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数日後
アパート
コナミ「………」カチカチカチ
あげは「………」カチカチカチ
ハドーケンハドーケンッソニッブームソニッヘアァアサマソッヘアアァ
コナミ「ちょっ………おまえ……ガイル禁止」
あげは「やだよー」
コナミ「それにしても……ダークネス事件から数日しか経ってないのに元通りだな」
あげは「まあ………ほとんどの人は覚えてもいないだろうしね」
コナミ「遊星が英雄度をさらに上げたくらいだな」
あげは「ところで………コナミは午後何か用事ある?」
コナミ「ない、アッシーの仕事は明日だしな」
あげは「ふーん……」
あげは「あの………じゃあこれから繁華街に一緒に行かない?」
コナミ「えー……………」
あげは「ぅ………………だ、ダメ?」
コナミ「…………いや、全然いいぞ暇だし」
あげは「!よ、良かった………って、じゃあ何でえーって言うのさ」
コナミ「フェイント」
あげは「何言ってんのもう………」
コナミ「ははははは………………じゃあDホイールの準備してくるぜ」
あげは「あ、うん、わかった」
ガチャ カンカンカンカン………
あげは「………////」
……………………
繁華街
コナミ「賑やかだな、良かった良かった」
あげは「そうだね、静まりかえったネオドミノシティは不気味だったよ」
コナミ「で、行きたいところあるのか?」
あげは「えーと、美味しいお店があるってゆまちゃんから聞いたから、そこいってみたいな」
コナミ「………………………そういうところって高いだろ?」
あげは「あっ……………ごめん」しゅん…
コナミ「………まあいいや、行こうぜ!」
あげは「え………!?いいの?」
コナミ「ああ、実はこの前カジノで勝ったから少し余裕がある」
あげは「すごーい……」
スタスタスタスタ
コナミ「……………あ、携帯忘れてきた」ゴソ
あげは「え?」
コナミ「雪乃から連絡用に持たされてるんだ‥……」
コナミ「‥……まあいいか、何かあるなら明日聞けば」
あげは「あ、あそこのお店だよ!」
コナミ「おおー…………見るからに高そうだぜ………へへ」
あげは「えへへへ、早くー」
コナミ「まあ嬉しそうだからいいか」
ザッザッザッザッ……
…………………………
ひなた「♪ー」スタスタ
ひなた「むむ?………あれってあげはちゃん?」
ひなた「男の人と楽しそうに話してるねー春だねー」
ひなた「あれ………?あの人ってたしか……?」
ひなた「うーん?」
プルルルルルルルル………
雪乃「…………」
雪乃「…………ふう、コナミ、出ないわね」
雪乃「せっかくお姉さんをエスコートさせてあげようと思ったのに、焦らすなんて酷いわ」
雪乃「寝ているのかしら……?」
ピロリーーーン
雪乃「?メール」
雪乃「夏乃さんから………なにかしら」
雪乃「……」スッ
From:夏乃姉
Title:
雪乃ちゃんのマネージャーさんって、赤帽子の赤ジャンパーの人だよね?
雪乃「………?どうしたのかしら?返信を………そうよ………っと」カチカチカチ……
……………………
ピロリーン
雪乃「また夏乃さん……?」
From:夏乃姉
Title:
やっぱり(^ー゜)
似た人があげはちゃんとデートしてるのみつけたからさ(^_-)-☆
羨ましいね( ´ ▽ ` )ノ
雪乃「………」
雪乃「え…………?」
…………………
ひなた「あ、あのお店入って行った」
ひなた「カップルセットでも頼むのかなー、大胆だねあげはちゃん」
ひなた「お邪魔になっちゃいけないから退散しよーっと」
ピロリーン
ひなた「あり?雪乃ちゃんから返信…」
From:雪乃ちゃん
Title:
詳しく教えてちょだい、どこにいるの?本当にデートだというの?
すぐ向かうわ
ひなた「ちょだいって、なんか慌ててる?」
ひなた「もしかして雪乃ちゃんマネージャーさんのこと狙ってたのかな…それとも浮気?」
ひなた「余計なことしたかもアタシー」
ひなた「どうしようかな、とりあえず場所教えた方が……うーん」
ひなた「困った」
…………………………
ネオドミノシティ収容所
ディヴァイン「…」ガチャ
サイコデュエリスト(以下S)「あ、ディヴァインさん!こんちわす!」ザッ
ディヴァイン「……おまえか」
ディヴァイン「面会があるといわれてきてみれば」
S「へへへへ、会いにくるのが遅れて申し訳ないっす」
ディヴァイン「で、何のようだ」
S「ディヴァインさん、もう一度やり直しましょうよ」
ディヴァイン「なに?」
S「ディヴァインさんを邪魔した奴らをぶっ潰して、アルカディアムーブメントを立て直すんすよ」
ディヴァイン「…………………………バカめ、そんな大声でこんなところで、看守がやってくるぞ」
静寂虫「キーーーーーン」
S「大丈夫っすよ、《静寂虫》を召喚しておいたんで声はもれないっす」
ディヴァイン「ほう…………少しはマシなサイコデュエリストになったようだな」
キーーーーーーーーーーン
ディヴァイン「………だがアルカディアムーブメントを立て直すなど不可能だ」
S「そんなことないっすよ!ディヴァインさんともあろうお方がなに言ってんすか!」
ディヴァイン「騒がしい黙れ、そもそもアルカディアムーブメント跡地は公園になったと聞いたぞ」
S「立て直せばいいんすよ!」
ディヴァイン「なに言ってる……金がないだろうが」
S「奪えばいいんすよそんなもんは!俺たちにはサイコパワーがあるじゃないすか!」
ディヴァイン「………そもそも、私はここから出ることはできない、マーカーもあるからな」
ディヴァイン「脱獄しようとすぐ見つかる、目立った動きをすればなおさらな」
ディヴァイン「つまり、総帥としての私は死んだのだ」
S「そんなことは………」
ディヴァイン「それにだ、この街には厄介なやつが多すぎる」
S「不動遊星やあのコナミとかいう野郎っすね!」
ディヴァイン「……………まあ、そうだな」
S「任せてくださいよ!俺があいつらぶっ潰してやりますから」
ディヴァイン「お前が?無駄だやめておけ、お前ごときでは無理だ」
ディヴァイン「おとなしく平和にくらすんだな」
S「………ディヴァインさん、なんか変わりましたね」
ディヴァイン「なに?」
S「何つーか………おとなしくなったっつーか、腑抜けたっつーか」
ディヴァイン「…………………………」
P「まあいいっすよ、不動遊星たちぶっ潰してくれば俺のこと認めてくれるでしょう」
ディヴァイン「お前には無理だと言ってるだろう……生意気になったな」
P「サイコデュエリストを兵隊にして世界を掌握する計画を実現させたいんすよ俺は」
ディヴァイン「そんなことも…言っていたな」
P「ディヴァインさん…………なに腑抜けたこと言ってんすか!ディヴァインさんが一番張り切ってたのに!」
ディヴァイン「もう何年も前のことだ……視野が狭かったんだよ我々は」
ディヴァイン「サイコデュエリストをいくら集めても世界掌握などできるものか」
ディヴァイン「アキもいないしな」
P「十六夜さんっすか、洗脳してでも連れてくればいいんすよ!」
ディヴァイン「バカめ、そんなことをすれば仲間たちが黙っていまい」
P「昔のディヴァインさんはそんなもんにビビんなかったじゃないすかぁあぁ!」
ディヴァイン「やかましい奴め……」
P「……………」
P「もういいっすよ、すぐにサイコデュエリストの実力を世界に見せつけてやりますから!そうすりゃディヴァインさんの目も覚めるでしょ!」
ディヴァイン「………………」
P「昔のディヴァインさんはサイコパワー開発のために死人が出ても気にしないようなかっけぇ人だったのに、残念っすよ」
ディヴァイン「!………………ちっ」
P「じゃあ、後日楽しみにしててくださいよ、収容所にもテレビついたんでしょう?」
P「サイコデュエリストへの恐怖で世間はパニックっすよ、ハハハハハハ」
P「じゃあ、俺は行きます、好物だったものとか持ってきたんでおいて行きますね」ガサッ
ディヴァイン「………………」
P「んじゃ」
ザッザッザッザッ
ディヴァイン「………………」
ディヴァイン「…………ちっ」
ザッザッザッザッ……
……………………………………………
繁華街
あげは「美味しかったね、有名なだけあるよ」
コナミ「全くだ、だが財布ポイントは大幅に減ったぜ」
あげは「まあいいじゃん、たまにはさ」
コナミ「ああ…………………………で、このあとどうする?行きたいところとかあるのか?」
あげは「うーん……ちょっと歩かない?」
コナミ「そうだな、見て回って見るか」
あげは「うん……………あ、あのさ、じゃあ………て……手……」モジ…
あげは「手繋いで……い……いい?」
コナミ「え?ああ…………そうだな、いいぞ」ギュ
あげは「!…………う…えへへへっ………////」
ちょっと後ろ
雪乃「なに………?何かしらあれは………?」
ひなた「甘酸っぱいねー……あげはちゃん」
雪乃「く………てっきり警戒すべきはツァンさんだけかと思ってたけど………伏兵ね……」
ひなた「ツァンさんもマネージャーさん狙ってるの?罪な人なんだね」
雪乃「なぜかこの私の虜にならないのよ………同性愛者じゃないことは確かなんだけど……」
雪乃「あ……見失ってしまうわ、尾行を続けるわよ、夏乃さん」ささっ
ひなた「雪乃ちゃん有名人だよー…そんな帽子と眼鏡でバレないかな…」ささっ
ひなた「ストーカーじゃないですよー……」
コナミ「あ……バッティングセンターがある、ちょっとやっていいか?」
あげは「あ、うん、行ってみようか////」
雪乃「腕!組んでるわ!妬けちゃうわ!」ダンッ
ひなた(地団駄……)
…………………………
ガィイィーーーーーン!!!
コナミ「おおー………惜しい、ホームランゾーンはもうちょっと左か……」
あげは「ちょ、ちょっと………バットがぐにゃりと」
コナミ「うお!金属なのに………結構脆いな……」
あげは「君が強すぎたんじゃないかなー……」
店長「その一本でやり続けてくださいよ、弁償はしないでいいから、二本目からは弁償ですよ」
コナミ「あ…はーい…………つってもこれじゃ……あ、次の球…」スッ
バシュッ ガキィーーーン コトンッ
コナミ「…………切断してしまった」
あげは「うひゃー…………」
店長「……………し、写真撮ってもいいですか?」
コナミ「え?」
店長「いや………何者だよあんた………メジャーリーガーでもスイングスピードでバットへし折るなんて無理だ」
コナミ「いやぁ………いろいろありましてね」
店長「記念に一枚撮らせてよ、折れたバット持ってさ」
コナミ「別にいいけど…」
店長「彼女さんも一緒に」
あげは「え!?……………え…………えへへへへ………そうですか?」
コナミ「俺はこのバッティングセンターの伝説となったようだな………ふふふ」
ギュッ
コナミ「おっと……腕組んで写真撮るのか…?」
あげは「い、いいじゃん?……さっきまでやってたんだし、ね?////」
コナミ「まあいいけど、全然」
店長「熱いね………おじさん火傷しそうだわ」パシャ
店長「店に飾らせてもらっていい?この写真」
コナミ「いいぞ、伝説の男としてな」
あげは「////………」
スクラッチアウトゾーン
雪乃「記録に残るのはズルいわ………そんなのズルいわ……」
バコーン
ひなた「おおー、全部撃ち抜けた、やったね」
……………
コナミ「俺、野球の才能あるかもしれない」
あげは「バットがいくつあってもあ たりないと思うけど…」
コナミ「そうかな……………?」
ザッザッザッザッ……
あげは「あ、映画見ない?」
コナミ「映画……………映画か…………」
コナミ「あの数時間で大量の金が消費される恐怖の…」
あげは「ま、まあそうかもしれないけど………ポップコーンとかはボクの分けてあげるからさ」
コナミ「うん……………そうだないってみるか」
あげは「よかった…………見たいのあったんだ///」
雪乃「絶対あれカップル割引サービス使うわよ……店員さんに『カップル割引なので半額です』って言われて『か、カップル……!?えへへへっ………ありがとうございます////』ってなるのよ………」
ひなた「だ………大丈夫………?」
映画館
コナミ「あの………大人二人」
店員「お二人様ですか?カップル割引なので半額です」
コナミ「半額?ラッキーだぜ」
あげは「か、カップル?!………えへへへ………ありがとうございます」
雪乃「ほら見なさい………やはりだわ」
ひなた「二人が見るのって今話題の恋愛映画だね……これはアダルトな予感」
雪乃「くううぅ………この映画は後々私が一緒に行こうと………」ジェラシー
ひなた「残念だね……うーん、どうしようか?映画見に行っちゃったしここら辺で…」
雪乃「私たちも行きましょう、代金は持つから安心して」ザッ
ひなた「うそー」
………………………………………………
あげは「か、感動的な映画だったね………」グスッ
コナミ「そうだなー……でもあいつはさっさとあいつと付き合っておけば良かったんじゃないのか……」
あげは「そういうこと言わないの、映画なんだからいいじゃんもー」
コナミ「まあそうだな、でもデュエルしてる時間が長かったな」
あげは「それはまあしょうがないね」
ひなた「グスッ………感動的だったねー……」
雪乃「そうね………胸が暖かくなる話だったわ……」
雪乃「さあ……コナミたちを追いましょう」ザッ
ひなた「え?あ、うん」
雪乃「私から逃れることはできないわよ……ふふふ」
ひなた「ていうか……そこまでマネージャーさんが気になるならもっと早く色々できたんじゃないの?」
雪乃「………それはその」
雪乃「誘惑は得意なんだけど……」
雪乃「私は……誘い受けというか……最終的には向こうからきてほしいというか……」モジ…
雪乃「不本意だけど女優として安定するまでは、事務所からも熱愛スキャンダルは控えろと言われてて……」
雪乃「ああいう表立ってデートすることなんてできないのよ……」
ひなた「そっかー……結構有名人だもんねー雪乃ちゃん」
ひなた「そういえばマネージャーさんもWRGPで有名なんだっけ?そう考えると大変だね」
雪乃「くぅ…………チャンスを伺ってはいるんだけど……」
ザッザッザッザッザッ………
雪乃「あ、見失ってしまうわ!」ささっ
ひなた「理想が高いと大変だね」
コナミ「ジャンクショップ言っていいか?」
あげは「う…………うん、いこっか……////」スリスリ
雪乃「ナチュラルに腕組んでるわ………!もたれかかってるわ!」
…………………………………
噴水広場
ザッザッザッザッ
P「さて…………不動遊星の家は分かってるからな……」
P「あそこのガレージを借りて生活してるらしいな…」
P「金持ちなんだからもっといいところに住めばいいものを……」
P「とにかく…………消えてもらうぜ…くくくく…」
P「外出中か……?いや、Dホイールはあるな………」
遊星「おいあんた」
P「ぬおおおっ!?な、なんすかあぁあ!?」ビクゥッ
遊星「俺の家の前でうろうろと、何か用事か?」
P(ふ、不動遊星………!手に飲み物を……こいつ自販機に飲み物を買いに行ってただけか!)
