事務所

ほたるP「今日はいきなりお訪ねして申し訳ありません。本来ならアポイントメントを取るべきだったのですが。」

P「気にするな。知らない仲じゃないからな……ただちょっとお前はトラウマなだけで…」

亜季「お知り合いでありますか?」

P「……こいつ元々海外じゃ有名なカジノ荒らし。」

ほたるP「そんな大したものじゃありませんよ?ただのギャンブラーです。」



4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 20:35:45.60 ID:vOI7izKh0
亜季「……プロギャンブラー……と言うことは相当お強いのでありますか?」

P「……俺に財布の心配をさせたのは生涯でこいつだけだ。もうお前とは絶対ポーカーはしないからな!」

ほたるP「私は楽しかったんですがね、なかなか楽しい勝負でしたよ?」

P「ぐぬぬ……それで今日は何の用だ?」

ほたるP「ああ、実は日本人らしく日本に帰って来てからはプロデューサーの真似事をしていましてね。」

P「…と言う事は、そっちの子がお前の担当アイドルか?」

ほたる「?!」

5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 20:36:35.39 ID:vOI7izKh0
ほたるP「まあそうなりますね。自己紹介してくれますか?」

ほたる「は、初めまして……白菊ほたるです……えっと…」

亜季「お顔は存じ上げております。お初にお目にかかります、私は大和亜季と申します。」

ほたる「は、はい………」

P「最近見るようになった子だが、お前が担当をやっていたのか。」

ほたるP「色々とえっと…日本語では…そうそう縁がありましてね。」

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 20:37:05.29 ID:vOI7izKh0
P「それにしてもお前が日本語を話しているのは斬新だな。俺の記憶では英語のイメージしかないからな。」

ほたるP「日本国籍を取る時に習得しました。未だに敬語以外は話せないのですが。」

亜季「えっと…でしたら英語でお話しした方がよろしかったでしょうか?」

ほたるP「気にしないでください。これから日本語にも慣れないといけませんから。」

ほたる「…………」

7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 20:37:37.67 ID:vOI7izKh0
P「それで…今日は何の用だ?とうとう全財産ギャンブルで失ったか?」

ほたるP「まさか!私は負ける事はあっても最終的には必ずプラスですよ。」

P「だったら何の用だ?まさかほたるちゃんの自慢に来たのか?」

ほたるP「簡単に言いますと…所属していた事務所が潰れました。」

亜季「はて……?堅実な経営で有名だった事務所のはずでありますが……」

ほたる「>>9」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 20:41:18.17 ID:5dSxTqSDO
お偉いさんのヅラを取ってしまった

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 20:49:32.99 ID:vOI7izKh0
申し訳ありませんが文脈の都合により安価下とさせていだだきます


ほたる「勘違いした武力組織の襲撃を受けて物理的に…」

P「マジっすか……?!」

ほたるP「マジ……と言うのは……ああ、本当ですよ。建物自体が無くなりました。」

亜季「か、勘違い………」

ほたる「本当に……運が悪いです……」

12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 20:55:40.95 ID:vOI7izKh0
ほたるP「ついでに私の家も焼けましてね!家が焼けるのは人生で4回目ですね!」

P「逆恨みで焼かれたのが3回だったか?」

ほたるP「あっ、いえ良く考えたら5回目でした。自分でもよく生きていると思います。」

P「波乱の人生過ぎるだろ…家が焼けたのを笑って話すのはお前くらいだ…」

ほたる「………私の所為なんです…」

13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:01:14.96 ID:vOI7izKh0
亜季「…?白菊殿が火を着けられた訳では無いのでありましょう?」

ほたる「私…不幸体質で……ほたるPさんも私なんかを拾ったばっかりに……」

P「……不幸体質?」

ほたる「私の周りにいる人は……みんな大変な目に遭うんです……」

亜季「失礼ですが…それは気になされすぎなのでは無いでしょうか?」

ほたる「いえ…本当なんです…」

14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:06:44.43 ID:vOI7izKh0
ほたる「ここにくる間にも…ほたるPさんの上に植木鉢が……」

P「まあ運は悪いが気にする程度じゃ……」

ほたる「20回以上落ちてきて………」

P「………」

ほたるP「スリリングでしょう?この前なんか狙撃されましたよ!いやー…狙撃されるのだけは慣れません…」

ほたる「>>16」

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:10:22.10 ID:v11rSnQM0
私がいたらほたるPさんが死んじゃいます……

17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:16:24.48 ID:vOI7izKh0
ほたる「私がいたらほたるPさんが死んじゃいます…」

ほたるP「私は全然平気ですよ?日本は平和ですから。寝起きに銃撃戦になる事もありませんしね。」

亜季「どのような人生を……」

ほたるP「んー…ギャンブルってのも勝ちすぎると色々あるんですよ。」

P「手加減とかしたらどうだ?」

ほたるP「勝負の女神は手加減を嫌うんですよ。」

18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:22:56.33 ID:vOI7izKh0
ほたる「でも……私なんかと関わり合いにならなければ……」

