1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:07:50.99 ID:HDghmy9I0
ルキア「もう朝だぞ。起きんか!」

一護「・・・」ボリボリ

ルキア「起きろ!!」

一護「・・・うるせえな・・・起きるよ怒鳴るなよ」

ルキア「今日もハロワへ行く約束だろうが」

ルキア「いい加減に職を見つけんか。頼むから」

一護「わ、わかったよ・・・あんまり叫ぶと身体に障るぞお前」

一護「こんな歳だと再就職も難しいんだぜ」

一護「世の中そう甘くねえんだ。わかんだろ」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:14:57.66 ID:HDghmy9I0
チャド「・・・」ガサガサガサ

一護「おいチャド」

チャド「一護・・・」ガサガサ

一護「惨めだなお前も・・・そう思うだろ」

チャド「くっ・・・」

一護「俺もニートだけどよぉ。そこまで落魄れちゃいねえぜ?な?」

チャド「ホームレスの何が悪い」

チャド「お前に俺の何がわかるというのだ」

一護「わかんねえな。明日を捨てたてめえに何て」

チャド「明日を生き抜くお前の方が俺から見たら惨めな物だ」

チャド「去れ。二度と俺に近づくな」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:19:50.75 ID:HDghmy9I0
啓吾「コンビニとかさ再就職するまでバイトぐらいしろよ」

一護「ふざけんな。この歳でバイトってか」

啓吾「そうでもしなきゃ食う事もできねえじゃん?そうだろ」

一護「そうだけどよ・・・」

啓吾「もうすぐ子供生まれんだろが。いつまでもフラフラして・・・」

一護「俺にもプライドがあんぜ」

一護「だいたいコンビニなんてセーガクだらけじゃん。あいつらに混じれってのか?」

啓吾「真剣に考えろよもっと!!」

一護「考えてるから今があるんだろうが。わかるだろ啓吾も」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:23:43.59 ID:HDghmy9I0
一護「それに・・・」

啓吾「それに?」

一護「親父が言ってたけどさルキアヤバいかもしれねえって」

啓吾「一護の親父さんってヤブだろ。真に受けんなって」

一護「ルキアって体小さいだろ?結構な難産だって」

一護「それに・・・」

啓吾「死なねえさ。朽木さん強いじゃん?お前が一番知ってんだろ」

一護「そうだけどな。もしもの事を考えたら」

啓吾「あんまり深く考えんなって。大丈夫だ・・・大丈夫」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:28:14.93 ID:HDghmy9I0
イシダ「困るなぁ・・・社の前でウロウロされたんじゃ」

チャド「か、金を恵んでくれ」

イシダ「で?」

チャド「た、頼む!!」

イシダ「無様だねぇ・・・ああ元々、無様なのか」

イシダ「ほら拾えよ。金だよ金」

チャド「あ・・・あ・・・」

イシダ「拾えよ這いつくばって」

チャド「す、すまないイシダ」

イシダ「クズが」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:32:25.75 ID:HDghmy9I0
イシダ「時に茶渡くん」

チャド「何だ」

イシダ「こいつを運んじゃくれないか」

チャド「こ、これは」

イシダ「醤油入れ・・・中身は水で溶かしたあれだけどね」

チャド「は、犯罪じゃないか!」

イシダ「おいコラ。何が犯罪だ・・・ええおい」

イシダ「こちとら会社経営と危ない橋渡って生きてんだ?わかるだろ君も」

イシダ「綺麗ごとじゃ世の中を渡っちゃいけんのだよ。そうだろ?」

チャド「い、いくらだ」

イシダ「成功次第じゃ鱈腹出すよ・・・必要なんだろ金が」

チャド「・・・ゴクッ」

イシダ「ただし僕の事はパクられても言うな。いいね?」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:36:22.12 ID:HDghmy9I0
一護「帰ったぜルキア」

ルキア「お、おう一護か・・・座れ」

一護「何だよ突然」

ルキア「ほら子の話だ」

一護「親父のとこ行ったのかよ」

ルキア「実はその・・・双子らしいのだ」

一護「なん・・・だと・・・?」

ルキア「只でさえ貴様は無職の身だ。どうする一護」

一護「双子・・・でもそれじゃ」

ルキア「危険だろうな・・・」

一護「・・・」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:39:20.00 ID:HDghmy9I0
織姫「それで茶渡くんを」

