5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:08:13.10 ID:YJVwPcbA0
すこやん「え?今日ダメになった?」
こーこ『ほんっとーにごめん!国民麻雀大会絡みの仕事が急に入ってさ!』
すこやん「ホント!?すごいね」
こーこ『そーなの!私みたいな若造には大きな仕事だからチャレンジしてみたくて』
すこやん「じゃあ仕方ないよ。お仕事頑張ってね」
こーこ『ごめんねー!小鍛治健夜誕生日パーティー生配信も捨てがたいんだけど!』
すこやん「捨てていいよ!っていうか配信するつもりだったの!?」
こーこ『あっ先輩が呼んでる!じゃーねーすこやん!ハッピーバスデー!』ガチャ
こーこ『ほんっとーにごめん!国民麻雀大会絡みの仕事が急に入ってさ!』
すこやん「ホント!?すごいね」
こーこ『そーなの!私みたいな若造には大きな仕事だからチャレンジしてみたくて』
すこやん「じゃあ仕方ないよ。お仕事頑張ってね」
こーこ『ごめんねー!小鍛治健夜誕生日パーティー生配信も捨てがたいんだけど!』
すこやん「捨てていいよ!っていうか配信するつもりだったの!?」
こーこ『あっ先輩が呼んでる!じゃーねーすこやん!ハッピーバスデー!』ガチャ
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:10:20.30 ID:YJVwPcbA0
ツーツーツー
すこやん「まったく…」
すこやん「こーこちゃんも頑張ってるんだなあ」
すこやん「さてと」
すこやん「・・・誕生日、どうしよう」
すこやん「まったく…」
すこやん「こーこちゃんも頑張ってるんだなあ」
すこやん「さてと」
すこやん「・・・誕生日、どうしよう」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:12:36.44 ID:YJVwPcbA0
すこやん「お母さんに言ってうちでご馳走でも作ってもらおうかな」
すこやん「でも28にもなって家族と誕生日パーティーってのも…どうなんだろう」
すこやん「小言言われるのも地味にクるからなぁ」
すこやん「そもそも「誕生日は朝帰りで構わないからね!」なんて言われちゃったし」
すこやん「うーん…」
すこやん「・・・・・・」
すこやん「散歩でもしながら考えよっ」スクッ
すこやん「でも28にもなって家族と誕生日パーティーってのも…どうなんだろう」
すこやん「小言言われるのも地味にクるからなぁ」
すこやん「そもそも「誕生日は朝帰りで構わないからね!」なんて言われちゃったし」
すこやん「うーん…」
すこやん「・・・・・・」
すこやん「散歩でもしながら考えよっ」スクッ
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:16:15.14 ID:YJVwPcbA0
すこやん「この秋の午後の日差しがなんとも言えず気持いいなー」ノビー
???「圧倒的な妖気を辿って来てみれば…こんな凡庸な容姿をしているとはな」
すこやん「え?」
???「しかし感じるぞ。その平和な仮面の下から溢れ出る第六天魔王に匹敵する力を…!」
すこやん「…天江衣選手?」
???「圧倒的な妖気を辿って来てみれば…こんな凡庸な容姿をしているとはな」
すこやん「え?」
???「しかし感じるぞ。その平和な仮面の下から溢れ出る第六天魔王に匹敵する力を…!」
すこやん「…天江衣選手?」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:18:50.91 ID:YJVwPcbA0
衣「む、衣を知っているのか?」
すこやん「うん、長野の龍門渕の天江衣選手だよね?」
衣「そうだが…妖術で衣の心を読んだのか?」
すこやん「ううん、私は高校麻雀大会の解説をしてたから」
衣「そうか!ならば話が早い!衣と麻雀を打ってくれ!」
すこやん「ええ!?」
実はまだ途中までしか完成してないから書きながらの投稿になります
ごめんあさい(ぺっこりん
すこやん「うん、長野の龍門渕の天江衣選手だよね?」
衣「そうだが…妖術で衣の心を読んだのか?」
すこやん「ううん、私は高校麻雀大会の解説をしてたから」
衣「そうか!ならば話が早い!衣と麻雀を打ってくれ!」
すこやん「ええ!?」
実はまだ途中までしか完成してないから書きながらの投稿になります
ごめんあさい(ぺっこりん
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:22:05.97 ID:YJVwPcbA0
衣「む?嫌なのか?」
すこやん「え、ええと嫌じゃないけど…」
衣「ならば是非打ってくれ!怪力乱神の手合いと麻雀をするのは衣の何よりの楽しみだ!」
すこやん「そうしてあげたいけど…メンバーはどうするの?」
衣「それならば心配ないぞ!向こうに衣の家族友達がいる!」
すこやん「家族友達?」
???「衣ーっ!!」
すこやん「え、ええと嫌じゃないけど…」
衣「ならば是非打ってくれ!怪力乱神の手合いと麻雀をするのは衣の何よりの楽しみだ!」
すこやん「そうしてあげたいけど…メンバーはどうするの?」
衣「それならば心配ないぞ!向こうに衣の家族友達がいる!」
すこやん「家族友達?」
???「衣ーっ!!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:25:36.41 ID:YJVwPcbA0
衣「とーか達だっ!」
透華「全くふらっといなくなるんですから…」
ともきー「探した…」
一「萩原さんがいなかったらまた迷子になるところだったね」
純「ん?…小鍛治プロ?」
すこやん「こんにちわ」
透華「全くふらっといなくなるんですから…」
ともきー「探した…」
一「萩原さんがいなかったらまた迷子になるところだったね」
純「ん?…小鍛治プロ?」
すこやん「こんにちわ」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:27:37.46 ID:YJVwPcbA0
透華「こここここ小鍛冶プロですって!?」
ともきー「本物…」
一「うわ…」
純「マジかよ…」
衣「とーか!衣はこの人と麻雀が打ちたい!」
ともきー「本物…」
一「うわ…」
純「マジかよ…」
衣「とーか!衣はこの人と麻雀が打ちたい!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:30:27.97 ID:YJVwPcbA0
