モバマスP「すいません、アイドルとかに興味ってありませんか?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 21:21:26.17 ID:WBM8wgni0
じむしょ


がちゃり


イヴ「お疲れ様でしたぁ☆」

裕美「お疲れ様ですっ!」

あい「お疲れ様……いやはや、アイドルというのも楽ではないね。」

P「おうお疲れ。レッスンどうだった?」

イヴ「ダンスレッスンだったんですけど、今日はハードでしたぁ。」

あい「足が棒だよ……ほぐしてくれない?」

P「ご遠慮願う。」




5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 21:25:31.28 ID:WBM8wgni0
あい「相変わらずいけずだね。」

P「あいが飄々としすぎなんだ。」

裕美「セクハラになっちゃうものね。」

あい「それは私が訴えたらの話だろう?」

P「男には肩身の狭い世の中だな。」

イヴ「えっと……Pさんの今年のプレゼントは肩幅でいいですかぁ?」

P「だめ。」

イヴ「……あれぇ?」

裕美「いくらなんでもそういうことじゃないと思うけど。」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 21:29:00.04 ID:WBM8wgni0
イヴ「うー……まだまだ勉強不足ですぅ。」

あい「日本語のニュアンスは難しいからね、覚えていくといいさ。」

イヴ「はぁい……」

P「まぁそうしょげるなよ。」

あい「うむ。P君が手取り足取り教えてくれるさ。」

P「俺か。」

あい「君はイヴの保護者だろう?」

P「まぁね。」

イヴ「手取り足取り……!? セクハラですぅ~きゃぁ~☆」

裕美「イヴさんイヴさん!そういう意味じゃないよ?」

9: 画像の張り方わからんや。 2012/10/10(水) 21:34:24.55 ID:WBM8wgni0
イヴ「えぇ?どういうことですか?」

裕美「えっとね、マンツーマンで付きっ切りってこと。」

イヴ「マンツーマンですか?それなら早くお家に帰りましょう!」

P「だめ。」

イヴ「えぇー、どうしてですかぁ?」

P「今日はあの店でミーティングです。」

あい「あの店では不服かな?それとも早くPくんと2人きりになりたいかい?」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 21:40:27.71 ID:WBM8wgni0
イヴ「私はそんなはしたない子じゃないですぅー!」

裕美「イヴさんが怒った……」

P「珍しいこともあるもんだな。」

あい「どうどう……」

裕美「あいさんが慌ててる……」

P「珍しいこともあるもんだな。」

13:  2012/10/10(水) 21:46:41.58 ID:WBM8wgni0

らうんじばー


からんからん ころんころん


マスター「いらっしゃい。」

P「また来ちゃいましたよ。」

裕美「お邪魔しますっ。」

イヴ「お邪魔しますぅ☆」

あい「やあ、マスター。」

マスター「じゃあボックス席でいいかい?飲み物は?」

P「ピーチアップル4つで。」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 21:51:21.93 ID:WBM8wgni0
あい「私もかい?」

P「1杯目くらい別にいいだろ。」

あい「ぬう……」

マスター「了解。」

P「お前も同じものを飲むの!」

あい「私は大人だからこう、格好いいものをだな。」

P「はいはい。今は大人でもアイドルなんだから、少しは可愛らしく振舞いなさい。」

あい「それは私には無理じゃないか?」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 21:57:04.16 ID:WBM8wgni0
P「大丈夫だっての。あいは可愛いから。」

あい「Pくんがそう言ってくれるのは嬉しいんだが……」

イヴ「あいさんはすごく素敵な女性です!」

裕美「私もそう思いますよ?」

あい「ありがとう。」

P「だからずっと前から言ってるじゃないか。可愛いって。」

あい「むず痒いな……」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:09:57.69 ID:WBM8wgni0
イヴ「お2人は幼馴染なんですよね?昔のことを聞いてみたいです♪」

裕美「私も興味あるわ。」

あい「はてさて、何を話そうかな?」

P「おいちょっと待て。」

あい「なんだい?」

P「お前のことだから絶対誇張するだろ。悪いほうに。」

あい「ばれたか。」

P「………」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:14:35.82 ID:WBM8wgni0
あい「………」