イシダ「替え玉さ。僕は国家の飼い犬にマークされてるからね」

織姫「茶渡くんなら別にいいか」

イシダ「君の方はどうだい」

織姫「今日はこれだけ稼いだよ。バカだよね男って」

織姫「身体売るだけでこんなにも」

イシダ「人間とは愚かな生物さ」

織姫「もっと稼ぐからさ・・・頼みがあるの」

イシダ「いいなさい」

織姫「朽木さんのことなんだけど・・・」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:41:54.06 ID:HDghmy9I0
一護「ふーん・・・チャドのやつパクられたんだ」

ルキア「あ奴はそういう男だ」

一護「シャブかよ。あいつらしいな」

ルキア「そもそも茶渡は昔から何かをやらかす男だと思っておったのだ」

一護「目つき悪いしよ」

ルキア「見た目からしてそれっぽい」

一護「所詮はああいう奴なんだよチャドって男は」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:51:01.55 ID:HDghmy9I0
イシダ「それにしてもよくこれだけのシャブを」

弓親「僕にも独自のルートがあるからね」

イシダ「君・・・何でも屋っていうか殺し屋派遣する事はできるかい?」

弓親「さすがにそれはね」

イシダ「黒崎を消すため何だけどさ・・・」

弓親「一護か・・・彼には一角の恨みがあるからね」

弓親「無い事もないんだけどね。一護に対する恨み持ってる奴なんて山ほど居る」

イシダ「頼まれてくれるかい?」

弓親「それ相応の報酬が必要だよイシダくん」

イシダ「ふむ・・・仕方がない。出すよ」

弓親「毎度どうも」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 15:55:56.61 ID:HDghmy9I0
チャド「俺は・・・イシダにハメられたんだ!!」

一護「吹かしこいてんじゃねえぞ!!」

チャド「信じてくれ・・・俺はやっちゃいないんだ」

一護「面会してやるだけありがたいと思えクズが」

チャド「一護・・・もう行くのか」

一護「黙れチャド。てめえに構ってる暇ねえんでな」

一護「てめえみたいに落魄れたクズを俺たちが構うと思ってんのか?」

一護「はっ・・・笑わせんなよ」

一護「てめえは一生檻の中よ。さよならだ」

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:01:02.92 ID:HDghmy9I0
チャド「俺が檻の中・・・笑わせるな」

チャド「この俺がこんな所で終わるはずがない・・・そうだろアブウェロ」

チャド「復讐してやる一護にもイシダにもだ」

チャド「この両の拳でな・・・クックック」

チャド「ハーハッハッハッハ」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:04:49.27 ID:HDghmy9I0
イシダ「ふむ・・・案の定脱獄したかあいつ」

イシダ「おっと電話だ・・・はい・・・綾瀬川くんか」

イシダ「そうか・・・わかった。すぐにでも送ってくれ」

イシダ「それほど凶暴な男なのか・・・わかった」

イシダ「綾瀬川くんが派遣する男に茶渡くんか」

イシダ「さすがの黒崎もここでジ・エンドだ・・・」

イシダ「君の負けだ黒崎・・・そして朽木さんも」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:09:39.85 ID:HDghmy9I0
一護「げっマジかよ・・・」

啓吾「チャドのやつ脱獄したんだぜ。ニュースもほら」

一護「まずいな・・・多分あいつ俺狙ってやがる」

啓吾「どうして」

一護「わからねえ・・・でもチャドはそういう男だ」

一護「あの目・・・あの目はいずれ俺のタマを狙う目だ」

啓吾「さすがに付き合い長いだけの事はあるな」

一護「あの暗く乾いた目・・・チャドの本質は悪だ」

一護「それも超一級のな」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:15:32.41 ID:HDghmy9I0
一護「早く帰らねえと・・・ルキアがヤバい」

啓吾「乗れよ一護」

一護「悪いな啓吾」

啓吾「急がなきゃ・・・チャドが」

一護「チャド・・・ルキアと腹の子供に何かあってみろ・・・」

一護「ぶち殺してやんよ」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:20:00.13 ID:HDghmy9I0
一護「チャドだ!」

啓吾「どうどうと道を歩いてるのなあいつ」

一護「アクセル全開だ!!!」

啓吾「ま、待てよ新車なんだぞ!これ」

一護「うるせえ!所詮は犯罪者よ撥ね飛ばしちまえ!!」

啓吾「でもチャドの血で汚れたく・・・」

一護「撥ね飛ばせ!!」

啓吾「くっそォ・・・南無三・・・」

一護「それでいいんだ」

チャド「ムムム!?」

チャド「ぐわああああああああああああああああああああああああああ」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:24:41.58 ID:HDghmy9I0
一護「やったぜ!」

