1: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/10(金) 23:53:45.28 ID:UGIdZJPy0
唯「ねぇ、ここどこぉ?」
律「かなり歩いた気がするんだけどなー」
澪「いつまでも大きな道にぶつからないな」
紬「梓ちゃん、心配してるんじゃないかしら」
唯「まさか、野外フェスで迷うなんてぇ」
澪「思ってもみなかったな」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1328885625(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
律「かなり歩いた気がするんだけどなー」
澪「いつまでも大きな道にぶつからないな」
紬「梓ちゃん、心配してるんじゃないかしら」
唯「まさか、野外フェスで迷うなんてぇ」
澪「思ってもみなかったな」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1328885625(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
2: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/10(金) 23:58:10.96 ID:UGIdZJPy0
唯「そもそも、律っちゃんが肝試しやろうなんて言うからぁ」
律「なっ!?唯だって賛成したじゃんかー!」
紬「まあまあ、いま言ったって仕方ないわ」
律「ムギが一番乗り気だったよな」
紬「あぅ」
澪「でもムギの言うとおり、言い争ってても仕方ないよ」
澪「なんとか戻ることを考えよう」
律「なっ!?唯だって賛成したじゃんかー!」
紬「まあまあ、いま言ったって仕方ないわ」
律「ムギが一番乗り気だったよな」
紬「あぅ」
澪「でもムギの言うとおり、言い争ってても仕方ないよ」
澪「なんとか戻ることを考えよう」
3: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 00:01:36.50 ID:RQyqiC8/0
紬「それにしても、音がこんなに反響するなんてね」
唯「四方八方から聞こえるよぉ」
澪「ちょうどそういう地形なんだろうな」
律「ここで演奏したら、いい音出そうだよねー」
澪「そんな場合じゃない!」
ごんっ
唯「四方八方から聞こえるよぉ」
澪「ちょうどそういう地形なんだろうな」
律「ここで演奏したら、いい音出そうだよねー」
澪「そんな場合じゃない!」
ごんっ
4: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 00:10:24.72 ID:RQyqiC8/0
律「い、いたひです」
唯「デッカイタンコブガ」
紬「こういう場合、あまり動かない方がいいって言うよね」
澪「動いた結果がこれだからな」
律「足が疲れたー」
唯「休みたーい」
澪「お・ま・え・ら」にぎりこぶしっ
唯「デッカイタンコブガ」
紬「こういう場合、あまり動かない方がいいって言うよね」
澪「動いた結果がこれだからな」
律「足が疲れたー」
唯「休みたーい」
澪「お・ま・え・ら」にぎりこぶしっ
5: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 00:23:41.43 ID:RQyqiC8/0
紬「でもそうね、休む場所は必要だと思うわ」
唯「山小屋とかないのかな」
澪「歩いて来た途中にはなかったよね」
律「まずはそれを探すかー」
澪「もう少しだけ先にいってみよう」
この時のわたしの決断が自分を苦しめることになるとは
思いもよらない澪であった
澪「だから律、ナレーションはやめろ」
唯「山小屋とかないのかな」
澪「歩いて来た途中にはなかったよね」
律「まずはそれを探すかー」
澪「もう少しだけ先にいってみよう」
この時のわたしの決断が自分を苦しめることになるとは
思いもよらない澪であった
澪「だから律、ナレーションはやめろ」
6: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 00:28:20.08 ID:RQyqiC8/0
唯「あれ?分かれ道だねぇ」
紬「どうする?」
律「二手に分かれるかー」
澪「はぐれちゃったら、どうするんだよ」
律「山小屋が見つかっても、見つからなくってもさー」
律「一旦、ここに戻ることにすりゃいいじゃん」
紬「どうする?」
律「二手に分かれるかー」
澪「はぐれちゃったら、どうするんだよ」
律「山小屋が見つかっても、見つからなくってもさー」
律「一旦、ここに戻ることにすりゃいいじゃん」
7: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 00:33:17.36 ID:RQyqiC8/0
澪「そうか、それなら大丈夫だな」
唯「別れた方が探しやすいかもねぇ」
律「じゃあ、わたしと澪はこっち」
律「唯とムギはあっちを探そう」
唯「らじゃー!」
澪「戻って来るのは何分後にする?」
紬「10分後くらいでいいんじゃない?」
唯「別れた方が探しやすいかもねぇ」
律「じゃあ、わたしと澪はこっち」
律「唯とムギはあっちを探そう」
唯「らじゃー!」
澪「戻って来るのは何分後にする?」
紬「10分後くらいでいいんじゃない?」
8: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 00:39:04.21 ID:RQyqiC8/0
唯「よろしくね、ムギちゃん」
紬「頼りにしてるわ、唯ちゃん」
唯「なにがあっても、ムギちゃんはわたしが守るからっ!」
紬「うん、唯ちゃんに着いていく!」
だきっ
律「た、楽しそうだなお前ら」
澪「放っといて、いこう」
紬「頼りにしてるわ、唯ちゃん」
唯「なにがあっても、ムギちゃんはわたしが守るからっ!」
紬「うん、唯ちゃんに着いていく!」
だきっ
律「た、楽しそうだなお前ら」
澪「放っといて、いこう」
9: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 00:49:15.00 ID:RQyqiC8/0
~唯・紬ペア~
唯「ムギちゃん、はぐれないように手を繋ごう!」
紬「わかりましたぁ、唯隊長!」
にぎっ
唯「ムギちゃんの手は、夏だとひんやりだねぇ」
紬「うん、クーラーの近くとか、すっごく冷えちゃうの」
唯「大変なんだぁ」
唯「ムギちゃん、はぐれないように手を繋ごう!」
紬「わかりましたぁ、唯隊長!」
にぎっ
唯「ムギちゃんの手は、夏だとひんやりだねぇ」
紬「うん、クーラーの近くとか、すっごく冷えちゃうの」
唯「大変なんだぁ」
10: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 00:54:40.29 ID:RQyqiC8/0
~澪・律ペア~
澪「な、ななな、なんか動いたぁ!」
律「見間違いだって」
律「それより、人を盾にすんのどうかと思うけどなー」
澪「手繋ご、手!」
澪「り、律が迷子になったら困るだろ!?」
律「もう、素直に怖いって言えよ」
澪「ほら、あっち!なんか動いたよ!?」
律「はぁ」
澪「な、ななな、なんか動いたぁ!」
律「見間違いだって」
律「それより、人を盾にすんのどうかと思うけどなー」
澪「手繋ご、手!」
澪「り、律が迷子になったら困るだろ!?」
律「もう、素直に怖いって言えよ」
澪「ほら、あっち!なんか動いたよ!?」
律「はぁ」
11: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 01:04:06.16 ID:RQyqiC8/0
~唯・紬ペア~
唯「山小屋ないねぇ」
紬「あれ?唯ちゃん、どっち探してる?」
唯「んー、右側だけど」
紬「わ、わたしも右だけ見てた」
唯「同じ方向だねぇ」あはは
紬「唯ちゃんがそっち側にいるから、つい」
唯「あれ?」
唯「右ってどっちだっけ」
紬「・・・・・・え?」
唯「山小屋ないねぇ」
紬「あれ?唯ちゃん、どっち探してる?」
唯「んー、右側だけど」
紬「わ、わたしも右だけ見てた」
唯「同じ方向だねぇ」あはは
紬「唯ちゃんがそっち側にいるから、つい」
唯「あれ?」
唯「右ってどっちだっけ」
紬「・・・・・・え?」
12: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 01:10:36.51 ID:RQyqiC8/0
唯「やだなぁ、冗談だよぉ」
紬「そ、そうよね」
唯「それに、左側はガケだから見てもしょうがないよ」
紬「え?」じーっ
紬「!?」
紬「ゆ、唯ちゃん!もっとこっち寄って!」
唯「わっ!?」
唯「もう、ムギちゃん大胆なんだからぁ」もじっ
紬「落ちたら死んじゃうから!」
紬「そ、そうよね」
唯「それに、左側はガケだから見てもしょうがないよ」
紬「え?」じーっ
紬「!?」
紬「ゆ、唯ちゃん!もっとこっち寄って!」
唯「わっ!?」
唯「もう、ムギちゃん大胆なんだからぁ」もじっ
紬「落ちたら死んじゃうから!」
13: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 01:17:31.14 ID:RQyqiC8/0
唯「ちゃ、ちゃんと気を付けてるんだけどなぁ」
紬「もっとこっち側に来れるように、腕を組もう!」
唯「ステップアップだね、ムギちゃん!」
ぎゅっ
唯「ふぉぉ!ムギちゃんのムネがヒジにっ!?」
紬「もうやだ、唯ちゃんたら」ぽっ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「はっ!?無意識に澪ちゃんのツッコミ待っちゃった!」
紬「わ、わたしも!」
紬「もっとこっち側に来れるように、腕を組もう!」
唯「ステップアップだね、ムギちゃん!」
ぎゅっ
唯「ふぉぉ!ムギちゃんのムネがヒジにっ!?」
紬「もうやだ、唯ちゃんたら」ぽっ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「はっ!?無意識に澪ちゃんのツッコミ待っちゃった!」
紬「わ、わたしも!」
15: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 07:28:44.19 ID:RQyqiC8/0
~澪・律ペア~
澪「もうやだ、家に帰りたいよぉ!」
律「あ、あの、澪さん」
律「帰れないから、こんな目に合ってんじゃないかなーなんて」
澪「律が肝試ししようなんて、言わなきゃ良かったんだ!」
律「うぉい!」
律「さっき言い争うなっつったの澪じゃん!」
澪「もうやだ、家に帰りたいよぉ!」
律「あ、あの、澪さん」
律「帰れないから、こんな目に合ってんじゃないかなーなんて」
澪「律が肝試ししようなんて、言わなきゃ良かったんだ!」
律「うぉい!」
律「さっき言い争うなっつったの澪じゃん!」
16: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 07:35:45.14 ID:RQyqiC8/0
澪「もうなにも見つからないよ、戻ろうよ」
律「まだ歩き始めたばっかじゃんか」
澪「で、でも、さっきより暗いし」
律「ていうか、4人でいた時くらいの虚勢を張れよ」
澪「怖いもんは、怖いもん!」
律(録画して、梓に見せてやりてー)
律「まだ歩き始めたばっかじゃんか」
澪「で、でも、さっきより暗いし」
律「ていうか、4人でいた時くらいの虚勢を張れよ」
澪「怖いもんは、怖いもん!」
律(録画して、梓に見せてやりてー)
17: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 08:48:33.18 ID:RQyqiC8/0
律「なにかあったら、わたしが守ってやるから」
澪「ほんとにぃ?」うるっ
律「はうっ!?」
澪「どうしたの?」
律「あ、後で、その女子力、ちょっとわけてもらえませんか」
澪「は?」
澪「ほんとにぃ?」うるっ
律「はうっ!?」
澪「どうしたの?」
律「あ、後で、その女子力、ちょっとわけてもらえませんか」
澪「は?」
18: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/11(土) 18:20:38.75 ID:RQyqiC8/0
~唯・紬ペア~
唯「そろそろ時間かなぁ」
紬「そうだね、引き返す?」
唯「!」
唯「ちょっと待ってぇ」
唯「なんか見えるような気がしない?」
紬「建物・・・かな?」
唯「いってみようっ!」
紬「うん、確認しなきゃね!」
唯「そろそろ時間かなぁ」
紬「そうだね、引き返す?」
唯「!」
唯「ちょっと待ってぇ」
唯「なんか見えるような気がしない?」
紬「建物・・・かな?」
唯「いってみようっ!」
紬「うん、確認しなきゃね!」
19: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 07:32:41.48 ID:2YDAkR2m0
唯「うぅ、なんかすっごい建物だねぇ」
紬「元々は立派な洋館だったと思うわ」
唯「窓には板が打ちつけてあるね」
紬「入らないようにされてるみたい」
唯「じゃあ、玄関も開かないかなぁ」
ぎぃぃ
唯・紬「開いたー!!!」がーんっ
紬「元々は立派な洋館だったと思うわ」
唯「窓には板が打ちつけてあるね」
紬「入らないようにされてるみたい」
唯「じゃあ、玄関も開かないかなぁ」
ぎぃぃ
唯・紬「開いたー!!!」がーんっ
20: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 08:23:57.29 ID:2YDAkR2m0
唯「お、お邪魔しまーす」
紬「誰かいませんかー?」
唯「って、誰もいるわけないよねぇ」
紬「ほら、お約束だから♪」
唯「あ、ランプみたいなのがあるよ」
紬「ほんとだ、オイルも入ってるみたい」
唯「これで明りはばっちりだねっ!」
紬「でも唯ちゃん」
唯「ん?」
紬「火がないよ?」
紬「誰かいませんかー?」
唯「って、誰もいるわけないよねぇ」
紬「ほら、お約束だから♪」
唯「あ、ランプみたいなのがあるよ」
紬「ほんとだ、オイルも入ってるみたい」
唯「これで明りはばっちりだねっ!」
紬「でも唯ちゃん」
唯「ん?」
紬「火がないよ?」
21: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 08:30:25.34 ID:2YDAkR2m0
唯「なんで?自動でつくんじゃないの?」
紬「最初に火はつけないと」
唯「そっかぁ」がっくん
紬「で、でも探せばあるかも」
唯「マッチとかが都合良く?」
紬「あぅ」
紬「最初に火はつけないと」
唯「そっかぁ」がっくん
紬「で、でも探せばあるかも」
唯「マッチとかが都合良く?」
紬「あぅ」
22: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 08:41:36.00 ID:2YDAkR2m0
唯「なーんちゃってぇ!」
紬「え?」
唯「じゃじゃあん!100円ライター!」
紬「おー!唯ちゃん、すごーい!」ぱちぱちぱち
唯「もしかして花火やるかもと思って、持ってきちゃったぁ」
紬「や、山で花火は危ないと思うけど」
紬「え?」
唯「じゃじゃあん!100円ライター!」
紬「おー!唯ちゃん、すごーい!」ぱちぱちぱち
唯「もしかして花火やるかもと思って、持ってきちゃったぁ」
紬「や、山で花火は危ないと思うけど」
23: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 08:47:27.56 ID:2YDAkR2m0
唯「これ、どうやってつけるのかな」
紬「貸して、やってあげる」
しゅぼっ
唯「おぉ!ついたね、ムギちゃんっ!」
紬「唯ちゃんのおかげよ」
唯「いやいや、わたしがやったら1時間はつかなかったよぉ」
紬「そ、そっか」
紬「貸して、やってあげる」
しゅぼっ
唯「おぉ!ついたね、ムギちゃんっ!」
紬「唯ちゃんのおかげよ」
唯「いやいや、わたしがやったら1時間はつかなかったよぉ」
紬「そ、そっか」
24: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 08:55:33.89 ID:2YDAkR2m0
唯「うわぁ、ランプで照らして見ると、すっごいねぇ」
紬「けっこう部屋がありそうね」
唯「戻って、律ちゃんたち呼んでこようっ」
紬「らじゃー!」
ぎぃぃ ばたんっ がちゃっ
唯・紬「!?」びっくぅ
唯「か、勝手に閉まったよっ!?」
紬「風も吹いてないのに!?」
紬「けっこう部屋がありそうね」
唯「戻って、律ちゃんたち呼んでこようっ」
紬「らじゃー!」
ぎぃぃ ばたんっ がちゃっ
唯・紬「!?」びっくぅ
唯「か、勝手に閉まったよっ!?」
紬「風も吹いてないのに!?」
25: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 09:01:35.10 ID:2YDAkR2m0
がちゃがちゃ
唯「カギが掛かってるよ!」
紬「これは、内側のもカギを差し込むタイプね」
唯「ということは?」
紬「うん」
唯・紬「閉じ込められた!?」
唯「カギが掛かってるよ!」
紬「これは、内側のもカギを差し込むタイプね」
唯「ということは?」
紬「うん」
唯・紬「閉じ込められた!?」
27: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 21:44:11.97 ID:2YDAkR2m0
~澪・律ペア~
澪「もうそろそろ時間じゃないか!?」
律「すごく嬉しそうだなー」
澪「一刻も早く戻ろう!」
律「ちょい待ち、澪」
澪「な、なに!?」
律「建物じゃないかー?あれ」
澪「もうそろそろ時間じゃないか!?」
律「すごく嬉しそうだなー」
澪「一刻も早く戻ろう!」
律「ちょい待ち、澪」
澪「な、なに!?」
律「建物じゃないかー?あれ」
28: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 22:04:15.16 ID:2YDAkR2m0
澪「な、なんか武家屋敷みたいだな」
律「古き良き日本って感じだよなー」
澪「お化け屋敷にしか見えないよ!」
澪「ってことで、戻って唯たちに報告だ!」
律「待てって、入れるかどうか確認しないとダメじゃん」
澪「遠慮しときます、じゃっ!」しゅたっ
律「こらこらこらこら」
澪「忍者とか出てきたら、どーすんだよぅ!」
律「出ねーよ」
律「古き良き日本って感じだよなー」
澪「お化け屋敷にしか見えないよ!」
澪「ってことで、戻って唯たちに報告だ!」
律「待てって、入れるかどうか確認しないとダメじゃん」
澪「遠慮しときます、じゃっ!」しゅたっ
律「こらこらこらこら」
澪「忍者とか出てきたら、どーすんだよぅ!」
律「出ねーよ」
29: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 22:20:12.41 ID:2YDAkR2m0
律「まあ、門が開くわけないんだけどなー」
がらっ
澪・律「開いたー!!!」がーんっ
律「ま、まあ玄関まではさすがに」
澪「そそ、そんな都合良くいくわけないよ」
がらっ
澪・律「また開いたー!!!」ががーんっ
がらっ
澪・律「開いたー!!!」がーんっ
律「ま、まあ玄関まではさすがに」
澪「そそ、そんな都合良くいくわけないよ」
がらっ
澪・律「また開いたー!!!」ががーんっ
30: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/12(日) 22:34:55.58 ID:2YDAkR2m0
律「たのもーう」
澪「な、なにそれ」
律「いや、武家屋敷って言うからなんとなく」
澪「やめてよ!侍とか出てきちゃうだろ!」
律「だから出ねーよ」
澪「玄関開くのわかったから、もういいでしょ!?」
律「澪ちゅわん、そんなに怖いんですかー?」にひ
澪「怖いよ!すっごく怖いよ!」
律「・・・もう意地もプライドも全部捨てたな」
澪「な、なにそれ」
律「いや、武家屋敷って言うからなんとなく」
澪「やめてよ!侍とか出てきちゃうだろ!」
律「だから出ねーよ」
澪「玄関開くのわかったから、もういいでしょ!?」
律「澪ちゅわん、そんなに怖いんですかー?」にひ
澪「怖いよ!すっごく怖いよ!」
律「・・・もう意地もプライドも全部捨てたな」
33: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/13(月) 21:40:54.67 ID:s1ywU1KD0
律「さすがに電気はつかないかー」
澪「ほら、暗いから危ないって」
律「松明みたいのがある!」
澪「そんなの使えるわけないでしょ!」
律「ここで登場!」
律「困った時の100円ライター!」
澪「そうか!それでこの屋敷を燃やすんだな!?」
律「・・・あのさ、もうちょっと落ち着こうか」
澪「ほら、暗いから危ないって」
律「松明みたいのがある!」
澪「そんなの使えるわけないでしょ!」
律「ここで登場!」
律「困った時の100円ライター!」
澪「そうか!それでこの屋敷を燃やすんだな!?」
律「・・・あのさ、もうちょっと落ち着こうか」
34: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/13(月) 21:49:45.43 ID:s1ywU1KD0
律「へー、けっこう松明って明るいもんだな」
澪「な、中は割とキレイになってるね」
律「これだったら休憩出来そうじゃん」
澪「よし!今度こそ唯たちを呼びにいこう!」
律「わかった、わかった」
がらがらがらっ どんっ
澪・律「!?」びっくぅ
澪「な、中は割とキレイになってるね」
律「これだったら休憩出来そうじゃん」
澪「よし!今度こそ唯たちを呼びにいこう!」
律「わかった、わかった」
がらがらがらっ どんっ
澪・律「!?」びっくぅ
35: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/13(月) 21:54:40.47 ID:s1ywU1KD0
澪「な、ななな、なにこれぇ!?」
律「じ、時代劇の牢屋みたいな感じだなー」
澪「なんでこんなのが上から降りてくるのよ!?」
律「わたしに聞くなー!」
澪「だってこれって」
律「そうだよねー、あきらかに」
澪・律「閉じ込められた!?」
律「じ、時代劇の牢屋みたいな感じだなー」
澪「なんでこんなのが上から降りてくるのよ!?」
律「わたしに聞くなー!」
澪「だってこれって」
律「そうだよねー、あきらかに」
澪・律「閉じ込められた!?」
38: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 20:41:51.08 ID:o0wms1Nz0
~唯・紬ペア~
唯「やっぱり圏外かぁ」
紬「わたしの携帯もダメみたい」
唯「澪ちゃん達、心配するよねぇ」
紬「う、うん」
唯「窓からは出れないしなぁ」
紬「そうだ!裏口とかないかしら?」
唯「おぉー!ムギちゃん天才っ!」
唯「やっぱり圏外かぁ」
紬「わたしの携帯もダメみたい」
唯「澪ちゃん達、心配するよねぇ」
紬「う、うん」
唯「窓からは出れないしなぁ」
紬「そうだ!裏口とかないかしら?」
唯「おぉー!ムギちゃん天才っ!」
39: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 20:55:40.89 ID:o0wms1Nz0
唯「しまったぁ!」
紬「どうしたの!?」
唯「靴を脱ぐの忘れてたよ、ムギちゃんっ!」
紬「それなら洋館だから大丈夫よ」
唯「そっかぁ、良かったぁ」
唯「そういえば、ムギちゃんちもそうなの?」
紬「うちは違うわ」
紬「だって、ふかふかのウサちゃんスリッパには」
紬「ふかふかの絨毯の方が似合ってるでしょー?」にっこり
唯「そんな理由!?」がーんっ
紬「どうしたの!?」
唯「靴を脱ぐの忘れてたよ、ムギちゃんっ!」
紬「それなら洋館だから大丈夫よ」
唯「そっかぁ、良かったぁ」
唯「そういえば、ムギちゃんちもそうなの?」
紬「うちは違うわ」
紬「だって、ふかふかのウサちゃんスリッパには」
紬「ふかふかの絨毯の方が似合ってるでしょー?」にっこり
唯「そんな理由!?」がーんっ
40: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 21:00:22.99 ID:o0wms1Nz0
唯「んと、裏口はどっちかなぁ?」
紬「その中扉の向こうじゃないかしら」
唯「まさか、どっかのゲームみたいにさぁ」
唯「他でカギ探さなきゃいけないとかないよねぇ」
紬「そんなゲームがあるの?」
唯「うん、ソンビが出てくるやつとか」
紬「ゾンビ!?」びっくぅ
紬「その中扉の向こうじゃないかしら」
唯「まさか、どっかのゲームみたいにさぁ」
唯「他でカギ探さなきゃいけないとかないよねぇ」
紬「そんなゲームがあるの?」
唯「うん、ソンビが出てくるやつとか」
紬「ゾンビ!?」びっくぅ
41: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 21:03:27.24 ID:o0wms1Nz0
唯「大丈夫だよっ」
紬「噛みつかれなきゃ、感染しないからっ!」ぶいっ
紬「あ、会わないのが一番だと思うけど」
唯「さぁ、扉を開けるよっ!」
紬「ど、どんと来ーい!」
紬「噛みつかれなきゃ、感染しないからっ!」ぶいっ
紬「あ、会わないのが一番だと思うけど」
唯「さぁ、扉を開けるよっ!」
紬「ど、どんと来ーい!」
42: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 21:06:59.86 ID:o0wms1Nz0
唯「ゲームだと開かないのがお約束だけど」
唯「どっこい、ここは現実だぁ!」
がちゃがちゃがちゃ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
紬「カギ、必要みたいね」
唯「安心のお約束状態でした」がっくり
唯「どっこい、ここは現実だぁ!」
がちゃがちゃがちゃ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
紬「カギ、必要みたいね」
唯「安心のお約束状態でした」がっくり
43: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 21:18:15.38 ID:o0wms1Nz0
~澪・律ペア~
律「ま、まあこういう屋敷ってさ、縁側から出れるじゃん」
澪「そうか!なんだ焦って損したな!」
律「この障子の向こうはー」
すらっ
澪「雨戸みたいだな」
律「・・・・・・」
律「この雨戸の向こうはー」
がたがたっ
澪「壁だな」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
澪・律「ダメじゃんっ!」がーんっ
律「ま、まあこういう屋敷ってさ、縁側から出れるじゃん」
澪「そうか!なんだ焦って損したな!」
律「この障子の向こうはー」
すらっ
澪「雨戸みたいだな」
律「・・・・・・」
律「この雨戸の向こうはー」
がたがたっ
澪「壁だな」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
澪・律「ダメじゃんっ!」がーんっ
44: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 21:25:43.98 ID:o0wms1Nz0
澪「唯たち、もう戻って来てるよね」
律「連絡しようにも、携帯ずっと圏外だしなー」
澪「携帯会社に、アンテナ設置を要望しなきゃな!」
律「・・・それにはまず、こっから出ないとダメじゃね?」
澪「それが出来ないから苦労してるんだろ」
澪「まったく、律はバカだな」
律「あ、あれぇ?」
律「連絡しようにも、携帯ずっと圏外だしなー」
澪「携帯会社に、アンテナ設置を要望しなきゃな!」
律「・・・それにはまず、こっから出ないとダメじゃね?」
澪「それが出来ないから苦労してるんだろ」
澪「まったく、律はバカだな」
律「あ、あれぇ?」
45: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 21:32:00.94 ID:o0wms1Nz0
律「なんか、すっごく松明を消したい気分になったなー」
澪「やめてぇ!」
澪「そんなことしたら、確実にショック死する自信あるから!」
律「マイナス方向にそんなポジティブでどーすんだ」
澪「だいたい、守ってくれるって言ったの律じゃん!」
澪「男らしく約束守ってよ!」
律「負けなのか?それにつっこんだら負けなのか!?」
澪「やめてぇ!」
澪「そんなことしたら、確実にショック死する自信あるから!」
律「マイナス方向にそんなポジティブでどーすんだ」
澪「だいたい、守ってくれるって言ったの律じゃん!」
澪「男らしく約束守ってよ!」
律「負けなのか?それにつっこんだら負けなのか!?」
46: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 21:37:33.50 ID:o0wms1Nz0
律「ま、まあいいや」
律「時代劇だとさ、勝手口とかあるじゃん?」
澪「そっか、台所!」
律「探してみよーぜー」
澪「たぶん、建物の裏手じゃないかな!」
律「時代劇だとさ、勝手口とかあるじゃん?」
澪「そっか、台所!」
律「探してみよーぜー」
澪「たぶん、建物の裏手じゃないかな!」
47: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 21:47:35.27 ID:o0wms1Nz0
律「お、調子出て来たな、澪」
澪「あ、当り前よ!」
澪「わたしだって本気出せば、このくらい平気なんだから!」
律「ふぅん」にひ
律「そういえば霊ってさ」
律「風呂とか台所とか、水場に出やすいらしーねー」
澪「・・・・・・」かっちーん
律「澪さんっ!?」
澪「みずばなんてしらない・・・みずばなんてしらない・・・みずばなんてしらない」
律「悪かった!今回はほんとに悪かったー!」どげざっ
澪「あ、当り前よ!」
澪「わたしだって本気出せば、このくらい平気なんだから!」
律「ふぅん」にひ
律「そういえば霊ってさ」
律「風呂とか台所とか、水場に出やすいらしーねー」
澪「・・・・・・」かっちーん
律「澪さんっ!?」
澪「みずばなんてしらない・・・みずばなんてしらない・・・みずばなんてしらない」
律「悪かった!今回はほんとに悪かったー!」どげざっ
48: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 22:32:56.80 ID:o0wms1Nz0
澪「律はわたしを殺したいのか!?」
律「ごめん!ほんとーに反省してるからっ」
澪「ほんとに、ほんと!?」
律「ほんと!絶対!ジミヘンに誓って!」
澪「・・・律、ギターじゃないじゃん」
律「あ」
律「ごめん!ほんとーに反省してるからっ」
澪「ほんとに、ほんと!?」
律「ほんと!絶対!ジミヘンに誓って!」
澪「・・・律、ギターじゃないじゃん」
律「あ」
49: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 22:58:13.64 ID:o0wms1Nz0
律「いや、信じて!わたしのドラムに誓う!」
澪「わかったよ」
澪「その代わり、今度おごってもらうからな!」
律「今月はいろいろピンチなんで、高いものはちょっとぉ」あぅぅ
澪「パフェでいいよ!」
律「あの・・・太りますわよ?」
澪「そんなの今の状況に比べれば、なにが怖いのよ!」
律「ご、ごもっともー」
澪「わかったよ」
澪「その代わり、今度おごってもらうからな!」
律「今月はいろいろピンチなんで、高いものはちょっとぉ」あぅぅ
澪「パフェでいいよ!」
律「あの・・・太りますわよ?」
澪「そんなの今の状況に比べれば、なにが怖いのよ!」
律「ご、ごもっともー」
50: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/15(水) 23:15:47.51 ID:o0wms1Nz0
律「や、やっと勝手口にたどり着いたー」
澪「まさか、ここまで来て開かないとかないよね」
律「ないと信じたいっ!」
澪「開かなかったら、気絶するからな!」
律「だから、そーゆーポジティブはやめてくれー」
がちゃがちゃがちゃ
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「安心の南京錠でしたー」
澪「・・・・・・」ちーん
律「って、ほんとに気絶してんのかー!」
澪「まさか、ここまで来て開かないとかないよね」
律「ないと信じたいっ!」
澪「開かなかったら、気絶するからな!」
律「だから、そーゆーポジティブはやめてくれー」
がちゃがちゃがちゃ
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「安心の南京錠でしたー」
澪「・・・・・・」ちーん
律「って、ほんとに気絶してんのかー!」
55: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/16(木) 21:33:07.38 ID:NW1Io2w60
~唯・紬ペア~
唯「カギ穴のとこ、これなんだろぉ?」
紬「えっと、ハートのマーク?」
唯「お約束すぎる!」がーんっ
唯「でも、ハートのカギ探さないと進めないかぁ」
紬「探検ね、探検♪」
唯「た、楽しそうだねぇ」
紬「だって、暗くなっててもカギは開かないもの」
唯「そっか!前向きだね、ムギちゃんっ!」
紬「前向き、前向き♪」
唯「カギ穴のとこ、これなんだろぉ?」
紬「えっと、ハートのマーク?」
唯「お約束すぎる!」がーんっ
唯「でも、ハートのカギ探さないと進めないかぁ」
紬「探検ね、探検♪」
唯「た、楽しそうだねぇ」
紬「だって、暗くなっててもカギは開かないもの」
唯「そっか!前向きだね、ムギちゃんっ!」
紬「前向き、前向き♪」
56: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/16(木) 22:04:35.41 ID:NW1Io2w60
紬「それにほら」
紬「わたしには、唯ちゃんってナイトがついてるから」
唯「おっふぉ!?」
唯「あ、あやうく惚れちゃうとこだったよ」ふぅぅ
紬「もうちょっとで、唯ちゃんゲットね♪」
紬「わたしには、唯ちゃんってナイトがついてるから」
唯「おっふぉ!?」
唯「あ、あやうく惚れちゃうとこだったよ」ふぅぅ
紬「もうちょっとで、唯ちゃんゲットね♪」
57: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/16(木) 22:10:36.99 ID:NW1Io2w60
唯「あー、ナイトと言えばさぁ」
唯「武器とか落ちてないのかなぁ」
紬「武器?」
唯「うん、ゲームだとナイフとか銃とか落ちてるんだよね」
紬「・・・ここ、日本だから」
唯「武器とか落ちてないのかなぁ」
紬「武器?」
唯「うん、ゲームだとナイフとか銃とか落ちてるんだよね」
紬「・・・ここ、日本だから」
58: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/16(木) 22:16:27.80 ID:NW1Io2w60
唯「最後の方にはミサイルみたいのとかねっ」
紬「そんなのまであるんだぁ」
唯「バタバタ敵を倒せるんだよぉ」
紬「ふぅん、それでドアとか壊せばいいのにね」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん、ソレハイワナイヤクソクナンダヨ」
紬「そ、そうなんだ、ゴメンね」
紬「そんなのまであるんだぁ」
唯「バタバタ敵を倒せるんだよぉ」
紬「ふぅん、それでドアとか壊せばいいのにね」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん、ソレハイワナイヤクソクナンダヨ」
紬「そ、そうなんだ、ゴメンね」
60: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/16(木) 22:33:14.64 ID:NW1Io2w60
唯「さぁて」
唯「じゃあ右の部屋から探検しよう!」
紬「はい、唯隊長!」
がちゃ
唯「お邪魔しまーす」そーっ
紬「失礼しまーす」
唯「じゃあ右の部屋から探検しよう!」
紬「はい、唯隊長!」
がちゃ
唯「お邪魔しまーす」そーっ
紬「失礼しまーす」
61: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/16(木) 22:34:52.58 ID:NW1Io2w60
唯「わぁ、広い部屋だぁ」
紬「ここは応接間かしら」
唯「家具がそのまま残ってるね」
紬「引きだしとか調べてみる?」
唯「ほんとに銃とかあったりしてぇ」
かたたっ
紬「なんかカードが入ってる」
唯「えっと、なになに」
紬「ここは応接間かしら」
唯「家具がそのまま残ってるね」
紬「引きだしとか調べてみる?」
唯「ほんとに銃とかあったりしてぇ」
かたたっ
紬「なんかカードが入ってる」
唯「えっと、なになに」
62: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/16(木) 22:46:25.02 ID:NW1Io2w60
館に紛れ込んだ幸運なあなたへ
幾多の罠を乗り越え、宝を目指しなさい
制限時間は1時間
まあ、制限時間を越えた所で
あの世で私とお茶を飲めるだけですので
ご心配なく
ちなみに、出口の鍵は宝と一緒です
幸運を祈ります
幾多の罠を乗り越え、宝を目指しなさい
制限時間は1時間
まあ、制限時間を越えた所で
あの世で私とお茶を飲めるだけですので
ご心配なく
ちなみに、出口の鍵は宝と一緒です
幸運を祈ります
63: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/16(木) 22:53:32.28 ID:NW1Io2w60
唯「た、宝っ!?」
紬「あの世っ!?」
唯・紬「え?」
唯「あ、あはは、なにかなこれぇ」あせあせ
紬「いたずら、とか?」あせあせ
唯「どっちにしたってぇ」
紬「うん」
唯「すっごく変なことに」
唯・紬「巻き込まれたぁ!?」がーんっ
紬「あの世っ!?」
唯・紬「え?」
唯「あ、あはは、なにかなこれぇ」あせあせ
紬「いたずら、とか?」あせあせ
唯「どっちにしたってぇ」
紬「うん」
唯「すっごく変なことに」
唯・紬「巻き込まれたぁ!?」がーんっ
69: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/17(金) 21:51:34.52 ID:knaHaUkn0
~澪・律ペア~
澪「ん、んん」
律「気づいたかー、澪」
澪「ん、ここは?」
律「屋敷の勝手口だろ、忘れたのかよ」
澪「なんだ夢か、もっかい寝る」ぱたっ
律「澪さーん、現実こっちですよー」
澪「ん、んん」
律「気づいたかー、澪」
澪「ん、ここは?」
律「屋敷の勝手口だろ、忘れたのかよ」
澪「なんだ夢か、もっかい寝る」ぱたっ
律「澪さーん、現実こっちですよー」
70: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/17(金) 22:00:36.26 ID:knaHaUkn0
澪「夢だったら良かったのにぃ」
律「現実はいつも厳しいものさ」ふっ
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「つっこんでくれないと終われないじゃん!」
澪「時と場所を考えろよ!」
律「現実はいつも厳しいものさ」ふっ
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「つっこんでくれないと終われないじゃん!」
澪「時と場所を考えろよ!」
71: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/17(金) 22:15:28.11 ID:knaHaUkn0
律「考えたところで!」
律「南京錠が開かない事実に変わりはないー!」
澪「・・・それこそマイナス方向のポジティブなんじゃない?」
律「南京錠には変な字が書いてあるだけだしなー」
澪「ほんと?どれどれ」
澪「数字の壱だな」
律「ほう、いちと読むのかねこれは」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「・・・あのさ、わたし達って高校生だよね」
律「南京錠が開かない事実に変わりはないー!」
澪「・・・それこそマイナス方向のポジティブなんじゃない?」
律「南京錠には変な字が書いてあるだけだしなー」
澪「ほんと?どれどれ」
澪「数字の壱だな」
律「ほう、いちと読むのかねこれは」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「・・・あのさ、わたし達って高校生だよね」
72: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/17(金) 22:35:26.26 ID:knaHaUkn0
律「まあ、それはいいとして」
澪「いいのかよ」じとっ
律「いちって書いたカギが、どっかにあるんじゃね?」
澪「探してみる価値はありそうだな」
律「けっこう、こんな釜の中にあったりしてなっ!」
ぱかっ
澪「そんなとこにあるわけ・・・あれ?」
律「なんだ、このカード?」
澪「いいのかよ」じとっ
律「いちって書いたカギが、どっかにあるんじゃね?」
澪「探してみる価値はありそうだな」
律「けっこう、こんな釜の中にあったりしてなっ!」
ぱかっ
澪「そんなとこにあるわけ・・・あれ?」
律「なんだ、このカード?」
73: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/17(金) 23:08:22.68 ID:knaHaUkn0
屋敷を訪れし者へ
屋敷の中に家宝を隠す
汝が困難の末に発見したならば
持ち返るが宜しかろう
但し、刻限を設ける
これより半刻の内に発見する事
さすれば命は保証される
尚、鍵は家宝と一緒なり
御武運を
屋敷の中に家宝を隠す
汝が困難の末に発見したならば
持ち返るが宜しかろう
但し、刻限を設ける
これより半刻の内に発見する事
さすれば命は保証される
尚、鍵は家宝と一緒なり
御武運を
74: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/17(金) 23:18:41.77 ID:knaHaUkn0
澪「な、なにこれ!?」
律「あの、はんきざみって、なんでございますかしら?」
澪「もしかして、半刻のこと言ってる?」
律「ほう、はんときと読むのかね」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「・・・たぶん、中学レベルだぞ」
律「あの、はんきざみって、なんでございますかしら?」
澪「もしかして、半刻のこと言ってる?」
律「ほう、はんときと読むのかね」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「・・・たぶん、中学レベルだぞ」
75: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/17(金) 23:23:11.17 ID:knaHaUkn0
律「で、半刻ってなに?」
澪「約1時間ってこと」
律「じゃあ、家宝ってなにかな!?」きらきら
澪「さぁ、なんでもありなんじゃない?」
澪「どうせ夢の中なんだし」
律「まだ現実と認めてないのかよ!」
澪「約1時間ってこと」
律「じゃあ、家宝ってなにかな!?」きらきら
澪「さぁ、なんでもありなんじゃない?」
澪「どうせ夢の中なんだし」
律「まだ現実と認めてないのかよ!」
77: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/19(日) 11:00:08.23 ID:VU32iHlK0
~唯・紬ペア~
唯「カギが一緒にあるってことはさぁ」
紬「どっちにしろ、宝を探さなきゃダメってことだと思う」
唯「やっぱり、そうなるよねぇ」
ボーン ボーン ボーン
唯「わひゃっ!?」
紬「な、なに!?」
唯「カギが一緒にあるってことはさぁ」
紬「どっちにしろ、宝を探さなきゃダメってことだと思う」
唯「やっぱり、そうなるよねぇ」
ボーン ボーン ボーン
唯「わひゃっ!?」
紬「な、なに!?」
78: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/19(日) 11:11:17.32 ID:VU32iHlK0
唯「でっかい時計が動き始めたよっ!」
紬「制限時間が始まったってことなのかしら」
唯「はっ!?」
唯「宝・・・制限時間・・・あの世」ふらっ
紬「唯ちゃん?」
唯「ふふふ」
紬「唯ちゃん、落ち着いて!」
唯「うふふふ」
紬「唯ちゃんがそんなになっちゃったら、わたし!」
唯「あははははっ」
紬「唯ちゃんってばぁ!」
紬「制限時間が始まったってことなのかしら」
唯「はっ!?」
唯「宝・・・制限時間・・・あの世」ふらっ
紬「唯ちゃん?」
唯「ふふふ」
紬「唯ちゃん、落ち着いて!」
唯「うふふふ」
紬「唯ちゃんがそんなになっちゃったら、わたし!」
唯「あははははっ」
紬「唯ちゃんってばぁ!」
79: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/19(日) 11:17:27.61 ID:VU32iHlK0
唯「謎はすべて解けたっ!」どーんっ
紬「・・・は?」
唯「いやー、これ一度やってみたかったんだよねぇ」
唯「このシチュエーションぴったりだよぉ」
紬「おびえてたんじゃ・・・ないの?」
唯「おびえてるヒマなんてないじゃん」
唯「それにわたしは、ムギちゃんのナイトなんだしねっ」にこっ
紬「!?」きゅんっ
紬「・・・は?」
唯「いやー、これ一度やってみたかったんだよねぇ」
唯「このシチュエーションぴったりだよぉ」
紬「おびえてたんじゃ・・・ないの?」
唯「おびえてるヒマなんてないじゃん」
唯「それにわたしは、ムギちゃんのナイトなんだしねっ」にこっ
紬「!?」きゅんっ
81: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/21(火) 00:45:40.05 ID:oH/buAEY0
唯「よし、他の戸棚とかも探してみよぉ!」
紬「う、うん」
唯「どしたの?ムギちゃん」
唯「疲れちゃったぁ?」
紬「ぜ、ぜんぜん大丈夫よ」
唯「じゃあ時間もないことだし、レッツゴー♪」
紬「ご、ごー」
紬「う、うん」
唯「どしたの?ムギちゃん」
唯「疲れちゃったぁ?」
紬「ぜ、ぜんぜん大丈夫よ」
唯「じゃあ時間もないことだし、レッツゴー♪」
紬「ご、ごー」
82: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/21(火) 00:53:17.21 ID:oH/buAEY0
唯「うーん、戸棚にはなにもないねぇ」
紬「この部屋にカギはないのかしら」
唯「こういう時は、犯人の気持ちになって考えてみようっ」
紬「は、犯人?」
唯「はっ!?」
唯「ひらめきました」
唯「わたしのカンでは、この絨毯があやしいんだよっ!」
紬「この部屋にカギはないのかしら」
唯「こういう時は、犯人の気持ちになって考えてみようっ」
紬「は、犯人?」
唯「はっ!?」
唯「ひらめきました」
唯「わたしのカンでは、この絨毯があやしいんだよっ!」
83: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/21(火) 01:11:24.48 ID:oH/buAEY0
紬「たしかにこの絨毯、中途半端に敷いてあるかも」
唯「隠れてないで、出て来なさいっ!」
ばっ
唯「!?」
紬「!?」
唯「えっとぉ、なんだろこの赤いシミ」
紬「さ、さぁ」
唯「だ、だめだよねぇ、トマトジュースこぼしちゃ」
紬「違うわ、これはペンキだと思う」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「二人して、もっとましな嘘をつけないものなのかなっ」あぅぅ
紬「なんとなく、ごめんなさい!」
唯「隠れてないで、出て来なさいっ!」
ばっ
唯「!?」
紬「!?」
唯「えっとぉ、なんだろこの赤いシミ」
紬「さ、さぁ」
唯「だ、だめだよねぇ、トマトジュースこぼしちゃ」
紬「違うわ、これはペンキだと思う」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「二人して、もっとましな嘘をつけないものなのかなっ」あぅぅ
紬「なんとなく、ごめんなさい!」
84: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/21(火) 01:17:14.95 ID:oH/buAEY0
唯「ということで」
唯「見なかったことにしようっ!」
紬「待って、唯ちゃん」
唯「だ、だめぇ?」
紬「というか端っこのこれ、文字じゃない?」
唯「あ、ほんとだぁ」
紬「えっと」
唯・紬「鏡に気をつけろ?」
唯「見なかったことにしようっ!」
紬「待って、唯ちゃん」
唯「だ、だめぇ?」
紬「というか端っこのこれ、文字じゃない?」
唯「あ、ほんとだぁ」
紬「えっと」
唯・紬「鏡に気をつけろ?」
85: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/21(火) 01:23:05.40 ID:oH/buAEY0
唯「やっぱり意味あるんだろうねぇ」
紬「うん、いわゆるこれって」
唯「ダイニングメッセージだね、ムギちゃんっ!」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「ダイイングメッセージだよね」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「いまさらながら」
唯「もっと勉強しとけば良かったと思いますっ!」くっ
紬「これから頑張ろう!」
紬「うん、いわゆるこれって」
唯「ダイニングメッセージだね、ムギちゃんっ!」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「ダイイングメッセージだよね」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「いまさらながら」
唯「もっと勉強しとけば良かったと思いますっ!」くっ
紬「これから頑張ろう!」
86: ◆1BrjSSUSHI 2012/02/27(月) 21:20:18.97 ID:/WKGe8jW0
~澪・律ペア~
律「ゲームなんかだと、カギは別の部屋なんだよなー」
澪「カギを掛ける意味がないもんな」
律「探すのめんどくさそー」
澪「探さないと見つからないだろ」
澪「ちゃんとやろうよ」
律「さっきまで現実逃避してたヤツに言われたくねー!」
澪「まったく、夢の中くらい真面目にやれよ」
律「だ、誰か現実への戻し方、教えてください」うぅぅ
律「ゲームなんかだと、カギは別の部屋なんだよなー」
澪「カギを掛ける意味がないもんな」
律「探すのめんどくさそー」
澪「探さないと見つからないだろ」
澪「ちゃんとやろうよ」
律「さっきまで現実逃避してたヤツに言われたくねー!」
澪「まったく、夢の中くらい真面目にやれよ」
律「だ、誰か現実への戻し方、教えてください」うぅぅ
88: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/01(木) 21:34:06.50 ID:YtCO/UYy0
律「まあ、でも」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
澪『あそこ、なんか動いた!』
澪『壁が軋んだぁ!』
澪『床が鳴ったぁ!』
澪『もうやだ!絶対に動かないからな!』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
律「こうなるよりマシか」はぁ
澪「いま、すっごく失礼な想像された気がするけど?」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
澪『あそこ、なんか動いた!』
澪『壁が軋んだぁ!』
澪『床が鳴ったぁ!』
澪『もうやだ!絶対に動かないからな!』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
律「こうなるよりマシか」はぁ
澪「いま、すっごく失礼な想像された気がするけど?」
89: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/01(木) 21:46:39.68 ID:YtCO/UYy0
律「面倒だけど、隣の部屋から調べるかー」
澪「う、うん」
すらっ
律「ここはなんの部屋だろ?」
澪「和室ってみんな同じ部屋に見えちゃうよな」
律「新聞敷いてあるから、土足でいいよねー」
澪「ほんとだ、どれどれ?」
律「茶色っぽくなってるなー」
澪「昭和4×年だってさ」
律「古っ!」
澪「う、うん」
すらっ
律「ここはなんの部屋だろ?」
澪「和室ってみんな同じ部屋に見えちゃうよな」
律「新聞敷いてあるから、土足でいいよねー」
澪「ほんとだ、どれどれ?」
律「茶色っぽくなってるなー」
澪「昭和4×年だってさ」
律「古っ!」
90: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/01(木) 21:53:16.72 ID:YtCO/UYy0
澪「うーん」
律「どしたー?」
澪「それにしては、さっきの南京錠とかカードとか」
澪「新しい気がしない?」
律「言われてみれば、そうかも」
澪「これって、いたずらなんじゃないかな」
律「いたずらだろうがなんだろうが」
律「閉じ込められたことに代わりないよねー」
澪「そ、そうでした」
律「どしたー?」
澪「それにしては、さっきの南京錠とかカードとか」
澪「新しい気がしない?」
律「言われてみれば、そうかも」
澪「これって、いたずらなんじゃないかな」
律「いたずらだろうがなんだろうが」
律「閉じ込められたことに代わりないよねー」
澪「そ、そうでした」
91: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/01(木) 22:03:08.29 ID:YtCO/UYy0
律「それこそ忍者屋敷だとさー」
律「こういう掛け軸の後ろに扉あったりするよねー」
澪「映画じゃないんだから」
ぴらっ
澪・律「あったー!!!」がーんっ
律「こういう掛け軸の後ろに扉あったりするよねー」
澪「映画じゃないんだから」
ぴらっ
澪・律「あったー!!!」がーんっ
92: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/01(木) 22:08:28.40 ID:YtCO/UYy0
律「そしてまた安心の南京錠と」
澪「そしてまた漢字が」
律「この死っていうのは、4って意味なのか?」
澪「だとしたら、悪趣味な当て字だな」
律「イッツ、アメリカンブラックジョーク!」
澪「・・・ここまでアメリカンが似合わない場所もないと思うよ」
澪「そしてまた漢字が」
律「この死っていうのは、4って意味なのか?」
澪「だとしたら、悪趣味な当て字だな」
律「イッツ、アメリカンブラックジョーク!」
澪「・・・ここまでアメリカンが似合わない場所もないと思うよ」
93: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/01(木) 22:15:21.82 ID:YtCO/UYy0
律「それにしても探すカギが増えたのかー」
澪「まあ、そうなんだけどさ」
律「ん?」
澪「他にも問題がっ」
律「これ以上、なんだよ」
澪「は、花摘みいきたい」
律「へ?」
澪「お手洗い、いきたいんだよぉ!」
律「えーーーーー!?」
澪「まあ、そうなんだけどさ」
律「ん?」
澪「他にも問題がっ」
律「これ以上、なんだよ」
澪「は、花摘みいきたい」
律「へ?」
澪「お手洗い、いきたいんだよぉ!」
律「えーーーーー!?」
95: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/03(土) 11:34:15.99 ID:g+zZ03CA0
~唯・紬ペア~
唯「うーん、鏡はこの部屋にないねぇ」
紬「カギもなさそうだし、他にいく?」
唯「だねぇ、長くいたいとこじゃないし」
がちゃ ばたん
紬「あ、あのね唯ちゃん」
唯「どしたのー?」
紬「腕組んでていいかなっ?」
唯「あー、怖くなっちゃったんでしょぉ」にやりっ
紬「いえ、あのっ、安心するから」
ぎゅっ
唯「これで怖くないよねっ♪」
紬「う、うん///」
唯「うーん、鏡はこの部屋にないねぇ」
紬「カギもなさそうだし、他にいく?」
唯「だねぇ、長くいたいとこじゃないし」
がちゃ ばたん
紬「あ、あのね唯ちゃん」
唯「どしたのー?」
紬「腕組んでていいかなっ?」
唯「あー、怖くなっちゃったんでしょぉ」にやりっ
紬「いえ、あのっ、安心するから」
ぎゅっ
唯「これで怖くないよねっ♪」
紬「う、うん///」
96: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/03(土) 11:37:52.49 ID:g+zZ03CA0
唯「どしたのムギちゃん、顔赤いよ?」
紬「ちょ、ちょっと恥ずかしくて」
唯「ほぇ?」
唯「さっきも腕組んだじゃん」
紬「さっきとは心構えが違うの!」
唯「そ、そうなんだ」
紬「ちょ、ちょっと恥ずかしくて」
唯「ほぇ?」
唯「さっきも腕組んだじゃん」
紬「さっきとは心構えが違うの!」
唯「そ、そうなんだ」
97: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/03(土) 11:42:09.03 ID:g+zZ03CA0
紬「むー!」
唯「な、なに?」
紬「わたしばっかりドキドキして、ずるい!」
唯「はぇ?ど、どゆこと?」
紬「だ、抱き着いたら少しはドキドキするのかな」
唯「へ?」
紬「唯ちゃん、抱き着くね!」
唯「えぇぇぇぇぇ!?」
唯「な、なに?」
紬「わたしばっかりドキドキして、ずるい!」
唯「はぇ?ど、どゆこと?」
紬「だ、抱き着いたら少しはドキドキするのかな」
唯「へ?」
紬「唯ちゃん、抱き着くね!」
唯「えぇぇぇぇぇ!?」
98: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/03(土) 11:48:11.18 ID:g+zZ03CA0
紬「イヤなの?」じーっ
唯「あの、イヤとかじゃなくてぇ」
紬「梓ちゃんには自分から抱き着くくせにー!」
唯「あ、あれは、あずにゃんだから」
唯「って、理由になってないけど」あぅぅ
紬「ずるい!」
唯「前に、ムギちゃんにも抱き着いた気がぁ」
紬「いまがいいのー!」
唯(ど、どぉしよぉ)
唯(ムギちゃんが子供になっちゃったっ!)がーんっ
唯「あの、イヤとかじゃなくてぇ」
紬「梓ちゃんには自分から抱き着くくせにー!」
唯「あ、あれは、あずにゃんだから」
唯「って、理由になってないけど」あぅぅ
紬「ずるい!」
唯「前に、ムギちゃんにも抱き着いた気がぁ」
紬「いまがいいのー!」
唯(ど、どぉしよぉ)
唯(ムギちゃんが子供になっちゃったっ!)がーんっ
101: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/08(木) 20:30:48.51 ID:8tGHR4Fh0
唯「ここ、こういうのって」
唯「意識すると、すっごい恥ずかしいんだよぉ」
紬「大丈夫だよ、わたししかいないもん!」
唯(それが余計に恥ずかしいんじゃん!)がーんっ
唯(で、でも、あれだよね)
唯(ムギちゃん、怖さを紛らわせたいんだよねっ)
唯「わかったよ、ムギちゃんっ!」
紬「ほんと?」
唯「い、いくよっ!」
唯「意識すると、すっごい恥ずかしいんだよぉ」
紬「大丈夫だよ、わたししかいないもん!」
唯(それが余計に恥ずかしいんじゃん!)がーんっ
唯(で、でも、あれだよね)
唯(ムギちゃん、怖さを紛らわせたいんだよねっ)
唯「わかったよ、ムギちゃんっ!」
紬「ほんと?」
唯「い、いくよっ!」
102: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/08(木) 20:45:37.32 ID:8tGHR4Fh0
紬「は、はいっ」びくっ
唯「って、ムギちゃんっ!?」
唯(ななな、なんで目を閉じるのっ!?)
