榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴⅡ」 前編

377: ≫1 2015/07/26(日) 22:22:27.61 ID:TUYcZARB0
『青葉、潜入します! in艦プラ部』※一回戦終了後


初風『青葉、アンタ今暇?』

青葉『ええ、それが?』

初風『ちょっと多分準決勝で戦う事になりそうな艦プラ部の偵察してきなさい』

青葉『え~… 青葉、あんまりそう言う事に…』

初風『これやるわ』つ万札2枚

青葉『はい、喜んで!』


青葉「と言う事で現在東京都内にある小沢大学のクラブハウス棟にある艦プラ部の部室に来ております」

青葉(そう、今の青葉はどこから見ても新入生… つまり、簡単にはバレません! さて、ノックして潜入しましょう)コンコン

翔鶴「は~い… あら、もしかして見学ですか?」

青葉「はい!」

翔鶴「では入ってください」

青葉「わかりました~」

青葉(潜入成功です…!)


翔鶴「…と言う感じで活動しています。知りたい事があれば何でも聞いてくださいね、実はここに去年世界大会で戦ったファイターが所属しているんですよ?」

青葉「その方は?」

瑞鶴「今は買い物に出かけてるわ。明日の全国大会1回戦突破を記念パーティのね」

青葉「おお!それはおめでとうございます!」

翔鶴「あれ、知っててここに来たのでは?」

青葉「いえ、ただ純粋に艦プラに興味があったからです」

RJ「珍しいな~ 最近は大会に出てる~、っちゅう理由だけで自分も出れるとか思ってここ見学するのが多いんや」

青葉「へぇ…」

マリーダ「だがそう言う連中の入部は現部長が悉く切っている。半分脅しだがな」

青葉「その部長さんは?」

翔鶴「その子も今は買い物よ。私はあくまでも元部長だもの、4年だし」

378: ≫1 2015/07/26(日) 22:39:11.91 ID:TUYcZARB0
赤城「で、これが私の使用する『ノーフォーク』の改造艦です」

青葉「おお、これが…」

加賀「赤城さんはウチのエースよ。世界大会出場組を除けばね」

青葉「そんなに強いのですか?」

マリーダ「世界大会出場のファイターは皆空母使いだ。だから後方支援とかは中々の実力を誇っている」

瑞鶴「若干1名、空母と戦艦を入れ替える形で使い分けてるのも居るわ。あんまり強くは無いけど…」

翔鶴「こら瑞鶴、ドイツ代表とほぼ単艦で渡り合ってるんだからそう言うこと言わないの」

RJ「アイツも本気になれば強いんだけどなぁ…」

青葉「へぇ、会ってみたいですねぇ…」

赤城「多分もうそろそろ…」

ガチャッ

タクヤ「お待たせしました~」

バナージ「お菓子とジュース、揃えてきました」

RJ「お、待ってました!」

瑞鶴「二人は?」

バナージ「先に車置いてくるそうです。でも、荷物も無いのでもうそろそろ…」

夕張「あ、来たみたいです」

大鳳「お待たせ… え?」

瑞鳳「どしたの、大鳳? …ん?」

青葉「あ…」

瑞鳳「全員確保!そいつ宮城代表のスパイよ!」

大鳳「待ちなさい茶タイツ!」

青葉「くっ…!逃げるが勝ちです!」ピョン

赤城「ま、窓が開いてたのを見て飛び降りた…」

瑞鳳「逃がすか!大鳳、追うよ!」ピョン

大鳳「ええ!」ピョン

夕張「ま、待って!」ピョン

瑞鶴「逃がすか!」ピョン

翔鶴「榛名さん、どう言うつもりなのかしら…!」ピョン

加賀「窓からよく飛び降りれるわね…」

RJ「夕張と大鳳、なんか最近人間辞め始めたなぁ… 瑞鶴と翔鶴はんのは知ってたけど」

379: ≫1 2015/07/26(日) 22:55:05.68 ID:TUYcZARB0
 
青葉「はぁはぁ… な、何とか逃げ切った…」

初風「お疲れ様。ちゃんと隠しビデオカメラ回したのよね?」

青葉「ええ、バッチリです」

初風「艦プラの方は?

青葉「勿論どんなものかもわかりました。ではデータを…」

榛名「…お二人でしたか」

青葉・初風「…え?」

榛名「先程瑞鳳さんと翔鶴さんからクレームが来たんですよ、『青葉さんがスパイしてくる』って…」

青葉「あ、あわわ…」

初風「で、でもそれは…」

榛名「やっていい事と悪い事の区別すらつきませんか?」

青葉「それは…」

榛名「と言う事で執行人を用意しました。どうぞ」

大鯨「初風ちゃん?ちょっと、お仕置きが必要かしらねぇ?」

初風「あ、あわわ…」

蒼龍「この腐れ、ついにやっちゃったわね?」

飛龍「取り敢えず翔鶴達に土下座してもらおうかしら?」

青葉「ひいっ!?」


ギャアアアアアアアアア…


※この後、滅茶苦茶土下座行脚させられ瑞鳳にボコボコにされ榛名に洋服を引き裂かれた

『青葉、潜入します! in艦プラ部』終

382: ≫1 2015/07/27(月) 21:58:14.34 ID:vLDCjnbg0
『私達の日常 side-陽炎-』

AM6:15

pipipipipi…

陽炎「んっ… ふぁあ~…」

長波「朝かぁ…」←二段ベッド上

陽炎「顔、洗わないと…」


AM6:30

陽炎「あ~サッパリしたぁ…」

長波「ったく、早く変わってくれよ!いつまで髪洗ってんだよ」

陽炎「仕方無いでしょ。これでも天城姉さんと阿武隈姉さんよりマシだって思いなさい」

長波「チッ…」

天城「髪洗わないと… 今洗面台使ってるから、シャワーで…」

阿武隈「あ~!シャワー、先に使われてた… 洗面台だと時間かかるのにぃ…!」

陽炎「ね?」

長波「ああ…」


陽炎(そう、この二人は高校の始業時間が8時半だと言うのに出て行くのは8時ジャスト。そして起床は私達と同じ6時半。

実はそれまでの殆どを髪のセッティングに時間をかけているのだ。因みに榛名姉さんは朝はもっと早いので被らないから助かる)


AM6:45

陽炎「あら、早いわね」

曙「これでも幌筵に居た時より30分以上遅いわ、たるんでるんじゃないの?」

陽炎「それを今洗面所で悪戦苦闘してる人に言ってみなさい、アンタ死ぬわよ」

曙「…」

初風(エプロン)「ハァ… いつものコントは止めて手伝いなさい」

野分(エプロン)「と言っても今日は後目玉焼きだけだからお皿さえ用意すれば終わりだけど」

舞風(エプロン)「陽炎型なら手伝ってよ~」

陽炎「仕方無い… 長波、アンタも…」

長波「zzz…」

清霜「起きろっ!」チョップ

長波「はうっ!?」ドスッ


AM7:00

榛名「阿武隈と天城は?」

陽炎「まだ髪整えてるわ」

榛名「あの二人も髪にこだわり過ぎなんですよ…」

曙「私達は基本髪型に拘りが無いから時間かけてるの如月だけだし」

如月「だってぇ、じっくり洗わないと…」

初風「いっその事髪型、どこぞの陽炎型の転生体と同じにすれば?」

如月「今のこれが気に入ってるんだから勘弁して…」

陽炎「そう言えばさ、私達あの『浜風』と同じ陽炎型よ?しかも私に関してはネームシップだから確実に姉にあたるわけじゃない」

舞風「それがどうかしたの?」

陽炎「格差酷いわよね、特に胸…」

陽炎型一同「…」

383: ≫1 2015/07/27(月) 22:33:31.41 ID:vLDCjnbg0
AM7:45

陽炎「曙、宿題やった?」

曙「決まってるでしょ。もしかしてアンタ…」←同じクラス

陽炎「やってるわよ。『私』は」

曙「ってことはまさか…」


長波「宿題やってない… 清霜、見せろ!」

清霜「ええっ!?やだよ、自分でやりなよ!」


陽炎「ね?」

曙「…一回榛名にでもとっちめて貰ったら?」

陽炎「そうする。多分来月の小遣い半分ね」

曙「あと阿武隈にもね。シゴかれて貰わないと」

陽炎「報告しておく」

曙「ウチのバカでさえやってるってのに…」

清霜「誰がバカですって!」

陽炎・曙「アンタよ」



AM10:30


陽炎「…」カリカリ

曙「…」カリカリ

長波「zzz…」

清霜「…」無言の手刀

長波「っ!?」ドスッ

曙(最近、バカの役目奪われてるわね)

陽炎(バカが増えたか、それとも清霜がバカじゃ無くなったか…)

「では清霜さん、ここの解答は?」

清霜「…わかりません!」

曙(バカのままね…)

陽炎(夕雲型ってバカしか居ないのかしら?)

≪一方そのころ≫

400「また負けた…」

夕雲「国語は夕雲の得意分野よ?」

吹雪「うぐぐ…」

イク「どうあがいても夕雲には勝て無いのね…」

ユキカゼ「赤点スレスレとほぼ満点、差は明確ですよ?」

浜風「へぇ、98点… 今回もギリギリです」←100

402「夕雲も流石にあのビックリ人間一族なだけあるな。そこのイクはカウント外だが」←100

夕雲「…この二人こそビックリ人間なのでは?」

吹雪「片方は人間ですら無いけどね…」

384: ≫1 2015/07/27(月) 22:44:52.75 ID:vLDCjnbg0
PM0:20


陽炎「出遅れたわね…」

曙「清霜たちに望みをかけるしか無いか…」


長波「よしっ!カツサンド取った!」

清霜「うぉりゃあああああ!あんぱんは渡さないもん!」


陽炎「…こう言う時のバカ、って言うか脳筋って役立つわね」

曙「同感ね」

陽炎「仕方無い、阿武隈姉さんへのチクりは止めておこう」

曙「ここで榛名も、って言わないなんてアンタ結構エグいわね」

陽炎「そりゃ、姉には逆らえないもの。そしてあっちはあっちで…」



「如月さん!ここのお隣をどうぞ!」

如月「ええ、ありがとう。初風も座ったら?」(と言うか座ってください!)

初風「仕方無い…」


「野分先輩!ここどうぞ!」

野分「ありがとう」ニコッ

キャー ノワキセンパイカッコイイ!

野分(ま、舞風助けて!)

舞風(仕方ないか…)


陽炎「あの二人、モテ過ぎじゃない?」

曙「いずれアンタああなるかもよ、このタラシ」

陽炎「御忠告どうも。朝潮たちは?」

曙「食堂には居ないみたいね」



朝潮「ヘタな争いに巻き込まれるから、朝のコンビニで購入して正解ね」

秋月「メロンパン、美味しいです…!」

385: ≫1 2015/07/27(月) 23:06:01.27 ID:vLDCjnbg0
PM4:00

陽炎「ただいま~」

青葉「ありゃ、お帰りなさい」

衣笠「他の面子は?」

陽炎「さぁね、部活でも行ってるんじゃない?」

龍鳳「ぶかつ?」

陽炎「う~ん… ま、スポーツやったりする団体だよ」

龍鳳「陽炎さんはしないのですか?」

陽炎「私は今日の部活動が無いだけ。あれ、古鷹は?」←テニス部

青葉「買い物ですよ、夕飯の」

衣笠「多分近所のヨ○クだからもうすぐ帰るんじゃない?」

陽炎「メニューは?」

龍鳳「確か朝言って限りだと確かから揚げと冷しゃぶ?と言うものだった筈です」

陽炎「この肉多目メニュー… 野菜ってキャベツの千切りくらい?」

衣笠「流石にそこは考えると思うけどねぇ…」



PM7:00

長波「反省してます… だから夕飯抜きは勘弁を…」

榛名「本当ですか?」

長波「はい… 宿題を二度と忘れません…」



天城「長波もちゃんと宿題くらいやれば良いのに…」

初風「まったくよ、ウチのバカでさえやってるのに」

清霜「バカじゃないもん!」

初風「だってアンタ半分以上外れだったじゃない、解答あわせした時」

清霜「うぐぐ…!」

阿武隈「いっその事長波ちゃんの勉強も見てあげたら?」

初風「嫌よ。これ以上バカの面倒見が増えたら過労死するわよ、朝潮が」

朝潮「こっちに来てから清霜の勉強しか見て無いような気が…」

陽炎「まったく、もうちょっと榛名姉さんも厳しくしたら良いのに…」モグモグ

天城「姉さん、身内にはとことん甘いですから…」

386: ≫1 2015/07/28(火) 00:09:43.27 ID:3mvXJq2F0
PM9:00

陽炎「敵艦発見、突撃するわ!陽炎についてらっしゃい!」

長波「一気に決め…」

龍鳳「待って!進路上に高エネルギー反応、回避間に合いません!」

ズガァァァァァン!

Battle End


陽炎「げぇっ、本気でこんなもん避けられないっての…」

長波「一体どこまで遠くから…」

榛名「type-Iの模造品、とは言えどここまでの射程とは…」

龍鳳「瑞砲さんの艦プラのイミテーションを使ってデータ取り、とは… 流石にあの14人と実戦で渡り合う度胸はありませんが…」

榛名「これで知りうる限りのPBCのデータは一通り取れた訳ですが…」

陽炎「流石にこんなの使うタイミングが限られてるわね。隙が大きいし、撃ったら反動で動けなくなる」

長波「諸刃の刃、ってことか…」

龍鳳「データ、使えそうですか?」

榛名「まだ何とも…」

PM9:30

陽炎「ほら、ちゃっちゃと宿題やりなさい!終わんなきゃ私も寝られないんだから!」

長波「わかってるよ… ああもう!こんなのわかるか!」

陽炎「はぁ、この具合だと四苦八苦しながらやる清霜の方がマシか…」

PM11:00

長波「zzz…」

陽炎「コイツ、終わった途端に寝たよ…」

榛名「お疲れ様です、陽炎」

陽炎「あ、姉さん」

榛名「アイス持って来てるけど食べます?」

陽炎「あ、食べる食べる」


陽炎「ねぇ、榛名…」

榛名「姉さん、とは呼ばないのですね」

陽炎「何かさ、まだ呼び慣れ無いんだよね… もう戦わなくて良い、なんて実感無くて」

榛名「今、こうしてる間も夢かもって思ってるのですか?」

陽炎「違う、何だかこう、嫌な予感がする… 『滅んだ世界』で見た資料の中に深海棲艦が異次元生命体って書いてあったから…

もし次元転移なんかしてきたら…」

榛名「大丈夫ですよ、きっと。それとも、戦いたいのですか?」

陽炎「そうじゃないけど… 怖いの、また今の幸せな生活が、戦いで壊れるのが…」

榛名「そうなったら私が深海棲艦なんてバンシィで薙ぎ払います。それに陽炎には艤装以上の力『アマクサ』もある… 瑞鳳さん達だって居ます」

陽炎「霧や他の力もある、か… 深海棲艦相手にどこまで…」

榛名「それでも、きっと何とかなります。いつまでも、この日常を過ごしたいですから」

陽炎「そう、だよね… なんか元気でた」

榛名「もう夜ですよ?」

陽炎「そうだった。 じゃあお休み、『姉さん』」

榛名「おやすみなさい、陽炎」


『私達の日常 side-陽炎-』

388: ≫1 2015/07/28(火) 19:59:33.61 ID:3mvXJq2F0
成績の順番はこんな感じです



朝潮≧初風≧如月>秋月≧曙≧陽炎≧野分≧舞風>>>(越えられない壁)>>>清霜>長波


・朝潮 座学は成績学年トップ ただし体育は清霜に劣る
・初風 全体的にトップクラス(朝潮と3、4点程度の誤差)
・如月 同上
・秋月 朝潮達と比較すれば劣るが高い成績
・曙  同上 ただし家庭科は駄目
・陽炎 同上 家庭科は出来るが美術が駄目
・野分 科目にもよっては初風達と引けを取らない成績だが、他は平凡
・舞風 同上
・清霜 平時ではケツから数えた方が早いがテスト期間になると一夜漬けで真ん中くらいまで上がるタイプ ただしバカ
・長波 同上 ただし清霜より爆発力で劣るバカ


・阿武隈 模試では全国平均的に高い成績を誇っている
・天城  模試で上から数えて100位以内に入るくらいには高い ただ家庭科は…

・榛名 GPA4.5くらい(上限5.0)



オマケ

・瑞鳳 学年主席を大鳳と争うレベル
・大鳳 学年主席を瑞鳳と争うレベル

・愛宕 取得単位は卒研着手ギリギリ

・夕張 素の実力は割りと高めだが瑞鳳と大鳳の高レベル争いに触発され猛勉強中

・浜風 成績学年トップ
・402 同上
・夕雲 浜風・402より少し劣る
・ユキカゼ 同上
・吹雪 上から数えた方が早いが他の面子には及ばない 
・400 同上
・イク 成績争いから外れた空気 多分清霜と同等の脳みそ

389: ≫1 2015/07/29(水) 22:04:01.07 ID:FllvreBO0
遠足ネタはちょいと思い浮かばなかったので代わりに…


『お部屋紹介シリーズ -榛名一家編-』

青葉「どーもートリオ・ザ・タイツ、青葉茶タイツです」

古鷹「古鷹青タイツです」

衣笠「衣笠黄タイツです」

青葉「本日は榛名さん一家のお部屋をそれぞれ探索したいな、と思います」

古鷹「ちなみに私達の部屋はタンスと布団が3枚、あとちょっとした小物だけです」

衣笠「あとエアコンと姿見くらいかな?」

青葉「元々がお客用の宿泊部屋らしいのですが詳しくは聞いたことはありません」

古鷹「因みに蒼龍さん&飛龍さんコンビもここに泊まったそうです」

衣笠「まぁ、客人扱いだしね。入院してて良かった…」

青葉「じゃあそれぞれの部屋を見てまわりましょうか」


誰の部屋? 直下
1.天城の部屋
2.阿武隈&龍鳳の部屋
3.陽炎&長波の部屋

390: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/29(水) 22:04:19.64 ID:2NB4yHynO

391: ≫1 2015/07/29(水) 22:34:48.76 ID:FllvreBO0
《天城の部屋》

青葉「こちら天城さんのお部屋… 一言で言えば物が多いですね」

古鷹「ベッド脇のハンガーには各種洋服… なんでシェフの調理服まで…」

衣笠「クローゼットの中には… うん、洋服とか靴とかだね」

青葉「勉強机には各種教科書の他にアルバムの類やら辞書やら… まぁ、一般的な感じですね」

古鷹「本棚には小説とマンガが混在、特に少女マンガ多目です」

衣笠「あと料理の本、『初心者でも出来る簡単レシピ』とか『今日のおかず100選』とか。使った形跡殆ど無いけど」

青葉「恐らくこれらの本は一生活かされる事が無いのでしょうね…」

古鷹「次にテレビ台です。何か脇に銛が立てかけてあるのはスルーして… テレビの他にfi○ma『onちゃん』が飾ってあります」

衣笠「あとはカードゲームのデッキと… 何かカードを入れるディスクかな?」

青葉「あ、それ榛名さんの異世界土産だそうです」

古鷹「あとはハートの形をした缶に、亡くなる前に撮ったであろうちょっと幼い榛名さんと天城さんと御両親が写った写真…」

衣笠「やっぱ天城も家族思いなんだね…」

青葉「そして次は… ベッドの下!」

古鷹「まずいものは何も無いと思うけど…」

衣笠「さぁて…何が出るかなっと!」ガサゴソ

青葉「あ、これは… アルバム…?」

古鷹「中は… 榛名さんの写真?」

衣笠「待ってこれ全部榛名の写真!?しかもデジカメも殆ど榛名しか写って無い、お風呂上りとかの写真が…」

青葉「度を越えたシスコン過ぎですね… あれ、何か変な匂いが…」

古鷹「もしかして、これオカ…」

衣笠「駄目、コレ以上は天城の事変な目で見ちゃうから!」

青葉「いや、まさか… 度を越えたシスコンでも流石にそこまで…」

古鷹「ねぇ、青葉… これ…」つダズル迷彩パンツ

衣笠「それって榛名が洗濯したら無くなった、って言ってたパンツじゃない?」

青葉「もう、疑う余地は無いですね…」

古鷹「…」(お通夜のような沈痛な面持ち)

衣笠「…」(お通夜のような沈痛な面持ち)

青葉「早く出ましょう、コレ以上へんなモンが見つかる前に!」

古鷹・衣笠「了解!」


誰の部屋? 直下
1.阿武隈&龍鳳の部屋
2.陽炎&長波の部屋

392: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/29(水) 22:36:40.97 ID:0NWXFaFSO

393: ≫1 2015/07/29(水) 23:13:09.35 ID:FllvreBO0
《陽炎&長波の部屋》


青葉「はい、次は長波さんと陽炎さんの部屋ですね」

古鷹「流石にものは少ないね… まだ転移したばっかだからかな?」

衣笠「それとも二人にそこまで物にこだわりが無いか…」

青葉「2段ベッド、それにちょっと小さなテレビに小さな冷蔵庫とテーブルってところでしょうか?」

古鷹「小さなって言っても一人暮らし用冷蔵庫くらいはあるね。多分榛名さんが一人暮らししてた頃のやつだと思う」

衣笠「中には『陽炎の 食べるな』って書いてある水羊羹とカステラ… あとジュースの類だね」

青葉「他には何か… あ、目覚まし時計です。しかも4台」

古鷹「あ、それ長波ちゃんの。起きれないらしくて」

衣笠「夜更かしとかする訳じゃないのにどうしていっつも眠いんだろうね」

青葉「さぁ… あとは榛名さんが陽炎さんに譲った工具の類やら艦娘時代の制服やらしかありませんね」

古鷹「天城さんの部屋見たばかりだとインパクト無くて面白みが…」

衣笠「じゃあ下漁ってみる?」

青葉「漁ってみましょう」ガサゴソ

古鷹「何も無いと…」

衣笠「あったあった… テスト?」

青葉「長波さんのものみたいですが… 酷い点数ですね」

古鷹「英語38点、古典31点… どんどん出てくる」

青葉「よし、榛名さんに報告しておきましょう」


この後長波は正座で2時間お叱りを受けた

394: ≫1 2015/07/30(木) 00:19:45.84 ID:tSOjq/Cg0
《阿武隈&龍鳳の部屋》


青葉「ここは我等が鬼神・阿武隈さんと我等の良心・龍鳳さんのお部屋ですね」

古鷹「鬼神って…」

衣笠「どこぞの並行世界の人まで、とは言わないけど割りとバトルの時人格変わるからね」


一方その頃、ある世界にて…

某M「くしゅっ…」

某S「噂でもしてるみたいだね」

某H「何でそれがわかるんですか…」

某M(裏)「ほう、私の噂をするか… ならばカステラでも持って行って…」

某S「止めておいて。本気で収拾つかなくなる」

某H「いきなり殺気ぶちまけながら両手いっぱいのカステラ持ってたら確実に失禁ルートですよ?」


青葉「なんか鳥肌立ちましたけど続けましょう…」ゾクッ

古鷹「えと… 2段ベッドと、本棚にちょっと大きめのテレビに古いタンスだね」

衣笠「あ、なんかカンペだ。何々… 『元々この部屋は榛名&天城の両親の部屋』なんだって」

青葉「あ、なるほど… だからこんな小難しい本やら何やらがあるんですね」

古鷹「…この本棚、何かありそうだね」

衣笠「調べてみる?」

青葉「やっちゃいましょう」ガサゴソ

古鷹「流石に何も…」

衣笠「いや、あった…」つxx数本

青葉「oh…」

古鷹「お父さん、何やってるんですか…」

衣笠「これ、龍鳳が見つけて興味を示さないうちにどっかに隠しておこう」

青葉「そうですね… 彼女、興味を示したら夢中になっちゃいますから」

古鷹「この中身見ちゃってたらちょっと危なかったかも…」

衣笠「こういう置き土産は止めて欲しいよね」

395: ≫1 2015/07/30(木) 01:00:32.58 ID:tSOjq/Cg0
《榛名の部屋》

青葉「さぁてトリは我等の雇用主でありブレイヴ編の主人公・榛名さんのお部屋です」

古鷹「えっと、内部の家具配置などは殆ど天城さんに似て居ますね。ベッドの布団カバーやカーテンは天城さんが楓柄、榛名さんはピンクの水玉です」

衣笠「テレビ台に置いてるのは食玩だね。多分これ、マジンガーとか言うやつかな?」

青葉「あと天城さんの部屋と明確に違う所は模型用のラックがありますね」

古鷹「これって超合金ってやつかな…? あとはちょっと古めのゲッターロボ、ってやつのフィギュアとか…」

衣笠「艦プラも少しは置いてあるみたいだね」

青葉「ふむ、なんだかこれさえ無ければ『完全に女性の部屋』なんですけど…」

古鷹「よく見たら永○豪・石○賢って作者で本棚埋まってるし…」

衣笠「まぁ、そこは愛嬌と言う事で… あとは勉強机の上に自作したと思われるデスクトップPCと天城さん同様家族写真があります」

青葉「やっぱり家族を大事にしているんですね、榛名さんも」

古鷹(多分、血の繋がっていない家族への感謝も含んでるんだろうね…)

衣笠「さぁて、最後はお楽しみベッドの下だね。なんかトマホークの刃がはみ出してるけど気にしないよ!」

青葉「ま、まぁ探してみましょうか…」

古鷹「榛名さんなら大したものは… え…?」

衣笠「古鷹?」

青葉「薬と診断書、ですか…?しかも精神科って…」

古鷹「PTSD、心的外傷ストレス障害…」

衣笠「それだけじゃない、他にも色んなところの薬がたくさん… 全部種類が違う…」

青葉「一体…」


ブォンブォンブォン… スパーン!


