【ミリマスSS】ミリP「ふーん…。温泉ねぇ…」美奈子「!」
【ミリマスSS】ミリP「外は寒いな…」風花「南の島へ行きたくなっちゃいますね」
【ミリマスSS】ミリP「あの日あの時あの場所で」このみ「君に会えなかったら」
3: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:42:45.42 ID:SwSGcxLb0
~東京:某劇場~
「くふふ、うみみ!今日もいっぱい遊んだな!」
「いやー、疲れちゃったねー!」
静香「どの子なんです?」
P「まだ出てこない…。おっと、出てきた」
静香「彼女が…?随分と小さいですが?」
P「競馬の騎手と、レイバー乗りはちっこい奴に限るってね」
静香「それは、そうですけど…」
スタスタスタ…
「んと…今日も…疲れたな…。早く帰って…ゲームしたい…」
4: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:44:04.63 ID:SwSGcxLb0
静香「……彼女、大丈夫なんでしょうね?そんなにレイバー乗りは甘くないですよ」
P「大丈夫だって。それに、静香。お前は間違っているよ」
静香「何がです?」
P「彼女の潜在能力は高いぞ。なにせアイドルだからな」
5: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:46:40.08 ID:SwSGcxLb0
静香「そうは見えませんが…まあいいです。えーっと、彼女の名前は?」
P「杏奈。望月杏奈だ」
静香「望月…杏奈…」
杏奈「ふぁぁ…ねむ……。やっぱ…寝ようかな……」
-アイドル警察 パトレイバー:プロローグ‐
―――――
―――
―
6: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:47:58.85 ID:SwSGcxLb0
~東京:某所~
静香「でも、Pさん。あんな女の子を特機部隊に引っぱり込むつもりですか?」
P「別におかしいことはないだろう?お前さんだって、アイドルで特機の隊長さんだ。おっとタバコっと…」ゴソゴソ
静香「でも…ってここは歩きタバコ禁止ですけど!?」
P「まあ、そう固いこと言うなって、別に爆発するわけじゃ…」カチッ
ドゴーン!
静香「でも、Pさん。あんな女の子を特機部隊に引っぱり込むつもりですか?」
P「別におかしいことはないだろう?お前さんだって、アイドルで特機の隊長さんだ。おっとタバコっと…」ゴソゴソ
静香「でも…ってここは歩きタバコ禁止ですけど!?」
P「まあ、そう固いこと言うなって、別に爆発するわけじゃ…」カチッ
ドゴーン!
7: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:48:56.16 ID:SwSGcxLb0
キャー!ウワァ!
静香「…」
P「…これは、関係ないよね…?」
静香「Pさ~ん?」
―――――
―――
―
8: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:50:09.52 ID:SwSGcxLb0
ゴォォォォ…パチパチ
ファンファンファン
静香「…えっ?」
P「…ばかに手回しが速いようだが?」
千鶴「くっ…遅かったですわ!予告より10分も早い…!」
奈緒「いいかげんな時限爆弾使ったんとちゃいます~?」
ファンファンファン
静香「…えっ?」
P「…ばかに手回しが速いようだが?」
千鶴「くっ…遅かったですわ!予告より10分も早い…!」
奈緒「いいかげんな時限爆弾使ったんとちゃいます~?」
9: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:51:34.70 ID:SwSGcxLb0
タッタッタ
静香「千鶴さんに奈緒さん!?いったいどうしたんですか!?」
千鶴「静香!?…この騒ぎの原因は、時限爆弾ですわ」
奈緒「犯行予告まであったんやけども……」
P「ふーん…」
静香「…私は警視庁まで帰ります。もしかしたら出動命令が出ているかもしれません」
千鶴「付近の封鎖を急いでくださいませ!けが人の搬送も急がせて!」
P「……さて」
―――――
―――
―
静香「千鶴さんに奈緒さん!?いったいどうしたんですか!?」
千鶴「静香!?…この騒ぎの原因は、時限爆弾ですわ」
奈緒「犯行予告まであったんやけども……」
P「ふーん…」
静香「…私は警視庁まで帰ります。もしかしたら出動命令が出ているかもしれません」
千鶴「付近の封鎖を急いでくださいませ!けが人の搬送も急がせて!」
P「……さて」
―――――
―――
―
10: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:53:13.46 ID:SwSGcxLb0
杏奈「な…なんだか…すごい爆発が…」
P「…お嬢さん。ここは危険だから、すぐに帰った方がいい」
杏奈「…!…お兄さん、誰…?」
