1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:35:48.00 ID:HmLCjSfU0



4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:37:02.65 ID:HmLCjSfU0
P「知らぬ間に俺が春香と付き合っていることになってた」
P「どういうことなんだ」

小鳥「知りませんよ、すっかりラブラブじゃないですか」

P「知ってますか小鳥さん、ラブラブって死語なんですよ」

小鳥「はい」

P「ああ、どうしよう……プロデューサーとして俺はどうしたらいいんだ」

小鳥「うーん……これは完全にプロデューサーさんの自業自得ですから」

P「そうですよね、分かっては居るんですけども、本当のこと言うにしても春香を傷つけてしまうかもしれないし、だからと言ってこのままですと……いずれ大変なことになるような気がするんです」

小鳥「女心踏みにじる野郎は下衆ですからね~」

P「なるほど、今まさに踏まれたような感覚です」

小鳥「ここはプロデューサーさんが男として!きちんとわきまえないと!」

P「ああ~どうしよう……」

小鳥「誰かに聞いてみるとか、どうですか?」

P「誰かに?」

小鳥「対処方法を」

P「なるほど!それじゃあ響に聞いてみよう!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:37:24.09 ID:HmLCjSfU0
P「……ということなんだよ、響どうすればいい?」

響「なんだ、プロデューサーは付き合ってるつもりじゃなかったのか、自分がっかりだぞ」

P「そう言わずに、な?」

響「そうだなぁ……他に好きな人が出来たとかどうだ!?」

P「うーん、それも考えたけど……」

響「ダメなのか?」

P「良いにしたって、誰を好きになったって言うんだ?」

響「そ、それは!!…………じ、自分、と、か?」

P「……え?」

響「じ、自分なら、あ、プロデューサーに合わせるぞ……」

P「そ、そうか……つまり、響のことが好きになってしまったからーってことか」

響「そうだぞ!」

P「うーん、でもそのあとに俺と響は付き合ってるってことになるんだから、それなりに対処しないといけないし、響と春香の関係が気まずくならないか?」

響「それは……な、なんとかするぞ!」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:38:29.46 ID:HmLCjSfU0
P「なんとかって……厳しいな」

響「でも自分以外には難しいと思うぞ」

P「そうか?」

響「う、うん」

P「まぁ……響、ありがたいけど最終手段にするよ」

響「わ、分かったぞ。また困ったことあったら聞いてくれ!」

P「ああ!ありがとな!!」



P「……なんか響顔赤くなってたな」



響(プロデューサー行っちゃったぞ……)

貴音「響」

響「うわぁ!?た、貴音!?居たのかぁ?」

貴音「ふふ、私はどこにでも居るんですよ」

響「それなんとなく怖いぞ……」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:42:30.01 ID:HmLCjSfU0
一連の会話の後に、貴音と会話することによって、後々の設定が変わっていきます。

貴音「私としては、プロデューサーと春香がくっつくと思っていましたが」

響「じ、自分だってそうだと思ってた、でもプロデューサーは春香と付き合っている気が無いって聞いたら……」

貴音「……響は、プロデューサーのことを?」

響「ち、ちが……わないぞ」

貴音「ならば、私は響の味方をしなければなりません」

響「ほ、本当か!?」

貴音「響とはもう古い仲……当たり前のことですよ」

響「貴音が居れば心強いぞ!」

貴音「はい」

響「まずは何をすればいいんだ?」

貴音「そうですね……私の予感、予知、予測ではこの後……様々な人達から意見を聞いて、自分の考えをまとめているようですね」

響「す、すごい、貴音がエスパーみたいだ」

貴音「そして、行く先には春香が待ち構えている」

響「うぅ……」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:43:57.70 ID:HmLCjSfU0
貴音「そうならないようにするのが、響、貴方の役目です」

響「自分、負けないぞ」

貴音「今プロデューサーは春香と話しているようですね」

響「ちょっと聞き耳立てるぞ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:44:33.95 ID:HmLCjSfU0
P「……春香」

