1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 19:45:44.14 ID:z0QzlsPKo
黒井「47都道府県に配置されたアイドル達を率いて全国を統一し、日本一のプロダクションを目指しましょうだぁ?」
黒井「よもやこのような戦略シミュレーションゲームまで出してくるとはな」
黒井「フン。765プロの連中も、なかなか興味深いものを……」
黒井「だがぁ!この私がそう簡単に食指を伸ばすと思ったら、大間違いだぞ高木ィ!」
ピッ
店員「こちら、一点で9370円になります」
黒井「た、高い!高すぎるぞっ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1350816344
黒井「よもやこのような戦略シミュレーションゲームまで出してくるとはな」
黒井「フン。765プロの連中も、なかなか興味深いものを……」
黒井「だがぁ!この私がそう簡単に食指を伸ばすと思ったら、大間違いだぞ高木ィ!」
ピッ
店員「こちら、一点で9370円になります」
黒井「た、高い!高すぎるぞっ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1350816344
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 19:47:40.77 ID:z0QzlsPKo
店員「ありあしたー」
ウィーン
黒井「ふ、フン!ま、まぁ、いいじゃないか……」
黒井「グッズ研究が目的であれば、この程度の端金など……」プルプル
黒井「だが、だがもし、この私を満足させられぬレベルの代物であったならば……フフフ」
黒井「高木よ!私の審判が下されるその時を、首を洗って待っているがいい!ハハハハハ!!」
「ママー、なんかすっごく笑ってる人がいるよー!」
「目を合わせちゃだめよ、愛」
ウィーン
黒井「ふ、フン!ま、まぁ、いいじゃないか……」
黒井「グッズ研究が目的であれば、この程度の端金など……」プルプル
黒井「だが、だがもし、この私を満足させられぬレベルの代物であったならば……フフフ」
黒井「高木よ!私の審判が下されるその時を、首を洗って待っているがいい!ハハハハハ!!」
「ママー、なんかすっごく笑ってる人がいるよー!」
「目を合わせちゃだめよ、愛」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 19:50:10.75 ID:z0QzlsPKo
~黒井宅~
黒井「フフフフ……さて、早速インストール作業にとりかからねば……」カパッ
黒井「二枚組のCDか。ふむ」カチャカチャ
黒井「インストール用のディスクと……もう片方は何だ?」
黒井「まぁいい。インストールが先だ」ヴィィィィン
小鳥『この度はアイドルの野望~全国版~をお買い上げいただき、誠にありがとうございまーす♪』
小鳥『付属のPKディスクもご一緒に取り込んでいただくと、より一層本品をお楽しみいただけます♪』
黒井「……なるほど。こっちは追加要素の詰まったディスク……」
黒井「無駄に高かったのはそういう訳か。765プロらしく、阿漕な真似をしてくれる……」
黒井「フフフフ……さて、早速インストール作業にとりかからねば……」カパッ
黒井「二枚組のCDか。ふむ」カチャカチャ
黒井「インストール用のディスクと……もう片方は何だ?」
黒井「まぁいい。インストールが先だ」ヴィィィィン
小鳥『この度はアイドルの野望~全国版~をお買い上げいただき、誠にありがとうございまーす♪』
小鳥『付属のPKディスクもご一緒に取り込んでいただくと、より一層本品をお楽しみいただけます♪』
黒井「……なるほど。こっちは追加要素の詰まったディスク……」
黒井「無駄に高かったのはそういう訳か。765プロらしく、阿漕な真似をしてくれる……」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 19:54:56.14 ID:z0QzlsPKo
黒井「しかし最初から追加要素を取り込むというのは、私としては興が削がれるというもの」
黒井「まずはこのままで始めてみるとするか……」カチカチ
小鳥『――年。765プロのプロデューサーさんは、ハ――』
黒井「省略だ。高木の犬の末路になど、興味は無い」カチカチ
小鳥『――さんのいない日本で、残された765プロのアイドル達は、それぞれ独自の道を歩み始めたのでした』
黒井「ほほう。志高くプロダクションを立ち上げる者もいれば、フリーになる者も、か」
黒井「ゲームに対して、現実的な指摘は止すべきかな?フフフ……」
黒井「ふむ……まずは所属するプロダクションを選べ、と……」カチカチ
黒井「まずはこのままで始めてみるとするか……」カチカチ
小鳥『――年。765プロのプロデューサーさんは、ハ――』
黒井「省略だ。高木の犬の末路になど、興味は無い」カチカチ
小鳥『――さんのいない日本で、残された765プロのアイドル達は、それぞれ独自の道を歩み始めたのでした』
黒井「ほほう。志高くプロダクションを立ち上げる者もいれば、フリーになる者も、か」
黒井「ゲームに対して、現実的な指摘は止すべきかな?フフフ……」
黒井「ふむ……まずは所属するプロダクションを選べ、と……」カチカチ
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 19:57:16.91 ID:z0QzlsPKo
黒井「フフフ……愚問も愚問。我が961プロはもちろん、常勝不敗をもって是としている」
黒井「……が、それはリアルでの話だ。それはそれ、これはこれ」
黒井「このゲームでは最低最弱(と思われる)プロダクションに、この私、黒井崇男が所属してやろうではないか!」
黒井「そう!言うなれば、これは黒井流ジャイアント・キリングなのだよ!……分かるかね、君ィ?」
シーン
黒井「フフフフ……さぁ、我が立志伝の幕開けと行こうか!」カチッ
高木『ティンと来た!(ロード中)』
黒井「!た、高木ィ!貴様ァ、よくも私の門出をォォォォォッ!!」
黒井「……が、それはリアルでの話だ。それはそれ、これはこれ」
黒井「このゲームでは最低最弱(と思われる)プロダクションに、この私、黒井崇男が所属してやろうではないか!」
黒井「そう!言うなれば、これは黒井流ジャイアント・キリングなのだよ!……分かるかね、君ィ?」
シーン
黒井「フフフフ……さぁ、我が立志伝の幕開けと行こうか!」カチッ
高木『ティンと来た!(ロード中)』
黒井「!た、高木ィ!貴様ァ、よくも私の門出をォォォォォッ!!」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 19:58:55.54 ID:z0QzlsPKo
キンコンキンコーン
やよい『うっうー!841プロの番でーす』
黒井「さて、まずは全国地図を呼び出して、状況の確認を……」カチッ
沖縄エリア:なし
九州エリア:なし
中国エリア:なし
四国エリア:なし
阪神エリア:なし
近畿エリア:なし
東海エリア:37000プロ
甲信エリア:841プロ
北陸エリア:なし
関東エリア:876プロ
東北エリア:なし
北海道エリア:FTMプロ
黒井「……す……」
黒井「少なすぎるっ!」バンッ
やよい『うっうー!841プロの番でーす』
黒井「さて、まずは全国地図を呼び出して、状況の確認を……」カチッ
沖縄エリア:なし
九州エリア:なし
中国エリア:なし
四国エリア:なし
阪神エリア:なし
近畿エリア:なし
東海エリア:37000プロ
甲信エリア:841プロ
北陸エリア:なし
関東エリア:876プロ
東北エリア:なし
北海道エリア:FTMプロ
黒井「……す……」
黒井「少なすぎるっ!」バンッ
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:00:54.22 ID:z0QzlsPKo
黒井「この近畿より西の手抜きっぷりは何なんだ!?……空白地を埋めていけとでも言うのか!?」
黒井「………」
黒井「……し、しかし、これはまだ始まったばかりだからな」
黒井「日本全国を舞台とするからには、人材も恐らく豊富……」カチカチ
黒井「……未所属アイドルを含めて……じゅ、10人、だと……!?」
黒井「………」
黒井「ふ、ふざけるなよ高木ィィィィィィ!!!」バンッ
黒井「もはや戦略シミュレーションとして成立していないではないか!」
黒井「そもそも何故12のエリアで分けながら、支配地を県別にしているのだ!?」
黒井「47都道府県だぞ!たったの10人でそれを分かち合えと!?」
黒井「………」
黒井「……し、しかし、これはまだ始まったばかりだからな」
黒井「日本全国を舞台とするからには、人材も恐らく豊富……」カチカチ
黒井「……未所属アイドルを含めて……じゅ、10人、だと……!?」
黒井「………」
黒井「ふ、ふざけるなよ高木ィィィィィィ!!!」バンッ
黒井「もはや戦略シミュレーションとして成立していないではないか!」
黒井「そもそも何故12のエリアで分けながら、支配地を県別にしているのだ!?」
黒井「47都道府県だぞ!たったの10人でそれを分かち合えと!?」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:03:40.45 ID:z0QzlsPKo
ファファファーン
小鳥『フリーで活動中だった菊地真ちゃんが神奈川県で旗揚げし、MKTプロダクションを設立しました』
小鳥『所属アイドルとして、同じくフリーの萩原雪歩ちゃんが追従した模様です』
黒井「……とりあえず自動経過モードで3年経たせたが、全くアイドルが増える気配はない」
黒井「むしろ逆だ。三浦あずさなどに至っては、この3年で早々に都合を付けて引退してしまう始末……」
黒井「大体このCPUのやる気の無さは何だ!?営業で収入を得るばかりで、支配地を増やそうともしないとは!」
黒井「……この調子では、所属するアイドルが勝手に引退するまで、いわば寿命との勝負……」
黒井「初っ端からこんな展開のどこが面白いと言うのだ!私をバカにしているのかっ!?」バンッ
黒井「ゼェ、ゼェ……まったく……」
黒井「もういい。このPKディスクとやらを使わせてもらう」スッ
小鳥『フリーで活動中だった菊地真ちゃんが神奈川県で旗揚げし、MKTプロダクションを設立しました』
小鳥『所属アイドルとして、同じくフリーの萩原雪歩ちゃんが追従した模様です』
黒井「……とりあえず自動経過モードで3年経たせたが、全くアイドルが増える気配はない」
黒井「むしろ逆だ。三浦あずさなどに至っては、この3年で早々に都合を付けて引退してしまう始末……」
黒井「大体このCPUのやる気の無さは何だ!?営業で収入を得るばかりで、支配地を増やそうともしないとは!」
黒井「……この調子では、所属するアイドルが勝手に引退するまで、いわば寿命との勝負……」
黒井「初っ端からこんな展開のどこが面白いと言うのだ!私をバカにしているのかっ!?」バンッ
黒井「ゼェ、ゼェ……まったく……」
黒井「もういい。このPKディスクとやらを使わせてもらう」スッ
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:08:04.36 ID:z0QzlsPKo
小鳥『……インストールが完了しました♪』
小鳥『PKディスクに収録されている追加要素は、以下の通りでーす♪』
・CPUを超絶強化!ガンガン他所の事務所を攻めちゃいます!
・かねてより要望のあった、参戦アイドルの人数を大幅に追加!隠しキャラクターも!?
・Vi、Da、Voを新しくランク分け!三すくみの関係に!
・特定の組み合わせで遠征すると、キャラ性能がアップするようになりました!
・新戦略!?行動力、野望値、ファン数と営業収入を左右する魅力ランクなど、新しいパラメータが続々登場!
・ワンチャンあるで!再行動を可能にする夢のアイテム「スタミナドリンク」追加!
・自分だけのプロデューサーを作って参戦しよう!待望のP・クリエイトモード実装!
・あの娘のマスクデータ、全部見せちゃいます!アイドルエディット機能も搭載!
・その他、特殊な条件下で見られるエンディングも……!?
※音無小鳥さんの実装、及び結婚イベントは
予算の都合により見送られました。ご了承下さい。
黒井「……もはや、全く違うゲームだな」
黒井「クソゲー仕様のものを先に売り、ファンの要望を建前に、後から完全版を世に送り出すとは」
黒井「765プロめ、なかなか阿漕なことをするじゃあないか……!」
小鳥『PKディスクに収録されている追加要素は、以下の通りでーす♪』
・CPUを超絶強化!ガンガン他所の事務所を攻めちゃいます!
