1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 17:25:00.96 ID:sjLhNpyOO
P「みんな……ここまでよく頑張ってくれたな」

未央「ちょっとちょっと、プロデューサー! まるでこれで終わりみたいな言い方やめてよ」

P「お、おぉすまん……つい、感慨深くて」

藍子「でも、本当にいろいろありましたもんね……思い出、いっぱいです」

P「藍子……」

藍子「プロデューサーさん。今度のライブがんばりましょうね! 絶対に成功させたいです!」

P「ああ、そうだな! みんなも、準備をぬかりなくいこう!」

「「おぉーっ!」」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 17:33:40.38 ID:sjLhNpyOO
P「とは言っても、まだしばらく先のことなんだけどな」

未央「まずはライブ決定のお祝いパーティーだぁー!」

茜「燃えますねー!! もう、ドキドキしてきて……うああぁっ! 走って来ます! 身体あっためないと!!」

P「え? ちょっと待て茜! お前ひとりでいったらいつ帰ってくるか」

藍子「あ、私ついていってきます。それなりに走ったら帰ってくるよう言いますね」

P「大丈夫か? 主役なんだしゆっくりしてても……」

藍子「平気ですよ、ふふっ」

P「じゃあ、無理はするなよ……?」

藍子「はい、いってきます」

茜「よーっし!! 競争しよーっ!!!」

藍子「あぁ、そんなに焦らなくても……」

 ガチャッ…バタンッ!

4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 17:38:58.39 ID:sjLhNpyOO
P「……藍子には昔から苦労をかけてるよなぁ」

未央「そうだね、プロデューサーってばすーぐに頼るんだから」

P「面目ない」

未央「まぁ、でもこの個性的な事務所でのまとめ役なんて私か藍子ちゃんぐらいしかできないと思うけど!」

P「……」

未央「ちょ、ちょっとぉ! そこはツッコミいれてよ! 私が可哀相な子みたいじゃんか!」

P「あ、ギャグだったのか」

未央「いや、案外……」

きらり「うっきゃー! 未央ちゃんPちゃんなんのお話してゆのー☆」グォァッ!

未央「ぐへぁっ」ゴキッ

P「あっ」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 17:48:35.42 ID:sjLhNpyOO
きらり「にょわ……未央ちゃんだいじょぶー?」

未央「わ、わりとギリギリかなー……?」

紗南「さすが未央さん、体力1ドット残しかぁ!」

きらり「ごめんにぃ……」

P「まぁ、うん。たぶん大丈夫だろう……俺も未央も慣れたしな」

未央「えっへへ……本当に、プロデューサーって個性的な子ばっかりスカウトしてくるよね……」

P「こう、俺の直感がだな……」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 17:58:40.13 ID:sjLhNpyOO
夕美「あ、未央ちゃん。痛み止めになるお花あるよ?」

未央「夕美ちゃん……それってなんの花?」

夕美「きれいなお花、かな?」

P「そうだな、きれいだなー」

夕美「やっぱり、そう思ってくれる?」

P「ちなみになんだったのかな?」

夕美「花言葉は忘却と眠りだよっ」

P「なるほど」

未央「うん、なんとなく嫌な予感がするし遠慮しとくね」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 18:08:22.09 ID:sjLhNpyOO
P「藍子と未央は最初のころからついてきてくれたんだよな……」

未央「あの頃はこんな賑やかな事務所になるって思わなかったなぁ……」

P「そうだなぁ」

そら「そうだねーっ☆」

きらり「にょわー☆」

P「……キラキラしてるなぁ」

未央「そうだねぇ」

そら「準備おっけー? かざりもはっぴー☆」

きらり「おまかせー☆」

そら「さっすがきらりちゃん、かんぺきー☆」

きらり「おっすおっすぱーぺき☆」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 18:13:58.73 ID:sjLhNpyOO
 ガチャッ!

