【遊戯王】主人公「開拓地のデュエル開拓事情」【安価・コンマ】

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/21(水) 20:39:25.52 ID:eJgDGAyYo
主人公のステータス

名前:氷山静
性別:女
年齢:23
職業:ギャング(表向きには酒場のマスター)
特徴:冷静で冷徹。口数が少なく、顔立ちも中性的に整っている。
感情を表に出すようなことも少なく、かつ、言葉足らずで不言実行を地で行くタイプのため、他人に勘違いされやすい。
とかく他人を引っ張っていく姉御肌。とはいえ他人を気にする余裕もあり、気遣いはできる方。
自分自身の中に確固たる価値観を持ち、悪と認めた人間に対しては容赦をしない。
爆発物について造詣が深い。そうした関係から可燃物であるアルコールへの知識も深く、これを活かして酒場を営んでいる。
何故か帯刀しているように見えるが、あくまでこれは彼女専用のデュエルディスク(殺傷能力有)。
こうした印象とは異なるが、人前を離れるとペットを溺愛している姿が見られる。
所持デッキ
【インフェルニティ】
【サイバー・ドラゴン】

【運命力】:2+1  【戦略】:7  【洞察力】:10  【精神力】:3+1  【構築】:1

特殊能力
「地獄八景亡者戯」……【運命力】に+1の補正
「紅蓮獄華」……【精神力】に+1の補正


◆ 交流度

・グレイ:12
・南春雷士郎:8
・獅子神猟子:7
・伊賀忍:8
・カウロ・マグネ:9
・赤間カイ:7
・聖ツルキ:7
・法華津芳香:12
・石ノ森巌:5
・虹ノ樹木華煉:9

9: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 21:07:12.66 ID:eJgDGAyYo

猟子「悩め悩め。若者は悩むもんだっ、と」

静「………………」


>自分たちもそれなりに若者のはずだが


芳香「そうね」

静「………………」


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:53
□ 発展:16

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
4.治安維持
5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

↓2

11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:10:15.33 ID:xG5mYcRfO
1

12: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 21:18:53.96 ID:eJgDGAyYo


◆ 資材収集所


巌「…………それで、これが……妻の写真だ」

ツルキ「お? へぇー……なんか気が強そうだな」

巌「ああ……強い。人間としても……な……」

巌「……そこに惚れたんだ。そういうところが……いい」

ツルキ「ベタ惚れだなイワさん」

巌「あぁ……俺なんかには持ったいないくらいだ……」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:20:32.78 ID:fRBc8M4/0

14: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 21:27:42.49 ID:eJgDGAyYo


巌「………………よし」

ツルキ「お? ど、どしたんイワさん」

巌「……妻の顔を見ていたら……元気になってきた」

ツルキ「シモが?」

巌「……そうだ」

ツルキ「ほあっ!?」

巌「…………妻のことを考えて身を滾らせない男など……男ではないな」

ツルキ「お、おお……そ、そっか」

巌「子供のために働く……いいぞ」

ツルキ「…………ヨメ馬鹿だねぇ、イワさん。勿論いい意味でだけどよ」

巌「…………ありがとう」


◆ 資材量が変動しました
◇ 資材:■■□□□→■■■■□


◇ 資材:■■■■□
○ 治安:53
□ 発展:16

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
4.治安維持
5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

↓2

16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:30:24.39 ID:KXdmhvjaO
4

17: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 21:35:30.22 ID:eJgDGAyYo
◆ 治安維持に際して行う活動を選択してください

1.見回り
2.模擬戦
3.カチコミ
4.その他

↓2

19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/21(水) 21:45:18.26 ID:RLd0Iyyv0
1

20: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 22:09:14.62 ID:eJgDGAyYo


◆ 外


静「………………」 スタスタ

グレイ「静さーん」

静「…………」 クル

グレイ「歩くの早いですよぉ。はぁ、はぁ」

静「…………」 ゴメンネ

グレイ「いいですよっ。わたしも歩くのおそかったですし。それじゃ、行きましょう!」

静「………………」 コク


ザッ、ザッ、ザッ……


グレイ「はぁー……さむさむ」

静「………………」 ファサ


>静のコートの中にでも入る?


グレイ「あっ……えと……いいですか?」

静「………………」 コク

グレイ「それじゃあ、ちょっとだけ……んしょ」 ポフッ

21: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 22:18:12.48 ID:eJgDGAyYo


グレイ「はぁー……あったかい」

静「………………」 ナデリ

グレイ「あぅ。くすぐったいですよぉ」

静「…………」 クス

カサッ

静「…………?」


少年「…………」

少女「…………」


静「…………」


>物陰から男の子と女の子がこちらを見ている……


グレイ「? どうしたんですか?」

静「…………」

グレイ「あ。あっちに」

少年「! おい……」 タタッ

少女「うん……」 タッ

グレイ「あっ」


>見る間に二人の子供は静たちの視界から去っていった……

22: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 22:30:46.27 ID:eJgDGAyYo


グレイ「静さん、何も悪いことしてないのに……」

静「…………」


>いいや。あれでいい。ああでなくてはならない
>ギャングとは、恐れるべきものだ
>恐れ、憎んで軽蔑して
>……近づきすらしないのが


おばさん「あ。あらあら~静ちゃん! まぁまぁまぁ、どうしたの、グレイちゃんも一緒に!」

静「………………」

グレイ「あ、こんにちは、おばさん!」

静「…………」


>見回り


おばさん「ご苦労さまねぇ。お茶持ってきましょうか!」

静「…………」 フルフル

おばさん「遠慮なんていいじゃないもぉ~静ちゃんったら! おほほ」

グレイ「静さん」

静「…………」

グレイ「ギャングってこわいものじゃ」

静「………………」


>ああいう人は別

23: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 22:40:43.29 ID:eJgDGAyYo


おばさん「ほーら、どうぞ! あったまるよ!」

静「…………」 スッ

グレイ「あ、わたしが先にですか?」

おばさん「そうだね、ほらグレイちゃん、どうぞ!」

グレイ「あっ、はい! いただきます!」

静「…………」


>どうしたの?


おばさん「窓から外見たら見かけてねえ」

静「…………」ハァ

グレイ「そ、それだけですか?」

おばさん「やぁだよぉそれだけなんて! 静ちゃんとグレイちゃんが寒そうにしてたし」

おばさん「それに……ほら、グレイちゃんには……言ってないだろう?」

静「…………」

グレイ「?」

24: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 23:02:14.44 ID:eJgDGAyYo


おばさん「この子ったら! まーギャング憎しでギャングを潰すためのギャング立ち上げるのはいいけど」

おばさん「そこから先を考えすぎちゃってねえ! 子供たちがギャング……」

おばさん「静ちゃんたちも含めてみんな『怖いものだと教え込んでおいてくれ』とさ!」

グレイ「えー!? どういうことですか、静さん!」

静「………………」


>まかり


おばさん「『まかり間違ってもギャングなんて愚かなものに憧れを抱かせないで』だとさ!」

おばさん「笑っちゃうよねぇ、自分が憧れさせるようなことしてるっていうのに!」

静「………………」

グレイ「静さんったら……」

おばさん「だから、ね。ほら。グレイちゃんもあんまりショゲてないで!」

おばさん「オバチャンみたいに分かる人は分かるんだから! ね!」

グレイ「はいっ」


25: ◆/7w/ijckWc 2015/10/21(水) 23:13:09.16 ID:eJgDGAyYo


おばさん「それじゃあ、そろそろ帰るわねぇ。静ちゃん、今度何か御馳走してね」

静「…………」 コク

グレイ「あ、お元気で、です!」

おばさん「はい、お元気で。いい子ね~ウフフ」

静「………………」

グレイ「静さん」

静「……?」

グレイ「いつかは分かってくれますよね?」

静「………………」


>いつかは


グレイ「ですよねっ」

静「……………………」 コク


◆ 数値が変動しました
○ 治安:53→58

52: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 19:23:16.96 ID:D+6qfbRSo
たぶん20時からやります

56: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 20:04:43.87 ID:D+6qfbRSo
しら
そん

デーモンつながりだから使わせたけどやっぱマズったか
堕落にでも変更お願いします
それとちょい夕食なんで判定だけ


◆ コンマ判定:襲撃の有無
   コンマ30以下で襲撃あり

↓1

57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 20:07:49.35 ID:99OxbKHTo
お前もドラゴンか?

60: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 20:57:46.74 ID:D+6qfbRSo

◆ 酒場

ツルキ「元キン元キン、八百長してたってマジなん?」

カイ「しておらんわ!」

ツルキ「だってネットにそういうこと書いてるぜ」

カイ「キングを辞めて以降そういう書き込みが激増してな」

静「…………」


>権威が失墜したらあることないこと書き立てる
>よくある話ではある


ツルキ「でもこないだデュエルディスク使わないでデュエルしてた時ルールミスしてなかったっけか」

カイ「あれはあのカード使わずとも手札の時点で勝てていたからいいのだ」

ツルキ「その理屈ずっけぇ」


◇ 資材:■■■■□
○ 治安:58
□ 発展:16

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
4.治安維持
5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

↓2

62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 20:59:15.14 ID:zA6qbcu0o

63: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 21:05:29.35 ID:D+6qfbRSo
 
1.前回の続き(アイドル)
2.【不審者への対応】
3.【名物】
4.【支社募集中】
5.【都市の大会への出場】
6.その他(再安価で再度候補を)

↓3

66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 21:15:30.12 ID:GEs10rZv0

67: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 21:31:53.47 ID:D+6qfbRSo


◆ 酒場


静「………………」


>遠征して、大会に出てチャーチルのことを宣伝しよう


雷士郎「はあ」

猟子「皆で行くのか?」

静「…………」 フルフル


>流石に身内大会にするわけにもいくまい
>しかも、こちらの人員が出払っている隙を突いてくる可能性もある


猟子「ま、確かにな。てことは」

雷士郎「何人かを選出して向かわせることになりますね」

静「…………」 コク


>出るのは一人でもいいし、二人くらい出してもいい
>例えばタッグ、ということも視野には入るが


雷士郎「では、誰に出てもらいます? 候補地も選定しないと……」

静「…………」


◆ 候補地を選択してください

1.城塞都市「ピタゴラス」
2.海上都市「ガンガリティア」近縁
3.チャーチル近郊
4.その他

↓2

69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 21:37:05.55 ID:GEs10rZv0
4 ガンガリティアとチャーチルに比較的近い場所
ダメなら3

70: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 21:45:49.24 ID:D+6qfbRSo


静「…………」


>海上都市「ガンガリティア」が、チャーチル近郊の港町に停泊しているらしい
>今ならあの都市の人も参加しているかもしれない


雷士郎「なるほど……でしたら、登録はしておきますね」

猟子「てぇことは、【ガンガリティアの人間とチャーチルの人間の両方が参加する可能性がある】ってこったな」

雷士郎「もしかすると【ほかのギャングチームの人間もいる】かもしれません」

雷士郎「もっとも、その場合治安維持に貢献できるかもしれませんが……」

猟子「んじゃ、大会参加者決めっか」


◆ 大会への参加者を選出してください
   参加に際して少々問題があるような場合は事前にアナウンスいたします。
   なお、参加候補は【1~2名】、【タッグかシングルかを明記】してください

↓3

73: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 21:52:18.50 ID:zA6qbcu0o
静 グレイ タッグ

75: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 22:12:53.08 ID:D+6qfbRSo


静「………………」


>グレイと一緒に出てくる


雷士郎「グレイと?」

猟子「何だお前虐殺でもする気か」

静「…………」


>流石にそんなつもりはない


雷士郎「あ……そうだ。ルールなんですが」


1.準決勝戦までコンマ判定
2.デッキは事前に決定
3.16組トーナメントの勝ち抜き戦(全4試合)
4.発展度は「準決勝到達」が基準
5.1回戦敗退は0、2回戦敗退で微減、決勝戦勝利で倍増


雷士郎「ということです」

静「………………」 コク

雷士郎「では、今のうちにデッキを選択しておいてください」


◆ デッキを選択してください
   なお、タッグ相手のグレイのデッキは【クリフォート】です

1.【インフェルニティ】
2.【サイバー・ドラゴン】


↓1~ 3票

77: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 22:15:08.15 ID:JIegxQwe0
2

80: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 22:29:21.20 ID:D+6qfbRSo


静「…………」 スッ


>この間入手した【サイバー・ドラゴン】デッキを使おうと思う


猟子「容赦な」

雷士郎「ま、まあ、大会ですしね……では、この方針で登録してきます」

静「………………」 コク



◆ その後しばらくして / チャーチル近郊・港町


グレイ「わぁー!」 タタタタッ

静「…………」


>ここもまだ寒波の影響はあるし、路面は凍結してるし、走ると危ない……


リベンジャー『マーマーいいじゃねェかよォ! そもそもグレイはなかなかアァゥタァ出られねえんだぜェ?』

リベンジャー『ハシャぐのも無理ねえだろ、シィズカァ』

静「………………」

グレイ「あ、静さん! あっちのあの、大きいのは何ですか?」

静「…………」


>あれがガンガリティア
>今回の大会の協賛となった、ある意味で「国」とさえ呼べる海上都市だ


グレイ「ほんとにおっきぃ……すごいですね!」

静「…………」 クス

81: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 22:56:39.52 ID:D+6qfbRSo


リベンジャー『シズカァ。ところでオマエラァ以外の参加者についちゃ調べねえでいいのかヨォ』

静「………………」


>パンフレットを開き、対戦する可能性のある相手を確認する
>一回戦は、この街に住んでいるチーム。特筆すべきところは無いが
>友人同士で出る記念大会、という趣で、チームワークに関しては良い方だろう
>そして、2回戦以降――――――決勝戦で当たる可能性のある相手に
>あの、ガレオス・ガレオンの名があった


リベンジャー『オォイオイオイオイオイ、穏やかじゃあねえなぁッ!』

静「………………」

グレイ「どうしたんですか、静さんとリベちゃん」

静「………………」 スッ

グレイ「! ガレオス・ガレオン……」

静「………………」


>警戒するに越したことはなさそうだ


グレイ「そうですね……でも、その前に決勝まで勝ち抜かないと、ですよ、静さん」

静「………………」 コク


◆ 一回戦の試合判定を行います
   既定のレス数以内にコンマ40以下が出たら勝利です

↓1~5

85: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 23:06:35.77 ID:flHnA6wgo
たぁ

87: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 23:15:00.97 ID:D+6qfbRSo

◆ 会場 / 一回戦


グレイ「それじゃあ……《クリフォート・ディスク》でダイレクトアタックです!」

少年2「くっ……だが! オレは《イージーチューニング》を発動して……」

静「…………」 バッ


《リミッター解除/Limiter Removal》
速攻魔法(制限カード)
このカードの発動時に自分フィールド上に表側表示で存在する
全ての機械族モンスターは、ターン終了時まで攻撃力が倍になる。
このターンのエンドフェイズ時、この効果を受けたモンスターを全て破壊する。


少年1「くそっ! そんな……」

少年2「うわあああっ!」 LP:2000→0


ピィ―――――――!!


グレイ「やりました、静さん! 勝ちましたよっ!」

静「…………」 ニッ

少年(?)2「く、くっそぉ……こんなところで……」 ファサァ

少年1「ん? あれ、な、何だよその髪の毛」

少年2→少女「あっ、こ、これは!」

少年「まさかお前女だったのか!?」

少女「こっ、これは……その!」

静「………………」


>何やら将来雷士郎に起こり得そうなラブコメ状態を展開している彼らだが
>次の試合を始める邪魔になりかねないので、グレイと二人でまず控室まで連れて行った……


◆ 一回戦を突破しました。続いて、二回戦の判定を行います
   規定の数以内に【75以上】を出してください

↓1~5

89: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 23:15:57.83 ID:zA6qbcu0o
ラブコメwwww

93: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 23:25:41.51 ID:D+6qfbRSo


グレイ「まさか、あんなエピソードがあるなんて……」

静「………………」 ホロリ


>幼いころに家庭の事情で別れることになってしまった二人
>女の子の方は最近になってこの街に戻ってきたという
>しかし、一度別離したものだから再会したとはいえ、そのことを言い出しづらい……
>それなら、まず男の子としてもう一度出会って、この大会で優勝したら自分はあの時の女の子だと打ち明けよう……
>そんな思惑があったらしい。見事に打ち砕かれてしまったが……


グレイ「け、結果オーライですよね?」

静「………………」 ウーン


>とはいえバレてしまったことには仕方ないし事実は変えられない
>あの後、自分はその時の女の子だと告白して――――という結末を見ることとなった


怜奈「あのぉ、そろそろデュエルを始めてもいいですか?」

レラ『こっちも待ちくたびれてるんだけど~!!』

亜鈴「……はぁ……何でわざわざこんな大会になんて」

怜奈「お兄さんが斡旋してくれたのよぉ」

エミリア『ユー君がねー……へー』

亜鈴「……まったく、出るからにはやるけれど。フォローはしますよ、先輩」

怜奈「ありがとー。ところで」

グレイ「あっ、す、すみません!」

静「………………」

リベンジャー『ギャハハハッ!! あちらさんはソートーにぎやかじゃあねえかッ!』


>どうやら精霊のことが見える二人のペアのようだ
>なんとかして勝てるように頑張らないと……

98: 精霊が見える人的な依頼で亜鈴と会わせた ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 23:40:00.23 ID:D+6qfbRSo


◆ その後


《キメラテック・オーバー・ドラゴン/Chimeratech Overdragon》
融合・効果モンスター
星9/闇属性/機械族/攻 ?/守 ?
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが融合召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
このカードの元々の攻撃力・守備力はこのカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。
このカードは融合素材としたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃できる。

攻 ? / 守 ? →攻 5600/守 5600


静「………………」

亜鈴「先輩。何か防ぐ術はあります?」

怜奈「んん……無いかな!」

エミリア『えー……』

亜鈴「ゴメン、エミリア。そういうことだから」

エミリア『このひとでなしー』

静「――――――ッ」


亜鈴「ッ……く!」 LP:3200→0


ピ―――――――――ッ


怜奈「やっぱり風属性カテと水属性儀式カテじゃあ合わないよねぇ」

亜鈴「えそりゃあそうですともそうなりますとも」


◆ 2回戦を突破しました。続いて、3回戦の判定を行います
   規定の数以内に【20以下】を出してください

↓1~4

101: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 23:42:11.13 ID:i5c2OA730
誰だ

103: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 23:45:11.07 ID:D+6qfbRSo

◆ ここでちょっとした判定を行います
   50以上で……

↓1

104: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/24(土) 23:45:39.93 ID:zA6qbcu0o
そぉい

105: ◆/7w/ijckWc 2015/10/24(土) 23:55:31.32 ID:D+6qfbRSo


◆ その後


グレイ「それじゃあ、《アポクリフォート・カーネル》で攻撃っ!」

男1「グワーッ!!」 LP:1000→0

男2「ああっ、男1=サンがッ」

静「………………」


>どことなくニンジャ的なアトモスフィアを漂わす二人組を退けた……


グレイ「ふぅー……強かったですねっ」

静「…………」 コク


>まさかあの局面でニンジャとしての矜持を捨てて正面突破に拘るとは思わなかった
>それが有効な場面だということには変わりない以上、そうするよりほかないが
>彼もこの試合で成長できたということなのだろう……


グレイ「……あっ、隣のデュエル! 決勝の相手が決まりますよ!」

静「………………!」



火風「――――――――」

アッシュ「………………」

106: ◆/7w/ijckWc 2015/10/25(日) 00:04:32.80 ID:tJO0CxdBo


火風「フッ―――――」

アッシュ「マスター」

火風「何も言わないでいい。アッシュ。いやしかし――――」

有子「では《影依融合》を発動。デッキからビーストと《ペロペロケルペロス》を墓地に送ってシェキナーガを特殊召喚」

有子「ではシェキナーガで攻撃させてもらうよ。ああそうだ、忘れていた」

イース「オーケー、カンチョー! トラピーズのエフェクトでダブルアタック!」

有子「おっとそうだ、更に手札より《神の写し身との接触》を発動して……」

アッシュ「……マスター!」

火風「」(白目) LP:4000→3850→2550→50→0

有子「さて、どうもありがとう。どうも、我々のペアも捨てたものじゃあないらしい」

イース「ていうカ、アレだネ。海底イセキの時と比べるとラクだヨ」

火風「なァぜだぁぁぁぁぁぁぁ!!?」



静「」

グレイ「」




>―――――――――――――――


>――――どうやら、【Em】デッキと【シャドール】デッキのペアらしい
>少々デッキ同士の相性が良くなかったとはいえ……なんだろう

>Emとシャドールという二つのデッキの相性が良すぎる
>あのふたりおかしい

110: ◆/7w/ijckWc 2015/10/25(日) 00:17:39.56 ID:tJO0CxdBo


>――――チーム名「ミスカトニック」
>何でも、ガンガリティアの図書館司書と博物館館長のタッグらしい
>その実力は見ての通りである


グレイ「だ、だいじょうぶです! 何とかなりますよ! ……たぶん」

静「………………」 コク


>ああ、だが、しかし
>めっちゃ気が重い


グレイ「……が、がんばりましょう!」

静「…………」


>まあ、実際のところ
>――――「頑張る」以上にできることはない

>なんとか、ベストを尽くしてみるとしよう



◆ 【シャドール】使いの迷宮有子、【Em】使いのイース・エルトダウンとのデュエルが行われます

115: ◆/7w/ijckWc 2015/10/25(日) 00:26:54.95 ID:tJO0CxdBo
◆ 判定方法を選択してください

1.通常判定
2.簡易判定

↓1~ 2票

116: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/25(日) 00:27:51.41 ID:iCeZ3DfAO

たーすけてー!

