1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 20:17:22.65 ID:YSySImc40
レイ(むしろ、嫌われてないはずがないのだが)
アスラン「アイツ、俺に対してトゲトゲしくないか?」
レイ(相手は一応上官だ、フォローをしておくか……)
レイ「アスラン、彼も軍人とはいえ、1人の少年です」
レイ「誰かに対して、そういった感情を持ってもおかしくはない」
アスラン「そういうものか……」
レイ「それに、あなたは些かフリーダムの肩を持ちすぎる」
アスラン「だってキラは敵じゃないんだ!」
レイ「そう、それですよ」
アスラン「……」
レイ「気にすることはないですよ、アスラン」
レイ「シンも、嫌っているというわけではない」
レイ「ただ、上官としてのあなたの姿勢に疑問を抱いている」
レイ「それだけですよ」
アスラン(キラ、ちゃんと飯食べてるかな……)
アスラン「アイツ、俺に対してトゲトゲしくないか?」
レイ(相手は一応上官だ、フォローをしておくか……)
レイ「アスラン、彼も軍人とはいえ、1人の少年です」
レイ「誰かに対して、そういった感情を持ってもおかしくはない」
アスラン「そういうものか……」
レイ「それに、あなたは些かフリーダムの肩を持ちすぎる」
アスラン「だってキラは敵じゃないんだ!」
レイ「そう、それですよ」
アスラン「……」
レイ「気にすることはないですよ、アスラン」
レイ「シンも、嫌っているというわけではない」
レイ「ただ、上官としてのあなたの姿勢に疑問を抱いている」
レイ「それだけですよ」
アスラン(キラ、ちゃんと飯食べてるかな……)
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 20:23:14.85 ID:YSySImc40
シン「あ、レイ。ここに居たのか」
アスラン「シン……」
レイ「どうかしたのか、シン」
シン「夕食、一緒に食べないか?セツコさんも誘ってるんだ」
レイ「わかった。カミーユは?」
シン「カミーユはちょっと仮眠とりたいんだって」
レイ「わかった。先に行っててくれ」
シン「ああ」
アスラン「…………」
レイ「どうかされましたか」
アスラン「嫌われてるだろ、これ。普通に俺をスルーしたぞ今」
アスラン「普通、俺も誘うだろ?」
レイ「……あなたと食事をとるのは緊張するだけなのでは」
アスラン「前に一緒に食べたことあるんだ……」
レイ「……はあ」
アスラン「シン……」
レイ「どうかしたのか、シン」
シン「夕食、一緒に食べないか?セツコさんも誘ってるんだ」
レイ「わかった。カミーユは?」
シン「カミーユはちょっと仮眠とりたいんだって」
レイ「わかった。先に行っててくれ」
シン「ああ」
アスラン「…………」
レイ「どうかされましたか」
アスラン「嫌われてるだろ、これ。普通に俺をスルーしたぞ今」
アスラン「普通、俺も誘うだろ?」
レイ「……あなたと食事をとるのは緊張するだけなのでは」
アスラン「前に一緒に食べたことあるんだ……」
レイ「……はあ」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 20:27:13.67 ID:YSySImc40
アスラン「そもそも、おかしいだろ」
アスラン「なんで、セツコやカミーユを誘うのに……」
レイ「誰と食事を摂るかは彼の自由だと思いますが」
アスラン「誘ってくれていいだろ、俺たち同じ赤だぞ……」
レイ「アスラン、あまり考えないほうがよろしいかと」
アスラン「くそ、シンの奴……」
レイ(面倒だな……)
レイ「では、アスラン。彼を待たせるわけにもいかないですし……」
アスラン「あ、ああ……」
レイ「では」
アスラン「…………」
アスラン「…………あれ」
アスラン「もしかして、レイにも嫌われてるのか?」
アスラン「なんで、セツコやカミーユを誘うのに……」
レイ「誰と食事を摂るかは彼の自由だと思いますが」
アスラン「誘ってくれていいだろ、俺たち同じ赤だぞ……」
レイ「アスラン、あまり考えないほうがよろしいかと」
アスラン「くそ、シンの奴……」
レイ(面倒だな……)
レイ「では、アスラン。彼を待たせるわけにもいかないですし……」
アスラン「あ、ああ……」
レイ「では」
アスラン「…………」
アスラン「…………あれ」
アスラン「もしかして、レイにも嫌われてるのか?」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 20:29:57.21 ID:YSySImc40
アスラン「確かに、俺はキラの肩を持ち過ぎてるかもしれない」
アスラン「でも、実際にキラは敵じゃないんだ……」
アスラン「…………よし」
アスラン「俺も食事にしよう」
アスラン「何気なく、あいつらの近くの席にすわって、一緒に食べてる雰囲気にひたろう」
アスラン「でも、実際にキラは敵じゃないんだ……」
アスラン「…………よし」
アスラン「俺も食事にしよう」
アスラン「何気なく、あいつらの近くの席にすわって、一緒に食べてる雰囲気にひたろう」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 20:42:06.65 ID:YSySImc40
アスラン(アイツらは何をはなしてるんだ?)