遊星「?」
P「い、いや、たまたまっす」
遊星「そうか……すまない、疑ってしまって」
遊星「最近神経質でな、強い言葉を使ってしまった」
P「こ、こっちこそ紛らわしい真似を……すんませんっす」
遊星「ああ………」
ザッザッザッザッ……ガチャッ
P「…………ふう、いきなり後ろから話しかけやがって、驚いた………」
P「あいつコーヒー好きなのか………まあどうでもいいか」
P「さて………どうやってやつを潰すか」
P「正面切って攻撃しかけてもいいが………ディヴァインさんが恐れてるくらいだからな…油断はできないぜ」
P「………………そうだな」
P「くくくく……………こいつを使うか」さっ サディスティック・ポーション
P「こいつを発動すれば対象者は性格が凶暴に、加虐的に変化する……」
P「英雄だ伝説だとちやほやされている不動遊星がそうなれば世間の失望は大きいだろう」
P「効果が切れる頃にはやつは収容所だ……」
P「くくく………やつのあのマーカー……聞けばやつは元サテライト出身らしいじゃないすか」
P「サテライトのクズ野郎は虐げられるのがお似合いだってことだ…」
ザッザッザッ……
P「ある程度近付かなければ使えないからな……ガレージに入らないと……」
コソ…
P「………ん……何か聞こえる………不動遊星、電話か…誰かと話しているな…」
P「………よし……チャンスだ、緊急テレポート発動」バッ
シュンッ
ガレージ二階
パッ
P「…………よし、やつのガレージの二階にうまくワープできたな……」
P「っと………やっぱテレポートの反動は大きい……何度も使えないか…」よろ…
ザッザッザッサ……
P「不動遊星………楽しそうに話しやがって…」
遊星「ああ…………そっちでは変わり無いんだな……気にするな、大学が忙しいんだろう」
遊星「こっちも変わりない、アキは自分の夢を追ってくれ、お前なら医者になれるさ」
P「アキ………話し相手は十六夜さんか」
P「ディヴァインさんから奪いやがって……許さねえぜ」
P「………サディスティック・ポーションの効果をくらえ………蟹野郎…」スッ
P「………発動!」バッ
ギュゥゥーーーーーーーン‥……
遊星「ーーーー‥……ーーーー…………」
キュゥウゥゥゥーーーーン…………
P「………………」
P「…………?」
遊星「…………………ああ、ジャックたちとは最近会った……変わりない」
P「おかしい………効果が現れない………」
P「………十六夜さんに暴言の一つでも吐け!言え……!」
遊星「ははは………たまには会いにきてくれ、歓迎する」
P「歓迎すんな………!ちっ………変わりないな……失敗か……」
P「デュエルディスクは問題なく作動している………モーメントも回っている………」
P「何故だ……?」
遊星「………ん、じゃあまた」
P「!ヤバイ……通話が終わる、くそ……」
P「こうなったら正面切って戦うしかないか……」
P「隠れて隙を伺わなければ……」
遊星「………………ん?最後に?なんだ………」
遊星「………」
遊星「……………縛り方……?」
遊星「アキ……………一体…………ん?鞭……?ローズウィップ………どうしたんだ?」
P「…………?」
遊星「お、おいアキ………?待ってくれ、好きな縛り方?そんなものないぞ……何を言っているんだ…」
遊星「要領を得ない………なんの話をしているんだ」
遊星「アキ?…………なに、今からこっちへ来るだと?」
遊星「だか……大学が……?休み…?そうかそんな時期か」
遊星「い、いや待て!突然、何故なんだアキ、何故こっちへ……」
遊星「いや…別に不味いことはないが、さっきまでそんなこと一言も……通話も切る雰囲気だった……」
遊星「だが直前になって………気が変わった……?そ、そうか…………」
遊星「あ、ああ……俺は構わない………」
遊星「………待てアキ、鞭を買ってくる?何故だ?」
遊星「わかってるくせにって………わからないぞ、なんの必要が……」
遊星「アキ!冗談はよせ、アキ!本当にいらない!」
遊星「楽しみ……?あ、ああ………俺も久しぶりにアキに会えるのは楽しみだが……」
遊星「……なに?ち、ちがうぞ!どうしてそんな思考になるんだ!」
遊星「まて!切るな、アキ!アキイィーーーーーーー!!」
ブツン
遊星「…………………」
ツーーーツーーー
遊星「…………アキ………」
P「…………………」
P「………電波に乗って……十六夜さんに効果が現れたみたいだ………」
P「予定が狂った………俺のサイコパワーもまだまだだな」
P「…………どうするか…十六夜さんが不動遊星に加虐的を現したわけだが……この状況は……」
P「………なんか妙なことになってきた……一旦帰るか…」
遊星「!そこにいるのはだれだ!?」
P「?!やっべ」
遊星「!…………お前さっきの……デュエルディスク………起動している……」
遊星「!サイコデュエリストか……まさかさっきのアキの異変も……」
P「っち……!鋭い奴だ……!」
ザッ ダンッ
P「不動遊星と正々堂々勝負なんて無理だ!勝てるか!」
遊星「!待て、何故こんなことをする!」
P「あとでじっくりお前は料理してやる!十六夜さんに虐げられながら待ってろ!」
遊星「アキを元に戻せ!今日の夜にはこっちにきてしまう!」
P「ひゃははははー!せいぜい楽しんでな!十六夜さんと濃密な時間をなあぁ!」
遊星「ふざけるな!なにが楽しいというんだ!」
ダッダッダッダッダッダッ……!
遊星「っく………なかなか素早い………」
遊星「サイコデュエリスト…………なんとかしなければ……!」
…………………
P「ふう……………コナミを先に潰すか……不動遊星より大分御しやすいだろ……」
スタジアム
コナミ「久しぶりだな……ここにくるのも」
あげは「WRGPの予選以来だね…」
コナミ「なんか作業してるっぽいけど……なにしてるんだ?」
あげは「ああ、ニュースでやってたんだけど、海馬コーポレーションが大会を開くらしいよ」
コナミ「海馬コーポレーション………?」
あげは「アーククレイドルが落ちそうになった時、一番高いビルだから半壊しちゃったじゃない?それ以来経営がうまくいってなくて、このKCグランプリでV字復活を狙ってるらしいよ」
コナミ「KCグランプリか………フォーチュンカップみたいなもんかな」
あげは「WRGP優勝チームだから、君も呼ばれるかもね」
コナミ「くくくく…………名前が知られると大変だぜ」
「あ、コナミ選手だ!」
「本当だー、チーム満足の人だ」
コナミ「?子供が……いやあ参ったな」
「優勝とかすげーなー」
「デュエルしてー」
コナミ「すまんな、今は一人じゃないからデュエルはできん」
「ちぇー」てくてく
あげは「WRGPから結構経つのに人気だね」
コナミ「いや、かなり久々に声かけられた、どうも鬼柳やツァンに比べて人気が低いらしい」
コナミ「まあ……戦ったのはズシンや神や合体ロボット……そっちに目が言っちまうんだろうな」
あげは「ああー………敵が規格外だったからね…」
コナミ「どいつもこいつもでかいんだよな」
……
プルルルルルル………
遊星「…………っく……電話に出ないか……コナミ…」
遊星「持ち歩いていないのか……?となると……繁華街の方か……」
カラカラカラ…
遊星「……いや……やつはサイコデュエリスト…ディヴァインともかかわりがあるはずだ」
遊星「ディヴァインは今収容所にいるはず……」
遊星「収容所などもう行くことは無いと思っていたが……あの所長の顔は見たくない」
遊星「しかし………仕方ない、………行ってみるか」
ブオオオオ―――――――――――――!!!!
………………
………
雪乃「まだどこかに行くの……?もう6時よ……いい子はおうちに帰る時間じゃない……」
ひなた「一日中ストーキングしちゃったよ………」
ひなた「こかげが家で待ってるだろうし…あたしそろそろ帰ろうかなー」
雪乃「くう……どこよ……どこにいくつもり……」ブツブツ
ひなた「聞いてないかー」
コナミ「暗くなってきたな……もう6時か」
あげは「もうそんな時間なの?楽しい時間は過ぎるお早いね……」
コナミ「そんなに楽しかったのか、それなら俺もよかったぜ」
あげは「あ………ま、まあうん……///……えへへ」
コナミ「そろそろ帰るか、親が心配するだろ?」
あげは「え?ああ……うん」
あげは「その………」
コナミ「……?」
あげは「今日さ……お父さんお母さん、家にいないんだ……だから、えっと」
あげは「門限もないし……よかったらだけど…」
あげは「……う、うちに寄っていかない……?」
雪乃「!……」
ひなた「うひゃー……こりゃ階段のぼるわ……100パー」
雪乃「階段……階段ですって?夏乃さん……一応聞くけど何の階段かしら…?」
ひなた「大人」
雪乃「我慢できないわ、もう行くわ私」ザッ
ひなた「えええ……?それって修羅場に…」
あげは「……///」ドキドキ
コナミ「んー……」
あげは「……夕飯も食べていいからさ」
雪乃「ああ……これは行くわ……青葉さんコナミの琴線を理解している……」
雪乃「行くって言った瞬間飛び出すわ……腕が鳴るわ…」ザッ…
ひなた「あわわわわ……」
コナミ「………………悪いな、今日はやめておく、これから予定があるからな」
雪乃「!……」
ひなた「およ……」
あげは「!え…………っあ……そ、そう」
コナミ「せっかくごちそうしてくれるって言うのに、ほんとごめんな」
あげは「い、いや……こっちこそ突然言い出してごめんね」
ッザッザッザッザッザ……
雪乃「……ふう、危ないところだったわね」
ひなた「驚いたー…あたし絶対行くと思ってたから、予定なんてあったんだ」
雪乃「そうね……なにかしら」
コナミ「じゃあ、そろそろ帰ろうぜ」
あげは「うん……あの、用事って?」
コナミ「え……まあ、色々あんだよ有名人には」
あげは「あはは……なにそれ、ほとんど忘れられてるくせに」
コナミ「家までも送れん、ここで別れようぜ」
あげは「うん、じゃあまた明日……あ、ねえ……また、一緒に会ってくれる?」
コナミ「全然いいぜ、暇な時間は多いからな」
あげは「よかった…えへへ……じゃあねー」
てくてくてくてく……
……
ひなた「あげはちゃん帰っちゃったね…」
雪乃「そうね…じゃあ私たちも帰りましょうか」スッ
ひなた「切り替え早ー!」
雪乃「何事もなくて良かったわ…それが分かれば十分、それに明日はお仕事だもの」
ひなた「まあ帰るのは賛成、もう薄暗いし、こかげも心配するし」
雪乃「変装も疲れたわ……まったく……夏乃さん……今日は付き合ってくれてありがとう、お礼を言うわ」
ひなた「暇つぶしになったから全然いいよー、こういうのもたまにはドキドキするね」
ひなた「じゃあ……またねー」てくてくてくてく
雪乃「ええ……おやすみなさい」てくてくてくてく……
………
コナミ「………」
収容所
面会室
ディヴァイン「そうか………やはりお前に接触したか…あいつは」
遊星「お前の回し者じゃないのか?アルカディアムーブメントの一員だったんだろう?」
ディヴァイン「違う、いまさら私がお前を狙ってなんになる、刑期が延びるだけだ」
ディヴァイン「やつは純粋にアルカディアムーブメントを再生したいと考えている」
ディヴァイン「それで邪魔になるお前とコナミを狙ったんだろうな」
遊星「アルカディアムーブメントの再生……それが本当なら、放っておくことはできない」
ディヴァイン「煮るなり焼くなり好きにしろ……」
遊星「だが……やつがどこにいるのかわからない」
ディヴァイン「知ったことか……だが……」
遊星「?」
ディヴァイン「奴はお前を見限った……つまりはコナミに狙いをつけたということだ」
遊星「……ああ」
ディヴァイン「ならば……気にすることもないんじゃないか」
遊星「なに……?お前はコナミを恨んでいるからそんな無責任なことが言えるんだ!」
ディヴァイン「そういう意味ではない……」
遊星「……?」
ディヴァイン「………ち、とにかく、この件で私ができることなどない、時間の無駄だ」
ディヴァイン「失礼する」ザッ
遊星「っく……まてディヴァイン」
ディヴァイン「まだなにかあるのか…」
遊星「サイコパワーを解く方法はないのか……?このままでは」
ディヴァイン「……」
遊星「アキが……俺にローズウィップしに来る……」
ディヴァイン「……」
ディヴァイン「そんな趣味の話は自分で何とかしろ」
遊星「違う!奴のサイコ攻撃を受けたあたりから、電話のアキがおかしくなったんだ!」
遊星「今夜にはガレージにやってくる!」
ディヴァイン「………なるほどな……サディスティック・ポーションか」
ディヴァイン「アキは洗脳されてるな…奴の力なら解除まで二日ってところだ」
遊星「二日だと……っく……」
ディヴァイン「洗脳解除したければ、Pに洗脳解除のカードでも使わせろ」
遊星「洗脳解除……確かにそんなカードがあった」
ディヴァイン「私は失礼する……」ザッ
バタン……
遊星「………」
遊星「とにかく……繁華街に行ってみるか……電話に出ないということはコナミはアパートにはいないだろう…」
……………
繁華街 18:45
コナミ「……隠れてる奴でてこいよ、今なら周りに人はいないぜ」
……
ザッ
P「尾行に気付くとは意外だったぜ」
コナミ「朝飯前だぜ、他にも二人いるだろ、ストーカーが」
P「……?いや、悪いがしらねえな」
コナミ「あれ……?」
コナミ「まあいいや……で、何の用だよ……あふれる危ない雰囲気から予想はできてるけどな」
P「くくく………周りに人間がいなくてよかったぜ……」サッ
P「死ね!」バシッ
《全弾発射/Full Salvo》 †
通常罠
このカードの発動後、手札を全て墓地へ送る。
墓地に送ったカードの枚数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
ジャガガガガガガッ!!
コナミ「!?てめえサイコデュエリスト…」
バシュウウ―――――――――ン……!!!!
チュドゴ―――――――――――ン!!!
P「はははははは、ジ・エンド!」
シュウウゥ……
コナミ「……デュエルディスク・盾発動……」シュウウゥ……
P「!」
P「なんだと!」
コナミ「おらあああっ!」ダンッ
P「!やべえ」バッ
《ホーリーライフバリアー/Hallowed Life Barrier》 †
通常罠
手札を1枚捨てる。
このカードを発動したターン、相手から受ける全てのダメージを0にする。
パァァアア……!
バギイイ―――――――――ン!!!!
コナミ「うおおお……!?蹴りが跳ね返された」ザザアッ
P「俺に勝てると思うなぁあああーーーーーー!」
バッ
《火あぶりの刑/Final Flame》 †
通常魔法
相手ライフに600ポイントダメージを与える。
ボオオオオォオオ…………
コナミ「おっとっと……」ザッ
P「か……躱しすぎだろ……!」
コナミ「当たるかそんな鈍い炎が!ディヴァインのファイアーボールのほうが倍速かったわ!」
P「くそ………!」
コナミ「なんで俺を狙うんだよ!ディヴァインの差し金か!」
P「お前と不動遊星をぶっ潰して、俺がアルカディアムーブメントを再生させるんだよ!」
コナミ「!アルカディアムーブメント……」
コナミ「お前残党か…………」
P「サイコデュエリストが世界を掌握するその時まで、俺は止まらねえ!」
コナミ「なんという迷惑な話……」
P「サイコパワーで倒せないとなると……デュエルしかない……」
P「不動遊星よりは……楽なはずだ……!俺とデュエルしろ!」
コナミ「デュエルだと……」
P「お前は潰してやる……絶対に、絶対に……」
コナミ「ち………切れた奴め……かかわり合いたくないが……そうもいってらんねえな」
コナミ「おい、デュエルしてもいいけど、わかってんのか、今はたまたま周りに人がいないが……」
コナミ「サイコパワーでデュエルなんかしたら人が集まってくるぞ!当然セキュリテイもな」
コナミ「そうなりゃお前はおしまいなんだよ!」
P「そんな脅しが通用すると思ってんのか……これでどうだ」バッ
《火炎地獄/Tremendous Fire》 †
通常魔法
相手ライフに1000ポイントダメージを与え、
自分は500ポイントダメージを受ける。
ボオオオオオオオオオ…………ォオオ……
コナミ「!火柱に……囲まれた……お前」
P「決着が着くまで誰も入ってこられない……そして俺たちも出られない」
ここまででー
オオオオオオオオ…………!!!
コナミ「あっつ……!あっつ………」
コナミ「お前馬鹿だろ……こんな火柱、人目につくぞ!逃げ道なんかないんだよ!」
P「いざとなれば緊急テレポートを使い、逃走してやるぜ……お前を黒こげにしてからな」
コナミ「恐るべきサイコ野郎……」
P「さあデュエルだ!モーメントを回転させろ!」キュウウウゥ――ン……
コナミ「っち………ヒリヒリする温度だ……」カシャッ キュウゥイイ――――ン……
P「デュエルだぁああ!」LP4000
コナミ「!…」LP4000 シュバア 手札5
コナミ「俺の先行だ、サムライソード・バロンを召喚!」バッ
《サムライソード・バロン/Samurai Sword Baron》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1200
1ターンに1度、相手フィールド上に守備表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にする。
バロン「はあっ」
コナミ「カードを一枚セットして……ターン終了!」ガシャッ 手札3
P「ドロー」シュッ 手札6
P「サイコ・ウォールドを召喚!」バッ
《サイコ・ウォールド/Psychic Snail》 †
効果モンスター
星4/地属性/サイキック族/攻1900/守1200
800ライフポイントを払って発動する。
自分フィールド上に表側表示で存在するサイキック族モンスター1体は、
1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
この効果を発動するターンこのカードは攻撃する事ができない。
ウォールド「ロロロロ……」
コナミ「やっぱりサイキックか……切り札はメンタルスフィアデーモンだな」
P「それはどうかな、バトルだ、サイコウォールドでサムライソードバロンを攻撃!」
ビビビビビビ――――――!!
コナミ「うっ……つ…サイコパワーの衝撃は本物だ……」LP4000←3700 ゴオオォ……
P「あまり吹き飛ぶと後ろの炎にダイブすることになるぜ」
コナミ「トラップ発動、奇跡の残照!」カチ
《奇跡の残照/Miracle's Wake》 †
通常罠
このターン戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた
モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
パァァアア………
コナミ「サムライソードバロンは復活する!残念だったな!」
バロン「はっ!」攻1600
P「野郎……次のターンにシンクロかアドバンス召喚のためのリリースに使うつもりか」
P「だが甘いな、魔法カード、最古式念導を発動!」バッ
《最古式念導/Psychokinesis》 †
通常魔法
自分フィールド上にサイキック族モンスターが存在する場合、
フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊し、
自分は1000ポイントダメージを受ける。
コナミ「!」
バシュ――――ン!!!
バロン「ぐあああああああ!!」ドカーン!
コナミ「うおおおお……!バロンがまたやられた……」
P「ぬるい野郎だぜ……ディヴァインに勝ったってのは嘘だな」
P「カードを二枚セットしてターンエンドだ」ガシャッ 手札2
しゅるるるるるっ かぽっ
コナミ「ん?首輪」
ヴォルス「うおおおおおおっ!!?」カアッ
チュゴゴオオ―――――――――ン!!
コナミ「ぐうおおおおっ…!!?」ズアアアア……!
P「ブラッドヴォルスを破壊し、お互いに攻撃力分のダメージを与える!」LP4000→2100
コナミ「な、なんだと………っく…」LP3700→1800
シュウウ……
P「ははははははは、こんなもんか優勝者は!」
………………
繁華街 19:23
ブオオォ―――――――――――!!!
遊星「コナミ……!どこにいる……あいつにも教えてやらなければ……!」
遊星「もう時間がない……!ガレージに帰れなくなってしまう……!」
ブオオオオオオォーーーーーーーーーーーーーーー……
遊星「繁華街は広すぎる……Dホイールでは入れる場所も限られてしまう……くそ」
ボオオオオォオオ……………
遊星「?……なんだあれは……光が……」
遊星「………!火柱だ……火事か……?」
ブオォ―――――――――――!!