透華「麻雀が打ちたいって…衣はこの方を知ってますの!?」
衣「知らない…そういえば第六天魔王、名はなんと言うんだ?」
すこやん「(第六天魔王って…)健夜、小鍛治健夜だよ」
衣「健夜か…健夜!衣と麻雀を打ってくれ!」
純「コラコラ」ムンズ
衣「うわっ」
衣「知らない…そういえば第六天魔王、名はなんと言うんだ?」
すこやん「(第六天魔王って…)健夜、小鍛治健夜だよ」
衣「健夜か…健夜!衣と麻雀を打ってくれ!」
純「コラコラ」ムンズ
衣「うわっ」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:32:24.75 ID:YJVwPcbA0
純「そーんないきなり頼んでも小鍛治プロにも都合ってもんがあるだろ?」
衣「コラッ!離せ純!おねーさんになんてことするんだ!」プラーン
純「聞き分けのない子はこうだ」ブ-ラブ-ラ
衣「やめろ~!子供扱いするなぁ~」
すこやん「あの…私は構わないよ?」
純「へ?」
衣「コラッ!離せ純!おねーさんになんてことするんだ!」プラーン
純「聞き分けのない子はこうだ」ブ-ラブ-ラ
衣「やめろ~!子供扱いするなぁ~」
すこやん「あの…私は構わないよ?」
純「へ?」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:40:25.16 ID:YJVwPcbA0
すこやん「打つ場所と面子がいるなら私は別にいいよ」
透華「いいん…ですの?」
すこやん「うん」
衣「ホラッ純!健夜は打ってくれると言っているぞ!」
純「たまげたなぁ…」
一「でもホントにいいんですか?お時間とか」
すこやん「今日はオフだから大丈夫だよ」
ともきー「感激…」
すこやん「それに私もこの前の大会以降、若い人とも打ってみたいと思ってたんだ」ニッコリ
透華「いいん…ですの?」
すこやん「うん」
衣「ホラッ純!健夜は打ってくれると言っているぞ!」
純「たまげたなぁ…」
一「でもホントにいいんですか?お時間とか」
すこやん「今日はオフだから大丈夫だよ」
ともきー「感激…」
すこやん「それに私もこの前の大会以降、若い人とも打ってみたいと思ってたんだ」ニッコリ
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:50:15.35 ID:YJVwPcbA0
透華「ハギヨシ!」パチン
ハギヨシ「はっ!」シュッ
すこやん「うわっ」
透華「即刻雀荘と車の手配を!」
ハギヨシ「かしこまりました」スッ
すこやん「……忍者?」
ハギヨシ「はっ!」シュッ
すこやん「うわっ」
透華「即刻雀荘と車の手配を!」
ハギヨシ「かしこまりました」スッ
すこやん「……忍者?」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:55:32.26 ID:YJVwPcbA0
inどっかのホテル
すこやん「はぁーこんなすごいホテルに泊まってるんだ…」
透華「いえ、実はこのホテルはウチのものなんですの」
透華「ニューオープンに伴い、下見も兼ねて茨木まで遊びに来たんですわ」
一「今日は貸切だね」
すこやん「ああ、だから他にお客さんがいないんだ」
衣「健夜っ!早く打とう!」
すこやん「うん、えーとどっち行けばいいのかな?」
衣「こっちだこっちっ!」グイグイ
すこやん「うわうわ」
すこやん「はぁーこんなすごいホテルに泊まってるんだ…」
透華「いえ、実はこのホテルはウチのものなんですの」
透華「ニューオープンに伴い、下見も兼ねて茨木まで遊びに来たんですわ」
一「今日は貸切だね」
すこやん「ああ、だから他にお客さんがいないんだ」
衣「健夜っ!早く打とう!」
すこやん「うん、えーとどっち行けばいいのかな?」
衣「こっちだこっちっ!」グイグイ
すこやん「うわうわ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 00:59:46.41 ID:YJVwPcbA0
純「すっかり懐いちまったな」
ともきー「親子…」
純「おいおいまだ親子って歳じゃねーだろ?」
ともきー「27歳…」
純「ホラ、まだおねーさんってところじゃねーか」
ともきー「あっ…」
純「どうした?」
ともきー「今日で、28歳…」
純「…」
ともきー「親子…」
純「おいおいまだ親子って歳じゃねーだろ?」
ともきー「27歳…」
純「ホラ、まだおねーさんってところじゃねーか」
ともきー「あっ…」
純「どうした?」
ともきー「今日で、28歳…」
純「…」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:04:07.47 ID:YJVwPcbA0
inどっかの部屋
衣「さぁ早々に開始しよう!」
透華「国内No.1の小鍛治プロと打てるなんて光栄ですわ」
一「僕も勉強させてもらおうかな」
衣「サイコロ回れーっ!」
衣「さぁ早々に開始しよう!」
透華「国内No.1の小鍛治プロと打てるなんて光栄ですわ」
一「僕も勉強させてもらおうかな」
衣「サイコロ回れーっ!」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:08:09.82 ID:YJVwPcbA0
すこやん「(結局誕生日どうするか決めなかったな…)」
すこやん「(去年は確か試合があって…)」
すこやん「(一昨年も海外で麻雀やってたかな?)」
すこやん「(一昨々年は世界大会があったし…)」
すこやん「(…なあんだ、いつも通りだ!)」
すこやん「お願いします!」
すこやん「(去年は確か試合があって…)」
すこやん「(一昨年も海外で麻雀やってたかな?)」
すこやん「(一昨々年は世界大会があったし…)」
すこやん「(…なあんだ、いつも通りだ!)」
すこやん「お願いします!」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:12:44.32 ID:YJVwPcbA0
純「始まったな」
ともきー「…」コクリ
純「いいのかね…誕生日にこんなところで麻雀打ってて」
ともきー「不明…」
純「こうなると長くなるぞぉ…」
ともきー「…」コクリ
純「いいのかね…誕生日にこんなところで麻雀打ってて」
ともきー「不明…」
純「こうなると長くなるぞぉ…」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:17:52.02 ID:YJVwPcbA0
少女麻雀中...
