《代々木公園》


榛名「結局、誰にも相談出来ず仕舞いです…」

榛名(でも、研究所での窃盗事件の犯人がアタゴさん曰く『榛名と65%顔が一致している』…

そしてエンガノで夜から今朝までに行われた空き巣事件…)

榛名「まさか…!」

榛名(しかし1時から3時の間に金剛・比叡・霧島の三人は榛名と青葉さんに遭遇しているから、終電の時間は過ぎているので車でも無い限りエンガノまで移動は不可能。

図らずともアリバイを立証している事になる。 でもどこか腑に落ちない、何かこの二つを繋げられる手がかりがあれば…!)

「そんな考え込んで、どったの姉さん?」

榛名「陽炎… どうして…」

陽炎「天城姉さんから『榛名姉さんから変な感じがする』って言われてね。ま、ここ通りかかったのは偶然だけど」

榛名「そうですか… あの、少しだけ聞いても良いですか?」

陽炎「何?」

榛名「例えば、ですけど一昨日のお昼と今朝の2箇所それぞれの場所で窃盗事件が起きてしまいました。そして一昨日の事件の容疑者は限りなく黒で、今朝の事件の容疑者である可能性も高いです。

しかし容疑者にはアリバイがあった、それを推理している人と窃盗が起きたと思われる時間に遭遇していたのです。でも明らかにその容疑者が犯行に及んでいた、どうやって犯行に及んだのでしょう?」

陽炎「う~ん、そもそも関連付けて考えるって時点で訳わからないわ。そう聞くだけだと別件だし」

榛名「では盗まれたものが『容疑者にとって重要だけど他人から見たら不要なもの』で、容疑者は過去に何度も同じものを盗んでいたとしましょう」

陽炎「難しいけど、一番可能性が高いのは『共犯』ね。

考えられる方法がそれしか無いじゃん。今朝ってなったら3時くらいが犯行の多い時間で、移動手段はほぼ無いのに推理者と容疑者が接触しているってなると共犯しか考えられ無い」

榛名「やはり『共犯者』が…」

榛名(後で青葉さんに該当者が居ないか聞いてみるしかないようですね)

陽炎「私も前にやってたんだよね、同じやりかたのギンバイ。艦娘やってた時にさ」

榛名「え?」

陽炎「ラムネ盗み出すのにわざわざ警備の注意を引き付けてる間仲間に盗ませたりとか、仲間に名前借りて嘘の申請出して犯行を誤魔化したりなんかね。お陰でそんな知恵ばっかついてさ…」

榛名「もしや…」

陽炎「今はやってる訳無いじゃない。足りないものの無い満足な生活送ってればやる必要も無いし」

榛名「なら良いのですけど…」

榛名(曙さんに監視の依頼でもしましょうか…)

陽炎「何か露骨に疑われると傷付くんだけど… 自業自得なのはわかってるけどさ」

榛名「すみません…」

陽炎「…姉さん、いや榛名。本当に何かあったんじゃない? 窃盗云々の前に、何か嫌な事とか否定したい事とか」

榛名「そんなの…」

陽炎「顔見てればわかる。何もかもに絶望した表情してるわよ」

榛名「え…? 榛名、そんな顔を…」

陽炎「カマかけただけなんだけどね。やっぱ何かあるんじゃない… 私で良ければ愚痴の相談に乗るわよ?」



陽炎に…  直下
1.打ち明ける
2.誤魔化す

637: ≫1 2015/10/09(金) 01:40:59.28 ID:4dLDo8fS0
榛名(陽炎なら、大丈夫かもしれません…)

榛名「…陽炎、【滅びた世界】を覚えていますか?」

陽炎「忘れる訳無いじゃない、あの胸糞悪い世界… で、それがどうしたの?」

榛名「『プロジェクト・フェンリル』… 榛名は、その計画によって産み出された3体目の個体だったんです…」

陽炎「…どう言う事なの?」

榛名「昨日、バトルが終わって夜一人出かけてたんです… 気分転換の散歩、そんなつもりで…

それで、この公園の中を歩いて居たら突然何かを感じて… しかもその感覚はどことなく榛名に『似ていた』んです」

陽炎(ニュータイプってそんな事までわかるのね…)

榛名「そして、私にどことなく似た大柄の眼鏡をかけた女性が襲ってきました。それで応戦していたら横から榛名に向けて攻撃を仕掛けたもう一人の女性が居たんです。

そしてその二人は『霧島』『比叡』と互いを呼び合っていました」

陽炎「榛名と同じ『金剛型戦艦』の魂の持ち主…」

榛名「何とか霧島と呼ばれた方を気絶させて、比叡に問いました。

『一連の拉致事件の犯人では無いのか』、と。榛名に襲いかかる理由が『榛名の拉致』と言う目的なら辻褄があうからです」

陽炎「で、結果は?」

榛名「『そうだとしたら?』が答えでした。問われたので『警察に突き出すか、この場で殺すか』と答えましたが…」

陽炎(多分榛名も完全にキレてたんだろうね、ここまで言うなんて)

榛名「そして気付くと、もう一人の女性が背後に立っていました。

その女性は拉致を行っていた犯人であること、榛名の艤装に細工を施し次元転移するように仕組んだことを認めました」

陽炎「次元転移するように仕組んだって…」

榛名「あの世界から脱出後、私の艤装は次元転移の原因解明と改修の為ハシラジマにて調査を行ってもらいました。

そしてその原因が艤装の機関部に仕込まれていた小型次元転移装置だったと判明したのです」

陽炎「成る程ね、自分たちも転移できるのであればその装置を仕組むのは容易いってことね」

榛名「はい。そして彼女に、金剛を名乗る女性に問うたんです『貴女達は一体何なのか』と。彼女達は自身を『プロジェクト・フェンリル』によって産まれた個体であると言いました。

しかし01、02、04がそこに居たのに『03』だけが居ない。01が金剛、02が比叡そして04が霧島を名乗った… では03は誰となりますか?」

陽炎「金剛型3番艦『榛名』、つまり順当に行けば…」

榛名「それが、榛名だったんです… 先天的な肉体強化による身体能力、無意識のうちに得た戦闘技能…

そして榛名が幼い頃から持っていた回復能力、これらが榛名をデザインチャイルドであったと決定付けるものでした」

陽炎「で、でも天城姉さんは… 姉妹なんでしょ…?」

榛名「榛名は施設から引き取られた孤児、です。天城は血の繋がりなんて無い妹、そして私を引き取った両親の実子…

そして何処を探しても榛名の出生記録は不明だった… 恐らく榛名はこの世界に偶然転移し、孤児院に拾われただけの…」

陽炎「…ねぇ、一つだけ聞かせて。 榛名は天城姉さんを、阿武隈姉さんを、長波を大切に想ってる?」

榛名「え…?」

陽炎「だから、三人を大切に想ってるか聞いてるのよ」

榛名「想ってます… でも…」

陽炎「なら良い。 榛名、アンタがデザインチャイルドだろうと何だろうと『私達の姉』であるって事に変わりは無いわ。

生まれ持った遺伝子が何だっての、榛名は榛名に変わり無い。遺伝子上の姉妹が向こうだったとしてもこちとら義理とは言え、互いに想い合える姉妹なんだから」

榛名「陽炎…」

陽炎「もし向こうが榛名に何かしてこようモンなら、私が全力で守ってあげる。だから安心して、榛名は私の、私達の姉さんなんだから」

榛名「そう、ですよね… 榛名は『榛名』、金剛達とは違う…!」

陽炎「そう言う事。 単純にして明快な唯一の解答、だからアンタはもう迷う心配なんて無いわ」

榛名「何故だか、少しだけ元気が出てきました…」

陽炎「人間、元気が一番。ウジウジしてるより、やれる事やってスッキリした方が良い事あるかもよ、きっと」

639: ≫1 2015/10/10(土) 01:44:39.58 ID:ouapWHdo0
榛名「そう言えば陽炎はどうしてここに?」

陽炎「あの子待ってんの」

榛名「あの子?」

長波「陽炎~、勝手にどっか行くなって… あれ、榛名姉?」

榛名「長波…」

陽炎「ちょっと二人で出かけようとしててね。で、長波がホテルに忘れ物したって言うからここで待ってたの」

長波「良く言うよ、勝手に先に行って『公園で待ってる』ってメール寄越すだけ寄越して」

陽炎「別に良いじゃん。どうせ行き先は同じなんだし」

長波「お前本当にマイペースだよな…」

榛名「まぁまぁ…」

「あれ、姉さん?」

「三人で一緒だったんだ」

「珍しいですね…」

榛名「天城、阿武隈、それに龍鳳さん…」

陽炎「榛名姉さんとはここで長波待ってたら偶然会ったの。そっちこそ三人って珍しいじゃない」

阿武隈「ちょっとね。買い物があるらしいから付き合ってるの」

天城「それで丁度お昼ご飯のついでに休憩しようと…」


pipipipi♪pipipipi♪


長波「誰の携帯だ?」

榛名「私のですね… 電話番号は、知らない人…?」ピッ


『HEY!夜ぶりデース!』


榛名「ッ…! 金剛…!」

金剛『実の姉に向かって酷い言い草ネ!』

榛名「黙れ!榛名は貴女を、貴女達を決して認め無い…! 一体榛名に何の用ですか!」

金剛『そう怒鳴り散らさないで欲しいデース。 今回の用件は、宣戦布告ネ』

榛名「宣戦布告…?」

金剛『YES! 私達は『力』を手に入れた、だから戦いまショウ… 選手権・決勝戦で…!』

榛名「『力』…? まさか、瑞鳳さん達の艦プラを盗んだのは…!」

金剛『たかがプラモデル、どうって事無いデース』

榛名「どんな想いで、瑞鳳さんがそれを作ったのだと思っているんですか…! その艦プラにどんな想いが込められていると思ってるんですか!?」

金剛『じゃあこうシマショウ。私達が勝てば、榛名は私達に付いてきて貰いマス。そして私達が負ければもう二度と関わりマセン、勿論艦プラも返しマス』

榛名「良いでしょう… 榛名は、榛名達は絶対に負けはしない…!」

金剛『じゃあ明日の試合、楽しみにしてマース! ではGoodbye!』ブチッ


榛名「…」ゴゴゴゴゴ

天城(あ、姉さん完全に頭に血が上ってる… こうなったらもう…)

龍鳳(い、一体何が…!?)

陽炎(金剛って… アイツらから連絡が来たって言うの…?)

阿武隈(姉さんの、こんな気迫始めて…)

長波(怖ッ!? 漏らしそうだ…)

榛名「5人共、少しついて来て下さい。少し、行かねばならぬところが出来ました」

643: ≫1 2015/10/10(土) 23:18:56.21 ID:ouapWHdo0
《模型店エンガノ》


瑞鳳「空き巣の犯人がわかった!?」

榛名「はい。 主犯の名前は『金剛』。連続置き引き事件の犯人で、海軍省『特殊技術研究所』所属の『終末の獣』…

『転生者拉致事件』の、実行犯です」

蒼龍「『終末の獣』って、あれは…」

榛名「金剛は、そして金剛と行動を共にしている『比叡』『霧島』は蒼龍さんの考えた通り『プロジェクト・フェンリル』で生み出されたデザインチャイルドです」

イセ「成る程ね。 『プロジェクト・フェンリル』について402から聞いてはいたけど、まさか『終末の獣』に繋がるなんて…」

飛龍「ちょっと待って、どうして榛名ちゃんがそんな事を…」

榛名「『終末の獣』については青葉さんから聞きました。 彼女達は青葉さんがこの世界へ転移した理由、そして彼女達の捕獲が青葉さんの任務だそうです」

蒼龍「アイツらの事は嫌いだけど、こう言う点では信頼出来る… 後一つ、何故デザインチャイルドだと知る事が出来たの?」

榛名「それは… 昨日の夜、私は彼女達と接触しました」

陽炎「姉さん…」

榛名「そして彼女は、彼女達は私にこう告げました。自分たちがデザインチャイルドである事、次元転移装置を私の艤装に仕込み榛名を【滅びた世界】に転移させたのは彼女達である事…

そして私が、榛名が…」


榛名「榛名が、彼女達と同じ『プロジェクト・フェンリル』によって生み出されたデザインチャイルドの3番目である事です」


龍鳳「なっ!?」

長波「ま、マジかよ…」

榛名「天城、榛名はずっと嘘を吐き続けていました… 榛名は天城の姉なんかじゃない、血の繋がりなんか無い赤の他人なんです。

罵ってくれても、嬲ってくれても、何なら消えろと言ってくれても構いません。榛名の罪は、天城にずっと嘘を吐き続けていた罪は、到底拭いきれるものでは無いから…」

陽炎(榛名、そこまで覚悟を決めてたのね…)

天城「…嫌です。 例え血が繋がって無くても、姉さんは姉さんです!

ずっと姉さんが隠していたのは知っていました… ですが、それでも天城は姉さんの妹として…!」

阿武隈「で、榛名姉さんはどうしたいの?」

榛名「私は…」

阿武隈「天城姉さんは元より陽炎ちゃんも長波ちゃんも、そして私自身も姉さんに居なくなって欲しいなんて誰も思って無い。

そして、金剛達の行動は明らかに榛名姉さんを自分たちの仲間に引き込んで私達の仲を裂こうとする計略にしか見えないよ。なら姉さんはどうするの?」

榛名「…決まっています。戦う、戦って金剛達を潰す…! そして拉致事件と窃盗、私達を引き裂こうとした罪を贖ってもらいます!」

陽炎「そうこなくっちゃ…!」

長波「ウチの相棒を傷つけた代価、必ず払って貰う…!」

天城「幸い、敵は明日の決勝に出場すると決まって居ます。こうなったら大舞台で『おみまい』します…!」

阿武隈「天城姉さんのそれは殺人予告にしか聞こえないから止めて。とは言え、私も相当頭にきてるから当人たちを目にしたらキレない自信は無いよ」


瑞鳳「なんか、向こうで勝手に盛り上がってるんですけど…」

蒼龍「こりゃ全員頭に血が上ってるわね…」

イセ「ここまで来たらもう止まらないでしょうね…」

飛龍「ま、好きにやらせるべきじゃない?」

龍鳳「あの… 榛名さん戦うつもりになってますけど、榛名さん専用艦も作って無いしファイター能力も…」

瑞鳳・イセ・蒼龍・飛龍「あっ…」

644: ≫1 2015/10/10(土) 23:37:45.08 ID:ouapWHdo0
大鳳「…で、私達が召喚されたのですね」

夕張「こんな急ピッチで艦プラ作って仕上げろって…」

榛名「申し訳ありません、私の我侭で…」

瑞鳳「いやいや、榛名さんにはウチの妹を面倒見てもらってる借りがありますから。

じゃあとっとと始めてとっとと実戦訓練に移らないと」

榛名「では、お願いします」



専用艦安価

・榛名
使用可能艦種:戦艦
条件:専用艤装『???』(固定)を装備。榛名のみベース艦として『戦艦・大和』が使用可能(武蔵・信濃は使用不可能)。


戦艦NG:扶桑型・伊勢型・長門型・金剛型・大和型(改・超大和型含め)・天城型・加賀型・レナウン級・Sホルスト級 ・Qエリザベス級・ペンシルベニア級 ・カイオ・ドゥイリオ級・リヴェンジ級



ベース艦 直下


改造内容 ↓3


あと特殊艤装についてですが榛名の専用特殊艤装はPBCなどと同じ『内蔵型』であり、アームド・アーマーのような『外付け』は可能です

650: ≫1 2015/10/11(日) 17:19:59.13 ID:2eYkow210
夕張「後は塗料の乾燥を待って艤装の取り付けをすれば…」

瑞鳳「出来上がりだね」

榛名「皆さん、ありがとうございます」

夕張「いえ、その代わりに必ず勝って私達の専用艦を…」

榛名「任せてください。必ず、取り返してみせますから」

瑞鳳「そう言えば特殊内蔵艤装用に展開ギミックを加えましたが一体どんなものを?」

榛名「すみません、まだ実戦で使ってみないと何とも言え無いものなので…」

夕張「設計したのにわからないんですか?」

榛名「設計は私の個人的な友人が送ってくれたものをベースにしています。

しかしある条件下でしか使用出来ない、と言う制約があるのでそれを確認してみないと何とも言え無いんです」

大鳳「な、何かそのお友達も微妙なものを…」

榛名「いつもそうなんですよ… イタズラ好きだけどどこか人を引き寄せる何かがあって、結局一緒に居てしまうって感じですね。

去年の夏場あたりから連絡が取れなくなって、最近になって急に連絡寄越してきたり… まぁいつもの気まぐれでしょうけど」

夕張「ず、随分と気まぐれな…」

飛龍「お、そろそろ出来た?」

榛名「あとは塗料の乾燥を待って艤装を取り付ければ… 残りのパーツは取り付けましたから」

蒼龍「じゃ、まずバトルの簡単なレクチャーから始めて『プリンツ・オイゲン・クロイツZwei』を用いた初歩的な操作訓練と的を使う砲撃訓練までやりましょうか」

イセ「その後は操作系統の似た『高雄・天爾改』に切り替えてCPU相手の実戦訓練、そして貴女の専用艦の慣らし運転ね」

飛龍「付け焼刃だけど、やらないよりはマシよ。本当なら艦プラにここの山盛りサイコフレーム仕込んでサイコミュ操作すれば楽なんだけどねぇ…」

蒼龍「あのねぇ… 去年の『n_i_t_r_o』と『エンボディ』のせいで明確に今大会からは『ファイター及び艦プラに干渉する外部装置の使用を禁止する』って項目が付加されてるんだから。

この世界の技術じゃないとは言えサイコフレームも外部装置の一種だし、明確にレギュレーション違反よ」

イセ「どこぞのクソババアがやらかしてくれたお陰でね」

蒼龍「アイツ死刑にならないかな…」

飛龍「同感、あんなヤツ生かしてるだけ無駄だっての」

阿武隈「クソババアって一体誰…?」

大鳳「マーサ・ビスト・カーバイン、旧アナハイム・エレクトロニクス社の元社長夫人で現在アメリカで凶悪犯罪者として捕まってる。

一言で言えば、ロクでも無いことしかしない超外道ババアよ」

瑞鳳「まぁ口にするのも憚るような外道行為を行った結果初風ちゃん達に捕まえられて、大和会長によってボッコボコに叩き潰されて破滅した」

陽炎「そ、そうなのね…」

蒼龍「まぁ、腐れ外道の事は置いておいて訓練に移りましょうか。陽炎ちゃんに長波ちゃんも少し手伝って貰うよ」

飛龍「操作が癖まみれの私達が見せるより、操作に癖の無いほうが憶え易いからね」


・陽炎
使用可能艦種:重巡洋艦
条件:専用艤装を装備。陽炎のみ『アラスカ級大型巡洋艦』を選択可能。

ベース艦 直下
改造内容 ↓3

・長波
使用可能艦種:戦艦
条件:専用艤装を装備。長波のみ『戦艦・土佐』を選択可能(加賀は使用不可)。

ベース ↓5
改造内容 ↓7

・戦艦NG:扶桑型・伊勢型・長門型・金剛型・大和型(改・超大和型含め)・天城型・加賀型・レナウン級・Sホルスト級 ・Qエリザベス級・ペンシルベニア級 ・カイオ・ドゥイリオ級・リヴェンジ級
重巡NG:古鷹型・青葉型・高雄型・妙高型・利根型・最上型・Aヒッパー級・カウンティ級 ・ボルチモア級 ・シュフラン級・ドイチュラント級

676: ≫1 2015/10/20(火) 02:51:51.61 ID:rRGMZvKP0
side-龍鳳-  『祈りと約束』


私に出来る事があるのだろうか?


榛名さんは自分の正体を知ってなお、自分と同じデザインチャイルドである『終末の獣』と戦う道を選んだ。

そして天城さんもそんな榛名さんの意思を受け入れ、戦いの覚悟を決めている。

阿武隈ちゃんも陽炎ちゃんも、長波ちゃんだってそうだ。皆、榛名さんの為に戦う道を進んだ。

そして榛名さんはファイターとしての訓練に挑んでいる。しかしまともにこなせたのは航行と停止時の砲撃だけ、回避運動や火器管制には手間取っているようだが…


龍鳳「…」

飛龍「どうかしたの?」


私がガラス越しに訓練風景を眺めていると、背後から飛龍さんが話しかけてきた


龍鳳「私は、榛名さんにとって必要なのでしょうか…」

飛龍「いきなりどうしたのよ」

龍鳳「だって私、ここに居ても何も出来る事が無くて… 歯がゆいんです、何も出来無い自分が…」

飛龍「成る程。確かに現状、出来る事が無いかもね…

一つ聞いて良い? 龍鳳ちゃんにとっての榛名ちゃんってどう言う存在?」

龍鳳「それは…」


初めて出会った人で、孤独な私を救い出した恩人で、私の保護者…

榛名さんの存在は私にとってこう言う存在だろう。だけど一つだけ足りない言葉がある、それがわからない


飛龍「そんなに返答に困ることかなぁ…」

龍鳳「そう言う訳では…」

飛龍「じゃああの世界から脱出する時、どうして付いて行こうと思ったの?」

龍鳳「榛名さんに誘われて… あ…」


『何かあれば私が守ります、だから共に行きましょう』


この言葉が、約束があったから私は次元転移を選んだ。生まれたシェルターから飛び出し、世界に触れることを選んだのだ

そして思い出した言葉がある。それはお父さんの遺言、そして『祈り』だ


『いつか、外の世界に出た時… 大切なものを守れるようになりなさい』


龍鳳「…あの世界から脱出する時約束してくれたんです、『私が守るから、共に行こう』と。だから私は…」

飛龍「『約束』、ね…」

龍鳳「でも、いつまでも守られてる訳にはいかない…」

飛龍「なら答えは簡単、龍鳳ちゃんも『榛名ちゃんを守る』こと。 あの実力じゃ、初心者との戦いですら危うい…

そして艦プラバトルには『サブファイター』って、『ファイターを支えるファイター』になる事が出来るルールが存在する」

龍鳳「では、私がサブファイターに…」

飛龍「守られるだけじゃなくて自分も『一緒に』戦える、支える事が出来る。 私だってサブに瑞鳳が居てくれたお陰で自分の実力以上の力を発揮できた。

きっと龍鳳ちゃんにも、榛名ちゃんを支える事が出来る。今は怒りで奮い立ってるけど、怒りと言う支柱が無くなっていざとなった時誰かが支えてくれたほうがあの子も楽な筈よ」

龍鳳「はい…!」


榛名さんと、皆で過ごす日常を守る為に…  

『大切なものを守る』と言う『祈り』、そして『約束』の恩返し。 私が戦うには、それだけあれば充分だった

677: ≫1 2015/10/20(火) 03:35:38.19 ID:rRGMZvKP0
side-天城- 『誓いと意志』


天城は、特にやれる事がありませんでした。

それはそうだ。 陶芸で轆轤を回せばなぜか自分で回転し艦プラを作れば必ずマストをへし折るくらい不器用で、オマケにバトルは空母しか使えないと言う明らかなお門違い…

そう言うことで天城は姉さんにスポーツドリンクでも、と近所のコンビニまで買い物に行こうとした訳ですが…

「アンタが『天城』ね」

「雲龍型航空母艦2番艦『天城』の転生体…」

天城「もし、そうだとしたら?」

「そりゃ決まってるじゃない、金剛の所へ連れて行くに」

「大人しくした方が良いわ、私の『妹』」


何でしょう… どうやらコンビニに行くまでに遭遇できるものなんですね、拉致犯に。徒歩2分なのに。


天城「取り敢えず名乗ってください、少なくとも名も名乗らない無礼な人間に付いていくつもりはありません」

葛城「そりゃそうよね、じゃあ名乗ったげる。 『葛城』、雲龍型航空母艦『葛城』の転生体よ」

雲龍「航空母艦『雲龍』、その生まれ変わり」


どうやら『敵』は、金剛型と雲龍型に決まってるらしい。明日の参加登録人数は5、この二人と姉さんが接触した三人を合わせれば数が合う


葛城「だから私達は姉妹、付いて来るメリットはあると思うけど?」

天城「私が『榛名姉さん』の妹だと知って、そう言っているのですか?」

雲龍「遺伝子上の繋がりは関係無い。あんなデザインチャイルド『なんか』より私達の方が姉妹に相応しい」


おっと、この人は天城の地雷を踏み抜いたようですね。しかも超正確に、なので天城は『あるシェフ』の口調でキレさせて貰いましょう


天城「…」カチッ

葛城「そ、だからアンタも私の姉で…」

天城「そう言う事言うのですかぁ… おぉい!」

雲龍・葛城「!?」

天城「自己紹介が遅れましたね。 どーも、知ってるでしょう? 天城でぇ、ございます…」

そう言って私はカバンから、『切り札』を取り出す。


天城「おい、パイ食わねぇか?」


大会の合間を縫って参加してみたイタリア料理教室、そこで生み出した護身用の『切り札』を…

葛城「ちょ、何よ!?」

天城「姉さんを傷付けた仲間であるのならもう容赦しない… 天城は貴女達の仲間に、どんどんおみまいしていくぞぉ」

雲龍「あのパイ、何か邪気が見える…」

天城「近い順から一族郎党全員におみまいしていくぞぉ!」

葛城「だ、誰にも手を出させ無いっての…!」

天城「はっ何言ってんだが… 選べよ 金剛か?それとも貴女のお隣ですか?  天城は行きますよぉ、パイが腐らないうちに 」

雲龍「葛城、逃げるよ」

天城「おおっと、逃げてもどこまでも追いますよぉ。パイを届けにね…」

彼女達は走って逃げていく。どうやら脅しは効いたようだが、明日結局出会う事になるのだ… なら答えは決まっている

天城「盛大に、おみまいしてあげましょう… このパイをね…!」


私は誓う、『終末の獣』を絶対に許さないと。私の意志で『終末の獣』を打ち倒し、榛名姉さんと共に在ると。

そして、『終末の獣』全員の口の中にこのパイを放り込んでやると…

681: ≫1 2015/10/21(水) 02:52:17.72 ID:5TjIaOu+0
※『想いと覚悟』が、特定条件を満たしたため変動しました。


side-榛名- 『拒絶の理由』


榛名「どうして…」

陽炎「やっぱ付け焼刃じゃ無理なのかな…?」


私は行き詰っている。

戦う事が出来ない、ファイターとして素質が無いと言うのはわかっていた。だが『Pオイゲン・クロイツZwei』を用いてもCPUにすら勝てかったのだ。

CPUのレベル3、一般ファイターの平均レベルがCPUレベル7だとすれば私は『平均以下』しか能力が無い…


蒼龍「仕方無い、最初から訓練の…」

瑞鳳「ちょっと待ってください。 榛名さん、ちょっと手に障害あります?」

榛名「いえ、少なくとも手の動作に支障をきたす怪我は一度も…」

瑞鳳「神経系に異常は?」

長波「どうしてそんな事を聞くんだ?」

瑞鳳「手の動きがおかしいからだよ」

榛名「動きがおかしい…?」

瑞鳳「手の動作にちょっとだけ違和感が見られるんです。榛名さんの動作は怪我人のソレと同じで、手の動作に違和感が見えます」


手の動作の異常、初めての指摘だった。

確かに瑞鳳さんならば武術家だからそう言う細かい動作がわかるのだろう


夕張「でも、手の神経に異常が出てるとしたら艦プラ製作にも無理が出るのでは?」

大鳳「確かに、製作の方がバトルより手先に神経を集中させるから異常なんかあったら製作は不可能よ」

阿武隈「私も、怪我してた時は普通にお箸も持てなかったからそれより細かい動作をするプラモデルは無理かも…」


大鳳さんや夕張さんの指摘も尤もだ。 そんな後遺症の残る怪我を負ったらビルダーとしては致命的、つまり何も出来なくなる。

では何故私は…


陽炎「言われてみれば榛名姉さんの動作も少しぎこちないけど、かと言って怪我してる訳でも無いし…」

長波「それ以外の要因があるのか…?」

大鳳「…ちょっと良い?」

夕張「どうかしたんですか?」

大鳳「もしかして榛名さんも瑞鳳と『同じ』なんじゃ無いのかなって」

阿武隈「『同じ』…?」

大鳳「瑞鳳は元々バトルが大嫌い、だからその『拒絶』が腕を鈍らせて本来の能力を引き出せなかったの。

つまりその手の動作の違和感、もしかしたら『拒絶』による『自己催眠』なんじゃない?」

蒼龍「『バトルが下手、戦えない』って自分自身に催眠かけてるって事?」

阿武隈「自己催眠って…」

イセ「あるとしたら、『瑞鳳と同じ理由』か『別の拒絶要因がある』かのどちらかね…」

瑞鳳「う~ん… 原因がわかれば、取り除けるかも知れないんだけど。

あ、そうだ。今から少しだけちょっと榛名さんと出かけてきます」

イセ「ちょ、時間無いのよ!?」

瑞鳳「だからその原因を取り除くんです。催眠には催眠でね」

榛名「催眠には催眠…?」

682: ≫1 2015/10/22(木) 22:05:40.65 ID:A8/zgEcA0
《居酒屋『鳳亭』》


榛名「ここは…?」

瑞鳳「私の叔母、まぁ母の妹さんが営んでいる居酒屋です」

榛名「大鯨さんの妹さんの…」

祥鳳「あら、瑞鳳じゃない。 それに… 貴女は…?」

瑞鳳「あ、祥鳳姉さん。 この人は榛名さん、ちょっと鳳翔さんに頼みがあって来たんだけど…」

榛名「榛名です。よろしくお願いします」

祥鳳「私は祥鳳、瑞鳳の従姉です。 瑞鳳がこっちに来るなんて珍しい…」

瑞鳳「ちょっと用があってね。鳳翔さん、今仕込み中?」

祥鳳「仕込みなら大鯨さんが即効で終わらせちゃったわ。お母さんよりスピード早いって本当にあの人万能よね…」

榛名(あの大鯨さんの妹さん、どんな方でしょうか…)

瑞鳳「あ、バイクここ置いておいて良い?」

祥鳳「あら呑んで行かないの?」

瑞鳳「残念、10月後半までは未成年です」

祥鳳「それは残念。バイクはそこで良いわ。 今から私、ちょっと出かけてくるね」

瑞鳳「ありがと。じゃあ行きましょうか、榛名さん」

榛名「は、はい!」



大鯨「ありゃ、瑞鳳に榛名さん」

榛名「大鯨さん、こちらにいらっしゃったのですね」

大鯨「ええ、朝から瑞鳳に追い出されちゃって…」(ヨヨヨ…

「仕方ありませんよ、姉さん。 朝からあんな騒動に… え…?」

瑞鳳「榛名さん、この人が鳳翔さんです」

榛名「初めまして、榛名と言います」

鳳翔「え、あ… 初めまして、鳳翔です。一応瑞鳳ちゃんの叔母、大鯨姉さんの妹と言う事になります。

話は先程瑞鳳ちゃんから電話で聞いています。しかし…」

瑞鳳「どうかしたんですか?」

鳳翔「…自己催眠にかかっている、と言う話でしたが恐らくその催眠はかけたままの方が良いかもしれません」

榛名「どう言う事、ですか…?」

鳳翔「自己催眠と言うのは嫌な事象に対する拒絶、そして思い出したく無い記憶の忘却を自らの思い込みで行う事…

自己催眠を解除すれば、その嫌な記憶すらも思い出してしまいます。ピンポイントでその催眠だけを解いて、と言うのは不可能に近いので」

榛名「…」

大鯨(この子の過去… 鳳翔、やっぱり…)

鳳翔「向き合う覚悟はありますか? その嫌な過去を、受け入れられる『勇気』はありますか?」


会話選択 直下
1.…正直、怖いです
2.それでも…!

