1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/15(月) 22:33:36.08 ID:eKepKIzdO
答え・人面且が出来たから。




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/15(月) 22:42:28.56 ID:eKepKIzdO
絹籏「……」



滝壺「……」



フレンダ「……は?」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/15(月) 22:48:15.21 ID:eKepKIzdO
麦野「いや、だからね、出来たのよ、人面且が」


フレンダ「……、えーっと?」


絹籏「頭、超大丈夫ですか?」


滝壺「だいじょうぶ。そんなむぎのを、わたしは、おうえんしている」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/15(月) 23:04:04.80 ID:eKepKIzdO
あんまり、先考えていないんで、お手柔らかにお願いします…。



麦野「あんたら、信じてないでしょう。だったら、こいつを見なさい!」バーン!

フレンダ「わ!」



絹籏「何も、こんなところで超脱がなくても、って、あれ…?」



滝壺「これって…」



『んけけけけけっ!!!』


麦野「だから、人面且よ!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/15(月) 23:17:20.31 ID:eKepKIzdO
麦野「朝から晩まで、おはようからおやすみまで、ずっとずっと、この調子なのよ!?」


麦野「そのせいで、最近ずっと不眠症、食欲も無いし、今だって頭痛しきりっぱなしなのよ!!」


麦野「おまけに、微熱も引かないわ、体調は悪いわ、能力だってまともに、『ぎゃははははっ!!』」


麦野「黙りやがれ、このクソ〇〇〇が!!」



ドスッ、ドスッ!!

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/15(月) 23:22:59.96 ID:eKepKIzdO
フレンダ「む、麦野……」


絹籏「いくら、超腹立つって言っても、その勢いで胸、殴ると、超むせかえりますよ……」


麦野「ああっ!?」ギロッ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/15(月) 23:33:23.65 ID:eKepKIzdO
フレンダ「ね、ねえ、麦野。何時からそんなのが出来た訳よ?」


麦野「3日前からよっ」



滝壺「病院には行ったの?」


麦野「昨日、行ったわよ!」


絹籏「で、その超原因は?」


麦野「原因不明よ!」


フレンダ「んで、その下にあるヘンな突起は?」


麦野「人面且二号『きゃははははっ!!』黙れってんだろが!!」ゴスッ!

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/15(月) 23:40:58.60 ID:eKepKIzdO
フレンダ「む、麦野…」



絹籏「人面且を超黙らせるために、胸をどついては、超のたうち回る…」


フレンダ「もの凄いシュールな画、な訳よ…」


滝壺「むぎの、かわいそう…」



麦野「ぜーっ、ぜーっ!!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/15(月) 23:46:38.78 ID:eKepKIzdO
フレンダ「能力による、攻撃って訳は?」


麦野「だったら、とっくにぶち殺してるわ!!」ドスドス


滝壺「だろうね」



麦野「ドスドス」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 00:00:01.20 ID:WiIjDkJGO
絹籏「ああ、もう。少しは超落ち着いて下さいっ。胸の辺りが超真っ赤ですよっ」


麦野「ハーッ、ハーッ」



滝壺「このおしぼりでちょっと冷やして」


麦野「ん…。ありが『イヒヒヒヒヒッ!!』、…ぬ、ぬがあああああっ!!」


フレンダ「むっ、麦野!いくら何でも、ナイフでそいつを刺すのは止めて!今から自殺しようとしてる風にしか見えない訳よ!!」ガシッ


麦野「フゥーッ、フゥーッ!!」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 00:10:52.78 ID:WiIjDkJGO
麦野「そんな訳だから、私は少し休むわ。仕事は宜しくやっといて」ゼェーッ、ゼェーッ。


フレンダ「う、うん。でも、私らで上手くやれない時は…」


麦野「そんくらい、テメェらで何とかしろっ!頭ついてんだろが、このクサレ〇〇共!!」バンッ!

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 00:27:41.47 ID:WiIjDkJGO
麦野「そういう事だから、今日は、解散!はい、おしまい、ありがとうございました!」


麦野「それじゃ、私帰るから、あとの事はよろ『フゥッフッフッフッフッ!!』いぎゃああああ!!」


絹籏「麦野、超落ち着いて下さい!」ワーワー!