P「おや、顔を合わせたことは無かったかな?俺は君の所属している劇場で、プロデューサーをやっているPという者だ」
杏奈「プロデューサーさん…?居るって……聞いてたけど…見たことなかった…」
P「だろうね。本業は別なもので」
杏奈「本業…?」
P「まあ、そんなことはどうでもいい。それよりも、早く避難することが先決だ」
杏奈「う…うん…」
―――――
―――
―
11: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:54:58.20 ID:SwSGcxLb0
杏奈「でも…爆発…すごく恐かった…」
P「あれだけの爆発だ。おそらくはレイバーを使って大型の爆弾でも設置したんだろう」
杏奈「いや…」
P「何がだい?」
杏奈「あの子たちを……そんなことに…使うなんて…」
12: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:55:49.22 ID:SwSGcxLb0
P「……そうだね。…さて、キミの家に着いたようだな。俺はこれで失礼するよ」
杏奈「あ…あの…、ありがとう…」
P「どういたしまして。じゃ、明日からもよろしくね」
―――――
―――
―
P「さて、手を回しておく必要があるな…」
―――――
―――
―
13: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:57:03.92 ID:SwSGcxLb0
~望月家~
莉緒「今日、なんだかすごい爆発騒ぎがあったらしいわね」
杏奈「うん…」
莉緒「あなたも気を付けてね?最近は物騒になってきてるんだから…って電話が」プルルルルル
ガチャ
莉緒「はい、望月です。…あら、プロデューサーさん、いつも杏奈がお世話に…
杏奈「……!」
莉緒「今日、なんだかすごい爆発騒ぎがあったらしいわね」
杏奈「うん…」
莉緒「あなたも気を付けてね?最近は物騒になってきてるんだから…って電話が」プルルルルル
ガチャ
莉緒「はい、望月です。…あら、プロデューサーさん、いつも杏奈がお世話に…
杏奈「……!」
14: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:58:10.39 ID:SwSGcxLb0
莉緒「え?杏奈に?はい、はい…分かりました。伝えておきますので。はい、失礼します」
ガチャ
杏奈「今の……プロデューサーさんから…?」
莉緒「そうよ。明日、北上重工の工場へ営業だって。CMに使ってもらうのかしら?」
杏奈「北上…重工…」
―――――
―――
―
15: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 00:59:15.70 ID:SwSGcxLb0
~翌日:北上重工~
P「今日はいきなりで悪かったね」
杏奈「今日は……ここで…営業…?」
P「そうだ。CMに起用してもらえるかと思ってね。あ、せっかくだからと、新型のレイバーも見せてくれるそうだ」
杏奈「新型…レイバー…!」
P「ああ。楽しみにしてろよ?」
―――――
―――
―
16: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:00:44.70 ID:SwSGcxLb0
~北上重工:工場~
P「…ここで新型を見せてくれるらしい。…ん?あれは…」
瑞希「…こんにちは。あなたが望月さん?」
杏奈「えっ…。そ…そう…だけど、なんで知ってるの…?」
瑞希「劇場でアイドルをやっている子は大体知ってます」
杏奈「……」
17: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:02:16.43 ID:SwSGcxLb0
P「瑞希、今日は検査か?」
瑞希「はい」
P「彼女は真壁瑞希。天才のメカニックだが、ちょっと変わった奴だ」
杏奈「……」
技術員「真壁さーん。起動準備できましたよー!」
瑞希「行きましょう。せっかく遠くまで来たんです。おかげで、カッコいいもの見れちゃうぞ」
―――――
―――
―
18: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:03:25.77 ID:SwSGcxLb0
ゴオンゴオン…
杏奈「これが……新型のレイバー…?」
瑞希「そうです」
P「まるで趣味で作ったような見た目だな」
瑞希「98式アドヴァンスド・ビーグル。通称『イングラム』です。強いぞ」
19: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:05:27.45 ID:SwSGcxLb0
杏奈「…ゲームの中にいるみたいで、すごくワクワク…。なんだか、あこがれる…」
P「なあ、コイツに乗れるって言ったら、どうする?」
杏奈「え…?乗せてくれるの…?」
P「警察をやるって言うならだけどな」
杏奈「警察を…?じゃあ、これは…警察用のレイバーなの…?」
瑞希「そうです」
P「どう見てもそうだよな」