全員「!?」

古鷹「薬の袋の紐が…」

榛名「それ以上、薬に触れ無いでください」

青葉「わ、わかりました…」

衣笠「で、でも何でこんなに薬が…」

榛名「私に、その薬の話をさせないでください… 思い出すだけで、もう…」ドサッ

青葉「榛名さん!?」

古鷹「思い出すだけでこうなるって… もう、重症なんてレベルじゃない…」

衣笠「一体何があったの、榛名に…」

396: ≫1 2015/07/30(木) 01:10:42.78 ID:tSOjq/Cg0
青葉「…」

衣笠「…」

古鷹「…一応、榛名さんは寝かせておきました」

青葉「何気に榛名さんが一番衝撃的でしたね…」

衣笠「一体榛名の過去に何が起きたのか、それは後にストーリーに関わるよ」

古鷹「何かアンリミテッド編に比べても重過ぎるような気もしますけど…」

青葉「彼女がどう乗り越えてどんな未来を創るのかは彼女次第…」

衣笠「『ブレイヴ』、その言葉が彼女をどう導くのか、答えは榛名の中にある」

古鷹「ではこれで 『お部屋紹介シリーズ - 榛名一家編 -』を終了します 」

青葉「今日も一日、のび~のびとー。茶タイツ」

古鷹「青タイツ」

衣笠「黄タイツ」

青葉「トリオ・ザ・タイツでした~」




『お部屋紹介シリーズ - 榛名一家編 -』 終

401: ≫1 2015/07/30(木) 21:30:43.20 ID:tSOjq/Cg0
第12話『2対の獣』


《???》

榛名「う~ん… ハッ!?」

榛名(ここは、一体… あれ、一度見た事あるような…)

青葉「うぅ…」

榛名「青葉さん!?」

青葉「はる、な、さん…?」

榛名「大丈夫ですか!」

『命まで危害を加えてませんから安心してください』

榛名「この声、瑞鳳さん…!」

瑞鳳『すみません、ちょっと手荒でしたか…』

榛名「いや、手荒ってレベルじゃありませんよ!? なんで私いきなり気絶させられなきゃならないんですか!?」

蒼龍『私人間がバウンドしたの初めて見たんだけど…』

榛名「蒼龍さんまで… 一体ここは…」

瑞鳳『ベースジャバーの中です。コントロールは私が『リバウ』で掌握してるので一切操作は受け付けません』

榛名「べ、ベースジャバーって…」

瑞鳳『因みに現在鳥取上空、あと小一時間でハシラジマに到着します』

青葉「ハシラジマ…?」

蒼龍『私達の拠点よ。そう言えば、アンタは初めてか』

榛名「ハシラジマって… 何で私が…」

瑞鳳『貴女にお願いが、貴女にしか出来ない事があってこんな手荒な真似を取らせて頂きました』

榛名「私にしか、出来無い…?」

瑞鳳『『RX-0 ユニコーンガンダム3号機・フェネクス』、榛名さんお願いです。フェネクスを止めてください』

榛名「フェネクスを…?」

瑞鳳『RX-0を駆って真の力を引き出せるのは貴女だけ、貴女にはニュータイプとしての才がある…

最悪、『バンシィ』で『フェネクス』を破壊して…』

榛名「待ってください。何でフェネクスを…」

瑞鳳『それは3週間前に遡ります。貴女をハシラジマから仙台に送り届けた直後にそれは起きました』

402: ≫1 2015/07/30(木) 22:14:43.46 ID:tSOjq/Cg0
《回想 ハシラジマ泊地 MS格納庫》


ヒュウガ「これでMSの整備は全て終わり、流石にあの3機は手が掛かるわね…」

瑞鳳「お疲れ様です。ユニコーン2機とアマクサは流石に…」

ヒュウガ「百式改、それにデルタプラスだったかしら? あれはデルタカイの系統機体だから整備規格は似てる、でもユニコーン2機とアマクサは規格外よ。

アマクサに関してはパーツの生成すら難しいものだったし」

瑞鳳「ユニコーンガンダムが存在した時代から40年近い技術格差がありますからね。木星帝国がクロスボーンガンダムを参考に開発したMS…

その性能は、かなりのものです」

ヒュウガ「あのツインテールの艦娘、確か陽炎って言う子だったかしら? あの子もよくこんな機体乗り回せたこと…」

瑞鳳「そうですね。着座の調整などは行ったけど、まさかあそこまで使いこなせるとは想像できませんでしたから」

ヒュウガ「艦娘ってMSの適性でもあるんじゃないの? 飛龍もデルタカイの操縦、こなせるみたいだし」

瑞鳳「その可能性も…」


キィィィィィ…

ガシャッ、シャッ、ガシャッ!

コオオオオオオ…


ヒュウガ「何!?」

瑞鳳「フェネクスが勝手にNT-Dを!?」

ヒュウガ「またか! 今度は一体…」

瑞鳳「違う、様子がおかしい… ツインアイがこの前とは違って、赤く…」


ガンッガンッ! ドゴォォォォォ!


ヒュウガ「ケージが!」

瑞鳳「フェネクスを止めます!MSの用意を!」

ヒュウガ「わかった!貴女はアマクサに、蒼龍も呼んでデルタカイも動かすよう言うわ!」

瑞鳳「一体何がどうなってるのよ…!」


キュゥゥゥゥゥゥゥ…


瑞鳳「止まった…」

ヒュウガ「ケージを破壊しただけで、一体何がしたかったのかしら…」

瑞鳳「わかりません… ヒュウガさん、フェネクスを一時的に封印してください」

ヒュウガ「それは良いけど…」

瑞鳳「あと次元転移装置をあの世界に繋いでください。恐らく今なら周囲に深海棲艦は居ない、今のうちに戦力に出来る機体を探さないと…」

403: ≫1 2015/07/30(木) 22:47:24.19 ID:tSOjq/Cg0
瑞鳳『そして見つけた機体が私の今の機体『リバウ』、大鳳の『バイアラン・カスタム1号機』… 他にも数機発見しましたが、目的の機体は…』

青葉「目的の機体…?」

瑞鳳『『YAMS-132 ローゼン・ズール』、サイコミュ兵器を無効化するサイコ・ジャマーを装備したMSです』

蒼龍『アンタには何言ってるかわからないだろうけどね。そもそも状況すら理解してなさそうだし』

青葉「そりゃそうですよ。青葉なんて榛名さんのついでに拉致されたようなもんですから」

瑞鳳『貴女にもきちんと役割はあります』

青葉「何です?」

瑞鳳『有事の際のフェネクスの爆破、です。爆弾、お得意なのでしょう?』

青葉「…蒼龍さんにでも聞きました?」

蒼龍『ええ、あの基地で司令室爆破の現場見てるし。こう言う事でならアンタは信頼できるわ』

青葉「そりゃどうも」

榛名「青葉さん…」

青葉「…ある前線基地で、艦娘を嬲って遊ぶ司令官や基地職員共を纏めて爆破したんですよ。時限爆弾くくりつけて、誰も部屋から逃げられないようにして」

蒼龍『アンタのせいで汚い花火を見るハメになったわ。正直、私と飛龍も狙われてたみたいだからその時の事は感謝しておく。

だけどそれが守備隊の連中の混乱を招いて、基地が壊滅したなんて大惨事につながるなんてね』

青葉「…」

蒼龍『黙った、って事はそれなりに罪悪感はあるって事ね。なら良いわ、ここでもヘラヘラしてたらキレてジャバーから榛名ちゃん出した後ハイメガで焼き殺してるところだったもの』

瑞鳳『蒼龍さん!』

蒼龍『わかってる。でも、コイツだけは赦すことが出来ない… 怒りが抑え切れないのよ…!』

榛名「青葉さん…」

青葉「当然です… 青葉は、青葉達は決して赦されるような事はしてませんから…」

大鳳『えっと… ちょっと重い空気ですけど、今からハシラジマに着陸させるので…』

瑞鳳『あ、大鳳。 訓練してたんじゃ…』

大鳳『訓練途中よ。着陸誘導が終わったらまた訓練に戻るわ』

404: ≫1 2015/07/30(木) 23:05:43.39 ID:tSOjq/Cg0
《ハシラジマ 秘匿飛行場》


瑞鳳「はい、ここがハシラジマ泊地の匿秘飛行場です。普段はこうやって擬装してますけど、有事の際はここからMSを出せます」

榛名「ドッグしか見た事が無かったので… ここから機体を出しているのですね」

瑞鳳「ええ、まぁ有事の際なんて殆どありませんが」

蒼龍「用心に越した事は無いわ。一回、米軍がここ乗っ取ろうとしてたし」

榛名「米軍って…」

瑞鳳「特殊部隊送り込まれましたよ。でも追い返して脅して、二度と来れ無いようにしましたから」

蒼龍「霧の力や異世界の力は容易に世界のパワーバランスを崩壊させかねない、だからこうやって誰にも渡しちゃいけないの」

榛名「成る程…」

蒼龍「霧はメンタルモデルが居るから容易に協力したりはしないけどMSはそうもいかない」

瑞鳳「だからこうやってMSを奪いに来たんです、米軍は」

蒼龍「でも瑞鳳ちゃんの知り合いがここを自衛隊の秘密基地、って事にして特殊部隊の基地扱いにしてるからもう米軍も来ないだろうけど」

榛名「貴女方親子は一体どこまでコネが…」

瑞鳳「多分本気になれば東日本は牛耳れそうです」

青葉(絶対日本全部牛耳れそう…)

瑞鳳「じゃあもう少し時間がかかるそうなのでハシラジマの見学でもしててください。別に個人の部屋にさえ行かなければ基本的に何をしてても構いません」

蒼龍「ただし写真撮影はNGで。 特にそこの青葉」

青葉「わかってますよ」

蒼龍「なら良いわ。じゃあ後はご勝手にどうぞ」

瑞鳳「私はちょっと格納庫にリバウとデルタカイ戻すので後は解散で。あ、これハシラジマのマップです」ポイッ

榛名「色々施設ありますね…」

瑞鳳「後はお好きなところにどうぞ」

青葉「どうします?」

榛名「どうしましょう…」


イベント 直下

408: ≫1 2015/08/01(土) 01:09:21.54 ID:afG2pEEj0
《ハシラジマ泊地 ドッグ》

青葉「ここがドッグですかぁ…」

青葉(伊勢型戦艦2隻、伊400型2隻、陽炎型駆逐艦1隻、そして改装中の空母が1隻と謎の艦2隻… これが霧の戦力と言う訳ですか)

榛名「『龍鳳』は現在改装してるみたいですね」

「そうだ。重力子エンジンに強制波動装甲とジェット用甲板への改装、そして艦娘用のカタパルトの設置をしている」

青葉「うわぁ!?」

榛名「あ、アポリアさん。お久し振りです」

アポリア「いくら榛名の友とは言え、流石に傷つく…」

青葉「も、申し訳ありません…」

青葉(何ですこの人!? ってか人!?)

榛名「青葉さん、この人は私が異世界で出会ったロボットのアポリアさんです」

アポリア「アポリアだ、よろしく頼む」

青葉「ど、どうも青葉です…」

アポリア「やはり、フェネクスの件か?」

榛名「ええ、フェネクスはどうなっていますか?」

アポリア「外界からの感応波を遮断するコンテナの中に4重で封印している。だがサイコモニターやカメラの映像では未だNT-Dを発動したままだ」

青葉「あの、そもそも『NT-D』って何です?」

榛名「ニュータイプ・デストロイヤー・システム、敵をNTと識別すると発動し機動性や戦闘能力が強化されるシステムです。

ですがしかし強靭な精神力を持つパイロットかパイロット自身がNTで無ければ、マシンによって増幅された敵意に呑まれてしまう… 正直、危険なものです」

青葉「成る程、瑞鳳さんは前者で榛名さんは後者と言う訳ですね」

榛名「榛名自身、まだNTなのかは確認出来ていないのですが…」

アポリア「どちらにしろ、だ。フェネクスを止めないと外部にMSの情報が漏れてしまう可能性がある。勝手にハシラジマから外に出てしまえば大惨事になるかもしれん」

青葉「そりゃ責任重大ですね、青葉達…」

榛名「では私達はこれで失礼します」

アポリア「そこのエレベーターに乗れば格納庫か、ビーチに行ける」

青葉「どっちに行きます?」


どっち? 直下
1.格納庫
2.ビーチ
3.別の場所へ

410: ≫1 2015/08/01(土) 03:15:44.82 ID:afG2pEEj0
《MS格納庫》

青葉「ここが格納庫…」

青葉(お店で売ってるプラモデルそっくりの機体ばかりですねぇ…)

榛名「あの黒と金色の機体が『RX-0 ユニコーンガンダム2号機・バンシィ』、恐らく今回の切り札となりうる私の搭乗機です」

ヒュウガ「あら、来たのね」

榛名「ヒュウガさん。お久し振りです」

青葉(メンタルモデル・ヒュウガ、まさか瑞鳳さん達に協力しているとは…)

ヒュウガ「そっちのは… あぁ、蒼龍から話は聞いてるわ。今回はアンタが要よ、よろしく頼むわ」

青葉「ええ、よろしくお願いします」

榛名「それにしても、機体増えましたね」

ヒュウガ「異世界で拾えそうな機体は全部拾ったみたいだからね。逆に、パイロットの方が少ないくらいよ」

青葉「あの、バンシィ以外何がなんだかさっぱりわからないんですけど…」

瑞鳳「ならざっと機体の説明だけしておきましょうか。出払ってる機体は後ほど説明しますよ」

ヒュウガ「あら、居たの?」

瑞鳳「居なかったらリバウを戻せませんよ。 じゃあまずあそこにある赤い機体が『AMX-107R リバウ』、サイコミュ搭載の分離可変機です。

変形すれば上半身はアタッカー、下半身をナッターとして分離して私の脳波で運用可能です。先程のジャバーはリバウで操作していました」

榛名「確か、バンシィとフェネクスを相手に同時交戦した機体でしたね」

瑞鳳「ええ、なので基本スペックはかなり高い機体です。ベースとなった機体は…」

ヒュウガ「長くなるから次の説明して」

瑞鳳「ここからが本番なのに… あっちのゴツイ機体は『FA-010A FAZZ』、パイロットは一応居ますが現在休憩中です。

本来ならばフルアーマーZZガンダムの増加装甲試験機なのでZZのオリジナルには劣りますが、一応こっちで改良してオリジナルに存在する部分を追加しています」

ヒュウガ「こっちで腹部と頭部のハイ・メガ・キャノンを追加させて貰ったわ。ジェネレーターも少し弄って改造してるから他の機体と比較しても見劣りはしない程の性能はあるつもりよ」

瑞鳳「そしてその隣に置いてあるのは『ARX-014 シルヴァ・バレト』、こっちは尖った性能はありませんが高性能な機体です。

また擬似サイコミュ兵装であるインコムを装備していて、他にも有線式ハンドなども装備しています。こっちもパイロットは確定しています」

ヒュウガ「後はリストで見せた方が良いかも、出払ってる機体も含めてね。はい、これがリストよ」

・FA百式改(野分機)
・デルタプラス(舞風機)
・アマクサ(陽炎機)
・ガンダムデルタカイ(蒼龍機)
・バイアラン・カスタム1号機(大鳳機)
・バイアラン・カスタム2号機(??機)
・ギャプランTR-5[フライルー](??機)
・リ・ガズィ・カスタム(??機)

パイロット不在
・ガンダムTR-1[イカロスユニット]
・ヤクト・ドーガU.C.0093仕様
・ザクⅢ
・ジム・ストライカー
・イフリート
・高機動型ゲルググ改 紅
・高機動型ゲルググ改 蒼

榛名「なんか、本当にごちゃごちゃしてますね…」

瑞鳳「ほぼ魔窟ですよ、特に1年戦争の機体とか邪魔ですし」

ヒュウガ「ま、数さえあれば後はどうにでも出来るから取り合えず持って来たって感じね」

青葉「ど、どれがどれだかさっぱりわかりません…」

414: ≫1 2015/08/02(日) 21:06:21.98 ID:x1ezbHuy0
《地下 温泉施設》

青葉「いや、もうここまで来たら何でもありかな~って思いましたけど…」

榛名「温泉まで…」

青葉「ここ、一応基地なんですよね?」

榛名「その筈ですけど…」

青葉「何で基地内なのに卓球場やら温泉やらマッサージ機やら、挙句の果てにシアタールームとかわたあめ製造機やら何やらあるんですか!?」

飛龍「…アンタ、カルシウム足りて無いんじゃない?牛乳要る?」

青葉「要りませんよ!? 第一なんで飛龍さん温泉でくつろいでるんですか!?」

飛龍「こちとらMSの模擬戦上がりよ。汗流しつつ疲労取ってる何が悪い」

夕張「私達の施設ですから、私達がどう使おうと自由ですし」

大鳳「しかしこうやってほぼ毎週のように温泉に浸かってるとありがたみってのが薄れるわね」

夕雲「夕雲も実家が旅館だと毎日温泉なので確かにありがたみとかは…」

青葉「ぐぬぬ…!」

榛名「まぁまぁ…」

飛龍「取り敢えず二人共、一応私達入浴中だから出て行くか入るかどっちかにして」

榛名「どうします?」

青葉「…」



青葉「あぁ~… 温泉なんていつ以来でしょう…」

飛龍「何だかんだ言いつつ、堪能してるんじゃない」

青葉「口先だけ、ってのは諜報部やらスパイやらの専売特許ですよ」

飛龍「こいつ、後でMS使って踏み潰してやる」

青葉「さっきも似た台詞貰いましたよ。ハイメガだか何だかで消し飛ばすって」

榛名「まぁまぁ…」

大鳳「…」ジトッ

夕張「…」ジトッ

榛名「あの、何か…?」

夕雲「あ、気にしないでください。いつも通り、コンプレックスを爆発させてるだけなので」

大鳳「む、胸が小さいのなんて気にして無いわよ!」

夕張「べ、別に大きいからって何のメリットも… 下着だって無いし…」

榛名「え、えと…」

夕雲(この人達も、瑞鳳さんみたいに一周まわって吹っ切れれば良いのですけど…)

415: ≫1 2015/08/02(日) 22:29:06.82 ID:x1ezbHuy0
《格納庫》


瑞鳳「…さて、始めましょうか」

榛名「あの、一体どうすれば…」

ヒュウガ「作戦はこうよ。第一手段として貴女がフェネクスのコックピットに入って感応波を使って押さえ込む、失敗したら第二手段で貴女の脱出を確認次第爆破する。

そしてそれでも破壊出来ないのなら、貴女がバンシィでフェネクスを破壊するの」

榛名「しかしアームド・アーマーDEのIフィールドを無効化しない限りビーム兵器は… それに、バンシィの実弾兵器はバルカンとマグナム付属のリボルビング・ランチャーしかありませんよ?」

ヒュウガ「その為にバンシィに特殊兵装を用意したわ。 『アームド・アーマーVN』、左腕に装備しておいたからフィールドの事は考えなくて良いわ」

榛名「そして問題はもう一つ、私がコックピットに入る前にフェネクスが暴走する事です」

蒼龍「その時は私と瑞鳳ちゃんの『デルタカイ』と『リバウ』でバンシィに乗り込むまでの時間を稼ぐわ」

瑞鳳「ま、最悪私がフェネクスとやりあうので」

青葉(この人はこんなロボットに素手で勝てると…?)

ヒュウガ「あとそこのアンタ、はいこれ」

青葉「これが爆弾ですか…」

ヒュウガ「そ。これを関節の装甲が脆い部分とかに設置すれば吹っ飛ばせるわ」

青葉「わかりました。でも流石に私が設置するのは難しいと思うので瑞鳳さん、協力して貰っても?」

瑞鳳「構いませんよ」

蒼龍「もし瑞鳳ごと爆破しようとしたら…」

青葉「わかってます。そんなつもりはありませんし、そうする理由もありません」

蒼龍「なら良いわ」

青葉(爆破、か… もう二度とやりたくなかったのに…)

ヒュウガ「なら始めましょう。各員は配置に、貴女は私がコックピットに上げる」

榛名「わかりました」

蒼龍「青葉、アンタも爆発の衝撃緩和用にユニコーン用のパイロットスーツ着なさい」

青葉「正直、これ意味あるんです?」

蒼龍「気休め程度にはなるんじゃない?」


《フェネクス コックピット内部》

ヒュウガ『コックピット、スーツとの接続を確認。ここまではアッサリいったわね』

榛名「ロックされてなくて助かりました。フェネクスの様子は?」

ヒュウガ『未だツインアイは赤い、暴走状態みたいね』

榛名「もしかして、サイコフレームに何らかの残留思念が…」

ヒュウガ『可能性は否定出来ないわ。それに、何かフェネクスに意思のようなものがあるみたいだし』

榛名「『意思』…」

ヒュウガ『ともかく、始めて頂戴』

榛名「了解です!」ピキィン

榛名(フェネクス、一体何があったのですか?)


416: ≫1 2015/08/02(日) 22:47:50.24 ID:x1ezbHuy0
世界が憎かった



孤児となった『私』を引き取ったのは  だった



榛名(声… フェネクスに宿る思念…?)




    から私は引き離され、一人ぼっち


『私』は   されて     に乗った



そして偉い人のゲームに巻き込まれ       『私』は…




憎い 憎い 憎い 憎い 憎い 憎い



何で『私』は死ななければならなかった!


何で『私』はこうなってしまった!


何で『私』は彼と引き離されなければならいのか!


何で『私』は生まれてしまった!


何で『私』は多くの命を奪わなければならなかった!






消してしまおう。『私』が、『私』になってしまった理由のものを


世界から駆逐してしまおう。『その存在』を


そんなものが生まれてこなければ、『私』はこうならなかったのだから






『ニュータイプ』

417: ≫1 2015/08/02(日) 23:01:58.15 ID:x1ezbHuy0
榛名「…ッ! はぁっ、はぁっ…」

ヒュウガ『どうしたの!? 一体何が…』

榛名「今すぐ私事フェネクスを爆破してください! 早く!」

青葉『爆弾は設置済みですけど一体何故!』

榛名「フェネクスの残留思念の目的は『ニュータイプとその可能性がある存在を抹殺すること』!早く爆破しないと大惨事を招くことに!」


ブォォォォォォォォォ!