唯(しかも、微妙に上向き加減だしっ!)
唯(そ、その唇が開き気味なのは)
唯(なにを意味するのぉぉぉぉぉ!?)あぅぅ
紬「ゆ、唯ちゃあん」
唯「はっ!?」
唯(ムギちゃん、そんなに震えて)
唯(そこまで怖かったなんてっ)
紬(ま、まだかな) ←ハグの期待で震えてる
唯「って、ムギちゃんっ!?」
唯(ななな、なんで目を閉じるのっ!?)
唯(しかも、微妙に上向き加減だしっ!)
唯(そ、その唇が開き気味なのは)
唯(なにを意味するのぉぉぉぉぉ!?)あぅぅ
紬「ゆ、唯ちゃあん」
唯「はっ!?」
唯(ムギちゃん、そんなに震えて)
唯(そこまで怖かったなんてっ)
紬(ま、まだかな) ←ハグの期待で震えてる
103: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/08(木) 20:56:45.54 ID:8tGHR4Fh0
唯「む、ムギちゃん」
唯「きき、キスすれば、怖いのなくなるのかなぁ?」
紬(え、キス?)
唯「ごめんねぇ」
唯「そんなに怖がってるの気づいてあげられなくて」
紬(なんで?どうしてキスが出てくるの?)
唯「ムギちゃん相手なら」
唯「は、恥ずかしくなんかないよっ」
紬(そういえば、わたしなんで目を閉じたんだっけ)
紬(これって、キスを待ってるみたいになってる!?)がーんっ
唯「きき、キスすれば、怖いのなくなるのかなぁ?」
紬(え、キス?)
唯「ごめんねぇ」
唯「そんなに怖がってるの気づいてあげられなくて」
紬(なんで?どうしてキスが出てくるの?)
唯「ムギちゃん相手なら」
唯「は、恥ずかしくなんかないよっ」
紬(そういえば、わたしなんで目を閉じたんだっけ)
紬(これって、キスを待ってるみたいになってる!?)がーんっ
106: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/09(金) 21:25:13.11 ID:0ge6CIuo0
~澪・律ペア~
律「じゃ、じゃあトイレ探すかー」
澪「う、うん」
律「いや、待てよ?」
澪「ななな、なにっ!?」
律「こういう屋敷の場合って」
律「かわやって言うんじゃなかったっけー?」
澪「なんでこんな時だけ、細かいんだよぉ!」
律「じゃ、じゃあトイレ探すかー」
澪「う、うん」
律「いや、待てよ?」
澪「ななな、なにっ!?」
律「こういう屋敷の場合って」
律「かわやって言うんじゃなかったっけー?」
澪「なんでこんな時だけ、細かいんだよぉ!」
107: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/09(金) 21:43:48.27 ID:0ge6CIuo0
律「なんだよー」
律「そんなに切羽詰まってんのかよー」ぶーっ
澪「り、律ぅ」もじっ
律「まじだー!」がーんっ
律「か、かわやとかって、端っこにあるイメージじゃん?」
律「侍の人とか端っこに歩いてくよーな」
澪「時代劇とか、こういう時にためになるんだな!」
澪「これから、ちゃんと見ような!」
律「い、いや、こんな状況2度とごめんだし」
律「そんなに切羽詰まってんのかよー」ぶーっ
澪「り、律ぅ」もじっ
律「まじだー!」がーんっ
律「か、かわやとかって、端っこにあるイメージじゃん?」
律「侍の人とか端っこに歩いてくよーな」
澪「時代劇とか、こういう時にためになるんだな!」
澪「これから、ちゃんと見ような!」
律「い、いや、こんな状況2度とごめんだし」
108: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/09(金) 22:25:04.83 ID:0ge6CIuo0
律「あったー!」
澪「ほんとに端っこだったな」
律「ほら、ここで待ってるから行って来いよ」
澪「う、うん」
律「どしたー?」
澪「ちゃ、ちゃんと目と耳を手で塞いでてね」もじっ
律「・・・わたしの手は何本ある設定なんだよ」
澪「ほんとに端っこだったな」
律「ほら、ここで待ってるから行って来いよ」
澪「う、うん」
律「どしたー?」
澪「ちゃ、ちゃんと目と耳を手で塞いでてね」もじっ
律「・・・わたしの手は何本ある設定なんだよ」
109: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/09(金) 22:35:31.99 ID:0ge6CIuo0
ぱたん
律(それでも一応耳塞いで、目をつむっとくかー)
律(名前が律だけに、律義だってか)はっはっは
律「・・・・・・」
律(誰か、この虚しさをなんとかしろー)あぅぅ
がちゃ ぱたん
澪「お、終わった」もじもじ
律「そ、そか」
澪「電気つくし、ウォシュレットだから助かったよ」
律「そりゃ、良かったじゃん」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「って、えぇぇぇぇぇ!?」
律(それでも一応耳塞いで、目をつむっとくかー)
律(名前が律だけに、律義だってか)はっはっは
律「・・・・・・」
律(誰か、この虚しさをなんとかしろー)あぅぅ
がちゃ ぱたん
澪「お、終わった」もじもじ
律「そ、そか」
澪「電気つくし、ウォシュレットだから助かったよ」
律「そりゃ、良かったじゃん」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「って、えぇぇぇぇぇ!?」
110: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/09(金) 22:50:20.67 ID:0ge6CIuo0
律「な、なんでトイレだけ電気つくんだ!?」
澪「さ、さあ」
律「おかしいと思わなかったんかい!」
澪「だって、余裕なかったから」
律「いや、普通気付くって」
澪「あぅ」
律「まあ、こういう時はあれだな」
澪「なに!?」
律「わたしもトイレー!」
澪「・・・行ってこい」
澪「さ、さあ」
律「おかしいと思わなかったんかい!」
澪「だって、余裕なかったから」
律「いや、普通気付くって」
澪「あぅ」
律「まあ、こういう時はあれだな」
澪「なに!?」
律「わたしもトイレー!」
澪「・・・行ってこい」
111: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/11(日) 22:34:54.03 ID:Xzw1Dwww0
律「すげー、ほんとにウォシュレットだったー」
澪「改めて見ると、すごい違和感がっ」
律「さっきの新聞、何年だったっけ」
澪「昭和4×年かな」
律「ウォシュレットってその時期は?」
澪「影も形もないと思うよ」
律「ですよねー」
澪「改めて見ると、すごい違和感がっ」
律「さっきの新聞、何年だったっけ」
澪「昭和4×年かな」
律「ウォシュレットってその時期は?」
澪「影も形もないと思うよ」
律「ですよねー」
113: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/11(日) 23:26:18.43 ID:Xzw1Dwww0
澪「他の部屋は生活感まるでないのに」
澪「なんでお手洗いだけ」
律「誰か来てるってことだよなー」
律「良かったー、助けてもらえるかもしれねー」
澪「1時間以内に?」
律「へ?」
澪「あのカード忘れてないよな?」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「すっかり忘れてました」
澪「やっぱりか」
澪「なんでお手洗いだけ」
律「誰か来てるってことだよなー」
律「良かったー、助けてもらえるかもしれねー」
澪「1時間以内に?」
律「へ?」
澪「あのカード忘れてないよな?」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「すっかり忘れてました」
澪「やっぱりか」
114: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/12(月) 21:00:04.99 ID:NQjsLb290
~唯・紬ペア~
紬(い、言わなきゃ)
紬(誤解だって言わなきゃ)
紬(・・・でも)
紬(言えるわけないわ)
紬(だって)
紬(だってわたし)
紬(唯ちゃんのこと、好きなんだもん)
ちゅっ
紬(い、言わなきゃ)
紬(誤解だって言わなきゃ)
紬(・・・でも)
紬(言えるわけないわ)
紬(だって)
紬(だってわたし)
紬(唯ちゃんのこと、好きなんだもん)
ちゅっ
115: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/12(月) 21:07:43.41 ID:NQjsLb290
唯「あぅぅ」
唯「は、恥ずかしくないなんて言ったけど」
唯「やっぱり恥ずかしいねぇ」
紬「う、うん」どきどき
唯「少しは怖いのなくなった?」
紬「うん、なくなった」どきどき
紬「あ、あのね、唯ちゃ・・・」
唯「さ、さあ!カギ探しの続きしよぉ!」
紬「あ、うん」
唯「レ、レッツゴー!」
唯「は、恥ずかしくないなんて言ったけど」
唯「やっぱり恥ずかしいねぇ」
紬「う、うん」どきどき
唯「少しは怖いのなくなった?」
紬「うん、なくなった」どきどき
紬「あ、あのね、唯ちゃ・・・」
唯「さ、さあ!カギ探しの続きしよぉ!」
紬「あ、うん」
唯「レ、レッツゴー!」
117: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/12(月) 21:15:11.18 ID:NQjsLb290
紬(唯ちゃん)
紬(なかったことにしたいのかな)しゅんっ
唯「守らなきゃだから」
紬「え?」
唯「ムギちゃんのナイトとして、早くカギを見つけて」
唯「ムギちゃん守らないといけないからっ」
唯「て、手繋ぐよっ」
にぎっ
紬「・・・うん」うるっ
紬(なかったことにしたいのかな)しゅんっ
唯「守らなきゃだから」
紬「え?」
唯「ムギちゃんのナイトとして、早くカギを見つけて」
唯「ムギちゃん守らないといけないからっ」
唯「て、手繋ぐよっ」
にぎっ
紬「・・・うん」うるっ
119: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/12(月) 21:23:41.24 ID:NQjsLb290
紬(わたし、ずっとお嬢様に見られるのが嫌だった)
紬(そこから抜け出せない自分も、嫌だった)
紬(変わりたいって思ってた)
紬(そんな時に現れたのが、唯ちゃんだったの)
紬(ずっとその明るさに憧れてた)
紬(そして)
紬(惹かれてた)
紬(女の子同士、わたしの思いは届かないかもしれない)
紬(でもね)
紬(この友達として繋がれた手)
紬(いつか、恋人として繋いでみせるから)
唯「ムギちゃん?」
紬「なんでもないわ」
紬「さあ、カギを探そー♪」
唯「お、おー!」
紬(そこから抜け出せない自分も、嫌だった)
紬(変わりたいって思ってた)
紬(そんな時に現れたのが、唯ちゃんだったの)
紬(ずっとその明るさに憧れてた)
紬(そして)
紬(惹かれてた)
紬(女の子同士、わたしの思いは届かないかもしれない)
紬(でもね)
紬(この友達として繋がれた手)
紬(いつか、恋人として繋いでみせるから)
唯「ムギちゃん?」
紬「なんでもないわ」
紬「さあ、カギを探そー♪」
唯「お、おー!」
120: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/15(木) 23:22:33.35 ID:pcACOC9E0
唯「よ、よぉし」
唯「次はこっちの部屋行ってみよう!」
紬「ここはなんの部屋かしら」
がちゃ
唯「ふわぁ、でっかいテーブルだぁ」
紬「ダイニングみたいね」
唯「高そうなシャンデリアぁ」
紬「ゆ、唯ちゃん」
唯「ん、どしたのぉ?」
紬「後ろにね、その」
唯「かっ、鏡っ!?」
唯「次はこっちの部屋行ってみよう!」
紬「ここはなんの部屋かしら」
がちゃ
唯「ふわぁ、でっかいテーブルだぁ」
紬「ダイニングみたいね」
唯「高そうなシャンデリアぁ」
紬「ゆ、唯ちゃん」
唯「ん、どしたのぉ?」
紬「後ろにね、その」
唯「かっ、鏡っ!?」
121: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/15(木) 23:52:42.34 ID:pcACOC9E0
唯「そういえば、さっき」
紬「鏡に気をつけろってあったね」
唯「なにに気をつけるんだろぉ」
紬「の、覗いてみる?」
唯「う、うん」
紬「鏡に気をつけろってあったね」
唯「なにに気をつけるんだろぉ」
紬「の、覗いてみる?」
唯「う、うん」
122: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/16(金) 00:04:39.34 ID:VPE8fENJ0
ばっ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん」
紬「な、なに?」
唯「この部屋って、わたし達しかいないよねぇ」
紬「そそ、そうだね」
唯「鏡の中って、な、何人に見える?」
紬「見間違いじゃなければ、3人」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯・紬「誰!?」がーんっ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん」
紬「な、なに?」
唯「この部屋って、わたし達しかいないよねぇ」
紬「そそ、そうだね」
唯「鏡の中って、な、何人に見える?」
紬「見間違いじゃなければ、3人」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯・紬「誰!?」がーんっ
123: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/16(金) 00:17:37.62 ID:VPE8fENJ0
~澪・律ペア~
律「か、考えてみればさー」
律「来るのが殺人鬼かもしれないしなー」
澪「なんでそこで殺人鬼が出てくる!?」
律「だって、時間が過ぎると命の保証はないとか」
律「書いてあったじゃん」
澪「な、なんでそんなの思い出させるんだよぉ!」
律「思い出させたの、澪だろ!」
律「か、考えてみればさー」
律「来るのが殺人鬼かもしれないしなー」
澪「なんでそこで殺人鬼が出てくる!?」
律「だって、時間が過ぎると命の保証はないとか」
律「書いてあったじゃん」
澪「な、なんでそんなの思い出させるんだよぉ!」
律「思い出させたの、澪だろ!」
125: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/16(金) 07:20:12.70 ID:VPE8fENJ0
澪「もしかして、どっか潜んでたりしないよな!」
律「そんな恐ろしい想像すんなー!」
澪「ど、どどど、どうしよう」
律「お、落ち着けって」
澪「こういう時って、後ろがっ」
ぐるっ つるっ びたーんっ
澪「い、痛ぃ」
律「そんな恐ろしい想像すんなー!」
澪「ど、どどど、どうしよう」
律「お、落ち着けって」
澪「こういう時って、後ろがっ」
ぐるっ つるっ びたーんっ
澪「い、痛ぃ」
126: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/16(金) 07:24:31.44 ID:VPE8fENJ0
澪「おかしい」
律「なにがおかしい!?」
澪「痛いよ」
律「どっか痛めたのかー?」
澪「だ、だって」
澪「夢なのに痛いって、おかしいだろぉ!?」
律「や、やっと澪が元に戻ったけど」
律「嬉しくねーっ!」あぅぅ
律「なにがおかしい!?」
澪「痛いよ」
律「どっか痛めたのかー?」
澪「だ、だって」
澪「夢なのに痛いって、おかしいだろぉ!?」
律「や、やっと澪が元に戻ったけど」
律「嬉しくねーっ!」あぅぅ
127: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/16(金) 22:29:32.64 ID:VPE8fENJ0
澪「なんでここが現実だって」
澪「教えてくれなかったんだよぉ!」
律「つっこみたい所ありすぎなんだけど」
律「正直言うとだなー」
澪「正直、なに?」
律「とーぶん戻らなくていいと思ってましたっ」
律「申し訳なかったー!」どげざっ
澪「律がわたしを見捨てたぁ!」
律「いや、見捨ててないじゃんっ!」
澪「教えてくれなかったんだよぉ!」
律「つっこみたい所ありすぎなんだけど」
律「正直言うとだなー」
澪「正直、なに?」
律「とーぶん戻らなくていいと思ってましたっ」
律「申し訳なかったー!」どげざっ
澪「律がわたしを見捨てたぁ!」
律「いや、見捨ててないじゃんっ!」
128: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/16(金) 22:36:53.36 ID:VPE8fENJ0
澪「ほんとにぃ?」うるっ
律「またそれかー!」
澪「見捨ててないなら証明してよ」
律「ど、どう証明すんだー」
澪「だ、抱き締める・・・とか?」もじもじ
律「だだだ、抱きっ!?」
律「またそれかー!」
澪「見捨ててないなら証明してよ」
律「ど、どう証明すんだー」
澪「だ、抱き締める・・・とか?」もじもじ
律「だだだ、抱きっ!?」
130: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 20:24:25.65 ID:uzNkfcVj0
~唯・紬ペア~
唯「こここ、このおじさん誰っ!?」
紬「後ろにいるってこと・・・よね」
唯「ふ、振り返ってみる?」
紬「いっせーのせ、でお願いしますっ」
唯「わかったよっ」
唯「いっせーの」
唯・紬「せっ!」
ぐるっ
唯・紬「誰もいない!?」がーんっ
唯「こここ、このおじさん誰っ!?」
紬「後ろにいるってこと・・・よね」
唯「ふ、振り返ってみる?」
紬「いっせーのせ、でお願いしますっ」
唯「わかったよっ」
唯「いっせーの」
唯・紬「せっ!」
ぐるっ
唯・紬「誰もいない!?」がーんっ
131: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 20:26:58.05 ID:uzNkfcVj0
唯「もっかい鏡見てみる?」
紬「そ、そうね」
唯「いっせーの」
唯・紬「せっ!」
ぐるっ
唯・紬「いたーっ!」がーんっ
紬「そ、そうね」
唯「いっせーの」
唯・紬「せっ!」
ぐるっ
唯・紬「いたーっ!」がーんっ
132: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 20:34:26.88 ID:uzNkfcVj0
紬「ゆゆゆ、唯ちゃん!」
唯「なにっ!?」
紬「やっぱり腕を組みたい!」
唯「へ?」
紬「手を繋いでくれるの嬉しいけど」
紬「き、キスした仲なんだから」
紬「もっとくっつくべきだと思います!」
唯「そ、そんな場合なのっ!?」
がしっ
紬「ほら、この方が落ち着くでしょ!?」
唯「それはそうなんだけどぉ」
唯「おじさんが見えることに、変わりないじゃんっ」
紬「・・・あ」
唯「なにっ!?」
紬「やっぱり腕を組みたい!」
唯「へ?」
紬「手を繋いでくれるの嬉しいけど」
紬「き、キスした仲なんだから」
紬「もっとくっつくべきだと思います!」
唯「そ、そんな場合なのっ!?」
がしっ
紬「ほら、この方が落ち着くでしょ!?」
唯「それはそうなんだけどぉ」
唯「おじさんが見えることに、変わりないじゃんっ」
紬「・・・あ」
133: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 20:39:57.63 ID:uzNkfcVj0
唯「とりあえず、逃げとく?」
紬「・・・・・・」こくこく
唯「だーっしゅ!」
紬「きゃっ!」
だだだだだっ
唯「ドアを開けて、脱出ぅ!」
がちゃ がちゃっ
唯「あ、あれぇ?」
紬「どうしたの!?」
唯「えっと」
唯「・・・ドアが開かなひ」
紬「・・・・・・」こくこく
唯「だーっしゅ!」
紬「きゃっ!」
だだだだだっ
唯「ドアを開けて、脱出ぅ!」
がちゃ がちゃっ
唯「あ、あれぇ?」
紬「どうしたの!?」
唯「えっと」
唯「・・・ドアが開かなひ」
134: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 20:48:39.68 ID:uzNkfcVj0
紬「さっきは開いたのに?」
唯「わかったぁ!」
唯「オートロックだよ、ムギちゃんっ!」
紬「唯ちゃん、家の中よ?」
唯「そ、そうでした」
紬「カギ穴は?」
唯「んと、ないみたい」
紬「唯ちゃん、向こうランプで照らしてみて」
唯「あっち?」
紬「あっちにもドアがある!」
唯「やったよ、ムギちゃんっ!」
唯「わかったぁ!」
唯「オートロックだよ、ムギちゃんっ!」
紬「唯ちゃん、家の中よ?」
唯「そ、そうでした」
紬「カギ穴は?」
唯「んと、ないみたい」
紬「唯ちゃん、向こうランプで照らしてみて」
唯「あっち?」
紬「あっちにもドアがある!」
唯「やったよ、ムギちゃんっ!」
135: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 21:09:02.11 ID:uzNkfcVj0
唯「そして発見!」
唯「お約束のダイヤのマークっ!」あぅぅ
紬「ここも閉まってるのね」
唯「ていうか、これって」
紬「う、うん」
唯「今度は知らないおじさんと一緒にぃ」
唯・紬「閉じ込められた!?」がーんっ
唯「お約束のダイヤのマークっ!」あぅぅ
紬「ここも閉まってるのね」
唯「ていうか、これって」
紬「う、うん」
唯「今度は知らないおじさんと一緒にぃ」
唯・紬「閉じ込められた!?」がーんっ
136: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 21:18:31.10 ID:uzNkfcVj0
~澪・律ペア~
澪「ほらぁ、見捨てるから出来ないんだー!」
律「あの、澪さん」
律「ふ、普通は恥ずかしいんじゃないかなー」うぅぅ
澪「わたしは全然恥ずかしくない!」
律「わたしは恥ずかしいっ!」
澪「恥ずかしくない!」
律「恥ずかしいすぎるっ!」
澪「うぅぅ」
澪「そんなこと言ってると」
澪「宿題忘れても、見せてやんないからな!」
律「子供のケンカかーっ!」
澪「ほらぁ、見捨てるから出来ないんだー!」
律「あの、澪さん」
律「ふ、普通は恥ずかしいんじゃないかなー」うぅぅ
澪「わたしは全然恥ずかしくない!」
律「わたしは恥ずかしいっ!」
澪「恥ずかしくない!」
律「恥ずかしいすぎるっ!」
澪「うぅぅ」
澪「そんなこと言ってると」
澪「宿題忘れても、見せてやんないからな!」
律「子供のケンカかーっ!」
137: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 21:26:05.05 ID:uzNkfcVj0
律「はぁ、わかったよ」
律「やればいいんだろー」
澪「ほんとっ!?」
律「うぅぅ」
ぎゅっ
律「こ、これでどーだ!」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「な、なんか言えよー!」
律「変な気分になってくるだろー!」
澪「変な気分?」
律「あ、いや、そのー」たじっ
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「・・・いいよ、律なら」
律「い、いいってなにがっ!?」がーんっ
律「やればいいんだろー」
澪「ほんとっ!?」
律「うぅぅ」
ぎゅっ
律「こ、これでどーだ!」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「な、なんか言えよー!」
律「変な気分になってくるだろー!」
澪「変な気分?」
律「あ、いや、そのー」たじっ
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「・・・いいよ、律なら」
律「い、いいってなにがっ!?」がーんっ
138: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 21:32:58.01 ID:uzNkfcVj0
澪「わかってるくせに」
律「なにがだー!?」
澪「なんで彼氏作らないと思ってるんだよ」
律「そ、それは」
澪「律は、わたしに彼氏が出来てもいいの?」
律「それは、あの」
澪「それは?」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「い、嫌だけど」ぼそ
律「なにがだー!?」
澪「なんで彼氏作らないと思ってるんだよ」
律「そ、それは」
澪「律は、わたしに彼氏が出来てもいいの?」
律「それは、あの」
澪「それは?」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「い、嫌だけど」ぼそ
139: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 21:41:31.52 ID:uzNkfcVj0
澪「わ、わたしも律に彼氏出来たら嫌だ」
律「う、うん」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
- 3分経過 -
律「だ、だだっ」
澪「だ?」
律「だめだ、こういう雰囲気ー!」わーんっ
だだだだだっ
澪「ちょっ!置いていくなぁぁぁ!」がーんっ
律「う、うん」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
- 3分経過 -
律「だ、だだっ」
澪「だ?」
律「だめだ、こういう雰囲気ー!」わーんっ
だだだだだっ
澪「ちょっ!置いていくなぁぁぁ!」がーんっ
140: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 21:54:02.98 ID:uzNkfcVj0
澪「・・・・・・」ちーん
律「悪かった!本当のほんとーに悪かったー!」どげざっ
澪「何回謝れば気が済むんだよぉ!」
律「返す言葉もありませんっ!」
澪「そ、それにさ」
澪「せっかく勇気出したのにさ」
律「うぅ、それも悪かった」
律「悪かった!本当のほんとーに悪かったー!」どげざっ
澪「何回謝れば気が済むんだよぉ!」
律「返す言葉もありませんっ!」
澪「そ、それにさ」
澪「せっかく勇気出したのにさ」
律「うぅ、それも悪かった」
141: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/19(月) 22:11:17.44 ID:uzNkfcVj0
律「す、好きだから」
澪「は?」
律「わたしは澪のこと好きだからっ」
澪「り、律ぅ」
律「これでいいだろっ!?」
律「わたしの勇気は、これが限界だーっ!!!」あぅぅ
澪「・・・うん」
澪「ありがと、律」ぽっ
律「はうっ!?」
律「や、やめろー!」
律「恥ずかしいじゃんかー!」わーんっ
だだだだだっ
澪「だから、置いていくなぁぁぁ!」がーんっ
澪「は?」
律「わたしは澪のこと好きだからっ」
澪「り、律ぅ」
律「これでいいだろっ!?」
律「わたしの勇気は、これが限界だーっ!!!」あぅぅ
澪「・・・うん」
澪「ありがと、律」ぽっ
律「はうっ!?」
律「や、やめろー!」
律「恥ずかしいじゃんかー!」わーんっ
だだだだだっ
澪「だから、置いていくなぁぁぁ!」がーんっ
145: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/24(土) 01:11:24.45 ID:qNwq7gwA0
~唯・紬ペア~
唯「お、おじさんは追いかけてこないみたいだねっ」
紬「鏡にいるのかな」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ねぇ、ムギちゃん」
紬「な、なに?」
唯「幽霊っていうのは、鏡から出れないものなの?」
紬「ごめんなさい」
紬「会ったことなかったから、わからないわ」
唯「そ、そりゃそうだよねぇ」
唯「うーん」
紬「ど、どうかしたの?」
唯「お、おじさんは追いかけてこないみたいだねっ」
紬「鏡にいるのかな」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ねぇ、ムギちゃん」
紬「な、なに?」
唯「幽霊っていうのは、鏡から出れないものなの?」
紬「ごめんなさい」
紬「会ったことなかったから、わからないわ」
唯「そ、そりゃそうだよねぇ」
唯「うーん」
紬「ど、どうかしたの?」
146: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/24(土) 01:21:26.74 ID:qNwq7gwA0
唯「ねぇ、ムギちゃん」
紬「な、なにっ?」
唯「ミッキーのいる遊園地で、ああいう幽霊」
唯「見たことある気がするんだけど」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「もしかして、乗り物でまわったりする?」
唯「うんうん」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯「もっかい、見にいってみる?」
紬「そ、そうね」
紬「な、なにっ?」
唯「ミッキーのいる遊園地で、ああいう幽霊」
唯「見たことある気がするんだけど」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「もしかして、乗り物でまわったりする?」
唯「うんうん」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯「もっかい、見にいってみる?」
紬「そ、そうね」
148: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/24(土) 01:39:06.44 ID:qNwq7gwA0
唯「怖いけど、見なきゃいられない」
唯「これって悪魔の誘惑なのかなっ?」
紬「ホラー映画とか、そうよね」
唯「・・・そーっと」
紬「・・・そーっとね」
唯「よぉし、横から覗いてみようっ」
紬「ら、らじゃー」
唯「も、戻って来ましたぁ」
紬「出て来ないでくださーい」
ばっ
唯・紬「!?」
唯「これって悪魔の誘惑なのかなっ?」
紬「ホラー映画とか、そうよね」
唯「・・・そーっと」
紬「・・・そーっとね」
唯「よぉし、横から覗いてみようっ」
紬「ら、らじゃー」
唯「も、戻って来ましたぁ」
紬「出て来ないでくださーい」
ばっ
唯・紬「!?」
149: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/24(土) 01:47:45.58 ID:qNwq7gwA0
唯「こ、これって」
紬「シールみたいね」ほっ
唯「なんだ、人騒がせだなぁ」
紬「立体に見える、いわゆるホログラムね」
唯「これ、正面に立つと一緒に写るんだ」
紬「ほんとにどっかのアトラクションみたい」
唯「まったくぅ、驚かせてぇ」ぶーっ
紬「シールみたいね」ほっ
唯「なんだ、人騒がせだなぁ」
紬「立体に見える、いわゆるホログラムね」
唯「これ、正面に立つと一緒に写るんだ」
紬「ほんとにどっかのアトラクションみたい」
唯「まったくぅ、驚かせてぇ」ぶーっ
150: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/24(土) 01:52:09.50 ID:qNwq7gwA0
紬「あら?このおじさん、トランプ持ってる」
唯「ほんとだぁ」
紬「ハートの2、ダイヤの5・・・」
唯「覚え切れないから、写メ撮ろうっ」
紬「唯ちゃん、ナイスアイデア♪」
かしゅっ
唯「ほんとだぁ」
紬「ハートの2、ダイヤの5・・・」
唯「覚え切れないから、写メ撮ろうっ」
紬「唯ちゃん、ナイスアイデア♪」
かしゅっ
151: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/24(土) 02:00:59.45 ID:qNwq7gwA0
唯「んー、よく撮れたねっ」
紬「唯ちゃん、せっかくだから」
紬「ツーショットで写メ撮りたいでーす!」
唯「あー、いいねぇ」
紬「じゃあムギちゃん、こっち寄って」
紬「うんっ///」
かしゅっ
紬「唯ちゃん、せっかくだから」
紬「ツーショットで写メ撮りたいでーす!」
唯「あー、いいねぇ」
紬「じゃあムギちゃん、こっち寄って」
紬「うんっ///」
かしゅっ
155: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/24(土) 08:33:35.49 ID:qNwq7gwA0
~澪・律ペア~
律「し、しがみつき過ぎじゃないかー?」
澪「律が置いてくからだろ!」
律「だから反省してるってぇ」うぅぅ
澪「もう信用してやらないんだから!」
澪「こっから出るまで、腕離してやらないんだからな!」
律「ツンデレかー!!!」がーんっ
律「し、しがみつき過ぎじゃないかー?」
澪「律が置いてくからだろ!」
律「だから反省してるってぇ」うぅぅ
澪「もう信用してやらないんだから!」
澪「こっから出るまで、腕離してやらないんだからな!」
律「ツンデレかー!!!」がーんっ
156: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 00:04:16.24 ID:KwCUArnc0
律「ま、まあ、んなこと言ってても仕方ない」
律「近くの部屋から調べるかー」
澪「そ、そうだな」
すらっ
律「この部屋はー・・・ん?」
澪「なんだろう、これ」
律「動いてるみたいじゃん」
澪「これって、からくり時計かな」
律「近くの部屋から調べるかー」
澪「そ、そうだな」
すらっ
律「この部屋はー・・・ん?」
澪「なんだろう、これ」
律「動いてるみたいじゃん」
澪「これって、からくり時計かな」
157: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 00:10:55.55 ID:KwCUArnc0
澪「子、丑・・・昔の時間で書いてあるみたいだな」
律「もしかして、動いてるってことはさー」
律「ちゃんと時間を計られてるっぽい?」
澪「そうかも」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「のんびりしてる場合じゃないじゃん!」
澪「まだカギ1個も見つかってないぞ!?」
律「もしかして、動いてるってことはさー」
律「ちゃんと時間を計られてるっぽい?」
澪「そうかも」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「のんびりしてる場合じゃないじゃん!」
澪「まだカギ1個も見つかってないぞ!?」
158: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 00:15:35.50 ID:KwCUArnc0
律「片っぱしから探すっきゃねー!」
律「とりあえず手分けして、その辺を・・・」
ぐいっ
澪「・・・・・・」ふるふる
律「そ、そうでした」
律「一緒に探そっか」
澪「・・・・・・」こくこく
律「とりあえず手分けして、その辺を・・・」
ぐいっ
澪「・・・・・・」ふるふる
律「そ、そうでした」
律「一緒に探そっか」
澪「・・・・・・」こくこく
159: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 00:25:05.10 ID:KwCUArnc0
律「ま、まあ、手分けしなくてもさー」
律「速攻で探せば、カギの1つや2つ」
かたたっ
澪・律「いきなり、あったー!」がーんっ
澪「す、数字は?」
律「えっと」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「み、澪さん、お願いします」
澪「これは惨だな」
律「探してるのと違ぇ!」がーんっ
律「速攻で探せば、カギの1つや2つ」
かたたっ
澪・律「いきなり、あったー!」がーんっ
澪「す、数字は?」
律「えっと」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「み、澪さん、お願いします」
澪「これは惨だな」
律「探してるのと違ぇ!」がーんっ
160: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 00:39:58.32 ID:KwCUArnc0
澪「しかも惨の文字が、また当て字になってる」
律「ただ、さんって読むんじゃないのかー」
律「どんな意味なんだー?」
澪「大惨事の惨」
律「不吉過ぎじゃん!」がーんっ
澪「じゃ、じゃあ凄惨の惨」
律「それは、どんな意味?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「聞くのやめとくわ」
澪「・・・うん」
律「ただ、さんって読むんじゃないのかー」
律「どんな意味なんだー?」
澪「大惨事の惨」
律「不吉過ぎじゃん!」がーんっ
澪「じゃ、じゃあ凄惨の惨」
律「それは、どんな意味?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「聞くのやめとくわ」
澪「・・・うん」
163: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 22:47:27.30 ID:KwCUArnc0
~唯・紬ペア~
唯「写メ撮ったし、幽霊の心配なくなったし」
唯「カギ探しに戻ろうっ」
紬「わかったぁ!」
唯「怪しいのは、この食器棚だよねぇ」
紬「ガラス扉の中には銀製品が・・・あ」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「え、えー?こんな目立つところに?」
紬「だ、ダイヤのカギ・・・ね」
唯「写メ撮ったし、幽霊の心配なくなったし」
唯「カギ探しに戻ろうっ」
紬「わかったぁ!」
唯「怪しいのは、この食器棚だよねぇ」
紬「ガラス扉の中には銀製品が・・・あ」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「え、えー?こんな目立つところに?」
紬「だ、ダイヤのカギ・・・ね」
164: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 23:01:01.75 ID:KwCUArnc0
唯「でも、こういうことかぁ」
紬「あ、開けるのに、クラブのカギがいるのね」
唯「下の扉はどうかなぁ」
ぎぃぃ
唯「開いてるよ、ムギちゃんっ!」
紬「中は・・・金庫みたいになってる!」
唯「もしかして、ここにお宝がっ!?」
紬「開くかしら!?」
唯「えっと、ダイヤルじゃなくて、ボタンになってるよっ」
紬「ボタンが、トランプのマーク?」
紬「あ、開けるのに、クラブのカギがいるのね」
唯「下の扉はどうかなぁ」
ぎぃぃ
唯「開いてるよ、ムギちゃんっ!」
紬「中は・・・金庫みたいになってる!」
唯「もしかして、ここにお宝がっ!?」
紬「開くかしら!?」
唯「えっと、ダイヤルじゃなくて、ボタンになってるよっ」
紬「ボタンが、トランプのマーク?」
165: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 23:06:13.47 ID:KwCUArnc0
唯「クラブ押すと、クラブのカギが出るとか!?」
紬「うーん」
紬「待って、唯ちゃん」
唯「ど、どしたの?」
紬「たぶん、さっきのはヒントなんだと思うの」
紬「さっき撮った写メ、見せてくれる?」
唯「わかったよっ」
ぽちぽち
唯「これだね、ムギちゃんっ!」
紬「うーん」
紬「待って、唯ちゃん」
唯「ど、どしたの?」
紬「たぶん、さっきのはヒントなんだと思うの」
紬「さっき撮った写メ、見せてくれる?」
唯「わかったよっ」
ぽちぽち
唯「これだね、ムギちゃんっ!」
166: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 23:13:06.68 ID:KwCUArnc0
紬「唯ちゃん、とっても可愛く撮れてる///」
唯「えー?ムギちゃんのが可愛いよぉ」
紬「これ、わたしの携帯に送ってくれる?」
唯「おやすい御用だよっ」
紬「赤外線、赤外線通信・・・と」
唯「いいかな、いくよぉ?」
紬「どんと、こーい!」
ぴっ
紬「来た来た、ありがと♪」
唯「で、ムギちゃん」
紬「ん?」
唯「この写メに、どんなヒントがあるの?」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「あ」
唯「えー?ムギちゃんのが可愛いよぉ」
紬「これ、わたしの携帯に送ってくれる?」
唯「おやすい御用だよっ」
紬「赤外線、赤外線通信・・・と」
唯「いいかな、いくよぉ?」
紬「どんと、こーい!」
ぴっ
紬「来た来た、ありがと♪」
唯「で、ムギちゃん」
紬「ん?」
唯「この写メに、どんなヒントがあるの?」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「あ」
167: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 23:20:19.27 ID:KwCUArnc0
紬「ご、ごめんなさい、唯ちゃん」
紬「違う写メでした」
唯「こっちかぁ」
ぽちっ
紬「そう、これこれ」
紬「このおじさんの持ってるトランプの数字が」
紬「ヒントだと思うの」
唯「どゆことぉ?」
紬「これって、マークを押す回数なんじゃないかな」
紬「違う写メでした」
唯「こっちかぁ」
ぽちっ
紬「そう、これこれ」
紬「このおじさんの持ってるトランプの数字が」
紬「ヒントだと思うの」
唯「どゆことぉ?」
紬「これって、マークを押す回数なんじゃないかな」
168: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/27(火) 23:33:46.44 ID:KwCUArnc0
唯「ハート2回・・・ダイヤが・・・と」
かちっ
唯「おおっ!なんか開いたっぽい!」
紬「ハンドル回る!?」
がちゃっ
唯・紬「開いたー!」
唯「な、中はなんだろぉ」
紬「こ、これは」
唯「やったー!カギ2つゲットー!」
紬「スペードとクラブね!」
唯「ありがとぉ!ムギちゃんのおかげだよっ!」
ぎゅうっ
紬「・・・・・・///」ぼふっ
紬「ゆ、唯ちゃん」
唯「ほぇ?」
紬「う、嬉し過ぎて倒れそう」
唯「ムギちゃん、しっかりっ!」あわわ
かちっ
唯「おおっ!なんか開いたっぽい!」
紬「ハンドル回る!?」
がちゃっ
唯・紬「開いたー!」
唯「な、中はなんだろぉ」
紬「こ、これは」
唯「やったー!カギ2つゲットー!」
紬「スペードとクラブね!」
唯「ありがとぉ!ムギちゃんのおかげだよっ!」
ぎゅうっ
紬「・・・・・・///」ぼふっ
紬「ゆ、唯ちゃん」
唯「ほぇ?」
紬「う、嬉し過ぎて倒れそう」
唯「ムギちゃん、しっかりっ!」あわわ
172: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/28(水) 21:23:39.79 ID:qj2QOrmD0
~澪・律ペア~
律「ここは、全部探したかなー」
澪「もう大丈夫だと思う」
律「じゃあ、隣の部屋にいくか」
澪「う、腕は離すなよ」
律「わかってるってー」
律「次は殴られるような気がするし」
澪「うん、わかってるな」
澪「わたしのこぶしは、準備万端だ」ぐぐっ
律「殴る気まんまんじゃん!」
律「ここは、全部探したかなー」
澪「もう大丈夫だと思う」
律「じゃあ、隣の部屋にいくか」
澪「う、腕は離すなよ」
律「わかってるってー」
律「次は殴られるような気がするし」
澪「うん、わかってるな」
澪「わたしのこぶしは、準備万端だ」ぐぐっ
律「殴る気まんまんじゃん!」
173: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/28(水) 21:30:32.56 ID:qj2QOrmD0
律「なんかさー」
律「もう、たんこぶ出来たような気分だー」うぅぅ
澪「やましい気持ちがあるからじゃないの?」
律「そ、そんなのあるわけないじゃん」
律「腕に澪のムネが当たるとか」
律「全然思ってないし!」
ごんっ
律「もう、たんこぶ出来たような気分だー」うぅぅ
澪「やましい気持ちがあるからじゃないの?」
律「そ、そんなのあるわけないじゃん」
律「腕に澪のムネが当たるとか」
律「全然思ってないし!」
ごんっ
174: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/28(水) 22:01:07.56 ID:qj2QOrmD0
律「す、少しは容赦ってものを覚えろー」あぅぅ