春香「はい!」

P「うおぉぉぉ!?」

春香「えへへ、プロデューサーさんに呼ばれたら飛び出ますよ!」

P「さ、流石だな~」

春香「プロデューサーさんのこと大好きですから!」

P「あ、あはは……」

春香「? どうしたんですか?プロデューサーさんなんか変ですよ」

P「い、いや、そうでもないぞ?」

春香「そうですか?」

P「なぁ、春香」

春香「はい?」

P「お、俺達って付き合ってるん、だよ、な?」

春香「そうですよ?」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:45:06.23 ID:HmLCjSfU0
春香「え、えっと……どうしてそんな質問するんですか?」

P「い、いや!悪い悪い、ごめんな」ナデナデ

春香「ふぁ……プロデューサーさんに撫でられると安心します」

P「そうか?」

春香「眠くなっちゃいますね……」

P「あははは……」

春香「えへへ」

P「お、俺らっていつ頃から付き合ってたんだっけ?」

春香「……む、プロデューサーさん記念日忘れるなんて、ダメじゃないですかー」

P「ご、ごめん!ほら、プロデュースでスケジュールとかでごっちゃになってさ」

春香「6ヶ月くらい前からですよね?確か」

P「」

春香「あの時私思い切って『付き合ってください』って言ったんですよね~……懐かしいなー」

P「」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:46:45.68 ID:HmLCjSfU0
響「自分も撫でられたいぞ……よく自分がハム蔵達を撫でるけど」

貴音「シッ……」

春香「ふふ!あっさりオーケーしてくれたんですよね!」

P「あ、ああ、そうだった、かも、な」

春香「あ、もうこんな時間!!そろそろ行かないとですよね」

P「え?あ、ああ!!レッスンだよな!!」

春香「はい!プロデューサーさんの腕名残惜しいんですけど……お仕事も恋人ですから!行ってきますね!」

P「ああ!頑張れよ!!」

春香「はい!!」

響「あ、春香行っちゃった」

貴音「そのようですね、今がチャンスですよ、響」

響「え、そ、そうなのか!?」

貴音「とりあえず当たってみるのです」

トンッ

響「う、うわぁ!!押すな貴音ぇーーー!!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:49:43.24 ID:HmLCjSfU0
P「お?響か」

響「ぷ、プロデューサー……」

P「ごめんな、響。まだ考えがまとまっていなくて……」

響「だ、大丈夫だぞ!自分待ってるから……」

P「そうか、ありがとな!」

響「わっ!?な、撫で……」

P「ダメだったか?」

響「だ、ダメじゃない……」

P「はは、響、頼りにしてるからな」

響「わ、分かったぞ!全部終わったら自分がプロデューサーを撫でるからなー!」

P「そうか、じゃあちょっと雪歩にも意見聞いてみるからな、また後でな!」

響「チバリヨー!(頑張れの意)」



貴音「良きことですよ、響」

響「緊張した……貴音強引だぞ」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:53:26.68 ID:HmLCjSfU0
貴音「多少強引にしなければ事が進まないので、仕方のないことですよ」

響「うぅ……次は雪歩に聞くって言ってたぞ」

貴音「それではプロデューサーにつけていたこの盗聴器で」

響「ちょっと待って、貴音!?」

貴音「はい?」

響「いつつけた!?というか、いつからつけてた!?」

貴音「先日……


貴音「あなた様、あなた様」

P「ん?ああ、貴音か。どうした?」

貴音「背中にゴミが」

P「おお、取ってもらっていいか?」

貴音「はい」

設置

P「ありがとな」

貴音「気にすることはございません」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:55:42.27 ID:HmLCjSfU0


貴音「という感じで」

響「自然すぎる!?策士だぞ!?と言うか、使用用途はなんだ!?」

貴音「予めこのようなことが起きるかもしれないということですよ、響」

響「よ、予知か、予知なのか」

貴音「ふふ、それはヒミツです」

響「ぐぬぬ……ま、まぁ準備万端なら聞いてみるぞ」


P「おおおお!落ち着け雪歩!!」

雪歩「……ハッ!?」

P「お茶淹れるからまっててくれ……」

雪歩「わ、私、穴掘って埋まってますね……」

P「座っててくれ!」


雪歩「ふー……落ち着きますね、プロデューサーのお茶」

P「そうか?何の知識も無いけどな」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:57:32.01 ID:HmLCjSfU0
雪歩「そういうお茶のほうが、こういう時は良かったりするんですぅ」