・かねてより要望のあった、参戦アイドルの人数を大幅に追加!隠しキャラクターも!?
・Vi、Da、Voを新しくランク分け!三すくみの関係に!
・特定の組み合わせで遠征すると、キャラ性能がアップするようになりました!
・新戦略!?行動力、野望値、ファン数と営業収入を左右する魅力ランクなど、新しいパラメータが続々登場!
・ワンチャンあるで!再行動を可能にする夢のアイテム「スタミナドリンク」追加!
・自分だけのプロデューサーを作って参戦しよう!待望のP・クリエイトモード実装!
・あの娘のマスクデータ、全部見せちゃいます!アイドルエディット機能も搭載!
・その他、特殊な条件下で見られるエンディングも……!?
※音無小鳥さんの実装、及び結婚イベントは
予算の都合により見送られました。ご了承下さい。
黒井「……もはや、全く違うゲームだな」
黒井「クソゲー仕様のものを先に売り、ファンの要望を建前に、後から完全版を世に送り出すとは」
黒井「765プロめ、なかなか阿漕なことをするじゃあないか……!」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:11:35.71 ID:z0QzlsPKo
黒井「さて……まずは早速、P・クリエイトモードで私の分身を作ってみるか」カチカチ
黒井「バストアップ画像を添付、と……まぁ、こんなものか」
ピッ
黒井「むっ、パラメータの振り分けはランダムか。魅力ランクB-、野望値100だと?」
黒井「フッ……まぁいい、この位で妥協してやろう。トライ&リセットは私の趣味ではない」
黒井「フフフ……やはりこの私自らの手で、全国を統一してやらなければなるまい!」カチカチ
小鳥『プレイヤーさんは黒井P、841プロ所属で始めます。頑張ってくださいね!』
黒井「バストアップ画像を添付、と……まぁ、こんなものか」
ピッ
黒井「むっ、パラメータの振り分けはランダムか。魅力ランクB-、野望値100だと?」
黒井「フッ……まぁいい、この位で妥協してやろう。トライ&リセットは私の趣味ではない」
黒井「フフフ……やはりこの私自らの手で、全国を統一してやらなければなるまい!」カチカチ
小鳥『プレイヤーさんは黒井P、841プロ所属で始めます。頑張ってくださいね!』
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:14:12.65 ID:z0QzlsPKo
沖縄エリア:GNHプロ(本拠地)
九州エリア:GNHプロ、のヮのプロ
中国エリア:のヮのプロ
四国エリア:のヮのプロ
阪神エリア:のヮのプロ(本拠地)
近畿エリア:四条プロ(本拠地)、のヮのプロ、37000プロ
東海エリア:37000プロ(本拠地)
甲信エリア:841プロ(本拠地)
北陸エリア:四条プロ、1054プロ
関東エリア:876プロ(本拠地)
東北エリア:1054プロ(本拠地)、FTMプロ
北海道エリア:FTMプロ(本拠地)
黒井「……前のバージョンとは随分見違えたな」
黒井「のヮのプロ、次いで37000、四条……と言った所か」
九州エリア:GNHプロ、のヮのプロ
中国エリア:のヮのプロ
四国エリア:のヮのプロ
阪神エリア:のヮのプロ(本拠地)
近畿エリア:四条プロ(本拠地)、のヮのプロ、37000プロ
東海エリア:37000プロ(本拠地)
甲信エリア:841プロ(本拠地)
北陸エリア:四条プロ、1054プロ
関東エリア:876プロ(本拠地)
東北エリア:1054プロ(本拠地)、FTMプロ
北海道エリア:FTMプロ(本拠地)
黒井「……前のバージョンとは随分見違えたな」
黒井「のヮのプロ、次いで37000、四条……と言った所か」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:16:43.80 ID:z0QzlsPKo
キンコンキンコーン
やよい『うっうー!プロデューサー、おはようございまーす!』
黒井「最初のプレイの時も思ったが……この娘を社長に据えるとは、思い切った事をしたな」
律子『社長秘書兼アイドルの秋月律子です。よろしくお願いします』
黒井「む?……誰かと思えば、竜宮小町のプロデューサーではないか」
黒井「以前のバージョンでは、そもそもいなかったような気がするが……」
律子『まずプレイ開始から最初の週ですので、私がチュートリアル説明を行います』
律子『新しく実装されたパラメータについて、説明は必要ですか?』
黒井「必要ない。私はいつだって身体で覚えるタイプだ」カチカチ
律子『37000(みなせ)プロとは同盟関係にあります。この関係を有効に活用しましょう』
黒井「同盟だと?……フン」
やよい『うっうー!プロデューサー、おはようございまーす!』
黒井「最初のプレイの時も思ったが……この娘を社長に据えるとは、思い切った事をしたな」
律子『社長秘書兼アイドルの秋月律子です。よろしくお願いします』
黒井「む?……誰かと思えば、竜宮小町のプロデューサーではないか」
黒井「以前のバージョンでは、そもそもいなかったような気がするが……」
律子『まずプレイ開始から最初の週ですので、私がチュートリアル説明を行います』
律子『新しく実装されたパラメータについて、説明は必要ですか?』
黒井「必要ない。私はいつだって身体で覚えるタイプだ」カチカチ
律子『37000(みなせ)プロとは同盟関係にあります。この関係を有効に活用しましょう』
黒井「同盟だと?……フン」
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:18:57.81 ID:z0QzlsPKo
黒井「まずは軍資金の調達だな。何事も金がいる。基本中の基本だ」
黒井「早速、所属しているアイドル達を使って営業を行い、資金を調達……」カチカチ
ファファファーン
小鳥『社長であるやよいちゃんの許可が必要です。直訴しましょう。(会見……必要行動力:20)』
黒井「む?社長の許可が必要か。では、直訴するまでだ」カチカチ
やよい『はーい、何ですかー?』
やよい『……そ、それは無理です、プロデューサー』
黒井「ん?」
やよい『あの……え、営業に行くお金がありませんー』
黒井「何ィ!?」
黒井「早速、所属しているアイドル達を使って営業を行い、資金を調達……」カチカチ
ファファファーン
小鳥『社長であるやよいちゃんの許可が必要です。直訴しましょう。(会見……必要行動力:20)』
黒井「む?社長の許可が必要か。では、直訴するまでだ」カチカチ
やよい『はーい、何ですかー?』
やよい『……そ、それは無理です、プロデューサー』
黒井「ん?」
やよい『あの……え、営業に行くお金がありませんー』
黒井「何ィ!?」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:21:47.41 ID:z0QzlsPKo
律子『現在我が841プロは、37000プロから多額の借金をしている状況です』
黒井「資金欄が赤字なのはそういうことか……」
やよい『ご、ごめんなさいー』
小鳥『説得を試みますか?(必要行動力:10)』
黒井「だが……何を言っているのだ、この小娘は……!」カチカチ
黒井「借金だろうが何だろうが、軍資金としてはちゃんと使えるはずだろう!」
やよい『で、でもっ!……これ、伊織ちゃんのお金だし……』
黒井「でももだってもあるか。いいかね?金というものは、使う為に存在し……」
やよい『や、やっぱりダメです!これは社長命令ですー!』
黒井「資金欄が赤字なのはそういうことか……」
やよい『ご、ごめんなさいー』
小鳥『説得を試みますか?(必要行動力:10)』
黒井「だが……何を言っているのだ、この小娘は……!」カチカチ
黒井「借金だろうが何だろうが、軍資金としてはちゃんと使えるはずだろう!」
やよい『で、でもっ!……これ、伊織ちゃんのお金だし……』
黒井「でももだってもあるか。いいかね?金というものは、使う為に存在し……」
やよい『や、やっぱりダメです!これは社長命令ですー!』
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:23:46.65 ID:z0QzlsPKo
ファファファーン
小鳥『やよいちゃんから社長命令が出されました(絶対拒否)。代償として行動力を20消費されました』
黒井「なっ!?……む、無能がっ……!」
黒井「……ならば致し方ない。金がなくとも出来る、この街頭宣伝を行うとしよう」
黒井「これで少しでもファンを獲得し、毎月得られる収入を上げねば……」
ファファファーン
小鳥『行動力が足りませーん。現在の行動力は0です。(街頭宣伝……必要行動力:5)』
黒井「な、何だとっ!?」
小鳥『やよいちゃんから社長命令が出されました(絶対拒否)。代償として行動力を20消費されました』
黒井「なっ!?……む、無能がっ……!」
黒井「……ならば致し方ない。金がなくとも出来る、この街頭宣伝を行うとしよう」
黒井「これで少しでもファンを獲得し、毎月得られる収入を上げねば……」
ファファファーン
小鳥『行動力が足りませーん。現在の行動力は0です。(街頭宣伝……必要行動力:5)』
黒井「な、何だとっ!?」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:26:09.48 ID:z0QzlsPKo
黒井「一体どういう事なのだ、これは……そもそも、行動力とは一体……!」カチカチ
律子『行動力とは、基本的に何をするにも必要な、消費するパラメータです。MAXは200で、値は毎週回復します』
律子『プレイ開始時の初期値、及び回復する値の幅は、社長の野望値に左右されます』
黒井「ふむ……となると、この異常な行動力の少なさは……」カチカチ
高槻やよい
Vo:D+
Da:C
Vi:C-
魅力:A
野望:14
黒井「た、たったの14だとぉ!?どこの公家大名だ!年齢の間違いではないのかっ!?」
律子『ってな訳で、チュートリアルを終了します』
律子『行動力とは、基本的に何をするにも必要な、消費するパラメータです。MAXは200で、値は毎週回復します』
律子『プレイ開始時の初期値、及び回復する値の幅は、社長の野望値に左右されます』
黒井「ふむ……となると、この異常な行動力の少なさは……」カチカチ
高槻やよい
Vo:D+
Da:C
Vi:C-
魅力:A
野望:14
黒井「た、たったの14だとぉ!?どこの公家大名だ!年齢の間違いではないのかっ!?」
律子『ってな訳で、チュートリアルを終了します』
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:28:54.06 ID:z0QzlsPKo
黒井「あの小娘の野望値では、行動力の回復は絶望的……」
黒井「いかん……このままでは何も出来ぬまま、ジリ貧は確実……!」
黒井「………」
黒井「……ふ……ふ、フフフ……ハハハハハ!」
黒井「何を悩む必要がある、黒井崇男……!」
黒井「そうだ……これこそ私が待ち望んだ、最初のジャイアント・キリングではないか!」
黒井「何も出来ないまま、だと?笑止!!」
黒井「行動力無消費で実行できるコマンドが、無い訳ではない……!」カチカチ
黒井「いかん……このままでは何も出来ぬまま、ジリ貧は確実……!」
黒井「………」
黒井「……ふ……ふ、フフフ……ハハハハハ!」
黒井「何を悩む必要がある、黒井崇男……!」
黒井「そうだ……これこそ私が待ち望んだ、最初のジャイアント・キリングではないか!」
黒井「何も出来ないまま、だと?笑止!!」
黒井「行動力無消費で実行できるコマンドが、無い訳ではない……!」カチカチ
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:31:27.60 ID:z0QzlsPKo
小鳥『下剋上を行いますか?(必要行動力:0)』
カチッ
小鳥『……下剋上に失敗した場合ゲームオーバーとなりますが、本当によろしいですか?』
黒井「失敗?フッ……我が961プロに、失敗の二文字など存在せん!」カチッ
やよい『あ、プロデューサー!今週もよろしくお願いしま……』
黒井「ヴァカめが!」
やよい『!?』
黒井「私はもうプロデューサーなどではなぁい!今の私は、この961プロの社長である!」
律子『あらら……』
カチッ
小鳥『……下剋上に失敗した場合ゲームオーバーとなりますが、本当によろしいですか?』
黒井「失敗?フッ……我が961プロに、失敗の二文字など存在せん!」カチッ
やよい『あ、プロデューサー!今週もよろしくお願いしま……』
黒井「ヴァカめが!」
やよい『!?』
黒井「私はもうプロデューサーなどではなぁい!今の私は、この961プロの社長である!」
律子『あらら……』
