1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 22:42:21.01 ID:X6hnyWzn0
やよい「い、伊織ちゃんの額が、赤く発光してる……?!」
P「太陽の光を反射しすぎたんだ!」
真美「ど、どういうこと、律っちゃん?!」
律子「伊織の額は一年365日、ずっと太陽の光や電気の光を反射し続けているわ……」
P「伊織の額は光を完全に反射するんじゃなく、一部を蓄積する仕組みになっているんだ」
亜美「限界って……つまり……」
律子「溜まりに溜まった光が凝縮された高エネルギー体になってるの。このまま密度が上がって行けば、もうすぐ……」
P「伊織の額は……メルトダウンを起こす」
P「太陽の光を反射しすぎたんだ!」
真美「ど、どういうこと、律っちゃん?!」
律子「伊織の額は一年365日、ずっと太陽の光や電気の光を反射し続けているわ……」
P「伊織の額は光を完全に反射するんじゃなく、一部を蓄積する仕組みになっているんだ」
亜美「限界って……つまり……」
律子「溜まりに溜まった光が凝縮された高エネルギー体になってるの。このまま密度が上がって行けば、もうすぐ……」
P「伊織の額は……メルトダウンを起こす」
2: 代行ありがとうございます 2012/11/14(水) 22:46:05.39 ID:yVJDJ9Di0
律子「今は麻酔で眠らせているけれど、これもいつまで持つか……」
やよい「伊織ちゃんは……伊織ちゃんは、助かるんですよね?!」
P「………」
やよい「ぷろでゅーさぁ!!」
P「くっ……」
真美「ねえ兄ちゃん律っちゃん、何か方法はないの?!」
やよい「伊織ちゃんは……伊織ちゃんは、助かるんですよね?!」
P「………」
やよい「ぷろでゅーさぁ!!」
P「くっ……」
真美「ねえ兄ちゃん律っちゃん、何か方法はないの?!」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 22:49:05.55 ID:yVJDJ9Di0
亜美「いおりんが助かるなら……亜美たち、何でもやるよ!」
律子「今、伊織の実家も社長も、必死になって解決策を探しているわ」
P「だが、もし間に合わなければ……」
律子「伊織は……エネルギーが冷却されて落ち着くまで、完全凍結される」
亜美真美やよい「「「!!!!」」」
律子「今、伊織の実家も社長も、必死になって解決策を探しているわ」
P「だが、もし間に合わなければ……」
律子「伊織は……エネルギーが冷却されて落ち着くまで、完全凍結される」
亜美真美やよい「「「!!!!」」」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 22:52:45.59 ID:yVJDJ9Di0
真美「そんなことしたら死んじゃうじゃんか!!」
やよい「うぅ……そんなのって、あんまりです!」
P「俺だって……俺だって、そんなことは絶対にしたくないに決まってるだろ!!」ダンッ
(ビクッ)
P「……すまん、俺も気が立ってる」
やよい「うぅ……そんなのって、あんまりです!」
P「俺だって……俺だって、そんなことは絶対にしたくないに決まってるだろ!!」ダンッ
(ビクッ)
P「……すまん、俺も気が立ってる」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 22:56:38.82 ID:yVJDJ9Di0
亜美「辛いのは、兄ちゃんも一緒なんだね……」
P「だからって、お前らに当たっても仕方ないよな……」
律子「どうにかして伊織をなんとかしないと……!」
伊織「……」
真美「あっ、いおりんが起きるよ!」
律子「嘘っ?! まだ麻酔の効果は3時間はあるはずなのに?!」
P「だからって、お前らに当たっても仕方ないよな……」
律子「どうにかして伊織をなんとかしないと……!」
伊織「……」
真美「あっ、いおりんが起きるよ!」
律子「嘘っ?! まだ麻酔の効果は3時間はあるはずなのに?!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:01:12.90 ID:yVJDJ9Di0
伊織「……」シューシュー
(ムクリ)
やよい「い、伊織ちゃん、大丈――」
P「逃げるぞ、みんな!」ダキッ
亜美「ほわぁっ!」
真美「兄ちゃん!?」
律子「ほら、やよいも!」ダキッ
やよい「えっえっ?」
(ムクリ)
やよい「い、伊織ちゃん、大丈――」
P「逃げるぞ、みんな!」ダキッ
亜美「ほわぁっ!」
真美「兄ちゃん!?」
律子「ほら、やよいも!」ダキッ
やよい「えっえっ?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:05:37.52 ID:yVJDJ9Di0
(ガチャッダダダダッ)
真美「に、兄ちゃん、なんで逃げるの? メルトダウンはまだでしょ?」
P「くそっ! 律子、麻酔狙撃班に連絡を取れ!」
律子「ちょっと待って!」
亜美「ねぇ、一体どういう――」
(カッ)
真美「に、兄ちゃん、なんで逃げるの? メルトダウンはまだでしょ?」
P「くそっ! 律子、麻酔狙撃班に連絡を取れ!」
律子「ちょっと待って!」
亜美「ねぇ、一体どういう――」
(カッ)
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:10:33.20 ID:yVJDJ9Di0
(パウッ)
(ピュヒインッ)
(イィィィィイイイィィン....)