P「そういうものなのか」

雪歩「……さっきは熱くなっちゃったんですけど、私はやっぱりきちんとお付き合いするべきだと思います」


響「ッ……」

貴音「……」


P「そ、そうか……」

雪歩「春香ちゃん……本当にプロデューサーのこと好きみたいですから」

P「……そうだよな、ありがとう雪歩。しっかり考えてみるよ」

雪歩「はい!しっかり考えてくださいー!」


響「やっぱり雪歩も……」

貴音「致し方ないことです、事務所の皆が皆、そう思っているのですから」

響「うん、自分もそうだったから仕方ないぞ……」

貴音「プロデューサーが余りにも鈍感故ですね……」

響「うん、でも……な、なんでもないぞ」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 12:59:57.42 ID:HmLCjSfU0
貴音「次は真美に聞くようですね」

響「なんか悪い気分だぞ、盗聴って……」

小鳥「話しは聞かせてもらったわ」

貴音「亜美がプロデューサーを叩いたようです」

響「い、痛そうだぞ……って今の誰だ?」

小鳥「ちょ、ちょ、ちょー!!話しを聞いてー!」

貴音「小鳥、静寂は簡単に壊れるものです」

小鳥「ご、ごめんなさい……」

響「ピヨ子も手伝ってくれるのかー?」

小鳥「うーん、私は中立かなぁ、春香ちゃんも応援したいし、響ちゃんも応援したいのよ」

響「そ、そうなのか」

貴音「優柔不断ですね」

小鳥「みんな可愛いのがいけないのよ~!」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:04:53.16 ID:HmLCjSfU0
響「あ、亜美も来た」

貴音「亜美と真美はプロデューサーがいけないとのことみたいですね」

小鳥「なんだか盗聴って楽しいわね」

響「亜美と真美は春香を傷つけないように誤解を解くべきって言ってるのか?」

貴音「端的に言えば、その通りですね」

響「なぁ貴音、自分もそうして誤解を解いてから、きちんと春香とぶつかるべきなのか?」

貴音「非常に難しい質問です。春香とぶつかるのは回避できない事柄……故に、どういう形で、というのはあまり関係が無いのですよ、響」

響「そういうもんなのかー?」

小鳥「女ってそういうものよ」

響「ピヨ子が言うと深いなー」

小鳥「ぐぬぬ」

貴音「……そろそろでしょうか」

響「え?」

貴音「プロデューサーは次に私に聞くようですね」

響「貴音に!?」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:10:10.14 ID:HmLCjSfU0
貴音「行ってきます」

響「が、頑張れ貴音ー!!」


P「貴音、実はこれこれこういうことがあってな」

貴音「……そのようなことになっていたのですね」

P「そうなんだ。貴音だったらどうしたらいいと思う?」

貴音「

 非常に難しい問題ではあります。しかし、プロデューサー、雪歩の言う通り大切なのはプロデューサーの気持ちなのではないでしょうか

→難しい問題ではあります。しかし、プロデューサーはプロデューサー、貴方は仕事をこなしつつ、アイドルのケアもしなければいけない



P「そうなんだよなぁ……」

貴音「仮に春香に誤解を解いたとしても、今後春香の活動に多少なりとも影響が出ると私は思います」

P「そう、だな……」

貴音「しかし、私が思うのは春香はとても強い心を持っています。故にプロデューサーの気持ちが……春香に向いていないときちんと言えば、春香はけじめをつけて、諦めると私は思うのです」

P「そういうもんか?」

貴音「乙女心とは、まこと面妖なもの……。男性では耐えられない痛みでも、女性では耐えられることもあるのです―――強き者ですから」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:14:06.52 ID:HmLCjSfU0
P「THE IDOLM@STERか」

貴音「ふふ、そのような歌詞もありましたね」

P「ありがとうな、貴音。俺はきっと春香が弱いものだと思っていたのかもしれない。でもよく考えたら―――アイドルやってるんだもんな。弱いわけがない、きちんと気持ちを伝えてみるよ」

貴音「はい、それと……」

P「?」

貴音「少しは相手の思っていることを気にするべきではあります」

P(な、なんだ……急に寒気が、貴音から凄いオーラが!?)