啓吾「し、死んだのか!?」

一護「死ぬわけねえ・・・チャドはこの程度じゃよ」

啓吾「ど、どうする」

一護「お前ルキアを浦原さんとこ連れてけ」

啓吾「お、おう」

一護「頼むぜ啓吾」

一護「・・・さてと立てよチャド」

チャド「さすがは一護だ・・・この俺が鉄の塊で死ぬはずがないのだからな」

一護「決着つけようぜチャド」

チャド「面白い・・・うぬのその自身・・・この俺の拳が打ち砕いてくれるわ!!」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:30:32.32 ID:HDghmy9I0
弓親「うちの隊士達は血気盛んだからね」

イシダ「それだけで黒崎に勝てるのか」

弓親「それに感じてよイシダくん」

イシダ「この霊圧は・・・?」

弓親「虚圏からアジューカス級の虚をね三十ほど」

イシダ「これはこれは・・・」

弓親「一護には悪いけどさ。これが僕らのやり方なんだよね」

イシダ「さあ黒崎。茶渡くんと死神と虚の包囲網からどう逃げる・・・」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:40:36.43 ID:HDghmy9I0
一護「だから言ったろうがチャド」

一護「てめえじゃ勝てねえって・・・そうだろ」

チャド「お、俺は忘れぬ・・・この仕打ち」

一護「さっさと檻に帰れバカが」ペッ

チャド「ぐぬぬ・・・」

一護「さてと帰るとするか・・・」

一護「二度と俺の目の前にツラ出すんじゃねえぞ。いいな」

チャド「くっ・・・」

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:44:15.82 ID:HDghmy9I0
隊士「死ねや黒崎!オラァ!!」

一護「何だよこれ・・・」

虚「オオオ」

一護「こっちからも」

恋次「こいつらはあれだぜ。十一番隊の」

一護「恋次!」

グリムジョー「虚圏の虚を勝手に雇いやがって・・・クサレ死神がよぉ・・・」

一護「グリムジョー・・・てめえまで」

恋次「ルキアんとこ行ってやれ一護。こいつらは俺に任せとけ」

グリムジョー「勘違いすんなよ黒崎。俺はてめえらに好き勝手されんのが嫌なんだ」

一護「頼むぜ。お前たち・・・」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:47:28.90 ID:HDghmy9I0
恋次「おいお前。何者よ」

グリムジョー「俺は俺だバカ野郎が」

恋次「俺はこっちやるから。てめえそっちやれや」

グリムジョー「俺に指図してんじゃねえぞ!」

恋次「じゃあ頼んだぜ破面野郎!!」

グリムジョー「上等だ死神野郎!」

恋次「かかって来いや!十一番隊の雑魚共!」

グリムジョー「俺に勝てるとでも思ってんのか!クソ虚共!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 16:51:17.58 ID:HDghmy9I0
石ダ「茶渡くんが敗れたのね」

織姫「うん」

イシ田「安心したまえ黒崎は必ず倒れるはずだ」

織姫「ううん。黒崎くんは別に・・・私はね」

織姫「朽木さんとお腹の子供に死んでほしいの?わかるイシダくん」

石ダ「君のその考え・・・僕以上に狂ってるね」

織姫「当たり前だよ。あいつだけが幸せなんて認めないよ私」

イシ田「そうだよね」

織姫「朽木ルキアには地獄を見てもらうよ・・・」

織姫「私は身体を売ってあの女は普通に生きてる」

織姫「そういうの・・・ムカつくんだよね」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 17:01:20.95 ID:HDghmy9I0
一護「おいルキア!無事か!」

ルキア「無事だ・・・」

一護「悪かったな啓吾」

啓吾「チャドは・・・?」

一護「片付けといたぜ」

一護「もう二度と俺たちの前には現れねえ・・・はずだ」

啓吾「そうか・・・よかったな」

ルキア「うっ・・・」

一護「どうしたルキア!」

ルキア「い、いかん・・・産まれる・・・」

一護「なん・・・だと・・・?」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 17:13:06.42 ID:HDghmy9I0
一護「・・・」

啓吾「一護」

一護「・・・」

水色「そんなにソワソワしても仕方がないよ」

一護「ああ・・・」

たつき「おい一護!」

一護「・・・」

啓吾「一度座れよ。そうだろ?」

一護「ああ・・・」

69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 17:22:42.63 ID:HDghmy9I0
恋次「一護・・・ルキアは・・・」

