【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】 前編
【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】 中編
647: この安価だけ出して終わりにしておきます ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 00:03:23.43 ID:sTXbswdk0
【灯織の部屋】
あれも摩美々さんなりの弔い方、だったのかな。
……ふふっ、摩美々さんも可愛らしいところがあるんだな。
私も一緒にお花を備えたりしてもいいかな……?
灯織「さて、時間はまだあるよね」
【自由行動開始】
灯織「さて、どうしようか」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル104枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
あれも摩美々さんなりの弔い方、だったのかな。
……ふふっ、摩美々さんも可愛らしいところがあるんだな。
私も一緒にお花を備えたりしてもいいかな……?
灯織「さて、時間はまだあるよね」
【自由行動開始】
灯織「さて、どうしようか」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル104枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
648: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 00:05:57.82 ID:sMTTDLzG0
2.雛菜
653: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:00:10.86 ID:sTXbswdk0
2 雛菜選択
【雛菜の部屋】
ピンポーン
雛菜「は~い!」
灯織「こんにちは……市川さん、よろしければまたお話を」
雛菜「あは~、来てくれると思ってました」
灯織「え?」
雛菜「雛菜のお話、聞いてくれます~?」
(市川さんに部屋へと歓迎された…)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない
↓1
【雛菜の部屋】
ピンポーン
雛菜「は~い!」
灯織「こんにちは……市川さん、よろしければまたお話を」
雛菜「あは~、来てくれると思ってました」
灯織「え?」
雛菜「雛菜のお話、聞いてくれます~?」
(市川さんに部屋へと歓迎された…)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない
↓1
654: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:00:40.87 ID:pI9iXtj+0
2
655: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:07:00.97 ID:sTXbswdk0
【プレゼントを渡しませんでした】
-------------------------------------------------
雛菜「ねえ、一つ聞いてもらってもいいですか?」
灯織「市川さん……?」
(いつになく真剣な表情だ……)
雛菜「……雛菜、この学園に来るまでも、来てからも……ずっと雛菜は雛菜のままだったじゃないですか~」
雛菜「雛菜にとって、透先輩と円香先輩と小糸ちゃんの四人が大切な存在で……」
雛菜「他のアイドルとは壁を作ってた感じっていうか~……」
雛菜「でも、それでも……【灯織ちゃん】はずっと雛菜のために会いに来てくれたじゃないですか……」
灯織「……!!」
(……い、今……私の名前を……!?)
雛菜「だったら、雛菜も少しぐらいなら変わってみるのもありなのかな~って」
雛菜「灯織ちゃんは、雛菜とか他の人のために力になれることがしあわせ~って言ってたし、そういうのに触れてみるのも悪くはないのかな~って」
雛菜「だって、しあわせ~なことは少しでも多い方がいいですもんね~」
雛菜「ねえ、どう思います~?」
灯織「……」
(市川さんは真っすぐと私の目を見つめている……)
(……市川さんは私の名前を呼んで……大きな一歩を踏み出したんだ)
(なら、私も真剣に答えないと)
1.雛菜、頑張ったね
2.雛菜には私がついてるよ
3.自由安価
↓1
656: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:14:43.55 ID:Xq3uzRXQo
2
657: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:20:34.80 ID:sTXbswdk0
2 選択
灯織「……雛菜には、私がついてるよ」
雛菜「……!!」
灯織「雛菜が勇気を出して、一歩を踏み出したのなら私はそのすぐ隣で応援する」
灯織「雛菜の言うしあわせが色んなものに見つけられるように、私もそのお手伝いをしても……いいかな?」
雛菜「あは~~~!!灯織ちゃんやっぱりお節介だね~~~!」
灯織「お、お節介?!」
雛菜「え~?だって、そうじゃな~い?やっぱりプロデューサーと一緒だ~♡」
灯織「そういえば前もそれ言ってたけど……」
雛菜「え~?でもプロデューサーと一緒ってことはいいことだよ~?」
灯織「ええっと……」
雛菜「だって雛菜も、プロデューサーのことも、灯織ちゃんのことも大好きだよ~?」
灯織「え、ええっ?!だ、だい……?!」
雛菜「あは~~~!顔真っ赤にしてる灯織ちゃんかわいいね~~~♡」
灯織「も、もう……雛菜、からかわないで……」
(雛菜との間に確かな絆を感じる……)
(心の内側からじんわりと広がっていく温かさ、確かな友情がここにある)
(この絆は、絶対に切れない)
【親愛度が上昇しました】
【親愛度MAX!】
灯織「……雛菜には、私がついてるよ」
雛菜「……!!」
灯織「雛菜が勇気を出して、一歩を踏み出したのなら私はそのすぐ隣で応援する」
灯織「雛菜の言うしあわせが色んなものに見つけられるように、私もそのお手伝いをしても……いいかな?」
雛菜「あは~~~!!灯織ちゃんやっぱりお節介だね~~~!」
灯織「お、お節介?!」
雛菜「え~?だって、そうじゃな~い?やっぱりプロデューサーと一緒だ~♡」
灯織「そういえば前もそれ言ってたけど……」
雛菜「え~?でもプロデューサーと一緒ってことはいいことだよ~?」
灯織「ええっと……」
雛菜「だって雛菜も、プロデューサーのことも、灯織ちゃんのことも大好きだよ~?」
灯織「え、ええっ?!だ、だい……?!」
雛菜「あは~~~!顔真っ赤にしてる灯織ちゃんかわいいね~~~♡」
灯織「も、もう……雛菜、からかわないで……」
(雛菜との間に確かな絆を感じる……)
(心の内側からじんわりと広がっていく温かさ、確かな友情がここにある)
(この絆は、絶対に切れない)
【親愛度が上昇しました】
【親愛度MAX!】
658: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:24:01.58 ID:sTXbswdk0
【アイテム:豚の貯金箱を手に入れました!】
〔中に詰まっているのはお金か夢か。幼い頃の約束が収められた貯金箱〕
【スキル:HAPPY-!NGを習得しました!】
〔交流による親愛度上昇が+0.5される〕
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
(雛菜の本当の意味での笑顔、初めて見た気がする……)
(雛菜に、友達として認めてもらえたのかな……)
(……ふふっ)
(それにしても、一気に距離をつめ過ぎな気はしないでもないけど)
【自由行動開始】
灯織「よし、これからどうしようかな!」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル104枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
659: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:30:46.75 ID:MkeUeL620
2.円香
いけるのか…?
いけるのか…?
660: 可能です!……展開に影響はありませんが ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:38:22.38 ID:sTXbswdk0
2 円香選択
【化学室】
灯織「……あれ?」
円香「……最悪」
灯織「樋口さん?!い、いったい今の今までどこに!?」
円香「……うるさい」
灯織「に、逃がしませんよ……!お話、伺わせていただきます……!」
(尋問は無駄に終わった……)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない
↓1
【化学室】
灯織「……あれ?」
円香「……最悪」
灯織「樋口さん?!い、いったい今の今までどこに!?」
円香「……うるさい」
灯織「に、逃がしませんよ……!お話、伺わせていただきます……!」
(尋問は無駄に終わった……)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【ルアックコーヒー】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない
↓1
661: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:44:07.27 ID:ojaJADVe0
1 【ルアックコーヒー】
662: 可能です!……展開に影響はありませんが ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:50:14.87 ID:sTXbswdk0
【ルアックコーヒーを渡した…】
灯織「……これ、どうぞ」
円香「プレゼントなんか渡してどういう精神状態なの?……まあ、もらうけど」
円香「これ、コーヒー?」
灯織「ええ、モノモノマシーンから出てきたものなのですが……」
円香「……コーヒーとか、あの人のことを嫌でも思い出す」
円香「いい度胸してるね」
灯織「ええ?!」
円香「しかもこれ……ジャコウネコの糞から煮だすコーヒーでしょ?」
円香「……最悪」
(うっ……別のものを渡せばよかったかな……)
-------------------------------------------------
灯織「……樋口さん」
円香「……」
(む、無視……!?)
灯織「あの、樋口さん……!!少し、お話を……!!」
円香「どういう心境なわけ?改心でもさせようとしてる?」
灯織「……それがとてつもなく困難なことは察して余りあります」
円香「困難というか不可能。そもそも私は正常だから」
(うう……取り付く島もない……)
円香「……まあ、邪魔しないならそこにいてもいいけど」
灯織「何をしているんですか……?」
円香「……ここには薬がたくさんあるじゃない?」
円香「毒薬もね」
灯織「……ま、まさか……!」
1.そ、そんなことさせませんよ……!
2.早まらないでください……!
3.自由安価
↓1
灯織「……これ、どうぞ」
円香「プレゼントなんか渡してどういう精神状態なの?……まあ、もらうけど」
円香「これ、コーヒー?」
灯織「ええ、モノモノマシーンから出てきたものなのですが……」
円香「……コーヒーとか、あの人のことを嫌でも思い出す」
円香「いい度胸してるね」
灯織「ええ?!」
円香「しかもこれ……ジャコウネコの糞から煮だすコーヒーでしょ?」
円香「……最悪」
(うっ……別のものを渡せばよかったかな……)
-------------------------------------------------
灯織「……樋口さん」
円香「……」
(む、無視……!?)
灯織「あの、樋口さん……!!少し、お話を……!!」
円香「どういう心境なわけ?改心でもさせようとしてる?」
灯織「……それがとてつもなく困難なことは察して余りあります」
円香「困難というか不可能。そもそも私は正常だから」
(うう……取り付く島もない……)
円香「……まあ、邪魔しないならそこにいてもいいけど」
灯織「何をしているんですか……?」
円香「……ここには薬がたくさんあるじゃない?」
円香「毒薬もね」
灯織「……ま、まさか……!」
1.そ、そんなことさせませんよ……!
2.早まらないでください……!
3.自由安価
↓1
663: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 22:52:56.19 ID:MkeUeL620
2
664: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 22:59:08.54 ID:sTXbswdk0
2 選択
灯織「ひ、樋口さん……早まらないでください……!」
円香「……は?」
灯織「その毒薬を使えば、確かに確実かもしれませんが……それを果たして浅倉さんと小糸が望んでいるかどうか……」
灯織「よ、よく考えてください!」
円香「……」
円香「……ふふっ、なにそれ。私が二人を想って自殺を考えてるとでも?」
灯織「……えっと」
円香「そんなわけないでしょ。言ったはず。私は必ず誰かを殺す」
円香「これはそのための品定め……間違っても、この胸にくすぶる怨恨を晴らさずに自殺なんてしないから」
灯織「……そんなのって!」
円香「退いて、もうここに用はないから」
バンッ!
(……押し飛ばされてしまった)
【親愛度が上昇しました!】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【現在の樋口円香の親愛度…2.0】
-------------------------------------------------
【スキル:一番星の魔法を発動できます】
【モノクマメダルを10枚消費して自由行動を追加できます】
【現在のモノクマメダル枚数…104枚】
【スキル:一番星の魔法を使用しますか?】
↓1
灯織「ひ、樋口さん……早まらないでください……!」
円香「……は?」
灯織「その毒薬を使えば、確かに確実かもしれませんが……それを果たして浅倉さんと小糸が望んでいるかどうか……」
灯織「よ、よく考えてください!」
円香「……」
円香「……ふふっ、なにそれ。私が二人を想って自殺を考えてるとでも?」
灯織「……えっと」
円香「そんなわけないでしょ。言ったはず。私は必ず誰かを殺す」
円香「これはそのための品定め……間違っても、この胸にくすぶる怨恨を晴らさずに自殺なんてしないから」
灯織「……そんなのって!」
円香「退いて、もうここに用はないから」
バンッ!
(……押し飛ばされてしまった)
【親愛度が上昇しました!】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【現在の樋口円香の親愛度…2.0】
-------------------------------------------------
【スキル:一番星の魔法を発動できます】
【モノクマメダルを10枚消費して自由行動を追加できます】
【現在のモノクマメダル枚数…104枚】
【スキル:一番星の魔法を使用しますか?】
↓1
665: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:02:51.23 ID:sMTTDLzG0
使う
666: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:05:22.16 ID:sTXbswdk0
【スキル:一番星の魔法を使用しました】
【残りのモノクマメダル枚数…94枚】
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
(樋口さん……いくら話しても暖簾に腕押しって感じだな……)
(……もう、和解は難しい……のかな)
【自由行動開始】
灯織「まだ、時間はあるかな」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル94枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
【残りのモノクマメダル枚数…94枚】
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
(樋口さん……いくら話しても暖簾に腕押しって感じだな……)
(……もう、和解は難しい……のかな)
【自由行動開始】
灯織「まだ、時間はあるかな」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル94枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
667: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:11:33.10 ID:ojaJADVe0
2 まみみ
668: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:14:39.87 ID:sTXbswdk0
2 摩美々選択
【学園長室前】
摩美々「あれ、灯織ー?どうしたの、こんなとこでー」
灯織「摩美々さん……何か手掛かりはないかと学園を散策中でして……」
摩美々「ふーん、一緒だねー」
摩美々「どうにかここの扉が開かないかと思って確かめてるケド、やっぱ無理そうだねー」
灯織「そうですか……やはりモノクマがひた隠しにする手掛かりがここに眠っている、ということでしょうか……」
摩美々「んー、可能性は高そうですよねー」
(摩美々さんと一緒に学園を改めて調べまわった……)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない
↓1
【学園長室前】
摩美々「あれ、灯織ー?どうしたの、こんなとこでー」
灯織「摩美々さん……何か手掛かりはないかと学園を散策中でして……」
摩美々「ふーん、一緒だねー」
摩美々「どうにかここの扉が開かないかと思って確かめてるケド、やっぱ無理そうだねー」
灯織「そうですか……やはりモノクマがひた隠しにする手掛かりがここに眠っている、ということでしょうか……」
摩美々「んー、可能性は高そうですよねー」
(摩美々さんと一緒に学園を改めて調べまわった……)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】
【おでこのメガネ】×2
【もちプリのフィギュア】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【携帯ゲーム機】
【古代ツアーチケット】
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
1.渡す(プレゼントを一つ選択)
2.渡さない
↓1
669: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:17:20.71 ID:MkeUeL620
1 スカラベのブローチ
670: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:23:52.44 ID:sTXbswdk0
【スカラベのブローチを渡した…】
灯織「摩美々さん、こちらのブローチをどうぞ」
摩美々「えー?……これ、虫ー?」
灯織「えっと……スカラベと書いてあったのですが……」
摩美々「スカラベって確かフンコロガシじゃないー?」
灯織「ふ、フンコロガシ……!?」
摩美々「ま、デザインとしては可もなく不可もなく……ですかねー」
(まあ、普通の反応だったかな……)
-------------------------------------------------
摩美々「……さっきから何ー?そんなに見つめられても、なにも出ませんケド」
灯織「あ、いえ……」
(今朝食堂に花瓶を供えてくれたのはおそらく摩美々さん……)
(霧子さんにもきっとその想いは通じている……)
摩美々「……なんか言いたいことでもあるのー?」
灯織「言いたいことと言いますか、なんというか……」
摩美々「……まあ、摩美々からはちょっとありますケド」
灯織「……え?」
摩美々「だって、この前の裁判で灯織に助けられましたからー」
摩美々「霧子に投票……つらい決断だったのは事実で……灯織がいなかったら、今頃どうなってたかわからないじゃーん?」
灯織「摩美々さん……」
1.助け合うのが仲間じゃないですか
2.私も前、摩美々さんに助けられましたから
3.自由安価
↓1
灯織「摩美々さん、こちらのブローチをどうぞ」
摩美々「えー?……これ、虫ー?」
灯織「えっと……スカラベと書いてあったのですが……」
摩美々「スカラベって確かフンコロガシじゃないー?」
灯織「ふ、フンコロガシ……!?」
摩美々「ま、デザインとしては可もなく不可もなく……ですかねー」
(まあ、普通の反応だったかな……)
-------------------------------------------------
摩美々「……さっきから何ー?そんなに見つめられても、なにも出ませんケド」
灯織「あ、いえ……」
(今朝食堂に花瓶を供えてくれたのはおそらく摩美々さん……)
(霧子さんにもきっとその想いは通じている……)
摩美々「……なんか言いたいことでもあるのー?」
灯織「言いたいことと言いますか、なんというか……」
摩美々「……まあ、摩美々からはちょっとありますケド」
灯織「……え?」
摩美々「だって、この前の裁判で灯織に助けられましたからー」
摩美々「霧子に投票……つらい決断だったのは事実で……灯織がいなかったら、今頃どうなってたかわからないじゃーん?」
灯織「摩美々さん……」
1.助け合うのが仲間じゃないですか
2.私も前、摩美々さんに助けられましたから
3.自由安価
↓1
671: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:31:31.05 ID:MkeUeL620
2
672: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:36:45.09 ID:sTXbswdk0
2 選択
灯織「私も前、摩美々さんに助けられましたから。その恩返しですよ」
摩美々「灯織は義理堅いねー」
灯織「大丈夫です、私たちは疑いあうだけじゃなくて信じあうことができる……だから、少し道を外れたからって誰も咎めたりしないし、それを補え会えるんですよ」
摩美々「……よくそういうくさいセリフを真顔で言えるよねー」
灯織「く、くさ……!?」
摩美々「……ま、そういうのも灯織の魅力の一つだと思うよー」
灯織「は、はぁ……」
摩美々「……でも、施されっぱなしなのもなんとなく居心地悪いですねー」
灯織「ほ、施しなんてそんな……」
摩美々「ふははー、灯織には『摩美々を一つだけなんでも言うコト聞かせる権利』を進呈しましょうー」
灯織「え?!」
摩美々「なんでも、一つだけだけど摩美々がかなえてあげるよー」
灯織「ど、どういう風の吹きまわしですか?!」
摩美々「ふふー、ご利用は計画的にー」
【親愛度が上昇しました!】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【現在の田中摩美々の親愛度…9.5】
-------------------------------------------------
【スキル:ポシェットの中にはの判定に移ります】
【直下コンマの末尾の数字と同じ枚数のモノクマメダルを獲得できます】
↓1
灯織「私も前、摩美々さんに助けられましたから。その恩返しですよ」
摩美々「灯織は義理堅いねー」
灯織「大丈夫です、私たちは疑いあうだけじゃなくて信じあうことができる……だから、少し道を外れたからって誰も咎めたりしないし、それを補え会えるんですよ」
摩美々「……よくそういうくさいセリフを真顔で言えるよねー」
灯織「く、くさ……!?」
摩美々「……ま、そういうのも灯織の魅力の一つだと思うよー」
灯織「は、はぁ……」
摩美々「……でも、施されっぱなしなのもなんとなく居心地悪いですねー」
灯織「ほ、施しなんてそんな……」
摩美々「ふははー、灯織には『摩美々を一つだけなんでも言うコト聞かせる権利』を進呈しましょうー」
灯織「え?!」
摩美々「なんでも、一つだけだけど摩美々がかなえてあげるよー」
灯織「ど、どういう風の吹きまわしですか?!」
摩美々「ふふー、ご利用は計画的にー」
【親愛度が上昇しました!】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【現在の田中摩美々の親愛度…9.5】
-------------------------------------------------
【スキル:ポシェットの中にはの判定に移ります】
【直下コンマの末尾の数字と同じ枚数のモノクマメダルを獲得できます】
↓1
673: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/25(火) 23:40:23.41 ID:sMTTDLzG0
はい
675: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:43:21.71 ID:sTXbswdk0
【コンマ41】
【モノクマメダル1枚を獲得しました!】
【現在のモノクマメダル枚数…95枚】
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
ピンポンパンポーン
『あー、あー、校内放送、校内放送!……なんかこうやってお話しするの久しぶりじゃない?』
『まあいいや、今日は代り映えのないくっそつまんねー毎日を送るオマエラのために、学園長自らレクリエーション企画をご用意いたしました!』
『ぜひ奮ってご参加ください!詳しい情報は番組公式SNSを要チェックだ!』
『じゃ、体育館で待ってるよ~!』
…プツン
……レクリエーション?
いや、このタイミングで私たちを招集するってことはつまり……【動機の提供】、そのタイミングなんだろう。
前回の動機提供は、理不尽極まりない人格改変……今回もそれに似たようなことをされないとは限らない。
……正直、怖い。
灯織「……はぁ、行くしかない……か」
【モノクマメダル1枚を獲得しました!】
【現在のモノクマメダル枚数…95枚】
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
ピンポンパンポーン
『あー、あー、校内放送、校内放送!……なんかこうやってお話しするの久しぶりじゃない?』
『まあいいや、今日は代り映えのないくっそつまんねー毎日を送るオマエラのために、学園長自らレクリエーション企画をご用意いたしました!』
『ぜひ奮ってご参加ください!詳しい情報は番組公式SNSを要チェックだ!』
『じゃ、体育館で待ってるよ~!』
…プツン
……レクリエーション?
いや、このタイミングで私たちを招集するってことはつまり……【動機の提供】、そのタイミングなんだろう。
前回の動機提供は、理不尽極まりない人格改変……今回もそれに似たようなことをされないとは限らない。
……正直、怖い。
灯織「……はぁ、行くしかない……か」
676: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:44:31.23 ID:sTXbswdk0
-------------------------------------------------
【体育館】
私が体育館に足を踏み入れると、すでにその場所にはモノクマが待ち受けていた。
モノクマ「おっ、早いね!流石は風野さん、優等生!」
灯織「ど、どうも……」
モノクマ「ちょっと待ってね!みんなが揃ったらすぐに始めるから!」
……始める?
確かにさっきの校内放送で「レクリエーション」って言ってたけど…
モノクマ自体は何も持ってなさそうに見える。
何が始まるというの……?
そうこうしているうちにすぐに他の皆さんが集まり、モノクマの話は始まった。
モノクマ「お待ちかね!待ちに待ったレクリエーションタイムですよーーー!!」
摩美々「うるさー……」
咲耶「キミの魂胆はわかっているんだ、さっさと本題を話してくれないかい?」
めぐる「そうだよ!どうせこれもコロシアイの動機に関係することなんでしょ!」
【体育館】
私が体育館に足を踏み入れると、すでにその場所にはモノクマが待ち受けていた。
モノクマ「おっ、早いね!流石は風野さん、優等生!」
灯織「ど、どうも……」
モノクマ「ちょっと待ってね!みんなが揃ったらすぐに始めるから!」
……始める?
確かにさっきの校内放送で「レクリエーション」って言ってたけど…
モノクマ自体は何も持ってなさそうに見える。
何が始まるというの……?
そうこうしているうちにすぐに他の皆さんが集まり、モノクマの話は始まった。
モノクマ「お待ちかね!待ちに待ったレクリエーションタイムですよーーー!!」
摩美々「うるさー……」
咲耶「キミの魂胆はわかっているんだ、さっさと本題を話してくれないかい?」
めぐる「そうだよ!どうせこれもコロシアイの動機に関係することなんでしょ!」
677: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:45:47.80 ID:sTXbswdk0
モノクマ「えぇ……ノリ悪いなぁ……せっかくボクがお前らの運動不足を解消するための遊びを考えたっていうのに」
雛菜「遊びー?」
円香「……」
モノクマ「おっ、市川の旦那!聞いてくれはりますか?!」
雛菜「うん~!聞く聞く~!」
愛依「ちょっ、雛菜ちゃんそんなケーソツな……!」
雛菜「え~?でもどうせその遊びって強制参加だし~、今のうちにさっさと聞いとくべきじゃないですか~」
モノクマ「うんうん、理解が早いことはいいことだよ。時は金なり、陣内はとものりってね」
智代子「全然関係性無いよね?!それ?!」
灯織「私も雛菜に賛同します、結局のところモノクマの意図も現状見えませんから…」
摩美々「はぁ、さっさと話してくれますー?」
モノクマ「そんな渋々聞かれてもテンション上がんないけど……まあいいや!話しまーす!」
モノクマ「今から始めるのは親睦会!しかもオマエラにとってご褒美になる商品付きだよ!」
凛世「商品、でございますか……」
円香「……それはどういう意味で?ここでの生活が有利になるわけ?」
モノクマ「ステイカーム!!落ち着きなされ!!」
モノクマ「では、まずはオマエラに何をしてもらうかの発表です!」
モノクマ「今からオマエラには……」
678: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:46:14.14 ID:sTXbswdk0
モノクマ「【かくれんぼ】をしてもらいます!」
679: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:48:59.40 ID:sTXbswdk0
灯織「……え?」
思わず素っ頓狂な声が漏れてしまった。
……かくれんぼ?
かくれんぼってあの……子供たちが休み時間に校舎や校庭でやったりする……あれのこと?
モノクマ「オマエラ、かくれんぼって知ってる?ハイドアンドシークなんて別名もあるんだけどさ」
咲耶「鬼とそれ以外に分かれて、鬼が隠れた相手を時間以内に見つけ出す……そういう遊びだよね?」
モノクマ「ザッツライ!よくできました!」
愛依「えっ……?そ、それをうちらが今からやんの?」
円香「……はぁ」
雛菜「あは~!雛菜かくれんぼ得意~!」
凛世「凛世も、隠れん坊なら心覚えがございます……山陰の児雷也と呼ばれて久しく……」
智代子「まさかの本格派?!」
摩美々「そんな平和なかくれんぼならいいですケド」
(……!!)
摩美々「今やってるのはコロシアイ合宿生活……見つかったら死、なんてこともないわけじゃ……」
愛依「う、ウソ?!」
680: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:50:08.88 ID:sTXbswdk0
モノクマ「はいはいストップストップ!そんなんじゃないから安心して!」
モノクマ「言ったでしょ!あくまでこれはレクリエーション、オマエラの親睦を深めるための取り組みです!」
智代子「そ、それじゃあ本当に遊ぶだけなの?」
円香「……理解できない」
雛菜「円香先輩って、昔っからずっと隠れるのも見つけるのも下手だよね~」
円香「はぁ?」
凛世「ふふ……♪でしたら凛世が手ほどきを……」
円香「いらない」
めぐる「かくれんぼかー……だったら上の階に隠れるのがいいかな?!」
灯織「確かに遮蔽物は学校エリアの方が多そうだよね」
咲耶「……隠れるんだったら体格の大きい私はすこし不利だね」
モノクマ「……ん?何オマエラ隠れるの前提で話してるの?」
681: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:51:48.10 ID:sTXbswdk0
めぐる「え?でも……わたしたちが隠れて、モノクマが鬼で探すんじゃないの?」
モノクマ「これだからステレオタイプなウーマンは困るね!違う違うよ!」
モノクマ「オマエラはみーんな【鬼】なの!」
灯織「鬼?」
摩美々「……しかも今、みーんなって言いましたよねー?」
咲耶「鬼は一人じゃないのかい?」
雛菜「じゃあ雛菜たちで隠れたモノクマを見つけ出すってことですか~?」
モノクマ「それは違うよ!」論破!
【BREAK!】
モノクマ「ボクは参加しないよ!だってこれは、オマエラの親睦を深めるためのレクリエーションだからね!だから参加者はオマエラだけ!」
めぐる「ちょっと待って!だったら誰が隠れるの?わたしたちはみんな鬼なんだよね?」
愛依「……確かに!ムジュンしてるよ!」
モノクマ「クックックッ……その質問を待ってたクマ」
摩美々「また思い出したように語尾をつけてるー」
モノクマ「オマエラが鬼となって見つけ出す相手は……」
682: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:52:18.40 ID:sTXbswdk0
モノクマ「ずばり!オマエラの中に隠れた【裏切り者】だよ!」
683: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:53:50.46 ID:sTXbswdk0
灯織「……え?」
モノクマ「え?何?オマエラもみんな知ってることじゃんか」
モノクマ「この前樋口さんからみんな聞いてたよね?裏切り者の存在」
そうだ。そうなんだけど……
なんで、裏切り者の話がモノクマの口から出てくるの?
だって裏切り者はモノクマの側だからこそ、裏切り者なわけで……
要するに、モノクマが裏切り者の存在を口にするということは更にその裏切り者を裏切ったことになる?
愛依「ま、待って!う、裏切り者っていないって話じゃなかったの?!そうだよね?!灯織ちゃん?!」
灯織「……そ、その……」
そうだ。私は樋口さんの話を聞いた時はその存在を否定した。
摩美々さんと二人で結託して、そのことについては全員の目が向かないように、必死に逸らし続けた。
でも、その存在はモノクマの手によって、明確に存在が確証づけられてしまった。
684: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:55:03.41 ID:sTXbswdk0
円香「……だから言ったでしょ?私は嘘はついてないって」
智代子「い、言ってたっけ……?」
モノクマ「まあ信じてなかったそこのあなたも、今ので信じるしかないよね!このボクが断言しちゃってるんだから!」
愛依「……マジで……?」
めぐる「そんな……」
灯織「……っ!」
めぐる「な、ならなんでその裏切り者をわたしたちに見つけさせようとするの?!」
円香「……何を考えてるの?」
モノクマ「はぁ、これで何度目かな?このレクリエーションはオマエラの親睦を深めるため!あくまでそれが目的なの!」
モノクマ「オマエラも仲間内に裏切り者がいるって思ったら仲良くできないでしょ?だからこの際その膿を出してもらおうかなって!」
智代子「う、膿……」
咲耶「それがこの、【かくれんぼ】というわけかい」
モノクマ「裏切り者は本当に文字通りの裏切り者だからね!コロシアイ合宿生活が始まったころからの協力関係で、情報もガンガン横流ししてた極悪犯!」
685: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:56:12.81 ID:sTXbswdk0
モノクマ「コロシアイをやめよう!っていう風野さんとは真逆の思考を持ってたわけだね!」
モノクマ「とか言いつつ、そんな風野さんが本当は……?」
灯織「ち、違います!」
慌てて否定する。
私が裏切り者なんてそんなわけない、それは自分が一番よく知っている。
でも、周りの人にはどう見えている?
めぐるはまだしも、他の人には信じていただけなかったら?
モノクマ「まあ、あくまでこれは一つの可能性だからさ、オマエラで必死こいて見つけ出してほしいんだよね!」
摩美々「……」
円香「芸がないですね」
灯織「ひ、樋口さん?」
円香「くだらない。裏切り者の存在を公言して、それでまた疑心暗鬼の渦にでも落とし込むつもりなの?」
円香「一度やった手の焼き直し。……まあ、私が殺しに踏み切るのにあなたの動機は関係ないですが」
(……!!)
この状況は、初めの事件によく似ている。
あの時もモノクマは、私たちの中に黒幕の内通者がいる可能性を流して同士討ちを企てていた。
そのせいで、浅倉さんと真乃は……
686: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:57:38.12 ID:sTXbswdk0
……いや、でも私たちはあの時の疑心暗鬼を乗り越えてここにいる。
樋口さんに乗じる形なのは若干受け入れがたいけど、これで私たちが殺し合うとは思い難い。
灯織「樋口さんの言う通りです……同じ手で引き裂かれるほど私たちの絆は生易しいものではありません!」
円香「……」
灯織「疑心暗鬼なんて、もう二度と陥りません!」
めぐる「灯織……!そうだよ、灯織の言う通りだよ!こんなんで疑いあったりなんかしないんだから!」
咲耶「二人の言う通りだな、これがキミの言うレクリエーションのすべてなら拍子抜けと言わざるを得ないね」
モノクマ「ムムム……」
愛依「そうそう!うちらの信頼関係はマジで固いんだから!」
雛菜「あは~、雛菜普通のかくれんぼがよかった~」
モノクマ「ムムムムムム……」
モノクマ「先生の話は最後まで聞きなさーーーーーーーーい!」
687: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:58:36.98 ID:sTXbswdk0
モノクマ「あのねえ、オマエラすっかり忘れてない?!このレクリエーションには賞品があるって言ったよね?!」
そういえばそんなことも言っていた。
かくれんぼにおける賞品ということは、裏切り者を見つけ出すと私たちにメリットが生じるということだ。
ということはその賞品が本命の動機……!
モノクマ「これを聞いたらオマエラも見つけ出したくて仕方なくなっちゃうよ?……準備はいいかい?」
モノクマ「ばばん!豪華賞品は……これだ!」
そういえばそんなことも言っていた。
かくれんぼにおける賞品ということは、裏切り者を見つけ出すと私たちにメリットが生じるということだ。
ということはその賞品が本命の動機……!
モノクマ「これを聞いたらオマエラも見つけ出したくて仕方なくなっちゃうよ?……準備はいいかい?」
モノクマ「ばばん!豪華賞品は……これだ!」
688: ◆zbOQ645F4s 2021/05/25(火) 23:59:38.00 ID:sTXbswdk0
モノクマ「コロシアイ合宿生活終わらせますの権利~!」
689: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:00:51.08 ID:sfDlRV2p0
灯織「……え?」
コロシアイ合宿生活を、終わらせる……?
モノクマの口から出て来た言葉を咀嚼できず、暫く硬直していた。
それは私たちが心の底から臨んだことで、そのためにこの生活を送ってきたと言っても過言ではない甘美な言葉。
すべてを覆し、元通りにしてくれる。
そういう意味合いの言葉。それを聞いた瞬間、『生還』。
その二文字が唐突に目の前に現れたのである。
モノクマ「どうどう?オマエラ、これは欲しくて仕方ないでしょ?」
愛依「ほしいっていうか……え?ま、マジ?」
モノクマ「マジ」
智代子「ほ、ホントのホントに?」
モノクマ「ホントのホントに」
凛世「真でございますか?」
モノクマ「真でございます」
雛菜「あは~?」
モノクマ「あは~」
どうやらモノクマは本気で言っているらしい。
いくら質問を投げられようとも肯定の言葉を即座に返す。強い意志を感じる。
_______この【かくれんぼ】にこの合宿生活自体の存亡を、本気で賭けるつもりだ。
690: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:02:11.77 ID:sfDlRV2p0
灯織「それならこちらとしても願ったりかなったりですが……」
咲耶「待つんだ」
灯織「咲耶さん?」
咲耶「モノクマがどう考えているかもわからない。しかもこんなうまい話だ……必ずその裏があるはずだ」
摩美々「まぁ……そうだよねー」
モノクマ「裏?裏って何さ?なんなのさ?」
モノクマ「あのね、表か裏かなんて結局は物の味方の一側面でしかないんだよ。見ようによってはどちらも表であり裏!]
モノクマ「キミらの狭い了見で崇高なるモノクマを語るべきじゃないとボクは思うんだよね」
咲耶「そうやって回りくどい言い回しで煙に巻くのはやめてくれるかい?」
摩美々「咲耶がそれ言うー?」
モノクマ「気持ちはわかるけどね、裏というほどの裏はないよ。邪推ってやつだね」
モノクマ「オマエラは裏切り者を見つけてぶっ殺せばコロシアイ合宿生活を終わらせられる!本当にそれだけなんだ!」
愛依「マジでたったそれだけで?」
雛菜「コロシアイ合宿生活が終わるんだ~……」
めぐる「裏切り者を見つけて殺すだけ……」
めぐる「……ん?!こ、こ、こ、殺す?!」
691: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:04:15.87 ID:sfDlRV2p0
モノクマ「あれ?言ってなかった?このかくれんぼでオマエラには」
モノクマ「裏切り者をぶち殺して、この【コロシアイ合宿生活の終結】を目指してもらいまーす!」
灯織「なっ……」
めぐる「そ、そんなのって……!」
本当の狙いはこれだった。
モノクマが今回持ってきた動機は疑心暗鬼のタネに終わらない。
それは【天秤】。今ここで一人の命を切り捨てて、他全員の命を救うかどうかの天秤。
命の重さを天秤にかけることを迫ってきているんだ。
そしてその天秤は、人ごとにその基準は違う。
もしかすると今この瞬間にも、それが揺らいでいる人がいる可能性も……
モノクマ「一応言っておくと、裏切り者をそれ以外の生徒が殺した時点で賞品は贈呈されまーす!だから、学級裁判もその事件に関しては行われないからね!」
灯織「学級裁判が……行われない……?」
めぐる「それって、裏切り者以外は全員生きて還れるってこと……?」
モノクマ「So you caught on!」
愛依「な、なんて?」
咲耶「そーゆーこーとおん……そういうこと、と言いたいんだろうね」
692: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:05:19.23 ID:sfDlRV2p0
摩美々「……どういうつもりー?」
摩美々「これじゃモノクマには文字通りメリットがないんですケド」
モノクマ「まあ本音を言うとさ、もう飽きちゃってるんだよね。このコロシアイに」
モノクマ「オマエラはどこまでいっても折れそうにないし、やるだけ無駄かなーって。見込みがあったのはせいぜい樋口さんぐらいのもんだよ」
円香「……どうも」
モノクマ「その樋口さんもなかなかコロシアイしてくれないしさ、いっそこれで終わらせた方がいいのかなって」
飽きたから?
本当にそれだけの単純な理由で、ここまで行ってきた残虐極まりないコロシアイを放棄するの?
どこまでモノクマのことを観察しても、その毛皮の向こうに秘めた考えは見通せない。
693: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:06:39.96 ID:sfDlRV2p0
モノクマ「というわけで最終的に整理すると、【かくれんぼ】は以下の通りのルールです!」
【かくれんぼのルール】
1.オマエラは鬼となって、オマエラの中に潜む裏切り者を探してもらいます。
2.見つけ出した裏切り者をぶっ殺します。
3.裏切り者をオマエラが殺した場合、学級裁判は行われずそのままコロシアイ合宿生活はおしまいとなります。
4.みんなで協力して裏切り者をぶち殺して仲良くなりましょう。
5.なお、このかくれんぼにはモノクマは参加しません。
モノクマ「どう?簡単でしょ?」
簡単だ。単純明快極まりない。
裏切り者を殺せばいい。ただそれだけ。
たった一人の命で、他の全員の命が救えてしまう。
智代子「ど、ど、どうしよう……」
咲耶「……」
正直なところ、合理的な判断を下すとすればこのゲームは乗らない理由がない。
裏切り者はそもそもが自分たちにとって敵。
その敵を殺してさえしまえば、残った味方だけで生き残ることができる。
でも、それは……これまで【味方として過ごしてきた】敵を切り捨てることと等しい。
これまでその人間と積み重ねてきた時間、そして通わせた心を否定することと同じ。
そして、それを割り切れる人間なんて……
モノクマ「特に時間制限を設けてはいないから、存分にこのかくれんぼを楽しんでね!」
モノクマは立ち尽くす私たちを放り、その姿を消してしまった。
694: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:07:46.51 ID:sfDlRV2p0
愛依「かくれんぼ……か……」
凛世「これより、凛世たちは……どうすれば……」
当然、コロシアイの終結を前にして私たちは揺れていた。
これは餌だ。モノクマがこのコロシアイの最期に、私たちがエゴのために殺しを行うことを望んで、つるしている餌だ。
ただその餌は、あまりにも魅力的。これまでの苦痛を一瞬で取り返すような魔性の力を持つ餌なんだ。
その餌を前にして、私は……
灯織「断固無視しましょう」
自分の舌を噛んで、迷いを断ち切った。
めぐる「ひ、灯織……?」
灯織「皆さん、落ち着いて下さい!ここで判断を誤ってはいけません……それこそモノクマの思うつぼです」
灯織「モノクマの狙いはあくまで私たちにコロシアイをさせること……この合宿生活を終わらせるのが目的だったとしても、私たちがコロシアイを行った時点でそれはモノクマに対する敗北なんです!」
そう、私たちはこれまで三回の事件で……そのたびに誓ってきたものがある。
それは「もうこれ以上はコロシアイはしない」という誓いだ。
全員でモノクマに立ち向かい、生還する。その誓いを皆さんと立てたからには、こんなところで放棄できない。
695: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:09:00.93 ID:sfDlRV2p0
灯織「だから、いったんここは冷静になりましょう。何があっても私たちの間でコロシアイなんて……もう、絶対に起こすわけにはいかないんです!」
めぐる「灯織の言う通りだよ!わたしたちは一歩も足を止められない……」
めぐる「けど、この道を進むのは違う!誰かを犠牲にして進む道は違うって、わたしもそう思うんだ!」
めぐるも私の決断に付き従ってくれることに迷いはなかった。
私のすぐ後に,私以上の熱量で皆さんに訴えかけてくれた。
咲耶「フフ、イルミネは相変わらずだね」
凛世「ふふ……♪おかげで靄が吹き飛んでしまいました……」
凛世「凛世の心は、迷いの雲なき晴天でございます……」
摩美々「ま、二人に言われるまでもなかったんですケド」
めぐる「……ありゃ?」
摩美々「私はしっかりモノクマに勝つつもりなのでー、こんな終わり方は違うと思うんですよねー」
愛依「だよね……そうだよね!」
愛依「うちも誰かをギセイにして生き残んのは違うと思う!」
雛菜「あは~、雛菜も普通のかくれんぼじゃないなら興味ない~」
智代子「うん!そうだよ、もっと別の方法がきっとあるはずだよ!」
灯織「皆さん……」
咲耶「強くなったね、灯織」
誰もその返事には曇り一つなかった。
ここまで私たちは三回の事件に向き合うこととなった。そこには絶望の別れがあり、前へと進む希望のタネも同時に存在した。
今ここにいる全員が、そのタネを持っている。誰もが成長をしている。
こんなことで揺らぐほど、弱くはない。
696: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:10:13.67 ID:sfDlRV2p0
円香「……はぁ、時間の無駄」
灯織「樋口さん……もう行くんですか?」
摩美々「ほっときなよ、灯織―」
灯織「摩美々さん……」
摩美々「むしろ今のモノクマの【かくれんぼ】によって円香は動きづらくなるよねー」
摩美々「だってうっかり裏切り者を殺しちゃったら私たち全員を殺すことはできなくなっちゃうんだしー」
愛依「あ、確かに!そしたら円香ちゃんの狙う全滅は絶対叶わないじゃん!」
智代子「そっか……むしろ全員生きて還ることになるんだもんね!」
咲耶「裏切り者の正体が明らかになるまでは、円香も行動に移せないということかい」
凛世「モノクマさまの動機が、楔となるのですね……」
円香「……はぁ」
樋口さんはため息をつきながら体育館を後にした。
摩美々さんの指摘通り、今回の動機提供でむしろ樋口さんは動きづらくなる。
それなら私たちはむしろ安全になったとすらいえるのかもしれない。
モノクマの言う【かくれんぼ】についてしばらく意見共有をした後、私たちはそれぞれの部屋へと戻っていった……
697: ◆zbOQ645F4s 2021/05/26(水) 00:11:03.01 ID:sfDlRV2p0
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【灯織の部屋】
キーン、コーン…カーン、コーン
モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』
モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』
モノクマの動機提供。またしても異色のものだったけど…
今度こそ大丈夫なはずだ。コロシアイなんて絶対にしない、その信念はみんなに共通するものだし、ここで疑心暗鬼になんてならないはず。
だからこそ、平和的に全員が協力して生きて還る方法を早いところ見つけないと。
……でも、裏切り者は今どう思っているんだろう?