ほたるP「私はほたるが必要ですよ?ほたると出会えた事は何よりの幸運です。」

ほたる「………そう言ってくれるのは…ほたるPさんだけです……」

ほたるP「周りの言う事なんて気にしたらいけません。疲れるだけですよ?」

ほたる「………」

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:32:28.34 ID:vOI7izKh0
P「……深く立ち入った事までは聞くつもりは無い。取り敢えずは茶でも飲みながら話をしよう。」

亜季「……了解しました。」スタスタ

P「ありがとう。」

ほたるP「気の利く女性ですね。良い奥さんをお持ちになられたみたいで、嬉しいです。」

P「自慢の嫁さんだからな。俺には勿体無いよ。」

20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:38:08.21 ID:vOI7izKh0
ほたるP「勿体無いなどと言う事はありませんよ。物事は必ず収まるべきところに収まる物です。」

P「ギャンブラーがそんな運命論みたいな事を言っていいのか?」

ほたるP「今はギャンブラーではありませんから。それにほたると出会えたからには少しは運命も信じます。」

ほたる「………」///

P「おいおい、13歳は日本では犯罪だぞ?」

ほたるP「>>22」

22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:43:19.02 ID:VkJr3IMAO
ははは、なら13歳が合法な国に移住するだけですよ

24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:47:11.87 ID:vOI7izKh0
ほたるP「ははは、なら13歳が合法な国に移住するだけですよ。」

ほたる「………」///

P「……マジか…」

ほたるP「ジョークですよ。暫くは日本人でいるつもりですから。」

P「全部真顔で言うからジョークか分からないんだよ……」

ほたるP「いわゆるポーカーフェイスでして。」

25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:52:18.03 ID:vOI7izKh0
ほたる「私も……最近まで表情が分かりませんでした…」

ほたるP「うーん…自分でも表情に出す努力はしているのですがなかなか癖が抜けないものでして。」

P「何だ…笑顔ぐらいしないと怖いぞ?」

ほたる「………」

ほたるP「笑顔のやり方は忘れてしまいましたから…」

P「………済まん。」

26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 21:59:29.27 ID:vOI7izKh0
ほたるP「ちょっと前までえっと………そうチョウホウしてたんですが、普通の生活をする上では逆に不便ですね。」

P「…悪い事を言ったな。」

ほたるP「いえ、私もまさか笑顔が必要になるような生活をするとは思ってませんでしたから。今はほたると一緒に練習の日々です。」

ほたる「私も……笑い方が分からなかったんですが……最近ちょっとだけ分かってきたんです……」

P「…………」

27: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 22:07:45.34 ID:vOI7izKh0
亜季「お話の途中で済みません。お茶が入りましたので。」ゴトッゴトッゴトッ

ほたる「ありがとうございます……あっ、美味しい……!」

亜季「ありがとうございます。そう言っていただけると淹れた甲斐があると言う物であります!」

ほたるP「日本でお茶と言うとグリーンティーと言うのは分かっているのですが…なかなか慣れませんね。」

P「さて……そろそろ本題を聞きたいんだが。」

ほたるP「>>29」

28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2014/12/31(水) 22:10:09.59 ID:yKIx84PDO
業界の情報が欲しい

34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:19:10.93 ID:ga7koYr00
ほたるP「業界の情報が欲しいのです。」ズズッ

P「情報…か。確かに情報さえあればお前ならそれを最大限に生かせるだろうな。」

ほたるP「はっはっは、それはオーバーレートですよ。最初に言った通り私は一介の元ギャンブラーです。」

P「……それで…まさかタダとは言わないだろうな?」

ほたるP「お金ですか?幸いお金なら幾らでも…」

35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:19:56.65 ID:ga7koYr00
P「金ならいらん。自分で言うのも難だが……金には困っていない。」

ほたるP「んー、だとしたら困りましたね。私たちが代価として支払える物は他には無いのですが?」

P「ほたるちゃんとお前がうちの事務所に所属する事、これが代価だ。」

ほたる「…?!だ、駄目です…!私が所属したらこの事務所も潰れちゃいます…!」

P「いや、正直に言って君たちは優秀な人材だ。是非うちに欲しい。」

36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:20:51.67 ID:ga7koYr00
ほたるP「それは私たちに賭けてくれる、と言う事ですか?一度顔を合わせただけの人間を随分と信用するのですね?」

P「人を見る目には自信がある。心配するな。」

ほたるP「………ほたる、あなたはどうしたいですか?」

ほたる「わ、私ですか……?!」

ほたるP「私はほたる次第で決めようと思っています。どうします、ここに賭けてみますか?」

37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:22:41.15 ID:ga7koYr00
ほたる(アイドルは続けたいけど…私が居たらみんな不幸になっちゃうし…私のわがままのせいでここの事務所の人に迷惑をかけるのは……)