………
ボオオオオォオオ……………!!
ざわざわざわざわざわざわ………
牛尾「おい!まだ火は消えねえのかよ」
消防隊員「それが……どれだけ消化作業を行っても、火の勢いが衰えないのです!」
牛尾「なにィ……?」
消防隊員「こんな炎は初めてだ………なんだこれは…」
牛尾「これだけの炎……自然発生するなんて考えられねえぞ……おい相川、けが人は?」
相川「いません、住民は近づかせないようにしているのでこれからも増えることは無いはず」
牛尾「そうか……」
ボオオオオォオオ…………!
キキイイイッ!!
遊星「これは………なんて炎だ」
牛尾「あ?遊星……」
遊星「牛尾、どうしたんだこの騒ぎは」
牛尾「わかんねえんだ……火元も原因も不明だ」
牛尾「また何かしらの超常現象が発生してんのかもな」
遊星「…………!まさか、サイコデュエリスト……?さっきの奴が」
遊星「となると………この中にはコナミが……いるのか」
牛尾「は、コナミだと……?あいつがこの中に……?」
遊星「…………く」
……………
オオオオオオ……………
コナミ「ごほっ………ごほっ………」
P「どうしたー!?モンスターもいなくなり召喚権もない、まさか終わってしまうのか!?」
コナミ「くそ………だが、お前のLPも1100P、敗北に片足突っ込んでるんじゃないのか!?」
コナミ「カードを一枚セットしターンエンド!」カシャッ 手札1
P「俺が敗北に片足突っ込んでるだと……こいつを見ろ」カチ
《サイコ・ヒーリング/Psychic Rejuvenation》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するサイキック族モンスター1体につき、
自分は1000ライフポイント回復する。
P「俺は1000のLPを獲得する!」LP1100→2100 パアアア……
コナミ「!………回復の手段があったか」
P「そして俺のターン!」シュッ 手札3
カバリスト
P「……モンスターをセット!」バッ
P「とどめを刺してやるぜコナミ、ディヴァインさんの復讐だ!」
コナミ「っけ……なにが復讐だ……そんなことされる覚えはねーよ!」
P「サイコウォールド、直接攻撃!」バッ
ウォールド「ロロロロ!!!」攻撃1900 ビビビビビビビビビ!!!
コナミ「手札から急降下ボムを捨てることで効果を発動する!」バッ
急降下ボム
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードを手札から墓地に送って発動する。
エンドフェイズ時までフィールド上に表側表示で存在するモンスター全ての元々の攻撃力・守備力を入れ替える。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
ボオ――――――――――ン!
ウォールド「!?」攻1900→1200
ズキュウ――――ン!!!
コナミ「っぐっはああ………!」LP1800→600 ずさあああああ……!
シュウウゥウ……
P「ち………妙なことしやがって……」
P「だがサイコパワーで肉体へのダメージは深刻のはず……」
コナミ「………ふう……こんなもんかサイコパワー」ザッ
P「!?無傷………」
コナミ「無傷じゃねえ、腹に痣みたいなのができた……」
P「そんだけかよ………!この野郎」
P「カードを一枚セットしターンエンドだ」バッ 手札1
コナミ「俺のターンだ……!」シュッ 手札1
P「モンスターを守備でセット!さらにトラップカードをオープン!」バッ カチ
《DNA定期健診/DNA Checkup》 †
通常罠
自分フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
相手はモンスターの属性を2つ宣言する。
選択したモンスターをめくって確認し宣言された属性だった場合、
相手はデッキからカードを2枚ドローする。
違った場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。
P「?」
コナミ「宣言してもらうぜ、二種類の属性を」
コナミ「俺のセットモンスターがその属性ならお前が二枚ドローする、外れたら俺が二枚ドロする」
P「悪あがきか……おもしれえことを」
P「………」
コナミ「はじめて戦う相手の属性なんてわかるわけねえよな、ましてや俺のデッキにはありとあらゆる属性が入っている」
コナミ「考えても正解なんて出ないぜ」
P「なら………闇と、炎だ!」
コナミ「!」
パタン……
XENO「ブシャアアア……」
コナミ「こいつは水属性モンスター、XENOだ、残念だったなあ!」シュッ 手札2
P「なに……!」
コナミ「よし!地砕きを引いたぜ!」バッ
《地砕き/Smashing Ground》 †
通常魔法
(1):相手フィールドの守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。
ゴシャンッ!!
P「!……サイコ・ウォールドがやられたか」
コナミ「カードをセットしターンエンドだ」カシャッ 手札0
P「ドロー」シュッ 手札2
P「……」
P「セットモンスターをリリースし、マックステレポーターを召喚!」バッ
《マックス・テレポーター/Overdrive Teleporter》 †
効果モンスター
星6/光属性/サイキック族/攻2100/守1200
このカードは特殊召喚できない。
2000ライフポイントを払う事で、自分のデッキから
レベル3のサイキック族モンスター2体を特殊召喚する事ができる。
この効果はこのカードがフィールド上に
表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
マックス「……」
コナミ「上級モンスターか……」
P「攻撃だマックステレポーター!」
ゴシャッ!
XENO「ギョォオオ!?」
《X・E・N・O/Jowls of Dark Demise》 †
効果モンスター
星2/水属性/悪魔族/攻 200/守 100
リバース:相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
エンドフェイズ時までコントロールを得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは、
このターン相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
ゴオオオオオオ……!
コナミ「くう……だがXENOは相手モンスターを一ターン奪う!マックステレポーターは貰った!」
P「知ってるぜ!どうせエンドフェイズに戻ってくる!ターンエンドだ!」手札1
P「マックステレポーターを返せ!」
コナミ「くそ………もう帰った……」
P(LPは2100……ぎりぎりマックステレポーターの効果が使える……次のターン、守備モンスターを出そうが数で潰してやる)
コナミ「俺の……ターン!」シュッ 手札1
コナミ「!トラップ発動、蘇りし魂」カチ
《蘇りし魂/Soul Resurrection》 †
永続罠
(1):自分の墓地の通常モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
コナミ「ブラッドヴォルスを蘇生し、リリースする!」
シュ―――――ン
P「お前もアドバンス召喚か!」
コナミ「同じリリース一体でも、こっちのモンスターは強力だぜ!」バッ
偉大魔獣 ガーゼット/Great Maju Garzett》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
モンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる
ガーゼット「オオオオオオ!!」攻3800
ドドドドド……!
P「げええっ!?」
コナミ「頼りになるモンスターだぜ、くらえ!マックステレポーターを攻撃!」バッ
ドシャアアッ!
P「うがああああ……!?」LP2100→400 ザザアアッ
コナミ「しゃああっ!ターン終了」手札0
P「くそってれがああ………!」
コナミ「攻撃力3800を倒す手段なんかあるかああああ!」
P「ドロー!」シュッ 手札2
P「っく………手札に対抗できるカードは無い…」
P「だがトラップ発動、サイコ・トリガー!」カチ
《サイコ・トリガー/Psychic Trigger》 †
通常罠
自分のライフポイントが相手より下の場合に発動する事ができる。
自分の墓地に存在するサイキック族モンスター2体をゲームから除外し、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
P「こいつの効果で墓地のマックステレポーターとカバリストを除外し……二枚ドロー!」シュッ 手札4
コナミ「!……」
P「カードをセット!モンスターをセットする」ババッ
P「ターン終了だ」手札2
コナミ「ち………なんか対抗策ができたか……?」
コナミ「ドロー!」シュッ 手札1
コナミ「……とりあえずセット」カショッ 手札0
コナミ「…………く……ビビってても仕方ないだろ」
コナミ「攻撃だガーゼット、セットモンスターを!」
ザシュウッ!
サイコウィッチ「ううっ……」守1200
《静寂のサイコウィッチ/Serene Psychic Witch》 †
効果モンスター
星3/地属性/サイキック族/攻1400/守1200
フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力2000以下の
サイキック族モンスター1体をゲームから除外する事ができる。
次のスタンバイフェイズ時、この効果で除外したモンスターを特殊召喚する。
P「効果発動!デッキからサイコプリーストを除外!」
コナミ「………トラップを発動しない……ブラフだったのか…?ターン終了だ」手札0
P「ならば俺のターン、除外されていたサイコプリーストが特殊召喚される」シュッ 手札3
《寡黙なるサイコプリースト/Hushed Psychic Cleric》 †
効果モンスター
星3/地属性/サイキック族/攻 0/守2100
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、守備表示になる。
1ターンに1度、手札を1枚墓地へ送る事で、
自分の墓地に存在するサイキック族モンスター1体を選択してゲームから除外する。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
このカードの効果で除外したモンスター1体を選択して特殊召喚する。
コナミ「……攻撃力0か」
プリースト「……」守2100
P「効果発動、手札を一枚捨て、墓地のサイコウィッチを除外する」シュッ 手札2
シュウウゥン……
コナミ「くそ……そいつを破壊するとまたウィッチが出てくるってわけか……時間稼ぎか!?こっちは熱いんだよ!」
p「へへへ……見誤るなよ」
コナミ「……ドロー!」シュッ 手札1
炎の魔神
コナミ「……残りLPは600……こいつは出すと危険だな……」
コナミ(とにかく、どんどん倒していかないと……)
コナミ「ガーゼットでプリーストを攻撃!」バッ
ドゴンッ!
P「!かかったな」
コナミ「!……なに」
P「このカードを使うタイミングを待っていたぜ!」カチ
《カース・サイキック/Psi-Curse》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するサイキック族モンスターが
相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地へ送られた時に発動する事ができる。
その時に攻撃を行った相手モンスター1体を破壊し、
相手ライフに破壊された自分のサイキック族モンスターのレベル×300ポイントダメージを与える。
カアアアアアアッ!!!
P「このデュエルの決着をもう少し先だと思ってたようだが、ここで終わりだ!」
P「ガーゼットを破壊、そして破壊されたプリーストの☆の300倍のダメージを与える!」
P「プリーストの☆は3、よって900がお前のLPを直撃する!」
コナミ「プリーストの効果を使ったのも油断させるためか……!」
ガーゼット「ごああああっ!!?」ド―――――――ン!!!
P「ははははははは、俺の勝ちだ!」
コナミ「が、甘い!」カチ
《リフレクト・ネイチャー/Nature's Reflection》 †
通常罠
このターン、相手が発動したライフポイントにダメージを与える効果は、
相手ライフにダメージを与える効果になる。
シュウウゥウ………
P「…………なんだ、それは?」
コナミ「こいつは俺が受けるダメージをお前に与えるトラップだ」
P「げえっ!?」
ドガシャアアア―――――ン!
P「嘘オオおおお……!!?」LP400→0 ピィ――――――――
ザザザアアアアッ!
シュウウゥ……
コナミ「……イエイ!」ぐっ
……………
ボオオオオォオオ………
牛尾「どうするよこれ…」
遊星「こうしている間にも中ではコナミが危機に陥っているかもしれない……」
遊星「俺もかなりピンチだ…」
牛尾「く……防火服着て突入してみるか……」
牛尾「だがサイコデュエリストの炎なら……」
牛尾「……ん?」
シュウウゥウ……
遊星「!炎がみるみる弱まっていく……」
牛尾「サイコパワーが切れたか………?」
シュウウゥ……
コナミ「…………ふう」
P「ち……ちくしょお……」
シュウウゥ……
遊星「!コナミ、無事だったか」
牛尾「おお……本当にいやがった……」
P「やっぱり野次馬がたくさんいやがるな……!ふ、不動遊星……」
遊星「!やはりお前か!」
コナミ「!おお、遊星」
牛尾「あいつがサイコデュエリストで、この炎を発生させた迷惑な野郎か……?」
遊星「そうだ!こいつのせいでアキは大変なことになっているんだ!」
P「おのれ……!だがここで俺が捕まると思うな……!」
コナミ「!」
牛尾「なんだ?」
遊星「まずい、緊急テレポートで……逃げられる!」
P「くくく……お前らの抹殺をあきらめたわけじゃないぜ……今後からは背後に気をつけな」
P「緊急テレポート……」
コナミ「させるかアア―――!」ドカッ
OP「ぎゃああっ!?」
ザザアアッ
P「いてええ………野郎……カードを離しちまった……」
遊星「!よし、抑えるんだコナミ……!」
牛尾「な、なんだああ……?」
ガキイッ
P「うおおおおおおお………!?離しやがれええ……!」ぐぐぐぐぐ……
コナミ「取り押さえたぜ……!!」
P「ちくしょおお……ここまでの身体能力を……不覚だ……!」
コナミ「デッキを没収しろ牛尾!」
牛尾「あ、ああ……」
カシャッ
P「てめえ……!返せ!」ぐぐぐぐ……
コナミ「俺はこいつに殺されかけたんだ!牛尾、逮捕してくれ!」
遊星「待て、その前にお前にやってもらうことがある」
P「な、なんだと……!」
遊星「こいつを発動させろ」洗脳解除
P「!…」
遊星「アキを元に戻すんだ!連絡が入っていまガレージ前で待っているらしい!」
遊星「お前がこれを使わなければ二日間ガレージに近寄れない!」
コナミ「…………?十六夜がこいつに操られてるのか……?」
ぐぐぐぐぐ……
P「へへ………断るぜ……十六夜さんに追い掛け回されてろ」
遊星「く………コナミ、仕方ないちょっと強く締めてくれ」
ぎぎぎぎぎ……
コナミ「このやろおおーーーー!」
P「いたたたたた!!?や、やめろおおお……!ミシミシいってんだよぉおお!」ぎぎぎぎぎ
遊星「洗脳を解除するか?」
P「くううう………いてええええ……!!?わ、わかった!」
P「解除するから締めるのを止めろおおおお!!」
遊星「よし、コナミ、少し緩めてくれ」
コナミ「OK」すっ
牛尾(……こいつらサテライト時代こういうことやってたのか……?)
P「ディヴァインさん……すいません………」
……………
収容所
ディヴァイン「zzzzzz……」
…………
牛尾「さっさと歩け」ざっざっざ……
P「くそお………俺も収容所行きかよ……」
遊星「………ああ、アキ?大丈夫か?」
遊星「ああ、そうだ、ちょっと熱があったんだな、なに、俺は気にしてない」
遊星「ああ、そうだ、その反応が正しい、アキ、正気に戻ってくれたんだな」
遊星「今日は止まっていくといい、せっかくネオドミノシティに来たんだ、ゆっくりしていけばいいさ」
ぴっ
遊星「………ふう…どうやら元に戻ったらしい」
コナミ「良かったな遊星」
遊星「ありがとうコナミ……お前には助けられてばかりだ」
コナミ「こっちの台詞だぜ」
遊星「アキは今から買ってきたものを処理したいらしい、もう少し経ってから帰ろうと思う」
コナミ「買ってきたもの……?なんだ?」
遊星「…………」
コナミ「……まあいいけど」
遊星「そうだな………コナミ、ツーリング行かないか?」
コナミ「おお、久しぶりだな、行こうぜ、すっかり暗くなって風が気持ちいいしな」
遊星「よし………行こう」
ブウゥウウ………
ブオオオオオオォ―――――――――!
………………………
数日後
収容所
ディヴァイン「………」
P「いやあ……ディヴァインさん、相部屋よろしくっす」
ディヴァイン「………」
ディヴァイン「っち………」
…………
ある日 ネオドミノシティ
鬼柳「……」ザッ
鬼柳(……またネオドミノシティに来ちまったぜ)
鬼柳(なぜ俺がこんなところにいるかというと、話は昨日までさかのぼる)
~~~~~~~~~
サティスファクションタウン
鬼柳「♪~~~~♪~~」
ニコ「鬼柳さん、ちょっといいですか・」
鬼柳「………?どうしたニコ」
ニコ「このサイトを見てほしいんです」サッ
鬼柳「なに………ていうかおまえノートパソコン持ってたのか」
ニコ「はい、お父さんに買ってもらいました、これからの時代必要になると」
鬼柳「ほお………で、なんだ?」
鬼柳「サイト……?サティスファクションタウンのHPに悪戯でもされたか」
満足教!
あなたも一緒に満足してみませんか! 歳、性別は問いません 毎月10000円ぽっきり
あなたに満足の力を最大限まで高めることができます、デュエルも連戦連勝、パックでレアカード出まくり!
満足の神に祈ればすべての悩みが吹き飛びます。夢もかないます。 レッツサティスファクション!