その存在はもはや疑いようもない。モノクマ自身が存在すると言っているんだ。そこに嘘はないだろう。
裏切り者は、生きて還ろうとしている私たちのことを……どう思っているんだろう。
どうして彼女は、裏切っているんだろう?
いつまで考えても答えの出るはずのない難問。それに思い悩みながら、私は瞳を閉じた。
【灯織の部屋】
キーン、コーン…カーン、コーン
モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』
モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』
モノクマの動機提供。またしても異色のものだったけど…
今度こそ大丈夫なはずだ。コロシアイなんて絶対にしない、その信念はみんなに共通するものだし、ここで疑心暗鬼になんてならないはず。
だからこそ、平和的に全員が協力して生きて還る方法を早いところ見つけないと。
……でも、裏切り者は今どう思っているんだろう?
その存在はもはや疑いようもない。モノクマ自身が存在すると言っているんだ。そこに嘘はないだろう。
裏切り者は、生きて還ろうとしている私たちのことを……どう思っているんだろう。
どうして彼女は、裏切っているんだろう?
いつまで考えても答えの出るはずのない難問。それに思い悩みながら、私は瞳を閉じた。
703: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:00:29.42 ID:OJ/S1blG0
それでは予定通り再開しようかと思います。
親愛度の霧子の表記ミスってましたね、、、
ロンパSSで生死の表記ミスると誤解生みかねないので以後気を付けます!
【ここまでの親愛度】
・【超高校級の飼育委員】櫻木真乃……1.0【DEAD】
・【超高校級の占い師】風野灯織……(主人公)
・【超高校級の助っ人】八宮めぐる……0
・【超高校級の保健委員】幽谷霧子……0【DEAD】
・【超高校級のモデル】白瀬咲耶……3.5
・【超高校級の服飾委員】田中摩美々……9.5
・【超高校級の幸運】園田智代子……3.0
・【超高校級の応援団長】西城樹里……3.0【DEAD】
・【超高校級の日本舞踊家】杜野凛世……2.0
・【超高校級のゲーマー】大崎甜花……3.0【DEAD】
・【超高校級のスタイリスト】大崎甘奈……1.0【DEAD】
・【超高校級のギャル】和泉愛依……2.0
・【超高校級の???】浅倉透……0【DEAD】
・【超高校級のディベート部】樋口円香……2.0
・【超高校級の帰宅部】市川雛菜……12.0
・【超高校級の学級委員】福丸小糸……12.0【DEAD】
704: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:01:40.70 ID:OJ/S1blG0
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【灯織の部屋】
キーンコーンカーンコーン……
モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』
気が付けば朝になっていた。昨日はかくれんぼのこと、裏切り者のこと……
色々と考えこんでしまったけど、ひとまずは皆さんを信じるほかない。
摩美々さんの言っていた通り、
今回の動機は私たちを焚きつける一方で抑止力としても働く可能性があるわけだし……
樋口さんも動きづらくなっているはずだ。
……お腹がすいたな、とりあえず食堂に行ってみよう。
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【灯織の部屋】
キーンコーンカーンコーン……
モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』
気が付けば朝になっていた。昨日はかくれんぼのこと、裏切り者のこと……
色々と考えこんでしまったけど、ひとまずは皆さんを信じるほかない。
摩美々さんの言っていた通り、
今回の動機は私たちを焚きつける一方で抑止力としても働く可能性があるわけだし……
樋口さんも動きづらくなっているはずだ。
……お腹がすいたな、とりあえず食堂に行ってみよう。
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705: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:02:46.87 ID:OJ/S1blG0
【食堂】
咲耶「やあ、灯織。ご機嫌いかがかな?」
灯織「おはようございます、咲耶さん。今日も摩美々さんは朝からいらっしゃるんですね」
ここ最近早く集合している摩美々さんは、今日もその姿があった。
食堂の一席に腰かけ……あれ?
なんだか機嫌が悪いのかな……
目線をわざと逸らしてる?
灯織「摩美々さん?おはようございます……」
摩美々「あ、灯織……おはよー」
摩美々「昨日どんな寝相だったの……ひどい寝癖じゃーん」
灯織「え?!ね、寝癖ですか?!」
摩美々「ふふー、気抜いてたね、摩美々はいたずらっ子ですよー?」
(ひ、久しぶりにやられた!)
……思い過ごしだったかな?
摩美々さんはいつも通りか……
706: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:04:52.52 ID:OJ/S1blG0
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【灯織の部屋】
さて、【かくれんぼ】を無視すると決めたからにはちゃんと脱出の方法を見つけないとね。
今の私にできることが、なにかあるはず。
気合いを入れていかないとね。
【自由行動開始】
【事件発生前最終日の自由行動です】
灯織「さて、今日はどうしようかな」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル95枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
【灯織の部屋】
さて、【かくれんぼ】を無視すると決めたからにはちゃんと脱出の方法を見つけないとね。
今の私にできることが、なにかあるはず。
気合いを入れていかないとね。
【自由行動開始】
【事件発生前最終日の自由行動です】
灯織「さて、今日はどうしようかな」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル95枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
707: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:05:31.43 ID:oHwAReeG0
1
708: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:08:27.77 ID:OJ/S1blG0
1 選択
-------------------------------------------------
【購買】
灯織「さて……せっかくだし何か買っておこうかな?」
【自動販売機】
【贈答用】
『メダル10枚で購入可能』
・希望のパーカー
・最高にカッコいいネックレス
・即席ちゃんぽん
・EYE GRASS
・無銘の巾着
・ジャスティスV変身ベルト
・ダンベル君主論
・冬優子ちゃん育成キット
・デウス・エクス・翁
・ノロマ号
・にちかちゃん人形
・柄入りブルゾン
・カミサマの憤懣
『メダル20枚で購入可能』
・親愛のお守り
【お役立ち品】
・ロボット掃除機 30枚…生活が豊かなものになるかも?
・283プロのタオル 30枚…裁判で有利に働くかも?
・サイリウムブレード 40枚…裁判で有利に働くかも?
・虹の羽 50枚…生活が豊かなものになるかも?
・敏腕記者の名刺 60枚…交流がやりやすくなるかも?
・スーパーはづきさん人形 99枚…?????
-------------------------------------------------
【現在モノクマメダルを95枚所持しています】
どうしますか?(※複数選択可)
1.自動販売機で購入(商品名指定)
2.モノモノマシーンに挑戦(枚数指定)
3.やっぱりやめる
↓1
-------------------------------------------------
【購買】
灯織「さて……せっかくだし何か買っておこうかな?」
【自動販売機】
【贈答用】
『メダル10枚で購入可能』
・希望のパーカー
・最高にカッコいいネックレス
・即席ちゃんぽん
・EYE GRASS
・無銘の巾着
・ジャスティスV変身ベルト
・ダンベル君主論
・冬優子ちゃん育成キット
・デウス・エクス・翁
・ノロマ号
・にちかちゃん人形
・柄入りブルゾン
・カミサマの憤懣
『メダル20枚で購入可能』
・親愛のお守り
【お役立ち品】
・ロボット掃除機 30枚…生活が豊かなものになるかも?
・283プロのタオル 30枚…裁判で有利に働くかも?
・サイリウムブレード 40枚…裁判で有利に働くかも?
・虹の羽 50枚…生活が豊かなものになるかも?
・敏腕記者の名刺 60枚…交流がやりやすくなるかも?
・スーパーはづきさん人形 99枚…?????
-------------------------------------------------
【現在モノクマメダルを95枚所持しています】
どうしますか?(※複数選択可)
1.自動販売機で購入(商品名指定)
2.モノモノマシーンに挑戦(枚数指定)
3.やっぱりやめる
↓1
709: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:24:02.16 ID:oHwAReeG0
2 20
710: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:25:55.70 ID:OJ/S1blG0
【モノクマメダルを20枚消費してモノモノマシーンに挑戦します】
【直下から20レスまでコンマを集計し、その数値に応じたアイテムが獲得できます】
↓1~20(連投歓迎)
731: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:48:44.84 ID:OJ/S1blG0
【バードライス】
【スカラベのブローチ】
【あしたのグローブ】
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】
【ラジオ君人形】
【カットバサミ】
【キルリアンカメラ】
【毛虫くん】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】
【アゴドリル】
【ログインボーナス】
を手に入れました!
99. ログインボーナス
〔一日一回あけられて、そのたび中身が変わる不思議な箱。運がいいときには宝石が入っていることもあるとか〕
-------------------------------------------------
灯織「結構回したけど……どうだろう、誰かに渡せるかな?」
【現在モノクマメダルを75枚所持しています】
どうしますか?
1.ひき続き購買で買い物を続ける(複数選択可能)
a.自動販売機で購入(商品名指定)
b.モノモノマシーンに挑戦(枚数指定)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
【スカラベのブローチ】
【あしたのグローブ】
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】
【ラジオ君人形】
【カットバサミ】
【キルリアンカメラ】
【毛虫くん】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】
【アゴドリル】
【ログインボーナス】
を手に入れました!
99. ログインボーナス
〔一日一回あけられて、そのたび中身が変わる不思議な箱。運がいいときには宝石が入っていることもあるとか〕
-------------------------------------------------
灯織「結構回したけど……どうだろう、誰かに渡せるかな?」
【現在モノクマメダルを75枚所持しています】
どうしますか?
1.ひき続き購買で買い物を続ける(複数選択可能)
a.自動販売機で購入(商品名指定)
b.モノモノマシーンに挑戦(枚数指定)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
732: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:52:26.52 ID:B6AI5SG/0
2 まみみ
733: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 22:55:48.78 ID:OJ/S1blG0
2 摩美々選択
【摩美々の部屋】
ピンポーン
摩美々「はいはーい……あれ、灯織?何か用事―?」
灯織「ええ、まあ……昨日も動機発表がありましたし、摩美々さんに相談でも出来たら、と」
摩美々「……」
摩美々「ま、話し相手くらいにならなるケド?」
(……?)
(なんだか身が入らない対策会議を摩美々さんと行った……)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【バードライス】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【カットバサミ】
【キルリアンカメラ】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】
1.プレゼントを渡す(1つ選択)
2.渡さない
↓1
【摩美々の部屋】
ピンポーン
摩美々「はいはーい……あれ、灯織?何か用事―?」
灯織「ええ、まあ……昨日も動機発表がありましたし、摩美々さんに相談でも出来たら、と」
摩美々「……」
摩美々「ま、話し相手くらいにならなるケド?」
(……?)
(なんだか身が入らない対策会議を摩美々さんと行った……)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【バードライス】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【カットバサミ】
【キルリアンカメラ】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】
1.プレゼントを渡す(1つ選択)
2.渡さない
↓1
734: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 22:57:46.13 ID:oHwAReeG0
1 カットバサミ
735: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:02:45.20 ID:OJ/S1blG0
【カットバサミを渡した…】
灯織「摩美々さん、こちら役立ててください」
摩美々「えー?これって……ハサミー?」
灯織「はい、前髪を整えるときに使うハサミです。こちらに来てから日数も経っていますし、摩美々さんもそろそろ手入れをしたい頃かと思いまして」
摩美々「……」
摩美々「えっ、もしかして今の摩美々の前髪変だった?」
灯織「い、いえ……そういうわけでは……!」
摩美々「……」チョイチョイ
摩美々「ふふー、灯織は気が利きますねー」
(よかった、喜んでいただけた)
【PERFECT COMMUNICATION】
【親愛度がいつもより多めに上昇します】
-------------------------------------------------
摩美々「灯織は摩美々の事大好きだよねー」
灯織「え?!は、な、な、何を急に言い出すんですか?!」
摩美々「えー、違うのー?こんなに話しかけてくるからてっきり大好きなのかとー……」
灯織「や、その大好きといいますか……慕っているというか、頼りにしているというか……」
摩美々「私は灯織の事大好きだよー?」
灯織「え?!そ、そ、そんな、急に!?」
摩美々「それなのに灯織は摩美々の事嫌いなんだー、そっかー」
灯織「……い、いえ……わ、私も摩美々さんのことは……その、好き、です、よ……?」
摩美々「ふふー、情熱的なアプローチですねー」
灯織「ち、ちがっ?!これは決して恋愛感情だとかそういう話ではなく!!」
摩美々「わかってるよー、灯織はホントからかいがいがあるねー」
(はぁ……本当に摩美々さんには適わないな。いつまでたっても手玉に取られちゃう)
摩美々「でも、そんな灯織だからこそ、摩美々は信じてついていけるんだよ」
灯織「えっ?」
(急に摩美々さんは真剣な顔になって、私のことを見つめた)
摩美々「灯織は誰よりも真っすぐ、人を信じれる。誰かに手を差し伸べることができる。それは摩美々にはできないことですからー」
摩美々「……頼りにしてるよ、灯織」
(これはきっと、本当の気持ちなんだろう)
(摩美々さんはつかみどころのない人だけど、ここで冗談を言うような人なんかじゃない)
(……それなら、私は)
1.私こそ、頼りにしています
2.私のことを、見守ってくれますか?
3.自由安価
↓1
灯織「摩美々さん、こちら役立ててください」
摩美々「えー?これって……ハサミー?」
灯織「はい、前髪を整えるときに使うハサミです。こちらに来てから日数も経っていますし、摩美々さんもそろそろ手入れをしたい頃かと思いまして」
摩美々「……」
摩美々「えっ、もしかして今の摩美々の前髪変だった?」
灯織「い、いえ……そういうわけでは……!」
摩美々「……」チョイチョイ
摩美々「ふふー、灯織は気が利きますねー」
(よかった、喜んでいただけた)
【PERFECT COMMUNICATION】
【親愛度がいつもより多めに上昇します】
-------------------------------------------------
摩美々「灯織は摩美々の事大好きだよねー」
灯織「え?!は、な、な、何を急に言い出すんですか?!」
摩美々「えー、違うのー?こんなに話しかけてくるからてっきり大好きなのかとー……」
灯織「や、その大好きといいますか……慕っているというか、頼りにしているというか……」
摩美々「私は灯織の事大好きだよー?」
灯織「え?!そ、そ、そんな、急に!?」
摩美々「それなのに灯織は摩美々の事嫌いなんだー、そっかー」
灯織「……い、いえ……わ、私も摩美々さんのことは……その、好き、です、よ……?」
摩美々「ふふー、情熱的なアプローチですねー」
灯織「ち、ちがっ?!これは決して恋愛感情だとかそういう話ではなく!!」
摩美々「わかってるよー、灯織はホントからかいがいがあるねー」
(はぁ……本当に摩美々さんには適わないな。いつまでたっても手玉に取られちゃう)
摩美々「でも、そんな灯織だからこそ、摩美々は信じてついていけるんだよ」
灯織「えっ?」
(急に摩美々さんは真剣な顔になって、私のことを見つめた)
摩美々「灯織は誰よりも真っすぐ、人を信じれる。誰かに手を差し伸べることができる。それは摩美々にはできないことですからー」
摩美々「……頼りにしてるよ、灯織」
(これはきっと、本当の気持ちなんだろう)
(摩美々さんはつかみどころのない人だけど、ここで冗談を言うような人なんかじゃない)
(……それなら、私は)
1.私こそ、頼りにしています
2.私のことを、見守ってくれますか?
3.自由安価
↓1
736: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 23:04:24.26 ID:B6AI5SG/0
1
737: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:10:27.46 ID:OJ/S1blG0
1 選択
灯織「摩美々さん、この前いただいた権利、今使ってもいいですか?」
摩美々「権利って……『摩美々を一つだけなんでも言うコト聞かせる権利』のコト?」
灯織「はい……今が使い時だと、そう感じたものですから」
灯織「摩美々さん、これからもずっと、私の隣で私を支えてくれませんか?」
灯織「摩美々さんの仰る通り、私は人を信じることでここまで来た……逆に言えば、それしかできないんです。この学園で生きていくには、人を疑うことも、常識を疑うことも大切……摩美々さんにはそれを学びました」
摩美々「……」
灯織「でも、私はまだまだ未熟者……ですから、摩美々さんのことを頼らせていただきたいんです」
灯織「私だけでは、生き抜いていけませんから」
摩美々「……はぁ、自分で言い出した権利ですし拒否権ないじゃんそれー」
摩美々「いいですよー、田中摩美々は従順なしもべとして一生風野灯織様に従いますー」
灯織「な、なんでそうなるんですか?!」
摩美々「ふふー、冗談だってー。ていうか、そんなの権利使わなくてもよかったのに」
灯織「え?」
摩美々「灯織の側だと退屈しそうにないし、離れる気なんかそうそうないですからー」
摩美々「これからも楽しませてよね、灯織―」
(摩美々さんとの間に確かな絆を感じる……)
(心の内側からじんわりと広がっていく温かさ、確かな友情がここにある)
(この絆は、絶対に切れない)
【親愛度が上昇しました】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【親愛度MAX!】
-------------------------------------------------
【アイテム:エンツォの皮を手に入れました!】
〔摩美々の飼っているカメレオンが脱皮した名残。蛇のように財布に忍ばせると何か幸運がある……かもしれない〕
【スキル:摩的・アンチテーゼを習得しました!】
〔反論ショーダウン・PTAでコンマ値の基礎値が+15される〕
灯織「摩美々さん、この前いただいた権利、今使ってもいいですか?」
摩美々「権利って……『摩美々を一つだけなんでも言うコト聞かせる権利』のコト?」
灯織「はい……今が使い時だと、そう感じたものですから」
灯織「摩美々さん、これからもずっと、私の隣で私を支えてくれませんか?」
灯織「摩美々さんの仰る通り、私は人を信じることでここまで来た……逆に言えば、それしかできないんです。この学園で生きていくには、人を疑うことも、常識を疑うことも大切……摩美々さんにはそれを学びました」
摩美々「……」
灯織「でも、私はまだまだ未熟者……ですから、摩美々さんのことを頼らせていただきたいんです」
灯織「私だけでは、生き抜いていけませんから」
摩美々「……はぁ、自分で言い出した権利ですし拒否権ないじゃんそれー」
摩美々「いいですよー、田中摩美々は従順なしもべとして一生風野灯織様に従いますー」
灯織「な、なんでそうなるんですか?!」
摩美々「ふふー、冗談だってー。ていうか、そんなの権利使わなくてもよかったのに」
灯織「え?」
摩美々「灯織の側だと退屈しそうにないし、離れる気なんかそうそうないですからー」
摩美々「これからも楽しませてよね、灯織―」
(摩美々さんとの間に確かな絆を感じる……)
(心の内側からじんわりと広がっていく温かさ、確かな友情がここにある)
(この絆は、絶対に切れない)
【親愛度が上昇しました】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【親愛度MAX!】
-------------------------------------------------
【アイテム:エンツォの皮を手に入れました!】
〔摩美々の飼っているカメレオンが脱皮した名残。蛇のように財布に忍ばせると何か幸運がある……かもしれない〕
【スキル:摩的・アンチテーゼを習得しました!】
〔反論ショーダウン・PTAでコンマ値の基礎値が+15される〕
738: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:12:04.69 ID:OJ/S1blG0
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
摩美々さん……
この学園に来てからもずっとからかわれっぱなしだけど、いつも私のことを気にかけてくれる方だ。
背中をお互い託すと決めたからには、摩美々さんに忠義を果たせるように、私も頑張らないと。
絶対に一緒に、生きて還るんだ。
【自由行動開始】
【事件発生前最終日の自由行動です】
灯織「さて、まだ時間はあるかな」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル75枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
【灯織の部屋】
摩美々さん……
この学園に来てからもずっとからかわれっぱなしだけど、いつも私のことを気にかけてくれる方だ。
背中をお互い託すと決めたからには、摩美々さんに忠義を果たせるように、私も頑張らないと。
絶対に一緒に、生きて還るんだ。
【自由行動開始】
【事件発生前最終日の自由行動です】
灯織「さて、まだ時間はあるかな」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル75枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
739: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 23:13:09.26 ID:oHwAReeG0
2 円香
740: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:18:28.00 ID:OJ/S1blG0
2 円香選択
【図書室】
灯織「……あれ?」
円香「……」
灯織「樋口さんの読んでる本って……」
円香「……何?」
灯織「い、いえ……!その、今樋口さんが読まれている本って……その……」
円香「……世界殺人鬼名鑑、忘れた?」
(忘れるはずもない……あれは、小糸の事件の時の証拠品だ……)
円香「……何事も予習は大事でしょ?」
灯織「……」
(無言で樋口さんの手から本をかすめ取った……)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【バードライス】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【キルリアンカメラ】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】
1.プレゼントを渡す(1つ選択)
2.渡さない
↓1
【図書室】
灯織「……あれ?」
円香「……」
灯織「樋口さんの読んでる本って……」
円香「……何?」
灯織「い、いえ……!その、今樋口さんが読まれている本って……その……」
円香「……世界殺人鬼名鑑、忘れた?」
(忘れるはずもない……あれは、小糸の事件の時の証拠品だ……)
円香「……何事も予習は大事でしょ?」
灯織「……」
(無言で樋口さんの手から本をかすめ取った……)
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【バードライス】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【キルリアンカメラ】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】
1.プレゼントを渡す(1つ選択)
2.渡さない
↓1
741: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 23:33:35.36 ID:oHwAReeG0
1 バードライス
742: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:37:41.05 ID:OJ/S1blG0
【バードライスを渡した…】
円香「……は?」
円香「この学園に鳥が一匹でもいるの?」
円香「……意味が分からない」
(うーん、普通の反応だったかな)
-------------------------------------------------
円香「……」
灯織「……」
円香「……」タッ
灯織「あ、ちょっと!逃げないで下さいよ!」
円香「……何?話すことなんかないんだけど」
灯織「樋口さんになくても、こちらには山のように話したいことが……」
円香「……時間の無駄。灯織に貸すような耳は生憎持ち合わせてないの」
円香「そっちも他の対策に労力を回した方がいいのでは?」
灯織「……対策なんて、そんなの……したくはないんです」
灯織「だって、樋口さんを疑いたくはないんです……私は」
円香「……この期に及んで、まだ話し合いの余地があるとでも思ってる?」
円香「いい加減現実を見たらどうなの?」
灯織「……」
1.それはこちらのセリフです
2.樋口さんの言う現実ってなんなんですか
3.自由安価
↓1
円香「……は?」
円香「この学園に鳥が一匹でもいるの?」
円香「……意味が分からない」
(うーん、普通の反応だったかな)
-------------------------------------------------
円香「……」
灯織「……」
円香「……」タッ
灯織「あ、ちょっと!逃げないで下さいよ!」
円香「……何?話すことなんかないんだけど」
灯織「樋口さんになくても、こちらには山のように話したいことが……」
円香「……時間の無駄。灯織に貸すような耳は生憎持ち合わせてないの」
円香「そっちも他の対策に労力を回した方がいいのでは?」
灯織「……対策なんて、そんなの……したくはないんです」
灯織「だって、樋口さんを疑いたくはないんです……私は」
円香「……この期に及んで、まだ話し合いの余地があるとでも思ってる?」
円香「いい加減現実を見たらどうなの?」
灯織「……」
1.それはこちらのセリフです
2.樋口さんの言う現実ってなんなんですか
3.自由安価
↓1
743: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/27(木) 23:53:24.08 ID:oHwAReeG0
2
744: ◆zbOQ645F4s 2021/05/27(木) 23:59:57.42 ID:OJ/S1blG0
2 選択
灯織「……樋口さんはそうやって現実を見ろと言いますが」
灯織「樋口さんの言う現実ってなんなんですか……?モノクマに従って殺し合う、そんな非現実的な光景を、現実だって言うんですか……?」
円香「……そうだけど?」
円香「再三言ったと思うけど、この学園にいる以上命のやり取りからは避けられない」
円香「協力だの信頼だの、そんな甘言に縋ることに、意味なんかない」
円香「……言葉だけじゃ、誰も守れない」
灯織「樋口さん、やっぱり浅倉さんと小糸さんのこと」
円香「……」
円香「……もう、全部遅いから」
円香「何もかも遅い、もう戻ることなんか、できない」
灯織「遅くなんか……っ!」
円香「……時間を無駄にした、それじゃあ」
灯織「……」
【親愛度が上昇しました!】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【現在の樋口円香の親愛度…4.0】
灯織「……樋口さんはそうやって現実を見ろと言いますが」
灯織「樋口さんの言う現実ってなんなんですか……?モノクマに従って殺し合う、そんな非現実的な光景を、現実だって言うんですか……?」
円香「……そうだけど?」
円香「再三言ったと思うけど、この学園にいる以上命のやり取りからは避けられない」
円香「協力だの信頼だの、そんな甘言に縋ることに、意味なんかない」
円香「……言葉だけじゃ、誰も守れない」
灯織「樋口さん、やっぱり浅倉さんと小糸さんのこと」
円香「……」
円香「……もう、全部遅いから」
円香「何もかも遅い、もう戻ることなんか、できない」
灯織「遅くなんか……っ!」
円香「……時間を無駄にした、それじゃあ」
灯織「……」
【親愛度が上昇しました!】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【現在の樋口円香の親愛度…4.0】
745: ◆zbOQ645F4s 2021/05/28(金) 00:01:54.12 ID:9mDTRtbE0
ちょっと今日は人が少なくて進めれませんでしたね…
できれば事件発生パートまで行きたかったのですが、致し方なし。
自由行動を増やすかどうかの安価だけだして終わっておきます。
この前申し上げた通り金土日はお休みさせてもらって、次回5/31の21:00~より更新予定です。
それではお疲れ様でした。
-------------------------------------------------
【スキル:一番星の魔法を発動できます】
【モノクマメダルを10枚消費して自由行動を追加できます】
【現在のモノクマメダル枚数…75枚】
【スキル:一番星の魔法を使用しますか?】
↓1
746: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/28(金) 03:22:44.18 ID:WXCMjDQ40
使う
749: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 21:07:54.79 ID:O+yX7Nsb0
【スキル:一番星の魔法を使用しました】
【残りのモノクマメダル枚数:65枚】
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
……樋口さん。
ダメダメ、ここで足を止めてちゃいけない……
私は、私のすべきことをやるんだから……!
【自由行動開始】
【事件発生前最終日の自由行動です】
灯織「あと少し、行動できるかな」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル65枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
【残りのモノクマメダル枚数:65枚】
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
……樋口さん。
ダメダメ、ここで足を止めてちゃいけない……
私は、私のすべきことをやるんだから……!
【自由行動開始】
【事件発生前最終日の自由行動です】
灯織「あと少し、行動できるかな」
-------------------------------------------------
1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在モノクマメダル65枚)
2.交流 (人物指定安価)
3.休憩
↓1
750: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/31(月) 21:09:17.91 ID:eGGgRjXJ0
2円香
751: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 21:14:38.62 ID:O+yX7Nsb0
2 円香選択
【職員室】
灯織「……あれ」
円香「……はぁ、なんでついてくるわけ?」
灯織「い、いえ……その……偶然でして……」
円香「……なら、さっさと出て行って。用件はないんでしょ」
灯織「もともと用件はありませんでしたが……たった今、用件ならできました!」
円香「……私にはないんだけど」
頑なに私の話に耳を貸さない樋口さんに、一方的にしゃべりかけた……
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【キルリアンカメラ】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】
1.プレゼントを渡す(1つ選択)
2.渡さない
↓1
【職員室】
灯織「……あれ」
円香「……はぁ、なんでついてくるわけ?」
灯織「い、いえ……その……偶然でして……」
円香「……なら、さっさと出て行って。用件はないんでしょ」
灯織「もともと用件はありませんでしたが……たった今、用件ならできました!」
円香「……私にはないんだけど」
頑なに私の話に耳を貸さない樋口さんに、一方的にしゃべりかけた……
-------------------------------------------------
プレゼントを渡しますか?
・現在の所持品
【ミネラルウォーター】
【虹色の乾パン】
【色恋沙汰リング】×2
【スカラベのブローチ】×3
【あしたのグローブ】×2
【おでこのメガネ】×2
【はっぱふんどし】×2
【白うさぎの耳あて】
【もちプリのフィギュア】×2
【ラジオ君人形】
【キルリアンカメラ】
【残鉄剣】
【狂戦士の鎧】
【毛虫くん】
【昭和ラジオ】
【黄金のスペースシャトル】
【聖徳太子の地球儀】
【ミレニアム懸賞問題】
【携帯ゲーム機】
【プロジェクトゾンビ】
【動くこけし】
【オブラート】
【スモールライト】
【古代ツアーチケット】×2
【もしもFAX】
【隕石の矢】
【アゴドリル】×2
【みどりの着ぐるみ】
【あかの着ぐるみ】
【EYE GRASS】
【ジャスティスV変身ベルト】
【ログインボーナス】
1.プレゼントを渡す(1つ選択)
2.渡さない
↓1
752: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/31(月) 21:29:56.45 ID:eGGgRjXJ0
1 キルリアンカメラ
753: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 21:37:40.33 ID:O+yX7Nsb0
【キルリアンカメラを渡した…】
灯織「これ、樋口さんにと思ったんですが……」
円香「……なに?これ、おおよそガラクタに見えるけど」
灯織「キルリアン写真というものをご存じでしょうか……対象物に通電させ、それを写真に収めることでオーラのような波形を撮影する仕組みなのですが……」
円香「……要は、トリック写真でしょ?」
灯織「で、ですが現代では立体物でも適用可能になっていて、幻想的な写真が…」
円香「興味ない」
灯織「……そう、ですか」
円香「……透が生きていれば、喜んだかもね」
(まあ、普通の反応だったかな)
-------------------------------------------------
円香「灯織は絶対にコロシアイはしない……そう言ってた、違う?」
灯織「え……?ち、違いません……が、急にどうしたんですか」
円香「純粋な興味。この学園で、人を手にかけずに……本当に帰れると思ってるの?」
灯織「……と、当然です!私たちだけの力では厳しくとも……学園の外の方々が、きっと動いてくれて……」
円香「カウント。この学園に来てから今日で何日?」
灯織「え?!えっと、確か……」
円香「……もう、即答できる日数じゃないでしょ?」
円香「外の世界だとか……もう、頼れないんじゃない?それに、灯織は二つ目の動機、私と同じだったと思うけど」
灯織「二つ目の動機……?!」
(その瞬間、あのビデオの光景がフラッシュバックした)
(私たち、283プロのアイドルを管理するプロデューサーが、いまにも処刑されようとしていた映像)
灯織「……」
円香「私たちを助けてくれるような人は、もう……相手方の手に落ちている。希望なんて、どこにもない」
円香「ノープランで生還ができると思う?」
1.諦めなければ…
2.樋口さんが協力してくれれば…
3.自由安価
↓1
灯織「これ、樋口さんにと思ったんですが……」
円香「……なに?これ、おおよそガラクタに見えるけど」
灯織「キルリアン写真というものをご存じでしょうか……対象物に通電させ、それを写真に収めることでオーラのような波形を撮影する仕組みなのですが……」
円香「……要は、トリック写真でしょ?」
灯織「で、ですが現代では立体物でも適用可能になっていて、幻想的な写真が…」
円香「興味ない」
灯織「……そう、ですか」
円香「……透が生きていれば、喜んだかもね」
(まあ、普通の反応だったかな)
-------------------------------------------------
円香「灯織は絶対にコロシアイはしない……そう言ってた、違う?」
灯織「え……?ち、違いません……が、急にどうしたんですか」
円香「純粋な興味。この学園で、人を手にかけずに……本当に帰れると思ってるの?」
灯織「……と、当然です!私たちだけの力では厳しくとも……学園の外の方々が、きっと動いてくれて……」
円香「カウント。この学園に来てから今日で何日?」
灯織「え?!えっと、確か……」
円香「……もう、即答できる日数じゃないでしょ?」
円香「外の世界だとか……もう、頼れないんじゃない?それに、灯織は二つ目の動機、私と同じだったと思うけど」
灯織「二つ目の動機……?!」
(その瞬間、あのビデオの光景がフラッシュバックした)
(私たち、283プロのアイドルを管理するプロデューサーが、いまにも処刑されようとしていた映像)
灯織「……」
円香「私たちを助けてくれるような人は、もう……相手方の手に落ちている。希望なんて、どこにもない」
円香「ノープランで生還ができると思う?」
1.諦めなければ…
2.樋口さんが協力してくれれば…
3.自由安価
↓1
754: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/31(月) 21:53:09.78 ID:EiTS2ljro
2
755: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:04:33.39 ID:O+yX7Nsb0
2 選択
灯織「た、たとえ……今目の前に希望がなくても……私たちには仲間がいます」
灯織「だから、樋口さんも協力してくれれば……」
円香「……ふざけないでくれる?」
円香「よりにもよって、それを私の前で言うなんて……本当に浅慮」
(し、しまった……地雷を踏んでしまった……?!)
円香「透も小糸も、あなたのそのペテンで……絆に縋ろうとしたから命を落とした」
円香「だから灯織が絆を口にするたび、私はそれを否定する……そう言ったはず」
灯織「で、ですが……そうやって否定していても、何も!」
円香「だから、殺人という方法から目を背けるのはもうやめにしない?」
円香「……灯織が真の意味で前を見た時、私も心を開くかもね」
(樋口さんの言う真の意味で前をみるということ……)
(それは【現実】を見るということ……なんだろう)
(でも、そんなのって……)
【親愛度が上昇しました!】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【現在の樋口円香の親愛度…6.0】
-------------------------------------------------
【スキル:ポシェットの中にはの判定に移ります】
【直下コンマの末尾の数字と同じ枚数のモノクマメダルを獲得できます】
↓1
灯織「た、たとえ……今目の前に希望がなくても……私たちには仲間がいます」
灯織「だから、樋口さんも協力してくれれば……」
円香「……ふざけないでくれる?」
円香「よりにもよって、それを私の前で言うなんて……本当に浅慮」
(し、しまった……地雷を踏んでしまった……?!)
円香「透も小糸も、あなたのそのペテンで……絆に縋ろうとしたから命を落とした」
円香「だから灯織が絆を口にするたび、私はそれを否定する……そう言ったはず」
灯織「で、ですが……そうやって否定していても、何も!」
円香「だから、殺人という方法から目を背けるのはもうやめにしない?」
円香「……灯織が真の意味で前を見た時、私も心を開くかもね」
(樋口さんの言う真の意味で前をみるということ……)
(それは【現実】を見るということ……なんだろう)
(でも、そんなのって……)
【親愛度が上昇しました!】
【スキル:HAPPY-!NGの効果により親愛度上昇値がわずかに増えます!】
【現在の樋口円香の親愛度…6.0】
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【スキル:ポシェットの中にはの判定に移ります】
【直下コンマの末尾の数字と同じ枚数のモノクマメダルを獲得できます】
↓1
756: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/05/31(月) 22:06:12.66 ID:eGGgRjXJ0
あ
757: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:08:16.01 ID:O+yX7Nsb0
【コンマ66】
【モノクマメダル6枚を獲得しました!】
【現在のモノクマメダル枚数…71枚】
【CHAPTER04におけるすべての自由行動が終了しました】
【事件発生パートへと移ります】
758: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:09:49.27 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
今日も皆さんと学校の散策をしたけど、成果は無し……
……はぁ、ダメダメ、変に考え込むと気が滅入っちゃう。
とりあえず空腹を満たして気分を明るくしないと。
そう思って扉に近づいていくと、下の隙間から一枚の手紙が差し込まれていることに気が付いた。
拾い上げて中を開いてみると、きれいな字で『灯織へ』と書いてあった。
『灯織へ
夜分遅くに失礼。
大事な話があるから、食堂に来てもらえるかな?
大丈夫、心配はいらないよ。
他のみんなも全員招待してある。
みんなで一つ企画したいことがあってね、
灯織にも参加してもらえるとありがたいな。
白瀬咲耶より』
……咲耶さんから?それに、企画って……
文面から見ても、下手な心配はいらないみたい。
それより皆さんをお待たせしても良くないし、急いで食堂に向かおう。
【灯織の部屋】
今日も皆さんと学校の散策をしたけど、成果は無し……
……はぁ、ダメダメ、変に考え込むと気が滅入っちゃう。
とりあえず空腹を満たして気分を明るくしないと。
そう思って扉に近づいていくと、下の隙間から一枚の手紙が差し込まれていることに気が付いた。
拾い上げて中を開いてみると、きれいな字で『灯織へ』と書いてあった。
『灯織へ
夜分遅くに失礼。
大事な話があるから、食堂に来てもらえるかな?
