1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 21:54:20.10 ID:eJLHhOe+O
結衣「はぁ…」

あかり「結衣ちゃん、溜め息ついてどうしたの?幸せが逃げちゃうよぉ」

結衣「いや、最近肩が重いんだ」

あかり「毎日家事やってて大変だもんね」

結衣「まあ、自分から始めたことだしね」

あかり「それでもすごいよぉ!あかりがマッサージしてあげる!」

結衣「ほんとに?じゃあお願いしようかな」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:00:02.53 ID:eJLHhOe+O
ちなつ「日直の仕事で遅くなっちゃった!」

ちなつ「みんなを待たせちゃったかな」

『遅いよティナトゥちゃん…』

『ごめんなさい、結衣先輩』

『私を待たせる悪い子には、お仕置きが必要だね…』

『そんな…あ、らめぇ~』

ちなつ「なーんて!ふふふふふ!」

<ユイチャン、タメイキ・・・ドウシタノ?

ちなつ「ん?あかりちゃんの声?結衣先輩?溜め息?」

<イヤ、サイキ・・カタオ・・モイ・・

ちなつ「え…?カタオモイ…?」

ちなつ「どういうこと?結衣先輩が片想い?誰に?私?」

ちなつ「私だとすると、今までのアピールは届いていなかったってこと?」

ちなつ「でもでも、聡明な結衣先輩に限ってそんなに鈍いことなんてある?」

ちなつ「ま、まさか、片想いの相手は誰か他の人…!?」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:05:56.89 ID:eJLHhOe+O
京子「いやー遅くなっちゃったなー」

京子「きっとみんな私がいなくて寂しがっていることだろう…」

京子「早く行ってあげなくちゃな!」

京子「ん?部室の前に誰か倒れてる?」

京子「…って、ちなつちゃん!?どうしたの!?」ユサユサ

ちなつ「うぅ…京子先輩…?」

京子「一体何があったんだ!?」

ちなつ「結衣先輩が…結衣先輩が…」

京子「結衣?結衣がどうかしたのか?」

ちなつ「カタ…オモイ…」ガクッ

京子「え…?」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:10:15.36 ID:eJLHhOe+O
結衣「だいぶ楽になったよ。ありがとな、あかり」

あかり「お安い御用だよぉ!また辛くなったらいつでも言ってね!」

結衣「うん、また頼むよ」

あかり「それにしても、ちなつちゃんも京子ちゃんも遅いね」

結衣「そうだな…ちょっと外見てみようか」


ガラッ

結衣あかり「「!?」」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:14:28.32 ID:eJLHhOe+O
あかり「ち、ちなつちゃんが倒れてる!?」

結衣「おい京子、一体何があったんだ?」

京子「わからない、なんか結衣がカタ…あ…」

結衣「え?私が何か?」

京子「い、いや!なんでもない!私が来たときにはもう倒れてたんだ!」

あかり「…熱はなさそうだよぉ」

結衣「とりあえず、保健室に連れていこう」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:19:41.20 ID:eJLHhOe+O
結衣「ちなつちゃん、何ともなさそうで良かったな」

あかり「うん!それにしても、どうしてあんな所で寝てたんだろう?」

結衣「京子、本当に何も知らないのか?」

京子「……」

結衣「京子?」

京子「……」

結衣「おーい、京子?」

京子「えっ!な、なに?」

結衣「どうしたんだよ、ボーっとして」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:24:25.69 ID:eJLHhOe+O
あかり「もしかして、京子ちゃんも調子悪いの?」

京子「そ、そんなことない!なんでもないよ!」

結衣「うーん…ちなつちゃんは休んでるし、京子もなんか変だし、今日はもう解散するか」

京子「わ、私は大丈夫だって!」

結衣「いいから、今日はもう帰るぞ。何でもなくても、一応早く休めよ」

あかり「それじゃ、あかりはちなつちゃんに今日はお休みって伝えて来るね!」

結衣「うん、よろしく」

あかり「京子ちゃんも、しっかり休んでね!ばいばーい!」

京子「おう…じゃあな…」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:29:02.66 ID:eJLHhOe+O
結衣「……」