119: ◆/7w/ijckWc 2015/10/25(日) 00:33:37.82 ID:tJO0CxdBo

◆ 簡易判定でデュエルを行います。


   今回の基本値は【10】となります。
   静・グレイペアの勝利要素を【明日21時まで】に書き込んでください。
   なお、敗北に際してペナルティは特にありませんが、
   【今回に限り最低値保証はありません】のでご了承ください。

   各キャラクターのデッキのデータは以下の通りです。

静:【サイバー・ドラゴン】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%B5%A5%A4%A5%D0%A1%BC%A1%A6%A5%C9%A5%E9%A5%B4%A5%F3%A1%DB

グレイ:【クリフォート】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%AF%A5%EA%A5%D5%A5%A9%A1%BC%A5%C8%A1%DB


イース:【Em】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A3%C5%A3%ED%A1%DB

有子:【シャドール】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%B7%A5%E3%A5%C9%A1%BC%A5%EB%A1%DB

123: ◆.fmF4kXZUA 2015/10/25(日) 21:21:54.07 ID:tJO0CxdBo
【サイバー・ドラゴン・インフィニティを複数立てることが容易でありシャドールの融合や墓地落としを阻害することで優位に立ち回れる】 +10
【クリフォートのモンスター除去は烈旋によるリリースもしくは
 アーカイブによるバウンスが主であり、シャドールの墓地発動効果やヒグルミを発動させずに除去できる】 +10
【クリフォートは特殊召喚を主としたテーマではないためエルシャドール・ミドラーシュの効果に制限されにくい】 +10
【純Emはその展開力をヒグルミ又はジャグラーに依存しているため、どちらかをインフィニティで潰せば優位に立ち回れる】 +5
【Emにルーラーが存在せずプトレは檻の中にブチ込まれたため、サイバー流は動きをフレシア以外で疎外されにくい。
 また、シェキナーガやミドラーシュもモンスター効果を使用せず一度の融合召喚で突破しやすい。】 +10

10+5+10+10+10=45

基本値【10】

45+10=55



◆ 勝率は【55%】です。
   トリップに隠した数字と合算し、勝率以下の数値となれば勝利です。
   0~99の好きな数値を選択してください。

↓1

124: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/25(日) 21:23:00.62 ID:vLh7eExfo
67

126: ◆/7w/ijckWc 2015/10/25(日) 21:31:12.71 ID:tJO0CxdBo
では指定【67】ということで

明日あたり、でき次第やります
その後でデュエル終わったら長期イベ開始になるかな

130: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 21:44:46.38 ID:6wqSBwyyo


◆ 会場


静「………………」

イース「Hi! ハジメマシテかな。ヨロシクね!」

グレイ「わ。よ、よろしくお願いします!」

有子「ふむ、元気でよろしい。最近の子供は元気が無い……というか、感情を表さない者が増えてね……」

イース「カンチョー。ババ臭いヨ」

有子「」

静「………………」

グレイ「あ、あの、あはは……」

イース「さぁて、そろそろデュエルスタート、だヨ! カンチョー何ヘコんでんのサ」

有子「……そうだね。まあ……キミはそういうタチだったね……」

静「………………」


>見かけはアレだが


グレイ「こ、ここまで勝ち上がってきたひとたちですしね、強いに決まってますよね!」

静「………………」 フィン

イース「オーケー! レェッツ!」


    「「「デュエル!!」」」

131: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 21:51:07.16 ID:6wqSBwyyo
>どうやら静のターンからのようだ……


静「………………」 スッ


《サイバー・ドラゴン・コア/Cyber Dragon Core》
効果モンスター
星2/光属性/機械族/攻 400/守1500
このカードが召喚に成功した時、デッキから「サイバー」または「サイバネティック」と名のついた
魔法・罠カード1枚を手札に加える。また、相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「サイバー・ドラゴン」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
「サイバー・ドラゴン・コア」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。


ウィ―――――――――――ン


イース「OH、サイバー?」

有子「ふむ……扱いの難しさから使い手は少ないらしいが、珍しいね」


静:デッキ→手札
《サイバー・リペア・プラント》


静「…………」 スッ


《機械複製術/Machine Duplication》
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
攻撃力500以下の機械族モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターと同名モンスターを2体まで自分のデッキから特殊召喚する。

132: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 21:57:34.02 ID:6wqSBwyyo


静「…………」 タァン 


静:デッキ→場
《サイバー・ドラゴン》
《サイバー・ドラゴン》


有子「む」

静「………………エクシーズ召喚」


《サイバー・ドラゴン・ノヴァ/Cyber Dragon Nova》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/機械族/攻2100/守1600
機械族レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を選択して特殊召喚する。
また、1ターンに1度、自分の手札・フィールド上の「サイバー・ドラゴン」1体を除外して発動できる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、2100ポイントアップする。この効果は相手ターンでも発動できる。
このカードが相手の効果によって墓地へ送られた場合、
機械族の融合モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚できる。


ガオオオオオオオオオオォォォォォォォン!


イース「Oh……」

静「――――――血の道と」

グレイ「いつもの地獄口上はNGでって雷士郎さんが……」

静「……………………え、エクシーズ・チェンジ」

133: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 22:01:26.55 ID:6wqSBwyyo


静「………………《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》」


《サイバー・ドラゴン・インフィニティ/Cyber Dragon Infinity》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/機械族/攻2100/守1600
機械族・光属性レベル6モンスター×3
「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は1ターンに1度、
自分フィールドの「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(3):1ターンに1度、カードの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。


イース「やべーヨ!? アレって」

有子「ふむ……そうか。遊一君たちが戦ったものか」 ズズ

グレイ「どなたです……って何で紅茶のんでるんですかぁー!?」

有子「ん?」

イース「ナウ! ティータイムじゃないヨ!」

有子「黙らっしゃい。現実的に考えても見たまえ」

有子「順番が最後の私はソリティア傾向の激しい君らのターン中は何もやることが無いということを」

イース・グレイ「「ご、ごめんなさい……」」

静「………………」

134: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 22:08:50.24 ID:6wqSBwyyo


静「………………」 シュッ

有子「…………ふむ」


セットカード:2


静「……」 手札:2

イース「それじゃあ、ワタシのターン! だヨ!」 手札:5→6

イース「フィールドにモンスターが2体、よって《Emハットトリッカー》をスペシャルサモン!」


《Em(エンタメイジ)ハットトリッカー/Performage Hat Tricker》
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1100/守1100
(1):フィールドにモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードにEmカウンターを1つ置く(最大3つまで)。その後、その効果で自分が受けるダメージを0にする。
(3):このカードにEmカウンターが3つ置かれた時にこのカードの攻撃力・守備力は3300になる。


グレイ「え、ええっ!? そ、そっちの場にモンスター、いないですよね!?」

静「………………」


>ハットトリッカーの効果は「フィールドに」モンスターが2体存在する場合だ
>場に制限は設けられていない。つまるとこ、こちらの場に2体存在していても何ら問題ないわけだ


イース「ネクスト! 《Emトリック・クラウン》をサモン!」


《Emトリック・クラウン/Performage Trick Clown》
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1600/守1200
「Emトリック・クラウン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「Em」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。その後、自分は1000ダメージを受ける。

135: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 22:13:02.90 ID:6wqSBwyyo


イース「さぁて……カモン! マイフェイバリット、《Emトラピーズ・マジシャン》!」


《Emトラピーズ・マジシャン/Performage Trapeze Magician》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/魔法使い族/攻2500/守2000
魔法使い族レベル4モンスター×2
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分はこのカードの攻撃力以下の戦闘・効果ダメージを受けない。
(2):自分・相手のメインフェイズ1に1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
このカード以外のフィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターンそのモンスターは2回攻撃でき、バトルフェイズ終了時に破壊される。
(3):このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「Em」モンスター1体を特殊召喚する。


キラキラキラ……


グレイ「つ、強そうなの来ました!」

イース「ジッサイ強いヨ! 《ワンダー・ワンド》をイクイップ!」


《ワンダー・ワンド/Wonder Wand》
装備魔法
魔法使い族モンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
また、自分フィールド上のこのカードを装備したモンスターと
このカードを墓地へ送る事で、デッキからカードを2枚ドローする。


静「……!」


《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》:効果発動

136: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 22:23:24.36 ID:6wqSBwyyo


イース:場→墓地
《ワンダー・ワンド》


イース「ウンウン、そうするッキャないよネ、ヤッパリ」

グレイ「あっ、攻撃力が超えちゃうから……」

イース「そーゆーコト! ネクスト、《ヒュグロの魔導書》だヨ!」


《ヒュグロの魔導書/Spellbook of Power》
通常魔法
自分フィールド上の魔法使い族モンスター1体を選択して発動できる。
このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は1000ポイントアップし、
戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、デッキから「魔導書」と名のついた魔法カード1枚を
手札に加える事ができる。「ヒュグロの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。


《Emトラピーズ・マジシャン》
攻撃力:2500→3500


イース「ネクスト、トラピーズ・マジシャンのエフェクト!」

イース「トラピーズにダブルアタックさせるヨ!」

グレイ「ええっ!? ええと、てことは、攻撃力3500で、こっちの攻撃力が」

有子「合計ダメージは3100+1000の4100。つまりワンショットキルだね」

グレイ「ええーっ!?」

141: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 23:02:24.49 ID:6wqSBwyyo


静「…………」

イース「デ、」

有子「いや、少し待ちたまえ。彼女らのデッキを考えると……今はマズい」

イース「Why?」

有子「サイバー、となるとサイバー・エンド・ドラゴン。もう一方は……記憶が正しければ【クリフォート】」

有子「どちらにも貫通効果を持ってるモンスターがいる。考えなしに出すのはどうかな」

イース「ンー、だいたいワカッタ、カモ。じゃあとりあえず2枚セットしてターンエンド、かナ」 手札:0

静「………………」

グレイ「それじゃあ、わたしのターンです!」 手札:5→6


グレイ(とはいっても……)

グレイ(……クリフォートのペンデュラム効果は、みんな「クリフォート以外は特殊召喚できない」……)

グレイ(カンペキに静さんのジャマになっちゃうし……ここは)


グレイ「《帝王の烈旋》ですっ!」

イース「ムッ! チェーン発動だヨ! 《トーラの魔導書》!」


《帝王の烈旋/The Monarchs Stormforth》
速攻魔法
「帝王の烈旋」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。
(1):このターン、アドバンス召喚のために自分のモンスターをリリースする場合に1度だけ、
自分フィールドのモンスター1体の代わりに相手フィールドのモンスター1体をリリースできる。


《トーラの魔導書/Spellbook of Wisdom》
速攻魔法
フィールド上の魔法使い族モンスター1体を選択し、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このターン、選択したモンスターはこのカード以外の魔法カードの効果を受けない。
●このターン、選択したモンスターは罠カードの効果を受けない。

142: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 23:06:51.51 ID:6wqSBwyyo


イース「コレでトラピーズはマジックのエフェクトを受け付けないヨー!」

グレイ「ええと、ええと、でも、対象に取るわけじゃないですし」

有子「ああ……それがだね。魔法カードの効果を受けないモンスターをリリースできないという裁定が出ている」

グレイ「そんなあ!」

静「…………」


>落ち着け


グレイ「あっ、はい……。そ、それじゃあ……こっちで! 《機殻の要塞》!」


《機殻の要塞(クリフォートレス)/Laser Qlip》
フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ、
自分メインフェイズに「クリフォート」モンスター1体を召喚できる。
(2):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、「クリフォート」モンスターの召喚は無効化されない。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


グレイ「で、召喚っ!」


《クリフォート・ゲノム/Qliphort Helix》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/地属性/機械族/攻2400/守1000
【モンスター効果】
(1):このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):特殊召喚またはリリースなしで召喚したこのカードのレベルは4になり、元々の攻撃力は1800になる。
(3):通常召喚したこのカードは、このカードのレベルよりも
元々のレベルまたはランクが低いモンスターが発動した効果を受けない。
(4):このカードがリリースされた場合、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

143: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 23:11:26.75 ID:6wqSBwyyo
《クリフォート・ゲノム》
★6→★4
攻撃力:2400→1800


グレイ「装備魔法、《機殻の生贄》発動ですっ!」


《機殻の生贄/Saqlifice》 †

装備魔法(制限カード)
「クリフォート」モンスターのみに装備可能。
(1):装備モンスターの攻撃力は300アップし、戦闘では破壊されない。
(2):「クリフォート」モンスターをアドバンス召喚する場合、
装備モンスターは2体分のリリースにできる。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「クリフォート」モンスター1体を手札に加える。


《クリフォート・ゲノム》
攻撃力:1800→2100


グレイ「これで、ゲノムをリリース! 《クリフォート・シェル》をアドバンス召喚!」


《クリフォート・シェル/Qliphort Shell》
ペンデュラム・効果モンスター
星8/地属性/機械族/攻2800/守1000
【モンスター効果】
(1):このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):特殊召喚またはリリースなしで召喚したこのカードのレベルは4になり、元々の攻撃力は1800になる。
(3):通常召喚したこのカードは、このカードのレベルよりも元々のレベルまたはランクが低いモンスターが発動した効果を受けない。
(4):「クリフォート」モンスターをリリースして表側表示でアドバンス召喚に成功した場合、
このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃でき、守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。


イース「Ah……ナルホド」

有子「……まあ、壁くらいにはなったかもしれないが」

イース「烈旋をガードできなかったネー……」

144: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 23:18:27.49 ID:6wqSBwyyo


有子「案外《アポクリフォート・キラー》などあったかもしれないよ」 クック

イース「コワいこと言いっこナシでお願いしたいヨ……」

グレイ(ありました! って言っちゃいけませんよね)


グレイ「じゃあ、まずはゲノムの効果でその残りの伏せカードを破壊してもらいます!」


イース:場→墓地
《ガガガシールド》


グレイ「それから、《クリフォート・ディスク》を手札に……」


グレイ:デッキ→手札
《クリフォート・ディスク》


グレイ「バトルです! シェルでトラピーズ・マジシャンに攻撃!」

イース「アー……」


イース:場→墓地
《Emトラピーズ・マジシャン》


イース「トラピーズのエフェクト! カモン、《Emフレイム・イーター》!」


《Emフレイム・イーター/Performage Flame Eater》
効果モンスター
星4/炎属性/魔法使い族/攻1200/守1600
(1):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その効果で自分が受けるダメージを0にする。
このターン、自分は「Em」モンスターしか特殊召喚できない。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。お互いのプレイヤーは500ダメージを受ける。

145: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 23:29:04.86 ID:6wqSBwyyo


イース「フレイム・イーターのエフェクトだヨ。500のダメージ!」

グレイ「!」


イース
LP:4000→3500

グレイ
LP:1900→1400


グレイ「くっ……でも! シェルでフレイム・イーターを攻撃ですっ!」


ギュォォォォォォォォォオオオオッ!!


イース「うあッ! ……っと、アタタ……」 LP:3500→2300

有子「……ふむ、まあ必要経費と言ったところだな」

イース「そのセリフだと負けそうだヨ」

有子「……何かねそのジンクスは」

グレイ「えと、えと……そ、それじゃあ、カードをセットしてターンエンドです!」 手札:1

有子「……さて。ようやく私のターンか。ドロー」 手札:5→6

146: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 23:34:32.25 ID:6wqSBwyyo

有子「では、まずは突破するとしようかな。《終末の騎士》を召喚」


《終末の騎士/Armageddon Knight》
効果モンスター(制限カード)
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1200
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
デッキから闇属性モンスター1体を墓地へ送る。


有子「このカードの効果により、デッキから闇属性モンスターを1枚、墓地へ送る」

有子「選択するのは《シャドール・リザード》。……そして、リザードの効果を発動」


《シャドール・リザード/Shaddoll Squamata》
リバース・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守1000
「シャドール・リザード」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、フィールドのモンスター
1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「シャドール・リザード」以外の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。


有子「《シャドール・ハウンド》を墓地へ送ろう」


《シャドール・ハウンド/Shaddoll Hound》
リバース・効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1600/守 900
「シャドール・ハウンド」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合、自分の墓地の「シャドール」カード
1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。この時、「シャドール」モンスター以外のリバースモンスターの効果は発動しない。


静「………………」

147: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 23:42:11.51 ID:6wqSBwyyo

有子「では、ハウンドの効果によってシェルの表示形式を変更する」


《クリフォート・シェル》
攻撃表示→守備表示


グレイ「ああっ!」

有子「――――では。私は《影依融合》を発動」


《影依融合(シャドール・フュージョン)/Shaddoll Fusion》 †
通常魔法
「影依融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから「シャドール」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、
自分のデッキのモンスターも融合素材とする事ができる。


有子「素材とするのは、フィールドの《終末の騎士》、それと……手札の《シャドール・ビースト》」

有子「出でよ、《エルシャドール・ミドラーシュ》!」


《エルシャドール・ミドラーシュ/El Shaddoll Winda》
融合・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守 800
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」
魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。

148: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 23:49:05.04 ID:6wqSBwyyo


有子「場合によっては手札融合も有用だね、やはり」

有子「さて。私は効果で墓地に送られたビーストの効果を発動」


《シャドール・ビースト/Shaddoll Beast》
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。


有子「カードを1枚ドロー。そして……」 手札:3→4

有子「バトル。ミドラーシュでシェルに攻撃!」


ズオオオオオォォォォォォ……!


グレイ:場→EX
《クリフォート・シェル》


グレイ「うぅ……」

有子「……まあ、追撃はできないのだがね。私はカードを……」

有子「3枚。セットしてターンエンドだ」 手札:1

グレイ「3枚も……!」

静「………………」

149: ◆/7w/ijckWc 2015/10/26(月) 23:55:22.05 ID:6wqSBwyyo


静「………………」 スッ  手札:2→3


《サイバー・リペア・プラント/Cyber Repair Plant》
通常魔法
自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が存在する場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が3体以上存在する場合、両方を選択できる。
「サイバー・リペア・プラント」は1ターンに1枚しか発動できない。
●デッキから機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。
●自分の墓地の機械族・光属性モンスター1体を選択してデッキに戻す。


グレイ「え、ええと、たしか、サイバー・ドラゴンの数は」

有子「はじめのターンに送られ、名前を変更しているコア。それから純粋なサイバー・ドラゴンが二枚……」


静:デッキ→手札
《サイバー・エルタニン》

墓地→手札
《サイバー・ドラゴン》


静「――――――特殊召喚」


静:墓地→除外
《サイバー・ドラゴン》
《サイバー・ドラゴン・コア》
《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》
《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》


《サイバー・エルタニン/Cyber Eltanin》
効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻 ?/守 ?
このカードは通常召喚できない。自分のフィールド上・墓地の
機械族・光属性モンスターを全てゲームから除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの攻撃力・守備力は、このカードを特殊召喚するために
ゲームから除外したモンスターの数×500ポイントになる。
このカードが特殊召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て墓地へ送る。


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォ……

151: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 00:09:16.28 ID:D5mdZ5Tho
なんか今回見落とし多いな
月の書使ったことにしといていただければ


* * *


静「…………すべて―――――墓地へ」

有子「!」


有子:場→墓地
《エルシャドール・ミドラーシュ》

墓地→手札
《影依融合》


有子「む――――――」

静「…………」


>このまま攻撃したとしても、不足があることは明らかだ
>除外したカードは4枚。よってエルタニンの攻撃力は2000
>2300のライフポイントを削るには一手足りない
>また、伏せカードがモンスターを蘇生させるカードであれば問題だ
>無論、どのようなカードを使うにせよ、リスクは存在するが――――


静「――――――……」


《異次元からの埋葬/Burial from a Different Dimension》
速攻魔法(制限カード)
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から
合計3体まで対象として発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。


静:除外→墓地
《サイバー・ドラゴン》
《サイバー・ドラゴン・コア》
《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》


152: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 00:17:13.66 ID:D5mdZ5Tho


静「――――――《パワー・ボンド》。《サイバネティック・フュージョン・サポート》……」

有子「ほう」


《パワー・ボンド/Power Bond》
通常魔法
自分の手札・フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
機械族のその融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、その元々の攻撃力分アップする。
このカードを発動したターンのエンドフェイズ時、自分はこのカードの効果でアップした数値分のダメージを受ける。


《サイバネティック・フュージョン・サポート/Cybernetic Fusion Support》
速攻魔法
ライフポイントを半分払って発動できる。
このターン、自分が機械族の融合モンスターを融合召喚する場合に1度だけ、
その融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを
自分の手札・フィールド上・墓地から選んでゲームから除外し、これらを融合素材にできる。
「サイバネティック・フュージョン・サポート」は1ターンに1枚しか発動できない。


静:手札→除外
《サイバー・ドラゴン》

墓地→除外
《サイバー・ドラゴン》
《サイバー・ドラゴン・コア》

LP:1400→700


静「――――――出でよ。《サイバー・エンド・ドラゴン》……!!」


《サイバー・エンド・ドラゴン/Cyber End Dragon》
融合・効果モンスター
星10/光属性/機械族/攻4000/守2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

153: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 00:27:12.30 ID:D5mdZ5Tho


《サイバー・エンド・ドラゴン》
攻撃力:4000→8000


GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!