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:23:27.16 ID:YJVwPcbA0
衣「わあ~いまた衣の負けだー!」
一「透華…そっこーで倒れちゃったね」
純「一局目から冷えてればまあそうなるだろうな」
ともきー「小鍛治プロがトップを取る確率…100%」バタリ
すこやん「うわっ大丈夫?」
一「ああ、ともきーは私が運んでおきますから、小鍛治さんは衣の相手をしてあげてください」
すこやん「でも、もう二人も…」
一「あんなに嬉しそうな衣は久しぶりなんです。衣に勝てる人なんて滅多に会えないから」
一「萩原さん!」
ハギヨシ「心得ております」シュンッ
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:26:29.43 ID:YJVwPcbA0
すこやん「おおっ」
ハギヨシ「不詳このハギヨシが相手を務めさせていただきます」
純「おおっ萩原さんも入るのかよ」
衣「おおハギヨシ!お前も麻雀ができたのか!」
ハギヨシ「及ばずながら」
純「ハギヨシさんも強いからなー」
ハギヨシ「不詳このハギヨシが相手を務めさせていただきます」
純「おおっ萩原さんも入るのかよ」
衣「おおハギヨシ!お前も麻雀ができたのか!」
ハギヨシ「及ばずながら」
純「ハギヨシさんも強いからなー」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:30:31.49 ID:YJVwPcbA0
衣「…今宵は満月だ」
すこやん「え?」
衣「夜の帳が降りる頃…」
衣「震天動地の扉が開くと知れ!」ゴッ
すこやん「よく分からないけど…よろしくお願いします」
すこやん「え?」
衣「夜の帳が降りる頃…」
衣「震天動地の扉が開くと知れ!」ゴッ
すこやん「よく分からないけど…よろしくお願いします」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:34:46.42 ID:YJVwPcbA0
衣「すこやぁ~もう一局だぁ~」ムニャムニャ
純「あ~あ寝ちまった」
ハギヨシ「7時間もぶっ続けで打っていれば当然ですね」
純「そんじゃ衣をベッドまで運んでくるわ」
純「萩原さんは小鍛治プロの相手をお願いします」
ハギヨシ「かしこまりました」
純「よっと…軽いなお前。もっと食わないと大人になれね~ぞ」
衣「こどおあつあいするな~」ムニャムニャ
純「あ~あ寝ちまった」
ハギヨシ「7時間もぶっ続けで打っていれば当然ですね」
純「そんじゃ衣をベッドまで運んでくるわ」
純「萩原さんは小鍛治プロの相手をお願いします」
ハギヨシ「かしこまりました」
純「よっと…軽いなお前。もっと食わないと大人になれね~ぞ」
衣「こどおあつあいするな~」ムニャムニャ
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:43:09.58 ID:YJVwPcbA0
バタン
ハギヨシ「…」
すこやん「…」
ハギヨシ「紅茶でも入れましょう」
すこやん「ハギヨシさん」
ハギヨシ「はい?」
すこやん「ハギヨシさん、手を抜いていませんでしたか?」
ハギヨシ「…まさか。本気で相手をさせていただきました」
すこやん「そうですか…でも私はなにかもっと奥底があるように感じました」
ハギヨシ「…どうぞ、ニルギリです」
すこやん「うわはやっ」
ハギヨシ「…」
すこやん「…」
ハギヨシ「紅茶でも入れましょう」
すこやん「ハギヨシさん」
ハギヨシ「はい?」
すこやん「ハギヨシさん、手を抜いていませんでしたか?」
ハギヨシ「…まさか。本気で相手をさせていただきました」
すこやん「そうですか…でも私はなにかもっと奥底があるように感じました」
ハギヨシ「…どうぞ、ニルギリです」
すこやん「うわはやっ」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:49:03.01 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「あまり日本ではメジャーではないものですが…とても美味しいですよ」
すこやん「あっホントだ。おいしー♥」
ハギヨシ「それはよかった」
すこやん「♥♥♥」
ハギヨシ「小鍛治さん」
すこやん「はい?」
ハギヨシ「小鍛治さんは「17歩」というゲームをご存知ですか?」
すこやん「…え?」
すこやん「あっホントだ。おいしー♥」
ハギヨシ「それはよかった」
すこやん「♥♥♥」
ハギヨシ「小鍛治さん」
すこやん「はい?」
ハギヨシ「小鍛治さんは「17歩」というゲームをご存知ですか?」
すこやん「…え?」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:53:47.30 ID:YJVwPcbA0
透華たちの部屋
純「衣連れてきたぞー」
一「ああ純くん」
純「智己と透華の様子はどうだ?」
一「うん…二人共寝てるだけみたい」
一「ともきーはうなされてるみたいだけどね」
ともきー「私はたった今からデータを捨てる…」ウーン
純「何言ってんだ」
純「衣連れてきたぞー」
一「ああ純くん」
純「智己と透華の様子はどうだ?」
一「うん…二人共寝てるだけみたい」
一「ともきーはうなされてるみたいだけどね」
ともきー「私はたった今からデータを捨てる…」ウーン
純「何言ってんだ」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 01:57:13.18 ID:YJVwPcbA0