大丈夫、心配はいらないよ。
他のみんなも全員招待してある。
みんなで一つ企画したいことがあってね、
灯織にも参加してもらえるとありがたいな。
白瀬咲耶より』
……咲耶さんから?それに、企画って……
文面から見ても、下手な心配はいらないみたい。
それより皆さんをお待たせしても良くないし、急いで食堂に向かおう。
759: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:11:06.18 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
【食堂】
灯織「……音楽会、ですか?」
咲耶「というと堅苦しいね、283プロ所属のアイドルが一堂に集う……私たちだけの【ライブ】、という方がいいかな?」
めぐる「それ、すごく楽しそうだね!」
雛菜「どうしてそんな急に~?」
咲耶「この学園にいるとどうしても鬱屈とした毎日になってしまうからね、ここらで気分転換でもしようかと思ったんだ。……迷惑だったかな?」
雛菜「いえいえ~!すっごくいい試みだと思いますよ~!」
灯織「はい、私も雛菜と同じ意見です。ぜひ、私もお手伝いさせてください」
智代子「そういえば4階には音楽室があったんだっけ?」
愛依「なんかめっちゃでかい音楽ホールだったよね……確かにライブもできちゃうかも!」
凛世「はい……音響設備も万全でございました……」
咲耶「メンバーは抜けてしまったところもあるけれど、私たちにはソロ曲もあることだしね」
愛依「はいはい!うちみんなのソロ曲めっちゃ聴きたい!」
摩美々「えー?それって全員参加ー?」
灯織「ま、摩美々さん……」
摩美々「灯織がボイストレーニング足りてないから延期して欲しいってー」
灯織「い、言ってません!」
(意外にも摩美々さんは乗り気だ……)
【食堂】
灯織「……音楽会、ですか?」
咲耶「というと堅苦しいね、283プロ所属のアイドルが一堂に集う……私たちだけの【ライブ】、という方がいいかな?」
めぐる「それ、すごく楽しそうだね!」
雛菜「どうしてそんな急に~?」
咲耶「この学園にいるとどうしても鬱屈とした毎日になってしまうからね、ここらで気分転換でもしようかと思ったんだ。……迷惑だったかな?」
雛菜「いえいえ~!すっごくいい試みだと思いますよ~!」
灯織「はい、私も雛菜と同じ意見です。ぜひ、私もお手伝いさせてください」
智代子「そういえば4階には音楽室があったんだっけ?」
愛依「なんかめっちゃでかい音楽ホールだったよね……確かにライブもできちゃうかも!」
凛世「はい……音響設備も万全でございました……」
咲耶「メンバーは抜けてしまったところもあるけれど、私たちにはソロ曲もあることだしね」
愛依「はいはい!うちみんなのソロ曲めっちゃ聴きたい!」
摩美々「えー?それって全員参加ー?」
灯織「ま、摩美々さん……」
摩美々「灯織がボイストレーニング足りてないから延期して欲しいってー」
灯織「い、言ってません!」
(意外にも摩美々さんは乗り気だ……)
760: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:12:05.29 ID:O+yX7Nsb0
咲耶「それに、ユニット曲を歌うこともみんなへの弔いになるのかもしれない……」
摩美々「……そうだねー」
(咲耶さん……やっぱりまだ霧子さんのことが……)
めぐる「うんうん!やろう、絶対やろう!」
灯織「めぐる……うん!」
めぐる「後で一緒に真乃のパートの割り振りも決めなきゃね、灯織!」
雛菜「やるんだったら盛大にやりたいですよね〜、照明とか〜、音響とか〜」
摩美々「楽器とかもあったし生演奏できるんじゃなーい?」
智代子「はい!はい!それならわたし、チョコっとだけならピアノ弾けるよ!」
愛依「え?!マジ?!チョコちゃんやるじゃん!」
智代子「えへへ、いっときチョコアイドルと並行して練習してた時がありまして……」
摩美々「はいはい、その前に準備でしょー?」
咲耶「そうだね……実際ピアノも点検ができているかもわからないし、ひとまず音楽室にみんなで行ってみようか。計画を立てるのはそこからにしよう」
私たちは咲耶さんの立案のもと、簡易ライブを開くために、そのロケハンに音楽室へと踏み入れた。
761: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:14:26.80 ID:O+yX7Nsb0
【音楽室】
雛菜「あは〜、雛菜の住んでる街の音楽ホールぐらいには広いですね〜?」
音楽室は雛菜の言う通り、文字通り音楽ホールといった感じの構造。
防音加工の施された壁が真上まで見上げてやっと天井といった形。
壁にはかなりの大きさのスピーカーが取り付けられて、劇場型の座席に向かって音が照射される。
智代子「座席もふかふか〜!なんだかこう……ポップなコーン的なものがつまみたくならない?!」
めぐる「わかるわかる!映画とか行ったらつい買っちゃうんだよね〜!」
摩美々「私はチュロスが食べたいかなー」
座席向かって正面はステージ。
座席より人一人分弱ほどの高さには奥行きがあり、カーテンや垂れ幕もしっかり用意されている。
上演の際にはこれらが開いて演者が登場する仕組みだ。
摩美々「はーい、3、2、1、キュー」
咲耶「……ボクだけ、見ていてくれないかい?」
愛依「オレから目、離すんじゃねえぞ……」
智代子「に、似合いすぎている……?!」
(なぜか王子様大会が開かれている)
咲耶「フフ、私と愛依でミュージカルをしてもいいかもしれないね」
愛依「お?やる?うちも冬優子ちゃんと勉強したからちょっと自信あるんだー」
他にも上下するバトン、ステージを下から照らすグランドランプ、バンド演奏のためであろうアンプなど多目的な利用が可能になっている。
雛菜「円香先輩のソロ曲、これで聴きたかったな〜」
灯織「雛菜……?樋口さん、ギターが得意なの?」
雛菜「違うよ〜?円香先輩のソロ曲ってなんかそんな感じじゃない~?」
雛菜「街頭で一人で歌ってそうな感じっていうか〜?」
(……シンガーソングライターのイメージなのかな)
雛菜「あは〜、雛菜の住んでる街の音楽ホールぐらいには広いですね〜?」
音楽室は雛菜の言う通り、文字通り音楽ホールといった感じの構造。
防音加工の施された壁が真上まで見上げてやっと天井といった形。
壁にはかなりの大きさのスピーカーが取り付けられて、劇場型の座席に向かって音が照射される。
智代子「座席もふかふか〜!なんだかこう……ポップなコーン的なものがつまみたくならない?!」
めぐる「わかるわかる!映画とか行ったらつい買っちゃうんだよね〜!」
摩美々「私はチュロスが食べたいかなー」
座席向かって正面はステージ。
座席より人一人分弱ほどの高さには奥行きがあり、カーテンや垂れ幕もしっかり用意されている。
上演の際にはこれらが開いて演者が登場する仕組みだ。
摩美々「はーい、3、2、1、キュー」
咲耶「……ボクだけ、見ていてくれないかい?」
愛依「オレから目、離すんじゃねえぞ……」
智代子「に、似合いすぎている……?!」
(なぜか王子様大会が開かれている)
咲耶「フフ、私と愛依でミュージカルをしてもいいかもしれないね」
愛依「お?やる?うちも冬優子ちゃんと勉強したからちょっと自信あるんだー」
他にも上下するバトン、ステージを下から照らすグランドランプ、バンド演奏のためであろうアンプなど多目的な利用が可能になっている。
雛菜「円香先輩のソロ曲、これで聴きたかったな〜」
灯織「雛菜……?樋口さん、ギターが得意なの?」
雛菜「違うよ〜?円香先輩のソロ曲ってなんかそんな感じじゃない~?」
雛菜「街頭で一人で歌ってそうな感じっていうか〜?」
(……シンガーソングライターのイメージなのかな)
762: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:17:10.30 ID:O+yX7Nsb0
咲耶「……うん、やはりライブ会場としてはここが一番だろうけど設備の細かい面はどうかな?」
めぐる「マイクにライトも充実してるよねー」
灯織「管理はステージ脇の部屋で行えるみたいですよ」
凛世「そちらも、点検しておきましょう……」
-------------------------------------------------
【制御室】
咲耶「なるほど……ここでバトンの昇降や照明の調整を行えるんだね」
灯織「角度、タイミング……細かな指定は全部手動のようですね」
凛世「くわえて……電力もこちらの部屋から供給されるようです……」
雛菜「みたいですね~、おっきいブレーカー!」
めぐる「じゃあライブ中は誰かがここで管理しておくべきなのかな?」
愛依「変わりばんこでやろっか、一人だけがずっとやってたらライブ聴けなくて勿体ないし!」
咲耶「そうだね、操作自体はそう難しくなさそうだし誰でも扱えるはずだよ」
智代子「それにエアコンも部屋についてるから、快適そうだよね!」
摩美々「灯織ー、うっかりライブ中に照明落としたりしないでねー」
灯織「だ、大丈夫です……今からマニュアルを頭から熟読しますから!」
雛菜「灯織ちゃんってば真面目だね~?」
咲耶「マニュアルを全部読む必要は……ないと思うけどね」
めぐる「マイクにライトも充実してるよねー」
灯織「管理はステージ脇の部屋で行えるみたいですよ」
凛世「そちらも、点検しておきましょう……」
-------------------------------------------------
【制御室】
咲耶「なるほど……ここでバトンの昇降や照明の調整を行えるんだね」
灯織「角度、タイミング……細かな指定は全部手動のようですね」
凛世「くわえて……電力もこちらの部屋から供給されるようです……」
雛菜「みたいですね~、おっきいブレーカー!」
めぐる「じゃあライブ中は誰かがここで管理しておくべきなのかな?」
愛依「変わりばんこでやろっか、一人だけがずっとやってたらライブ聴けなくて勿体ないし!」
咲耶「そうだね、操作自体はそう難しくなさそうだし誰でも扱えるはずだよ」
智代子「それにエアコンも部屋についてるから、快適そうだよね!」
摩美々「灯織ー、うっかりライブ中に照明落としたりしないでねー」
灯織「だ、大丈夫です……今からマニュアルを頭から熟読しますから!」
雛菜「灯織ちゃんってば真面目だね~?」
咲耶「マニュアルを全部読む必要は……ないと思うけどね」
763: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:18:20.00 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
咲耶「うん……ライブ自体は支障なく実施できそうだね」
摩美々「みたいですねー」
雛菜「せっかくだから雛菜はもっと派手にやりたいですね〜」
めぐる「だね!本当のライブみたいにステージも飾り付けたり、団扇を振ったりしたいなー!」
愛依「簡単なやつならうちらでも作れるんじゃね?ほら、倉庫にもまっさらな団扇余ってたよね?」
凛世「はい……舞台上にセットを組むのは難しいですが……照明の上からセロハンを貼れば、色彩を加えることも可能です……」
智代子「あっ、それじゃあ今度こそポップコーンを用意するのはどうかな?」
灯織「もう……ライブ中お客さんお菓子食べたりはしてないでしょ?」
咲耶「いや、構わないよ。せっかくだから私と愛依とで本格的にミュージカルをやりたいという話にさっきなってね」
愛依「うんうん、カッコよくキメるかんね!」
咲耶「ミュージカルなら、むしろ嗜好品がある方が雰囲気も出るかもしれないね」
摩美々「えー?そうですかぁ?」
咲耶「というのは建前で、私も食べたいのが本音なのだけれどね」
智代子「咲耶ちゃん……わかった、不肖園田智代子……みんなのためにお菓子をご用意させていただきます!」
-------------------------------------------------
咲耶「さて、突然みんなを連れ出してすまなかったね、今日のところは引き上げて明日準備を本格的に進めよう」
灯織「はい、そうですね」
めぐる「うー!今からワクワクだよー!」
音楽室でのライブは滞りなく実行できそう。
私たちはライブへの期待を胸に、それぞれの個室へと戻っていった……
咲耶「うん……ライブ自体は支障なく実施できそうだね」
摩美々「みたいですねー」
雛菜「せっかくだから雛菜はもっと派手にやりたいですね〜」
めぐる「だね!本当のライブみたいにステージも飾り付けたり、団扇を振ったりしたいなー!」
愛依「簡単なやつならうちらでも作れるんじゃね?ほら、倉庫にもまっさらな団扇余ってたよね?」
凛世「はい……舞台上にセットを組むのは難しいですが……照明の上からセロハンを貼れば、色彩を加えることも可能です……」
智代子「あっ、それじゃあ今度こそポップコーンを用意するのはどうかな?」
灯織「もう……ライブ中お客さんお菓子食べたりはしてないでしょ?」
咲耶「いや、構わないよ。せっかくだから私と愛依とで本格的にミュージカルをやりたいという話にさっきなってね」
愛依「うんうん、カッコよくキメるかんね!」
咲耶「ミュージカルなら、むしろ嗜好品がある方が雰囲気も出るかもしれないね」
摩美々「えー?そうですかぁ?」
咲耶「というのは建前で、私も食べたいのが本音なのだけれどね」
智代子「咲耶ちゃん……わかった、不肖園田智代子……みんなのためにお菓子をご用意させていただきます!」
-------------------------------------------------
咲耶「さて、突然みんなを連れ出してすまなかったね、今日のところは引き上げて明日準備を本格的に進めよう」
灯織「はい、そうですね」
めぐる「うー!今からワクワクだよー!」
音楽室でのライブは滞りなく実行できそう。
私たちはライブへの期待を胸に、それぞれの個室へと戻っていった……
764: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:20:35.03 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
キーン、コーン…カーン、コーン
モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』
モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』
そういえばこうやってみんなとライブをするのっていつぶりだろう……
283プロのメンバーが一堂に会することもそう多いわけではなかったし、新鮮な気持ち……
元はと言えば、これも合宿だったんだもんね。
明日のライブには、ただ楽しむ意味だけじゃなく
この学園で生きると言うことに対する強いメッセージと責任が込められている。
真乃たちに顔向けできないようなライブにしちゃダメだ……
今日はボイストレーニングをしてから寝ようかな……
せっかくの完全防音なんだし……
よし……
-------------------------------------------------
【灯織の部屋】
キーン、コーン…カーン、コーン
モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』
モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』
そういえばこうやってみんなとライブをするのっていつぶりだろう……
283プロのメンバーが一堂に会することもそう多いわけではなかったし、新鮮な気持ち……
元はと言えば、これも合宿だったんだもんね。
明日のライブには、ただ楽しむ意味だけじゃなく
この学園で生きると言うことに対する強いメッセージと責任が込められている。
真乃たちに顔向けできないようなライブにしちゃダメだ……
今日はボイストレーニングをしてから寝ようかな……
せっかくの完全防音なんだし……
よし……
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790: ◆zbOQ645F4s 2021/06/01(火) 13:23:15.36 ID:KQ9pODH70
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_____
_______
【灯織の部屋】
キーン、コーン…カーン、コーン
モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!』
モノクマ『起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』
さて、今日はライブがあるんだよね。
一日中そのお手伝いかな?
とりあえずは食堂に行ってみよう……
766: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:23:49.16 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
【食堂】
咲耶「やあ、灯織。コンディションはいかがかな?」
灯織「咲耶さん……おはようございます、昨晩のうちに喉はしっかり調整しておきました!」
摩美々「ほーら言った通りじゃーん」
灯織「ま、摩美々さん……?」
咲耶「フフ、私よりも摩美々の方が灯織に関しては詳しいのかな?」
灯織「は、はぁ……」
食堂ではみんなそれぞれが既に準備に取り掛かっていた。
わ、私も急いでお手伝いしないと……!
智代子「灯織ちゃん灯織ちゃん!ちょっとこっち手伝ってもらってもいいかな?!」
灯織「え?うん……それ、団扇?」
智代子「そうなんだよー、ライブに参加する9人分全部作ろうかと思ったら、すごい枚数になっちゃって……」
(9×9ってことか……)
(でも、この生活が始まった当初のことを思えば少なくなっちゃってるんだよね……)
【食堂】
咲耶「やあ、灯織。コンディションはいかがかな?」
灯織「咲耶さん……おはようございます、昨晩のうちに喉はしっかり調整しておきました!」
摩美々「ほーら言った通りじゃーん」
灯織「ま、摩美々さん……?」
咲耶「フフ、私よりも摩美々の方が灯織に関しては詳しいのかな?」
灯織「は、はぁ……」
食堂ではみんなそれぞれが既に準備に取り掛かっていた。
わ、私も急いでお手伝いしないと……!
智代子「灯織ちゃん灯織ちゃん!ちょっとこっち手伝ってもらってもいいかな?!」
灯織「え?うん……それ、団扇?」
智代子「そうなんだよー、ライブに参加する9人分全部作ろうかと思ったら、すごい枚数になっちゃって……」
(9×9ってことか……)
(でも、この生活が始まった当初のことを思えば少なくなっちゃってるんだよね……)
767: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:25:00.86 ID:O+yX7Nsb0
摩美々「言うほど私たちのライブに団扇持ってくる人っていますー?」
雛菜「ピカピカ光る棒みたいなののイメージが強いですよね〜」
愛依「まあ、でも古き良きデントー、みたいな感じじゃん?うちは団扇いいと思うけどなー!」
凛世「うちは、団扇……ふふっ……♪」
愛依「えっ?!あ、ち、違う違う!違う系!マジでウッカリ!」
灯織「ふふっ……」
(でも、なんだか本当に楽しみだな……アイドルとしての本懐なわけだし、貴重な経験にもなりそう)
灯織「よし、私も手伝うよ!チョコ!」
智代子「やる気だねえ灯織ちゃん!それじゃあこれ、頼めるかな!」ドッサリ
私の前には団扇が山積みに。
智代子「カッターで名前を切って貼り付けるだけだから!頑張ろう!」
(……カッターで文字を切ると言っても図案が漢字なんだけど)
愛依「アッハハ……うちの名前複雑でごめんね……」
雛菜「あは〜?」
智代子「むしろめぐるちゃん以外みんな複雑なんだけどね……」
……それからしばらくの間団扇の作業を手伝っていた。
768: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:26:21.40 ID:O+yX7Nsb0
咲耶「さて、そろそろ会場の設営に移ろうか」
愛依「灯織ちゃんたちどう?団扇終わりそうなん?」
智代子「灯織ちゃんが来てくれたおかげで終わりが見えてきたよー……全部終わったら持っていくからね!」
咲耶「会場で行うべきは配電設備と照明の調整、それと装飾かな?」
凛世「紙細工の装飾品が、こちらに……」
雛菜「かわいいですね〜、こういうの得意なんですか〜?」
凛世「果穂さんと製作する機会が、幾度か……」
めぐる「すごーい!器用なんだね!」
咲耶「配電と照明は全員に一度は担当してもらう手筈だからね、食堂での作業が終わったらみんなも合流してもらえるかい?」
智代子「了解です!」
灯織「はい、それじゃあまた後で……」
食堂からは数人が立ち去り、音楽室へと向かっていった。
残った私たちはここでの準備。
めぐる「あ、チョコ!わたしが団扇をやるからお菓子作りしてくれていいよー?」
智代子「めぐるちゃん……いいの?!」
めぐる「うんうん!チョコのほうがお菓子作りは得意だと思うし、なによりチョコがやりたいかなーって」
智代子「めぐるちゃん……!!うぅ、その優しさが身に染みます……!!任せて、代わりに絶品メニューを用意してくるからね!」
というわけで私とめぐるは団扇作りの続き、
凛世とチョコは厨房でお菓子やドリンクの準備にあたった。
769: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:28:02.12 ID:O+yX7Nsb0
___
_____
_______
めぐる「かーんせーい!!」
灯織「お疲れ様、めぐる。なんとか全員分できたね」
現場音楽会に参加する9人の名前をカッターで切り出し、団扇に貼り付けたものが9セット。
これで完成した形になる。
智代子「おっ、二人ともできた?!」
灯織「うん、とりあえずは完成かな。そっちはどう?ライブ中に食べるお菓子の準備は……」
凛世「万事、恙無く……ぽっぷこーん、ちゅろす、そしてほっとどっぐのご用意もございます……」
めぐる「うーん、いい匂い〜!それだけあれば万全だね!」
智代子「凛世ちゃんのおかげだよー、凛世ちゃんが全部テキパキやってくれちゃった!」
凛世「いえ……凛世は智代子さんのご指示に従ったまで……れしぴをご教授いただかねば、凛世では……」
灯織「流石の放クラの連携ってところなのかな」
めぐる「うんうん!」
智代子「じゃあ……そろそろ音楽室組と合流しよっか!」
凛世「はい、拵えたものをお持ちして……いざ、参りましょう……」
めぐる「オッケー!うわとと、団扇は嵩張るから一発じゃ持っていけないね!」
灯織「めぐる、この箱を使って……」
完成品の団扇を箱に詰めたり、作ったお菓子を容器に移したり……準備を整えた後私たちは音楽室へと向かった。
_____
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めぐる「かーんせーい!!」
灯織「お疲れ様、めぐる。なんとか全員分できたね」
現場音楽会に参加する9人の名前をカッターで切り出し、団扇に貼り付けたものが9セット。
これで完成した形になる。
智代子「おっ、二人ともできた?!」
灯織「うん、とりあえずは完成かな。そっちはどう?ライブ中に食べるお菓子の準備は……」
凛世「万事、恙無く……ぽっぷこーん、ちゅろす、そしてほっとどっぐのご用意もございます……」
めぐる「うーん、いい匂い〜!それだけあれば万全だね!」
智代子「凛世ちゃんのおかげだよー、凛世ちゃんが全部テキパキやってくれちゃった!」
凛世「いえ……凛世は智代子さんのご指示に従ったまで……れしぴをご教授いただかねば、凛世では……」
灯織「流石の放クラの連携ってところなのかな」
めぐる「うんうん!」
智代子「じゃあ……そろそろ音楽室組と合流しよっか!」
凛世「はい、拵えたものをお持ちして……いざ、参りましょう……」
めぐる「オッケー!うわとと、団扇は嵩張るから一発じゃ持っていけないね!」
灯織「めぐる、この箱を使って……」
完成品の団扇を箱に詰めたり、作ったお菓子を容器に移したり……準備を整えた後私たちは音楽室へと向かった。
770: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:30:39.53 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
【音楽室】
灯織「失礼します……!」
音楽室に足を踏み入れた。
既に咲耶さんたちによって飾り付けは進んでおり、照明の調整などを行なっている様子。
めぐる「わー!すごいすごい!とっても楽しそうだよー!」
凛世「はい、凛世の用意した紙細工を吊るしていただき……華やいでおります……」
智代子「わあ、すごいね……本格的!」
私たちが会場の飾り付けにはしゃいでいるとすぐに主催の咲耶さんが姿を現した。
咲耶「やあ、四人ともお疲れ様。準備はできたのかな?」
めぐる「バッチリだよー!ほら!」
咲耶「素晴らしい出来だね、これなら団扇で音楽会も楽しいものになるだろうね」
灯織「会場の設営も順調みたいですね……お疲れ様です」
咲耶「ああ、摩美々たちも精力的に動いてくれたからね。彩はバッチリさ」
咲耶「照明も初めて触ったものではあるけど、誰でも手軽に操作は行えそうだ。後で四人にも確認してもらうよ」
凛世「はい……ぜひご鞭撻を……」
智代子「みんなで代わりばんこに操作するんだもんね!」
凛世「あの、みなさん長きの作業でお疲れのものとお見受けいたします……凛世が、ドリンクをお持ちしたので……ぜひ」
咲耶「これはありがたいね、そのためのクーラーボックスだったのかい?」
智代子「うんうん!せっかくなら冷たいジュースが飲みたいからね!」
凛世「作業中の愛依さん、雛菜さん、摩美々さんにもお持ちして参ります……」
咲耶「凛世は気がきくね、頼めるかい?」
凛世「はい……では、失礼いたします……」
【音楽室】
灯織「失礼します……!」
音楽室に足を踏み入れた。
既に咲耶さんたちによって飾り付けは進んでおり、照明の調整などを行なっている様子。
めぐる「わー!すごいすごい!とっても楽しそうだよー!」
凛世「はい、凛世の用意した紙細工を吊るしていただき……華やいでおります……」
智代子「わあ、すごいね……本格的!」
私たちが会場の飾り付けにはしゃいでいるとすぐに主催の咲耶さんが姿を現した。
咲耶「やあ、四人ともお疲れ様。準備はできたのかな?」
めぐる「バッチリだよー!ほら!」
咲耶「素晴らしい出来だね、これなら団扇で音楽会も楽しいものになるだろうね」
灯織「会場の設営も順調みたいですね……お疲れ様です」
咲耶「ああ、摩美々たちも精力的に動いてくれたからね。彩はバッチリさ」
咲耶「照明も初めて触ったものではあるけど、誰でも手軽に操作は行えそうだ。後で四人にも確認してもらうよ」
凛世「はい……ぜひご鞭撻を……」
智代子「みんなで代わりばんこに操作するんだもんね!」
凛世「あの、みなさん長きの作業でお疲れのものとお見受けいたします……凛世が、ドリンクをお持ちしたので……ぜひ」
咲耶「これはありがたいね、そのためのクーラーボックスだったのかい?」
智代子「うんうん!せっかくなら冷たいジュースが飲みたいからね!」
凛世「作業中の愛依さん、雛菜さん、摩美々さんにもお持ちして参ります……」
咲耶「凛世は気がきくね、頼めるかい?」
凛世「はい……では、失礼いたします……」
771: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:32:16.07 ID:O+yX7Nsb0
______
________
_________
愛依「……あれ?そういえばチュロス……どこ?」
凛世「はて……」
智代子「あれ?確かに作ったはずだけど……もしかして、持ってくるのを忘れちゃった?」
灯織「結構ドタバタしてたもんね……確認せずに戻ってきたし、もしかしたら食堂に置きっぱなしかも」
めぐる「わわっ、せっかく作ったのに勿体ないよ!急いで取りに戻らなきゃ!」
智代子「ご、ごめん!ついうっかりわたしが忘れちゃったんだね?!急いで取りに行ってくるよ!」
咲耶「そうだね、それじゃあ一旦音楽会の開幕は待つとして……」
灯織「チョコ、私もついて行くよ」
智代子「ひ、灯織ちゃん……そんな、悪いよ!」
灯織「ううん、一応念のため。単独行動は避けた方がいいし……」
凛世「でしたら、凛世もお供いたします……」
智代子「凛世ちゃん?!」
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愛依「……あれ?そういえばチュロス……どこ?」
凛世「はて……」
智代子「あれ?確かに作ったはずだけど……もしかして、持ってくるのを忘れちゃった?」
灯織「結構ドタバタしてたもんね……確認せずに戻ってきたし、もしかしたら食堂に置きっぱなしかも」
めぐる「わわっ、せっかく作ったのに勿体ないよ!急いで取りに戻らなきゃ!」
智代子「ご、ごめん!ついうっかりわたしが忘れちゃったんだね?!急いで取りに行ってくるよ!」
咲耶「そうだね、それじゃあ一旦音楽会の開幕は待つとして……」
灯織「チョコ、私もついて行くよ」
智代子「ひ、灯織ちゃん……そんな、悪いよ!」
灯織「ううん、一応念のため。単独行動は避けた方がいいし……」
凛世「でしたら、凛世もお供いたします……」
智代子「凛世ちゃん?!」
772: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:33:31.85 ID:O+yX7Nsb0
凛世「凛世も、飲み物を補充いたしたく……食堂に向かうのなら、お供したいのです……」
灯織「あれ、足りなかった?」
凛世「はい……おひとり一本、ペットボトル500ml程度ではやはり不足かと……」
摩美々「まぁ、歌ったりするんだしもうちょっとあった方が安心かもねー」
めぐる「あっ!だったらわたしも一緒に行っていいかな?!」
灯織「め、めぐるまで?!何か足りないものでもあった?!」
めぐる「ううん、そういうわけじゃないんだけど……」
めぐる「やっぱり、みんなでライブをやるんだったら、円香も来てほしいなって……ダメ、かな?」
灯織「めぐる……」
咲耶「……めぐる、むしろ私からお願いできるかい?」
咲耶「円香もこのライブに招待してほしい」
めぐる「……!!うん、任せて!」
灯織「ふふ、やっぱりめぐるはすごいね」
めぐる「えへへ、そうかなぁ?」
灯織「うん、私じゃ樋口さんの説得にはなかなか踏み切れないだろうから……逡巡なく判断できるめぐるはすごいと思う」
めぐる「わたしはただ、みんなで一緒に過ごしたいってだけだよー!」
というわけで、私たちはチュロスの回収、ドリンクの補充、樋口さんの勧誘を目的に
再び学校エリアから寄宿舎エリアへと戻ることになった。
773: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:35:03.34 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
【寄宿舎エリア】
凛世「では、凛世たちは食堂で飲食物の補充を……」
智代子「いってきます!」
灯織「うん、オッケー。それじゃあ私とめぐるは樋口さんのところで勧誘に行ってみるね」
めぐる「絶対円香も連れ出して見せるから、期待してて!」
凛世「ふふ……♪はい、お頼み申し上げます……」
智代子「せっかくだからみんなで楽しみたいもんね!」
私とめぐるは二人と食堂の前で別れると、そのまま樋口さんの部屋を訪問することにした。
-------------------------------------------------
【円香の部屋】
ピンポーン
めぐる「円香――――!!もしもーし!!」
灯織「めぐる……個室は防音だからいくら叫んでも聞こえないよ」
ピンポーン
めぐる「でも、何度鳴らしても反応がないんだよ?」
灯織「うん……もしかしたら、個室には今いないのかも」
ピンポーン
めぐる「はぁ……ダメかぁ……どうしてこうなっちゃったんだろう……」
どうしてこうなった……
樋口さんに関しては、それは初めからだろう。この学園に踏み入れたその時から、彼女は幼馴染のために動いて、そして幼馴染を失って、今に至る。
また一緒のステージに立ってライブ、だなんて高望みだったかもしれない。
灯織「めぐる、しょうがないよ。今は二人と合流して、音楽室に戻ろう?」
めぐる「うーん……そうするしかないのかな」
【寄宿舎エリア】
凛世「では、凛世たちは食堂で飲食物の補充を……」
智代子「いってきます!」
灯織「うん、オッケー。それじゃあ私とめぐるは樋口さんのところで勧誘に行ってみるね」
めぐる「絶対円香も連れ出して見せるから、期待してて!」
凛世「ふふ……♪はい、お頼み申し上げます……」
智代子「せっかくだからみんなで楽しみたいもんね!」
私とめぐるは二人と食堂の前で別れると、そのまま樋口さんの部屋を訪問することにした。
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【円香の部屋】
ピンポーン
めぐる「円香――――!!もしもーし!!」
灯織「めぐる……個室は防音だからいくら叫んでも聞こえないよ」
ピンポーン
めぐる「でも、何度鳴らしても反応がないんだよ?」
灯織「うん……もしかしたら、個室には今いないのかも」
ピンポーン
めぐる「はぁ……ダメかぁ……どうしてこうなっちゃったんだろう……」
どうしてこうなった……
樋口さんに関しては、それは初めからだろう。この学園に踏み入れたその時から、彼女は幼馴染のために動いて、そして幼馴染を失って、今に至る。
また一緒のステージに立ってライブ、だなんて高望みだったかもしれない。
灯織「めぐる、しょうがないよ。今は二人と合流して、音楽室に戻ろう?」
めぐる「うーん……そうするしかないのかな」
774: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:37:12.07 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
【食堂】
智代子「あ、二人ともどうだった……って、そっか……そうだよね」
凛世「残念ですが、致し方ないことと存じます……」
めぐる「うぅ……ごめんね」
智代子「ううん!めぐるちゃんはむしろよくやってくれてるよ!わたしたちはなかなか気後れして出来ないことだから……!」
灯織「うん、チョコの言う通りだよ。めぐるはめぐるにしかできないことをしっかりやってくれてるから……だ、大丈夫!」
めぐる「えへへ、そう言われると照れちゃうな」
灯織「めぐるは私にはできないことができる、それは本当だから……落ち込まなくていいからね」
めぐる「灯織ぃ~~~!!」
灯織「ちょ、ちょっと……急に……っ!」
智代子「あはは、ごちそうさまです」
凛世「では、音楽室に戻って……いざ、ライブと参りましょう……」
【食堂】
智代子「あ、二人ともどうだった……って、そっか……そうだよね」
凛世「残念ですが、致し方ないことと存じます……」
めぐる「うぅ……ごめんね」
智代子「ううん!めぐるちゃんはむしろよくやってくれてるよ!わたしたちはなかなか気後れして出来ないことだから……!」
灯織「うん、チョコの言う通りだよ。めぐるはめぐるにしかできないことをしっかりやってくれてるから……だ、大丈夫!」
めぐる「えへへ、そう言われると照れちゃうな」
灯織「めぐるは私にはできないことができる、それは本当だから……落ち込まなくていいからね」
めぐる「灯織ぃ~~~!!」
灯織「ちょ、ちょっと……急に……っ!」
智代子「あはは、ごちそうさまです」
凛世「では、音楽室に戻って……いざ、ライブと参りましょう……」
775: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:38:21.56 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
【学校エリア 4F】
智代子「ふぅ……結構時間かかっちゃったね」
めぐる「うん、四階だもんねー。荷物をもって上がるのも一苦労だよー」
凛世「凛世たちがお付き合いして、正解でした……」
灯織「だね、一人でこれだけの荷物をもって往復するのは大変だよ」
私たちは食堂から荷物を抱え込んで音楽室のある4階まで戻ってきた。
チュロスをはじめとして、ドリンクの補充も行ったことで荷物の重量はそれなりになり、
分担して持つことでここまで来ることができた。
チョコについて行って正解だったな。
智代子「音楽室は……こっちだね!」
チョコの先導で私たちは音楽室へとたどり着く。
結構時間もかかってしまった。みなさんお待ちかねのはずだ。
急いで戻らないと……と音楽室に向き合ったその時。
めぐる「……あれ?」
灯織「どうしたの?めぐる」
めぐる「むむむ……?扉が、開かないよ……」
【学校エリア 4F】
智代子「ふぅ……結構時間かかっちゃったね」
めぐる「うん、四階だもんねー。荷物をもって上がるのも一苦労だよー」
凛世「凛世たちがお付き合いして、正解でした……」
灯織「だね、一人でこれだけの荷物をもって往復するのは大変だよ」
私たちは食堂から荷物を抱え込んで音楽室のある4階まで戻ってきた。
チュロスをはじめとして、ドリンクの補充も行ったことで荷物の重量はそれなりになり、
分担して持つことでここまで来ることができた。
チョコについて行って正解だったな。
智代子「音楽室は……こっちだね!」
チョコの先導で私たちは音楽室へとたどり着く。
結構時間もかかってしまった。みなさんお待ちかねのはずだ。
急いで戻らないと……と音楽室に向き合ったその時。
めぐる「……あれ?」
灯織「どうしたの?めぐる」
めぐる「むむむ……?扉が、開かないよ……」
776: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:42:02.00 ID:O+yX7Nsb0
凛世「はて……」
めぐる「固い……うーん……!」
私たちの中では運動神経が高いはずのめぐるが扉を開けようとしても、びくりともしない。
灯織「ちょっ、ちょっと待って!無理やりにやったら壊れちゃうかもしれないから……中の人に声をかけてみようよ」
灯織「すみませーん!咲耶さん、摩美々さん、愛依さん、雛菜!どなたか開けてもらえませんかー?」
と扉越しに叫んでみたんだけど……
「…………」
扉からの応答はない。
凛世「灯織さん、音楽室は完全防音のはず……叫んでも意味はないのかと」
灯織「あっ……そっか」
智代子「でもどうしたんだろう?もうライブ始めちゃってるとか?」
灯織「いや、それは流石に……」
めぐる「……ねえ、これ、本当に大丈夫なのかな」
灯織「めぐる……?」
めぐる「……考えたくはないけど、何かが中で起きてたりー……」
(……!!)
そうだ、この学園でイレギュラーが起きた時、私たちが真っ先に疑うべき可能性がある。
それは事件。しかも人の命がかかった事件だ。
そのことを急に意識すると、扉のドアノブが急速に冷えたような感覚を覚えた。
人の温かみなど一切ない、無機質な温度。
そしてそれは、錯覚なんかじゃなかった。
777: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:43:14.59 ID:O+yX7Nsb0
智代子「そういえば、なんだかここ……肌寒くない?」
めぐる「確かに!ここだけなんだか温度も低いよね?」
凛世「……!!扉の下から、冷気が漏れ出しております……」
灯織「れ、冷気……?な、なんで……」
もはや何かが起きていることは、予感から確信に変わりつつあった。
灯織「は、早く中を確かめないと!!」
焦燥から扉を何度も押してみるも、扉はわずかにも動かない。
他の部屋よりも重厚なつくりだ。私のような一女子高生の腕力では大した効果を持たない。
智代子「どどど、どうしよう?!」
凛世「皆さん……ここは一度、モノクマさまを頼るのはいかがでしょうか……」
灯織「も、モノクマ……?」
凛世「はい……モノクマさまは、事件が起きている際には施錠済みの扉も開けてくださると仰っておりました……」
凛世「今なら、凛世たちでは及ばぬ扉も、開錠してくださるのではないかと……」
(……!!)
778: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:44:39.79 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
モノクマ「キミらのために必要な場合ならボクは鍵を開けてあげるからね!」
モノクマ「エリアの解放だとか、不法侵入のためだとかそんな不健全な目的ならダメだけど」
モノクマ「もしも鍵のかかった部屋の中で事件が起きてたりしたら、ボクは開けてあげるからさ!」
摩美々「要はこのコロシアイの円滑な進行のためなら、鍵は言われれば開けるってコト?」
(確かに……甘奈の事件の時にも個室の鍵をモノクマに開けてもらったっけ)
(事件に関係する場合なら解錠もするってことかな)
-------------------------------------------------
(確かに、モノクマは事件が発生している際には扉を開けてくれる、私たちに協力してくれると約束してくれた)
(……モノクマを頼るのは気が進まないけど、今は手段を選んでいる場合じゃない)
灯織「モノクマ!!」
モノクマ「はいはい、およびですかー?」
智代子「どこからともなく!」
灯織「モノクマ、この扉を開けてくれますか?!中で何が起きてるか確かめたいんですが!」
モノクマ「んー?」
私の要求を聞いたモノクマは、扉に近づいていくと機械の眼球を扉に擦り付けるほどに凝視。
しばらくそのままにしたかと思うと、
モノクマ「嫌です!開けません!」
開錠を拒絶した。
モノクマ「キミらのために必要な場合ならボクは鍵を開けてあげるからね!」
モノクマ「エリアの解放だとか、不法侵入のためだとかそんな不健全な目的ならダメだけど」
モノクマ「もしも鍵のかかった部屋の中で事件が起きてたりしたら、ボクは開けてあげるからさ!」
摩美々「要はこのコロシアイの円滑な進行のためなら、鍵は言われれば開けるってコト?」
(確かに……甘奈の事件の時にも個室の鍵をモノクマに開けてもらったっけ)
(事件に関係する場合なら解錠もするってことかな)
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(確かに、モノクマは事件が発生している際には扉を開けてくれる、私たちに協力してくれると約束してくれた)
(……モノクマを頼るのは気が進まないけど、今は手段を選んでいる場合じゃない)
灯織「モノクマ!!」
モノクマ「はいはい、およびですかー?」
智代子「どこからともなく!」
灯織「モノクマ、この扉を開けてくれますか?!中で何が起きてるか確かめたいんですが!」
モノクマ「んー?」
私の要求を聞いたモノクマは、扉に近づいていくと機械の眼球を扉に擦り付けるほどに凝視。
しばらくそのままにしたかと思うと、
モノクマ「嫌です!開けません!」
開錠を拒絶した。
779: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:46:29.37 ID:O+yX7Nsb0
灯織「えぇ?!な、中では明らかに何かが起きてるんですよ!?開けてくれないと!!」
モノクマ「シラ・ヌ・ゾンゼーヌ」
智代子「だ、誰?!急に外国人の名前?!」
凛世「知らぬ存ぜぬ……あくまで開錠の意志はない、ということでございましょう……」
智代子「そ、そんな……どうしよう……!」
めぐる「こうなったら強行突破だよ!今ここには四人もいるんだし、全員で体当たりをしようよ!」
灯織「め、めぐる……?!力業……?!」
めぐる「そうでもしないとこれはもう開かないよ!時間も残ってないかもだし!急がないと!」
凛世「江戸川や金田一ではよくある手法ですが……うまくいくのでしょうか……」
智代子「や、やるしかないよ!凛世ちゃん!」
灯織「腹をくくるしかない……」
全員で横並びになって深呼吸。タイミングを合わせて、一斉に。
体当たり!!
ドシン!!
めぐる「もう一回!」
ドシン!!
智代子「あ、ちょっと動いたよ!」
ドシン!!
凛世「緩んでまいりました……」
ドシン!!
灯織「これで終わり……!!」
ドシン!!
_____ガシャーン!!
度重なる体当たりの果て、あの重量ある扉はついに動いた。
観音開きのその扉は、まるで地獄の窯のようにぽっかりと口を開け、そこからは急速に冷気が飛び出す。
体を刺すような寒冷な風を一身に浴びながら、私たちは音楽室の中へ足を踏み入れ……
780: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:49:55.65 ID:O+yX7Nsb0
モノクマ「ストーップ!!」
灯織「モノクマ?!な、なんですか急に?!」
めぐる「急がないとなんだよ?!邪魔しないで!」
モノクマ「でもオマエラ、その一歩を踏み出したら……死ぬぜ?」
智代子「え……?!えぇ?!し、死ぬ?!」
モノクマ「まぁ死ぬのは大げさだけど、今入ったら害のあるガスを吸っちゃうから、少しだけ待ってて!換気してオマエラが入っても大丈夫なようにしてやるからさ!」
と、私たちの前に立ちふさがったモノクマはその場で指パッチン。
ゴゴゴゴゴゴゴ
地鳴りのような音が響いたかと思うと、
智代子「な、なに?!地震?!」
凛世「これは……樹里さんの時のように、また……」
ゴゴゴゴゴゴゴ
その音はどんどん近づいてきて、
灯織「何かが、来てる……」
めぐる「ま、また救急車?!」
ゴゴゴゴゴゴゴ
ついに姿を現した。
モノクマ「出でよ!【自立歩行型空気清浄機】!」
________私たちの後ろから!
めぐる「な、な、なにこれーーー?!」
灯織「ろ、ロボット?!」
モノクマが【自立歩行型空気清浄機】と言ったそれは、
ずんぐりむっくりな体型はしているものの、しっかりとした武装を伴った軍用兵器のように見える。
一歩一歩進むたびに地響きがするほどの巨体。こんなものを隠し持っていたのか。
781: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:51:38.09 ID:O+yX7Nsb0
モノクマ「どう?カッコいいよね、イカすよね?ブルっちゃうよね?」
智代子「……あれ?でも、このロボット、なんか見覚えが……」
灯織「……え?」
チョコの指摘を受けて、改めて冷静にロボットを見つめてみる。
確かにフラスコのような体躯には強い既視感。
モノクマの言う通り、物理室で見たあの大仰な装置だ。
凛世「モノクマさま……物理室の空気清浄機はどこにやったのですか……?」
モノクマ「……キミのような勘のいいガキは嫌いだよ」
モノクマ「どう?驚いた?ボクが魔改造して、物理室の空気清浄機は自動操縦のロボットに改造しておいたんだよね!」
それにしてもそんなロボットがこの学園のどこを歩いてきたというのか……
今更気にしても仕方ないけど……
モノクマ「ほらほらどいたどいた!空気清浄のお仕事開始ですよー!」
ロボット『オデ……クウキ、キレイニスル……』
ロボットは地響きを響かせながら音楽室に入って言ったかと思うと、
けたたましい音を立てながらその機能をふるい始めた。
782: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:53:00.05 ID:O+yX7Nsb0
_______私たちは呆然とその光景を眺め、有毒ガスとやらの収束を待つしかなく、数分後。
モノクマ「はい、万事オッケー!上手にできましたー!」
ロボット『オデ……ホメラレテ、ウレシイ……』
モノクマ「ほら、オマエラも自立歩行型空気清浄機くんに感謝の言葉を!」
めぐる「ありがとー!」
灯織「ありがとうございました!」
凛世「謝意を、表します……」
智代子「み、みんな真面目だ……」
灯織「そ、それより急がないと……!中でガスが発生していたなら、皆さんの身にも何か起きていてもおかしくない!」
そう、モノクマがわざわざ私たちを制するまでの事態が中で起きている。
胸をざわつかせるには十分すぎるほどの理由がある。
何が起きているのか、確かめないといけない。
一歩ずつ中へと進む。
783: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:53:54.82 ID:O+yX7Nsb0
パシャッ パシャッ
音楽室にはおおよそふさわしくない、水面を足裏が踏みつける音。
肌を突きさすような異常なまでの低温の空気。
そして、鼻を刺すような異臭。これは何かが……焼け焦げたような香り?
