【お礼】

 ―20時、軽巡洋艦寮・北上&大井の部屋―

コンコン

提督「北上、いるか?」

北上「いるよー。どしたの?」ガチャ

提督「その、この前夜に俺の仕事を手伝ってくれたじゃん?だから、そのお礼がしたいなーなんて…」

北上「えー?別に気しなくてもいいよ?アタシが好きでやったんだから」

提督「そうは言っても、俺の気が済まなくてな…」

北上「んー…じゃあさ」

提督「?」

北上「アタシと提督の2人で、ホテルで食事って言うのはどうかな?」

提督「そんなんでいいのか?」

北上「いいんだよ、別に。提督の財布事情も考えてこれにしたんだから」

提督「……分かった。いいよ」

北上「よっし」

提督「なら、ちょっとその服装は考えた方がいいぞ」

北上「え?」

提督「ホテルで食事するのに、制服みたいな服じゃダメだろうが」

北上「がーん…」

提督「無いんなら、飛鷹か隼鷹あたりに聞いてみたらどうだ?お下がりの服は無いかって」

北上「……分かった。聞いてみるよ」

提督「じゃあ、明日また話そう」

北上「分かった。そんじゃね」パタン

提督(今この場に大井がいたら、俺死んでたかもしれない…)


 ―数分後―

大井「ただいま、北上さん」

北上「お帰りー」

北上(大井っちに教えると絶対めんどくさい事になるから、黙っとこ)


【続く】

460: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/16(土) 22:18:31.63 ID:L69rX69j0
【食事】>>2レス以上続きます

 ―翌日10時過ぎ、執務室―

提督「とりあえず、ホテルの食事は予約できたよ。今日の夜7時半。中心街にあるホテルだ」

北上「あらら。てっきり、大和ホテルにでもするのかと―」

提督「やめろ。大和が泣くから」

北上「ふふっ」

提督「で、それっぽい場所に顔が効きそうな服は見つかったのか?」

北上「うん、見つかったけど、行く時まで見せない事にするよ」

提督「そうか、じゃあ楽しみにしてるから」

北上「そーそー。楽しみは後に取っておかないとねぇ」

提督「ところでお前、テーブルマナーとかわかるか?」

北上「テーブルマナー?」キョトン

提督「その顔は知らないって顔だな…」

北上「そりゃ今まで一度もホテルで食事した事なんてないからさ」

提督「仕方ない…えーっと」ゴソゴソ

北上「?」

提督「行くまでにこれを読んどけ」

つ[初心者にもよくわかるテーブルマナー]

北上「へー、提督ってこんな本も持ってるんだ」

提督「提督になりたての時は、これをよく読んだよ」

北上「そんな事があったんだ…。うん、じゃあ読んどくよ」

提督「頼むぞ」

462: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/16(土) 22:25:30.58 ID:L69rX69j0
 ―夜6時半頃、執務室―

提督「ふむ、そろそろ行かないと間に合わないんだが…」

コンコン

北上『お待たせー』

提督「来たか、一体どんだけ―」

北上「ごめんごめん」ガチャ

提督「」

北上「…あれ、提督?って言うか、提督もちゃんとした服装何だな…」

提督(パステル系のロングドレス…だと?)

北上「あ、もしかして提督ってばアタシの魅力に堕ちた感じ?」

提督「ああ」

北上「そ、そうなんだ…///」

提督「あ、すまん///」

北上「………///」

提督「って、ヤバい。ちょっと時間が押し気味なんだ。急いで行こう」

北上「え、あ、もうこんな時間か。飛鷹に着付けを手伝ってもらってたら遅くなっちゃった…」

提督「少し、早足で行こう」

北上「おっけー」ギュッ

提督「…手をつなぐのは反則だと思うんですけど」

北上「だって、提督の歩くスピードって結構速いんだもん。遅れたりしたらヤだからさ」

提督「…仕方ないな。だが一応、コート着とけ」

北上「ほいほいっと」バサッ

463: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/16(土) 22:35:36.84 ID:L69rX69j0
 ―19時半前、中央街ホテル・レストラン―

北上(……ヤバい、結構ガチな雰囲気だ…)

ウェイター「いらっしゃいませ。ご予約の__様でいらっしゃいますね?」

北上(そう言えば、鎮守府以外で提督の苗字聞いたの初めてかも…)

提督「ええ、そうです」

ウェイター「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」

北上「…………」ギクシャク

提督「(緊張しすぎだろ…)」

北上「(だってこんな場所に来たの初めてなんだもん!ああ…中には沢山のセレブっぽい人が…)」

提督「(気にするな。気にしたら負けだ)」

北上「(…そう言うものかね…)」

ウェイター「こちらのお席へどうぞ」

提督「ありがとうございます」

北上「あ、ありがとうございます」

ウェイター「ご予約されたのはAコースでよろしいでしょうか?」

提督「はい、そうです」

ウェイター「かしこまりました。では、まずはお飲物からお持ちいたします」

提督「お願いします」ペコリ

ウェイター「では、ごゆっくり」スタスタ

北上「……提督って、結構手馴れてるんだね」

提督「ああ。提督会談の後とかで、元帥さんとかと一緒にこういう場所に来る事が多いから、体が慣れちゃったんだよな…」

北上「ふーん…。ところで提督、この皿の水は?飲んでいいの?」

提督「それは指を洗う用の水だ。と言うかお前、ちゃんとあの本読んだのか?」

北上「いやー、一応読んでみたけど、何がなんだかさっぱりで…」

提督「ったく…」

464: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/16(土) 22:44:06.65 ID:L69rX69j0
ウェイター「失礼いたします。お飲物をお持ちいたしました」コト

提督「ありがとうございます」

ウェイター「どうぞ」コト

北上「あ、どうも…」ペコリ

ウェイター「では、オードブルをお持ちいたしますので、お待ちください」スタスタ

提督「…じゃあ、北上」スッ

北上「あ、うん」スッ

提督&北上「乾杯」キン


 ―オードブル―

北上「……まさか、これが主菜?これだけ?」

ウェイター「………」チラッ

提督「バカ言え。メインディッシュは後だよ」


―スープ―

北上「………」ズズッ

ウェイター「…!」ピクッ

北上「(スープは音を立てずに飲むのがマナーが良いって聞くけど、難しいね…)」

提督「(そういう時は、スプーンを縦に持って飲むと良い)」

北上「(分かった。やってみるね)」

北上「………」ススス

北上「(おお。確かに飲めた!)」

ウェイター「………」ホッ

提督「(料理よりあのウェイターの胃が心配だな…)」


 ―メイン―

北上「……何か、鳳翔さんの料理の方がいい気がする…」

ウェイター「………」ズーン

提督「(おい、ばっ、ちょっ、なんて事言いやがる!!ウェイターが思いっきり凹んでるぞ!それとそう言う言葉は鳳翔さんの前で言ってあげて!)」

北上「(おー、提督って優しいんだね)」

提督「(感想はそこじゃねぇ!)」

465: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/16(土) 22:54:14.42 ID:L69rX69j0
 ―デザート―

北上「(うん、美味しいね)」パクッ

提督(ついに別のウェイターがやってきたか…)

北上「(あれ、提督どうしたの?デザート美味しくない?)」

提督「(いや、そう言う意味じゃなくて…)」

北上「(食べる気ないんなら、もらっちゃうよ)」

提督「(やめろコラ!)」


 ―数時間後、帰路―

北上「むー、何だかあんまりお腹に溜まらないね…」

提督「フルコースの料理なんてそんなもんだよ。あの店は結構マナーは軽い方だったぞ?本場のフルコースとなると、もっとメニューが増えるがな」

北上「ありゃー…」

提督(なんとか俺の財布で保てたか…よかったぜ)

北上「次はもっと、フルコースとかじゃない軽い店が良いねー」

提督「えっ、また行くのかよ…」

北上「いいじゃんか―っと」ドンッ

不良1「あ?おい、ちょっと待てや」

北上「?」

不良2「ハテナじゃねえよ。何だお前、他人にぶつかっといて謝りも無しかよ、オイ?」

提督「…あ」

提督(いるんだな…今時こんな、頭の中空っぽみたいな不良…)

北上「あ、ごめんなさ―」

不良2「今さら謝ってんじゃねぇよ。もっと早く謝れよ、ああん?」

北上「だから、それを含めて謝ろうとして―」

不良1「あーあー。何か肩がいてーなー。こりゃ骨折れちゃったかなーん?」

不良2「げっ、マジかよ。おいおい、女。どう落とし前つけさせてくれるんだよ」

北上「いや、あの、どう見たって骨は―」

466: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/16(土) 23:00:39.30 ID:L69rX69j0
不良1「ぐちゃぐちゃうるせーなぁ!良いからさっさと慰謝料と治療費出せや!」

北上「そんな、横暴な―」

不良2「横暴も何もねーよ。それともナニか?金がねぇってんなら体で払っても―」

提督「おい、その辺にしといてくれないか」

不良2「お、何だテメェ。部外者のくせに」

提督「部外者じゃない。コイツは俺の連れだ」

不良1「あ、もしかして彼氏サン?ならお前でもいいや。お前この女に代わって金払ってもらおうか」

提督「金なら無い」

不良2「テメェ、舐めてんじゃねーぞ?」

提督「舐めてなんてないよ。第一お前らみたいなの舐めたら舌が腐るだろうが」

不良1「てんめぇ…ふざけてんのかオラァ!!」

提督「まったく、こちとら怨念相手に毎日毎日戦ってるんだぜ…」

不良2「ハ?お前ちょっと何言ってんのかわけわかんね―」

提督「テメェらみたいなチンピラなんざちっとも怖くねぇんだよ!」

ガスッ

不良1「オォッ!?」ヨロッ

不良2「兄貴!?」

提督「逃げるぞ!」ダッ

北上「う、うん!」ダダッ

不良1「ちっ、追うぞ!」

不良2「りょ、了解っス!」

467: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/16(土) 23:06:49.07 ID:L69rX69j0
 ―数十分後、路地裏―

不良1「ったく…アイツらどこ行きやがった…」ハァハァ

不良2「見当たらないっスね…どこまで走ったのか…」

コツン

不良1「お?」クルッ

不良2「え?」クルッ

コツ、コツ

??「北上さんを…北上さんを…」

不良1「何だテメェ…」

不良2「い、いや兄貴…アイツは何か…」

カツン!


??「貴様ラを生かシておクワけには、イカナい!!!!」クワッ


不良2人「!!!」

ズッドォオオオオオオオオオオオオオオオオオン

不良2人「ギョエエエエエエエエエエエエ…」

 翌朝、ぼろきれみたいになった瀕死の男2人が路地裏で発見されたという。

468: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/16(土) 23:11:24.83 ID:L69rX69j0
―約1時間後、鎮守府近くの公園―

提督「ぜーはー…」

北上「はーひー…」

提督「逃げ切ったか…ふぅ」

北上「…………」

提督「北上、大丈夫―」

北上「…………」ダキッ

提督「お、おい…」

北上「怖かったぁ…怖かったよぉ…」グスッ

提督「…意外だ。深海棲艦よりも怖かったってのか?あんな頭空っぽの不良が」

北上「…深海棲艦も怖いけど、アイツらも少し怖くて…あんなの初めてで…それで…」グスッ

提督「ったく…お前仮にも艦娘なんだから力技で振り切ればよかったものを…」

北上「怖くて、自分が艦娘だっていう事をちょっとの間忘れちゃって…」グスッ

提督「やれやれ…」

北上「……ねぇ、助けてくれてありがとう」

提督「お礼を貰うほどのもんじゃない」

北上「だから、お礼させて?」

提督「え、お礼って―」


北上「……ちゅっ」


提督「ん………………………………ん!?」

北上「ぷはっ」

提督「あ……あ……」パクパク

北上「ふぅ、何かキスしたら落ち着いたし、さ、鎮守府へ戻ろう?」

提督「ちょっとぉ!!ねぇ!!」

北上「……続きはいつか、一緒に過ごせるようになったら、ね?」ニコッ


【END】

473: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/17(日) 10:18:27.00 ID:atkXUuDK0
【スカート】

 ―14時、重巡洋艦寮・休憩室―

鈴谷「ふと思ったけどさ、鈴谷達最上型の中で最上だけスカートじゃなくて短パンだよね」

最上「そう言えばそうだね。今まで気にしてなかったけど…」

熊野「最上が短髪でその格好だと、何か男の子みたいに見えるのですけど…」

最上「なっ、ボクは男の子じゃないよ!」

三隈「大丈夫ですよモガミン。三隈はモガミンが女の子でも男の子でも変わりなく接するつもりですから」

最上「違うってば!」

鈴谷「じゃあ、この際最上もスカートにしてみる?」

最上「ん~…スカートも穿いてみたいとは思ってたんだけど…」

熊野「じゃあ用意してきますわね」


 ―数分後―

三隈「どうですか?」

最上「…何か足元がスースーするねぇ…」

鈴谷「それは男の子が初めてスカートを穿いた時の感想じゃん…」

三隈「やっぱりモガミンって男の子―」

最上「違うよ!?」

熊野「いえいえ。最近では"男の娘"っていう言葉もあるくらいですから、可能性は十分にありますけど…実際に見るのは…」

三隈「三隈はどんなモガミンでも平等に愛するつもりですわよ!」

鈴谷「……(コクコク)」ポンポン

最上「違うってやめてって!もー!」


【END】

474: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/17(日) 10:33:31.81 ID:atkXUuDK0
【ウィンク】

 ―10時、執務室―

コンコン

提督「どうぞー」

古鷹「失礼します、提督。古鷹、改造が完了しました!」

提督「おお…何か大人っぽくなったな…」

古鷹「右腕の艤装も、前回より強固なものになりましたね…」

提督「後は……服の下にインナーを着たのか」

古鷹「前の服装だと、お腹が少し出ていて寒かったので…」

提督「それと、右目の光が少し強くなったか…?」

古鷹「そうですか…?自分ではあまり気づきませんけど…」

提督「いや、結構強い。今見てるだけでも少しきついから…」


 ―19時、オリョール海―

古鷹「よーっし、夜戦を始めよう!腕が鳴るね!」

扶桑「古鷹さん、探照灯をお願いします!」

古鷹「了解!探照灯、照射!」パチッ

加古「あーそっか…左目が探照灯だから、右目を閉じる必要があるのか」

古鷹「うん、力を集中させなきゃいけないから…」

山城「何か、ウィンクしているみたいね…」

古鷹「ウィンクじゃありませんよ!」


―敵艦隊側―

軽空母ヌ級「ドウシヨウ…オレ、カンサイキトバセナイヨ…」中破

重巡リ級「マカセナサイ、アタシガアンタヲマモッテヤルカラ」

軽空母ヌ級「アネサン…ン?ナニカヒカリガ」


古鷹『探照灯、照射!』キュピーン


軽空母ヌ級(何か左目が光っている艦娘がこっちにウィンクをしてきた。可愛い、めっちゃ可愛い!)

軽空母ヌ級「グハッ!!!」撃沈

重巡リ級「オイイイイ!!!」


 ―鎮守府艦隊側―

古鷹「あれ?何か、探照灯をつけただけでヌ級が撃沈しちゃった…」

加古「古鷹のウィンクの可愛さにやられたんじゃね?」

古鷹「も、もう!そんな冗談言わないで!」

リ級(あながち冗談でもないんだけどね…)


【END】

475: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/17(日) 10:42:03.48 ID:atkXUuDK0
【夕雲のターン】

 ―12時、執務室―

提督「さてと、もうそろそろ食堂開くし、休憩も兼ねて―」

コンコン

提督「どうぞー」

夕雲「失礼いたします、提督」

提督「夕雲か、どうした?」

夕雲「お昼ご飯、まだでしょう?」

提督「ああ、今から食堂へ行こうかと―」

夕雲「実は提督のために、お弁当作ってきました」スッ

提督「えっ、俺のために?悪いな、わざわざ…」

夕雲「一緒にいただきましょう?」

提督「別にいいけど…」

夕雲「はい、あーん♪」

提督「……いや、それは流石に…」

夕雲「あーん♪」

提督「……あーん」パク

夕雲「お味の方はいかがですか?」

提督「……うん、美味しいよ」

夕雲「ふふっ、よかった♪」

提督(何か、変な感じだな…)


如月「…………」グヌヌ


【続く】

476: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/17(日) 10:50:07.32 ID:atkXUuDK0
【如月のターン】

 ―21時、執務室―

提督「ふぅ、やっと仕事が終わったか…」コキコキ

提督「そろそろ、寝る準備でも―」

コンコン

提督「…誰だ?こんな時間に…」

如月「司令官、夜分遅くにすみませんね」ガチャ

提督「如月か?どうした、こんな遅くに」

如月「司令官の部屋の明かりがずっと点いていたから、まだお仕事なさっているのかなって思って」

提督「ああ、それなら大丈夫だよ。今終わったところだから」

如月「それで司令官、お疲れではありませんか?」

提督「ん~…まあ疲れたって言えば、疲れているかな?」

如月「もしよかったら、如月のお膝、お貸ししますよ?」

提督「……いやいや、如月みたいな小さい子の膝枕なんて、俺ホントに憲兵さんにしょっ引かれちゃうから…」

如月「………」グイグイ

提督「痛い痛い!耳を引っ張るんじゃありません!やめなさいっての!」

ストン

如月「…どんな感じかしら?」

提督「………意外と、悪くない感じだな」

如月「このまま寝てもいいんですよ?」

提督「それは如月に負担がかかり過ぎる。少しの間だけ、お願いする事にするよ」

如月「分かったわ♪」


夕雲「…………」グヌヌ


【続く】

483: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 21:28:56.87 ID:GlXCZEAO0
【説教】

 ―17時、空母寮・千歳&千代田の部屋―

千歳「ねえ千代田。今夜一緒に飲みにいかない?」

千代田「飲みに行かないって、いつも那智さんや隼鷹さんと行ってるじゃない?」

千歳「それが、那智は『今日は休肝日だから飲みに行けない』って言うし、隼鷹は今日遠征でいないし…」

千代田「………」

千歳「提督に一緒に飲もうって言っても、書類片付けるのが忙しいからって、断られちゃってね…」

千代田「………」フルフル

千歳「1人で飲みに行くのも寂しいから、一緒に飲まない?千歳」

千代田「千歳お姉!ちょっとそこに正座!」ビシィ

千歳「は、はいっ!」セイザ

千代田「いい千歳お姉?お姉は曲りなりにも艦娘なんだよ?そんなお酒の事より海の平和を取り戻す事を考えなくっちゃね―」アーダコーダ

千歳「あ、あの千代田?」

千代田「だまらっしゃい!」

千歳「ひえっ!」ビクッ

千代田「それに那智さんが休肝日だって言うのに、千歳お姉は休肝日なんて作った事が全くないじゃない!だから那智さんをもっと見習って―」クドクド

千歳「あの、もしもーし?」

千代田「そもそも"酒は百薬の長"なんて言葉があるけど度が過ぎると病気になって死んじゃう事も―」ガミガミ


 ―翌日10時、鎮守府廊下―

提督(昨日は千歳の誘いを断っちゃったからな…今日は誘ってあげようかな…)

千歳「…………」スタスタ

提督「お、千歳」

千歳「はい?どうしました?」

提督「あー…昨日は酒の誘い断っちゃって、ゴメンな。だから、そのお詫びに今夜一緒に飲まないか?」


千歳「あの、すみません…。私しばらくの間、お酒は控えようと思います…」


提督「!?」

千代田(3時間説教するなんてやりすぎたかな…。でも、これもお姉の健康のためだし問題ない!)コクコク


【END】

484: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 21:36:18.48 ID:GlXCZEAO0
【趣味】

 ―14時、執務室―

提督「飛鷹、お前この前北上にドレス貸してやったよな?」

飛鷹「ああ、確かに貸してあげたわね」

提督「北上に合うサイズのドレスなんてよくあったな」

飛鷹「え、あのドレス私が作ってあげたんだけど?」

提督「えっ!?」

飛鷹「あら、知らなかった?私の趣味って裁縫なのよね」

提督「ドレスって自分で作れるのかよ…と言うか、位置に一日ぐらいで作れるもんなのか…」

飛鷹「まあ、時間は大分有り余っていたから余裕だったわね」

提督「ちなみにいつから裁縫なんてやっていたんだ?」

飛鷹「数か月ぐらい前かな…。入渠ドックで入渠中の暇つぶしに始めたのがきっかけ、だったかな?」

提督「入渠ドックで裁縫できるのかよ!?」

飛鷹「最初に作ったのは巾着袋で、その後はぬいぐるみとか、セーターとか…。でその発展形でドレスを作ったのよ」

提督「…もしかして、お前の部屋にしまってあるドレスとかも全部…」

飛鷹「いや、自分で作ったのもあるけど、ほとんどは持ってきたものよ」

提督「そ、そうか…。しかし、意外だな。飛鷹の趣味が裁縫なんて」

飛鷹「あら、そうかしら?」

提督「……そんなに女性的な趣味があるのに、何でお前って目立たないのかな」

飛鷹「…まさにそれよね…」


【END】

485: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 21:47:04.15 ID:GlXCZEAO0
【クズ】>>2レス以上続きます

 ―17時、執務室―

提督「……不知火、あの書類どこだって?」

不知火「はい、こちらに」スッ

提督「ありがとうな」

リリリリリン

不知火「司令、お電話が」

提督「はい、関東第参鎮守府提督です」ガチャリ

??『どうもぉ、提督クン?』

提督「……またテメェか。玖督」

不知火「?」

玖督『ええ、そうですよ。第玖鎮守府の提督ですよ?』


[玖督]

関東第玖鎮守府の提督。艦娘達をただの兵器・自分の欲望を満たすための道具としか扱っておらず、自分の意に沿わない艦娘は片っ端から解体するという、

クズ中のクズ。常に人を見下すような言動をする、冷酷非道な男。エリート気取りだが、本当にエリートなのが心底腹が立つ。


提督「……エリートのテメェが、何の用だ」

玖督『いやだなぁ、この僕が直々に君に電話をかける用件なんて一つぐらいしかないじゃないか」

提督「……………」

不知火「……………」コソッ

玖督『今回の作戦の成果の報告、だよ?』

提督「……やっぱりか」

提督(この前数発殴ってやったって言うのに、何にも反省してねぇんだな、コイツ)

不知火「(提督、こんな輩の言う事など無視してしまえばよいのでは?)」

提督「(それもそうなんだが、そうするとこいつ余計に面倒くさい事になるんだよ)」

玖督『で?そっちはどうだったのかなぁ?』

提督「……第5海域まで解放。それ以降は諦めた」

玖督『難易度は?』

提督「……全部"丙"だ」

486: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 22:00:14.67 ID:GlXCZEAO0
玖督『へぇ?君みたいな落ちこぼれが、丙作戦とはいえ、随分と頑張ったんじゃないかな?褒めてあげよう』

提督「いらん」

玖督『で?第6海域は?』

提督「…諦めた。艦娘達の状態と残り資源を鑑みて、作戦を中止した」

玖督『おやおや。やっぱり君はとんだ甘ちゃんだねぇ。ボクなんて、全海域難易度甲でクリアしたよ?』

提督「そうかい」

玖督『それに、作戦中止の理由が"艦娘達の状態を鑑みて"、って何だいそれ?そんなんだから君は甘ちゃんなんだよ』

提督&不知火「…………」

玖督『艦娘なんて所詮はただの兵器だ。いくらでも代わりの作れる乱造品。せいぜい、欲望を満たす程度の価値しかない。そんな奴らに情を移すから、

   今回みたいなヌルヌルの作戦もクリアできないんだよ』

提督「……ああ、そうかい。俺はどうせ甘ちゃんですよ」

不知火「……………」フルフル

玖督『もうこの作戦で僕は2,3隻ほど艦娘を沈めちゃったけど、特に何も感じないしね。どうせまた代わりが作れるんだから、悲しくもなんともないよ』

不知火「!!!」バッ

提督「(抑えろ、不知火)」ガシッ

不知火「(しかし司令、こんな男…!)」

玖督『悔しいんなら、そんな情は捨てて、ただそいつらを兵器として扱うようにするんだね。それが、僕がエリートでいられる所以さ』

提督「…遠慮する」

玖督『ふん、まあいいや。こっちは甲勲章を二つも貰っちゃって、ウハウハだよ。今、第6海域で見つけたイタリアの艦娘もこっちへ向かっている、

   って言うし楽しみだよ。色々な意味でねぇ』

提督「…そりゃよかったな」

玖督『ふふん、じゃあ、またいつかね?』ガチャリ

提督「…………」ガン!!