レイ「結局、まだカミーユは寝ているようだな」
シン「そうみたいだな……」
セツコ「シン君。シン君」
シン「どうかしましたか?」
セツコ「あそこ、アスラン隊長」
シン「げ」
セツコ「誘ってあげた方がいいんじゃないかな……」
アスラン(それだ、セツコ!)
シン「でも、あの人……」
レイ「シン。ここは誘っておけ。軍内の対人関係が拗れるのは避けておくべきだ」
シン「……わかった」
シン「アスラン、一緒にたべません?」
アスラン「え?あ、ああ。そうさせてもらうかな」
アスラン(よかった、そこまで嫌われてないようだな!)
レイ「結局、まだカミーユは寝ているようだな」
シン「そうみたいだな……」
セツコ「シン君。シン君」
シン「どうかしましたか?」
セツコ「あそこ、アスラン隊長」
シン「げ」
セツコ「誘ってあげた方がいいんじゃないかな……」
アスラン(それだ、セツコ!)
シン「でも、あの人……」
レイ「シン。ここは誘っておけ。軍内の対人関係が拗れるのは避けておくべきだ」
シン「……わかった」
シン「アスラン、一緒にたべません?」
アスラン「え?あ、ああ。そうさせてもらうかな」
アスラン(よかった、そこまで嫌われてないようだな!)
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 20:45:53.90 ID:YSySImc40
レイ「…………」
シン「…………」
アスラン「どうしたんだ、2人とも。食べないのか?」
シン「いえ、……食べますよ。なあ、レイ」
レイ「ああ……」
セツコ(もしかして、これはやっちゃったかもしれない)
セツコ(どうにかしないと……)
セツコ「あの、アスラン隊長!」
アスラン「どうした?」
セツコ「その、フリーダムについて教えて頂けたら、今後の役に立つかと……」
シン「負けた経験なんて、意味ないですよ」
アスラン「何だとっ!?」
シン「じゃあ、何か有益な情報でもあるんですか?」
アスラン「そこまでいうなら、……任せろ」
シン「…………」
アスラン「どうしたんだ、2人とも。食べないのか?」
シン「いえ、……食べますよ。なあ、レイ」
レイ「ああ……」
セツコ(もしかして、これはやっちゃったかもしれない)
セツコ(どうにかしないと……)
セツコ「あの、アスラン隊長!」
アスラン「どうした?」
セツコ「その、フリーダムについて教えて頂けたら、今後の役に立つかと……」
シン「負けた経験なんて、意味ないですよ」
アスラン「何だとっ!?」
シン「じゃあ、何か有益な情報でもあるんですか?」
アスラン「そこまでいうなら、……任せろ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 20:50:04.64 ID:YSySImc40
アスラン「フリーダムは……、強い」
セツコ「ごちそうさまでした」
シン「あれ、半分も食べてませんよ?」
レイ「無理な減食は身体に悪い。あまりオススメはできません」
セツコ「別に、ダイエットしてるわけじゃ……」
アスラン「おい」
シン「ああ、すいません。思ってたよりダメだったんで」
アスラン「だったら、どうしろっていうんだ!」
シン「アンタ一緒に戦ったんじゃないのか!」
シン「もっと、こう、武装のコトとか、戦い方のクセとかあるでしょうが!」
アスラン「す、すまん」
セツコ「ごちそうさまでした」
シン「あれ、半分も食べてませんよ?」
レイ「無理な減食は身体に悪い。あまりオススメはできません」
セツコ「別に、ダイエットしてるわけじゃ……」
アスラン「おい」
シン「ああ、すいません。思ってたよりダメだったんで」
アスラン「だったら、どうしろっていうんだ!」
シン「アンタ一緒に戦ったんじゃないのか!」
シン「もっと、こう、武装のコトとか、戦い方のクセとかあるでしょうが!」
アスラン「す、すまん」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 20:55:31.56 ID:YSySImc40
レイ「……今の所、わかっていることは」
レイ「フリーダムは、コックピットを狙わない」
アスラン「ニコルはモロに攻撃されたけどな」
レイ「メインカメラと武装の破壊しか、奴はしない」
シン「戦場にカメラと武装壊されて放っておかれたら、他の奴に討たれるに決まってるじゃないか!」
セツコ「つまり、そこにフリーダムを撃墜できるような……」
アスラン「ちょ、ちょっと待ってくれ」
シン「なんですか」
アスラン「キラは、コックピットを狙わない、そういったな。レイ」
レイ「はい……」
アスラン「狙うとき狙うぞ。アイツは」
レイ「……そうなんですか?」
アスラン「ああ、目の前でみた」
レイ「フリーダムは、コックピットを狙わない」
アスラン「ニコルはモロに攻撃されたけどな」