貴音「これ以上の誤ちは……私が許しません」

P「わ、分かった、肝に銘じておく」

貴音「最後に」

P「な、なんだ?」

貴音「今夜は、月が綺麗な夜になりそうです」

P「……?」

貴音「それでは」

P「あ、ああ……」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:17:20.30 ID:HmLCjSfU0
貴音「戻りました」

響「た、貴音!?どうだった!?」

貴音「響、時期にわかります。今は一人で居たほうが良さそうですね」

響「え、どういう意……」

P「……響」

響「ぷ、プロデューサー!?」

P「あれ?今誰かと話してなかったか?」

響「え?え?あ、あれ!?貴音もピヨ子も!?」

P「?? まぁいいや。あのな、やっぱり協力して欲しいんだ」

響「ぶぇ!?ほ、本当か!?」

P「ああ……春香はきっと強い。だから、俺が響のこと思ってるって分かってくれれば、春香は分かってくれると思うんだ」

響「わ、分かったぞ……」

P「響には辛い思いさせちゃうかもしれないけど、大丈夫か?」

響「…………なんくるないさー!!プロデューサーがちゃんと支えてくれれば平気さ!」

P「そうか!俺も頑張って響を支えるから、響も俺を支えてくれ!」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:21:25.34 ID:HmLCjSfU0
響(な、なんか凄い嬉しい。ここまで頼ってくれるのは嬉しいぞ)

P「春香はレッスンが終わったら帰ってくる。俺がそう連絡しておいた……その時が勝負だ」

響「……自分」

P「?」

響「負けないぞ」

P「? お、おう!」




春香「戻りました―!」

P「おかえり春香」

春香「えへー!プロデューサーさーん!」

P「……」

春香「……?あれ?響?」

響「……」

春香「な、なんで二人で腕組んで」

P「……ごめんな、春香」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:26:44.18 ID:HmLCjSfU0
春香「……響?」

響「じ、自分だって……」

春香「響もプロデューサーさんのことが好きだったの?」

響「……う、うん」

春香「そ、そんな、だからって」

P「春香、そのな……実は……」

春香「や、嫌です、聞きたくないです」

P「頼む、聞いてくれ!」

春香「い、嫌です!!」

P「春香!」

春香「……ッ」

P「……ごめん」

春香「謝らないでください」

春香「……」

響「……ッ」ビクッ

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:30:03.76 ID:HmLCjSfU0
春香「横取りは、酷いよ……」

響「……別にプロデューサーは春香のことが好きだったわけじゃないぞ」

春香「……え?」

P「ひ、響!?」

響「誤解だったんだぞ!春香は付き合ってる気だったけど、プロデューサーはそうじゃなかったんだ!」

春香「そんな……」

P「い、いわなくても良かっただろ……」

響「だ、だから!横取りでもなんでもない!」

春香「……ふふ」

P「春香?」

春香「分かっては居たんですよ?プロデューサーさんがその気無いことくらい……デートだってあんまりしなかったし、6ヶ月なのにキスもしてなかったし……」

P「春香……」

響「……」ギュッ

春香「でも、でも……私の気持ちは揺るがないんです。当分の間は……それでも、プロデューサーさんが……響のことがきちんと好きなら」

響「……」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:32:40.94 ID:HmLCjSfU0
春香「プロデューサーさん、どうなんですか?プロデューサーさんは本当に、本当に響のことが好きなんですか?」

響「……」

P「……」

春香「……」

P「俺は……響の、ことが……」

響「……」ギュッ

P「好き、だ」

春香「ッ……」

響「!?」

P「……だから、春香。ごめん……」

春香「……す、すみません、今日はもう帰ります」

P「春香!」

春香「こ、これ以上言葉をかけないでください。壊れちゃいます私」

P「……」

春香「お疲れ様でした……」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:36:12.26 ID:HmLCjSfU0
P「なぁ、響」

