1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:19:06.23 ID:J6Nkf7jn0
~ごらく部~

千歳「お邪魔します~」

結衣「いらっしゃい」

千歳「あれ?船見さん一人?珍しいな~」

結衣「千歳こそ一人で来るなんて珍しいじゃないか」

千歳「綾乃ちゃん探しとるんよ~」

結衣「綾乃?今日は来てないみたいだけど……」

千歳「ほんま?じゃあ他探してみるわ~」

結衣「あっ……ち千歳ちょっと待って……」




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:26:34.91 ID:J6Nkf7jn0
千歳「どうしたん?」

結衣「あ……えっとー」

千歳「?」

結衣「せっかく来たんだしお茶でも飲んでいかないか?」

千歳「ええなぁ~」

結衣「!」

千歳「でも綾乃ちゃん探さなあかんしな~」

結衣「そ、そうだよな……」シュン

千歳「あ、でもそんな急ぎやないしせっかくやから貰おかな」

結衣「そ、そうか!じゃあ準備するから座ってて」

―――京子『結衣って寂しがり屋なんだよー意外で可愛いだろ』―――

千歳(って歳納さん言っとったなぁ)クスッ

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:34:21.51 ID:J6Nkf7jn0
結衣「はいお待たせ」

千歳「ありがと~な」

結衣「いっつもはちなつちゃんが入れてくれててね……」

千歳「このお茶美味しいわ~」

結衣「そ、そうか!よかった」ホッ

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:38:10.01 ID:J6Nkf7jn0
千歳「歳納さんもまだなんやね~」

結衣「そうなんだよ私より先に教室でたんだけどな」

千歳「そういや綾乃ちゃんも今日はいそいっどたな……はっ!」

千歳(二人とも先に出たのにどちらもいないということは……)

千歳「あかーーん」ブハッ

結衣「!?」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:41:36.00 ID:J6Nkf7jn0
千歳「ティッシュありがとな」フキフキ

結衣「はは……いいよ」

千歳「船見さんはよくティッシュくれたりほんま頼りになるわ~」

結衣「そんなティッシュくらいで大げさだよ」

結衣「……それに私よりこういうこと気が利くのはあかりだしね」

千歳「赤座さんもよく気づいてくれるわ」

結衣「私は特になんにもないよ」

結衣「ちなつちゃんみたいに可愛くないし京子みたいに周りを楽しませることもできないし……」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:46:50.16 ID:J6Nkf7jn0
千歳「どうしたん船見さん?」

結衣「あ……ごめん」

千歳「なんか悩みでもあるん?うちでよければ相談のるで~」

結衣「ありがとう千歳は優しいな」

結衣「……周りを見たり一人になったときすごく不安になることがあるんだ」

結衣「みんなに比べて私ってなんにもないなーって……ははくだらないことでしょ?」

千歳「そんなことあらへんよ」

千歳「それに船見さん十分凄いやないの」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:50:47.87 ID:J6Nkf7jn0
千歳「よく周り見ていろんなこと気づくやろ、そんな船見さんをみんな頼りにしとると思うわ~」

結衣「頼りにされてるかな……」

千歳「船見さんがおらんとごらく部大変なことになっとるで」フフフ

結衣「京子が暴走しそうだ」

千歳「なんもあらへん人を誰も頼りにせーへんよみんな船見さんの良さを知っとるから頼りにするんよ」

結衣「うぅ照れるな……」

千歳「さっきみたいにここにおらへん人のことを褒めるのも信頼できるわ~」

結衣「千歳も私のこと褒めてくれるだろ」

千歳「船見さんの前でかっこつけとるだけかもしれへんで~」フフフ

結衣「千歳……」クスッ

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 22:56:32.08 ID:J6Nkf7jn0
結衣「急に変なこと言ってごめんね」

千歳「あははええよ~」

結衣「……」

結衣「あのさ、千歳は悩みとかないの?」

千歳「んー今は特にないかなぁ」

結衣「本当にない?私の悩みも答えてくれたんだし私でよければ力になるよ」

結衣「って私が勝手に言い出しただけなんだけどね……」ハハハ

千歳「せやな~……あっ鼻血が出すぎることとか!なんて」フフフ

結衣「ふふどんな悩みでも力になるよ」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:00:12.50 ID:J6Nkf7jn0
結衣「その千歳の鼻血って綾乃と京子のことだよね?」