フレンダ「いくら何でも、熱々出来たてハンバーグの乗った鉄板、押し付けようとするのはやり過ぎな訳よ!」ギャーギャー!   

浜面「ど、どうしたんだ一体?」


滝壺「はまづら…。私達、もう、駄目かもしれない」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 00:38:36.72 ID:WiIjDkJGO
麦野(と、言う訳で今日は早めに切り上げたけど…)

麦野(ううっ、やっぱり頭痛いよう…)


麦野(フレンダが送ってくれるって言ったのに、変な意地張って、断ったりするんじゃなかった…)


『ヒョウッホッホッホッホッ!!』


麦野(こいつも、ますます調子、乗って、笑ってるし…)


バタッ



麦野(うう、もう、立てないよう…)


麦野(誰か、助けてよぅ……)

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 01:06:11.44 ID:WiIjDkJGO
麦野(誰も、助けてくれないのかなぁ…)


麦野(そうよね、人間、そんなもんよね…)


『ブゥッフッフッフッフッ!!』


麦野(おまけに、こんな変な声で笑っていたら、誰も気味悪がって、近寄らないわよね…)


グイッ



麦野(あれ、今、一瞬、フワッとしたっけ)


麦野(気持いいなぁ…)

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 01:13:12.99 ID:WiIjDkJGO
麦野「……ん」



麦野「あれ、ここ何処?私、どうなったの?」


「あ、目が覚めました?」


麦野(って、私。知らない男に膝枕されてた!?)

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 01:26:18.02 ID:WiIjDkJGO
「あ、まだ、急に動かない方がいいですよ。ちょっと、熱もありそうだし」


麦野「う、うん」



「いやね、スーパーに買い物しに行こうとしてたら、何か人が倒れてたんですよ。そこで、その人に駆け寄ったら、何か頭痛いって、うんうん唸ってたんで、とりあえずこの公園におぶって来たんですよ」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 01:33:27.14 ID:WiIjDkJGO
「熱があるんで病院に連れて行こうと思ったら、救急車は呼ぶなって、何度もうわ言で言うから――って」

麦野「…んっ」スーッ、スーッ。


「ありゃ、また、寝ちゃいました?」


『げひひひひひひひっ!!』



「…ついでに、こっちの方も黙ってくれたらいいんですけど」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 01:45:21.96 ID:WiIjDkJGO
麦野「…ん」



「あ、目が覚めましたって、これ言うの二回目ですよね」ハハッ


麦野「う、うん…」ムクッ


「あ、もう起き上がっても大丈夫ですか?」


麦野「うん。少し楽になったから…」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 02:00:03.28 ID:WiIjDkJGO
麦野「なんだか、随分お世話になったみたいね」フラッ


「おっと、大丈夫でせうか?」ガシッ


麦野「う、うん」



「よければ、上条さんがお宅までお送りしますけど?」


麦野「へ?」



上条「いや、少し楽になったって言っても、まだ足元もふらついているし。そんなか弱い女性を一人で帰らせるほど、人間は出来ていませんの事よ?」


麦野「う、うん」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 02:21:59.85 ID:WiIjDkJGO
麦野「…そうね、お願いしようかな」


上条「そいじゃ、早速」グイッ


麦野「えっ、ちょっと、おんぶするの!?」


上条「大丈夫ですよ。さっき運んだときも軽かったし。病気の時くらいは人の言う事聞くもんですよ?」


麦野「う、うん」



上条「それじゃ、行きますよー」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 08:34:24.01 ID:WiIjDkJGO
………



上条「さてと、着きましたよ」


麦野「ん、ありがとう」ゴスゴス


麦野「あなたのおかげで助かっ『イヒョヒョヒョヒョヒョヒョッ!!』しゃおらあぁぁぁぁ!!」


上条「ああ、いきなり切れないで!取り出したxxxx付けて、胸を乱打しないで!!」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 11:18:02.99 ID:WiIjDkJGO
上条「じゃ、じゃあ。俺はこれで」ソローリ


麦野「待って」



上条「えっ?」



麦野「どうせだったら、ウチまで来て」グシャッ、グシャッ!


