あいつらの予期せぬことが起こったみたいだな………よしここは…」
コナミ「ざまーみろハハハハハ!」
ホセ「く……………!」
374: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:44:50.72 ID:06HG1ozY0
遊星「…………」
ホセ「…………く、まあいいだろう、これ以上続ける意味はなかったWRGP………まだ続けねばならん様だ」
コナミ「ほぉ……?」
ホセ「決勝戦………お前達を倒せばそれでいいのだ」
ホセ「その異物の抵抗も消え、アーククレイドルは出現する、今度こそ間違いなく………」
カシャンッ
ホセ「……決勝戦、楽しみにしているんだな」
ブオオォォーーーーーーーー!!!
コナミ「おい!待てやーーーー!」
遊星「………帰っていったか………」
MC「………………と、とにかく!チームニューワールド、決勝進出ーーーーーーー!!」
オォオオオオオオーーーー!!!!
龍亞「こ、怖かった…………」
377: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 01:49:01.19 ID:06HG1ozY0
…………
ルチアーノ「なんだよ、あの赤帽子のわっけわかんねー力のせいでアーククレイドル出てこないのかよ」
ルチアーノ「つまんねー」
プラシド「少し時間が伸びたにすぎん……この、街消滅の時間がな…」
プラシド「しょせんチーム満足など敵ではない、片付けてやればいい」
……………
コナミ「………」
遊星「……………」
龍亞「……………そ、そうだ、ジャックが心配だよ!」
遊星「ああ、そうだな、医務室に行こう!」
コナミ「よし、俺はこのホイールオブフォーチュンの残骸を運んでいくから、先に行っててくれ!」
遊星「頼むコナミ!」
ブオオォォーーーーーーーー!!!
……………
399: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 22:19:54.89 ID:06HG1ozY0
……………………………………
医務室
ジャック「………………」ピッピッピッ…
カーリー「うわーーーん!ジャックーーー!」
ステファニー「ジャックうぅ…………」
遊星「………………」
アキ「………遊星、ジャックは?」
遊星「みんな………………気絶しているようだが、命に別状はないらしい」
クロウ「良かったぜ……………」
龍亞「ジャックぅう…………!」グス……グス……
龍可「ううぅ………」ボロボロ……
ブルーノ「で、でも……アーククレイドルが」
遊星「アーククレイドルは……まだ止まっている」
ブルーノ「え……!?」
400: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 22:26:35.28 ID:06HG1ozY0
アキ「イリアステルに負けてしまったのに………」
龍可「何が起こってるの…?」
ガチャッ
鬼柳「ジャックー!」ダッ
牛尾「無事か!」
深影「アトラス様ーーーー!」ガタッ
遊星「鬼柳、牛尾……………」
鬼柳「ジャックは生きてるか!?」
クロウ「ああ、なんとかな…」
鬼柳「はあ……………そうか、安心したぜ…」
深影「酷い怪我を………」
牛尾「とんでもない事になってきちまったな…」
401: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 22:27:27.69 ID:06HG1ozY0
………………
ツァン「
403: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 22:36:23.04 ID:06HG1ozY0
………………
ツァン「……」
雪乃「……………」
鬼柳「やばい話だな」
アキ「ええ……この試合は……ネオドミノシティ…世界の運命をかけた大切な勝負だったの…」
クロウ「この勝負に負けたら……ネオドミノシティにアーククレイドルが落下して崩壊する…奴らは確かにそう言ってきたんだ」
ツァン「あ、アーククレイドルって…あのたまーに現れる浮いてる城の事でしょ…!?」
ツァン「ちょ、ヤバイじゃん!じゃあ今すぐにでも逃げないと………」
雪乃「落ち着いてツァンさん、どうやら状況が変わってきているようなの」
ツァン「え……?」
鬼柳「確かにな…準決勝が終わってもう30分は経つってのに…あの城は上空には見えない」
鬼柳「奴らの言ってた事は嘘か」