律子「火柱……違う! 光の柱?!」
やよい「ぁ……あ……」
真美「じ、事務所が……」
亜美「消えた……?」
P「これほどのエネルギーだったとは、な……」
(ピュヒインッ)
(イィィィィイイイィィン....)
律子「火柱……違う! 光の柱?!」
やよい「ぁ……あ……」
真美「じ、事務所が……」
亜美「消えた……?」
P「これほどのエネルギーだったとは、な……」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:14:44.14 ID:yVJDJ9Di0
P「額のエネルギーを放出してるんだ」
律子「メルトダウン寸前まで凝縮された高エネルギー体……」
P「山くらい簡単にくり貫くぞ!」
亜美「う、うそだよ……こんなの、ゲームかアニメでしか見たことないよ……」
真美「こわい……こわいよ、兄ちゃん……」ギュッ
やよい「伊織ちゃん……」
律子「……ダメ、携帯が通じない。今ので磁場が乱れてるんだわ」
P「伊織のエネルギーの斜線上に居合わせないよう、祈るしかないな……」
律子「メルトダウン寸前まで凝縮された高エネルギー体……」
P「山くらい簡単にくり貫くぞ!」
亜美「う、うそだよ……こんなの、ゲームかアニメでしか見たことないよ……」
真美「こわい……こわいよ、兄ちゃん……」ギュッ
やよい「伊織ちゃん……」
律子「……ダメ、携帯が通じない。今ので磁場が乱れてるんだわ」
P「伊織のエネルギーの斜線上に居合わせないよう、祈るしかないな……」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:19:48.86 ID:yVJDJ9Di0
(カッ)
やよい「あっ、また――」
(パゥッ)
(ピュシャィン!!!)
亜美「ひっ!?」
律子「あの距離から、都庁を撃ち抜くって言うの……?!」
真美「あ、あぁ……斜線上の町が……消えてる……」
P「畜生、やっぱり伊織のやつ、意識が……!」
やよい「えっ?」
やよい「あっ、また――」
(パゥッ)
(ピュシャィン!!!)
亜美「ひっ!?」
律子「あの距離から、都庁を撃ち抜くって言うの……?!」
真美「あ、あぁ……斜線上の町が……消えてる……」
P「畜生、やっぱり伊織のやつ、意識が……!」
やよい「えっ?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:23:55.79 ID:yVJDJ9Di0
P「……やよいは高熱を出したことがあるか?」
やよい「は、はい」
P「今の伊織はそれと同じだ。額の高温のせいで意識が朦朧として、自分でも何をしてるかあまり分かってない」
律子「ただただ楽になりたくて、辛くて、エネルギーを少しでも減らそうとしてるだけなのよ……」
やよい「そんな……」
やよい「伊織ちゃんは、苦しいだけなのに……こんなのって、ないよ……」
やよい「は、はい」
P「今の伊織はそれと同じだ。額の高温のせいで意識が朦朧として、自分でも何をしてるかあまり分かってない」
律子「ただただ楽になりたくて、辛くて、エネルギーを少しでも減らそうとしてるだけなのよ……」
やよい「そんな……」
やよい「伊織ちゃんは、苦しいだけなのに……こんなのって、ないよ……」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:28:24.87 ID:yVJDJ9Di0
真美「だ、だったらさ! それがなくなるまで、安全なところで撃ちまくればいいじゃん! 砂漠とか海とか!」
亜美「そ、そうだよ! それならっ……」
P「駄目なんだ」
真美「……え?」
律子「計算上では、あそこに蓄積されたエネルギーは、世界の主要都市全てを焼け野原にするだけの量があるの」
律子「撃ち尽くすとしても、エネルギーを放出し切る前にメルトダウンを迎えてしまうわ」
P「仮に間に合ったとしても、伊織自身の身体が、負荷に耐え切れず、自壊してしまう」
やよい「そんな……そんな……」
P「……これでも、たくさんの人が助けてくれたんだ。そうでなければ、伊織はとっくに凍結されてた」
亜美「そ、そうだよ! それならっ……」
P「駄目なんだ」
真美「……え?」
律子「計算上では、あそこに蓄積されたエネルギーは、世界の主要都市全てを焼け野原にするだけの量があるの」
律子「撃ち尽くすとしても、エネルギーを放出し切る前にメルトダウンを迎えてしまうわ」
P「仮に間に合ったとしても、伊織自身の身体が、負荷に耐え切れず、自壊してしまう」
やよい「そんな……そんな……」
P「……これでも、たくさんの人が助けてくれたんだ。そうでなければ、伊織はとっくに凍結されてた」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:32:51.47 ID:yVJDJ9Di0
律子「伊織一人を助けるために……本当にたくさんの人が……」
P「でも、それももう限界かもな……」
やよい「……え?」
律子「とうとう伊織は、実際に被害を出してしまったわ」
P「もう、伊織を守る大義名分は、失われてしまった」
真美「……! なにさ、たいいくえ→ぶんって!」