ほたるP「……少し日を改めて良いですか?」

P「ああ。大事な決断だろうからゆっくり決めてくれ。」

ほたるP「ほたる、今日は一旦ホテルに帰りましょう。」

ほたる「あう……し、失礼しました…」

38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:23:43.81 ID:ga7koYr00
P「亜季、あの二人をどう思う?」

亜季「ふむ……何やら数多くの死地を潜り抜けられてきた方と同じ雰囲気を感じます。」

P「そうか…」

亜季「もしよろしければ…ほたるP殿について詳しくお聞きしたいのでありますが。」

P「俺も面識がある程度だから細かい事は分からない。というより奴が何者か知っている人間は存在しないだろうな。…噂程度で構わないか?」

亜季「はい、少し気になりますので…」

P「>>40」

40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:32:46.15 ID:Ojnn15fmO
元傭兵だな

41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:44:56.93 ID:ga7koYr00
P「あくまで噂なんだが…どうやら元傭兵らしい。他にも元工作員だとか元スパイとかいう噂もあるが……」

亜季「傭兵……確かに素人の方とは違う何かを感じました。」

P「少なくとも表の人間じゃなかったのは確実だ。しかし、あいつがどう言う経緯でギャンブラーになったかまでは知らん。確かなのは尋常じゃない程ギャンブルが強いという事だけだ。」

亜季「………何と無く、でよろしければ少しだけ理解できるかもしれません。」

42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:49:19.93 ID:ga7koYr00
ホテル

ほたるP「……済みません、ほたる。あなたの新しい所属事務所を見つけられたと思ったのですが……」

ほたる「いえ……気に入らなかったわけじゃないんです……」

ほたるP「…そうですか……運の悪さなら気にしなくて良いと思うのですが…」

ほたる「今まで散々疫病神だなんて言われてきましたから……」

43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:53:39.59 ID:ga7koYr00
ほたるP「…………」

ほたる「あっ……暗い話をしてしまいましたね…すみません…」

ほたるP「…私もです……行く先々で嫌われていました…」

ほたる「えっ……?!」

ほたるP「ほたるが疫病神なら私は死神扱いされていましたから…だから気にしなくて大丈夫ですよ。」

ほたる「………」

44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 07:57:56.43 ID:ga7koYr00
ほたるP「屍肉を啄むハゲタカなんてのもよく言われました。まあ不満はありませんでしたが。」

ほたる「あの…こんな事聞いたら失礼かもしれませんが……ほたるPさんって……」

ほたるP「……つい口が滑りました。聞かないでください……ほたるに嫌われたくありません…」

ほたる「あっ……すみません…」

ほたるP「謝らないでください。私が勝手に言いだした事ですから。」

45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:03:05.35 ID:ga7koYr00
ほたるP「私は……ほたるに会うまでは…こうやって平和に暮らすなんて考えられませんでした…ほたるは私の幸運の女神です。」

ほたる「………」

ほたるP「だから自分と居たら不幸になるなんて言わないでください。私はほたるが居るだけで幸せなんですから。」

ほたる「本当ですか……?」

ほたるP「はい。私はほたるにだけは嘘をつきたく無いですから。」

ほたる「>>47」

47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:04:31.04 ID:XLNRzzKZO
ありがとうございますっ…! 
私も頑張ってPさんを幸せにしますからっ!!

49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:14:26.87 ID:ga7koYr00
ほたる「ありがとうございますっ…! 
私も頑張ってほたるPさんを幸せにしますからっ……!!」

ほたるP「はい。よろしくお願いします。」

ほたる「………」ポロッ

ほたるP「ああ!何か失言をしてしまいましたか?!」

ほたる「いえ……私でも誰かを幸せに出来るんだなって思って……」

ほたるP「………」ギュッ

50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:21:13.52 ID:ga7koYr00
ほたる『今まで……私誰からも必要とされた事が無くて……」

ほたるP「辛かっですね……誰からも必要とされないのは……本当に悲しいです……」

ほたる「私……こんなに幸せでいいんでしょうか……?」

ほたるP「いいんですよ……これからもっと幸せになりましょう。」

ほたる「はい……ほたるPさんとなら……」

51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:28:05.92 ID:ga7koYr00
ほたるP「…少し散歩に出掛けませんか?」

ほたる「えっと……でも…私と散歩に行ったら……」

ほたるP「私はほたると散歩に行きたいんです。付き合ってくれませんか?」

ほたる「………」///

ほたるP「あんまりホテルに籠っているのは良くありませんから。」

52: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:35:28.90 ID:ga7koYr00
公園

ほたるP「夜風が気持ち良いですね…」

ほたる「……はい。」

ほたるP「偶然母の故郷に寄ってみて正解でした。ほたるに会えて……しかもこんな生活ができるなんて……」

ほたるP「お母さんが日本の方だったんですか…?」

ほたるP「顔も知りませんがね……体の半分に流れる日本人の血だけが証拠です。」

>>54「ほたるP?」

54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:36:10.36 ID:kT3N5QTj0
マキノ

55: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:41:07.66 ID:ga7koYr00
マキノ「ほたるP?……何故貴方が日本に?」