鬼柳「…………なんだこいつは」
ニコ「どうやら宗教の勧誘らしいんですけど…満足って言葉が気になって」
鬼柳「こいつら……」
ニコ「勝手にうちの町公認みたいなこと書いてあるんですけど」
鬼柳「知らねえぞこんな奴ら!ふざけやがって!」
鬼柳「金もうけのために満足を語りやがったな!」
ニコ「迷惑な話です……」
ニコ「メイさんには放っておきなさいと言われたんですけど、一応鬼柳さんに報告を」
鬼柳「ナイスだぜニコ……こいつらは許さねえ……」
鬼柳「俺が本当の満足ってのをこいつらに教えてやる!」
ニコ「え……?ま、まさか乗り込むんですか?」
鬼柳「ああ、どこだ……?あまり遠いと骨だぞ……」
ニコ「……えーと…ネオドミノシテイのジャンク市場に本部があるって書いてありますが」
鬼柳「ネオドミノシテイか……近いじゃねえか……いい度胸だ」
鬼柳「俺たちの町の近くでこんなふざけたことをしやがるとはな」
ニコ「鬼柳さん……」
鬼柳「少し留守にするぜニコ!ウエストにも言っておいてくれ!」
ニコ「は、はい」
~~~~~~~~
鬼柳「……なんてことがあったわけだが」
鬼柳「とりあえず情報収集として中央広場に来た……みんなデュエルしてんな」
鬼柳「いいことだぜ……ダークネスのせいで静かだったときは不気味だったからな」
わいわい……
鬼柳「………ん?」
コナミ「さて………アルカナ饅頭…半分の確率で激辛の面白お菓子」
コナミ「ツァン……どれ食べる?FOOL饅頭なんかどうだ?」
ツァン「うーん………ていうか普通の饅頭がよかった」
コナミ「貰ったんだからしょうがないだろ、分けてやるんだからわがまま言うんじゃない」
ツァン「はいはい、じゃあ……MAGICIANあたりいただこうかな……」
コナミ「気を付けろよ……あんこの部分が全部特殊わさびらしいからな」
ツァン「なにそれ!?女の子になんてもの食べさせようとしてんのよ!」
鬼柳「…………なんかデジャヴ」
ツァン「悪いけどボクいらないよ、この前だって鬼柳が代わりに食べたからいいものの、食べかけたからね激辛」
コナミ「そうか……残念だ、あとでちびちび食うことにするか……」
ツァン「折角の休みにひどい目に合うところだったよ………」
コナミ「そういえばプロの方は順調なのか?」
ツァン「まあね、強くてかわいいとか完璧な存在だからねボクは」
ツァン「チームを組んでくれって依頼が後を絶たないのよ」えっへん
コナミ「へー……これもチーム満足のおかげだな」
ツァン「……まあそうだね……WRGPがなければプロになんてなってなかっただろうし」
ツァン「鬼柳からサティスファクションタウンのCMにでてくれってオファーもきたよ…」
コナミ「ああ、それ俺も来た、なんなんだろうな」
ツァン「え?………嫌な予感がしてきたんだけど」
ザッ
鬼柳「よう、お前ら、チーム満足が集結とは珍しいな」
ツァン「あ、鬼柳?なんでネオドミノシティに……?」
コナミ「町長がそんな自由でいいのか?」
鬼柳「今日は遊びに来たわけじゃないぜ」
鬼柳「満足教ってお前ら知ってるか?」
コナミ「満足教?……しらんな」
ツァン「鬼柳………あんた宗教に手を出したの?満足教って……サイテーじゃん」
鬼柳「ちげえよ、俺たちに無断で満足を語ってる奴らがいるんだよ」
鬼柳「そいつらが満足なんてふざけたもんをつくりやがったんだ、これがポスターだ」ぴらっ
コナミ「……?」
ツァン(満足って許可いるの………?)
……
コナミ「デュエル連戦連勝……」
ツァン「パックでレアカードが当たる……」
コナミ「………!10000円だと!ふざけろ!」
鬼柳「満足を使って金もうけしやがって……ふざけた話だぜ」
ツァン(………うさんくさすぎる……なによ満足の神って……)
鬼柳「オーガドラグーンも怒りに震えてるのが分かるぜ」さっ
ズズズズズ…………………
ツァン「ああー……そうか……いたねそんなの……」
コナミ「なるほど……満足の塊である鬼柳が怒るわけだぜ」
鬼柳「ジャンク市場に本拠地があることは分かってんだが……まずは情報収集しようと思ってな」
コナミ「そうか、鬼柳、俺たちも手を貸すぜ!」
鬼柳「そう言ってくれると思ってたぜ」
ツァン「乗り気しないなぁ……」
鬼柳「そんなこと言ってる場合じゃないぜツァン、この満足教のせいで満足のイメージが悪くなったら、それはチーム満足及ぶ、それはつまりお前の活動に悪影響が出るってことだ」
ツァン「な……べ、べつにそんな……」
鬼柳「もはやお前も満足に染まりきっている、取りつかれているんだよ、抜け出すことはできないぜ……」
ツァン「呪いか!」
コナミ「満足教………なんでよりによって満足の名を使ったんだ」
鬼柳「まあ無理もないな、いまや満足といえば世界的流行語だ、人の食いつきがいいんだろうな」
鬼柳「だが決して満足は一筋縄じゃいかねえ…私利私欲の野郎に満足の神は……絶対に微笑まねえんだ!!」
コナミ「気合入ってんな……」
鬼柳「これは俺や……チーム満足だけの問題じゃねえんだ」
ツァン「え?何言ってんの鬼柳」
鬼柳「世界中の満足のファン………全員の問題なんだよ」
コナミ「!鬼柳お前……」
鬼柳「そうだ……世界には俺たちにあこがれている子どもがたくさんいるんだ、チーム満足はカリスマなんだよ」
ツァン「自分で言うかな……」
コナミ「5Dsとかユニコーンとかも人気すごいけどな」
鬼柳「満足を語る偽物め……地獄を見せてやるぜ」
ツァン「まあかわいいボクがいるチームだからね、人気になるのは当然だね」
鬼柳「そういえばツァン、おまえTwitterやり始めたな」
ツァン「え゛!?……」
コナミ「Twitter……?聞いたことあるぞ」
ツァン「し、知ってたんだ……まあ、やってたほうが出場大会の宣伝になるからって言われたから始めただけだけど……」
鬼柳「アイコン画像満足ジャケットだったな」
ツァン「うわあああああああっ!!!?」
鬼柳「斜に構えていようとお前も満足を大切に思っていることがよく分かったぜ!」
ツァン「ち………ちがうの……世間的に考えただけなの……ううう………」ぶるぶる……
コナミ「何の話だ……」
ツァン「みんなが侍侍言うから……変にハイになっちゃって……悪乗りしちゃったの……」
鬼柳「よかったなおい!満足のおかげだぜ」
ツァン「うああああ……認めたくない……!」
鬼柳「っと……今は満足教を潰すのが先だ、行こうぜ!」ダッ
コナミ「ああ、ジャンク市場だな!」ダッ
ツァン「ううう……」タッ
…………
ジャンク市場
ザッザッザッザ……
コナミ「この匂いがいいよな……」
ツァン「前ここでDホイール盗まれそうになったから嫌い……」
鬼柳「流石は旧サテライト……きな臭いぜ」
ザッザッザ……
kenyou「ふぁぁああ……ねみぃ……」
コナミ「お、kenyouだ」
鬼柳「知り合いか?」
コナミ「ああ、ジャンクパーツ屋をやってんだ、聞いてみるか?」
kenyou「んん~?ああ、コナミか」
コナミ「聞きたいんだが、このポスターに見覚えないか?」ぴらっ
kenyou「ああー?満足教……なんだそりゃ……しらねー……」
コナミ「知らない?そうか………」
鬼柳「あまり大きい組織にはなってないのかもな……こんな近所でも知られてないとなると」
ツァン「やっぱりあんなバカみたいなポスターで騙される人なんていないんだよ」
コナミ「10000円とか払うわけないもんな……」
鬼柳「……」
ツァン「あまり気にすることもないかもね」
鬼柳「く………」
ザッザッザッザッザ……
コナミ「この辺は入り組んでいてごちゃごちゃしているからな…隠れ家なんていくらでも作れる」
コナミ「こそこそしてる奴らを見つけるなんてほぼ不可能だ…」
ツァン「ポスターに電話番号とか書いてないの?」
かさかさっ
コナミ「……あった……」
ツァン「あるんなら最初から電話すればいいじゃない!」
鬼柳「焦ってて忘れていたぜ……」
ツァン「はあー……」
どんっ
ツァン「あっつ……ごめんなさいよそ見して」
マリア・アン「こ、こちらこそごめんなさい……チラシに気を取られていて」カサッ
コナミ「…………ん?」
満足教ポスター
鬼柳「!………あんた……」
マリア「そ、それでは……」タッタッ
鬼柳「ちょっと待ってくれ」グッ
マリア「ひゃああ!ご、ごめんなさいぃぃ……!痛いことはやめてくださいぃ!」
鬼柳「い、いや、そんなビクビクすんなよ」
マリア「い………いくらで許してくれますか……?」ぶるぶる
ツァン「鬼柳………見損なったよ、カツアゲとか」
ツァン「昔はやってたのかもしれないけどさ……」
鬼柳「昔のやったことねえよ!チームサティスファクションは硬派だったんだ」
鬼柳「最後の最後……俺がバグっちまったけど……」
マリア「………」びくびく…
コナミ「ちょっとそのチラシ見せてもらっていいですか?」
マリア「は…………はい……」ぴらっ
コナミ「…………やっぱり満足教のポスターだ…なぜこれを」
マリア「ううう…………ごめんなさい……私なんかが幸せになろうとして……」
マリア「私はきんぴらでもかじってひっそりと生きていきます……」ぐすっ
コナミ「いや………そんな自虐しなくても」
鬼柳「すごい隈だぜ、疲れてるようだな」
マリア「ふえええ…………」
ツァン「返してあげなよとりあえず」
コナミ「ああ、すまない」ぴらっ
マリア「は…………はいぃ………」
鬼柳「それにしても、まさかあんた……このチラシを見て、満足教に入ろうってつもりなのか?」
マリア「………はい、ごめんなさい、私なんかが」
鬼柳「いや、なんかがってことはないだろうが………こんな怪しいところ止めておけよ」
ツァン「そうですよ、月10000円もかかるし」
マリア「で、でも…………それで幸運になれるなら……」
鬼柳「なれるわけねえだろ!満足をなめるなよ!」
マリア「ひいいいいいっ……ごめんなさいいいい………!」びくびく
コナミ「落ち着け鬼柳」
ツァン「いっちゃなんですけど……たぶん詐欺ですよこれ」
マリア「うう…………やっぱりそう思います……?」
コナミ「自覚はあったのか……」
マリア「ノーマネーさんも同じことを言っていたので……」
鬼柳「ノーマネー?弥生の事か?」
マリア「あ……ご存知ですか……私、彼女の宿に住まわせてもらっていて…」
マリア「昔から何をやってもダメで………希望がない生活を送っていました」
マリア「満足教に入れば……私も幸せになれるかもって」
鬼柳「なんでそんなことを思うんだよ…」
マリア「だって……満足ってよく聞くじゃないですか、流行語だし…だから信用できると思って…」
鬼柳「…………」
ツァン(……やっぱりいるところにはいるんだねこういう人も……)ぼそ
コナミ(藁をもすがるってかんじだな…)
鬼柳「なあ……俺の顔を見てくれ」
マリア「え……?」
鬼柳「見覚えが無いか?」
マリア「ぁ………う?」じーーー
マリア「あ……!ち、チームサティスファクションの……」
鬼柳「流石は元サテライト民だな、そっちで覚えているとは」
コナミ「流石はチームサティスファクションのリーダーだ」
ツァン「アンタ達の昔の活動について詳しく聞きたくなってきたよ……」
マリア「ええっ……じ、じゃあ、満足教の教祖様なんですよね………?私てっきりあなたたちトップだと……」
鬼柳「そんなわけあるか、この宗教とチームサティスファクションおよびチーム満足はなんの関係もない」
マリア「?………ということは……えっと」
鬼柳「その宗教は……インチキの可能性が高いってことだ」
マリア「!」ガーン…
マリア「ううっ………」がくっ
マリア「私は……きっかけすらつかめないんですね……幸せになるきっかけすら……」よよよ……
ツァン「………」
コナミ「不憫な……」
鬼柳「……確かに同情する点もあるが……お前のガードの甘さにも問題はある」
鬼柳「本当に幸せになりたいなら……真の満足について知らなくちゃならねえ」
マリア「もうだめです………私一生三食たまごかけごはんなんです……」ぼろぼろ……
マリア「ノーマネーさんにもあやまらないと……」
鬼柳「………あんた、また不幸な目にあったと思っているな?」
マリア「え………」
鬼柳「それは違うな…あんたは寸でのところで俺たちに出会うことができた」
マリア「……??……それって……」
ツァン「また変なこと言いだしたね……」
コナミ「あれが鬼柳の味でもあるからな……」
鬼柳「一緒に行こうぜ、満足教本部に……俺たちが教えてやる、本物の満足を」
マリア「本物の………満……足?」
鬼柳「そうだ……満足を騙る不満足な奴らに……チームサティスファクションのリーダー、鬼柳京介が満足の真髄を見せつける」
鬼柳「あんたはその姿を近くで見ていてくれればいい」
鬼柳「伝わるはずだ……真の満足、究極の満足が……」
マリア「き、鬼柳さん………」ぐすっ
ツァン「満足がゲシュタルト崩壊してきた……」
コナミ「うーん………流石は鬼柳だとしか言えないな」
マリア「鬼柳さんっ………!」ぼろぼろ
ぎゅっ
鬼柳「満足で……新しい人生を歩き出そうぜ……まあ」
マリア「はい………こんな私ですけど……幸せになれるように頑張ります!」
コナミ「鬼柳が言うと説得力があるな」
ツァン「うん、宗教っぽいね、これ………」
マリア「私………私あなたたちに憧れていたんです………!」
マリア「地獄のようだった当時のサテライトで……諦めず生き生きと活動するチームサティスファクションの話を聞いて………私もこうなりたいって………」
鬼柳「そうか………俺たちのファンだったんだな………一緒に満足しようぜ?」
マリア「はい………!」
コナミ「ん?遊星どっか行くのか?」 【タッグフォース】 後編
~
コナミ「ダークネスこの野郎!」遊星「俺に力を……」【遊戯王5Dsタッグフォース】 前編
コナミ「ダークネスこの野郎!」遊星「俺に力を……」【遊戯王5Dsタッグフォース】 後編
22: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 10:16:58.07 ID:q0pYhnfy0
数日後
アパート
コナミ「………」カチカチカチ
あげは「………」カチカチカチ
ハドーケンハドーケンッソニッブームソニッヘアァアサマソッヘアアァ
コナミ「ちょっ………おまえ……ガイル禁止」
あげは「やだよー」
コナミ「それにしても……ダークネス事件から数日しか経ってないのに元通りだな」
あげは「まあ………ほとんどの人は覚えてもいないだろうしね」
コナミ「遊星が英雄度をさらに上げたくらいだな」
あげは「ところで………コナミは午後何か用事ある?」
コナミ「ない、アッシーの仕事は明日だしな」
あげは「ふーん……」
25: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 10:29:52.43 ID:q0pYhnfy0
あげは「あの………じゃあこれから繁華街に一緒に行かない?」
コナミ「えー……………」
あげは「ぅ………………だ、ダメ?」
コナミ「…………いや、全然いいぞ暇だし」
あげは「!よ、良かった………って、じゃあ何でえーって言うのさ」
コナミ「フェイント」
あげは「何言ってんのもう………」
コナミ「ははははは………………じゃあDホイールの準備してくるぜ」
あげは「あ、うん、わかった」
ガチャ カンカンカンカン………
あげは「………////」
27: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 10:42:17.05 ID:q0pYhnfy0
……………………
繁華街
コナミ「賑やかだな、良かった良かった」
あげは「そうだね、静まりかえったネオドミノシティは不気味だったよ」
コナミ「で、行きたいところあるのか?」
あげは「えーと、美味しいお店があるってゆまちゃんから聞いたから、そこいってみたいな」
コナミ「………………………そういうところって高いだろ?」
あげは「あっ……………ごめん」しゅん…
コナミ「………まあいいや、行こうぜ!」
あげは「え………!?いいの?」
コナミ「ああ、実はこの前カジノで勝ったから少し余裕がある」
あげは「すごーい……」
28: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 10:47:32.74 ID:q0pYhnfy0
スタスタスタスタ
コナミ「……………あ、携帯忘れてきた」ゴソ
あげは「え?」
コナミ「雪乃から連絡用に持たされてるんだ‥……」
コナミ「‥……まあいいか、何かあるなら明日聞けば」
あげは「あ、あそこのお店だよ!」
コナミ「おおー…………見るからに高そうだぜ………へへ」
あげは「えへへへ、早くー」
コナミ「まあ嬉しそうだからいいか」
ザッザッザッザッ……
…………………………
30: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 11:00:59.28 ID:q0pYhnfy0
ひなた「♪ー」スタスタ
ひなた「むむ?………あれってあげはちゃん?」
ひなた「男の人と楽しそうに話してるねー春だねー」
ひなた「あれ………?あの人ってたしか……?」
ひなた「うーん?」
プルルルルルルルル………
雪乃「…………」
雪乃「…………ふう、コナミ、出ないわね」
雪乃「せっかくお姉さんをエスコートさせてあげようと思ったのに、焦らすなんて酷いわ」
雪乃「寝ているのかしら……?」
ピロリーーーン
雪乃「?メール」
33: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 11:24:32.60 ID:q0pYhnfy0
雪乃「夏乃さんから………なにかしら」
雪乃「……」スッ
From:夏乃姉
Title:
雪乃ちゃんのマネージャーさんって、赤帽子の赤ジャンパーの人だよね?
雪乃「………?どうしたのかしら?返信を………そうよ………っと」カチカチカチ……
……………………
ピロリーン
雪乃「また夏乃さん……?」
From:夏乃姉
Title:
やっぱり(^ー゜)
似た人があげはちゃんとデートしてるのみつけたからさ(^_-)-☆
羨ましいね( ´ ▽ ` )ノ
雪乃「………」
雪乃「え…………?」
34: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 11:39:46.15 ID:q0pYhnfy0
…………………
ひなた「あ、あのお店入って行った」
ひなた「カップルセットでも頼むのかなー、大胆だねあげはちゃん」
ひなた「お邪魔になっちゃいけないから退散しよーっと」
ピロリーン
ひなた「あり?雪乃ちゃんから返信…」
From:雪乃ちゃん
Title:
詳しく教えてちょだい、どこにいるの?本当にデートだというの?