透華「はっ」
純「お、目覚めたな」
一「おはよう。大丈夫?」
透華「麻雀は、麻雀はどうなりましたの!?」
一「残念ながら…全て小鍛治プロがトップだったよ」
純「透華と国広君が抜けたあとハギヨシさんと四人で打ってたけど…やっぱり全部トップは小鍛治プロだった」
一「化物だね…」
透華「そうでしたの…」
透華「…」
純「お、目覚めたな」
一「おはよう。大丈夫?」
透華「麻雀は、麻雀はどうなりましたの!?」
一「残念ながら…全て小鍛治プロがトップだったよ」
純「透華と国広君が抜けたあとハギヨシさんと四人で打ってたけど…やっぱり全部トップは小鍛治プロだった」
一「化物だね…」
透華「そうでしたの…」
透華「…」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 02:00:40.67 ID:YJVwPcbA0
一「…とーか?…大丈b」
透華「とーぜんですわ!」ガバッ
純「うわっ!」
透華「そもそもあんな地味な麻雀を打つなど笑止千万!勝てる道理がありませんわ!」
透華「目も覚めたところでさっそく小鍛治プロにリベンジですわっ!」バッ
純「あー…そのことなんだけどさ」
透華「え?」
純「実は今日はな―」
透華「とーぜんですわ!」ガバッ
純「うわっ!」
透華「そもそもあんな地味な麻雀を打つなど笑止千万!勝てる道理がありませんわ!」
透華「目も覚めたところでさっそく小鍛治プロにリベンジですわっ!」バッ
純「あー…そのことなんだけどさ」
透華「え?」
純「実は今日はな―」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 02:04:49.83 ID:YJVwPcbA0
すこやん「17歩って…カ○ジの17歩ですか?」
ハギヨシ「はい。変則二人麻雀の17歩です」
すこやん「知っていますが…それがなにか?」
ハギヨシ「いえお嬢様達が戻ってこられるまでの暇つぶしに、と思いまして」
すこやん「・・・」
ハギヨシ「それとも17歩は苦手ですか?」
すこやん「いえ、17歩でも負けたことはありません」
ハギヨシ「それはよかった」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 02:10:29.86 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「17歩なら…もしかすると貴女の言っていた「奥底」というものを見せられるかも知れません」
すこやん「それは…楽しみですね」
ハギヨシ「基本的なルールは漫画と同じでいいでしょう。風は東南のみ、Wリーなし一発ありハイテイあり。手配の決定時間は自由でいいでしょう」
すこやん「ただの遊びですもんね」ニッコリ
ハギヨシ「…ええ、まさしく」ニッコリ
すこやん「それは…楽しみですね」
ハギヨシ「基本的なルールは漫画と同じでいいでしょう。風は東南のみ、Wリーなし一発ありハイテイあり。手配の決定時間は自由でいいでしょう」
すこやん「ただの遊びですもんね」ニッコリ
ハギヨシ「…ええ、まさしく」ニッコリ
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 02:55:03.67 ID:YJVwPcbA0
第4章「渇望の血」賭博堕天録
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 02:58:44.99 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「さて、手も作り終えました。よろしいですか?」
すこやん「いつでもどうぞ」
ハギヨシ「では…第一打っ!」
衣「健夜ー!誕生日おめでとおー!」パァーン
すこやん「!?」
すこやん「いつでもどうぞ」
ハギヨシ「では…第一打っ!」
衣「健夜ー!誕生日おめでとおー!」パァーン
すこやん「!?」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 02:59:38.03 ID:YJVwPcbA0
衣「健夜!今日は誕生日だったんだな!言ってくれればよかったのに!」
すこやん「誕生日って…あれ?」
衣「?健夜は今日が誕生日なんだろう?」
すこやん「そうだけど…なんで知ってるの?」
衣「純が教えてくれた!」
純「すいません、ネットで調べたら今日が誕生日だったから」
一「失礼かもしれないとは思ったんですが」
透華「小鍛治さんは本当に今日の予定は大丈夫ですの?」
すこやん「うん…大丈夫だけど…17歩…」
すこやん「誕生日って…あれ?」
衣「?健夜は今日が誕生日なんだろう?」
すこやん「そうだけど…なんで知ってるの?」
衣「純が教えてくれた!」
純「すいません、ネットで調べたら今日が誕生日だったから」
一「失礼かもしれないとは思ったんですが」
透華「小鍛治さんは本当に今日の予定は大丈夫ですの?」
すこやん「うん…大丈夫だけど…17歩…」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 03:04:13.09 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「そもそもお嬢様達が来るまでの暇つぶしです」スッ
ハギヨシ「よろしければ、私たちにおもてなしさせていただいてよろしいでしょうか?」
すこやん「でも、あの」
透華「私たちは大いに感謝してますのよ」
すこやん「えっ?」
透華「ここ最近の衣は対戦相手に飢えていましたわ」