684: ≫1 2015/10/22(木) 22:49:51.58 ID:A8/zgEcA0
榛名「…正直、怖いです」

鳳翔「そうですか。では、止めておいた方が身の為です」

榛名「でも、向き合わないと… 榛名には向き合わないといけない『今』があるから… 

いつまでも、『過去』に囚われていては今に向き合え無い…!」

鳳翔「…」

大鯨「瑞鳳、ちょっと」

瑞鳳「どうしたの?」

大鯨「えいっ」ブォン!

瑞鳳「ぐふっ!?」ドサッ

榛名「ちょ、大鯨さん!?」

大鯨「ちょっと瑞鳳は寝ててね~」

瑞鳳「」チーン

榛名「えぇ…」

鳳翔「…良いでしょう、一度貴女に催眠をかけ眠って貰います。 そして目を覚ませば、全てを思い出し貴女にかかった催眠は解除されるでしょう。

そこからどうなるか、どうするかは全て貴女次第です」

榛名「わかりました」

鳳翔「では私の手に触れてください。そしてゆっくり深呼吸をして、心を安らげて…」

榛名「すぅ…」

鳳翔「リラックスして、そして段々と意識が遠ざけ…」

榛名「…」

鳳翔「眠りましたか… あんなに小さくて弱かった子が随分と、強く大きくなりましたね…」

大鯨「鳳翔、やっぱり…」

鳳翔「姉さん、私心の中でずっと後悔していたんです。 私達のやった事が、結果的にこの子を苦しめてしまっていたんじゃないかと…」

大鯨「でもこの子はちゃんとここまで生きて来て『今』と『過去』、そして『未来』にちゃんと向き合おうとしてる。

どうやら、榛名ちゃんは私達が想像したよりもずっと強く逞しくなったみたい」

鳳翔「そうですね… 私の言葉、ずっと憶えてくれたようですし…」

大鯨「私達の事は綺麗サッパリ忘れちゃってるのにね~」

鳳翔「どう言う因果なのかしらね、またこの子と巡りあうことになってしまうなんて」

大鯨「アリー君には伝える?」

鳳翔「ええ。ちゃんと、この子は無事にやっていると…」

瑞鳳(ヤバイ、起きるタイミング見失った…!)

687: ≫1 2015/10/23(金) 00:10:58.83 ID:vataFD/y0
side-瑞鳳- 『彼女の過去』


瑞鳳「あのねぇ、いきなり殴るの止めてくれない!? 聞かれたく無い話って言ってくれれば出て行ったよ!?」

大鯨「あぁ、ごめんごめん」

鳳翔「まぁまぁ…」

瑞鳳「でも、何でお母さんと鳳翔さんは榛名さんの過去を知ってるの?」

大鯨「…どこまで知ってるの、榛名ちゃんの事?」

瑞鳳「え、天城ちゃんとは血が繋がって無くて異世界のデザインチャイルドって事だけ」

鳳翔「え…?」

大鯨「本当なの!?」

瑞鳳「う、うん。 当人から聞いたんだけど…」

大鯨「成る程ね、道理で御両親が見つからない訳か…」

鳳翔「瑞鳳ちゃん、『ひかり園事件』って知ってる?」

瑞鳳「一応、高校の現代社会で触れられた程度で詳しいことは…」

大鯨「この子は4歳の時までひかり園で育って、それで事件が発覚した後天城ちゃんの御両親に引き取られたの」

瑞鳳「そこまでは想像がつくけど…」

鳳翔「…ひかり園の事をマスコミにリークしたのは、私達なの」

瑞鳳「え…?」

大鯨「鳳翔…」

鳳翔「ここまで来たら隠せ無いでしょう、姉さん」

大鯨「そうね… 17年前、私は当時ひかり園へと出資していたの。ちゃんと子供が育つように、悲しい子が一人でも減りますようにって。

でもね、少しおかしいって思ったの。子供がどんどん引き取られたのに、その後の足跡が全く辿れなくなってた…」

鳳翔「だから当時の姉さんと義兄さん、私とアリーはひかり園の調査に乗り出しました。 その結果、アリーが臓器売買の事実について掴んで私達は行動に移ったのです」

瑞鳳「流石自称『戦争屋』… 何処相手にでもケンカ吹っかけてる…」

大鯨「そして取引現場を抑え、その場に居た全員を私とシュウジさんで絞め上げて子供を保護した。その子が偶然、榛名ちゃんだったの」

鳳翔「当時の榛名ちゃんは酷い状態で… 目に見える怪我は無いのに心が死んでる、一目瞭然でこの子が一番の被害者だって気が付くくらいに…

そしてマスコミにリークした情報が表に出始めたけど、決定的なものが足りなかった。『被害者の証言』が…」

大鯨「当時、最も年長だったのは榛名ちゃんだった。でも榛名ちゃんの精神状態じゃ思い出したら即発狂レベルの代物だったから証言なんて無理だった。

でも榛名ちゃんは勇気を振り絞って、証言してくれた。鳳翔に何か言われてたみたいだけど…」

鳳翔「『人はいつか行動しなければいけない時が来る、だからその時に何か出来るよう心に勇気を常に持ちなさい』、と。

まさか17年も経った今もこの子の心の中に残ってたなんて思ってもいなかったけど」

瑞鳳「で、ひかり園事件は終わって榛名さんは引き取られたと…」

鳳翔「本当は私が引き取ろうと思ったのだけど… 今後も何かしらの事件に巻き込まれる可能性があったから、なるべく姉さんの手の届く範囲で見守ろうって事になって…」

大鯨「それで私の親友だった天城ちゃんの御両親が引き取るって名乗り出てくれて、引き取られることになったの。

で、調べてみたら戸籍が見つからなくて当時は無戸籍児として新たに戸籍作ることになった。そのせいで実の両親も探せ無くて…」

鳳翔「発見された時も園に保護された記録のものしか無くて、見つかった時『光に包まれていた』って証言があったらしく…」

瑞鳳「次元転移…」

大鯨「ようやく繋がったわね…」

688: ≫1 2015/10/23(金) 00:49:57.94 ID:vataFD/y0
瑞鳳「で、肝心な自己催眠についてなんだけど…」

鳳翔「それは解らないわ。引き取られて以降は姉さんに任せてたから」

大鯨「多分、御両親に聞いた話でそれっぽいものがあったかも…」

瑞鳳「あるんだ…」

大鯨「うん。バトルが始まって3年くらいの頃の話なんだけど… 

ある時、天城ちゃんと遊びのつもりでバトルしてたんだって。天城ちゃんがバトルにハマってね」

瑞鳳「うっわぁ、デジャブ… 特に瑞鶴とか…」

大鯨「瑞鶴ちゃんも結構好きだったからね、バトル。 それでバトル中にある時、榛名ちゃんのバトルスタイルがちょっと変わったんだって。

去年の蒼龍ちゃんみたいな戦い方、まるで慈悲も容赦も無く完膚無きまでに相手を一方的に蹂躙するような」

瑞鳳「今の性格からじゃ考えられない…」

大鯨「明らかに尋常じゃ無い様子だったから両親が止めに入ったんだけど、その時の記憶が完全に欠落してて気が付いたらバトルシステムに触れる事すら出来なくなってたそうよ…」

瑞鳳「デザインチャイルドで、尋常無い、そして攻撃衝動…

確か私の知る限り『プロジェクト・フェンリル』は対・深海棲艦用の人造人間の開発計画だったから…」

大鯨「ここは仮説なんだけど、恐らく遺伝子上に攻撃衝動の強化あたりが組み込まれてたんでしょうね」

鳳翔「そしてバトル後に正気に戻ったって事は、自分が自分では無くなる感覚を味わって恐怖を覚えてバトルを嫌うようになった…」

大鯨「後は天城ちゃんが号泣したそうだから、バトルに触れない事で天城ちゃんを泣かせ無いようにしたんでしょうね。

でも、バトルをしないと天城ちゃんがさらに泣く… だから自己催眠をかけて『下手』だって暗示をかけたんじゃないかしら?」

瑞鳳「なんてシスコンっぷり…」

大鯨「榛名ちゃんにとって、天城ちゃんは掛け替えの無い存在だもの。妹として、家族として… まぁ、色々拗らせて家出しちゃったりするけどね」

瑞鳳「ちゃんと、向き合えるのかな…?」

鳳翔「ここからは彼女自身の問題、私達が口を挟むべきではありません」

大鯨「そう。榛名ちゃんが過去と決別するには、榛名ちゃん自身の『勇気』が必要。私達はそれを見守る事しか出来ないわ」

689: ≫1 2015/10/25(日) 00:04:17.72 ID:z1PBVFTd0
side-榛名- 『勇気と覚悟』


夢を見ている 幼い頃の悪夢のような日々、地獄の苦しかった日々を

催眠解除時の記憶遡行と言うものだろうか どうやら、あの施設での記憶も知らず知らずのうちに一部封印していたみたいだ


榛名(…つくづく、生きてるのが不思議です)


そう、本来ならば死んでいてもおかしくは無いのだから当然の感想と言えるだろう

そして場面が移った 今度は『あの日』の夢


「甘いわぁ! 超級、覇王!電影だぁぁぁぁぁん!」

「全員纏めて…! 麒麟・極!」


恐らく取引現場の警備に来ていたであろう20人近い大人を一方的に蹂躙する二人の男女、そう謎の電撃を纏っているのが若い頃の東方不敗さんで大量に分身してトンファーで殴りつけているのが今も外見が変わらぬ大鯨さんだ

応援に駆けつけた銃を持った人達をも一瞬にして叩きのめし、ある男女の道を切り拓く。そして…


「おい鳳翔、コイツはひでぇ… まるで戦災孤児のガキみてぇだ…」

「この子が… 貴方、姉さん達が引き付けている間に行きましょう!」


幼い私を抱えその場から逃げ去る男女、鳳翔さんと恐らく中東系の男… そうだ、この二人が私を助けてくれたんだ


そしてまた場面が移る


「君が、榛名ちゃんかい?」

「もう大丈夫だからね。これからは、私達が家族になるのよ。

この子が貴女の妹になる天城よ」


今度は私が引き取られた場面だ。 どうやら、私はここで初めて家族の温もりを知ったらしい

知らずの内に、自分が引き取られた子であると言う事を忘れようとして封印をかけてしまったんだろう 私は馬鹿なのかもしれない


そして


「や、止めて姉さん!」

「お願い、止めて!」


小学生の天城の悲痛な声が響く しかし、何も見えない 訳が解らない 

まるでこの部分だけ『私じゃ無い何か』が私を乗っ取って


私を私じゃなくしているみたいに…

690: ≫1 2015/10/25(日) 01:23:32.87 ID:z1PBVFTd0
『そう、やったのは榛名です』

榛名「え…?」


気が付くと私は真っ暗な空間に立って居た そして私の前に立っているのは…


榛名「あの頃の私…?」

『そう、『榛名』。元々ある攻撃的な部分を自分の意識とは別に、『別の意識』として生み出した存在… 貴女から見れば影のようなものです』

榛名「影…」

影『貴女は言わば『本来の榛名』から攻撃的な部分を強引に取り除いた存在… だから貴女は戦いを拒んでいた。無意識の内に戦いを求めるのを否定するように』

榛名「戦う事を否定する…」

影『でも結局、戦う道を選んでしまった。 戦いからは避けられないんですよ。

私の遺伝子が戦いを求め、敵をその圧倒的な戦闘能力で叩き潰す事を望んでいる!』

榛名「違う! 榛名にそんな…」

影『私は対・深海棲艦用デザインチャイルド、そして戦闘能力と戦闘欲求を強化された存在。別に嘘は吐かなくて良いんですよ?

楽しかったでしょ。深海棲艦をバンシィで叩きのめす感覚、そして大事な大事な天城を傷付ける感覚が!』

榛名「違う! あの時は仕方なく戦っただけで、それに天城は私の『護るべきもの』です!傷付ける事なんか望んでない!

誰が好き好んで戦いなんか…!」

影『だから『今は』戦う事を否定しているんでしょう。本当の榛名は戦う事が大好きな存在なんですよ。

そう、圧倒的な力で相手をねじ伏せて蹂躙するのがね…!その為に生まれる前に弄られて得た力と偶然得た力では無いのですか?』

榛名「偶然得た力…?」

影『『ニュータイプ』、否定してはいるけど榛名は『ニュータイプ』と言う可能性に最も近い存在なんです。

戦う為の、サイコミュを操り敵意を感じて敵を殲滅するその力を榛名は持っているんですもの』

榛名「違います! 『ニュータイプ』は互いに分かり合える存在、決して戦う為のものじゃない!」

影『でも貴女の能力を戦う以外に、分かり合う為に使った事がありましたか?

リタの時も結局は戦う事でねじ伏せて、従わせただけじゃないですか』

榛名「違う! 決して戦う事は…」

影『望んで無い! そう言うと思いましたよ。

でもね、榛名は結局戦いの運命からは逃れられない。運命と言うのは結局覆せないんです!』

榛名「『運命』…?」


不思議ですね、夢の中でもキレる事が出来るなんて


影『あ…』

榛名「先程までの達観した主観や、こちらを見下す傲慢さも許せます… だけど、『運命』を持ち出す輩だけは許さない。

貴女が『榛名』であるのならそれぐらいはわかりますよね? なら貴女は『榛名』じゃない…!」

影『では、どうすると?』

榛名「決まって居ます!」



会話選択 直下
1.「私は、運命も『貴女』も否定する!」
2.「ねじ伏せます、『貴女』が言うように…!」
3.その他

692: ≫1 2015/10/25(日) 02:17:28.41 ID:z1PBVFTd0
榛名「私は、運命も『貴女』も否定する!」

影『ほら!結局は戦いの道を行くんじゃないですか!』

榛名「ええ、戦いますよ。 戦いの果てに、戦い以外にも自分の存在を見付ける為に」

影『無理ですよ。 戦う以外に価値の無いデザインチャイルドがそんな道を見付けられる訳がありません!

戦いの運命しか待ち受けてないんです!』

榛名「ちょっと運命運命と五月蝿くなってきましたね。いい加減、こんな夢は終わらせましょうか」


ここは夢の中、なら私の意思は具現化出来るでしょう。そして私は創造する。1本のトマホークを、榛名の身長より一回り大きなトマホークを


影『ちょ…』

榛名「いい加減… 消えろっ!」


榛名はトマホークを振るい、『影』を切り裂く


影『がっ…』

榛名「『戦うしか価値が無い』なんて結局大義名分に過ぎず、所詮は人を騙して自分を偽るだけの題目でしかない…

私の生き方は私の意志で、私の『勇気』で切り拓いてみせる! 影如きが… 口を出すな…!」



そして榛名の意識は、白い光に包まれ現実へと引き戻された



《居酒屋『鳳亭』》


榛名「ん…」

鳳翔「目が覚めましたか?」

榛名「鳳翔さん… お陰さまで、少しだけモヤが晴れた気がします」

鳳翔「そうですか…」

榛名「あと17年前、助けてくださったのは鳳翔さんだったのですね」

鳳翔「思い出した、のですね…」

榛名「ありがとうございます。お陰で榛名、ここまで育つ事が出来ました」

鳳翔「…これで、私も少しは報われた気がします。貴女をもっと早く助けてあげられたらとか、貴女が幸せに暮らせたのかとずっと…」

大鯨(良かったわね、鳳翔…)



瑞鳳「では、鳳翔さん。ありがとうございました」

榛名「ありがとうございました」

大鯨「もうちょっとゆっくりして行けば良いのに…」

榛名「すみません、もう時間があまり無いので… ですから、本日の御礼と17年前の御礼はまたの機会に必ず伺わせて頂きます」

鳳翔「ええ、いつでもお待ちしていますよ」

ブロロロロロ…

鳳翔「あの子、本当に真っ直ぐで瑞鳳ちゃんに似ていますね…」

大鯨「どこまでも真っ直ぐ、自らを貫き通す… でも、ちょっとだけ違うかも」

鳳翔「え…?」

大鯨「あの子には、榛名ちゃんには鳳翔に貰った『勇気』とあの二人からも受け継いだ『勇気』がある。

自分に立ちふさがる壁を越えようとする『勇気』が…」

鳳翔「そうですね… もしかしたら、瑞鳳ちゃんよりもパワフルかもしれません」

大鯨「パワフル(物理)なら瑞鳳の方が強いけどね~」

693: ≫1 2015/10/25(日) 02:50:04.36 ID:z1PBVFTd0
今日はここまで


これからは榛名&天城のターン、このリミッターを外した姉妹を止められる猛者は居るのか…?


あと主人公候補ですが、現段階で

・那珂(ルート・イノセンス)
・海風(ルート・アズール)
・伊良湖(ルート・プレゼンシア)
・霞(ルート・アクロス)
・しおい(ルート・デザイア)

となります。 内容的にはまともなのは霞、ストーリーがぶっ飛んでるのは那珂or伊良湖、能力がぶっ飛んでるのは海風、主人公の頭のネジが飛んでるのはしおいです

695: ≫1 2015/10/25(日) 18:14:03.94 ID:z1PBVFTd0
《模型店エンガノ》

Battle END

蒼龍「…この調子なら、大丈夫そうね。最低でも浜風ちゃん・瑞鳳ちゃんクラスには戦える」

陽炎「こんな短時間で…」

飛龍「あとは慣熟訓練だけね」

大鳳「組み立ては終わらせました。後はパーソナル調整を施せば完全ね」

夕張「ここからが面倒なんですけどねぇ… 性能が高いとフィッティングも細かいものが必要になりますから」

瑞鳳「最初はリミッターかけて、能力を制限する事でファイターの…」

榛名「いえ、リミッターは不要です」

イセ「最初から完全な性能で使うの?」

榛名「『信濃・天』の性能には『ヤマト・ブレイヴ』の完全性能で挑むしかありません。

信濃のデータを用いているとは言え、急造品のヤマトでは装甲などの加工する時間を要する能力は時間をかけたものよりも性能が低くなりますから」

蒼龍「確かに私のシャルンもグナイゼナウと比較して装甲面が少し脆かった… お台場事変後に改修したけど」

長波「現時点での性能はどっちが高いんだ?」

瑞鳳「火力と防御力は信濃、機動性はヤマトってところかな。

ただこれは、ヤマトの『特殊艤装』を含めて無い計算よ。どんな物か解らない以上、計算には含められないから」

龍鳳「では、その特殊艤装が使えるか使えないかの判断は出来無いと…」

天城「でもそれがもし、私達の想像を超えるものならば… 勝ち目はある、と言う事ですね」

阿武隈「じゃあ設計を担当してくれたお友達次第って事なの…?」

飛龍「そうなるわね… しかも発動条件が不明な以上、練習で使えるとも限らないし…」

榛名「それでも、榛名は彼女を信じます… きっと、彼女ならば…」

長波「まぁ、そこは榛名の自由だけど… バトル以外にも考える事があるぞ。

どうやって金剛をとっちめるかだ」

瑞鳳「そこは問題なし。 『あの子』に協力して貰って402ちゃんと400ちゃんが確保に動いてるから」

陽炎「あの子?」

飛龍「ま、色々複雑な事情があるから説明は省くけど榛名ちゃんとは違う『もう一人のニュータイプ』よ」

阿武隈「もう一人居るんだ…」

蒼龍「ニュータイプなのか、それとも私と同じ強化人間と言えば良いのか曖昧なところだけど…」

696: ≫1 2015/10/25(日) 18:36:12.81 ID:z1PBVFTd0
視点選択 直下

1.瑞鶴 『再会と決別と』 瑞鶴と翔鶴、そしてもう一人との再会…
2.402  『もう一人のNT』 金剛を探す400と402に合流したのは…?

698: ≫1 2015/10/25(日) 21:56:31.43 ID:z1PBVFTd0
side-瑞鶴- 『再会と決別と』

《お台場 若洲海浜公園》


瑞鶴「お台場来るのも去年の夏以来だね」

翔鶴「そうね… あの日、お台場事変の被害を受けてここも最近になってようやく立ち入りが出来るようになったところだから」

瑞鶴「まったく、あの子も久しぶりに連絡寄越して『ここに来い』だなんて…」

翔鶴「でもまさか、あの子と連絡が付くなんて… 実家経由だけど」

「あ…」

瑞鶴「来たんだ。久しぶりだね、葛城」

葛城「瑞鶴さん、翔鶴さん!お久し振りです」

翔鶴「何年ぶりかしらね、貴女が仙台から引っ越して以来一度も会ってないもの」

葛城「私が8歳だから、8年くらい前ですかね?」

瑞鶴「8年、か… 変わったわね、葛城」

葛城「そうですか?」

瑞鶴「ちょっとだけ、雰囲気が変わったって言うか… 上手く説明出来ないけど」

葛城「まぁ、色々ありましたから…」

翔鶴「御両親の事、残念だったわね… あんなに良い人達だったのに…」

葛城「…私は、あの日一人になっちゃいました。家族をいきなり奪われて、親戚も頼れない…」

瑞鶴「葛城…」

葛城「でも、今は一人じゃ無くなったんですよ」

翔鶴「え…?」

葛城「今はもう、私と共に居てくれる家族が出来たんです」

瑞鶴「何を言って…」

葛城「翔鶴さん、瑞鶴さん。お願いがあります、私と一緒に来てください」

翔鶴「…」

瑞鶴「…」

葛城「そして一緒の家族に…」

瑞鶴「葛城、一つだけ聞かせて」

葛城「何ですか?」


瑞鶴「アンタ、『終末の獣』に関わってるの?」


葛城「知ってるんですか?」

翔鶴「どう言う事なの、瑞鶴…?」

瑞鶴「一度瑞鳳と402に見せて貰ったのよ、最近の拉致被害者40人のデータをね。その中に葛城が混じってた。

行方不明になっていた、救出出来なかったのは『雲龍』『比叡』『霧島』そして『葛城』、の4人だけ。 翔鶴姉には瑞鳳から黙ってて欲しいって言われたけど」

翔鶴「嘘よね、葛城ちゃん…? 貴女が連続拉致犯に関わってるなんて…」

葛城「あの日私は攫われました。でも、攫われて生まれ変わったんですよ… 本当の使命を見つけて、滅びに瀕した世界を救える力を持っているって知ったんです…!

そして瑞鶴さん達は私と同じ力を持ってる。だから一緒に仲間を集めて…」

瑞鶴「…ざけんな」

葛城「え…?」

瑞鶴「ふざけんな、って言ってんのよ! アンタの、アンタ達のやってる事は間違ってる!

人が、人の幸せを奪って無理矢理戦わせる権利なんて誰も持って無い!そんなの、マーサ・ビスト・カーバインのやった強化人間と一緒よ!」

699: ≫1 2015/10/26(月) 22:24:18.54 ID:hP0pPFab0
葛城「どうして、どうして解ってくれないんですか…!」

瑞鶴「そんなの解りたくも無い! 運命、使命? せっかく今の世に生まれ変わった人達を無理矢理攫って道具にする事が使命なの!?」

翔鶴「それは人が人に、一番やっちゃいけない事…! そんな事をすれば、今ある悲しみをもっと大きくするだけよ!」

葛城「…私を、あくまでも否定するんですね。二人は…?」

翔鶴「ええ、こんな事は絶対に間違っているわ」

瑞鶴「少なくとも私達は絶対に賛同しない。だからアンタの事はここで捕まえて、瑞鳳に引き渡してやる…!」

葛城「瑞鳳… そう、なんですね。 貴女達も、瑞鳳さんに絆されて…」

瑞鶴「何言ってんの…?」

葛城「いつもいつも、私の前に立ちはだかって… 本当、いい加減にしてよ…!」

翔鶴「葛城ちゃん…」

葛城「私は、絶対にあの人を認める気はありません。次元覇王流の姉弟子だろうと、アイツは…!」

瑞鶴「葛城…」

葛城「もう良いです… 私は絶対に、間違って無い。そして絶対アンタを倒す、そう瑞鳳さんに伝えておいてください」ダッ

瑞鶴「逃げる気!?」

翔鶴「追うわよ、瑞鶴!」

葛城「二人共、ごめんなさい!」

ボンッ!