千歳「もちろん!」グッ

結衣「はは……」

千歳「こればっかりはどうしようもないわ~」

結衣「その、例えば千歳がさ……二人の事を気にしない様にしたらっていうか……えっと」

千歳「?」

結衣「だから……ち千歳が誰か好きになれば京子たちの事も目がいかなくなるんじゃないかなー」

結衣「ってなに言ってるんだろ私は……」

千歳「あははビックリしたで」

結衣「……」

結衣「……そそそれでち千歳は、その……す好きな人っていない……の?」カァァァァァ

千歳「えっ」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:13:13.47 ID:J6Nkf7jn0
千歳「……」

結衣「……」

結衣(聞くんじゃなかたぁぁっぁあぁ)ズーン

千歳「……おらへんよ」フフフ

結衣「えっほ本当?」

千歳「ほんまやで~うちは……うん」

結衣「……」

結衣「綾乃のことはどう思ってるの……?」

千歳「綾乃ちゃんは純粋に可愛いって思っとるだけやで~」

結衣「……千歳がさっき私に対して『よく周り見ていろんなこと気づく』って言ってくれただろ?」

結衣「自分じゃ無意識だったけど今ちょっとわかった気がするよ……千歳の表情変わったことに気付いたから」

28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:20:17.37 ID:J6Nkf7jn0
結衣「ってか自分で言うの勘違いかな」

千歳「……勘違いじゃあらへんよ」

結衣「え?」

千歳「表情に出してないつもりやったのにな~さすが船見さんや!」

結衣「それじゃやっぱり綾乃のこと……?」

千歳「う~んせやな~」

結衣「そうなんだ……」

千歳「あっでも好きというか好きだったかな~」

結衣「好きだった……?」

千歳「んーその~」

結衣「千歳……聞くよ」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:27:22.47 ID:J6Nkf7jn0
千歳「初めて話した時はほんま可愛いって思ったわ~」

千歳「人見知りでなー変わったギャグ言うし」クスッ

結衣「面白いよな」クスッ

千歳「そん時は凄い好きやったわー」

千歳「でもある時な綾乃ちゃん誰が好きかわかったんや」

結衣「京子か……」

千歳「せや、でも不思議と悲しい気持ちとかにならへんかった」

千歳「歳納さんのこと妬んだりもせーへんかって」

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:38:41.40 ID:J6Nkf7jn0
千歳「綾乃ちゃん歳納さんの前ではああだけど遠くから見てるときとか乙女やで~」

千歳「そんな綾乃ちゃん見っとたらな、うちもなんだか幸せな気持ちになってん」

結衣「千歳……」

千歳「綾乃ちゃんの幸せはうちの幸せや」フフフ

千歳「それにうちなんかより綾乃ちゃんは歳納さんとがお似合いや!強がりとかじゃあらへんよ?本心で思っとるんや」

千歳「その証拠に二人のこと考えると鼻血が」

結衣「千歳は強いね……私は好きな人が別の人好きだったら応援なんてできないよ」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:42:45.97 ID:J6Nkf7jn0
千歳「でもうちもちょっと未練があるんよ多分、だから表情に出たんかもね~」

千歳「綾乃ちゃんの幸せがうちの幸せって言っときがら結局うちも自分の気持ちがわからんかもなぁ」フフフ

結衣「自分の気持ちって自分でも分からない時あるよね」

千歳「ほんまやね~でもうちはこれからも綾乃ちゃんと歳納さんを応援するで!そして妄想も!」

結衣「はは千歳らしいや」

千歳「あははほんま~?」

結衣「うん!って結局千歳の鼻血解決してないな」

千歳「ええんようちはこれで」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:46:02.26 ID:J6Nkf7jn0
結衣「……その話最初に戻るんだけど、いや戻らないかも……」

千歳「?」

結衣「千歳が綾乃に対する気持ちもわかったんだ」

結衣「それを聞いた上でこんなこと言うのも……うん駄目かもしれないけど……」

千歳「どうしたん?」

結衣「その……だな、えっとごめん!私は千歳のことが好きなんだ!」カァァァ

千歳「え」

千歳「ええええ~」

44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/08(木) 23:59:47.64 ID:J6Nkf7jn0
結衣「……ごめんなこの流れで言うべきじゃなかったかもしれないけど」