京子「……」

結衣「京子、ほんとに大丈夫か?何か今日変だぞ?」

京子「別に、変じゃないよ」

結衣「そうか?いつもはうるさいくらいなのに、口数は少ないし」

京子「何でもないって!結衣こそ…」

結衣「え?私?」

京子「あ、いや…結衣こそ何か悩みでもあるんじゃないか?」

結衣「悩み?うーん…夕飯の献立、とか?」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:34:05.53 ID:eJLHhOe+O
京子「ラムレーズン!」

結衣「夕飯だって言ってんだろ」

京子「冷凍庫に入ってるじゃん」

結衣「何で知ってるんだよ…」

結衣「でも、今日は家に帰れよ」

京子「え…何で?」

結衣「何でって、さっきも言ったろ?今日は一応早く休めって」

京子「…うん…わかった」

結衣「…家まで送って行こうか?」

京子「だ、大丈夫だって!結衣にゃんは心配性だなー」

結衣「そうか?まぁ、大丈夫なら良いんだけど。ちゃんと暖かくして寝ろよ?」

京子「おう!結衣こそ、てうが忘れるなよ!じゃあなー!」

16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:40:46.24 ID:eJLHhOe+O
結衣「てうがって、まだ忘れてなかったのか」

結衣「ふぅ」

結衣「あかりにマッサージしてもらって随分良くなったけど、私も今日は早めに休もうかな」





京子「結衣、私と別れた後溜め息ついてた」

京子「やっぱり悩んでるんだ…片想い…」

京子「そっか、そうだよな。好きな人がいるのに私がベタベタしてたら邪魔だよな…」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:47:30.54 ID:eJLHhOe+O
.


結衣「おはよう、京子」

京子「あ、結衣、おはよう」

結衣「昨日はちゃんと休んだか?」

京子「おう!いつもより3時間も長く寝たぞ!」

結衣「まさかその分宿題やる時間が無かったとか言うんじゃないのか?」

京子「ちゃんとやったよ」

結衣「え?」

京子「え?ってなんだよ。ちゃんと宿題やったって」

結衣「そ、そうか」

京子「…結衣の手は煩わせないよ」ボソッ

結衣「?」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:51:46.26 ID:eJLHhOe+O
.



京子「綾乃ー」

綾乃「な、ななななななに!?」

京子「これ、今日提出のプリント」

綾乃「え!?歳納京子が期限内に提出!?」

京子「なんで驚くんだよー」

綾乃「だって、あなたいつも期限守らないじゃない」

京子「酷いなー私だってちゃんとやるんだぞ?」

結衣「…」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 22:56:40.89 ID:eJLHhOe+O
.



京子「……」

結衣(京子のやつ、また授業中に居眠り…)

京子「……」カリカリ

結衣(…してない?)

先生「じゃあこの問題を…歳納さん、解いてみて」

京子「はい」スタスタ

先生「…うん、正解ね。席に戻って良いわよ」

京子「はい」

結衣「……」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:01:20.63 ID:eJLHhOe+O
――


ちなつ(結衣先輩の片想いの相手、誰なのかしら…)

京子(結衣、私には片想いのこと一言も言ってくれない…)

京子「はぁ…」

ちなつ「はぁ…」

あかり「……ねぇねぇ結衣ちゃん」コソッ

結衣「ん?」コソッ

あかり「最近、京子ちゃんとちなつちゃん、元気無いよね?」コソコソ

結衣「そうだなぁ。もう1週間くらいあんな調子だもんな」コソコソ

あかり「あかり、ちなつちゃんに悩み事が無いか聞いてみるよ。だから結衣ちゃんは」コソコソ

結衣「京子に聞いてみる、か」コソコソ

あかり「うん」コソコソ

結衣「確かに最近の京子はなんか変だったんだ。ちょうどいいや」コソコソ

あかり「そうなの?じゃあ、京子ちゃんの方はよろしくね」コソコソ

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:04:54.86 ID:eJLHhOe+O
あかり「あ!あかり、お使い頼まれてるんだった!今日は帰るね!」