有子「なるほど……! 貫通効果と……トラピーズ・マジシャン対策……かな?」

静「………………」


>トラピーズ・マジシャンは、自身の攻撃力以下のダメージを無効化する
>仮に蘇生したとしても、このサイバー・エンド・ドラゴンの攻撃は逃れられえない


静「―――――バトル……!」

グレイ「これで……!」

イース「カンチョー、どうするのサ!?」

有子「うむ。トラピーズを借りるよ。《リビングデッドの呼び声》!」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


有子:墓地→場
《Emトラピーズ・マジシャン》

154: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 00:31:54.49 ID:D5mdZ5Tho


静「…………関係ない――――」

有子「あまりそう言うものでもないよ。キミ。パワー・ボンドのデメリットは覚えているね?」

静「…………」


>この効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける
>ハイリスク……故にハイリターンな一枚


有子「つまり、この攻撃を凌ぎきれば私の勝利となる」

静「…………させない」

有子「……そうかね。いや、構わないさ。そういう感情はあって然るべきだからね」

有子「ただ、どうやらキミは、冷静で寡黙なようでいて……熱くなりがちなタチらしいね」

静「……!」

有子「リバースカードオープン! 《燃える闘志》!」


《燃える闘志/Fiery Fervor》
通常罠
発動後このカードは装備カードとなり、
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体に装備する。
元々の攻撃力よりも攻撃力が高いモンスターが相手フィールド上に存在する場合、
装備モンスターの攻撃力はダメージステップの間、元々の攻撃力の倍になる。


静「ッ……!?」

155: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 00:48:52.92 ID:D5mdZ5Tho
有子「これでトラピーズの攻撃力は――――――5000!」


《Emトラピーズ・マジシャン》
攻撃力:2500→5000


静「ッ……」

有子「これでこのバトルによりトラピーズは破壊される。だが、ダメージは――――受け付けない」


有子:場→墓地
《Emトラピーズ・マジシャン》


有子「更に、知っての通り。我々のライフは残り2300。エルタニンでは突破できまい」

静「……………………」 コク

有子「――――――では。これにて、我々の勝利だ」

イース「……え? いやいやいやカンチョー。もうちょっとこう、相手のジョーカーをバーン! ドーン!と」

有子「ん? ああ……そうか。エンターテインメントを追及するキミとしてはこういう勝ち方は嫌いか」

イース「味気ないシ」

静「………………」 コク

グレイ「うぅ~……なんだか消化不良です……」

有子「まあ、行動を阻害して相手を束縛してなんていうデッキを使う私に対してそれはいささか間の抜けた相談かな!」

静「………………」 エー LP:350→0


ピ―――――――――――……


勝率:55
トリップ→#magi26mcn
指定数値→67
合計:93

◆ デュエルに敗北しました

167: ( 0M0)<トウカシテモイイカナ  ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 21:04:02.05 ID:D5mdZ5Tho


◆ 大会会場付近


静「………………」

グレイ「はぁー……負けちゃいましたね……」

静「…………」 コク


>しかし、目的は果たした


グレイ「目的……?」

静「…………」


>元々、この大会に出場したのはチャーチルのことを宣伝するためだ
>静が宣伝下手、というより喋らないことはいったん棚に上げておくが
>ガレオス・ガレオンの二人を撃破したイースと有子の二人といい勝負はしたわけだ
>それだけでも静たちの強さはある程度知られたことになるし


グレイ「……?」


>実は大会の合間合間のアナウンスにおけるCMでチャーチルのことも流している


グレイ「じゅ、準備がいいですね……」

静「…………」 グッ


168: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 21:15:33.59 ID:D5mdZ5Tho


静「………………」


>それじゃあ、そろそろ帰ろうか?


グレイ「はい! あ、でも」

静「…………?」

グレイ「外に出たんですから、おみやげ買って帰らないと!」

静「………………」 クス

グレイ「もぉー、笑うところじゃないですよ! 猟子さんとかちょっと不機嫌になりますし」

グレイ「雷士郎さんなんてちょっとへこんじゃいますし……忍さんはついてきてるかもしれませんけど」

静「………………」


>言われてみれば確かに


静「…………」 ウーン

リベンジャー『たまにゃァ休んでのんびり見物ってのもイイんじゃあねェかァ?』

グレイ「そうですよ! 静さんもはたらきすぎですよっ!」

169: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 21:21:48.67 ID:D5mdZ5Tho


◆ その頃の酒場


ツルキ「……なあ、旦那」

カイ「何だ」

ツルキ「カウロのヤツさぁ、何してんの?」

カイ「知らん。考えに煮詰まったようだ。外を走っている」

猟子「止めてやりゃいいじゃん」

カイ「止められん。……止めていいものでもあるまい。男の意地ならば尚更だ」

猟子「はーん。んでさぁ」

ツルキ「うん。なぁ」

猟子「メシどうしよう」

カイ「…………うむ……」

ツルキ「ライちゃんはマスターの業務の代行だし華煉ちゃんは作れる感じに見えねえし」

猟子「芳香さんは……静のいねえ今はいねえし」

カイ「石ノ森氏はどうしたのだ」

猟子「作業」

ツルキ「おう…………」

170: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 21:31:28.26 ID:D5mdZ5Tho



猟子「……忍はこっそり静たちについてっていねーし」

ツルキ「こりゃ……打つ手なし……か?」

カイ「………………・」

猟子「しゃーねーな。あたしが作るか」

ツルキ「何……」

カイ「だと……!?」

ツルキ「待て猟子ちゃん、そいつは危険だ!」

カイ「そうだ、無茶をするんじゃあない!」

猟子「いやなによ無茶って」

ツルキ「だって猟子ちゃんが料理とかするとダークマターとかできそうじゃん!」

カイ「インスタントがあるはずだ! いや、あのマスターがそういうものを持っているとは思えんが……」

ツルキ「配給の中に!」

猟子「いやお前らあたしのことナメすぎじゃねえ!?」

ツルキ「やだその表現なんか卑 」

猟子「テメーはいっぺん埋める」

ツルキ「HAHAHA冗談だよところで俺参考までにどこに埋められんの」

猟子「湖の底かなぁ」

ツルキ「それって控えめに言って『沈める』じゃねえか!?」

171: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 21:40:36.77 ID:D5mdZ5Tho


◆ 酒場の外


ワーワー……


カウロ「はぁ…………」 ドサッ


カウロ(……俺って、何してんだろう……)

カウロ(保安官になるって言ってて……でも、日和にほとんど負け越してて……)

カウロ(……その日和にすら、俺、勝ててないし……)

カウロ(もしかしたら、っていうか間違いなくグレイにも勝ててないし……)

カウロ(カイさんに教えてもらってることも……どれだけ、吸収できたのか……)

カウロ(……そんで、フラストレーションが溜まって、やってらんなくなって走り出して……)

カウロ(体力尽きてブッ倒れて、無力さに打ちひしがれてて……)

カウロ(…………冷たいな、雪……あー……くそっ)



??「おい。踏み殺すぞガキ」


カウロ「ふおわっ!?」 ガバッ


172: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 21:50:44.23 ID:D5mdZ5Tho


??「……チッ」

カウロ「す、すみません。ていうかチッって何なんですかチッって」

??「癖だ。気にすンな」

カウロ「は、はぁ……そうですか」


カウロ(……なんか、妙にガラの悪い男の人だなぁ……どっかのギャングのボスでもしてそうな……)

カウロ(……ていうか、来客の予定とかあったっけ? 何でこの人こんなところにいるんだ?)

カウロ(もしかして……敵か!?)


カウロ「敵か!?」

??「はァ? 何言ってンだお前」

カウロ「…………で、ですよね。フツー」

??「宿予約してたモンだ。四人分。二人部屋を二部屋」

カウロ「あ、す、すみません。俺、ここの酒場の従業員ってワケじゃ」

??「あ?」

カウロ「うっ……」

??「……そォかよ。なら他ァ当たるか」

カウロ「……あの。まあ、俺従業員じゃないですけど、一応お名前伺っといていいですか? 何かあるかもしれないし」

??「あ? あァ――――大したモンでもねェよ」




遊一「――――――神威、遊一だ。そんで、店主ァどこにいンだ?」

177: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 21:59:08.77 ID:D5mdZ5Tho


◆ その頃 / 酒場


猟子「で、対案あんなら聞くぞあたしゃ。これでも静の手際は間近で見てるしな」

ツルキ「見てるだけじゃねえか!?」

カイ「一番任せてはいかんタイプだ……」

猟子「じゃあ聞くけどお前らできんのかよ!」

カイ「できん」

ツルキ「お茶漬けなら」

猟子「ホレ見ろ!」

ツルキ「逆に聞くけど猟子ちゃん自信もって『コレは作れる』ってのあんの!?」

猟子「ねえ!!」

カイ「ダメだ、インスタント食品を探すぞ」

ツルキ「合点」

猟子「お前ら……」


ガチャッ!!


猟子「ん?」

ツルキ「おぉん?」

カイ「ぬ……?」

??1「クソ喧しい中失礼致します。はてさて動物園でなければ良いのですが」

??2「……そ、そういう言い方は……どうかと……」

猟子「……」

カイ「……」

ツルキ「……」


3人(((……誰?)))

181: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 22:14:10.79 ID:D5mdZ5Tho


猟子「な、なあ。今日誰か来るって言ってたか?」

カイ「マスターたちの帰宅後に……とは聞いていたが」

ツルキ「ちょっと早めに来ちゃった☆彡 とか?」

猟子「……かもしれねーけど」


3人(((……何でメイド?)))


猟子「……どちらさん?」

大無我(ry?「……ああ、申し遅れました。私、犬猫類飼育員の大無我平院殿発悟理二郎入道源△□○と申します」

??「……えぇ……?」

ツルキ「大無我平い…………」

カイ「おちょくられておると何故気づかん」

??「……あの……」

大無我(ry?「少々お待ちいただきたく」

???「いいからさっさと話進めなさいよこの駄メイド」 ヌッ

ツルキ「あ、女の子が増えた」

カイ「………………」

大無我(ry?「はぁ。もう少しまかりませんか」

???「私たちはこんなくだらない座興に煩わされてる場合じゃないの。アナタは暇だからいいでしょうけど」

大無我(ry?「そうですか。汚らしいちょうちょを追いかけて川に落ちかけたお方の言うことです、素直に聞きましょう」

???「はあああああああ!? あれはそれだけの価値のある遺伝子的キメラの形質を持った蝶なのよそれを汚らし」

??「…………あのぉ、こ、こちらは置いておいて……その、受付を……お願いします」

猟子「あんた冷静だな」

??「……慣れてますから……」

182: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 22:20:21.29 ID:D5mdZ5Tho


猟子「あー……んー……静いねーんだよな。どうしよ」

カイ「代理として記帳しておけばよい。マスターからも一応聞いている」

カイ「どれ。これだ。名前を記入するがいい」

ツルキ「そういう上からの物言いはねーわ」

カイ「仕方があるまい。これ以外に知らんのだ」

??「……………………」 ジィ

ツルキ「……ん? ど、どうしたん? 俺に何か?」

カイ「…………?」

ツルキ「まさかこの俺に惚れ」

大無我(ry?「ハッ(笑)」

???「冗談は脳味噌のつくりだけにしてくれる?」

??「……ご、ご、ごめんなさい、ごめんなさい……」

カイ「……と、ところで、名は」

??「……あ……すみません」



晴明「…………安倍……晴明と、申します。こちらは、ナクラ・ナクアさん……と、闇藤魅行さん……です」



184: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 22:28:42.46 ID:D5mdZ5Tho


◆ 発展度及び治安の数値が変動しました。

○ 治安:58→60
□ 発展:16→22


   「発展度」の数値が20を超過したため、
   イベント「エクシーズ・ユニバース」を開始します



186: 久々なもんで白藤とごっちゃになってた ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 22:36:53.16 ID:D5mdZ5Tho


◆ 夕刻 / 酒場


わいわい……


ガチャッ

静「………………?」

グレイ「なんだか、やけににぎやかですね……?」

忍「でござるなぁ」

静「…………」

グレイ「あの、忍さん。どこからついてきてたんですか……」

忍「大会終わるまで観客席で見物してたでござるよ」

静「………………」


>何もツッコむまい
>護衛してくれていたのだと好意的に解釈すべきだ


忍「で、何事でござる?」

雷士郎「あ、静! お客さんが……」

静「…………」


>はやい
>はやい もうついたのか

187: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 22:47:04.45 ID:D5mdZ5Tho


静「………………」


>仕方がない。とりあえず、状況を教えてほしい


雷士郎「了解しました。ええと、まず……来客ですが」

雷士郎「城塞都市より、安倍晴明さん。闇堂魅行さん。ナクラ・ナクアさん」

雷士郎「それから海上都市から……その………………」

雷士郎「『カオス・ヘッド』の……ニア・ルーラさん、蓮田黄色さん、神威遊一さんや……」

静「…………………………」

グレイ「な、なんだかすごい人たちですね……」

静「………………」


>とりあえず、食事の仕込みに入るとしよう
>酒場、というか食事処としての役目も果たさなくては――――――


ジュウゥゥゥゥウゥゥゥゥウウ


静「………………!!?」

雷士郎「あ、そ、それなんですけど」

189: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 22:57:04.08 ID:D5mdZ5Tho


◆ 酒場 / キッチン


静「……!!」 バッ


遊一「…………あ?」

魅行「あら」


>キッチンに入ると、そこではどう見てもチンピラな男と謎の……
>……謎のメイドが、料理を作っていた


遊一「悪ィな。邪魔してんぞ」

魅行「どちら様ですか?」

静「…………」


>それはこちらのセリフなのだが……


遊一「客だ」

魅行「宿泊客ですが」

静「………………」


>普通宿泊客は料理作らない


遊一「あー……気にすンな。ちっとな」

魅行「どうも不甲斐ないことにこの宿の料理人がいらっしゃられないようですので」

魅行「不承不承ながら私とこちらの社会不適合者で料理を作っていた次第です」

遊一「…………この口の悪ィメイドどうにかなンねえのか!?」

魅行「あなたほどではありませんよ珍走団ヘッド」

遊一「………………」

190: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 23:02:45.55 ID:D5mdZ5Tho


遊一「……で、あんたは」 ガリガリ

静「…………」


>この酒場のマスター


魅行「なるほど。ではお引き取りください」

静「…………」


>いやいやいやいや
>いつまでも客にやらせておくわけにもいかない


遊一「そういうことなら御暇させてもらう。どォせただの間に合わせだからな」

魅行「私は残りますが」

静「…………!?」

>何でさ

魅行「愚問を。晴明様がお手を付けるものに、この私が手を入れないわけにもいかないでしょう」

静「…………」

>何なのこの人……

192: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 23:20:51.87 ID:D5mdZ5Tho


遊一「…………」 カチャッ

静「……?」

>今手に取ったその皿は?

魅行「ああ……何か、先程からずっと鹿肉の仕込みをしておられましたが」

遊一「…………これに限っちゃ、俺の手でってだけだ」

魅行「成程」

静「…………?」

魅行「愛、ですよ」

静「…………」

>なぜそこで愛

遊一「……邪魔したな」

魅行「さて、と。我々は調理を続けましょうか」

静「…………」


>あなたも広間の方に行ってください


魅行「お断りします」

静「………………」 エー…

194: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 23:32:47.62 ID:D5mdZ5Tho


◆ 酒場 / 客席付近


グレイ「おぉー……」

晴明「…………え、と」 カキカキ

グレイ「あ、ご、ごめんなさい。ものめずらしくって……」

晴明「……み、見られてると……描き辛い……ですから」

グレイ「ですよね、ごめんなさい……」

晴明「……その描き上がった後で……なら」

グレイ「ほんとですかっ!」

晴明「……ええ。勿論」

ナクア「……晴明。分かってると思うけど」

晴明「……ま、まさか。そんなことしませんよ」

ナクア「どうだか……」


晴明(確かに、子供に見せるのはどうかって思うけど……)

晴明(……俺様気質の赤間さん、お調子者な感のある聖さん……)

晴明(オラオラ系の神威さん…………創作意欲が掻き立てられる……!!)

ナクア(あ、これ駄目なパターンだわ)

196: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 23:41:06.43 ID:D5mdZ5Tho


カイ「」 ゾワッ

ツルキ「」 ゾク

遊一「」 ゾゾ

ニア「どうしたん皆……」

カイ「い、いや。何か悪寒が……」

ツルキ「俺もだ……何だ?」

遊一「……ハスター。何かあるか?」

黄色「いや……我は何も感じぬが」

遊一「そ、そうか……」

刹那「鹿肉おいしいですねー」 ハムハム

ニア「珍しく合成肉じゃあないからね。そりゃ美味しいさ。というわけで遊一君僕も」

遊一「店主に頼め」

ナクア「…………ふーん」

遊一「あ?」

カイ「……何か用か?」

ナクア「用、というほどじゃあないけれど」

198: ◆/7w/ijckWc 2015/10/27(火) 23:51:01.46 ID:D5mdZ5Tho


ナクア「サインください」 キラキラ

晴明(あのナクアさんが珍しく年相応の表情をしている……!!)

遊一「…………?」

カイ「……高名な生物学者のナクラ・ナクア殿にサインを頼まれるのは光栄だが、どちらだ?」

ニア「それならこの僕が」

ナクア「くたばれ混沌」

ニア「!?」

遊一「!?」

黄色「ユーイチ。この鶏肉おいしい」

遊一「ちょっと黙っててくれハスター。あとそりゃローストだ」

ナクア「……? 私今何か言ったかしら……」

刹那「これ、私と同じ状態ですかねー……」

遊一「かもな……」

ナクア「ああ、ええと。できればどちらもいただきたいんだけど」

カイ「易いことだ。それと、神威遊一」

遊一「あ?」

カイ「俺もお前のファンだ」

遊一「俺もだ」


ガシッ!


ツルキ(何だこの異様な光景……)

201: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 00:05:36.96 ID:kNP1Sfymo


晴明「……よ、良かった、です……ね?」

ナクア「フッ。この私が目的を仕損じるわけないじゃない」

晴明「……あの。そういうキャラでしたっけ……」


猟子「あのさ、ところで自己紹介とかねーの?」

晴明「……あ……えと。安倍晴明……です。ピタゴラス……城塞都市、って言った方が……通りがいいですか」

晴明「……城塞都市から、来ました。取材……」

ナクア「私の研究の助手としてね」

グレイ「そういえば、さっき生物学者って言ってましたよね!」

ナクア「ナクラ・ナクアよ。出身は晴明と同じく。今は大学で生物学を専攻しているわ」

ナクア「5年以上の付き合いでね。専門は違うけれど、今回は助手として来てもらったの」

グレイ「へぇー……!」 キラキラ

晴明「……あの……別に、漫画家ってこと言っても」 ボソボソ

ナクア「何がどうなるか分からないでしょ。顔出ししてないんだから隠すべきよ」 ボソ

魅行「そしてこの私、晴明様専属“愛の奴隷”(メイド)! 闇堂魅行でございます」 シュバッ

忍「ぬおっ!? 拙者の反応を超えて!?」

晴明「……あ、あの、そ、そういう表現は、その」 ワタワタ

魅行「何も問題はありません。では厨房に戻ります」 シュッ

忍「彼女は一体何者……」

ナクア「一言で言うなら――――変 としか」

晴明(否定できない……)

205: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 00:15:27.13 ID:kNP1Sfymo


ニア「それじゃあ、僕たちの方もかな。バンド『カオス・ヘッド』セカンドギターのニア・ルーラでっす!」 キラッ

グレイ「わっ、こっちも有名人だ……」

猟子「一体全体何が起きてんのかねえ……」

雷士郎「ところでその、セカンドギター? っていうのは……どういう役割なんですか?」

ニア「言ってみれば全体の音を調律する役割かな。そう、このバンドは僕がいてこそ成り立つもの!」

ニア「皆を回すも回さぬもこの僕次第! ぬははは歯車は回されているがい」

ゴシャッ

黄色「同じくカオス・ヘッドのベーシスト……」

雷士郎「あの、今ギターで頭を」

黄色「気のせいだ。我はハス……」

遊一「蓮田」

黄色「蓮田黄色だ。以上」

忍「そっけな」

黄色「我他に言えること無いし」

ナクア「フッ……何も知らないのね。カオス・ヘッドの中でお調子者枠がニアちゃんだとしたら黄ぃちゃんは不思議クール枠」

ナクア「盛り上げ役じゃあない黄ぃちゃんが口数少なかろうとそれは自然なことなのよ……!」

晴明「……あの。いつもと違ってすっごい早口になってますね……」

猟子「やめてやれよ」


208: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 00:25:27.63 ID:kNP1Sfymo


遊一「……神威、遊一だ。一応ドラマーってことになってる」

カイ「一応?」

遊一「本業はエンジニアッつった方がいいかもしれねェ」

ツルキ「エンジニア? ってことは華煉ちゃんと同じか――――」

華煉「呼んだぁ?」 ヌッ

ツルキ「うおっ!? どっから!?」

華煉「いやぁ……おいも食べてたら私の話が聞こえてきたから」

華煉「でも、あの……様々な産業において突発的にブレイクスルーを起こした神威遊一……さん?」

遊一「……そういうことになってンのかな」

刹那「ですよー。自覚が足りませんよねー」

ニア「まあ僕が力添えしたからなんだけどね。なんだけどね!!」

黄色「貴様の力添え無くとも到達はしたんであろう」

ニア「……うんまあそうだけどさぁ。誇ったっていいじゃん。いいじゃん……」

カイ「ところで、そちらは?」

遊一「あぁ―――――そうだな。表にゃ出ねえし、知らねェだろうけど。こいつ」












遊一「『妻』の刹那だ」

(望月→神威)刹那「あ、神威刹那ですー。よろしくお願いしますねー」


猟子「」

忍「」

カイ「」

ツルキ「」

晴明「」

ナクア「」

221: 早々にだけど夕食行ってきます ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 20:15:24.46 ID:kNP1Sfymo


猟子「悪い。想像を振り切って理解が追いついてねえ」

ツルキ「同じく」

忍「どういう……いや、どういうも何もそのままの意味でござろうけど」

ナクア「奥さん、どう見ても中学校上がったばっかり……」

刹那「19歳ですよー」

カイ「それでも相当に早婚だと思うが」

遊一「あー……まあ、ちっと、な」

ニア「それは僕から説明しよう!!」 ヌッ

ツルキ「うおっ」

ニア「そもそも僕ら『カオス・ヘッド』は男1女子3時々4という極端に男女比率の狂った構成だよね!」

晴明(その辺のおかげであまり妄想の余地が無くって、ナクアさんが熱を上げてるけど私はいまいち……)