20: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:08:12.11 ID:SwSGcxLb0
杏奈「それじゃあ…みんな…もしかして警察の人…?」
P「ああ。ここまで黙っていて悪かった。すまない。」
杏奈「……」
P「俺たちは、新型のレイバーの搭乗者を探している。どうだ?やってみるか?」
瑞希「最新型、ですよ」
21: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:10:05.22 ID:SwSGcxLb0
杏奈「……杏奈、やってみたい…。警察官になって、レイバーに…乗りたい!」
P「…いい返事だ。だが残念なことに、ただ乗るだけの楽な仕事ではないぞ?」
杏奈「それでも…杏奈、頑張るから…!」
P「…分かった。だったら、1週間後にこの試験場まで来い」
杏奈「試験場…?」
P「ああ。さすがに面接のみで採用というわけにはいかんだろう?だから、適正検査を受けてもらう」
22: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:12:08.36 ID:SwSGcxLb0
瑞希「大丈夫です。合格すればいいだけですから」
P「そういうことだ。それじゃ、よろしく頼むよ」
杏奈「…うん!」
瑞希「…でも」
P「ん?」
瑞希「私も、こんな機械をいじれるようになるなんて、すごく嬉しいです。やった…」ウフフフフ
P・杏奈(マッドサイエンティスト…?)
―――――
―――
―
23: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:13:08.94 ID:SwSGcxLb0
~東京:警視庁~
P「やあ、静香。昨日の爆弾魔は見つかったかい?」
静香「プロデューサー…!いえ…結局見つからず…」
P「まあ、そりゃそうだよな」
静香「くっ…。それより、望月さんとやらはスカウトできたんですか?」
24: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:14:21.20 ID:SwSGcxLb0
P「ああ、ばっちりだったよ。後は適正に問題が無いかチェックするだけだ」
静香「はぁ…。こうやってまた女の子を誑し込むんですね…」
P「下心はさすがに無いさ。それとも静香ちゃんは嫉妬しているのかな?」
静香「そ、そんなことありませんから!」
P「ま、いいさ」
―――――
―――
―
25: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:15:23.59 ID:SwSGcxLb0
~望月家~
『昨日、東京で起きた爆破事件ですが、今日、環境保護組織『地球防衛軍』より犯行声明が届きました』
莉緒「最近の環境保護も過激になってきたわね」
『…今回の犯行は、先月に続いて2回目の実力行使と思われます』
杏奈「うん…」
莉緒「どうしたの?」
杏奈「今日…プロデューサーさんに…レイバーに乗らないかって……」
莉緒「え?」
―――――
―――
―
26: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:16:31.08 ID:SwSGcxLb0
莉緒「…そう。そういうことがあったのね…」
杏奈「杏奈…警察やりたい…」
莉緒「ダメよ」
杏奈「どうして……!?」
莉緒「当たり前でしょ?娘を危険な場所へ喜んで行かせる親がどこに居るの?だから、ダメ。アイドルだけじゃ不満なの?」
杏奈「……」
27: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:18:15.40 ID:SwSGcxLb0
莉緒「プロデューサーさんには、私から謝っておくわ」ガチャ
杏奈「…待って!お母さん!」
莉緒「!?」
杏奈「杏奈が…アイドルやるって言ったのは、お母さんを…みんなを笑顔にしたいから!」
莉緒「……」
杏奈「杏奈がレイバーに乗りたいのも、みんなの笑顔を守りたいから…!ただ乗りたい訳じゃないよ…。だから…」
莉緒「でも、きっとそれは難しいことよ」
杏奈「分かってる…。でも、杏奈はそのために頑張るから…」
28: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:22:58.96 ID:SwSGcxLb0
莉緒「頑張るって、言うだけは簡単なのよ」
杏奈「…!」ジワッ
莉緒「本当にやりたいことなの?」
杏奈「…うん!…お母さん、お願い…だから…!」
莉緒「……はいはい。私の負けよ…。あなたがそんなに声を荒げるのなんて珍しいから、お母さんびっくりしちゃったわ」
29: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:23:45.54 ID:SwSGcxLb0
杏奈「…お母さん」
莉緒「でもね…その代り、お母さんと一つだけ約束してくれる?」
