1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 00:56:01.28 ID:4eG7/hri0
P「俺しかないっしょ!」

響「えっ!?」

P「俺が切り開かなきゃ、ダメっしょ~!!」

響「ちょっ、ちょっとなに勝手に……」

P「ウォウウォウ~♪ な~やんでもし~かたな~い♪」

響「プロデューサーが歌ってどうするのさ! 自分が歌詞チェックしてたのに!」

P「何を言ってるんだ。歌詞チェックなら俺が歌っても問題ないだろ?」

響「それはそうだけど……う~……」




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:01:23.32 ID:4eG7/hri0
響「それよりプロデューサー、晩ご飯どうするの?」

P「今日は書類整理があるから先に帰っててくれるか?」

響「それぐらいなら待ってるけど」

P「俺が集中できないんだよ。響のいい匂いがしてきたら興奮してたまらん」

響「なっ……ぷ、プロデューサーの変 !!」

P「はいはい、変 でいいからいぬ美達にご飯を作ってやってくれ」

響「あ、そうだね! プロデューサーはなに食べたい?」

P「そうだな……きんぴらがいいな」

響「わかった! じゃあまた後でね! 遅くなるんだったらちゃんと連絡するんだぞー?」

P「おう! なるべく早く帰れるようにするからな」

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:05:50.24 ID:4eG7/hri0
響「えっと、ごぼうとにんじんと……あとはれんこんとこんにゃく!」

響「このこんにゃくがご飯と合うんだよね~。それから七味と……ごま油はあったっけ? ま、いいや! 買っちゃえ!」

響「それからもう一品……やっぱり味噌汁かな? 具は……もやしと豆腐でいいかな」

響「……この店、もやし安いなあ。一袋12円って……今度やよいに教えてあげよっと」

響「うーん、ちょっと買い過ぎかな? まあいっか! これだけあったらもやし炒めとかできるし!」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:10:31.21 ID:4eG7/hri0
響「なーやんでもしーかーたない♪ …うん、カンペキ! 復習はばっちりさー!」

響「……明日は10月10日かあ……。プロデューサー、ちゃんと覚えてくれてるかな?」

響「あ、ケーキ屋だ。でもホールで買うのは……生クリームならいいかな? それならいぬ美たちも食べれるし」

響「……よしっ! 思いきって買っちゃえ!」

響「すいませーん! このケーキくださーい!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:15:12.11 ID:4eG7/hri0
P「ふぅ……これで終わりっと」

小鳥「すみません、プロデューサーさん。手伝ってもらっちゃって」

P「いえいえ、これも仕事の内ですから。音無さん一人に片付けさせるわけにはいきませんよ」

小鳥「ふふっ、優しいんですね、プロデューサーさんって」

P「女性には優しくしろって親父から言われてましたから」

小鳥「男性は?」

P「男の権力者には媚びへつらえがモットーです」

小鳥「うわあ……」

P「あの……冗談ですよ?」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:21:11.79 ID:4eG7/hri0
小鳥「ところで明日、響ちゃんの誕生日ですよね」

P「ええ」

小鳥「プロデューサーさんはどんな物をプレゼントをするんですか?」

P「俺です」

小鳥「ケータイ取り出しポパピプペ~♪」

P「通報やめてくれま・す・か?」

小鳥「ということは、やっぱり……」

P「……ええ。しかるべきものをあげようかと」

小鳥「まあ……! おめでとうございます!」

P「ま、まだ気が早いですって! 響が受け入れてくれるかどうか……」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:26:05.66 ID:4eG7/hri0
小鳥「ええ、わかってますよ」イソイソ

P「なんだか早く帰ろうとしてません?」

小鳥「あら? それはプロデューサーさんじゃないんですか? いいんですか、響ちゃんを待たせちゃって」

P「焦る必要はありませんよ。仕事だってわかってくれてますから」

小鳥「そんなこと言って早く帰りたいくせに~♪」

P「お、音無さん! あんまりからかわないでください!」

小鳥「ホント、羨ましいわあ……」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:30:46.58 ID:4eG7/hri0
小鳥「ところで明日、響ちゃんの誕生日ですよね」