亜美「いおりん一人を助けるのに、そんなことが必要なの?!」
P「でも、それももう限界かもな……」
やよい「……え?」
律子「とうとう伊織は、実際に被害を出してしまったわ」
P「もう、伊織を守る大義名分は、失われてしまった」
真美「……! なにさ、たいいくえ→ぶんって!」
亜美「いおりん一人を助けるのに、そんなことが必要なの?!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:37:32.66 ID:yVJDJ9Di0
P「少なくとも世論は、数多の命と一人の人道を天秤にかけることは出来ない」
律子「……今この瞬間、暴走した伊織によって、沢山の人が犠牲になったのよ」
やよい「たくさん、の……」
真美「……やよいっち?」
やよい「う……ぇぅ……おえぇ……うぅっぇ……」
P「やよい!!」
やよい「……っはぁっはぁっ……すみません……」
律子「やよい、無理しなくて、いいのよ」
やよい「……だめですもん」
P「やよい?」
やよい「今こうしている間も……伊織ちゃんは、苦しんで、きっと、一人で泣いてるから……」
律子「……今この瞬間、暴走した伊織によって、沢山の人が犠牲になったのよ」
やよい「たくさん、の……」
真美「……やよいっち?」
やよい「う……ぇぅ……おえぇ……うぅっぇ……」
P「やよい!!」
やよい「……っはぁっはぁっ……すみません……」
律子「やよい、無理しなくて、いいのよ」
やよい「……だめですもん」
P「やよい?」
やよい「今こうしている間も……伊織ちゃんは、苦しんで、きっと、一人で泣いてるから……」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:43:58.24 ID:yVJDJ9Di0
(カッ)
(パゥッ)
(ピシャゥゥゥウッ!!)
真美「うわああああっ!」
亜美「やだ……もうやだよぉ……!」
P「亜美……真美……!」ギュウッ
真美「兄ちゃぁん……」ギュッ
亜美「怖いよぉっ……!」ギュッ
P「伊織……すまん……すまん……!!」ポロポロ
(パゥッ)
(ピシャゥゥゥウッ!!)
真美「うわああああっ!」
亜美「やだ……もうやだよぉ……!」
P「亜美……真美……!」ギュウッ
真美「兄ちゃぁん……」ギュッ
亜美「怖いよぉっ……!」ギュッ
P「伊織……すまん……すまん……!!」ポロポロ
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:48:42.33 ID:yVJDJ9Di0
(prrrrr)
律子「――ッはい!」
律子「はい……えっ!?」
律子「……はい、はい………分かりました」
(ピッ)
P「律子……」
やよい「律子、さ……」
律子「…………」
律子「伊織救助作戦は、打ち切られました」
律子「――ッはい!」
律子「はい……えっ!?」
律子「……はい、はい………分かりました」
(ピッ)
P「律子……」
やよい「律子、さ……」
律子「…………」
律子「伊織救助作戦は、打ち切られました」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/14(水) 23:56:56.33 ID:yVJDJ9Di0
亜美「そんな……!」
真美「待って! もう少し頑張ってみようよ!」
律子「頑張れるなら、私はいくらでも頑張るわ。伊織を助けられるなら、この命がなくなってもいい」
律子「でも、組織として打ち切ると言われた以上、もう、私達に現状以上でできることは、ないのよ」
P「……くそ」
P「くそっくそっくそっっっ!!! 畜生、畜生畜生畜生!!!!!」ガンガンガンガンッ
真美「兄ちゃんやめて!!」
亜美「兄ちゃんまで壊れちゃうよ!!」
P「伊織……うぅっぐ……ぁ……うあぁぁぁ……」
律子「プロデューサー、殿……っひっく……」
亜美「……いおりん……ぐすっ」
真美「嘘だよ……こんなの全部、夢だよ……!」
やよい「…………現状、以上」
真美「待って! もう少し頑張ってみようよ!」
律子「頑張れるなら、私はいくらでも頑張るわ。伊織を助けられるなら、この命がなくなってもいい」
律子「でも、組織として打ち切ると言われた以上、もう、私達に現状以上でできることは、ないのよ」
P「……くそ」
P「くそっくそっくそっっっ!!! 畜生、畜生畜生畜生!!!!!」ガンガンガンガンッ
真美「兄ちゃんやめて!!」
亜美「兄ちゃんまで壊れちゃうよ!!」
P「伊織……うぅっぐ……ぁ……うあぁぁぁ……」
律子「プロデューサー、殿……っひっく……」
亜美「……いおりん……ぐすっ」
真美「嘘だよ……こんなの全部、夢だよ……!」
やよい「…………現状、以上」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:01:52.49 ID:AuIbmHHD0
(ヴヴヴッ)
律子「緊急メッセージ……」
(カチチッ)
律子「……政府は、凍結弾による伊織への攻撃を決定したわ」
P亜美真美やよい「「「「!!!!」」」」
律子「即時攻撃開始。範囲は伊織を中心に半径500m」