ほたるP「マキノ、フランスのカジノ以来ですね。」

マキノ「あんな勝負をするなんて…論理的じゃなかったわ……」

ほたる「お知り合い…ですか?」

ほたるP「はい。ちょっとした知り合いです。」

56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:48:38.49 ID:ga7koYr00
マキノ「次に会うときはラスベガスかと思っていたわ。」

ほたるP「ラスベガスですか…ラスベガスは勝ちすぎて入れなくなってしまったんですよ。」

マキノ「冗談みたいな話だけど…貴方の話なら論理が通っているわね。」

ほたるP「まだ勝負がついていなかったディーラーさんも居たんですが…彼女はどうしているでしょうか…」

マキノ「そんな人間が居たのね…情報に無かったわ………」

ほたるP「個人的なポーカーの勝負でしたから。」

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 08:53:26.07 ID:ga7koYr00
ほたるP「あれだけのスリルを合わせてくれた女性はなかなか居ませんでしたよ?マキノ、あなたもなかなかスリルのある人間ですが。」

マキノ「そんな事を言われても勝負はしないわよ?」

ほたるP「残念ですね…日本は平和で良い国なんですが勝負相手が居なくて退屈な事だけが残念です。」

マキノ「世界中を探したってそう居ないわ。」

ほたる「あ、あの……」

マキノ「あっ、ごめんなさい。」

58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 09:04:15.48 ID:ga7koYr00
マキノ「私は八神マキノ。趣味は諜報活動よ。」

ほたる「ちょ、諜報活動……?」

マキノ「貴女は…名前は確か白菊ほたるね。…えっと…鳥取県出身、血液型はAB、利き手は左、趣味は……」

ほたる「な、何で知ってるんですか?!」

マキノ「こんな物はプロフィールに乗ってるじゃない?別に非論理的な事では無いわ。」

ほたるP「マキノは諜報活動のプロなんです。あなたこそ何故日本に?仕事ですか?」

マキノ「>>60」

60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 09:06:33.92 ID:pdiE2s50O
ええ、あの亜季Pについて調べるように依頼されたのよ某国から

61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 09:13:55.84 ID:ga7koYr00
マキノ「ええ、あの今は大和亜季のプロデューサーについて調べるように依頼されたのよ、某国から。」

ほたるP「辞めておいた方が良いと思います。分の悪い勝負はお勧めしません。」

マキノ「それは貴方が決める事では無いわ。クライアントからの依頼は絶対に遂行させるのが信条なの。」

ほたる「えっと…あの……」

マキノ「しまったわね。一般人に聞かれてしまった以上本来は消さなければいけないのだけど……」

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 09:19:07.97 ID:ga7koYr00
ほたる「け、消すって……?!」

ほたるP「…………」

マキノ「……貴方を敵に回すのは賢明ではないわね。今回は誰にも話さないでいてくれたらそれで構わない。怖がらせてしまったわね。」

ほたる「い、いいえ…大丈夫です…」

マキノ「じゃあ貴方が日本にいる理由も聞かないでいてあげる。機会があればまた会いましょう。」

ほたるP「……!!Wait!」

63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 09:25:41.66 ID:ga7koYr00
マキノ「何?私も忙し……」

ほたるP「……」ガバッ

ほたる「わっ………?!」

マキノ「きゅ、急に何の真似……」
ギイーン!

マキノ「……狙撃?!な、何で……?!情報はクライアント以外…………やられた!」

ほたるP「動かないでください。動くと撃たれます。」

64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 09:31:51.33 ID:ga7koYr00
ほたるP「マキノ、あなたともあろう人が図られましたね。」

マキノ「……クライアントが情報をリークしたの…?!」

ほたるP「理由は幾つでも考えられます。本当に……嫌な世界です……ほたる、すみません。」

ほたる「…………」

ほたるP「スナイパーは…弾道から計算すると…あの1.5km先のホテルの部屋のどこかでしょう。」

マキノ「>>67」

67: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 09:43:45.37 ID:Sb7nEhkIO
どうするのよ

70: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:21:04.83 ID:ga7koYr00
マキノ「どうするのよ?!」

ほたるP「………Now it's top secret mission in... if I call they to help us……」

マキノ「ちょ、ちょっと…!」

ほたるP「………!」

ほたる「………」ガタガタ

ほたるP「………大丈夫です、ほたる。必ず私が何とかします…マキノ、今から私が話す事は最重要機密事項に所属します。」

マキノ「……貴方…一体何者なの…?」

71: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:21:50.26 ID:ga7koYr00
ほたるP「本来なら同じ潜入捜査官以外に正体を明かすのは禁止されていますが…エマージェンシーですから本部も特例として認めると思います。」

マキノ「…………貴方、まさか?!」

ほたるP「……少し静かにしていてください。……This 'crazy eights' is now while on duty have received attacks from hostile forces……」