澪「律はデリカシーを覚えろ!」
律「澪がムネ大きいからいけないのにー」ぶーぶーっ
澪「な・に・か・言った?」ぐぐぐっ
律「い、言ってません!」
澪「お、大きいとか言うなよ」
澪「なんか変みたいじゃん」
律「あ、いや」
澪「・・・り、律はさ」
澪「む、ムネのある女の子嫌いなのか?」
律「はえっ!?」
澪「律はデリカシーを覚えろ!」
律「澪がムネ大きいからいけないのにー」ぶーぶーっ
澪「な・に・か・言った?」ぐぐぐっ
律「い、言ってません!」
澪「お、大きいとか言うなよ」
澪「なんか変みたいじゃん」
律「あ、いや」
澪「・・・り、律はさ」
澪「む、ムネのある女の子嫌いなのか?」
律「はえっ!?」
175: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/28(水) 22:09:56.54 ID:qj2QOrmD0
律「好きとか嫌いとかじゃなくて」
澪「う、うん」
律「わたしにとっては、敵だー!」
澪「えー?」がーんっ
律「というかですね」
律「微妙な女心ってことで」
律「理解してくれると助かるんですが」うぅぅ
澪「え、あ、ごめん」
律「謝るなーっ!」わーんっ
澪「う、うん」
律「わたしにとっては、敵だー!」
澪「えー?」がーんっ
律「というかですね」
律「微妙な女心ってことで」
律「理解してくれると助かるんですが」うぅぅ
澪「え、あ、ごめん」
律「謝るなーっ!」わーんっ
176: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/28(水) 22:30:39.18 ID:qj2QOrmD0
律「も、もうこの話題はやめだー」
律「とっとと隣の部屋にいこう」
澪「わ、わかった」
すらっ
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「んーっと」
律「部屋の真ん中にー」
澪「バケツ?」
律「なんか、カードが置いてある」
澪「えっと・・・松明はバケツへ」
澪「代わりに、この行灯を使われたし・・・だって」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
澪・律「用意良すぎだー!」がーんっ
律「とっとと隣の部屋にいこう」
澪「わ、わかった」
すらっ
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「んーっと」
律「部屋の真ん中にー」
澪「バケツ?」
律「なんか、カードが置いてある」
澪「えっと・・・松明はバケツへ」
澪「代わりに、この行灯を使われたし・・・だって」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
澪・律「用意良すぎだー!」がーんっ
177: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/28(水) 22:36:51.24 ID:qj2QOrmD0
律「うーむ」
澪「ど、どうしたの?」
律「いや、大きな問題じゃないんだけどさー」
澪「な、なんだよ」
律「ぎょうちんって、なんだ?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「あんどんって読むから」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「なんでこれが、そんな風に読めんだー!」がうっ
澪「昔の人に聞けぇ!」
澪「ど、どうしたの?」
律「いや、大きな問題じゃないんだけどさー」
澪「な、なんだよ」
律「ぎょうちんって、なんだ?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「あんどんって読むから」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「なんでこれが、そんな風に読めんだー!」がうっ
澪「昔の人に聞けぇ!」
178: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 21:03:14.72 ID:fSjFNSpg0
澪「まったくもう、少しは勉強しろよ」
律「勉強は嫌いだー!」ぶーっ
澪「ふーん」
澪「律は、わたしと一緒に進学したくないんだ」
律「は?」
澪「こんなんじゃ、どこの大学もむりだしな」
律「いや」
律「わたしの成績で受かる所がきっとあるっ!」
澪「そこに、わたしはいないけどな」
律「・・・レベル落とす気はありませんか?」にこっ
澪「1㎜もないっ!」
律「ここでも容赦なしかー!」がーんっ
律「勉強は嫌いだー!」ぶーっ
澪「ふーん」
澪「律は、わたしと一緒に進学したくないんだ」
律「は?」
澪「こんなんじゃ、どこの大学もむりだしな」
律「いや」
律「わたしの成績で受かる所がきっとあるっ!」
澪「そこに、わたしはいないけどな」
律「・・・レベル落とす気はありませんか?」にこっ
澪「1㎜もないっ!」
律「ここでも容赦なしかー!」がーんっ
179: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 21:12:25.02 ID:fSjFNSpg0
澪「もういいよ、松明貸して」
律「あ、うん」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「あ、火がついたね」
澪「・・・・・・」
じゅーっ
律「うん、松明はちゃんと消さないとね」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「帰ったら、勉強教えてください!」あぅぅ
澪「みっちりやるからな!」
律「わ、わかったー」
律「あ、うん」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「あ、火がついたね」
澪「・・・・・・」
じゅーっ
律「うん、松明はちゃんと消さないとね」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「帰ったら、勉強教えてください!」あぅぅ
澪「みっちりやるからな!」
律「わ、わかったー」
180: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 21:29:06.13 ID:fSjFNSpg0
律「き、気が重いんですけど」ぼそ
澪「なにか?」
律「あ、いや、行灯ってけっこう明るいなーなんて」たじっ
澪「松明よりは暗いけど、十分だよな」
律「お、この部屋は押入れあるじゃん」
澪「ほんとだ」
律「開けてみよーぜー」
澪「ちょっと待てぇ!」
律「な、なに!?」
澪「なんか出てくるかもしれないだろ?」
澪「慎重に開けようよ」おどおど
律「・・・ついさっきの、容赦ない澪さんはどこへ?」
澪「なにか?」
律「あ、いや、行灯ってけっこう明るいなーなんて」たじっ
澪「松明よりは暗いけど、十分だよな」
律「お、この部屋は押入れあるじゃん」
澪「ほんとだ」
律「開けてみよーぜー」
澪「ちょっと待てぇ!」
律「な、なに!?」
澪「なんか出てくるかもしれないだろ?」
澪「慎重に開けようよ」おどおど
律「・・・ついさっきの、容赦ない澪さんはどこへ?」
181: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 21:43:59.38 ID:fSjFNSpg0
~唯・紬ペア~
唯「じゃあ、このクラブのカギでぇ」
かちっ ぎいっ
唯「ダイヤのカギげっとぉ!」
紬「やったね、唯ちゃん♪」
唯「他には、なにもないかなぁ」
紬「うーん、あとは食器だけかな」
唯「大きくて高そうな食器だぁ」
ずしっ
唯「それに、重っ!」
紬「じゃあ、本物の銀製品なのかも」
唯「それにしても重いよぉ」
唯「裏になにかついてるんじゃ・・・あ」
紬「・・・うん、なにかついてるね」
唯「じゃあ、このクラブのカギでぇ」
かちっ ぎいっ
唯「ダイヤのカギげっとぉ!」
紬「やったね、唯ちゃん♪」
唯「他には、なにもないかなぁ」
紬「うーん、あとは食器だけかな」
唯「大きくて高そうな食器だぁ」
ずしっ
唯「それに、重っ!」
紬「じゃあ、本物の銀製品なのかも」
唯「それにしても重いよぉ」
唯「裏になにかついてるんじゃ・・・あ」
紬「・・・うん、なにかついてるね」
182: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 21:51:36.32 ID:fSjFNSpg0
唯「この、ガムテープでくっついてるのってさぁ」
紬「うん」
唯「この、いかついのってさぁ」
紬「うん」
唯「銃ってやつじゃありませんか?」にこっ
紬「そうだと思います」にこっ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「言ったじゃん!ここ日本だって言ったじゃん!」
紬「ごめんなさい!本当にごめんなさい!」
紬「うん」
唯「この、いかついのってさぁ」
紬「うん」
唯「銃ってやつじゃありませんか?」にこっ
紬「そうだと思います」にこっ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「言ったじゃん!ここ日本だって言ったじゃん!」
紬「ごめんなさい!本当にごめんなさい!」
184: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 22:37:34.01 ID:fSjFNSpg0
唯「あ、いやぁ」
唯「ムギちゃん責めてるわけじゃないよっ」
紬「な、なんとなく謝っちゃった」
唯「というか、これ本物なのかなぁ」
紬「ちょっと見せてもらえる?」
唯「わかるのぉ?」
べりべりっ すちゃっ
紬「前に、海外いった時ね」
紬「撃たせてもらったことがあるの」
唯「ほぇー、こういう銃?」
紬「ううん」
紬「その時はアサルト・ライフルとかいうのだった」
唯「ふーん」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯「って、それどこの海外っ!?」がーんっ
紬「うふ、ヒミツ♪」
唯「ムギちゃん責めてるわけじゃないよっ」
紬「な、なんとなく謝っちゃった」
唯「というか、これ本物なのかなぁ」
紬「ちょっと見せてもらえる?」
唯「わかるのぉ?」
べりべりっ すちゃっ
紬「前に、海外いった時ね」
紬「撃たせてもらったことがあるの」
唯「ほぇー、こういう銃?」
紬「ううん」
紬「その時はアサルト・ライフルとかいうのだった」
唯「ふーん」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯「って、それどこの海外っ!?」がーんっ
紬「うふ、ヒミツ♪」
185: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 22:52:06.82 ID:fSjFNSpg0
唯(ふ、深く考えないようにしよっと)
唯「それでどうかなぁ、その銃」
紬「うーん」
ふりふり
唯「ふ、振ったらわかるのっ!?」
ちゃぽちゃぽ
唯「・・・あ」
紬「水の音がするね」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん、それ貸してくれるかな」
紬「はい、どうぞ」
唯「ありがと」
ぱしーんっ げしげしっ
唯「まったく、驚かせてぇ!」
唯「こんにゃろ、こんにゃろぉ!」わーんっ
唯「それでどうかなぁ、その銃」
紬「うーん」
ふりふり
唯「ふ、振ったらわかるのっ!?」
ちゃぽちゃぽ
唯「・・・あ」
紬「水の音がするね」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん、それ貸してくれるかな」
紬「はい、どうぞ」
唯「ありがと」
ぱしーんっ げしげしっ
唯「まったく、驚かせてぇ!」
唯「こんにゃろ、こんにゃろぉ!」わーんっ
186: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 23:18:51.26 ID:fSjFNSpg0
唯「はぁはぁ」
唯「時間もったいないことしちゃった」
唯「さっさとこの部屋出ようっ」
紬「ダイヤの鍵の出番ね」
かちっ がちゃっ
唯「よし、開いたよっ!」
紬「廊下・・・で、左右に扉ね」
唯「さぁ、どちらにいかれますか、姫っ」
紬「ひ、姫っ!?」
唯「お好きな方へ、ご案内いたしますっ」
紬「・・・・・・」
唯「・・・ムギちゃん?」
唯「時間もったいないことしちゃった」
唯「さっさとこの部屋出ようっ」
紬「ダイヤの鍵の出番ね」
かちっ がちゃっ
唯「よし、開いたよっ!」
紬「廊下・・・で、左右に扉ね」
唯「さぁ、どちらにいかれますか、姫っ」
紬「ひ、姫っ!?」
唯「お好きな方へ、ご案内いたしますっ」
紬「・・・・・・」
唯「・・・ムギちゃん?」
188: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 23:38:06.42 ID:fSjFNSpg0
紬「じゃあ唯ちゃんは」
紬「わたしの王子様になってくれるのかな」ぼそっ
唯「ほぇ?」
紬「!?」はっ
紬「な、なんでもない!///」
唯「えと」
紬「・・・・・・」あぅ
唯「なるよ」
紬「・・・え?」
紬「わたしの王子様になってくれるのかな」ぼそっ
唯「ほぇ?」
紬「!?」はっ
紬「な、なんでもない!///」
唯「えと」
紬「・・・・・・」あぅ
唯「なるよ」
紬「・・・え?」
189: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 23:45:39.97 ID:fSjFNSpg0
唯「うんとねぇ」
唯「わたし、憂が大好きなんだぁ」
紬「憂ちゃん?」ずきっ
唯「いつも帰るとさぁ」
唯「笑顔で迎えてくれるんだよねぇ」
紬「そう、なんだ」
唯「わたしね、こんなんだけど」
唯「憂の笑顔は守りたいって思うんだぁ」
紬「うん」
唯「大事な、大事な妹で」
唯「大事な、大事な宝物だから」
唯「わたし、憂が大好きなんだぁ」
紬「憂ちゃん?」ずきっ
唯「いつも帰るとさぁ」
唯「笑顔で迎えてくれるんだよねぇ」
紬「そう、なんだ」
唯「わたしね、こんなんだけど」
唯「憂の笑顔は守りたいって思うんだぁ」
紬「うん」
唯「大事な、大事な妹で」
唯「大事な、大事な宝物だから」
190: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/30(金) 23:58:37.97 ID:fSjFNSpg0
唯「だけどね」
紬「え?」
唯「わたしの周りには、もう1人」
唯「同じように笑ってくれる人がいるよ」
紬「同じように?」
唯「うーん、同じじゃあないかなぁ」
唯「その人が笑うと」
唯「すっごく、ほわほわした気持ちになるんだぁ」
紬「そ、それって」
唯「その笑顔、ずーっと見てたいなぁ」
唯「そしたら、ずっとほわほわでいられるよね」
紬「・・・・・・」
唯「わたしのために、笑ってくれる?」
紬「・・・うん」
紬「喜んで」にこっ
紬「え?」
唯「わたしの周りには、もう1人」
唯「同じように笑ってくれる人がいるよ」
紬「同じように?」
唯「うーん、同じじゃあないかなぁ」
唯「その人が笑うと」
唯「すっごく、ほわほわした気持ちになるんだぁ」
紬「そ、それって」
唯「その笑顔、ずーっと見てたいなぁ」
唯「そしたら、ずっとほわほわでいられるよね」
紬「・・・・・・」
唯「わたしのために、笑ってくれる?」
紬「・・・うん」
紬「喜んで」にこっ
191: ◆1BrjSSUSHI 2012/03/31(土) 00:09:10.76 ID:1eGoy4gP0
唯「って、なに言ってんだろ、わたしっ」
唯「これじゃ訳わかんないよねぇ」あぅぅ
紬「・・・ううん、伝わったよ」
紬「ちゃんと伝わった」
唯「そ、そっかぁ」
紬「ありがと、唯ちゃん」
唯「おお、お礼なんて言わないでっ」
唯「顔から火が出ちゃうじゃんっ!///」
紬「ほんとだ、顔真っ赤」
唯「あぅぅ」
紬「・・・顔、冷やした方がいいんじゃないかな」
唯「へ?」
こつんっ
紬「ほ、ほら、こうすれば」
唯「う、うん・・・おでこひんやり」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「・・・唯ちゃん」
唯「・・・うん」
ちゅっ
唯「これじゃ訳わかんないよねぇ」あぅぅ
紬「・・・ううん、伝わったよ」
紬「ちゃんと伝わった」
唯「そ、そっかぁ」
紬「ありがと、唯ちゃん」
唯「おお、お礼なんて言わないでっ」
唯「顔から火が出ちゃうじゃんっ!///」
紬「ほんとだ、顔真っ赤」
唯「あぅぅ」
紬「・・・顔、冷やした方がいいんじゃないかな」
唯「へ?」
こつんっ
紬「ほ、ほら、こうすれば」
唯「う、うん・・・おでこひんやり」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「・・・唯ちゃん」
唯「・・・うん」
ちゅっ
194: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/01(日) 20:42:14.96 ID:OT0rFII60
~澪・律ペア~
律「わかった、そーっと開けりゃいんーだな」
澪「お、お願い」
律「そーっ」
すらっ
律「お、これはーっ!」
澪「なななな、なにっ!?」
律「・・・あのさー、目をつぶった方が怖いんじゃね?」
澪「目を開けて大丈夫なんだな!?」
律(にひっ)
律「大丈夫だよーん」
ぱちっ
澪「!?」
澪「な、なんで目を閉じた律の顔が見えるのかな」
律「いやーん、澪のい・け・ず」ぽっ
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律(あ、あり?げんこつ飛んでこねー)
澪「キス・・・したいの?」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「へ?」
律「わかった、そーっと開けりゃいんーだな」
澪「お、お願い」
律「そーっ」
すらっ
律「お、これはーっ!」
澪「なななな、なにっ!?」
律「・・・あのさー、目をつぶった方が怖いんじゃね?」
澪「目を開けて大丈夫なんだな!?」
律(にひっ)
律「大丈夫だよーん」
ぱちっ
澪「!?」
澪「な、なんで目を閉じた律の顔が見えるのかな」
律「いやーん、澪のい・け・ず」ぽっ
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律(あ、あり?げんこつ飛んでこねー)
澪「キス・・・したいの?」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「へ?」
198: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/02(月) 20:25:57.91 ID:ZUEFBrSl0
律「そ、そこは、なにやってんだーって」
律「つっこみ入れて欲しかったんだけどなー」あはあは
澪「なっ!?///」
澪「り、律が叩くなとか言うからだろ!」
律「グーでつっこまなくてもいいじゃん!」
澪「反射的に握っちゃうんだよぉ!」
律「てゆか、澪」
澪「なに!?」
律「キスしたいの?」
澪「ななっ!?///」
澪「そそそ、そんなわけないじゃない!」
澪「う、後ろから抱き締めて」
澪「そっとキスして欲しいなんて」
澪「全然思ってないんだからな!」
律(お、思ってんのかー)がーんっ
律「つっこみ入れて欲しかったんだけどなー」あはあは
澪「なっ!?///」
澪「り、律が叩くなとか言うからだろ!」
律「グーでつっこまなくてもいいじゃん!」
澪「反射的に握っちゃうんだよぉ!」
律「てゆか、澪」
澪「なに!?」
律「キスしたいの?」
澪「ななっ!?///」
澪「そそそ、そんなわけないじゃない!」
澪「う、後ろから抱き締めて」
澪「そっとキスして欲しいなんて」
澪「全然思ってないんだからな!」
律(お、思ってんのかー)がーんっ
199: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/02(月) 20:56:56.71 ID:ZUEFBrSl0
律「ほ、ほら澪」
ぎゅっ
澪「あっ」
ちゅっ
律「ほ、ほっぺたで我慢してくれー」
律「見かけによらず」
律「わたしのハートは、人一倍ちっちゃいっ」
澪「・・・うん、知ってるよ」
澪「本当の律は」
澪「誰より繊細だって知ってる」
律「せ、繊細っ!?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「だだだ、ダメだこの雰囲・・・」
がしっ
律「・・・あ」
澪「・・・・・・」ふるふる
律「・・・重ねがさね、申しわけありません」
澪「・・・・・・」こくこく
ぎゅっ
澪「あっ」
ちゅっ
律「ほ、ほっぺたで我慢してくれー」
律「見かけによらず」
律「わたしのハートは、人一倍ちっちゃいっ」
澪「・・・うん、知ってるよ」
澪「本当の律は」
澪「誰より繊細だって知ってる」
律「せ、繊細っ!?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「だだだ、ダメだこの雰囲・・・」
がしっ
律「・・・あ」
澪「・・・・・・」ふるふる
律「・・・重ねがさね、申しわけありません」
澪「・・・・・・」こくこく
200: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/02(月) 21:11:33.42 ID:ZUEFBrSl0
澪「いい加減、テンパると置き去りにするの」
澪「なんとかしてくれよぉ」うるっ
律「ど、努力します、させて頂きますー」
澪「次、置いてったら」
澪「置いてくたびに、パフェ追加だからな!」
律「お小遣いがー」あぅぅ
澪「置いていかなきゃいいの!」
律「ソ、ソウデスヨネー」
澪「ま、まあ1個は確定してるから」
澪「帰ったら、2人で食べにいくからな///」
しかし
その日が来ることはなかった
澪「なんとかしてくれよぉ」うるっ
律「ど、努力します、させて頂きますー」
澪「次、置いてったら」
澪「置いてくたびに、パフェ追加だからな!」
律「お小遣いがー」あぅぅ
澪「置いていかなきゃいいの!」
律「ソ、ソウデスヨネー」
澪「ま、まあ1個は確定してるから」
澪「帰ったら、2人で食べにいくからな///」
しかし
その日が来ることはなかった
203: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/02(月) 23:45:17.89 ID:ZUEFBrSl0
~唯・紬ペア~
唯「じゃ、じゃあ探検に戻ろっか///」
紬「うん///」
唯「それで、どっちにする?」
紬「あ、じゃあ右の扉で」
唯「わかったぁ」
がちゃっ
紬「カギは掛かってないのね」
ぎいっ
唯「って、あれぇ?」
紬「これって、レストルームかな」
唯「れ、れすと?」
紬「えっと、化粧室つきのお手洗いね」
唯「あ」
紬「どうしたの?」
唯「お手洗いって分かったら、なんというかぁ」もじもじ
紬「・・・いってらっしゃい」
唯「い、いってきます」
唯「じゃ、じゃあ探検に戻ろっか///」
紬「うん///」
唯「それで、どっちにする?」
紬「あ、じゃあ右の扉で」
唯「わかったぁ」
がちゃっ
紬「カギは掛かってないのね」
ぎいっ
唯「って、あれぇ?」
紬「これって、レストルームかな」
唯「れ、れすと?」
紬「えっと、化粧室つきのお手洗いね」
唯「あ」
紬「どうしたの?」
唯「お手洗いって分かったら、なんというかぁ」もじもじ
紬「・・・いってらっしゃい」
唯「い、いってきます」
204: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/02(月) 23:52:50.94 ID:ZUEFBrSl0
唯「ムギちゃん、一人で大丈夫?」
唯「怖くない?」
紬「えと」
ぱちっ
紬「ほら、電気つくから大丈夫」
唯「じゃあ、安心していってくるよっ」
紬「うん、ごゆっくり」
紬(あ、鏡あるから)
紬(少しでも、手ぐしで整えないと)
紬(ちょっとでも可愛く見てくれたらいいな///)
紬(えと、ファンデは大丈夫かな)
紬(化粧ポーチ、持ってくればよかったー)うぅぅ
唯「怖くない?」
紬「えと」
ぱちっ
紬「ほら、電気つくから大丈夫」
唯「じゃあ、安心していってくるよっ」
紬「うん、ごゆっくり」
紬(あ、鏡あるから)
紬(少しでも、手ぐしで整えないと)
紬(ちょっとでも可愛く見てくれたらいいな///)
紬(えと、ファンデは大丈夫かな)
紬(化粧ポーチ、持ってくればよかったー)うぅぅ
205: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/02(月) 23:59:43.61 ID:ZUEFBrSl0
唯「お待たせ、ムギちゃんっ」
紬「今度は、わたし、いってくる」
唯「うん、紙もちゃんとあったから」
紬「わかったぁ」
唯(わー、おっきい鏡)
唯(あ、なんか寝癖っぽくなってるぅ)あぅぅ
唯(憂に見られたら、速攻ブラッシングだよぉ)
唯(・・・あ)
唯(テント戻ったら、ムギちゃんにやってもらお///)
紬「今度は、わたし、いってくる」
唯「うん、紙もちゃんとあったから」
紬「わかったぁ」
唯(わー、おっきい鏡)
唯(あ、なんか寝癖っぽくなってるぅ)あぅぅ
唯(憂に見られたら、速攻ブラッシングだよぉ)
唯(・・・あ)
唯(テント戻ったら、ムギちゃんにやってもらお///)
206: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/03(火) 00:09:44.01 ID:hvNeURuL0
紬「お待たせ」
唯「良かったねぇ、お手洗い使えて」
紬「ほんとね♪」
唯「それじゃ、次は反対側の扉だねっ」
がちゃっ
紬「あ、唯ちゃん、ランプ忘れてる」
唯「ほんとだ、明るいと忘れちゃうねぇ」
紬「ここはこんなに明るいか・・・ら?」
唯「あれ?」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯・紬「電気つくの!?」がーんっ
唯「良かったねぇ、お手洗い使えて」
紬「ほんとね♪」
唯「それじゃ、次は反対側の扉だねっ」
がちゃっ
紬「あ、唯ちゃん、ランプ忘れてる」
唯「ほんとだ、明るいと忘れちゃうねぇ」
紬「ここはこんなに明るいか・・・ら?」
唯「あれ?」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯・紬「電気つくの!?」がーんっ
209: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/03(火) 17:53:39.14 ID:hvNeURuL0
~澪・律ペア~
澪「もう、ナレーションやめろって言ってるだろ!」
澪「しかも、その日は来ないってなんだよぉ!」
律「い、いやー」
律「死亡フラグっぽかったんで、なんとなく」
澪「そういうことを言うんじゃない!」
律「わ、悪かったー」
澪「帰ったら、パフェ奢ってもらうし」
澪「ちゃんと勉強するんだからな!」
律「な、なんか帰ってもいいことないような」あぅぅ
澪「じゃ、じゃあ」
澪「帰ったら、キス・・・とか」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・///」
律「それこそ、死亡フラグじゃね?」
澪「だから、言うなー!」
ごんっ
澪「もう、ナレーションやめろって言ってるだろ!」
澪「しかも、その日は来ないってなんだよぉ!」
律「い、いやー」
律「死亡フラグっぽかったんで、なんとなく」
澪「そういうことを言うんじゃない!」
律「わ、悪かったー」
澪「帰ったら、パフェ奢ってもらうし」
澪「ちゃんと勉強するんだからな!」
律「な、なんか帰ってもいいことないような」あぅぅ
澪「じゃ、じゃあ」
澪「帰ったら、キス・・・とか」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・///」
律「それこそ、死亡フラグじゃね?」
澪「だから、言うなー!」
ごんっ
210: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/05(木) 20:46:13.73 ID:oiW8RbG10
律「・・・・・・」ぷしゅぅぅぅ
澪「それで!?押入れの中はなにっ!?」
律「み、澪さん、こわひ」
澪「カギ穴が2つ?」
律「なんか字が書いてあったようなー」
澪「惨と死だな」
律「さ、さっきのカギ使えるねっ」
澪「・・・なんで、これ確認するだけなのに」
澪「こんなに時間掛かるんだろう」がっくり
律「本気で落ち込むのは、やめてくれー!」
澪「それで!?押入れの中はなにっ!?」
律「み、澪さん、こわひ」
澪「カギ穴が2つ?」
律「なんか字が書いてあったようなー」
澪「惨と死だな」
律「さ、さっきのカギ使えるねっ」
澪「・・・なんで、これ確認するだけなのに」
澪「こんなに時間掛かるんだろう」がっくり
律「本気で落ち込むのは、やめてくれー!」
211: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/05(木) 21:33:24.42 ID:oiW8RbG10
澪「確かに、落ち込んでてもしょうがない」
澪「惨のカギ使ってみよう」
がちゃっ ぱかっ
律「・・・またカギが出て来た」
澪「えっと、死のカギだな」
律「なんか、惨のカギの意味なくね?」
澪「いや、これって」
澪「それだけ死のカギが重要ってことかも」
律「どゆことだー?」
澪「惨のカギ持ってる人しか触れなかったとかさ」
律「じゃあ、お宝の可能性もあるじゃん!」
澪「惨のカギ使ってみよう」
がちゃっ ぱかっ
律「・・・またカギが出て来た」
澪「えっと、死のカギだな」
律「なんか、惨のカギの意味なくね?」
澪「いや、これって」
澪「それだけ死のカギが重要ってことかも」
律「どゆことだー?」
澪「惨のカギ持ってる人しか触れなかったとかさ」
律「じゃあ、お宝の可能性もあるじゃん!」
212: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/05(木) 22:18:53.32 ID:oiW8RbG10
澪「うん、このカギは2か所使えるしな」
律「早速、ここ開けてみよーぜー」わくわく
がちゃっ ぱかっ
澪「えっと、これは」
律「またカード?」
澪「なになに・・・滝の裏側を探せ?」
律「た、滝!?」
澪「・・・なるほどね、そういう意味か」
律「これでわかったのかー!?」
澪「さっき、掛け軸あったろ?」
澪「あの絵が滝の絵だったんだよ」
律「ということは?」
澪「たまたまさ」
澪「ヒントの前に見つけちゃった感じ?」
律「密かにファインプレーだと思ったのに」
律「あんま意味なかったのかー」うぅぅ
律「早速、ここ開けてみよーぜー」わくわく
がちゃっ ぱかっ
澪「えっと、これは」
律「またカード?」
澪「なになに・・・滝の裏側を探せ?」
律「た、滝!?」
澪「・・・なるほどね、そういう意味か」
律「これでわかったのかー!?」
澪「さっき、掛け軸あったろ?」
澪「あの絵が滝の絵だったんだよ」
律「ということは?」
澪「たまたまさ」
澪「ヒントの前に見つけちゃった感じ?」
律「密かにファインプレーだと思ったのに」
律「あんま意味なかったのかー」うぅぅ
213: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/06(金) 22:20:44.27 ID:DdHdEf9f0
澪「律が掛け軸のこと言わなかったら」
澪「絵なんて覚えてなかったしさ」
澪「やっぱり律のファインプレーだよ」
律「そ、そうかな」えへ
律「やっぱり、わたしの野生の勘が・・・」
澪「でも!」
澪「それを鼻にかけないのが、律のいいとこだな」
律「え、あ、そうだよね」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「も、もしかして、わたしって」
律「扱いが簡単だったりする?」
澪「今日で扱いレベルが数段上がった気がするな」ふふん
律「嬉しくないLvUPだな、ちきしょー」あぅぅ
澪「絵なんて覚えてなかったしさ」
澪「やっぱり律のファインプレーだよ」
律「そ、そうかな」えへ
律「やっぱり、わたしの野生の勘が・・・」
澪「でも!」
澪「それを鼻にかけないのが、律のいいとこだな」
律「え、あ、そうだよね」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「も、もしかして、わたしって」
律「扱いが簡単だったりする?」
澪「今日で扱いレベルが数段上がった気がするな」ふふん
律「嬉しくないLvUPだな、ちきしょー」あぅぅ
214: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/06(金) 22:56:32.59 ID:DdHdEf9f0
澪「さ、掛け軸の部屋にいこうか」
律「また置き去りにしたい気分だー」
澪「律は、わたしのこと好きって言ってくれたよな」
澪「わざとそんなことしないって、信じてるから」にこっ
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「あ、扱いレベル、高すぎだろ」
澪「頼りにしてるからな!」
ばんっ
律「いてーっ!」
律「また置き去りにしたい気分だー」
澪「律は、わたしのこと好きって言ってくれたよな」
澪「わざとそんなことしないって、信じてるから」にこっ
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「あ、扱いレベル、高すぎだろ」
澪「頼りにしてるからな!」
ばんっ
律「いてーっ!」
215: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/06(金) 23:38:53.58 ID:DdHdEf9f0
~唯・紬ペア~
唯「なんだぁ」
唯「やっぱり廊下の電気、つかないやぁ」
紬「レストルームだけ電気きてるのね」
唯「どうせなら全部通しとけー」ぶーっ
紬「・・・・・・」
紬「少し急ごう、唯ちゃん」
唯「ほぇ?」
紬「レストルーム使えるってことは」
紬「人が来てる可能性があるわ」
唯「だ、誰がぁ?」
紬「わからないけど」
紬「あのカードを残した人かもしれない」
唯「そ、そっかぁ」
唯「早く出口、探さないとねっ」
紬「うん!」
唯「なんだぁ」
唯「やっぱり廊下の電気、つかないやぁ」
紬「レストルームだけ電気きてるのね」
唯「どうせなら全部通しとけー」ぶーっ
紬「・・・・・・」
紬「少し急ごう、唯ちゃん」
唯「ほぇ?」
紬「レストルーム使えるってことは」
紬「人が来てる可能性があるわ」
唯「だ、誰がぁ?」
紬「わからないけど」
紬「あのカードを残した人かもしれない」
唯「そ、そっかぁ」
唯「早く出口、探さないとねっ」
紬「うん!」
217: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/09(月) 21:21:56.06 ID:Ru2LIXF60
唯「こっちが開かないってことはぁ」
唯「ないと思いたいっ」
がちゃっ
紬「ちゃんと、開いたね♪」
唯「いちおう、誰もいませんねー」こそっ
紬「ここは厨房かしら」
ぱちっ
唯「ここも電気だめだぁ」
紬「ランプ1つじゃ探すの大変そう」
唯「ちっちゃい扉とかいっぱいあるもんね」
紬「唯ちゃん、片っぱしから開けちゃおう!」
唯「よっしゃぁ!」
唯「ないと思いたいっ」
がちゃっ
紬「ちゃんと、開いたね♪」
唯「いちおう、誰もいませんねー」こそっ
紬「ここは厨房かしら」
ぱちっ
唯「ここも電気だめだぁ」
紬「ランプ1つじゃ探すの大変そう」
唯「ちっちゃい扉とかいっぱいあるもんね」
紬「唯ちゃん、片っぱしから開けちゃおう!」
唯「よっしゃぁ!」
218: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/09(月) 21:42:18.63 ID:Ru2LIXF60
唯「まずはこの一番大きい扉、いこっか」
紬「業務用の冷蔵庫なのかな」
唯「開けるよぉ」
がちゃっ
唯・紬「!?」
唯「んーっと」
紬「・・・・・・」
唯「む、ムギちゃん」
紬「は、はい」
唯「これ、なんに見えるかな」
紬「な、なまく・・・び?」きゅぅぅぅ
唯「ムギちゃんっ!しっかり!」あわわ
紬「業務用の冷蔵庫なのかな」
唯「開けるよぉ」
がちゃっ
唯・紬「!?」
唯「んーっと」
紬「・・・・・・」
唯「む、ムギちゃん」
紬「は、はい」
唯「これ、なんに見えるかな」
紬「な、なまく・・・び?」きゅぅぅぅ
唯「ムギちゃんっ!しっかり!」あわわ
219: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/09(月) 21:57:15.67 ID:Ru2LIXF60
~澪・律ペア~
律「ほぇー、ほんとに滝の絵だなー」
澪「これで、裏の南京錠を」
がちっ がしゃん
律「よし、死のカギ開いたー!」
澪「な、中はなんだろ」
律「えっと、ゆっくり開けるんだっけ」
澪「・・・・・・」こくこく
すすすすっ
澪・律「!?」
ぴしゃっ
澪・律「なんか、いたーっ!?」がーんっ
律「ほぇー、ほんとに滝の絵だなー」
澪「これで、裏の南京錠を」
がちっ がしゃん
律「よし、死のカギ開いたー!」
澪「な、中はなんだろ」
律「えっと、ゆっくり開けるんだっけ」
澪「・・・・・・」こくこく
すすすすっ
澪・律「!?」
ぴしゃっ
澪・律「なんか、いたーっ!?」がーんっ
221: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/10(火) 21:13:29.39 ID:LMMchpIU0
澪「いいい、いま、なに見えた!?」
律「ひ、人みたいだったかなー」
澪「よろ、よろ、よろ・・・」
律「鎧着てた、鎧だった!」
澪「ほら、出て来ちゃったじゃん!」
澪「律が、たのもーとか言うから!」
律「そ、そんな話、あったねー」
澪「ててて、ていうか」
澪「カギ掛けないと出て来ちゃうよぉ!」あわわ
律「そ、そうだな・・・って、あれ?」
澪「どど、どうした!?」
律「・・・さっき閉めた時」
律「カギ、あっち側に置いてあったみたい」あはあは
澪「どうすんだー!」がーんっ
律「ひ、人みたいだったかなー」
澪「よろ、よろ、よろ・・・」
律「鎧着てた、鎧だった!」
澪「ほら、出て来ちゃったじゃん!」
澪「律が、たのもーとか言うから!」
律「そ、そんな話、あったねー」
澪「ててて、ていうか」
澪「カギ掛けないと出て来ちゃうよぉ!」あわわ
律「そ、そうだな・・・って、あれ?」
澪「どど、どうした!?」
律「・・・さっき閉めた時」
律「カギ、あっち側に置いてあったみたい」あはあは
澪「どうすんだー!」がーんっ
222: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/10(火) 21:26:00.74 ID:LMMchpIU0
律「とりあえず、逃げるしかねー!」
澪「り、律ぅ」
律「なんだ!?」
澪「腰が抜けたぁ」うぅぅ
律「えーーーーー!?」
律「じゃ、じゃあ肩貸してやるから」
澪「立てないんだよぉ」
律「頑張れば、立てるってー」
澪「・・・こうしてる間にも来ちゃうかも」
澪「り、律!」
律「ど、どした!?」
澪「先に逃げて」
澪「律だけでも、逃げてくれぇ!」
澪「り、律ぅ」
律「なんだ!?」
澪「腰が抜けたぁ」うぅぅ
律「えーーーーー!?」
律「じゃ、じゃあ肩貸してやるから」
澪「立てないんだよぉ」
律「頑張れば、立てるってー」
澪「・・・こうしてる間にも来ちゃうかも」
澪「り、律!」
律「ど、どした!?」
澪「先に逃げて」
澪「律だけでも、逃げてくれぇ!」
223: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/10(火) 21:55:38.10 ID:LMMchpIU0
ぱこんっ
澪「いたっ!」
澪「な、なにす・・・」
律「人一倍怖がりのくせに」
律「なまいきなこと言ってんじゃねー」
澪「でも、このままだと律まで」
律「澪は、わたしを見捨てるのかー?」
澪「は?」
律「誰がわたしの勉強見るんだよー」
澪「いま、そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
律「そ、それになー!」
律「好きって言わせといて」
律「勝ち逃げなんて許さねー!」うぅ
澪「いたっ!」
澪「な、なにす・・・」
律「人一倍怖がりのくせに」
律「なまいきなこと言ってんじゃねー」
澪「でも、このままだと律まで」
律「澪は、わたしを見捨てるのかー?」
澪「は?」
律「誰がわたしの勉強見るんだよー」
澪「いま、そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
律「そ、それになー!」
律「好きって言わせといて」
律「勝ち逃げなんて許さねー!」うぅ
224: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/10(火) 22:14:36.35 ID:LMMchpIU0
澪「そうだな、律」
澪「大好きだよ」
ちゅっ
律「!?」
律「み、澪?」
澪「これで、おあいこだろ?」
律「ず、ずいぶん照れるおあいこだなー」
澪「そ、それにさ」
澪「律が死亡フラグとか言うからさ」
澪「いまキスして、へし折ってやった///」
律「・・・あぅ///」
澪「・・・・・・」
律「じゃ、じゃあ、またフラグ立ててやるー」
律「帰ったら、 なことしてやるからなー!///」
澪「な!?」
澪「なに言ってんだ、お前はーっ!///」
澪「大好きだよ」
ちゅっ
律「!?」
律「み、澪?」
澪「これで、おあいこだろ?」
律「ず、ずいぶん照れるおあいこだなー」
澪「そ、それにさ」
澪「律が死亡フラグとか言うからさ」
澪「いまキスして、へし折ってやった///」
律「・・・あぅ///」
澪「・・・・・・」
律「じゃ、じゃあ、またフラグ立ててやるー」
律「帰ったら、 なことしてやるからなー!///」
澪「な!?」
澪「なに言ってんだ、お前はーっ!///」
225: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/10(火) 22:48:11.03 ID:LMMchpIU0
律「ていうかさ」
澪「な、なにっ///」
律「出て来ないね、鎧の人ー」
澪「・・・あ」
澪「忘れてたーっ!」がーんっ
律「あのさ」
澪「え?」
律「もしかして、飾ってあるだけってないよな」
澪「鎧だけってこと?」
律「うん」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「もしそうなら、恥ずかしすぎるだろ!」わーんっ
律「い、いや、中身いない方がいいじゃん」たじっ
澪「な、なにっ///」
律「出て来ないね、鎧の人ー」
澪「・・・あ」
澪「忘れてたーっ!」がーんっ
律「あのさ」
澪「え?」
律「もしかして、飾ってあるだけってないよな」
澪「鎧だけってこと?」
律「うん」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「もしそうなら、恥ずかしすぎるだろ!」わーんっ
律「い、いや、中身いない方がいいじゃん」たじっ
226: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/10(火) 23:03:45.21 ID:LMMchpIU0
律「調べてみっかー」
澪「わざわざっ!?」
律「どっちにしたって」
律「気にして動かなきゃなんないじゃんか」
澪「そ、そっか」
律「澪は、後ろにいな」
澪「気をつけてね」
すすすすっ
律「たのもーっ!!!」がーっ
しーん
律「やっぱり、鎧だけだったー」ほっ
律「よかったなー、澪」
澪「・・・・・・」ちーん
律「あ、あれ?」
澪「り、律、声が大き・・・すぎ」がくっ
澪「わざわざっ!?」
律「どっちにしたって」
律「気にして動かなきゃなんないじゃんか」
澪「そ、そっか」
律「澪は、後ろにいな」
澪「気をつけてね」
すすすすっ
律「たのもーっ!!!」がーっ
しーん
律「やっぱり、鎧だけだったー」ほっ
律「よかったなー、澪」
澪「・・・・・・」ちーん
律「あ、あれ?」
澪「り、律、声が大き・・・すぎ」がくっ
227: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/10(火) 23:10:45.18 ID:LMMchpIU0
~唯・紬ペア~
紬「!?」はっ
がばっ
紬(ここ、どこだっけ)
紬(あ!)
紬(わたし、気を失って)
紬(ゆ、唯ちゃんは!?)
紬「唯ちゃん?唯ちゃん!?」
がたっ
紬「!?」
紬「!?」はっ
がばっ
紬(ここ、どこだっけ)
紬(あ!)