律子「決して近寄るな、とのお達しよ」
亜美「やだっ!!」
律子「緊急メッセージ……」
(カチチッ)
律子「……政府は、凍結弾による伊織への攻撃を決定したわ」
P亜美真美やよい「「「「!!!!」」」」
律子「即時攻撃開始。範囲は伊織を中心に半径500m」
律子「決して近寄るな、とのお達しよ」
亜美「やだっ!!」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:08:28.27 ID:AuIbmHHD0
真美「なんで諦めるのさ!! きっと真美たちなら助けられるよ!」
律子「……じゃあ」
真美「早く行こうよ!」
律子「じゃあ、何をするって言うの!!!」
亜美真美「「っ!?」」
律子「言ってみなさい! 今から何をするのか! 可能性があるなら行動を許可してあげるわ!!」
真美「そ、それは……」
律子「私とプロデューサー殿はね! あなた達も守らなきゃいけないの!! 伊織だけじゃないのよ!!」
亜美「そんな言い方ってないよ!!」
律子「文句なら後でいくらでも聞くわ! 今は言う事を聞きなさい!!」
真美「でも!!」
律子「……じゃあ」
真美「早く行こうよ!」
律子「じゃあ、何をするって言うの!!!」
亜美真美「「っ!?」」
律子「言ってみなさい! 今から何をするのか! 可能性があるなら行動を許可してあげるわ!!」
真美「そ、それは……」
律子「私とプロデューサー殿はね! あなた達も守らなきゃいけないの!! 伊織だけじゃないのよ!!」
亜美「そんな言い方ってないよ!!」
律子「文句なら後でいくらでも聞くわ! 今は言う事を聞きなさい!!」
真美「でも!!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:11:56.31 ID:AuIbmHHD0
P「落ち着け、三人共!」
律子「っ私だって……平気なわけ、ないじゃない……!」ポロポロ
亜美「り、律っちゃん」
律子「今だって、伊織の所に駆け付けたい……抱き締めて撫でてあげたい……!」
律子「少しでも熱冷ましになるなら……例え一時だとしても、身体中の血、全てを搾られたってっ……」
律子「私……竜宮小町の……伊織のプロデューサー、なんだから……!!」ボロボロ
真美「ごめん、なさい……ごめんなさいぃ……!」ギュッ
律子「っ私だって……平気なわけ、ないじゃない……!」ポロポロ
亜美「り、律っちゃん」
律子「今だって、伊織の所に駆け付けたい……抱き締めて撫でてあげたい……!」
律子「少しでも熱冷ましになるなら……例え一時だとしても、身体中の血、全てを搾られたってっ……」
律子「私……竜宮小町の……伊織のプロデューサー、なんだから……!!」ボロボロ
真美「ごめん、なさい……ごめんなさいぃ……!」ギュッ
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:15:12.06 ID:AuIbmHHD0
律子「亜美、真美……!」ギュッ
亜美「うわぁっぁああ……あああぁぁああああ!!!」
律子「うぐっ……ひっく……ぐすっ……!」
P「俺は、俺は……何やってるんだよ……所属アイドルの一人も助けられなくて……!」
律子「……プロデューサー殿は、悪く、ないですよ」
P「でもっ……」
亜美「うわぁっぁああ……あああぁぁああああ!!!」
律子「うぐっ……ひっく……ぐすっ……!」
P「俺は、俺は……何やってるんだよ……所属アイドルの一人も助けられなくて……!」
律子「……プロデューサー殿は、悪く、ないですよ」
P「でもっ……」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:18:39.39 ID:AuIbmHHD0
律子「担当アイドルでもないのに、真っ先に異常に気付いて……それがなければ、今頃みんな……」
P「……」
律子「本当は、私がもっと気付かなければいけなかったんです……そうしていれば、何かできたかも、しれないのにっ……!
」
P「……それは、お互い様だよ。事務所ではむしろ、俺の方が、ちょっかい出されたりしてたんだから」
律子「自慢ですか、プロデューサー殿……」グスッ
P「そんなんじゃないよ……」
P「……」
律子「本当は、私がもっと気付かなければいけなかったんです……そうしていれば、何かできたかも、しれないのにっ……!
」
P「……それは、お互い様だよ。事務所ではむしろ、俺の方が、ちょっかい出されたりしてたんだから」
律子「自慢ですか、プロデューサー殿……」グスッ
P「そんなんじゃないよ……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:22:49.21 ID:AuIbmHHD0
真美「……あ、あれって………!」
(ヒュゥゥゥゥウ)
(カッ)
(ピシィッ!)
律子「……凍結弾の投下が開始されたようね」
P「思ったより凍る範囲、狭いんだな」
亜美「これからいっぱいいっぱい、落ちてくるのかな……いおりんを狙って……」
律子「伊織……伊織ぃっ……!」
P「………っ!?」
(ヒュゥゥゥゥウ)
(カッ)
(ピシィッ!)