カイ「まあ、確かに」

ニア「当然だけど各メンバーに固定のファンがつくよね、これだけ大々的に活動してたら。勿論僕も大人気!☆彡」 キラッ

遊一「何寝惚けたこと言ってンだ」

ナクア「恥を知りなさいよ」

ニア「何だろう、いつもの二倍辛辣なんだけどコレちょっと」

222: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 21:11:42.34 ID:kNP1Sfymo


ニア「まあ……ともかく、あれだよ」

ニア「ぶっちゃけ、ほぼガールズバンドにヤンキー風の男突っ込んだら……ねえ?」

ニア「疑っちゃうでしょ? 何かあるんじゃないかってサ」

ニア「人気商売なワケだから、できるだけその人気が翳るようなことはしたくないワケで」

ツルキ「まーなぁ。あ、てえことは、そういうことか?」

ニア「そう! 既婚者なら女性メンバーに手は出さない、ってか世間体を考えると出せないでしょ、ってね」

ニア「勿論、そうしない可能性もあるけど……そこは実績でね。スキャンダルなんて受けなければいいわけさ!」

晴明「………………」

ナクア「どうしたの?」

晴明「あ……いえ」

晴明(理屈としては正しいと言えば正しいんだけど)

晴明(神威さん(夫)の方の人気はどうなの? ってところと……)

晴明(神威さんの側からじゃなく女性の側からそういう気持ちを持って襲ったらどうなるんだろう……)

224: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 21:32:59.33 ID:kNP1Sfymo


ニア「そこらへんの論理の隙を突いた施策でもあるのさ」

晴明「…………!」

ニア「……」 ニヤッ

遊一「刹那、こぼすな」 フキフキ

刹那「あ。ありがとうございますねー」

晴明「……あそこに入って……」

ニア「できないではない。やるのだ」

黄色「ユーイチ。お醤油取って」

遊一「ホレ」

晴明「……あの」

ニア「やるんだよゥッ!!」

ツルキ「うおっ!? な、なんなんだいきなり!?」

忍「さぁ……」

ナクア「で、何で奥さんまで連れたってこんなところまで来た……んです?」

晴明(ナクアさんが敬語って珍しい……)

遊一「あぁ……まあ、野暮用ってか。調べモンで」

黄色「ユイとぽぷりはライブ会場の候補地の選定、と言っていた」

晴明「………………」

遊一「……そっち……そちらは?」

ニア(……しかも遊一君まで気遣うのも珍しいねぇ。学者だからってところでかな)

225: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 21:58:55.20 ID:kNP1Sfymo


ナクア「生態研究、って言うのはさっき言ったとおりだけれど」

晴明「……あと、観光……じゃあ、無いですけど」

遊一「………………」

ツルキ「へぇ、ってことなら歓迎するぜ! 俺責任者じゃねえけど」

猟子「ホントだよ何でお前が言うんだよ」

カイ「まったくだ」

静「………………」


>料理を持ってきたのだが、話に集中している以上置いて行った方がいいのだろうか……


猟子「あ。おい静! お前が責任者なんだから逃げないで挨拶しろって」

静「………………」 エー

晴明(何だろう……あの人、5年くらい前の私より口数少ない……)

晴明(でもなんていうかコミュ力ありそうで……ちょっと羨ましいかも)

静「…………」 スッ


>本日のメニュー、トマトとモッツァレラのカプレーゼと鴨肉のキッシュをテーブルに置いた
>――――どうぞおくつろぎを


猟子「あ、まー……あれだ。くつろいでくれ、ってさ」

遊一「………………あァ……まあ、言わんとしているとこは理解できる」

晴明「……し、しばらくの間、よろしくお願いしますね」

226: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 22:06:46.40 ID:kNP1Sfymo


遊一「………………」

静「…………?」


>なぜだろう。先程からあちらの男から視線を感じる
>値踏みでもするような……どこか、こちらのことを見透かすような
>――――しかし、その意図も読み取れない

>仕方がない。同じ料理人としての技術を見られているのだろうとでも思って、諦めよう
>流石に、ギャングの刺客ということもないだろうが



遊一「アイツか」

ニア「……そういうことになるね。お兄ちゃんが言ってたのは」

遊一「どうでもいいがお前が『お兄ちゃん』なんつってるのは気色悪い」

ニア「割と本気で傷つく」

遊一「それよりも――――――」



晴明「……どのタイミングで、切り出しましょう……」

ナクア「そうね。とりあえずカオヘの人たちがいったん部屋に戻ったらがいいわ」

晴明「…………そうですね」

ナクア「……どうかした?」

晴明「……いえ。なんていうか――――――」



遊一「城塞都市から来たヤツら。何か隠してやがる」

晴明「……あっちの人たち、多分、何か隠してます」

227: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 22:21:42.19 ID:kNP1Sfymo


◆ 酒宴のあと / チャーチル / 屋外


遊一「……ああ、俺だ。今? 宿は取れた」

亜鈴『そ。兄さんってズボラなところがあるんだからどうかと思ったけど』

亜鈴『義姉さんに無理だけはさせないでね』

遊一「……お前、普段キツく当たるくせに随分殊勝だな」

亜鈴『検査結果見てないの?』

遊一「あ?」

亜鈴『ふーん。まあいいよ。でもね兄さん』

遊一「何だ」

亜鈴『血縁っていうのは何よりも深い絆何だよ』

遊一「何ポエミーな事言ってんだ。当たり前だろ」

亜鈴『そうだね。当然だね』

遊一「切るぞ。そろそろ忙しくなる」

亜鈴『お土産』

遊一「わーってる」

亜鈴『それならいいの。じゃ』 ピッ

遊一「…………」


晴明「……あの」

遊一「……!」

晴明「……ご、ごめんなさい。今の電話……」

遊一「妹だ。ガンガリティアに残してる。昔っから体ァ弱くてな」

229: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 22:39:42.00 ID:kNP1Sfymo


晴明「……そうですか」

遊一「……それで、何の用だ?」

晴明「……いえ、その……ですね」

晴明「…………さっきの話で……いくつか、含みがあるように思えたので」

遊一「お互いさまだろ」

晴明「……はい。ですけど……わざわざ、ライブ会場を選ぶのに……何人も来る必要はないですし」

晴明「…………それも、あるんでしょうけど。なんていうか……言わなくていいことは、言わない、って感じ」

遊一「…………」

晴明「……五年くらい前から、そういうこと、分かってきたんですけど……」

晴明「……ただ。何か含みがあるとして……」

遊一「あんたらに危害加える気はねェよ」

晴明「……それなら、いいんですけど」

遊一「だが」

晴明「…………?」



遊一「あの店主に関してだけは、強引な手段を取る可能性もある」

晴明「…………!?」

231: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 22:57:50.09 ID:kNP1Sfymo


◆ 酒場 / 店内


静「………………」

猟子「はぁー……さっぱりした。あれ、静。何してんの?」

静「…………」 スッ


>このカードを眺めていた


猟子「《氷結界の龍 トリシューラ》ね。ほんとお前そのカード好きだな」

静「…………」


>形見だから


猟子「ま、そうだな。おやっさんの形見だ」

静「…………」


>静の父親は殺害された。その折に持っていたのが――――トリシューラだった
>高価なカードだ。財産として遺すため、というわけではないだろうが



>不思議なことに、静は父親が生前、《氷結界の龍 トリシューラ》を持っていたところを見たことは、無い



猟子「ま、静もそろそろ風呂入れよ。外吹雪いてきたし」

静「………………」

>そのうち

猟子「おう。んじゃ、あたし先寝るわ」

232: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 23:11:12.26 ID:kNP1Sfymo


◆ チャーチル / 屋外


遊一「…………」

晴明「……何で、そんなこと」

遊一「必要ならする。そンだけだ」

晴明「……マスターさんが、何をしたんですか?」

遊一「何をした、ってワケじゃあねえ。だが、奴が持ってるモノが問題だ」

晴明「……もの?」

遊一「カードだ」

晴明(カードなんて、普通誰でも持ってるもの……だけど)

晴明「……何か、特別な?」

遊一「そうなる。が――――なんつーのか。『No.』やドラゴン……のようなそれとはまた違う」

晴明「……と、いうのは」

遊一「……デュエルモンスターズのカードの持つ『特別な力』、その源泉――――」

遊一「『オリジン』カードと呼ばれてる代物だ」

晴明「…………どういう」

遊一「……説明が面倒臭ェが……」 ガリガリ

233: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 23:25:23.84 ID:kNP1Sfymo


遊一「突飛な話になるが、デュエルモンスターズってのは『異世界からもたらされたカードゲーム』らしい」

晴明「……!」

遊一「旧時代の『戦争』によって次元の扉が開き、それによって異世界の住人が呼び込まれ――――」

遊一「その住人の所持していたカードをもとに、デュエルモンスターズというカードゲームがこの世界に誕生した」

晴明(……ハルさんたちのこと、だろうか)

晴明(それにしても、何でこの人はこんなことを知っているんだろう……)

遊一「……つったってこりゃ受け売りだ。俺が元々持ってる知識じゃあねえ」

遊一「“余”ってヤツがいてだな。この件もソイツに依頼されたモンだ」

晴明「……はあ」

遊一「情報の入手源はソイツだ。それで――――だ」

遊一「『オリジン』カードは、量産されたカードに宿る『精霊』なんかの力の源泉」

遊一「量産されるより前、完璧なオリジナルのカード」

遊一「まー……なんだ。要するに滅茶苦茶強い力を持ってるカードだから、ってこった」

晴明「……そうですか」

遊一「……それで、だ」

晴明「……マスターさんがそれを扱うにふさわしいか、確かめる、と」

234: ◆/7w/ijckWc 2015/10/28(水) 23:47:41.91 ID:kNP1Sfymo


晴明「―――――……それに足りない場合は」

遊一「あ? 取り上げるに決まってんだろ」

晴明「…………けど」

遊一「けど、じゃあねえ。そりゃあ俺を信用できねえのは分かるが」

遊一「そうするしかねえ時もある。俺自身も好き好んで……奪い取ろうって気はねェ」

遊一「だが、お前ならどうすンだ。そんな強い『力』を悪人が握ってたりしたら」

晴明「…………そう、ですね」


晴明(……例えば……そう。道灌がナンバーズを所有していたような)

晴明(……ガブリエルの人たちが路地裏の人たちを迫害していたような)


晴明「――――――……だったら……この手で倒します。かな」

遊一「…………え?」

晴明「……あ、え……? な、何か……おかしいこと……言いました、か……?」

遊一「いや……」


遊一(見た目や印象より……芯が強い、というか……苛烈な部分もあんのか、コイツ)

遊一(油断は……できねェな)

237: ◆/7w/ijckWc 2015/10/29(木) 00:11:14.93 ID:b5UNETTmo


晴明「…………もしかしたら」

遊一「あ?」

晴明「……その、『オリジン』カード……マスターさんにとって、大事なものなら」

晴明「……あなたは……奪って、取り上げられますか?」

遊一「そうするしかねェならやるさ」

晴明「…………けど」

遊一「あ?」

晴明「……あの酒場の人たち、結構……良くしてくれましたし」

晴明「……マスターさんの周りにいる人も、悪い人に見えません」

晴明「……それに……奪うとか、取り上げる、なんてやり方」

遊一「それなら尚更、渡す気なんてねェだろ。結局、奪わなきゃならねえ」

晴明「……平行線ですね」

遊一「まったくだ」

晴明「……私の、目的ですけど」

遊一「あァ」

晴明「――――――……友人の大事なカードを、取り戻すためです」

遊一「……あ?」

晴明「…………そのカード、私のお友達の、友達……もう亡くなってる方のものなんです」

晴明「……だから、何が何でも、取り返す。そんな気持ちでいます」

晴明「……そのカードは……言ってしまえば、特別で、そして、『危険なカード』、なんですが」

遊一「………………」

238: ◆/7w/ijckWc 2015/10/29(木) 00:20:19.43 ID:b5UNETTmo


晴明「――――『奪いますか』?」

遊一「そうすることが必要ならな」

晴明「……わかりました」 フィィィン

遊一「……」 フォン

晴明「……一言だけ、言わせてもらいますけど」

晴明「……私、そういう手段……嫌いです」

遊一「言われるのなんて分かってんだよ。泥被ったって構いやしねェ」

遊一「だが、危険物放置しといて誰か死んでそれで後悔しても遅ェだろォがよ」

晴明「……だとしても、まずは分かり合うべきだと思うんです。人間には言葉があるんですから」

遊一「生憎、俺はそういう手段が一番苦手なんでな」

晴明「…………」

遊一「……来いよ。止めてェなら排除してみせろ」

晴明「……わかりました」


    「「――――デュエル!!」」

251: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 21:46:32.91 ID:MTGmnB7Mo

晴明「……私のターンからです。まず、手札から……」

晴明「……モンスターをセット。それと……《手札抹殺》を、発動します」

遊一「何……?」


《手札抹殺/Card Destruction》
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから
捨てた枚数分のカードをドローする。


晴明「……互いに手札……全てを捨てて、同じ数をドローします」

遊一「………………」


晴明:手札→墓地
《ネクロフェイス》
《メタモルポット》
《幻影騎士団シャドーベイル》


遊一:手札→墓地
《音響戦士ギータス》
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《セフィラの神撃》
《竜星因士-セフィラツバーン》
《連成する振動》


遊一(……なるほどな)

晴明「……じゃあ……カードを2枚セットして、ターンエンドです」 手札:1

遊一「……俺のターン!」 手札:5→6  デッキ:30→29

252: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 21:53:11.27 ID:MTGmnB7Mo


遊一「魔法カード発動。《ペンデュラム・コール》!」


《ペンデュラム・コール/Pendulum Call》
通常魔法
「ペンデュラム・コール」は1ターンに1枚しか発動できず、
「魔術師」PモンスターのP効果を発動したターンには発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。カード名が異なる「魔術師」Pモンスター2体をデッキから手札に加える。
この効果の発動後、次の相手ターン終了時まで自分のPゾーンの「魔術師」カードは効果では破壊されない。


晴明「……!」

遊一「手札1枚を墓地に送ることで、俺は2枚の『魔術師』を手札に加える」


遊一:手札→墓地
《音響戦士ベーシス》

デッキ→手札
《竜脈の魔術師》
《竜穴の魔術師》


遊一「そして、この手札に加えた2枚で、ペンデュラムスケールをセッティング!」


《竜脈の魔術師》
ペンデュラム・通常モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1800/守 900
【Pスケール:青1/赤1】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、
手札のPモンスター1体を捨て、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。

《竜穴の魔術師》
ペンデュラム・通常モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻 900/守2700
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、
手札のPモンスター1体を捨て、フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

254: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 21:59:19.11 ID:MTGmnB7Mo


遊一「これでレベル2から7までのモンスターのペンデュラム召喚が可能だ」

遊一「――――ペンデュラム召喚! 来い、《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》! 《賤竜の魔術師》!」


《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー/Zefrasaber, Swordmaster of the Nekroz》
ペンデュラム・効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1500/守 800
【モンスター効果】
「剣聖の影霊衣-セフィラセイバー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。
レベルの合計が儀式召喚するモンスターと同じになるように、
自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「影霊衣」儀式モンスター1体を儀式召喚する。


《賤竜の魔術師》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/風属性/魔法使い族/攻2100/守1400
【モンスター効果】
「賤竜の魔術師」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の、「賤竜の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスター
または「オッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。


遊一「俺は賤竜の魔術師の効果により、墓地のオッドアイズを手札に加える」


遊一:墓地→手札
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》


晴明「………………」

晴明(モンスターは2体……いずれもペンデュラムモンスター)

晴明(これならアドバンテージは2枚、あるいはそれ以上狙えるかも……)

遊一「《光竜星-リフン》を召喚」


《光竜星-リフン/Chiwen, Light of the Yang Zing》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/幻竜族/攻 0/守 0
「光竜星-リフン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「光竜星-リフン」以外の「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの「竜星」モンスターが
戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合除外される。

255: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 22:13:53.68 ID:MTGmnB7Mo


遊一「一つ、看破したことがある」

晴明「……!」

遊一「あんたのデッキは【デッキ破壊】だ。タイプとしてはスタンダードなものと見ていい」

晴明(そりゃバレるよねやっぱり)

遊一「当然だが、そのセットモンスター。メタモルポットが墓地に送られた以上は別なリバースモンスターの可能性が高い」

晴明「……どうします?」

遊一「下準備させてもらう。レベル6の賤竜にレベル1のリフンをチューニング!」

遊一「来い、《邪竜星-ガイザー》ッ!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


ガアアアアアアアアアアアアアアァァァアァッ!!


晴明「うっ……」

遊一「『まず』1枚! ガイザーの効果を発動!」

遊一「セットカード及びガイザー自信を破壊する!」

晴明(そっちかー!!)


遊一:場→墓地
《邪竜星-ガイザー》

晴明:場→墓地
《グラヴィティ・バインド-超重力の網-》

256: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 22:18:17.35 ID:MTGmnB7Mo


遊一「ガイザーの効果を発動。デッキから《宝竜星-セフィラフウシ》を特殊召喚!」


遊一:デッキ→場
《宝竜星-セフィラフウシ》

デッキ:27→26

《宝竜星-セフィラフウシ/Zefraxi, Treasure of the Yang Zing》
【モンスター効果】
「宝竜星-セフィラフウシ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚またはデッキからの特殊召喚に成功した場合、
「宝竜星-セフィラフウシ」以外の自分フィールドの、
「竜星」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターをチューナーとして扱う。
この効果を発動したこのカードは、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。


遊一「セフィラフウシの効果発動! 場のセフィラセイバーをチューナーとして扱う!」


《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》:チューナー


晴明「…………うぅ」

遊一「レベル3! セフィラフウシにレベル4のセフィラセイバーをチューニング!」

遊一「――――――来い、《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》ッ!」


《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン/Odd-Eyes Meteor Burst Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを特殊召喚する。このターン、このカードは攻撃できない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はバトルフェイズ中にモンスターの効果を発動できない。

257: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 22:31:01.89 ID:MTGmnB7Mo


遊一:場→デッキ
《宝竜星-セフィラフウシ》

デッキ:26→27


遊一「これでリバースモンスターの効果は発動できねェ。バトルだ!」

遊一「メテオバーストでセットモンスターに攻撃ッ!」


ズゴオオオオオォォッ!!


晴明「……っ」


晴明:場→墓地
《カオスポッド》


遊一「……だと思ったがな。俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」 手札:1

晴明「……私のターンです」 手札:1→2

晴明(この人、こう言っちゃなんだけど……思ったよりも冷静でこっちのこともよく見てる……)

晴明(……変な意味じゃなくて。なんていうか、視野がちょっと広い感じ)

晴明(やりにくいなぁ……なんていうか)

晴明「……私は、《一時休戦》を発動します」


《一時休戦/One Day of Peace》
通常魔法(制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。


遊一「――――チッ」 手札:1→2 デッキ:27→26

晴明「…………」 手札:1→2

258: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 22:44:12.67 ID:MTGmnB7Mo


晴明「……モンスターをセットして、ターンエンド……です」

遊一「……俺のターン!」 手札:2→3

遊一(現状、メテオバーストの効果でモンスター効果は発動しねェ)

遊一(だが、同時に一時休戦の効果でダメージも与えられない、なら……)

遊一「場を整えるか。――――ペンデュラム召喚!」

遊一「来いよ、賤竜! セフィラセイバー! オッドアイズ!」


遊一:手札→場
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

EX→場
《賤竜の魔術師》
《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》


遊一「――――――魔法カード発動! 《オッドアイズ・フュージョン》!」

晴明「……!」


《オッドアイズ・フュージョン/Odd-Eyes Fusion》
通常魔法
「オッドアイズ・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の手札・フィールドから、ドラゴン族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
相手フィールドにモンスターが2体以上存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
自分のエクストラデッキの「オッドアイズ」モンスターも2体まで融合素材とする事ができる。


遊一「フィールドのセフィラセイバーとオッドアイズを素材に、融合召喚!」

遊一「渦巻く風を以て捻じ伏せろ! 融合召喚ッ! 来い、《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》!!」


《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン/Odd-Eyes Vortex Dragon》
融合・効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2500/守3000
「オッドアイズ」モンスター+Pモンスター
「オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールドの
表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
(2):このカード以外のモンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
自分のエクストラデッキから表側表示のPモンスター1体をデッキに戻し、その発動を無効にし破壊する。

259: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 22:50:31.43 ID:MTGmnB7Mo


晴明「ひえっ」

遊一「まだだァ! 手札から《音響戦士ドラムス》を召喚!」


《音響戦士(サウンドウォリアー)ドラムス/Symphonic Warrior Drumss》
チューナー(効果モンスター)
星2/風属性/機械族/攻 700/守 700
属性を1つ宣言し、フィールド上に表側表示で存在する
「音響戦士」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターは宣言した属性になる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、属性を1つ宣言し、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
自分フィールド上に表側表示で存在する「音響戦士」と名のついたモンスター1体は宣言した属性になる。


遊一「レベル6、賤竜の魔術師にレベル2のドラムスをチューニング!」

遊一「来い! 《覚醒の魔導剣士》ッ!」


《覚醒の魔導剣士(エンライトメント・パラディン)》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「覚醒の魔導剣士」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):「魔術師」Pモンスターを素材としてこのカードがS召喚に成功した場合、
自分の墓地の魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。


遊一「エンライトメントの効果により、俺は墓地から《オッドアイズ・フュージョン》を手札に加える」


遊一:墓地→手札
《オッドアイズ・フュージョン》


晴明(どんどんえげつない布陣ができていく……)

262: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 23:04:40.92 ID:MTGmnB7Mo


遊一「……確実に潰す……ッ」

晴明(物騒すぎる!!)

遊一「バトル! 行け、エンライトメント! セットモンスターに攻撃!」

晴明「…………」


晴明:場→墓地
《妖刀-不知火》


遊一「……!?」

晴明「…………何か?」

遊一「…………」

遊一(ただの【デッキ破壊】じゃあねェのか……?)