紬(わたし、気を失って)
紬(ゆ、唯ちゃんは!?)
紬「唯ちゃん?唯ちゃん!?」
がたっ
紬「!?」
230: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/11(水) 07:08:22.67 ID:iPjxGc9x0
ひょこっ
唯「あー、ムギちゃん、起きたぁ?」
紬「ゆ、唯ちゃん!」じわっ
だだだっ ぎゅっ
唯「わわっ!?」
紬「よかった・・・唯ちゃん、無事だった」
唯「ご、ごめん」
唯「下の戸棚、探してたんだぁ」
紬「そ、そうだ!」
紬「あの、生首は!?」
唯「あー、ムギちゃん、起きたぁ?」
紬「ゆ、唯ちゃん!」じわっ
だだだっ ぎゅっ
唯「わわっ!?」
紬「よかった・・・唯ちゃん、無事だった」
唯「ご、ごめん」
唯「下の戸棚、探してたんだぁ」
紬「そ、そうだ!」
紬「あの、生首は!?」
231: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/11(水) 07:13:58.58 ID:iPjxGc9x0
唯「あ、あれはねぇ」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
唯『ムギちゃんっ!しっかり!』あわわ
かたっ かこーんっ
唯『か、かこーん?』
唯『えっと・・・あ』
唯『これ、マネキンじゃん!』がーんっ
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
唯「ってゆーオチだったんだぁ」あははー
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
唯『ムギちゃんっ!しっかり!』あわわ
かたっ かこーんっ
唯『か、かこーん?』
唯『えっと・・・あ』
唯『これ、マネキンじゃん!』がーんっ
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
唯「ってゆーオチだったんだぁ」あははー
232: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/11(水) 07:20:55.16 ID:iPjxGc9x0
紬「ま、マネキンだったの?」がくっ
唯「でもねっ」
唯「ハートのカギげっとだよっ!」じゃーんっ
紬「すごいわ、唯ちゃん」
紬「どこで見つけたの?」
唯「実は、マネキンの頭に貼ってあったんだぁ」
紬「は、貼って?」
唯「ムギちゃんが倒れなかったらさぁ」
唯「支えるのに冷蔵庫に手をつくことなかったし」
唯「マネキン、揺れて落ちることもなかったかもっ」
唯「ムギちゃん、グッジョブ!」ぐっ
紬「・・・あ、あんまり嬉しくないかな」
唯「でもねっ」
唯「ハートのカギげっとだよっ!」じゃーんっ
紬「すごいわ、唯ちゃん」
紬「どこで見つけたの?」
唯「実は、マネキンの頭に貼ってあったんだぁ」
紬「は、貼って?」
唯「ムギちゃんが倒れなかったらさぁ」
唯「支えるのに冷蔵庫に手をつくことなかったし」
唯「マネキン、揺れて落ちることもなかったかもっ」
唯「ムギちゃん、グッジョブ!」ぐっ
紬「・・・あ、あんまり嬉しくないかな」
235: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/16(月) 20:29:43.98 ID:wmAQq9Ad0
唯「それに、出口が向こうにあるんだぁ」
唯「ここはもう調べたから、次に行こうっ」
紬「・・・あ」
唯「ムギちゃん?」
紬「ご、ごめんね、唯ちゃんばっかりやらせて」
唯「ムギちゃん気を失ってたんだもん」
唯「そんなの当たり前じゃん」きょとん
紬「で、でもね」
唯「じゃあ、ムギちゃんさぁ」
唯「逆の立場なら、なんにもしないの?」
紬「そんなことない!」
唯「なら、そういうことじゃんっ」にこっ
唯「ここはもう調べたから、次に行こうっ」
紬「・・・あ」
唯「ムギちゃん?」
紬「ご、ごめんね、唯ちゃんばっかりやらせて」
唯「ムギちゃん気を失ってたんだもん」
唯「そんなの当たり前じゃん」きょとん
紬「で、でもね」
唯「じゃあ、ムギちゃんさぁ」
唯「逆の立場なら、なんにもしないの?」
紬「そんなことない!」
唯「なら、そういうことじゃんっ」にこっ
236: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/16(月) 20:39:57.17 ID:wmAQq9Ad0
紬「もう、唯ちゃん、カッコよすぎ///」
唯「か、かっこいいなんて久々に言われたぁ」はぅぅ
紬「あ、女の子だから、カッコ可愛いかな」
唯「いいんだよ、ムギちゃんっ!」
唯「ギターって、かっこいいが褒め言葉らしいからっ」
紬「なるほどー!」
唯「あれ?でもさぁ」
唯「ギー太は可愛いが似合ってる気がするぅ」
紬「じゃあ、やっぱり」
紬「カッコ可愛いでいいんじゃないかしら」
紬「唯ちゃん、歌ってるとこ、とっても可愛いもん」
唯「えぇー?そっかなぁ」もじもじ
唯「!?」はっ
唯「って、またなごんじゃったよっ」
紬「そ、そういえば急いでたんだっけ」
唯「ペースアップするよっ!」
紬「らじゃー!」
唯「か、かっこいいなんて久々に言われたぁ」はぅぅ
紬「あ、女の子だから、カッコ可愛いかな」
唯「いいんだよ、ムギちゃんっ!」
唯「ギターって、かっこいいが褒め言葉らしいからっ」
紬「なるほどー!」
唯「あれ?でもさぁ」
唯「ギー太は可愛いが似合ってる気がするぅ」
紬「じゃあ、やっぱり」
紬「カッコ可愛いでいいんじゃないかしら」
紬「唯ちゃん、歌ってるとこ、とっても可愛いもん」
唯「えぇー?そっかなぁ」もじもじ
唯「!?」はっ
唯「って、またなごんじゃったよっ」
紬「そ、そういえば急いでたんだっけ」
唯「ペースアップするよっ!」
紬「らじゃー!」
237: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/16(月) 20:49:41.58 ID:wmAQq9Ad0
唯「ここが開いてるのはぁ」
唯「さっき確認済みだっ」
がちゃっ
紬「なんの部屋だったの?」
唯「ほら、廊下みたいだよ?」
唯「あの曲がり角の先は、わからないけど」
かちっ
紬「あら?」
唯「どしたのぉ?」
紬「なんか音がした気がするの」
唯「ほんと?」
紬「んー、なにもないみたいだけど」
唯「気のせいなんじゃない?」
紬「そ、そうかな」
ガルルルルル
唯・紬「!?」びくうっ
紬「き、聞こえた!?」
唯「ざ、残念ながら」
唯「今度は聞こえちゃいましたっ!」
唯「さっき確認済みだっ」
がちゃっ
紬「なんの部屋だったの?」
唯「ほら、廊下みたいだよ?」
唯「あの曲がり角の先は、わからないけど」
かちっ
紬「あら?」
唯「どしたのぉ?」
紬「なんか音がした気がするの」
唯「ほんと?」
紬「んー、なにもないみたいだけど」
唯「気のせいなんじゃない?」
紬「そ、そうかな」
ガルルルルル
唯・紬「!?」びくうっ
紬「き、聞こえた!?」
唯「ざ、残念ながら」
唯「今度は聞こえちゃいましたっ!」
238: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/16(月) 21:00:54.37 ID:wmAQq9Ad0
~澪・律ペア~
澪「そ、それで、鎧の奥にいけそう?」よろっ
律「む、無理すんなー」
澪「なんか行き止まりっぽいな」がくっ
律「ってことは、これお宝?」
澪「は?」
律「だってわたし達って、お宝探してんだよね?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「それさえ、忘れてた」
律「・・・時間のこと忘れてたの、言えねーじゃん」
澪「そ、それで、鎧の奥にいけそう?」よろっ
律「む、無理すんなー」
澪「なんか行き止まりっぽいな」がくっ
律「ってことは、これお宝?」
澪「は?」
律「だってわたし達って、お宝探してんだよね?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「それさえ、忘れてた」
律「・・・時間のこと忘れてたの、言えねーじゃん」
239: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/16(月) 21:09:38.24 ID:wmAQq9Ad0
澪「あぁぁぁぁぁ!!!」
律「ひいっ!?」
澪「じゃあ、カギもあるはずだよ!」
澪「家宝と一緒って書いてあったじゃないか!」
律「・・・・・・」ちーん
澪「え、あれ?」
律「・・・た、確かに大声はよくない・・・な」がくっ
律「ひいっ!?」
澪「じゃあ、カギもあるはずだよ!」
澪「家宝と一緒って書いてあったじゃないか!」
律「・・・・・・」ちーん
澪「え、あれ?」
律「・・・た、確かに大声はよくない・・・な」がくっ
240: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/16(月) 21:16:11.70 ID:wmAQq9Ad0
澪「わ、わたしとしたことが」
律「それでー、カギはあんのかー」よろろっ
澪「無理・・・するなよ?」
律「澪、手のとこ見てみ、手のとこ」
澪「手?」じーっ
律「自分の手じゃねーよ」
澪「!?///」
澪「わ、わかってるよぉ!」
律「それって、もしかしてー」
澪「間違いなく、カギだ!」
律「それでー、カギはあんのかー」よろろっ
澪「無理・・・するなよ?」
律「澪、手のとこ見てみ、手のとこ」
澪「手?」じーっ
律「自分の手じゃねーよ」
澪「!?///」
澪「わ、わかってるよぉ!」
律「それって、もしかしてー」
澪「間違いなく、カギだ!」
244: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/17(火) 07:20:05.16 ID:QCgywWi20
澪「こっちは弐のカギだな」
律「こっちは壱だー!」
澪「なんか、一気にゴールが近くなった気がするな!」
律「そんでさー」
澪「ん?」
律「お宝、どうやって持ってく?」
澪「もしかして、この鎧のこと?」
律「うん」
澪「・・・着ていく?」
律「・・・・・・」ふるふる
澪「じゃあ、無理じゃないかな」
律「ちきしょー!」
律「わたし達は、なんのためにー!」あぅぅ
律「こっちは壱だー!」
澪「なんか、一気にゴールが近くなった気がするな!」
律「そんでさー」
澪「ん?」
律「お宝、どうやって持ってく?」
澪「もしかして、この鎧のこと?」
律「うん」
澪「・・・着ていく?」
律「・・・・・・」ふるふる
澪「じゃあ、無理じゃないかな」
律「ちきしょー!」
律「わたし達は、なんのためにー!」あぅぅ
245: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/17(火) 07:25:22.55 ID:QCgywWi20
澪「普通に出口のカギのためだけど?」
律「デスヨネー」
澪「そ、それにさ」
律「んー?」
澪「宝は、わたしの目の前に・・・いるし」もじっ
律「!?」
律(もしかして、わたしのことかー!?)
律(い、いまさらながら)
律(澪の書く歌詞が、ああなる訳が)
律(わかっちゃった、気がする)
澪「な、なんだよぉ」
律「い、いや、なんでも」たらたら
律「デスヨネー」
澪「そ、それにさ」
律「んー?」
澪「宝は、わたしの目の前に・・・いるし」もじっ
律「!?」
律(もしかして、わたしのことかー!?)
律(い、いまさらながら)
律(澪の書く歌詞が、ああなる訳が)
律(わかっちゃった、気がする)
澪「な、なんだよぉ」
律「い、いや、なんでも」たらたら
246: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/18(水) 19:52:49.66 ID:ksM9FuAc0
律「澪、次からもう少しだけさ」
律「優しくドラム叩いてやるからな」
澪「なんの話?」
律「ま、まあいいじゃん」
律「壱のカギ開けに、台所いこーぜー」
澪「気になるなぁ」
律「いいから、いいから」
澪「えー?」
律「優しくドラム叩いてやるからな」
澪「なんの話?」
律「ま、まあいいじゃん」
律「壱のカギ開けに、台所いこーぜー」
澪「気になるなぁ」
律「いいから、いいから」
澪「えー?」
247: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/18(水) 19:56:38.56 ID:ksM9FuAc0
律「勝手口に戻ったわけだがー」
澪「うん」
律「なんか、すっごく懐かしい気がする」
澪「いろいろあったからな」
澪「律がわたしを置いてったり」
澪「律がわたしを置いてったり」
澪「律がわたしを置いてったり」
律「真顔で言うのは、やめろー」あぅぅ
澪「き、キスもしたり」
律「はにかむのも、やめろー」あぅぅ
律「どうすりゃいいんだよ!」
澪「うん」
律「なんか、すっごく懐かしい気がする」
澪「いろいろあったからな」
澪「律がわたしを置いてったり」
澪「律がわたしを置いてったり」
澪「律がわたしを置いてったり」
律「真顔で言うのは、やめろー」あぅぅ
澪「き、キスもしたり」
律「はにかむのも、やめろー」あぅぅ
律「どうすりゃいいんだよ!」
249: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/18(水) 19:59:56.33 ID:ksM9FuAc0
澪「どうすりゃって」
律「いつもの澪でいいんだってー」
澪「いつものって、この状況で?」
律「そ、そりゃそうかー」
律「まあ、ここ出るまでだ、出るまで」
澪「出るまで・・・か」
律「なんだ?」
澪「・・・戻らないよな」
律「なにがー?」
澪「キスする前の、いつものわたし達に」
澪「戻っちゃったりしないよな」
律「・・・澪」
律「いつもの澪でいいんだってー」
澪「いつものって、この状況で?」
律「そ、そりゃそうかー」
律「まあ、ここ出るまでだ、出るまで」
澪「出るまで・・・か」
律「なんだ?」
澪「・・・戻らないよな」
律「なにがー?」
澪「キスする前の、いつものわたし達に」
澪「戻っちゃったりしないよな」
律「・・・澪」
250: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/18(水) 20:01:36.62 ID:ksM9FuAc0
律「あのさ、澪」
澪「な、なに?」
律「好きって言ったり、キスしたりしたじゃん」
澪「うん」
律「それをなかったことにしてさー」
律「いつも通りに振る舞うとか」
律「わたしが、そんなに器用に見えんのかー!?」
澪「み、見えないけど」
律「わたしが不器用で、よかったなー」わーん
澪「そ、そんなつもりで言ったんじゃないのにっ」
澪「な、なに?」
律「好きって言ったり、キスしたりしたじゃん」
澪「うん」
律「それをなかったことにしてさー」
律「いつも通りに振る舞うとか」
律「わたしが、そんなに器用に見えんのかー!?」
澪「み、見えないけど」
律「わたしが不器用で、よかったなー」わーん
澪「そ、そんなつもりで言ったんじゃないのにっ」
251: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/18(水) 20:03:47.12 ID:ksM9FuAc0
~唯・紬ペア~
グルルルルル
紬「どう考えても、犬の鳴き声よね」
唯「曲がり角の先に、いるのかなぁ」
紬「どうする?唯ちゃん」
唯「戻っても、しょうがないもんね」
紬「それじゃあ」
唯「うん」
唯「いくっきゃないっ!」
グルルルルル
紬「どう考えても、犬の鳴き声よね」
唯「曲がり角の先に、いるのかなぁ」
紬「どうする?唯ちゃん」
唯「戻っても、しょうがないもんね」
紬「それじゃあ」
唯「うん」
唯「いくっきゃないっ!」
252: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/18(水) 20:05:29.37 ID:ksM9FuAc0
唯「ムギちゃんは」
唯「後ろの扉開けて、待っててくれるかな」
紬「わ、わたしが見にいくから」
唯「ちっちっちー」
唯「こう見えてもわたし」
唯「ワンコの扱い、得意なんですっ」ふふん
紬「それ・・・相手が飼い犬の場合よね」
唯「後ろの扉開けて、待っててくれるかな」
紬「わ、わたしが見にいくから」
唯「ちっちっちー」
唯「こう見えてもわたし」
唯「ワンコの扱い、得意なんですっ」ふふん
紬「それ・・・相手が飼い犬の場合よね」
253: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/18(水) 20:07:09.60 ID:ksM9FuAc0
唯「とにかく、扉で待っててよ」
唯「なんかあったら、逃げ込むからっ」
紬「唯ちゃん、無茶はしないでね」
唯「わかってるってぇ」
唯「ワンコだって、ちっちゃいのに違いないし」
ガルルルルル
唯「・・・たぶん」
紬「ちょ、ちょっと説得力ないかも」
唯「わたしも、そう思うっ」あぅぅ
唯「なんかあったら、逃げ込むからっ」
紬「唯ちゃん、無茶はしないでね」
唯「わかってるってぇ」
唯「ワンコだって、ちっちゃいのに違いないし」
ガルルルルル
唯「・・・たぶん」
紬「ちょ、ちょっと説得力ないかも」
唯「わたしも、そう思うっ」あぅぅ
254: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/18(水) 20:10:12.39 ID:ksM9FuAc0
唯「ムギちゃん、いいかな?」
紬「う、うん、いつでもどうぞ」
唯「そんじゃあ」
唯「ぬき足、さし足、しのび足っと」こそっ
紬「・・・・・・」どきどき
唯「ワンコとご対面っ!」
ばっ かちっ
唯「へ?かちっ?」
ぐわわっ
唯「ぎゃーーーーー!!!」
紬「唯ちゃん!?」
紬「う、うん、いつでもどうぞ」
唯「そんじゃあ」
唯「ぬき足、さし足、しのび足っと」こそっ
紬「・・・・・・」どきどき
唯「ワンコとご対面っ!」
ばっ かちっ
唯「へ?かちっ?」
ぐわわっ
唯「ぎゃーーーーー!!!」
紬「唯ちゃん!?」
256: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/18(水) 21:05:40.70 ID:ksM9FuAc0
唯「は、離れろ、こんにゃろーっ!」
唯「こんなにふわふわのくせにっ!」
ふにっ
唯「って、ふわふわ?」
ふにふにっ
唯「・・・ぬいぐるみじゃんっ」がくっ
ぎゅんっ どこーんっ
唯「はぇ?」
紬「唯ちゃんから、離れなさい!!!」
唯「な、なんか飛んできたぁ!?」
紬「大丈夫!?唯ちゃん!」
唯「あ、うん」
紬「ケガはない!?」
唯「えと、大丈夫」
唯「だって、ぬいぐるみだから」
紬「え?」
唯「ほ、ほら、ぬいぐるみ」
紬「・・・・・・」
唯「ものすごい勢いで、サンダルが飛んできたけど」
紬「ご、ごめんなさい!」
紬「ほ、本物かと思ったから」
唯(てゆか、どうしたらサンダルがこんな勢いでっ?)
唯(こっ、これから絶対に)
唯(ムギちゃん怒らすのはやめよう)
唯「こんなにふわふわのくせにっ!」
ふにっ
唯「って、ふわふわ?」
ふにふにっ
唯「・・・ぬいぐるみじゃんっ」がくっ
ぎゅんっ どこーんっ
唯「はぇ?」
紬「唯ちゃんから、離れなさい!!!」
唯「な、なんか飛んできたぁ!?」
紬「大丈夫!?唯ちゃん!」
唯「あ、うん」
紬「ケガはない!?」
唯「えと、大丈夫」
唯「だって、ぬいぐるみだから」
紬「え?」
唯「ほ、ほら、ぬいぐるみ」
紬「・・・・・・」
唯「ものすごい勢いで、サンダルが飛んできたけど」
紬「ご、ごめんなさい!」
紬「ほ、本物かと思ったから」
唯(てゆか、どうしたらサンダルがこんな勢いでっ?)
唯(こっ、これから絶対に)
唯(ムギちゃん怒らすのはやめよう)
258: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/19(木) 22:16:46.74 ID:0eHo7soJ0
唯「この仕掛けで、ぬいぐるみ飛んだんだぁ」
紬「なにか驚かすのが趣味なのかしら」
唯「かちっていったのは、なんだろ」
紬「ちょうど角のあたり?」
唯「うん、その辺かなぁ」
紬「あ、これって」
唯「なんかあった?」
紬「センサーかな」
紬「ほら、家の警備とかに使う」
唯「それはまさしく」
唯「ん"ー、セ○ムしてますかっ」きりっ
紬「あー、なんかテレビで見たことあるかも」
唯「あのおじさん、誰なんだろうね」
紬「ナイスミドルって感じよね」 ←もちろん2人とも野球オンチ
紬「なにか驚かすのが趣味なのかしら」
唯「かちっていったのは、なんだろ」
紬「ちょうど角のあたり?」
唯「うん、その辺かなぁ」
紬「あ、これって」
唯「なんかあった?」
紬「センサーかな」
紬「ほら、家の警備とかに使う」
唯「それはまさしく」
唯「ん"ー、セ○ムしてますかっ」きりっ
紬「あー、なんかテレビで見たことあるかも」
唯「あのおじさん、誰なんだろうね」
紬「ナイスミドルって感じよね」 ←もちろん2人とも野球オンチ
259: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/19(木) 22:33:51.80 ID:0eHo7soJ0
紬「そういえば」
紬「向こうにも、同じのがあると思うわ」
唯「さっき、言ってたねぇ」
紬「それが鳴き声のスイッチだと思う」
唯「なるほどぉ」
唯「なんかムギちゃん、冴えてるかも」
唯「RPGだったら、女賢者だねっ」
紬「そんなのあるんだ」
紬「じゃあ、唯ちゃんだったら?」
唯「うーん、わたしかぁ」
紬「向こうにも、同じのがあると思うわ」
唯「さっき、言ってたねぇ」
紬「それが鳴き声のスイッチだと思う」
唯「なるほどぉ」
唯「なんかムギちゃん、冴えてるかも」
唯「RPGだったら、女賢者だねっ」
紬「そんなのあるんだ」
紬「じゃあ、唯ちゃんだったら?」
唯「うーん、わたしかぁ」
260: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/19(木) 22:43:08.18 ID:0eHo7soJ0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
唯『敵だよっ、律ちゃんっ!』
律『よーし、ぼこぼこにしてやれー!』
唯『がってんだっ!』
澪『うぉい!補助魔法かけるから待てよ!』
律『そんなの待ってらんねー』
唯『出たとこ勝負だよ、澪ちゃんっ』
ぎゅうぅぅぅんっ どこーんっ
唯『へ?』
紬『覚えたての魔法、使ってみたのー』にこっ
律『て、敵が跡形もないじゃんっ!』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
唯「む、ムギちゃん、レベル高すぎっ!」
紬「は?」
唯『敵だよっ、律ちゃんっ!』
律『よーし、ぼこぼこにしてやれー!』
唯『がってんだっ!』
澪『うぉい!補助魔法かけるから待てよ!』
律『そんなの待ってらんねー』
唯『出たとこ勝負だよ、澪ちゃんっ』
ぎゅうぅぅぅんっ どこーんっ
唯『へ?』
紬『覚えたての魔法、使ってみたのー』にこっ
律『て、敵が跡形もないじゃんっ!』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
唯「む、ムギちゃん、レベル高すぎっ!」
紬「は?」
261: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/19(木) 22:48:20.32 ID:0eHo7soJ0
唯「ご、ごめん、こっちの話」
紬「あ、でも」
紬「唯ちゃんは、ナイトだったよね」
唯(こんな、おバカなナイトだったら)
唯(間違いなく、パーティ全滅するけどねっ)
唯「ってゆーか!」
唯「姫があんな魔法使うの、反則じゃん!」
紬「だから、なんの話!?」
紬「あ、でも」
紬「唯ちゃんは、ナイトだったよね」
唯(こんな、おバカなナイトだったら)
唯(間違いなく、パーティ全滅するけどねっ)
唯「ってゆーか!」
唯「姫があんな魔法使うの、反則じゃん!」
紬「だから、なんの話!?」
264: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/20(金) 23:33:28.34 ID:X+8ED+Ky0
~澪・律ペア~
律「とにかく!」
律「戻ることもないし、忘れることもないー」
澪「そ、そっか」
律「それに、ファーストキスだしな」
澪「う、うん///」
律「澪、責任取って」
澪「え?」
澪「せ、責任ってどうやって」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」どきどき
律「・・・澪」
澪「は、はい!?」
律「パフェのこと、忘れてくれませんか?」にこっ
澪「わたしのドキドキ、返せよ!」
律「とにかく!」
律「戻ることもないし、忘れることもないー」
澪「そ、そっか」
律「それに、ファーストキスだしな」
澪「う、うん///」
律「澪、責任取って」
澪「え?」
澪「せ、責任ってどうやって」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」どきどき
律「・・・澪」
澪「は、はい!?」
律「パフェのこと、忘れてくれませんか?」にこっ
澪「わたしのドキドキ、返せよ!」
266: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/24(火) 22:38:54.16 ID:ilJzK5G00
澪「こうなったら、パフェの第一歩だ」
澪「この南京錠、開けよう」
がちゃんっ
律「・・・サイフのカギが開けられた気分だー」
澪「なにか?」
律「な、なんでもー」
澪「この扉は、外に通じてるのかな」
律「普通、勝手口の先って外じゃないの?」
澪「そうなんだけど」
澪「もう1個カギがあるのが気になるんだよ」
律「な、なるほど」
ぎぃぃっ
律「ろ、廊下でしたー」
澪「この南京錠、開けよう」
がちゃんっ
律「・・・サイフのカギが開けられた気分だー」
澪「なにか?」
律「な、なんでもー」
澪「この扉は、外に通じてるのかな」
律「普通、勝手口の先って外じゃないの?」
澪「そうなんだけど」
澪「もう1個カギがあるのが気になるんだよ」
律「な、なるほど」
ぎぃぃっ
律「ろ、廊下でしたー」
267: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/24(火) 22:51:09.44 ID:ilJzK5G00
澪「ずいぶん、長い廊下だな」
律「先が見えないけど、なんだあれ?」
澪「な、なにかあるの?」
律「よく見えないなー」
律「近付いてみっかー」
澪「大丈夫なのか!?」
律「なんか、こういう時ってさー」
律「ちゃんと見えない方が怖くね?」
澪「そ、それはそうだけど」
律「先が見えないけど、なんだあれ?」
澪「な、なにかあるの?」
律「よく見えないなー」
律「近付いてみっかー」
澪「大丈夫なのか!?」
律「なんか、こういう時ってさー」
律「ちゃんと見えない方が怖くね?」
澪「そ、それはそうだけど」
268: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/24(火) 23:12:16.13 ID:ilJzK5G00
澪「ひひ、人の形に見えない?」
律「また、鎧かー?」
澪「着物に・・・見えるような」
律「ほんとだ」
律「大きさは子供っぽいなー」
澪「ざ、座敷わらしとかっ!?」ひぃっ
律(いままでからして)
律(どう考えても人形なんだけど)
澪「ここって、実は妖怪屋敷とかっ!?」
律(こーゆー時に正しいのは)
律(澪のメルヘンな反応なのか)
律(それとも、なんか変に冷静なわたしかー)
律「どっちにしろ」
澪「え?」
律「女子としては、ダメな気がするー」がくっ
澪「な、なにがだめ!?」
律「また、鎧かー?」
澪「着物に・・・見えるような」
律「ほんとだ」
律「大きさは子供っぽいなー」
澪「ざ、座敷わらしとかっ!?」ひぃっ
律(いままでからして)
律(どう考えても人形なんだけど)
澪「ここって、実は妖怪屋敷とかっ!?」
律(こーゆー時に正しいのは)
律(澪のメルヘンな反応なのか)
律(それとも、なんか変に冷静なわたしかー)
律「どっちにしろ」
澪「え?」
律「女子としては、ダメな気がするー」がくっ
澪「な、なにがだめ!?」
269: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/24(火) 23:17:43.72 ID:ilJzK5G00
律「わ、忘れてくれ」
澪「は?」
律「ま、あれどうせ人形っしょー」
律「怖がることないって」
澪「に、人形?」
澪「言われてみれば、動かないけど」
律「ほらみろ、いままでのだな・・・」
「よう・・・こそ・・・お嬢様・・・方」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「う、動かないけど、しゃべったよ」
律「そそ、そだねー」
澪「は?」
律「ま、あれどうせ人形っしょー」
律「怖がることないって」
澪「に、人形?」
澪「言われてみれば、動かないけど」
律「ほらみろ、いままでのだな・・・」
「よう・・・こそ・・・お嬢様・・・方」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
澪「う、動かないけど、しゃべったよ」
律「そそ、そだねー」
270: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/24(火) 23:29:52.90 ID:ilJzK5G00
律「ど、どうせ録音だってー」
澪「でもいま、お嬢様方って」
律「それがなんだ?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「ああ、見えてるってことか!」ぽんっ
澪「ってことかじゃないよっ!」
律「まあ、そうだねー」
澪「ど、どうすんだ?」
律「逃げろー!」
ぐいっ
澪「ちょぉぉぉぉぉ!?」
澪「でもいま、お嬢様方って」
律「それがなんだ?」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
律「ああ、見えてるってことか!」ぽんっ
澪「ってことかじゃないよっ!」
律「まあ、そうだねー」
澪「ど、どうすんだ?」
律「逃げろー!」
ぐいっ
澪「ちょぉぉぉぉぉ!?」
271: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/24(火) 23:35:16.49 ID:ilJzK5G00
澪「って律、なんで残る!?」
律「澪はそっち隠れてろって」
律「ちょっくら調べてみるわー」
澪「あ、危ないだろ!」
律「大丈夫、大丈夫ー」
律「もしもの時はさ」
澪「も、もしも?」
律「屍を拾って、骨を越えてゆけい!」きりっ
澪「なんか、ごっちゃになってる!?」
律「澪はそっち隠れてろって」
律「ちょっくら調べてみるわー」
澪「あ、危ないだろ!」
律「大丈夫、大丈夫ー」
律「もしもの時はさ」
澪「も、もしも?」
律「屍を拾って、骨を越えてゆけい!」きりっ
澪「なんか、ごっちゃになってる!?」
272: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/24(火) 23:44:22.59 ID:ilJzK5G00
「わたし・・・人形に閉じ込め・・・られた」
「お前達の・・・体・・・欲しい」
澪「ほらぁ!妖怪とかだよそれっ!」ひぃぃっ
律「ふふん、甘いな、澪君」
澪「澪君?」
律「いま、この廊下にはわたししかいない」
澪「そ、それが?」
律「なのにっ」
律「こいつは、お前達と言った」
律「これが、どういうことかわかるかね?」ふっ
澪「・・・わたしの声が聞こえるからじゃないの?」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「あれ?」
澪「あれ、じゃないだろっ!」がーんっ
「お前達の・・・体・・・欲しい」
澪「ほらぁ!妖怪とかだよそれっ!」ひぃぃっ
律「ふふん、甘いな、澪君」
澪「澪君?」
律「いま、この廊下にはわたししかいない」
澪「そ、それが?」
律「なのにっ」
律「こいつは、お前達と言った」
律「これが、どういうことかわかるかね?」ふっ
澪「・・・わたしの声が聞こえるからじゃないの?」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「あれ?」
澪「あれ、じゃないだろっ!」がーんっ
273: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/26(木) 00:47:58.03 ID:8b/szA6f0
律「しかーしっ」
律「立ち止まってても仕方ないー」
律「前進あるのみ!」
だだだっ
澪「ちょ、少しは考えろぉ!」
律「失礼してー」
律「着物を、はだけさせてもらうぜっ!」
ばばっ
律「・・・・・・」
澪「り、律?」
律「立ち止まってても仕方ないー」
律「前進あるのみ!」
だだだっ
澪「ちょ、少しは考えろぉ!」
律「失礼してー」
律「着物を、はだけさせてもらうぜっ!」
ばばっ
律「・・・・・・」
澪「り、律?」
274: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/26(木) 01:01:52.10 ID:8b/szA6f0
律「澪、見てみろよ、カセットだー」
律「意外にアナログだったなー」あはは
だだだっ ぎゅっ
律「どわっ!?」
澪「この、バカ野郎!」
律「わ、わりー、また置いてっちゃった」
澪「そんなことじゃないよ!」
澪「お前に、もしものことあったら」
澪「わたしは、どうすればいいんだよぉ!」ぐすっ
律「な、泣くなよー」
澪「ば、バカ律ぅ!」わーんっ
律「・・・悪かったってー」
律(そういえば)
律(こいつと出会った頃って、いつも泣いてたよなー)
律(泣き顔見るたびに)
律(なんとかしてやりたいって、思ったっけ)
律(なーんだー)
律(あの頃から、わたし、澪を気にしてたんじゃん)
律「気付くのおっせー」
澪「な、なにが?」ぐすっ
律「意外にアナログだったなー」あはは
だだだっ ぎゅっ
律「どわっ!?」
澪「この、バカ野郎!」
律「わ、わりー、また置いてっちゃった」
澪「そんなことじゃないよ!」
澪「お前に、もしものことあったら」
澪「わたしは、どうすればいいんだよぉ!」ぐすっ
律「な、泣くなよー」
澪「ば、バカ律ぅ!」わーんっ
律「・・・悪かったってー」
律(そういえば)
律(こいつと出会った頃って、いつも泣いてたよなー)
律(泣き顔見るたびに)
律(なんとかしてやりたいって、思ったっけ)
律(なーんだー)
律(あの頃から、わたし、澪を気にしてたんじゃん)
律「気付くのおっせー」
澪「な、なにが?」ぐすっ
275: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/27(金) 00:31:24.39 ID:g/UWmzED0
律「いいからもう泣くなってー」
澪「うん・・・え?」
ぐいっ
澪「あの、あれ?」
澪「ちょ、待っ」
ぎゅっ
律「宝物みっけ」
澪「り、律///」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「ごめんっ」
律「自分で言ってて、鳥肌がっ!」かいかいっ
澪「せっかく、いい雰囲気だったのに!?」
律「慣れないことは、するもんじゃないなー」
澪「す、少しは慣れてくれないと」
律「へ?」
澪「つつ、次にこういう雰囲気になった時にさ」
澪「その、困るだろ?///」
律「うっ」
律「ど、努力するー///」
澪「うん・・・え?」
ぐいっ
澪「あの、あれ?」
澪「ちょ、待っ」
ぎゅっ
律「宝物みっけ」
澪「り、律///」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「ごめんっ」
律「自分で言ってて、鳥肌がっ!」かいかいっ
澪「せっかく、いい雰囲気だったのに!?」
律「慣れないことは、するもんじゃないなー」
澪「す、少しは慣れてくれないと」
律「へ?」
澪「つつ、次にこういう雰囲気になった時にさ」
澪「その、困るだろ?///」
律「うっ」
律「ど、努力するー///」
276: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/27(金) 00:46:34.65 ID:g/UWmzED0
律「と、とりあえず、ここから出ようぜー」
律「ほら、たぶんあれ、最後の扉だ」
澪「そうだな、残ったカギは1つだし」
律「やっと、外に出られるな」
澪「出よう」
澪「2人、一緒に!」
にぎっ
律「よっしゃー!」
律「ほら、たぶんあれ、最後の扉だ」
澪「そうだな、残ったカギは1つだし」
律「やっと、外に出られるな」
澪「出よう」
澪「2人、一緒に!」
にぎっ
律「よっしゃー!」
277: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/27(金) 00:56:01.02 ID:g/UWmzED0
~唯・紬ペア~
唯「この扉に、スペードのマークだねっ」
紬「このカギの出番ね」
がちゃりっ
唯「よしっ、回ったぁ」
紬「これで、ハートのカギが残るわけね」
唯「んー、あれ?」
唯「このハートのカギって」
唯「最後のカギなのかなぁ?」
紬「どうして?」
唯「だって、カギと宝は一緒じゃなかったっけ」
紬「そういえば」
唯「まだ、宝見つけてないじゃん」
紬「うーん」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
紬「もしかして、カギが宝ってことないかな」
唯「この扉に、スペードのマークだねっ」
紬「このカギの出番ね」
がちゃりっ
唯「よしっ、回ったぁ」
紬「これで、ハートのカギが残るわけね」
唯「んー、あれ?」
唯「このハートのカギって」
唯「最後のカギなのかなぁ?」
紬「どうして?」
唯「だって、カギと宝は一緒じゃなかったっけ」
紬「そういえば」
唯「まだ、宝見つけてないじゃん」
紬「うーん」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
紬「もしかして、カギが宝ってことないかな」
278: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/27(金) 01:07:27.82 ID:g/UWmzED0
唯「へ?」
紬「カギは宝と一緒って」
紬「カギは宝と同じって意味にも取れない?」
唯「なるほどぉ」
唯「まぁ、このカギで外に出られるなら」
唯「お宝に見えなくもないかぁ」はぁ
紬(た、宝物・・・期待してたんだ)
唯「ため息ついても、しょうがない」
唯「まずは廊下を出ようっ」
紬「そうね、次はどんな部屋かな」
ぎぃぃっ
唯「広い部屋みたいだけどぉ」そーっ
紬「え、ここって!?」
唯「どういうことぉ!?」
紬「カギは宝と一緒って」
紬「カギは宝と同じって意味にも取れない?」
唯「なるほどぉ」
唯「まぁ、このカギで外に出られるなら」
唯「お宝に見えなくもないかぁ」はぁ
紬(た、宝物・・・期待してたんだ)
唯「ため息ついても、しょうがない」
唯「まずは廊下を出ようっ」
紬「そうね、次はどんな部屋かな」
ぎぃぃっ
唯「広い部屋みたいだけどぉ」そーっ
紬「え、ここって!?」
唯「どういうことぉ!?」
279: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 12:28:38.79 ID:3s7eoxBH0
唯「いっちばん最初の部屋だよねぇ」
紬「うん、間違いないと思う」
ばたんっ
唯「あー、この扉って」
紬「こっち側からじゃ、わからないわね」
唯「隠し扉ってやつかぁ」
唯「こんな仕掛けして、ここに戻すんなら」
唯「近くにカギ置いとけ、このツンデレめっ」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
紬『唯ちゃん、ツンデレ関係ないからー』ぺしっ
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
紬(あぁ、つっこんでみたい)くうっ
唯「ムギちゃん?」
紬「うん、間違いないと思う」
ばたんっ
唯「あー、この扉って」
紬「こっち側からじゃ、わからないわね」
唯「隠し扉ってやつかぁ」
唯「こんな仕掛けして、ここに戻すんなら」
唯「近くにカギ置いとけ、このツンデレめっ」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
紬『唯ちゃん、ツンデレ関係ないからー』ぺしっ
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
紬(あぁ、つっこんでみたい)くうっ
唯「ムギちゃん?」
281: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 13:13:24.40 ID:3s7eoxBH0
紬「あ、ここって」
唯「ほぇ?」
紬「中扉のマークがハートだったじゃない」
唯「あー」
唯「そもそも、その扉開けるために探検したんだよねぇ」
紬「ついさっきなのに、ずいぶん前みたい」
唯「いろいろあったもんねぇ」
紬「うん」
紬(唯ちゃんと、キスしちゃったり)もじっ
唯(鏡の中におじさんがいたり)
紬(王子様になるって、言ってくれたり)もじっ
唯(ぬいぐるみ飛んできたり)
唯「いろいろあったねぇ」
紬「うんうん///」
唯「ほぇ?」
紬「中扉のマークがハートだったじゃない」
唯「あー」
唯「そもそも、その扉開けるために探検したんだよねぇ」
紬「ついさっきなのに、ずいぶん前みたい」
唯「いろいろあったもんねぇ」
紬「うん」
紬(唯ちゃんと、キスしちゃったり)もじっ
唯(鏡の中におじさんがいたり)
紬(王子様になるって、言ってくれたり)もじっ
唯(ぬいぐるみ飛んできたり)
唯「いろいろあったねぇ」
紬「うんうん///」
282: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 13:20:43.66 ID:3s7eoxBH0
唯「じゃあ、早速ハートのカギ使おうっ」
紬「わかったー」
唯「これで開かないとか」
唯「なしだからねっ」
がちゃり
紬「回った、回った♪」
唯「よぉし、扉を開け・・・」
がたんっ がたたっ
唯・紬「!?」
唯「な、なにこの音ぉ?」
紬「と、扉の向こうから?」
紬「わかったー」
唯「これで開かないとか」
唯「なしだからねっ」
がちゃり
紬「回った、回った♪」
唯「よぉし、扉を開け・・・」
がたんっ がたたっ
唯・紬「!?」
唯「な、なにこの音ぉ?」
紬「と、扉の向こうから?」
283: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 13:31:32.55 ID:3s7eoxBH0
唯「これは、今までと違ってぇ」
紬「ひ、人の気配?」
ぺたぺたぺた
紬「歩いてる・・・みたい」
唯「最後の最後でご対面とかっ!?」
紬「だだだ、誰とっ?」
唯「あの鏡のおじさんとかっ!?」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯「シールが歩くわけないよね」うぅ
紬「ゆ、唯ちゃん」
唯「な、なに?」
紬「今度はわたしが、先にいくから」
唯「へ?」
紬「いつも守られてばっかりじゃ」
紬「絶対いやだから」
紬「ひ、人の気配?」
ぺたぺたぺた
紬「歩いてる・・・みたい」
唯「最後の最後でご対面とかっ!?」
紬「だだだ、誰とっ?」
唯「あの鏡のおじさんとかっ!?」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯「シールが歩くわけないよね」うぅ
紬「ゆ、唯ちゃん」
唯「な、なに?」
紬「今度はわたしが、先にいくから」
唯「へ?」
紬「いつも守られてばっかりじゃ」
紬「絶対いやだから」
285: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 19:48:12.82 ID:3s7eoxBH0
唯「うーん、そうは言ってもなぁ」
唯「守られてるわたしって、想像出来ないなぁ」
紬「は?」
唯「いやぁ、モンスターから逃げ惑ったり」
唯「ふっ飛ばされちゃうとかは想像出来るけどさぁ」
紬「ふっ飛ばされちゃうの!?」
唯「騎士団に守られてる自分とか」
唯「ぜんぜん想像出来ないよっ」うんうん
紬(じゅ、十分想像力あると思うんだけど)
唯「守られてるわたしって、想像出来ないなぁ」
紬「は?」
唯「いやぁ、モンスターから逃げ惑ったり」
唯「ふっ飛ばされちゃうとかは想像出来るけどさぁ」
紬「ふっ飛ばされちゃうの!?」
唯「騎士団に守られてる自分とか」
唯「ぜんぜん想像出来ないよっ」うんうん
紬(じゅ、十分想像力あると思うんだけど)
286: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 19:55:46.37 ID:3s7eoxBH0
唯「まぁ実際は」
唯「憂がいないと、ご飯も食べられないし」しゅぅぅぅ↓
唯「ギターだって」
唯「ムギちゃんとあずにゃんにフォローしてもらわないと」
唯「だめだったりするんだけどぉ」しゅぅぅぅ↓
紬「唯ちゃんが、どんどんちっちゃくなってく!?」
唯「ということでっ」
紬「は、はい!?」
唯「こんな時くらいは、守らせて欲しいと思いますっ」
唯「そこんところ、よろしくねっ」ぶいっ
唯「憂がいないと、ご飯も食べられないし」しゅぅぅぅ↓
唯「ギターだって」
唯「ムギちゃんとあずにゃんにフォローしてもらわないと」
唯「だめだったりするんだけどぉ」しゅぅぅぅ↓
紬「唯ちゃんが、どんどんちっちゃくなってく!?」
唯「ということでっ」
紬「は、はい!?」
唯「こんな時くらいは、守らせて欲しいと思いますっ」
唯「そこんところ、よろしくねっ」ぶいっ
287: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 20:07:43.98 ID:3s7eoxBH0
紬「そっか」
紬「わかったわ、唯ちゃん」
唯「うんうんっ」
紬「なんて、言うと思った?」じとっ
唯「はぇっ!?」
紬「うかうかしてると、言いくるめられちゃう」
紬「もう、唯ちゃん意外に策士なんだから」
唯(さ、作詞?)
紬「先にいくとは、もう言わないけど」
紬「せめて、一緒にいくのー」
唯「う、うん」
紬「それにね」
紬「待つ女はもう古いって、雑誌に載ってた」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「もしかして、女性週刊誌かなんか?」
紬「美容室で読んだのー」
紬「わかったわ、唯ちゃん」
唯「うんうんっ」
紬「なんて、言うと思った?」じとっ
唯「はぇっ!?」
紬「うかうかしてると、言いくるめられちゃう」
紬「もう、唯ちゃん意外に策士なんだから」
唯(さ、作詞?)