ヒュウガ『ッ!? フェネクスの出力が上がってる! 早く爆破しないと、本当にケージを破られてハシラジマの外に…』

青葉『で、でも…!』

榛名「急いで! 早くしないと、榛名を取り込んでフェネクスが暴走する!そうなったらもう手の施しようが…」

青葉『ッ… 今コックピットを開けます!』


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!


榛名「駄目です! もう外部からも内部からも開かないようにロックされてるんです! いっその事爆破して…」

青葉『そんな事出来ない!青葉の恩人を、殺すなんて!』


バシュウッ!


榛名「コックピットが開いた…」

青葉「青葉の手を!早く!」

榛名「は、はい!」


『ミツケタ』


青葉「え…?」

榛名「フェネクスの意識の声!?」


『ニュータイプ』


『乗り手』


青葉「青葉の中に直接…」

榛名「意識を傾けないで!取り込まれ…」


『ニュータイプ  殺す』


青葉「…」

榛名「青葉、さん…」


ドンッ


榛名「え…」

ヒュウガ「危ない!」バッ

蒼龍『青葉!アンタ一体…』


ウィィィン、バシュッ!


蒼龍『青葉が、フェネクスのコックピットに…』



418: ≫1 2015/08/02(日) 23:14:18.46 ID:x1ezbHuy0
ヒュウガ「こうなったら仕方無い、爆破するわよ!」

榛名「待ってください!青葉さんがまだ…」

蒼龍『もう無駄よ!完全に意識を取り込まれてるみたい!』


ブォン、キィィィィィィ!


瑞鳳『ツインアイが輝いて、フェネクスのサイコフレームの色がより強く…』

ヒュウガ「…ごめんなさい、恨まないでね」

榛名「駄目ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


ズガァァァァァァァン!


榛名「あ、あぁ…」

ヒュウガ「ッ!?そんな…!」


キィィィィィィ…


蒼龍『無傷、ですって…?』

瑞鳳『一瞬、光が見えた… 多分サイコフィールドを張って爆発箇所を保護したとしか…!』


ガンッ、ドゴォォォォォ!


蒼龍『ケージが壊された!ヒュウガ、アンタは榛名ちゃんをバンシィに! 私と瑞鳳ちゃんで止める!』

瑞鳳『武装は使えない、なら徒手格闘で…』

蒼龍『早く!フェネクスを止めない限り新たな犠牲者も出るし、青葉だって助けられない!』

榛名「…わかりました!」ピキィン

榛名(目覚めて、『バンシィ』…)


ブォォォォォン…


榛名(そしてお願い… 榛名に、青葉さんを助ける力を貸して…!)


キィン!


ヒュウガ「バンシィが、勝手に起動して…」

榛名「来て、『バンシィ』!」


ズガァァァァァァァン!

419: ≫1 2015/08/02(日) 23:28:54.60 ID:x1ezbHuy0
ヒュウガ「バンシィが…」

榛名「後は、私がやります」


バシュゥゥゥ…


ヒュウガ「上手くやりなさいよ。どっちも死んだ、なんてなったらもう…」

榛名「わかっています」


キィィィィィィィィ…!


榛名「コックピットへの接続を確認…」


サイコフレームが共振してる… サイコフィールドが発生しないように押さえ込まないと…


榛名「だけど、互いに引っ張りあって起動はこれ以上抑えられない…」


なら…



榛名「NT-D、発動…!」ピキィン



ガシャンガシャンガシャン…

コォォォォォォォォォォォ!


敵意の増幅、『フェネクス』が私を攻撃しようとしている。だけど、榛名がマシンに呑まれればそれまで…


呑まれたり、しない… 榛名は、絶対…!




榛名「青葉さんを、助け出す!」



キィィィィィィィィン!



蒼龍『バンシィの発光が…』

瑞鳳『金色から、緑に変わって…』


そして私はマグナムの銃口を『フェネクス』へと向ける。


榛名「青葉さんを… 返せぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

427: ≫1 2015/08/03(月) 21:34:22.07 ID:vEeWN/HJ0
私はバンシィのマグナムに付属するランチャーからポップミサイルを放ち、それをわざと逸らして格納庫の隔壁に当てる。

ポップミサイル程度では隔壁は壊れない、そう私は聞かされていたからの判断だ。そして私はスピーカーをonにしてフェネクスへ語りかけた。


榛名「『フェネクス』に告げます。

次は外しません。いくらIフィールドジェネレーターを二つ装備していても、マグナムの直撃を耐えられますか?」


フェネクスから発する殺気が鋭くなる。恐らくDEを二つ積んでいてもマグナムは防げない、と言う事だろう。


榛名「この位置からの射撃、そしてこの密閉された空間の中で回避は不可能でしょう。破壊されたくなければ青葉さんを解放してください。

榛名は貴女の破壊を目的としていない、彼女を助けたいだけです」


『ニュータイプ…!コロス!』


さらに機体から放たれる殺気が大きくなり、徐々に禍々しさを増していく。

そしてフェネクスは背部に接続された2つのDEをブーストに用いて距離を詰めようと加速を始める!


榛名「…やはり、聞き入れてはくれないのですね」

『シネ、ニュータイプ!』


フェネクスは両腕部のサーベルを発生させ切りかかるが、私は最初の斬撃を右腕から発生させたサーベルで鍔競合わせもう片方の腕を左腕に装備しているアームド・アーマーVNで押さえつける。


榛名「今です!ハッチを開けてください!」

ヒュウガ『一体何をする気なの!?』

榛名「この狭い空間ではバンシィは上手く戦え無い…  なのでなるべく広い空間に!」

ヒュウガ『わかったわ!ハッチ開放、光学迷彩展開!』


ハッチがゴウンゴウン、と開放されて太陽の日差しが差し込む。


榛名「アームド・アーマーDE、出力最大!」


そのまま私は背部に装備されたDEをブーストモードにし、加速させてフェネクスごと外へ飛び出た!


428: ≫1 2015/08/03(月) 22:17:55.69 ID:vEeWN/HJ0
外に飛び出た瞬間を狙って私はフェネクスを放し、地面へと叩き付ける。

叩き付けられたフェネクスは起き上がろうとするが私はフェネクスから逸れた位置にマグナムを放ち、衝撃波を発生させる事でフェネクスの動作を阻止した。


『馬鹿ニシテ…!』

榛名「貴女の断片的な記憶、見せて貰いました。

『コロニー落とし』で家族を奪われ、その後孤児院で過ごしていた…」


私と同じ孤児…

私と同じで世界を憎んで、呪って…


榛名「そして連邦の軍人に引き取られ、強化人間にされてフェネクスに乗せられた。

そして上層部のゲームに巻き込まれてNT-Dのリミッターを解除させられてそのまま… 違いませんか、『リタ・ベルナル』?」


『リタ・ベルナル』、それが『フェネクスに宿る意識』の名前… そしてフェネクスの元パイロットだ。


『コレ以上喋ルナ!』

榛名「ニュータイプを憎む理由… フェネクスは対ニュータイプ用の機体、そして貴女の両親を奪ったのはコロニーを落とした『ジオン公国』…」

瑞鳳『全ての元凶となった『ジオン公国』… 公国になる前、『ジオン共和国』の時にジオン・ズム・ダイクンが提唱した『ニュータイプ論』…』

榛名「そして貴女は両親を奪ったジオンが生み出したニュータイプと言うバズワードさえも憎み始めた」

『ソレガドウシタ!』

榛名「ここは宇宙世紀では無い… だから、この世界で生きる人を殺めると言う事は間違ってる!

確かに榛名みたいに突然発生したニュータイプの様な存在もこの世界に居るかもしれない… だけどその人達の命を奪うのはただの八つ当たりでしか無いんですよ!」

『ウルサイ!ニュータイプ、世界ニニュータイプハ要ラナイ!』


フェネクスの機体が青く輝き始め、サイコフィールドが発生し始める。


榛名「ッ!?機体のコントロールが…!」


そしてそれに呼応するかのようにバンシィも緑の光を放ち、サイコフィールドが発生する。

2機のユニコーンガンダムから放たれた光は、瞬く間にハシラジマ全体を覆い尽くした!

429: ≫1 2015/08/04(火) 00:28:16.41 ID:21Ws6CQD0
《???》


榛名「ここ、は…」


モニターに広がっていたのは、一面の蒼。一瞬ここは海の中、と思ったが違った。


榛名「身体に、重力が感じられない…」

『そう、ここは宇宙』

榛名「ッ…! リタ・ベルナル!」


そう彼女の名前を叫ぶとモニターにフェネクスのコックピットの中に居る青葉さんが映し出された


青葉(リタ)『そう。私はリタ・ベルナル、フェネクスに宿る意識。 今はこの体を借りさせて貰ってるわ』

榛名「一体貴女は何を目的にしているのですか!」

リタ『私の目的は『ニュータイプ』の抹殺。そして貴女はその力を使いこなす、言わば危険因子…』


そしてリタはフェネクスのアームド・アーマーDEを左腕部に装着して、私に照準をあわせる。


リタ『さようなら、ニュータイプ…!』

榛名「ッ…!」


攻撃の意思を感じ取った私は機体に思念を流し、その攻撃の回避する。


榛名「やれる… ここが宇宙でも…!」

リタ『あくまでも抵抗するのね。苦しまずに殺してあげようとしたのに』

榛名「余計なお世話です!それに、青葉さんの体を使って人殺しなんかさせません!」

リタ『そう、じゃあ全力で殺してあげる!』


アームド・アーマーを装備していない方の腕からサーベルを発振させ、フェネクスは加速する!


榛名「させない…! 絶対に青葉さんを、助けるまでは!」


私も機体をフェネクスに向けて加速させてサーベルを引き抜き、鍔競り合いを引き起こした!

430: ≫1 2015/08/04(火) 00:48:27.25 ID:21Ws6CQD0
それから私達は通常のMSではありえないような戦闘を繰り広げた。


最早目視で追うのは難しい、並みの機体では出せないような高速の戦闘だ。




フェネクスのアームド・アーマーDEから放たれたビームキャノンが機体を霞め、反撃にと放ったマグナムの一射もフェネクスの機体を掠めた。


榛名「流石に早い!」

榛名(違う、私の反応速度が間に合ってない!このままじゃ…)

リタ『その程度なの、ニュータイプ!』

榛名「くっ…!」


モニターにはフェネクスが残像のように表示されて目視で追いきれていない。


榛名(そうか… 根本的に間違っていた…!)



敵意を感じ、それを変換して機体を動かす。


榛名「やれますね、バンシィ!」ピキィン


敵の攻撃を回避しながら次の一手を考え、反射的に対応する。

そうする事でようやくフェネクスを辛うじて捉えられるようになる。


リタ『くっ…!どうして…』

榛名「先程までの威勢はどこに行きましたか!」

リタ『う、うるさい!』


恐らく彼女の感情は『昂ぶって』いる。理性を欠き始めているかもしれない…

自分が余裕であれば相手を見下せるが、余裕が無くなると怒り始める。まるで…


榛名「子供…!」


彼女はまだ子供なのかもしれない、それが私の導き出した結論だ。

だがそんな事は今は無意味、どの言葉を伝えれば彼女を止められるか…



会話内容(説得) 直下

434: ≫1 2015/08/04(火) 22:44:47.49 ID:21Ws6CQD0
榛名「貴女の願いはニュータイプの抹殺…?」

リタ『そうよ!ニュータイプなんて生まれなければ、ジオンさえ存在しなければ私は強化もされずに、フェネクスに乗る必要なんてなかった!』

榛名(両親を奪ったジオンへの憎しみ、そしてジオン発祥のニュータイプへの…   …いや、何かがおかしい)


違う、私の本能がそう感じた。本当の純粋な願いが『何か』によって歪められ、『ニュータイプ』への憎しみを増幅させられているのだ。


榛名「いいえ、違います!今の貴女はフェネクスのシステムに取り込まれ操られているんです!」

榛名(そう、敵意を増幅させる全ての元凶… NT-D!)


先程、NT-Dの解説を思い出した。

『ニュータイプ・デストロイヤー・システム、敵をNTと識別すると発動し機動性や戦闘能力が強化されるシステムです。

ですがしかし強靭な精神力を持つパイロットかパイロット自身がNTで無ければ、マシンによって増幅された敵意に呑まれてしまう… 正直、危険なものです』


この説明には間違いがあった。あの世界から帰還した後視聴したガンダムUCのep3、パラオ脱出の際に『クシャトリヤ』と交戦した『ユニコーンガンダム』のパイロットはNT-Dを発動し『呑まれた』。

『怒り』に呑まれた結果NT-Dに操られクシャトリヤを一方的に嬲ったのだ。ここから導かれる解は一つ…



『ニュータイプだろうと機体に呑まれる』



それが強化人間で、意識だけの存在でも違わない。

自分の両親を奪ったジオンへの怒りが、ニュータイプへの敵意を増幅させリタ・ベルナルの願いを歪めているのかもしれない。

ならばこう問うだけだ。



榛名「だからリタさん!榛名に!リタさんの本当の願いを教えてください!」

リタ『願いはニュータイプの殲滅、それだけよ!』


そう言い切り、彼女は私に対しビームキャノンを乱射する。

私は回避しながら距離を詰めてサーベルを発振し、斬撃を行うがIフィールドによってサーベルの刀身をかき消された。


榛名「違います!もっと、貴女がどうしても『叶えたい願い』があるのでしょう!」

リタ『そんなものは無い!ニュータイプ論なんて唱えられなければ、私の両親は死ぬ事は無かった!』


両親、その言葉に私は疑念を抱いた。もしかすると彼女は…


なら私はどうすれば良い?



会話選択 直下
1.今、貴女をNT-Dから助けます!
2.…私が、貴女の『お母さん』になります!
3.戦うだけじゃない、言葉を交わす事も出来る!
4.その他

436: ≫1 2015/08/05(水) 00:49:28.16 ID:wbURXlo+0
榛名「戦うだけじゃない、言葉を交わす事も出来る!」

リタ『言葉なんかじゃ私の憎しみは晴れない!ニュータイプを殲滅して、初めて憎しみが消えるのよ!』

榛名「そんな事をしても貴女は報われないし憎しみなんか晴れない!コロニー落としで亡くなった両親も戻りません!」

リタ『だから両親の無念を晴らすのよ!親を失った者の苦しみ、何がわかるの!』

榛名「…榛名には、本当の両親は居ません。生まれてすぐ捨てられた、貴女と同じ孤児です」

リタ『なっ!?』

榛名「私も貴女と同じで、憎しみにずっと囚われていたんです…」

リタ『そんなの、私には関係無いわ!』

榛名「ええ、関係なんてありません。ですが、榛名は貴女の過去を知ってしまった…

ですから、私も貴女の過去を明かします。それでイーブン、初めて同じ立場ですから」


私は念じ、サイコフレームが応えるように緑の輝きを増幅させる


リタ『な、何よこの光…!』

榛名「貴女がコックピットに居た私に放った光と同じ、記憶を見せる光…

そう、心と心を繋ぐ光…」

リタ『こ、こんなの…!』


リタは抵抗してサイコフィールドでフェネクスを空間から遮断しようとするが、その膜を私は覆い尽くし入り込む


リタ『や、止めて!入って来ないで!』

榛名「これが、私のいつまでも拭う事の出来ない忌まわしい記憶…」


そして私は意識を集中させた…

437: ≫1 2015/08/05(水) 01:12:58.35 ID:wbURXlo+0
私に、元から親なんて居なかった。


お父さんも知らない、お母さんも知らない、知ってる大人は施設に居る大人だけだ。




「食べろこの殻潰し共!ご飯が食べられるだけありがたいと思いなさい!」


「アンタ達なんて所詮はただの儲け道具でしか無いんだから!」



与えられた服はお下がりでボロボロ、食事も必要最低限の栄養しか無いような粗末なもの。


そして繰り返される『お前達は捨てられた』と言う大人達からの罵倒。




この世界が憎かった。



生きる意味も無いただ苦しいだけの毎日を過ごすだけの日々。これが4年も続けば幼い心も荒んで死んでしまうだろう。私の目に光は既に無かった。




「アハハハハハハハハ!良いサンドバッグね!」

「痛い!痛い!いや、止めて! 助けて、だれか!」



そしてある日、大人から暴力を振るわれた。思いっきり、普通の子供ならば大怪我を負うような力で殴られる。だが私に怪我は無かった。


殴られた部分は青くなったり腫れたりするどころか、何も無かったかのように元通りになる。その結果私は、大人達から散々痛めつけられる事になった。


カッターで傷付けられてもすぐ元通り、首を絞められても死ねない、どれだけ痛めつけられても証拠も残らない。


そう、もうここはただの地獄だ。




リタ『何よ、これ…』

榛名「…私は『ひかり園』と言う場所で、4歳まで暮らしていました。

ここは積極的に子供を受け入れ外面だけは良い施設、ですが裏で繰り返されていたのは虐待です」

リタ『そんなの…』

榛名「そして預けられた子供すぐどこかに引き取られます。どこでしょう?」

リタ『まさか、私と同じ…』

榛名「半分正解、半分外れです。答えは『臓器売買』、そうする事で園の大人は私服を肥やしていたんです」

リタ『な…』

榛名「そして私はその中で、特異な存在だったんです」

リタ『特異な存在…?』

榛名「私は何があっても『死なない』んです。いくら殴ろうと死なず、いくら傷つけようと治り、いくら殺そうとしても死なない…

この特異体質のお陰で私は繰り返される虐待のターゲットにされて、暴行を繰り返されました」

リタ『…』

榛名「死にたいのに死ね無い、いつまでも与えられる苦痛の中で幼かった榛名の心は徐々に歪み世界を憎みはじめた。

世界なんて滅べば良い、何故私を生んだ、皆死んじゃえ、消えてしまえと…」

リタ『…そのひかり園ってのはどうなったの?』

榛名「この事が世間に露見し、関係者が一斉に逮捕された事で園は潰れました。この事件は『ひかり園事件』として、今も語られています」

441: ≫1 2015/08/06(木) 01:57:25.73 ID:VWoss5a50
リタ『こんな記憶、見せられた所で…!』

榛名「正直自分でも何がしたかったのかわかりません。ただ、これで貴女と私の立場はイーブンです」

リタ『立場って…』

榛名「人と人は分かりあう事が出来る、それがニュータイプの本質。決してニュータイプとは争いの為に生まれた訳ではありません」

リタ『それがどうしたのよ!私の記憶を覗いたくらいで、人を理解出来ると思うな!』

榛名「ええ、そこまで傲慢ではありませんから」

リタ『なら…!』

榛名「ですが、相手の悲しみを感じ取るのもニュータイプ… そして貴女の心は今、悲しみに覆い尽くされている…」

リタ『やめろ!これ以上私の心を覗くな!』


フェネクスから再び憎悪の光が満ち、両腕からサーベルの刀身が発振される。


リタ『全部ニュータイプが悪いんだ! 世界を歪めたのも、私がこうなってしまったのも!』

榛名「確かに、ニュータイプが生まれなければ貴女は『フェネクス』に乗らずに済んでいました… ジオン・ズム・ダイクンがジオン共和国を建国し、その後公国宣言を行わなければ1年戦争も起きなかった。

でもニュータイプに希望を、未来を託した人間も居るんです! 宇宙世紀の始まりに、宇宙に出た新たな人類に対して祈りを捧げた人も居る!」


宇宙世紀憲章『未来』の項目、ラプラス事件で失われたオリジナルの石碑に記された条文。

『第七章地球連邦政府は、大きな期待と希望を込めて、人類の未来のため、以下の項目を準備することとする。

第十五条

一、地球圏以外の生物学的な緊急事態に備え、地球連邦政府は研究と準備を拡充するものとする。

二、将来、宇宙に適応した新人類の発生が認められた場合、その者たちを優先的に政府運営に参画させることとする。』

そう、宇宙世紀の始まりからニュータイプの出現は予期されていた。でもそれを連邦政府が黙殺していただけなのだ。



榛名「榛名は宇宙世紀の人間ではありません。だから宇宙世紀世界で何が起きていたのか、なんて事は詳しく知らない…

でも、それでもニュータイプに希望を託した人は居る筈です!その希望の芽は貴女の中にもある筈なんですよ!」

リタ『何を言ってるの!』

榛名「貴女は強化人間でした… ですがその前提として、サイコミュに同調出来るだけの能力があった。そうでは無いのですか!」

リタ『それがどうしたってのよ!そんな力があったとしても…』

榛名「なら貴女にもニュータイプの片鱗があったと言う事です!ニュータイプの力を、そんな憎しみに使ってはいけません!」

リタ『ふざけるなぁぁぁぁぁ!』


フェネクスはバンシィに斬撃を加えようとするが再び私がサーベルを展開してその一撃を防ぐ!