408: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 22:47:42.97 ID:06HG1ozY0
遊星「いや……………確かにアーククレイドルは一時期現れた、実物が」
遊星「だがまた消えた……落下しないまま」
龍可「遊星が…何かしたの?」
龍亞「違うんだよみんな、コナミが何か取り出して…」
龍亞「それが光り輝いて……アーククレイドルが押し返されたような感じがしたんだ」
牛尾「なに、あいつが………?」
深影「彼はシグナーでも何でもないのでしょう?そんな事ができるとは思えないけど…」
ジャック「………………」ピッピッピッ…
アキ「……遊星、本当に……?」
遊星「……龍亞の言っている事は本当だ……アーククレイドルを止め…ネオドミノシティを救ったのはコナミだった」
遊星「コナミが何かしなければ…アーククレイドルは落下していた」
ブルーノ「一体何をしたんだろう…」
遊星「それは分からない…」
ガチャッ
コナミ「ジャック、生きてるか………?」
413: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 22:56:56.40 ID:06HG1ozY0
龍亞「あ!コナミー!」
コナミ「おーう、遊星、ホイールオブフォーチュン表に置いといたからな」
遊星「ああ、ありがとう」
コナミ「ジャック……あ、寝てる」
クロウ「お前が邪魔してなかったらジャックは死んでた…礼を言うぜ…!」
コナミ「て事は、ジャックは無事か………良かった」
アキ「これを無事と言えるのかは分からないけど……」
ジャック「……」ピッピッピッ
ツァン「無茶するんだから、下手すれば死んでるよもう」
龍可「でも良かった……コナミもクロウも龍亞も、遊星も無傷のまま帰ってきてくれて」
鬼柳「お前のおかげでチームサティスファクションが欠けるのを防ぐ事ができたぞ!」
コナミ「よせやい照れる」
……………………………………
牛尾「ところでコナミ、お前がアーククレイドルを止めたらしいじゃないか」
コナミ「え?」
414: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 23:04:38.29 ID:06HG1ozY0
コナミ「アーククレイドル……ああ、あの城か」
クロウ「どうやったんだよ、お前なんか不思議な力でもあんのか」
龍亞「本当に?すげー!」
コナミ「知らねーよ、シグナーじゃないぞ俺は、不思議な力なんてありません」
雪乃「なんか光り輝いたらしいじゃない」
コナミ「光り輝いた………ああ、確かに……」ゴソゴソ
コナミ「これが突然光りだしたんだよ」 スッ
ツァン「?…………カード…?何も描いてない」
鬼柳「光り輝くどころか、真っ黒だぞ…」
クロウ「本当にこれがアーククレイドルを止めたのか?遊星」
遊星「間違いない、赤き竜の力だけでは止められなかった」
ブルーノ「どこでこれを手にいれたの?」
コナミ「え、うーん…………知り合いからもらったんだよ」
423: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 23:17:10.91 ID:06HG1ozY0
アキ「ふぅ…………とにかく、アーククレイドルは出現しなかった…という事よね」
クロウ「ああ」
龍可「でも………これからどうなるの?いつまた出現するか分からないのよ………」
牛尾「そうだぜ……奴らの事だ…このままでいるとは思えない、アーククレイドルをまた出現させて来るかもしれねえ」
深影「5Dsにそれに立ち向かう力はあるの……?アトラス様はこんな怪我をしているのに」
クロウ「………はっきり言うぜ…ジャックが離脱しちまった今…俺たちには……奴らを止める力はない」
アキ「そんな………」
ツァン「アーククレイドルを完全に消す方法は無いの?このままじゃみんなが安心して暮らせないよ!」
雪乃「5Dsが最後の希望だったのに………」
コナミ「怖えよあんなのが上にいつもあるかと思うと……!」
龍亞「まるでムジュラの仮面だよ…………」
牛尾「く……怯えて過ごすしかないのか」
428: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 23:25:05.01 ID:06HG1ozY0
ジャック「……」ピッピッピッ
カーリー「ジャックーーー!」
ステファニー「うううー、ジャック……」
鬼柳「…………満足でも…ダメなのか…」
ツァン(満足万能説を唱える鬼柳が…………!それほど危機感を感じてるってこと……!?)