遊一(いや、ネクロフェイスの存在もある。ビートダウンとの併用……)

遊一(生半可なデッキ構築の難度じゃあねェ。そうなると、アイツはそれなりに)

遊一(いや。あのデッキを回すことができる、っつゥ絶対的な自信があるってことだ)

遊一(……デュエリストとしちゃ二流の俺から見れば確実に格上だ。最善手を取るしかねェ)


遊一「……ターン、エン……」

晴明「……じゃあ……メインフェイズ2終了時に、《皆既日蝕の書》を発動します」


《皆既日蝕の書/Book of Eclipse》
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズに、相手フィールドの裏側守備表示モンスターを全て表側守備表示にし、
その後、この効果で表側守備表示にしたモンスターの数だけ相手はデッキからドローする。

263: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 23:09:45.03 ID:MTGmnB7Mo


遊一「ボルテックスの効果発動! セフィラセイバーをデッキに戻すことでその効果を無効にする!」


遊一:EX→デッキ
《剣聖の影霊衣-セフィラセイバー》

デッキ:25→26


晴明(これで1枚……)

遊一「チッ……今度こそエンドだ」 手札:1

晴明「……私のターン、です」 手札:1→2

晴明「……墓地の《妖刀-不知火》の効果を発動します」


《妖刀-不知火》
チューナー・効果モンスター
星2/炎属性/アンデット族/攻 800/守 0
「妖刀-不知火」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合、チューナー以外の
自分の墓地のアンデット族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとこのカードを墓地から除外し、その2体のレベルの合計と同じレベルを持つ
アンデット族Sモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


遊一「……ボルテックスの効果発動! 賤竜をデッキに戻し、その効果を無効にする!」


遊一:EX→デッキ
《賤竜の魔術師》

デッキ:26→27


晴明「…………2枚」

264: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 23:19:15.00 ID:MTGmnB7Mo


晴明「……魔法カード発動します。《浅すぎた墓穴》」


《浅すぎた墓穴/The Shallow Grave》
通常魔法
お互いのプレイヤーはそれぞれの墓地のモンスター1体を選択し、
それぞれのフィールド上に裏側守備表示でセットする。


遊一「……無効だッ!」


遊一:EX→デッキ
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

デッキ:27→28


晴明「……3枚……」

遊一「…………チ……」

晴明「……では。カードを1枚セットして……ターンエンドです」 手札:1

遊一「俺のターン」 手札:1→2  デッキ:28→27

遊一(チ……! 手札が良くねェ……いや、コイツを使うには……)

遊一「条件が足りねェ。メテオバースト、ダイレクトアタック!」

晴明「…………1枚だけじゃ、ないですよ。《皆既日蝕の書》」

遊一「!」


遊一
場:表側攻撃表示→裏側守備表示
《覚醒の魔導剣士》
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》
《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》

265: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 23:30:10.05 ID:MTGmnB7Mo


晴明「……どうします?」

遊一「エンドだ。他にできることがねェ」

晴明「……では……全て表側表示に変更されます」


遊一
場:裏側守備表示→表側守備表示
《覚醒の魔導剣士》
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》
《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》


晴明「……カードを3枚、ドローしてください」

遊一「………………」 手札:2→5  デッキ:27→24

晴明「……では……私のターンに移ります。ドロー」 手札:0→1

晴明「…………不知火の効果を発動。さっきの効果……無効にされましたから」

晴明「……まだ、どちらも墓地に残ってます。この効果で……除外」


晴明:墓地→除外
《ネクロフェイス》
《妖刀-不知火》


晴明「……そして……モンスターを、特殊召喚します」

晴明「……《アンデット・スカル・デーモン》」


《アンデット・スカル・デーモン/Archfiend Zombie-Skull》
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/アンデット族/攻2500/守1200
「ゾンビキャリア」+チューナー以外のアンデット族モンスター2体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上のアンデット族モンスターは、カードの効果では破壊されない。

266: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 23:38:20.66 ID:MTGmnB7Mo


晴明「……デッキの上から5枚を除外します」


晴明:デッキ→除外
《月読命》
《カオスポッド》
《浅すぎた墓穴》
《神の宣告》
《月の書》


遊一:デッキ→除外
《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》
《英霊獣使い-セフィラムピリカ》
《セフィラの神託》
《ペンデュラム・リボーン》
《秘竜星-セフィラシウゴ》


遊一「……ッ……」

遊一(最悪の形のデッキ破壊……クソが、その上)

晴明「……バトルに入ります。アンデット・スカル・デーモンでメテオバースト・ドラゴンに攻撃」

遊一「チ……」


遊一:場→墓地
《オッドアイズ・メテオバースト・ドラゴン》


遊一「メテオバーストがやられた、っつーことはだ」

晴明「……バトルフェイズ中にモンスター効果が……使えるように、なりますね」

遊一「………………」

269: ◆/7w/ijckWc 2015/10/30(金) 23:50:53.00 ID:MTGmnB7Mo


晴明「……では……カードをセット、して。ターンエンドです」

遊一「……俺のターン!」 手札:5→6  デッキ:19→18

遊一(アンデット・スカルを突破……いや、それ以上に、牽制するモンスターが欲しいな)

遊一(スターダスト・クロニクルは……使う気になれねェ以上に、この状況じゃあ意味がねェ。なら)

遊一「《調律の魔術師》を召喚!」


《調律の魔術師》
チューナー・効果モンスター
星1/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「調律の魔術師」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札・墓地に存在し、
自分のPゾーンに「魔術師」カードが2枚存在する場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手は400LP回復し、その後自分は400ダメージを受ける。


遊一
LP:4000→3600

晴明
LP:4000→4400


遊一「っし。次は――――」

晴明「……召喚時、《リバース・リユース》を発動しますね」

遊一「ッ……!?」


《リバース・リユース/Reverse Reuse》
通常罠
(1):自分の墓地のリバースモンスターを2体まで対象として発動できる。
そのモンスターを表側守備表示または裏側守備表示で相手フィールドに特殊召喚する。

270: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:00:59.47 ID:bgDkJupwo


晴明「……二枚のリバースモンスターを、セット状態で特殊召喚します」


晴明:墓地→遊一:場
《メタモルポット》
《カオスポッド》


遊一「しまッ……」

晴明「……これで、モンスターゾーンは埋まりましたね」

遊一(………………………………ッ)

遊一「バトルだッ! 行け、エンライトメント! アンデット・スカル・デーモンに攻撃!」


ズシャァァァァァァァッ!!


遊一:場→墓地
《覚醒の魔導剣士》

晴明:場→墓地
《アンデット・スカル・デーモン》


遊一「追撃だ! ボルテックスでダイレクトアタック!」


ズドオオオオオオオオオォォォォッ!!


晴明「……ぅ……!」 LP:4400→1900

遊一「……メインフェイズ2。俺は《シャドール・ビースト》をペンデュラム召喚!」


《シャドール・ビースト/Shaddoll Beast》
リバース・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守1700
「シャドール・ビースト」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードがリバースした場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。その後、手札を1枚捨てる。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

271: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:10:12.45 ID:bgDkJupwo


遊一「レベル5、シャドール・ビーストにレベル1の調律の魔術師をチューニング!」

遊一「来い、《HSR魔剣ダーマ》!」


《HSR魔剣ダーマ/Hi-Speedroid Kendama》
シンクロ・効果モンスター
星6/風属性/機械族/攻2200/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「HSR魔剣ダーマ」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
(2):自分の墓地の機械族モンスター1体を除外して発動できる。相手に500ダメージを与える。
(3):このカードが墓地に存在し、自分フィールドにカードが存在しない場合、
自分メインフェイズに発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は通常召喚できない。


遊一「ダーマの効果発動! 墓地のドラムスを除外して500のダメージを与える!」

遊一:墓地→除外
《音響戦士ドラムス》

晴明「うっ……」 LP:1900→1400

遊一「……カードを2枚セットして、ターンエンドだ」 手札:2 デッキ:18

晴明「……ドローします」 手札:0→1

晴明「……では。魔法カード《光の護封剣》……発動です」

遊一「チッ……」


《光の護封剣/Swords of Revealing Light》
通常魔法
相手フィールド上のモンスターを全て表側表示にする。
このカードは発動後、相手のターンで数えて3ターンの間フィールド上に残り続ける。
このカードがフィールド上に存在する限り、相手フィールド上のモンスターは攻撃宣言できない。

272: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:16:14.40 ID:bgDkJupwo


晴明「……これで……2体のポッドモンスターが、リバースします」


《メタモルポット/Morphing Jar》
リバース・効果モンスター(制限カード)
星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600
(1):このカードがリバースした場合に発動する。
お互いの手札を全て捨てる。その後、お互いはデッキから5枚ドローする。

《カオスポッド/Morphing Jar #2》
効果モンスター
星3/地属性/岩石族/攻 800/守 700
リバース:フィールド上のモンスターを全て持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
その後、お互いのプレイヤーはそれぞれのデッキに加えた数と同じ数のモンスターが出るまでデッキをめくり、
その中からレベル4以下のモンスターを全て裏側守備表示で特殊召喚する。それ以外のめくったカードは全て墓地へ捨てる。


遊一「…………」

晴明「……メタモルポット。それにチェーンする形で、カオスポッドの効果を発動します」

晴明「……場の全てのモンスターをデッキへ……」


遊一:場→EX
《HSR魔剣ダーマ》
《オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》

遊一:場→晴明:デッキ
《メタモルポット》
《カオスポッド》


晴明「……エクストラデッキに戻ったモンスターは基本的に『デッキに戻ったモンスター』として扱われませんので……」

晴明「……私だけが、効果を使います」


晴明:デッキ開示
《ニードルワーム》
《砂漠の光》
《平和の使者》
《ウォーム・ワーム》

273: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:21:08.35 ID:bgDkJupwo


晴明「……めくられたのは、レベル4以下。《ニードルワーム》《ウォーム・ワーム》」

晴明「……よってこれらを、セット状態で特殊召喚」

遊一「…………」


《ニードルワーム/Needle Worm》
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 750/守 600
リバース:相手のデッキの上からカードを5枚墓地へ捨てる。

《ウォーム・ワーム/Warm Worm》
効果モンスター
星3/炎属性/昆虫族/攻 600/守1400
このカードが破壊された場合、相手のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。


遊一(コイツは…………)

晴明「更に……《冥界騎士トリスタン》を、召喚します」


《冥界騎士トリスタン/Tristan, Knight of the Underworld》
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1800/守 0
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の守備力0の
アンデット族モンスター1体を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
(2):自分フィールドにこのカード以外のアンデット族モンスターが
存在する場合、このカードの攻撃力は300アップする。

274: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:23:14.46 ID:bgDkJupwo
すみません、メタポの効果処理忘れてました

晴明
手札:0→5

遊一:手札→墓地
《オッドアイズ・フュージョン》
《RUM-アストラル・フォース》

手札:2→0→5

275: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:31:24.02 ID:bgDkJupwo


晴明(RUM……この人も)

晴明(……このカードの特異性は理解してる。けど、このアストラル・フォースってカードは知らない)

晴明(私と別の方法で手に入れた謎のカード……か……)

遊一「………………」

晴明「……場にトリスタンがいることで……《冥界の麗人イゾルデ》を、特殊召喚します」


《冥界の麗人イゾルデ/Isolde, Belle of the Underworld》
効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1000/守 0
このカードはこのカードの(1)の方法でしか特殊召喚できない。
「冥界の麗人イゾルデ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「冥界騎士トリスタン」が存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分フィールドのアンデット族モンスターを2体まで対象とし、5~8までの任意のレベルを宣言して発動できる。
そのモンスターはターン終了時まで宣言したレベルになる。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。


《冥界騎士トリスタン》
攻撃力:1800→2100


晴明「……じゃあ。バトルです。トリスタンとイゾルデでダイレクトアタック」

遊一「ぐ……ッ!!」 LP:3600→2600→500

晴明「……あと、ちょっと……私はイゾルデの効果を発動」

晴明「……二体のモンスターのレベルを、6とします」


《冥界騎士トリスタン》:★4→★6
《冥界の麗人イゾルデ》:★4→★6

276: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:41:25.12 ID:bgDkJupwo


晴明「……トリスタンとイゾルデで、オーバーレイ」

晴明「―――――エクシーズ召喚。《巡死神リーパー》」


《巡死神(ピルグリム)リーパー/Pilgrim Reaper》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/アンデット族/攻 ?/守 ?
レベル6モンスター×2
「巡死神リーパー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力・守備力は、お互いの墓地の闇属性モンスターの数×200アップする。
(2):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。お互いのデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。


遊一「…………!」

晴明「……リーパーの効果、発動します」

晴明「……互いのデッキの上から5枚を墓地へ」


晴明:デッキ→墓地
《妖刀-不知火》
《リバース・リユース》
《ニードル・ワーム》
《ウォーム・ワーム》
《砂漠の光》

遊一:デッキ→墓地
《セフィラの神撃》
《覚星輝士-セフィラビュート》
《セフィラの神託》
《炎獣の影霊衣-セフィラエグザ》
《時読みの魔術師》

277: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:43:32.05 ID:bgDkJupwo


デッキ:13→8


遊一「ぐッ……!?」

晴明「……私はカードを1枚セット。ターンエンドです」 手札:2

遊一「……………………」

遊一(……あっちの場には光の護封剣。そして、デッキ破壊用のカードが3枚)

遊一(ニードル・ワームは突っついたらデッキを破壊される。リーパーを放置しても破壊される)

遊一(モンスターを置いておいても、場合によっちゃウォーム・ワームに自爆特攻を受けて3枚が墓地へ)

遊一(…………さて、俺に勝ち目は―――――いや)

遊一「考え込むなんざ、『らしく』ねェか。ならさ」

遊一「何にしろ、このターンで終わりだ。俺のタ――――――――――」


ヒュン!!


遊一「!」
晴明「!」


ザクッ!!


晴明「これは……」

遊一「…………刀? いや……刀型の……デュエルディスク、か」

278: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:47:38.86 ID:bgDkJupwo


遊一「このデュエルディスク……店主。アンタか」

静「…………………」


>外で騒ぎ、だと忍が言っていたから何事かと思えば
>私闘など、許可した覚えはない


晴明「……あ、あの、私闘……とかじゃあなくって」

静「…………」 フルフル


>理由の如何を問わず、前例は作りたくない
>たとえ理由が何であれ、この街を守っている、と、仮にも言っている分際で
>これを看過することはできないし、してもいけない


晴明「…………」

遊一「…………チッ」

静「…………」


>何があった?


晴明「…………見解の相違です」

遊一「デュエルでケリ着けンのが一番手っ取り早ェと思った。そんだけだ」

静「…………」

279: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:53:14.50 ID:bgDkJupwo


遊一「チッ」 ザリッ

晴明「……ど、どちらへ?」

遊一「興が削げた。部屋ン戻る」

晴明「……わかりました」

静「…………」


>中断させるような格好になってしまって、申し訳ないとは思うが


晴明「……いえ、その。いいんです。なんていうか……どういう結果が出ても、多分どっちかの胸にしこりが残りますから」

晴明「……それに、あの人も、私も。なんていうか……腹の底も、本当の実力も見せてないでこれっていうのは」

晴明「……デュエルを通じてコミュニケーション、し切れてない気がして」

静「………………」


>静にはそのあたりの機微はよくわからない


晴明「……わかりませんか?」

静「………………」 コク


>デュエルとは手段だ。手段であり、それ以上の何か、とは思えない
>コミュニケーションの道具とも受け取れないし、それで、気持ちが通じるとも、とても


晴明「……ひとそれぞれ、ですしね。しょうがない、です」

静「………………」

晴明「……それじゃあ、私も失礼します。お騒がせして、申し訳ありませんでした」

静「………………」 フルフル

280: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 00:56:23.54 ID:bgDkJupwo


静「………………」

リベンジャー『ギャハ。個性的なヤツらだなァ』

静「………………」 コク

リベンジャー『もっとも、ヤツらが何を呼び込むか、それとも何かがヤツらを呼び込んだのか』

リベンジャー『どっちにしても一筋縄でいかネェなァ。ギャハハハハハハッ!!』

静「………………」


◆ コミュの相手にキャラクターが追加されました
   交流度は上昇しませんが、イベントの進行については必要となります

・安倍晴明
・神威遊一
・ナクラ・ナクア
・闇堂魅行
・ニア・ルーラ
・神威刹那
・蓮田黄色

292: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 20:05:07.77 ID:bgDkJupwo


◆ 晴明たちの部屋


晴明「…………」

魅行「勝利できておりましたね、あのデュエル」

晴明「……あ。魅行さん……見てらしたんですか?」

魅行「ああいった輩がいつ本性を見せるか分かりませんので」

魅行「突然ゲヒョヒョ~ンとか言いながら襲い掛かってきたらどうするのです」

晴明「……魅行さん、この前そんなことを洗濯機の前で言っていたような」

魅行「気のせいでございます」

晴明「……で、ですか。ところで勝てていた、というのは」

魅行「言葉通りです。あのままターンが進めばあの方の反撃手段は無く」

魅行「デッキを削り切って勝利していた、と……」

晴明「……分かりませんよ? 何せ、その。彼は……多分、実力の全部を出し切ってない」

晴明「……私も言われましたけれど。少なくとも―――――」

晴明「……《覚醒の魔導剣士》で《アンデット・スカル・デーモン》と相討ちする必要は無かったですし」

魅行「でしょうか?」

晴明「……例えば……レベル8のシンクロモンスター」

晴明「……あの場面で随分考え込んでいましたから、もしかすると何かいたのかな、と」

晴明「……ボルテックス・ドラゴンの効果は、もう使えませんでしたし」

魅行「…………」

晴明「…………あ、ところでその、ナクアさんは」

魅行「まだお休みです」

晴明(もう16歳になったのにまだ夜更かし苦手で朝も苦手なんだよね、ナクアさん……)

293: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 20:15:02.01 ID:bgDkJupwo


◆ 遊一たちの部屋


遊一「………………」 フゥ

シャアアアァァ……

遊一「……………………」

ニア「スターダストの効果、使ってれば勝ってたよねぇ」

遊一「突然現れンじゃねェ!?」

ニア「あれ。せっちゃんシャワー?」

遊一「そォだよだから出ろ」

ニア「やだなぁ僕女のコだし関係な」

遊一「は?(威圧)」

ニア「に、ニアちゃんは自分を曲げないよっ!」

遊一「ところで、どういう意味だ今の」

ニア「どういうもそういう意味に決まってんじゃーん。スターダスト出してれば勝ってたって」

遊一「スターダストは相手を選んで使う」

ニア「まあそう言うよねー」

遊一「………………」

ニア「でもさぁ。あのコナンバーズ持ってるよ」

遊一「だとしても知ったこっちゃねェよ。そもそも勝つことが目的じゃあねェ」

遊一「第一、あんなお人よしそうな女倒して何か俺らが得すンのかよ」

ニア(速攻で覚悟完了しそうな感じでもあるけどね)

295: ちょい夕食 ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 20:19:45.04 ID:bgDkJupwo
 

***


遊一「実力は知れた。元々はそれが目的だ」

遊一「いざあの連中とコトを構えるとなった時にどうするかを決められる」

ニア「結論は?」

遊一「逃げる」

ニア「おや意外」

遊一「戦っても得がねえっつったろ」

ニア「見てる僕はすごく愉しいよ!!」

遊一「殴り飛ばすぞ」

ニア「最近快感に感じてきて」

遊一「…………」

ニア「冗談。で、そういえば」

ニア「コレ、返しておくよ」

遊一「シフル……?」

ニア「うん。だって……」

ニア「ノーデン禁止になってトラペゾあんまり意味無くなったし……」

遊一「お、おう……」

299: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 21:00:15.64 ID:bgDkJupwo


◆ 酒場 / 客席側


ツルキ「客だ! 女性だ! となれば」

忍「カメラは全て撤去したでござるよ」

ツルキ「ぐわあああああああああああああああ」

カイ「貴様、何犯罪行為を喜々として行っておるのだこの大馬鹿者が!?」

ツルキ「男のサガだろ……!!」

忍「もげば男性ホルモン減るでござるよ」

カイ「洒落にならんからやめてやれ」

ツルキ「ハハハそう簡単にゃモゲねーよ」

忍「では」 シャキン

ツルキ「やめろ刃物はマジでヤバい!!」

静「………………」


>珍しい客だと言うのにこいつらはいささかいつも通りすぎる……


◇ 資材:■□□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

301: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/31(土) 21:01:45.20 ID:iNmQNyy4o
3

303: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 21:15:56.08 ID:bgDkJupwo


◆ 酒場 / 客席


遊一「………………」

晴明「………………」

静「………………」


>すごく ふんいきが よくない


遊一「………………」

晴明「………………」

静「…………」

リベンジャー『ヨォヨォシズカァお前から何か喋ゴペッ』


>黙れ
>下手に動くとマズい。何がマズいかは分からないがとにかくマズい


遊一「………………」

晴明「…………あのっ」

静「…………!」

305: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 21:45:45.11 ID:bgDkJupwo


遊一「……あ?」

晴明「……昨晩は……すみません」

遊一「いちいち気にすンな。過ぎたことだ」

晴明「……ですか」

遊一「………………」

晴明「………………」

静「………………」 オロオロ


>この雰囲気、いったいどうしたらいいのだろう
>いや、確かにこの二人、見た感じで「合いそうにないな」とは思ったものだが
>宿泊客同士のトラブルはどうしても勘弁というかなんというか


遊一「……オイ」

晴明「……あ、はい」

遊一「確か……ダチのカードが盗られた、っつったな」

晴明「……はい」

306: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 22:01:25.21 ID:bgDkJupwo


