・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

朝、スマホのアラームが鳴り目を覚ます。


歩夢「……んん……ん……」ポー


眠りから目が覚めるのは、とても久しぶりの感覚だった。寝るのすら久々だったので、なんだか変な感じ。

昨日、わたしの憧れの人がきえてしまった。──その人はらわたしのなりたかった自分。理想のような子だった。

──それは別世界の歩夢。
彼女は消えてしまい、わたしの中からいなくなった。

正確に言えば、わたしが中にいた状態だった……けれどね。

彼女のおかげで、わたしは若葉ちゃんと仲直り出来た。再びあの子と歩むことができるようになった。

……でも、わたしはあの子とも、出来ることならずっと人生を歩んでいきたかった。

そんな事を思っていると、スマホがピロンっと音を鳴らす。メッセージが届いた。


歩夢「!!」


メッセージの送り主は──中川菜々生徒会長。今は優木せつ菜ちゃん。


歩夢「………………」


──わたしは、彼女達に許してもらえるのだろうか。

そんな想いを胸に抱えながら、わたしは身体を起こした。

460: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/17(木) 22:34:38.25 ID:UrmQtizu
歩夢「行ってきます」


メッセージの内容は、スクールアイドル同好会の部室に来てほしいというものだった。

軽く身支度を整え、家を出る。


歩夢「え?」

かすみ「…………」


家の前に──中須かすみちゃんがいた。


歩夢「中須かすみ……ちゃん……」

かすみ「お、おはようございます……歩夢先輩」

歩夢「…………」


なんて言っていいのか、分からなかった。

ただ、自然とわたしは──


歩夢「ごめんね」

かすみ「へ?」


──謝ってしまった。

461: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/17(木) 22:41:16.79 ID:UrmQtizu
かすみ「歩夢先輩……?」

歩夢「ごめんなさい」

歩夢「わたしが残って……あの子が……」

かすみ「………………」

スタスタ

かすみ「歩夢先輩」スッ

歩夢「!!」ビクッ

ギュッ

歩夢「へ?」

かすみ「部室、行こ?」

かすみ「皆……待っていますので」

歩夢「か、かすみちゃん……? そ、その……手……!////」


顔が熱くなる。あの子と同じくらい憧れのかすみちゃんから手を握られる。


かすみ「……顔、真っ赤ですね」ジー

歩夢「だ、だって……かすみちゃんが……!」

かすみ「……」

かすみ「歩夢先輩」

歩夢「な、なに?」

かすみ「可愛いですね」

歩夢「──え?」

歩夢「え!?」

462: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/17(木) 22:47:43.52 ID:UrmQtizu
かすみ「全然狂犬じゃないじゃん」


かすみちゃんの手が、さっきよりも強く握る。
指を絡め、ぎゅっと握りしめる。


かすみ「可愛いですよ。歩夢先輩」

歩夢「…………」

歩夢「かすみちゃん」

かすみ「なんですか?」

歩夢「わたしはもう──あの子じゃないよ」

かすみ「!!」

歩夢「だから……」

歩夢「そんなお世辞はやめて?」

かすみ「…………」

かすみ「先輩」

歩夢「なに?」

かすみ「私はもう素直に生きるって決めました」

歩夢「素直に……生きる?」

かすみ「はい」

かすみ「もう意地張って、ツンツンするのはやめたんです」

かすみ「思った事を言葉にしただけです」

歩夢「…………」

かすみ「だから……さっきのあなたへの可愛いですね、という言葉の意味を理解してほしいかな……」

歩夢「かすみちゃん……」

463: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/17(木) 22:55:49.96 ID:UrmQtizu
歩夢(もっと、罵倒されるかと思っていた)

歩夢(責められると思っていた)

歩夢(……なんなら、一緒に行こうって誘ってくれたんだ。優しいよ)

歩夢(でも、その優しさだって……あの子が築き上げてきたものがあるから……こうしてくれるんだ)

歩夢「……わたしは、あの子に……どれだけ感謝すればいいんだろう」ボソッ

かすみ「歩夢先輩……?」

歩夢「…………」

歩夢(感謝の気持ちでいっぱいだけど、同時に罪悪感もすごい)

歩夢「…………」

かすみ「……」


そんな気持ちのまま、わたし達は学校を目指し──歩いた。

464: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/17(木) 23:08:26.20 ID:UrmQtizu
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