レイ「メインカメラと武装の破壊しか、奴はしない」
シン「戦場にカメラと武装壊されて放っておかれたら、他の奴に討たれるに決まってるじゃないか!」
セツコ「つまり、そこにフリーダムを撃墜できるような……」
アスラン「ちょ、ちょっと待ってくれ」
シン「なんですか」
アスラン「キラは、コックピットを狙わない、そういったな。レイ」
レイ「はい……」
アスラン「狙うとき狙うぞ。アイツは」
レイ「……そうなんですか?」
アスラン「ああ、目の前でみた」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:00:37.03 ID:YSySImc40
アスラン「対艦刀あるだろ。インパルスのエクスカリバーみたいな」
シン「はい」
アスラン「それをだ、アイツは機体のコックピットに叩きつけたんだ」
レイ「さほどおかしいとは思いませんが」
アスラン「もちろん、パイロットに直撃するよな」
セツコ「そうですね……」
アスラン「そしたらだ、アイツは……キラは!」
アスラン「対艦刀を機体から抜かずに、そっと手を離したんだ!!」
アスラン「機体の腹部には、アイツの対艦刀が食い込んだままだ」
レイ「そして、そのままパイロットごと爆発したんですね?」
アスラン「ああ、あの時は流石に俺もちょっとキラを落とそうとしたな」
シン「はい」
アスラン「それをだ、アイツは機体のコックピットに叩きつけたんだ」
レイ「さほどおかしいとは思いませんが」
アスラン「もちろん、パイロットに直撃するよな」
セツコ「そうですね……」
アスラン「そしたらだ、アイツは……キラは!」
アスラン「対艦刀を機体から抜かずに、そっと手を離したんだ!!」
アスラン「機体の腹部には、アイツの対艦刀が食い込んだままだ」
レイ「そして、そのままパイロットごと爆発したんですね?」
アスラン「ああ、あの時は流石に俺もちょっとキラを落とそうとしたな」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:05:02.57 ID:YSySImc40
シン「だったら、その怒りをいまこそぶつけましょうよ!」
アスラン「シン……」
シン「アンタの中で、その怒りが薄れていたとしても……」
シン「アンタの仲間という事は、俺たちにとっても先輩なんですよ!」
アスラン「しかし、もうアレは……」
シン「クソッ!どうあがいてもアンタは戦わないつもりですか!」
アスラン「だって…」
レイ「ハイネも、彼らの介入によって死んだといっても過言ではありません」
シン「そうですよ、アスラン!」
アスラン「で、でも」
シン「アスラン!」
レイ「アスラン……」
セツコ「アスラン隊長」
アスラン「わ、わかった。だから、そう迫らないでくれ」
アスラン「シン……」
シン「アンタの中で、その怒りが薄れていたとしても……」
シン「アンタの仲間という事は、俺たちにとっても先輩なんですよ!」
アスラン「しかし、もうアレは……」
シン「クソッ!どうあがいてもアンタは戦わないつもりですか!」
アスラン「だって…」
レイ「ハイネも、彼らの介入によって死んだといっても過言ではありません」
シン「そうですよ、アスラン!」
アスラン「で、でも」
シン「アスラン!」
レイ「アスラン……」
セツコ「アスラン隊長」
アスラン「わ、わかった。だから、そう迫らないでくれ」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:07:50.16 ID:YSySImc40
シン「きっとですよ、アスラン」
レイ「アスラン、もうこれ以上。敵の肩を持つのはやめていただきたい」
セツコ「あ、あの」
シン「セツコさん、どうかしましたか?」
セツコ「ううん……、あの。ご飯、全然食べてないよ?」
シン「あ」
レイ「……」
アスラン「冷めてしまっているな」
シン「アンタのせいじゃないか!」
シン「アンタが、うじうじしてるから話が終わらなくて……!」
アスラン「シン、やっぱりお前俺がきらいなんだな?」
レイ「アスラン、もうこれ以上。敵の肩を持つのはやめていただきたい」
セツコ「あ、あの」
シン「セツコさん、どうかしましたか?」
セツコ「ううん……、あの。ご飯、全然食べてないよ?」
シン「あ」
レイ「……」
アスラン「冷めてしまっているな」
シン「アンタのせいじゃないか!」
シン「アンタが、うじうじしてるから話が終わらなくて……!」
アスラン「シン、やっぱりお前俺がきらいなんだな?」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:15:03.59 ID:YSySImc40
アスラン(まずい……とんでもないコトになった)
アスラン(キラと戦う?無理だ、キラは敵じゃないし、勝てるわけがない!)