瑞鶴「けほっ!? え、煙幕…!」

翔鶴「けほけほっ… こんな目眩ましまで…」

瑞鶴「葛城… アンタ、一体どうしたのよ…」

翔鶴「取り敢えず瑞鳳と402ちゃんに連絡を取りましょう。ここに長居すれば、今度は『終末の獣』の別の人が来る」

瑞鶴「わかった… でも、葛城の瑞鳳への異常な憎しみ…」

翔鶴「一体、あの子と瑞鳳に何があったの…?」

700: ≫1 2015/10/26(月) 23:01:28.84 ID:hP0pPFab0
side-402- 『もう一人のニュータイプ』


402「そうか… 黒幕の正体、掴めたか」

瑞鳳『うん。あと拉致被害者の『比叡』『霧島』は一味、多分こっちの世界へ先に潜入してて後から攫われるフリをしての合流だと思う』

402「わかった。渋谷周辺の目撃データを収集しつつ顔が割れている二人の捜索を行う」

瑞鳳『もうすぐそっちに増援が行くと思うけど… 世間知らずなのはそっちで抑えて』

402「あぁ、アイツか…」

瑞鳳『感応波が榛名さんに近い以上、榛名さんの感応波を知るあの子は役立つと思う』

402「抑える私達の役目にもなってくれ… この世界の常識も、日本語だって叩き込み終わって無いんだ。今のアイツは奈良の公園にライオンを放つようなものだぞ…」

瑞鳳『ごめん…』

402「私達二人が手綱になると思うか!?」

瑞鳳『だよねぇ… その代わり、ちゃんと面倒見てくれたら夕飯好きなモノにしてあげるから。後で二人でリクエスト送っておいて』

402「はぁ… 了解だ」ピッ

400「何だって?」

402「よりにもよってアイツを増援に送りやがった…」

400「うわぁ…」

402「代わりに後で好きな夕飯作ってやるからリクエスト寄越せだと」

400「絶対労力の割りに合わない… あの子、一応引き渡すまでは預かってるけど色々欠落してるんだもの…」

402「記憶が一部欠落してるとは言え、あそこまで子供染みたハイテンションになるか普通…?」

400「生まれる時に人格のリセットかかったんじゃない…」

402「それなら浜風を送ってくれよ…!」

400「あの子は今妹に会いに行ってる。暫く時間かかりそうだし…」

402「あぁ、憂鬱だ…」

「何の話してんの?」

402「お前のせいで私が憂鬱になりそうだって言ってるんだよ」

「うわっ、酷い…」

400「せめて大人しくして下さいね、リタ・ベルナル…」

リタ「はいはい。瑞鳳から散々言われたからね。

『勝手にうろつくな』『無駄遣いするな』『電子辞書は持ち歩け』って」

402「日本語くらい早く覚えろ」

リタ「だって私達の世界じゃ日本語なんてなくなってるもん」

400「この世界にはまだあるので暮らすつもりならさっさと憶えてください」

リタ「はいは~い。 で、ママに似た感応波を見つければ良いんだっけ?」

402「ああ、恐らく潜んでるのはこの辺だ。 サイコフレームは持っているな」

リタ「任せんしゃい!」ピキィン

400「何か心配…」

リタ「あっちに、それっぽいのが居る…! 似てるけど、何か違う… この感情は狼狽、困惑…?」

402「取り敢えず行ってみるか…」

701: ≫1 2015/10/26(月) 23:17:44.80 ID:hP0pPFab0
 
比叡「はぁ、どうしてこんな事に…」

リタ「見~つけた~!」

比叡「は、榛名!?」

リタ「ね?」

400「本当にそれっぽいのが居た…」

402「取り敢えず確保だ…!」キィン

比叡「ひ、ひえっ!?」

400「怪我をしたくなければ大人しくしてください」キィン

リタ「観念した方が良いよ、外道さん。 あと、私はママじゃないから」

比叡「ま、ママ?」

リタ「そ、私はリタ・ベルナル。アンタ達が探してる榛名の遺伝子上の娘よ。あぁ、アンタは遺伝子上は叔母か」

比叡「だ、誰がおば…」

402「黙れ」ガシッ

比叡「ひいっ!?」

400「連れて行くよ。愛宕さんが車で待機してる」

リタ「これじゃどっちが拉致犯かわからないねぇ…」

402「全くだ。 この点だけはお前に同意する」ガムテ貼り付け

比叡「ふ、ふごっ!?」

400「さて、見つからないうちに引き上げよう。ユキカゼに連絡はしておいた」


702: ≫1 2015/10/27(火) 21:20:48.45 ID:KdQeJOG80
《模型店エンガノ》


蒼龍「よし、これなら問題なさそうね」

榛名「ありがとうございます。丸一日付き合って頂いて…」

蒼龍「良いの。メイジンで似たような事いっつもやってるし」

飛龍「この調子なら実戦でも戦える。後は本人の心意気次第よ」

榛名「はい!」

愛宕「たっだいま~」

陽炎「うげっ…」

愛宕「あら、陽炎ちゃんじゃな~い。 お姉ちゃ、うぐっ!?」スパーン

ユキカゼ「良い加減にしてください。 陽炎さんにはお姉さんがちゃんと居るでしょう」

愛宕「ユキカゼちゃん、最近私の扱い雑じゃない…?」

ユキカゼ「気のせいです、気のせい。 それより瑞鳳さんとイセ、例のものは?」

瑞鳳「イセさん、ゆっくり降ろしてください」

イセ「せーの… これでよし」

長波「え、何これ…」

天城「分娩台…?」

瑞鳳「…夜のxxxでたま~に使ってる拘束台代わりです」

イセ「因みにナノマテリアル製」

阿武隈「い、要らない情報どうも…」

400「はいはい、どいてください」

402「暴れるな。危ないぞ?」

比叡「~ッ!? ~ッ!!」

榛名「この人は…!」

イセ「瑞鳳片足お願い」カチャカチャ

瑞鳳「合点です」カチャカチャ

飛龍「手の拘束終わったよ」

瑞鳳「これでOK!ガムテ剥がして」

402「わかった」ビリッ

比叡「あだっ!? 何するんですか!」

イセ「立場を弁えたほうが良いわよ。『終末の獣』、PF-02比叡」

比叡「ひえっ!?」

400「今の貴女に黙秘権は愚か、人権すらありませんので悪しからず」

瑞鳳「今から貴女に聞きたいことが色々あるんで、大人しくしてくださいね~」

陽炎「榛名、コイツって…」

榛名「昨日私を襲った襲撃犯の一人、比叡…!」

703: ≫1 2015/10/27(火) 22:08:15.69 ID:KdQeJOG80
 

瑞鳳「で、最初の質問。貴女達はどうやってこの世界に転移したの?」

比叡「し、知りません!」

瑞鳳「ふ~ん… 質問その2、貴女達は『海軍省特殊技術研究所』と言う場所に所属しているそうですがそこではどんな事を?」

比叡「解りません!」

瑞鳳「はぁ… 質問その3、いつからこの世界に居るの?」

比叡「…21年くらい前かなぁ…?」

榛名「21年って…」

天城「姉さんと同じ位…?」

比叡「う、嘘言ってませんよ!市役所の戸籍やら何やらちゃんと調べてみてくださいよ!何なら、大学出たんで論文だってネットにあるんです!」

瑞鳳「402ちゃん」

402「…ある。 文学部卒業、卒論名『カレーのスパイス論』。これか?」

比叡「それです!」

400「文学部なのにカレーを論文にするって…」

比叡「良いじゃないですか、カレー好きだし…」

大鳳「…嘘は言ってなさそうね」

榛名「私からも質問、良いですか?」

比叡「ど、どうぞ…」

榛名「覚えている自身の経歴を全て言ってください」

比叡「えと… 確か、物心付いた時はもう引き取られてて、都内の小学校に入学、そして卒業後エスカレーター式の中学高校に通って、そのまま付属の大学…

で、最近までカレーの修業をしていました」

榛名「…嘘は感じられない」

瑞鳳「どう言う事ですか…?」

榛名「もう一つ、自身がデザインチャイルドだと知ったのは?」

比叡「…半年前です。お店でカレーを仕込んでたら、いきなり攫われて、気が付いたら変な施設に居ました…

そして私がデザインチャイルドだって金剛姉様に…」

榛名「これも、嘘では無いようです。つまり、この人は私と同じで『デザインチャイルド』と言う事実を知らずに育てられた…」

瑞鳳「成る程、わかりました。単刀直入に聞きます、貴女は貴女達のやってる事が間違いだと思いますか?」

比叡「…」

瑞鳳「答えてください」

比叡「…間違えています。でも、仕方が…」

榛名「人の自由を奪い、自我を破壊する事も仕方無いんですか…!」

長波「抑えろ、榛名!」

榛名「無理矢理嫌がってる人を戦わせて、それで命を落としても仕方無いと言うんですか!」

比叡「ッ…!」

榛名「命はおもちゃじゃない、どうしてそんな事も…!」

天城「姉さん!」

榛名「天城…」

天城「言いたい事はわかりました。ですがここは抑えてください

704: ≫1 2015/10/27(火) 22:55:41.39 ID:KdQeJOG80
天城「確かに、化け物が攻めて来て人類が滅びそうだと言う事も戦力が足りないと言うのもわかります。

ですが貴女達のやって来た事はただの犯罪、そしてそれで犠牲が出てると言うのなら立派な殺人です。貴女は、それを容認しているんですか?」

比叡「それは…」

瑞鳳「認めているか、認めていないかで答えてください」

比叡「…おかしい、と思います」

瑞鳳「なら、取引をしましょうか」

比叡「取引…?」

瑞鳳「私達に協力するのであれば貴女が『終末の獣』から逃げられるよう、手配と支援をします。

何でもお好きなようにして、カレー屋をやるのも何をしても構いません」

比叡「でも警察は…」

瑞鳳「貴女を立件するとしたら拉致・監禁でしょうね。しかし現状では次元の話をした所で警察は動かない、つまり罪には問う事は不可能です」

比叡「拒めば…?」

瑞鳳「協力を拒んでいただいても構いません。貴女は一応この場で解放しましょう。金剛達から逃げるのであれば追いません。

しかし貴女がこのまま金剛と共に活動を続けるのであれば、私が貴女をこの手で消します」

比叡「ひえっ…」

瑞鳳「返答への猶予は与えません。答えるまでずっと拘束しておくので悪しからず」

比叡「…」

榛名「比叡さん、戦わされてるのは人間なんです… 同じ人間が無理矢理戦わされて、殺されるんです。

貴女はそれが続いても、もっといっぱい人が死んでも構わないんですか? 榛名は、その連鎖を止めたい。だから、お願いします…」

天城「姉さん…」

比叡「…わかりました。でも、私に出来る事なんて…」

瑞鳳「良いでしょう、契約は成立で。以降の貴女の身柄は私が預かります。

今から貴女に、ちょっとしたモノを預けます。それを持っているだけで構いません」

比叡「ちょっとしたもの…?」

瑞鳳「ええ。そしてもう一つ、明日のバトルは普通にバトルをしてください。動きがぎこちなくなれば怪しまれるので」

陽炎「それに、相手が加減した状態でやりあうってのはこっちとしても不本意よ」

長波「全力を以ってバトルで潰す。それが私達流のやり方だ」

比叡「わ、わかりました…」

705: ≫1 2015/10/27(火) 23:30:21.63 ID:KdQeJOG80
《翌朝 ホテル》

初風「で、編成割りは… 阿武隈と天城、陽炎と長波、そして榛名…」

舞風「榛名、本当に大丈夫なの…?」

榛名「はい、専用艦も用意しましたしサブに龍鳳さんが入ってくれるそうなので」

龍鳳「私が、全力でサポート致します」

野分「それに事情も聞きましたが…」

天城「姉さんが何者だろうと、姉さんであるには変わりありません」

如月「そうね… ま、今まで通りよ。榛名さんは、私達の仲間だって事に変わり無い」

朝潮「榛名さんがやる、と言うのであれば応援しましょう」

曙「その代わり、負けたら承知しないわよ?」

榛名「ええ、お任せください」

清霜「問題はアイツらだよ! 姉さん達の艦プラ、盗んで使ってるんでしょ?」

秋月「カナード・パルスの事を疑っていましたが…」

衣笠「アレの方がタチ悪い気がするけどなぁ、手口は…」

古鷹「殴ってまで奪う、なんて事もあったみたいだし…」

青葉「後は、金剛を捕獲する算段をつければ…!」

長波「それに関しては瑞鳳からお前に、直々のご指名があったぞ」

陽炎「で、アンタの任務が終わったらどうすんの?」

青葉「そうですねぇ、退役するか認められなかったら脱走かのどっちかでしょうね。ま、どうせこの次元までは追ってこれ無いでしょうし」

阿武隈「確実に蒼龍さんや飛龍さんと顔を合わせる度に虐められると思うけどね」

青葉「そりゃ勘弁…」

初風「はいはい、雑談はそこまで。これから会場に向かうわよ。会場に到着次第青葉と古鷹に衣笠、清霜と野分は瑞鳳姉さんと合流。私達は会場入り口の封鎖を行う。

だから、後の事は考えないでちゃんと戦いなさい」

長波「わかってるって!」

陽炎「腕がなるわ…!」

阿武隈「これ以上、好き勝手にさせない」

天城「おみまいしてやりましょう…!」

龍鳳「行きましょう、榛名さん」

榛名「ええ…! 絶対、負ける訳にはいきません…!」

706: ≫1 2015/10/28(水) 00:09:06.17 ID:nFRqZ03A0
《会場》


金剛「ようやく来たネ…!」

榛名「金剛…!」

霧島「フン、どうせ貴女方は私達には勝てる訳がありません」

陽炎「は? 寝言は寝て言いなさいよ」

比叡「艦プラの性能差、見せ付けてあげます!」(ちょっと震え声)

長波「声が上ずってるぞ~」

雲龍「天城、私達が戦う必要は…」

天城「黙りなさい。 口の中に今すぐパイを放り込まれたくなければ」

葛城「ちょっと、姉に対して…」

阿武隈「今すぐ口を閉じた方が身の為だよ。死にたくないなら」

全員「…」ゴゴゴゴ

龍鳳「あ、あの… もうすぐ開始時間に…」

金剛「絶対に榛名は私達に勝て無い運命、それをわからせてあげマース」

榛名「『運命』…」ブチッ

榛名一行「あ…」

榛名「榛名、『運命』って言葉が大嫌いなんですよ。その傲慢な鼻っ柱をへし折って、地獄へ叩き落してあげましょう」

霧島「生意気な… 姉様に向かって、どの口を…!」

榛名「私にほぼ一瞬でヤられた雑魚がどの口を叩きますか?」

雲龍「行きましょう。あんなのに関わってるだけ無駄」

天城「『あんなの』…?」ブチッ

榛名一行の残り「あ…」

天城「貴女から人を見下したような台詞しか聞けないのですがそれ以外喋れないのですか? なら言葉を発さないでくださいね」

葛城「言わせて置けば…!」

天城「キャンキャン子犬がうるさいですね。自分に陶酔してるだけの犬に食わせるパイも勿体無い」

葛城「なんですってぇ!」

金剛「落ち着くデース!ここで乗せられたら思う壺… 所詮あっちの絆なんて飾りネ、すぐ瓦解…」

榛名「私達の『絆』が、」

天城「私達の『想い』が、『飾り』だと!?」

榛名・天城「「ふざけるな!!」」

榛名「所詮貴女達なんて見せかけだけ、ただのハリボテ…!」

天城「徹底的に叩き潰す…!そしてどちらが格上か、その体に刻み込んであげましょう!」


『それでは、艦プラバトル選手権。全国大会・決勝戦を開始します』

Please Set Your KP BASE

Beginning Plavsky Particle Dispersal

Please Set Your KANPLA

BATTLE START!

長波「ダンケルク・クラージュ、長波!」

陽炎「アラスカ・ブレイヴ、陽炎!」

阿武隈「アドミラル・ヒッパー・シュナイド、阿武隈!」

天城「ハクリュウ・ブレイヴ、天城!」

榛名「ヤマト・ブレイヴ、榛名及び龍鳳! チーム・ホワイトクリーン、いざ、出撃します!」

707: ≫1 2015/10/28(水) 01:08:00.97 ID:nFRqZ03A0
龍鳳『敵艦隊補足、データリンクしプロットに表示します』

敵艦隊
・信濃・天 戦艦パッケージ+Sユニット:金剛
・レナウン・ヴォーテクス+Sユニット:比叡
・レパルス・ヴォーテクス+Sユニット:霧島
・グラーフツェペリン・ラング+Sユニット:雲龍
・熊野・天+Sユニット:葛城


榛名「レナウンとレパルスにまでSユニットを… やはり、艦プラの性能を熟知していませんね」

陽炎「どう言う事?」

榛名「レナウンとレパルスには本来、シェルを展開する事で潜水する能力を持って居ます。しかし、Sユニットはその特性上その能力を殺してしまう…

つまり、よっぽどの事でも無い限りSユニットはその2隻に装着してはいけないんです」

阿武隈「元々アレはグナイゼナウ・クロイツDrei専用の装備で、ちゃんとした適性を持ってるのはシャルンとゼナウの2隻だけ。

それに、シェルが邪魔で死角が出来るって瑞鳳さんが言ってた…」

長波「アイツ等、自分で自分の首絞めてやがる」

天城「それに対し、こちらはそれぞれの能力に合わせたアームド・アーマーを装備しています。なら性能的にもこちらが優位です」

龍鳳『では、どうします?』

榛名「阿武隈、戦闘指揮は一任します」

阿武隈「了解!」

阿武隈(こちらの戦力は機動性にかなり特化してる陽炎ちゃんにステルス性を強化した長波ちゃん、防御力を強化した天城姉さん。そしてスレイヴ操作に特化した私と、恐らく切り札になりうる榛名姉さん…

さて、どうするか…)



行動安価 直下

710: ≫1 2015/10/28(水) 21:15:07.86 ID:nFRqZ03A0
阿武隈「陽炎ちゃんと長波ちゃん、先に陽炎ちゃんが敵に対し撹乱を仕掛けて。そして敵の混乱に乗じて長波ちゃんが『ミラージュ・コロイド』を使って接近、強襲する。

私と姉さん二人は後方待機、榛名姉さんと金剛が一騎打ちになるよう持ち込む」

陽炎「了解。さぁて、行くわよ! 圧縮粒子全面解放、ブーストスタート!」

長波「『ミラージュコロイド』展開、船体への付着を確認。行くぞ!」


陽炎のアラスカ・ブレイヴが爆発的に加速し、それに続くようにダンケルク・クラージュが透明化して後を追った。


葛城「敵艦接近、え…? この速度は…」

金剛「55ノット!? 正気じゃないデ~ス!?」

霧島「迎撃スタンバイ! 比叡姉様、砲撃開始!」

比叡「ま、待って! 主砲の狙いが…」

霧島「速すぎて狙いがつけられない…!なら、予測位置に撃ちます!」


陽炎「きたきた… 着弾想定位置確認、こりゃ掻い潜るのも面倒になりそう。 でも…!」


陽炎は自ら砲弾の着弾予測位置に加速し…


陽炎「粒子スラスターの力、甘く見ないでよ!」



回避判定 直下
10以上で回避

712: ≫1 2015/10/28(水) 22:59:58.31 ID:nFRqZ03A0
陽炎は急制動を繰り返す事で、砲撃を全て掻い潜る!


霧島「なっ!?」

葛城「こっちの砲撃を…!」

金剛「何してるデース!早く足止めするネ!」

比叡「し、しかし…!」

雲龍「…」


陽炎「こっちは機動性がダンチなのよ! アンタ達の着弾位置がわかれば、この程度掻い潜んのは造作も無いわ!」


そして陽炎は艦首を敵の艦隊に向けて再加速を行う!


金剛「雲龍、艦載機を出すネ!」

雲龍「無理。暖機とコントロールの把握に時間がかかる」

金剛「Shitt!」


陽炎「今度はこっちの番、主砲砲撃スタンバイ。目標『レパルス・ヴォーテクス』!」


陽炎は主砲を操り、照準を合わせ…


陽炎「30cm砲の威力、味わえ!」


そしてレパルスに向かって主砲が火を吹いた!



命中判定 直下

01~15 回避
16~60 ダメージなし
61~88 シェル小破
89~95 シェル中破
96~00 シェル破損

714: ≫1 2015/10/28(水) 23:06:44.34 ID:nFRqZ03A0
砲撃は直撃したが、強固なシェルに阻まれダメージは無い


霧島「くっ、当ててきた…!」

陽炎「ダメージ無し、やっぱ固い!」


さらに陽炎は増速し、レパルスを肉薄する!


霧島「ちょこまかと!」

陽炎「邪魔よ、この前座デカブツメガネ!」

霧島「なっ…!?私を前座と…!」

陽炎「前座は前座らしく、とっとと退場しろ!お前なんか、私一人で充分よ!

アンタらに私達の姉さんは渡さない、私達の絆を甘く見んなこの図体メガネ!」

金剛「比叡、霧島の援護を…」


長波「残念だったな!」


突如として、レナウンの近くからダンケルクが出現しレナウンはと攻撃を開始した!


比叡「邪魔をして…!」

長波「お前ら如きに大事な相棒を渡してたまるかっての!大人しくこっちの前から消え去っちまいな!

たった一人の相棒、お前ら如きに渡してたまるか!」


そしてダンケルクが『ランサーダート』をレナウンのシェルに放つ!


命中判定 直下

01~15 回避
16~30 ダメージなし
31~58 シェル小破
59~85 シェル中破
86~00 シェル破損

716: ≫1 2015/10/28(水) 23:19:18.02 ID:nFRqZ03A0
長波の攻撃が外れ、弾頭が水中で炸裂する


比叡「あ、あんなのに当たってたら…」

長波「チッ… 外したか」


葛城「金剛さん、比叡さんと霧島さんが2隻に阻まれてどんどん引き離されていきます!」

金剛「な、何デ~ス!? あのステルス能力は、まったくレーダーにもカメラに映らないナンテ」

雲龍「音紋はあったよ」

金剛「先に言うデース!?」


阿武隈「よし、ここまでは想定通り…」

天城「言われた通り、暖機済みました」

阿武隈(次の手は…)



行動安価 直下

718: ≫1 2015/10/29(木) 00:14:04.00 ID:iOuA3pyR0
阿武隈「天城姉さん、艦載機全機発艦!」

天城「行きます!天城航空隊、発艦始め、です!」


ハクリュウからファントムと橘花が飛翔を始め、続いてスカイレイダーが飛び立つ!


阿武隈「そして全艦、最大戦速! このまま畳み掛けます!」

榛名「天城! あの能力を!」

天城「はい! アームド・アーマー同期完了、『スフィア・クレイドル』展開!」


そしてハクリュウから粒子が放出され、防御フィールドでヤマトとヒッパーを覆い尽くした!


阿武隈「これなら! 行きます、二人とも!」



葛城「金剛、後ろの3隻が動き出した!」

金剛「雲龍、マダデスカ~!?」

雲龍「今終わった。稼動全機、発艦はじめ」


グラーフからもMe262とBf109の編隊が飛び立つ


雲龍「貴女は私の妹よ?戦う理由なんて…」

天城「黙りなさい!天城の姉妹には貴女なんか必要無い!」

雲龍「そう… なら容赦はしない、ただ倒すだけ。そして連れて行く」

天城「こちらも、一切の容赦はしません!

そして貴女を跪かせ、そのありきたりな台詞しか吐かない口におみまいしてやります!」



そして艦載機同士の乱戦が始まった!




制空判定 直下
20以上で制空権確保

720: ≫1 2015/10/29(木) 00:38:16.81 ID:iOuA3pyR0
龍鳳『制空値、こちらが押して居ます!』

天城「やはり向こうは不慣れ、データで見た夕張さんや大鳳さん程動かせてはいない!」


雲龍の操る航空機が、天城の手によって次々と撃ち落される!


金剛「雲龍!」

雲龍「こっちだって不慣れなのよ」

葛城「なら、あの空母を直接潰す!」


龍鳳『熊野・天、こちらに接近してきます!』

阿武隈「榛名姉さんは金剛を、天城姉さんは私が守るから!」

榛名「頼みました、阿武隈…!」

阿武隈「さぁて、私もやるか… 『ヴォルフスシャンツェ』、起動!

ユニットパージ、続いてゼーフント及び魚雷艇発進!」


ヒッパーからアームド・アーマーが切り離され、そこから計6隻の小型艇が現れる!


葛城「指揮官型、空母を潰さないといけないってのに…!」

阿武隈「そうはさせないよ、貴女の相手は私が務めさせてもらう」

葛城「邪魔よ!アンタなんか戦いから逃げ出した艦娘の癖に…!」

阿武隈「確かに戦いから逃げたのは認める。でも、それは私自身の新しい戦いを見つけたから。

貴女達は姉さんを奪い戦いを強要させようとした。私から守るべき者を奪おうとしたその罪、その身で贖ってもらう!」



龍鳳『敵艦、「信濃・天」捕捉!来ます!』

金剛「流石に世界チャンプが作っただけあるネ!榛名にこの火力と装甲、破れますカ?」

榛名「破る破れないの問題じゃない… そう、倒すだけ…!

私の『勇気』の力で、倒します!」

龍鳳『そもそも人から盗んだプラモで戦うとか、人の道からも外れてますが』

金剛「Shitt! 勝てば官軍ネ!」

榛名「そんな偽りの力で、私の『勇気』を打ち砕けると思わないで!

金剛、榛名は貴女を許しません!私の生き方は私が決める、貴女なんかの為に私の命はあるんじゃない!!」

龍鳳『生き方を誰かに強要してはいけない… そして人としての尊厳すら奪おうとする貴女達は、絶対に許せない!』



視点選択 直下
1.陽炎
2.天城
3.阿武隈
4.陽炎
5.長波

721: ≫1 2015/10/29(木) 00:39:15.06 ID:iOuA3pyR0
あ、ミスった…


再安価

視点選択 直下
1.榛名
2.天城
3.阿武隈
4.陽炎
5.長波

723: ≫1 2015/10/29(木) 01:25:47.30 ID:iOuA3pyR0
side-阿武隈-


阿武隈「ゼーフント2号、雷撃! ゼーフント3号と魚雷艇2号は再発進!」

葛城「このっ! いい加減にしなさいよ!さっきから無人艦でばっかり攻撃してきて!」


葛城にゼーフントの攻撃が回避されるが、阿武隈は徐々に包囲網を完成させて追い込む!


阿武隈「これが私の戦い方、狼は群れを形成して追い込んで仕留める… 所謂、群狼戦術だよ」

葛城「正々堂々勝負しろ、この卑怯もの!」

阿武隈「正々堂々勝負してるよ。 貴女達みたいに人を影で襲ったり、拉致しようとしたり引き裂こうともしてない。ましてや、盗んだプラモで戦おうとしてないし」

葛城「うるさい!アンタなんかに何がわるってのよ!」

阿武隈「わからないし、わかりたくもない…! 貴女こそ何がわかるの!

攫われて自我を破壊された人の苦しみが、無理矢理戦わされた人の気持ちがわかるの!?」

葛城「ッ…!」

阿武隈「所詮は自己満足の為に多くの人を苦しめてるだけ… 自分に酔ったただのキャンキャン吠えるだけの犬でしか無い癖に!」


阿武隈は砲撃を熊野に行い、Sユニットを粉砕した


葛城「しまっ…!?」

阿武隈「まだだよ! ゼーフント1号、魚雷発射!」


阿武隈の指示で魚雷が発射され、熊野のスクリューに直撃して炸裂する!


葛城「嘘… 私が…」

阿武隈「所詮、盗んだだけでロクに性能の把握もせず戦ってただけ… 本来の能力を生かす事もせず、一方的に屠られただけ。

そんなんじゃ、瑞鳳さんが作った熊野・天が可愛そうだよ」

葛城「あんなヤツの作ったプラモなんか…!」

阿武隈「どうやら瑞鳳さんの事、憎んでるみたいだね」

葛城「うるさい! アイツの作った艦プラなんか壊れれば良いのよ!」

阿武隈「ヒステリーもいい加減にした方が良いよ。 貴女がやってる事は人の想いを踏み躙って、本来のファイターを傷つけてるだけ…

それじゃ熊野・天も報われないし憎しみしかバトルに持ち込まない人に、バトルをする資格なんて無い!」


そして阿武隈は全ての小型艦と、ヒッパー本体の火器全てを熊野に向けてロックし…


阿武隈「食み砕け、狼の牙! 全艦、斉射!」


全ての火力が集中し、熊野は大爆発を引き起こした


葛城「そんな…」

阿武隈「貴女は結局自己陶酔して、嫌なものは否定してるだけの子供… いい加減、目を覚ました方が良い。

そして貴女達は神話上の『フェンリル』を名乗ってるみたいだけど、所詮はただの犬の群れ… 強い絆で結ばれた、本物の群狼に勝負を挑むなんてただの自爆行為だったね」


阿武隈(私も、直すのくらいは手伝おうかな… 自分で壊した艦プラだし)



視点選択 直下
1.天城
2.陽炎
3.長波

725: ≫1 2015/10/29(木) 02:22:19.97 ID:iOuA3pyR0
side-陽炎-


レパルスに向かって、近距離からアラスカはガトリング砲を放つ!


霧島「くっ、シェルがもう…!」

陽炎「いくら強固な装甲だろうと、撃たれ続ければ段々壊れる… そんな事もわからないのかしらね

それともご自慢の戦況予測の出来る脳みそ、本当は筋肉の塊なんじゃないの?」

霧島「うるさい! 主砲さえ当てられれば…」

陽炎「でも私は常に死角に回り込む。 だから撃て無い、でしょ?

その艦プラの弱点は姉さんに教えて貰った。防御に専念すると反撃が一切出来なくなるってね!」


そしてアラスカの主砲をシェルに叩き込み、防御用のシェルを破壊した!