かすみ「皆さん、おはようございます」


かすみちゃんに手を引かれ、部室へ入室する。

皆の視線が、わたしに集まる。


歩夢「…………」


わたしは何も言えずに、俯いてしまう。みんなの顔が見れない。

──でも、そんな時だった。


しずく「歩夢さん! おはよっ!」

歩夢「……え?」


顔を上げると、しずくちゃんがわたしに笑顔を向けながら挨拶をしてくれる。


璃奈「おはよ、歩夢さん」

果林「おっはよー! 歩夢ちゃん!」

エマ「おはようっ、歩夢ちゃん」

彼方「歩夢ちゃんおはよ〜」

せつ菜「おはようございますっ! 歩夢さん!」

愛「よっ! 歩夢っ」

歩夢「…………」ポカーン


開いた口が塞がらなかった。

465: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/17(木) 23:18:16.96 ID:UrmQtizu
歩夢「……どうして……?」

歩夢「どうしてみんな……普通に挨拶してくれるの?」

愛「いや、朝に誰かと会ったら挨拶すんだろ普通」

歩夢「…………」

歩夢「愛」

歩夢「久しぶり、だね」

愛「……おう」

歩夢「この言葉の意味、わかるでしょ? ──皆も、愛も」

歩夢「──わたしはッ! あの子じゃないんだよ!?」

歩夢「な、なのになんで皆……そんな何も言わないの……」

歩夢「わたしが残って……あの子が消えちゃったのに……」

歩夢「わたしを責めないの……? 」

せつ菜「歩夢さん」

歩夢「!! せ、せつ菜ちゃん……」

歩夢「あ、あなたは一番あの子の事が大好きだったよね? な、なら」

せつ菜「あなたの中で私達は、あなたを攻めて罵倒するような集団なんですか?」

歩夢「!!」

473: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/18(金) 23:48:23.78 ID:p0pUeIcI
歩夢「……違う……」

歩夢「みんなが優しいのは、知ってる」

歩夢「あの子を通して見てたから……」

歩夢「でも! その優しさだって……あの子が……」

せつ菜「……」

せつ菜「歩夢さん」

せつ菜「私は、あの人が大好きでした」

歩夢「……うん。知ってるよ」

せつ菜「でも、あなたもあの人の事が大好きでしたよね?」

歩夢「!!」

せつ菜「多分、私よりも……」

歩夢「……大好きに差なんてないよ」

せつ菜「大好きな事は否定しないんですね」

歩夢「……」

474: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/18(金) 23:55:35.37 ID:p0pUeIcI
せつ菜「歩夢さん」

せつ菜「確かに、あの人に会えなくなったのは辛いです。それは……同好会の皆さんも一緒に感じている想いです」

せつ菜「──ただ、あなたが一番辛いと思う」

歩夢「……っ……」

せつ菜「罪悪感を抱え込まないでよ」

せつ菜「あの人だって、あなたに良い未来を過ごして欲しいことを願っていると思います」

歩夢「……せつ菜ちゃん……」

475: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 00:13:21.90 ID:dLEGAELH
かすみ「歩夢先輩」

かすみ「あなたが今やりたいことは何ですか?」

歩夢「え? わたしのやりたいこと……?」

かすみ「はい」

かすみ「今日はみんなで、それを確認したかったから集まったんです」

かすみ「あなたがやりたい事、みんなでサポートしますから」

歩夢「ど、どうして……?」

かすみ「今度は、私達の番だから」

歩夢「え?」

476: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 00:32:03.92 ID:dLEGAELH
しずく「あの人は私に」

しずく「自分らしく生きる事の大切さを教えてくれた」


しずくちゃんがわたしに手を差し伸べる。


彼方「願いを信じる大切さを教えてくれた」


彼方さんがわたしに手を差し伸べる。


璃奈「歌の素晴らしさを教えてくれた」


果林「勇気を出す大切さを教えてくれた」
エマ「勇気を出す大切さを教えてくれた」


愛「真っ直ぐ生きる事の大切さを教えてくれた」


せつ菜「私に大好きを教えてくれた」


かすみ「コツコツと、夢へ向かって一歩一歩踏み出す事の大切さを教えてくれた」


璃奈ちゃんも、果林さんもエマさんも、愛とせつ菜ちゃんもかすみちゃんも──皆わたしに手を差し伸べてくれる。


歩夢「みんな……」

かすみ「歩夢先輩」

かすみ「私達はあの人から沢山大切な事を教えてもらいました」

かすみ「いつも笑顔で、私達を支えてくれたんです」

かすみ「だから……だから!!」

かすみ「今度は、私達の番」

かすみ「今度は私達全員が──あなたを支えます」

歩夢「みんな……!」

かすみ「歩夢先輩。──手を伸ばして」

かすみ「私達は全員」


「「「あなたの味方だから」」」

478: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 00:45:54.86 ID:dLEGAELH
歩夢「っ……!」