リタ『私の、私の何がわかるってのよ!』

榛名「…ええ、わかりませんよ!いつまでもそうやって拗ねて、素直にならないリタさんの気持ちなんて!」

リタ『ッ…!私は…』


(彼女は   が欲しかっ  なんです)


榛名「青葉、さん…?」

青葉(お願い  す。  を止め  ってあげ  さい)


途切れ途切れながらも私の頭に響く青葉さんの声、それは彼女が必死に絞り出した叫び。

そして私にはその意図を理解出来た。 『リタ・ベルナルの全てを受け止め、救って欲しい』、それが青葉さんの願い。

ならば私は…


説得台詞 直下

443: ≫1 2015/08/07(金) 03:04:26.52 ID:Shyzgp8O0
榛名「…私が、貴女の『お父さん』になります!」

リタ『はぁ!?』

青葉(ちょ)

榛名「お母さんでもお父さんでも、どちらでも構いません。

貴女の願い、それは『両親が欲しい』のでしょう?」

リタ『なっ…!』


コロニー落としで奪われた両親のような、強化人間化の元凶であるティターンズの義親とは違う家族の温もりをくれる家族が欲しい…

それが彼女の願い、そして彼女の想い。


榛名「『でも、それは叶わない願いだってわかってる。私は死んで、フェネクスに意識が宿ってしまったから』、榛名が感じ取った貴女の『諦め』…

それがNT-Dの入り込む隙間となり、願いを歪める元凶となった…」

リタ『私は…』

榛名「大丈夫、全部榛名に任せてください」


私はフェネクスの両肩にバンシィのマニュピレーターを置き、念じる


榛名「フェネクス、NT-D強制解除。そして『リタ・ベルナル』の意識をこちらに…」


そして眩い光がバンシィから放たれ、世界を覆い尽くす。

覆い尽くされたその光が私を飲み込んだ瞬間、脳内に『ありがとう』と聞こえたような気がした…



《ハシラジマ 臨時滑走路》


榛名「ん…」

瑞鳳『い、一体何が…』


私が目を開くと、そこにはNT-Dを解除されて倒れたフェネクスがあった。


榛名「青葉さん!」


バンシィのコックピットから飛び出て、フェネクスのコックピットハッチを強制解除する。

そして駆動音と共にハッチが開放され、そこにはぐったりと倒れ込んだ『青葉さん』が居る。


榛名「今医務室に運びます!ヒュウガさん!」

ヒュウガ『わかったわ。治療は任せなさい』


メットとシートを接続していたケーブルを引きちぎり、彼女を抱えて榛名は駆け出した。

444: ≫1 2015/08/07(金) 03:35:25.33 ID:Shyzgp8O0
《ハシラジマ 医務室》


青葉「いやぁ、死ぬかと思いましたよ」

蒼龍「そのまま死ねば良かったのに」

青葉「一応病人?に猛烈な毒吐きますね」

蒼龍「アンタのやってきた事ほぼ全部知ってればそう言いたくもなるわ」

青葉「そりゃそうですよねぇ… で、その忌み嫌ってる人間をわざわざ見舞うなんて何かあるのでしょう?」

蒼龍「一応、アンタ当事者だから知っておく必要のある事があるからね。何でフェネクスが、『リタ・ベルナル』が暴走したのか」

青葉「まぁ、乗っ取られてたんでその辺の事情は知ってますけど」

蒼龍「アンタが知ってるのはニュータイプへの憎悪、『歪められた願い』だけ。あともう一つ、『当人』からの自白があったわ」

青葉「自白って…」

蒼龍「もう一つの理由、それは『この世に存在してはならないものの抹消』。

こっちの方が本来強い筈だったけど、リタ・ベルナルは榛名ちゃんとの接触を持った瞬間、『歪められた願い』の方が強くなって榛名ちゃんを抹消しようとしたの」

青葉「その『この世に存在してはならないもの』とは?」

蒼龍「そこは曖昧ね。フェネクスに居た時間が長すぎて、まだ上手く馴染めてないみたいで記憶の方がちょっと…」

青葉「そうですか…」

蒼龍「あと、アンタの体を乗っ取った理由はアンタとフェネクスの親和性が高く乗っ取り易いからだと」

青葉「でもフェネクスとの親和性なら瑞鳳さんでも良いと思いますが?」

蒼龍「あの子、ちょっと自我が強すぎると言うか意識が強固と言うか…」

青葉「?」

蒼龍「つまり、瑞鳳ちゃんを乗っ取ろうとしたら逆に自分が消されそうになって咄嗟に乗っ取りを止めたらしいの」

青葉「oh…」

蒼龍「402はメンタルモデルだから乗っ取れず榛名ちゃんはフェネクスとの親和性が低くて駄目、アンタが丁度良かったらしいわよ。

しかも体も、自分の体のように馴染んで扱い易いみたいだったし」

青葉「もしかして青葉、と言うか『青葉の体の主』って…」

蒼龍「『リタ・ベルナルの並行存在』、かもしれないわね」

青葉「じゃあ青葉にもニュータイプの能力が…!」

蒼龍「サイコミュ適性はある、でもニュータイプとは言い切れ無いわ」

青葉「じゃあモドキって事ですか?」

蒼龍「ええ、アンタは強化人間の私と同じモドキ。多分純粋覚醒してるのは三人だけ」

青葉「三人ですか? えっと、榛名さんに瑞鳳さん…」

蒼龍「もう一機のRX-0、ユニコーンガンダム1号機のパイロットよ」

青葉「ニュータイプ、ですか… 人類の進化の果ての一つ、誤解なくわかりあえる人間…」

蒼龍「ま、夢物語でしか無いわ。人と人が相互理解出来るなんて、今の時代不可能だもの」

青葉「ですよねぇ…」

447: ≫1 2015/08/08(土) 23:05:53.54 ID:SHydyxy20
《格納庫》


榛名「それで、2機は…」

ヒュウガ「機体そのものに問題は無いわ。電装系も各部異常なし、だけど…」

榛名「起動出来ない、なんて…」

瑞鳳「OS系ですかね?」

ヒュウガ「ジェネレーターが起動しなくなった以上ジェネレーター内部に異常が出てるのかもしれないわ。ともかく、一度オーバーホールね」

瑞鳳「お願いします。じゃあ榛名さんには代替のMSを…」

榛名「要りませんよ!? なんで私MSに乗る前提で…」

瑞鳳「…実は、この世界にも異常が出始めてるんです」

榛名「異常…?」

瑞鳳「日本近海の次元の穴が活性化していて、また増え始めている。

この前阿武隈ちゃんが巻き込まれたのも恐らくこれが原因かと」

榛名「まさか…」

榛名(でも、この異様な感覚… 何かが私に訴えかけてる…)

瑞鳳「これからも何かと厄介事に巻き込まれる可能性があります。なので1機、そちらにMSを融通して仙台に運んどいたほうが良いかと。

勿論『百式改』『デルタプラス』『アマクサ』も仙台港の方に改装中の『龍鳳』と共におくります」

榛名「…どこに隠すんです?」

瑞鳳「そこは問題なく。潜行出来る用に改造して、有事の際に龍鳳ちゃんの意思に呼応して浮上できるよう弄りましたから」

ヒュウガ「苦労したわ… あとでこの勾玉渡しておいて。これが艦娘の方の龍鳳が念を発した時に受け取って『龍鳳』を起動させる遠隔キーよ」

榛名「わかりました。渡しておきます」

瑞鳳「勿論『バンシィ』も復旧次第送りますが、その間の代替機として余剰MSをおくります。

使えそうなのが『高機動型ゲルググ改』『ヤクト・ドーガ』『ザクⅢ』ってところですね」

ヒュウガ「汎用性なら『ザクⅢ』、機動性と格闘能力なら『ゲルググ』、サイコミュを活かすなら『ヤクト・ドーガ』ってところかしら?」

榛名「では…」


MS選択 直下
1.MS-14BR 高機動型ゲルググ改(ジョニー機)
2.AMX-011 ザクⅢ
3.MSN-03 ヤクト・ドーガ(ギュネイ機)
4.その他(>>410のパイロット不在MSから選択)

449: ≫1 2015/08/09(日) 00:30:29.65 ID:+/epIctS0
榛名「…『ザクⅢ』でお願いします」

瑞鳳「『バンシィ』に乗ってたから極端なヤクトかゲルググを選ぶと思いましたよ…」

榛名「そもそも榛名がバンシィに乗れたのはインテンション・オートマチックがあったからで、私自身上手く操縦が出来る訳では無いですので…」

ヒュウガ「積んどく?」

榛名「出来るなら…」

ヒュウガ「わかったわ。色々と改修しておくわ」


榛名 は バンシィ・ノルンから ザクⅢ(ヒュウガ印)に 乗り換えた!



《ハシラジマ ビーチ》

瑞鳳「まさか、ここまで大事に発展するなんて…」

榛名「バンシィとフェネクスの機能停止だけで済んで良かったと思います」

瑞鳳「サイコフレームの光は外部観測はされず、ハシラジマの光学迷彩で遮断出来たのは幸いでした」

榛名「これで稼動するRX-0は東京湾に隠匿してあるユニコーンだけ… 潮さんなら特に問題は無いかと」

瑞鳳「ユニコーンは起動に潮ちゃんのバイオメトリクスが必要ですから初期化しない限りは奪取の心配は無いですね」

榛名「なら安心です」

瑞鳳「それより、榛名さん。貴女は『彼女』をどうしますか?」

榛名「そう、ですね…」



台詞選択 ↓5まで多数決
1.『ちゃんと、育てたいと思います』
2.『まだまだ、時間はありますから』


どうなったかは台詞次第で変化

455: ≫1 2015/08/09(日) 23:10:30.99 ID:+/epIctS0
榛名「ちゃんと、育てたいと思います」

瑞鳳「出来ますかねぇ?」

リタ(そもそも私もそこが不安なんだけど)

瑞鳳「…なんで盗聴してるの」

リタ(だって培養槽の中退屈なんだもん)

榛名「3日くらい寝ていれば直ぐ出られますから…」

 

榛名「…瑞鳳さん、よくあの薬耐えられますね」

瑞鳳「最初はアレでしたけど慣れれば慣れたで気持ちよくんっちゃうんですよね… あの感覚」

榛名「そう言うものなんですか?」

瑞鳳「私の場合、   がまず一般からかけ離れてる感じなので異質なだけかもしれません 

リタ( 談繰り広げてるところ申し訳ないんだけど)

榛名「 談って…」

リタ(何か飛んで来たよ)

榛名・瑞鳳「「え?」」


ドゴォォォォォ!


榛名「ッ…!爆発!」

瑞鳳「ミサイルか!」


ヴーッヴーッ!


瑞鳳「接近警報、また米軍?」

榛名「べ、米軍って…」

瑞鳳「一応確認の為、指揮所へ!」

456: ≫1 2015/08/09(日) 23:50:54.21 ID:+/epIctS0
《ハシラジマ 指揮所》

瑞鳳「状況は!」

大鳳「現在接近中の艦艇は1隻、艦種特定… 米軍及び自衛隊のデータベースには無い艦艇よ。今モニターに出す」ピッ

飛龍「これ、フレッチャー級…?」

夕張「現存するフレッチャー級は4隻、でも近代化改修が施されてるから別物に…」

夕雲「待ってください。あそこに『DD-680』の文字が…」

榛名「『DD-680 フレッチャー級メルヴィン』…!」

大鳳「『メルヴィン』… 確か私達が撃沈した艦艇でサルベージ後生徒会の管轄の置かれたリストの中にあった…!」

瑞鳳「402ちゃん、迎撃出れる?」

402『無理だ。何者かによってハッチコントロールが奪取されてる。

現在ドッグとMS格納庫は使用出来ない』

飛龍「厄介ね…!」

大鳳「あのヒエイって霧のメンタルモデルが仕掛けてきてるの?」

夕張「それは有り得ません。駆逐級1隻でなんてユキカゼちゃんを沈める事すら不可能ですよ?」

ヒエイ『ハシラジマ、こちら硫黄島の『大戦艦ヒエイ』です。応答を』

瑞鳳「そちらの艦艇が1隻仕掛けて来ていますがどう言うつもりですか?」

ミョウコウ『『メルヴィン』は暴走している。恐らく先日のデルタゴア消失事件と何らかの関わりがあるかもしれん…』

ヒエイ『出来ればメルヴィンを撃沈せずに捕獲して欲しいのです。最悪、ユニオンコアだけでも構いません』

大鳳「また無茶を…」

ミョウコウ『もしかすればメルヴィンを操っている者がログでわかるかもしれない。すまないが協力を頼む』

瑞鳳「…仕方ない。私が出て無力化する」

榛名「…え?」

瑞鳳「これでも、霧の艦艇程度であれば余裕で戦えますので。 大鳳、飛龍さん、夕張ちゃん、夕雲ちゃんはここで待機を」

榛名「待ってください。私も出ます」

瑞鳳「しかし…」

榛名「ハシラジマに私の艤装はあります。それに改修を施してあるそうなので囮にはなれるかと」

瑞鳳「…わかりました。ただし無理は禁物ですよ」

大鳳・飛龍・夕張・夕雲(それ、そっくりそのままブーメランじゃ…)

457: ≫1 2015/08/10(月) 18:24:13.12 ID:jPYF8jDx0
《艦娘用秘匿カタパルト》


瑞鳳「こちら瑞鳳、出撃準備完了」

榛名「こちらも準備出来ました」

ヒュウガ『サイコミュとの同調はクリア。不調は無い?』

榛名「ええ、特に問題は」

ヒュウガ『全体的なサイコフレーム採用による軽量化とそれに伴う機動性向上、そして防護シールドと一体化してるヴァイブレーション・ネイル…

そのカチューシャにはサイコフレームを使ってるからアンタの知覚範囲は『バンシィ』搭乗時と同じって考えても良いわ』

瑞鳳「訓練なしの即実戦ですから不調が発生したらすぐに後退してください」

榛名「わかっています。あとサイコフレームが異常な反応を示した場合も後退しますが…」

瑞鳳「構いません。その時は待機させてるMS部隊にハッチを破壊して出て貰います」

夕雲『こちらMS部隊夕雲、準備完了』

飛龍『私と夕雲、蒼龍の可変MS部隊の待機は終わってる』

蒼龍『いつでもハッチをハイメガで吹っ飛ばせる準備は出来てるわ』

飛龍『アンタ、本当にハイメガ好きね…』

蒼龍『だってこれが一番火力高いんだもの』

夕張『無駄口は程ほどに。 艦娘用ハッチ開放、カタパルト固定。発進どうぞ!』


瑞鳳「エンガノ01、航空母艦・瑞鳳、推して参ります!」

榛名「ホワイトクリーン01・榛名!いざ、出撃します!」



榛名「目標、目視で視認しました!有効射程への到達を確認!」

瑞鳳「よし、このまま…」

榛名「殺気…! 敵艦、攻撃態勢に移行。主砲照準、狙っています!」ピキィン

瑞鳳「緊急回避と同時に散開!そのまま別方向から同時に攻撃を加えつつ接近します!」

榛名「了解!」


榛名と瑞鳳が散開すると、その位置にメルヴィンかた放たれた重力子レーザーが着弾し海水が熱で蒸発する!

そして榛名は照準をメルヴィンに対して合わせ…


榛名「主砲、砲撃開始!」


ダズル迷彩を施された35.6cm連装砲をメルヴィンに向かって放つ!

主砲自体は第二次世界大戦時代の威力と変わらず主砲が小さくなっただけであり、その威力は通常であれば駆逐艦1隻であれば容易く撃沈できるものだ。

458: ≫1 2015/08/10(月) 20:06:35.55 ID:jPYF8jDx0
榛名「いくら早くても、直撃コースなら!」


しかし、砲撃が直撃して炸裂するがメルヴィンは無傷だった。


榛名「直撃の筈なのに…!」

瑞鳳「あのメルヴィンに通常攻撃は通用しません。クラインフィールドと言う特殊なフィールドに守られています」

榛名「聞いていた通り、厄介ですね…」

瑞鳳「だから通常艤装はあくまでも牽制にしかなりません」


瑞鳳は腰の矢筒から1本の矢を取り出して構え…


瑞鳳「さぁ、やるわよ!攻撃隊、発艦!」


そう言って矢を放つと、矢が分裂して彗星の形となってメルヴィンへと飛翔する。

メルヴィンは対空レーザー機銃で応射し迎撃を行おうとするが、瑞鳳の意識で動く彗星を捉えきれずに攻撃を受けフィールドで防ぐので手一杯だ。


榛名「艦載機をあんな風に…」

瑞鳳「これでも、サイコミュ適性はありますから。彗星に夢中になってる間にメルヴィンへ接近します!」

榛名「はい!」


榛名と瑞鳳は増速をかけてメルヴィンへと接近する!

そして瑞鳳は構えをとって、気を拳に集め…


瑞鳳「こんな駆逐艦のフィールド程度!超級、覇王!日輪だぁぁぁぁぁぁん!」


最終奥義である石破天驚拳を使うまでも無く、瑞鳳はクラインフィールドを気弾によって突き破った!


榛名「シールド、ネイルモード!これで!」


防護シールドがクローとなって振動を始め、榛名はメルヴィンにクローを当てて強制波動装甲をズタズタに切り裂く!

そして切り裂かれ、内部が露になったところに…


瑞鳳「流派・東方不敗が最終奥義!石破ッ!天驚けぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」

榛名「主砲、一斉射!」


瑞鳳と榛名の持つ最大火力を損傷箇所に叩き込み、メルヴィンの船体は吹き飛ばされて誘爆を引き起こす!


瑞鳳「しまっ… 重力子エンジンが爆発する!」

榛名「任せてください!サイコフレーム共振開始… サイコフィールド展開!」


瑞鳳と榛名を守るようにオーロラが展開され、大爆発から二人を守った。


榛名「ふぅ、戦闘終了…」

瑞鳳「すみません、最後の最後で…」

榛名「いえいえ。メルヴィンのコアは… あそこですね」ピキィン


そして瑞鳳と榛名はメルヴィンのユニオンコアを回収してハシラジマへの帰路を取った。

459: ≫1 2015/08/10(月) 22:53:11.74 ID:jPYF8jDx0
《指揮所》


ヒエイ『ではコアの回収は…』

瑞鳳「完了しました。今日ハシラジマを発つ予定のヒュウガさんに預け、そちらに引き渡すようお願いしました」

ヒエイ『ご迷惑をかけました。これでログを解析出来れば…』

瑞鳳「それで、進展の方は?」

ミョウコウ『殆ど無い。だがハシラジマのシステムに介入出来る以上、デルタコアを用いている事は確かだ』

大鳳「確かハシラジマの管理システムは霧のネットワークを用いてるから人類からの干渉はほぼ不可能、霧の中に犯人が居るのは疑い無いのでは?」

ヒエイ『確かにそちらの意見も正しいもの。可能性としては千早翔像か、それともレキシントンか…』

飛龍「管理コードはイセ、400、402、ユキカゼしか持ち得ないし… あとはあの  コンサイコレ の連れかも?」

瑞鳳「げっ…」

ミョウコウ『  コンサイコレ 、とは?』

夕雲「超戦艦ビスマルクのメンタルモデルと行動してる女性の事です」

ヒエイ『確かにビスマルクも超戦艦の1隻、可能性としては否定出来ない』

夕張「もしかして、瑞鳳さんをストーキングして自分のものにしたい為にあの人は…」

瑞鳳「止めてよ怖い!?」

蒼龍「そこまでしたら恐ろしいわ…」

青葉(まぁ、瑞鳳さんも難儀ですねぇ…)

ヒエイ『ともかく、解析データは逐一でそちらへ報告します』

瑞鳳「お願いします。ではまた」

榛名「一体何がどうなってるんでしょう…」

リタ(さぁね?)

榛名(でも、先程感じたのは『悪戯心』… 一体誰が…

でもまるで、悪戯のやり方どこか知ってるような…)



《???》


「ふふっ… 見せて貰ったわ、貴女の力」

(ニュータイプ、人類進化の1種… まさか覚醒したのがあの子だなんてね)

「何の因果かしらねぇ。 …そう言えばあの子、私のプレゼント使ってくれたかしら?」

(使ってくれないと拗ねちゃうぞ、我が友人…)

460: ≫1 2015/08/10(月) 23:18:20.03 ID:jPYF8jDx0
《温泉》

榛名「何か今日、1日色々あって疲れちゃいましたねぇ…」

青葉「そうですね。まさか宇宙空間で戦闘やって、その後海上戦をこなして… 特に榛名さんはお疲れでしょう」

リタ(頑張り過ぎだよ榛名ママ… いや、パパか…?)

榛名「…その原因の半分が何を言いますか」

リタ(てへっ?)

青葉「ああもう、この子は…」

リタ(巻き込んだのは仕方無いじゃん。NT-Dに飲まれてたんだもん)

榛名「そうは言っても… 今日本当は3回せ…  あぁぁぁぁぁっ!」

青葉「どうかしました?」

榛名「きょ、今日3回戦だったんですよ!?」

青葉「あっ…」

榛名「か、艦プラ渡して無いのに!?」ダッ

青葉「ちょ、榛名さん!?」

榛名「携帯確認してきます!」ピューン



榛名(や、やばい… 着信件数120件、最早恐ろしいことに…)

プルルルルルルルル ピッ

榛名「あの、もしもし…?」

初風『もしもしじゃ無いわよこのバカ共!一体アンタ達何やってんのよ!こちとらホテルの人に謝罪と賄賂までして鍵借りてようやく艦プラ持ち出せたんだからね!

アンタ達一体どこで何してんのよこのバカ!』

榛名「えっと、それはマリアナ海溝より深い事情が…」

初風『10,911mより深い事情なんかあるかこのバカが!ともかく、今どこ!』

榛名「ハシラジマです…」

初風『アンタら大会サボって広島までデート行ってんの!? 本気で…』

榛名「違います!柱島の方じゃなくてハシラジマ泊地です!」

初風『…へ?』

榛名「実はですね…」


事情説明中…


初風『あの馬鹿姉貴かぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

榛名「お、落ち着いて…」

初風『事情は理解したわ。帰ってこれそう?』

榛名「後で送ってくれるそうなので…」

初風『わかったわ。あと、ちゃんと天城と龍鳳に謝っときなさいよ。二人共泣きそうになりながらバトルこなしてたんだから』

榛名「あの、結果は…」

初風『勝ち。じゃあまた後で』ブチッ

榛名「き、切られた…」

リタ(前途多難だねぇ、榛名パパ)

榛名「誰のせいだと!?」

461: ≫1 2015/08/10(月) 23:41:59.56 ID:jPYF8jDx0
《その後 東京・山中》


瑞鳳「よし、ここなら大丈夫です。駅までは車で…」


「そうは問屋は卸さないんじゃない?」


瑞鳳「ゲッ…!」

榛名「た、大鯨さん!?」

大鯨「実の親にゲッ…!とは何かしらぁ♪」

初風「事情は全部丸っと榛名から聞かされたのそのまま喋ったから」

瑞鳳「だ、だからマリアナ海溝よりも深い…」

大鯨「でもマントルより深くは無いわよね?」ニッコリ

瑞鳳「あ、あわわわ…」

大鯨「取り敢えず、じっくり『お仕置き』しないとね♪」E:トンファー

瑞鳳「ひいっ!?」

青葉「ど、どう考えても瑞鳳さんの方が強いんじゃ…」

初風「ところがどっこい、ウチの一家を戦闘能力順に並べると…」


大鯨>東方不敗≧瑞鳳>越えられない壁>清霜>野分>舞風≧初風≧秋月>如月≧曙≧朝潮


初風「こんな感じなのよ」

榛名「つまり、あのほぼ人類辞めてるような人でも…」

初風「お母さんには敵わない、だそうよ」

青葉「恐ろしや、大鯨さん…」

大鯨「ちょーっとばっかりキツイお仕置きしようかな~」ゴゴゴ

瑞鳳「は、反省し…」

大鯨「だーめ♪」


榛名(その後、瑞鳳さんは大量に分身した大鯨さんに叩きのめされボロ雑巾と化したのは言うまでも無かった)

462: ≫1 2015/08/11(火) 00:08:43.60 ID:qnB659560
大鯨「申し訳ありません、このバカな娘が…」

瑞鳳「」←雑巾

榛名「い、いえ…」

大鯨「この子にはちゃんと体に叩き込んでおくのでどうかご勘弁を…」

榛名「そ、そこまでは…」

大鯨「大丈夫ですよ。この子、剣岳のてっぺんから突き落としても死なないので」

青葉(やった事あるの!?)

大鯨「ともかく、二度とこんな事をどうでしょう以外で行わないよう言っておくので…」

榛名「どうでしょうも出来れば止めて欲しいなぁ、と…」

大鯨「その話は別ですから。今日は本当に申し訳ありません」





青葉「それで、リタについてはどうしましょう?」

榛名「えっと、体が成熟次第こっちに合流するそうなので…」

青葉「多分次話くらいですかね…?」

榛名「それか第14話くらいでしょうね」

青葉「でも合流はするんですよね?」

榛名「一応ですけど。戦闘参加するかは不明です」



第12話『2対の獣』終

473: ≫1 2015/08/13(木) 00:14:37.10 ID:f6fBYtcz0
第13話『決戦への道』


≪代々木第一体育館≫


Battle END


『3回戦Aブロック、勝者東京第二代表『艦プラ部』です』


翔鶴「ふぅ…」

瑞鶴「ふふん、今回のスコアは私の勝ちよ!」

加賀「そうやって粋がってると良いわ。次のスコアは私が頂く」

赤城「あら、私を忘れてもらっては困りますよ」

RJ「この調子やと世界なんか余裕やな!」

バナージ「新たな対戦相手も決まったみたいです」

タクヤ「確かあそこは…」

マリーダ「宮城代表、チーム・ホワイトクリーン。この前のスパイのところだ」

加賀「スパイなんか送る所なんて、鎧袖一触よ」

翔鶴「いえ、あそこのチームメンバーは一筋縄じゃいかないわ」

バナージ「確かに… あの人達、瑞鳳さんの技術を…」

タクヤ「どうせパクリ技術だよ。燃費効率、瑞鳳さんのに比べて悪いからな」

瑞鶴「…その技術が瑞鳳直伝のだったとしたら?」

タクヤ「それは…」

翔鶴「あそこのメンバー、大半が瑞鳳の妹よ。義理のだけど」

マリーダ「何だと?」

RJ「アイツ一人っ子だった筈やぞ!?」

瑞鶴「大鯨さんが去年引き取ったのよ。7月に4人、10月に4人ね」

RJ「知らんかった…」

瑞鳳「…教えてないもん」←ボロボロ

RJ「…どうした、そんなボロ雑巾になって」

瑞鳳「ボコられた。お母さんに」

瑞鶴「一体何やったのよ…」

翔鶴「もしかして昨日龍鳳ちゃんが泣きそうになって榛名さんが居なかった原因って…」

瑞鳳「私です…」

全員(またロクでも無いことし過ぎたんだ…)

474: ≫1 2015/08/13(木) 01:22:07.09 ID:f6fBYtcz0
≪都内 ホテル≫

榛名「死ぬかと思いました…」

如月「MS使って戦闘した後、艤装で霧と戦ったんでしょ? 体力的にキツイでしょ」

榛名「若干筋肉痛気味です…」

如月「事の顛末は聞いてるわ。災難だったわね」


榛名(昨日の件、『フェネクス』と『メルヴィン』の件については初風さんから説明があったそうです。

ハシラジマ泊地から帰ってきた途端の全員が安堵していました。何でも、妙な憶測が飛んでて榛名と青葉さんが樹海で自殺してるなんて説もあったそうです)


如月「特に天城さんと龍鳳さんは半分暴走しかけてバトルに出すのもアレなレベルだったんだけど、逆に不安定な方が無双出来てたわ」


榛名(天城と龍鳳さんは半泣きの状態で出場、そのまま敵を蹂躙していたそうです。阿武隈や陽炎もものすごい形相だったとの…)


如月「専用艦の調整は全部終わってるんでしょ? なら今日くらい自由にしても良いんじゃないかしら?」

榛名「そうですね… 如月さんの予定は?」

如月「今日は秋月ちゃんとちょっと出掛けるわ。あと貴女の姉妹と龍鳳さん、古鷹さんと衣笠さんもお出かけだそうよ」

榛名「青葉さんは…」

如月「全身筋肉痛で痛いから起こすなって」

榛名「そうですか…」

如月「暇なら寝てるも良し、どこかに誰かを誘って出かけるも良し。好きにすると良いわ」

榛名(どうしましょう…)


行動選択 直下
1.部屋で休む
2.出かける

477: ≫1 2015/08/13(木) 16:05:05.90 ID:f6fBYtcz0
榛名「…」


榛名(結局、お部屋で休む事にしたのですが… 筋肉痛、すぐ治っちゃいました)


榛名「超再生体質って不便ですね…」


榛名(と言うか、この体質に生まれてからロクな目にあって無い気がしないでもないような… 駄目だ、考えると吐き気してきた…)


榛名「うぷ、薬…」ガサゴソ



榛名「効かない…」


榛名(いっそ古鷹さんに使われた記憶を消す薬が欲しい、4歳までの記憶を消したい…

カウンセリング、受けてみましょうか…)


榛名「はぁ…」


榛名(気を紛らわせようにもする事が無い… どうしましょう)


コンコン


榛名「あ、今開けます」


榛名(この感じは…)



誰だった? 直下

初風、野分、朝潮、曙、舞風、清霜、翔鶴  から一人

479: ≫1 2015/08/14(金) 00:38:32.07 ID:b1DldAiP0
榛名(朝潮さん…?)

