前回 ランジュ「好感度測定器?」しずく「はい♪」

35: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 00:26:40.80 ID:AmFrLZfw
侑「前回のラブライブ!」

侑「スクールアイドル同好会は廃部となり」

侑「エマさん以外のメンバーがスクールアイドル部に移籍して、新しく活動始めた私達」

侑「そんな中、補導された不良歩夢は発狂して周りを困らせる」

歩夢「何が五歩先を行くですか!!!!」

歩夢「果林さんのせいで、私補導されたんだよ!!!!」

歩夢「クラスのみんなからは白い目で見られるし・・・・」

歩夢「どうしてくれるの!!!!!」

侑「まったく困った幼馴染だよ。まったく・・・」

侑「そして、愛さんに不穏な影が・・・」

あきる「よく人殺しがスクールアイドルをする気になりましたね」

あきる「一体どんな心境何ですか?反省もしていないのですか?」

あきる「まぁいいです。今日は挨拶をしに来ただけですから」

あきる「今後は、復讐をしますので覚悟してください」

愛「復讐って・・・」

あきる「もしかしたら、スクールアイドル部の人たちが不幸な目に遭うかもしれません」

愛「やめて!!!!それだけは・・・・」

あきる「命までは奪ったりしません。あなたとは違って慈悲はありますから♪」

侑「どうなる虹ヶ咲学園スクールアイドル部!!!!」

36: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 00:35:10.56 ID:AmFrLZfw
・・・・・・

上原歩夢の事は昔から知っていた

同じ幼稚園に通っていて、ずっと同じクラスだったから

家もお隣同士だし、親同士では交流が多少あった

でも、私は上原歩夢の事が好きではなかった・・・

歩夢「ゆうちゃん帰ろ!!!」

歩夢「ねぇ、ゆうちゃん・・・遊ぼ」

歩夢「ゆうちゃん何しているの?」

歩夢「ねぇ、ゆうちゃん?」

歩夢「ゆうちゃん!!!!ゆうちゃん!!!!!ゆうちゃん!!!」

歩夢「ゆうちゃん♪」

結友「何?歩夢・・・・どうしたの?」

侑「・・・・・」ジー

侑(いつもいつも、この上原歩夢は高方結友にベッタリで・・・くっついている)

侑(気持ち悪い。この子にとって高方結友以外はどうでも良いんだ)

侑(結友はよく耐えているね。)

38: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 00:43:06.78 ID:AmFrLZfw
一度だけ結友が怒ったことがあった

歩夢と二人で絵に色を塗っている時の事だった

結友「どうして赤色を使うんだよ歩夢!!!!」

歩夢「で、でもその方が綺麗だから・・・・」

結友「赤は嫌いな色なんだ!!!!使っちゃいけないんだ!!!」

結友「知らない・・・歩夢なんて知らない。大っ嫌い!!!!!」

歩夢「・・・・・・・・・・ぅぅぇぇぇぇん」ポロポロ

侑(たかが赤を使ったからって怒ることないのに・・・・)

何故その時、彼女が怒ったのかは後々に知ることになる

39: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 00:53:22.65 ID:AmFrLZfw
小学校1年生に上がり、将来の夢を発表する事があった

高方結友の将来の夢はこうだった

結友「私の将来の夢・・・高方結友」

結友「私は、将来は誰もいない・・・静かな孤島で一人で暮らしたい」

結友「そこには親も居なくて、先生も居ない、友達も・・・大人も・・・誰もいない世界」

結友「毎日健康的に朝6時に起きて、朝の体操をして」

結友「7時に朝ご飯を食べる」

結友「そしてのんびりと洗濯や食料を調達して・・・・お昼を取る」

結友「午後は釣りや探検なんかをして・・・疲れた体を夕方にはお風呂で癒す」

結友「夕食を食べて、寝転んで・・・星を眺めて・・・・そのまま眠りにつく」

結友「そしてまた次の日が訪れる」

侑(みんなはパティシエやお花屋さんなんて、言っているのに一人だけ変わっている)

41: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 01:11:07.54 ID:AmFrLZfw
その日の放課後、私は結友に屋上へ呼ばれた

屋上

結友「高咲侑・・・」

侑「どうしたの?こんな屋上に呼んで」

結友「どうだったかな・・・私の将来の夢」

侑「変わっているよ・・・みんな職業について発表しているのに」

侑「一人だけ・・・・静かな孤島で暮らすなんて」

結友「・・・・・・」

結友「私、変な事されているの・・・・お父さんに毎日」

結友「夜・・・布団で寝ていると私のところにやってきて・・・」

侑「?」

結友「嫌がっていも無理矢理・・・何度も何度も血が出たよ・・・痛かった辛かった」

結友「赤色を見るのが苦痛になるくらい・・・・」

侑「・・・・・何言ってるの、全然分からない」

7歳の私には、彼女が 的暴力の被害に遭っているなんて全然分からなかった

結友「助けを求めてお母さんに言ってもダメだった。先生に言ったって聞いてもくれない」

結友「大人はみんな、私の事を味方していない・・・・」

侑「よく分からないけど、私は味方でいる」

侑「助ける」

結友「ありがとう・・・侑・・・・」

結友「そこで侑に頼みがあるんだ」

結友「もし・・・私がこの世界から居なくなった時」

結友「歩夢の支えになって欲しい」

侑「嫌だよ。私は・・・・あの子の事、好きじゃないしむしろ気持ち悪い」

結友「歩夢は心が弱くてね。誰かに依存しなくちゃ生きていけないんだ」

結友「私が居なくなったら、歩夢は絶対・・・私の後を追う」

結友「歩夢にはそうなって欲しくない。歩夢には幸せに生きて欲しい」

侑「・・・・・・」

結友「お願い・・・歩夢を歩夢を・・・」ポロポロ

43: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 01:22:50.13 ID:AmFrLZfw
結友はその日の夜に亡くなった

 的暴力の行き過ぎた・・・故の死だった

・・・・・・

マンションの屋上

歩夢「ゆうちゃん・・・」

歩夢「私もゆうちゃんのところに逝くね」

侑「・・・・・・上原歩夢、何しているの?」

歩夢「ゆうちゃんが居ない世界になんて耐えられない」

歩夢「私も一緒に・・・」

ガシッ

侑「何言っているの?歩夢は歩夢じゃないか」

侑「結友が亡くなったからって、歩夢の人生はまだまだ続くんだよ!!!!」

侑「生き続けなきゃ!!!これは歩夢の物語なんだから!!!!」

歩夢「離して、貴方に何が分かるの!!!!ゆうちゃんの居ない世界・・・生きても・・・・仕方ない!!!!」

侑「・・・・・」

侑(結友が私に死ぬ前に、歩夢の事をよろしくと頼まれた)

侑(結友はきっと、こうなる事を分かっていて・・・私に・・・)

侑(でも、私は結友じゃない・・・私は・・・侑・・・)

歩夢「離して、離してよ・・・・」ポロポロ

侑「・・・・・」

侑「歩夢・・・」

ギュッ

侑「ゆうちゃんなら、目の前にいるよ」

歩夢「え・・・」

侑「バカだな、歩夢。私の事を忘れちゃったの?」

この日、私は歩夢にとっての最高の親友、『ゆうちゃん』になった

46: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 01:36:07.78 ID:AmFrLZfw
高方結友になるには難しかった

まずは、髪型から変えた。

元々は短髪のショートカットだった私は、高方結友にそっくりのツインテールに

好みの食べ物も
結友が好きなタマゴ焼きとハンバーグ、本来の私の好物のたこわさび、エイヒレ等は封印した

好みの色も変更した
本来の私は、ピンクや赤が大好きなんだけど
結友の好みに合わせて、薄いグリーンや薄いブルーの家具や小物・・・・インテリを揃えた

47: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 01:42:34.88 ID:AmFrLZfw
一番辛かったのは・・・・高方結友は笑いの沸点が低くかったことだ

「布団が吹っ飛んだ」

侑「・・・・・」チラッ

歩夢「・・・・・」ワクワクッ

侑「wwwwwwwwwwwwwwww」

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 本当、笑いのレベルが赤ちゃんだね♪」

侑(しょうもない事で笑うのは疲れる・・・勘弁して欲しい)

侑(歩夢の前では、お笑い番組は極力見せないでおこう)

しかし、後につまらないダジャレをいっぱい言う宮下愛に苦しむことになる

49: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 01:48:51.12 ID:AmFrLZfw
もう一つ、どうしようもないことがあった

歩夢「ねぇ覚えている?」

歩夢「幼稚園の時の事・・・」

侑「幼稚園・・・・」

侑(流石に、成り代わる前の事を聞かれるのは辛かった)

侑(どういった会話までしていたかは私も知らないから・・・・)

侑(だけど、それ以降の事は沢山覚えた)

侑(おそらく誰よりも歩夢の事を研究したと思う)

侑(歩夢の好み、歩夢の体から歩夢の匂いに至るすべて・・・)

侑(おかけで歩夢の事は、嫌いになれないくらい)

57: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 20:13:27.80 ID:AmFrLZfw
歩夢の為に・・・生きて、これから先もずっと歩夢を支え続けなければならない

そんな事を思っていたある日の事、何気なく・・・・・ダイバーシティ東京プラザに行ったら・・・・

せつ菜「走り出した、思いは強くするよ~」

せつ菜「悩んだら君の手を握ろう~」

侑「・・・・・・」

衝撃を受けた。スクールアイドル・・・・私は初めて見た

キラキラ輝いていて、私と同じ年くらいなのに・・・ずっと私よりも自由で・・・・羨ましかった

せつ菜「なりたい自分を我慢しなくていいよ~」

侑「なりたい自分を・・・・我慢しなくていいんだ」

歩夢に縛られ続けなくても良いんだ。私は私なんだ・・・

私も自由になりたい、優木せつ菜ちゃんの様に・・・・

・・・・・・・・・

58: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 20:29:12.21 ID:AmFrLZfw
・・・・・・・・

スクールアイドルA「悪いけどさ、ウチは虹ヶ咲ってスクールアイドル部しか認めてないから」

スクールアイドルB「エマ一人で何が出来るの?勘違いも甚だしい」

スクールアイドルC「そんな事をする為に・・・日本に来たんだ。金持ちの道楽ってやつ?」

スクールアイドルD「所詮、エマは敗北者じゃけぇ・・・」

スクールアイドルE「廃部になった同好会で惨めに活動している!!! 実に空虚な人生じゃあありゃあせんか?」

スクールアイドルF「仕方ないよね・・・・エマさんがスクールアイドル部に入っても人気が・・・」

スクールアイドルG「ダメだよ。本人は必死なんだから・・・例え不人気でも事実を言ったらエマさんが可哀想だよ」

エマ「・・・・・・」

エマ「色んな学校に訪れては、酷い事ばかり・・・・」

エマ「・・・・」ポロポロ

エマ「一番つらいのは、人気が無いって言われること・・・」ポロポロ

エマ「私だって・・・私だって・・・・せつ菜ちゃんみたいな人気が欲しかった・・・・」ポロポロ

63: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/20(水) 20:46:33.77 ID:AmFrLZfw
スクールアイドル部を支持するスクールアイドル
・μ's(東京)
・A-RISE(東京)
・Littele Tokyo(東京)
・Hello!Hello!(静岡)
・UC_G(東京)
・Puresmile(東京)
・george(東京)
・S-girls(東京)
・Madonna(京都)
・Dream(福岡)
・Tiger-T(大阪)
・BRIDGE(東京)
・Pretty(京都)
・Lovelynth(東京)
・CHECK×MATES(東京)
・Sub-Title(神奈川)
・空色シスターズ(神奈川)
・春色マカロン(千葉)
・T∞WA(埼玉)
・ピッチ・カート(群馬)
・東雲学院スクールアイドル部(東京)
・藤黄学園スクールアイドル部(東京)
・その他都会の高校のほとんど

スクールアイドル同好会を支持するスクールアイドル
・Shika⇒Okehan(奈良)
・OTEMO-YAN(熊本)
・Saint_Snow(北海道)
・Aqours(静岡)

立場不明
・青藍高校スクールアイドル部(神奈川)
・Y.G.国際学園スクールアイドル部(東京)
・千歳橋高校スクールアイドル部(東京)
・紫苑女学院スクールアイドル部(東京)
・結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル部(東京)

エマ「酷い事ばかり言われるけど・・・支持してくれる学校もちゃんとあった」

69: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/21(木) 01:06:59.33 ID:gzjj5alJ
エマ「私を支持してくれているのは、全てが地方の高校」

エマ「嬉しいけど、やっぱり関東にも勢力を拡大していかないと」

エマ「未だ、立場を明らかにしていない・・・5つの有力学校に行ってみよう」

エマ「まずは神奈川県の公立高校、青藍高校」

・・・・・

青藍高校

エマ「ボーノ・・・やっぱり公立高校だから、小さい」

?「ようこそ来てくれました」

藤城悠弓「青藍高校スクールアイドル部。部長の藤城悠弓です」

エマ「スクールアイドル同好会。部長のエマ・ヴェルデ・・・よろしくお願いします」

悠弓「・・・・・・」

悠弓「良い顔をしているわね。流石、スクールアイドル部に抗う者」

悠弓「とりあえず、入って」

70: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/21(木) 01:21:05.76 ID:gzjj5alJ
エマ(校舎もボロボロ・・・私のいる虹ヶ咲学園とは大違い)

悠弓「私立の高校は、ここよりも素晴らしい設備が多い」

悠弓「衣装とかもお金があるから頻繁に変える事も可能なんでしょうね」

悠弓「それに比べてうちは公立高校・・・貧乏な家庭も多く」

悠弓「満足にお金も無い、だからライブの為の衣装も使いまわしが多い」

エマ(苦労しているんだ・・・みんな彼方ちゃんみたいな家庭環境なのかな?)

悠弓「富裕階層の私立共をラブライブで叩き潰す。それが一番の快感となる」

エマ「・・・・」

エマ「お願いします・・・私はスクールアイドル同好会を存続させたい」

エマ「その為には力を貸して欲しいの」ペコリッ

悠弓「勿論そのつもりです。スクールアイドル部には悪の三船財閥を筆頭にゴロゴロと金持ち共がいる」

悠弓「そんな連中を支持するほど、私たちは甘い考えは持っていません」

エマ「本当!?ありがとう!!!」

71: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/21(木) 01:36:52.04 ID:gzjj5alJ
エマ(神奈川県のスクールアイドル、青藍高校を味方に出来たのは大きい)

エマ(この調子でどんどん関東にも味方を増やそう)

悠弓「我々はどうすれば、エマさんにスクールアイドル部を倒してもらえるか」

悠弓「独自に調査をしています」

悠弓「マリカ、貴方の出番ですよ」

一之瀬マリカ「2年の一之瀬マリカです。よろしくぅ~」

マリカ「まずは、スクールアイドル同好会がスクールアイドル部に負けている要因からですね」

マリカ「存続を賭けたライブ勝負での敗北もありますが、根本的な原因はエマさんの人気です」

エマ(やっぱり・・・そこなんだね)

マリカ「仮にスクールアイドル同好会にせつ菜さんが一人で残ったとします」

マリカ「その場合と比べても、今よりも遥に高い支持を得られていたはずです」

マリカ「それがエマさんであるが故に、支持を得られない」

エマ「うん・・・」

マリカ「でも安心してください。人気なんてやり方次第では何とかなります」

マリカ「もう一つの要因は、やはり支持を表明している学校に」

マリカ「東京の上位スクールアイドル。μ's、A-RISE、東雲学院、藤黄学園が居ることも大きいです」

マリカ「この4つの発言力はスクールアイドル界では大きいですから」

マリカ「全国のスクールアイドル達も彼女たちの意向に従うのが現状です」

エマ「・・・・・人気のグループだからね」

73: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/21(木) 01:56:36.02 ID:gzjj5alJ
悠弓「エマさんの不人気と支持を表明している人気グループが重なり」

悠弓「絶大な差が生まれているというのが現状」

悠弓「絶望的ね。まるで日本と世界を敵に回した長州と同じくらい」

エマ「・・・・・」ポロポロ

エマ「うぅぅぅ・・・」ポロポロ

マリカ「でも、まだ諦めるのは早いです」

マリカ「エマさんを支持している四校を見てください」

悠弓「沼津で瞬く間に急成長を遂げたスクールアイドルAqours」

悠弓「函館の姉妹アイドルSaint_Snow」

悠弓「熊本の怪童OTEMO-YAN」

悠弓「奈良の異端児Shika⇒Okehan」

マリカ「この4つの学校は、関東ではまだまだ知名度は無いですが実力はμ's達に引けを取らない」

マリカ「地方であるが故に苦戦を強いられていますが・・・大会で上位成績を残せば」

マリカ「注目度も増して一気に発言力も大きくなる」

マリカ「そうすれば・・・エマさんだって支持をしてくれる層が増えること間違いなしです」

78: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/21(木) 20:58:29.28 ID:gzjj5alJ
エマ「まだチャンスはあるってた事だよね!!!」

エマ「よーし、私頑張る」

エマ(たとえ今は不利な状況でも・・・力を合わせれば奇跡だって起こせる!!!!)

プルルルルルルプルルルルルルルルル

エマ「電話だ・・・・」

エマ「ちょっと席を外すね・・・・」

ガラガラガラッ

悠弓「・・・・・・」

マリカ「やる気満々って感じですね」

悠弓「そうでなきゃ困る。エマさんにはぼろ雑巾の様に働いても貰わないと」

悠弓「我々のオフィーリアである、桜坂しずくを是非青藍高校に・・・迎え入れるまでは・・・」

マリカ「フフフフ」

79: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/21(木) 21:00:10.59 ID:gzjj5alJ
プルルルルルルプルルルルルルルルル

エマ「ここなら誰にも迷惑が掛からない」

ピッ

エマ「もしもし・・・・」

↓レスコンマ
コンマ 奇数 エマさんに嬉しいお知らせ
コンマ 偶数 エマさんに不幸なお知らせ

82: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/21(木) 21:23:11.63 ID:gzjj5alJ
鹿角聖良「私です。Saint Snowの鹿角聖良」

エマ「聖良ちゃん!!!」

聖良「嬉しいお知らせがあります」

聖良「東京の結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル部が・・・エマさんと合同でライブを行いたいと持ち掛けています」

エマ「え・・・・本当!!!」

聖良「はい。もし合同ライブが上手く行けば・・・コラボ効果でスクールアイドル同好会にも追い風が来ると思います」

エマ「でもどうして、いきなり」

理亞「お姉さまが1週間かけて説得してしてくれたのよ!!!!」

理亞「毎日毎日・・・根気よく粘って・・・感謝しなさいよ!!!!」

聖良「理亞も一緒に説得してくれたんです」

聖良「スクールアイドル同好会をいきなり廃部とはやはり、納得できません」

聖良「私が同じ状況でも、エマさんと同じ選択をします」

エマ「ありがとう・・・・聖良ちゃんに理亞ちゃん・・・」ポロポロ

聖良「泣くのは早いですよ、居場所を取り戻してからです」

エマ「分かっているけど・・・・分かっているけど・・・・」ポロポロ

84: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/21(木) 22:36:13.63 ID:gzjj5alJ
エマ「なんだか今日は最高の1日になりそう」

エマ「味方が増えてくれるのも実感している」

エマ「この調子ならもっともっと、良いことが起きそうだよ♪」

エマ「待っててみんな、私が目を覚まさしてあげる」

エマ「同好会を取り戻して・・・・happyendにするから」

↓レスコンマ
1~50 さらに良いことが起きる
51~70 エマさんのファンに出会う
71~99、00 幸運続きの反動が訪れる

85: 名無しで叶える物語(あら) 2021/01/21(木) 22:37:34.04 ID:no1MJ2go
これは責任重大

89: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/21(木) 23:51:01.38 ID:gzjj5alJ
プルルルルルルプルルルルルルルルル

エマ「また電話だ」

エマ「もしもし・・・」

聖良「聖良です。またしても良い情報があります」

聖良「北海道のスクールアイドル、SugarWing、あしも☆え〜る、KissBear等・・・」

聖良「みんなエマさんを支持すると言っています」

聖良「これで北海道はエマさん勢力です」

エマ「本当に!!!!」

理亞「お姉様はずっと、北海道全域を駆け巡って説得していたんだから・・・感謝しなさい」

聖良「半分は理亞が説得してくれたんですけど」

エマ「本当に・・・ありがとう・・・二人には感謝しきれないよぉ」ポロポロ

理亞「な、泣くのはまだ早いんだから/////」

理亞「負けないように頑張るの/////」

94: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/22(金) 20:25:44.68 ID:+PPpJyzP
エマ「凄い・・・私、北海道全てを味方につけたんだ」

エマ「最初に北海道で聖良ちゃんと理亞ちゃんのところへ行って良かった」

エマ「この調子なら、もっともっと凄いことが起こりそうな気がする・・・・」

エマ「何かもっと、起こらないかな~」ワクワク

↓レスコンマ
コンマ 奇数 さらなる出来事を期待する
コンマ 偶数 現状で十分満足

98: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/22(金) 20:39:53.69 ID:+PPpJyzP
エマ「もっと良い出来事に期待しても良いかもしれない」

エマ「私だって・・・・せつ菜ちゃんくらい、恵まれたい」

エマ「ファンもいっぱい欲しい、人気者になりたい」

エマ「欲張っても良いよね?」


↓レスコンマ
1~30 さらに良いことが起きる
31~50 エマさんのファンに出会う
51~99、00 幸運続きの反動が訪れる

99: 名無しで叶える物語(あら) 2021/01/22(金) 20:41:26.89 ID:mLynv+83
神様お願いします

102: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/23(土) 17:05:34.89 ID:wb/Obsxy
プルルルルルルプルルルルルルルルル

プルルルルルルプルルルルルルルルル

エマ「また電話だ・・・今度は・・・何かな」ワクワク

エマ「家族からだ。一体何だろう」

↓レスコンマ
1~30 不幸度 小の知らせ
31~60 不幸度 中の知らせ
61~90 不幸度 大のお知らせ
91~99、00 不幸度 地獄のお知らせ

103: 名無しで叶える物語(茸) 2021/01/23(土) 17:07:15.36 ID:Tal7H22p
それ

104: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/23(土) 17:25:09.39 ID:wb/Obsxy
エマ「もしもし、どうしたの?」