P「ええ」

小鳥「プロデューサーさんはどんな物をプレゼントをするんですか?」

P「俺です」

小鳥「ケータイ取り出しポパピプペ~♪」

P「通報やめてくれま・す・か?」

小鳥「ということは、やっぱり……」

P「……ええ。しかるべきものをあげようかと」

小鳥「まあ……! おめでとうございます!」

P「ま、まだ気が早いですって! 響が納得してくれるかどうか……」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:35:45.97 ID:4eG7/hri0
小鳥「大丈夫ですよ。響ちゃん、プロデューサーさんのこと大好きですから。事務所のみんなが知ってますよ?」

P「さ、さすがにそこまで言われると、俺も恥ずかしいです……」

小鳥「ふふっ……お幸せに♪ それじゃあ私、そろそろ失礼しますね」

P「あ、はい。お疲れ様でした!」

小鳥「ちゃんと響ちゃんに連絡しなきゃダメですよ? お姉さんとの約束です!」

P「はい、もちろんわかってますよ!」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:41:37.65 ID:4eG7/hri0
響「いつだって 微笑んで~♪ 歩き出せる な・か・ま・となら♪」

響「ここでうねうねしてぇ~……よーし完成! みんなー! ごはんだぞ~!!」

ワンワンニャーシャーブヒッヂュックィドゥルルル

響「うんうん、おいしそうでよかったさー! たーんとお食べ!」

prrrr……

響「はいはーい! あ、プロデューサーだ。もしもし、今どこ?」

響「あ、今から帰るんだ? 自分も今みんなのご飯を作り終わったところだぞ!」

響「えっ? あはは、大丈夫だって! そっちこそ気を付けてね? じゃあまたあとで!」ピッ

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:46:42.24 ID:4eG7/hri0
P「さて、早く帰って響の顔を見たい……けど、ちょっと寄り道しないとな」

P「すみません、注文をお願いしたPと申しますが……」

P「はい……はい。うん、これならぴったりだ。ありがとうございます!」

P「え……?ははは、まあそんなところですよ」

P「ええ……いえいえ、わざわざありがとうございます。それでは」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:52:01.74 ID:4eG7/hri0
P「ケーキか……よし、買って行こう! 生クリームならあいつらも食べられるだろうし、チョコはやめとくか」

P「すみません、このケーキを1ホールに……それとそっちのゴージャスセレブプリンを2つ」

P「思い切ってプリンも買ってしまった。プリン2つで1ホール分の値段と同等ってどういうことだよ……」

P「次は……コンビニでも寄るか。……おっ、あいつの好きな食玩がある! ダブりませんように!」

P「それから…………い、一応これも……」

P「……いかん、悶々としてきたしこれじゃ挙動不審だ……。怪しまれる前に早く買って帰ろう」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 01:57:04.55 ID:4eG7/hri0
響「さあ、鍋に敷いたもやしを前に取り出したるはコンソメとマジックソルト!」

響「これを適当にパパッと振りかけて、しっかり混ぜ込んで……」

響「仕上げは輪切りとうがらし! これでイタリアン風もやし炒めの完成さー!」

響「食材はもやしだけだからとってもお得! みんなも作ってみてね!」

響「……ふぅ…料理番組をやる時はこんな感じかな?」

P「適当とかパパッじゃダメだろ……」

響「うぎゃーっ! ってプロデューサー! お帰り! いつ帰ってきたの?」

P「たった今だよ。ほら、おみやげ買ってきたぞ!