一護「恋次・・・無事だったのか」

恋次「お、俺だけじゃねえよ・・・みんな来てんぜ外見ろよ」

一護「外・・・あっ・・・」

一護「乱菊さん冬獅郎・・・平子もローズも剣八に・・・白哉・・・」

一護「京楽さん、浮竹さん・・・卯ノ花さん、花太郎に岩鷲・・・その他の大勢の副隊長まで」

浦原「皆さん集まってくれたんスよ。黒崎さんのために」

一護「みんな・・・暇してんだな・・・こんな事のために」

グリムジョー「死神だけじゃねえよ。あのチビ共も居んぜ」

一護「ネルも・・・呼んできてくれたのかお前」

グリムジョー「・・・勘違いしてんじゃねえよバカが」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 17:26:13.57 ID:HDghmy9I0
白哉「黒崎一護」

一護「・・・」

白哉「ルキアはどうなのだ」

一護「・・・」

白哉「黒崎一護」

一護「うるせえ!!!」

白哉「済まぬ・・・」

乱菊「どうなの朽木の容体は?」

一護「何とも言えねえ・・・ヤベエって事は確かよ」

日番谷「お前がソワソワしても」

一護「あ?ちーと黙っとけよ」

日番谷「・・・」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 17:29:14.12 ID:HDghmy9I0
石ダ「見たまえよ。あの数の死神を」

織姫「私たちより死神との友情を選んだんだね・・・許さない」

イシ田「さあどうする井上さん」

織姫「今しかないよね。停電でもさせて・・・殺しちゃうか」

石ダ「くわばらくわばら・・・」

織姫「もう私は・・・止められない!」

イシ田「こういう女って狂うと怖いのよね。マジ勘弁」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 17:39:55.88 ID:HDghmy9I0
恋次「そうだ一護。会わせてえ人が居るんだけどよ」

一護「・・・あ」

一角「・・・」

弓親「・・・」

一護「一角・・・お前」

一角「久しぶり・・・って事もないか」

弓親「ごめん一護!僕が隊士や虚を嗾けたんだ!!」

グリムジョー「感謝しろよ黒崎。このオカッパ野郎吐かせるのに苦労したぜ」

恋次「一角さん探すのもな・・・九州に居たんだぜ・・・」

一護「よくそんなすぐに行けるなお前」

恋次「できが違うのよできが」

弓親「今回の件ね。イシダくんが絡んでるんだ」

一護「イシダ・・・だと・・・?」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 17:44:14.44 ID:HDghmy9I0
一護「そうだったのか・・・イシダが」

啓吾「どこ行くんだよ一護?」

一護「イシダ・・・ケジメつけさせてもらうぜ」

乱菊「朽木の事は私たちに任せといて」

たつき「警察沙汰起こすなよ一護・・・言っても無駄か」

たつき「上手い事やってきな。男らしくね」

一護「一角、弓親・・・てめえらは悪くねえよ」

一護「たとえヤクザになろうともよ。そうだろ剣八」

剣八「チッ」

一護「イシダだけは徹底的にやんなきゃ・・・腹の虫が収まらねえ」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 17:50:18.16 ID:HDghmy9I0
一護「ガキが産まれる前にやんなきゃな・・・」

恋次「さてと・・・」

一護「何でくんだよお前もお前も」

グリムジョー「うるせえな別にいいだろうが」

恋次「乗りかかった舟よ。暴れなきゃ気が済まねえ」

グリムジョー「俺は派手に暴れんのが好きなんだよ」

一護「イシダはここが切れるからよ・・・何が待ってるか解んねえぞ」

恋次「ああ・・・わかってら」

グリムジョー「俺は暴れたいだけだからな。勘違いすんじゃねえよ」

一護「さてと・・・」

一護「派手に暴れてやろうぜ恋次、グリムジョー」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 17:56:54.44 ID:HDghmy9I0
イシダ「バカな奴らだ。僕はここに居ると言うのに・・・」

イシダ「本当に大馬鹿だよ!バーカ!!!」

剣八「何だおめー。何やってんだこんなとこで」

イシダ「げげっ・・・更木剣八・・・さん」

一角「てめえには踊らされちまったからな」

弓親「一護達には悪いけど僕たちがケジメ取らせてもらうよ」

イシダ「ふ、ふざけるな!これは僕と黒崎のヤマだろうが!!」

剣八「うるせえええええええええええええええええええええええええ」

イシダ「ぐぎゃあああああああ」

一角「これ以上よ一護に積み重ねさせたくねえんだ」

弓親「これぐらいしか僕たちは一護に償いができないからね」

イシダ「コポォ・・・」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 18:02:39.20 ID:HDghmy9I0
恋次「にしてもイシダの会社でけえよな」