結衣「いつか伝えなきゃって思ってたんだ……ん?千歳?千歳!?」

千歳「はっ」

千歳「うち大変や!今だいぶ照れてしまっとる……」カァァァァ

結衣「ご、ごめんな急に私が言うなんて驚くよな……」

千歳「うん正直船見さんがうちのこと、す好きなんて」テレテレ

結衣「私はずっと千歳のこと見てたんだけど……」

結衣「そりゃ話すときは大体綾乃か京子がいるからさ……」

千歳「そいやよくティッシュくれたり保健室連れっててくれるもんな~改めてありがとな~」

結衣「最初は心配して見てたんだけどいつしかこれで千歳と繋がりができるなーって」

千歳「てっきりツッコミ役やからかと思ったわ~」

結衣「ツッコミ役!?」ガーン

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:03:07.09 ID:1osKcW7q0
結衣「あのさ千歳私は気持ち伝えたけどすぐ答えてくれなくていいよ綾乃のこともちゃんともう一度考えてほしいし」

千歳「……船見さん、たしかに今すぐは答えられへんわごめんな」

結衣「ううんいいんだ!私が勝手に言い出したことだし」

千歳「でもなうち今まで以上に船見さんと仲良うしたいと思っとるわ~」

結衣「!」

千歳「船見さん見とるとドキドキするわ~」

結衣「えっそれって……」カァァァ

千歳「照れ顔も可愛いな~」クスッ

結衣「か、からかうなよ!」テレテレ

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:10:32.70 ID:1osKcW7q0
結衣「そ、それとさ……よかったらなんだけど」

千歳「なに~?」

結衣「な名前で呼んでくれないかなーって」

千歳「せやねいつまでも船見さんなんて呼べんくなるかもしれへんしね結衣ちゃん」

結衣「!」

結衣「あ、あははは(照れてしまう)」アカカカカ

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:14:02.30 ID:1osKcW7q0
結衣「あ!綾乃探すんだったよな」

千歳「あーせやった」

結衣「私も手伝うよ」

千歳「えーよすぐ見つかるとおも…」

結衣「」シュン

千歳「と思ったけど一人じゃ寂しいから結衣ちゃんに手伝ってもらおうかな~」

結衣「!」パァァァァ

ガラッ

結衣「じゃじゃあ行こうか千歳!」

千歳「せやね!」ニコッ

タッタッタッタ




オッワリー……

ガラッ

58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:25:06.33 ID:1osKcW7q0
京子「ふーーーーい!ようやく出れるーー」スッ

京子「おい綾乃も出てこいよ」

綾乃「……」

京子「?」

京子「綾乃?泣いてるの?」

綾乃「うぅぅだって千歳がぁぁぁわあぁぁん」グスグス

京子「いい友達じゃないか千歳!」

京子「いやーそれにしても驚いたな」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:28:47.37 ID:1osKcW7q0
~結衣が来る5分前~

ガラッ

京子「いっちばんのりーー」キョロキョロ

京子「ふっふっふ結衣よりも先に部室に来た!すなわち!イタズラの準備ー」ピピーン

京子「なににしようかな~」ガサゴソ

ガラッ

綾乃「歳納京子ーーー!あなたまたプリント未提出よ!」

京子「なんだ綾乃か」

綾乃「なななんだとは何よーーー」プンプン

京子「プリントならあるよ~ってか今日一人なんだね珍しい」

綾乃「べべ別に千歳がいなくても来れるんだから!」

綾乃(今日は勇気出すため千歳に頼らず一人で来たけどなんで歳納京子も一人なのよーー)カァァァァ

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:33:58.36 ID:1osKcW7q0
京子「ふーんそれよりさ結衣たち驚かさそうと思っててさ綾乃も協力してよ」

綾乃「ななななんで私が歳納京子に協力なんか――」

京子「あっ誰か来る足音!綾乃のせいでなんも準備出来てないよ!」

綾乃「知らないわよ!」

京子「あぁぁぁとにかく隠れよう!」

綾乃「何でよ!ってなんで私も!?」

京子「ええぃ入れ入れ!」グイグイ

綾乃「ちょちょっと――――」

ガラッ

結衣「あれ?京子先に来てたと思ったのに……まっいいか」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:36:27.13 ID:1osKcW7q0
京子「それで千歳が来て結局出るに出れなくなったんだよな~っていつまで泣いてるの!?」