茜「ただいまーーー!!!」

P「お、お帰り茜」

茜「たくさん走って落ち着きました!!」

未央「うん、よかったね……元気いっぱいで」

茜「うん! 楽しいんだーー!! ふう、ちょっと休憩しますね!!!」

P「ところで藍子は……?」

藍子「どうかしましたか?」ヒョコッ

P「うぉゎっ!?」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 18:18:32.22 ID:sjLhNpyOO
P「い、いつの間に……」

藍子「茜ちゃんと一緒にお散歩して、帰ってきただけですよ? もうっ」

未央「お散歩……?」

P「……茜はほっとくと100キロぐらいは走るぞ。時速20キロぐらいで」

未央「アイドルだねぇ」

P「アイドルだなぁ」

藍子「ふふっ、慣れちゃいましたから」

P「そうか、慣れたかー」

未央「私も慣れたと思ってたけどまだまだだなぁ」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 18:54:38.21 ID:sjLhNpyOO
 ガチャッ!

光「祭りの場所はここかぁっ!」

笑美「呼ばれて飛び出て」

鈴帆「じゃじゃじゃじゃーん!」

P「でたな中学生」

ナターリア「プロデューサー、スシあるってホント!?」

未央「パーティーは夜だからまだないんじゃないかな……?」

ナターリア「えぇーっ……ショック……ひどいヤ」

藍子「あ、こんなこともあろうかと思って用意あります」

P「まじでか」

ナターリア「サスガはアイコ! ヤルナ!」

藍子「あんまり食べ過ぎちゃダメだよ!」

ナターリア「ウン!」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 19:00:57.23 ID:sjLhNpyOO
P「藍子は頼りになるなぁ……で、他のは?」

光「紗南みなかった? 打ち合わせしようと思ったらいなくて……」

P「紗南? それならさっきからあっちでゲームやってるぞ」

紗南「あっ……」

光「紗南ぁ……」

紗南「ち、違うんだよ? 嫌だったとかじゃなくて、今30秒で世界が救えるかの瀬戸際で!」

笑美「さ、一発芸の練習いくでー」

紗南「うぁぁー、世界が、世界がぁ……」

鈴帆「みんな楽しみにしとってね! ウチらとっておきのを御披露目すると!」

P「……ほどほどになー」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 19:09:17.49 ID:sjLhNpyOO
P「中学生組だとあとは輝子や麗奈もなにかするのかなぁ……」

未央「さぁ……? どうなんだろう」

藍子「あ、輝子ちゃんはキノコと相談してるってさっき言ってましたよ?」

P「えっ」

藍子「私にだけ、内緒で教えてくれました……嬉しいですね」

P「輝子……藍子には、話ができるようになったのか……」

未央「あ、へこんでる」

P「いや、うん。納得もしてるからいいんだ、もう」

藍子「プロデューサーさん、その……」

P「いや。大丈夫だ。藍子はうちの良心だからな……うん」

27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 19:16:44.29 ID:sjLhNpyOO
P「ふふふ……笑えよ……」

未央「あぁもう、ウジウジしないでよぉ!」

藍子「……あ、すみません。少し席外しますね」

P「ふへへへ……」

未央「ちょ、ちょっと待って! 今のプロデューサーめんどくさいから!」

藍子「すぐに戻ってくるから、ごめんね」

P「……」

未央「あぁっ、プロデューサーが捨てられた子犬みたいな目してる!」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 19:25:31.04 ID:sjLhNpyOO
P「輝子、最近は俺のことも認めてくれつつあってさ……」

未央「うんうん」

 ガチャッ! バタバタ……

麗奈「わ、わかったってば……きょ、今日のところは諦めてあげるから!」

藍子「そんなにおびえなくても……」

未央「あ、おかえり……なにやってるの?」

藍子「ちょっと、お話かな?」

麗奈「ふ、ふんだ」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 19:38:49.70 ID:sjLhNpyOO
麗奈「ちょ、調子が狂ったわ。タバスコはやめておく」