麦野「介抱してもらった上に、家まで送ってもらったのに、このまま帰すってのも何だしね」グリグリグリグリ


上条「えええっ?!って、もしもーし、叩き過ぎちゃって、滲んでますよー。胸の間から、真っ赤な血が!」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 12:48:51.57 ID:WiIjDkJGO
麦野「あ、本当だ。でも、女の子が胸をこんなに赤くしているのに、むげに帰らないで欲しいなあ」ビッシャ、ビッシャ


上条「いえ、貴方の胸は、熱い恋心で濡れているんじゃありませんからね!貴方の拳を叩きつけた、赤い血で咲いてるんですからね!!」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 15:50:28.56 ID:WiIjDkJGO
上条(ううっ、どうする。はっきり言って、最初に介抱した時は、夢中で気づかなかったけど、この人、上条さんの好み、どストライクな人ですよ!)


上条(長い髪の良く似合う清楚な顔立ち。品のある、たたずまいに、それとは逆に明るくあか抜けた物腰…。それに、あの巨 が華を添えるという、パーフェクトお姉さまだったんですよ!)


上条(それが、何か笑う胸を躊躇なく、血が滲むって言うレベルまでどつきまくるし)


上条(時折、殺し屋ですら尻尾を巻きそうな目をするし)


上条(もしかして、とんでもない人と関わったんじゃないんでしょうか、上条さんは!!)

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 17:50:11.90 ID:WiIjDkJGO
麦野「?どうしたの」



上条(でも、熱を押してまでも誘ってくれている…。この厚意をむげにする事は、出来ない…。)


上条「じゃ、じゃあ、少しだけお邪魔します。おかげんに触らないくらいで」

麦野「良かった、断られなくて」ニコッ


上条「い、いえっ」(自然な笑顔にドキドキしてしまうっ)


麦野「もし断られたら、あなたの事、ぶち殺したけどね」ニコッ


上条(今、入ってちゃっいけないワードに、別の意味でドキドキしてるんですけど!?)

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 17:57:39.70 ID:WiIjDkJGO
麦野「じゃあ、いらっしゃい。えーっと」


上条「あ、俺、上条当麻って言います」


麦野「私は麦野、麦野沈利よ」


麦野「宜しくね。上条君」


上条「あ、はい。こちらこそ、宜しく。」


上条「それじゃ、お邪魔しまーす」


麦野「どうぞー」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 19:05:51.87 ID:WiIjDkJGO
上条(どうぞー、って呼ばれて上がったものの、めちゃくちゃ緊張してきましたよ上条さんは!)


上条(なんだか、インデックスやビリビリとかとも違う、大人って感じだけど…)


上条(でも、それ以上に感じるいやーな感じはどうしてでせう!)


上条(なんとなく感じる、命の危機的感覚が!)


麦野「上条君?」



上条「はっ、はい!?何でしょうか!!」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 19:32:06.21 ID:WiIjDkJGO
上条(麦野さん、ネグリジェって、熱でてんだから当然か…)


麦野「えっとね、上条君に見てもらいたいものがあるの…」しゅるっ…

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 19:37:40.36 ID:WiIjDkJGO
上条「えぇ!そんな胸をはだけさせて、まだ、上条さんは、学生ですよ、って」

『ぎゃはははははは!!』


上条「…何です、それ?」


麦野「…人面且」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 20:31:37.04 ID:WiIjDkJGO
上条「………」



麦野「………」



上条「あの~、それ、ちょっと見せて貰えます」


麦野「うん…。いいけど…」



『うひひひひひっ!!!』


麦野「……」イラッ

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 21:46:54.94 ID:WiIjDkJGO
麦野「う、うがああああぁぁぁぁ!!!」


上条「お、落ち着いて、麦野さん!せめて、包丁はやめて、包丁な!」ドタバタ

麦野「放せ、放しやがれ上条ー!!テメーの〇〇〇をこいつでねじ切ってやろうか!!」ジタバタ


上条「女の子が〇〇〇なんて、絶叫したらいけません!!と、言うか、先ほどまでのおしとやかさは何処に!?」ドタドタ


麦野「カマかぶってたんだろーが!!それくらい分かんねーのか、このクサレ〇〇〇が!!」バタバタ


上条「ええ、そうだったのって、女って恐い!!」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 21:59:22.16 ID:WiIjDkJGO
麦野「とにかく、放せ放せ放せ!!このクサレ〇〇〇に一発ぶちこまねーと、気が済まねーーッ!」ジタバタ!