響「え?」

P「コレでよかったのかな」

響「……わからないぞ」

P「結局春香を傷つけてしまったよな、俺」

響「でも……もっと遅かったらもっともっと傷ついてたぞ」

P「……そうだな、天ヶ瀬の言う通りだ」

響「?」

P「ああ、なんでもない……亜美真美に怒られちゃうな、こりゃ」

響「あ、あのさ、プロデューサー」

P「?」

響「さ、さっきのじ、自分が好きってやつは、え、演技なのか?」

P「……」

響「……」

P「そう、だと思うぞ……」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:40:52.94 ID:HmLCjSfU0
響「そうだよな……」

P「……響?」

響「ごめんなさい、プロデューサー。こんな時に言うのもさ、すっごい卑怯かもしれないって分かってるんだけど……」

P「……」

響「自分、本当にプロデューサーのことが好き、なんだ」

P「……そうか」

響「うん、ごめん。だから、春香の言う通り横取りは合ってるんだ……自分最低だぞ……」

P「響、ごめんな……全部俺が悪いんだ」

響「自分、ダメだ……完璧じゃないぞ……春香を傷つけて、プロデューサーに告白なんて……でも言い出したら止まらなくって……」

P「辛い思いさせてすまなかった……」

響「ぐすっ……うぅ……」

P「……よしよし」

響「んぐぁ……撫で……」

P「……」

響「プロデューサーは、自分のことどう思ってるんだ?」
 

41:  2012/10/13(土) 13:44:20.78 ID:HmLCjSfU0
P「すまん、ちょっと、頭が混乱してて、分からない」

響「そうだよな!わ、わかってた。だからゆっくりでいいんだ、ごめんなさい……」

P「ああ……」

響「今日は自分、帰るぞ」

P「そうか……」

響「うん」

P「お疲れさん……響、感謝はしてるからな」

響「うん、お疲れ様さー」

バタンッ

貴音「……」

響「……」

貴音「行きましょう、今夜はとても月が綺麗ですよ。夜道を歩けば、頭もすっきりします」

響「その前に、貴音」

貴音「はい?」

響「胸貸して欲しいぞ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:53:23.85 ID:HmLCjSfU0
貴音「はい」

響「うわぁああああ!!!あああ……うっう……ぐすっ……」

貴音「……」ナデナデ

響「プロデューサー、自分のことどう思ってるか分からないって言ってたぞ」

貴音「その通りなのでしょう」

響「自分はすっごい大好きなんだ、いつの間にか好きになってたんだ。961から拾ってくれた時から……ずーっと」

貴音「はい」

響「でも、いつも近くに居たのは春香だったんだ!!だから、だから……諦めてたんだぞ。だけど、今こうなって……」

貴音「響」

響「……な、なんだぞ」

貴音「まだ終わってはいません」

響「……ぐすっ」

貴音「最初から言った通り、私は響の味方です」

響「貴音ぇ……」

貴音「はい」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 13:56:42.95 ID:HmLCjSfU0
翌日。

響「お、おはようだぞー!」

P「あ、ああ、おはよう」

響「へっへ、今日の営業頑張るさー!」

P「ひ、響?」

響「なんだ?」

P「そ、そのだな」

響「自分は大丈夫だぞ!いつもどおりの自分だし、仕事だってしっかりこなすさー!」

P「そ、そうか!」

響(春香は来てないのかな……)

春香「……おはようございます」

響「……」ビクッ

P「春香!」

春香「ッ!?」

P「……」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 14:00:12.73 ID:HmLCjSfU0
春香「な、なんですか。プロデューサー」

P「……ああ、大丈夫かと思って」

春香「大丈夫に決まってますよ『プロデューサー』」

P「……」

響(さん、がない)

春香「今日もレッスンですよね。律子さんが運転する車に乗っていきますから」

P「あ、ああ、分かった」

春香「……それと、明日の営業キャンセルしてもらっていいですか」

P「は、春香!?」

春香「……ごめんなさい」

バタンッ

響「……ッ」グッ

P「……やっぱり俺は間違えてたのか」

響「プロデューサー」

P「響……」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 14:07:47.09 ID:HmLCjSfU0
響「自分、昨日いっぱい考えたんだ。春香のこと、プロデューサーのこと、自分のこと。それで、自分はやっぱりプロデューサーのことが好きなんだ」