不知火「……司令、先ほどの男は…」

487: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 22:08:48.11 ID:GlXCZEAO0
提督「……第玖鎮守府の提督だ」

不知火「あの男、残酷すぎる発言を…」

提督「それがアイツのスタイルだ。艦娘なんてただの兵器。それがヤツの持論だよ」

不知火「…………」

提督「あの鎮守府は最低とも言われている。艦娘達の事を鑑みない出撃と遠征のスケジュール、戦果を挙げられない艦娘は無条件で解体、艦娘の体は、

   全て自分の欲望を満たすためにある、そんなクズだ」

不知火「…………」

提督「前に、ウチの艦隊がそのクズの艦隊と演習をしたんだが、俺達の艦隊の旗艦・翔鶴曰く、『感情の籠っていない目をしている、正真正銘の兵器』、

   そう言っていた」

不知火「…………」

提督「演習中も、機械的な会話しか交わさなかったらしい。励まし合う事も、援護をする事もせず。多分あれ、洗脳か何かだろうな」

不知火「そんな鎮守府が、なぜ公に知らされていないんですか…」

提督「もちろん、異変に気付いた提督が憲兵団に通報して、何度か立入検査が行われたが、異常は確認されなかったと言う事だ」

不知火「……どうして…」

提督「恐らく、憲兵団との間に何らかのパイプを通しているんだろう。艦娘の体を提供する代わりに、異変は無かった事にしてくれとか、

   そんな感じなんだろうな」

不知火「……その鎮守府、今から潰しに行きましょう」ジャキッ

提督「無駄だ。逆にやられる。それ相応の実力もあっちは持っているんだから」

不知火「……じゃあ、どうすれば…」

提督「……それが、分からないんだよ」


【続く】

488: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 22:18:59.29 ID:GlXCZEAO0
【憲兵さん】>>2レス以上続きます。

 ―数分後―

バァン

不知火「!」ビクッ

提督「ん?」

憲兵「……地獄から戻ってきたぞ、提督よ…」


[憲兵]

海軍直属の警察のようなもの。海軍の規律と秩序を乱さないように活動をしている。このシリーズに出てくる憲兵は、

提督を  コンの罪で逮捕しようとするが、艦娘達の妨害によってことごとく失敗してしまう。


提督「…長門のパンチを喰らって海に飛ばされても、まだ生きていたのか…」

憲兵「ああ、今日はお前を  コンの罪で逮捕するのは諦めて、公務執行妨害で逮捕する事にするとしよう」

不知火「司令の邪魔をするならば―」

提督「待て不知火。憲兵さんよ、少し聞きたいことがあるんだがいいか?」

憲兵「何だ突然に」

提督「関東第玖鎮守府については知ってるか?」

憲兵「ああ、知ってるぞ。確か、エリートの男が提督を勤めている、関東では第1位の戦果を誇る北関東側の鎮守府だったか」

提督「その鎮守府、前に何度か立入検査が実施されたよな?」

憲兵「…確か、6回ほどだったな。いずれも、特に異常なしとの報告が北関東の憲兵所から報告されている」

提督「……お前さんは、特に第玖鎮守府の提督とは関わりは持っていないな?」

憲兵「ああ、俺の担当は関東でも南の方だからな。行った事は無いし、会った事も無い」

提督「…俺さっき、その第玖鎮守府の提督と電話をしたんだよ。それで、その会話の内容がこのメモリに保存されている」カチャリ

不知火「司令、いつの間に…」

提督「お前が受話器に耳を寄せてきた時に、コソッとな」

489: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 22:25:52.94 ID:GlXCZEAO0
憲兵「待て、どういう事だ…。お前らさっきから何を―」

提督「まあ、このメモリの内容を聞けばわかる」

憲兵「?」

カチッ


 ―数分後―

憲兵「……これは、本当なのか?」

提督「ああ」

憲兵「音声を加工したとか、そう言うのは無いのか?」

不知火「それはありません。この不知火が、証人となります」

憲兵「…………」

提督「さあ、憲兵。お前はどっちの提督を選ぶ?憲兵1人を海に吹き飛ばした艦娘が所属している鎮守府の提督か、艦娘の体・心の事を何も考えていない、

   超ブラック鎮守府のクズ提督か、どっちを逮捕する?」

憲兵「……分かった。今日はお前を見逃す。この件に関しては、我々憲兵で調査してみる」

提督「…北関東の憲兵共はあてにならない。第玖鎮守府の提督に買収されている。なるべく、南関東の憲兵で対処してくれ」

憲兵「…分かった」

提督「……それと、済まなかった。これまでは色々やっちまって」

憲兵「……俺は憲兵だ。あの程度の事、何ともない」

提督「それはそれでどうとも思うが…」

490: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 22:37:21.71 ID:GlXCZEAO0
 ―翌朝9時、執務室―

提督「……今日の新聞はっと…」バサッ


『第玖鎮守府提督、逮捕!エリート鎮守府の実態は、超ブラック鎮守府?』

『艦娘達の心身状態を鑑みない出撃や遠征を繰り返していた事が、当該鎮守府の艦娘達の証言から判明された』

『洗脳や薬物を用いて、性的暴行を繰り返していたとされている。使用された機材や薬物も発見』

『第玖鎮守府は解体。所属していた艦娘達は、当面の間各地の鎮守府や新しくできた鎮守府に異動』

『今後は、その艦娘達の心のケアと薬物の治療が課題とされている』


提督「あいつ、仕事が早すぎるな…」ハハッ

コンコン

不知火「失礼します、司令」ガチャ

提督「不知火か、どうしたんだ?」

不知火「昨日の引継ぎの書類です。それと郵便受けに、直接放り込まれたと思われる手紙が一枚」

提督「ん~?どれどれ?」ペラッ

不知火「…どなたからでしたか?」

提督「…………あの憲兵からだ」

『今回は、ブラック鎮守府摘発に感謝する。また、摘発された元第玖鎮守府に所属している艦娘を1人、そちらへ保護していただきたい』

提督「なるほどな。第玖鎮守府から、新しい艦娘が1人こっちに配属される。そいつの心のケアをしなくっちゃな」

不知火「できれば、早くこの鎮守府に馴染んでもらえると嬉しいですね」

提督「そうだな」

『それと、勘違いするなよ。今回は憲兵として、より脅威となる元第玖鎮守府の提督を逮捕したまでだ。貴様の事はいずれ逮捕してやるから、

 首を洗って待っておくといい』

提督「アイツただのツンデレじゃねーか」

493: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 22:42:35.20 ID:GlXCZEAO0
コンコン

提督「はい?」

榛名「失礼します、提督。憲兵団の方が、この鎮守府で引き取ってほしいと、艦娘の方を1人連れてきました」

提督「ああ、アイツか。通してくれ」

榛名「いえ、それが…。その方は艦娘の方を置いて、帰って行ってしまいました…。必要書類を渡されましたので、確認をお願いします」バサッ

提督「ああ、ご苦労さん」

提督(照れ隠しのつもりか?)

不知火「…もしかして」

提督「ああ、その元第玖鎮守府の艦娘が来るぞ」

榛名「では、その新しい艦娘の方を通してもよろしいでしょうか?」

提督「ああ、頼むよ」

榛名「では、どうぞ」

??「はい」

コツコツ

提督「……おぉ」

不知火「この方は……」


Rome(以下ローマ)「ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦4番艦、ローマです。よろしく」


【憲兵さんとの戦いはこれからも続く】

495: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 22:49:34.62 ID:GlXCZEAO0
【第2回・艦娘知識試験採点➉】

ジャンル:国語

問10.『繰り返し何度も起こる、と言う意味を持つ四字熟語を答えよ』


・飛鷹の答え 『再三再四』

 提督のコメント:正解です。


・川内の答え 『輪廻転生』

 提督のコメント:来世はこの問題が解けるようになってください。


・扶桑の答え 『無間地獄』

 提督のコメント:こんな事は何度も起こってほしくありません。

496: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/18(月) 22:53:06.99 ID:GlXCZEAO0
【一日1人、キャラ紹介】

≪飛鷹≫

飛鷹型軽空母一番艦。艦娘No.65。さばさばした妹の隼鷹とは違いクールな性格。隼鷹が日本酒・ビールなどの酒が好きなのに対し、飛鷹は外国のお酒、

つまりカクテルやウイスキーと言ったシックな酒が好き。しかしやっぱり姉妹なのか、かなり酒が入ると酷い酒乱になる。商船を改造した空母だからか、

日常の至る所の所作にお嬢様らしきものが目立つ。しかし、なかなか自分のキャラがなかなか目立たない事が悩み。趣味は裁縫。

好きな言葉は『美人薄命』。

509: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/19(火) 21:15:53.63 ID:+cG+Xemd0
【喜怒哀楽】

 ―10時過ぎ、執務室―

初春「提督、艦隊が帰投したぞ」ガチャ

提督「お、お疲れ様。どうだった?」

初春「妾が"えむぶいぴー"を取ったぞ!妾を慕うと良いぞ!」

頭の上の機械「(上下にゆらゆら)」フワンフワンフワン

提督「お、おう。しかし空母の奴らとかを差し置いてMVPを取るってすごいな」

初春「妾の四連装魚雷が、夜戦で敵の旗艦を沈めたのじゃ」

提督「へぇ、もう自分の艤装をそこまで操れるのか~。すごいな」ナデナデ

初春「こ、こら!そのように頭を撫でるでない!この罰当たりめが!///」

頭の上の機械「(ねじれた動き)」ガタガタガタ

提督「………ところで、他の奴らは?」

初春「それがの、隼鷹が中破して若葉が入渠どっくへ連れて行って、その時隼鷹が『報告は初春に任せるわー』と言うておったのじゃ」

提督「そう言う事か…」

初春「妾がもう少し頑張れば、隼鷹もケガをせずに帰投する事ができたかもしれぬのに…」シュン

頭の上の機械「(何か下に落ち気味)」シューン

提督「……子日は?」

初春「子日はケガをしておらんかったから先に補給所へ…」

ガチャ

子日「ごめん初春!うっかり燃料こぼしちゃった!」

初春「この馬鹿者!それぐらい自分で何とかせぬか!」

子日「それが、うっかり畳にこぼしちゃって…手伝ってくれない?」

初春「まったく…そこまで妾を連れて行け!」

頭の上の機械「(超高速回転)」ギュルギュルギュルギュル

提督(あの頭の上の奴…どういう仕組み何だ…?)


【END】

511: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/19(火) 21:27:31.49 ID:+cG+Xemd0
【バックダンサー】

 ―14時、南西諸島沖―

ザザザザザ

那珂「まだこっちの方は気温が温かいね~」

川内「確かに、鎮守府の方よりは少し暑いかも…」

神通「ですが、海の上を走る事でかなり涼しくなっていますね…」

那珂「タンカーの人達も、暑いんじゃないかな?」

川内「どうだろうねー。タンカーにも冷房とかはついているんじゃないの?」

神通「でもよかったですね。今回も深海棲艦に襲われないで。タンカーの人達もこちらへ手を振っていますよ?」

那珂「あ、そう言えば港に着いたら那珂ちゃんのライブを皆に見せるんだった!」

川内「いつの間にそんな約束をつけたのやら…」

那珂「…実はそこで那珂ちゃん、『那珂ちゃんのお姉ちゃん達もライブに出るよー!』って言っちゃって…」

神通「勝手に何を言っているんですか!」

那珂「そこでお願い!バックダンサーでもいいからライブに出てくれない?見る人は多分タンカーの人とか港の近くに住んでる人とかだから、

   結構人は少なくてあまり恥ずかしくはないから!」

川内「…ハァ。まあ、バックダンサーぐらいなら…」

神通「確かに…私達の出番を待ってくれている人がいるかもしれないですし…」

那珂「じゃあ!」

川内「分かったわよ…」

神通「でも、今回限りですからね?」

那珂「やったー!」


 ―15時過ぎ、港―

那珂「それじゃー!那珂ちゃんのライ、ブはっじめまーす!」

船員達&近辺住民「おお~!」

那珂「今回はぁ、那珂ちゃんのお姉ちゃん達もバックダンサーとして出演しまーす!」

川内「ど、ドーモ…」テレテレ

神通「よろしく、お願いします…」ペコリ

住民A「おー!那珂ちゃんも可愛いけど2人も可愛い!」

神通「あ、ありがとうございます…///」

那珂「じゃあ皆!行っくよー!」

船員達&近辺住民「いえーい!!」


 ―18時、執務室―

提督「…で、どうなったんだ?」

那珂「何か那珂ちゃんよりも川内ちゃんと神通ちゃんの方が注目されていたー!」プンスカ

川内「いやー…何か可愛いってお世辞言われたら…」

神通「つい本気を出しちゃって…」

提督「…バックダンサーがボーカルより目立っちゃダメだろ」


【END】

512: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/19(火) 21:49:04.46 ID:+cG+Xemd0
【艦娘シミュレーション~その時○○だったら~沈没】

[ケース8]
乗っていた船が突然沈みだしてしまった。提督は、乗っていた艦娘にどのような言葉を掛けるか?


≪金剛には≫

提督「お前が飛び込んだら俺も飛び込んでやる!」

金剛「Realy?なら飛び込むデース!」

ドッポーン


≪ビスマルクには≫

提督「ビスマルク。どうやらこの船の規則には、こういう場合は飛び込むように指示されているぞ」

ビスマルク「あら、そうなの?じゃあ規則に従わないわけにはいかないわね」

ザパーン


≪足柄には≫

提督「足柄!無事生還できたら付き合ってくれ!」

足柄「何ですって!イヤッホーウ!」

ザップーン


≪リットリオには≫

提督「リットリオ!パスタの材料が流されちまった!」

リットリオ「えっ!?パスタが流された!?それは死活問題だよ!」

ドプーン


≪初風には≫

提督「初風!この船―」

初風「…て言うか、私達艦娘なんだから普通に海の上を移動すればいいじゃない」

スタッ

※結局一番最初に陸にたどり着けるのは、冷静に判断した初風である。

514: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/19(火) 21:53:27.72 ID:+cG+Xemd0
【一日1人、キャラ紹介】

≪川内≫

川内型軽巡洋艦一番艦。艦娘No.46(改二は158)。皆から夜戦バカと言われるくらい夜戦が大好きで、いつもの出撃でも隙あらば夜戦をしようとする。

夜戦が大好きなせいか、夜の間はテンションハイで、昼の間は元気がない。自らの改二姿が忍者に似ている事を知って、忍者を意識するようになる。

そしてその影響で忍者マンガも好きになる。妹達の事は放っといているような振る舞いだが、本当は妹達の面倒をよく見ているお姉さん。

好きな言葉は『夜道に日は暮れぬ』。

522: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/20(水) 21:38:54.24 ID:9rbrqKD+0
【教鞭者】

 ―14時、執務室―

友督『またレアな奴当てたんだけど、ダブったからお前にやるわ』

提督「もう、アイツには感謝しきれないくらい感謝しなきゃな…」

吹雪「本当ですね…あの人のおかげで、マジェンダさんや雲龍さんも来てくれたんですから…」

提督「それより、次に来るヤツはどんな奴なんだろうか」

コンコン

提督「どうぞー」

??「失礼いたします」

ガチャ

香取「練習巡洋艦・香取。関東第伍鎮守府より推参致しました。よろしくお願いします」ビシッ

提督「…うん、コチラこそよろしく頼む」

吹雪「よろしくお願いいたしますね」

香取「はい、よろしくお願いいたします」ニコッ

提督(何か、感じの良さそうな子だな…)

提督「じゃあ、この鎮守府の勝手に慣れるためにも、明日から秘書艦の仕事をやって貰いたいんだけど…」

香取「分かりました。秘書艦としての仕事、頑張ってさせていただきますね」


 ―翌日、10時―

香取「提督、ここの数値、ズレがありますよ?」

提督「あ、ホントだ…。ありがとな」

香取「まったく、提督なんだからこれぐらいちゃんとして下さらないと…ふふふふふ」

提督「…………」


 ―その翌日―

香取「提督、昨日より仕事のペースが少し遅いですよ?」

提督「いや、これはだな…」

香取「これは少し、躾が必要みたいですねぇ?うふふふふふふふ…」

提督「!」


 ―数日後の朝7時、講堂―

提督「皆、今朝も清々しい朝だな。だが、深海棲艦はどんな天候だろうが待ってはくれない。さあ皆、この広い海に平和を取り戻すために、共に戦おう!

   悪の深海棲艦達に、我々の正義の鉄槌を下すのだ!」キラキラ

全員(何があった!?)

香取「……やりすぎた、かしら?」アラアラ

吹雪(アンタのせいかーっ!!)


【END】

523: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/20(水) 21:48:10.64 ID:9rbrqKD+0
【見回り~球磨編~】

 ―1時過ぎ、軽巡洋艦寮―

球磨「まったく…夜の見回りも、楽じゃないクマ…」

球磨「球磨は夜にちゃんと寝ないと翌日気分が優れない子なのに…」フワァ

球磨「でも、やるからにはちゃんとやらないといけないクマ…おや?」


川内「夜だぜー!イヤッホォォォォォォォォォォゥ!!」


球磨「ハァ…川内かクマ」

川内「あ、球磨ちゃん。夜勤ご苦労」

球磨「川内、部屋に帰って寝るクマ」

川内「夜は眠れないからヤだ」

球磨「羨ましい限りだクマ。球磨なんて、夜にちゃんと眠れないと気分が悪くなっちゃうって言うのに…」

川内「へっへーいいでしょー?」

球磨「いや、そんな話はどうでもいいクマ。さっさと自分の部屋に戻るクマ。と言うか、同室の神通は止めなかったのかクマ?」

川内「それが神通はもう慣れちゃったせいかぐっすりでさー」

球磨「…………」

川内「どうせなら、球磨に夜戦付き合ってもらえると嬉しいなぁ?」

球磨「………仕方ないクマ。最終手段を使うクマ」

川内「おほっ、夜戦してくれるの!?」

球磨「………川内」

川内「ん?」


球磨「……さっさと部屋に戻らねぇと、ブーゲンビル島沖に沈めるぞ」ボソッ


川内「さよならっ、おやすみなさいっ!!!」ギューン

球磨「…フゥ、いい薬だクマ」


 ―9時、執務室―

川内「夜怖い夜怖い夜怖い夜怖い夜怖い夜怖い…」ブツブツブツブツ

提督「何があった…」


【END】

525: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/20(水) 21:55:06.80 ID:9rbrqKD+0
【見回り~多摩編~】

 ―2時、食堂―

ガチャ

多摩「…うん、火災報知機も作動していないし、問題にゃしと」

グゥゥ…

多摩「…食堂なんかに入るから、お腹が空いちゃったにゃ…」

多摩「何か食べ物はにゃいかな…」ゴソゴソ

多摩「あっ、サバの缶詰…」

多摩「いやいや、でもこれは多分今後の食事の献立にゃ…。多分食べたら怒られるにゃ…」

多摩「多摩はそんなリスクを背負ってまで魚は食べたくないにゃ。さてと、次の場所へ行くにゃ」


 ―数時間後、食堂―

ガチャ

多摩「結局戻ってきちゃったにゃ…」

多摩「でも、皆寝ているし、誰にもばれないはずにゃ」ガサゴソ

多摩「時にはリスクを背負って食べ物を食べると言うのも、乙な話にゃ」カパッ

多摩「じゃ、いただきますにゃ」パクッ


 ―6時、食堂―

間宮&鳳翔&伊良湖「…………………………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

多摩「…ごめんなさいにゃ」ドゲザ

提督「…………夜勤サボった上につまみ食いか。随分とご立派な勤務ですなぁ」


多摩への罰:間宮・鳳翔・伊良湖から体中くすぐられる&一週間魚料理多摩のみ抜き


【END】

526: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/20(水) 22:02:59.38 ID:9rbrqKD+0
【見回り~北上&大井編~】

 ―0時過ぎ、重巡洋艦寮―

大井「ハァ…暗い夜の鎮守府で、北上さんと2人っきり…うふふ…」

北上(何でアタシ大井っちと2人なんだろ…見回りって基本一人だったはずじゃ…)

北上「ふわぁ…でも流石に眠いなぁ…」

大井「ね、眠い?よろしかったらこの私の膝枕で―」

北上「あ、何か眠気が覚めた。気遣いありがとね」

大井「…そうですか…」シュン

北上「あーでも何か夜の鎮守府って、いい雰囲気だよね」

大井「そ、そうですね~。特に、2人っきりだとまるで、ラブコ―」

北上「ホラー的な要素があって」

大井「ホ、ホラー!?や、やめてください!」

北上「あれ?大井っちって実はホラー系が苦手なタイプ?」

大井「い、いえ…そんなわけは…!」

北上「あ……」

大井「ど、どうしたんですか?」

北上「大井っち、外見なよ。月が綺麗だねー」

大井「そっ!それは、あれですか?ああいう意味ですか…?」

北上「え?どういう意味?」

大井「き、北上さん!私、貴方の為なら、死んで―」

バァン


摩耶「テメェらイチャついてないでちゃんと巡回しやがれ!!!」


大井「いやああああああああ!!!出たああああああああああ!!!」

北上「あ、摩耶さん。ごめんなさい。それとイチャついてるわけじゃないんだけどね」ペコリ


【END】

527: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/20(水) 22:10:54.96 ID:9rbrqKD+0
【見回り~木曾編~】

 ―2時過ぎ、駆逐艦寮―

木曾(鎮守府とはいえ、女の子に手を出そうとするバカな奴もいるかもしれないから、フル装備で来たけど…)

木曾「艤装が重たい…」ズリズリ

木曾「当直室まで戻るのも手間がかかるし…このまま行くしかねぇか…」

木曾「しかし、もうこんな時間なら駆逐艦のチビ共も寝ちまってると思うが…」

木曾「……ん?今何か人影が…」


白露「トイレトイレ…急がなくっちゃ…」トテトテ

木曾「おい、そこのお前!」

白露「あっ、当直の人!?ごめんなさ―」


木曾「お前、って白露か?」←暗闇でシルエットしか見えない


脳内BGM「でんでーででん♪でーででーでーででー♪(スター○ォーズのアレ)」

白露「!!!」

木曾「どうかしたの―」

白露「うわああああああああああああ出たああああああああああ!!!ごめんなさいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!命だけはぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」



 ―10時、執務室―

木曾「…俺は、本当に皆に認められているのか…?」

提督「……何で、球磨型の奴らが夜勤をするといつもこうなるんだ」


【END】

529: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/20(水) 22:17:49.62 ID:9rbrqKD+0
【第2回・艦娘知識試験採点⑪】

ジャンル:日本史

問28.『次の一文は、ある歴史上のできごとを覚えるための文章である。(     )に当てはまる語句を答えよ。

    鳴くよ ウグイス (     )』


・利根の答え 『平安京』

 提督のコメント:正解です。794年に平安京が現在の京都府に移された事を覚えやすくするために、この文が考え出されたそうです。


・多摩の答え 『山梨県』

 提督のコメント:山梨県の県鳥がウグイスだと言う事を知っている事にビックリしました。


・リットリオの答え 『ホーホケキョ』

 提督のコメント:隣の山田くん。

535: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/21(木) 21:12:34.81 ID:9XSk6Mdh0
【武闘艦】

 ―15時、アルフォンシーノ海域―

鳥海「やぁっ!」ダァン

ズドォォン

軽母ヌ級flagship「オオオオオ…」撃沈

摩耶「おお、やるじゃん鳥海!」

鳥海「この程度、他の皆さんに比べれば、まだまだです…っ!」

カチッ、カチッ

鳥海「えっ、ウソ!?弾薬が尽きた!」

龍驤「そらホンマか!?ピンチやんけ!」

摩耶「おいおいやべぇぞ…これじゃ鳥海はもう戦えねぇ…!」

比叡「それじゃ、どうするって言うんですか!」

鳥海「…いえ、まだ策はあります!」スッ

摩耶「ちょ、鳥海?何を…」

鳥海「………」スポン

龍驤「えっ、その頭のアンテナ、取れるんかいな!?」

鳥海「特に秘密にしていたわけではないんですけど…っ!」

比叡「まさか…」

鳥海「ハッ!」ビシュッ

ドスッ

重巡リ級flagship「グ…ッ、ガァァァァァァァ!?」小破

鳥海「左目に命中!」

龍驤「エグ…っ」

鳥海「後は…」ザザザザ

摩耶「ちょ、ちょっと待てよ!お前砲撃できねぇのに敵に近づくなんて…」

鳥海「私にはまだ、この拳が残っています!」

重巡リ級flagship「!!」

鳥海「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」ブン

ゴシャァッ

重巡リ級flagship「グブッ!?」撃沈

鳥海「フゥ…。これで敵艦隊を全滅しましたが、私の弾薬が尽きたせいで進軍が不可能になってしまいました…。撤退しましょう」

摩耶&比叡&龍驤「お、おう…」


 ―数時間後、執務室―

鳥海「すみません提督…私が補給をし忘れてしまったせいで、アルフォンシーノを攻略する事ができませんでした…」

提督「いやさっきの話の着眼点はそこじゃないだろ!!」


【END】

536: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/21(木) 21:25:59.02 ID:9XSk6Mdh0
【晩酌】

 ―21時、≪居酒屋・鳳翔≫―

鳳翔「すみませんね…。私の晩酌なんかに付き合わさせて…」

提督「いえいえ。それより、鳳翔さんが俺を誘うなんて、珍しいですね。何か、相談事とかでもあるんですか?」

鳳翔「いえ…。ただ、1人で飲むのが寂しかっただけで…それに、ここ最近提督と2人っきりで話をする事が無くて、ちょっと物足りないなって、

   そう思っただけです…。最近は、新しく来た葛城さんや、イタリアさん、ローマさんなどを秘書艦にしていらっしゃるから…」

提督「……すみません、今まで時間を取ってあげられなくて…」

鳳翔「いえ、お気になさらず。今ここで、ゆっくり話がしたいだけですから」

提督「……では」スッ

鳳翔「乾杯♪」キン


 ―1時間後―

鳳翔「それでその時足柄さんが、『やっぱり合コンで何人もの男を狙うより、たった一人の男性を想う方がいいわ』って言っていたんですよ」

提督「へぇ…あいつがそんな事を…。珍しいですねぇ…」

鳳翔「ええ、ついこの前までは『なんで戦いでは勝てるのに、合コンじゃ惨敗するのよ~』って嘆いていたのに…」

提督「何があったんでしょうね?」


 ―さらに1時間後―

鳳翔「うぅ…私だってうら若き艦娘だというのに…どうして皆さん私の事を"おばあちゃん"だの"おかん"だのって…」

提督「いやいや…それは恐らく鳳翔さんの持つ包容力がお母さんとかおばあちゃんとかのものに似ているからそう呼ぶのだと俺は思いますけど…」

鳳翔「恐らくって!恐らくってぇぇぇぇぇ…」

提督「鳳翔さん、もうソフトドリンクか水にしましょうよ、ね?」


 ―さらに1時間後―

鳳翔「……ZZZZ」

提督「……毛布を掛けてっと」パサッ

鳳翔「……ZZZZ」

提督「……また明日、起こしに来ます。いつも、ありがとうございますね」


【END】

537: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/21(木) 21:36:49.46 ID:9XSk6Mdh0
【反逆のレ級】>>2レス以上続きます

 ―10時、執務室―

提督「演習したいだと?」

レ級「そう。ここ最近この鎮守府で雑務ばっかりな気がするから、ちょっと体を動かしたいなって思ってね」

提督「しかし、お前達みたいな深海棲艦を演習海域で演習させるのはな…」

レ級「えー?」

提督「…まあ、一回だけだぞ?」

レ級「やたっ♪」

提督「仕方ない、だれかレ級と演習したい奴を探して―」

バァン

天龍&摩耶&皐月「俺/アタシ/ボクがやるよ!」

提督「どっから湧いてきやがった」

レ級「おっ、随分と威勢のいい艦娘が揃ったねぇ」

天龍「へっへー。俺も、一回レ級と戦ってみたいと思ってたんだよなぁ」

摩耶「アタシもだ。最凶深海棲艦と噂されるその力、見せてもらうぜ?」

皐月「ボクは、もっと強くなりたいから、より強いレ級さんと戦って、強くなりたいんだ!」

レ級「うんうん。よーっし、レ級さん相手しちゃうぞー?」

レ級(丁度、言ってみたい事もあるしね)

提督「さてと、レ級は誰か友軍つけるか?」

レ級「いや、要らないよ」

提督「そうか、分かった。じゃあ天龍達の艦隊には、瑞鶴と夕張、それと長門をつけるか」


 ―数時間後、特別演習海域―

ズドォォン

ドゴォォォン

レ級「クッ…」中破

天龍「へっへー!どんなもんだ!」無傷

摩耶「何だよおい…天下の最凶深海棲艦も、随分と貧弱だな…」無傷

長門「何だ?この鎮守府の雰囲気に負けて戦力が落ちてしまったのか?まったく、艦娘たるもの常に鍛錬を」損傷軽微

皐月「ボクも、強くなってきたのかな…?」損傷軽微

夕張「新装備のテストも兼ねて来たけど、順調ね」無傷

瑞鶴(これなら、加賀さんに認められるかな…?)無傷

レ級「………」ボソッ

天龍「ん?」

538: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/21(木) 21:49:03.22 ID:9XSk6Mdh0
レ級「やはり貴様らの戦闘には、鉄の意志も鋼の強さも感じられない…」

夕張(ん?)