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:33:23.74 ID:z0QzlsPKo
やよい『はわわっ!い、いきなり何を言い出すんですかー!』
黒井「高槻やよい!君の社長としての手腕はあまりに酷過ぎる!チョロ甘だ!!」
律子『それは確かにそうですが』
やよい『げ、下剋上なんて、絶対許しませんよー!……めっ!ですよー!!』プンスカ
黒井「……高槻やよい。君には、まだ幼い兄弟姉妹がいるそうだな」キリッ
やよい『な、何ですかー?いきなり……』
黒井「高槻やよい!君の社長としての手腕はあまりに酷過ぎる!チョロ甘だ!!」
律子『それは確かにそうですが』
やよい『げ、下剋上なんて、絶対許しませんよー!……めっ!ですよー!!』プンスカ
黒井「……高槻やよい。君には、まだ幼い兄弟姉妹がいるそうだな」キリッ
やよい『な、何ですかー?いきなり……』
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:35:53.43 ID:z0QzlsPKo
黒井「例えば……あぁ、今の君には到底無理な話だと付け加えておくが」
黒井「もし私が社長であれば、君だけでなく、君の家族全員を十分に養わせる事が出来る」
やよい『!……ほ、ホントですかっ!?』
黒井「無論だとも」
やよい『……ウソじゃ、ないですよね』
黒井「このようなジリ貧借金生活からは、すぐにオサラバしてみせる、と約束しても構わんぞ」
やよい『………』
律子『……どうするんです?社長』
やよい『……分かりました。律子さん、私……社長を辞めます!』
黒井「フッ……実に賢明な判断だ」ニタァ
やよい『約束破ったら、ハリセンボン飲ませますからねー!』
黒井「もし私が社長であれば、君だけでなく、君の家族全員を十分に養わせる事が出来る」
やよい『!……ほ、ホントですかっ!?』
黒井「無論だとも」
やよい『……ウソじゃ、ないですよね』
黒井「このようなジリ貧借金生活からは、すぐにオサラバしてみせる、と約束しても構わんぞ」
やよい『………』
律子『……どうするんです?社長』
やよい『……分かりました。律子さん、私……社長を辞めます!』
黒井「フッ……実に賢明な判断だ」ニタァ
やよい『約束破ったら、ハリセンボン飲ませますからねー!』
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:37:58.92 ID:z0QzlsPKo
ファファファーン
小鳥『黒井Pの下剋上が成功。社長が交代し、841プロは961プロに生まれ変わりました』
小鳥『やよいちゃんが所有していた全資産、及び支配地域が全て黒井社長に譲渡されます』
小鳥『841プロが消滅したので、37000プロとの同盟が解消されました』
黒井「さて、秋月律子。君はどうするかね?」
律子『やよいがここに残るなら、私も残りますけど』
黒井「ふむ……君は中々優秀そうだ。今手放すには、惜しい人材だな?」
律子『と言うかこの事務所、私とやよいしかいませんし』
黒井「そうだな。まぁ、しばらくは君と同様、私の手足となって動いてもらおうか」
小鳥『黒井Pの下剋上が成功。社長が交代し、841プロは961プロに生まれ変わりました』
小鳥『やよいちゃんが所有していた全資産、及び支配地域が全て黒井社長に譲渡されます』
小鳥『841プロが消滅したので、37000プロとの同盟が解消されました』
黒井「さて、秋月律子。君はどうするかね?」
律子『やよいがここに残るなら、私も残りますけど』
黒井「ふむ……君は中々優秀そうだ。今手放すには、惜しい人材だな?」
律子『と言うかこの事務所、私とやよいしかいませんし』
黒井「そうだな。まぁ、しばらくは君と同様、私の手足となって動いてもらおうか」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:41:16.06 ID:z0QzlsPKo
ファファファーン
小鳥『度重なる一揆の影響により資金が底を尽いたGNHプロが、経営破たんしました』
小鳥『社長だった我那覇響ちゃんは、行方をくらました模様です』
キンコンキンコーン
律子『ひと月経ちました。黒井社長、報告です』
黒井「聞こう」
律子『社長の尽力により、我が961プロの収入が支出を上回りました』
律子『経済上の問題は、今のところありません』
黒井「……それで?」
律子『様子見をしていた37000プロの水瀬社長から、借金の催促がきました。一括で返せと』
黒井「フン、私があの小娘に返す物など何もないわ。ヴァカめ」
ファファファーン
小鳥『961プロが借金を踏み倒しました。37000プロとの関係が若干悪化しました』
小鳥『度重なる一揆の影響により資金が底を尽いたGNHプロが、経営破たんしました』
小鳥『社長だった我那覇響ちゃんは、行方をくらました模様です』
キンコンキンコーン
律子『ひと月経ちました。黒井社長、報告です』
黒井「聞こう」
律子『社長の尽力により、我が961プロの収入が支出を上回りました』
律子『経済上の問題は、今のところありません』
黒井「……それで?」
律子『様子見をしていた37000プロの水瀬社長から、借金の催促がきました。一括で返せと』
黒井「フン、私があの小娘に返す物など何もないわ。ヴァカめ」
ファファファーン
小鳥『961プロが借金を踏み倒しました。37000プロとの関係が若干悪化しました』
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:44:04.62 ID:z0QzlsPKo
黒井「さて、秋月律子」
律子『何でしょう、社長』
黒井「そろそろ我が961プロも、他の地方に出向こうと思うのだよ」
律子『!……どちらに?』
黒井「どちらに、とは愚問だな、君ィ。東京だよ、東京」
律子『という事は、876プロへ?』
黒井「ウィ。ファンの質が良い土地を、いつまでも遊ばせておく訳にもいかないのでね」
黒井「今回は君一人で無双してもらうぞ。フフフ……」
律子『何でしょう、社長』
黒井「そろそろ我が961プロも、他の地方に出向こうと思うのだよ」
律子『!……どちらに?』
黒井「どちらに、とは愚問だな、君ィ。東京だよ、東京」
律子『という事は、876プロへ?』
黒井「ウィ。ファンの質が良い土地を、いつまでも遊ばせておく訳にもいかないのでね」
黒井「今回は君一人で無双してもらうぞ。フフフ……」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:45:33.22 ID:z0QzlsPKo
律子『……それは構いませんけど、勝算はあるのですか?』
黒井「一つ、客寄せパンダである高槻やよいはステータスが実戦、つまり遠征向きではない」
黒井「二つ、私は戦えん。元がプロデューサーだからか、遠征の際に必要なパラメータが設定されておらん」
黒井「そして三つ。我が961プロの支配地は本拠地である長野、そして先々週に支配したばかりの山梨」
黒井「これで甲信地方はコンプリートした訳だが、対する876プロは?」
律子『未だに東京都一つだけですね』
黒井「ウィ。最後にもう一つ、付け加えておくならば……」
黒井「戦況を左右するファン数は3倍差、そして君の初心者救済措置とも言える能力値が決め手だ」
黒井「一つ、客寄せパンダである高槻やよいはステータスが実戦、つまり遠征向きではない」
黒井「二つ、私は戦えん。元がプロデューサーだからか、遠征の際に必要なパラメータが設定されておらん」
黒井「そして三つ。我が961プロの支配地は本拠地である長野、そして先々週に支配したばかりの山梨」
黒井「これで甲信地方はコンプリートした訳だが、対する876プロは?」
律子『未だに東京都一つだけですね』
黒井「ウィ。最後にもう一つ、付け加えておくならば……」
黒井「戦況を左右するファン数は3倍差、そして君の初心者救済措置とも言える能力値が決め手だ」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:47:34.63 ID:z0QzlsPKo
秋月律子
Vo:A-
Da:B+
Vi:B
魅力:A-
野望:85
黒井「これらを鑑みれば、負ける方がどうかしている……とは、思わないかね?」
黒井「理解できたら、さっさと遠征の準備をしたまえ。なぁに、行動力は腐るほどある」
律子『……分かりました』
黒井「あぁ、ところで……あそこの社長は、君の知り合いかね?」
律子『………えぇ、まぁ。従兄弟です』
Vo:A-
Da:B+
Vi:B
魅力:A-
野望:85
黒井「これらを鑑みれば、負ける方がどうかしている……とは、思わないかね?」
黒井「理解できたら、さっさと遠征の準備をしたまえ。なぁに、行動力は腐るほどある」
律子『……分かりました』
黒井「あぁ、ところで……あそこの社長は、君の知り合いかね?」
律子『………えぇ、まぁ。従兄弟です』
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:49:20.93 ID:z0QzlsPKo
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
小鳥『876プロの本拠地が、961プロによって制圧されました!』
小鳥『我那覇響、日高愛、水谷絵理、社長の秋月涼、以上の四名を捕らえました!』
黒井「フッ……つまらん」
響『うぎゃー!は、歯が立たないぞ……!』
愛『つよすぎるよー!うわーん!』
絵理『そんな……』
涼『うぅ……り、律子姉ちゃん……!』
律子『社長。ご判断をお願いします』
黒井「ウィ」
小鳥『876プロの本拠地が、961プロによって制圧されました!』
小鳥『我那覇響、日高愛、水谷絵理、社長の秋月涼、以上の四名を捕らえました!』
黒井「フッ……つまらん」
響『うぎゃー!は、歯が立たないぞ……!』
愛『つよすぎるよー!うわーん!』
絵理『そんな……』
涼『うぅ……り、律子姉ちゃん……!』
律子『社長。ご判断をお願いします』
黒井「ウィ」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:52:26.75 ID:z0QzlsPKo
小鳥『「説得する」……スカウトします。成功すれば、所属アイドルが増えます』
小鳥『「解放する」……解き放ちます。所属事務所が消滅している場合、フリーになります』
小鳥『「処断する」……まるでダメな大人にポイします。報酬として、スタミナドリンクを入手します』
黒井「無駄に選択肢が生々しいな。さて」カチカチ
涼『わ、私達を、どうするつもりですか……!?』
黒井「……秋月律子。まずは勝利者である君の意見を聞こうじゃないか」
律子『我が961プロは中部、関東の支配地域数に比べ、所属アイドルの数が圧倒的に足りません』
律子『南で領土拡大を目論む37000プロの件もあります。この辺りで、アイドルをスカウトすべきです』
黒井「……ウム、すんばらしく美しい正論だ。反論の余地もない」
黒井「そのような状況で、処断するを選ぶなんて……まったく、とんでもない事だよ」
小鳥『「解放する」……解き放ちます。所属事務所が消滅している場合、フリーになります』
小鳥『「処断する」……まるでダメな大人にポイします。報酬として、スタミナドリンクを入手します』
黒井「無駄に選択肢が生々しいな。さて」カチカチ
涼『わ、私達を、どうするつもりですか……!?』
黒井「……秋月律子。まずは勝利者である君の意見を聞こうじゃないか」
律子『我が961プロは中部、関東の支配地域数に比べ、所属アイドルの数が圧倒的に足りません』
律子『南で領土拡大を目論む37000プロの件もあります。この辺りで、アイドルをスカウトすべきです』
黒井「……ウム、すんばらしく美しい正論だ。反論の余地もない」
黒井「そのような状況で、処断するを選ぶなんて……まったく、とんでもない事だよ」
33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:54:55.88 ID:z0QzlsPKo
黒井「例え、今はまだ使い物にならないゴミのようなステータスであってもだ」
黒井「ダイヤの原石の如く、磨けば彼女達は必ずや輝いてくれる事だろう」
愛『あ、あたし達はゴミじゃありません!』
黒井「何にせよ、これから先アイドルは重要な戦力となる……」
黒井「ここは手を差し伸べ、丁重に扱うべきだ」
涼『そ、それじゃあ……』ホッ
黒井「……とまぁ」
黒井「無知で無能でお人好しのヴァカなプロデューサーであれば、そう判断する事だろうな?」
涼『』
愛『えっ?』
絵理『………』
響『ど、どういう事さー!?』
黒井「ダイヤの原石の如く、磨けば彼女達は必ずや輝いてくれる事だろう」
愛『あ、あたし達はゴミじゃありません!』