透華「大事な家族である衣を満足させてくれた…そのお礼がしたいんですの」
透華「もしお時間があるなら、どうかお願いしますわ」ペコリ
すこやん「あのっ」
ハギヨシ「よろしければ、私たちにおもてなしさせていただいてよろしいでしょうか?」
すこやん「でも、あの」
透華「私たちは大いに感謝してますのよ」
すこやん「えっ?」
透華「ここ最近の衣は対戦相手に飢えていましたわ」
透華「大事な家族である衣を満足させてくれた…そのお礼がしたいんですの」
透華「もしお時間があるなら、どうかお願いしますわ」ペコリ
すこやん「あのっ」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 03:09:47.84 ID:YJVwPcbA0
一「お願いします」ペコッ
すこやん「えっ」
ともきー「お願いします…」ペコ
すこやん「あっ」
純「お願いします」ペッコリン
すこやん「」
衣「健夜…」
すこやん「じゃあ…お言葉に甘えて」
すこやん「えっ」
ともきー「お願いします…」ペコ
すこやん「あっ」
純「お願いします」ペッコリン
すこやん「」
衣「健夜…」
すこやん「じゃあ…お言葉に甘えて」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 03:14:39.76 ID:YJVwPcbA0
衣「わーいっ!」ピョーン
すこやん「うわっ」
透華「さあボーイのみなさん!どんどん料理を持ってきてくださいまし!」パンパン
衣「健夜は何歳になったんだ?」
すこやん「うっ…28歳だよ」
衣「そーか!とーかーっ!ロウソクは28本だ!」
すこやん「やっぱりローソク立てるんだ?」
透華「かしこまりましたわ」
一「てんやわんやだね」
純「まあ、こーいうのもいーんじゃねーか?」
ともきー「楽しい…」
すこやん「うわっ」
透華「さあボーイのみなさん!どんどん料理を持ってきてくださいまし!」パンパン
衣「健夜は何歳になったんだ?」
すこやん「うっ…28歳だよ」
衣「そーか!とーかーっ!ロウソクは28本だ!」
すこやん「やっぱりローソク立てるんだ?」
透華「かしこまりましたわ」
一「てんやわんやだね」
純「まあ、こーいうのもいーんじゃねーか?」
ともきー「楽しい…」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 03:22:03.53 ID:YJVwPcbA0
衣「28ということは衣よりお姉さんだな!」
すこやん「(お姉さん…!)そうだよ!お姉さんだよ!」
衣「えへへ」
すこやん「えへへ」
純「…やっぱさっきの訂正。親子みたいだ」
ともきー「え…」
純「ただし小鍛治さんが老けてるんじゃなくて…ひたすらに衣が子供だ」
ともきー「…確かに」クスクス
すこやん「(お姉さん…!)そうだよ!お姉さんだよ!」
衣「えへへ」
すこやん「えへへ」
純「…やっぱさっきの訂正。親子みたいだ」
ともきー「え…」
純「ただし小鍛治さんが老けてるんじゃなくて…ひたすらに衣が子供だ」
ともきー「…確かに」クスクス
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 03:31:22.18 ID:YJVwPcbA0
一「飲み物が来たよー」
透華「さあ皆さんグラスをお取りくださいまし!」
透華「音頭は若輩ながら私、龍門渕透華が務めさせていただきますわ」
すこやん「若いのにしっかりしてる…さすが龍門渕家の跡取り娘」
透華「本日お誕生日の小鍛治健夜さんは、麻雀競技者として、元世界ランク2位、永世七冠、国内無敗と生ける伝説と呼べる輝かしい経歴をお持ちですが…」
すこやん「(それよりも彼氏の経歴欄の白紙を埋めたい)」
透華「今日は何よりもまず、衣の、私たち家族の新しい友人としてこの乾杯を捧げたいと思いますわ」
透華「それでよろしいでしょうか小鍛治さん」
衣「健夜」
すこやん「うん」
透華「それでは皆さん、乾杯!」
一同「かんぱーい!」
透華「さあ皆さんグラスをお取りくださいまし!」
透華「音頭は若輩ながら私、龍門渕透華が務めさせていただきますわ」
すこやん「若いのにしっかりしてる…さすが龍門渕家の跡取り娘」
透華「本日お誕生日の小鍛治健夜さんは、麻雀競技者として、元世界ランク2位、永世七冠、国内無敗と生ける伝説と呼べる輝かしい経歴をお持ちですが…」
すこやん「(それよりも彼氏の経歴欄の白紙を埋めたい)」
透華「今日は何よりもまず、衣の、私たち家族の新しい友人としてこの乾杯を捧げたいと思いますわ」
透華「それでよろしいでしょうか小鍛治さん」
衣「健夜」
すこやん「うん」
透華「それでは皆さん、乾杯!」
一同「かんぱーい!」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 03:40:37.69 ID:YJVwPcbA0
衣「すこや…お母さんの匂いがする…」ムニャムニャ
すこやん「衣ちゃん…かわいいなぁ~」プニプニ
衣「ころもあふかい…するな~」
すこやん「ふふふ」
ハギヨシ「珍しいですね。衣様は普通、ちゃん付けなどして呼ばれると大層ご立腹なさるものですが」
すこやん「そうなんですか?」
一「一応、僕たちの中では生まれが一番早いからね」
ともきー「年下扱い、嫌い…」
純「ったく…そうーいうところがガキだっつーのに」
一「さすがお父さん」
純「俺は女だっつーの!」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 04:03:32.16 ID:YJVwPcbA0
一「あはは」
すこやん「その…衣ちゃんや透華ちゃんが言ってた…家族っていうのは?」