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:03:13.16 ID:4eG7/hri0
響「え? なになに?」

P「じゃーん! ほら、ケーキだ! しっかり1ホールだからみんなで食べれるぞ!」

響「」

P「えっ? ど、どうかしたのか?」

響「実は……自分もさっき1ホール買ってきちゃって……」

P「Oh……」

響「ま、まあ大丈夫だよね! いぬ美とワニ子なんていっぱい食べるから!」

P「実はゴージャスセレブプリンも……本日中にお召し上がりくださいって……」

響「なんくるなくない……」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:09:39.77 ID:4eG7/hri0
P「これ高かったんだぞ!? 2つでそのケーキと同じぐらいだぞ!?」

響「わ、わかったから! うーん……でも全部消化するのは厳しいよね。貴音とか呼んだ方がいいかな?」

P「響」スッ

響「えっ、なに? どうし……きゃっ!」

P「みんなとはまた明日会える。今日は二人で過ごしたいんだ。……ダメか?」

響「だ、ダメじゃない……けど……」

P「うん、いい子だ」ナデナデ

響「あっ……も、もうっ……。ほ、ほら! ご飯冷めちゃうぞ!」

P「そうだな。よし、食べようか」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:13:48.48 ID:4eG7/hri0
P・響「いただきまーす!」

P「おっ、うまいなこれ! ご飯にもよく合う!」

響「でしょー? ピリ辛風味のこんにゃくはご飯との相性が最高なんだ!」

P「味噌汁は……うん、普通にうまい」

響「普通って……そういえば今日はビール飲まないの?」

P「うん? まあな。今日はちょっとそういう気分じゃなくて」

響「ふーん、ヘンなの」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:17:26.86 ID:4eG7/hri0
P「このもやしは……やよいのとも違うな。ハーブみたいなのが入ってる?」

響「ああ、それはマジックソルトを使ったんだ! おいしいでしょ?」

P「マジック……ソルト……? おいおい、まさかマジックマッシュルーム的なヤバいものじゃ……」

響「そんなものじゃないってば~!! 普通にスーパーに売ってるやつだぞ! ハーブとか岩塩とか入ったやつ!」

P「そんなものがあるのか」

響「……プロデューサーが今までどれだけ料理しなかったかがわかるね」

P「とりあえず食えればなんでもよかったから……」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:23:01.88 ID:4eG7/hri0
P・響「ごちそうさまでしたー!」

P「ふぅ……今日も響の料理は最高だったよ」

響「へへーん! 自分、カンペキだからね! 料理も掃除も裁縫もなんでもござれさー!」

P「うん、すばらしい! いいお嫁さんになれるよ」

響「お嫁さん……かあ……。自分はいつそうなれるのかな?」

P「響ならなれるよ、すぐにでもな」ナデナデ

響「むー……そういう意味じゃないんだけどなあ……」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:28:31.92 ID:4eG7/hri0
P「そうだ響、もう一つのおみやげだ」

響「あっ、フィギュアどうぶつ大図鑑シリーズ!! ありがとうプロデューサー! あとちょっとでなかなか揃わなくてさー」

P「あと二種類のシークレットが揃わないんだっけ? さあ、何が出るかな……」

響「よーし…………あ~……黒ヒョウがダブっちゃった……」

P「残念だな……あ、そうだ! 冬馬なら持ってるかもしれないな!」

響「冬馬かー……そういえばフィギュアオタクだったっけ」

P「オタクじゃねえ! コレクターだ!! とか言いそうだな!」

響「あははは! 今のなんかそっくりだぞ!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:32:11.30 ID:4eG7/hri0
響「じゃあプロデューサー、さっそく連絡してみてよ! 自分、早く揃えたくて……」

P「待て待て、ほら、もう一個あるんだ。こっちを開けてからにしてみよう」

響「プロデューサー、なんか太っ腹だね!」

P「ちなみにそれが早めの誕生日プレゼントだ」

響「えー!? ……まあ、いっか! こういうのは気持ちが大事なんだし!」

P「ええ子や……」

響「なんなのその関西弁……あっ!見たことないやつだ!」

P「おおっ!? 幻のシークレットか!?」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:37:14.98 ID:4eG7/hri0
響「幻のシークレットの正体は……スベスベマンジュウガニ……」