綾乃「だって千歳の気持ち全然知らなくて……」グスグス

京子「もーーいい友達じゃん千歳!綾乃もこれ聞いたからって千歳と関係悪くなるわけないでしょ!」

綾乃「そう……だけど」グスグス

京子「千歳の気持ちもこれから先どうなるかわからないし」

京子「千歳がまた本気で綾乃のこと好きになってその時告白してきたらちちゃんと答えればいいんだよ!」

綾乃「……そうね」グス

京子「……あのそれより綾乃さん?」

綾乃「?」

京子「千歳が言ってた、綾乃がわわわ私のことすすす好きみたいななな」カァァァァァ

綾乃「!」カァァァァァ

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:39:14.54 ID:1osKcW7q0
京子「あれ本当なのかなーって」テレテレ

綾乃「ばばばばばばば馬鹿言わないでよおおおお」カアアアアアアア

京子「」シュン

綾乃「ももももももう!すすすす好きよ」カァァァァァ

京子「え!」パァァァァ

綾乃「かかか勘違いしないでよあんたのことなんて全然好きじゃないんだから!」

京子「えーどっち!?」ガーン

ガラッ

綾乃「そそそれより千歳が探してるから行くわね!」

京子「まってー私も行くよーーー」

タッタッタッタ




オッワリー……

ガラッ

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:42:06.77 ID:1osKcW7q0
あかり「ふぃーびっくりしたよぉ」

あかり「ちなつちゃん?」

ちなつ「」

あかり「ちなつちゃーん!?」

ちなつ「」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:45:11.15 ID:1osKcW7q0
~京子が来る5分前~

ガラッ

ちなつ「やっぱり先輩達いないね」

あかり「あかりたちの授業早く終わったからねー」

ちなつ「じゃああかりちゃんとふたっりきりかー」

あかり「えへへなにしよっか?」

ちなつ「うーん、あっ」ピピーン

ちなつ「まだ私たちってこの部屋になにがあるか把握してないからちょっと探ってみない?」

あかり「探るって……でもたしかに押入れの方とかなにあるのかなぁ~」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:49:54.60 ID:1osKcW7q0
ちなつ「なんかいろいろあるよー」ガサゴソ

あかり「ほんとだねぇ」ガサゴソ

ちなつ「あっコレ……」

あかり「これは京子ちゃんの同人誌だねー」

ちなつ「こここれってピーーーーーーーでピーーーーじゃない!」

あかり「えっえっ」

ちなつ「こんなのあかりちゃんい見せらんないよ!」

ちなつ「!」

ちなつ「誰か来る!あかりちゃん隠れてこんなの見てるなんて結衣先輩にばれたら!」

あかり「わっわっ――」

ガラッ

京子「いっちばんのりーー」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:53:22.65 ID:1osKcW7q0
あかり「そのあと杉浦先輩が来て結衣ちゃんと池田先輩がきて……」

あかり「ちなつちゃんが気を失って」

あかり「うーんでも結ちとなんて意外だよぉ」

あかり「ってきり京結かと思ったのにー」

あかり「うぅそれにしてもちなつちゃん運ばないとね!」ウンショウンショ

ガラッ

あかり「うーんあかちな?なんーってえへへ」

ズルズル




オッワリー……

ガラッ

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 00:58:24.53 ID:1osKcW7q0
向日葵「ふー危なかったですわ」

向日葵「櫻子も出てきなさいな」

向日葵「櫻子?」

櫻子「――●●●●禁止ーー窒息させる気か!」バイーン

向日葵「仕方ないでしょ狭かったんだから!」バシッ

櫻子「ぐふぅ」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:01:36.35 ID:1osKcW7q0
~あかり達が来る5分前~

ガラッ

櫻子「あっかりちゃーん」

櫻子「って誰もいない」

向日葵「先輩方は普通に授業でしょうね」

櫻子「なんだよー向日葵と二人じゃつまらんからせっかく来たのに」ブツブツ

向日葵「まだ吉川さんたちも来られてないから生徒会室に戻しますわよ」

櫻子「へいへ……あっお菓子!もーらい」ピーン

向日葵「コラ人のを勝手に……!」

櫻子「でもこれ美味しいよ?」

向日葵「でもの意味がわかりませんわ」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:04:47.85 ID:1osKcW7q0
櫻子「向日葵も食べてみろよ」ズイッ

向日葵「けっこーですわ!」

櫻子「どーせまたダイエットだろーあーこんなに美味しいのにー」パクパク

向日葵「……」ゴクリ

櫻子「そいや!」グィ

向日葵「ごふっ……ななにしますの!?」ゴホゴホ

櫻子「美味しいでしょ?」

向日葵「……う、たしかに」モグモグ

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:08:03.55 ID:1osKcW7q0
向日葵「結局食べてしまいましたわ……」