上条「だから、包丁はやめて下さいって!下手すりゃ割腹自殺にって、手から滑り落ちた包丁が上条の足に突き刺さって、痛ぁぁぁぁ!!」グサッ!


ブッシュー!



麦野「ギャハハハッ!咲いた咲いた、真っ赤な血の花がっ」ゲラゲラゲラ


上条「何処の一方通行並の笑いっぷり!?」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 22:14:30.89 ID:WiIjDkJGO
上条「とにかく、包丁はやめて!上条さんからの必死のお願いだから!!」


麦野「知りゅか!私はこいちゅにあつ~い〇〇〇をぶちこんでやりゅんだからよぅ!!」


上条「だから、女の子がそんな言葉使わないで、上条さんの幻想をぶち殺さないで!てかっ、麦野さん、ろれつが回っていません!?一体何度あるんですか、熱が!!」


麦野「41度オーバーだ、たまげたか、こりゃぁ!!」

上条「だったら服着て布団かぶってとっとと寝て!?せめて、上半身は何か着て!豊かなバストが左右に踊って魅力過ぎっ!!」


麦野「ギャハハハハハハッ!!」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 22:26:36.96 ID:WiIjDkJGO
上条「ぜーぜー」



麦野「はーはー」



上条「いいですか、麦野さん」


麦野「良くねーよ、この〇〇〇上条がっ」


上条「だから、一々放送禁止用語を連発しないで!だから、病院にも行った、能力による攻撃でもないわけですね!」


麦野「だから、そう言ってるだろうが、このクソ〇〇〇が!!」


上条「だから、一々上条さんの精神的な何かを削り取らないでっ!!」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 22:38:29.12 ID:WiIjDkJGO
上条「だったら、残る可能性は、その、魔術とか呪いとかになるわけでって、だからそんなに物を投げないでっ!!」


麦野「呪い?魔術?何湯だった事抜かしてやがんだ、この変 〇〇がっ」ギャハハハッ!


麦野「そんなものがある訳ねーだろうが、ふかしてんじゃねーぞ、ウスラ〇〇がっ!!」


上条「だから、上条さんの『幻想殺し』はあらゆる異能を打消せるんっですってば!って、電子レンジは投げつけないで!!」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 22:52:30.52 ID:WiIjDkJGO
上条「ぜーぜー」



麦野「はーはー」



上条「だから一回試させて下さいって!」


麦野「そんな事言って、私の〇〇〇をテメーの〇〇〇でぶち壊すつもりだろうが!!」


上条「上条さんは、そこまで飢えていませんの事よ!?」


麦野「そこまで、言うんならよぉ、もし、失敗したらテメーのその〇〇〇をこいつで剃り落とさせろよっ!!」


上条「はあ?!」



麦野「その代わり、もし、テメーがもし成功したら、私の〇〇〇でも、ケツ〇〇〇でも好きに使わせてやんよ!」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 22:58:35.94 ID:WiIjDkJGO
麦野「でもさ、結局言うだけで、何も出来ねーしやんねーんだろうが、自信ねーんだろうが、レベル0の上条クン?」


上条「…せぇよ」



麦野「はっ?」



上条「黙れって、言ってんだろうが!!」ドン!