律子「……凍結弾の投下が開始されたようね」
P「思ったより凍る範囲、狭いんだな」
亜美「これからいっぱいいっぱい、落ちてくるのかな……いおりんを狙って……」
律子「伊織……伊織ぃっ……!」
P「………っ!?」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:28:00.15 ID:AuIbmHHD0
P「おい、律子」
律子「……なんです、か………?」
P「やよいは……やよいは、どこに行った?!」
律子亜美真美「「「!?」」」
真美「やよいっち、さっき思いつめた顔をしてたけど……」
亜美「まさか……まさか!!」
P「やよい!!」ダッ
律子「プロデューサー殿!」ガシッ
P「放せ!! 放せよ律子!!!」
律子「今行ったらプロデューサー殿まで!!」
律子「……なんです、か………?」
P「やよいは……やよいは、どこに行った?!」
律子亜美真美「「「!?」」」
真美「やよいっち、さっき思いつめた顔をしてたけど……」
亜美「まさか……まさか!!」
P「やよい!!」ダッ
律子「プロデューサー殿!」ガシッ
P「放せ!! 放せよ律子!!!」
律子「今行ったらプロデューサー殿まで!!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:31:35.99 ID:AuIbmHHD0
P「放せよ! 俺が行かないと、やよいが、やよいまでが……!」グワッ
律子「きゃっ?!」パッ
P「やよい!!」ダダッ
律子「プロデューサー殿ぉ!!」
亜美真美「「兄ちゃん!!」」
(カッ)
(ピシィッ!)
律子「きゃっ?!」パッ
P「やよい!!」ダダッ
律子「プロデューサー殿ぉ!!」
亜美真美「「兄ちゃん!!」」
(カッ)
(ピシィッ!)
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:34:42.79 ID:AuIbmHHD0
P「うぁっ?!」
真美「に、兄ちゃん! 大丈夫?!」
P「くそっ、道が凍結弾で!!」
律子「二人とも、プロデューサー殿を押さえて!!」
亜美「兄ちゃん!!」ガシッ
真美「落ち着いてよ!!」ガシッ
P「放せ! 放せよ!!」
律子「そんなに暴れたら二人が怪我をするでしょう?!」
真美「に、兄ちゃん! 大丈夫?!」
P「くそっ、道が凍結弾で!!」
律子「二人とも、プロデューサー殿を押さえて!!」
亜美「兄ちゃん!!」ガシッ
真美「落ち着いてよ!!」ガシッ
P「放せ! 放せよ!!」
律子「そんなに暴れたら二人が怪我をするでしょう?!」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:38:50.62 ID:AuIbmHHD0
P「――ッ……くそ……卑怯だぞ、律子……!」
律子「罵倒や叱責なら、あとでいくらでもお受けいたします」
律子「……それに、もうそこまで凍っていては、私達では通れません」
P「……ようやく、いつもの律子らしくなって、来たな」
律子「……プロデューサー殿も、落ち着きましたか」
P「完全にではないけど、な」
亜美「う、うぅ……」
真美「ぐすっ……」
P「……ごめんな。お前たちだって、やよいのこと、心配だよな」
亜美「いおりんも、だよぉ……!」
P「あぁ……そうだよな……」
律子「罵倒や叱責なら、あとでいくらでもお受けいたします」
律子「……それに、もうそこまで凍っていては、私達では通れません」
P「……ようやく、いつもの律子らしくなって、来たな」
律子「……プロデューサー殿も、落ち着きましたか」
P「完全にではないけど、な」
亜美「う、うぅ……」
真美「ぐすっ……」
P「……ごめんな。お前たちだって、やよいのこと、心配だよな」
亜美「いおりんも、だよぉ……!」
P「あぁ……そうだよな……」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:43:41.40 ID:AuIbmHHD0
真美「……兄ちゃん? スーツのポケットに、何か……?」
P「……ん? これは……紙切れ?」カサカサ
ごめんなさい
伊織ちゃんを一人には、できないから
律子「あ……あぁ……っ!!!」
P「や、やよい……っ」
P「うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!」
P「……ん? これは……紙切れ?」カサカサ
ごめんなさい
伊織ちゃんを一人には、できないから
律子「あ……あぁ……っ!!!」
P「や、やよい……っ」
P「うわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:47:15.51 ID:AuIbmHHD0
(カッ)
(パゥッ)
やよい「ひゃああっ!」
やよい「う、うぅ……大丈夫、まだ、まだ……!」
(カッ)
(ピシィッ)
やよい「いやあああああっ!」
やよい「ひぅ……あとちょっとで凍るとこでした……」
やよい「でも、はやく、はやく……行かなくちゃ……!」
やよい「現状でも、できること、なら……」
(テク...テク...)
(パゥッ)
やよい「ひゃああっ!」
やよい「う、うぅ……大丈夫、まだ、まだ……!」
(カッ)
(ピシィッ)
やよい「いやあああああっ!」
やよい「ひぅ……あとちょっとで凍るとこでした……」
やよい「でも、はやく、はやく……行かなくちゃ……!」
やよい「現状でも、できること、なら……」
(テク...テク...)
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:50:28.74 ID:AuIbmHHD0
やよい「……近い」
(カッ)
(パウッ)
やよい「っっ!!」
やよい「伊織ちゃんは、もっと、辛いんだもん……!」
やよい「私、頑張らなきゃ……こんなところで弱音吐いちゃ、だめだよね……」
(カッ)
(パウッ)
やよい「っっ!!」
やよい「伊織ちゃんは、もっと、辛いんだもん……!」
やよい「私、頑張らなきゃ……こんなところで弱音吐いちゃ、だめだよね……」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:54:20.29 ID:AuIbmHHD0
(ピキィンピキィンピキィンッ!!!)