天龍「んだとぉ!?」

摩耶「へっ、崖っぷちまで追いつめていられながら、よく言うぜ」

レ級「そう…私達は今まさに、絶体絶命の崖っぷちに追い込まれている…」

夕張(これは…)

皐月「私達?」

瑞鶴「何言ってるのかしら?コイツ」

レ級「だが、必ずそこから立ち上がる!そして最後には敵を圧倒し―」

夕張(やっぱり…これって)


レ級「殲滅する!!」カッ


天龍達「!!」ゾクッ

長門「……戦艦レ級、その纏うオーラは健在か…」

レ級「今度は私の攻撃だ。飛び立て、私の飛び魚艦爆達よ!」

バルルルルル

飛び魚艦爆達「グォォォォォォ…」

瑞鶴「アイツ、こんな隠し玉持っていたの…!」

長門「それにこの数…」

皐月「そんな…」

天龍「マジかよ…」

レ級「攻撃せよ、飛び魚艦爆達!」ビシィ

夕張(ポーズまで完全再現ですかい…)

飛び魚艦爆達「ギィィィィィィィィ…」


レ級「全ての敵を討ち破れ!フライフィッシュ・レヴォリューション!!!」


飛び魚艦爆達「グオオオオオオオオオオ!!!」ズダダダダダダダダダダ

天龍達「うあああああああああああああっ!?」

天龍「グハッ…」撃沈判定

摩耶「がふっ!?」撃沈判定

皐月「うわぁぁぁぁっ!!」撃沈判定

長門「うおおっ!!?」撃沈判定

瑞鶴「がっ…!?」撃沈判定

夕張(あいつ、あのネタ知ってたのね…)撃沈判定

[天龍側艦隊:敗北  D]

レ級「…勝ったどー!!」


 ―1時間後、執務室―

レ級「うん、実力は落ちていないって事が分かったよ!」

提督「スゴイな…無傷に近い6人を一気に撃沈か…」

レ級「すごいでしょ?」


【夕張「今度私と、デュエルしない?」  レ級「おっ、いいネ!」】

540: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/21(木) 21:54:51.24 ID:9XSk6Mdh0
【ラジオ③】

 ―23時、執務室―

提督「やっぱりあのラジオが気になる…」カチッ

~♪

ラジオ『はい、以上が"幸運の女神"さんのリクエスト"冷たいキス"でした』

提督(誰か分かっちまうぞ…あのしれぇ!の奴か)

ラジオ『続きましては、"アンラッキーシスターズ"さんからのリクエスト、"千の風になって"です』

提督(幸運の女神の後に不幸型姉妹とか嫌がらせかおい!)

~♪

提督「ふむ…久々に聞いたけど、やっぱりいい曲じゃないか」

ラジオ『続きましては、"ベッラ"さんからのリクエストです』

提督「ベッラ?どういう意味だ…?」

ラジオ『曲名は"暗い日曜日"です。どうやら外国の曲のようですが、どんな曲なのでしょうか?楽しみです』

~♪


 ―翌日6時、執務室―

提督「…死にてぇ…」

リットリオ「どうしたの提督?そんな暗い事言っちゃって?」

提督「昨日流れた曲がやたら鬱っぽい曲でよ…」

リットリオ「あ、もしかして"暗い日曜日"って曲?あれ面白かったよねー」

提督「!?」


【END】

549: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/23(土) 21:15:08.62 ID:R5VHdqYq0
【バー・早霜】

 ―22時、バー(執務室)―

飛鷹「マスター…私、どうしたらもっと目立てるようになるのかしら…(飲み物:カクテル)」グビッ

早霜「…そうですね…。私が思うに、飛鷹さんは今のままの方がいいかと思います(食器拭き中)」

飛鷹「どうして…?」

早霜「"出る杭は打たれる"と言う言葉がありまして、何かが突出した者は周りから憎まれるという意味の言葉です。もし飛鷹さんが個性を持とうとして、

   何らかの要素が人より秀でれば、誰かから憎まれる事になると思います。ですから、私個人の意見では、今のままの飛鷹さんの方が輝くと思います」

飛鷹「…そうかもしれないわね、ありがと」

早霜「どういたしまして」


 ―数十分後―

龍驤「なあ早霜ちゃん。胸って、何なんやろな…(飲み物:ノンアルコールビール)」

早霜「…少し難しい質問ですけど…。そうですね…私の考えでは、人を受け入れる包容力の象徴…的なものかと思います」

龍驤「ほんなら、胸の無いウチは人を受け入れる事ができないって事かいな…」

早霜「いえ、胸が無いからと言って、貴女には人を受け入れる事ができないとは全く思いません。現に貴女は駆逐艦の子達や、同じ軽空母の方達から、

   頼りにされているでしょう?つまり、胸の有る無しは全く関係ないと思いますよ?」

龍驤「…せやな。そう思たら何か気ぃが晴れたわ。ありがとな」

早霜「…あくまで、私の意見を言ったまでですから」


 ―さらに数十分後―

利根「この戦いは、いつまで続くのじゃろうか…(飲み物:オレンジジュース)」ゴクッ

早霜「…わかりません。しかしそれは、明日明後日に終わる程度のモノではないと、私は考えています」

利根「やはりそうか…。なら吾輩達はいつまで、こんな血生臭い戦場で戦わねばならんと言うのか…」

早霜「…深海棲艦は、人々の負の感情が、かつての沈んだ船に宿ったものと言われています。それならば、人々の負の感情が浄化されない限り、

   この戦いが終わる事は無いと思われます…」

利根「しかし、そんな事は不可能じゃ…。人々から負の感情を失くすなど」

早霜「…確かにその通りです。ですけど、私達が変わろうと思えば、いずれは少しずつ変わっていくと思います。そうやって、地道に変わって行けば、

   いずれは平和な海を取り戻せるでしょうね」

利根「…そうじゃな」フッ


 ―数十分後―

早霜「…と言った感じで、皆さんの悩みについて相談を受けている事が多いですね」

提督「早霜が、バーのマスターで皆の悩み相談か…。何か想像できるような想像できないような(飲み物:コーラ)」

早霜「司令官も、何か悩み事があれば言ってもらっても構いませんよ?」

提督「ん…けど俺の悩みは、本当にくだらない、早霜に相談するまでもないものかな」

早霜「…相談したくなったら、いつでも言ってくださいね」


【END】

550: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/23(土) 21:20:34.92 ID:R5VHdqYq0
【一日1人、キャラ紹介】

≪早霜≫

夕雲型駆逐艦十七番艦。艦娘No.209。全体的に暗い雰囲気をまとっている不思議系の駆逐艦の子。初雪とは似ているようだけど、"暗い"のベクトルが違う。

他の夕雲型とは仲が良い。夜のバー(執務室)ではマスターを勤めていて、艦娘達の相談事に乗る。いわば、夜の間だけカウンセラーのような感じ。また、

早霜自身の悩みは、軽巡洋艦や戦艦の先輩、古参の駆逐艦達に遅れを取っていて、自分は役に立っていないのではと言う事。貴重な目隠れキャラ。

好きな言葉は『千里の道も一歩より』。

556: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/24(日) 21:26:02.57 ID:o0htAhUU0
【憲兵さん②】

 ―10時、鎮守府正門―

宅配便「すみませーん、宅配便です。お届け物でーす」

提督「はい、ご苦労様です」ハンコポン

提督「しかし…やけにデカくて重いなこの荷物…。送り主は…"海軍大本営"?ま、とりあえず特艦寮の倉庫に置いておくか…」


 ―十数分後、特別艦娘寮・2階倉庫―

??「ふふふふ…」ゴソゴソ

憲兵「何とか、潜入する事ができたか…」ガバッ

憲兵(海軍と宅配会社の協力を得て何とか潜入する事ができた…。この鎮守府はやはり少々風紀が乱れているようだからな…。この俺が潜入して、

   実態を確かめるというわけだ…)

憲兵(第玖鎮守府の件では協力してやったが、俺とあの提督は敵対関係にある。前のような気遣いは無いぞ)

カツコツ

憲兵(やばっ…誰か来た!?一旦箱に戻ろう!)ゴソゴソ

ガチャ

??「今何か…この部屋から物音が聞こえたような気がしたが…」

憲兵(…この声は…前に聞いた声とも違うが…)

??「ん?この大きな箱は何だ…?朝来た時には無かったが…」

憲兵(げっ…)

??「一応、包装テープも破れているし、中を確認してみるか…」

憲兵(ちょっ、それはヤバ―)

パカッ


港湾水鬼「…お?」←メンチ切ったような顔


憲兵「」

港湾水鬼「何だ貴様―」

憲兵「びゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」


 ―数分後―

提督「どうした!?何か叫び声が聞こえたが…」ガチャ

港湾水鬼「海軍から宅配で来た箱を開けたら人がいて叫んで五月蠅かったから海にポイした」

提督「どういう事だ!?まるで意味が分からんぞ!」

港湾水鬼「言った通りだが…」

カクカクシカジカ

提督「そう言う事か…ていうか、アイツバカだろ…」


【戦いはこれからも続く】

557: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/24(日) 21:36:26.43 ID:o0htAhUU0
【擬人化】

 ―13時過ぎ、執務室―

提督「うーん…」

吹雪「…あの、司令官?どうしたんですか?」

提督「…吹雪たち艦娘って、かつての軍艦が女の子の姿になってるんだよな?」

吹雪「ええと…その事については私自身も良く分かっていないんですけど…多分その解釈で合ってると思います…」

提督「つまり、軍艦を擬人化したって感じだよな?」

吹雪「ええ、平たく言えばそんな感じかと…」

提督「…にしても、擬人化か…」

吹雪「?擬人化がどうしたんですか?」

提督「いやさ、日本の文化って何でも擬人化する事が多いんだよな」

吹雪「そうなんですか?」

提督「ああ。電車とか駅とかを擬人化したり、臓物を擬人化したり―」

吹雪「意外とえげつないですね…」

提督「ぶっ飛んだものじゃ、都道府県や国まで擬人化したらしいぞ?」

吹雪「そ、それはすごいですね…でも、そんなの現実にいるわけないですよね?」

提督「当たり前だろうが。そんな国だの都道府県だのを擬人化したのが現実に居たら、エラい事になるぞ」


 ―同時刻、ヨーロッパのとある国―

イタ公「ふぇっくしゅん!」

クラウツ「ん?お前がクシャミとは珍しいな。風邪か?」

イタ公「うーん、そうだね…俺がクシャミなんて確かに珍しいかも…。でも、多分風邪じゃないと思うよ!」

菊「何故、そう言えるんでしょうか?」

イタ公「これは多分、どこかでベッラが俺の噂をしているからだよー!」

クラウツ「またお前はそんなバカな発想を…」

USJのある府「おーい、お三方~。お茶淹れたでー」

菊「あ、恐れ入ります」

クラウツ「っと、そろそろ世界会議の時間だぞ。あと1時間と14分しかない」

菊「あ、そうでしたね。ではお茶は水筒に移して、会議場でいただくとしましょうか」


【続く】

559: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/24(日) 21:43:31.71 ID:o0htAhUU0
【そっくり】

 ―14時過ぎ、執務室―

提督「………」ジー

吹雪「…あの、司令官。私の顔に何かついていますか?」

提督「…いやさ、お前が某アニメキャラクターに似てるんだよ」

吹雪「私はそのアニメが分からないんですけど…」

提督「えーっとだな、そのアニメの原作が確かこのあたりに…」ガサゴソ

吹雪「もう、司令官ったら…仕事場にマンガを持ち込むなんて…」

提督「…と言いつつお前はこっそり俺のマンガ読んでるの知ってるぞ」

吹雪「なっ…!?」

提督「お、あったあった。これこれ」スッ

吹雪「これは…私も読んだ事のないのですね…」

提督「その中のキャラ紹介に…」パラパラ

提督「あった。これこれ」スッ

吹雪「え―」

提督「な?」

吹雪「…確かに、私とそっくりですね。泣きボクロ以外は」

提督「だろ?」


 ―同時刻、どこか―

加害妄想少女「くしゅっ」

絶望「おや、風邪ですか?」

加害妄想少女「すいませんすいません!私のような人間がクシャミをしてしまって…!みなさんが吸っている空気を私のクシャミなんかで汚してしまって、

       本当にすいません!!」

絶望「いえ、クシャミなんて誰でもするものでしょう、普通に」

人並少女「普通って言うなぁ!」


【END】

560: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/24(日) 21:51:34.83 ID:o0htAhUU0
【ラブレター】

 ―15時、執務室―

川内「ねー提督ー!夜戦しようよ夜戦ー!」

提督「今、夜戦をやるような厳しい海域は無いから無理だ!」

神通「ほら、姉さん…。提督もこのように言っているから、諦めた方が…」←秘書艦

川内「もう、夜戦したいったらしたいの!」

コン、コン

提督「はーい」

ガチャ

那珂「失礼します…」

提督「おっ、那珂か。遠征から帰ってきたんだな?おかえり」

川内「あっ、那珂お帰りー」

神通「お帰りなさい、那珂」

那珂「……うん、ただいま」

提督「?どうかしたのか?何か様子がおかしいけど?」

神通「遠征で、何かあったんですか?」

那珂「えっと…その…」モジモジ

川内「言ってみなって、那珂と私と神通は姉妹、提督は私達の司令官だよ?何も気に病む必要ないって!」

提督「何か、悩みがあるなら遠慮なく言ってみな?相談してやるから」

那珂「……うん、じゃあ、ちょっと相談事と言うか、何と言うか…聞いてくれる?」

川内「もちろん」

那珂「……じ、実はね…」

提督&川内&神通「?」



那珂「…ラブレター、貰っちゃった……///」



提督&川内&神通「」

那珂「………///」

提督&川内&神通「何いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!?!?」


【続く】

571: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/25(月) 21:01:51.48 ID:1yjbBBx+0
【経緯】

 ―15時半過ぎ、軽巡洋艦寮・那珂の部屋―

提督「で、どうしてまたそんな事に?」

那珂「うん…那珂ちゃんが、遠征でタンカーの護衛とかをした後に港でライブを開いているのは知っているでしょ?」

提督「ああ、この前聞いたな」

川内「この前私達も巻き込まれたわね」

神通「ええ、あれは恥ずかしかったです…」

提督「話を戻して、だ。ライブを開いたんだな?」

那珂「うん。で、曲を歌い終わった後…」


 ―数時間前、港―

~♪

那珂『はいっ!今日はここまで!皆~、応援ありがとー!!』

皆『いえええええええええええい!!』

那珂『よしっと、じゃあ野分ちゃん達!鎮守府へ―』

??『な、那珂さん!』

那珂『ん?どうしたの~…って貴方は、確かタンカーの船員さんだったね?』

船員『は、はい…。あのタンカーの船員です…。僕達の船を守って下さって、ありがとうございます!』

那珂『いいっていいって。それが那珂ちゃんたち艦娘の仕事なんだから。それで、どうしたの?』

船員『あの、これ…その…どうぞっ!』スッ

那珂『これは…手紙…?』

船員『読んでいただけると…嬉しい、です。はい』

那珂『じゃあ、ありがたく読ませていただきまっす!』ニコッ

船員『そ、それじゃっ!』ダッ

那珂『…ファンレターかな?でも、ファンレターなら那珂ちゃんの鎮守府に直接送ってくればいいのに…』

那珂『ま、いいか。読んでみよっと』カサッ

那珂『…………』

那珂『//////』ボフッ

野分『那珂先輩?どうしたんですか?』


 ―現在―

那珂「ってわけ…です…」

提督「ラブレターを手渡しか。随分と根性があるな」

川内「そうだねー。それもラブレターって、またレトロだね?」

神通「そう言えば提督、確かこの前お酒飲んだ時に『俺もラブレターをな~』って―」

提督「それ以上言ってはいけない」


【続く】

572: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/25(月) 21:16:56.00 ID:1yjbBBx+0
【内容】

提督「じゃあ、そのラブレター、見せてもらってもいいか?」

那珂「うぇぇっ!?何で!?」

川内「いや、だって気になるし」

神通「那珂がそこまで恥ずかしくなってしまうほどのラブレター、読んでみたいです」

那珂「も、もー!!」

提督「さ、早く見せた方が恥も減るぞ?」

那珂「………はい」スッ

提督「…ふむ」カサッ

川内&神通「どれどれ?」ズイッ


『那珂さんへ

 いつも、僕たちの船を守ってくれて、ありがとうございます。

 港でのライブ、いつも楽しみにさせていただいています。

 僕が貴女を最初に見たのは、一年近く前でした。船の上から、海面を颯爽と走る姿を見て、僕はカッコいいと思いました。

 港に着いた後のライブで、歌を歌っている貴女は、とても輝いて見えました。

 最初、僕はただ貴女の事を凛々しい、カッコいいと思っていました。

 ですが、数か月前のタンカー護衛の際に、貴女が船の上にいる僕の方を見て、ニッコリと笑って手を振ってくれました。

 その時から、貴女の印象が"カッコいい"から"可愛い"に変化しました。

 そして、幾度か貴女と共に海へ出てからと言うもの、僕の心から貴女の顔が無くなる事はありませんでした。

 その時自分は、貴女に恋心を抱いているのだと実感しました。

 僕は、貴女の事が好きです。

 異性として、那珂さんの事が好きです。

 那珂さんと、この先の未来を一緒に歩いて行きたいです。

 できれば、直に貴女と会って返事を聞かせてもらいたいです。

 三日後の16時、海の見える公園で待っています。

                                船員』


提督&川内&神通「…………」

那珂「……で、どうだった?」

提督「いや、うん…」

川内「何か、砂糖でも舐めたみたいな甘ったるさだね…」

神通「ええ…でも、言える事は……」


提督&川内&神通「"蓼食う虫も好き好き"、だね」


那珂「ひっどーい!!」


【続く】

573: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/25(月) 21:24:17.33 ID:1yjbBBx+0
【決意】

那珂「ひどいよ…"蓼食う虫も好き好き"って…」

提督「まあ、それは冗談だから…」

川内「それで、那珂」

那珂「?」

川内「どうするの?」

那珂「…………」

神通「この手紙によれば、その船員さんは3日後に那珂と会う事を望んでいます。そこで那珂は、どうするんですか?」

提督「このまま、会わないで向こう側のちっぽけな勇気を無下にするのか、それとも会って自分の真意を伝えるのか」

那珂「……でも、那珂ちゃんは艦娘で、深海棲艦と戦わなくっちゃ…」

提督「そう言う事情は抜きだ。那珂、今お前は艦娘でも何でもない、1人の女の子として、結論を出すべき時なんだ」

那珂「………那珂ちゃんは…会って話をしたい、と思ってる」

提督「そうか。で、お前はあの告白の返事をYESと返すのか、NOと返すのか、どっちにするんだ?」

那珂「…それは…」

川内「まあまあ提督。そう言う話は無しで、ね?」

神通「そうです。これは、那珂自身の問題です。私達にはアドバイスをする事はできても、ああしろこうしろ言う権利はありません」

提督「……まあ、確かにな。これは那珂個人の問題だ。どうするかは那珂の自由だからな」

那珂「………那珂ちゃんは…」

提督&川内&神通「………………」

那珂「………会った時に、話すよ」


【続く】

574: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/25(月) 21:32:28.73 ID:1yjbBBx+0
【告白】>>2レス以上続きます

 ―3日後、鎮守府付近・海の見える公園―

那珂「…………」スタスタ

船員「あ、那珂さん……」

那珂「…やっほ」

船員「…手紙、読んでくれたんですね…」

那珂「うん、読んだよ。じゃなきゃ来ないって……」

船員「…………」


 ―近くの茂み、提督SIDE―

提督「……見えるか?」

川内「うん、何とか…」

神通「声も、かろうじて聴きとれますね」


 ―那珂SIDE―

那珂「…………」

船員「手紙、読んでくれたのでしたら…僕の気持ち、わかります、よね」

那珂「うん……」

船員「……改めて、この気持ちを言わせて下さい」

那珂「…………」


船員「僕は、貴女の事が好きです。貴女の傍で、これからも過ごしていきたいです」



 ―提督SIDE―

川内「ひゅ~、他人の告白シーンなんて生で見たの初めてかも。まして妹が告白されるなんて、ねぇ」

提督(俺も、昔はああいう事をしたんだよな…うっ、黒歴史…頭が…)

神通「提督?大丈夫ですか?」


 ―那珂SIDE―

那珂「…ありがとね。那珂ちゃんの事を、好きになってくれるなんて」

船員「……それで、返事は…」

那珂「うん…那珂ちゃんは…ううん、私は……」

船員「…………」


 ―提督SIDE―

提督&川内&神通「………………………」ゴクリ

575: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/25(月) 21:45:04.57 ID:1yjbBBx+0
 ―那珂SIDE―



那珂「……今は、付き合えないよ」



船員「………今は…ですか?」

那珂「……ごめんね、貴方の気持ちは嬉しいけど…やっぱり私は艦娘で、いつ死んじゃうかもわからない…」

船員「そんな、死ぬなんて…!」


 ―提督SIDE―

提督「やっぱりその理由で断っちゃうのか…」

川内「いや、提督。ちょっと違うっぽいよ?」

提督「え?」

神通「那珂は、あの船員さんの告白を断ったわけじゃありません」


 ―那珂SIDE―

那珂「その時、もしあなたが私の恋人だったら、貴方は果てしなく悲しんじゃうと思う…。私は、貴方にそんな思いをしてほしくない」

船員「……僕の事を…、想ってくれて…?」

那珂「それが大部分なんだけど、私は貴方の事をまだあまりよく知らない。だから、そんなすぐに付き合う事なんてできないよ」

船員「…………」

那珂「だから、これからもタンカー護衛とかで一緒になる事はあると思う。その時に、2人っきりで話をしていこう?」

船員「………はい…」グスッ

那珂「そして、海が平和になって、お互いがお互いの事を分かり合う事ができて、忘れていなかったら、私と付き合おう?」

船員「………はいっ…!」

那珂「それまでは、ね?」

船員「………忘れませんっ…貴女の事を忘れるなんて、あり得ません…!絶対に、貴女と分かり合って、貴女と付き合うと、約束します!」

那珂「……ありがとうね、私の事をそこまで想ってくれているなんて」スッ

船員「……その、小指は?」

那珂「指きりだよ?絶対、なんでしょ?」

船員「……はい!」

那珂「指切りげんまん♪嘘ついたら魚雷千本撃ーつ♪指切った!」

船員「……怖いですね、魚雷千本なんて」クスッ

那珂「そうならないためにも、これからもよろしくね?」ニコッ

船員「はいっ!」

576: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/25(月) 21:48:12.60 ID:1yjbBBx+0
那珂「那珂ちゃんがデビューしたら、応援しに来てねー!」

船員「絶対、応援に行きます!それでは、また今度!」

那珂「うん!ばいばーい!」


那珂「………ふぅ」

提督「……那珂」ガサッ

川内「………言ったね」

神通「………言いましたね」

那珂「うん、言ったよ」

提督「…………」

那珂「さ、早く帰ろう?そして、早く海を平和にするために、また頑張らなくっちゃね!」

提督「……那珂は、強い子だな」

川内「うん、私よりもずっと強いよ…」

神通「立派な妹を持てて、誇らしい限りです…」


【END】

578: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/25(月) 21:55:47.08 ID:1yjbBBx+0
【一日1人、キャラ紹介】

≪那珂≫

川内型軽巡洋艦三番艦。艦娘No.48(改二は160)。艦隊のアイドル♪艦娘としての性能は姉二人に少し劣ってしまうが、めげずに日々努力を重ねている。

オフの日は持ち歌や踊りの練習をしている。遠征任務などで、島の住人やタンカーの船員達に向けてライブを開いている。そのおかげで那珂のファンは、

結構いる。いわばご当地アイドルみたいな感じ。海を平和にした後の夢はトップアイドルになる事!駆逐艦からの人気は結構ある。

好きな言葉は『一念天に通ず』。

586: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 21:13:20.70 ID:XzSJ3dB/0
【打ち上げ】※実際の地名アリ・2レス以上続きます

 ―18時、執務室―

提督「うん。ああ…そうか、分かった。じゃあ、明日の18時な。おう、じゃあな」ガチャリ

吹雪「司令官?どなたからの電話ですか?」

提督「ああ、友督からだよ」

吹雪「あの、第伍鎮守府の方ですか?」

提督「おう。第十一号作戦が終わってから、打ち上げも兼ねて一緒に飲まないかってさ」

吹雪「それで、行くのですか?」

提督「ああ。あんまり会う機会も無いしね。行く事にするよ

吹雪「分かりました。いつですか?」

提督「明日の夜18時だよ。でも、鎮守府を出るのは17時ぐらいかな?」

吹雪「分かりました。司令官のいない間は、私が職務を代わりにやっておきますので」

提督「え、いいのか?」

吹雪「はい。司令官は、お友達さんとの語らいを存分に楽しんできてください」ニコッ

提督「…何か、上から目線なのが気に食わないが、ありがとう」


 ―翌日17時、正門前―

提督「じゃ、行ってくるよ」

吹雪「はい、行ってらっしゃい」テヲフリフリ

提督「おう、行ってきます」スタスタ

吹雪(何か今の…新婚さんのやり取りみたいだったな…)

587: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 21:19:41.95 ID:XzSJ3dB/0
 ―18時前、中心街≪居酒屋・弁天≫―

ガララッ

店員「いらっしゃいませ。一名様でしょうか?」

提督「いえ、あの…先に来ていないのかな…?」

友督「おーい、こっちだぞー!」

提督「あ、アイツと待ち合わせだったんです」

店員「かしこまりました。では、お冷とおしぼりをお持ちしますね」スタスタ

提督「よう、久しぶりだな友督」

友督「おう。いつぶりだったかな?」

??「おお、お前さんも来たんか?」

提督「あっ、弐督!」

近畿第弐鎮守府提督(以下弐督)「ああ。出張でたまたま寄ったらばったり出くわしてしもーたんや!」

提督「久しぶりだなぁ。海軍学校の卒業式以来かな…?って、お前すごい訛ってるな」

弐督「そらもう、2年も難波に居たら訛るわ」

提督「なら友督、今夜は3人で飲もうぜ?」

友督「俺は構わねーぞ?」

弐督「よっしゃ!ほな今夜は海軍学校の親友の再開を記念するとしようやないか!」

友督「いえーい!」

提督「わーい!」

588: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 21:31:50.73 ID:XzSJ3dB/0