エマ妹「・・・・・」

エマ妹「・・・・・」ポロポロ

エマ妹「パパとママが・・・・パパとママが・・・・」ポロポロ

エマ「え・・・・ぇぇぇ」

衝撃的な事実だった。お父さんとお母さんが旅行中に誤って
海に転落して、行方不明になったという知らせだった

エマ妹「3時間も捜しているのに・・・見つからない・・・・見つからないよぉ・・・・」ポロポロ

エマ妹「もう・・・パパとママは・・・・」ポロポロ

エマ「諦めないで!!!絶対見つかるから・・・諦めちゃダメだよ」

エマ「神様にお祈りしよう。きっと祈りが届けば・・・・見つかるから」

エマ(どうして私は考えなかったのだろう。幸運の裏には常に不幸が潜んでいることを)

エマ(今までの幸運は全ては、お返しします・・・私ならどんな不幸になっても構いません)

エマ(だからお父さんとお母さんを助けてください)

110: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/23(土) 17:45:44.26 ID:wb/Obsxy
・・・・・・・

生徒会室

栞子「・・・・・・」カタカタカタカッ

栞子「・・・・・・」カタカタカタカッ

栞子(生徒会の仕事ばかりしていては、スクールアイドル活動に支障が出ます)

栞子(明日はなんとか、部活動に参加したいです)

栞子(エマさんの説得も・・・そろそろしておかないと)

栞子(手を取り合いたい。私たちは同じスクールアイドルなのですから・・・敵対なんて悲しすぎます)

ガチャッ

副会長「もう全生徒が帰りましたよ」

副会長「栞子さんはまだ帰らないのですか?」

栞子「今、エクセルでマクロを組んでいます」

栞子「情報処理学科では無いので苦戦はしていますが」カタカタカタカッ

栞子「今後の生徒会の仕事を短縮できます・・・」

副会長「凄い助かっています、前の生徒会長の時は残業続きだったので」

栞子「効率の悪い事をして時間をロスするのは勿体ないですからね」

副会長「栞子さんには、もっと早く生徒会長になって欲しかった」

栞子「・・・・副会長は前生徒会長の中川菜々さんの事は好きでしたか?」

副会長「そうですね・・・」

↓レスコンマ
コンマ 奇数 好きだった
コンマ 偶数 嫌いだった
コンマ ゾロ目 ファンでした

111: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2021/01/23(土) 17:49:17.20 ID:hOmGer+i
ほい

112: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/23(土) 18:03:30.13 ID:wb/Obsxy
副会長「嫌いです」

副会長「すぐ物を無くす、声がどこへ行っても大きい」

副会長「落ち着きがない、仕事のミスが多い」

副会長「2つ以上の仕事を与えると混乱してフリーズする」

副会長「物事を先送りにして、ギリギリまで放置する」

副会長「言い出したらキリが無いです。どうしてあんな人が生徒会長になったのか」

副会長「そしてなろうとしたのか・・・不思議で仕方がありません」

栞子「・・・・・」

栞子(やっぱり嫌われていますね・・・・でなければ私が簡単に生徒会長になれるはずが無い)

栞子「私は、嫌いではありません。中川菜々さんの事」

栞子「不器用でダメなところも多いですけど、頑張っている姿や笑顔を見ていると」

栞子「癒されます」

副会長「私は嫌ですね。時間を返して欲しいです」

115: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/23(土) 18:16:45.78 ID:wb/Obsxy
栞子(せつ菜さんは、ハッキリ言って生徒会長としての適性は皆無です)

栞子(私が生徒会に興味を持ったのは、生徒会長である中川菜々さんがあまりに杜撰だったから)

栞子(生徒会長を私は早く辞めさせたい。生徒が可哀想だと)

栞子(そう思ったのがキッカケでした)

栞子(でも今なら・・・・・・私は生徒会長にならない未来もあっても良かったと思います)

栞子(せつ菜さんは学園を愛していた。生徒の名前や顔も全員覚えるくらい)

栞子(きっと全生徒の中で一番に・・・)

栞子(そのせつ菜さんから私は奪ってしまった)

栞子(支えるべきだった、最近はそう思えるのです)

栞子(だからこそ、今後はせつ菜さんのような適性皆無な人でもそれなりに出来るように)

栞子(作成手順のマニュアル、マクロを組んだExcelやWord…アプリなどを作ります)

116: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/23(土) 22:29:43.55 ID:wb/Obsxy


中川家

せつ菜「お母さま・・・・」

中川母「どうしたのせつ菜、お小遣いなら成績オール5を取るまでは無いわよ」

せつ菜「参考書を買う為のお金を頂きたいのです」

中川母「参考書・・・分かった。いくら出せばいいの?」

せつ菜「11万円です」

中川母「は?お父さんの給料の半分もするの?」

中川母「今月はローンで沢山支払いが多いから・・・ダメよ」

中川母「それに11万円の参考書って何?」

せつ菜「えっと・・・・美術の参考書なんです。」

せつ菜「今の時代、東大生はみんな芸術に触れて・・・感覚を研ぎ澄ましていると先生がおっしゃってました」

せつ菜「お願いします・・・・私、東大に行くためにはどうして欲しいんです!!!」

せつ菜(勿論嘘・・・部活動で11万が必要になったから言っているだけ)

せつ菜(うちの家はバイトも禁止だから・・・・こうするしか方法はありません)

せつ菜(お母さま・・・・ごめんなさい)

中川母「・・・・・・」

↓レスコンマ
コンマ 奇数 お金を出す
コンマ 偶数 せつ菜の嘘を見破る

117: 名無しで叶える物語(おにぎり) 2021/01/23(土) 22:30:28.41 ID:YNm6rfbO
はい

119: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/23(土) 22:40:45.45 ID:wb/Obsxy
中川母「東大生が美術を学んでいるなら・・・・」

中川母「菜々も学ばないといけないわね」

中川母「今から消費者金融から借りてくるから待ってて」

せつ菜「消費者金融・・・・・・」

中川母「心配しなくてもいいわよ。リボ払いなら月々の返済はそんなに掛らないから」

せつ菜(私はスクールアイドル部の活動の為とは言え、とんでもないことをしています)

せつ菜(私は歩夢さんと一緒にステージに立ちたい・・・それだけの願いなのに・・・・)

126: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/23(土) 22:57:49.34 ID:wb/Obsxy
・・・・・・

近江家

彼方「土曜日の朝 5:00から~9:00まで牛丼屋でアルバイト」カキカキ

彼方「そこから9:30~18:00までスーパーでアルバイト」カキカキ

彼方「18:30~22:00までは家電量販店でアルバイト」カキカキ

彼方「帰って家では内職のストッキングをたたむ仕事・・・・」カキカキ

彼方「日曜日は朝 5:00~10:00までコンビニのアルバイト」カキカキ

彼方「10:30~18:30までスーパーのアルバイト」カキカキ

彼方「19:00~22:00まで飲食店でアルバイト」カキカキ

彼方「そして帰って・・・・内職」カキカキ

彼方「平日は、スクールアイドル部の活動があるから」カキカキ

彼方「19:00以降しか働けないから・・・」

彼方「あれ・・・高校生は8時間以上働いたらいけない決まりがあったかなぁ~?」

遥「お姉ちゃん、お風呂上がったよ~」

彼方「!!!!!」

サッ

遥「お姉ちゃん、何か隠してなかった?」

彼方「何でもないよぉ~」

遥「本当に?」

彼方「本当に何もないから・・・・彼方ちゃん。お風呂入るね~」

遥「・・・・・・」

遥「変なお姉ちゃん」

128: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/23(土) 23:21:43.88 ID:wb/Obsxy
宮下家

宮下父「新作のもんじゃ焼きだ。味見してくれ」

愛「いただまーす」

宮下ココ「美味しい・・・これってチーズだよね?」

宮下母「最近チーズ牛丼がブームでしょ?」

宮下母「だから7種類のチーズをブレンドして混ぜたのよ」

ココ「私大好き、今度優理ちゃんや遥ちゃんにも食べさせたい♪」

宮下母「良いわよ。みんな呼んでちょうだい」

愛「・・・・・・」

宮下父「愛は・・・気に入らなかったか?」

愛「そういう訳じゃないけど・・・」

愛「ちょっと話があって」

宮下父「何だ、言ってみろ」

愛「11万円出して欲しいんだけど」

宮下母「愛がお金の話を言うなんて珍しい」

宮下母「ココはすぐに要求するのに」

ココ「私がいつも言っているのは・・・ス、スクールアイドルの活動費」

ココ「東雲学院のスクールアイドル活動は結構かかるんだ」

愛「アタシもそうなんだ。スクールアイドル活動しているから」

宮下父「愛・・・お前が・・・スクールアイドル活動」

宮下母「大丈夫?何か聞かれたりしなかった?」

宮下母「ココが活動をした時だって・・・お母さんは心配だったのよ」

宮下母「万が一昔の過去がバレたら・・・・」

愛「大丈夫、ほら・・・・髪も金髪に染めてるし・・・」

愛「口調も全然変えているから」

宮下父「そうか・・・・」

ココ「お姉ちゃん・・・・」

愛「・・・・・」

愛(確かに、あんまり目立つ活動をし続けると・・・いずれバレてしまう危険性がある)

愛(いや、すでに篠宮あきるにはバレているけど・・・・)

135: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 18:08:38.46 ID:+zJeTg4T
宮下愛の部屋

愛「篠宮あきる、青藍高校二年生のフィギュアスケート部所属」

愛「数々のフィギュアスケートの大会で好成績を残し」

愛「昨年、世界選手権に出場を果たすがその時の怪我が元で」

愛「現在は復帰を目指しリハビリ中・・・・」

愛「趣味は人間観察・・・・」

愛「・・・・・厄介な人に目を付けられたなぁ、まったく」

愛「愛さんのスクールアイドル生活もここまでか」

愛「これ以上いると迷惑が掛かるよね」

愛(もしも愛さんの過去がバレたら、虹ヶ咲でのスクールアイド活動は終わってしまう)

愛(私だけなら、ともかく・・他の部員にまで影響を及ぼすのは良くない)

トントンッ

ココ「お姉ちゃん、入っていい?」

愛「入っていいよ」

愛「ココがここに来るなんて、珍しいね。ココだけに」

ココ「・・・・・」

ココ「しょうもない。ダジャレを聞きに来たんじゃない」

ココ「遥ちゃんと今度相談したんだけど」

ココ「今度私とお姉ちゃん、遥ちゃん、彼方さんの4人で姉妹ライブを開催しようと思うんだけど」

ココ「お姉ちゃんは参加してくれる?」

愛「悪いけど、愛さんは一匹オオカミだから」

愛「一緒に関わらないほうが良い」

136: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 18:14:08.66 ID:+zJeTg4T
ココ「・・・・・」

ココ「私はお姉ちゃんと一緒にライブ・・・したかったけど」

愛「ごめんね。ココ・・・人前に見せないライブならいくらでもやってあげるから」

愛「・・・・・」

愛(私だって本当はココと一緒にライブしたいよ)

138: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 18:27:16.32 ID:+zJeTg4T
・・・・・・

愛さんの通っていた塾には、とても明るく元気な女の子が居た

すぐに打ち解けて、誰とでも仲良くなる

孤立して、友達も誰一人いなかったアタシとは全然大違い・・・陽キャラの頂点みたいな子だった

高方結友「ねぇ・・・何読んでいるの」

愛「車輪の下、ヘルマンヘッセ」

愛「用がないなら話しかけないで」

結友「私と一緒にかくれんぼしない?」

愛「私はそういうのは・・・」

ガシッ

結友「ほら・・・行くよ♪」

愛「ちょっと!!!!!」

私は彼女に外で遊ぶ楽しさ、スポーツの楽しさ・・・みんなで楽しむ楽しさを教わった

・・・・・・・・

男の子「ハァハァ・・・やっぱすごいな結友と愛は」

女の子「流石、友&愛コンビ・・・かけっこでも鬼ごっこでも勝てない・・・」

結友「フフフフ」

愛「ハハハハ」

140: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 18:33:52.07 ID:+zJeTg4T
愛「明日も公園で遊ぼうよ」

結友「ごめん、明日は友達との約束があって」

愛「じゃあ、一緒に遊べば良いじゃん」

結友「その子・・・私と二人っきりで遊びたいんだ」

結友「他の子と一緒に居ると・・・怒るっていうか・・」

愛「ふーん・・・・変わっているね。みんなで遊べばいいのに」

結友「愛だって、ちょっと前まで一人で居たじゃない」

愛「それは/////」

結友「来週、また遊ぼう♪」

愛「うん・・・・・」

しかし、それが元気な高方結友を見た最後の姿だった

141: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 18:53:05.69 ID:+zJeTg4T
それから3日後。高方結友は亡くなった

原因は父親からの 的虐待・・・・・

毎日毎日、繰り返して行われていたらしく

過度な 的虐待での・・・・出血多量での死亡

愛「・・・・・」

宮下母「まさか・・・本当だったとはねぇ」

宮下父「塾の講師や学校の先生に助けを求めていたみたいだ」

宮下父「でも、あそこの父親は議員で愛想も良くて、近隣住民からも良い印象を受けていたから」

宮下母「みんな、本当の事だと相手にしなかったのよね」

愛「は?助けを求めている子供の声を無視して、大人を信じたわけ?」

愛「大人ってみんなそうなの?」

愛「アンタ達は汚いよ・・・助けを求めているのを知っておきながら無視した」

愛「同罪・・・反省しろ!!!」

宮下母「愛!!!」

パシンッ

愛「・・・・・・・」

愛「フフフフ、大人は子供を暴力で黙らせる・・・」

愛「フフフフ、ハハハ」

142: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 19:02:06.07 ID:+zJeTg4T
・・・・・・

大人の汚い暴力から子供を守るには、暴力で対抗するしかない

愛「第2、第3の結友みたいな被害者が出る前に・・・・」

愛「息の根を止める」

・・・・・・

オッサン「ねぇそこの君・・・」

オッサン「・・・・50,000円でどう?」

JC「それだけ出すなら良いけど♪」

オッサン2「さぁ・・・ホテルに行こうか?」

Jk「その前に前払い3万っしょっ」

愛「・・・・・・」

愛(探せばうようよ居る・・・汚い大人はどこにでも)

愛(本来なら大人は、子供を正さなければいけないのに)

愛「この二人から始末するか」

143: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 19:06:51.57 ID:+zJeTg4T
2時間後

オッサン「ふぅ・・・・満足満足」

愛「気持ち悪い・・・こんな大人・・・」

愛(子供を食い物にして・・・何が満足だ・・・・)

愛「しねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

オッサン「えっ・・・」

グサッ

愛「死ね死ね死ね死ね」

グサッ

グサッ

オッサン「ぎぉゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃ」

オッサン「だ゛ぇぅぅぅぅぅぅぇ」

オッサン「」ガクッ

愛「ハァハァ・・・」

愛「殺した・・・アタシ・・・・」

愛「うっ・・・・うぇぇぇぇぇ」

ビチャビチャビチャ

愛(どんな屑とはいえ、相手は人間・・・・それを殺してしまった)

愛「うぇぇぇぇぇぇ」

ビチャビチャビチャ

144: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 19:09:58.21 ID:+zJeTg4T
愛「ただいま・・・・」

宮下母「今日は随分遅かったわね」

宮下父「何をしていたんだ」

愛「勉強だよ。友達とちょっと長引いちゃって」

宮下母「そう・・・・でも次からは気を付けて」

宮下母「それと・・・・服に赤いのが付いているけど何?」

愛「!!!!!!」

愛「トマトジュースこぼしちやったから・・・えへへへ」

宮下父「みっともない」

145: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 19:16:48.35 ID:+zJeTg4T
それから私は人を殺した

・援助  を目的とした汚い大人
・生徒に手を出した先生
・少女  斡旋業者
・女の子を頻繁に連れ去って襲う屑
・自分の娘に手を出そうとした親・・・・等

気づけば20人くらいは殺したと思う

警察も捜査には手こずっていた・・・・まさか7歳の女の子が殺しているとは・・・

日に日に罪悪感が芽生えて、眠れない日々も続いた
食事ものどが通らず・・・5キロ痩せた
殺した感覚が手に残り、精神的にもかなり参った

146: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 19:23:39.82 ID:+zJeTg4T
トントンッ

警察「宮下愛さんは居ますか?」

宮下母「はい・・・居ますけれど」

宮下母「ウチの娘が何かしましたか?」

愛「殺したの・・・・人を沢山」

宮下母「え・・・」

愛「意外と遅かったね。もっと早く来るかと思ったけど」

宮下母「愛・・・冗談じゃすまないのよ」

宮下母「本当の事を言って!!!!!!」

愛「事実だよ」

宮下母「うぅぅぅぅぅ」ポロポロ

ココ「お姉ちゃん・・・・」ポロポロ

宮下祖母「あぁぁぁぁぁぁぁぁ」

バタンッ

愛「おばあちゃん・・・・おばあちゃん・・・」

初めて重大さに気づいた。なんて事をしたのだと

147: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 19:30:40.72 ID:+zJeTg4T
当時のアタシの年齢もあり、マスコミや警察関係・・・全てにおいて

緘口令が敷かれ、全てが極秘で行われた・・・・そのおかげでテレビや雑誌には

宮下愛という名前は載らず、世間にも知られなかった

私は家庭裁判所や精神病院に通院するなど・・・家に帰れたのは
中学生になってからだった・・・・・

おばあちゃんは、私が犯罪を犯したショックで倒れ
そのまま今も寝たきり状態となった

お父さんやお母さん・・・妹に・・・・どれだけ迷惑を掛けたのか分からない

一生償いきれない罪を背負ってしまった・・・

149: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 22:08:20.18 ID:+zJeTg4T
・・・・・・

鹿角家

聖良「うーん・・・・」

聖良「北海道がいくらエマさんの味方であるとしても」

聖良「所詮は都道府県の1つの地方でしかない」

聖良「やはり東京に切り込まなければ・・・・」

理亞「お姉様・・・・いよいよですか?」

聖良「そろそろ戦っても良い頃ですね」

聖良「東京のスクールアイドルの一つ」

聖良「μ'sと・・・・」

聖良「上手く行けば、スクールアイドル界が大きく変わります」

聖良「今まではスクールアイドルの運営などは、東京とその近辺の声が強かった」

聖良「理由は、東京やその周辺のスクールアイドルが大会では好成績を残し」

聖良「地方のスクールアイドルは実績が無く、弱い存在でした」

聖良「しかし・・・μ'sを倒すことが出来たなら」

理亞「地方の発言力も増す・・・・」

聖良「その通り」

聖良「フフフフ、さっそく電話をして・・・」

151: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 22:15:50.02 ID:+zJeTg4T
・・・・・・・

次の日

中川家

せつ菜「11万円・・・・」

せつ菜「消費者金融から借りてまで、私はスクールアイドルをやる意味は・・・・」

せつ菜「・・・・」ポロポロ

せつ菜「泣いてはいけません!!!これからが本番です!!!!」

せつ菜「歩夢さんと肩を並べてライブに出場するまで頑張ります!!!!」

せつ菜「イ`^ᗜ^リ ペカー」

せつ菜「しかし、ちゃんと持っていかなければ」

せつ菜「用意したのに、忘れたでは・・・恥ずかしいですから」

せつ菜「ちゃんと・・・封筒に入れて・・・・鞄の中に入れる・・・・」

プルルルルルルプルルルルルルルルル

せつ菜「電話!!!」

ピッ

せつ菜「はい!!!」

侑「せつ菜ちゃん!!!凄い事になったよ」

侑「μ'sとSaint Snowがライブで勝負するらしいんだ!!!!」

侑「とりあえず、今から部室に来て」

せつ菜「わ、分かりました」

152: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 22:27:20.47 ID:+zJeTg4T
スクールアイドル部 部室

栞子「μ'sとSaint Snowがライブで勝負をする」

栞子「まさか・・・こんな事になるとは思いませんでした」

しずく「一体どうして・・・」

璃奈「簡単な事・・・μ'sを倒して東京で一躍有名に・・・なろうとしている」

かすみ「でもどうしてμ'sなんですか?」

かすみ「A-RISEや東雲学院、藤黄学園だっているのに」

彼方「おそらくはエマちゃんの事も関係してるかも~」

ランジュ「エマが?どうしてなの?」

侑「μ'sはスクールアイドル部の一番の支持してくれているところ」

侑「そして東京でも勢いのある勢力」

侑「それを倒せば、一気に東京での支持を得て」

侑「スクールアイドル同好会に対しての後押しにもなる」

歩夢「せっかくエマさん以外移籍したのに・・・・」

栞子「北海道は、スクールアイドル同好会の味方だという情報も聞きます」

栞子「部長である私の責任です。申し訳ございません」

侑「栞子ちゃんは悪くないよ」

侑「悪いのは廃部が決まったのに、頑なに認めないスイス人の人だから」

果林「そうよ。決まったことを蒸し返す幼稚なエマが悪いの」

153: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/24(日) 22:33:16.04 ID:+zJeTg4T
せつ菜「・・・・・・」

愛「それでどうするの?」

愛「スクールアイドル部としては、どういった立場を取るのか」

栞子「勿論、すでに考えは決めています」

栞子「スクールアイドル部としては・・・・」

↓レスコンマ
コンマ 奇数 μ'sを応援する
コンマ 偶数 どちらも応援せず静観する
コンマ ゾロ目 Saint Snowを応援する

154: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2021/01/24(日) 22:34:23.38 ID:1DlR3EvS
ほいほい

161: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/25(月) 21:17:22.37 ID:1c6EvLLJ
栞子「虹ヶ咲スクールアイドル部は、どちらも応援せず静観します」