視界が少し、ぼやけてしまう。


歩夢「わ、わたしが……やりたい事は……!!」


──でも、泣いてはいけない。

わたしの憧れのあの子は、笑顔の時が多かったから。

だから──今は笑顔で、みんなに想いを伝えよう。


歩夢「わたしは!」

歩夢「スクールアイドルに、なりたい!!」

歩夢「きっかけは、一人の女の子との約束だったけど……この想いは、今のわたしの気持ちです!!」

歩夢「だから皆……わたしと一緒に」

歩夢「──スクールアイドルとして、一緒に歩んで下さいっ!!」

479: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 00:54:34.08 ID:dLEGAELH
その瞬間──皆がわたしに抱き着く。


しずく「歩夢さん! 一緒に歩いていこっ!」

彼方「一緒に夢を叶えよう、歩夢ちゃん」

璃奈「一緒に頑張ろう、歩夢さん」

果林「歩夢ちゃん! ようこそ!」

エマ「スクールアイドル同好会へ! だよ〜!」

愛「これからもよろしくな、歩夢」

せつ菜「一緒に大好きを、貫きましょう!!」

かすみ「歩夢先輩。スクールアイドルへの道は厳しいですから、ビシバシいきますよ!」

歩夢「わっとと! み、みんな……ふふっ、苦しいよ」ニコッ


泣きそうになるけど、必死に笑顔を作った。

──そして、その時だった。

同好会の部室の入口扉から、数回のノック音が響いた。

480: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 00:59:42.38 ID:dLEGAELH
彼方「あれ? お客様かなぁ? 日曜日なのに誰だろ……」

彼方「はいはい〜。行きますよ〜」


彼方さんが扉へ向かい、開ける。

そこに立っていたのは──わたしの愛しの子。


若葉「こ、こんにちは! 私、五十嵐若葉って言います」

若葉「いきなりでごめんなさい」

若葉「──私、スクールアイドル同好会のマネージャーになりたくて、来ました!」


──わたしの幸せな日々が、また始まった。

481: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 01:12:38.61 ID:dLEGAELH




璃奈「若葉さん。今度のライブについてなんですけれど」

若葉「うん。前に言ってた特別照明の件だよね? 準備整ってるから後で詳細内容説明するね」

璃奈「ありがとう!」

せつ菜「若葉さん、MCのせつ菜スカーレットストームの時、実はウェーブがやりたくて……」

若葉「扇状にお客さんが配置されるから、出来ると思うよ! MCパフォーマンスとして取り入れよっか。あとで少しタイムテーブル組み直そうよ。せつ菜ちゃん」ニコッ

せつ菜「!! ありがとうございますっ!!」ペカー

愛「おーい、若葉〜」
しずく「若葉先輩っ」
エマ「若葉ちゃ〜ん!」
果林「若葉ちゃん!」

若葉「ちょちょ! み、みんな順番!」

ザワザワザワザワ


歩夢「………………」

483: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 01:22:22.08 ID:dLEGAELH
歩夢(若葉ちゃんがマネージャーになってから数ヶ月)

歩夢(彼女はモテモテだった)

歩夢「…………」ムスー

かすみ「すーごい顔してますよ、歩夢先輩」

歩夢「え?」

彼方「嫉妬マシマシだね〜」

歩夢「そ、そんなことないもん!」プイッ

歩夢「別に!! 全然!! 気にしてないもん!! 嫉妬なんてしてません!!」プイッ

かすみ「嘘でしかない。せつ菜先輩並に声大きくなってますよ?」


せつ菜「!?」


彼方「乙女心は複雑だね〜」ニヤニヤ

かすみ「まぁ、若葉先輩めちゃめちゃ優秀だし、なによりものすごく優しいですからね。あぁなるのも仕方ないですよ」

歩夢「そんなこと幼馴染のわたしが一番知ってるもん!!」プイッ

かすみ「めんどくさ……」

彼方「こらこらかすみちゃん、違うでしょ? めんどくさかわいいでしょ?」

かすみ「それです彼方先輩」

歩夢「むぅ〜……わたしの若葉ちゃんなのにぃ……!!」プクー

かすみ(かわいい)
彼方(かわよ)

485: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 01:32:09.73 ID:dLEGAELH
彼方「仕方ないなぁ」

