1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 10:39:58.89 ID:f+ZzW1nq0
ルルーシュ「ええい、一体何がどうなっている!?」

ルルーシュ「この姿は……まだアリエス宮にいた頃くらいだな」

ルルーシュ「しかし身体が小さくなってしまってはゼロをやることも出来ないではないか!」

ルルーシュ「いかん、落ち着け……落ち着いて状況を整理だ。まずここは……シンジュクゲットー、だな
      そうだ俺は黒の騎士団のアジトから出て………………だめだ記憶が全くないので考慮が及ばない、くそっ!」

ルルーシュ「とはいえこのままでは帰る事も……」

ユフィ「あらあら?」

スザク「うん?どうしたのユフィ、何かあったかい?」

ルルーシュ「……ん?」

ユフィ「ねぇ、そこのあなたちょっといいかしら?」

ルルーシュ(なぁ!?ユーフェミア、それにスザク……何故こんな所にいる!?)

な?



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:14:08.65 ID:SG4eHu2b0
スザク「あれ…こんなところに子供が迷い込んでるなんて…」

ルルーシュ「違う!俺を迷子ではないぞスザク!」

スザク「あれ?僕の事知ってるの?」

ユフィ「ほら。今の貴女は私の騎士ですから。それなりに有名なんじゃないかしら」

スザク「そっかぁ…」

ルルーシュ「違う!間違っているぞスザク!」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:16:25.55 ID:SG4eHu2b0
ユフィ「ねぇ。それよりこの子…ルルーシュの小さい頃に似てない?」

ルルーシュ「!?」

スザク「あ…そういえば確かに…」

ルルーシュ(チャンスだ!)

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:22:40.96 ID:SG4eHu2b0
レベル2辛いお(´;ω;`)

ルルーシュ「そうだ!俺の名前はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア!
      神聖ブリタニア帝国の第11皇子・第17皇位継承者であり、スザク、お前と共に住んだことのある親友だ!」

ルルーシュ(どうだ!これほどの情報を知っている人間が俺以外にいるものか!
      さぁ、どうだスザク!ユーフェミア!俺のことを信じろ!)

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:24:43.21 ID:SG4eHu2b0
スザク「懐かしいなぁ…あの時、僕とルルーシュが喧嘩しててさぁ…」

ユフィ「私もお姉さまとナナリーと一緒によく遊んでました…」

ルルーシュ(聞 い ち ゃ い な い だ と !?)

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:35:11.40 ID:SG4eHu2b0
スザク「とりあえずこの子を軍に保護してもらおう。IDを調べてもらえば身元が判明するかも」

ルルーシュ「はっ!?」

ユフィ「そうね。私達もそろそろ戻らないといけないし…ってあら?あの子は?」

スザク「え?」プルルルル…

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:37:58.80 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ「く…くそっ!スザクめ…まさか人の話も聞かず軍に連絡するとは思わなかった…!」

ルルーシュ「軍でIDを調べられたりすれば拘束されるのは明らかだ!容姿が食い違ってるしな!」

ルルーシュ「しかし、それだと頼れるのは黒の騎士団とアッシュフォード家…いや、黒の騎士団はダメだ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:40:33.18 ID:SG4eHu2b0
 

ルルーシュ「ゼロがこんなちんちくりんになったとバレた日にはゼロのカリスマ性がなくなる…」

ルルーシュ「となると残りは…アッシュフォード家か…」

ルルーシュ「……嫌な予感しかしない」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:45:01.97 ID:SG4eHu2b0
ミレイ「えー!貴方がルルーシュなのー!?ビックリー!
    なんでそんなちっちゃくなっちゃったのかしらー!?」

ルルーシュ「あー…いや…俺にも何がなんだかさっぱり分からないんですよ…」

ミレイ「そうなのー?いやー、ルルーシュも大変ねー。でも大丈夫よー
    このミレイお姉さんがバッチリサポートしてあげるからー♪」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:47:35.80 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ「……会長」

ミレイ「なに?」

ルルーシュ「いい加減、抱っこするのやめてもらえません?」

ミレイ「却下」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:51:07.20 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ「あと先程、ニーナにいくつか本をリストアップさせてましたよね?それも幼児的な」

ミレイ「いやー、これだけちっちゃいと服もそれなりのものが必要よねー」

ルルーシュ「聞いてください」

ミレイ「あと食べ物のことも考えないとねー。固形物食べれるかしら」

ルルーシュ「それもう赤ん坊じゃないですか」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:53:35.78 ID:SG4eHu2b0
リヴァル「うーっす!会長ー!リヴァル参上しましたー!」