京子「ん?そうなのか」

あかり「それでね、ちょっとちなつちゃんに付き合って欲しいんだけど…」

ちなつ「私?別に良いよ」

あかり「ほんとに?ありがとう!」

あかり「それじゃあ結衣ちゃん、京子ちゃん、また明日ね!」

ちなつ「お先に失礼します」

京子「おう、また明日なー」

結衣「じゃあね」

京子「……」

結衣「……私達も帰るか?」

京子「うん、そうだね」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:08:46.27 ID:eJLHhOe+O
京子「……」

結衣「……」

結衣「この後どうする?家に来るか?」

京子「……帰るよ」

結衣「忙しいのか?」

京子「別に、忙しくはないけど…」

結衣「じゃあ寄ってけよ。最近お前来ないから、ラムレーズンが冷凍庫を占領してるんだ」

京子「邪魔?」

結衣「別に邪魔って訳じゃないけど、あんまり置いておくと他のものが入らないな」

京子「わかった。今日は遊びに行くよ」

結衣「うん」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:11:19.22 ID:eJLHhOe+O
京子「お邪魔します」

結衣「……」

結衣「ゲームでもやる?」

京子「いや、ラムレーズン食べて帰るよ」

結衣「……」

結衣「じゃあ取って来るから、ちょっと待ってろ」

京子「うん」

京子「……私の私物、持って帰った方がいいよな」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:14:11.68 ID:eJLHhOe+O
京子「結衣だって自分のための時間が必要だもんな。」

京子「最近の結衣、考え事してることが多かった」

京子「きっと悩んでるんだ。片想いのことで」

京子「でも、私には相談してくれる気配もない」

京子「そうだよな。いつも結衣に甘えてばっかりの私なんかに、相談なんて出来る訳ない」

京子「だから私は、せめて結衣に迷惑がかからないように、しっかりしなきゃ」

京子「そうしたら、結衣も私を頼ってくれるかな?」

京子「昔から結衣に助けてもらってばっかりだった…でも、私だって結衣の力になりたい」

京子「結衣が幸せになれるように、結衣の恋を応援して……っ」

京子「……結衣ぃ……」ジワッ

38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:17:04.79 ID:eJLHhOe+O
結衣「はい、お待たせ」

京子「あ、ありがとう」ゴシゴシ

結衣「泣いてるのか?」

京子「ち、違うよ!あくびが出たから」

結衣「そうか?」

京子「そうだよ!ラムレーズンありがとな!いただきます!」

結衣「急いで詰め込むと、頭痛くなるぞ」

京子「大丈夫大丈夫!」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:21:11.57 ID:eJLHhOe+O
結衣「……で、なんで待ってる間荷物まとめてたんだ?」

京子「え?いや、自分の物は持って帰らないとって思って」

結衣「突然だな」

結衣「……」

結衣「なあ京子、最近お前変だぞ?」

京子「そんなことないよ」

結衣「変だって。宿題は忘れないし、提出物の期限は守るし、授業中に居眠りしないし、荷物持って帰ろうとするし」

京子「それって変なのか…?」

42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:23:35.22 ID:eJLHhOe+O
結衣「あれ?確かに、よく考えたら普通のことだな…」

京子「ほら、別に変じゃないって」

結衣「いや、変だよ。普通のことだけど、京子らしくない」

結衣「それに…最近、私のこと避けてないか?」

京子「避けてなんか…」

結衣「なぁ、悩みがあるなら言えよ」

京子「悩みなんて無いよ」

結衣「……私じゃ頼りないか?」

京子「そんなこと…っ!」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:27:11.45 ID:eJLHhOe+O
結衣「じゃあ、話してみろって」