マキノ「……………」

ほたる「あ、あの……」

ほたるP「……God bless things…これで暫くしたら助けが来てくれます。」

72: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:23:17.70 ID:ga7koYr00
ほたるP「………絶対に知られたくなかったのですが……黙っていた事が……」

工作員1「Freeze!(動くな!)」ガチャ

ほたるP「………くっ……まさかこれ程の人員を投入してくるとは……」スッ

工作員2〜5「……」ガチャ

マキノ「…………」スッ

ほたる「………」ガタガタ

ほたるP「……すみません……間に合いませんでした……」


73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:23:52.99 ID:ga7koYr00
リーダー「折角日本に居るのだから日本語で話そうじゃないか『クレイジーエイト』。今回はほたるPと名乗っているんだったか?」

ほたるP「……このような派手な騒ぎを起こして良いのですか?」

リーダー「構わないさ。君とそこの情報屋さえ消せれば後始末に幾らかかろうと釣りが来る。」

ほたるP「………あなた方はどこの組織の人間ですか?」

リーダー「これから死ぬ人間が知ってどうする?」

74: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:24:56.21 ID:ga7koYr00
リーダー「君たちの仲間が到着するまで後20分はかかるだろう。その間に君たち二人…」

ほたる「……」ガタガタガタ

リーダー「いや、3人を始末して立ち去るのは容易い。ではさようなら…」

ほたるP「……賭けをしませんか?」

リーダー「命乞いなら無駄だぞ?」

ほたるP「…私には幸運の女神が付いていますから。私は…私たちは助かるにこの生命を賭けます。」

リーダー「……ならば私は君はここで死ぬに賭けよう。賭けで死ぬんだ、本望だろう?」

ほたるP「…………」


何が起きた?
>>76

76: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:26:54.43 ID:0FErIp2Ro
空から数多のぬいぐるみがふってきた

78: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:35:25.06 ID:ga7koYr00
ポトッ

リーダー「……A stuffed toy?」

ぬいぐるみ「…」

ぬいぐるみ×大量「…」ドドドドド

リーダー「…That's ridiculous!!」

ほたるP「…賭けは私の勝ちのようです、ね!!」ダッ バキッ

リーダー「……?!」グシャッ

工作員2〜6「?!」

79: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:47:57.19 ID:ga7koYr00
工作員1「Don't be upse……?!」
グシャッ

ほたるP「……」

工作員2〜5「……」ガチャ

ほたるP「……っ!」バチッ バチッ

工作員2〜5「〜〜?!」

マキノ「………BB弾?!」

ほたるP「助かった!………」







80: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:51:11.82 ID:ga7koYr00
リーダー・工作員「」

ほたるP「…………」

マキノ「全員一撃で……」

ほたる「ほ、ほたるPさん………」

ほたるP「お願いします……私の本性を見ないでください……」

ほたる「…………」

ほたるP「……何時から居たんですか?」

亜季「………」

81: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:55:22.40 ID:ga7koYr00
マキノ「なっ……?!」

P「……スナイパーは抑えた。」

亜季「……すみません…P殿と買い物をしていたら銃声が聞こえたので……」

ほたるP「………ぬいぐるみはあなたたちが?」

亜季「いえ……私はエアガンで銃を持つ手を狙っただけであります。」

ほたるP「………何から聞きたいですか?」

P「>>83」

83: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 13:59:32.54 ID:kT3N5QTj0
お前は別にいい……マキノ、少し聞きたい

84: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 14:04:54.36 ID:ga7koYr00
P「…お前は別にいい……」

ほたるP「そうですか……」

P「八神マキノ、少し聞きたい事がある。」

マキノ「………私を知っているの?」

P「少し政財界にツテがあってな。何者かが俺を嗅ぎ回ろうとしているとの注意を受けた。」

マキノ「……お見通し…だったか…」

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 14:09:27.98 ID:ga7koYr00
P「…実際はこんな美人だったとはな…モンタージュしか知らなかったから驚いたよ。」

マキノ「………クライアントの情報は絶対に教えない。」

P「……クライアントに裏切られてもか?」

マキノ「………それが私の誇りだから…」

P「………今回の一件は俺とお前との共倒れを狙った計画だったようだ。最初から仕組まれていたんだよ。」

86: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 14:17:52.73 ID:ga7koYr00
亜季「…幸い工作員が何やら先走ったようなので事前に防ぐ事が出来ましたが……計画が遂行されていれば貴女は間違いなく……」

マキノ「……潮時かしらね…クライアントの狙いすら見抜けないなんて……それで、私を政府に引き渡すつもり?」

P「………」

ザッ

武装集団「……」

亜季「……くっ!」

ほたるP「彼らは私の同僚たちです、安心してください。」

87: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 14:26:05.90 ID:ga7koYr00
ほたるP「Relief thanks.Neutralize the hostile forces.(救援感謝する。敵対勢力は無力化した。」

捜査官1「Bow is not necessary. It is an excellent undercover so you lose.(礼なら必要無い。お前程の潜入捜査官を失う方が痛手だ。)」