【異常】なのはもはや火を見るより明らかだった。
めぐる「ていうかなんか……暗いね?」
灯織「うん……照明が落ちてるみたい、ぼんやりとステージ上だけ照らされてるんだけど……よく見えないね、近づいてみないと」
智代子「……あれ?ステージの上って……誰かいるのかな?」
凛世「ぼんやりと、お姿が窺えます……」
自分の足元もおぼつかないような暗闇。
私たちは電灯に集う羽虫のように、ステージ上の薄明りへと誘われて行く。
784: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 22:55:04.34 ID:O+yX7Nsb0
一歩一歩、ステージへと近づく。
一歩一歩、踏みしめていく。
一歩一歩…………
_________絶望へと近づいて行った。
785: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 23:00:26.00 ID:O+yX7Nsb0
【真っ暗闇の中、ライトの薄明りは白瀬咲耶の死体を照らしていた】
786: ◆zbOQ645F4s 2021/05/31(月) 23:01:43.23 ID:O+yX7Nsb0
-------------------------------------------------
CHAPTER04
Marionetteは絶望と眠る
非日常編
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CHAPTER04
Marionetteは絶望と眠る
非日常編
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791: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:03:30.96 ID:CIvcJkKp0
ピンポンパンポーン
『死体が発見されました!』
まるでパラシュートなしのスカイダイビングでもしているかのように、
私の体は地に感覚がなく、膝から砕け落ちてしまいそうな喪失感に襲われていた。
私たちをまとめ引っ張り続けた、リーダーとも言うべき存在であった彼女は、
暗闇にその姿を落とし、そして息を止めている。
そんな彼女を見ているうちに喉に何か押し込まれたかのように、私自身も呼吸ができなくなっていた。
彼女が味わった苦しみはこれほどのものであるはずもないのに。
めぐる「さ、咲耶……そんな、嘘、だよね……咲耶、咲耶!!」
亡骸を抱き上げていくら揺さぶっても、もはや反応はない。
力なくその首は慣性に従うのみ。
……もう、終わってしまっている。
私たちが咲耶さんの亡骸に釘付けになっていると、急に目の前の暗闇が晴れた。
照明がモノクマの手によって点けられたらしい。
モノクマ「あらら、死んじゃってますね」
灯織「モノクマ……」
めぐる「モノクマ!これはモノクマのせいだよ!」
モノクマ「ん?」
めぐる「モノクマが扉を開けてくれなかったから、わたしたちは……咲耶を守れなかったんだよ……!」
モノクマ「はぁ……なんの根拠があって言ってるわけ?あの時には既に白瀬さんが死んでた可能性もあるでしょ?」
モノクマ「そりゃ事件が起きるのをボクは止めないよ?でもだからってすべての責任をボクに押し付けるのはそりゃ責任甜花ってやつだよ!にへへ……」
そんなことはわかっている。人の死というのも目の前にすれば、やり場のない思いをぶつけたるのが心情。めぐるの反応はその吐露でしかない。
モノクマ「で、死体が見つかったわけだけど……」
モノクマ「今回においては、かくれんぼのルールの上でコロシアイ合宿生活の進退についてお話ししなくちゃダメだよね!」
(……!!)
そう、モノクマの言う通り。
今は【かくれんぼ】の真っ最中。私たちが、私たちの中に潜む裏切り者を見つけ出して殺害した時、このコロシアイ合宿生活は終結する。
もし仮に……咲耶さんが裏切り者だった場合。
この合宿生活は終わりなんだ。
そのことを完全に思考の外に追いやってしまうほどに、私の脳は完全に混線していた。
792: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:05:53.35 ID:CIvcJkKp0
モノクマ「だから、オマエラはそこで意識を失ってる三人をさっさと引き起こしてよね!」
モノクマが指さした先にはあちらこちらに人影が点在している。
特徴的な髪色の三人は、それぞれ摩美々さんと愛依さんと雛菜だ。
モノクマ「ボクは樋口さんを連れてくるからさ、そしたら結果発表と参りましょう!」
モノクマはそのままそそくさと音楽室を後にする。
智代子「……とりあえず、三人を起こさないとだね」
めぐる「うん……」
私たちは一人一人肩を揺さぶり、起こしていった。
愛依「ん~……?」
摩美々「ふわぁー……」
雛菜「あれ?雛菜寝ちゃってた~……?」
意識が未だに鮮明としない中、彼女たち一人一人に、咲耶さんの死という絶望的な事実を突きつけていく。
私がその事実を口にするたび、胸にずしりずしりと何かが重くのしかかっていくのを感じる。
そしてそれは同時に、彼女たちの表情も曇らせていく。
愛依さんの溌溂とした笑顔は失われ、雛菜は冗談を口にしなくなる。
何より、同じユニットの一員だった摩美々さんは…
摩美々「……咲耶」
咲耶さんの名前を呟いたっきり、何も言わなくなってしまった。
目を伏せがちになり、私たちとは距離をとるように動く。
ただ、何かにおびえたり、うろたえたりしている様子ではない。
むしろその逆、摩美々さんは何かを見通したかのように、穏やかに私たちから距離をとっている。
793: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:07:13.23 ID:CIvcJkKp0
そしてすぐに、樋口さんを連れたモノクマが戻ってきた。
モノクマ「おっけー!これで役者は揃ったね!」
円香「……咲耶さんが殺されたんですね」
灯織「……はい」
雛菜「円香先輩、今までどこにいたの~?」
円香「……どこだっていいでしょ、少なくとも音楽室じゃないけど」
モノクマ「それではこれより、【かくれんぼ】の結果発表を行います!」
めぐる「結果発表……?」
灯織「裏切り者を私たちが殺害したらこの合宿生活は終わり……その条件を満たしたかどうかの発表だと思う」
それはつまり、咲耶さんが【裏切り者】だったかどうかをこの場で発表するということ。
咲耶さんが、この合宿生活が始まったときからコロシアイを促進する側の人間で、情報をモノクマへ横流し続けていたかどうか。
それが今ここで明らかになるということ。
灯織「……」
そう考えると、ここでモノクマの言う結果がどうあれ……私たちは手放しで喜べない。
ここでコロシアイが終われば、咲耶さんと過ごした日々は嘘だったということになる。
ここでコロシアイが終わらなければ、待っているのは更なる絶望。また私たちの誰かの命が学級裁判で失われる。
そんな最悪の結果発表を前にして、体の震えは止まらなかった。
モノクマ「それでは発表いたします!」
モノクマ「今回のかくれんぼの結果、オマエラは白瀬咲耶さんを殺害いたしました!」
モノクマ「その結果、このコロシアイ合宿生活は…………」
794: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:08:18.59 ID:CIvcJkKp0
モノクマ「続行が決定いたしましたーーーーー!!」
コトダマゲット!【かくれんぼ】
〔かくれんぼのルール
1.オマエラは鬼となって、オマエラの中に潜む裏切り者を探してもらいます。
2.見つけ出した裏切り者をぶっ殺します。
3.裏切り者をオマエラが殺した場合、学級裁判は行われずそのままコロシアイ合宿生活はおしまいとなります。
4.みんなで協力して裏切り者をぶち殺して仲良くなりましょう。
5.なお、このかくれんぼにはモノクマは参加しません。
以上のルールが今回の動機として設けられた。白瀬咲耶の殺害において、この条件は満たされたことにならず、学級裁判が行われることになった〕
795: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:10:02.89 ID:CIvcJkKp0
摩美々「……っ!」
愛依「合宿生活が、終わらない……?」
モノクマ「そういうこと、オマエラはかくれんぼによるコロシアイ合宿生活の終結条件を満たすことに失敗してしまいました!残念、絶好のチャンスは両手から零れ落ちてしまったのです!よよよ……」
コロシアイ合宿生活の存続宣言は耳孔を即座に通り抜け、肺へと届き、
黒々した靄を一瞬にして引き起こす。むせかえるような落胆に、吐き気すら覚える。
だって、この存続宣言は、何の罪もないシロの咲耶さんを私たちの誰かが殺害したことを意味するから。
疑心暗鬼の果てに、無為に命を奪ってしまったことを意味するから。
モノクマ「ゲームオーバー!残念だったね、今回のクロにはそのまま学級裁判に挑んでもらうよ!」
めぐる「が、学級裁判……」
モノクマ「当然だよね、コロシアイ合宿生活に学級裁判はセット!今回の事件でも当然オマエラは生き残りをかけた対決に挑んでもらうよ!」
私たちは呆然と立ち尽くす。
これまでの殺人事件でもこの喪失感は味わってきた。
だけどそれ以上に、この生活から解放される一縷の可能性に縋る心があったからこそ、失意という言葉でくくれないほどの失意が押し寄せている。
796: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:12:16.88 ID:CIvcJkKp0
そして、それとは対極的に……彼女は嬉しそうにしている。
円香「……ふふっ」
円香「安心しました。まだだれも手にかけていないのに、ここで終わられたらそれこそ透と小糸に対しての裏切りになりますから」
モノクマ「樋口さんからすればそうだろうね!悲しむ者居れば喜ぶ者もいる!世の常というやつですね!」
摩美々「……本当に、学級裁判をやるの」
モノクマ「え?今言った通りだよ?やりますよー?」
摩美々「……」
摩美々「……そう、そういうことなんだー、把握したー」
(……摩美々さん?)
摩美々「……はぁ、なんで私に任せるんですかぁ」
摩美々さんはモノクマに確認を終えると、何かぽつりとつぶやく。
その中身までは聞き取れなかったが、決意を新たにしたような様子。摩美々さんはすぐにステージ上の咲耶さんの遺体へと近づいていった。
摩美々「ほら、さっさと捜査始めようよー」
灯織「ま、摩美々さん……大丈夫なんですか?」
摩美々「……」
摩美々「ここで立ち止まれないでしょー、咲耶の遺志を継がなきゃなんだしー」
(……咲耶さんの、遺志?)
摩美々さんの真意はわからないけど、仰る通りだ。
この生活が続くからには、私たちは生に縋って、戦うしかない。
冷静になるんだ、風野灯織。絶望を感じるのは、すべてが終わった後でいい。
灯織「……めぐる、とりあえず今は事件の捜査」
めぐる「灯織……うん、そうだよね……やるしか、ないよね」
灯織「……よし、始めよう」
【捜査開始】
-------------------------------------------------
797: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:13:19.74 ID:CIvcJkKp0
モノクマ「さあ、とりあえずはいつもの通りモノクマファイルから参りましょー!」
モノクマは例によって書類一式を一人一人に丁寧に手渡ししていく。
私もまた慣れた手つきで開封、上から順に目を通していった……
『被害者は白瀬咲耶。死亡推定時刻は16時20分ごろ。音楽室のステージ上で殺害された模様。目立った外傷はなく、犯人と争った形跡もない。事件発生当時、現場ではスプリンクラーが作動しており、死体も頭からつま先まで全身が濡れてしまっている』
灯織「概ねこんなところかな……」
めぐる「16時20分ってなると……わたしたちが寄宿舎エリアにいた時間帯だね!」
凛世「はい……凛世たちが食堂に不足分を補充しに行っていた頃合いでございます……」
智代子「あの時裏で事件が起きていたんだね!」
灯織「そういうことだね……」
つまり、あの時事件現場におらず、行動を同じくしていた私、めぐる、凛世、チョコの四人には明確なアリバイがあったということになる。
犯人は、あの時音楽室にいた三人の中に……?
コトダマゲット!【モノクマファイル4】
〔被害者は白瀬咲耶。死亡推定時刻は16時20分ごろ。音楽室のステージ上で殺害された模様。目立った外傷はなく、犯人と争った形跡もない。事件発生当時、現場ではスプリンクラーが作動しており、死体も頭からつま先まで全身が濡れてしまっている〕
798: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:15:03.18 ID:CIvcJkKp0
-------------------------------------------------
(まずは事件現場の捜査から始めよう…)
(今回は私たちの関知しないところで起きた事件……ともなると現場で見落としがあると命取りになる。小さな証拠であってもしっかり拾って調査しないと)
(おおまかに調べる箇所をまとめると…)
(咲耶さんの遺体があった【ステージ上】、ステージの照明をはじめとした裏方の機材を操作できるステージ下の【制御室】、スプリンクラーを浴びてびしょ濡れになった【観客席】、そして最後に事件当時締め切られていた【入口】)
(この四か所付近を調査しよう)
-------------------------------------------------
1.ステージ上
2.制御室
3.観客席
4.入口
↓1
(まずは事件現場の捜査から始めよう…)
(今回は私たちの関知しないところで起きた事件……ともなると現場で見落としがあると命取りになる。小さな証拠であってもしっかり拾って調査しないと)
(おおまかに調べる箇所をまとめると…)
(咲耶さんの遺体があった【ステージ上】、ステージの照明をはじめとした裏方の機材を操作できるステージ下の【制御室】、スプリンクラーを浴びてびしょ濡れになった【観客席】、そして最後に事件当時締め切られていた【入口】)
(この四か所付近を調査しよう)
-------------------------------------------------
1.ステージ上
2.制御室
3.観客席
4.入口
↓1
799: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:16:10.66 ID:eVcWLIRy0
1
800: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:18:39.47 ID:CIvcJkKp0
1 選択
-------------------------------------------------
【ステージ上】
咲耶さん……今回のライブの企画者であり、この合宿生活で荒んでいた私たちのことを自分以上に気にかけてくれていた方だ。
モノクマの宣言により、彼女が裏切り者ではないと判明したわけだけど…
だとしたらなおさらこの死を前にしてやるせなくなってしまう。
摩美々「……」
摩美々さんは、咲耶さんの遺体を前にして、何を考えているんだろう…
その瞳は決して希望を失った様子ではない。むしろ何か……別の何かを手に入れたような、そんな強い視線だ。
摩美々「灯織は今回の事件、誰が犯人だと思うー?」
灯織「えっ?!い、いや……まだ見当もついていないというか……」
摩美々「……ふーん、まだ犯人はわからないんだー」
灯織「……摩美々さん?」
摩美々「……多分今回灯織とはあんまり協力できそうにないと思うんだよねー」
灯織「え?」
それだけ言うと、摩美々さんはまたしても私から距離をとる。
これまで摩美々さんは私と志を同じくして、基本的に協力関係にあったはず。
でも、今回は明確に違う。敵意とまではいわないにせよ、私と同じ目線ではない。
犯人を見つけ出そうと……していない?
いや、そんなはずはない……ないんだけど……
めぐる「もう、灯織!摩美々は摩美々だよ!とりあえずは捜査でしょ?」
灯織「めぐる……うん、ごめん……大丈夫」
そうだ、他の人がどうであれ……
私のやるべきことは、真実を見つけ出すだけ。それだけなんだから。
-------------------------------------------------
1.咲耶の死体を調べる
2.ステージ上の配線を調べる
3.ステージ上の明かりを調べる
4.ステージカーテンを調べる
↓1
-------------------------------------------------
【ステージ上】
咲耶さん……今回のライブの企画者であり、この合宿生活で荒んでいた私たちのことを自分以上に気にかけてくれていた方だ。
モノクマの宣言により、彼女が裏切り者ではないと判明したわけだけど…
だとしたらなおさらこの死を前にしてやるせなくなってしまう。
摩美々「……」
摩美々さんは、咲耶さんの遺体を前にして、何を考えているんだろう…
その瞳は決して希望を失った様子ではない。むしろ何か……別の何かを手に入れたような、そんな強い視線だ。
摩美々「灯織は今回の事件、誰が犯人だと思うー?」
灯織「えっ?!い、いや……まだ見当もついていないというか……」
摩美々「……ふーん、まだ犯人はわからないんだー」
灯織「……摩美々さん?」
摩美々「……多分今回灯織とはあんまり協力できそうにないと思うんだよねー」
灯織「え?」
それだけ言うと、摩美々さんはまたしても私から距離をとる。
これまで摩美々さんは私と志を同じくして、基本的に協力関係にあったはず。
でも、今回は明確に違う。敵意とまではいわないにせよ、私と同じ目線ではない。
犯人を見つけ出そうと……していない?
いや、そんなはずはない……ないんだけど……
めぐる「もう、灯織!摩美々は摩美々だよ!とりあえずは捜査でしょ?」
灯織「めぐる……うん、ごめん……大丈夫」
そうだ、他の人がどうであれ……
私のやるべきことは、真実を見つけ出すだけ。それだけなんだから。
-------------------------------------------------
1.咲耶の死体を調べる
2.ステージ上の配線を調べる
3.ステージ上の明かりを調べる
4.ステージカーテンを調べる
↓1
801: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:19:16.97 ID:eVcWLIRy0
1
803: 所詮行動安価なので連投等考慮せずテンポよくやっていきますね ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:21:02.94 ID:CIvcJkKp0
1 選択
咲耶さんの死体に触れる。モノクマファイルにもあったけど、体はその全面が水でびしょ濡れになっている。
めぐる「こんなビショビショになるって……何があったのかな?」
灯織「それはたぶん……あれなんじゃないかな」
咲耶さんを濡らしたのは、ステージの天井にも見える楕円柱の機械。スプリンクラーだろう。
灯織「ほら、咲耶さんだけじゃなくステージ、音楽室自体が全体的に濡れてるでしょ?だったらあれが作動したと考えるのが自然じゃない?」
めぐる「そっか!スプリンクラーで水が散布されたせいでビショビショだったんだね!」
灯織「でも、なんでスプリンクラーが起動したんだろう……?」
モノクマ「その疑問にはボクがお答えいたしましょう!」
モノクマ「音楽室に備え付けられたスプリンクラーは煙を感知すると一斉に起動する仕組みになっています!火事は火事になる前に鎮火するのが鉄則だからね!」
なるほど……煙を感知して自動で散布されるスプリンクラーか。
ってことはつまり、私たちが音楽室を離れたときに煙が発生する何かが起きたってことなんだ。
コトダマゲット!【スプリンクラー】
〔音楽室に備え付けられているスプリンクラー。煙を感知し、火元の消化のために水を散布する。事件当時にも作動していたようで、灯織たちが現場に踏み入った際には現場は水浸しになっていた。〕
-------------------------------------------------
1.ステージ上の配線を調べる
2.ステージ上の明かりを調べる
3.ステージカーテンを調べる
↓1
咲耶さんの死体に触れる。モノクマファイルにもあったけど、体はその全面が水でびしょ濡れになっている。
めぐる「こんなビショビショになるって……何があったのかな?」
灯織「それはたぶん……あれなんじゃないかな」
咲耶さんを濡らしたのは、ステージの天井にも見える楕円柱の機械。スプリンクラーだろう。
灯織「ほら、咲耶さんだけじゃなくステージ、音楽室自体が全体的に濡れてるでしょ?だったらあれが作動したと考えるのが自然じゃない?」
めぐる「そっか!スプリンクラーで水が散布されたせいでビショビショだったんだね!」
灯織「でも、なんでスプリンクラーが起動したんだろう……?」
モノクマ「その疑問にはボクがお答えいたしましょう!」
モノクマ「音楽室に備え付けられたスプリンクラーは煙を感知すると一斉に起動する仕組みになっています!火事は火事になる前に鎮火するのが鉄則だからね!」
なるほど……煙を感知して自動で散布されるスプリンクラーか。
ってことはつまり、私たちが音楽室を離れたときに煙が発生する何かが起きたってことなんだ。
コトダマゲット!【スプリンクラー】
〔音楽室に備え付けられているスプリンクラー。煙を感知し、火元の消化のために水を散布する。事件当時にも作動していたようで、灯織たちが現場に踏み入った際には現場は水浸しになっていた。〕
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1.ステージ上の配線を調べる
2.ステージ上の明かりを調べる
3.ステージカーテンを調べる
↓1
804: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:22:04.76 ID:eVcWLIRy0
1
805: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:24:43.28 ID:CIvcJkKp0
1 選択
ステージ上には配線がステージの右から左に複雑に張り巡らされている……
めぐる「すごい数だねー……」
灯織「音響設備に照明設備、それに垂れ幕……ざっと見ただけでも電気で操作するものがこれだけあるんだもん。ケーブルも多くなっちゃうよね……」
めぐる「これだけあったらうっかり踏んづけちゃいそうだね……」
灯織「……あれ?ここのケーブル……途中でちぎれちゃってるね」
めぐる「ホントだ!これじゃあ電気が届かないよ!」
灯織「どこに繋がってるケーブルなんだろう……ちょっと確かめてみようか」
途中で断線してしまっているテーブルを持ち上げ、端を確かめる。随分と長いテーブルだけど、その元を手繰っていくと……あった。
これは……発電機?
めぐる「非常電源……って書いてるね!」
灯織「……どうやら、音楽室が停電の時に作動するみたいだね。音楽室の中にある設備の電力を一台で賄えるぐらいすさまじい発電力があるみたい」
めぐる「すごいパワーだね!……あれ?でもだったらどうして事件のとき照明はついてなかったんだろう?」
(そうだ……あの時も非常電源は作動していたはず……だったら、照明も点いていないとおかしいはずなのに……)
コトダマゲット!【非常電源】
〔音楽室が停電になると起動する。一台で音楽室のすべての設備を維持できるほどの発電力を有している〕
コトダマゲット!【断線ケーブル】
〔ステージ上に落ちていたケーブルの一部が、途中でちぎれてしまっていた〕
-------------------------------------------------
1.ステージ上の明かりを調べる
2.ステージカーテンを調べる
↓1
ステージ上には配線がステージの右から左に複雑に張り巡らされている……
めぐる「すごい数だねー……」
灯織「音響設備に照明設備、それに垂れ幕……ざっと見ただけでも電気で操作するものがこれだけあるんだもん。ケーブルも多くなっちゃうよね……」
めぐる「これだけあったらうっかり踏んづけちゃいそうだね……」
灯織「……あれ?ここのケーブル……途中でちぎれちゃってるね」
めぐる「ホントだ!これじゃあ電気が届かないよ!」
灯織「どこに繋がってるケーブルなんだろう……ちょっと確かめてみようか」
途中で断線してしまっているテーブルを持ち上げ、端を確かめる。随分と長いテーブルだけど、その元を手繰っていくと……あった。
これは……発電機?
めぐる「非常電源……って書いてるね!」
灯織「……どうやら、音楽室が停電の時に作動するみたいだね。音楽室の中にある設備の電力を一台で賄えるぐらいすさまじい発電力があるみたい」
めぐる「すごいパワーだね!……あれ?でもだったらどうして事件のとき照明はついてなかったんだろう?」
(そうだ……あの時も非常電源は作動していたはず……だったら、照明も点いていないとおかしいはずなのに……)
コトダマゲット!【非常電源】
〔音楽室が停電になると起動する。一台で音楽室のすべての設備を維持できるほどの発電力を有している〕
コトダマゲット!【断線ケーブル】
〔ステージ上に落ちていたケーブルの一部が、途中でちぎれてしまっていた〕
-------------------------------------------------
1.ステージ上の明かりを調べる
2.ステージカーテンを調べる
↓1
806: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:25:01.68 ID:eVcWLIRy0
1
807: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:27:30.05 ID:CIvcJkKp0
1 選択
めぐる「ねえ灯織!これってなんだろう?」
めぐるが指さしたのはステージの床に固定されたプラスチック製の物体。
円盤のような形状をしたそれは床と一体化したようになっている。
灯織「それは……フロアライトじゃないかな」
めぐる「フロアライト……ってことはこれが光るの?」
そう、咲耶さんの死体を発見した時もぼんやりとステージだけは光っていた。
おそらくこのライトが照らしていたんだろう。
灯織「しかもこれ……センサーがついてる。周囲の光を感知して作動するみたい」
めぐる「んー?」
灯織「ほら、指でセンサーを覆うと光ったでしょ?一定の明るさ以下になると自動で転倒する仕組みなんだよ」
めぐる「ほんとだ!しかもこれって電池式だから停電の時でも使える非常用のライトなんだね!」
灯織「うん、そうみたい」
だから死体発見の時にもこれだけが光っていたんだ。
電源は音楽室のその他とは別。覚えておいた方がいい情報かも。
コトダマゲット!【フロアライト】
〔ライブステージ上に並べられていたライト。感暗式で、一定の光度以下になると自動で転倒する。電源は電池を使用し、それぞれ独立している〕
-------------------------------------------------
【選択肢が残り一つとなったので自動で進行します】
めぐる「ねえ灯織!これってなんだろう?」
めぐるが指さしたのはステージの床に固定されたプラスチック製の物体。
円盤のような形状をしたそれは床と一体化したようになっている。
灯織「それは……フロアライトじゃないかな」
めぐる「フロアライト……ってことはこれが光るの?」
そう、咲耶さんの死体を発見した時もぼんやりとステージだけは光っていた。
おそらくこのライトが照らしていたんだろう。
灯織「しかもこれ……センサーがついてる。周囲の光を感知して作動するみたい」
めぐる「んー?」
灯織「ほら、指でセンサーを覆うと光ったでしょ?一定の明るさ以下になると自動で転倒する仕組みなんだよ」
めぐる「ほんとだ!しかもこれって電池式だから停電の時でも使える非常用のライトなんだね!」
灯織「うん、そうみたい」
だから死体発見の時にもこれだけが光っていたんだ。
電源は音楽室のその他とは別。覚えておいた方がいい情報かも。
コトダマゲット!【フロアライト】
〔ライブステージ上に並べられていたライト。感暗式で、一定の光度以下になると自動で転倒する。電源は電池を使用し、それぞれ独立している〕
-------------------------------------------------
【選択肢が残り一つとなったので自動で進行します】
808: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:29:27.09 ID:CIvcJkKp0
ステージの上に何か異物はないか、屈んで目を光らせると……あった。
ステージカーテンのその裏に、ひっそりと隠すようにしておいてあるのは……ボトル?
めぐる「薬品?」
灯織「この形状は……科学室にあるようなボトルだね」
めぐる「ってことは……もしかして、毒?!」
灯織「……悪い勘ほど当たるんだね。めぐるの言う通りだよ」
そのボトルにはわかりやすく黄色のラベリングがされていて、取扱注意の文字。
灯織「これ単品ではそこまでの毒性はないみたい……家庭用洗剤にも用いられている薬品」
めぐる「ふむふむ……」
灯織「だけど特定の期待と結合した時には強い有毒性のガスを発生させて、吸引するだけで呼吸困難になるみたい」
めぐる「ええ?!そ、それじゃあ迂闊に使えないよ!」
迂闊に使うどころか……咲耶さんの死体の近くに隠されていたこれは、そういうことなんだろう。
コトダマゲット!【薬品B】
〔ステージ上に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。薬品Aと結合すると強い有毒性のガスを発生させ、吸引すると数分で呼吸困難になり、適切な治療を行わなかった場合死に至る。使用後のボトルは特殊な洗浄が必要となるため、使いまわしはできない〕
-------------------------------------------------
さて、ステージ上の捜査はこれぐらいでいいかな……?
まだ音楽室には調べる所がいっぱいある……
効率よく調べないとね。
1.制御室
2.観客席
3.入口
↓1
809: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:29:39.66 ID:eVcWLIRy0
1
810: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:31:42.80 ID:CIvcJkKp0
1 選択
【制御室】
制御室は音楽室のステージ上の照明や音響の管理を行う部屋だ。
簡易な扉がついているものの、観客席から直接入れるようになっている。
めぐる「この部屋にはスプリンクラーはついてないんだね」
灯織「まあ、そりゃそうだよね……精密機械だらけだから」
めぐる「通りでこの部屋は水浸しになってないんだ……」
直接私が操作することはなかったけど、この部屋の設備についてもある程度抑えておいた方がいいかな……
-------------------------------------------------
1.ブレーカー
2.エアコン
↓1
【制御室】
制御室は音楽室のステージ上の照明や音響の管理を行う部屋だ。
簡易な扉がついているものの、観客席から直接入れるようになっている。
めぐる「この部屋にはスプリンクラーはついてないんだね」
灯織「まあ、そりゃそうだよね……精密機械だらけだから」
めぐる「通りでこの部屋は水浸しになってないんだ……」
直接私が操作することはなかったけど、この部屋の設備についてもある程度抑えておいた方がいいかな……
-------------------------------------------------
1.ブレーカー
2.エアコン
↓1
811: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:32:03.21 ID:eVcWLIRy0
1
812: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:33:24.36 ID:CIvcJkKp0
1 選択
制御室の壁、少し高い位置にブレーカーが取り付けられている。
灯織「このブレーカーが音楽室全体の電力をつかさどってるみたいだね」
めぐる「じゃああのレバーを下ろしたら、この部屋の電力は全部止まっちゃうんだね!」
灯織「この部屋だけ、電気系統が学校エリアで独立してるんだ……」
モノクマ(あの悪徳業者め)
灯織「……」
(急に脳内に何か響いたような気がするけど、それは無視するとして)
灯織「でも、あのレバーを下ろそうにも私たちじゃ手は届きそうにないね……」
めぐる「うーん、あと十センチちょっとぐらいかな……ぎりぎり手を伸ばしても届かないぐらいだよ!咲耶でもギリギリなんじゃないかな?」
灯織「これを操作することはできなさそうだね……」
めぐる「うーん……」
コトダマゲット!【ブレーカー】
〔音楽室全体の電力供給をつかさどるブレーカー。レバーを上下させてオンオフを切り替える。かなり高い位置に取り付けられており、灯織たちでは降ろせそうもない〕
-------------------------------------------------
【選択肢が残り一つとなったので自動で進行します】
制御室の壁、少し高い位置にブレーカーが取り付けられている。
灯織「このブレーカーが音楽室全体の電力をつかさどってるみたいだね」
めぐる「じゃああのレバーを下ろしたら、この部屋の電力は全部止まっちゃうんだね!」
灯織「この部屋だけ、電気系統が学校エリアで独立してるんだ……」
モノクマ(あの悪徳業者め)
灯織「……」
(急に脳内に何か響いたような気がするけど、それは無視するとして)
灯織「でも、あのレバーを下ろそうにも私たちじゃ手は届きそうにないね……」
めぐる「うーん、あと十センチちょっとぐらいかな……ぎりぎり手を伸ばしても届かないぐらいだよ!咲耶でもギリギリなんじゃないかな?」
灯織「これを操作することはできなさそうだね……」
めぐる「うーん……」
コトダマゲット!【ブレーカー】
〔音楽室全体の電力供給をつかさどるブレーカー。レバーを上下させてオンオフを切り替える。かなり高い位置に取り付けられており、灯織たちでは降ろせそうもない〕
-------------------------------------------------
【選択肢が残り一つとなったので自動で進行します】
813: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:35:23.32 ID:CIvcJkKp0
めぐる「この部屋にもエアコンがついてるんだねー」
灯織「一応簡易的だけど扉はあって、別室扱いみたいだからね」
めぐる「でも、扉は開けっ放しだったみたいだよ?ほら、ストッパーが噛ませてある!」
灯織「まあ、夏とか冬とかで空調を活用したいタイミングでもないと……あんまり関係なさそうだもんね」
めぐる「んー?でも、このエアコン、タイマーが設定されてるよ?」
灯織「……ホントだ、16時20分に起動する設定だね」
めぐる「事件が起きたのと同じタイミング……?」
灯織「これは……何か関係ありそうだね」
コトダマゲット!【制御室のエアコン】
〔ステージ脇の制御室に取り付けられていたエアコン。16時20分になると起動するようにタイマーが設定されていた〕
-------------------------------------------------
制御室も調べ終わった……
ここからが本番、広いホールのような空間を隅々まで調べつくさないと……!
1.観客席
2.入口
↓1
814: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:35:40.42 ID:eVcWLIRy0
1
815: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:40:21.23 ID:CIvcJkKp0
1 選択
【観客席】
ステージ下、観客席も事件の前後でだいぶ様相が変わっている…
スプリンクラーで水浸しになっているのは勿論のこと、見かけなかったものもいくつかチラホラと…
めぐる「会場のことだったら、残って準備を続けてたみんなにもいろいろ聞いた方がいいかな?」
灯織「うん、そうだね……事件の発生までの流れとか、気になるものも落ちているし、いろいろ聞き込みしてみよう」
めぐる「オッケー!捜査は徹底的に!だもんねっ」
-------------------------------------------------
1.愛依に話を聞く
2.観客席に落ちている缶詰を調べる
3.観客席に落ちているボトルを調べる
4.エアコンを調べる
↓1
【観客席】
ステージ下、観客席も事件の前後でだいぶ様相が変わっている…
スプリンクラーで水浸しになっているのは勿論のこと、見かけなかったものもいくつかチラホラと…
めぐる「会場のことだったら、残って準備を続けてたみんなにもいろいろ聞いた方がいいかな?」
灯織「うん、そうだね……事件の発生までの流れとか、気になるものも落ちているし、いろいろ聞き込みしてみよう」
めぐる「オッケー!捜査は徹底的に!だもんねっ」
-------------------------------------------------
1.愛依に話を聞く
2.観客席に落ちている缶詰を調べる
3.観客席に落ちているボトルを調べる
4.エアコンを調べる
↓1
816: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:40:37.07 ID:eVcWLIRy0
1
818: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:43:18.26 ID:CIvcJkKp0
1 選択
灯織「愛依さん、事件当時の状況についてお伺いしてもよろしいでしょうか?」
愛依「事件当時の状況?」
めぐる「うん、灯織とわたしは寄宿舎エリアにいたから、なにが起きたのか詳しく聞いておきたいんだ!愛依は事件現場にいたんだよね?」
愛依「そっか、灯織ちゃんたちは何が起きたかよくわかってないんだ……」
愛依「や、っていってもうちも全然把握してるわけじゃないんだけど……」
灯織「いや、愛依さんの分かる範囲内で大丈夫ですので……少しでも情報を頂けたらなと」
愛依「オッケー、えっと確か……」
愛依「灯織ちゃんたちが食堂にもっかい戻ってからどれくらい経ったころだったっけ……」
愛依「確か4,5分……数分経ってからだったと思うんだよね」
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依『雛菜ちゃん、そっち飾り足りてる~?』
雛菜『大丈夫ですよ~!そっちは大丈夫ですか~?』
愛依『こっちも足りてる~、もうちょいだしがんばろーね!』
雛菜『はい~』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「うちと雛菜ちゃんは会場の飾りつけをやってて……」
~~~~~~~~~~~~~~~
咲耶『摩美々、この角度はどうだい?』
摩美々『んー、もうちょっと右に向けた方がいいかもー』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「咲耶ちゃんと摩美々ちゃんは二人で照明の調整をしてたんだよね」
愛依「咲耶ちゃんがステージ上、摩美々ちゃんがステージ脇の制御室にいたはず!」
愛依「で、そんな感じでしばらく用意してたんだけど……」
灯織「愛依さん、事件当時の状況についてお伺いしてもよろしいでしょうか?」
愛依「事件当時の状況?」
めぐる「うん、灯織とわたしは寄宿舎エリアにいたから、なにが起きたのか詳しく聞いておきたいんだ!愛依は事件現場にいたんだよね?」
愛依「そっか、灯織ちゃんたちは何が起きたかよくわかってないんだ……」
愛依「や、っていってもうちも全然把握してるわけじゃないんだけど……」
灯織「いや、愛依さんの分かる範囲内で大丈夫ですので……少しでも情報を頂けたらなと」
愛依「オッケー、えっと確か……」
愛依「灯織ちゃんたちが食堂にもっかい戻ってからどれくらい経ったころだったっけ……」
愛依「確か4,5分……数分経ってからだったと思うんだよね」
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依『雛菜ちゃん、そっち飾り足りてる~?』
雛菜『大丈夫ですよ~!そっちは大丈夫ですか~?』
愛依『こっちも足りてる~、もうちょいだしがんばろーね!』
雛菜『はい~』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「うちと雛菜ちゃんは会場の飾りつけをやってて……」
~~~~~~~~~~~~~~~
咲耶『摩美々、この角度はどうだい?』
摩美々『んー、もうちょっと右に向けた方がいいかもー』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「咲耶ちゃんと摩美々ちゃんは二人で照明の調整をしてたんだよね」
愛依「咲耶ちゃんがステージ上、摩美々ちゃんがステージ脇の制御室にいたはず!」
愛依「で、そんな感じでしばらく用意してたんだけど……」
819: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:45:00.55 ID:CIvcJkKp0
~~~~~~~~~~~~~~~
咲耶『摩美々、照明のパターンチェンジは大丈夫そうかい?』
摩美々『切り替えもボタン一つのお手軽操作なので大丈夫でーす』
愛依『……っしょ、凛世ちゃんすごいなー……!こんなキレーな飾り作れんだもん』
雛菜『ホントですね~』
_____ブシュウウウウウ!
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「マジでなんの前ぶれもなく、観客席から煙が吹き上がってマジでビビったんだよね!」
灯織「煙……ですか?」
愛依「そう、火事みたいな感じでモクモク~!って真っ白な煙だった!」
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依『……えっ?!か、火事?!』
咲耶『……!?み、みんな、伏せるんだ!』
雛菜『え~?』
咲耶『煙を吸うのだけは何としても避けるんだ!有毒性のガスが発生している恐れもある、口を抑えてしゃがむんだ!』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「で、うちらは咲耶ちゃんの指示に従ってその場にしゃがんだんだけど……」
愛依「その煙を感知した火災報知器がすぐにスプリンクラーを作動させて……」
~~~~~~~~~~~~~~~
________シャアアアアア……
愛依『わっ?!つ、つめた?!』
雛菜『天井のスプリンクラーが動いてますね~』
________ブツン!
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「スプリンクラーにビビってたら突然照明も落ちてマジビビったんだよね!」
咲耶『摩美々、照明のパターンチェンジは大丈夫そうかい?』
摩美々『切り替えもボタン一つのお手軽操作なので大丈夫でーす』
愛依『……っしょ、凛世ちゃんすごいなー……!こんなキレーな飾り作れんだもん』
雛菜『ホントですね~』
_____ブシュウウウウウ!
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「マジでなんの前ぶれもなく、観客席から煙が吹き上がってマジでビビったんだよね!」
灯織「煙……ですか?」
愛依「そう、火事みたいな感じでモクモク~!って真っ白な煙だった!」
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依『……えっ?!か、火事?!』
咲耶『……!?み、みんな、伏せるんだ!』
雛菜『え~?』
咲耶『煙を吸うのだけは何としても避けるんだ!有毒性のガスが発生している恐れもある、口を抑えてしゃがむんだ!』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「で、うちらは咲耶ちゃんの指示に従ってその場にしゃがんだんだけど……」