霧島「こんな欠陥品…!」

陽炎「それはアンタが性能を把握して無いだけじゃない。 本来、ヴォーテクスの2隻は非ユニット装備で潜水する事が前提なのよ。

それを知らずに盗み出して、勝手にSユニットくっ付けたのはアンタの落ち度」

霧島「違う!艦プラが全て悪いんです!もっと強いのがあれば…」

陽炎「ふざけんな!」

霧島「!?」

陽炎「アンタに、ビルダーの何が解るってのよ! 必死こいて夜なべして作って、ファイターに合わせた調整して… 私はそれを近くで見てきた。必死に毎晩、頑張って私達の艦プラを作った姉さんの姿を!

その艦プラだって本当は402の専用艦で瑞鳳が402の為だけに作り上げたのよ! それを欠陥品、艦プラが悪いですって? アンタ本当に脳みそ腐ってるんじゃないの!?」

霧島「くっ…」

陽炎「…402と瑞鳳には申し訳無いけど、破壊させて貰うわ! これ以上、アンタみたいな腐れファイターに穢される艦プラが可愛そうよ!」


陽炎は怒りのまま迎撃しようとする砲撃を全て掻い潜りレパルスを肉薄する!


霧島(この射角ならば!)

霧島「残念だけど、私の勝ちですよ! 頭に血を上らせて、こっちまで突っ込んできて!」

陽炎「…!」


レパルスのSユニットから魚雷が至近距離から放たれ確実に命中する、と霧島は予測した。しかし…


陽炎「なめるなぁぁぁぁぁぁ!」


陽炎は何と、艦プラの後部を浮き上がらせる事で回避したのだ!


霧島「じゃ、ジャックナイフ!?」

陽炎「このまま… 潰れろ!」


陽炎は粒子スラスターによって艦尾の着水位置を強引にレパルスの直上に移動させ、そのまま艦尾を叩き付ける!

そしてその衝撃と重圧によって、レパルスは真っ二つにひしゃげ轟沈となった


霧島「バカな、こんな戦い方…!」

陽炎「バカはアンタよ! 私の艦プラは、チーム内で最も早い… こんな戦い方だって出来るのを予想出来無いアンタの落ち度!」

陽炎(勢いでやっちゃったけどこれ、後で姉さんに怒られそう…)


視点選択 直下
1.天城
2.長波

727: ≫1 2015/10/29(木) 21:23:35.48 ID:iOuA3pyR0
side-長波-


比叡「Sユニット損傷、パージ…! このままシェルを展開して潜れば…」

長波「させるかっ!」


ダンケルクからランサーダートが放たれ、シェルに突き刺さって炸裂する!


比叡「そんな、シェルが!?」

長波「流石の貫通力と威力だ… これでお前は潜水能力ってメリットを失った!」


長波は再びミラージュコロイドを展開して消える


比叡「またステルス… どこに消えたの!?」


長波「今だ…! これでも喰らえ!」


酸素魚雷を長波はレナウンに向けて、ありったけの量を放つ


比叡「しまっ!? この位置じゃ、避けきれ無い…!」

長波「スクリュー部分の生きてるSユニットをパージしなけりゃ避けられたが、今のレナウンの速力じゃコイツは避けられないぞ!」


そしてレナウンは大量の魚雷の直撃を受け、船体が誘爆を引き起こす!


比叡「ダメージコントロール! そんな、エラー!?」

長波「致命傷だったようだな。これで、そのレナウンはもう沈んだも同然… 私の勝ちだ」

比叡「やっぱり、駄目か… 人の物を盗んで、勝とうなんて…」

長波「ああ。 アンタは間違った道を進んでた、だがその途中で道が逸れてる事に気付けた。それで良いじゃないか」

比叡「でも、これから…」

長波「心配すんなって。 ウチの相棒は約束は必ず守る、瑞鳳だって同じだろう。

アンタは自分の罪を償う事だけを考えれば良い。どうやって償えば良いか、これからどうするかを」

比叡「あの、せめてあと一人… 葛城さんだけは助けて貰えませんか? あの子は…」

長波「わかった、榛名と瑞鳳に掛け合ってやるよ。 阿武隈姉さんにこっ酷く心を抉られてるだろうしな」

比叡「ありがとうございます…」

728: ≫1 2015/10/29(木) 22:08:05.60 ID:iOuA3pyR0
side-天城-


雲龍「そうやって、貴女も拒絶するのね…!」

天城「は?」


グラーフは既にもうボロボロだった。艦載機を失い魚雷も撃ちつくして、対艦兵装を全て失っている。

一方でハクリュウは『スフィア・クレイドル』の力で一切のダメージを負っていない。


雲龍「そうやって、私を拒絶して愛を受け入れようともしない。 そんなバリアを使ってまで拒絶するなんて…!」

天城「天城は、博愛主義者でも何でもありません。それに貴女は天城の明確な『敵』、拒絶されるのは当然でしょう」

雲龍「どうして? 私達は姉妹なのよ? 姉妹なら愛を受け入れて…」

天城「貴女は、私の姉なんかじゃない… 私が今までもこれからも愛する姉は、榛名姉さん一人だけで充分です」

雲龍「どうして…! 血も繋がって無い、転生した魂も別の艦種、そんなにごっこ遊びが良いの…!?」

天城「ごっこ遊びなんかじゃありません。例え血が繋がっていなくても、姉妹艦の魂でなくとも、私と姉さんの中にある絆や感情は嘘偽りなんて無い…

そんなに姉妹が欲しかったらあのキャンキャン吠える駄犬とだけ、二人で楽しくやってください」

雲龍「そんなに拒絶すると言うのなら…!」


そして雲龍はグラーフを加速させ、ハクリュウへと一直線に進む!


天城「特攻…!」

雲龍「その絆をズタズタに引き裂いて、私のものにしてあげる!」

天城「…『スフィア・クレイドル』、最大出力。 私と姉さんの絆、引き裂けるものなら引き裂いてみせろ!」


ハクリュウを包む光がさらに強くなり、強固な障壁が生まれた。

そしてグラーフとハクリュウの距離が徐々に縮まって…


雲龍「沈め、そして私の前から消えろ。この忌まわしいデザインチャイルド!」

天城「お願い、ハクリュウ・ブレイヴ… 私の意志を、姉さんとの絆を、どうか護ってください!」


そしてグラーフがハクリュウへと突っ込むが、グラーフの船体が光に触れた瞬間フィールド外へと弾き飛んだ!


天城「ありがとう、ハクリュウ… 姉さんとの絆、護ってくれたのですね」

雲龍「嘘よ、嘘… こんなの、こんな現実…!」

天城「貴女こそ、幻想に縋って現実を見ようともしない… 現実と向き合ったらどうです?」

雲龍「黙れ…!アンタなんか、私の妹じゃない…!」

天城「そんなの、天城の方から願い下げです。 私の姉は榛名さん以外に不要、貴女なんて必要無いんですよ」

雲龍「でも結局は本物じゃない、そんな絆なんて見せかけで…」

天城「それでも、天城は姉さんを慕い続けます。 天城への感情が偽りだったとしても、いつか本物になるよう愛し続ける…

それが、天城の姉さんに対する『愛』ですから」

729: ≫1 2015/10/29(木) 22:40:20.40 ID:iOuA3pyR0
side-榛名-



榛名は金剛の攻撃を全て掻い潜りながら肉薄する!


金剛「何で当たらないノ!?」

榛名「貴女の『敵意』を感じ取り、回避するなんて造作も無い… 榛名の力、甘く見ないで!」ピキィン


信濃に接近し魚雷ポッドを放ち、そのまま榛名は離脱する!

そして放たれた魚雷は信濃のSユニットを粉砕して、一気に追い詰めた


龍鳳『アームド・アーマーIB、魚雷ポッドをパージします!』

榛名「これで機動性はこちらの方が上、貴女の勝ち目はほぼ無くなりました!」

金剛「馬鹿にして…! まだまだ、ここからデース!」


そして追い詰められた金剛は、最後の切り札を切った!


金剛「code-PBC、starting!」


信濃の内部から両舷に2本のロングバレルが展開され、砲身がヤマトへと向く!


龍鳳『ッ!? 信濃・天、コードPBCを発動しました!』

榛名「ディスチャージ、ブーストスタンバイ! 射線から一刻も早く離脱します!」

金剛「私は喰らい付いたら、離さないワ!」


その言葉と共に信濃から、レーザーが放たれてヤマトをその位置へと繋ぎ止めてしまう


榛名「これは、CSの『グレイニル』!?」



飛龍「瑞鳳、アレ…」

瑞鳳「『ロックビーム』までも…! あれを使ったら、粒子消費量が激しすぎてもう戦えなくなるのに!」

蒼龍「あんな機能初めて知ったんだけど…」

イセ「そりゃtype-Sとtype-Hには特性上装備しても意味無いもの」

浜風「そんな事言ってる場合ですか!? アレから逃げないと、やられますよ!」

大鳳「『インフェルノ・ブラスター』の出力じゃ、type-Zに負ける…!」

夕張「逆転の切り札は無いんですか!?」

瑞鳳「逆転できるとしたら、あの詳細不明な特殊艤装だけ…」



金剛「粒子圧縮、75%! もう逃げられないデース!」

榛名(駄目だ、インフェルノ・ブラスターじゃ全然オリジナルのtype-Zには…!)

龍鳳『待ってください! コンソール上に、新たなコマンドが… 『code-Brave』…?』

榛名「…使います、起動スタンバイ!」

龍鳳『はい! 『コード・ブレイヴ』認証、出力上昇を確認!』


ヤマトが蒼き眩い光を纏い、序徐に船体が展開される!


金剛「アハハハ! これでお終いね、榛名ぁぁぁぁぁ!」

龍鳳『発動条件のクリアを確認、今です!』

榛名「応えて… 私の意志に、龍鳳さんの意志に、そして私に託してくれた人の願いを!」

730: ≫1 2015/10/29(木) 22:42:46.99 ID:iOuA3pyR0

















榛名「『ミラーリングシステム』、発動!」


















731: ≫1 2015/10/29(木) 23:03:33.75 ID:iOuA3pyR0
真紅の閃光が信濃から放たれ、ヤマトに向かって一直線に突き進む!


しかし、それと同時に海が割れ、空中にヤマトが浮かび上がる。


その中、ヤマトの船体が展開し中から計20基もの粒子収束レンズが現れヤマトの上下に移動し蒼き光を纏う


そして放たれ、直撃する筈の真紅の閃光はヤマトには直撃せず上下へ拡散していく!


金剛「whats!?」

榛名「『ミラーリングシステム』、バスター・キャノン用の粒子兵装に対するカウンター…

これが、榛名に託された友の力…!」



イセ「嘘でしょ、あれは…」

大鳳「『次元空間曲率変位システム』!?」

瑞鳳「超戦艦級、その中でも『ヤマト』『ムサシ』にのみ許された装備…」

夕張「一体誰があんなものを…!」

402「ぜ、前科はあるが私じゃ無いぞ!?」

400「そもそも、『ある』と言うデータを持ってはいますが設計図などのデータは流石に…」

飛龍「まさか、ね…」



「ふふっ… 私の託した力、ちゃんと使ってくれたみたいね」

「さて、私達も行きましょう。けじめを付けないといけませんから」



金剛「嘘デス… こんなの…!」

榛名「コードIB発動、同時に一斉射スタンバイ!」

龍鳳『はい!各レンズ、縮退域へ!』


ヤマトの両舷からロングバレルが展開され、大量の粒子収束レンズがヤマトの正面へと移動し

それぞれ展開されていた粒子レンズとロングバレルが、一斉に光を帯びて信濃へとその砲口を向ける。


龍鳳『今です!』

榛名「インフェルノ・ギガ・ブラスタァァァァァァァァァァ!」


計22条もの蒼き閃光が、信濃の真紅の船体へと殺到し…


金剛「こんなの、こんなの在り得ないデース!?」


その言葉と共に、信濃の船体を光が蹂躙して破壊し尽した!


Battle END

Winner“Team WhiteClean”


732: ≫1 2015/10/29(木) 23:20:16.90 ID:iOuA3pyR0
陽炎「一体、何なのアレ…?」

長波「いや、私に聞くなよ…」

阿武隈「あれこそ、まさに本物の地獄…」

榛名「…」

金剛「私達が、負けるナンテ…!」

霧島「くっ、ここは一旦引きましょう姉様!」

比叡「逃げるしか無い、か…!」

葛城「雲龍姉さん、早く!」

雲龍「う、うん」

長波「アイツら、艦プラ放って逃げやがった!」

天城「追いましょう!」

陽炎「ま、待ってよ! 今から表彰式に…」

龍鳳「ここは私がどうにかします!皆さんは彼女達を捕まえてください!」

榛名「いえ、ここからは瑞鳳さん達の仕事です。私達は表彰式後、合流しましょう」

阿武隈「姉さんが言うのなら…」



《数時間後 都内廃ビル》


金剛「一体何なのデース!? あの連中、しつこいネ!」

霧島「どこに逃げようと、追ってきましたがここまでは…」

比叡「…」

葛城「ったくストーカーかっての…!」

雲龍「…! 伏せて!」


ドゴォォォォォォォォォ!


全員「!?」

瑞鳳「どうも~、しつこいストーカーさんの登場で~す」

霧島「このビルの壁を簡単に…!」

瑞鳳「私の前じゃ核シェルターだろうと、障子紙破るのと変わらないんだよねぇ」

青葉「見つけましたよぉ、さぁ観念してくださいねぇ」

400「早く降参した方が良いよ、シェフが来ないウチに…」

金剛「『シェフ』…?」

衣笠「あ、時間切れだ」

733: ≫1 2015/10/29(木) 23:34:42.99 ID:iOuA3pyR0
天城「どーも知ってるでしょう、天城でぇございます。 パイ食えよぉ」

(o∀n)<ボク、onダヨ!


金剛一行「」

霧島「あのきぐるみは…!」

瑞鳳「あ、榛名さん。素の表情がほぼオリジナル笑顔になってるので無理矢理着て貰いました」

400「選んだ方が良いよ。

耳揃えて割れたガラス棚と窓の弁償金・艦プラの弁償金・店が営業出来なくなった損害賠償・示談金を支払うか、このままドナドナされるか、おみまいされるか」

402「どちらにしろ、お前達はオシマイだ。今回のシェフは殺る気に溢れてるぞ」

イセ「はい、請求書」ピラッ

霧島「は、800万!?」

飛龍「これでも大マケにマケた結果よ?」

蒼龍「明細要る?

ま、どれにしろアンタは天城ちゃんに殺されるか青葉に殺されるか、金銭的に殺されるかのどれかだね」

瑞鳳「後一つ選択肢があるよ? 私達に殺されるかってのがね」パキポキ

飛龍「アンタらのせいでこちとら被害被りまくりの最悪の状態なのよ。

そして、アンタ達みたいな外道を生かしておくのは被害者に対して申し訳が立たないじゃない」

瑞鳳「あ、比叡さんはこっちへどうぞ」

比叡「は、はい!」

天城「選べよぉ、弁償かい?捕まるかい?それともパイかい?」

金剛「ひ、比叡!ヘルプ!」

比叡「…無理です。私は、これ以上付き合えません!」

葛城「そんな!? 裏切るの!?」

浜風「裏切りでは無く『正しい道を選んだ』んです」

比叡「やっぱり、間違ってるんですよ… 同じ人間が、人間の自由や命を奪おうとするなんて…!」

天城「ここにはもうお前らに味方は居ねえんだ、存分にパイ食えよぉ」

(つo∀n)つ<死刑っ!

金剛「に、逃げ…」

初風「無駄よ。ここはもう、私達が包囲してる」

長波「大人しく選んだ方が身の為だぞ~」

瑞鶴「葛城、アンタは間違えてる。 今こっちに戻ってくれば…」

葛城「何を今更… もう、戻れる訳無いじゃないですか!」

天城「おっ、コイツぁ良いぞぉ。自ら自爆のスイッチ引きやがったなぁ… 御褒美にパイを食え、よぉっ!」ブォン

葛城「むぐぅ!?  痛っ、痒い…!? 喉が、うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」ドサッ

瑞鶴「葛城!?」

400「何と言う事でしょう。シェフは自らの手で相手の口の中に一口大にしたパイを放り込んでしまったではありませんか」(ビフォーアフター風)

402「そして彼女は、白目を剥き喉を掻き毟りながら泡を吹いて倒れたではありませんか。流石シェフ、恐ろしい」(ビフォーアフター風)

天城「次は誰だぁ? パイを食いたいのは… お前かぁ?」

霧島「ひいっ!?」

734: ≫1 2015/10/30(金) 00:07:33.46 ID:oMtgOhkr0
(o∀n)<最後の警告です。ここで死ぬか、捕まるか、罪を償うか選びなさい!

金剛「こうなったら…!霧島!」

霧島「この子を殺されたくなければ、今すぐ帰りなさい!」

葛城「」

翔鶴「葛城ちゃん!?」

瑞鶴「卑怯よ!いくら気絶してるからって…」

雲龍「顔見知りも居るようだし、結構効くみたいね」

陽炎「仮にも仲間を…! やっぱアンタ、ただの外道ね!」

霧島「どうとでも言い」 瑞鳳「今よ、リタちゃん!」


リタ「とりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」上から飛び蹴り


霧島「うぐっ!?」

リタ「人質救助っと!」ピューン

ホワイトクリーン一同「誰!?」

瑞鳳「あ…」

リタ「どうも~、私はリタ・ベルナル、榛名ママと青葉ママの娘で~す!」

一同「ママ!? 娘!?」

(o∀n)<リタの事説明するの忘れてました…

天城「これで人質は居なくなった… なら存分におみまいするぞー!」

「待ちなさい」

「面白そうだから参加させて貰いましょう」

その場の全員「は?」

(o∀n)<こ、琴乃にヤマト!?

エンガノ一同「!?」

コトノ「久しぶりね、我が『親友』榛名」

ヤマト「面白そうなお祭り、参加させて貰いましょう」

402「馬鹿な… 総旗艦、貴女は第二次坊ノ岬沖海戦で…!」

400「そ、そもそも何故ここに…!」

イセ「どう言う事なの、貴女!?」

(o∀n)<え、えと… ヤマトと琴乃はメンタルモデルで、総旗艦で、第二次坊ノ岬沖海戦で… あるぇ…?クラクラして…   ドサッ

コトノ「あ、キャパオーバーした」

リタ「混乱するか、そりゃ」

天城「元凶共が言うセリフじゃねぇよぉ…」



榛名(こうして私の脳内処理と催眠解除などのその他疲労によって限界を迎え、意識を失ったのでした。

そして目を醒ました時、こう嘆いた… 『榛名は一体、どこに向かっているのか』と…)



第14話『姉妹の絆』 終

747: ≫1 2015/10/30(金) 23:14:15.59 ID:oMtgOhkr0
小ネタ『榛onチャレンジ』


榛名「前枠と後枠ですか?」

大淀「はい。対決列島の放送に合わせた前枠後枠として『onちゃんチャレンジ』と言う、onちゃんを着て何かにチャレンジして頂くと言うものを行って頂きたいのですが…」

榛名「構いませんよ」



大淀「ではonチャレ、第一弾としてバスケでシュートを決めて頂きます。瑞鶴さんと翔鶴さんが、説明を終えた後に『ドリブル10回以上を決めてシュート』してください」

(o∀n)<わかりました~

大淀「では3、2、1… スタート!」


翔鶴「どうも、龍驤どうでしょうの時間です」

瑞鶴「ついに始まりました、対決列島。瑞鳳と飛龍さんを待ち受けている相手とは、一体誰なのでしょう」

翔鶴「では、チャンネルを替えずご視聴ください」


ピ~

(o∀n) ダムダムダムダム


瑞鶴「おぉ、onの癖に軽快な動き!」

翔鶴「そしてそのままゴールまで一直線… レイアップかしら?」

瑞鶴「いや、これは…!」


(o∀n) ピョンッ!


翔鶴「この高さ、ダンク!?」

瑞鶴「さて、決まるの!?」


ガスッ

(o∀n)<うぐっ!?

ガンッ!


翔鶴「えぇ…」

瑞鶴「リングに胴体ごと突っ込んで、そのままぶつけて落ちちゃいましたねぇ…」



デンデデデデンデンデンデン 



(o∀n)
瑞鶴「何というか、痛くないんですか…?」

(o∀n)<凄く痛いです

翔鶴「ですよねー」

753: ≫1 2015/10/31(土) 02:10:37.59 ID:nU9yKAhS0
吹雪「へぇ、これが新作のクッキーかぁ…」

浜風「なんかそこのコンビニに売ってました。徒歩2分の」

イク「徒歩2分の距離にコンビニがあるのは助かるのね」

吹雪「と言うか、何でこの三人?」

浜風「私達はMSの訓練を受けて居ますね」

吹雪「う、うん…」

イク「どうせ必要無いと思うのね」

浜風「しかし、私達の搭乗機は?」

吹雪「私は『FAZZ』だけど…」

イク「イクは先週異世界で拾った『アッガイ』になったの」

浜風「そして私は『シルヴァ・バレト』… 私達の機体と瑞鳳さん達の差は?」

吹雪「陸戦主体だから機動性が無い… 瑞鳳さん達は空戦が出来るから機動性はあるけど」

イク「でもそれは翔鶴と瑞鶴にも言えるのね」

浜風「あんなスラスターだけで擬似ホバーやら空中でロールやら出来るMSに機動性が無いと?」

吹雪・イク「(言え)ないです」

浜風「そこで、です。 クッキーでも食べながらどうやって私達の機体を活かせば良いか考えましょう」

吹雪「別に私は砲台だし…」

イク「イクは偵察があるのね」

浜風「あ、これ私だけ何の取り得も無いMSだ…」

吹雪「い、いやシルヴァ・バレトも地味に能力高いから!火力とか火力とか!」

浜風「オリジナルから火力削られまくってるのにどこが高いと!?」

イク「じ、準サイコミュ…」

浜風「腕飛ばしたところで、戻ってくるまでがまどろっこしいんですよ!それにインコムとか絡まるし!

402も私に『ヘイズル』を譲ってくれたら…」

吹雪「メンタルモデルなのに、MSパイロットになっちゃったからねぇ…」

イク「しかも、換装パーツも入手してご満悦なのね」

浜風「もう良い… クッキーのやけ食いです… 二人も付き合って貰いますよ」

吹雪「えぇ…」

イク「巻き添えなの…」

755: ≫1 2015/10/31(土) 22:59:49.96 ID:7BGARc0i0
浜風用のシルヴァはガンダムヘッドで基本的に通常仕様です(U.Cのep7に出たガエル機と同仕様)。しかしちゃんとプロト・フィン・ファンネル用装備も用意しています。


瑞鳳「ただいま~… へ?」

三人「」ガクガクガク

瑞鳳「ちょ、大丈夫!? なんか泡吹いてるけど!?」

瑞鳳(この子達、一体何が… ん、クッキー?)

瑞鳳「何々、『プレミアムクッキー  シェフ天城全面監修・濃縮されたパイ風味』…」

瑞鳳(アカン…!)

瑞鳳「葛城ちゃんも意識不明の重態でまだ意識すら戻って無いのに!?」


ピッピッピ プルルルルル…


榛名『はい、もしも…』

瑞鳳「榛名さん! シェフ天城名義で何か発売しました!?」

榛名『!? してません! 大鯨さんから提案はありましたが『人を殺す気か』って言ったら止めてくれましたし…』

瑞鳳「ですよね… このメーカー知らないとこですし」

榛名『社名は?』

瑞鳳「えっと、『ヒナタ製菓』です」

榛名『…ヒナタを漢字に直して、別の読み方は?』

瑞鳳「えと、ひゅう… ヒュウガ!?」

榛名『ちょっと今から艤装使って硫黄島まで行ってきます。まだ次元転移装置は内蔵したままなので座標設定さえすれば行けますし』

瑞鳳「わかりました。座標はメールで送ります」

浜風「うぐわぁぁぁぁぁぁ!」

吹雪「ぎゃあああああああ!」

イク「」

瑞鳳「何かイク以外悲鳴を上げて暴れ始めた!?」


どうする? 直下

757: ≫1 2015/11/01(日) 00:01:37.42 ID:BF4yZMBf0
瑞鳳「仕方無い…! 秘技・十二王方牌大車併!」バッ

瑞鳳(私の分身を…!)

浜風「むぐっ!?」

吹雪「うぎっ!?」

瑞鳳「そこぉッ!」

瑞鳳(口の中に突っ込ませて口蓋垂を引っ張れば!)

浜風「うぉえっ…!」オロロロ

吹雪「うぷっ…!」オロロロ

瑞鳳「二人共、大丈夫?」パッ

浜風「うっ、私は一体…」

吹雪「何か食べて… あ、クッキー!」

瑞鳳「これはアレだね、ウチは全面クッキー禁止にしよう」

浜風「そうですね…」

吹雪「あれ、イクちゃんは…?」

イク「」

瑞鳳「取り敢えずこっちもやっとくか。 えいっ!」バッ

イク「おぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」オロロロロ

浜風「これで一安心です」

吹雪「あとはこの吐しゃ物を片付けないと…」


《その頃・硫黄島》

ヒュウガ「ちょ、アンタどうやって…」

榛名「さぁ、どこを撃ち抜かれたい? 5秒以内に答えればリクエストに答えてやる」←マジギレモード

ヒエイ「人間!? どうやって…」

ミョウコウ「貴様!」

群像「ヒュウガ、大丈夫か!」

榛名「時間切れだ…!」(オリジナル笑顔)

ガシィ!

ヒュウガ「ちょ、それVNでしょ!?」

榛名「撃ち抜くと言ったな、あれはウソだ。このまま無限の振動を与え続けて、クラインフィールドとやらを粉砕する!」

タカオ「取り敢えずヒュウガを助け…」

イオナ「必要無い。先程402から連絡があった。今度はあの女の妹の名前を語って、ヒュウガが変な商品を発売して大問題になってるそうだ」

ズイカク「何だ、いつもの自爆か」

僧「なら仕方がない、放っておきましょう」

ヒュウガ「ちょ、助け…」

その場に居た全員「嫌だ」

榛名「さぁ、潰れろ!」

ヒュウガ「」


その後、クッキーはクレームが相次いだので全部回収された模様。

なお榛名はその後もメンタルモデル数人を相手に大立ち回りし、硫黄島を制圧しかけた模様。


小ネタ『真クッキー 衝撃!ブレイヴ編』 終

758: ≫1 2015/11/01(日) 00:32:13.40 ID:BF4yZMBf0
申し訳ありません、夏祭りネタは本編に組み込ませて頂きたいのですが…



なので小ネタをもう一つ募集させて頂きます


小ネタ 直下

760: ≫1 2015/11/01(日) 02:21:50.61 ID:BF4yZMBf0
小ネタ 『限界バトル! 生身編』


衣笠「思ったんだけどさ、一応元軍人ばっかじゃんここ」

初風「まぁ、そうね」

衣笠「それで、生身で戦ったらどうなるの?」

初風「私が知る訳無いでしょ。まぁ、清霜あたりがトップでしょうね」

衣笠「やってみる?」

初風「んなの誰もやんないでしょ。景品でも無い限り」

衣笠「そうだよねぇ… あ、そうだ」

初風「何?」

衣笠「敗者が願いを聞くってのは? しかもそれをトーナメント式で」

初風「つまりアレ? 10人以上を従わせられるって事?」

衣笠「そう言うこと」

初風「成る程… よし、全員をそそのかしてみるか」



数日後 仙台港


初風「じゃあこれから、全員による生身トーナメントを開催する」

榛名「何かいまいち呑みこめ無いんですけど…」

龍鳳「私は自衛の為の訓練の一環と聞きましたが…」

初風「ルールはトーナメント式で、最後まで勝ち残った人が優勝よ。場所はこの仙台港の一角全部、武器などは一応あり。ただしMSは禁止」

舞風「ちぇっ…」

青葉「いや、持ち出されたら生身の人は一たまりも…」

初風「はい、トーナメント表よ」


一回戦
・榛名VS野分
・初風VS長波
・陽炎VS如月
・阿武隈VS青葉
・古鷹VS舞風
・龍鳳VS清霜
・天城VS衣笠
・朝潮VS曙
・シード 秋月

初風「じゃあ、制限時間は1試合20分。 まずは第一試合、榛名対野分!」

761: ≫1 2015/11/01(日) 02:36:27.10 ID:BF4yZMBf0
榛名「手加減はしませんよ、野分さん!」

野分「えぇ、望むところです!」


初風「スタート!」


榛名「トマホォォォォク!ブーメラァァァァァン!」ブォン

野分「えっ…?」スパァン

榛名「私の勝ちです」

野分「え、あ… キャァァァァァ!」(全裸)


初風「勝負あり。勝者、榛名」


初風「長波、これは何でしょう?」

長波「そ、それは…!」

初風「アンタのテスト答案、古典のね。榛名に渡されたくなければ…」

長波「こ、降参だ!」

榛名「長波、ちょっとお話しましょうか」

長波「そ、そんなぁ!?」


阿武隈「くっ…!」

青葉「貰いました!」

阿武隈「うぐっ…」ドサッ

初風「勝者、青葉」

阿武隈「対人格闘苦手なのにぃ…」


古鷹「…」パァン

舞風「うわぁっ!?スナイパーライフルなんて何で持ってるの!?」

古鷹「エアガンだよ。改造してゴム弾撃てるけど」

舞風「絶対当たりたく無い! ごめん降参!」

初風「勝者・古鷹」


清霜「貰ったぁ!」ブォン

龍鳳「きゃあっ!」ヒョイ

清霜「避け…」

龍鳳「たぁっ!」蹴り

清霜「うぐっ…」ドサッ

初風「勝者・龍鳳」


衣笠「ふっふっふ、衣笠さんの勝ちだね!」

衣笠(そう、天城は最もド素人!これなら…)

天城「おい、パイ食わねぇか?」

衣笠「」降参のポーズ

初風「勝者・天城」


曙「ふんぬぅぅぅぅぅ!チネリ

朝潮「ちょ、痛い痛い痛い痛い…!ギブッギブッ!」

初風「勝者・曙」

762: ≫1 2015/11/01(日) 03:01:20.28 ID:BF4yZMBf0
そして決勝戦…


榛名VS龍鳳


榛名「…」

龍鳳「…」


曙「榛名は当然として、意外なカードが残ってるわね」

天城「龍鳳さん、物怖じせずに天城を殴りましたし…」

衣笠「最も残らないと思われてたのがねぇ」

清霜「何か龍鳳って底知れ無い強さがあるよ… まさにお母さんみたい」

初風(全裸)「まぁ、初戦で清霜破ってたし」

古鷹(全裸)「何であんなに強いんだろう…」

野分(全裸)「さぁ…」

如月「いい加減服着たら?」

朝潮「全員、榛名さんに服切り裂かれて敗北ね…」

陽炎「トマホークの軌道さえ見切れれば懐に入り込めそうなんだけど」

長波(全裸)「それが不可能だからこうなるんだろ」

阿武隈「お叱りで服を切り裂かれてるもんね」

秋月「そろそろ始めでしょうか」

青葉「頃合ですねぇ」



榛名(隙が見えない…!)