遊一「ソイツについて話しちゃくれねェか」

晴明「……というのは?」

遊一「俺の追ってるヤツの可能性がある」

晴明「……ヤツ……? 組織では?」

遊一「何……?」

静「………………」

リベンジャー『組織だーあ? そりゃこのあたりにゃギャングはクソほどあるけどよォ』

遊一「俺が知ってンのは個人だ。組織じゃあねェ」

晴明「……ですけど、ミカさんは……友人は、組織と」

遊一「……アテが外れたか……? いや、だが……」

遊一「もしかすると、ソイツがその組織に所属してるっつー可能性はある、か」

晴明「……どんな人、なんです?」

遊一「人かも分からねェ。だが危険なヤツではある」

遊一「何故ならソイツは【この周辺の気候をこんなにした】可能性があるからだ」

晴明「…………」

静「……!!」

リベンジャー『オイオイオイオイオイオイオイオイコイツァァ……!!』

307: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 22:40:07.65 ID:bgDkJupwo


晴明「……そうですか……」

遊一「驚かねェんだな」

晴明「……理解が、追いついてない、というか」

遊一「……ところで、よォ。店主。盗み聞きはちと行儀が悪くねェか」

静「…………!」

リベンジャー『気づかれてたみてェだなァ。ギャハハ。で、どうする?』

静「…………」 ザリッ

遊一「…………フン」

晴明「……あ、え、ええと」

静「…………」


>偶然に見かけて聞こえてしまっただけで、他意はない


遊一「……どォだかな……」

晴明(あわわ……この人が回収しに来たっていうオリジン、だっけ、あのカード)

晴明(マスターさんの心象が悪くなったらそれこそ強引に……)

遊一「………………」

308: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 22:48:51.11 ID:bgDkJupwo


遊一「まあ、座れ」

静「…………」

>それはこちらが言うべきセリフだと思うのだが……

遊一「知らねェ」

晴明「………………」

静「…………」

>それで

遊一「アンタには一応言っておく。俺がこの開拓地に来た理由だ」

遊一「一つ。あるカードの回収。これに関しては所有者の資質を見極めて判断する」

遊一「だから今は置いておく。もう一つの理由だが――――」

遊一「今言ったヤツのことだ。【↓1~3名前候補】って呼ばれている」

晴明「………………」


↓ 1~3 何か適当に称号
       例:《魔法使い(マギウス)》
       みたいな

314: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 22:56:16.35 ID:bgDkJupwo
◆ 候補

1.地動説(ニコラウス)
2.気紛れな男
3.シュヴァルツ・カッツェ
4.ジョン・ドゥ

↓2票先取

315: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/31(土) 22:57:07.40 ID:evriYnpDO
1

319: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 23:14:24.53 ID:bgDkJupwo


静「………………」


>地動説(ニコラウス)
>と、呼称されている人間
>いや、人間かどうかすら、判然としないもの


遊一「俺はヤツらのことについては、断片的にしか知らねェ」

遊一「だが――――気候すら変えうるような力を持つことだけは、間違いない」

遊一「理由が何であれ、それで迷惑してる人間がいるんだ」

遊一「――――――殴りに行くには申し分ない相手だろ」

静「………………」


>確かに、そういうことのできる存在があるとすれば
>原住民との対話も上手くいくだろうし――――場合によっては
>この気候も改善され、開拓も上手くいくかもしれない――――


晴明「……ですけど」

遊一「何だ」

晴明「……『人間かどうかも分からない』、と……」

晴明「……それだけのことを言う理由は、あるんですよね」

遊一「………………」

321: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 23:27:29.69 ID:bgDkJupwo


遊一「…………………………」


遊一("余"……いや。俺の思考の中だ。あえてボカす必要もねェか)

遊一(あらゆる次元を繋ぐ『門』の管理者――――あるいはそれそのもの)

遊一(あいつの言うことを真に受けるとするならば、そいつらは)


遊一「異次元の存在だ」

晴明「は?」

静「………………」

>何を馬鹿な

晴明「……はあ……まあ、なるほど、って感じ……ですね」

静「……!?」

>受け入れちゃうのかよ

遊一「一言じゃあ言い切れねェが、ヤツは……あるいはヤツらは、異次元人と言っていい存在だ」

遊一「こちらの定義に当てはめれば確かに人間の姿かたちをしている。だが、本性は知れねえ」

晴明「……路地裏の……あ、えと。異形を持ってる……」

遊一「ソイツについてだが、移動都市の“中央政府”の方で正式な名前を決定する運びとなった」

遊一「差別を助長する、という意見も無くは無い、が……まあ、不便だしな」

遊一「勿論、人間の一種であることには違いない、ということを前置いた上でだが」


◆ 城塞都市で言う路地裏の住人、肉体に異形を持つ人間の名前を決めようと思います
   人種としての名前となりますのでそれっぽい名前をお願いします

↓1~3くらい 候補

327: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 23:30:13.03 ID:bgDkJupwo

◆ 以下のうちから選択してください

1.ナイトメア
2.デバステイター
3.エンダース
4.ヒューマノイド

↓2票先取

329: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/31(土) 23:31:21.23 ID:68z5CJVeO
2

333: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 23:39:05.73 ID:bgDkJupwo


遊一「途方に暮れた人間たち、『デバステーター』だとよ」

晴明「…………荒らす者、という意味もありますよね」

静「………………」

>マイナスなイメージを植え付ける単語であることには違いない

遊一「どっちにしたってお上の決定だ。俺たちが何か言うことでもねェ」

遊一「あいつらは紛れもなく人間だ。感情があって、俺たちと同じようにものを考えてる」

遊一「不満に思えば直訴でもするさ。それでもダメなら……」

晴明「……ダメなら?」

遊一「中央官僚長でも殴るか」

晴明「……だ、ダメですよ。その方が……」

遊一「……………………」

遊一「……冗談だ」

静「……」


>何今の間

334: ◆/7w/ijckWc 2015/10/31(土) 23:47:33.85 ID:bgDkJupwo


遊一「少なくとも俺のダチにそういう連中がいる」

晴明「…………私は、ちょっと。その……色々と、深いお付き合いが……」

静「………………」


>そういえば、見たところあのメイドもデバステーターの一人ではあった
>否定的な意見が出ても当然だろう


静「………………」


>しかし、そうなると中央政府の中に彼らデバステーターはいない?


遊一「いねェ。俺の知る限りではな。だが」

遊一「ガンガリティアではニュースのあと、ここンとこ、龍天河の親父……いや、市長が」

遊一「積極的にガンガリティアの議会に登用する動きを見せている。元々市民権は得ていたからな」

晴明「……ピタゴラスでは……五年前に存在が認知されたせいで」

晴明「……まだ、それほど高い地位には付けてませんけど……」

晴明「……知り合いの白藤さん、って人が、政治に関わる仕事をしようと、頑張ってます」

静「………………」


>なるほど、外ではそういう動きを見せているらしい
>チャーチルにはデバステーターの人間が少ないから貴重な話を聞けた

336: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 00:03:33.76 ID:TtPVjfNYo


遊一「話戻すが……」

晴明「……あ、はい。その、デバステーターの人間について、ですけど」

晴明「……彼ら、彼女らは……元々、異次元から来た存在、なんだそうです」

晴明「……遺伝子的に、人間た違うものが存在するらしくて……ってそれはいいですね」

晴明「……旧時代の戦争の時に、カードを一緒にデバステーターの人たちが来た、とするなら」

リベンジャー『あぁ?』

静「…………?」

>リベンジャー?

リベンジャー『なんでもナッシング』

晴明「……? と、ともかく。その時と同じだけの衝撃や」

遊一「条件を整わせたなら。異次元へと転移することはできるってことになる」

晴明「…………ですけど、デバステーターの人たちみたいに、融和してくれるひとたちばかりじゃない、ですよね」

遊一「ああ。あいつらはあくまで迷い込んだ人間だ。何らかの目的を持って来たわけじゃなく」

遊一「戦争の被害者って意味では俺らと同じと言える。だからこそ融和も上手くいったが……」

静「………………」


>――――――侵略者、というものも
>存在していて。もしかすると、今にもこの世界を乗っ取ろうとしているかもしれない

337: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 00:22:48.02 ID:TtPVjfNYo


遊一「そういうことだ。俺は今回そいつらの調査に当たってる」

遊一「敵か。味方か。万が一敵ならその対処を考えるべきで」

遊一「味方……そうなってくれるのなら、杞憂だったってことで、何も構いやしねェ」

晴明「…………味方、であってほしいんですが」

遊一「どうだかな」

静「…………」


>時に、侵略というものにも理由があったりすることはある
>それしか手段を知らなかったり、あるいは、そうすることでしか得られるものの無い環境だったり
>だからと言って、言葉という手段を選んで使わないことが正しいとは思えないが


遊一(“余”の野郎もとっとと答えだけ教えてくれりゃハナシ早いんだがな……)

晴明「……何か……分かってることって、あるんですか?」

遊一「あ? ……そうだな。デバステーターは肉体に異常を持つ。まあ、俺らから見て、だが」

遊一「その異世界人は……」

静「………………」



遊一「――――――――“魔法使い”だ」



◆ イベントが進行しました

現在進行度:1

345: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 00:34:30.12 ID:TtPVjfNYo
ほいではとりあえず設定作るか

性別↓2
年齢↓4

348: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/01(日) 00:36:08.64 ID:jIBYlT8eO

349: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/01(日) 00:36:40.14 ID:Ndjotjiso
8

352: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 00:38:26.47 ID:TtPVjfNYo
魔法ょぅι゛ょ……?
ちょっとこれヤバない色々

名前↓2
デッキ候補↓3~6

354: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/01(日) 00:40:10.42 ID:rkG6iG960
竜剣 士(りゅうけん つかさ)

362: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 00:50:41.03 ID:TtPVjfNYo
幻奏は1期で奏が使ってるので以下略
そんなわけで候補は以下の通りになります


1.【Sophia】
2.【竜剣士】
3.【彼岸】
4.【ブラック・マジシャン】

↓1~ 2票先取でお願いします

365: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/01(日) 00:51:15.52 ID:CoVo1N2AO

371: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 00:54:56.13 ID:TtPVjfNYo
では【彼岸】使用ということで

↓1~5くらいで適当な特徴を取捨選択して形作っていきます

382: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 01:19:16.70 ID:TtPVjfNYo
いつも思うけどこんな時間にどんだけ潜んでるんだよ!!
厨二回路フル回転させたらこんな感じででけた!
何この幼女……



名前:竜剣・士
性別:女
年齢:8
特徴:”魔法使い”の総大将。「大人」というものを蛇蝎の如く嫌悪している。
あらゆる霊的な存在を見通す目を持つが、この世に留まっている以上は、大半が未練を遺して「悪霊」と成った魂である。
そのため、そうした魂の救済を望む一方で、悪霊を生み出すような世の中をを憎んで濁り切った眼をしている。
霊魂の救済のためならば自ら苦難に飛び込む被虐的な精神があるが、彼らを生み出す要因となる汚い「大人」へは専ら加虐的。
デュエルの際には元来の強大な力に指向性を与えるため、専用の法衣を身に着ける。
デバステーターが元いた世界と似た世界の住人であるためか、山羊に似た角と竜のものとも言えるような尾が生えている。
デッキ:【彼岸】


では今度こそこんなとこで

383: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 01:20:14.15 ID:TtPVjfNYo
法衣じゃねーやこれだと坊さんじゃないか
法衣→魔法衣ね。申し訳ない

394: |w0;)<ケンジャキディス ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 20:21:44.24 ID:TtPVjfNYo

静「…………」


>魔法使い。にわかには信じがたい存在だが……


リベンジャー『オマエ精霊使いみたいなモンジャネ?』

静 >その発想は無かった

リベンジャー『まァ突飛な発想なのは違いないけどナ! ギャハッ』

静「………………」


>かと言って嘘を言っている風にも見えない
>さて、どのように判断するべきか……


◇ 資材:■□□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

396: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/01(日) 20:24:41.85 ID:L9349cNd0
3.刹那、魅行、芳香

397: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 20:44:39.12 ID:TtPVjfNYo


◆ 酒場


芳香「…………」 じー

魅行「…………」 じー

刹那「♪」 ハグハグ


芳香「……どう、思う?」

魅行「どうとは」

芳香「あれで……人妻、なのよ」

魅行「そうですね。あれで人妻。人妻………………」

魅行「やっぱり犯罪では?」

芳香「でも、自己申告では19歳なのよ」

魅行「ええ。笑顔でハンバーガーを頬張っている、どう見ても中学生前後なあんな……」

魅行「ダメでしょう」

静「………………」


>いや、ダメも何も法律が許可しているのだが

399: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 20:58:32.32 ID:TtPVjfNYo


魅行「おのれ法律」

静「…………」

>年齢にしても本人の気持ちにしても何もかも正当だと思いますが

魅行「法が許すと言うのならとうの昔に私と晴明様の婚姻が成立していておかしくないのですが」

>いや

芳香「その理屈はおかしいんじゃあないかしら……」

刹那「?」

静「………………」 フルフル

>気にしないでください

刹那「はぁ……では、まー……」 モグモグ

魅行「そういえば、貴女。先日から食べてばかりでは?」

刹那「ですかねー? いつもこうですけどー……」

魅行「……いつもこれで……その体型……!?」

魅行「幼な妻……馬鹿な、その言葉が永くに通用しそうなこんなインモラルな人材が存在しているなど」

静「………………」


>この人は割とダメなのだろうか
>ダメなんだろうなきっと
>あとこの前どう見ても10歳前後で妙に口達者な子供がいた気がするがもしや

402: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 21:19:32.10 ID:TtPVjfNYo


静「………………」

芳香「……夫婦、ね……」

静「………………」


>いかん、約一名がトラウマを発症している


刹那「どうかされましたかー?」

芳香「何でもないのよ。……なんでも……」

魅行「ところで何故肉類ばかりを?」

刹那「好きだからですよー?」

静「…………」

>いやまあ道理だけど

刹那「それ以上に理由が必要ですかねー……?」

魅行「好きだから好き。成程、感服いたしました」

魅行「そう――――好きだから好きなのですッ! それ以上に何の理由が必要か……」

芳香「あの。マスター? 一人トリップしてるような人がいる気がするのだけれど……」

静「…………」


>禁止カードでもキメてらっしゃる?

408: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 21:48:23.20 ID:TtPVjfNYo


芳香「……怖いわ。ほんの少しのことなのにペースが握られてる気がする……」

刹那「あ、マスターさん、ビーフシチューお願いしますー」

静「…………」

>奥さんはまだ食べるんですか

刹那「たまには外で食べるのもいいものですしねー」

芳香「刹那ちゃんは全く気にしてないわね……」

刹那「?」

静「………………」

刹那「最近、ちょっとお腹がすくことが多いんですよねー。まあ、それはそれですけど」

魅行「………………ええと」

静「………………」


>体型が維持できて、体の内側にも問題が無いというのなら提供していいが……


魅行「夜の生活の方は、いかがでしょう」

刹那「よる?」

静「?」

芳香「……いや、それは……ちょっとさすがに安直よ、メイドさん」


409: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 22:06:58.91 ID:TtPVjfNYo


魅行「いえ、その……若い方ですし」

芳香「だからと言って……」

刹那「あっ。s」

静「……!!」 ギュムー

刹那「!!」 モゴモゴ

芳香「……良い判断よ、マスター」

魅行「……申し訳ありません。生々しいことを」

静「…………」

>気になること自体は仕方のないことだ。相手を考えろ、というところが問題だが

刹那「い、言っちゃマズいことですかー……?」

静「…………」 チラッ

芳香「……いいかしら。自分は気にしなくても、夫婦というものだから……」

芳香「旦那さんの方が、どう考えるかも問題なの。特に、そう……」 コホン

芳香「……性的なことでしょう? 大っぴらにされるのは困る、とか……そういうこともあるわ」

刹那「はあ……あ、そういえばそうですねー……すみません」

410: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 22:25:09.47 ID:TtPVjfNYo


芳香「…………」 フゥ

静「………………」


>ちょっとこの子はピュアすぎる……


魅行「本当に既婚者で人妻なんでしょうかこの純粋さ」

芳香「ごめんなさい。ちょっと色々と……教えてくるわ。危なっかしいから……」

静「…………」 コク

>お願いします

刹那「?」

魅行「…………成程。私のような手合いに対して……」

魅行「最も強いのは、天然と……理解致しました」

静「…………」

>何を「負けて得られたものがあった」とでも言いたそうに満足げな表情をしているのか
>というか、旦那の方はなぜこの子にそういうことを教えてこなかった

刹那「んー……素のままのお互いが好きになったから、押し付けたくないってことですかねー」

魅行「何か敗北した気がしますが」

静「………………」

>もうちょっと君の邪念は浄化されるべきだと思うよ


◇ 資材:■□□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
4.治安維持
5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

↓2

412: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/01(日) 22:26:01.60 ID:BBRD//yo0

414: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 22:36:27.28 ID:TtPVjfNYo


◆ 資材収集所


ツルキ「何でこんな時でさえ俺らは仕事なんだよッ!!」

カイ「それが普通だろうが」

ツルキ「いや、普通じゃないね。こういう時はこう……もっと仕事を休んでさァ」

カイ「貴様は脳味噌お花畑か何かか」

ツルキ「ちょっと辛辣過ぎない?」

カイ「客がいるというのにいつも通りの醜態ばかり見せていては問題だからだろう」

ツルキ「へーへー。ま、そういうことならまあまあ聞いとくよ」

カイ「真面目に聞け」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1

415: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/01(日) 22:36:50.18 ID:XXP+WK5Do

417: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 22:49:15.77 ID:TtPVjfNYo


ツルキ「うっしノルマ上がりィ!」

カイ「いつもよりも早いな」

ツルキ「だってよぉー。やる気でねえってアレじゃあねえけど」

ツルキ「せっかくアイドルが身近なトコに来てるのに時間無駄にしてられねえ!」

カイ「お前……」

ツルキ「ンだよ悪いかよ!」

カイ「いや……思ったよりもミーハーなのだなと」

ツルキ「いやさぁ。猟子ちゃんはいっつも見てるしマスターは……板だし」

ツルキ「忍ちゃんは欠片も脈が無いし! 子供は趣味じゃない!」

ツルキ「ってことで晴明ちゃんたちは今んとこ俺の癒しなの」

カイ「……お前、いささか軽薄だぞ」

ツルキ「縛られないのが俺の魅力なの」


◆ 資材量が変動しました
■□□□□→■■□□□

418: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 22:58:11.11 ID:TtPVjfNYo


◆ そのころ


魅行「今不埒者の気配が」

晴明「……え?」

ナクア「何、変な電波でも受診したの」

魅行「いえ、これは長年の勘です。晴明様に近付く邪気を感じ取ることができる……」

ナクア「何それちょっと脳の電気信号の動き調べたい」

晴明「…………べ、別に何かする必要、とかは」

魅行「ご心配なく。本当に邪心が無ければ何もいたしませんので」

ナクア「判定は」

魅行「主観です」

ナクア「やっぱ駄メイドだわアナタ」

419: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 23:17:54.39 ID:TtPVjfNYo


◆ 翌日 / 酒場の外


遊一「……で」 ザッ…

カウロ「…………」

遊一「お前、いったい何の用だ」

カウロ「すみません。不躾だとは分かってます。けど、今は……」

カウロ「この前、神威さんたちが来た夜。あの、安倍さんって人とデュエルしてるの、俺、見ました」

遊一「あァ……アレか。つまんねェモンだ」

カウロ「いえ、そうは思いません! ていうか、なんていうか……その」

遊一「…………ゴチャゴチャと前置きはいい。何が言いてェんだ」

カウロ「デュエルを教えてください!!」

遊一「断る。他ァ当たれ」

カウロ「うっ……」

遊一「…………第一お前、他に師事してる相手がいンじゃねェのか」

カウロ「そうです。けど、それだけじゃダメだってカイさんも言ってました」

カウロ「カイさんからも、許可は得てます。今しかチャンスはありませんし……」

カウロ「日和……アイツに勝つためには、俺、なりふり構えないんです!」

カウロ「『実戦』のデュエルってものを俺に教えてください!!」

遊一「断る」

カウロ「」

420: ◆/7w/ijckWc 2015/11/01(日) 23:43:59.77 ID:TtPVjfNYo


カウロ「な、何でです!?」

遊一「俺にメリットがねェ」

カウロ「……返す言葉も無いです」

遊一「第一、何でお前俺に声かけた。あん時の……安倍のがよっぽど優しく教えてくれンぞ」

遊一「何より、デュエリストとしちゃ二流の俺と比べりゃ遥かに『一流』に近いトコにいンだ。そうそう断りゃしねーしよ」

カウロ「……その。神威さんの方が、格上との戦い方を心得てる、と思って」

遊一「……ハッ。そうだな。そりゃ俺が二流だからだ。確かに格上との戦闘経験は多いな」

遊一「同時にお前は『技能を吸収しやすそうな二流デュエリストがいたから声かけた』って言ってるワケだ」

カウロ「うっ……そ、そんなつもり」

遊一「ねェ、なんて言いきれるかよ。打算が無きゃ俺みたいなヤツには話しかけたりしねェ」

遊一「そもそもお前、デュエルに勝って? 何がしてェんだ」

カウロ「……前に、俺が負けたせいで、皆に迷惑を」

遊一「その尻拭いの手伝いしろってハナシか」

カウロ「……ぐ……」

遊一「強くなりてェなら地道に努力すンのが一番いいんだ。近道じゃあねェがな」

遊一「どうしてもってンなら他に聞け。俺以上に適任な人間なんざいくらでもいる」

421: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 00:02:15.23 ID:N7i7djeVo


カウロ「……でも」

遊一「でももだってもねェ」

カウロ「……俺……一人前の保安官になるのが夢なんです」

遊一「……あ?」

カウロ「父さんが倒れてから、静さんたちにもずっと目をかけてもらってて」

カウロ「……恩返し……じゃないですけど。早く一人前にならないとって……」

遊一「……………………」 ガリガリガリガリ


遊一(夢……か)


遊一「……………………」

遊一「ガキ。お前、名前は」

カウロ「……か、カウロ・マグネです」

遊一「……!」

カウロ「あの?」

遊一「……行商人の言ってた……そうか。お前か」

カウロ「え?」

遊一「――――――構えろ」 フィィィン

カウロ「えぇっ!?」

遊一「いいから構えろ。デュエルだ。それで決める」

カウロ「あ、は、はい……!? あ、えっと」 フィン

遊一「今のお前のできる本気で来い。たとえ勝てないかもしれねェと思っても立ち向かえ。でなきゃ――――――」




遊一「――――――お前の“夢”、絶対に叶いやしねェぞ」

429: とりあえず適当に ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 21:19:10.58 ID:N7i7djeVo

◆ しばらくして


遊一:場
《エルシャドール・ミドラーシュ》

伏せ:1
手札:2

LP:1200


カウロ:場
なし

伏せ:1
手札:1

LP:3100



カウロ(よし、この状況なら……いけるッ!)