かすみ「でもしお子、μ'sが勝たないと・・・かすみん達の状況は悪くなりますよ」

彼方「Saint Snowはエマちゃんの完全に味方だから~」

彼方「もし勝つとなると、状況が悪くなるよぉ~」

侑「μ'sは私たちを応援してくれているよね」

侑「それなのに、こっちは応援しない っていうのは・・・・」

栞子「私は、エマさんもこのスクールアイドル部にゆくゆくは加入して欲しいと考えています」

栞子「だからエマさんを支持しているSaint Snowとも極力対立するのは避けたい」

栞子「そしてμ'sも最近、高坂穂乃果さんで良くない噂を聞きます」

栞子「やはりそちらも素直に支持するという訳にはいきません」

愛「へぇー、しおってぃーなりに考えているんだね」

侑「穂乃果ちゃん暴走しているかな?いつも通りだと思うけど」

歩夢「でも・・・・この前来たときは、凄かったって」

侑「歩夢、実際に見ていないのにさ。憶測で人を語るのは止めようね」

侑「そうやってさ・・・偏見で語るなら補導された歩夢は屑じゃん」

歩夢「ごめん、侑ちゃん」

侑「謝るのは私じゃないよ。穂乃果さんだよ」

侑「ほんと、そういうところだよ。歩夢の悪いところは」

かすみ「でも、本当に様子がおかしかったです」

侑「穂乃果ちゃんにだって、いつもと違うことくらいあるよ」

侑「だから・・・・この話は終わろう」

侑「穂乃果の話は禁止」

162: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/25(月) 21:26:58.92 ID:1c6EvLLJ
歩夢「(´・ω・`)」

せつ菜(どうして、侑さんは歩夢さんに対して厳しいのですか)

せつ菜(そこまで、歩夢さんが悪いわけじゃないのに・・・・)

せつ菜(可哀想です・・・・)

侑「もうすぐ朝のチャイムが鳴るね」

侑「最後に、みんな11万円を回収するから出して」

果林「昨日、給料が出たから・・・11万円余裕で渡せるわ」

璃奈「お父さんが振り込んでくれたから・・・・」

愛「愛さんも用意したよ」

ランジュ「この程度のお金・・・余裕だわ」

歩夢「はい・・・侑ちゃん」

彼方「彼方ちゃんの全財産だよぉ~」

栞子「みんなで出し合うっていうのは新鮮で良いものですね」

しずく「先輩、どうぞ」

かすみ「かすみんもちゃんと準備しましたよ」

侑「後はせつ菜ちゃんと・・・・ミアちゃんだね」

栞子「ミアさんの分は私が預かっています。今日も学校を休むみたいなので・・・・」

せつ菜「・・・・・・・」

せつ菜「えっと・・・・」

↓レスコンマ
コンマ 奇数 ちゃんと持ってきた
コンマ 偶数 家に忘れた

163: 名無しで叶える物語(なっとう) 2021/01/25(月) 21:29:33.91 ID:mlcT3qbV
ほい

165: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/25(月) 22:19:11.43 ID:1c6EvLLJ
せつ菜「ちゃんと持ってきました」

侑「意外だなぁ、せつ菜ちゃんの事だから忘れていると思ったよ」

かすみ「せつ菜先輩は、注意欠如ですから」

しずく「偉い偉い♪」

ナデナデ

せつ菜(なんだか皆さんに馬鹿にされている気がします)

侑「栞子ちゃん、放課後は・・・・このお金の使い道を考えよう」

栞子「はい」

栞子「みなさん・・・ありがとうごさいます」ペコリッ

196: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 01:06:45.15 ID:QnrUV1k/

・・・・・・・・

・・・・・

・・・・

μ'sの誕生は、学校を廃校阻止する為に高坂穂乃果がスクールアイドルを利用したのがキッカケだった

国立音ノ木坂学院は、入学希望の生徒が減少し・・・・学校の運営自体が危ぶまれていたからだ

高坂穂乃果、園田海未、南ことりで始めたスクールアイドルも

次第に小泉花陽、星空凛、西木野真姫

矢澤にこ、絢瀬絵里、東條希と増え・・・9人体制になり

様々な場所で廃校阻止を訴え、無事に成功する

そこまでは楽しかった。毎日が充実して・・・・この9人でずっと末永く楽しんでいけたら良いとさえ思えた

しかし、μ'sが知名度を上げて有名になるにつれ、穂乃果は変わってしまった

廃校阻止が成功した後は特に・・・・

197: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 01:09:29.06 ID:QnrUV1k/
ことり「どうかな、今回の衣装」

凛「うわぁ・・・とっても可愛いにゃ!!!」

凛「かよちんに絶対に似合っていると思う」

花陽「そうかな/////」

絵里「ちょっと大胆なような気もするけど」

希「ウチも全然文句ない」

にこ「早速、制作に取り掛かって」

穂乃果「待って」

穂乃果「その衣装のデザイン、Aqoursに似たようのが既にあったよ」

穂乃果「ほら・・・これ」

海未「確かに、言われてみれば少々似ているかもしれませんが」

海未「このくらいなら・・・」

穂乃果「ダメだよ。そんなの」

穂乃果「Aqoursって私達μ'sの後追いで始めた田舎者だよね」

穂乃果「私達と同じ、スクールアイドルを使って廃校阻止をしようとしたけど」

穂乃果「失敗した敗北者じゃん」

穂乃果「そんな奴らと同じ土台に立ちたいと思う?」

穂乃果「私達は東京のμ's、常にみんなより一歩先を行くのが普通だよね」

穂乃果「ことりちゃん、やり直しだよ」

ことりは、その後も何度も穂乃果から衣装のデザインを没にされた

198: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 01:11:07.02 ID:QnrUV1k/
真姫「海未の歌詞に、曲を付けたんだけど・・・どう?」

希「良いやん」

絵里「うん・・・実によくできていると思うわ」

ことり「これなら、次のライブにピッタリだね♪」

穂乃果「・・・・・」

穂乃果「論外だよ」

真姫「え・・・・」

穂乃果「なんかさぁ・・・私が歌う気分になれないんだよね」

穂乃果「このままじゃ・・・」

穂乃果「もっとさ、全体的にテンポを早くしてよ」

穂乃果「これじゃ遅すぎる」

真姫「分かったわ・・・来週までに仕上げるから」

穂乃果「明日だよ」

海未「ほ、穂乃果!!!」

穂乃果「だって、新曲でライブに挑むんだよね?」

穂乃果「練習時間は確保しないと」

穂乃果「私達は素人のお遊戯をするんじゃないんだから」

穂乃果「明日までに修正したの見せてね」ニコッ

199: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 01:13:21.31 ID:QnrUV1k/
次の日、真姫は穂乃果の注文通りの曲を作り上げた

だが徹夜した真姫に対して・・・・

穂乃果「・・・・・」

穂乃果「なにこれ」

穂乃果「全然ためだよ」

穂乃果「もっとさ、曲のテンポを考えてよ」

穂乃果「早ければ良いってものじゃない」

穂乃果「ちゃんと真面目に作曲してる?」

穂乃果「真面目にしているなら才能無いよ、真姫ちゃん」

真姫「・・・・・」

海未「穂乃果!!!!あなたと言う人は・・・どうして文句ばかり」

穂乃果「事実を言っているだけなのに」

海未「真姫は穂乃果が文句を言ったから、修正したのに・・・」

海未「またダメだしするなんて・・・しかもテンポを上げろと言ったのは穂乃果です」

穂乃果「しっくり来なかったんだから仕方ないじゃん」

絵里「そんなに文句があるなら穂乃果がやってみなさい」

穂乃果「何で?私の役目じゃないよ」

穂乃果「作曲するのは真姫ちゃんの役目、私はその曲で歌うのが役目」

穂乃果「それぞれ役割分担があるんだから・・・私はしないよ」

希「穂乃果・・無茶苦茶やわ」

真姫「分かったわよ・・・・やるわよ」

その後、真姫は1週間徹夜した

200: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 01:14:52.88 ID:QnrUV1k/
練習でも穂乃果は暴走した

穂乃果「さぁ、みんな。もう一度さっきのステップから始めるよ」

花陽「ハァハァ・・・」

ことり「ハァハァ・・・」

希「アカン・・・きつ過ぎる・・・・・ハァハァ」

凛「穂乃果ちゃん、休憩するにゃ」

海未「みんな相当疲れています・・・・少しだけでも休憩を」

穂乃果「ダメだよ」

穂乃果「休んでも良いのは頑張った人だけ」

穂乃果「私たちは何も頑張れていない」

穂乃果「今度のライブには、全員でバク転する演出があるんだから」

絵里「それは穂乃果が勝手に決めた事でしょ」

穂乃果「部長のにこちゃんも賛同してくれたよ」

にこ「・・・・・12時間も説得されたら折れるに決まっているわ」

穂乃果「成功するまでは、休憩なしだよ」

花陽と希は・・・その後保健室に運ばれた

201: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 01:16:51.52 ID:QnrUV1k/
穂乃果は他校のスクールアイドルにも・・・・

後輩のスクールアイドルA「あの・・・私達」

後輩のスクールアイドルB「μ'sのファンなんです」

海未「そうなのですか」

ことり「ありがとう・・・」

後輩のスクールアイドルA「μ'sの影響でスクールアイドルを始めたんです」

後輩のスクールアイドルB「ちなみに推しはにこさんです」

にこ「/////」

穂乃果「さっきライブ見たけどさ」

穂乃果「幼稚園の学芸会?」

穂乃果「まるで全然、ダメだったけど」

穂乃果「衣装もさ、私達μ'sとA-RISEを混ぜた創造性の無いものだし」

穂乃果「歌詞もチラシの裏に書いたポエムそのものだったよ」

穂乃果「正直、スクールアイドルの意味が無い」

穂乃果「μ'sの何を見てきてスクールアイドルを始めたの?」

穂乃果「にこちゃんの風評被害だから、μ'sの話はしないでね」

後輩のスクールアイドルA「!!!!!!」

後輩のスクールアイドルB「・・・・」ポロポロ

タッタッタッタ

海未「穂乃果!!!!!」

穂乃果「あの程度で泣いて逃げるようじゃ、スクールアイドルに向いてない」

穂乃果「半端な覚悟でスクールアイドルの世界に入って欲しくない」

穂乃果「私達は本気で頑張っているのに・・・」

202: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 01:19:33.80 ID:QnrUV1k/
・・・・・・・・

他にも色んな事があった。

穂乃果の暴走は止まることは無かった

そして今回もそう・・・・

海未「穂乃果!!!!」

海未「聞きましたよ、私達μ'sとSaint Snowのライブで勝負するという話」

海未「どうして勝手に決めるのですか!!!!」

ことり「ホノカチャン・・・せめてみんなには相談して欲しかった・・・・」

穂乃果「ちゃんとにこちゃんには相談したよ」

穂乃果「オーケー貰ったし」

海未「どうせ何時間もかけて無理矢理承諾させたのでしょう」

穂乃果「・・・・・・」

穂乃果「最近、地方のスクールアイドルが調子に乗ってきている」

穂乃果「誰が本当のスクールアイドルの覇者であるか、アピールする必要があると思った」

穂乃果「その為のライブだよ。みんなにとっても価値があると思う」

ことり「私たちは別に・・・一番のスクールアイドルになる為に活動していていないよ」

穂乃果「だったらことりちゃんは、勉強も良い成績を取らずに最下位になってみんなに譲れば」

穂乃果「私は勝ちたい、他者よりも上に・・・・圧倒的な頂点に立ちたい」

海未(スクールアイドルは穂乃果を変えた)

海未(今となっては言えますが)

海未(スクールアイドルなど始めず、廃校になってしまえば良かった)

海未(そうすれば、狂った穂乃果とは出会わずに済んだから・・・・)

203: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 01:38:05.22 ID:QnrUV1k/
・・・・・・・・

放課後

キーンコーンカーンコーン

穂乃果(海未ちゃんもことりちゃんも)

穂乃果(廃校を阻止するのが目的で始めた、スクールアイドル)

穂乃果(それが叶ったから、満足して終わろうとしている)

穂乃果(私は終わらせたくない、最高の輝きをまだ手に入れていないから)

穂乃果(それに・・・・私には)

にこ「穂乃果」

穂乃果「にこちゃん・・・・」

にこ「今のμ'sのメンバーには、アンタに対する不信感や不満が沢山寄せられている」

にこ「勿論メンバー以外からも穂乃果は、変わったという声を耳にするわ」

穂乃果「変わり続けることの良いことだよ」

穂乃果「現状維持では衰退する」

穂乃果「ついていけないなら辞めれば良い」

穂乃果「廃校阻止は叶ったんだから、無理にスクールアイドルを続ける必要もない」

穂乃果「たとえ私は1人になってもスクールアイドルをやり続ける」

穂乃果「虹ヶ咲と言う成功例もあるし」

にこ「・・・・・・」

ギュッ

穂乃果「え・・・・」

いきなりにこちゃんは私に抱き着いてきた

にこ「私はアンタを見捨てない、例えどんな事をしようとしても」

にこ「穂乃果がμ'sを始めなければ、私は音ノ木坂で虐めに耐え切れず自殺していた」

にこ「私の体には消えない傷もあるというのに、アンタは私の事を受け止めてメンバーに入れてくれた」

にこ「その時、どれだけ嬉しかったか・・・・」

にこ「だから私も穂乃果を最後まで受け止める」

にこ「一人で何か抱え込んでいるなら話してみなさい」

204: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 01:41:12.00 ID:QnrUV1k/
穂乃果「にこちゃん・・・・」

穂乃果「その言葉は本当に信用するに値するか」

穂乃果「好感度を測らせ貰うね」

にこ「・・・・・どういう事?」

穂乃果「璃奈ちゃんから貰ったんだ」

穂乃果「好感度測定器」

穂乃果「本当に私の事を受け止めてくれるなら」

穂乃果「それ相応の数値は欲しいかな」

穂乃果「例えば60以上は・・・・」

カチッ

↓レスコンマ 穂乃果→にこ 好感度

↓×2レスコンマ にこ→穂乃果 好感度

207: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 02:07:27.08 ID:QnrUV1k/
穂乃果→にこ 好感度 49

にこ→穂乃果 好感度 28

穂乃果「やっぱり思った通り・・・にこちゃんは私の事好きじゃない」

にこ「・・・・・」

にこ「確かに、嫉妬心はあった」

にこ「私が1年生の時に始めたスクールアイドルは失敗したのに」

にこ「絵里も希も私の時は微塵もスクールアイドルに興味が無かった」

にこ「でもアンタは、成功させて・・・・廃校も阻止した」

にこ「とても羨ましかった・・・」ポロポロ

穂乃果「にこちゃん・・・・」

穂乃果(絵里ちゃんと希ちゃんが同級生じゃなくて)

穂乃果(凜ちゃんと私が同級生だったら・・・・良かったのにね)

穂乃果「でもありがとう。私の事を好きじゃないのに、受け止めるって言ってくれて」

穂乃果「感情抜きで言ってくれるの良い先輩の証拠だよ!」

211: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 20:24:22.21 ID:QnrUV1k/


全国のスクールアイドルファンが選ぶ ベストランキング

ユニット部門
1 μ's(東京)
2 A-RISE(東京)
3 紫苑女学院スクールアイドル部(東京)
4 千歳橋高校スクールアイドル部(東京)
5 藤黄学園スクールアイドル部(東京)
6 東雲学院スクールアイドル部(東京)
7 Y.G.国際学園スクールアイドル部(東京)
8 結ヶ丘女子高等学校スクールアイドル部 Liella!(東京)
9 青藍高校スクールアイドル部(神奈川)
10 Saint_Snow(北海道)

1年生の部門
1 唐 可可(東京) 新設校から突如現れた怪物
2 三船栞子(東京) 和風で上品な品格を持つスクールアイドル
3 御堂優理(東京) ぶっきらぼうな女の子。女子からの人気は特に高い
4 嵐千砂都(東京) 新設校から出てきた奇才
5 桜坂しずく(東京) 演じているのか、素なのかハラハラさせるスクールアイドル
6 高天原睦月(東京) スクールアイドル界きっての変人
7 中須かすみ(東京) あざとい腹黒スクールアイドル
8 西木野真姫(東京) 彼女の歌に心が癒されたという人が続出
9 近江遥(東京) 東雲学院スクールアイドルのセンターであり、近江彼方の妹
10 天王寺璃奈(東京) 最近は素顔を見せるが、表情は硬く賛否両論

2年生の部門
1 渡辺曜(静岡) ド田舎の地域から突如現れたスーパースター。歴代最高の声も上がるほど
2 高坂穂乃果(東京) μ'sの中心的存在。パフォーマンスは抜群
3 優木せつ菜(東京) 嫌いな人はとことん嫌うが、ハマる人にはとことんハマる
4 宮下愛(東京) スクールアイドル界には珍しいギャル系アイドル。実力は高い
5 レオ(東京) どこの出身は不明な野生児
6 上原歩夢(東京) 一生懸命な姿に、彼女を応援したと言うファンは後を絶たない
7 支倉かさね(東京) 東雲学院の広報担当。様々なコスプレでみんなを楽しませる
8 月島結架(東京) 紫苑女学院の誇る優秀なスクールアイドル
9 綾小路姫乃(東京) 藤黄学園のリーダー的存在
10 鐘嵐珠(東京) 実力は高いが評価は賛否両論

3年生の部門
1 朝香果林(東京) 仲間でライバルを信念にソロ活動をする虹ヶ咲スクールアイドル部のエース
2 永山みなみ(神奈川) みんなのお母さん
3 森嶋なな(東京) 千歳橋高校のマスコット的存在
4 近江彼方(東京) 力の抜ける言動とは裏腹にライブでは、みんなを虜にさせる
5 鹿角聖良(北海道) 実力は高いが地方故に注目されるのが遅すぎた悲劇のアイドル
6 白木凪(東京) 絵描きが得意でのんびりとしたアイドル
7 矢澤にこ(東京) 元気で明かる反面、闇が深いアイドル
8 門田剣(東京) 男からもカッコいいと言われるイケメンアイドル
9 紫藤美咲(東京) 藤黄学園の裏リーダー的存在
10 志賀仁美(東京) 男勝りの不良系アイドル

213: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/27(水) 20:38:06.97 ID:QnrUV1k/
ダイヤ「曜さん、素直にすごいですわ」

ダイヤ「このスクールアイドルの投票は、知名度の高い東京が有利」

ダイヤ「なのに二年生部門で一位を獲得するなんて・・・・」

ルビィ「曜さん、しゅごい」

千歌「曜ちゃんって昔から何でも出来たから」

千歌「何をやらせてもその道で頑張っている人を普通に超えてくるから」

千歌「挫折しちゃった人も沢山見てきた」

千歌「だから・・・いつしかみんな曜ちゃんから離れていった」

梨子「可哀想・・・・」

果南「親戚の渡辺月も随分曜に苦しめられていたみたい」

220: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/28(木) 22:22:03.77 ID:R/WCoF2T
梨子「あっ、そういえば音楽室に携帯置いてきちゃった」

梨子「ちょっと取ってくるね」

ガラガラガラッ

梨子(私はまだ内浦に来て、あんまり経っていないけど)

梨子(周りの人たちは曜ちゃんの事を避けている)

梨子(クラスでも、私と千歌ちゃん以外・・・・誰も話そうとしない)

梨子(本当に・・・曜ちゃんが可哀想)

♪~

♪~

梨子「ピアノの音・・・・」

梨子「そしてこの曲は・・・この間、コンクールで私が弾いた曲」

梨子「・・・・・・」

梨子「まさか・・・・・」

そんなはずは無い・・・・そんなはずは・・・・

タッタッタッタ

ガラガラガラッ

曜「♪~♪~」

梨子「曜ちゃんが弾いている・・・・・」

梨子(しかも・・・・私より上手に・・・・)

↓レスコンマ
コンマ 奇数 曜に対して怒る 好感度-10
コンマ 偶数 劣等感を抱き病む
コンマ ゾロ目 曜ちゃんに一目ぼれ 梨子→曜の好感度100

222: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/28(木) 22:38:22.10 ID:R/WCoF2T
パチパチパチ

梨子「曜ちゃん、凄い上手だね・・・・」

曜「り、梨子ちゃん」

梨子「ピアノそんなに弾けたんだ・・・・」

梨子「私よりも上手く弾けてると思うよ」

曜「そんなことないよ。私・・・今日触ったばかりだから」

梨子「今日触ったって・・・・・」

梨子「私の数年間の努力が・・・曜ちゃんの少し触ったピアノに・・・・」

曜「・・・・・・」

梨子「・・・・」ブツブツ

梨子「私・・・帰るね」

曜「待って、梨子ちゃん!!!」

梨子「・・・・」ポロポロ

タッタッタッタ

曜「あっ・・・・・」

223: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/28(木) 22:45:18.06 ID:R/WCoF2T
千歌「あーあ・・・・またやっちゃったね曜ちゃん」

千歌「今度は梨子ちゃんの人生を壊すの?」

曜「そんなつもりは無いよ・・・」

千歌「じゃあ何でピアノを弾いたの?」

曜「気になって・・・梨子ちゃんがピアノを好きになる理由・・・・・」

曜「だから・・・・触って・・・気が付いたら・・・・」

千歌「曜ちゃんは悪くないよ。悪いのは・・・曜ちゃんと同じ土台に立てない人」

千歌「だから何人壊れようが・・・・曜ちゃんは悪くないのだ♪」

曜「違う・・・・・私は」

千歌「私は梨子ちゃんを慰めに行くから、曜ちゃんは今日は部活に来ないでね」

千歌「また梨子ちゃんが傷つくかもしれないから」

曜「・・・・・・」ポロポロ

225: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/28(木) 22:51:50.82 ID:R/WCoF2T
曜ちゃんは、何人もの人生を壊してきた

初めに壊したのは・・・・染物屋のお爺ちゃんだった

染物屋のお爺ちゃん「これがワシが60年かけて培った技術だ」

染物屋のお爺ちゃん「そこらのひよっ子には真似できまい」

千歌「うーん・・・難しい・・・・」

果南「ダメ・・・全然・・・・」

染物屋のお爺ちゃん「今からお爺ちゃんが手本を見せよう」

曜「できたよ・・・どうかな?」

染物屋のお爺ちゃん「・・・・・・」

曜ちゃんが初めて染めたものは、染物屋のお爺ちゃんが60年頑張ってきた努力を無駄にする出来だった

そうして染物屋のお爺ちゃんはショックを受けて・・・店を畳んだ

226: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/28(木) 23:00:41.79 ID:R/WCoF2T
それからというもの曜ちゃんは・・・・様々な人達の人生を壊した