雪乃「………」
遊星「……いや、絶望しかないわけじゃない」
クロウ「なに…!」
龍可「何か方法があるの?遊星」
ブルーノ「アーククレイドルを消滅させる事ができるのかい…?」
コナミ「流石は遊星!」
鬼柳「俺が見込んだ男だ!」
432: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 23:35:40.80 ID:06HG1ozY0
遊星「コナミ…ホセが言っていた事を覚えているか?」
コナミ「ホセ……………?えーと…?」
……………………………………
ホセ『…………く、まあいいだろう、これ以上続ける意味はなかったWRGP………まだ続けねばならん様だ』
ホセ『決勝戦………お前達を倒せばそれでいいのだ』
……………………………………………………
遊星「と言っていた」
コナミ「はいはい…確かに言ってた」
遊星「つまり奴らはチーム満足と戦うつもりという事だ」
鬼柳「なんでそんな事を…」
遊星「コナミのもつそのカードを打ち負かし、アーククレイドルを完全に出現させるつもりなんだ」
遊星「それは奴らにもリスクがある」
ツァン「え?まさか………」
435: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 23:47:12.96 ID:06HG1ozY0
鬼柳「…………」
遊星「………チーム満足がニューワールドを倒す……」
遊星「おそらく………これが残された最後のチャンスだ」
コナミ「ええーーーー!」
アキ「本気なの遊星………!ツァンさんもいるのよ…」
遊星「………すまない」
ツァン「う………………え、えっと…………」
クロウ「だが、他に方法はねえ………」
コナミ「マジか…」
龍亞「……………コナミ…!お願いだから、この街を助けてよ………!」
コナミ「いや……決勝は普通に出るつもりだが」
438: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/11(月) 23:54:32.84 ID:06HG1ozY0
雪乃「鬼柳…………」
鬼柳「………………」ちらっ
ジャック「………………」ピッピッピッ
鬼柳「……………へ、俺の気持ちは決まってるぜ!」
鬼柳「チームサティスファクションの仲間を傷つけた奴はぶっ潰す!それが決まりだ!」
鬼柳「ジャックの仇は俺達が討つ!」
クロウ「流石鬼柳だぜ!」
ツァン「う……………」
アキ「ツァンさん、無理はしないで……今回はいくらなんでも危険すぎるわよ」
アキ「他の人に頼むことだってできるわ」
ツァン「ぬぬ……………」
コナミ「ツァン、俺も危険だと思うぞ今回ばかりは」
444: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 00:05:07.53 ID:LUr9ofCF0
鬼柳「無理強いはしない、学生だしな」
ツァン「……………」
遊星「俺たちはチームを組んでしまっていたから、参戦はできないが」
クロウ「探せば出てくれる奴がいるかもしれないしな」
ツァン「……………………………………ちょっと」
コナミ「おう?」
ツァン「………ふうー…………」
ツァン「…よし!………やってやろうじゃない!!」
コナミ「!?マジで?」
ツァン「ここまで来ておいて怪我もしてないのに交代なんて……」
ツァン「ボクのプライドが許さないよ!」
ヤリザ「プライドだけは凄まじいでござるからな」
ツァン「世界の危機だろうとなんだろうと…チーム満足の侍バカにすんな!」
ツァン「こうなったら決勝で満足してやろうじゃん!」
雪乃「……」
コナミ「…………………」
鬼柳「……………………感動した…」
龍可「!?」
449: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 00:12:20.66 ID:LUr9ofCF0
鬼柳「ついにお前も満足の自覚を…」
鬼柳「……………正式にお前をチームサティスファクションの一員に加えるぜ…」
鬼柳「……へ………受け取れよ……証の…満足ジャケットだ」サッ
コナミ「持ち歩いてたのか!」
遊星「おめでとう、ツァンディレ」
雪乃「ふふ…………美しいわ」
ツァン「……………ふん、もらっといてあげるよ!」ガシッ
クロウ「おおぅ……女が入るのは初めてだな」
アキ「なに……これは」
牛尾「サティスファクション………聞いたことあるぜ……サテライトの伝説のチーム…」
深影「はた迷惑なチームだったらしいわね」
458: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 00:20:01.89 ID:LUr9ofCF0
………………………………………………………………
遊星「……チーム満足、初期メンバーの三人で行くんだな?」
コナミ「ああ、これが一番しっくりくる」
ツァン「…………」
鬼柳「満足させてもらおうか……」
クロウ「頼んだぜ!俺たちもバックアップする!」
アキ「試合まで一週間、サポートは任せて!」
龍亞「応援するよ!」
龍可「お願い…」
バーーーン!