カウロ「リバースカードオープン! 《化石岩の開放》!」


《化石岩の解放/Release from Stone》
永続罠
ゲームから除外されている自分の岩石族モンスター1体を選択して特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。


カウロ「特殊召喚! 現れろ、マグネット・バルキリオン!」


《磁石の戦士マグネット・バルキリオン/Valkyrion the Magna Warrior》
効果モンスター
星8/地属性/岩石族/攻3500/守3850
このカードは通常召喚できない。自分の手札・フィールド上から、
「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつリリースした場合に特殊召喚できる。
また、自分フィールド上のこのカードをリリースして発動できる。
自分の墓地から「磁石の戦士α」「磁石の戦士β」「磁石の戦士γ」をそれぞれ1体ずつ選択して特殊召喚する。

430: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 21:28:55.47 ID:N7i7djeVo


遊一「………………」


遊一(正規召喚したマグネット・バルキリオンをファントム・オブ・カオスで除外し、α、β、γを特殊召喚して場を繋ぐ)

遊一(その後、除外したマグネット・バルキリオンを化石岩の開放で特殊召喚……か)

遊一(…………悪くはねェが)


カウロ「――――――勝った!」

遊一「速攻魔法発動。《決闘融合-バトル・フュージョン》!」


《決闘融合-バトル・フュージョン/Battle Fusion》
速攻魔法
「決闘融合-バトル・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの融合モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。


カウロ「な!?」

遊一「コイツの効果でミドラーシュの攻撃力は3500上昇する」


《エルシャドール・ミドラーシュ》
攻撃力:2200→5700


ドゴオオオオオオオオオオォォォッ!!


カウロ「がっ……!」 LP:3100→900

遊一「オラどォしたァッ!! それで終わりか、あァ!?」

カウロ「っ……」


カウロ(この人超怖ぇよ! ていうかすっごいチンピラっぽいよ! 本当にミュージシャンなのか!?)

431: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 21:47:08.77 ID:N7i7djeVo


カウロ「というか、あの時は……」

遊一「融合主体じゃあなかった、か?」

カウロ「……!」

遊一「あの時はあの時。今は今だろォが。その場その場の状況に即応できねェでどうする」

遊一「それともそれを言い訳に『負けても仕方ねェ』ってテメェ自信を慰めンのか。あァ!?」

カウロ「そんなワケない……でしょうが! クソッ! 俺はカードをセットしてターンエンド!」

遊一「俺のターン!」 手札:2→3

遊一「セフィラムピリカを召喚ッ!」


《英霊獣使い-セフィラムピリカ/Ritual Beast Tamer Zeframpilica》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/サイキック族/攻1000/守1500
【モンスター効果】
自分は「英霊獣使い-セフィラムピリカ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚・P召喚に成功した時、「英霊獣使い-セフィラムピリカ」以外の自分の墓地の、
「霊獣」モンスターまたは「セフィラ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。


遊一「墓地からセフィラウェンディを特殊召喚!」


遊一:墓地→場
《影霊獣使い-セフィラウェンディ》


遊一「更に、俺は《刻剣の魔術師》をペンデュラムスケールにセッティング!」


《刻剣の魔術師》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1400/守 0
【Pスケール:青2/赤2】
(1):このカードがPゾーンに存在する限り、
1ターンに1度、自分フィールドのPモンスターは相手の効果で破壊されない。

433: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 22:11:06.26 ID:N7i7djeVo


《エルシャドール・ウェンディゴ/El Shaddoll Wendigo》
融合・効果モンスター
星6/風属性/サイキック族/攻 200/守2800
「シャドール」モンスター+風属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・ウェンディゴ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターは
特殊召喚された相手モンスターとの戦闘では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

遊一:墓地→手札
《神の写し身との接触》


遊一「『魔術師』がペンデュラムゾーンに存在することで、《調律の魔術師》を特殊召喚!」

遊一:墓地→場
《調律の魔術師》


カウロ「!」

カウロ(ミドラーシュの融合で墓地に送った……!)

遊一「レベル6のウェンディゴにレベル1の調律の魔術師をチューニング!」

遊一「来い、《邪竜星-ガイザー》ッ!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


遊一「ガイザーの効果発動ッ! ガイザー自身とお前の場のカードを破壊する!」

カウロ「くっ……!?」


遊一:場→墓地
《邪竜星-ガイザー》

カウロ:場→墓地
《リビングデッドの呼び声》

434: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 22:21:45.29 ID:N7i7djeVo
もひとつ訂正。ウェンディゴss時のミドラーシュ効果
遊一:墓地→手札
《神の写し身との接触》

遊一:墓地→手札
《影依融合》

***


カウロ(でも、この効果で出てくるモンスターは守備表示だ……問題は無い、はず――――)

遊一「俺が特殊召喚するのは――――《秘竜星-セフィラシウゴ》!」


《秘竜星-セフィラシウゴ/Zefraniu, Secret of the Yang Zing》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/地属性/幻竜族/攻 0/守2600
【モンスター効果】
「秘竜星-セフィラシウゴ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがP召喚に成功した時、または自分のモンスターゾーンのこのカードが戦闘・効果で破壊された時に発動できる。
デッキから「竜星」魔法・罠カードまたは「セフィラ」魔法・罠カード1枚を手札に加える。


遊一「デッキから《セフィラの神託》を手札に加え、コイツを直接発動!」


《セフィラの神託/Oracle of Zefra》
フィールド魔法
「セフィラの神託」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時にデッキから「セフィラ」モンスター1体を手札に加える。
(2):以下のモンスターを、「セフィラ」モンスターを使用して儀式召喚、
または「セフィラ」モンスターを素材として特殊召喚した時、自分はそれぞれの効果を1ターンに1度ずつ発動できる。
●儀式:フィールドのモンスター1体をデッキに戻す。  ●融合:手札のモンスター1体を特殊召喚する。
●S:デッキのモンスター1体をデッキの一番上に置く。 ●X:デッキから1枚ドローし、その後手札を1枚捨てる。


遊一:デッキ→手札
《オルシャドール・セフィラルーツ》


カウロ「シャド――――――」

435: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 22:25:42.02 ID:N7i7djeVo


遊一「《影依融合》ッ!! セフィラルーツとセフィラシウゴで融合する!」

遊一「来い、《エルシャドール・シェキナーガ》!」


《エルシャドール・シェキナーガ/El Shaddoll Shekhinaga》
融合・効果モンスター
星10/地属性/機械族/攻2600/守3000
「シャドール」モンスター+地属性モンスター
このカードは融合召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。
「エルシャドール・シェキナーガ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):特殊召喚されたモンスターが効果を発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。その後、自分は手札の「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の
「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。


カウロ「まさかッ……」

遊一「バトル! シェキナーガでダイレクト!」

カウロ「ッ……うわああああああああッ!」 LP:1300→0


ドサァァァ……


遊一「………………」

カウロ「くッ……そォ……」

遊一「……こんなとこか。で、どうだった」

カウロ「ど、どうって。そんなの、俺の実力が足りずに負けたとしか」


436: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 22:37:44.43 ID:N7i7djeVo


遊一「本当にそうか?」

カウロ「それ以外に何があるんですか!?」

遊一「そォか」

カウロ「…………?」

遊一「おい、ガキ。これから――――――――」



遊一「――――――俺と300回ほどデュエルしてもらう」



カウロ「」

遊一「……あ? あぁ、違う。『最悪』、300は、ってことだ」

カウロ「どういう意味ですか!?」

遊一「そォだな」

遊一「お前、俺に一度でも連勝しなきゃ連続で500回デュエルすることになるぞ」

カウロ「何でです!?」

遊一「連勝ってのァマグレでも難しいからだ。マグレ勝ち、ってのはよくあることだが」

遊一「何も掴めなきゃ俺は即座にその穴を埋めてブッ潰しに行く」

遊一「300回に到達したらその日は終了。また明日300回負かす」

437: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 22:56:04.05 ID:N7i7djeVo


遊一「何も掴めなきゃ延々負ける」

遊一「逆に、何か掴めりゃ勝てる。簡単なこった」

カウロ「無茶苦茶ですよ!」

遊一「実践に勝る経験はねェ」

カウロ「だからって!」

遊一「近道ってなァ厳しいモンだろ。早く力を付けてェ。勝ちたい、そんな気持ちだけでどうにかなるワケあるかボケ」

遊一「夢があるなら尚更だ。傷ついて倒れて血反吐ぶちまけて、それでも掴みたいと思うからやンだろォが」

遊一「努力して夢に届かねえってことは往々にしてある。だが、夢をつかみ取った人間は必ず努力ってモンをしている」

遊一「何もしてこなかったヤツが一流に追いつこうとすンなら、それだけの密度のあるコトしねェと意味ねェだろ」

カウロ「………………」

遊一「……さて、と」 キチキチ

カウロ「あ、あの。デュエルディスク弄って何を……」

遊一「あ? 仮想立体触感のリミッター緩めてるだけだ」

カウロ「へ?」

遊一「俺が何で一流のデュエリストと渡り合えてるか、って理由を教えてほしい、だったな。簡単だ」

遊一「血反吐ブチ撒けて目の前が霞んで見えなくなって体中の感覚がなくなっても」

遊一「――――――――それでも勝ちたい。勝たなけりゃならねェと思って試行錯誤したからだ。だから俺に教わろうってンなら死ぬ気になれ」

遊一「案外死にゃしねェよ」 フォン
(↑ 入院及び死にかけた経験:片手で足りない)

カウロ「む……」


カウロ「無茶苦茶だあああああああああああああぁぁぁぁ!!」

438: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 22:59:35.92 ID:N7i7djeVo


静「………………!」

>カウロが死んだ!

忍「この人でなし!」

猟子「何言ってんだお前ら」

雷士郎「そもそもカウロはまだ来てないでしょう」

晴明(……確かにまだ来てないけど、色々凄惨なことにはなってたんですけど……)


チュドォォォォォォォォン


静「………………」

>華煉が何かしているのだろうか。随分と派手な花火だ

忍「いや、アレソリッドビジョンでござろ」


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

440: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/02(月) 23:01:43.18 ID:l2eKITy60
3雷士郎 遊一 猟子

441: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 23:12:06.53 ID:N7i7djeVo


◆ 酒場


猟子「私闘は禁止だぞー」 ケラケラ

遊一「あ? ……すんません。でも、私闘ってか……稽古つけてるだけなんで、大目に見てくんないすか」

雷士郎「稽古って……」


カウロ「」 チーン


雷士郎「あれがですか」

猟子「おい きたないからかたづけておけよ あのボロクズを」

遊一「ひでぇ」

雷士郎「ああしたのはあなたですよね!?」

遊一「………………」

静「…………」


>せめてもう少しいたわれない?


遊一「無理だな。アイツの望んだことだ」

442: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 23:31:22.57 ID:N7i7djeVo


猟子「つったってなぁ。あたしらの弟分だし」

遊一「だからこそだ。アンタらだとどうしてもあのガキも甘えが出るだろ」

遊一「逆に、アンタらが稽古付けるとなると、甘やかしちまう部分が出てくる」

遊一「部外者の俺が一番手っ取り早くて、後腐れねェだろ。憎まれ役なんざ少なくていい」

静「…………」

>それでいいの?

遊一「アンタらはあのガキの心配だけしてろ」

雷士郎「……しかし、ガキガキと、そういう言い方は……」

遊一「自分の殻を抜け出せなきゃいつまで経ってもガキでしかねェよ」

遊一「それまで名前で呼んでやる気はねェ」

雷士郎「そう、ですか……」

静「………………」

猟子「どうした、静? ……あ、ああいうキツい言い方好みじゃないのか」

静「…………」 コク


>確かに、そういうキツさも必要になることはある
>しかし、それ一辺倒では本人も嫌気がさすに決まってるだろうし……

443: ◆/7w/ijckWc 2015/11/02(月) 23:52:18.94 ID:N7i7djeVo


遊一「だから俺がムチの部分で叩いて伸ばす。アンタらは飴の部分担当してくれ」

猟子「まあ……そりゃその方が簡単だーな」

雷士郎「ところで、一つお聞きしたいんですが」

遊一「あ?」

雷士郎「デュエルディスクのリミッターですが……外して問題は」

遊一「あるぞ」

猟子「あんのかよ……いや、無きゃリミッターなんてかけねえな」

遊一「ま、ケガする程度だ。やっても精々打ち身だろォしな。治療は任せる」

静「…………」

>そのくらいは、自分でしてあげてほしい

遊一「………………」

猟子「まあ、静の言う通りだよな。お前がキツい一辺倒じゃ問題だって」

遊一「………………」

雷士郎「神威さん」

遊一「……テーピングの仕方とか知らねェんだよ……」

雷士郎「すみませんでした」

445: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 00:07:19.67 ID:DP+okdw1o


遊一「いくら入院経験が多いっつってもよ」

静「…………?」

猟子「え、何だそれ……」

雷士郎「そんなに入院したことが……?」

遊一「あ? ……東宮妹ン時の大火傷と……小折ン時の凍傷と……暗殺者ン時も切り傷あったな」

遊一「遺跡ン時は……病院なんざ行ってらんねェってだけで終わったら即入院だったしな……」

遊一「一年の間に外傷で5回は入院したことがあるな」

雷士郎「この人を外に出してはいけないのでは?」

猟子「古傷とかあんの?」

遊一「まあ、そりゃな。」 ヌギッ

雷士郎「わっ! こんなところで!」




晴明「…………ふ……ふふ……ふふふ!!」 シャカシャカシャカシャカ 

ナクア「何!? 何をいきなり受信したの!?」

晴明「……じゅ、受信じゃないです。そこの窓から見えるだけです」 シャカシャカシャカ

ナクア「ていうかさっきから何すごい勢いで描いて……うわぁ」

晴明「………………うふふふふ……!!」 シャッシャカシャッシャ

446: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 00:31:55.20 ID:DP+okdw1o


静「……!」

>思った以上にボロボロだ……

猟子「何でお前生きてんの……?」

雷士郎(よく見れば、それぞれの傷自体は致命傷を避けてる)

雷士郎(ただ、幾多の傷が折り重なって全身くまなく古傷だらけだ……)

遊一「全部同時期なら死んでたかもしれねェけどな」

猟子「はー……お前結構イカれてらっしゃる?」

遊一「否定はできねェな」

雷士郎「ですけど、一年のうちに五度も六度も入院するなんて……」

雷士郎「まさかとは思いますけど、病室を抜け出してたんですか?」

猟子「その上でまた大怪我ってか! ぬははははは」

遊一「ああ、したなそれも」

猟子「イカれてるわ」

遊一「ああ、まあ。どうかしてるヤツらと戦ってたからな」

雷士郎「だからって自分までどうかしてるレベルに落ちてどうするんです」

静「………………」

447: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 00:47:19.26 ID:DP+okdw1o


静「…………」

>戦ってたのは、ギャング?

遊一「イカれた馬鹿どもだ」

猟子「タチの悪いギャングだなぁ」

雷士郎「いえ、多分ギャングじゃあないでしょう……」

遊一「法に従わねえって部分ではギャングには違いねェ」

静「………………」

>それでその傷を負って生きてるって何なの……

遊一「色々あンだよ。そもそも殺すことが目的じゃあねェし。むしろ奴らの目的は救済ってか」

静「?」

遊一「過ぎた善意は悪意よりタチが悪いってコトだ」

猟子「お前、なんていうか……脳味噌筋肉っぽいのに時々難しいこと言うな……」

遊一「喧嘩売ってンなら買うぞ」

猟子「売ったァ!」

遊一「面白ェ買ったァ!」

雷士郎「コントしてないで」

448: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 00:57:34.02 ID:DP+okdw1o


猟子「いやライ、コイツ面白いぜ」

遊一「アンタもな」

雷士郎「いや、ボクにはちょっと理解できないです……」

静「…………」

>口調と性質の似る者同士何か引かれ合うものでもあるのだろうか……

猟子「似てるか?」

遊一「似てねェことも無いだろうが」

遊一「喧嘩とデュエルとどっちのが手っ取り早い」

猟子「どっちもめんどい」

遊一「だいぶ違うぞ」

雷士郎「ボクにはあんまり変わらないようにしか見えません」

458: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 19:54:28.92 ID:DP+okdw1o

> Q:好きな食べ物は?


猟子「酒と肉!」

遊一「カレイの煮つけだな」

静「……」

>だいぶちがう!

雷士郎「ただの食の好みじゃないですか」


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

460: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/03(火) 19:57:34.34 ID:1GtYiIVIO
3 カイ、ナクア

461: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 20:12:10.12 ID:DP+okdw1o


◆ 酒場


カイ「…………」

静「……?」

>どうしたの?

カイ「む。マスターか。いや、少しな」

カイ「先日の話を精査していた。魔法使いなる存在のことをな……」

静「………………」

>「呪い」のことだろうか

カイ「そうなる。魔法使い、などと明示するのであれば、相応の力を持っていることになるだろう」

カイ「例えば、デュエルモンスターズでないそのもの『魔法』を扱ったり……」

カイ「場合によっては、『呪い』を与えたりな……」

静「………………」

>この気候変動もその影響だったりするのだろうか……


ガチャリ

ナクア「……ん? ああ、店長さんにキング。どうも」

462: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 20:26:25.14 ID:DP+okdw1o


カイ「元キングだ」

静「………………」

>どうも最近はそちらの方が通りがいいとか何とかで

ナクア「そう。……ですか。まあ、望まれるんならそちらで呼びますけど」

カイ「頼む」

静「…………」

>しかし、敬語がどことなくぎこちない気がするが

ナクア「ああ……その、なんていうか慣れてなくて」

ナクア「高校の頃も大学の頃も教師に別に敬語なんて使ってなかったし……ですし」

ナクア「論文の発表の時も、適当に台本でも作って読み上げればいいだけだし」

静「…………」

>習慣になっていないと咄嗟には出ないということか

ナクア「そうね。……ですね。晴明は自然に敬語も使うんですけど」

カイ「そういうタチなのだろう」

ナクア「タチ!?」

カイ「な、何だ!?」

ナクア「……いえ。ちょっと。そうよね。そんなワケないわ。そんなそうそう何人もいてたまるかってまったく……」 ブツブツ

464: ちょい夕食 ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 20:32:28.00 ID:DP+okdw1o


静「…………」

>ところで、生態調査が目的と言っていたけど

ナクア「ああ…………敬語やめていいかしら」

静「……」 コク

カイ「遠慮することもあるまい」

ナクア「ありがと。で、生態調査ってことだけど」

ナクア「元々この周辺がよく肥えた土地で、動植物もたくさん生息してたわけ」

ナクア「でも、急激な気候変動が起きて多くの動植物が死滅した」

静「…………」 コク

カイ「その中で絶滅していない動物を、ということか?」

ナクア「正確には『生物』です、元キング。それに、絶滅してないことだけが条件じゃなくて」

ナクア「この気候の変化による突然変異の有無も調査対象になるわけ」


465: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 21:41:44.72 ID:DP+okdw1o


ナクア「氷期の到来によって幾種類の生物が絶滅したって言うけど……」

ナクア「逆に生き残った生物も多くって、哺乳類なんかがその最たるものね」

ナクア「特にこんな厳しい気候なんだから、特定の性質をより強めたり……」

ナクア「逆に、必要のない機能を削るような遺伝的変異を起こしてるようなこともあって」

ナクア「学者としては、ギャングの抗争とか関係なく魅力的な土地ではあるわけ」

静「………………」

>なるほど
>なんとなくわかるようなわからないような

ナクア「生物学の法則にはベルクマンの法則っていうのがあるんだけど」

ナクア「例えば暖かい場所で生きてる熊、ツキノワグマとかなら大きくても150cm、立ち上がっても人間の背丈に届くかどうかだけど」

ナクア「逆に、寒い場所だと3メートルにもなる、みたいに、寒い場所ほど生物の大型化が進むような」

ナクア「そういう差異を調べてレポートとして提出するのも役目と言えば役目ね」

カイ「レポートか。そういえば、大学がどうのと言っていたが」

ナクア「もう卒業したわ」

静「……!?」

>早くない?

466: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 22:14:47.49 ID:DP+okdw1o


ナクア「自由にやるなら学生って立場は邪魔なだけでしょ。大学に入っても友達と同じ方向に進むわけじゃないし」

ナクア「それなら早く卒業させてもらって自由に研究でも何でもできる方がいいでしょ」

静「…………」

>ちょっと想像できない話だ……

ナクア「単位制だし、権威ばっかり大きい大学だもの。チョロいわ」

ナクア「飛び級でも出さえすれば修士にはなれるし。とうの昔に博士号は持ってたから」

カイ「……恐ろしいな」

ナクア「私には元キングの方が恐ろしく感じますけど」

カイ「いや、既に退いている俺など言うに及ばん」

ナクア「そういえば、何で突然引退なんか」

カイ「…………聞いていなかったか?」

静「…………」

>盗み聞きをしていた風では無かったが

カイ「そうか……いや、普通はそうか……」

ナクア「何その盗み聞きが常態化してる風な」

静「…………」

>してないとは一概に言い切れない

ナクア「何この土地怖い」


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

468: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/03(火) 22:22:58.19 ID:5+akD3Q3o

刹那 清明 グレイ

470: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 22:51:03.35 ID:DP+okdw1o

晴明「………………」 じー

刹那「?」

グレイ「??」

晴明「………………」


晴明(お互いに身長は150cm手前……だいたい女性の身長は平均的に160手前くらいで)

晴明(私もそのくらいだから二人と比べると拳くらいの身長の差があるんだけど)


晴明「…………」 じー

刹那「あの、な、なんでしょー……」

グレイ「さっきからずっと見てますけど、どうしたんですか……?」

晴明「……あ、いえ……」


晴明(……神威さん(夫)の身長が190cm近くあるんだけど……)

晴明(………………まさか神威さん(夫)の《きのこマン》は相当ちっちゃいのでは……?)