ほたる「……ほ、ほたるPさんは一体……?」

ほたるP「……すみません…ほたる……皆さんはもう……私の正体に気付いているのでは無いですか……?」

亜季「>>89」

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 14:27:34.67 ID:Uur1n1URO
ええ、素手で宇宙人を組みた押したり第三次大戦を阻止した伝説のコックで有りますね

91: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 14:36:59.15 ID:ga7koYr00
亜季「ええ、素手で宇宙人を組みた押したり第三次大戦を阻止した伝説のコックで有りますね。」

ほたるP「……………Give me back the operatives.I have a talk with them(工作員を連れて戻ってくれ。俺は話が彼らと話がある。)」

捜査官1「…………OK.However impose confidentiality if they become cooperater and forget.(了解した。しかし彼らに協力者になってもらうのならば守秘義務を課す事を忘れるな。)」

ほたるP「………Thank you.」

92: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 14:41:07.44 ID:ga7koYr00
亜季「………もうよろしいでしょうか?」

ほたるP「はい……聞いておく義務があったので…あそこで正直に答えられていたら……」

ほたる「…………」

ほたるP「すみません、ほたる……なんと言ったらいいか分かりません……私は…私はずっとあなたを騙していました……」

P「………」

93: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 14:47:12.31 ID:ga7koYr00
ほたるP「私は………あなたにだけは嘘を絶対につきたくなかったのに……すみません……すみません……私は……最低の人間です………」

マキノ「……貴方……秘密捜査員ね?」

ほたるP「……はい。コードネームは『クレイジーエイト』…カジノや賭博場への潜入捜査を専門とする秘密捜査員です……」

P「………成る程…それならあの強さも納得だな…」

ほたるP「…どうしても身分を明かす事は出来なかったのです……」

94: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 14:57:21.53 ID:ga7koYr00
ほたるP「ずっと……負ける事の許されないギャンブルと…裏切りの中に生きてきました……今回日本に来たのも潜入捜査のためでした………」

ほたる「………」

ほたるP「私は……アメリカのスラム街の出身です……母が日本人という事以外は何も分かりません………この名前も大量にある偽名の一つです……」

亜季「………そのような事を話されて良かったのですか?」

ほたるP「…本来は最重要機密です……」

亜季「……ならば何故…?」

ほたるP「>>96」

96: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 15:02:01.76 ID:kT3N5QTj0
ようやく気付いたのです……ほたる、あなたにだけは、あなたにだけは……教えるべきだと。そうでなければ私は、あなたの隣にいる資格すらもないでしょう

100: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 18:08:18.86 ID:ga7koYr00
ほたるP「ようやく気付いたのです……ほたる、あなたにだけは、あなたにだけは……教えるべきだと……」

ほたる「………」

ほたるP「そうでなければ私は、あなたの隣にいる資格すらもないでしょう………いえ…最初から居てはいけなかったのです……」

ほたる「………」

ほたるP「すみません……私は……あなたの隣が余りに心地良かったのです……出来ればずっと居たいくらいに……」

101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 18:08:53.40 ID:ga7koYr00
ほたるP「私は……最初にあなたに近づいたのは………………隠れ蓑に利用するためでした………」

ほたる「………」

ほたるP「でも……あなたと過ごすのが……楽しくて……楽しくて……いつしか本当にあなたを愛してしまっていました……私に……温かい感情をくれたのはあなたが初めてでした…………」

ほたる「…………」

ほたるP「初めて人を愛すると言う意味が分かったのです………」

102: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 18:09:20.14 ID:ga7koYr00
ほたるP「今までに任務の為に女性と関係を持ったのは数え切れません………でも私には少しも愛情が湧かなかった………」

ほたる「…………」

ほたるP「どの女性も私を利用する事しか考えていなかった……そして私も………」

ほたる「………」

ほたるP「初めてだったんです……心が安らいだのも…癒されたのも……こんな幸せで良いのか信じられませんでした……」

103: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 18:09:58.95 ID:ga7koYr00
ほたるP「あなたと過ごした日々は本当に素晴らしかった……きっとこれから先も私の一番の宝物です……最後に……こんな事を言う資格はありませんが……大好きでした。……では…」クルッ

ほたる「……どこに行くんですか……?」

ほたるP「あなたみたいな人間は私みたいな汚れた人間といたらいけません。……それに私はあなたがくれた真実に嘘で答えてしまった…………行きましょうマキノ、あなたは私が口添えすれば協力者として認めてもらえます。」

マキノ「…………」

ほたる「…>>105」

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 18:11:54.68 ID:uX07ddrAO
私も一緒に行きます。

106: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 18:37:20.01 ID:ga7koYr00
ほたる「……私も一緒に行きます。」

ほたるP「…………いいんですか?」

ほたる「私……ほたるPさんが大好きですから…!」

ほたるP「………ありがとうございます…………行きましょう。」

ほたる「……はい。」

捜査官1「It will be impossible(それは無理だろうな)」ガチャ

ほたるP「……?!」

107: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 18:42:30.15 ID:ga7koYr00
ほたるP「……What is imitation? (何の真似だ?」