イェーガー「聞かせていただきました!」
牛尾「長官!」
コナミ「イェーガー、盗み聞きとは」
ツァン「サイテー」
イェーガー「うぐ…とにかく!チーム満足、あなた達にネオドミノシティの運命を託しますよ!」
イェーガー「治安維持局も総出でサポートします!絶対に勝つのです!」
463: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 00:28:35.93 ID:LUr9ofCF0
コナミ「よし…………やってやるぜええーーーー!!」
コナミ「…………………よし、今日は帰ろう」
スタスタ
ザサザザサザッ
セキュリティ隊員「……」
コナミ「……なんだよ、どけ」
イェーガー「チーム満足、あなた達には試合の日までホテルに泊まっていただきますよ」
イェーガー「我々や5Dsのみなさんが一週間特訓をあなた達に施します!少しでもレベルアップするのです!」
コナミ「うそおぉー………」
ツァン「聞いてないけど!?」
牛尾「すまねえ……だが付き合ってくれ、きっと身になると思うんだよ」
コナミ「断る!」
深影「もう逃げられないけど?隊員がこの部屋を包囲してるわ」
コナミ「………」
470: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 00:35:43.53 ID:LUr9ofCF0
遊星「コナミ……そういうことなら俺たちも付き合う」
遊星「この一週間、ライディングテクニックを磨いておいてもいいんじゃないのか?」
クロウ「それなら俺も付き合うぜ、治安維持局の専用レーンなら思い切りぶっ飛ばせるからな!」
コナミ「ぬうう……………わかったよ」
アキ「じゃあツァンさん、あたし達も走りましょう」
ツァン「…うん、そうだね!」
鬼柳「よし…………俺は…」
牛尾「えーと…………ツァンディレ、お前は明日、治安維持局特訓室に来てくれ」
ツァン「え!?な、なんでボクだけ!」
牛尾「さあ………」
イェーガー「あなたは別メニューです!」
ツァン「はあー!?何それ!」
……………………………………………………………………
475: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 00:42:01.69 ID:LUr9ofCF0
…………………………………
次の日 治安維持局 特訓室 9:00
ウィーーーーーン
ツァン「…………」スタスタ キョロキョロ
牛尾「よく来たな」
ツァン「!う…………」サッ
牛尾「おいおい、そんなに警戒すんなって」
ツァン「う、うん…………」
牛尾「ホテルはよく寝られたか?」
ツァン「高級すぎて落ち着かなかったよ、一人なのにキングベッドだから」
牛尾「はははは、そうか」
ツァン「で、何するのよここで」
牛尾「ああ、俺が特訓するんじゃないんだ…」
牛尾「あとは特別コーチに任せるぜ」スタスタ
牛尾「頑張れよ」ウィーーーーーン
ツァン「…………?」
480: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 00:53:31.74 ID:LUr9ofCF0
ツァン「特別コーチって…………」
ウィーーーーーン
サージャント相川「待たせたな」
ツァン「!あんたがコーチ?」
相川「ああ、相川だ、よろしくなツァンディレ」
ツァン「うん…………で、一体どんな特訓を?」
相川「シンクロキラーである機皇帝………本官は奴らの弱点を知っている」
相川「本官はサイバー流の伝承者でな、サイバー流を全てとはいかなくとも多少覚えることができれば、戦いは楽になるだろう」
ツァン「サイバー流……?ボク六武衆デッキなんだけど、この時期にデッキを変えるなんて絶対嫌だよ」
相川「かまわん、お前がデッキに入れるべきカードは1枚だけだ、そもそもサイバー流はそう簡単には伝授できん」
ツァン「1枚………?そんなのであの機皇帝を倒せるの?」
相川「ああ、いや…メインデッキには一枚だが……エクストラデッキにも入れるか……エクストラデッキは空いてるか?」
ツァン「え………まあ、2、3枠くらいなら空いてるけど」
相川「十分だ、よし!始めるぞ!」
528: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 22:58:56.67 ID:LUr9ofCF0
………………………………………………………………………
治安維持局内
コナミ「ふぁあ…………」テクテク
セームベル「どうしたのー?いきなりこんなに生活のグレードが上がるなんて」
セームベル「昨日なんか夕食すごく豪華だったじゃん!」
コナミ「一週間はあんな感じの食事ができるぞ」
セームベル「ほんとー!?やった!」
コナミ「せっかくタダなんだから沢山食っとけよ」
隊員「あ、おはようございます!」ペコッ
コナミ「うお!……あ、うんおはよう」
セームベル「いきなり挨拶されるなんて……偉くなったなー」