晴明「……気になることがありまして」

刹那「はー」

グレイ「???」

472: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 23:03:42.84 ID:DP+okdw1o


グレイ「あ、絵のことですね!」

晴明「……え? あ、まあ。そうなりますね」

刹那「絵、ですかー?」

グレイ「はい! この前見せてもらいましたけど、すっごくうまいんですよ、晴明さん!」

刹那「へぇー……ちょっと見てみたいですねー」

晴明「……え? あ、はい。どうぞ」 ペラッ

グレイ「あれっ? この絵……」

刹那「デュエルモンスターズのモンスターですねー。こっちは《切り込み隊長》ですかー?」

グレイ「こっちの絵は無敗将軍……? あ、《放浪の勇者 フリード》ですねっ!」

刹那「戦士族モンスターが好きなんですかー?」

晴明「……あ。いえ……ストーリー性のあるキャラクターが好きですね」

晴明「……これ以外にも、《ガガギゴ》や『HERO』なんかも描きますし……」

晴明「……人物画も、たまに描きますよ」

刹那「へぇー……」

474: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 23:11:33.08 ID:DP+okdw1o


グレイ「あっ。ってことは、この前からカイさんやツルキさんやあと遊一さん? ですっけ。を見てたのも」

晴明「……!?」

刹那「あ、そうなんですかー!」

晴明「………………」 ニッコリ


晴明(ほぎゃあああああああああああああバレてるぅぅぅぅぅ)

晴明(何でバレた!? 細心の注意を払ってたはず……)

晴明(い、いや、中身まではバレてないはず! というかそうじゃないとこんな無邪気な表情はできない!)


晴明「……その、いい資料になるかと」

刹那「資料ですかー……そう言われると、ちょっと良い感じは」

晴明「……あっ、そうですよね……すみません」

刹那「でも、そうなると晴明さんは画家や漫画家などでもー?」

晴明「……そうですね。あんまり表ざたにはできないんですけど、そちらで生計を立てています」

グレイ「わぁ、すごいですねっ! ねっ! 刹那さん!」

刹那「そうですねー」 ニコニコ


晴明(胃が痛い!)

475: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 23:37:16.66 ID:DP+okdw1o


刹那「でも、立派な職業ではありますよねー。何で表に?」

晴明「……顔出しをしていなくて。ペンネームと……本名も分けていますので」

晴明「……その。できるだけ物語としての体裁を壊したくない……あまり、作者の顔を想像させたくないんです」

グレイ「へえ……たしかに、なんだか裏側が見えちゃうといや、って人もいますしね」

刹那「先ぱ……遊一さんができるだけメディアに出ないって言うのもそういう理屈ですかねー」

    ※ 実際の理由:初めてメディア出演した時に相当恥を晒されたから

晴明「……イベントとかだと、そうもいかなくなるんですけど」

グレイ「イベント?」

晴明「……即売か…………サイン会なんかですよ」

刹那「あの、最初に言いかけたのはー……?」

晴明「……気にしないでください」

グレイ「?」

静「………………」 コトッ


>コーヒーが出来上がったので持って来たのだが、蚊帳の外すぎて寂しい

476: ◆/7w/ijckWc 2015/11/03(火) 23:55:14.86 ID:DP+okdw1o


晴明「……ありがとうございます」 ペコ

刹那「どうもですー。……あれ? ウィンナーコーヒーってこんなのじゃ」
     こんなの→no title


静「……」

>ないです

グレイ「それはちょっと……あんまり美味しくなさそうですよ」

刹那「ですかー? コクが出たりしておいしいかもって思ったんですけどー」

晴明「……どっちに?」

刹那「ウィンナーに……」

静「…………」

>わからない 文化が違う

グレイ「こっちもおいしいですよ。わたしはお砂糖入れないとのめないですけど……」

刹那「あ、わたしもですよー」

グレイ「刹那さんもですか?」

刹那「昔っからどうにも苦手でー」

晴明「……私はブラックで……」

静「………………」

>ブラックの方が好み?

晴明「……あ、いえ……」 ペラ

晴明「……今日中に原稿仕上げないと、入稿に間に合わなくて……」 ショボン

静「………………」

> 濃いめです

484: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 20:19:28.22 ID:oTHwYkGVo


◆ チャーチル近郊 / ???


???1「それでそれで、何がしたいのかを読者チャンたちに向けてkwsk」

??1「貴様は何を言っている……?」

???2「まま! ままま! いいじゃあないの。細かいこと言ってるとハゲるぜ」

??1「………………」 ジロ

???1「そんでそんで、閻魔様――――円馬チャァン。早いトコ言っちゃってちょ」

円馬「………………」

 → * 円馬正義
    * 元・保安官


円馬「どうもこうもあるものか」

円馬「殲滅だ。全てを破壊しつくせ」

円馬「ギャングなる無法者の跳梁を許すな。余さず殺せ」

円馬「それがこの場に集められた貴様らの役割、いや……使命だ」

??1「………………」 ボー…

???1「ギャハハハ! 使命だってさ読者チャン。厨二感スゴくね?」

???1「というか悪の組織が寄り集まって集会するって自体死亡フラグ臭いよネ」

???3「ところで」

???3「方法は問わないので?」

485: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 20:20:05.76 ID:oTHwYkGVo


円馬「問わん。結果だけを出せ」

円馬「望むのは……殲滅、ただそれだけだ」

???2「全組織かな?」

円馬「当然、全てだ。この忌まわしい土地にはびこる悪意の根を削げ」

円馬「この世を生きる中で法に従わぬ者に、生きる資格が無いことを教え込め」

???1「めっちゃ大袈裟だにゃー」

円馬「…………」 ジロ

???1「ギャハハハ! 怒った? いや別にいいけどねてかこの『???1』とかのハテナな表記」

アリス「ぶっちゃけウザいからここから先は外してお送りしていいよね答えは聞いてないッ」

 → * アリス・ウィルソン
    * 傭【スーパー主人公サマ】

円馬「……誰かこいつをつまみ出せ」

アリス「ファック! 何で全てこの私ちゃんの思い通りにいかねえんだとんだクソッタレた世界だぜ!」

七海「…………鬱陶しい子供だ。な……そう思うだろ?」

 → * 七海鮭
    * 何でもy【クソ陰気な眼鏡】

七海「………………」

アリス「私ちゃんはこれで一時撤退するけど【また今度会おうぜ】読者チャン!」

アリス「にゃにせ【この連中が攻めてくるだろうまではまだ時間があるだろうからネ】ッ! あ、ちっちゃいツだけハミ出ちった」

円馬「……なぜあんな狂人を連れてきた」

ヒート「人材問わず、という要件だったからでは?」

 → * ヒート
    * 詐欺師

円馬「……フン」

円馬「人柄なぞどうでもいい。……必要なのは」

円馬「殲滅、ただそれだけだ」

486: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 20:21:06.94 ID:oTHwYkGVo


◆ 酒場 / 静の部屋


静「…………」 ブルッ

静「…………」


>妙な怖気を感じた
>こういう時に限って何かこう、妙なことが起きることが多い……
>用心するに越したことはない、かもしれない


◇ 資材:■■□□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

488: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 20:23:56.96 ID:ucgEWwPj0
1

490: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 20:56:49.66 ID:oTHwYkGVo


◆ 資材収集所


猟子「お客が来たじゃん?」

忍「うむ」

猟子「その中の一人、じゃない。二人ほどめっちゃ料理上手かったじゃん?」

忍「でござるな」

猟子「そのせいで静が張り切っちまって」

忍「はあ」

猟子「ここんとこ酒を呑むだけの胃の容量が無い……」

忍「いいことでござらね?」

猟子「あたしの楽しみなんだぞ!」

忍「拙者は色んなものが食べられていいでござるけど」


◆ 資材収集判定

01~10 : 0
11~70 : 1
71~95 : 2
96~99 : ???

↓1

491: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 20:57:33.41 ID:F+GhERqz0
最近振るわんね

492: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 21:12:40.52 ID:oTHwYkGVo


◆ 資材量が変動しました
■■□□□→■■■□□


猟子「採れた量も結局こんだけだ!」

忍「地道に地道にでござる。というか一気にガバッと取れても使いどこが」

猟子「いいんだよ細かいことは! あればあるだけいいだろ」

忍「あ、でも【そろそろ新しく倉庫を増設する】とは言ってたでござるな」

猟子「マジか」

忍「嘘つく理由ないでござろ」

猟子「でもお高いんでしょう?」

忍「資材結構な量いるとかで」

猟子「本末転倒じゃねーか!」


◇ 資材:■■■□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

(×)1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2

494: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 21:27:09.47 ID:e+FYOdXAO

ニア・蓮田・魅行・刹那

495: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 21:49:58.10 ID:oTHwYkGVo


◆ 酒場

魅行「はー! ここは地獄か何かですか! はー!」

ニア「えぇ……(困惑)」

黄色「もしやすると我らは暴言を吐かれているのだろうか」

ニア「もしかしなくてもそうだよ……」

黄色「不躾な従者よな。我、仕置きとかしてもよいのか」

魅行「晴明様以外はおよしください」

ニア「僕以上に話が通じない人僕初めて見た!」

黄色「自分が話通じないと自覚はしているのだな」

静「………………」

>……コント集団だろうか……

魅行「失礼ですね。少々引っ掛かるところがあるせいで拒否を示しているだけです」

ニア「引っ掛かる?」

黄色「我らにか」

静「…………?」

魅行「同類を見た時のような、と申しますか。これでも私いわゆるデバステーターの一人ですが」

魅行「同類が特に嫌いですので、こういった反応をですね」

静「………………」 エェー…

496: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 22:12:16.76 ID:oTHwYkGVo


ニア「僕そっちの人じゃない人です……」

魅行「いえこう、直感的になんというか……死ねばいいのにオーラが漂ってきて……」

ニア「何なの!? 僕ってそんなにイライラするキャラしてる!?」

黄色「裏を理解していれば……まあ……」

ニア「……まあそこは仕方ないと思ってるけど」

ニア「彼女と僕実質初対面みたいなものだよね!?」

静「…………」

>あの、できれば仲良く

黄色「……我、特には関わってない……関わる気もないし……」

静「…………」

>うん、まあ、そうだけども

魅行「その点あなたはまあ……及第点ですが」

静「…………」

>何でそんな上から目線

魅行「晴明様以外ですとどうも……」


ガチャリコ


刹那「こんにちはー……あれ。皆さんだけですかー?」

魅行「合格」

刹那「え? え?」

498: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 22:43:48.96 ID:oTHwYkGVo


魅行「コホン。……失礼いたしました」

魅行「私、安倍晴明様専属メイドの闇堂魅行と申します。自己紹介は済ませてありましたが、改めて」

刹那「あ、はぁ。どうもー……」

ニア「なにこのせっちゃんと僕らへの対応の違い」

黄色「ユーイチの貴様に対する扱いを見ているとそこまで不思議には」

ニア「だから遊一君は僕のことよく知ってるからあんなぞんざいなんじゃない、それも愛だけど」

魅行「……愛?」

静「…………」

>何でそんな変なところに反応するの……

魅行「まあ……私の根本にあるのが『愛』、だからですかね……」

刹那「ええっと……何かあったんですかー……?」

魅行「よくぞ聞いてくれました!! 話は5年ほど前にさかのぼります……」

黄色「店主、我この前のてりーぬ? だったかがほしい」

静「…………」

>何でこの人たち普段の酒場の住人よりフリーダムなの……

500: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 23:08:11.85 ID:oTHwYkGVo


◆ 数十分後


魅行「というワケなのです」

ニア(うおおめっちゃ長ぇ……てかかなり盛りすぎだよこの子……これでも僕、言われなくてもかなり知ってるのに……)

刹那「なるほどですー」 モグモグ

黄色「ほうほう」 モグモグ

ニア「何ちょっと僕を無視して何食べてるのさ」

静「…………」

>フライドポテト

魅行「美味しそうですね。御一ついただきます」

ニア「え、何。結局真面目に聞いてた僕が一番貧乏くじかい」

静「………………」

>まあ……そうなるかな……

ニア(……それにしても……彼女らの話を聞く限り、魔法使いは彼女らの中にはいなさそうだね)

ニア(地動説然り。まったく、遊一君がいないと結局僕が情報収集するハメになるんだから……)

魅行(それにしても「ハメ」だなんて卑 ですよねフレーズが)

ニア(まった……………………!!!??)

黄色(彼奴直接脳内に)

ニア(君もだよ!!)


◇ 資材:■■■□□
○ 治安:60
□ 発展:22

▽ アイテム
・物見櫓……人員を配置して敵の襲撃を事前に察知します。(常時発動・基本消費なし)
・落とし穴ツール……敵の襲撃を防ぎます。【治安】の低下は防げません。(常時発動・消費あり)【1】

1.資材収集
2.開発
3.コミュ
(×)4.治安維持
(×)5.発展(※ 要資材量:【3】)
6.その他

※ 現在イベント期間のため、いくつか行動を制限しております

↓2


502: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 23:15:56.16 ID:boLFPnvHo

敵の誰かと偶然遭遇とか出来んかな

503: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 23:25:29.33 ID:oTHwYkGVo

◆ 1~5の中で好きな数値を選択してください
↓1

504: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 23:27:18.33 ID:PLsR8ZeW0
3

505: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 23:40:54.24 ID:oTHwYkGVo
◆ デュエルを行う候補者を選択してください
   なお、不適格と判断された場合は自動的に↓へずらしますのでご注意ください

↓1~4

511: ◆/7w/ijckWc 2015/11/04(水) 23:59:28.44 ID:oTHwYkGVo

◆ ランダムで決定します
   1~5の中から好きな数字を選択してください
↓1

512: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/04(水) 23:59:54.76 ID:F+GhERqz0

521: ◆/7w/ijckWc 2015/11/05(木) 21:17:45.49 ID:Ju48/2xto


◆ チャーチル外縁部


???「…………」 フゥ

忍「ちょっとちょっとちょっとー」

???「ん……?」

忍「スケス……じゃなくて。何してるんでござるか、こんなところで」

忍「物見櫓から見てたら何だか、誰かいるように見えたんでござるけどー……」

忍「どちらさんでござる? どう見ても……」

???「どう見ても?」 (←E:仮面)

忍「…………不審者でござるよなコレコレ」

523: ◆/7w/ijckWc 2015/11/05(木) 21:55:12.02 ID:Ju48/2xto


???「不審者? 人を見かけだけで判断するなど、ああ嘆かわしい」

???「私はただの観光客だよ。最近のチャーチルのメディア進出には目を見張るものがあってね」

???「ところでこの仮面? いいや仮面じゃあなくゴーグルだよ。吹雪いているだろう?」

???「何せ私はシティガール、もといシティレディ。過酷な大自然にはいささか弱くてね」

忍「はあ」

???「ああこの際だ、少し案内してくれないかな。街の権力者とお目通し願いたい」

???「この街に誘致したい企業があるんだ。いや何、心配はいらな――――」

忍「アポ無いでござるよ」

???「……アポイントメントなど野暮なことを。そもそもこのチャンスを逃してしまえば」

忍「今大口の客が来てるんでござって」

???「…………」

忍「敵でござるな」 シャキン

524: ◆/7w/ijckWc 2015/11/05(木) 22:11:15.88 ID:Ju48/2xto



???「ああいや敵じゃあない、敵なんて無粋なものじゃあないよ。そんなものであってたまるかい」

???「だいいち言っているじゃないか、商談だと」

忍「じゃあ先に断ってくださらん?」

???「だからそこも含めてだよ。弊社のソリューションをご採用いただいた暁には」 ヒュッ

忍「おっと」 ヒョイ

???「よけないでくれないかな? 空気(ヒュ)読もうよ」

忍「奇襲の基本は相手の隙を突くこと」 ヒョイ

忍「会話の最中に……なんでござる? 拘束具と思っていいでござるか?」

忍「まあ、教科書通りでござるけど、ぶっちゃけ無駄でござるよ」

忍「拙者もお喋りなタチでござって。そのくらいのことは見え見えというか」

???「そうか。じゃあ……」

ヒート「対ギャング互助組織『(↓2)』構成員が一人、ヒート。話術は通用しないようだからね……」

ヒート「デュエルを挑ませてもらおうか」

忍「…………」


◆ この組織の名前を決定します
↓2

526: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/05(木) 22:14:10.45 ID:EaUKGvCRo
ソロモン72柱

527: ◆/7w/ijckWc 2015/11/05(木) 22:26:26.14 ID:Ju48/2xto


忍「………………」


忍(72人も構成員がいるんでござろうか……)

忍(あ、いや……実際の72柱も結構大したことないの混じってたでござるし)

忍(多分有象無象合わせて我らソロモン72柱的な扱いでござろうな……)


ヒート「おっと、今『ザコも含めて72人なのだろう』と思っただろう」

忍「違うんでござるか?」

ヒート「72人の精鋭が揃って、故に72柱。簡単な計算じゃあないか」

忍「はあ。そうでござるか」

ヒート「反応が薄いね……?」

忍「いや。だって全員倒せば終わりなことには違いないでござろ?」

531: ◆/7w/ijckWc 2015/11/05(木) 22:35:34.84 ID:Ju48/2xto


忍「72人いるとして……今いる全員があたれば」

忍「一人頭5、6人で終わりでござる」

ヒート「成程、しかしそう簡単にいくものならば誰も君らに戦いなど挑まないよ」

ヒート「つまりそれだけの人数は確実に! 揃えてある」

忍「という話術でござろう」

ヒート「そう思うかい?」

忍「わざわざこちらに問い返すあたりが自信のなさの表れであり……」

忍「こちらの考えが『本当に正しいのか?』と思わせる心理誘導のように思うでござるが」

ヒート「どうも、厄介な相手に当たってしまったようだ」

忍「そのセリフ、そっくりそのまま返すでござるよ」

ヒート「さて……と。それなら、長居する理由は」

忍「おっと」 ヒュッ!

ヒート「!」 ガシャン!

忍「やっぱりデュエルアンカーでござったか。逃がすワケも無いでござろ」

532: ◆/7w/ijckWc 2015/11/05(木) 22:54:08.00 ID:Ju48/2xto


ヒート「やはり、厄介だよ君は」

忍「褒め言葉として受け取るでござる」

ヒート「では、厚かましい話だが」

ヒート「アンティ勝負だ。そのデッキ、賭けてはくれないかな」

忍「はあ? 何戯けたこと言ってんでござる」

ヒート「別にこのまま戦う必要が無いのはそちらも同じだろう」

ヒート「情報をあげるよ、デュエルしてくれるのなら」

ヒート「その対価としてデッキを賭けてくれ、と言っているんだよ。分かるだろう?」

忍「成程、情報の対価にデッキを」

忍「ふざけんな馬鹿! でござる!!」

ヒート「ふざけてなどいないよ。何せ――――」

ヒート「『地動説』は我らの仲間だしね」

忍「………………」

ヒート「それとも退くかな、ああいや、別に咎めないよ、自分の弱さも認めなければ――――」

忍「いちいち長ったらしいセリフ吐かなくてもいいんでござるよ!」

忍「そんなにやりたいなら受けてやるでござるよ!」


    「「―――――デュエル!!」」

533: ◆/7w/ijckWc 2015/11/05(木) 22:54:39.57 ID:Ju48/2xto
◆ 判定方法を選択してください

1.通常判定
2.簡易判定

↓1~ 2票

535: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/05(木) 22:58:25.77 ID:1Veya77yo

536: ◆/7w/ijckWc 2015/11/05(木) 23:02:44.63 ID:Ju48/2xto

◆ 基本値を【30】に設定します。
   【11/6 21時まで】、忍がヒートに勝利する要素を挙げていってください。
   なお、互いのデッキの基本的なデータは以下の通りです

忍:【忍者】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%C7%A6%BC%D4%A1%DB

ヒート:【不知火】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%C9%D4%C3%CE%B2%D0%A1%DB

545: ◆.5PEOUZYB. 2015/11/06(金) 22:12:31.43 ID:6hx6ULvzo
【不知火は除去を対象をとる破壊効果を持つ燕の太刀と宮司に頼りっきりになってしまうので、シンゲツを2体並べれば対処しやすくなる】+10
【除去要素の少ない不知火ではリバース効果持ちの多い忍者や豊富な専用罠が多い忍者に対処しきれない】+10
【不知火はハンドアドを取る手段が少なく、忍者は使いやすいサーチャーに HANZOとシンゲツがいるのでアドバンテージの面で有利にたちやすい】+10
【高打点でフィニッシャーの戦神はシンゲツロックで防ぐことができ、更にモンスターが破壊されてもゲツガで用意に組成ができる】+10

基本値【30】

30+40=70




◆ 勝率は【70%】です。
   トリップに隠した数字と合算し、勝率以下の数値となれば勝利です。
   0~99の好きな数値を選択してください。

↓1

546: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/11/06(金) 22:15:03.09 ID:UlhGmqKhO
67

547: ◆/7w/ijckWc 2015/11/06(金) 22:17:35.28 ID:6hx6ULvzo
では指定【67】ということで

やっぱり今日中は無理だったよ……
とりあえず小ネタ挟むつもりなので何かあれば