黒井「何にせよ、これから先アイドルは重要な戦力となる……」
黒井「ここは手を差し伸べ、丁重に扱うべきだ」
涼『そ、それじゃあ……』ホッ
黒井「……とまぁ」
黒井「無知で無能でお人好しのヴァカなプロデューサーであれば、そう判断する事だろうな?」
涼『』
愛『えっ?』
絵理『………』
響『ど、どういう事さー!?』
34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 20:56:27.09 ID:z0QzlsPKo
カチカチ
小鳥『本当に処断しますか?』
カチッ
小鳥『はい!じゃあ涼君は、お姉さんと一緒にね♪』
涼『ぎゃおおおおおおおおおおおおおん!!』ズルズル
愛『り、涼さぁーーーーーーーーーーーーーーん!!!』
黒井『ハハハハハ!さようなら、秋月涼!こんにちは、スタミナドリンク!』
カチカチ
小鳥『本当に処断しますか?』
カチッ
尾崎『さぁ行きましょう、絵理。これからは“こっち”の世界で、私と……ね?』
絵理『……これはひどい?』ズルズル
愛『え、絵理さぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!』
小鳥『本当に処断しますか?』
カチッ
小鳥『はい!じゃあ涼君は、お姉さんと一緒にね♪』
涼『ぎゃおおおおおおおおおおおおおん!!』ズルズル
愛『り、涼さぁーーーーーーーーーーーーーーん!!!』
黒井『ハハハハハ!さようなら、秋月涼!こんにちは、スタミナドリンク!』
カチカチ
小鳥『本当に処断しますか?』
カチッ
尾崎『さぁ行きましょう、絵理。これからは“こっち”の世界で、私と……ね?』
絵理『……これはひどい?』ズルズル
愛『え、絵理さぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!』
35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:00:11.36 ID:z0QzlsPKo
黒井「入手したスタミナドリンクは計10本か。これだけあれば、まずは十分」
やよい『ど、どうして……!?』
黒井「フフフ……高槻やよい。君の残念なオツムでは、到底理解などしきれまい」
やよい『うぅー……ば、馬鹿にされちゃいましたー』グスッ
黒井「(この手のゲームでは、最初の三ヶ月程はまず準備期間が設定されているのだ。つまり、攻めて来ない)」
黒井「(だがこちらからは、スタミナドリンクの量が許す限り、いくらでも攻められる。そこを突くのだよ)」
黒井「(私の手腕をもってすれば、準備など半月、いや、一週で完了する!)」
黒井「(そして周りを見渡せば、未だ準備の整わぬ愚かな連中しかおらん!)」
黒井「(という訳で、残り二ヶ月は『ずっと私のターン』なのだ!ハハハハハハ!!)」
※引用 アイドルの野望~全国版~ マスターブック(定価:1553円+税)
やよい『ど、どうして……!?』
黒井「フフフ……高槻やよい。君の残念なオツムでは、到底理解などしきれまい」
やよい『うぅー……ば、馬鹿にされちゃいましたー』グスッ
黒井「(この手のゲームでは、最初の三ヶ月程はまず準備期間が設定されているのだ。つまり、攻めて来ない)」
黒井「(だがこちらからは、スタミナドリンクの量が許す限り、いくらでも攻められる。そこを突くのだよ)」
黒井「(私の手腕をもってすれば、準備など半月、いや、一週で完了する!)」
黒井「(そして周りを見渡せば、未だ準備の整わぬ愚かな連中しかおらん!)」
黒井「(という訳で、残り二ヶ月は『ずっと私のターン』なのだ!ハハハハハハ!!)」
※引用 アイドルの野望~全国版~ マスターブック(定価:1553円+税)
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:03:17.85 ID:z0QzlsPKo
黒井「さて……」チラッ
愛『』ビクッ
黒井「処断か、スカウトか……好きな方を選ぶといい」
愛『……しょ、処断は、嫌です……!』ガタガタ
響『じ、自分もやだぞ……ま、まだ未成年、だし……』グスッ
黒井「そうか……処断は、嫌か?……クククク、フハハハハハハハ!!」
黒井「いいだろう。二人とも合格だ」
愛『……えっ?』
響『ほ、ホントかー!?』
黒井「流石にこれ以上削る訳にもいかんのでな。手厚く歓迎しようではないか」
黒井「私と出会えた今日という日に感謝するがいい、諸君。ようこそ、我が961プロへ!」ニタァ
律子『……………』
愛『』ビクッ
黒井「処断か、スカウトか……好きな方を選ぶといい」
愛『……しょ、処断は、嫌です……!』ガタガタ
響『じ、自分もやだぞ……ま、まだ未成年、だし……』グスッ
黒井「そうか……処断は、嫌か?……クククク、フハハハハハハハ!!」
黒井「いいだろう。二人とも合格だ」
愛『……えっ?』
響『ほ、ホントかー!?』
黒井「流石にこれ以上削る訳にもいかんのでな。手厚く歓迎しようではないか」
黒井「私と出会えた今日という日に感謝するがいい、諸君。ようこそ、我が961プロへ!」ニタァ
律子『……………』
39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:05:24.82 ID:z0QzlsPKo
黒井「勝利した後のスタミナドリンクは格別だな」ゴクゴク
ファファファーン
小鳥『961プロが、秋月涼君、水谷絵理ちゃんの二名を処断しました』
ファファファーン
小鳥『水谷絵理ちゃんの処断により、37000プロとの関係が更に悪化しました』
ファファファーン
小鳥『秋月律子さんが、この度の処断に不満を抱いた様です』
黒井「フン。淡々としていた割には、か?なかなか可愛い所もあるじゃないか」
黒井「……スタミナドリンクの為だったとはいえ、あのアイドル達だけでは少々物足りないな」
黒井「フフフ……ここはひとつ、私自らがスカウトに出向くとしよう」
ファファファーン
小鳥『961プロが、秋月涼君、水谷絵理ちゃんの二名を処断しました』
ファファファーン
小鳥『水谷絵理ちゃんの処断により、37000プロとの関係が更に悪化しました』
ファファファーン
小鳥『秋月律子さんが、この度の処断に不満を抱いた様です』
黒井「フン。淡々としていた割には、か?なかなか可愛い所もあるじゃないか」
黒井「……スタミナドリンクの為だったとはいえ、あのアイドル達だけでは少々物足りないな」
黒井「フフフ……ここはひとつ、私自らがスカウトに出向くとしよう」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:07:15.72 ID:z0QzlsPKo
黒井「やぁ、37000プロの星井美希ちゃん。元気かな?」
美希『?……ミキに何の用?』
黒井「単刀直入に言おう。私と共に、961プロに来る気はないかね?」
美希『961プロに?デコちゃんが絶対にブッ潰すって言ってた、あの事務所?』
黒井「そうだよ。37000プロが急ピッチで鍛え上げている最中の君に、一目惚れしてしまってね」
黒井「君のその才能、ここで腐らすには惜しい。是非とも、この私に預けてはくれないか?」スッ
美希『何これ?』
黒井「これかい?180円もする、コシヒカリを使った高級なコンビニのおにぎりだよ」ニタァ
美希『?……ミキに何の用?』
黒井「単刀直入に言おう。私と共に、961プロに来る気はないかね?」
美希『961プロに?デコちゃんが絶対にブッ潰すって言ってた、あの事務所?』
黒井「そうだよ。37000プロが急ピッチで鍛え上げている最中の君に、一目惚れしてしまってね」
黒井「君のその才能、ここで腐らすには惜しい。是非とも、この私に預けてはくれないか?」スッ
美希『何これ?』
黒井「これかい?180円もする、コシヒカリを使った高級なコンビニのおにぎりだよ」ニタァ
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:09:12.92 ID:z0QzlsPKo
美希『………』
黒井「どうかしたかい?」
美希『……オジサン、ミキを馬鹿にしないでくれる?』
黒井「ん?」
美希『ミキね、確かにおにぎりは好きだよ?』ムシャムシャ
美希『……でも、こういう高いだけのおにぎりは嫌いなの』ペロリ
小鳥『37000プロ所属のアイドル、星井美希ちゃんから内応の約束を取り付けました』
黒井「どうかしたかい?」
美希『……オジサン、ミキを馬鹿にしないでくれる?』
黒井「ん?」
美希『ミキね、確かにおにぎりは好きだよ?』ムシャムシャ
美希『……でも、こういう高いだけのおにぎりは嫌いなの』ペロリ
小鳥『37000プロ所属のアイドル、星井美希ちゃんから内応の約束を取り付けました』
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:10:59.93 ID:z0QzlsPKo
黒井「口ではノン!と言いつつ、身体は次のおにぎりを所望するか。フフフフ……」
黒井「では、そろそろ委任している甲信エリアの様子を見に行くとするか」
愛『つ、つよすぎるよー!うわーん!うわーん!』
黒井「………」
やよい『あ、社長ー!』
黒井「これは一体、どういう事だ?」
律子『どういう事も何も、これが私達に「人材育成」を委任した結果ですよ』
律子『日高さんに単独で他所の事務所と戦わせろなんて、無茶もいいトコです』
黒井「では、そろそろ委任している甲信エリアの様子を見に行くとするか」
愛『つ、つよすぎるよー!うわーん!うわーん!』
黒井「………」
やよい『あ、社長ー!』
黒井「これは一体、どういう事だ?」
律子『どういう事も何も、これが私達に「人材育成」を委任した結果ですよ』
律子『日高さんに単独で他所の事務所と戦わせろなんて、無茶もいいトコです』
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:12:35.59 ID:z0QzlsPKo
黒井「はぁ……秋月律子。君は一体何を聞いていたのだ?」
黒井「委任する前に言ったはずだろう?勝ってもらわなければ困る、と。特に日高愛にはな」
律子『………』
黒井「(とは言え……)」
日高愛
Vo:B-
Da:C-
Vi:C-
魅力:C+
野望:78
黒井「(ボーカル一辺倒でこの底辺性能では、無茶と言われても仕方がない、か)」
黒井「(だがこの小娘には、何としてでも単独で20勝してもらうぞ……!)」
黒井「委任する前に言ったはずだろう?勝ってもらわなければ困る、と。特に日高愛にはな」
律子『………』
黒井「(とは言え……)」
日高愛
Vo:B-
Da:C-
Vi:C-
魅力:C+
野望:78
黒井「(ボーカル一辺倒でこの底辺性能では、無茶と言われても仕方がない、か)」
黒井「(だがこの小娘には、何としてでも単独で20勝してもらうぞ……!)」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:14:32.54 ID:z0QzlsPKo
黒井「……それはさておき。このエリアの収入が激減しているように見えるが」
やよい『あ、それは私達のせいじゃないですよー』
響『社長!これは愚民一揆の仕業さー!』
黒井「はぁ?愚民一揆……?」
響『アレが起きると、もうどうしようもないんだ!』
~阪神エリア~
春香『それじゃ行っくよー!洗脳・搾取・虎の巻ィーーーーーー!!』
信者『ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!』
春香『ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!』
信者『ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!』
やよい『あ、それは私達のせいじゃないですよー』
響『社長!これは愚民一揆の仕業さー!』
黒井「はぁ?愚民一揆……?」
響『アレが起きると、もうどうしようもないんだ!』
~阪神エリア~
春香『それじゃ行っくよー!洗脳・搾取・虎の巻ィーーーーーー!!』
信者『ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!』
春香『ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!』
信者『ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!ハイッ!』
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:16:38.44 ID:z0QzlsPKo
ファファファーン
小鳥『全国各地で、愚民一揆が多発しています』