アスラン「……そうだ、ニコルのことを思い出せばやる気がでるかもしれない」
ニコル『母さん……ボクのピアノ……』
アスラン「ニ、ニコルゥゥゥゥゥゥゥウウウゥウウウウ!!!!」
アスラン(キラと戦う?無理だ、キラは敵じゃないし、勝てるわけがない!)
アスラン「……そうだ、ニコルのことを思い出せばやる気がでるかもしれない」
ニコル『母さん……ボクのピアノ……』
アスラン「ニ、ニコルゥゥゥゥゥゥゥウウウゥウウウウ!!!!」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:17:27.39 ID:YSySImc40
アスラン「そうだ」
アスラン「ニコルを殺したのも、ハイネを死ぬ原因をつくったのも」
アスラン「人から婚約者寝取ったのも、キラだ」
アスラン「ディアッカが緑になって、イザークが白になったのも」
アスラン「俺の額が広くなったのも、全部キラのせいだ!」
アスラン「……そう自分にいいかせると、不思議とやる気になってきたな」
アスラン「よし、やってやる……。キラは俺が討つ!」
アスラン「ニコルを殺したのも、ハイネを死ぬ原因をつくったのも」
アスラン「人から婚約者寝取ったのも、キラだ」
アスラン「ディアッカが緑になって、イザークが白になったのも」
アスラン「俺の額が広くなったのも、全部キラのせいだ!」
アスラン「……そう自分にいいかせると、不思議とやる気になってきたな」
アスラン「よし、やってやる……。キラは俺が討つ!」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:20:22.44 ID:YSySImc40
アスラン「シン、レイ!」
シン「どうなさいましたか?」
アスラン「これから、シミュレーションを行うぞ」
シン「シミュレーション?何のですか?」
アスラン「きまっているだろ、フリーダム撃破のだ!」
アスラン「俺は先にいっている、遅れるなよ」
レイ「…………」
シン「どうしちゃったんだ、あの人」
レイ「さあ」
シン「……どうする?」
レイ「行くしかないだろ」
シン「カミーユは?」
レイ「寝かせておいてやれ」
シン「どうなさいましたか?」
アスラン「これから、シミュレーションを行うぞ」
シン「シミュレーション?何のですか?」
アスラン「きまっているだろ、フリーダム撃破のだ!」
アスラン「俺は先にいっている、遅れるなよ」
レイ「…………」
シン「どうしちゃったんだ、あの人」
レイ「さあ」
シン「……どうする?」
レイ「行くしかないだろ」
シン「カミーユは?」
レイ「寝かせておいてやれ」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:23:46.25 ID:YSySImc40
レイ「いいですか、アスラン」
レイ「先ほども言った用に、フリーダムには付け入る隙がある」
アスラン「コックピットは狙わない、か」
レイ「多少例外もあるようですか、データはそれを示している」
レイ「逆に言えば、普段は狙わない彼がコックッピットを狙ってくるということは」
アスラン「なるほど、そこまでキラを追い詰めているという事か」
シン「アスラン、アスラン」
アスラン「どうした、シン」
シン「どっちが落とします?」
アスラン「俺だ」
シン「へー、できるんですか?」
アスラン「やってみなくちゃ、わからないだろう!」
シン「実際に負けたのはアンタじゃないか!」
レイ「先ほども言った用に、フリーダムには付け入る隙がある」
アスラン「コックピットは狙わない、か」
レイ「多少例外もあるようですか、データはそれを示している」
レイ「逆に言えば、普段は狙わない彼がコックッピットを狙ってくるということは」
アスラン「なるほど、そこまでキラを追い詰めているという事か」
シン「アスラン、アスラン」
アスラン「どうした、シン」
シン「どっちが落とします?」
アスラン「俺だ」
シン「へー、できるんですか?」
アスラン「やってみなくちゃ、わからないだろう!」
シン「実際に負けたのはアンタじゃないか!」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:27:15.71 ID:YSySImc40
レイ「やるなら、互いに別々の役割を持つことになります」
アスラン「役割?なんだそれは」