やよい「ふわっ?! あ、危なかったぁ……」
やよい「でも、なんだろう……」
やよい「伊織ちゃんに会いに行くって決めたら……」
やよい「あんまり、恐くないなー、なんて」
やよい「頑張れ、私。うっうー!」
やよい「ふわっ?! あ、危なかったぁ……」
やよい「でも、なんだろう……」
やよい「伊織ちゃんに会いに行くって決めたら……」
やよい「あんまり、恐くないなー、なんて」
やよい「頑張れ、私。うっうー!」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 00:57:47.78 ID:AuIbmHHD0
(カッ)
(パウッ)
やよい「っ! す、すぐそこに、伊織ちゃんが……!」
伊織「……」シューシュー
やよい「伊織ちゃん!!」
やよい「額……さっきより、あんなに真っ赤になって……辛そう……」ポロ...ポロ...
やよい「ううん。(ゴシゴシ)私が泣いちゃ、ダメだよ」
(パウッ)
やよい「っ! す、すぐそこに、伊織ちゃんが……!」
伊織「……」シューシュー
やよい「伊織ちゃん!!」
やよい「額……さっきより、あんなに真っ赤になって……辛そう……」ポロ...ポロ...
やよい「ううん。(ゴシゴシ)私が泣いちゃ、ダメだよ」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:02:08.86 ID:AuIbmHHD0
(ヒュウゥゥゥウ)
やよい「あっ、と、凍結弾!」
伊織「……」シューシュー
やよい「伊織ちゃん、逃げてぇ!」
(ヒュウゥゥゥウゥ)
(ジュワッ)
やよい「蒸発しちゃった……」
伊織「……」シューシュー
やよい「伊織ちゃん、少しは熱く、なくなったかな……」
やよい「あっ、と、凍結弾!」
伊織「……」シューシュー
やよい「伊織ちゃん、逃げてぇ!」
(ヒュウゥゥゥウゥ)
(ジュワッ)
やよい「蒸発しちゃった……」
伊織「……」シューシュー
やよい「伊織ちゃん、少しは熱く、なくなったかな……」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:05:18.19 ID:AuIbmHHD0
(テクテク)
やよい「……伊織ちゃん」
伊織「……」シューシュー
やよい「伊織ちゃん」
伊織「……」シューシュー
やよい「辛いよね……熱いよね……怖いよね……」
伊織「……」シューシュー
やよい「……伊織ちゃん」
伊織「……」シューシュー
やよい「伊織ちゃん」
伊織「……」シューシュー
やよい「辛いよね……熱いよね……怖いよね……」
伊織「……」シューシュー
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:08:43.86 ID:AuIbmHHD0
やよい「辛いのも熱いのも、私じゃ助けてあげられないけれど」
伊織「……」シューシュー
やよい「怖く、ないよ……私がいるよ……」
伊織「……」シューシュー
やよい「聞こえてる……?」
伊織「……」ピカァッ
やよい「伊織ちゃん!!」
(カッ)
(パゥッ)
伊織「……」シューシュー
やよい「怖く、ないよ……私がいるよ……」
伊織「……」シューシュー
やよい「聞こえてる……?」
伊織「……」ピカァッ
やよい「伊織ちゃん!!」
(カッ)
(パゥッ)
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:13:17.69 ID:AuIbmHHD0
伊織(っ……)
伊織(熱いよ……苦しいよ……全部出てってよ……!)
伊織(助けて……パパママ……お兄様……新堂……)
伊織(みんな……律子……プロデューサー……)
伊織(……やよい………!)
「い…り………」
伊織(熱いよ……苦しいよ……全部出てってよ……!)
伊織(助けて……パパママ……お兄様……新堂……)
伊織(みんな……律子……プロデューサー……)
伊織(……やよい………!)
「い…り………」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:16:49.80 ID:AuIbmHHD0
伊織(今……どこかで、やよいの声が……?)
伊織(やよい……やよい……!)
「いおりちゃ……」
伊織(やよいっやよいっやよいっ!)
伊織「やよ……いっ!」
(カッ)
(パゥッ)
伊織(やよい……やよい……!)
「いおりちゃ……」
伊織(やよいっやよいっやよいっ!)
伊織「やよ……いっ!」
(カッ)
(パゥッ)
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:20:12.30 ID:AuIbmHHD0
(ヒョオオォォォォオオ)
伊織(ッ)
伊織(これ……うそ……これ全部……私が………?)
伊織「さっきの声……そんな……やよいっ!!!」
伊織「やよいいいいいいいいっ!!!」
やよい「えへへ」
伊織(ッ)
伊織(これ……うそ……これ全部……私が………?)