龍鳳(隙を見せれば負ける… でも、トマホークを投げた瞬間に榛名さんは隙だらけになる!)

榛名・龍鳳(今っ!)

榛名「ダブル・トマホーク・ブーメラン!」ブォン

龍鳳「たあっ!」ダッ

榛名「なっ…」


野分「トマホークの軌道を…」

古鷹「掻い潜った!?」


龍鳳「貰い… ました!」ブォン

榛名「まだっ!」ガンッ

龍鳳「もう1本、持ってましたか…!」

榛名「これくらいは、防いでみせます!」

龍鳳「くっ…!」


天城「決着つきませんねぇ」

朝潮「あの二人だけ、次元が違い過ぎる…」


榛名「貰いました!」
龍鳳「今です!」

初風「はいストップ。制限オーバー、引き分け」

榛名・龍鳳「「そ、そんなぁ…」」

763: ≫1 2015/11/01(日) 03:27:45.71 ID:BF4yZMBf0
朝潮「で、決着付かずと…」

曙「不完全燃焼ね…」

青葉「でも、龍鳳さんまであんな化け物染みた動きを…」

天城「大鯨さんと同じ容姿ですから、何か関わりがあるのでは?」

古鷹「関係あるのかな…」

衣笠「当人も出自はわからないって言ってるし…」

野分「私達が見つけたのは、研究所近くのシェルター…」

舞風「まさか、ね…」

長波「可能性は否定出来ない…」

清霜「どういう事?」

初風「デザインチャイルドか、強化人間か…」

秋月「何かしら、関わりはありそうです」

阿武隈「ありえない話じゃないかも」

陽炎「ま、今が平和ならそれで良いじゃない。で、景品とやらはどうするの?」

初風「引き分けなんだから無効よ」

衣笠「ちぇっ…」



小ネタ 『限界バトル! 生身編』 終

764: ≫1 2015/11/01(日) 03:32:23.98 ID:BF4yZMBf0
断章『その未来は…』


《硫黄島 仮設MSハンガー》


群像「これがモビルスーツ、と言うものか…」

イオナ「また随分と派手な色だ。黒はまだしも、金色とは」

ヒュウガ「『RX-0 ユニコーンガンダム』、その2号機と3号機の『バンシィ』と『フェネクス』です」

僧「『貴婦人と一角獣』のタペストリーに出るユニコーンとライオン、不死鳥がモチーフになっているようですね」

静「美術品がモチーフのロボット、ですか…」

ヒュウガ「『可能性の獣』、それがこのユニコーンタイプのベースになっている。

でもこの機体が、『可能性の獣』が『可能性』を蹂躙する機体なんて皮肉よね」

群像「可能性を殺す…?」

ヒュウガ「ユニコーンタイプに搭載されている『ニュータイプ・デストロイヤー』…

別の世界に存在する進化した人類『ニュータイプ』、それらを殲滅する為に生み出されたのがこの2機よ」

杏平「なんつーか、皮肉が利いた機体だな…」

いおり「で、何でそんなもん硫黄島に持ち帰って来たのよ」

ヒュウガ「ちょっとした事件があって、この2機の起動が出来なくなったのよ。

それで修復の為と、ちょっとした研究材料として持ち帰ったの」

僧「先程搬入した別の2機と関係が?」

ヒュウガ「機体フレーム素材はこの『バンシィ』『フェネクス』を参考に、そして機構はさっきの『ガンダムデルタカイ』…

この3機をベースとした機体がもうすぐ完成する」

杏平「おいおい、ロボットまで作ってんのかよ… どんだけ使われる気だ?」

ヒュウガ「いえ、機体の製造は私の研究の一環… 

異世界で拾ったあるシステムの実証機として製造してるの」

いおり「あるシステム? さっき言ったニュータイプ、なんちゃらみたいな?」

ヒュウガ「『Zoning and Emotional Range Omitted System』、略して『ゼロシステム』。

分析・予測した状況の推移に応じた対処法の選択や結末を搭乗者の脳に直接伝達するシステムよ」

静「それって、未来予知を行うシステムですか…?」

ヒュウガ「簡単に言えばそう。でも欠点も大きくてね…

目的の達成の為なら自身の自爆すらも厭わない欠陥品で、脳への負荷も大きいから発狂する可能性もある」

イオナ「で、お前は何でそんな危ないものを作っているんだ?」

ヒュウガ「趣味です」

杏平「んなモン趣味で作んなよ…」

ヒュウガ「ともかく、優先すべきは2機の修復とデルタカイのデータ収集…」

ナチ『ヒュウガ、構いませんか?』

ヒュウガ『ナチ…? 珍しいじゃない』

ナチ『貴女に頼みがあります。 私達の保持する『RX-0』、それに登録してあるバイオメトリクスの消去を』

ヒュウガ『良いの? こっちは唯一稼動出来るRX-0が増えるから嬉しいんだけど』

ナチ『構いません。代替となる機体を、既に発見しましたから』

ヒュウガ『ふ~ん… ま、良いわ。引き受けてあげる』

765: ≫1 2015/11/01(日) 03:56:26.98 ID:BF4yZMBf0
群像「『ゼロシステム』、か… 異世界にはそんなものまであるのか」

ヒュウガ「あら、『フェネクス』のパイロットに言わせれば、『GNドライヴ』やら『サテライトシステム』やら我々の常識を打ち砕くものばかりよ」

杏平「霧の常識すら打ち破んのかよ…」

ヒュウガ「ええ。そして戦争の果てに生み出された新人類…

さっき言った『ニュータイプ』や『イノベイター』、『Xラウンダー』のような存在が生まれる世界がある」

僧「そしてその世界の共通点として存在する『ガンダム』… ガンダムとは一体…」

ヒュウガ「『時代や未来を拓くマシーン』とでも言いましょうか。でも、パイロットは幸せになるとは限らない…

結局、ガンダムのパイロットは大きすぎる力によって精神を壊したり全てを喪ったり… まるで力の代償に犠牲を強いてるかのようにね」

いおり「瑞鳳ちゃん達は、よくそんなモンに乗れること…」

ヒュウガ「『護りたいから』、彼女はそう言ってるわ。

『僕らの願いは一つだった──永く続く平和──。だが、そのために僕らが手にするのは、いつでも平和とはほど遠い力だった』」

静「それは?」

ヒュウガ「この世界で放映されたアニメで流れたモノローグよ。通称『デスポエム』、文字通り不吉なことしか言わない」

僧「何か、嫌なアニメですね…」

ヒュウガ「データ貰って一通り全部見たけど、そりゃ酷いもんよ…

平和だったと思っていたら実際は滅びかけていた世界で、主人公たちはロボットを動かす電池でしかない… そして仲間がコロコロ死んでいく」

イオナ「面白そうだ。後でデータを寄越せ」

ヒュウガ「はい、イオナ姉様」

杏平「見んのかよ…」

ヒュウガ「ま、平和を護りたいなら抑止力となる兵器や未知の敵に対抗出来る兵器が必要って事でしょう。

あんな化け物のデータ、渡されちゃ協力もしたくなるわ…」

群像「深海棲艦、か…」

ヒュウガ「一切詳細不明な化け物、何故現れるのか、何故攻撃するのか… 明確な理由が存在していないもの」

いおり「大変だねぇ、あの子達も」

静「深海棲艦側もモビルスーツを使う、だから自分たちにもモビルスーツが必要って事ですか」

ヒュウガ「そう言うこと、だからその為に機体を集めてるの。

悪いけど、アンタ達は危ないから向こうに言ってなさい。今から2機の融合炉を取り出すから」

僧「核融合炉を…」

ヒュウガ「起動出来ない原因があるとしたらここよ。だから今から見るの」

群像「わかった。邪魔をしたな」

いおり「何かやる事あったら言ってよね」

ヒュウガ「ええ。頼りにさせて貰う」

ヒュウガ(未来を見せる機体か…   その見せた未来が、パイロットにとって最悪じゃなければ良いけど)



断章『その未来は…』 終

768: ≫1 2015/11/01(日) 12:00:37.08 ID:BF4yZMBf0
第15話『安息の日』


私は、戦っている。今日もこの、夢の中で


秋月『敵、なおも増えます!』

野分『駄目、分断されて…!』

朝潮『初風、下がって!』

初風「あっ…」


眼前に現れたのイ級は大きな口を開け、私に向け主砲の照準を合わせた。これで終わり、私は死ぬ… しかし、運命は残酷だ


『退いて!』

その言葉と共に、彼女は私にぶつかった。私を弾き飛ばし、彼女は私が本来居るべき場所へと立って居た。

そしてそのまま砲は放たれ…

初風「あぁ…」

『生きて…』

彼女が発した最後の言葉、次の瞬間砲弾が炸裂して彼女の身を焼く

私は意識を失い、次に目を醒ました時には…


『彼女』はどこにも居なかった


《マンション 初風の部屋》

初風「…ッ!」

初風(今、午前2時… またあの夢か…)

初風「私、いつまで引き摺るのかしら…」

初風(違う、これは私が背負うべき業。私のミスであの子を殺してしまったから…)

初風「のうのうとこの世界で生きている罰よ… どうやっても償いきれない私の過去…」

初風(振り切っちゃ、いけないんだ… 私はずっと、その罪を背負わなきゃいけないんだ…)

769: ≫1 2015/11/01(日) 13:33:57.85 ID:8pxa3Z5C0
《榛名宅 居間》


龍鳳「あと、これだけで…」

榛名「では先にこれだけ持って行きますね」

ヤマト「ではこちらも…」

コトノ「ハムエッグも焼けてるから持ってっちゃって」


天城「…あれ、何かナチュラルに混ざってません?」

野分「混じってますね」

リタ「混じってるよね」

初風「それアンタの言える台詞じゃない」

青葉「本当にここ、ごちゃごちゃしてきましたねぇ…」

古鷹「色々あったよね、本当… 取り敢えず簡単に纏めよう」

陽炎「はい、ホワイトボード」


・葛城・比叡を除く金剛一行、瑞鳳によってタコ部屋やらマグロ漁船やらに(損害賠償etc.を搾り取るため)
・葛城、パイで意識不明の重体。現在、呉グループ直下のサナトリウムに。 実は葛城、次元覇王流の弟子の一人だったが流派・東方不敗を学べなかった
 ↑その事で瑞鳳に対し深い恨みを抱いていた。また両親の都合で修業を止めた後、引越し先で2年程前に両親を何者かによって殺害されている。
・比叡、葛城の付き添いをしつつカレー修業
・リタ、正式に引き取られる(一応榛名一家の妹扱い)
・ヤマト&コトノ、実は榛名と同じ大学に通っていた(人類観察の一環)。紆余曲折あって親友となっていた(曰く『面白そうな観察対象』とのこと)
 ↑榛名の諸々の事情は知っている。また観察を継続し取り敢えず近所のアパートで暮らしているが朝食と夕食は顔を出しに来る。
 ↑なお瑞鳳一行に襲い掛かられたが榛名の仲裁でなんとかなったが取り敢えずイセによってキーコードを領収され、機能制限がかかっている



長波「なんか、書いてて思ったんだが葛城ってのが不憫すぎて…」

阿武隈「そうだよねぇ…」

舞風「悉く人生を滅茶苦茶だもん、これ…」

朝潮「それで天城さんがトドメを刺したと」

天城「言い方酷くありませんか!?」

秋月「いや、事実ですし」

曙「割と同情の余地はあるんじゃない? ま、するつもりなんて毛頭無いけど」

清霜「立派な犯罪だし。泥棒とか、拉致とか」

衣笠「ま、これで事件が終息したし一件落着じゃない?」

如月「だと良いのだけど…」

770: ≫1 2015/11/01(日) 15:37:48.94 ID:8pxa3Z5C0
榛名「あれ、これは…」

青葉「どうかしましたか?」

榛名「呉グループから… 『舞鶴旅行ご招待のお知らせ』…?」

古鷹「舞鶴、ですか?」

榛名「ええ、全国大会優勝の景品だそうですが…」

衣笠「おぉ、良いんじゃない?」

榛名「指定日は… 今週末から!?」

青葉「丁度連休で良いんじゃないでしょうか」

榛名「と言われても予定とか入れちゃってるかもしれませんし…」

龍鳳「後でちゃんと確認した方が良いですね」



榛名「と言う事で、土曜日から舞鶴に行ける人は…」

全員「は~い」

榛名「全員一致で行けんですね…」

朝潮「特に予定もありませんから」

コトノ「舞鶴と言えば温泉、楽しみね」

リタ「ジャパニーズ・オンセンなんて初めてだよ。宇宙世紀には無いし」

初風「…ちょっと待ちなさい!何でアンタ達まで…」

ヤマト「私達はキチンと自前で出しますよ」

初風「ならOK。問題は…」

青葉「リタ…」

リタ「あ、私お金無いや」

龍鳳「でもお留守番と言う訳にも…」

榛名「仕方無い… リタの分は私が貯蓄から出します」

如月「ちょっと甘すぎ無い…?」

榛名「甘い気がするのは自覚していますが… 仕方ありませんよ」

772: ≫1 2015/11/01(日) 19:33:32.86 ID:8pxa3Z5C0
《当日 仙台駅》

榛名「これで、全員ですね?」

青葉「何も始発で出ること無いでしょう…」

榛名「仙台から舞鶴までかなり時間がかかるので始発で出ないと駄目です」

リタ「こうして僕らは街から旅立った。新天地へ。希望の代償も知らず、進み行く者達を守れると信じて。何もかも犠牲にする旅が、始まった…」

初風「デスポエムはやめなさい!」

舞風「割とシャレにならないかもしれないからね!?」

秋月「いや、新天地って… そもそもただの旅行ですから…」

天城「まぁ、旅行ですから楽しみましょう」

古鷹「何も無ければ、ね」

衣笠「ちょ、古鷹まで旅行に水差さないでよ!?」

古鷹「行く先々に現れる飛龍さんとか…」

衣笠「そりゃマジで勘弁…」

如月「別に構わないと思うんだけど… ま、貴女達三人は正直アレでしょうね」

朝潮「私は居た方が面白そうなんですけどね」

青葉「そりゃないですよ!?」

龍鳳「あの方達も悪い人では…」

清霜「寧ろやってる事は正義の味方なんだけど」

ヤマト「確かに、私達も一度やられましたし」

コトノ「寧ろ必殺覚醒の贄になったのだけど私」

曙「自業自得よ」

コトノ「そうバッサリ切られると辛いものがあるわ…」

野分(そう、この二人は姉さんの最強技の生贄となったのでした)

清霜(超戦艦すら吹き飛ばす姉さん、本当凄いなぁ…)

『間もなくホームにはやぶさ、東京行きが参ります』

榛名「皆さん。行きましょう」

全員「は~い」

榛名(そして、私達の旅が始まった… そう、その先に何が待ち受けているのか知らず…)


車内イベント 直下

774: ≫1 2015/11/02(月) 00:46:18.85 ID:TaPgm3f20
《はやぶさ 車内》

リタ「おお、これが新幹線…」

榛名「宇宙世紀世界には無いのですか?」

リタ「うん。全部リニアだし、そもそも鉄道なんて殆ど無いもん」

青葉「意外です」

リタ「私の知る限り、コロニー内外壁移動用のリニアかオーストラリアの『アリス・スプリングス』くらいかな?」

野分「『コロニーの落ちた地で…』に出てきたヤツね」

リタ「それは知らないけど… ま、私が憶えてるのはそのくらい。これ以上は記憶が欠如してて無理」

舞風「記憶ってどのくらい失ってるの?」

リタ「う~ん… 少なくともフェネクスに乗る前後とか色々。あ、死んだ瞬間の記憶も忘れてる」

榛名「それ、憶えてたら発狂物では…」

リタ「でも『フェネクス』になった後の事は憶えてるんだよね。怒り狂って『エシャロット』吹き飛ばしたり、ジオン残党とガンダムが手を組んで襲い掛かってきた時もあったかな。

確か『νガンダム』だかの量産モデルの改修機」

舞風「『ラスト・サン』… リタって、本当に『どっち』の出なんだろう…」

リタ「さぁ? 私にはわかりませ~ん」

榛名「まぁ、ともかく宇宙世紀の話を今すると周囲の迷惑になるので…」

「あの、すみません」

榛名「あ、はい」

榛名(外人さんでしょうか…?)

「ここ、何号車かわかります?」

榛名「えっと、4号車です」

「7号車は…」

榛名「あっちですね」

「ありがとうございます。 もしかして、艦プラビルダーの方ですか?」

榛名「え…?」

「手が、そんな感じをしていたので」

榛名「あぁ、成る程…」



誰だった? 直下
1.ルーカス・ネメシス(アイルランド代表・チーム・ネメシス)
2.叢雲劾(マレーシア代表・サーペントテール)
3.リットリオ(イタリア代表・フェニーチェ3)

778: ≫1 2015/11/02(月) 01:01:40.41 ID:TaPgm3f20
ハマーン「私はイギリス代表『アクシズ』、ハマーン・カーン。以後お見知りおきを」

リタ(!?)

榛名「イギリス代表の… では、日本代表『チーム・ホワイトクリーン』榛名です」

ハマーン「ほう… あの、世界チャンプの艦プラを破ったと言う」

榛名「あれは少し事情があったと言うか、ファイターが使いこなせて無かったと言うか…」

ハマーン「立派なものですよ、特にあの対・大型粒子兵装… 粒子を拡散してしまい、自らに取り込むなんて」

榛名「よくそこまで…」

ハマーン「いや、大した事ではありません。あの能力を見れば大体の察しは出来ます。あの兵装を攻略するとなると、少しばかり手を焼きましょう」

榛名「…」

ハマーン「失敬、あまり言葉が過ぎると挑発と受け取られてしまう」

榛名「あ、いえ。大丈夫です」

ハマーン「では私はこれで… 世界大会、楽しみにしていますよ」

榛名「ええ、榛名達も」


リタ「間違い無い… ハマーン・カーン、第一次ネオ・ジオン戦争の首謀者…!」

青葉「まさか…」

リタ「データで見た顔と一致してる、それに禍々しいプレッシャーも」

榛名「…正直、底が知れ無い人間だと思います。 注意しておいた方が良い、かと」

舞風「榛名もそう感じるの?」

榛名「はい… 何か恐ろしいものを、心にくすぶらせてるような…」

781: ≫1 2015/11/03(火) 23:55:28.28 ID:Mw0BCG2M0
《東京駅》

リタ「何か腑に落ちない」

榛名「はい…」

初風「このニュータイプ親子め…」

野分「そんなに、あのハマーン・カーンから違和感が…?」

リタ「うん。そりゃもうドス黒い何かが」

榛名「何かに対する『憎悪』、『否定』…? 言語化するのが難しいような…」

天城「嫉妬、もしくは恨みのようなものかもしれませんね」

青葉「あの人からは正直、孤独感のようなものが漂っていましたし」

舞風「孤独感?」

青葉「あそこまで徹底して高慢だと、逆に孤独感が強調されてしまいますから」

榛名「あの性格ではカリスマ性は高いでしょう。でも、その心の中では『誰かに頼りたい』と本心では思っているかもしれません。それが何かに対する憎悪や嫉妬に表れて…」

ヤマト「…話すのは良いのだけど、その本人が周辺で聞いてたらどうするのです?」

青葉「その点は問題無いです。さっき乗り換えでホームを移った時、あの人が中央線のホームに向かって行きましたし」

榛名「もう、あの人の気配は感じられません。禍々しい感じもしませんし」

コトノ「ニュータイプってそう言う事もわかるのね」

初風「そろそろ乗り換えの新幹線来るわよ」

曙「次『のぞみ』よね?」

初風「ええ。『のぞみ』で京都まで行って、特急『まいづる』で東舞鶴まで行くわ」

阿武隈「舞鶴駅って無いの?」

初風「舞鶴は東舞鶴、西舞鶴駅しか無いの。普通に一つにしちゃえば良いのに」

天城「何でそんなに詳しいのですか…」

朝潮「初風、実は割りと鉄オタ気質が…」

初風「んなの無いわよ!」



イベント(車内) 直下

783: ≫1 2015/11/04(水) 01:57:26.36 ID:8cCKJoX70
《のぞみ 車内》


隼鷹「ひゃっはぁー!」

千歳「うふふふ… このお酒、美味しいわぁ…!」

飛鷹「つまみよ!もっとつまみを出しなさい!」


全員「…」イライラ

コトノ「…仕留めてやろうかしら?」

朝潮「私、お酒の匂いすら駄目なんだけど…」

曙「マナーすらなって無いわね…!」

如月「するめ臭いし… 本当、電車でマナーの無い人は駄目ね」

榛名「ちょっと注意してきます」

天城「天城も参ります」


榛名「あの、すみません。あまり騒ぐのは…」

隼鷹「あぁ?」

天城「迷惑なので止めてください」

飛鷹「えぇ?迷惑なんてかけてるかしら~」

千歳「ごめんなさいね~。お酒飲んでると解らなくなっちゃうので~」

榛名「ならお酒を飲むのを止めてください。榛名達以外にも貴女方を不快に思ってる方々は…」

隼鷹「うるせぇなぁ… そう言う運命なんだから諦めなっての。第一正義感振りかざして迷惑なんだよ、アンタさぁ」


榛名「『運命』…?」ブチッ

天城「『姉さんが迷惑』…?」ブチッ


全員(あ、地雷踏み抜いた)


榛名「すみませんが、ちょっと来て貰いましょうか」ガシッ

隼鷹「ひっ…」

天城「おい、パイ食わねぇか? と言うか食えよぉ…」スッ

千歳「あら、良いつまみ…」

飛鷹「いただき… うごっ!?」ドサッ

千歳「こ、こきゅ… 助け…」ガクッ


榛名「目だ!耳だ!鼻!!」ドカッ バキッ

隼鷹「」チーン

コトノ「監視カメラのデータはハッキングで誤魔化しておいたわ」

榛名「ありがとうございます」


その後、彼女達は名古屋で『急病人』として搬送された

784: ≫1 2015/11/04(水) 23:37:46.03 ID:8cCKJoX70
《京都駅》

コトノ「はぁ、これで貸し1よ」

榛名「…コトノは榛名に貸し4くらい溜まってる筈ですが?」

コトノ「規模が違うでしょ。貴女は目潰し、鼓膜破り、鼻折の3コンボやらかして私が全部誤魔化したのよ?