紬「先にいくとは、もう言わないけど」
紬「せめて、一緒にいくのー」
唯「う、うん」
紬「それにね」
紬「待つ女はもう古いって、雑誌に載ってた」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「もしかして、女性週刊誌かなんか?」
紬「美容室で読んだのー」
288: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 20:17:32.94 ID:3s7eoxBH0
唯「ぷっ」
紬「あー、笑ったー」むーっ
唯「ムギちゃんと一緒にいるとさぁ」
唯「これから、ずっと飽きないでいられそうだねっ」
紬「ずっと?」
唯「うん、ずっと」
唯「一緒にいこっか」
紬「うん♪」
唯「とっととテント戻って」
唯「寝ぐせ直してもらわないとねっ」
紬「は?」
唯「開けるよ、ムギちゃんっ!」
紬「いつでも、こーい!」
がちゃっ ばんっ
唯「お前は、何者だーっ!」
唯「って、えぇぇぇぇぇ!?」
紬「あー、笑ったー」むーっ
唯「ムギちゃんと一緒にいるとさぁ」
唯「これから、ずっと飽きないでいられそうだねっ」
紬「ずっと?」
唯「うん、ずっと」
唯「一緒にいこっか」
紬「うん♪」
唯「とっととテント戻って」
唯「寝ぐせ直してもらわないとねっ」
紬「は?」
唯「開けるよ、ムギちゃんっ!」
紬「いつでも、こーい!」
がちゃっ ばんっ
唯「お前は、何者だーっ!」
唯「って、えぇぇぇぇぇ!?」
290: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 20:50:18.82 ID:3s7eoxBH0
唯「こ、こいつぅ」
唯「律っちゃんに化けるなんて、卑怯だよっ!」
律「それは、こっちのセリフだーっ!」
唯「そ、それにしてもそっくりだねっ」
律「まさか、唯の体を乗っ取ったのかー!?」
唯「そ、そんなこと出来んの!?」
紬『あー、澪ちゃん、久しぶりー』
澪『ムギ達も、ここにいたんだ』
律「そんな悪者に体を取られるなんてー」
律「聞こえてるか、唯!目を覚ますんだー!」
唯「それは、こっちのセリフだよっ!」
唯「そもそも、律っちゃんにラスボス似合わないしっ!」
律「なんだとー!?」
澪『そっちも閉じ込められてたの?』
紬『うん、大変だったのー』
唯「目を覚まして、律っちゃんっ!」
唯「あなたは、やれば出来る子っ!」
律「そこをやらないのが、わたしだーっ!」
澪「って、いつまでボケてんだー!」
唯「へ?」
律「あれ?」
唯「律っちゃんに化けるなんて、卑怯だよっ!」
律「それは、こっちのセリフだーっ!」
唯「そ、それにしてもそっくりだねっ」
律「まさか、唯の体を乗っ取ったのかー!?」
唯「そ、そんなこと出来んの!?」
紬『あー、澪ちゃん、久しぶりー』
澪『ムギ達も、ここにいたんだ』
律「そんな悪者に体を取られるなんてー」
律「聞こえてるか、唯!目を覚ますんだー!」
唯「それは、こっちのセリフだよっ!」
唯「そもそも、律っちゃんにラスボス似合わないしっ!」
律「なんだとー!?」
澪『そっちも閉じ込められてたの?』
紬『うん、大変だったのー』
唯「目を覚まして、律っちゃんっ!」
唯「あなたは、やれば出来る子っ!」
律「そこをやらないのが、わたしだーっ!」
澪「って、いつまでボケてんだー!」
唯「へ?」
律「あれ?」
291: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/28(土) 21:10:44.76 ID:3s7eoxBH0
唯「も、もしかして」
唯「本物の律っちゃん!?」
律「ほ、本物の唯なのか?」
唯「り、律っちゃんっ!」
律「唯ー!」
だきっ
唯「また会えるって、信じてたよっ」
律「わたしだって、信じてたー」
ぎゅうっ
澪「・・・律、なにしてんだ?」
律「ひゃいっ!?」びくっ
紬「・・・唯ちゃん、なにしてるのかしら」
唯「はひっ!?」びくっ
唯・律「ご、ごめんなさいっ!」
唯・律「え?」
唯「・・・もしかして、律っちゃん?」
律「そういう唯も、もしかして?」
唯「澪ちゃん?」
澪「な、なにかな///」
律「ムギー?」
紬「ちょっと照れちゃう///」
唯「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯・律「えぇぇぇぇぇ!?」
唯「本物の律っちゃん!?」
律「ほ、本物の唯なのか?」
唯「り、律っちゃんっ!」
律「唯ー!」
だきっ
唯「また会えるって、信じてたよっ」
律「わたしだって、信じてたー」
ぎゅうっ
澪「・・・律、なにしてんだ?」
律「ひゃいっ!?」びくっ
紬「・・・唯ちゃん、なにしてるのかしら」
唯「はひっ!?」びくっ
唯・律「ご、ごめんなさいっ!」
唯・律「え?」
唯「・・・もしかして、律っちゃん?」
律「そういう唯も、もしかして?」
唯「澪ちゃん?」
澪「な、なにかな///」
律「ムギー?」
紬「ちょっと照れちゃう///」
唯「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯・律「えぇぇぇぇぇ!?」
295: ◆1BrjSSUSHI 2012/04/30(月) 20:37:32.93 ID:Q1i1uLsI0
澪「ま、まあ、話は後にしよう」
紬「早く、ここ出ないとね」
唯・律(た、助かった)
澪「唯達も、出口探してたんだよな」
紬「うん、最後のカギが出口の扉と思ってたんだけど」
律「そっちもカギないのかー?」
唯「律っちゃん達も?」
澪「こっちも最後のカギ使っちゃってるんだ」
律「そこが出口の扉だと思うんだけどさー」
紬「試してないの?」
澪「いや、開けようとしたらそっちが」
律「いきなり入ってきたんだろー」
澪「・・・心臓止まるかと思った」
澪「見えたのが唯じゃなかったら」
澪「止まってたかも」ずーんっ
唯「し、真剣な顔で言うのやめよーよ」
紬「早く、ここ出ないとね」
唯・律(た、助かった)
澪「唯達も、出口探してたんだよな」
紬「うん、最後のカギが出口の扉と思ってたんだけど」
律「そっちもカギないのかー?」
唯「律っちゃん達も?」
澪「こっちも最後のカギ使っちゃってるんだ」
律「そこが出口の扉だと思うんだけどさー」
紬「試してないの?」
澪「いや、開けようとしたらそっちが」
律「いきなり入ってきたんだろー」
澪「・・・心臓止まるかと思った」
澪「見えたのが唯じゃなかったら」
澪「止まってたかも」ずーんっ
唯「し、真剣な顔で言うのやめよーよ」
296: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 20:21:29.80 ID:wjCskL7m0
律「うだうだ言ってても、しょーがねー」
唯「前進あるのみだねっ」
澪「も、もしカギ掛かってたら?」
唯「ちっちっちー」
唯「その心配は無用だよ、澪ちゃんっ」
紬「どうして?」
唯「なぜなら、カギが掛かっていようと」
律「うむ」
唯・律「ぶっ壊す!」
紬「唯ちゃん、かっこいいのー♪」
澪(か、かっこいいのかな?)
唯「前進あるのみだねっ」
澪「も、もしカギ掛かってたら?」
唯「ちっちっちー」
唯「その心配は無用だよ、澪ちゃんっ」
紬「どうして?」
唯「なぜなら、カギが掛かっていようと」
律「うむ」
唯・律「ぶっ壊す!」
紬「唯ちゃん、かっこいいのー♪」
澪(か、かっこいいのかな?)
297: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 20:34:48.62 ID:wjCskL7m0
がたんっ ぎぃぃ
唯「開いたぁ!」
律「外だーっ!」
紬「やっと出れたわね」
澪「な、長かった」うぅぅ
唯「・・・で」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「なんだ、この看板」
紬「Congratulation」
澪「おめでとう・・・だな」
律「な、ななな」
唯「な?」
律「なめてんのかーーーーー!!!」
かーーー
かーー
かー
唯「あ、やまびこ」
唯「開いたぁ!」
律「外だーっ!」
紬「やっと出れたわね」
澪「な、長かった」うぅぅ
唯「・・・で」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「なんだ、この看板」
紬「Congratulation」
澪「おめでとう・・・だな」
律「な、ななな」
唯「な?」
律「なめてんのかーーーーー!!!」
かーーー
かーー
かー
唯「あ、やまびこ」
298: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 20:44:11.95 ID:wjCskL7m0
律「なんか、どっと疲れたー」
唯「休みたーい」
澪「・・・そもそも」
澪「その一言から、こうなった気がっ」
唯「そ、そうだっけぇ?」
澪「ま、悪いことばっかりじゃなかったから」
澪「怒りはしないけどさ」ぷいっ
唯「澪ちゃん」
澪「ん?」
唯「ツンデレ?」
澪「違うよっ!///」
紬「わたし達も、いいことあったのー♪」
唯「そ、そうだねぇ」
律「・・・唯はデレデレか」ぼそっ
唯「なっ!?」
唯「休みたーい」
澪「・・・そもそも」
澪「その一言から、こうなった気がっ」
唯「そ、そうだっけぇ?」
澪「ま、悪いことばっかりじゃなかったから」
澪「怒りはしないけどさ」ぷいっ
唯「澪ちゃん」
澪「ん?」
唯「ツンデレ?」
澪「違うよっ!///」
紬「わたし達も、いいことあったのー♪」
唯「そ、そうだねぇ」
律「・・・唯はデレデレか」ぼそっ
唯「なっ!?」
299: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 20:58:59.02 ID:wjCskL7m0
澪「とりあえずさ、ここ離れない?」
紬「そうね」
紬「これがイタズラって決まったわけじゃないし」
律「戻ろ、戻ろー」
唯「来た道を引き返せばさぁ」
唯「会場に戻れるよ、きっとぉ」
律「なーんか、唯が言うと」
律「ほんとに戻れる気がしてくるなー」
紬「じゃあ、歩こ♪」
紬「戻ったら、やきそば売ってるかもー」
澪「・・・そんなに食べたかったんだ」
紬「そうね」
紬「これがイタズラって決まったわけじゃないし」
律「戻ろ、戻ろー」
唯「来た道を引き返せばさぁ」
唯「会場に戻れるよ、きっとぉ」
律「なーんか、唯が言うと」
律「ほんとに戻れる気がしてくるなー」
紬「じゃあ、歩こ♪」
紬「戻ったら、やきそば売ってるかもー」
澪「・・・そんなに食べたかったんだ」
300: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 21:18:22.64 ID:wjCskL7m0
澪『へぇ、そっちは洋館だったんだ』
紬『うん、結構広かったわ』
律「しっかし、唯とムギがねぇ」
唯「自分でもびっくりだよ」
唯「女の子同士なんて」
唯「考えたこともなかったからさぁ」
律「そうだよなー」
唯「律っちゃんは、前から好きだったんじゃないの?」
律「な、なんでっ!?」
唯「だってさぁ」
唯「ヤキモチやいたり、やかれたりしてたじゃん」
律「あ、あれはー」
唯「あれはぁ?」
律「・・・いま考えると、そうかもしんねー」
唯「だよねぇ♪」
唯「長年の思いがかなったねっ」
唯「この幸せ者ぉ」つんつんっ
律「な、なんか、微妙に悔しいのはなぜだー」くっ
紬『うん、結構広かったわ』
律「しっかし、唯とムギがねぇ」
唯「自分でもびっくりだよ」
唯「女の子同士なんて」
唯「考えたこともなかったからさぁ」
律「そうだよなー」
唯「律っちゃんは、前から好きだったんじゃないの?」
律「な、なんでっ!?」
唯「だってさぁ」
唯「ヤキモチやいたり、やかれたりしてたじゃん」
律「あ、あれはー」
唯「あれはぁ?」
律「・・・いま考えると、そうかもしんねー」
唯「だよねぇ♪」
唯「長年の思いがかなったねっ」
唯「この幸せ者ぉ」つんつんっ
律「な、なんか、微妙に悔しいのはなぜだー」くっ
301: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 21:56:05.01 ID:wjCskL7m0
唯「それにしても、すっごいよねー」
律「なにがさー」
唯「ファンクラブ持ちの女の子が彼女だよぉ?」
律「そ、それを言うなら」
律「唯は、琴吹家のお嬢様が彼女じゃん」
唯「そ、そうでした」
律「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯・律「どうすんの、わたし達っ!?」がーんっ
律「・・・てゆーかさ」
唯「んー?」
律「うちらって」
律「なんの抵抗もなく、彼氏役なのな」
律「なにがさー」
唯「ファンクラブ持ちの女の子が彼女だよぉ?」
律「そ、それを言うなら」
律「唯は、琴吹家のお嬢様が彼女じゃん」
唯「そ、そうでした」
律「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
唯・律「どうすんの、わたし達っ!?」がーんっ
律「・・・てゆーかさ」
唯「んー?」
律「うちらって」
律「なんの抵抗もなく、彼氏役なのな」
302: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 22:36:12.49 ID:wjCskL7m0
唯「そうだよねぇ!?」
律「これが女子力の差だというのかー」
唯「こ、コラーゲン!?」
唯「コラーゲン摂れば、女子力アップするっ!?」
律「落ち着け、それじゃたぶん、無理だー」
唯「そ、それじゃあ、しょうがないねっ」
律「うむっ」
唯・律「強く生きてゆこうっ!」
だきっ
澪「こら、律っ!」
紬「唯ちゃん!?」
唯・律「ご、ごめんなさいっ!」
律「これが女子力の差だというのかー」
唯「こ、コラーゲン!?」
唯「コラーゲン摂れば、女子力アップするっ!?」
律「落ち着け、それじゃたぶん、無理だー」
唯「そ、それじゃあ、しょうがないねっ」
律「うむっ」
唯・律「強く生きてゆこうっ!」
だきっ
澪「こら、律っ!」
紬「唯ちゃん!?」
唯・律「ご、ごめんなさいっ!」
303: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 22:55:45.33 ID:wjCskL7m0
紬「もう、唯ちゃんはこっちー」
唯「す、すいましぇん」
澪「律は、こっちだから」
律「わかった、わかりましたー」
唯「あ、あれぇ?」
紬「あー、唯ちゃん誤魔化そうとしてるー」
唯「ち、違うよぉ」
唯「なんか、この辺ってさぁ」
澪「あ、なんか見た感じがあるな」
唯「やっと、着くのかなっ」
律「・・・ほんとに引き返したら着いたのか」
ぴろろろーん
唯「あ、メール来た」
澪「そっか、圏外じゃなくなったんだ」
紬「梓ちゃんと、さわ子先生に連絡しないと」
律「さすがに心配してるかー」
唯「その2人からなんだけど」
唯「す、すいましぇん」
澪「律は、こっちだから」
律「わかった、わかりましたー」
唯「あ、あれぇ?」
紬「あー、唯ちゃん誤魔化そうとしてるー」
唯「ち、違うよぉ」
唯「なんか、この辺ってさぁ」
澪「あ、なんか見た感じがあるな」
唯「やっと、着くのかなっ」
律「・・・ほんとに引き返したら着いたのか」
ぴろろろーん
唯「あ、メール来た」
澪「そっか、圏外じゃなくなったんだ」
紬「梓ちゃんと、さわ子先生に連絡しないと」
律「さすがに心配してるかー」
唯「その2人からなんだけど」
304: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 23:02:32.75 ID:wjCskL7m0
from:あずにゃん
疲れたので、先に寝ます。
ステージめぐり、頑張ってくださいねzzz
from:さわちゃん
いまちょっと起きたけど、いろいろ無理><
お休み
ぜったい起こさないでっ
疲れたので、先に寝ます。
ステージめぐり、頑張ってくださいねzzz
from:さわちゃん
いまちょっと起きたけど、いろいろ無理><
お休み
ぜったい起こさないでっ
305: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 23:12:12.68 ID:wjCskL7m0
律「心配いらなかったみたいだなー」
澪「そうだな」
紬「ずっとライブやってるからー」
唯「どっか観てると思ってるかぁ」
梓「あれ、先輩達、戻ったんですか?」
律「お、梓ー!」
澪「ってことは、もうテントの近く?」
梓「はぁ、すぐそこですけど」
梓「わたしはトイレに起き・・・」
唯「あっずにゃーーーんっ!」
だきっ
梓「わわっ!?」
唯「会いたかったよぉ!」
梓「もう、暑いですからぁ!」
澪「そうだな」
紬「ずっとライブやってるからー」
唯「どっか観てると思ってるかぁ」
梓「あれ、先輩達、戻ったんですか?」
律「お、梓ー!」
澪「ってことは、もうテントの近く?」
梓「はぁ、すぐそこですけど」
梓「わたしはトイレに起き・・・」
唯「あっずにゃーーーんっ!」
だきっ
梓「わわっ!?」
唯「会いたかったよぉ!」
梓「もう、暑いですからぁ!」
307: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 23:20:21.37 ID:wjCskL7m0
澪「お、おい、唯!」
律「む、ムギ?」ちらっ
紬「あずさちゃんは」
紬「そういうのじゃないって、わかってるから」
律「そ、そっかー」
紬「その代わり」
澪「その代わり?」
紬「梓ちゃんの10倍、ぎゅってしてもらうからー」にこっ
律「笑顔、こわっ!」
澪(お、怒ってるじゃんっ)ひぃぃ
律「む、ムギ?」ちらっ
紬「あずさちゃんは」
紬「そういうのじゃないって、わかってるから」
律「そ、そっかー」
紬「その代わり」
澪「その代わり?」
紬「梓ちゃんの10倍、ぎゅってしてもらうからー」にこっ
律「笑顔、こわっ!」
澪(お、怒ってるじゃんっ)ひぃぃ
308: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 23:34:50.97 ID:wjCskL7m0
~後日 平沢家~
梓「そういえば憂」
梓「もう、英Ⅱの宿題やった?」
憂「やったよ、どうして?」
梓「どうしても、わからない問題あったんだけど」
梓「教えてくれない?」
憂「うん、いいよ」
憂「じゃあ、わたしの部屋いこっか」
梓「うん♪」
憂「お姉ちゃん」
憂「上にいるから、用があったら呼んでね」
唯「ほーい」
梓「そういえば憂」
梓「もう、英Ⅱの宿題やった?」
憂「やったよ、どうして?」
梓「どうしても、わからない問題あったんだけど」
梓「教えてくれない?」
憂「うん、いいよ」
憂「じゃあ、わたしの部屋いこっか」
梓「うん♪」
憂「お姉ちゃん」
憂「上にいるから、用があったら呼んでね」
唯「ほーい」
309: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 23:43:03.80 ID:wjCskL7m0
澪「わたし達も、そろそろ勉強に戻ろうよ」
紬「休憩ばっかりよ、さっきから」
唯「もうちょっと、もうちょっとだけぇ」
律「英単語で、おなかいっぱいだー」
澪「お前は、お菓子食べ過ぎだろ!」
唯「ほら、見て見てぇ、新番組だってぇ」
澪「アイドルが幽霊屋敷を探検?」
律「うわー、くだらなそー」
紬「休憩ばっかりよ、さっきから」
唯「もうちょっと、もうちょっとだけぇ」
律「英単語で、おなかいっぱいだー」
澪「お前は、お菓子食べ過ぎだろ!」
唯「ほら、見て見てぇ、新番組だってぇ」
澪「アイドルが幽霊屋敷を探検?」
律「うわー、くだらなそー」
310: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/01(火) 23:48:33.05 ID:wjCskL7m0
唯「わたし達なんて」
唯「もっとすごい体験しちゃったわけだしねっ」
澪「まあ、滅多に出来ない体験だよな」
律「唯達の方は、洋館だったんだっけ」
律「そっちも見たかったなー」
紬「そう、ほらちょうどテレビの洋館みたい・・・な」
唯「あ、あれぇ!?」
律「どした?」
澪「あ、この屋敷って」
澪「わたし達が閉じ込められたのとそっく・・・り?」
律「げっ!?」
唯「もっとすごい体験しちゃったわけだしねっ」
澪「まあ、滅多に出来ない体験だよな」
律「唯達の方は、洋館だったんだっけ」
律「そっちも見たかったなー」
紬「そう、ほらちょうどテレビの洋館みたい・・・な」
唯「あ、あれぇ!?」
律「どした?」
澪「あ、この屋敷って」
澪「わたし達が閉じ込められたのとそっく・・・り?」
律「げっ!?」
311: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/02(水) 00:04:25.89 ID:ei5AX6fT0
唯「もしかして、わたし達ってぇ」
澪「う、うん」
紬「撮影のセットに迷い込んだの?」
律「な、なんだとー?」
澪「あ、同じとこで驚いてる」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「こ、こんなオチぃ!?」
澪「う、うん」
紬「撮影のセットに迷い込んだの?」
律「な、なんだとー?」
澪「あ、同じとこで驚いてる」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「こ、こんなオチぃ!?」
313: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/02(水) 00:15:09.15 ID:ei5AX6fT0
憂「ここは、この文法を使えばいいんだよ」
梓「なるほどね」
梓「これで、わかったよ」
唯・紬・澪・律『あはははははっ』
律『お、おなかが・・・苦し』
唯『あ、あはっ、よじれるっ、よじれちゃうぅ』
梓「あれ、先輩達どうしたんだろ」
憂「笑ってるね」
梓「なにか面白いテレビやってるのかな?」
憂「いってみようよ」
梓「そだね」
がちゃっ とんとんとん
梓『面白い番組でもやってるんですかぁ?』
憂『お姉ちゃん、楽しそう♪』
唯『あ、聞いてよ2人共ぉ』
梓「なるほどね」
梓「これで、わかったよ」
唯・紬・澪・律『あはははははっ』
律『お、おなかが・・・苦し』
唯『あ、あはっ、よじれるっ、よじれちゃうぅ』
梓「あれ、先輩達どうしたんだろ」
憂「笑ってるね」
梓「なにか面白いテレビやってるのかな?」
憂「いってみようよ」
梓「そだね」
がちゃっ とんとんとん
梓『面白い番組でもやってるんですかぁ?』
憂『お姉ちゃん、楽しそう♪』
唯『あ、聞いてよ2人共ぉ』
314: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/02(水) 00:22:11.35 ID:ei5AX6fT0
~さらに数ヵ月後~
唯「平沢唯っ」
唯「ただいまロンドンから帰ってまいりましたっ」
憂「おかえりっ、お姉ちゃん」
唯「あー、やっぱり我が家が一番だねっ」
憂「お姉ちゃん」
憂「玄関で横になっちゃ、だめだってば」
唯「起こしてぇ」
憂「もー」
憂「あ、そうだ」
憂「郵便来てたの、部屋に置いてあるからね」
唯「あいよぉ」
唯「平沢唯っ」
唯「ただいまロンドンから帰ってまいりましたっ」
憂「おかえりっ、お姉ちゃん」
唯「あー、やっぱり我が家が一番だねっ」
憂「お姉ちゃん」
憂「玄関で横になっちゃ、だめだってば」
唯「起こしてぇ」
憂「もー」
憂「あ、そうだ」
憂「郵便来てたの、部屋に置いてあるからね」
唯「あいよぉ」
315: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/02(水) 00:27:15.30 ID:ei5AX6fT0
招待状
本当のミステリーを体験してみませんか?
当家では、お嬢様方のお越しを
心よりお待ち申し上げております
ぜひ
お目に掛かれん事を
to be continued
本当のミステリーを体験してみませんか?
当家では、お嬢様方のお越しを
心よりお待ち申し上げております
ぜひ
お目に掛かれん事を
to be continued
322: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/05(土) 12:35:03.45 ID:6Cx1MpNr0
唯「もう3月なのに、寒いよねぇ」
澪「ああ、寒いな」
唯「早く、あったかくなんないかなぁ」
澪「そういえば」
澪「まえに雑誌で読んだんだけどさ」
唯「ほぇ?」
澪「なんか特殊な状況で結ばれたカップルは」
澪「長く続かないらしいよ」
唯「そうなんだぁ」
澪「そうなんだってさ」
唯「ふーん」
澪「ああ、寒いな」
唯「早く、あったかくなんないかなぁ」
澪「そういえば」
澪「まえに雑誌で読んだんだけどさ」
唯「ほぇ?」
澪「なんか特殊な状況で結ばれたカップルは」
澪「長く続かないらしいよ」
唯「そうなんだぁ」
澪「そうなんだってさ」
唯「ふーん」
323: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/05(土) 12:49:17.76 ID:6Cx1MpNr0
澪「でも」
唯「わたし達には、関係なかったみたいだねぇ」
澪「だな」
紬「唯ちゃん、澪ちゃん、お待たせ」
律「席取り、ごくろー」
澪「誰が、席取りだ」
唯「失礼なっ、誰がお相撲さんだっ!」
律「そっちの関取じゃねーよ」びしっ
唯「あぅ、つっこまれたぁ」
紬「それで、どうしたの?」
唯「へ?」
紬「なにか話があって、呼び出したんじゃないの?」
唯「わたし達には、関係なかったみたいだねぇ」
澪「だな」
紬「唯ちゃん、澪ちゃん、お待たせ」
律「席取り、ごくろー」
澪「誰が、席取りだ」
唯「失礼なっ、誰がお相撲さんだっ!」
律「そっちの関取じゃねーよ」びしっ
唯「あぅ、つっこまれたぁ」
紬「それで、どうしたの?」
唯「へ?」
紬「なにか話があって、呼び出したんじゃないの?」
324: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/06(日) 08:50:14.88 ID:XrQeI4oG0
律「なんか、あったのかー?」
唯「・・・実はね」
澪「じ、実は?」
唯「あ、あのね」
律「なな、なんだよー?」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「今日は憂が登校日で、お昼なくてさぁ」
唯「どうせなら、みんなで食べようと思ってぇ」ころっ
紬「え、それだけ?」
唯「そー、それだけぇ」
澪「さっきの間は、なんだったんだっ」
律「なんだよー、こっちも忙しいんだぞー?」ぶーっ
唯「なにが忙しいか、教えて欲しいもんだねっ」
律「レベル上げに決まっている!」
紬「ほ、ほんとに!?」ぐいっ
紬「ほんとに相談とか、ないの?」
唯「ないよぉ、どして?」
紬「えっ?あっ」
紬「そ、それなら、いいのー」
唯「・・・実はね」
澪「じ、実は?」
唯「あ、あのね」
律「なな、なんだよー?」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「今日は憂が登校日で、お昼なくてさぁ」
唯「どうせなら、みんなで食べようと思ってぇ」ころっ
紬「え、それだけ?」
唯「そー、それだけぇ」
澪「さっきの間は、なんだったんだっ」
律「なんだよー、こっちも忙しいんだぞー?」ぶーっ
唯「なにが忙しいか、教えて欲しいもんだねっ」
律「レベル上げに決まっている!」
紬「ほ、ほんとに!?」ぐいっ
紬「ほんとに相談とか、ないの?」
唯「ないよぉ、どして?」
紬「えっ?あっ」
紬「そ、それなら、いいのー」
325: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/07(月) 20:51:23.91 ID:5xNYRLSZ0
~数時間後~
唯「なんか、こう寒いとさぁ」
唯「春物を買う気がしないよねぇ」
紬「うん」
唯「でも、大学は私服だからなぁ」
唯「もう少し、揃えとかないとね」
紬「うん」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん」
紬「は、はい?」
唯「あれ、ムギちゃんだよね」
紬「え?」
唯「あの手紙、ムギちゃんだよね?」
紬「ななな、なんのこと!?」
紬「招待状なんて、ぜんぜん知らないわ!」
唯「・・・引っ掛かったね」にやっ
紬「な、なにが?」
唯「招待状なんて、一言も言ってないよっ」
紬「・・・あ!」
唯「なんか、こう寒いとさぁ」
唯「春物を買う気がしないよねぇ」
紬「うん」
唯「でも、大学は私服だからなぁ」
唯「もう少し、揃えとかないとね」
紬「うん」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん」
紬「は、はい?」
唯「あれ、ムギちゃんだよね」
紬「え?」
唯「あの手紙、ムギちゃんだよね?」
紬「ななな、なんのこと!?」
紬「招待状なんて、ぜんぜん知らないわ!」
唯「・・・引っ掛かったね」にやっ
紬「な、なにが?」
唯「招待状なんて、一言も言ってないよっ」
紬「・・・あ!」
326: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/07(月) 21:16:25.28 ID:5xNYRLSZ0
唯「やっぱりかぁ」
紬「な、なんでわかったの?」
唯「ムギちゃん、相談のこと言い過ぎ」
紬「あぅ」
唯「なんで、あんないたずらを?」
紬「い、いたずらじゃなくて」
唯「違うのぉ?」
紬「うん、あの、そのっ」
唯「その?」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「やっぱり、言えないー」
紬「だって、唯ちゃん、怒るもんー」あぅぅ
唯「お、怒らないよっ」
紬「な、なんでわかったの?」
唯「ムギちゃん、相談のこと言い過ぎ」
紬「あぅ」
唯「なんで、あんないたずらを?」
紬「い、いたずらじゃなくて」
唯「違うのぉ?」
紬「うん、あの、そのっ」
唯「その?」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「やっぱり、言えないー」
紬「だって、唯ちゃん、怒るもんー」あぅぅ
唯「お、怒らないよっ」
327: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/07(月) 21:27:24.59 ID:5xNYRLSZ0
紬「ほんとに怒らない?」
唯「怒らないよぉ」
紬「ほんとに、ほんと?」
唯「約束するよっ」
紬「ぜっっったいに?」
唯「指きりしてもいいよっ」
紬「わ、わかった」
唯「うんっ」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「い、いちおう指きりしてくれる?」
唯「そ、そか」
唯「怒らないよぉ」
紬「ほんとに、ほんと?」
唯「約束するよっ」
紬「ぜっっったいに?」
唯「指きりしてもいいよっ」
紬「わ、わかった」
唯「うんっ」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「い、いちおう指きりしてくれる?」
唯「そ、そか」
328: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/07(月) 21:38:42.52 ID:5xNYRLSZ0
唯・紬「指きった♪」
唯「これで大丈夫」
唯「わたしは遅刻はしても」
唯「約束は守る人なんだよっ」ふふん
紬「そ、そう」
唯「あのね」
唯「ほんとに怒ったりしないからさぁ」
紬「わかったわ、唯ちゃん」
紬「わたし、言うね!」
唯「その調子だよ、ムギちゃんっ!」
唯「これで大丈夫」
唯「わたしは遅刻はしても」
唯「約束は守る人なんだよっ」ふふん
紬「そ、そう」
唯「あのね」
唯「ほんとに怒ったりしないからさぁ」
紬「わかったわ、唯ちゃん」
紬「わたし、言うね!」
唯「その調子だよ、ムギちゃんっ!」
329: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/07(月) 21:56:14.91 ID:5xNYRLSZ0
紬「寂しかったのー!」
唯「へ?」
紬「だって、だって」
紬「唯ちゃん、夏フェスから帰ってから」
紬「あんまりスキンシップしてくれないんだもん!」
唯「へ?」
紬「あの時みたいなことがあれば」
紬「もっと、くっついてくれると思ったのー!」
唯「わ、わたしのせいだったぁ!」がーんっ
紬「ち、違うわ」
紬「唯ちゃんのせいってわけじゃ」
唯「・・・ムギちゃん」
紬「は、はい?」
唯「いま頭の中にね」
唯「やぶへび、って言葉が浮かんだんだけどぉ」
唯「使い方、あってる?」
紬「だいたい、あってる・・・かも」
唯「勉強したかいがありましたっ」うぅ
紬「ゆ、唯ちゃん、頑張ってるもんね」
唯「へ?」
紬「だって、だって」
紬「唯ちゃん、夏フェスから帰ってから」
紬「あんまりスキンシップしてくれないんだもん!」
唯「へ?」
紬「あの時みたいなことがあれば」
紬「もっと、くっついてくれると思ったのー!」
唯「わ、わたしのせいだったぁ!」がーんっ
紬「ち、違うわ」
紬「唯ちゃんのせいってわけじゃ」
唯「・・・ムギちゃん」
紬「は、はい?」
唯「いま頭の中にね」
唯「やぶへび、って言葉が浮かんだんだけどぉ」
唯「使い方、あってる?」
紬「だいたい、あってる・・・かも」
唯「勉強したかいがありましたっ」うぅ
紬「ゆ、唯ちゃん、頑張ってるもんね」
330: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/07(月) 22:09:31.44 ID:5xNYRLSZ0
唯「ごめんねぇ、ムギちゃん」
紬「あ、謝ることなんて」
唯「わたし、ムギちゃんが隣で笑ってくれてるだけで」
唯「すっごい幸せだったからさぁ」
唯「そゆこと、あんまし考えなかった」しゅんっ
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「ずるい」
唯「はぇ?」
紬「いま、そんなこと言うなんて、ずるいー!///」
唯「ごめんなさいっ」
紬「で、でも今日は腕を組んでもらうから」
唯「わ、わかったよっ」
紬「じゃ、このまま春物見にいこ?」
唯「あ、うん」
紬「レッツ、ウインドーショッピングー♪」
唯「ご、ごーごー!」
唯(い、いいのかな、これでぇ)
紬「あ、謝ることなんて」
唯「わたし、ムギちゃんが隣で笑ってくれてるだけで」
唯「すっごい幸せだったからさぁ」
唯「そゆこと、あんまし考えなかった」しゅんっ
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「ずるい」
唯「はぇ?」
紬「いま、そんなこと言うなんて、ずるいー!///」
唯「ごめんなさいっ」
紬「で、でも今日は腕を組んでもらうから」
唯「わ、わかったよっ」
紬「じゃ、このまま春物見にいこ?」
唯「あ、うん」
紬「レッツ、ウインドーショッピングー♪」
唯「ご、ごーごー!」
唯(い、いいのかな、これでぇ)
331: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/07(月) 22:35:21.00 ID:5xNYRLSZ0
~その夜 ファミレス~
唯「こんな時間にファミレスなんて」
唯「不良だね、澪ちゃんっ」
澪「唯が呼んだんだろ!」
唯「ごめん、ごめん」たはは
澪「で、なに、話って」
唯「えと、うんとねぇ」
澪「もしかして、ムギのこと?」
唯「ななな、なんでわかったのっ!?」
唯「澪ちゃん、エスパー!?」
澪「・・・いや、なんとなく想像つくし」
唯「そ、そうなの?」
澪「で、どんなこと?」
唯「んとね、女の子ってさぁ」
唯「いつもスキンシップ、望んでるのかなぁって」
がたたっ
唯「ど、どしたの?」
澪「い、いや」
澪「あまりに直球が来たもんだから」
唯「こんな時間にファミレスなんて」
唯「不良だね、澪ちゃんっ」
澪「唯が呼んだんだろ!」
唯「ごめん、ごめん」たはは
澪「で、なに、話って」
唯「えと、うんとねぇ」
澪「もしかして、ムギのこと?」
唯「ななな、なんでわかったのっ!?」
唯「澪ちゃん、エスパー!?」
澪「・・・いや、なんとなく想像つくし」
唯「そ、そうなの?」
澪「で、どんなこと?」
唯「んとね、女の子ってさぁ」
唯「いつもスキンシップ、望んでるのかなぁって」
がたたっ
唯「ど、どしたの?」
澪「い、いや」
澪「あまりに直球が来たもんだから」
332: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/07(月) 22:39:58.27 ID:5xNYRLSZ0
澪(ていうか)
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
澪『唯だって、女の子じゃーん』びしっ
唯『そういえば、そうでしたー』
澪『って、なんでやねーん』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
澪(なんて、つっこみはダメなのか?)
澪(こういう場合ってっ)
唯「おーい、澪ちゃーん?」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
澪『唯だって、女の子じゃーん』びしっ
唯『そういえば、そうでしたー』
澪『って、なんでやねーん』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
澪(なんて、つっこみはダメなのか?)