愛依「その煙を感知した火災報知器がすぐにスプリンクラーを作動させて……」
~~~~~~~~~~~~~~~
________シャアアアアア……
愛依『わっ?!つ、つめた?!』
雛菜『天井のスプリンクラーが動いてますね~』
________ブツン!
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愛依「スプリンクラーにビビってたら突然照明も落ちてマジビビったんだよね!」
820: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:46:52.52 ID:CIvcJkKp0
~~~~~~~~~~~~~~~
摩美々『ちょっと、何―?停電―?』
雛菜『真っ暗で何にも見えない~』
咲耶『みんな、落ち着いて!冷静に立ち回るんだ!』
愛依『真っ暗じゃん、もうお先真っ暗じゃん!』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「うちなんかテンパっちゃってうまいこと言っちゃった」
灯織「パニック状態だった様子はお察しいたします……」
愛依「でも、そうやってパニくってたら……」
~~~~~~~~~~~~~~~
咲耶『おかしいな……非常電源が作動していない……?』
摩美々『ちょっと、なんか変じゃないー……?なんか、すごく眠いんですけどー』
雛菜『……すぅ、すぅ』
愛依『ひ、雛菜ちゃん……?』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「急に眠気に襲われ始めて……」
~~~~~~~~~~~~~~~
咲耶『み、みんな?!大丈夫かい?!』
摩美々『あー……これ、やばいかもー……』
愛依(……うちも、ダメ、もう瞼が……)
咲耶『……な、何が起きてるんだい?!く、口を抑えたり……対策を……』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「だんだん意識が薄れていく中でも、咲耶ちゃんの声は聞こえてて……」
愛依「でも、結局うちもそのまま寝ちゃったんだよね」
灯織「咲耶さん以外、全員が寝てしまったんですか?」
愛依「うん、照明が落ちてて真っ暗だったから確かめたわけじゃないんだけど……」
愛依「雛菜ちゃんとか摩美々ちゃんの寝息が聞こえてたし、多分そうだったと思う」
めぐる「うーん、どういうことなんだろう?」
灯織「集団幻覚……催眠ガス……科学スモッグ……?」
めぐる「ええ?!そ、そんな恐ろしいことが?!」
灯織「ご、ごめん……あくまで可能性みたいなものだから……」
灯織「咲耶さん以外が意識を失ってしまっていた状況……これは覚えておいた方がいいよね」
愛依「どう?役に立ちそう?」
灯織「はい、事件当時の状況を推理するうえではこれ以上ない材料です。助かりました」
コトダマゲット!【事件当時の状況】
〔愛依と雛菜は観客席の装飾、咲耶はステージ上で、摩美々は制御室で照明の調整をしていた。作業中唐突に煙があがり、咲耶の指示で全員が屈んでいると、煙を感知したスプリンクラーが作動。その直後に照明も落ちてしまう。真っ暗闇の中、咲耶を除いた三名はなぜか意識を失ってしまった〕
-------------------------------------------------
1.観客席に落ちている缶詰を調べる
2.観客席に落ちているボトルを調べる
3.エアコンを調べる
↓1
摩美々『ちょっと、何―?停電―?』
雛菜『真っ暗で何にも見えない~』
咲耶『みんな、落ち着いて!冷静に立ち回るんだ!』
愛依『真っ暗じゃん、もうお先真っ暗じゃん!』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「うちなんかテンパっちゃってうまいこと言っちゃった」
灯織「パニック状態だった様子はお察しいたします……」
愛依「でも、そうやってパニくってたら……」
~~~~~~~~~~~~~~~
咲耶『おかしいな……非常電源が作動していない……?』
摩美々『ちょっと、なんか変じゃないー……?なんか、すごく眠いんですけどー』
雛菜『……すぅ、すぅ』
愛依『ひ、雛菜ちゃん……?』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「急に眠気に襲われ始めて……」
~~~~~~~~~~~~~~~
咲耶『み、みんな?!大丈夫かい?!』
摩美々『あー……これ、やばいかもー……』
愛依(……うちも、ダメ、もう瞼が……)
咲耶『……な、何が起きてるんだい?!く、口を抑えたり……対策を……』
~~~~~~~~~~~~~~~
愛依「だんだん意識が薄れていく中でも、咲耶ちゃんの声は聞こえてて……」
愛依「でも、結局うちもそのまま寝ちゃったんだよね」
灯織「咲耶さん以外、全員が寝てしまったんですか?」
愛依「うん、照明が落ちてて真っ暗だったから確かめたわけじゃないんだけど……」
愛依「雛菜ちゃんとか摩美々ちゃんの寝息が聞こえてたし、多分そうだったと思う」
めぐる「うーん、どういうことなんだろう?」
灯織「集団幻覚……催眠ガス……科学スモッグ……?」
めぐる「ええ?!そ、そんな恐ろしいことが?!」
灯織「ご、ごめん……あくまで可能性みたいなものだから……」
灯織「咲耶さん以外が意識を失ってしまっていた状況……これは覚えておいた方がいいよね」
愛依「どう?役に立ちそう?」
灯織「はい、事件当時の状況を推理するうえではこれ以上ない材料です。助かりました」
コトダマゲット!【事件当時の状況】
〔愛依と雛菜は観客席の装飾、咲耶はステージ上で、摩美々は制御室で照明の調整をしていた。作業中唐突に煙があがり、咲耶の指示で全員が屈んでいると、煙を感知したスプリンクラーが作動。その直後に照明も落ちてしまう。真っ暗闇の中、咲耶を除いた三名はなぜか意識を失ってしまった〕
-------------------------------------------------
1.観客席に落ちている缶詰を調べる
2.観客席に落ちているボトルを調べる
3.エアコンを調べる
↓1
821: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:47:09.04 ID:uogxD0yP0
1
822: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:49:30.05 ID:CIvcJkKp0
1 選択
音楽室の観客席、その中央あたりには缶詰のようなものが落ちている。
めぐる「あれ?なんだろう、これ」
めぐる「『ムシコロリン』……?これって害虫駆除に使うやつかなぁ?」
灯織「いわゆる燻煙剤だね……虫に対して有効な煙を発生させて、家庭内の害虫を追い出すために使われるキッチン用品だよ」
めぐる「そっか……ってことはこの音楽室であの虫が出たってことなんだね!」
めぐる「ほら、もうつかった後っぽいし……きっと咲耶あたりが事前に焚いておいてくれたんだね!」
(そんなの、樋口さんからすれば卒倒ものだろうな)
コトダマゲット!【燻煙剤】
〔音楽室に落ちていたもの。開封して着火するとしばらく経った後に自動で煙が発生する。害虫撃退用〕
-------------------------------------------------
1.観客席に落ちているボトルを調べる
2.エアコンを調べる
↓1
音楽室の観客席、その中央あたりには缶詰のようなものが落ちている。
めぐる「あれ?なんだろう、これ」
めぐる「『ムシコロリン』……?これって害虫駆除に使うやつかなぁ?」
灯織「いわゆる燻煙剤だね……虫に対して有効な煙を発生させて、家庭内の害虫を追い出すために使われるキッチン用品だよ」
めぐる「そっか……ってことはこの音楽室であの虫が出たってことなんだね!」
めぐる「ほら、もうつかった後っぽいし……きっと咲耶あたりが事前に焚いておいてくれたんだね!」
(そんなの、樋口さんからすれば卒倒ものだろうな)
コトダマゲット!【燻煙剤】
〔音楽室に落ちていたもの。開封して着火するとしばらく経った後に自動で煙が発生する。害虫撃退用〕
-------------------------------------------------
1.観客席に落ちているボトルを調べる
2.エアコンを調べる
↓1
823: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:49:53.16 ID:eVcWLIRy0
1
824: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:51:59.51 ID:CIvcJkKp0
1 選択
床に何か手掛かりはないか、顔を地面に平行にするかのようにして、必死に目を凝らす。
すると、観客席の座席のある座席の下に、ボトルのようなものを見つけた。
灯織「これ、化学薬品のボトル……?」
めぐる「ホントだ、ラベリングも毒々しい!」
灯織「すでに開封されてる……えっと、中身は……」
灯織「薬品A……これは酸素と結合して気体を発生させる薬品みたい」
めぐる「酸素と結合ってことは、開けた瞬間反応が起きちゃうんだね?」
灯織「酸素より重い無色透明な気体を発生させるみたいだけど……その煙には催眠性の効果があるみたい」
めぐる「催眠性?」
灯織「血中の酸素濃度を下げて……眠気を強く誘発する効果があるみたい」
めぐる「じゃあ不眠症の人にうってつけの薬なんだね!」
(薬で眠るのは正しい睡眠とは言えないと思うけど……)
コトダマゲット!【薬品A】
〔音楽室の座席の下に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。気体を吸引すると催眠性の効果を発揮し、数分で意識を失ってしまう〕
-------------------------------------------------
【選択肢が残り一つとなったので自動進行します】
床に何か手掛かりはないか、顔を地面に平行にするかのようにして、必死に目を凝らす。
すると、観客席の座席のある座席の下に、ボトルのようなものを見つけた。
灯織「これ、化学薬品のボトル……?」
めぐる「ホントだ、ラベリングも毒々しい!」
灯織「すでに開封されてる……えっと、中身は……」
灯織「薬品A……これは酸素と結合して気体を発生させる薬品みたい」
めぐる「酸素と結合ってことは、開けた瞬間反応が起きちゃうんだね?」
灯織「酸素より重い無色透明な気体を発生させるみたいだけど……その煙には催眠性の効果があるみたい」
めぐる「催眠性?」
灯織「血中の酸素濃度を下げて……眠気を強く誘発する効果があるみたい」
めぐる「じゃあ不眠症の人にうってつけの薬なんだね!」
(薬で眠るのは正しい睡眠とは言えないと思うけど……)
コトダマゲット!【薬品A】
〔音楽室の座席の下に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。気体を吸引すると催眠性の効果を発揮し、数分で意識を失ってしまう〕
-------------------------------------------------
【選択肢が残り一つとなったので自動進行します】
825: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:53:18.16 ID:CIvcJkKp0
音楽室の壁には、エアコンの操作パネルが取り付けられている……
めぐる「ねえ、灯織……なんだか肌寒くない?」
灯織「……確かに、言われてみたらそうかも……」
思えば死体発見当時もそうだった。
咲耶さんの遺体を見つけたショックがあったとはいえ、流石に体が冷えすぎている。
……それに、扉を開けようとしているとき、扉の下から冷気が漏れ出ていた。
灯織「……もしかして」
めぐる「灯織?」
灯織「……やっぱり、予想通りだよ。エアコンの温度が異常なまでに低く設定されてる」
めぐる「18度……ええ?!さ、寒すぎるよ!お、温度上げてもいいかな?!」
灯織「い、一応やめておいた方がいいかな……現場の状況はそのままにしておいた方がいいよ」
めぐる「うぅ……風邪ひいちゃいそうだよ……」
灯織「よかったら私の上着、使う?」
めぐる「そ、そんなの灯織が風邪ひいちゃうよ!」
灯織「めぐるが風邪ひく方が嫌だから……ほら、使って?」
めぐる「灯織……ありがとう、灯織大好き!!」
灯織「わあっ!急に抱き着かないでよ……もう」
(ていうか結局抱き着くんだったら上着もいらないんじゃ……)
コトダマゲット!【音楽室のエアコン】
〔音楽室のエアコンは壁に取り付けられたパネルで制御されていた。温度は18度と異常なまでに低く設定されている〕
-------------------------------------------------
826: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:56:39.53 ID:CIvcJkKp0
-------------------------------------------------
【入口付近】
音楽室の入り口……事件当時この扉は固く閉ざされていた……
観音開きの扉で、廊下側から音楽室側へと押して開くタイプの扉だ。
めぐる「結構扉自体重たいんだよね……」
灯織「こういうホールだと、扉がどうしても大きくなるもんね……私たちみたいな女子高生だと、一人で開けるのにも結構力がいるよね」
めぐる「なのに開けるのにモノクマは協力してくれないんだもん、困ったよね!」
そう、私たちがこの現場に踏み入ったとき、モノクマに協力を求めたのにモノクマはそれを断固として拒絶。扉の開錠を拒否したんだ。
めぐる「前は困ったときは扉を開けてくれるって言ってたのにずるいよね!ちゃんと約束は守ってほしいなー!」
モノクマ「こらー!聞き捨てなりませんな!」
灯織「また出た……!モノクマ!」
モノクマ「壁に耳あり障子にメアリー潤ですよ!人の陰口は叩くもんじゃない!」
灯織「何が陰口ですか……約束を反故にしたのはそちらじゃないですか」
モノクマ「ばっきゃろー!ボクが約束を破るわけないでしょ!アイドルとの約束は必ず守るで知られてるのがボクだよ!親愛度は必ず10上げる!シーズン2でエベレストは登る!」
灯織「どういう意味ですか……?」
モノクマ「ボクはちゃんと宣言したよ!施錠された扉の向こう側で事件が発生しており、学級裁判の進行上必要な場合に限り、要求にこたえる形で開錠するって!」
めぐる「だから、それを守らなかったんでしょー!」
モノクマ「頭固いなぁ……鰹節かってーの!」
(モノクマはあくまで約束は破っていないと主張している……)
(いい加減な相手だけど、ここまで頑ななら……考え方を変えるべきなのかもしれない)
(モノクマの発言の真の意味、それは別にあるのかも……?)
コトダマゲット!【モノクマの証言】
〔モノクマはその部屋の中で事件が起きている場合、学級裁判に必要な場合は閉まっている鍵であっても特別に開けてくれるらしい〕
-------------------------------------------------
1.謎の固形物を調べる
2.扉自体を調べる
3.ガスマスクを調べる
4.智代子に話を聞く
↓1
【入口付近】
音楽室の入り口……事件当時この扉は固く閉ざされていた……
観音開きの扉で、廊下側から音楽室側へと押して開くタイプの扉だ。
めぐる「結構扉自体重たいんだよね……」
灯織「こういうホールだと、扉がどうしても大きくなるもんね……私たちみたいな女子高生だと、一人で開けるのにも結構力がいるよね」
めぐる「なのに開けるのにモノクマは協力してくれないんだもん、困ったよね!」
そう、私たちがこの現場に踏み入ったとき、モノクマに協力を求めたのにモノクマはそれを断固として拒絶。扉の開錠を拒否したんだ。
めぐる「前は困ったときは扉を開けてくれるって言ってたのにずるいよね!ちゃんと約束は守ってほしいなー!」
モノクマ「こらー!聞き捨てなりませんな!」
灯織「また出た……!モノクマ!」
モノクマ「壁に耳あり障子にメアリー潤ですよ!人の陰口は叩くもんじゃない!」
灯織「何が陰口ですか……約束を反故にしたのはそちらじゃないですか」
モノクマ「ばっきゃろー!ボクが約束を破るわけないでしょ!アイドルとの約束は必ず守るで知られてるのがボクだよ!親愛度は必ず10上げる!シーズン2でエベレストは登る!」
灯織「どういう意味ですか……?」
モノクマ「ボクはちゃんと宣言したよ!施錠された扉の向こう側で事件が発生しており、学級裁判の進行上必要な場合に限り、要求にこたえる形で開錠するって!」
めぐる「だから、それを守らなかったんでしょー!」
モノクマ「頭固いなぁ……鰹節かってーの!」
(モノクマはあくまで約束は破っていないと主張している……)
(いい加減な相手だけど、ここまで頑ななら……考え方を変えるべきなのかもしれない)
(モノクマの発言の真の意味、それは別にあるのかも……?)
コトダマゲット!【モノクマの証言】
〔モノクマはその部屋の中で事件が起きている場合、学級裁判に必要な場合は閉まっている鍵であっても特別に開けてくれるらしい〕
-------------------------------------------------
1.謎の固形物を調べる
2.扉自体を調べる
3.ガスマスクを調べる
4.智代子に話を聞く
↓1
827: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:57:41.67 ID:uogxD0yP0
1
829: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 21:59:15.00 ID:CIvcJkKp0
1 選択
扉の付近の床に、何か小さなものが落ちている。白くて弾力のある……ゴム製のものかな?
指の関節より少し大きいぐらいの小ぶりなものだ。
智代子「あっ!灯織ちゃん、何食べてるの?」
灯織「チョコ?いや、これは……」
智代子「いやー、捜査で頭を使うと疲れちゃうね!糖分補給、糖分補給♪」
チョコはそんな感じでいいわけを並び立てると、私の手から弾力のある何かを奪い取り、口へと放ってしまった。
智代子「もぐもぐ……」
灯織「ち、チョコ……それたぶん、お菓子じゃない……」
智代子「……!!」
智代子「ぺっ!」
智代子「……うう、口いっぱいに図工室みたいな味がする……早く教えてよ、灯織ちゃん……」
灯織「教える間もなかったから……ごめん」
コトダマゲット!【ゴム】
〔音楽室の入り口付近に落ちていた弾力あるゴムのような何か。智代子曰く、「図工室の味がする」らしい〕
-------------------------------------------------
1.扉自体を調べる
2.ガスマスクを調べる
3.智代子に話を聞く
↓1
扉の付近の床に、何か小さなものが落ちている。白くて弾力のある……ゴム製のものかな?
指の関節より少し大きいぐらいの小ぶりなものだ。
智代子「あっ!灯織ちゃん、何食べてるの?」
灯織「チョコ?いや、これは……」
智代子「いやー、捜査で頭を使うと疲れちゃうね!糖分補給、糖分補給♪」
チョコはそんな感じでいいわけを並び立てると、私の手から弾力のある何かを奪い取り、口へと放ってしまった。
智代子「もぐもぐ……」
灯織「ち、チョコ……それたぶん、お菓子じゃない……」
智代子「……!!」
智代子「ぺっ!」
智代子「……うう、口いっぱいに図工室みたいな味がする……早く教えてよ、灯織ちゃん……」
灯織「教える間もなかったから……ごめん」
コトダマゲット!【ゴム】
〔音楽室の入り口付近に落ちていた弾力あるゴムのような何か。智代子曰く、「図工室の味がする」らしい〕
-------------------------------------------------
1.扉自体を調べる
2.ガスマスクを調べる
3.智代子に話を聞く
↓1
830: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 21:59:50.69 ID:eVcWLIRy0
1
831: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:01:34.01 ID:CIvcJkKp0
1 選択
灯織「音楽室の扉の鍵自体を確認しておかなくちゃダメだよね…」
咲耶さんの死体を発見した時、扉はなかなか開かなかった…
扉の構造から理解しないとね。
灯織「まず扉は観音開きの扉。廊下側から音楽室側へと押して開くタイプの扉みたい」
めぐる「向う側からストッパーを噛ませたら開くのを防いだりはできるかな?」
灯織「ドアノブの部分に棒状の物をはさんだりすれば出来なくもなさそうだけど…そういうものは見当たらないね」
灯織「事件当時、音楽室は鍵がかかってたわけだけど……」
めぐる「鍵は外側から閉めるタイプなんだね!足元の高さにつまみを捻るタイプの鍵がついてるよ!」
灯織「ってことは……鍵は音楽室の外側からしかかけられなかったんだね」
めぐる「じゃあ、事件の時も開けようと思えばすぐに開けれたんじゃない?!」
灯織「うぅ……あの時は慌ててたからそんなこと気づきもしなかったよ」
コトダマゲット!【音楽室の扉の鍵】
〔扉下部にいわゆるシリンダー式の鍵がついている。施錠できるのは外側からだけ〕
-------------------------------------------------
1.ガスマスクを調べる
2.智代子に話を聞く
↓1
灯織「音楽室の扉の鍵自体を確認しておかなくちゃダメだよね…」
咲耶さんの死体を発見した時、扉はなかなか開かなかった…
扉の構造から理解しないとね。
灯織「まず扉は観音開きの扉。廊下側から音楽室側へと押して開くタイプの扉みたい」
めぐる「向う側からストッパーを噛ませたら開くのを防いだりはできるかな?」
灯織「ドアノブの部分に棒状の物をはさんだりすれば出来なくもなさそうだけど…そういうものは見当たらないね」
灯織「事件当時、音楽室は鍵がかかってたわけだけど……」
めぐる「鍵は外側から閉めるタイプなんだね!足元の高さにつまみを捻るタイプの鍵がついてるよ!」
灯織「ってことは……鍵は音楽室の外側からしかかけられなかったんだね」
めぐる「じゃあ、事件の時も開けようと思えばすぐに開けれたんじゃない?!」
灯織「うぅ……あの時は慌ててたからそんなこと気づきもしなかったよ」
コトダマゲット!【音楽室の扉の鍵】
〔扉下部にいわゆるシリンダー式の鍵がついている。施錠できるのは外側からだけ〕
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1.ガスマスクを調べる
2.智代子に話を聞く
↓1
832: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/02(水) 22:02:17.88 ID:VO/KB+vo0
1
833: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:06:17.62 ID:CIvcJkKp0
1 選択
入り口付近に、見慣れない物体がある。
これは、ドラマやバラエティでしか見たことのない、災害救助の場で使われる……ガスマスク?
めぐる「本物を見たのは初めてだよ……これってガスマスク……だよね?」
円香「それ、化学室の備品でしょ」
灯織「樋口さん……?」
円香「薬品を調合するときに間違って気体を吸引しないように使う」
めぐる「詳しいんだねー」
円香「そりゃね」
灯織「……」
(でも、どうしてそんなものが音楽室に……?)
(誰かが有害な気体を吸わないようにしたってことなんだよね……?)
コトダマゲット!【ガスマスク】
〔音楽室の入り口付近に落ちていたガスマスク。有害な気体を吸うことを防ぐために使う〕
-------------------------------------------------
【選択肢が残り一つとなったので自動進行します】
入り口付近に、見慣れない物体がある。
これは、ドラマやバラエティでしか見たことのない、災害救助の場で使われる……ガスマスク?
めぐる「本物を見たのは初めてだよ……これってガスマスク……だよね?」
円香「それ、化学室の備品でしょ」
灯織「樋口さん……?」
円香「薬品を調合するときに間違って気体を吸引しないように使う」
めぐる「詳しいんだねー」
円香「そりゃね」
灯織「……」
(でも、どうしてそんなものが音楽室に……?)
(誰かが有害な気体を吸わないようにしたってことなんだよね……?)
コトダマゲット!【ガスマスク】
〔音楽室の入り口付近に落ちていたガスマスク。有害な気体を吸うことを防ぐために使う〕
-------------------------------------------------
【選択肢が残り一つとなったので自動進行します】
834: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:07:10.14 ID:CIvcJkKp0
灯織「ねえ、チョコ。何か気が付いたことってないかな?」
智代子「あ、灯織ちゃん!えっと……そうだね……」
智代子「今ちょっと咲耶ちゃんの作ってた、今回のライブで使う予定だった音楽室の道具のリストを見返してたんだけどすごい丁寧に準備してたみたいなんだよね……」
チョコに手渡された一枚の紙には事細かにステージ演出やそのための道具についてのメモ書きが残されていた。
智代子「ピアノを私が演奏するって行ったから、図書館で本を取ってきて見様見真似で町立までしてくれたみたいなんだよね……」
めぐる「すごい熱意だねー……」
智代子「咲耶ちゃん、本当に楽しみにしてたんだと思うよ……」
(……咲耶さんはピアノの様子を気にして、予備のピアノ線を倉庫から持ってきていたみたいだ)
(……ピアノ線といえば、よく推理漫画で目にするけど……まさかね)
コトダマゲット!【ピアノ線】
〔咲耶がライブの前に予備を用意していたらしい〕
-------------------------------------------------
灯織「……よし、音楽室での捜査はこれでひと段落かな?」
めぐる「ふー、結構かかったねー!」
灯織「うん……でも学級裁判をやる以上は手を抜くこともできないから」
めぐる「あとはどうする?」
灯織「うーん、今回の事件では薬品が二種類も使われていたし……その出所の化学室の調査はしておきたいかな」
めぐる「よーし、それじゃあ早速化学室に出発だよ!」
-------------------------------------------------
835: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:08:28.02 ID:CIvcJkKp0
-------------------------------------------------
【化学室】
灯織「さてと、やるべきことははっきりしてる」
めぐる「今回の事件で使われた薬品の確認だね!」
さっそく私とめぐるは化学室の薬品棚へと近づいて、調査を開始する。
ここに来るのは4階が開放されたとき以来。危険物だらけのこの部屋にはあまり近寄りたくもなかった。
めぐる「灯織、ここに棚の中の薬品をまとめたリストがあるよ!」
灯織「ありがとう、これで一つ一つ点検していこうか」
めぐるに渡された備品リストには、棚に収められている薬品について事細かに記載されている。
薬品の使用用途や形状、個数などまで網羅してある。
棚と備品リストを丁寧に比較していくと……気づきがあった。
灯織「うん、やっぱり薬品AもBもここの棚から持ち出されたもので合ってるみたいだね」
めぐる「うん、個数が合わないもんね……」
灯織「そして、個数が合わないものがもう一つ。毒薬の『コトキレルX』、これが無くなってるよ」
めぐる「備品リストによると、コトキレルXは液体の薬みたいだね」
灯織「犯人が持ち出したものとみて良さそうだけど……どうなんだろう」
めぐる「うーん、やっぱり事件に関係はあるよね……」
灯織「うん、しっかり覚えておこう」
コトダマゲット!【化学室の薬品棚】
〔薬品A,Bが入っていた棚。他にも毒薬の『コトキレルX』が盗難されていた〕
コトダマゲット!【備品リスト】
〔化学室の薬品について事細かに記載されたリスト。これによると『コトキレルX』は液体の薬品らしい〕
-------------------------------------------------
【化学室】
灯織「さてと、やるべきことははっきりしてる」
めぐる「今回の事件で使われた薬品の確認だね!」
さっそく私とめぐるは化学室の薬品棚へと近づいて、調査を開始する。
ここに来るのは4階が開放されたとき以来。危険物だらけのこの部屋にはあまり近寄りたくもなかった。
めぐる「灯織、ここに棚の中の薬品をまとめたリストがあるよ!」
灯織「ありがとう、これで一つ一つ点検していこうか」
めぐるに渡された備品リストには、棚に収められている薬品について事細かに記載されている。
薬品の使用用途や形状、個数などまで網羅してある。
棚と備品リストを丁寧に比較していくと……気づきがあった。
灯織「うん、やっぱり薬品AもBもここの棚から持ち出されたもので合ってるみたいだね」
めぐる「うん、個数が合わないもんね……」
灯織「そして、個数が合わないものがもう一つ。毒薬の『コトキレルX』、これが無くなってるよ」
めぐる「備品リストによると、コトキレルXは液体の薬みたいだね」
灯織「犯人が持ち出したものとみて良さそうだけど……どうなんだろう」
めぐる「うーん、やっぱり事件に関係はあるよね……」
灯織「うん、しっかり覚えておこう」
コトダマゲット!【化学室の薬品棚】
〔薬品A,Bが入っていた棚。他にも毒薬の『コトキレルX』が盗難されていた〕
コトダマゲット!【備品リスト】
〔化学室の薬品について事細かに記載されたリスト。これによると『コトキレルX』は液体の薬品らしい〕
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836: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:09:35.10 ID:CIvcJkKp0
-------------------------------------------------
キーンコーンカーンコーン……
『ねえ、オマエラは死ぬ前に最後に好きなものを一つ食べれるとしたら何が食べたい?』
『ボクはお母さんが作ってくれたとっておきのミートパイが食べたいね!丹精に愛情をこめて工場の人が練り上げた市販品のパイ生地に、牧場の人が愛情をたっぷり込めて育て上げた牛肉を具材にして』
『お母さんが愛情をこめて家政婦さんに作るように命令して出来上がった思い出の味のミートパイ!あれがもう忘れられない味なんだよね!』
『ま、オマエラが何を食いたいかなんて興味はないんだけどね!だってそもそもこの裁判で誰かはその最後の晩餐を迎えることもなく死んじゃうんだし!』
『つーわけで、学校エリアの赤い扉ン中のエレベーターホールにさっさと集まれやーい!』
プツン
灯織「……時間だね」
めぐる「うん……」
あまりにも多くの出来事が私の中を駆け抜けていった。
これからライブが始まるというドキドキは咲耶さんの死で上書きされ、このコロシアイ合宿生活が終わるかもしれないという淡い期待は無残にも夢のまま散ってしまった。
そして、今から始まるのは自分の命を死の前に晒そうとする学級裁判。
感情のやり場を失ってしまったことを自覚すると、足がすくんでしまうだろう。
だから私は必死に自分の感情から目をそらし、その足を一歩ずつ動かしていった。
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キーンコーンカーンコーン……
『ねえ、オマエラは死ぬ前に最後に好きなものを一つ食べれるとしたら何が食べたい?』
『ボクはお母さんが作ってくれたとっておきのミートパイが食べたいね!丹精に愛情をこめて工場の人が練り上げた市販品のパイ生地に、牧場の人が愛情をたっぷり込めて育て上げた牛肉を具材にして』
『お母さんが愛情をこめて家政婦さんに作るように命令して出来上がった思い出の味のミートパイ!あれがもう忘れられない味なんだよね!』
『ま、オマエラが何を食いたいかなんて興味はないんだけどね!だってそもそもこの裁判で誰かはその最後の晩餐を迎えることもなく死んじゃうんだし!』
『つーわけで、学校エリアの赤い扉ン中のエレベーターホールにさっさと集まれやーい!』
プツン
灯織「……時間だね」
めぐる「うん……」
あまりにも多くの出来事が私の中を駆け抜けていった。
これからライブが始まるというドキドキは咲耶さんの死で上書きされ、このコロシアイ合宿生活が終わるかもしれないという淡い期待は無残にも夢のまま散ってしまった。
そして、今から始まるのは自分の命を死の前に晒そうとする学級裁判。
感情のやり場を失ってしまったことを自覚すると、足がすくんでしまうだろう。
だから私は必死に自分の感情から目をそらし、その足を一歩ずつ動かしていった。
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837: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:10:42.90 ID:CIvcJkKp0
【エレベーターホール】
摩美々「……っ!」
もうくぐるのも四度目になる赤い扉。
ホールに入るなり摩美々さんと目が合ってしまった。
いつもなら情報共有や励まし合い、となるはずなのだけど摩美々さんは未だに私の近くに寄ろうとはしない。
めぐる「摩美々、どうしちゃったんだろう……」
灯織「うん……」
でも、摩美々さんは怯えているわけでも、まして敵意をぶつけているわけでもない。
何かを決心していて、それを守り続けるために、接触を避けている。
一人で研ぎ澄ますことに一心になっているような雰囲気を感じ取れる。
だとすれば、私がすべきなのは摩美々さんを信じること。
きっと摩美々さんなら、必ずその腹の中も打ち明けてくれるはずだ。
裁判場で、同じ立場で戦っていれば……いずれは。
摩美々「……っ!」
もうくぐるのも四度目になる赤い扉。
ホールに入るなり摩美々さんと目が合ってしまった。
いつもなら情報共有や励まし合い、となるはずなのだけど摩美々さんは未だに私の近くに寄ろうとはしない。
めぐる「摩美々、どうしちゃったんだろう……」
灯織「うん……」
でも、摩美々さんは怯えているわけでも、まして敵意をぶつけているわけでもない。
何かを決心していて、それを守り続けるために、接触を避けている。
一人で研ぎ澄ますことに一心になっているような雰囲気を感じ取れる。
だとすれば、私がすべきなのは摩美々さんを信じること。
きっと摩美々さんなら、必ずその腹の中も打ち明けてくれるはずだ。
裁判場で、同じ立場で戦っていれば……いずれは。
838: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:12:09.73 ID:CIvcJkKp0
エレベーターに私が乗り込むと、すぐに背後で扉が閉まった。
咲耶さんというかけがえのないリーダーを失ったことで、これまでの事件以上にエレベーター内の空気は重たかった。
耳障りなゴウンゴウンという音のほかに聞こえるのは息遣いだけ。
本来なら、今頃はみんな揃って笑顔でライブに参加していたはず。
それなのに、むしろ私たちが向かっているのは地下の奥深く、華々しい舞台とは真反対の処刑場だ。
天国から地獄なんてのはまさに今みたいな状況のことをさすんだろう。
ああ、堕ちていく。私の体がエレベーターとともに下降していく。
頭の先から足先まで、死の香り立ち込める、裁判場へと堕ちていく。
_____チーン!
暗く重たい空気の末、エレベーターは場違いな音を立てて停止した。
モノクマ「ようこそ!生死のユートピア、学級裁判場へ!」
雛菜「相変わらず模様替えが手早いですね~」
モノクマ「今回は被害者の白瀬さんのソロ曲、千夜アリアをイメージしてアラビアンな内装にしちゃいました!なんだかリッチな気分ですよね!」
摩美々「……咲耶の曲、もう一度聞きたかった」
839: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:13:13.25 ID:CIvcJkKp0
咲耶さん……
私たちの中で最年長であった彼女は私たちのリーダーであるとともに、誰よりもコロシアイを憎んでいた。
私たちの間で起きたコロシアイに胸を痛め、仲間を疑うことに苦しみ続けていた……
そんな心優しき人が……殺された。
モノクマの提示したかくれんぼ。そのルールに振り回された結果、潔白な彼女が犠牲となってしまった。
……どうして?
なんでよりにもよって、咲耶さんが?
この学園では理不尽しか起こらない。抗うこともできず、覆すこともできない理不尽。
人の命も簡単に巻き込んで、希望も絶望も一緒くたにしてしまう理不尽。
そんな理不尽を理不尽で上塗りするような、最低最悪の学級裁判が今また始まろうとしている。
この事件の理不尽はどこに向かうのか。
私たちは理不尽にも、それに向き合うことが義務付けられている。
それならもういっそ……逃げずに立ち向かってやる。
絶対にこの理不尽のすべてを、解き明かしてやる。
840: ◆zbOQ645F4s 2021/06/02(水) 22:14:05.26 ID:CIvcJkKp0
__________命がけの、【学級裁判】で。
852: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 21:56:12.31 ID:wJb9QWU10
【コトダマ】
【かくれんぼ】
〔かくれんぼのルール
1.オマエラは鬼となって、オマエラの中に潜む裏切り者を探してもらいます。
2.見つけ出した裏切り者をぶっ殺します。
3.裏切り者をオマエラが殺した場合、学級裁判は行われずそのままコロシアイ合宿生活はおしまいとなります。
4.みんなで協力して裏切り者をぶち殺して仲良くなりましょう。
5.なお、このかくれんぼにはモノクマは参加しません。
以上のルールが今回の動機として設けられた。白瀬咲耶の殺害において、この条件は満たされたことにならず、学級裁判が行われることになった〕
【モノクマファイル4】
〔被害者は白瀬咲耶。死亡推定時刻は16時20分ごろ。音楽室のステージ上で殺害された模様。目立った外傷はなく、犯人と争った形跡もない。事件発生当時、現場ではスプリンクラーが作動しており、死体も頭からつま先まで全身が濡れてしまっている〕
【スプリンクラー】
〔音楽室に備え付けられているスプリンクラー。煙を感知し、火元の消化のために水を散布する。事件当時にも作動していたようで、灯織たちが現場に踏み入った際には現場は水浸しになっていた。〕
【非常電源】
〔音楽室が停電になると起動する。一台で音楽室のすべての設備を維持できるほどの発電力を有している〕
【断線ケーブル】
〔ステージ上に落ちていたケーブルの一部が、途中でちぎれてしまっていた〕
【フロアライト】
〔ライブステージ上に並べられていたライト。感暗式で、一定の光度以下になると自動で転倒する。電源は電池を使用し、それぞれ独立している〕
【かくれんぼ】
〔かくれんぼのルール
1.オマエラは鬼となって、オマエラの中に潜む裏切り者を探してもらいます。
2.見つけ出した裏切り者をぶっ殺します。
3.裏切り者をオマエラが殺した場合、学級裁判は行われずそのままコロシアイ合宿生活はおしまいとなります。
4.みんなで協力して裏切り者をぶち殺して仲良くなりましょう。
5.なお、このかくれんぼにはモノクマは参加しません。
以上のルールが今回の動機として設けられた。白瀬咲耶の殺害において、この条件は満たされたことにならず、学級裁判が行われることになった〕
【モノクマファイル4】
〔被害者は白瀬咲耶。死亡推定時刻は16時20分ごろ。音楽室のステージ上で殺害された模様。目立った外傷はなく、犯人と争った形跡もない。事件発生当時、現場ではスプリンクラーが作動しており、死体も頭からつま先まで全身が濡れてしまっている〕
【スプリンクラー】
〔音楽室に備え付けられているスプリンクラー。煙を感知し、火元の消化のために水を散布する。事件当時にも作動していたようで、灯織たちが現場に踏み入った際には現場は水浸しになっていた。〕
【非常電源】
〔音楽室が停電になると起動する。一台で音楽室のすべての設備を維持できるほどの発電力を有している〕
【断線ケーブル】
〔ステージ上に落ちていたケーブルの一部が、途中でちぎれてしまっていた〕
【フロアライト】
〔ライブステージ上に並べられていたライト。感暗式で、一定の光度以下になると自動で転倒する。電源は電池を使用し、それぞれ独立している〕
853: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 21:57:28.99 ID:wJb9QWU10
【薬品A】
〔音楽室の座席の下に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。気体を吸引すると催眠性の効果を発揮し、数分で意識を失ってしまう〕
【薬品B】
〔ステージ上に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。薬品Aと結合すると強い有毒性のガスを発生させ、吸引すると数分で呼吸困難になり、適切な治療を行わなかった場合死に至る。使用後のボトルは特殊な洗浄が必要となるため、使いまわしはできない〕
【ブレーカー】
〔音楽室全体の電力供給をつかさどるブレーカー。レバーを上下させてオンオフを切り替える。かなり高い位置に取り付けられており、灯織たちでは降ろせそうもない〕
【制御室のエアコン】
〔ステージ脇の制御室に取り付けられていたエアコン。16時20分になると起動するようにタイマーが設定されていた〕
【事件当時の状況】
〔愛依と雛菜は観客席の装飾、咲耶はステージ上で、摩美々は制御室で照明の調整をしていた。作業中唐突に煙があがり、咲耶の指示で全員が屈んでいると、煙を感知したスプリンクラーが作動。その直後に照明も落ちてしまう。真っ暗闇の中、咲耶を除いた三名はなぜか意識を失ってしまった〕
【燻煙剤】
〔音楽室に落ちていたもの。開封して着火するとしばらく経った後に自動で煙が発生する。害虫撃退用〕
〔音楽室の座席の下に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。気体を吸引すると催眠性の効果を発揮し、数分で意識を失ってしまう〕
【薬品B】
〔ステージ上に落ちていた薬品の空き瓶。酸素と反応して気化し、無色透明な気体となる。薬品Aと結合すると強い有毒性のガスを発生させ、吸引すると数分で呼吸困難になり、適切な治療を行わなかった場合死に至る。使用後のボトルは特殊な洗浄が必要となるため、使いまわしはできない〕
【ブレーカー】
〔音楽室全体の電力供給をつかさどるブレーカー。レバーを上下させてオンオフを切り替える。かなり高い位置に取り付けられており、灯織たちでは降ろせそうもない〕
【制御室のエアコン】
〔ステージ脇の制御室に取り付けられていたエアコン。16時20分になると起動するようにタイマーが設定されていた〕
【事件当時の状況】
〔愛依と雛菜は観客席の装飾、咲耶はステージ上で、摩美々は制御室で照明の調整をしていた。作業中唐突に煙があがり、咲耶の指示で全員が屈んでいると、煙を感知したスプリンクラーが作動。その直後に照明も落ちてしまう。真っ暗闇の中、咲耶を除いた三名はなぜか意識を失ってしまった〕
【燻煙剤】
〔音楽室に落ちていたもの。開封して着火するとしばらく経った後に自動で煙が発生する。害虫撃退用〕
854: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 21:58:50.64 ID:wJb9QWU10
【音楽室のエアコン】
〔音楽室のエアコンは壁に取り付けられたパネルで制御されていた。温度は18度と異常なまでに低く設定されている〕
【モノクマの証言】
〔モノクマはその部屋の中で事件が起きている場合、学級裁判に必要な場合は閉まっている鍵であっても特別に開けてくれるらしい〕
【ゴム】
〔音楽室の入り口付近に落ちていた弾力あるゴムのような何か。智代子曰く、「図工室の味がする」らしい〕
【音楽室の扉の鍵】
〔扉下部にいわゆるシリンダー式の鍵がついている。施錠できるのは外側からだけ〕
【ガスマスク】
〔音楽室の入り口付近に落ちていたガスマスク。有害な気体を吸うことを防ぐために使う〕
【ピアノ線】
〔咲耶がライブの前に予備を用意していたらしい〕
【化学室の薬品棚】
〔薬品A,Bが入っていた棚。他にも毒薬の『コトキレルX』が盗難されていた〕
【備品リスト】
〔化学室の薬品について事細かに記載されたリスト。これによると『コトキレルX』は液体の薬品らしい〕
-------------------------------------------------
〔音楽室のエアコンは壁に取り付けられたパネルで制御されていた。温度は18度と異常なまでに低く設定されている〕
【モノクマの証言】
〔モノクマはその部屋の中で事件が起きている場合、学級裁判に必要な場合は閉まっている鍵であっても特別に開けてくれるらしい〕
【ゴム】
〔音楽室の入り口付近に落ちていた弾力あるゴムのような何か。智代子曰く、「図工室の味がする」らしい〕
【音楽室の扉の鍵】
〔扉下部にいわゆるシリンダー式の鍵がついている。施錠できるのは外側からだけ〕
【ガスマスク】
〔音楽室の入り口付近に落ちていたガスマスク。有害な気体を吸うことを防ぐために使う〕
【ピアノ線】
〔咲耶がライブの前に予備を用意していたらしい〕
【化学室の薬品棚】
〔薬品A,Bが入っていた棚。他にも毒薬の『コトキレルX』が盗難されていた〕
【備品リスト】
〔化学室の薬品について事細かに記載されたリスト。これによると『コトキレルX』は液体の薬品らしい〕
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855: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:01:50.82 ID:wJb9QWU10
あ、裁判開始直前ですが一つだけ。
前章クリアボーナスとして習得した幽谷霧子のスキル【包・帯・組・曲】ですが
裁判終了後にモノクマメダルを獲得する際に、誤答ペナルティを三回分までないものとして判定する効果で確定させます。
三回まで間違えても、ノーダメージみたいなイメージです。
それでは学級裁判開始します。
前章クリアボーナスとして習得した幽谷霧子のスキル【包・帯・組・曲】ですが
裁判終了後にモノクマメダルを獲得する際に、誤答ペナルティを三回分までないものとして判定する効果で確定させます。
三回まで間違えても、ノーダメージみたいなイメージです。
それでは学級裁判開始します。
856: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:02:36.58 ID:wJb9QWU10
【学級裁判 開廷!】
モノクマ「まずは学級裁判のルールの確認から始めます」
モノクマ「学級裁判では皆さんの中に潜むクロを探していただきます」
モノクマ「議論の結果指摘されたクロが正解ならクロのみがおしおき、不正解ならクロ以外の全員がおしおきとなります」
モノクマ「今回は裁判も開けないかと思ったけど、クロには感謝しなきゃだね!なんたって彼女のおかげでこうやって続けられるんだから!」
摩美々「……」
(摩美々さん……やっぱり様子がおかしい……)
(咲耶さんという心のよりどころを失ったにしては冷静すぎるような……)
灯織「……ひとまず、議論を開始しましょう」
灯織「今回の事件は、咲耶さん主催の音楽会……その会場で起きた事件です」
円香「主催がその現場で殺される……皮肉なものですね」
雛菜「ライブには円香先輩以外の全員が参加予定でしたね~」
めぐる「円香も開演前に誘おうとしたんだけど……個室にはいなかったんだよね」
円香「……」
凛世「ちなみに、円香さんはそのときどちらに……」
円香「……別に。娯楽室で雑誌を読んでただけ」
智代子「で、事件自体はわたしたちが寄宿舎に行ってる間に起きたんだよね!」
愛依「イルミネと放クラの四人がいなくなったときに、事件が起きた系で…」
めぐる「なら、まずは事件現場に居合わせた三人の話を聞くところからだね!」
雛菜「っていうと雛菜たちのことですか~」
愛依「オッケー、とりあえずうちらが体験したこと、そのあることないこと全部話すかんね!」
灯織「……あったことだけで、お願いします」
モノクマ「まずは学級裁判のルールの確認から始めます」
モノクマ「学級裁判では皆さんの中に潜むクロを探していただきます」
モノクマ「議論の結果指摘されたクロが正解ならクロのみがおしおき、不正解ならクロ以外の全員がおしおきとなります」
モノクマ「今回は裁判も開けないかと思ったけど、クロには感謝しなきゃだね!なんたって彼女のおかげでこうやって続けられるんだから!」
摩美々「……」
(摩美々さん……やっぱり様子がおかしい……)
(咲耶さんという心のよりどころを失ったにしては冷静すぎるような……)
灯織「……ひとまず、議論を開始しましょう」
灯織「今回の事件は、咲耶さん主催の音楽会……その会場で起きた事件です」
円香「主催がその現場で殺される……皮肉なものですね」
雛菜「ライブには円香先輩以外の全員が参加予定でしたね~」
めぐる「円香も開演前に誘おうとしたんだけど……個室にはいなかったんだよね」
円香「……」
凛世「ちなみに、円香さんはそのときどちらに……」
円香「……別に。娯楽室で雑誌を読んでただけ」
智代子「で、事件自体はわたしたちが寄宿舎に行ってる間に起きたんだよね!」
愛依「イルミネと放クラの四人がいなくなったときに、事件が起きた系で…」
めぐる「なら、まずは事件現場に居合わせた三人の話を聞くところからだね!」
雛菜「っていうと雛菜たちのことですか~」
愛依「オッケー、とりあえずうちらが体験したこと、そのあることないこと全部話すかんね!」
灯織「……あったことだけで、お願いします」
857: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:04:11.24 ID:wJb9QWU10
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【ブレーカー】
‣【事件当時の状況】
‣【薬品A】
‣【モノクマファイル4】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ゴム】
智代子「事件が起きたのは【16時20分】……」
智代子「ちょうどわたしたちが【音楽室を離れたタイミング】だったよ!」
愛依「うちらはその間もずっと【会場の準備をしてた】んだよね!」
摩美々「咲耶はステージ照明の点検をして、わたしは制御室」
摩美々「あとの二人は会場の装飾をやってたんですよねー」
雛菜「音楽室の壁に飾りをつけたりやってましたね~」
愛依「で、うちらが飾り付けやってたら突然煙があがったんだよね!」
愛依「【その煙を吸ったせいで】意識を失って…」
雛菜「目が覚めたらもう事件も終わってたんですよね~」
摩美々「……これが私たちの知る全てですー」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【ブレーカー】
‣【事件当時の状況】
‣【薬品A】
‣【モノクマファイル4】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ゴム】
智代子「事件が起きたのは【16時20分】……」
智代子「ちょうどわたしたちが【音楽室を離れたタイミング】だったよ!」
愛依「うちらはその間もずっと【会場の準備をしてた】んだよね!」
摩美々「咲耶はステージ照明の点検をして、わたしは制御室」
摩美々「あとの二人は会場の装飾をやってたんですよねー」
雛菜「音楽室の壁に飾りをつけたりやってましたね~」
愛依「で、うちらが飾り付けやってたら突然煙があがったんだよね!」
愛依「【その煙を吸ったせいで】意識を失って…」
雛菜「目が覚めたらもう事件も終わってたんですよね~」
摩美々「……これが私たちの知る全てですー」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
858: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:05:40.98 ID:5mV1R3t00
【その煙を吸ったせいで】に【薬品A】
859: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:08:19.28 ID:wJb9QWU10
灯織「それは違います!」論破!