捜査官1「Can't you underrtand?Be misled by such puss who don't need to we.(理解出来ないか?我々にはそのような小娘に惑わされる者は必要ない。)」

亜季「……くっ!」

P「……待て。外交問題になる、辞めろ。」

亜季「……しかし…!」

ほたる「ほ、ほたるPさん……!」

108: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 19:01:22.01 ID:ga7koYr00
捜査官1「So I consider that you lost the capability,and I'll deprivation your authority of the agent.(よって俺はお前を能力を失ったと見做し、捜査官権限を剥奪する。)」

ほたるP「……That means……(つまり……)…?!」

捜査官1「Unluckly you have been dismissaled.We do'nt know what you will do since now.(不幸だが君は解雇された。我々は君が今からどうしようと知った事ではない。)」

ほたるP「………Oh my god…」

ほたる「……何て言ってるんですか…?!」

109: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 19:04:40.81 ID:ga7koYr00
捜査官1「………まあ、あれだ。後はシアワセに暮らせって事だ。」

ほたるP「……いいんですか……?」

捜査官1「不服ならハッポウを許可されているが、どうする?」

ほたるP「はあ……失職しちゃいましたか……」

ほたる「ど、どういう事なんですか?」

ほたるP「>>111」

111: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 19:40:08.57 ID:uX07ddrAO
ようするに、危ない目にはあわなくて良いらしいですよ

112: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 19:47:16.11 ID:ga7koYr00
ほたるP「要するに、危ない目にはあわなくて良いらしいですよ?」

ほたる「えっと………」

ほたるP「んー…つまり仕事をカケモチしてたら一個クビになっちゃいました。参りましたねー…」

ほたる「あ、その………」

ほたるP「………あなた…こんな事をして大丈夫なんですか?」

捜査官1「I can't underrtand what you say.(何を言っているか理解出来ないな。)」

113: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 19:53:26.89 ID:ga7koYr00
ほたるP「……………ありがとうございます……なんと言ったら良いか……」

捜査官1「今から言う事はヒトリゴトだから聞き流せ。そんなカンドウ的な場面を見せつけられて何も思わない程俺たちもまだ人間は辞めていない。偶にはゼンニンをさせろ。後はなんとかするから任せろ。」

ほたるP「…………」

捜査官1「………Bye.」スタスタ

ほたるP「…………」

114: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 19:59:08.88 ID:ga7koYr00
マキノ「嘘……信じられない……こんな事全然理性的じゃないわ……!」

P「………あの捜査官、これから大変だろうな。」

亜季「……漢が御決断されたのであります……あの方を信じるしかありません……」

ほたるP「ほ、ほたる。頬をつねってください。」

ほたる「え、えいっ…!」ギュッ

ほたるP「痛い……痛いです………痛い………」

115: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:02:44.02 ID:ga7koYr00
ほたるP「ゆ、夢じゃありません……まさか組織を抜けられる日が来るなんて………」

P「はぁ……仕方ない……また櫻井さんとこのお嬢様に頭を下げに行くか……」

亜季「………お供致します。」

ほたるP「わ、私はこれからどうしたら良いのでしょうか……そ、組織を辞めたら……どうしたら良いのか……」

ほたる「>>117」

117: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:05:15.31 ID:uX07ddrAO
最初にPさんに言われた通り、プロダクションに入って一緒に頑張りましょうよ

118: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:11:00.14 ID:ga7koYr00
ほたる「最初に……Pさんに言われた通り、事務所に入って一緒に頑張りましょう…!」

ほたるP「わ、私を……私を………許してくれるんですか……?」

ほたる「私こそ……すみません……」

ほたるP「な、何故ほたるが謝るんですか?!」

ほたる「不幸だってずっと言ってたけど……ほたるPさんと会えたから不幸じゃありませんでした……!」

119: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:15:11.20 ID:ga7koYr00
ほたるP「わ、私……ずっと……ほたるを騙して……」

ほたる「私を大好きって言ってくれたのは…嘘じゃないですから。」

ほたるP「ほ、ほたる………私………私………」

ほたる「その代わり…これからは嘘をつかないでくださいね…?」

ほたるP「ううっ………ほたる……大好きです…………他に……言葉が………ううっ………」

ほたる「……私も…………ぐすっ……」

120: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:25:20.45 ID:ga7koYr00
ほたるP「ほたるっ………!」ガバッ

ほたる「きゃっ…?!」

ほたるP「ほたる……ほたる……ううっ……ほたる……」

ほたる「………」ギュッ

ほたるP「こ、こんな幸せが……ああ……えっと……I can't beieive it……」

ほたる「私も……幸せです……!」

121: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:32:48.41 ID:ga7koYr00
ほたるP「ああ……でも……本当に……組織を抜けられるんでしょうか………」