伊織「さっきの声……そんな……やよいっ!!!」
伊織「やよいいいいいいいいっ!!!」
やよい「えへへ」
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:25:23.41 ID:AuIbmHHD0
伊織「!! やよい、大丈夫っ?!」クルッ
やよい「もうっ、伊織ちゃん……ちょっと危なかったんだよ? ほら」ツンツン
伊織「あ……髪の毛……」
やよい「片方がぎりぎり当たっちゃって。ちょっとバランス悪いかなー、なんて。あはは」
伊織「ごめんなさいっ……ごめんなさいっ……!!」
やよい「うっうー、謝ることはないよ? 私、伊織ちゃんになら……別にいいかなーって」
伊織「馬鹿言わないで!!」
やよい「……ごめんね」
やよい「もうっ、伊織ちゃん……ちょっと危なかったんだよ? ほら」ツンツン
伊織「あ……髪の毛……」
やよい「片方がぎりぎり当たっちゃって。ちょっとバランス悪いかなー、なんて。あはは」
伊織「ごめんなさいっ……ごめんなさいっ……!!」
やよい「うっうー、謝ることはないよ? 私、伊織ちゃんになら……別にいいかなーって」
伊織「馬鹿言わないで!!」
やよい「……ごめんね」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:28:17.18 ID:AuIbmHHD0
伊織「私、もう、とんでもないことしてるんでしょ」
やよい「……」
伊織「この上、やよいまで、そんなことになったら……私……私っ……!」ヘタリッ
やよい「やっと、いつもの伊織ちゃんだね」
伊織「馬鹿……馬鹿馬鹿馬鹿………!」
やよい「……ごめんね、伊織ちゃん」ギュッ
伊織「ッやよいっダメっ!!」
(ジュウゥゥゥウッ)
やよい「うぁっ……!」
やよい「……」
伊織「この上、やよいまで、そんなことになったら……私……私っ……!」ヘタリッ
やよい「やっと、いつもの伊織ちゃんだね」
伊織「馬鹿……馬鹿馬鹿馬鹿………!」
やよい「……ごめんね、伊織ちゃん」ギュッ
伊織「ッやよいっダメっ!!」
(ジュウゥゥゥウッ)
やよい「うぁっ……!」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:31:49.24 ID:AuIbmHHD0
やよい「だ、だいじょう、ぶ」ジュゥッ
伊織「やよい!!」
やよい「今は、伊織ちゃんが抑えてくれてるから……それに言ったでしょ? 伊織ちゃんなら、別に何されてもいいの」
伊織「馬鹿! こんなことしてたら死んじゃうわよ!」
やよい「少しでも、伊織ちゃんの辛さ、減らしてあげたいから……少しでも、伊織ちゃんが楽になるなら」
やよい「私は、百回焼かれても、構わないよ」
やよい「伊織ちゃんは……私の大切な大切な……友達だもん……」
(ジュゥッ)
やよい「う、っくっ……」
伊織「やよい!!」
やよい「今は、伊織ちゃんが抑えてくれてるから……それに言ったでしょ? 伊織ちゃんなら、別に何されてもいいの」
伊織「馬鹿! こんなことしてたら死んじゃうわよ!」
やよい「少しでも、伊織ちゃんの辛さ、減らしてあげたいから……少しでも、伊織ちゃんが楽になるなら」
やよい「私は、百回焼かれても、構わないよ」
やよい「伊織ちゃんは……私の大切な大切な……友達だもん……」
(ジュゥッ)
やよい「う、っくっ……」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:38:15.71 ID:AuIbmHHD0
伊織「やよい……やよいぃっ……!」ポロポロ
やよい「あ、はは……おばかさんだなぁ、伊織ちゃん……その涙があれば、もうちょっと冷めるのに……」
(ポタッポタッ)
やよい「どうして涙……下に落としちゃうの……」ポロッポロッ
(ポタッシュゥッ)
やよい「あ……」
伊織「……今、やよいの涙が………」
やよい「うっうー、泣いてないもん」ポロッポロッ
伊織「……なんだか、暖かかった……冷めたのに、ぽかぽかって、暖かかったっ……!」ポロポロ
やよい「あ、はは……おばかさんだなぁ、伊織ちゃん……その涙があれば、もうちょっと冷めるのに……」
(ポタッポタッ)
やよい「どうして涙……下に落としちゃうの……」ポロッポロッ
(ポタッシュゥッ)
やよい「あ……」
伊織「……今、やよいの涙が………」
やよい「うっうー、泣いてないもん」ポロッポロッ
伊織「……なんだか、暖かかった……冷めたのに、ぽかぽかって、暖かかったっ……!」ポロポロ
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:43:14.82 ID:AuIbmHHD0
やよい「伊織ちゃん……」ギュッ
伊織「……なによ」
やよい「私、ずっと一緒にいるよ」
伊織「……馬鹿」
やよい「えへへ、馬鹿だもん……馬鹿だから……一緒にいることしか、できないの」
伊織「馬鹿よ、プロデューサーよりも誰よりも、一番馬鹿よ……」
伊織「そんな馬鹿じゃなきゃ、私の傍になんて、いられない、わよ」
やよい「もう……伊織ちゃんは素直じゃないなあ……」
伊織「やよい……」ギュッ
やよい「……うっうー、もう全然、熱くないよ」ナデナデ
伊織「やよい、やよい、やよいっ……!」ボロボロ
伊織「……なによ」
やよい「私、ずっと一緒にいるよ」
伊織「……馬鹿」
やよい「えへへ、馬鹿だもん……馬鹿だから……一緒にいることしか、できないの」
伊織「馬鹿よ、プロデューサーよりも誰よりも、一番馬鹿よ……」
伊織「そんな馬鹿じゃなきゃ、私の傍になんて、いられない、わよ」
やよい「もう……伊織ちゃんは素直じゃないなあ……」