友督「そう言えば、提督の鎮守府ってどこにあるんだっけ?明確な場所は知らないんだよな」

提督「俺?逗子だよ」

友督「お、そうなんだ。俺九十九里浜だから遠いな…?」

提督「ああ、確かに遠いな…。けど、関東の海軍学校だから関東になったのかな…」

弐督「ほんなら、俺は何や!?俺もあんさんらと同じ関東の海軍やってのに、何で俺は大阪の岸和田鎮守府や!?」

提督「お、岸和田と言ったらだんじりだよな」

友督「今度見に行ってもいい?」

弐督「話のスポットライトズラすなや!」

提督「まあまあ落ち着け。お前は柄もいいし、威勢も大阪人並みだったから、大阪の方があってるって海軍が判断したんだろう。恨むんなら海軍を恨め」

弐督「ホンマか!絶対に許さへんで、海軍!!」

提督「(やっぱコイツ単純だわ)」

友督「(変わらないなぁ)」

弐督「ったく…そう言えば、提督と友督、前の大規模作戦どうやった?」

提督「あー…俺は第5海域をクリアした後で折れたわ…」

友督「俺は…戦艦水鬼との戦いでハードラックとダンスっちまったよ…」

弐督「あちゃー…俺は2人より提督になれたのが遅かったから、戦力が不十分だったんや…。てなわけで、第4海域で港湾水鬼とメンチ切り合って、

   結局倒せなかったんや…」

提督「でも意外だな。友督が手こずるなんて」

友督「戦艦水鬼は、なかなかの強敵だったよ。アイツとの戦いだけで資材が1万も減っちまった…」

提督「いいじゃねぇか。俺なんて第4海域までで各1万、第5海域でまた1万使っちまったよ…」

弐督「ほんなら、俺は提督に勝ったな!」

提督「え、何で?」

弐督「俺、第4海域までで8000しか削れへんかったで!」

提督「なっ、何でお前の方がぁああああ!」

友督「おいおい、暴動はやめろよな…」

589: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 21:41:54.52 ID:XzSJ3dB/0
 ―数十分後―

提督「いやー…リットリオ(現イタリア)が来てくれたのはありがたかったな…。戦艦が足りていなかったから…」

友督「俺はローマも来てくれたからなぁ…」

弐督「くぅ~っ、うらやましいわ…ウチの鎮守府なんて葛城が精いっぱいやったってのに…」

提督「まあ、ドンマイだな。それに、俺の所もローマが来てくれたし」

友督「あれ?でもお前全海域丙作戦だったんだろ?ローマって、たしか甲作戦ぐらいでしか手に入らないはずだったけど…」

提督「それがよ、第十一号作戦終了後にブラック鎮守府を摘発したらさ、そこの鎮守府の艦娘を1人預かってほしいって憲兵の方から言われてよ、

   そいつがローマだったんだよ」

弐督「ほぉ~…ブラック鎮守府ねぇ…」

友督「ちなみにどこ鎮守府よ」

提督「第玖鎮守府」

友督「ああ…あの新木場鎮守府か」

提督「知ってるのか。って、そりゃそうだよな」

友督「当たり前だろ。同じ関東の鎮守府だから、演習をする事が何度もあったよ。そこの艦娘、ただのロボットみたいに無機質な瞳だったんだよ」

弐督「なんや…そのクソ提督何してたんや?」

提督「恐らく、薬や洗脳を使ったんだろうな。それに、そのクズ提督は…」カクカクシカジカ

弐督「そんな下衆野郎がいるんかいな!?」

提督「おまけに2カ月ぐらい前に、木更津第壱鎮守府がいわき第弐拾鎮守府の摘発で、ブラック鎮守府と発覚したし」

友督「ああ…木更津のあいつも結構な屑だったな」

弐督「なんなんや…東はそんなブラック鎮守府が多かったんか…?」

590: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 21:48:55.86 ID:XzSJ3dB/0
提督「って言うか、今日本に鎮守府ってどれぐらいあるんだっけ?」

友督「確か、福井、岐阜、愛知を境に東と西に分かれていなかったか?」

提督「ああ、それで東と西に各20ぐらいあるんじゃなかったか?」

弐督「そない多くに鎮守府があったら、海域とか混乱するんやないか?」

提督「だがそうはいかないのが、深海棲艦なんだよな」


 ―数十分後―

弐督「せや、これ先輩から聞いた話なんやけどな?」

提督「ん?」

友督「どうしたんだ?」

弐督「島根の石見鎮守府、10人とケッコンカッコカリしたらしいで?」

提督「はっ!?10人!?」

友督「いやまて、こんな話も聞いた事がある」

提督「えっ」

弐督「ほほう、おもろそうやなぁ」


友督「北海道のカムイ鎮守府、200人以上の艦娘全員とケッコンしたらしい」


提督&弐督「何ィ!?」

提督「そんなにケッコンしたら死ぬだろ…」

弐督「底知れずの精力やな…」

提督「でもま…」

弐督「そないな事思う前に…」

友督「そいつらバカだよな」

提督「やっぱりお前らもそう思う?」

弐督「当たり前やろ」

友督「ああ、当然だわな」

591: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 21:53:10.22 ID:XzSJ3dB/0
提督「そう言えばお前ら、ケッコンカッコカリってもうした?」

友督「俺はもう少しかな?」

弐督「俺はもうしたで?」

提督&友督「えっ!?」

弐督「ん?どないしたん?」

提督「だってお前俺らの中で一番提督になったの遅かったじゃん!」

友督「それなのに、どうして俺らよりも早くケッコンできるんだよ!?」

弐督「いやあ、1人この子!って決めたら、その子をレベル99にするのに没頭してしもうてな?気づいたら99になってた」

提督「スゴイ根性だな…」

友督「だが、まさに男だな」

提督「ああ。本当に。尊敬するよ」

弐督「で、友督はあと少しなんやろ?誰とするんや?」

友督「俺は、榛名かな」

弐督「ほぉ、榛名かいな」

提督「やっぱり、献身的な姿勢とか優しさとあの容姿に惹かれてか?」

友督「うん…そうだね。大体そんな感じだよ」

提督「弐督は誰と結婚したんだ?」

弐督「俺?俺は龍驤ちゃんや」

593: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 21:59:43.97 ID:XzSJ3dB/0
提督「龍驤?それはあれか?同じ関西弁だから通ずるところがあったから、とか?」

弐督「いんや。そうやない。あの明るさと無邪気さに心打たれたんや」

提督「へぇ…意外とまともな理由だな」

友督「で?提督は誰とケッコンするつもりなの?」

提督「え、俺?」

弐督「そやそや。俺らに聞いておいて、自分は話さないなんて卑怯っちゅうもんやで?」

提督「俺は………少し、迷ってる」

友督「へぇ…結構ケッコンしたい子が何人もいるって事?」

弐督「誰が狙い目なんや?」

提督「…駆逐艦なら、吹雪かな」

友督「吹雪?あの地味な子?」

提督「でも、アイツは家庭的だし、俺の事をちゃんと気遣ってくれるし、何より鎮守府創設以来からの付き合いだからな」

弐督「他には誰がいるんや?」

提督「軽巡なら…神通」

弐督「あー、ワカルで?その気持ち」

友督「うん、確かにあの子の普段はおどおどした感じで、だけどしっかりする時はしっかりするって言うのはいいよな」

提督「重巡なら……青葉か、妙高かな」

友督「ほぉ。また異色の2人だな」

提督「青葉は、いつもトラブルばっかり起こすけど皆を笑顔にしてくれるし、妙高は俺に尽くしてきてくれるし」

弐督「いろんな意味で?」

提督「黙れ」

弐督「ちぇっ」

提督「で、戦艦なら陸奥か比叡。空母なら鳳翔さんかな」

友督「そこら辺はオーソドックスかな?でも、比叡って確かケッコンできないんじゃ…」

提督「……ま、こんな感じだな。今のところの候補は」

594: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 22:07:24.58 ID:XzSJ3dB/0
友督「で、お前はさっき言った7人の中から1人を選ぶって事か」

提督「………そうだ」

弐督「…ちなみに、ジュウコンする気は―」

提督「無い。微塵もない」

弐督「そうやろな」

提督「……覚えてるか?海軍学校の寮で3人で言った言葉」

弐督「覚えとるに決まっとるやろ」

友督「ああ、当然だ」

3人「…………」スゥー


3人「男たる者、たった1人の女を愛し、添い遂げねばならない。酒池肉林などもってのほかである」


提督「やっぱお前ら友達だわな!」

弐督「何言うとるん!俺ら親友やろが!」

友督「ああ、その通りだ!」

3人「乾杯!!」カキン

提督(ま、俺は陸奥・比叡と一線を越えちゃった関係なんだけど…)

友督(ま、金剛・榛名とジュウコンしちゃおっかなって思った事あるけど…)

弐督(ま、黒潮ちゃん龍驤と迷ってジュウコンしよかって思うた事もあるけど…)

提督(俺はジュウコンする気はさらさら無くてこれから悩みまくって決めるつもりだし…)

友督(俺は榛名一筋って決めたし…)

弐督(俺はもう龍驤とケッコンしたし…)


3人(黙っとこう。それが友情ってもんだよな)



595: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 22:10:20.25 ID:XzSJ3dB/0
 ―23時過ぎ、執務室―

提督「あちゃー…結構遅くなっちゃったよな…」バサッ

提督「書類がほとんど片付いてる…吹雪に今度お礼しなくっちゃな…」

カラン

提督「……ん?」

提督「何だ…この小型のマイクみたいなの…」ヒョイ

提督「………まさか」


 ―翌朝7時、廊下―

青葉「青葉、聞いちゃいましたぁっ!!」

提督「アオバワレェ!!!」

青葉(まさか、提督のケッコンカッコカリ候補に青葉が入っているというのは完璧にななめ上でしたが…)

 この後滅茶苦茶怒られた。


【END】

598: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 22:20:30.99 ID:XzSJ3dB/0
【一日1人、キャラ紹介】※今日は2人

≪友督≫

関東九十九里浜第伍鎮守府の提督。関東逗子第参鎮守府の提督とは中学校時代からの付き合い。趣味や性格が似ているせいか、すぐに仲良くなれた。

第参鎮守府の提督に、よく余ったレア艦のおすそ分けをしている。実はマジェンダを建造した張本人。しかし、友督が怖がってしまったせいか、

あっさりと提督に渡してしまう。そしてその日は枕を涙で濡らしたと言う。嫁艦は榛名。

好きな言葉は『眼光紙背に徹す』。

599: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/26(火) 22:24:50.27 ID:XzSJ3dB/0
≪弐督≫

近畿岸和田第弐鎮守府の提督。関東逗子第参鎮守府の提督とは海軍学校時代からの付き合い。学年ワースト2位の成績だった。同じく学年ワースト上位の、

第参鎮守府の提督と意気投合して仲良くなった。そして提督を介して友督とも仲良くなる。しかし同じクラスの友督がこの3人の中で一番頭がいいせいか、

よくぶつかり合う事もあった。同じ関東の海軍学校卒業なのに自分だけ関西の鎮守府に配属された事に不満を感じている。提督になってからすごい訛った。

嫁艦は龍驤。好きな言葉は『いざ鎌倉』。

614: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/27(水) 21:25:56.70 ID:bYxlFHpI0
【姉妹】

 ―10時、執務室―

提督「ふと気づいたけど、蒼龍と飛龍って姉妹じゃないんだな」

蒼龍「今頃気づいたんだ?ずっと前に気づいたのかと思ったけど…」

提督「だってお前ら声似てるし、名前似ているし、服装も似ているし、背格好も何となく似ているし…」

蒼龍「んー…軍艦だった"蒼龍"が建造されたのは飛龍より先なんだよ。でも、"飛龍"は元々蒼龍型航空母艦二番艦として建造されるはずだったんだけどね、

   軍縮条約が破棄されたおかげでもっと自由に艦の設計できるようになったんだよ。だから、飛龍は飛行甲板とか艦首と艦尾が大きくなって、

   ベースのはずだった私よりも大きくなって全く別の艦になっちゃったから、"飛龍"は新たに飛龍型航空母艦として生まれたんだ」

提督「そう言う事だったのか…」

蒼龍「そう言う事。ま、そんなわけで私と飛龍は姉妹じゃないって事だね」

提督「じゃあ、今お前達が仲良くしているのは、やっぱりその設計の時のいざこざからか?」

蒼龍「いざこざって言い方はおかしいけど…。でもまあ、元々私をベースに作られて、名前とかも似ているから仲良くなれたのかもね」

提督「そうか…」

蒼龍「話してみると飛龍は多門丸以外の事も話してくれるから気さくだし、付き合いやすい相棒だよ!」

提督「そっか…。とにかく、仲が良いようでよかったよ」

蒼龍「うん、飛龍とはとっても仲良しさ!」

提督(ただ……)


 ―数日後―

飛龍「めっ!艦載機が落ちちゃいますから!」

蒼龍「あの、九九艦爆がはみ出ちゃうから…」

提督(そのセリフまで似たようにする必要はあるのか…)


【END】

615: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/27(水) 21:32:16.80 ID:bYxlFHpI0
【笑顔を…】>>2レス以上続きます

 ―14時、鎮守府近海―

長月「弥生!敵潜水艦に注意!」

弥生「えっ…!?」

ズドォォォン

菊月「弥生、大丈夫か!?」

弥生「……やってくれたね…」中破

長月「おい、大丈夫―」


弥生「怒ってなんかないよ…怒ってなんか…」コォッ


長月&菊月「!!」ゾクッ

弥生「これでどう?」バシュッ

潜水ヨ級「ヴアアアアアアアア…」Critical80!!

弥生「ふぅ…」

長月&菊月「…………」ビクビクブルブル


 ―17時、駆逐艦寮・長月&菊月の部屋―

長月「…菊月」

菊月「何だ?」

長月「弥生って、笑顔を見せる事が全くと言っていいほど無いな?」

菊月「そうだな…。私の記憶の中にも、弥生の笑顔など、無い」

長月「戦闘の時でも、常にムスッとした表情をしているけど…」

菊月「本人は怒っていないと言っていたが、あれは絶対怒っているだろうな」

長月「……弥生の笑顔、見てみたくはないか?」

菊月「……興味が無いと言えば、ウソになる」

616: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/27(水) 21:37:16.82 ID:bYxlFHpI0
 ―数十分後、鎮守府本館―

如月「弥生ちゃん?弥生ちゃんなら執務室の方へ行ったけど…」

長月「そうか、助かる」

菊月「礼は言わない」

如月「別に、こんな事で礼なんて…」

長月「弥生の笑顔を見るためには、やはり日々共にいる必要があるな」

菊月「うむ。その方が、見られるチャンスが上がるというものだ」


 ―数分後、執務室―

コンコン

長月「司令官!」

菊月「少し、失礼す―」


提督「潜水ヨ級を倒してMVPか~。よくやったな」ナデナデ

弥生「えへへ…ありがとう…(100Wの笑顔)」ニコッ


長月&菊月「」バタン


 ―食堂―

衣笠「え?カメラを貸してほしい?何で?えっ、弥生の笑顔!?ねぇ、カメラ貸したら、焼き増ししてくれるんでしょうね!?」


 ―3日後―

弥生「弥生を写真のネタにした悪い子はどこ…?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

長月&菊月&衣笠「!!!」

理由ある暴力が3人を襲う。


【END】

617: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/27(水) 21:45:33.37 ID:bYxlFHpI0
【事情聴取】※>>595の続き

 ―朝8時、書物庫―

提督「……………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

青葉「………申し訳ありません」セイザ

提督「何故盗聴器など仕掛けた?」

青葉「そりゃ、司令官が友達と会うって言うから何か新聞のネタになりそうで面白そうだって―ごめんなさい。滅茶苦茶怖い顔しないでください。

   青葉でも泣いちゃいそうです」

提督「どこから聞いていた?」

青葉「どこからって、鎮守府からですよ?」

提督「……居酒屋で俺が友督や弐督と話した内容も聞いていたのか?」

青葉「……ばっちりと」

提督「いいかよく聞け。今回の話を絶対に他言するな。絶対だぞ?絶対だからな?」

青葉「フリですか?」

提督「(般若のような顔)」フッ

青葉「すみませんごめんなさい」

提督「……あの時の話を聞いていたんなら、わかるな?」

青葉「……はい」

提督「俺のケッコンカッコカリ候補には、お前も含まれている」

青葉「……こんなシチュエーションで告白ですか…」

提督「だかここまでの非道を見せつけられると、お前を候補から外すどころか、解体したくて仕方がないんだが」

青葉「そ、それは勘弁してください!そんなの、青葉艦娘としての生きがいを失うも同然の事です!」

提督「そうなりたくなければ、今後の行動には少し節度を持つべきだな」

青葉「…了解しました。今後は気をつけます」

提督「それと……お前とのこう言う下らないやり取りも、俺は結構気に入ってるんだけどな」

青葉「えっ」

提督「先に食堂に行ってるぞ。早くいかないと、赤城と加賀に食い尽くされてしまうからな」

パタン

青葉「…司令官、ずるい人です」


【END】

618: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/27(水) 21:49:23.22 ID:bYxlFHpI0
【一日1人、キャラ紹介】

≪蒼龍≫

蒼龍型正規空母一番艦。艦娘No.8(改二は197)。飛龍とは姉妹とよく思われがちだが、本当は違う。実は、正規空母でも一番小柄な体型をしている。

艦載機の扱いに長けており、その腕は一航戦の2人に並ぶほど。一航戦の赤城と加賀は尊敬する先輩。ミッドウェーで沈んでしまった事がトラウマだが、

飛龍と共にリハビリをして克服に成功した。執務室の檜風呂を、提督との内緒の約束で使用している。結構嫉妬深い性格。

好きな言葉は『五風十雨』。

628: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/29(金) 21:05:27.84 ID:GdDRQr8R0
【タンク】

 ―18時、執務室―

愛宕「んふふ~ん、提督ぅ~?」スリスリ

提督「…やたらとすり寄ってくるが、どうかしたのか?」

愛宕「あら~、気づかないんですかぁ?」

提督「何が」

愛宕「いつもとシャンプーを替えたんですよ?匂いが違うと思いません?」

提督「あ、そうだったの?いや、俺匂いフェチじゃないし、そこまで気にしていなかったから、気づかなかったよ」

愛宕「んもう、提督に言われてシャンプー変えようと思ったのにぃ」

提督「?俺が何か言ったか?」

愛宕「忘れちゃったのぉ?この前提督が、"愛宕の金髪って綺麗だよな"って言ってくれたから…」

提督「あー…そう言えばそんな事を言ったような…」

愛宕「…私、この胸部タンク以外の事を褒められたのが初めてで、それが嬉しくって…」

提督「……そっか」

愛宕「だから、提督が褒めてくれたこの髪をさらに輝かせるためにシャンプーを替えたんですよ?」

提督「……ありがとう、でいいのか?」

愛宕「うん、よろしいっ♪でも、自分で言うのもなんですが、提督みたいな男の人がこの胸に興味が湧かないなんて、おかしいなって思ったんですけど?」

提督「……ええっと、これってすごく言いにくいんだけど…」

愛宕「?」


提督「俺、あんまりにも胸が大きすぎるのはちょっと…って思ったり…」

愛宕「」


 -数十分後、食堂―

愛宕「……この大きな胸、誰かにあげたいなぁ…」ハァ

大鳳「イヤミですかっ!」ガンッ


【END】

629: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/29(金) 21:18:43.12 ID:GdDRQr8R0
【ひゅうが】

 ―(2年前)10時、執務室―

日向「伊勢型戦艦2番艦・日向よ。一応覚えておいて」

提督「これ2文字で"ひゅうが"って読むのか…少し読みにくいな…」

日向「名前の由来は、宮崎県の旧国名の"日向国"から来ているんだ。と言うか、君も提督なら艦の名前くらい把握していたらどうなんだ?」

提督「いや、済まない…。俺海軍学校にいた時は結構成績が悪くてな…」

日向「やれやれ…」


 ―翌日―

島風「えっと…"にっこう"さん?」

日向「"ひゅうが"だよ。読みは難しいが、覚えてくれ」


 ―その翌日―

那珂「え?"ひなた"さん?」

日向「…何でそっちの方は知っているんだ…?」


 ―そのまた翌日―

子日「おーい、"ひまわり"さーん!」

日向「一文字足りない…」


 ―(現在)15時、執務室―

提督「日向が来てからもう2年か…」

日向「着任した時は、皆私の事を"にっこう"だの"ひなた"だのと呼んでいたからな…。正しい読みを教えるのに苦労したよ…」

コンコン

提督「どうぞー」

伊勢「失礼するよ、提督」ガチャ

日向「伊勢か。演習の報告書か?」


伊勢「あ、うん。そうだよ"にっこう"―」


提督「あ」

日向「…………………」ピクッ

伊勢「あっ、ごめーん!つい読み方間違えちゃった☆」テヘッ

日向「それでも姉妹艦かこの愚姉がッ!!」バキィッ

伊勢「ぎゃふん!」


【END】

630: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/29(金) 21:31:17.42 ID:GdDRQr8R0
【たこ焼】

 ―22時、執務室―

提督「ふぃ~…やっと終わった…」バサッ

龍驤「おっ、終わったんか?」

提督「ああ、片付けなきゃいけない書類は全部片づけたよ。これも、龍驤がこんな時間まで手伝ってくれたおかげだな」

龍驤「いやいや、ウチはただ秘書艦としての仕事をしたまでや」

提督「でも、こんな時間まで手伝わせちゃって悪いな。小腹も空いたんじゃないか?」

龍驤「そう言うたら、確かにちびっとお腹空いたなぁ…」

提督「よし、ちょっと待ってろ。たこ焼プレートでたこ焼作ってあげるから」

龍驤「おっ、そら楽しみやな!」


 ―十数分後―

提督「ほい、召し上がれ」

龍驤「ほぉぅ、美味しそうやなぁ。ほな、いただきます♪」パクッ

龍驤「はふっ、あひっ、ほふっ…」

提督「無理して直ぐ食べるなって」

龍驤「ごくん」

提督「お味の方は、どうだったかな?」

龍驤「……不味くはあらへん。ただ…」

提督「ただ…?」

龍驤「こんなんウチの知っとるたこ焼とは大違いや!」

提督「えっ」

龍驤「まずタコが小さい!こないな大きさの奴なんて、タコと認めへん!」

提督(食べやすいように小さく切ったつもりなんだけど…)

龍驤「それに生地が半分固い!本場モンはもっとトロトロなんやで!」

提督「そ、そうだったのか…」

龍驤「もう今夜は寝かせへんで!本場モンのたこ焼が作れるようになるまでウチが教えたるさかい!」

提督「ええ~…」


 ―翌日8時、食堂―

長門「どうやら、執務室にたこ焼の妖精が現れたらしい」

黒潮「たこ焼の妖精!?そら見てみたいわ!」

浦風「ふん、たこ焼よりも広島焼きじゃ!」


【END】

631: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/29(金) 21:47:31.65 ID:GdDRQr8R0
【第2回・艦娘知識試験採点⑫】

ジャンル:社会

問37.『フランスは、ヨーロッパ最大の(     )国である。(     )に当てはまる語句を答えよ』


・リットリオの答え 『農業』

 提督のコメント:その通りです。ヨーロッパにおけるフランスの農業生産額は全体の18.1%で、次いでドイツ(13.4%)、イタリア(12.3%)、

         と続いています。


・マジェンダの答え 『アンチイギリス』

 提督のコメント:フランス出身の貴女が間違えてどうするんですか。


・金剛の答え 『無駄な博愛主義』

 提督のコメント:貴女達本当は仲が良いでしょう。

632: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/29(金) 21:56:51.35 ID:GdDRQr8R0
【一日1人、キャラ紹介】

≪龍驤≫

龍驤型軽空母一番艦。艦娘No.30(改二は157)。軽空母の中でも小柄な体格で、サンバイザーのような帽子が特徴。軽空母の中でも艦載機運用能力は、

トップクラスであり、その腕は正規空母の一航戦コンビも認めているほど。たこ焼やお好み焼き、串焼きなどの大阪生まれの料理を作るのが得意。

お金に関しては結構シビア。胸が無い事が最大の悩みであり弱点。大鳳、瑞鳳、夕張はある意味で同志。他の空母組や駆逐艦の子達と仲が良い。

好きな言葉は『水魚の交わり』。

640: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/30(土) 20:56:14.00 ID:OaH5z9wV0
【将来のために】

 ―17時、厨房―

春雨「それじゃあ、一緒に麻婆春雨を作っていきましょー」

わるさめ「えー…」

春雨「あれ?わるさめちゃん、麻婆春雨嫌い?」

わるさめ「ううん、麻婆春雨は別に嫌いじゃないし…むしろ春雨の作ってくれるのは美味しいけど…」

春雨「けど?」

わるさめ「私は別に…魚料理が作れるから…他の料理を作る必要は…あ、別に他の料理が作れないというわけじゃないぞ?ただ魚料理の方が得意だから、

     本来の腕を発揮できないから作らないのであって、いや本当に作れないわけじゃなくて」

春雨「作れないんだね?」

わるさめ「はい」

春雨「それに、わるさめちゃんは自分で魚料理が得意って言ってるけど、だいたい海鮮丼か刺身とかいった、焼く・炒める系の調理が無い感じでしょ?」

わるさめ「うぐっ…」

春雨「例えばの話だよ?もし将来わるさめちゃんが結婚したとして…」

わるさめ(け、結婚!?カッコカリじゃなくてカッコガチの方の!?)