杏奈「何…?」
莉緒「絶対に、怪我だけはしないで…。お母さん、それだけでいいのよ」ギュッ
杏奈「…うん!」ギュッ
―――――
―――
―
30: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:25:06.79 ID:SwSGcxLb0
~一週間後:試験場~
杏奈「こんにちは!」
P「やあ、よく来たね」
杏奈「杏奈、今日は絶対に合格するから!応援してね!」
P「ああ。期待しているよ」
―――――
―――
―
31: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:26:21.69 ID:SwSGcxLb0
試験官「彼女、適正に通りますかね」
P「さてな」
試験官「やる気はあるようでしたが…」
P「ま、大丈夫でしょう」
試験官「そうなっていただかないと困ります。98式AVが使い物にならないと証明するようなものですから」
P「今更選定機種から外されるのも困るというわけですか」
試験官「そうです」
―――――
―――
―
32: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:28:39.48 ID:SwSGcxLb0
~シミュレータ室~
杏奈「これは…?」
試験官「これは98式AVのシミュレータです。今日はこれで搭乗適正があるか確認します」
杏奈「よ…よろしくお願いします!」
試験官「あ、そうだ。これを渡していませんでしたね」ガサッ
杏奈「これって…?」
試験官「エチケット袋です。吐きそうになったら、口に当ててください。シミュレータは清掃が大変なんで」
杏奈「……」
試験官「それでは、搭乗してください」
―――――
―――
―
33: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:29:49.67 ID:SwSGcxLb0
ブゥン…
杏奈「わぁ…!イングラムに乗ったら、こんな感じなのかな?」
試験官『それでは、適性試験を開始します』
―――――
―――
―
試験官「この子は、どうなんでしょうか。もう心拍数が上がっていますが?」
P「すこしは大目に見てくださいよ。緊張だってしているだろうし。とにかくやってください」
試験官「望月さん、これから動きますよ」
―――――
―――
―
34: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:30:51.21 ID:SwSGcxLb0
ガクン!ゴウンゴウン
杏奈「…!」
試験官『98式が動き出しました。どんな感じですか?』
杏奈「割と…揺れます…」
試験官『それでは走り出します。最初はアスファルト…次はでこぼこ道……岩場に…おおっと!横から自動車が!ああーっ!?さらに横殴りの突風が!』
P(試験を楽しんでいるな…)
―――――
―――
―
35: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:32:24.95 ID:SwSGcxLb0
バシュン
杏奈「…今の日本は…震度1か…2…」
P「お疲れさん。どうだった?」
杏奈「杏奈…もっと動いても…大丈夫…」
P「へぇ…。それは心強いね…。それじゃ、結果は後日伝えるから楽しみにな」
杏奈「はい…!」
―――――
―――
―
36: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:35:34.72 ID:SwSGcxLb0
~後日:望月家~
莉緒「杏奈ちゃん。プロデューサーさんから、電話があったわ」
杏奈「…!…それで…なんて言ってたの…?」
莉緒「『合格』ですって。よかったわね」
杏奈「え…?じゃあ…」
莉緒「これであなたもレイバーに乗れるってことよ」
杏奈「本当!?イェーイ!杏奈、ビビッと頑張るからね!」
莉緒「そ、そう。頑張ってね」
―――――
―――
―
37: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:36:34.07 ID:SwSGcxLb0
~一週間後:訓練場~
ガシャンガシャン
「さあ、立ってみて!次、計器点検!」
「はい!」
P「どんな感じなの?彼女」
職員「問題は無さそうです」
P「模擬戦か…。もうここまで来るとは」
職員「なにしろ、教官が優秀ですから」
38: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:37:51.71 ID:SwSGcxLb0
紗代子「相手は男子ですけど、才能は杏奈ちゃんが上です。絶対に勝てます!」
杏奈「はい、紗代子教官!行きます!」
P「教官は紗代子だったのか…」
―――――
―――
―
39: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:39:09.95 ID:SwSGcxLb0
~同時刻:東京~
ドカァァン!