京子「……結衣が…」

結衣「え?私が?」

京子「結衣が、私に相談してくれないから…私、もっとしっかりしなきゃって…」グスッ

結衣「え!?ど、どうしたんだよ京子!私が相談!?」

京子「いつまでも私が甘えてちゃ、結衣は誰にも頼れないから、だから…だから…」ポロポロ

結衣「ちょ、ちょっと泣くなって!落ち着いて、ちゃんと説明してくれよ!」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:30:09.07 ID:eJLHhOe+O
京子「……」グスッ

結衣「…落ち着いたか?」

京子「うん…」

結衣「じゃあ、ちゃんと説明してくれない?どうしたんだよ、一体」

京子「…ちなつちゃんが部室の前で倒れてた日があったよね?」

結衣「うん」

京子「あの日、ちなつちゃんが言ってたんだ。結衣が片想いしてるって」

結衣「うん…ん?」

京子「結衣には好きな人がいるのに私がベタベタしてたら邪魔だし、いつまでも私が結衣に甘えてるから、結衣は相談してくれないし…」

結衣「んん!?」

京子「だから、結衣が自分の恋に集中出来るように、それを応援出来るように、私は結衣に頼らずしっかりしなきゃって…」

結衣「ちょ、ちょっと待って!」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:33:40.00 ID:eJLHhOe+O
結衣「で、片想いって何のことだ?私は片想いなんてしてないぞ?」

京子「え?だって、ちなつちゃんがそう聞いたって…」

結衣「それ、『片想い』じゃなくて『肩が重い』だよ」

京子「……」

京子「え?」

結衣「だから、肩が重い。最近肩が凝ってたから、あかりにマッサージしてもらってたんだ」

結衣「多分、ちなつちゃんはそれを聞き間違えて勘違いしてたんだな」

京子「な、なんだよそれ!結衣のバカ!私のモヤモヤを返せ!」シュッシュッ

結衣「うわっ!ちょ、物を投げるな!」

京子「うるさーい!」ドンッ

結衣「うわぁっ」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:37:18.44 ID:eJLHhOe+O
結衣「京子…重い…」

京子「結衣のバカ…」

結衣「バカって、お前の勘違いだろ」

京子「私、結衣の負担になっちゃいけないって…」

結衣「そう思うならどいてくれ」

京子「……」ムクッ

結衣「はぁ…」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:40:12.65 ID:eJLHhOe+O
京子「結衣、あっち向け!」

結衣「ん?こうか?」

京子「肩凝り退散!」グリグリ

結衣「いたたたたた!?ちょっと、痛いって!もっと優しく!」

京子「こうか?」グッグッ

結衣「あ、そうそうそれくらい…もうちょっと上…」

京子「ここ?」グッグッ

結衣「あーそこそこ…」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:44:07.75 ID:eJLHhOe+O
京子「お客さーん凝ってますねー」グッグッ

結衣「寒くなってきたしなー」

京子「結衣、ババくさい」グッグッ

結衣「うるさいな。あ、もうちょっと右」

京子「ここかー?」グッグッ

結衣「そこと、あと、もうちょっと上も」

京子「気持ちいい?」グッグッ

結衣「うん」

京子「もっと気持ちいいことする?」モ ッ

結衣「おいこら」ビシッ

京子「いてっ」

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:47:56.56 ID:eJLHhOe+O
京子「……」グッグッ ヒリヒリ

結衣「…京子」

京子「ん?」グッグッ

結衣「私は別に、負担だなんて思ってないぞ」

京子「……」グッグッ

結衣「だから、変な気を遣うな。なんか調子狂うだろ」

京子「…おう!」グッグッ

結衣「あ、でも宿題とかはちゃんとやれよ?」

京子「えー」

京子「それより、今日泊まってっていい?」グッグッ

結衣「しょうがないなぁ」

京子「よーし!朝まで肩揉んでやるぞ!」グリグリ

結衣「痛い!痛いって!」

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:51:47.33 ID:eJLHhOe+O
.