ミレイ「あらリヴァル」

ルルーシュ「う…」

リヴァル「んんん~?会長、その妙に親友に似た顔つきの子供はどなた?」

ミレイ「ん?ルルーシュ」

ルルーシュ「ちょっ」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:57:44.90 ID:SG4eHu2b0
ミレイ「…と私の子」

ルルーシュ「はいっ!?」

リヴァル「えっ…はっ…?……え?」

ミレイ「いや、ほら。随分前にね。私、風邪で休んだ時があったでしょ?その時、実はポロッと」

ルルーシュ「無理矢理過ぎるんですが」

リヴァル「へ…は…嘘…マジで…?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 12:59:54.88 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ「いや嘘だろ」

リヴァル「ルルーシュの奴…ハハ…そうか…会長と…う、うわー!」ダダッ

ルルーシュ「……」

ミレイ「……」

ミレイ「あれは騙される向こうが悪くない?」

ルルーシュ「ですね」

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:04:06.38 ID:SG4eHu2b0
シャーリー「あのー」

ミレイ「あら、シャーリー」

シャーリー「さっきリヴァルが血の涙を流しながら走り去っていったんですけど」

ミレイ「気にしないでいいわよ」

シャーリー「そうですか…ってあれ?」

ルルーシュ(……さて、どうするか)

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:07:16.07 ID:SG4eHu2b0
ミレイ(言っていいのよね?)

ルルーシュ(俺個人的には確かにシャーリーには嘘を言いたくないんですが)

ミレイ(ですが?)

ルルーシュ(想像してみてください。
      ガールフレンドに子供扱いされる挙句、色々世話を焼かれるんですよ?
      男の甲斐性というかプライドとかそういうのがガリガリと削られていくというか…)

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:15:20.55 ID:SG4eHu2b0
ミレイ「シャーリーこの子実はルルーシュなのルルーシュが
    何故か小さくなっちゃって色々と世話を焼いてくれ
    る人をさがしていたのシャーリーならルルーシュを
    安心して任せられると思うわ大丈夫よねうんきっと
    大丈夫あなたならルルーシュを幸せにしてあげられ
    るわということで生徒会長として幼児彼氏お世話係
    に任命します」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:19:55.22 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ(会長に助けを求めたこと自体が間違いだとようやく気づいた)

シャーリー「えー!これがルルー!?」

ミレイ「全てを削られて甘々な恋生活を過ごしてきなさい」

ルルーシュ(鬼だ…鬼がいる…)

ミレイ「あ、ちなみにニーナがそろそろ洋服とかを買って戻ってくる頃だと思うから」

ルルーシュ(既に先手をとっていただと!?)

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:28:34.35 ID:SG4eHu2b0
ニーナ「お待たせしました」

ミレイ「お、ニーナおかえり~」

ニーナ「うん。でもミレイちゃん、本当にこれで良かったの?私、途中で何度もメモを見なおしちゃった」

ルルーシュ(おい…あれ…)

ミレイ「グッジョブよニーナ!さーて、ルルーシュちゃ~ん。お着替えを…ってあら?いない?逃げた!?」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:32:47.98 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ「ハァ…ハァ…危なかった…」

ルルーシュ「メイド服にゴスロリ服…挙げ句の果てにはドレスまで…」

ルルーシュ「シャーリーと過ごす前に俺のプライドが粉々に砕け散るところだった…」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:38:48.48 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ「とりあえずここは危ない…どこか別のところに…うおっ」ドン

C.C.「おいお前。どこを見て歩いているんだ」

ルルーシュ(プライドを粉々に砕いた後に踏みにじりそうな奴にあってしまった)

C.C.「ほぅ…お前は……」

ルルーシュ「ぐ……」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:43:45.82 ID:SG4eHu2b0
C.C.「ほら。大丈夫か?」

ルルーシュ「え?」

C.C.「どこか痛めたりしてないか?
   私も足元を見てなかったからな。だからおあいこだ」

ルルーシュ「いや…あの…」

ルルーシュ(気づいてないのか…?)

75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:47:40.19 ID:SG4eHu2b0
C.C.「とりあえずこっちに来い。近くに私の部屋がある。そこで少し休めばいい」

ルルーシュ(俺の部屋だがな)

ルルーシュ「あ…ありがとう。そうさせてもらう」

C.C.「あぁ…そういえばお前の名は…?」

ルルーシュ(こいつに弱みは見せたくないな)

ルルーシュ「……アラン・スペイサーだ」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:51:26.59 ID:SG4eHu2b0
C.C.「そうか。アラン、ここが私の部屋だ。入っていいぞ」

ルルーシュ(俺の部屋だって…うおっ!)