静香「くっ…!全機搭乗!突入準備!」バッ
隊員「はっ!全機搭乗ぉ!」
―――――
―――
―
我那覇インダストリー製多機能レイバー『ヘラクレス21』
レイバー乗り「く、くるならきてみろ!みんな燃やしてやる…!」
40: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:41:13.81 ID:SwSGcxLb0
奈緒「ちょ、ちょっと…!荒っぽいことして死なせんでください~、最上警部補!せっかく追いつめたんやから…」
静香「これが追いつめたように見えますか!?」
奈緒「せやかて、新型のレイバーを持ち出してくるなんて思わへんかったんや……」
静香「甘い!」
スタスタスタ
奈緒「怖い姉ちゃんやなぁ…ん?」
静香「これが追いつめたように見えますか!?」
奈緒「せやかて、新型のレイバーを持ち出してくるなんて思わへんかったんや……」
静香「甘い!」
スタスタスタ
奈緒「怖い姉ちゃんやなぁ…ん?」
41: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:42:38.44 ID:SwSGcxLb0
「あっ、こら!何をするんだ!」
「ちょっと!ここは桃子に任せてよね!」
「気持ちは分かる!気持ちは分かるから!」
「落ち着け周防!」
奈緒(何をやってんのやろ…)
―――――
―――
―
42: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:44:43.48 ID:SwSGcxLb0
隊員「最上警部補!我那覇インダストリーの技術者が到着しました」
静香「通して」
ザッザッザ
亜利沙「どーも!お世話になってます!」
静香「本当にね。率直にお聞きしますが、ヘラクレス21の弱点はどこです?」
43: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:46:32.36 ID:SwSGcxLb0
亜利沙「弱点…?そのようなものはありませんっ!!強力なパワー、軽快な運動性!これがヘラクレス21ちゃんの特徴です!」
静香「おたくの自慢話を聞きに来たわけじゃないんですけど…?」
亜利沙「1対1なら、警察さんのレイバーちゃんには『絶対に』負けません!ムフフ!」
静香「…全機突入!」イラッ
隊員「はっ!」
ギュゥゥゥン…!ズキュンズキュン
―――――
―――
―
44: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:47:28.54 ID:SwSGcxLb0
~警視庁:会議室~
『特機部隊が突入を開始しました!犯人を取り押さえることはできるのでしょうか!?』
警備課長「むむむ…。特機の増強は急務では」
人事課長「とは言いますけれども…。人材の問題だってあります。もうすぐ新型が導入されるからといっても…」
装備課長「98式AVは扱いが難しいと聞いている。要員を育成する時間はあるのか?」
P「…例によって、促成栽培しかないと思いますよ?」
45: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:48:47.84 ID:SwSGcxLb0
警備課長「ん…?」
P「虎の穴にでも、放り込むしかないでしょうね」
警備課長「君は…!暇そうだな、P警部補」
P「ここしばらく訓練場へ通い詰めてましてね。いやはや、逸材は居るものだって理解しました」
人事課長「成績は見せてもらったが…特段傑出したものは見受けられない。これが君の言う逸材か?」
P「そおですかぁ?」
46: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:50:04.23 ID:SwSGcxLb0
警備課長「まてまて。君は今、虎の穴と言ったが、なにかアイデアがあるのか?」
P「ないこともないです」
警備課長「書けるかね?」
P「名刺の裏でもいいなら」
警備課長「構わん」
―――――
―――
―
P「ないこともないです」
警備課長「書けるかね?」
P「名刺の裏でもいいなら」
警備課長「構わん」
―――――
―――
―
47: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:55:23.59 ID:SwSGcxLb0
ガシャアァァン!