P「……ああ」

響「春香もプロデューサーのことが好きかもしれない、でも自分は春香よりもプロデューサーのことが好きなんだって自分は言い張るぞ」

P「……」

響「確かに春香よりも入った時期は遅いかもしれないけど、そんなのは関係ないぞ。好きって気持ちに迷いも無いし、真っ直ぐにプロデューサーのことを自分は思ってるんだ」

P「そうか……」

響「だから、正直プロデューサーが春香と付き合ってないって知って自分嬉しかったんだ。最低だと自分では思う、でも好きって気持ちは変わらないんだぞ。だから、最低だと思っても、自分は真っ直ぐプロデューサーのことを思う」

P「……響は強いな」

響「そんなことない、強がってるだけなんだ」

P「そうか……」

響「……でも、自分は春香より強いと思ってるぞ」

P「……」

響「プロデューサー、今すべきことはなんだと思う?」

P「……」

響「お仕事だぞ」

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 14:09:31.39 ID:HmLCjSfU0
P「仕事、か」

響「今ここでプロデューサーが倒れちゃダメなんだ!今日は営業なんだぞ、プロデューサー!思い出して!自分はプロデューサーってことをー!」

P「そう、だな……俺はプロデューサーだったな」

響「なんくるないさ、昨日言った通り自分はプロデューサーを支える、だからプロデューサーも自分を支えて欲しい!」

P「ああ、分かった。ダメだな、俺がしっかりしないといけないのに。すまん、響。目が覚めたよ」

響「へっへ!良かったー!」


















春香「……」

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 14:20:24.63 ID:HmLCjSfU0
響「じゃあ、営業行くぞー!」

P「おう!!」

ガチャッ

響「……あれ?」

P「どうした?」

響「これ……」

P「ッ!?手紙か!?」

響「春香からだ」

P「あ、あけてみよう」


プロデューサーさんへ。

ごめんなさい、営業をキャンセルして。
でも今の私の精神状態だとファンのみんなに心配かけちゃうと思ったんです。
病気とかで、理由をつけておいてください。
あと、響ちゃんととても楽しそうで、なんだか私嫉妬しちゃいました!
本当に付き合うってああいうこと言うんだなって思っちゃいました。えへへ。

最後にもう一度、ごめんなさい。
復帰する時はメールします。             春香

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 14:25:32.71 ID:HmLCjSfU0
響「春香……」

P「春香にはきっと、考える時間が必要なんだな」

響「そうだと思うぞ」

P「……やっぱりコレでよかったのかな」

響「自分は、良かったと、思うぞ」

P「春香が傷ついててもか?」

響「……それでも、やっぱりプロデューサーに気持ち伝えられたから」

P「そうか……」

響「うん」

~♪

響「メール?」

ピッ

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 14:30:41.03 ID:HmLCjSfU0
From:春香
Title:
本文:
嘘つき

響「ッ!?!?」

P「響、どうした?」

響「な、なんでもない、ぞ」

P「そうか……」

響(さっきの会話、聞かれて、た?)



営業終了後

響「帰ったぞー!」

P「戻りました―」

小鳥「お疲れ様~」

響「疲れたぞ」

P「今日は結構ファンのみんな来てたもんな」

響「はー……ん?またメール?」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 14:38:37.23 ID:HmLCjSfU0
From:春香
Title:
本文:
いっぱい考えたけど、やっぱり嘘はよくないと思う
でも、嘘をついてまで響はプロデューサーに気持ちを伝えたかったんだよね
ごめんね、一方的に言って

響「春香……」

P「は、春香からなのか!?」

響「う、うぎゃ!違うぞ!プロデューサー!携帯覗きこまないで!」」

P「そ、そうか、すまない……」

響(春香は少しずついつもの春香に戻りつつあるぞ……このまま行けば……)