澪(こういう場合ってっ)
唯「おーい、澪ちゃーん?」
333: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/07(月) 22:48:24.53 ID:5xNYRLSZ0
澪「でも、なんでわたしにそんなこと?」
唯「ムギちゃん本人に聞けと!?」
澪「いや、それはさすがに」
唯「律っちゃんに聞けと!?」
澪「あ、いや」
唯「あずにゃんに!?さわちゃんに!?」
唯「まさか、憂にっ!?」
澪「ご、ごめん」
澪「なんていうか、悪かった」
唯「和ちゃんと迷ったけど」
唯「ここは、彼氏持ちの澪ちゃんでお願いしますっ!」
澪「か、彼氏持ちぃ!?」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
律『どうも!』
律『澪の彼氏の、田井中律でーす!』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
澪「ぶふっ」
唯「澪ちゃんっ!?」
唯「ムギちゃん本人に聞けと!?」
澪「いや、それはさすがに」
唯「律っちゃんに聞けと!?」
澪「あ、いや」
唯「あずにゃんに!?さわちゃんに!?」
唯「まさか、憂にっ!?」
澪「ご、ごめん」
澪「なんていうか、悪かった」
唯「和ちゃんと迷ったけど」
唯「ここは、彼氏持ちの澪ちゃんでお願いしますっ!」
澪「か、彼氏持ちぃ!?」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
律『どうも!』
律『澪の彼氏の、田井中律でーす!』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
澪「ぶふっ」
唯「澪ちゃんっ!?」
335: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/08(火) 22:26:21.49 ID:H/VWFGU00
澪「・・・コホン」
澪「で、スキンシップだっけ?」
唯「そうそうっ」
唯「やっぱり、澪ちゃんもしてもらいたい?」
澪「え、あの」
唯「・・・・・・」じーっ
澪「その、ね」
唯「・・・・・・」じーっ
澪「そ、そんなこと」
澪「恥ずかしくて、言えないよぉ!」ふるふるっ
唯「・・・ごめん、澪ちゃん」
唯「そのリアクションで、わかっちゃったよ」
澪「はぅっ!///」
澪「で、スキンシップだっけ?」
唯「そうそうっ」
唯「やっぱり、澪ちゃんもしてもらいたい?」
澪「え、あの」
唯「・・・・・・」じーっ
澪「その、ね」
唯「・・・・・・」じーっ
澪「そ、そんなこと」
澪「恥ずかしくて、言えないよぉ!」ふるふるっ
唯「・・・ごめん、澪ちゃん」
唯「そのリアクションで、わかっちゃったよ」
澪「はぅっ!///」
336: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/08(火) 22:50:20.55 ID:H/VWFGU00
澪「べ、別にさ」
澪「ベタベタしたいとかじゃないんだ」
唯「ふんふん」
澪「ちゃんと、わたしのこと好きなんだって」
澪「感じさせてくれる、なにかがあればさ」
澪「そ、それだけで、いいというか」
唯「・・・・・・」
澪「・・・・・・///」
唯「なんというか」
唯「いろいろ、ごちそうさまですっ」
澪「唯が聞くから、言ったのにっ!」がーんっ
澪「ベタベタしたいとかじゃないんだ」
唯「ふんふん」
澪「ちゃんと、わたしのこと好きなんだって」
澪「感じさせてくれる、なにかがあればさ」
澪「そ、それだけで、いいというか」
唯「・・・・・・」
澪「・・・・・・///」
唯「なんというか」
唯「いろいろ、ごちそうさまですっ」
澪「唯が聞くから、言ったのにっ!」がーんっ
337: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/08(火) 23:10:30.47 ID:H/VWFGU00
唯「ふむむ」
唯「ふわふわ時間かなぁ」
澪「え?」
唯「なんか、ああいう恋したいのかなぁって」
唯「どきどきのふわふわ、みたいな」
澪「・・・ああ、そうかも」
澪「あの詞ってさ、すごく自然に書けたんだよね!」
澪「素直に自分を出せたっていうかさ!」
唯「澪ちゃんっ」
澪「ん?」
唯「次からもっと、優しく歌うからねっ」
澪「あ、あれ?」
澪「前に、同じようなセリフ聞いた気が」
唯「ふわふわ時間かなぁ」
澪「え?」
唯「なんか、ああいう恋したいのかなぁって」
唯「どきどきのふわふわ、みたいな」
澪「・・・ああ、そうかも」
澪「あの詞ってさ、すごく自然に書けたんだよね!」
澪「素直に自分を出せたっていうかさ!」
唯「澪ちゃんっ」
澪「ん?」
唯「次からもっと、優しく歌うからねっ」
澪「あ、あれ?」
澪「前に、同じようなセリフ聞いた気が」
338: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/08(火) 23:26:50.29 ID:H/VWFGU00
唯「マシュマロみたいに、ふーわふわっ、だねっ」
澪「・・・そういえば唯は」
澪「ムギのどんなとこが好きなの?」
唯「い、いきなりだねっ」
澪「いいじゃない、聞かせてよ」
唯「うーん」
唯「笑顔が、ほわほわなとことかぁ」
澪「ふわふわじゃないの?」
唯「えー?」
唯「ムギちゃんは、ほわほわだよぉ」
澪(なにが、どう違うんだっ)
澪「って、どっちかっていうと」
澪「唯の笑顔のが、ほわほわな感じするけどな」
唯「も、もしかして澪ちゃん」
唯「わたしのことぉ?」もじっ
澪「違うから」
唯「ま、真顔でつっこみはやめてっ」
澪「・・・そういえば唯は」
澪「ムギのどんなとこが好きなの?」
唯「い、いきなりだねっ」
澪「いいじゃない、聞かせてよ」
唯「うーん」
唯「笑顔が、ほわほわなとことかぁ」
澪「ふわふわじゃないの?」
唯「えー?」
唯「ムギちゃんは、ほわほわだよぉ」
澪(なにが、どう違うんだっ)
澪「って、どっちかっていうと」
澪「唯の笑顔のが、ほわほわな感じするけどな」
唯「も、もしかして澪ちゃん」
唯「わたしのことぉ?」もじっ
澪「違うから」
唯「ま、真顔でつっこみはやめてっ」
339: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/09(水) 20:44:39.23 ID:kjA5TMu00
澪「まあ、でも」
澪「唯とムギは、お似合いだと思うよ」
唯「そ、そうかなぁ」
澪「ただし」
唯「へ?」
澪「暴走始めたら、どっちが止めるんだ」
澪「っていう心配はあるけど」
唯「うぅぅ、否定しきれないっ」
澪「・・・スキンシップもほどほどにしといた方が」
澪「いいような気がする」
唯「え!?それ、どんな心配!?」
澪「かといって」
澪「大事にし過ぎるのも、どうかと思うけどさ」ずーんっ
唯「・・・・・」
澪「・・・・・」
唯「み、澪ちゃんは、大事にされ過ぎてるの?」
澪「いや」
澪「律の場合は、ヘタレなだけかも」
唯(本音が厳しすぎるっ)ひぃぃっ
澪「唯とムギは、お似合いだと思うよ」
唯「そ、そうかなぁ」
澪「ただし」
唯「へ?」
澪「暴走始めたら、どっちが止めるんだ」
澪「っていう心配はあるけど」
唯「うぅぅ、否定しきれないっ」
澪「・・・スキンシップもほどほどにしといた方が」
澪「いいような気がする」
唯「え!?それ、どんな心配!?」
澪「かといって」
澪「大事にし過ぎるのも、どうかと思うけどさ」ずーんっ
唯「・・・・・」
澪「・・・・・」
唯「み、澪ちゃんは、大事にされ過ぎてるの?」
澪「いや」
澪「律の場合は、ヘタレなだけかも」
唯(本音が厳しすぎるっ)ひぃぃっ
340: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/09(水) 21:00:23.59 ID:kjA5TMu00
唯「あ、もうこんな時間かぁ」
澪「ほんとだ」
唯「ありがとね、澪ちゃん」
唯「参考になったよっ」
澪「なんか、まとまりのない話になっちゃったけど」
唯「そんなこと、ないってぇ」
唯「遅くまで、ごめんね」
澪「ぜんぜん構わないよ、このくら・・・い?」びくっ
唯「澪ちゃん、どしたのぉ?」
澪「あ、あの」
澪「窓の外に、なんか見えるんだけどっ」
唯「ほぇ?」
澪「ほんとだ」
唯「ありがとね、澪ちゃん」
唯「参考になったよっ」
澪「なんか、まとまりのない話になっちゃったけど」
唯「そんなこと、ないってぇ」
唯「遅くまで、ごめんね」
澪「ぜんぜん構わないよ、このくら・・・い?」びくっ
唯「澪ちゃん、どしたのぉ?」
澪「あ、あの」
澪「窓の外に、なんか見えるんだけどっ」
唯「ほぇ?」
341: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/09(水) 21:18:10.08 ID:kjA5TMu00
唯「うーん」
唯「こんなムギちゃんそっくりな人がいるなんて」
唯「驚きだねっ」
澪「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
澪「いろいろ無理じゃないかな、それ」
唯「デスヨネー」
澪「ほら、手を振ってるし」
唯「き、気のせいかな」
唯「笑顔が怖い気がするんだけどぉ」
唯「こんなムギちゃんそっくりな人がいるなんて」
唯「驚きだねっ」
澪「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
澪「いろいろ無理じゃないかな、それ」
唯「デスヨネー」
澪「ほら、手を振ってるし」
唯「き、気のせいかな」
唯「笑顔が怖い気がするんだけどぉ」
344: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/11(金) 06:22:33.72 ID:zYGhgkVM0
紬「澪ちゃん、置いてきてよかったの?」
唯「う、うん」
唯「お話、終わった時だったからぁ」
紬「そうなんだー」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「あの、ムギちゃん」
紬「・・・ひどいよ」
紬「わたしを帰したあとに」
紬「他の女の子と会ってるなんてー」 ←やっぱり女の子限定
唯「えぇぇぇぇぇ!?」
紬「唯ちゃんは、わたしに飽きたの!?」にじりっ
唯「そ、そんなわけないじゃんっ」
紬「じゃあ」
紬「もしかして、二股とか!?」
唯「う、うん」
唯「お話、終わった時だったからぁ」
紬「そうなんだー」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
唯「あの、ムギちゃん」
紬「・・・ひどいよ」
紬「わたしを帰したあとに」
紬「他の女の子と会ってるなんてー」 ←やっぱり女の子限定
唯「えぇぇぇぇぇ!?」
紬「唯ちゃんは、わたしに飽きたの!?」にじりっ
唯「そ、そんなわけないじゃんっ」
紬「じゃあ」
紬「もしかして、二股とか!?」
345: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/11(金) 06:35:18.18 ID:zYGhgkVM0
唯「あ、ありえないよぉ」
唯「だって、どうやってスキンシップしようか」
唯「相談してたくらいだったのにっ」
紬「スキンシップ?」
唯「って、あれぇ?」
唯(言っちゃってどうするのっ!)がーんっ
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「うん、そんなことだと思った」
唯「はぇ?」
紬「浮気とか二股とか、言ってみたかったのー」
唯「も、もしかして」
唯「また、女性週刊誌とか?」
紬「さっきまで、美容室だったから♪」
唯「だって、どうやってスキンシップしようか」
唯「相談してたくらいだったのにっ」
紬「スキンシップ?」
唯「って、あれぇ?」
唯(言っちゃってどうするのっ!)がーんっ
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「うん、そんなことだと思った」
唯「はぇ?」
紬「浮気とか二股とか、言ってみたかったのー」
唯「も、もしかして」
唯「また、女性週刊誌とか?」
紬「さっきまで、美容室だったから♪」
346: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/11(金) 06:46:46.19 ID:zYGhgkVM0
唯「と、とりあえず」
唯「変に誤解されないで、よかったぁ」
紬「でも、唯ちゃん」
紬「言っておかなきゃいけないことがあるわ」きりっ
唯「な、なんでしょぉ?」
紬「あのね」
唯「う、うんっ」
紬「車で送ってもらってて」
紬「唯ちゃん達が見えたから、降りたんだけどね」
唯「うんうん」
紬「お泊りの約束、忘れてたーって」
紬「嘘ついて、降ろしてもらったのー」
唯「へ?」
紬「だから今日は、家に帰れませんっ」
唯「えぇぇぇぇぇ!?」
唯「変に誤解されないで、よかったぁ」
紬「でも、唯ちゃん」
紬「言っておかなきゃいけないことがあるわ」きりっ
唯「な、なんでしょぉ?」
紬「あのね」
唯「う、うんっ」
紬「車で送ってもらってて」
紬「唯ちゃん達が見えたから、降りたんだけどね」
唯「うんうん」
紬「お泊りの約束、忘れてたーって」
紬「嘘ついて、降ろしてもらったのー」
唯「へ?」
紬「だから今日は、家に帰れませんっ」
唯「えぇぇぇぇぇ!?」
347: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/11(金) 22:55:46.92 ID:zYGhgkVM0
唯「あの、このパジャマでいいかなぁ」
紬「ありがとう」
紬「なんか、唯ちゃんの匂いがするかもー」
唯「やだなぁ、洗ってあるよぉ」
唯(それに)
唯(実は、憂の予備のパジャマだったりしてっ)
紬「唯ちゃんに包まれてる感じがする♪」
唯(な、なんか罪悪感っ)あぅぅ
紬「ありがとう」
紬「なんか、唯ちゃんの匂いがするかもー」
唯「やだなぁ、洗ってあるよぉ」
唯(それに)
唯(実は、憂の予備のパジャマだったりしてっ)
紬「唯ちゃんに包まれてる感じがする♪」
唯(な、なんか罪悪感っ)あぅぅ
348: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/11(金) 23:09:53.22 ID:zYGhgkVM0
紬「・・・唯ちゃん、もう寝た?」
唯「んーん」
唯「おやすみのキスしたら」
唯「なんか、目が冴えちゃったかも」
紬「わ、わたしも」
唯「だめだねぇ、わたし達」あはは
紬「でも、いつもドキドキで、いいと思うの」
唯「新鮮だ」
唯「新鮮だね、ムギちゃんっ」
唯「んーん」
唯「おやすみのキスしたら」
唯「なんか、目が冴えちゃったかも」
紬「わ、わたしも」
唯「だめだねぇ、わたし達」あはは
紬「でも、いつもドキドキで、いいと思うの」
唯「新鮮だ」
唯「新鮮だね、ムギちゃんっ」
349: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/11(金) 23:28:05.11 ID:zYGhgkVM0
紬「ねぇ、唯ちゃん」
紬「ぎゅってして、ぎゅーって」
唯「はぇっ!?」
紬「・・・いや?」
唯「あ、んとっ」
唯「ここ、こうかなぁ」
ぎゅっ
紬「んー」
紬「唯ちゃん成分、補充♪」
唯「はぅぅ///」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「なにも、ないよね」
唯「へ?」
紬「み、澪ちゃんと」
唯「・・・あ」
紬「ご、ごめんなさい」
紬「変なこと言っちゃった」
紬「ぎゅってして、ぎゅーって」
唯「はぇっ!?」
紬「・・・いや?」
唯「あ、んとっ」
唯「ここ、こうかなぁ」
ぎゅっ
紬「んー」
紬「唯ちゃん成分、補充♪」
唯「はぅぅ///」
紬「・・・・・・」
唯「・・・・・・」
紬「なにも、ないよね」
唯「へ?」
紬「み、澪ちゃんと」
唯「・・・あ」
紬「ご、ごめんなさい」
紬「変なこと言っちゃった」
350: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/11(金) 23:43:15.92 ID:zYGhgkVM0
唯「あるわけないよぉ」
唯「一緒にいて、こんなにドキドキすんのは」
唯「ムギちゃんだけだもん」
紬「・・・うん」
紬「唯ちゃんの鼓動聞いてるとね」
紬「すっごく安心する」
唯「そっかぁ」
紬「・・・・・・」
唯「ねぇ、ムギちゃん」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん?」
紬「すぅすぅ」
唯「ね、寝てるっ」
唯「・・・・・・」
唯(わ、わたしは)
唯(ドキドキして、寝れる気がしないんだけどっ)
唯「あは、あははは」
唯「はぁ」
唯「一緒にいて、こんなにドキドキすんのは」
唯「ムギちゃんだけだもん」
紬「・・・うん」
紬「唯ちゃんの鼓動聞いてるとね」
紬「すっごく安心する」
唯「そっかぁ」
紬「・・・・・・」
唯「ねぇ、ムギちゃん」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん?」
紬「すぅすぅ」
唯「ね、寝てるっ」
唯「・・・・・・」
唯(わ、わたしは)
唯(ドキドキして、寝れる気がしないんだけどっ)
唯「あは、あははは」
唯「はぁ」
353: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/22(火) 23:31:30.40 ID:K4HErwIW0
唯「これはもう、羊を数えるっきゃないっ」
唯「羊が、いっぴき」
唯「羊が、に・・・」
唯「ぐぅ」zzz
紬「・・・・・・」
紬(もしかして、寝てる間にキスとかあるかもーって)
紬(寝た振りしてたのに)
紬(唯ちゃん、寝ちゃったー)くすん
唯「羊が、いっぴき」
唯「羊が、に・・・」
唯「ぐぅ」zzz
紬「・・・・・・」
紬(もしかして、寝てる間にキスとかあるかもーって)
紬(寝た振りしてたのに)
紬(唯ちゃん、寝ちゃったー)くすん
354: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/22(火) 23:59:45.54 ID:K4HErwIW0
唯「・・・ん」
唯「ふぁ、もう朝かぁ」
唯「んー」
唯「って、もう10時じゃん」
唯「なんで憂、起こしてくれなかったんだろぉ」もぞもぞ
唯「うー、眠ひ」
唯「・・・・・・」
唯「なんか、忘れてるような気がするぅ」
唯「なんだっけぇ」ぽけー
唯「・・・・・・」
唯「ムギちゃんだっ!!!」がばっ
唯「ムギちゃ・・・あ」
こつんっ びたーんっ
唯「い、いたぁい」あぅぅ
唯「ふぁ、もう朝かぁ」
唯「んー」
唯「って、もう10時じゃん」
唯「なんで憂、起こしてくれなかったんだろぉ」もぞもぞ
唯「うー、眠ひ」
唯「・・・・・・」
唯「なんか、忘れてるような気がするぅ」
唯「なんだっけぇ」ぽけー
唯「・・・・・・」
唯「ムギちゃんだっ!!!」がばっ
唯「ムギちゃ・・・あ」
こつんっ びたーんっ
唯「い、いたぁい」あぅぅ
356: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/23(水) 06:17:58.68 ID:YtDrbhgU0
唯「いたたぁ」
唯「なんにつまずいたんだろぉ」
唯「!?」ぎくっ
唯「ムギちゃん、なんで床で寝てんのっ!?」
唯「ムギちゃん」
唯「・・・・・・」
唯「ムギちゃん?」
ゆさゆさ
唯「う、嘘でしょお?」
唯「って、なにその口元の赤いのぉ!!!」がーんっ
唯「なんにつまずいたんだろぉ」
唯「!?」ぎくっ
唯「ムギちゃん、なんで床で寝てんのっ!?」
唯「ムギちゃん」
唯「・・・・・・」
唯「ムギちゃん?」
ゆさゆさ
唯「う、嘘でしょお?」
唯「って、なにその口元の赤いのぉ!!!」がーんっ
360: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/26(土) 09:41:02.65 ID:1VwCXB1n0
唯「なーんちゃってぇ」
唯「ムギちゃん、わたしね」
唯「起きたてでも、ごはん食べれるタイプなんだよね」
唯「でさぁ」
唯「寝坊したから、すっごくお腹減ってるの」
唯「だからっ」
唯「わたしがケチャップの匂いを間違えるわけないんだよっ!」
こちょこちょ
紬「ひゃぁ!」がばっ
唯「人をおどかした、お仕置きだぁ!」
こちょこちょ
紬「あははっ、だめ、脇はだめなのー」
唯「ついでに」
唯「そのケチャップ、舐めとってあげるっ」
紬「は?」
唯「観念しなさい、これは罰なんだよっ!」
ぺろっ
唯「ふっふっふー」
唯「少しは、反省し・・・」
紬「もうやだ、唯ちゃんたら///」もじっ
唯「・・・あ」
がちゃっ
憂「お姉ちゃん、ちゃんと起きて・・・」ぴたっ
唯「・・・へ?」
唯「ムギちゃん、わたしね」
唯「起きたてでも、ごはん食べれるタイプなんだよね」
唯「でさぁ」
唯「寝坊したから、すっごくお腹減ってるの」
唯「だからっ」
唯「わたしがケチャップの匂いを間違えるわけないんだよっ!」
こちょこちょ
紬「ひゃぁ!」がばっ
唯「人をおどかした、お仕置きだぁ!」
こちょこちょ
紬「あははっ、だめ、脇はだめなのー」
唯「ついでに」
唯「そのケチャップ、舐めとってあげるっ」
紬「は?」
唯「観念しなさい、これは罰なんだよっ!」
ぺろっ
唯「ふっふっふー」
唯「少しは、反省し・・・」
紬「もうやだ、唯ちゃんたら///」もじっ
唯「・・・あ」
がちゃっ
憂「お姉ちゃん、ちゃんと起きて・・・」ぴたっ
唯「・・・へ?」
361: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/26(土) 09:55:14.68 ID:1VwCXB1n0
唯(こここ、こういう時は)
唯(落ち着いて、どうなってるか考えなきゃだよね)
唯(わたしは、いまっ)
唯(ムギちゃんに馬乗りになって)
唯(顔を限りなく、ムギちゃんに近付けているわけでぇ)
唯(ムギちゃんは、頬をそめて、もじもじしてるわけでぇ)
唯(憂は、それ見て、固まってるわけでぇ)
唯「・・・・・・」
唯(逃げ道、ないじゃんっ)がーんっ
唯(落ち着いて、どうなってるか考えなきゃだよね)
唯(わたしは、いまっ)
唯(ムギちゃんに馬乗りになって)
唯(顔を限りなく、ムギちゃんに近付けているわけでぇ)
唯(ムギちゃんは、頬をそめて、もじもじしてるわけでぇ)
唯(憂は、それ見て、固まってるわけでぇ)
唯「・・・・・・」
唯(逃げ道、ないじゃんっ)がーんっ
362: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/26(土) 10:29:59.86 ID:1VwCXB1n0
憂「・・・お姉ちゃん?」
唯「はひっ!?」
憂「もー、悪ふざけしてるひまがあったら」
憂「さっさと、朝ごはん食べちゃってね」めっ
唯「ご、ごめんなさい」
憂「紬さんも」
憂「なんでケチャップ持って起こしにいくのかと思ったら」
憂「いたずらはだめです」
紬「反省してますー」
憂「じゃあ、下で待ってるからね」
唯「わ、わかったぁ」
がちゃっ とんとんとん
唯「はひっ!?」
憂「もー、悪ふざけしてるひまがあったら」
憂「さっさと、朝ごはん食べちゃってね」めっ
唯「ご、ごめんなさい」
憂「紬さんも」
憂「なんでケチャップ持って起こしにいくのかと思ったら」
憂「いたずらはだめです」
紬「反省してますー」
憂「じゃあ、下で待ってるからね」
唯「わ、わかったぁ」
がちゃっ とんとんとん
363: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/26(土) 10:34:39.05 ID:1VwCXB1n0
唯「ふー」
唯「普段、憂とじゃれあってるのが活きたねっ」
唯「よかったねぇ、疑われないで」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん?」
紬「こんな風に」
紬「普段から、じゃれあってるの?」
唯「・・・あ」
紬「その、お話」
紬「少し詳しく聞きたいかもー」にこっ
唯「ムギちゃんっ、目が笑ってないよっ」
唯「普段、憂とじゃれあってるのが活きたねっ」
唯「よかったねぇ、疑われないで」
紬「・・・・・・」
唯「ムギちゃん?」
紬「こんな風に」
紬「普段から、じゃれあってるの?」
唯「・・・あ」
紬「その、お話」
紬「少し詳しく聞きたいかもー」にこっ
唯「ムギちゃんっ、目が笑ってないよっ」
367: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/27(日) 22:52:06.78 ID:WE4G6kt+0
唯「お腹いっぱいで、けだるいって」
唯「こゆことゆーんだねー」ほわー
紬「そうねー」ほわー
憂(なんか最近)
憂(紬さんが、お姉ちゃんに似て来た気がする)
憂「お姉ちゃん、郵便来てたよー」
唯「ありがとー」
唯「どれどれ、差出人が書いてないねー」
紬「ダイレクトメールとかじゃないのかしら」
唯「んーっと」
びりりっ
唯「こゆことゆーんだねー」ほわー
紬「そうねー」ほわー
憂(なんか最近)
憂(紬さんが、お姉ちゃんに似て来た気がする)
憂「お姉ちゃん、郵便来てたよー」
唯「ありがとー」
唯「どれどれ、差出人が書いてないねー」
紬「ダイレクトメールとかじゃないのかしら」
唯「んーっと」
びりりっ
368: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/27(日) 23:11:20.51 ID:WE4G6kt+0
案内状
桜が丘女子高校軽音部 平沢唯 様
パーティを開催致します
日時:■月■日
開始時間■時(受付■時より)
場所:■■■■■■ ※添付の地図参照
普段着でお越し下さい
桜が丘女子高校軽音部 平沢唯 様
パーティを開催致します
日時:■月■日
開始時間■時(受付■時より)
場所:■■■■■■ ※添付の地図参照
普段着でお越し下さい
369: ◆1BrjSSUSHI 2012/05/27(日) 23:44:31.84 ID:WE4G6kt+0
唯「んーと?」
紬「・・・・・・」ふるふる
唯「じゃあ、誰だろ」
紬「いたずら、とか?」
唯「パーティやる人の名前、ないもんねぇ」
唯「ほんとにムギちゃんじゃないの?」
紬「こ、今回は違うわ」
唯「そかぁ」
唯「・・・ふーむ」
紬「あの、ほんとにわたしじゃないから」
唯「これは、あれだねぇ」
紬「え?」
唯「律っちゃんか澪ちゃんの仕業だよっ」
紬「あの2人の?」
唯「スキンシップ、スキンシップだよ、ムギちゃんっ」
紬「なるほど!」ぽんっ
紬「あっちも、スキンシップ足りてないんだー!」
唯「あぅっ!」ぐさあっ
紬「・・・・・・」ふるふる
唯「じゃあ、誰だろ」
紬「いたずら、とか?」
唯「パーティやる人の名前、ないもんねぇ」
唯「ほんとにムギちゃんじゃないの?」
紬「こ、今回は違うわ」
唯「そかぁ」
唯「・・・ふーむ」
紬「あの、ほんとにわたしじゃないから」
唯「これは、あれだねぇ」
紬「え?」
唯「律っちゃんか澪ちゃんの仕業だよっ」
紬「あの2人の?」
唯「スキンシップ、スキンシップだよ、ムギちゃんっ」
紬「なるほど!」ぽんっ
紬「あっちも、スキンシップ足りてないんだー!」
唯「あぅっ!」ぐさあっ
374: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 22:24:28.33 ID:Iu1MDGqM0
~そして、当日~
唯「んー」
唯「地図だと、この辺だよねぇ」
紬「もう、だいぶ歩いたわよね」
唯「人に聞こうにも、誰もいないしなぁ」
紬「街からちょっと入っただけなのに」
紬「こんな田舎なんだー」
唯「これ、完全に砂利道じゃん」
唯「ムギちゃん、ブーツ大丈夫?」
紬「じゃあ、はい」
唯「ほいっ」
にぎっ
紬「安定、安定♪」
唯「安心、安心♪」
唯「んー」
唯「地図だと、この辺だよねぇ」
紬「もう、だいぶ歩いたわよね」
唯「人に聞こうにも、誰もいないしなぁ」
紬「街からちょっと入っただけなのに」
紬「こんな田舎なんだー」
唯「これ、完全に砂利道じゃん」
唯「ムギちゃん、ブーツ大丈夫?」
紬「じゃあ、はい」
唯「ほいっ」
にぎっ
紬「安定、安定♪」
唯「安心、安心♪」
375: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 22:28:40.10 ID:Iu1MDGqM0
紬「・・・あ」
紬「あれじゃない?」
唯「おぉー」
唯「ひさびさに建物発見だねっ」
紬「で、でもこれって」
唯「うん」
唯「どう見ても、旅館って感じだよねぇ」
紬「あら?」
唯「どしたの?ムギちゃん」
紬「あそこ、人影が見える気がする」
紬「あれじゃない?」
唯「おぉー」
唯「ひさびさに建物発見だねっ」
紬「で、でもこれって」
唯「うん」
唯「どう見ても、旅館って感じだよねぇ」
紬「あら?」
唯「どしたの?ムギちゃん」
紬「あそこ、人影が見える気がする」
376: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 22:35:57.24 ID:Iu1MDGqM0
律「ほんとに、ここなのかなー」
澪「だって、ここ以外に建物見えないよ?」
律「うーん」
澪「どうしたの?」
律「いや」
律「あの一件から、どうも和風の建物がさー」
澪「・・・それ、わたしもかも」
唯『律っちゃん、発見!』
紬『澪ちゃん、発見しましたー!』
律「どわぁ!」びくぅっ
澪「ひぃぃっ!」びくぅっ
澪「だって、ここ以外に建物見えないよ?」
律「うーん」
澪「どうしたの?」
律「いや」
律「あの一件から、どうも和風の建物がさー」
澪「・・・それ、わたしもかも」
唯『律っちゃん、発見!』
紬『澪ちゃん、発見しましたー!』
律「どわぁ!」びくぅっ
澪「ひぃぃっ!」びくぅっ
377: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 22:42:44.48 ID:Iu1MDGqM0
律「な、なんだ、唯達か」
唯「なんか、すっごい反応だったねぇ」
紬「そんなに驚いたの?」
律「い、いやー」
律「ちょうど夏フェスの時の話してたからさー」
唯「あー、なるほど」
紬「和風な感じだもんね」
律「まあ、それよりもだ」
唯「ん?」
律「澪、戻ってこーい」
澪「・・・・・・」かっちーん
唯「澪ちゃん、驚き過ぎっ!」
唯「なんか、すっごい反応だったねぇ」
紬「そんなに驚いたの?」
律「い、いやー」
律「ちょうど夏フェスの時の話してたからさー」
唯「あー、なるほど」
紬「和風な感じだもんね」
律「まあ、それよりもだ」
唯「ん?」
律「澪、戻ってこーい」
澪「・・・・・・」かっちーん
唯「澪ちゃん、驚き過ぎっ!」
378: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 22:46:40.57 ID:Iu1MDGqM0
澪「・・・心臓が何秒か、止まった気がする」
唯「ご、ごみんっ」
紬「し、深呼吸しよう」
紬「ほら、ひっひっふーって」
律「おーい」
律「それ、出産の時のだぞー」
唯「ご、ごみんっ」
紬「し、深呼吸しよう」
紬「ほら、ひっひっふーって」
律「おーい」
律「それ、出産の時のだぞー」
379: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 22:52:23.59 ID:Iu1MDGqM0
澪「も、もう大丈夫だから」
唯「良かったぁ」
紬「こんなとこで倒れたら」
紬「救急車も時間掛かりそうよね」
律「そうだぞー」
律「なんでこんなとこに呼び出したんだよー」
唯「へ?」
澪「あの案内状、唯じゃないの?」
唯「違うけど?」
唯「良かったぁ」
紬「こんなとこで倒れたら」
紬「救急車も時間掛かりそうよね」
律「そうだぞー」
律「なんでこんなとこに呼び出したんだよー」
唯「へ?」
澪「あの案内状、唯じゃないの?」
唯「違うけど?」
380: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 22:56:50.22 ID:Iu1MDGqM0
唯「てゆーか、律っちゃん達なんでしょ?」
唯「もー、とぼけちゃってぇ」
律「こっちも違うってー」
澪「わ、わたし達じゃないぞ?」
唯「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
紬「え?」
紬「知らない、知らないー」ぶんぶんっ
唯「もー、とぼけちゃってぇ」
律「こっちも違うってー」
澪「わ、わたし達じゃないぞ?」
唯「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
紬「え?」
紬「知らない、知らないー」ぶんぶんっ
381: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 23:05:32.39 ID:Iu1MDGqM0
澪「あ、あのさ」
澪「唯達かと思ったから、なんにも考えずに」
澪「ここまで来ちゃったんだけど」
紬「わ、わたし達も」
紬「澪ちゃん達じゃないなんて、考えもしなかったわ」
律「じゃ、じゃあ」
唯・紬・澪・律「いったい、誰が!?」がーんっ
澪「唯達かと思ったから、なんにも考えずに」
澪「ここまで来ちゃったんだけど」
紬「わ、わたし達も」
紬「澪ちゃん達じゃないなんて、考えもしなかったわ」
律「じゃ、じゃあ」
唯・紬・澪・律「いったい、誰が!?」がーんっ
382: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 23:21:41.50 ID:Iu1MDGqM0
唯「わかったぁ!」
澪「ひぃっ!?」
律「いちいち驚かすなー!」がうっ
唯「ごめん、ごめん」
紬「で、なにがわかったの?」
唯「あずにゃん、あずにゃんだよ、きっと!」
律「えー?」
澪「梓だけで、こんなことするかな?」
唯「憂が協力してるとかっ」
紬「でも、憂ちゃん」
紬「今日の朝、お見送りしてくれたじゃない」
唯「・・・あ」
澪「ひぃっ!?」
律「いちいち驚かすなー!」がうっ
唯「ごめん、ごめん」
紬「で、なにがわかったの?」
唯「あずにゃん、あずにゃんだよ、きっと!」
律「えー?」
澪「梓だけで、こんなことするかな?」
唯「憂が協力してるとかっ」
紬「でも、憂ちゃん」
紬「今日の朝、お見送りしてくれたじゃない」
唯「・・・あ」
383: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/14(木) 23:27:12.34 ID:Iu1MDGqM0
澪「ん?」
律「どした?」
澪「あの、てことはさ」
澪「ムギは唯んち、泊まったの?」
唯「そうだよー?」
澪「へ、へー」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
律「・・・・・・」
紬「・・・あ」
紬「なんにも、なかったからー///」
唯「む、ムギちゃんっ!?」
律「んなこと聞いてねー!!!」
律「どした?」
澪「あの、てことはさ」
澪「ムギは唯んち、泊まったの?」
唯「そうだよー?」
澪「へ、へー」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
律「・・・・・・」
紬「・・・あ」
紬「なんにも、なかったからー///」
唯「む、ムギちゃんっ!?」
律「んなこと聞いてねー!!!」
386: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/15(金) 21:06:17.90 ID:AuF9rlWS0
律「とりあえず、中に入ってみっかー」
唯「立ってても寒いもんねぇ」
澪「・・・あの」
澪「もう、格子戸落ちて来たりしないよね?」
律「さすがに、もうないだろー」
律「そんな・・・ことは・・・さ」そーっ
紬「そう言ってても」
唯「それ、かなり警戒してるじゃんっ」
唯「立ってても寒いもんねぇ」
澪「・・・あの」
澪「もう、格子戸落ちて来たりしないよね?」
律「さすがに、もうないだろー」
律「そんな・・・ことは・・・さ」そーっ
紬「そう言ってても」
唯「それ、かなり警戒してるじゃんっ」
387: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/15(金) 21:10:44.59 ID:AuF9rlWS0
律「よし、大丈夫だ」
がららっ
律「たのもー!!!」
ぱこーんっ
律「いでーっ!」
澪「だから、なんでいちいち大声を出すんだよぉ!」
紬「・・・格子戸は落ちなかったけど」
唯「澪ちゃんのゲンコツが落ちて来たねぇ」
律「そこー!」
律「上手く、まとめてんじゃねー!」あぅぅ
がららっ
律「たのもー!!!」
ぱこーんっ
律「いでーっ!」
澪「だから、なんでいちいち大声を出すんだよぉ!」
紬「・・・格子戸は落ちなかったけど」
唯「澪ちゃんのゲンコツが落ちて来たねぇ」
律「そこー!」
律「上手く、まとめてんじゃねー!」あぅぅ
388: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/15(金) 21:14:15.69 ID:AuF9rlWS0
唯「ところでさぁ」
唯「誰も出て来ないねぇ」
紬「ほんとね」
律「声が小さかったとか?」
澪「・・・もう一度、ゲンコツくらいたいの?」
唯「なんか、紙きれ落ちてる」
ぴらっ
紬「えっと」
紬「軽音部の皆様は、奥にお進みください」
唯「誰も出て来ないねぇ」
紬「ほんとね」
律「声が小さかったとか?」
澪「・・・もう一度、ゲンコツくらいたいの?」
唯「なんか、紙きれ落ちてる」
ぴらっ
紬「えっと」
紬「軽音部の皆様は、奥にお進みください」
389: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/15(金) 21:19:52.02 ID:AuF9rlWS0
澪「ど、どうする?」
唯「うーん」
唯「この扉なら、閉じ込められる心配ないよねぇ」
律「いざとなったら、蹴り倒せそうだしなー」
唯「律っちゃん、ワイルドだねっ」
律「はっはっはー、任せろい!」
紬「じゃあ、いってみよー♪」
澪「だ、大丈夫かな?」
唯「うーん」
唯「この扉なら、閉じ込められる心配ないよねぇ」
律「いざとなったら、蹴り倒せそうだしなー」
唯「律っちゃん、ワイルドだねっ」
律「はっはっはー、任せろい!」
紬「じゃあ、いってみよー♪」
澪「だ、大丈夫かな?」
390: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/15(金) 21:48:27.65 ID:AuF9rlWS0
ぎいっ ぎいっ
唯「うわっ、廊下がみしみしゆってるぅ」
紬「かなり古いみたいね」
澪「レトロって、こういう感じを言うんだろうな」
律「おー、あの部屋」
律「軽音部御一行様って書いてあるぞー」
唯「貸し切りだっ」
唯「貸し切りだね、律っちゃん!」
唯「うわっ、廊下がみしみしゆってるぅ」
紬「かなり古いみたいね」
澪「レトロって、こういう感じを言うんだろうな」
律「おー、あの部屋」
律「軽音部御一行様って書いてあるぞー」
唯「貸し切りだっ」
唯「貸し切りだね、律っちゃん!」
391: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/15(金) 21:56:06.69 ID:AuF9rlWS0
すらっ
唯「お邪魔してまーす」
紬「誰かいますかー?」
しーん
澪「誰もいない」
澪「これって、やっぱりおかし・・・」
律「ポットとお茶あるぞー、飲もうぜー」
紬「わたし、入れるねー」
唯「おまんじゅうがあるよっ」
澪「うぉい!毒入りかもしれないだろ!」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
律「・・・澪」
澪「な、なに?」
律「考え過ぎだー」
澪「はぅっ!///」
唯「お邪魔してまーす」
紬「誰かいますかー?」
しーん
澪「誰もいない」
澪「これって、やっぱりおかし・・・」
律「ポットとお茶あるぞー、飲もうぜー」
紬「わたし、入れるねー」
唯「おまんじゅうがあるよっ」
澪「うぉい!毒入りかもしれないだろ!」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
律「・・・澪」
澪「な、なに?」
律「考え過ぎだー」
澪「はぅっ!///」
392: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/15(金) 22:00:07.10 ID:AuF9rlWS0
律「あー、お茶飲んだら落ち着いたー」
澪「ていうより、なんだか眠く」
紬「あれ、ほんと」
紬「どうしたの・・・かしら」
こてんっ
唯「・・・・・・」にやりっ
澪「ていうより、なんだか眠く」
紬「あれ、ほんと」
紬「どうしたの・・・かしら」
こてんっ
唯「・・・・・・」にやりっ
393: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/15(金) 22:02:41.50 ID:AuF9rlWS0
唯「甘いね、みんなっ」
唯「この世は、食うか食われるかなんだよっ」
すらっ
唯「・・・来たね」
唯「あずにゃん」
梓「・・・・・・」
唯「この世は、食うか食われるかなんだよっ」
すらっ
唯「・・・来たね」
唯「あずにゃん」
梓「・・・・・・」
395: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/20(水) 22:21:34.59 ID:Dh9SQPbJ0
梓「こ、これで」
梓「唯先輩と、一緒になれるんですよね?」
唯「そのために、こんなことするんじゃん」
唯「すべては、あずにゃんのためっ」
梓「嬉しいです、唯先輩!」
だきっ
唯「さぁ、最後の仕事をやっちゃおう」
梓「はいっ」
梓「わたし達の未来のためですね」
唯「ごめんね、みんな」
唯「さよならっ」
梓「唯先輩と、一緒になれるんですよね?」
唯「そのために、こんなことするんじゃん」
唯「すべては、あずにゃんのためっ」
梓「嬉しいです、唯先輩!」
だきっ
唯「さぁ、最後の仕事をやっちゃおう」
梓「はいっ」
梓「わたし達の未来のためですね」
唯「ごめんね、みんな」
唯「さよならっ」
396: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/20(水) 22:30:42.95 ID:Dh9SQPbJ0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
律「みたいなことあったら」
律「逆に面白いけどねー」
澪「面白くないっ」
びしぃっ
唯「てゆーか、なんでわたしが悪役に!?」
紬「・・・唯ちゃん?」
唯「はひっ!?」
紬「あるわけないよねー」にこっ
唯「ないないないないっ」
紬「・・・律っちゃん?」
律「な、なんでしょう!?」
紬「変な妄想はやめて欲しいのー」にこっ
律「はいっ!もうしません!」
澪(さ、最近)
澪(ムギの笑顔に、さらに迫力がっ)
律「みたいなことあったら」
律「逆に面白いけどねー」
澪「面白くないっ」
びしぃっ
唯「てゆーか、なんでわたしが悪役に!?」
紬「・・・唯ちゃん?」
唯「はひっ!?」
紬「あるわけないよねー」にこっ
唯「ないないないないっ」
紬「・・・律っちゃん?」
律「な、なんでしょう!?」
紬「変な妄想はやめて欲しいのー」にこっ
律「はいっ!もうしません!」
澪(さ、最近)
澪(ムギの笑顔に、さらに迫力がっ)
397: ◆1BrjSSUSHI 2012/06/20(水) 22:43:08.16 ID:Dh9SQPbJ0
がたんっ がたたっ
唯・紬・澪・律「!?」びくっ
紬「な、なに!?」
律「誰かいるのかー!?」
???『ふっふっふ』
???『お待たせしたわね』
唯「だ、誰っ!?」
???『じゃじゃじゃじゃーん』
がたたっ
???『って、開かないじゃない!』
???『どうなってるのよぅ!』
???『お、落ち着いてください!』
???『たぶん、建付けが悪いんじゃないかと』
???『もー、全部台無しじゃないっ!』
律「な、なんかさー」
唯「すっごく聞き覚えがある声だよねぇ」
唯・紬・澪・律「!?」びくっ
紬「な、なに!?」
律「誰かいるのかー!?」
???『ふっふっふ』
???『お待たせしたわね』
唯「だ、誰っ!?」
???『じゃじゃじゃじゃーん』
がたたっ
???『って、開かないじゃない!』
???『どうなってるのよぅ!』
???『お、落ち着いてください!』
???『たぶん、建付けが悪いんじゃないかと』
???『もー、全部台無しじゃないっ!』
律「な、なんかさー」
唯「すっごく聞き覚えがある声だよねぇ」
402: ◆1BrjSSUSHI 2012/07/04(水) 22:14:50.68 ID:Yy8SsLTg0
ぎぎぎぎーっ
唯「な、なにこの音ぉ」
律「無理やり、開けようとしてるぞー」
???「ふんっ!」
がたたーん
さわ子「ゆ、唯ちゃん達」ぜぇぜぇ
さわ子「だ、大学合格」ぜぇぜぇ
さわ子「お、おめでとー」ぱたっ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「あ、ありがと・・・さわちゃん」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
さわ子「この微妙な雰囲気」
さわ子「どうすればいいのよぅ!」
梓「わたしに、言わないでください!」
唯「な、なにこの音ぉ」
律「無理やり、開けようとしてるぞー」
???「ふんっ!」
がたたーん
さわ子「ゆ、唯ちゃん達」ぜぇぜぇ
さわ子「だ、大学合格」ぜぇぜぇ
さわ子「お、おめでとー」ぱたっ
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「あ、ありがと・・・さわちゃん」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
さわ子「この微妙な雰囲気」
さわ子「どうすればいいのよぅ!」
梓「わたしに、言わないでください!」
403: ◆1BrjSSUSHI 2012/07/04(水) 22:26:07.09 ID:Yy8SsLTg0
唯「ていうか」
唯「やっぱり、さわちゃんかぁ」
さわ子「やっぱりって、なによぅ!」
紬「梓ちゃんも、お疲れさま」
紬「お茶入れるねー」
梓「あ、ありがとうございます」
律「なるほど」
律「主犯がさわちゃんで、黒幕が梓だな」きりっ
梓「黒幕!?」
澪「・・・それにしても」
澪「どうして、こんな場所に?」
唯「やっぱり、さわちゃんかぁ」
さわ子「やっぱりって、なによぅ!」
紬「梓ちゃんも、お疲れさま」
紬「お茶入れるねー」
梓「あ、ありがとうございます」
律「なるほど」
律「主犯がさわちゃんで、黒幕が梓だな」きりっ
梓「黒幕!?」
澪「・・・それにしても」
澪「どうして、こんな場所に?」
404: ◆1BrjSSUSHI 2012/07/04(水) 22:32:24.09 ID:Yy8SsLTg0
さわ子「話すと長くなるけど」
さわ子「聞いてくれる?」
律「長くなるんじゃ、聞かなくていっかなー」
さわ子「りーっちゃーんー」ごごごごごっ
律「聞きます、聞かせて頂きます!」
唯(話したいんだっ)
紬(話したいのね)
さわ子「あれはそう」
さわ子「あなた達の合格発表が近付いた時だった」
澪「お、おい」
澪「語り始めたぞ?」
律「長くなりそうだー」
さわ子「聞いてくれる?」
律「長くなるんじゃ、聞かなくていっかなー」
さわ子「りーっちゃーんー」ごごごごごっ
律「聞きます、聞かせて頂きます!」
唯(話したいんだっ)
紬(話したいのね)
さわ子「あれはそう」
さわ子「あなた達の合格発表が近付いた時だった」
澪「お、おい」
澪「語り始めたぞ?」
律「長くなりそうだー」
405: ◆1BrjSSUSHI 2012/07/07(土) 08:59:51.59 ID:8PAS289+0
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
梓『唯先輩達、大丈夫ですかねぇ』
さわ子『そっか、そろそろ合格発表よね』
梓『さわ子先生は、心配じゃないんですか?』
さわ子『んー』
さわ子『大丈夫なんじゃない?』
梓(適当だー!)がーんっ
さわ子『・・・だってね』
さわ子『いくら想像してみても』
さわ子『あの子達の泣き顔なんて、思い浮かばないじゃない』
梓『せ、先生』ほろっ
さわ子『まあ、実際』
さわ子『泣き顔なんか、見たことないんだけどね!』てへぺろっ
梓『いい感じの、流れだったのに!?』
梓『唯先輩達、大丈夫ですかねぇ』
さわ子『そっか、そろそろ合格発表よね』
梓『さわ子先生は、心配じゃないんですか?』
さわ子『んー』
さわ子『大丈夫なんじゃない?』
梓(適当だー!)がーんっ
さわ子『・・・だってね』
さわ子『いくら想像してみても』
さわ子『あの子達の泣き顔なんて、思い浮かばないじゃない』
梓『せ、先生』ほろっ
さわ子『まあ、実際』
さわ子『泣き顔なんか、見たことないんだけどね!』てへぺろっ
梓『いい感じの、流れだったのに!?』
409: ◆1BrjSSUSHI 2012/07/18(水) 00:11:29.21 ID:Gdwx6+Zp0
さわ子『でも、ま』
さわ子『わたし達は、信じて待ってればいいのよ』
さわ子『祝勝会の準備でもしてね』
梓『祝勝会ですか、それいいですね!』
さわ子『でしょー』
さわ子『んー、でも、いざやるとなったら』
さわ子『サプライズが必要よね』
梓『え、普通でいいんじゃ・・・』
さわ子『なに言ってるの、梓ちゃん!』
梓『は、はい!?』
さわ子『大学の合格祝いなんて』
さわ子『一生に一度しかないのよ!』
梓『そ、それはそうかもしれないですけど』
さわ子『わたし達は、信じて待ってればいいのよ』
さわ子『祝勝会の準備でもしてね』
梓『祝勝会ですか、それいいですね!』
さわ子『でしょー』
さわ子『んー、でも、いざやるとなったら』
さわ子『サプライズが必要よね』
梓『え、普通でいいんじゃ・・・』
さわ子『なに言ってるの、梓ちゃん!』
梓『は、はい!?』
さわ子『大学の合格祝いなんて』
さわ子『一生に一度しかないのよ!』
梓『そ、それはそうかもしれないですけど』
410: ◆1BrjSSUSHI 2012/07/18(水) 00:15:39.32 ID:Gdwx6+Zp0
梓『・・・あの、念のために聞きますけど』
梓『自分が騒ぎたいだけとか、ないですよね?』
さわ子『・・・・・・』
梓『・・・・・・』
さわ子『やあねぇ』
さわ子『そんなことある訳、ないじゃなーい』
梓(考えてたー!)
梓(この人、絶対考えてたー!)
梓『自分が騒ぎたいだけとか、ないですよね?』
さわ子『・・・・・・』
梓『・・・・・・』
さわ子『やあねぇ』
さわ子『そんなことある訳、ないじゃなーい』
梓(考えてたー!)
梓(この人、絶対考えてたー!)
411: ◆1BrjSSUSHI 2012/07/18(水) 00:26:11.37 ID:Gdwx6+Zp0
さわ子『うーん、そうなると』
さわ子『いつもと違った場所がいいわよねぇ』
梓『あ、あれ?』
梓『話が進んじゃってます?』
さわ子『いつもムギちゃんの別荘を使ってるみたいだから』
さわ子『少しのことじゃ、サプライズにならないしー』
梓『だ、だから』
梓『サプライズじゃなくて、いいじゃないですか』
さわ子『いっそのこと、ホテル貸し切りとか!?』
梓『無茶はやめてください!』
さわ子『いつもと違った場所がいいわよねぇ』
梓『あ、あれ?』
梓『話が進んじゃってます?』
さわ子『いつもムギちゃんの別荘を使ってるみたいだから』
さわ子『少しのことじゃ、サプライズにならないしー』
梓『だ、だから』
梓『サプライズじゃなくて、いいじゃないですか』
さわ子『いっそのこと、ホテル貸し切りとか!?』
梓『無茶はやめてください!』
412: ◆1BrjSSUSHI 2012/07/18(水) 06:56:05.60 ID:Gdwx6+Zp0
さわ子『なんて、冗談よ、冗談♪』
梓(この人が言うと、冗談に聞こえないです!)
さわ子『実は、DEATHDEVILのメンバーの中に』
さわ子『実家がホテル経営してるコがいてねー』
梓『へぇ、お嬢様がいたんですね』
梓『あの姿からは、想像つきませんけど』
さわ子『失礼ねー』
さわ子『普段から、あんな格好じゃないわよぅ』
梓『えっと、あれ?』
梓『先生は、あの格好でフラれたって』
梓『先輩達に聞きましたけど』
さわ子『・・・・・・』
梓『・・・・・・』
さわ子『そ、そそそ』
梓『そ?』
さわ子『そんなこと言うのは、この口かぁ!』わーん
梓『ごめんなふぁい、ごめんなふぁい!』
梓(この人が言うと、冗談に聞こえないです!)
さわ子『実は、DEATHDEVILのメンバーの中に』
さわ子『実家がホテル経営してるコがいてねー』
梓『へぇ、お嬢様がいたんですね』
梓『あの姿からは、想像つきませんけど』
さわ子『失礼ねー』
さわ子『普段から、あんな格好じゃないわよぅ』
梓『えっと、あれ?』
梓『先生は、あの格好でフラれたって』
梓『先輩達に聞きましたけど』
さわ子『・・・・・・』
梓『・・・・・・』
さわ子『そ、そそそ』
梓『そ?』
さわ子『そんなこと言うのは、この口かぁ!』わーん
梓『ごめんなふぁい、ごめんなふぁい!』
416: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/08(水) 20:36:47.00 ID:qET6bfBb0
さわ子『もう梓ちゃんに拒否権はないわっ』
さわ子『善は急げで、電話してやるんだから!』
梓『いきなりですか!?』
ピッピッピッ
さわ子『・・・・・・』
梓『・・・・・・』
さわ子『出ないわね』
梓(で、出ないでいいです)
さわ子『あ、ジャニス!?』
さわ子『わたしよ、キャサリン!』
梓(出ちゃったー!)
さわ子『善は急げで、電話してやるんだから!』
梓『いきなりですか!?』
ピッピッピッ
さわ子『・・・・・・』
梓『・・・・・・』
さわ子『出ないわね』
梓(で、出ないでいいです)
さわ子『あ、ジャニス!?』
さわ子『わたしよ、キャサリン!』
梓(出ちゃったー!)
417: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/08(水) 20:48:00.80 ID:qET6bfBb0
さわ子『は?』
さわ子『ホテルは経営不振で閉めた?』
梓(ジャニスさんには悪いですけど)
梓(ちょっと安心しましたー)
さわ子『え?時々集まりに使ってるから』
さわ子『管理状態は完璧?』
梓(・・・え?)
さわ子『じゃあ、もし借りられたら』
さわ子『貸し切り状態ってこと!?』
梓(えー!?)
さわ子『え!?間違いなく借りられるですって!?』
梓(えええー!?)
梓(断って、断って下さいー!)
さわ子『・・・・・・』
梓『・・・・・・』
さわ子『ええ、ぜひ!』きらんっ
梓(ダメだったー!!!)がーんっ
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
さわ子『ホテルは経営不振で閉めた?』
梓(ジャニスさんには悪いですけど)
梓(ちょっと安心しましたー)
さわ子『え?時々集まりに使ってるから』
さわ子『管理状態は完璧?』
梓(・・・え?)
さわ子『じゃあ、もし借りられたら』
さわ子『貸し切り状態ってこと!?』
梓(えー!?)
さわ子『え!?間違いなく借りられるですって!?』
梓(えええー!?)
梓(断って、断って下さいー!)