小鳥『被害地域での収入が、4分の3カットされます。ついでに、その地域にいるファンも半分減ります』
黒井「何……だと……!?」
響『自分、序盤から執拗に一揆、集中して連発されちゃったから……』グスッ
やよい『弱小プロダクションだと、ひとたまりもないですからねー……』
黒井「………」
律子『あら、もうお手上げですか?社長』
黒井「フッ……君は一体、何を言っているのかね?」
黒井「この程度で我が961プロ、そしてこの私を侮ってもらっては困るねぇ、君ィ……フフフフフ」
小鳥『全国各地で、愚民一揆が多発しています』
小鳥『被害地域での収入が、4分の3カットされます。ついでに、その地域にいるファンも半分減ります』
黒井「何……だと……!?」
響『自分、序盤から執拗に一揆、集中して連発されちゃったから……』グスッ
やよい『弱小プロダクションだと、ひとたまりもないですからねー……』
黒井「………」
律子『あら、もうお手上げですか?社長』
黒井「フッ……君は一体、何を言っているのかね?」
黒井「この程度で我が961プロ、そしてこの私を侮ってもらっては困るねぇ、君ィ……フフフフフ」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:19:37.30 ID:z0QzlsPKo
黒井「一揆の事はまず置いておくとして……日高愛!」
愛『は、はい!』
黒井「君も我が961プロの一員である以上、もう少し根性を見せてほしいのだがね」
愛『そ、それなりには、あたしも頑張ってるんですけど……あはは』
黒井「ノン!それなり、ではダメなのだよ君ィ……やるなら全力で、だ」
律子『だから、それでも無茶なんですって。相手は京都、北陸一帯を治める四条プロですよ?』
律子『ウチと同じ少数精鋭型ですけど、社長である貴音さんと、腹心の雪歩は強さが段違いですから』
律子『何度突っ込もうが返り討ちですよ』
愛『は、はい!』
黒井「君も我が961プロの一員である以上、もう少し根性を見せてほしいのだがね」
愛『そ、それなりには、あたしも頑張ってるんですけど……あはは』
黒井「ノン!それなり、ではダメなのだよ君ィ……やるなら全力で、だ」
律子『だから、それでも無茶なんですって。相手は京都、北陸一帯を治める四条プロですよ?』
律子『ウチと同じ少数精鋭型ですけど、社長である貴音さんと、腹心の雪歩は強さが段違いですから』
律子『何度突っ込もうが返り討ちですよ』
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:21:53.57 ID:z0QzlsPKo
やよい『ここはいっそ、新潟に繰り出して……』
黒井「高槻やよい。君に意見など聞いていない」
やよい『うー……ご、ごめんなさいー』
響『でもさ、新潟に進出して東北を狙った方が良くないかー?』
黒井「ヴァカめ。流石のこの私も、これ以上前後に敵を作るつもりはない」
黒井「東北の魔王、そして双子と事を構えるのは当分後だ」
黒井「奴らが互いに争っている内は、尚更な。放っておけば良いのだよ」
律子『では、当面の敵は37000プロと……四条プロ、でしょうか』
黒井「無論だ」
黒井「高槻やよい。君に意見など聞いていない」
やよい『うー……ご、ごめんなさいー』
響『でもさ、新潟に進出して東北を狙った方が良くないかー?』
黒井「ヴァカめ。流石のこの私も、これ以上前後に敵を作るつもりはない」
黒井「東北の魔王、そして双子と事を構えるのは当分後だ」
黒井「奴らが互いに争っている内は、尚更な。放っておけば良いのだよ」
律子『では、当面の敵は37000プロと……四条プロ、でしょうか』
黒井「無論だ」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:23:21.81 ID:z0QzlsPKo
黒井「さて、日高愛が手こずっているという四条プロの社長は……」カチカチ
四条貴音
Vo:B
Da:B-
Vi:B
魅力:B+
野望:62
黒井「まだ発展途上なのか、平々凡々ではある……が、私が構想するトリオユニットには必要不可欠だ」
黒井「特定の組み合わせで遠征した場合に能力がアップすると知れば、尚更な」
黒井「その為には、四条貴音……やはり君は必要だ。フフフ……」
四条貴音
Vo:B
Da:B-
Vi:B
魅力:B+
野望:62
黒井「まだ発展途上なのか、平々凡々ではある……が、私が構想するトリオユニットには必要不可欠だ」
黒井「特定の組み合わせで遠征した場合に能力がアップすると知れば、尚更な」
黒井「その為には、四条貴音……やはり君は必要だ。フフフ……」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:24:49.32 ID:z0QzlsPKo
律子『……まさか、社長クラスのアイドルを引き抜くなんて考えてませんよね』
黒井「それがどうした?」
律子『社長は滅多な事がない限り、首を縦に振る事はありません。選択肢は用意されていますけど』
律子『貴音さん自身、かなり義理堅い人と聞いてますし。捕まえても、解放するしかありません』
黒井「フン。ならば一旦、四条プロを滅ぼした上で……」
律子『そんな事したら絶対なびきませんよ。この先どこに所属しようと、社長の誘いは断るでしょうね』
黒井「ぬぬっ……で、では、どうすればよいのだ!」
律子『……通常のプレイでは、諦めるしかありません』
黒井「諦めるだとぉ?この私に、諦めろというのかっ!」
律子『そういう仕様ですので』
黒井「それがどうした?」
律子『社長は滅多な事がない限り、首を縦に振る事はありません。選択肢は用意されていますけど』
律子『貴音さん自身、かなり義理堅い人と聞いてますし。捕まえても、解放するしかありません』
黒井「フン。ならば一旦、四条プロを滅ぼした上で……」
律子『そんな事したら絶対なびきませんよ。この先どこに所属しようと、社長の誘いは断るでしょうね』
黒井「ぬぬっ……で、では、どうすればよいのだ!」
律子『……通常のプレイでは、諦めるしかありません』
黒井「諦めるだとぉ?この私に、諦めろというのかっ!」
律子『そういう仕様ですので』
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:29:02.79 ID:z0QzlsPKo
黒井「おのれ765プロめぇ……どこまで私の邪魔をすれば、気が済……」
黒井「ん?……ちょっと待て」
黒井「君は先程、『通常のプレイでは、諦めるしかありません』……そう、言ったな?」
律子『はい』
黒井「では『通常のプレイでなければ』四条貴音は懐柔できる。そういう事だな?」
律子『………』
黒井「フ、フフ……フハハハハハ!どうやら口を滑らせてしまったようだな、秋月律子ォ!!」
律子『………』
黒井「いいだろう、君はそこで見ているがいい。この私の華麗なるマジックを、な……フフフフフ」カチカチ
小鳥『マルチプレイモードを開始します。プレイするアイドルを選んで下さい』
黒井「ん?……ちょっと待て」
黒井「君は先程、『通常のプレイでは、諦めるしかありません』……そう、言ったな?」
律子『はい』
黒井「では『通常のプレイでなければ』四条貴音は懐柔できる。そういう事だな?」
律子『………』
黒井「フ、フフ……フハハハハハ!どうやら口を滑らせてしまったようだな、秋月律子ォ!!」
律子『………』
黒井「いいだろう、君はそこで見ているがいい。この私の華麗なるマジックを、な……フフフフフ」カチカチ
小鳥『マルチプレイモードを開始します。プレイするアイドルを選んで下さい』
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:30:51.18 ID:z0QzlsPKo
~四条プロ~
雪歩『四条さん、おはようございますぅ!』
貴音『961プロの動向はどうなっているのでしょう』
雪歩『愛ちゃんがまた一人で挑んできましたけど、何とか撃退できました』
雪歩『黒井社長……あの人が何を企んでいるのか、私には良く分かりません』
貴音『そうですか。やはりここは、同盟相手であるのヮのプロ、37000プロと団結して……』
貴音『………』
雪歩『どうしました、四条さん?』
貴音『萩原雪歩。すぐに長野へ、遠征の準備を』
雪歩『えっ?』
貴音『わたくし達だけで、961プロと雌雄を決するのです』
雪歩『四条さん、おはようございますぅ!』
貴音『961プロの動向はどうなっているのでしょう』
雪歩『愛ちゃんがまた一人で挑んできましたけど、何とか撃退できました』
雪歩『黒井社長……あの人が何を企んでいるのか、私には良く分かりません』
貴音『そうですか。やはりここは、同盟相手であるのヮのプロ、37000プロと団結して……』
貴音『………』
雪歩『どうしました、四条さん?』
貴音『萩原雪歩。すぐに長野へ、遠征の準備を』
雪歩『えっ?』
貴音『わたくし達だけで、961プロと雌雄を決するのです』
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:33:01.56 ID:z0QzlsPKo
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
小鳥『社長の四条貴音、萩原雪歩の両名は取り逃がした模様です』
愛『か、勝てた!……勝てました、社長ー!』
黒井「喜ぶのは早い。君にはあと19回、勝ってもらわねば困る」
響『すごいな、一人で撃退しちゃったぞ!』
やよい『というか全くやる気が無かったですね、四条プロの人達……』
黒井「当然だ。今の四条プロは、我が961プロのサンドバッグなのだからな。フフフフ……」
律子『ですが、このまま勝ち続けても貴音さんは……』
黒井「と、思うだろう?案ずる事はない、既に手は打ってあるのだ」ニタァ
小鳥『社長の四条貴音、萩原雪歩の両名は取り逃がした模様です』
愛『か、勝てた!……勝てました、社長ー!』
黒井「喜ぶのは早い。君にはあと19回、勝ってもらわねば困る」
響『すごいな、一人で撃退しちゃったぞ!』
やよい『というか全くやる気が無かったですね、四条プロの人達……』
黒井「当然だ。今の四条プロは、我が961プロのサンドバッグなのだからな。フフフフ……」
律子『ですが、このまま勝ち続けても貴音さんは……』
黒井「と、思うだろう?案ずる事はない、既に手は打ってあるのだ」ニタァ
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:34:51.74 ID:z0QzlsPKo
~(ゲーム内で)数ヶ月後~
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
小鳥『四条貴音、萩原雪歩の両名を捕えました!』
黒井「これで、20勝目……そろそろ頃合だな。マルチプレイモードを終了する」
貴音『………』
雪歩『四条さん、どうして!……どうして、指示を出してくれなかったんです!?』
貴音『………』
黒井「……四条貴音。私と共に、高みを目指す気はあるか?」
黒井「その気があれば、我が961プロはいつでも君を歓迎しよう」
雪歩『なっ……!?』
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
小鳥『四条貴音、萩原雪歩の両名を捕えました!』
黒井「これで、20勝目……そろそろ頃合だな。マルチプレイモードを終了する」
貴音『………』
雪歩『四条さん、どうして!……どうして、指示を出してくれなかったんです!?』
貴音『………』
黒井「……四条貴音。私と共に、高みを目指す気はあるか?」
黒井「その気があれば、我が961プロはいつでも君を歓迎しよう」
雪歩『なっ……!?』
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:38:09.96 ID:z0QzlsPKo
黒井「うん?……何か、異論があるのかね?」
雪歩『わ、私達は、遠征先で負けただけです!』
雪歩『本拠地だって無事なのに、あなた達に降る理由なんかありません!』
やよい『そ、そうですよー、社長。今回もただ防衛戦で勝っただけじゃ……』
黒井「高槻やよい。君に今後の発言権は無いと思いたまえ」
やよい『………』グスッ
黒井「さて、四条貴音。君の答えを聞こう」
貴音『わ、わたくし……は……』プルプル
黒井「私に降れば、私謹製のうまかっちゃんラーメンを一杯ご馳走しよう」
貴音『あなた様こそ、わたくしが求めていた、まことの理想の殿方……』
雪歩『』
雪歩『わ、私達は、遠征先で負けただけです!』
雪歩『本拠地だって無事なのに、あなた達に降る理由なんかありません!』
やよい『そ、そうですよー、社長。今回もただ防衛戦で勝っただけじゃ……』