春雨「そのお相手さんが料理が作れなくて、それに魚が嫌いだったとしたら、わるさめちゃんはどうするの?」

わるさめ「そ、そんな事になる可能性は…」

春雨「0とは言い切れないでしょ?」

わるさめ「ぐ…」

春雨「だから、この麻婆春雨で練習するの。安心して?ちゃんと教えてあげるから」

わるさめ「むむむ…」

春雨「さ、作ろ?」

わるさめ「……わかった」


 ―19時、食堂―

春雨「今日はわるさめちゃんと一緒に麻婆春雨を作りました!」

わるさめ「…召し上がれ」


艦娘達「美味し~!!」


わるさめ「よかった…これからは麻婆春雨の腕を極めてみるよ」ホッ

春雨「頑張ってね!」



※数日後、わるさめは魚がさばけなくなった。

春雨「な、何で!?」


【END】

641: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/30(土) 21:14:57.59 ID:OaH5z9wV0
【素直に】

 ―15時、執務室―

満潮「遠征艦隊帰投したわよ」

提督「お疲れさん。って、大成功したのか!すごいなぁ!」

満潮「馴れ馴れしく頭を撫でようとしないで、ウザいから」

提督「す、すまん…」

荒潮「あらあら……」


 ―16時、駆逐艦寮・満潮&荒潮の部屋―

荒潮「満潮?司令官にあんな物言いしちゃダメって前にも言ったじゃない?」

満潮「ふん、ウザいからウザいって言ってやったのよ。どこもおかしくはないじゃない」

荒潮「そんな事言っちゃって…ホントは知っているのよぉ?司令官に褒められた後、満潮が部屋で飛び跳ねるくらい喜んでるって事」

満潮「いっ!?」

荒潮「素直になればいいじゃない~」

満潮「い、イヤよ!何でアイツなんかにっ!」

荒潮「それに、司令官も内心では傷ついていると思うわよぉ?そう何度も何度もウザいって言われたら…」

満潮「アイツが?どうかしらね」

荒潮「そうかもよぉ?霞ちゃんや曙ちゃんも司令官にきつい口を利くから、表情ではあんまり気にして無いように見えるけど、心はボロボロかもねぇ?」

満潮「そ、そうなのかしら…」

荒潮「もう少し、素直になった方がいいわよ~?」

満潮「やんわりと…か」


 ―数日後17時、執務室―

満潮「艦隊が演習から帰投したわ。報告書どうぞ」バサッ

提督「お疲れさん…へぇ、満潮がMVPか」

満潮「ま、私にかかればこれくらいどうって事無いわ」

提督「そっか…さてと、じゃあ報告書の方は…」ペラリ

満潮「…………………」

提督(ここでやたら褒めたりすると、またウザいって言われるかもしれないから…心の中でだけ褒めとこう…)

満潮「…………………」

提督「…………………」ペラ、ペラ

満潮「…………………ねぇ」

提督「ん?」


満潮「……褒めて、くれないの?///(心の底からの本音)」ウワメヅカイ


提督「!!?」

荒潮「あらあら~…」

満潮(ど、どう!?ここまで素直になればいいでしょ、荒潮!///)


 ―1時間後、執務室―

提督「俺は、満潮に何かしてしまっただろうか……」モンモン

荒潮(逆効果だったかもねぇ~…)


【普段どぎついキャラのデレは基本相手を困惑させる事になる】

642: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/30(土) 21:32:45.39 ID:OaH5z9wV0
【艦娘シュミレーション~その時○○だったら~沈没②~】

[ケース9]
乗っていた船が沈没し始めてしまった。艦娘達は、自分の持ち物を海に捨てて船を軽くしようと考えた。それぞれは、何を捨てるだろうか?


大和は、「カメラや傘はまだ替えがありますから」と言いながら、自分のカメラや傘などの小物類を捨てた。


武蔵は、「私はあまり服を着ない主義だから、支障は出ない」と言いながら、自分の衣類を捨てた。


隼鷹は、「酒よりも、皆の命だよなぁ…」と、血の涙を流して言いながら持っていた酒を捨てた。ついでに、一緒にいた千歳と那智の酒も捨てた。


金剛は、「船が沈むのはこのワイン娘のせいデス」と言いながら、寝ていたマジェンダを捨てた。


扶桑は、「私が飛び降りれば船はもっと軽くなるはずです」と、自分の艤装を背負って言いながら飛び降りた。

644: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/30(土) 21:41:27.86 ID:OaH5z9wV0
【第2回・艦娘知識試験採点⑬】

ジャンル:国語

問53.『次の文章は、川端康成の小説"雪国"の冒頭の一文である。(     )に当てはまる語句を答えよ。

   国境の長いトンネルを抜けると(     )であった』


・鳳翔の答え 『雪国』

 提督のコメント:正解です。と言うか、問題文に答えが書いてありましたね。


・陸奥の答え 『北海道』

 提督のコメント:このトンネルは青函トンネルですか。


・漣の答え 『実家』

 提督のコメント:何と言う急展開。


・リットリオの答え 『またトンネル』

 提督のコメント:それは"逝国"です。

645: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/30(土) 21:51:58.78 ID:OaH5z9wV0
【一日1人、キャラ紹介】

≪駆逐棲姫/わるさめ≫

深海棲艦の1人。艦種は駆逐艦。どこか白露型の春雨にそっくりな容姿をしている。しかしその正体は、過去に沈んでしまった艦娘・春雨の意志である。

また元居た鎮守府に戻りたいと言う春雨の意志が、今のわるさめのような形となって出現した。第二次渾作戦中に、第参鎮守府の艦隊によって鹵獲され、

医務室で自分の想いを提督に打ち明けた後、受け入れられて第参鎮守府で暮らすようになる。名付け親は夕立。よく春雨や他の深海棲艦組と行動している。

好きな言葉は『旱天の慈雨』。

653: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/31(日) 21:18:50.40 ID:VdHOaQnn0
【ダメ人間製造機】

 ―朝8時、食堂―

雷「ほら司令官!まだ野菜炒めが全然減ってないじゃない!もっと食べないと!」

提督「お、おう…」ムグムグ

雷「あっ、電ご飯粒が服についているわよ?取ってあげる!」

電「あ、ありがとう、なのです」

雷「暁!ピーマンを皿の端に除けないの!」

暁「ど、除けてるんじゃないわよ!後でまとめて食べようと思ってただけよ!」


時雨「相変わらず、雷は世話焼きだね」

村雨「そうねー。あれじゃダメ人間製造機なんて言われても否定できないんじゃないかしら?」

夕立「う~…ピーマン苦手っぽい…」

五月雨「頑張って食べないと、強くなれないよ?」


 ―15時、執務室―

提督「皆、お前の事をダメ人間製造機って呼んでるぞ?」

雷「私はただ、人助けをしただけで…」

提督「そのダメ人間製造機・雷が、今この状況なんてな」


(提督の膝に頭乗せて寝転んでる雷の図)


雷「私だって…たまには甘えたいんだもん…」

提督「ま、その年頃の女の子は大体そんな感じだよな」

雷「…司令官、頭なでなでして?」

提督「はいはい」ナデナデ

雷「…司令官、ほっぺにキスして?」

提督「甘ったれるんじゃありません」ビシッ

雷「あうっ…もう、皆の前で甘えられないから今甘えようとしてるのに…」

提督「だったら普段から甘えてくればいいじゃないか」

雷「だってそんな事したら、今までの私のキャラが崩れちゃうじゃない…」

提督(結局はキャラか…にしても…)

雷「う~ん…むにゃむにゃ…」

提督(これは別の意味で人をダメにするな…)


 ―ドアの外―

響「…響、見ちゃったよ」


【END】

654: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/31(日) 21:28:35.42 ID:VdHOaQnn0
【試食】

 ―14時、≪甘味処・間宮≫―

提督「間宮さーん、こんにちはー」ガラララッ

間宮「ハァァァァ亜ァァAァァ阿ァァァァァァアァァァァァ啊…」ズゥゥゥゥゥゥゥゥン

提督「ま、間宮さん!?どうしたんですか!?」

伊良湖「実は、ですね…」


 ―昨日20時、≪甘味処・間宮≫2階・間宮の部屋―

間宮『うーん…』

伊良湖『間宮さん?どうしたんですか?』

間宮『あ、伊良湖ちゃん…。えっとね、そろそろウチの店にも新メニューを出そうかと思ったんだけど…』

伊良湖『いい新メニューが思いつかないんですか?』

間宮『その通りよ…。悪いけど伊良湖ちゃん、アイデア出すの手伝ってくれない?』

伊良湖『構いませんよ?私でよろしければ』


 ―22時、厨房―

間宮『まあとりあえず…私と伊良湖ちゃんの考えたメニューは一通りできたかな…』

伊良湖『どれも美味しそうですねぇ~』

間宮『じゃあ試しにこの抹茶パフェを一口…』パクッ

伊良湖『どうですか?』

間宮『おいしっ!これは新メニュー決定ね!』

伊良湖『本当ですか?よかったぁ~!』

間宮『じゃあ次はこっちの冷やしぜんざいを…』


 ―現在―

伊良湖「まあ、そんな感じで10以上の新メニューの試食を繰り返していたんですけどね…」

提督「あー…要するに、増えたのか。アレが」

伊良湖「…ええ」

間宮「…うぅ…余計なバルジが付いちゃったよぅ…」メソメソ

提督「伊良湖は平気だったのか」

伊良湖「私も試食しようとしたら、間宮さんが全部食べちゃって…」

提督「…自業自得ですね、間宮さん」

間宮「」グサッ


【END】

655: ◆aKZmxL4TCc 2015/05/31(日) 21:34:52.09 ID:VdHOaQnn0
【一日1人、キャラ紹介】

≪間宮≫

給糧艦。鎮守府の敷地内で≪甘味処・間宮≫という店を営んでいる。戦線には出ないが、自分の店のスイーツで艦娘達を癒す事が彼女の生きがい。

伊良湖は弟子であり、仲の良い後輩。彼女の作るアイスは駆逐艦、軽巡洋艦、空母の皆が愛する伝統メニューで、大和のアイスにも劣らない味。

昔は力持ちだったが、今ではぎっくり腰が癖になりかけている。皆から"艦隊のアイドル"と呼び親しまれている。そして那珂から嫉妬される。

好きな言葉は『医食同源』。

667: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/02(火) 21:32:40.14 ID:o/HvRsHf0
【対談】

 ―11時、戦艦寮・休憩室―

比叡「……………………」

陸奥「……………………」

比叡「………司令と旅行先でナニしたって話、本当なんですか?」

陸奥「………本当よ」

比叡「………私も司令と旅館であれやこれやしたって話は、知っていますよね?」

陸奥「………ええ、金剛から聞いたわよ」

比叡「………司令は、自分から貴女を求めたんですか?」

陸奥「………いえ、私からやったのよ」

比叡「………私が司令と身体が結ばれたって話を聞いたのに、それでも迫ったんですか?」

陸奥「………私も、気持ちを抑えられなかったから…。自分の感情に従ったまでよ」

比叡「………いつから、司令の事を…?」

陸奥「………トラック泊地強襲作戦の時から、よ」

比叡「……………………」

陸奥「………どうやらあなたは、旅館の温泉であの人の言葉に心を打たれて、その流れで事に及んだそうじゃない」

比叡「……………………」

陸奥「………でも、私は違う。もっと前からあの人の事が好きだった…。貴女みたいな場の空気に流されて告白して夜戦をしたのとは違うのよ」

比叡「………言ってくれるじゃないですか」

陸奥「………もしも、貴女もあの人を狙っているって言うのなら、負けないわよ」

比叡「………こっちのセリフです」

陸奥「………お互いの戦果で決めるなんてのはナシで、自分自身の女としての魅力で、貴女との真剣勝負を挑むわよ」

比叡「………望むところです。司令のハートを掴むのは、私ですから」

陸奥&比叡「………………………」アクシュ


 ―離れた場所―

霧島「長門さん?あの2人は何を神妙に話しているのでしょうか?」

長門「うむ?いや、分からんな。だが、恐らく敵との戦いに関する事だろう。それだけは、あの雰囲気で分かる気がする。だが、邪魔はしない方がいい。

   あの2人なりにも考えているのだろうから、我々は静かに見守るとしようじゃないか」←陸奥と提督が一線超えた関係になった事をばらした人

金剛「そうデスネ!妹の考えを尊重するのも、Sisterの務めデス!」←比叡が提督とコトに及んだ事をばらした人


【続く】

668: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/02(火) 21:42:22.50 ID:o/HvRsHf0
【イタリア共和国】

 ―14時、執務室―

ローマ「艦隊が戻りました。何です?あまり見ないでくださいね」ガチャ

イタリア「艦隊が無事戻りました」

リットリオ「たっだいまー!」

提督「お前ら3人全員同じイタリアの艦娘だってのに、全員違うな…」

ローマ「当たり前です。私をこんなアホ毛の能天気な子と同じにしないでください」←一応リットリオの存在については説明済み

リットリオ「むっ、心外だね!能天気じゃない、ポジティブって言ってよ!」

ローマ「現実から目を離しちゃだめよ」

イタリア「あの、提督…これ、報告書です」

提督「ああ、ありがとうな」

ローマ「ちょっと、イタリア姉さん?それは私の仕事よ?」

イタリア「あ、ごめんね?ローマはリットリオと何か話していたから…」

提督「ふむ…ローマ…イタリア…リットリオか…」

ローマ「?提督、どうかなさったんですか?」

提督「いや、何か違和感を感じてな…。特にリットリオに」

リットリオ「へ?私がどうかしたの?」

提督「ううむ……」

提督(ローマ…イタリア…リットリオ……。ローマ…イタリアの首都…あ!)

提督「リットリオ!」

リットリオ「な、何?」ビクッ

提督「お前明日から"ヴェネチア"か"ミラノ"って名乗れ!」

リットリオ「やだよ!?」


ローマ「ハァ……この馬鹿提督は、もう…」

イタリア「ふふっ…面白い人ですよね」


【END】

669: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/02(火) 21:52:07.41 ID:o/HvRsHf0
【刀】

 ―15時、執務室―

提督「そう言えば伊勢とか日向って、腰に刀提げてるよな」

伊勢「あー、そう言えばそうだったね」

提督「その刀を使って戦う事って無いのか?」

伊勢「そうだね…普通は主砲で戦うから、刀を使う事はほとんど無いね」

提督「試しに、次の出撃で使ってみたらどうだ?」

伊勢「そうだね、次出撃する機会があったら使ってみるよ」


 ―翌日9時、アルフォンシーノ方面―

伊勢「さてと、じゃあこの刀を使ってみようかなっと」ガシャン

戦艦ル級「?」

長門「その腕、確かめさせてもらうぞ?」

伊勢「任せなさいっての。見てなよ、戦艦レ級!その顔苦痛に歪めさせてやるから!」

戦艦ル級(何を仕掛けてくる気だ?)

伊勢「ハァッ!」

ガチッ

伊勢「…あれ?」

ガチッ、ガチッ

伊勢「…………………………」

長門「どうかしたのか?」


伊勢(錆びて抜けない~ッ!!手入れを怠っていたーッ!!)


戦艦レ級「…………」

伊勢「…………」クルッ

戦艦レ級「…………」ニコッ

伊勢「…………」コクコク


ズドォォォン!!バゴォォォォォォッ!!


※この後滅茶苦茶入渠した。


【END】

670: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/02(火) 22:00:23.32 ID:o/HvRsHf0
【一日1人、キャラ紹介】

≪Littorio(リットリオ)/Italia(イタリア)≫

ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦二番艦。艦娘No.241(Italiaは246)。イタリアからやってきた艦娘。全体的にぽわぽわした雰囲気が漂っている。

パスタとワインが大好きで、提督によくお手製のパスタを振舞っている。先にエラー艦娘のリットリオがいたので、そのリットリオと区別するために、

未改造状態だがイタリアという名前になった。リットリオ(エラー艦娘の方)とは、同じリットリオつながりで仲が良い。ローマは良い妹。

好きな言葉は『言う事とする事には、海が横たわっている』。

679: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/03(水) 21:37:00.11 ID:16X0Nv+50
【宗教】

 ―12時過ぎ、鎮守府近海―

文月「これでもくらえ~っ!」バシュッ

潜水ソ級「グホッ!?」撃沈

文月「やったぁ!」ピョンピョン

睦月「……ふふっ」ニコッ

如月「あらあら~、うふふ♪」

文月「どうかしたの、睦月、如月?」

睦月「ううん、何でもないよ?うふふふふふ」ニコニコ

如月「ええ、何でもないわよぉ?うふふふふふふ」ニコニコ

文月「?」


 ―帰投後―

文月「ああ~…服が破けちゃってるよぉ~…」

三日月「大丈夫?替えの服用意しようか?」

文月「お願い~」

三日月「じゃあ、はい」スッ

文月「えっ、何ですぐに用意できたの?」

三日月「それは、文月が困った時にすぐ対処できるようにするためだよ?」

文月「…ふーん」

三日月「……ふふっ」ニコニコ


 ―食事中―

文月「はむっ。うん、今日もご飯が美味しい!」ニコッ

皐月「はい文月。ボクの漬物あげるよ?」サッ

文月「え、いいの?ありがと~」パクッ

皐月(あ~癒されるなぁ~)

卯月「それじゃあうーちゃんのも上げるぴょん!)

文月「ありがとねっ♪あ~やっぱり美味しいなぁ~」ムグムグ

卯月(あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~)


 ―執務室―

睦月「―と言った感じで、文月の喜ぶ姿を愛でたり、文月のために尽くしたり、文月の声を愛でたり、文月の可愛い姿を愛でるのが"文月教"です!

   他にも、文月の映っている映像を撮ったり、文月の声を録音したりもしています!司令官もどうですか?入信しませんか?」

提督「今すぐ解散しろ!やってる事はストーカー同然だ!!」


【END】

682: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/03(水) 21:49:24.19 ID:16X0Nv+50
【第2回・艦娘知識試験採点⑭】

ジャンル:理科

問95.『次の(     )に当てはまる星の名前を答えよ。

    冬の大三角形は、"おおいぬ座"の"シリウス"、"こいぬ座"の"(     )"、"オリオン座"の"ベテルギウス"から形成される』


・川内の答え 『プロキオン』

 提督のコメント:正解です。ちなみに、冬のダイヤモンド(大六角形)と呼ばれるものもありますが、冬の大三角形の方がメジャーですので、

          形成する星の名前は覚えずとも、星座の名前は覚えておくとよいでしょう。


・摩耶の答え 『リゲル』

 提督のコメント:リゲルはオリオン座の星です。


・暁の答え 『北極星』

 提督のコメント:貴女の宇宙は歪んでいますね。

699: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/04(木) 21:42:10.23 ID:h50jitmL0
【水雷戦隊旗艦で分かる訓練の厳しさ】

 ―22時、運動場―

川内「さあ皆ー!訓練始めるよー!」

吹雪「…あの、今夜なんですけど…」

川内「夜が一番運動するのにテンションが上がるからいいの!じゃあ皆ヘッドライトつけてグラウンド10周!」

白雪「ハァ…」

初雪(眠い…帰りたい…)


 ―翌日10時、工廠―

夕張「さあ皆、ドラム缶は持った?じゃあそれ持って工廠の周り10周!」

菊月「くっ…ドラム缶が重すぎる…!」タッタッ

皐月「これ絶対ドラム缶輸送艦なんて言われてる事の憂さ晴らしだよね…」タタタタ

夕張「コラァ!私の事をドラム缶輸送艦なんて呼んだ奴にはドラム缶1個追加!そんでグラウンド3周追加!」

皐月「ひええええええ…」


 ―翌日10時、運動場―

那珂「よーっし!じゃあ全員、"ロード"を全章3回ずつ歌いきる事!」

村雨「拷問に等しい…」

夕立「喉にくるっぽい…」

五月雨「やったぁ!あの曲私大好きなんですよね~」

舞風「何…だと…?」


 ―翌日10時、運動場―

龍田「はい皆~。まずはグラウンド5周ね~」

雷「あれ…?意外と楽…?」

電「それなら簡単でいいのです」

龍田「一番1周するのが遅かった子は~、この薙刀で髪の毛を5cm切っちゃうからね~」ギラリ

全員「!!」ダダダダダダダダダダダダダダダダダ


 ―翌日14時、食堂―

神通「はい、皆さん今日も頑張りましたね~」

長波(最初にグラウンド20周…あ、子日は8分遅れたから28周か…)

菊月(その後に助走10mで最低5m飛ばなくちゃいけない走り幅跳び…)

初風(おまけに着衣水泳50m…もう限界…)

文月「」チーン


【提督「お、響ショートヘアにしたのか。イメチェン?」  響「……聞かないでくれ」】

700: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/04(木) 21:53:09.69 ID:h50jitmL0
【結果発表】

 ―13時、講堂―

提督「えー…前回行った第2回・知識試験の採点が全て終了した」

艦娘達『ざわ…ざわ…』

提督「また今回も満点の者がいなかったが、第1位の者にはご褒美をあげよう」

艦娘達『ごくり…』

大和(今度こそ…私が…!)

金剛(大丈夫デース。自己採点では結構な点数がイケたはずデース…)

鳳翔「…………」ニッコリ

提督「では、発表する。第2回・艦娘知識試験、第1位は…っ!」

執務妖精「ちゃらららららららららららららららららららららららら………」

工廠妖精「ダダン!!」


提督「総得点95点、明石!おめでとう!!」


明石「えっ、私!?」←95点

執務妖精&工廠妖精「てってれ~」

艦娘達『おお~』

提督「ちなみに第2位が鳳翔、第3位が大鳳、第4位が飛鷹、第5位が金剛だったぞ」

鳳翔「あらあら…私もまだまだでしたね…」←93点

大鳳「やっぱり、ケアレスミスが多かったせいかしら…」←91点

飛鷹「くぅっ…!惜しかった、のかしら…?」←90点

金剛「オーマイガッ!!」←87点

提督「明石、ご褒美はすぐには決められないだろうから、近々教えてくれ」

明石「は、はい…え…ええ~…?」

明石(どうしよう…未だに実感がわかない…)

提督「それと、前回最下位だった天龍は前回より点数が上がって、摩耶と同じ点数だったな」

天龍「ま、マジか!?よっしゃー!」

摩耶「…こんなバカに追いつかれるとは…アタシもまだまだだな…」

提督「だが2人とも同率ドベだぞ」

天龍&摩耶「」←30点

龍田「あらあら~…」86点


【ご褒美編に続く】

711: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/05(金) 21:27:16.84 ID:mMoLRFA80
【一番】

 ―13時、駆逐艦寮・休憩室―

島風「しまかぜが一番だもん!」

白露「ぶっぶー!あたしが一番だよっ!」


時雨「いったい何事だい?」

村雨「何かねぇ、島風がまた新記録作ったって言うから…白露が反発しちゃって…」


島風「足が一番速いのはしまかぜだもん!白露ちゃんは2番でしょ?」

白露「一番きれいに掃除を終えられるのはあたしだよ!」

島風「泳ぐのだってしまかぜが白露より速いし!一番だし!」

白露「遠征で資材を持って帰ってきた駆逐艦はあたしだもん!」

島風「それなら、" 女みたいな恰好の艦娘ランキング(青葉調べ)"で一番になったのは島風だよ!」

白露「こっちだって、"寂しがりやっぽい艦娘ランキング(青葉調べ)"一位は白露だよ!」

島風「"ぼっち感ハンパない艦娘ランキング(青葉調べ)"一位も島風だし!」

白露「でもでも、"意外と料理が美味かった艦娘ランキング(青葉調べ)"の一位はこのあたしです!」


時雨「青葉先輩…何してるんだろう…」

村雨「あはは…(私も投票しちゃったけど…)」


島風「ぐぬぬぬぬ……」

白露「うぬぬぬぬ……」

島風「こうなったら…」

白露「2人っきりで…」

白露&島風「尋常に勝負!!」


 ―1時間後―

提督「あれ?島風と白露は?」

時雨「それが…」

村雨「2人とも、マイクロビキニ着て腰に箒と塵取り提げてドラム缶背負って調理器具両手に持ちながら北方海域に遠征しに行っちゃった…」

提督「アイツら何してんの!?」

※当然失敗した。


【END】

712: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/05(金) 21:40:51.29 ID:mMoLRFA80
【じゃけ】>>2レス続きます

 ―18時半、厨房―

浦風「ふぅ~…。今日の塩じゃけゃぁ一段とええ出来じゃのぉ」ジュージュー

浦風「これならみんなも喜ぶかも…?」


 ―19時、食堂―



浦風「今日の夕飯はウチ特製の"塩じゃけ"『じゃけ』ぇ!たんと食べてな?」←無意識


全員「」


浦風「あ、あれ?どうしたん?」

陽炎「く…む…くふっ…」プルプル

不知火(『塩じゃけ』と『じゃけぇ』がかかっているのか…)フルフル

提督「浦風って、そう言うキャラだったのか…」

浦風「え、何の話じゃ?」

白露「塩じゃけじゃけぇ…ふふふっ」

浦風「あ…っ!///」

黒潮「あはははははははははははっ!はははひひひはははっ!!」ジタバタ

浦風「ぜ、前言撤回じゃ!じゃけぇ忘れてちょうだい!!」

提督「いやぁ…みんなの前で言っちゃったから、多分ほとんど忘れないだろおlうな…」

浦風「もぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


 ―数日後―

浦風「はぁ…」

浦風(まだ皆に"じゃけじゃけ"だの"塩じゃけちゃん"だのって馬鹿にされとる…。悪気があるわけじゃないなぁ分かるが、

   一体いつになりゃぁほとぼりが冷めるんじゃろう…)

金剛「ヘイ、浦風ー!お困りの様だネー!」

浦風「金剛姉さ―金剛先輩…?」

金剛「その悩み、meが解決してあげるヨー!」

浦風「ほんまか…?」

金剛「Realyデース!」

713: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/05(金) 21:45:42.67 ID:mMoLRFA80
 ―翌日19時、食堂―


浦風「Todayのdinnerは、Porkcurryデース!皆さーん、たんと食べるネー!」


全員「」

浦風「What?どうして皆サン、chopstickが進んでないのデスかー?ちゃんと食べないと、strong無理デース!」

金剛「方言で馬鹿にされるのナラ、その方言をthrow awayすればイイ話デスね」

提督「いや、浦風の広島弁は可愛かったけど…これは…」

浦風「ヘイヘーイ!皆さん食べるデース!」

提督&金剛&浦風以外「馬鹿にしてごめんなさい!」

 翌日から、浦風は普通の広島弁に戻ったが…。

黒潮「塩じゃけ、じゃけぇ…ぷぷぷ」

浦風「!」

 黒潮はまだ引っ張っているようだ。


【END】

714: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/05(金) 21:51:49.38 ID:mMoLRFA80
【一日1人、キャラ紹介】

≪浦風≫

陽炎型駆逐艦十一番艦。艦娘No.168。大阪生まれだが、広島の暮れにいた時期が長かったせいか威勢のいい広島弁を喋る。しかし大阪生まれの黒潮とは、

お好み焼きか広島焼きのどっちが美味しいかの論争以来、ライバル関係にある。台湾海峡の一件から、金剛とは仲が良い。料理の腕は駆逐艦上位クラス。

よく提督に広島焼きの差し入れをする。頭の髪型を見た人は、フレンチク○ーラーを食べたくなるらしい。意外と胸が大きい。

好きな言葉は『急いては事をし損じる』。

726: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/07(日) 21:29:16.92 ID:a6iUTH/X0
【水底】

 ―????―

武蔵(………ん?ここは……どこだ…)キョロキョロ

武蔵(……海底…か?どこの…?…海の上に…誰かいる…?あれは…)


大和『皆さん、ご一緒に頑張りましょう』

利根『うむ!気を引き締めて行かんとな!』

摩耶『ったく…また補給艦潰しかよ。かったりー』

島風『島風が一番多く倒すんだから!』


武蔵(大和…利根…摩耶…島風…私も、一緒に…)

武蔵(待て…待ってくれ…。私も、私も行きたい…!)ゴポポ

武蔵(何故誰も私に気づかない…?私はここにいる…!だから…くそっ…動けない…!)ゴプププ

武蔵(置いていかないでくれ…!頼む…)ゴボボボ

ガシッ

武蔵(なっ…誰…)クルッ

戦艦水鬼「…………オマエモ、クライミナゾコニオチルガイイ」ニヤリ

武蔵(嫌だ…私は…お前達みたいな存在になりたくない…っ!)