伊織「やよい……」ギュッ
やよい「……うっうー、もう全然、熱くないよ」ナデナデ
伊織「やよい、やよい、やよいっ……!」ボロボロ
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:46:28.90 ID:AuIbmHHD0
やよい「ふふっ、伊織ちゃん……もう、泣かなくていいんだよ」
伊織「え……?」
やよい「私ね、今、嬉しいの」
やよい「伊織ちゃんが竜宮小町に入ってから、一緒にいられる時間が減っちゃって」
やよい「ステージも一緒になかなか出れなくて」
やよい「レッスンも」
伊織「ごめんなさい……」
伊織「え……?」
やよい「私ね、今、嬉しいの」
やよい「伊織ちゃんが竜宮小町に入ってから、一緒にいられる時間が減っちゃって」
やよい「ステージも一緒になかなか出れなくて」
やよい「レッスンも」
伊織「ごめんなさい……」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:50:39.54 ID:AuIbmHHD0
やよい「な、なんで謝るの? それはおかしいかなーって」
伊織「でもっ」
やよい「だって、今は、一緒にいるんだもん」ニコッ
伊織「やよい……」グスッ
伊織「……私も、やよいと一緒にいられて、嬉しい、わよ」ニコッ
やよい「うっうー、両想いー!」
伊織「バカっ、分かり切ってたことでしょ」
伊織「でもっ」
やよい「だって、今は、一緒にいるんだもん」ニコッ
伊織「やよい……」グスッ
伊織「……私も、やよいと一緒にいられて、嬉しい、わよ」ニコッ
やよい「うっうー、両想いー!」
伊織「バカっ、分かり切ってたことでしょ」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:54:36.29 ID:AuIbmHHD0
やよい「私は今、伊織ちゃんの本音を聞けて幸せなのです」
伊織「隠してたつもりはないけど」
やよい「嘘ばっかり」
伊織「本当よ?」
やよい「……えへへ、知ってた」
伊織「そうじゃなきゃ、私と一緒になんていられないものね」
伊織「隠してたつもりはないけど」
やよい「嘘ばっかり」
伊織「本当よ?」
やよい「……えへへ、知ってた」
伊織「そうじゃなきゃ、私と一緒になんていられないものね」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 01:59:08.42 ID:AuIbmHHD0
やよい「ねぇ、伊織ちゃん」
伊織「うん」
やよい「私達、これからも」
伊織「うん。ずっとずっと」
「「一緒だよ――」」
(ピシィッ)
伊織「うん」
やよい「私達、これからも」
伊織「うん。ずっとずっと」
「「一緒だよ――」」
(ピシィッ)
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 02:03:09.58 ID:AuIbmHHD0
――ねぇ、やよい
――なぁに?
――次のライブ、律子達には黙って、どっちかのソロステージ、一緒にやっちゃわない?
――うっうー、それ、楽しそう! サプライズってやつだよね!
――私が竜宮に入ってから、フルメンバー以外に二人でステージ立つ機会がじゃない?
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 02:06:54.35 ID:AuIbmHHD0
――私も伊織ちゃんとやりたいかなーって!
――決まり! みんなびっくりするわよ!
――律子さんの眼鏡がずり落ちちゃったりして
――プロデューサーはきっと、「伊織ぃっ!!」とか叫ぶわね
――なんだか簡単に想像できちゃうね!
――きっと、きっと楽しいわ
――うん、そうだね
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 02:09:27.98 ID:AuIbmHHD0
――ねぇ、伊織ちゃん
――なぁに?
――その次は、なにしよっか?
――その次はその時考えればいいじゃない
――えーっ、ほら、計画するのって、楽しいよ!
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 02:11:50.30 ID:AuIbmHHD0
――まぁ、旅行とか、そういう気もするけど
――考えるだけならタダだよ!
――そうねぇ、その次は……して……
――うんうん! その次は……
――その次は……
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 02:15:40.70 ID:AuIbmHHD0
――ねぇ、やよい
――なぁに?
――ありがとう
――えーっ、なんだか伊織ちゃんらしくない
――こらっ!
――えへへ
――バカね、もう
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 02:19:40.58 ID:AuIbmHHD0
――私もいっぱいあるよ、ありがとう
――やよいにはいつも言われてるわよ
――ううん、そうじゃなくて
――え?
――ありがとう
――どういたしまして
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/15(木) 02:23:31.31 ID:AuIbmHHD0
――伊織ちゃん、私ね
――やよい、私もね
――
おわり
引用元: ・P「伊織の額に限界が来てる」
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