黒井「高槻やよい。君に今後の発言権は無いと思いたまえ」
やよい『………』グスッ
黒井「さて、四条貴音。君の答えを聞こう」
貴音『わ、わたくし……は……』プルプル
黒井「私に降れば、私謹製のうまかっちゃんラーメンを一杯ご馳走しよう」
貴音『あなた様こそ、わたくしが求めていた、まことの理想の殿方……』
雪歩『』
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:40:21.98 ID:z0QzlsPKo
貴音『この四条貴音、あなた様に、生涯の伴侶として、付き従い、たく……』プルプル
黒井「ふ……ふ、フフ……ハーッハッハッハッハッハ!!!」
雪歩『なんで……どうして……』
貴音『……申し訳ありません、萩原雪歩』
貴音『四条プロ創設と共に頑張ってきたあなたの想いを、袋らぁめん一杯でいとも簡単に裏切り……』
貴音『敵方であるはずの黒井社長を……こんなにも……』
貴音『こんなにも……愛おしく想ってしまう、などと……』プルプル
雪歩『………』
貴音『わたくしは……社長失格、ですね』ポロポロ
黒井「ふ……ふ、フフ……ハーッハッハッハッハッハ!!!」
雪歩『なんで……どうして……』
貴音『……申し訳ありません、萩原雪歩』
貴音『四条プロ創設と共に頑張ってきたあなたの想いを、袋らぁめん一杯でいとも簡単に裏切り……』
貴音『敵方であるはずの黒井社長を……こんなにも……』
貴音『こんなにも……愛おしく想ってしまう、などと……』プルプル
雪歩『………』
貴音『わたくしは……社長失格、ですね』ポロポロ
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:42:49.71 ID:z0QzlsPKo
律子『……アイドルエディット機能、使ったんですね』
黒井「能力値は一切弄っておらん。マスクデータの相性と義理を、私好みにしただけだ」キリッ
雪歩『………』
黒井「……さて、残るは君だけのようだが」
雪歩『わ、私は……絶対、あなたに屈したり、なんか……!』ガタガタ
黒井「男嫌いでその気骨……美しいが、その判断は愚かだな。萩原雪歩」カチカチ
小鳥『本当に処断しますか?』
カチッ
雪歩父『さぁ、雪歩。これからは、パパの言いつけ通りに生きるんだぞ』ニコニコ
雪歩『……お、お父さんの、バカぁぁぁぁぁ……!』ズルズル
黒井「能力値は一切弄っておらん。マスクデータの相性と義理を、私好みにしただけだ」キリッ
雪歩『………』
黒井「……さて、残るは君だけのようだが」
雪歩『わ、私は……絶対、あなたに屈したり、なんか……!』ガタガタ
黒井「男嫌いでその気骨……美しいが、その判断は愚かだな。萩原雪歩」カチカチ
小鳥『本当に処断しますか?』
カチッ
雪歩父『さぁ、雪歩。これからは、パパの言いつけ通りに生きるんだぞ』ニコニコ
雪歩『……お、お父さんの、バカぁぁぁぁぁ……!』ズルズル
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:44:55.32 ID:z0QzlsPKo
ファファファーン
小鳥『社長不在となった四条プロは、後継者争いにより四散、分裂しました』
黒井「ハハハハハ!四条貴音、萩原雪歩無き四条プロの残党など、もはや恐るるに足らん!」
愛『あ、あの……社長ー……』
黒井「……おぉ、そうだった。忘れるところだったな」
愛『さっきのフェスで勝った時から……身体が火照って……うぅぅ』
黒井「フフフ……そうだ、それでいいぞ、日高愛!」
黒井「私は、ずっとこの時を待っていたのだからな……!!」
小鳥『おや……?愛ちゃんの様子が……』
デッデッデッデー デッデッデッデー
愛『し……進化するよーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!』
小鳥『社長不在となった四条プロは、後継者争いにより四散、分裂しました』
黒井「ハハハハハ!四条貴音、萩原雪歩無き四条プロの残党など、もはや恐るるに足らん!」
愛『あ、あの……社長ー……』
黒井「……おぉ、そうだった。忘れるところだったな」
愛『さっきのフェスで勝った時から……身体が火照って……うぅぅ』
黒井「フフフ……そうだ、それでいいぞ、日高愛!」
黒井「私は、ずっとこの時を待っていたのだからな……!!」
小鳥『おや……?愛ちゃんの様子が……』
デッデッデッデー デッデッデッデー
愛『し……進化するよーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!』
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:48:47.57 ID:z0QzlsPKo
テーテーテー テテテテーテテー
小鳥『……えー、可愛い突撃豆タンクだった日高愛ちゃんは……』
小鳥『コブ付き人妻な前時代アイドル、日高舞に進化してしまいました』
黒井「何だ、その悪意のある表現は。究極のアイドルが誕生したのだぞ?」
日高舞
Vo:EX++
Da:EX
Vi:EX
魅力:EX++
野望:100
舞『うちの愛が世話になったようね。いいわ、手を貸してあげちゃう』
黒井「よろしく頼むよ……これから、忙しくなるのでね。フフフフフ……」
小鳥『……えー、可愛い突撃豆タンクだった日高愛ちゃんは……』
小鳥『コブ付き人妻な前時代アイドル、日高舞に進化してしまいました』
黒井「何だ、その悪意のある表現は。究極のアイドルが誕生したのだぞ?」
日高舞
Vo:EX++
Da:EX
Vi:EX
魅力:EX++
野望:100
舞『うちの愛が世話になったようね。いいわ、手を貸してあげちゃう』
黒井「よろしく頼むよ……これから、忙しくなるのでね。フフフフフ……」
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:51:19.76 ID:z0QzlsPKo
~(ゲーム内で)一ヶ月後~
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
小鳥『37000プロの本拠地が、961プロによって制圧されました!』
小鳥『社長の水瀬伊織、三浦あずさ、以上の二名を捕らえました!』
舞『楽勝♪ぶいにゃのだ~』
黒井「ハハハハハ!圧倒的じゃないか、我が961プロは!」
伊織『美希……あんた、裏切ったわね!』
美希『だって、ミキは頑張ってるのにデコちゃん、働け働けってうるさいんだもん』
あずさ『美希ちゃん……お昼寝は、頑張ってるとは言わないのよ?』
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
小鳥『37000プロの本拠地が、961プロによって制圧されました!』
小鳥『社長の水瀬伊織、三浦あずさ、以上の二名を捕らえました!』
舞『楽勝♪ぶいにゃのだ~』
黒井「ハハハハハ!圧倒的じゃないか、我が961プロは!」
伊織『美希……あんた、裏切ったわね!』
美希『だって、ミキは頑張ってるのにデコちゃん、働け働けってうるさいんだもん』
あずさ『美希ちゃん……お昼寝は、頑張ってるとは言わないのよ?』
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:53:58.44 ID:z0QzlsPKo
舞『で、どうするの?この子達も、処断しちゃう?』
黒井「そうだな……」
律子『伊織のお父さん、向こうでスタンバってますね』
伊織『っ……』
やよい『ちょっと待ってください!』
黒井「………」カチカチ
小鳥『本当に処断しますか?』
やよい『ま、待ってくださいっ!!!』
黒井「そうだな……」
律子『伊織のお父さん、向こうでスタンバってますね』
伊織『っ……』
やよい『ちょっと待ってください!』
黒井「………」カチカチ
小鳥『本当に処断しますか?』
やよい『ま、待ってくださいっ!!!』
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:55:53.52 ID:z0QzlsPKo
黒井「……この期に及んで何の用だ、高槻やよい」
黒井「そもそも、君に発言権は無いはずだが」
やよい『私が841プロを作る事が出来たのは、伊織ちゃんのおかげなんです!』
伊織『………』
やよい『伊織ちゃんは、独立したいって私のわがままを聞いてくれて、お金も出してくれて……!』
黒井「冗長な言い訳は嫌いでね。要点を頼む」
やよい『勝手なお願いなのは分かってます!でも伊織ちゃん達だけは、許してあげてください!』
黒井「……なるほど。私が841プロから始められたのは彼女のおかげ、でもある訳か」
伊織『あんたが事務所を乗っ取らなければ、こんな事には……!』
舞『泣ける話ねぇ。涙腺緩くなってきちゃった』
黒井「そもそも、君に発言権は無いはずだが」
やよい『私が841プロを作る事が出来たのは、伊織ちゃんのおかげなんです!』
伊織『………』
やよい『伊織ちゃんは、独立したいって私のわがままを聞いてくれて、お金も出してくれて……!』
黒井「冗長な言い訳は嫌いでね。要点を頼む」
やよい『勝手なお願いなのは分かってます!でも伊織ちゃん達だけは、許してあげてください!』
黒井「……なるほど。私が841プロから始められたのは彼女のおかげ、でもある訳か」
伊織『あんたが事務所を乗っ取らなければ、こんな事には……!』
舞『泣ける話ねぇ。涙腺緩くなってきちゃった』
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 21:57:54.11 ID:z0QzlsPKo
黒井「ふむ……そうだな。別にこのまま逃してやっても構わんぞ」
やよい『!……あ、ありがとうございますー!!』
黒井「その代わり、高槻やよい。君はクビだ」
やよい『えっ……』
律子『………』
美希『……やよい、辞めちゃうの?』
黒井「君より有能な日高舞が加わった以上、これ以上君を養う必要もなくなったのでね」
黒井「まったく、丁度いい時に申し出てくれたものだ。初めて君に感謝する事になりそうだよ」
やよい『……分かりました。それで伊織ちゃん達が、助かるのなら……』
伊織『や、やよい……!』
あずさ『……酷い人』
舞『同感ね』
やよい『!……あ、ありがとうございますー!!』
黒井「その代わり、高槻やよい。君はクビだ」
やよい『えっ……』
律子『………』
美希『……やよい、辞めちゃうの?』
黒井「君より有能な日高舞が加わった以上、これ以上君を養う必要もなくなったのでね」
黒井「まったく、丁度いい時に申し出てくれたものだ。初めて君に感謝する事になりそうだよ」
やよい『……分かりました。それで伊織ちゃん達が、助かるのなら……』
伊織『や、やよい……!』
あずさ『……酷い人』
舞『同感ね』
68: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:00:26.92 ID:z0QzlsPKo
やよい『黒井社長……今まで、お世話になりました!』ペコリ
黒井「フン」
律子『黒井社長がやよいを手放すのでしたら、私も辞めさせていただきますね』
黒井「結構だ。元々、そういう契約ではあったしな」
黒井「それに、だ。いつまでも初心者救済措置の君に頼るようであってはね」
律子『まぁ、私もこれで清々しましたし……次に会う時は、戦場ですね』
黒井「戦場で会えれば、な。フフフフ……」
やよい『り、律子さん……』
律子『……さ、行きましょうか。社長』
伊織『覚えてなさい……あんただけは、あんただけは絶対に許さないんだから……!』
黒井「フン」
律子『黒井社長がやよいを手放すのでしたら、私も辞めさせていただきますね』
黒井「結構だ。元々、そういう契約ではあったしな」
黒井「それに、だ。いつまでも初心者救済措置の君に頼るようであってはね」
律子『まぁ、私もこれで清々しましたし……次に会う時は、戦場ですね』
黒井「戦場で会えれば、な。フフフフ……」
やよい『り、律子さん……』
律子『……さ、行きましょうか。社長』
伊織『覚えてなさい……あんただけは、あんただけは絶対に許さないんだから……!』
69: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:02:26.01 ID:z0QzlsPKo
黒井「戦後処理は終わった。さて……」
黒井「星井美希、四条貴音……そして、我那覇響」
黒井「この3人が揃えば、私の理想のトリオユニットが完成する……!」
黒井「その時こそ、私の勝利は約束されるのだ!フハハハハハ!!」
響『あ、あのー……』
黒井「ハハハハハ……・ん?」
響『自分、もういるんだけど』
黒井「おやぁ?そう言う君は……が、我那覇響ではないかっ!」