レイ「1人がフリーダムを、もう1人がミネルバの護衛及びアークエンジェルへの攻撃」
アスラン「なるほど、アークエンジェルを攻撃すれば……」
シン「フリーダムは嫌でもそっちに意識がいってしまうってことだな!?」
レイ「ああ、そういうことだ」
アスラン「なるほど、これならいけるかもしれないな」
レイ「……フリーダムと戦うのは、シン。お前だ」
アスラン「はぁ?」
レイ「聞いてください、アスラン」
アスラン「おまっ、人をその気にさせておいて……!」
シン「残念でした~」
アスラン「お前っ!」
バキッ
シン「ぐはぁっ……!」
アスラン「役割?なんだそれは」
レイ「1人がフリーダムを、もう1人がミネルバの護衛及びアークエンジェルへの攻撃」
アスラン「なるほど、アークエンジェルを攻撃すれば……」
シン「フリーダムは嫌でもそっちに意識がいってしまうってことだな!?」
レイ「ああ、そういうことだ」
アスラン「なるほど、これならいけるかもしれないな」
レイ「……フリーダムと戦うのは、シン。お前だ」
アスラン「はぁ?」
レイ「聞いてください、アスラン」
アスラン「おまっ、人をその気にさせておいて……!」
シン「残念でした~」
アスラン「お前っ!」
バキッ
シン「ぐはぁっ……!」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:31:28.12 ID:YSySImc40
シン「な、何するんですか!」
レイ「アスラン。、シンの態度に問題のあったことは認めますが」
レイ「いかに上官と言えど今の右フックは理不尽と私も思います」
アスラン「す、すまん」
シン「お、俺もちょっと調子のってました」
アスラン「しかし、どうしてシンなんだ?」
レイ「……インパルスの特徴をいかすのです」
アスラン「あ、分離するのか」
レイ「はい」
シン「レイ、お前やっぱ凄いよ!」
アスラン「流石だな、レイ!」
レイ「……いえ」
レイ「アスラン。、シンの態度に問題のあったことは認めますが」
レイ「いかに上官と言えど今の右フックは理不尽と私も思います」
アスラン「す、すまん」
シン「お、俺もちょっと調子のってました」
アスラン「しかし、どうしてシンなんだ?」
レイ「……インパルスの特徴をいかすのです」
アスラン「あ、分離するのか」
レイ「はい」
シン「レイ、お前やっぱ凄いよ!」
アスラン「流石だな、レイ!」
レイ「……いえ」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:38:24.56 ID:YSySImc40
シン「俺、レイと友達でよかった」
レイ「シン……」
アスラン「俺も、お前達が仲間でよかった」
シン「はあ」
レイ「……ありがとうございます」
アスラン「ちょっと、傷つくんだが」
シン「じょ、冗談ですよアスラン」
アスラン「冗談がきついぞ!」
レイ「シン……」
アスラン「俺も、お前達が仲間でよかった」
シン「はあ」
レイ「……ありがとうございます」
アスラン「ちょっと、傷つくんだが」
シン「じょ、冗談ですよアスラン」
アスラン「冗談がきついぞ!」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:42:43.73 ID:YSySImc40
レイ「では、この辺りで……」
アスラン「ああ、絶対にキラを落とすぞ!」
シン「はい!」
アスラン「じゃあ、俺は部屋に戻っている」
レイ「…………」
シン「なんでいきなりやる気だしたんだろうな」
レイ「さあな。だが、これでいい」
シン「ああ、何だかんだでアスランは便りになるからな!」
アスラン「ああ、絶対にキラを落とすぞ!」
シン「はい!」
アスラン「じゃあ、俺は部屋に戻っている」
レイ「…………」
シン「なんでいきなりやる気だしたんだろうな」
レイ「さあな。だが、これでいい」
シン「ああ、何だかんだでアスランは便りになるからな!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 21:49:27.25 ID:YSySImc40
レイ「……だが、それでもフリーダムの力は未知数だ」
シン「大丈夫さ、俺にはレイやカミーユやセツコさんがついてる」
レイ「そうだな、俺もできる限りフォローをする」
シン「ありがとう、レイ」
シン(ステラ……、絶対に俺がアイツを落としてみせる!)