藍子「うん、せっかくのお祝いだから、ね?」

麗奈「……」

藍子「光ちゃん達も探してるんじゃないかな?」

麗奈「……仕方ないわね。あのバカどもをからかいにでもいってやろうかしら」

藍子「きっと喜ぶよ。うん」

麗奈「ま、いちおうだからね! 勘違いするんじゃないわよ!」

 バタバタ…バタンッ


P「……」

未央「あれ、察知したの?」

藍子「うーん、なんとなくかな?」

P「なるほど、これは仕方ないな」

未央「仕方ないね」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 19:53:30.23 ID:sjLhNpyOO
 ガチャッ

早苗「お祝いって聞いてー」

友紀「ビールかけらぁーっ!」

P「……」

未央「あ、ダメな大人だ」

早苗「ダメでもいい、強く生きて欲しい」

友紀「あはは、らぁいじょーぶ、よってなーいよっ!」

藍子「はい、友紀さんお水どうぞ」

友紀「んー、ありがとー」

P「……というかオフでしょうが。何しにきたんですか」

早苗「祝いにかな」

友紀「ビールかけ!」

P「帰れ。特にそこのよっぱらい」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 20:00:32.51 ID:sjLhNpyOO
早苗「違うんだよ、あたしも止めようとは思ったんだけどね」

友紀「ビールがね、あたしを呼ぶんだ……祝う気持ちを見せろって……」

P「あのなぁ……」

拓海「ちぃーっす……うぉっ、酒くせぇ!」


早苗「あー、拓海ちゃーん」

友紀「のむぅー?」

P「警察が未成年に進めるんじゃない」

藍子「さっき一応、ノンアルコールとすり替えておきましたよ」ボソボソ

P「あ、はい」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 20:12:50.60 ID:sjLhNpyOO
拓海「アンタまたなぁ……」

早苗「あたしもびっくりだよ、うん……ところで」

拓海「んだよ」

仁奈「ワイルドにほえるですよ!」

薫「せんせぇ! お買い物してきたよ!」

P「おぉ、ありがとうな」

早苗「いやぁ、いいお姉ちゃんだねぇ?」

拓海「ばっ……こ、これはちげーよ!」

仁奈「拓海おねーさんにしかられちまったです……しんごーまもれって」

薫「あのね、拓海さん優しいんだよ! 怒るときは怖いけどー!」

早苗「ん?」

拓海「……」プルプル

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 20:24:36.33 ID:sjLhNpyOO
拓海「もういい帰る!」

仁奈「いくんですか? しんごーまもらねーとダメですよ?」

拓海「あ……あぁ、わかってるよ。約束だもんな」

仁奈「うん!」

早苗「ほぉぉー」ニヤニヤ

拓海「くっ……!」

藍子「頼られるって、すごいですよ? 拓海さん」

拓海「からかうなっての……ったく」

藍子「カリスマがあるってことなんだから、いいじゃないですか」

拓海「……ありがとよ」

P「ついでにそのカリスマで世の男性をメロメロに」

 メキャァッ!

拓海「じゃあな、コイツには気をつけろよ」

P「まえがみえねぇ」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 20:31:52.79 ID:sjLhNpyOO
早苗「拓海ちゃん帰っちゃったかぁ……じゃあお姉さんと一緒にパーティー会場の設営でもしよっか?」

薫「はー!」

仁奈「がんばるです!」

友紀「あたしはー?」

早苗「よっぱらいは……うーん」

未央「任されても困るんですけど……」

藍子「じゃあ、私が寮まで送ってきましょうか」

早苗「だいじょうぶ? 飲ませたあたしがいうのもなんだけどめんどくさいよこの子」

友紀「よってませんってば、ほら、うん!」

藍子「平気です。きらりちゃんたちがあっちの部屋飾ってますから……」

早苗「はいはい、了解っと。じゃあがんばってね」

藍子「はい。さ、友紀さん。肩どうぞ」

友紀「キャッツゆうしょーのビールかけはまだかー」

藍子「再来年ぐらいまでには、またきっとチャンスが来ますよ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 20:45:39.19 ID:sjLhNpyOO
恵磨「ちぃーっす!」