コナミ「慣れないわー…期待されてるのかな」
隊員「!おはようございます!」ペコッ
コナミ「おーっす!」
529: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 23:10:36.08 ID:LUr9ofCF0
コナミ「ふぅ…………」どさっ
セームベル「今日はなにするのー?」
コナミ「二時間後くらいに遊星達が来るから……ライディングの練習かな…」
コナミ「ツァンは牛尾に呼ばれて行ったし、鬼柳は未開発地域に行ったし」
コナミ「来るまではテレビでも見てよう」ピッ
セームベル「余裕かー」
tv「ネオドミノニュースの時間です」
コナミ「ニュース番組か…」
セームベル「違うの見ようよー」
コナミ「うん…そうだな」スッ
tv「えー……ネオドミノ収容所に服役中の囚人が脱走しました」
コナミ「収容所から脱走……嫌なニュースだな」
534: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 23:23:37.44 ID:LUr9ofCF0
セームベル「どういうこと?」
コナミ「悪い事したやつが一定期間入れられる監獄だよ、そこから逃げた奴がいたんだって」
セームベル「ほー……物騒だなー」
コナミ「まあどうせすぐに捕まるだろ」
tv「脱走したのはアルカディアムーブメントの元総帥であり、治安維持局は確保を急いでいるとの事です」
コナミ「………は?…」
tv「脱獄不可能を自負していたネオドミノシティ収容所のトップ、鷹栖所長は『せっかくまた所長になれたのになんでこんな事が起こってしまったんだ』などと供述しており……」
コナミ「…………………」
セームベル「…………どした?」
コナミ「…………今誰が脱走したって言った…………?」
ピピピピピピピピピピ……!
コナミ「む、連絡……雪乃か」ピッ
コナミ「どうしたぁおらぁーー!?」
雪乃『コナミ!大変よ!い、今ニュースで……脱走者が!ディヴァインが脱走したって!』
コナミ「おい、落ち着けって」
537: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 23:32:22.69 ID:LUr9ofCF0
…………………………………
ネオドミノシティ 未開発地域
ヒュウゥウゥーー………
鬼柳「……………」
鬼柳「……………………」
鬼柳「ジャック………」
……………………
ジャック「………………」ピッピッピ……
……………………
鬼柳「くそ…………待ってろ、俺が満足させてやる……」
鬼柳「機皇帝……!ふざけやがって……見てろ…」
鬼柳「……………だが、シンクロキラーの脅威は本物…」
鬼柳「負けるわけにはいかねえ…」
539: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 23:40:21.23 ID:LUr9ofCF0
鬼柳「……………」
ヒュウゥウゥーー………
鬼柳「…………散々考えたが」
鬼柳「………こいつしかないか」スッ
ワンハンドレットアイドラゴン
鬼柳「………こいつと…………もう一体」スッ
鬼柳「……………………………く」
鬼柳「もうこいつは使わないと誓った……第一、生け贄が必要だ……」
鬼柳「もう二度と一般人を生け贄になんかしねえ……!」
鬼柳「…こいつごとき……今の俺ならば……!」
鬼柳「やってやるぜ…………!」
ズズズズズズ…………
546: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 23:50:42.98 ID:LUr9ofCF0
ネオドミノシティ
ブオォオーーーーーーーーーーー!!
コナミ「あの野郎……脱走するとはな」
雪乃「ニュースを見た時は戦慄が走ったわ…………」ギュー
コナミ「またなんか悪巧みしてんだろ……
ギュウウゥーーーーーン!
雪乃「どうする気…?」
コナミ「とりあえず収容所に行ってみる」
ブーーーーーーン!!
…………………………………
ネオドミノシティ収容所
キキイイイィッ
コナミ「……………」
雪乃「ここが収容所………?」
547: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/11/12(火) 23:58:10.94 ID:LUr9ofCF0
スタスタ
コナミ「マスコミがいっぱいいるな」
ワーーーー!ワーーーー!
鷹栖「ぬぐうう………帰れ貴様らーー!俺は忙しいのだ!」
パシャパシャパシャパシャ!!パシャパシャ!
鷹栖「うおお!撮るな!撮るなぁーーーー!」
コナミ「あれが所長か……忙しそうだな」
雪乃「どうする気なの?話を聞けるような雰囲気じゃないけど」
ウオォォーーーー!ウオォォーーー!!
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