ある時は、プロ棋士を目指していた少年
陸上で頑張っていた女の子
ソフトボールチームのメンバー全員
和菓子職人
水泳のプロ
新人歌手
周りのクラスメイト
周りの大人たち・・・・・

私も何度も壊された

千歌「私・・・卓球頑張る」

曜「じゃあ・・・私も卓球やろうかな・・・・」

千歌「バレエ習おうかな」

曜「私もやろうかな」

千歌「習字習おうかな」

曜「じゃあ私も・・・・」

千歌「サッカー・・・・」

曜「じゃあ私も」

千歌「バスケ」

曜「じゃあ私も・・・」

ことごとく私のするところに付いてきては・・・・周りの人生を破壊して迷惑を掛けた

228: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/28(木) 23:07:58.95 ID:R/WCoF2T
そして・・・・私も劣等感を抱き・・・辞めようとすると

曜「千歌ちゃん・・・・やめる?」

曜「千歌ちゃん・・・・やめるの?」

曜「じゃあ、辞める?」

曜「また・・・辞める?」

曜「そっか・・・辞めるんだ」

ぶん殴りたくても我慢した・・・曜ちゃんは幼馴染で私と果南ちゃんが居なければ
孤立する。だから我慢して付き合ってあげた・・・

でも私もそろそろ限界に近い・・・スクールアイドルは楽しいけど

曜ちゃんがいるとみんなの人生が壊される

梨子ちゃんが壊されかけているけど、花丸ちゃんやダイヤさんも壊されるかもしれない

早いところ・・・・曜ちゃんにはスクールアイドルを辞めてほしい

上手く行っている私たちにとって・・・曜ちゃんは邪魔な存在なのだ

236: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/28(木) 23:36:50.89 ID:R/WCoF2T
・・・・・・

曜「ただいま・・・・・」

渡辺母「今日は、帰るのが早いのね」

曜「ちょっとね・・・今日は部活が終わるの早かったんだ」

渡辺母「てっきり、また部活内で揉め事を起こしたのかと思ったわ」

渡辺母「昔からアンタ・・・みんなに劣等感を植え付けるのが得意だから」

渡辺母「その後いつも私が謝りに行って・・・・」

渡辺母「進路は、高校卒業したら・・・東京に行きなさい」

曜「私、静岡から出たくない」

渡辺母「私も限界なの・・・毎日ご近所さんに嫌な目で見られて・・・」

渡辺母「無言電話や・・・誹謗中傷の手紙がどれだけ来ると思っているの」

曜「・・・・・・」

渡辺母「これ以上家族に迷惑を掛けないで」

239: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/28(木) 23:47:45.57 ID:R/WCoF2T
曜の部屋

曜「ハァ・・・」

曜「梨子ちゃん、大丈夫かな・・・・」

曜「私が軽率だった・・・・学校で・・・・ピアノを弾くなんて」

曜(梨子ちゃんとは仲良くなれそうだったのに・・・・)

曜(どうして、いつもいつも上手く行かないのだろう)

私には出来ないことがある・・・それは親友だ

みんな私から離れていく・・・

千歌ちゃんや果南ちゃんは幼馴染で今も一緒には居てくれるけど
2人とも距離は離れてしまっていてる

千歌ちゃんは私のせいで、自分を何にも取り柄の無い子だと卑下するようになった
果南ちゃんも、体力を付けることばかり行い・・・私の手を出さない分野へと行った

曜「・・・・・」ポロポロ

240: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/28(木) 23:54:43.30 ID:R/WCoF2T
・・・・・・・・・

栞子「皆さんの集めたお金を使ってこれから、よりよいスクールアイドルを行います」

侑「ランジュさんと部長の栞子ちゃん以外には出て行ってもらう事にしました」

侑「そして、この部のマネージャーの私を含めて三人」

ランジュ「あまり、人が多いと話が纏まりにくくなるから妥当だわ」

栞子「でもみんなの意見も聞きたかったです」

栞子「今からでも、集めて・・・・」

侑「今回は試してみて・・・ダメだったらって事で良いんじゃない?」

栞子「・・・・・」

栞子「分かりました」

243: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/29(金) 00:07:16.82 ID:MzYhMfhD
侑「じゃあ、私の提案から」

侑「私から三つかな」

侑「今回の資金を使ってどこかの場所を借りてライブを行う」

侑「設備をもっとより良いものに変える」

侑「そして、お金を使って他校のスクールアイドルをヘッドハンティングする」

ランジュ「良い使い道ね」

侑「ライブを開催する事でスクールアイドル部をアピールできる」

侑「設備もやっぱり、高い方が良いから・・・・みんなのやる気にもつながると思うよ」

侑「そして重要なのは、最後の他校のスクールアイドルをヘッドハンティングする」

侑「地方でも才能のある子はいっぱいいると思うからさ」

侑「東京の私たちが助けてあげられたら良いなぁて」

栞子「なるほど・・・確かに地方でいるより良いかもしれません」

244: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/29(金) 00:17:00.58 ID:MzYhMfhD
ランジュ「ランジュからも3つの提案があるわ」

ランジュ「部活動の水分補給のドリンクの質を上げる」

ランジュ「やっぱりその辺の水や安いものより、より質のいい栄養補給が大事だと思うから」

侑「確かに・・・彼方ちゃん・・・いつも水ばかりで可哀想だもんね」

ランジュ「2つ目は、衣装をもっと良い材質の使った素晴らしいものにするべきだわ」

ランジュ「外見はスクールアイドルにとっての命」

侑「そうだよね・・・最低でも10万は掛けないと」

侑「それ以下のを着るのは抵抗がある」

栞子「抵抗があるかはともかく・・・・他校との違いでアピールにはなりますね」

ランジュ「3つ目は、テレビやラジオのスポンサーになってCMを打ち宣伝する」

ランジュ「やはりメディアの宣伝は効果が大きいから」

侑「なるほど・・・ゴールデン番組に私たちのCMを流せば・・・良い宣伝になる!!!!」

栞子「・・・・ランジュらしい発想ですね」

245: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/29(金) 00:31:31.69 ID:MzYhMfhD
栞子「私からも3つの案を用意しました」

栞子「ライブを開催した時、来場してくれた人たちに渡す」

栞子「グッズを今回の資金で作りたいと考えています」

侑「確かに・・・何かプレゼントがあればみんな喜びそうだね」

栞子「2つ目にライブ会場も借りれない貧乏な高校の為に」

栞子「ライブが出来るステージを作って、誰でも無料で使えるようにする」

ランジュ「良いわね・・・貧乏人は泣いて喜ぶわ・・・きっと」

栞子「最後に資金を使って、全国の病院へ行って・・・ライブを開催しに行く」

栞子「病気などで、外へ行けない子供達の為に・・・私たち自らが病院を巡りライブを開催する」

侑「善人アピールも出来るし良いかも」

栞子「・・・・・・・」

栞子(怒ろうと思いましたけど、無邪気な侑さんを見るに・・・悪気は無いのでしょう)

246: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/29(金) 00:38:56.20 ID:MzYhMfhD
3人で話し合いをして、決まったのは・・・

↓レスコンマ
1~10 どこかの場所を借りてライブを開催
11~20 設備をもっとより良いものに変える
21~30 他校のスクールアイドルをヘッドハンティングする
31~40 水分補給のドリンクの質を上げる
41~50 衣装をもっと良い材質の使った素晴らしいものにする
51~60 テレビやラジオのスポンサーになってCMを打ち宣伝する
61~70 ライブを開催した時、来場してくれた人たちに渡すグッズを作る
71~80 ライブが出来るステージを作って、誰でも無料で使えるようにする
81~90 全国の病院へ巡りライブを開催する
91~99、00 もっと素晴らしい事に使う

249: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/29(金) 00:58:43.99 ID:MzYhMfhD
栞子「良い素材を使った衣装を作ることにしましょう」

栞子「やはり見た目は大事です・・・」

侑「そうだよね。歩夢とかせつ菜ちゃんだって中身は地雷だけど・・・外見は良いからね」

侑「外見を活かすのは重要だよ」

ランジュ「さっそくランジュが色々と費用などを見積もったんだけど・・・」

ランニング「合計金額は・・・・」

↓レスコンマ
コンマ 奇数 なんとか予算内に収まる
コンマ 偶数 予算オーバー、追加資金がいる

250: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/29(金) 00:59:24.73 ID:wmS9WxV5
それ

260: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 20:09:20.66 ID:V3zc2O6j
訂正

栞子「良い素材を使った衣装を作ることにしましょう」

栞子「やはり見た目は大事です・・・」

侑「そうだよね。歩夢とかせつ菜ちゃんだって中身は地雷だけど・・・外見は良いからね」

侑「外見を活かすのは重要だよ」

ランジュ「さっそくランジュが色々と費用などを見積もったんだけど・・・」

ランジュ「合計金額は・・・・」

ランジュ「キッチリ11万で足りることになったわ」

侑「ランジュさん凄い・・・低予算で仕上げるなんて」

侑「やっぱりスクールアイドル部に着て正解だったよ」

侑「ときめいちゃう♪」

栞子「・・・・・」

栞子(しかし、全部使い切るとしたら・・・また今度徴収しなければなりません)

栞子(ここにいる三人はともかく・・・・次は厳しくなる人も出てくると思います)

栞子(次は低予算でもっと頑張れるようなしなければ)

261: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 20:18:08.76 ID:V3zc2O6j
・・・・・・・

果林「・・・・・・どうしたの?私をテーブルに座らせて」

かすみ「果林先輩がスクールアイドル人気投票で1位になった記念に」

璃奈「私たちが・・・果林さんに料理を振舞う・・・・」

彼方「3年生の部門で1位になるなんて、凄い事だよぉ~」

果林「あなた達だって、ランキングに入っていたじゃない」

かすみ「いえいえ、1位以外は価値のないもの同然ですよ!!」

かすみ(果林先輩が1位を取ったという事は・・・・全国のラブライバーが注目をしているということ)

かすみ(ここで媚を売って、好感度を上げれば・・・果林先輩の後継者として人気もアップ)

かすみ(今回はしず子やしお子に負けましたけど、次は絶対に勝ちます♪)

262: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 20:28:09.05 ID:V3zc2O6j
果林「作って貰うだけじゃ・・・悪いわ」

果林「私も何か手伝おうかしら」

かすみ「いえ・・・果林先輩は座ってください」

彼方「主賓は果林ちゃんなんだから~」

璃奈「絶対に・・・・来ないで・・・・」

果林「・・・・分かったわよ」

果林(私は・・・・来たらダメなのね)

果林(明らかな拒絶反応・・・)

果林(理由はこの間、歩夢に振舞った料理・・・)

果林(歩夢の低かった好感度を上げるくらいの出来にみんなは驚いていた)

果林(私からすれば、普通に作っただけなのに・・・・)

果林(前に栞子は、こんなことを言っていた)

・・・・・

栞子「経験なんて無くても果林さんなら可能です」

栞子「曜さんと並んでハイスペックタイプの人間と見ています」

・・・・・

果林(確かに私は自分であまり言いたくないけど)

果林(スペックはかなり高い)

263: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 20:35:35.41 ID:V3zc2O6j
勉強など、今まで一度もしたことが無かった

するつもりは無いけど・・・適当に授業を聞いただけで分かった

がり勉生徒「ねぇ、朝香さん」

果林「何?」

がり勉生徒「全国模試1位になるほどの実力なら」

がり勉生徒「何か特別な勉強法をしているはず・・・・」

がり勉生徒「私に教えてくれない?」

果林「勉強なんてしてないわよ。宿題だってサボるから」

果林「夏休みの宿題もやらずに先生から聞かれても言い訳を繰り返して」

果林「ずるずる引きずる・・・・そういう人間なの」

がり勉生徒「またまた。嘘ついちゃて・・・・だから教えてよ。私にだけ?」

果林「勉強なんてする必要ないわよ」

果林「どうせ社会に出ても何の役にも立たないわけだから」

果林「ゲームして遊んだ方が有意義よ」

がり勉生徒「・・・・・・・」

こういった質問を他にも何回されても私には分からなかった・・・・どうして勉強をするのか?

264: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 20:41:23.00 ID:V3zc2O6j
運動だってそうだった・・・

私が水泳の授業やソフトボールの授業をしても

部活に入ってるメンバーより活躍した

ソフトボール部「どうして、そんなに上手なのですか!!!!」

ソフトボール部「もしかしてクラブチームに入っているとか」

果林「こっちが聞きたいわよ・・・どうして部活動をしていてその程度なの?」

果林「私からすればみんなレベルが低すぎる・・・本当にちゃんと部活動している?」

ソフトボール部「・・・・・・・」

酷な話だけど、事実だった・・・みんなのレベルが低すぎて話にならなかった

だから私は・・・・驚かれるのが面倒だから・・・・適当に手を抜く癖を覚えた

適当に動いて・・・適当にやる・・・そうすれば・・・人並みになれる

そうやって高校生活も生きてきた・・・

265: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 20:47:21.47 ID:V3zc2O6j
スクールアイドルだって勿論、本気でやったことは無かった

だからこそ、私が1位を取れるのが分からなかった

もっと他にも頑張っている子は沢山いる

彼方なんてそう、アルバイトや勉強で夜遅くまで過ごして
早くから起きて、みんなの食事の用意や家事などをしている

学校に居るときに仮眠を取るほどボロボロなのに・・・・

そこからスクールアイドルの活動を頑張っている

そして・・・エマだって・・・・

エマはスイスからスクールアイドルをする為に日本へきて

日本語の勉強や文化の違いに苦労しながら暮らし

必死にスクールアイドルの活動をしている

なのに身を結ぶことも無く・・人気も無い・・・・・

対して私はエマに誘われただけで、二人よりも真剣に取り組んでもいないのに

268: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 21:20:08.07 ID:V3zc2O6j
ファンの女の子A「果林さん・・・握手してください////」

ファンの女の子B「サインください////」

果林「向こうに私なんかより凄い子がいるわよ」

ファンの女の子A「あー、エマ・ヴェルデか」

ファンの女の子B「なんか合ってないんですよね。この同好会に浮いちゃった存在っていうか」

ファンの女の子A「なんで入ってるのかな」

エマ「・・・・・・・」

果林「エマ・・・」

同好会ではエマは救われない・・・ずっとエマは人気が出るはずもない

侑「エマさんをDiverDivaに入れたい?」

果林「今の環境じゃ、エマを活かせるとは思えない」

果林「少しでも変えないと・・・・人気の差がますます」

エマ「それか栞子と組ませて、和洋折衷コンビにすべきよ」

侑「エマさんにはQU4RTZが一番だよ」

侑「エマさん以外は伸びているんだからさ」

侑「エマさんもいつかは伸びるって」

果林(同好会では侑の意見が強すぎる。創設者であるから仕方ないけど)

果林(エマを救うのは、侑じゃなくてランジュ)

果林(あそこの環境なら・・・)

269: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 21:30:51.77 ID:V3zc2O6j
愛「えぇー、スクールアイドル部に行くの?」

果林「私や愛は、どの環境でもそれなりにやっていけるわ」

果林「でもエマは・・・同好会では無理なのよ」

果林「だからこそ、スクールアイドル部で・・・違う環境で活動するべきなの」

愛「でも素直に来てくれるかな?」

果林「その為の私たちじゃない」

果林「私たちが・・・行けば、エマも付いてきてくれるわよ」

エマは理解してくれると思った・・・・なのにエマは・・・・スクールアイドル部へは来なかった

果林「作詞家、作曲家・・・振付師、演出家」

果林「クリエイティブを担当しているのは、ランジュが連れて来た各業界のトップクラスなのよ」

果林(その環境なら・・・エマだって人気を獲得すること間違いなし)

エマ「でも・・・果林ちゃんは、今、歌えてないよね?(低音)」

果林「エマ・・・・」

果林(私の事なんて、どうでも良いじゃない)

果林(エマの人気の方が大切なの・・・・悲しい顔を見たくない・・・・)

272: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 21:40:09.90 ID:V3zc2O6j
エマ「ランジュちゃんのパフォーマンスじゃなくて」

エマ「私は果林ちゃんのパフォーマンスが見たいのに」

果林「・・・・・」

果林(私が見たいのは・・・・エマの明るい笑顔・・・どこでも広がるエバーグリーンと空なの)

果林(エマを受け入れてくれる世界なの・・・・)

果林「あそこでは仕方が無い事なのよ」

果林「部は、一番完璧な人がセンターに立つステージ作りをしている」

果林「今はランジュがセンターの立場にあるって事・・・」

果林「後ろから見ているとわかるの」

果林「あの子のパフォーマンスはずば抜けている。圧倒的にね」

果林(ランジュよりエマの方が何倍も素晴らしいけどね)

273: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 21:46:58.67 ID:V3zc2O6j
果林「ただ、私だってずっとバックダンサーをしているわけじゃないわ」

果林「いつか私がメインになる」

果林(ランジュのパフォーマンスなら少し本気を出せば超えて・・・黙らせる)

果林(その時は、エマと二人でセンターで歌いたい)

エマ「メインとかバックダンサーとかじゃないの」

エマ「私はランジュちゃんより、果林ちゃんの方がずっとすごいと思うもん!!!!」

果林「・・・・・・」

果林(頑固になるのはやめなさいエマ・・・アナタは3年生)

果林(人気の無いまま、スクールアイドルを終わらせても良いの!!!!!)

エマ「私、絶対に行かないから」

274: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/30(土) 21:52:50.63 ID:V3zc2O6j
その後、私は色々あって同好会に戻って・・・だけどエマとは距離を置かれてしまった

スクールアイドル部とスクールアイドル同好会の存続を賭けた勝負に負けて

スクールアイドル同会が無くなった時は嬉しかった

これでエマは・・・スクールアイドル部に移籍せざるおえない

みんなも次々と移籍を決意する中・・・・

エマ「言ったよね。わたし、絶対に行かないって(低音)」

侑「でも・・・同好会は廃部になって、活動は出来なくなるよ?」

侑「せっかくスクールアイドルをする為に日本に来たのに」

栞子「親に申し訳ないという気持ちが無いのですか?」

エマ「うるさいよ」ボソッ

エマ「わたし達はここで決別だよ、もう・・・出て行って(低音)」

せつ菜「・・・・・」アワアワッ

果林「そうね・・・まぁ、スイスに帰国するときは連絡頂戴」

果林「見送ることはしてあげるから」

果林(本当に馬鹿よ・・・・どうして・・・・)

279: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/31(日) 20:31:04.28 ID:k8JnRgYI
・・・・・

果林「っ・・・・・」

果林「私、寝ていたの?」

果林「疲れているみたいね・・・・」

果林「LINEにも色々通知が来ているし」

果林「黒羽姉妹から・・・買い物をいっぱい頼まれているわ」

果林「また車であちこち回らないと・・・・」

?「大変だねぇ~果林」

果林「貴方は・・・・夏川マイ」

マイ「この間はどうも」

マイ「災難だったね。帰り道に補導されるなんて」

果林「そこまで怒られなかったから大丈夫よ」

果林(この子・・・・虹ヶ咲の生徒だったの?)