すぐ向かうわ
ひなた「ちょだいって、なんか慌ててる?」
ひなた「もしかして雪乃ちゃんマネージャーさんのこと狙ってたのかな…それとも浮気?」
ひなた「余計なことしたかもアタシー」
ひなた「どうしようかな、とりあえず場所教えた方が……うーん」
ひなた「困った」
37: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 12:08:30.12 ID:q0pYhnfy0
…………………………
ネオドミノシティ収容所
ディヴァイン「…」ガチャ
サイコデュエリスト(以下S)「あ、ディヴァインさん!こんちわす!」ザッ
ディヴァイン「……おまえか」
ディヴァイン「面会があるといわれてきてみれば」
S「へへへへ、会いにくるのが遅れて申し訳ないっす」
ディヴァイン「で、何のようだ」
S「ディヴァインさん、もう一度やり直しましょうよ」
ディヴァイン「なに?」
S「ディヴァインさんを邪魔した奴らをぶっ潰して、アルカディアムーブメントを立て直すんすよ」
ディヴァイン「…………………………バカめ、そんな大声でこんなところで、看守がやってくるぞ」
静寂虫「キーーーーーン」
S「大丈夫っすよ、《静寂虫》を召喚しておいたんで声はもれないっす」
ディヴァイン「ほう…………少しはマシなサイコデュエリストになったようだな」
38: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 12:17:54.11 ID:q0pYhnfy0
キーーーーーーーーーーン
ディヴァイン「………だがアルカディアムーブメントを立て直すなど不可能だ」
S「そんなことないっすよ!ディヴァインさんともあろうお方がなに言ってんすか!」
ディヴァイン「騒がしい黙れ、そもそもアルカディアムーブメント跡地は公園になったと聞いたぞ」
S「立て直せばいいんすよ!」
ディヴァイン「なに言ってる……金がないだろうが」
S「奪えばいいんすよそんなもんは!俺たちにはサイコパワーがあるじゃないすか!」
ディヴァイン「………そもそも、私はここから出ることはできない、マーカーもあるからな」
ディヴァイン「脱獄しようとすぐ見つかる、目立った動きをすればなおさらな」
ディヴァイン「つまり、総帥としての私は死んだのだ」
40: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/29(月) 12:26:18.43 ID:q0pYhnfy0
S「そんなことは………」
ディヴァイン「それにだ、この街には厄介なやつが多すぎる」
S「不動遊星やあのコナミとかいう野郎っすね!」
ディヴァイン「……………まあ、そうだな」
S「任せてくださいよ!俺があいつらぶっ潰してやりますから」
ディヴァイン「お前が?無駄だやめておけ、お前ごときでは無理だ」
ディヴァイン「おとなしく平和にくらすんだな」
S「………ディヴァインさん、なんか変わりましたね」
ディヴァイン「なに?」
S「何つーか………おとなしくなったっつーか、腑抜けたっつーか」
ディヴァイン「…………………………」
58: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 12:27:45.69 ID:SUWbg9Yr0
P「まあいいっすよ、不動遊星たちぶっ潰してくれば俺のこと認めてくれるでしょう」
ディヴァイン「お前には無理だと言ってるだろう……生意気になったな」
P「サイコデュエリストを兵隊にして世界を掌握する計画を実現させたいんすよ俺は」
ディヴァイン「そんなことも…言っていたな」
P「ディヴァインさん…………なに腑抜けたこと言ってんすか!ディヴァインさんが一番張り切ってたのに!」
ディヴァイン「もう何年も前のことだ……視野が狭かったんだよ我々は」
ディヴァイン「サイコデュエリストをいくら集めても世界掌握などできるものか」
ディヴァイン「アキもいないしな」
P「十六夜さんっすか、洗脳してでも連れてくればいいんすよ!」
ディヴァイン「バカめ、そんなことをすれば仲間たちが黙っていまい」
P「昔のディヴァインさんはそんなもんにビビんなかったじゃないすかぁあぁ!」
63: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 13:02:04.22 ID:SUWbg9Yr0
ディヴァイン「やかましい奴め……」
P「……………」
P「もういいっすよ、すぐにサイコデュエリストの実力を世界に見せつけてやりますから!そうすりゃディヴァインさんの目も覚めるでしょ!」
ディヴァイン「………………」
P「昔のディヴァインさんはサイコパワー開発のために死人が出ても気にしないようなかっけぇ人だったのに、残念っすよ」
ディヴァイン「!………………ちっ」
P「じゃあ、後日楽しみにしててくださいよ、収容所にもテレビついたんでしょう?」
P「サイコデュエリストへの恐怖で世間はパニックっすよ、ハハハハハハ」
P「じゃあ、俺は行きます、好物だったものとか持ってきたんでおいて行きますね」ガサッ
ディヴァイン「………………」
P「んじゃ」
ザッザッザッザッ
66: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 13:11:09.81 ID:SUWbg9Yr0
ディヴァイン「………………」
ディヴァイン「…………ちっ」
ザッザッザッザッ……
……………………………………………
繁華街
あげは「美味しかったね、有名なだけあるよ」
コナミ「全くだ、だが財布ポイントは大幅に減ったぜ」
あげは「まあいいじゃん、たまにはさ」
コナミ「ああ…………………………で、このあとどうする?行きたいところとかあるのか?」
あげは「うーん……ちょっと歩かない?」
コナミ「そうだな、見て回って見るか」
あげは「うん……………あ、あのさ、じゃあ………て……手……」モジ…
あげは「手繋いで……い……いい?」
コナミ「え?ああ…………そうだな、いいぞ」ギュ
あげは「!…………う…えへへへっ………////」
69: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 13:32:53.01 ID:SUWbg9Yr0
ちょっと後ろ
雪乃「なに………?何かしらあれは………?」
ひなた「甘酸っぱいねー……あげはちゃん」
雪乃「く………てっきり警戒すべきはツァンさんだけかと思ってたけど………伏兵ね……」
ひなた「ツァンさんもマネージャーさん狙ってるの?罪な人なんだね」
雪乃「なぜかこの私の虜にならないのよ………同性愛者じゃないことは確かなんだけど……」
雪乃「あ……見失ってしまうわ、尾行を続けるわよ、夏乃さん」ささっ
ひなた「雪乃ちゃん有名人だよー…そんな帽子と眼鏡でバレないかな…」ささっ
ひなた「ストーカーじゃないですよー……」
コナミ「あ……バッティングセンターがある、ちょっとやっていいか?」
あげは「あ、うん、行ってみようか////」
雪乃「腕!組んでるわ!妬けちゃうわ!」ダンッ
ひなた(地団駄……)
70: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 13:39:27.98 ID:SUWbg9Yr0
…………………………
ガィイィーーーーーン!!!
コナミ「おおー………惜しい、ホームランゾーンはもうちょっと左か……」
あげは「ちょ、ちょっと………バットがぐにゃりと」
コナミ「うお!金属なのに………結構脆いな……」
あげは「君が強すぎたんじゃないかなー……」
店長「その一本でやり続けてくださいよ、弁償はしないでいいから、二本目からは弁償ですよ」
コナミ「あ…はーい…………つってもこれじゃ……あ、次の球…」スッ
バシュッ ガキィーーーン コトンッ
コナミ「…………切断してしまった」
あげは「うひゃー…………」
店長「……………し、写真撮ってもいいですか?」
コナミ「え?」
店長「いや………何者だよあんた………メジャーリーガーでもスイングスピードでバットへし折るなんて無理だ」
コナミ「いやぁ………いろいろありましてね」
73: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 13:48:44.98 ID:SUWbg9Yr0
店長「記念に一枚撮らせてよ、折れたバット持ってさ」
コナミ「別にいいけど…」
店長「彼女さんも一緒に」
あげは「え!?……………え…………えへへへへ………そうですか?」
コナミ「俺はこのバッティングセンターの伝説となったようだな………ふふふ」
ギュッ
コナミ「おっと……腕組んで写真撮るのか…?」
あげは「い、いいじゃん?……さっきまでやってたんだし、ね?////」
コナミ「まあいいけど、全然」
店長「熱いね………おじさん火傷しそうだわ」パシャ
店長「店に飾らせてもらっていい?この写真」
コナミ「いいぞ、伝説の男としてな」
あげは「////………」
スクラッチアウトゾーン
雪乃「記録に残るのはズルいわ………そんなのズルいわ……」
バコーン
ひなた「おおー、全部撃ち抜けた、やったね」
74: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 13:58:42.52 ID:SUWbg9Yr0
……………
コナミ「俺、野球の才能あるかもしれない」
あげは「バットがいくつあってもあ たりないと思うけど…」
コナミ「そうかな……………?」
ザッザッザッザッ……
あげは「あ、映画見ない?」
コナミ「映画……………映画か…………」
コナミ「あの数時間で大量の金が消費される恐怖の…」
あげは「ま、まあそうかもしれないけど………ポップコーンとかはボクの分けてあげるからさ」
コナミ「うん……………そうだないってみるか」
あげは「よかった…………見たいのあったんだ///」
雪乃「絶対あれカップル割引サービス使うわよ……店員さんに『カップル割引なので半額です』って言われて『か、カップル……!?えへへへっ………ありがとうございます////』ってなるのよ………」
ひなた「だ………大丈夫………?」
85: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 20:39:19.15 ID:SUWbg9Yr0
映画館
コナミ「あの………大人二人」
店員「お二人様ですか?カップル割引なので半額です」
コナミ「半額?ラッキーだぜ」
あげは「か、カップル?!………えへへへ………ありがとうございます」
雪乃「ほら見なさい………やはりだわ」
ひなた「二人が見るのって今話題の恋愛映画だね……これはアダルトな予感」
雪乃「くううぅ………この映画は後々私が一緒に行こうと………」ジェラシー
ひなた「残念だね……うーん、どうしようか?映画見に行っちゃったしここら辺で…」
雪乃「私たちも行きましょう、代金は持つから安心して」ザッ
ひなた「うそー」
88: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 21:02:50.43 ID:SUWbg9Yr0
………………………………………………
あげは「か、感動的な映画だったね………」グスッ
コナミ「そうだなー……でもあいつはさっさとあいつと付き合っておけば良かったんじゃないのか……」
あげは「そういうこと言わないの、映画なんだからいいじゃんもー」
コナミ「まあそうだな、でもデュエルしてる時間が長かったな」
あげは「それはまあしょうがないね」
ひなた「グスッ………感動的だったねー……」
雪乃「そうね………胸が暖かくなる話だったわ……」
雪乃「さあ……コナミたちを追いましょう」ザッ
ひなた「え?あ、うん」
雪乃「私から逃れることはできないわよ……ふふふ」
ひなた「ていうか……そこまでマネージャーさんが気になるならもっと早く色々できたんじゃないの?」
91: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 21:26:07.91 ID:SUWbg9Yr0
雪乃「………それはその」
雪乃「誘惑は得意なんだけど……」
雪乃「私は……誘い受けというか……最終的には向こうからきてほしいというか……」モジ…
雪乃「不本意だけど女優として安定するまでは、事務所からも熱愛スキャンダルは控えろと言われてて……」
雪乃「ああいう表立ってデートすることなんてできないのよ……」
ひなた「そっかー……結構有名人だもんねー雪乃ちゃん」
ひなた「そういえばマネージャーさんもWRGPで有名なんだっけ?そう考えると大変だね」
雪乃「くぅ…………チャンスを伺ってはいるんだけど……」
ザッザッザッザッザッ………
雪乃「あ、見失ってしまうわ!」ささっ
ひなた「理想が高いと大変だね」
コナミ「ジャンクショップ言っていいか?」
あげは「う…………うん、いこっか……////」スリスリ
雪乃「ナチュラルに腕組んでるわ………!もたれかかってるわ!」
93: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 21:43:42.34 ID:SUWbg9Yr0
…………………………………
噴水広場
ザッザッザッザッ
P「さて…………不動遊星の家は分かってるからな……」
P「あそこのガレージを借りて生活してるらしいな…」
P「金持ちなんだからもっといいところに住めばいいものを……」
P「とにかく…………消えてもらうぜ…くくくく…」
P「外出中か……?いや、Dホイールはあるな………」
遊星「おいあんた」
P「ぬおおおっ!?な、なんすかあぁあ!?」ビクゥッ
遊星「俺の家の前でうろうろと、何か用事か?」
P(ふ、不動遊星………!手に飲み物を……こいつ自販機に飲み物を買いに行ってただけか!)
遊星「?」
94: ◆y.Y/h1wyXqKb 2014/12/30(火) 22:09:59.76 ID:SUWbg9Yr0
P「い、いや、たまたまっす」
遊星「そうか……すまない、疑ってしまって」
遊星「最近神経質でな、強い言葉を使ってしまった」
P「こ、こっちこそ紛らわしい真似を……すんませんっす」
遊星「ああ………」
ザッザッザッザッ……ガチャッ
P「…………ふう、いきなり後ろから話しかけやがって、驚いた………」
P「あいつコーヒー好きなのか………まあどうでもいいか」
P「さて………どうやってやつを潰すか」
P「正面切って攻撃しかけてもいいが………ディヴァインさんが恐れてるくらいだからな…油断はできないぜ」
P「………………そうだな」
P「くくくく……………こいつを使うか」さっ サディスティック・ポーション
127: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 12:55:19.91 ID:JwrAPVb10
P「こいつを発動すれば対象者は性格が凶暴に、加虐的に変化する……」
P「英雄だ伝説だとちやほやされている不動遊星がそうなれば世間の失望は大きいだろう」
P「効果が切れる頃にはやつは収容所だ……」
P「くくく………やつのあのマーカー……聞けばやつは元サテライト出身らしいじゃないすか」
P「サテライトのクズ野郎は虐げられるのがお似合いだってことだ…」
ザッザッザッ……
P「ある程度近付かなければ使えないからな……ガレージに入らないと……」
コソ…
P「………ん……何か聞こえる………不動遊星、電話か…誰かと話しているな…」
P「………よし……チャンスだ、緊急テレポート発動」バッ
シュンッ
128: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 14:28:54.15 ID:JwrAPVb10
ガレージ二階
パッ
P「…………よし、やつのガレージの二階にうまくワープできたな……」
P「っと………やっぱテレポートの反動は大きい……何度も使えないか…」よろ…
ザッザッザッサ……
P「不動遊星………楽しそうに話しやがって…」
遊星「ああ…………そっちでは変わり無いんだな……気にするな、大学が忙しいんだろう」
遊星「こっちも変わりない、アキは自分の夢を追ってくれ、お前なら医者になれるさ」
P「アキ………話し相手は十六夜さんか」
P「ディヴァインさんから奪いやがって……許さねえぜ」
P「………サディスティック・ポーションの効果をくらえ………蟹野郎…」スッ
129: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 14:40:38.26 ID:JwrAPVb10
P「………発動!」バッ
ギュゥゥーーーーーーーン‥……
遊星「ーーーー‥……ーーーー…………」
キュゥウゥゥゥーーーーン…………
P「………………」
P「…………?」
遊星「…………………ああ、ジャックたちとは最近会った……変わりない」
P「おかしい………効果が現れない………」
P「………十六夜さんに暴言の一つでも吐け!言え……!」
遊星「ははは………たまには会いにきてくれ、歓迎する」
P「歓迎すんな………!ちっ………変わりないな……失敗か……」
P「デュエルディスクは問題なく作動している………モーメントも回っている………」
P「何故だ……?」
130: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 14:54:00.40 ID:JwrAPVb10
遊星「………ん、じゃあまた」
P「!ヤバイ……通話が終わる、くそ……」
P「こうなったら正面切って戦うしかないか……」
P「隠れて隙を伺わなければ……」
遊星「………………ん?最後に?なんだ………」
遊星「………」
遊星「……………縛り方……?」
遊星「アキ……………一体…………ん?鞭……?ローズウィップ………どうしたんだ?」
P「…………?」
遊星「お、おいアキ………?待ってくれ、好きな縛り方?そんなものないぞ……何を言っているんだ…」
遊星「要領を得ない………なんの話をしているんだ」
133: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 15:08:38.10 ID:JwrAPVb10
遊星「アキ?…………なに、今からこっちへ来るだと?」
遊星「だか……大学が……?休み…?そうかそんな時期か」
遊星「い、いや待て!突然、何故なんだアキ、何故こっちへ……」
遊星「いや…別に不味いことはないが、さっきまでそんなこと一言も……通話も切る雰囲気だった……」
遊星「だが直前になって………気が変わった……?そ、そうか…………」
遊星「あ、ああ……俺は構わない………」
遊星「………待てアキ、鞭を買ってくる?何故だ?」
遊星「わかってるくせにって………わからないぞ、なんの必要が……」
遊星「アキ!冗談はよせ、アキ!本当にいらない!」
遊星「楽しみ……?あ、ああ………俺も久しぶりにアキに会えるのは楽しみだが……」
遊星「……なに?ち、ちがうぞ!どうしてそんな思考になるんだ!」
遊星「まて!切るな、アキ!アキイィーーーーーーー!!」
ブツン
136: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 15:25:12.95 ID:JwrAPVb10
遊星「…………………」
ツーーーツーーー
遊星「…………アキ………」
P「…………………」
P「………電波に乗って……十六夜さんに効果が現れたみたいだ………」
P「予定が狂った………俺のサイコパワーもまだまだだな」
P「…………どうするか…十六夜さんが不動遊星に加虐的を現したわけだが……この状況は……」
P「………なんか妙なことになってきた……一旦帰るか…」
遊星「!そこにいるのはだれだ!?」
P「?!やっべ」
遊星「!…………お前さっきの……デュエルディスク………起動している……」
遊星「!サイコデュエリストか……まさかさっきのアキの異変も……」
P「っち……!鋭い奴だ……!」
152: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 16:48:01.54 ID:JwrAPVb10
ザッ ダンッ
P「不動遊星と正々堂々勝負なんて無理だ!勝てるか!」
遊星「!待て、何故こんなことをする!」
P「あとでじっくりお前は料理してやる!十六夜さんに虐げられながら待ってろ!」
遊星「アキを元に戻せ!今日の夜にはこっちにきてしまう!」
P「ひゃははははー!せいぜい楽しんでな!十六夜さんと濃密な時間をなあぁ!」
遊星「ふざけるな!なにが楽しいというんだ!」
ダッダッダッダッダッダッ……!