『お酒に酔って自分で目に指入れて、鼓膜を指で破って自分の顔を殴って鼻を折りました』って映像誤魔化したんだから。でも妹さんのは誤魔化せそうに…」

天城「その点は大丈夫です。 急性アルコール中毒にするよう仕向けただけなので」

ヤマト「寧ろ、どうやってパイにそんな指向性を持たせられるのか知りたいのだけど」

天城「知りません?ホテイシメジって」

初風「んなもんどこで手に入れたのよ!?」

清霜「ホテイシメジって何?」

朝潮「摂取すると体のアルコールを分解する酵素を一時的に奪う成分を含むキノコよ。人間はアルコールを体内で分解するのに『アセトアルデヒド脱水素酵素』が必要、しかしホテイシメジに含有される『コプリン』と言う成分が働きを阻害してしまう…

それでホテイシメジを食べてしまうとアセトアルデヒドを分解出来ず蓄積し、ジスルフィラム中毒症状を起こしてしまうの」

長波「さっぱりわからんが毒キノコみたいなもんか…」

如月「どっちかって言うと食い合わせかしら? タコとアワビの組み合わせみたいなものよ。

アルコール飲まなきゃ無害だし」

野分「寧ろ驚くべき所は、天城さんのパイが何故ホテイシメジに即効性を持たせられたかを問うべきだと…」

天城「そりゃ愛です」

陽炎「愛でどうにかなってたら天城姉さんの料理はもっと上手になってると思うけど」

天城「何か?」

陽炎「い、いえ!何でもありません!」

阿武隈(寧ろキッチンへの立ち入りを禁止されているのにどうやってパイを焼いたかが気になる)

龍鳳「あの、そろそろ特急の時間が…」

衣笠「乗り換え早くない?」

青葉「割と早いですね」

リタ「ともかく移動しちゃおう」


イベント(車内3) 直下

787: ≫1 2015/11/06(金) 22:32:53.34 ID:rCr2+mKU0
《特急まいづる 車内》


榛名「…」

リタ「…」

初風「二人でだんまりしてどうしたの?」

榛名「・・・いえ、特には」

初風「リタは?」

リタ「zzz・・・」

初風「寝てるんかい・・・」

天城「あれだけはしゃげば疲れますよ。きっと旅行慣れなんてしてないでしょうし」

青葉「この子の記憶では遠出なんて戦闘や訓練以外では全くやってませんでしたから・・・」

天城「そうなんですか・・・ ん? あの人、どこかで・・・」


武蔵「はっはっは! この武蔵の快気祝いだ、たんと食べろ!」

望月「いや、おやつばっかこんな買い込むなよ・・・」

巻雲「行方不明になってて連絡が付いたと思ったら大怪我してエビアレルギーを発症してたり・・・」

武蔵「一体何があったかさっぱりわからん!」


天城「あっ・・・」

初風「どうかした?」

榛名「山梨のサナトリウムで『おみまい』した拉致被害者の一人のようですね・・・」


武蔵「そう言えば巻雲、夕雲姉さんとやらには会えたのか?」

巻雲「いえ、最近はあんまり・・・ 受験勉強で忙しいみたいですが・・・」

望月「ま、時々連絡くれるなら良いんじゃない?」


初風「あの子、夕雲の親戚かしら?」

榛名「そう言えば従姉がいらっしゃると・・・」

青葉「まさかパイロットやってる、なんて言えませんでしょうし・・・」

如月「それに、拉致被害者の救出に関わったりなんて話せ無い事の方が多い筈よ。そんな事、親しい者であれば話し難いに決まってるじゃない」

榛名「夕雲さんだけじゃない、吹雪さんや浜風さん達も家族に話せなくて大変ね・・・」

初風「『化け物や拉致犯と戦ってました』、なんて履歴書にも書け無いでしょうに。化け物に関しては、私も言えないけど」

788: ≫1 2015/11/06(金) 23:14:52.80 ID:rCr2+mKU0
《東舞鶴駅》


舞風「やっと着いたぁ・・・」

野分「丁度お昼ね」

榛名(やっぱり・・・)

陽炎「どうしたの? さっきからぼうっとしっぱなしよ?」

榛名「・・・何でもありません」

長波「リタ、お前は?」

リタ「・・・眠い。あと、何も感じ無いから平気・・・」

コトノ「なら大丈夫そうね」

初風「これからの予定は・・・ チェックインまで4時間くらいあるわ」

榛名「では各自解散で舞鶴観光にしましょうか」

如月「この辺、海自の施設や五老タワーとか観光施設は事欠かないし西舞鶴まで行けば温泉施設なんかもあるわね」

曙「ま、要するに好きなようにすれば良いんでしょ?」

榛名「はい、ただし最低でも二人以上で行動することが絶対条件です。

そして龍鳳さんとリタは榛名と行動してください。二人はまだこの世界に不慣れなので」

龍鳳「わかりました」

リタ「チッ… 単独行動したかったのに…」



メンバー選択 直下

天城・阿武隈・陽炎・長波・初風・野分・秋月・朝潮・如月・舞風・曙・清霜・ヤマト・コトノ

から1人以上3人まで選択可能

791: ≫1 2015/11/06(金) 23:36:28.11 ID:rCr2+mKU0
リタ「で、結局この5人ね」

秋月「あの、そう言えば青葉さん達は…」

朝潮「あの三人は早々に舞鶴基地の方に向かいました」

龍鳳「何かやらかしそうな…」

朝潮「曰く『興味がある』との事で」

秋月「艦船などはあの世界には殆ど残っていない… まぁ、この世界の海軍力を知るには丁度良いでしょうね」

リタ「まぁ良いや。それでどこに行くの?」

榛名「そうですねぇ…」



移動先 直下

793: ≫1 2015/11/07(土) 02:21:33.42 ID:qvDZWCQ/0
《食堂》


榛名「う~ん…」

リタ「どうしたの?」

榛名「いえ、海鮮丼にしようか岩牡蠣丼にしようか… 肉じゃがは確定済みなのですが…」

龍鳳「え、えと…」

朝潮「た、食べすぎでは?」

秋月「いえ、榛名さんは両方頼んで足りるかどうか…」

リタ「そう言えば榛名ママって基本大盛りおかわり上等、って感じだよね。でも太らないし」

榛名「昔から燃費悪いんです… 馬力はあるけど、燃費悪くて…」

朝潮「海外製の自動車みたいなものですか」

榛名「8km/L的な…」

龍鳳「それ現代車の中でも最悪の部類じゃ…」

リタ「でもその遺伝子継いでる割に私小食だよ?」

秋月「そこは青葉さんの遺伝子じゃ?」

リタ「あ、納得」



朝潮「で、結局どっちも食べると」

榛名「うぅ…」

秋月「さらに肉じゃがを2人前追加で」

龍鳳「食べますねぇ…」

榛名「良いじゃないですかぁ…」

リタ「食べ過ぎだよねぇ、やっぱ」


イベント 直下

796: ≫1 2015/11/08(日) 01:35:27.58 ID:b7gV92xM0
すみません、大食い勝負は結果が見えている(榛名一人勝ち)ので賞金メニューに挑戦にさせて頂きます



リタ「ねぇ、これって?」

朝潮「肉じゃが2キロ、30分で食べきれば1万円…」

榛名「!」ガタッ

秋月「え…?」

龍鳳「まさか…」

榛名「すみません、この肉じゃがチャレンジを…」

店員「申し訳ありません5人じゃ駄目ですよ。一人じゃないとこのメニューは…」

榛名「大丈夫です。榛名一人でやるので」

店員「畏まりました。暫くお待ちください」


20分後


龍鳳「う、うわぁ…」

朝潮「肉じゃが2キロ… 絶対これキツそう…」

秋月「お米が倍は欲しくなりそうですね…」

リタ「余計なもん見つけなきゃ良かった…」

店員「では制限時間は30分… スタート!」

榛名「!」ガツガツ

龍鳳「す、凄い勢い…」

朝潮「み、見てるだけで気分が…」

秋月「恐ろしい所は先程海鮮丼と岩牡蠣丼、そして2人前の肉じゃがを平らげた後だと言う事です」

リタ「胃袋にブラックホールでも入ってるんじゃない…?」



榛名「~♪」

リタ「で、結局完食して賞金を余裕でゲットしたと」

龍鳳「店員さんも『新記録樹立しちゃった』と嘆いてました…」

朝潮「時々榛名さんが姉さんばりの化け物じゃないかと偶に思うのですが」

秋月「それはきっと、間違いじゃないと思います」


次の移動先 直下

801: ≫1 2015/11/09(月) 23:10:12.28 ID:Iv9S7iau0
《赤れんがパーク》


リタ「ここは?」

榛名「『赤れんがパーク』、日本の文化財の一つで旧海軍で用いていた建造物を改修した博物館のような施設です」

リタ「う~ん… 『ラプラス』とかオーストラリアのコロニーの残骸みたいなものかな?」

朝潮「どちらかと言うとそれは災害跡地みたいなものだからちょっと違うわね。

連邦の基地を改造して博物館にしたようなものよ。そっちの世界じゃケネディ・スペース・ポートの博物館とか」

リタ「あぁ、『カラバ』だかのリーダーが館長やってたとこみたいなアレか。行った事無いけど」

秋月「あれ、出身どこでしたっけ?」

リタ「ニューフロリダの『セント・ファーガス孤児院』。ある意味、ママの居たとこと似てる」

榛名「…」

龍鳳「どう言う事ですか?」

リタ「私、ティターンズ系の両親に引き取られたんだけど紆余曲折あって強化人間にされたの。多分ティターンズ、と言うかニタ研に売られたんだろうね」

朝潮「うわぁ…」

龍鳳「変な事聞いてしまってすみません…」

リタ「別に良いよ。どうせ私一度死んじゃってるから、記憶のあるやり直しみたいなもんだし。

もう『リタ・ベルナル』だった頃の私は既に居ないから」

秋月「でもリタさんはここに…」

リタ「自我が同じ他人、みたいな感じだよ。私は『リタ・ベルナル』じゃなくて『今のリタ』だから」

朝潮「そうですか…」

リタ「あ、話逸れちゃったけど… ここって何か無いの?」

榛名「確か… 遊覧船やら博物館やらがあった筈ですが…」

リタ「遊覧船?」

朝潮「ここから自衛隊の基地にある船を見ることが出来るみたい」

リタ「自衛隊? 日本軍じゃなくて?」

朝潮「日本軍は70年前、日本の敗戦以降存在していないわ。 日本は憲法で軍を持て無いから、その代わりとして自衛隊って呼ばれるものが存在しているの」

リタ「あ、成る程」

秋月「因みに私達の世界ではそもそも第二次世界大戦が発生していないのでまだ軍が残って居ます。ほぼ壊滅していますが…」

榛名「確かお二人は横須賀でしたっけ?」

朝潮「私達と、初風・野分は元横須賀で本土防衛の為に急遽再編された隊です。 尤も、守れるのは鎮守府近海までギリギリですが…」

龍鳳「慢性的な戦力不足… やはり防衛は…」

秋月「私達では防衛不可能と判断された為、特攻部隊に回されましたし… せめて近海の泊地を壊滅させれば侵攻頻度は減るだろうと言う大本営の目論見でしょうけど」

朝潮「瑞鳳姉さんが助けに来てくれなければ…」

リタ「フェネクスから見てたけど、あの気色悪い化け物は数だけは居るみたいだからね」

龍鳳「瑞鳳さんはその泊地を一撃で吹き飛ばし、艤装も無しに生身で海を走って殲滅したんですか」

榛名「やっぱり大鯨さんの家系って色々と…」

朝潮「それ言わないでください。一家のネジの飛びっぷりは私も気にしてるんですから…」


イベント 直下

804: ≫1 2015/11/10(火) 00:07:02.76 ID:jpdroYXY0
ドドドドドド…


朝潮「騒がしいですね… こう言う所では静かに…」

榛名「あれ… この感じ…」ピキィン

リタ「うん、この感じは…」ピキィン

榛名「瑞鳳さん…?」

龍鳳「え、舞鶴に…?」


ビス子「待ちなさい、瑞鳳!」ドドドド

瑞鳳「誰が待ってたまるモンですか!?」ドドドド


榛名「え、あの瑞鳳さんが… 一方的に追いかけられてる…!?」

秋月「あ、彼女は…」

龍鳳「知ってるんですか?」

秋月「前年度艦プラバトル選手権世界大会ドイツ代表、ビスマルク…

またの名を、『クレイジー・サイコ・  コン ズ』。瑞鳳姉さん唯一の天敵です」

朝潮「彼女は、世界大会の決勝3回戦までは普通だったんです… ただのライバルポジションっぽい存在だったんです…

でも3回戦で、姉さんが胴着を着た瞬間からその本性を表し隙あらば姉さんを追い回す存在となってしまいました」


ビス子「これは運命なのよ!やっぱり私と瑞鳳は運命の赤い糸で…」ドドドド

瑞鳳「そんな運命要りませんよ!」ドドドド


リタ「よくよく考えたらさ、瑞鳳って恋人みんな女の子じゃん。別に瑞鳳的にはウェルカムなんじゃないの?」

朝潮「姉さん曰く『好意は嬉しいけど、色々と勘弁して欲しい』そうです」

龍鳳「助け舟出したほうが…」

秋月「いえ、彼女は見境の無い  コンなのでは無いかと言う説がありまして…

なので恐らく榛名さんや龍鳳さんはまだしも秋月や朝潮、そして朝潮とほぼ身長が同じリタさんは…」

リタ「食われるね、確実に」

榛名「…」


どうする? 直下
1.助ける
2.放置

806: ≫1 2015/11/10(火) 00:46:36.14 ID:jpdroYXY0
榛名「このまま見捨てるのもアレなので…」スッ

秋月「トマホーク、しかも両刃を2本…」

朝潮「やる気、ですね…」


瑞鳳「い、一体どこまで追いかけて来るの!?」ドドドド

ビス子「どこまでもよ!」ドドドド

瑞鳳「ひいっ!?」ドドドド


榛名「ダブルッ!トマホォォォク・ブゥゥゥメランッ!」ブォン


スパァン!

ビス子「なっ!?」(全裸)

龍鳳「たああああああっ!」とび蹴り

ビス子「ぐはっ…!?」

ドッパァァ!

朝潮「あ、海に吹っ飛んで落ちた」

ビス子「おぼぼぼぼぼぼぼぼ…」

秋月「溺れてます… 今のうちに!」

リタ「瑞鳳!早く早く!」

瑞鳳「リタちゃん!? それに榛名さん達まで… でも、逃げるならチャンスね!」ピューン


瑞鳳「お陰で助かりました…」

榛名「いえいえ、でもどうして舞鶴に?」

瑞鳳「舞鶴基地に少しばかりハシラジマの関連で来てるんです。海自のお偉いさんにハシラジマの運用目的と現有戦力データの提出などの事で報告も色々あるので」

朝潮「戦力データって… 接収とか大丈夫なんですか…?」

瑞鳳「接収する、って話したお偉いさんは軒並み叩き潰したからねぇ… 多分大丈夫じゃない?

モビルスーツや霧はこの世界のパワーバランスを破壊しかねない、だからハシラジマで保管してるってのに」

龍鳳「大変そうですね…」

瑞鳳「引っ張りだこだよ。 この後、硫黄島に新型の受領しに行かなきゃいけないし」

リタ「新型って?」

瑞鳳「霧の技術と宇宙世紀の技術をミックスしたハイブリッドMS作ってるの。 

それ以外に『バンシィ』『フェネクス』の修復と『デルタカイ』のオーバーホールもやってるからどの道硫黄島には行かなきゃいけなかったから丁度良かった」

榛名「バンシィ、直りそうですか?」

瑞鳳「現状じゃわかりませんね。 調べたらサイコフレームのチップが軒並み壊滅してたらしいので… なので戦闘があれば改修した『ザクⅢ』を使ってください」

榛名「わかりました」

リタ「あ、ソフトクリーム屋だ。買いに行って良い?」

榛名「良いですよ。秋月さん達もどうです、ご馳走しますよ?」

秋月「ありがとうございます!でも、榛名さんは?」

榛名「私はちょっと瑞鳳さんにお話があるので」

朝潮「わかりました」

榛名「瑞鳳さん、一つだけ聞いて良いですか?」

瑞鳳「構いませんよ」

榛名「今この舞鶴、何か感じませんか? 何か邪気のような、おぼろげな何かが…」

瑞鳳「…肌で感じます。でも、私しか感じて無いんです… 一番カンの鋭い蒼龍さんですら…」

807: ≫1 2015/11/10(火) 01:07:53.51 ID:jpdroYXY0
「ふふふふ… 見つけた」


榛名・瑞鳳「ッ…!?」

瑞鳳「この子、普通じゃない…!」

榛名「何、この感じ…!?」

「みぃつけた…」

シュウウ…

榛名「消え、た…」

瑞鳳「今のは一体…」

榛名「…瑞鳳さん、舞鶴基地にモビルスーツは?」

瑞鳳「私のリバウ、そしてバイアラン・カスタム1号機と2号機が」

榛名「もしもの時はリバウ、お借りしても?」

瑞鳳「わかりました。私は報告が終了次第舞鶴を発ちますがもしもの事がありそうなので大鳳達に残って貰い、待機してもらいます。

あと、400ちゃんに言ってザクの搬出もハシラジマから行って貰うように言っておきましょう」

榛名「ありがとうございます」

瑞鳳「しかし、今のはマズイような…」

榛名「あの子、よく無いものを感じました。生きてる人間なのですか…?」

瑞鳳「わかりません。 ただ、あの子は普通じゃ無い… そしてこの舞鶴も…」






813: ≫1 2015/11/11(水) 00:58:00.50 ID:Mu0gEcSE0
瑞鳳「では私は舞鶴基地の方に戻ります」

榛名「わかりました。ではまた」

瑞鳳「あ、先程のアレは他言無用でお願いします」

榛名「ええ、榛名も何と言って良いかわからないので…」


秋月「あれ、姉さんは?」

榛名「基地に戻りましたよ」

朝潮「一体何の話を?」

榛名「艦プラの修復についてです。盗まれた艦の損傷が激しく、改修が必要になってるとのことで」

龍鳳「ダメージレベルはBでしたが…」

榛名「ダメージレベルが低くともダメージは発生しますし、場外に押し出されたグラーフや榛名の一撃で損傷した信濃は特に酷いそうで…」

リタ「片方、おもいっきりママが原因だよね」

榛名「『ミラーリングシステム』があんなものだと知らなくて…」

朝潮「低出力とは言えPBCを20発一斉に発射する能力、そしてごり押しでの『インフェルノ・ブラスター』…」

秋月「計22発のPBCの直撃を受けて辛うじて原型を留めてるだけマシなのでは?」

龍鳳「そうですね…」

榛名「あ、そろそろ集合時間なので行きましょうか」

リタ「今話逸らしたね」

朝潮「逸らしましたね」

榛名「うぐっ…」

龍鳳「偶に、ですけど露骨に逸らす時がありますよね」

秋月「これもニュータイプの…」

リタ「いや、まったく関係ないから」



視点選択 直下
1.コトノ『異質な感覚』
2.天城『遭遇?』
3.初風『拭えぬ業』

815: ≫1 2015/11/11(水) 01:52:03.50 ID:Mu0gEcSE0
side-コトノ- 『異質な感覚』

《舞鶴湾 引揚記念公園》


ヤマト「やはり、ここが原因みたいね」

コトノ「402に貰った次元の穴が活性化していると言う情報、やはり本物みたい」

ヤマト「榛名はこれを感じて様子がおかしかったのかしら?」

コトノ「多分ね。あの子の能力は未知数、『ニュータイプ』の力で感じ取ってる可能性はある。

でも、それならリタ・ベルナルと青葉も感じている筈よ。あの二人、一応は『ニュータイプ』に最も近い存在だもの」

ヤマト「でも何も感じ無い、つまりは知覚出来て居るのは榛名だけと言う事になる…」

コトノ「いえ、もう一人居るかもよ?先程、舞鶴基地にMSの融合炉の固有反応を検出したもの。

機種は『AMX-107R』ネオ・ジオン軍製ニュータイプ用可変MS『リバウ』、そして『RX-160S』『RX-160S-2』技術試験型改修機『バイアラン・カスタム』1号機及び2号機。そしてリバウのパイロットは…」

ヤマト「『イレギュラー』… いえ、ここは敬意を表して瑞鳳と呼びましょうか。 彼女が居るのね…」

コトノ「しかも彼女、私達がここに来るまでに思いっきり近く走り抜けてたわよ。追いかけられてたみたいだし」

ヤマト「彼女が逃げる… あっ…」

コトノ「方角的には榛名達が移動した方向だったから多分遭遇してるんじゃない?」

ヤマト「後で榛名に聞いてみましょう」

コトノ「恐らく、その事は話に上がるでしょうし。 さて、私達も行きましょう」

ヤマト「記念館の見学してたら次元の穴の調査してたからかなり時間が経ってしまったわ」

コトノ「ついでがメインになってしまうのは人間に良くある事よ。  待って、何か異常は反応が… 原因は、この石?」

ヤマト「この反応… 『アリスタ』の破片…!?」

コトノ「馬鹿な… この周辺どころか、日本国内に『アリスタ』の鉱脈は存在していない…!

それどころか公式ではアリスタは日本に持ち込まれてはいない… 研究機関は全て米国、それに非公式とは言え日本に持ち込まれたのは『大型結晶体』と現在瑞鳳が管理しているもののみよ」

ヤマト「今、舞鶴港には『アレ』が停泊してるけどアリスタを持ち込んでいる筈無いし…」

コトノ「つまりこれは日本に持ち込まれた『大型結晶体』の破片… それか、他次元から漂着したもののいずれか…

そしてこの近辺に次元の穴が存在している事から後者である可能性が高い」

ヤマト「この辺、402辺りにリークしておきましょう」

コトノ「ええ、何かあってから対応できるのは彼女達だけ。今の私達では…」

ヤマト「任せるしか無いようね…」


視点選択 直下
1.天城『遭遇?』
2.初風『拭えぬ業』
3.ストーリー進行

817: ≫1 2015/11/11(水) 03:29:28.06 ID:Mu0gEcSE0
side-初風-『拭えぬ業』

《商工観光センター》


如月「はぁ、これなら舞鶴より去年の箱根の方が良かったんじゃないかしら?」

初風「そうね…」

如月「観光するにもちょっと物足りない感じもするし、もうちょっと面白い所があると思ったんだけど…

どうしたの、ぼうっとして?」

初風「昨日の夜も夢を見たの、あの繰り返される悪夢をね… ここ最近頻度が増してるみたい」

如月「仲間を失った夢、だったわね…」

初風「私の前で死んだ艦娘なんて何人も居る。 MIでも他の作戦でも、何人も死んでる…

でも、あの子の事だけは忘れられないの。自分のせいで死なせたからかしら?」

如月「…」

初風「やっぱり私、バチが当たってるみたいね… 私が死なせたから、あの子も恨んでるのかもしれない…

だからきっと夢にまで出て、私を…」

如月「はぁ… 馬鹿じゃないの? そんな被害妄想」

初風「被害妄想ですって…? アンタに一体、何がわかるってのよ…!」

如月「解らないわよ。 生憎、私は初風ちゃんじゃないしその死んだ子と関わりがあった訳でもない。

所詮、義理の姉妹と言っても私達はそもそも名前も顔も知らなかった他人同士よ? わかる訳無いに決まってるわ」

初風「ッ…! アンタ…!」

如月「今まで聞いてた話じゃ、初風ちゃんがやってるのはただ自分を悲劇のヒロインにしたいだけの自己陶酔よ。

でもね、その今まで聞いた話の中で『その子』が最後に言っていた言葉が本当のものであるならその子は貴女を恨んで無いわ」

初風「どうして… どうしてそんな事言えるのよ!」

如月「その子は死の直前に『生きて』、なんて言い遺したんでしょ? なら、少なくとも恨んでは無い筈よ。

死を免れ無い状況だと悟って、原因となった人間が憎いなら普通そんな事言える?」

初風「あ…」

如月「少なくとも私は言え無い。そうやって死ぬのなら恨み言の一つや二つとか未練タラタラ語った後死ぬわよ。

少なくとも、命を失うその時まで初風ちゃんが生き残るのを願っていた。私でもそのくらいわかる」

初風「でも…」

如月「だから、初風ちゃんはその子の分も生きなきゃ駄目なの。 その子の分まで幸せにならないと、本当に化けて出てきちゃうわよ?」

初風「…アンタの言う通りかもね。私が思い込み過ぎたのかも…」

如月「思い込みが激しいのもアレよね、ホント」

初風「如月、どっか変わったわね…」

如月「そうかしらね。 ま、変わったとすればその原因は1人かしら?」

初風「誰?」

如月「私達のチームリーダー。 あの強くて真っ直ぐなとこ、側で見てればどこかしら自分も変わってくるものよ。

ちょっと不器用なとこはあるけど、そう言うところも含めて榛名さんは好きな方ね」

初風「アンタ、もしかしてそっちの気…」

如月「無いわよ! …と否定出来ない自分が居る気がする」

初風「マジで…」

818: ≫1 2015/11/11(水) 23:18:15.62 ID:Mu0gEcSE0
side-天城- 『遭遇?』

《自衛隊桟橋》


天城「あれ…? 確かここって自衛隊の基地ですよね?」

陽炎「確かね」

阿武隈「うん。間違いなく、ここは自衛隊桟橋。 でもアレ、空母じゃない? しかも乗ってるの、ジェット戦闘機?」

陽炎「何だっけアレ…」

天城「『F/A-18E/F スーパーホーネット』『E/A-18G グロウラー』、しかもホーネットは全部block2モデル。それにまだ試作段階の『F-35B』まで… 」

陽炎「何でわかるの?」

天城「空母系ファイターとして、艦載機の知識は身に付けて居ます。しかしこの空母、米軍の原子力空母みたいですが何故舞鶴に…」

「『ニミッツ級航空母艦ロナルド・レーガン』、東日本大震災の災害救助作戦『オペレーション・トモダチ』において活躍した艦で先日日本へと戻ってきました」

「本来サンディエゴを発つのはもっと遅い時期の予定でしたが、時期が早まり一時的に舞鶴へと寄港しています」

天城「大鳳さん、それに夕張さん!?」

大鳳「こんにちは、天城さん。それに阿武隈ちゃんに陽炎ちゃんも」

陽炎「どうして舞鶴に…」

夕張「ちょっと自衛隊関連のことでやる事があって、ここに寄っているんです」

阿武隈「でも、どうやってここまで?」

大鳳「モビルス-ツよ。今は航空基地の格納庫に隠匿してるけど」

夕張「私達の機体、ブースターさえ付ければある程度の航続距離がありますから」

天城「そ、そうですか…」

大鳳「そろそろ指定の時間の筈だけど… あ、来ましたね」

「流石、チーム・エンガノのメンバーと言った所か」

夕張「そちらほどではありませんよ、グラハム・エーカー少佐」

グラハム「よもやキミ達とこんな因縁が出来ようとは、おとめ座である事に感謝したい気分だ。ところで、そこの三人は?」

大鳳「今年度の選手権日本代表『チーム・ホワイトクリーン』、天城さん、阿武隈さん、陽炎さんです。一応、ハシラジマなどの事情については一通り知ってはいます」

夕張「舞鶴を訪れていたのは偶然、ですけど」

グラハム「ほう、あの『大和』を使うファイターの所属するチームか。 私はグラハム・エーカ-、特殊航空実験部隊『ソルヴレイブス隊』の隊長を務めさせてもらっている。

艦プラバトルもそれなりはこなせる」

天城「それは私達の姉ですけど…  私は天城、『ハクリュウ・ブレイヴ』のファイターです」

阿武隈「同じく、阿武隈です。使うのは『アドミラル・ヒッパー・シュナイド』」

陽炎「陽炎、天城姉さんの妹で使ってるのは『アラスカ・ブレイヴ』よ」

夕張「では少佐、こちらのデータをお渡ししておきます」

グラハム「確かに受け取った。後でビリーに渡して置こう」

天城「データ、ですか?」

大鳳「ええ、次元の穴の関連である『結晶』に近い痕跡が見つかったからそれを渡すのにね」

夕張「私達は一度、米軍の襲撃を受けているので基本的に米軍は信頼出来ていない。なので一応顔見知りの人物に渡してその結晶体研究の第一人者である人に渡して貰うのです」

阿武隈「な、成る程… あ、姉さんそろそろ…」

天城「待ち合わせの時間だ… すみません、私達はお先に失礼させた頂きます」

大鳳「ええ、また今度」

グラハム「合い見える事を楽しみにしておこう、ファイターとしてな」

819: ≫1 2015/11/12(木) 00:08:28.45 ID:pqI41PLP0
《ホテル前》


榛名「全員、揃いましたか?」

初風「全員揃ってるわ」

榛名「ではチェックインする前に明日のプランを立てましょうか」

如月「海水浴の予定だったかしら?」

榛名「はい。プラン、と言っても集合時間を決めるだけですから」

清霜「別に朝9時くらいで良いんじゃない?」

榛名「丁度良いかもしれません… 皆さんは?」

朝潮「特に異議は無いです」

天城「その時間で構いません」

榛名「ではその時間、と言う事で。 ではチェックインをしてしまいましょう」



榛名「ふぅ、以外と広い部屋のようですね」

榛名(夕食まで時間はあるし、どうしましょう…)



どうする? 直下

821: ≫1 2015/11/12(木) 01:57:19.54 ID:pqI41PLP0
榛名「ホテルの探索をしましょう」


《大浴場》

榛名「大浴場まであるんですか、流石高級ホテル…」

コトノ「あら、榛名」

ヤマト「貴女も入浴?」

榛名「いえ、歩き回ってるだけです」

ヤマト「あら残念」

コトノ「久々に裸のスキンシップ、でもしたかったのに…」

榛名「変な言い方は止めてください!? と言うか裸見せた事無いでしょう」

コトノ「チッ… バレたか」



《レクリエーションコーナー》

榛名「卓球台にマッサージチェア、UFOキャッチャーに古いパチンコ… そして脱衣麻雀」

榛名(典型的なホテルのパターンですね)

榛名「やってみましょう、脱衣麻雀。このタイプ、一度もやった事ありませんから」


榛名「ふぅ、クリアしました」

如月「…一体何やってるの?」

榛名「うわぁ!?」

如月「まぁた脱衣麻雀やってるのね…」

榛名「い、一応20超えてますから…」

如月「変な特技を持ってること…」


《温水プール》

榛名「こんなものまで… ん?」

榛名(あれは、朝潮さん…?)