朝潮「榛名さん、少々よろしいでしょうか」

榛名「ビンゴでした」

朝潮「?」

榛名「何でもありません。今開けますね」ガチャ

榛名(やっぱり感覚が鋭くなってる… サイコフレームに触れる度にどんどん知覚が強く変化してる…

榛名に一体何が…)

朝潮「あの、どうかしましたか?」

榛名「いえ、何でもありません。それで、榛名に用とは?」

朝潮「専用艦の調整についての相談なのですが…」

榛名「古鷹さんにテストして貰ったので後は実戦投入だけですよ?」

朝潮「非常に個人的な理由なのですが… 私は古鷹さんが、青葉さん達特務諜報部の面々が信じられないんです」

榛名「やはり、蒼龍さんと同じで…」

朝潮「私と初風は蒼龍さんと飛龍さんが所属していた二航戦の護衛でした。ですが深海棲艦の本拠地攻略『MI攻略作戦』において私と初風を残し壊滅、そのまま解隊になったんです」

榛名「次元を超えた蒼龍さんと飛龍さんの行方なんて誰もわかりませんから…」

朝潮「だから『あの世界』での生存者は二人だけになっています。私と初風は、MI攻略作戦の唯一の生き残りとして敗北の要因となった事象を一つ一つ洗いざらい出来る範囲で調べて何が駄目だったかどうすれば良かったか考えました。

そしてその要因の中に『虚偽の情報』、『補給線の停滞』がありました」

榛名「もしかして後者は…」

朝潮「はい、古鷹さんが引き起こしたものです。『虚偽の情報』の出所は不明ですが、恐らく青葉さん達特務諜報部の流した可能性も…

そんな事出来るのは海軍省の直属、そして情報操作に携わる者達しかありえません。ですがそれは青葉さんの噂の中にも似たような話があったのでそう考え付いただけで確証があるわけじゃありませんが」

榛名「だから、彼女達は信用に足らないと?」

朝潮「私の我侭でしか無いのは理解しています。ですが、どうしても彼女達に対して決して良く無い感情や、疑念が浮き出てしまう…

彼女達がどうしてこの次元を訪れているのか、何をしようとしているのかもわからないので…」

榛名「…わかりました。そこまで言うのなら一度フィッティングを調整し直しましょう」

朝潮「ありがとうございます!」

榛名「ただ一度、古鷹さんのデータを用いてのダメージレベルCでの模擬戦を行う事が条件です」

朝潮「わかりました。対戦相手の方は?」

榛名「誰が今、予定が空いてますか?」

朝潮「初風、野分、舞風、曙、清霜が部屋で遊んでる筈です」

榛名「では一人誰でも良いので呼んでください」

朝潮「わかりました」


誰を呼んだ? 直下
初風、野分、舞風、曙、清霜 から一人

481: ≫1 2015/08/14(金) 01:16:04.72 ID:b1DldAiP0
初風「…ふぅん、古鷹のデータに何か疑わしい点が無いか模擬戦しろって事ね」

榛名「ええ、一度その点はハッキリさせた方が良いかと」

朝潮「ごめんなさい、私の我侭で…」

初風「ま、構わないわ。私もアイツらへの疑念を良い加減払拭したいところだし。

いつまでも信頼に値しない連中を指揮下においておくのはあまり精神衛生上よろしく無いから」

榛名「初風さん…」

初風「私もアイツらを完全に信頼してる訳じゃない。少なからず恨みもある…

でもこの前の古鷹の件でハッキリした、アイツらが根っこからの悪人じゃないって事がね。だからそれを確かめるだけ」

朝潮「…」

初風「朝潮の言いたい事も蒼龍の気持ちもわかる。でも少なからず、こっちに牙を向いて無い以上敵対する必要も無いし、戦力になるなら越した事は無い。

アイツら完全にシロで無い以上何をするかによってはとっちめるけど、今のところは一応グレーって事にしておく。そうでないと後で戦力として失った時に怖い事になる」

朝潮(失う事が怖い、か… まだ甘さを捨てられないのね)

榛名「話は終わりですか?」

朝潮「ええ。一応は」

榛名「では専用艦を…」



専用艦安価


・朝潮

艦種:重巡洋艦 直下

改造内容 ↓3


条件:特になし。 特殊艤装の有無は自由

488: ≫1 2015/08/16(日) 01:31:02.17 ID:TcNwL/lM0
リヴェンジ・ブレイヴ

艤装
・Mark I 38.1cm(42口径)連装砲4基
・Mark XII 15.2cm(45口径)単装速射砲14基
・Marks II 7.6cm(45口径)単装高角砲2基
・10.2cm50口径MkXVI連装高角砲4基
・4.7cm(43口径)単装機砲2基
・艦底部水中チャフ散布装置
・対艦機雷散布機
・レーダーブイ散布装置
・ディスチャージ(1.粒子圧縮徹甲弾 2.粒子歪曲フィールド 3.粒子拡散弾)
・戦術システム『ミーミル』
アームド・アーマーSS
・533mm魚雷3連装発射管2基


初風の専用艦。浜風の『プリンツ・オイゲン・クロイツZwei』を参考に、初風の要望を取り入れている。
通信・索敵能力を強化、対・魚雷用の水中チャフや機雷散布装置の搭載などを施した。
戦術システム『ミーミル』は散布したレーダーブイとデータをリンクさせてリアルタイムで敵の状況を逐一把握し、戦闘指揮を行う事を可能にするシステムで初風の要望によって実装された。ただし、使用する際はレーダーをリンクさせる為にその位置全く動けなくなると言うネックも存在する。
その為、専用艤装である『アームド・アーマーSS』が用意された。


アームド・アーマー・シールドスレイヴ

アームド・アーマーBstの改造型でミーミル使用時に航行不能になる難点を克服する特殊艤装。
Bstと比較すると防御用のシールドが増設されており、耐久性が向上している。
またミーミル使用時には一定の範囲内でのみ遠隔操作が可能になっており、本体から切り離しての運用も行う事も可能。



ボルチモア・ブレイヴ
艤装
・55口径8インチ砲9門
・38口径5インチ砲12門
・40mm機銃48門
・20mm機銃24門
・機雷散布装置4基(機雷内容:対スクリュー用トリモチ機雷、スモーク機雷、ジャマー機雷、通常機雷、バルーン機雷、ワイヤー機雷)
・ディスチャージ(1.粒子圧縮徹甲弾 2.粒子圧縮加速3.粒子拡散弾)
アームド・アーマーMS
・機雷散布装置2基×2
・12.7cm連装砲
・3連装533mm魚雷発射管2基


朝潮の専用艦。可能な限りの軽量化を施し、機動性を向上させている。
特筆すべき点は機雷散布装置でありその数はアームド・アーマーを含めると8基にも及ぶ。
また散布する機雷にも種類があり相手のスクリューを絡めとるトリモチ機雷や、視界妨害用のスモーク機雷など多種多様。
この艦プラの機動性を活かして機雷を至る所に散布するのが基本戦術の一つになっている。

アームド・アーマー・マインスケーター

アームド・アーマーASの改造型で文字通り『機雷散布』に特化した性能を持つ。
また加速性に優れており、移動しながら機雷をバラ撒いて相手を妨害する事も出来る。

494: ≫1 2015/08/18(火) 00:24:17.60 ID:QZ1V0W+i0
榛名「これが朝潮さんの専用艦『ボルチモア・ブレイヴ』、そしてこちらが初風さん用の『リヴェンジ・ブレイヴ』です」

朝潮「ボルチモア・ブレイヴ… 私の想像以上の仕上がりです!」

初風「へぇ、良いじゃない。私の注文通りになってるし」

榛名「これでも全員分の注文は全て反映していますから」

朝潮「後はテストだけ… 初風、付き合ってもらうわよ」

初風「良いわ、相手になってあげる。…1対1のタイマン、サポート無し縛りね」

朝潮「わかったわ。ところで榛名さん、一つ確認よろしいですか?」

榛名「何ですか?」

朝潮「艦プラにつけられた『ブレイヴ』と言う名称、一体これはどう言う意味なのですか?」

初風「あ、それ私も気になってたのよね」

榛名「『ブレイヴ』の由来、ですか… それは私が小さい時に遡ります。

誰に言われたかも覚えてなくて、内容もうろ覚えな話なのですがこう言われました。『人はいつか行動しなければいけない時が来る、だからその時に何か出来るよう心に勇気を常に持ちなさい』と」

朝潮「それが『ブレイヴ』、ですか…」

榛名「この言葉は私の幼い記憶の中にある、絶対に忘れてはいけない言葉です」

初風「とか言ってる割に、自分の艦プラ作ってないみたいだけど?」

榛名「うっ… それは…」
 
初風「ま、アンタの実力は把握済みだから気にしなくて良いわ」

榛名「何か、傷付きます…」

朝潮「初風、早めに終わらせましょう。対戦相手に見られる可能性もあるから」

初風「はいはい。この下にあるゲーセンで良い?」

朝潮「ええ。そこでバトルよ」


≪ゲームセンター≫

Battle END

初風「ふぅ… これで満足?」

朝潮「ええ」

榛名「それで、どうでしたか?」

朝潮「フィッティングは完璧でした。私用に完全にあってます…」

榛名「では再調整は…」

朝潮「無しでお願いします」

初風「これで古鷹の名誉は回復されたわけね」

榛名「残り二人は…」

初風「衣笠に関してはバカ過ぎて疑いようが無い、でも青葉だけは危険因子よ」

榛名「しかし…」

初風「ハシラジマでアンタを命懸けで助けようとした、ってのは聞いた。でもアイツだけは純粋な『艦娘』、転生体じゃないの。

つまりまだ腹に一物抱えてるかもね。もしかしたら誰かに危害を加えるものかもしれないわ。 そうなったらどうするの?」

榛名「そうなったら…」

初風「今こんな話をしても仕方無いかもしれない、でも覚えておきなさい。今は一応仲間だからこそ疑う、それが完全に晴れたら信用する」

榛名「そう、ですか…」

495: ≫1 2015/08/18(火) 00:26:35.11 ID:QZ1V0W+i0
≪ホテル 榛名&如月(不在)の部屋≫


榛名「それで結局、暇になってしまいました…」

榛名(どうしましょうねぇ…)

榛名「野分さんと舞風さんを誘って出かけるか、清霜さんと曙さんを誘って出かけるか…」



どうする? 直下
1.舞風&野分を誘う
2.清霜&曙を誘う

497: ≫1 2015/08/19(水) 00:07:20.37 ID:+R2RoBbT0
≪原宿駅前≫

野分「珍しいですね、榛名さんからお誘いになるなんて」

榛名「正直、筋肉痛が10分くらいで治ってやる事も無く暇だったもので…」

舞風「どんだけ治り早いの…」

野分「まぁ、ともかくお昼も近いですし丁度出かける必要もありましたね」

榛名「そう言えばもうお昼なのですね」

舞風「何か食べる?」

野分「舞風、こう言う時はお昼を過ぎてから何かを食べたほうが良いと思うけど」

榛名「榛名はどちらでも構いませんよ?」

舞風「この辺で食べるとしたら?」

榛名「そうですねぇ… 量を考えると… 女性受けなら、でも量は…」

舞風(小食だと言い出せない…)

野分(榛名さんに合わせると体重が増えるらしい…)←如月・秋月談

榛名「よし、大体の候補は絞れました」

野分「はやっ!?」

舞風「まぁ、食べると決まったわけじゃ…」



イベント 直下

499: ≫1 2015/08/20(木) 00:18:47.47 ID:rU5eCP670
『おばんざい』=『あばんざい』なのか『おばんざい』≠『あばんざい』なのかわからないので今回は『おばんざい』にさせて頂きます

≪おばんざい料理屋≫


舞風「な、なんか場違いな気が…」

野分「わ、私達まだ中学生ですよ…?」

榛名「まぁまぁ、恐らく大丈夫かと」

舞風「恐らくって!?」

野分「そうこう言ってる間に注文が…」

榛名「えと、これは先付けですね。では頂きましょう」モグモグ

舞風(一体これいくらするの…?)

野分(榛名さんのおごりらしいけど半分くらいは払ったほうが良いかも…)

榛名「食べないのですか?」←ほぼたいらげた

舞風「はやっ!?」

野分(この人超大食いだった…)


榛名「これでデザートですね」

舞風「もう、おなかいっぱい…」

野分「食べれないかも…」

榛名「そこまでですかね?」

舞風「それは榛名の胃の容量がケタ違いなだけだよ…」

野分(絶対この顔は満足してなさそう…)

榛名「そろそろ行きましょうか。混んできそうですから」

舞風「うん…」

野分「お腹いっぱいです…」


さらにイベント 直下

503: ≫1 2015/08/21(金) 01:15:44.35 ID:CFokDrX50
《ゲーセン》


舞風「腹ごなしにゲーセンってのもありだよね」

野分「でも少しタバコ臭い…」

榛名「ゲームセンターの定めですね… あ、これは…」

舞風「『戦場の絆』…? あ、ガンダムのやつね」

野分「一応私達MSパイロットだから訓練代わりにはなりそう… 一応姉さんから『役に立たないだろうけど操縦訓練になるかも』って予備カード渡されてるし」

榛名「やってみます?」

舞風「じゃあ私達の機体は連邦系だから…」

榛名「あ、ごめんなさい。榛名、昨日バンシィが駄目になったので『ザクⅢ』に乗り換える事に…」

野分「では私と舞風が連邦、榛名さんはジオンでと言うのは?」

舞風「榛名NTだし、丁度良いんじゃない?」

榛名「まだニュータイプだと決まったわけじゃ…」

野分・舞風(状況証拠的に明らかにニュータイプですよ、貴女)


榛名「よし、大分やり方はわかりました…」

榛名(後は使用機体を…)カチカチ

榛名「『ザクⅢ』が、無い…!?」

榛名(一年戦争とデラーズ紛争?だったかの機体しか無いのですか!?)



榛名「結局迷った末にこの機体です…」←アクト・ザク

榛名(ザク系統でビームライフルを装備してる機体はこれだけ、これでやるしか…)

舞風『そうは問屋が!』

野分『卸しません!』

榛名「『まいまい』と『のわっち』… お二人ですか!」

野分『姉のネーミングセンスはイマイチですが、機体をカスタマイズまで全部揃えてくれた事は感謝してますよ!』←パワード・ジム

舞風『私達と踊って貰うよ!それワン、ツー!』←ピクシー

榛名「くっ…!やすやすとやられる訳には!」


野分「に、2対1なのに…」

舞風「アクト・ザク一体すら落とせ無いなんて…」

榛名「危ない危ない…」

野分・舞風(この人、ガチなニュータイプだ…)

504: ≫1 2015/08/21(金) 01:41:13.49 ID:CFokDrX50
《ホテル》


榛名「やはり陽炎にもやって貰った方が良いのでしょうか、戦場の絆…」

舞風「陽炎の場合は一人だけ別勢力の機体だから。時代も違うし」

野分「『アマクサ』… 恐らく時空の歪みに巻き込まれてバイオ脳ごと転移したのでしょう…」

榛名「有人用コックピットがあったのは幸いでした」

舞風「機体も確保出来たし、性能もそれなりだから役立つしね。使う機会は無いだろうけど」

榛名「そうですね…」

榛名(でも、いやな予感が…)

野分「そう言えば私達の専用艦は完成しているのですか?」

榛名「完成し、調整も終わらせました」

舞風「おっ、早いね」

榛名「明日にでも実戦投入可能ですよ」

野分「すみませんが、見せて貰っても構いませんか?」

榛名「どうぞ」



専用艦安価


野分:重巡洋艦 直下

改造内容 ↓3

条件:NG登録艦は使用禁止 特殊艤装の有無は自由


舞風:重巡洋艦 ↓5

改造内容 ↓7

条件:NG登録艦は使用禁止 特殊艤装の有無は自由



重巡NG:古鷹型・青葉型・高雄型・妙高型・利根型・最上型・Aヒッパー級・カウンティ級 ・ボルチモア級

506: ≫1 2015/08/21(金) 02:08:35.17 ID:CFokDrX50
デモイン級はレギュレーション違反(年代制限)です


なので再安価となります


再安価


野分:重巡洋艦 直下

改造内容 ↓3

条件:NG登録艦は使用禁止 特殊艤装の有無は自由


舞風:重巡洋艦 ↓5

改造内容 ↓7

条件:NG登録艦は使用禁止 特殊艤装の有無は自由


重巡NG:古鷹型・青葉型・高雄型・妙高型・利根型・最上型・Aヒッパー級・カウンティ級 ・ボルチモア級

508: ≫1 2015/08/21(金) 02:18:14.35 ID:CFokDrX50
>>507
『アラスカ級』はグレーゾーンですね… (重巡洋艦扱いなのか巡洋戦艦扱いなのか…)


出来れば『重巡洋艦』のカテゴリの中からお願いします(扱いが微妙な大型巡洋艦は今回はアウトで…)



専用艦安価


野分:重巡洋艦 直下

改造内容 ↓3

条件:NG登録艦は使用禁止 特殊艤装の有無は自由


舞風:重巡洋艦 ↓5

改造内容 ↓7

条件:NG登録艦は使用禁止 特殊艤装の有無は自由



重巡NG:古鷹型・青葉型・高雄型・妙高型・利根型・最上型・Aヒッパー級・カウンティ級 ・ボルチモア級

520: ≫1 2015/08/24(月) 00:36:41.07 ID:Iji8qxp+0
榛名「これが野分さんの『アドミラール・グラーフシュペー・シュナイド』、こちらが舞風さん用の『シュフラン・クラージュ』です」

舞風「これが…」

野分「まさか本当に仕上げるなんて…」

榛名「本当は野分さんの武装『プラフスキー・レーザーブレード』はシザーにしようか迷ったのですが、こちらにしてみました」

舞風「高速連携戦闘による翻弄、これが舞風達のスタイルって事ね」

榛名「基本運用はそうなります。でも舞風さんのは如月さんを軸にした連携にも対応できるようにしたので単体での能力も底上げしています」

野分「そう言えばあの連携技ってどう言う経緯で生み出されたの?」

舞風「あれは戦艦級とか大型艦種相手用の技だよ。駆逐艦4人じゃ火力も足りないし、効果的に倒すとしたら包囲戦闘一択ってなったの」

榛名「確かに駆逐艦の火力では…」

舞風「単身だと瑞鳳姉さんレベルの戦闘能力がなきゃ一発でやられる世界だもん。それを補う為に連携を生み出して、戦うしかない…

それが生き残る為の唯一の方法だからね」

野分「今でこそMSとかで深海棲艦相手に戦えるけど、艤装だけの戦闘はかなり厳しいんです」

榛名「それは榛名も知ってます。長波を最初に助けた戦闘、たった二人で10体以上と戦う事になりましたから」

舞風「4人でその倍以上ってのがザラだからね、あの世界」

野分「ま、その経験が今のバトルに活かされてる訳ですが」

榛名「そうですね… あ、野分さん」

野分「どうかしましたか?」

榛名「貴女の機体、百式改ですけど…」

野分「私の機体に何か?」

榛名「勝手にフルアーマー化されてました」

野分「」

舞風「よりによって砲撃戦主体のFAになっちゃうなんてね…」

521: ≫1 2015/08/24(月) 01:18:45.96 ID:Iji8qxp+0
その夜…


コンコン


如月「誰かしら?」

榛名「恐らく清霜さん達かと…」ガチャ

曙「来たわよ」

清霜「お邪魔しま~す」

榛名「ね?」

如月「流石ニュータイプ…」

榛名「それでご用件は?」

曙「私達の専用艦についてよ」

清霜「私達全く詳細すら知らされて無い訳だし」

如月「私みたいに一回戦から使ってる訳じゃないから、ね」

曙「自分の専用艦を直前まで知らないってのはキツイわ。だから一応確かめたくてね」

清霜「知らないと夜も眠れ無いからね」

榛名「わかりました。では…」



専用艦安価

曙:空母 直下

改造内容 ↓3

条件:特殊艤装必須、NGリスト表記艦は禁止


清霜:戦艦 ↓5

改造内容 ↓7

条件:PBC装備(固定)、PBC以外の特殊艤装必須、NGリスト表記艦は禁止


NGリスト
・正規空母NG:赤城型・加賀型・蒼龍型・改蒼龍型(雲龍型含め)・翔鶴型(改含む)・グラーフツェペリン級・ イラストリアス級 ・インプラカブル級
・戦艦NG:扶桑型・伊勢型・長門型・金剛型・大和型(改・超大和型含め)・天城型・加賀型・レナウン級・Sホルスト級 ・Qエリザベス級・ペンシルベニア級

546: ≫1 2015/09/16(水) 00:34:41.67 ID:5aexseu/0
榛名「曙さんの専用艦『エンタープライズ・ブレイヴ』、そして清霜さんの『カイオ・ドゥイリオ・コラード』です」

曙「へぇ、よく出来てるじゃない」

清霜「うぅ、前衛向きにして欲しかった…」

曙「アンタは後衛の空母と動け無い初風の護衛よ。だからわざわざ下げたの」

榛名「『ミーミル』の使用はレーダーブイとの連携が必要、ですがレーダーブイから送信されるデータは動いてると粒子阻害を受けて使用出来なくなる…
ですから全くの無防備になってしまうんです。

それに秋月さんの『ヴィクトリアス・ブレイヴ』は曙さんや古鷹さんの空母と異なり近接防御能力を持ち合わせていません。なので最低でも1隻、護衛が必要となります」

清霜「それを清霜がやるの?」

曙「そうよ。アンタのレベルなら充分出来る筈だし、前衛には如月達が回る。アンタは如月達でも止められなかった連中を止める為の保険よ」

榛名「そうなると、相手は余程の能力を持ち合わせている筈…」

清霜「おお…!じゃあ強い相手とやりあえるって事!」

曙「そうなるわ。だからアンタの実力を買って初風は後衛配置にしたの」

榛名「油断出来無い強敵、そう初風さんは対戦相手を見ているようですから」

清霜「じゃあ、清霜も頑張らないと!」

曙(チョロイわ)

榛名(初風さんの言った通りの返しをしてみたら見事に乗りましたね)

曙(バカはおだててれば御し易い、初風もわかってんじゃない)

榛名(清霜さんが気付かなければ良いのですけどね)

清霜(何かよからぬ事を考えてるなぁ…)

547: ≫1 2015/09/16(水) 00:53:30.26 ID:5aexseu/0
《???》


(助けて…)


何度叫んだのか、もう憶えていない


(痛い、苦しい…)


そう思っても、なくならない


(何でお前だけ生きてるんだ、この殻潰し!)