戦艦水鬼「サア…コチラヘ…」

装甲空母鬼「サア…」

南方棲鬼「サア」

軽巡棲鬼「サア!」

深海棲艦達「サア!!」

武蔵(やめろおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!)


 ―14時、執務室―

武蔵「あの日私は、そんな感じの夢を見たのだ」

提督「戦艦・武蔵がシブヤン海底で発見された日にか。そんな日の夢を何で今更?」

武蔵「いや…夢から覚めた時私は全身にイヤな汗が流れて、忘れたくてたまらなかったような悪夢だったが、3ヶ月以上経ってから思い出して、

   笑って済ませられるような感じの話だったなと思ってな。話のタネに提督にも話しておこうかと思ったわけだ」

提督「……俺からすれば、笑えない夢の内容だったんだがな…」


【END】

727: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/07(日) 21:41:29.29 ID:a6iUTH/X0
【ビリヤード】

 ―16時、空母寮・休憩室―

飛鷹「悪いわね、付き合ってもらっちゃって」

提督「休日にビリヤードか。やっぱり元商船のお嬢様ってトコか。だが、なんで俺が相手を?」

飛鷹「まあ、暇そうにしてたから」

提督「…これでも暇じゃないんだがな。それよりこのビリヤード台、どっから持ってきたんだ?」

飛鷹「妖精さんに作ってもらったのよ」

提督「………見返りは?」

飛鷹「間宮さんトコののタダ券2枚。ちなみに、このビリヤード台隼鷹や加賀さんとかも使ってるわよ?」

提督「…俺あまりビリヤードのルールは知らないぞ?」

飛鷹「大丈夫よ、私が大体のルールを教えてあげるから」

提督「助かる」

飛鷹「まずは『ナインボール』からかしら…。これは―」


 ―説明後―

飛鷹「―って感じよ。OK?」

提督「ああ、大体わかった」

飛鷹「まあ、実践したほうが早いしやってみましょうか」

提督「おう」

飛鷹「先攻はあなたからでいいわよ」

提督「じゃあ、お言葉に甘えて…。っと」コン

コン、コン、コン、カツッ

提督「ありゃりゃ…」

飛鷹「ハズレね。じゃあ次は私がやるわ」

提督「畜生…」

飛鷹「まあ、初心者がすぐできるなんて、あまりないから…ねっ!」シュッ

コン、ガッ

飛鷹「あ、あれ?」

ヒュン、ゴツッ

提督「痛ぇ!?何で俺にぶつける!?」

飛鷹「あれ…?ちゃんと狙ったはずなんだけど…」


 ―数ゲーム後―

提督「お前はワンプレイごとに俺に一発球をぶつけないと気が済まないのか?」ワナワナ

飛鷹「そ、そんなつもりはないわよ!?ただ、どうしても球が変な感じにぶつかって、弾かれたボールが運悪く提督に当たっちゃうのよ!」

提督「…ん?」

飛鷹「でも、なんでだろ…」←運:12(結構低い)

提督(運のせいかよ!!)


【END】

728: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/07(日) 21:51:17.68 ID:a6iUTH/X0
【艦娘シミュレーション~その時○○だったら~勉強~】

[ケース10]
ある科目の勉強がしたい場合、どの艦娘に聞けばよいだろうか?


国語を教わりたいのなら、初春に頼め。


数学を教わりたいのなら、夕張に頼め。


社会を教わりたいのなら、利根に頼め。


理科を教わりたいのなら、明石に頼め。


英語を教わりたいのなら、金剛に頼め。


家庭科を教わりたいのなら、鳳翔に頼め。


保健体育を教わりたいのなら、駆逐艦と鈴谷以外の艦娘に頼め。

729: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/07(日) 21:57:52.94 ID:a6iUTH/X0
【一日1人、キャラ紹介】

≪武蔵≫

大和型戦艦二番艦。艦娘No.143(改は148)。大和撫子な姉の大和とは対照的に、豪快な性格をしている。主砲・装甲は姉の大和をも凌ぐ。しかし、

燃費が悪くてあまり出撃できなかったのと、内装が大和よりも豪華であったことから、"武蔵旅館"と呼ばれる事もある。軍艦時代の頃の名残故か、

利根、摩耶、島風とは仲が良い。鎮守府の敷地内に農園を開こうとしている。島風より 女っぽい恰好と言ってはいけない。

好きな言葉は『大胆不敵』。

737: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/08(月) 21:09:00.55 ID:fLoG9FVn0
【夜戦】

 ―9時、執務室―

提督「えーっと…今日の予定は何かあったっけ…」

古鷹「あ、それでしたら、こちらに本日の予定を時系列順に書いたので、ご確認ください」

提督「お、すまないな。えーっと…」ペラリ

古鷹「それと、口頭での連絡が…」


 ―12時、執務室―

提督「ふぃ~…休憩がてら昼飯にしようかな…。でも、この書類多いしな…」

コンコン

提督「どうぞー」

古鷹「失礼します、提督」ガチャ

提督「おう古鷹…ってそれは…」

古鷹「はい、提督がお忙しそうだったので、間宮さんに頼んで提督の分をよそっていただきました」

提督「俺のために…悪いな…」

古鷹「いえ、なんてことないですよ」ニコ


 ―15時、執務室―

提督「ふぁ…」アクビ

古鷹「提督。眠いのでしたら、書類は私に任せて少し休んでも構いせんよ?というか、休んでください。ここ最近ずっと徹夜でしたでしょう?」

提督「いや、秘書艦とはいえそんなに仕事を任せては罪悪感が…」

古鷹「て・い・と・く?」

提督「……お言葉に甘えて、少し休ませてもらうよ」

古鷹「はい♪」


 ―21時、執務室―

提督「いや…何か色々済まないな…食事持ってこさせちゃったり、仕事任せちゃったり…」

古鷹「大丈夫ですよ。これくらい、なんて事ないです」ニコッ

提督(天使か…くそぅ)

提督「っと…今日もまた徹夜になりそうだな…」チラッ

古鷹「私は大丈夫ですよ。夜戦は得意ですから」

提督「やせ…っ!?って…ああ、そう言う事だよな」

古鷹「へ?…………あ///」

提督「お前が夜戦って言うと、何かあっち系の意味に聞こえてならんのだが…」

古鷹「も、もう!提督の●●●!///」バチィ

提督「ぶふぅ!?」

古鷹「私もう今日は休みます!おやすみなさい!」バタン

提督「え、ちょっと!?書類手伝ってくれないの!?…ああ…三度目の徹夜…か」


【川内「私が出てくると思った?残念!これは古鷹の話でした!(血涙)」】

738: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/08(月) 21:21:30.70 ID:fLoG9FVn0
【重量】

 ―20時、本館・休憩室―

睦月「扶桑さん!山城さん!」

扶桑「あら、何かしら?睦月ちゃんに、他の皆も…」

睦月「あのね、睦月達、扶桑さん達の艤装に昇ってみたいなって思ったんです!」

山城「へ?私達の艤装に?」

卯月「その大きい主砲が魅力的なんだぴょん!」

皐月「もっと近くで見てみたいなって思ったんだ!」

扶桑「まあ、それくらいなら構いませんけど…」ガシャン

山城「姉さま以外には触らせたくないけど…仕方ないわ」ガチャリ

文月「ありがとうございます!」

皐月「へぇ…やっぱりカッコいい!」

卯月「すっごく固いぴょん!砲塔が大きいぴょん!」

文月「ふわぁ~…カッコいい…魅力的ぃ~…」

睦月「本当にありがとうございます!扶桑さん、山城さん!」

扶桑「いえいえ、どういたしまして」

睦月「このまま、背負ってもらえますか?」

山城「え?貴方達が乗ったまま?」

卯月「もっと高い目線で見てみたいぴょん!」

扶桑「まあ、いいけれど…」

皐月「では、お願いします!」

文月「頑張って下さい!」

扶桑「それじゃ…」スッ

山城「せーの…」ガシッ

扶桑&山城「よっこいしょ」

ゴキッ×2


 ―翌朝7時、戦艦寮・扶桑&山城の部屋―

提督「2人揃って腰痛か…。間宮さんと言い、鳳翔さんと言い、最近は腰痛が流行ってるのか?」

扶桑「あはは…少し、身体が弱いせいかしら…」

山城(まあ、私達の艤装をキラキラした目で見ていた、あの子達のせいにはできないわよね…)


【END】

739: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/08(月) 21:34:01.57 ID:fLoG9FVn0
【林檎もぎれビーム!】>>2レス以上続きます

[林檎もぎれビーム!]

歌手:提督/艦娘達  作詞者:大槻ケ○ヂ


艦娘達『林檎もぎれビーム!』

艦娘達『林檎もぎれビーム!』

艦娘達『林檎もぎれビーム!』

那珂「ユア ライフ チェンジス エブリシング!(燃料・弾薬・鋼材)」
↑訳:あなたの命は何にでも変わる


提督「君が想うそのままの事(資材もっと欲しい)」

提督「歌う誰か 見つけても(誰か「資材20万突破したぜー!」) 」

足柄「すぐに恋に落ちてはダメさ」

伊58『お仕事(オリョクル)でやってるだけかもよ?』


艦娘達『林檎もぎれビーム!』

艦娘達『林檎もぎれビーム!』


提督「だけど 想い 止められぬなら」

伊19「信じ 叫べ 合言葉!(「おうでち公オリョクル行くぞ」)」

那珂「共に 歌え!全て変わると!」

葛城「変われ!飛べよ!飛ぶのさ!(改になって艦載機飛ばしたい)」


明石『変わったアナタを誰に見せたい?』

龍驤「(主に胸の事を)蔑ろにしてきた奴に!」

740: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/08(月) 21:39:41.18 ID:fLoG9FVn0
レ級「さあ行こうぜ!」

戦艦棲姫「絶望のわずかな」

深海棲艦組『こっち側へ』


伊8「きっとシャングリラ(オリョール海)だよ」※シャングリラ:理想郷

伊401「君となら 合言葉(「おうでち公オリョクル行くぞ」)」

艦娘達『林檎もぎれビーム!』


提督「でもどこへ行ったとて同じだろうか?(レベリング的に)」

羅針盤妖精『あなたはずっとそこ(沖ノ島海域)にとどまってるの?』


【END】

741: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/08(月) 21:44:43.24 ID:fLoG9FVn0
【一日1人、キャラ紹介】

≪古鷹≫

古鷹型重巡洋艦一番艦。艦娘No.52(改二は216)。重巡洋艦の中では比較的常識人で、よく暴走する加古やその他の艦娘のツッコミ役。駆逐艦からは、

頼れるお姉さんとして親しまれている。左目は常に発光していて気分が昂ぶったりすると光量が増す。視力はとても良く、写輪○でも開眼できる勢い。

常に気遣いができる子で、古鷹が提督の秘書艦をすると雷並みに提督の仕事までこなす。ある意味でダメ提督製造機。

好きな言葉は『暗中模索』。

748: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/09(火) 21:23:02.92 ID:zv52D+3N0
【イラスト】

 ―10時、駆逐艦寮・休憩室―

秋雲「…んー…ちょこっと顎を上げてくれる?」

夕雲「こう…かしら?」クイッ

秋雲「んーんー。いい感じ、いい感じ!じゃあそのままででね~」カリカリ

夕雲「……少し、じっとしているって言うのも辛いわねぇ…」

秋雲「ごめんねぇ~。どうしても夕雲をモデルにしたくってさ~」スラスラ

夕雲「もう…またマンガのネタ?」

秋雲「ま、まぁそんなところだよ」カキカキ

夕雲「秋雲ちゃんがどんなマンガを書いているのかわからないけど、あんまり変な内容はナシよぉ?」

秋雲「わ、わかってるって~…。っと、ちょっと顔がこっちに曲がっちゃってるよ。もう少し右に右に」

夕雲「はいはい」クイッ


 ―数日後19時、駆逐艦寮・秋雲の部屋―

コンコン

夕雲「秋雲ちゃん?そろそろ夕食の時間―」ガチャ

秋雲「くー…かー…」

夕雲「…もう、やっぱり徹夜して寝落ちしちゃったのね…」

秋雲「……ぐー…」

夕雲「……一体、どんなマンガを書いているのかしら…。私をモデルにしたいって言ってたけど…」

ペラリ

秋雲「むにゃむにゃ…締切…」

夕雲「どれど―」


(あられもない姿になっている夕雲と思しき少女が提督と思しき青年とあれやこれやしているシーン)


夕雲「」

秋雲「ふにゃ……むにゃ……」

夕雲「………………………」トントン

秋雲「んぁ…?あれ、夕雲―」

夕雲「あ・き・ぐ・も?これは何かしらぁ~…?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

秋雲「あっ、それはヤバ―」

ズッドォォォォォォォォン


 ―翌日8時、執務室―

提督「あれは怒って正解だったぞ」

夕雲「まったくよ」


【END】

749: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/09(火) 21:34:04.91 ID:zv52D+3N0
【姉の威厳】※>>708のネタを消化

 ―9時、執務室―

提督「今さらなんだけど、巻雲って長波や早霜の姉だったんだな」

巻雲「今さらってどういう意味ですかぁ!」

提督「だってお前他の夕雲型の奴らより背が低いし、いつも夕雲にいいように扱われてるし…」

巻雲「ぐぬぬ…全部そのまんまの事だから否定できません…!」

提督「だろう?」

巻雲「そ、そこまで言うんでしたら、見せてあげましょう!姉であるこの巻雲の姿を!」

提督「おう、期待してるぜ」


 ―12時、食堂―

高波「もぐもぐ…」←やっぱり友督が送ってきてくれた

巻雲「あっ、高波!スープがこぼれてるじゃない!」

高波「えっ…あ、ホントかもです!ありがとう、巻雲姉さん」ゴシゴシ

巻雲「もう、しっかりしてよ!」

朝霜「って…巻雲姉さんもスープ思いっきりこぼしてるぞ。それも、高波とは比べ物にならないくらいに」

巻雲「うひゃぁ!?ホントです!いつの間にこんなに…!気持ち悪いですぅ…」

朝霜「あーもー…暴れるな。シミが広がる。拭いてやるから動くんじゃない」ガッシガッシ

巻雲「えへへ…ありがとうね…」


 ―15時、鎮守府近海―

巻雲「さあ、もうすぐ会敵区域だよ!気を引き締めて!」

長波「おっし、いっちょやりますか!」

ガオォン

巻雲「いやぁあぁっ!?」中破

長波「ちっ…ソナーを付けていなかったのかよ…!しゃーない、あたしが護衛につくから、姉さんは後ろに下がってろ!」

巻雲「うん…ごめんね…」


 ―18時、執務室―

巻雲「どうですか!姉である巻雲の姿は!」

提督「ごめん。姉である要素が何一つ見つからないんだけど」


【END】

751: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/09(火) 21:44:48.86 ID:zv52D+3N0
【潜水ソ級】※>>709のネタを消化、2レス以上続きます

 ―16時、鎮守府近海―

長波「ソォラァ!」バシュッ

ズドォォォォン

潜水カ級「グアアアアアア…」撃沈

長波「ふぅ…だいたいこんな所か」

五十鈴「けど、敵がどんどん強くなってきてるわね」

三隈「ええ…私ももう瑞雲を飛ばせそうにはありませんからね…」

夕張「どうしようか…敵の中枢部はもう少しなのに…」

長波「……なぁ、前に潜水ソ級を見て考えた作戦なんだが…」

五十鈴&夕張&三隈「?」


 ―数十分後―

長波「どうだ?」←スク水に爆雷&ソナー装備

夕張「うん…確かに潜水ソ級に似てる」

五十鈴「これでアイツらの中枢部へ行って、奴らを一網打尽にするってわけね?」

長波「ああ、その通りだ。まずはあたし1人で行って、倒せるだけ敵を倒す。で、それでも厳しそうだったら、信号弾を打ち上げるから」

三隈「分かりました。でも、気を付けてくださいね」

長波「分かってるって。じゃ、行ってくる」バシャン


 ―数十分後、敵通商破壊主力艦隊付近―

潜水ヨ級「ム…アレハ…」

潜水カ級「ドウカシタンデスカ?」

潜水ヨ級「アレヲミロ…」スッ


潜水ソ級?「………………」バシャバシャ


潜水カ級「センスイソキュウ…デスネ」

潜水ヨ級「ドウヤラ、ワレワレノゾウエンノヨウダナ…」

潜水カ級「アリガタイデスネ。ワレワレモショウショウセンリョクガオチハジメテキタコロデスカラネ」

潜水ヨ級「アタタカクムカエヨウジャナイカ」

潜水ソ級?「………………」スイー

潜水カ級「ヨウコソ、ワレラガカンタイヘ」

潜水ヨ級「ワレラトトモニ、ユコウ」

752: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/09(火) 21:53:32.73 ID:zv52D+3N0


長波「なんちゃって!ははははは!!」ガバッ


潜水ヨ級「ナ、ナンダト!?」

潜水カ級「キサマ、ダマシタナッ!?」

長波「騙してなんかいないよ。あたしはたまたまスク水を着て爆雷とソナーを装備して、たまたまここに泳いできたんだよ。あたしは騙す気なんて、

   さらさら無かったんだぞ?」

潜水ヨ級「ウソツケ!バクライトソナーガンヅミノジテンデ、ワタシタチヲコロスキマンマンダロ!」

潜水カ級「コノキチク!アクマ!カンムス!」

長波「艦娘は関係ねーだろが。喰らえ、ダブル爆雷ショット」バシュバシュ

ドゴォォン

バゴォォン

潜水ヨ級「ギエエエエエエ…」撃沈

潜水ソ級「ガアアアアア…」撃沈

長波「はっはっはぁ!ざまー見ろってんだ!」


 ―数十分後―

夕張「長波、大丈夫かな…?」

五十鈴「長波なら大丈夫よ。あの子結構タフだから」

三隈「だといいんですけど…」

夕張「む…ソナーに感あり!」

五十鈴&三隈「!!」

夕張「敵、12時の方向、下方30°です!」

長波「ただいまー。いやー、アイツら大した事なかった―」ザバァッ


夕張「出たああああああ!潜水ソ級だあああああ!」バシュバシュ

五十鈴「爆雷発射!爆雷発射!」バシュシュシュシュ

三隈「最後の力を振り絞って…瑞雲発射!」ゴォォォォォォォン


長波「え?いや、ちょっと待て!あたしは長波で―」

ドドドドドドォオォォン


 ―17時半過ぎ、入渠ドック―

長波「死ぬかと思った…田中少将の顔が一瞬見えたぞ…」大破

提督「そんな卑怯な手で勝とうとするからだよ…」


【END】

753: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/09(火) 22:06:58.36 ID:zv52D+3N0
【目指せ戦艦】

 ―21時、早霜のバー(執務室)―

清霜「ねえ早霜~?」

早霜「なに?」コップフキフキ

清霜「戦艦の先輩方もよくこのバーに来るの?」

早霜「うん…よく来るね。主に、長門先輩とか、陸奥先輩とかが」

清霜「……その2人って、お酒飲む?」

早霜「…そうだね。長門先輩はビール、陸奥先輩はカクテルとかウィスキーとか…」

清霜「清霜にも頂戴!」

早霜「ダメ。清霜はまだ子供。子供にお酒は飲ませられないの」

清霜「何だい何だい!早霜はよくウィスキー飲んでるって話聞くぞ!」

早霜「あれはノンアルコール」

清霜「じゃあ清霜にもそのノンアルコールのお願い!」

早霜「今日はもう、切れてるね…」

清霜「がーん!ショック…」

早霜「諦めればいいのに…」

清霜「諦めない!戦艦になるために諦めない!」

早霜(ここで出しとかないと…ずっとうるさいかも…。今ちょっとだけ出したほうが静かになるかも…?)

早霜「……分かったよ。ちょっとだけよ?」トクトク

清霜「えっ、ホント!?」

早霜「はい、どうぞ。この一杯だけよ?」コトリ

清霜「ありがとう!ほんと早霜いいお姉さん!愛してる!」

早霜「お世辞言うんならしまうわよ」

清霜「ごめんなさい!」

早霜「もう…早く飲んじゃいなさい」

清霜「そうする!それじゃ、いただきまーす!」

グビッ


 ―翌朝7時、運動場―

清霜「戦艦・清霜だ。貴様らに兵器の誇りを思い出させてやる」

全員(誰だお前!?っていうかそれ別のキャラのセリフ!!)

早霜(二日酔いでまさか戦艦みたいな大人の雰囲気を纏うとは…。これは酒癖っていうより…二日酔い癖…?)

 結局、酔いが醒める頃にはまたいつもの『戦艦になりたい』と背伸びする清霜の姿が見られるようになったとさ。


【END】

755: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/09(火) 22:15:36.11 ID:zv52D+3N0
【馬鹿力】

 ―19時、食堂―

宗谷「えっと…皆さんが暑さでバテ気味という事で、今日の夕飯は北の海鮮丼を作ってみました」

艦娘達『おお~美味しそう~!!』

提督「しかし、サーモンやマグロにイクラはスーパーで買えるとして、どうやってウニとか仕入れたんだ?」

宗谷「えっと、潜水艦の皆さんに海に潜ってウニを獲ってきてもらったんです」

提督「へぇ~…」

赤城「すみません、宗谷さん」

宗谷「はい?どうかしましたか?」

赤城「あの、私のお椀が空っぽなんですけど…」

提督「お前まさか数秒でこの海鮮丼を完食したのか!?」

赤城「くっ…なぜバレたし…」

提督「バレるわ!」

赤城「でも、本当においしかったですから…宗谷さんは料理が上手ですね。お料理屋でも開けるくらいです」ニコッ

宗谷「も、もう…お世辞言わないで下さいよー///」

ペチン


赤城「ぎああああああっ!!?」


赤城以外「………………………え?」

赤城「」大破

提督「えっ、ちょっ…ええ!?」

明石「ありえない…肩をちょっと叩いただけで…」

宗谷「て、提督!どうしましょう…!?私、こんなつもりは…!」ギュッ

提督「ぎゃああああああああ!!痛い痛い!腕を捻りつぶそうとするんじゃありません!」

宗谷「ええっ!?私…ちょっと腕にし抱きついただけなのに…」

響「流石氷河を砕くほどの力を持つ艦娘…恐るべし」


【END】

756: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/09(火) 22:20:21.54 ID:zv52D+3N0
【一日1人、キャラ紹介】

≪宗谷≫

南極観測船(砕氷艦)。リットリオ、マジェンダに続くエラー艦娘。見た目はおどおどした感じだが、指示を下す時は凛々しくなる。軍艦の時の出身地は、

実はソ連。そのため、ソ連つながりで響と仲が良い。南極などの極地へよく言った事があるためか、寒さにはとても強く、暑さには滅法弱い。砕氷艦ゆえ、

その内に秘めたる力(物理)は桁外れ。当然ながら>>1のオリジナル艦娘で、2015年6月9日現在ゲームには実装されていない。

好きな言葉は『心頭滅却すれば火もまた涼し』。

765: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/10(水) 21:42:50.88 ID:y2xlL4MJ0
【艦載機妖精さん】

 ―10時、空母寮・鳳翔&龍驤の部屋(鳳翔は外出中)―

九七艦攻妖精(以下九七妖精)「龍驤さん、龍驤さん。ちょっといいですか?」トテトテ

龍驤「どないしたん?」

九七妖精「私の艦載機の翼が少し歪んじゃって、見てもらえませんか?」

龍驤「うーん…そのテの事は明石はんが詳しいんやけど…ちぃと見せてみ?」

九七妖精「はい」スッ

龍驤「……あぁ、こんくらいならウチでも治せるわ。ちと待っててな?」

九七妖精「本当ですか!」

龍驤「うん。ほら、ちょちょいのちょいちょいちょいで、ほれ、元通りや!」

九七妖精「すっごーい!ありがとうございます!」


 ―12時過ぎ、空母寮・休憩室―

龍驤「ほれ、龍驤はん特製のできたてたこ焼や!ちゃんと食べてな?」

九九艦爆妖精(以下九九妖精)「んまーい!」

九六艦戦妖精(以下九六妖精)「美味しいです~ほかほかで美味しい!」

龍驤「おおきにな♪」

天山妖精「龍驤さん、おかわり!」

龍驤「もう、天山はほんまに食いしん坊やなぁ~。しゃーない、作ったるからちびっと待っててな。他に食べたいのはおるか?」

妖精達「はーい!」


 ―15時、南西諸島防衛線―

九七妖精「おららららららららら!!」バババババ

ドドドドドン

軽空母ヌ級「ヴアアアアアア…」撃沈

九七妖精「どうですか!私の実力は!」

龍驤「すごいやんけ、1人でヌ級を沈めるなんて!」

彩雲妖精「あの、制空権取った私のおかげでもあるんですけど!」

龍驤「ああ、すまんすまん。彩雲もよー頑張ったな♪」

彩雲妖精「えへへ~」


提督「……ひょっとして、瑞鳳よりも妖精さん達と仲が良いかもな」

瑞鳳「ううぅ…こうなったら毎日皆にできたてほやほやの卵焼きをあげるしか…」

提督「艦載機妖精全員を卵アレルギーにする気か」


【END】

766: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/10(水) 21:49:49.42 ID:y2xlL4MJ0
【ご褒美】

 ―18時、執務室―

提督「えっと…あの書類はどこやったっけか…」

コンコン

提督「ん?どうぞー」

明石「失礼しますね、提督」ガチャ

提督「明石か。何か用か?」

明石「ええとですね、この前、私が第2回・艦娘知識試験一位になったって言いましたよね?」

提督「ああ、言ったな」

明石「そして、私に何かご褒美をくれるって言ったじゃないですか?」

提督「ああ。叶えられる範囲でなら、な」

明石「でしたら、明後日に工廠に来てもらえませんか?」

提督「工廠に?何で?」

明石「えっと…装備の開発や何やらで、余ったパーツや資材で色々な機械を作ってみたんです。はい」

提督(できればその余った資材は返してほしかったが…)

提督「……つまり?」

明石「提督にその機械を試しに使ってほしいんです」

提督「……命の危険は無いよな?」

明石「当たり前じゃないですかー。そんな使ったら死ぬような機械、私が作れるわけないじゃないですかー」

提督「デュエルディスクやピタゴラ装置、ほ○やくコンニャクを造れて、さらにタイムマシンも作れそうなお前が言ってもなぁ」

明石「とにかく、明後日の10時に工廠に来てくださいねー!」

提督「…ああ、分かった」

パタン

提督「…………一応、遺書書いとくか」


【続く】

767: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/10(水) 21:54:52.69 ID:y2xlL4MJ0
【一日1人、キャラ紹介】