マイ「果林は知っている?」

マイ「エマの様子がおかしいって事」

果林「エマの様子がおかしい?」

果林「いつもの事よ。ずっと一人で馬鹿をやっている」

280: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/31(日) 20:50:53.23 ID:k8JnRgYI
マイ「とにかく、一度会いに行ってみたらどう?」

マイ「本当にこのままじゃ、スイスに帰国しちゃうかも」

果林「スイスに帰国・・・・」

果林「それも・・・妥当なんじゃない」

果林「自分を曲げないのなら、諦めるしかない」

果林「悪いのはエマ。全てエマが悪い」

マイ「・・・・・」

マイ「アタシは言ったから・・・・」

マイ「エマの事を・・・・どうするかは果林次第」

マイ「それじゃあ・・・・」

果林「・・・・」

281: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/31(日) 22:16:49.17 ID:k8JnRgYI
中川家

せつ菜「すみません。また勉強に付き合わせ貰って」

歩夢「ううん、私も復習しておかないと」

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 来週にはまた小テストが沢山あるから」

せつ菜「また・・・良い点数を取らないと・・・親に怒られてしまいます」

歩夢「そういえば、今日はせつ菜ちゃんのお母さん居なかったよね」

せつ菜「パーティーに行っています」

せつ菜「私のお母さん・・・お金持ちの方々と仲がいいので」

せつ菜「自分の身の丈に合わないドレスを着て」

せつ菜「本当に・・・私の家っておかしいですよね・・・」

歩夢「・・・・・・」

せつ菜「歩夢さんの家族どうなんですか?」

歩夢「私の家族は・・・ろくでもない」

歩夢「夫婦の仲は完全に冷え切っていて」

歩夢「父さんも母さんも・・・若い男の人と女の人のところばかり行っていて」

歩夢「全然家に帰ってこない」

歩夢「私が居なかったらとっくの昔に離婚していると思う」

せつ菜「・・・・・・」

歩夢「お互いに散々な親だよね」

せつ菜「私がいけないんです」

歩夢「え」

せつ菜「この際、歩夢さんには包み隠さずお話します」

283: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/31(日) 22:30:05.66 ID:k8JnRgYI
元々はボロボロのアパートで4人で暮らしていました

父と母と私・・・そして1歳年下の妹

妹は生まれつき体が弱く・・・父も母も妹に付きっきりで居ました

父も母も・・・妹で苦労している。私も父と母から相手にされていない

この子は居てはいけない存在で・・・・みんなに迷惑を掛けるんだ

居なくなれ・・・・消えてしまえと毎日考えていました

ある日の事でした

両親が不在で私と妹だけが家に居ました・・・

妹「うぅぅぅぅ・・・・苦しい・・・・助けて・・・・」

突如妹が苦しみだして、倒れていました

私はチャンスだと思い・・・・相手にせず放置した・・・・

両親が帰った時にようやく病院に連絡して入院しましたが

時すでに遅く・・・妹は瀕死の状態でした

しかし・・・

金持ちの男「ウチの先日亡くなった娘によく似ている」

金持ちの男「その子を養子にさせてはくれないだろうか?」

金持ちの男「お金なら出す・・・そうだな・・・取りあえずこれくらい」

サラサラ

中川母「これは・・・凄い大金」

284: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/01/31(日) 22:41:48.47 ID:k8JnRgYI
せつ菜「かなりのお金でした」

せつ菜「お父さんとお母さんがビックリして倒れるくらいの・・・・」

歩夢「それで・・・」

せつ菜「私が2人に言ったんです」

せつ菜「もっと良い暮らしがしたい・・・・・」

せつ菜「荷物は捨てようって・・・」

歩夢「・・・・・・」

せつ菜「妹は、その人の養子になり」

せつ菜「私たちは、沢山のお金を貰いました」

せつ菜「だけど・・・それが失敗の始まりだったのです」

せつ菜「父も母もお金を手にしたことにより、贅沢な暮らしを始めて」

せつ菜「性格も変わりました」

せつ菜「私の相手もしてくれましたが・・・今のように・・・私を一流の大学へ行かせて」

せつ菜「一流の企業に就職させようと言う教育方針に・・・」

せつ菜「だから私が悪いんです・・私が言わなければ・・・・」ポロポロ

歩夢「・・・・・菜々ちゃん」

歩夢「それで、その・・・養子に行った妹は」

せつ菜「分かりません・・・お父さんとお母さんにも聞いたことはありましたが」

せつ菜「全然教えてくれませんでした」

せつ菜「もし、今も生きていて・・・会えるのなら会いたいです」

せつ菜「そして謝りたいです」ポロポロ

歩夢「もしかしたら、案外近くに居るかもしれないね」

歩夢「虹ヶ咲学園はお金持ちが多くいるから・・・通っているかも」

歩夢「もう菜々ちゃんは出会っていたりして」

291: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 00:44:28.25 ID:xfs3Z06w
・・・・・・・・

しずく「クシュンッ」

しずく「風邪引いちゃったかな?」

アナウンス「次は・・・●●次は・・・・●●」

しずく「やっと家に帰って来られました」

しずく(私は実家から遠い、虹ヶ咲学園に通っています)

しずく(理由は演劇部の部長に直接スカウトされて・・・・)

しずく(今となってはそれで良かったです)

しずく(スクールアイドル・・・そしてランジュ先輩やミアさんに出会えて)

?「クックックック」

?「闇の眷属たるしずくよ。久ぶりに会ったな」

しずく「その声は・・・・さち子ちゃん」

しずく(私の中学校時代の友達、田中さち子ちゃん)

しずく(中二病を患っていて・・・痛い子です)

292: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 00:58:47.08 ID:xfs3Z06w
さち子「東京の魔力はどうだ?ちゃんと吸収できておるか?」

しずく「魔力・・・」

しずく(全然変わっていない・・・よく分からない事ばかり言って・・・)

さち子「我が右腕が疼く。しずくは東京でますます闇の力を手に入れた」

さち子「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

小さい子「ママ・・・・なにあれ」

小さい子の母親「触れてはいけません・・・行きましょ」

しずく「/////」

しずく(周りから白い目で見られている)

しずく「さち子ちゃん、ちょっときて/////」

私はさち子ちゃんの袖を引っ張った

293: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 01:18:31.34 ID:xfs3Z06w
さち子「どこへ連れて行く気か」

さち子「闇の集会所はここには無い」

しずく「もう・・・私達は高校生なんだから」

しずく「そういうのはそろそろ自重しないと」

しずく「さち子ちゃん・・・・友達作れなくなるよ」

さち子「今更、我に新しい友達など不要」

さち子「しずくさえ居ればそれでよい」

しずく「・・・・・////」

しずく「何をいきなり言ってるのですか///」

さち子「我が闇を受け入れてくれるしずくには感謝している」

しずく「・・・・・」

さち子ちゃんは両腕を欠損して、発言も痛い

その為周囲のみんなからは浮いた存在となり、孤立していた

でも私は・・・声を掛けた

一目見た時から・・・私のタイプだったから

私は自分でも自覚しているけど惚れっぽいタイプなんです

294: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 01:49:52.48 ID:xfs3Z06w
あきる「おやおや~そこにいるのは桜坂しずくちゃんとさち子ちゃんかな~」

しずく「篠宮あきる先輩!!!!」

しずく(私の家に近所に住んでいる先輩)

しずく(フィギュアスケートをやっていて、去年世界大会にまで出場した)

しずく(尊敬する好きな先輩です////)

さち子「顔が赤いぞ」

さち子「少しは魔力の供給相手を選べ・・・」

さち子「雑魚魔族並みの節操の無さだ」

あきる「虹ヶ咲学園のスクールアイドル」

あきる「1年生部門第5位おめでとう」

あきる「昔から知っているけど・・・まさか・・・スクールアイドルで有名になるなんて」

あきる「先輩としては、自慢の後輩だ」

しずく「いえ/////そんな事はありません////」

しずく「私なんてまだまだ・・・・」

あきる「特にあの殺人鬼には負けないように」

しずく「殺人鬼ですか?」

あきる「あぁ、ごめん。こっちの話」

295: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 01:56:36.53 ID:xfs3Z06w
あきる(口が滑った・・・いけない、いけない)

あきる(宮下愛の事をしずくちゃんには今は言わないほうが良い)

あきる(もっともっと・・・・有名になって・・・虹ヶ咲が目立つまで)

あきる(宮下愛はどんな反応をするだろうか)

あきる(後輩に自分は・・・何人もの人間の命を奪った屑ですってバレて)

あきる(軽蔑される宮下愛の姿・・・・)

あきる(想像しただけで、楽しくなってきた)

あきる(重ねよう宮下愛と私のストーリー・・・やがてひとつの物語)

300: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 22:15:13.45 ID:xfs3Z06w
・・・・・・

穂乃果「・・・・・」

私は全力でスクールアイドル活動をしてきた

誰よりも早く学校へ行き、朝練をして・・・・帰りは居残って

誰よりも長く・・・・練習をした

全ては私が・・・そしてμ'sがスクールアイドルトップになるために

しかし・・・どんなに頑張ったって勝てない壁は存在する

渡辺曜、初めて見た時から彼女は私達μ'sを超えていた

どんなに手を伸ばしても届かない領域に存在する

穂乃果「海未ちゃんも・・・・ことりちゃんも全然危機感を持っていない」

穂乃果「私達μ'sを脅かす存在は沢山いるのに」

穂乃果「・・・・・」

穂乃果「ただいま~」

ガラガラガラッ

穂乃果「うわっ・・・凄いゴミの量」

高坂母「穂乃果、おかえり」

穂乃果「どうしたの・・・・こんなにゴミだして」

高坂母「雪穂が部屋の掃除をしててね。いらないものが沢山あるからって」

穂乃果「・・・・・雪穂が」

302: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 22:20:01.26 ID:xfs3Z06w
ガチャッ

穂乃果「雪穂、入るよ」

穂乃果「うわ・・・何もない」

必要最低限のもの以外は全て綺麗に無くなっている

穂乃果「UTX学園のパンフレットまで・・・・・」

雪穂「・・・・・」

穂乃果「雪穂」

雪穂「・・・・・」

穂乃果「雪穂・・・ねぇ」

雪穂「・・・・・」

穂乃果「雪穂ってば!!!!!!」

雪穂「!!!!!!」

雪穂「お、お姉ちゃん・・・帰ってきたんだ」

穂乃果「どうして、こんなに物を捨てたの?」

雪穂「・・・・・」

雪穂「・・・・?」

穂乃果「どうして」

穂乃果「雪穂は・・・・」

穂乃果「モノを」

穂乃果「捨てたの!!!!」

303: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 22:28:40.95 ID:xfs3Z06w
雪穂「ああ・・・それね」

雪穂「なんだか気持ちを整理するためにさ」

雪穂「不要な物沢山あったから・・・捨てたの」

雪穂「そうだ・・・これ」

雪穂「お姉ちゃんが欲しがっていた、ソニーの高級イヤホン」

雪穂「あげる」

穂乃果「これって・・・・福引で当てて、雪穂が大切にしていた物だよね」

穂乃果(30万円はするっていう)

雪穂「必要ないし、いらないから」

穂乃果「受け取れないよ・・・こんなの」

雪穂「それで一度聞いてみて」

雪穂「次元が違うと思うから・・・・今までの音楽何て比べ物にならないくらい」

雪穂「お勧めはスクールアイドルの・・・・」

穂乃果「雪穂!!!!」

雪穂「!!!!」

穂乃果「私の」

穂乃果「目を見て」

穂乃果「おかしいよ雪穂」

穂乃果「ゲームや」

穂乃果「音楽プレーヤー」

穂乃果「服に・・・・」

穂乃果「化粧品の数々」

穂乃果「捨てるなんて・・・いくら何でも」

304: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 22:33:11.93 ID:xfs3Z06w
雪穂「えっと・・・・なに?」

雪穂「ゲームや・・・・なんだって?」

穂乃果「・・・・・・」

カキカキッ

『捨てる前にもう一度考え直して』

『本当に雪穂はそれでいいの?』

雪穂「ああ・・・・それね」

雪穂「思い出なんて、別に無いから」

雪穂「今後の事だって考えないといけないし・・・・・」

雪穂「後悔するとすれば・・・音ノ木坂かUTXに行きたかった」

雪穂「それだけかな・・・・ハハハハ」

穂乃果「・・・・・・」

穂乃果「雪穂・・・・」

306: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 22:46:58.93 ID:xfs3Z06w
高坂母「穂乃果、雪穂・・・ご飯できたわよ」

穂乃果「わかった・・・今行く」

穂乃果「雪穂、ご飯の時間だよ」

雪穂「え・・・・」

穂乃果「ご・は・ん」

雪穂「ああ、ご飯ね」

雪穂「そういえばもうそんな時間だよね・・・・ハハハハ」

・・・・・・・

高坂母「今日は雪穂の好きなオムライスよ」

雪穂「・・・・・」ワクワク

高坂父「いただきます」

高坂母「いただきます」

穂乃果「いただきます」

雪穂「・・・・・」ワクワク

穂乃果「・・・・・」

穂乃果「雪穂!!!!・・・食べて!!!!」

雪穂「あっ・・・いただきます」

高坂父「雪穂・・・進路はどうするつもりだ?」

雪穂「・・・・」パクパクッ

雪穂「美味しい・・・ありがとうお母さん」

穂乃果「・・・・」

カキカキッ

『お父さんが、雪穂の進路について聞いてるよ』

雪穂「進路・・・・ああ、進路ね」

雪穂「虹ヶ咲学園に行こうかなって考えてる」

雪穂「あそこは・・・設備や支援も充実してるって聞くから」

雪穂「今度見学しに行くつもり・・・・」

307: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 22:57:10.99 ID:xfs3Z06w
高坂母「でも学費高いでしょ、あそこ」

穂乃果「ううん、大丈夫」

穂乃果「成績優秀な子には特待生制度で学費が安くなるみたいだし」

穂乃果「雪穂の頭なら・・・・難しくないよ」

穂乃果「それに私の知り合いも沢山いるし・・・」

穂乃果「今の生徒会長の三船栞子ちゃんは面倒見も良いから絶対雪穂も安心だと思う」

高坂母「そう・・・」

高坂父「しかしだな・・・いくら安心とは言っても距離はある」

高坂父「万が一雪穂に危険な事が起きたら・・・・」

穂乃果「・・・・・」

穂乃果「じゃあ私が雪穂の送り迎えする」

高坂母「何馬鹿なことを言っているの」

高坂母「音ノ木坂とは正反対・・・送り迎えをするなんて」

穂乃果「来年は三年生だし・・・免許取ってバイクや車で送り迎えすれば・・・」

穂乃果「バカなのはお母さんだよ」

穂乃果「雪穂は私にとって大切な妹・・・私の人生を捧げたって」

穂乃果「尽くすのが姉としての当然だよ」

308: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/02(火) 22:57:27.41 ID:xfs3Z06w
穂乃果「私は・・・雪穂を幸せにする・・・雪穂が結婚するまでは任せて」

高坂父「・・・・穂乃果」

高坂父「雪穂人生を背う覚悟があるなら、父さんは何も言わない」

穂乃果「初めからそのつもりだよ」

雪穂「えっと・・・・何の話をしているの?」

穂乃果「・・・・・・」

カキカキッ

『私が雪穂の事が大好きだってお父さんとお母さんに伝えているの』

雪穂「えぇぇぇ////」

雪穂「お姉ちゃん・・・恥ずかしい事言わないでよ////」

穂乃果「・・・・」

カキカキッ

『雪穂は私の事が嫌い?』

雪穂「・・・・・・・」

雪穂「好きだよ////」

312: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/03(水) 01:47:44.48 ID:s8FsenfX
雪穂は耳が聞こえなくなった

時期は音ノ木坂学院の廃校阻止をした辺りから

初めは少し聞き取り辛い程度だったが

日に日に聞こえ辛くなり・・・・今はまったく聞こえない

雪穂は変なところで強がる癖があるから、普段は平気な顔をしているけど

心の中では苦しんでいる。隠れて泣いている姿を何度も見た

お風呂

雪穂「・・・・・・」

穂乃果「雪穂と一緒に入るなんて小学校低学年の時以来だね」

穂乃果「覚えてる?」

穂乃果「一緒にお風呂入ったり、遊んだりしてたけど」

穂乃果「些細な事で喧嘩して・・・仲たがいして」

穂乃果「お互いに口も利かずに過ごしてたよね」

雪穂「・・・・・」

穂乃果「そして、雪穂がUTX学園に行きたいって言った時」

穂乃果「私は反対して・・・雪穂は」

・・・・・

雪穂「音ノ木坂無くなってしまうんでしょ?」

雪穂「そんな学校、受けてもしょうがないって」

313: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/03(水) 02:01:41.54 ID:s8FsenfX
穂乃果「その時私は・・・思ったんだ」

穂乃果「廃校を阻止出来たら、雪穂は音ノ木坂に来てくれるかなって」

穂乃果「仲直り出来るチャンスだと思った」

雪穂「・・・・・」

穂乃果「それでスクールアイドルの活動を始めたら」

穂乃果「自然に雪穂とはまた話す機会が増えて」

穂乃果「嬉しかったんだ私」

穂乃果「そして廃校を阻止した時、次の目標は・・・スクールアイドルを続けて」

穂乃果「来年は雪穂と一緒にライブがしたい」

雪穂「・・・・・」

穂乃果「でも・・・・出来なくなったね」

穂乃果「一緒に通う事もスクールアイドル活動をする事も」

雪穂「・・・・・」

雪穂「口の動きを読むの追いつけなくて分からない」

穂乃果「好きだよ雪穂。最愛の愛しい妹・・・」

穂乃果「他には何もいらない・・・・雪穂さえ居てくれれば・・・・」

317: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/03(水) 21:40:36.00 ID:s8FsenfX
次の日

せつ菜(結局朝まで、歩夢さんには朝まで勉強に付き合ってくれました)

せつ菜(正直・・・申し訳ない気持ちでいっぱいです)

せつ菜(今度のテストでは良い点数を取って恩返しします)

歩夢「部活動のお金は衣装に使うって侑ちゃんからLINEが来た」

歩夢「写真もあるけど・・・物凄く可愛い」

せつ菜「ほ、本当です」

せつ菜「特に歩夢さんが着れば・・・とってもキュートで良いと思います」

歩夢「そうかな////」

右月「不良歩夢と元生徒会長、どいてください」

左月「邪魔です・・・今から業者がたくさん来るので」

副会長「はい、こっちです来てください」

歩夢「何・・・・一体」

せつ菜「おそらく学校のバリアフリー化する為の工事です」

せつ菜「栞子さんの公約に、しょうがい者に対する支援政策というものがありました」

せつ菜「理事長や他の役員の方々を説得して」

せつ菜「しょうがい者や大病を患っている方は、学費が従来の10分の1になるようです」

歩夢「10分の1!!!!!」

318: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/03(水) 21:44:32.02 ID:s8FsenfX
せつ菜「本当、凄いですよね」

せつ菜「私なんて、生徒全員の顔を覚えること位しかやっていないのに」

せつ菜「栞子さんが生徒会長になると色んな事を実践して・・・」

せつ菜「スクールアイドル活動だって」

せつ菜「私より後から始めたのに人気では、1年生部門2位」

せつ菜「すべてにおいて私を超えています・・・・」

歩夢「そんなことないよ。菜々ちゃんは栞子ちゃんに持っていない物だって」

歩夢「沢山あると思う・・・・多分」

歩夢(確かに能力では劣っているけど、私は菜々ちゃんの方が愛嬌があって好き)

321: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/03(水) 22:06:43.04 ID:s8FsenfX
せつ菜「そ、そうですか。ありがとうごさいます」ペカーッ

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ フフフ」

部室

栞子「・・・・・」

スリスリスリ

ランジュ「フフフ」

スリスリスリスリ

ミア「そう来るか・・・」

スリスリスリ

せつ菜「おはようごさいます!!!!!」ペカーッ

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ おはよう」

栞子「おはようございます」

スリスリスリ

ランジュ「うん・・・おはよう」

スリスリスリ

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 何をしているの?」

ミア「触手話だよ」

ミア「今度、盲ろう者の子が学校の見学に来るみたいだから」

ミア「試しているんだ」

栞子「私は指点字です」

ランジュ「アタシは手書き文字よ」

せつ菜「凄い・・・」

栞子「別に凄くなんてありません」

栞子「これくらいの事は当然出来ないと」

栞子「例えば、指点字で私に対して意見を言ってきたとしても」

栞子「それを理解できなければ、その人の意見を無視する形になります」

栞子「民意を無視する人間に生徒会長失格です」

322: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/03(水) 22:19:23.64 ID:s8FsenfX
せつ菜「・・・・・」

せつ菜「・・・・・そうですね」ショボーン

ランジュ「落ち込むことは無いわ、前生徒会長だって栞子には及ばないけど」

ランジュ「それなりには支持はあったみたいだし」

歩夢「・・・・・」

歩夢(また落ち込んでいる・・・)

歩夢(菜々ちゃんだって頑張っているのに・・・・)

歩夢「みんな、もう少しせつ菜ちゃんに優しくして」

ランジュ「ラ?」

ミア「ミ?」

栞子「しお?」

歩夢「せつ菜ちゃんは頑張っているのに、みんなせつ菜ちゃんに対して冷たすぎるよ」

せつ菜「歩夢さん・・・・」

ランジュ「別にランジュは冷たくしてないわ」

歩夢「してるよ!!!!」

ランジュ「・・・・・」

ランジュ「だったら今から好感度を測ってみなさい」

ランジュ「そうすれば・・・してないって事がわかるから」

↓レスコンマ ランジュ → せつ菜 好感度

↓×2レスコンマ せつ菜 → ランジュ 好感度

323: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2021/02/03(水) 22:27:29.19 ID:4oGJZrdH
ほい

324: 名無しで叶える物語(SB-Android) 2021/02/03(水) 22:39:05.04 ID:JbwYu7BQ
はよ

330: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/04(木) 22:51:27.80 ID:KIcKS3aR
ランジュ→せつ菜 好感度 19

せつ菜→ランジュ 好感度 04

ランジュ「これはどういう事?」

せつ菜「・・・・私はランジュさんの事は大嫌いです」

せつ菜「私達同好会の事を散々敵対してきたくせに」

せつ菜「今では仲間面をする・・・・」

せつ菜「そして、金にものを言わせた活動の数々・・・」

せつ菜(あれだけのお金があるなら、私の家族に恵んでください)

ランジュ「アタシだって、せつ菜の事は嫌いだわ」

ランジュ「ポンコツで役にも立たないのに・・・・よく生徒会長なんてやってたわね」

ランジュ「今でもせつ菜が生徒会長だったらと思うとゾッとするし、この学園は崩壊していたわ」

せつ菜「なっ・・・・」

歩夢「酷い・・・」

栞子「まぁまぁ、ランジュは基本人間を嫌ってます」

栞子「口は悪いけど、根は良い人です」

栞子「許してあげてください」

ランジュ「ランジュは元同好会の人間は信用してないから」

ランジュ「愛、しずく、せつ菜、果林・・・・いつでも裏切る駒だと考えている」

ミア「・・・・・」

ミア「僕も試したくなってきた」

ミア「元同好会のみんなすがどう思っているか・・・・興味が出て来た」

ミア「せつ菜、次は僕と測ろう」

↓レスコンマ ミア → せつ菜 好感度 >>81以上なら特殊イベント発生

↓×2レスコンマ せつ菜 → ミア 好感度

331: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2021/02/04(木) 22:54:32.68 ID:yRBaKrde
まあ見てなって

332: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/02/04(木) 23:02:18.30 ID:mL6PRWJv
はい

333: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/04(木) 23:44:03.99 ID:KIcKS3aR
ミア→せつ菜 好感度 68

せつ菜→ミア 好感度 30

せつ菜「ミアさんも好きではありません」

せつ菜「元はと言えば、ミアさんがライブで勝ったのがいけないんです」

ミア「僕は、せつ菜とは仲良くできると思ったのに・・・」

ランジュ「気にすることないわミア」

ランジュ「負け犬どもの雑音なんて聞いても・・・意味ない」

せつ菜「負け犬とはなんですか!!!!!」

ランジュ「文字通りの意味よ。所詮は敗北者・・・」

ランジュ「それにせつ菜は、自分の都合で一度同好会を解散させているのに」

ランジュ「ランジュ達に噛みつくのは、おかしいわ」

ランジュ「かすみに対して謝ったの?」

せつ菜「うぅぅ・・・・」

ミア「確かに、かすみに謝らずして僕とランジュを嫌うのは・・・酷いよ」

せつ菜「・・・・・」ポロポロ

歩夢「菜々ちゃん・・・・」

栞子「泣かないでください」

栞子「例え、どんな人であれ・・・私はせつ菜さんを受け止めます」

せつ菜「栞子さん・・・・」ポロポロ

ナデナデ

栞子「だから・・・涙を拭いてください」

歩夢(私が慰めようとしていたのに・・・邪魔された)

歩夢(菜々菜ちゃんに慰めるのは私・・・・栞子ちゃんは邪魔・・・・)

↓レスコンマ 栞子 → せつ菜 好感度 ※好感度81以上で特殊イベント発生

↓×2レスコンマ せつ菜 → 栞子 好感度 ※好感度81以上 せつ菜 happyend確定 30以下 せつ菜 badend確定

334: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/02/04(木) 23:44:36.04 ID:zXSYzsPF
99