シン「大丈夫さ、俺にはレイやカミーユやセツコさんがついてる」
レイ「そうだな、俺もできる限りフォローをする」
シン「ありがとう、レイ」
シン(ステラ……、絶対に俺がアイツを落としてみせる!)
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:01:07.63 ID:YSySImc40
数日後
レイ「シン、出たぞ、アークエンジェルだ」
シン「……来たか」
アスラン「いくぞ、シン!」
シン「はい!」
カミーユ「シン、お前ならきっとやれる」
シン「ああ!」
セツコ「シン君、がんばって」
シン「はい……!」
シン「アスラン、いきましょう!」
アスラン「う、うん…………」
レイ「シン、出たぞ、アークエンジェルだ」
シン「……来たか」
アスラン「いくぞ、シン!」
シン「はい!」
カミーユ「シン、お前ならきっとやれる」
シン「ああ!」
セツコ「シン君、がんばって」
シン「はい……!」
シン「アスラン、いきましょう!」
アスラン「う、うん…………」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:04:23.26 ID:YSySImc40
タリア「ジャミング弾発射!インパルス、セイバー発進!」
シン「シン・アスカ、コアスプレンダー行きます!」
アスラン「アスラン・ザラ、セイバー発進する!」
アスラン「シン、俺はアークエンジェルを攻める、お前はキラを!」
シン「はい!」
シン「シン・アスカ、コアスプレンダー行きます!」
アスラン「アスラン・ザラ、セイバー発進する!」
アスラン「シン、俺はアークエンジェルを攻める、お前はキラを!」
シン「はい!」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:09:13.62 ID:YSySImc40
キラ「アスラン……!?」
キラ「くそ、アークエンジェル……!」
シン「はぁぁぁあああああ!」
シン「いっつもそうやって………!」
シン「やれると思うなあああああああああ!!」
キュゥィイイイン
キラ「くそ、アークエンジェル……!」
シン「はぁぁぁあああああ!」
シン「いっつもそうやって………!」
シン「やれると思うなあああああああああ!!」
キュゥィイイイン
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:13:45.00 ID:YSySImc40
レイ『リーダムは、コックピットを狙わない』
レイ『メインカメラと武装の破壊しか、奴はしない』
セツコ『つまり、そこにフリーダムを撃墜できるような……』
シン「はぁあああああ!」
ガキィンッ!
キラ「ぐっ……!!」
シン「メイリン!チェストフライヤー!フォースシルエット!」
レイ『メインカメラと武装の破壊しか、奴はしない』
セツコ『つまり、そこにフリーダムを撃墜できるような……』
シン「はぁあああああ!」
ガキィンッ!
キラ「ぐっ……!!」
シン「メイリン!チェストフライヤー!フォースシルエット!」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:16:32.66 ID:YSySImc40
アスラン「……シン」
アスラン「悪いが、落とさせてもらうぞ、アークエンジェル!」
キュゥィイイイン
アスラン「おおおおおおっ!」
ズガガガガガガ
マリュー「……!」
マリュー「あれは、セイバー……?」
マリュー「なぜ彼が……!?」
アスラン「悪いが、落とさせてもらうぞ、アークエンジェル!」
キュゥィイイイン
アスラン「おおおおおおっ!」
ズガガガガガガ
マリュー「……!」
マリュー「あれは、セイバー……?」
マリュー「なぜ彼が……!?」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:18:37.58 ID:YSySImc40
シン「あんたがステラを殺した!」
シン「とめようとしたのにーーー!!」
キラ「うっ」
シン「あんたは俺が討つんだ!」
シン「今日、ここで!」
シン「メイリン、ソードシルエット!」
シン「とめようとしたのにーーー!!」
キラ「うっ」
シン「あんたは俺が討つんだ!」
シン「今日、ここで!」
シン「メイリン、ソードシルエット!」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:22:34.54 ID:YSySImc40
アスラン「これで、終わりだっ!」
スガァアーーーンッ!