レイバー乗り「くそっ!やられた!?」
静香「…!無力化した!今よ、逮捕しなさい!」
隊員「かかれ!」
ワァァァァ!
『こちらは現場です!パトレイバーが、たった今!犯人を取り押さえた模様です!』
P「お。終わったか…」
―――――
―――
―
48: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:56:31.89 ID:SwSGcxLb0
ハイパーテクノロジーの急速な発達とともに、あらゆる分野に進出した多足歩行式大型マニュピレータ『レイバー』。
しかし、それはレイバー犯罪と呼ばれる新たな社会的脅威をまきおこした。
続発するレイバー犯罪に対抗すべく、警視庁は、本庁警備部内に特殊機械化部隊を創設した。
通称『パトロール・レイバー』中隊
パトレイバーの誕生である。
―アイドル警察 パトレイバー:プロローグ完―
―――――
―――
―
49: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 01:58:02.47 ID:SwSGcxLb0
~P宅:リビング~
ミリP「…長いプロローグだったな」
ひなた「えへへ、出番少なかったけど、お母さんかっこよかったよぉ!」
千鶴「あ、ありがとう。ひなた」ナデナデ
ミリP「まあ、来週から本格的にストーリーが進むみたいだし…それまで我慢だ。って次回予告が始まるな…」
―――――
―――
―
ミリP「…長いプロローグだったな」
ひなた「えへへ、出番少なかったけど、お母さんかっこよかったよぉ!」
千鶴「あ、ありがとう。ひなた」ナデナデ
ミリP「まあ、来週から本格的にストーリーが進むみたいだし…それまで我慢だ。って次回予告が始まるな…」
―――――
―――
―
50: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 02:00:14.67 ID:SwSGcxLb0
静香『人は足りない、機械はこない。いったいどうするつもりなんです?』
P『そういうことは偉い人に訊いて』
桃子『この街のレイバー事件は全て私がドーンと解決するんだから!』
あずさ『あらあら~。始末書がまた増えちゃうわ』
茜『やあやあプロちゃん!この茜ちゃんが来たからには…』
P『チェンジ』
麗花『ではでは出発進行~♪それ!ワン・ツ-、ピッ・ピ-♪』
杏奈『ま…まだ…出動命令でてないよ…』
静香『ひるむな!配置が完了するまでそいつを突っ走らせるな!』
P『最上隊長には気の毒だが…今回はババを引いてもらう。彼女たちには、我々第2小隊の花道を作ってもらう』
あずさ『そんな…、見殺しにするんですか…!?』
杏奈『イングラムの力をなめないでよねっ!』
次回『ザ・ライトスタッフ』ターゲット・ロックオン!!
51: wada ◆hcNEf..zgXd9 2014/12/14(日) 02:03:11.70 ID:SwSGcxLb0
とりあえず終了。
でも、漫画1巻の1話にすらたどり着けていないという絶望。
今時このネタ、しかも漫画版が分かるやつ居るのかよ…。
続きは…無いかも。
気が向いたら書いときます。
でも、漫画1巻の1話にすらたどり着けていないという絶望。
今時このネタ、しかも漫画版が分かるやつ居るのかよ…。
続きは…無いかも。
気が向いたら書いときます。
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