335: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/02/04(木) 23:45:51.90 ID:Bbjwhuhu
これはひどい

338: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/05(金) 00:26:43.11 ID:UG62G+Cx
栞子→せつ菜 好感度 4

せつ菜→栞子 好感度 90

ランジュ「歩夢、もしかしてせつ菜と栞子の好感度を測ったの」

ミア「・・・・凄い一方通行だ」

せつ菜「・・・・・・」

栞子「・・・・・」

歩夢(栞子ちゃん・・・菜々ちゃんの事を凄く嫌いなんだ)

せつ菜「嘘ですよね?栞子さん」

せつ菜「私は栞子さんの事が大好きです」

栞子「・・・・・・」

栞子「歩夢さん・・余計な事をしてくれました」

栞子「好感度を測らなければ、上手く運んだのに」

栞子「優木せつ菜、いえ・・・・中川菜々」

栞子「私は貴方の事を初めて会った時から・・・大嫌いでした」

せつ菜「ど、どうして!!!!!」

栞子「貴方みたいに人の事を考えず・・・自分の大好きを押し付ける」

栞子「本当に腹が立つくらい・・・イライラします」

栞子「どうして歩夢さんは・・・こんな人を選ぶんですか!!!!」

歩夢「えっ」

栞子「私の方がせつ菜さんに勝っています」

栞子「なのに・・・歩夢さんはせつ菜さんを選んだ」

栞子「私だって歩夢さんの事が好きです」

ランジュ「・・・せつ菜も栞子も歩夢への好感度は同じだと聞いたことあるけど」

栞子「考え直してください」

栞子「せつ菜さんを選んだって、良い事なんてありません」

栞子「きっと・・・また暴走して他人に迷惑を掛けるだけ」

栞子「歩夢さんは私が一番適正です」

歩夢「・・・・・・・」

↓レスコンマ
1~80 菜々ちゃんを選ぶ
81~99 栞子ちゃんを選ぶ
00 どっちも取る 歩夢 ハーレムend確定

339: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2021/02/05(金) 00:29:24.73 ID:oNmQpJvS
それ

346: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/05(金) 21:15:13.88 ID:UG62G+Cx
歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 私は栞子ちゃんを選ぶ・・・」

栞子「////」

歩夢「なんて言うとでも思った?」

栞子「えっ」

歩夢「菜々ちゃんの事を悪く言う人を選ぶわけない」

歩夢「前々から私に近づてきているけど」

歩夢「無駄だよ」

歩夢「私が栞子ちゃんを選ぶなんてあり得ないから」

歩夢「どんなに不器用でも菜々ちゃんの方が良い」

菜々「あ・・・・歩夢さん/////」

栞子「・・・・・」

ランジュ「栞子、大丈夫よランジュ達が居るわ」

ミア「そうだよ。気を落とさないで」

栞子「うっ・・・・」

栞子「苦しい・・・ううぅぅぅ」

栞子「誰か・・・たすけ」

ランジュ「大変、急いで医者の人を呼ばないと!!!!」

ミア「しっかりして栞子!!!!」

歩夢「突然どうしたの・・・・」

侑「・・・・・・」ジー

侑「歩夢・・・・」

347: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/05(金) 21:23:14.79 ID:UG62G+Cx
侑「果林さんの次は栞子ちゃんか」

侑「歩夢・・・本当に最低だね」

侑「そんなに人を無茶苦茶にして楽しい?」

歩夢「ち、違うの侑ちゃん・・・・私は・・・・」

侑「何が違うの?栞子ちゃんに酷いことを言って」

侑「栞子ちゃん・・・苦しんだじゃない!!!!」

歩夢「聞いて!!!!」

歩夢「元はと言えば栞子ちゃんが・・・」

侑「また人のせいにする」

歩夢「・・・・・」ポロポロ

侑「ハァ・・・またこのパターン」

侑「何で加害者が泣くのか」

せつ菜「私が悪いんです。私が栞子さんに嫌われているから」

せつ菜「私がもっと上手く付き合えれば・・・・こんな事には」

侑「せつ菜ちゃんは悪くないよ」

348: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/05(金) 21:28:38.63 ID:UG62G+Cx
侑「歩夢・・・」

侑「これが歩夢の姿なの?」

侑(私が10年間費やして、尽くした相手が本当に・・・・)

侑(果林さんに迷惑を掛ける)

侑(栞子ちゃんにも迷惑を掛ける)

侑(そして指摘されても非を認めぬ醜さ)

侑(生き恥)

352: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/05(金) 21:45:41.69 ID:UG62G+Cx
・・・・・・・

愛「しおってぃー、大丈夫?」

かすみ「しお子、生徒会の仕事も忙しかったから・・・無理したのかな」

しずく「私も演劇部と掛け持ちしているけど」

しずく「想像以上に大変ですから」

せつ菜「私の時よりも何倍も仕事している感じです・・・・」

侑「歩夢が悪いんだよ」

ミア「・・・・栞子は自分のスクールアイドル活動も悩んでいた」

ミア「みんなも知っているでしょ?」

璃奈「アンチ・・・問題」

353: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/05(金) 21:58:41.68 ID:UG62G+Cx
三船栞子は全国のラブライバー投票で

1年生部門2位という快挙を成し遂げた

しかし・・・それと同時にアンチも沢山いるのであった

嫌いなスクールアイドルという有志で実施したアンケート調査では

ダントツの1位を獲得してしまうくらい

一番の理由は、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を廃部しようと徹底的に追い込もうとしたくせに

結局加入したというのが原因だった

他の虹ヶ咲のスクールアイドルの推し(エマ以外)のファンからも恨まれているが、
特にせつ菜推しのファンからは・・・・特に嫌われている

スクールアイドルの掲示板でも栞子のアンチコメントが絶えない

更に栞子のファンは基本的に積極的にSNSや声を上げない
サイレント・マジョリティの為、余計に目立ってしまう

354: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/05(金) 22:09:51.44 ID:UG62G+Cx
侑「今度の虹ヶ咲のスクールアイドル部のライブでも・・・栞子ちゃんは出ないと自ら言ってきたんだ」

侑「きっと出たかったと思うけど」

かすみ「しお子の事をなんとかしたいけど・・・」

愛「正直、嫌いな人の声が大きすぎてね」

愛「いっその事A・ZU・NAのメンバーに加えてみるのはどう?」

しずく「余計荒れちゃいます」

かすみ「DiverDivaはランジュ先輩」

かすみ「QU4RTZにはミア先輩が入っています」

ミア「僕の方が年下なんだから先輩は、恥ずかしいよ」

かすみ「先輩を敬うのがかすみん流です」

かすみ「やっぱりA・ZU・NAに加入する方が妥当ですよ」

しずく「うーん・・・」

↓レスコンマ
コンマ 奇数 栞子のA・ZU・NA加入を認める
コンマ 偶数 栞子のA・ZU・NA加入に反対する

355: 名無しで叶える物語(光) 2021/02/05(金) 22:11:38.95 ID:OdDWtX9y

359: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/05(金) 22:24:46.00 ID:UG62G+Cx
しずく(ここでA・ZU・NAに栞子さんを加入させたら)

しずく(絶対荒れちゃいます♡)

しずく(そしてメンバー同士、ファン同士がギスギスして)

しずく(とてもゾクゾクする展開に・・・・)

しずく(想像しただけで、昇天してしまいます♪)

しずく「はい♪いいですよ♪」

せつ菜「良いんでしょうか・・・・勝手に決めて」

しずく「せつ菜さんも、栞子ちゃんと一緒に組めるんですよ♪」

しずく「もっとプラスに考えるべきです」

せつ菜「そ、そうですね・・・栞子さんと組めるのは良いことです」

せつ菜「新しいA・ZU・NAの誕生です ⁄/*イ`^ᗜ^リ ペカー」

369: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/06(土) 21:51:57.96 ID:89DpbWn2
・・・・・・

私は体が弱かった。ずっと病院で入院を繰り返す

病院内では、沢山の知り合いが出来たから辛くは無かった

栞子「あの・・・小泉さんと絢瀬さんは?」

看護師「えっと・・・・その・・・・」

栞子「・・・・・・」

栞子(天国へ飛び立った・・・反応を見ればわかる)

栞子(次は私の番、最近は体調も良くない)

栞子(いよいよお迎えが近づいてきた)

ランジュ「栞子、遊びましょう」

栞子「ランジュ・・・」

栞子「小泉さんと絢瀬さんが・・・」

ランジュ「その2人は残念だったわね」

ランジュ「いつか・・・退院して一緒に食べようって話し合っていたのに」

ランジュ「みんなみんな・・・」

ランジュ「居なくなる・・・・」

ランジュ「・・・・・・」ポロポロ

370: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/06(土) 22:01:38.12 ID:89DpbWn2
園田「ゴホッゴホッゴホッ」

園田「ハァハァ・・・・」

園田「二人とも・・・よく来てくれたわね」

園田「さっそく・・・ゴホッゴホッゴホッ」

ランジュ「園田・・・体調が悪いなら・・・また今度」

栞子「そうです。体に障ります」

園田「ゴホッゴホッゴホッ」

園田「今日までなの・・・・」

園田「みんなと遊べるの・・・・ゴホッゴホッゴホッ」

園田「明日になると、家で生活することになるの」

ランジュ「その体調で家に・・・」

栞子「・・・・・・」

園田「ハハハハ・・・もうダメみたい・・・」

園田「最後くらいは、妹と一緒に暮らしたい」

園田「あの子と遊んだ事なんて全然無かったら・・・・ゴホッゴホッゴホッ」

ランジュ「・・・・」ポロポロ

栞子「私は・・・認めません」

園田「?」

栞子「絶対に生きてください」

栞子「抜け駆けなんて・・・・許しません」

栞子「何年も・・何十年も生きて生きて・・・・」ポロポロ

372: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/06(土) 22:31:53.09 ID:89DpbWn2
・・・・・・・・

その後トランプや携帯ゲームで遊んだ

園田「そろそろ・・・・みんなの病室に戻る時間ね」

園田「ゴホッゴホッゴホッ」

園田「今日は楽しかった・・・ありがとう」

ランジュ「・・・・」

ランジュ「また。ランジュ達も退院出来たら」

ランジュ「一緒にビュッフェを食べましょう」

バタンッ

栞子(ランジュは本当にビュッフェが好きですね)

栞子「また・・・遊びましょう」

園田「待って、栞子ちゃん」

園田「これを渡します」

栞子「・・・・・3枚の紙」

そこには歌詞が書かれていました

373: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/06(土) 22:42:20.65 ID:89DpbWn2
園田「小泉くんと絢瀬くん・・・そして私がそれぞれ書いた・・・・歌詞」

園田「それを完成させて歌えば・・・私達は生き続ける」

園田「ゴホッゴホッゴホッ」

園田「栞子ちゃん・・・作って欲しいの」

栞子「・・・・・」

・・・・・

それからほどなくして、園田さんは旅立った

私は何度も・・・園田さん達の残してくれた歌詞を元に曲を作ろうとしました

だけど・・・無理でした

栞子「きっと知らずにいた方が良かった・・・・」

栞子「そんな痛みを抱えながら・・・」

栞子「私は、いつになれば完成できるのだろうか」

栞子(いっそのこと誰かに託したほうが良いのかもしれません)

栞子(託すにしても・・・ちゃんと完成できそうな人)

375: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 14:10:11.39 ID:BsAi4qFL
病状も安定して、私は高校に進学することになった

私は公立高校の千歳橋高校に決めようとしたが
ランジュの母が理事長をしている、虹ヶ咲学園を親に勧められた

私は質素で、普通の暮らしを望んでいる

虹ヶ咲学園は私とは合わない・・・

けれど、ランジュにも説得され、結局は虹ヶ咲学園に進学した

・・・・・・

菜々「この学園の生徒会長の中川菜々です」

菜々「新入生のみなさん、ようこそ虹ヶ咲学園へ!!!!」

菜々「・・・・・・・」

菜々「えっと・・・・え・・・」

栞子「・・・・・」

この学園の生徒会長である、中川菜々は生徒会長でありながら
相応しくない人物でした。どうしてこんな人が生徒会長なのか

376: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 14:18:27.95 ID:BsAi4qFL
2年生「中川さんが生徒会長になった理由?」

2年生「誰もあの人以外に立候補しなかったんだよね」

2年生「どうせ誰がなっても、同じだろうし」

栞子「・・・・・」

栞子(だからってあんな人が生徒会長になっていいはずが無い)

栞子(もっとまともな人物に委ねるべきです)

・・・・・・・

栞子「スクールアイドル同好会」

スクールアイドルは嫌いだ

姉である三船薫子がスクールアイドルに熱を入れ過ぎた結果
勘当されて、私が跡取りなった

栞子「・・・・でも」

栞子(スクールアイドル同好会なら)

栞子(園田さんから貰った歌詞に作曲して・・・完成させてくれる)

かすかな希望を込めて、スクールアイドル同好会のライブを見に行く事にした

377: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 14:20:38.66 ID:BsAi4qFL
訂正

2年生「中川さんが生徒会長になった理由?」

2年生「誰もあの人以外に立候補しなかったんだよね」

2年生「どうせ誰がなっても、同じだろうし」

栞子「・・・・・」

栞子(だからってあんな人が生徒会長になっていいはずが無い)

栞子(もっとまともな人物に委ねるべきです)

・・・・・・・

栞子「スクールアイドル同好会」

スクールアイドルは嫌いだ

姉である三船薫子がスクールアイドルに熱を入れ過ぎた結果
勘当されて、私が跡取りなった。
私より適性のあった姉さんがバカなことをしなければ、私が苦労する事もなかったのに

栞子「・・・・でも」

栞子(スクールアイドル同好会なら)

栞子(園田さんから貰った歌詞に作曲して・・・完成させてくれる)

かすかな希望を込めて、スクールアイドル同好会のライブを見に行く事にした

378: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 14:26:17.37 ID:BsAi4qFL
ダイバーシティ東京プラザ

せつ菜「走り出した、思いは強くするよ~」

せつ菜「悩んだら君の手を握ろう~」

侑「・・・・・・」ワクワク

歩夢「これがスクールアイドル」

栞子「あれって生徒会長の中川菜々さん」

栞子(スクールアイドルとしても活動している)

栞子(生徒会長としてはダメですけど、スクールアイドルとしては・・・)

正直目を離せないくらい彼女には魅力があった

そして懐かしい感覚も・・・・

私は彼女の歌をどこかで聴いたことがある?

栞子(何はともあれ、スクールアイドル同好会・・・に接触してみましょう)

379: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 14:36:24.67 ID:BsAi4qFL
栞子「廃部・・・・」

栞子「どうして・・・・」

スクールアイドル同好会の部長である優木せつ菜(中川菜々)は、
部員に何も言わずに勝手に部活動を廃部にした

栞子「唐突に廃部にするなんてあり得ません」

栞子「廃部にするにしても、順序が・・・」

栞子「はっ」

栞子(中川菜々は生徒会長)

栞子(だとすれば、生徒会長の権限を使って・・・)

栞子(権利の濫用です!!!!)

栞子(そんな事をして、生徒が喜ぶと思っているのですか・・・・あの愚か者は)

380: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 14:46:55.34 ID:BsAi4qFL
かすみ「せつ菜先輩がどこに居ないんです」

しずく「私も・・・2年の教室を探したけど」

彼方「彼方ちゃんも探したけど無理だったよ~」

エマ「一体どこにいるんだろうね」

栞子(いるはずなんてありません)

栞子(優木せつ菜という人物は中川菜々さんが作り上げた架空の人物)

栞子(コソコソとみんなを騙して活動し)

栞子(生徒会長の権利を濫用して、無理矢理同好会を廃部にさせる)

栞子(これがスクールアイドルの姿?)

栞子(生徒会長の姿?)

栞子(違う・・・姉さんは立派だった。例え勘当されようと)

栞子(こんな屑とは違います)

栞子(中川菜々・・・・・許さない)

栞子(生徒会長だって私が・・・奪います。覚悟してください)

381: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 14:55:03.19 ID:BsAi4qFL
中川菜々は弱い人間だった

その弱さが暴走に繋がった

私は今でも嫌いですが、行動の理由は理解できます

生徒会長を引き摺り下ろさずも歩み寄れば良かった

救いの道をもっと用意してあげればよかった

・・・・・

栞子「!!!!!!!」

栞子「ハァハア・・・・」

栞子「随分と長い・・・間私は・・・」

三船薫子「目が覚めたかい栞子」

栞子「姉さん」

薫子「学校で倒れたと聞いたから、急いで駆け付けちゃった」

薫子「その様子だと、心配なさそうね」

383: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 21:24:30.87 ID:BsAi4qFL
薫子「そろそろ・・・出発の時間ね」

栞子「どこへ行くんですか?」

薫子「アメリカ。当分は帰ってこないけど」

薫子「しっかりと三船家の事、頼んだから」

栞子「・・・・・・」

薫子「それじゃあ・・・また・・・」

バタン

薫子「・・・・・」

薫子「簡単に倒れちゃ困るのよ」

マイ「どこへ行くつもり?」

薫子「誰・・・アナタ」

マイ「アタシの事なんてどうでも良いんです」

マイ「問題は三船薫子、貴方よ」

マイ「どうして、もっと側に居てあげられないんですか?」

マイ「それとも、実の妹じゃないから・・・愛情は無いという訳?」

薫子「どうしてその事を・・・・」

384: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 21:33:15.61 ID:BsAi4qFL
薫子「それを知られても、別に痛くもかゆくないから良いけど」

薫子「あの子は血のつながりも無い赤の他人」

薫子「でも・・・利用価値はあった」

マイ「知ってますよ。三船薫子は三船の跡を継ぎたくなかった」

マイ「だから亡くなった妹そっくりの子をある日養子にしてきた」

マイ「それが栞子さんです」

薫子「・・・・・・」

マイ「そして、跡を継ぎたくなかった貴方は、スクールアイドルにワザと熱を入れ」

マイ「親から勘当されるように仕向けて」

マイ「無事、栞子にが跡継ぎとなった」

薫子「・・・その通りよ」

薫子「スクールアイドルなんて下らない遊びをしてたのも」

薫子「あの子に跡継ぎを押し付けるため」

386: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/07(日) 21:42:14.22 ID:BsAi4qFL
薫子「昔から、嫌だった」

薫子「私は自由に生きたくて、三船という古い体質から脱却したかった」

薫子「ある日何気なく、病院を訪れた時」

薫子「亡くなった妹そっくりの女の子を見つけた」

薫子「私は・・・父に連絡して、彼女を養子にするように頼んだ」

薫子「父は亡くなった妹そっくりの子を見て喜び」

薫子「大金を出して、養子にした」

薫子「でも、問題だったのは・・・体弱かったこと」

薫子「体が弱くて、早く亡くなってしまえば・・・・せっかく養子にして跡取りを押し付けようする計画が台無しなる」

薫子「だから・・・病状が安定した時は嬉しかった」

薫子「そして私は当時から流行っていたスクールアイドルをやって」

薫子「好きでも無いのに3年間、必死に活動をした結果」

薫子「無事、家から勘当を言い渡され・・・自由を手に入れた」

マイ「・・・・・・」

薫子「後は、栞子がどこかの御曹司と結婚して・・・子を産めば完璧」

薫子「それまで行けば、いつ死んだってかまわない」

薫子「所詮、三船家を存続させる為だけの女なのだから」

マイ「・・・・・・」

390: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 21:30:59.33 ID:CESj7GMs
・・・・・・

歩夢「A・ZU・NAに栞子ちゃんを入れるの?」

かすみ「はい」

かすみ「しお子だけ、スクールアイドル部で現状・・・・ユニットを組めていないので」

璃奈「仲間外れは・・・・良くない」

愛「楽しそうじゃん。しおってぃーが入れば雰囲気も変わるし」

歩夢「A・ZU・NAは3人で完成されたユニットなのに・・・・」

歩夢「そうして勝手に決めちゃうの・・・」

侑「へぇー、歩夢は栞子ちゃんの事なんてどうでも良いんだ」

侑「そうだよね。歩夢は栞子ちゃんの事が嫌いだからね」

侑「あーあ。可哀想だな・・・・栞子ちゃん」

侑「後輩を虐めて喜ぶ歩夢って本当に性格悪いよね」

侑「人間の心持っているのかな?」

歩夢「・・・・・」

歩夢「侑ちゃん。ごめんなさい」

歩夢「私、栞子ちゃんと一緒に歌いたい」

侑「本当に!!!」

侑「じゃあ明日、生配信で新生A・ZU・NAをお披露目だから」

かすみ「頑張って盛り上げてください歩夢先輩」

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ ・・・・・・・」

391: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 21:42:04.80 ID:CESj7GMs
・・・・・・

せつ菜「何か不満なのですか?」

歩夢「菜々ちゃんは、良いの」

歩夢「A・ZU・NAに栞子ちゃんが加入して」

せつ菜「・・・・・」

せつ菜「別に不満はありません」

せつ菜「栞子さんは凄い人ですし」

せつ菜「ライブだって私の何倍も素敵な歌や踊りをして」

せつ菜「正直、私では太刀打ちできません」

歩夢「そんなことない」

歩夢「菜々ちゃんの方が素晴らしいよ」

歩夢「私・・・・菜々ちゃんが頑張って練習しているところも知っているし」

歩夢「考え直して・・・・お願い・・・」

せつ菜「・・・・・・」

↓レスコンマ
コンマ 奇数 栞子さんの加入は必然
コンマ 偶数 歩夢さんの気持ちを理解する 栞子 転落ルート

392: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2021/02/08(月) 21:46:55.24 ID:BB6EU6p8
うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!