一「えーと…衣は両親を亡くしてしてるんです」
すこやん「え?」
一「僕たちもそうだけど…色んな事情で家や社会にいられなくなった人達が透華の下に集まってるんです」
一「ねっ純くん」
純「けっ」
一「だから僕たちはこうやって集まって、まあ、家族になるんです」
ともきー「擬似家族…」
純「擬似ゆーな」
すこやん「…ごめんね、話しづらいことを聞いちゃって」
一「いえいえ。僕たちは今の境遇を辛いなんて全然思っていませんから」
透華「そうですわ」ヌッ
すこやん「わっ」
すこやん「その…衣ちゃんや透華ちゃんが言ってた…家族っていうのは?」
一「えーと…衣は両親を亡くしてしてるんです」
すこやん「え?」
一「僕たちもそうだけど…色んな事情で家や社会にいられなくなった人達が透華の下に集まってるんです」
一「ねっ純くん」
純「けっ」
一「だから僕たちはこうやって集まって、まあ、家族になるんです」
ともきー「擬似家族…」
純「擬似ゆーな」
すこやん「…ごめんね、話しづらいことを聞いちゃって」
一「いえいえ。僕たちは今の境遇を辛いなんて全然思っていませんから」
透華「そうですわ」ヌッ
すこやん「わっ」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 04:10:30.48 ID:YJVwPcbA0
透華「衣のお母さんのポジションにいたのは私だったのに…少し妬いてしまいましたわ!」
すこやん「透華ちゃん」
透華「さて私たちはもう寝ますわ!流石に体力の限界でしてよ」
純「確かに…」
一「僕もちょっと限界かな」ふあぁ
ともきー「眠い…」
すこやん「今日はありがとう。こんなに盛大に祝われたの、初めてだったよ」
透華「礼には及びませんわ。こちらこそ、衣の相手をしてくださって本当にありがとうございます」
透華「今日はもう遅いので泊まっていってくださいまし…ハギヨシ!部屋へ案内を頼みましたわ!」
ハギヨシ「かしこまりました」
透華「それでは小鍛治さん…おやすみなさい」
一「おやすみなさい」
純「おやすみー」
ともきー「おやすみ…」
バタン
すこやん「透華ちゃん」
透華「さて私たちはもう寝ますわ!流石に体力の限界でしてよ」
純「確かに…」
一「僕もちょっと限界かな」ふあぁ
ともきー「眠い…」
すこやん「今日はありがとう。こんなに盛大に祝われたの、初めてだったよ」
透華「礼には及びませんわ。こちらこそ、衣の相手をしてくださって本当にありがとうございます」
透華「今日はもう遅いので泊まっていってくださいまし…ハギヨシ!部屋へ案内を頼みましたわ!」
ハギヨシ「かしこまりました」
透華「それでは小鍛治さん…おやすみなさい」
一「おやすみなさい」
純「おやすみー」
ともきー「おやすみ…」
バタン
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 04:16:03.43 ID:YJVwPcbA0
すこやん「・・・」
すこやん「(やっぱりこういうお祭りが終わったあとって…すごい寂しくなるなー)」
すこやん「(学園祭とか終わったあととかと同じ感じ)」
ハギヨシ「小鍛治さん」
すこやん「はいっ!」ビクッ
ハギヨシ「さっきの席ではお出ししませんでしたが…もしよろしければアルコール類をお召になりますか?」
すこやん「…お酒?」
すこやん「(やっぱりこういうお祭りが終わったあとって…すごい寂しくなるなー)」
すこやん「(学園祭とか終わったあととかと同じ感じ)」
ハギヨシ「小鍛治さん」
すこやん「はいっ!」ビクッ
ハギヨシ「さっきの席ではお出ししませんでしたが…もしよろしければアルコール類をお召になりますか?」
すこやん「…お酒?」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 04:23:21.36 ID:YJVwPcbA0
すこやん「こ、これは…」
すこやん「高価なだけではなく見つけること自体が困難な名焼酎「魔王」…!」
すこやん「ほ、ホントにいただいちゃっていいんですか?」ゴクリ
ハギヨシ「もちろんです。こちらに揃えているアルコール類は好きにお飲み下さい」
すこやん「じゃ、じゃあお言葉に甘えて…まずはロックで…」
すこやん「いただきます」
すこやん「高価なだけではなく見つけること自体が困難な名焼酎「魔王」…!」
すこやん「ほ、ホントにいただいちゃっていいんですか?」ゴクリ
ハギヨシ「もちろんです。こちらに揃えているアルコール類は好きにお飲み下さい」
すこやん「じゃ、じゃあお言葉に甘えて…まずはロックで…」
すこやん「いただきます」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 04:25:43.39 ID:YJVwPcbA0
すこやん「」ゴク・・・
すこやん「」モニュ・・・モニュ・・・←口の中で酒を味わう音
すこやん「」ゴクリ
すこやん「~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
すこやん「……………ああ」
すこやん「芋焼酎の特徴である臭みがほとんどなく、フルーティーな甘味が口の中に広がる…」
すこやん「アルコール度数25%とは思えないこの爽やかな口当たり」
すこやん「一体芋のどこからこんな風味が生まれるんだろう」
すこやん「」モニュ・・・モニュ・・・←口の中で酒を味わう音
すこやん「」ゴクリ
すこやん「~~~~~~~~~~~~~~~~~~」
すこやん「……………ああ」
すこやん「芋焼酎の特徴である臭みがほとんどなく、フルーティーな甘味が口の中に広がる…」