P「大丈夫だ。その点に関しては保証する。日本の政財界を取り仕切ってる12歳に頼めば何とかなる。」

ほたるP「えっ……あ……まっ、まさか……?!」

P「昔からの知り合いでな。まあ…秘密捜査員一人分の交渉ぐらい頼めばやってくれる。」

ほたるP「>>123」

123: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:33:59.33 ID:uX07ddrAO
あなたも充分すごいですけどね。今は素直に礼をさせていただきます。

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:40:06.56 ID:ga7koYr00
ほたるP「あなたも十分すごいですけどね…今は素直に礼を言います…」

P「気にするな。……うちの事務所のプロデューサーってどんどん異色の経歴()ばっかりになって行ってる気がする……」

亜季「まあ……個性豊かという事で……」

P「そんなレベルじゃねえもん……そのうちもっと凄いの来たらどうしよう……」

125: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:43:52.23 ID:ga7koYr00
ほたるP「じゃ、じゃあ日本の法律も変えて今すぐほたると………!」

ほたる「……」///

P「それは無理。」

ほたるP「い、いいじゃないですか?!えっと……事のついでで……!」

ほたる「………」///

P「…流石に立法はキツイんだよ……」

ほたるP「な、何ですと……!」

126: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:46:49.52 ID:ga7koYr00
ほたる「その……結婚しなくてもあっ、愛があれば……」///

ほたるP「ほ、ほたる………」///

ほたる「だから…3年だけ待ってください、ね…?」///

ほたるP「分かりました!待ちます!幾らでも待ちます!」

ほたる「さ、三年だけでいいのに………」///

P「バカップルかよ……」

127: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:49:43.89 ID:ga7koYr00
P「さてと………」

マキノ「くっ、公安にでも何でも通報なさい!」

亜季「むむむ………」

P「……分かりやすく、くっ殺状態だな……」

マキノ「さあ!早くなさい!」

亜季「………どうしましょうか?」

P「>>129」

129: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:52:30.24 ID:uX07ddrAO
お前も来るか?

130: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 20:57:32.37 ID:ga7koYr00
P「お前も来るか?」

マキノ「ふふふ……いいわ!私の事を恨んでる組織に売り飛ば………え?」

P「アイドルしませんか?」

マキノ「はっ?!な、な、何を……?!」

P「アイドル……しませんか?」

マキノ「貴方……正気?!脈絡がおかしいわよ?!」

131: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 21:01:47.00 ID:ga7koYr00
P「何かこう……ティンと来た。」

マキノ「い、意味が分からないわ?論理性の欠片も……」

P「今アイドルになればもれなく経歴の抹消と新しい戸籍をプレゼント。」

マキノ「そんな怪しげな話、信じるわけ無いでしょ!!」

P「マジかー…じゃあ政府に身柄引き渡すか。」

マキノ「わ、私を脅すつもり?!」

132: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 21:05:25.04 ID:ga7koYr00
P「脅しもするさ。こんな人材を逃したくないからな!」

マキノ「わ、私は30ヶ国以上で指名手配されてて……」

P「余裕。」

マキノ「懲役500年以上で……」

P「楽勝。」

マキノ「う、裏にも名前が出回ってて……」

P「おっつおっつばっちし☆」

133: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 21:08:58.54 ID:ga7koYr00
マキノ「あ、あ、アイドルなんて無理に決まってるじゃ……」

P「そうか……仕方ない政府に…」

マキノ「まっ、待ちなさい!いや、待ってください!」

P「政府でも公安でもヤーさんでもマフィアでも好きなところに引き渡せばいいんだろ?」

マキノ「〜〜っ!!!」

P「ふっふっふ。で、どうする?」

マキノ「>>135」

135: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 21:15:09.58 ID:0FErIp2Ro
分かったわよ、やれるだけやるわよご期待には添えたさないとは思うけど

137: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 21:47:36.69 ID:ga7koYr00
マキノ「わ、分かったわ!やれるだけやるわよ!ご期待には添えないとは思うけど。」

P「それが聞きたかった!と言う訳でほたるP頼んだ。」

ほたるP「ほたる……」///

ほたる「ほたるPさん……」///

マキノ「聞いてないわよ!」

亜季「成る程…この短時間で掛言葉、むっ!掛けと賭けも……」

マキノ「掛けてないわよ!」

138: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 21:53:14.10 ID:ga7koYr00
P(貴重なツッコミGETだぜ!)

亜季(貴重なツッコミでありますな……)

マキノ「な、何でこんな事に……運が悪いにも程があるわ……もう嫌……」

ほたる「………」///

ほたるP「………」///

マキノ「ううう……こんな奴らに弱みを握られるなんて……」

139: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/01/01(木) 22:01:59.93 ID:ga7koYr00
翌日 事務所

ありすP「ふふふ。ほたるちゃんって言うのかい?ちょっと僕と………」

バリーン

ほたる「あっ、いきなり窓から野球ボールが……!」

ありすP「……えっ?」ゴスッ



やっぱり13歳は最高だぜ!

引用元: ほたる「私に付き合うと……不幸になっちゃいますから……」