遊星「っく………なかなか素早い………」
遊星「サイコデュエリスト…………なんとかしなければ……!」
…………………
P「ふう……………コナミを先に潰すか……不動遊星より大分御しやすいだろ……」
154: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 16:59:24.26 ID:JwrAPVb10
スタジアム
コナミ「久しぶりだな……ここにくるのも」
あげは「WRGPの予選以来だね…」
コナミ「なんか作業してるっぽいけど……なにしてるんだ?」
あげは「ああ、ニュースでやってたんだけど、海馬コーポレーションが大会を開くらしいよ」
コナミ「海馬コーポレーション………?」
あげは「アーククレイドルが落ちそうになった時、一番高いビルだから半壊しちゃったじゃない?それ以来経営がうまくいってなくて、このKCグランプリでV字復活を狙ってるらしいよ」
コナミ「KCグランプリか………フォーチュンカップみたいなもんかな」
あげは「WRGP優勝チームだから、君も呼ばれるかもね」
コナミ「くくくく…………名前が知られると大変だぜ」
「あ、コナミ選手だ!」
「本当だー、チーム満足の人だ」
コナミ「?子供が……いやあ参ったな」
156: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 17:14:34.54 ID:JwrAPVb10
「優勝とかすげーなー」
「デュエルしてー」
コナミ「すまんな、今は一人じゃないからデュエルはできん」
「ちぇー」てくてく
あげは「WRGPから結構経つのに人気だね」
コナミ「いや、かなり久々に声かけられた、どうも鬼柳やツァンに比べて人気が低いらしい」
コナミ「まあ……戦ったのはズシンや神や合体ロボット……そっちに目が言っちまうんだろうな」
あげは「ああー………敵が規格外だったからね…」
コナミ「どいつもこいつもでかいんだよな」
157: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/03(土) 17:15:21.60 ID:JwrAPVb10
ここまてでー
189: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 22:34:36.89 ID:JDxQ8ndS0
……
プルルルルルル………
遊星「…………っく……電話に出ないか……コナミ…」
遊星「持ち歩いていないのか……?となると……繁華街の方か……」
カラカラカラ…
遊星「……いや……やつはサイコデュエリスト…ディヴァインともかかわりがあるはずだ」
遊星「ディヴァインは今収容所にいるはず……」
遊星「収容所などもう行くことは無いと思っていたが……あの所長の顔は見たくない」
遊星「しかし………仕方ない、………行ってみるか」
ブオオオオ―――――――――――――!!!!
………………
193: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 22:45:59.48 ID:JDxQ8ndS0
………
雪乃「まだどこかに行くの……?もう6時よ……いい子はおうちに帰る時間じゃない……」
ひなた「一日中ストーキングしちゃったよ………」
ひなた「こかげが家で待ってるだろうし…あたしそろそろ帰ろうかなー」
雪乃「くう……どこよ……どこにいくつもり……」ブツブツ
ひなた「聞いてないかー」
コナミ「暗くなってきたな……もう6時か」
あげは「もうそんな時間なの?楽しい時間は過ぎるお早いね……」
コナミ「そんなに楽しかったのか、それなら俺もよかったぜ」
あげは「あ………ま、まあうん……///……えへへ」
コナミ「そろそろ帰るか、親が心配するだろ?」
あげは「え?ああ……うん」
194: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 22:51:59.14 ID:JDxQ8ndS0
あげは「その………」
コナミ「……?」
あげは「今日さ……お父さんお母さん、家にいないんだ……だから、えっと」
あげは「門限もないし……よかったらだけど…」
あげは「……う、うちに寄っていかない……?」
雪乃「!……」
ひなた「うひゃー……こりゃ階段のぼるわ……100パー」
雪乃「階段……階段ですって?夏乃さん……一応聞くけど何の階段かしら…?」
ひなた「大人」
雪乃「我慢できないわ、もう行くわ私」ザッ
ひなた「えええ……?それって修羅場に…」
195: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 22:58:41.85 ID:JDxQ8ndS0
あげは「……///」ドキドキ
コナミ「んー……」
あげは「……夕飯も食べていいからさ」
雪乃「ああ……これは行くわ……青葉さんコナミの琴線を理解している……」
雪乃「行くって言った瞬間飛び出すわ……腕が鳴るわ…」ザッ…
ひなた「あわわわわ……」
コナミ「………………悪いな、今日はやめておく、これから予定があるからな」
雪乃「!……」
ひなた「およ……」
あげは「!え…………っあ……そ、そう」
コナミ「せっかくごちそうしてくれるって言うのに、ほんとごめんな」
あげは「い、いや……こっちこそ突然言い出してごめんね」
196: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 23:04:38.73 ID:JDxQ8ndS0
ッザッザッザッザッザ……
雪乃「……ふう、危ないところだったわね」
ひなた「驚いたー…あたし絶対行くと思ってたから、予定なんてあったんだ」
雪乃「そうね……なにかしら」
コナミ「じゃあ、そろそろ帰ろうぜ」
あげは「うん……あの、用事って?」
コナミ「え……まあ、色々あんだよ有名人には」
あげは「あはは……なにそれ、ほとんど忘れられてるくせに」
コナミ「家までも送れん、ここで別れようぜ」
あげは「うん、じゃあまた明日……あ、ねえ……また、一緒に会ってくれる?」
コナミ「全然いいぜ、暇な時間は多いからな」
あげは「よかった…えへへ……じゃあねー」
てくてくてくてく……
197: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 23:10:42.77 ID:JDxQ8ndS0
……
ひなた「あげはちゃん帰っちゃったね…」
雪乃「そうね…じゃあ私たちも帰りましょうか」スッ
ひなた「切り替え早ー!」
雪乃「何事もなくて良かったわ…それが分かれば十分、それに明日はお仕事だもの」
ひなた「まあ帰るのは賛成、もう薄暗いし、こかげも心配するし」
雪乃「変装も疲れたわ……まったく……夏乃さん……今日は付き合ってくれてありがとう、お礼を言うわ」
ひなた「暇つぶしになったから全然いいよー、こういうのもたまにはドキドキするね」
ひなた「じゃあ……またねー」てくてくてくてく
雪乃「ええ……おやすみなさい」てくてくてくてく……
………
コナミ「………」
198: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 23:15:52.44 ID:JDxQ8ndS0
収容所
面会室
ディヴァイン「そうか………やはりお前に接触したか…あいつは」
遊星「お前の回し者じゃないのか?アルカディアムーブメントの一員だったんだろう?」
ディヴァイン「違う、いまさら私がお前を狙ってなんになる、刑期が延びるだけだ」
ディヴァイン「やつは純粋にアルカディアムーブメントを再生したいと考えている」
ディヴァイン「それで邪魔になるお前とコナミを狙ったんだろうな」
遊星「アルカディアムーブメントの再生……それが本当なら、放っておくことはできない」
ディヴァイン「煮るなり焼くなり好きにしろ……」
遊星「だが……やつがどこにいるのかわからない」
ディヴァイン「知ったことか……だが……」
遊星「?」
199: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 23:20:50.42 ID:JDxQ8ndS0
ディヴァイン「奴はお前を見限った……つまりはコナミに狙いをつけたということだ」
遊星「……ああ」
ディヴァイン「ならば……気にすることもないんじゃないか」
遊星「なに……?お前はコナミを恨んでいるからそんな無責任なことが言えるんだ!」
ディヴァイン「そういう意味ではない……」
遊星「……?」
ディヴァイン「………ち、とにかく、この件で私ができることなどない、時間の無駄だ」
ディヴァイン「失礼する」ザッ
遊星「っく……まてディヴァイン」
ディヴァイン「まだなにかあるのか…」
200: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 23:29:12.60 ID:JDxQ8ndS0
遊星「サイコパワーを解く方法はないのか……?このままでは」
ディヴァイン「……」
遊星「アキが……俺にローズウィップしに来る……」
ディヴァイン「……」
ディヴァイン「そんな趣味の話は自分で何とかしろ」
遊星「違う!奴のサイコ攻撃を受けたあたりから、電話のアキがおかしくなったんだ!」
遊星「今夜にはガレージにやってくる!」
ディヴァイン「………なるほどな……サディスティック・ポーションか」
ディヴァイン「アキは洗脳されてるな…奴の力なら解除まで二日ってところだ」
遊星「二日だと……っく……」
ディヴァイン「洗脳解除したければ、Pに洗脳解除のカードでも使わせろ」
208: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 23:41:27.18 ID:JDxQ8ndS0
遊星「洗脳解除……確かにそんなカードがあった」
ディヴァイン「私は失礼する……」ザッ
バタン……
遊星「………」
遊星「とにかく……繁華街に行ってみるか……電話に出ないということはコナミはアパートにはいないだろう…」
……………
繁華街 18:45
コナミ「……隠れてる奴でてこいよ、今なら周りに人はいないぜ」
……
ザッ
P「尾行に気付くとは意外だったぜ」
コナミ「朝飯前だぜ、他にも二人いるだろ、ストーカーが」
P「……?いや、悪いがしらねえな」
コナミ「あれ……?」
214: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 23:46:52.27 ID:JDxQ8ndS0
コナミ「まあいいや……で、何の用だよ……あふれる危ない雰囲気から予想はできてるけどな」
P「くくく………周りに人間がいなくてよかったぜ……」サッ
P「死ね!」バシッ
《全弾発射/Full Salvo》 †
通常罠
このカードの発動後、手札を全て墓地へ送る。
墓地に送ったカードの枚数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
ジャガガガガガガッ!!
コナミ「!?てめえサイコデュエリスト…」
バシュウウ―――――――――ン……!!!!
チュドゴ―――――――――――ン!!!
P「はははははは、ジ・エンド!」
シュウウゥ……
コナミ「……デュエルディスク・盾発動……」シュウウゥ……
P「!」
218: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/06(火) 23:59:47.20 ID:JDxQ8ndS0
P「なんだと!」
コナミ「おらあああっ!」ダンッ
P「!やべえ」バッ
《ホーリーライフバリアー/Hallowed Life Barrier》 †
通常罠
手札を1枚捨てる。
このカードを発動したターン、相手から受ける全てのダメージを0にする。
パァァアア……!
バギイイ―――――――――ン!!!!
コナミ「うおおお……!?蹴りが跳ね返された」ザザアッ
P「俺に勝てると思うなぁあああーーーーーー!」
バッ
《火あぶりの刑/Final Flame》 †
通常魔法
相手ライフに600ポイントダメージを与える。
ボオオオオォオオ…………
コナミ「おっとっと……」ザッ
219: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/07(水) 00:06:35.99 ID:kEEh++Q/0
P「か……躱しすぎだろ……!」
コナミ「当たるかそんな鈍い炎が!ディヴァインのファイアーボールのほうが倍速かったわ!」
P「くそ………!」
コナミ「なんで俺を狙うんだよ!ディヴァインの差し金か!」
P「お前と不動遊星をぶっ潰して、俺がアルカディアムーブメントを再生させるんだよ!」
コナミ「!アルカディアムーブメント……」
コナミ「お前残党か…………」
P「サイコデュエリストが世界を掌握するその時まで、俺は止まらねえ!」
コナミ「なんという迷惑な話……」
P「サイコパワーで倒せないとなると……デュエルしかない……」
P「不動遊星よりは……楽なはずだ……!俺とデュエルしろ!」
220: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/07(水) 00:13:30.89 ID:kEEh++Q/0
コナミ「デュエルだと……」
P「お前は潰してやる……絶対に、絶対に……」
コナミ「ち………切れた奴め……かかわり合いたくないが……そうもいってらんねえな」
コナミ「おい、デュエルしてもいいけど、わかってんのか、今はたまたま周りに人がいないが……」
コナミ「サイコパワーでデュエルなんかしたら人が集まってくるぞ!当然セキュリテイもな」
コナミ「そうなりゃお前はおしまいなんだよ!」
P「そんな脅しが通用すると思ってんのか……これでどうだ」バッ
《火炎地獄/Tremendous Fire》 †
通常魔法
相手ライフに1000ポイントダメージを与え、
自分は500ポイントダメージを受ける。
ボオオオオオオオオオ…………ォオオ……
コナミ「!火柱に……囲まれた……お前」
P「決着が着くまで誰も入ってこられない……そして俺たちも出られない」
221: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/07(水) 00:14:20.52 ID:kEEh++Q/0
ここまででー
236: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 20:13:10.35 ID:hiEditfV0
オオオオオオオオ…………!!!
コナミ「あっつ……!あっつ………」
コナミ「お前馬鹿だろ……こんな火柱、人目につくぞ!逃げ道なんかないんだよ!」
P「いざとなれば緊急テレポートを使い、逃走してやるぜ……お前を黒こげにしてからな」
コナミ「恐るべきサイコ野郎……」
P「さあデュエルだ!モーメントを回転させろ!」キュウウウゥ――ン……
コナミ「っち………ヒリヒリする温度だ……」カシャッ キュウゥイイ――――ン……
P「デュエルだぁああ!」LP4000
コナミ「!…」LP4000 シュバア 手札5
コナミ「俺の先行だ、サムライソード・バロンを召喚!」バッ
《サムライソード・バロン/Samurai Sword Baron》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1200
1ターンに1度、相手フィールド上に守備表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にする。
バロン「はあっ」
コナミ「カードを一枚セットして……ターン終了!」ガシャッ 手札3
237: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 20:23:56.24 ID:hiEditfV0
P「ドロー」シュッ 手札6
P「サイコ・ウォールドを召喚!」バッ
《サイコ・ウォールド/Psychic Snail》 †
効果モンスター
星4/地属性/サイキック族/攻1900/守1200
800ライフポイントを払って発動する。
自分フィールド上に表側表示で存在するサイキック族モンスター1体は、
1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
この効果を発動するターンこのカードは攻撃する事ができない。
ウォールド「ロロロロ……」
コナミ「やっぱりサイキックか……切り札はメンタルスフィアデーモンだな」
P「それはどうかな、バトルだ、サイコウォールドでサムライソードバロンを攻撃!」
ビビビビビビ――――――!!
コナミ「うっ……つ…サイコパワーの衝撃は本物だ……」LP4000←3700 ゴオオォ……
P「あまり吹き飛ぶと後ろの炎にダイブすることになるぜ」
コナミ「トラップ発動、奇跡の残照!」カチ
《奇跡の残照/Miracle's Wake》 †
通常罠
このターン戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた
モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地から特殊召喚する。
パァァアア………
238: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 20:28:54.82 ID:hiEditfV0
コナミ「サムライソードバロンは復活する!残念だったな!」
バロン「はっ!」攻1600
P「野郎……次のターンにシンクロかアドバンス召喚のためのリリースに使うつもりか」
P「だが甘いな、魔法カード、最古式念導を発動!」バッ
《最古式念導/Psychokinesis》 †
通常魔法
自分フィールド上にサイキック族モンスターが存在する場合、
フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊し、
自分は1000ポイントダメージを受ける。
コナミ「!」
バシュ――――ン!!!
バロン「ぐあああああああ!!」ドカーン!
コナミ「うおおおお……!バロンがまたやられた……」
P「ぬるい野郎だぜ……ディヴァインに勝ったってのは嘘だな」
P「カードを二枚セットしてターンエンドだ」ガシャッ 手札2
239: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 20:37:36.66 ID:hiEditfV0
↑2のLPミスった 4000→3700でした
コナミ「俺のターンか!」シュッ 手札4
コナミ「敵の攻撃力は1900……☆4モンスターじゃ倒せない……」
コナミ「ならばブラッドヴォルスと魔導師の力でコンボ攻撃だ!」ババッ
《ブラッド・ヴォルス/Vorse Raider》 †
通常モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1900/守1200
悪行の限りを尽くし、それを喜びとしている魔獣人。
手にした斧は常に血塗られている。
《魔導師の力/mage Power》 †
装備魔法
(1):装備モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールドの魔法・罠カードの数×500アップする。
ヴォルス「おおおおお!!」攻1900→2400ォオオオオ……
コナミ「こいつで攻撃力2400、サイコウォールドを超えた!勝った!」
コナミ「行け、ブラッドヴォルス!攻撃!」バッ
P「ちょろいんだよ!トラップ発動、破壊輪!」カチ
《破壊輪/Ring of Destruction》 †
通常罠(制限カード)
「破壊輪」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手ターンに、相手LPの数値以下の攻撃力を持つ
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターを破壊し、
自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。
コナミ「俺のターンか!」シュッ 手札4
コナミ「敵の攻撃力は1900……☆4モンスターじゃ倒せない……」
コナミ「ならばブラッドヴォルスと魔導師の力でコンボ攻撃だ!」ババッ
《ブラッド・ヴォルス/Vorse Raider》 †
通常モンスター
星4/闇属性/獣戦士族/攻1900/守1200
悪行の限りを尽くし、それを喜びとしている魔獣人。
手にした斧は常に血塗られている。
《魔導師の力/mage Power》 †
装備魔法
(1):装備モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールドの魔法・罠カードの数×500アップする。
ヴォルス「おおおおお!!」攻1900→2400ォオオオオ……
コナミ「こいつで攻撃力2400、サイコウォールドを超えた!勝った!」
コナミ「行け、ブラッドヴォルス!攻撃!」バッ
P「ちょろいんだよ!トラップ発動、破壊輪!」カチ
《破壊輪/Ring of Destruction》 †
通常罠(制限カード)
「破壊輪」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手ターンに、相手LPの数値以下の攻撃力を持つ
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターを破壊し、
自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。
241: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 20:42:44.44 ID:hiEditfV0
しゅるるるるるっ かぽっ
コナミ「ん?首輪」
ヴォルス「うおおおおおおっ!!?」カアッ
チュゴゴオオ―――――――――ン!!