すこやん「アルコール度数25%とは思えないこの爽やかな口当たり」
すこやん「一体芋のどこからこんな風味が生まれるんだろう」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 04:34:39.73 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「ご満足いただけたようで何よりです」
すこやん「ハギヨシさんもどうですか?」
ハギヨシ「申し訳ありません。私は業務上アルコールを摂取することは控えておりますので…」
すこやん「そうですか…」
すこやん「」ゴクゴク
すこやん「♥」
すこやん「ハギヨシさんもどうですか?」
ハギヨシ「申し訳ありません。私は業務上アルコールを摂取することは控えておりますので…」
すこやん「そうですか…」
すこやん「」ゴクゴク
すこやん「♥」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 04:38:50.33 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「ところで小鍛冶様」
すこやん「はい?」
ハギヨシ「ここらでさっきの続き…というのはいかがでしょう?」
すこやん「さっきの…ああ、17歩ですか?」
ハギヨシ「はい」
すこやん「そういえばさっきいいところで終わりましたもんね」
ハギヨシ「実はあの卓…あの状態のままにしてあります」
すこやん「さっきハギヨシさんが牌を切った状態のまま?」
ハギヨシ「はい」
すこやん「…」
すこやん「私も中途半端で嫌だなと思ってたんですよ」ニッコリ
ハギヨシ「それはよかった」ニッコリ
すこやん「はい?」
ハギヨシ「ここらでさっきの続き…というのはいかがでしょう?」
すこやん「さっきの…ああ、17歩ですか?」
ハギヨシ「はい」
すこやん「そういえばさっきいいところで終わりましたもんね」
ハギヨシ「実はあの卓…あの状態のままにしてあります」
すこやん「さっきハギヨシさんが牌を切った状態のまま?」
ハギヨシ「はい」
すこやん「…」
すこやん「私も中途半端で嫌だなと思ってたんですよ」ニッコリ
ハギヨシ「それはよかった」ニッコリ
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 04:44:27.44 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「ではよろしいですか?」
すこやん「いつでもどうぞ」
ハギヨシ「では改めて…第一打っ!」
8s タァン!
すこやん「え…」
ハギヨシ「いかがです?」
すこやん「通ります…すごいですね」
ハギヨシ「ありがとうございます」
すこやん「プロの方でも大概は一巡目に振り込むんですが…驚きました」
すこやん「いつでもどうぞ」
ハギヨシ「では改めて…第一打っ!」
8s タァン!
すこやん「え…」
ハギヨシ「いかがです?」
すこやん「通ります…すごいですね」
ハギヨシ「ありがとうございます」
すこやん「プロの方でも大概は一巡目に振り込むんですが…驚きました」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 04:57:18.51 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「それは光栄です」
すこやん「じゃあ私も」
南 スッ
すこやん「じゃあ私も」
南 スッ
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:01:48.78 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「…いきなり危ない所を切りますね」
すこやん「そうかな?」
ハギヨシ「17歩におけるヤオチュー牌の危険性は十分承知だと思いますが…」
すこやん「次、ハギヨシさんですよ」
ハギヨシ「…」
8s タァン!
すこやん「そうかな?」
ハギヨシ「17歩におけるヤオチュー牌の危険性は十分承知だと思いますが…」
すこやん「次、ハギヨシさんですよ」
ハギヨシ「…」
8s タァン!
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:04:14.08 ID:YJVwPcbA0
すこやん「…」
ハギヨシ「失礼、安牌です」
すこやん「じゃあ、これで」
北 スッ
ハギヨシ「…通ります」
すこやん「よかった」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:12:56.30 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「…少人数で、時間をかけずに出来るからでしょうか、私はこのゲームにかなりハマってしまいまして」
すこやん「へえ」
すこやん「へえ」
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:17:20.20 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「ふふふ、普通の麻雀をやる時間より、17歩に費やした時間の方がどれだけ多いか」
すこやん「強いわけですね」
ハギヨシ「ですから小鍛治様、貴女にも負けるつもりはないっ!」
9s タンッ!
すこやん「強いわけですね」
ハギヨシ「ですから小鍛治様、貴女にも負けるつもりはないっ!」
9s タンッ!