朝潮「ふぅ…」

榛名「泳ぐにはまだ早いですよ」

朝潮「ひゃぁっ!?」

榛名「そこまで驚かれると困るんですけど…」

朝潮「す、すみません! は、榛名さんもプールに?」

榛名「通りかかっただけです。朝潮さんは何故?」

朝潮「実は私、泳げ無いんです… 艦娘なのに、海軍関係者なのに…」ズーン

榛名「oh…」


《お土産屋》

榛名「お土産、割と充実してますね」

天城「あ、姉さん」

榛名「天城? 誰かにお土産ですか?」

天城「ええ、クラスの皆に。ただ…」

榛名「ただ?」

天城「『食べ物は絶対マズくなるだろうから買うな』と皆に…」

榛名「…」目逸らし

天城「姉さん、そこは嘘でも良いから『そんな事無い』と言ってください…」

822: ≫1 2015/11/12(木) 02:24:41.54 ID:pqI41PLP0
【そして夕食後…】


榛名「ふぁ…」

榛名(ちょっと物足りない感じもしますが、美味しかったです)


コンコン


榛名「? 誰でしょう…」


誰だった? 直下

1.コトノ 『忍び寄る影』
2.如月  『罪の所在』
3.陽炎  『今の環境』

824: ≫1 2015/11/12(木) 03:17:18.59 ID:pqI41PLP0
如月編 『罪の所在』


榛名(この感じは、如月さん…?)ピキィン

榛名「如月さん、ですね」

如月「良くわかったわね… 少し、話したい事があるんだけど良いかしら?」

榛名「構いませんよ」

如月「ありがと」ガチャッ

榛名「それで、話したい事とは?」

如月「初風ちゃんの事よ。 あの子の様子、大分おかしいの気付いてた?」

榛名「ええ、口数がかなり減ってるので…」

如月「それで単刀直入に聞いてみたの、そしたら『あの悪夢を最近繰り返しで見る』だって。

悪夢については知ってる、と言うか私がバラしたんだけど憶えてる?」

榛名「はい、自分のミスで仲間を死なせてしまったと言う夢ですね…」

如月「週2で魘されてる、って前には言ったけど今じゃほぼ毎日よ。それだけ、あの子の中で罪の意識が膨れ上がってるのかもしれないわ」

榛名「罪の意識、ですか」

如月「あの子、本当は何もかも抱え込んじゃう子で今だって気丈に振舞ってはいるけど本当にいつ潰れるかわからないの…

あの子の中で膨れ上がる『仲間を死なせてしまった罪悪感』は計り知れないわ」

榛名「確かにそうでしょうね… でも、それは初風さん自身がどう向き合うかです。榛名達が干渉すべき事ではありません」

如月「それは、そうだけど…」

榛名「如月さん、己が罪の所在はそれぞれの心の中です。

人は、生きてる内は何らかの罪悪感に囚われて生きています。榛名が、天城の実姉であると偽っていたように… 心の枷をそれぞれ生み出してしまう」

如月「榛名さん…」

榛名「ですが、人はそれを乗り越える事が出来ます。 自分のせいで仲間を失った、と言うのは初風さんにとっての枷でしょう…

でも初風さんも、いつかはその枷を振り切る事が出来る筈です。生きているのならば弔う事も、贖う事も出来るのですから」

如月「あの子がそこまで強ければ、の話だけど…」

榛名「大丈夫ですよ。初風さん、どこか図太いところもありますから」

如月「ず、図太い…?」

榛名「ええ、躊躇無く毒舌を撒き散らしたり弱みに付け込んで脅してきたり…」

如月「プッ… 確かに、図太いかも。でも、聞かれて無いわよね…?」

榛名「大丈夫、少なくとも感じませんから」ピキィン

如月「なら良い… ッ、榛名さん!」

榛名「この感じ…!」


「ふふ、うふふふ… ここに居たんだぁ…」


如月「い、一体何!?」

榛名「わかりません、生きてるのかも実体があるのかも…!」

如月「わかるのは女の子の姿をした、禍々しい何かって事だけね…」


「痛い、痛い… 痛い!アハハハハハハハハハ!」


榛名「くっ…! トマホーク・ブゥゥゥメランッ!」ブォン

スカッ

如月「すり抜けた!?」

榛名「やっぱり、実体が無い…! 虚像ですか!」

825: ≫1 2015/11/12(木) 03:42:47.53 ID:pqI41PLP0
榛名「一体何者ですか、貴女は!」


「秋月」


如月「え…?」

榛名「どう言う…」


「朝潮、野分」


榛名「何故三人の名前を!」

如月「まさか…!」


「初風ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」


榛名「何て、プレッシャー…!」

如月「私でも解るくらい、ちょっとどころか遥かにヤバイものね…!」


「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる…」

シュゥゥゥゥ


如月「消え、た…」

榛名「何も感じ無い… でも瘴気が大きくなってる…!」

如月「どう言う事…?」

榛名「あの少女、瑞鳳さんと榛名は一度昼間に見ているんです… でも、昼間よりずっと強くなってる…!」

如月「何て事なの…」

榛名「舞鶴特有の現象か、それとも誰かに引っ張られてきたのか…」

如月「誰かに引っ張られた…?」

榛名「恐らく先程名前が挙がった4人の内誰か、それとも全員か…」

如月「まさか、初風ちゃんが原因なの…?」

榛名「恐らく、一番可能性が高いのは初風さんです… そして榛名達の想像が正しければあの少女は…」

如月「初風ちゃんが、死なせてしまった艦娘… そして残り三人の同僚だった…」

榛名「…この件に関しては伏せましょう」

如月「どうして!? だって今…」

榛名「榛名の感覚が正しければ、あの少女が出現していた際に周囲の空間と榛名達は切り離されていました。

なので恐らく、誰も榛名の声を聞いていないでしょう… それに榛名や如月さんが感じたものも、何も感じて無いと思われます」

如月「無用な混乱を招く可能性があるって事?」

榛名「はい。しかし、榛名からヤマトとコトノ経由で瑞鳳さん達にも情報をおくります」

如月「それしか、対処法が無い様ね…」


榛名(アレは本当にマズイかもしれません… ザクの輸送を早めて貰わないと…)


828: ≫1 2015/11/13(金) 01:58:18.39 ID:K9Gz9RWR0
コトノ「そう… それで、そのヤバイ系少女は?」

如月「目の前で消えたわ」

ヤマト「私達が気付けなかったのは先程の空間異常のせい、そして空間異常はこの部屋を世界から一時的に切り離す為のもの…」

榛名「はい。榛名は如月さん以外を感じられませんでした…」

コトノ「やはり、舞鶴に何かしらの異常が起きてるのは間違い無い… この件は誰にも?」

榛名「ええ、『少女』について知っているのは榛名と瑞鳳さんに如月さんだけです」

ヤマト「この件に関しては出来るだけ口外しないようにしてください。もしかすれば人間、それどころか霧が対処出来る範疇を超えているかもしれないので…」

コトノ「本当なら舞鶴から一刻も早く脱出する、ってのが最良手段なんだけどそうもいかないでしょ?」

如月「もしかすればこれっきり、かもしれないし… 最悪仙台までヤバイ系少女が憑いて来るかもしれない」

榛名「つまり、舞鶴で全ての決着をつけなければ…」

ヤマト「戦うつもり?」

榛名「降りかかる火の粉は払うまでです。それが火の粉じゃなくて火砕流だろうと隕石規模であろうと…」

コトノ「なら手伝わせて貰うわ、確かめたい事もあるし」

如月「確かめたい事?」

ヤマト「こちらの話です。ですが恐らく、この一件が関わっているのは間違い無いでしょう」

榛名「コトノにヤマト、一つだけ聞かせてください」

コトノ「何かしら?」


榛名「その確かめたい事とは、貴女が瑞鳳さんに討たれた一件と関係が?」


ヤマト「やはり、鋭いですね… ええ、関わっています」

コトノ「ただそれが直接の原因では無いわ。 私達はあの時、遅かれ早かれ彼女達と敵対してたもの」

榛名「で、今は?」

ヤマト「彼女達、と言うか人類と敵対するつもりは無いと言っておきましょう」

榛名「…わかりました」

コトノ「あら、親友を疑うの?」

榛名「二人は自分が前科何犯だと? いきなりバイトと言って箱根に拉致して全部仕事押し付けて逃走したり、学祭警備のバイトでわざと不良集団煽って喧嘩に巻き込ませたり…

寧ろ何故疑われないのか、榛名は聞きたいところですが?」

ヤマト「箱根の件はその分、お給料3人分を渡しましたよ?」

榛名「ええ、思いっきり2割ピンハネしてましたね」

コトノ「バレてたのね…」

如月(何でこの三人、親友なんかやってるのかしら… 榛名さんが一方的に被害被ってる気がするんだけど)

榛名「まぁ良いでしょう… もしもの際は、よろしくお願いしますよ」

829: ≫1 2015/11/13(金) 02:51:04.89 ID:K9Gz9RWR0
《翌日 野原海水浴場》


阿武隈「ここが、海水浴場なんだ…」

天城「なんだか、人がいっぱいですね」

長波「連休だから仕方無いんじゃないか?」

陽炎「ま、良いじゃない。私達だけ~ってなったら恥ずかしくてその場で釣りでも始めるけど」

龍鳳「これが海水浴場ですか…」

野分「初めてなんですか?」

龍鳳「はい、外界に出る事自体無かったので…」

舞風「そりゃあんなシェルターで育ったんだもんね」

龍鳳「だからこうやって海水浴って、やってみたかったんです」

青葉「大変そうですね…」

リタ「海かぁ… 私も何気初めてな気がする」

秋月「そうなんですか?」

朝潮「人類が宇宙に進出してしまえば海水浴と言う文化も廃れるんでしょうか」

衣笠「寧ろ娯楽用コロニーとかにありそうな気がするんだけどね」

リタ「ところがどっこい、そう言うのって大体金持ち用なんだよね。サイド6の『フランチェスカ』とか」

古鷹「うわぁ、そう言うところは宇宙世紀もシビアなんだ…」

初風「…」

如月「どうかしたの?」

初風「何でも無いわ。 艦娘の頃は、海水浴を楽しむ余裕なんかも無かったし…」

清霜「言われてみればそうだよね。海とか見慣れてるけど、楽しむところじゃなくて戦場だもの」

曙「楽しむ余裕が生まれるってのは良い事なんじゃないの?」

ヤマト「海水浴、こう言う人間的文化に触れるのも悪くはありませんね」

コトノ「あっちの世界も海は戦場だから泳ぎたいとも思わないだろうし」

榛名「ではこれから解散で、お昼になったらバーベキューの用意があるので1130になったら一旦集合しましょう」

全員「はーい」


イベント 直下

831: ≫1 2015/11/14(土) 02:18:45.99 ID:Bou+xUjg0
榛名「ふぅ、これで準備完了ですね」←水着+釣り装備

曙「ちょっと、何で私まで…」←水着+釣り装備

陽炎「アンタ、泳げ無いからでしょ」←水着+釣り装備

曙「つーか榛名、何でアンタだけガチ装備な訳?」

榛名「一人暮らしの際に食料確保の為に揃えました。初期投資さえしてしまえば後は交通費と餌代だけで釣り放題ですから」

陽炎「ま、釣れればだけどね」


榛名「~♪」←8匹

陽炎「おっ引いてる引いてる…! なんだ、クサフグか…」←4匹

曙「うぐぐぐ…!」←0匹

榛名「あ、このチヌ大きいです!」

陽炎「だから、何このクサフグ!? さっきから3回目よ!?」

曙「うるさ~い!」

榛名「どうかしました?」

曙「アンタら嫌味!? 何でアンタらばっか釣れてんのよ!?」

陽炎「は?私なんてマトモに釣れたのキスとアイナメで残り全部クサフグよ?」

曙「ゼロよりマシでしょ、ゼロよりは!」

榛名「食べれなければ釣れたとは言えません」

曙「アンタもよ! 何でさっきから無駄にカレイやらチヌやらデカイのばっか捕まえてるわけ!?」

榛名「知りませんよ」

曙「あぁ何かもうこの姉妹イラつく!」

陽炎「そんな事より…」

曙「何よ!」

陽炎「アンタの竿、引いてるわよ?」

曙「きたぁぁぁぁぁぁぁ!」グイグイ

榛名「割と大きな引きですね」

陽炎「バケツとか長靴じゃなきゃ良いけど」



曙が釣ったもの 直下
1.艦娘だった
2.サメだった
3.ビス子だった
4.その他

833: ≫1 2015/11/14(土) 02:46:19.36 ID:Bou+xUjg0
曙「お、重い…!」グググ

榛名「ちょっと貸してください… なっ、お、重い…!?」

陽炎「ね、姉さんですらそう言うってどんだけ!?」

榛名「このままだと引っ張られる…! 二人共、ちょっと榛名の腰を掴んでください!このまま引っ張ります!」

曙「仕方無いわね…! その代わり魚拓は私名義よ!」

陽炎「んな事どうでも良いからさっさとしろ!」

榛名「いっせーの…! とりゃぁぁぁぁぁぁ!」


ザッパァァァァァァァン!


ビタン!


「うぐっ!?」


全員「え?」

陽炎「…あれ、艤装よね?」

曙「え、ええ…」

榛名「魚拓します?」

曙「魚拓じゃなくてもう人拓でしょ…」

「痛い…」

榛名「だ、大丈夫ですか…?」

「あ、どうも…」

陽炎「あ、アンタ…!」


誰だった? 直下
1.風雲
2.満潮
3.江風
4.その他(既出、主人公候補 NG)

836: ≫1 2015/11/14(土) 03:45:42.84 ID:Bou+xUjg0
陽炎「ま、間宮さん!?」

間宮「え… 陽炎ちゃん…?」

曙「間宮って、あの…」

榛名「お二人共ご存知なんですか…?」

陽炎「『給量艦 間宮』、大規模作戦の時にしか関わった事は無いけど… 一応顔見知りではある」

間宮「えと… この前のE-5で行方不明になったんじゃ…」

曙「取り敢えず、間宮さん。何があったんですか?」

間宮「何と言えば良いのかしら… 作戦準備の為に艤装の調整してたらいきなり何かに引っ張られて…」

榛名「あっ…」

陽炎「どう言う事?」

榛名「えっと、多分なんですけど… 曙さんが釣り針を垂らした先が次元の穴の先で、それが洋上に繋がっていた為に釣り針が艤装のどこかに引っかかったんです。

それで榛名達が強引に引っ張ったせいで次元転移をしてしまったと」

曙「何それ!? 無茶苦茶過ぎない!?」

間宮「釣り針? 次元転移?」

陽炎「そう言えば事情も知らないのか… 取り敢えず説明しないと」



間宮「では、ここは元の世界とは違う…」

榛名「はい。貴女は偶然ながら曙さんに釣られて転移してしまったんです」

曙「釣り上げたのアンタでしょ!?」

陽炎「いや、姉さんの腰引っ張ったの私達だから釣り上げたのは私達よ」

間宮「ど、どうやって戻るれば…」

榛名「ここを潜って次元の穴に飛び込むか、それともハシラジマか400さん達の転移装置を使わせてもらうか… 聞きますけど、泳げます?」

間宮「すみません、泳いだこと無いです…」

陽炎「oh…」

曙「マジでどうすんの…?」

榛名「取り敢えず風邪を引かれるとアレなので榛名か天城の着替えをお貸ししましょう。

それでもうそろそろ時間ですし、一旦合流して皆と検討しましょうか」

間宮「皆…?」

陽炎「艦娘が14人に普通の人間が1人、メンタルモデル二人とデザインチャイルドが2人に出自不明が1人」

曙「ここ含めると、だけど」

間宮「お、多いですね…」

838: ≫1 2015/11/14(土) 20:09:44.55 ID:Bou+xUjg0
初風「で、曙はものの見事に間宮さんをフィッシュしたと」

曙「フィッシュ言うな!」

衣笠「今日から曙の事は『フィッシュ曙』って呼んで良い?」

清霜「やーい『フィッシュ曙』~」

長波「『フィッシュ曙』~」

曙「うっさい、スリーアミーゴス!」

舞風「スリーアミーゴスって何?」

コトノ「この前再放送でやってた踊る○捜査線の署長一派の事よ」

朝潮「それでウチの馬鹿3人組、衣笠・清霜・長波をそう呼んでいるの」

青葉「あ、トリオ・ザ・タイツと同じ扱いですね」

古鷹「それにしても、何でよりによって間宮さんを釣り上げるの…?」

天城「知りませんよ…」


阿武隈「お久し振りですね、間宮さん」

間宮「阿武隈さん… 貴女もこの世界に…」

阿武隈「ええ、偶然に偶然が重なって今は榛名姉さんにお世話になっています」

間宮「姉さん…?」

阿武隈「戸籍上の姉、としてですけど。でも本物の妹みたいに扱ってくれています」

間宮「そうですか… 戻ろうとは?」

阿武隈「最初、まだ正式に引き取られる前には思っていました。でも結局、こっちの方が居心地も良いし色々と知っちゃいましたから…」

間宮「知った、ですか…?」

阿武隈「大本営は初風ちゃん達に特攻命令を出したり飛龍さん達にわざと偽情報を流していたり、挙句の果てにはこの世界に存在していたかつて在りし日の艦の魂の生まれ変わり『転生者』の拉致を繰り返していました」

間宮「なっ…!?」

阿武隈「基本、大規模作戦以外は本営に居る間宮さんなら知ってると思いましたが…」

間宮「いえ、初耳です…」

阿武隈「なんとか拉致犯を捕まえる事は出来ましたが、結局指示していた人間には逃げられましたし… でも被害を増やす事はギリギリで防げました」

間宮「でも攫ったところでどうやって戦わせようと…」

阿武隈「薬物で自我を破壊し、洗脳していたようです」

間宮「なんて非道な…!」

阿武隈「だから私は、大本営から離れました。 あの青葉達も最初は利害の一致からの行動でしたが真実を知り、本営側から離反する覚悟を決めて居ます」

間宮「あの本営直属の人達でも知らないなんて… 確かに、本営もなりふり構わないような動きがあります。最近では敵が新しい巨大兵器を投入してるからその対応に追われてるとか…」

阿武隈「巨大兵器… もしかして、モビルスーツ!?」

間宮「モビル、スーツ…?」

阿武隈「この世界とも私達の元の世界とも違う世界、そこに存在する兵器です。私達も一度戦闘をした事がありますし、私達の中にもモビルスーツに乗れる人も居ます」

間宮「モビルスーツ、それが巨大兵器の…」

阿武隈「詳しい事は姉さん、さっき間宮さんを釣り上げた人に聞いてください」

839: ≫1 2015/11/14(土) 21:04:05.80 ID:Bou+xUjg0
榛名「モビルスーツについて、ですか?」

間宮「はい。教えて頂けませんか?」

榛名「リタ、間宮さんにモビルスーツの簡単なレクチャーしてください」

リタ「ええ~!? 今魚のウロコ取ってるのに…」

間宮「あ、ちょっと包丁貸して下さい」

リタ「?」

間宮「!」シュッ!

榛名「い、一発で鱗を全て…」

間宮「この位、簡単ですよ。 では、教えてください」

リタ「仕方無い… モビルスーツって言うのは"Mobile Space Utility Instrument Tactical"、『戦術汎用宇宙機器』の略称だよ。

宇宙に出た人類が作り出した機動兵器、つまりこの世界で言う所の戦車や戦闘機を人型にした存在の事。MS-01『モビルスーツ』を始祖として発展し、様々な機種が色んな勢力によって生産されるようになったの」

間宮「戦闘機や戦車と一緒、ですか…」

リタ「うん。 その用途によって発展した機体もあるからね。

機動性を持たせる為に航空機に変形出来るモビルスーツや海の中でも使えるモビルスーツ、支援用砲撃特化モビルスーツやらね」

間宮「成る程、ありがとうございます」

榛名「龍鳳さん、そこのアイナメ取って下さい。塩焼きにしますので」

龍鳳「わかりました。 こっちのカレイは?」

榛名「どうしましょう… から揚げにしようにも油が無いし、塩焼きにするのも…」

間宮「あ、ではお刺身にしてしまいましょう」スパァン!

榛名・龍鳳「!?」

榛名「は、はやい…」

龍鳳「調理速度が私達とは段違いです…!」

間宮「ふふっ、これでも給糧艦ですから」

リタ(最近、麻痺してきたなぁ… バケモンみたいな人間しか見てないもん)



如月「で、バーベキューの予定の筈が…」

野分「間宮さんのフルコースになってしまった、と」

間宮「久々に良い材料だったので、つい張り切ってしまいました…」

ヤマト「あら、美味しいわ…」

秋月「個人的にはどうやってこんなに限られた食材や調味料でここまで出来るのか知りたいです…」

陽炎「そりゃアレ、間宮さんクォリティよ」

清霜「理由になってないし」




午後イベント 直下

841: ≫1 2015/11/14(土) 21:29:06.14 ID:Bou+xUjg0
榛名「ではこれより、予定通りビーチバレー大会を開催します」

間宮「え、私もですか…?」

榛名「取り敢えず参加、と言う事で。人数足りなかったので」

間宮「えぇ…」

榛名「今から7チーム、三人ずつに分けたいと思います。

ここにあるクジを一人ずつ引いて貰って、それでチームを分けましょう」



榛名のチームメイト 直下

天城・阿武隈・陽炎・長波・初風・野分・秋月・朝潮・如月・舞風・曙・清霜・リタ・青葉・古鷹・衣笠・ヤマト・コトノ・龍鳳・間宮

から二人

843: ≫1 2015/11/14(土) 23:09:19.94 ID:Bou+xUjg0
榛名「えっと、チーム番号は4…」

龍鳳「あ、私ですか」

天城「姉さん、私もです!」

榛名「天城と龍鳳さんですね」

榛名(あとのチームはこんな感じですか…)


1.野分・舞風・初風
2.陽炎・阿武隈・曙
3.朝潮・秋月・ヤマト
4.榛名・天城・龍鳳
5.コトノ・青葉・古鷹
6.衣笠・清霜・長波
7.間宮・リタ・如月



初風「あれ、優勝すれば何か景品あるの?」

榛名「優勝景品は…」



優勝景品 直下


845: ≫1 2015/11/16(月) 21:27:52.54 ID:6zrBuF+G0
榛名「無いです!」

清霜「えぇ~!?つまんないー!」

榛名「と、言われましても…」

曙「何で用意しなかったのよ!」

榛名「え、じゃあこれで…」つクサフグ

陽炎「ちょ、それ私釣ったやつでしょ!?」

榛名「どうせ食べれないし、死んでますし」

長波「適当過ぎるわ!誰が魚の死骸なんぞ要るか!」

間宮「あ、ちょっと待ってください」ガサゴソ

榛名「何かあるんですか?」

間宮「丁度羊羹が3本、艤装の中に残っていました。給糧艦の艤装には冷蔵庫があるので保存出来るんです」

艦娘一同「!!」ガタッ

艦娘以外「!?」

朝潮「これは、負けられなくなったわ…!」

リタ「え?え? 皆ものすごい邪気だよ!?」

初風「当然じゃない、あの『間宮の羊羹』よ?」

天城「そ、そんなに凄いものなのですか…?」

阿武隈「凄い、なんてものじゃない。幌筵に居た時、陽炎ちゃんと長波ちゃんと三人でギンバイしようとしたけど司令と秘書艦が横領したせいで失敗したり支給されたら即他の艦娘に奪われそうになるし…」

野分「その美味しさと入手のしにくさ故に取引材料になったりどんな不正でも羊羹一本で揉み消せる、なんてのもあった程伝説的な存在だったのです」

如月「しかも私達、阿武隈さんを除けば駆逐艦だらけ… 支給優先度は戦艦・空母が最優先だったから回ってくるのは殆ど最後なのよ?」

秋月「つまりその味を知らぬまま死んで逝く者も多く、『死ぬ前に食べたい食べ物』でNo.1を飾ったりもしたのです」

青葉「青葉達も、色々な場所で散々な目に逢いましたが間宮羊羹だけは絶対に食べたいと思っていましたよ…!」

古鷹「ウチの部署じゃ前線より優先度が低いから流れてこないし…」

衣笠「しかも事件を起こしたドサクサに乗じて基地かっぱらおうとしても、その基地の艦娘がドサクサに食糧庫からかっぱらって行くから結局奪え無いし…」

コトノ「…その事実、当人知ってた?」

間宮「え、えと… 初耳です」

ヤマト「当人が知らぬ間に伝説的存在になってたのね…」

艦娘一同(この戦い、絶対に負けられない…!)ゴゴゴゴゴ

龍鳳「異世界の艦娘って、羊羹一本でここまで…」

榛名「マズイかもしれません…」

天城「どう言う事ですか?」

榛名「榛名達のチームだけ、艦娘が居ません…!」

龍鳳・天城「あっ…」

榛名「士気で榛名達が負けちゃってますよ!?」

846: ≫1 2015/11/16(月) 22:12:17.40 ID:6zrBuF+G0
1回戦 『榛名チーム』VS『スリーアミーゴス』

衣笠「よっし!二人共、攻めるよ!」

榛名「い、やはりテンションが異様に高い…」

清霜「当然!間宮羊羹となればね!」

天城「た、単純と言うか何というか…」

長波「私等全員馬鹿だからな!馬鹿は一直線なんだよ!」

龍鳳「踊る○捜査線のスリーアミーゴスよりタチ悪いです…」



龍鳳「榛名さん、パス!」

榛名「たぁっ!」スパイク

衣笠「しまっ…」

初風「そこまで! 勝者、榛名チーム!」

清霜「食べたかったよ…」

長波「くそっ… くそぉぉぉぉぉぉ!衣笠ぁ!」

衣笠「衣笠さんの責任なの!?」

龍鳳「えと、私達が悪人に見えてるような…」

天城「恐らく、羊羹を奪った仇敵なのでしょうね…」

榛名「何か上がったテンションが急降下するのを見ていると辛くなってきます…」



2回戦 榛名チームVSコトノチーム

コトノ「正直言って良いかしら? テンション上げなきゃ駄目なの、これ?」

青葉「絶対に勝たなければならないのですよ!」

古鷹「どんな事をしてでも… 例え重力操作やらクラインフィールドを使ってでも勝たないといけないんです!」

榛名「いや、それは卑怯なので禁止です。やるなら対ヤマトの時にやってください」

龍鳳「何でもアリ、と言うルールならばこちらにも対策がありますので」

天城「パイの用意は出来てるぞぉ~ さっきの魚も使ってなぁ…」

三人「ごめんなさい普通にやります」


天城「龍鳳さん、お願いします!」

龍鳳「えいっ」パァァァン

古鷹「きゃっ!?」

初風「勝者、榛名チーム!」

青葉「そ、そんなぁ…」

コトノ「ホ…」

榛名「コトノが本当に何も使われなくて良かったです」

コトノ「当然よ。あんなモノ食べたら、絶対また機能停止する自信があるわ…」

847: ≫1 2015/11/16(月) 23:14:23.42 ID:6zrBuF+G0
決勝戦 榛名チームVSチーム幌筵

榛名「阿武隈に陽炎、あと曙さん…」

曙「あとって何よ!? 私はついでか!?」

天城「ヤマトさんを打ち破るとは…」

陽炎「フフン!優勝候補の一角は崩した、後は…!」

阿武隈「悪いけど、間宮羊羹がかかっている以上負けられない…!」

龍鳳「羊羹だけでこんな争いに発展するなんて…!」


曙「あの位置よ!天城を狙いなさい、陽炎!」

陽炎「貰ったぁ!」スパァン

榛名「天城ッ!」

天城「えいっ!」バンッ

阿武隈「ふ、防いだ!?」

龍鳳「天城さん、決めてください!」ポンッ

天城「はぁぁぁぁぁぁっ!」パァン

曙「げふっ!?」顔面

榛名「あ、曙さん!?」

天城「あ…」

曙「」チーン

初風「勝負あり、榛名チームの優勝!」

阿武隈「しまった、あの姉にして妹有りってくらい天城姉さんも運動神経良いの忘れてた…!」

陽炎「曙、しっかりしなさい!曙ぉぉぉぉぉぉぉ!?」

龍鳳「軽い脳震盪ですね…」

榛名「と、取り敢えず優勝は出来ました…」

間宮「え、えと… はい、景品の羊羹です」

艦娘一同「…」ズーン

天城「し、沈みが激しい…」

榛名「ちゃ、ちゃんと分けますから! 3本ちゃんと21等分、それで構いませんね二人共?」

龍鳳「この恨みがましい視線から逃れるためなら…」

天城「仕方なしです…!」



この後、羊羹を分けたお陰で三人の評価は上がったと言うのは別の話である

848: ≫1 2015/11/16(月) 23:32:20.53 ID:6zrBuF+G0
榛名「さて、片付けも終わりましたしそろそろ帰りましょう」

間宮「あ、私は…」

榛名「ちゃんと1泊だけですがお部屋は用意出来ましたので、身の振り方はこれから考えましょう」

間宮「わかり、ました…」

初風「…」

如月「はぁ、まだ何かあるの?」

初風「何か、嫌な感じがする…」

曙「は?アンタまで榛名とリタとおんなじ事言うの?」

初風「違う、そうじゃない…! 何か嫌な予感が…」

朝潮「うん、初風の言う通り何か変な感じがする…」

野分「さっきから、どこからか見られているような…」

秋月「視線を感じるんです… それも嫌な…」

舞風「野分達まで…」

青葉「リタ、わかります?」

リタ「ちょっとだけ、でもそんな怯える程のものじゃ…」

陽炎「…あれ、あの子は?」

古鷹「こっちに、女の子が…」

阿武隈「どこかで見た感じ… ッ!? 不味いかも、アレは…!」

天城「一体どうしたのですか、阿武隈?」

阿武隈「忘れもしない…! あの子、私がE-2で戦ったヤツにそっくり!」

長波「本当だ… だが、あれはどう見たって人間、深海棲艦じゃ…」

如月「榛名さん!この子って…!」

榛名「榛名と如月さん、瑞鳳さんの見たあの『少女』…!」



「みぃつけた…」


野分「なっ!?」

秋月「嘘…」

朝潮「あ、在り得ない… だって、私達の目の前で…!」

初風「何で、何で… 何で、ここに居るのよ!?」


初風「春雨!」


春雨?「ようやく見つけましたよ、初風… それに朝潮、秋月、野分も」


コトノ「どうやら、榛名の言ってたヤバイ系少女の正体は…」

ヤマト「この子、ですか…」

リタ「下がって皆、コイツマジでヤバイかも!」

春雨?「あぁ、それに貴女も居ましたね。黒いロボットさん?」

榛名「黒いロボット… 榛名の『バンシィ』ですか…!」

春雨?「あの時殺したと思いましたが、まさか生き延びているとは僥倖です…」

朝潮「春雨、確かあの時…!」

春雨?「ええ、死んでますよ。ちゃんと、お腹に穴を開けられて艤装の誘爆に巻き込まれてね」


849: ≫1 2015/11/16(月) 23:50:46.01 ID:6zrBuF+G0
秋月「じゃあどうして… 何でここに居るんですか!」

春雨?「復讐ですよ」

野分「復讐…?」


春雨?「春雨を殺した、見殺しにしたお前達への復讐に決まってるじゃないですか!」


榛名「何てプレッシャー…!」

リタ「う、動け無い!?」

初風「嘘… 嘘よ…! 春雨は…」

春雨?「『そんな事出来る子じゃない』、そう言うつもりでしょう」

初風「なっ…」

春雨?「でもねぇ、出来ちゃうんですよ。憎いから、殺したいから!」

衣笠「コイツ、まさか…」



春雨?「来なさい、我が眷属…!」キィィィィィ


ドドドドドド!