さわ子『・・・・・・』
梓『・・・・・・』
さわ子『ええ、ぜひ!』きらんっ
梓(ダメだったー!!!)がーんっ
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
418: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/08(水) 20:54:11.72 ID:qET6bfBb0
梓「というわけで、先週見に来てみたです」
さわ子「そしたら、なによっ」
さわ子「ホテルじゃなくて、旅館じゃない!」わーんっ
唯「あー、でも」
紬「なんとかホテルって、名前だったわよね」
律「看板汚くて、読めなかったけどなー」
澪「あの、それよりさ」
澪「この話って、必要だったのか?」
律「言われてみれば」
唯「いらないよねぇ」あはは
さわ子「あ、あんたらねぇ」ぐぐぐっ
さわ子「そしたら、なによっ」
さわ子「ホテルじゃなくて、旅館じゃない!」わーんっ
唯「あー、でも」
紬「なんとかホテルって、名前だったわよね」
律「看板汚くて、読めなかったけどなー」
澪「あの、それよりさ」
澪「この話って、必要だったのか?」
律「言われてみれば」
唯「いらないよねぇ」あはは
さわ子「あ、あんたらねぇ」ぐぐぐっ
419: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/08(水) 21:04:39.77 ID:qET6bfBb0
さわ子「なによっ」
さわ子「いつもと違う雰囲気で祝ってあげようって」
さわ子「そう思っただけじゃないのよぅ!」わーんっ
唯「ご、ごめん、さわちゃん」
紬「わたし達が、言い過ぎました」
さわ子「ほんとに、反省してるぅ?」ちらっ
律「し、してる、してるってー」
さわ子「ほんとにぃー?」ちらっ
澪「してます、してますから!」
律(い、色々面倒くせぇ)
さわ子「・・・律っちゃん、なにかしらその顔」
律「うわっ!」
律「なんでもありましぇん!」
唯(悪い顔だったよっ)
紬(悪い顔だったわね)
さわ子「いつもと違う雰囲気で祝ってあげようって」
さわ子「そう思っただけじゃないのよぅ!」わーんっ
唯「ご、ごめん、さわちゃん」
紬「わたし達が、言い過ぎました」
さわ子「ほんとに、反省してるぅ?」ちらっ
律「し、してる、してるってー」
さわ子「ほんとにぃー?」ちらっ
澪「してます、してますから!」
律(い、色々面倒くせぇ)
さわ子「・・・律っちゃん、なにかしらその顔」
律「うわっ!」
律「なんでもありましぇん!」
唯(悪い顔だったよっ)
紬(悪い顔だったわね)
420: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/08(水) 21:12:21.28 ID:qET6bfBb0
さわ子「反省したところで」
さわ子「買ってきた料理の盛り付け、手伝ってくれる?」ころっ
澪「・・・は?」
梓「ごめんなさい」
梓「要領悪くて、間に合わなかったです」がくっ
澪「なるほど」
唯「見える、見えるよっ」
唯「あずにゃんとさわちゃんが、悪戦苦闘してる姿がっ!」
梓「エスパーですか!?」
律「・・・いや、普通に想像つくぞー」
梓「ひどっ!?」
さわ子「あらあら」
さわ子「ひどい言われようじゃなーい」
唯・律「あんたもだよっ!」びしぃっ
さわ子「あうっ!」
さわ子「買ってきた料理の盛り付け、手伝ってくれる?」ころっ
澪「・・・は?」
梓「ごめんなさい」
梓「要領悪くて、間に合わなかったです」がくっ
澪「なるほど」
唯「見える、見えるよっ」
唯「あずにゃんとさわちゃんが、悪戦苦闘してる姿がっ!」
梓「エスパーですか!?」
律「・・・いや、普通に想像つくぞー」
梓「ひどっ!?」
さわ子「あらあら」
さわ子「ひどい言われようじゃなーい」
唯・律「あんたもだよっ!」びしぃっ
さわ子「あうっ!」
421: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/08(水) 21:20:27.74 ID:qET6bfBb0
律「よーし、準備完了ー!」
澪「・・・結局、ほとんどムギがやったんだけどな」
さわ子「ダメじゃない、あんた達」
さわ子「そんなんで春からの一人暮らし、大丈夫なの?」
唯「大丈夫だよ、きっと」
唯「さわちゃんが、出来てるんだからっ!」
さわ子「まあ、先輩から一つアドバイスするとすれば」
澪「すれば?」
さわ子「コンビニが近くにあれば」
さわ子「なんとかなる!」ぐっ
唯「おぉー!」
紬「さすが、さわ子先生!」
さわ子「やだもう」
さわ子「そんなに褒めないでよぅ」
律「・・・バカにされてるの、気付けー」
澪「・・・結局、ほとんどムギがやったんだけどな」
さわ子「ダメじゃない、あんた達」
さわ子「そんなんで春からの一人暮らし、大丈夫なの?」
唯「大丈夫だよ、きっと」
唯「さわちゃんが、出来てるんだからっ!」
さわ子「まあ、先輩から一つアドバイスするとすれば」
澪「すれば?」
さわ子「コンビニが近くにあれば」
さわ子「なんとかなる!」ぐっ
唯「おぉー!」
紬「さすが、さわ子先生!」
さわ子「やだもう」
さわ子「そんなに褒めないでよぅ」
律「・・・バカにされてるの、気付けー」
422: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/08(水) 21:27:14.18 ID:qET6bfBb0
さわ子「まあ、とにかく」
さわ子「乾杯しましょ、乾杯♪」
唯「待ってましたぁ!」
梓「あ、ジュース行き渡りました?」
澪「大丈夫みたいだな」
律「なんか、さわちゃんの飲み物だけ」
律「黄金色してんのが、気になるけどなー」
さわ子「はい、そんな小さいこと気にしない!」
紬「あ、あはは」
さわ子「それじゃ、大学合格おめでとう!」
さわ子「かんぱーい!」
唯・紬・澪・律・梓「かんぱー・・・」
ザーーーーー
唯「な、なにこの音ぉ!?」
さわ子「乾杯しましょ、乾杯♪」
唯「待ってましたぁ!」
梓「あ、ジュース行き渡りました?」
澪「大丈夫みたいだな」
律「なんか、さわちゃんの飲み物だけ」
律「黄金色してんのが、気になるけどなー」
さわ子「はい、そんな小さいこと気にしない!」
紬「あ、あはは」
さわ子「それじゃ、大学合格おめでとう!」
さわ子「かんぱーい!」
唯・紬・澪・律・梓「かんぱー・・・」
ザーーーーー
唯「な、なにこの音ぉ!?」
423: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/08(水) 21:34:55.51 ID:qET6bfBb0
ザザーーーーー
唯「雨だねっ」
紬「雨なのー」
澪「雨だな」
律「雨だー」
梓「すっごい雨ですねー」
梓「地元じゃ、こんなに降らないです」
紬「ほら、この辺は山に近いみたいだからー」
唯「あぁ」
唯「山の天気は変わりやすいって、言うよねぇ」
さわ子「そうそう」
さわ子「だから、パーティしてる内にやむわよ」
唯「なるほどっ」
唯「よーし、とりあえず食べるぞぉ!」
さわ子「飲むわよー!」
律「おーっ!」
唯「雨だねっ」
紬「雨なのー」
澪「雨だな」
律「雨だー」
梓「すっごい雨ですねー」
梓「地元じゃ、こんなに降らないです」
紬「ほら、この辺は山に近いみたいだからー」
唯「あぁ」
唯「山の天気は変わりやすいって、言うよねぇ」
さわ子「そうそう」
さわ子「だから、パーティしてる内にやむわよ」
唯「なるほどっ」
唯「よーし、とりあえず食べるぞぉ!」
さわ子「飲むわよー!」
律「おーっ!」
424: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/08(水) 21:46:10.84 ID:qET6bfBb0
~数時間後~
澪「で、結局」
唯「やみませんでしたっ」うぅぅっ
ドドドドドッ
紬「というか」
律「ますますひどくなってんじゃん!」
梓「来た道が見えませんね」
さわ子『え?大雨が降ると周りが水没!?』
さわ子『は?ホテルは水没したことないから、心配するな!?』
さわ子『あんたねぇ!』
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
梓「・・・・・・」
澪「も、もしかしてこれって」
紬「う、うん」
唯「今度はここに、閉じ込められた!?」
澪「で、結局」
唯「やみませんでしたっ」うぅぅっ
ドドドドドッ
紬「というか」
律「ますますひどくなってんじゃん!」
梓「来た道が見えませんね」
さわ子『え?大雨が降ると周りが水没!?』
さわ子『は?ホテルは水没したことないから、心配するな!?』
さわ子『あんたねぇ!』
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
梓「・・・・・・」
澪「も、もしかしてこれって」
紬「う、うん」
唯「今度はここに、閉じ込められた!?」
427: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/09(木) 23:14:03.56 ID:oz1c9Q6R0
唯『やだなぁ』
唯『そんなわけないっしょ!』びしっ
律「・・・電話なのに」
澪「ツッコミを入れている」
唯『大丈夫、大丈夫♪』
唯『って、えぇぇぇ?』
唯『わたし疑われてるのぉ!?』
律「・・・唯ほど見てて、面白い動物はいないなー」
澪「表情が、コロコロ変わるもんな」
唯『でしょぉ?』
唯『だから安心して、任せて、任せてー』
律「・・・ところで、唯って」
澪「うん、誰と話してんだろう」
唯『そんなわけないっしょ!』びしっ
律「・・・電話なのに」
澪「ツッコミを入れている」
唯『大丈夫、大丈夫♪』
唯『って、えぇぇぇ?』
唯『わたし疑われてるのぉ!?』
律「・・・唯ほど見てて、面白い動物はいないなー」
澪「表情が、コロコロ変わるもんな」
唯『でしょぉ?』
唯『だから安心して、任せて、任せてー』
律「・・・ところで、唯って」
澪「うん、誰と話してんだろう」
428: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/09(木) 23:20:06.68 ID:oz1c9Q6R0
唯『という訳でっ』
唯『お宅のお嬢様は、預かりましたぁ』
律「・・・お、お嬢様って」
澪「まさか!?」
唯『お引き取りは、後日よろしくっ!』
唯『ではではー』
澪「お、おい、唯」
唯「ほい?」
律「誰と話してたんだー?」
紬「唯ちゃんなら」
紬「うちの執事の、斎藤と話してもらってたのー」
澪「執事さんに、タメ口!?」がーんっ
律「てゆか、仲良くなり過ぎだろ!」
唯「いやー、斎藤さん心配性でさぁ」
唯「いますぐ捜索隊をとか、ゆーんだよぉ」
唯「だから、なるべくフレンドリーにして」
唯「安心させてみましたっ!」ぶいっ
梓「捜索隊ですか!?」
澪「こんな所で、遭難者扱いとか」
律「イヤ過ぎだー!」
唯『お宅のお嬢様は、預かりましたぁ』
律「・・・お、お嬢様って」
澪「まさか!?」
唯『お引き取りは、後日よろしくっ!』
唯『ではではー』
澪「お、おい、唯」
唯「ほい?」
律「誰と話してたんだー?」
紬「唯ちゃんなら」
紬「うちの執事の、斎藤と話してもらってたのー」
澪「執事さんに、タメ口!?」がーんっ
律「てゆか、仲良くなり過ぎだろ!」
唯「いやー、斎藤さん心配性でさぁ」
唯「いますぐ捜索隊をとか、ゆーんだよぉ」
唯「だから、なるべくフレンドリーにして」
唯「安心させてみましたっ!」ぶいっ
梓「捜索隊ですか!?」
澪「こんな所で、遭難者扱いとか」
律「イヤ過ぎだー!」
429: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/09(木) 23:29:11.32 ID:oz1c9Q6R0
唯「でも遭難者って」
唯「あながち間違ってなかったりしてぇ」
梓「どういうことです?」
唯「ほら、電話終わったら」
唯「圏外になっちゃいましたっ」
澪「なにー!?」
律「まじかー!」
紬「・・・あ、ほんとだ」
紬「こっちも、圏外のマークになってる」
梓「わたしのもです!」
澪「でも、そうだ」
澪「旅館の電話を使えば・・・」
梓「来た時に試しましたけど」
梓「繋がってないみたいです」
律「ダメかー」
唯「慌てるのは、早いよっ」
唯「こんな時、さわちゃんなら」
唯「さわちゃんなら、きっとなんとかしてくれるっ」
さわ子「・・・・・・」zzz
梓「飲み過ぎて、寝てるです」
唯「お約束すぎるっ!」
唯「あながち間違ってなかったりしてぇ」
梓「どういうことです?」
唯「ほら、電話終わったら」
唯「圏外になっちゃいましたっ」
澪「なにー!?」
律「まじかー!」
紬「・・・あ、ほんとだ」
紬「こっちも、圏外のマークになってる」
梓「わたしのもです!」
澪「でも、そうだ」
澪「旅館の電話を使えば・・・」
梓「来た時に試しましたけど」
梓「繋がってないみたいです」
律「ダメかー」
唯「慌てるのは、早いよっ」
唯「こんな時、さわちゃんなら」
唯「さわちゃんなら、きっとなんとかしてくれるっ」
さわ子「・・・・・・」zzz
梓「飲み過ぎて、寝てるです」
唯「お約束すぎるっ!」
430: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/09(木) 23:35:07.36 ID:oz1c9Q6R0
紬「でも、大丈夫じゃないかしら」
紬「ほら、電気も点いてるし」
澪「だ、だよな」
律(ふっ、ここは一つ)
律(わたしのダジャレで、場を明るくする時だなっ)
律「電気があれば、なんでも出来る!」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
梓「・・・・・・」
唯「・・・へ?」
フッ
紬「あ、電気消えた」
律「あれぇ!?」
紬「ほら、電気も点いてるし」
澪「だ、だよな」
律(ふっ、ここは一つ)
律(わたしのダジャレで、場を明るくする時だなっ)
律「電気があれば、なんでも出来る!」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
梓「・・・・・・」
唯「・・・へ?」
フッ
紬「あ、電気消えた」
律「あれぇ!?」
433: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/20(月) 22:06:47.04 ID:Ps5qkaKv0
澪「また、律は余計なことを!」
梓「どーするんですかー!」
律「いや、どーするって言われてもー」
紬「まあまあ」
唯「みんな、落ち着いてっ」
唯「律っちゃんのせいなわけ、ないじゃん!」
律「ゆ、唯」
唯「律っちゃんに、こんな影響力あるわけないんだよっ」
律「・・・へ?」
澪「それもそうか」
梓「買い被りすぎました」
律「ぐっ」
律「喜びゃいいのか、悲しみゃいいのか」
律「複雑な心境だー」あぅぅ
梓「どーするんですかー!」
律「いや、どーするって言われてもー」
紬「まあまあ」
唯「みんな、落ち着いてっ」
唯「律っちゃんのせいなわけ、ないじゃん!」
律「ゆ、唯」
唯「律っちゃんに、こんな影響力あるわけないんだよっ」
律「・・・へ?」
澪「それもそうか」
梓「買い被りすぎました」
律「ぐっ」
律「喜びゃいいのか、悲しみゃいいのか」
律「複雑な心境だー」あぅぅ
434: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/20(月) 22:15:33.31 ID:Ps5qkaKv0
唯「こうなったら、あれっきゃないっ!」
澪「な、なに!?」
唯「幸いなことに、お腹は一杯」
紬「そうね」
唯「旅館だから、お布団もある」
律「そうだなー」
唯「だけど、寝るにはまだ時間あるよねぇ」
梓「わかりました!」
梓「その時間で、逃げ道を探しに行くんですね!?」
唯「ちっちっちー」
唯「こんな雨で歩いたら、すごく危ないよぉ」
澪「だったら、なにを?」
唯「ここは、一つ」
梓「ひ、一つ?」
唯「みんなで、お風呂入ろうっ」
澪「な、なに!?」
唯「幸いなことに、お腹は一杯」
紬「そうね」
唯「旅館だから、お布団もある」
律「そうだなー」
唯「だけど、寝るにはまだ時間あるよねぇ」
梓「わかりました!」
梓「その時間で、逃げ道を探しに行くんですね!?」
唯「ちっちっちー」
唯「こんな雨で歩いたら、すごく危ないよぉ」
澪「だったら、なにを?」
唯「ここは、一つ」
梓「ひ、一つ?」
唯「みんなで、お風呂入ろうっ」
435: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/20(月) 22:22:42.53 ID:Ps5qkaKv0
~1組目~
律「けほっ、けほっ」
澪「大丈夫?」
唯『がんばー、いい感じになってきたぁ』
紬『いい湯加減なのー』
律「ちきしょー、いい気なもんだなー」
澪「しかし、マキで沸かす風呂だったなんてな」
律「これでホテル名乗ってたって」
律「すげー神経だー」
澪「た、確かに」
律「けほっ、けほっ」
澪「大丈夫?」
唯『がんばー、いい感じになってきたぁ』
紬『いい湯加減なのー』
律「ちきしょー、いい気なもんだなー」
澪「しかし、マキで沸かす風呂だったなんてな」
律「これでホテル名乗ってたって」
律「すげー神経だー」
澪「た、確かに」
436: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/20(月) 22:29:22.20 ID:Ps5qkaKv0
唯『ばばんば・ばん・ばん・ばーん♪』
律「はー・びばのんの♪」
唯『外から、合いの手が入ったよっ!?』
律「歌うのはいーけど」
律「外はさみーんだから、早くしてくれー」
澪「合いの手を入れたのは、お前だろ!」
唯『まぁまぁ』
唯『この後、わたし達が沸かしてあげるからぁ』
紬『急かさない、急かさない♪』
律「はー・びばのんの♪」
唯『外から、合いの手が入ったよっ!?』
律「歌うのはいーけど」
律「外はさみーんだから、早くしてくれー」
澪「合いの手を入れたのは、お前だろ!」
唯『まぁまぁ』
唯『この後、わたし達が沸かしてあげるからぁ』
紬『急かさない、急かさない♪』
437: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/20(月) 22:41:54.24 ID:Ps5qkaKv0
唯『ムギちゃん、ちょっと前ごめんねぇ』
紬『あっ!?』
紬『ゆ、唯ちゃん、どこさわって///』
唯『ご、ごめんっ、暗いからぁ』
唯『わざとじゃないよ、わざとじゃっ』
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
紬『もう、お返しー』
唯『ひゃぁ!?』
唯『むむむ、ムギちゃん、そこはっ!』
澪「・・・///」
律「・・・///」
唯『こうなったら、目には目をだよっ』
紬『え、ちょっと』
紬『だ、ダメ、唯ちゃん///』
澪「・・・//////」
律「だー!お前らー!!!」
澪「わ、わたし達が外にいるのに///」
唯『えぇぇぇ!?』
唯『そんなつもりじゃっ!』
紬『もう!』
紬『覗きはダメー!』
唯『えぇぇぇぇぇ!?』
律「逆に、怒られたー!」がーんっ
紬『あっ!?』
紬『ゆ、唯ちゃん、どこさわって///』
唯『ご、ごめんっ、暗いからぁ』
唯『わざとじゃないよ、わざとじゃっ』
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
紬『もう、お返しー』
唯『ひゃぁ!?』
唯『むむむ、ムギちゃん、そこはっ!』
澪「・・・///」
律「・・・///」
唯『こうなったら、目には目をだよっ』
紬『え、ちょっと』
紬『だ、ダメ、唯ちゃん///』
澪「・・・//////」
律「だー!お前らー!!!」
澪「わ、わたし達が外にいるのに///」
唯『えぇぇぇ!?』
唯『そんなつもりじゃっ!』
紬『もう!』
紬『覗きはダメー!』
唯『えぇぇぇぇぇ!?』
律「逆に、怒られたー!」がーんっ
438: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/20(月) 22:49:23.59 ID:Ps5qkaKv0
~2組目~
律『はー、あったまるわー』
唯「ね、いい感じでしょぉ?」
澪『ああ、気持ちいいもんだな』
唯「落ち着いたところで、律っちゃん隊員っ!」
律『なんだー?』
唯「澪ちゃんのムネはっ」
唯「あれから成長してますかっ!?」
澪『な、なに言ってんだ!?』
紬「おおー」
紬「それは、すっごく興味ありまーす!」
澪『ムギまで!?』
律『はー、あったまるわー』
唯「ね、いい感じでしょぉ?」
澪『ああ、気持ちいいもんだな』
唯「落ち着いたところで、律っちゃん隊員っ!」
律『なんだー?』
唯「澪ちゃんのムネはっ」
唯「あれから成長してますかっ!?」
澪『な、なに言ってんだ!?』
紬「おおー」
紬「それは、すっごく興味ありまーす!」
澪『ムギまで!?』
439: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/20(月) 23:04:45.57 ID:Ps5qkaKv0
律『んー、暗くてよく見えねー』
澪『なっ!?///』
唯「こうなったら、方法は一つだねっ」
紬「そうね、あれしかないわね」
澪『あれって、なんだよぉ!?』
唯「 めぇ! むのだ、律っちゃん隊員!」
澪『なにーっ!?』
律『あ、いや、それはわたしもちょっとー』
唯「失望したっ!」
唯「失望したよ、律っちゃんっ!」
唯「律っちゃんは、澪ちゃんのこと」
唯「知りたいと思わないの!?」
澪『なっ!?///』
唯「こうなったら、方法は一つだねっ」
紬「そうね、あれしかないわね」
澪『あれって、なんだよぉ!?』
唯「 めぇ! むのだ、律っちゃん隊員!」
澪『なにーっ!?』
律『あ、いや、それはわたしもちょっとー』
唯「失望したっ!」
唯「失望したよ、律っちゃんっ!」
唯「律っちゃんは、澪ちゃんのこと」
唯「知りたいと思わないの!?」
440: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/20(月) 23:21:10.34 ID:Ps5qkaKv0
律『澪の・・・こと?』
唯「深くなればなるほど、相手のことを知りたい」
唯「それが、好きっていう感情じゃないのっ!?」
律『な、なんてこったー!』
澪『す、好きって///』
律『で、でもなー』
律『 むってゆーのはなー』
澪『・・・律は知りたい?わたしのこと』
律『そ、そりゃ知りたいけどさー』
澪『・・・///』
律『・・・///』
澪『い、いいよ、律なら』
律『ななな、なに言って!?』
澪『に、二度も言わせるなよぉ!///』
律『い、いや』
律『そゆことじゃなくてー』
澪『・・・?』
律『そ、外に、唯達がいるんだけどなー』
澪『・・・!』
唯「にへへー」
紬「ごちそうさま♪」
澪『いやぁぁぁぁぁ!!!』
唯「深くなればなるほど、相手のことを知りたい」
唯「それが、好きっていう感情じゃないのっ!?」
律『な、なんてこったー!』
澪『す、好きって///』
律『で、でもなー』
律『 むってゆーのはなー』
澪『・・・律は知りたい?わたしのこと』
律『そ、そりゃ知りたいけどさー』
澪『・・・///』
律『・・・///』
澪『い、いいよ、律なら』
律『ななな、なに言って!?』
澪『に、二度も言わせるなよぉ!///』
律『い、いや』
律『そゆことじゃなくてー』
澪『・・・?』
律『そ、外に、唯達がいるんだけどなー』
澪『・・・!』
唯「にへへー」
紬「ごちそうさま♪」
澪『いやぁぁぁぁぁ!!!』
441: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/21(火) 05:56:01.99 ID:gybroAbu0
~3組目~
唯『この壁の向こうで』
唯『一人の美少女が、入浴中なわけですねっ!?』
律『そうだぞー』
律『たった、この壁1枚だー』
梓「・・・・・・」
唯『わたし達の沸かしたお湯に、入ってるわけですねっ!?』
律『そうだぞー』
律『一糸まとわぬ姿で、入ってるんだー』
梓「・・・///」
唯『あのスレンダーな体で!?』
律『確かに、ムネはないよなー』
梓「いい加減にしてくださいっ!」
梓「お湯かけますよ!?」きぃぃっ
唯『この壁の向こうで』
唯『一人の美少女が、入浴中なわけですねっ!?』
律『そうだぞー』
律『たった、この壁1枚だー』
梓「・・・・・・」
唯『わたし達の沸かしたお湯に、入ってるわけですねっ!?』
律『そうだぞー』
律『一糸まとわぬ姿で、入ってるんだー』
梓「・・・///」
唯『あのスレンダーな体で!?』
律『確かに、ムネはないよなー』
梓「いい加減にしてくださいっ!」
梓「お湯かけますよ!?」きぃぃっ
442: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/21(火) 06:01:50.49 ID:gybroAbu0
唯『冗談だよぉ』
律『でも梓、一人で寂しくないかー?』
梓「寂しくなんか、ないです!」
律『さわちゃん、放り込むとか?』
梓「溺死させる気ですかっ!?」
唯『じゃあ、しょうがない』
唯『ここは、わたしが一肌脱いでぇ』
律『いやいや、わたしだー!』
梓「ちょっ!?」
梓「冗談ですよねぇ!?」
シーン
梓「せ、先輩!?」
梓「唯先輩!?律先輩!!?」
律『でも梓、一人で寂しくないかー?』
梓「寂しくなんか、ないです!」
律『さわちゃん、放り込むとか?』
梓「溺死させる気ですかっ!?」
唯『じゃあ、しょうがない』
唯『ここは、わたしが一肌脱いでぇ』
律『いやいや、わたしだー!』
梓「ちょっ!?」
梓「冗談ですよねぇ!?」
シーン
梓「せ、先輩!?」
梓「唯先輩!?律先輩!!?」
443: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/21(火) 06:08:08.71 ID:gybroAbu0
唯『いたたたたたっ!?』
律『いでーーーーー!』
梓「!?」びくうっ
澪『安心して、梓』
澪『風呂の前の変質者は、始末したから』
紬『ゆっくり、つかってね』
梓「は、はいっ」
唯『じょ、冗談なのにぃ』
律『耳を引っ張るのは、やめてくれー』
律『いでーーーーー!』
梓「!?」びくうっ
澪『安心して、梓』
澪『風呂の前の変質者は、始末したから』
紬『ゆっくり、つかってね』
梓「は、はいっ」
唯『じょ、冗談なのにぃ』
律『耳を引っ張るのは、やめてくれー』
444: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/21(火) 06:13:26.02 ID:gybroAbu0
梓「・・・・・・」zzz
唯「お風呂出たばっかで」
唯「あずにゃん、寝ちゃった」
澪「慣れないことして、疲れたんじゃないかな」
澪「寝かしておこう」
さわ子「・・・・・・」zzz
唯「さわちゃんは、起きないね」
律「起こすと、面倒だー」
澪「うん、寝かしておこう」
唯「お風呂出たばっかで」
唯「あずにゃん、寝ちゃった」
澪「慣れないことして、疲れたんじゃないかな」
澪「寝かしておこう」
さわ子「・・・・・・」zzz
唯「さわちゃんは、起きないね」
律「起こすと、面倒だー」
澪「うん、寝かしておこう」
445: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/21(火) 06:19:08.39 ID:gybroAbu0
紬「わたし達も、そろそろ横になる?」
唯「そうだねぇ」
律「電気もないんじゃ、やることないしなー」
澪「雨水が入ってくる心配もなさそうだし」
紬「じゃあ、懐中電灯消すね」
唯「らじゃー」
パチッ
律「うわっ、真っ暗だー」
澪「ほ、ほんとに暗いな」
唯「おっやすみぃ」
紬「おやすみなさい」
唯「そうだねぇ」
律「電気もないんじゃ、やることないしなー」
澪「雨水が入ってくる心配もなさそうだし」
紬「じゃあ、懐中電灯消すね」
唯「らじゃー」
パチッ
律「うわっ、真っ暗だー」
澪「ほ、ほんとに暗いな」
唯「おっやすみぃ」
紬「おやすみなさい」
446: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/21(火) 06:29:07.00 ID:gybroAbu0
がたっ がたたっ
澪「ひぃぃっ!」
律「落ち着け、澪ー」
律「ただの風だー」
澪「そ、そうだよね」
澪「・・・・・・」
澪(こ、こんな時っ)
澪(一緒の布団で寝たいんだっ、なんて)
澪(素直に言える、性格だったら)
律「・・・・・・」
律(澪のやつ、すっごい怖がってるんだろうなー)
律(こんな時に)
律(澪、こっち来いよー、なんて)
律(恥ずかしがらずに言える、人間だったら)
澪・律「・・・はぁ」
紬『唯ちゃん、寒いね』
唯『だねぇ』
唯『あ、お布団もう1枚、かけるぅ?』
紬『むー』ぷくーっ
紬『唯ちゃん、寒いのー』
唯『あ、そっか』
唯『ムギちゃん、こっち来る?』
紬『うん♪』
ごそごそ
唯『あったか、あったか♪』
紬『あったか、あったか♪』
澪(あ、あんな自然に!?)
律(普通すぎるだろー!)
澪「ひぃぃっ!」
律「落ち着け、澪ー」
律「ただの風だー」
澪「そ、そうだよね」
澪「・・・・・・」
澪(こ、こんな時っ)
澪(一緒の布団で寝たいんだっ、なんて)
澪(素直に言える、性格だったら)
律「・・・・・・」
律(澪のやつ、すっごい怖がってるんだろうなー)
律(こんな時に)
律(澪、こっち来いよー、なんて)
律(恥ずかしがらずに言える、人間だったら)
澪・律「・・・はぁ」
紬『唯ちゃん、寒いね』
唯『だねぇ』
唯『あ、お布団もう1枚、かけるぅ?』
紬『むー』ぷくーっ
紬『唯ちゃん、寒いのー』
唯『あ、そっか』
唯『ムギちゃん、こっち来る?』
紬『うん♪』
ごそごそ
唯『あったか、あったか♪』
紬『あったか、あったか♪』
澪(あ、あんな自然に!?)
律(普通すぎるだろー!)
447: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/21(火) 06:36:17.37 ID:gybroAbu0
律「あー、こほん」
律「な、なんかちょっと寒い気がするなー」
律「ちょっと澪さん」
澪「は、はいっ!?」
律「こっちの布団、入ってくれませんかしら!?」 ←裏声
澪「なっ!?」
澪「しょ、しょーがないなー、りつはー」
澪「こ、こんかいだけだぞー」 ←棒読み
ごそごそ
澪・律(出来たー!)
澪「こ、これも」
澪「唯とムギのおかげだ」
律「唯大明神様ー!ムギ大明神様ー!」
唯『なんか、祈られてるっ!?』
律「な、なんかちょっと寒い気がするなー」
律「ちょっと澪さん」
澪「は、はいっ!?」
律「こっちの布団、入ってくれませんかしら!?」 ←裏声
澪「なっ!?」
澪「しょ、しょーがないなー、りつはー」
澪「こ、こんかいだけだぞー」 ←棒読み
ごそごそ
澪・律(出来たー!)
澪「こ、これも」
澪「唯とムギのおかげだ」
律「唯大明神様ー!ムギ大明神様ー!」
唯『なんか、祈られてるっ!?』
449: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/22(水) 06:55:13.90 ID:wuSDKfZY0
澪(うぅ)
澪(一緒の布団、入ったはいいけど)
律(顔見えないから、余計緊張するー)
紬『んっ』
唯『どしたのぉ?ムギちゃん』
紬『あ、あのね』
唯『うんっ』
紬『ガマン・・・出来ないの』
澪・律「!?」びくっ
唯『ど、どうしても?』
紬『う、うん』
紬『お願い・・・唯ちゃん』
澪「・・・・・・」どきどき
律「・・・・・・」どきどき
唯『そっか』
唯『わかったよ、ムギちゃんっ』
澪(な、なにがっ)
律(わかったんだー!?)
唯『一緒に、トイレ行こうっ』
律「って、トイレかい!!!」
唯『うわっ』
紬『びっくりしたー』
澪(一緒の布団、入ったはいいけど)
律(顔見えないから、余計緊張するー)
紬『んっ』
唯『どしたのぉ?ムギちゃん』
紬『あ、あのね』
唯『うんっ』
紬『ガマン・・・出来ないの』
澪・律「!?」びくっ
唯『ど、どうしても?』
紬『う、うん』
紬『お願い・・・唯ちゃん』
澪「・・・・・・」どきどき
律「・・・・・・」どきどき
唯『そっか』
唯『わかったよ、ムギちゃんっ』
澪(な、なにがっ)
律(わかったんだー!?)
唯『一緒に、トイレ行こうっ』
律「って、トイレかい!!!」
唯『うわっ』
紬『びっくりしたー』
451: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/22(水) 20:23:10.47 ID:wuSDKfZY0
唯『な、なにっ、律っちゃん!?』
律「いや、聞くなー」
律「聞かないでくれー」うぅぅ
唯『そ、そっか』
紬『じゃあ、唯ちゃん』
唯『あ、ちょっと待ってぇ』
がさごそ
唯『じゃあんっ、100円ライター!』
しゅぼっ
紬『今度も、持ってきてたんだー』
唯『なんとなくだけどぉ』
唯『これがあれば、安心な気がしてっ』
律「・・・そーゆー準備が」
律「こういう事態を、呼んでんじゃないのかー?」
唯『わたしのせいっ!?』
律「いや、聞くなー」
律「聞かないでくれー」うぅぅ
唯『そ、そっか』
紬『じゃあ、唯ちゃん』
唯『あ、ちょっと待ってぇ』
がさごそ
唯『じゃあんっ、100円ライター!』
しゅぼっ
紬『今度も、持ってきてたんだー』
唯『なんとなくだけどぉ』
唯『これがあれば、安心な気がしてっ』
律「・・・そーゆー準備が」
律「こういう事態を、呼んでんじゃないのかー?」
唯『わたしのせいっ!?』
452: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/22(水) 20:31:18.35 ID:wuSDKfZY0
紬『でも、律っちゃん』
紬『懐中電灯の電池、いつ切れるかわからないかも』
律「た、確かに」
律「それは想像したくねー」
唯『備えあれば、憂いなし』
唯『って言うんだよ、律っちゃんっ』ふふんっ
律「ちきしょー」
律「そのドヤ顔が、微妙にムカツク!」
紬『懐中電灯の電池、いつ切れるかわからないかも』
律「た、確かに」
律「それは想像したくねー」
唯『備えあれば、憂いなし』
唯『って言うんだよ、律っちゃんっ』ふふんっ
律「ちきしょー」
律「そのドヤ顔が、微妙にムカツク!」
453: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/22(水) 20:49:52.23 ID:wuSDKfZY0
唯『お待たせ、ムギちゃん』
紬『ちょっと、行ってくるね』
律「あいよー」
すらっ みしっ みしっ
律「うわっ、すげー気味わりー音!」
律「って」
律「澪、どうした、寝たのかー?」
澪「・・・起きてる」
律「眠くなった?」
澪「えっと」
澪「ちょっとドキドキしてる」
律「あ、あー」
澪「ゆ、唯達が」
澪「勘違いさせるようなこと、言うからさ」
律「だ、ダヨネー」
律「ま、まったくしょーがないよなー」
律「あいつらはー、あはははー」
紬『ちょっと、行ってくるね』
律「あいよー」
すらっ みしっ みしっ
律「うわっ、すげー気味わりー音!」
律「って」
律「澪、どうした、寝たのかー?」
澪「・・・起きてる」
律「眠くなった?」
澪「えっと」
澪「ちょっとドキドキしてる」
律「あ、あー」
澪「ゆ、唯達が」
澪「勘違いさせるようなこと、言うからさ」
律「だ、ダヨネー」
律「ま、まったくしょーがないよなー」
律「あいつらはー、あはははー」
454: ◆1BrjSSUSHI 2012/08/22(水) 23:38:05.68 ID:wuSDKfZY0
澪「どうしてかな」
澪「なかなか、ドキドキ治まらないんだ」
律「も、もしかして」
律「不整脈だったりしてー」
澪「・・・・・・」
律「な、なんちゃってー」
澪「・・・・・・」
律「うぅ、なんか言ってくれー」
澪「・・・律ぅ」
律「は、はひっ!?」
律「なんでございますかしらっ!?」
澪「なんか、切ないよぉ」
律「!?」どきっ
律「せせせ、切ないって、なにが!?」
澪「いくらそばにいたって」
澪「ふれなきゃわからないこと・・・あるだろ?」
律「ふ、ふれっ!?」
澪「なかなか、ドキドキ治まらないんだ」
律「も、もしかして」
律「不整脈だったりしてー」
澪「・・・・・・」
律「な、なんちゃってー」
澪「・・・・・・」
律「うぅ、なんか言ってくれー」
澪「・・・律ぅ」
律「は、はひっ!?」
律「なんでございますかしらっ!?」
澪「なんか、切ないよぉ」
律「!?」どきっ
律「せせせ、切ないって、なにが!?」
澪「いくらそばにいたって」
澪「ふれなきゃわからないこと・・・あるだろ?」
律「ふ、ふれっ!?」
456: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/01(土) 10:07:19.23 ID:HmZjCkYu0
律「って、あれ?」
律「なんか前にも、こんなことあった気がするなー」
律「まいったなー、デジャブかー」いやー
澪「いや、あったな」
澪「"ずいぶん前に"間違いなくあったな」
律「もしかしてわたしー」
律「ぜんぜん成長してなかったりしてー」
澪「・・・いま頃、気付いたの?」
律「い、痛い!」
律「澪の言葉の、端々が痛いっ!」
律「なんか前にも、こんなことあった気がするなー」
律「まいったなー、デジャブかー」いやー
澪「いや、あったな」
澪「"ずいぶん前に"間違いなくあったな」
律「もしかしてわたしー」
律「ぜんぜん成長してなかったりしてー」
澪「・・・いま頃、気付いたの?」
律「い、痛い!」
律「澪の言葉の、端々が痛いっ!」
457: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/01(土) 10:19:57.60 ID:HmZjCkYu0
律「しょうがない」
律「ここは、わたしが成長した証を見せないとな!」
澪「ど、どうやって?」
律「き、キスしてやるぅ!///」
澪「な、なにぃぃぃぃぃ!?///」
律「あ、あれ?」
律「キスしたかったんじゃ、ないの?」
澪「そそ、そうだけど」
澪「いきなり言われると、照れるの!」
律「・・・なんだ、安心したー」
澪「は?」
律「澪も、まったく成長してねーじゃん」
澪「低レベルの争いすんな!」
ごんっ
律「こっ、この暗闇で」
律「どうして頭の位置が、わかるんだー」うぅ
律「ここは、わたしが成長した証を見せないとな!」
澪「ど、どうやって?」
律「き、キスしてやるぅ!///」
澪「な、なにぃぃぃぃぃ!?///」
律「あ、あれ?」
律「キスしたかったんじゃ、ないの?」
澪「そそ、そうだけど」
澪「いきなり言われると、照れるの!」
律「・・・なんだ、安心したー」
澪「は?」
律「澪も、まったく成長してねーじゃん」
澪「低レベルの争いすんな!」
ごんっ
律「こっ、この暗闇で」
律「どうして頭の位置が、わかるんだー」うぅ
458: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/01(土) 10:23:18.21 ID:HmZjCkYu0
澪「ふんっ」
律「お、怒るなよー」
澪「・・・・・・」
律「機嫌、なおせよー」
澪「やだ!」
律「そんな態度取ってると、キスしちゃうぞーなんて」
澪「やだ!」
律「き、キスしたいなー」
澪「やだ!」
律「キスさせろぉぉぉぉぉ」あぅぅ
澪「泣くことないだろ!」
律「お、怒るなよー」
澪「・・・・・・」
律「機嫌、なおせよー」
澪「やだ!」
律「そんな態度取ってると、キスしちゃうぞーなんて」
澪「やだ!」
律「き、キスしたいなー」
澪「やだ!」
律「キスさせろぉぉぉぉぉ」あぅぅ
澪「泣くことないだろ!」
459: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/01(土) 10:28:58.86 ID:HmZjCkYu0
澪「そ、そんなにキス・・・したいの?」
律「すっげー、したい!!!」
澪「やっぱり、デリカシーないから、やだ!」
律「な、なんでだー!」
澪「だってキスなんだぞ、もう少しさ」
律「うぅっ」
律「・・・み、澪の唇に触れたい」
澪「!?///」
澪「さ、さいしょからさ」
澪「そう言えよ///」
律「わ、悪かったって」
澪「・・・律ぅ」
律「・・・澪」
みしっ みしっ
澪・律「!?」びくーっ
律「すっげー、したい!!!」
澪「やっぱり、デリカシーないから、やだ!」
律「な、なんでだー!」
澪「だってキスなんだぞ、もう少しさ」
律「うぅっ」
律「・・・み、澪の唇に触れたい」
澪「!?///」
澪「さ、さいしょからさ」
澪「そう言えよ///」
律「わ、悪かったって」
澪「・・・律ぅ」
律「・・・澪」
みしっ みしっ
澪・律「!?」びくーっ
460: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/01(土) 10:36:26.11 ID:HmZjCkYu0
みしっ みしっ みしっ
澪「・・・///」
律「・・・///」
みしっ みしっ みしっ
律「って、この部屋スルーかい!」
澪「あ、あれ?」
律「どしたー?」
澪「お手洗いって、出て左だったよね」
律「だなー」
澪「唯達も、左行ったよね」
律「だなー」
澪「なのに、どうして右から左に足音がしたんだよ」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「あ、あれぇ?」
澪「・・・///」
律「・・・///」
みしっ みしっ みしっ
律「って、この部屋スルーかい!」
澪「あ、あれ?」
律「どしたー?」
澪「お手洗いって、出て左だったよね」
律「だなー」
澪「唯達も、左行ったよね」
律「だなー」
澪「なのに、どうして右から左に足音がしたんだよ」
律「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「あ、あれぇ?」
462: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/03(月) 20:45:57.21 ID:1tvZpSkV0
紬「んっ///」
唯「も、もぉ」
唯「お手洗い行きたいって、嘘だったのぉ?」
紬「ち、違うわ」
紬「でも、おやすみのキス・・・したかったから///」
唯「そ、そっか///」
唯「って、あれぇ?」
紬「どうしたの?唯ちゃん」
唯「なんか人影が見えた気がして」
紬「誰も・・・いないみたいだけど」
唯「気のせいかなぁ」
紬「だって、向こうは行き止まりよ?」
唯「だよねぇ」
紬「あのね、唯ちゃん」
紬「あの時みたいなこと、そうないからー」
唯「ごめん、ごめん」あははっ
唯「も、もぉ」
唯「お手洗い行きたいって、嘘だったのぉ?」
紬「ち、違うわ」
紬「でも、おやすみのキス・・・したかったから///」
唯「そ、そっか///」
唯「って、あれぇ?」
紬「どうしたの?唯ちゃん」
唯「なんか人影が見えた気がして」
紬「誰も・・・いないみたいだけど」
唯「気のせいかなぁ」
紬「だって、向こうは行き止まりよ?」
唯「だよねぇ」
紬「あのね、唯ちゃん」
紬「あの時みたいなこと、そうないからー」
唯「ごめん、ごめん」あははっ
463: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/03(月) 21:25:22.85 ID:1tvZpSkV0
みしっ みしっ すらっ
律「だ、誰だーっ!」
紬「え?」
唯「わたしだっ!」
律「だったら、証拠を見せてみろー!」
唯「しょ、証拠ぉ!?」
律「いまから、暗号を言うっ」
律「お前が本物の唯なら、解けるはずだ!」
唯「どーんと来いだよっ!」
律「ふわふわっ!」
唯「タイムっ!」
律「ふでぺん!」
唯「ボールペン!」
律「わたしの彼は!」
唯「ホッチキス!」
律「ふっ、かかったな!」
律「わたしの彼は、左利きだろう!」
唯「し、しまったぁ!」
澪「・・・いや」
澪「どう考えても、おかしいのはお前だろ」
ごんっ
律「だ、誰だーっ!」
紬「え?」
唯「わたしだっ!」
律「だったら、証拠を見せてみろー!」
唯「しょ、証拠ぉ!?」
律「いまから、暗号を言うっ」
律「お前が本物の唯なら、解けるはずだ!」
唯「どーんと来いだよっ!」
律「ふわふわっ!」
唯「タイムっ!」
律「ふでぺん!」
唯「ボールペン!」
律「わたしの彼は!」
唯「ホッチキス!」
律「ふっ、かかったな!」
律「わたしの彼は、左利きだろう!」
唯「し、しまったぁ!」
澪「・・・いや」
澪「どう考えても、おかしいのはお前だろ」
ごんっ
464: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/03(月) 21:35:46.69 ID:1tvZpSkV0
律「だから、なんでこんな的確に頭にー」うぅっ
紬「ていうか、律っちゃん」
律「あ、いや、ごめ・・・」
紬「曲が古いと思うの!」
澪「そ、そこーっ!?」がーんっ
唯「でも、どしたの?いきなり暗号なんてぇ」
律「そ、そうだったー」
律「お前らトイレの方で、誰かと会わなかったかー?」
唯「誰かってぇ?」
紬「あっ!」
紬「そういえば、唯ちゃん」
唯「あぁ、そうだよねぇ」
唯「なんか、人影みたいなのが見えたようなぁ」
律「ひひひ、人影ー!?」
澪「その人影は、どうしたんだ!?」
唯「え、えっとぉ」
紬「行き止まりのとこだったけど、わたしには見えなかったわ」
唯「うん、よく見たらいなかったんだよねぇ」
澪・律「!?」
紬「ていうか、律っちゃん」
律「あ、いや、ごめ・・・」
紬「曲が古いと思うの!」
澪「そ、そこーっ!?」がーんっ
唯「でも、どしたの?いきなり暗号なんてぇ」
律「そ、そうだったー」
律「お前らトイレの方で、誰かと会わなかったかー?」
唯「誰かってぇ?」
紬「あっ!」
紬「そういえば、唯ちゃん」
唯「あぁ、そうだよねぇ」
唯「なんか、人影みたいなのが見えたようなぁ」
律「ひひひ、人影ー!?」
澪「その人影は、どうしたんだ!?」
唯「え、えっとぉ」
紬「行き止まりのとこだったけど、わたしには見えなかったわ」
唯「うん、よく見たらいなかったんだよねぇ」
澪・律「!?」
467: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/04(火) 21:30:42.73 ID:/R3cg+Tn0
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「ど、どしたの、黙っちゃって」