≪妖精さん≫

艤装に乗っていたり、執務室にいたり、入渠ドック・工廠・厨房など至る所にいる。艦娘や一部の人間にしか認知されず、一般人には姿が見えない。

基本的に人の言葉を話すが、妖精にしか理解できない言葉を使う事もある。たまに、提督の執務室や艦娘の私室に遊びに来る事がある。羊羹やアイスなど、

お菓子(と言うか甘いもの)が好き。艦載機の妖精は、空母の人達によく懐いている。

好きな言葉は『縁の下の力持ち』。

777: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 21:30:43.04 ID:iouZ5Y7F0
【明石の開発品~その1~】>>2レス以上続きます

 ―10時、工廠―

提督「失礼するぞー」

明石「あ、提督。来てくれたんですね」

提督「怖くて仕方ないんだが、一応約束は約束だからな。遺書も書いたし、問題ない」

明石「…私ってホントに信用されてませんね…。でも安心してください。今日試してほしい装置は命に影響を及ぼしません………………多分」

提督「おい」

明石「ま、まあそれは置いといて!」

提督「置いといちゃいけないだろ!」

明石「まずはこの装置を試してもらいたいんですけど」スッ

提督「何だこりゃ。ヘルメットか?」

明石「これはですね、脳内で思い浮かべた物を精密に立体化して再現する装置です」

提督「ん~…つまり…?」

明石「要するにドラ○もんの"イメージベ○ー帽"ですね」

提督「また身もふたもない表現を…」

明石「まあ、実際に被ってみてください」

提督「ああ」カパッ

明石「それで、何か欲しいものを思い浮かべてみてください」

提督「そうだな…」

提督(…そう言えば、最近電探が不足していたんだよな…。ここは、13号電探かな)ムムム

ゴトリ

提督「……え?」

778: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 21:41:12.23 ID:iouZ5Y7F0
明石「ほほう。電探を思い浮かべたんですね」

提督「え…これ、俺が頭の中で考えたやつまんまじゃん!」

明石「だから言ったでしょう?精密に立体化すると」

提督「……これ、本当に使えるのか?」

明石「どうでしょうか…実際に使ってみますかね…」ガシャリ

明石「…ああ、使えますね。そんな感覚があります」

提督「マジで!?すげぇ!!これなら開発で苦労せずに済むじゃん!」

明石「あ…ちなみに」

提督「?」

明石「この装置、一回使うのに燃料・弾薬・鋼材・ボーキを各2000使うんですよね。思い浮かべた物の大小に関わらず」

提督「…これ、艦娘も出現させる事ができるのか?」

明石「…一回ですね、秋津洲さんを思い浮かべてやってみたんですよ」

提督「……どうだった?」

明石「…秋津洲さんという形は出てきたんですけど、動かないし声も出しませんし、装備もつけていません。ただの案山子ですな」

提督「…お金とかも生み出せるのか?」

明石「…法に触れそうなのでNGで」

提督「それでも消費資材は…」

明石「各2000です」

提督「破棄!!」


【END】

779: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 21:54:21.95 ID:iouZ5Y7F0
【明石の開発品~その2~】>>2レス以上続きます

 ―数分後―

明石「次は、これです」カチャリ

提督「……ブレスレットか?」

明石「まあそんな感じです」

提督「これを作動させるとどうなるんだ?次元を超えちまうのか?」

明石「あはは、そんなことあり得ませんって」

提督「で、どうなるんだ?」

明石「これはですね…」カチッ

パァァァァァァァ

提督「うぉっ!まぶしっ!」

シュシュシュシュシュ

ていとく「ん?」

明石「なんと、幼少期の姿に戻れるんです!」

ていとく「そっちのほうがありえねぇよ!ぼうたんていまんがのどくやくか!」

明石「あはは、提督舌足らずな感じになりましたねぇ」

ていとく「くっ…!おれもがきのころはこんなしゃべりかただったのかよ…!」

明石「しかし…ほほう…」

ていとく「な、なんだよ」

明石「この見た目は、大体6歳ぐらいかな?提督にもこんな可愛らしい時期があったんですねぇ」

ていとく「や、やめろ!おれをそんなめでみるな!」

明石「せっかくですから私も小さくなりましょうかね」カチャリ

ていとく「ん?2つもつくってたのか?」

明石「まあ、念のためにです」カチッ

パァァァァァァァァァァ

シュシュシュシュシュシュ

あかし「おお~…してんがひくくなりましたね~」

ていとく「なんか、おれとおないどしぐらいのおんなのこみたいなかんじだな」

あかし「そうでしょう?」

ていとく「それにしても、ふくごとちいさくなるなんてすごいな」

あかし「どうです?わたしのぎじゅつはすごいでしょう?」

780: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 22:08:26.27 ID:iouZ5Y7F0
ガラララッ

ていとく「お、だれかきたみたいだぞ」

川内「失礼しまーす。修理に出していた装備を取りに来ましたー!」

あかし「あ、せんだいさん!」

川内「あ、あれ…?今下の方から声が…え?」

あかし「ここですよ、ここ」

ていとく「や、せんだい」

川内「そ、その恰好は提督に、明石さん!?小さい!!」

ていとく「いや~…こうしてみると、せんだいもけっこうおおきいなぁ」

川内「ど、どうしてこんな事に…」

あかし「じつはかくかくしかじか」

ていとく「これこれうまうまなんだよな」

川内「そ、そんな事があるんだ…」

あかし「そうなんですよ。わたしのぎじゅつゆえです!」

川内「……………」ジー

ていとく「ど、どうかしたのか?」

川内「…………………」ギュッ

ていとく「んん!?」

あかし「おお~」

ていとく「な、なんでだきしめるんだ!?」

川内「な、何かすごい可愛かったので、つい…」

ていとく(いろいろあたってるし…いいにおいだし…いかん…)

パァァァァァァァァァァ

ていとく&川内「え?」

シュシュシュシュシュシュ

提督「あ、元に戻った」

明石「私も戻りましたね。大体、持続時間は5分ほどでしょうかね」

提督「でも、この装置は結構面白いな。取って置こうかな」

明石「それもいいですね」

川内(残念…もう少し幼い頃の提督を見ていたかったのに…)

提督「……ところで、川内よ」

川内「あ、何?」

提督「……そろそろ、離してもらえるかな…」

川内「あ………………………ご、ごめん!!」バシィ

提督「ぐへっ!?」ドサッ


 ―数分後―

提督「……やっぱり、破棄しようか」

明石「色々悪用されそうですしね…」


【END】

781: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 22:14:14.38 ID:iouZ5Y7F0
【明石の開発品~その3~】

 ―数分後―

明石「続いては、これです」カチャ

提督「ん?どう見ても、ただの眼鏡なんだけど」

明石「って思いますよね?では、かけてみて縁にあるスイッチを押してみてください」

提督「お、おう…」カチャリ

カチッ

提督「……ん?」

明石「どうですか?」

明石『私の作った開発品、ちゃんと機能しているかな…』

提督「な、何かお前の顔の横にウィンドウが出てきて文章が…」

明石「なんて書いてありますか?」

提督「それが、『私の作った開発品、ちゃんと機能しているかな…』って」

明石「それ、今私が考えている事ですよ」

提督「えっ!?」

明石「この眼鏡は、艦娘の考えている事が分かる眼鏡です」

提督「考えている事が分かるのか!すごいな…」

明石「ちなみに、艦娘限定です。妖精さんや一般人の考えている事は分かりませんよ」

提督「そうなのか…」

明石「せっかくですし、工廠の外に出てその性能を確かめてみますか?」

提督「ああ、じゃあそうしてみるよ」

782: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 22:22:11.01 ID:iouZ5Y7F0
 ―数分後、波止場―

蒼龍「あ、提督!」

提督「蒼龍か。訓練からの帰りか?」

蒼龍「そうです。それにしても、提督も眼鏡をかけるんですか?」

提督「ああ、イメチェンだよイメチェン」カチッ

蒼龍「ふーん」

蒼龍『そう言えば、今日の昼食なんだっけ…訓練してたらお腹空いちゃったなぁ…』

提督「…今日の昼食のメニューは、塩ラーメンだぞ」

蒼龍「えっ!?どうして私が考えていたこと分かったんですか!?エスパーですか!?」

提督「実はだな…」カクカクシカジカ

蒼龍「そんなもの作れるんだ…でも面白そうですね」

提督「ああ、確かにこれは面白いから。取って置こうかと思うんだ。流石に量産はしたくないけど」

蒼龍「そうなったら、私にも貸してくださいね?」

提督「ああ、いいぞ」


 ―数十分後、空母寮前―

提督「いやぁ、これ本当に面白いな」スタスタ

提督「お、あれは赤城か。おーい」

赤城「あら、提督。こんにちは。普段は眼鏡をかけていませんけど、イメチェンというやつですか?」

提督「ああ、そんなところだ」カチッ

赤城「私もイメチェンしてみようかしら…」


赤城『倉庫のボーキ勝手に食べた事、ばれていないかしら…』


提督「」

赤城「あれ、提督?どうかなさったんですか?」

提督「……お前、後で執務室に来い」

赤城「?」


 ―工廠―

明石「いかがでした?」

提督「これは実に面白いし、勝手にボーキをギンバイした奴も摘発で来たから、これは破棄せず取っておく事にするよ」

明石「それはありがたいです」


【END】

783: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 22:33:29.56 ID:iouZ5Y7F0
【明石の開発品~その4~】※地文あり、2レス以上続きます

 ―14時、工廠横・明石の部屋―

提督「で、4つ目の装置は何で昼飯の後で、それもお前の部屋なんだ?」

明石「その装置はですね、これなんです」スッ

提督「枕か?」

明石「これはですね、自分が望んだ夢を見る事ができる枕なんです」

提督「ほう、そんなものが」

明石「使い方は簡単です。まずはこの2つの電極をこめかみにつけてください」スッ

提督「ああ」ペタリ、ペタリ

明石「次に、見たい夢の内容を頭の中で30秒間考えてください」

提督「ふむ…」ウーン

 ―30秒後―

明石「…はい、30秒経ちましたね。では、電極を外してください」

提督「………」パチッ、パチッ

明石「それで提督、眠くなっていませんか?」

提督「……あ、ああ。確かに、何か眠いな…」

明石「さっきの電極には、脳にリラックス効果を与えて眠りを助長する機能も付いていたんです」

提督「……なるほど。だから眠くなる食後に、それも日当りのいい時間帯でベッドのあるお前の部屋に連れてこられたってわけか」

明石「そう言う事です。さて、ではさっき提督が脳内で思い浮かべた夢がこの枕の中にある装置にインプットされています。この枕を使って眠れば、

   その思い浮かべた夢を見る事ができるというわけです」

提督「そう言う事か…」

明石「ささ、コチラのベッドで寝てください」

提督「悪いな…少し、寝させてもらうよ…」

明石「はい、おやすみなさい」

提督「…ZZZ」

明石(さってと…ちなみにこの装置にはもう1つ機能が付いているんですよね…)カチャカチャ

明石(それは…このアイマスクをつけた人は眠っている間に、この枕で眠っている人の夢の世界に入る事ができるんです)ストン

明石「では…ふわぁ…。私も眠らせてもらいます…」

明石「…ZZZ」

784: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 22:43:52.06 ID:iouZ5Y7F0
 ―夢の世界―

明石「……?」パチッ

 明石が目を覚ますと、そこは自分が働いている工廠ではなく、どこかの海辺のようだった。

明石「……どうやら、提督の夢の世界に入れたようですね…」

 明石は周りをきょろきょろ見回して、ここがどんな場所なのかを改めて確認する。

 今明石が立っているのは、どこかの砂浜。水平線には太陽が沈みかけていて、今が夕方だと言う事が分かる。空にはもう、一番星が輝いていた。さらに、

陸地側を見ると、民家がまばらにあった。道路もあるようだが、車の通りは全く無かった。

明石「…そう言えば、提督はどこに…?」

 そう。ここは提督の夢の世界なのだ。それなのに、提督の姿が見えない。明石は目を凝らして、さらにあたりの様子を窺う。

 すると、明石が立っている位置から遠い波打ち際に、提督が佇んでいた。

明石「提督ー!」

 明石は提督の姿を見つけると、大声で提督を呼び、手を振ったが、提督は全く反応を示さない。ただ、水平線を見つめていた。

明石(どうやら…私の姿は見えていないようですね…)

 明石はそう結論付けると、提督の方へ歩を進める。

 その時だった。

??「おーい」

 不意に、誰かの声が聞こえた。

明石「?」

 明石は、再び辺りを見回してその声の主を探す。

 そして、陸側の方にその声の主らしき"もの"を発見した。

 だが。

785: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 22:56:53.41 ID:iouZ5Y7F0
明石「……何…あれ」

 それは、輪郭が人間ほどのものだったが、子供がクレヨンで乱雑に描いたように黒く塗りつぶされていた。

??「ここにいたんですか、ncifaendaさん」

 その声も異様だった。声の高さ的に女性だと言うのが分かるが、なぜかノイズが走って聞こえなくなる部分がある。そしてその声は、

明石が聞いた事があるような声だった。

明石(あれは…誰?)

 波打ち際にいた提督は、その声を認識すると、声の主に振り向いて柔和な笑みを浮かべる。

提督「ああ、czASdzasか」

 提督の声にも、なぜかノイズが走った。明石はここで、恐らくノイズが走っているのは名前の部分なのだろう、と考えた。

??「なぜ、ここに?」

提督「少し、海軍にいた時の事を思い出してな」

明石(え?)

 その提督の言葉に、明石は違和感を覚えた。

明石(海軍に、"いた時"…?)

 提督は、明石がここにいる事を知らずに言葉を続ける。


提督「もう、深海棲艦との戦いが終わって数年になるからな」


明石「…え!?」

明石(つまりここは…終戦後の世界…!?)

 明石の驚きの声と表情に全く気付かず、提督と誰かは会話を続ける。

??「duixnfaさんも、xdionacxも、元気で暮らしているかしら…」

提督「アイツらなら大丈夫だろう。お前も笑顔で送り出したじゃないか」

??「そうですけど…」

提督「そんなに心配なら、今度会いに行ってみるか?」

??「それもいいですね」

786: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 23:08:31.41 ID:iouZ5Y7F0
 誰かがそう言うと、2人はまた水平線に目を向ける。間もなく太陽は、完全に沈む。

提督「……なあ、zmaiopdxad」

??「何ですか?」

提督「…お前と、結婚する事ができて、本当によかったよ」

明石「け、結婚!?」

 明石は、この世界の誰にも自分の声は聞こえていないとわかって、もう声に出してそのまま驚いていた。

明石(いま、結婚って、結婚って!カッコカリじゃない響のほうの結婚ですか!?)

 明石の事はそっちのけで、2人はさらに話を続ける。

??「もう、何ですか、急に」

提督「いや、何だか、今言わなくっちゃなって思ってね」

??「…ふふ、相変わらず面白い人ですね」

 誰かがそう言うと、2人は見つめ合う。

提督「sdfcasdfcs…」

??「kmjvtygさん…」

 ノイズのせいで聞こえないが、2人はお互いの名前を呼び合っているのだろう。そのまま、顔を近づけていく。

明石(ま、まさかのキスシーン!?ここで!?って言うか、提督のお相手は誰なんですかっ!!)

 明石は地団太を踏むが、2人はそんな事など露知らず顔を近づけていく。

 そして、唇と唇が触れ合う直前。

ザ…ザ…

明石「あ…れ…?」

 不意に、明石のd視点が揺cdらいsddだ。

 頭にwsq痛烈なdc痛みがcxcvc走る。

明石「これは…一体…ナニ…が…?」

 そしてcscytノイずガxcvxvxし次第いにdfsscgcsdgxasfxafひどくなっていきdsfckfx: bmnioxnbpsasfopxmfm;sjgsocxnpjfcnlsjigxnslfaxfjafjd;aidj;fidfjeaixfjasdijfxalsdjfcnasjd;cfasdljfioxasdfj;asjf;cnhasfxanf;dhio;asxn;asdfihafnaosdifhxadifj;xszjfc;ioasdfxionfd;oicajfmxas;fxn;difja;soxhfahcalxdncofasdximahdofadsxcasdfkp@csgkvpsfkg;,sfdkpaodsmjfaonxsonaxznapzzioasdpxnahfzaofnadhziahfoabxakn




ブツッ。




787: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 23:19:33.99 ID:iouZ5Y7F0
 ―現実世界―

お…い…かし…あ…し…

明石「う…」

提督「明石ってば!」

明石「……はっ!」

提督「目が覚めたか…。大分うなされていたみたいだけど…」

明石(そうか…提督の方の目が覚めたから、提督の夢が終了したのか…)

明石「あ、あはは…最近どうも徹夜で作業をする事が多かったから、寝不足ですかね…」

提督「無理はするなよ?」

明石「と、ところで。提督はどんな夢を見たんですか?」

提督「あ、ああ。この戦争が終わった後の事を考えて、その夢を見たんだ」

明石「へ、へぇ…。ちなみに、夢の中で誰かに会いませんでしたか?」

提督「ん?何で知ってるんだ?」

明石「い、いえ!直感ですよ!」

提督「……この戦争が終わった後で、多分俺は艦娘と正真正銘の結婚をするかもしれないって思ってね。ただ、その子を誰にするかはまだ決めてないから、

   誰だったかは覚えてないよ」

明石「……そうでしたか」

明石(だから、名前にノイズが走って、姿も見えなかったんですね…)

提督「ま、中途半端な長さでしか夢を見れなかったのが残念だったがな…。それにしても、この装置は面白いな。もらってもいい?」

明石「あーえーっと…少し、この装置は別に差し上げても構いませんけど、ちょっと調整しますんで、しばらく預かってもいいですかね?」

提督「あ、ああ。構わないけど」

明石「と、ともかく。今日は私の発明品の実験に付き合ってくださって、ありがとうございます!」

提督「いや、結構面白かったから。貴重な経験になったよ」


 その日の夜、明石は"自分が望んだ夢を見る事ができる枕"の、使用者の夢の世界に侵入する事ができる機能を取り外して、その翌日に提督に枕を渡した。

なぜ、その侵入機能を解除したのか。明石はその時、人の夢を見るのはあまりいい心地がしない、と考えていた。


【明石のご褒美編 END】

788: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/12(金) 23:24:15.24 ID:iouZ5Y7F0
【一日1人、キャラ紹介】

≪明石≫

工作艦。艦娘No.182(改は187)。普段は工廠で、艤装のメンテナンスや新装備の研究をしている。工廠の責任者で、工廠にる妖精さん達全員と面識がある。

鎮守府内で≪万屋・明石≫を経営していて、鎮守府内部向けに様々なアイテムを販売している。戦線に出る事はあまりなく、戦闘感覚を鈍らせないために、

月に数回しか出撃しない。基本的に明石に作れないものは無く、明石に作れないものは"どこでも○ア"や"地球破壊○弾"ぐらい。

好きな言葉は『試行錯誤』。

796: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/13(土) 21:31:39.39 ID:wCsWRgoW0
※失礼、>>791の話を消化します。

【アピール】>>2レス以上続きます

 ―13時、工廠前廃棄品置き場―

愛宕「ふんふんふーん♪」

愛宕「あら…何かしら、このブレスレット…。綺麗…」カチャ

愛宕「少し、つけてみようかしらねぇ~…」スチャ

愛宕「でも…何かごつごつしてる…?」

カチッ

愛宕「へ…?何か押して…」

パァァァァァァァァァァ

愛宕「きゃっ!?」

シュシュシュシュシュシュ

あたご「…あら?なにかしてんがひくく…」キョロキョロ

あたご「もしかしてわたし…ちいさくなっちゃった…!?」

あたご「…むねがちいさい…これなら…」ペタペタ


 ―数分後―

提督「えっと…次は演習場の視察か…」スタスタ

あたご「てーいとくっ!」

提督「うぉっ、誰!?…って、その服と金髪はもしかして、愛宕…?」

あたご「おおあたり~!」

提督「どうしてこんな…って、そのブレスレットのせいか」

あたご「しってるの?」

提督「ああ、それは―」カクカクシカジカ

あたご「そうだったのね…」

提督「しかし、愛宕も小さくなると可愛いなぁ」ナデナデ

あたご「でしょ~?」

提督「ほーれ、高い高ーい」

あたご「もう、あんまりあそばないでよぉ~」ピョーン

提督「いやぁ、何か小さい子を見るとなぜかこうしたくなってなぁ~」

あたご「もー…」

提督「どれ、肩車でもしてやろうか。普段の愛宕じゃできないからな…」ヒョイ

あたご「あんまりこどもあつかいしないでよねぇ~」

提督「今は実際子供じゃないか」

797: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/13(土) 21:35:24.33 ID:wCsWRgoW0
愛宕(ふっふっふ~。提督があんまり胸が大きすぎる娘は好きじゃないって言ってたから、胸が小さい今ならアピールできるチャンスよね~)

提督「ほーれ、揺らしちゃうぞー」

あたご「も~、やめてよぉ~」ユラユラ

パァァァァァァァァァァ

あたご「あら~?」

提督「…なあ、お前が小さくなってから何分経った?」

あたご「えーっと…5ふんぐらいかしらぁ~?」

提督「やばっ―」

シュシュシュシュシュシュ

愛宕「あ、戻っちゃった…」

ガクン

提督「やべぇ重さがっ―」

ドズン


 ―15時、食堂―

愛宕「…やっぱり、大きいのはダメなのかもねぇ~…」

龍驤「」バキッ

九七妖精「あっ!何で私の艦載機の翼折るんですか!」


【END】

798: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/13(土) 21:56:29.22 ID:wCsWRgoW0
【ウイルス】

 ―15時、執務室―

金剛「Youがあそこでmeの命令に従わなかった敵を倒せなかったんダヨ!」

マジェンダ「あら、じゃあ何?もしあんたの作戦通りにしていれば、敵は殲滅できて海域も解放できてウハウハだったって言うのかしら?それは違うわね。

      あそこであんたの命令に従っていれば、敵の攻撃をもろに受けてこっちは大破していたわよ。あの時は私の判断が正しかったわ」

金剛「お高く留まってんじゃネーヨ!このロマンチスト国家のシンボルめ!」

マジェンダ「な、何ですって!?このナルシスト変 国家の手先がッ!」

金剛「xxxx you!」

マジェンダ「Salté(サルテ:クソ野郎)!」

金剛「xxx of a xxxxx!」

マジェンダ「Un cochon(アン_コシュン:変 )!」

提督「お前ら…喧嘩するなら、戦果報告した後で別の場所でやれよ…」


 ―数日後10時、戦艦寮・マジェンダの部屋―

マジェンダ「ハァ…ハァ…風邪…引いちゃったか…」

バァン

金剛「Hey,マジェンダ!風邪を引いたんですっテー?ザマーミロデース!日ごろの行いの祟りネー!」

マジェンダ「…ハァ…ハァ…」

金剛「…What?何も言い返してこないデス…。もしかして、ホントに風邪なんデスカ!?」

マジェンダ「うっ…ゲホッ、ゴホッ…」

金剛「Hey,本当に大丈夫デスカ!?ちょっと、待っててネ!今濡れタオルを持ってきマス!それと風邪薬も買ってくるかラ!」

マジェンダ「…金剛…そんな事しなくていいから、あっち行っててよ…」

金剛「な、何ダ…いつものマジェンダじゃ―」



マジェンダ「アンタにも、風邪が移っちゃうじゃない…ハァ…」



金剛「AHHHHHHHHHH!!マジェンダが変なVirusに感染しちゃったヨー!!!」


 ―翌日8時、執務室―

マジェンダ「昨日は迷惑を掛けちゃったわね…ごめんなさい。風邪はもう完治したから、安心して」

提督「そうか…よかったよ。けど一応、今日は大事を取って休んでいていいからな」

マジェンダ「ありがとうね」

金剛「マジェンダアアアアアアアア!元気になってmeはhappyだヨー!!」

マジェンダ「…で、私が風邪で寝込んでいる間に何があったのかしら……?」

提督「さぁ…」


【END】

815: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/14(日) 20:47:32.53 ID:K3wzr15O0
【心配】

 ―16時、軽巡洋艦・川内&神通の部屋(川内は遠征中)―

神通「………………………」ネコロビ

神通「…………提督が……私の事を…」


 ―数十分前、廊下―

青葉『神通さん良かったですね~』

神通『?何がでしょうか?』

青葉『提督のケッコンカッコカリ候補、神通さんも入っていますよ?』

神通『…………………………へ?』

青葉『いやー、前に提督が別の鎮守府の方と飲み会で零していたのを―って、これ他言しちゃいけないんでした。この話は聞かなかった事に~!』

神通『…………………………へ?///』


 ―現在―

神通「…ケッコンカッコカリの候補に…私が…?///」

神通「青葉さんは聞かなかった事に、って言ってたけど…。そんなの…」

神通「無理ですってぇ~!!////」ジタバタ

神通「…でも、提督とケッコンカッコカリする事ができたら…///」

神通「あんな事や…こんな事も…///」モンモン

神通「うわぁぁぁぁ~…!///」ゴロゴロ

神通「……でも、提督が私の事を気にかけてくれているのは…とても、本当に、嬉しいです…///」


 ―翌朝7時、講堂―

提督「おはよう、神通。今日も元気に頑張ろうな」

神通「ひゃっ、ひゃい!///」

提督「ん?どうかしたのか?」

神通「な、何でもありましぇん!!///」ダダダ

提督「あっ、おい!?」

提督(……俺、神通に何かしてしまっただろうか…。気になって仕方がない…)

※別の意味で気に掛けられていた。


【END】

816: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/14(日) 21:00:30.59 ID:K3wzr15O0
【蟹】

 ―15時過ぎ、工廠―

朧「よ…いしょ…」ゴシゴシ

提督「朧?何してるんだ?」

朧「あ、提督。艤装の掃除をしていたんだ」

提督「へぇ~…って言うか、つい先日も掃除していなかったか?随分と頻繁に掃除しているように見えるが…」

朧「ああ、それはね…」カンカン

提督「?」

蟹「」カサカサ

朧「この子が住んでるから、いつもきれいにしておかないとね」

提督「まったく…艤装の中で蟹を飼うなんて…。大体、出撃している時その蟹はどうしてるんだ?」

朧「え?ずっと、この中にいるけど?」

提督「………蟹、死なないのか?」

朧「うーん、そんな事は無かったはずだけど…」

提督「そうか…一体その中はどうなっているのやら…」

朧「あ、でも茹で蟹になっちゃった子もいたっけ…」

提督「大丈夫じゃないじゃねぇか―って、あれ?」

朧「?」

提督「茹で蟹になっちゃった子"も"?」

朧「うん」

提督「…なあ、その中に何匹いるんだ?」

朧「えっとね…皆ー、出てきてー」カンカン

ガタッ

提督「ん?」

蟹「」ヒョコッ

蟹たち「」ワサワサワサワサワサワサワサ

提督「」

朧「ひーふーみーよー…ま、たくさんいるよ!」

提督「海に返せえええええええええええ!!蟹の大群なんて怖すぎるからあああああああああ!!」


【朧「おい、デュエルしろよ」  提督「!?」】

817: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/14(日) 21:17:44.35 ID:K3wzr15O0
【商船】

 ―16時、波止場―

飛鷹「……はぁ…」

提督「飛鷹?」

飛鷹「あ、提督か…」

提督「どうかしたのか?溜め息なんてついて」

飛鷹「ちょっと、海を眺めていたのよ」

提督「海を?またどうして」

飛鷹「私達って、海を見るのはほとんど出撃している時だけじゃない?だから、たまには静かに海を眺めてみたいなーって」

提督「なるほどね…」

飛鷹「それに…」チラッ

提督「?」

ボーッ

提督「…あれは、商船か」

飛鷹「…もし、私が空母に改造されずに商船として生きていたら、どうなったんだろうって思ってね」

提督「……どうなっていたと思う?」

飛鷹「…さあ?分からないわね」

提督「おいおい…」

飛鷹「ま、私は空母に改造されてよかったと、今は思えてきた頃だし」

提督「何で?」

飛鷹「あの時空母として生まれてこなかったら、国のために戦う事もできなかったし、今こうして女の姿に生まれ変わる事も、酒の味を知る事も、

   皆と楽しく暮らせる事もできなかったから、ね」

提督「……ふっ」

飛鷹「?何よ」

提督「いや、前に隼鷹も同じような事を言っていたなって」

隼鷹「アタシがどうかしたのか?」

提督「あ、噂をすれば」

隼鷹「なーなー、あたしがどうしたんだよー」

提督「さっき飛鷹が、この前お前と似たような事を言っていたなーって。ほら、月夜に波止場で酒を一緒に飲んだ時。空母に生まれてこなかったら~、

   ってやつ」

隼鷹「あー、あれか。確かにそんな事言ったっけな」

隼鷹(提督とキスしたのは覚えてない事にしとこう)

飛鷹「え…それってつまり隼鷹と私は考えが同じって事?何かショック…」

隼鷹「おい!そりゃどういう意味だよ!?」

飛鷹「こんな飲んだくれと思考回路が同じって…何か…こう…」

隼鷹「聞き捨てならネェなおい!大体、飛鷹だってよく酒飲むじゃん!」

飛鷹「隼鷹ほどじゃないでしょ!?それに、隼鷹みたいに翌日ゲロゲロ吐いたりはしないし!」

隼鷹「何を~!!」

提督(こいつら、ホントに姉妹だな…)


【END】

825: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/15(月) 21:29:34.64 ID:COZXBX+60
【百合疑惑】

 ―10時、ジャム島沖―

飛龍「蒼龍!大丈夫?」

蒼龍「うん…何とか…。でも、飛行甲板に艦載機の発艦は少し難しいかな…」

飛龍「…なら、私が蒼龍の盾になるから!」

蒼龍「…ありがとうね」ニコッ

飛龍(力が湧いてくる…!)