P「あ、確かそれって……」

響「そうだぞ! 自分のラジオの仕事の時にプロデューサーがムチャ振りしたやつ! 自分、まだ覚えてるんだからな!」

P「あれは悪かったって……つい悪ノリが過ぎた……」

響「ふんっ! ……ホントに反省してる?」

P「スベスベ~♪」

響「っ!?」

P「スベスベ~♪ カニカニ~♪」チョキチョキ

響「うぎゃーっ!! やーめーろ───っ!!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:42:45.51 ID:4eG7/hri0
P「悪い悪い! 響はかわいいなあ!」

響「今言われても全然嬉しくないぞ……」

P「まあまあ……ん? あれれー? さっきの箱の中に何か入ってるよー?」

響「プロデューサー、キモいぞ……。それって多分ラムネじゃ…………えっ?」

響「ぷ、プロデューサー? あの……これって……」ドキドキ

P「あー、うん。まあ……つまり、そういうことなんだ」

響「…………つまり……?」ドキドキ

P「つまり、なんだ。その……我那覇響って名前を本名じゃなくて芸名にしてくれないか? 俺と……同じ名字になってほしい」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:47:09.10 ID:4eG7/hri0
響「……さっき、すぐにでもなれるって言ったのはそういうこと?」

P「……ダメか?」

響「もうっ! ダメなわけないでしょ? プロデューサーは自分がいないとダメダメなんだから!!」

P「ってことは!?」

響「……はい。自分……ううん、私を幸せにしてください」

P「……響……ありがとな」

チュッ

響「んっ……ぐすっ……えへへ……最高の誕生日プレゼントだよ、プロデューサー♪」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:51:23.06 ID:4eG7/hri0
P「その指輪、さっそくはめてみてくれないか?」

響「うん!」スッ

P「……綺麗だ、響……」

響「も、もう! 褒めてもなにも出ないぞ?」

P「いや、率直な感想を言っただけだよ。ちょうどいいから二人で写真を撮ろうか」

響「あ、いいね! それじゃあお願い!」

P「それじゃあ左手の薬指を前に出して、タイマーをセットして……よし撮れた!」

響「うわ……ちょっと目が赤くなってて恥ずかしいぞ……」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:55:47.57 ID:4eG7/hri0
P「そうそう、冬馬だったな。メール作成っと」


To:ピピン板橋
Subject:等価交換だ

どうぶつ大図鑑シリーズのシークレットを持ってないか?
スベスベマンジュウガニじゃない方のやつ

こっちは黒ヒョウがダブってるから、良かったら交換して欲しい


PS:俺達結婚します
添付ファイル:PLoveHIBIKI.jpg

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:59:52.25 ID:4eG7/hri0
響「あっ!? ちょっとそれダメだって! まだみんなにも送ってないのに!!」

P「はっはっは! 悔しかったら取ってみろ!」スクッ

響「うぎゃーっ! とーどーかーなーいー!!」ジタバタ

P「ほい、送信完了」ピッ

響「ああ……」ガクッ

P「響は小さいなあ! 響はチビだなあ!」

響「チビって言うな~!!」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:02:56.62 ID:4eG7/hri0
P「おっ、もう来たか」

To:ピピン板橋
Subject:Re:等価交換だ

マジか


P「マジだ……っと」ピッ

響「うわ、もう来た!」


To:ピピン板橋
Subject:Re:残念ながら

爆ぜろ

交換は今度の日曜。昼の二時にブーブーエスのロビーでな


P「いいヤツだ」

響「やったあ!!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:07:19.51 ID:4eG7/hri0
冬馬「なあ北斗。ご祝儀っていくら包めばいいんだっけ?」