天城「じ、地震!?」

清霜「み、見てあの光!」

如月「あれは… 次元転移の光なの!?」

リタ「何かいっぱい来る!」


ズガァァァァァン!


青葉「アレは…!」

龍鳳「モビルスーツ!?」

舞風「『カブスレイ』に『ハンブラビ』、それに『バーザム』まで…」

野分「春雨、あの機体は…!」

春雨?「ええ、春雨が呼びました…貴女達ごと、この世界を消し去る為に…!」

朝潮「なっ…!?」



春雨?「消えましょうか、水底へ… 来い、我が半身!」キィィィィン


ドドドドドド!


陽炎「ま、まさかあの機体は!?」

長波「NZ-000… あの世界で見た大型モビルアーマー…!」

リタ「『クィン・マンサ』!?」

榛名「あの時の…」

春雨?「じゃあ宣戦布告、といきましょうか」

コトノ「宣戦布告…?」

春雨?「今から貴女達を皆殺しにして、全員水底へ引き摺りこんであげましょう…」メキメキ

間宮「体が…」

榛名「違う、肉体だけじゃなく存在そのものが造り変わっている…!」

850: ≫1 2015/11/17(火) 00:01:44.78 ID:KYIPPwMU0






駆逐棲姫「カナラズ、オマエタチヲコロシテヤル!」パァァァァァ





初風「あ… ぁ…」

如月「消えた…?」

榛名「違う、転移です! あの子は、クィン・マンサの中に…!」

リタ「アイツ、撃ってくる!皆下がって!」



ビシュウウウウウウ! ズガァァァァァン!



野分「くっ… 本当に撃ってきた…」

秋月「深海棲艦に取り込まれてる…」

朝潮「じゃあ春雨はもう…」

陽炎「…死んでるわ」

間宮「あれがモビルスーツ…」

阿武隈「深海棲艦なんかとは比較にならない、艦娘なんて一蹴されるだけ…」

初風「何で、どうして…」

榛名「初風さん…」

初風「どうしてなのよ…!春雨ぇぇぇぇぇぇぇぇ!」



榛名(拭えぬ業は、私達の日常すらも蝕み世界に対し牙を向いた。 そしてこれが、安息の日々に終焉を齎す一撃だった)


第15話『安息の日』 終

860: ≫1 2015/11/18(水) 00:46:28.85 ID:4UAJH5qo0
《シュフ天城 間宮修業スペシャル》


間宮「天城さんに料理を、ですか?」

榛名「ええ… 正直、榛名にはもう矯正不可能です。どうにかなりませんか…?」

阿武隈「このままだと学校の調理実習でも死人を出すかもしれないし…」

榛名「謝礼はきちんと致しますのでお願いします!」

間宮「…わかりました、出来る限りやってみましょう」


間宮「まずは料理の『さしすせそ』を言ってみてください」

天城「えっと… 『さとう』『しお』『す』『醤油』『みそ』です」

間宮「…あれ?」

間宮(普通、こう言う通称メシマズの類だと言えない筈ですが… 大体最後がソースになりますし…)

天城「どうかしましたか?」

間宮「何でも無いけど… まずは簡単なものから参りましょう」

天城「簡単なもの、ですか?」

間宮「ええ、余程の事じゃないと失敗しないものです」



間宮「まず用意するものは、白菜と豚バラの薄切りです。まず薄切りにして、豚肉を白菜と同じくらいの大きさにします」トントン

天城「こ、こうですか…?」

間宮「まぁ、ちょっと歪ですが大丈夫です。 次に豚肉を白菜の隙間に挟んで、挟み終わったら4等分に切り分けます」

天城「挟む… ここで隠し…」

間宮「はいストーップ! 余計なものを入れちゃ駄目です!」

天城「はい…」ショボン

間宮「因みに何を入れるつもりだったんですか?」

天城「えと、これです」つ天城特製、謎の異物

間宮「あ、うん… それだけでもうヤバイ何かって言うのわかるから…」

間宮(こう言う所が原因なのかも…)


間宮「気を取り直して… じゃあさっき挟んで切った豚肉と白菜を鍋に敷き詰めましょう」

天城「ちゃんと揃えて…」セッセッセ

間宮「敷つめ終わったらお鍋の半分程水を入れてみりん、そして醤油を適量入れましょう。 適量は私が量っているのでくれぐれも余計なものを入れ無いように」

天城「は、はい!」

間宮「あとは弱火で15分以上煮込めば…」

天城「完成、ですか?」

間宮「この間にネギを刻んでおいて、大根を摩り下ろしましょう」

天城「わかりました」

861: ≫1 2015/11/18(水) 01:04:25.55 ID:4UAJH5qo0
間宮「…と言う感じだったんです。ちゃんと見ていたんです…!」

榛名「」チーン

龍鳳「でも、何故か榛名さんは食した瞬間意識を失ってしまったと…」

古鷹「どこかで間違いが…」

青葉「いえ、見ている限りは普通でしたし…」

間宮「ちゃんと監視していたんで何も入れていない筈なんです…!」

ヤマト「いえ、間宮さん。貴女は一つだけ大きな間違いに気付いていないわ」

間宮「私に、間違いが…!?」

コトノ「今この衣笠を使って調べたのよ、調理過程でどこかに間違いがあると」

衣笠「」チーン

長波「衣笠ぁ!?しっかりしろ!?」

陽炎「ま、まだ呼吸はあるから…」

阿武隈「で、何が間違いだったの?

ヤマト「原因は、この醤油です」

リタ「ま、まさか…!?」

コトノ「この醤油、実は…」



ヤマト「天城さん特製だったのです」



全員「(絶句)」

コトノ「さっき自白があったわ。 『姉さんに食べて欲しくて、前日の夜にすり替えて置いた』ってね」

阿武隈「うん、これは間宮さんは悪く無いと思う」

間宮「いえ、気付けなかった時点で料理人失格です… いっその事修業のやり直しを…!」

古鷹「お、落ち着いてください!」

陽炎「そ、そうよ! 天城姉さんは後でギッチギチに絞めておくから!」

長波「この一件で、そう言う所がなくなれば天城姉だって料理が出来るってことがわかったんだから大丈夫だろう!」

コトノ「はぁ… 全然わかってないわね」

リタ「どう言うこと?」

ヤマト「そう言うところが治らないから、メシマズなんでしょう」

全員「…」


その後、呆れたコトノとヤマトによってキッチンにセンサーが取り付けられた。そして衣笠は再び日帰り入院した。


《シュフ天城 間宮修業スペシャル》 終

862: ≫1 2015/11/18(水) 01:32:36.01 ID:4UAJH5qo0
小ネタ 『対空射撃じゃありません、戦闘機の修業です!』


《自衛隊松島基地》

榛名「はい、何故か自衛隊松島基地に来ております」

曙「何で…?」

古鷹「しかも、何故この面子で…」

秋月「共通点あります…?」

天城「私達が空母のファイターである事しか…」

榛名「はい、天城の正解」

全員「え?」

榛名「実はウチの常連に松島基地のエースがいまして、そのツテで戦闘機の操作技術を一から叩き込んでくれるとのお話です。

この松島基地はパイロットの養成施設、と言う事でその設備もあるので丁度良い機会だと」

古鷹「確かにそう言う人は居ましたが…」

榛名「そろそろ予定の時刻ですが…」




誰だった? 直下
1.ディエス・ロビン(ドナ・スター)
2.ルガー・ルウ
3.ジャコビアス・ノード
4.その他(ガンダム系キャラのみ)

864: ≫1 2015/11/18(水) 02:22:37.02 ID:4UAJH5qo0
ジャコビアス「ほう、それが空母ファイターの面々か」

榛名「お久し振りです、ジャコビアスさん」

ジャコビアス「暫くぶりだな。最近の活躍、聞いているぞ」

榛名「ありがとうございます」

曙「誰…?」

ジャコビアス「失礼した。私はジャコビアス・ノード、自衛隊特別外人航空部隊『キマイラ』に所属している」

古鷹(この人、隙が無い…! スナイパーの雰囲気だ…)

ジャコビアス「ほう… 見所のある者も居るな。 そこのキミ」

天城「は、はい!」

ジャコビアス「キミは艦載機の操作能力に長けている。磨けばさらに光るだろう」

天城「は、はぁ…」

ジャコビアス「そうだな… キミは防空射撃に特化している、一定のレンジに追い込んで対空兵装で潰すスタイルが合っているか」

秋月「そ、そこまでわかるんですか!?」

ジャコビアス「これでも昔PMCの社長をやっていたのでな。人のセンスを見抜くのは得意だ。 キミは… 別の空母をサポートする形が最も合っている」

曙「サポート役… メインアタッカーじゃ無い…」

ジャコビアス「さて、キミだが… 狙撃が得意だろう」

古鷹「ッ…!」

ジャコビアス「私と同じ、狙撃手の匂いがする。特にキミは私が見た来た中で一番、かなり優秀な狙撃手となれる… よくこんな人材を見つけたものだ」

古鷹「そう、ですか…」

榛名(古鷹さんの本質、狙撃手としての力を見抜いている…!)




ジャコビアス「さて、今日の訓練は終わりだ」

天城「つ、疲れました…」

曙「何が悲しくてT-4とF-2のシュミレーターやんなきゃならないのよ…」

秋月「これで技能は向上するのでしょうか…?」

古鷹「…」

榛名「どうかしましたか?」

古鷹「ちょっとだけ、疲れました…」

榛名「では早めに帰りましょうか」

古鷹(私がスナイパーだってバレるなんて…)

ジャコビアス「少し良いか?」

榛名「何でしょう?」

ジャコビアス「古鷹、と言ったな。彼女のデータを見させて貰ったが、今の艦の艤装は合わない。

新しい艤装を用意してやった方が良い」

榛名「…わかりました。やっておきます」

ジャコビアス「彼女は優秀だ。 彼女は世界でも有数のファイター、スナイパーになる素質がある。 榛名の艦次第では化けるだろう」

榛名「はぁ…」

ジャコビアス「では、ここまでにしよう。 キミ達の奮闘に期待する」


小ネタ 『対空射撃じゃありません、戦闘機の修業です!』 終

865: ≫1 2015/11/18(水) 03:05:51.50 ID:4UAJH5qo0
小ネタ『カラオケです!』



榛名「巡るDestiny 風の温度も 街の木々も変わって 季節は過ぎ、キミの影を探すよ♪」

間宮「ご機嫌ですね」

榛名「あ、ごめんなさい…」

間宮「歌ですか? ちょっと悲しめの曲のようですが…」

榛名「はい、Tridentと言うユニットの『Blue Destiny』と言う歌です。 確か映画のEDで、主人公とヒロインが離別エンドだったから儚い曲調なのだと思います」

間宮「そう言えば、カラオケと言うのがこの世界にはあるようですが…」

榛名「あ、丁度割引券が広告に入っていたので皆で行ってみます?」

間宮「え、でも…」

榛名「こう言う機会も丁度良いですから。 あまりカラオケなんて行く予定もありませんし」



《カラオケ屋》


榛名「と言う事でカラオケです!」

初風「この人数、フリータイムとは言え一人2曲が限度ってところかしら?」

朝潮「じゃあまずは、誰から…」

如月「誰もやらないなら私からやるわよ」ピッピッピ

青葉「お、何を入れる気ですか?」

如月「そうねぇ、『Let's not say "good-bye"』でも…」

古鷹「止めて! それアレだから! 自分用お葬式ソングだよ!?」

如月「仕方無いわねぇ…」ピッピッピ


如月『放課後別れたら 明日はもう会えないかもしれない♪』


舞風「如月っぽいような如月らしく無いような… ヘタレだから合ってないのかも」

如月「今それ関係無いでしょ!?」

陽炎「じゃ、次私入れようかしら」


陽炎『還りたい場所 びゅんと背中押す風 私の手にはためく翼♪』


初風「残念だけど、私達は海側の人間なの。その曲は空、おもいっきり畑違いよ…」

陽炎「別に良いじゃん。良い歌なんだし」

古鷹「じゃあ次は私…!」


古鷹『一人きりじゃなかった ずっと側に居たんだ この手を伸ばす♪』


榛名「そのアニメ、最終回酷かったですよね」

古鷹「そうしてそうなっちゃったんでしょうね…」

866: ≫1 2015/11/18(水) 03:29:40.75 ID:4UAJH5qo0
阿武隈「次、私やってみる」ピッピッピ

曙「大丈夫なの?」

阿武隈「多分…」


阿武隈『遥か先へ遍く記憶携えて 届けたいんだ、私に寄り添ってた音♪』


初風「だから何でアンタ達は空をチョイスするの!?」

阿武隈「良い歌なのに…」

衣笠「よしっ衣笠さんが入れる!」


衣笠『光をかざして 躊躇いを消した あげたかったのは未来で 泣いてる夜抱いたまま 嘆きを叫んで♪』


曙「アンタらしからぬチョイスね」

衣笠「別に良いじゃん」

天城「では天城が参ります!」ピッピッピ


天城『I cannot stop because I love you たとえ明日になれば I cannot stop because I want you 消えゆく運命でも♪』


全員(アカン)

天城「え、どうかしました?」

長波「ふ、普通に上手かったぞ…?」

如月(『インモラリスト』 道徳に反する人、榛名さんへの愛情ってまさかね…)

リタ「じゃ、次私がやってみる!」


リタ『衝突に戦々恐々 降り立つ堕天使 早々に早熟な実も喰らい尽くすの もがく度に空に聞いた 君を確かめた♪』


清霜「何で最近のアニメ知ってるの?」

リタ「そりゃアニメで日本語覚えたもん」

朝潮「あ、そう言う… では次は私が…」


朝潮『狂っている 定義が今 調和の糸 手繰り寄せ 堕ちていった 純粋な眼は 僕を見透かして 操ってた♪』


長波「歌詞がちょっとキツイな…」

朝潮「割と重めの曲を選んだので」

長波「よしっ! 次はこの長波様だ!」


長波『夜空を駆けるラブハート 燃える想いをのせて 悲しみと憎しみを撃ち落としてゆけ♪』


初風「だから何でアンタら空なのよ!?」

長波「天城姉は違うだろ!」

天城「元は知らないけど多分空じゃないかと」

初風「次は私がやるわ…」


初風『君と今探したのは 未来へ送るメッセージ 煌いた二人の記憶 時の彼方しまうように♪』


清霜「なんか合って無い…」

初風「うっさい!」

867: ≫1 2015/11/18(水) 03:57:35.80 ID:4UAJH5qo0
曙「さて私の番よ!」


曙『始まる 覚えたばかりの恋心抱いて かけがえない絆紡ぐように 大人になる それはきっと 涙を捨てる為じゃないんだから♪』


清霜「おえっ…」

曙「酷っ!?」

長波「合わなすぎて反吐でそうだ…」

曙「」ガーン

清霜「じゃあ清霜がやる!」


清霜『奇跡! 神秘! 真実! 夢! 誕生! 無敵の ドでかい守護神 僕らの勇者王! ガッガッガッガッ ガオガイガー!!』


清霜「ゲホッゲホッ」

龍鳳「大声の出しすぎでむせてるようです」

榛名「シャウトの使いすぎは喉に悪いですよ」

龍鳳「では、この龍鳳が…!」


龍鳳『この手繋ぎ歩こう この場所で出会った事に どんな意味があるか見つけたいんだ 空に昇る体 それでもまだこの脚で希望の一歩を 踏み出してみたい♪』


榛名「確か、宮城出身の歌手の歌ですね」

龍鳳「この歌、私一番好きなんです」

舞風「野分、歌おうよ!」

野分「仕方無いわね…」



舞風『生き残りたい 崖っぷちでいい 君を愛してる 目覚めたい生命がいま、惹かれ合った』

野分『狂気に代えて 祈り捧ぐよ 君を愛してる 星座の導きで…』


青葉「二人なら定番の曲ですね」

舞風「定番だよね、これ」

野分「割と歌うから…」

青葉「よしっ、青葉行きます!」


青葉『願いは翼(はね)を広げて 永遠(とわ)を奏でるように 風の向こうへと翔(かけ)て行く Oh, find the light その横顔 君とこの宇宙(そら)を見上げる♪』


舞風「なんかシャンブロでも攻めて来そう」

青葉「止めてくださいよ!?」

秋月「では、次は秋月が行きます!」


秋月『踏み出した空に 走っていく光 一番先へ 目覚めるスピードで 破れそうな鼓動 連れて行くんだ♪』


初風「アンタは陸か!?」

秋月「え、これ陸なんですか!?」

朝潮「知らなかったんですね…」

間宮「そう言えばヤマトさん達は…」

榛名「ヤマト達はハシラジマに行ってるので今日は不在です」

868: ≫1 2015/11/18(水) 04:17:41.46 ID:4UAJH5qo0
間宮「では、この間宮が参ります…!」

初風「さて、どんな歌を…」


間宮『Blue Snow どこから来て どこへ消えていくの? Blue Snow 開く手には[愛しい]と言う意味の 言葉が残った♪』


間宮「ふぅ…」

榛名「間宮さんもTrident、ですか…」

間宮「あ、駄目でしたか!?」

榛名「いえ、とってもお上手でしたよ」

古鷹「で、最後は榛名さんですよ」

榛名「じゃあ榛名は…」ピッピッピ



榛名『キミの選ぶ結末へと 寄り添うこと 儚い夢 鍵をかけた 永遠の愛 約束した ずっと望んでいた 未来(あす)を迎えて どうか もう二度と離れないように.… ♪』


如月「『last fortune』、壮大だけど悲しい曲ね…」

榛名「元が何かは知りませんが、この曲は好きです」

曙「『時空の壁』『叶えられない願い』を綴った歌、らしいけど…」

朝潮「叶えられない、願い…」

青葉「そして切なさやもどかしさを乗り越えた果てに辿り着いた、自分なりの答え…」




榛名(『切なさやもどかしさを乗り越え辿り着いた、自分の答え』、榛名は見つけられるのだろうか…

自分の戦い、生の果てに答えを得られるのだろうか… それは、己自身でもわからない。 でも、きっと見つけられると榛名は信じて居ます。だってここには…)

天城「姉さん?」

榛名「いえ、何でもありません」

曙「ボサっとしない、次アンタの番よ」

榛名「じゃあHEATSでも…」

初風「止めなさい!絶対アンタに合わない!」

間宮「Tridentの曲でも…」

ヤマト「あら、私達を差し置いてカラオケですか?」

コトノ「祭りなら呼びなさいよ!」


榛名(共に歩む、掛け替えの無い仲間が居るのだから…)


小ネタ『カラオケです!』 終

 

881: ≫1 2015/11/19(木) 00:38:58.89 ID:sD2rXwQK0
断章『新たなるガンダム』


《硫黄島》


瑞鳳「機体のロールアウト、完了したそうですが… どうしたんです、この被害?」

ヒュウガ「聞かないで… アンタばりの戦力に制圧されかかったのよ…」

瑞鳳「あ、また榛名さんに何かしたんですね…」

ヒュウガ「偶然だった筈だけどね… 所で、アンタだけ?」

浜風「いえ、私も居ます」

402「と言うか、お前が呼んだんだろう」

夕雲「何故夕雲も呼ばれたかは知りませんが…」

蒼龍「デルタカイも調整終わったの?」

ヒュウガ「ええ、少し改修だけしてスラスターの出力を10%ほど上げてみたわ。後はそっちで調整して」

蒼龍「10%も… ありがと、これならあの世界で見かけた『クィン・マンサ』だって落とせるわ」

ヒュウガ「次に402、アンタの機体の換装終わったわ」

402「そうか」

ヒュウガ「しっかしアンタも変わってるわね。自らパイロットになるなんて… 船体の方が性能高いのに」

402「もし陸上の敵を相手にした場合、ミサイルなどの兵器は高確率で迎撃される。特に私はイセとユキカゼより火力では劣る。

しかしMSならば同じ土俵、接近戦を仕掛ける事だって可能だ」

ヒュウガ「そう言うことね。 ま、せいぜい使いこなしなさい。

そして夕雲、今回は貴女にテストして貰いたいものがあるの」

夕雲「テスト、ですか?」

ヒュウガ「[ファイバー]、と言えばわかるでしょう?」

夕雲「[ファイバー]!?」

ヒュウガ「貴女のギャプラン、換装してあるわ。 それにマスドライバーも用意済み、訓練だって済んでるんでしょう?」

夕雲「し、しかし…」

瑞鳳「夕雲ちゃんには荷が重いんじゃ…」

ヒュウガ「いえ、ギャプランへの適性が最も高くシュミレーターでの得点も夕雲はかなり高い数値よ。ギャプランには霧の技術を応用した対Gシステムが追加されてるからパイロットの負担はほぼ無いに等しい。

これ以上の条件は無いと思うけど」

夕雲「…わかりました。 この夕雲も女、女としての意地を見せましょう」

浜風「大丈夫ですか…?」

夕雲「ええ、夕雲にしか出来無いと言うのならやります…!」

ヒュウガ「ならOKよ。 そして最も重要なのはアンタ達二人… 付いて来なさい」

瑞鳳「行こう、浜風ちゃん」

浜風「はい!」

882: ≫1 2015/11/19(木) 01:23:04.43 ID:sD2rXwQK0
《硫黄島 特設格納庫》


ヒュウガ「これがアンタ達の機体、『XXXG-00W0 ウイングガンダムゼロ』『OZ-13MS ガンダムエピオン』…

『ゼロシステム』のデータ収集の為に建造した新型MSよ」

瑞鳳「ついに、完成したんですか…」

浜風「霧と宇宙世紀の技術を融合させた、新しい機体…」

ヒュウガ「本当ならオリジナルと同じ仕様にしたかったんだけど、重量8.0tとか不可能過ぎてね…

でも重量以外はオリジナル機と遜色無い性能よ。『ツインバスターライフル』の威力はちょっと落ちてるけど、代わりに『フル・サイコフレーム』化しているから反応速度はオリジナルよりも上になってる」

浜風「そこは問題無いのですが、一番の問題は『ゼロシステム』…」

瑞鳳「私と浜風ちゃんしか使えなかったからね… で、どっちが乗る?」

浜風「私がゼロ、瑞鳳さんはエピオンと言う選択肢しか無いのでは?」

瑞鳳「だよねぇ…」

ヒュウガ「そう言うと思って、調整は済ませておいたわ。」

浜風「ありがとうございました。 ではハシラジマに戻って…」

402「瑞鳳、浜風!」

瑞鳳「何かあったの?」

蒼龍「400ちゃんから連絡があった… 舞鶴に、深海棲艦と思われるMSを多数確認したそうよ!」

瑞鳳「なっ!?」

浜風「メンタルモデル・ヒュウガ、ベースジャバーを4機借してください! 今から『デルタカイ』『ヘイズル・ラーⅡ』『エピオン』『ウイングゼロ』で舞鶴まで急行します!」

ヒュウガ「無茶よ! 今から出た所で、舞鶴は全滅する!」

瑞鳳「大鳳と夕張ちゃんが残ってるけど… そうだ、今舞鶴には榛名さんが居るし『リバウ』も『ザクⅢ』もある…!」

ヒュウガ「榛名って… 彼女が居るの?」

瑞鳳「はい。 ザクがあれば、私達が着くまでは…!」

ヒュウガ「なら、話が早い…! 今からMSラッチに切り札を乗せる、それを大気圏外からギャプランで輸送して彼女に届けて!」

浜風「切り札… まさか、あの2機を!?」

ヒュウガ「ええ、修復と改修は終わってるわ」

夕雲「わかりました! では今から準備します!」



ヒュウガ『402、アンタの船体は後で舞鶴まで持っていくわ!だから安心して戦ってきなさい!』

402「了解した。コイツでの実戦は初めてだが… RX-121-1+FF-X29A『ガンダムTR-1 [ヘイズル・ラーⅡ]』、イ402! 出す! 」

蒼龍「深海棲艦、瑞鳳ちゃんと一緒に生きるこの世界で好き勝手にさせない…! MSN-001X[G]『ガンダムデルタカイ』、蒼龍! 出撃します!」

浜風「よし機体状態良好、ゼロシステム起動…! XXXG-00W0『ウイングガンダムゼロ』、浜風! 出ます!」

瑞鳳「相性は良い、後は私次第… 使いこなしてみせる! OZ-13MS『ガンダムエピオン』、瑞鳳! 推して参ります!」


夕雲「マスドライバー、オールシステムクリア。ファイナルローンチシーケンスに移行、『プレゼント』の固定完了しました」

ヒュウガ『了解。 必ず、その機体を榛名とリタに届けて!』

夕雲「了解です! ORX-005『ギャプランTR-5[ファイバー]』、夕雲! 本気で行くわ!」


ヒュウガ「さて、後は私が『最後のガンダム』を運びましょうか… タカオ、手伝いなさい!」

タカオ「ったく、仕方無いわね…! 船体修復の恩くらい、返させてもらうわよ!」


瑞鳳「舞鶴まであと2時間… それまで、保たせてくださいよ…!」


断章『新たなるガンダム』 終

883: ≫1 2015/11/19(木) 01:28:58.73 ID:sD2rXwQK0
次スレ予告


舞鶴に出現した深海棲艦とその迎撃を行う大鳳と夕張、榛名もまた届いたザクに乗り込むが…


「制空権だけは絶対に死守するわよ!」

「んな事言われても、この数は無茶ですよ!?」

「間に合わせの機体でも、これくらいは…!」


蒼龍・初風は、拭えぬ過去の呪縛と向き合う事に。


「あのガブスレイの炎… まさか…!?」

「どうして… どうしてよ…!何で、アンタが現れるのよ!」


榛名は再び黒き獅子、リタは黄金の不死鳥で戦場を駆ける!


「『バンシィ』、また榛名に力を貸して!」

「『フェネクス』、今度は護る為の戦いだよ!」



そして彼女達は手を組み、共通の敵へと向き合い戦う。


「これより共同戦線を構築、舞鶴湾を封鎖し深海棲艦の逃げ道を封じます!」

「最終防衛ラインを市街地にセット、脱出する市民を護りながら防衛行動を行う!」


新たな乗り手と共に目覚める白き幻獣、そして舞い上がる2機の新たなるガンダム…


「『ユニコーン』… 私も、護りたいんです!」

「ガンダム… お願い、私に『あの子』を助ける力を貸して…!」

「私の間合いに入ったね… 流派・東方不敗流の剣術、見せてあげる!」


そして少女達の『勇気』が新たなる力を呼び覚ます!


「『デストロイ・アンチェイド』、これが榛名の全力全開!

深海棲艦! 榛名の『勇気』を止められるものなら、止めてみせろ!」

「戦術レベル、最大効果確認… ターゲット『クィン・マンサ』…!

ごめん、アンタの命をもう一度奪うかもしれない… でも、今度は助け出してみせる!」



少女達は未来を切り拓く事が出来るのだろうか?

その未来はどこに向かうのだろうか?


榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴⅢ」
 

全ては少女の『勇気』次第…

引用元: 榛名「艦プラビルドファイターズ・ブレイヴⅡ」