ルルーシュ「チーズくさっ!?」

C.C.「ん?あぁ。さっきWチーズピザとチリチーズトッピングピッツァを頼んでたからな」

ルルーシュ(こいつ…換気もせずにこんなものを…!)

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:55:51.33 ID:SG4eHu2b0
C.C.「まぁ、質素な部屋だが、ベッドは中々だ。特別に座っていてもいいぞ」

ルルーシュ「あ…あぁ…」

C.C.「ん?おいおい…服が汚れているじゃないか。さっきぶつかって床に倒れたからか?」

ルルーシュ「え…あ…そうかもな…」

ルルーシュ(さっきまでゲットーにいたしな)

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 13:58:02.41 ID:SG4eHu2b0
C.C.「…入るか?」

ルルーシュ「え?」

C.C.「風呂に入るかといったんだ。…私とな」

ルルーシュ「………え?」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 14:03:12.16 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ「こ、断る!」

C.C.「何。恥ずかしがることはない。私だってお前みたいな子供には興味はないさ」

ルルーシュ「なら何故!?」

ルルーシュ(まさかコイツ分かっててやってるのか!?)

C.C.「………」

C.C.「久しぶりなんだ。小さい子供の世話をするのはな」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 14:07:47.87 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ「……何?」

C.C.「いや…魔女の戯言だ。忘れてくれ。だが、1ついうなら…」

C.C.「久しぶりに昔の頃を思い出したくなったというところか…」

ルルーシュ「………」
 

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 14:10:42.69 ID:SG4eHu2b0
 

C.C.「いや…こんなのらしくないな。忘れてくれ。
   さ、もう十分休んだろう?とっとと帰ったらどうだ?」

ルルーシュ「……入るか?」

C.C.「ん…?」

ルルーシュ「俺と…入りたいかと聞いたんだ…その…風呂に…」

C.C.「お前……」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 14:17:58.94 ID:SG4eHu2b0
C.C.「する訳ないだろう。阿呆が」

ルルーシュ「なっ……!?」

C.C.「●●坊やが私と風呂に入るなど愚かにも程がある」

ルルーシュ「お前…やはりわかっていたのか!?」

C.C.「あぁ…それも最初からな」

ルルーシュ「はぁ!?」

101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 14:23:13.72 ID:SG4eHu2b0
C.C.「私がギアス能力者であるお前の事を気づかないはずがないだろう」

C.C.「最初にぶつかった瞬間、全てを理解したな」

ルルーシュ「お前…!じゃあ、さっきのは全部…」

C.C.「いや。本当だ。確かに小さい子供と戯れるという感覚が久しぶりだった」

ルルーシュ「………」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 14:28:07.60 ID:SG4eHu2b0
C.C.「何度も死に、何度も生き、その度に死に…
   そういって生きる度に裏切られ続けた私にとって子供達が救いだった」

C.C.「純粋で無垢な子供達は私の心に癒しを与えてくれた
   だから、子供と戯れたいという気持ち自体は偽りのない本心だ」

ルルーシュ「……そうまで言われると怒りたくとも怒れないだろう」

107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 14:30:47.61 ID:SG4eHu2b0
ルルーシュ「それで、この症状については何か分かるのか」

C.C.「知らん。寝てれば治るんじゃないか?」

ルルーシュ「…こういうことはお前の専門だろう」

C.C.「私にだって……分からないことくらいあるさ……」

ルルーシュ「ええい!使えん魔女め!」

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 14:34:16.46 ID:SG4eHu2b0
結局、C.C.に「抱き枕になれ」と言われ
無理矢理ベッドで一緒に寝かされた俺は
一夜明けると元に戻ると同時にC.C.からベッドの上を追い出された

ルルーシュ「結局、なんだったんだ。あの現象は?」

C.C.「さあな。薬でも飲まされたんじゃないのか?」

ルルーシュ「そんな記憶はない。それに……ん?」プルルルル

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 14:36:32.77 ID:SG4eHu2b0
C.C.「扇からだな」

ルルーシュ「貸せ。俺が出る」

ルルーシュ「私だ。昨日は急な用件があって出られなかった。すまない」

ルルーシュ「なに…?」

ルルーシュ「カレンが……小さくなっただと…!?」



カレン「なによこれー!?ぜろー!?」



引用元: ルルーシュ「……身体が小さくなっているだと!?」