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:22:42.27 ID:YJVwPcbA0
すこやん「ロンです。国士無双、32000」
140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:29:28.30 ID:YJVwPcbA0
ブオー・・・
すこやん「すみません送っていただいて」
ハギヨシ「いえ…私の方こそ付き合わせてしまって申し訳ありません」
すこやん「明日の午後から仕事があるのを忘れているなんて…ちょっと浮かれすぎましたね」
すこやん「すみません送っていただいて」
ハギヨシ「いえ…私の方こそ付き合わせてしまって申し訳ありません」
すこやん「明日の午後から仕事があるのを忘れているなんて…ちょっと浮かれすぎましたね」
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:34:37.83 ID:YJVwPcbA0
すこやん「あ、もう今日か…」
ハギヨシ「そうなりますね」
すこやん「28歳と1日…」
ハギヨシ「なにか言いましたか?」
すこやん「いえっ!なんでもないです!」
ハギヨシ「そうなりますね」
すこやん「28歳と1日…」
ハギヨシ「なにか言いましたか?」
すこやん「いえっ!なんでもないです!」
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:44:32.01 ID:YJVwPcbA0
すこやん「…」
ハギヨシ「…」
ハギヨシ「さっきのは国士以外では上がられない牌だったんですよ」
すこやん「えっ?」
ハギヨシ「私から見て7sが四枚、8sが三枚、9sが四枚見えていました」
ハギヨシ「…」
ハギヨシ「さっきのは国士以外では上がられない牌だったんですよ」
すこやん「えっ?」
ハギヨシ「私から見て7sが四枚、8sが三枚、9sが四枚見えていました」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:47:56.20 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「この状況で9s切りから上がれる役は一つだけ…国士無双だけです」
すこやん「はぁ…」
ハギヨシ「だからあれは…最も安全な選択だったはずです」
すこやん「はい」
すこやん「はぁ…」
ハギヨシ「だからあれは…最も安全な選択だったはずです」
すこやん「はい」
147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:49:18.37 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「それでも振り込んでしまう。麻雀とは面白いものです」
すこやん「私も…そう思います」
すこやん「私も…そう思います」
148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:54:17.01 ID:YJVwPcbA0
キキッ
ハギヨシ「着きました。こんな朝方になって申し訳ありません」
すこやん「いえ…わざわざ送っていただいてありがとうございます」
ハギヨシ「着きました。こんな朝方になって申し訳ありません」
すこやん「いえ…わざわざ送っていただいてありがとうございます」
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:58:10.08 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「もし何かありましたらこちらの方にご連絡下さい。衣様も喜ぶと思います」
すこやん「えっと…?」
すこやん「アドレスが二つありますけど、どっちに連絡すれば…」
すこやん「えっと…?」
すこやん「アドレスが二つありますけど、どっちに連絡すれば…」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 05:59:13.91 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「上の方は龍門渕家のプライベートアドレスで、下のほうは、私の個人的な連絡先です」
すこやん「…へ?」
すこやん「…へ?」
152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 06:01:40.94 ID:YJVwPcbA0
ハギヨシ「私、こう見えてもかなり負けず嫌いな方でして」
ハギヨシ「もしもう一度私と会って下さるようならご連絡下さい。何時でもご連絡お待ちしております」
ハギヨシ「次はきっと、小鍛治様に振り込ませてみせます」
ハギヨシ「もしもう一度私と会って下さるようならご連絡下さい。何時でもご連絡お待ちしております」
ハギヨシ「次はきっと、小鍛治様に振り込ませてみせます」
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 06:05:32.60 ID:YJVwPcbA0
すこやん「あっ…はい」
ハギヨシ「それでは小鍛治様」
ハギヨシ「お誕生日おめでとうございます」
ハギヨシ「それでは小鍛治様」
ハギヨシ「お誕生日おめでとうございます」
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 06:07:03.40 ID:YJVwPcbA0
ブロロロロロ・・・
すこやん「…」
すこやん「ハギヨシさんのアドレス貰っちゃった…」
すこやん「…」
すこやん「ハギヨシさんのアドレス貰っちゃった…」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 06:14:37.81 ID:YJVwPcbA0
すこやん「とりあえず…いい誕生日だった…よね」
すこやん「…」
すこやん「今夜こーこちゃんに相談してみようかな…」
すこやん「…」
すこやん「今夜こーこちゃんに相談してみようかな…」
161: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 06:30:34.22 ID:YJVwPcbA0
こーこ「別に今でもいいよ」
すこやん「うわっ!なんでいるの!」
こーこ「誕生日プレゼントだけでも渡したいなーと思って」
すこやん「うわっ!なんでいるの!」
こーこ「誕生日プレゼントだけでも渡したいなーと思って」
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 06:32:30.07 ID:YJVwPcbA0
こーこ「玄関先に置いて帰るつもりだったんだけど…」
こーこ「いやぁ~まさかすこやんが朝帰りとは大スクープ!」
すこやん「ちょっ!なんにもないから!」
こーこ「いやぁ~まさかすこやんが朝帰りとは大スクープ!」
すこやん「ちょっ!なんにもないから!」
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 06:34:10.91 ID:YJVwPcbA0
こーこ「何にもないことはないでしょ!名刺渡されてたじゃん!」
すこやん「いやそうなんだけど…まあ説明するとすごーく長くなるから…」
こーこ「よしじゃあこれからすこやんちで話を聞こう!」
すこやん「私昼から仕事あるから!」
すこやん「いやそうなんだけど…まあ説明するとすごーく長くなるから…」
こーこ「よしじゃあこれからすこやんちで話を聞こう!」
すこやん「私昼から仕事あるから!」
166: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 06:38:37.64 ID:YJVwPcbA0
こーこ「いやいや、こーいう話は早くしとかないと困るよ?新鮮な気持ちが失われちゃうよ?」
すこやん「そ、そーいうものかな?」
すこやん「そ、そーいうものかな?」
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 06:39:49.28 ID:YJVwPcbA0
こーこ「そーだよ!ほら聞かせてみ」
すこやん「え、えっとね、昨日の昼頃に天江衣選手に出会って…」
結局すこやんはそのまま仕事に向かいましたとさ
めでたしめでたし
すこやん「え、えっとね、昨日の昼頃に天江衣選手に出会って…」
結局すこやんはそのまま仕事に向かいましたとさ
めでたしめでたし
引用元: ・すこやん「え?今日ダメになった?」
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