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 23:15:25.63 ID:WiIjDkJGO
上条「ああ、そうだよ、俺は確かにレベル0だよ。こんな、人が苦しんでいる時に何も出来ない凡人だよ」

上条「でもさ、沈利。お前、今、苦しいんだろ、しんどくて何かやつ当たりでもしなきゃ、やってられないんだろ!?」


上条「だったら、幾らでも俺に当たれ。やつ当たりしろ、受け止めてやるよ、全部」


上条「でもさ、俺はお前の辛そうな顔を見てるのが嫌なんだ、沈利!」


上条「お前が苦しさから、逃れられるなら、例え1パーセントの確率でもそれに賭ける。それで、もし、俺が大切なものを奪われても、構わない…!」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 23:31:48.41 ID:WiIjDkJGO
上条「でも、もし、お前が俺を信じられないって言うのなら。その苦しみから逃れられないって言うのなら――」


上条「まずは、その幻想を――」スッ…


上条「――ぶち殺す!」ガッ!


パキィーーッン!



麦野「人面且が消えた…?」


上条「――なっ?」



上条「言う通りだったろ?」ニコッ

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 23:37:15.39 ID:WiIjDkJGO
………


上条「それじゃあ、あとは、ゆっくり休んで下さいね?」


麦野「う、うん。分かった」


麦野「あ、あのっ」


上条「?」



麦野「きょ、今日は、本当に、色々と、ありがとう」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 23:42:11.15 ID:WiIjDkJGO
麦野「と、途中で、熱のせいだからって、色々言っちゃって…」


上条「その事なら、上条さん、全然気にしてませんの事よ」


麦野「うん。でも、あの約束は守るわ、必ず」


上条「じゃあ、期待してますよ」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/16(火) 23:43:39.52 ID:WiIjDkJGO
麦野「それじゃあ…」



上条「おやすみなさい」バタン


麦野「おやすみ、上条君…」

98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/17(水) 00:15:44.00 ID:5cl96Dlj0
いつものファミレス


フレンダ「…って、なことがあったわけよ」


浜面「療養中だってのに何やってんだか」フーっ


浜面「でも、まあ、これでアイテム完全復活ってわけか」


絹旗「復活じゃ、超ありませんよ」


絹旗「むしろ、アイテム超解散しましたから」


浜面「へっ?」


滝壺「正確には、解体だけど」


浜面「えええっ?!!!」

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/17(水) 00:23:51.54 ID:5cl96Dlj0
浜面「何時そんな事になったんだーっ?!」


滝壺「今日、だよ」


絹旗「まあ、超考えてみれば、麦野が居なければアイテムは超動けませんからねー」


フレンダ「上から干された挙句に、リストラされちまった、てな訳よ」


浜面「う、うそーん!」


滝壺「本当だよ、はまづら」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/17(水) 00:35:39.64 ID:5cl96Dlj0
絹旗「それに、麦野も超治ったって訳でも超ありませんしねー」


滝壺「よく、人面疽がぶり返している」


フレンダ「結局、完治しなかったってわけよ」


フレンダ「ま、晴れて我々も暗部のターゲットになったって訳よ」


浜面「……」ポカーン

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/17(水) 00:46:50.50 ID:5cl96Dlj0
浜面「やっぱ、そうだよなー。色んな事、知っち待ってるもんなー」ハァ


浜面「ところで、その元凶は?」


滝壺「麦野なら、上条って人に会いに行ってるよ」


浜面「…こんなときに何やってるんだか」


フレンダ「あ、ほら。噂をすればってやつよ」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/17(水) 00:57:13.43 ID:5cl96Dlj0
麦野「こらーっ、待てーっ、当麻ぁー!!」


上条「待てませんよーっ!!せめて、ビーム撃つのやめてからにしてくださーいっ!!」


麦野「テメーが、第三位と  りあっているからだろーがーっ!!」


上条「上条さんが、一方的に絡まれていただけですよーっ!!」


麦野「知るかー、この○○○がぁー!!」

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/11/17(水) 01:03:24.11 ID:5cl96Dlj0
絹旗「…あれを超見ていると、真剣に超悩むのがバカらしくなります」


滝壺「大丈夫、力をあわせれば、上手くいくよ」


浜面「まっ。しゃーないか」


フレンダ「結局、なるようにしかならないって訳よ」


麦野「おらーっ、死にさらせーっ!!!」


上条「ひぃーーっz!!ふっ、不幸だあぁぁぁぁぁぁーーーっ!!!」