P「………」

あい「……ぷふ……」

P「ふんっ。」

ぎりぎりぎり

あい「痛たたたたた……! Pくん、ギブだ、ギブ。」

P「反省したかー?」

あい「した、したよ。」

ぱっ

P「全く……」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:19:34.70 ID:WBM8wgni0
あい「うう……相変わらず痛いなこれ……」

裕美「……あのー?」

P「どうした?」

裕美「なんであいさんにアイアンクローを?」

P「昔の癖でな、あいが調子に乗ったらこんな感じで罰を。」

あい「大人になったらしないと思ったんだ。」

P「俺もあいが大人になって調子に乗らないと思ってたよ。」

あい「人ってのはそう変わらないものだよ。」

P「かもな。さて、話をしようか。」

イヴ「わくわく。」

裕美「てかてか。」

マスター「期待age↑」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:24:54.46 ID:WBM8wgni0
P「小学校に上がった頃だったかな、近所の女の子と仲良くなったんだ。」

あい「流石に出会いの頃までは覚えてないかな。気付いたら一緒に登下校してたよ。」

イヴ「あれ?それじゃあきっかけとか覚えてないんですかぁ。」

あい「残念だけどね。」

P「今回の出会いの方の衝撃のでかさが尋常じゃなかったからなぁ。」

裕美「そういえば……」

あい「話が脱線したね。それで一緒の学校に通ってたわけだ。」

P「俺とあいは同じクラスでね、大体一緒に行動してたかな。」

あい「そうだね。班も一緒になることが多かったし。」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:29:24.75 ID:WBM8wgni0
P「3年くらいの頃か?あいがからかわれだしたのって。」

あい「その頃かな。」

裕美「前回話してた事ですか?」

あい「うん。昔から髪が短くて、パンツルックだったからね。」

P「おまけにその頃のこいつの一人称は[ボク]だ。」

あい「今は流石に直ってるし、昔の癖としても出てこないけどね。」

P「そんなんだから、「おとこんなー」とか言われたり、無理やり男子の遊びに誘われたりが多かったんだよ。」

イヴ「かわいそうですぅ……」

あい「私は別にそこまで気にしてなかったんだよ。でも私以上にそれが気に入らない人がいてね。」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:33:39.10 ID:WBM8wgni0
裕美「それが、プロデューサーだったんですね。」

あい「うん。Pくんが「あいだって女の子なんだぞ!」ってからかわれる度に。」

P「いや、限度ってものがあるだろう? 見過ごせなくて、ついな。」

イヴ「やっぱりPさんは、優しいですね。」

あい「うん。」

P「照れるって。」

あい「で、学校でそういうことがあって、下校する時によくバカをやったものだよ。」

P「公園で対策会議したり、スカートを履いてきたらどうかと言ってみたり。」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:37:17.84 ID:WBM8wgni0
あい「Pくんを女装させようとしたこともあったね。」

P「それで、あまりにもあいが調子に乗るから、お仕置きをね。」

あい「あれは痛いんだよ……」

P「調子に乗るあいが悪い。」

あい「そういうつきあいのおかげで、女らしさってのを学んだりね。」

P「学んでたのか?あれで?」

あい「うん。バレンタインにチョコをあげたりしたじゃないか。」

裕美「バレンタイン!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:43:32.53 ID:WBM8wgni0
P「食いつくなー。確かに、料理とかも練習しはじめたな。」

あい「「かわいい女の人と言えばお料理だ!!」って力説するものだからね。」

P「そりゃそうだろ?」

イヴ「耳に痛いですぅ……」

P「イヴはもうちょっと練習しようか。」

イヴ「はいぃ……」

裕美「プロデューサー、私も一緒に習っていいのかな?」

P「構わないぞ。今度来るか?」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:49:49.55 ID:WBM8wgni0
裕美「うん! 一緒に頑張ろう!イヴさん!」