コナミ「ぐうおおおおっ…!!?」ズアアアア……!
P「ブラッドヴォルスを破壊し、お互いに攻撃力分のダメージを与える!」LP4000→2100
コナミ「な、なんだと………っく…」LP3700→1800
シュウウ……
P「ははははははは、こんなもんか優勝者は!」
………………
繁華街 19:23
ブオオォ―――――――――――!!!
遊星「コナミ……!どこにいる……あいつにも教えてやらなければ……!」
遊星「もう時間がない……!ガレージに帰れなくなってしまう……!」
244: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 20:50:24.16 ID:hiEditfV0
ブオオオオオオォーーーーーーーーーーーーーーー……
遊星「繁華街は広すぎる……Dホイールでは入れる場所も限られてしまう……くそ」
ボオオオオォオオ……………
遊星「?……なんだあれは……光が……」
遊星「………!火柱だ……火事か……?」
ブオォ―――――――――――!!
………
ボオオオオォオオ……………!!
ざわざわざわざわざわざわ………
牛尾「おい!まだ火は消えねえのかよ」
消防隊員「それが……どれだけ消化作業を行っても、火の勢いが衰えないのです!」
牛尾「なにィ……?」
消防隊員「こんな炎は初めてだ………なんだこれは…」
牛尾「これだけの炎……自然発生するなんて考えられねえぞ……おい相川、けが人は?」
相川「いません、住民は近づかせないようにしているのでこれからも増えることは無いはず」
牛尾「そうか……」
246: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 20:52:16.20 ID:hiEditfV0
ミスった PのLP2100→1100です ど忘れでした
250: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 20:57:55.92 ID:hiEditfV0
ボオオオオォオオ…………!
キキイイイッ!!
遊星「これは………なんて炎だ」
牛尾「あ?遊星……」
遊星「牛尾、どうしたんだこの騒ぎは」
牛尾「わかんねえんだ……火元も原因も不明だ」
牛尾「また何かしらの超常現象が発生してんのかもな」
遊星「…………!まさか、サイコデュエリスト……?さっきの奴が」
遊星「となると………この中にはコナミが……いるのか」
牛尾「は、コナミだと……?あいつがこの中に……?」
遊星「…………く」
251: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 21:06:27.96 ID:hiEditfV0
……………
オオオオオオ……………
コナミ「ごほっ………ごほっ………」
P「どうしたー!?モンスターもいなくなり召喚権もない、まさか終わってしまうのか!?」
コナミ「くそ………だが、お前のLPも1100P、敗北に片足突っ込んでるんじゃないのか!?」
コナミ「カードを一枚セットしターンエンド!」カシャッ 手札1
P「俺が敗北に片足突っ込んでるだと……こいつを見ろ」カチ
《サイコ・ヒーリング/Psychic Rejuvenation》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するサイキック族モンスター1体につき、
自分は1000ライフポイント回復する。
P「俺は1000のLPを獲得する!」LP1100→2100 パアアア……
コナミ「!………回復の手段があったか」
P「そして俺のターン!」シュッ 手札3
カバリスト
P「……モンスターをセット!」バッ
254: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 21:19:52.15 ID:hiEditfV0
P「とどめを刺してやるぜコナミ、ディヴァインさんの復讐だ!」
コナミ「っけ……なにが復讐だ……そんなことされる覚えはねーよ!」
P「サイコウォールド、直接攻撃!」バッ
ウォールド「ロロロロ!!!」攻撃1900 ビビビビビビビビビ!!!
コナミ「手札から急降下ボムを捨てることで効果を発動する!」バッ
急降下ボム
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカードを手札から墓地に送って発動する。
エンドフェイズ時までフィールド上に表側表示で存在するモンスター全ての元々の攻撃力・守備力を入れ替える。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。
ボオ――――――――――ン!
ウォールド「!?」攻1900→1200
ズキュウ――――ン!!!
コナミ「っぐっはああ………!」LP1800→600 ずさあああああ……!
255: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 21:28:47.01 ID:hiEditfV0
シュウウゥウ……
P「ち………妙なことしやがって……」
P「だがサイコパワーで肉体へのダメージは深刻のはず……」
コナミ「………ふう……こんなもんかサイコパワー」ザッ
P「!?無傷………」
コナミ「無傷じゃねえ、腹に痣みたいなのができた……」
P「そんだけかよ………!この野郎」
P「カードを一枚セットしターンエンドだ」バッ 手札1
コナミ「俺のターンだ……!」シュッ 手札1
P「モンスターを守備でセット!さらにトラップカードをオープン!」バッ カチ
《DNA定期健診/DNA Checkup》 †
通常罠
自分フィールド上に裏側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
相手はモンスターの属性を2つ宣言する。
選択したモンスターをめくって確認し宣言された属性だった場合、
相手はデッキからカードを2枚ドローする。
違った場合、自分はデッキからカードを2枚ドローする。
258: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 21:35:36.03 ID:hiEditfV0
P「?」
コナミ「宣言してもらうぜ、二種類の属性を」
コナミ「俺のセットモンスターがその属性ならお前が二枚ドローする、外れたら俺が二枚ドロする」
P「悪あがきか……おもしれえことを」
P「………」
コナミ「はじめて戦う相手の属性なんてわかるわけねえよな、ましてや俺のデッキにはありとあらゆる属性が入っている」
コナミ「考えても正解なんて出ないぜ」
P「なら………闇と、炎だ!」
コナミ「!」
パタン……
XENO「ブシャアアア……」
コナミ「こいつは水属性モンスター、XENOだ、残念だったなあ!」シュッ 手札2
P「なに……!」
コナミ「よし!地砕きを引いたぜ!」バッ
《地砕き/Smashing Ground》 †
通常魔法
(1):相手フィールドの守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。
259: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 21:51:22.88 ID:hiEditfV0
ゴシャンッ!!
P「!……サイコ・ウォールドがやられたか」
コナミ「カードをセットしターンエンドだ」カシャッ 手札0
P「ドロー」シュッ 手札2
P「……」
P「セットモンスターをリリースし、マックステレポーターを召喚!」バッ
《マックス・テレポーター/Overdrive Teleporter》 †
効果モンスター
星6/光属性/サイキック族/攻2100/守1200
このカードは特殊召喚できない。
2000ライフポイントを払う事で、自分のデッキから
レベル3のサイキック族モンスター2体を特殊召喚する事ができる。
この効果はこのカードがフィールド上に
表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
マックス「……」
コナミ「上級モンスターか……」
P「攻撃だマックステレポーター!」
ゴシャッ!
XENO「ギョォオオ!?」
《X・E・N・O/Jowls of Dark Demise》 †
効果モンスター
星2/水属性/悪魔族/攻 200/守 100
リバース:相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
エンドフェイズ時までコントロールを得る。
この効果でコントロールを得たモンスターは、
このターン相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
260: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:10:53.46 ID:hiEditfV0
ゴオオオオオオ……!
コナミ「くう……だがXENOは相手モンスターを一ターン奪う!マックステレポーターは貰った!」
P「知ってるぜ!どうせエンドフェイズに戻ってくる!ターンエンドだ!」手札1
P「マックステレポーターを返せ!」
コナミ「くそ………もう帰った……」
P(LPは2100……ぎりぎりマックステレポーターの効果が使える……次のターン、守備モンスターを出そうが数で潰してやる)
コナミ「俺の……ターン!」シュッ 手札1
コナミ「!トラップ発動、蘇りし魂」カチ
《蘇りし魂/Soul Resurrection》 †
永続罠
(1):自分の墓地の通常モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
コナミ「ブラッドヴォルスを蘇生し、リリースする!」
シュ―――――ン
261: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:14:40.65 ID:hiEditfV0
P「お前もアドバンス召喚か!」
コナミ「同じリリース一体でも、こっちのモンスターは強力だぜ!」バッ
偉大魔獣 ガーゼット/Great Maju Garzett》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
モンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる
ガーゼット「オオオオオオ!!」攻3800
ドドドドド……!
P「げええっ!?」
コナミ「頼りになるモンスターだぜ、くらえ!マックステレポーターを攻撃!」バッ
ドシャアアッ!
P「うがああああ……!?」LP2100→400 ザザアアッ
コナミ「しゃああっ!ターン終了」手札0
262: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:19:14.60 ID:hiEditfV0
P「くそってれがああ………!」
コナミ「攻撃力3800を倒す手段なんかあるかああああ!」
P「ドロー!」シュッ 手札2
P「っく………手札に対抗できるカードは無い…」
P「だがトラップ発動、サイコ・トリガー!」カチ
《サイコ・トリガー/Psychic Trigger》 †
通常罠
自分のライフポイントが相手より下の場合に発動する事ができる。
自分の墓地に存在するサイキック族モンスター2体をゲームから除外し、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
P「こいつの効果で墓地のマックステレポーターとカバリストを除外し……二枚ドロー!」シュッ 手札4
コナミ「!……」
P「カードをセット!モンスターをセットする」ババッ
P「ターン終了だ」手札2
コナミ「ち………なんか対抗策ができたか……?」
263: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:20:04.91 ID:hiEditfV0
くそってれとは一体……
264: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:24:22.41 ID:hiEditfV0
コナミ「ドロー!」シュッ 手札1
コナミ「……とりあえずセット」カショッ 手札0
コナミ「…………く……ビビってても仕方ないだろ」
コナミ「攻撃だガーゼット、セットモンスターを!」
ザシュウッ!
サイコウィッチ「ううっ……」守1200
《静寂のサイコウィッチ/Serene Psychic Witch》 †
効果モンスター
星3/地属性/サイキック族/攻1400/守1200
フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力2000以下の
サイキック族モンスター1体をゲームから除外する事ができる。
次のスタンバイフェイズ時、この効果で除外したモンスターを特殊召喚する。
P「効果発動!デッキからサイコプリーストを除外!」
コナミ「………トラップを発動しない……ブラフだったのか…?ターン終了だ」手札0
P「ならば俺のターン、除外されていたサイコプリーストが特殊召喚される」シュッ 手札3
《寡黙なるサイコプリースト/Hushed Psychic Cleric》 †
効果モンスター
星3/地属性/サイキック族/攻 0/守2100
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、守備表示になる。
1ターンに1度、手札を1枚墓地へ送る事で、
自分の墓地に存在するサイキック族モンスター1体を選択してゲームから除外する。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
このカードの効果で除外したモンスター1体を選択して特殊召喚する。
265: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:31:02.60 ID:hiEditfV0
コナミ「……攻撃力0か」
プリースト「……」守2100
P「効果発動、手札を一枚捨て、墓地のサイコウィッチを除外する」シュッ 手札2
シュウウゥン……
コナミ「くそ……そいつを破壊するとまたウィッチが出てくるってわけか……時間稼ぎか!?こっちは熱いんだよ!」
p「へへへ……見誤るなよ」
コナミ「……ドロー!」シュッ 手札1
炎の魔神
コナミ「……残りLPは600……こいつは出すと危険だな……」
コナミ(とにかく、どんどん倒していかないと……)
コナミ「ガーゼットでプリーストを攻撃!」バッ
266: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:37:57.08 ID:hiEditfV0
ドゴンッ!
P「!かかったな」
コナミ「!……なに」
P「このカードを使うタイミングを待っていたぜ!」カチ
《カース・サイキック/Psi-Curse》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するサイキック族モンスターが
相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地へ送られた時に発動する事ができる。
その時に攻撃を行った相手モンスター1体を破壊し、
相手ライフに破壊された自分のサイキック族モンスターのレベル×300ポイントダメージを与える。
カアアアアアアッ!!!
P「このデュエルの決着をもう少し先だと思ってたようだが、ここで終わりだ!」
P「ガーゼットを破壊、そして破壊されたプリーストの☆の300倍のダメージを与える!」
P「プリーストの☆は3、よって900がお前のLPを直撃する!」
コナミ「プリーストの効果を使ったのも油断させるためか……!」
ガーゼット「ごああああっ!!?」ド―――――――ン!!!
267: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:43:40.81 ID:hiEditfV0
P「ははははははは、俺の勝ちだ!」
コナミ「が、甘い!」カチ
《リフレクト・ネイチャー/Nature's Reflection》 †
通常罠
このターン、相手が発動したライフポイントにダメージを与える効果は、
相手ライフにダメージを与える効果になる。
シュウウゥウ………
P「…………なんだ、それは?」
コナミ「こいつは俺が受けるダメージをお前に与えるトラップだ」
P「げえっ!?」
ドガシャアアア―――――ン!
P「嘘オオおおお……!!?」LP400→0 ピィ――――――――
ザザザアアアアッ!
シュウウゥ……
コナミ「……イエイ!」ぐっ
268: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:47:19.20 ID:hiEditfV0
……………
ボオオオオォオオ………
牛尾「どうするよこれ…」
遊星「こうしている間にも中ではコナミが危機に陥っているかもしれない……」
遊星「俺もかなりピンチだ…」
牛尾「く……防火服着て突入してみるか……」
牛尾「だがサイコデュエリストの炎なら……」
牛尾「……ん?」
シュウウゥウ……
遊星「!炎がみるみる弱まっていく……」
牛尾「サイコパワーが切れたか………?」
シュウウゥ……
269: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:51:19.54 ID:hiEditfV0
コナミ「…………ふう」
P「ち……ちくしょお……」
シュウウゥ……
遊星「!コナミ、無事だったか」
牛尾「おお……本当にいやがった……」
P「やっぱり野次馬がたくさんいやがるな……!ふ、不動遊星……」
遊星「!やはりお前か!」
コナミ「!おお、遊星」
牛尾「あいつがサイコデュエリストで、この炎を発生させた迷惑な野郎か……?」
遊星「そうだ!こいつのせいでアキは大変なことになっているんだ!」
P「おのれ……!だがここで俺が捕まると思うな……!」
270: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:55:19.88 ID:hiEditfV0
コナミ「!」
牛尾「なんだ?」
遊星「まずい、緊急テレポートで……逃げられる!」
P「くくく……お前らの抹殺をあきらめたわけじゃないぜ……今後からは背後に気をつけな」
P「緊急テレポート……」
コナミ「させるかアア―――!」ドカッ
OP「ぎゃああっ!?」
ザザアアッ
P「いてええ………野郎……カードを離しちまった……」
遊星「!よし、抑えるんだコナミ……!」
牛尾「な、なんだああ……?」
ガキイッ
P「うおおおおおおお………!?離しやがれええ……!」ぐぐぐぐぐ……
コナミ「取り押さえたぜ……!!」
272: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 22:59:59.32 ID:hiEditfV0
P「ちくしょおお……ここまでの身体能力を……不覚だ……!」
コナミ「デッキを没収しろ牛尾!」
牛尾「あ、ああ……」
カシャッ
P「てめえ……!返せ!」ぐぐぐぐ……
コナミ「俺はこいつに殺されかけたんだ!牛尾、逮捕してくれ!」
遊星「待て、その前にお前にやってもらうことがある」
P「な、なんだと……!」
遊星「こいつを発動させろ」洗脳解除
P「!…」
遊星「アキを元に戻すんだ!連絡が入っていまガレージ前で待っているらしい!」
遊星「お前がこれを使わなければ二日間ガレージに近寄れない!」
コナミ「…………?十六夜がこいつに操られてるのか……?」
276: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 23:06:30.95 ID:hiEditfV0
ぐぐぐぐぐ……
P「へへ………断るぜ……十六夜さんに追い掛け回されてろ」
遊星「く………コナミ、仕方ないちょっと強く締めてくれ」
ぎぎぎぎぎ……
コナミ「このやろおおーーーー!」
P「いたたたたた!!?や、やめろおおお……!ミシミシいってんだよぉおお!」ぎぎぎぎぎ
遊星「洗脳を解除するか?」
P「くううう………いてええええ……!!?わ、わかった!」
P「解除するから締めるのを止めろおおおお!!」
遊星「よし、コナミ、少し緩めてくれ」
コナミ「OK」すっ
牛尾(……こいつらサテライト時代こういうことやってたのか……?)
P「ディヴァインさん……すいません………」
279: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 23:12:20.10 ID:hiEditfV0
……………
収容所
ディヴァイン「zzzzzz……」
…………
牛尾「さっさと歩け」ざっざっざ……
P「くそお………俺も収容所行きかよ……」
遊星「………ああ、アキ?大丈夫か?」
遊星「ああ、そうだ、ちょっと熱があったんだな、なに、俺は気にしてない」
遊星「ああ、そうだ、その反応が正しい、アキ、正気に戻ってくれたんだな」
遊星「今日は止まっていくといい、せっかくネオドミノシティに来たんだ、ゆっくりしていけばいいさ」
ぴっ
遊星「………ふう…どうやら元に戻ったらしい」
コナミ「良かったな遊星」
遊星「ありがとうコナミ……お前には助けられてばかりだ」
280: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 23:17:51.27 ID:hiEditfV0
コナミ「こっちの台詞だぜ」
遊星「アキは今から買ってきたものを処理したいらしい、もう少し経ってから帰ろうと思う」
コナミ「買ってきたもの……?なんだ?」
遊星「…………」
コナミ「……まあいいけど」
遊星「そうだな………コナミ、ツーリング行かないか?」
コナミ「おお、久しぶりだな、行こうぜ、すっかり暗くなって風が気持ちいいしな」
遊星「よし………行こう」
ブウゥウウ………
ブオオオオオオォ―――――――――!