響『な、何で初対面みたいな反応するのさー!876プロ潰した辺りからずっといたじゃないか!!』
黒井「876プロ?はて……あの時は確か、日高愛ともう一人、モブが……」
響『も、モブじゃないから!そのもう一人が自分だから!もー!忘れないでほしいなー!』
黒井「星井美希、四条貴音……そして、我那覇響」
黒井「この3人が揃えば、私の理想のトリオユニットが完成する……!」
黒井「その時こそ、私の勝利は約束されるのだ!フハハハハハ!!」
響『あ、あのー……』
黒井「ハハハハハ……・ん?」
響『自分、もういるんだけど』
黒井「おやぁ?そう言う君は……が、我那覇響ではないかっ!」
響『な、何で初対面みたいな反応するのさー!876プロ潰した辺りからずっといたじゃないか!!』
黒井「876プロ?はて……あの時は確か、日高愛ともう一人、モブが……」
響『も、モブじゃないから!そのもう一人が自分だから!もー!忘れないでほしいなー!』
70: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:04:07.59 ID:z0QzlsPKo
黒井「星井美希」
美希『お仕事頑張って、キラキラするの!』
黒井「四条貴音」
貴音『……何なりと』
黒井「そして我那覇響!」
響『な、なんくるないさー!』
黒井「これで私のプロジェクト・フェアリーが完成だ!ハーッハッハッハッハッハ!!」
舞『クロちゃん頑張ったわねー、偉い偉い』
黒井「ヒアウィーゴー!」
美希『お仕事頑張って、キラキラするの!』
黒井「四条貴音」
貴音『……何なりと』
黒井「そして我那覇響!」
響『な、なんくるないさー!』
黒井「これで私のプロジェクト・フェアリーが完成だ!ハーッハッハッハッハッハ!!」
舞『クロちゃん頑張ったわねー、偉い偉い』
黒井「ヒアウィーゴー!」
71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:05:36.27 ID:z0QzlsPKo
黒井「エェークスキャーリバァー♪エェークスキャーリバァー♪」
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
千早『961プロ……なんて強さなの……!』
真『こ、こんな……勝負にもなってないじゃないか!』
黒井「From United Kingdom ♪ I'm looking for Heaven ♪」
小鳥『のヮのプロの本拠地が、961プロによって制圧されました!』
春香『えっ、ウソ!?そ、そんなぁ……』
黒井「I'm going to California~~~~~~♪」
亜美『うあうあー!北海道まで来るなんて聞いてないよー!!』
真美『魔王エンジェルのお姉ちゃん達までやっつけちゃったのかー……』
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
千早『961プロ……なんて強さなの……!』
真『こ、こんな……勝負にもなってないじゃないか!』
黒井「From United Kingdom ♪ I'm looking for Heaven ♪」
小鳥『のヮのプロの本拠地が、961プロによって制圧されました!』
春香『えっ、ウソ!?そ、そんなぁ……』
黒井「I'm going to California~~~~~~♪」
亜美『うあうあー!北海道まで来るなんて聞いてないよー!!』
真美『魔王エンジェルのお姉ちゃん達までやっつけちゃったのかー……』
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:07:39.62 ID:z0QzlsPKo
黒井「フハハハハ!素晴らしい、実に素晴らしいなぁ、諸君!!」
舞『随分とご機嫌ね、クロちゃん』
黒井「見たまえ。今や日本全国が961プロの支配下に入ったのだ!」
黒井「これは日高舞、君と私のユニットがいてこその快挙だよ!」
舞『んー……まだ喜ぶのは、早いんじゃない?』
黒井「ん?」
舞『だってほら、関東エリア……』
ファファファーン
小鳥『フリーで活動中だった高槻やよいちゃんが東京都で旗揚げし、765プロダクションを設立しました』
黒井「何……だとぉ?」
舞『随分とご機嫌ね、クロちゃん』
黒井「見たまえ。今や日本全国が961プロの支配下に入ったのだ!」
黒井「これは日高舞、君と私のユニットがいてこその快挙だよ!」
舞『んー……まだ喜ぶのは、早いんじゃない?』
黒井「ん?」
舞『だってほら、関東エリア……』
ファファファーン
小鳥『フリーで活動中だった高槻やよいちゃんが東京都で旗揚げし、765プロダクションを設立しました』
黒井「何……だとぉ?」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:10:18.08 ID:z0QzlsPKo
やよい『皆さん、頑張りましょー!765プロ、ファイトー!!』
『おーっ!!』
舞『あなたが解放してあげたアイドル、皆あの子の所に行っちゃったみたいね』
黒井「処断せず解放してやった恩を、仇で返しおって……!!」
舞『クロちゃんお気に入りのユニットの子達も、一緒みたい』
黒井「はぁ!?ふ、ふざけているのか!?……一体何をどうしたらそうなる!?」
舞『よく分かんないけど、いわゆる特殊イベントって奴じゃないの?』
黒井「おのれぇ……おのれおのれおのれぇぇぇぇぇ!」
黒井「765プロ!どこまで私をコケにする気だっ!!」
黒井「許さん……もう許さんぞ、あの底辺アイドル共が!即刻叩き潰してくれる!!」
『おーっ!!』
舞『あなたが解放してあげたアイドル、皆あの子の所に行っちゃったみたいね』
黒井「処断せず解放してやった恩を、仇で返しおって……!!」
舞『クロちゃんお気に入りのユニットの子達も、一緒みたい』
黒井「はぁ!?ふ、ふざけているのか!?……一体何をどうしたらそうなる!?」
舞『よく分かんないけど、いわゆる特殊イベントって奴じゃないの?』
黒井「おのれぇ……おのれおのれおのれぇぇぇぇぇ!」
黒井「765プロ!どこまで私をコケにする気だっ!!」
黒井「許さん……もう許さんぞ、あの底辺アイドル共が!即刻叩き潰してくれる!!」
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:12:25.05 ID:z0QzlsPKo
舞『って事は、1対12?何それ、すごく燃える展開じゃない』クスクス
黒井「やれるな、日高舞」
舞『一応自作自演とは言え、愛を育ててくれた恩もある訳だし……』
舞『オッケー、付き合ってあげる』
黒井「フッ……それでいい。それでこそ、私の求めた究極のアイドルだ」
舞『こんなフェス対決、滅多に出来ないしね。最後までよろしくね~、クロちゃん♪』
黒井「ウィ」
やよい『黒井社長……お久しぶりですね!』
黒井「何度も言わせるな、高槻やよい。君に、発言権など、無い」
やよい『うぅー……』グスッ
律子『黒井社長。またお会いできましたね』
黒井「フフフ……言い訳は終わった後で頼むよ、秋月律子」
黒井「やれるな、日高舞」
舞『一応自作自演とは言え、愛を育ててくれた恩もある訳だし……』
舞『オッケー、付き合ってあげる』
黒井「フッ……それでいい。それでこそ、私の求めた究極のアイドルだ」
舞『こんなフェス対決、滅多に出来ないしね。最後までよろしくね~、クロちゃん♪』
黒井「ウィ」
やよい『黒井社長……お久しぶりですね!』
黒井「何度も言わせるな、高槻やよい。君に、発言権など、無い」
やよい『うぅー……』グスッ
律子『黒井社長。またお会いできましたね』
黒井「フフフ……言い訳は終わった後で頼むよ、秋月律子」
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:14:28.54 ID:z0QzlsPKo
伊織『765プロのアイドル全員と同時にやり合って、勝てると思ってんの?』
黒井「それはこちらの台詞だ」
あずさ『私達は、あなたには絶対に負けません』
亜美『そーだそーだ!』
真美『真美達がいれば、もう勝ったも同然だかんねー!』
黒井「ん?君達は私に一度敗れているだろう?」
春香『確かに、一度黒井社長に敗れはしましたけど……』
千早『こうして全員が集まった以上、その限りではありません』
真『団結したボク達の力、舐めてもらっちゃ困るんだよね~』
黒井「それはこちらの台詞だ」
あずさ『私達は、あなたには絶対に負けません』
亜美『そーだそーだ!』
真美『真美達がいれば、もう勝ったも同然だかんねー!』
黒井「ん?君達は私に一度敗れているだろう?」
春香『確かに、一度黒井社長に敗れはしましたけど……』
千早『こうして全員が集まった以上、その限りではありません』
真『団結したボク達の力、舐めてもらっちゃ困るんだよね~』
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:15:54.24 ID:z0QzlsPKo
貴音『わたくしのますくでぇたを辱めた罪……今こそ、その罪を断ずる時です』
響『ズルは良くないんだぞ、社長ー!』
美希『そういう訳だから。ちゃっちゃと始めちゃお?』
黒井「用意されている手段を行使して、何が悪いと言うのだ……まったく」
舞『ね、クロちゃん』
黒井「何だ」
舞『……負けても文句言っちゃ、イヤよ?』
黒井「は?な、何を言って……」
やよい『これが私達、765プロの全力全開ですっ!!』
ゴゴゴゴゴ
黒井「な、何っ!?こ、これは……そんな、バカな……!!」
響『ズルは良くないんだぞ、社長ー!』
美希『そういう訳だから。ちゃっちゃと始めちゃお?』
黒井「用意されている手段を行使して、何が悪いと言うのだ……まったく」
舞『ね、クロちゃん』
黒井「何だ」
舞『……負けても文句言っちゃ、イヤよ?』
黒井「は?な、何を言って……」
やよい『これが私達、765プロの全力全開ですっ!!』
ゴゴゴゴゴ
黒井「な、何っ!?こ、これは……そんな、バカな……!!」
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:18:58.10 ID:z0QzlsPKo
黒井「………」
舞『………』
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
小鳥『765プロの本拠地が、961プロによって制圧されました!』
やよい『あぅ……』
舞『いぇいっ!臓物を!ブチ撒けろ~!』ドヤァ
伊織『ど、どうしてよ!?何で……』
律子『765プロ全員が集まることで完成するユニットなら、どんな相手にも負ける事は……』
黒井「全員?……一体何を言っているのかな、君ィ?」
舞『………』
小鳥『――フェス対決の結果、961プロが勝利しました!』
小鳥『765プロの本拠地が、961プロによって制圧されました!』
やよい『あぅ……』
舞『いぇいっ!臓物を!ブチ撒けろ~!』ドヤァ
伊織『ど、どうしてよ!?何で……』
律子『765プロ全員が集まることで完成するユニットなら、どんな相手にも負ける事は……』
黒井「全員?……一体何を言っているのかな、君ィ?」
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:20:46.21 ID:z0QzlsPKo
真『あれ?……そ、そういえば、雪歩は……?』
春香『さっき一人ずつ台詞言ったときにもいなかったような……』
亜美『ってゆーか、マジでゆきぴょんいないじゃん!』
真美『じゃ、じゃあダメじゃーん!』
黒井「萩原雪歩なら、大分前に処断したぞ?君達も見ていただろう?」
貴音『あっ……』
美希『これじゃ、パーツの欠けたエクゾディアデッキなの……』
響『く、クソの役にも立たないじゃないかー!』
あずさ『響ちゃん。クソなんて言葉をアイドルが使っちゃ、ダメよ?』
春香『さっき一人ずつ台詞言ったときにもいなかったような……』
亜美『ってゆーか、マジでゆきぴょんいないじゃん!』
真美『じゃ、じゃあダメじゃーん!』
黒井「萩原雪歩なら、大分前に処断したぞ?君達も見ていただろう?」
貴音『あっ……』
美希『これじゃ、パーツの欠けたエクゾディアデッキなの……』
響『く、クソの役にも立たないじゃないかー!』
あずさ『響ちゃん。クソなんて言葉をアイドルが使っちゃ、ダメよ?』
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:23:23.98 ID:z0QzlsPKo
千早『まさか黒井社長は、ここまで見通して……!』
黒井「そんな七面倒臭い条件の組み合わせを作った奴の思考など、見通せてたまるか」
やよい『え、えーっと……』
黒井「………」
やよい『ご、ごめんなさいー』ポロポロ
黒井「謝れば済むとでも思っているのか、ヴァカめっ!」