イヴ「ほうちょう……こわいですぅ。」

あい「……ふむ。Pくん。」

P「んー?」

あい「その日は私も行こう。」

P「何でだ。」

あい「作るのを一緒に教えるよ。」

P「それは助かる。……てことは、料理上達したか。」

あい「おかげさまでね。」

P「それは良かった。女の子らしさに磨きがかかる日々だな。」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 22:57:21.83 ID:WBM8wgni0
あい「うむ、いつでも嫁に行く準備は出来ている。」

P「でも10歳の時に家の都合で引っ越すことになっちゃってね。」

あい「それで離ればなれ、そしてめでたく再会というわけさ。」

P「親同士は電話も年賀状も送ってたみたいで連絡は取ってたらしい。」

あい「私らは親がしてるからいいかって感じで連絡はしてなかったんだよ。」

P「だから写真とかも見てなくてびっくりしたよ。」

あい「こっちもだよ。」

P「こんなところかな。」

あい「こんなところだね。」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 23:06:58.09 ID:WBM8wgni0
裕美「ロマンチックなお話ですね……また再会できるなんて。」

あい「正直、もう会えないかもしれないと思ってたんだ。」

P「それが何の縁がそうさせたのか、一緒の会社で頑張れるとはね。」

あい「Pくんに全て任せるよ。私たちを好きにしてくれ。」

裕美「あいさん!? 何か言い方がxxxですよ!」

イヴ「いまのってxxxなんですか……きゃぁ☆」

P「収集つかなくなるからそういうこと言わない。」

あい「ふふ……」

P「やっぱりあいは微笑むと可愛いな。」

裕美「本当にそう思う。」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 23:12:16.08 ID:WBM8wgni0
あい「むずがゆいこの感じ……そうか、Pくんのせいだな。」

P「照れてるだけじゃないか。」

イヴ「そうですPさんのせいですよぉ!」

あい「それじゃあ一曲頼むよ。」

P「まぁマスターとの約束でもあるしな。じゃあお前ら、行くぞ。」

あい「待った。」

P「何がしたいんだよ……」

あい「今回はPくん一人で頼む。」

P「えー……」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 23:21:06.66 ID:WBM8wgni0
イヴ「私たちもきちんと演奏を聴いてみたいです。」

裕美「同上!」

P「仕方ないか。適当な曲をやってくるよ。」

イヴ「やった☆」

裕美「がんばって!」



~~~~~~♪

~~~♪

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 23:28:05.28 ID:WBM8wgni0
イヴ「うぁ……綺麗な音色……」

裕美「プロデューサー……格好いい……」

イヴ「……で、あいさんはPさんの事好きなんですよね?」

あい「んー……」

裕美「あれ?考え込んじゃうんですか?」

あい「正直恋愛感情ってものをよく分かってないんだ。」

イヴ「私もよくわかりませぇん。」

裕美「私も……」

あい「ありゃ、議論にならないな。」

イヴ「まぁ、今はPくんの音色に酔いしれようか。」

裕美「ですねっ!」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 23:32:51.67 ID:WBM8wgni0
~~~~~♪

~~~♪


ぱちぱちぱち

P「ありがとうございました。」

あい「相変わらずすごいな……。」

P「あいほどじゃないさ。」

裕美「あいさんと同じくらいすごいよ!」

イヴ「透き通る感じが素敵ですぅ。Pさんがかっこよく見えますよ♪」

P「どうもどうも。」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 23:38:52.29 ID:WBM8wgni0
あい「さて、今日はやることがあるからこの時間にお開きでもいいかな?」

P「それなら仕方ないな。裕美、送って行くよ。」

裕美「いつもありがとう。」

P「いいって。ほれ、イヴも。」

イヴ「はぁい。あいさん、それじゃまた明日ですぅ。」

あい「うん、お疲れ様。」

P「マスター、また来ます。」

マスター「是非とも来ておくれ。」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 23:49:32.87 ID:WBM8wgni0
からんからん

P「はい。あいはどうするんだ?」

あい「ここから直で移動するから問題ないよ。」

P「そうか。」

あい「ああ。」

P・あい「「また、明日。」」

ころんころん

end

引用元: モバマスP「そろそろレッスンも終わる頃か。」