かすみ「ですね」

歩夢「え?」

彼方「おーい、若葉ちゃ〜ん!」

かすみ「歩夢先輩が呼んでますよ〜?」

歩夢「!?」


若葉「へ? 歩夢ちゃんが!? ──ごめんみんな、ちょっと待ってて!」

スタスタ

歩夢「え? へ?」

若葉「歩夢ちゃん、どうしたの?」

歩夢「か、彼方さん? かすみちゃん?」キョロキョロ

かすみ「あとはお二人でごゆっくり!」

彼方「そゆこと! さっ、みんな! 外で練習するよ〜」

歩夢「え? え!?」


そのまま皆、流れるままに部室から姿を消した。先程までの騒がしさはどこへいったんだろう。

部室にわたしと若葉ちゃんだけになる。


若葉「み、みんなどうしたんだろ……?」

若葉「──まぁいいや。歩夢ちゃん? 何かあったの?」

歩夢「え!? えっと……その……」

若葉「ん?」キョトン

歩夢「そ、その……」モジモジ

486: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 01:40:01.40 ID:dLEGAELH
若葉「ふふっ、モジモジしてる歩夢ちゃんも可愛いね!」

歩夢「!! わ、若葉ちゃん!? からかわないでよ」

若葉「へ? からかってないよ?」

歩夢「そういう事平気で言うんだから……」

若葉「ホントの事言ってるだけなんだけどなぁ」

歩夢「……ねぇ、若葉ちゃん」

若葉「ん?」

歩夢「わたし、若葉ちゃんの皆に優しい所が、大好き」

若葉「え?」

歩夢「でも……」

歩夢「もっとわたしにも……構ってよ」

若葉「!!」キュン

歩夢「……」

若葉「はぁぁぁぁぁ……!!」

ギュッ!!

歩夢「!?////」

若葉「私の幼馴染は世界一かわいい!!」

歩夢「は、恥ずかしいよ!!」

若葉「えっへへ〜!」

バッ

若葉「もしかして歩夢ちゃん、嫉妬してた?」

歩夢「うっ……」

487: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 01:46:10.93 ID:dLEGAELH
歩夢「若葉ちゃん……優しいから……」

若葉「歩夢ちゃん……」

歩夢「……」

若葉「同じだね」

歩夢「へ?」

若葉「歩夢ちゃんもみんなからモテモテだから、私も実は嫉妬してた時あったよ?」

歩夢「え、えぇ!?」

若葉「ふふっ」ニコニコ

歩夢「わ、私が世界一大切なのは──」

若葉「それも一緒だよ」

歩夢「え?」

若葉「私も君が、世界一大切だよ」

若葉「歩夢ちゃんを最初に可愛いと思ったのは、私なんだからね」

若葉「だからキミのことは、特別視してるよ」

歩夢「わ、若葉ちゃん……?」

若葉「証明してあげるよ」


若葉「歩夢」

歩夢「!?」

488: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 01:50:48.17 ID:dLEGAELH
若葉「これからは、歩夢って呼ばせて」

若葉「キミだけ、唯一の呼び捨ての子だよ」

若葉「いいかな?」

若葉「歩夢」ニコッ

歩夢「わ、若葉ちゃん……!」

歩夢「大好き!!」ニコッ

ギュッ!!

若葉「うん。私もだよ」

若葉「歩夢っ!」ニコリ

490: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 02:08:06.19 ID:dLEGAELH
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10月5日

わたしには大切な仲間が沢山います。

可愛くて優しいのに、トークが面白くて一緒にいて楽しいしずくちゃん。

おっとりしているのにしっかりしていて優しい彼方さん。

頭が良くて、あの子に会うために色々と努力してくれている、可愛くて優しい璃奈ちゃん。

明るくて優しくって可愛い。なのにスクールアイドルの時はセクシーでかっこいい果林さん。

優しくって一緒にいると心がぽかぽかする、歌が本当に上手なエマさん。

一番気を許せる、仲間でライバルのわたしの親友である愛。

いつも元気で優しい、切磋琢磨し合える、大好きなせつ菜ちゃん。

わたしに若葉ちゃんとの約束を思い出させてくれた、憧れで大好きなかすみちゃん。

そして……世界一大切な若葉ちゃん。

みんな、あの子のおかげ。
あの子がいたから、この幸せな日々に戻る事ができたんだ。

ありがとう、歩夢。

わたしはあなたを目指して、今日も頑張るから。
夢への一歩を歩むから。見守っていて下さい。そして、

いつかまた会いましょう。

あと、若葉ちゃんから歌が届きました。わたしの為に作ってくれたの。約束の歌。

すっごく良い名前の歌で、わたしの気持ちを表してくれているの。

その歌の名前を、ここに残します。

その歌の名前は──

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491: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 02:10:04.98 ID:dLEGAELH
【Say Good-Bye 涙】

492: 名無しで叶える物語(しまむら) 2021/06/19(土) 02:10:59.39 ID:dLEGAELH
おまけ編


おしまい。

引用元: 歩夢「パラレルワールド?」続