(お前の買い手なんて誰も居ないんだ、このクソガキ!)


罵倒も無くならない、大人が怖い


もう、希望なんか無かった


いっそ壊れた方が楽だった、心も体も壊れてしまえば人間じゃなくなれるから


でも壊れなかった、壊れるには頑丈過ぎた


永劫と続くのだろうか、こんな苦しみが   


ずっとこのままなのだろうか


こんなに苦しいなら、生まれてくるんじゃなかった


生を得てから4年、ずっとこんなだ


でも死ねない


理由も無い、ただ体が頑丈すぎたと言う理由だけで死ねない


息を止めても、傷をつけても、何をしようと死ぬ事ができない


救われない、救いの手なんてない、死と言う救いさえも許してくれない



そうだ、そこはもう



ただの『地獄』だった

548: ≫1 2015/09/16(水) 02:02:54.61 ID:5aexseu/0
《榛名&如月の部屋》


榛名「うぅっ…」

如月「良かった、やっと起きた…」

榛名「如月、さん…?」

如月「どうかしたの?酷く魘されてたわよ?」

榛名「何でも、ありません…」

如月「嘘ね。酷い寝汗だし、普通じゃ無い」

榛名「榛名は、本当に大丈夫、ですから…」

如月「大丈夫って… 全然大丈夫じゃ…」

榛名「榛名、これでも頑丈なので大丈夫です…」

如月「体が大丈夫でも、心が大丈夫なんて在り得無い… 

普段から気になってからこの際聞くけど… 本当は榛名さん、心に何か抱えてるんじゃないの?」

榛名「榛名は何も…」

如月「これも嘘ね。榛名さんが何回か吐きそうになっては薬を飲んでるの、見た事あるもの」

榛名「だから私は、何も抱えてなんて…!」

如月「いつまでそうやって平気なフリをして、我慢し続けるの…!」ガシッ

榛名「え…?」

如月「初めて会った時から、何か抱えてるなって思ってた… でもようやく解った、榛名さんは心に何か『抱え過ぎ』てる。

こんなの、いつまでも続けてたら心が壊れて普通の人間じゃ居られなくなる…」

榛名「そんなの…」

如月「榛名さん、以前言ってたわね。私を支えてくれるって。

でも今の貴女じゃ、支えるどころか他の人の重荷も背負ってきっと潰れるわ」

榛名「…」

如月「だから、如月にだけでも良いから… 抱えてるもの、全部吐き出して少し楽になった方が良いわよ」

榛名「でも…」

如月「榛名さんは私が迷った時に支えてくれた、だから今度は如月が榛名さんを支える番。

どうしても話せ無いんだったらそれでも構わない、それでもちゃんと私が貴女を支えるから」

榛名「榛名は…」



如月に…  ↓3まで多数決

1.過去を打ち明ける
2.打ち明けない

552: ≫1 2015/09/17(木) 07:36:53.40 ID:tUdYkNjw0
榛名「…榛名は、病気なんです」

如月「病気…?」

榛名「PTSD、心的外傷後ストレス障害… それが病名です」

如月「PTSDって… 艦娘でもなる子は居たけど…」

榛名「榛名の場合は、幼少期の虐待による発症です。カウンセリングも、薬も何も効きませんでした…」

如月「虐待って… じゃあ、天城さんも…」

榛名「違います。榛名は施設の出身、そして天城との血の繋がりはありません」

如月「榛名さんは、養子って事…?」

榛名「そう言うことになります。尤も、天城にはその事実は伏せていますが。

そして施設で榛名は、大人達から虐待を…」

如月「まさか、その施設って『ひかり園』…?」

榛名「よく知っていますね」

如月「お母さんの仕事で使った資料を整理した時に出てきたのよ、『ひかり園事件』についての資料が。

それに道徳の授業でも一度触れられたわ、『非道の限りを尽くした最悪の児童養護施設』としてね」

榛名「榛名は『ひかり園事件』の発覚後に引き取られた子供の一人です」

如月「…」

榛名「施設は外面は良く、出資者も多かったので恵まれていたと思われていました。

しかしその実情は汚い大人が私腹を肥やして子供を食い物にし、挙句の果てには子供をストレスのはけ口に…」

如月「知ってはいたけど、そんなに酷い事をしてたなんて…」

榛名「寄付されたお金は子供に使われた事なんて殆どありません。寄付された物も全部売却されて職員が着服するのが常です。

そのせいで子供は必要最低限の、それすらもあるかどうかレベルの栄養しか無い食事しか与えられず飢えていました…」

如月「児童養護施設なのに… それに17年前の事件だから榛名さんはまだ3・4歳、食べ盛りも良いところじゃない…」

榛名「今その反動のせいで人一倍何かを食べないといけなくなってるのかもしれない、とカウンセリングの先生は仰っていました。心理的要因の可能性がかなり高いと」

如月「ありえ無い話じゃ無いわね…」

榛名「話を続けさせて貰います。

私は0歳から4歳まで施設に居ましたが1歳になったぐらいから、大人達に殴られるようになりました…」

如月「そんな…!」

榛名「最初は加減されていました。しかし序徐に力が強くなっていき、最終的には大人の全力で殴られる様にも…」

如月「なっ!?」

榛名「そんなの、普通の子供に耐えられる訳がありません。途中で死んでいてもおかしくは無かった…

なのに榛名は死ななかった。いえ、正しくは死ねなかったと言うべきでしょうか」

如月「どう言う事なの…?」

榛名「榛名は、『死ね無い』んです。施設に居た際、ありとあらゆる暴力を振るわれてもアザ一つ、傷一つ残っていない…

如月さんも知っているでしょう? 今日だって朝は榛名の筋肉痛がすぐ治って、青葉さんがMSを操縦した反動による筋肉痛で丸一日寝込んでいたのを」

如月「治りが早いの…? しかも青葉さんだって訓練を受けた軍人で、榛名さんは元から民間人。筋肉痛なら鍛えて無い民間人の方が辛い筈…

まさか…」

榛名「お察しの通りです。榛名は超回復体質、アザも傷が残らないのもその為なんです。

そして大人はそこに目をつけ、大人達の暴力の大半が榛名に行われました」

如月「じゃあ、PTSDはそれが原因なの…?」

榛名「それだけでは無いのですが、原因のひとつではあります」

553: ≫1 2015/09/17(木) 08:33:16.66 ID:tUdYkNjw0
榛名「大人達から行われた暴力は酷いもので、ある時なんかカッターナイフで切りつけられた事もあります。

でも証拠は残らないから、傷がすぐ元通りになってしまうから…」

如月「そんなの、普通じゃ耐えられる筈が無い…」

榛名「でも榛名の体は耐えてしまった、耐えられるように出来ていたんです。

そして体が耐えられるなら、心を壊そうと心理攻撃も加えるようになってきました」

如月「心理攻撃って…」

榛名「『お前は不要な子だ』『捨てられたガキ』、もう罵倒のオンパレードです。

そして榛名の幼い心は壊れ始めました。序徐に自分を傷つけ始め、何度も死のうと繰り返した。でも死ねなかった…」

如月「子供にやっていい事じゃない、そんなの…!」

榛名「榛名が4歳になった頃、榛名は人身売買の対象になってしまいました。

『ひかり園』は闇で臓器売買の斡旋を行い、子供を売りそのお金でも私腹を肥やしました。榛名が知る限り、数十人単位で…」

如月「罪の意識すら持つ気が無いの、その連中は…!」

榛名「私腹を肥やす事しか考えて無い人間です、彼等にそんなものを持ち合わせている筈がありません。

そして榛名もその犠牲の一人になる筈、でした」

如月「と言う事は…」

榛名「流石に人身売買は日中行わず、夜に行われるのが通例で彼等もそうしようとしたみたいです。

しかしその現場に、4人の大人たちが乗り込んで来ると言う事態に陥りました。その人達は顔を隠して、取引現場に居た全員を倒してしまいました」

如月「どう言う事なの…?」

榛名「恐らく人身売買の件を聞きつけ保護しようとしたのでしょう… そして榛名はその人達に保護されました」

榛名「そして『ひかり園』を告発する文書がマスコミ各社に送り付けられ、人身売買の映像も公開されて警察がようやく動き始めて残りの子供も保護されて…」

如月「そして世間に悪事が知れ渡って『ひかり園事件』が明るみになったって事ね」

榛名「はい… 榛名は天城の両親に養子として迎えられる事になりました。

そして『ひかり園事件』の被害者として証言する必要が出てきました。しかし榛名の精神はボロボロで、話す事も殆ど出来ないくらいで…」

如月「…」

榛名「でも、私を助けてくれた一人が『人はいつか行動しなければいけない時が来る、だからその時に何か出来るよう心に勇気を常に持ちなさい』と言葉をくれました。

それが榛名の『勇気』、『ブレイヴ』の元になっています」

如月「それが今の榛名さんに繋がってるのね…」

榛名「はい… うっ…」

如月「どうしたの、震えてるわよ…?」

榛名「まだ、怖いんです… 榛名を殴る大人の顔が脳裏に焼きついて、フラッシュバックして…

未だに、逃れられなくて… ずっと、ずっ怖くて…」

如月「大丈夫よ。何があっても、榛名さんは如月達が守るから…」ギュッ

榛名「如月、さん…」

如月「もう、大丈夫だから。怖い夢でも、一緒に立ち向かってあげるから…」

榛名「ありがとう、ございます…!」

554: ≫1 2015/09/18(金) 00:08:33.15 ID:tFWqhQLg0
榛名「すぅ…」

如月「安心して、眠っちゃったみたいね…」

如月(…孤児、か。榛名さんも、背負ってたの『嘘』はこれだったのね…

天城さんを欺いて、辛かったでしょう…)

コンコン

如月「こんな夜中に誰よ…」

秋月『秋月です。如月、少し構いませんか?』

如月「珍しい… 榛名さんじゃなくて私なのね」

秋月『その榛名さんについてのお話です』

如月「…わかった。今行くわ」


《古鷹&青葉の部屋》


如月「で、この4人で話って何かしら?」

古鷹「…如月ちゃん、貴女榛名さんの過去知ってるんだよね」

如月「さて、どうかしらね?」

青葉「大丈夫ですよ。青葉を含む、ここに居る3人は既に知ってますから」

古鷹「私は意識共有領域で少し教えられた程度だけど…」

秋月「榛名さんと天城さんに血縁は無い、そうカナード・パルスの一件の際に聞いています」

如月「意外と知られてるのね」

青葉「青葉に至ってはリタ・ベルナルに乗っ取られた際に幼少期の記憶全てを見させて貰いました」

如月「ふぅん… で、私が知ってるとすれば?」

古鷹「ちょっと仮説の話になるんだけど…」

秋月「榛名さんは『バンシィ・ノルン』のパイロット、それに現状最もニュータイプに近い存在です」

如月「古鷹さんを呼び覚ます時にサイコフレームを介してサイコ・フィールドを、意識共有領域を発生させる程の力を持ってるからほぼ確定と言っても過言では無いでしょうね」

青葉「青葉がフェネクスに、リタ・ベルナルに取り込まれた時榛名さんはバンシィのサイコフレームを金色では無く緑に発光させた…

それはガンダムUCのep7でユニコーンが覚醒した状態と同じだったと思います」

如月「でもそれはXCの影響もあるんじゃない?」

秋月「XCはあくまでも感応波の増幅装置です。榛名さんは自らの感応波を用いてNT-Dを発動出来る… 異質過ぎるんです、榛名さんは」

如月「確かに、そうかもしれないけど… 一体何が言いたいの?」

青葉「榛名さんは物心ついた時から施設に居た、つまり本当のご両親が居ない。そしてニュータイプとしての素質を持つ…

その上この世界は様々な次元と繋がっている、『宇宙世紀世界』とも」

如月「…っ!? まさか…!」

古鷹「あくまでも仮説だけど、榛名さん本当はこの世界の出身じゃなく『宇宙世紀世界』の出身なんじゃないかな」

秋月「これなら、ニュータイプに覚醒した理由の説明もつきます」

555: ≫1 2015/09/18(金) 02:19:07.30 ID:tFWqhQLg0
如月「…確かに辻褄は合う、でも宇宙世紀世界出身なら私達に出会う前に覚醒する筈よ」

秋月「どう言う事ですか?」

如月「榛名さんの過去にかかった『過度のストレス』、なら施設に居た時点で覚醒していないとおかしい。

でも覚醒したのは、榛名さんが能力を発揮出来るようになったのはバンシィ搭乗後よ」

青葉「…何故過度のストレスがニュータイプ覚醒の原因に?」

如月「ニュータイプ覚醒の条件の1つが過度のストレスよ。 

榛名さんの場合は過度のストレスを抱え込んでたから覚醒条件は整ってた。でもバンシィに触れるまで覚醒出来なかった」

古鷹「もしかして…」

如月「私の仮説だと条件は満たしていたけど覚醒出来なかった原因は『宇宙世紀の出身じゃなかった』から。

でも条件を満たし、『宇宙世紀の産物に触れた』事で覚醒したって事なら辻褄も合わない?」

秋月「そう言う考え方もありますね…」

如月「そもそも、よ。榛名さんが何処の世界の出身で、誰が親かなんて関係ないわ。

榛名さんは榛名さん、私達の知ってる榛名さんならそれで良いの」

古鷹「そう、だよね…」

如月「それにニュータイプだろうとオールドタイプだろうと人間には変わらない、それで充分じゃない」

秋月「そして榛名さんは榛名さんに変わり無い… そう言う考えもあるんですね」

青葉「ニュータイプだろうが榛名さんは榛名さんにですから」




如月「やっと解放された… 早く寝ましょ…」

如月(でも、疑念が無い訳じゃない。

瑞鳳姉さんまでとは言わないものの自分の身長より大きな鉄製トマホークを振るうだけの腕力、幼少期から大人に全力で殴られても死なない頑丈さ。そして怪我の治りが異常に早い超再生能力にニュータイプとしての力…)

如月「一体、これが何を意味しているのかしら…」

如月(今の時点じゃ判断材料が少なすぎる… ま、後から考えれば良いわね…)


556: ≫1 2015/09/18(金) 22:19:54.53 ID:tFWqhQLg0
《翌日 代々木第一体育館》


『間もなく、第3回艦プラバトル選手権全日本大会準決勝・第一試合『チーム・ホワイトクリーン』対『小沢大学艦プラ部』が開始されます』


清霜「さて、もうすぐだね…」

初風「今回は艦隊を2分して前衛・後衛に分けて戦うわ。前衛艦隊は如月に一任、後衛及び総指揮は私が取る。

今回の相手は姉さん関係者、恐らく一筋縄じゃいかない。全員、気を緩めないで」

如月「前衛艦隊の編成は私の『クイーンエリザベス・ブレイヴ』と舞風ちゃんの『シュフラン・クラージュ』、野分ちゃんの『アドミラール・グラーフ・シュペー・シュナイド』に朝潮ちゃんの『ボルチモア・ブレイヴ』よ。

高い機動性を以って、相手を撹乱しつつ各個撃破を行い敵を殲滅するのが私達の役割ね。あと朝潮ちゃんは敵へのトラップとして私が指示するタイミングで機雷を撒いてもらうわ」

朝潮「了解。私に任せて」

舞風「野分のシュナイドと如月のエリザベスは接近戦向けだから接近の牽制は舞風にお任せだよ」

野分「頼りにしてるわ、舞風」

初風「そして後衛艦隊は私の『リヴェンジ・ブレイヴ』を中心に秋月の『ヴィクトリアス・ブレイヴ』と曙の『エンタープライズ・ブレイヴ』、護衛に清霜の『カイオ・ドゥイリオ・コラード』になるわ。

開始直後、所定エリアに到達次第ブイを展開するからその位置を軸に展開する。清霜、いつでもPBC撃てるようにスタンバっておきなさい」

清霜「了解!腕がなるよ!」

秋月「今回、私用のアームド・アーマーが間に合わないと言う事で古鷹さん用の『Bst』をお借りしました。これで近接能力も…」

曙「万が一突破されても自衛程度ならこなせるわ」

初風「あとサブとして私に榛名、如月に天城、朝潮に龍鳳、清霜に陽炎がつく事になる。任せるわよ、そこの4人」

榛名「お任せください」

天城「私も、出来る限りサポートします!」

龍鳳「不束者ですが、よろしくお願いします…!」

陽炎「いや、それじゃ結婚の挨拶だから…」

557: ≫1 2015/09/19(土) 00:43:26.53 ID:xSV0pZ1n0
翔鶴「まさか、準決勝の場で戦う事になるなんて思いもしませんでしたよ」

榛名「こちらも想像出来ませんでした」

瑞鶴「ま、勝つのは私達だけどね」

初風「それはどうかしらね? 実力は把握してるし、どんな戦いも戦術次第で決まるわ」

加賀「生意気ね。戦術だけでどうにかなると思ったら大間違いよ」

如月「どうかしらね? 戦術だけでどうにかする人だって居るのよ、この世には」

RJ「戦術に頼るって事は実力に自信が無いって事やな!」

清霜「は? 実力も戦術もこっちは充分だっての」

赤城「ではその実力、拝見させて貰いましょう」

舞風「どっちが格上か、見せてあげるよ!」

バナージ(なんだろう、この人達血の気が多い…)

マリーダ(流石瑞鳳の妹と言ったところだ…)

タクヤ(相手はまだ全力の艦を投入してない… つまりこっちに合わせて投入するだろうな…!)



Please Set Your KP BASE

Beginning Plavsky Particle Dispersal

Please Set Your KANPLA

BATTLE START!



初風「第一艦隊旗艦・リヴェンジ・ブレイヴ、初風及び榛名!」

清霜「第一艦隊・カイオ・ドゥイリオ・コラード、清霜及び陽炎!」

曙「第一艦隊・エンタープライズ・ブレイヴ、曙!」

秋月「第一艦隊・ヴィクトリアス・ブレイヴ、秋月!」

如月「第二艦隊旗艦・クイーンエリザベス・ブレイヴ、如月及び天城!」

朝潮「第二艦隊・ボルチモア・ブレイヴ、朝潮及び龍鳳!」

野分「第二艦隊・アドミラール・グラーフ・シュペー・シュナイド、野分!」

舞風「第二艦隊・シュフラン・クラージュ、舞風!」


榛名『チーム・ホワイトクリーン第一、第二艦隊…!』


初風「出撃します!」

如月「出撃します!」

559: ≫1 2015/09/20(日) 02:18:18.44 ID:YwVKkRj00
如月「予定通り私達は前衛に展開、撹乱を行う。 初風ちゃんの指示がくるまでは遊撃で構わないのね?」

初風「好きにやって、対応は任せる。

榛名、『ミーミル』起動開始よ。レーダーブイの観測データを全艦にリンクさせて」

榛名『はい! 戦術システム『ミーミル』起動、リヴェンジ・ブレイヴ座標固定… レーダーブイ展開と同時にリンクスタート、観測開始!

マップスキャンスタート、広域マップデータを表示! 索敵データ応答、艦種特定完了しました。データリンクで表示させます!』


敵戦力

・戦艦サウスダコタ改 超長距離砲戦仕様(翔鶴)
・戦艦ティルピッツ改 高速砲撃戦仕様(瑞鶴)
・重巡ノーフォーク改 高速砲撃戦仕様(赤城)
・重巡エクセター改 支援戦仕様(加賀)
・空母レキシントン改(マリーダ)
・戦艦伊勢改 高速雷撃戦仕様(バナージ)
・空母イントレピッド改 対空特化仕様(RJ)
・補給艦ナチェス(タクヤ)


舞風「…なんか、混じって無い?」

野分「居るわね、最後に何か…」

朝潮「給油艦… 舐めてるのかしら?」

秋月「一隻戦闘に不向きな艦を投入してどうする気なのでしょう…」

清霜「多分粒子補給が必要な『何か』があるかもしれない…」

陽炎『清霜の意見に賛成、もしかすればPBC用の粒子供給装置かも』

龍鳳『瑞鳳さんの関係者ならありえない話でもありませんね…』

天城『それにこちら側に仕掛けた後に離脱し、補給を受けてる間に別の敵がこちらを襲撃すると言う作戦もとれなくもありません。

それはこちら側の消耗に繋がり、相手にとっては補給の時間と言う休息も得られます』

初風(囮か、それとも清霜の予想する『コンデンサー』か天城の『ループ戦術の軸』か…

警戒すべきね、アレは…)

如月(さて、アレをどうするべきか… 潰すにしても放置するにしても、何か手を打たないと…)



行動安価 直下

561: ≫1 2015/09/20(日) 02:59:04.40 ID:YwVKkRj00
初風「如月、第一目標『補給艦ナチェス』。 アレを最優先目標にして、他は妨害するなら潰しても構わない」

如月「誘いに乗るの?」

初風「相手が餌をぶら下げて来たら釣り主ごと喰らいつくのが駆逐艦じゃない」

如月「そうだったわね。 さて、三人とも準備は?」

野分「いつでも!」

舞風「どこでも!」

朝潮「準備OKよ!」

如月「行くわよ、餌を食いちぎってやるつもりでかかるわ!」

龍鳳『な、なんかテンションおかしくないですか…?』

天城『私達に出来るのはサポートだけですから…』



タクヤ「よし、敵さんが誘いに乗った!」

翔鶴「じゃあ最初の作戦通り赤城さんと加賀さんを最初に展開、相手の足止めを」

赤城「了解です! 行きましょう、加賀さん!」

加賀「ええ、例え相手が誰であろうと容赦はしない」

翔鶴「マリーダさんと龍驤ちゃんは航空支援を開始、出来るだけ仕留め無いように削って」

マリーダ「了解、航空部隊発艦始め」

RJ「さぁガキ共、かかって来い!」


初風「やっぱ、出してきたわね… 曙、秋月!」

曙「わかった。航空部隊、迎撃開始!」

秋月「制空権は、何としても…!」



制空判定 直下

01~33 喪失
34~66 拮抗
67~00 確保

564: ≫1 2015/09/21(月) 02:38:36.41 ID:9ph+VqPq0
曙と秋月の放った艦載機だったが、マリーダとRJの艦載機によって撃墜されていく!

如月「押されてる…! このままじゃ制空権が…」

曙「やっぱり天城や秋月のようには…!」

秋月「曙、機体を下げて損耗を避けます!」

曙「仕方無い… わかった。初風、構わない?」

初風「想定の範囲内よ、問題なし」

初風(とは言え、戦術プランの見直しも必要か…)

初風「全艦に通達! 対空警戒を厳にして!

朝潮、これから送るポイントに機雷散布! 敵艦隊に対する防衛ラインを構築する!」

朝潮「了解。如月、一旦離脱するわ」

如月「わかった。合流の際は私達と逆から、挟撃を加えるわよ!」

朝潮「任せて」


そしてボルチモアが回頭し、初風の指示するポイントへと加速する


ヴーッ、ヴーッ!