莉嘉「リカさんじょー☆」

美嘉「小物買ってきたよー★」

未央「あ、おかえりー」

恵磨「うわ、やべぇ! プロデューサーの顔面陥没してる!」

P「まじでか」

未央「いろいろあってね……」

莉嘉「Pくん、セクハラしちゃダメだよー?」

P「そのつもりはなかったんだけどなぁ」

美嘉「あ、意外と大丈夫なんだ……」

45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 20:54:04.92 ID:sjLhNpyOO
恵磨「いやぁ、やっぱギャル姉妹はセンスいいなぁ!」

莉嘉「まぁーねっ☆ でも恵磨ちゃんのオキニのお店もグッドだったよー!」

美嘉「結構買ってきたよー、コレ、領収書★」

P「どれどれ……ん?」

美嘉「どうかした?」

P「いや、微妙に計算が合わない気が……」

恵磨「あぁ、それならサプ」

美嘉「わーわーわー!」

恵磨「あ、あぶなっ……バラすとこだったわー!」

P「うん、なるほどわかんないわー! でも計算ぴったりだわー!」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 21:02:18.38 ID:sjLhNpyOO
P「というわけで美嘉たちは別の用事があるらしい」

未央「わぁ、ナンダロウナー」

P「そうだ、俺らも何か手伝うかな?」

未央「うん、そうする? なら……」

あやめ「プロデューサー殿!」

P「お、あやめ……と」

キャシー「ドーモ。プロデューサ=サン。キャシーです」

P「キャシー、お前は何をやってるんだ」

キャシー「えへへ、ダメかな?」

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 21:07:45.88 ID:sjLhNpyOO
P「いや……なんというか」

キャシー「あやめちゃんにニンジャソウルを教わってたんだよ」

あやめ「不肖、わたくしがお力になれると聞いて喜びのあまり……」

未央「すごい、完璧な日本語発音の『ニンジャソウル』だ」

キャシー「英語ワカンナイデース」

あやめ「しかし本当になかなか素晴らしい筋をもっていると思われますよ」

P「へぇー、海外NINJAアイドルか。あやめよりキャラが濃くなるかもな」

あやめ「そ、そんな!?」

P「いや、冗談だけどさ」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 21:13:33.01 ID:sjLhNpyOO
キャシー「でもさ、キャラっていうなら興味あることにはバンバン手をだしてもいいのかな?」

P「うん? そうだな、キャシーが好きなことがあるなら応援する」

キャシー「そっか……あたしね、武道に興味あるんだ」

P「武道か……ふむ」

キャシー「剣道柔道空手……武士って感じでかっこいいよね」

P「そうだな。悪くないかもしれない」

キャシー「それでいろいろやりきって、ミス・ブシドーってな具合に」

P「やめろキャシー・グラハム!」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 21:28:40.33 ID:sjLhNpyOO
P「危なかった……」

藍子「どうしたんですか?」

P「あぁ、うん。いろいろあったんだ。乙女座なグラハムについていろいろと」

藍子「キャシーちゃんですか……」

P「あぁ、金髪ショートのグラハムだ」

未央「ねぇねぇ、友紀さん大丈夫だった……?」

藍子「うん、ちゃんと寝かしつけてきたから……楽しいのはいいけど飲みすぎはだめだよね」

P「大人のほうが子供っぽかったりするからなぁ……いろいろと」

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 21:37:56.88 ID:sjLhNpyOO
P「とかなんとか言ってる間に」

きらり「にょわー☆ 準備かんりょー☆」

そら「ぱーふぇくと☆ だいまんぞくだねっ☆」

薫「えへへー!」

仁奈「ふふん、朝飯前でごぜーます」

早苗「料理は葵ちゃんが魚捌くってさ」

P「ちなみになにを?」

早苗「ライギョ」

P「」

早苗「まぁ、意外と美味しいらしいから……あたしは遠慮しとくけど」

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 21:46:43.45 ID:sjLhNpyOO
夏美「アテンションプリーズ! みんな、今日は……って」