401: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 22:47:01.64 ID:CESj7GMs
せつ菜「・・・・・」

せつ菜「そうですよね。A・ZU・NAはやはり3人のユニット」

せつ菜「明日の朝、侑さんに話してきます」

歩夢「だったら私も」

せつ菜「いえ、私だけで充分です」

せつ菜「それに歩夢さん・・・侑さんに言いくるめられてしまうに決まっています」

歩夢「それは・・・・」

せつ菜「私に任せてください」ペカーッ

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ」

402: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 22:54:58.83 ID:CESj7GMs
次の日

せつ菜「・・・・・」

せつ菜(早く侑さんに話すために、部室に一番乗りします)

せつ菜(休日の午前6時・・・流石に誰もいないはず)

ガラガラガラッ

栞子「最高傑作~お味はいかが」

栞子「みんなの愛情たっぷり」

栞子「優勝~これは優勝」

栞子「君の笑顔という調味料が何よりも~」

栞子「美味しい魔法のような隠し味!」

せつ菜「・・・・・・・」

せつ菜(私たちの新曲、Kakushiaji!)

せつ菜(まだ私も覚えている途中だというのに・・・・)

栞子「ハァハァ・・・」

栞子「せつ菜さん」

403: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 23:02:08.63 ID:CESj7GMs
栞子「おはようごさいます」

せつ菜「お、おはよう・・・」

栞子「昨日は申し訳ございませんでした」

栞子「私は調子に乗っていたみたいです」

栞子「せつ菜さんに対して、先輩なのに・・・・暴言何て吐いてしまって」

栞子「私・・・どうかしていました」

せつ菜「そ、そんな事より体調は大丈夫ですか!!!!!」

栞子「おかげさまでなんとか・・・」

栞子「だから今日は朝、4時から練習しています」

せつ菜「朝4時!!!!!」

栞子「ユニットと組むのは初めてなので、迷惑を掛けないようにする為には」

栞子「練習量を増やすしかないと考えています」

栞子「A・ZU・NAに加入したからには精一杯頑張りますので」

栞子「よろしくお願いします」ペカーッ

せつ菜「よ、よろしく」

せつ菜「・・・・・・」

406: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 23:09:39.13 ID:CESj7GMs
栞子「もう一度、サビの部分から練習です」

せつ菜(私は誤解していました)

せつ菜(栞子さんは、生徒会長、スクールアイドル・・・勉強においても)

せつ菜(すべてにおいて私より上に立ち・・・羨ましかった)

せつ菜(でも違った。栞子さんは、努力しているから当然なんです)

せつ菜(私なんて、無駄な事ばかりで時間を浪費している)

せつ菜(勝負にもなりません)

せつ菜「ごめんなさい、歩夢さん」

せつ菜(栞子さんにA・ZU・NAの中心になってもらいます)

407: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 23:18:02.26 ID:CESj7GMs
・・・・・・・

数時間後

侑「さぁ、いよいよ新生A・ZU・NAでの生配信だよ」

しずく「どういう結果になるか、ワクワクします♪」

歩夢「ねぇせつ菜ちゃん」

歩夢「侑ちゃんに栞子ちゃんの事・・・」

せつ菜「・・・・・」

歩夢「言えなかったんだね」

歩夢(菜々ちゃんは肝心なところでポンコツだから・・・・信用するべきじゃなかった)

歩夢(この配信が終わったら・・・私が侑ちゃんに・・・・)

侑「くれぐれも、せつ菜ちゃんは余計な事を言わないでね」

かすみ「そうですよ!!!せつ菜先輩の言動には今回の新生A・ZU・NAの未来が掛かっているんですから!!!!」

せつ菜「は、はい!!!!」

果林「栞子・・・居ないわね。どこへ行ったのかしら」

栞子「遅くなってすみません」ペコリッ

侑「早くして・・・もうすぐだから」

栞子「はい」

408: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 23:27:38.68 ID:CESj7GMs
生配信が始まった

まずは初めに・・・・4人のフォーメーションでDream Land!Dream World!を歌う

栞子「♪~」

せつ菜「凄い・・・」

せつ菜(栞子さん・・・合わせている。全然一緒に練習にしていないのに)

侑「せつ菜ちゃん・・・」

果林「まずいわ・・・せつ菜歌詞を間違えている」

愛「あれれ・・・」

せつ菜(しまった・・・私・・・間違えて)

修正しようと頑張るが・・・・上手くいかない

せつ菜「うぅぅぅ」ポロッ

栞子「♪~♪~」

しずく「♪~♪~」

璃奈「しずくちゃんと栞子ちゃんが・・・せつ菜さんをフォローした・・・」

侑「なんとかなりそう」

ランジュ「大惨事は免れたわね」

ミア「栞子・・・頑張れー」

409: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 23:35:46.04 ID:CESj7GMs
パチパチパチ

せつ菜(完全にみなさんの足を引っ張ってしまった)

栞子「・・・・・ハァハァ」

せつ菜(それにしてもやっぱり栞子さんは凄いです)

せつ菜(私が間違えたのに、とっさにしずくさんと連携してフォローしてくれるなんて)

歩夢「いかがでしたでしょうか。新しいA・ZU・NAのライブは?」

しずく「また今までとは違った感じになると思いますが・・・・」

栞子「新しく、A・ZU・NAに参加することになりました」

栞子「三船栞子です」

栞子「早くみなさんに認めてもらえるように、精進して頑張りたいと思いますので」

栞子「よろしくお願いします」ペコリッ

せつ菜「・・・・・」

せつ菜「みなさん!!!!!」

せつ菜「栞子さんは、私なんかよりもずっと素晴らしいパフォーマンスをして」

せつ菜「盛り上げてくれると思います!!!」

せつ菜「どうか、栞子さんの事を嫌いにならないで好きになってください!!!」

せつ菜「とても素晴らしい方なんです!!!!」

せつ菜「本当に・・・お願いします!!!」

私は感情を込めて栞子さんを褒めた・・・

栞子さんをA・ZU・NAの一員として認めてください

・・・・・・・・

・・・・・・

・・・

410: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/08(月) 23:46:58.14 ID:CESj7GMs
生配信は・・・・結果的には言えば失敗した

せつ菜ちゃんが過剰に栞子ちゃんを持ち上げたせいで

せつ菜ファンや歩夢ファン・・・・更には栞子アンチの層から批判が大量に出た

「せつ菜ちゃん可哀想・・・・」

「栞子ちゃんを持ち上げてるよ。なにこれ」

「もしかしてさっきのライブも栞子ageの為にワザと失敗した?」

「露骨すぎる」

「栞子最低・・・・」

「あゆせつこそ至高、不適性八重歯クソガキはいらない」

「本の栞よりも価値のないクソ八重歯」

「iPhoneクラッシャーするだけの事はある」

「しずくが気持ちよさそうに歌っていて良かった」

421: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/09(火) 22:31:15.80 ID:Ic8ejfy2
・・・・・・・・

侑「今朝届いたメールのほとんどが栞子ちゃんへの非難や批判のメールばかり」

ランジュ「学校にも電話が殺到しているらしいわ」

ミア「・・・・・」

せつ菜「私のせいです」

せつ菜「私があの時・・・・変な事を言わなければ」

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ そんなことないよ」

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 悪いのは普段から行いが悪い栞子ちゃんがいけないんだから」

歩夢「@cメ*˶ˆ ᴗ ˆ˵リ 菜々ちゃんは何にも気にしなくて良い」

果林「過去の栞子の廃部騒動がここまで続くなんて・・・」

愛「過去は消せないからね・・・」

愛「どんなに消そうと頑張ったって、逃れられない運命というものがある」

侑「私としては、栞子ちゃんを助けたいけど」

侑「スクールアイドル部は栞子ちゃんを一人じゃない」

侑「可哀想だけど・・・決断するべきだね」

↓レスコンマ
1~20 栞子部長解任
21~40 上記+A・ZU・NAから脱退
41~60 上記+謝罪動画配信
61~80 上記+当分の間ライブ出場停止
81~90 栞子スクールアイドル部退部
91~99、00 お咎めなし

422: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/09(火) 22:31:32.05 ID:AebEdb+H
それ

425: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/09(火) 22:42:04.90 ID:Ic8ejfy2
侑「部長は解任だね」

ランジュ「・・・・その辺が妥当なところね」

せつ菜「待ってください」

せつ菜「何も悪い事をしていないのに、どうして解任なんて・・・・」

せつ菜「罰を受けるのは私です」

せつ菜「私で充分です」

しずく「せつ菜さんでは駄目なんです」

せつ菜「え」

しずく「せつ菜さんは物語で言う、主人公側の人間」

しずく「つまりヒーローなんです」

しずく「大衆が求めるのはヒーローがやられるところではありません」

しずく「悪が成敗されるところです」

しずく「残念ながら、その役は栞子さん」

しずく「だから・・・栞子さんには罰を受けてもらう」

しずく「まぁ・・・この程度は全然収まらないと思いますけど♪」

かすみ「しず子!!!!!言って良い事と悪いことがあります!!!!」

しずく「ならかすみさんが代わりに悪役を受け入れますか?」

427: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/09(火) 22:53:35.32 ID:Ic8ejfy2
しずく「かすみさんに栞子さんのアンチ全員を受け入れる覚悟とメンタルがありますか?」

かすみ「そ、それは・・・・」

しずく「出来ないですよね?」

しずく「かすみさんは、『嫌われる』事を嫌がっていますから」

しずく「それに・・・かすみさんのメンタルなら1日も持たないでしょう」

かすみ「ならしず子は出来るんですか!!!!」

しずく「私は受け止められます」

しずく「むしろ利用して、私の武器にします」

彼方「しずくちゃんならあり得そうだよ~」

しずく「かすみさんや彼方さんが私の事を嫌ってくれたおかげで・・・色々と鍛えられましたから♪」

しずく「もう・・・・どんなに嫌われても・・・・それすら楽しく感じてしまいます♪」

437: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 09:17:00.21 ID:d7Ndysot


しずく「あの・・・三船栞子さんを知りませんか?」

普通科の生徒A「さぁ、どこにいるんだろうね」

普通科の生徒B「あの子友達いないからさ・・・トイレでご飯でも食べているんじゃない?」

普通科の生徒C「wwwwwww」

しずく「・・・・・・」

しずく(やっぱり友達が居ない・・・思った通り)

しずく(生徒会室にも居なかった。一体どこへ行ったのでしょうか?)

しずく(もしかして部室?)

スクールアイドル部 部室

栞子「・・・・・・」

キュッキュッ

栞子「ふぅ・・・・」

ガラガラガラッ

しずく「栞子さん、ここに居たんですね」

栞子「しずくさん。どうかされましたか?」

キュッキュッ

しずく「特に用って事は無いんですけど・・・・」

しずく「部室の掃除ですか?」

栞子「はい・・・今朝は部室には行かなかったので掃除出来ませんでした」

栞子「皆さんには綺麗な環境で活動を行って欲しいですから」

キュッキュッ

キュッキュッ

栞子「それに・・・・私はこのスクールアイドル部の部長です」

栞子「部長自らが行動をしなければ・・・部員は付いてきません」

しずく「・・・・・」

しずく「栞子さん・・・残念ですが、部長は解任という方向でまとまっています」

438: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 09:29:15.94 ID:d7Ndysot
栞子「部長解任・・・私が・・・・」

しずく「今回の騒動の責任という事です」

しずく「それくらいの事はしないとファンの方々は納得出来ない」

しずく「荒れ続けます」

栞子「・・・・・・」

栞子「分かりました。そういう判断を皆さんがしたと言うなら」

栞子「私よりもふさわしい方に任せた方が良いでしょう」

しずく「・・・・・・」ゾクッ

しずく(平気な顔をしていますけど、絶対心の中では悲しんでいます♪)

しずく(これがせつ菜さんや歩夢さんだったなら、感情を出して訴えますが)

しずく(栞子さんは決して、表には出しません)

しずく(心の内に秘めて・・・・溜める)

しずく(だからこそ、栞子さんは弱い・・・・)

しずく(蓄積された悲しみは許容範囲を超え、溢れて壊れる)

しずく(コワレモノは守らなくては壊されます)

しずく(しかし、私は守りません・・・壊れてください♪)

445: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 20:11:42.62 ID:d7Ndysot
・・・・・・・・・

音ノ木坂 アイドル研究部 部室

穂乃果「・・・・・」

穂乃果「みんな、私が怒っている理由分かっているよね?」

海未「全国のスクールアイドルファンが選ぶベストランキング」

海未「ユニット部門ではμ'sが1位でした」

絵里「個人の部門では、真姫、にこ、穂乃果の3人しか選ばれていない」

ことり「で、でもμ'sは個人と言うより、9人グループっていうイメージがあるから」

花陽「入ってなくても、仕方無いです・・・・」

希「せや、だから個人でもランキングしている3人が異常なだけや」

凛「だから怒らないで欲しいにゃ」

真姫「・・・・・・」

真姫(今の穂乃果に何を言ったって無意味よ)

真姫(むしろ、下手な言葉を発する方が余計に怒らせるだけだわ)

真姫(だから私は音楽を聴いて逃げる・・・)

にこ「穂乃果・・・落ち着きなさい」

にこ「個人で入らなかった。なら次頑張って入れば済む話じゃない」

穂乃果「次なんてない!!!!」

446: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 20:21:05.97 ID:d7Ndysot
穂乃果「3年生だって、もうすぐしたら卒業だよ」

穂乃果「それなのに、この結果」

穂乃果「恥ずかしくないの?」

絵里「・・・・・」

希「・・・・・」

穂乃果「またダンマリだ。にこちゃんが虐められた時もそうやって黙って傍観してたのかな?」

穂乃果「私には通用しないよ。にこちゃんと違って私はやられたらやり返すタイプだから」

穂乃果「校内の人気だって私の方が上なんだから、私の一言で明日から辛い学校生活を遅らせる事だって可能だよ?」

海未「穂乃果、今は争っている場合ではありません」

ことり「ホノカチャン・・もうすぐSaint_Snowとの対決が」

穂乃果「誰のせいでこうなっていると思っているの!!!!!」

穂乃果「海未ちゃんもことりちゃんも役に立たない」

穂乃果「私にばっか頼って胡坐をかくから・・・・・」イライラ

穂乃果「凜ちゃんと花陽ちゃんも・・・1年生だから今は見逃すけど・・・・」

穂乃果「次は無いから」

穂乃果「」

447: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 20:31:12.43 ID:d7Ndysot
穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんは」

穂乃果「作詞担当と衣装担当から外れて練習に専念させるから」

穂乃果「以前合宿の時に海未ちゃんが作った練習メニューの5倍」

穂乃果「1日でこなして貰う」

海未「!!!!!!」

ことり「そんな・・・ホノカチャン」ポロポロ

穂乃果「μ'sというブランドに甘えた罰だよ」

穂乃果「Saint_Snowの対決の日までは続けるつもりで」

にこ「海未の練習メニューの5倍って・・・・ランニング50キロよ」

凛「無茶苦茶にゃ・・・あんまりだにゃ・・・・」

真姫「それはさておき。穂乃果・・・海未とことりが作詞担当と衣装担当を外すなら」

真姫「代わりに誰がやるっていうの?」

穂乃果「亜理沙ちゃんだよ」

448: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 20:38:38.43 ID:d7Ndysot
絵里「どういう事よ穂乃果!!!!」

穂乃果「亜理沙ちゃん、来年・・・音ノ木坂に来るんでしょ?」

穂乃果「だったら今の内からスクールアイドルの活動に慣れてもらわないと」

穂乃果「ダメなお姉ちゃんの二の舞にはさせたくないし」

絵里「!!!!!」

穂乃果「ちゃんと亜理沙ちゃんには言ってあるし、オーケーも貰ったから」

真姫「そう・・・」

真姫(大変だろうけど・・・頑張りなさいよ)

希「・・・・・」

希「穂乃果、考え直さんと・・・とんでもないことが起こるってカードが告げてる」

希「もう一度頭を冷やすんや」

穂乃果「十分冷えているよ・・・そんなカード占いを信じる希ちゃんよりは」

穂乃果「希ちゃんにはスピリチュアルより現実を教えた方が良いよね」

穂乃果「今から全員との好感度を私が占ってあげるから♪」

↓レスコンマ 絵里 → 希 好感度

↓×2レスコンマ 希 → 絵里 好感度

449: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/02/11(木) 20:41:28.71 ID:S4uR+T7j
コンマがこわい

450: 名無しで叶える物語(えびふりゃー) 2021/02/11(木) 20:45:03.60 ID:AouCM467
ほい

452: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 21:01:07.01 ID:d7Ndysot
絵里 → 希 好感度 71

希 → 絵里 好感度 60

穂乃果「うんうん・・さすがに仲が良いね」

希「ああ・・・」

絵里「穂乃果、勝手に好感度を測るのは止めなさい」

絵里(希が嫌っていなくて良かったものの)

絵里(もしもと言う事が・・・・)

穂乃果「占い好きの希ちゃんの為だよ」

穂乃果「次は誰が良いかな?」

海未「やめてください穂乃果・・・」

穂乃果「決めた・・・希ちゃんと花陽ちゃんだ」

穂乃果「次も上手く行くといいね」

↓レスコンマ 花陽 → 希 好感度

↓×2レスコンマ 希 → 花陽 好感度

453: 名無しで叶える物語(光) 2021/02/11(木) 21:02:06.87 ID:fOMEHzRO
ふん

454: 名無しで叶える物語(はんぺん) 2021/02/11(木) 21:02:10.21 ID:Yu5cDcPn
ふくよかペアか…

457: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 21:18:25.89 ID:d7Ndysot
花陽 → 希 好感度 87

希 → 花陽 好感度 21

穂乃果「ハハハハ、やっちゃったね希ちゃん」

穂乃果「希ちゃんから嫌われてるみたいだよ花陽ちゃん」

花陽「・・・・・」

花陽「もし、希ちゃんが小さい頃からこの街で暮らしていたら…私たち姉妹みたいに仲良くなっていたかなぁ」

花陽「思っていたのに・・・・」ポロポロ

希「違うんや、花陽・・・誤解や」

穂乃果「事実だよ。希ちゃんは花曜ちゃんの事が嫌い」

穂乃果「理由は炭水化物食べているのに、希ちゃんより太らないから?」

穂乃果「嫉妬するよね・・・・私だってちょっとは羨ましいと思ったから」

希「ウチが悪かった・・・もうやめよう・・・お願いや」

穂乃果「ファイトだよ!!!次はことりちゃん」

真姫(いつまで・・・続くのかしら)

真姫(今聞いているアルバムの曲が一周するわよ)

↓レスコンマ ことり → 希 好感度

↓×2レスコンマ 希 → ことり 好感度

458: 名無しで叶える物語(光) 2021/02/11(木) 21:19:10.92 ID:fOMEHzRO
どうなる

459: 名無しで叶える物語(光) 2021/02/11(木) 21:20:54.80 ID:fOMEHzRO
俺高コンマばかりじゃん皆ごめんよ

467: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 21:51:26.21 ID:d7Ndysot
ことり → 希 好感度 92

希 → ことり 好感度 80

希「ウチの事好きなん?」

ことり「好き////」

ことり「μ'sの事を陰から支えてくれて」

ことり「本当に感謝してる・・・・ありがとう////」

希「ウチもことり好きや」

希「またメイド喫茶で働いてな・・・メイド服の姿のことり・・・可愛いから」

穂乃果「・・・・・・」

希「残念やったな穂乃果」

希「ウチは嫌われてへんよ」

希「まだ続けるつもり?」

絵里(希、調子に乗っている・・・)

絵里(さっきまで怖がっていたのに)

穂乃果「そう焦んないでよ。まだまだこれからだよ」

↓レスコンマ 凛 → 希 好感度

↓×2レスコンマ 希 → 凛 好感度

468: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 21:55:51.13 ID:prtfNJYJ
ほい

469: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2021/02/11(木) 21:56:20.51 ID:1qTiVozU
辛いな

473: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/11(木) 23:04:47.04 ID:d7Ndysot
凛 → 希 好感度 13

希 → 凛 好感度 51

凛「凛は許さないにゃ」

凛「かよちんの事を嫌い・・・」

凛「にこちゃんの事だって・・・・」

凛「にこちゃんが虐めを受けていた時」

凛「助けずに・・・傍観していたことを・・・」

希「それは・・・」

凛「だから生徒会の二人は好きになれない・・・偽善者だにゃ!!!!」

にこ「凛・・・・」

穂乃果「偉いよ、凜ちゃん」

穂乃果「絵里ちゃんと希ちゃんには期待できないけど」

穂乃果「1年生には期待を持てる」

海未「本当に希の好感度を全員分測るつもりですか・・・」

穂乃果「そうだよ!」

穂乃果「リリホワの仲の良さを見せてよ海未ちゃん」

↓レスコンマ 海未 → 希 好感度

↓×2レスコンマ 希 → 海未 好感度

474: 名無しで叶える物語(はんぺん) 2021/02/11(木) 23:05:40.56 ID:Yu5cDcPn
ソイヤ

475: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/02/11(木) 23:08:26.42 ID:S4uR+T7j
どうだ

476: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/12(金) 00:28:03.33 ID:AyIZPXIz
海未 → 希 好感度 56

希 → 海未 好感度 42

海未「穂乃果・・・無駄ですよ」

海未「穂乃果の事ですから、希を追いつめようとしていたのでしょう」

海未「しかし、結果は今一つ・・・・」

海未「私は希の事は嫌いではありません」

穂乃果「希ちゃんは9人目のメンバーだったって事だね」

穂乃果「良かった良かった」

海未「・・・・・」

パシンッ

海未「目を覚ましてください!!!!」

ことり「ホノカチャン・・・」

海未「そう・・・あの日夢見たのは廃校阻止をして、みんなの笑顔を見ることでした」

海未「私たちは同じ夢を描いて・・・一緒に進もうとしていたはずです」

海未「なのに・・・穂乃果は変わってしまった」ポロポロ

海未「どうしてですか!!!!」ポロポロ

穂乃果「・・・・・」

穂乃果(あの日夢見たのは廃校を阻止して一緒に来年も音ノ木坂に登校する)

穂乃果(雪穂の笑顔だった)

477: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/12(金) 00:44:06.42 ID:AyIZPXIz
穂乃果(雪穂の笑顔・・・でも叶わなくなった)

穂乃果(雪穂は自分が分からなくなり、笑顔を失った)

穂乃果(輝く瞳は明日も信じられなくなり)

穂乃果(負けた心で明日を信じている)

穂乃果(奇跡なんて・・・無かった)

穂乃果(何も・・・無い・・・)

穂乃果(でも、雪穂は言ってくれた)