野分「接近警報… 敵艦載機を捕捉!」

如月「対空迎撃用意! 主砲も対空弾に切り替えるの!」

舞風「了解!主砲照準、敵艦載機群!」

野分「弾種換装、対空弾頭装填!」

如月「迎撃開始!」


そして3隻は艦載機の迎撃を開始する!



迎撃判定 直下
40以上で迎撃成功

566: ≫1 2015/09/22(火) 00:57:56.71 ID:j5vvuERw0
如月達の対空攻撃によって敵の艦載機は空中で爆散していく!


RJ「アイツら、ハリネズミか!? ウチらの機体がどんどん落とされるとるで!」

マリーダ「くっ…! 一度機体を下げて補充させる!」

加賀「あとは私達が仕掛ける。下がってなさい」

赤城「中学生がメインでも、容赦はしません!」


野分「後退した…?」

舞風「機体損耗を避ける為かな…」

如月「違う… そもそも今の攻撃はこちらに対する布石、だとすると…!」

天城『敵艦2、接近! 艦種特定、『ノーフォーク』『エクセター』の2隻と断定!』

如月「重巡2隻で仕掛けてきた…! 対艦戦闘用意、徹甲弾への換装を始めて!」

赤城「悪いけど、やらせてもらいます!」

加賀「ここは、譲れません!」

野分「砲弾換装のラグを狙って…!」

舞風「ここまで狙ってくるなんて、やっぱ今までの敵と違う…!」

如月「天城さん!主砲照準、目標『エクセター』! 可能な限り先手を打つ!」

天城『は、はい! 照準合わせ、目標エクセター! 主砲、徹甲弾への換装終了!』

如月「よし、砲撃開始するわよ!」



命中判定 直下
45以上で命中


ダメージ判定(命中時のみ)
45~56 小破
57~75 中破
76~87 大破
87~00 撃沈

568: ≫1 2015/09/22(火) 02:54:21.58 ID:j5vvuERw0
如月の放った砲弾の一発が甲板に直撃し、穴を開ける!


加賀「私に、当ててくるなんて…!」

赤城「相手は瑞鳳さんの妹です、油断は命取りになります!」


天城『命中1、敵艦小破クラスの損傷と断定!』

如月「反撃が来る、全艦回避運動!」

舞風・野分「了解!」


加賀「よくも傷を… 後悔させてあげる!」

赤城「照準合わせ、目標『クイーンエリザベス』!」

加賀「直撃させる…! 受けなさい!」


クイーンエリザベスに向かってエクセターとノーフォークから砲弾が放たれる!


天城『敵発砲! 狙いはこちらです!』

如月「ディスチャージ・フィールド緊急展開! 可能な限り防御を!」

天城『了解! フィールド緊急展開、対砲撃防御開始!』



命中判定 直下
01~35 被弾
35~75 防御成功
76~00 回避

ダメージ判定(被弾時)
01~04 轟沈
05~15 大破
16~25 中破
26~34 小破

570: ≫1 2015/09/22(火) 21:18:26.75 ID:j5vvuERw0
如月「この程度の砲撃…!」


如月はほ砲撃の合間を潜り抜けながら、回避行動をとる!


赤城「私達の砲撃を潜り抜けるなんて…」

加賀「相当の手練れ… 面白い…!」

如月「榛名さんに託されたこの艦プラ、傷付けさせるわけにはいかない!」


如月は砲を再び2隻に向けて、照準を合わせる!


如月「舞風ちゃん!」

舞風「ランス・カラビーヌ照準合わせ、よし! プラフスキー・パワーゲート展開!」


プラフスキー・パワーゲートが展開されて、エネルギーが収束しはじめる!


赤城「高エネルギー反応!? この出力は…」

加賀「馬鹿な、この短時間でここまでの出力を溜め込むなんて…!」

舞風「残念だけど、収束率だけならPBC以上なんだよ!」

舞風(今の粒子貯蔵量じゃ一発が限度… 一撃で、確実に仕留める…!)

榛名『位置データ転送、『ナチェス』の観測データを!』

舞風「これなら狙える…! ランス・カラビーヌ発射!」


放たれた砲がプラフスキー・パワーゲートを潜り、加速して一直線にナチェスに向かう!


赤城「私達を狙って無い!?」

加賀「まさか…!」

初風「残念だけど、先に潰さなきゃいけないのは『ナチェス』なのよ!」


バナージ「下がれ、タクヤ!」ピキィン

タクヤ「え?」



命中判定 直下
01~15 外れ
16~30 中破
31~65 大破
66~00 撃沈

572: ≫1 2015/09/22(火) 22:58:31.57 ID:j5vvuERw0
ナチェスにランス・カラビーヌから放たれた一撃が直撃し、誘爆を引き起こす!


タクヤ「しまっ!?」

翔鶴「狙撃…! しかもこの威力、粒子兵装…」

瑞鶴「やっぱり使ってくるか… 翔鶴姉!」

翔鶴「タクヤ君、現状は?」

タクヤ「大破相当のダメージ、粒子・弾薬供給は不可能です!」

翔鶴「敵の指揮官、浜風ちゃんと同等って考えた方が良いわね…」

バナージ「どうするんです?」

翔鶴「タクヤ君は後退、ダメージコントロールと応急処置を」

タクヤ「了解です」

翔鶴「瑞鶴とバナージ君は予定変更、赤城さん達の援護に!今の位置なら挟撃できる!」

バナージ「相手の指揮官を倒すんじゃ…」

瑞鶴「その前に確実に倒せる相手を倒した方が良いわ」

翔鶴「そう言うこと。ファイターとしての能力ならこっちが上なんだから」


初風「『ナチェス』は大破相当のダメージ、そして如月達に対して2隻が挟撃にまわった…」

朝潮「機雷を指定位置へ散布したわ」

初風(さて、どうするか… このままだと如月達は危険、でも前線を下げるとこっちが危険…

機雷の防衛網まで下げるか、それとも朝潮を向かわせて挟撃するか…)



行動安価 直下


574: ≫1 2015/09/23(水) 22:28:25.75 ID:d0zchEg40
初風「…朝潮、如月達と合流! 敵を挟撃しつつ退路を確保しながら、機雷原へ誘導!」

朝潮「了解!」

龍鳳『機関増速、最大船速で直進します』



現状

制空権:小沢大学艦プラ部

損害
・チーム・ホワイトクリーン:損傷なし
・小沢大学艦プラ部:ナチェス(タクヤ)大破、エクセター(加賀)小破

戦闘状況
・如月・野分・舞風、赤城・加賀と交戦中。
・如月・野分・舞風に瑞鶴・バナージが接近、後方から朝潮接近(瑞鶴・バナージ合流まで1ターン、朝潮合流まで1ターン)



天城『後方から2隻接近、艦種『伊勢』『ティルピッツ』と断定!』

如月「ッ…! 戦力差が開いてくる…!」

舞風「どうするの、如月…?」

如月「このままだと…」

野分「さらに後方から1隻… これは、朝潮です!」

朝潮「間もなく合流出来ます、それまでは耐えてください」

如月「無茶を言って…」

天城『雷撃警報、雷数16!』

如月「緊急回避! ディスチャージ・フィールド展開!」



命中判定

如月 直下

舞風 ↓2

野分 ↓3

01~25 被弾
25~75 防御成功
76~00 回避

ダメージ判定(被弾時)
01~04 轟沈
05~09 大破
10~15 中破
16~24 小破

584: ≫1 2015/09/27(日) 16:38:01.52 ID:tuz6EYIf0
如月(この魚雷、何かおかしい…! 直撃は避けないと!)


如月はその雷撃を急制動によって回避するが、他の2隻のフィールドを貫きアームド・アーマーに直撃して炸裂する!


如月「粒子障壁を無効にした!?」

舞風「くっ…! 小破程度なら、まだ保つけど!」

野分「アームド・アーマー誘爆!? 強制パージ、爆発に巻き込まれないように!」


野分は間一髪でアームド・アーマーを切り離して轟沈を防いだ!



瑞鶴「ふふふ… この魚雷は普通じゃ無いのよ!」

タクヤ「そう、瑞鳳さんと同じ技術を使うのなら当然ディスチャージによる防御障壁も存在する…

でも、この俺特製対・粒子弾頭魚雷なら貫通も出来るって寸法よ!」

バナージ「数少ない魚雷だけど、撃沈出来無いのは痛いな…」

翔鶴「本来ならあのリヴェンジに撃ち込む筈だったけど、背に腹は代えられないわ… 二人共!」

赤城「今よ、加賀さん!」

加賀「瑞鶴のお零れのようで癪に障るけど、逃しはしない…!」


天城『敵艦、『アドミラール・グラーフ・シュペー・シュナイド』に砲を向けて居ます!』

如月「こうなったら…  クイーンエリザベス・ブレイヴ、フォームシフト・アサルト!」

天城『了解、フォームシフト・アサルト! 粒子ブースト・チャージ開始、プラフスキー・パワーゲート展開!』


クイーンリザベスのアームド・アーマーが変形し船首がノーフォークとエクセターに向き、パワーゲートが展開される!


如月(射線上に重なってる今がチャンス、これを外したら野分ちゃんがやられる! ちゃんと当てなさいよ、如月!)

天城『ディスチャージ・オーバードライヴ、今です!』

如月「クイーンエリザベス・ブレイヴ、眼前の敵を貫きなさい!」


そしてクイーンエリザベスがパワーゲートを潜り、加速する!


赤城「なっ!?」

加賀「赤城さん!」



撃沈判定

赤城 直下

加賀 ↓2


25以上で撃沈

589: ≫1 2015/09/27(日) 23:37:59.80 ID:tuz6EYIf0
クイーンエリザベスが2隻の真横に突っ込み、その船体を悉く破壊する!


赤城「嘘… こんな、やられ方なんて…」

加賀「馬鹿な、私達が1隻に…」


そして2隻の重巡が爆発し、水底へと消えた


タクヤ「赤城・加賀艦、シグナルロスト…」

マリーダ「これでこちらの優位は無くなった…!」

翔鶴「戦術の組みなおしが必要ね… 全艦、一時後退!」

瑞鶴「翔鶴姉!?」

RJ「妥当な判断やな…」

バナージ「瑞鶴さん、一度散開して後退しましょう。このまま仕掛けても勝ち目は…」

瑞鶴「…わかった」



初風「後退する…?」

如月「ええ、恐らく物量的に不利になったからだと思うわ」

朝潮「どうするの?」

清霜「…下げたほうが良いかも」

曙「アンタが言うからには正しい選択かもね。こう言う時に鼻が効くから」

野分「こちらも少なからず損耗しているから…」

舞風「特に私と野分はね…」

秋月「前線は敵数が多いですから…」

榛名『どうします?』

初風「全艦、朝潮の敷いた機雷原まで下がって。 曙・秋月はいつでも航空戦の準備を、いつ来てもおかしくない」

秋月・曙「了解」


戦況

自軍
・リヴェンジ・ブレイヴ(初風)…行動不能
・クイーンエリザベス・ブレイヴ(如月)…損傷無し
・アドミラール・グラーフ・シュペー・シュナイド(野分)…アームド・アーマー喪失
・シュフラン・クラージュ(舞風)…小破
・ボルチモア・ブレイヴ(朝潮)…損傷なし
・カイオ・ドゥイリオ・コラード(清霜)…損傷なし
・ヴィクトリアス・ブレイヴ(秋月)…艦載機損耗
・エンタープライズ・ブレイヴ(曙)…艦載機損耗


敵軍
・戦艦サウスダコタ改 超長距離砲戦仕様(翔鶴) …健在
・戦艦ティルピッツ改 高速砲撃戦仕様(瑞鶴) …健在、特殊魚雷残数あり
・空母レキシントン改(マリーダ) …艦載機損耗
・戦艦伊勢改 高速雷撃戦仕様(バナージ) …健在、特殊魚雷残数あり
・空母イントレピッド改 対空特化仕様(RJ) …艦載機損耗
・補給艦ナチェス(タクヤ) …大破



初風(さて、どうするか…

相手の動きを待つか、こちらから仕掛けるか… 仕掛けるとしたら清霜にやらせるか、それとも前衛艦隊を展開させるか…)



行動安価 直下

591: ≫1 2015/10/01(木) 22:03:03.63 ID:ygmoGwnc0
初風(相手の指揮官、艦を前に出して来ない… 何か長距離砲撃の手段を持っているの…?)

初風「清霜・陽炎、コードPBCスタート」

陽炎『撃つの?』

初風「緒元データはこっちが送る。あくまでも相手への威嚇だから出力は60%で」

清霜「わかった!」

初風「如月、私のスレイヴと一緒に前衛に展開。いつでもフィールドを展開出来るようにして」

如月「了解。射線に私を巻き込まないようにしてね」

陽炎『準備は良い?』

清霜「OKだよ!」

陽炎『よしっ! コード・PBCスタート!』

清霜「エネルギー流路の脈動を固定!緒元入力開始!」

陽炎『リミッター、出力60%。プラフスキー・パワーゲート展開!』


船体が割れ、偏向レンズが内部から出現しゲートが展開される!


清霜「捉えた…! 収束臨界点到達!」

陽炎『発射準備完了、トリガーを清霜に!』

清霜「アイハブコントロール! プラフスキー・バスター・キャノン、焼き尽くせぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


そして眩い光が放たれ、閃光が迸る!


瑞鶴「高エネルギー体!?」

タクヤ「この光はまさか…!」

翔鶴「プラフスキー・バスター・キャノン!? この位置への狙撃は…」

バナージ「空母が!?」



撃沈判定

マリーダ 直下

RJ    ↓2


75以上で撃沈

595: ≫1 2015/10/01(木) 22:31:15.64 ID:ygmoGwnc0
RJ「か、回避出来ん!?」

マリーダ「ば、馬鹿な…!」


小さな閃光が2隻の船体を貫通し、水底へと屠った!


バナージ「2隻、シグナルロスト…」

瑞鶴「翔鶴姉! このままじゃ私達ジリ貧だよ!?」

翔鶴「使いたくなかったけど… 使わないと一矢報いる事も出来無い…!」

タクヤ「翔鶴さん…」

翔鶴「瑞鳳、託された秘密兵器使わせてもらうわ…!」

瑞鶴「バナージ、粒子供給の準備を。翔鶴姉だけじゃ2発が限度だから」

バナージ「は、はい!」

タクヤ「すみません、今の俺じゃ…」

翔鶴「構わないわ。 その代わり、照準の補正は手伝って」

タクヤ「了解っす!」


初風「高エネルギー反応!?」

天城『収束段階です… でも、この出力はディスチャージクラスの…!』

舞風「一体何が…」

野分「観測データ、モニターに出す!」

曙「これって…」

秋月「大口径砲…!? しかも、船体より遥かに大きい!」

龍鳳『これ、ドイツの列車砲『ドーラ』!?』

朝潮「な、なんてものを…」

清霜「ちょっとマズくない!?」

如月「マズイなんて次元を遥かに超えてるわよ!」

陽炎『折りたたんで仕舞っておいて、いざとなったらコイツを使おうとした訳か…!』

初風「全艦フィールド展開しつつ散開! 着弾点に密集してれば、確実に全員やられる!

榛名、ミーミル解除! 私達も逃げるわよ!」

榛名『は、はい!』



タクヤ「敵散開しつつあります!」

翔鶴「あら、『粒子ドーラ砲』に気付いたみたいね」

瑞鶴「でももう遅いよ…!」

バナージ「着弾すれば一帯を吹き飛ばすドーラ砲… その威力は折り紙つきですよ!」

翔鶴「目標照準・敵空母『ヴィクトリアス』…  『粒子ドーラ砲』収束完了、発射!」


展開された長砲身の一撃が放たれ、一帯に衝撃波を発生させる!



秋月「しまっ…」

曙「秋月!?」



撃沈判定 直下

30以下で轟沈

597: ≫1 2015/10/04(日) 15:36:32.22 ID:NY1Tr58X0
曙「直掩機、間に合え!」


曙は直掩させていたベアキャットの1機を飛ばしてさせ、強引に粒子砲弾に直撃させる!


曙「秋月、対ショック!」

秋月「は、はい!」


そして砲弾が炸裂し、周囲に膨大な粒子爆発が発生した


初風「秋月! 通信が途絶えて…」

榛名『待ってください!まだシグナルは生きてます!』

秋月「くっ… すいません、なんとか直撃は避けましたが駐機させていた艦載機が爆風で…」

曙「こっちも、数えるくらいしか残って無いわ…」

初風(航空部隊はこれで壊滅的な打撃を受けた… そしてドーラの第二射がいつ来るかがわからない…

これじゃ対抗手段が乏しい…! どうすれば良いのよ…!)



翔鶴「仕留められなかったわね…」

瑞鶴「でも、敵の空母はこれで置物だよ」

タクヤ「第二射まで残り105秒、やっぱこれチャージ長いなぁ…」

バナージ「これ確か元々PBCとは違う切り札だったけど、粒子チャージ時間が長くてボツになったんでしたっけ?」

翔鶴「時間がかかる連射よりチャージ時間が短い一発の切り札、それが瑞鳳の思考だから」

瑞鶴「瑞鳳らしい考え方だよねぇ…」

翔鶴「ともかく、これを託された以上負ける訳にはいかない…! 次の目標は『リヴェンジ』よ」

タクヤ「PBCを持つ『カイオ・ドゥイリオ』じゃ無いのですか?」

翔鶴「指揮系統を落とせばあとは容易いわ。『シュフラン』の遠距離狙撃作戦には驚かされたけど、もう遅れはとらない」


如月「で、どうするの?」

朝潮「こちらのPBCを除く最長有効射程内まで最大戦速で100秒かかる…」

曙「それまでチャージされて撃たれたらオシマイよ」

初風「…」


行動安価 直下

599: ≫1 2015/10/04(日) 23:25:33.19 ID:NY1Tr58X0
初風「…勝負を仕掛ける!」

如月「やるのね?」

初風「ええ、どうせ次に狙うのは指揮系統。私がここで『ミーミル』を使って囮になる。

陽炎、『カイオ・ドゥイリオ』の粒子残量は?」

陽炎『残量75%、全力なら2発が限度ね』

初風「榛名、type-KYの最低出力とその出力での要冷却時間は?」

榛名『想定では最低で30%までは抑えられます。しかしそれではダメージを与えられるかどうか… 冷却時間は10秒程です』

初風「清霜、PBC出力30%で連射しなさい。当てて沈めなくても、牽制になれば良い。

残りはディスチャージ・ブーストを使って限界まで加速しなさい!」

清霜「わかった!」

陽炎『これ砲身が持つかしら…』

清霜「やってみるしか無いね」

陽炎『コードPBC!船体展開、目標『戦艦・サウスダコタ』!』

清霜「粒子圧縮、縮退域へ!」

陽炎『粒子縮退、臨界! 照準合わせ、よし!』

清霜「プラフスキー・バスター・キャノン、焼き尽くせ!」


タクヤ「高熱源体、接近!」

瑞鶴「この光、PBC!?」

翔鶴「連射出来るPBCなんて!?」

バナージ「翔鶴さん、下がって!」



命中判定 直下

25以上で命中(大破)、45以上で撃沈

601: ≫1 2015/10/04(日) 23:39:57.86 ID:NY1Tr58X0
バナージの警告に反応した翔鶴は船体を強引に旋廻させて、PBCを回避する


翔鶴「っ…! 外れてくれた…!」

瑞鶴「危なかった… 連射式PBCなんて危なすぎよ」

タクヤ「な、なんてものを…」

バナージ「また撃って来ると思いますか?」

翔鶴「チャージ次第撃って来るわね…」

タクヤ「ラグはどのくらいに… ッ! 敵艦接近、数3!遅れて1!」

瑞鶴「PBCは目くらましだったの!?」

翔鶴「あと40秒、ドーラ発射まで耐えて!」



如月「捉えた…!」

舞風「野分、ちゃんと付いてこれる?」

野分「ごめん、少しだけ遅れる!」

朝潮「アームド・アーマーを失ったのは辛いわね…!」

如月「でもこれで…」

舞風「舞風の射程だよ!」


舞風はプラフスキー・パワーゲートを展開させ、『ランスカラビーヌ』の照準を合わせる!


舞風(チャンスは少ない、でもこの位置なら狙える!)


舞風「粒子圧縮クリア、『ランスカラビーヌ』発射!」



タクヤ「再び高熱源体!」

バナージ「『シュフラン』の砲撃!」

瑞鶴「狙いは、翔鶴姉よ!」

翔鶴「さっきの強引な回避で、バランスが…!」



命中判定 直下

00~15 回避
16~40 中破
41~70 大破
71~  撃沈

603: ≫1 2015/10/05(月) 00:20:47.68 ID:xWqsUuWF0
ランスカラビーヌの一撃がサウスダコタの船体を貫通し、誘爆を引き起こす!


瑞鶴「翔鶴姉!」

翔鶴「被弾…! 中破相当のダメージ…」



舞風「やった、中破ダメージなら粒子チャージは…」

如月「待って!粒子量が、上がってる…?」

朝潮「まさか…!強引にアレを撃つ気!?」

野分「あの損傷で撃ったら自壊するわよ!?」



翔鶴「ドーラ砲チャージ、完了…!」

タクヤ「無茶です! その損傷状況で撃ったら確実に自壊します!」

翔鶴「でもこれが最後のチャンス…! 撃たなかったら、確実に負ける!」

瑞鶴「翔鶴姉…」

翔鶴「榛名さんには悪いけど、この勝負負けられない…!目標『リヴェンジ』、照準合わせ…!」



如月「全艦火力を集中! 清霜ちゃん、PBCも撃って!」

清霜「照準『サウスダコタ』…!プラフスキー・バスター・キャノン、発射!」


放たれたPBCの閃光が届く瞬間…


翔鶴「サウスダコタ、これが私達の最後の花火よ…  『粒子ドーラ砲』、第二射発射!」


限界まで圧縮された粒子砲弾が『リヴェンジ・ブレイヴ』へと放たれた!


榛名『着弾まであと5秒!』

初風「ディスチャージ・フィールド展開! 対空砲火開始、撃ち落とす!」

曙「間に合え、残存の艦載機を全て砲弾にぶつける!」

秋月「は、はい!ディスチャージ・フィールド展開、可能な限りダメージの軽減を!」


撃沈判定(初風) 直下

20以下で轟沈

605: ≫1 2015/10/05(月) 01:12:35.76 ID:xWqsUuWF0
翔鶴の最後の意地で放たれた粒子砲弾は初風によって空中で炸裂させられてしまった。しかし空中で大爆発を引き起こし、リヴェンジもダメージを負う


初風「だ、大丈夫なの…?」

榛名『上部艤装の大半が損壊、要修復が必要です。『リヴェンジ・ブレイヴ』でこれ以上戦闘は…』

初風「最後の最後でやってくれたわね…」


タクヤ「翔鶴さん、シグナルロスト。轟沈判定…」

瑞鶴「『リヴェンジ』は健在… こんなの…!」

バナージ「敵艦、来ます!」

瑞鶴「こうなったら徹底抗戦よ!絶対1隻だけでも沈めてやる!」


如月「一気に決める…! 全艦、ディスチャージスタンバイ!」

天城『プラフスキー・パワーゲート展開! ディスチャージ、徹甲弾モード!』

朝潮「こちらもディスチャージを!」

龍鳳『は、はい! 粒子圧縮、砲弾装填!』

舞風「『ランスカラビーヌ』、目標捕捉!」

野分「ディスチャージ・砲撃モード、これで!」

如月「全艦、一斉射!」



撃沈判定

・瑞鶴 直下
・バナージ ↓2

30以上で撃沈

・タクヤ ↓3
10以上で撃沈

609: ≫1 2015/10/05(月) 01:30:42.99 ID:xWqsUuWF0
瑞鶴とタクヤの操る艦は砲弾の雨を浴び、爆発を引き起こす


瑞鶴「こんな、一方的に…!」

タクヤ「大破からここまで持てば、まだマシかなぁ…」


そして2隻は大爆発を起こして、水底へと消えた…



如月「残り1隻… どこ!」

バナージ「よくもっ!」


バナージは艦を如月のクイーンエリザベスに砲撃を加えつつ接近させる!