夏美「プロデューサーさん。なんで音頭が私なのかしら?」

P「相馬さんは人前で話すのに慣れてると聞いたので」

夏美「さすがに、こんな状況には慣れてないわ……」

藍子「大丈夫です、夏美さんなら」

夏美「……」

藍子「プロデューサーさんも、そう思って指名したんですから。ね?」

夏美「……そこまで言ってもらえたら、やるしかないじゃない? おまかせくださいませ!」

未央「プロデューサーもちゃんと考えて……」

P「……」ダラダラ

未央(あ、これは考えてなかった顔だ)

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 21:59:58.91 ID:sjLhNpyOO
夏美「……よくよく考えなくても、みんなおとなしくしているの苦手よね」

茜「いいえっ! 大丈夫です!!」

夏美「そう、じゃあ簡単に……みんな、ライブがんばりましょう!」

夏美「かんぱい!」

\カンパーイ!/

P「……うまくまとまったな」

未央「結果オーライなんじゃないの? このこの」

P「そうともいう」

未央「えー」

藍子「でも、うまくいくなら。それでもいいですよね」

P「ほら、藍子はこう言ってくれてるぞ!」

未央「藍子ちゃんはあますぎー。プロデューサーはもっとビシビシやってやんないと!」

藍子「ふふっ、昔とは逆かな?」

未央「……あれは空回りしてたプロデューサーが悪い」

P「はい、ごめんなさい」

70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 22:07:54.79 ID:sjLhNpyOO
P「事務所が小さかったころはがむしゃらだったなぁ」

未央「張り切りすぎで倒れちゃったりなんかしてさ……プロデューサーが」

P「てへっ」

未央「気持ち悪い」

P「ひどいっ」

藍子「でも。私達が自分で自分のことを考えるべきかもって思った事件でした」

P「お世話かけました」

未央「だからってまるなげばっかりはどーかなー?」

P「俺だっていろいろ考えてる。角度とか」

未央「なにそれ……って美沙希さん?」

美沙希「プロデューサー、やばいかもぉ!」

P「ど、どうした?」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 22:14:07.96 ID:sjLhNpyOO
美沙希「ジュースの中にカクテルが混ざってたっぽくてぇ」

P「まさか友紀……! いや、それはいい。それで?」

美沙希「きらりちゃんがきらりん☆ねごしえーしょんしだしてるんですよぉ!」

美沙希「なんか他のみんなもぐちゃぐちゃでぇ」

美沙希「日菜子ちゃんは隅っこでむふむふ言ってるしどうしましょう……」

P「とりあえず、きらりを落ち着かせる! 藍子、他頼む」

藍子「わかりました!」

未央「私は?」

P「……おう!」

未央「よし、待機ですね」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 22:20:15.65 ID:sjLhNpyOO
――――

――

P「ふぅ、落ち着いたか……」

きらり「にょわぁ……むにゃむにゃ……」

P「あぁ、軽いなぁ本当に……」

P「藍子ー」

藍子「はい、なんでしょう?」

P「他は大丈夫か……?」

藍子「はい、落ち着いたみたいです」

P「そうか……」

藍子「あ、でも」

P「どうした?」

藍子「そういえば、巴ちゃんがにゃんにゃん言ってましたよ。可愛かったです」

P「ちくしょう見たかった!」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 22:27:21.50 ID:sjLhNpyOO
愛梨「みんな、大変でしたね……」

P「あぁ、愛梨。止める側にまわってくれてたのか」

愛梨「みんな大変でしたから……」

P「……愛梨?」

愛梨「でも私も、なんだあつくてぇ……」トロン

P(あ、やべっ)

愛梨「プロデューサーさん、脱いでもいいですか……?」

P「え? あ、うん」

未央「うん、じゃないっ!」ベシッ

P「いてっ!?」

未央「確保!」

藍子「愛梨ちゃん、ちょっと夜風にあたろうか……」

愛梨「はぁーい、わかりました……ぁついよぉ……」

78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 22:32:16.43 ID:sjLhNpyOO
P「不可抗力です」