【BREAK!】
灯織「愛依さん、音楽室で突如噴出した煙を吸い込んで意識を失ってしまった…そうですね?」
愛依「え?う、うん……多分」
灯織「だとしたらおかしいんですよ……愛依さんたちが意識を失う原因となったこちらの薬品A、これは酸素と結合して催眠性のガスを発生させるんですが……」
灯織「そのガス自体は無色透明。愛依さんの言うように視認可能な煙にはならないと思うんです」
愛依「えっ?!ま、マジ?!」
雛菜「あは~?雛菜もおかしいと思ってたんだよね~、確かにあの時、煙は出てたと思うけど~」
雛菜「雛菜はその煙を吸ってはないと思う~」
摩美々「私も雛菜に同じくー」
灯織「愛依さん、思い出してください……本当に、煙を吸って意識を失ったんですか?」
愛依「ん~~~……」
愛依「ごめん、うちの記憶違いかも……」
智代子「ズコー!」
凛世「でしたら、その煙とはいったい何だったのでしょう……」
凛世「音楽室におられた、お三方が目撃した狼煙……その正体とは……?」
灯織「煙の正体ならわかってるよ」
凛世「なんと……!」
(事件現場に落ちていて、有色の煙を発生させるもの……あれしかないよね)
【正しいコトダマを指摘しろ!】
>>852~>>854
↓1
【BREAK!】
灯織「愛依さん、音楽室で突如噴出した煙を吸い込んで意識を失ってしまった…そうですね?」
愛依「え?う、うん……多分」
灯織「だとしたらおかしいんですよ……愛依さんたちが意識を失う原因となったこちらの薬品A、これは酸素と結合して催眠性のガスを発生させるんですが……」
灯織「そのガス自体は無色透明。愛依さんの言うように視認可能な煙にはならないと思うんです」
愛依「えっ?!ま、マジ?!」
雛菜「あは~?雛菜もおかしいと思ってたんだよね~、確かにあの時、煙は出てたと思うけど~」
雛菜「雛菜はその煙を吸ってはないと思う~」
摩美々「私も雛菜に同じくー」
灯織「愛依さん、思い出してください……本当に、煙を吸って意識を失ったんですか?」
愛依「ん~~~……」
愛依「ごめん、うちの記憶違いかも……」
智代子「ズコー!」
凛世「でしたら、その煙とはいったい何だったのでしょう……」
凛世「音楽室におられた、お三方が目撃した狼煙……その正体とは……?」
灯織「煙の正体ならわかってるよ」
凛世「なんと……!」
(事件現場に落ちていて、有色の煙を発生させるもの……あれしかないよね)
【正しいコトダマを指摘しろ!】
>>852~>>854
↓1
860: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:09:44.09 ID:B4hq1dFn0
燻煙剤
861: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:14:01.91 ID:wJb9QWU10
灯織「これです!」
【解!】
灯織「音楽室の座席下に落ちていた燻煙剤。これだと思う」
愛依「クンエン……?」
雛菜「煙のモクモクで部屋の中の虫を退治するやつだね~」
円香「……!!」
雛菜「例えば~、家に住み着いてるシロアリとか~」
円香「……シロアリ」
雛菜「真っ黒でカサカサって動き回るゴキブリとか~!」
円香「……雛菜」
雛菜「ゴキブリとか~~~~!!」
円香「……雛菜、お願いだから」
(な、名前を言われるのも苦手なのかな……)
摩美々「原理はマッチと同じ、摩擦面をこすり合わせて着火すると時間差で煙が発生するんですよねー」
智代子「突然そんな煙が噴き出て、意識も失っちゃったら……確かに愛依ちゃんみたいに記憶違いしちゃうかもね!」
愛依「アハハ……うちパニクッてたからさ……」
めぐる「でも、なんでそんな燻煙剤が?」
灯織「ライブの準備……ってわけじゃないだろうね」
凛世「犯人が持ち込んだものだと考えるのが自然でしょう……」
智代子「で、でもなんのためにそんな煙なんか……?事件に必須だったのかな?」
めぐる「よーし、それじゃあ次は犯人が燻煙剤を持ち込んだ理由について議論してみよう!」
862: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:15:28.16 ID:wJb9QWU10
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
863: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:25:37.37 ID:B4hq1dFn0
別の匂いを誤魔化そうとした に 薬品A
864: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:29:43.17 ID:wJb9QWU10
智代子「……あれ?でも、薬品Aの生じさせる気体って……匂いはしないんじゃなかったっけ?」
(しまった……間違えてしまった、皆さんからの心証が悪くなってしまったみたい……)
(燻煙剤が煙を発生したとき……現場ではどんな状況だったか落ち着いて考え直そう……!)
【スキル:包・帯・組・曲の効果で誤答ペナルティが無効化されました】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
(しまった……間違えてしまった、皆さんからの心証が悪くなってしまったみたい……)
(燻煙剤が煙を発生したとき……現場ではどんな状況だったか落ち着いて考え直そう……!)
【スキル:包・帯・組・曲の効果で誤答ペナルティが無効化されました】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
865: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:38:37.41 ID:B4hq1dFn0
警戒させること自体が目的 に 制御室のエアコン
866: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:42:26.17 ID:wJb9QWU10
摩美々「……制御室のエアコンー?」
摩美々「でも、燻煙剤がたかれたのは音楽室のホールだしなー」
(うーん、少し推理に飛躍があるのかな……もう少し考え直してみよう)
【スキル:包・帯・組・曲の効果で誤答ペナルティが無効化されました】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
摩美々「でも、燻煙剤がたかれたのは音楽室のホールだしなー」
(うーん、少し推理に飛躍があるのかな……もう少し考え直してみよう)
【スキル:包・帯・組・曲の効果で誤答ペナルティが無効化されました】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
867: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:44:11.93 ID:gGJS8m/U0
姿を消す に 断線ケーブル
868: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:47:00.92 ID:wJb9QWU10
凛世「はて……」
凛世「ケーブルと燻煙剤にどのような関係が、あるのでしょうか……」
(うーん、これも少し飛躍があったのかな……)
(燻煙剤が焚かれたことによって起きた変化を考えてみた方がいいかもしれない……)
(煙が発生した時、実際みなさんはどうしたんだろうか……)
【スキル:包・帯・組・曲の効果で誤答ペナルティが無効化されました】
【スキル:包・帯・組・曲の効果を使い切りました】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
凛世「ケーブルと燻煙剤にどのような関係が、あるのでしょうか……」
(うーん、これも少し飛躍があったのかな……)
(燻煙剤が焚かれたことによって起きた変化を考えてみた方がいいかもしれない……)
(煙が発生した時、実際みなさんはどうしたんだろうか……)
【スキル:包・帯・組・曲の効果で誤答ペナルティが無効化されました】
【スキル:包・帯・組・曲の効果を使い切りました】
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
869: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:50:48.69 ID:B4hq1dFn0
警戒させること自体が目的 に フロアライト
870: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:54:37.96 ID:wJb9QWU10
摩美々「フロアライトねー……」
摩美々「でもあれって、燻煙剤が焚かれる前から光ってなかったー?」
(あれ……違うか……)
(煙が発生した際に、みなさんは警戒して、その煙を吸うことがないようにしたはずだ……)
(それを犯人は利用して……何を狙ったんだろう)
(コトダマの情報を見返してみるのもいいかもしれない……)
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
摩美々「でもあれって、燻煙剤が焚かれる前から光ってなかったー?」
(あれ……違うか……)
(煙が発生した際に、みなさんは警戒して、その煙を吸うことがないようにしたはずだ……)
(それを犯人は利用して……何を狙ったんだろう)
(コトダマの情報を見返してみるのもいいかもしれない……)
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【薬品A】
‣【断線ケーブル】
‣【制御室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【備品リスト】
‣【フロアライト】
めぐる「犯人はどうして燻煙剤を現場に持ち込んだのかな?」
凛世「煙を焚いているうちに≪姿を消す≫つもりだったのでしょうか……」
凛世「忍者のように、どろんと……」
摩美々「煙を焚くことで≪警戒させること自体が目的≫だったとかはー?」
智代子「燻煙剤の煙で≪別の匂いを誤魔化そうとした≫のかな!」
愛依「発想を逆転させて、≪焚いたのは咲耶ちゃんだった≫とかは?!」
愛依「そんでもってダイイングメッセージ的な!」
雛菜「あっ!雛菜分かった~♡」
雛菜「音楽室に≪でっかいゴキブリがいたから退治したかった≫とか~~~!!」
円香「雛菜……本気でやめて」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
871: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:55:51.31 ID:B4hq1dFn0
警戒させること自体が目的 に 薬品A
872: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 22:57:30.81 ID:wJb9QWU10
灯織「それに賛成です!」同意!
【BREAK!】
灯織「燻煙剤の煙が立ったとき、音楽室にいたお三方が取った行動を思い出してください」
愛依「え?うちらの行動?」
雛菜「煙を見たときは、それが燻煙剤ってわかってなかったから~」
雛菜「確か、煙を吸わないように身をかがめたんだったよね~」
めぐる「……あっ!」
灯織「めぐる、わかった?」
めぐる「うん、わかったよ!今回の事件で使われた薬品A、あれのためだったんだね!」
円香「……ふぅん、そういうこと」
円香「薬品Aは吸引するだけで意識を混濁状態にさせる即効性のガスを発生させる。その一方で空気よりも重いという特性も持っている以上は普通にしていたら標的は吸ってくれない」
円香「それで燻煙剤を焚いて標的が煙を吸わないように低姿勢になることを誘ったってこと?」
灯織「……おそらくは」
摩美々「確かにあの時、私たちは全員煙を警戒して屈んでましたねー……」
灯織「既にそこから犯人の策略は始まっていたのかと……そう思います」
摩美々「すべては効率的に気絶させるため、そういうわけなんだー」
凛世「犯人は、そこまで読んだうえで策略を貼っていた……」
凛世「用意周到なお方とお見受けいたします……」
(凛世の言う通りだ……今回の事件は明らかに計画的な犯行)
(おそらくは、音楽界に参加すると決めたその時から計画は練られていた)
(犯人を突き止めるためには、その策略のすべてを暴かないと……!)
智代子「だとしたら怪しいのは現場にいた人だよ!」
智代子「だってそうでしょ?煙を焚いても、みんながしゃがんでくれないと意味ないんだし…現場でそれを指示しないと計画がおじゃんだよ!」
智代子「怪しいのは、現場で屈むように指示した人!犯人はその人なんじゃないかな!」
灯織「チョコ、ちょっと落ち着いて」
智代子「あれ!?」
(チョコに冷静になってもらうために、現場の状況を一度整理しよう)
(現場で屈むように指示したからって、その人が犯人とは限らない)
【正しいコトダマを選べ!】
>>852~854
↓1
【BREAK!】
灯織「燻煙剤の煙が立ったとき、音楽室にいたお三方が取った行動を思い出してください」
愛依「え?うちらの行動?」
雛菜「煙を見たときは、それが燻煙剤ってわかってなかったから~」
雛菜「確か、煙を吸わないように身をかがめたんだったよね~」
めぐる「……あっ!」
灯織「めぐる、わかった?」
めぐる「うん、わかったよ!今回の事件で使われた薬品A、あれのためだったんだね!」
円香「……ふぅん、そういうこと」
円香「薬品Aは吸引するだけで意識を混濁状態にさせる即効性のガスを発生させる。その一方で空気よりも重いという特性も持っている以上は普通にしていたら標的は吸ってくれない」
円香「それで燻煙剤を焚いて標的が煙を吸わないように低姿勢になることを誘ったってこと?」
灯織「……おそらくは」
摩美々「確かにあの時、私たちは全員煙を警戒して屈んでましたねー……」
灯織「既にそこから犯人の策略は始まっていたのかと……そう思います」
摩美々「すべては効率的に気絶させるため、そういうわけなんだー」
凛世「犯人は、そこまで読んだうえで策略を貼っていた……」
凛世「用意周到なお方とお見受けいたします……」
(凛世の言う通りだ……今回の事件は明らかに計画的な犯行)
(おそらくは、音楽界に参加すると決めたその時から計画は練られていた)
(犯人を突き止めるためには、その策略のすべてを暴かないと……!)
智代子「だとしたら怪しいのは現場にいた人だよ!」
智代子「だってそうでしょ?煙を焚いても、みんながしゃがんでくれないと意味ないんだし…現場でそれを指示しないと計画がおじゃんだよ!」
智代子「怪しいのは、現場で屈むように指示した人!犯人はその人なんじゃないかな!」
灯織「チョコ、ちょっと落ち着いて」
智代子「あれ!?」
(チョコに冷静になってもらうために、現場の状況を一度整理しよう)
(現場で屈むように指示したからって、その人が犯人とは限らない)
【正しいコトダマを選べ!】
>>852~854
↓1
873: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 22:57:35.07 ID:5mV1R3t00
肝心な情報が捜査パートにしかないパターンか
876: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:02:42.82 ID:wJb9QWU10
-------------------------------------------------
灯織「これです!」
【解!】
灯織「愛依さん、雛菜……現場で燻煙剤が焚かれた際の状況を改めて整理してもらってもいいですか?」
愛依「え?う、うん」
灯織「捜査のときに聞かせていただいた、現場のやり取りをもう一度、お願いします」
愛依「えっと……確か……」
~~~~~~~~~~~~~~~
咲耶「摩美々、照明のパターンチェンジは大丈夫そうかい?」
摩美々「切り替えもボタン一つのお手軽捜査なので大丈夫でーす」
愛依「……っしょ、凛世ちゃんすごいなー……!こんなキレーな飾り作れんだもん」
雛菜「ホントですね~」
_____ブシュウウウウウ!
愛依「……えっ?!か、火事?!」
咲耶「……!?み、みんな、伏せるんだ!」
雛菜「え~?」
咲耶「煙を吸うのだけは何としても避けるんだ!有毒性のガスが発生している恐れもある、口を抑えてしゃがむんだ!」
~~~~~~~~~~~~~~~
智代子「しゃ、しゃがむように指示したのは……咲耶ちゃんだったの?」
灯織「うん……確かに気絶させるためには現場でそのための指示を出すのが一番確実だけど……最悪失敗しても殺害計画は後ろ倒しにすればいいだけだから」
智代子「あぅ!?」
摩美々「まぁ、そうでなくても火事の際にしゃがめとは小学校でも習いますしー」
智代子「ひぐぅ!?」
めぐる「それだけじゃ犯人は絞れなそうだね…」
智代子「ふぁざなどぅ!?」
智代子「うぅ……いい発想だと思ったんだけどな……」
灯織「いや、他にも確認したかったことはあったし……完全に無駄だったわけじゃなかったよ」
愛依「確認したかったこと?」
灯織「先ほどのやり取りを思い出して下さい……現場で最後まで起きていたのは咲耶さん、ですよね?」
智代子「そういえば……他の三人の意識が遠くなっている中でも咲耶ちゃんだけはなにも変わった様子がないね」
凛世「咲耶さんは、気絶しなかったのでしょうか……?」
灯織「うん、多分……」
雛菜「ん~?でも現場って催眠ガスで充満してたよね~?それっておかしくない~?」
灯織「それも説明は容易につくと思う……」
(咲耶さんが気絶せずに済んだ理由……それはこれまでの議論にも出てきた、あれが理由だ)
・高さ
・体質
・距離
【正しい選択肢を選べ!】
↓1
877: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:04:16.02 ID:B4hq1dFn0
高さ
878: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:05:24.57 ID:wJb9QWU10
灯織「これです!」
【解!】
灯織「死体発見当時の状況を思い出して」
灯織「咲耶さんはステージの上で亡くなっていた……煙が発生した時も同様だったんじゃない?」
雛菜「ん~……あっ、確かにそうかもしれない~」
愛依「咲耶ちゃんはずっと照明を制御室の摩美々ちゃんと相談して調整してたから……うん!多分ステージの上にいた!」
摩美々「ステージは音楽室の床と1m弱ほどの高低差があるしー」
摩美々「空気より重たい気体が充満してもステージ上、更には立ってる咲耶の口までは届かないでしょうねー」
智代子「ってことは……咲耶ちゃんは現場で唯一意識を保ち続けてたってことだよね!」
智代子「……あれ?だったらどうして咲耶ちゃんは死んじゃったの?」
愛依「確かに……ほかに意識がある人がいないんだったら、犯行自体不可能だよね?」
灯織「……いや、現場には咲耶さん以外にも意識のある人がいたかもしれません」
智代子「えっ?!で、でもみんなガスを吸っちゃってたんだよね?!」
智代子「も、もしかして吸ってない人がいたの?」
(その可能性を示す証拠もあった……それを提示するんだ!)
【正しいコトダマを選べ!】
>>852~>>854
↓1
879: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:06:37.87 ID:B4hq1dFn0
事件当時の状況
880: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:09:08.20 ID:wJb9QWU10
(いや……愛依さんの話では、咲耶さん以外に意識があったとは分からないはず……)
(もっと明確に意識を保ったままでいられる何かがなかっただろうか……)
智代子「ってことは……咲耶ちゃんは現場で唯一意識を保ち続けてたってことだよね!」
智代子「……あれ?だったらどうして咲耶ちゃんは死んじゃったの?」
愛依「確かに……ほかに意識がある人がいないんだったら、犯行自体不可能だよね?」
灯織「……いや、現場には咲耶さん以外にも意識のある人がいたかもしれません」
智代子「えっ?!で、でもみんなガスを吸っちゃってたんだよね?!」
智代子「も、もしかして吸ってない人がいたの?」
(その可能性を示す証拠もあった……それを提示するんだ!)
【正しいコトダマを選べ!】
>>852~>>854
↓1
(もっと明確に意識を保ったままでいられる何かがなかっただろうか……)
智代子「ってことは……咲耶ちゃんは現場で唯一意識を保ち続けてたってことだよね!」
智代子「……あれ?だったらどうして咲耶ちゃんは死んじゃったの?」
愛依「確かに……ほかに意識がある人がいないんだったら、犯行自体不可能だよね?」
灯織「……いや、現場には咲耶さん以外にも意識のある人がいたかもしれません」
智代子「えっ?!で、でもみんなガスを吸っちゃってたんだよね?!」
智代子「も、もしかして吸ってない人がいたの?」
(その可能性を示す証拠もあった……それを提示するんだ!)
【正しいコトダマを選べ!】
>>852~>>854
↓1
881: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:10:07.61 ID:5mV1R3t00
【ガスマスク】
883: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:12:19.09 ID:wJb9QWU10
灯織「これです!」
【解!】
灯織「現場の片隅に落ちていたガスマスク……これがあればガスを吸わずに済みますよね?」
智代子「が、ガスマスク?!」
円香「それ……科学室にあったやつ?」
雛菜「え~?円香先輩詳しいね~」
円香「そりゃね……あそこは色々と使えそうなものが多いから」
(色々と使えそう……か)
灯織「現場に落ちていたのは一つだけ……意識を失ったと思われていた三人のうち一人が、倒れたように見せかけてこっそりこれを装着していた場合前提が覆りますよね」
めぐる「現場では咲耶のほかに犯人も自由に行動できたってことなんだもんね!」
めぐる「自由に動けた一人の犯人が、咲耶をみんなが意識を失っているうちに殺しちゃったんだ!」
灯織「うん、そう考えるのが妥当だと思う」
【雛菜「そんなんじゃしあわせ~にはなれない~!!」】反論!
【解!】
灯織「現場の片隅に落ちていたガスマスク……これがあればガスを吸わずに済みますよね?」
智代子「が、ガスマスク?!」
円香「それ……科学室にあったやつ?」
雛菜「え~?円香先輩詳しいね~」
円香「そりゃね……あそこは色々と使えそうなものが多いから」
(色々と使えそう……か)
灯織「現場に落ちていたのは一つだけ……意識を失ったと思われていた三人のうち一人が、倒れたように見せかけてこっそりこれを装着していた場合前提が覆りますよね」
めぐる「現場では咲耶のほかに犯人も自由に行動できたってことなんだもんね!」
めぐる「自由に動けた一人の犯人が、咲耶をみんなが意識を失っているうちに殺しちゃったんだ!」
灯織「うん、そう考えるのが妥当だと思う」
【雛菜「そんなんじゃしあわせ~にはなれない~!!」】反論!
884: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:14:05.70 ID:wJb9QWU10
灯織「ひ、雛菜……?」
雛菜「ガスマスクがあれば、犯人は自由に行動できたかもしれないけど~」
雛菜「それを犯人が使ったっていう証拠はないよね~?」
灯織「うっ……そ、それは……」
雛菜「事件の後に犯人がこっそり置いただけかもしれないし~、意識があったかどうかの判断はつかないよね~~~!」
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマの証言】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
雛菜「現場は被害者以外は全員ガスを吸って意識を失ってたよ~」
雛菜「煙がした瞬間全員その場にしゃがみこんだから~」
雛菜「大体そのガスマスクも誰かが使った証拠でもあるの~?」
雛菜「そんな証拠もないなら」
雛菜「ただの偽装工作かもしれないよね~」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「確かに誰かがこのガスマスクを使用した証拠はないかもしれない……」
灯織「でもそれは同時に誰も使っていないことを証明する証拠もないってことだよ!」
灯織「誰かの意識があったことを否定する材料にはならない!」
-------------------------------------------------
雛菜「確かに物理的な証拠はどっちみちないかもしれないけど~」
雛菜「それって屁理屈じゃない~?」
雛菜「それに、いくら意識を失っている最中だからって誰かがガスマスクをつけてたらわかると思う~」
雛菜「あの時だって【他のアイドルがどうなってるか実際雛菜は見てた】し~」
雛菜「ガスマスクをつけてた人なんて雛菜は見てないよ~?」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
-------------------------------------------------
雛菜「ガスマスクがあれば、犯人は自由に行動できたかもしれないけど~」
雛菜「それを犯人が使ったっていう証拠はないよね~?」
灯織「うっ……そ、それは……」
雛菜「事件の後に犯人がこっそり置いただけかもしれないし~、意識があったかどうかの判断はつかないよね~~~!」
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマの証言】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
雛菜「現場は被害者以外は全員ガスを吸って意識を失ってたよ~」
雛菜「煙がした瞬間全員その場にしゃがみこんだから~」
雛菜「大体そのガスマスクも誰かが使った証拠でもあるの~?」
雛菜「そんな証拠もないなら」
雛菜「ただの偽装工作かもしれないよね~」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「確かに誰かがこのガスマスクを使用した証拠はないかもしれない……」
灯織「でもそれは同時に誰も使っていないことを証明する証拠もないってことだよ!」
灯織「誰かの意識があったことを否定する材料にはならない!」
-------------------------------------------------
雛菜「確かに物理的な証拠はどっちみちないかもしれないけど~」
雛菜「それって屁理屈じゃない~?」
雛菜「それに、いくら意識を失っている最中だからって誰かがガスマスクをつけてたらわかると思う~」
雛菜「あの時だって【他のアイドルがどうなってるか実際雛菜は見てた】し~」
雛菜「ガスマスクをつけてた人なんて雛菜は見てないよ~?」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
-------------------------------------------------
885: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:15:20.54 ID:B4hq1dFn0
他のアイドルがどうなってるか実際雛菜は見てた に 事件当時の状況
886: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:16:37.04 ID:wJb9QWU10
灯織「その矛盾、斬らせてもらいます!」
【BREAK!】
灯織「……雛菜、雛菜の証言には矛盾があるよ」
雛菜「え~?」
灯織「事件発生当時の状況を思い出してみて。煙の発生と同時に、何か異常が起きていなかった?」
愛依「……あ!停電!」
灯織「うん……原因は不明だけど、煙の発生と同時に音楽室はその照明もすべて落ちてしまってた」
灯織「だとすれば……ガスマスクを着けていた人間がいたかどうかなんて判別はつかないよね?」
めぐる「ホントだ!停電はわたしたちが音楽室に戻ってくるまでそのままだったけど……」
めぐる「現場は咲耶の死体のあるステージ上以外まるで何も見えない真っ暗闇だったよ!」
灯織「ガスマスクを着けていた人間がいたかどうかなんて、断言できないはず!」
雛菜「……そうだね~」
智代子「で、でもそれっておかしくない?!」
智代子「だって、雛菜ちゃんは事件の当事者だったんだよね?!停電のことは誰よりも知ってたはずなのに……なんでそれを黙ってたんだろう」
雛菜「もしかして、雛菜のこと疑ってます~?」
智代子「い、いやいや!別にそういうつもりじゃないよ?!うん、ホントに!」
灯織「チョコの警戒する気持ちもわかる、けど……別にそこは咎めるべき点じゃない、と思う」
めぐる「灯織?」
灯織「さっきの反論が通って、私のガスマスクが完全に無視されることになれば、あの時現場にいた三人の容疑は一気に晴れることにもつながるから……」
灯織「雛菜は自分に投票されることを恐れてのことだったんじゃないかな」
雛菜「あは~……」
凛世「お待ちください」
【BREAK!】
灯織「……雛菜、雛菜の証言には矛盾があるよ」
雛菜「え~?」
灯織「事件発生当時の状況を思い出してみて。煙の発生と同時に、何か異常が起きていなかった?」
愛依「……あ!停電!」
灯織「うん……原因は不明だけど、煙の発生と同時に音楽室はその照明もすべて落ちてしまってた」
灯織「だとすれば……ガスマスクを着けていた人間がいたかどうかなんて判別はつかないよね?」
めぐる「ホントだ!停電はわたしたちが音楽室に戻ってくるまでそのままだったけど……」
めぐる「現場は咲耶の死体のあるステージ上以外まるで何も見えない真っ暗闇だったよ!」
灯織「ガスマスクを着けていた人間がいたかどうかなんて、断言できないはず!」
雛菜「……そうだね~」
智代子「で、でもそれっておかしくない?!」
智代子「だって、雛菜ちゃんは事件の当事者だったんだよね?!停電のことは誰よりも知ってたはずなのに……なんでそれを黙ってたんだろう」
雛菜「もしかして、雛菜のこと疑ってます~?」
智代子「い、いやいや!別にそういうつもりじゃないよ?!うん、ホントに!」
灯織「チョコの警戒する気持ちもわかる、けど……別にそこは咎めるべき点じゃない、と思う」
めぐる「灯織?」
灯織「さっきの反論が通って、私のガスマスクが完全に無視されることになれば、あの時現場にいた三人の容疑は一気に晴れることにもつながるから……」
灯織「雛菜は自分に投票されることを恐れてのことだったんじゃないかな」
雛菜「あは~……」
凛世「お待ちください」
887: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:17:41.79 ID:wJb9QWU10
愛依「今度は凛世ちゃん?!」
凛世「灯織さんの理論は筋が通りません……」
凛世「今凛世たちが行っているのは学級裁判……目指すべきは全員で正答にたどり着くこと……」
凛世「雛菜さんが犯人でないにせよ、ガスマスク自体を否定するということは……摩美々さんと愛依さんも庇い建てることになります……」
凛世「雛菜さんにはお二人が犯人でないという確信がある、ということでしょうか……」
(……!!)
愛依「そ、それホント?!雛菜ちゃん?!」
雛菜「……ホントですよ~」
摩美々「やるじゃん雛菜―」
雛菜「ていうか、ずっとなんでこの話をしないのかな~って思ってたんですよね~」
雛菜「この証拠の存在で、あの時音楽室にいた三人が犯人じゃないことは明らかなのにな~って」
灯織「そ、そんな証拠が……?」
雛菜「じゃあ今から雛菜が教えてあげるので~」
雛菜「雛菜の証言だけに集中しててね~?」
888: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:18:31.29 ID:wJb9QWU10
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【断線ケーブル】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【ピアノ線】
‣【スプリンクラー】
雛菜「今回の事件の犯人は音楽室にいた三人ではそもそも成立しないんですよね~」
雛菜「だって思い出してみてください、【現場は密室だった】んですよ~?」
雛菜「他の誰も侵入して、犯行の邪魔をしないように……」
雛菜「【音楽室の扉の鍵を閉めて密室にした】んですよ~」
雛菜「音楽室の扉の鍵は外側にしかありませんし~」
雛菜「閉めることができたのはあの時【外にいた人だけ】~」
雛菜「音楽室の外側にいた犯人が雛菜たちを閉じ込めたうえで」
雛菜「何か【トリックを使って殺した】んじゃないですか~?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
【コトダマ】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【断線ケーブル】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【ピアノ線】
‣【スプリンクラー】
雛菜「今回の事件の犯人は音楽室にいた三人ではそもそも成立しないんですよね~」
雛菜「だって思い出してみてください、【現場は密室だった】んですよ~?」
雛菜「他の誰も侵入して、犯行の邪魔をしないように……」
雛菜「【音楽室の扉の鍵を閉めて密室にした】んですよ~」
雛菜「音楽室の扉の鍵は外側にしかありませんし~」
雛菜「閉めることができたのはあの時【外にいた人だけ】~」
雛菜「音楽室の外側にいた犯人が雛菜たちを閉じ込めたうえで」
雛菜「何か【トリックを使って殺した】んじゃないですか~?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
889: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:21:28.29 ID:5mV1R3t00
【音楽室の扉の鍵を閉めて密室にした】に【モノクマの証言】
890: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:24:55.43 ID:wJb9QWU10
灯織「それは違います!」論破!
【BREAK!】
灯織「確かに雛菜の言う通り、音楽室の扉は外側からしか施錠できません」
灯織「ですが、事件当時も外側から施錠されていたとは限りません!」
雛菜「え~、なにそれ~!内側からピッキングでもしたってこと~?」
灯織「いや、そうじゃなくて……」
灯織「あの時、本当に鍵がかかっていたのかな?」
めぐる「えっ?!で、でも灯織……扉をいくら引いてもびくともしなかったんだよ?!」
智代子「うん、それはわたしも凛世ちゃんも一緒に確認したし……」
灯織「モノクマの発言を思い出してみて、前にモノクマは『事件発生時など学級裁判に必要な時に限り、施錠済みの扉を開錠する』って宣言してたよね」
灯織「既にあの段階で咲耶さんは死亡していて、事件は起きていた。それなのに私たちがいくら頼んでもモノクマは開錠してくれなかった」
灯織「……ということは?」
891: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:26:21.68 ID:wJb9QWU10
摩美々「なるほどねー」
摩美々「事件が起きているのに、開けてくれないなら……鍵がかかっているという前提の方がおかしいってことなんだー」
雛菜「え~、それって結局また屁理屈じゃん~」
雛菜「なんの証拠もなく、モノクマの言葉の揚げ足取りだけで判断するの~?」
(……そうだ、これもまたあくまで可能性にしか過ぎない)
(……完全な否定にはつながらない)
雛菜「大体今言ってたよね~、扉は開けられなかったって!」
雛菜「だったらやっぱり鍵はかかってたんじゃない~?モノクマが言ったことを全部守るとは限らないし~」
モノクマ「なんだかボクのことを悪く言われてるような気がしますが……」
モノクマ「答えは沈黙!今いいところだしね!横やりは入れませんよ!」
智代子「うーん、でも確かに雛菜ちゃんの言う通り、あの時の扉はいくら引いてもびくともしてなかったし……」
智代子「ど、どっちなんだろう……」
(いや、きっとあの時扉の鍵自体は閉められてはいなかった……それはモノクマの態度から明らか)
(だとしたら扉を開かないようにするトリックがあったはず……)
(考えよう……考えるんだ、密室を作り出した犯人のトリックを……!)