如月「特攻!?」

舞風「射線にエリザベスが乗って上手く狙え無い…!」

朝潮「どうすれば…」

野分「私がやる…!」


野分は艦を加速させてブレードを展開し、接近戦を仕掛けた!


バナージ「ブレード!?」

野分「プラフスキー・レーザーブレード、切り裂けぇぇぇぇぇ!」



撃沈判定 直下
15以上で撃沈

611: ≫1 2015/10/05(月) 02:04:33.94 ID:xWqsUuWF0
グラーフ・シュペーのブレードが伊勢に突き刺さり、船体が切り裂かれる


バナージ「まさか…」

野分「勝負、ありです」


そして伊勢はそのまま水中へと沈んでいった


Battle END

Winner“Team WhiteClean”



曙「何とか、ギリギリね」

初風「肝を冷やしたわ…」

秋月「まさか敵も粒子兵装を用いるなんて…」

朝潮「もしかすれば世界でもこんな相手と…」

舞風「ま、まだ時間的余裕はあるから練習すれば…(震え)」

野分「御免なさい、アームド・アーマーが壊れてしまいました…」

榛名「大丈夫ですよ。若干耐久性に問題があったみたいなので、新しく作り直しますから」

初風「私も、上部艤装の半分以上が使用不可だから改修頼んで良いかしら?」

榛名「ええ、構いません」


翔鶴「榛名さん」

榛名「翔鶴さん…」

翔鶴「まずはそうね… おめでとう、ってところですね」

榛名「いえ…」

翔鶴「こちらも全力でぶつからせて貰った結果の敗北ですから、悔いはありませんよ」

榛名「そう、ですか… とても、良い戦いでした」

翔鶴「そう言ってもらえると助かります… 決勝戦は明後日、私達を負かした以上は勿論優勝目指して頑張ってください」

榛名「ありがとうございます。全力で挑ませて頂きます」

翔鶴「あと気を付けてください、現在この会場付近で窃盗が相次いでいるそうなので」

榛名「え…?」

翔鶴「置き引きが多発していて、出場ファイターの艦プラが盗まれる被害が相次いでるそうです。402ちゃんの情報なので確かかと…」

榛名「まるでパーツハンター… でもカナード・パルスは…」

翔鶴「その人物については瑞鳳から聞いていますが、改心したのでしょう?

それに目撃情報は女性、となっているので可能性は低いかと。ともかく、くれぐれも注意を」

榛名「わかりました。注意しておきます」

612: ≫1 2015/10/05(月) 02:26:17.88 ID:xWqsUuWF0
《その夜 代々木公園》


榛名「…」

榛名(カナード・パルス、彼が今度は東京で同じ事を繰り返してると言うの…?

でも、彼は秋月さんの説得で… 可能性は否定出来ない…)

榛名「散歩に出たのは良いものの、やっぱり考えが纏まりません…」

榛名(こんな遅くに出歩いては、格好の得物ですね… もう少し人通りの多いところに…)

榛名「ッ!?」ピキィン

榛名(敵意、そして悪意…! でも、この感覚を榛名は『知っている』…?)

榛名「誰、ですか?」

「わかっている、なら言わなくても良いのでは?」

榛名(女性の声… この感じ、やっぱり私に『似ている』…!)

「ともかく、眠って貰いますよ!」

榛名「ッ!」ピキィン

ガァン!

「私の拳を防ぐなんて、やるわね…!」

榛名(持ってて良かったトマホーク! じゃない、この人は…

眼鏡をかけて、少し榛名より大きな女性… まるで…)

榛名「何で、私と… 榛名に似た顔をしているんですか!」

「それは貴女自身がよく知っているんじゃないのかしら!」

榛名(やられる!距離をとってブーメランを…!)バッ

「今です、比叡姉さま!」

ボンッ!

榛名(防犯用ネットランチャー!? こんなの、カートリッジが高くて手を出してないのに!)

榛名「トマホークッ・ブーメランッ!」ブォン

スパァン!

「ひぇぇぇ… 防がれたよ霧島…」

「ここまで反射神経が鋭いなんて、流石ね…!」

榛名「『比叡』、『霧島』って…」

榛名(そう、聞き間違えじゃなければ二人は… 私と同じ『金剛型戦艦』の名前を持った人間…!)

「御明察っ!」ブォン

榛名「くっ!」ズザザザ…

榛名(私がパワーで負けてる…? ここまで来ると瑞鳳さんよりちょっと弱いくらいの腕力…!)

613: ≫1 2015/10/05(月) 02:51:17.36 ID:xWqsUuWF0
榛名「そちらのパワーが上手なら…!」ダッ

「こちらに向かってくる… パワー負けしてるのはわかってるのに、ね!」ブォン

榛名(今っ!)バッ

「なっ!? 潜りぬけ…」

榛名「はぁっ!」ザッ

「うわぁ!?」ドサッ

「き、霧島を転ばせた!?」

榛名「パンチのせいで重心をずらしているところに足払いをすれば、こうなるんですよ!

やはり体の動かし方は素人、ならば私の方が動ける…!」

「くっ、まだ…」

榛名「少し、眠ってください!」ガッ

「うぐっ…」ドサッ

「霧島!?」

榛名「みね打ちです。命までは奪いません… さて、貴女は比叡さんでしたか…

貴女達の目的は? どうして私を狙ったのですか?」

比叡「うぐっ、そ、それは…」

榛名(そう、彼女達は私と同じ『金剛型戦艦の名前』を持つ人間… つまり『艦娘』か『転生体』に分けられる。

そして後者ならば私を襲う道理は無い、前者ならば全ての合点がいく…!)

榛名「貴女方がこれまで多くの人を苦しめる原因となった『転生者拉致事件』の実行犯、そうですね!」

比叡「も、もしそうだとしたら…?」

榛名「警察に突き出すか、それともこの場で殺すかどちらか… 榛名は、貴女達のような人を苦しめる悪人を決して許さない!」


「前者はともかく、後者は止めて欲しいネ」


榛名(後ろから!? 全く気付かなかった…)

「この二人も私の可愛い妹ネ。殺すのはナッシングにしてほしいデース」

榛名「ふざけた外人モドキの口調… 不快です…!」

「そう言われてもコレは私のアイデンティティーなのデース」

榛名「黙りなさい! 貴女も沢山の人を攫い、道具として扱った艦娘ですね…!」

「う~ん、合ってるけどちょっと違うネ。正しくは『艦娘であって艦娘でない』存在デス」

榛名「『転生体』だとでも言うの…?」

「それも似てるけど違うネ」

榛名「では何だと…!」

614: ≫1 2015/10/05(月) 03:12:50.96 ID:xWqsUuWF0
「『デザインチャイルド』、その『かつて在りし日の艦の魂』に合致した肉体を作りそれを器とする…

そしてその過程で遺伝子を操作して卓越した能力を付与した存在と言えば良いでしょうカ」

榛名「まさか… 『プロジェクト・フェンリル』…!」

「流石デース! 御褒美に良い茶葉をあげるネ!」

榛名「榛名はコーヒー派なので遠慮しておきます…!」

「それは残念… でも、『プロジェクト・フェンリル』を知っているなら『あの世界』に行ったと言う事ですネ。

私からのプレゼント、ちゃんと受け取ったようで嬉しいデース!」

榛名「まさか私の艤装に細工して、次元転移するように仕組んだのは…!」

「それは勿論、私ネ!」

榛名「人を弄んで… 一体貴女は何なのですか!」



金剛「『プロジェクト・フェンリル』PF-01プロジェクトのデザインチャイルド1号、金剛デース!」

比叡「同じくPF-02、比叡です!」

金剛「あ、そこでノビてるのはPF-04の霧島ネ」



榛名(これでデザインチャイルドは三人… そして全員が金剛型の名前、まさか…)

金剛「ウ~ン… ここまで言って気付かないなんて鈍いにも程があるデース」

榛名「まさか、榛名が…」

比叡「お姉さま、正解言っちゃいましょうよ」

金剛「そうデスネ~。 じゃあ答えを言っちゃいましょうカ」

榛名「やめて… 私は…」

金剛「金剛型3番艦の魂の器となったデザインチャイルド、そして唯一の完成体である3番目の個体PF-03…」

榛名「違う、私は…!」


金剛「『榛名』、それが榛名の正体ネ」


榛名「嘘だ… そんな、私は…!」



榛名(逃れられない言葉、そして呪縛が榛名を蝕む… 知りたくなかった秘密、思い出したくない過去。

そしてそれが私に容赦なく襲い掛かって、榛名の現実を蹂躙した…)


第13話『決戦への道』 終

617: ≫1 2015/10/05(月) 21:16:42.05 ID:xWqsUuWF0
第14話へ入る前に榛名・天城・阿武隈・陽炎・長波の専用艦の条件を発表します



・榛名
使用可能艦種:戦艦
条件:専用艤装『???』(固定)を装備。榛名のみベース艦として『戦艦・大和』が使用可能(武蔵・信濃は使用不可能)。


・天城
使用可能艦種:正規空母
条件:専用艤装を装備。また天城のみベース艦として『改大鳳型空母』を選択可能。


・阿武隈
使用可能艦種:重巡洋艦
条件:専用艤装を装備。阿武隈のみベース艦として『プリンツ・オイゲン』を除く『アドミラル・ヒッパー級』を選択可能。


・陽炎
使用可能艦種:重巡洋艦
条件:専用艤装を装備。陽炎のみ『アラスカ級大型巡洋艦』を選択可能。


・長波
使用可能艦種:戦艦
条件:専用艤装を装備。長波のみ『戦艦・土佐』を選択可能(加賀は使用付加)。



それぞれそのファイターのみが選択可能な艦がありますのでご注意ください(ただし使わなくても構わない)。

また禁止リストは下記の通りです



NGリスト
・正規空母NG:赤城型・加賀型・蒼龍型・改蒼龍型(雲龍型含め)・翔鶴型(改含む)・グラーフツェペリン級・ イラストリアス級 ・インプラカブル級 ・ヨークタウン級

・戦艦NG:扶桑型・伊勢型・長門型・金剛型・大和型(改・超大和型含め)・天城型・加賀型・レナウン級・Sホルスト級 ・Qエリザベス級・ペンシルベニア級 ・カイオ・ドゥイリオ級・リヴェンジ級

重巡NG:古鷹型・青葉型・高雄型・妙高型・利根型・最上型・Aヒッパー級・カウンティ級 ・ボルチモア級 ・シュフラン級・ドイチュラント級

618: ≫1 2015/10/05(月) 23:05:54.86 ID:xWqsUuWF0
第14話『姉妹の絆』


金剛「金剛型3番艦の魂の器となったデザインチャイルド、そして唯一の完成体である3番目の個体PF-03…」

榛名「違う、私は…!」

金剛「『榛名』、それが榛名の正体ネ」

榛名「嘘だ… そんな、私は…!」

比叡「やっぱり無自覚だったみたいですね、姉様」

金剛「無意識の内に戦う術を学びながらのgrowth、流石私達の姉妹だけアリマス!」

榛名「違う… これは…これは…」

比叡「ま、これからは姉妹仲良くやっていきましょうよ!」

金剛「そうデース!私達ならどんな世界の深海棲艦でも皆殺しに出来るネ!

そして平和な世界で、皆で賑やかに暮らしマショウ!」


「さて、そう簡単にいきますかね?」


金剛「shitt!厄介なヤツが出てきたネ…!」

榛名「青葉、さん…」

青葉「榛名さんの帰りが遅いので探し回ってたらこんなのに出くわすとは… お久しぶりですね、金剛に比叡。

いえ、海軍省『特殊技術研究所』所属の『終末の獣』…!」

榛名「え…?」

青葉「彼女は『特殊技術研究所』の、転生者の拉致と改造を繰り返した人達の一味です。 そして彼女達の中で比叡と霧島はこちらの世界で暮らしながら『終末の獣』を名乗り転生者の情報を探して拉致を繰り返していた…

青葉がこの世界に来た理由は『終末の獣』の捕獲。青葉達はずっと追っていたんです『終末の獣』を…!」

比叡「ど、どどど… どうしましょうお姉様!?」

金剛「比叡、霧島を担いで逃げまショウ!」

比叡「は、はい!」

青葉「榛名さん、大丈夫ですか?」

榛名「…」

金剛「榛名、一つだけ忠告しておくネ。

力を示せば、もう皆の中には帰れ無い。どの選択が正しいのか、自ずとわかる筈デース」

青葉「何を言って…」

榛名「なんで、どうして…」

青葉「榛名、さん…?」

榛名「私は、榛名は一体…」


ドサッ…


榛名「…」

青葉「榛名さん!? しっかりしてください、榛名さん!」

古鷹「青葉!」

青葉「古鷹、榛名さんを運ぶの手伝ってください」

古鷹「意識を失ってる… 一体何があったの…?」

青葉「彼女は金剛と、『終末の獣』と接触していました」

古鷹「ッ…!?」

青葉「彼女達との関連はわかりません、ですが榛名さんと金剛達の間で何かがあったのでしょう…」

619: ≫1 2015/10/06(火) 00:03:05.01 ID:7jAedkuJ0
《???》



榛名(真っ暗な空間、虚無の中… 榛名はそこに立っている。そして『声』が私に語りかけ る)


避けられない運命、滅び。


その為に生まれた…



榛名「黙れ…!」



戦え、お前は戦う為に生まれた!


力を以って、敵を滅ぼせ!



榛名「違う!榛名は、榛名の生き方は自分で決める! 私の命は、誰のものでも無い…!」



お前は造られたのだ…


その犠牲を無駄にする気か?お前の礎となった命を!



榛名(その言葉と共に、私の足に無数の手がからみつく。私の力でも引っ張りきれない沼に引き摺りこまれる感覚だ…)



榛名「い、いや…!」



戦え、戦え!


かつて妹にそうしたように、圧倒的な力を振るえ!



榛名「天城に…?」


榛名(私が、過去に天城を… 傷つけた…?)


…時間か、どう足掻くか楽しみにしている


榛名(そして眩い光が周囲を包み、私の意識は覚醒へと至った…)

620: ≫1 2015/10/06(火) 02:00:47.90 ID:7jAedkuJ0
《榛名&如月の部屋》


榛名「…っ!?」ガバッ

天城「姉さん! 良かった…」

榛名「天、城…」

天城「青葉さんに倒れたと聞いて… それでずっと…」

榛名「私が…」



金剛『金剛型3番艦の魂の器となったデザインチャイルド、そして唯一の完成体である3番目の個体PF-03…』

金剛『『榛名』、それが榛名の正体ネ』



榛名「ッ…!」

天城「姉、さん…?」

榛名「私は… 榛名は…」

天城「姉さん、どこか悪いのでは…?もし体調が優れないようなら病院にでも…」

榛名「大丈夫ですよ…」

天城「嘘です…!そうやって気丈に振舞って、いっつも無理して… これじゃ姉さんもいつか居なくなってしまう…!」

榛名「天城…」

天城「姉さん、天城はもう大切な人を失いたくないんです… お父さんもお母さんも居なくなって、姉さんまで居なくなってしまったら天城は…!」

榛名「確かに、ちょっと無理をし過ぎたみたいですね…」ギュッ

天城「姉さん…?」

榛名「天城、ごめんなさい… 暫く、このまま居させてください…」

天城「はい、姉さんが望むのであれば…」

榛名(多分、知らずのうちに傷つけていたのかもしれない… 現状も、天城は望んでなくて結果的に傷つけてるのかもしれない…

私は愚かだ… 天城が傷付いているのも知らずに、自分の意思だけを貫こうとして…)

榛名(そしてまだ榛名の事について何も話せていない… これも傷つけている原因になっているのかもしれない…

でも違う気がする… 私はいつ天城を傷つけたのだろうか…)

621: ≫1 2015/10/07(水) 02:00:43.12 ID:wLbI4mxp0
榛名「…」



金剛『金剛型3番艦の魂の器となったデザインチャイルド、そして唯一の完成体である3番目の個体PF-03…』

金剛『『榛名』、それが榛名の正体ネ』


榛名「違う… 榛名は、榛名だ… デザインチャイルドだろうと何だろうと…」

榛名(でも、どうして… 榛名は金剛達の存在を知らなかったのだろう…)


龍鳳『しかしこの世界は保たない。その為我々は完成した個体を連れて他の世界へと転移する』


榛名(あの世界での資料を翻訳した龍鳳さんの言葉が正しければ私は金剛達と一緒に居なければおかしい… 次元転移の際、私だけが別の次元に放り出されたと言うの…?)

榛名「考える事が多すぎる…」

榛名(こんな事、チームの誰にも相談出来ない… 頭が混乱してきました…)

榛名「気晴らしに、どこかに出かけましょうか… でも、もし金剛達がまた出てきたら…」ピキィン

榛名(いや、恐らく出てこないと思う… 私の直感がそう告げている…

でも出かけるとしても、一体どこに…)



外出先選択 直下
1.模型店エンガノ
2.お台場・P粒子研究所
3.周辺を歩く

623: ≫1 2015/10/07(水) 22:51:48.82 ID:Db2svQqh0
榛名(相談相手… 蒼龍さんか飛龍さんなら…)

榛名「エンガノに行ってみましょう…」


《模型店エンガノ》

ザワザワ…

榛名(こんな人だかり、一体何が…)

「怖いわね、空き巣なんて… しかもこんな近所で…」

榛名(空き巣…!?)

榛名「あの、一体何が…」

「空き巣なんだって。ここのお店の人、確かプラモデル大会だかの世界チャンピオンなんでしょ?

それでプラモデルが盗まれたみたいよ。一体何をするんだか…」

榛名(まさか…!)


飛龍「これじゃ今日は営業できそうに無いわね…」

蒼龍「ったく、空き巣みつけたらデルタカイで潰してやる…!」

イセ「いや、私が超重砲で吹っ飛ばしてやるわ…!」

飛龍「アンタ達、本当に血の気強いわね…」

榛名「あ、あの…」

蒼龍「あ、榛名ちゃん。来てたの?」

イセ「悪いけど、今立て込んでるの。用件があるなら…」

榛名「事情は先程お聞きしました。もしかして専用艦が盗まれたのですか?」

飛龍「そんな話まで出回ってるのね…」

蒼龍「しかも指紋も残ってないしカメラも壊されたから顔もわからない… プロの犯行よ」

イセ「貴女の推察通り、盗まれたのは専用艦。しかも5隻もね」

蒼龍「私達三人の艦は無事だったわ。定期メンテで丁度ディスプレイしてなかった時だったから」

榛名「確か『グナイゼナウ』『扶桑』『シャルンホルスト』ですよね」

イセ「ええ、その3隻と吹雪の『青葉・天』に浜風の『プリンツ・オイゲン・クロイツZwei』、愛宕の『利根・天』にユキカゼの『筑摩・天』、夕雲の『高雄・天爾改』と大鳳の管理してた『ヨークタウン・フェネクス』は難を逃れたわ」

飛龍「で、盗まれたのが夕張の『グラーフツェペリン・ラング』にイクの『熊野・天』、400と402の『レナウン・ヴォーテクス』『レパルス・ヴォーテクス』…

そして瑞鳳の『信濃・天 戦艦パッケージ』を、しかも『シュツルムユニット』付きでね」

榛名「全部強力なスペックの艦ですね…」

蒼龍「盗まれたのは比較的性能を高めで、操作性も高い艦よ。特に信濃とかレナウン、レパルスはかなり操縦しやすくカスタムされてる」

飛龍「でもプリンツが盗まれなかったのは腑に落ちないわね… 意図的に性能を浜風にあわせてるとは言え、まったく初心者の阿武隈ですら扱えるくらい操作性が高いのに…

それに基本スペックだけなら利根も筑摩もかなりのものよ?」

榛名「…恐らく、犯人は『自分たちが使用する為の実力に見合った艦』を盗んだのでは? つまり意図的に性能を抑えたプリンツは目標には相応しく無い、そして利根も筑摩も犯人には扱い辛い特殊システムを内蔵している。

あくまでもビルダーとしての想像ですが、恐らくファイター側の能力は高くないけどそれでも高い能力を引き出せる艦を選んだのだと…」

イセ「成る程、それは盲点ね… ファイター側に能力が欠如していて、それでも強い艦を使えば勝てると思ってるタイプってことね」

飛龍「こっちは専用艦に合わせてファイターも訓練したってのに… 盗んだものを使いこなそうって何て傲慢なの…!」

蒼龍「私達はこれから警察に行ってくる。用件があるならお昼過ぎに連絡してくれれば出られると思うから」

榛名「わかりました。後でご連絡いたします」

榛名(もしやこれも、件の置き引きの犯人が… でも、一体何の為に…)


行き先選択 直下
1.お台場・P粒子研究所
2.ホテル付近に戻る

625: ≫1 2015/10/07(水) 23:29:46.40 ID:Db2svQqh0
《お台場・プラフスキー粒子研究所》


榛名(研究所、ここに来るのは3回目ですが…)

榛名「何で来たのでしょうね…」

「アンタ、研究所の職員じゃ無いな。 誰だ?」

榛名(女の子…?私より幼い見た目だけど、大鯨さんみたいな例もあるし…)

「聞いてるのか、おい!」

榛名「あ、はい。私は…」

ナチ「あら、榛名さん」

榛名「ナチさん…」

「何だ、ナチ。お前の知り合いか」

ナチ「知ってるも何も、この前の拉致被害者の意識を呼び覚まそうと頑張ってくださった方です」

「じゃあコイツが、シェフ天城か…?」

ナチ「そちらはこの人の妹さん。この人は榛名さん、潮さんと同じ『RX-0』のパイロットですよ」

「ああ、噂のガチなニュータイプか… それは済まなかったな」

ナチ「ウチの妹がごめんなさい… この子、ちょっと思考が浅いので…」

「私がバカだってのか!?」

ナチ「ええ、バカです」

榛名「まぁまぁ… ナチさんの妹さん、ですか?」

アシガラ「ああ、私は霧の重巡『アシガラ』。ここの警備主任、って役職」

ナチ「大和も、一体何でこの子を警備主任にしたのでしょうね…」

榛名「あ、あはははは… まぁ、和ませ役が必要だったのでしょうね… 上層部とかって色々ギスギスしそうですから」

アシガラ「ペット扱いかよ…!」

アタゴ「実際そうなんじゃないの? 番犬だし」

アシガラ「誰が番犬だ、アタゴ!」

アタゴ「アンタよ。いつも潮にベタベタで犬みたいな行動してる癖に」

アシガラ「うぐぐぐ…!」

ナチ「お見苦しい所申し訳ありません… 二人共、来客の前で喧嘩しないの」

アタゴ「わかってるわよ。私はコイツに用があって来たの」

榛名「榛名に、ですか?」

アタゴ「ええ、アンタの容姿がこの施設で一昨日起きた置き引きの犯人にそっくりなのよ」

榛名「え…?」

ナチ「アタゴ…!」

アタゴ「カメラでの一致率は65%ほど、でもそれなら化粧で誤魔化せる範囲… アンタ、犯人に心当たりがあるんじゃないの?」

榛名「いえ、この施設の工房は4日程前に一度利用させて頂きましたがここには後は来ていません」

アタゴ「…わかった、心当たりがあるなら潮辺りにでも連絡しておいて」

榛名「わかりました」

ナチ「そう言えば貴女、仕事は…? 自分の持ち場放り出して…」

アタゴ「今日の分のメンテは終わったわ。後は定時まで暇つぶしよ」

ナチ「ならこっちの仕事も手伝って。大和が居ない穴も埋めなくちゃならないんだから…」

アタゴ「わかったわよ… 行けば良いんでしょ、行けば。 アンタは施設の警備に戻りなさい、この番犬」

アシガラ「だから誰が番犬だ!」

榛名(仲が良いのはほほえましいですね… あれ、結局私なんでここに来たのでしょうね…)