未央「いやいや、完全に故意だよね?」

P「あそこでイエスと答えずして何が男か」

未央「……じゃ、じゃあさ」

P「ん?」

未央「もし私が脱ぎたいって言ったら、プロデューサーは……」

P「……」ジッ

未央「なにみて……」

雫「もぉー……うしさんですよー……」モタプーン

未央「じゃんけんチー!」ドシュッ

P「へぁぁぁっ! 目が! 目がぁっ!」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 22:38:01.29 ID:sjLhNpyOO
P「違うんです。たぶんこれはアルコールのせいなんです」

未央「ウーロン茶しか飲んでなかったじゃんか!」

P「気分酔い、みたいな」

未央「アルコール関係ないっ!?」

藍子「あ、愛梨ちゃん寝かしつけてきました……」

未央「あ、藍子ちゃんおか……なんか疲れてる? 顔赤いよ?」

藍子「愛梨ちゃんの寝相がすごくて……」

P「そうかちょっと添い寝してくる」ガタッ

未央「……」

P「はい」ストン

藍子「それで、いったい何を……?」

81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 22:49:04.94 ID:sjLhNpyOO
藍子「……なるほど」

未央「ね。どうかと思うよね!」

P「だって、男の子だから……」

藍子「……」

P「あ、藍子……その」

藍子「いえ……別にプロデューサーさんのことを見損なった、とかじゃないんです」

藍子「ただ、やっぱり。男の人は……大きいほうが好きなのかなって……」

P「ぐああぁぁ!?」

藍子「プロデューサーさん!?」

P「じょ、浄化されるかと思った……」

未央「おぉう……」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 22:55:08.47 ID:sjLhNpyOO
P「……違うんだよ、確かに●●●●大好きだけどさ……」

未央「プロデューサーがまたいじけた……」

藍子「……」ペタペタ

未央「藍子ちゃん?」

藍子「う、ううん。ちょっと雫ちゃんの家の牛乳もらおうかなって……」

未央「……なんというか、健気だね。我が事務所の良心だよ」

藍子「そ、そんなことないよ? ただ、みんなといっしょにがんばりたいなって」

未央「その結果がうちの事務所の誰にでもついていける対応力って、やっぱりズレてないかな……」

藍子「そうかな?」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 22:58:41.04 ID:sjLhNpyOO
未央「うちの事務所のアイドルは個性派揃いすぎなんだよ。私以外……」

藍子「それほどでも……」

未央「あるよ? フルマラソンを2時間で走るのは普通じゃないよ?」

藍子「……慣れたから、大丈夫かなって」

未央「うん、やっぱりズレてる」

藍子「そうなのかな……プロデューサーさん、どう思います?」

P「え? 俺は……」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 23:08:23.14 ID:sjLhNpyOO
P「……アイドルって、その人らしさだと思うから」

P「俺はその個性を応援するだけさ」

未央「それって……」

P「いや、まぁ……うん、普通ではないと思う」

藍子「私は、普通の女の子なつもりでしたけれど……」

P「アイドルは特別だよ。普通の女の子でも、アイドルになったら特別だ」

未央「私も?」

P「もちよ」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 23:12:55.76 ID:sjLhNpyOO
P「だから特別でも変人でもいいんじゃないかな」

藍子「……じゃあ」

P「ん?」

藍子「私も、特別な1人ですよね?」

P「……あぁ」

藍子「それじゃあ、まだ。また、頑張れます」

P「そうか、よかった……うん」

未央「プロデューサー、私も?」

P「当然」

未央「えへへ、やりぃっ」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/29(木) 23:21:14.68 ID:sjLhNpyOO
P「さーて、成人組もよっぱらってるし子供組は寝てる」

P「ぼちぼち片付けでもするかなー」

藍子「あ、手伝いますよ」

未央「私も!」

P「ライブ本番にむけてがんばるぞー」

未央「おーっ!」

藍子「お、おーっ!」


おわり



藍子「今度の衣装、バレンタインの時みたいに胸飾りを……」

未央「藍子ちゃん……」

藍子「あっ……」


本当におわり

引用元: モバP「藍子がパッションの良心なのに物理がすごい」