一護「野郎は何やってっか解んねえ男だからな・・・開けんぜ」

一護「オラァ!来てやったぞイシダァ!!」

恋次「ただで済むと思ってんじゃねえぞ!!」

グリムジョー「ぶっ殺してやんよ!!!」

一護「・・・あれ」

グリムジョー「居ねえじゃねえかよ」

一護「どうなってやがんだ・・・」

恋次「ざけやがって」

一護「出てこいこの野郎!!!」

グリムジョー「隠れてんじゃねえぞ!!」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 18:09:21.26 ID:HDghmy9I0
イシダ「よ、よくも・・・よくも・・・」

イシダ「許さない・・・絶対に・・・」

織姫「大丈夫・・・?」

イシダ「必ず・・・必ず復讐してやる・・・黒崎も阿散井もグリムジョー・ジャガージャックにも」

イシダ「それに僕をコ、コケにした・・・十一番隊の連中もだ・・・」

イシダ「死の商人である僕が・・・ヨーロッパを裏で牛耳るこの僕が・・・」

イシダ「負けるわけには・・・いかん・・・」

織姫「どこ行くの?」

イシダ「この腕を磨く・・・権力だけでは勝てぬ・・・暴力を暴力を身に付けねば」

織姫「・・・へっ」

織姫「結局イシダくんもこの程度か」

織姫「少しは役に立つ人間だと思ったのに・・・残念だよ」

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 18:14:40.99 ID:HDghmy9I0
一護「・・・」

たつき「何キョトンとしてんだよ一護」

一護「こ、これ・・・」

啓吾「産まれたんだよ子供が」

一護「ルキアは・・・」

水色「無事だよ。奇跡的にね」

一護「本当かよ・・・本当に」

啓吾「嘘こいてもしかたないじゃん。ほら見に行けよ一護!」

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 18:20:12.05 ID:HDghmy9I0
日番谷「おい帰るぞ」

吉良「・・・」

檜佐木「・・・」

剣八「帰るぞグズグズすんな」

一角「はい!」

弓親「は、はい!」

射場「へい」

乱菊「しっかりやりなさいよ一護」

恋次「世話のかかる野郎だぜ一護の野郎はよ・・・」

日番谷「・・・」

雛森「ほらシロちゃんって隊長としての威厳が」

日番谷「ぐぬぬ・・・」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 18:24:37.45 ID:HDghmy9I0
夜一「無事に産まれたのじゃな」

砕蜂「はい」

浦原「しかし砕蜂さんまで来てくれるなんて・・・意外ッスね」

砕蜂「か、勘違いするな!わ、私は別に黒崎と朽木がどうなろうと」

浦原「へえー・・・」

砕蜂「そんな目で見るな!」

夜一「まあそう言うな。のう砕蜂」

砕蜂「は、はい」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 18:30:12.62 ID:HDghmy9I0
グリムジョー「ボンクラ共が帰るぞ」

ネル「一護に会わなくてもいいんスか」

グリムジョー「いいんだよ。空気読めよバカ野郎が」

ペッシェ「私は空気が読めない方だ!だから」

グリムジョー「空気読むか俺に吹っ飛ばされるかどっちにするよ。ガリ野郎」

グリムジョー「そっちのデブもだ」

グリムジョー「大人しく帰ればいいんだよ。わかったな」

ネル「気が利くんすね意外と」

グリムジョー「当たりめえよそれが男ってもんよ。わかるな」

100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 18:42:49.43 ID:HDghmy9I0
一護「名前・・・決まってねえよな」

ルキア「お前の職もだろうが」

一護「そいつは後で決めるぜ。まずは名前だろうが名前」

ルキア「そうだな。あれからイシダは」

一護「完全に行方を眩ませちまってる。どこに行ったんだか」

ルキア「井上は」

一護「あいつもだ。どこ行っちまったんだか・・・チャドは刑務所でクビ括ったらしいぜ」

ルキア「奴の事などどうでも良い。イシダや井上はどんな事があろうと仲間なのだから」

一護「・・・そうだよな。さてと名前どうすっかな」

ルキア「私は」

一護「お前やばめの名前付けそうだから俺に任せろよ」

ルキア「しっかりした名をつけろよ一護」

一護「いい名前付けてやっからな。このチビ共によ」



引用元: ルキア「起きろ一護」 黒崎一護(36)「・・・」