 ―13時過ぎ、風呂―

飛龍「はー疲れた…」

蒼龍「飛龍、お疲れさま。背中洗ったげるね」ゴシゴシ

飛龍「おお~…疲れが取れる~…」

蒼龍「よかったね」

飛龍「でも、蒼龍に洗ってもらってるから、かな~」

蒼龍「もう、恥ずかしい事言わないでよ~!」


 ―15時過ぎ、≪甘味処・間宮≫―

伊良湖「ごゆっくりどうぞ」カチャリ

蒼龍「ん~…!やっぱり疲れた体には間宮さんのアイスが染みるわねぇ~♪」

飛龍「…蒼龍?」

蒼龍「ん?」

飛龍「あーん♪」

蒼龍「え、ええ~?ちょっとそれは恥ずかしいかも…」

飛龍「あーん♪」

蒼龍「……はむっ」パクッ

飛龍「どう?」

蒼龍「…ん。美味しいよ」

飛龍「よかったな~」

蒼龍「じゃあお返し!あーん」

飛龍「あーん」ハムッ

蒼龍「お味の方は?」

飛龍「…うん、美味し!」

蒼龍「ふふっ」


 ―16時、執務室―

提督「……アイツら、大井と同じ感じがするんだけど…」

伊良湖「本人に言ったら提督タダじゃ済みませんよ」


【END】

826: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/15(月) 21:43:22.21 ID:COZXBX+60
【二面性】

 ―数か月前、執務室―

提督『この作戦で、大丈夫だろうか…』

ゆー『Admiralが不安だって言う事は、まだ何か穴があるって事だよ。もっと考えてから実行したほうがいいと思うって』

提督『うむ…確かにそうだよな。よし、もう少し考える事にするよ』


 ―現在、執務室―

提督「この作戦で、大丈夫だろうか…」

ろー「大丈夫だって!何とかなる!やってみなきゃわからないよ!」

提督「………………」


 ―数か月前、入渠ドック―

ゆー『少し、休ませて…』チャプ

ドック妖精『お疲れ様です。ゆっくり休んでくださいね』

ゆー『…Danke』

ドック妖精『…どういたしまして』


 ―現在、入渠ドック―

ろー「ドックへどっぼーん!」ドボーン

ドック妖精「」バシャバシャ

ろー「はー…暖まる~」

ドック妖精「」ボタボタ


 ―数か月前、東部オリョール海―

古鷹『ゆーちゃん。そろそろ雷撃ができる距離だよ?』

ゆー『まって。この距離じゃ命中する確率が低い。もう少し近づいてからの方が…』

古鷹『よーし…じゃああと少しだね…』

ゆー『今ですっ!』バシュシュ

ドドドォン

軽空母ヌ級『オオオオオオオオ…』撃沈


 ―現在、東部オリョール海―

古鷹「ろーちゃん。そろそろ雷撃ができる距離だよ?」

ろー「よーっし!じゃあいっきます!てー!」バシュシュ

スカカカッ

軽空母ヌ級「?」

ろー「ありゃー全部外しちゃった~」

古鷹「………………」


 ―17時、工廠―

提督&ドック妖精&古鷹「ろーちゃんををゆーちゃんに戻したい」

明石&工廠妖精「無理ですってば!」


【END】

827: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/15(月) 21:52:49.03 ID:COZXBX+60
【一番②】

 ―15時、駆逐艦寮・休憩室―

島風「島風が一番!」

白露「アタシが一番だってば!」

提督「おいおい何の騒ぎだ?」

時雨「また島風と白露がどっちが一番かって言い争いをして…」

夕立「正直、早く静かになってほしいっぽい!」

提督「……仕方ないな。ちょっと、やってみるか」

時雨&夕立「?」

提督「おーい2人とも?」

島風&白露「?」

提督「どっちが一番だ?」

島風&白露「島風/あたしだよ!」

提督「足が一番速いのは?」

島風&白露「島風/あたしだもん!」

提督「遠征から帰ってくるのが一番早いのは?」

島風&白露「島風/あたしです!」

提督「工廠でいいアイテムを一番多く作れるのは?」

島風&白露「島風/あたしだっ!」

提督「…補給する資材が一番多いのは?」

島風「島風だよ!」

白露「それは…あたしじゃないかも…」

提督「…出撃して一番最初に被弾するのは?」

白露「それはあたしじゃないよ?」

島風「島風だもん!」

提督「島風、ちょっと説教するからちょっと来い」ガシッ

島風「あっ、しまった!」

提督「白露、お前がナンバーワンだ」

白露「やったー!」

 こうして、一番になれたのは白露の方だった。

島風「納得がいかない~!」


【END】

829: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/15(月) 22:03:06.21 ID:COZXBX+60
【一日1人、キャラ紹介】

≪島風≫

島風型駆逐艦一番艦。艦娘No.10。姉妹艦がいない1人っ子で少し寂しがり屋だが、プロトタイプの天津風や他の皆がいてくれるから大丈夫。しかし、

夜は1人なのは寂しいので提督の部屋にお邪魔しに行く事が多い。足が速いのが一番の自慢で、よく他の駆逐艦娘を巻き込んでかけっこをする。

かけっこだけでなく、何でも一番が好き。2位じゃダメなんですか。連装砲君は相棒で、自分の 女っぽい恰好については全く気にしていない。

好きな言葉は『疾風迅雷』。

835: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/17(水) 21:21:10.74 ID:Z/FpIF5J0
【ショタコン】>>2レス以上続きます

 ―13時、食堂―

愛宕「―でね、そんな事があったのよ。これのおかげで」チャリ

陸奥「ふ~ん…」


 ―14時、執務室―

提督「……」カリカリ

コンコン

提督「どうぞー」

陸奥「失礼するわよ、提督」ガチャ

提督「どうかしたのか?」

陸奥「ちょっと、何も言わないで右手首を出してくれない?」

提督「な、何で?」

陸奥「いいから」

提督「…ま、いいけど」スッ

陸奥「……よいしょっと」カチャリ

提督「って、お前!そのブレスレットは―ッ!」

陸奥「えい」カチッ

パァァァァァァァァァァ

シュシュシュシュシュシュ

ていとく「…なにしやがる」

陸奥「愛宕にね、小さくなったら構ってくれたって話を聞いたから、ね」

ていとく「だったら、おまえがちいさくなればよかったじゃねぇか」

陸奥「まあ、それも良かったんだけど…川内から、小さくなった提督が凄い可愛いって話を聞いたから、実際に見てみたいなーって」

ていとく「…で、ごかんそうは?」

陸奥「…もう、なんでこんなに可愛いのかしらぁぁ~!!」ギュムッ

ていとく「ぐぇっ…息苦しい!」

陸奥「あ~…あの提督にもこんな頃があったなんてぇ~…」ギュゥゥゥゥゥゥゥゥ

ていとく「…あの、2つのやわらかみのせいでちっそくししそうなんですけど」

陸奥「いいじゃないの。快感を得ながら死ねるなんて。ほーら、高い高ーい」ビュン

ていとく「あぶねぇ!ビッグセブンのたかいたかいはシャレにならん!」

陸奥「高ーい、高ーい!」ビュン

ていとく「やめてえええええ!」

836: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/17(水) 21:28:57.35 ID:Z/FpIF5J0
陸奥「ふむ…じゃあ次は…」

ていとく「な、なんだよ」

陸奥「それそれー、ごろごろごろ~!」ゴロゴロゴロ

ていとく「ころがるな!ゆかがいたい!」

陸奥「ごろごろごろごろ~!」ゴロゴロゴロゴロ

ていとく「めが…まわる…」

パァァァァァァァァァァ

ていとく「あ」

陸奥「え?何この光―」

シュシュシュシュシュシュ

提督「ふぅ…戻れた…」

陸奥「あら、戻っちゃったのね。残念」

提督「5分ぐらいで戻るようになってるんだよ」

陸奥「…その、提督」

提督「ん?」

陸奥「この体勢は…ちょっと…」

提督「あ、すまん。すぐにどいて…」

ガチャ

長門「提督、失礼するぞ。次のリランカ島空襲の編成案を―」


提督&陸奥「あ」←提督が陸奥を押し倒しているような体勢


長門「」

提督「いや、これはだな…」

長門「勤務時間中に我が妹と逢引とはいかがなものか提督よ!」ビシュ

提督「誤解だばっ!?」

グシャ


【続く】

838: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/17(水) 21:46:41.60 ID:Z/FpIF5J0
【居酒屋にて】

 ―19時、≪居酒屋・鳳翔≫―

提督「くそう…殴られた頬が痛い…」ヒリヒリ

陸奥「大丈夫?」

提督「お前のせいでこんないらんケガを…」

陸奥「そのお詫びで今こうして奢っているじゃない」

提督「ったく…次は無いぞ」

陸奥「分かってまーす」


 ―数十分後―

陸奥「でねー、長門姉がジャム島沖に行ったら駆逐艦ばっかり攻撃してねー、主力艦を倒してくれなくて苦労してねー」

提督「まったくあのながもんめ…」

陸奥「それからねー、長門姉が非番の日に間宮でアイスを一気食いしたら頭痛で医務室に運び込まれてねー」

提督「あれ、そんな下らない理由だったのか…」

陸奥「それでねー、長門姉がねー、長門姉がさー、長門姉でねー、長門姉でよー」

提督(コイツほろ酔い状態になると長門の事ばっかり話すな…)


 ―さらに数十分後―

陸奥「うにゅ~…///」

提督「やれやれ…」

陸奥「ねえ提督~///」

提督「何?」

陸奥「ケッコンカッコカリって知ってる~?///」

提督「………………知らないと思うか」

陸奥「だよねぇ~。提督は~、誰とケッコンする気ぃ~?///」

提督「………………お前は怒るかもしれないけど、正直、誰にするか決めかねている」

陸奥「……そうなんだぁ~///」

提督「怒らないのか?」

陸奥「怒りはしないわよ~。提督が誰を選ぶかなんて言うのは提督の自由だし~、選ばれなかったとしても~、それは私に魅力が無かったって事で~、

   私は割り切っちゃうかな~///」

提督「………………そうか」

陸奥「それに、提督が幸せになれるんだったら私はそれで十分だしぃ~///」

提督「………………お前は、強いな」

陸奥「そりゃそうよ~。なんてったって、私は"ビッグセブン"なんだから~!///」

提督「…フッ」


鳳翔「…………………」カタカタ


【END】

839: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/17(水) 21:58:00.49 ID:Z/FpIF5J0
【G】

 ―14時、≪甘味処・間宮≫―

伊良湖「えーっと、次はこの生ゴミをゴミ捨て場へか」ガシッ

伊良湖「よいしょっと」

カサカサ

伊良湖「?」

G「」ヌッ

伊良湖「ひ―っ!!!?」

伊良湖(落ち着け落ち着け…。今店の方にはお客さんがいる…。ここで私が悲鳴を上げたら皆さんに迷惑をかけてしまうかも…)

伊良湖(それに、私だって艦娘の1人。ゴキ○リ如きで悲鳴を上げては給料艦・伊良湖の名が廃ります!)

G「」カサ、コソ

伊良湖(このゴミ袋で…潰せば…いい、かも?)

G「」カサカサ

伊良湖「ええい、ままよ!」

G「!」

ドサッ!

プチッ

伊良湖「…手ごたえ…あり?」

伊良湖「よし…。じゃあGの残骸を極力目にしないでまずはここから移動してその後に骸の処理を―」

カサッ

伊良湖「へ?」

G×3「」ワサワサワサワサワサワサ

伊良湖「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

バタバタバタ

間宮「ど、どうかしたの!?」

那智「何だ今の悲鳴は!?」

伊良湖「」ピクピク


 ―1時間後、医務室―

伊良湖「まさかG如きで気絶なんて…申し訳ございません」

提督「いや、わかるよその気持ち」

間宮「そうよ。Gなんて足で潰せばいいじゃない」

提督&伊良湖「」


【END】

840: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/17(水) 22:07:16.34 ID:Z/FpIF5J0
【一日1人、キャラ紹介】

≪伊良湖≫

給糧艦。鎮守府の敷地内にある≪甘味処・間宮≫で間宮のお手伝いをしている。間宮と同じく戦線には出ず、伊良湖もスイーツで皆を笑顔にする。

間宮の弟子にあたり、間宮は師匠であり先輩。彼女の作る最中は全ての艦娘が愛する不動のメニューで、間宮のアイスとのコラボは甘味の玉手箱。

間宮と同じくらい家事をそつなくこなし、今では2代目間宮と皆から期待されている。後姿を鳳翔と間違えられることがややある。

好きな言葉は『立つ鳥跡を濁さず』。

846: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/18(木) 21:20:53.75 ID:CNO7MVGh0
【幸運艦】

 ―7時半、食堂―

雪風「いただきます!」パクッ

雪風「あっ、緑茶に茶柱が2本も立ってます!」

時雨「え?本当かい?」

吹雪「すごいね…一杯のお茶に茶柱が2本も立ってるなんて…」

扶桑&山城「………………」ジー


 ―10時過ぎ、執務室―

雪風「しれぇ!32号対水上電探の開発に3回成功しました!」

提督「え、マジで!?電探を三つも開発できたのか!すごいなぁ!!」

雪風「えっへん!」

陸奥「…………………」ジー


 ―15時前、鎮守府付近―

雪風「雪風がMVPです!それに一発も被弾していません!」

長門「流石幸運艦だな!」

雪風「はい!雪風は、沈むわけにはいきません!」

大鳳&翔鶴「……………………」ジー


 ―18時、執務室―

雪風「あの、しれぇ…」

提督「ん?どうかしたのか?」

雪風「時々、誰かに見られている時があるような気がするんです…」

提督「それは姉妹艦とか他の仲間とかの視線じゃなくて?」

雪風「えっと…特に、雪風に何かいい事が起きると、見られているような感じが…」

提督「OK、理解した。けどお前は悪くないと思う」

雪風「?」


ゴーヤ「ゴーヤも見られている感じが…」

瑞鶴「私も誰かに見られているような…」

瑞鳳「瑞鳳も何か…」

まるゆ「あの…私も…」

提督(こいつらに罪は無いんだよなぁ…)


【END】
 

848: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/18(木) 21:32:24.66 ID:CNO7MVGh0
 

【闘志】>>2レス以上続きます。

 ―15時、バシー島沖―

ドォォン

宗谷「み、皆さん大丈夫ですか!?」

川内「うん…何とかね…」ガォン!

叢雲「ちっ…次から次へとしつこいわね…」バシュシュッ

古鷹「でもついてないね…遠征帰りに深海棲艦達と遭遇しちゃうなんて…」ドドドドン

加古「おかげで無駄に弾薬を消費する羽目になっちまったし…」

磯波「でも…持って帰る資材は大丈夫です…」

宗谷「私も何か手伝える事があれば…」

川内「ううん、宗谷はそこで大人しく待ってて!」

古鷹「宗谷さんは装備を積んでいないんでしょう?」

加古「ああ、宗谷は戦えないんだから、資材を抱えて、少し距離を取ってなるべく被弾しないように―」

宗谷「……………戦えない?」

叢雲「ちょっと、戦わないんだったら少し離れて―」

磯波「ちょっと待って叢雲ちゃん。何か…」

宗谷「…………………」プルプルプル


『特務艦・宗谷も今日で終わりか。もう戦わなくなるんだな』

『戦えないんじゃ仕方ねぇな、本土の巡視でもさせようぜ』


宗谷「私だって…まだ戦えるんです!!」ダッ

川内「いや、無茶だって!宗谷さん機銃も何も積んでないじゃん!」

宗谷「私の愛称を知っていますか?」

叢雲「何よ、こんな時に!」


宗谷「"不可能を可能にする船"ですよ」


全員「!」

849: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/18(木) 21:41:09.89 ID:CNO7MVGh0
宗谷「はああああああああああっ!!」バキィ

重巡リ級「ガハッ!?」中破

宗谷「この馬鹿力を生かした肉弾戦なら、私は無敵です!」ボコッ

戦艦タ級「グフッ!?」大破


川内「すごい…戦艦タ級をパンチ一発で大破にするなんて…」

古鷹「流石…赤城さんの肩をはたいただけで大破にしたほどの馬鹿力…」


宗谷「ふんっ!」ゴキゴキゴキッ

空母ヲ級「ヲヲヲヲヲヲヲッ!」中破


叢雲「関節技…あれは痛そう…」

磯波「な、何か関節が外れる音が聞こえたような…」


宗谷「せいっ!」ドシィッ

軽巡ヘ級「ゴフッ!?」撃沈

軽巡へ級「がっ!」撃沈


加古「すげぇ…ドロップキック一発で軽巡2隻撃沈とか…」


宗谷「ふぅ…これで粗方無力化しましたね。では、こいつらの体力が回復しない内に鎮守府へ戻りましょう」

全員「は…はい…」


 ―数日後、運動場―

宗谷「そこでこの関節を決めれば大抵の男性は無力化できて…」ギギギギギギ

全員「なるほど…参考になりますね~」

提督「対変質者用格闘術を皆に教えるのはいいが実験台に俺を使うな痛たたたたたたたたた!!!」


【END】

857: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/19(金) 21:16:23.76 ID:tgFwGb840
【大丈夫】

 ―10時、執務室―

提督「榛名、デイリーの3回開発をやって貰いたいんだが、任せてもいいか?」

榛名「はい!榛名は大丈夫です!」


 ―数十分後―

榛名「…………………」

失敗ペンギンズ「」

提督「いや…まあ、気にするな。よくある事だから、な?」

榛名「…………でも、すごく情けないです」


 ―翌日13時過ぎ、執務室―

提督「榛名にリランカ島空襲作戦の旗艦を任せたいと思う。いいかな?」

榛名「はい!榛名は大丈夫です!」


 ―数時間後―

榛名「…………………」

提督「初戦大破・強制撤退か………まあ、運が無かったってだけだな」

榛名「…………でも、榛名は大丈夫ですから…」


 ―翌日、執務室―

提督「空母を3隻沈める任務が届いている。そのために南西諸島防衛線まで行って欲しいんだが」

榛名「お任せ下さい!榛名は、いつでも大丈夫です!」

提督(どこからそんな自信が湧いてくるのか…)


 ―数時間後―

提督「榛名だけ命中弾0発、か」

榛名「榛名は…」

提督「大丈夫とは言わせないぞ」

榛名「榛名は……問題ありませんっ!」

提督「大アリだよ!!」


【END】

858: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/19(金) 21:33:35.33 ID:tgFwGb840
【チョイス】

 ―15時、駆逐艦寮・休憩室―

五月雨「私達って、初期艦じゃない?」

吹雪「初期艦?」

叢雲「あれでしょ?新しく提督が鎮守府に着任する時に、私達の内誰か1人がその提督の最初の艦娘になって提督のサポートをするってヤツ」

漣「説明乙です」

電「それが、どうかしたのですか?」

五月雨「うん…何で私達なんだろうって」

吹雪「確かに…そうだけど…」

叢雲「吹雪はあれじゃないの?真面目だし、普通だから日本人の提督が選びやすいからじゃないの?」

吹雪「何だろう…その言い方の普通って、いい意味に聞こえないんだけど…」

ぷ…電「でも、初期艦で一番選ばれない艦娘ってどうやら吹雪ちゃんみたいなのです。つまり吹雪ちゃんは普通すぎて人気が無いのです」

吹雪「」ゴーン

ぷら…電「それに吹雪ちゃんはアニメで赤城さんに―」

漣「それ以上言ってはいけない」

五月雨「まあ、吹雪ちゃんはノーマルだからで…叢雲ちゃんは?提督にはつっけんどんな態度とるし、クールで取っ付きにくい感じが…」

叢雲「ふん」

漣「それはあれですよ!世の皆さんは、ツンデレに憧れるんだす!」

五月雨「…ツンデレ?」

叢雲「ちょっ、誰がツンデレよ!誰が!別に、私だって好きでこんな態度とってるんじゃないんだからね!ただ、提督と喋るのが緊張して…それで…、

   ついうっかりああいう事言っちゃうんであって…これは、キャラ付けなんだからねっ!」

漣「あれがツンデレって言うんです。自演乙」

五月雨「なるほど…」

叢雲「むきー!」プンスカ

五月雨「で、漣ちゃんはどうしてなんだろう?」

吹雪「うーん…今の時代、ネット社会じゃない?だから、ネット用語をよく使う漣ちゃんが仲良くなりやすいとか、そう言う感じなんじゃないのかな?」

漣「えっ、それはなくね?単純に私の美貌ゆえに私が選ばれたんでしょうがjk」

五月雨「えっと…じぇーけー?」

電「女子高生の事ですか?」

吹雪「多分違う…」

859: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/19(金) 21:42:52.84 ID:tgFwGb840
五月雨「電ちゃんは?」

吹雪「電ちゃんは…おっとりしていて、のんびりしていたりするから…癒し系ってやつかな?」

叢雲「癒し系ねぇ~…ま、殺伐とした戦場にそう言う娘は貴重なんじゃないかしら?」

電「それほどでも、なのです」

漣(ま、電は後々任務でよく使うからって目的で初期艦にしている提督もいるらしいけど…)

吹雪「最後は五月雨ちゃんだね」

五月雨「私は、あんまり魅力があるようには思えないけど…」

電「五月雨ちゃんはドジっ子って言う設定があるのです。だから、五月雨ちゃんが選ばれたんだと思います」

吹雪「五月雨ちゃんって、ドジっ子なの?」

五月雨「ドジ…なのかなぁ…?よく提督に出すお茶を零しちゃったり、うっかりタンスの角に足の小指をぶつけちゃったり、間違って友軍に砲撃したり…」

漣(ん?1個ドジじゃ済まされないものもあったような…)

叢雲「ま、ドジっ子も萌える要素の一つだからじゃないかしら?」

五月雨「萌えるって…」

吹雪「そう言えば、何で急にそんな話をしようって思ったの?」

五月雨「…………なんでだっけ?」

漣「ちょwwwwおまwwwwwww」

叢雲「………とんだ時間の無駄だったわね…」


【END】

860: ◆aKZmxL4TCc 2015/06/19(金) 21:57:37.77 ID:tgFwGb840
【憲兵さん③】

 ―16時、執務室―

叢雲「艦隊が帰投したわよ…」大破

提督「お疲れ―って大丈夫か!?」

叢雲「何とかね…でも、海域は解放できなかったわ…」

提督「そんな事どうでもいい!とにかく無事でよかった!」ダキッ

叢雲「ちょっ、そんな気安く抱き付かないで!」グイグイ

提督「いや~…でも、叢雲が沈まないで本当によかったよ…いや、誰も沈まないでよかった…」ナデナデ

叢雲「……まったく、仕方ないわね」

ガチャ


憲兵「失礼するぞ。憲兵団からの通信を―」


提督&叢雲「あっ」

憲兵「むっ」

提督「…………………」ダラダラダラダラ

憲兵「…………………」ニヤァァァァァァァァァァ

叢雲「……………あぅ///」

憲兵「服のはだけた幼女と白昼堂々逢引、これは流石に首にできるであろう…」

提督「待て!誤解だッ!」

憲兵「どこが誤解だ!俺が見たものはまさに現実!これは流石に貴様を  コンで逮捕できる!」

提督「誤解だってば!叢雲も何とか言ってやってくれ!」

叢雲「……………いいんじゃないかしら?アンタも、ムショで頭を冷やした方が」

提督「叢雲テメェ!」

憲兵「よし、さあ提督。収容所へ行くぞ」

提督「冤罪だああああああああああ!!」


叢雲「……なんて言うわけないでしょ、バーカ♪」


提督&憲兵「はっ?」

叢雲「フッ!」トン

憲兵「うっ」ドサッ

提督「叢雲…お前さっきは…」

叢雲「私みたいなできそこないの事も大事にしてくれる貴方が、悪い人なわけないでしょ」

提督「…………叢雲…」


 ―数時間後、憲兵所―

憲兵「…ハッ!あれ…俺…寝ていたのか…」


【続く?】