チュドォオオオーーンッ!
キラ「なっ……!」
シン「はぁぁぁぁぁぁぁああああああっ!」
キラ「ぐわぁぅ!?」
グサァアアァア
チュドォォオオオオオン
シン「ふふ、はっはっはっは、やった、ステラ、やっとこれで、あっはっは…!」
アスラン「ふふ、はっはっはっは、やった、ニコル、やっとこれで、あっはっは…!」
スガァアーーーンッ!
チュドォオオオーーンッ!
キラ「なっ……!」
シン「はぁぁぁぁぁぁぁああああああっ!」
キラ「ぐわぁぅ!?」
グサァアアァア
チュドォォオオオオオン
シン「ふふ、はっはっはっは、やった、ステラ、やっとこれで、あっはっは…!」
アスラン「ふふ、はっはっはっは、やった、ニコル、やっとこれで、あっはっは…!」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:26:42.53 ID:YSySImc40
カミーユ「シン、やったな」
シン「いや、そんな……」
レイ「よくやったな、シン。見事だった」
セツコ「本当にすごいわ、シン君」
シン「レイやセツコさんのおかげさ」
アスラン「……」
シン「アスラン」
シン「アスランが援護してくれたおかげです、ありがとう」
アスラン「……あ、ああ」
シン「どうしたんですか?もっと自信もってくださいよ」
レイ「そうですよ、あのアークエンジェルを単独で落とされたのですから」
アスラン「ああ、なんだかとっても清々しい気分だ」
シン「いや、そんな……」
レイ「よくやったな、シン。見事だった」
セツコ「本当にすごいわ、シン君」
シン「レイやセツコさんのおかげさ」
アスラン「……」
シン「アスラン」
シン「アスランが援護してくれたおかげです、ありがとう」
アスラン「……あ、ああ」
シン「どうしたんですか?もっと自信もってくださいよ」
レイ「そうですよ、あのアークエンジェルを単独で落とされたのですから」
アスラン「ああ、なんだかとっても清々しい気分だ」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:29:31.35 ID:YSySImc40
シン「レイ、これから皆で食事しないか?」
レイ「そうだな」
シン「セツコさんも」
セツコ「ええ、もちろん」
シン「カミーユも」
カミーユ「ああ」
アスラン「…………」
シン「アスラン、なにやってんですか?早くいきましょうよ」
アスラン「え」
レイ「今日の主役は、シンだけでなく貴方もですから」
アスラン「 」 ブワッ
レイ「そうだな」
シン「セツコさんも」
セツコ「ええ、もちろん」
シン「カミーユも」
カミーユ「ああ」
アスラン「…………」
シン「アスラン、なにやってんですか?早くいきましょうよ」
アスラン「え」
レイ「今日の主役は、シンだけでなく貴方もですから」
アスラン「 」 ブワッ
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/04(木) 22:34:21.35 ID:YSySImc40
カミーユ「しかし、本当によくやったな」
シン「皆がいてくれたからさ」
レイ「だが、やり遂げたのはお前だ。シン」
シン「俺だけじゃないだろ?」
レイ「ふっ、そうだな」
アスラン「……な、何だ」
シン「いや。アスランもなくんですね」
アスラン「お前は俺をなんだと思ってるんだ!」
セツコ「はははははっ、そうだよぉ~、シンく~ん」
セツコ「隊長はおばけじゃないんだからぁ~」
シン「セツコさん!?よ、酔ってる……」
シン「誰だ、セツコさんに酒飲ませたのは!」
アスラン「あ、すまん」
シン「アンタって人はああああああああああああ!!」
終
シン「皆がいてくれたからさ」
レイ「だが、やり遂げたのはお前だ。シン」
シン「俺だけじゃないだろ?」
レイ「ふっ、そうだな」
アスラン「……な、何だ」
シン「いや。アスランもなくんですね」
アスラン「お前は俺をなんだと思ってるんだ!」
セツコ「はははははっ、そうだよぉ~、シンく~ん」
セツコ「隊長はおばけじゃないんだからぁ~」
シン「セツコさん!?よ、酔ってる……」
シン「誰だ、セツコさんに酒飲ませたのは!」
アスラン「あ、すまん」
シン「アンタって人はああああああああああああ!!」
終
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