紬「もしかして、その人影が引っ掛かるの?」
澪「あああ、あのっ」
澪「みしみしって、右から、あのっ」
律「あー」
律「さっき、唯達が出てった後にさー」
律「他の足音が、聞こえたんだよねー」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「って、またまたぁ」
紬「もー、驚かそうとしてるのね?」
律「本当だっつーの!!!」
律「・・・・・・」
唯「ど、どしたの、黙っちゃって」
紬「もしかして、その人影が引っ掛かるの?」
澪「あああ、あのっ」
澪「みしみしって、右から、あのっ」
律「あー」
律「さっき、唯達が出てった後にさー」
律「他の足音が、聞こえたんだよねー」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「って、またまたぁ」
紬「もー、驚かそうとしてるのね?」
律「本当だっつーの!!!」
468: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/04(火) 23:05:56.64 ID:/R3cg+Tn0
唯「表情見えないと、嘘っぽく感じるんだよねぇ」
唯「ライター消して、懐中電灯っと」
パチッ
澪「・・・・・・」がたがたがたっ
唯「み、澪ちゃんがっ」
紬「震えてる!」
唯「ほ、ほんとだったんだね、その話っ!」
律「・・・おい」
律「わたしだって、ちょっとは傷つくんだぞ?」
唯「ライター消して、懐中電灯っと」
パチッ
澪「・・・・・・」がたがたがたっ
唯「み、澪ちゃんがっ」
紬「震えてる!」
唯「ほ、ほんとだったんだね、その話っ!」
律「・・・おい」
律「わたしだって、ちょっとは傷つくんだぞ?」
469: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/04(火) 23:09:51.30 ID:/R3cg+Tn0
唯「ごめんっ、律っちゃん」
律「あー、傷ついたー」
律「すげー、傷ついたなー」
唯「ごめんてぇ」
律「あー、閉じこもりたい気分だー」
唯「あうっ」よろろっ
唯「わたしのせいで、律っちゃんが心に傷をっ」
律「ぽっかりだー」
律「心に穴が、ぽっかりだー」
律「あー、傷ついたー」
律「すげー、傷ついたなー」
唯「ごめんてぇ」
律「あー、閉じこもりたい気分だー」
唯「あうっ」よろろっ
唯「わたしのせいで、律っちゃんが心に傷をっ」
律「ぽっかりだー」
律「心に穴が、ぽっかりだー」
470: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/04(火) 23:18:31.98 ID:/R3cg+Tn0
唯「でも、安心してっ」
唯「あなたの心の穴は、わたしが埋めてみせるっ」
ぎゅっ
律「ゆ、唯」
唯「うん、律っちゃん」
だきっ
紬「・・・・・・」ごぉぉぉっ
唯・律「!?」
唯「・・・これは殺気ですか?」にこっ
律「・・・間違いなく、殺気です」にこっ
唯「・・・・・・」
そろーり そろーり
唯「た、ただいま、戻りましたぁ」
紬「・・・今日は、朝までハグだから」
唯「は、はいっ!」
澪「うぉい!」
澪「足音、どこいったんだよぉ!!!」
唯「あなたの心の穴は、わたしが埋めてみせるっ」
ぎゅっ
律「ゆ、唯」
唯「うん、律っちゃん」
だきっ
紬「・・・・・・」ごぉぉぉっ
唯・律「!?」
唯「・・・これは殺気ですか?」にこっ
律「・・・間違いなく、殺気です」にこっ
唯「・・・・・・」
そろーり そろーり
唯「た、ただいま、戻りましたぁ」
紬「・・・今日は、朝までハグだから」
唯「は、はいっ!」
澪「うぉい!」
澪「足音、どこいったんだよぉ!!!」
472: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/11(火) 23:21:47.42 ID:fLGTxrer0
唯「いやぁ、だってぇ」
唯「この前も結局、ああいうオチだったしさぁ」
紬「こういうの、免疫がついたっていうのかしら」
律「だよなー」
律「わたしも、そう思ってたー」
澪「って、お前は一緒に足音聞いただろ!」
律「・・・あ」
律「そ、そうだった!」
律「だから、本当に聞こえたんだって!」
唯「とゆーことはぁ」
紬「今回の仕掛け人は、さわ子先生?」
唯「この前も結局、ああいうオチだったしさぁ」
紬「こういうの、免疫がついたっていうのかしら」
律「だよなー」
律「わたしも、そう思ってたー」
澪「って、お前は一緒に足音聞いただろ!」
律「・・・あ」
律「そ、そうだった!」
律「だから、本当に聞こえたんだって!」
唯「とゆーことはぁ」
紬「今回の仕掛け人は、さわ子先生?」
473: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/11(火) 23:28:52.42 ID:fLGTxrer0
さわ子「・・・・・・」zzz
唯「この寒いのに」
紬「お腹出して寝てるわね」
律「なんとなく、写真撮っときたい気分だー」
唯「澪ちゃん、出番だよっ」
澪「わたし!?」
律「思い出、思い出ー♪」
澪「だから、そんなことしてる場合じゃないのに」
ごそごそ
紬「と、言いつつ」
唯「カメラを構える、澪ちゃんであったっ」
むくりっ
澪「ぎゃーーーーーっ!?」
唯「この寒いのに」
紬「お腹出して寝てるわね」
律「なんとなく、写真撮っときたい気分だー」
唯「澪ちゃん、出番だよっ」
澪「わたし!?」
律「思い出、思い出ー♪」
澪「だから、そんなことしてる場合じゃないのに」
ごそごそ
紬「と、言いつつ」
唯「カメラを構える、澪ちゃんであったっ」
むくりっ
澪「ぎゃーーーーーっ!?」
474: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/11(火) 23:41:25.09 ID:fLGTxrer0
さわ子「・・・トイレ」
唯「ファインダー一杯に、どアップのさわちゃん!」
律「これは、キツい!」
さわ子「んーっと」
さわ子「なんで、あんた達がいるんだっけ」
紬「あの、それは・・・」
さわ子「まあ、いいわ」
さわ子「それより、トイレ行って来る」
すらっ みしみしみしっ
律「疑問は、解決してけー」
唯「さわちゃん、大物すぎっ!」
澪「で、でも別の意味でいいのか?」
紬「澪ちゃん、なにが?」
澪「だって、足音はお手洗いの方に行ったのに」
唯・紬・律「・・・あ」
唯「ファインダー一杯に、どアップのさわちゃん!」
律「これは、キツい!」
さわ子「んーっと」
さわ子「なんで、あんた達がいるんだっけ」
紬「あの、それは・・・」
さわ子「まあ、いいわ」
さわ子「それより、トイレ行って来る」
すらっ みしみしみしっ
律「疑問は、解決してけー」
唯「さわちゃん、大物すぎっ!」
澪「で、でも別の意味でいいのか?」
紬「澪ちゃん、なにが?」
澪「だって、足音はお手洗いの方に行ったのに」
唯・紬・律「・・・あ」
475: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/11(火) 23:46:32.35 ID:fLGTxrer0
紬「!?」
紬「その前に、ちょっと待って!」
唯「な、なにっ!?」
紬「この暗闇の中、明りもなにも持たずに」
紬「どうやって、お手洗いに!?」
澪「そ、そういえば」
律「ま、まさかー」
唯「さ、さわちゃん!?」
唯「さわちゃんが、幽霊!?」がーんっ
紬「その前に、ちょっと待って!」
唯「な、なにっ!?」
紬「この暗闇の中、明りもなにも持たずに」
紬「どうやって、お手洗いに!?」
澪「そ、そういえば」
律「ま、まさかー」
唯「さ、さわちゃん!?」
唯「さわちゃんが、幽霊!?」がーんっ
476: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 20:15:58.39 ID:zLVaL1Yv0
みしっみしっみしっ すらっ
さわ子「もったいないから、電源オフっと」ぷちっ
律「・・・あー」
律「携帯の、バックライトねー」
唯「もぉ驚かさないでよ、さわちゃんっ」
澪「ち、血の気が引いた・・・はは」
さわ子「え、なにこの反応」
さわ子「わたし、なにかした?」
紬「い、いえ」
さわ子「あ、そうだ」
さわ子「旅館の人が来てるなら教えといてよね」
さわ子「挨拶しそびれちゃったじゃなーい」
澪「・・・え?」
さわ子「じゃあ、またおやすみー」
さわ子「あなた達も、早く寝なさいよ」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯・紬・澪・律「えぇぇぇぇぇ!?」
さわ子「もったいないから、電源オフっと」ぷちっ
律「・・・あー」
律「携帯の、バックライトねー」
唯「もぉ驚かさないでよ、さわちゃんっ」
澪「ち、血の気が引いた・・・はは」
さわ子「え、なにこの反応」
さわ子「わたし、なにかした?」
紬「い、いえ」
さわ子「あ、そうだ」
さわ子「旅館の人が来てるなら教えといてよね」
さわ子「挨拶しそびれちゃったじゃなーい」
澪「・・・え?」
さわ子「じゃあ、またおやすみー」
さわ子「あなた達も、早く寝なさいよ」
唯「・・・・・・」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯・紬・澪・律「えぇぇぇぇぇ!?」
477: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 20:18:57.47 ID:zLVaL1Yv0
律「さわちゃん、ちょっと待ったー!」
さわ子「な、なによぅ」
唯「どどど、どこで会ったの!?」
さわ子「え?」
律「旅館の人と、どこで会ったー!?」
さわ子「お手洗の近くだけど?」
紬「その人は、どこ行きました?」
さわ子「次に見た時は、いなくなってたけど」
唯「同じだっ」
唯「わたしが見たのと、同じだよっ」
澪「い、いるんだ」
澪「やっぱり、いるんだよぉ」ひぃぃっ
さわ子「な、なによぅ」
唯「どどど、どこで会ったの!?」
さわ子「え?」
律「旅館の人と、どこで会ったー!?」
さわ子「お手洗の近くだけど?」
紬「その人は、どこ行きました?」
さわ子「次に見た時は、いなくなってたけど」
唯「同じだっ」
唯「わたしが見たのと、同じだよっ」
澪「い、いるんだ」
澪「やっぱり、いるんだよぉ」ひぃぃっ
478: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 20:26:20.38 ID:zLVaL1Yv0
さわ子「・・・同じ?」
唯「うんうんっ」
さわ子「これは、まずいわね」
澪「そ、そうですよね!」
さわ子「唯ちゃんと同じ幻を見るなんて、すっごくまずいわ」
唯「ちょ、それどういう意味っ!?」
さわ子「やっぱり、まだアルコール抜けてないのね」
澪「いや、あの」
さわ子「ってことで、寝るから」
律「いま起きたばっかじゃん!」
さわ子「・・・律っちゃん?」
律「はひっ!?」
さわ子「起こしたりしたら・・・わかってるわね?」ぎんっ
律「ごゆっくり、お休みください!」
唯「うんうんっ」
さわ子「これは、まずいわね」
澪「そ、そうですよね!」
さわ子「唯ちゃんと同じ幻を見るなんて、すっごくまずいわ」
唯「ちょ、それどういう意味っ!?」
さわ子「やっぱり、まだアルコール抜けてないのね」
澪「いや、あの」
さわ子「ってことで、寝るから」
律「いま起きたばっかじゃん!」
さわ子「・・・律っちゃん?」
律「はひっ!?」
さわ子「起こしたりしたら・・・わかってるわね?」ぎんっ
律「ごゆっくり、お休みください!」
479: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 20:39:15.88 ID:zLVaL1Yv0
唯「なんで気にせず、寝れるかなっ!?」
紬「ま、まあ、大丈夫だと思うわ」
紬「この部屋から、出なければいいんだもの」
唯「そっか、ムギちゃん天才っ!」
律「みんなでいれば平気だよな、澪」
澪「・・・・・・」うぅっ
律「澪?」
澪「・・・たい」
律「は?」
澪「お手洗い、行きたい!///」
律「なんか前に、同じことあったような!?」
紬「ま、まあ、大丈夫だと思うわ」
紬「この部屋から、出なければいいんだもの」
唯「そっか、ムギちゃん天才っ!」
律「みんなでいれば平気だよな、澪」
澪「・・・・・・」うぅっ
律「澪?」
澪「・・・たい」
律「は?」
澪「お手洗い、行きたい!///」
律「なんか前に、同じことあったような!?」
480: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 20:46:45.76 ID:zLVaL1Yv0
律「よし、わかった!」
律「恥ずかしがらずに、ここで・・・」
がんっ
律「・・・・・・」ぷしゅぅぅぅ
紬「律っちゃん、さすがに今回は同情出来ないかもー」
律「す、すんましぇん」
澪「うぅぅ///」
唯「大丈夫だよ、澪ちゃん」
澪「ゆ、唯」
唯「だって、わたしもお手洗い行きたいからっ!」
律「って、お前も買かい!」
律「恥ずかしがらずに、ここで・・・」
がんっ
律「・・・・・・」ぷしゅぅぅぅ
紬「律っちゃん、さすがに今回は同情出来ないかもー」
律「す、すんましぇん」
澪「うぅぅ///」
唯「大丈夫だよ、澪ちゃん」
澪「ゆ、唯」
唯「だって、わたしもお手洗い行きたいからっ!」
律「って、お前も買かい!」
481: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 20:57:40.82 ID:zLVaL1Yv0
紬「みんなで、行けばいいと思うの」
唯「そうだよねっ」
唯「さわちゃんとあずにゃんは、寝てるから大丈夫」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「だと、思いたいっ」
紬「う、うん」
律「てゆーかさー」
律「梓の場合、起こして怖がらせる方が可哀そうかもよー」
唯「それだっ!」
澪(さ、さわ子先生は?)
澪(さわ子先生は、いいのか?)
ちらっ
さわ子「・・・んー」ぼりぼりzzz
澪「・・・・・・」
紬「さわ子先生は、いいと思う」
澪「同じこと考えてた!?」
唯「そうだよねっ」
唯「さわちゃんとあずにゃんは、寝てるから大丈夫」
紬「・・・・・・」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
唯「だと、思いたいっ」
紬「う、うん」
律「てゆーかさー」
律「梓の場合、起こして怖がらせる方が可哀そうかもよー」
唯「それだっ!」
澪(さ、さわ子先生は?)
澪(さわ子先生は、いいのか?)
ちらっ
さわ子「・・・んー」ぼりぼりzzz
澪「・・・・・・」
紬「さわ子先生は、いいと思う」
澪「同じこと考えてた!?」
482: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 21:08:35.13 ID:zLVaL1Yv0
唯「問題ないってことで、決定っ」
律「じゃあ行こうぜー、澪」
澪「・・・・・・」
律「ど、どした?」
澪「・・・さっき、変なこと言ったもん」
律「あ、あれはー」
紬「・・・・・・」
紬「わたし達、先に外の様子見てみるから」
律「へ?」
紬「ほら、律っちゃん」
唯「仲直り、仲直りっ♪」
律「わ、わかったー」
律「じゃあ行こうぜー、澪」
澪「・・・・・・」
律「ど、どした?」
澪「・・・さっき、変なこと言ったもん」
律「あ、あれはー」
紬「・・・・・・」
紬「わたし達、先に外の様子見てみるから」
律「へ?」
紬「ほら、律っちゃん」
唯「仲直り、仲直りっ♪」
律「わ、わかったー」
483: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 21:13:20.10 ID:zLVaL1Yv0
紬『なにも、見えないのー』
唯『変わった様子は、ないねぇ』
律「あ、あのー」
律「さっきは、悪かったー」
澪「許さないもん、デリカシーなさ過ぎだもん」
律「ほ、ほんの冗談なのにー」
澪「言っていいこと、悪いことって、前にも言った」
律「あぅぅ」
唯『変わった様子は、ないねぇ』
律「あ、あのー」
律「さっきは、悪かったー」
澪「許さないもん、デリカシーなさ過ぎだもん」
律「ほ、ほんの冗談なのにー」
澪「言っていいこと、悪いことって、前にも言った」
律「あぅぅ」
484: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 21:21:21.40 ID:zLVaL1Yv0
律「そ、そうだよなー」
律「わたし、澪に甘えすぎだよなー」
澪「え?」
律「澪なら、なんでも許してくれんじゃないかーって」
律「心のどっかで、思っちゃってるんだろうなー」
澪「か、勝手すぎるだろ」
律「で、でも、澪がいないと困るっていうか」
律「出来れば、その、なんだー」
澪「なに?」
律「こんな時に、叱ってくれんの澪しかいないし」
律「だから、そばにいて欲しいな・・・なんて」
澪「!?」
律「わたし、澪に甘えすぎだよなー」
澪「え?」
律「澪なら、なんでも許してくれんじゃないかーって」
律「心のどっかで、思っちゃってるんだろうなー」
澪「か、勝手すぎるだろ」
律「で、でも、澪がいないと困るっていうか」
律「出来れば、その、なんだー」
澪「なに?」
律「こんな時に、叱ってくれんの澪しかいないし」
律「だから、そばにいて欲しいな・・・なんて」
澪「!?」
485: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 21:27:45.29 ID:zLVaL1Yv0
澪「・・・卑怯だよ、こんな時に」ぼそっ
律「な、なんか言った?」
澪「・・・・・・」
澪「許さないって、言った」
律「え"っ!?」
澪「だ、だけど」
澪「態度で示してくれれば・・・許すかも」
律「そ、それはつまりー」
澪「・・・///」
律「わ、わかった」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
ちゅっ
律「な、なんか言った?」
澪「・・・・・・」
澪「許さないって、言った」
律「え"っ!?」
澪「だ、だけど」
澪「態度で示してくれれば・・・許すかも」
律「そ、それはつまりー」
澪「・・・///」
律「わ、わかった」
澪「・・・・・・」
律「・・・・・・」
ちゅっ
487: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 21:39:53.40 ID:zLVaL1Yv0
すらっ
澪「・・・///」
律「・・・///」
紬「仲直り出来た?なんて」
唯「聞くまでもないみたいだねぇ」にひっ
律「じゃ、じゃあ言うなー!///」
澪「うぅ///」
みしっ みしっ
唯・紬・澪・律「!?」
唯「ど、どっから聞こえたっ!?」
紬「お手洗いの方から、かな」
律「い、いやー」
律「なんかキシんだだけなんじゃー?」
澪「そそそ、そうだよ、建物古いし」
唯「い、いってみるっ!?」
澪「・・・///」
律「・・・///」
紬「仲直り出来た?なんて」
唯「聞くまでもないみたいだねぇ」にひっ
律「じゃ、じゃあ言うなー!///」
澪「うぅ///」
みしっ みしっ
唯・紬・澪・律「!?」
唯「ど、どっから聞こえたっ!?」
紬「お手洗いの方から、かな」
律「い、いやー」
律「なんかキシんだだけなんじゃー?」
澪「そそそ、そうだよ、建物古いし」
唯「い、いってみるっ!?」
488: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 21:52:04.96 ID:zLVaL1Yv0
ちゅん ちゅん ちゅん
梓「ん、んんーっ」
梓「もう朝?」
梓「・・・・・・」
梓「あれ、さわ子先生しかいない」
梓「みんな、どこ行ったんだろ」
梓「ん、んんーっ」
梓「もう朝?」
梓「・・・・・・」
梓「あれ、さわ子先生しかいない」
梓「みんな、どこ行ったんだろ」
489: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 22:00:39.55 ID:zLVaL1Yv0
梓「・・・!」
梓「・・・先生!」
梓「さわ子先生!!!」
さわ子「んー、もう強引なんだからー」zzz
梓「寝ぼけてないで、起きてください!」
さわ子「・・・んぁ、梓ちゃん?」
さわ子「いま、いいとこだったのにぃ」
梓「それどころじゃ、ないです!」
さわ子「なによぅ、大声出しちゃって」
梓「いないんです!」
さわ子「は?」
梓「先輩達が、どこにもいないんです!」
梓「・・・先生!」
梓「さわ子先生!!!」
さわ子「んー、もう強引なんだからー」zzz
梓「寝ぼけてないで、起きてください!」
さわ子「・・・んぁ、梓ちゃん?」
さわ子「いま、いいとこだったのにぃ」
梓「それどころじゃ、ないです!」
さわ子「なによぅ、大声出しちゃって」
梓「いないんです!」
さわ子「は?」
梓「先輩達が、どこにもいないんです!」
490: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 22:05:08.46 ID:zLVaL1Yv0
さわ子「外でも、見に行ったんじゃないのぉ?」
梓「靴は、そっくり残ってます!」
さわ子「お風呂とか、トイレとか」
梓「そんなの、全部探しました!」
さわ子「ということは」
梓「・・・・・・」
さわ子「どゆこと?」きょとん
梓「だから、みんな消えちゃったんですってば!」
梓「靴は、そっくり残ってます!」
さわ子「お風呂とか、トイレとか」
梓「そんなの、全部探しました!」
さわ子「ということは」
梓「・・・・・・」
さわ子「どゆこと?」きょとん
梓「だから、みんな消えちゃったんですってば!」
491: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 22:11:00.14 ID:zLVaL1Yv0
~30分後~
さわ子「ほんとに、みんないないじゃない!」
梓「だから、全部探したって言いましたよね!?」
さわ子「・・・あ」
梓「な、なんですか」
梓「その、急に思い出したみたいな感じは」
さわ子「そういえば、ゆうべ」
さわ子「なんだか、人影みたいなの見た記憶が」
梓「は?」
さわ子「唯ちゃんも、同じの見たって言ってた記憶が」
さわ子「ほんとに、みんないないじゃない!」
梓「だから、全部探したって言いましたよね!?」
さわ子「・・・あ」
梓「な、なんですか」
梓「その、急に思い出したみたいな感じは」
さわ子「そういえば、ゆうべ」
さわ子「なんだか、人影みたいなの見た記憶が」
梓「は?」
さわ子「唯ちゃんも、同じの見たって言ってた記憶が」
492: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 22:17:28.46 ID:zLVaL1Yv0
梓「どどどど、どゆことですか!?」
さわ子「いえ、次に見たら消えてたから」
さわ子「幻だったのかなーって、思って」
梓「同じ幻を、2人が見たってことですか!?」
さわ子「そ、そうよね」
梓「まま、まさかここって」
さわ子「なんなの!?」
梓「幽霊が出るから、潰れたとかないですよねっ!?」
さわ子「ま、まさか、そんなこと」
梓「で、ですよねー」
さわ子「・・・・・・」
梓「・・・・・・」
梓「確認してくださいっ、いますぐに!」
さわ子「するわよ!」
さわ子「言われなくたって、してやるわよ!」
さわ子「いえ、次に見たら消えてたから」
さわ子「幻だったのかなーって、思って」
梓「同じ幻を、2人が見たってことですか!?」
さわ子「そ、そうよね」
梓「まま、まさかここって」
さわ子「なんなの!?」
梓「幽霊が出るから、潰れたとかないですよねっ!?」
さわ子「ま、まさか、そんなこと」
梓「で、ですよねー」
さわ子「・・・・・・」
梓「・・・・・・」
梓「確認してくださいっ、いますぐに!」
さわ子「するわよ!」
さわ子「言われなくたって、してやるわよ!」
493: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 22:22:35.56 ID:zLVaL1Yv0
さわ子「・・・・・・」ちーん
梓「そ、そうでした」
梓「携帯は、繋がらないんでした」
さわ子「電話するには、駅の近くまで行くしかないわね」
さわ子「外には出れそう?」
梓「は、はいっ」
梓「雨は、夜の内にやんだみたいですし」
梓「足元に気を付ければ、なんとか」
ブロォォォ
さわ子・梓「!?」
梓「こ、これは!?」
さわ子「車の音だわ!」
梓「そ、そうでした」
梓「携帯は、繋がらないんでした」
さわ子「電話するには、駅の近くまで行くしかないわね」
さわ子「外には出れそう?」
梓「は、はいっ」
梓「雨は、夜の内にやんだみたいですし」
梓「足元に気を付ければ、なんとか」
ブロォォォ
さわ子・梓「!?」
梓「こ、これは!?」
さわ子「車の音だわ!」
494: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 22:28:46.28 ID:zLVaL1Yv0
さわ子「って、ジャニス!?」
ジャニス「ほら、雨降ったらこうなっちゃうでしょ?」
ジャニス「わたしもちょっと反省して、迎えに来たわけ」
さわ子「そ、そんなことより!」
ジャニス「な、なに!?」
梓「ここ、出ないですよね!?」
ジャニス「出ない?」
梓「幽霊とか、出ないですよね!?」
ジャニス「ほら、雨降ったらこうなっちゃうでしょ?」
ジャニス「わたしもちょっと反省して、迎えに来たわけ」
さわ子「そ、そんなことより!」
ジャニス「な、なに!?」
梓「ここ、出ないですよね!?」
ジャニス「出ない?」
梓「幽霊とか、出ないですよね!?」
495: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 22:31:48.59 ID:zLVaL1Yv0
さわ子「ゆ、ゆうべ、人影を見たのよ!」
さわ子「そしたら、4人がいなくなっちゃったのよぅ!」
ジャニス「・・・そっか」
梓「そっかって、なんですか!?」
ジャニス「やっぱりね」
さわ子「やっぱりって、なによ!?」
ジャニス「・・・ついて来て」
さわ子「そしたら、4人がいなくなっちゃったのよぅ!」
ジャニス「・・・そっか」
梓「そっかって、なんですか!?」
ジャニス「やっぱりね」
さわ子「やっぱりって、なによ!?」
ジャニス「・・・ついて来て」
496: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/13(木) 22:37:41.63 ID:zLVaL1Yv0
梓「この壁が、どうかしたんですか?」
さわ子「ここここ、ここよ!」
さわ子「この壁の前に、人影を見たのよーっ!!!」
梓「えぇぇぇぇぇ!?」
ジャニス「確かに」
ジャニス「確かに、ここは幽霊が出るって噂されたことがあるわ」
さわ子「な!?」
ジャニス「そして、その噂は」
ジャニス「全部、この壁のせいなのよ」
さわ子「ここここ、ここよ!」
さわ子「この壁の前に、人影を見たのよーっ!!!」
梓「えぇぇぇぇぇ!?」
ジャニス「確かに」
ジャニス「確かに、ここは幽霊が出るって噂されたことがあるわ」
さわ子「な!?」
ジャニス「そして、その噂は」
ジャニス「全部、この壁のせいなのよ」
497: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/14(金) 20:49:40.46 ID:ABQ+HKjL0
さわ子「なんでそういうことを、事前に言わないわけ!?」
ジャニス「だって」
さわ子「だってもヘチマも、カボチャもない!」
ジャニス「だって、幽霊なんかいないもの」
さわ子「は?」
ぎぃぃぃっ
梓「壁なのに、開いたーっ!?」がーんっ
唯「あっれぇ、あずにゃん?」
律「ってことは、もう朝かー?」
紬「あ、もうこんな時間なのね」
澪「窓がないから、わからなかったな」
梓「みんな、いたーっ!!!」ががーんっ
ジャニス「だって」
さわ子「だってもヘチマも、カボチャもない!」
ジャニス「だって、幽霊なんかいないもの」
さわ子「は?」
ぎぃぃぃっ
梓「壁なのに、開いたーっ!?」がーんっ
唯「あっれぇ、あずにゃん?」
律「ってことは、もう朝かー?」
紬「あ、もうこんな時間なのね」
澪「窓がないから、わからなかったな」
梓「みんな、いたーっ!!!」ががーんっ
498: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/14(金) 20:50:52.39 ID:ABQ+HKjL0
ジャニス「やっぱり、ここにいたのね」
ジャニス「おばあちゃん」
あばあちゃん「・・・・・・」にっこり
さわ子「お、おばあちゃん!?」
ジャニス「ここはずっと、おばあちゃんが切り盛りしててね」
ジャニス「たまに、いなくなったーと思ったら」
ジャニス「懐かしがって、来ちゃってるのよ」
唯「ずっと、お話ししてたんだよねぇ」
おばあちゃん「・・・?」
唯「ず っ と お 話 し し て た よ ね !」
おばあちゃん「あぁ、そうだねぇ」
ジャニス「御覧の通り、耳が悪いし」
ジャニス「おまけに、目も悪いのよね」
ジャニス「おばあちゃん」
あばあちゃん「・・・・・・」にっこり
さわ子「お、おばあちゃん!?」
ジャニス「ここはずっと、おばあちゃんが切り盛りしててね」
ジャニス「たまに、いなくなったーと思ったら」
ジャニス「懐かしがって、来ちゃってるのよ」
唯「ずっと、お話ししてたんだよねぇ」
おばあちゃん「・・・?」
唯「ず っ と お 話 し し て た よ ね !」
おばあちゃん「あぁ、そうだねぇ」
ジャニス「御覧の通り、耳が悪いし」
ジャニス「おまけに、目も悪いのよね」
499: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/14(金) 20:53:21.05 ID:ABQ+HKjL0
梓「こ、この壁の扉は、なんなんですか?」
ジャニス「これは改装した時、大工さんが面白がって付けたの」
ジャニス「ちなみに従業員の待機部屋で、完全防音ね」
唯「外からじゃ、わっかんないよねぇ」
さわ子「あははっ」
紬「さわ子先生?」
さわ子「あはははははっ」
さわ子「あーっはっはっはっはっはーっ!」
律「さわちゃんが、壊れた!?」
澪「お、落ち着かせないと!」
ジャニス「これは改装した時、大工さんが面白がって付けたの」
ジャニス「ちなみに従業員の待機部屋で、完全防音ね」
唯「外からじゃ、わっかんないよねぇ」
さわ子「あははっ」
紬「さわ子先生?」
さわ子「あはははははっ」
さわ子「あーっはっはっはっはっはーっ!」
律「さわちゃんが、壊れた!?」
澪「お、落ち着かせないと!」
500: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/14(金) 20:58:40.40 ID:ABQ+HKjL0
ブロォォォォォ
さわ子「・・・・・・」むすっ
律「こ、こうして送ってもらえるわけだしー」
唯「機嫌、直そうよぉ」
梓「怒るのも、当り前です!」
梓「わたし達が、どれだけ心配したと思ってんですか!」
紬「ご、ごめんね、梓ちゃん」
澪「悪かったよ、謝るから」
梓「・・・みんな、いなくなっちゃったって思ったら」
梓「すっごく、怖かった」ぐすっ
律「こっちは、泣いたー!?」
さわ子「・・・・・・」むすっ
律「こ、こうして送ってもらえるわけだしー」
唯「機嫌、直そうよぉ」
梓「怒るのも、当り前です!」
梓「わたし達が、どれだけ心配したと思ってんですか!」
紬「ご、ごめんね、梓ちゃん」
澪「悪かったよ、謝るから」
梓「・・・みんな、いなくなっちゃったって思ったら」
梓「すっごく、怖かった」ぐすっ
律「こっちは、泣いたー!?」
501: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/14(金) 21:07:41.35 ID:ABQ+HKjL0
梓「だいたい、わたしを残してくのが間違いなんです!」
梓「なんで、わたしを・・・わたし」
梓「・・・・・・」
澪「梓?」
梓「ふ、ふぇぇぇぇぇ!」
梓「なんで、わたしだけ残して卒業しちゃうんですかぁ!」
唯「・・・あずにゃん」
紬「そっか」
紬「ほんとは寂しいの、我慢してたのね」
唯「ムギちゃん」
紬「うん」
ぎゅうっ
梓「!?///」
澪「じゃあ、わたし達も」
律「そうだなー」
ぎゅぎゅうっ
梓「!!?///」
梓「なんで、わたしを・・・わたし」
梓「・・・・・・」
澪「梓?」
梓「ふ、ふぇぇぇぇぇ!」
梓「なんで、わたしだけ残して卒業しちゃうんですかぁ!」
唯「・・・あずにゃん」
紬「そっか」
紬「ほんとは寂しいの、我慢してたのね」
唯「ムギちゃん」
紬「うん」
ぎゅうっ
梓「!?///」
澪「じゃあ、わたし達も」
律「そうだなー」
ぎゅぎゅうっ
梓「!!?///」
502: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/14(金) 21:16:48.21 ID:ABQ+HKjL0
唯「わたし達は、みんなで放課後ティータイムなんだよ」
紬「この絆は、いつまでも変わらないわ」
梓「・・・ほんとに?」ぐすっ
澪「わたしは、梓と唯以外のギターと組む気はないな」
律「他の誰が、わたしのリズムに乗っかってこれるんだー」
梓「・・・律先輩は、ちゃんと練習してください」ぐすすっ
律「なんで、わたしだけ!?」
さわ子「・・・・・・」
ジャニス「あらあら、さっきまで怒ってたくせに」
ジャニス「なんか、先生みたいな顔してるわよ?」
さわ子「し、失礼ね!」
さわ子「わたしは、先生なの!」
紬「この絆は、いつまでも変わらないわ」
梓「・・・ほんとに?」ぐすっ
澪「わたしは、梓と唯以外のギターと組む気はないな」
律「他の誰が、わたしのリズムに乗っかってこれるんだー」
梓「・・・律先輩は、ちゃんと練習してください」ぐすすっ
律「なんで、わたしだけ!?」
さわ子「・・・・・・」
ジャニス「あらあら、さっきまで怒ってたくせに」
ジャニス「なんか、先生みたいな顔してるわよ?」
さわ子「し、失礼ね!」
さわ子「わたしは、先生なの!」
503: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/14(金) 21:22:29.80 ID:ABQ+HKjL0
唯「そうだ」
唯「大学近くにアパート借りたしさぁ」
唯「たまに、泊まりに来ればいいよっ」
梓「いいんですか?」
唯「住所教えておくねぇ」
紬「あ、このメモ用紙使って」
澪「ペン、あるぞ」
唯「ありがとぉ」
かきかき
唯「・・・の・・・で・・・202号室っと」
唯「大学近くにアパート借りたしさぁ」
唯「たまに、泊まりに来ればいいよっ」
梓「いいんですか?」
唯「住所教えておくねぇ」
紬「あ、このメモ用紙使って」
澪「ペン、あるぞ」
唯「ありがとぉ」
かきかき
唯「・・・の・・・で・・・202号室っと」
504: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 08:24:54.89 ID:0Bdd+/Ac0
梓「ムギ先輩は?」
紬「え、えっと」
唯「あはははー」
梓「どしたんですか?」
紬「お、同じ部屋なの///」
梓「へ?」
唯「ほ、ほら、ルームシェアってやつだよぉ」
梓「な、なるほど」
紬「え、えっと」
唯「あはははー」
梓「どしたんですか?」
紬「お、同じ部屋なの///」
梓「へ?」
唯「ほ、ほら、ルームシェアってやつだよぉ」
梓「な、なるほど」
505: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 08:27:33.81 ID:0Bdd+/Ac0
梓「じゃあ、澪先輩は?」
澪「そ、そこの205号室」
梓「へ?」
澪「どうせなら、近くがいいかなって」
梓「はぁ」
梓「まさか、律先輩?」
律「み、澪と同じ部屋///」
さわ子「あ、あんた達」
さわ子「どんだけ、仲いいのよ」
澪「そ、そこの205号室」
梓「へ?」
澪「どうせなら、近くがいいかなって」
梓「はぁ」
梓「まさか、律先輩?」
律「み、澪と同じ部屋///」
さわ子「あ、あんた達」
さわ子「どんだけ、仲いいのよ」
507: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 08:33:45.96 ID:0Bdd+/Ac0
梓「うー」
梓「やっぱり、わたしだけ仲間外れじゃないですかー!」
梓「こうなったら、あれです!」
梓「毎日、泊まりに行ってやるです!」
唯「ま、毎日っ!?」
紬「毎日は、ちょっと」
梓「なんでですかー!」
唯「そうだ、澪ちゃんとこと半分コとかぁ」
澪「い、いや、その前に学校どうすんだ?」
梓「そんなの、どうでもいいです!」
律「すげー、問題発言だー」
・・・・・・・・・!
・・・・・・!
・・・!
梓「やっぱり、わたしだけ仲間外れじゃないですかー!」
梓「こうなったら、あれです!」
梓「毎日、泊まりに行ってやるです!」
唯「ま、毎日っ!?」
紬「毎日は、ちょっと」
梓「なんでですかー!」
唯「そうだ、澪ちゃんとこと半分コとかぁ」
澪「い、いや、その前に学校どうすんだ?」
梓「そんなの、どうでもいいです!」
律「すげー、問題発言だー」
・・・・・・・・・!
・・・・・・!
・・・!
508: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 08:38:04.77 ID:0Bdd+/Ac0
~そして、時は流れ~
唯「あー、やっぱりハワイの風は気持ちいいねぇ」
紬「日本と違って、湿気が少ないからー」
律「ずっと、ここにいてー」
唯「ずっとかぁ」
紬「どうしたの?唯ちゃん」
唯「もう大学やめて、半年なんだなぁって」
律「そうだなー」
唯「あー、やっぱりハワイの風は気持ちいいねぇ」
紬「日本と違って、湿気が少ないからー」
律「ずっと、ここにいてー」
唯「ずっとかぁ」
紬「どうしたの?唯ちゃん」
唯「もう大学やめて、半年なんだなぁって」
律「そうだなー」
509: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 08:42:41.02 ID:0Bdd+/Ac0
紬「あの時の、律っちゃんの言葉」
紬「いまでも、心に残ってる」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
律『音楽、ちゃんとやんないかー?』
澪『律?』
唯『ちゃんとって、どゆことぉ?』
律『このまま、わたし達が・・・』
律『わたしと澪、唯とムギが一緒にいるためには』
律『音楽でやっていくしか、ないと思うんだ』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
紬「いまでも、心に残ってる」
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
律『音楽、ちゃんとやんないかー?』
澪『律?』
唯『ちゃんとって、どゆことぉ?』
律『このまま、わたし達が・・・』
律『わたしと澪、唯とムギが一緒にいるためには』
律『音楽でやっていくしか、ないと思うんだ』
*・゜゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
510: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 08:50:48.06 ID:0Bdd+/Ac0
律「んで、がむしゃらに走ってー」
唯「いまの事務所に拾ってもらってぇ」
紬「運よく、1stシングルがヒットして」
律「来月は、2ndシングルだもんなー」
唯「って言っても」
唯「ふわふわ時間と、ふでぺんボールペンだけどねっ」
紬「あはは」
律「まあ、家追い出されたりもしたけどさー」
律「なんとか、ここまで来たよなー」
唯「ほとんど、運だけで?」にひっ
律「いや、練習しただろ!」
律「思い出したくないくらい、練習しただろ!?」
紬「やめて律っちゃん!」
紬「ほんとに思い出したくない!」
澪「みんな、まだこんなとこにいたの?」
唯「いまの事務所に拾ってもらってぇ」
紬「運よく、1stシングルがヒットして」
律「来月は、2ndシングルだもんなー」
唯「って言っても」
唯「ふわふわ時間と、ふでぺんボールペンだけどねっ」
紬「あはは」
律「まあ、家追い出されたりもしたけどさー」
律「なんとか、ここまで来たよなー」
唯「ほとんど、運だけで?」にひっ
律「いや、練習しただろ!」
律「思い出したくないくらい、練習しただろ!?」
紬「やめて律っちゃん!」
紬「ほんとに思い出したくない!」
澪「みんな、まだこんなとこにいたの?」
511: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 08:57:25.78 ID:0Bdd+/Ac0
唯「おぉー、澪ちゃん」
唯「ウエディングドレス、似合ってるぅ」
澪「!?///」
澪「み、みんなだってウエディングドレスだろ!」
紬「そうなのー///」
律「4人の花嫁勢揃いって、なかなかないよなー」
澪「今日は、わたし達の記念日にするんだから」
澪「早めに準備しようよ」
唯「でも、まださぁ」
律「着付けの終わってない、カップルがいるぞー」
唯「ウエディングドレス、似合ってるぅ」
澪「!?///」
澪「み、みんなだってウエディングドレスだろ!」
紬「そうなのー///」
律「4人の花嫁勢揃いって、なかなかないよなー」
澪「今日は、わたし達の記念日にするんだから」
澪「早めに準備しようよ」
唯「でも、まださぁ」
律「着付けの終わってない、カップルがいるぞー」
512: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 09:58:15.77 ID:0Bdd+/Ac0
梓「お、お待たせしました」
唯「あずにゃぁん、キレイだよぉ」
紬「ほんと、妬けちゃうくらい可愛いわ」
梓「恥ずかしいです///」
律「それとー」
憂「ど、どうでしょう、大丈夫かな///」
唯「憂の、そんな姿を見られるなんてっ」
唯「わたしは、果報者だよっ」
憂「お姉ちゃんも、ウエディングドレスでしょ!」
唯「あずにゃぁん、キレイだよぉ」
紬「ほんと、妬けちゃうくらい可愛いわ」
梓「恥ずかしいです///」
律「それとー」
憂「ど、どうでしょう、大丈夫かな///」
唯「憂の、そんな姿を見られるなんてっ」
唯「わたしは、果報者だよっ」
憂「お姉ちゃんも、ウエディングドレスでしょ!」
513: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 10:03:22.15 ID:0Bdd+/Ac0
律「それにしても」
律「梓と、憂ちゃんがねー」
梓「う・・・だって、寂しかったから///」
憂「わたしも、お姉ちゃんがいなくなっちゃって」
憂「寂しかったから///」
澪「べ、別に責めてるわけじゃないよ」
律「もともと、責める筋合い、全然ないよねー」
唯「わたしなんか、妹が増えたみたいで」
唯「嬉しい限りだよぉ」
律「梓と、憂ちゃんがねー」
梓「う・・・だって、寂しかったから///」
憂「わたしも、お姉ちゃんがいなくなっちゃって」
憂「寂しかったから///」
澪「べ、別に責めてるわけじゃないよ」
律「もともと、責める筋合い、全然ないよねー」
唯「わたしなんか、妹が増えたみたいで」
唯「嬉しい限りだよぉ」
514: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 10:08:36.06 ID:0Bdd+/Ac0
唯「とくに、これからは」
唯「妹に抱き着いても、なんの問題もないってことだよねっ」にぎにぎ
梓「わたしですかっ!?」
澪「・・・いや、問題はあるだろ」
律「唯の、背後になー」
紬「・・・・・・」ごごごごごっ
唯「ご、ごめんなさひ」
紬「憂ちゃん、これから2人で監視していこうね!」
憂「はい、よろしくお願いします♪」
澪「嫁と姑が、結託した」
律「唯に、未来はあるのかー?」
唯「ちょっ!?」
唯「妹に抱き着いても、なんの問題もないってことだよねっ」にぎにぎ
梓「わたしですかっ!?」
澪「・・・いや、問題はあるだろ」
律「唯の、背後になー」
紬「・・・・・・」ごごごごごっ
唯「ご、ごめんなさひ」
紬「憂ちゃん、これから2人で監視していこうね!」
憂「はい、よろしくお願いします♪」
澪「嫁と姑が、結託した」
律「唯に、未来はあるのかー?」
唯「ちょっ!?」
515: ◆1BrjSSUSHI 2012/09/15(土) 10:18:38.46 ID:0Bdd+/Ac0
澪「あ、そろそろ時間だな」
律「よーし、行こうぜー」
梓「待ってくださーい!」
憂「梓ちゃん、ベール引きずっちゃう」
唯「・・・・・・」
紬「唯ちゃん?」
唯「姫、一緒に参りましょう」
紬「・・・あ」
唯「って言っても、わたしもドレスだけどね」あははっ
紬「ううん」
紬「王子様・・・わたしをずっと幸せにしてくれますか?」
唯「もちろん!」
紬「・・・///」
唯「じゃあ、改めて」
唯「行こう、ムギちゃんっ」
紬「うん♪」
澪『こら、遅いぞ、唯!』
律『先に式、やっちゃうぞー』
唯「主役なしで、出来るわけないんだよっ」
律『主役は、わたしだー』
唯「えぇぇぇぇぇ!?」
*・゜゚・*:.。..。.:*・HAPPY END・*:.。. .。.:*・゜゚・*
律「よーし、行こうぜー」
梓「待ってくださーい!」
憂「梓ちゃん、ベール引きずっちゃう」
唯「・・・・・・」
紬「唯ちゃん?」
唯「姫、一緒に参りましょう」
紬「・・・あ」
唯「って言っても、わたしもドレスだけどね」あははっ
紬「ううん」
紬「王子様・・・わたしをずっと幸せにしてくれますか?」
唯「もちろん!」
紬「・・・///」
唯「じゃあ、改めて」
唯「行こう、ムギちゃんっ」
紬「うん♪」
澪『こら、遅いぞ、唯!』
律『先に式、やっちゃうぞー』
唯「主役なしで、出来るわけないんだよっ」
律『主役は、わたしだー』
唯「えぇぇぇぇぇ!?」
*・゜゚・*:.。..。.:*・HAPPY END・*:.。. .。.:*・゜゚・*
引用元: ・唯「閉じ込められた!?」
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