892: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:27:50.51 ID:wJb9QWU10
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【制御室のエアコン】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【音楽室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【モノクマの証言】
雛菜「事件当時音楽室の扉は≪鍵が閉められてた≫んですよ~」
雛菜「鍵は外にしかないから、それを閉められるのは音楽室の外にいた人だけじゃないですか~」
智代子「部屋の内側から鍵を回す方法はなかったのかな?」
愛依「そもそも音楽室ん中は【ガスが充満してた】し……」
愛依「停電もしてたから≪ピッキング≫もできなくない?」
摩美々「それこそそんな怪しい真似をしたら物音も起きるんで気づくんじゃないですかー?」
円香「鍵がかかってなかったとしたら……」
円香「≪内側から強い力で抑え込んでいた≫とか?」
雛菜「全員意識がなかったって言ったよね~?」
雛菜「押さえつけるなんか絶対無理だよね~」
めぐる「あっ!それじゃあ何か物を置いて≪物理的に扉を動かなくさせた≫とか!」
智代子「あっ!それならできそうだね!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【制御室のエアコン】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【音楽室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【モノクマの証言】
雛菜「事件当時音楽室の扉は≪鍵が閉められてた≫んですよ~」
雛菜「鍵は外にしかないから、それを閉められるのは音楽室の外にいた人だけじゃないですか~」
智代子「部屋の内側から鍵を回す方法はなかったのかな?」
愛依「そもそも音楽室ん中は【ガスが充満してた】し……」
愛依「停電もしてたから≪ピッキング≫もできなくない?」
摩美々「それこそそんな怪しい真似をしたら物音も起きるんで気づくんじゃないですかー?」
円香「鍵がかかってなかったとしたら……」
円香「≪内側から強い力で抑え込んでいた≫とか?」
雛菜「全員意識がなかったって言ったよね~?」
雛菜「押さえつけるなんか絶対無理だよね~」
めぐる「あっ!それじゃあ何か物を置いて≪物理的に扉を動かなくさせた≫とか!」
智代子「あっ!それならできそうだね!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
893: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/04(金) 23:35:44.53 ID:5mV1R3t00
≪物理的に扉を動かなくさせた≫に【モノクマの証言】
895: ◆zbOQ645F4s 2021/06/04(金) 23:37:49.87 ID:wJb9QWU10
めぐる「うーん、でもモノクマの話だと、鍵がかかってなかったことの裏付けにはなるけど……」
めぐる「何か物があったことの裏付けにはならないような気がするよ……むむむ」
(うーん、違うか……)
(モノクマの証言から考えるに、鍵をかけずに密室を作る方法があった……)
(そのトリック、当時の状況から考えてみるのがいいのかな)
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【制御室のエアコン】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【音楽室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【モノクマの証言】
雛菜「事件当時音楽室の扉は≪鍵が閉められてた≫んですよ~」
雛菜「鍵は外にしかないから、それを閉められるのは音楽室の外にいた人だけじゃないですか~」
智代子「部屋の内側から鍵を回す方法はなかったのかな?」
愛依「そもそも音楽室ん中は【ガスが充満してた】し……」
愛依「停電もしてたから≪ピッキング≫もできなくない?」
摩美々「それこそそんな怪しい真似をしたら物音も起きるんで気づくんじゃないですかー?」
円香「鍵がかかってなかったとしたら……」
円香「≪内側から強い力で抑え込んでいた≫とか?」
雛菜「全員意識がなかったって言ったよね~?」
雛菜「押さえつけるなんか絶対無理だよね~」
めぐる「あっ!それじゃあ何か物を置いて≪物理的に扉を動かなくさせた≫とか!」
智代子「あっ!それならできそうだね!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
めぐる「何か物があったことの裏付けにはならないような気がするよ……むむむ」
(うーん、違うか……)
(モノクマの証言から考えるに、鍵をかけずに密室を作る方法があった……)
(そのトリック、当時の状況から考えてみるのがいいのかな)
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【制御室のエアコン】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【音楽室のエアコン】
‣【燻煙剤】
‣【モノクマの証言】
雛菜「事件当時音楽室の扉は≪鍵が閉められてた≫んですよ~」
雛菜「鍵は外にしかないから、それを閉められるのは音楽室の外にいた人だけじゃないですか~」
智代子「部屋の内側から鍵を回す方法はなかったのかな?」
愛依「そもそも音楽室ん中は【ガスが充満してた】し……」
愛依「停電もしてたから≪ピッキング≫もできなくない?」
摩美々「それこそそんな怪しい真似をしたら物音も起きるんで気づくんじゃないですかー?」
円香「鍵がかかってなかったとしたら……」
円香「≪内側から強い力で抑え込んでいた≫とか?」
雛菜「全員意識がなかったって言ったよね~?」
雛菜「押さえつけるなんか絶対無理だよね~」
めぐる「あっ!それじゃあ何か物を置いて≪物理的に扉を動かなくさせた≫とか!」
智代子「あっ!それならできそうだね!」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破もしくは正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
898: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:01:39.25 ID:XSsZlqvc0
12時来たので更にヒント、コトダマと同意ポイントを絞りますね。
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【音楽室のエアコン】
‣【燻煙剤】
雛菜「事件当時音楽室の扉は≪鍵が閉められてた≫んですよ~」
雛菜「鍵は外にしかないから、それを閉められるのは音楽室の外にいた人だけじゃないですか~」
智代子「部屋の内側から鍵を回す方法はなかったのかな?」
愛依「そもそも音楽室ん中はガスが充満してたし……」
愛依「停電もしてたからピッキングもできなくない?」
摩美々「それこそそんな怪しい真似をしたら物音も起きるんで気づくんじゃないですかー?」
円香「鍵がかかってなかったとしたら……」
円香「≪内側から強い力で抑え込んでいた≫とか?」
雛菜「全員意識がなかったって言ったよね~?」
雛菜「押さえつけるなんか絶対無理だよね~」
めぐる「あっ!それじゃあ何か物を置いて物理的に扉を動かなくさせたとか!」
智代子「あっ!それならできそうだね!」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【モノクマファイル4】
‣【音楽室のエアコン】
‣【燻煙剤】
雛菜「事件当時音楽室の扉は≪鍵が閉められてた≫んですよ~」
雛菜「鍵は外にしかないから、それを閉められるのは音楽室の外にいた人だけじゃないですか~」
智代子「部屋の内側から鍵を回す方法はなかったのかな?」
愛依「そもそも音楽室ん中はガスが充満してたし……」
愛依「停電もしてたからピッキングもできなくない?」
摩美々「それこそそんな怪しい真似をしたら物音も起きるんで気づくんじゃないですかー?」
円香「鍵がかかってなかったとしたら……」
円香「≪内側から強い力で抑え込んでいた≫とか?」
雛菜「全員意識がなかったって言ったよね~?」
雛菜「押さえつけるなんか絶対無理だよね~」
めぐる「あっ!それじゃあ何か物を置いて物理的に扉を動かなくさせたとか!」
智代子「あっ!それならできそうだね!」
【正しいコトダマで正しい発言に同意しろ!】
↓1
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899: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:08:00.72 ID:ywAuKaR80
≪内側から強い力で抑え込んでいた≫に【音楽室のエアコン】
901: もう少しだけ進めますね、 ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:10:52.94 ID:XSsZlqvc0
灯織「それに賛成です!」
【BREAK!】
灯織「そうか……そうですよ、樋口さんの言う通りです」
円香「……適当言ったつもりだったんだけど」
灯織「ねえ、めぐる、凛世、チョコ……音楽室に踏み入ったときのこと覚えてる?」
めぐる「えっ?うん……」
灯織「音楽室に入ったとき、何か不審に感じた事ってなかった?」
凛世「不審に感じた点……停電していたことでしょうか……」
智代子「あとは音楽室はスプリンクラーで水浸しになってて……」
めぐる「あとは……冷房がよく効いてたよね?」
灯織「そう、そこだよめぐる。あの部屋は以上に冷房が効いてたんだ……事件の後、操作パネルを確認したら温度は18度に設定されてた」
灯織「学校の廊下とは大きな寒暖差があったの」
摩美々「冷たい空気は暖かい空気へと流れようとする……」
摩美々「そして音楽室の扉は、外側から内側へ押して開くタイプ……」
智代子「そうか!扉を開けようとすればするほど寒暖差で押し戻されるんだね!」
灯織「冷たい空気が、扉の内側から押さえつけていたんです!」
雛菜「え~?寒暖差っていっても大したことないよね~?」
雛菜「確かにちょっと開きづらくはなるかもしれないけど~、四人がかりでようやく開けられるほど強い力になるとは思いづらいな~」
灯織「うん、もちろん密室を作るのに使ったのはそれだけではない……と思う」
雛菜「え~?」
(寒暖差を使ったトリックを補うために犯人が使ったものがある……)
(それを雛菜につきつけるんだ……!)
【正しいコトダマを選べ!】
>>852~854
↓1
【BREAK!】
灯織「そうか……そうですよ、樋口さんの言う通りです」
円香「……適当言ったつもりだったんだけど」
灯織「ねえ、めぐる、凛世、チョコ……音楽室に踏み入ったときのこと覚えてる?」
めぐる「えっ?うん……」
灯織「音楽室に入ったとき、何か不審に感じた事ってなかった?」
凛世「不審に感じた点……停電していたことでしょうか……」
智代子「あとは音楽室はスプリンクラーで水浸しになってて……」
めぐる「あとは……冷房がよく効いてたよね?」
灯織「そう、そこだよめぐる。あの部屋は以上に冷房が効いてたんだ……事件の後、操作パネルを確認したら温度は18度に設定されてた」
灯織「学校の廊下とは大きな寒暖差があったの」
摩美々「冷たい空気は暖かい空気へと流れようとする……」
摩美々「そして音楽室の扉は、外側から内側へ押して開くタイプ……」
智代子「そうか!扉を開けようとすればするほど寒暖差で押し戻されるんだね!」
灯織「冷たい空気が、扉の内側から押さえつけていたんです!」
雛菜「え~?寒暖差っていっても大したことないよね~?」
雛菜「確かにちょっと開きづらくはなるかもしれないけど~、四人がかりでようやく開けられるほど強い力になるとは思いづらいな~」
灯織「うん、もちろん密室を作るのに使ったのはそれだけではない……と思う」
雛菜「え~?」
(寒暖差を使ったトリックを補うために犯人が使ったものがある……)
(それを雛菜につきつけるんだ……!)
【正しいコトダマを選べ!】
>>852~854
↓1
902: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:14:04.68 ID:de2S5ski0
ゴム
903: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:15:34.25 ID:XSsZlqvc0
灯織「これです!」
【解!】
灯織「音楽室に落ちていたゴム片……これを用いたんじゃないでしょうか」
愛依「ご、ごむ……?」
摩美々「この弾力と肌触り……それに形状からして……これってボンド?」
灯織「はい、おそらくはこれはもともと接着剤だったものが固形化したものなんだと思います。だよね、チョコ?」
智代子「うん、口に入れた時に広がる図工室の味……間違いないよ、それは接着剤だよ!」
愛依「……図工室の味?!」
灯織「犯人は寒暖差のトリックに加えてそれを補うために扉の間に接着剤を注入したんです」
灯織「こうすれば二重の力が働いて、そう簡単には開けないように細工ができたんじゃないでしょうか」
めぐる「それだけやれば、扉を閉めるのにも十分な力がありそうだよね!」
凛世「扉ももともと重厚な素材を用いております……自重も加われば、並大抵のことでは開かぬ強固なものになるかと……」
雛菜「……む~」
灯織「雛菜、これで納得してもらえないかな」
灯織「密室は、密室の中からでも作成可能だったんだよ!」
【愛依「マジありえないんだけど!」】反論!
【解!】
灯織「音楽室に落ちていたゴム片……これを用いたんじゃないでしょうか」
愛依「ご、ごむ……?」
摩美々「この弾力と肌触り……それに形状からして……これってボンド?」
灯織「はい、おそらくはこれはもともと接着剤だったものが固形化したものなんだと思います。だよね、チョコ?」
智代子「うん、口に入れた時に広がる図工室の味……間違いないよ、それは接着剤だよ!」
愛依「……図工室の味?!」
灯織「犯人は寒暖差のトリックに加えてそれを補うために扉の間に接着剤を注入したんです」
灯織「こうすれば二重の力が働いて、そう簡単には開けないように細工ができたんじゃないでしょうか」
めぐる「それだけやれば、扉を閉めるのにも十分な力がありそうだよね!」
凛世「扉ももともと重厚な素材を用いております……自重も加われば、並大抵のことでは開かぬ強固なものになるかと……」
雛菜「……む~」
灯織「雛菜、これで納得してもらえないかな」
灯織「密室は、密室の中からでも作成可能だったんだよ!」
【愛依「マジありえないんだけど!」】反論!
904: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:16:40.02 ID:XSsZlqvc0
愛依「灯織ちゃん……それはやっぱおかしいって」
灯織「め、愛依さん……」
愛依「鍵を使わなくても密室を作るトリック……その原理はわかるんだけど」
愛依「灯織ちゃんの推理には致命的な矛盾がある、と思う」
灯織「致命的な矛盾……それって」
愛依「裁判で間違った結論になっちゃいけない……そのためにも、うちと戦ってもらうかんね!」
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【ゴム】
‣【事件当時の状況】
‣【非常電源】
‣【薬品B】
‣【音楽室の扉の鍵】
‣【薬品A】
愛依「音楽室の扉の鍵を閉めなくても」
愛依「密室を作り出せるトリックがある」
愛依「エアコンを使って寒暖差を作り出して」
愛依「接着剤を注入して固定する」
愛依「確かに原理はわかるけど……」
愛依「それはスジが通らないって!」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「筋が通らない……」
灯織「それなら根拠を示してください!」
灯織「この推理に矛盾があるなら、早々に修正しなくてはいけません!」
-------------------------------------------------
愛依「灯織ちゃんの推理のムジュン……」
愛依「それは停電を見落としてることだよ!」
愛依「事件当時音楽室は停電状態だったなら、【エアコンも止まっちゃう】っしょ?」
愛依「エアコンが止まってたらそもそもトリックが成り立たない…」
愛依「やっぱり【鍵はかけられてた】んだよ!」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
-------------------------------------------------
905: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:17:51.50 ID:de2S5ski0
エアコンも止まっちゃう に 非常電源
906: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:18:34.60 ID:XSsZlqvc0
灯織「その矛盾、斬らせてもらいます!」
【BREAK!】
灯織「愛依さん……確かにご指摘いただいた通り、事件当時音楽室は停電状態でした」
灯織「ですが……エアコンまで止まっていたとは限りません」
愛依「えっ?でもエアコンも落ちてたんじゃないの……?」
灯織「非常電源ですよ……音楽室には、停電時に自動で起動し、電力を賄うだけの仕組みがあったんです」
モノクマ「音楽室に限らず、機械を多く取り扱う部屋には大体非常電源を用意してあるよ!」
モノクマ「学園自体は災害でも問題ないように万全な設備を整えてあるけど、まあ念には念を入れてね!」
灯織「だからエアコンは変わらず冷気を発し続けますし、さきほどのトリックにも矛盾は生じません!」
愛依「そっか……だったら音楽室のエアコンはずっと稼働しっぱなしだったんだ」
めぐる「よし、これで矛盾も消えたね!」
【円香「……却下」】反論!
【BREAK!】
灯織「愛依さん……確かにご指摘いただいた通り、事件当時音楽室は停電状態でした」
灯織「ですが……エアコンまで止まっていたとは限りません」
愛依「えっ?でもエアコンも落ちてたんじゃないの……?」
灯織「非常電源ですよ……音楽室には、停電時に自動で起動し、電力を賄うだけの仕組みがあったんです」
モノクマ「音楽室に限らず、機械を多く取り扱う部屋には大体非常電源を用意してあるよ!」
モノクマ「学園自体は災害でも問題ないように万全な設備を整えてあるけど、まあ念には念を入れてね!」
灯織「だからエアコンは変わらず冷気を発し続けますし、さきほどのトリックにも矛盾は生じません!」
愛依「そっか……だったら音楽室のエアコンはずっと稼働しっぱなしだったんだ」
めぐる「よし、これで矛盾も消えたね!」
【円香「……却下」】反論!
907: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:19:55.39 ID:XSsZlqvc0
円香「……ふふ、随分と必死みたいだけど」
灯織「樋口さん……?」
円香「非常電源があったからエアコンは作動していた、そうなると致命的な矛盾がまたしても生じるんじゃないの?」
灯織「致命的な矛盾……?」
円香「……問題外。立派な節穴をお持ちなんですね」
灯織(……うう、また嫌味を)
円香「……はぁ、仕方ない。教えてあげるから、あとは引っ込んでてもらえる?」
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
コトノハ
‣【フロアライト】
‣【ブレーカー】
‣【ピアノ線】
‣【非常電源】
‣【断線ケーブル】
‣【音楽室のエアコン】
円香「事件当時停電が起きていようとも」
円香「非常電源があったからエアコンは作動していた」
円香「だから音楽室の扉の鍵は閉めずとも密室は作れる」
円香「……ホントにそう?」
円香「わざわざそんな手間を踏む意味は何?」
円香「そこまでして密室を作りたかったの?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「それは論点が違います……!」
灯織「私の推理を否定するのなら、その矛盾を示してください……!」
灯織「ここでも議論を撹乱するおつもりなんですか……?」
-------------------------------------------------
円香「事件当時、音楽室の照明はそのすべてが落ちていた」
円香「非常電源が作動していたのなら、【照明はすべてついているはず】では?」
円香「照明が落ちていたことは非常電源が作動していなかったことの何よりの証拠」
円香「エアコンを使ったトリックは、根底から瓦解しているんじゃない?」
円香「これでわかったでしょう?」
円香「無駄に手を煩わせないで」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
-------------------------------------------------
908: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:20:45.99 ID:de2S5ski0
照明はすべてついているはず に 断線ケーブル
909: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:22:13.13 ID:XSsZlqvc0
灯織「その矛盾、見切った!」
【BREAK!】
灯織「いえ、照明がついていなかったからといって非常電源が作動していなかったことの証明にはなりません」
円香「……説明」
灯織「ステージ上には音楽室の機材は勿論のこと、配電設備にもかかわるケーブルが多く並べられていました」
灯織「その一部は非常電源と直接接続して、緊急時でも電力を賄うような仕組みになっていたんです」
雛菜「ん~?だからこそ、停電になっても照明は消えないっていう話じゃないの~?」
灯織「そう、本来ならこのケーブルがあれば停電であっても照明がついていたはず……だから照明も落ちなかったはず」
灯織「でも、見てください。ケーブルは途中で切断されているんです……!」
愛依「せ、切断……?!」
摩美々「ステージの上のケーブル、私も確かめたけどー」
摩美々「灯織の言う通り、照明につながるケーブル部分だけが選んで切断されてたよー」
めぐる「ていうことは、これは犯人が狙って切断してたんだねっ」
灯織「エアコンは作動している一方で、照明は落ちているという状況を狙って作り出したんです!」
910: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:23:16.14 ID:XSsZlqvc0
円香「……ふぅん」
円香「だったらそこに矛盾はないかもね」
智代子「えっと……っていうことは、密室はエアコンを用いる寒暖差で作り出されたってことでいいの?」
灯織「明確な証拠があるわけではないけど……可能性は高いんじゃないでしょうか」
灯織「雛菜、納得してもらえる?」
雛菜「まあ今の推理もミスリードの可能性はあるけど~」
雛菜「キリがないしね~、とりあえずは雛菜はおとなしくしとく~」
めぐる「よし、それじゃあ推理もまた再開だね!」
愛依「今、何の話してたんだっけ?」
智代子「催眠性のガスが発生している中でも、ガスマスクを使用して自由に動けた犯人が音楽室にいたかも……って話じゃなかった?」
摩美々「私か愛依か雛菜の誰かが、ってコト?」
愛依「まぁ……そーなるよね……」
凛世「どなたが自由に動けたのかは特定が難しい……」
凛世「なれば、自由に動いて何をなさったのか……注目すべきは、その点ではないでしょうか……」
灯織「そうだね……事件当時は音楽室は真っ暗だったから、ガスマスクを誰がつけたのかはわからない」
灯織「凛世の指摘通り、ガスマスクの人物の取った行動について議論しよう」
(ガスマスクを使って意識のある人間が現場にはいた……)
(その人物の行動を明らかにすることがそのまま学級裁判の勝利へとつながる!)
911: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:25:07.14 ID:XSsZlqvc0
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【ブレーカー】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【モノクマファイル4】
‣【フロアライト】
‣【事件当時の状況】
凛世「事件発生当時……現場では【ガスが発生しておりました】……」
凛世「それを吸った御三方は気を失った……」
智代子「と、思われてたけど【ガスマスクを使えば】、その限りじゃないんだね!」
めぐる「そうそう!それで意識を保ったままの【犯人と咲耶は二人対面する】ことになって…」
めぐる「【犯人との対決の果てに咲耶は殺されちゃった】んだ!」
智代子「そこには熱いドラマが……」
智代子「『ここで気ぃ失ってる連中はアタイが守るんだよ!』」
凛世「『生ぬるいことを……優しさだけでは誰も救えぬというのに』」
智代子「ふふっ、バンカラちゃんと黒スーツくんを思い出しちゃうよね!」
摩美々「ちょっとー、二人だけの世界に入らないでもらえますかー?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【ノンストップ議論開始!】
コトダマ
‣【ブレーカー】
‣【ガスマスク】
‣【備品リスト】
‣【モノクマファイル4】
‣【フロアライト】
‣【事件当時の状況】
凛世「事件発生当時……現場では【ガスが発生しておりました】……」
凛世「それを吸った御三方は気を失った……」
智代子「と、思われてたけど【ガスマスクを使えば】、その限りじゃないんだね!」
めぐる「そうそう!それで意識を保ったままの【犯人と咲耶は二人対面する】ことになって…」
めぐる「【犯人との対決の果てに咲耶は殺されちゃった】んだ!」
智代子「そこには熱いドラマが……」
智代子「『ここで気ぃ失ってる連中はアタイが守るんだよ!』」
凛世「『生ぬるいことを……優しさだけでは誰も救えぬというのに』」
智代子「ふふっ、バンカラちゃんと黒スーツくんを思い出しちゃうよね!」
摩美々「ちょっとー、二人だけの世界に入らないでもらえますかー?」
【正しいコトダマで矛盾する発言を論破しろ!】
↓1
-------------------------------------------------
912: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:26:57.47 ID:ywAuKaR80
【犯人との対決の果てに咲耶は殺されちゃった】に【モノクマファイル4】
913: 安価としてはここで終わっておきます ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:28:52.59 ID:XSsZlqvc0
灯織「それは違います!」
【BREAK!】
灯織「めぐる……モノクマファイルをもう一度確認してみよう?」
灯織「咲耶さんの遺体には、目立った外傷はない。犯人と直接対決をしていたなら、こうはならないよね?」
めぐる「確かに、そうだね……むむむ」
凛世「となりますと、咲耶さんは……抵抗も出来ずに、殺されてしまった……ということなのでしょうか」
智代子「不意打ちを食らったとかなのかな……?」
灯織「なんにせよ、ガスマスクで行動が自由だったとはいえ犯人は咲耶さんを直接的な手段で殺そうとはしなかったってことなんじゃ」
愛依「んん……?だったら、咲耶ちゃんってどうして死んじゃったの?」
愛依「犯人と争ったわけでもないなら、殺されるタイミングがわかんないよ?!」
雛菜「直接的な手段で殺さなかったんだったら、間接的に殺したんじゃない~?」
雛菜「ほっといても死んじゃうみたいな感じ~?」
愛依「そんな魔法みたいな方法あるわけ……」
灯織「雛菜の言う通りだよ」
愛依「えっ?!あんの!?」
灯織「魔法とはむしろ対極的な方法ですが……咲耶さんに犯人が直接手を下さなくとも咲耶さんが命を落としてしまう方法ならあります」
円香「……それなら答えて」
円香「咲耶さんはどうやって殺されたわけ?」
【正しいコトダマを選べ!】
‣【薬品A】
‣【薬品B】
↓1
914: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 00:37:15.96 ID:2OgL7hbP0
薬品A
915: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 00:42:35.97 ID:XSsZlqvc0
灯織「薬品Aではないでしょうか」
めぐる「灯織ー?さっきまでの話に出てきてた、気絶させる薬が薬品Aだったんじゃないのー?」
灯織「えっ?!あ、そ、そっか……ご、ごめんなさい!」
愛依「や、ダイジョブダイジョブ!こんな裁判なんだもん、少しくらいドーテンしてもおかしくないって!」
雛菜「……ってことはー」
灯織「薬品、Bですね」
【解!】
灯織「薬品B……犯人はこれを用いたんです」
凛世「先の薬品Aとは、別の薬品ですね……」
灯織「この薬品は、摩美々さんたちを眠らせたガスを発生させる薬品Aと反応すると、更なる有毒なガスを発生させる薬品なんです」
めぐる「しかもそのガスは吸っちゃうだけで呼吸困難になっちゃうんだよ!」
雛菜「吸うだけで呼吸困難……なるほど~」
雛菜「それならガスさえ起こしておけば勝手に死んでくれるってわけか~」
灯織「薬品Bで生じる気体も薬品Aと同様に無色透明ですから、気体が発生していても気づかれることはない……」
灯織「咲耶さんを殺害するのにはなんら支障はなかったはずです」
智代子「じゃあ咲耶ちゃんの死因は毒ガスを吸い込んで息が出来なくなった、中毒死だったんだね!」
灯織「うん。ボトルにも特に細工されたような跡はなかったから、ガスマスクをつけた人物が音楽室の中で開封して……」
灯織「薬品AとBとで化学反応を起こさせて、それで発生した毒ガスで咲耶さんを殺害したんです!」
【摩美々「いたずらしちゃいますねー」】反論!
918: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:06:00.06 ID:XSsZlqvc0
灯織「ま、摩美々さん……!?」
摩美々「……やっぱり今回の事件、灯織には任せておけない」
灯織「えっ……!?」
摩美々「灯織の推理は、すべてが根底から狂ってるんだよー」
灯織「ど、どういうことですか……?」
摩美々「……灯織、悪いけど今回の摩美々は敵だからー」
(ま、摩美々さん……?今回はおとなしいと思ったら、急にどうしたの……?)
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【ガスマスク】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【かくれんぼ】
摩美々「薬品Bのボトルを開けてー」
摩美々「その前に開けておいた薬品Aとー」
摩美々「空気中で化学反応を起こして有毒ガスが発生―」
摩美々「でもそれで咲耶を殺すなんて現実味がなくないですかー」
摩美々「当て布でもして吸わないように工夫してたりしたら、そもそも意味ないですしー」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「私たちが音楽室まで戻るには数十分経っています……」
灯織「その間密室だったら、気体を吸わずに堪え切れるとは思えません!」
-------------------------------------------------
摩美々「それはそうかもしれないけどー」
摩美々「殺害方法に毒ガスってのがまずありえなくてー」
摩美々「毒ガスだと【不特定多数を殺しちゃう】じゃないですかー」
摩美々「ここで校則にちゅうもーく」
摩美々「同一のクロが殺せるのは三人まで、ですよねー」
摩美々「咲耶だけじゃなく、他の三人も殺しちゃったらー」
摩美々「それこそ【その場でおしおきされちゃいます】よねー」
摩美々「これじゃ本末転倒じゃないですかー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
-------------------------------------------------
919: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:21:28.75 ID:de2S5ski0
その場でおしおきされちゃいます に 事件当時の状況
920: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:23:55.35 ID:XSsZlqvc0
摩美々「確かに事件当時、誰もそんな目には合ってなかったですケド」
摩美々「それは結果論ですよねー?」
摩美々「反論ならもっと明確に否定する根拠を述べてくださーい」
(くっ、手ごわい……)
(毒ガスを使って不特定多数を殺害してもおしおきされない根拠……)
(それは、今回の事件に限ってなら明確な根拠が存在するはずだ)
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【ガスマスク】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【かくれんぼ】
摩美々「薬品Bのボトルを開けてー」
摩美々「その前に開けておいた薬品Aとー」
摩美々「空気中で化学反応を起こして有毒ガスが発生―」
摩美々「でもそれで咲耶を殺すなんて現実味がなくないですかー」
摩美々「当て布でもして吸わないように工夫してたりしたら、そもそも意味ないですしー」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「私たちが音楽室まで戻るには数十分経っています……」
灯織「その間密室だったら、気体を吸わずに堪え切れるとは思えません!」
-------------------------------------------------
摩美々「それはそうかもしれないけどー」
摩美々「殺害方法に毒ガスってのがまずありえなくてー」
摩美々「毒ガスだと【不特定多数を殺しちゃう】じゃないですかー」
摩美々「ここで校則にちゅうもーく」
摩美々「同一のクロが殺せるのは三人まで、ですよねー」
摩美々「咲耶だけじゃなく、他の三人も殺しちゃったらー」
摩美々「それこそ【その場でおしおきされちゃいます】よねー」
摩美々「これじゃ本末転倒じゃないですかー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
-------------------------------------------------
摩美々「それは結果論ですよねー?」
摩美々「反論ならもっと明確に否定する根拠を述べてくださーい」
(くっ、手ごわい……)
(毒ガスを使って不特定多数を殺害してもおしおきされない根拠……)
(それは、今回の事件に限ってなら明確な根拠が存在するはずだ)
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【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【ガスマスク】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【かくれんぼ】
摩美々「薬品Bのボトルを開けてー」
摩美々「その前に開けておいた薬品Aとー」
摩美々「空気中で化学反応を起こして有毒ガスが発生―」
摩美々「でもそれで咲耶を殺すなんて現実味がなくないですかー」
摩美々「当て布でもして吸わないように工夫してたりしたら、そもそも意味ないですしー」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「私たちが音楽室まで戻るには数十分経っています……」
灯織「その間密室だったら、気体を吸わずに堪え切れるとは思えません!」
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摩美々「それはそうかもしれないけどー」
摩美々「殺害方法に毒ガスってのがまずありえなくてー」
摩美々「毒ガスだと【不特定多数を殺しちゃう】じゃないですかー」
摩美々「ここで校則にちゅうもーく」
摩美々「同一のクロが殺せるのは三人まで、ですよねー」
摩美々「咲耶だけじゃなく、他の三人も殺しちゃったらー」
摩美々「それこそ【その場でおしおきされちゃいます】よねー」
摩美々「これじゃ本末転倒じゃないですかー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
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921: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:25:11.38 ID:de2S5ski0
不特定多数を殺しちゃう に かくれんぼ
922: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:29:53.73 ID:XSsZlqvc0
摩美々「えっとー……それってつまり、どういうコト?」
(かくれんぼのルール上不特定多数を殺害してしまっても問題ない……その考え方はあってる)
(なら、その考え方と矛盾する摩美々さんの発言はこっちじゃなくてあっち……?)
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【ガスマスク】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【かくれんぼ】
摩美々「薬品Bのボトルを開けてー」
摩美々「その前に開けておいた薬品Aとー」
摩美々「空気中で化学反応を起こして有毒ガスが発生―」
摩美々「でもそれで咲耶を殺すなんて現実味がなくないですかー」
摩美々「当て布でもして吸わないように工夫してたりしたら、そもそも意味ないですしー」
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【発展!】
灯織「私たちが音楽室まで戻るには数十分経っています……」
灯織「その間密室だったら、気体を吸わずに堪え切れるとは思えません!」
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摩美々「それはそうかもしれないけどー」
摩美々「殺害方法に毒ガスってのがまずありえなくてー」
摩美々「毒ガスだと【不特定多数を殺しちゃう】じゃないですかー」
摩美々「ここで校則にちゅうもーく」
摩美々「同一のクロが殺せるのは三人まで、ですよねー」
摩美々「咲耶だけじゃなく、他の三人も殺しちゃったらー」
摩美々「それこそ【その場でおしおきされちゃいます】よねー」
摩美々「これじゃ本末転倒じゃないですかー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
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(かくれんぼのルール上不特定多数を殺害してしまっても問題ない……その考え方はあってる)
(なら、その考え方と矛盾する摩美々さんの発言はこっちじゃなくてあっち……?)
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【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【ガスマスク】
‣【モノクマの証言】
‣【事件当時の状況】
‣【モノクマファイル4】
‣【非常電源】
‣【かくれんぼ】
摩美々「薬品Bのボトルを開けてー」
摩美々「その前に開けておいた薬品Aとー」
摩美々「空気中で化学反応を起こして有毒ガスが発生―」
摩美々「でもそれで咲耶を殺すなんて現実味がなくないですかー」
摩美々「当て布でもして吸わないように工夫してたりしたら、そもそも意味ないですしー」
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【発展!】
灯織「私たちが音楽室まで戻るには数十分経っています……」
灯織「その間密室だったら、気体を吸わずに堪え切れるとは思えません!」
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摩美々「それはそうかもしれないけどー」
摩美々「殺害方法に毒ガスってのがまずありえなくてー」
摩美々「毒ガスだと【不特定多数を殺しちゃう】じゃないですかー」
摩美々「ここで校則にちゅうもーく」
摩美々「同一のクロが殺せるのは三人まで、ですよねー」
摩美々「咲耶だけじゃなく、他の三人も殺しちゃったらー」
摩美々「それこそ【その場でおしおきされちゃいます】よねー」
摩美々「これじゃ本末転倒じゃないですかー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
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923: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:30:46.33 ID:de2S5ski0
その場でおしおきされちゃいます に かくれんぼ
924: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:32:02.46 ID:XSsZlqvc0
灯織「その矛盾、斬らせていただきます!」
【BREAK!】
灯織「確かに校則の上では毒ガスによる殺害は抵触の恐れがあります……」
灯織「でも、今回の事件においてはそれは必ずしも適用されるとは限りません……!」
摩美々「……えー?」
灯織「今回の動機、【かくれんぼ】ですよ」
灯織「かくれんぼでは、裏切り者をその他の生徒が殺害した時点でコロシアイ合宿生活が終了するという特別報酬がありました」
灯織「つまり、何人殺害しようとも裏切り者さえ殺せていれば……校則違反があろうとも問題なかったんです!」
めぐる「えー?!」
円香「……その手があったんだ」
円香「皆殺しはこの前モノクマに直接禁じられたけど、今だったらそれも看過できた……盲点」
雛菜「円香先輩犯人じゃないアピールせこ~い♡」
灯織「結局今回命を落とすこととなった咲耶さんは裏切り者ではなかったので合宿生活は終わりませんでしたが……」
灯織「犯人はそのぐらいの覚悟を持って犯行に及んだ可能性があります!」
【摩美々「摩美々は諦めも悪い子ですからー」】反論!
925: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:34:02.29 ID:XSsZlqvc0
>>923
あっ、コンマ値足りてなかった…
すいません、進めてしまったのでこのままやっちゃいますね
-------------------------------------------------
摩美々「そんなので無理やり論理を通すつもりなのー?」
灯織「そんなのって……筋は通ってますよね?」
摩美々「そりゃ通ってるかもしれないケド、それが正しいかどうかは別問題じゃない?」
摩美々「それに、毒ガスを使ったと仮定すると生じる矛盾がまだ残ってますよー?」
灯織「矛盾……ですか?」
摩美々「絶対に、灯織の推理は認めませんー」
摩美々「認めるわけに、いきませんからー」
-------------------------------------------------
【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【燻煙剤】
‣【薬品B】
‣【事件当時の状況】
‣【音楽室のエアコン】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ガスマスク】
摩美々「かくれんぼは裏切り者さえ殺せばいい」
摩美々「だから不特定多数を殺す方法でも問題はないっていいますケド」
摩美々「実際にその方法がとられたかどうかはまた別問題ですよねー」
摩美々「ガスは死体発見時には既になくなってましたしー」
摩美々「ガスを使った証拠が他にあるんですかー?」
-------------------------------------------------
【発展!】
灯織「ガスを使った証拠は薬品Bのボトルがあったこと……だけです」
灯織「でも、現場の状況からしてこの方法がとられたとみて間違いないと思います!」
灯織「そこに矛盾なんてありません!」
-------------------------------------------------
摩美々「実際に毒ガスを使ったとしたらー」
摩美々「なんで私たちは無事なんですかー?」
摩美々「意識を失ってる私たちは抵抗する術をもちませんしー」
摩美々「無意識のうちに毒ガスを吸っちゃって」
摩美々「咲耶と同様に既に【死んじゃってるはず】ですよねー?」
摩美々「でもこうやって摩美々は【後遺症も何もなく】ピンピンなのでー」
摩美々「やっぱり毒ガスは生じてないんですよー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
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あっ、コンマ値足りてなかった…
すいません、進めてしまったのでこのままやっちゃいますね
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摩美々「そんなので無理やり論理を通すつもりなのー?」
灯織「そんなのって……筋は通ってますよね?」
摩美々「そりゃ通ってるかもしれないケド、それが正しいかどうかは別問題じゃない?」
摩美々「それに、毒ガスを使ったと仮定すると生じる矛盾がまだ残ってますよー?」
灯織「矛盾……ですか?」
摩美々「絶対に、灯織の推理は認めませんー」
摩美々「認めるわけに、いきませんからー」
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【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【燻煙剤】
‣【薬品B】
‣【事件当時の状況】
‣【音楽室のエアコン】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ガスマスク】
摩美々「かくれんぼは裏切り者さえ殺せばいい」
摩美々「だから不特定多数を殺す方法でも問題はないっていいますケド」
摩美々「実際にその方法がとられたかどうかはまた別問題ですよねー」
摩美々「ガスは死体発見時には既になくなってましたしー」
摩美々「ガスを使った証拠が他にあるんですかー?」
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【発展!】
灯織「ガスを使った証拠は薬品Bのボトルがあったこと……だけです」
灯織「でも、現場の状況からしてこの方法がとられたとみて間違いないと思います!」
灯織「そこに矛盾なんてありません!」
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摩美々「実際に毒ガスを使ったとしたらー」
摩美々「なんで私たちは無事なんですかー?」
摩美々「意識を失ってる私たちは抵抗する術をもちませんしー」
摩美々「無意識のうちに毒ガスを吸っちゃって」
摩美々「咲耶と同様に既に【死んじゃってるはず】ですよねー?」
摩美々「でもこうやって摩美々は【後遺症も何もなく】ピンピンなのでー」
摩美々「やっぱり毒ガスは生じてないんですよー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
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926: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:37:33.58 ID:Y48UCmhCO
後遺症も何もなく に 化学室の薬品棚
927: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:41:10.04 ID:XSsZlqvc0
摩美々「そんなリストを見せられても、摩美々には後遺症の心当たりなんかないですねー」
(……後遺症がないのは事実だと思う)
(摩美々さんの論点は、『毒ガスを使った場合、咲耶さん以外の方も命を落としてしまう可能性がある』という点)
(それを否定できる根拠をぶつけないと、この議論……押し負ける!)
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【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【燻煙剤】
‣【薬品B】
‣【事件当時の状況】
‣【音楽室のエアコン】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ガスマスク】
摩美々「かくれんぼは裏切り者さえ殺せばいい」
摩美々「だから不特定多数を殺す方法でも問題はないっていいますケド」
摩美々「実際にその方法がとられたかどうかはまた別問題ですよねー」
摩美々「ガスは死体発見時には既になくなってましたしー」
摩美々「ガスを使った証拠が他にあるんですかー?」
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【発展!】
灯織「ガスを使った証拠は薬品Bのボトルがあったこと……だけです」
灯織「でも、現場の状況からしてこの方法がとられたとみて間違いないと思います!」
灯織「そこに矛盾なんてありません!」
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摩美々「実際に毒ガスを使ったとしたらー」
摩美々「なんで私たちは無事なんですかー?」
摩美々「意識を失ってる私たちは抵抗する術をもちませんしー」
摩美々「無意識のうちに毒ガスを吸っちゃって」
摩美々「咲耶と同様に既に【死んじゃってるはず】ですよねー?」
摩美々「でもこうやって摩美々は【後遺症も何もなく】ピンピンなのでー」
摩美々「やっぱり毒ガスは生じてないんですよー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
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(……後遺症がないのは事実だと思う)
(摩美々さんの論点は、『毒ガスを使った場合、咲耶さん以外の方も命を落としてしまう可能性がある』という点)
(それを否定できる根拠をぶつけないと、この議論……押し負ける!)