北斗「相手にもよるけど、友達なら安くて2万、普通は3万ぐらいが妥当かな。お札の枚数にも気を付けてな」

冬馬「マジかよ……高槻のブリリアントステージを予約しようと思ったのに……」

北斗「冬馬はまだ高校生だろ? ご祝儀は必要ないんじゃないかな」

冬馬「いいや! 俺だって一人前に稼いでるんだ! ここで出さないと男が廃るぜ!」

翔太「ところで誰が結婚するの?」

冬馬「ん? ああ、765プロのあいつと我那覇だよ」

翔太「あぁ!_?」

北斗「チャ……オ……?」

黒井「ふむ……祝儀は50万ぐらいか。私はセレブだからな」

冬馬「おっさん、どこから出てきたんだよ!?」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:12:40.09 ID:4eG7/hri0
P「さて、みんなや親族への連絡と風呂も済ませたし……」

響「あとは寝るだけだね」

P「あ、そうそう。指輪のケースはちゃんとあるからな。食玩の箱をケースにするなよ?」

響「わかってるってば! ……ねえ、プロデューサー」

P「ん?」

響「……なんか緊張してきちゃった」

P「……俺もだよ。それと誕生日おめでとう、響」

響「あ、日付け……変わってたんだね。ありがとう」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:15:22.66 ID:4eG7/hri0
P「なあ響」

響「んー?」

P「これ、何だかわかるか?」ピラッ

響「それって……確か保健体育の授業で習った……」

P「率直に言うぞ」

響「う、うん」

P「お前を抱きたい。愛を確かめ合いたい」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:17:32.85 ID:4eG7/hri0
響「……プロデューサー、知ってる? 自分、そういう経験無いんだ」

P「わかってるよ。俺が始めての恋人だろ?」

響「だから……優しくしてね? あんまり痛くしないでね?」

P「保証は出来ないなあ」

響「うぅ……ひどいぞ……」

P「でも、響を大事にするってのは約束する。これからもずっとな」

響「うん。約束だよ、プロデューサー」

P「響……」

響「プロデューサー……」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:20:52.28 ID:4eG7/hri0
チュンチュン……

P「ふわぁ~……うん、すがすがしい朝だ! 響も起き……あれ?」

響「プロデューサー、遅いぞー? もういぬ美の散歩も朝ごはんの準備も済ませちゃったさー!」ヒョコヒョコ

P「ひょこひょこ歩き……」

響「し、仕方ないでしょ!? だって昨日、あんなに……」

P「響の全部、カンペキだったな!」グッ

響「だ、だからそういうこと言うのやめてってば~!!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:23:28.46 ID:4eG7/hri0
P「うん、17歳になった響も可愛いよ」チュッ

響「ふわっ……」

ハム蔵「ヂュヂュヂュッ!」

P「おっと、ハム蔵先輩がお怒りだ。早く食べて支度しようか」

響「ちょ、ちょっと待って……うん、よし! 痛いの治った!」

P「男には耐えられない痛みでも女なら耐えられます、か。……どことなく色っぽくなったな……」

響「そこっ!   い目で見るな!」

P「ははっ、悪い悪い」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:26:01.31 ID:4eG7/hri0
響「準備完了! 765プロへ出発さー!」

P「昨日あれだけ電話がすごかったもんな……朝一から憂鬱だ……」

響「大丈夫大丈夫! だってみんなお祝してくれたでしょ?」

P「そうだな……今日は二重でめでたい日だからな!」

響「自分のことを一番知ってるプロデューサーが、全部説明してくれるんだよね?」

P「あっ、こら! 俺に全部擦り付けるな! 響、お前もちゃんと喋るんだぞ?」

響「はーい! 自分たち、カンペキだからなんくるないさー!!」




おわり

引用元: 響「私のことを一番知ってるのは誰っすか?」