・・・・・・

雪穂「お姉ちゃんが、スクールアイドルで頑張っているのを見てると」

雪穂「ちょっとは、気持ちが楽になる・・・」

穂乃果「本当に!!!!」

雪穂「うん・・・見ているときは嫌なことを少しでも忘れられるんだ」

・・・・・

穂乃果「海未ちゃん」

パシンッ

海未「っ!!!!!」

真姫(穂乃果・・・・いつの間に海未よりも力強くなってる)

穂乃果「強い強い願いの為だよ」

穂乃果「変わらなきゃいけない・・・人生に現状維持なんてない」

穂乃果「私は進み続ける・・・たとえ誰も一人になっても」

483: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/12(金) 21:19:52.43 ID:AyIZPXIz
今日も練習は過酷だった

ことりと花陽、絵里はあまりの過酷さに吐いて倒れてしまった

にこ「ハァハァ・・・ダメ・・・動けない」

海未「穂乃果・・・・」

海未「穂乃果は変わってしまった」

真姫「穂乃果は変わってないわよ」

凛「どういう事かにゃ?」

真姫「私はまだ付き合いは長い方じゃないけど」

真姫「初めて会った時から穂乃果は変わっていない」

真姫「積極的で好奇心旺盛で、誰よりも熱い気持ちを持っている」

真姫「むしろ変わったのはそれ以外」

真姫「穂乃果を拒絶してしまっている・・・・前なら穂乃果のすることに対して肯定的だったのに」

海未「・・・・・・・悪いのは私達の方ですか?」

真姫「そうは言っていないわ。あくまでも私の解釈のひとつだから」

真姫「・・・・・例えばの話」

真姫「虹ヶ咲スクールアイドルのせつ菜と栞子で良いわ」

真姫「両者とも過去にスクールアイドルアイドル同好会を廃部にしようとしたでしょ?」

真姫「せつ菜がスクールアイドルを廃部にしようとした時には、批判する人は少なかった」

484: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/12(金) 21:30:57.89 ID:AyIZPXIz
真姫「対して、栞子の場合は批判する人が殺到した」

真姫「今でも沢山のアンチを抱えるくらい」

海未「確かに荒れていますが・・・・」

凛「Twitterでもいっぱいみかけるにゃ」

真姫「同じことをしたのに・・・評価の違う二人・・・・」

真姫「それは何故なのか?」

海未「・・・・・・・」ゴクリッ

凛「・・・・・」ゴクリッ

真姫「『愛』よ」

真姫「その人に対して、愛があるか無いか・・・・それによって見方は変わるの」

真姫「以前の穂乃果には、みんな愛があったから受け入れた」

真姫「しかし、今の穂乃果には愛が無いから・・・・変わったように捉えてしまう」

真姫「愛があるか無いかによって、人は異なる解釈を得るのよ」

にこ「・・・・・なるほどね」

にこ「恋は人を盲目にさせると言うけれど・・・そういう事なのね」

487: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 17:01:26.81 ID:ERxe4o6C
穂乃果は愛の為なら、全てを犠牲にできる

真姫(初めて出会った時から、そうだった)

真姫(誰かの為に行動している)

穂乃果「貴方、アイドルやってみたいと思わない?」

真姫(キラキラした目で純粋で熱意をもって近づき・・・誰かの為に行動する貴方が理解できず気持ち悪かった・・・・)

真姫「ナニソレイミワカンナイ」

真姫(でも・・・今なら穂乃果を理解できる)

真姫(パパと一緒にランジュのビュッフェパーティーに行ったとき)

真姫(嫌いだった、ランジュの見方が変わった)

・・・・・・・

・・・・

真姫「・・・・このお寿司。美味しい」

真姫父「一流のものを揃えているからな、みんなの最高の思い出になる為に」

真姫父「世界各国の食材を厳選していると聞いた」

真姫「・・・・・」

真姫父「周りには幼い子ばかりいるだろ?」

真姫「ええ、確かに私よりもずっと年下の子ばかり・・・・」

真姫父「彼女たちはとても重い病気を患っていて、中には来年にはこの世に居ない子もいる」

真姫「!!!!!」

真姫父「世の中には真姫より年下で、生きたくても生きられない子が沢山いる」

真姫父「その子達の為に彼女はビュッフェを無料で提供する」

真姫父「真姫にとっては偽善に見えるかもしれないが、彼女は本気だ」

真姫父「何故なら、愛があるから」

真姫「・・・・・・愛」

真姫父「彼女は言動や行動が・・・不器用で嫌われているかもしれない」

真姫父「だが彼女の純粋な愛や気持ちがあってこそ、少女たちは笑顔になれる」

真姫「・・・・・」

その時、私は穂乃果も愛故の行動で生きる不器用な子だったと初めて気づいた

488: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 17:09:32.66 ID:ERxe4o6C
中学の頃私はぼっちだった

みんな私よりも未熟で馬鹿で・・・私に釣り合うことなど居ない・・・・

だが一人だけ優しく接してくれた子が居た

尾崎まこ

彼女は鬱陶しいくらい付きまとい、私に話しかけて接して来てくれた

真姫「どうして、私に付きまとうのよ」

真姫「こっちは迷惑なのよ!!!!!」

尾崎まこ「・・・・・」

まこ「どうして閉じこもるの?」

まこ「世界はこんなにも広いのに・・・」

真姫「何それ・・・イミワカンナインダケド」

まこ「私は・・・見せたい。真姫ちゃんに世界の素晴らしさを・・・」

結局、卒業するまで彼女は私に付きまとっていた

489: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 17:19:45.09 ID:ERxe4o6C
高校では、少しは馬鹿で幼稚な人間に付き合った

花陽と凛・・・中学時代なら間違いなく話さない人間だった

無理矢理スクールアイドルをやらされて

馬鹿な先輩たちも付き合った・・・

真姫「・・・・・・」ポロポロポロ

真姫父「どうしたんだ真姫・・・急に泣いたりして」

真姫「私は・・・世界を知らなかった」ポロポロ

おかしかったのは私の方だったのだ

一人で籠って・・・誰とも絡まず浮いていた

周囲の人間には、浮いている私の方が異常で馬鹿で未熟なのだったはず

そんな中・・・尾崎まこは、私を愛そうとしてくれた・・・受け入れようとしてくれた

なのに・・・私は彼女の事を理解しようとも分かり合おうともせず拒絶して

彼女だけじゃない・・・私は多くの人々の想いを踏みにじってきた・・・・

真姫「パパ・・・愛でいっぱいに溢れているんだ・・・・こんなにも美しかったのね」ポロポロ

真姫「イミワカルワ・・全て」ポロポロ

492: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 17:30:41.00 ID:ERxe4o6C
・・・・・・

・・・・

・・・

・・

ガラガラガラッ

穂乃果「真姫ちゃん。みんな帰ったよ」

真姫「もう少し、私も練習したいの」

穂乃果「珍しいね、真姫ちゃん自ら残るなんて」

真姫「穂乃果と同じよ」

真姫「勝ちたい。Saint Snowに勝って上を目指したい」

真姫「それに穂乃果を一人にしたくない・・・・」

真姫「最後まで私は、一緒に頑張りたい!!!」

尾崎まこには、会えずにいる・・・あの時の事を感謝したい
そして今度は私の番・・・・・・私も不器用な子を突き放したりなんてしない

494: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 20:55:48.05 ID:ERxe4o6C
理解される・・・不器用な子も居れば
理解されない・・・器用な子も居る

・・・・・・

曜「・・・・・・」

千歌「これ・・良いよね」ワイワイ

梨子「うん、今度の休み。買い物に行きましょう」ワイワイ

鞠莉「かなーん、ダイヤ。今日の帰りはウチに寄って」ワイワイ

ダイヤ「良いでわよ。最近鞠莉さんの家には行ってませんでしたし」ワイワイ

果南「でも・・・家に行くと色々食べちゃうのがねぇ」ワイワイ

善子「さぁ、ルビィ、ずら丸。今度の休みは東京遠征よ」

善子「禁断の書物を集めるために・・・」ワイワイ

ルビィ「良いよ、ルビィも行きたいところあるから」ワイワイ

花丸「でも・・・都会は怖いずら~」ワイワイ

曜(いつからだろうか・・・)

曜(話の輪にも入れないで一人で居ることが多い)

曜(他のみんなみたいに露骨には避けてこないにしても)

曜(寂しい・・・・)

495: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 20:59:34.45 ID:ERxe4o6C
千歌「ねぇ・・・曜ちゃん」

千歌「ちょっと、数分の間離れるてくれるかな?」

千歌「みんなと話したいことがあるから」

曜「それって私は除け者って事?」

千歌「そうじゃないけど、参加しても辛い話をするから」

曜「・・・・・分かった」

曜「私が居ないほうがまとまるならそれでいいよ♪」

曜「ちょっとの間離れるね・・・」

ガラガラガラッ

花丸「マルも少しの間離れるずらっ」

497: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 21:22:52.66 ID:ERxe4o6C
ダイヤ「曜さんを追い出して、どんな話をするつもりなのですか?」

果南「いくらなんでも酷いと思うよ。千歌」

千歌「みんなだって薄々気づいているはず」

千歌「曜ちゃんは、Aqoursには必要ないって」

梨子「・・・・・・」

ルビィ「よ、曜さんは人気だから、居なくなるとAqoursのファンだって・・・・」

千歌「ルビィちゃん。そこ大事なのだ」

千歌「曜ちゃんは確かに人気、私達Aqoursの人気の8割・・・いや9割と言っても良いくらい」

千歌「でもね・・・今の私たちは曜ちゃんの付属品だと思われているのも事実」

千歌「Aqoursは曜ちゃんだけの存在が大きくなってしまい」

千歌「曜ソロになっちゃった・・・・これはゼロからマイナスになっているの同じだよ」

善子「でも曜は入れたのは千歌でしょ。幼馴染なんだし、こうなることだって予想できたんじゃないの?」

ダイヤ「そうですわ。渡辺曜の危険性は、貴方が一番熟知しているはず」

千歌「私もμ'sみたいに廃校を阻止したかった」

千歌「その為には、悪魔の力を借りるくらいのリスクを負ってまで」

千歌「結局はダメだった・・・・曜ちゃんのせいで私達は目立たず・・・・廃校阻止を掲げた声もμ'sみたいには届かなかった」

千歌「新しい学校でもスクールアイドルをするなら、曜ちゃんは必要ない」

千歌「むしろみんなの足を引っ張る邪魔者でしかない」

千歌「だから曜ちゃんをAqoursから外す方が良いのだ!!!!」

499: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 21:41:31.94 ID:ERxe4o6C
梨子「私も千歌ちゃんの意見に賛成・・・・」

梨子「あの子のせいで私は・・・・」

梨子(曜ちゃんのピアノは私の今までの人生を無意味にした)

梨子(私が苦労して、葛藤して・・・乗り越えたピアノ演奏だって)

梨子(曜ちゃんの遊びのピアノには到底敵わない・・・・)

梨子(きっと心の中では、私の事をあざ笑っていたんだ)

梨子(見下して・・・私が悩んでいる姿を馬鹿にして・・・・・)

梨子(許せない・・・せっかく・・・・せっかく・・・・親友だと思ったのに)

梨子「うぅぅぅ・・・・」ポロポロ

ダイヤ「私は、反対ですわ」

ダイヤ「曜さんだって、みんなと一緒にライブをしたいはず」

果南「ダイヤ・・・素直になったら」

鞠莉「想いが届かないって悩むのは 苦しいだけよダイヤ」

ダイヤ「・・・・貴方たちまで、曜さんを見捨てるつもりですか?」

果南「私も曜と幼馴染だから分かるのよ。あの子は人間じゃない・・・」

果南「バケモノ・・・・いやバケモノよりも酷い」

鞠莉「曜が居なかったら、浦の星女学院の廃校阻止はもう少しうまく行っていたのかも知れなって思うと」

鞠莉「ほんっとハラタツよね」

千歌「さぁダイヤさんも素直になって」

ダイヤ「・・・・・・」

↓レスコンマ
コンマ 奇数 保留にする
コンマ 偶数 曜を擁護する
コンマ ゾロ目 胸に聞いたら"Yes!"と答えるさ(曜をAqoursから外す)

500: 名無しで叶える物語(たこやき) 2021/02/13(土) 21:46:40.10 ID:7jGaNrdG
曜ちゃんを楽にしてあげたい

501: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 22:07:34.76 ID:ERxe4o6C
ダイヤ「私は反対ですわ・・・」

ルビィ「お姉ちゃんは、それで良いの?」

ダイヤ「私は9人こそがAqoursだと思っています」

ダイヤ「曜さんが居ないAqoursなんてありえませんわ!!!!」

ダイヤ「それに、私達が目立たないのを人のせいにするなんて、見苦しいですわ」

ダイヤ「誰かのせいにするなら、その前にもっと努力をする事です」

千歌「・・・・・」

千歌「ダイヤさんがそこまで言うなら、仕方ないか」

千歌「でも来年度は、外すから」

千歌「この1年だけ・・・」

ダイヤ「・・・・」

ダイヤ(ルビィまでもが曜さんの事を・・・)

ダイヤ(なんとか、なんとかしてあげたいですけど・・・)

503: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 22:19:17.03 ID:ERxe4o6C
・・・・・・

曜「私の事をみんなで話し合っているのかな」

曜「予想は出来る。Aqoursから私を外す」

曜「私が居ないほうが・・・・みんなも上手く行くと思うから」

曜「この間のライブでも・・・・」

・・・・・・

ラブライバーA「見て見て、曜様よ」

ラブライバーB「曜ちゃぁぁぁぁぁん」

ラブライバーC「おい、そこのモブキャラ8人邪魔だ」

ラブライバーD「曜ちゃんの付属品ども!!!!曜ちゃんをセンターに置け」

ラブライバーE「曜ちゃんのバックダンサーしとけよ・・・邪魔だ!!!!」

・・・・・・・・

曜「・・・・・あの時はみんなに申し訳なかった」

曜「私は・・・目立たないように頑張ったのに・・・・それが逆効果で」

曜「千歌ちゃんなんて・・・ずっとショックを受けてて泣いていた」

曜「・・・・」ポロッ

505: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 22:40:25.90 ID:ERxe4o6C
曜「・・・・・」ポロポロ

曜「どうして、いつもこうなんだろう・・・」ポロポロ

曜「私はみんなと楽しくしたいだけなのに・・・」ポロポロ

曜「うまくいかない・・・」ポロポロ

曜「うぅぅぅ・・・・」ポロポロ

花丸「・・・・・曜ちゃん」

花丸(どうして神様や仏様は曜ちゃんを人間にしたのですか?)

花丸(曜ちゃんは人間として生まれてくるべきでは無かった)

花丸(・・・深い海の底の貝にでもなってひっそりと生きる)

花丸(それが一番幸せずらっ)

509: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 23:05:10.85 ID:ERxe4o6C
・・・・・・

結ヶ丘女子高等学校

最近できた、新設の高校であり
そこのスクールアイドル「Liella!」

人気も急上昇中で中でも唐可可は、1年生で一番人気のスクールアイドル

唐可可(1年生人気1位)「ようこそ結ヶ丘女子高等学校へ」

唐可可「唐可可デス」

嵐千砂都(1年生人気4位)「初めまして・・・うぃっす、うぃっす、うぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっす」

千砂都「嵐千砂都です」

エマ(結局、あれから音沙汰も無く・・・お父さんとお母さんが見つかったという連絡は来ていない)

エマ(私は、このまま日本に居て良いのだろうか?)

エマ(そう悩みつつも、私と合同ライブ開催してくれるという・・・結ヶ丘女子高等学校へ来た)

エマ「虹ヶ咲スクールアイドルのエマ・ヴェルデです」

唐可可「実際に見ると凄いグラマーデス」

千砂都「羨ましい・・・・私も三年生になったら、成長するのかな?」

唐可可「千砂都は変わらないと思いますデスよ」

エマ「どうして今回、私なんかとライブを合同開催してくれたの?」

エマ「もっと人気があるスクールアイドルとした方が効果は大きいはずなのに」



エマ「」

510: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 23:18:47.19 ID:ERxe4o6C
唐可可「人気なんて関係ないデス」

唐可可「必要なのはどれだけスクールアイドルを愛してくれているか」

千砂都「私達は純粋な気持ちで頑張っているエマ先輩の為に・・・一緒にライブをしたい」

千砂都「一緒に・・・スクールアイドルと言う大好きの輪を広げましょう」

エマ「・・・・・」ポロポロ

エマ(虹ヶ咲の一年生はろくな子達じゃなかったけど・・・ここの一年生は良い子)

エマ(新設の高校じゃなかったら、今すぐにでも転校したい)

唐可可「ライブは、来週の土曜日と早急ですが大勝負デスか?」

エマ「私はライブが出来るなら、いつでも大丈夫♪」

千砂都「その次の日は、μ'sとSaint_Snow対決」

千砂都「つまり前日には全国から、多くのラブライバーが押し寄せてくる」

唐可可「そこで、そのお客さんたちをライブに呼んで・・・私達がアピールするのデス」

エマ「μ'sやSaint_Snow目当てのファンに私たちを宣伝するいいチャンスだね」

唐可可「中国の故事成語、漁夫の利という訳デス」

512: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/13(土) 23:43:08.00 ID:ERxe4o6C
合同ライブで使う曲は

曲は私のソロ曲を使う事になった
Evergreen
声繋ごうよ
哀温ノ詩

・・・・・・

唐可可「きゃっ」

ズトンッ

千砂都「大丈夫?」

澁谷かのん「ちょっと難しかったかもね」

平安名すみれ「うーん・・・」

葉月恋「エマ先輩、少し簡単な踊りに変更しても良いですか?」

エマ「別に良いよ」

エマ(私の曲ってあまり難しい振り付けとか無かったはず)

唐可可「ごめんなさいデス」

かのん「良いの、私達全員が出来るものでなければいけない」

かのん「無理に難しくする必要もない・・・・」

すみれ「そう、私達はカリスマギャラクシースクールアイドル」

すみれ「無理して難しい振り付けなどせずとも・・・想いを伝えれることが出来れば」

すみれ「みんなは絶対に振り向いてくれる」

エマ「・・・・」ポロッ

エマ(なんて優しい世界なんだろう・・・私が求めていた理想の世界だ)

千砂都「どうして泣いているんですか」

千砂都「やっぱり振り付けを変更するのは・・・・」

エマ「違うの・・・違うの・・・・」ポロポロ

エマ「やっと・・・やっと見つけた。私の居場所・・・」ポロポロ

514: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/14(日) 13:50:19.41 ID:rMBppzhM
・・・・・・

千砂都「また明日よろしくお願いします」ペコリッ

エマ「またね~」

エマ(Liella!のみんなは良い子ばかり)

エマ(今後とも・・・この繋がりを大切にしたい)

栞子「エマさん、探しましたよ」

エマ「栞子ちゃん・・・」

栞子「そろそろ旅は終わりです」

栞子「エマさん戻らなくてはなりません」

栞子「貴方の事が必要なんです」

エマ「言ったよね?、私は行かないって(低音)」

栞子「確かに、同好会は無くなりました」

栞子「でも・・・そこが全ては無いはずです」

栞子「エマさんは、同好会で無ければ笑顔でLaLaLaLaLa出来ないのですか?」

栞子「貴方は、駄々をこねている子供大差ない」

栞子「この先だって、理不尽なことはいっぱいあります」

栞子「その度に逃げるつもりですか?」

エマ「・・・・・・」

栞子「目を覚ましてください・・・」

栞子「貴方の適性は虹ヶ咲スクールアイドル部なんです」

栞子「私が目を覚まさせてあげます」

↓レスコンマ 栞子 → エマ 好感度

↓×2レスコンマ エマ → 栞子 好感度 70以上でスクールアイドル部に戻る
                  30以下で栞子は罵声を浴び傷つく

515: 名無しで叶える物語(はんぺん) 2021/02/14(日) 13:52:35.49 ID:wrpIi79v
頼む

516: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2021/02/14(日) 14:33:50.73 ID:g+LkiySG
どうなるか

520: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/14(日) 19:36:45.42 ID:rMBppzhM
栞子 → エマ 好感度49
エマ → 栞子 好感度73

エマ「どうして、そこまで私に構うの?(低音)」

栞子「スクールアイドル部には、エマさんが必要なんです」

エマ「でも私にファンなんていないよ・・・」

エマ「みんなと違って人気も無いし・・・・」

エマ「メリットなんて無いよ?」

栞子「目の前に居るじゃないですか、ファンなんて・・・・ここに・・・・私が」

エマ「えっ・・・」

栞子「ずっと私は同好会の皆さんを見て来たんです・・・もちろんエマさんだって」

栞子「だから来てください。私と言うファンの為にも」ペカーッ

エマ「・・・・・・」

エマ「栞子ちゃん・・・・」

エマ(栞子ちゃんは今、みんなから凄くたたかれているのに・・・)

エマ(本当なら・・・私なんかよりも自分の事を気にしないといけないのに・・・・)

エマ(なのに・・・栞子ちゃんは・・・)

エマ(優しさが溢れている・・・伝わってくる・・・・)

エマ(私はどうして、信じることを出来なかっだろう)

エマ「・・・・・・」ポロポロ

エマ「私・・・きっと戻って迷惑かけるよ?」ポロポロ

栞子「迷惑なんて思いません」

栞子「さぁ・・・・行きましょう」

エマ「うぅぅぅぅぅぅぅぅ」ポロポロ

スクールアイドル部にエマ・ヴェルデが加入した

521: 名無しで叶える物語(たまごやき) 2021/02/14(日) 19:42:08.67 ID:rMBppzhM
青藍高校

悠弓「エマ・ヴェルデがスクールアイドル部に入った?」

マリカ「はい・・・」

悠弓「なんて愚かな・・・」

悠弓「所詮は私立の金持ち外国人。力になるはずが無かったか」

マリカ「・・・・どうする?」

悠弓「どうするもこうするも無い。我々はしずくを手にするまで何とかしないと」

悠弓「しずくを私立の魔の手から解放するのが我々の役目」

マリカ「・・・・・・」

ガラガラガラッ

あきる「お困りのようですね。みなさん♪」

あきる「私が力を貸しましょうか?」ニヤニヤ