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【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【燻煙剤】
‣【薬品B】
‣【事件当時の状況】
‣【音楽室のエアコン】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ガスマスク】
摩美々「かくれんぼは裏切り者さえ殺せばいい」
摩美々「だから不特定多数を殺す方法でも問題はないっていいますケド」
摩美々「実際にその方法がとられたかどうかはまた別問題ですよねー」
摩美々「ガスは死体発見時には既になくなってましたしー」
摩美々「ガスを使った証拠が他にあるんですかー?」
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【発展!】
灯織「ガスを使った証拠は薬品Bのボトルがあったこと……だけです」
灯織「でも、現場の状況からしてこの方法がとられたとみて間違いないと思います!」
灯織「そこに矛盾なんてありません!」
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摩美々「実際に毒ガスを使ったとしたらー」
摩美々「なんで私たちは無事なんですかー?」
摩美々「意識を失ってる私たちは抵抗する術をもちませんしー」
摩美々「無意識のうちに毒ガスを吸っちゃって」
摩美々「咲耶と同様に既に【死んじゃってるはず】ですよねー?」
摩美々「でもこうやって摩美々は【後遺症も何もなく】ピンピンなのでー」
摩美々「やっぱり毒ガスは生じてないんですよー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
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928: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:42:28.82 ID:Y48UCmhCO
死んじゃってるはず に ガスマスク
929: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:47:16.23 ID:XSsZlqvc0
摩美々「ガスマスクを使えば確かに毒ガスが発生しても死なずに済むかもしれないねー」
摩美々「でも、現場にあったガスマスクって一つだけですよねー?」
摩美々「現場には、私、愛依、雛菜の三人がいたと思いますケド」
(う……現場にあったガスマスクは一つだけ、この方法なら一人しか命は保証されない)
(『毒ガスが使われても、観客席と制御室にいた三人はそれを吸わずに済む方法』……)
(今ある証拠から発展させた考え方が必要かもしれない)
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【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【燻煙剤】
‣【薬品B】
‣【事件当時の状況】
‣【音楽室のエアコン】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ガスマスク】
摩美々「かくれんぼは裏切り者さえ殺せばいい」
摩美々「だから不特定多数を殺す方法でも問題はないっていいますケド」
摩美々「実際にその方法がとられたかどうかはまた別問題ですよねー」
摩美々「ガスは死体発見時には既になくなってましたしー」
摩美々「ガスを使った証拠が他にあるんですかー?」
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【発展!】
灯織「ガスを使った証拠は薬品Bのボトルがあったこと……だけです」
灯織「でも、現場の状況からしてこの方法がとられたとみて間違いないと思います!」
灯織「そこに矛盾なんてありません!」
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摩美々「実際に毒ガスを使ったとしたらー」
摩美々「なんで私たちは無事なんですかー?」
摩美々「意識を失ってる私たちは抵抗する術をもちませんしー」
摩美々「無意識のうちに毒ガスを吸っちゃって」
摩美々「咲耶と同様に既に【死んじゃってるはず】ですよねー?」
摩美々「でもこうやって摩美々は【後遺症も何もなく】ピンピンなのでー」
摩美々「やっぱり毒ガスは生じてないんですよー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
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摩美々「でも、現場にあったガスマスクって一つだけですよねー?」
摩美々「現場には、私、愛依、雛菜の三人がいたと思いますケド」
(う……現場にあったガスマスクは一つだけ、この方法なら一人しか命は保証されない)
(『毒ガスが使われても、観客席と制御室にいた三人はそれを吸わずに済む方法』……)
(今ある証拠から発展させた考え方が必要かもしれない)
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【反論ショーダウン開始!】
【コトノハ】
‣【燻煙剤】
‣【薬品B】
‣【事件当時の状況】
‣【音楽室のエアコン】
‣【化学室の薬品棚】
‣【ガスマスク】
摩美々「かくれんぼは裏切り者さえ殺せばいい」
摩美々「だから不特定多数を殺す方法でも問題はないっていいますケド」
摩美々「実際にその方法がとられたかどうかはまた別問題ですよねー」
摩美々「ガスは死体発見時には既になくなってましたしー」
摩美々「ガスを使った証拠が他にあるんですかー?」
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【発展!】
灯織「ガスを使った証拠は薬品Bのボトルがあったこと……だけです」
灯織「でも、現場の状況からしてこの方法がとられたとみて間違いないと思います!」
灯織「そこに矛盾なんてありません!」
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摩美々「実際に毒ガスを使ったとしたらー」
摩美々「なんで私たちは無事なんですかー?」
摩美々「意識を失ってる私たちは抵抗する術をもちませんしー」
摩美々「無意識のうちに毒ガスを吸っちゃって」
摩美々「咲耶と同様に既に【死んじゃってるはず】ですよねー?」
摩美々「でもこうやって摩美々は【後遺症も何もなく】ピンピンなのでー」
摩美々「やっぱり毒ガスは生じてないんですよー」
【矛盾する発言を正しいコトノハでコンマ60以上で論破しろ!】
【スキル:意地っ張りサンセットと摩的・アンチテーゼの効果が発動します】
【コンマの数値が+25されます】
↓1
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930: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:48:31.58 ID:Y48UCmhCO
死んじゃってるはず に 音楽室のエアコン
931: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:50:34.85 ID:XSsZlqvc0
灯織「その矛盾、斬らせていただきます!」
【BREAK!】
灯織「いえ、摩美々さんたちが無事なことは毒ガスを用いられていないことの否定材料にはなりません」
摩美々「……はぁ?」
灯織「空調ですよ。密室を作る際にも使われたエアコンは、異常なまでの低温に設定されていました」
灯織「エアコンなら風向きも調整可能です……意識を失っていた三名は煙を吸うことがないように低姿勢になっていたので、風向きさえ調整すれば……」
灯織「発生した毒ガスを吸わないようにすることもできたはずです!」
凛世「室内の気流も、温度によりある程度掌握が可能です……」
凛世「寝そべっておられた御三方がガスを吸わないようにすることは容易いものかと……」
愛依「だからうちらは無事だったんだ……」
智代子「反対に、ステージ上にいた咲耶ちゃんは空調で吹き上がったガスをもろに吸い込んじゃって……そのまま死んじゃったんだね」
めぐる「エアコン自体は非常電源で動いてたし、停電状態でも問題なく仕掛けが動いたはずだよ!」
灯織「おそらく犯人は何かしらの確証をもって、咲耶さんを裏切り者だと判断し、そのうえで今回の計画に及んだ……」
灯織「たとえ他の人間を巻き込んでも、咲耶さんさえ殺すことができればそれでよかった」
灯織「どうでしょう摩美々さん……これでもまだ矛盾は残っていますか?」
摩美々「……」
932: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:51:42.27 ID:XSsZlqvc0
摩美々「……あるよ、あるに決まってんじゃーん」
灯織「ど、どうしてそこまで食い下がるんですか……!」
摩美々「毒ガスなんて絶対あり得ない……そんな不特定多数を殺す可能性があるような方法……」
めぐる「だから、その問題はもう解決済みだよー?」
摩美々「解決してない……だってスプリンクラーが稼働してた真っ最中、空気の流れが計算通りになる確証はないじゃーん」
愛依「で、でも別に犯人からすれば、うちらが死んでもかくれんぼのルール的に大丈夫だったんじゃん?」
摩美々「違う……絶対に犯人は、そんなこと望まない」
摩美々「咲耶以外が死ぬことなんて……犯人は絶対に臨まなかったはず」
(……え?)
摩美々「万が一にでも、一パーセントにも満たない可能性でも……」
摩美々「誰かを巻き込む可能性があったのなら、こんな方法選ぶわけないからー」
智代子「ま、摩美々ちゃん……?」
灯織「……もしかして、そういうことなんですか?!」
めぐる「ひ、灯織?!何かわかったの?!」
灯織「摩美々さんのこの不自然なまでの食い下がり様……この仮説なら、それを説明できるかもしれない」
摩美々「……」
(摩美々さんは頑なに大勢を巻き込む毒ガスという方法を否定している……)
(それは摩美々さんが犯人を、あの人を信じているからこそなんだ……)
灯織「摩美々さん、私の口から今回の事件の犯人を指摘してもよろしいですか?」
摩美々「……おねがーい」
めぐる「えっ?!は、犯人?!」
智代子「全然今までの議論じゃ犯人なんて見えてこないよ?!」
灯織「……今回の事件、咲耶さんを殺害した犯人は……!」
【正しい人物を指摘しろ!】
↓1
933: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 15:52:57.11 ID:Y48UCmhCO
咲耶
934: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:54:18.23 ID:XSsZlqvc0
灯織「あなたなんですか……?」
【解!】
めぐる「ひ、灯織……?咲耶は今回の被害者だよ……?」
灯織「咲耶さんは被害者であり、犯人でもある」
灯織「つまり、今回の事件は咲耶さんの自殺だった……摩美々さんの態度がそれを物語っています」
摩美々「……っ」
愛依「じ、自殺?!」
灯織「正直なところ、今の議論はまだ咲耶さんの自殺を確証づけるようなものはありません」
灯織「摩美々さん、説明していただけますか?」
摩美々「……りょうかーい」
摩美々「もともとは私も、みんなと同じで咲耶は誰かに殺されたものだと思ってたんだよねー」
摩美々「ガスを吸って眠っちゃってる間に誰かの手によって咲耶は手にかけられてしまったって」
摩美々「でも、ふとポケットの中を見たらこんな紙が入ってたんだよねー」
そういって摩美々さんが目の前に広げたのは、三つ折りになった書状。
遠巻きに見ても、丁寧な書体で「遺書」と書いてあることが分かる。
935: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:55:24.98 ID:XSsZlqvc0
摩美々「まぁ細かい話は全部この中に書いてあるのでー、とりあえず読みますねー」
『この手紙を摩美々が呼んでいるころには、既に私は命を絶った後だと思う。もともと摩美々には、ライブを開いた翌日自殺をすると伝えてあったけど、それは摩美々のためについた嘘だったんだ。私の意志を聞いた時の摩美々の表情が妙に目に焼き付いてしまってね。そんな十字架を背負わせたまま、みんなに嘘をつかせたまま過ごさせるのは、私の良心が許さなかった。突然の別れとなって申し訳ない、でも別れの言葉を摩美々と面と向かって話していると決意が揺らいでしまいそうだから。摩美々が眠っている内に、私だけが涙を流すだけで済む内に、こうして命を絶つ卑怯を許してほしい』
灯織「え……?ちょっと待ってください……自殺をすると、伝えてあった……?!」
めぐる「ら、ライブの翌日自殺する予定だったって……え……?う、嘘だよね?!」
智代子「ま、摩美々ちゃんはそれを知ってたの……?」
摩美々「……」
摩美々「まだ続きがあるのでー」
『そしておそらくこの遺書は、摩美々の手によって他のみんなにも読まれているだろうからここでみんなにもメッセージを残させてほしい。私は【裏切り者】だ。この合宿生活が始まった時からずっとモノクマにみんなの行動を逐一報告し、モノクマの指示に従って動いていた。みんなを欺き続けていたんだ。でも、それは私がモノクマの意志に賛同していたというわけでないことは、知っておいてほしい。私は恋鐘と結華を人質に取られていたんだ。私がモノクマの命令に従わなかった場合、彼女たちに危害を加えると言われていた。許してほしいとは言わない。ただ、私がみんなを裏切ることに毎日罪悪感を感じていたことだけ知っていてほしい。そんな最後のわがままを聞いてはもらえないだろうか』
936: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:57:06.82 ID:XSsZlqvc0
愛依「さ、咲耶ちゃんが……」
凛世「裏切り者、だったのですか……?」
摩美々「これで最後ですー」
『そして、私は自分の手で人生に幕を下ろす。これはみんなに生きていてほしいからこその自殺だ。裏切り者が死にさえすれば、このコロシアイ合宿生活は幕を下ろす。たった一人、私の犠牲があればみんなは外の世界へ脱出し、生きていくことができる。そのためなら私は喜んでこの身を差し出そう、この命を差し出そう。明日へと続く希望の礎として、私はこん命を散らす。そこに後悔なんてない。
最後に、今まで私と一緒に過ごしてくれてありがとう。みんなのことを、愛しているよ』
摩美々「……以上です」
摩美々さんが読み上げた咲耶さんの遺書。それはあまりにも衝撃的で、あまりにも悲痛なもので、私たちは暫くの間完全に言葉を失ってしまった。
咲耶さんが裏切り者だった、自殺をもともと画策していたという事実。
モノクマの傀儡になっていたことに対する謝罪の意志と、私たちに対する愛情。
一度に処理するには、あまりに情報が多すぎて、脳の神経回路が完全にショートするのを感じる。
937: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 15:58:29.44 ID:XSsZlqvc0
咲耶さんが裏切り者で、自殺して、モノクマと……?????
私???の推理は間??違ってい??て……?????
本??????当の真?????実は手紙の???文面????上にあっ?て
わからないわからないわからないわからないわからない
わからないわからないわからないわからないわからない
わからないわからないわからないわからないわからない
??????????????????????????????????????????????????????
??????????????????????????????????????????????????????
________ブツンッ!
938: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:01:35.46 ID:XSsZlqvc0
______
__________
_______________
やっぱり、予想通りの反応ですよねー。
あの咲耶が裏切り者だなんてすぐには呑み込めないですしー……
灯織「……」
頭の回転が速い灯織がこうなってるからには、私がやるしかないって感じですかー……
はぁ、本当に咲耶の言った通り……
面倒ですけど、摩美々が一肌脱いであげますかー。
摩美々「……さて、どこから説明したもんですかねー」
愛依「どうなってんの……?」
智代子「咲耶ちゃんが自殺なんて……?」
雛菜「もう雛菜考えるの疲れちゃった~」
凛世「天地が翻ったような心地です……」
めぐる「ひ、灯織……」
灯織「……」
【モノクマ「意見と意見をぶつけ合えー!」】対立!
摩美々「ちょっとー、何―?」
モノクマ「田中さん、どうやらあなた以外はまだ処理が追い付いていないようです!」
摩美々「みたいですねー」
モノクマ「白瀬さんの遺志を継ぎ、この事件が彼女の自殺だったと言うのなら、彼女たちを真正面から迎え撃つほかない!」
摩美々「それってもしかして、スクラムですかー?」
モノクマ「ええ!この学園長がそのための舞台を整えて、お手伝いして進ぜよう!さあ心行くまで、ロンパしろーーーー!!」
摩美々「……仕方ないですねー」
__________
_______________
やっぱり、予想通りの反応ですよねー。
あの咲耶が裏切り者だなんてすぐには呑み込めないですしー……
灯織「……」
頭の回転が速い灯織がこうなってるからには、私がやるしかないって感じですかー……
はぁ、本当に咲耶の言った通り……
面倒ですけど、摩美々が一肌脱いであげますかー。
摩美々「……さて、どこから説明したもんですかねー」
愛依「どうなってんの……?」
智代子「咲耶ちゃんが自殺なんて……?」
雛菜「もう雛菜考えるの疲れちゃった~」
凛世「天地が翻ったような心地です……」
めぐる「ひ、灯織……」
灯織「……」
【モノクマ「意見と意見をぶつけ合えー!」】対立!
摩美々「ちょっとー、何―?」
モノクマ「田中さん、どうやらあなた以外はまだ処理が追い付いていないようです!」
摩美々「みたいですねー」
モノクマ「白瀬さんの遺志を継ぎ、この事件が彼女の自殺だったと言うのなら、彼女たちを真正面から迎え撃つほかない!」
摩美々「それってもしかして、スクラムですかー?」
モノクマ「ええ!この学園長がそのための舞台を整えて、お手伝いして進ぜよう!さあ心行くまで、ロンパしろーーーー!!」
摩美々「……仕方ないですねー」
939: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:04:04.65 ID:XSsZlqvc0
-------------------------------------------------
【意見対立】
【議論スクラム開始!】
「白瀬咲耶は他殺だ!」vs【白瀬咲耶は自殺だ!】
愛依「事件現場は密室だったんだよ?!だったら誰かが殺害に使ったんじゃないの?!」
智代子「咲耶ちゃんが自殺なんだったら摩美々ちゃんたちを薬品を使ってまで意識を失わさせる理由がないよ!」
凛世「咲耶さんが自殺ならば、なぜ多くの方を巻き込むような方法を選んだのでしょうか……」
雛菜「停電も自殺のために起こしたっていうんですか~?」
めぐる「ガスマスクが現場にあったのはどうして?!咲耶以外に意識のある誰かがいたってことじゃないの?!」
灯織「……咲耶さんは裏切り者じゃなかったからこそ、この合宿生活は続いているのではないんですか……?」
-------------------------------------------------
意見スロット
【ガスマスク】
【停電】
【薬品A】
【薬品B】
【密室】
【裏切り者】
-------------------------------------------------
【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】
↓1
【意見対立】
【議論スクラム開始!】
「白瀬咲耶は他殺だ!」vs【白瀬咲耶は自殺だ!】
愛依「事件現場は密室だったんだよ?!だったら誰かが殺害に使ったんじゃないの?!」
智代子「咲耶ちゃんが自殺なんだったら摩美々ちゃんたちを薬品を使ってまで意識を失わさせる理由がないよ!」
凛世「咲耶さんが自殺ならば、なぜ多くの方を巻き込むような方法を選んだのでしょうか……」
雛菜「停電も自殺のために起こしたっていうんですか~?」
めぐる「ガスマスクが現場にあったのはどうして?!咲耶以外に意識のある誰かがいたってことじゃないの?!」
灯織「……咲耶さんは裏切り者じゃなかったからこそ、この合宿生活は続いているのではないんですか……?」
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意見スロット
【ガスマスク】
【停電】
【薬品A】
【薬品B】
【密室】
【裏切り者】
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【意見スロットを正しい順番に並び替え、敵スクラムを向かい討て!】
↓1
940: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:06:57.15 ID:RAGC9qUv0
密室
薬品A
薬品B
停電
ガスマスク
裏切り者
薬品A
薬品B
停電
ガスマスク
裏切り者
942: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:08:09.75 ID:XSsZlqvc0
-------------------------------------------------
【摩美々「ずっと摩美々のターンですー」】
愛依「事件現場は密室だったんだよ?!だったら誰かが殺害に使ったんじゃないの?!」
【摩美々「密室なのは自殺を邪魔されないようにしたんだよー」】
智代子「咲耶ちゃんが自殺なんだったら摩美々ちゃんたちを薬品を使ってまで意識を失わさせる理由がないよ!」
【摩美々「密室の中に入りこんじゃった三人に邪魔されないようにしただけだし、矛盾は何もなくなーい?」】
凛世「咲耶さんが自殺ならば、なぜ多くの方を巻き込むような方法を選んだのでしょうか……」
【摩美々「だから薬品Bは咲耶の持ち込んだものじゃないんだってー、別の誰かが事件が終わった後に置いたんじゃなーい?」】
雛菜「停電も自殺のために起こしたっていうんですか~?」
【摩美々「停電状態なら摩美々たちも身動きが取れなくなる、薬品Aの保険だったんじゃないかなぁ」】
めぐる「ガスマスクが現場にあったのはどうして?!咲耶以外に意識のある誰かがいたってことじゃないの?!」
【摩美々「咲耶が万が一薬品Aを吸っちゃうことを恐れて使ったんだよー」】
灯織「……咲耶さんは裏切り者じゃなかったからこそ、この合宿生活は続いているのではないんですか……?」
【摩美々「咲耶は裏切り者だって遺書にもあったよねー?」】
-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】
【SET!】
【コンマの合計値250以上で相手のスクラムを打ち破れ!】
※スキル:意地っ張りサンセット・摩的アンチテーゼの効果は対象外です
↓直下より六回連続でコンマ判定(連投可)
【摩美々「ずっと摩美々のターンですー」】
愛依「事件現場は密室だったんだよ?!だったら誰かが殺害に使ったんじゃないの?!」
【摩美々「密室なのは自殺を邪魔されないようにしたんだよー」】
智代子「咲耶ちゃんが自殺なんだったら摩美々ちゃんたちを薬品を使ってまで意識を失わさせる理由がないよ!」
【摩美々「密室の中に入りこんじゃった三人に邪魔されないようにしただけだし、矛盾は何もなくなーい?」】
凛世「咲耶さんが自殺ならば、なぜ多くの方を巻き込むような方法を選んだのでしょうか……」
【摩美々「だから薬品Bは咲耶の持ち込んだものじゃないんだってー、別の誰かが事件が終わった後に置いたんじゃなーい?」】
雛菜「停電も自殺のために起こしたっていうんですか~?」
【摩美々「停電状態なら摩美々たちも身動きが取れなくなる、薬品Aの保険だったんじゃないかなぁ」】
めぐる「ガスマスクが現場にあったのはどうして?!咲耶以外に意識のある誰かがいたってことじゃないの?!」
【摩美々「咲耶が万が一薬品Aを吸っちゃうことを恐れて使ったんだよー」】
灯織「……咲耶さんは裏切り者じゃなかったからこそ、この合宿生活は続いているのではないんですか……?」
【摩美々「咲耶は裏切り者だって遺書にもあったよねー?」】
-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】
【SET!】
【コンマの合計値250以上で相手のスクラムを打ち破れ!】
※スキル:意地っ張りサンセット・摩的アンチテーゼの効果は対象外です
↓直下より六回連続でコンマ判定(連投可)
951: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:15:19.98 ID:XSsZlqvc0
【6+37+32+76+24+17】
【コンマ合計値 192】
摩美々「あれー、ちょっとパワーが足りませんねー……」
摩美々「はぁ、もうちょっとだけ本気出しますかー」
-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】
【SET!】
【コンマの合計値250以上で相手のスクラムを打ち破れ!】
※スキル:意地っ張りサンセット・摩的アンチテーゼの効果は対象外です
↓直下より六回連続でコンマ判定(連投可)
【コンマ合計値 192】
摩美々「あれー、ちょっとパワーが足りませんねー……」
摩美々「はぁ、もうちょっとだけ本気出しますかー」
-------------------------------------------------
【CROUCH BIND】
【SET!】
【コンマの合計値250以上で相手のスクラムを打ち破れ!】
※スキル:意地っ張りサンセット・摩的アンチテーゼの効果は対象外です
↓直下より六回連続でコンマ判定(連投可)
958: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:19:56.16 ID:XSsZlqvc0
【86+28+49+44+27+92】
【コンマ合計値326】
摩美々「これがたった一つの真実ってやつですー」
【全論破!】
【BREAK!】
-------------------------------------------------
摩美々「これまで灯織が立てて来た、音楽室の中の誰かによる殺人はー」
摩美々「どれも視点を変えてみると咲耶の自殺でも成り立つ話なんだよねー」
摩美々「何より咲耶の自殺を裏付ける遺書があるわけだし、信憑性があるのはどっちか。風野灯織さん、お答えくださーい」
灯織「……」
灯織「……そん、な」
めぐる「今の摩美々の説明は全部筋も通ってる……」
めぐる「灯織の推理を丸々呑み込んじゃったよ!」
円香「あそこまで周到に作り上げた密室が、自分の自殺を邪魔されないためだったなんて……最後まで人騒がせな方だったんですね」
凛世「一人で果てることに、恐怖を感じていたのかもしれません……」
凛世「最期、その刹那までは……誰かと共にありたい……そのために、今日決行に及んだのやもしれません……」
摩美々「……」
(咲耶、わざわざ私を音楽室での支度組に指名してたケド、そういうことだったわけー?)
灯織「ま、待ってください!」
摩美々「んー?」
灯織「それでもやはり、まだ私は納得がいきません!」
灯織「かくれんぼのルールですよ!咲耶さんが死亡しているのにこの合宿生活が続いている……だから咲耶さんはシロだったという話だったじゃないですか!」
摩美々「だからその前提が間違ってるんだってー」
959: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:20:43.43 ID:XSsZlqvc0
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
Q1. かくれんぼでコロシアイ合宿生活が終了する条件は?
A.裏切り者が死亡した場合 B.裏切り者を見つけた場合 C.裏切り者が殺された場合
Q2.白瀬咲耶の正体は?
A.裏切り者 B裏斬り者 C.裏伐り者 D.裏着り者
Q3.どうしてコロシアイ合宿生活が終わらない?
A.咲耶が本当はシロだったから B.今回の事件が殺人事件じゃなかったから C.モノクマにも犯人が分からないから
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
【ロジカルダイブ開始!】
Q1. かくれんぼでコロシアイ合宿生活が終了する条件は?
A.裏切り者が死亡した場合 B.裏切り者を見つけた場合 C.裏切り者が殺された場合
Q2.白瀬咲耶の正体は?
A.裏切り者 B裏斬り者 C.裏伐り者 D.裏着り者
Q3.どうしてコロシアイ合宿生活が終わらない?
A.咲耶が本当はシロだったから B.今回の事件が殺人事件じゃなかったから C.モノクマにも犯人が分からないから
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
-------------------------------------------------
960: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:22:44.09 ID:Y48UCmhCO
caa
961: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:24:57.94 ID:XSsZlqvc0
(いや、ちょっと惜しいかなー)
(ここでのシロってつまりは【裏切り者】じゃない人ってことだからー……)
(コロシアイが終わらない理由は……そういうコトだよねー)
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【ロジカルダイブ開始!】
Q1. かくれんぼでコロシアイ合宿生活が終了する条件は?
A.裏切り者が死亡した場合 B.裏切り者を見つけた場合 C.裏切り者が殺された場合
Q2.白瀬咲耶の正体は?
A.裏切り者 B裏斬り者 C.裏伐り者 D.裏着り者
Q3.どうしてコロシアイ合宿生活が終わらない?
A.咲耶が本当はシロだったから B.今回の事件が殺人事件じゃなかったから C.モノクマにも犯人が分からないから
【正しい道筋を選んで推理を組み立てろ!】
↓1
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962: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:25:23.85 ID:Y48UCmhCO
cab
965: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:27:10.55 ID:XSsZlqvc0
摩美々「推理はつながりましたー」
【COMPLETE!】
摩美々「コロシアイ合宿生活が終わる条件は、裏切り者が殺されること、でしたよねー」
灯織「はい……だからこそ」
摩美々「なら、自殺はその限りじゃないですよねー」
灯織「……!?」
摩美々「白瀬咲耶は他の誰かに手を下されることなく、自分の手で命を絶った。その事実だけ見れば、かくれんぼの条件を満たしていないと断定も可能なんじゃないですかー?」
摩美々「実際モノクマもそういう解釈をしたからこそ、この裁判が開かれているわけですしー」
モノクマ「……」
智代子「ノーコメント、みたいだね……」
摩美々「発想の逆転ってやつだよー」
凛世「モノクマさまは、ルールには厳格です……」
凛世「逆説的に、咲耶さんが裏切り者である可能性も認められる……ということなのですね……」
摩美々「確かに咲耶がシロなら、一番手っ取り早い話かもしれないケド」
摩美々「さっきの遺書があるわけだし、もう今更自殺を否定する理由もないよねー」
灯織「……だったら、咲耶さんは、本当に……【裏切り者】、だったんですね……」
(そう、それは今更もう……否定できない)
(私はあの時にもう、知ってしまっていたから)
966: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:29:02.81 ID:XSsZlqvc0
-------------------------------------------------
【摩美々の部屋】
ピンポーン
摩美々「……誰ですかー?」
咲耶「やあ、摩美々。ご機嫌いかがかな?」
摩美々「今寝ようとしたところに来客があったので、ご機嫌斜めですー」
咲耶「フフ、それは困ったな。ご機嫌を取るためにも、部屋にお邪魔してお茶でも振るわせてくれないかい?」
摩美々「なにそれー、暑苦しいんですケド」
咲耶「……摩美々、ほんの少しでいいんだ」
摩美々「……咲耶ぁ?」
(あの時の咲耶は、いつもの咲耶と違って、瞳が妙に力強くて……)
(声が震えていた)
~~~~~~~~~~~~~~~
摩美々「結局私が淹れるんじゃないですかぁ」
咲耶「すまないね、同じユニットの仲間と言えプライベートな空間には不用意に踏み入るようなことはしたくないんだ」
摩美々「そういって面倒だっただけじゃないのー?」
咲耶「ああ、そうかもしれないね」
摩美々「……で、話があるなら早くしてもらえますー?」
咲耶「……ああ、そうだね」
私の呼びかけに対して咲耶は悲しそうな眼をしたかと思うと、私の入れたお茶を少しすすった。何かに怯えているようにその手は震えていて、カップと皿はカタカタと耳触りの悪い音を立てた。
【摩美々の部屋】
ピンポーン
摩美々「……誰ですかー?」
咲耶「やあ、摩美々。ご機嫌いかがかな?」
摩美々「今寝ようとしたところに来客があったので、ご機嫌斜めですー」
咲耶「フフ、それは困ったな。ご機嫌を取るためにも、部屋にお邪魔してお茶でも振るわせてくれないかい?」
摩美々「なにそれー、暑苦しいんですケド」
咲耶「……摩美々、ほんの少しでいいんだ」
摩美々「……咲耶ぁ?」
(あの時の咲耶は、いつもの咲耶と違って、瞳が妙に力強くて……)
(声が震えていた)
~~~~~~~~~~~~~~~
摩美々「結局私が淹れるんじゃないですかぁ」
咲耶「すまないね、同じユニットの仲間と言えプライベートな空間には不用意に踏み入るようなことはしたくないんだ」
摩美々「そういって面倒だっただけじゃないのー?」
咲耶「ああ、そうかもしれないね」
摩美々「……で、話があるなら早くしてもらえますー?」
咲耶「……ああ、そうだね」
私の呼びかけに対して咲耶は悲しそうな眼をしたかと思うと、私の入れたお茶を少しすすった。何かに怯えているようにその手は震えていて、カップと皿はカタカタと耳触りの悪い音を立てた。
967: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:30:03.52 ID:XSsZlqvc0
咲耶「ダメだね、話すと決めてからもう時間も経っているのに……こうしていざ目の前にすると弱い心が顔を出す」
摩美々「……ゆっくりでもいいから」
咲耶「ありがとう、摩美々は優しいね」
そう言って微笑むと、覚悟を決めた様子で咲耶は真っすぐ私の瞳を見つめた。
咲耶「摩美々……今から言うことは何の冗談でもない、本当のことだ」
摩美々「……うん」
咲耶「私は摩美々たちをこの生活が始まったときから欺いていた【裏切り者】だ」
摩美々「……はぁ?」
はじめは、咲耶の言っている言葉を信じようともしなかった。
それどころか、この状況でそんな最悪な嘘をつく友人に失望すらしていた。
摩美々「笑えないんですケド」
咲耶「やはり、そういう反応になるよね……でもさっき宣言した通り、これは本当のこと。私はモノクマとずっと内通している」
摩美々「だから……笑えないってー」
咲耶「みんなの情報をモノクマに横流しして、コロシアイ合宿生活の進行に協力していた」
摩美々「やめてって言ってるよねー」
咲耶「……摩美々」
摩美々「そんなの、いつもの咲耶らしくないんじゃない?そうやって他のみんなをだましたり、からかったりするのは悪い子の、摩美々の役目で……」
咲耶「……」
摩美々「だから、そんなのは咲耶が言っていい冗談じゃないっていうかー」
咲耶「ありがとう、摩美々はやっぱり優しいね」
摩美々「はぁ……?だから、そんなこと言うくらいなら今の嘘を誤って……」
咲耶「こんな最低の私のために、涙を流してくれるんだね」
咲耶に言われて、初めて気が付いた。
それは無自覚に、それは一直線に。頬を撫でるように滴り落ちる水滴だった。
968: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:31:03.69 ID:XSsZlqvc0
摩美々「はぁ?……な、泣いてなんかないですー」
咲耶「……本当に、いくら謝っても足りないとは分かっているんだ。でも摩美々の涙を前にして、謝らないと気が済まないんだ」
違う、泣いてなんかいない。
泣いてしまったら、それは咲耶の嘘を真に受けてしまった大バカ者になってしまう。
だから摩美々は泣いてなんかない。
咲耶「ごめん、摩美々」
だから咲耶も謝らないで、さっさと頭を上げてつまらない冗談だって笑ってほしいのに。
咲耶「どうか私を、許さないでほしい」
……それでも咲耶は、全く頭を上げようとしなかった。
咲耶「モノクマについて、具体的な話をすることはできない……もともと私も今回のコロシアイについて全部を知っているわけではないんだ」
咲耶「私は脅迫されて、協力関係を強いられている。それは紛れもない事実だ」
咲耶「だから、私が死ねばこのコロシアイは終わる」
摩美々「……!?さ、咲耶そんなの……」
咲耶「摩美々、私は摩美々たちのことが大好きなんだ。だから、そんなみんな疑いあい、殺し合う……この惨状を見ているだけで胸が張り裂けそうな思いなんだ」
咲耶「だから、これを終わらせられるなら私は自分の命なんか惜しくないよ」
咲耶「いや、むしろ私の命はここで使うべきなんだ。みんなを裏切り続けた罪は一生雪げない」
咲耶「でもせめて、私にできることはやらないと……それは最低限の義務であり、枷なんだ」
私には、咲耶のことを止めることはできなかった。
私は悪い子だから、もっと悪いことをしようとしている咲耶を止めることなんて出来ない。
-------------------------------------------------
969: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:32:14.26 ID:XSsZlqvc0
(咲耶はあの時、私に話してくれた義務と枷を果たした……)
(それなら、摩美々もちょっとだけ本気出さないと流石に咲耶に申し訳ないって言うかー)
(咲耶のために、摩美々もやれることをやらないとねー)
雛菜「じゃあ裏切り者が自殺したってのが結局この事件のすべてなんですか~?」
智代子「そうなるよね!摩美々ちゃんたちを眠らせた後……」
智代子「あれ?そういえばどうやって自殺したのかな?」
愛依「薬品B……は、無差別に人を殺しちゃうから咲耶ちゃんが使うとは考えにくいんだったよね?」
円香「……全く論理的じゃない」
灯織「でも、咲耶さんの遺体には目立った外傷もなかったですよね?」
灯織「首を吊ったり、腹を刺したりといった方法も取られていないなら……」
(咲耶が死んだ原因、それを明らかにしないと駄目ですよねー)
(今回の事件に持ち込まれた可能性のある、あれが原因とみて間違いないハズ……)
【正しいコトダマを選べ!】
↓1
970: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2021/06/05(土) 16:33:27.76 ID:de2S5ski0
備品リスト
972: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:35:34.65 ID:XSsZlqvc0
摩美々「これですよー」
【解!】
摩美々「灯織も化学室の薬品棚は確認したよねー?」
灯織「はい……今回の事件では薬品が用いられていましたから……その出どころの調査のために化学室は訪れました」
めぐる「……あっ!もしかして!」
摩美々「ふふー、めぐるもわかったー?」
めぐる「うん!薬品A,Bを含めても……薬品棚の薬の数がどうしても一個足りなかったんだよ!」
めぐる「化学室の棚の中には毒薬も多かったから、それを咲耶が持ち出したんじゃないかな?!」
摩美々「具体的にその薬が何かまではわかりませんケド、今回の事件に関係してると思う方が自然ですよねー」
雛菜「薬を直接飲んだんだったら、外傷もつきませんし問題ないですね~」
雛菜「ていうか、これだけ議論してきたけど結局毒殺なんですね~」
智代子「気体を吸ったか直接飲んだかの違いだね!」
摩美々「さあ、これで咲耶の自殺についての疑問は全部解消できましたよねー?」
973: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:36:44.60 ID:XSsZlqvc0
灯織「……摩美々さん、概ね納得はできたんですが、一つだけ聞かせてもらってもよろしいでしょうか」
摩美々「えー?」
灯織「どうして、咲耶さんの自殺を今の今まで黙っていたんですか?」
めぐる「……そ、そっか!摩美々は最初っから遺書の存在を知ってた、それなら……摩美々が裁判が始まったときにその話をしていたら……」
めぐる「裁判自体やらなくても済んだかもしれないんだ!」
灯織「まさか摩美々さんが自殺にショックを受けて黙っていた……なんて理由ではないはずです。何かお考えがあって黙っていたんじゃないですか?」
(……ふふー、やっぱりバレちゃってるかー)
(灯織、この学園に来る前はこんなにカンも良くなかったはずなのに……まぁ嫌でも成長しちゃいますよねー)
摩美々「灯織やるじゃーん、ご名答だよー」
灯織「……やっぱり、あえて黙ってたんですね」
愛依「あ、あえて?!」
雛菜「……もしかして、円香先輩と同じですか~?」
円香「……」
雛菜「事件の真実を隠して、裁判を撹乱するのが目的で黙ってたんじゃないですか~?」
灯織「いえ……そうではないはずです。攪乱が目的なら、最後まで黙っているはずですから」
(そう、私には……いや、咲耶には明確な目的があった)
(【自殺】で裁判を起こすことこそが目的だったんだから……!)
974: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:38:12.81 ID:XSsZlqvc0
摩美々「そろそろいい頃合いですかねー」
摩美々「ねえモノクマー、摩美々から大事な大事なお話があるんですケドー」
モノクマ「……」
モノクマ「……」
モノクマ「……はっ!もしかして今、ガイアがボクのことを呼んだかい?!」
摩美々「ガイアじゃなくて田中摩美々ですー」
摩美々「今回の動機について確認させてもらえますかー?」
灯織「今回の動機……?」
摩美々「かくれんぼでのコロシアイ合宿生活の終了条件って、裏切り者が生徒の手によって殺害されることなんですよねー?」
モノクマ「ん?まぁ基本的にはその解釈でダイジョーブ博士ですけど?」
摩美々「ふふー、それが聞ければ十分ですー」
(そう、その言葉を待っていた……)
(別に仇討ちなんてたいそうな心構えじゃないですケド)
(咲耶のために、ちょっとぐらいなら摩美々だって頑張れるんですからー)
摩美々「なら、自殺はどうなるんですか?」
モノクマ「……んん?何が言いたいの?」
摩美々「確かに咲耶は他の誰かに殺害されたわけじゃないですケド」
摩美々「白瀬咲耶という人間の命は確実に、白瀬咲耶という生徒の手によって奪われた……咲耶は咲耶に殺害されたって言えるんじゃないですかー?」
灯織「……!!」
975: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:39:17.20 ID:XSsZlqvc0
-------------------------------------------------
咲耶「いや、むしろ私の命はここで使うべきなんだ。みんなを裏切り続けた罪は一生雪げない」
咲耶「でもせめて、私にできることはやらないと……それは最低限の義務であり、枷なんだ」
咲耶「だから私は、自分の手で自分の人生を終わらせる。自殺をさせてもらうよ」
摩美々「咲耶、忘れたー?かくれんぼのルールは、裏切り者が殺害されたときに合宿生活が終わるんだよー?」
摩美々「咲耶が自殺したんじゃ、モノクマは合宿生活を終了はさせないんじゃないのー?」
咲耶「ああ、そうかもしれないね」
摩美々「はぁ?」
咲耶「だからこそなんだ……残される摩美々には、私の意志を託したい」
咲耶「自殺であっても、故意に命を奪う行為であることに変わりはない。白瀬咲耶が白瀬咲耶を殺害した、そう主張できるはずだ」
摩美々「そんなの屁理屈じゃないですかー」
咲耶「そう、これはただの揚げ足取りで言葉遊びでしかない。とはいえ、モノクマが一番嫌うところでもある、彼は人一倍、クマ一倍ルールには厳格だからね」
咲耶「中でも学級裁判では徹底して公平の立場を保っている。クロにもシロにも有利不利が起きないようにね」
咲耶「なら、その学級裁判で不正が起きることは何があっても認可しないはずだ」
摩美々「……つまりー?」
咲耶「私が死んでもこの合宿生活が終わらず、裁判が開かれることがあれば……」
咲耶「私自身が私を殺したと主張してほしい」
摩美々「ってことはつまり……咲耶の仇を討てってー?」
咲耶「フフ、私の弔い合戦で摩美々は武器を取ってくれるかい?」
摩美々「……まぁ、やぶさかではないですケド」
-------------------------------------------------
咲耶「いや、むしろ私の命はここで使うべきなんだ。みんなを裏切り続けた罪は一生雪げない」
咲耶「でもせめて、私にできることはやらないと……それは最低限の義務であり、枷なんだ」
咲耶「だから私は、自分の手で自分の人生を終わらせる。自殺をさせてもらうよ」
摩美々「咲耶、忘れたー?かくれんぼのルールは、裏切り者が殺害されたときに合宿生活が終わるんだよー?」
摩美々「咲耶が自殺したんじゃ、モノクマは合宿生活を終了はさせないんじゃないのー?」
咲耶「ああ、そうかもしれないね」
摩美々「はぁ?」
咲耶「だからこそなんだ……残される摩美々には、私の意志を託したい」
咲耶「自殺であっても、故意に命を奪う行為であることに変わりはない。白瀬咲耶が白瀬咲耶を殺害した、そう主張できるはずだ」
摩美々「そんなの屁理屈じゃないですかー」
咲耶「そう、これはただの揚げ足取りで言葉遊びでしかない。とはいえ、モノクマが一番嫌うところでもある、彼は人一倍、クマ一倍ルールには厳格だからね」
咲耶「中でも学級裁判では徹底して公平の立場を保っている。クロにもシロにも有利不利が起きないようにね」
咲耶「なら、その学級裁判で不正が起きることは何があっても認可しないはずだ」
摩美々「……つまりー?」
咲耶「私が死んでもこの合宿生活が終わらず、裁判が開かれることがあれば……」
咲耶「私自身が私を殺したと主張してほしい」
摩美々「ってことはつまり……咲耶の仇を討てってー?」
咲耶「フフ、私の弔い合戦で摩美々は武器を取ってくれるかい?」
摩美々「……まぁ、やぶさかではないですケド」
-------------------------------------------------
976: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:40:09.81 ID:XSsZlqvc0
摩美々「咲耶が咲耶自身の手で殺害されたんだったら、今この学級裁判が開かれてる状態こそが倒錯しているんじゃないですかー?」
モノクマ「……ふーん、要はキミは、ボク自身がルールを破ってるってそう主張したいんだね?」
摩美々「ま、そういうことですねー」
モノクマ「へぇ……面白い主張だね。自殺は自分を殺すとも書くわけだし、その点では確かに殺害行為と言えなくもないだろうね」
摩美々「だったら、この学級裁判が開かれてる状況おかしいと思いませんかぁ?」
摩美々「モノクマ自身が、ルールを破ってるようなものじゃないですかぁ」
モノクマ「……」
モノクマ「クックックッ……面白い、面白いクマ。まさか自殺という言葉を武器にしてボクには向かってくるとはね」
モノクマ「いいよ、オマエがその気ならボクもそれに応じてやるよ」
モノクマ「でもさ、今オマエが口にしてるのってこの合宿生活の存亡にかかわる話なわけじゃん?」
モノクマ「ボクのミスだって指摘するんだったら、それに見合うだけの覚悟とリスクを背負ってもらわないと!」
灯織「覚悟と、リスク……?」
977: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:41:00.99 ID:XSsZlqvc0
モノクマ「田中さんの筋が通らなかったとき、田中さんにはこの合宿生活の存続を妨げた罰としておしおきさせてもらうから!」
978: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:42:04.43 ID:XSsZlqvc0
摩美々「……!!」
愛依「ちょっ……なんで、おしおき……!?」
智代子「そ、そんなのおかしいよ!摩美々ちゃんは誰も殺してないのに!」
モノクマ「このコロシアイ合宿生活はただのデスゲームじゃないんだよ!それぐらいの責任は負ってもらわないと、みんなが納得しないんだよ!」
円香「……みんな?」
摩美々「……そのぐらいの覚悟、摩美々にないと思いましたー?」
灯織「摩美々さん……っ!」
(大丈夫、これはモノクマの揺さぶりに決まってるんですからぁ)
(逆に言えば、モノクマが焦っている何よりの証拠なわけでー)
979: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:42:50.68 ID:XSsZlqvc0
(……咲耶、そこで見ててよねー)
(咲耶が終わらせようとしたこのコロシアイを摩美々が終わらせちゃうのでー)
(咲耶のせっかくの手柄を奪っちゃうなんて、私ってば悪い子ですよねー)
980: ◆zbOQ645F4s 2021/06/05(土) 16:43:51.30 ID:XSsZlqvc0
【学級裁判中断!】
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