ちなつ「結衣せんぱーい!私にマッサージさせてください!」

結衣「え?いきなりどうしたの?」

ちなつ「あかりちゃんから聞いたんです!結衣先輩、肩が重いんだって」

結衣「ああ、そのことか」

ちなつ「私に任せて下さい!お姉ちゃんにテクニシャンだって大好評なんです!」ワキワキ

結衣「だ、大丈夫だよ!(なんか怖い…)」

あかり「わー!マッサージならあかりがするよぉ!」

ちなつ「遠慮なんていりませんよー」

結衣「いや、ホントに!今日は凝ってないから!」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:55:13.46 ID:eJLHhOe+O
京子「昨日私がマッサージしてやったもんなー」

あかり「そうなの?」

結衣「まあね」

京子「そりゃあもう、体中隅から隅までじっくりと…」

ちなつ「な、なんですってぇー!!!!」

結衣「嘘つくな!」

京子「んもー結衣にゃんは照れ屋さんだなー」

ちなつ「キャーーー!結衣先輩が…結衣先輩が京子先輩の毒牙に!!!」

ちなつ「こうなったら…私のテクニックで結衣先輩をメロメロにするしか!」

結衣「ち、ちなつちゃん!落ち着いて!」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/18(日) 23:58:36.82 ID:eJLHhOe+O
ガラッ

綾乃「歳納京子ー!!」

千歳「お邪魔しますー」

京子「お、綾乃に千歳!どうしたんだ?」

あかり「こんにちわ」

ちなつ「こんにちわ」

結衣「た…助かった…」

綾乃「どうしたじゃないわよ!あなたまたプリント出し忘れてるじゃない!」

京子「おー悪い悪い!わざわざありがとなー」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 00:01:20.37 ID:70x8cFfiO
綾乃「べ、別に!生徒会副会長として当然のことよ!歳納京子のためじゃないんだからね!」

千歳「うふふふー」ポタポタ

結衣「千歳、鼻血出てる!」

あかり「あかりティッシュ持ってます!」

千歳「あ、二人ともありがとうなー」

ちなつ「もう、京子先輩!迷惑かけちゃダメじゃないですか」

京子「いやーごめんごめん。ほい、プリント」

綾乃「今度はちゃんと出しなさいよね!」

京子「多分ねー」

結衣「多分なのかよ…」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 00:05:40.38 ID:70x8cFfiO
.



あかり「じゃあね!結衣ちゃん京子ちゃん!」

京子「また明日ー」

ちなつ「結衣先輩!肩が痛くなったらいつでも言ってくださいね!」

結衣「あ、ありがとう…また明日」



京子「結衣ー今日も泊まってっていい?」

結衣「んー?しょうがないなぁ」

京子「ラムレーズンは?」

結衣「あるよ」

京子「さっすが結衣!愛してるよー」

結衣「…調子に乗るな」

京子「照れてる照れてる」

結衣「照れてねぇよ」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 00:09:01.60 ID:70x8cFfiO
京子「そうだ、帰ったら宿題見せてー」

結衣「それくらい自分でやれ」

京子「…へへへ」

結衣「なんだよ」

京子「なんでもないよー」

結衣「ほら、早く帰らないと風邪引くぞ」

京子「寒いもんなー!結衣、手繋いでいい?」

結衣「えぇ……ちょっとだけだぞ」

京子「よっしゃー!結衣の手暖かー…くない!冷てぇ!」ギュッ

結衣「あ、京子の手暖かい」

京子「血行悪いのか?こりゃまた片想いかなー」

結衣「肩重い、だろ」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 00:10:03.32 ID:70x8cFfiO
終わり

引用元: 結衣「肩重い…」