黒井「全員仲良く処断してやろう!処断処断っ!!」カチカチカチカチカチカチカチカチ
黒井「そんな七面倒臭い条件の組み合わせを作った奴の思考など、見通せてたまるか」
やよい『え、えーっと……』
黒井「………」
やよい『ご、ごめんなさいー』ポロポロ
黒井「謝れば済むとでも思っているのか、ヴァカめっ!」
黒井「全員仲良く処断してやろう!処断処断っ!!」カチカチカチカチカチカチカチカチ
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:25:14.30 ID:z0QzlsPKo
小鳥『――こうして、961プロは765プロをブッ潰し、全国を統一したのでした』
小鳥『コブ持ち人妻の前時代アイドル、日高舞の一強時代が、再び到来したのです』
小鳥『その傍らには、常に黒井社長の姿があったと伝えられています』
黒井「ようやくエンディングか。長かったな……」
黒井「だが、私の今までのやり方に、後悔など微塵もない!」
黒井「手段など選ばん!ただ勝利に邁進し続ける!それこそ、我が961プロのやり方なのである!」
黒井「フフフフフ……ハーッハッハッハッハッハ!!」
小鳥『一人の社長と、一人の究極のアイドルが君臨する時代が、今始まった……』
小鳥『コブ持ち人妻の前時代アイドル、日高舞の一強時代が、再び到来したのです』
小鳥『その傍らには、常に黒井社長の姿があったと伝えられています』
黒井「ようやくエンディングか。長かったな……」
黒井「だが、私の今までのやり方に、後悔など微塵もない!」
黒井「手段など選ばん!ただ勝利に邁進し続ける!それこそ、我が961プロのやり方なのである!」
黒井「フフフフフ……ハーッハッハッハッハッハ!!」
小鳥『一人の社長と、一人の究極のアイドルが君臨する時代が、今始まった……』
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:27:24.49 ID:z0QzlsPKo
小鳥『……かに思われましたが!』
小鳥『765プロのプロデューサーがハリウッドから帰国してから、状況が一変!』
黒井「……ファッ!?」
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:29:16.99 ID:z0QzlsPKo
~765プロ~
P「――すぐさま彼は765プロのアイドル達を招集、ハリウッドで鍛え上げたその敏腕でまとめあげ……」
P「日高舞をフェス対決で打倒、(プレイヤー名)社長は行方をくらましてしまいました」
P「まさに盛者必衰、驕れる者久しからず……って、何なんですかこれ?」
小鳥「あ、それ、おふざけで書いた追加EDです。ゲームにも一応入ってますけど」
P「えぇっ!?何か、大どんでん返しな内容のEDですけど、大丈夫なんですか?」
小鳥「大丈夫ですよ~。それを見るためにはメチャクチャ条件を複雑にしてありますから」
小鳥「例えば、ウチのアイドルを一人でも処断しちゃったり、隠しキャラの舞さんを使っていたり……」
小鳥「条件の一つ、765プロ設立イベントだって、他に所属アイドルが舞さんしかいない事が前提条件なんです」
小鳥「あとは、マルチプレイモードとアイドルエディット機能を両方とも使ってたり、とか」
P「――すぐさま彼は765プロのアイドル達を招集、ハリウッドで鍛え上げたその敏腕でまとめあげ……」
P「日高舞をフェス対決で打倒、(プレイヤー名)社長は行方をくらましてしまいました」
P「まさに盛者必衰、驕れる者久しからず……って、何なんですかこれ?」
小鳥「あ、それ、おふざけで書いた追加EDです。ゲームにも一応入ってますけど」
P「えぇっ!?何か、大どんでん返しな内容のEDですけど、大丈夫なんですか?」
小鳥「大丈夫ですよ~。それを見るためにはメチャクチャ条件を複雑にしてありますから」
小鳥「例えば、ウチのアイドルを一人でも処断しちゃったり、隠しキャラの舞さんを使っていたり……」
小鳥「条件の一つ、765プロ設立イベントだって、他に所属アイドルが舞さんしかいない事が前提条件なんです」
小鳥「あとは、マルチプレイモードとアイドルエディット機能を両方とも使ってたり、とか」
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:31:20.63 ID:z0QzlsPKo
P「……つまり、見ようと思わないと見れないEDって事ですか」
小鳥「ゲームと言っても、所詮ファンディスクですからね」
小鳥「買ってくれる人は、うちのアイドルをまず処断したりなんかしないでしょうし」
P「それはまぁ、そうでしょうけど……」
小鳥「それに、ほら。昔、偉い人も言ってたじゃないですか~」
小鳥「……こんなゲームにマジになっちゃってどうするのって♪」
ガシャーン
黒井「なぁぁぁぁぁむぅぅぅぅぅぅこぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
小鳥「!?」
小鳥「ゲームと言っても、所詮ファンディスクですからね」
小鳥「買ってくれる人は、うちのアイドルをまず処断したりなんかしないでしょうし」
P「それはまぁ、そうでしょうけど……」
小鳥「それに、ほら。昔、偉い人も言ってたじゃないですか~」
小鳥「……こんなゲームにマジになっちゃってどうするのって♪」
ガシャーン
黒井「なぁぁぁぁぁむぅぅぅぅぅぅこぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
小鳥「!?」
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:33:51.46 ID:z0QzlsPKo
黒井「ふー、ふー……あのような結末……私は、認めぬぅぅ……!」
P「く、黒井社長?……二階の窓から、どうやって……!?」
黒井「音無小鳥ィィィィ……!!」
小鳥「ひっ……!?」ビクッ
黒井「貴様ァァ……あのような理不尽極まりないクソゲーを、私に掴ませおってぇぇぇ!」
小鳥「つ、作ったのは私じゃありません!」
黒井「何を言うかァ!スタッフロールの名前は全て、貴様のものだったではないかっ!!」
小鳥「あ、あれは……えっと、私名義のプロデューサーさんなんです!」
黒井「何ィ……!?」ギロッ
P「ち、ちょっと!何言ってんですかっ!?」
P「く、黒井社長?……二階の窓から、どうやって……!?」
黒井「音無小鳥ィィィィ……!!」
小鳥「ひっ……!?」ビクッ
黒井「貴様ァァ……あのような理不尽極まりないクソゲーを、私に掴ませおってぇぇぇ!」
小鳥「つ、作ったのは私じゃありません!」
黒井「何を言うかァ!スタッフロールの名前は全て、貴様のものだったではないかっ!!」
小鳥「あ、あれは……えっと、私名義のプロデューサーさんなんです!」
黒井「何ィ……!?」ギロッ
P「ち、ちょっと!何言ってんですかっ!?」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:35:32.32 ID:z0QzlsPKo
小鳥「それに!あれは既に作り直しが決まった体験版なんですよ!体・験・版!」
黒井「約1万もかかる体験版がどこにあるというのだ!えぇ!?」
小鳥「……さ、先に楽しめたんだから、いいんじゃないかなーって」
黒井「」ブチッ
小鳥「と、とにかく!プロデューサーさん、アレを!」
P「?……アレって何です?」
小鳥「アレですよ!アレ!……今週発売の!」
P「あ、あぁ、アレですか」
黒井「何だ、アレとは……?」
黒井「約1万もかかる体験版がどこにあるというのだ!えぇ!?」
小鳥「……さ、先に楽しめたんだから、いいんじゃないかなーって」
黒井「」ブチッ
小鳥「と、とにかく!プロデューサーさん、アレを!」
P「?……アレって何です?」
小鳥「アレですよ!アレ!……今週発売の!」
P「あ、あぁ、アレですか」
黒井「何だ、アレとは……?」
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:37:38.49 ID:z0QzlsPKo
P「アイドルマスターの待望の最新作が、PSPについに登場!」
P「その名もTHE iDOLM@STER SHINY FESTA!」
P「ハニーサウンド、ファンキーノート、グル―ヴィーチューンの三作が、10/25に発売だ!」
小鳥「舞台は南国リゾートの音楽祭(フェスタ)!」
小鳥「みんなで!バンドも!アニメも!お芝居も!?色んな魅力が盛りだくさん!」
小鳥「気軽に遊べるリズムゲームで、アイドル達のかがやく歌とダンスの魅力を満喫しよう!」
P「パッケージごとに異なる展開!新作アニメ、それぞれ1話分収録!」
P「さらに、各パッケージ担当アイドルによって歌われるオリジナル新曲にも注目だ!!」
P「その名もTHE iDOLM@STER SHINY FESTA!」
P「ハニーサウンド、ファンキーノート、グル―ヴィーチューンの三作が、10/25に発売だ!」
小鳥「舞台は南国リゾートの音楽祭(フェスタ)!」
小鳥「みんなで!バンドも!アニメも!お芝居も!?色んな魅力が盛りだくさん!」
小鳥「気軽に遊べるリズムゲームで、アイドル達のかがやく歌とダンスの魅力を満喫しよう!」
P「パッケージごとに異なる展開!新作アニメ、それぞれ1話分収録!」
P「さらに、各パッケージ担当アイドルによって歌われるオリジナル新曲にも注目だ!!」
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:39:23.19 ID:z0QzlsPKo
P「豪華初回特典には、限定プレミアムSHOPサイトにログインできる『バックステージパス』と……」
小鳥「バックステージパス所有者限定楽曲『The world is all one !!』のプロダクトコードが付いちゃいます!」
P「さらにさらに、『シンデレラガールズ』でシャイニーフェスタ仕様の春香が手に入る、シリアルナンバーまでも!」
小鳥「これを2人集めて特訓すれば、さらに別の姿の春香ちゃんが……!」
P「使い回しなカレンダーと違って、これはとても楽しみですね!」
小鳥「はい!これはもう、買うっきゃないですね!」
黒井「………」
小鳥「バックステージパス所有者限定楽曲『The world is all one !!』のプロダクトコードが付いちゃいます!」
P「さらにさらに、『シンデレラガールズ』でシャイニーフェスタ仕様の春香が手に入る、シリアルナンバーまでも!」
小鳥「これを2人集めて特訓すれば、さらに別の姿の春香ちゃんが……!」
P「使い回しなカレンダーと違って、これはとても楽しみですね!」
小鳥「はい!これはもう、買うっきゃないですね!」
黒井「………」
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:42:47.60 ID:z0QzlsPKo
小鳥「………」
黒井「………」
P「(目線が果てしなく冷たい……)」
黒井「で?……それが、何だというのだ」
小鳥「こ、この製品版をですね!黒井社長にだけ、特別に無料で進呈しちゃいま~す、みたいな?」
黒井「………」
小鳥「三作品ともです!三本ですよ、三本!とってもお得ですね!」
黒井「………」
小鳥「だから……それで許して、ね♪」キャピッ
P「(無理だろ……)」
黒井「………」
P「(目線が果てしなく冷たい……)」
黒井「で?……それが、何だというのだ」
小鳥「こ、この製品版をですね!黒井社長にだけ、特別に無料で進呈しちゃいま~す、みたいな?」
黒井「………」
小鳥「三作品ともです!三本ですよ、三本!とってもお得ですね!」
黒井「………」
小鳥「だから……それで許して、ね♪」キャピッ
P「(無理だろ……)」
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/10/21(日) 22:45:31.75 ID:z0QzlsPKo
黒井「……いいだろう。それで今回の件、特別に許してやらん事もない」
P「えっ!?」
小鳥「……よっしゃ!」グッ
黒井「ただし、一つ条件がある」
P「じょ、条件……?」
黒井「……私も出せぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」クワッ
おわり
P「えっ!?」
小鳥「……よっしゃ!」グッ
黒井「ただし、一つ条件がある」
P「じょ、条件……?」
黒井「……私も出せぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」クワッ
おわり
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