櫻子「おいしかったー」

向日葵「!」

向日葵「誰か来ますわ!」

櫻子「わーあかりちゃん達かなー?」

向日葵「なに悠長なこと言ってますの!?」

櫻子「は?郵貯?」

向日葵「ただでさえ勝手に入って更にお菓子食べてしまって……隠れますわよ」グィ

櫻子「●●●●がぁぁぁぁぁ」

ガラッ

ちなつ「やっぱり先輩達いないね」

あかり「あかりたちの授業早く終わったからねー」

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:12:18.66 ID:1osKcW7q0
向日葵「普通に考えれば謝ればよかったですわね……」

櫻子「やーいやーい」

向日葵「」バシッ

櫻子「」

向日葵「はぁーそれにしても今日はいろいろなものが見れまして頭が追いつきませんわ」

櫻子「私も見れたよ………」

櫻子「向日葵の●●●」

向日葵「」パシィーン

ズルズル ガラッ


オッワリー……


ガラッ

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:15:22.45 ID:1osKcW7q0
千鶴(結局最後まで出れなかった)

千鶴(姉さん……)

千鶴(よかったのかな……)

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:17:53.40 ID:1osKcW7q0
~保健室~

先生「じゃ今日はもう帰りなさいね」

千鶴「はいありがとうございました」

千鶴(あんまり熱もなかったけどどうせ今の授業終わったら放課後だし帰ってもいいでしょ)

千鶴「ん?プリント落ちてる……」ヒョイ

千鶴「あ……歳納のプリントか……」

千鶴「なんで名前だけ書いて他の所記入してないんだよ」

千鶴「捨てるか……いやこれがないと姉さんや杉浦さんの仕事が増えるんだよな……っち」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:20:32.38 ID:1osKcW7q0
~櫻子達が来る5分間~

ガラッ

千鶴「……鍵開いてたな」 

千鶴(あいつまだ授業中だし……ここに置いときゃ気づくだろ)

千鶴(くそなんで私があいつのために!……いや姉さんや杉浦さんのためだ)

~妄想中~

千鶴「……帰るか」ダバー

千鶴「!」

千鶴「……誰か来る?」

千鶴「やばい私がここにいるなんて不自然だし歳納のためなんて死んでもいいたくない!」

千鶴「くそっ」

ガラッ

櫻子「あっかりちゃーん」

櫻子「って誰もいない」

向日葵「先輩方は普通に授業でしょうね」

91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:23:59.20 ID:1osKcW7q0
千鶴「……今度こそ帰るか」

千鶴「姉さん……船見…さん」

千鶴「……」

千鶴「……」ダバァー

千鶴「はっ……」

ガラッ

千鶴「……今度泊りに来ないかな……」

タッタッタッタ



オッワリー……

ガラッ

93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:30:21.20 ID:1osKcW7q0
西垣「はっはっはー青春だねー」

りせ「……」

西垣「ん?そうだな」

りせ「……」

西垣「たしかになー」

りせ「……」

西垣「大丈夫だろ!」グッ

西垣「いやーようやく出れてよかったよ」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:33:06.48 ID:1osKcW7q0
~千鶴が来る5分前~

西垣「また理科室つかえなくなったよ松本」

りせ「……」

西垣「生徒会室は杉浦に怒られるからなー」

りせ「……」

西垣「ふふ心配するな松本これを見ろ」スチャ

りせ「……」

西垣「茶道部……今はごらく部か」

西垣「その鍵だ!」バーン

りせ「……」

西垣「はっはは職権乱用さ」

りせ「……」

西垣「ん?違うか」

96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:35:24.72 ID:1osKcW7q0
西垣「さてとこれを設置してと……」

りせ「……」

西垣「ん?本当だな」

りせ「……」

西垣「まだ授業中のはずだが……?」

西垣「まさか校長が見回りに!?」

西垣「さすがにまたばれたらマズイ松本隠れるぞ」

りせ「……」

ガラッ

千鶴「……鍵開いてたな」

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/09(金) 01:37:38.64 ID:1osKcW7q0
西垣「結局校長じゃなかったがなかなか出れなかったな」

りせ「……」

西垣「そうだな大丈夫だろ」

西垣「さて」

りせ「……」

西垣「ん?これか?」

りせ「……」



西垣「爆弾だ」





ドォォォォォォォォォォォン!


オッワリーン

引用元: 結衣「千歳って好きな人いるの?」キリッ