響「って感じだったんだ」

貴音「なるほど」

響「春香大丈夫かな」

貴音「響の思う通り、少しずつ回復はしているのでしょう。故に大丈夫です」

響「ぐむむ……」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 14:50:33.41 ID:HmLCjSfU0
貴音「それに戦うべき相手です、心配している場合ではありません」

響「そ、そうだった!」

貴音「一気に畳み掛けるしかありません」

響「ど、どうやって!?」

貴音「……接吻をするのです」

響「うぎゃー!?」

貴音「響、耳まで真っ赤ですよ」

響「む、難しいぞ!?」

貴音「大丈夫です、きっとしましょうと言えばしてくれます」

響「そんなに単純じゃない!!」

貴音「そうでしょうか?」

響「た、多分……」

貴音「やってみなければ分かりません」

響「うぐぐ……もうヤケクソだぞー」

貴音「ふふ」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 14:52:14.85 ID:HmLCjSfU0
翌日。

響「はいさーい!」

P「おお、おはよう響」

響「ぷ、プロデューサー!あ、朝だし、その、えっと」

P「どうした?」

響「き、き、キツツキのマネ!じゃなくて!!き、き、黄緑色の家政婦!じゃなくて!!」

P「?」

響「うぎゃー!やっぱり無理だぞー!」

P「お、落ち着け。なんかあったのか?」

響「なんもないぞ……」

P「そうか……」

響「き……す……」

P「え?」

響「なんでもない、仕事行くぞー」

P「あ、ああ」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 15:00:29.64 ID:HmLCjSfU0
ガチャッ

春香「おはようございます、プロデューサーさん」

P「春香!?」

響「春香……」

春香「えへへ、もう復帰しちゃいました。でも今日はお仕事には行けないんですけどね」

P「そ、そうなのか!よかった、来てくれて」

響「っ」

春香「はい!早く復帰出来るように頑張りますね!」

響「春香……」

春香「響も、ごめんね」

響「ううん、いいぞ……」

春香「まだ時間大丈夫ですか?」

P「ああ、まだ平気だけど、どうした?」

春香「響とちょっと話しがしたいので」

響「ッ!?」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 15:02:35.39 ID:HmLCjSfU0
P「だ、大丈夫か?」

響「な、なんくるないさー!春香、あっち行こう」

春香「うん」



響「話しって」

春香「メールで話した通りにプロデューサーさんと響は嘘をついてた」

響「うん……ごめんね」

春香「うん……あのね、嘘つかれたことで傷ついちゃったんだ」

響「ぐっ……」

春香「だから、その……」

響「……?」

春香「多分、今プロデューサーさんを思う気持ちは私負けちゃってるかもしれない」

響「!?」

春香「だって、私、好きだったのに……なんかがおかしくなっちゃって」

響「春香……」

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 15:05:09.15 ID:HmLCjSfU0
春香「私は失恋したんだなって思った」

響「……」

春香「でも、やっぱり好き。思い方が変わっただけなんだと思う、好きなんだ」

響「うん」

春香「負けないからね」

響「自分だって、負けないぞ」

春香「今度は正々堂々!」

響「分かった!」

春香「じゃあ、とりあえず仲直りの握手」

響「うんっ」

ギュッ

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 15:08:03.57 ID:HmLCjSfU0
響「ってことなんだよ」

貴音「なるほど、お互いライバルであることを認めたのですね」

響「うん、これからは正々堂々頑張るぞ」

貴音「ふふ、まこと、良きことです」

響「自分もう平気だから、一人で寝れるぞ。みんなも居るけど」

貴音「毎日泊まられるのはダメですか?」

響「いや良いんだけど、貴音が平気なのか?って」

貴音「平気ですよ、もう少し応援しましょう」

響「そっか!」


いっぱいいっぱい、月日がたったら、きっとプロデューサーはこっちを向いてくれる。
春香のほうにも向くかもしれないけど、そうならないように頑張るのが自分だ。
アイドルとしても、ファンのみんなに幸せを届けられるように頑張る、自分は完璧だから余裕さ!



貴音「それでは、響、接吻の仕方とは」

響「うぎゃ!貴音ー!やめろー!!」

終わり

引用元: 響「自分、負けないぞ」