………………………
数日後
収容所
ディヴァイン「………」
P「いやあ……ディヴァインさん、相部屋よろしくっす」
ディヴァイン「………」
ディヴァイン「っち………」
289: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 23:25:17.69 ID:hiEditfV0
…………
ある日 ネオドミノシティ
鬼柳「……」ザッ
鬼柳(……またネオドミノシティに来ちまったぜ)
鬼柳(なぜ俺がこんなところにいるかというと、話は昨日までさかのぼる)
~~~~~~~~~
サティスファクションタウン
鬼柳「♪~~~~♪~~」
ニコ「鬼柳さん、ちょっといいですか・」
鬼柳「………?どうしたニコ」
ニコ「このサイトを見てほしいんです」サッ
鬼柳「なに………ていうかおまえノートパソコン持ってたのか」
290: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 23:32:44.63 ID:hiEditfV0
ニコ「はい、お父さんに買ってもらいました、これからの時代必要になると」
鬼柳「ほお………で、なんだ?」
鬼柳「サイト……?サティスファクションタウンのHPに悪戯でもされたか」
満足教!
あなたも一緒に満足してみませんか! 歳、性別は問いません 毎月10000円ぽっきり
あなたに満足の力を最大限まで高めることができます、デュエルも連戦連勝、パックでレアカード出まくり!
満足の神に祈ればすべての悩みが吹き飛びます。夢もかないます。 レッツサティスファクション!
鬼柳「…………なんだこいつは」
ニコ「どうやら宗教の勧誘らしいんですけど…満足って言葉が気になって」
鬼柳「こいつら……」
ニコ「勝手にうちの町公認みたいなこと書いてあるんですけど」
鬼柳「知らねえぞこんな奴ら!ふざけやがって!」
鬼柳「金もうけのために満足を語りやがったな!」
293: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 23:39:46.80 ID:hiEditfV0
ニコ「迷惑な話です……」
ニコ「メイさんには放っておきなさいと言われたんですけど、一応鬼柳さんに報告を」
鬼柳「ナイスだぜニコ……こいつらは許さねえ……」
鬼柳「俺が本当の満足ってのをこいつらに教えてやる!」
ニコ「え……?ま、まさか乗り込むんですか?」
鬼柳「ああ、どこだ……?あまり遠いと骨だぞ……」
ニコ「……えーと…ネオドミノシテイのジャンク市場に本部があるって書いてありますが」
鬼柳「ネオドミノシテイか……近いじゃねえか……いい度胸だ」
鬼柳「俺たちの町の近くでこんなふざけたことをしやがるとはな」
ニコ「鬼柳さん……」
鬼柳「少し留守にするぜニコ!ウエストにも言っておいてくれ!」
ニコ「は、はい」
~~~~~~~~
294: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/09(金) 23:51:10.07 ID:hiEditfV0
鬼柳「……なんてことがあったわけだが」
鬼柳「とりあえず情報収集として中央広場に来た……みんなデュエルしてんな」
鬼柳「いいことだぜ……ダークネスのせいで静かだったときは不気味だったからな」
わいわい……
鬼柳「………ん?」
コナミ「さて………アルカナ饅頭…半分の確率で激辛の面白お菓子」
コナミ「ツァン……どれ食べる?FOOL饅頭なんかどうだ?」
ツァン「うーん………ていうか普通の饅頭がよかった」
コナミ「貰ったんだからしょうがないだろ、分けてやるんだからわがまま言うんじゃない」
ツァン「はいはい、じゃあ……MAGICIANあたりいただこうかな……」
コナミ「気を付けろよ……あんこの部分が全部特殊わさびらしいからな」
ツァン「なにそれ!?女の子になんてもの食べさせようとしてんのよ!」
鬼柳「…………なんかデジャヴ」
312: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/14(水) 19:00:10.34 ID:ylXlQy1T0
ツァン「悪いけどボクいらないよ、この前だって鬼柳が代わりに食べたからいいものの、食べかけたからね激辛」
コナミ「そうか……残念だ、あとでちびちび食うことにするか……」
ツァン「折角の休みにひどい目に合うところだったよ………」
コナミ「そういえばプロの方は順調なのか?」
ツァン「まあね、強くてかわいいとか完璧な存在だからねボクは」
ツァン「チームを組んでくれって依頼が後を絶たないのよ」えっへん
コナミ「へー……これもチーム満足のおかげだな」
ツァン「……まあそうだね……WRGPがなければプロになんてなってなかっただろうし」
ツァン「鬼柳からサティスファクションタウンのCMにでてくれってオファーもきたよ…」
コナミ「ああ、それ俺も来た、なんなんだろうな」
ツァン「え?………嫌な予感がしてきたんだけど」
313: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/14(水) 19:11:08.62 ID:ylXlQy1T0
ザッ
鬼柳「よう、お前ら、チーム満足が集結とは珍しいな」
ツァン「あ、鬼柳?なんでネオドミノシティに……?」
コナミ「町長がそんな自由でいいのか?」
鬼柳「今日は遊びに来たわけじゃないぜ」
鬼柳「満足教ってお前ら知ってるか?」
コナミ「満足教?……しらんな」
ツァン「鬼柳………あんた宗教に手を出したの?満足教って……サイテーじゃん」
鬼柳「ちげえよ、俺たちに無断で満足を語ってる奴らがいるんだよ」
鬼柳「そいつらが満足なんてふざけたもんをつくりやがったんだ、これがポスターだ」ぴらっ
コナミ「……?」
ツァン(満足って許可いるの………?)
314: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/14(水) 19:20:54.11 ID:ylXlQy1T0
……
コナミ「デュエル連戦連勝……」
ツァン「パックでレアカードが当たる……」
コナミ「………!10000円だと!ふざけろ!」
鬼柳「満足を使って金もうけしやがって……ふざけた話だぜ」
ツァン(………うさんくさすぎる……なによ満足の神って……)
鬼柳「オーガドラグーンも怒りに震えてるのが分かるぜ」さっ
ズズズズズ…………………
ツァン「ああー……そうか……いたねそんなの……」
コナミ「なるほど……満足の塊である鬼柳が怒るわけだぜ」
鬼柳「ジャンク市場に本拠地があることは分かってんだが……まずは情報収集しようと思ってな」
315: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/14(水) 19:42:04.56 ID:ylXlQy1T0
コナミ「そうか、鬼柳、俺たちも手を貸すぜ!」
鬼柳「そう言ってくれると思ってたぜ」
ツァン「乗り気しないなぁ……」
鬼柳「そんなこと言ってる場合じゃないぜツァン、この満足教のせいで満足のイメージが悪くなったら、それはチーム満足及ぶ、それはつまりお前の活動に悪影響が出るってことだ」
ツァン「な……べ、べつにそんな……」
鬼柳「もはやお前も満足に染まりきっている、取りつかれているんだよ、抜け出すことはできないぜ……」
ツァン「呪いか!」
コナミ「満足教………なんでよりによって満足の名を使ったんだ」
鬼柳「まあ無理もないな、いまや満足といえば世界的流行語だ、人の食いつきがいいんだろうな」
鬼柳「だが決して満足は一筋縄じゃいかねえ…私利私欲の野郎に満足の神は……絶対に微笑まねえんだ!!」
コナミ「気合入ってんな……」
317: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/14(水) 19:58:45.13 ID:ylXlQy1T0
鬼柳「これは俺や……チーム満足だけの問題じゃねえんだ」
ツァン「え?何言ってんの鬼柳」
鬼柳「世界中の満足のファン………全員の問題なんだよ」
コナミ「!鬼柳お前……」
鬼柳「そうだ……世界には俺たちにあこがれている子どもがたくさんいるんだ、チーム満足はカリスマなんだよ」
ツァン「自分で言うかな……」
コナミ「5Dsとかユニコーンとかも人気すごいけどな」
鬼柳「満足を語る偽物め……地獄を見せてやるぜ」
ツァン「まあかわいいボクがいるチームだからね、人気になるのは当然だね」
鬼柳「そういえばツァン、おまえTwitterやり始めたな」
ツァン「え゛!?……」
コナミ「Twitter……?聞いたことあるぞ」
320: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/14(水) 20:10:50.16 ID:ylXlQy1T0
ツァン「し、知ってたんだ……まあ、やってたほうが出場大会の宣伝になるからって言われたから始めただけだけど……」
鬼柳「アイコン画像満足ジャケットだったな」
ツァン「うわあああああああっ!!!?」
鬼柳「斜に構えていようとお前も満足を大切に思っていることがよく分かったぜ!」
ツァン「ち………ちがうの……世間的に考えただけなの……ううう………」ぶるぶる……
コナミ「何の話だ……」
ツァン「みんなが侍侍言うから……変にハイになっちゃって……悪乗りしちゃったの……」
鬼柳「よかったなおい!満足のおかげだぜ」
ツァン「うああああ……認めたくない……!」
鬼柳「っと……今は満足教を潰すのが先だ、行こうぜ!」ダッ
コナミ「ああ、ジャンク市場だな!」ダッ
ツァン「ううう……」タッ
323: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/14(水) 20:26:06.60 ID:ylXlQy1T0
…………
ジャンク市場
ザッザッザッザ……
コナミ「この匂いがいいよな……」
ツァン「前ここでDホイール盗まれそうになったから嫌い……」
鬼柳「流石は旧サテライト……きな臭いぜ」
ザッザッザ……
kenyou「ふぁぁああ……ねみぃ……」
コナミ「お、kenyouだ」
鬼柳「知り合いか?」
コナミ「ああ、ジャンクパーツ屋をやってんだ、聞いてみるか?」
324: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/14(水) 20:39:59.80 ID:ylXlQy1T0
kenyou「んん~?ああ、コナミか」
コナミ「聞きたいんだが、このポスターに見覚えないか?」ぴらっ
kenyou「ああー?満足教……なんだそりゃ……しらねー……」
コナミ「知らない?そうか………」
鬼柳「あまり大きい組織にはなってないのかもな……こんな近所でも知られてないとなると」
ツァン「やっぱりあんなバカみたいなポスターで騙される人なんていないんだよ」
コナミ「10000円とか払うわけないもんな……」
鬼柳「……」
ツァン「あまり気にすることもないかもね」
鬼柳「く………」
328: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/14(水) 20:54:47.80 ID:ylXlQy1T0
ザッザッザッザッザ……
コナミ「この辺は入り組んでいてごちゃごちゃしているからな…隠れ家なんていくらでも作れる」
コナミ「こそこそしてる奴らを見つけるなんてほぼ不可能だ…」
ツァン「ポスターに電話番号とか書いてないの?」
かさかさっ
コナミ「……あった……」
ツァン「あるんなら最初から電話すればいいじゃない!」
鬼柳「焦ってて忘れていたぜ……」
ツァン「はあー……」
どんっ
ツァン「あっつ……ごめんなさいよそ見して」
マリア・アン「こ、こちらこそごめんなさい……チラシに気を取られていて」カサッ
コナミ「…………ん?」
満足教ポスター
鬼柳「!………あんた……」
344: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/17(土) 19:51:46.41 ID:+I0Nc4DX0
マリア「そ、それでは……」タッタッ
鬼柳「ちょっと待ってくれ」グッ
マリア「ひゃああ!ご、ごめんなさいぃぃ……!痛いことはやめてくださいぃ!」
鬼柳「い、いや、そんなビクビクすんなよ」
マリア「い………いくらで許してくれますか……?」ぶるぶる
ツァン「鬼柳………見損なったよ、カツアゲとか」
ツァン「昔はやってたのかもしれないけどさ……」
鬼柳「昔のやったことねえよ!チームサティスファクションは硬派だったんだ」
鬼柳「最後の最後……俺がバグっちまったけど……」
マリア「………」びくびく…
コナミ「ちょっとそのチラシ見せてもらっていいですか?」
345: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/17(土) 20:02:16.94 ID:+I0Nc4DX0
マリア「は…………はい……」ぴらっ
コナミ「…………やっぱり満足教のポスターだ…なぜこれを」
マリア「ううう…………ごめんなさい……私なんかが幸せになろうとして……」
マリア「私はきんぴらでもかじってひっそりと生きていきます……」ぐすっ
コナミ「いや………そんな自虐しなくても」
鬼柳「すごい隈だぜ、疲れてるようだな」
マリア「ふえええ…………」
ツァン「返してあげなよとりあえず」
コナミ「ああ、すまない」ぴらっ
マリア「は…………はいぃ………」
鬼柳「それにしても、まさかあんた……このチラシを見て、満足教に入ろうってつもりなのか?」
346: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/17(土) 20:09:04.99 ID:+I0Nc4DX0
マリア「………はい、ごめんなさい、私なんかが」
鬼柳「いや、なんかがってことはないだろうが………こんな怪しいところ止めておけよ」
ツァン「そうですよ、月10000円もかかるし」
マリア「で、でも…………それで幸運になれるなら……」
鬼柳「なれるわけねえだろ!満足をなめるなよ!」
マリア「ひいいいいいっ……ごめんなさいいいい………!」びくびく
コナミ「落ち着け鬼柳」
ツァン「いっちゃなんですけど……たぶん詐欺ですよこれ」
マリア「うう…………やっぱりそう思います……?」
コナミ「自覚はあったのか……」
マリア「ノーマネーさんも同じことを言っていたので……」
347: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/17(土) 20:18:34.84 ID:+I0Nc4DX0
鬼柳「ノーマネー?弥生の事か?」
マリア「あ……ご存知ですか……私、彼女の宿に住まわせてもらっていて…」
マリア「昔から何をやってもダメで………希望がない生活を送っていました」
マリア「満足教に入れば……私も幸せになれるかもって」
鬼柳「なんでそんなことを思うんだよ…」
マリア「だって……満足ってよく聞くじゃないですか、流行語だし…だから信用できると思って…」
鬼柳「…………」
ツァン(……やっぱりいるところにはいるんだねこういう人も……)ぼそ
コナミ(藁をもすがるってかんじだな…)
鬼柳「なあ……俺の顔を見てくれ」
マリア「え……?」
鬼柳「見覚えが無いか?」
349: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/17(土) 20:27:48.31 ID:+I0Nc4DX0
マリア「ぁ………う?」じーーー
マリア「あ……!ち、チームサティスファクションの……」
鬼柳「流石は元サテライト民だな、そっちで覚えているとは」
コナミ「流石はチームサティスファクションのリーダーだ」
ツァン「アンタ達の昔の活動について詳しく聞きたくなってきたよ……」
マリア「ええっ……じ、じゃあ、満足教の教祖様なんですよね………?私てっきりあなたたちトップだと……」
鬼柳「そんなわけあるか、この宗教とチームサティスファクションおよびチーム満足はなんの関係もない」
マリア「?………ということは……えっと」
鬼柳「その宗教は……インチキの可能性が高いってことだ」
マリア「!」ガーン…
350: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/17(土) 20:35:31.61 ID:+I0Nc4DX0
マリア「ううっ………」がくっ
マリア「私は……きっかけすらつかめないんですね……幸せになるきっかけすら……」よよよ……
ツァン「………」
コナミ「不憫な……」
鬼柳「……確かに同情する点もあるが……お前のガードの甘さにも問題はある」
鬼柳「本当に幸せになりたいなら……真の満足について知らなくちゃならねえ」
マリア「もうだめです………私一生三食たまごかけごはんなんです……」ぼろぼろ……
マリア「ノーマネーさんにもあやまらないと……」
鬼柳「………あんた、また不幸な目にあったと思っているな?」
マリア「え………」
鬼柳「それは違うな…あんたは寸でのところで俺たちに出会うことができた」
351: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/17(土) 20:44:20.15 ID:+I0Nc4DX0
マリア「……??……それって……」
ツァン「また変なこと言いだしたね……」
コナミ「あれが鬼柳の味でもあるからな……」
鬼柳「一緒に行こうぜ、満足教本部に……俺たちが教えてやる、本物の満足を」
マリア「本物の………満……足?」
鬼柳「そうだ……満足を騙る不満足な奴らに……チームサティスファクションのリーダー、鬼柳京介が満足の真髄を見せつける」
鬼柳「あんたはその姿を近くで見ていてくれればいい」
鬼柳「伝わるはずだ……真の満足、究極の満足が……」
マリア「き、鬼柳さん………」ぐすっ
ツァン「満足がゲシュタルト崩壊してきた……」
コナミ「うーん………流石は鬼柳だとしか言えないな」
352: ◆y.Y/h1wyXqKb 2015/01/17(土) 21:19:13.52 ID:+I0Nc4DX0
マリア「鬼柳さんっ………!」ぼろぼろ
ぎゅっ
鬼柳「満足で……新しい人生を歩き出そうぜ……まあ」
マリア「はい………こんな私ですけど……幸せになれるように頑張ります!」
コナミ「鬼柳が言うと説得力があるな」
ツァン「うん、宗教っぽいね、これ………」
マリア「私………私あなたたちに憧れていたんです………!」
マリア「地獄のようだった当時のサテライトで……諦めず生き生きと活動するチームサティスファクションの話を聞いて………私もこうなりたいって………」
鬼柳「そうか………俺たちのファンだったんだな………一緒に満足しようぜ?」
マリア「はい………!」
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